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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成27年文教委員会) > 2015/08/04 平成27年文教委員会本文
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2015/08/04 平成27年文教委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(加藤浩司君)  おはようございます。ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 企画部が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 企画部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する企画部の説明を求めます。


◯企画部長(河野康之君)  おはようございます。よろしくお願いします。
 本日は企画部から、平成27年7月17日に開催されました平成27年度第1回三鷹市総合教育会議につきまして御報告させていただきます。この会議は法律に伴うものでございます。具体的には、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が施行されました。このことに伴いまして、この会議は市長と教育委員会を構成員として設置されるものでございます。また、この会議は地方公共団体の長、すなわち市長が招集することとされておることから、所管を企画部企画経営課といたしました関係上、企画部から御報告させていただくものでございます。
 詳細については担当より御報告いたします。


◯企画経営課長(平山 寛君)  よろしくお願いいたします。私のほうから、資料に沿いまして、平成27年7月17日に開催されました、第1回三鷹市総合教育会議につきまして御報告させていただきます。今、部長のほうから申し上げましたように、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴いまして、市長と教育委員会を構成員として総合教育会議が設置されるものでございます。
 資料の5ページをごらんください。カラー刷りのパンフレットのコピーとなっております。5ページの上のところ、ピンク色の白抜きでポイント3、総合教育会議というふうに記載しているところをごらんください。総合教育会議は全ての地方公共団体に設置されるものとされております。その真ん中に赤い矢印の下のところに総合教育会議の概要が書いてございます。市長が招集、会議は原則公開とされております。構成員は市長と教育委員会となりまして、必要に応じて意見聴取者の出席を要請することができるものでございます。
 協議・調整事項が定められておりまして、まる1としまして、教育行政の大綱の策定、まる2、教育の条件整備など重点的に講ずべき施策、まる3、児童・生徒等の生命・身体の保護等緊急の場合に講ずべき措置が協議事項・調整事項となっております。
 それでは、7月17日の当日の内容につきまして御説明いたします。資料の1ページにお戻りください。こちら、平成27年度第1回三鷹市総合教育会議についてでございます。1から3につきまして、当日の議題といたしまして扱っておりまして、1番、三鷹市総合教育会議運営要綱(案)について、2番、三鷹市の教育に関する現状と課題について、3番、三鷹市の教育大綱策定に向けた取り組みについて、当日は協議等がなされました。また、4番にありますとおり意見交換としまして、子どもの安全安心の確保などについて議論がされたところでございます。
 資料の、恐れ入ります、7ページをごらんください。議題の1、協議されました総合教育会議の運営要綱でございます。地教行法に基づきまして、総合教育会議でこちらの運営について定めることとされております。協議の結果、お手元の要綱の内容で決定を見ているものでございます。
 特徴点等について申し上げますと、第1条の設置及び目的です。基本構想の基本理念、自治基本条例に定める参加と協働を基調とし、教育ビジョン・生涯学習プランの基本目標の実現に向けて、市長と教育委員会とが十分な協議と調整を図り、学校、家庭、地域とともに参加と協働による教育行政を推進することを目的とするとしています。
 第4条で会議の議題について定めております。会議におきましては、次に掲げる事項について協議並びにこれらについての市長及び教育委員会の事務の調整を行いますとしています。協議・調整事項でございますが、(1)、三鷹市の教育、学術、文化振興に関する総合的な施策の大綱の策定及びその変更に関すること。(2)、教育を行うための諸条件の整備その他の地域の実情に応じた教育、学術及び文化の振興を図るため、重点的に講ずべき施策に関すること。(3)、児童、生徒等の生命または身体に現に被害が生じ、またはまさに被害が生ずるおそれがあると見込まれる場合等の緊急の場合に講ずべき措置に関することでございます。
 次に、第8条をごらんください。会議結果の尊重でございます。ページでいいますと8ページになります。会議において事務の調整が行われた事項については、市長及び教育委員会はその調整の結果を尊重しなければならないとしております。そのほか、この要綱におきましては、会議の公開、会議録、傍聴について規定をしております。要綱に関する説明は以上です。
 資料1ページのほうにお戻りください。議題の2番目、三鷹市の教育に関する現状と課題についてでございます。こちらにつきましては、学校教育、生涯学習、学童保育所・地域子どもクラブの現状と課題につきまして、教育部、子ども政策部から説明をし、総合教育会議としてこれらの事項に関する共通認識を深めたところでございます。
 続きまして、議題の3つ目でございます。ページが行き来しますが、資料の5ページの部分をごらんください。この5ページの下の部分にポイントまる4、大綱と、教育に関する大綱に関する記載がございます。大綱とは、教育の目標や施策の根本的な方針であるとされています。また、教育基本法第17条に規定する基本方針、つまり国の教育振興基本計画を参酌して定めるものとされております。大綱は総合教育会議において、市長と教育委員会が協議・調整を尽くし、市長が策定するものとされております。市長及び教育委員会は、それぞれの所管する事務を執行するものであるとの記載がございます。
 これらのことを踏まえまして、三鷹市の教育大綱策定に向けた取り組みについて、当日意見交換がなされました。1ページの部分にお戻りください。この意見交換がなされた後、結論といたしましては、三鷹市の教育大綱につきまして、その理念の部分については基本構想、自治基本条例、教育ビジョン、生涯学習プラン、子育て支援ビジョンなどの基本理念等を踏まえ策定する方向で検討すること。また、施策の方向性につきましては、第4次基本計画の第6部、いきいきと子どもが輝く教育・子育て支援のまちをつくる、第7部、創造性と豊かさをひろげる生涯学習・文化のまちをつくる、を骨格といたしまして、第4次基本計画の第1次改定を踏まえ策定すること。平成27年度中に策定すること。
 以上につきまして、御了承いただいたところでございます。なお、会議への傍聴者はなかったことを御報告させていただきます。私からの説明は以上です。


◯委員長(加藤浩司君)  企画部の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方は挙手をお願いします。


◯委員(伊沢けい子さん)  この資料1にあります第3条で、会議には、必要に応じて関係職員を出席させることができると──ごめんなさい、要綱ですけれども、要綱の第3条にありますけれども、この関係職員というのはどういった職員を指しているのか、ちょっと教えてください。


◯企画経営課長(平山 寛君)  こちらは、市の職員、あるいは必要に応じて有識者等から意見を聞きたいというふうな場合に、職員を出席させることができるという意味でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうしますと、市の職員だけでなく、外部のそういう有識者と言われる、例えば学者さんとか、そういった人たちも当てはまるということでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  失礼しました。第7条の部分に意見聴取という項目がございます。有識者等につきましては、こちらの第7条に基づきまして意見を聞きまして、こちらの第3条につきましては、市の職員ということで御理解いただければと思います。以上です。


◯委員長(加藤浩司君)  ほかによろしいですか。


◯委員(森  徹君)  それでは、ちょっとお聞きします。これは、私ども、教育委員会の改悪っていう認識なんですけども、法律が変わりましてね、こういう体制になったということなんですが、傍聴者はいなかったと。これ、公開ということですよね。公開で、傍聴できると。7月17日に行ったということは私自身も知らなかったんですが、市民の皆さん方への案内っていいましょうか、その知らしめた方法、アナウンスっていうのはどんな形でやられたんでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  周知の方法につきましては、「広報みたか」7月5日号と市のホームページでそれぞれ行いました。ホームページにつきましては、7月3日に第1回三鷹市総合教育会議の開催といたしまして御案内をいたしまして、「広報みたか」については、繰り返しですけれども、7月5日号でお知らせしたという内容になっております。


◯委員(森  徹君)  じゃあ、これ、第1回ということで文教委員のメンバーには特別にこういうことをやるという事前の通知、アナウンスというのはなかったんでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  特段、文教委員の皆様に御案内は差し上げておりません。


◯委員(森  徹君)  この教育委員会制度が変わったということで、QアンドA、概要ですね、これ、きょう資料の差しかえということで、きょうこの場で見させてもらったんですが、正副委員長打ち合わせのときにはこの資料ってのは出ていたんでしょうか。正副委員長の打ち合わせのときにこれが出てれば、当然我々委員、事前の資料にこれもついてくると思うんですが、どうだったんでしょうか。


◯企画経営課長(平山 寛君)  正副委員長の打ち合わせの段階では、お示ししたのは要綱のみになります。


◯委員(森  徹君)  私もきょうの委員会に出るに当たって、一応この法律の改定その他も調べてみたんですが、これはそれなりにわかりやすく示されている資料というのは、やはり正副委員長打ち合わせ、それから事前の資料にきちっとつけていただければ、きょうの質疑の中でも生かされたんじゃないかというふうに思います。
 それから、市長の権限がかなり教育に反映されると。この資料の画を見ても、教育長よりも首長のほうが大きくなっていますから、やはりそういう位置づけなのかなと。やはり教育委員会の自立性といいましょうか、独自性、この辺は今後もしっかりと担保されなきゃならない。特に私は、安倍内閣の動きの中でこの問題というのは──非常に教育の問題っていうのは極めて重視しているわけですから、そのことの市側の対応、それから教育委員会の努力ということも、ひとつよろしくお願いしたいと思います。以上で質問を終わります。


◯委員長(加藤浩司君)  ほかに。


◯委員(半田伸明君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。行政報告、企画部報告、ア、平成27年度第1回三鷹市総合教育会議について、質問いたします。まず、事前に配られていた資料、三鷹市総合教育会議運営要綱について、から、きょう新たに差しかえられた資料──平成27年度第1回三鷹市総合教育会議について、に差しかえられたことをこの場で知りました。結論から申しますと、差しかえのタイミングがいいか悪いかはちょっと置いておいて、より詳しくしたいという意思が感じ取られましたので、これはよろしいことかなと思います。
 ただしですね、1ページ目、平成27年度第1回三鷹市総合教育会議についてという、会議の中身がこういうふうになっているということの報告をすることだったのか、それとも運営要綱についての報告でよかったのかということについては、これは事前にやっぱりいろいろ考えがあったんだろうと思います。この総合教育会議について、その会議の中身を報告することを、ぺらを1枚つけ加えることにした判断の背景をまずはお聞きしたいと思います。


◯企画部長(河野康之君)  この会議につきましては、主たる内容が要綱の確認と、あと大綱策定に向けた方向性について協議したということで、いわゆる方向性の確認で終わったために、そうした言葉による御説明を念頭にしていたわけですが、やはり法律の名前とか、さまざまなことで目で確認できる資料が必要であるというような正副委員長のアドバイスがありまして、その助言に従って私ども、対応を図ったところでございます。よろしくお願いします。


◯委員(半田伸明君)  そんなとこだろうなということで、お疲れさまでしたと、要はこれを言いたかったわけでございます。
 あと、それに延長してなんですが、この総合教育会議のぺらの件なんですが、これもちょっと一応確認しておきたいんですが、イメージ図としては、この総合教育会議というのは教育委員さんが引き続き入っているということも考えると、やっぱり教育委員会定例会の延長なのかなという感じがしております。延長ではなく、新しい組織体なんだよと言われてしまえば元も子もないわけなんですが、従来ですと、教育委員会定例会についての定期的な報告があったかといえば、これは実際になかったわけでございます。今回、第1回の総合教育会議ということで、会議の中身そのものについての報告が正副委員長のアドバイスで追加されたわけでございます。
 今後、教育委員会定例会という過去の文教委員会に対する報告がなかったということとの整合性、この総合教育会議については会議の中身の報告を今後定期的にいただけるのか、それとも、今回正副委員長のアドバイスがあったので、特例的に今回だけこのぺら1枚をつけたということになるのか。今後の行政報告のあり方についてお伺いしたいと思います。


◯企画部長(河野康之君)  今回については、まず創設されたということと、この会議の枠組みを定めたと。それについて、大まかにどのような議論がされたということで、あえてこの本委員会で報告させていただきました。したがいまして、今後どのようにこの会議が持たれるか、そのことも議論されたわけですが、毎年度行っている教育行政についての確認等、議論とか、そういうのが行われるかと思います。
 ただ、これについては、会議録は完全に公開されることなどを踏まえると、毎回定例的に行った場合、必ず本委員会で報告する必要があるのかどうかというのは、そのようには考えてないところでございます。ただし、重要な案件、例えば大綱の策定とか、そういう場合については本委員会での御報告というのは検討すべきかなと。当然そして、この会議の狙いであります重要な事件があった場合、このときもその都度適切に判断していきたいと、このように考えているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  何回前の文教委員会でしたか、ちょっと記憶、思い出せなくて申しわけないんですけど、エクセルの表があって、この総合教育会議のあり方について、例えば重大な事件、残念ながら例えばいじめによる自殺事件があった場合など、文教委員会に対する行政報告はどのタイミングで行われるのかということを議論した経過が以前あったかと思います。今の河野企画部長の御答弁で個人的には納得するものなんですが、教育委員会定例会の報告が過去定例的にあったというわけではないということとの整合性を考えた場合、毎度、毎度というのは、それはどうなのかなという気はいたします。
 ただし、今部長答弁にございましたように、これは報告すべきだろうと、重要な案件であるということの判断がもしなされた場合は、ぜひ積極的に我が文教委員会のほうに御報告いただきたい旨、申し上げてお願いをしておきたいと思います。
 それと、この教育会議の参考資料4ページ、5ページ──これ文部科学省の資料ですか、大変わかりやすくできていると思いますけども、この総合教育会議との関係で若干敷衍して質問しておきたいなと思います。過去、学童保育事業は教育だったのが、今は子育てのほうに移っていますね。もう一つは、教育委員会の中に今度は教育部というのができた。今回この教育委員会制度そのものが大きく変わろうとしているわけでございます。組織体のあり方とでもいいましょうか、学童保育などでの個別の事業が市側に移るのか、教育委員会側に残るのか、例えば一例として社会教育はそのままでいいとか、社会教育は市側に移すべきだろうとか、いろいろ今後さまざまな議論が起ころうかと思います。
 そういった議論の方向性をどのように取りまとめていくかということとあわせて、この総合教育会議ができたことによって、教育委員会の中の教育部の存在意義っていうものを、いま一度、やはり確認をしておくべき必要があるのではないかと思っております。この点についての御所見をお伺いいたしたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  総合教育会議、市長と教育委員さんたちの意見交換の場、協議・調整の場ということで設定をされたところでございますので、教育委員会、特に教育部は、今生涯学習分野と学校教育分野と2つに分かれているわけでございますけれども、特に所管でいいますと、指導課とか、あるいは学務課とか、学校と深くかかわる部署というのは、これまでも、これから先も何ら変わりはないわけでございますので、教育部として引き続き教育委員会の中で所管の事務を取り扱っていくということに考えてございます。


◯委員(半田伸明君)  教育部っていうのはもともとなかったですよね。新しくできて、あれ、何年前でしたっけ。ですよね。教育委員会の中で教育部というのが新しくできたのはもう随分前の話だと記憶しておりますけれども、そのころに教育部をつくることの意義は当時はあった。だからこそあるわけですよね。で、確認をしておきたいからこそ質問をしているわけなんですが、教育委員会制度がこのように変わることによって、当時教育部が創設されたこの意義は変わっていくのか、いかないのか、ここを一応聞いておきたいんです。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  確かな記憶ではないかもしれませんけれども、当初、教育委員会の中に学校教育部と生涯学習部と2つの部ができまして、それぞれ分野ごとに所管をしていたと。その後、生涯学習部というものがなくなって、教育部1本に統一をされたということでございます。教育委員会は行政委員会でございますけれども、その中に市長部局と同様に部を1つ設けるということで、事務の整合性を図っていくというところでございますので、その存在意義については変わりはないものというふうに考えてございます。


◯委員(半田伸明君)  これで最後にいたしますが、総合教育会議というものは、今までの教育委員会制度がある意味抜本的に変わる制度なわけでございます。この抜本的に変わることとあわせて、教育部──今のお話しいただいたような市長部局側ということで当時創成されたっていうことを考えた場合に、本体という言い方は変ですかね、総合教育会議がこのように変わるということと、あわせて教育部はそのまま存在していいのか、もしくは存在すべきなのか、市の組織体全体の議論のあり方につなげていくべきではなかろうかっていうことの問題提起だったわけであります。当事者としてのお考えはよくわかりましたけども、そこはちょっと1回整理しておいたほうがいいのかなと思います。整理した結果、やっぱり今のままの教育部でいいよというのだったら、それはそれでなるほどと思いますので、その点の問題提起の質問を差し上げました。以上になります。


◯委員(谷口敏也君)  先ほどの森委員の質問の続きになるんですけど、政治的中立ということで今まで分けていたと思うんですが、ここにも政治的中立の確保と明記されているところがあるんですけど、三鷹市なりに政治的中立を担保するに当たってお考えがありましたら、お伺いしておきたいんですけど。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  お配りをしております資料の、今ごらんの中の裏側にQアンドAというのがございます。こちらの中にも一部触れてございますけれども、特に協議・調整をするに当たって、こういった議題については本来その協議の場では望ましくないというような、事例的なものがございます。こういった法律の趣旨を遵守しながら、三鷹の場合は従前より教育委員会、首長、十分な意見調整をしておりますけれども、ここで新たな制度、始まりましたので、さらにその趣旨、目的を徹底して運用してまいりたいというふうに考えてございます。


◯委員長(加藤浩司君)  以上で企画部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時58分 休憩



                  午前10時02分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  本日、教育委員会からは2件、行政報告をさせていただきたいと思います。お手元の資料目録でございます。平成27年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成26年度分)の報告書についてということと、2点目が、図書館システムの更新に伴う休館とサービスの充実についてということでございます。
 1点目につきまして、私のほうから報告をさせていただきたいと思います。着席をして失礼させていただきます。資料の1をごらんいただきたいと思います。こちら、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成26年度分)報告書でございます。こちらをごらんいただきたいと思います。教育に関する事務に係る点検及び評価につきましては、先ほども出てまいりましたけれども、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第27条の規定に基づきまして、教育委員会がみずから点検・評価を行うものでございます。
 今回御報告をいたしますのは、昨年度、各部の運営方針と目標を御報告いたしました際にあわせて御説明をいたしました教育委員会の基本方針と事業計画、この中の点検・評価対象事業に対する報告ということでございます。お開きいただきまして、目次を飛ばして1ページ、点検及び評価の目的でございます。毎年度、主要な事務事業につきまして具体的な決算の数値等、これは9月議会の中で御説明をさせていただく機会がございますので、主にその課題や取り組みの方向性を明らかにすることによって、効果的な教育行政の一層の推進を図るというものでございます。その際に学識経験者の意見を聴取すること、そして報告書を作成し、市議会に提出するとともに、市民の皆様に公表をすることとしているところでございます。
 おめくりいただきまして、3ページから6ページまででございます。こちらにつきましては、平成26年度1年間の三鷹市教育委員会の活動の概略を掲げたものでございますので、後ほどお目通しをいただければというふうに思います。
 続いて8ページから15ページまで、こちら、表形式になってございますけれども、こちらが点検・評価、この後に続く部分、個票の一覧表となってございます。18ページ以降のまとめとなってございますので、こちらについてもごらんをいただければというふうに思います。昨年度から全体として見やすさを中心に様式の見直しを行いました。まず、これ17ページが凡例になりますけど、こちらをごらんいただければというふうに思います。
 一番上に事業の背景・目的、そして、その次に平成26年度の取り組みの中で、上から順に目標、指標、取り組み状況、そして、事業評価として、進捗の状況に対する評価をAからC、この3段階ですね。成果に対する評価をSからCの4段階というような評価とさせていただくことといたしました。そして、その下の今後の取り組み・課題という欄では、平成27年度以降、継続する事業につきましては、取り組みの方向性とか、実施に当たっての課題を説明させていただいております。また、事業評価の中で、各評価項目中でA評価以外の場合につきまして、その理由をこの欄の中で説明をさせていただいているというところでございます。
 そして、18ページからが主要な事務事業の点検及び評価、具体的な中身でございますけれども、こちら、学校教育関係が15事業、今年度につきましてはございます。若干ボリュームが多うございますけれども、こちらについて、順次御説明をさせていただきたいというふうに思います。
 まず18ページの1番、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展ということでございますが、具体的な取り組み状況につきましては、18ページの下段から、19ページにかけて記載をしてございます。平成26年度には、学園・学校評価の充実を図るとともに、平成25年度に引き続きまして、文部科学省の委託事業を活用し、コミュニティ・スクール委員会会長とか、あるいは校長代表、学識経験者をメンバーといたします三鷹市コミュニティ・スクール推進会議というものを3回開催をいたしました。会議では、各学園の「学び」のスタンダードの作成における進捗状況、こういったものを共有しながら、学識経験者からの客観的な評価をいただきまして、平成27年度以降の各学園の活動の展開につなげているというところでございます。
 また、コミュニティ・スクール委員会の広報活動の充実の一環といたしまして、新たに2学園、CSガイドを作成いたしました。そういった広報活動に力を入れたことなどによりまして、今回、目標を上回る学校支援ボランティアの御協力をいただくことができたところでございます。
 また、小学校の高学年におきます一部教科担任制の実施、あるいは小・中相互乗り入れ授業や学園研究等による小・中学校の教員の積極的な学園内の連携・指導交流の推進を図ったところでございます。こうした取り組みの1つの成果といたしまして、市立小学校卒業者の市立中学校への進学率の割合でございますけれども、平成25年度と比較いたしまして3.9%増加をいたしまして81.1%となりました。これは、第4次基本計画の目標値が79%ということでございましたので、この目標を達成したというところでございます。
 また、学校支援ボランティアの参加者数でございますけれども、ボランティア研修会の開催など、各学園とコミュニティ・スクール委員会の創意工夫によりまして、平成25年度と比較して、全体で1,504人増加をいたしまして1万7,807人という数字になりました。支援者の裾野を広げる中で、コミュニティ・スクールの活性につながったと考えているところでございます。
 以上のことから、前ページの平成26年度の目標、指標との対比におきまして、評価といたしまして、進捗状況はA、成果に対する評価はSとさせていただいたところでございます。今後の取り組み課題ですけれども、三鷹コミュニティ・スクール推進会議、これは平成24年度、平成25年度、平成26年度で終わりましたけれども、こういった検討内容を参考に、コミュニティ・スクール委員会の効果的で持続的なあり方、あるいは円滑な運営の支援、さらなる活性化に向けた各学園の具体的な取り組みを推進してまいりたいと考えているところでございます。
 また、今回、学識経験者の方からも御評価をいただいてございます三鷹「学び」のスタンダード、こちらを踏まえた各学園の学園版「学び」のスタンダード、こちらの各家庭への啓発、そして実践に向けた取り組みを支援してまいりたいというふうに考えているところでございます。
 20ページをお開きいただきたいと思います。こちら、2の知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実ということでございます。こちら、3つに分かれてございますが、まず一番最初の1の確かな学力の育成、こちらにつきましては、7つの学園で学園版「学び」のスタンダードの策定に向けて具体的な取り組みを進めるとともに、全ての教員の学校版のスタンダードに基づいた学習指導の改善・充実について、管理職による授業観察、あるいは指導・助言等が全校で年間を通して展開されたところでございます。
 2番目、豊かな心の育成。こちらでは、道徳教育と人権教育におきまして、全小・中学校が教育全体計画及び年間指導計画の見直し、教員向けの研修の充実などを含めた改善を図ったところでございます。また、情報モラルにつきましては、教員間の課題意識の共有化を図るために、教員向けのリーフレットの作成を活用いたしまして児童・生徒への指導と保護者への啓発を推進するための体制を整えたというところでございます。
 そして、3番目の、健やかな体の育成。こちらでは、体力向上の取り組みといたしまして、都の体力・運動能力調査の結果をもとに各校が課題を分析し、引き続き一校一取り組み、一学級一実践を実施したところでございます。また、中学校保健体育科の教員が小学校で乗り入れ授業を実施したり、あるいは地域人材が中学校の部活動の指導補助を務めるなど、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校であることの強みを生かした特色ある活動を展開いたしました。
 以上の取り組みを総合的に評価いたしまして、進捗状況、成果ともAとさせていただいたところでございます。今後は、各学園のスタンダードの実践を推進する中で、確かな学力、豊かな心、健やかな体の育成に向けてこれまでの取り組みをさらに充実させてまいります。また、コミュニティ・スクール委員の御協力のもと、学校評価と学園評価を着実に実施して、その結果と絶えざる改善につなげる。学校のPDCAサイクルに基づいた自律的な学校運営・学園運営の充実を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
 22ページの3、いじめ防止等の対策の推進でございます。平成26年度の取り組みといたしましては、三鷹市いじめ防止対策推進条例に基づいて、市が教育委員会とともに策定をいたしました三鷹市いじめ防止対策推進基本方針、こちらによりまして、平成27年3月19日には、第1回の三鷹市いじめ問題対策協議会、こちらを開催いたしました。委員間でいじめ問題に対する情報を共有したところでございます。また、リーフレットを作成、配付して、条例と、あるいは基本方針の趣旨を広く周知いたしました。学校では、こうした取り組みを通じまして、児童・生徒はもとより教職員を含めた学校全体のいじめに対する意識が向上し、いじめ防止に向けた取り組みの充実強化が図られたというふうに考えているところでございます。
 評価といたしましては、進捗状況、成果ともAといたしました。今後は、三鷹市いじめ問題対策協議会の開催によって、専門的知見に基づいたいじめ防止に向けた検討、学校の組織的ないじめ防止対策への指導・助言、未然防止の取り組みの充実を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
 24ページの4、教育支援プラン2022の推進と総合教育相談室事業の充実でございます。市で作成をいたしましたガイドラインの浸透によりまして、各学校において共通の様式を用いた児童・生徒の実態把握と的確な個別指導計画、個別の教育支援計画の作成が図られました。一般教員を対象といたしました夏季の校内研修会を充実させるとともに、アンケート調査を実施いたしまして、その理解度の把握に努めました。教育相談員・スクールカウンセラーを活用したスクールソーシャルワークにつきましては、現有人員の配置の工夫によりまして、スクールソーシャルワーカーを3名体制から4名体制にいたしましたことによりまして、関係機関との連携を行うことのできた件数が対前年比1.3倍となったところでございます。
 評価といたしましては、進捗状況、成果ともAといたしました。今後の取り組みでございますけれども、平成27年度、三鷹市教育支援プラン2022の改定の時期でございます。この中で、これまでの進捗状況を検証するとともに、国や都の施策展開も踏まえながら、三鷹市の教育支援の実績に基づいて教育支援のさらなる充実を目指してまいりたいというふうに思っております。
 26ページの5、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成でございます。平成26年度の取り組みといたしましては、若手教員研修から主幹教諭研修まで、幅広い階層別研修の実施、あるいは1学期中に8回開催をいたしました学校マネジメント講座の中で、三鷹市立学校人財育成方針の周知を図ったところでございます。また、ネットワーク大学との合同企画講座、みたか教師力錬成講座におきまして指導力の向上を図るとともに、外部折衝力向上研修を実施いたしました。また、体罰につきましても、事例の収集や独自の資料の作成などを通しまして、その理解を深める中で発生防止に向けた取り組みを行い、その一定の成果といたしまして、平成26年度は体罰の基準に相当する案件の発生はございませんでした。
 評価でございますが、こちらも進捗、成果ともAとさせていただいたところでございます。
 28ページの6、児童・生徒の安全を見守る体制の充実でございます。通学路の安全確保を補完するために、東京都の補助事業を活用いたしまして、北野小学校の通学路5カ所に防犯カメラを設置いたしました。設置場所の選定に当たりましては、北野小学校を初めといたしましてPTA、青少年対策地区委員会などの地域の関係団体と協議の上、その場所を決定したところでございます。この防犯カメラの設置によりまして、通学路におけます児童の安全確保の強化を図ることができたと考えているところでございます。また、緊急時等におけます情報連絡手段に求められる機能、あるいは各校の実態に即した運用方法についての検討を行いまして、三鷹市立小・中学校緊急時等情報配信システム、こちらの仕様策定及び運用体制の構築を図ったところでございます。
 評価につきましては、進捗・成果ともAでございます。今後も順次、東京都の補助事業を活用いたしまして、市内小学校の通学路に防犯カメラの設置を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
 30ページの7、学校給食の安全・安心の確保でございます。学校給食用食材の放射性物質の検査、こちらにつきましては、小・中22校におきまして6月から7月に13校、12月に9校と、この2期に分けまして給食丸ごと1食の検査を実施いたしまして、放射性物質が検出されなかった旨、ホームページ等で公開をしているところでございます。また、アレルギー疾患対策につきましては、学校におけますアレルギー疾患対応マニュアル、こちらを基本といたしました管理や取り組みの一層の徹底を図るとともに、ヒヤリ・ハット事例の全校での情報共有、あるいは個々に応じたアレルギー対応の教職員の共通理解、校内緊急対応体制の再確認などによりまして、アレルギー疾患対策を推進してまいりました。
 評価といたしましては、こちらも進捗、成果ともAといたしました。今後もアレルギー対策につきましては、各校におきまして一層の緊張感を持ってアレルギーへの組織的対応、緊急時の対応体制の徹底、教職員に向けたエピペン研修などを推進してまいりたいというふうに思っております。
 31ページになります。8の学校体育館の耐震性の確保でございます。耐震補強工事が必要であるとされました6校の学校体育館のうち、第五小学校と南浦小学校の2校、こちらの耐震改修工事、そして、残る4校の耐震補強工事実施設計、こちらを完了いたしました。第五小学校の工事に当たりましては、施工業者側の原因によりまして契約工期の延長が必要となりましたけれども、教育活動への影響を最小限にとどめる中で、一月おくれで体育館の使用を開始することができました。
 したがいまして、評価、進捗がB、成果がAというふうにさせていただいたところでございます。平成27年度には、実施設計の終わりました4校の体育館の耐震補強工事を実施いたしまして、本校舎とあわせて平成27年度学校耐震化率100%、こちらを目指してまいりたいと思っております。
 32ページでございます。9、学校施設の長寿命化及び非構造部材の耐震点検の実施でございます。近年建てかえを行いました校舎、あるいは学校体育館を除きまして、市内の小・中学校施設の非構造部材の耐震点検と老朽度調査を実施いたしました。この調査結果に基づきまして、平成27年度は小・中学校大規模整備計画の策定を進めまして、学校施設の長寿命化と防災機能の強化に向けた取り組みを進めてまいります。評価は進捗、成果ともAといたしました。
 33ページ、中学校特別教室等の空調設備整備の推進でございます。第三中学校を除きます6つの中学校で一部空調設備が未整備となってございます61の特別教室の空調設備整備実施設計を行いました。設計に当たりましては、熱源を使う教室と、それ以外の教室、こちらに分けた設計を行いまして、次年度以降の計画的な整備に向けた準備を行ったところでございます。
 評価は進捗、成果ともAといたしました。平成27年度は熱源を使用いたします理科室と、そして調理室、こちらを中心に17の特別教室の整備を実施するという予定でございます。
 次の34ページ、11、学校給食の充実と効率的運営でございます。平成26年の4月から新たに北野小学校と第六中学校で委託を開始いたしまして、委託校は12校となったところでございます。各委託実施校では学校給食運営協議会を設置いたしまして、学校の中で安全でおいしい給食が提供されており、順調な運営がされていると評価をいただいているところでございます。また、平成27年度4月からの委託化を予定してございました第一小学校について、保護者説明会、あるいはプロポーザル方式による委託業者の選定を行うなど、準備作業を進めたところでございます。
 評価は進捗、成果ともAでございます。今後も、委託化の推進によって安全でおいしい給食の充実と効率的な運営を推進してまいりたいと考えてございます。
 35ページの12、学校ICT環境の再整備と最適化でございます。老朽化をいたしました校務支援システム用の機器につきまして、セキュリティーの向上、システムの信頼性の確保とコストの軽減に向けてクラウド化を実施いたしました。これによりシステムを運用する物理的な環境が改善をされまして、安定した運用が可能となったところでございます。評価は進捗、成果ともAといたしました。
 36ページの13、学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組みでございます。児童数の増加によりまして、普通教室の数の確保が必要となる可能性が高い、こういうことがわかった高山小学校につきまして、教育委員会としてその対応と方針を策定し、校舎増築に向けた取り組みを行うことといたしました。この対応と方針を踏まえまして、平成27年の3月には学校関係者やコミュニティ・スクール委員会で現況と今後の対応を説明いたしまして、校舎増築への方向性について御理解をいただいたところでございます。評価については、進捗、成果ともAでございます。
 37ページの14、川上郷自然の村の効率的な運営の推進とあり方の検討でございます。効率的な施設運営に向けましてさまざまな取り組みを行った成果といたしまして、今回、指定管理料を対前年比マイナス4.1%、282万円ほど削減することができました。また、利用者拡大に向けた取り組みによりまして、当初目標には少し届かなかったものの、過去2番目に多い1万822人という一般利用者があったところでございます。また、教育委員会など関係各課によりますプロジェクトチームによりまして、小・中学校の自然教室のあり方、施設の効率的な運営、営業期間の縮小などの抜本的な対策、そして、管理運営形態などについて検討をし、一定の取りまとめを行ったところでございます。
 評価につきましては、進捗状況がA、成果もAとしております。平成27年度につきましては、この検討結果をもとに市長部局と最終調整を図りながら、総合的視点から施設の方向性に係る方針を確定してまいります。
 学校教育の最後になります。38ページ、15、地域社会の拠点としての学校づくりの推進でございます。平成26年度では防災拠点としての学校の機能強化といった、この視点で取り組みを行いまして、地域が実施する防災訓練、あるいは避難所運営連絡会等へ教職員や児童・生徒の参加を奨励いたしまして、災害時の学校の役割の理解の向上を図ったところでございます。進捗、成果ともAといたしました。
 学校教育分野については以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(宇山陽子さん)  続いて、私のほうから生涯学習の分野について説明いたします。
 まず39ページの16、健康・スポーツ及び生涯学習の拠点整備の推進(新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の整備に向けた取り組み)でございます。平成25年10月に施設の建設工事に着手し、平成26年度は指標のとおり建設工事の推進と管理運営計画の策定を行うこととなっておりましたが、建設工事については大変順調に進んだところですが、管理運営計画につきましては、内容が今後の事業展開等にかかわる部分が多いため、市長選挙後の新市長のもとで策定することとなりましたので、計画の策定は行わず、計画案の概要という簡略なものの作成にとどめることとなりました。
 そうしたことから、事業評価といたしましては、進捗状況がB、成果がCというふうにしております。今後の取り組みでございますが、管理運営計画につきましては、既に先月6月に策定いたしまして、市議会にお示しをしたところです。また、建設工事につきましては、引き続き安全かつ計画的に進めてまいります。
 次に、40ページをごらんください。17、大沢二丁目古民家(仮称)の復原整備に向けた取り組みでございます。平成26年度は、指標として復原工事と施設の管理運営計画の策定を行うこととなっておりましたが、建設費の高騰等による入札の不調によりまして復原工事ができず、これまでの整備方針を改めて見直すこととなりました。安全、利便性、経済性の見直しを中心とした新たな整備方針の検討を行っております。エコミュージアム事業につきましては、庁内プロジェクトチームを設置し、今後の方針、方策について検討を行ったところですが、古民家の復原整備ができなかったことから、進捗状況、成果ともにCとしております。今年度の取り組みですが、整備方針については既に決定をいたしまして、現在、基本設計等に向けて契約手続を進めているところです。
 次に41ページをごらんください。18、生涯学習プラン2022の推進(生涯学習のまちづくりに資する人材の育成及び活用の推進)でございます。平成26年度は指標のとおり、1つは生涯学習計画推進会議──これは生涯学習に関する何らかの事業を所管している庁内の課や外郭団体が集まった会議のことでございますが、健康、福祉、文化、環境、子育てなど、さまざまな所管課が実施している生涯学習事業についての調整と自己評価、進捗状況、成果の評価及び取り組み状況、課題の記述等を実施いたしました。今回は、庁内各課にネットワーク大学を加えまして、全体で307の生涯学習事業が行われており、三鷹市における生涯学習の機会の確保がおおむね図られていることを確認いたしました。
 また、生涯学習のまちづくりに資する人材の育成、支援、活用については、42ページに人材育成の取り組みの事業例としてお示しをしたとおりさまざまな事業を実施したところですが、今後さらに養成した人材を活用に結びつけていくマッチングの取り組みが引き続き課題であるというふうに考えております。
 以上の結果などから、進捗状況に対する評価はA、成果に対する評価はBということにしております。
 次に43ページの19、三鷹市立図書館50周年記念事業の実施です。平成26年度は三鷹市の図書館開館50周年を記念してさまざまな事業に取り組みましたが、指標にありますとおり図書館サポーターの養成を行い、各種事業への支援や参加により図書館の活性化につなげたり、ネットワーク大学との共催での連続講座や、図書館未来会議を開催し、市民とともにこれからの図書館のあり方を語り合う場としました。また、図書館サポーターが企画運営する図書館フェスタの開催や、武蔵野美術大学との協働でシンボルマークの公募とロゴマークの作成を行うなど、図書館ブランディングについて考える機会としました。
 こうした事業は文部科学省の委託金などを獲得しまして拡大し、それぞれ多くの市民の参加を得て行われ、目標を上回る成果が得られたことから、進捗状況についてはA、成果についてはSとしております。この周年行事で得られました成果については、今後策定する図書館運営に関する基本方針に反映させていきたいと考えております。
 次に、44ページの17、図書館サービスの充実ですが、新たな図書館システムの共同開発を進め、図書館サービスの一層の向上を目指し、新たな機能の開発を行ったところです。評価としては、進捗状況、成果とともにAとしております。今年度、9月に新システムへの本番移行を行うことになっておりまして、引き続きシステムの構築に取り組んでまいります。
 最後になりますが、45ページの21、みたかスポーツフェスティバルの開催です。スポーツ祭東京2013の開催に伴い、3年ぶりの開催となったところですが、実行委員会を設置し、子どもや高齢者、そして障がい者など、誰でもが参加できるインクルーシブなイベントとして開催し、スポーツをすることに重点を置いた企画運営を行いました。指標としまして、来場者1万4,000人以上としたところですが、当日あいにく台風接近による悪天候ということがありまして、来場者数は6,000人にとどまりました。
 こうしたことから、評価としては進捗状況についてA、成果についてはBとしております。今後は、引き続きスポーツの体験を目的としたインクルーシブな取り組みとしてスポーツフェスティバルを開催していくとともに、2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機に、機運の醸成やスポーツボランティアの育成にも努めていきたいと考えております。私からは以上です。


◯委員長(加藤浩司君)  引き続き、図書館システムの更新に伴う休館とサービスの充実について、御報告をお願いいたします。


◯三鷹図書館長(田中博文君)  よろしくお願いいたします。お手元に図書館システムの更新に伴う休館とサービスの充実についてという資料のほうを配付をさせていただいておりますので、資料2のほうをごらんください。株式会社まちづくり三鷹と共同開発した新たな図書館システムへの更新及び機器類の入れかえを実施するため、当初計画のとおり、三鷹市立図書館全館──移動図書館ひまわり号を含みますが、休館をするということで予定をしております。
 まず1番目をごらんください。システム更新に伴う休館等についてですが、休館は平成27年9月1日火曜日から、9月23日水曜日──祝日になりますが、こちらの23日間を予定をしております。市民の皆様への周知は、市または図書館ホームページ、「広報みたか」によって、また「図書館だより」、館内掲示などで丁寧に周知のほうをさせていただいております。また、休館に伴って8月31日、月曜日になりますが、通常は休館日になりますけれども、夏休み最後ということもございますので特別開館をさせていただいて、利用者の皆様に御利用いただくようにしております。また、こちらのほうの周知についても、休館の御案内と同様に丁寧に御案内をさせていただいております。23日間の休館を経て9月24日の木曜日にリニューアルオープンをする予定となっております。
 では、2番目のシステム更新によるサービスの充実の内容について御説明をさせていただきます。システム更新に当たっては、インターネット上でのアンケートを実施し、システム運用、施設への御意見、御要望を多くいただいているところでございます。そのような御意見、御要望をなるべくシステムに反映させ、またシステムの更新に伴って運用面の改善も行うということで、準備を進めているところでございます。
 まず1点目は、セキュリティーと安定性の向上になります。現在図書館にあるサーバーを外部のデータセンターに設置することによって物理的にセキュリティーを向上し、また監視サービスの導入によって障害が発生したときに迅速な対応が可能となるようになります。
 2点目でございます。システムの機能の充実については、利用者が検索して気になった本を記録できるような「お気に入り」(予約カート)というような機能を導入し、また、予約についてもシリーズ予約や順次予約機能による事実上の予約の枠の拡充を図る予定になっております。また、利用者様から御意見の多かった返却期限前の事前の御連絡をメール等でしていただきたいということについても、そのほかのメール等のサービスも含めてきめ細やかなメールサービスを導入する予定になっております。また、予約登録後の予約受取館変更、登録電話の変更が現状ではできませんが、新しいシステムでは変更できるように改善を図る予定となっております。
 3点目でございます。機器の更新による改良では、現在クレジットカードやキャッシュカードのような厚いリライトカードを利用させていただいておりますが、やはり劣化や印字が見にくいというようなことの御意見を多くいただいておりますので、より寿命が長く、安価で印字の劣化が少なくなるようなカードに切りかえをいたします。また、館内の利用者用検索機にカード読み取り装置を設置をして、予約などについては利用者IDを入力するような手間を省くような形での改善を行います。
 4点目でございます。ホームページリニューアルでは、メニュー位置の見直しやグローバルナビなどの設置によって情報へのアクセスを向上させるとともに、一層高齢者、障がい者に配慮したサイトに改善することを予定しております。また、図書館の利用案内ページは、英語ページに加え、中国語・韓国語ページを追加することになっております。
 5点目でございます。デザインの統一。ホームページ、図書館カード、スマホアプリ等に、開館50周年を機に作成をしました三鷹市立図書館ロゴマークを使用し、図書館ブランディングによるデザインを適用した統一感を持たせることとなっております。
 以上が、図書館システムの更新に伴う休館とサービスの充実についてでございます。以上でございます。


◯委員長(加藤浩司君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(伊沢けい子さん)  この30ページにあります、学校給食のことでちょっとお尋ねしたいと思います。この中に、学校給食について放射性物質の検査というのを実施をしておりますけれども、目的はここに簡単に書いてありますが、この、年に学校ごとに1回検査を行っている狙いと成果についてもうちょっと詳しく教えていただけたらと思います。


◯学務課長(桑名 茂君)  給食用食材の放射性物質の検査につきましては、食の──何ていいますか、より一層の安全ということで実施をしているものでございます。給食を丸ごと1食、1回分の給食を検査機関に持ち込みまして、そちらで検査をした結果、検出されなかったということでございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  この放射性物質検査につきましては、基本的に給食、市場に流通をしている安全な食材を利用してつくっているということがございますけれども、やはり保護者の皆様の一部には引き続き放射能についての御懸念がございますので、入念的に、年に1回ではございますけれども、全ての食材を一緒に、給食としてできた製品を丸ごと検査をして公表することによって、例年引き続き安全な給食が提供されているということを確認をするという意味で実施をしている検査でございます。以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  本会議でもちょっと意見を申し上げたんですが、確認ということですけれども、年に1食だけの検査、各学校1回ということで、たったの1食ということですと、そのときたまたま出なかった。だけれども、じゃあ、ほかの日はどうなのかっていうふうに単純に思うわけですよね。そういった意味では、もっと日にちをふやす、あるいは抜き打ち的に検査をやるということで、初めてこの検査をやる意味っていうのが生まれるのではないかというふうに思いますけれども、いかがでしょう。


◯学務課長(桑名 茂君)  食の安全につきましては、国や都が責任を持って行うものという認識もございます。それから、市場に流通している食材については、そういった形で検査等も実施をして検出されていないものが流通しているというふうに判断をしております。その中で保護者の方の、より一層の安心といいますか、そちらを得られるような形でこの検査については実施をしているものでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  まあ、その保護者の方への安心という意味で言いますと、私がお聞きしているお母様方の反応などでは、やっぱりまだ不安を持っていらっしゃる、1食だけということで、やっぱりそれは安心とは思えないという反応がやっぱりありまして、むしろ向こうから言われるわけなんですけれども、そういった意味では、必ずしも全ての親御さんたちの安心が今確保できているというふうには私は思わないんですよね。
 そういった意味で、都や国が行うものというふうにおっしゃいましたけれども、ほかの、お隣の武蔵野市初め各市ではもっと入念的に実施回数を多くしたり、中には測定器を──武蔵野市はもう購入したりということで、より安全性を明確にしていく、成果を保護者にも見せていくということで実施しています。ですから、市としてそういうことが実施できないということではなくて、もう既に前例もあるんですけれども、そういうことはできるわけなんですよね。そういった意味で、今後回数をふやしていくこと、それから測定器を購入、あるいは、もし高額過ぎるというのであれば借りるとか、そういったことについては今後計画はないのか。2点、お聞きしたいと思います。


◯学務課長(桑名 茂君)  繰り返しになりますが、この食の安全についての国や都の検査について、国や都が責任を持って行うものという認識でおりますので、この回数増、検査機器の購入等についての予定はございません。


◯委員(伊沢けい子さん)  ただ、そういった親御さんの不安が必ずしも払拭されていないということと、それから回数をふやす、あるいは検査機を購入するっていうことは他市でも行われていて、やろうと思えばできないことではないということは、この場で私は意見として申し上げておきたいと思います。
 それと、この給食の安全ということで、放射性物質のことと話が変わりますけど、アレルギー疾患への対応っていうこともされてるということで、たしか以前調布市でそういったことで子どもさんが亡くなるという事故があったかと思います。このヒヤリ・ハット事例っていうことがここに書いてありますけれども、そういったことは実際に起きているのでしょうか。


◯学務課長(桑名 茂君)  アレルギーのところで、給食の食材を提供するに当たりまして、そういった──要するに小さいこと、大きいことって表現は難しいんですが、そういう事例、事故につながり得るような事例といった部分については幾つかの報告を受けております。その報告を実際は各学校、それぞれ情報を共有して、そういったことが起きないように、そういった事前の未然の防止っていいますか、対応っていいますか、そういったところを図るということを各学校の情報共有というような形で体制をとっているところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですね、かなりこれは難しいところがあるかと思うんですね。例えば同じ食材をその中に入れたつもりがなくても、同じ部屋の中で使っているだけでそれが混入するとかっていうことも含めて、かなり際どい問題も含んでいると思いますので、ぜひともこういったことで事故が起きないように、これからもその情報共有含めて進めていただきたいというふうに思います。


◯委員長(加藤浩司君)  ほかに。


◯委員(森  徹君)  それでは、1点だけお聞きしたいんですが、社会教育会館の移転集約、ページ39ですか、ここに取り組み状況を報告されまして、これは理解した上で少しお聞きしたいんですが、いわゆる社会教育会館は現在の位置づけっていうんでしょうか、社会教育法の、あれは公民館活動の位置づけというふうに理解しているんですが、三鷹の社会教育、生涯学習って非常に市民の活動の伝統があるというふうに聞いておりますし、理解をしているんですが、今度の多機能複合施設ですか、ここに移るという中で、その位置づけというのはそのまま担保されているっていうか、そういうふうに理解しているんですけども、それでよろしいんでしょうか。


◯総務担当課長(向井研一君)  直接社会教育会館の担当というわけでもございませんけれども、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)を総合的に整備している所管ということで、お答えさせていただきたいと思います。新しい生涯学習センター、まだ仮称でございますが、社会教育会館が移転してから、生涯学習センターとしてそこで事業を行っていくわけでございますけれども、これまで社会教育会館で行われてきた事業、これはそのまま継続をするとともに、さらにまた多世代にわたる市民の皆様方のより主体的で多様な生涯学習ニーズに応えられるような魅力的なプログラムを展開していきたいというふうに考えています。
 その中で、現在、今質問委員さんおっしゃったように、社会教育会館は社会教育法の位置づけで公民館として設置されているものでございますけれども、新しい施設ではそのような社会教育法上の縛りをかけず、社会教育のそういう枠にとどまらず、さらに多彩で魅力的なプログラムを提供するということで、事業はそのまま継続はしてまいりますけれども、そのような法律上の位置づけの縛りはかけずにさらに幅広い事業展開をしていきたいということで、今考えているところでございます。


◯委員(森  徹君)  縛りというふうに理解をされているんですが、やはり社会教育法の公民館活動、この位置づけっていうのは非常に重要だと思うんですよ。そういう変化というのは、どういう経過の中で、今までの活動の取り組みをどのように判断され、それをやはり、本来、建物は新しくなってもその内容っていうのは今後も生かしていくという──これ市民参加ですから、市民との協働を三鷹市はうたっているわけなので、今までの市民活動、伝統、それから、この社会教育法に基づいての公民館の位置づけ、これ非常に重要だと思うんです、法律的にも。そこに、やはりきちっと担保されてこの活動を進めていくってことが必要で、当然新しい時代の中で魅力的に、市民の要求は多様化してきますから、それに応えるというのは大切ですけども、社会教育法に基づいて取り組んでいくっていうことは非常に重要だと思うんですけども、その辺はどうしてこういう形で進んできているんでしょうか。


◯生涯学習課長(古谷一祐君)  社会教育法で今まで公民館を実施してきているということでございますけれども、まさに社会教育につきましては、これからも実践していくということは違いのないことでございまして、今後、生涯学習センターが整備されますと、当然社会教育も引き続き実施していくと。それを含めて、さらに大きな視点での生涯学習施策に取り組んでいくと、そういうような構えでございます。以上です。


◯委員(森  徹君)  ちょっと私の質問に……。これは、当然新しい市の、ざっくばらんに言って多摩青果跡地のこの開発は清原市長が一生懸命やっているわけですから、市長部局の意向っていうのがそこに反映されていて、教育委員会で具体的な検討がされた、独自にですよ。社会教育活動のこれまでの市民参加に基づいて、さらに市民の要求に基づいて進めていくっていうことよりも、ちょっと私はこういう縛りをかけないというところで、いわゆる社会教育、いろいろ市が支援する、財政的にも支援するっていうことで行われてきましたよね。いろいろ自主講座も含めて無料でということでされてきたんですが、こういう形っていうのは、今後縛りをかけないというんですけども、実際の活動というのが今までどおり、市民が本当に誰でも参加できるような、無料で行うということは当然だと思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(宇山陽子さん)  社会教育会館で今まで行われていた事業の中にはさまざまなものがございますけれども、特に市民大学講座のような、市民の自主的な参加によって協働の取り組みというようなことを含めた講座がずっと行われていて、これについては、引き続き新しい生涯学習センターでも無料で実施をしていくという考え方でおりますし、そういった形での要望にもお応えしつつ、また、そのほかにもさまざまな市民の要望、意向がございますので、幅広くそういったものにも応えられるような形での施設を考えているところです。


◯委員(森  徹君)  わかりました。これで質問を最後、終わりにしますけども、やはり新しい施設ができると、ランニングコストも相当大変な状況があって、それがこの利用料、使用料に反映されるというのが非常に心配ですよね。新国立の問題でもいろいろ問題があって、実際につくった後は、あれを利用するのは利用団体、なかなかスポーツ団体も利用できないんじゃないかという声もありまして、多摩青果跡地のこの新しい多機能複合施設も相当のお金をかけている施設ですので、当然立派な施設──これは、1つ、市民にとっては新しい施設で、すばらしいという歓迎の声と同時に、それが実際にランニングコスト、それから新しい借金ということで、市民にそれが負担でかかってくるわけですから、その辺の心配もあわせているんです。
 そういう中で、社会教育会館もここに移転するわけです。本来、そこに残してほしいという声もありましたし、そこで建てかえてほしいという声もあったんですが、市の方向はこの移転と集約という中で、今までの市民の生涯教育に対する、また社会教育に対する三鷹市の支援、やはり無料でという、そういうこともしっかりと今後努力していただきたい。今の答弁で少しは安心といいましょうか、ありましたけども、それをぜひきちっと確保していただきたいということを述べて、質問を終わりにします。よろしくお願いします。


◯委員(谷口敏也君)  幾つか順番に質問させていただきます。まず最初に、1ページの一番下のところで、今回の点検・評価の効果を市民に公表するという記述がありますけど、どういった方法をもって公開するのか。特にP連とか、その辺には詳しい説明とかもしていくのかどうかというのをお伺いしたいんですけど。


◯総務課長(高松真也君)  市民への公表についてでございますけれども、こちら、文教委員会での御報告の後に、ホームページで掲載をして公表をしております。


◯委員(谷口敏也君)  ホームページのみですか。「広報みたか」の教育委員会版とかもなしで、P連とかにも説明もなしですか。


◯総務課長(高松真也君)  広報紙の「みたかの教育」でも、このように点検・評価を行いましたという記事は掲載をさせていただきまして、詳しくはホームページをごらんくださいという形で御案内をさせていただいております。学校関係の各団体等に個別の御説明については行ってございません。


◯委員(谷口敏也君)  せっかく、特にP連とかは毎回教育委員会の方々に来ていただいて、いろいろ一言、現状の説明とかしていただく中で、せっかくこれだけいろんな事業があって、成果が評価されたりしている部分は、ある意味説明してもいいのかなという気もしますので、ちょっと検討していただければと思います。
 次に、具体的なところで幾つか質問させていただきたいんですけど、まずコミュニティ・スクール、19ページですね。19ページの下の今後の課題というところで、平成26年度、1年間、三鷹「学び」のスタンダード、いろいろと目に私も触れましたし、熟議等にも参加をさせていただいたんですけど、今後家庭への啓発と実践に向けた取り組みの推進──先ほど部長の説明だと支援ということをおっしゃっていたんですが、具体的にはどういったことをしようとしているのか、お伺いしたいんですけど。


◯指導課長(宮崎倉太郎君)  この三鷹「学び」のスタンダードにつきましては、学園のスタンダードというのを、今年度、実践につなげていくというところで、今検討を進めているところですけれども、コミュニティ・スクール会長の会ですとか、それから学園長会ですとか、そういうところで情報交流を今しているところです。
 特にここで大事になりますのは、その家庭版につきましては、特にやっぱりその家庭みずから、子どもと保護者とよくお話をしながら主体的に進めるということが大事なので、これをやってくださいという形で一律にやる、あるいは、それが押しつけのような形に、やらされているという形にならないようにというところに非常に気を配りながら今、策定をしているところです。
 ですから、これの進め方につきましても、性急に進めるということではなくて、時間をかけながら丁寧に説明をして進めていただきたいということで、今学園長会議ですとか、先ほど申し上げましたCSの会長、副会長会ですとか、そういうところで十分もんだ上で、各CSで進めていくということでございます。


◯委員(谷口敏也君)  そういうことですと、平成26年度、各学園で学園のスタンダードというのをつくって、一応各学園で公表をしたっていうことですよね。今年度は、それをさらに各学園で進めていく、浸透させていくための動きをしていくと思うんですけど、それに対する支援──先ほど支援とおっしゃったと思うんですけど、に関しては各学園にまず任せて、こういった方法をとろうと思うんですけどっていうことが上がってきたら、それに対して教育委員会として何らかの人的支援とか、予算的支援をしていくっていうような考え方でよろしいんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  支援という表現をさせていただきました。これについては、今指導課長からお話ししたとおり、各学園の取り組みが第一だということ。それも、性急ではなく、じっくり取り組んでいくということですから、今回、全てのコミュニティ・スクール委員会で、いわゆる会長がかわったということもあって新体制になっています。
 そうすると、この問題に限らず、コミュニティ・スクール委員会の中でさまざまな、いわゆる事業を進めるに当たっての支障であったり、困った点であったり。そういったところがあろうかと思いますので、それを、そういった会長、副会長会議等のところで情報共有しながら、うちの学園だったら、そういうときにはこういうようなやり方をしているよというようなところで、我々が支援をするというのは、そういう場の設定であったり、あるいは全体の会議のコーディネートであったり、そういう意味での支援ということで、直接この学園版「学び」のスタンダードを保護者の方に普及啓発するために何か直接的な動きをするという意味ではございません。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。あくまで各コミュニティ・スクール委員会に主体性を持たせて、何か支援の必要性を求められたら考えるというような形でよろしいんですか。ありがとうございます。
 続いて、いじめの防止対策なんですけど、条例も制定されて、まだそんなに進んでないと思うんですが、具体的な数値というのは、出てたら教えてもらいたいんですけど、平成25年度、平成26年度の比較とかですね。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  これは、さきの総合教育会議の中で、これは文教委員会でも御報告をした中身なんですが、これを市長と情報共有するという位置づけの中で報告をさせていただいた数字がございまして、いじめの認知件数という捉え方でございますが、小学校、中学校それぞれでございますけれども、平成24年度53件ということに対して、平成25年度は75件というふうにふえた。中学校については82件が94件というふうにふえてございますけれども、次の年度について、平成26年度については正式には発表されてございませんけども、三鷹の中で把握した数字としては、この件数はそれぞれ減っているというふうな傾向にございます。以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。つい先日も、どこでしたっけ、岩手でしたっけ。中学校で事件があって、学校は認めてなくて、教育委員会は把握してないっていうような報道がされて、保護者の人たちにとってはどこに訴えていけばいいのかというのはすごい切実に感じるところなんですけど、ここにも書かれているように、組織的ないじめの防止対策をさらに推進するように指導、助言をしていくということですので、期待をしているところでございますけど、教育委員会に報告しづらいような雰囲気はつくらないようにしていただきたいと思っております。
 各学校というか、私も去年そのいじめ対策検討委員会というのに参加をさせていただきましたけど、子どもたち自身が考えて行動するということも、中学生って結構できるんですよね。私も参加して、感心していたんですけど、主体的に自分たちが考えて、生徒会とか、そういうところでどういったことをすれば減らせるのかって自分たちで考えられるんですよ。そういったことを感じていますんで、それにその支援として応えられるような取り組みをすぐにできるように体制を整えておいていただければと思います。
 それと、いいですか、続けて。もう少しありますけど。
                (「どうぞ」と呼ぶ者あり)
 学校給食、30ページのところなんですけど、これまでもずっと議会の中でも議論があったと思うんですけど、市内産野菜とか果物の提供っていうことで、少し調べたところによりますと、武蔵野市とか小平市が非常にパーセンテージが高いのに、三鷹市が少ないというようなデータを見たんですけど、これについて何か、市のほうも積極的に取り組んでいるとは思うんですが、課題として見えていることがわかっていれば、お伺いしたいんですけど。


◯学務課長(桑名 茂君)  市内産野菜の活用につきましては、これまでも教育委員会の取り組みとしても、多くの活用を図れるようにというところで実施をしてきたところですが、武蔵野市と小平市が、特に近隣の自治体では、全体的なパーセンテージというのは高いというふうなところはこちらも把握はしております。
 ただ、三鷹としての分母というんですかね、何を基準にという。三鷹の場合は、金額ベースを基準に大体2%程度というところでの把握なんですが、その分母自体がどういった形なのかというのが、今、私どもでも調査をしまして、これから具体的に何が課題なのかといったところについては、これまで検討してきた中での当然課題等もございますが、そのほか、推進に向けて庁内での検討を始めているところです。ですから、今年度にはある程度そういった課題を整理して、今後どういった形でいけばその推進、さらなる推進というか、実質的には活用率のアップということになるかと思いますが、そういったところの実施に向けて検討を進めたところですので、また今後、どういう形でこの推進に向けたところを実施をしていけるかというところが、また御報告をすることになるかと思います。


◯委員(谷口敏也君)  今、数値を出すに当たっての分母の違いっていうこともお伺いしたんですけど、私が見たやつは、三鷹が2%で、小平市とかが十何%で、武蔵野市も20%ぐらいかな、というような数値だったんですけど、そのパーセントを求める式自体がおかしいっていうことですか。


◯学務課長(桑名 茂君)  済みません、説明が足りなかったみたいなんですけども、三鷹の場合で出している2%程度というのは金額ベースで出しています。三鷹の場合でも、例えば果物も含めた形の金額ベースで、野菜と果物の合計値の部分で、トータルが2%程度というところだったりとか、あとは時期的なものがあると思うんですが、6月から7月にかけての、市内産が出荷できる6月から7月の時期がどの程度なのかとか、秋から冬にかけての出荷の有無、それ以外のところで、例えば三鷹産の野菜が出荷できない時期っていうようなところが含まれている、いないというような時期的なものですね、そういったところも実際問題として、その分母としてどれぐらいになるのかっていうのを、三鷹の中の数値をまず把握をして、例えば時期的な課題があるんであれば、その時期になるべく多く活用できるようにというふうな手段もとれると思うんですが。そこの部分で分母というふうなお話をちょっとさせていただいたところです。果物も、じゃあ、果物が入るのか、入らないのかといったところも、実際問題、多くはジャガイモであったり、タマネギであったり、ニンジンだったりというところを活用させていただいておりますけども、そこを、じゃあ、単純に年間の金額ベースでということではなくて、より多く出荷できるタイミングのときにより多く活用できるというようなところも含めて、検討を進めたところです。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  お手元にある数字、我々も把握している数字と全く同じでございまして、JAのほうが各自治体に対して調査をした結果だというふうに認識をしてございます。そうしますと、その調査への答え方なんですけども、それぞれ各自治体で、通年ベースで答えているところもあれば、市内産野菜がとれるときの使用率というふうに限定して答えているところ、さまざまあるようなんですね。
 あるいは、市内産野菜の定義として、市内にいらっしゃる農家の方が出荷をしている。ですから、畑は別のところにあるとかですね、そういうようなことも事例としてはあるようなんです。さまざまありますので、今そういった意味で、三鷹がそういったところと同じ条件の中で捉えたときに、どのくらい市内産野菜が使われているのかということをもう一度洗い直そうというふうに、プロジェクトの中でも決めたところなんですね。
 それから、そこを出発点として、どれだけふやせるのかという検討を具体的に加えていこうというふうなことを、作業を始めたばかりですけれども、これは生活経済課も含め、あるいは子ども政策部も含めて全庁的なプロジェクトの中で検討しておりますので、その結果について、また御報告できる時期が来るのかなというふうに思っているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  答え方の違い──まず、確認なんですけど、その数値、今2%とか、十何%といったものは、余り正確ではないっていうことなんですかね。答え方が違うと、当然パーセンテージが違ってきますよね。見たときに明らかにすごい差があったんで、何でこんなに差があるのかなという疑問はあったんですけど。特に、武蔵野市ってそんなに畑がないようなイメージで、三鷹のほうはもっと畑があるようなイメージだったのに、そんなに差があるということでちょっと驚いたんですけど、数値自体が、今の部長の答弁ですと、答え方によっての違いがあったんであれば、それは訂正してもらいたいでしょうし、きちっとしたデータになってないような、今気がしたんですけど、それはどうなんですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  その点について、まず整理をしようということですから、各自治体の調査がどういった形でなされたかということも把握していません。その成果物としての表を見ているだけなものですから。
 ただ、それ以外に、例えば武蔵野市の場合はセンター方式をとっていますから、非常に物品の搬入がしやすいとか、そういう流通システムの違い、これも当然あろうかというふうに思います。さまざまな要因で今のような数字がありますので、まずはどこから始めるべきかという数字の整理をしようと。あるいは、今その数字がそのものかもしれません、結果としてはですね。だから、そういった可能性もありますけれども、その正確性をさらに期すという意味で、今点検を始めようというところから始めようというところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。引き続き進めていただきたいと思います。
 続いて、31ページの体育館なんですけど、これは五小耐震補強工事、行っていますけど、五小の体育館って、ずっと言われているんですけど、やっぱり小さいですよね、どう考えても。東京都としての体育館のあり方っていう、在校生の人数でパーセンテージで何平米以上が好ましいというような感じの数字がある中で、全然足りてないという現状の中、耐震工事で補強していますけど、このままのサイズで、教育委員会としてはもういいというお考えなのかどうかだけ聞きたいんですけど。


◯総務課長(高松真也君)  今回、点検・評価で出させていただいていますのは耐震性の確保ということで、あくまで現状の建物を前提にしながら耐震性をきっちり確保していこうという取り組みでございます。広さについては、さまざま基準等も御指摘のとおりあるかと思います。そうした部分は、十分手元で調査を進めていきたいと思っておりますけれども、今回は耐震性の確保ということで御理解を願いたいと思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ここではそうなんですけど、教育委員会としての考え方を聞きたかったんですが、そういうのって教育長がいないとだめですか、やっぱり。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  御案内のとおり、体育館1館建てかえるというと莫大な経費が必要になろうかというふうに思います。ここで計画的な耐震補強工事ということを行ったということは、しばらくはこの体育館を使いたいということでございますので、建てかえる方向性があるかないかというふうなことについては私がお答えできるものではありませんけれども、今ここで耐震補強をしたということで一定の御理解をいただければというふうに思います。


◯委員(谷口敏也君)  しようがないですよね。プールも、私が小学校時代に高山小から五小に大会をしに行ったというときのまんまのプールですし、体育館もそのままの狭さですし、三鷹の森学園としてはやはり五小だけかわいそうじゃないかというような意見も多々、常に出ているところなので、体育館の上にプールを持っていくとかというようなことも考えられるのではないかと思いますので、常に頭に入れておいていただければなと思います。
 最後になります。川上村についてなんですけど、これは私が一番最初に当選した平成11年から言い続けて、かなり利用率も向上してきているのではないかと思いますけど、まず利用者が、先ほどのお話ですと2番目に多かったということで。まず、その1つの要因をお伺いしたいのと、営業期間の短縮、施設の管理運営形態などの検討っていうのがあると、大体その話が尾ひれがついて、今回の指定管理の年数で、あと3年でなくなってしまうんじゃないか、あるいは、なくなってしまうみたいだよ、みたいなのがもう広まっているんですけど、実際のところはどうなんでしょう。ずばりお伺いしたい。
 それと、もう一つ、テニスコート。下に張ったポスターの中にも、もう既に平面図、配置図の中にテニスコートが消えているんですが、テニスコートをきちっともう一回整備し直すという考えはないのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  御質問、大小がありますけれども、まずテニスコートに関しては、何度か補修を重ねてきました。つい先日も現場を見てまいりましたけれども、やはり亀裂が相当広がるんですね。何度補修しても広がってくるというようなことがあるので、そこにばかり経費をかけていけないというところで、今現状は施設を閉鎖しているというところなんですけれども、施設を御利用の方々からも御意見などもいただきながら、抜本的な、そういう意味では改修をしないと難しいのかなというふうにも思っていますけれども、せっかくあるコートですから、できるだけ皆様に有効活用していただきたいというのが我々もそのように思っておりますので、今後どういうふうにするかというのは検討させていただきたいというふうに思います。
 それと、その施設そのものについては先ほど御報告いたしましたけれども、今年度、我々が取りまとめで行った中身を、総合的、最終的に判断をして、施設のあり方についての方向性を確認していきたいと──これは市長部局とということですが、というふうに思っております。ただ、教育委員会、現段階での検討内容としては、やはりあの規模で、あの自然環境の中で自然教室をやることの意義というのは大変大きい。小・小連携というような、2つの小学校が一緒に宿泊をできる、そういった施設ってなかなかないんですね。実際には近隣に公立施設等もございますけれども、そういう意味で、そういう場所が見つかるというか、匹敵するような施設がなかなかないということは確認をされたところでございます。
 あと、利用者についても、先ほどちょっと営業期間の短縮というようなお話がありましたけど、この発想の前提というのは、かなりやっぱり季節によって利用者の方の人数が違うんですね。非常に多いときと、非常に少ないとき、この夏場なんかは本当にほぼ連日満室というふうな状況もありますから。そういった疎密を改善していけば、全体の維持管理費というのにも多少いい貢献ができるのかなというような発想もあって、1つの選択肢として検討はさせていただいたということでございますので、そういった点も含めて、今年度についてその方向性を確認させていただきたいというふうに思っているところでございます。


◯総務課長(高松真也君)  御質問の中で、川上村利用者が多かった要因について、答弁させていただきます。まず、平成26年度につきましては、他の自治体の移動教室の利用につきまして、案内等を送付する中で拡大を図ったという点が1点ございます。さらに、指定管理者でございます川上村振興公社における実施事業、バスツアーでございますけれども、そちらも年間を通じて相当回数のバスツアーを実施して利用者の増を図ったという点もございます。また、あわせまして大学の合宿利用についても、引き続き利用増を図ったというところがございます。以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。本当に利用率も上がって、皆様から求められる施設になってきていると思うんで、ぜひ何らかの知恵を持って維持し続けていただきたいなと、個人的に考えております。よろしくお願いします。以上です。


◯委員(半田伸明君)  3月でしたっけ、6月でしたっけ、定例会の文教委員会で、ちょっと今名前が出てこないんだけど、基本方針でしたっけ、出てきますね。今年度こういうことをやりますよと、出てきますね。これは、地教行法に基づいて提出をするわけですね。そうですね。これ、以前も議論したかと思うので、思い返していただければと思うんですが、委員会側としては、今各個別の委員さんの質問にもあったように、どうしてもやっぱり要望の話とか、こうあってほしいという質問が出てくるのは、これは無理もないだろうと思うんですね。ところが、この報告書っていうのは当然そういう趣旨とは違うわけですね、そうですよね。ですから、この報告書の意味がどこにあるのかっていうことを再度確認をしておきたいということと、あと、去年でしたか、おととしでしたか、学識経験者のところで一定の批判が噴出したことを思い出していただきたいと思います。今回、若干変わっているなと。でも、名前はあれっていう感じだったんですが、どういった経緯があってこのようなまともな文章に変わったんでしょうか。お願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  この点検・評価につきましては、御説明の冒頭でさせていただきましたように、教育委員会がみずからの事業を点検・評価するという位置づけの中で行っているものでございますので、これを1年間の取り組みの結果を──数値的なものは今後の議会の中で議論していただくとして、概括的に御報告をして提出をさせていただくという位置づけのものでございますので、そのように御理解いただきたいと思います。
 そして、学識の方については前回さまざまな御議論をいただいたのは、これは事実でございますけれども、やはり第1回目ということもございましたし、この点検・評価についての御経験というのはお持ちだったんですけれども、三鷹のスタイル、三鷹が学識の方々に求めている内容、そういったものが十分、初年度ということで伝わらなかったのかなという我々側の反省も含めて、もう一年お願いをしたいということで。学識経験者で実質的に大変知識、経験をお持ちの先生ですから、そこら辺の知見を十分活用させていただければということで、今回も2年目になりますが、点検・評価、懇談会というのを持たせていただいて、こういった報告書をいただいたということでございます。


◯委員(半田伸明君)  去年でしたか、おととしでしたか、同じことを議論したことをやっぱりもう一度言っておいたほうがいいなと思って今は質問しているんですが、つまり決算委員会、先取りになっちゃうわけですね。果たしてそれでいいのかということはね、やはり今後考えていかなきゃいけないことだろうと。報告っていうのか、提出っていうのか、1ページを見ますと提出とありますので、これ、出すだけで終わりでいいんじゃないのという議論だってあってもいいと思うんですね。ですから、ここら辺はこの報告書の行政報告のあり方を、教育委員会のほうとしても、どういった報告のあり方がいいんだろうかということをちょっとぜひ考えていただきたい。同じことを、またもう一度言っておきます。
 あわせて、この報告書のみそ、ポイントは何だろうということなんですが、やはり学識経験者の先生方からの、2名の先生方からの意見をいただくときに──5月25日って書いてありましたかね、一定の御議論をなされたわけですね。去年でしたか、たしか宍戸委員だったと記憶しているんですが、どういった議論があったのかと、それを先に報告すること云々ということがあったかと思うんですが、やはりポイントはそこなんだろうと思うんですね。この事務点検をする、こういった報告をしました、学識経験者の方からこういった御指摘をいただきましたというところが、本報告書の、行政報告の最大のポイントであろうかと思いますので、この点を一応確認しておきます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(山口忠嗣君)  その懇談会の中での直接のやりとりというよりは、資料も先にお渡ししていますので、それも踏まえた御説明を差し上げると。その中で御質問をいただくというふうなことで、結果として、今回の点検・評価に対する御意見というのを、この今お示しをしております報告書の中に御指摘の点も含めて反映させていただいているということでございますので、御質問の趣旨については、今回この巻末の学識からの報告書というところで体現させていただいているというふうに考えているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  そこなんですよね。ですから、その2名の先生方からはこういった御意見がありましたというところがやっぱり一番のポイントであって、そのいただいた御意見を次年度の──次年度じゃない、今年度という言い方で合ってますかね、報告書の次の年度の事務点検にどう生かしていくのかというところが一番のポイントなんだろうと思います。今後の報告のあり方については、さまざま御議論が今後もあろうかと思いますが、できれば、来年の今ごろまた同じのが出てくると思いますので、報告のあり方については、学識経験者の方々の御意見を踏まえた上で、どのように今後つなげていくのかという姿勢の表明が欲しいと私は思います。
 同じことの繰り返しで申しわけないんですが、ぜひ、その点を御議論いただいて、かつ、この報告書のあり方についても再度検討し直していくべきなのではないかという旨申し上げまして、質問を終わります。


◯委員長(加藤浩司君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時28分 休憩



                  午前11時34分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前11時34分 休憩



                  午前11時36分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 管外視察については、お手元に配付した日程案のとおり進めてまいりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 なお、ダイヤの改正などに伴い、時間につきましては若干前後することがありますが、あらかじめ御了承願います。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前11時37分 休憩



                  午前11時37分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。お疲れさまでした。
                  午前11時37分 散会