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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成23年度決算審査特別委員会) > 2012/09/20 平成23年度決算審査特別委員会本文
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2012/09/20 平成23年度決算審査特別委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(石井良司君)  おはようございます。ただいまから平成23年度決算審査特別委員会を開きます。
 それでは初めに、休憩をとって附帯意見等についての確認をいたしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時35分 再開
◯委員長(石井良司君)  委員会を再開いたします。
 ただいま休憩中に確認いたしましたように、附帯意見についてはよろしくお願いしたいと思っております。
 また、議案の取り扱いについて、また次回の委員会について、9月26日水曜日、午後2時から、その他という流れになりますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 じゃ、そのような形で確認させていただきます。ありがとうございます。
 休憩します。
                  午前9時36分 休憩



                  午後4時40分 再開
◯委員長(石井良司君)  委員会を再開いたします。皆さん、御苦労さまでございます。
 この際、議案第51号 平成23年度三鷹市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、審査に当たりまして市側から発言を求められております。
 これについてお諮りしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をいたします。
 休憩します。
                  午後4時41分 休憩



                  午後4時42分 再開
◯委員長(石井良司君)  委員会を再開いたします。
 この際、議案第51号 平成23年度三鷹市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についての審査に当たりまして、市側から発言を求められております。これを許します。


◯副市長(津端 修君)  大変申しわけございません。昨日行われました受託水道事業特別会計での緒方委員さんに対する市側の答弁について誤りがございましたので、訂正をさせていただきたいと思います。大変申しわけございませんでした。よろしくお願いをいたします。
 じゃあ、担当課長の方から訂正内容について発言をさせたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯業務担当課長(木村俊文君)  昨日、緒方委員さんから境浄水場と三鷹浄水所の間はつながっているのかという御質問がございました。これにつきましては、境浄水場とはですね、現状つながっていない状況ということがちょっと確認できましたので、訂正しておわびさせていただきます。申しわけありませんでした。


◯委員長(石井良司君)  ただいま、発言の訂正につきまして、そのようなことでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をいたします。
 休憩します。
                  午後4時43分 休憩



                  午後4時44分 再開
◯委員長(石井良司君)  委員会を再開いたします。
 委員の皆さんにお諮りいたします。委員会の審査要領におきまして、会議は原則午後5時までと御確認をいただいておりますが、しばらくの間、会議を続けたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。それでは、そのように決定をいたします。
 休憩いたします。
                  午後4時45分 休憩



                  午後6時00分 再開
◯委員長(石井良司君)  それでは委員会を再開いたします。
 これより、議案の取り扱いに入ります。議案番号順にそれぞれ採決いたします。
 初めに、議案第46号 平成23年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(岩田康男君)  議案第46号 平成23年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について。
 この年度は、東日本大震災に対して被災地への支援とともに三鷹市の震災対策を進め、地域防災計画の見直しに取り組み、福島原発事故に対して空中放射線量測定や給食食材の測定などを行い公表してきた。社会問題になった孤立化に対する対応も、見守り事業の拡充や買い物支援など対応してきた。保育園待機児童対策として、私立認可保育園設置支援や乳幼児医療の所得制限撤廃も実施した。学校の耐震化促進やクーラー設置にも積極的取り組みが見られた。
 しかしながら、障がい者日中活動系サービス作業所への水光熱費や家賃更新料助成の廃止、三鷹駅前駐輪場登録制廃止による利用料大幅引き上げなどの市民負担増とともに、子育て分野の学校給食調理・保育園運営・学童保育運営への利益追求の企業委託も推進した。
 三鷹市は、市税の根幹である個人市民税は減少しており、国の補助金や臨時財政対策債の制限などを受け財政状況は厳しく、新たな市民負担増がある中で241億円の新川防災公園・多機能複合施設計画を推進している。この計画は、UR都市機構との連携で施設づくりなど主体がURにあり、三鷹市の公共施設づくりに市内業者が参加できない。多額の市債発行など、将来の財政運営や福祉・暮らしの事業圧迫にも不安がある。さらに、財源手当ての井口グラウンドなどの売却にもスポーツ施設確保や一時避難場所の災害対策からも反対の声は強いものである。老朽化した体育館の建てかえの必要性はあるにしても、井口グラウンド存続や施設計画の見直しなど、財政計画の見直しを求めるものである。以上。


◯委員長(石井良司君)  次に賛成討論をお願いします。


◯委員(渥美典尚君)  では、討論いたします。平成23年度決算に当たり、三鷹市議会自由民主クラブを代表して討論させていただきます。
 平成23年度は、三鷹市の中・長期的な自治体経営の方向性を決める第4次基本計画策定の年度でした。また、3月11日に発生した東日本大震災は電力不足の懸念からの計画停電や放射能問題など、三鷹市の市民生活にもさまざまな影響をもたらしました。危機管理の視点からも、かつて経験したことのないさまざまな事態への対応が求められ、三鷹市においてはより多くの実践が求められた年度といえます。
 平成23年度は、リーマン・ショック以前の平成20年度決算の水準までにはいまだ回復はせず、市の財政状況が好転するには至らず、さらに生活保護などの社会保障関連費が増加するなど社会全体での対策にも迫られていることは大きな懸念材料となっています。
 平成23年度決算では経常収支比率が92.1%となり、前年度比で1.7ポイント悪化しています。新たに策定された第4次基本計画においても、経常収支比率については、おおむね80%台を維持という目標が掲げられていますが、今後はますます困難になることが予想できます。財政力指数も前年度を0.04ポイント下回り1.067となるなど、財政指標を見ますと非常に厳しい状況があらわれています。
 そのような中、幾つかの重点プロジェクトのチェックにより、「選択と集中」をより濃く打ち出したことは評価に値します。特に、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)については、公共施設の集約と防災センター機能を備えた総合的で相乗効果を持つ計画にて、市民の安全安心とサービスの向上、将来的な経費の節減に取り組んでおり、評価します。
 事務事業総点検運動においては、聖域なしとも言える4%のマイナスシーリングの実施により、経常経費の削減に取り組んだ努力も特筆すべき点です。
 今後も義務的経常経費である人件費や扶助費、公債費の抑制・削減に取り組み、経常収支比率を下げるべく努力が必要です。扶助費とまちづくり関係費とのバランスのとれた財政運営に努めていただきたい。
 歳入においては、税負担の公平性を保つためにも、市税などの納付義務と機会の拡大をさらにPR・啓発し、歳入未済額の縮減、解消へしっかり取り組んでいただき、また法人市民税の確保のための企業の誘致策と保護策を積極的に進めるべきと考えます。
 また、総人件費の抑制を図るとともに、人事任用制度の効果的な運用を図り、人事管理・職員配置の最適化をされたい。
 行財政改革の推進に当たっては、市民サービスの低下を来さないように事務事業総点検運動などの徹底により、一層の経費削減と財源確保を図られたい。
 民生費については、構成比が増加傾向にあるので、より効果的な運用を図り、財政配分の最適化を図られたい。待機児童の解消に当たっては、住宅子育て支援の充実と各種保育サービスの保育料、負担金及び助成金の見直しに取り組まれたい。生活保護費については、不正受給防止のため厳格に精査するとともに、受給者の自立支援に重点を置き、就労支援に努められたい。また、相談・訪問回数をふやされたい。
 メーデー補助金については廃止されたい。
 安全安心の道路環境整備を推進されたい。自転車利用者のマナー向上については、警察などの関係機関と連携して推進されたい。
 いじめ問題の解決については、学校、教育委員会はもとより、家庭、地域がしっかりと向き合い、取り組まれたい。
 今後も少子長寿社会、景気低迷による税収減など、社会情勢の変化に備えた三鷹市独自の施策を展開し、行政全般にわたり、さらなる歳入の確保に向けて全力を尽くすとともに、歳出の検証による経常経費の削減が必要です。市長はリーダーシップを発揮し、市民サービスの向上に向けて、企業的発想を取り入れ、より健全な市政運営に期待することを申し添えて賛成討論といたします。


◯委員長(石井良司君)  次に反対討論。


◯委員(嶋崎英治君)  2011年度一般会計決算歳入歳出認定に対して、にじ色のつばさを代表して反対討論を行います。
 日本経済の回復が実感できない状態はずっと続いている。日本の働く者の3人に1人が非正規雇用、4人に1人が年収200万円以下で働くワーキングプアであり、この年、大学卒業者の4割以上が安定就職につけず、雇用破壊の実態は深刻さを増している。一部の富める者とそうでない者との格差はますます拡大し、多くの若者が挫折・絶望状態にあるこの国の形は異常としか言いようがない。
 加えて、2011年3月11日の東日本大震災及びそれによって引き起こされた東電福島第一原子力発電所事故は、多くの人々に不安と恐怖を与え、世界的な規模で危機感が広まっている。
 大震災と原発震災によって日本経済は大打撃を受け、その深さも広さもはかり知れない。国も地方も、大震災で命を奪われた遺族の皆さんへのケア、家も仕事もなくした人々への救援・失業対策、原発災害から人々の命を守ることなどのために、人も財も投入して被災地の復旧に努めなければならない責務を負っている。
 一方、民主党政権の混迷はますます強くなり、生活第一、コンクリートから人へという政策転換に期待し、政権をかえた人々は今、裏切られ感に襲われている。こうした政治・経済の情勢下にあって、雇用破壊の実態は深刻で、生活保護も就労年齢層が増加し、医療保険においても社会保険から国民健康保険への切りかえ世帯の増加となってあらわれている。
 こうしたとき、住民の命と健康を守ることが行政の最も重要な責務であることを改めて行政も議会も認識した1年であった。同時に、多くの人々が脱原発へ価値観を転換させ、命を守る、政府への直接行動に立ち上がった年でもある。
 反対理由1、政治と経済の混迷、市税収入の伸びも見込めない中、事業費約240億円の新川防災公園・多機能複合施設(仮称)、多摩青果跡地の再開発事業を何が何でもこのまま実行しようとする姿勢は納得できない。体育施設など老朽化した公共施設の建てかえに反対するものではないが、市民センター周辺地区整備基本プランの事の是非を含めて、市民全体の説明会を開き、市民の意向を確認しながら合意形成を図るべきであった。加えて、都市再生機構(UR)が抱えている課題への疑問・不安も払拭できないままである。
 また、国民健康保険税の負担増、年金生活者の増加という中で、三鷹市は経常経費を押しなべてマイナス4%シーリングで予算編成をしたが、それは一体何のためかという疑問が市民の中に生まれている。約152億円の市債は、市民1人当たりに大きな借金を背負わせることになる。国からURへの補助金といえども、もとを正せば税金である。世界の金融情勢など不安定な経済情勢及び先行き不透明・不安な日本経済及び国の地方財政計画の動向などで考えると、大きな懸念がある新川防災公園・多機能複合施設(仮称)の計画遂行である。
 2、学校給食調理業務の民間委託化を新たに第二小学校と井口小学校で開始したが反対である。この間の調理業務の委託化の報告において、問題は改善されたとしているが、給食調理業務は子どもたちの命と健康を支える重要なものである。東電福島原子力発電所の震災事故により、放射能汚染への対応が今後も必要であると考える。食材の検収作業は委託先事業者だが、実際の放射能検査、食品検査は学校栄養職員等が緊急に現場指揮などをする必要が生ずるはずである。学校栄養職員が直接、委託調理労働者に現場で口頭指示を出せば法律違反になる。即応できないのである。給食調理業務の民間委託は立ちどまって、委託労働者の労働条件を初め、あらゆる角度から総点検をする必要がある。また、労使の事前協議前に保護者説明会等を先行させたことは、労使間の信頼関係を損なうものであり問題である。こうした事態は二度とあってはならない。
 3、ふるさと雇用再生特別基金及び緊急雇用創出事業臨時特例基金を使ってさまざまな業務を推進したが、失業者から最も求められている継続雇用につなげることはできなかった。
 4、コンビニエンスストアにおける諸証明交付を拡大したが、住民基本台帳カードの交付を受けた人の目的の圧倒的多数は本人証明であり、従来の市民カード・自動交付機利用者が圧倒的である。
 5、障がい者日中活動サービス活動系サービス事業を行っている事業所について、独自に施設を借り上げている事業者への光熱水費相当額及び家賃更新料の補助を廃止したこと及び市の施設で事業を実施している事業者からは、光熱水費相当額の徴収を開始したことは断じて認められない。
 6、保育所待機児童の解消のために可能な限りの施策を展開したことは大いに評価したい。しかし、認証保育所など認可外保育所への保護者助成が月額1万円にとどまっていることは問題である。認可保育所利用者は所得に応じて保育料が決定される仕組みである。「健やかに育ち笑顔がきらめく子ども・子育て支援のまちづくり 三鷹市次世代育成支援行動計画(後期計画)」の理念、全ての家庭の育ちを支援するとうたっていることからも、認可外保育所利用者への助成金額を所得の再分配を意識した助成制度改善を一刻も早く実現すべきである。
 7、「三鷹市内の小・中学校及び幼稚園・保育園の施設における放射性物質の測定と、その情報の開示、給食食材の安全性の確認について」など、請願3件を三鷹市議会は賛成全員で採択していることに鑑み、給食食材、飲料水、野菜などの放射線量測定器をみずから購入し、測定すべきであった。


◯委員長(石井良司君)  次に賛成の。


◯委員(寺井 均君)  三鷹市議会公明党を代表し討論させていただきます。
 平成23年度は、第4次基本計画の策定及び23にわたる個別計画の策定に取り組まれました。経済の低成長を見越した緊縮財政の想定のもと、施策の重点化が図られ、都市再生、コミュニティ創生を再重点プロジェクトと位置づけられました。3・11東日本大震災により、危機管理を緊急プロジェクトと加えたことからも、かつてない想定外に対応する自治体経営を余儀なくされたことと思われます。
 いまだ社会保障の将来像が何ら示されない中であり、我が市においても着実に増加をたどる社会保障関連経費が示すように、多様な市民生活とニーズに対応する必要性が増す中で、6つの重点プロジェクトとして経営資源の重点化も図られました。
 特に、子ども・子育て支援プロジェクトにおいては、各種保育所の拡充による待機児解消への取り組み、乳幼児医療費助成の拡充、乳児家庭訪問の実施、学童保育所の保育時間の延長策。
 健康長寿社会においては、子宮頸がん、Hib、小児用肺炎球菌ワクチン接種促進事業、各種がん検診推進事業、妊婦健康診査におけるHTLV−1抗体検査及び歯科健診の個別実施、救急医療情報キットの配布、家具転倒防止器具の普及、地域密着型サービス拠点の整備、高齢者の熱中症予防の実施など、大変評価したいと思います。
 また、セーフティーネットにおいては買い物環境整備事業。サステナブル都市においては東台小学校、第五中学校体育館建てかえ、公会堂リニューアル・別館建てかえ工事、新川防災公園・多機能複合施設(仮称)に伴う北野ハピネス幼児部門の移転の推進への取り組み。
 地域活性化においては、地域ケアネットワークにおける傾聴ボランティア・認知症サポーター・地域福祉ファシリテーター等の人材養成、災害時要援護者支援事業等も推進されました。
 また、都市交通安全においては、待望のコミュニティバス新川・中原ルートの運行開始等を、限られた財源の中、事務事業総点検運動の取り組みによる経費削減の努力の中で、高環境・高福祉のまちづくりへ向けた自治体経営を進められたことに敬意を表します。
 その上で、決算審議で課題として残った、今後、1、ICTの事業継続計画(BCP)については、災害時の時系列による必要なシステムの検討と被災者支援システムの早期導入を進めること。2、予防接種事業においては、高齢者の肺炎球菌ワクチン接種を行うこと。3、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業に当たっては、ワクチン接種の機会の拡充のための日曜祝祭日、夜間等での接種を検討すること。4、三鷹台駅前周辺地区整備方針の策定に当たっては、地権者の意見はもちろんのこと、協議会の提言や商店会の意見を十分に取り入れ、早急に進めること。5、救急医療情報キット支給事業に当たっては、昼間に独居になる高齢者を含む世帯への支給も検討すること。6、私立幼稚園等助成に当たっては、認定こども園を含む幼稚園、保育園の国の体制が定着するまで、市としての預かり保育に対する助成に取り組むこと等を強く求め、以上については、さらなる充実を目指して検討を進めていただきたい旨を申し添えて、賛成討論とさせていただきます。


◯委員(岩見大三君)  それでは、三鷹市議会民主党を代表いたしまして、平成23年度決算一般会計について討論をいたします。
 当該年度は、東日本大震災の発災への対応や東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響により喫緊の対応が求められました。
 その中において、市は第4次基本計画、23の個別計画の策定を進め、三鷹の将来指針を示したことは評価できます。ただ、これだけの膨大な計画の推進には、行政としての決断力、職員の意思統一、また相当な効率化が必要となってくることは指摘をしておきたいと思います。
 また、持続可能な自治体経営を目指すために代表質疑でも4つの視点を申し上げました。個人から社会へ、短期から長期へ、量から質へ、事後から事前へと、このような視点、発想を持ちながら当該年度の取り組みを踏まえ、創造的な自治体運営を心がけていただきたい。
 さて、6つの重点プロジェクトについての検証がされましたが、各款についての主な事業実施についても指摘をしておきたいと思います。
 まず、総務費におけるCAP、子どもへの暴力防止のための教育プログラムでありますが、当該年度においては、主に市内小学校7カ所でワークショップが実施をされ、参加人数は合計で大人125人、子ども563人、計688人と関心の高さをうかがわせるものであります。昨今、いじめ問題を考えても、CAPのワークショップについては、当該年度の取り組みを踏まえ、より推進をしていただきたい。
 次に、民生費における成年後見制度の促進でありますが、今後、増加が予測される認知症高齢者の実態を踏まえ、後見制度の促進はさらに必要度が増してくると思います。当該年度を経た上で、これからの成年後見制度の利用促進を努められたい。また、障がい者自立支援に当たっては、財政厳しき折、直接金銭的なものが困難であることは理解をいたしますが、市役所において障がい者支援に当たる職員の知識充実など、さらなる質の向上に努力し、障がい者の生活・活動に不便が生じないようにすること。また、経営状態が厳しい小規模施設に対するきめ細かな対応を行うことで、事業継続を支援することとしたい。
 以上のことを指摘いたしまして、今後の財政的な課題が山積する中において、不交付団体を堅持していただき、厳しい時代を乗り切っていただくことを期待を申し上げまして、本会計に賛成をいたします。


◯委員長(石井良司君)  それでは、これをもって討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第46号について、お手元に御配付の附帯意見を付し、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
 次に、議案第47号 平成23年度三鷹市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(嶋崎英治君)  2011年度国民健康保険事業特別会計決算認定に対して、にじ色のつばさを代表して反対討論をいたします。
 全国の基礎自治体は低迷する経済の状況を受け、低下する税収や三位一体改革により財政状態が厳しさを増し、国保財政に対する柔軟性を失い、その運営に四苦八苦しているのが現実である。
 他方、加入者は雇用破壊等により収入減の直撃を受け、生活苦に追われている。所得の再分配機能が劣化した現在の課税方式は、中低所得世帯の負担が大きく、かつ重くなっている。
 短期保険証はまだしも、資格証になれば病気になっても医療機関にかかれない事態が生じ、診療控えにもつながっている。それは、国民健康保険法が定めている社会保障としての皆保険制度が足元から崩されていると言える。
 このような事態に陥った大きな原因に国庫負担率の引き下げがある。1984年までは、かかった医療費の45%だったものが、それ以降、市町村国民健康保険の総収入に占める国庫負担の割合は低下し続け、現在3割まで減らされていることに根本的な問題はあるが、他の健康保険の2倍から3倍という国民健康保険税となっている実態を直視し、市民の命と健康を守る国民健康保険制度とすべく三鷹市としてできることはまだある。医療の現物給付による国庫負担金減額措置は一刻も早く廃止すべく国に働きかけをすべきであった。
 よって、本特別会計決算認定には反対する。


◯委員(岩田康男君)  議案第47号 平成23年度三鷹市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、賛成討論いたします。
 国民健康保険の加入者層は、低所得者や失業者などの割合が多くなっていて、国保の社会保障的役割が強くなっているにもかかわらず、国は国庫負担金を削減し、さらに事務費などの削減で、これまで実質50%あった支出金が30%前後に落ち込んでいる。その上、自治体独自の医療費一部負担金減額の現物給付制度をとっているとのことで国庫負担金にペナルティーをかけている。このことが国保財政を困難にしている主な要因であるが、同時に三鷹市による保険税引き上げや均等割増額による市民の負担割合は多くなり、滞納世帯も12%を超えている。国庫支出金増の獲得等により国保税引き下げや健康事業の拡充とともに滞納世帯への福祉的対応を含めた納税相談のさらなる拡充を求めるものである。


◯委員長(石井良司君)  ほかにありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第47号について、お手元に御配付の附帯意見を付し、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
 次に、議案第48号 平成23年度三鷹市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第48号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
 続きまして、議案第49号 平成23年度三鷹市介護サービス事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(嶋崎英治君)  2011年度介護サービス事業特別会計決算認定に対して、にじ色のつばさを代表して賛成討論を行います。
 全団塊の世代が75歳に達する2025年までに介護施設の待機者解消を図るため、介護3施設──特別養護老人ホーム、老人保健施設、介護療養型医療施設の誘致を含む計画的増設を図ること。


◯委員長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第49号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
 議案第50号 平成23年度三鷹市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(嶋崎英治君)  2011年度介護保険事業特別会計決算認定に対して、にじ色のつばさを代表して賛成討論を行います。
 介護保険制度は制度発足時の原点に立ち返り、市民がいつでもどこでも安心してサービスを受けることができ、同時に家族の負担が軽減される介護保険制度であるべきである。そうした観点から、1、家族介護支援(レスパイト)事業を大幅に拡大すること。2、若年性認知症については、相談から医療、福祉、就労に係る総合的な支援を図るため、若年性認知症相談コールセンター(仮称)を設置すること。3、保険料の設定に当たって、さらに多段階制を拡充し、所得の再分配機能を生かすこと。また、低所得者世帯に対する保険料軽減制度を拡充すること。4、国に対して介護労働者の処遇改善を働きかけ、介護労働者が生き生きと働くことができる環境確保に努めること。
 以上を指摘して、2011年度の介護保険事業特別会計決算認定に賛成いたします。


◯委員長(石井良司君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第50号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
 続きまして、議案第51号 平成23年度三鷹市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
 討論はなしでよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第51号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。
 続きまして、議案第52号 平成23年度三鷹市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(嶋崎英治君)  2011年度後期高齢者医療特別会計決算認定に対し、にじ色のつばさを代表して反対討論いたします。
 後期高齢者医療制度について、創設以来、にじ色のつばさは75歳で年齢を区分することは問題であると指摘し、反対し、早期に廃止すべきだとしてきた。高齢者が安心していつでも医療にかかることができ、長生きしてよかったと思える制度にすべく国に働きかけることが必要である。
 以上をもって、同特別会計の決算認定に反対いたします。


◯委員長(石井良司君)  賛成討論はありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないですね。


◯委員(岩田康男君)  同じく反対討論です。議案第52号 平成23年度三鷹市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について。
 政府がこの制度を廃止することを国民に公約したがほごになり、依然として負担増と矛盾を抱えたまま存続している。75歳になったら経済力も弱くなる人が多くなる中、これまでの国保税より保険料が増加する人が53%も存在している。「家族のきずな」が強調されているのに──「家族のきずな」はかぎ括弧です──「家族のきずな」が強調されているのに後期高齢者の分離など、孤立化を招く制度にもなっている。検診や診療など差別が指摘されていることもあり、高齢者が安心して医療にかかれる高齢者医療制度に変えることを求めるものである。また、三鷹市において、窓口一部負担金3割が、申請により1割負担に戻る人への対応は前進をしたが、さらに全員に徹底するよう努力を求めるものである。


◯委員長(石井良司君)  これをもって討論を終わります。
 これより採決いたします。
 議案第52号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり認定されました。御苦労さまでございました。
 以上で決算に関する議案の審査は全て終了いたしました。
 決算審査特別委員会審査報告書は、次回に正副委員長案をお示ししたいと思います。
 なお、先ほど付された附帯意見については、若干の字句の修正等、正副委員長に御一任をお願いしたいと思いますが、よろしいですか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をいたします。
 次回委員会日でございますが、本件を議題としたいと思います。
 委員会の日程については、9月26日水曜日、午後2時より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、長時間にわたりまして、皆様御苦労さまでございました。これをもちまして、本日は散会といたします。ありがとうございました。
                  午後6時37分 散会