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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成24年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2012/09/21 平成24年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2012/09/21 平成24年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(加藤浩司君)  おはようございます。東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申し出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時34分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  それでは、委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯事業担当課長(小出雅則君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、報告事項の1番目、アの三鷹都市計画道路3・4・3号ほか2路線に関する事業概要及び測量説明会の開催結果について御説明いたします。資料1をごらんいただきたいと思います。こちらの1ページ目でございますが、まず1、説明会の開催についてです。(1)、目的です。対象路線は三鷹3・4・3号、北野一丁目から三丁目までの約250メートルの区間、そして三鷹3・4・11号、北野三丁目から四丁目の約380メートル区間、三鷹3・4・12号、今年度事業化した残りの調布市緑ヶ丘一丁目から北野三丁目までの約400メートルの区間の3路線です。これら3路線について整備事業に着手するため、事業の概要や測量の進め方などを説明することを目的として開催されたものでございます。
 (2)、対象者への周知、及び(3)の開催日等は記載のとおりということで御確認いただければと思います。
 続きまして、2、開催結果でございますが、東京都からの報告で、来場者数は約80人とのことでした。当日は、3ページから6ページが説明会の説明資料として、また参考資料1の「東京のみちづくり」のパンフレットというものが配付されました。
 ここで説明の概要を簡単に御説明いたします。4ページ目でございます。先ほどの説明会の資料のところでございますが、こちらの事業概要についての下のところに事業の位置づけというふうにあります。こちらの事業につきましては、三鷹市の東部エリアの道路のネットワークを改善する役割を担うとあります。また、外環の事業に伴い、周辺のまちづくりを考え、早期に整備する必要があると位置づけしております。
 次に整備延長と区間は冒頭説明したとおり、また、この表の中のとおりでございます。右上の平面図でもあわせて御確認いただければと思います。また、幅員につきましては16メートルということで、その構成は右側の断面図にあります。こちらで御確認いただければと思います。なお、括弧内は三鷹3・4・11号における当該区間の幅員構成です。当該区間は道路線形が曲線となるため、道路構造令に基づき車線を広げ、車道幅員を9.5メートル、総幅員を16.5メートルとしたものです。
 続きまして6ページでございます。測量についてとあります。こちらにありますように、2つの測量を実施していくとしております。まず現況測量です。こちらによりまして、道路予定区域と周辺の地形等を調査した上で平面図を作成し、都市計画道路の位置を明らかにすることと、現地に幅ぐいを設置していくということを進めていくとしております。
 次に用地測量でございますが、関係権利者の立ち会いの上、境界等を調査・確認し、一筆ごとに土地の測量を行い、用地取得に必要な面積の算出と図面を作成していくとしております。
 恐縮でございますけれど1ページに戻っていただきまして、2の開催結果の(3)、主な質問・意見についてです。1点目、優先整備路線の指定時期に関することでございます。当該路線は平成18年に優先整備路線に指定されております。また、外環が大深度地下方式に都市計画変更したのが平成19年であります。なぜ外環の地下方式が決定するより先に当該路線が優先整備路線に指定されたのかとの質問がございました。東京都からは、当該路線は外環事業とのかかわりだけでなく、市内の道路ネットワークを考えて優先整備路線に位置づけしたものであるとの回答がありました。
 また、2点目として、三鷹3・4・12号の井の頭公園周辺の事業化についての質問がありました。東京都からは、井の頭公園周辺区間は今回の説明会対象区間ではありませんが、今後調整していく区間であるとの回答がありました。
 また、三鷹3・4・11号が整備される区間で吉祥寺通りの一部が分断されることに関する質問がありました。東京都からは三鷹3・4・11号と吉祥寺通りを接続する道路を新たに整備することにより、三鷹3・4・11号を経由して吉祥寺通りをつないでいく旨の回答がありました。また、ジャンクションにより分断される道路の代替道路の整備についても、現在国と調整、検討しているとの回答がありました。
 さらに、当該路線の早期着工・早期完成を望む意見等がございました。資料1の説明は以上でございます。
 続きまして、報告事項の2番目、イの中央JCTにおける用地買収に係る地権者への説明会の開催結果について御説明いたします。資料2のほうをごらんください。こちらの1ページ目でございますが、まず1、説明会の開催についてです。(1)、目的です。本説明会は、高速道路会社が国土交通大臣の事業認可を受け、国土交通省とともに事業主体になったことの周知を図るとともに、今年度より本格的な用地買収に取り組むことから、用地補償の流れ等について関係権利者に説明するため、国が開催したものであります。
 (2)の対象者への周知、及び(3)の説明日等につきましては、記載のとおりということで御確認いただければと思います。
 続きまして、2の開催結果でございます。(1)の来場者数ですが、国からの報告で4日間の合計で約200人とのことでした。また、三鷹市域の関係権利者を対象として開催した8月7日、8日の来場者数は約130人とのことでした。当日は5ページから12ページが説明会の資料として、また、参考資料2のパンフレットが配付されました。
 ここで説明会の概要を簡単に御説明いたします。5ページ目をお開きください。用地補償に関する進め方についてです。平成21年5月に事業化後、平成22年度、平成23年度は国土交通省が権利者からの申し出に基づき、生活再建対応として用地買収を実施してきました。今回事業主体が決定されたことにより、今年度より本格的な用地買収に取り組むとともに、事業範囲を示す用地幅ぐいの設置についても積極的に取り組んでいく旨の説明がありました。
 6ページ目以降につきましては用地補償についてです。用地補償調査、現地調査、用地測量の実施方法、租税特別措置法に基づく税制上の優遇措置、代替地の提供者に対する優遇措置等、用地補償の流れ及びその内容についての説明がありました。11ページ目では用地幅ぐいについての説明がありました。
 ここで恐縮でございますけれど1ページ目に戻っていただきまして、2の開催結果の(3)、主な質問・意見についてです。1点目としまして、用地買収に関する今後のスケジュールに関して質問がありました。国からは、ことし秋から用地測量を開始し、今後二、三年をめどに用地交渉を進めていきたいと考えている旨の回答がありました。
 また、2点目といたしまして、用地補償の内容に関することとして、共有の私道に対する補償についての質問がありました。国からは、共有の私道の補償に関する基本的な考え方といたしまして、道路としての評価を行い、持ち分に応じた補償をする旨の回答がありました。
 また、3点目として、租税特別措置法に基づく税法上の優遇措置について、5,000万円までの特別控除と代替資産を取得した場合の課税の特例と、どちらの優遇措置が有利となるのかとの御質問がありました。国からは、資産譲渡であれば5,000万円までの特別控除、代替資産取得であれば、代替資産を取得した場合の課税の特例が一般的でありますが、有利不利は個人資産の状況によるので税務署に相談していただきたいとの回答がありました。
 また、残地の取り扱いに関する質問がありました。国からは、買収する土地は事業用地内のみであること、残地の取り扱いは個別の話となるので一律には回答できないこと、残地の補償については、残地形状で変わってくるので、その都度個別に対応させていただきたいとの回答がありました。
 資料2の説明は以上でございます。
 報告事項の3番目、ウの東京外かく環状道路(関越道から東名)の着工式について御説明いたします。資料3のほうをごらんください。1、着工式についてです。(1)、概要につきましては、2ページ目の着工式についてをお開きください。こちらは、国土交通省及び東京都のホームページに掲載された記者発表資料となりますが、日時、場所、主催者につきましては記載のとおりでございます。式典概要ですが、国土交通大臣、東京都知事による主催者挨拶の後、来賓祝辞、事業説明、くわ入れ等が行われ、おおむね12時に閉会となりました。
 式典招待者ですが、国会議員、都議会議員、沿線区市からは区市長、区議会議員、市議会議員、地元関係者として町会長、自治会長、PI委員、そのほか警察、消防の関係者、事業者関係者等と聞いております。
 また、当日の来場者数は報道機関を除き約180名と聞いております。沿線区市からは練馬区長、狛江市長、世田谷区議会議長、練馬区議会議長、狛江市議会議長、練馬区議会議員、狛江市議会議員のほか、区市長の代理者等が出席いたしました。
 (2)、配布資料につきましては、3ページの式次第、5ページ目から11ページ目の東京外かく環状道路(関越道から東名)事業概要、それと、東京外郭環状道路及び3環状のパンフレットとなります。資料3の説明は以上でございます。


◯委員長(加藤浩司君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(長島 薫さん)  よろしくお願いします。こちら、中央ジャンクションの予定地にお住まいの方からお聞きした話では、既に多くの方がもともとお住まいの家から出られ、別の場所に移っていかれているということですけれども、今後用地買収が本格化いたしますと、この当該地域においては人がお住まいの家がまばらになるというような状況が想定されます。そういった状態になりますと防犯的な問題、安全安心上の問題が生じてくると思うんですけれども、市の役割として、やはり市民の方の安全な生活を保障するというのは大変重要なことですので、その点についてどのように考えていらっしゃるのか、お聞かせください。


◯事業担当課長(小出雅則君)  用地取得をしたところにつきましては、現在環境整備工事といたしまして、国のほうで事業用地の整地工事、あと防草シートを敷いて防草の対策、またフェンス等を設置いたしまして、今の段階では閉鎖管理、そういった工事を順次、取得したところに対しまして実施しているところでございます。そういった環境整備工事の実施状況を見ながら、安全、防犯上の観点につきましてもよく検討いたしまして、追加で必要な措置がございましたら国のほうに求めていきたいと考えております。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  今、担当の課長が答弁したとおりなんですけど、国にきちっと求めていきたいと思いますが、御質問の趣旨からすると、人がまばらになってコミュニティも最後、道路っていうのは、開通する前っていうのはまばらになって、防犯上も、防災上も課題が生じてくると。そのときに自治体としてどうするんだということですよね。そういうお尋ねだと。そういう視点で考えたときには、やはり例えば安全安心パトロールを重点的に回してもらうとか、コミュニティが最後、例えば何軒も残っていないというときと、だんだん減り始めているときと状況は違うわけですから、その都度その地域をよく見て、課長が言ったように、我々自身も状況を見ながらコミュニティのあり方や防犯のあり方について、生活環境部とも協力しながら対応してまいりたい、こういうふうに思っています。


◯委員(長島 薫さん)  ありがとうございます。国の事業ではありますけれども、やはりここにお住まいの方は三鷹市民、その安全を守るのは三鷹市の仕事ですので、過渡期においてはいろいろと問題生じると思います。こちら、市民の方々の安全を守り、また安心な生活を守ることをきちんと考えて、市として対応していっていただきたいと思います。私からは以上です。ありがとうございます。


◯委員(寺井 均君)  それでは、よろしくお願いします。資料2のところですけども、この中央ジャンクション用地買収にかかわる地権者の数というのをちょっと教えていただきたいと思います。郵送で300通、ポスティングで400通ということで、300なのか、400の部分がプラスされるのか、この300と400がかぶっているのかどうか、その辺を捉えづらいので、その方はどのぐらいいらっしゃるのかということをお聞きしたいと思います。
 それと、開催日、開催場所で、いずれもウイークデーの7時から8時というと、お勤めの方はちょっと相当厳しい時間帯だったのかな思うんですけど、土日ができなかった理由とか、その辺聞いていることがあればぜひ教えていただきたいと思います。
 来場者なんですけども、北野でやられた、三鷹の部分でいうと7日、8日で130人ということなんですけども、正確に三鷹市から来られた方が──正確なのが名簿とか何かわかりませんが、チェックか何かわかりませんが、130人って考えていいのか、その前後の部分で何かはっきりしたものがわかれば教えていただきたいと思います。とりあえず3点、よろしくお願いします。


◯事業担当課長(小出雅則君)  地権者の数ということで御質問をいただいたところでございますけれど、郵送で送らせていただいたのは筆ごとの地権者の方に出した数でございまして、1人の方が何筆かお持ちになっておりますと少し重複したところがございます。今何人という正確な数は国のほうから聞いておりませんけど、筆の数ということで御理解いただければと思っております。
 それと、土日の開催につきましては、三鷹のほか、東名ジャンクション、また練馬区と、ジャンクションごとに今開催しておりまして、同じタイミングで開催していきたいということで、国のほうから聞いております。私どものほうでも土日の開催のほうは求めたところなんですけれど、全体のスケジュールを考えて同じタイミングで進めたいという国のほうの思いから、今回の平日の開催になったものでございます。ただ、個別に国のほうでも地権者の方に対応していきたいということで、フリーダイヤル等で御連絡いただいた方については個別に丁寧に対応していきたいと申しておりました。
 それと、当日いらした方につきましては、三鷹市民を対象にという日の設定がございましたけれど、それ以外の日も御参加しても結構ですということで御案内の中に記載しておりますので、三鷹の開催日に世田谷区民の方、調布市民の方も当然いらしていますし、三鷹市民もそれ以外の日に行ってございますので、ちょっと正確な区市の区分けまでは国のほうから情報を受けてないんでわかりませんが、主として三鷹市民を対象にということで御案内させていただいたということで御理解いただければと思います。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございました。筆ということで、正確にどのぐらいというのがつかみ切れていないというのと、来ていただいた方もつかみ切れてないというのがあれなのかなと思うんで、できるだけ正確な数字をわかるような形で──都に求めてわかるのかどうかわかりませんが、ぜひ調査を含めてやっていただきたいと思うんですけど。とりあえず、これ見ても、半分以上の方は来ていらっしゃらないんじゃないかなと思うので、その方への今後の対応、さっきフリーダイヤルで丁寧な対応をするとかありましたけども、計画的にまた同じような説明会とか、土日を含めたことっていうのの開催について、何か情報とか入ってましたら、また教えていただきたいんですけど。


◯事業担当課長(小出雅則君)  現在の状況でございますけれど、個別に1軒1軒地権者さんに連絡をとりながら、国のほうが今測量等で回り始めているところでございますので、次の説明会の日程等につきましては今の段階では聞いておりませんけれど、そういったことで市のほうへお問い合わせいただいたり、国のほうへお問い合わせしていただいたり、そういったことをホームページや何かで国のほうも呼びかけていきたいということでなっておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございました。なかなか丁寧にやったつもりでも、なかなか伝わっていなかったり、知らなかったとかって、どうしても出てくることなので、なるべくそういう方、漏れのないように、今後東京都とも連携しながら丁寧にぜひやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、よろしくお願いします。事前に資料を御配付いただきまして、ありがとうございます。まず1番目のいわゆる機能補償道路というんでしょうかね、生活道路についてのことで少しお伺いをいたします。今回この3路線、それぞれ数百メートル──最大400メートルですかね、というところで、これにかかわって立ち退かなければいけないという地権者の方の数を把握していらっしゃるでしょうか。
 それから、実際に外環のジャンクションの予定地の上をまたぐ、あるいはかかるという形での計画ですけども、工事期間中、本当にこれは使えるのかというふうなことについて、使えないのであれば、逆に建設後の整備でもいいのではないか。あるいは、建設と、ジャンクション工事にかかってから同時にするようなね、形というふうなことではないのかというふうなことを考え方としてお伺いしたいと思います。
 済みません、ちょっと、この道路そのものの完成予定というか、目標というのは何年度だったでしょうか。とりあえずお願いいたします。


◯事業担当課長(小出雅則君)  私のほうから地権者のお問い合わせをいただきましたので、数についてですけれど、国のほうのジャンクションの中に入る部分と、それ以外の部分と、都市計画道路、重複している部分がございまして、それ以外の部分の地権者数の全体の数といたしまして100名程度という形で今聞いておりますが、正確に何人ということは、細かい人数までは聞いておりません。今回説明会を小学校の体育館で行いましたけど、その中に皆さんいらしても入る人数ということで、外環の本線以外の部分で大体100名程度ということで聞いております。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  2点目のこの都市計画道路の整備時期等についての御質問にお答えいたします。この3路線につきましては三鷹市からも要望している路線ということで、本線の供用開始までに整備をしていただきたいという要望に基づいて、東京都のほうが今進めたという認識をしております。質問議員さんの御指摘にありましたように、終わるまでに最後の時期にみたいな形で、そういう考え方もあるんじゃないかということでございますが、やはり路線も長いということで、用地買収等も時間が恐らくかかってきますので、目標として国・東京都のほうは2020年ということを掲げておりますので、それに向けて間に合わせるような段取りでここで入ったというように認識しております。
 工事中につきましては、当然こういった都市計画道路、幹線道路以外も含めて、同じ路線の機能をそっくりそのままっていうのはなかなかやはり物理的に難しい部分があると思いますが、その段階、段階に応じて、きちっとその主要な動線は確保するように、三鷹市も調整に入りながら進めていきたいというように考えております。


◯事業担当課長(小出雅則君)  事業期間のお問い合わせについてお答えさせていただきます。今回の説明会は測量及び事業概要の説明会でございまして、この説明会を行いまして測量に入るという段階でございます。具体的に測量ができた段階で都市計画の手続として事業認可を得るわけでございますけれど、事業認可の段階で事業期間等が決定していきますので、現時点での事業期間というのはまだ明確にされていないということで御理解いただければと思います。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。この生活道路に関連して、これで多分2回目の説明会というか、場所が違う場所でね、やってますけども、順次、つまりこの3・4・12については東八道路までつなげるんでしたっけね。そこを順次これからまたやっていくという形で動くのか、とりあえずここだけをまずつくるっていうふうな考え方なのか、そこをちょっと確認したいです。


◯事業担当課長(小出雅則君)  3・4・12号につきましては、きょうの資料の中で平面図でハッチのかかっている部分、資料1の5ページ、ございますが。済みません、資料1の5ページの平面図で赤くハッチのかかっている部分が事業中区間という凡例、書いてございますけれど、こちらの部分が既に事業認可を6月15日に決定しておりまして、平成24年から平成30年の期間で事業がされていくことになってございます。
 また、今回の測量する期間につきましては、今後測量が終わり次第事業認可を取得していきたいというふうに申しております。外環の関連で「対応の方針」に基づきまして、都市計画道路、外環整備にあわせて進めていくという路線につきましては、東八道路から現在のこの3・4・12号の天神山通りまでの区間となってございますんで、その「対応の方針」に基づいて、今この事業は進めていっているということで御理解いただければと思います。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。6月に事業認可がおりているっていうことですね。ほかのこの東八道路から吉祥寺通りまでの3・4・12については事業認可がおりているということで、はい、わかりました。
 じゃあ、中央ジャンクションの地権者への説明会について質問をいたしますが、現在の用地買収率というのは把握していらっしゃるでしょうか。今年度の例えば目標値っていうふうなものがあるのか、あれば、御存じでしたら教えていただきたいと思います。
 それと、先ほど出てきましたけども、既にもう買収されてアスファルト防草シートですかね、みたいなところになっているところがありますが、非常にこの暑さの中で余計にヒートアイランドを加速するんじゃないかというような状況で、この用地のね、活用のあり方っていうのをもう少し何とかできないのかっていうお話が周辺の方からありますけども、青少年広場のような形でね、市が1個1個借り受けてちょっと緑を配置するとかっていうふうな、そういうようなことは検討できないのかどうか、お伺いしたいです。お願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  3点ほど御質問をいただきました。1点目、中央ジャンクションの用地買収率ということで、おおむね1割程度というように聞いております。
 2点目、今年度の目標ということで、こちらについては具体的には聞いてないんですが、今年度の予算250億円、これは中央ジャンクションだけではないわけですけども、かなりの部分中央ジャンクションのほうに充てられると。そういうちょっと抽象的な説明の内容なんですが、そのように聞いております。
 3点目、用地の活用ということで、今御指摘のとおり、用地買収したところ草等が生えるので、その防じんのための舗装を大体行っているところが多いわけなんですが、従前生活再建救済制度で取得した、その後遊び場広場ということで活用させていただいている、これらについては一応市のほうからお願いして、工事に影響のない範囲の中でできるだけ活用させていただくというようなことで継続させていただいております。今後も、土地の大きさとかあれにもよるわけですけども、そういった活用の方法が可能性があるということであれば、そういったことも市としてもいろいろ研究検討しながら国に求めていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  特にね、農地みたいなところは農地として活用を続けてほしいみたいなね、話もあったかと思います。それで、本当に広さの問題もあると思いますけども、周辺の環境という意味では、アスファルトのむき出しの路面がね──路面というか、道路じゃないですけど地面が本当におうちのところに点在してあるっていう状況が今既にあるので、やはりそのことはちょっとまちの環境というかね、ということで、ぜひ活用を検討いただきたいと。先日のオープンハウスで国の方にどうなんだっていうふうに聞いたら、市のほうで借りていただくっていうのが、もし何か別の形でね、活用するなら市のほうで借りていただくというふうなことくらいかなというふうな話をしておりましたので、ぜひ交渉し、検討していただければと思います。よろしくお願いします。これは要望としてお願いしたいと思います。
 それと、もう一点、用地幅ぐいのことですけども、これは既に以前の調査である程度幅ぐいを打っているのではないかと思うんですが、これの、用地幅ぐいの設置状況というのを、もし御存じの部分があれば、どの程度設置されているのかというふうなことを教えていただければと思います。


◯事業担当課長(小出雅則君)  説明会、開催する前にも、既に委員さんおっしゃったとおり、用地幅ぐいの設置のほう、できるところは入っておりまして、6割ほどの幅ぐいが設置されたというふうに聞いておりますが、かなりまだ中央ジャンクション、範囲が広うございまして、時間的にはまだかなりかかるというふうに聞いております。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。じゃあ、着工式についてお伺いしたいと思います──ごめんなさい、さっきのもう一つ、日数の件で。地権者への説明会について、1週間くらい前に説明会の御案内が行くという状況ですよね。しかも、本当に7時から8時っていう時間帯ということで、時間のやりくりがし切れない方が多かったと思うんですけど、これについてもう少し早い時期に連絡をするっていうことができないのかっていうふうなことを、なぜ1週間前でしかないのかっていうふうなことについて、国交省にぜひ問い合わせて、もう少し早くっていうふうなことを言っていただきたいんですが。なぜこの時期になったのかというふうなことについては、何か聞いていれば教えてください。お願いします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  説明会の御案内についてということでございますが、今御指摘いただいた部分、市としても、これまでもなかなか早い段階でそういう御案内ができないということを、再三、もうちょっとそういった調整をうまくして何とかならないかというようなことを、その都度というか、その時点ごとに要望してきております。国のほうのそれについての理由っていうか、それについては、なかなか国の体制の中のそういった内部での確認調整がやはり時間がかかって、そういう形になってしまうというような理由というか、言いわけを聞いておりますけれども、そういったことではなく、できるだけ早くできるように市としてもこれからもまた要望していきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  地元の方たちがきちっと説明を受けられないっていうのはね、本当に大きな問題だと思いますので、それはぜひ何度でも、本当に何度でも言っていただければと思います。
 済みません、着工式について。これ、9月5日の着工式について8月22日に御案内をいただきました。これについて事前に日程調整等の連絡というのが国からあったのでしょうか。あったとしたら、いつごろあったのかということをお伺いできればと思います。結果的に、先ほどの御報告であったように、7区市の首長のうち、お二人しか本人出席できないという状態がありました。それについて、国側はそのことをどう評価しているのかみたいなことっていうのは、あればお願いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  この着工式を行うということにつきましては、ちょっと今正確な日時、記憶はしてないんですが、我々のほうにも1カ月前ぐらいにそういう式を行うという事前の調整というか、お話がありました。ただ、首長または議会についての調整については、それぞれ9月には議会開催ということもありますので、なかなか難しいんじゃないかということで話をしてきました。ただ、主催者側の出席者、そういったところで調整を進めざるを得ないというようなこともありまして、結果的には国・都のほうで調整して決めた日時で決定をしたということでございます。
 済みません、先ほど調整の会議、7月の中旬に我々担当者のほうの会議が設けられまして、そういうお話が最初に出たということでございます。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  国がどういうふうに評価するかっていうのは非常に難しい問題で、国ではないですよね、私たちは。目線を移して考えると、7月の中旬に調整をしたということの意味は、できるだけ多くの自治体に参加してほしいという思いで調整をしたと思うんですね。ただ、今、課長が説明したように、どうしても、これ意図的に主催者の側中心というより、主催者の側から日程を決めていかざるを得ないんじゃないかと思うんですね。そうすると、結果として多くの自治体が議会に重なって残念な思いであったのではないかというのが、私の推測でございます。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。7月に調整をとりあえずしていたということは、はい、理解しました。その段階で多くの自治体がね、議会日程が決まってたはずなので、その辺は、なぜ今この時期にね、やらなければいけなかったのかというのは、私としては非常に不可解なので、でも、それは私の感想ですから結構ですけども。いろいろね、まだ決まってないことが多くて、本当に問題点がいっぱいあるというふうに思いますけども、それについてはとりあえずやったということをね。本当に、だから地元自治体がね、出席し切れない中でやったということは、私は非常に問題だったというふうに、やはり思います。とりあえずこれはこれにしておきます。


◯委員(大城美幸さん)  3つほどあるんですが、1つずつ聞きたいと思います。最初に資料1、主な質問・意見のところで、先ほど3・4・12号線のことを質疑もありましたけども、説明のときに国の答弁で、この井の頭公園周辺の事業化については今回からは対象外、今後調整していく区間だという御説明だったと思うんですけども、私もこの説明会、参加をしたんですが、ニュアンスとして、今後整備をしていくのかなっていう印象が受け取れたんですけども。この井の頭公園駅前からのところについては、井の頭公園周辺の事業化については、最初に優先道路として指定されたときに、井の頭のコミュニティ・センターで説明があったときに、会場で多くの住民がとんでもないっていうことを言って、そこについてはやらないっていうことを、市側でしたか、御説明されたと思うんですね。
 今回のところの事業からは外れているけれども、計画線としては消えていないので、今後について三鷹市としては、今回の事業については三鷹市がぜひやってくださいっていうことで東京都にお願いして進めた事業だっていうことも先ほど説明ありましたよね。そうすると、今回入っていないんですが、その先の線について、再度、どのようにお考えを持っているのか、これまでの経過も含めた上でその考え方を改めて聞いておきたいんですが、いかがでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  3・4・12号の整備の考え方ということで、対応方針を沿線区市からの意見を踏まえて国・都のほうでまとめた中で、この3・4・12号につきましては、三鷹市としては、今お話にありましたように井の頭区域等の整備は求めないと。この時点では求めないということで、連雀通りから南側について──今回事業化の予定、あるいは事業化している部分を含めて、連雀通りから南については整備を早期にやっていただきたいということで求めた路線で、対応方針の中でも、その位置づけとしましては、東八より南側については外環の事業にあわせて整備する路線、また東八から連雀通りの間、これにつきましては事業化について検討する路線という位置づけで、東京都のほうから回答もいただいております。
 東京都のほうで、先ほどの説明会の中では井の頭区域の3・4・12については今後の検討という回答をした部分につきましては、優先整備路線という位置づけでは、今、委員お話がありましたように、井の頭の公園駅から南側も優先整備路線になっておりますので、東京都としてはネットワークを考えた中では、そういった回答をしたのではないかと、そういうように認識をしております。したがいまして、三鷹市として、現時点ではこの対応方針で考えているとおり連雀通りから南側を早期に求めていきたいという考えでございます。


◯委員(大城美幸さん)  今の御答弁、説明を聞くと、理解はできるんです、市の立場、東京都の立場って、それぞれのはわかるんですけども、ということは、三鷹市の立場と国の立場というか、考え方が食い違っているというふうに認識をしてよろしいんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  3・4・12号の整備のあり方の考えについては、三鷹市と東京都の考え方は井の頭区域については違うということでございます。


◯委員(大城美幸さん)  わかりました。住民の説明会を経たときのあれから時がたっていますけども、その住民の声を大事にして、住民の立場を貫くという点では、ぜひ三鷹市の現在の立場を貫いていただきたいということを要望しておきたいと思います。
 あと、今度はちょっと簡単なことなんですけど、先ほどフリーダイヤルで丁寧な対応をしていきたいという御答弁がありました。この間もこのパンフレット等を配られたり等もしていますけども、この説明会等が行われると、この特別委員会で何人の参加で、どんな質疑があったっていう報告があるんですが、フリーダイヤルに三鷹市民からの問い合わせ等がどれだけあったのかとか、そういうことについても、できれば──今の時点では難しいと思うんですけども、今後ぜひそういう御報告もしていただきたいと思うんですが、そういうのは把握はされているんでしょうか。それと、今後把握をして報告するっていうことはできるんでしょうか。


◯事業担当課長(小出雅則君)  フリーダイヤルの具体の個々の内容につきましては、国のほうから具体的には報告は受けてございませんが、全体的に市のほうに用地の相談が来ているとか、担当事務レベルの中でそういった情報提供は受けているところでございます。
 また、市のほうの窓口に外環の関係で御相談にいらっしゃる方もいらっしゃいますので、そういった方に私どものほうでもフリーダイヤルを御案内している、そういうところでございます。


◯委員(大城美幸さん)  直接国のほうに電話をするっていうことは勇気も要るかもしれませんけど、だから少ないのかもしれませんが、できれば御報告をいただきたいなと。もし三鷹市民からの問い合わせ等が何件で、どんな内容だったのかっていうことがわかれば、教えていただきたいと思います。これは要望です。
 最後に、先ほど来、空き地の活用だとか、防犯対策の問題とか、それは三鷹市側のことなんですけども、これまでの経緯と今後の進め方でもそうですし、この間もずっと議論というか質疑等をしていても、「対応の方針」っていうのが、これからやはりとても重要なかなめっていうか、重要になると思うんですね。今測量、地質調査等をしているこの事業実施段階のところでいくと、最初の測量、地質調査等の段階だというふうに思うんですが、ここの一番下のところに、事業の各段階において「対応の方針」に基づき詳細な検討を実施というふうにあって、事業の各段階で必要に応じて現地調査やモニタリング調査を実施するっていうふうにも書いてありますけども、その三鷹市が持っている「対応の方針」を基本にして、現時点で三鷹市として国や東京都に要望していること、あるいはすべきこととして考えている内容を、どんなことを要望しているのかっていうことを、具体的なことにこれからはなっていくのかなって思うんですが、あればお答えいただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  対応方針の履行についてということで御質問をいただきました。対応方針、大きく交通、環境、まちづくり、安全・安心、工事中、あるいは用地補償、そういった内容で国・都のほうから示されている方針でございますが、各段階で、これが本当に履行されるように三鷹市としてもきちっと、これまでも協議、調整もしてきましたし、今後も工事に向けて特にいろいろ御心配される面もありますので、そこは求めていきたいと考えております。
 例えば、工事中のこと、先ほど来ほかの委員さんのほうからも御質問ありましたけども、買収が進むと、あいたスペースとか出てきて防犯上の問題、あるいは通学路の心配等も、そういったものも出てきます。対応方針の中でも、工事中のところで通学路の状況等も十分に考慮し、地域の皆様の意見を聞きながら対応していくと、そういった回答もいただいているところなので、これは具体的に、例えばですね、これができるかどうかというのは別として、特に御心配のあるようなところには防犯カメラをつけるとか、そういったところも市としては求めていく必要があるんじゃないかというようなことも今後協議を進めていきたいということと、あと、まちづくりに関しましては、ふたかけについての方向性も示され、機能補償についても今回のオープンハウスの中でも検討状況というようなものは示されましたが、その具体的な内容をこれから地域の皆様等の御意見を聞きながら進めていきたいというように考えております。
 また、代替農地、こういったところも国・都、三鷹市のほうでいろいろ調査をしたものをもとに、具体的に代替地としてうまく進んでいくというような事例も出てきておりますので、そういったことも今後さらに深めていきたいというように考えております。


◯委員(大城美幸さん)  いろいろと考えていることとか、それはわかるんですけども、既にもう「対応の方針」にいろいろ具体的に書いてあることもあるんですが、今先ほど防犯カメラの設置等も協議していくのか、しているっていうか、そういう御答弁もあったんですが、その一つ一つの段階において詳細な検討を実施するってここに書いてあるわけで、その一つ一つの段階で三鷹市としてきちんとした要望事項っていうか、申し入れというか、検討した、必ずしも全部まとまってからではなくて、現時点で文書でのちゃんとした、ただ話し合って、協議して、こういうことはどうかっていうことではなくて、文書として要望していることとかっていうのはないんでしょうか。また、これからもそういうことをしていくっていうようなことはないのか、お尋ねをしたいんですが。


◯都市整備部長(大石田久宗君)  「対応の方針」そのものが文書ですよね。おっしゃる内容っていうのは、恐らくそれよりもっと、それを具現化した具体的なものについて文書化したほうがいいんじゃないかと、そういう趣旨ですよね。それはぜひ検討させていただきますが、一般的に行政同士の話し合いで文書を取り交わすっていうのは、お互いの話し合いがうまくいかないか、あるいは意見の大きな違いがあってね、それで基準がない中で基準をつくろうとするときに文書化するわけですね。それに対して「対応の方針」という基準があるわけじゃないですか。
 そうすると、あえてそれに、「対応の方針」そのものが文書ですから、1つの基準であって、それの履行を我々は求めているわけですよね。その間においては、その履行を求めてお互いの話し合いが文書っていうコード、基準を持ってされるのが一般的ですよね。だから、それより下位の部分にね、具体的に意見のそご、あるいはお互いの意見で基礎自治体として細かい要望が出てきた場合には、おっしゃるとおり、この下部についていろいろな詳細なね、事柄について文書化することも将来出てくるかと思いますけども、ぜひ文書化せよという、そういう要望だというふうに受けとめましたので、しっかり検討させていただきたいと思います。


◯委員(大城美幸さん)  事業が進むにつれて住民の思いとか、実際の現場にかかわる住民の声とかっていうのもより具体的になってきたりすると思うんですね。そういうことも考えると、やはりきちんと「対応の方針」がより具体的になっているのかという点で、市民もわかるというか、明らかにするっていう点では文書化が必要なのかなって思ったので、要望しておきたいと思います。ぜひ御検討ください。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、何点か質問させていただきます。整備部の皆様には、日ごろよりしっかり住民へのね、丁寧な説明をして取り組んでいただきまして、ありがとうございます。
 まず最初にお聞きしたいのは、北野小の体育館で3・4・3号線ほか2路線に関する事業及び測量説明会ということで、このときも結構大勢いらしてたなと思ったんですが、来場者80人とあったんですが、もっと僕なんかの感じでは150人から200人からいたかなと思ったんですが、こうでしたかね。そのくらい関心がやっぱり深いなという気はしたんですが。
 いろいろその中で、まずこの路線の中で、それぞれ、例えば3・4・3号線は本来延長500メートルのところで250メートルであり、また3・4・11は650メートルのうちの380メートルであり、3・4・12号線は4,180メートルのうちの400メートルということで、ここを第一に完成させなきゃいけないと。それは外環の直接本体にかかわることだろうということなので、緊急性があろうかということなんですが、そのような解釈でよろしいのか、またちょっとその点に対しても改めて御答弁をお願いいたします。
 あと、その中で特に3・4・11号線なんですが、これが4ページのところにもありますように、当初、昭和41年の7月30日に決定されてから平成19年の4月の6日にまた形状が変更されましたよね。それで、確かにここのいろんな意味で中央高速をよけたり、換気口をよけたりということでこういう形状になったのかとは思うんですが、これ、かなりカーブがね、きついなという気がしているんで、これが本来は16メートルのが16.5メートルということで、車道部分が50センチですか、広がっているというだけなんですが、これはこういう一般的な都市計画道路の場合のカーブでの幅員の増員の場合はこのようなのでいいのか。
 私が心配しているのは、この3・4・11が調布のほうからとか、甲州街道のほうからも来ますよね。入ってくる道だと思いますので、その場合のね、かなりこれ、そちらのほうはほとんど直接なんですよ。それで、ここでかなり曲がってきてるんでね、僕は後からは絶対できないんで、ここはもう少し幅員を広げておくような取り組みをしなくて大丈夫なのか。とにかく交通安全というか、安全確保の観点からちょっと心配だなと思いますので、その辺の御見解をちょっとお聞きしたいということ。
 それと、これから先ですよね、これから先の残りの工事のスケジュールっていうんですか。今はとりあえず250メートルであり、380メートルということは聞いておりますが、そこから先のほうはどうするんだという市民からの非常に心配の声も私のほうに入っておりますので、その辺の工事スケジュールのほうもお願いいたします。
 それと、今のに関連してなんですが、3・4・11号線のまた1本隣には、吉祥寺通りがこの工事に伴って行きどまりのような形に見えてしまいますので、その辺のこの幹線道路の工事はもちろんなんですが、この生活道路といいますか、迂回道路に対しての考え方。特にここは北野公会堂とも隣接しているところなのでね、この辺の扱いは非常に市民の方もどうなるんでしょうかという関心が深いところなので、その辺もお願いいたします。
 あと、この1ページ、資料の2のほう、こちらのほうも個別の説明会のほうで、やはり7日、8日は特に北野、地元の地域ということで130人もの来場者がおられたということで関心の深さがわかるんですが。それで、その中で3つ目と4つ目、主な質問・意見のところで、租税特別措置法に基づく税法上の優遇措置に関することということで、いろいろ買い取り申し出をした際に、最高5,000万円までの特別控除だとか、代替地を取得した場合の特例だとかということがあるんですが、あと代替地の提供者に対する優遇措置だとかいうこともあるんですが、このことをね、まだちょっと地権者の方で知らない方がかなりおられますので、この辺の地権者の方へ周知のあり方といいますか。
 やはり、こういうことで、何かこういう事業に協力しても、こういうような特例措置があるんですよということによって事業が促進するというか、気持ちよく協力していただけるというようなことで、知らなくて、協力して、何で私がとか。そういうことも、協力していただくかわりに、こういう形もありますということをちょっと丁寧に周知していただければと思いますので、その辺のあり方をお願いいたします。
 あと、工事のスケジュールに関しましても、先ほど来いろいろ工事で買収が進めば進むほど、その間のそこの取得した土地をどうするかというか、それで迅速に防草シートを敷いていただいたり、くいを打っていただいたりということを取り組んでおりますので、その辺の引き続きの迅速なね、対応をしていただかないと、その辺に対しての周りのもっと有効活用をとかっていうことで、またそのこともね、いろんな意見があるのは私のほうも承知をしておりますが、そのことによってまた工事のね、進捗状況に支障を来してしまうとまた困るので、その辺のあり方と取得した土地の取り扱いについても考え方を聞かせていただければと。また、代替農地の取得状況っていうんですか、この工事に伴う取り組み状況とか、またその代替の宅地に対しても、ちょっとどうしたらいいのかわからないので、その辺も、農地はもちろんですが、代替宅地においてもあっせんとか、何か紹介とかしてもらえるのかって、いろいろな問い合わせがありますので、その辺のことの考え方のほうもお聞かせいただきたいと思います。
 それと、この4点目の主な質問・意見のところの残地の取り扱いに関するところで、先ほども説明がありましたけど、基本的には本線の買収に当たるところのみというような意見は聞いておりますが、場合によっては残地の個別対応の取り扱いもできるのかどうかという、その点に関してよろしくお願いいたします。


◯事業担当課長(小出雅則君)  多岐にわたる御質問をいただいていますので、1点ずつちょっとお答えさせていただきます。
 まず3・4・3号線ですね。今回の事業区間の東側のことのお問い合わせだと思いますが、3・4・3号線は世田谷区内に入りまして、三鷹市域から烏山通り区間として補助219号線という都市計画の道路に接続する道路でございます。現在補助219号線につきましては、第3次事業化計画におきまして優先整備路線というものに位置づけがまだされていない状況でございまして、しかしながら、「対応の方針」に基づいて事業化に向けて検討しているという路線の位置づけになっております。現段階において、そういった路線に全体的にネットワークをするということがちょっとできませんでしたが、今後補助219号線が事業化に向けて取り組んでいくということで聞いておりますので、219号線の事業化にあわせて東側の3・4・3号線への残りの区間の都市計画が進めていくのかなというふうに、市のほうでは考えているところでございます。
 それと、3・4・11号の16.5メートルのところの幅員についてのお問い合わせがございました。平成19年に都市計画変更するに当たりまして、道路構造令の曲線拡幅の基準をもとに警視庁協議を行いまして、道路幅員を0.5メートル、車道幅員を50センチ、安全を、設計速度とか、曲線のカーブの半径が今回150メートルなんですけれども、そういった技術的なことも踏まえて交通管理者と協議して拡幅の幅は決めたと聞いております。ただ、今、委員さんも御心配いただいておりますので、必要な交通安全対策をしっかりと行っていくように市としても要望していきたいというふうに考えているところでございます。
 また、地権者の方への租税公課の周知が不足しているんじゃないのかという御心配いただいておりますが、今オープンハウスや何かでも御説明はさせていただいているところなんですが、なお不足がないように、個別に測量や何かで今後用地交渉に当たっていく中で、しっかりと説明をするように国のほうにも再度市のほうからも話をさせていただきます。ただ、国のほうも道路事業として取得していきますので、租税公課のことはしっかりと恐らく説明していくというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。
 あと、代替地のことを御質問いただいておりますけれど、代替地の取り組みとして農地と宅地と両方あるんですが、とりあえず今取り組んでいるのが代替農地の確保に向けて国のほうと一緒に進めておるところでございます。具体的には、市内で制限解除が出た生産緑地を外環の計画線内の地権者の方に代替農地として取得していただけるように、3者契約を目指してそういった農地が出たときに迅速に対応するような取り組みをしておりまして、今回も1件、そういったことで3者契約ができたという実績もございますので、今後も引き続いてしっかりとそういった取り組みをJAさんにも協力していただきながら、国・都、市、連携しながら進めていきたいと思っております。
 代替の宅地につきましては、農地をやっていく中で、その中でもしそういう情報がありましたら、国のほうともアンテナを張りながら対応していきたいと思っております。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  今御質問の回答、残りの部分を回答させていただきます。吉祥寺通りにつきましては、こちらは地域の方の本当に重要な幹線道路ということで認識をしております。ただ、この都市計画道路3・4・11、あるいは3・4・3、そういった路線がこの機能を今度置きかえる部分になるというふうには考えておりますが。ただ、吉祥寺通り、当然そこに面してお住まいの方、また公共交通機関とか、そういった重要な役割がそれが全てその代替路線に移るというふうには考えておりませんので、きちっと吉祥寺通りのほうの機能を確保できるように、分断されるところを──ちょうど公会堂があるあたりになるかと思いますが、そちらでつなぐようにということで、東京都・国のほうと調整を進めているところでございます。また地域の方の御意見等も伺いながら、そういったところを進めていきたいというように考えております。
 次に、残りの路線というか、延伸部分の工事のスケジュールということでございますが、先ほど担当課長のほうからもお話がありましたように、こちらの路線についても、3・4・3、3・4・11の先の話ですけれども、事業化に向けて調整を進めるところでございますが、三鷹市としてもこの3・4・3、3・4・11がここで途中でとまってしまっては大変困ることで、何の効果もございませんので、こちらについては、きちっとやはり外環本線が事業を開始されるまでに甲州街道のほうまで、あるいはその接続先のほうまで接続されるように要望するとともに、調整をしていきたいというように考えております。
 最後、残地についてでございますが、基本的に説明の中では国のほうも明確なことを説明しないというふうに認識しておりますが、基本的には活用できなくなるような土地ですね。残地でも、また再建ができれば、そこは補償はなかなか難しいところもあるというように聞いておりますけども、残った土地で再建できない、あるいは補償の対象も難しいという、そういった土地につきましては、当然土地所有者がそういった意向を示すということが前提にあるとは思いますが、そういった諸条件が整った場合には残地を補償していくという考え方は国としてもあるというように聞いておりますので、個々にそういった内容はまた御説明をさせていただくものになるのかなというふうに考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  どうも御丁寧に御答弁ありがとうございます。皆さんが本当しっかり取り組んでいただいているのでありがたいなと思いますが、しかしながら、なかなかね、まだこういう情報を知らない方がおるっていうことも事実なので、その辺も、皆さんにね、なるべくなら気持ちよくっていうか、協力していただけるような体制づくりをよろしくお願いしたいと。
 特に今小出課長から御説明ありましたように、代替地を提供をしてくださる方の3者契約っていうんですか、代替地として協力してくださる方もこういうようなね、控除、優遇措置があるんだということ、これはまたね、知らない方が結構多くて、そこによってね、代替地を確保するっていうのは今いろんな意味で難しいので、こういうことはどんどん宣伝していただいて、少しでも三鷹から農地が減らないで事業が進捗するようにということなので、引き続きこの点の周知をよろしくお願いいたします。
 それと、残地の取り扱いについても、非常に再建できるほど残る場合はいいんですがね、いろんな意味で使い勝手が悪いとか、そういうことの辺も考慮していただいて、協力していただける方に不利にならないようにというか、その辺もちょっとしっかりと配慮をしながら進めていただきたいと思いますので、その辺もよろしくお願いいたします。
 あと、特に北野地域のジャンクション地域ですと、今、他の委員からもございましたように、買収が進めば進むほど家が虫食い状に欠けていっているところとか、農地が、買収が進むと大きくあいていくところがありますので、その辺の防犯のあり方とか。特に子どもたちがね、日々通学路として使っているので、その辺の安全確保に対して、先ほど来何点か対策をお話しいただいたんですが、この辺が一番気がかりなところなのでね、その辺に対してもう一回ちょっと考え方というか、お話を聞かせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。とにかく何メートル、何十メートルも、何百メートルも、場合によっては家がなくなってしまうようなね、ところが出てきてしまうと、非常に安全確保ということが心配なので、ちょっとその辺もう一度お願いいたします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  工事中、段階的に進んでいく中での地域の安全確保ということで、市としても非常に重要な課題というふうに捉えているところでございます。実際に工事の進め方とか、分断される道路がどこになるとか、かなり細かい検証が必要かなというふうに考えております。これは現場もきちっと検証、現場を確認しながら、その段階ごとに本当に危ないところが発生しないようにチェックをしながらやっていく必要があると思います。これはきちっと事業者の責任としてやっていただくことを求めるとともに、先ほど部長のほうからも話がありましたけれども、市としてもきちっとそこを確認しながら安全対策を怠らないように進めていきたいと、そのように考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  ありがとうございます。何よりも市民の安全が第一ですので、その点もしっかりと御配慮をいただきながら、よろしくお願いいたします。
 あともう一点なんですが、全体的なあれとして、本線の工事はもちろんなんですが、先ほど来言っていますように幹線道路──これは要望ですから、幹線道路の整備ももちろんですが、本線よりも、私たちの考え方として、先にむしろ幹線道路、都市計画道路3・4・3も、3・4・11も、3・4・12もしっかりと、本線工事以前にしっかりと整備をしてもらう取り組みをしていただきたいということと、それに伴う生活道路と迂回道路のほうをしっかりと確保して、この市民の不安をなくしてもらいたい。
 今までも工事が、外環だけが先にどんどん進んだことによって、練馬の問題とか、生活道路に入り込んでとか、幹線道路が渋滞するとか、いろんな問題が出てきました。そういうことがないように、むしろ逆に、その以前に日々の生活に支障を来さないように、そちらのほうの取り組みのほうを万全にしてもらいたいと。それで、もちろん外環本線の工事中は生活道路にはなだれ込まないようにね、工事車両が、しっかりとその辺の取り組みもしてくださっているとは思いますが、工事車両に対しての安全確保もしっかりとお願いしたいということを申し添えて、私からの質問を終わります。ありがとうございました。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。都市計画道路、資料1のほうについてお聞きしたいんですが、まず1点、都市計画道路と外環用地と、買収の方法、また法律上のものが違うと思うんですけども、都市計画道路のほうの土地売り払いに関しては、資料2の10にあるような租税特別措置法、いわゆるこういった控除が適用されるのかどうか、それが1点。
 それと、実際の事業進捗状況なんです。資料1の5で赤色斜線の部分と黄色い部分がありますよね。ここは用地買収の話というのはいつごろから始まるのか、それぞれお聞かせいただきたいと思います。


◯事業担当課長(小出雅則君)  租税特別措置法の5,000万円の特別控除、事業ごとにこれは適用されますので、外環本線の事業でもありますような同じ制度が都市計画道路事業にも適用されるということで、よろしくお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  都市計画道路、今回説明の対象になったものは、具体的に事業として用地買収、いつごろから始まるかという御質問かと思いますが、先ほど資料1の2ページのほうで御説明した事業中区間、前年度に説明をして事業化したのがことしの6月に入ってからということで、約1年近くやはりかかっているということで、今後、今回説明した部分についても、事業化に向けた手続を経た上で、恐らく1年近くかかったのちに事業化して用地買収が開始されるというように想定しております。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。では、この事業中区間、赤白部分ですよね。買収交渉が始まっているというふうに。


◯事業担当課長(小出雅則君)  用地買収、具体的に着手する前に、用地補償の説明会というものを開催してから具体的な用地取得に入る予定になってございまして、現在用地補償の説明会、地権者さんに対しての説明会なんですけど、これを準備しているということで都のほうから聞いております。そういったものを開催して皆さんに説明した後に用地買収に入りたいということで聞いておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。じゃ、そろそろそんな具体的な話が進むという認識でよろしいかと思います。
 それと、先ほど別の委員からも残地に関する要望が出ました。恐らく都市計画道路に限らず外環のほうもそうなんですが、30坪の土地に家が建っていて、15坪だけ道路がかかる。残りの15坪じゃどうしようもないし、15坪だけの買い取り価格ではよそに引っ越すこともできないという状況が起こると思うんですね。そのあたりの後々の家の確保にも通ずる残地補償の件になりますので、そちらも市からも要望を出していただければと思います。


◯委員(栗原健治君)  確認することも含めて質問したいというふうに思います。今回の説明をいただいた3件について、世田谷の宇奈根の地域の外環道路の着工式が行われたと。練馬から世田谷までの全区域の外環道路計画の着工式ということで行われたわけですけれども、この事業計画については、改めて地域の住民の方からも厳しい指摘がされています。国の財政も大変厳しいっていうことで、社会保障の連続的な切り捨ても進められていますし、市や東京都においての社会保障の不十分さも指摘されている中で、また充実していかないという中で、道路計画、住民の税金を使った大型公共事業に対しての検証の目っていうのは大変厳しいものがあります。
 この外環道路計画についても、生活の面だけではなくて、東日本大震災の復興事業、また除染、放射線汚染に対しての対策も含めて予算が大変必要なときに、必要な道路をつくるのならいいけれども、それぞれしっかりと検証する必要があるんじゃないかという声が大半です。改めてこういう点で、この三鷹市における事業もありますので、見ていかなければならないっていうふうに思っています。
 確認ですけれども、3・4・12のもう事業決定がされている区間ですけれども、これはまだ用地の買収は用地補償の説明会が行われてから進められるということで、まだ進んでいないという認識でいいのかということと、具体的に今年度中にその準備説明会を行って事業を、用地買収を始めていくのかっていう点を確認したいというふうに思います。用地買収をどのくらいの期間で通常の都市計画道路であれば確保していくのか。事業決定でいうと、平成24年から平成30年までに完成させるということですので、その区間の計画っていうのをお伺いしたいというふうに思います。
 また、外環道路の中央ジャンクションの部分の用地買収ですけれども、その用地補償の地権者に対しての説明会が行われたということで、これから本格的に進むこととなると思いますけれども、先ほど説明があったかと思いますけど、確認の上で二、三年内で用地買収を考えているというふうにお答えいただいたかと思うんですけど、もう一度説明を確認させていただきたいというふうに思います。
 あと、その用地買収の件ですけども、前委員からも農地の保全ということで、3者間での契約が1件成立したと。大変な御苦労をされてのもので、国と市と農協も含めて地権者も合わさって取り組まないと、農地の場合にはさまざまな税制の優遇がされているので、簡単には農地を保全するというふうにはならない課題だということは認識していると思います。この1件、契約がされたということなので、どのような形でされたのか、具体的に教えていただきたいのと、今後の取り組みという点で、前委員が具体的にね、「対応の方針」ということでの国へ申し入れということはするべきだということでしたけれども、一番、ある面でいうと、これ進めていく上で農地の補償っていうのは、農地を確保していくっていう意味で、そこの中央ジャンクションの中に入っている土地の買収にとって一番の課題なんですね。この点での具体的な、話し合いで進められているっていうのは当然ですけれども、改めてのね、申し入れをしっかりとしていく必要があるだろうと。関係部署との連携も重要かと思うんですけども、その点での連携はどうなっているのか確認したいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯事業担当課長(小出雅則君)  3・4・12号線の用地のこれからの進め方についての御質問でございますけれど、委員さんのおっしゃるとおり、これから用地買収に先立ちまして用地の補償の説明会を開催して、その後取得に入っていくというふうに聞いております。今事務レベルでも調整を、そういったことを東京都のほうからも早く用地補償の説明会、開催できるようにということで受けていますので、調整を今しているところでございますので、近々に開催をしていきたいと。今年度中に用地取得に入れるように、今取り組んでいきたいというふうに国・都のほうから聞いておるところでございます。
 それと、国のほうの用地取得、二、三年をめどにということでございますけれど、これはさきの説明会の中で地権者の方に国のほうが具体的なスケジュール感を持って話したところでございますけれど、全部をというよりも、具体的に二、三年をめどに取得をしていきたいんだという国のほうの考え方がここで示されたということで御理解いただければと思います。
 あと、3者契約のことでございまして、どんなふうに今回具体的に進めたのかというお問い合わせでございますが、農地の──生産緑地でございますけれども、制限解除の手続が市のほうにございますと、このまま制限解除するまでの間に市のほうで、最初買い取り申し出の期間が1カ月ございまして、その後、農業者へのあっせん期間が2カ月。3カ月の間は生産緑地の届け出がされても、制限解除の届け出がされても、制限解除されるまでの間一定の期間がございます。そういった期間の中で、具体的にこの代替地として取得される方を見つけられれば、相続をされる方が制限解除をされるときのタイミングで、納税をするタイミングに支障を来さずできるわけでありまして、今回そういったことで非常にスピードが求められたものでございますけれど、従前、平成20年度、平成23年度、農地の意向調査というものを外環の地権者さんに、農業者さんに行っております。当委員会にも報告させていただいておりますけれど、そういった過去の意向に基づきまして、今回その中で代替地が欲しいとおっしゃっている方に、個別に市と、JAさんにも協力をいただきまして、お話を聞かせていただきまして、そういった中で何人かの方と個別にお話をさせていただいていく中で、取得に向けた御意思の確認がとれましたので、国のほうを交えながら、今回そういったことで契約まで期間内に何とかできたという事例でございまして、前回の農地の意向調査の結果が非常に今回そういった面で大きく役立っていたのかというふうに感じているところでございます。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  今、事業担当課長が答えたとおりなんですが、2点ほどちょっと補足をさせていただきますが、3・4・12、どのぐらいの事業期間で終了するかという御質問でございますが、まだ事業化していない部分で、事業期間というのは示されていないということでございますが、東京都の目標としては2020年ということを掲げておりますので、そういった事業期間の設定になるのではないかというように考えております。
 また、農地の3者契約について、今御説明したとおりでございますが、今回本当にうまくいったというのは、今最後に申し上げたアンケート調査、そういった情報がきちっとあったということ。また、提供していただける方も農地の重要性というか、特に北野地域のそういったものの重要性を認識していただいて、アンケート調査した際にも北野地域以外の方にもいろいろそういった、JAさんを通じてそういうお話もしていたところがあったということで、そういった連携がうまく図れた部分。あと、また国のほうも今後ですけど、今財務省さんが取得しているような土地を国交省のほうに移管するとか、今後の調整があるので、それはまだこの段階ではうまくいくかどうかというのははっきりは申し上げられませんが、そういった関係する機関との調整をこれからもうまく進めていきながら、できるだけ多く確保していきたいと考えております。


◯委員(栗原健治君)  わかりました。初めに、3者契約の件ですけれども、今回はタイミングよくうまくできたということですけれども、農地の代替地というのは本当に限られていますし、土地を手放す方にとっては先祖代々つくってきた土を手放さなければいけないっていう点からも、農地の代替地を確保するのが3カ月間のね、今の説明でいえば、まとめられなければ代替地がなくなってしまうっていう事態というのはやはり解消していかなければならない課題ですので、農地を守っていくっていう視点に立ったね、「対応の方針」ということを国に求めていく視点からも、十分な協議をして取り組みはしていただきたいというふうに思います。
 今回の都市計画道路の3・4・3ほか2線について、黄色い、この地図で示された整備区間についてはまだ事業化されていないので、これから決まることだというのは認識しています。12の赤いアンダーラインが斜線になっている部分について伺ったわけですけど、この都市計画道路、そもそもなんですけど、ここに、この地域で交通渋滞というか、この道路をつくる意味っていうのが新川、中原、北野の地域に住んでいる現時点での生活を考えたときに、本当に必要な道路なのかっていう目線、言ってみれば検証っていうか疑問があるんですね。これは外環道路にも関連しているけれども、外環道路と関係しない部分でも、南北道路として、道路のネットワークとして必要だという説明もある中で、本当にこの道路が今、必要なのかどうなのか、この道路単体として考えたときの疑問というのがあります。
 財政危機が叫ばれていて、公共事業に対する税金の投入というのは本当に慎重でなければならないし、外環道路の計画について、私は立ちどまって、中止を僕は求めているわけですけれども、計画をやめる以前にも立ちどまることは必要だと思います。暮らしとか、今の震災の復興ですとか、災害、原発による放射線の除去の事業に、言ってみれば財政が本当に必要だという視点から考えたときには必要だと思うんですけれども、考え直す、立ちどまる必要があると思うんですけれども、これは改めて僕は意見として述べておいた上で、この3・4・12とか、この都市計画道路のこの地域における必要性っていうのは市民とはギャップが三鷹市ではあると思うんですけれども、三鷹市の見解を聞いておきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(田口久男君)  3・4・12号の必要性ということで、この北野地域中心に東部地域は特に都市計画道路の計画線は入っておりますが、事業化されていない、整備されていない路線が多くあると。交通のネットワーク、これは東京都のほうの説明会の趣旨のほうにもありましたけれども、幹線道路として交通の需要を、やはりきちっとほかの幹線道路につないでいくということは当然必要になりますので、どこかで終わってしまうということは当然あり得ないということで、ネットワークは当然必要になると考えております。
 また、まちづくりの観点においても、まちの骨格をきちっと幹線道路を整備することによって整えていくと。防災のまちづくり、幹線道路に囲まれた防災ブロックというような考え方を当然こちらの地域でも必要かと考えております。
 また、こちらの東部地域、北野、あるいは新川・中原地域も既存の幹線道路沿いに沿道商業等もございますが、そういったところもなかなか今空き店舗等もふえているというような形もあります。今後まちづくり全体を考えていく中で、そういった幹線道路にきちっとそういった商業環境、あるいは活動できる環境、そういったものも整えていく必要があるというふうに考えておりますので、そういったところは用途地域等も見直しも含めながら今後考えていく必要があるというように考えております。


◯委員(栗原健治君)  市の考えはわかりましたけれども、まちづくりっていうのを、やはりしっかりと考えていく必要があると思いますし、市として東京都とも、国とも連携していかなければならない問題っていうのはあると思うんですけれども、道のつくり方としてネットワークっていうことを考えたときに、住んでいる人が中心に置かれてネットワークがつくられないと意味がないと思うんですね。今回の計画は道路のないところに新たに道路をつくる計画で、草原というか、何もないところに地図、道路をつくって住宅地を配置するっていうまちづくりではないんですよ。この日本においてのまちづくりっていうことを考えたときの都市計画でいうと、もう平地というか、住宅があるところは道もあり、住宅もあるわけですよね。
 そういうところに計画していく道づくりっていうのはどういうものなのかっていうことを考えなければならないし、そこのところが今進められている地域の住民と行政の計画とが一致しないギャップがある、必要性についての議論が生まれる最大の根源があるというように思います。この点でも、今回の都市計画道路の中身についてしっかりと住民の声を反映させていく、また、立ちどまった検討、本当に必要な道路をつくっていくっていう視点に立った道路づくりも進めなきゃならない。必要のない道路はね、つくらないっていう姿勢も、今後財政難ということ、また優先して何にね、税金を使うのかっていうことを考えたときのあり方としてね、考えていかなければならないというふうに思いますので、しっかりと要望しておきたいというふうに思います。


◯委員長(加藤浩司君)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時20分 休憩



                  午前11時45分 再開
◯委員長(加藤浩司君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申し出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
                  午前11時46分 散会