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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(平成23年文教委員会) > 2011/06/17 平成23年文教委員会本文
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2011/06/17 平成23年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩をとって、審査日程及び本日の流れを確認したいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩



                  午前9時31分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、所管事務の調査について、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時32分 休憩



                  午前9時34分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部調整担当部長(竹内冨士夫君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、私の方から最初に生活環境部の運営方針と目標について説明をさせていただきます。文教委員会の所管にかかわる部分はコミュニティ文化課の文化振興に関する部分でございます。ページの方は13ページ以降ということになりますけれども、1の部の使命・目標に関する認識、それから2の部の経営資源を省略させていただきまして、3のところの部の実施方針及び個別事業の目標の個別項目ということになりますけれども、17ページの12番、こちらが今年度の主要事業でございます。
 公会堂の整備及び公会堂別館建てかえ事業の推進でございます。老朽化の進んだ公会堂及び公会堂別館につきましては、公会堂は耐震補強、バリアフリー化、内装のリニューアル化を進めるとともに、別館につきましては、建てかえることとしまして、平成22年度から実施設計に入っております。今月中をめどに実施設計の方も終える予定でございます。その内容につきましては、別途また文教委員会の方に御報告をさせていただく機会を設けたいというふうに思っております。
 今後の予定でございますけれども、9月議会に工事の方の契約議案、12月をめどにそれぞれの工事に着手という予定といいますか、運びになろうかと思っております。
 なお、バリアフリー化につきましては、公会堂別館にエレベーターを設置をしまして、別館から公会堂のホワイエにアクセスできるようにするほか、公会堂正面玄関階段のところにはエスカレーターを設置する予定でございまして、あわせて地盤調査を実施をする予定にしているところでございます。
 それでは、2点目については、担当課長の方から御報告をさせていただきます。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  おはようございます。2点目の報告でございますけれども、財団法人から公益財団法人への移行についてということでございます。三鷹市芸術文化振興財団、それと徳間記念アニメーション文化財団、この2つの財団が、この4月1日から公益財団法人への移行を完了いたしました。従来の財団法人につきましては、平成20年の12月に施行されました法律に基づきまして、5年間の移行期間中に公益財団法人か、あるいは一般財団法人へ移行しなければ実質的解散をしたとみなされるということになっております。また、移行する場合は、行政庁の認可が必要であるということから、このたび東京都知事の認定をいただきまして、公益財団法人への移行を完了いたしました。
 以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。これより質疑に入ります。


◯委員(石原 恒君)  石原からちょっと質問をさせていただきます。今、12番の公会堂について御説明いただきましたけれども、それ以外は、よろしいですか。それ以外は……。
            (「文教委員会の所管は12だけ」と呼ぶ者あり)
 結構です。済みません。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いいたします。別館の建てかえに際しては、市民が使う会議室の不足というものが懸念されておりますが、その対策は何かお考えでしょうか。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  会議室の代替につきましては、地区公会堂、それから協働センター、あるいは産業プラザ、そして三鷹の市民でいらっしゃいますれば、地区公会堂などを代替施設としてというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(渥美典尚君)  ありがとうございました。今おっしゃられたところも割と稼働率の高いところで、現在でもとれない場合があるんですが、例えばまだ民間に開放していない多摩青果跡地などの会議室、そちらはどのようにお考えか、お聞かせください。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  現在のところ、多摩青果跡地の方の会議室については、一応考えていないという状況でございます。以上でございます。


◯委員(渥美典尚君)  はい、わかりました。終わります。


◯委員(川原純子さん)  公会堂の整備及び公会堂別館建てかえ工事の推進なんですけれども、これは公会堂に関しまして、いすも、要するに障がい者の方のことを考えまして、バリアフリー化も進めていらっしゃいますけれども、その中で、いすも変えられるんですよね。
 それが1点と、それから、今のままの状況ですと段差がありますので、車いすを利用された方は、中へ入ってきた段階で、今までは後ろの席とかいう感じだったんですけど、じゃなかったら前のところの車いす用の方のところがあったんですけれども、段差に関しては車いすの方に関しての段差の解消というのはどの程度なのか、ちょっとお聞かせください。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  公会堂ホールの客席のいすの改修でございます。まずいすの方の改修でございますが、現行のいすの幅の、ちょっと細かいですけれども、プラス50ミリ以上をいすの方、拡大させていただきまして、いすを全部交換する予定でございます。
 それから、通路のことでございますけれども、今までは横の通路というものがございませんでした。それで今度横の通路をつくることによってある程度障がい者のための部分ということで考えております。
 以上でございます。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございました。障がい者の方々も使いやすい公会堂になることを要望して終わります。


◯委員(森  徹君)  同じバリアフリーの点なんですが、これは前もちょっと説明があったかと思うんですけども、いわゆる磁気ループですか、これはホールと、それから別館、これはどんなような設置の状況になっているんでしょうか。これは前も説明が、報告があったとは思うんですが、再度ちょっとお願いします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  磁気ループのことでございますけれども、ホールにつきましては、設置式の磁気ループを埋設する予定でございます。別館につきましては、設置式はちょっと難しいという部分がございますので、ポータブルでループをやって、視聴できるようにということで今、考えております。


◯委員(森  徹君)  わかりました。じゃあ、公会堂ホールは、その場所っていうんでしょうか、全体というふうに考えていいのか、その指定される範囲内のエリアのところでいけば設置されるっていうふうに理解していいのか、全体なのか。
 それから、別館については、その希望される方がその部屋を利用するっていう場所にポータブルが配備されるといいましょうか、用意されるという理解で、どの部屋を利用する場合でもそれが可能と理解していいんでしょうか。この点、お願いします。


◯コミュニティ文化課長(井崎良仁君)  公会堂ホールにつきましては、一定のエリアをそのように設置をする予定でございます。別館につきましては、御質問のとおり、どの部屋にでも使えるようなポータブルなものを設置ということで考えております。
 以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかに。よろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前9時45分 休憩



                  午前9時53分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  それでは、改めましておはようございます。今議会の教育委員会、教育部としましての行政報告をさせていただきます。お手元に資料がございますとおり、7件用意してまいりましたが、非常に関係の深い内容でございますので、一括をして説明をしながら、関連性を明らかにしながら説明をさせていただければというふうに思っております。
 初めに私の方から、平成23年度基本方針と事業計画ということでお話をしたいと思っておりますが、お手元に、横長で、きょうの参考資料としまして、教育委員会の事務事業の流れというペーパーをつけさせていただきました。ごらんいただけますでしょうか。
 それでは、説明させていただきます。今回初回ということもございまして、教育委員会の計画ベースでの流れについて表にまとめてみました。ごらんをいただきたいと思います。皆様、御案内のとおり、教育に関します中長期的な目標というか、計画としまして、教育ビジョンというのがございます。これは、下の例、参考で挙げてございますけれども、三鷹市全体の三鷹市基本計画から見た場合には、教育に関する個別の計画という性格を持っているものでございます。
 そして、教育委員会では、この教育ビジョンに基づきまして、毎年度基本方針と具体的な事業計画というのを取りまとめて公表しているところでございます。基本方針というのは、教育ビジョンを踏まえた当該年度の基本的な方向性を定めまして、具体的な事業につきましては、事業計画という形で具体的な事業を張り込んだ形の取りまとめをしているところでございます。
 それを1年たって、翌年度になりまして、点検・評価という形で計画を立てたものがどのように執行されたかということを評価をしまして、翌年度につなげていくというような流れをとっているところでございます。
 で、今議会で、各部から各部の運営方針と目標につきまして、それぞれの所管委員会で御報告するという流れになっておりますけれども、教育委員会の場合には、基本方針や事業計画の中から主要な事業を全庁レベルでピックアップした11事業が各部の運営方針と目標に載っているという関係上、教育委員会の場合は、毎年基本方針と事業計画でかえさせていただいておりますので、そのように御理解いただければなというふうに思っております。
 基本方針につきましては、3月の定例の文教委員会で御報告をさせていただいておりますので、今回につきましては、事業計画ベースで御説明をしながら、全体がわかっていただけるような説明に心がけたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それでは、資料1をごらんいただきたいと思います。「基本方針と事業計画」の目次の2ページ、ごらんいただきたいと思います。基本方針は、今申し上げましたとおり、3月で御報告した内容のとおりでございます。事業計画の方は、学校教育、生涯学習と大きく分かれておりまして、学校教育に関しましては、(1)教育指導の関係、(2)教育環境についての関係、それから(3)教育センターというふうに大きな分かれ、項目ごとに分かれているところでございます。
 生涯学習の関係につきましては、(1)生涯学習、(2)社会教育会館、それから(3)の図書館、(4)のスポーツ振興という形で、各課ごとの取りまとめという形になっておりますので、そのように全体の頭を入れていただいた上で、御説明したいと思っております。
 それでは、14ページ、ごらんいただきたいと思います。事業計画でございます。ここ、全部説明していますと、これだけで30分、1時間かかってしまうような内容でございますので、まとめて御説明をしたいと思いますけれども、各部の運営方針と目標にある事業については、必ずちょっと簡単には触れたいと思います。それから、去年の計画ベース、事業計画から変わった、主に変わった点についてはなるべく触れていきたいというふうに思っております。あと、どうしても皆さんにお話ししておいた方がいいことがございましたら、それも参考でお話ししたいと思っておりますので、そのような選択の基準で御説明いたしますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それでは、14ページ目でございます。教育指導の内容では、まず14ページ、安心と信頼のある学校では、小・中一貫教育の推進・充実ということでございまして、御案内のとおり、三鷹市、小・中一貫教育推進をしてまいりまして、特にコミュニティ・スクールにおける検証等、小文字の(a)のところに書いてありますように、実証、検証、この辺が今一生懸命力を入れて取り組んでいるところでございます。これについては、後ほど各論で詳しい説明ございますので、その説明は省かせていただきます。
 15ページ、上から(c)ですね。新学習指導要領の完全実施に伴いまして、カリキュラムの改定とか、小学校は既にことしから始まっておりますので、そういったカリキュラムの検証等を図っていきたいと考えております。
 それから(e)ですけれども、小・中一貫教育を進めるためのコーディネーターの研修等にも充実を図っていきたいというふうに考えております。
 16ページ、ごらんいただきたいと思います。順番がこの順番なので、ちょっと飛ぶ、説明がまとまった説明にならない点もあろうかと思いますけれども、ここでは教育支援、一人一人の教育的ニーズにこたえる教育支援ということの項目になってございまして、真ん中より若干下の小・中一貫教育校で推進する教育支援ということでございまして、おかげさまで、昨年度、今年度から五中、七中で教育支援の固定制の学級が開設されたことを伴いまして、5つの学校で小・中一貫の教育支援システムが始まったところでございます。そうした内容について、(d)のまる3になりますけれども、教育支援推進委員会等において検証しながら進めていきたいと考えております。
 17ページ目でございます。上から7、8行目の教育支援プランでございますけれども、教育ビジョン等とともに、教育支援プランにつきましても今年度改定を予定しておりますので、後ほどこれもまた各論としての説明がございます。
 それから、児童・生徒の健全育成のところでは、dですけれども、児童一人一人の規範意識を高めること、それから4番目になりますけれども、児童・生徒の社会的自立を進めるというようなところについて文言強化を図って取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
 また、少し飛びますけれども、19ページ、ごらんいただきたいと思います。多様な学習機会の提供ということで、ごゆっくりこの辺はお読みいただければと思いますけれども、特に今回、今年度強調したところでございますのは、(g)の、19ページ、児童・生徒の心と体の健康づくりの推進のところで、健康・体力づくりのために「一学校一取組の運動」を実施して、体力の向上を図っていきたいというようなところを強化させていただいております。
 20ページ目、ごらんいただきたいと思います。今年度、これも強化させていただいたところで、(i)の科学技術の発展に対応した理数教育の充実のところで、理科好きな小学校の教員を、大学で学ぶというようなことを通しまして、それを市内の学校に広めるということで、コア・サイエンス・ティーチャーと呼んでおりますけれども、こういった科学技術の振興というようなことを学校教育の中に取り込んでいきたいと。また天文台との連携というようなこともことし進めていければなというふうに考えております。
 それから、20ページの左のf、ゴシックになっておりますけれども、幼稚園・保育園と小学校との連携ということでございまして、幼・保・小の連携、これについては、後ほどこれも各論として説明をさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
 21ページ目、h、三鷹市教育ビジョンの策定でございます。これについても、この後各論として別の資料を用意してございますので、そこの中で説明したいと思っております。
 それから、(イ)の自律した学校の(b)校長の裁量権の拡大の検討、校長の問題じゃございませんけれども、その中で少人数指導やティーム・ティーチング、また小学校における中学年以上の教科担任制等の活用ということを文言を強化させていただいているところでございます。
 22ページ目、ごらんいただきたいと思います。下の方、地域とともにつくる学校、「コミュニティ・スクール」制度の充実ということでございまして、御案内のとおり、地域の方に学校運営にかかわっていただくコミュニティ・スクールということで取り組んでいるところでございます。これを一層充実するとともに、先ほど申し上げました小・中一貫教育も含めた評価・検証というものに力を入れているところでございます。これは後ほど詳しく説明をさせていただきます。
 次に24ページ、教育環境、ごらんいただきたいと思います。主要施策──下半分になりますが、主要施策。校舎の関係では、耐震補強工事ということで、二小、羽沢。それから体育館の耐震診断、平成7年、8年にやったものについて、まだ補強──その時点では安全と確認されたものにつきまして、建築基準法等の若干の修正を受けまして、改めて耐震補強の調査内容を点検をするという業務を今年度予定しているところでございます。それから、第一中学校のトイレの改修も予定しております。
 それから、25ページ目に参りますけれども、学校給食の充実と運営の効率化ということでございまして、井口小学校、二小が今年度から学校給食の民間委託化を開始したところで、順調に進んでおりますけれども、来年度も1校、新たに民間委託を進めるという方向で進めてまいりたいと考えております。
 それから、三小の建てかえ事業ですね。間もなく工事が始まるという、今、段階まで差しかかっております。
 それから、校庭芝生化事業。これについては、一般質問等でもございましたので、説明を省かせていただきます。
 それから、26ページ、第五中学校体育館の建てかえ工事でございまして、これは竣工しまして、今週末、五中の50周年記念事業の式典では新体育館のお披露目も兼ねる形で実施されるところでございます。
 それから、(ク)の小・中学校の空調設備整備事業では、御案内のとおり、今年度、中学校6校と小学校5校の整備を進めまして、来年度予定しております小学校6校とあわせまして、平成24年の夏にはすべてエアコンを使っていただけるように事業を進めてまいりたいと考えております。
 川上郷自然の村については、効率的な運営を図っているところでございます。
 それから、教育センターの関係では、27ページ、デジタル教材の整備と活用ということで、これも一般質問の中でございましたけれども、整備をいたしましたデジタル教材を生かした事業内容の展開を進めてまいりたいというふうに考えております。
 学校関係、以上でございます。生涯学習はかわってお話をさせていただきます。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(清水富美夫君)  ページが29ページでございます。生涯学習、(1)に書いてありますように、市民が「いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも」学ぶことができるような生涯学習社会の充実を図る、そうした目標に向かって今後事業を展開してまいりたいと思っております。
 私の方からまず主要施策で、同じ29ページの(ア)生涯学習プランの策定でございます。現在基本計画の個別計画として検討しております計画の概要ですけれども、従前の計画と基本的な方向性は堅持をし、継続をしていく、そのための生涯学習を推進していくという方向性は継続しておりますが、新たな取り組みの課題というものがございます。それは、新たな生涯学習施設ができること、そしてその中で多機能複合施設の機能を生かした新たな展開、そうしたものが1つ課題もございます。また、最近の生涯学習が個人の学習成果を地域社会に還元をしていくという知の循環型社会の構築というものがございますので、そうしたことも踏まえながら計画を策定してまいりたい。その際は、既にお配りしておりますけれども、市民の意向調査並びに社会教育委員会議での御意見なども参考にしながら策定をしてまいりたいと思っております。
 次のページでございます。(ク)のエコミュージアムの推進と地域文化財の調査・保存・活用でございますけれども、全体的には既に水車が公開事業されておりますし、今後古民家の整備事業などがございますので、そうしたものを1つのモデル事業としながら、市内全体をエコミュージアムの事業として取り組んでまいりたいと思っております。特に第五中学校の遺跡の遺物の基礎整理でございますが、五中のちょうど創立50周年に合わせまして展示がえを予定しておりますので、見ていただければ幸いですけれども、そうした中で、10万点の出土品のものがございますので、あわせて復元整理をしていくということでございます。また、古民家の方につきましても、復原に向けた検討をさせていただきたいと思っております。また、大沢の里水車経営でございますけれども、今後は専門家の方の御意見を聞きながら、民具の整理、展示をしながら、リピーターを確保し、集客力を上げていきたいという形で考えているところでございます。
 31ページですか、社会教育会館(公民館)でございますけれども、ここは先ほどちょっと申し上げましたけれども、生涯学習の拠点整備でございますが、地域の教育力の向上とか地域課題解決のツールとしての生涯学習というものが非常に期待が高まっていること、さらに学び返しといいますか、そういった循環型社会ということも期待をされておりますので、そうした点を踏まえながら、また今後も、これまでの運営ノウハウを生かしながら、新しい施設で機能を発揮していきたいと思っております。
 それから、次のページの図書館でございます。図書館は、南部図書館の整備の推進でございますけれども、これはAA財団との間で協働で進める事業でございますが、AA財団が4月1日に公益財団法人として認定をされております。また、さきの6月10日には、その整備に向けた確認書の取り交わしが行われておりますので、今後財団との整備に向けての協議を進めていきたいと思っております。
 また、基本プランなどの作成につきましては、市民会議を開きまして、その御意見を反映させながら設計に生かしていきたいと思っております。詳細は、後ほど個別にございますので、御報告をさせていただきたいと思います。
 それから、同じページの(ウ)の図書館資料の整備充実と障がい者サービスの充実という点で、障がい者サービスの充実で、視覚障がい者用のいわゆるデイジー(デジタル録音図書)の作成をしまして、具体的には既存テープ資料のデイジー化ということで、利用者の利便性を図っていきたい。
 さらに、その下には、子ども読書プランがございます。読書に親しむ環境づくりを推進ということで、今回個別計画の1つとして改定をしていきたいと思っております。
 次のページ、34ページですかね。これ、平成23年度の新規ということでございますが、レファレンスサービスの充実ということで、いわゆる質問、回答のようなことをサービスを開始し、読書相談等の充実を図ってまいりたいと思っております。
 それから、36ページ、スポーツ振興でございます。これは主要施策の(ア)にございます健康・スポーツの拠点整備の推進でございますけれども、基本的には、地域のスポーツ施設の拠点としての先駆的な事業展開ができればなということで、当然複合施設機能を生かした福祉や医療との連携、あるいは専門的な相談機関との連携によるプログラム、そうしたことで他市にない先駆的な新たな事業展開を図るということで、今後実施設計にあわせまして事業のあり方等について検討してまいりたいと思っております。
 それから、37ページにありますeですかね、総合型地域クラブのスポーツクラブの支援と拡充でございますけれども、現在、記載のとおり、三鷹ウエスト等の2つの地域のスポーツクラブがございますけれども、今後市内にそうした形のクラブを設立・運営について支援をするとともに、地域子どもクラブや地域コミュニティ活動との連携を図っていきたいと思っております。
 それから、38ページの一番下にあります、東京国体の推進でございますけれども、後ほど東京国体の開催に向けた取り組みについて御報告をいたします。平成25年が本大会、平成24年がリハーサル大会ということで、現在、実行委員会のもと、各専門委員会をつくっております。今後専門委員会の中で個別計画を立て、三鷹市の総合の開催の計画書を策定し、進めてまいりたいと思っております。
 詳細は後ほど御報告させていただきます。以上でございます。


◯総務課長(伊藤幸寛君)  私からは、教育委員会における個別計画の見直しについて、資料2をごらんいただきたいと思います。A4、横使いの資料です。
 本年度、御案内かと思いますけれども、平成23年度は第4次三鷹市基本計画策定の年度となります。これに伴いまして、市全体では24の個別計画の策定を行っていく、見直しを行っていくことになりますけれども、教育委員会関連では、1にございます4つの計画、教育ビジョン、教育支援プラン、それから生涯学習プラン、子ども読書プランと、以上の4つの計画の見直し、策定を行っていくということになります。本委員会では、中身の議論ではなくて、策定のスケジュールといいますか、どういう流れで今後進めていくのかということを御説明させていただきます。
 2をごらんいただきたいと思います。策定のスケジュールですけれども、上に、上段には第4次基本計画、下に代表として教育ビジョン2022、仮称でございますけれども、策定のスケジュールを記載しております。基本計画、これは総合計画ですので、基本計画に基づいて個別計画ができてくるつくりになりますので、基本計画の策定のスケジュールに合わせて個別計画の策定も進める、これが基本でございます。基本計画につきましては、現在討議要綱というものが確定をいたしておりまして、この後9月には骨格案、12月には素案、3月末の成案を目指すという流れで進められます。
 一方教育ビジョンですけれども、3月26日に教育・子育て研究所からの提言が出まして、こうしたことを参考にしつつ、9月の骨格案の確定を目指して取り組みを進めております。その後、12月は素案となります。素案の確定ということで、基本計画に合わせて進めてまいります。またその過程におきましては、ここに書いてありますけれども、校長会との意見交換でありますとか、コミュニティ・スクール委員会との意見交換でありますとか、多様な市民参加を図りながら策定を進めてまいります。
 また、1の方にお戻りいただきたいんですが、上をごらんいただきたいんですけれども、例えば教育支援プランであれば、教育支援推進委員会、生涯学習プランであれば、社会教育委員会議等々、そうした関係団体、審議会等の活用も図りながら策定を進めてまいります。
 また、本委員会におきましても、適時に内容につきましても今後御報告をしてまいりたいと考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  私の方からは三鷹市立小・中一貫教育校全7学園の評価・検証報告について御説明をさせていただきます。資料の3になります。本日は、お配りさせていただいたものが平成22年度の評価・検証報告のこちらの厚くなっているもの、とじてあるもの、それから概要版ということで配らせていただいてございます。A3判の横です。きょう、A3判の横のこちらの概要版を用いまして御説明をさせていただきたいと思います。
 平成21年度に三鷹市内のすべての公立学校が小・中一貫教育校となりました。各学園に設置されているコミュニティ・スクール委員会が、各学園の実施方策に基づく学園運営、教育活動等の成果と課題、改善策、各課題解決のために創意工夫、改善策の有効性等について検証を行い、評価・検証結果を年度末に教育委員会に報告をしております。
 この全7学園の評価・検証がことしで2回目となります。かなり細かい内容につきましても、各学園での評価・検証がなされており、今年度は三鷹市教育委員会として全7学園の評価・検証のエッセンスをまとめました概要版として作成をさせていただいております。
 各学園で行っております評価・検証の項目ですけれども、こちら、概要版の方に(1)から(5)とございますように、人間力・社会力の育成、学校運営、小・中一貫教育校としての教育活動、児童・生徒の学力・健全育成、コミュニティ・スクールの運営の5項目について、各学園での検証を行っていただきました。
 成果としてこちらに記載させていただきましたけれども、ちょっと顕著なところだけ少しお話をさせていただきます。
 1つ目が、昨年度に比べまして、地域や保護者のアンケートの回収率がかなり上がってきました。85%を超えている学園もございまして、非常に関心が高まっているということが感じられるということ。
 それから、小学校同士の交流、それから小学校、中学校の交流、これを活性化することによりまして、子どもたちに学園の子どもとしての意識が非常に高まってきた。特に中学生がボランティアで入っているということがすごく評価されておりまして、小学生のあこがれの対象として見られている。そのことによって中学生自身が自己有用感を高めるという効果が上がっているという報告がございます。
 それから、右側になりますけれども、児童・生徒の学力・健全育成の部分です。今年度は、市の学習到達度調査の平均正答率の経年のグラフをこちらの方に掲載をさせていただきました。見ていただくとわかると思うんですけれども、平成19年度からの経年で学力の向上というものが徐々に進んできているなというのが見てとることができます。
 それから、コミュニティ・スクール委員会の活動が軌道に乗ってきたと。より一層の地域人材の授業や行事での活用を推進していきたいということ。
 それから、昨年度以上に地域団体が実施している諸行事への児童・生徒、それから教員の参加がふえてきているといったことが成果として報告されております。
 今後の課題と改善の方向性についてですけれども、より一層の活動の充実や発展のためにさらなる教育内容の充実を図ること。そして、コミュニティ・スクールとしての取り組み、これをPRをしっかりしていくことによって、小・中一貫教育校のよさ、これを具体的な児童・生徒の姿で示せるように広報活動を充実させていきたいといったことが各学園の方から出ているところです。
 三鷹市教育委員会では、この7つの学園とともに保護者や地域の皆さん、教職員が協働して活動を続けてきていると。そして、小・中一貫教育の面でこの小・中の連携が進み、相互乗り入れ授業や交流事業などの実施について、児童・生徒の評価は非常に高く、コミュニティ・スクールの運営においても、学園との連携・協働、順調に進んでいるというふうに考えています。
 そして、それぞれの課題解決に取り組み、よりよい学園を目指し、一歩一歩ですが、着実に前に進んでいると考えています。
 市の教育委員会といたしましても、各学園からの検証をもとにコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の一層の充実・発展に努めていきたいと考えているところです。
 私からは以上です。


◯指導課長(松野泰一君)  私からは平成24年度から中学校で使用する教科用図書採択の手順について説明をさせていただきます。資料4をごらんください。資料4、平成24年度使用教科用図書採択の手順。この資料は、教科用図書、つまり、教科書の採択の手順について、その順序を示したものでございます。
 平成24年度からの中学校の使用教科書、教育支援学級用の教科書採択を今年度行う必要があります。この資料の一番右下に8月末日までに教育委員会で採択という枠がございますが、この8月末日までに教育委員会において、教育委員の皆様が教科書の採択をして、その採択結果を東京都教育委員会に報告するということになっております。この資料は、そのゴールへ向かうためのフロー図になっております。
 具体的には、教科用図書選定資料作成委員会というものを設けまして、5月9日に第1回の委員会を開催いたしました。この委員会は、教育委員会が選定のため、各教科書の特徴をまとめた資料を作成する委員会です。
 その選定資料作成委員会の下部組織として、9教科それぞれの教科用教科書調査研究部というものがございます。中学校のそれぞれの教科、教育支援学級で使用する教科書について、調査研究部が各社の教科書の特徴について調査研究し、その結果を上部組織である選定資料作成委員会の第2回、第3回で報告をするという手順になっています。
 そして、その選定資料作成委員会から今度は教育委員に対してその選定資料の内容の報告と協議をしていただきます。
 そして、先ほど申し上げた右下の教育委員会で採択するという流れで教科書採択が進んでいくという、その手順を示しました。
 現在、この資料のちょうど中央のあたりの上下の四角の時期で、それぞれの教科用図書調査研究部で各部会が教科書の調査研究を進めているというところでございます。
 私からの説明は以上です。


◯学務課長(内野時男君)  私からは、平成22年度の幼・保・小の連携推進事業の実績報告ということで、資料5について説明させていただきます。この水色の表紙のものですね。
 まず経過、1ページ目の概要のところですけれども、三鷹の幼稚園・保育園と小学校との連携事業でございます。幼・保・小の俗に連携事業と言っています。これは教育ビジョンに基づきまして、いわゆる小1プロブレムの解消ということで、つまり就学前の幼稚園や保育園等の生活習慣と小学校入学後の生活習慣の大きな変化による戸惑いや不安から学習に集中できにくい子どもさんもいるということから、保育所や幼稚園等と学校が連携して、お互いの実態、指導方法の理解を深めて、子ども一人一人がこうした生活の変化に対応してその後の教育において実り多い生活や学習ができるようにするというものでございます。
 このための取り組みを平成19年度から始めておりまして、平成19年度は3つの小学校区、平成20年度にはそれをさらに広げて8つの小学校区で、平成21年度は11の小学校区、そしてこの本報告年度、平成22年度は、平成23年度、今年度の本格実施に向けまして、15のすべての小学校で実施をいたしました。
 最初の説明に入りますけれども、この事業の概要については、2ページの下のIII、ローマ数字のIIIの幼稚園・保育園と小学校・学童保育所との具体的連携、それから7ページのIVのその他の説明になっていますので、2ページの下のところから説明いたします。
 1の子どもに対する事業でございます。大きく分けて、子どもに対する事業と保護者に対する事業、それから教員・保育士に対する事業の大きな3つに分かれております。まず子どもに対する事業としては、3ページですけれども、そこにあるような連携事業をいたしまして、学校体験・学校行事への参加・異年齢児との交流などでは、運動会への参加のほか、3年生の総合授業に園児との交流を取り込んだ事業を実施したところもございます。学校給食体験では、13校で昨年度は実施いたしました。
 4ページから6ページの保護者に対する事業でございます。そこにあるような事業、学校公開ですとか、行事の案内、それから就学に向けた説明会。この説明会、平成21年度からは個別説明会のほかに全体説明会を土曜日に実施いたしまして、子ども連れで一緒に来てくれたりして、好評でございます。個別説明会は、6園から要望があったんですけれども、昨年度はインフルエンザで1園が中止になったということがあります。
 あと、6ページですけれども、(3)の保護者向けガイドブック「うきうきどきどき1年生」を平成22年度に初めて作成いたしました。こんなような、今手元にある小さなもので、昨年のこの文教委員会でも報告させていただいたんですけれども、このガイドブックは保護者に対する事業でございます。特に第一子の就学児を持つ保護者の方の不安、心配の解消に役立ててもらうために作成したものでございまして、大きさはこの程度のもので、ポケットサイズとして、すべてこれ、職員の手づくりによるものでございます。
 このハンドブックの配布を、昨年の就学児健診、翌年度小学校に入学するお子さんが10月から11月にかけて就学児健診を行いますので、その時期に配布をしております。また、各幼稚園、保育園にも、保育士、教員の方のために必要部数をそれぞれ配布しているところでございます。
 その下、3の教員・保育士に対する事業ですけれども、相互交流。小学校の先生は、なかなか授業がきっちり決まっていて、なかなか行きづらいんですけれども、夏休みに保育園を丸々1日見学、体験してきたというふうなこともやっております。あと、教育委員会の方で夏休みに教員向けに行っている研修にも呼びかけて参加をいただいているっていうところでございます。
 8ページ下のその他ですけれども、学童保育所とも連携を図っておりまして、学童保育所は学校が始まる前の4月1日から保育を開始しますので、事前に連携することで大変有意義だというふうな声が出ております。
 9ページの2のところですけれども、平成22年度では新たに三鷹市内の認証保育園にも三鷹の幼・保・小連携事業の説明会を実施いたしました。認証保育園、今までどういうふうに声かけたらいいのかわからなかったということですけれども、大変敷居がとれて参加しやすくなったということで、今年度から事業にも参加してみたいというふうな声がございました。
 概要、以上ですけれども、平成23年度も、幼・保・小、お互いの日程調整など工夫して、連携と交流を深めて、入学前後の移行が子どもにとって円滑にいくように努めてまいりたいと思っております。
 私からは以上です。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  私からは、スポーツ祭東京2013開催に向けた取り組みについて御説明いたします。資料の6に沿って御説明いたします。A4縦の裏表の資料でございます。
 まずスポーツ祭東京2013とは、第68回国民体育大会と第13回全国障害者スポーツ大会をスポーツの夢と感動を伝える1つの祭典としてあらわしているものでございます。
 全体会期は平成25年の9月28日から10月14日まで。個別の会期は、記載のとおりでございます。
 三鷹市での開催種目でございますが、国民体育大会では、サッカー競技の成年男子が予選の1日間、ソフトボール競技、成年男子が予選から決勝まで3日間行われます。アーチェリー競技、こちらは成年男子、成年女子、少年男子、少年女子の全種別が行われますが、予選から決勝まで3日間行われます。
 また、デモンストレーションとしてのスポーツ行事としてパドルテニスが行われます。
 障害者スポーツ大会でございますが、こちらはアーチェリー競技が行われます。
 個別の競技の日程につきましては、3の開催期間に記載のとおりでございます。
 なお、この日程表に記載がございますけれども、国体の総合開会式と総合閉会式、また障スポ大会の開会式、閉会式につきましては、いずれも調布市の味の素スタジアムを会場として開催される予定でございます。
 続きまして、競技会場でございますけれども、こちら、パドルテニスを除いて、三鷹市大沢総合グラウンドで行われます。
 続いて、リハーサル大会の開催予定でございますが、国体競技につきましては、平成24年の7月から10月まで、障スポ大会については、平成25年の5月の開催を予定しております。
 最後に、三鷹市実行委員会等の設置状況でございます。平成21年の2月に第68回国民体育大会三鷹市準備委員会設立発起人会を立ち上げました。続いて同年10月に三鷹市準備委員会を設立いたしました。また昨年になりますけれども、平成22年8月にはスポーツ祭東京2013三鷹市実行委員会に、準備委員会から組織変更を行っております。
 今後は、今月の29日になりますけれども、総務・広報、競技・式典、宿泊・衛生、輸送・警備の4つの専門委員会を設置いたします。専門委員会では、それぞれの分野ごとに部門別の基本計画や各種要綱などを御審議いただきます。その上で、これらの基本計画等を取りまとめた三鷹市開催総合実施計画書を定めていきたいというふうに考えております。
 裏面になりますけれども、スポーツ祭東京2013開催に向けたスケジュールでございます。これまでの経過と今後の予定を簡単にまとめたものでございます。後ほど御参照いただければと思いますので、よろしくお願いします。
 私からの説明は以上でございます。


◯南部図書館(仮称)開設準備担当課長(宇山陽子さん)  私からは資料7、三鷹市立南部図書館(仮称)の整備に向けた確認書の締結について、御説明いたします。
 アジア・アフリカ文化財団と三鷹市では、平成19年に南部図書館の整備に向けた検討に関する覚書というのを締結いたしまして、それ以降協議を続けてきたわけです。そしてことしの4月1日付でアジア・アフリカ文化財団が認可を受けまして、公益財団法人に移行したということを受けて、先週になりますけど、6月10日、このような確認書を取り交わすという運びになりました。
 内容でございますけれども、1番にありますように、アジア・アフリカ文化財団が、アジア・アフリカ語学院の校舎、3階建ての校舎を建てかえを行うことになっているわけですが、この建てかえを速やかに行い、三鷹市はその一部を公立図書館として活用するために40年間にわたって賃借するという内容になっております。3階建ての建物の一部ということで、1階と2階の一部、全体で750平米ほどという予定でおります。これは、東部図書館、あるいは西部図書館と同じ程度の規模ということになります。
 2番目に、この目的を達するためにということで、アジア・アフリカ文化財団の方で公益財団法人には移行したわけですが、この後、この事業に必要な定款の変更認定を行わなければいけないということで、公益目的事業の変更の認定を受ける、また資金の調達を行う、確保するというようなことがあり、三鷹市としてはそのために必要な支援を行うという内容になっております。
 3番目ですけれども、アジア・アフリカ財団といいますか、アジア・アフリカ図書館というのがあるわけですけれども、こちらの方で所蔵する郭沫若文庫ですとか、あるいはアジア・アフリカのさまざまな書籍、こうした知的資源を活用して、特色のある公共図書館となるように今後基本方針を協力して策定していくという内容になっておりまして、今後市民会議等も予定されておりますけれども、そういったところでも、アジア・アフリカ文化財団の方も参加をして、協力して策定していくということになっております。
 あと、4番としましては、経費の負担について別途協議の上定めるということで、40年間という長期にわたる賃借ということですので、契約の方式なども含めまして、さまざまな点を考慮しながら協議をして定めていくということになっております。
 今後の予定ですけれども、7月から市民会議を予定しておりまして、こちらで南部図書館に関する基本プランを検討していくことになります。全体で11人のメンバーで、公募市民、それから学識経験者、地域、市民活動の関係者、学校教育の関係者などというような構成を考えておりまして、次の日曜日に出ます広報の方で、公募の1名について、作文を書いていただいて、募集していただくというような形をとっております。
 7月から始まって11月まで、全5回程度の開催を予定しておりまして、11月には提言を受けることを予定しております。それを受けて、基本プランが確定したところで、来年1月ぐらいにはパブリック・コメントを行いたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 ここで、50分まで休憩をしたいと思いますが、御了解を願いたいと思います。
 それでは、休憩といたします。
                  午前10時39分 休憩



                  午前10時49分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  これから質疑に入りたいと思います。委員会を再開いたします。


◯委員(石原 恒君)  石原からちょっと質問させていただきます。資料3の評価・検証報告についてですけども、幾つか数字が並んでいまして、いい評価が出ていると表現されているんですけども、例えば(1)人間力・社会力の育成の中で、8割の児童・生徒が肯定的な回答をしておりと、こういうような表現とか、あとほかにも似たような表現をされているんですけど、残りの2割とかいうところはどういった回答が出ているかというところ、そういうところがちょっと気になるところですけれども、もし差し支えなければ教えていただきたいなと。資料をそろえてなければ、後日でも構いませんが、そういうところがちょっと気になるところです。
 あと、同じ資料の(4)の児童・生徒の学力・健全育成っていう項目ですけれども、ここは、不登校とかいじめに関することも含まれていると思いますが、この辺はちょっと、小・中一貫教育の中で取り扱うのか、ちょっとわかりませんが、ちょっとそういったところの調査というのはどうされているか、教えていただければなと思います。
 あと、いじめにしても、学校で悩んでいる子どもたちがどういうような行動をとっているか。私にも5人子どもがいて、小学校が2人いるんですけれども、やはりそういった子どもたち、学校でいろんな悩みがあったらば、保健室に行って、最初はぐあいが悪いというような感じで行くんでしょうけども、実際そういった人間関係でトラブルで、行って、悩んでいるという子もいらっしゃるみたいなんですけど、そういったところもあると伺っていますので、そういったところの現状、もしあれば、お教えいただきたいなと。きょうの報告とはちょっとそれちゃいますけども、お願いできればと思います。
 あともう1点ですけれども、資料4の教科書の採択についてですが、この下の方に、その他の関連日程等で書いています。これに教科書展示会という、ちょうど日程、特別展示がもう過ぎているんですかね、きのうで。これはもう一般者も閲覧できたのでしょうか。ちょっとその辺の環境を教えていただきたいなと。また、市民の方にはそういった広報はされていたのかどうかというところを教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  御質問いただきました、例えば8割の児童・生徒は肯定的な回答をしている、残りの2割はどうなのかということなんですけれども、基本的にこのアンケートを児童・生徒向けに実施をして、例えばここの部分でありますと、地域の方やボランティアの方の授業は役に立ちますかという形の設問をしています。それに対して、とても役に立つ、役に立つと答えている子どもが8割。あまりそうは思っていないという子どもたちも含めて2割という形の回答です。そういった意味では、各自何ていうのかな、子どもたちの受けとめ方の部分であって、すごく自分にとって、ものすごくプラスになるなというふうな形ではないということでの否定的な回答だというふうにとらえているところです。


◯指導課長(松野泰一君)  いじめの部分につきまして、まず実態ということでございますけれども、これは調査を文部科学省が問題行動調査というもので行っておりまして、その数値をもとにしておりますが、そこに至るまでに、やはり各学校で、ちょうど今現在6月、ふれあい月間というものをやっておりますけれども、そういった中で、子どもたちから細かく聞き取りをしたり、それから日常生活の中での見とりの中から、いじめの状況について細かく把握をしているところです。細かく把握することによって、いじめを受けているんじゃないかというような子どもの思いだとか、そういったことが上がってまいりますので、例えば養護教諭、それから担任の先生、それから保護者の方を通じてというような形でいろいろな情報が上がってきますので、一つ一つ精査しながら、実際に子どもたちがどんな気持ちで生活をしているのかというようなことを細かく聞き取って、その対策について指導しているところでございます。
 教科書展示会についての御質問がありました。教科書展示会、今、ちょうど法定展示が始まった時期でございます。当然市民の皆様、一般の方々に見ていただいて、その中でアンケートに記入していただくというようなこともございます。この展示会の広報につきましては、市の広報、あるいはホームページなどで行っているところでございます。
 以上です。


◯委員(石原 恒君)  ありがとうございます。そうですね、アンケートのところですけれども、残り2割というところをやはり注目していくことも大事かなと思います。やっぱりそこに何かやっぱり隠されたものがあるのではないかなと思いますので、ぜひとも2割のところの調査もお願いできればなと思います。
 それとあと、いじめのところの回答ですけれども、この評価・検証報告書に載せるべきかどうかわかりませんけれども、今いろいろな取り組みをされているので、そこをやっぱり積極的に取り組んでいますというところをやはり市民の方にもわかっていただく何か広報というのがあれば、その機会があれば、ちょっとそれを教えていただければ、また私も、三鷹市ではこういうふうに取り組んでいますというようにPRもできますし、何かそういうのが、現状やっていれば、教えていただきたい。こういった会場だけでなくて、市民の方へのオフィシャルなそういう何か広報というんですかね、それがあれば教えていただきたいと思います。
 あと、採択の件に関しては、ありがとうございました。理解いたしました。
 では、よろしくお願いします。


◯指導課長(松野泰一君)  ありがとうございます。いじめの件数、あるいは暴力行為、それから不登校等につきましては、この問題行動調査の結果につきまして、また今年度の部分について、昨年度の部分について、文教委員会でもう報告をさせていただいておりますので、今回は小・中一貫の検証報告ということで、このようなことで出させていただきましたけれども、改めて別の機会に報告をするということでよろしくお願いいたします。


◯委員(石原 恒君)  御回答ありがとうございます。済みません。機会がこの機会じゃないかなと思いつつも、初めてなもので、タイミングがわからなくて申しわけありませんでした。ぜひそのときにはわかりやすい内容にしていただければと思います。以上です。ありがとうございました。


◯委員(吉沼徳人君)  済みません。スポーツ祭東京2013のことについてちょっとお伺いをしたいと思います。開会式、閉会式につきましては、味の素スタジアムということで、駐車場スペースが相当あると思われるんですけど、大沢グラウンドで行われる競技、これはリハーサル大会と本大会とあるんですけど、その際、付近住民に迷惑のかかるような駐車のないような駐車スペースは十分確保できているのかどうか。それと、相当数の車が、観戦者がお見えになると思うんですけども、そのときに市内の交通、これは直接関係はないと思うんですけど、交通のさばき方、あるいはそういったものの駐車、あるいは駅前にとめてバスで輸送するとか、そういったことも考えていらっしゃるのかどうかですね。駐車場の関係。
 それと、リハーサル大会、本大会を含めて、相当日数があるんですけども、市民が使う大沢グラウンドがその間市民がお使いになれないということになるわけですけども、それに対して代替施設を何か考えていらっしゃるかどうかをお聞きしたいと思います。
 それと、直接きょうのこの運営方針と目標とは関係は余りないんですけども、実は私もスポーツが好きなものですから、学校の体育館をよく利用させていただきます。その際に、非常に体育館の電球が切れていることが多いんですね。全部の電球がついてやっぱり競技をするときに競技環境が整っているのであって、あるところが例えば切れているということによって、非常にボールなり、シャトルなりが見にくいというようなことがありますので、その辺、できれば、何かいい方法で、1つ切れたときでも、まあ、お金がかかったり、手間がかかるのはよくわかるんですけども、競技環境として何かいい方法で整えることができるかどうか、その2点をお聞きしたいと思います。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  2点御質問が国体の関係でございました。まず駐車場の関係でございますけれども、今回のスポーツ祭東京2013につきましては、東京都の方で環境にやさしい大会にしていきたいということで、環境基準なるものもつくっておりまして、その中で、特に輸送手段については、なるべく公共交通機関を使うというような指針を示しているところでございます。三鷹市内においても、やはり大沢総合グラウンドという場所で、都立公園の駐車場しかございませんので、余り皆様車で来られると入らないっていう状況になりますので、基本的には、選手の皆様はバスで来たり、大型バスで来たりというのはあるかと思いますけれども、それ以外は、なるべく公共交通機関を使っていただいて、特に三鷹駅の方から大沢グラウンドの方に行っていきたいっていうふうに考えております。その必要に応じて、シャトルバスになるのか、路線バスの増便になるのかはこれから検討していきますけれども、そういった方向になるように進めていきたいっていうふうに考えております。
 続いて、大沢総合グラウンドの代替施設の件でございますけれども、ちょっと現在のところではまだそこまで検討しておりませんので、よく競技団体、やっている方の御意見を聞きながら、どういうふうにしていったらいいかっていうのを考えていきたいと思います。
 以上です。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  学校の体育館の照明です。こちら、維持管理については大分苦慮しているところで、今御指摘のあった件、財源の制約もあってかなりつらいところもあるんですが、学校側と十分協議をして対応していきたいというふうに思います。ありがとうございます。


◯委員(吉沼徳人君)  学校の方のことは、じゃあ、ひとつよろしくお願いをいたします。
 それと、今のバス、公共輸送機関を使うということであれば、相当早い時期から広報をして、周知をしていかないと、車で来ちゃいました、とめられませんではやっぱり済まないと思いますので、その辺、しっかり広報をしていただいて、東京都さんとも御協議すると思いますけども、市の方でも、それで迷惑がかかるのは市民でございますので、できるだけしっかりとした広報をお願いしたいと思います。それをお願いして私の質問は終わります。


◯委員(渥美典尚君)  よろしくお願いします。まず図書館の件、1番に契約期間が40年間ということなんですが、この40年間の根拠をお聞かせいただければと思います。
 それとスポーツ祭東京ですが、これから実行委員会がつくられるということでございまして、その中で、1、2、3、4、総務・広報、競技・式典、宿泊・衛生、輸送・警備など書いてありますが、この実行委員会の中でこういったところを担当する業者というのも決まってくるかと思うんですね。ぜひこのあたり、三鷹市内の業者で対応できるところがあれば、三鷹市内で使っていただくということが重要だと思います。国体においての三鷹市でのメリットというのは、スポーツ施設の整備と、それとやはり経済振興というものがなくてはならないものだと思いますので、経済の部分でも何かお考えのことがあれば、お聞かせいただければと思います。


◯南部図書館(仮称)開設準備担当課長(宇山陽子さん)  40年間の賃借ということについて御質問いただきました。公立の図書館ということで、長期に安定した施設を確保するということで、長期間の賃借というのを目指しまして、相手方との協議によって40年間というような形で確認をしたところです。


◯国体推進室長・国体推進担当課長・建設担当課長(荒川浩一君)  4つの専門委員会につきましては、基本的に市内の市の関係団体から委員の推薦をいただきまして、またあわせて市役所の課長職の方々に委員になっていただいて、計画等を立てていく。そういった組織になります。
 委員御指摘の市内業者さんの関係になりますけれども、今後リハーサル大会、本大会等、迎えるに当たって、いろんな実行委員会から発注するような契約行為が出てくるかと思いますけど、その関係になるのかなと思いますので。その中で一番大きいのが、大沢グラウンドに仮設の施設、設備をつくるという。大沢グラウンド、何もない広いグラウンドですので、そこに仮設の設備を設けますので、それの設営の委託っていうのを、数千万円かかると思うんですけれども、業者に委託していくというふうに考えているんですけれども、何分、三鷹市の場合、アーチェリーっていう特殊な競技を行いますので、そちらの設営ができる業者っていうのが限られてきているんですね。国体なりインターハイなりでそういった受注している業者も今まで数社しかないという状況になりますので、そちらについては、なかなか市内の業者さんに入っていただくのは難しいのかなっていうふうに考えております。
 しかしながら、それ以外にも、例えばスタッフの皆様に着ていただく衣類の関係ですとか、さまざまな印刷物ですとか、そういったものがかなり出てくると思いますので、そういったできる範囲で活用していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(渥美典尚君)  御答弁ありがとうございました。図書館の件、40年間というのは、まあ、妥当なのかなと私も思うのと同時に、こんなに長く契約できるんだというのは、逆に驚きの部分であります。40年間というと、鉄筋コンクリートでも大分がたが来たりして、継続が難しくなるタイミングなのかなというところもあります。また、貸す側からしてもね、これぐらい長ければ、安心してお貸しいただけるのかなというところもありますので、ぜひこのような方針で進めていただければ、お互いメリットがあるかと思います。ありがとうございます。
 それと国体の業者の件なんですけども、ぜひよろしくお願いいたします。何もメリットないんじゃないかなんて後々言われてしまうのもよくないことですので、三鷹市内全域で盛り上げるようなシステムをつくっていただければと思います。
 終わります。ありがとうございました。


◯委員(川原純子さん)  よろしくお願いいたします。まずこちらの基本方針と事業計画、説明をいただきまして、この中で、小・中一貫にも関係してくるんですけれども、15ページの(e)、ここに三鷹市の小・中一貫教育をより一層効果的に推進していくための小・中一貫教育コーディネーターを対象とした研修の実施とあります。先ほど説明してくださった中で、関連の中で、小・中一貫教育、今、全市、全校、全市でも展開されまして、非常に評価は、私もいい評価は聞いております。この評価の中で、評価も大事なんですけども、やはり課題というのが私はとても大事ではないかと思っているんです。やはり課題を解決していくことによってもっともっとより評価がよくなっていくわけですから、その中で、資料をいただいた中におきまして、読ませていただいた中で、連雀学園、4校が、一中を中心として3つの小学校ですから、4校ですので、大きいということもあるのかもわかりませんが、大体がやっぱり小・中一貫教育の中で、学校の先生方のやはり子どもとかかわる時間がとれないですとか、教員の負担が大きいとか、そういった、また準備、書類等の作成時間、今、いろんなところから見学もいらっしゃることもあるので、そういったことからもいろいろと先生方、非常に忙しいんですけども、そういう中で、やはり子どもとのかかわる時間がとれないとか、そういった中においての対処の仕方、今後は教員の負担を小さくしますっていうことは書いてはあるんですけれども、そういう中におきまして、対策、もっとより効果的な対策はどのように考えていらっしゃるのかということと、それから、小・中一貫教育のコーディネーターを対象とした研修の実施とありますけれども、それを一層効果的に推進するために研修を実施するんだっていうふうに言われると思うんですけども、この研修の内容ですとか、それからまた講師なんかはどのような方を考えているのか、わかる範囲でありましたら、教えていただければと思います。
 それとあと19ページ、基本方針と事業計画の19ページの中に、先ほど部長からも説明もありましたけど、児童・生徒の心と体の健康づくりの推進というのがあります。「一学校一取組運動」を実施していくという中で、食育リーダーというのが入ってきました。この食育リーダーを中心とした食育推進チームの編成ということで、この食育リーダーというのは、一学校一取組ということなんですけれども、人選の仕方とか、どのような人がリーダーになっていくのか、わかれば、教えていただければと思います。
 それからあと、私もこれは非常に本当にうれしいことなんですけど、幼・保・小の連携なんですが、特に読ませていただいてよかったなと思うのは、やはりこの中で認証保育園が入ってきました。認証の中には、5歳児の在籍児童というのは本当に1人という保育園もありまして、そういう中で、学校に上がる前っていうのは、やはり小学校に上がる前の団体生活の大切さですとか、社会性を身につける中で非常に大切な時期だと思います。その中で、どうしても認証の場合、上がる前、1人という、本当1人だと、小さい、自分よりか低年齢のお子さんと交わるっていう感じの方が多いものですから、そういう中で、今後これはどのような連携できるのか、これからの検討だってなっておりますけれども、これは本当ぜひとも連携をとっていく中でやっていただきたいと思います。
 それからあと、3・11、この本当、地震がありまして、小・中一貫教育もそうですし、それからあと、幼・保・小の連携もそうなんですけれども、災害時における連携ということもここには入ってくるのではないかなって私は思います。またこれに対しての今後の方向性とか、また検討されていることがありましたら、教えてください。
 以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  3・11の連携ということで御質問いただきました。今回、ちょうど我々も副校長会をやっている最中だったんですね。その瞬間揺れまして、直ちにストップをして、副校長先生たち、学校に帰って、結果として、一晩中過ごされたような方も随分いらっしゃいました。
 いろいろと学ぶところがたくさんございました。小学校でも若干、新聞にも書かれてしまいましたけれども、原則は親が来るまでしっかり預かる。ただし、集団下校のような形をとってしまったところもあったりしたり、どちらがいいのかという問題もございます。
 それから、学童との絡みの問題。それから、近隣の保育園等で、お母さんがなかなか来られない場合に学校と一緒にする、しないというような問題もございました。
 よかったのは、みんなが危機感を持って、それぞれ所管の施設できちっと子どもを預かることを基本に、しかし、小学校や幼稚園が近い場合には連携をするだとか、そういったことの方向性、問題点、課題と問題点がしっかり見えたところかなというふうに思っております。
 現在、学校の校長会の代表の方なんかも含めまして、教育委員会も入って、災害対策会議をしながら、避難所としての問題、それから通勤・通学、それから帰るときの避難のあり方等々、検証、検討しておりまして、具体的に今こうですというのは、いろいろ手は打ってはございますけども、いろいろな個々の傾向ございますからあれですけれども、今回の経験を十分生かして、具体的な手を打っていくつもりで、今、検討を進めている最中でございますので、その辺、よく御注目をいただければなというふうに思っております。
 それから、学校の問題で幾つか、細かなことは担当の方から説明してもらいますけれども、小・中一貫、それから各校の、小学校、小学校同士の連携、小・中の連携ということで、確かに負担感を感じられる先生たちもいらっしゃいましたけれども、やっていくと、それ以上の効果というのが今のところだんだん出てきてまいりますので、皆さん、それを目的的にとらえ直してやられる。それからまた、お互いの連携がよくなってくる。それから、コンピューターでお互いネットワークされていますので、コンピューター同士での意見の交換なんかもやりまして、徐々に徐々に、今まで、初めのうちは、なるほど、今までと違って負担だなと思ったことが当たり前のことになっていくような形になってきておりますので、やはり子どもと先生、しっかりと向き合っていただく時間が一番基本でございますので、その辺については、そういった時間が十分とれるようにこれからも十分配慮しながら進めてまいりたいというふうに考えております。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  ただいまの藤川部長の方の話に少しつけ加えさせていただきたいと思います。まず最初に、先生方の負担感が大きい、子どもとかかわる時間、このあたりの対策についてということだったんですけれども、今お話がありましたように、最初開設したころというのは、小学校の先生と中学校の先生、必ず顔を合わせないと、人間関係もできてない中でのことでしたのでなかなか、顔を突き合わせて、ああ、こういうことでやっているんだなといったことの相互理解というのがすごく重要だったので、時間がかかりました。最近では、会議の中でも、顔を合わせる必要があるものを絞りましょうということで、各学園で会議の回数を減らす。その分は、先ほどもありましたけれども、コンピューター等を使いまして、校務支援のパソコン、教員各1台ずつ今配備しておりますので、そちらの掲示板とか、あるいは共有のフォルダの中に入れてあるので見てくださいということでの意見交換等をする努力をしているところです。
 それからあとは、地域の方と連携して、コミュニティ・スクールということもありますので、そこの部分で、さまざまな形で地域の方々が教員の支援に入っていただいております。そういった部分で、三鷹の場合は、そういう特性を生かした形で進めさせていただいているというのも教員の負担軽減の1つになっているのかなというふうには思っています。
 子どもとかかわる時間、教員にとって一番子どもとかかわる時間というのは授業です。その授業の中でできるだけのことをしていきたいということで、各先生方、本当に熱意を持って頑張ってくださっています。今後は、そういった熱意はそのままで、しかも持続が可能な形にできるようにということで工夫をしていきたいというふうに考えています。
 もう1点、小・中一貫コーディネーター研修についてです。こちら、実は小・中一貫教育コーディネーターの先生方が、この三鷹のこのシステムでいくと、かなめになっている部分なんです。この先生方の研修が実は今まできちっとした形で行われていなかったというのが逆に不思議なくらいでして、その先生方が集まっていただきまして、年に3回です。実際この間1回目を行いましたけれども、学園の中でのコーディネーター同士の交流というのはすごくあるんですが、学園をまたがっての、ほかの学園でどんなことをしているのかといったことについての情報というのが実はきちっとした形で十分には伝わっていなかったということです。
 それで、そういった意味では、ほかの学園でどのような形で効率的に行っているのか、あるいは効果の出る取り組みがあるのかといったことを情報共有をしていただいて、各学園で生かしていただくということ。
 それからもう一つは、コーディネーターという形で指名されますと、主幹教諭、主任教諭クラスの方がやっていただいているんですけれども、自分でやらなければならないと思うのではなくて、必ずすべての先生方と共同してできるように、コーディネーターは進行管理をきちっとしてくださいということと、調整をしっかりするんですよといったことを学習していただいて、各学園での運営に生かしていただくというような形でやっています。
 講師につきましては、教育委員会の事務局の職員、それから、担当の校長先生等にお願いをして進めているところです。
 以上です。


◯指導課長(松野泰一君)  食育リーダーについての御質問をいただきました。食育リーダー、どういう人たちがなっているのかということなんですけれども、学校の中でさまざまな業務を先生方、分担しております。その分担校務分掌の1つとして、この食育リーダーというものを位置づけて、担当者を決めているところでございますが、実際に学校では、家庭科の先生、それから養護教諭だったり、あるいは、その他の先生ということも、それぞれの学校の事情によりございますけれども、食育リーダーとして校務分掌に位置づけられております。
 実際の指導では、例えば家庭科の授業、あるいは給食指導、それから保健指導、それから総合的な学習の時間の中で、例えば農園活動とリンクさせて、例えば野菜をつくって、それを食べるというような形で行っている学校もありますし、非常にさまざまな実践が行われております。
 一校一取り組みというのは、もう少し幅広く、体力向上のための施策でございまして、体育集会活動をたくさんするとか、縄跳びをたくさんしているとか、いろいろなそれぞれの学校の取り組みがあるところでございます。
 私からは以上です。


◯学務課長(内野時男君)  幼・保・小の連携事業について御評価いただきまして、どうもありがとうございました。認証保育園との連携ということでございますけれども、平成22年度、初めて5歳児の受け入れ枠のある認証保育園7園について説明会を呼びかけまして、説明を行いました。4園の方が出席してくださいました。平成22年度のときには、5歳児が実際に在籍している園が4園でした。そんな関係で4園いらしたのかなと思いますが、この中には、5歳児が当該年度は受け入れ、在籍していなかった園も1園ございました。次の年などを見込んで来たんだと思います。それで多いところが、去年5歳児は6人のところが1園、あとの3つはすべて1人ということでした。それで、向こうの認証保育園側でも、今まで1人っきりいないのに参加していいものかどうかというような遠慮もあったようでございます。また、こちらとしても、1人のために保育士の方が付き添って、いろいろな連携、いいんだろうかということもあったんですけれども、御案内差し上げましたら、都合のつく限り、可能な限りの事業でも参加してみたいというふうなことをおっしゃってくださいまして、やってよかったなということを思っておりますので、今年度実際の事業の参加していただけたら、本当にいい方向に向かうのではないかなと思っていますので、そのような方向で努めていきたいと思っております。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございました。幼・保・小に関しては、4歳、5歳になると、三鷹市も待機児、保育園の待機児が本当に多いんですけれども、その中で保育園に入れたりとかってあるので、やはり5歳以上どうしても少なくなってくるわけですね、認証に関しては。ですけど、やっぱりその1人の子どもが大切なので、またここ、よろしくお願いしたいと思います。
 それと、あと、先ほど小・中一貫教育校に関しまして、本当に子どもとのかかわる時間は、先ほども授業だということで、授業に非常に先生も力を入れてくださっていることは私もよく存じ上げています。もちろん、授業が大切なことはもちろんなんですけれども、児童・生徒にとって先生とのかかわる時間というのは、授業だけではなくって、子どもたちのいろいろな悩みもあります。また、先生に相談をしたいというときもあって、そういうときにも先生が、親もそうだと思いますけれども、ばたばたしょっちゅう時間がないとか、余裕がないような顔を出していたりとか、姿をあらわしていれば、子どもも相談しようと思ったって、あ、ちょっと先生、また親にしてもそうですけれども、忙しいからなということで、ついつい相談したいけれども、相談しなくなってしまうという傾向性も出てきます。ですので、非常に小学生、中学生、大切な時期でございますので、親にも相談できないということもあるわけですね。今、本当に虐待もふえていますし、そういう中で、先生方の心のゆとり、それを、やっぱり大事なことですので、授業ももちろんですが、先生方の心のゆとりの時間、少しでも設けていただければという思いがございます。
 それから私、先ほど質問を1つ忘れてしまったんですけれども、南部図書館の中で、AA財団、アジア・アフリカ文化財団の中に非常に貴重な資料がたくさんあります。これはもう日本にとっても、国にとっても大切な郭沫若文庫、これは今の段階では本当に湿度の問題、湿気の問題等もちゃんと管理されていない。お金がないからということもおっしゃっていましたけど、こういった中で、国にとっても大切な財産ですので、郭沫若文庫に関しましても、また、それ以外の資料もたくさん、すばらしいものたくさんあるんですが、そういった中で、今後の対策としてしっかりと、今のうちにこの湿度対策ですとか、また管理の仕方ということも、これから南部図書館とこれからのアジア・アフリカ財団さんとの関係があると思うんですけれども、建物の建てかえ等々も関連して、やはり市からも要望とか、または御意見とか言っていただければと思いますが、その点いかがでしょうか。


◯南部図書館(仮称)開設準備担当課長(宇山陽子さん)  アジア・アフリカ図書館には、郭沫若文庫の蔵書1,350冊ぐらい、これは郭 沫若自身が書き込みをしたような書籍ですとか、あるいは、書だとか、甲骨文字みたいな貴重なものがたくさんありますし、また、アジア・アフリカ図書館の方も、2万冊ぐらいの貴重な原書ですとか本があるということで、これらについて十分にこれからどのような形で保存もし、また生かしていくのかということを検討していきたいと思っておりますので、十分に心を用いてやっていきたいというふうに思っております。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございました。それとあと、済みません、3・11の、先ほど部長からもお話ありましたけど、小・中一貫教育校、それから幼・保・小もそうなんですけれども、実際に地震とか災害が、昼間、子どもたちが授業をやっている時間帯があるならば、やはり中学生、それからまたは小学校の高学年等々が、先生だけでは、まあ、先生の誘導に従って動くわけですけれども、やっぱりそういったときに、日ごろからのやはり連携の中で、災害時に対してやはり中学生等が非常に大きな力になってくると思いますので、その点もよろしく考えてこれからの対策の中に入れていただければと思いますが、よろしくお願いいたします。何かお考えがございましたら。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  今、御指摘いただきましたように、三鷹市の場合には、勤労者のまちでございますので、昼間はお父さん方はほとんど都内に行ってしまって、中にいるのは主婦で御家庭にいらっしゃる方、お母さん方もお勤めされている方多いですけど、ということを考えますと、中学生は本当に戦力ですね。体力もありますし。そういう観点で、人命救急の訓練なんかも中学生にさせておりますし、それから、地域の自主防災組織と連携した防災訓練の中では、消火の訓練だとか、そういうこともやっております。小・中一貫ということで、今一生懸命小学校との連携もしていますので、小学生たちのリーダーみたいな形で中学生が、「おまえたち大丈夫だぞ」というようなことも可能かなと思っておりますので、小・中一貫教育の中で防災の観点をどういうふうに入れられるかということを今後研究してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問させていただきます。教科書採択のことは、先ほど流れ、説明ありましたけども、3月11日以降、ちょっとこれ、副読本のことでお聞きしたいんですが、原発の安全神話に基づいての今までの副読本だったと思うんです。例えば津波が来ても安全だとかね。実態、これは完全に国がずっと安全神話ということを進めてきて、それも教育行政も同じように教育をしてきたっていうことですよね。この副読本、3月11日以降、教育委員会としてどういう対応をされたのか。そして、あと、今後、これは三鷹市だけの東京都や国との関係あると思うんですけども、この辺、どんなふうに教育委員会で検討され、またいろいろ対応を考えられているのか。この点をお聞かせいただきたいというふうに思います。
 それから、小・中一貫の問題で、アンケートの回収率が非常に高くなっているということでしたけども、具体的にどの学校、どの学園が何%っていうのが、そういう数値になっているのかわかりませんけども、例えば低いところでは、全体に高くなってきているという、そういう関心があるから当然高いっていうこともあると思いますし、それ以外のこともあるかもしれませんけども、低いところでは何%ぐらいなのか、つかんでいればお答えいただきたい。
 それから、今回の資料3の中、この資料なんですが、その中で実は平成20年度の同じような資料の中で、いわゆる不登校の状況というのをその当時報告されていました。小・中一貫、平成18年度からスタートして、実際に不登校が平成15年度から平成18年度まで下がってきていたのが、平成18年度から、これは平成20年度ですけども、若干ですけども、ふえ気味という、こういう資料が文教委員会に出されているんですが、それ以後、どんな状況にあるのか。今回の資料にありませんけども、その辺あれば、お答えいただきたいと。
 それから、先ほどの委員の今後の課題、小・中一貫、平成18年度から、当初平成17年度スタートっていうのを1年間延ばして、それでいろいろ議論されながら、にしみたか学園でスタートしたと思うんです。確かに現市長のマニフェストですから、これ、まとめの中でね、成果は前面に出てきているとは思うんですけどもね、私は否定する立場じゃないんですけども、しかし、今後の課題ということも先ほど質問されましたけどもね、いいことばかりじゃないと思うんですよ。やはりそういう中でも、しっかりと三鷹の子どもたちを教育していく、1人の人間として育てていくという点ではね、いろいろ課題もあると思います。その辺もはっきりと示していただいた方が、特に文教委員会にはその辺は示していただいた方がいいんじゃないのかなというふうに思います。
 それで、平成18年度スタートしたにしみたか学園で、その当時の先生が現在何名残っていらっしゃるのか、この辺つかんでいれば。当時何名いて、現在何名残っていると。それも、にしみたか学園だけでなくてもいいんです。市内の学校に移られているっていう先生も含めて、何名ぐらいいらっしゃるのか。これが小・中一貫問題です。
 それから、社会教育会館のことですけども、三鷹の多摩青果跡地の、昨日の総務委員会でも報告されたと思うんですけども、名称が変わりますよね。名称が変わるっていうのは、名前だけが変わるのではないんではないか。やはり何か、例えば現在社会教育会館は、あそこ、無料で利用させていただいているとか、いろいろあります。あれ、公民館法というんですか、そういう位置づけのもとで社会教育会館、三鷹の社会教育活動、非常に実績があると思うんです。それが、名前が変わることによって、何か市の方は、さらにこのようによくなるんですよというふうなものがあるのでしたら。名前が変わるという点で、この辺、どんなふうにあるんでしょうか。これは昨日の中で説明があったのかもしれませんけども、改めてお聞きしたいと思います。
 それから、ページの24のところでも書いてあるんですが、三小の体育館のことで、あれ、6年生を送る会ですか、その練習をやっている現在の6年生、当時の5年生が練習しているときに、3月11日、あの時間で壁がはがれ落ちた。ちょうど出入り口の真上でしたよね、ちょうど体育館の、この上のところで。私も見まして、手にとって見て、6人ですか、8人の生徒さんですか、小さい破片が当たったということですけども、あの大きな固まりが当たらなくて本当よかったと思うんです。学校もそういうことを言っていましたよね。とりあえず金曜日でしたから、月曜日ですか、送る会には、緊急、市長も行かれたみたいですけども、直したと。しかし、子どもたちが非常に怖がって、あの体育館に入るっていうこと自体が非常に不安を持つという点で、その場所だけの壁を直していいっていうふうにならない。当然、教育委員会、しっかりと対応されていると思うんですけども、その後、どんなふうに三小体育館、それから、それ以外の耐震を行ってオーケーと出したところも書いてありますけども、これ、非常に緊急性が必要だと思うんですけども、三小のところは全部壁をとって、それで対応するのか、その一部分だけになるのか。この辺、もう少し具体的にお聞かせいただきたいというのと、現在の6年生の、やはり心のケアっていうんでしょうか、その辺、現在は、2カ月たってどんな状況なのか、教育委員会としてどのようにつかんでおられるのか、お聞かせいただきたいと思います。
 それから、今回の一般質問でもかなり出されました。東京都も、いわゆる測定器を購入して、貸し出しっていうことも含めて、やはり高さも、東京都が新宿でやったのが18メートルの高さということで、それを1メートル、1メートルよりももっと低くということで、子どもが、特に土に、グラウンドに落ちた放射能が放射線を出し続けるという点で、一定の深さまで土を取って入れかえると。これ、テレビでも報道されていたのありましたけども、三鷹の場合には、教育施設関係、具体的に現在どんな対応されているのか、お聞かせください。
 それからあと、少人数学級が一部三鷹の中でも、これ、東京都がそういう予算を組むということでスタートしたと思うんですけども、三鷹市の場合には具体的にどんなところで行われているんでしょうか。
 ちょっといろいろ時計も心配しながら質問しているんですけども、いろいろ多い質問ですけれども、ひとつ御答弁よろしくお願いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(藤川雅志君)  随分数が多いので、ちょっとまとめてといいますか、わかる範囲で、足りないところは補っていただきます。
 放射能関係の問題では、基本的に私ども、東京都の数値等々を考えて、問題はないというふうに考えておりますが、たまたまきのう東京都が南浦小学校でやった数値を発表しましたけれども、ほとんど自然の状態と変わらないということで、私どもとしては、特にグラウンドに対しての対策というのは今のところ考えてはおりません。
 それから副読本ですけれども、学校の方に、国やいろいろなところから副読本、そして使ってほしいというような冊子がいろいろ送られてまいりますけれども、現実的には授業の中で使われないで終わってしまうというのがほとんどでございます。現実に原子力の問題についても、副読本ありますけれども、校長先生に聞いたところ、ほとんど使われていなかったというような内容でございます。今後については、今のところちょっとまだわかりませんね。これから国がどういう方向性を出してくるのかということがはっきりしませんので、その辺、よく見きわめて、これからいきたいというふうに考えております。
 それから、不登校等についての問題行動につきましては、今回の検証・評価として報告したのではなくて、ちょっと時期が違うものだと思います。秋になろうかと思いますので、既に前回の文教委員会の方でも報告をさせていただきまして、次の数値がはっきりするのは秋以降でございますので、そのときにまたきちっと御報告をさせていただければなというふうに考えております。


◯指導課長(松野泰一君)  教員の人事のことについてお話を、御質問をいただきましたけれども、今、教員の名簿が手元にございませんが、にしみたか学園開園当時の教員が何名残っているのか、正確な数値はちょっとこちらではお答えできません。ただ、当時、にしみたか学園で開園に向けて中核的な働きをしてきた教員、それがまた市内の他の中学校、あるいはにしみたか学園の中で小学校から小学校へ異動したという例もございますし、市内でまだ多数そういった教員が残って活躍をしているということは、これは間違いございません。
 教員の場合は、人事要綱、異動要綱というのがありまして、6年をたつとほかの地区に異動しなければならないというような縛りの中で、できる限りそういった教員には活躍をしていただくようなことで人事を進めてまいりたいと考えております。
 それからもう1点、けがをした児童のケアということでしたけれども、三小の子どもたち、残念なことに軽傷を負ったわけですが、その後も、どうなったかということで、追いかけましたけれども、特にその子どもたちについて課題が生じているという報告はございません。
 それから、少人数学級についてというのは、これは35人学級のことでよろしいでしょうか。そうすると、東京都ではなく、国の施策として35人の学級編制になったということで、これは学務課のあれですけれども、1年生が市内では該当する学校が6校ございました。そのうち2校はもう既に東京都の38人の加配の該当校でございましたので、それは今までどおりということで、あと残り4校については、少人数、35人学級が適用されたということで、先日学校の方にも見てまいりましたけれども、そのうち2校は35人学級として分割をして授業をしている。それから、残りの2校につきましては、そこに1人の教員を加配して、40人の学級に、そこに教員がもう1人、学年に1人入っているというような形で授業をしております。どちらも非常に安定して、子どもたち、生活を送っているということで把握をしております。
 私からは以上です。


◯教育施策担当課長(松永 透君)  今、御質問いただきました小・中一貫教育に関する部分での保護者のアンケートのことです。回収率が85%を超えているところがあるということで記載させていただきましたけれども、一番少ないところはどこなのかという、何%なのかという、そういう話だと思いますが、今年度に関していうと、私が把握している範囲の中では、70%程度までは全部の学校で集まっています。一昨年度は50%程度という学校があったんですけれども、さまざまな形で、今、評価に関する部分での研修をCSの委員さんたちにしている中で、休みの日が中に3日あるタイミングで配布をすると回収率が上がりますよというようなことしの工夫も含めて、努力をしているところです。


◯社会教育会館長(古谷一祐君)  質問議員さんからは、社会教育会館の名称変更に際して、移転に伴う名称変更に際し、何かいい方向での検討がなされているのでしょうかというような御質問だったと思います。現時点では具体的なことはまだ決まってないんですけれども、都市再生初め、市長部局が進めております実施設計に合わせて、事業のあり方とか管理運営等について検討していく予定でございます。
 以上でございます。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  三小の体育館の破損の問題です。当日、三小だけではなくて、何校か、構造そのものではなかったんですが、内装の破損であったり、壁のひび割れだったりという事象がありました。こちらについて、子どもたちの使用上の安全性に課題のあるものについては、その週末、11日、金曜日でしたから、土曜日から翌週いっぱいをかけて、緊急対応をすべて完了させました。
 以降は、実はちょっと今、できれば財源を確保ということで、国の災害復旧の補助の適用を受けようということで、今、国側に申請を行っているところです。ですから、緊急対応はすべて終わったと。残りの補修については、若干の補助をいただく形で、現在設計、それから施工の準備を進めているというふうに御理解いただければと思います。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございます。ぜひ副読本、実際には使われていなかったということなんですけども、しかし、いわゆる安全神話というのは本当に怖いですよね。いろいろな面でね、国の行政がその人の人生も狂わせちゃうとかね、非常に原発問題、大きかったと思うんですが、それを教育の場で、実際にはそれが置かれていたという点でも、今後正しい対応を三鷹の教育として、教育委員会としてしっかりと対応していただきたいというふうに思います。これはぜひ強く要望しておきます。
 アンケートの件はわかりました。
 それから、確かに東京都は学校の先生の異動というのは全国に比べても非常に短く動いているんじゃないでしょうか。やはりそれは、都の教育委員会ということですけども、現在掌握されてない当時の先生の状況ですね。これはぜひこの委員会に資料を調べて出していただきたい。これは委員長の方によろしくお願いしたいと思います。
 それから、社会教育会館の、たしか生涯学習センターというような名称で昨日の総務委員会、多機能というところに載っていたみたいなんですよね。ですから、現実には、市長部局の方で相談がされているのかどうかわかりませんけども、どんどん進んでいるとなりますと、これはいかがなもんかなと思います。ましてや、教育委員会、知らされてないとなると、これはちょっとやはり問題ですし、しっかりとした対応、やはり名前が変わるということに対して非常に我々も、これは本当に、その中身がいい方に変わってもらうんだったらいいんですけども、昨年度もいろいろ削減、削減で来ましたので、そういう点から、三鷹の社会教育の今までやってきた自主性を、そこがしっかりと担保、さらに、こう発展させていくというものでいかないと、ここは心配なんですよね。ぜひその点は教育委員会としても努力していただきたいというように思います。これは教育委員会だけの問題でなくて、私どももまたこの問題、取り上げていきたいというように思います。
 それから、三小の問題では、そうしますと、緊急対応、一応されたと。緊急対応というのはどういう対応だったんでしょうか。私、はがれ落ちたところと集められたプラスチックの入れ物に、それは見てきましたけども、ひびがその近くでも入っていましたので、緊急対応というのはどの程度の対応だったのか。あと、心のケアというのは、けがされた児童だけじゃなくて、実際に、3クラスでしたっけ、練習していて、それで天井の水銀灯がすごい音をして揺れて、子どもたちから悲鳴が上がると、緊急対応と、そこに落ちてきたということで、けがされた児童だけじゃなくて、学年全体が、非常にそこに入るということに対して、例えば緊急対応でその部分だけが新しくなっていれば、なおのこと心配となると思うんですよね。この辺、緊急対応の具体的などんな対応をされたのか。あと、予算との関係で、これはしたがって、今の答弁ですと、まだ教育委員会としてこうしたいという計画があるようですけども、まだ予算がとれてないからということだと思うんですよね。これはやはり緊急にどこかの財源を持ってくるとかして、これはこれとしてきちっと対応するということが必要だと思うんです。その辺ちょっと、もう一度御答弁いただければと思います。
 あと、30人学級との関係で、6校と4校というお話でしたけども、具体的にはどの学校でどのクラスなんでしょうか。御答弁いただきたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  三小の体育館ですが、破損の内容そのものが、体育館の内側の壁、そちらのコンクリート仕上げなんですが、その表面が、コンクリ、どうしてもでこぼこしていますので、それの化粧仕上げのモルタル、これの一番上部、ここがひび割れをして、落ちた、剥落をしたというのが破損の内容になります。これが、今、委員の方からお話のあった校庭側の出口、それから、実は舞台上の反対側の妻のところでも破損しているんですが、このいずれも壊れたところを含めて、さらに広い範囲、どういうんでしょう、もとのコンクリートからの浮きというんでしょうか、仕上げ材が少し緩くなっているところをかなり広い範囲で取り壊しをしたということになります。ですから、ちょっと現段階では、もとのコンクリートが見える状態になっています。というのが対応の内容です。つまり、落ちてくるおそれ、あるいは壊れるおそれがあるものをさらに広い範囲内で取り壊すという形で、落下の危険を排除したという対応をしています。
 それから、残りの補修工事についてなんですが、これは、補助事業一般のルールがありまして、補助の内定を受ける前に契約は原則として認めないという補助金全体の基本ルールがありまして、これに沿う形で、もう内容そのものは準備はできているんですが、国もこの案件については大分事務が混乱をされているようで、通常よりも内定までの間、時間がかかっているというのが現状です。来週にも、この事務取り扱いの関東地区の説明会を行うというような連絡がきのうの夕方入ってきていたりというような状態で、大分国が混乱していまして、決定がおくれている。そのために着手がおくれているというふうに御理解いただけるといいかというふうに思います。


◯指導課長(松野泰一君)  35人学級、これは国の制度が1年生を対象にしたものですので、小学校の第1学年、4校といいますのが、第一小学校、第二小学校、第四小学校、南浦小学校でございます。このうち第一小学校、第二小学校は、それぞれ3学級の1年生を4学級にクラス分割しました。第四小学校は2学級のところを2学級のまま教員を1人加配をいたしました。南浦小学校は3学級のところを3学級のまま教員を1人加配をしました。
 以上のようになっております。


◯委員(森  徹君)  三小の現6年生全体の心のケアというのは、今どういう対応されているのでしょうか。
 それから、2カ月過ぎて、新6年生になって、新学期を迎えていますけども、現在、教育委員会として心配されている点があるのか、ないのか。
 それから、わかりました。国もいろいろ大変みたいですね。私は直接会議出ていませんから知らないんですけども、テレビ報道なんかでも、いろいろ大変みたいですけども、実際にいかんともしがたい。具体的なもう準備できていると、対応は、しかし、国の方が機能がうまく動いてないといいましょうか。そういう中でも、教育委員会としていろいろ、関東とか、いろいろ動いているみたいですけども、見通しはどのぐらいに置いているんでしょうか。そして具体的に準備できているというところで、具体的な、特に不安な部分はがしていますから、そういうのが露出しているわけですよね。そこで子どもたちはいろいろ利用しているということで、そういう不安もさらにあります。安全面では危ない部分はとったという点で、一応三鷹市教育委員会としては対応したと。これがきちっと対応といいましょうか、準備が具体的に進んでいく、工事が終わるっていう点での見通しっていうのはどの点に置いているんでしょうか。それとも、今まだ国が混乱しているからまだわからないという状況なんでしょうか。この点、お願いします。


◯指導課長(松野泰一君)  三小の6年生についてということですけれども、先ほどもお答えしたように、特に何かこれによってショックを受けている課題があるというような報告は受けておりません。また、この6年生に限らず、市内の小学生、中学生、地震に対してどのような心の備え、あるいは避難の備えをしていくかということについては、今後も継続して指導してまいりたいと考えております。
 以上です。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  補修の目安ということなんですが、国の内定を待たなければいけないという条件が1つあります。ただ、学校という特性上、例えば今話題になっています三小の体育館ですと、どうしても高いところですので、足場を組まなければ工事ができないですね。そうしますと、結果として体育館が使えない期間というのが出てきてしまいます。というようなことがありますので、そういった学校運営に影響が出るようなもの、ほかの工事も音が出たりしますから、という観点から、なるべく、もうすぐやってきます夏休み、これを有効に活用することで、工事そのものの騒音であったり、足場がかかって、そのところが通れないようなこと、そういったことで子どもたちの生活に影響を与えないようにということで、工期を設定していきたいと考えています。


◯委員(森  徹君)  まだ幾つか質問したいことあるんですが、時間が……。これは委員長でしょう。一応質問、終わります。ありがとうございました。


◯委員長(宍戸治重君)  ありがとうございました。
 以上で教育委員会報告を終了いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前11時58分 休憩



                  午後0時01分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 それでは、引き続いて、2の管外視察について、お願いしたいと思います。御検討をお願いします。
 休憩いたします。
                  午後0時02分 休憩



                  午後0時09分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 管外視察について、本件を議題といたします。管外視察については、日程を10月19日水曜日から21日の金曜日の間で調整することとし、視察希望地及び視察項目を6月22日水曜日までに事務局に提出することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次、所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 所管事務の調査については、本委員会の調査事件を三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関することとし、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、8月19日金曜日、午前9時30分とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、6月28日、本会議休憩中に委員会協議会を開催することといたします。
 そのほか何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後0時11分 散会