午前9時28分 開議
◯委員長(伊東光則君) ただいまから調布基地跡地利用対策特別委員会を開会いたします。
初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
休憩いたします。
午前9時28分 休憩
午前9時29分 再開
◯委員長(伊東光則君) 委員会を再開いたします。
休憩中に御確認いただきましたとおり、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他という形で委員会を進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、そのように確認いたします。
市側が入室するまで休憩いたします。
午前9時30分 休憩
午前9時31分 再開
◯委員長(伊東光則君) それでは委員会を再開いたします。
市側の説明をお願いいたします。
◯企画部長・都市再生担当部長(河野康之君) おはようございます。お忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。
それではですね、去る10月3日に起きました調布飛行場におけます小型航空機の着陸時の事故についてですね、当日皆さんにお集まりいただきまして状況を報告するとともに、また同日に起こりました宮ヶ瀬におけますヘリコプターの墜落の状況、また9月末におけます国土交通省の処分もあわせてですね、御報告させていただいたところでございます。
その後ですね、10月6日の日においてですね、東京都の港湾局の技監と担当部長、そして課長が三鷹市役所を訪れまして、清原市長と河村副市長に対して、この事故等の状況について報告するとともに陳謝に訪れたということがございました。
またですね、その際にですね、これから予定されております飛行場まつりにおけます行事についての考え方が述べられまして、その中では体験搭乗については自粛することとしたいというような申し出があったところでございます。これに対して清原市長については、東京都の申し入れについては妥当な判断であるということのお答えをしたところでございます。そうした状況については資料にもお示ししているとおりでございますので、また前回の資料より詳しくなったところについてですね、担当から御説明させていただきますのでよろしくお願いします。
◯企画経営課長(一條義治君) よろしくお願いいたします。では、1ページおめくりいただきまして、資料1をごらんいただけますでしょうか。こちら、調布飛行場における小型航空機の事故についてということで、おおむね概要につきましては、3件の案件について当日の10月3日に御報告をさせていただきましたが、そのときに明らかになっていなかった案件を中心に御報告をさせていただきます。
事故発生日時、時間等につきましては御報告のとおりでございますが、搭乗者2名ということで具体的な氏名等は明らかになっていませんでした。ここでお示しをしているとおり、26歳の機長と37歳のカメラマンが搭乗していたものでございます。そして、けが人や火災はなし。使われていた小型機につきましては、共立航空所有のTU206G型という、よく使われているセスナのタイプでございます。
そして2の事故の状況、管理事務所調べでございますが、当日御報告したとおり、9時30分に離陸をしたんですが、撮影のため八ヶ岳に向かったところ、天候が悪いという情報が入ったため、調布飛行場へ引き返したということでございます。もちろん飛行機の離着陸をするときに当該目的地の天候状況などはしっかりと把握をしているんですが、今回のフライトの目的が写真撮影であるということで、例えば市が60周年記念の事業の一環として撮影した航空写真のパネルなどをごらんになっていただければわかると思うんですが、いわゆるこういう航空写真については雲1つ入ってしまうと撮影ができないということで、当日、現地に行ったところ、飛行機より下にある下層雲、比較的低い高さに発生する下層雲が幾つかあったため、撮影をあきらめて引き返してきたというところでございます。
そして、調布飛行場に戻り南側から進入し着陸態勢に入ったんですが、バウンドし、ノーズギア等を損傷して走行不能になったということでございます。プロペラとノーズギアが損傷しているところでございます。
そして、空港再開は12時17分で2時間9分の間、空港が閉鎖されておりました。
そして、その間、他の航空機への影響につきましては当日細かなところまで明らかになっていなかったんですが、新島から調布に向かった便につきましては行き先を変更し、茨城県にあります竜ヶ崎飛行場へ変更したということでございます。同じく、神津島を飛び立って調布に向かった便につきましては、こちら、新島の方へ変更を行ったんですが、その後、新島から調布飛行場へ向かう便が出ましたので、その方は皆さん調布飛行場に向かったということでございます。
そのほか、往復機といたしましては、新島、大島の往復機につきましてはそれぞれ欠航がなされたんですが、新島、神津との往復便につきましては、最終便が予定どおり運航されているというところでございます。
他の民間機につきましては、到着機1機については埼玉県にありますホンダエアポートへ行き先の変更、その他の離陸予定機については格納庫へ引き返したということでございます。
裏面の方に当日、委員の皆さんには供覧でお示しをしました当日の小型機の事故状況の写真を添付させていただいたところでございます。
そして、この事故を受けまして、10月の5日付で港湾局の離島港湾部長より、共立航空撮影株式会社に対しまして注意喚起を促す文書といたしまして、航空機の運航の安全確保についてというような文書が出されているところでございます。こちらにつきましては、当日の事故を受けまして、文書後段にございますとおり、調布飛行場については地元住民の理解を得て、市街地の中の飛行場として国から引き継いだものであるということ。そして、今回の事態を真摯に受けとめて、再発の防止であるとか運航のさらなる安全確保を要請したものでございます。
続きまして、最後のページになりますが、こちら、新中央航空株式会社が9月30日で国土交通省の厳重注意を受けた案件でございます。こちらにつきましても10月3日に御報告した以上の特に新たな事実関係などは明らかになっていないんですが、同じく10月5日付で港湾部長より、新中央航空の社長に対する注意喚起の文書が出されているところでございます。同じように、調布飛行場の市街地の中の飛行場であるというような事実関係とともに、今回の事態を真摯に受けとめて再発の防止、整備体制の再点検、法令遵守の徹底などを求めているところでございます。
そして、10月の3日にもう1件御報告をさせていただきました、調布飛行場を飛び立った東邦航空が神奈川県の宮ヶ瀬で墜落した事故でございます。この案件につきましては、死亡者も出たということで神奈川県警の中に捜査本部が設置されて、警察の方でも事故原因の調べを行っております。また、あわせて、運輸安全委員会の方でも航空事故調査官を派遣し調査を行っているということで、これらの方の調査の結果を待ちたいと思うんですが、新聞報道などによりますと、このときヘリの方ではロープやフックがつり下げられていたんですが、それがテールローター、いわゆる後部の回転翼に衝突し、テールローターが損傷して墜落した可能性があるというようなことが報道をされているところでございます。
そして、今回の案件を受けまして、今年度の調布飛行場まつりの対応でございます。先週、東京都の局長職である技監以下が訪れて市長等に報告とおわびを行うとともに、体験搭乗については、今回の実行委員会の調布空港協議会の中に問題となった事業者がいるということもございまして、体験搭乗を中止をしたいという申し出があったものでございます。
そして、あわせて市長からは、今回の案件を受けまして、安全確保の徹底を強く要請するとともに、特別委員会の委員の皆さんの間でも、本件の協議案件の御議論の中では安全確保が強く求められているということもあわせて市長の方から技監に対し要請を行ったものでございます。
そして、この体験搭乗でございますが、本日までが申し込みの期限となっております。そこで、調布まつり実行委員会につきましては、今回の体験搭乗の中止の決定を踏まえまして、本日以降、申込者全員に体験搭乗が中止となったということを個別に連絡を差し上げて理解を得たいというような対応をするということでございます。
◯委員長(伊東光則君) 市側の説明は終わりました。
市側の説明に対する質疑がございましたらお願いいたします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
質疑がないようですので、市側の説明に対する質疑はこれをもって終了いたします。
休憩いたします。
午前9時42分 休憩
午前9時43分 再開
◯委員長(伊東光則君) 委員会を再開いたします。
次に、次回委員会の日程ですが、次回定例会の会期中とし、その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくということでよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、そのように決定いたします。
その他、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
ないようですので、以上をもちまして本日の調布基地跡地利用対策特別委員会を閉会いたします。
午前9時44分 散会