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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成29年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2017/03/22 平成29年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2017/03/22 平成29年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入場するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 項目アについて、本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、北野の里(仮称)まちづくりワークショップについて御説明いたします。資料1の1ページをごらんください。1のワークショップ(第3回目)の開催結果です。(1)の目的、(2)の構成員、(3)、開催結果、アの日時、イの場所については記載のとおりです。ウの参加人数については、地元関係団体より推薦された地域住民24人と、無作為抽出方式による参加依頼に承諾をいただいた方8人の合計32人でした。オの北野の里(仮称)まちづくりワークショップのしおりにつきましては、資料1−1、1ページをごらんください。下段の第3回目をごらんください。第3回目は、第2回目のグループ意見を踏まえたゾーニング案をアーバンデザインの専門家から紹介し、施設や空間及び活用のイメージを話し合い、さらに深めていきました。
 資料1にお戻りいただき、4ページをごらんください。第3回目の話し合いに当たり、アーバンデザインの専門家から紹介されたゾーニング案になります。ゾーニング案については、第2回目のワークショップにおいて、おおむね1案に集約されました。ジャンクション周辺については約65ヘクタールを北野の里(仮称)の検討範囲としておりますが、ゾーニングにつきましては水色の塗り潰しの北野一丁目から四丁目まで、農・住調和形成ゾーンを広げていきたいとの提案がありました。
 5ページをごらんください。第3回目では、空間や活動に関する第2回目のワークショップの意見を踏まえ、アーバンデザインの専門家から提案された各ゾーンにおけるコンセプト案についても話し合いを行いました。
 6ページをごらんください。ゾーニング内のエリアプランの提案です。ゾーニング案については、活用方法や景観を検討する中で、同じゾーンではありますが、施設の配置などのエリアについては大きく2つのエリアプランが第2回目のワークショップで提案されました。内容については後ほど報告書(案)のほうで御説明させていただきます。
 1ページにお戻りください。キのワークショップで出された主な意見・提案です。ここから3ページまでが第3回目の話し合いにおける各グループからの主な意見です。ゾーニング案に対する意見と、施設や空間及び活用のイメージの意見をゾーンごとに取りまとめたものになります。また、第3回目のワークショップに当たり、情報提供した資料は参考資料1のとおりです。こちらにつきましては後ほど御確認願います。
 次に、資料1−2をごらんください。報告書(案)について御説明いたします。ワークショップの報告書につきましては主催者である市、共催者である国・都、協力者であります高速道路会社で構成される運営事務局で取りまとめを行っております。表紙・裏表紙は、第六中学校の生徒の皆さんなどに描いていただいたイメージスケッチとなります。1ページおめくりいただき、目次をごらんください。1のワークショップの目的と検討テーマについては、ワークショップまでの経緯、参加者の登録方法等を記載しました。
 2の北野の里(仮称)まちづくりワークショップゾーニング案のまとめ、及び3の空間や活動に関する意見やアイデアが今回のワークショップの成果となります。
 4のワークショップの記録につきましては、話し合いの情報提供資料及び全てのグループ意見をまとめたものとなります。
 4ページをごらんください。ワークショップの結果とまとめ方につきましては、4ページから6ページに記載しておりますとおりになります。
 7ページをごらんください。2の北野の里(仮称)まちづくりワークショップゾーニング案のまとめとなります。北野の里(仮称)は5つのゾーンにゾーニングされました。こちらは、各ゾーンのコンセプトと将来像について参加者意見をまとめたものとなります。水色の塗り潰しのジャンクション周辺のゾーニングは、農・住調和形成ゾーンです。農地や緑環境を守り、緑の連続性に配慮した安全・安心な道づくりまちづくりをするゾーンです。エリアにつきましては、北野一丁目から四丁目の約80ヘクタールとする提案がありました。
 緑色の塗り潰しは農・自然共生ゾーンです。北野の緑と農のある風景を望むことができ、多世代が活動を通じて交流するゾーンとする提案がありました。面積は約2.1ヘクタールとなります。
 黄色の塗り潰しはスポーツ・交流ゾーンです。多様なスポーツを通じて地域のコミュニティを育むゾーンとする提案がありました。面積は約1.2ヘクタールとなります。
 附帯工作物との連携ゾーンのうち、茶色の斜め線で囲まれた約3ヘクタールは換気所等の高速道路施設が設置されるエリアで、直接利活用することはできませんが、周辺の景観との調和を図るエリアです。緑の斜め線で囲まれたその他工作物のエリアは、環境施設帯として植栽帯などを形成するエリアで、面積は約2ヘクタールです。附帯工作物との連携ゾーンとしては、合計で約5ヘクタールとなります。
 中央道の高架下は高架下多目的・活動ゾーンです。高架下を利用した防災機能をあわせ持つ、多目的な空間を形成するゾーンとする提案がありました。約2.3ヘクタールとなります。ふたかけ上部空間等で利活用できる面積はおおむね7ヘクタールから8ヘクタールとなります。
 9ページをごらんください。3の空間や活動に関する意見やアイデアです。左側に北野の里(仮称)全体への意見をまとめました。大切にしたい景観や環境では、富士山の眺望や景観的なつながりを大切にしたいとした意見や、ジャンクションを豊かな緑で囲みたいとした意見がありました。また、地域が担い手となり、協働で管理・運営を行っていくとした意見などがありました。
 右側がゾーンごとの意見をまとめたものです。ジャンクション周辺の農・住調和形成ゾーンでは、農地や緑を守っていきたいとした意見や、北野の資源をつなぐ小道をつくり、安全に歩きたいとした意見がありました。また、整備を行っている都市計画道路沿道については、良好な住環境を守り、大型商業施設は東八道路沿いに集約するとした意見や、北野らしい低層のまち並みを大切にしたいとした意見などがありました。
 11ページをごらんください。ゾーンごとの活用イメージを検討する中で、農・自然共生ゾーン、スポーツ・交流ゾーンでは、2つのエリアプランが提案されました。農・自然共生ゾーンにおいては、緑と遊びのエリアと、農と交流のエリア、こちらについて、どちらをふたかけ上部空間等の中心となる里の顔にするのかについて話し合いがありました。また、緑と遊びのエリアには築山が欲しいとの意見があり、富士山や公園全体が見える見晴らしの視点場として検討されました。水と憩いのエリアが必要なのではとした意見があり、子どもたちが遊ぶ親水空間として水と憩いのエリアを整備するアイデアが提案されました。また、スポーツ・交流ゾーンにおいては、グラウンドの整備に当たっては芝生や緑地を整備するなど、環境や景観を重視するアイデアが提案されました。
 20ページをごらんください。20ページ以降がワークショップの記録となります。第1回目から3回目における情報提供資料、話し合いにおける全てのグループの意見をまとめたものになります。現在、参加者に本案の内容確認をお願いしております。確認ができ次第、報告書を確定していきたいと考えています。今後の進め方ですが、平成29年度はワークショップで提案のあったゾーニング案についてわかりやすく地域住民の方々等に説明を行うとともに、さらに御意見をいただきたいと考えています。いただいた御意見については、平成30年度に策定するまちづくり整備計画に可能な限り反映していきたいと考えています。
 資料1の説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  御説明ありがとうございます。北野の里(仮称)まちづくり、今この報告書(案)を参加者の方に確認していただいているということで、この形で3月末までに確定するというふうなことなんでしょうかね。多少の変更、どの程度の変更が起こり得るのかなっていうのが1つ。
 それから、現実にこれ、この先の予定として、過去も何度も多分説明があったんですけども、もう一回確認として、これを受けて地区計画に行くんでしたかね、基本方針をもう一回つくるんでしたかね、整備計画をね。ちょっとその辺のスケジュールの、日程について、今後についてもう一度説明いただければと思います。お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  1つ、報告書の確定についての御質問でございますけど、今参加者の方々にグループで出た意見等、記載されているものを、きちっと御自身で御発言されている内容が記載されているかどうか、そういった内容を中心に確認していただいているところになります。報告書の内容につきましては、この形で確認がとれましたら、確定していきたいというふうに考えています。
 それと、先の予定でございますけど、これは全体のスケジュールとしては、まちづくり整備方針の中で既にお示ししているところですけど、平成28年度、平成29年度で地域の皆さんと話し合いをして、このゾーニングを固めていきたいというふうに考えています。今年度ワークショップをやって、具体的なゾーニングの提案をしていただきましたので、そういったものを今度広く市民の皆さんにお伝えして、御意見をいただく取り組みを来年度進めていって。そういった取り組みについては、平成30年度にまちづくり整備計画を策定していきますので、そこにつなげていきたいということと、それとあわせて、平成28年度、平成29年度の中で、今用途地域等の変更についても取り組んでいこうということで、方針の中で示しております。ワークショップでいただいた意見をもとに、まちづくりの全体の用途の考え方を整理いたしまして、これについても都市計画道路の整備が進んでいきますので、整備にあわせてまちづくりを進めていく中で用途地域の変更もあわせて進めていきたいというふうに考えています。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  話し合いを来年度も続けるということですけど、まず1つは、この形でゾーニング案はほぼ決定ということで、参加者の皆さんに確認しているのは御自身の発言内容ということであって、報告書、全体がまとめられている部分については、基本的には、いや、ここは違うんじゃないかみたいな、あるいは、ここの言い方をもっとこう変えたらいいんじゃないかっていう、自分の発言ではないところについての修正要望みたいなことはできるんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今確認している中では、これだけにしてほしいっていう条件をつけてございませんので、いろんな御意見をいただいて、そういったものを反映しなきゃいけないものについては反映していきますし、今御自身の意見を中心に計画書全体に対して意見ももらっているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  どういう形で反映していくのか、最終的には完成品が皆さんのお手元に入るっていうことですけども、いつも報告書っていうのがワークショップが終わった後に個別に来て、そのことについてまとめられたものについて、また話し合って確認をしていくっていう作業がいつもないんですよね。こういうワークショップのときに割とよくあるのが、それぞれのところに送られてきて、それぞれが返して終わっちゃうっていうふうなね。
 本当は、そのでき上がったもので、ああ、こういうふうになったんだ、じゃあ、どうしようと。やっぱりこれでいいよねとか、何かそういう場面というのがなかなかないので、それについてはこういうワークショップの組み立ての中で報告書そのものについて、一度第3回にたたき台を出してっていうふうなことではあったから、ある程度こういうのを出されていたと思いますけども、こういう形でまとまるんだっていうことがね、やっぱりそこも話し合いの場があるといいのになっていうふうには思います。
 来年度、広く市民の方に説明して意見を聞くっていうふうな中で、そこに参加された方々が来て、また何か発言するっていうこともあり得るとは思いますけども、この意見を聞く場っていうのはどういうものを想定していらっしゃるのか、もし今、ある程度説明できるようであれば、お願いしたいと思います。
 それで、用途地域の変更についても、その場、その場で多分意見を聞く機会っていう形にはなると思いますけども、なかなか一般の人が、あるいは関心を持った市民にきちっと説明がされて、意見を聞く場っていうのはなかなか今つくられないことが多いので、そこをきちっと確保できるようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  報告書のまとめ、これからの話し合いということでございますが、確かに最終的に参加した方にしっかりもう一度再確認、議論していただくということも必要かと思いますが、このワークショップの取り組みの中で1回目はまち歩きでしたが、2回目、3回目ということで積み上げまして、その段階でも前の回の振り返りを必ずしまして、そこで確認をしてきたものを積み上げて、3回目の話し合いで今回の報告書(案)という形でまとめております。
 今後、その報告書に対して、当然今委員さんがおっしゃられたように、参加された方もそうですし、参加されていない方の御意見もしっかり聞いていく必要があるというふうに考えていまして、まだ話し合いの場の方法を確定しているわけではないんですが、1つ、考え方としては、開かれた場で、オープンハウスのような場でしっかり、こちら側からも説明をしつつ、市民の方からも意見をいただきながら、やりとりしながらしっかり御意見を聞けるような場を設けていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  オープンハウスのような場ってなると、個別対応を考えていらっしゃるのか、全体での場があるのかっていうふうなことは非常に違ってくると思うんです。個別対応の場も必要だけども、全体の場。やはり、そこに出てくるいろんな市民の意見を聞きながら、ああ、そういうことがあるのかとか、ああ、それはこういうふうに考えるんだねっていうのを、ほかの人の発言なり質問でわかるっていうことにもなりますので、ぜひ開かれた場っていうのをきちっとやっていただければなと思います。
 それと、最終的にこれで計画をつくって、その後、設計等と動いていくわけですけども、事業者がやる部分についていろんな意見がありますよね。市民が入れるような状況があるといいとか、環境をこの周辺と合わせてっていうふうなね。そういうことについては、今回共催っていう形で入っていたりはしますけども、どの程度これ、確保される、担保されるっていうのかな。つまり、ここに環境に配慮した取り組みとか、シンボルとなるような空間づくりみたいなことが書いてあるわけじゃないですか。これについては、要望を伝えるっていうことになりますよね。向こうがやる事業の範囲で、こちらは一切何も言えない──何も言えないって変な言い方ですけども、もちろんいろんな協議の中で進められますけども、向こうが事業の中で、工事費用の中でやることだと思うんですけども、これについてどこまで配慮され得るのか。ここの設計的なことについて、いやいや、ここでこういうふうに計画にしているので、みたいなことをできるのかっていうことについて、そこについてお願いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  今後の整備計画に向けて事業者とのかかわりっていうような御質問かと思いますが、今回ワークショップにつきましても、国・東京都、NEXCO、一緒になってこのワークショップを開催したということで、まず市民の方とそういう事業者、また市も共通認識を持ってこの北野の里をつくっていこうと、そういう意識づけがあって参加していただいたというふうに考えております。
 この中で、当然これから整備計画を立てていく中で、それぞれの役割は出てくるというふうに思っていますが、北野の里という1つのものをみんなでいいものをつくっていこうということを、まずこれからさらに共有化を深めていく必要があると思います。その中で、先ほど言いましたように、ちょっと役割の部分は出てきます。そこは、いろいろ役割ごとの関連性とかを常に結びつけながら、それぞれ、例えば事業者はこれだけやればいいっていう考えを持たないように、そういう意識で協働しながらやっていきたいと、そういう考えで進めていきたいと考えています。


◯委員(野村羊子さん)  あと、名称について御意見が出ていたように思うんですが、これはいつ、どこの形で決定するような、これについての協議っていうのは、多分この中ではずっと仮称のままで行って、そのまま、とにかくそれについてはある意味できちっと触れていないように思ったんですが、これはいつ、どこで、どのように決める予定になっていますでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  方針を策定するときに決めていこうということで、当時から市民の皆さん、前回も含めていろいろと話をしていったところなんですけど、まだ北野の里の、我々、仮称で今お話ししているところの整備のイメージ等が市民の皆さんのほうにもしっかり伝わっていなかったと思うんです。それで、まだ名称についての多くの御意見が前回の方針のときにいただいていなかったので、これから整備計画を策定していく中で北野の里のイメージがだんだん膨らんでくると思いますので、そういった中で整備計画を策定するときに、1つのめどとして名称については決めていければというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  あと2年後に整備計画を決める予定なんですよね。そのことを言っていますよね、はい。だから、それまでの間にっていうことは、今回例えばこの報告書についての市民に説明する場とかでも、それについて投げかけて意見を聞かないと決められませんよね。というあたりをきちっと入れていって、本当に地元の方が納得するような名前をきちっと確認をしていっていただければなと思います。
 あと、実際に整備に向かって財源どうするのかとかっていうのはいろいろありますが、それはまだちょっと早いと思うので、いや、言ったほうがいいのかなとか思いながら。本当にこれだけのものを整備する。例えばこれ、全体、今枠の中を整備するっていうので、どれだけの財源が必要かっていうふうに大まかに見込んでいるものがもしあれば、お示しいただければありがたいんですけど。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  事務レベルでいろいろと検討する段階でありまして、まだ事業費等についてはお示しできるものというのはございません。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。できるだけ早く、こういういろいろなところで整備計画を今どういうふうにしていくのか、施設の更新をどうするのか、維持費がどうなるのかっていうようなことを将来的に考えていかなくちゃいけない時期なので、その辺も含めて市民の皆さんに説明ができるといいなと思います。ありがとうございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員。


◯委員(大城美幸さん)  ちょっと1つずつ行きたいんですけど。まず、地域の皆さんから意見を、来年度、平成29年度は聞いて、平成30年のまちづくり整備計画に反映させるということで、先ほどまだどういう形で意見を聞いていくかっていうことでは、オープンハウスのような開かれた場っていうお答えしかないんですけど、まちづくり整備計画は三鷹市がつくるわけですよね。だから、地元の意見を聞くことも大事だけど、三鷹市全体のまちづくりの中での北野の地域のあり方がどうあるべきかっていうことでは、どういう意見の聞き方、意見を聞く場を積極的に持っていくのか、北野のあの場所のオープンハウスで、いついつ開きますっていうので来てくださいっていうような呼びかけで終わっちゃうのか。三鷹市の姿勢が私はすごく問われると思うんですね。そのことを考えると、各学校のPTAにこの説明をして意見を聞くとか、コミュニティの場で意見を聞きますよっていう、そういう場を設ける考えがあるのか、積極的な意見を聞く姿勢があるのかどうかっていうことを最初にお尋ねしたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  整備計画策定に当たりましての御意見の聞き方ということでございますが、今委員さんのほうからお話があったように、市も北野地域というところに北野の里はできますが、この施設、全体、市民の方に御利用していただく施設かというふうに考えております。したがいまして、そういった御意見の聞き方、地域の方にももちろんお聞きしていきますが、いろいろな形で意見を聞ければと。オープンハウスでというお話をしましたけども、北野地域だけでなく、例えば市役所で開催するとか、そういうこともできるかと思いますので、なるべく全市民の方の御意見。利用の仕方も、近い方と遠くの方でいろいろ違いもあると思いますので、そういったことも含めてお聞きしていきたいと考えております。


◯委員(大城美幸さん)  ぜひ最低でもコミュニティ住区、7つの住区ごとの説明会は開いて聞いてほしいということと、特に北野の地域については学校の関係者というか、PTAだとか、そういう細かく説明をして、意見を聞く場っていうのを設けていただきたいと要望します。
 それで、先ほどこの換気所等のことでも質問があったんですけど、7ページで、国と都と一緒にワークショップをして共通認識を持つようにしているっていうことでしたけど、せっかく出された意見を国と都がどこまで引き取って実現してくれるかっていうことは、また別の問題だと思うんですよね。三鷹市も整備計画の中に意見を反映するか、反映しないかっていう点では、財源の問題がかかわってくるので、意見は聞きましたけど、これはできますよ、できませんよっていうことが現実には出てくるわけですよね。
 そういうときが来るわけですけど、最後まで市民の意見を酌み取って、最後まで説明をして、市民にここはできます、できませんという、何と言ったらいいんでしょう、きちっとした説明の場っていうのが、国と都もこの換気所について等の国と都がやる事業についての市民へのできる、できないを含めた説明っていうのが最後までなされるようにしていただきたいんですが、その辺の見通しと、市もその財源予測はまだお示しできないっていうことでしたが、財源の予測とまちづくり整備計画のときに財源も含めた計画になるのかどうかっていうことをお尋ねしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  換気所とか料金所のデザイン等の問題でございますけれども、1つは、景観の視点で、今この北野の里を、ジャンクションの上部を景観重要公共施設とか、そういった施設に位置づけできないかっていうことも事務レベルでずっと検討してきています。そういったものに市として計画に位置づけしてくることによって、国にここはこういう環境に配慮した整備をしてほしいとか、そういう整備ができることになりますので、そういったことをまず今、景観の取り組みも一緒に考えていこうとしています。
 我々、景観行政団体になっていますので、景観審議会の意見を聞きながら、この北野の里(仮称)周辺のまちづくりを都市計画と景観と、両方の視点で進めることによって、国なり都なりに整備の中で、そちらの事業費の負担でやってもらえるようなことを1つは考えているのと。
 それと、あと、最終的にどこを市が整備して、どこを国が整備してっていう、そういう整備の分担っていうのは整備計画を策定していく中で当然やっていきます。それは、可能な限り国のほうにもやってもらうように我々も進めていくんですけど、もう1つは、補助金をできるだけしっかりと確保しながら、市がどうしても整備して負担しなきゃいけないところっていうのは必ず出てくると思いますけど、そういったところについては財源として補助金をもらえるように、これから調整していきたいというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  確認ですけど、そうすると、2年後のまちづくり整備計画を決定するときには、財源というのは明らかになっていると考えていいんでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  財源の御質問でございますが、まさにこの整備計画を策定していく過程で並行してそういう議論を事業者、あるいは国・都とそういうことを進める必要があるかなというふうに考えております。当然、事業者のほうは道路事業ということで、その施設を一定程度安全管理するっていうことで制約も出てくるかと思いますが、ただ、その中で施設整備とそれに付随する、もともと環境施設帯というのはこの事業の中で位置づけられておりましたので、そういう部分の整備は当然事業者のほうにやってもらう必要はあるかなというふうに考えておりますので、その補助金については、いろいろな調整、検討が必要なんですが、並行して、それをある程度見通しを立てた上で整備計画を確定していく必要があるというふうには考えております。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員、いかがでしょう。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いします。今ここで、まちづくりワークショップでいろいろ話し合われたゾーニング案のまとめが出ました。今このまとめの7ページを見ているんですけれども、これをざっと俯瞰的に見ていったときに、じゃあ、三鷹は今こういう考え方でワークショップで話が取りまとまっているけども、世田谷区とか調布市っていうのはどういうふうになっているのかなっていうのが、ちょっと気になりました。こういったジャンクション周辺のまちづくりっていうふうに考えたときには、近隣の世田谷区とか調布市、こういったところと一体的な整備も考えていかなければいけないのではないかと思うんですけど、その辺についてちょっとお聞かせいただけますでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  今、委員さんおっしゃったとおり、世田谷区、調布市、関連する区市との連携っていうのは、やはり1つのジャンクションですから非常に大切なことでございます。平成25年度のワークショップのときもそうでしたけど、情報提供をしながら進めております。世田谷区、調布市の範囲は、このゾーンの中からは色つけはしておりませんけれども、整備のイメージはこういうイメージというものが出た段階でしっかりと情報提供していかないと、例えば並木が途中で切れてしまったり、遊歩道がつながらなくなったり、そういう事態が起きないように。そういった面では、よく事務レベルで連携して取り組んでいきたいと考えています。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。具体的にこのような取り組み、ワークショップじゃなくていいんですけども、行政がこの地域はこのような形でジャンクションの周りの人たちとともに、こういうふうな形の絵を描いているとか、そういうことはあるんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  以前、中央ジャンクション、平成20年度のころからワークショップでいろいろとやっていく中で、東京都が中心となってこういった連絡会みたいなものを開催していた時期はあるんですけれども、今、市のまちづくりでまず御意見を聞いたりしていることを先行してやっていましたので、今後、ほかの区市との連携をどういうふうにしていくのか。今回、ワークショップで東京都都市整備局、建設局等参加していますので、都とも相談しながら、そういった広域的な部分について調整していきたいというふうに考えています。


◯委員(加藤浩司君)  ぜひそのようにしていかないと、例えばこの中央高速と外環のちょうどジャンクションのおへその東側に当たる部分なんかは、高架下が世田谷区であったりとか、本当にこのエリアはちょうど世田谷区を突っ切らないと北から南に行けないとかっていう道路も実際あるわけで、そういったところを三鷹ばっかりがこういった形で進めるっていうのは当然やらなければならない話ですけれども、例えば2回目のワークショップが終わった段階で、こういう形で進んでいるとかっていう、世田谷区に直接、三鷹市が東京都に頼ることなく働きかけるべきではないかなっていうことも思うんですけれども、その辺の働きかけや取り組みは今までしていたかどうかっていうのはお聞かせいただけますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  前回も、今回もそうですけど、委員おっしゃるように、三鷹市のほうから説明をする予定でおりますし、前回のときも世田谷区さん、支所に関係の方、皆さん、集まっていただいたりして、そういった場で説明する時間をとっていただいたりしております。今回もそういうふうに進めていこうというふうに考えています。
 前回は、ワークショップが終わって、報告書が取りまとまって、それをお持ちして説明をしました。今回、ワークショップでは調布市の方もお見えになっていたということは確認しておりますので、そういった意味では、事務レベルでは調整しながら進めていきます。


◯委員(加藤浩司君)  調布市の方々が興味を持って来ていただいた、こちらからお願いをして来ていただいたのか、積極的な提供かというのがちょっと微妙な今の答弁だったとは思うんですけれども、ぜひこの高架下多目的・活動ゾーンなんかも、きちっとその辺の調整がなされないことにはどうにもならない。また、附帯工作物との連携ゾーンも、今ほかの委員さんから換気所や料金所の話は出ましたけれども、その他の工作物っていうのは、やはり連携ゾーンということですから、この施設と、今住宅なりの連携の部分をきちっとしていかなければならないというふうに思っておりますので、今、これからのことというふうな御発言でしたので、ぜひこれから積極的にそのようなところを取りまとめをしていただかないと、ちょっと歯抜けな計画になってしまうような危惧がありますので、ぜひその辺はお願いいたします。
 また、これは答弁は結構ですけれども、附帯工作物との連携ゾーンを考える中で、今具体的に駐車場が必要だとかっていうお話がありました。これから市民の意見を聞いていくと、三鷹市全体の方々がここに集まるために、確かに駐車場が必要だとか、何が必要だっていう話が出てくるんですけれども、そこに隣接する住宅等々にしてみれば、車の抜け道になっちゃうんじゃないかとか、また新たな心配事がふえていく可能性もありますので、その辺も含めた調整、取りまとめを都市整備部の皆様にはお願いをしたいと思います。終わります。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員は。


◯委員(石原 恒君)  では、よろしくお願いいたします。これまでも幾つも質問があった中で、事業費の話、これからだっていうことと、補助金のこともお話がありました。また、調布市、あと世田谷区とのいろんな情報の共有とかいうこともお話がありました中で、今現在わかっている範囲で三鷹市がやらなきゃいけない部分で、もし負担しなきゃいけない部分で、補助金が確保できたり、どういった事業というか、項目があるのか。それがどの比率、10分の幾つなのかとかあると思うんですけど、その辺がわかっている範囲で、この補助金が使えるんであろうかっていうところをわかれば、御説明いただきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  補助金については、我々が一番使いやすいような補助金、交付金みたいな形で自由な裁量度があるような補助金を活用できればということで、国や何かと今後多分調整していくことになると思います。まだ、どういった補助金でっていう具体的なものはないんですけれども、我々としては、何ていうんですかね、補助率の高い、できたら、外環に特化して、パッケージみたいなものが新たに沿線区市で創設されて、そういう補助金ができれば一番ありがたいとは思っていますけど。国も今、いろいろと財政事情、厳しいので、いろいろな優先度をつけながらやっていますので、そこはしっかりちょっと議論して、一番いい形で取り組んでいきたいというふうに考えています。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。そういった意味では、十分先行している事例がありますから、そこら辺の情報をつかみながら検討をいただきたいと思います。
 それと、今回のワークショップでいろんな御意見をいただいた中で、既に2年後にはまちづくり整備計画が定められるということなんですが、2年後だからそのとき考えればいいではなく、もう既に検討はされていると思いますが、その中で幾つか私、ちょっと気になったところがあるんですが、例えば、競技・スポーツエリアの中で、タイムシェアなどにより、一人でも多くの多様な人が共存する場所にしたいというような御意見があります。これはちょっと話がそれますけど、公園が今現在、球技が使えない公園が多くて、非常に利用率も低いのではないかというふうに感じております。
 そういった意味では、今回の北野の里っていうのは、新しくこういったスポーツエリアをつくるということで、本当に仕組みをつくりやすいのかなと考えております。そういった意味で、このタイムシェアによっての使い方っていうのはどのように、今現在検討されているかということと、地区公会堂についても農・住調和形成ゾーンのところに書いていますけど、移設の話があります。これについてはどのように検討されているか、お伺いしたいと思います。
 あと、管理棟のことも記載がございますけれども、この中で壁面緑化のことが記載されています。これは、もちろん、管理棟は国がつくられると思うんですけれども、壁面緑化というのは現実問題、可能かどうか、その辺の調査はどのようにされているか、お伺いしたいと思います。
 以上、よろしくお願いします。


◯都市整備部長(田口久男君)  私からは、1点目と3番目の御質問にお答えします。公園部分についての使い方ということでございますが、来年度から予算のほうにも計上させていただいております、公園のあり方というか、方針、いろいろな公園、あるわけなんですけど、実際に有効に使われていない部分があるのではないかとか、もっといろんな形で市民の方に使ってもらう必要があると。その中でボール遊びとか、そういう話も当然出てきておりますので、その方針の中で一定の方向性をつくりながら、モデル的にやっていく必要のあるようなところを整理していきたいと考えております。
 その中で委員さんおっしゃられたように、ここも整備計画という中でそういう計画を立てていく中で、管理運営については、ちょっとその後にもなりますが、ただ、考え方としては、そういったところも出していかないと、整備計画のほう、うまく立てていけないというふうに考えておりますので、公園の全体の方針を検討しながら、ここの中でもそこをきちっと整理をしていきたいと考えております。
 3点目の管理施設の関係の緑化ということでございますが、施設によって壁面、できるところ、できないところ、まだ詳細については確認はしておりません。ただ、いろいろこういう御意見をいただいた中で、高速道路施設を完全に隠すという考えではなく、調和した緑との空間をつくる必要があるというふうに考えておりますので、施設ごとに周りの緑との関係とかも、そういったことをきちっと景観を配慮しながら考えていきたいというふうに考えています。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  地区公会堂の移転に関する御質問でございますけれども、三鷹市のほうでもさきのワークショップの中でも地区公会堂の移転を検討してほしいという御意見をいただいていますので、方針として、市としても検討していこうっていう形で今考えています。ワークショップの中でも、こういうところはいいんじゃないかというような御提案も今出てきていますので、そういったこともいろいろと確認しながら進めていきたいと思っています。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。いろんな前向きな答弁をいただいて、ありがたく思います。ぜひ実現に向けて進めていただきたいと思います。
 加えて、資料1−2の57ページのその他のところで、東八道路インターチェンジの入り口が混雑しそうということで、私もこれは非常に懸念をしておりまして、大泉ジャンクションなんか、まさにそういった状況でございます。そういった中で、今どういった計画がなされているか、教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  東八道路のインターチェンジの入り口のところについては、やはり新たに道路ができて、それが東八道路と接続する関係で機能補償道路の回し方の問題もありますし、道路設計している担当のほうで警視庁ともいろいろと協議をしていることは聞いております。そこに、特に地域の方が御心配されているのは、横断歩道が平面でインターチェンジ入り口のところに設置できないかっていう御要望が出ています。
 ただ、横断歩道ができると、そこに車の渋滞も心配なんじゃないかっていう御意見があったり、さらには東八道路からインターチェンジに入ってくる車で渋滞するんじゃないかっていう、そういった御心配が出ております。そういったことについて、しっかりと滞留長といいまして、東八道路に車がどのぐらい待って、交通安全処理ができるのかとか、処理ができないときにはどういう形になるのかっていうことを、今事業者がいろいろと検討しています。
 我々も一定程度、ちょっとシミュレーション等を早く出して情報を提供してほしいっていうことは今要望しているところでございますので、そういったことを市としても確認していきたいと思っています。


◯委員(石原 恒君)  そのとおりだと思います。ぜひ交通は便がよくなっても、結局交通量がふえたことで、逆に非常に住みにくいまちにならないようにしていただきたいと思いますから、そういった意味ではきちっとシミュレーションをとってやっていただきたいと思います。
 最後に、済みません、今回、ワークショップに参加された方の中で障がいをお持ちの方っていらっしゃったでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  お一方、ワークショップのテーブルでお話ししているときに確認している中では、いらっしゃったかと思います。そこでの確認というのはとってございませんので、見た感じでございます。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。ちょっと報告書の中で障がい者への配慮というところが余り出てこなかったように思うので、合理的配慮っていうところをきちっと担保していただきたいと思いますので。なかなか障がいを持っていないと、我々も感覚的にわからないところがたくさんありますから、できるだけそういった障がい者の方の視点を盛り込んだ形でのまちづくり、また、スポーツ施設などを進めていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員、ございますか。


◯委員(栗原健治君)  それでは、確認の部分も含めて質問をします。7ページなんですけども、北野の里(仮称)まちづくりワークショップのゾーニング案のまとめということで、加藤委員からも指摘があった点なんですが、高架下多目的・活動ゾーンにおいては、世田谷区がかかわっている部分があって、その部分は斜線では記されていない。実際に協議が必要ですし、こう決めたから、世田谷にこうだっていうふうに示すのでは、やはりボタンのかけ違いでないけれども、こじれてしまうこともある。実際にこの高架下の多目的の活用の仕方については、やはり三鷹市での計画の中で、やはり世田谷区にも働きかけをして計画づくりを進めていくことが重要だっていうふうに思います。
 情報の提供の仕方も含めて、向こうの意向もあるので、やっぱり一体的な施設になることも利便性の視点では必要なので、この取り組みは情報提供、また、この計画づくりに関しても、しっかりとした協議のもとで、世田谷区の地域も巻き込んだ取り組みにしていく必要があるというふうに思います。その点で、今後の計画の中での世田谷区との関係をもう一度確認しておきたいというふうに思います。
 あと、この北野の里なんですけども、どういう段階で整備に入ることができるのか確認したいというふうに思います。2年後にまちづくり整備計画がつくられて、こういうコンセプトというか、つくっていくっていうのは示されると思うんですけども、道路整備事業がどの段階でこの整備に取り組むことができるのか、実際につくる状況になったときに、外環の供用との関係で同時オープンのような形を考えているのか、それとも供用された後で順次整備されていくような形になるのか。上部空間の活用ということで、整備がどの段階でこの計画を推進することができるというふうに示すことができるのか、確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  1点目の世田谷区との連携の取り組みのことでございますけど、今回のゾーニング素案の段階から、世田谷区さんには我々のほうから情報提供しながら、今進めているところです。世田谷区さんと、これから報告書がその後まとまってきていますので、先ほどもお話ししたようにしっかりと伝えて、今後、高架下の利用だけでなく、いろいろなところで、機能補償道路のことも含めてよく調整をして進めていこうというふうに考えています。
 それと、2点目のどの段階で整備をするのかという御質問ですけれども、ジャンクションが供用開始されるときに、北野の里も、ジャンクションの上部も整備されているという状況を我々としては今考えています。整備のタイミングとしては、地下に埋まるもの──地上部のものは地下にランプトンネルとか外環の関連の工事、管理施設の工事、そういった下に回る工事が終わって、初めて地上部の、上部の工事ができるような段階になってくるわけでございますけど、ジャンクション全体の道路の工事、もろもろの工事は供用を開始する前にしっかりと行うように国と調整していきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  世田谷区に対しての計画については情報提供はされているっていうことですけども、具体的にリアクション、これに対しての意見というのはあるんでしょうか。具体的な情報提供にとどまっているということでいいんでしょうか。機能補償道路とか、そういう課題もあるのは認識しているんですけども、この北野の里っていうことでつくる場合に、明確にこのゾーニングがかかっているのでね、この計画についてはやはり丁寧な対応をしないと、そごが生まれるっていうことではならないと思います。具体的にそういう意見というのは実際に出ているのか、情報提供で世田谷区は何も反応がないのか、確認したいと思います。
 上部空間の活用ですけども、そうすると、この道路が、完全に全て下の道路、本道とランプも含めて、全部つくられなければ、この北野の里をつくる計画には入れないっていうことで考えていいんでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  1点目の世田谷区、調布市さんとの協議ですが、事務レベルでこういったゾーニング案ということでお示しして、そこでも御意見をいただいて、公園的な空間として整備をしていただくっていうことは、世田谷区も調布市もその方向でっていうような御意見をいただいています。ただ、今後の整備計画に向けて具体的な計画をもうちょっと詰めていきますので、その段階にもしっかり御意見を聞きながら進めていきたいと考えております。
 2点目のどの段階で整備を進めるかということでございますが、先ほど担当部長がお答えしたとおり、供用開始とあわせて上部の整備は終わっているというのが基本でございますが、整備の進め方の中で、例えば機能補償道路とか、中につくる、まだ決まってはいませんけど、自転車道とか、そういった回遊するようなルートは、恐らく先行して進めるところもあると思います。ただ、そこを全部が終わらない段階で供用開始するかどうかっていうのは、今後また調整をした上で、安全とか確保できた時点でということで、当然かなり大きな面積で地域を遮断しておりますので、そういった生活利便にかかわる部分はできるだけ早く供用開始したほうがいいというふうには考えております。


◯委員(栗原健治君)  世田谷区からも意見を聞いているということ、調布市とも意見交換しているっていうことですけども、これ、地域の区民、市民の声がそこの中に聞かれているのか、その地域の人たちにも区を通して情報が提供されているのかっていうのが重要だっていうふうに思います。この点を確認したいというふうに思います。
 あと、計画で機能補償道路だとか、そういう安全性の問題での整備っていうのが当然されるということですけども、実際に本道とランプとが全て完了しなければ、この上の工事に入れないっていうことでこの計画は進められるっていうふうになるのか。やはり、計画をつくった上でも、それが本当に現実のものとなるのはいつごろなのか、いつできるのか。今の工事の現状をどのくらい、言ってみれば我慢しなければならないのかっていうことにつながるので、具体的なスケジュールは示されることが求められますし、どの段階でこれが進められるのかっていうのがすごく重要な、上をつくるのと同時に、どういうタイミングで進められるのかっていうことが市民の関心事でもあるので、工事した構造物が全てできなければ、上の工事に入れないっていうことなのかどうなのか、確認したいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  2点お答えします。世田谷区、調布市、それぞれの区民、市民にその内容がということでございますが、この段階では具体的にまだそういった調整はしていないというふうに聞いておりますが、来年度、調布市さん、市民の方に意見を聞く場等を設けて進めていくということも聞いておりますし、世田谷区の部分、高架下の部分でございますので、その周辺の方も当然、先ほどの委員さんからもお話がありましたように影響が出てくる部分ですので、そこをしっかりそれぞれの区市を通じて意見をいただきながら、またそれをフィードバックできるように取り組んでいきたいと思います。
 2点目の施設整備との関係ですが、従前5つのステップで整備の段階をお示ししましたが、その時点で何年度にどこまでっていうところまでは示されていなかったと。我々も早くそういうはっきりした工程を示していただきたいということは引き続き求めていきます。その中でこの整備計画を立てて、実際の施工計画になっていきますが、そういったものをしっかり調整してやっていきたいと思っていますので、これは引き続き、国のほうもなかなかまだ用地買収の関係もあったりしていますので、はっきりした工程を示さないんですが、なるべくそこは早い段階でそういう情報をもらって、しっかり市民の方に早目に提供できるように努めていきたいと考えております。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。高架下の活用においては、北野の部分、三鷹の部分は多いですけども、場合によっては世田谷区がここを利用したいという意向も当然出てくる可能性があるものなので、よく一緒になってつくっていく立場で検討していくことが必要だっていうふうに思います。その上で、全体の計画ですけども、実際に地下構造物が全て完了しないと、計画はつくれるけれども、整備には入れないっていうことで認識していいのかということを、1点、確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  地下の構造物との兼ね合いについては、全部が完成しないとできないのかっていうと、そうではない部分もあるかもしれないと思うんですね。並行してできるところも、地下と並行しながらこのことはやっていかなきゃいけないっていう部分は必ず出てくると思いますので、それは外環事業の進捗を見ながら、調整しながらやっていくっていうことが大事だと思っています。手戻り工事にならないように、そこはしっかりと連携して取り組んでいきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原健治君)  できるところもあるけども、できないところもある。はっきりしないという返事ですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  大きな構造物については、やはり全体を掘削しますので、そこを埋め戻しをしないと上のものができないんですけれども、でも、工事の中には、全部を掘らなくてもいいような部分のエリアもあると思いますので、そういった意味でお答えいたしました。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。なかなか計画はつくれても、実際に整備するところの段階になるのには時間がかかるということだという認識を持ちました。終わります。


◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、他の委員はないですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、次に項目イからウについて、本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  それでは、報告事項の2番目、イの外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会(平成28年度第3回)について、資料2のほうで御説明させていただきます。
 1ページをごらんください。1の開催日時、開催場所、出席者数については記載のとおりです。2の内容ですが、(1)が次第、(2)から(4)が中央ジャンクションにおいて、今後進捗が予定されている工事となります。日時は未定ですが、事業者が開催する工事説明会に先立ち、市からまちづくり連絡協議会に工事内容を説明し、御意見をいただくことを目的に開催いたしました。
 3ページから21ページが当日の説明資料で、22ページから24ページが議事要旨となります。それでは、4ページをごらんください。北野中央通り東側代替道路の整備について御説明いたします。まる1の北野中央通りの切りかえについてです。今後、工事の進捗に伴い、中央高速前後の北野中央通りが通行どめとなる予定です。通行どめを行うには、これまでと同様、先につけかえ道路を整備してから切りかえることとなります。国は、まず北野中央通りのつけかえ道路となる北野中央通り東側代替道路──赤線で記載している部分でございますけど、こちらの整備を行うとしております。
 9ページをごらんください。本年7月中旬ごろに北野中央通り東側代替道路が完成する予定と聞いております。完成後に青線の北野中央通り延長約350メートルの切りかえを行うことで、国と事務レベルで調整をしております。代替道路は東側につけかえるため、延長は約455メートルとなります。現在の北野中央通りから約105メートル長くなります。幅員は赤色部分で、車道が6.5メートル、オレンジ色部分が歩道で2.5メートルです。中央道を横断するA−Aダッシュ断面箇所においては、設置済みである仮橋橋脚の基礎が支障となるため、歩道と車道が別の路線に分離する構造となります。この間の延長が約70メートルです。また、北野中央通りのほか、青線の生活道路についても代替道路を確保して、5ページから8ページのとおり、段階的に切りかえを行う予定です。
 10ページをごらんください。こちらは、北野中央通りの切りかえに伴い、バス停を移設する案です。4カ所のバス停を移設する必要があります。
 11ページをごらんください。青色の矢印線は北野小通学路を示しております。オレンジ色の矢印線は第六中学校通学路を示しております。道路のつけかえに伴い、早い段階から通学路の変更を検討する必要があります。また、国は設置済みの防犯カメラ10カ所に加え、協議会の意見を聞きながら新たな防犯カメラの設置を検討するとしております。
 13ページをごらんください。次に、中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事における代替道路の整備について御説明いたします。赤い四角が下部工、橋脚の位置で全体で48基設置します。ピンク色で着色した代替道路を整備して、中央道側道のほか、事業用地エリア内における生活道路のつけかえを、15ページから18ページのとおり段階的に行っていくとしております。
 20ページをごらんください。工事用仮橋の設置について御説明いたします。工事用資材の搬出入は原則、中央自動車道を利用することとなっています。現在、CとDの工事用仮橋を設置して、高井戸方面からの搬出入を行っていますが、新たにAとBの工事用仮橋を設置して、八王子方面からも搬出入できるよう準備を進めています。新たに設置する仮橋は吉祥寺通りや白百合学園通りを連続して立体的に横断できるよう計画しています。3月以降、段階的に着手し、平成29年10月の完成を目指します。
 21ページをごらんください。こちらは吉祥寺通りの北側から南側を見た工事用仮橋のイメージパースです。
 22ページをごらんください。中段、5の会議内容をごらんください。(1)、北野中央通り東側代替道路の整備についての意見です。通学路の変更について御意見がありました。学校としても、早い段階から通学路の変更を検討する必要があるとの意見がありました。また、都市計画道路3・4・12号の早期整備を要望する意見がありました。
 23ページをごらんください。(2)、中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事における代替道路の整備、その他についての御意見です。代替道路への信号機移設の要望や、通過車両が生活道路へ流入することを心配する意見がありました。
 (4)、その他についてです。立て坑工事に伴う振動の発生等について国から説明がありました。
 資料2の説明は以上です。
 続きまして、報告事項の3番目、ウの外環事業の取り組み状況について、資料3のほうで御説明いたします。1ページをごらんください。1、用地取得の状況についてです。中央ジャンクション部における平成28年11月末時点における面積ベースの取得率ですが、96%の用地買収、54%の区分地上権設定の契約が完了しました。また、件数ベースの取得率では98%の用地買収、53%の区分地上権設定の契約が完了したと聞いております。
 2の現在行われている工事の状況についてです。こちらは、3ページをごらんください。中央ジャンクションにおいて、大きく5カ所で工事が行われております。平成29年2月末時点での状況について御説明いたします。北側、図面の右側でございますけど、オレンジ色の塗り潰し箇所がまる3、東京外環中央ジャンクション北側ランプ改良工事となります。開削工法によるランプ部地下躯体構築とケーソン工法によるランプシールドトンネルの立て坑構築工事です。立て坑部は深さ約30メートルから40メートルのうち、約15メートルから35メートルの沈下掘削工事が完了しています。開削部でございますけど、こちらは深さ約20メートルから30メートルのうち、約13メートルから15メートルの掘削工事が完了しています。
 その南側、水色の塗り潰し箇所がまる5の準備工事が行われており、3月末に完成する予定です。まる6、まる7の工事につきましては、ヤード内における測量作業などの準備工事を行っております。今後、北野中央通りの切りかえを行い、ランプ部地下躯体構築を行う予定となっております。
 また、まる4の箇所において、中央道側道のつけかえ道路の工事が行われており、3月末に完成する予定です。
 さらにその南側の中央道との接続箇所において、緑色の塗り潰し箇所がまる2、中央ジャンクションランプ橋(下部工)工事です。中央道と接続するためのランプの橋脚工事です。現在、ヤード内整備及び地下埋設工事などを行っております。今後、つけかえ道路の工事を進めていく予定となっております。
 その南側、紫色の塗り潰し箇所が中央ジャンクション南側ランプシールドトンネル立て坑工事です。中日本高速道路株式会社が担当する工事で、立て坑部のケーソン工事に着手しております。準備が完了し、平成29年3月より沈下掘削工事が行われています。
 1ページにお戻りください。3の東京外郭環状道路本線トンネル東名北工事に係るシールドトンネル工事に関する説明会の開催についてです。(1)の説明会の開催についてです。中日本高速道路株式会社及び東日本高速道路株式会社は、本線トンネル掘進工事を実施するため、施工箇所周辺住民を対象とした説明会を、三鷹市域では2月の3日と4日に開催いたしました。説明会における配布資料につきましては、参考資料2のとおりです。
 (5)の主な質問・意見についてです。シールドマシンの掘削の手順及び掘進開始時期に係る質問がありました。また、本工事と博多の工事との違いについての質問や、中央ジャンクションで発生した振動に関することについての質問がありました。
 2ページをごらんください。4の東京外郭環状道路中央ジャンクションランプシールドに係る準備工事に関する説明会の開催についてです。(1)、説明会の開催についてです。国土交通省・中日本高速道路株式会社・東日本高速道路株式会社は、ランプシールドに係る準備工事を実施するため、施工箇所周辺住民を対象とした説明会を2月9日と11日に開催しました。配布資料につきましては、参考資料3のとおりです。
 (5)の主な質問・意見についてです。防音ハウスによる騒音低減の効果など、環境対策に係る質問がありました。また、下校時間帯の児童の安全誘導についての質問や、防音ハウスや土砂ピットの寸法などについての質問がありました。そのほか、3月10日に外環ジャーナルが発行されました。参考資料4のとおりです。後ほど御確認いただければと思います。
 資料3の説明は以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、お願いします。資料2のほうからですけども、ページ9のところの説明でも、車幅が5メートル50センチ、5,500ミリということでお聞きしましたけど、6ページ、7ページのほうで、代替道路詳細ステップ2、ステップ3のところですけども、ステップ2のところで、このA−Aの車幅なんですけども、これが5,000ミリ、いわゆる5メートルという形になっているかと思うんですね。下のほうのところのA−A、また、B−Bというところのちょっと書き方が違うのであれなんですけども、これ、下の部分のA−Aでいいますと、車道4,000ミリ、両脇に500ミリ、500ミリってついている感じの断面図になっています。左側のB−Bに関しては、車道4,500ミリで、これも500ミリ、500ミリなのか、ガードレールが途中であるのかわからないんですが、この3つというのは、道幅、いわゆる車道というのは一緒なんでしょうか、違うんでしょうか。
 次の、さっきの説明のところは5,500ミリということで、ちょっと広い感じなんですけど、ここは5メートルの車道ということなのか、ちょっとその辺を教えていただきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  つけかえ道路については、車道幅が全部一緒ではございません。一番最初の6ページのところは車道として5メートル、歩道として1.5メートルの幅員を確保しております。そのほかに、A−A断面という断面のところについては、こちらは車線が4メートルに、ガードレール等までの寸法、路肩が50センチずつ加わります。路肩と合わせて、こちらの車道の幅員も5メートルになります。さらに歩道として1.5メートルを確保しております。
 先ほどとの違いは、歩道の中に、6ページのほうは横断防止柵が入っておるんですけれども、こちら7ページの箇所については、有効として歩道幅員1.5メートルを確保した形で進めております。その違いはございます。
 なぜこういう違いができてきているのかっていう部分でございますけど、今回の7ページのB−Bという断面については、隣、左側に書いてあります市道第184号線のつけかえ道路になるところとして、かなり東西を結ぶ動線、そんなに多くないので、交通量もそれなりに通るだろうということで、今断面として少しでも広い有効幅員を確保しているところです。
 それと、6ページのほうの断面については、工事のヤードの中で可能な限り歩車を分離してっていう要望をしていく中で、6,500ミリの幅員の割りつけをこのようにしてございます。北野中央通りの代替になるところについては、バスや何かも、大きい車両も通りますので、北野中央通りの代替として現状の北野中央通りの車道の幅員を確保した6メートル50センチという幅員で整備をしております。それぞれ代替となる路線の機能が満足できるような幅員を確保するような形で、今代替道路については検討が進められているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  御説明ありがとうございます。代替になるもとの道幅に基づいて、新しくなるところもそれに基づいてそうなっているっていうことはわかりましたけど、基本的には車で左側というと北野のほうなんでしょうか、北野のほうから上がってきて南の通り、この道を通るときに、やっぱり同じような車幅で、同じようなイメージでやったほうが運転もしやすいし、安全性にもいいのかなと思ったときに、もとの道はできた時代が違うといいますか、差があったからこういう道幅が違ったりとか、いろいろな部分があって、そういう影響があるかと思うんですけど、新しくつくる場合に、できたら同じような環境で運転できる、同じ車幅で、同じイメージでできたほうが安全性にはよかったのかなと思いますので、この辺の安全に関しては今後もぜひ注意していただいて、そういうことの事故が起こることがないような形でぜひ進めていただきたいなというふうに思いますので。もちろん、計画でこれはできている形なので、今さらどうのこうのということはありませんが、ぜひお願いしたいと思います。
 次に、資料3のほうなんですけども、資料3のほうの3と4の説明会におきまして、私もお伺いさせていただいて説明を聞きましたので、内容については把握しているつもりなんですけども、この3のところにある主な質問のところの中央ジャンクションで発生した振動ということで、幾つか発言がありました。大きく3回振動があったということがありましたし、微振動が続いているっていうような御意見といいますか、発言もありました。一定の説明はあったわけですけども、今後も注意していきたいと、そういうことが起こらないようにしていきたいっていうことが答弁としてはありましたけども、参加されていない方も多くいらっしゃるということで、それについてどういうことが原因で起こってしまったのか。今後の対策はどういうことをするから大丈夫なのかっていうようなことの周辺の方へのある程度の通知っていうんですかね、案内っていうんですかね、したほうがいいのかなとは思うんですけども、今後どういうふうにお考えになっているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  本線シールドの説明会のときに地域の方から振動への御心配の件がございまして、国のほうとしてもすぐにそこら辺の対応として、次の説明会が2月9日、11日に準備工事の説明会があったわけですけど、そういった中でこちらの振動の発生の原因といいますかね、こういうふうな形で起きているっていうことを、ビラを地域に配布いたしております。
 それで、説明会の中でそういったものに対してもお答えをしております。当初、本当はすぐにそういう事案があったときに配布して説明できればよかったんですけれども、市民の方から御心配の声が説明会でありましたので、それにはやはり迅速に対応して、周辺にビラを配布して周知して、御心配がないような形で取り組むような対応をしたところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。現在は、じゃあ、ビラを配っていただいて説明もしているということだと思うんですけど、振動が起こってからこの説明をやっていただくまで結構間があったかと思うんですね。その間には何も──何もって言ったら申しわけないかもしれないですけど、対応がされていなくて、その間、どうしたんだろうね、何かあったんだろうねみたいな形で御心配の声もあったかと思いますので、ぜひそういうことが起こったら、すぐ市としても早く察知していただいて、やっぱりそういうところをいち早くビラを配るとか、原因を追求していただいて、しっかりとこういう説明を行うとか、ぜひやっていただきたいなと思います。
 今後もまたどういうものが起こるか、やってみないとわからない部分もあって、また起こるっていう可能性もあるかと思うんですけど、そのときはそのような対応でぜひやっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員。


◯委員(野村羊子さん)  1つずつさせていただきたいと思いますが、今のことにも関連しますが、まちづくり連絡協議会で情報提供として、今のチラシの配布、説明があったかと思うんです。配布したかどうかちょっと記憶にないですけど、説明があったかと思うんですね。なので、それについては、その事業者が、あるいは国交省が配った内容のチラシというのも、やはりこの外環委員会に説明資料、参考資料としてあるべきだと私は思ったのですが、いかがでしょうかというのが1つ。
 これについて、市はいつ事業者から振動があったっていうことを説明を受けたんだろうか。委員会の資料として出てくるのと、委員会と委員会の合間に配付されるものとは扱いが違うのか、委員会の資料としてそれがどう残っているのかっていうのがあると思うので、ちゃんとその辺の資料の扱いというのもね。迅速に情報提供があるっていうこともしばしばあるので、それはありがたいですが、そういうようなものがどういう扱いになっているのかというのも、ちょっと今後の委員会のどのようなものが配布されて、市民の皆さんに伝わっているのかっていうことを後から記録として確認するときにも、委員会の資料っていう形でそれがどう出ているのかっていうようなことも含めて、ちょっと確認をしたいというのと、市がそれをいつ知ったのか。事業者からいつ連絡があって、市はどういうふうに対処したのかっていうふうなことが、まちづくり連絡協議会のときにも国が報告をしただけで、それについて若干のやりとりがあったか、なかったかというレベルですけども、会議録概要に残すようなものではないという判断だったのかな、説明が情報提供がされただけで終わっているので、そのことについて、こういう扱いでよかったのかっていうふうなことについてもあわせてお伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  ビラの関係でございますけれども、説明会が3日、4日に行われて、市民の方の心配の意見が出ておりましたので、我々もそういったものに対して市民の方にきちっと説明をどういう形でするのかっていうところは、国に投げかけて確認していたところです。そうした中で、国のほうとしても早くにお知らせをしないといけないということで、9日の日に配布するビラについては、配布する前にこういう形でやっていきますという形の連絡は市のほうにはございました。周知する範囲はこの範囲ですという話も我々のほうとしても確認はしていたところです。次の説明会の中でまた説明をする機会がありますので、9日に配布をするということでございました。委員会のほうに情報提供をしていれば一番よかったんですけれども、そこが急な展開でありましたので、ちょっと情報提供する時間がなくて申しわけないとは思っております。適宜、情報提供のほうはさせていただきますので、今回の件についてはちょっと急な展開であって、できませんでした。おわびいたします。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  要するに事業者が配っていたことを、やはり議会としても把握しておきたいっていうのがありますので、それはそれですが。実際に振動が起きたときにね、事業者から市へ──市民の方からも事業者に連絡があったと思うんですよ、何なんだ、これって。もちろん、工事現場では振動は起きているわけですよ。そういうことがあったっていうことがね、その場で事業者から市に対して連絡はなかったということですか。説明会があるまで、市は知らなかったということですか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  実際に振動がそういうふうに起きているという問い合わせは市のほうにちょっと入っていなかったものですから、私どものほうでは情報としてつかんでございませんでした。


◯委員(野村羊子さん)  市として、委員会としてでもいいんですけど、こういう市民がびっくりするようなことが起きたときに、ちゃんと市に対して連絡がないっていうことは、やっぱり抗議すべきだと私は思うんですね。やはり、市民に対して、市民の生活に関して影響が起こることが起きたわけだから、それを、だから、ある意味では事業者が軽く見過ぎている。説明会でああいうふうになっちゃったから配ったって言うんだけど、説明会がなければ、これ、なかったことに。つまり、起きたことを市も知らないままなかったことになりかねないっていうことだから、そのことを強く抗議すべきだと私は思います。
 それは、議会としても、あるいは市としてもきちっとこれ、対応を考えて。今後どういうことになるかっていうことがね、本当に何が起こるかまだわからないわけですよ、この先も。そういうことについて、細かいことに対して丁寧に対応していくっていうことが非常に必要だし、そのことについて周辺の自治体だとしたら、世田谷区さんのところでも、絶対振動を感じていらっしゃる方がいて、そこはどうなっちゃっているんだろうとか、これから調布市のほうでまたさらにケーソン工事がいろいろあって影響が及ぶだろうけど、どうなっちゃうんだろうかと。やっぱりそれはそれで非常に大きな問題だと思うので、そこはきちっと言っていっていただきたいというふうに思います。
 そのことについて、まちづくり連絡協議会できちっと議題として取り上げられないっていうことは、私は説明会でそれがあって、9日に配られてね、その後にまた次の説明会があって、その後にある連絡協議会で単なる情報提供っていう位置づけでいいのかっていうのは、私は非常に疑問に思いますが、その点についていかがでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  安全・安心連絡協議会のほうでは、つけかえ道路の安全対策をするという形で議題として進めたわけでございますけれども、今回の件については、その他というところの中で、それは情報提供っていう形、表現というよりも、国のほうから説明という形でありましたので、議題としてはその他の中の1項目でありますけれども、説明としては、国のほうからどういう経過で、どういうことがあってということの説明をした後、参加者のほうからの質疑や何かもあって、質疑応答もございました。


◯委員(野村羊子さん)  まあね、ちゃんとした質疑っていうふうな形で言えるのか。その質疑はここにないわけですよ、概要に、議事要旨に。どういう質疑だったかっていうことがね、取り扱い方っていうのは、私は非常に疑問があるっていうことだけ伝えておきたいと思います。傍聴させていただいておりましたので、何がそこで起こっているのか私は見ていますけど、それについてはきちっと、だからこそ、このような取り扱いでいいのかっていうことを言っています。それについては、今後きちっと対応していただきたいということだけ言っておきます。
 それで、今回このまちづくり連絡協議会で説明された工事は既に始まっていますよね。つけかえ道路のステップはもう始まっているわけですけども、実際に大きな影響を与える北野中央通りのつけかえ等に関しては、これ、住民に対する説明会、それから仮設──工事用の仮橋ですね、これは住民に対する開かれた説明会っていうのはやるんでしょうか。やるとしたら、いつ行われる予定なんでしょうかというのをお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  工事に関する説明会としては、もう既に実施して終わっておるところなんです。その工事の中の1つのステップとして道路のつけかえっていうのがありますので、このつけかえに対して北野中央通りが大きく変わる展開になる前に説明会は必要になって、やっていきますけれども、今細かい道路のところについては説明会はもう既に終わっています。
 北野中央通りの関連については5月とか6月ごろに、地域の皆さんに説明する予定で準備のほうは進めていきます。
 本日説明した内容のものについては、全般的に仮橋や何かも含めて必要な情報は説明する予定で調整しております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。細かいステップで工事説明会がある。それはそれで重要なことです。余り先のことを説明されてもわからなくなっちゃうのでね。近くに、来月起こるよ、再来月やるよ、みたいなくらいのレベルで説明会をやられるのは重要なんですけども、そのときに、全体の中のこれはどういうところに位置づいているんだみたいなことを、やはりきっちり言っていかないと、今目の前で起こっている工事と、これからやるっていう工事と、関連づいているわけだから、その辺の説明のあり方というのはね、ぜひ全体像をもっとわかるようにしてほしいっていうふうな要望は、次のところに関連しますけど、声は出ていると思うので、そこのあり方というのはちょっと事業者のほうにも要望していただきたいと思います。
 次の本線シールドトンネル工事の説明会ですけども、ここで説明会をして、その後の発進式というものにつながっていくわけですけども、現実に今、大泉は発進はできなくて──発進というか、まだ課題が残るから時間がかかるっていう話になっていて、東名だけとにかく始めるよということですが、現状、発進式の後に実際動き出して、今どういう状態なのかっていうのがわかるでしょうか。現実に、今工事エリアの中だけで10カ月だか、1年だか、かかるっていう状況になると思うんです、東名ジャンクションの工事エリアの中でね。
 ですので、現実にこっちへ来るのは来年だとか、再来年だとかっていう話になっていると思うんですけども、その時点で三鷹市域に近づいてきた時点で、再度きちっとした説明会っていうのをすべきだと思うんです。この時点で非常に遠い話、あるいは現実的ではないような状態で聞いているっていうことが1つあるので、実際に改めて確認として三鷹市域に近づくのは、もうすぐ入るよって言われているのはいつになるのか。それで、それについて、その直前あたりにきちっと説明会っていうのが再度なされるかどうかということについて、お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  シールドマシンのまず現在の状況についてでございます。2月22日に発進しております。3月の下旬にもう一台のシールドマシンも、発進に向けて今準備を進めているところというふうに聞いております。初期掘進、約200メートル、これを10カ月かけて行うっていうことで、その間にシールドの設備の組み立てを行いながら掘進をしていくんだということで、最初の10カ月は200メートルほどしか進捗はいたしません。そういう説明がございました。
 進捗ですけれども、京王線との交差部までおおむね1年半ということでありますので、三鷹市域に入ってくるのに、これから1年半ぐらいかかっていくというふうに聞いているところでございます。
 市民への情報提供のことですけれども、これからシールドまで、実際に入ってくるまで少し時間がありますけれども、各段階でオープンハウスなどで情報提供をしっかりと市民に説明していくということで、我々としては国のほうに求めていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  この説明会で言われたのは、1つは横連絡坑っていうふうな、2本のトンネルの間のものをつなぐために、トンネルを切り開いてまたそこでつくる。地中拡幅部とは別に、新たにそういう工事があるっていうことで、それについての不安と、それから、もう一つは、博多のような事故が起きたときに地上に住んでいる人たちにどうやってそれを知らせるのか。避難できるようなタイミングで知らせて、避難計画等を立てられるのかっていうことが、ほかの説明会等でも随分質問事項として挙がっていたと思います。
 市として、今シールドマシンがどこにいて──これ、通過するときに振動等が非常に大きくなるっていうことは中央環状とかの経験でわかっているわけで、いろんな被害がそのときに出てくるっていうふうなことになるわけで、今シールドマシンがどこにいて、あとどれくらいしたら来るんだみたいな、そういうような情報をきちっと市がつかんでいられるのか、市民がそれを把握できるのか。私は、オープンハウスで直接、毎日のように今どの程度、どこにいるんだっていうことを公開してほしいっていうふうなことを要望はしているんですけども、工事をしている側は当然把握しているわけで、その情報をきちっと提供することによって、本当に何かが起きるか、起きないかっていうことについて、ある意味では身構えていられるんですよね。
 そういうことが、いきなり振動が起こるっていうよりは、いろんな意味で影響、市民の不安を軽減させることにつながる可能性があるっていうふうに思うんですが、1つは、シールドマシンが今どこにいるのかっていうふうな情報提供がね、事業者から市に対して来るのか、事業者が市民に対して公開するのか、あるいは市民はどうやってそれを知ったらいいのかっていうことについて伺いたいっていうのが1つ。
 横連絡坑については、多分通過した後にやるんですよね。全部が完成した後じゃなくて、通過した後にやるっていうふうな話なんですけど、それの工事時期っていうふうなことを聞いているでしょうか、お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  シールドマシンの掘進状況についてですけれども、我々も国のほうに、どういう形で、どこを進行しているのかっていうのは確認をしています。国のほうはシールドマシンの掘進時期、状況をホームページで公表していくというふうに話を聞いていますので、早い段階で公表してもらえるように、我々も国のほうに申し入れのほうはしていきたいというふうに考えています。
 それと、横連絡坑のことですけれども、横連絡坑、三鷹市内でも7カ所予定されております。1カ所はシールドでやるところの長い区間も含まれているところですけれども、しっかりと安全を確保して横連絡坑についてもやってもらうように申し入れをしながら、まだ詳細について確認しているところですので、これからよく確認して委員会のほうにも、皆さんに報告していきます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  1カ月に一遍の公表では意味がないので、できれば毎日公表していただきたいです。それ、当然向こうは把握しているわけだからね、どこにあるかがわからなければ、工事、進められないんだから。立体都市計画なんだから、上下にも左右にも、ぶれられないんですよね、外環のシールドっていうのは。外れたら都市計画違反になっちゃうわけだから。だから、物すごいきっちり管理しなくちゃいけない。だから、当然把握している。当然把握しているものをちゃんと市民に公開する。できれば毎日ちゃんと何センチ進んだというくらいのことを言っていっていただきたいと思います。現実に、この間のオープンハウスのときでは、立て坑のコンクリートを5メートルに何日間かかけて、ようやくそこへコンクリートの先へちょっと出たかどうかっていうふうな話を聞いています。なので、そこの部分は物すごい時間がかかっているっていうふうな感じですけども、そういうことも含め、進捗状況が遅いと、そこは何かぶつかっているのかなって、いろいろある意味では予測はできるわけですよね。
 そういういろんな不安を解消するためには、絶対情報提供って必要だと思うので、そこは月1とか、今工事状況もそうやって公開していますよ。だけれども、それくらいではなくて、本当に速報的なレベルでしてほしいっていうふうなことをちゃんと要望してほしいと思います。
 それと、もし何かあった場合の住民への通報、緊急避難計画っていうふうな言い方で、あちこちの市民の方が質問を投げかけていましたけども、博多のように、ああ、これは何かちょっとまずいぞ、危ないぞといったときに、どうやって市に連絡が来て、どうやって市民に連絡が行くのか。上に住んでいる人たちにどうやってそれが伝わるのか。避難しろっていうふうなことが言えるのかっていうふうなことが非常に大きな課題として言われていました。それについて、市はどのように考えて対応できると思っているのかっていうのをお伺いしたいと思います。


◯都市整備部長(田口久男君)  万が一というお話だと思います。そういう事態が起きないように、しっかり安全管理してやってもらう必要があると思いますが、そういった説明会での御指摘をいただいた上で、国のほうも警察、消防署等の連絡の仕方を再確認しまして、各区市に災害発生時の情報提供の仕方ということを今調整に入っております。当然、地震等、あるいは大きな火災とか、そういった場合に防災無線を使ってその地域の方にお知らせしたりということもありますので、区市によって、多少はそういう情報提供の仕方は違うと思いますので、今後それはしっかり、市としても国の考え方、方法を確認した上でそういったことを構築していくということで考えております。


◯委員(野村羊子さん)  本当にね、起きないでいただきたいと思いますが、現実に起きている事実があちこちであるので、やはりそこはしっかりと押さえていく必要があるなというふうに思います。
 それで、中央ジャンクションのランプシールドについての工事説明会についても同じような課題があったかと思いますが、防音ハウスをつくるっていうことに関して、市民の皆さんへの影響、周りの住宅への影響っていうことについてもう一度確認をしておきたいと思いますが、これから大きな、高さ15メートルの建物が北と南に設置をされるっていうことで、日照とか、風とか、車の出入りの問題ももちろんありますけども、騒音の問題ももちろんありますけども、まず、これだけの大きな巨大なものが建つっていうことについての影響、それが周辺の方にどのようにきちっと説明されているのかということ、これがどれだけの期間ここにあるのかということについて、確認したいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  説明会の中でも、防音ハウスの御心配、風の影響がどうなのかとか、日照の影響はどうなんだろうという御心配の御意見が出ていました。防音ハウスは仮設の構造物ではありますが、例えば日照権というのがありますので、建築基準法上の仮設の構造物であっても、日陰を落とすようなことになりますと、やはりそこにお住まいの方が影響を受けますので、施工者のほうでそこは個別に対応してお話し合いをするというふうに説明会の中でも説明をしていました。
 また、風の関係ですけれども、15メートルの建物で風の影響はどうなんだろうっていう御心配。風というのは、一般的に四、五十メートルクラスの建築物であると、強風の発生等の影響が生じやすくなるということが言われているところでございます。今回、防音ハウスは高さが15メートル程度ということなので、影響はほとんどないというふうに国のほうは説明のほうをしておりました。設置期間なんですけれども、やはりシールドの工事がやっている間については、防音の意味もありますし、防じんの対策にもなっておりますので、防音ハウスが設置されておりますから、設置期間としてはランプシールドの工事が終わるまで設置がされているというところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  高さ15メートルって、3階建てね。
                 (「5階」と呼ぶ者あり)
 5階。1階が3メートルくらいで、5階建てっていうことで、やはりその周辺は今までそういう高さのものは建っていなかったわけだから。しかも、かなり大きいんですよね。だから、何の影響もないっていうのはあり得なくて、だって、風はこの建物を回っていくでしょう。強風にならなくたって、今まで通っていた風は違うふうに動くわけだから。しかも、その周りや、やっぱり反対側も防音の塀が立っているわけですよ、そこは屋根はないにしてもね。
 だから、やっぱり風の動きは変わってくるし、その間の通路はそれなりに風が吹き抜けるんじゃないかって思うんです。子どもたちが通学路を通るので、その辺も含めて影響はゼロだとは思えませんが、周辺の方が御迷惑にならないように、影響を受けないようにっていうふうなことは本当にきちっと対応していただきたいと思います。生態系に対する影響も多分出てきちゃうと思うので、畑の方とか、どういうふうになっていくかなっていうのは、ちょっとそれはそれで心配ではありますが。その辺については、今後も慎重に見ていかなくちゃいけないなと思っています。
 それで、最後に、今の工事状況のところで、地下水の影響だけちょっと確認をしたいと思います、ちょっと長くなっちゃったので。地下水位をはかっていると思います。地下水の水質も検査しているとは思いますが、現状どのような状態と把握しているのか。
 今、全体としては、ケーソンじゃない部分で全体を掘り下げていると思いますが、幅何メートルで深さ何メートルっていうところまで──だから、これは函渠工事にかかわるところになるのかな、そういうふうに言えば。ランプ改良工事とかですね。3の工事とか、5、6、7の工事とかにかかわっていると思いますが、順次掘り下げて──パネルは設置じゃないからね、全体的にやっていると思いますが、それが、今何メートル掘り下げて、その全体の幅としてはどれくらいなのかというふうなことをお伺いしたいと思います。お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  掘削部ですけれども、開削で掘っている部分ですが。全体の3次掘削と言われていて、深さ的には約13メートルから15メートルの掘削を行っているところです。こちらについては、済みません、幅についてはかなり広幅員で、きょうの参考資料の中に入っておりますので、ちょっと御確認いただければと思います。80メートルぐらいであります。
 済みません、時間かかって申しわけないです。資料1−2、ワークショップの報告書のほう、62ページ、こちらのほうに記載がありますように、約91メートルというのは構造物の外側の貯留槽も含めての寸法になっておりますけど、その内側としては、大体80メートルから90メートルぐらいということで御理解いただければと思います。


◯委員(野村羊子さん)  ごめんなさい、地下水の水質と水位と、お願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  地下水については、日々掘削しているところはモニタリングしているんですけれども、地下水の変動等は起きておりません。今、安定している状態でありまして、地下水の負荷がかかるとポンプが水を流すような、そういう流動保全の工法を仮設でとっておりますけれども、そういった流動保全の工法が作動しない、また、くみ上げるというような状態にはなってございません。そういったものが作動していないので、密閉状態ですから水質等の調査は行っておりません。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  水は構造物の外側に触れているっていうことがあるので、ぜひ水質の検査もしていただきたいと思います。水道水、今現在変動していないっていうことはわかりました。ということで、これだけ掘って、これから構造物をつくるわけですけど、矢板を立てて、山どめして何かしているわけだね、いろいろね。だから、そういう意味では、外にある水はその構造物に触れて、それが何らかの形で動いていくことで汚染というふうなことが起き得るのかどうか。
 止水領域をつくるために、薬液注入とかっていうようなことも今後も出てくると思うので、そういうようなところの中で、地下水の水質がどう変動するのかっていうのは、きっちりね。密閉状態なのは中なのでね、問題は外の水が問題なわけだから、そこはきっちり、どうやってそれを検査するのかっていうのが。もし中だけでいいと思っているんだったら、それは外できっちり水質調査してほしいと思うんですが、それはやる予定があるのかないのかというのをちょっともう一回確認します。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  現在、我々のほうから確認している中では、水質調査の話というのは密閉状態の中で、ないというふうには聞いているんですけれども、再度、ちょっと御質問いただきましたので、もう一度よく確認をしてお答えします。


◯委員(大城美幸さん)  ちょっと何点か質問したいんですけど、まず、先ほど振動のことについて、市のほうで市民から苦情なり、問い合わせがなかったから説明会まで知らなかった、把握していなかったという御答弁なんですけど、国がそういうことを把握していながら市に情報提供しなかったっていうことについてはやはり問題だと思うので、その点は、市民に害があるようなことについて、特に市民の不安がもたらされた点については、早急な連絡、情報提供ということはあってしかるべきだと思うので、その点はしっかりと、今後そのようなことがないように国に言っていただきたいなっていうふうに思います。
 その上で、市がやはり市民が地震かと思って外に出たり、あるいは、いつも電球が揺れていたりして、何か不安に感じたりしていることについて、これは外環に関係しているのかとか、何かわからなくても、市にその不安を訴えたり、苦情を訴えたりする窓口が、やはり市に言っていいんだよっていうことが市民に伝わっていないから、私も知っている方が、いつも何か不安なんだけど、どこに連絡していいのかわからないわ、みたいな感じなんですよね。
 それでは困ると思うので、やはり市の窓口、気軽に御連絡くださいっていう、そういうことをもっと市の敷居を低くして、市民が気軽に問い合わせできますよっていうのを知らせるべきではないかと思うし、そうでなければいけないんじゃないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。


◯都市整備部長(田口久男君)  市民の不安等のお声をお聞きするということで、我々もそれは大変重要なことだと思っております。第一義的には、当然事業者のほうがそういった不安解消をきちっと説明して対応すべきでございますが、なかなか事業者のほうにも連絡するのがちょっと難しいとか、そういう方もいらっしゃると思いますので、市の外環担当も含めて決して敷居高くはなく、全て市民の声を率直に聞かせていただくということで対応していますが、そういったところも、広報等も含めて、国と連携しながら情報提供の仕方──ホームページにも外環担当で当然出てはいるんですが、ちょっとわかりにくいというところも御指摘がありますので、その辺、検討しながら進めていきたいと思います。


◯委員(大城美幸さん)  ホームページを見ている人がどれくらいいるかなって思うんですよね。やはり、特にまた、高齢者の方が日中おうちにいるわけですよ。これから1年半後になるかもしれないけど、シールドが通るときの振動だとか何だとか、いろいろ感じて不安に思うことってあると思うんですよね。そういうことを、やはり気軽に電話をかけて、お答えいただくことによって、安心するっていう点もあるわけだから、やはり気軽にお電話くださいというか、連絡、問い合わせていいですよっていうことの姿勢を示していただきたいというふうに思うので、それはぜひお願いします。
 この資料の3なんですけど、最初の用地取得の状況で区分地上権のところが面積ベース54%と、件数が53%となっていますけど、これが1年半後も変わらなかったとしたら、工事、進められるんでしょうか、とまるんでしょうか、お伺いしたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  区分地上権は、やっぱり設定をしないと、そこに工事することはもうできませんので、まず、国のほうは今区分地上権を全力で設定をさせていただけるように地権者の方々とお話をしているというふうに聞いています。


◯委員(大城美幸さん)  シールドマシンの発進式も既に片方は進められているわけで、区分地上権がどれくらいが工事ができるパーセンテージというふうに国は考えているんでしょうかね。わかりますか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  区分地上権を設定する必要があるところは、地中拡幅部のところもありますし、ランプシールドのところもありますし、それぞれシールドで区分地上権がなくてもできる部分もございます。そういった中で、そこのトンネルを掘るところに、その先に区分地上権が設定できていなければ、もうそのトンネルはそこから先は掘れませんので、当然とまることになると思います。


◯委員(大城美幸さん)  本線は通るわけですよね。斜めに入ってくる、その区分地上権のところでできなくなるっていう理解ですか。それで、区分地上権の、先ほどランプシールドのところと地中拡幅部のところという御説明なんだけど、その地権者の1人が、地権者の場所によるのか、それとは関係なく、1人でも契約しない人がいたら、とまるのか。お伺いしたいんですけど。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  本線の部分は大深度なので区分地上権の設定は必要がないんですけれども、ランプシールドといって、ジャンクションから本線へ結ぶトンネルは浅い部分が出てきますので、その部分は区分地上権の設定をする必要があります。区分地上権の設定がトンネルのところにできていなければ、1件だろうが、2件だろうが、そこの部分は掘れないと思います、権利がないわけですから。


◯委員(大城美幸さん)  その説明は一応、説明として受けておきます。
 それで、もう一つ別のことで、先ほど地下水のことについてなんですけど、やはり止水液とか、土壌を固めたりとかする薬を注入するわけですよね。そういうところを地下水が通っていく可能性を考えると、水質調査という点では必要だと思うので、それはぜひ水質調査をしてほしいということでの要望をしていただきたいと思います。
 それで、根本的なことで、最後ちょっとお尋ねしたいんですが、それはこの特別委員会のことで、委員の皆さんにもかかわることなんですが、例えば今回は実際の誰かがけがをするとか、おうちが傾くとか、そういうことはまだ起こっていないわけですけど、いつのどの時点ということは今ちょっとまだ言えませんけど、例えば1年半後のシールドマシンが三鷹地域に入る時点だとか、そういうときとか、何か事故が起こった場合とかに、この委員会で全員一致で説明を、三鷹市の担当に聞いてもしようがないと言ったらおかしいんですけど、三鷹市の担当者が答えることではなくて、やはり国に直接その説明を求めて聞きたいということでこの委員会がまとまった場合は、事業者や国の担当者をこの場に呼んで委員会を開くことが可能なのか。そういう要請を市の担当者からしてやるのか、どういう手続でやれるのかと思うんですが、できるんでしょうか。それは事務局に聞いたほうがいいんでしょうか。どっちに聞けばいいんでしょうか。


◯委員長(伊藤俊明君)  休憩します。
                  午前11時57分 休憩



                  午前11時58分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。


◯委員(大城美幸さん)  今、休憩中の御説明はわかりました。それは、そういうしかるべきときに検討をできればと思います。
 以上で終わります。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いします。先ほど、委員から工事においての事故のお話で危惧されていることがありました。資料3、外環事業の取り組み状況についてで、本線トンネル東名北工事に係るシールドトンネル工事に関する説明会の開催で、主な質問・意見で、本工事と博多の工事との違いについてという欄、項目があるんですけども、これについてどういう説明。私は、博多とこのエリアとは全然地盤が違うので起こり得ないだろうというふうに思っている側なんですけれども、これについてどのような答弁というか、御説明をしていただいたのか。ちょっと僕、この日行けなかったものですから、ちょっとその辺を教えていただきたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  博多ではNATM工法という工法を採用したということで、工法の説明がありました。NATM工法というのは、地盤そのものの支持力を利用してトンネルを構築する工法であると。今回の東京外環ではシールド工法を採用していると。シールドの掘進をしたら、すぐセグメントと呼ばれる外壁をリング状に構築する。そういうパネルを設置して外壁部分を構築して地盤を支えるという、そういう工法なんだということで、そもそもシャッター部と言われている密閉型のシールドの先端に土を取り込む口があるんですけど、そこの口を閉じることによって土砂は入ってこなくなるということで、博多みたいな事故はシールド工事の中では、なかなかそういうことは生じることはないと。急激な陥没は生じることはないという説明がございました。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。今の説明を私はいただいて、同じ理由、同じ原因で陥没はないだろうというふうに思います。今の説明で、当日そこにいた方はある程度御理解をいただいたという認識でいいんでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  いろいろな御意見の方がいらっしゃいますので、それでも心配だという再度の御意見がありました。そういった中では、国のほうはしっかりモニタリングすることが大切だということで、土を削り取り過ぎないように──今回の説明会の中でもあったんですけど、重さと容積と2つモニタリングをしながら、土を取り過ぎないような施工方法をするのと、あとシールドマシンが通過する施工前、施工後に地盤変異の測定をしっかりして、変動等で異常があったときはやめるということで、原因をしっかり確認してから進めるという、そういう説明をして、皆さんに理解を求めて説明会を進めていきました。


◯委員(加藤浩司君)  わかりました。そういったきちっとした科学的な根拠で説明を続けていただきたいというふうに思います。ただ、どこかと一緒で、安全と安心は違うという話もありますので、丁寧な根拠を持って説明を繰り返ししていただくことが大事だと思いますので、その辺は三鷹市からも説明を求めていただければと思います。
 済みません、もう一点、同じこの説明会のときに配られた、参考資料2の20ページなんですけれども、家屋調査について書かれております。この家屋調査について、まる1からまる3について書かれているんですけども、三鷹市はこの家屋調査についてどのような把握をされているか。進捗状況について、合わせて2点お聞かせください。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  家屋調査の状況ですけれども、仙川以南の部分については、おおむね800件ほど三鷹市域であるんですけど、こちら、ほぼ、おおむね完了している状況というふうに聞いています。また、中央ジャンクション部、このジャンクション周辺の家屋調査についても完了しているというところです。
 今、中央ジャンクション以北の地域、こちらが予定数として約1,000件ほど三鷹市域であるんですけれども、こちらの進捗が現在40%ぐらいの件数で進めていると。引き続き、家屋調査については、しっかりと対応していきたいというふうに聞いております。


◯委員(加藤浩司君)  このペースは予定どおりなんでしょうか。おくれや、早く進んでいるとか、そういうことについての認識はいかがでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  予定としては、中央ジャンクション以北の予定は、平成29年度下半期までに終わらせるという形で進めておりますので、おおむね予定どおり進んでいるというふうに受けとめています。


◯委員(加藤浩司君)  その完了っていうのは、今これ1から3、書いてあるんですけども、全てにおいて、その完了というのはどういったものを完了と認識していますでしょうか。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  調査をする中で、調査をお断りになる方も中にはいらっしゃいます。そういう方の御意思を確認して、調査は結構ですと言われた方は、調査済みとして処理したときのパーセントで、おおむねっていうふうに聞いております。三鷹市域で今のところ、その調査はってお断りになっている方が100件ぐらいはいらっしゃるというふうに聞いております。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。この調査について、ちょっときちっと説明がなされていないという御意見をいただいたものですから、あえてここについて質問させていただきました。その調査会社の説明が、今ここに書いてある家屋調査についてっていうことについての説明がきっちりとなされていませんので、逆にどうしたらいいのかわからない。受けるべきなのか、受けないほうがいいのかわからなくてということで、今私が住んでいる井の頭二丁目地域のほうに回ってきていると思うんですけれども、そういった声が多々ありますので、きょうは今の把握ということで認識しましたので、できましたら、これについて改めてどのような状況なのかというのをきちっと把握して、御報告をいただきたいと思います。終わります。


◯委員(石原 恒君)  ちょっとまとめて質問して、再質問をまたさせていただきます。まず、資料2ですけれども、連絡協議会で御説明いただいた中で代替道路のことがあります。これまでも、代替道路工事を進めて通行されていると思うんですが、これまで交通事故はあったのか、接触事故も含めて、その辺の把握についてお伺いしたいと思います。
 資料3、1の用地取得の状況で、面積ベースと件数ベースがあります。これは国からの提示だと思いますが、件数ベースについては全体が何件で、今何件済んでいるかということで、件数でお示しいただければと思います。
 参考資料2のところなんですが、これ、シールドマシンの発進式、私も参加しましたけれども、この2台、2つのシールドマシンは同機種なんでしょうか。性能等の違いがあるのかをお伺いします。
 そこまでをよろしくお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  事故の有無、まず1点目の事故の関係ですけど、こちらについては事故があったという話は聞いてございません。
 2点目の中央ジャンクションの用地の件数ベースでのお話ですけど、全体で470件ありまして、98パーセントですので、約460件になります。区分地上権の対象は270件で53%ですので、約143件になります。
 あと、シールドマシンの性能ですけれども、性能に違いはないというふうに聞いております。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。事故の件からまず再質問します。これは、三鷹警察署から随時、何かあったときには報告が来るという仕組みにはなっているんでしょうか。ただ、ないから終わりという形でなく、必ず来るということでの仕組みになっているかということを確認します。それと、もう一つ、資料3の用地取得の件ですけれども、国がこういった表示の仕方をしているんですけど、できれば我々、特別委員会では件数としてお示しをしていただきたいと、お願いをしたいと思います。
 それと、先ほどのシールドマシンの件は、同機種ということですけれども、北行きのトンネルのマシンが今準備中ということで、その理由について御説明をお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  件数ベースでというお話ですけれども、国のほうは大分用地が進捗してきているので、件数ベースで出していくと、ある程度特定できたりするということもあって、今までもこういう出し方をしています。ここら辺については統一的に公表している資料なものですから、国の資料になりますので、補足等は口頭で説明させていただければというふうに考えています。
 それと、北行きと南行きのずれですけれども、同時に並行していくと、トンネル同士の干渉もありますので、おおむね初期の掘進地ぐらいはずらしながら進めていくという説明がありましたので、影響がないような範囲で掘進を少し調整して進めているというふうに聞いています。


◯都市整備部長(田口久男君)  1点目の代替道路等での交通事故ですが、こちらは代替道路に限らず、大きな事故、小さい事故も含めて道路交通課と三鷹警察署のほうで連絡はとり合っています。


◯委員(石原 恒君)  わかりました。必ず接触事故も含めてきちっとその把握、要は三鷹警察署がちゃんとこちらの三鷹市に報告するような仕組みをぜひしっかりとやっていただきたいと思います。
 先ほどの用地取得の件は、理由はわかりました。補足説明という形で、ぜひ御提示いただきたいと思います。
 それと、先ほどのシールドマシンのその干渉の関係でずらしているということで、決してトラブルとかではないということでの認識でいいですね。わかりました。終わります。


◯委員(栗原健治君)  では、2点。初めに、地震動のような振動がある点で、この問題で宇奈根のときに立て坑工事で問題が指摘されていました。それで、その対策も事業者が提案されていたりしているものでもあります。落とし込みのときに落とす距離を短くするだとか、対策はその説明会の中でも市民からも出されていました。実際にそういう対応を求める必要があるというふうに思います。振動を極力出さない。事故報告ではなくて、そういう対策をとるように市から事業者に対して求めていただきたいと思います。これ、1点です。
 もう一点、工事の時間で防音パネルを立てることによって工事時間が延びるっていうことを、広げるということも報告されていました。微振動、工事によっては24時間体制でシールドマシン等を動かすというようなこともありますし、工事時間に対しての影響っていうのを、やっぱり市民の視点に立ってコントロール、規制する、時間を長くすることに対して、影響を把握して意見を述べるべきだというふうに、短くすることを極力求めていただきたいというふうに思います。この点の視点をお伺いしたいと思います。
 最後に、今回の三鷹市におけるランプシールドトンネルなんですけれども、一度このランプシールドトンネルのマシンを動かすと、とめられない工事だっていうふうに聞いています。始めればとめられないという事業であるのか、どうなのかという点を確認した上で、区分地上権が53%という現状のもとでもしランプシールドトンネルをスタートさせれば、とめられないっていうことでの事業であった場合には、権利者の権利を侵害することにつながりかねなくなります。もし、動かし始めてとめられないっていうランプシールドの工事であったとすれば、見切り発車は市民の権利を侵すことになるんじゃないかという点を危惧するものですし、市民からもそのような声があります。この点での市の見解を伺いたいと思います。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  1点目の振動対策ですけれども、1回目に振動があってから、しっかり対策をして、特にサンドクッションを厚くするのが有効で、2回目のときには、振動が起きる想定の地盤が、振動が起きずに施工が済んでおります。2月の分です。3回目として、6月にも、もう一回、同じ地層を掘ることがありますので、これまでの経験をしっかりとしながら、振動が起きない対策も予見して、そういったものが起きないように、今委員がおっしゃるように市のほうからも国のほうにしっかりと求めていきたいと思います。
 それとあと、3点目のシールドマシンを動かして、とめられないのかというお話ですけれども、しっかりと区分地上権が設定できなければ、やはりそこの部分のシールド工事は、地上権が設定できないところの掘進はできませんので。シールド、本線じゃなくて、ランプシールドでございます。ランプシールドの対応については、そういった手続をしっかりととって進んでいくものというふうに認識しています。


◯都市整備部長(田口久男君)  2点目の工事時間に関しまして、私のほうからお答えいたします。24時間を想定している工事の内容もございますが、委員御指摘のとおり、夜間やはり皆さん就寝する静かな時間帯ということで、そういった市民の生活に影響するような工事内容は、極力配慮して調整する必要があるというふうに考えております。
 また、一方で、全体の工期を北野地域、分断している部分がありますので、それを余り長くとるというのも全体としての影響がありますので、そのあたりは市のほうも確認しながら求めていきたいと、調整していきたいというふうに考えております。


◯委員(栗原健治君)  工事の時間ですけれども、土日、休日も進捗状況によっては例外規定もありますし、夜間、早朝の工事っていうのも状況によってはあり得るっていうことで、市民生活に影響しない、させない工事期間というのは、しっかりと市からも市民の声を受けとめて──私は必要だと思いますけども、手だてをとっていただきたいというふうに思います。
 ちょっと技術的に、シールドマシンを動かし始めたときにとめられない、実際にはもう動かし続けなければならないっていう技術かどうかっていう点は、確認していただきたいっていうふうに思います。大深度地下は全部通すこと、とめないでずっと行くことっていうのはできるわけですけども、ランプトンネルの場合には、とめられないっていうことになると、区分地上権が取得されていない中でランプシールドトンネルを始めると、とめられないっていうことが権利侵害につながっていく可能性があります。
 この点で、技術との関係でランプシールドトンネルを始めるのに対しては、見切り発車をさせない。ちゃんと技術的にとめることができるっていうのであれば、それはスタートさせることは可能かと思いますけども、そういう危険性があるっていうことは認識して対処していただきたいっていうふうに思います。技術の確認はしていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯都市整備部広域まちづくり等担当部長(小出雅則君)  本線のシールドについても、日曜日はメンテナンス日っていうことで、施工しないでメンテナンスでとめるっていう形にしていますので、動き出したものは一切とめられないっていうことはないと思うんですけど、今、委員からもお話をいただいていますので、動き出したものはとめられるのかどうなのかというところもよく確認して、またお答えさせていただきます。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時21分 休憩



                  午後0時25分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。大変長時間、お疲れさまでした。ありがとうございました。
                  午後0時26分 散会