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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成23年文教委員会) > 2011/12/09 平成23年文教委員会本文
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2011/12/09 平成23年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩



                  午前9時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、文教委員会管外視察結果報告書の確認について、3、所管事務の調査について、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前9時33分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。教育長、本日はよろしくお願いします。
 委員会を再開いたします。
 それでは、教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。
 まず項目アからエについて、お願いいたします。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  改めまして、おはようございます。本日はよろしくお願いいたします。きょうは、教育委員会より、委員長がお話ししたように6件の行政報告をさせていただきたいというふうに思います。私からは行政報告のアからエまで、資料でございますと1から4になりますけれども、教育委員会が今年度取り組んでおります計画策定につきまして御説明をさせていただきたいというふうに思います。
 本市では今年度、御承知のように第4次基本計画の策定を進めております。教育委員会におきましても第4次基本計画の策定との整合を図りながら──いずれも平成22年度末で計画期間の満了を迎えました──三鷹市教育ビジョンなど、4つの計画の策定を進めているところでございます。これら4計画につきましては、9月に骨格案をまとめまして本委員会でも御報告をさせていただきました。その後、関係の審議会ですとか市民会議等において意見交換等を行いまして、その御意見をできる限り反映し、素案をまとめたところでございます。詳細につきましては、この後各担当の課長より御説明をいたしますけれども、私からは総括的にまずお話をさせていただきたいというふうに思います。
 1点目でございます。教育ビジョンについてでございますが、新たな教育ビジョンにおきましても、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を推進するというこの基本的な考え方は継承しつつ、その内容の一層の充実を図るということを基本としております。また、地域をつなぐ拠点となります学校づくりを進めまして、学校を核としたコミュニティづくり──これはスクール・コミュニティの創造ということに言ってもよろしいかと思いますけども、を目指していきたいというふうに考えておるところでございます。さらに教育支援プランの基本的な考え方ともなりますけれども、多様な教育的ニーズに対応し、子どもたちの個性や特性を最大限に発揮できるという、そういう教育方法の推進を図ってまいりたいというふうに考えているわけでございます。
 2点目でございますが、教育支援プランについてでございます。本計画におきましても、平成19年度に策定をいたしました教育支援プランの理念及び基本方針を継承するということを基本としております。この計画の中では、教育ビジョンが目指す子ども像の実現に向けて教育支援を通して育成したい力を明確にいたしまして、取り組みのさらなる充実を図ってまいりたい。また、義務教育9年間の内容が中心となりますけれども、乳幼児期から早期発見、早期療養ですとか、義務教育修了後の引き継ぎ等も視野に入れました教育支援プランとしているところでございます。
 3点目でございます。生涯学習プランについてですが、生涯学習プランは市民の皆さんが生涯におけるあらゆる時期、社会のあらゆる場所において行う生涯学習を支援して、生きがいの発見ですとか自己実現はもとより、その成果を生かした活動をコミュニティの創生につなげていきたいという目標を掲げた計画でございます。学校・家庭・地域の教育力の向上や一人一人の学習を支援する環境の整備とともに、個人の学習成果を地域に還元する学びの循環の構築など、その理念と施策の方向性を明確にいたしまして、具体的な推進を図ってまいります。
 4点目でございますが、子ども読書プランです。子どもの読書活動の重要性は改めて申し上げるまでもありませんけれども、三鷹市におきましても子どもの読書活動の推進に関する法律に基づきまして、平成17年にみたか子ども読書プランを策定いたしまして、これまで取り組みを進めてまいりました。新たな読書プランの策定に当たりましては、これまでの成果と課題を踏まえまして、子どもが本を手にする仕組みと読書の楽しさを伝える仕組み、この2つの施策の柱のもとに具体的な施策の方向を定めております。
 以上、これら4計画の素案につきましては、さらに関係の審議会を初め市民の皆さんからの御意見をいただきまして、その反映に努めながら今年度末の策定を目指して取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いをいたします。以上でございます。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  私からは、三鷹市教育ビジョンについて御説明申し上げたいと思います。1ページをごらんください。本委員会で御審議いただきまして、御意見等さまざまいただいた中で骨格案について御議論いただいたわけでございますけれども、そちらをもとにいたしまして市民からの意見募集、それからPTA連合会常務理事会との意見交換会、7学園のコミュニティ・スクール委員会との意見交換会、それから教職員への周知と各校の意見を踏まえた校長からの意見聴取を行いまして、この素案をまとめさせていただいたところでございます。
 今回素案の中で重点的に取り組ませていただきたいという課題を設定するとともに、教育基本法、それから国の教育振興基本計画、それから東京都の教育ビジョン、そちらを踏まえた形でより一層の整合性を図ることを行ってまいりました。
 6ページをごらんください。目指す子ども像の部分になりますけれども、こちらでも教育基本法とのより一層の整合性、それから三鷹市自治基本条例をきちっと踏まえたということで、下にございます人間力、社会力の定義、それから目指す子ども像、若干ここの部分、国際的な視野とチャレンジする心という言葉をつけ加えさせていただいたところでございます。
 7ページをごらんください。三鷹市教育ビジョン2022の基本的方針としての5つの施策目標ということで、前回もお示しいたしました5つの目標を掲げ、それを20の重点施策という形でまとめさせていただきました。ただ、長い期間のビジョンでございますので、その中で今後4年間、まずもって取り組むべき最重点の施策をどうしていくのかといった、今回は優先順位をつけた形にさせていただきました。
 9ページをごらんください。こちらが三鷹市教育ビジョンの5つの目標、それから20の重点施策という形の体系になっています。この中で目標の1に関して申し上げますと、最重点施策としてさまざまな会議の中で、特に市民の願いとしてここのところをまずもっとやってもらいたいんだという形のことを、御意見をいただいたことを反映させていただきました。
 1つ目が、コミュニティ・スクールの機能の充実の部分です。こちらにつきましては、7つの学園にコミュニティ・スクール委員会を設置し、また各学校に学校運営協議会を設置しているわけでございますが、こちらの機能の充実を図ること。それから、もう1つは、学校だけで決めるわけではなくて、さまざまな形のことを地域の保護者のニーズに則した形で学校評価をより充実させることで、その意向を反映した学校運営に進めていくんだということ、この2点を重点として掲げてございます。それから、3番になりますけれども、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備、こちらも最重点の施策と位置づけさせていただきました。こちらは特に、学校支援が組織的かつ継続的に可能となるように支援体制を組織化を図り、人材の育成と地域をコーディネートする人材の計画的な配置について、より一層の検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
 目標の2番になります。4番、小・中一貫教育の充実と発展につきましては、これは、これまでのビジョンで目指してまいりましたコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育、この教育内容のより一層の充実と、効果的かつ持続可能な仕組みをきちっとつくり上げていこうということで、そのほか、この中では20項目ございますけど、すべて重要なわけではございますけれども、まず最初にここに手をつけていこうということで、こちらをお示しさせていただいたところです。
 それから、目標の3番になります。11番、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成の部分でございます。こちらは市民とお話をさせていただく中で、最も最初にやってもらいたいという意見が一番多かったところです。三鷹のコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を推進していくために、担い手である先生方をどう育成していくのか、どう養成していくのか、ここの部分で力のある先生を育ててくださいということで、ここの部分を示させていただいています。こちらでは、三鷹市立学校人財育成方針を策定しながら、すぐれた指導力と教育者としての愛情あふれる教員の育成を推進してまいりたいと考えているところです。
 それから、13番です。こちらも、3月11日の件を受けまして、地域、保護者の方からは非常に重点として取り組んでもらいたいということでございました。子どもの安全安心の確保についてです。こちらはさまざまな形での──今までも行ってますが、より一層の充実をということで、防災教育をきちっと位置づけてやってもらいたいということ。それから、非常時に備えてみずからの安全を確保する力を子どもたちにも育てる。地域ができること、それから、子どもたちに身につけさせることということを明確にした上で、子どもたちの安全安心を今まで以上に進めてもらいたいという御意見が多くございまして、教育委員会といたしましても、ここは重点でいきたいということで考えているところです。
 それから16番、ICTを活用した魅力ある教育環境の整備と利活用というところです。これは2つの方向性がございまして、1つは学校からの発信に当たる部分ですね。情報をどう発信していくのかと、そこの部分についてのホームページ等の拡充について重点としております。もう1つは、学校の中で児童・生徒が主体的にICT機器を活用して学ぶこと、それから、あわせて授業の中でICT機器を効果的に使って授業の指導の中に生かしていくということ、このあたりの整備に力を注いでまいりたいと考えております。
 それから、7つ目、最後の最重点施策ですけれども、17番です。地域社会の拠点としての学校づくりの推進ということで、スクール・コミュニティの創造に向けた学校を拠点とした事業を推進していくということです。こちらにつきましても、市で行っていますコミュニティ創生の施策と連動する中で、学校を核としたさまざまな活動を、市民の方が集まれる活動をできるだけ行っていきたいと。その中では、教育委員会だけではなくて、子どもの育成事業にかかわる市長部局、地域諸団体と連携して実施していきたいということ。それから、もう1つは、学校の防災拠点化の推進ということで、こちらもいざというときに避難所として学校が避難場所となるわけでございますけれども、そこにかかわる施設設備の充実とともに、最初の段階で避難所として活用される場合の初動の部分をきちっと位置づけた上で推進してまいりたいと考えております。
 以上、最重点のところについてお話しをさせていただきましたけれども、基本的には前回骨格案でお示しさせていただいたところに市民の意見を反映させた形であるということ、それから教育基本法との一層の整合性を図ったということで、今回素案としてお示しをさせていただきました。私からは以上です。


◯学務課長(内野時男君)  私から、教育支援プランの素案について説明をさせていただきます。資料の2でございます。教育支援プランにつきましては、これまでの平成19年度に策定した教育支援プランの基本理念を継承しております。それに沿った骨格案を前回示させていただきましたけれども、その後、市民からの意見募集、それから教育支援推進委員会、保護者も交えたところでの意見交換、それから校長会や教職員の意見などを反映して素案をまとめたものでございます。
 前回からの主な変更点について御説明いたします。まず2ページをお開きいただきたいと思います。大きな変更といいますか、加入した部分ですけれども、1の中ほど、ここに「また、本プランでは、乳幼児期から」というところですけれども、こちらの方に教育支援プランが対象とする年齢、ゼロ歳から18歳ということを入れました。こちらの方は正しく加入いたしました。それから、2番目、計画期間、これは前から記述がありますけれども、項目として出させていただきました。
 次、5ページをお開きいただけたらと思います。こちらの方では教育ビジョンが目指す子ども像ですね。教育ビジョンの方も前回の骨格案から多少文言の変更がありましたので、こちらの方にあわせて書かせていただいて、それにあわせて教育支援を通して育成していきたい力というところを書いてあります。
 あと、隣の6ページでございます。こちらでは、基本的には基本方針の文言は変わっておりませんけれども、それぞれ括弧書きで副題をつけさせていただきました。基本方針の1は、これは子どもへの教育支援のことを言っているんですよ、基本方針の2は、学校での教育支援の体制のことですとか、そういうふうな、少しわかりやすくするために入れさせていただきました。それとともに、基本方針の2のところは、頭にコミュニティ・スクールを基盤としたというのをつけ加えいたしました。6ページは以上です。
 7ページも、体系の方にこれを反映しております。
 次、8ページでございます。ここでは、1の(2)中ほどですけれども、こちらのアですけれども、「合理的配慮」のあり方についての国の動向にも注視しながらを加えました。なかなか合理的配慮という言葉は聞きなれないんですが、下に注をつけさせていただきました。これは現在国が検討している段階ですので、国の動向にも配慮しながら教員が行う指導や支援の一層のスキルアップを図るというものです。合理的配慮、一般に障がいの重い子なども、軽い子なども、できるだけ保護者の意向に沿って普通の学校の通常学級にも行けるようなことの今検討をしているというふうなことがありますけれども、まだこちらの方は動向を見ながらということですけれども、つけ加えさせていただきました。
 次に、少し飛びますが12ページ、基本方針の2でございます。ここでは大きな変更はありませんけれども、(2)で少し説明を詳しくさせていただきました。特別支援教室の東京都のところですけれども、この辺の文言を少し説明をわかりやすくしたという、その程度の変更でございます。
 続いては13ページでございます。13ページの上の方、(3)のアでございます。おかげさまでこれまでの、平成19年度に策定しました教育支援プランに基づきまして、固定学級の教育支援学級についてはすべて同じ学園の中で中学校に進めるという、5学園で教育支援学級の小・中一貫教育の条件が整いましたので、今後は国や東京都の動向を踏まえながら教育支援学級における教育内容の充実を図るということを強調して、明記いたしました。
 次に、基本方針の3のところでは、16ページをお開きいただきたいと思います。16ページから17ページですね。16ページの3のウになりますので、17ページの頭になります。教育支援プランの対象とする年齢は、最初に申し上げましたようにゼロ歳から18歳ですので、義務教育修了後の15歳以降の連携についての記述をここに新たに加えました。具体的には、生徒の個別の教育支援計画などについて、高等学校や都立の特別支援学校の高等部に引き継ぐことによって、これまで行ってきた支援の引き継ぎを行ったり、健康福祉部など、各課と連携して、義務教育修了後も福祉・医療による支援の継続の充実を図るっていうことの記述を新たに加えました。概要、以上のようなことになります。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  私の方からは、資料3、生涯学習プランについて御説明をさせていただきたいと思います。骨格案では、掲載項目と、それから、その簡単な説明ということで12ページほどでございましたが、今回素案ということで、前回にお示しした項目に基づきまして文言等を加えまして、さらに具体的な個別事業も掲載するということで、54ページと大幅にページがふえたところでございます。最後の方には用語の解説等も加えております。
 それでは、まず初めに4ページの方をお開きいただきたいと思います。初めに計画の目的でございますが、前回のでは、ともに学び、学びを生かし、学びの成果やきずなが地域に受け継がれていく、心豊かな社会をつくると、そのための計画だということで、新しい目的を書かせていただいたところですが、それがこれからの生涯学習というのが、学んだら、学んだことを必ず地域に返さなければいけないのではないかというふうな誤解を受けるような部分もございましたので、これにつきましては、生涯学習は個人の学びも十分尊重をしまして、みずからの楽しみとか個人の成長のために行うということを基本にして、そして、さらに昨今地域の中で住民同士のつながりが希薄な関係になりがちであるという情勢をかんがみまして、さらに地域をよりよくして、人と人とのきずなやつながりを深めることを目的として、学んだことを地域に返すという学びの循環を実践するということで、心豊かな社会を実現していくという内容の記述をここで加えたところでございます。
 それで、このページの下から6行目をごらんいただきたいと思います。ともに学び、学びを生かしで始まるんですけれども、前回委員会の中で、この学びの成果以降の文章が長過ぎて、どこかで一区切り欲しいという御意見がございましたので、学びの成果やきずなが地域に受け継がれていくというところと、心豊かな社会をつくるという間に半角スペースを置いて、わかりやすいフレーズとしたところでございます。
 続きまして13ページをお開きいただきたいと思います。計画の基本的視点でございます。内容について特に変更はございませんが、重要な考え方ということで、これを枠組みしてお示しをしております。そして、前段の方にこの考え方の前提としまして、国や東京都の動き、それから市民意向調査、そして社会教育委員会議のこれからの三鷹の生涯学習に向けた意見ということを踏まえて、この考え方ができているという内容の文章を加えたところでございます。
 そして、14ページなんでございますが、(3)「学びの循環」の構築のところでございますが、前回の骨格案では、知の循環型社会ということで、国の中央教育審議会の答申で使われた言葉を使っておりましたが、学びの循環という言葉の方が親しみやすいと。それで、学びの循環というふうなことが親しみやすくて、わかりやすいんではないかということで、学びの循環という言葉に変えさせていただいたところでございます。そして、学びの成果やきずなが地域に受け継がれていく心豊かな社会を実現するために学びの循環を構築していくという内容にしております。
 続きまして、その次のページ、15ページをお開きいただきたいと思います。その具体的な学びの循環の関係図をこちらの方に掲載させていただきました。簡単にこの関係図の御説明をさせていただきたいと思います。左からごらんいただきたいと思いますが、市民が学習活動を通して生涯学習の機会の場というところに入っていきまして、そこで上の方で矢印が右側に流れておりますが、学習の成果を地域に生かすと。そういうことによって、さらに地域の方で新たな課題が出てきた場合に、さらに学び直すということで、また右から左に──下の矢印ですけれども、流れて、それでこの学びの循環というのが出てくるだろうというふうになります。
 そして、右側のところですけれども、右側の方は市民と書いてありまして、市民参加と協働というふうな記載がございますけども、こちらの方は学びから入るのではなくて、既に市民参加をしてボランティア活動等で活動をしていた方が、実践を通して地域に貢献をしてくるということで、学習からではなくて、ボランティアという実践を通してくるということもあるだろうということで、こちらから右から左に学習の成果を生かして、さらにそこでまた活動をして、またさらに戻っていくということもございますし、そこでさらにまたその方が学び直すということも出てくるだろうということで、市民参加と協働というところを加えさせていただきました。そして、これにつきましては、下の方に前回のプランでもお示ししました、いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでもという環境整備や、今回の新しいプランの目標が、この循環図の中で生きてきて、これ全体でコミュニティの創生をしてくというふうな流れになるところでございます。
 続きまして、16ページについては特に変更ございません。17ページをお開きください。計画の重点事業を前回5つほど挙げさせていただきました。これについて、今回は具体的な事業内容を入れて、かつ、基本計画との整合性も図って掲載をさせていただいたところでございます。新川防災公園と多機能複合施設の整備につきましては、生涯学習の拠点とか健康・スポーツの拠点ということで内容、それからイメージ図も掲載をさせていただいております。
 19ページ、南部図書館の整備につきましても、整備における特色、それから施設の概要等を記載をさせていただきました。それ以降の3番、4番、スポーツ推進計画、それからスポーツ祭東京2013の開催については記載のとおりでございます。
 24ページでございますが、三鷹型エコミュージアム事業につきましても、初めに大沢の里を整備して、その後市内の幾つかをゾーンに分けて、全体でエコミュージアム事業を進めていくということで、次の25ページには具体的なネットワーク図を掲載させていただいております。
 そして26ページから各論に入ります。この各論の体系図についても、若干の文言の変更はありますけど、ほぼ前回と変更はございません。
 27ページ、具体的な個別事業に入りますけども、これにつきましては、各事業につきまして基本計画との照合も図りまして、具体的な表の中でお示しをさせていただいています。例えば27ページですけど、簡単に説明しますと、ライフステージ別事業ということで、一番その表を見ていただくと、事業内容、それから計画期間中の目標、それから担当課・部署ということで、それぞれ人生の段階におけるライフステージごとに各事業をお示しをさせていただきました。主要事業、重点推進事業というのは基本計画の主要事業、推進事業をこちらの方にも記載をさせていただいたところでございます。
 最後でございますけれども、33ページをお開きいただきたいと思います。多様な学習内容の提供ということで、前回、委員さんより市民の要望をどのように生涯学習プランに反映させているんだということで御指摘を受けましたので、この上から2行目、なお、土日や夜間に開催する講座をふやすなど、多くの市民層に学習機会を拡大できるように努めますという部分が、市民から土日や夜間での講座の開催をふやしてほしいということが市民意向調査の中でございましたので、この部分で学習機会の拡大ができるよう努める内容の文章を加えたところでございます。私からは以上でございます。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  私の方からは、みたか子ども読書プラン2022について御説明申し上げたいというふうに思います。特に骨格案に対して付記した部分を中心に述べさせていただきたいというふうに思います。
 1ページ、目次のところをちょっとお開きください。1ページの第1部、総論というところですが、ここの7ページまでの部分、この部分が骨格案にはなかった部分で、付加した部分でございます。
 それから、2ページ目をお開きください。ここの第2章、継続する取り組み以降の部分、この部分は骨格案では項目出しだけはしていたんですけど、内容説明をしていなかったというところで、付加した部分でございます。
 3ページをお開きください。特にこの子ども読書プランの位置づけの部分について総論のところでは述べているというところでございます。まず国の動向の部分で、一体市町村のこの読書プランというのがどういう位置づけなんだということが、この3ページの第1、国の動向の部分の4行目から述べられているところでございます。この法律では、地方公共団体の役割としてという部分、地域の実情を踏まえ、特に学校、それから図書館、その他関係機関、民間団体が連携し、必要な体制の整備に努めと、そういう部分がこの読書プランとして必要な部分というのと、もう1つ、父母その他保護者についてもという、その部分がこの読書プランとしては大事なんだというところを強く述べているというところでございます。
 5ページ、6ページをお開きください。これに対して、私ども、平成17年にもう既に読書プランをつくっておりますので、そこの部分のいわゆるどの部分がどういうふうに評価されて、あるいはどういうふうに足りないのかというのを調査をしたという、その調査結果を載せてあります。それを踏まえて2022に生かしてきたという筋書きになっております。
 8ページをお開きください。特にこの読書プランというのは何を中心に述べているのかというところでございますが、8ページの第2、基本方針の1、ここのみたか子ども読書プラン2010の継承と再構築という項目の中の3行目からの部分でございます。みたか子ども読書プラン2010の基本理念を継承しつつ、読書環境の整備を中心に従来の3つの柱で構成されていた施策を……。つまり2010は環境を中心にやったというところなんですが、今度の2022については図書館の具体的な読書支援のあり方を中心にと、それを中心に子どもが本を手にする仕組み、読書の楽しさを伝える仕組みの2つの柱に再構築して事業を展開したというところがこの肝でございます。
 続きまして、12ページをお開きください。この図でございますが、特に2010では47の事業を展開したわけですけども、それを再構築して2022では53の事業を展開するというようなことがここに載っているところでございます。具体的な項目については、その後、以降に載っているというところでございます。
 続きまして、16ページをお開きください。16ページの第2、読書の楽しさを伝える仕組みの1、人材の育成と活用というところで、事業を展開するに当たって、言うことは言うけれども、じゃ、本当にできるのかというところで、図書館としてはシステムを通して効率化を図り、そこで生まれた時間をさまざまな連携に持っていくということを述べて、その時間的な保障をしているということを述べているところでございます。
 18ページをお開きください。ここでは、特にどういうことを中心に、じゃあ、やっているのかということですけれども、17、18ページの項目を見ていきますと、例えば17ページの(3)、一番上のところでございますけれども、乳児向けおはなし会の充実、あるいは大きな2番の中・高生世代向けのサービスの充実、それから18ページの大きな3、関係施設・関係団体との情報共有、こういうようなことを重点的にやっていくというところでございます。
 それから、継続する取り組みにおいては、23、24ページをお開きください。特に学校が結構中心になるんですけれども、そこの部分で学校における読書活動の推進、あるいは学校図書館司書の研修、学校における蔵書の充実、学校図書館相互貸借システムの活用といったように、学校だけではもちろんないんですけれども、継続する取り組みは学校とか、あるいはその他の関係機関との連携を中心にさらに深めていくんだということを述べているところでございます。私からは以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  教育委員会側の説明は終わりました。
 これより質疑に入りたいと思います。


◯委員(石原 恒君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。ただいまの4つの素案につきまして御説明いただきましたけれども、ちょっと全体的な話をしますと、何か構成がそれぞれつくられた部署が違うのか、ちょっと若干違うなというふうに直感的に感じました。その辺のすり合わせとか、そういうのはまたされなかったのかということのまず御質問です。1つの例でございますけれども、これは資料3の生涯学習プラン2022の、これは用語解説書いていますし、読書プランにも同じように載せてあります。細かいようですけども、用語解説と用語説明といった表現とか、あと、こういった枠が入っているの、入ってないとか、こういったところ、若干こうやっぱりちょっとすり合わせがなされてないのかなというふうに感じます。時間がある中でちょっと調整をとっていただければなというふうに思います。その辺、何か御答弁があれば、よろしくお願いいたします。
 では、資料1のビジョンですけれども、9ページに体系された各施策目標等載っていますけど、結構充実という表現がほかのプランでも出ますけれども、ちょっと充実と言ったら、結構充実を図るんだけれども、何かわかったような、わからないようなという感じがありますんで、例えば今まで過去のいろんなビジョンの中でできなかったこと、できたことっていうのがたしかあると思うので、その辺がどういうふうに充実して図るのかというところが、何か表現されればいいなと。それが10ページ以降になるとは思うんですけれども、その辺が過去のこれまで取り組んだことのちょっと反省点もしっかりとわかるようにしていただきたいなというように思います。ちょっとこの10ページ以降も、ちょっとそういうような過去の実績や反省点とかいうところが、ちょっと課題というところがちょっと読み取れなかったので、ちょっとそういうところももうちょっと詳しくいただくと、次のやりたいことがはっきりわかってくるのかなというように思います。
 同じプランの中で、先ほど防災のところ、17ページ、触れていただきましたけれども、今御承知のとおり埼玉県の三郷市でしたっけ、あと千葉県の松戸市の方で通り魔事件ございましたけれども、こういった対応もしっかりと考えないといけないですから、まだ時間ありますんで、そういう防犯というところの取り組みもちょっと詳しく載せていただいて、例えば訓練をするとか、防犯の関係の訓練を検討するとか、あと例えば難しければシミュレーションをするとか、そういった防犯というところも、3・11の防災というところと、あと防犯というところもちょっとあわせてもうちょっと中身を入れていただければなというふうに思います。
 あと学習プランの方ですかね、これもそうですね成果があると思いますんで、その成果というところもちょっと載せていただきたいなというふうに思います。プラン立てる上では、やはり現状がはっきりしないといけないかなというように思います。このプランの方には事業スケジュール、ほかのビジョンやプランには載っていないスケジュールが載っています。こういった形できちっとそういう計画を立てようとされてるので、やはり過去の取り組みのもうちょっとわかる、スケジュールとリンクしたものが載せてあるとよりわかりやすいのかなというように思います。それと、スケジュールに関しても、ただ推進という表現だとちょっとぼやけてしまうところがありますんで、ちょっとそこもこの年度では何をするというのをもうちょっと具体的なものを載せていただくといいのかなというように思います。今現段階でわかる範囲で載せていただければと思います。
 あと、最後になりますけれども、読書プラン、資料4ですけど、25ページ。25ページ以前もそうですかね、継続というふうに棒が23年から34年まで引いてあります。これだったらちょっと余り、このグラフにというか、スケジュールに載せる余り意味がないかなというように思います。ちょっとその辺も、気持ちはわかるんですけれども、もっと具体的な取り組みとか──スペースの問題もあるとは思いますけれども、何かお考えがあれば御答弁をお願いいたします。以上です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  まず、4計画をごらんになっての御提言をいただきました。通常、これまで個別計画はそれぞれ個別計画として策定してまいりましたが、今回から4つの計画をあわせて、基本計画ともあわせて進めようということになりまして、横並びして見るとそういうことが気づかれる状況になったというのは、御指摘のとおりかなというふうに思っております。ただ、我々としては、それぞれの個別計画は個別計画としての前計画、そして今計画という流れがございまして、ここで今までの流れを無視して全部同じ形にするということは、1つ問題があるかなと思っております。
 それとまた、御案内のとおり、わかると思いますけど、ビジョン、プラン、これは市の進むべき方向性をきちっと示す、考え方を示すという内容で、いわゆる実施の具体的な事業計画を述べる計画とはちょっと性格が異なります。それに比べまして、例えば生涯学習プランなんかは、それぞれ各全庁でやっている具体的な事業を全部寄せ集めまして、先ほど御説明したように各論に述べる。それから、子ども読書プランについては、図書館でやっているいろんな事業のうち、あくまでも子どもにどのように図書を与えるかという、それぞれの計画の広さ、それから目的というのが違ってきますので、それから、前の計画と今の計画と連続性がございますので、なかなか御指摘のとおり変えることは難しいですけども、ただ、語彙解説の用語の使い方だとか、御指摘いただいたことで、この後調整とれるものがありましたら、可能な限り調整をとってまいれればいいかなというふうに思っております。
 そういう意味もございまして、例えばビジョンであれば、充実しますというような考え方が多いんです。ところが、実際は、5月でしたでしょうか、御報告しましたけれども、昨年やりました教育・子育て研究所でやりました研究会の中では、現状のビジョン、あるいは現状の教育支援プランの施策が具体的にどこまで進んだってことを結構細かく調査をして、そこにその報告書の中に全部入り込んでるわけです。その中に全部、現状のプランだとか、ビジョンの進捗状況や何かについての評価というものを踏まえておりまして、それを踏まえて、今回は次に向かっての考え方というのを示すというような形になっております。それとは違いまして、生涯学習プランだとか、あるいは読書プランなんかについては、この計画の中で今までの到達度や何かが展開されてるという、計画によってそういうつくり方の流れが違いますので、その辺は御理解をいただければなというふうに思っております。
 それから、防災については担当より御説明いたします。


◯指導課長(松野泰一君)  御質問をいただきました防犯の対策について、子どもの安全安心の確保という最重点施策の中でも、学校における安全の確保とともに通学路における安全の確保ということで項立てはしておりますけれども、御指摘いただいたように、非常にやはり最近通学路、あるいはまちの中で子どもたちが事故に遭うというような心配がありますので、こういった防犯の訓練等についての具体的な中身については、年度ごとの具体的な事業計画の中で当然取り組んでいくべきものだと思っておりますので、この中にどの程度具体的に書けるかどうかはこれから検討させていただきますけれども、やはり大切なことだというふうに考えておりますので、ぜひそういった事業計画の中でこれからも重点的にやっていきたいなというふうに考えております。私からは以上です。


◯生涯学習課長(久保田和則君)  学習の成果ということで御質問をいただきました。2010の重点事業につきましては、プランの7ページから8ページにかけまして三鷹市の取り組みということで、そちらの方に重点事業の成果について記載をさせていただいているところでございます。
 なお、各個別の事業につきましては、社会教育委員会議の中で総括という形で報告をさせていただいておりまして、このプランに全部載せるとなるとかなり膨大な量になりますので、そこのところは割愛をさせていただいております。
 続きまして、重点事業についてのスケジュールについて御質問をいただきました。スケジュールにつきましては、基本計画と整合性を図って、現段階では前期・中期・後期と12年間を3つに分けた段階の中で、前期ぐらいがある程度各担当課との調整によりまして具体的な事業が書けるだろうということで記載をさせていただいておりまして、中期・後期につきましては、全体的な今現段階でのスケジュールということでお示しをさせていただいているところでございます。私からは以上でございます。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  読書プランの25ページの部分のこの表、ずうっと継続というのが果たして意味があるのかという御質問だったかというふうに思います。このことについては、実は内部のプロジェクトの中で議論があったところでございます。これについては、平成17年からずうっと継続されてきたものなので、やはり継続ということで書かざるを得なかったという部分もございます。それから、図書館にとってはかなり、永遠の課題の部分もあるので、継続という形をとらざるを得なかった部分もあるんですが、もう一点、ここにあえて載せたのは、例えば26ページの土曜日の地域開放での学校図書館運営、これもずっと継続してきているんですけれども、もしかすると新しい形に変わる可能性があるかもしれない。これは4年ごとに見直すというようなことが基本的にうたわれているので、今までずうっと継続してきたものでも、例えば25ページの(4)の相互貸借システムだとか、こういうようなことも含めて変わる可能性があるかもしれないので、その時点でまたこの表が変わるかもしれないというようなことで、あえてずうっと継続だけども載せようということで載せたといういきさつでございます。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。ちょっと今素案という段階で申し上げるのは心苦しかったんですけども、できる限りの調整をとっていただいて、もちろん過去のプランやビジョンとの整合性という意味合いもありますんで、可能な限り調整をとっていただければなというように思います。
 やはりどうしても気になるのは、読書プランなんか後ろの方に結構データが載って、もちろんデータをとりやすいものであるというのは認識していますけれども、こういうふうに載せてますし、前回の取り組みの成果というように、こういうようにうたっているものもありますので、そういったところからちょっと過去の実績とはどうなのかというところを申し上げたところなので。もちろん、できるもの、できないものも当然ありますけれども、その辺も調整いただければというふうに思います。
 あと、先ほど図書館の方もそうですね、継続という、端的に申し上げたところなんで、4年ごとに改定をされるっていうことなので、その時点で、変わった段階で御報告いただければなと思います。
 あとは、防災につきましても、やはりまたその点も関心が高いと思いますんで、ぜひよろしくお願いいたします。以上です。ありがとうございます。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。まだ説明いただいてない南部図書館の項目にもちょっとかぶってしまうんですよ、その辺、御答弁、御配慮いただければと思います。主に子ども学習プラン、それから生涯学習の関係で図書館、図書に関する質問になります。
 まず、移動図書館の運営という部分がございまして、私が記憶するに10年ほど前でしょうか、車両の更新するかしないか、移動図書館を廃止にしようかという議論があったかと思うんですね。今現在の移動図書館の車両が10年たちまして、今後老朽化も進んでいくと思います。当然新たに車両の更新も続けるならば必要になるかとは思うんですが、図書館がこの先、南部図書館がふえた段階で、この移動図書館の位置づけ、継続に関しての方針というものをお聞かせいただければと思います。
 それと、この資料の中でコミュニティ・センター図書室との連携というものが何カ所か出てきております。これ、コミュニティ・センターの図書館に関しましては不要じゃないかという意見も何度か聞いております。そちらに関しては教育委員会の所轄じゃなくて、生活環境部の所轄になるのかなとは思うんですけれども、その辺の縦割りじゃない部分で、やはりともにどうするべきかという考えをまとめ上げるのは大切かと思うんですね。特に図書館とコミュニティ・センターがそれほど離れていないような場所に関しては、図書館にまとめてしまう。あるいは、学校図書館をさらに充実して、特に中学校の方、そちらに関しては一般の図書も小学校よりたくさん置けるような生徒のキャパシティーもあるかと思いますので、そちらにまとめ上げるなど、方針があってもいいのかなと思います。
 コミュニティ・センターに関しましては、会議室の不足ですとか、フリースペースの不足なども取りざたされておりますので、コミュニティ・センター図書室を廃止して、そういった別の部屋に仕向けるという形も必要なのかなと思うんですが、このあたり、ちょっと非常に担当部署も違うかとは思うんですけれども、市と市の全体としてのお考えがおわかりでしたら、お聞かせいただければなと思います。
 それから、学校図書館の活用。今もちょっと触れましたけれども、小学校の方では一般図書を置くのはなかなか難しいとは思うんですが、中学校の方では問題ないと思います。しかも、満遍なく市内に7カ所あるということでは、コミュニティ・センターと同等の配置関係なのかなと思っております。また、スクール・コミュニティというものの充実においては、図書館を通じてスクール内、学校からコミュニティが発信されるという位置づけも活用できるかと思うのですが、そのあたりをお聞かせいただければと思います。
 あと、南部図書館に関しましては、また後ほど。よろしくお願いします。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  まず移動図書館の位置づけでございますが、これは南部図書館が開設された暁には、当然あそこの新川地区の移動図書館の停留地が要らなくなります。したがって場所をかえなければならないということが当然出てきますので、今から実はどういうような形で移動図書館を活用するかというようなことの議論をしているところでございます。今は2週間に一遍回ってたりしますので、それを1週間に一遍回れるようにする、あるいは今、週3日行っているんですけれども、それを週5日にするとか、そういうことも含めて場所、それから方法、そういうことを含めて今考えているところでございます。なお、移動図書館については、廃止という方向は今の段階では出ておりませんので。むしろ、本当にどちらかというと若いお母さん方だとか、そういう御利用が多いので、むしろそういう福祉的な面での活用というようなことが考えられているというようなところで、むしろ充実の方向性としてとらえているところでございます。
 それから、コミセンとの連携につきましては、これは第4次基本計画の本計画の方にも載っている部分で、できるだけ今あるコミセンの本が図書館との連携を持って借りやすくするという方向で、図書館とコミセンが話し合っている段階でございます。それを12年間の間に何とか、どういう形にせよ今よりは進められるような方向で考えていこうというところは今やっているところでございます。
 それから、学校図書館の活用については、これは基本的には指導課とか、学務課とかが絡んでいて、図書館が云々言うところではないんですけれども、学校の方というのはやっぱり児童・生徒が中心なものですから、そこの部分をさておいてほかの一般の人たちに貸すということはちょっとあり得ないことかなというところで、むしろその辺は図書館の役割ではないかというふうに思っております。以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございます。どうやら担当部署を超えての答弁はなかなか難しいのかなというところでございますが、またこれは別の機会にでもお聞きしてもいいのかなと今感じました。いずれにしても、図書館というのは、使う人は使っていただく、使わない人はなかなか使う機会がないという部分なんで、そういった人たちをより引っ張り上げていくような開かれた図書館づくりというものをしていただくことが大事だと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(川原純子さん)  私の方からちょっと1点だけお伺いしたいんですが、三鷹市教育ビジョンの中で目標のIIIですが、ページ数9ですけど、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成、それから、やはりこの人材育成方針の策定と三鷹にふさわしい教員の配置ってあります。私としても、本当に愛する三鷹ですから、その三鷹らしいという意味では非常に大切な言葉でもありますし、ぜひとも実現に向かってさまざまこういった目標を設定されてると思うんですが、本当にこの三鷹らしい教育という意味で、イメージ的には個々違うと思うんですね。こういったことから、この三鷹らしい教育の実現ということに関して、どのようなお考えで、特に最重点施策でございますので、お聞きしたいと思います。
 それから、あと人材育成方針の策定と、三鷹にふさわしい教員の配置とありますが、やはり教員の配置、これは東京都との関係もありますから、これも三鷹において、三鷹にふさわしい教員の配置というのが現実できるのかどうか、これもちょっとどうなのかなと思って。できれば、本当にすごくいいことだと思うんですが、その点もお聞きしたいと思います。
 それと、あと今現在ですけども、やはり学校において教員のバランスというか、本当に何でもバランスが大切だと思うんですが、学校によっては若い先生方が多くいらっしゃってということも聞いておりますし、さまざま教員の配置のバランス。それから、あと経営に関しましても、学校の経営力と教員の力量を高めとありますが、本当にこのように──目標ですから、目標は高く掲げていくということはすごく大切なことなんですが、やはり経営力とかってことになってくると、やはり校長先生の力量とかも関係してきます。そうした関係から、ここは本当に重点的な中でもやっぱりすごく大切なところではないかと思うんですが、そういった点に関してお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯指導課長(松野泰一君)  教員の人材育成についての御質問をいただきました。三鷹らしさということはさまざまあるかと思うんですけど、やはり市の施策として今行われているコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育、この施策を理解をした上で地域と深いつながりを持ち、そして、市民との協働意識のある教員と、まとめて言うとそういうことになるかと思いますが、そういった教員をまず市内で育てていくということと、それから配置をしていくということ、両方あると思います。市内に異動してきた教員に対しては、常にそういった三鷹らしさ、三鷹らしい教員ということの意識を持たせるための研修をしてまいりますし、また、配置につきましては、確かにおっしゃるように東京都の教員の人事というような形の中で進めていくことになりますので、これは制度として学校運営協議会、この人事に関する意見を教育委員会が尊重しなければいけないというようなこともありますので、こういったことをうまく活用しながら、強く東京都の方にも求めてまいりたいと思います。
 そして、バランスという御意見もございました。もちろん、バランスにつきましては非常に大事なことで、私どもも教員の人事をする際に最重点で考えていかなければいけないことかと思っております。ただ、東京都全体として若手の教員が非常に多くなっていると。中堅の教員の数が少ないと。こういう全体がもう既にバランスがなかなかとれていないような状況の中で、各学校それを反映した人員構成になっているところもありますけれども、できる限り学校運営が円滑に進むような教員配置を教育委員会としては心がけてまいりたいと思っておりますので、そのように進めてまいります。私からは以上です。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  三鷹らしい教員ということで、もう少しお話しさせていただきたいと思いますが、今、指導課長の方でお話ししましたように、本市はコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育と、これを進めているということ自体は全国の中でもそれほど多くはないですね。典型的なのは、東は三鷹、西は京都というふうに文科大臣が言っているとおりなんですけれども。ただ、それが、もう少し中身的に申し上げますと、結局コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を円滑に子どもたちのために効果があるように進めていくためには、結局それを担う先生方が──校長先生も初めそうですけれども、やはり市民の皆さん、保護者の皆さんとパートナーシップという意識を持てるかどうか。つまり、権威主義的に素人が何を言ってるかとかいうふうなことで、非常に上から目線で学校に協力を要請するとか、または学校の説明責任をそんなふうにして行使していくとかっていうふうなことでは、やはりこれはうまくいかないわけでありまして、簡単に言うと威張るなということですね。
 つまり、そういう先生が多いわけではありませんけれど、結局えてして専門家が陥りやすいという、そういうこともございますので、やはり全体的に物事が見られて、そして、しかし、なおかつ自分の専門性も十分発揮できると。そして、市民の皆さんや保護者の皆さんとパートナーシップでもってフィフティー・フィフティーで仕事ができる資質を持った先生。そして、小学校と中学校、文化が違うなんていうふうにも言われてるぐらい、交流がなかったということもありまして十分意思が疎通してないところがありましたが、そういった面でやはり小学校の先生、中学の先生がそういう校風を超えて交流し合い、また一緒に連携して三鷹の子どもたちのために力を尽くせるという、そういう協働の精神、そういったことをやはり培っていくということ。
 そしてまた、なおかつ、やはり三鷹のコミュニティ・スクールですから、三鷹のこの地を愛して、そして志の高い三鷹の子どもたちを育てていくという、そういう気持ちを真剣に持っている先生というようなこと、中身はそういうことを示しておりまして、そういう中身を持ったコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を進めていくということのために、三鷹らしい先生方を養成したいと、こういうわけです。
 ですから、そこは充実という、先ほどのどなたかの御質問にもありましたが、一応、ですから形はできてはいるんですが、やはり魂をしっかり入れてかなきゃならないということで、さらなる充実が必要だと。
 結局先生方というのは一定の期間すると異動していっちゃうんですよ。そうすると、また新しい先生、違う地域の方はそういうことを全然、普通といいますか、通常の仕事をして三鷹へ来ますと、三鷹の教育というのは随分違うということで、やはりそういう面でもね、やはり絶えず充実を必要とすると、こういうわけですね。つまり、魂を入れていくという、そのために人材育成ということが結局必要になってくるわけでありまして、それはネットワーク大学等とやはり連携をしながら人材育成して、三鷹の子どもたちがさらに伸びていくような、そういう教育を私どもも推進したいというふうに願っていますし、これも市民の皆さん方の願いなんではないかというふうに思っているわけであります。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございました。私としても、本当に三鷹の教育というものが本当に誇りに思っておりますし、また本当に子どもたちが伸び伸びと、すくすくとというか、心身ともに、今のこういった社会情勢ですので、本当に病んだ心が出ないような、本当に社会のためにもなるような、教育というのは本当に長い目で見ていかなければわからないものですから、ぜひともこの最重点目標として掲げられたことは非常にうれしいと思いますので、ぜひとも実現に向かっていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問をさせていただきます。今までの教育ビジョン、これに対しても私ども、最初にこれがつくられるときに、会派として考え方、要望を教育長さんの方に出させていただいておりますので、その立場でぜひ今回の2022にも生かしていただきたいというふうに考えます。
 そして、教職員の意見、一番子ども──教育ビジョンというのはやはり子どものための教育ビジョンでなくてはならないというふうに考えますし、教育委員会もそういう考え方でこれを策定されたと思います。そういうことを考えますと、やはり子どもさんと接している現場の先生方の意見、先ほどの説明では、学校長さんがそれを取りまとめてという報告でしたけども、どういうような形で取りまとめられているのか、やはり教育ビジョン、子どものためのというふうに考えますと、その辺のやり方についてもう少し御説明いただければというふうに思います。
 それから、きょうのこの報告と、改めてページ、9ページなんですが、地域をつなぐ拠点となる学校をつくりますっていう中で、17の3番目に学校の防災拠点化の推進っていうのが入っております。これは実は私どもも、石巻に5月に行きまして、そこで学校の現場も見させていただいて、そこで私たち自身としても考えたんですが、やはり3月11日のあの大震災のときにテレビを通して見た場面というのは、避難した学校体育館が電気が消えていて真っ暗という状況がありましたよね。そういう点で、この学校の防災拠点化の推進というのがここに入ったというのは非常にすばらしいなと思うんですが、この辺をここに盛り込んだ──これ、前からあったのかはちょっと記憶ない、3・11後入れたのかなと思うんですが、その辺のここに入れた考えですか、この辺をお聞かせいただければというふうに思います。
 それから、子どもの読書プランのことで何点かお聞きしたいんですが、4ページのところで、児童向け蔵書の冊数が破損図書の整理などによりということで減少しているという、こういうことを書いてありますが、ちょっと正確でないかもしれませんけども、市の図書購入費の予算がたしか少し少なくなっているという、予算委員会のときの──何年前の予算委員会だったでしょうかね、市のこの資料の中で、いわゆる図書館のコンピューター化ですか、その予算を盛り込んだときに、そのときだったか、その前後だと思うんですけども、図書費の購入費が下がっているという、ちょっとそういう記憶があったもんですから、この減少というのは破損整理だけなのか、それとも予算的なものもあるのか、この辺をお聞かせいただければというふうに思います。
 それから、ゼロ歳から18歳の利用の拡大という、ページ、10ページのところで、中学生、高校生世代の利用拡大を目指しっていうふうに書いてあります。資料を見ますと、やはり私もこの資料を見て、48ページで、やはり中学生、特に高校生になるとぐっとこの貸出数が減るという。これは、本来ならこの時期というのは非常に大人に成長していくという中で大切な時期、そこにこの貸出数が減ってるという、この辺でゼロ歳から18歳って書いてありますけども、特に中・高校生の利用拡大、ここにあるのかなというふうにちょっと数字的には見たんですけども、この辺、もう少し三鷹の状況から説明していただけることがあればというふうに思います。
 それから、もう一点は、これも前に絵本の家のところで要望という形で私も言いましたので、そのことも盛り込まれていると思いますけども、改めてここに三鷹市星と森と絵本の家、14ページで、やはりあそこ、交通不便地域なもんですから、小さいお子さん、乳幼児の若いお母さん方がこの絵本の家を利用したくても、駐車場──現在検討されているというふうにその当時聞きましたけども、駐車場、車に乗って行けないと。しかし、子どもさんを乗せて、こういうきょうみたいな雨のときでもあそこに行ければと。しかし、ストレートに行くバスの公共交通が非常に弱いというところで、この辺がどのように検討されているのかということ。
 それから、やはりあの場所に、また周辺に絵本の家のイメージの看板、芸術文化センターの看板というのはかなりあちこち見えるんですけども、絵本の家も、これもっとPRするという意味も含めて、三鷹はこういうものをやってるんだということも含めて、現地含めて周辺に何かかわいらしい看板案内というのは必要じゃないかと思いますけども、この辺検討されているのかどうなのか。以上、よろしくお願いします。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  御質問をいただきました教職員の意見についてということなんですけれども、9月の段階でこの骨格案につきまして文教委員会に提出させていただき、御報告、それから御審議いただきました。そして、それを受けまして、この骨格案の方を各学校の方にすべて送付をさせていただき、校長先生方を通して校長会の中でこれを全教職員に御周知くださいと。また、そこで意見聴取をしていただき、その結果を教育委員会の方に意見として上げていただくようにということで、お願いをさせていただいたところでございます。基本的には、先生方にはこちらは見ていただいているというふうに考えています。以上です。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  学校の防災拠点化についてお尋ねをいただきました。学校の防災拠点化という考え方は、当然ですけれども、市の防災計画でも、市の基本計画でも当然そうした考え方の中で進めておりますけれども、教育ビジョンの中でストレートな形で出てきたのは今回、3・11も踏まえて、こうした形のものが出てきたと。
 それから、今回の教育ビジョンの中ではより総合性といいますか、ページでいきますと17ページ、18ページのあたりは、これまでの教育ビジョンでは余り記述の少なかったところ。安全安心はありましたけれども、安全快適な学校づくりの推進でありますとか、環境への配慮でありますとか、そうしたところも含めて、より総合性といいますか、そうした教育ビジョンのまさに教育のビジョンとしての総合性の中でこの学校の防災拠点化も大事な視点として、ここで記述を1つ項目を立てて追加をしたところでございます。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  まず幾つか御質問をいただいたわけですけれども、児童図書の減少につきましては、これは児童図書だけが減少したわけではなくて、基本的にはICタグを張るときに、破損してすぐ捨ててしまうような本にICタグを張るのはもったいないということで、それを洗い出して廃棄、あるいはリサイクルをしたというところでございます。ですから、減少したことは事実ですけれども、予算が減って減少したわけではないというところなんですが、その後は、三鷹市の全体的な予算減の中で実は4%、4%となっておりますので、決してふえてはいないということは事実でございます。ですから、そういう視点からすれば減少しているということは言えるというふうに思います。
 それから、ゼロから18歳の中高生の貸出数の減、これは日本の全国的な傾向でございまして、うちだけではもちろんございません。ただ、三鷹市を中心に見れば、貸出数は減っていますけど、図書館の利用者はそんなに激減しているわけではない。なぜならば、試験前等の図書館の利用というのは、特に勉強部屋として図書館を利用するっていうことは、非常に席取りも激しいぐらいの状況でございます。ということで、ちょっと形が違っているということは事実でございます。しかも受験生世代なので、その関係も当然あるかというふうに思います。そこで、我々の方としては、何とかつなげるサービスとして、読書プランですと17ページの部分で、中高生世代向けサービスの充実というところの項目の中で、特に三鷹市立図書館の方ではヤングアダルトっていう言葉を使っているんですけれども、これは一般的じゃない図書館用語なので、むしろ一般的にはティーンズコーナー、本屋さんなんかだとティーンズっていうようなこともあるので、そういうようなわかりやすいように変えていこうっていうようなことも、そういうところから変えていこうということの方針を立てているところでございます。
 それから、絵本の家について、基本的にはコミュニティ文化課ですか、あそこになるかというふうに思うんですけれども、図書館としての連携の部分で申し上げたいというふうに思います。これは、実は絵本の家が養成したボランティアグループがたくさんございます。そういうところと図書館との連携を、今年度から今始めようと話し合いを始めているところでございます。そういうようなところがここの読書プランの中にも載っているということで、どうやったらばそれがうまくいくかと。絵本の家だ、図書館だという縄張りを超えて、その辺の連携を始めようと。
 それから、実はまだ決定はしていないんですけど、これも話し合いの段階なんですけども、乳児全戸家庭訪問の中でのブックスタートということが出ているわけですけれども、そこにも絵本の家との連携というようなことを今話し合いをしている真っ最中でございますので、ですから、そういう意味でかなり連携は進んでいるというふうなところでございます。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。学校の防災拠点化の推進というところで、これはむしろ教育委員会の中で具体化するというよりも市長部局の方だと思うんですけども、やはり私ども、現場に行って感じたのは、その防災拠点にするに当たって当然避難する場所の耐震化というのは必要ですよね、今回も壁が落ちるってことがありましたから、それは1つのまず前提であると。と同時に、発電機をやはりきちっとそこに置くと。それから、有線の公衆電話が効果があったということで、今でも学校には公衆電話あるんでしょうか。いっときNTTに変わって公衆電話をどんどん撤去していくということがありましたので、改めて公衆電話というのは非常に威力を発揮したということで、そういう公衆電話も体育館の場所になくても、学校のところに、どこかにあるということがひとつ大切かなと。
 それから、これも、ここで、そういうことを認識していただきたいということで、これが入ってるもんですから言うんですが、これはまた別の方からも私ども、申し入れはしてるんですけども、乳幼児のお子さんの防災備蓄という点では、粉ミルクとか、そういうものも非常に大切だったということが今回の東日本のそういう教訓から出ておりますので、そういうことも含めて頭に入れてここに推進ということになっておりますので、ぜひそういう立場で進めていただければというふうに思います。
 それから現場の先生の意見という点では、この骨格案、見ていると思うというふうに言われましたので、じゃあ、この骨格案そのものが先生方に届いていると、先生方は読んでいただいているというふうに理解していいんでしょうか。これを再度ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
 あと、ぜひ絵本館の方では必要なPR、それから駐車場とか、そういう利用の問題も引き続きお願いしたいと思います。以上、またお願いします。


◯委員長(宍戸治重君)  多少所管の違いがありますが。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  先ほどの骨格案につきましての教職員への部分ですけれども、校長会でお話をさせていただいている際に、骨格案の方をデータで校長先生の方に全部送らせていただきました。それを御配付くださいということで、私どもとしては依頼をさせていただいたところです。


◯委員(森  徹君)  わかりました。わかりましたと言いましょうか、非常に微妙な部分で、私どもはこれ、いただいておりますけども、骨格案の段階から、必ずしも先生全体に届いているというふうにはなってないということですか。
             (「確認はできていません」と呼ぶ者あり)
 じゃ、確認はできていないということの答弁があったということを確認させていただきます。
 それで、やはり教育の現場というのは自由に物が言えるということが大切ですし、管理教育というものがあってはならないと思いますので、その点をひとつしっかりと、このビジョンを進めるという上においても、この民主教育という立場から現場の先生の力、それから地域の力、それから子どもたち、そういうものが一体となって学校の運営、子どもたちの教育が進むという点でぜひそういう立場からのビジョンの実践をお願いしたいというふうに思います。
 それで、きょう、教育長が久しぶりにこの席に来ていただいていますので、ひとつこれは要望として、私も文教委員会にいて、教育長が会議終わった後、ここだけの話という非常にすばらしいお話をしていただいたことがありまして、ぜひ私どももいろいろ学びたいということがありますので、ぜひ文教委員会に引き続き出ていただいて、またきょうも貴重な時間で来ていただいてますから、ぜひこのことでちょっと皆さん方に情報提供という形で話しておきたいということがあったら、今でなくても結構ですから、お願いできればというふうに思います。以上で終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかにございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 よろしいですか。それでは、項目アからエについて質疑を終わります。
 休憩します。
                  午前11時01分 休憩



                  午前11時10分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 委員会報告を続けます。項目オ及びカについて説明を求めます。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(岡崎安隆君)  それでは、資料5をごらんください。第20回三鷹市民駅伝大会報告ということで説明いたします。主催、主管、後援、協賛団体につきましては記載のとおりでございます。5、開催日ですが、平成23年の11月の27日、日曜日、天候晴れでございます。開会式は8時、スタートが9時、表彰式及び閉会式が11時にそれぞれ始まりました。6、出場チーム数ですが、エントリー数が200チームでございましたが、当日棄権チームが3チームありまして、実際に走ったのは197チーム、すべてのチームが完走いたしました。完走したチームの内訳につきましては記載のとおりでございます。7、参加者及び沿道観衆ということで、約1万4,000人でございます。8、救護室の利用は2件でございまして、いずれも軽傷です。9、大会チラシ及び大会結果は別紙のとおりでございます。
 初めに、カラー刷りのこのチラシをごらんください。今回の駅伝大会のポスターの縮刷版でチラシの表紙にしております。裏側に部門別の参加したチームが載っております。中央の場所にコースの略図があります。ちょっとごらんいただきまして、2年前、第18回大会ですが、今大会とコースが一部変更になっておりますので、ちょっと説明いたします。まず、スタート、フィニッシュ地点が18回大会のときは市役所からですが、今回は三鷹市の暫定管理地に移っております。これは当初、公会堂と別館の工事が11月ごろから始まるということでありましたので、あらかじめ暫定管理地の方に変更しました。
 それから、3区のコース、これは山本有三記念館から井口のコミュニティ・センターの区間になるんですが、第18回大会では、三鷹駅から中央通りを南下しまして、連雀のコミュニティ・センターを右に曲がって連雀通りを走っておりましたけども、今大会では中央通りから、途中に産業プラザ東交差点というのがありまして、それを左に曲がりまして、三鷹通りを直進して新道北通りを走るコースにしました。これは三鷹警察署の指示によるものでございまして、従来の連雀通りというのが非常に混雑をするということで、これを避けたものでございます。
 続きまして、こちらのグリーンの紙を見てください。これは、総合順位記録表でございます。表の見方でございますが、各部門別に、左側に一般男子の部、右側にちょっと下がったところに一般女子の部、それからシニアの部、中学生男子、女子、それから棄権したチームが載っております。それと、各部門の左側に書いてあるこの順位が、これは部門別の順位でございます。右側に書いてありますのが、これは総合順位でございます。今回の大会を振り返って見ますと、優勝タイムが非常に速かったということでございます。1位に入りました三鷹警察署が39分53秒、2位が40分11秒ということで、これは恐らくちょっと18回大会とはコースの長さが違いますが、恐らく大会新記録になったものと思います。
 これはちょっと解説しますと、第3中継所、井口のコミュニティ・センターでは1位が矢吹町でした。それで、2位が三鷹警察でありまして、その差が39秒あったんですが、三鷹警察署の4区のランナーは非常に速い方で、逆に18秒差をつけましてゴールしたということを聞いております。本来、矢吹町は優勝するために毎年精鋭をそろえてくるんですが、それ以上に警察が速かったということでございます。
 次に、中学生チームが健闘したということです。右下のところに男子チーム、優勝が三鷹二中A、2位が矢吹町のC、これ総合順位でも4位、5位。それから7位が三鷹一中A、9位が七中Aですね。ですから、ベスト10に4チーム入っているということですね。それから、女子のチームですが、優勝が三鷹二中A、それから2位が矢吹町のDで、総合順位でも、28位、29位で、今回7秒差で三鷹二中が逃げ切ったということでございます。男女とも三鷹二中が矢吹町を抑えて優勝しております。
 今回心配しておりました各中継所での繰り上げスタートはなく、最終ランナーも10時16分にはフィニッシュをしております。沿道を警備しました三鷹警察署に聞きますと、特段交通渋滞もなく、意外とスムーズだったということです。これは、スタート時間を従来の9時20分から20分早くしたということと、また、コース上の大型店舗も開店前にランナーが通過したということもあったのかなというふうに思っております。以上で報告を終わります。


◯南部図書館(仮称)開設準備担当課長(宇山陽子さん)  私からは、資料6について御説明いたします。南部図書館の基本プラン検討市民会議がことしの7月から11月の間開催、検討されていたんですけれども、このほど11月30日付で提言がございました。委員の構成は教育関係ですとか地域・市民活動、あるいは学識経験者、公募による一般市民などということで11名の方による市民会議でした。提言の内容ですけれども、資料6−2の方になりますが、提言及び提案という形で、前半の方に考え方の部分、そして後半の方で具体的なレイアウトの提案がされています。
 主なところで4ページに基本的な考え方というのが述べられておりまして、この図書館はアジア・アフリカ文化財団、特にアジア・アフリカ図書館との協働というのが大きな特徴になり、貴重な文化的資源をどういうふうに生かしていくかということが課題であるということから、1番、2番あたりですが、協働によって南部図書館の外国語の資料とか、アジア・アフリカ関連資料などの収集、蔵書を構成するための協力ですとか、あるいはいろいろな催し、多言語サービスなどに協力をして、連携していくということで、魅力的な特色ある図書館ということを展開すること。
 それから、2番の「郭沫若文庫」ですね、こちらの資料を広く市民に公開して地域の共有の財産にしていくというようなことが、まず第1点として、これからの世界の中で重要な地域になっていくアジア・アフリカへの関心を高め、それから国際理解、交流を広げていくような図書館ということが、1つ言われています。
 それから、2番目として、アジア・アフリカ語学院の方の教室の活用なども含めまして、地域の多様な生涯学習ニーズにこたえる情報拠点としての図書館ということで、5番にありますように青少年向けのサービスの充実なども特に図りながら、いろいろな新しい図書館に求められているニーズにこたえていくような図書館ということが言われています。
 それから3番目として、滞在型といいますか、場所としての魅力というのを充実させることということで、乳幼児から高齢者までがゆったり過ごせる空間でありますとか、多様な閲覧スペースを用意するとか、あるいは周辺の緑化やテラスのような飲食可能でおしゃべりもできるような場所というようなのを設けるというような提言がされています。
 そして、7ページ目からがレイアウト案というふうになりますけれども、一番最後のページにレイアウト図をつけております。これは、今まで述べた基本的な考え方を具体的な実際のスペースの中に落として検討したものということで、当初市民会議に最初にたたき台として出したゾーニングでは、南側の道路側の方から入っていくようなことを想定していたんですけれども、市民会議の中で検討していく過程を経て、西側の方に──風除室とありますところですけども、ここに入り口を移動するようなプランが提案されています。こういうことによって、特に課題になっています児童開架のスペースと、それから一般の書架の部分というのをどういうふうにうまく分離しつつ共存させていくかということの解決を図ったもので、その間の緩衝地帯になるようにカウンターですとか、作業スペース、トイレなどを配置するというレイアウトになっています。カウンターを中央に置くということで入り口の近くにもなりますし、全体の見通しも確保するというような構成になっています。そして、西側の入り口を生かして、屋外の部分になりますけれども、風除室の上のところにテラスというような屋外のスペースを設けて、談話や飲食が可能なスペースを位置づけしています。そういったような中身で提言と提案がなされたところです。
 資料6−1の方に戻りまして、この提言を受けまして、基本プランをこれから市として作成をしていくということで、2月にパブリックコメントを実施しまして、今年度中に基本プランとして確定をしていく予定でおります。
 それから、それと並行しまして、アジア・アフリカ文化財団の方ですけれども、定款の変更申請と、それから確認書の締結ということを予定しております。財団は三鷹市の公立図書館に場所を貸して協働事業を行っていくという内容で公益財団法人としての定款を変更するという予定でおりまして、その申請に一定の収支計画なども提出が必要になりますので、それに向けまして、一応、現在最終的な調整中ですけれども、建設補助金として交付予定額、おおむね2億円、それから賃貸借契約を結んで月額の賃料を払っていくことになりますけれども、これについておおむね月額100万円というような形で確認書を取り交わす予定でおります。財団の方の評議員会等でこういったことが承認されたら、12月下旬から1月あたりにかけて内閣府の方に申請を行って、年度中には承認される見込みということです。
 それから、その後の予定ですけれども、来年度、24年度には南部図書館の内装工事の方の実施設計を進めていくことになりますし、財団の方とも役割分担等を含めた協定を締結し、実際に文化財団による建物の建設工事が9月から始まる予定です。そして、25年度に三鷹市が行う設備の内装工事を行いまして、年度の後半には開館をするというような予定で進んでおります。説明は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  まずは、駅伝から質問させていただきます。3チーム棄権されたということでの報告でございますけれども、救護室の利用の2件と関係あるのでしょうか。3チームがどういった形で棄権されたか、御答弁いただける範囲で御答弁いただければと思います。
 あと、コースが18回とほぼ似ているということで、距離的に18回と20回、どれぐらい違うのか、トータルで結構ですけど、お答えいただければと思います。
 あと、南部図書館について御質問させていただきます。ほかの自治体でのちょっと問題点として伺っているのは、新聞の盗難、あとは新聞の切り抜き、そういったことを聞いています。これは南部図書館に限った話ではないですけれども、こういったところの対策というのは何かお考えありますでしょうか。多分、市内の図書館にカメラとか多分設置してないかと思うんですけど、その辺含めて御答弁いただければと思います。以上です。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(岡崎安隆君)  3チーム棄権ということでございますが、これは走る前に、当日、恐らくメンバーがそろわなくて棄権したということでございまして、けがをして棄権ということではございません。けがは今回2件の軽傷でございましたので、この3件につきましてはメンバーがそろわずの棄権でございます。
 それとコースの長さですが、18回大会は13.3キロ、今回は12.7キロで、600メートル今回は短くなったということであります。それは、今までは、18回大会は市役所の回りを1周回ってたんですが、今回は暫定管理地でありますので、その1周分が恐らく、1区が短くなったということでございます。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  新聞の切り抜き等につきまして御説明申し上げたいというふうに思います。新聞の盗難、それから雑誌の切り抜き等については、実は新聞についての盗難は、かつてICタグ導入する以前はありました。数はそんなに多くはなかったんですけれども、ときどきあったというところでございますが、ICタグ導入後はございません。これは、一時、やっぱり予想されたので新聞のすべてにICタグを張りました。毎日張ってやったんですけど、それが功を奏して、今は張っていませんが、なくなることもなくなりましたというところでございます。
 ただ、雑誌についてもICタグを張って、雑誌自体はなくならないんですが、切り抜きはございます。具体的に言いますと、週刊誌のあるグラビアの部分などがたまに切り取られてしまうと。どこでやっているのかなというと、大体トイレだろうっていうことなんですけども、ですから、カメラとか、そういうのはトイレの中には入れられないので、基本的にはなかなか防止するのは難しいというところでございます。盗難ではなくって、切り抜きというところでございます。


◯委員(石原 恒君)  御答弁ありがとうございます。けがと関係がなかったということ、まず安心しました。そうですね、天気がよくて本当にいい大会だったなというふうに私も思います。また引き続きよろしくお願いいたします。
 図書館の方ですけれども、そうですね、私も新聞の方に一つ一つタグをつけるのかな、ちょっとまたタグも50円、100円しちゃうんで、ちょっとどうかなというふうに思いましたし。今お話を伺ったところ、トイレの可能性ということは、トイレの前はアンテナ、あれはないということですね、そういう意味ではね。あくまでも建物の出入りのところだけしかチェックしていないということですね。わかりました。ありがとうございます。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。初めに駅伝についてちょっとお尋ねをしたいんですけども、これ参加チーム、エントリー数200になっているんですけど、現実にこの200というのは先着順であったのか、あるいは抽せんで決めたのか。それと、3チームの棄権があったんですけども、補欠エントリーという方法を考えたことがあるのかどうか。普通ですと、申し込み段階で補欠が入るようになってますんで、1名が例えば何かがあっても恐らく出られるような体制にはなっているはずなんですけども、できれば200チーム全部出してあげたい。もっと簡単に言うと、全部申し込んだ人は出してあげたい、市民ランナーですから、と思っていますけど、その辺のところで、恐らく警察の方の指導で200ということになっていると思いますけども、その200チームが出るための何か補欠エントリーみたいな方法はないのかどうか。
 それから、先ほどコースが警察の方の指導で変わったと。これは今後もまた変わる予定がありそうなのかどうか、何か御指導いただいているかどうか、警察の方から。それとあと、スタート、ゴール地点が今回は暫定管理地になりまして、恐らく来年も公会堂工事はそのまま続いていると思いますんで、なるかと思うんですけど、22回大会から、そうするとまたこちらへ戻ってくる可能性があるのかどうかということなんですね。その辺のところをちょっとお聞かせいただきたいと思います。
 それと、あと図書館の方なんですけども、プランの中の管理運営ということで6ページなんですけども、6ページの管理運営の(3)の形態のところの一番最後に、三鷹市教育委員会の直営による管理運営を望みますという文章が入っているんですけど、これが入っているということは、指定管理者制度か何かを導入しようという考えがあったのかどうか、その辺のところをちょっとお聞かせいただきたいと思います。以上でございます。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(岡崎安隆君)  今回の駅伝の申し込みについてちょっと御報告しますと、定数が200チームのところ210チーム応募がありまして、厳選な抽せんの結果10チームを落とさせていただきました。それで10チームにつきましてはキャンセル待ちということでして、それで、これは本申し込みをするとき現金を払うんですが、その本申し込みに来なかったチームがやっぱり二、三チームありましたので、それにつきましてはキャンセル待ちを順次上げました。今回の3チームの棄権につきましては当日キャンセルでありますので、その日にそのキャンセル待ちの人にすぐ来てくれということはできませんので、これはやむを得なかったなと思っております。
 それとコースにつきましては、今回の警察の方に聞きますと、そんなに渋滞がなかったということでありますので、来年もこのコースになるのかと思いますけど、コースにつきましては警察の御意向に沿った形にしないとまずいので、ちょっとまたそれは考えないといけないと思います。
 それと、もう1つ、スタート、ゴールですね。スタート、ゴールにつきましては、来年、暫定管理地が秋に大屋根を壊すという情報が入っております。ただ、うちの方では駅伝大会も今回と同じコース、市内コースでスタート、フィニッシュも暫定管理地にしたいと思いますので、その辺はコース等の関係を含めて現在調整中、日程につきましては、ということでございます。


◯南部図書館(仮称)開設準備担当課長(宇山陽子さん)  管理運営のところで、管理形態でございますけれども、市民会議の方で当初から直営での運営ということを基本にというふうに御説明をして、そういう考え方で進めてきましたけれども、ここではあえて教育委員会の職員による管理運営を望みますというような文言を入れていただいたというところです。


◯委員(吉沼徳人君)  駅伝の方は今いろいろお話を伺いました。当日棄権であるということで、これは私もやったことがありますんで、しようがないと思います。
 あと、ことしね、去年19回大会だけは市制施行60周年ということで大沢のグラウンドで周回コースみたいな格好でやられたんですけども、今回また市内のコースに戻ったんですけど、それによる、例えばランナーとか応援のための観衆の反応みたいなものをもし聞いていたのであれば、ランナーからどんな反応があったか、そんなことをちょっとお聞きしたいと思います。
 それと、今の南部図書館の方はもともとそんな管理者構想はなかったということですね。これ、文章が載ってたもんですから、何かそれがあって、こちらの方の委員会の方でこれを載せてきたかと思ったんで。はい、わかりました。以上でございます。


◯スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長(岡崎安隆君)  昨年は大沢グラウンドのお披露目ということで1回限りで大沢グラウンドでやりましたが、そのときは周回コースで、観客の方は4人のランナーを1カ所で見られるということがあるんですが、今回市内コースを走りまして、やはりランナーにとっては大勢の観衆の前で走れたということで大喜びをしておりました。まだアンケート調査は詳しくは集計しておりませんが、非常に好評であったと思います。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね、私も経験者としてやっぱり市内を走った方がいいと思いますんで、ぜひ警察と協力しながら今後も続けていただきたいと思います。よろしくお願いします。以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。南部図書館、スケルトン渡しということですが、内装費って幾らぐらい見込んでいらっしゃるのか、おわかりでしたらお聞かせください。
 それと、最後の平面図なんですが、西側、図面の向かって左の方ですね、隣地境界が割と接しております。手前の方の西側はAA文化財団の関連建物が小ちゃくあって、その北側に関しては民地ですね。ちょっと2メートル50の幅でこれだけの施設つくると、果たしていいのかなというところがあるんですけども、薄暗い雰囲気になったりしないかなとか、このテラスに関しては思いますし。あと、図書館利用者入り口に関しましては、10メートル以上だあんと奥に入って、ここも薄暗い雰囲気にならないようにしていただきたいなと思うんですが、そのあたりの配慮に関してお伺いいたします。


◯南部図書館(仮称)開設準備担当課長(宇山陽子さん)  まず内装工事費ですけれども、まだ基本設計の途中というような段階で、明確な数字は出てきていないところなんですけれども、また今後検討を進めていくところです。
 それから、隣地との関係ですけれども、そこの西側のところですけれども、幅が4メートルぐらいございます。実際この形にするときに若干建物を、ほんの少しですけれども東の方に寄せていただいたりしたということもありまして、比較的スペースとしては十分にとってゆっくりできるような空間になっているというふうに考えております。入り口の部分も、隣が姉妹財団のようなところの建物ということで、塀についてもかなり低いものにしたり、余り前までつくらなかったりというような形で、入り口部分をゆったりさせるような工夫をしていただくということになっております。


◯委員(渥美典尚君)  はい、ありがとうございます。内装に関しては本当にこれからなのかなと思うんですが、ある程度無機質になんないような、何て言うんでしょう、書棚は鉄板じゃないものを使うとか、今そういった形に、自然素材を使うような形になっているかと思うので、温かい雰囲気の内装にしていただきつつ、押さえるところは押さえるというのが大事かなと思いますので、よろしく御検討をお願いいたします。
 それと、隣地境界、この図書館利用者入り口は道路、接している植え込みからすぐ屋根になっているんですかね、これね。柱が点々とあるのは恐らく屋根があるのかなと思うんで、自然採光をうまく取り入れるなどして、入りにくいような暗い雰囲気にならないように、ぜひうまい設計をこれからも見ていっていただければと思います。以上、答弁は結構です。よろしくお願いいたします。


◯委員(川原純子さん)  じゃ、南部図書館の方でお聞きさせていただきます。私もこの資料を見させていただいて、今、前の委員からも質問ありましたけど、スケルトンですよね。それで、結局内装設備がない状況で入居者に引き渡す施工ということで、先ほど御説明の中で約2億円っていうことと、それから、月額賃借料として毎月100万っていうことでお話ありましたけれども、そういった中でそういった金額が妥当なのか、その見積もりの仕方とかをちょっとお聞きしたいことと、それから今後、本当にこれからだとは思うんですけれども、大切なことですので、予算にもかかわることですので、金銭面のことでちょっと説明をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  先ほど1つのフレームとして御質問委員がおっしゃったように、建物の一部を借り上げてスケルトンの形で内装工事を施しながら賃貸をして、図書館を運営していくという形で考えております。その際に、これまでAA財団との間でいわゆるそれを前提としたいわゆる支援という形で、向こうの施設を建てかえるに当たってある意味プラスアルファの部分が出てきます、図書館という部分が。その部分について、私どもについては一定の建設費の補助金という形で支援をさせていただくということです。これにつきましては、地方財政法によりますと、いわゆる公共的団体が公共施設を整備する際の助成が可能であるということがございます。東京都とも確認をしましたけれども、AA財団はいわゆる公益財団法人ということで公共的団体に当たる。したがって助成は可能ですよと。ただ、その際合理的な範囲におさめる必要があるだろうということがございます。助成の範囲が公共性の観点から妥当性のある金額が望ましいという一定の条件等はございます。私どももAA財団と協議をする中で、その枠組みの中で出してきた金額ということでございます。
 それと月額賃料につきましては、一定の月額料金についてはAA財団との、提示されてきた金額でございます。当然その辺の妥当性について十二分にも協議をし、交渉をしてきたところです。そうした結果、私どもとしてもぎりぎりの金額かなということで一応考えている月額賃料ということで考えております。


◯委員(川原純子さん)  わかりました。それと、そうしますと、例えば図書館の今も図面も随分こうやって見させていただきまして、整備がというか、大体の形が見えてきましたね。そういう中で、例えばスケルトン、内装とか今後の設備がない状態で入居すると。今の御説明だと、借り受けるわけですよね、AA財団から借りていくというか、そうなってきますね。そうなってきますと、例えばこの中身の設計だとか何かというのは、図書館というのは普通の建物とは違って非常に専門性、いろんな意味で関与してくる中身があるわけですね、設計的な部分でも。
 そうなってくると、この設計だとか何かっていうのは、要するに三鷹市の方でこういうふうにしたいとか、例えば設計の設計者や何かに関しても三鷹市が業者を選べたのか。それから、聞くところによりますと、AA財団の方も建てかえをしていくわけですから、そういった関係から設計者が決まっていたとかいうことはありますけど、この設計に関してはどういうような、三鷹市がどの程度関与してきたのか、ちょっとお聞きしたいと思います。お願いします。


◯南部図書館(仮称)開設準備担当課長(宇山陽子さん)  設計の方ですけれども、具体的な今、内装にかかわる基本設計と、それから市民会議の運営ということも含めて財団の方が基本設計、実施設計を委託している会社にこちらも委託をするというような形をとっております。ただ、図書館については非常に専門性というものがありますので、協力会社というような形で図書館の専門の総合研究所のようなところが入った形で一緒に図書館の整備を、プランづくりを進めておりますし、また、図書館の方では別に職員のプロジェクトチームのようなものをつくって、そちらの方で具体的な運営面も考えながら設計を進めているというところです。


◯委員(川原純子さん)  そうなりますと、やっぱり私、三鷹市もかなりな金額を出すわけですよね。ですので、やっぱり本当にこの南部図書館に関しては、読ませていただく限りではすばらしい図書館ができると思いますけど、やっぱりその中でこれからの詰めの段階というか、そういったものでいろいろな市民会議等々でも検討はされてきたということもお聞きしましたけども、この図書館の中身の設計に関しても、建物ですから、私はやっぱり非常に大切なAA財団の中にある資料とか何か、貴重なものでありますけど、中身的にはこの一般的な図書館とAA財団の図書館と、またちょっと形が違ってくると思うんですね。
 それなので、やっぱり設計会社がAA財団の方で決められたところに三鷹市が乗っかってきたというような形だと思うんですが、できれば私、やっぱり設計に関しても三鷹市がこれだけお金を出すんですから、1つのところに決めちゃってとかっていうんじゃなくてね、やっぱりいろいろな設計会社がありますので、図書館に関しての専門的な、少しいろいろと見たらどうだったのかなということを感じますが、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  ちょっと説明不足だったかもしれませんけれども、純粋にあちら側の建築の方、当然有資格者でございますけれども、それは全体的な施設の設計が多分中心になると思います。どちらかというと、御指摘のとおり図書館の設計についての実績はあるかもしれませんけれども、私どもとしてはやはり運営まで含めた設計が大事だと思っておりますので、先ほど担当課長から申し上げたように、その辺の実績を有する図書館関係のいわゆる業者さん、そこも入っていただいて、市の意向も含めながら今進めているところです。私どももそういう姿勢で今後もやっていきたいと思っております。


◯三鷹図書館長(大島克己君)  具体例を申し上げますと、実は設計会社が図書館側も、それからAA側も一緒の会社に今やってもらってるわけですけれども、一緒であるメリットっていうのは、実はこの当初南側から入る予定のところが西側に変わったんですよね。それに伴って、1メートル弱ぐらいですけど、動かしているんです。ところが、そういうことっていうのは設計会社が違うと、できないんですね。もう、これでやってくださいになっちゃいますので、そういうメリットがあるというところでございます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  資料にもありましたように、基本プラン、基本設計が23年度、24年度に実施設計に入りますので、御指摘の点を踏まえながら進めさせていきたいと思っております。


◯委員(川原純子さん)  わかりました。よろしくお願いいたします。すばらしい図書館をつくっていってください。お願いします。


◯委員(森  徹君)  図書館ができるのは非常に歓迎です。ただ、この南部図書館にはこの場所につくるという点で、この間いろいろ市民の方から要望、意見等もかなり数多く出されたというふうに認識しておりますし、やはりこういう三鷹市独自でない図書館っていうのも初めてですよね、この手法。そこで、幾つかやはり心配って言いましょうか、例えば学校と一緒にこの図書館の運営っていう形になりますので、今の学校のいわゆる経営の問題っていうのは今後少子化とあわせて出てきてますよね。だから、この学校経営とやはりこの図書館との関係っていうのはいろいろ危惧するっていいましょうか。
 例えばですよ、このアジア・アフリカ語学院ってかなり歴史のある学校です。新しい学校というよりも、そういう特殊性のある学校ですけども、それなりの歴史があると思いますけども、学校経営の全体の厳しさという経営状況の中で、こういう形でやはり三鷹市として、この学校経営がうまくいかなくなったという場合にどんなふうにこの図書館の問題、考えるのか。
 それから、あわせて運営方法に対して市民の検討市民会議、この中でいろいろ議論されたと思いますけども、その中で出された点を紹介してもらえるのであれば、お願いしたいというふうに思います。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  AA財団とのコラボレーションで行う事業の1つ、これは今委員さんがおっしゃったとおり新しい形の図書館施設運営という形になろうかと思います。そういう意味で、我々も当然パートナーのことは大事だと持っておりますし。現在AA財団におきましては、この4月に財団法人から公益法人改革にのっとって、通常の財団法人から公益財団法人という形で法人改革の中できちんとした形で認定をされてきている状況でございますので、我々としては経営的には先の先まではちょっと難しいとは思いますけれども、現在は経営が安定的に行われているというふうに思っております。
 したがって、今御質問の趣旨はよくわかりますけれども、我々としてはきちんと図書館が運営できるよう取り組んでまいりたいというのは当然ですけれども、財団の方もきちんとやっていただけるものと思っております。以上です。


◯南部図書館(仮称)開設準備担当課長(宇山陽子さん)  市民会議の中では、図書館の具体的な運営については本当にさまざまな意見が出たところですけれども、やはり特にアジア・アフリカ語学院ですとか、それから図書館と一体になって運営するということで、その具体的な分離をどういうふうにしていくかっていうこととともに、協働事業としてどういうふうにやるか、あるいはアジア・アフリカ図書館自体の方を市民にどういうふうに公開をして、使いやすいようにしていくかというようなことも含んで入ってきましたし、それから日常的に使うような場所として非常に大きく出たのは、おしゃべりができたり、くつろいで過ごせるというような場所が求められるというようなことで、その中でテラスをつくろうというような話も出てきたところです。それから、具体的に開館時間のことですとか、そういったようなことも一定程度話が出てきました。以上です。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。やはり初めてのこういう企画といいましょうか、やはり図書館という公共性、図書館法に基づいて運営するという点で、そのことが市民の要望ときちっと沿った形で運営されていくということがやはり好ましいと思いますし、いろいろアジア・アフリカ語学院との関係も、向こうからすると、それなりにメリットがあったから、こういう市の要請と言いましょうか、要望を受け入れたと。ここには市民要求という形ではやはりなかった。それぞれの行政側の考え方と、アジア・アフリカ語学院の求めている方向がそこでうまくマッチングしたと言いましょうか、その辺では市民が外に置かれないような形で、その辺をきちっと今後の情報収集も含めながら運営には責任持って取り組んでいただきたい。ここまで来ておりますので、ただ、この中身的にもいろいろ新しい、今までの図書館にない新しい試みというのも見受けられますので、ぜひ市民要望に沿った形での運営努力ということを進めていただきたいと思います。以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩します。
                  午前11時56分 休憩



                  午前11時57分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 文教委員会管外視察結果報告書の確認について、本件を議題といたします。
 文教委員会管外視察結果報告書の正副委員長案を作成いたしましたので、御確認をいただきたいと思います。
 休憩します。
                  午前11時57分 休憩



                  午前11時58分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 お手元の報告書(案)をもって文教委員会管外視察結果報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 続いて、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育、文化、スポーツの振興に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 続いて、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午前11時59分 休憩



                  午前11時59分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、再開します。
 次回委員会の日程については、2月の8日、午前9時半とし、その間必要があれば、正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 そのほか、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後0時00分 散会