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2010/03/09 平成22年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩



                  午前9時32分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、所管事務の調査について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時33分 休憩



                  午前9時34分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  おはようございます。委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  おはようございます。本日、都市整備部の報告は5点でございます。ア、イ、ウとございますが、調布保谷線の検討会の報告、それから八幡前交差点改良事業についての説明会の御報告、そして連雀通りの推進地区の整備方針の説明会について、これらは継続してこれまでも御報告していたものでございまして、現状について御説明を申し上げます。また、東八道路自転車歩行者道に関するアンケート調査を行っております。この結果と、それからコミュニティバスですね、これは利用状況等を含めて現状について御報告を申し上げます。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  おはようございます。報告事項の1でアでございます。調布保谷線の検討会の報告について、資料1をごらんいただきたいと思います。資料1の1ページ目をごらんいただきますと、検討の仕組みや進め方というものがございます。これは、一番上段に全体の説明会ということで、平成21年10月10日に実施しているものでございます。その後にブロック検討会、地区検討会を経て、最後にまた全体説明会に入っていくという流れで進めております。現在、ブロック検討会と地区検討会を実施しているものでございます。
 次に資料の2ページ、3ページ、4ページをおあけいただきますと、お手元に配付しておりますこのパンフレットがございます。この2ページから4ページに記したものがこのパンフレットで要約しているものでございますので、このパンフレットに基づいて御説明をさせていただきますので、よろしくお願いします。よろしいでしょうか。
 それでは、パンフレットの1ページ目をごらんいただきますと、道路の区域図が書いてございます。そこにピンク色で囲ってある部分につきまして、ブロック3、ブロック5、ブロック9、ブロック10というところでブロック検討会が実施されております。実施時期につきましては記載のとおりでございますので、よろしくお願いします。
 次に、2ページ目をおあけいただきますと、2ページ目の上段の方に写真や概略の断面図が載っております。1つは副道タイプ、もう1つは緑地タイプということで、これについての御意見を沿道の住民の方から伺ったということでございます。
 次に3ページ目に行きますと、環境施設帯のタイプの選定の結果ということで、円グラフがございます。ブロック3、ブロック5、ブロック9、ブロック10について、御意見を伺った上での整理をしたものでございます。ブロック3とブロック5につきましては、副道タイプを望んでいるという結果になっております。ブロック9とブロック10につきましては、こちらの方が緑地タイプを望んでいるということでございます。このブロック3、ブロック5につきましては、現況が都道に面した地域である関係からこういうものを御希望していると。9、10の地区につきましては、生活道路に面した地域のため環境を重視した結果となったものじゃないかというふうにとらえております。
 次に、参加者からの主な意見につきましては円グラフに示してございますが、こちらの方は資料1の4ページに移っていただきますと、円グラフに対しての主な御意見が表で整理されています。切り下げのほか、樹木や右折・Uターン路、それからバス停に関する意見などをもらっているものでございます。
 次に資料1の5ページをごらんいただきますと、こちらの方では、地区検討会の進め方が整理されています。図に示してございますように、今回は3、5、8、9の地区で、記載のとおりの日時で場所を示して開催されてございます。既に実施しております3につきましては、残念ながら参加者が3名だったというふうに聞いております。5については10名の参加を、8については11名、9については12名の参加があったと聞いております。この地区検討会の進め方につきましては、3に進め方が記載されていますが、9項目にわたる内容について時間割り制に従ってワークショップ形式で開催されているということでございます。
 7ページをごらんいただきますと、当日の進め方のプログラムの3地区での事例でございます。これは各会場によって午前、午後との時間の違いはありますけれども、進め方は基本的にこれで進められているということでございます。
 また、次のページをごらんいただきますと、参考資料1として、ブロック検討会の開催通知。数枚めくっていただいた以降には、参考資料2というのがございます。これは、地区検討会の開催の通知を添付しておりますので、後ほどごらんいただければと思います。
 次に、資料2をごらんいただきますと、第2回三鷹市八幡前交差点改良事業の説明会次第ということで記載されております。こちらにつきましては、平成22年2月10日に午後7時から連雀コミュニティ・センターにおいて、この次第のとおり、4番目に記載してあるように連雀通りの整備について、5番目の概略設計の案について、それから用地測量について、土地と建物の補償の基本的な考え方について、当日御説明をさせていただいたものでございます。当日は43名の方が参加されて、8人の方から18項目にわたる御意見、御要望をいただいております。資料の1ページ、2ページ、3ページは当日これをお配りしているもので、この流れに沿って御説明をしています。
 御意見につきましてですけれども、まず事業系について4件の質問がございました。東京都が行う街路事業のスケジュール、それから交差点改良の平成28年度までの根拠は何なのかと。それから、用地測量が終わらないと交渉に入っていただけないのかなどの意見です。次に補償関係について5件。不動産鑑定の会社の選定について、営業補償の考え方について、それから計画線にかかわる建物はすべて取り壊しの対象なのかという御意見、それから、生活環境が変わる補償があるのかなどというものが出ております。次に、整備に関するもので3件。歩道を広く、段差のないバリアフリー対応、点字ブロックなどの御意見です。最後になりますけれども、その他として6件ございまして、市民の目線でわかりやすい説明をしていただきたい。それから、用途地域の変更はあるのかという御質問、交通量の増加が見込まれるのかとか、個別相談もしてもらえるのかなどの御意見が出ているものでございます。多くの御意見、御要望をいただいて、今回2回目の説明会を終了させていただいています。
 今後につきましては、関係機関との調整が整い次第、道路設計のまとまった段階で3回目の説明会をまた行わさせていただこうと思っております。さらに平成22年度においては、本格的に用地交渉に着手して事業に取り組んでいきたいと考えていますし、地権者や関係者の御理解をいただき、早期完成を目指して取り組んでいこうというふうに思っているところでございます。私からは以上です。


◯事業担当課長(田口久男君)  それでは、報告事項の3点目でございます。連雀通り商店街地区まちづくり推進地区整備方針(素案)説明会の報告についてということで、前回の2月の本委員会では、この整備方針の素案について御説明させていただくとともに、説明会を開催している旨御報告させていただきました。
 本日は、その説明会の開催状況やいただいた意見等について御報告させていただきます。それでは、資料3の1ページ目をお開きいただきたいと思います。まず一番目でございますが、説明会の開催状況ということで、2月7日午前中に産業プラザの方で開催しまして、市民の方々25人の参加がございました。いただいた意見、質問ということで、全体で18件の御意見をいただきました。このうちこの素案全体に関しての意見が7件、地区の位置づけに関するものが2件、まちづくりの目標に関してが2件、地域の特性に応じた事項についてということで3件、その他、拡幅事業等に関する意見ということで4件いただきました。
 いただいた意見、質問の内容でございますが、(3)以降、記載しております。まず素案全体に関してでございますが、商店街と後背地を含めたまちづくりの関係を整理すべきである旨の御意見、また、安心な歩道の整備と商店街の活性化の実現を目指し、三鷹市にとって象徴的な商店街にしてほしいといった御意見、さらに、拡幅事業に対する市民の不安を取り除くような展開を求める旨の御意見、また、将来イメージがわかりにくいなどの御意見をいただきました。
 続いて(4)の地区の位置づけに関してでございますが、協議会で議論した内容や重要な位置づけ等について追記を求める御意見をいただきました。
 続いて裏面の2ページ目をお開きいただきたいと思います。(5)としまして、地区のまちづくりの目標に関するものとして、商店街の目標に関する御意見を2ついただいたというふうにとらえております。続いて、その下の(6)地域の特性に応じた事項に関するものでは、商店街の回遊に関する御意見や、バリアフリーやトイレなどの施設整備に関する御意見をいただきました。そして、(7)その他については、拡幅事業にかかわる御意見などを4件いただいたものでございます。
 最後に今後の予定としまして、一番下の表をごらんいただきたいと思います。整備方針の策定の進め方を御説明いたします。現在、市ではただいま御報告した説明会等でいただいた意見や、1月末に開催したまちづくり推進委員会等でいただいた意見などを検討、整備しております。そして、整備方針案を策定しているところでございます。この整備方針案が確定しましたら、3月26日に開催予定のまちづくり推進委員会に御報告するとともに、4月上旬に説明会を開催しまして、再度御意見をいただいた上で4月下旬ごろには整備方針を確定していきたいと考えております。
 なお、本委員会の方にも整備方針案が確定次第、文書等で御報告させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。説明は以上でございます。


◯道路交通課長(福島照雄君)  4点目の報告でございます。エ、東八道路自転車歩行者道に関するアンケート調査の結果についてを御説明いたします。資料4をごらんいただきたいと思います。この本調査は、東京都北多摩南部建設事務所が昨年11月に行ったものでございます。調査の目的は、東八道路の自転車歩行者道整備区間を対象に、1つは整備効果、2つ目は自転車利用実態、この2点を把握することを目的として行いました。
 調査場所でございます。1ページ目の一番下にございますが、市役所南の宇宙研究所前交差点から西側、野崎八幡前交差点までの区間の南側の部分が整備されておりますが、延長約850メートルの区間でございます。調査の方法でございます。中ほどの1.2でございますが、対象は沿線住民、三鷹市及び調布市の住民でございます。それから、自転車歩行者道の利用者、これは平日と休日、両方行いました。また、沿道には2つの高校があるということで、三鷹高校、調布北高校の高校生を対象にアンケートを行いました。配布部数6,883部で回収部数が2,098部、回収率は30.5%でございました。
 2ページ目をごらんいただきたいと思います。アンケート調査の結果でございますが、2番、東八道路自転車走行空間整備済み区間における整備効果についてでございます。その中で、まず安全性の向上という項目がございます。未整備道路と整備済み区間との危険を感じたことの比較でございますが、これにつきましては、自転車走行時、あるいは歩行時ともに危険を感じた割合が下がっておりまして、利用者意識において安全性の向上に寄与していると考えられます。
 また、2点目でございますが、利用頻度の向上でございます。利用頻度が向上したと回答した人は22%でございます。また、平日の自転車歩行者交通量は北側未整備区間、南側整備区間とを比較いたしますと、南側の整備区間の方の交通量が多く利用されております。また、走行経路選択の最も重要な要素というところで、安全性という点が最も多くなっておりまして、この安全性の向上により走行空間としての重要性も向上したと考えられております。以上のことから、安全性の高さが評価され利用頻度が向上したものと推察されております。
 次、右側でございます。3のサービス満足度の分析でございます。この満足度につきましては、アンケートの中で12項目の質問──幅員でありますとか舗装、マナー等の質問を行って、その結果を評価したものでございます。この図にありますように、横軸に重要度、縦軸に満足度をとりまして、各項目の偏差値を算出し、プロットしたものでございます。現状維持、それから重点維持、改善、重点改善の4つのエリアに分類したものでございます。この分析結果によりますと、重点維持項目のところに、自転車走行空間の広さ、走りやすさ、また歩行者通行空間の広さ、歩きやすさ、さらには樹木による空間分離といったものが挙げられております。また、重点改善項目の中には、追い越し、すれ違いのしやすさ、こういったものが課題となって挙がっております。このようなことから、整備済み区間におけます空間構成を維持するとともに、追い越しやすれ違いのしやすさにつきまして配慮が必要と考えられる結果となっております。
 次のページ、3ページをごらんいただきたいと思います。3、自転車OD分析調査結果でございます。表が2つございます。左側が、東八道路周辺地域を出発点といたしました目的地別日利用者、これは平日の分でございます。それから、右側が休日の結果でございます。まず、左側、平日でございますが、広域の自転車移動を見た場合、南北方向の移動需要が目立つ一方で、東西方向の移動も多く見られたということでございます。また、目的地別日利用者を見た場合、JR中央線の鉄道駅、これは三鷹駅等が考えられます。それと三鷹市役所周辺の商業施設、さらには杏林大学病院、また東八道路沿道の商業施設などへの自転車移動が把握されております。
 右側でございますが、休日における場合は平日とほぼ同じでございますが、若干平日に比べまして市役所周辺の商業施設、あるいは東八道路沿道の商業施設などの移動がふえているという結果になっております。これらを踏まえまして、東京都といたしましては今後のこの改善事業に活用してまいりたいということでございます。以上でございます。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  それでは、私からは、オ、コミュニティバスの利用状況及び新規路線について報告させていただきます。資料5とあわせてみたかバスネットマップを席上配付しておりますので、裏面の地図を御参考によろしくお願いいたします。
 それでは、資料5の1ページをお開きください。みたかバスネットの運行概要を示しております。表に記載のとおり、1番の北野ルートから6番の三鷹−境循環共同運行ルートまでの6路線を現在運行しております。この中で5番の三鷹の森ジブリ美術館循環ルートにつきましては、小田急バスによる独自運行路線、いわゆる市が運行補助を行っていない路線となっております。他の5路線につきましては、運行にかかる経費と料金収入との差額を運行補助として補助しております。
 表の右をごらんください。一番右の縦の欄になりますが、昨年4月から本年1月まで、10カ月間の乗車実績を示しております。一番下の合計欄を見ていただきますと、83万4,000人余の実績となっております。括弧内の数字は前年同期間の実績です。前年に比較して約2,300人の増となっております。各路線ごとの状況を見ますと、ジブリルートで約2万1,000人の減となっているほかは、他の5路線ではいずれも微増となっております。
 続きまして、2−1ページをごらんいただきます。6路線の利用者を合計して月別にあらわした表です。青線が平成20年度、赤線が平成21年度を示しております。7月、8月に利用者が増加し、秋から冬にかけて減少するという傾向が見えます。
 続きまして、2−2ページをごらんください。路線ごとの利用者の状況をグラフであらわしています。美術館ルートでは、1カ月平均で約4万3,000人が利用しています。北野ルートでは1カ月平均で約7,200人、三鷹ルートでは8,200人、西部ルートでは1カ月平均で3,500人、このような状況になっております。
 続きまして、3ページをごらんください。コミュニティバスの車両の償却について表を示しております。ナンバー1からナンバー5まで、北野、三鷹台、西部、明星の4ルートを5台の、いわゆる赤く塗りました赤とんぼバスで運行しております。1台は予備車両ですが、運行距離に偏りが出ないよう5台のバスを循環して使用しております。6番と7番はジブリルートで使用している黄色で塗色したバスです。このほかに、三鷹−境循環ルートのバスについて表に記載がありませんが、これは三鷹市と武蔵野市が共同運行している路線であり、武蔵野市が運行主体となって武蔵野ムーバスを使用しているために表に記載がありません。さらに、表の登録年月日をごらんいただきますと、この表、昨年の8月31日現在の表なんですが、最も古いバスで10年9カ月の車齢となっております。運行事業者である小田急バスによりますと、バス車両はおおむね13年で更新を予定しており、今後、更新時期が集中しないように計画的な更新が課題となっております。
 最後に4ページをごらんください。新川・中原ルートの新規路線について報告いたします。新川・中原ルートにつきましては、京王線つつじヶ丘駅から杏林大学病院までの6キロを結ぶ路線です。中仙川通りの区間が道路幅員が狭いことから、バス車両の運行に当たり安全なすれ違いができるような対策を図ってまいりました。具体的には、平成20年度と平成21年度の2カ年にわたり、2カ所の道路拡幅工事を実施いたしました。図面では矢印で表記した箇所で状況を写真で示しております。交通管理者である警視庁と協議を継続中であり、早期の運行に向けて最大限の取り組みを進めてまいります。報告は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(川原純子さん)  説明ありがとうございました。コミュニティバスの利用状況を本当に克明にいろいろと調査して、調べていただいて非常にわかりやすかったんですが、この結果をもととして運行ルートの変更等も視野に入れて考えていらっしゃるんでしょうか。それで、これを見ますと、やはり市役所周辺の利用者も大変多いんですが、杏林大学病院ですとか──三鷹市において大きい病院というと杏林になるんですが、大沢の方の西の方に関しまして、直行の市役所行きのバスがないということで、非常に不便だということも住民の方たちから、市民の方から御意見も聞いております。あと、杏林のやはり直行バスもないということも聞いているんですが。
 それと、赤とんぼバスに関しましては、小田急バスの通常のバスの運行とほぼ同じような路線を走っているということもあります。費用対効果のことですとかありますが、その点を教えていただきたいということ。それから、三鷹−武蔵境の上連雀一丁目の交通不便地域にムーバスが運行したことによって、本当に地域の方たちからたくさんの喜びの声を聞いています。ですが、ちょっと市側の方からは利用状況が少ないということを聞いたんですが、市民のあの辺の住んでいる方たちからすると、このバスがあることによって大変助かっているんですということを聞いているんですが、利用状況等に関しても、ムーバスなんですけれども教えていただければと思います。とりあえず、ちょっとその点をお願いします。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  何点か御質問をいただきました、コミュニティバスについてですね。まず運行ルートの変更、これが一番重要なんですけれども、どういうふうに現在お示ししたような資料をもとに協議をしていくかということなんですけれども、地域公共交通会議という、事業者や、市民や、それと学識者が入った会議の中で、今後、来年度に向けて検討していくことになると思うんです。実感として、運行ルート、例えば大沢の話を例示されましたけれども、喜んでいただいているのは間違いないですね、ルートができて。ただ、実績を見ると、やはり客観的な数字もありますから、例えば大沢と市役所、大沢と杏林という、こういうことは同時にはできませんから、今議論に出ているのは、循環型で駅にアクセスしない。委員もおっしゃいましたけれども、路線バスと重ならない、──路線バスと一部重なっているわけですね、今は、それを重ねない、循環型の新しいコミュニティバスというのを議論を深めていくことになろうかと思います。
 その余の部分は、済みません、答弁は課長からお願いします。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  それでは、私から、既存ルートの見直しという御質問をいただきましたので。それと、済みません、共同運行のムーバスの状況について御質問をいただきましたので、お答えいたします。武蔵野の方の運行ということで、その利用状況について市にも報告をいただいておりまして、昨年と今年度の比較、手元に資料がないんですけれども、若干の増傾向となっております。平成20年度につきましては、昨年4月から本年1月までの数字で9万8,800人余の利用状況でございましたが、本年度につきましては、同月比で10万1,000人余の利用状況となっておりまして、若干の増となっております。
 上連雀地域で状況を見ておりますと、朝夕のやはり通勤時間帯とか、雨が降るというような状況では、非常に利用者が多いという状況がございますが、昼間の時間帯がなかなか利用者がふえないという状況というふうに認識しております。
 赤とんぼバスの費用対効果について御質問がありました。運行補助をしております、先ほど御説明いたしました4つの路線について、平成20年度の決算額で運行補助金につきましては、486万円余の補助をしております。個別の路線ごとに計算したものを合算した金額となっておりまして、交通不便地域のバス路線ということで十分な効果が、費用に比べての効果が発揮できているものと考えております。


◯委員(川原純子さん)  ありがとうございます。今の費用対効果、486万円余を三鷹市から補助されているということで、これは1路線でしょうか。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  この金額は、運行補助をしております5つの路線を合計した額です。


◯委員(川原純子さん)  補助をしていただいていながら、私は思った以上にちょっと金額が少ないなと思ったんですが。それと、結局この路線、先ほど大石田部長の方から、杏林と、それから市役所同時にということは、それはできないと。そのできない理由というのは何なんでしょうか。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  同時にするということになりますと、市役所と杏林を結んで、なおかつ例えば大沢地域から回ることになりますから。それで、今の路線の考え方だと、最終的にどこかの駅にアクセスするということになって、長大になってしまうんです、路線が。1台で回すことになると、とてもじゃないけれども、例えば1時間に1本になってしまうような、そういう路線になりますから。そういうことで考えますと、今のコミュニティバスの考え方からいうと最悪というか、30分に1本ぐらいで限界なんです。
 地方都市の交通アクセスの確保で、例えば1時間に1本のバスがあるとして、それはしようがないと思うんです。でも、例えば吉祥寺、最盛期は5分に1本ぐらい来るような路線を持っているし、三鷹駅、これは15分に1本ぐらい必ず来るわけです。これぐらい便利な路線を持っていながら、1時間に1本の路線ということになりますと、利用者にとっては大変心情的にもきついものがあります。済みません。そういう状況から考えて、それは長大なコースになってしまうので、同時に1つの路線でまとめるというのは難しいというふうに考えているわけです。


◯委員(川原純子さん)  そうなってきますと、市民の方々の立場に立ちますと、本当に高齢化が進んでおりまして、大沢の場合は──私は今大沢の例を挙げているんですけれども、本当は新川だとか、中原だとか、あちらも同じような状況があるんですが、車も運転できない、それから買い物だとか、病院だとかとなってきたときに、それこそ90分に1本のような状況だと本当に大変なことであるし。
 それから、市民の方々の声からすると、高齢者の方たちの声なんですが、回送のバスがどんどん通って行くというんですね。確かにそれは時間、私もこれはお話ししているんですけれども、時刻表があるわけですから、その時刻表のとおりには行っていると思うんですけれども、やっぱり待っている側にしてみると、空の回送のバスがどんどん目の前を2台、3台通って行くと、もう本当に、今大石田部長がおっしゃったように、心情的にという部分が非常に言われています。
 ですから、市民の立場に立ったときに、やっぱりこの運行ルートの見直しをするに際しても、この時間的なことだとか、これは本当に大変な課題であるということは重々わかっているんですが、やはり市民の方たちが利用しやすいような運行ルート、それから時間帯ということも考えて、視野に入れていかなければ、交通不便地域の解消ということを考えていただきたいと思うんですが。無理な注文でしょうか。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  おっしゃるとおりですね。そういうことで、最初に申し上げたように、学識者と、それから市民の皆さんと、事業者も入って、地域公共交通会議の中でさまざまな議論をしました。市民の中には、各施設、例えばコミュニティ・センターを回ってバスの需要はどうだというふうに自主的にお尋ねになって調査をした方もおられましたし、バス会社からは、回送の件も含めて経営の難しさということも議論がありました。そういうものを含めて、今考えているのはその公共施設を循環させるバスと、各駅にアクセスするバスの組み合わせみたいなことを考えていったらどうだというようなところで、かなりの量のアンケート調査を行って、もう一度それぞれの需要、あるいは考え方、市民の意向を検討していこうというふうになっておりますので、腰を据えてそういった議論を重ねていきたいと思います。


◯委員(川原純子さん)  よろしくお願いいたします。
 ほかの質問に関しては、ちょっとまた個別にさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(加藤浩司君)  みたかバスネットに関して御質問をさせていただきます。そもそもこの三鷹市で運営補助をするコミュニティバスの本来の目的というものを、もう一回お聞かせください。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  運行補助の本来の目的ということで御質問をいただきました。基本、バスサービスというのはバス事業者が経営を観点に運行しておりまして、一般的には、お客さんが少なくて収支が合わなくなると廃止する、撤退するというのをよく聞くところです。三鷹市では、そういう状況にはありませんけれども、いわゆる交通不便地域、既存のバス停まで少し歩かなければならないところをそういうふうに呼んでおりまして、そういうところのバスサービスをするのにどういうサービスがあるのかというところで、既存の道路、路線バスのルートに比べて狭いところを走らせる、少しコンパクトなバスでということでサービスをしているわけですが、なかなか収支が合わない。このままでは、やはり通常の事業者ベースでいえば撤退するというような路線になるわけですが、ここで、いわゆる公共サービスという観点から補助金を市の方で補助していると、こういうふうに認識しております。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。そうすると、本来バス事業者が運営しているものに対して補助を行っているということですから、主体はバス事業者という考え方でいいんですか。それに対して、路線の決め方も今ほかの委員からの質問もありましたけれども、その運行に関しても会議で決まるとはいうものの、運行主体がバス事業者であれば、そこのやはり意見は大きく反映されてしまうということでしょうか。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  コミュニティバスのバス運行主体は、あくまでも市です。運行をバス路線事業者である小田急バスに委託、お願いをしているということです。路線の決定ですとか、その運行にかかわるさまざまな決め事については、あくまでも市が主体的に考えております。ただ、先ほど申し上げました、今後、地域公共交通会議というような新しい公共サービスについて検討する場がございますので、当然関係する事業者などからのお話を聞きながら定めていくというものでありますが、主体になるのは市というふうに考えております。


◯委員(加藤浩司君)  運行補助という表現があったので、ちょっとそこを整理したくてわざとそういう質問をさせていただきました。市が主体でやるのであれば、やはり今表現に使った交通不便地域のために、市が主体で市民のためをもって運行する。それをバス会社にお願いをして、経営につながらないところに対して補助をするという、この話ですけれども、根本的に不便地域に対して何を目的としてやっているのかというのが、ちょっとこの路線を見る限りで、あれもこれもとるからこのような調査報告の結果になってしまうような気がするんです。
 片やムーバスのような発想からいきますと、一部三鷹との共同でやっています、この三鷹駅北口、武蔵境北口を結んでいるものがありますけれども、駅に近いものを駅に早く結びつけてあげて、大体1つの路線が1台でやる。これは、例えば武蔵境なんかの東循環、西循環とか、あれは多分2台ぐらいでやっているかと思うんですけれども、20分ぐらいで1路線回れちゃうんですね。先ほどちょっと答弁がありましたけれども、北野なんかは75分に1本です。三鷹台のルートは90分に1本です。
 それから考えると、今の最初の委員の答弁ともちょっとかみ合ってこない部分もあって、質問させていただいているんですけれども。本来何を目的で、そこに住んでいる交通不便の方をどこにどうつなげていくのかを目的でやっているのかが、非常に散漫としちゃっているというか、閑散として。何というのかな、的を射てきちっと1つずつをとらえていないように思えるんです。駅につなげてあげることを喜ばれるんだったら、その駅付近の交通不便な人たちを、市民の方々を駅に連れていく。そうでない方々は、中央部分を回るだけの、駅につながらなくてもいいやつをやってあげるだとかということで、何をどうしてあげたいのかが非常に目的意識が、これだけを見ると、箇条書きで書かれるとそうなんだろうなと思うけれども、それを全部一遍にやろうとするからこうなっちゃうような気がするんですけれども、その辺についてどういう議論がされているか、お答えいただきたいと思います。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  このコミュニティバスの究極、要するに目的が少しはっきりしないじゃないかという、そういう御指摘ですけれども、目的は、今課長が答弁したように交通不便地域の解消ということであったんです。この交通不便とは何かということなんですけれども、議論のベースには、例えば元気な人で自転車で駅にアクセスできる人はいいわけです。そうじゃなくて、例えば高齢で、ハンディを持っているとか、さまざまな方がおられるわけですから、公共交通に頼って、しかも、例えば駅にアクセスが悪い、つまり交通結節点に対するアクセスが1つの目的。
 もう1つは、杏林とおっしゃいましたけれども、杏林とか、市役所とか、福祉的な目的、あるいは公共的な目的で移動するときのアクセスが悪いという、そういう二通りの議論があるんです。だから地域公共交通の中でも、この今のバスネットというのは一つ一つ要望を積み上げてきたということがあるので、おっしゃるように散漫ということじゃないんですけれども、それぞれ目的が違うんです。ですから、西部地域と北野地域はそれぞれ交通不便地域で、それを解消して駅へのアクセスということを考えたわけですけれども、今は、例えば北野からは市役所に対する直行で行ける、直結するバスがなくなるから路線の変更は困るとか、さまざまな議論があるわけです。
 今開発しているルートは、杏林へのアクセスということで福祉的な要素からなっているわけです。つまり、交通不便地域といったときには、交通結節点へのアクセスと、その目的で病院とか、公共施設とか、そういうものが、二通りが混在しているわけです。今決定的に足りないのは、公共施設で、例えばコミュニティ・センターとか、そういうものをぐるっとアクセスするような交通が必要ではないかという、そういうふうに議論が。
 だから、二重の議論があって、全部を押さえようとすると、それはできないわけですから、とりあえず交通不便地域で駅へのアクセスということで──散漫とおっしゃいましたけれども、散漫という表現は必ずしもお気持ちと違っていて、要するによく目的がわからないんじゃないかと、そういうことなんですけれども。一つ一つ交通不便地域の解消をねらって積み上げてきましたから、積み上げ方式できたんですね。ですから、今のような状況になっていて、今後はもう少し目的的に集約したり、あるいは変更したりというのは、公共施設、あるいは目的では福祉だったりするわけですから、そういうものを中心に組みかえようという議論なんです。
 最終的に駅へのアクセスというのは、考えてみればバス会社がペイするものはやっているわけですから、既に。十分にペイするものはやっているわけですし、主要な路線については、三鷹市というのは、繰り返しになりますけれども、結構バスは便利な地域なんです。南北東西に現道があるわけですから。そういうふうに考え方を、もう一回言いますけれども、二重化して、駅へのアクセスと目的が公共施設、あるいは福祉的な目的の場合と、やっぱり今度は二重化して考えていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思っております。


◯委員(加藤浩司君)  おっしゃる話はよくわかります。三鷹市は今かかりつけ、三鷹市だけじゃなくても、かかりつけ医を持とうということで、どれだけの人がそんなに杏林大学を望んで行っているのかというところに対しては非常に疑問を感じるところであります。
 それと、市役所に対して一般の市民の方々が月に何回行くのでしょうか。そういうことを考えたときに、本当に市役所に行きづらい。それは絶対行きづらいというようなことはあるかもしれませんけれども、月に1回か2回行くかもしれない。行くときには、子育て世代の方々は申請とかで月に何日も行くこともあるかもしれないですけれども、じゃ、年間を通して市民の方が市役所に行く回数、今後コンビニで住民票等々がとれることを考えると、どこまでの市民が三鷹市役所に行くことを望んでいるのか。
 それと、かかりつけ医を持ってということで考えている。それと、コミュニティ・センターは全体で7カ所があって、地域から歩いて行けるようなところに整備をしてきたはずであります。まして言うならば、コミュニティ・センターにはそんなに歩けないとか、そこまでいかないかもしれないけれども、非常に御不自由を感じているような方々がそんなにしょっちゅう行くのかというようなことも議論されるのではないかと思うんです。
 今言っていることは正論だとは思うんですけれども、本当に何が必要なのか。だったら、もっとふだんから必ず必要な日用品や食料品を買うような商店に対するアクセスを考える、言うならばですね、そういったようなことの方も考えないと、市役所にどれだけ行くのかな、杏林大学にどれだけ行かせようとしているのかなというような、そういう話が積み上げで、そこばっかりが残っていっちゃったような気がするんですけれども、その辺はいかがでしょうか。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  御指摘の点も、私はよくわかるんです。つまり、積み上げという意味では、いろいろな議論が確かに積み上がってきたわけです。だから、例えば公共施設でいうと、市役所というのは年に市民は平均すると1回しか来ないんです。住民票が400件ぐらい出ているんですけれども、そういうふうな見方をすればそうなんですけれども、でも、イベントがありますし、それから、市役所にアクセスすることによってイベントに参加するようなこともありますし、複雑なんです。
 杏林も、確かにかかりつけ医を推奨しているわけですから、かかりつけ医でいいんだよというふうに言っておきながら、杏林かよと。ただ、3次医療ですから、杏林は。そういう意味での緊急の対応とか、それから3次医療に対する期待もあるだろうし。だから、そういうふうに考えるといろいろな議論が積み重なっているわけで、おっしゃることはよくわかるんですけれども、そういう要素も取り入れて、事業者も、交通の専門家も、そして市民も入れて、今壮大な細かいアンケートをとりますから、その中で今のような議論も含めてもう一回整理をして、御提示できるんじゃないかなというふうに思っております。


◯委員(加藤浩司君)  よろしくお願いします。
 次に移りたいと思います、済みません。連雀通り商店街地区まちづくり推進地区整備方針説明会の報告について、先ほど御報告をいただきました。全体について、いろいろ意見や質問要旨があったと思うんですけれども、ここに質問要旨とかは書いてあるんですけれども、これに対してどんな答弁というか、それに対して受けとめを市民の方に返したかというのは、これにはちょっとわからないところはあるんですが。
 例えば、資料3の1ページ目の推進地区整備方針(素案)の全体に関してのところの意見と質問要旨なんですけれども、ナンバー1番だと、タイトルを見て、連雀通り商店街地区とまちづくり推進地区の2つが混在しているように見えるので、これは整理して整備方針をつくるべきであるというようなこととか、5番の何について話しているのかわかりにくいとか、6番のイメージがわきにくい、7番の2列目以降の住民にとっては何ら関係のないというような意見が出ているんですけれども、これに関しては、詳細じゃなくて構わないんですけれども、どのような答弁を市民の方にしたかお答えいただければと思います。お願いいたします。


◯事業担当課長(田口久男君)  連雀通りの整備方針の説明会についての御質問をいただきました。今市の方でいただいた意見、説明会だけに限らないんですが、いろいろ今までいただいた意見について、案策定の中で市の考え方等を整理しまして、この案を出していく際にいただいた意見に対する市の考え方もあわせてお答えしていくというようなことで、取り組みをしております。
 今具体的にいただいたところで、まず一番目の混在しているというところをどのように整理するかということで、実際こちらの意見の回答は要らないというようなことで御質問があったんですけれども、市の方としては、推進地区についての、これはタイトルのつけ方について疑問を持っているというような御質問であって、それについては、御本人にその場ではなく御説明はしているんですが、まちづくり推進地区整備方針、条例で定められた名称と、この推進地区の名称をあわせて行っているということで理解はしていただいているところでございます。
 2つ目の何について説明しているかイメージがわかりにくいという点について。御指摘の点、確かに今まで連雀通り協議会で四、五年かけて取り組んできた説明の中で、そういった提案を受けて、今回この整備方針という形で取りまとめをしているところで。説明会ではちょっと時間、そういったところの前段の説明も短かった部分がありまして、初めて参加された方からの御意見であったわけですけれども。そういった足りない部分、今後は案をお示しするときに、もうちょっとビジュアル的というか、そういったイメージを具体的に説明するのと、説明内容についてももう少し丁寧に今後は説明していきたいというふうに考えております。
 また、この整備方針は2列目以降の住民にとって何ら関係がないという御質問に対してでございますが、確かに整備方針、この素案について商店街を再生していくという部分が強く出ていた部分で、この質問に関しては、この質問の内容のとおり2列目の方からの御質問だったわけですが、そういったところ、地域全体のまちづくりとして取り組んでいく必要があるということで、今案の方の全体を取り組むという形で修正をかけております。
 当然商店街再生というのは大きな目標でございますが、30メートルの幅、両サイドに76メートルございますので、全体の方のまちづくりも重要だということで、そういった視点でお答えしていきたいというふうに考えております。以上でございます。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。限られた時間内で説明していくので、今までのこの説明会とかに出ている方々にとっては非常に的を射た説明会になっているというふうに感じてはおります。ただし、今まで説明会等に出てこなかった方々が、とうとうこの連雀通りの商店街付近が動き出すということを認識したことによって初めて出てくる方が多くなっているということから、恐らく今までの過程を示せるような資料を、多分配っているんじゃなくて、会場には置いてあると思うんですけれども、その辺の周知だとか案内に1行、初めて参加される方は事前にこういう資料をお読みくださいみたいな、当日会場で配っておりますのでみたいなことを1行入れて、早目に読んでいただければ、このような質問が来ないで、恐らく的を射た話だけがさっと進んでいくんじゃないかと思いますので、その辺は御考慮いただければと思います。
 次に、2ページ目の目標や希望的な質問が幾つかあります。観光スポットにしたいねとか、回遊路で北側と南側をワイヤーリフトでつなぎたいねとか、そのような話が出ているんですけれども、この辺に関しては、市としてはどのような御回答をしたんでしょうか。


◯事業担当課長(田口久男君)  目標のところで、夢を売る商店街ということで、確かに理想的な目標としてはそういった方向で考えていくべきところもございますが、実際に協議会、商店会の方からは、現実的にどのような商店街、地域を再生して、多くのお客様が来訪してくれるような商店街を目指すということで、目標については高いところを目指す必要はありますけれども、そういった具体的な道路整備拡幅事業にあわせての目標として位置づけていきたいというふうに考えております。
 それと、6番目の地域の特性に応じた事項の北側と南側の回遊路ということで、東西方向については連続した商店街をできるだけ確保していく。あるいは、建てかえの中で一定のオープンスペース等を確保しまして、そういった買い物がしやすい空間を誘導していくということを考えております。また、ただ、ここで御指摘があるのは、南北横断する部分についてのこういった御提案をいただいておりますけれども、実際には今中央部分に信号機があって、横断歩道がありまして、そういったところの安全確保という視点が大事になってくると思います。地域の方のそういったいろいろ御意向を確認しながら、交通管理者、道路管理者にそういった意向を上げながら協議をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。


◯委員(加藤浩司君)  ありがとうございます。そこで、この2ページ目の5の目標に関してというところのこの2点は、いずれも商店街関係者の方から出ている意見ではないかというふうに推測をしているんですけれども。やはり商店街の方々がそのような目標に目覚めてやっていくのであれば、ぜひとも市としてはできる限りの援助をしていただきたいと思っております。質問を終わります。ありがとうございました。


◯委員(栗原健治君)  それでは、質問させていただきます。まず初めにコミュニティバスのことなんですけれども、新・中ルートで最善努力をしていくと。バスベイも設置されて期待も高まっている部分があるんですけれども、実際、地域の方々はどこら辺まで進んでいるのかという点で情報を求めている状況があります。いろいろこの間も話を聞きながら、また説明もしてきていると思うんですけれども、これからこのルートを実施する上で使っていただく、より促進していく上で、できる前から情報提供も含めて周知させていくことというのが必要だと思います。
 杏林までということで、西部ルートのように、バスネットですから乗りかえの手続、そういう制度も当然導入されるのかと思うんですけれども。そういう説明もされると、杏林だけでとまるのではなくて、杏林から先に行くには費用はかからないという、乗りかえで吉祥寺とか三鷹まで行けるんだ、市役所までも行けるんだということがわかると、ここの中原の人たちは知らないので、そういう点での周知をぜひしていただきたい。実際にその乗りかえの制度がされるのかどうなのか、御検討されている点がありましたらお知らせしていただきたいというふうに思います。
 この調布保谷線のものですけれども、副道タイプと緑地タイプで、住宅地と幹線道路に面した点で差が出ているんではないかという点で分析をお聞きしました。実際に調布保谷線の調布の部分での整備は、副道タイプ、また天文台の通りのところもこういう副道タイプになっているのかなと思うんですけれども、緑地が多い、設置されているところでは、やはり環境の指標というのがやっぱり違うように感じます。このタイプの違いで、環境に対する差というのはあるのか。僕は、かなりガードされている形で設置されると、車が見えないぐらいのガードは本当に大きな意味があるんですけれども、違いが出るので、その辺の環境への影響の違いですね、住宅地に対しての影響の違いというのは実際にデータとして持っているのか、また、そういうのがあれば知らせていくべきものだと思うんですけれども、お聞きしたいというふうに思います。
 最後に、東八道路の自転車道、サイクリングレーンの件でアンケートを伺ったんですけれども、私も東八道路を走っていてちょっと気になっている点が1つあって、それはバス停と横断歩道があるんですね。当然自転車のレーンは車道側にあるので、待機する場所がちょっとまだ不確実になっていて、サイクリングロードのところに横断歩道を待っている人が立っている。当然サイクリングロードにしてしまうと、スピードが上がっていくんですね。赤とか、信号が変わると当然人が動くわけですし、バスが来れば人がサイクリングロードに入ってくるわけですけれども、大きな事故につながらない対策が必要。自転車と歩行者との事故が起こらないようにする手だてが必要かなと。そこら辺の対策というのはとられているのか。今後広げていく上で、より、かなり取り組みが進んでいるので課題としても浮かび上がってくるものだと思うんですけれども、現時点での認識と、もし取り組んでいれば、またお聞かせしていただきたいと思います。
 先ほどの市役所周辺からの、どこに向かって行っているのかという興味深いデータがありましたけれども、やはり南北方向に動いているなと。その点では、自転車のレーンはこれから南北の部分の整備がやっぱり課題だろうと。連雀通りの整備もやはり都道の整備、拡幅されていくわけですけれども、歩車分離していくことが安全の上で重要で、都道に広げていく方向性が私は必要だと思います。この点で、今後の都道の整備の中でも積極的に取り組んでいっていただきたいと、また、そういう働きかけをしていただきたいと思うんですが、連雀通りのこの事業での方向性というのはどうなっているのか、なかなか難しい部分はあるかと思いますが、お伺いします。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  コミュニティバス新川・中原ルートの地域への情報提供について御質問をいただきました。平成20年の夏ごろ地域の方と懇親をしたり、いろいろと要望書を出していただいたりということでこの事業をスタートしているんですが、委員御指摘のとおり、その後具体的な進捗がなかなか見えていないということもあって、地域への情報をもう少し丁寧にやるべきだなというふうに感じております。具体的にバスすれ違い道路が広がったというところが2カ所現場に見えてきまして、地域からのお問い合わせということも来ておりますので、さまざまな機会をとらえて情報提供に努めてまいりたいと考えております。
 さらに、乗りかえルートにつきましては、今つつじヶ丘と杏林というところでいろいろと取り組みを進めておりまして、当然吉祥寺方面とか三鷹駅の方へ乗りかえるというニーズも発生すると思いますが、新・中ルートの進捗見通しがもう少し進展した段階で、乗りかえについても検討を進めてまいりたいと考えております。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  調布保谷線についてお答えをします。副道タイプ、緑地タイプの違いについての環境に対する影響があるのかという御質問だというふうに思っています。これについては、具体的なデータというのは、沿道の住民からブロック検討会で意見を聞いただけですから、具体的なそういうデータというのはまだございません。
 また、ここでも表現しておりますように、副道タイプでも、緑地タイプでも、環境という面を重視した上での整備をするんだということを念頭に立てておりますので、緑のボリュームの量は若干異なるかもしれませんけれども、いずれにしてもこの御意見をもとに現在地区での検討会に入っていって、そこでさらにいろいろな御意見をいただいた上で最終的に決定していくということになりますので、基本的には沿道住民の方の御意見を重視しながら整備に向けたタイプを決めていきたいというふうに、東京都は考えているということを聞いております。以上です。


◯道路交通課長(福島照雄君)  東八道路のアンケート調査の結果の内容でございます。委員御指摘のように、バス停、あるいは横断歩道での歩行者と自転車との事故防止という観点でございます。実は東京都が進めておりますこの事業は、自転車歩行者道ということで、歩道上を分離するという、歩道の中を歩行者と自転車の走行空間を分離するということで、道路交通法からいえば、これは歩道なんです。そうなりますと、歩道を走る自転車は歩行者を安全、最優先しなければいけないということになりまして、本来であれば自転車を運転する者が歩行者に十分配慮して通行しなければいけないわけですが、これだけ歩道空間が広がって自転車が走れる走行空間と一般の歩行者とが分離されてまいりますと、どうしてもやはりその辺の意識というのが薄くなってまいります。
 そこで、東京都といたしましても、こういった幾つかの改善すべき点というのは十分承知しております。そういった中で、今後この事業を皮切りにこれからの整備にも十分改善した点を、多分案を出してくると思います。そういった中で、実は一方では、この沿線住民、各市の自治体と東京都で協議会を立ち上げようということになっておりまして、三鷹、調布、府中、小金井ですか、こういった沿線自治体と、それから東京都と一緒になって、ぜひ自転車走行空間の整備に向けた意見交換をしながら、ぜひ広域的にネットワーク化を結び、委員も御心配されておりましたルール、マナーの徹底、そういったものも研究しながら進めていこうということで、今後会議も進めてまいりたいと思いますので。
 市といたしましても、独自に今自転車道の整備を行っております。そういった中では整備の手法がやはり違ってまいります。自転車道の場合には、あくまでも車道の一部を利用しているという観点がございますので、そういった部分でさまざまな整備手法がありますので、ぜひともその協議会を通じて安全に利用できる空間づくり、そういったものを目指してまいりたいと思っております。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  自転車の南北方向への利用が大きいということから、都市計画道路に新たに自転車道というふうな御質問をいただきました。三鷹市の地勢を見ていただきますと、駅が北、それから南の方は京王線という形で、そういう条件から、自転車を利用する方が必然的に多くなるというのは当然のことでございまして。今回の東八道路、かえで通りがタイプは違いますが自転車道の整備ということで大きな反響を呼んでいて、なおかつふやしてほしいという御意見も数多くいただいているところでございます。
 三鷹市内を見ますと、東西南北に主要の幹線道路が、東京都道を含めて、市内の都市計画道路も含めて、ある意味では碁盤の目のような形でだんだん整備されております。現在の状況では、東西方向に整備が進んで、南北方向が若干おくれているかなというところではございますけれども、東京都さんのいろいろな事業の三鷹市内における展開で徐々にその辺も改善されつつあるという状況でございます。
 それで、これまでは道路整備の中で、道路の路側帯の部分はかねてから三鷹市の道路事情から違法駐車によって朝晩ひどい交通混雑が出てくるというようなことから、その部分を何とか解消できないかというのは大きな課題だったんでありますが、今回かえで通りを国、東京都、三鷹市合同でああいう形の成果はあらわれたわけでありまして、いわゆる市内の16メートルの都市計画道路の路側帯を自転車利用という形で整備をして、違法駐車はある意味では改善されたということと、自転車利用で自転車交通の安全が図られたということでございます。このことは、ほかの都市計画道路、市内にまだ何本もございますし、これからできる道路もございますけれども、そこへ明るい方向性をある意味では照らしてくれたのかなというふうに思っております。
 先ほども申しましたけれども、自転車利用が多いわけですから、それと、市内の交通事故の半数が自転車がかかわるというような状況から、自転車道の整備というのはこれからますます求められてくると思います。市としても、今後、先ほど冒頭申しましたけれども、2つのタイプの自転車道の整備があります。いろいろな検証をこれから重ねて、どういうタイプが三鷹市内に合うのかということも大きく議論されるべきだと思っていますし、今後の都市計画道路に新たに設置される自転車道については、この経過を踏まえた三鷹市に合ったものにしていかなきゃいけないというふうに考えておりますので、ますます今後この自転車道の整備は重要だというふうに考えております。また、促進されるべきだというふうに考えているところでございます。以上です。


◯委員(栗原健治君)  よろしくお願いします。歩道の自転車道の分離、具体的な2つの方法が今検討されているということですけれども、歩行者の安全は守っていかないといけない課題は、私は多摩川の土手の状況、かなり問題になっていて、ハンプをつくって接触事故、スピードが出過ぎないように改善をするということもされているようですけれども、分けたためにスピードが上がるというのが、言ってみれば効果として出るので、そこのところの予測で対策を本当にしていく必要があるだろうというふうに思います。
 ちょっと質問なんですけれども、サイクリング車のようなスピードの出るロードマンみたいな自転車は車道を走った方がいいの。今の東八道路のこの整備のでいうと、車道側を走るべきものなんですかね。それだけ1点、教えていただきたいと思います。


◯道路交通課長(福島照雄君)  歩道に自転車歩道通行可という標識があるところについては、歩道の方を走ることができます。ない場所については、基本的には自転車は軽車両でございますから、車道の左側を走行しなさいということで、昨年ですか、法律改正もございました。
 ただ、ああいった東八道路みたいなところについては、当然自転車走行空間のレーンができておりますから、そういった部分では自転車を利用する方も、危ない道路の端よりは、やはり歩道の自転車走行空間を走る方が安全でございますので、そちらに、このアンケート結果にありますように多くの方が利用されているという点がございますので、そういった面では利用する側のマナー、そういったものをこれから相当力を入れていかないと、構造的には可能になっても事故等が減らないというケースがございます。ただ、今のところ大きな事故が聞かれておりませんので、そういった部分では歩行者と自転車が混在している状況よりは、安全性が高まっているのかなと思います。
 御指摘の点につきましては、また先ほど申し上げました協議会の場においても、我々既に言っておりますが、さらにそういった安全対策。これは、沿線の各自治体の担当部署からも出ております、声が。そういった部分では、やはりこれから整備する上では一番大きな課題であろうと思いますので、いろいろな工夫をしてぜひ取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、何点か質問させていただきます。調布保谷線について、まずお聞きしたいんですが、調布保谷線のブロック検討会開催状況で、余り参加者も少なかったりで、思ったほどじゃないんですが、これ、出席できなかった方の意見というのはフォローアップをちゃんとして、全員からある程度の意向というのはお聞きになっているんでしょうか。
 それと、環境施設帯の希望タイプということで、この副道タイプと緑地タイプということで選択していて、これは圧倒的に沿線の住民の方のどっちかに偏っている場合はいいんですけれども、ほとんど同じだという場合には、この辺の判断は、どのようにどちらを選択するかの判断はどなたがどのような形でお決めになるのでしょうか。
 それと、いろいろな意味でまち並みがそろわないと言っちゃ失礼なんですが、とにかくそれはそこに住まわれる生活者の方が最優先に行うべきだとは考えますが、そのまち並みというか、そういう意味で、あと環境に配慮しつつ生活者優先にするんですが、その辺の兼ね合いというか、東京都ではどのようなお考えを持っているのかということをお聞きしたいと思います。
 それと、右折の場合、例えばUターンだとか右折関連ので、その切り込みというか、それは何メートル置きにとか、それとも住民の方が希望すればその都度切り込みを入れることができるのか。あと、信号に対しても、あれだけの広い道路だと、どのくらい置きに。特に右折なんかの信号の、右折の今間隔がやたら短くて、なかなか1台、2台しか曲がれないとか、そういう苦情もありますので、その辺がまた渋滞の1つの大きな問題点となりますので、その点をお聞きしたいと思います。
 次に質問は、東八道路の自転車は先ほど他の委員も質問されておりましたが、特に安全度の向上ということで、2割以上安全になったというような回答が出ていて、これもすばらしいなと思います。ただ、回収率が意外と少なくて、高校生の方が非常にまじめにというか100%の回収率でいっているので、特に高校生がこのような、特に高校生というか、若い人の事故とか、スピードを出したりすることが心配なので、特に若い方のアンケートというのは抽出して意見が特段出ているのがあるのか、それとも全体としてのしかないのなら、それはそれでいいんですが。
 あと、サービス満足度分析ということで、現状重点改善ということで、この4つの指標において、そこで見解として重点改善項目として、追い越し、すれ違いのしやすさということが出ていますね、問題点として。それで、現に、今路線が整備されたことによってこれだけ交通量もふえていますから、余計に追い越しやすれ違いにおいての、先ほどもありましたが、事故というものが心配されるわけですが。この北側は今整備していますね。こういうところには、このアンケート調査とか、こういうことがどのように生かされることがあるのか、その辺もお聞かせ願いたいと思います。
 そして、コミバスの件、先ほど来他の委員からも大勢議論が出ているところですが、北野ルートに関しましても、今議論の進捗状況をちょっとお聞かせいただきたいと思います。そして、新川・中原ルートに関しまして、先ほど来、これも長年待望している待ち遠しい路線でありますので、何とか早期に実現してもらいたいということで、すれ違いのこの箇所もできたということで安心しておりますが。これは、所要時間がどのくらいで、予想の人員というか、乗られるところはどのくらいとかいう、そういう予想はあるんでしょうか。ありましたら、お聞かせ願いたいと思います。済みません、よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  調布保谷線について4点御質問をいただきました。ブロック検討会に出席している割合が悪くて、フォローアップをされているのかということで、その各ブロックごとに該当者はございます。それで、出席されなかった方につきましては、東京都でもアンケート調査を実施させていただいて、その結果、先ほどパンフレットにお配りしたものも、そのアンケートで御回答いただいた結果もこの中には含まれているというふうに御理解をいただきたいと思います。
 それと、タイプが半々だった場合、だれが決めるのかということですけれども、この辺も地区検討会で御意見をいただいた上で、さらに最終的には東京都が判断していくことになろうかと思いますけれども、なるべくブロック検討会での沿道住民の方が全く半々だった場合、地区検討会で御意見がどういうふうに移っていくかということをまた判断して、多分決めると思います。
 それと、まち並みに合わないタイプだった場合、最終的にどうするのかということも、これも地区検討会と、全体検討会を踏まえた結果、最終判断は東京都さんがやはり行うことになろうかと思います。
 それと、右折やUターン路、または交差点の信号につきましては、交通管理者との協議を最終的には行った上で、ケース・バイ・ケースでつけさせていただくということになりますので。今Uターン路が何メートル置きにセットされるかということにつきましても、今後、現在を含めて交通管理者と協議中ということで、具体的にはまだ市の方では何カ所つくるということはよくわかっておりません。信号についても同じでございます。私からは以上です。


◯道路交通課長(福島照雄君)  東八道路自転車歩行者道に関するアンケートの中で、まず高校生の意見ということがございます。高校生、本当に100%の方が回答をいただきまして、大変貴重な意見が得られているそうでございます。十分これらの高校生につきましては、あくまでも通学が主体ということで、それらに関する意見等が得られたということでございますので、十分都といたしましてもこういった意見を参考に、今後の自転車道、自転車走行空間の整備の中で十分意見も反映する中で考えていきたいということでございます。
 また、サービス満足度において、追い越し、すれ違いのしやすさというのが課題になっております。これは、やはりこれから整備する中で一番大きなポイントです。それは、先ほど言っております通常の自転車とちょっとスポーツタイプではスピードが全く違うわけです。それが現実的に起きているみたいです、後ろから追い越される、あるいは前から来るということで。そういった中では、現在進めておりますこの道路構造を、今後見直しを多分していくと思います。ただ、それには時間がかかりますので、今年度行っている事業には多分まだ時間がないので反映されておりませんが、次年度以降続く整備の中では十分改善が図られるものと思っております。


◯都市交通担当課長(中村 修君)  私の方からコミバスに関してお答えいたします。北野ルートの進捗状況ということで御質問がございました。一昨年、地域の方に新たな北野ルートの試案というものを御説明をいたしまして、地域の御意見を伺ったところでございます。このルートにつきましては、現状のルートを大幅にショートカットして、ルートの短縮、それに伴って運行間隔の増ということをもくろんだところでございますが、提案したルートについて、北野地域から市役所に行かない、杏林を経由してショートカットで三鷹駅に行くというルートで提案いたしまして、地域の御高齢者の方々を主体に、市役所へ乗りかえなしに行くという強い要望がございました。こういった地域の要望も答えるべく、今さまざまな検討をしているという状況でございます。
 続きまして、新川ルートについて御質問をいただきました。この事業について試案をしているところですが、おおよそ片道所要時間として20分程度、30分間隔で運行できるだろうと。2台のバスを使うということを考えておりまして、予想人員としては1日当たり500人、2台のバスで500人の運行人員を見込んでおります。以上でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  どうも御丁寧にありがとうございます。それでは、ちょっとコミバスの方からやらせていただきますが、これは2台ということで、つつじヶ丘は京王の方でしたっけ、小田急と両方1台ずつだったかな。両方ということですね。そちらの方はそういうことで、時間もですからね、いいですが。
 ちょっと北野ルートの件についてお聞かせ願いたいんですが、それで、確かにそのような議論があって、なかなか先ほど他の委員からもありましたけれども、それらの駅から駅へ結ぶというのがもちろん一番いいわけですが、杏林も通る、市役所も通るとか、いろいろな条件を満たすと、結局あっちもこっちもで余計に乗る方が少なくなってしまうということがある。悪循環に陥っている。特に北野とか三鷹台の方もそうかもしれませんが、所要時間が長過ぎるということと、特に北野の場合には始発の時間も遅いんですね。他と比較していただければわかるけれども、始発が遅くて、終着が早いんですよ。ですから、非常に使い勝手がね。10回、なおかつ70分に1本というか。それで、この三鷹駅に対するルートがまさに全くない。吉祥寺に対しては6時ちょっとから、もちろん早くからありますね。この時間でも通勤通学には7時半じゃ間に合わないんですね。というのがかなり。
 ですから、先ほどルート、一昨年も示していただいたように直接行ける、ましてや既存のルートがなかったというようなところで、非常にありがたいわけなんですが。かといって市役所や杏林、またJAだとかを結ぶという、あとまたいろいろ各コミセンを結ぶだとか、いろいろな議論があったかとは思うんですが。それで、この東部の方も、今大分東八道路の方が進捗状況によって変わってきているんだかわからないんですが、やけに買い物、スーパーだとか、そういうのが多くなっています。ですから、ぜひ医療関係もそうですし、コミセン関係もそうですし、買い物。特に高齢の方々が医療や日々の買い物ということで非常にお困りになっているので、田舎の方なんかだと、よくそういう郊外店が独自にそれを出してくれて、循環してくれるなんていうサービスもあるんですが、なかなかこういう都市部ではそういうことができないんですが。
 ごらんいただければわかるように、本当に日々東部の方は変わっていっているんです。また、住民もふえているというような状況になっていますので、これで見ていただいてもわかるように全線の利用者数、北野も若干ですが伸びていると思います。この時間帯の、この使い勝手が悪い状況でもこのように伸びていっている状況なので、この辺も何とかもう少し使い勝手をよくしていただくのか、それか、お金を極端にもっと交通不便地域の解消という観点で、だったらもっと補助金としてつぎ込んでいくという策もあろうかとは思いますし。
 ただ、いずれにしても三鷹駅に市役所経由で行く道もないので、先ほどおっしゃったように、その両方を、循環型のこれと新しいルートが同時に動けないのであるなら、今のままの方がいいという意見が大勢を占めていることも事実でありますので、そういう議論の経過を踏まえながら御所見をもう一度お聞かせ願いたいと思います。
 それと、この調布保谷線のこの道路によって、三鷹市は特に都市計画道路の進捗率が他市に比べて大きくおくれていたと思うんですが、小金井とはどっこいかなとは思いますが、調布保谷線がここまで整備できると、どのくらいのパーセントになるのかおわかりでしょうか。
 それと、東八のあくまでこの歩行者、自転車の歩車分離によって少しでも事故が少ないようなという意味で、なかなか間に合わないとは思いますが、マナー向上に向けてのサインだとか、啓発とか、何かその点をもう一度お聞かせ願いたいと思います。


◯都市整備部長・調整担当部長(大石田久宗君)  北野ルートに関しまして、今の進捗状況を議論ということでさまざまな、委員から御指摘がありました。それで、私も実感しているんですけれども、利用者はちょっとふえているんですね。間違いなくそのルートが定着すると、塚の手前ぐらいに乗る人がふえるという、えっと思うようなこともあるし。それから、確かに一定の時間には立っている人がいたりして、そういうふうに定着してくることによって変わることもあるわけで。今の議論というのはどういうふうになっているかというと、ちょっと整理をすると、簡単に言いますと、先ほどの議論に重なるんですけれども、市役所に直行で行けないから別のルートを提示したんです、地元の町会に。そうしたら、市役所に直接行けないのは嫌だと明確に拒否されて、それで、もう少しいろいろな議論を重ねて検討しましょうというところで引き取っているんです。
 どうしても、また変えたところでの期待もあるわけです、山中通りとか幾つかありますから。それと、短くなることによる循環性、短い時間で回転できるということもありますから、この議論というのは、先ほどから言っているように、アンケート調査でさまざまな需要をもう少し総合的に把握をして、地域公共交通会議の中に投げて、そして事業者と、専門家と、もちろん我々も入って、市民も入れて、議論をして、もう一回町会に投げる、地元に投げるということをしたいと思っていまして、アンケート調査も町会に投げてみるというのは大事だと思うんです。あわせて、我々は地元に行ったときに、利用してくださいということを言うべきだと思うんです。うんと利用してもらえばまた状況も変わるわけですから、そういう努力を積み上げていきたいというふうに思っています。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  若干今の部分の補足をさせていただきます。外環絡みで、外環が事業化したということで、今後ジャンクション中心に大きく道路が再編されるというふうに思われます。その影響は、コミュニティバスもルートとして大きく影響を受けるのではないかと思います。先ほど、東八道路が大きく整備が進捗していろいろ影響が出てきているという委員からの質問もございました。外環を含めた周辺の都市計画道路も整備されることによって、交通網の再編もそこで叫ばれるのではないかと思いますので、当面のことと、若干外環をにらんだ将来的なことというのを視野に入れながら考えていかなくてはいけないのかなというふうに思っておりますので、その辺もちょっと補足させていただきます。


◯まちづくり推進課長(板橋弘二君)  調布保谷線の完成した場合の進捗率でございます。現在、平成21年3月31日現在で、三鷹市の都市計画道路の整備率は41%になっています。これで調布保谷線が延長約2.8キロございますけれども、完成した場合、5%アップの約46%ぐらいの出来高になるということで、近隣で一番整備が進んでいるのが府中市さんで約80%。武蔵野市さんが約57%強という状況ですから、ほかの調布市さん、小金井市さんを抜いて、次の整備率になるという状況にございます。以上です。


◯道路交通課長(福島照雄君)  東八道路の自転車道の整備の関係でございまして、マナー、それから通行区分、サインの問題です。これは先ほどの結果にありますサービス満足度分析の中に、改善の項目に実はすべて挙がっております。通行区分のわかりやすさ、夜間の照明の明るさ、歩行者のマナー、自転車利用者のマナーということで、やはりこれは大きなポイントとして挙がっております。可能な限りこれらについての改善を図るために、わかりやすいサイン、これも実は先ほど申し上げました協議会の中では、沿線各市で統一したサインをつくろうじゃないかという案も今出されております。そういった中で、市民が、利用する側がわかりやすいサインの統一も必要だろうと考えておりますので、さまざまな手法を凝らして、ぜひ東京都とも沿線各自治体が一体となってこれらについての改善をしていくべく取り組みを進めてまいりたいと思います。


◯委員(伊藤俊明君)  どうも御丁寧に御答弁ありがとうございました。よりよい整備に向けて日々頑張っていただければと思います。どうも、よろしく。


◯委員(川原純子さん)  今伊藤委員のお話というか、質問の答弁を聞いていまして、私も資料1の4ページに、調布保谷線の件ですね、主な意見や要望という中で、確かに調布保谷線は東京都がやっている事業ではございますけれども、こういった横断歩道、信号機の設置ですとか、あと右折・Uターンの関連のことですとか、こういった安全面のことに関して東京都が最終決定するのは当然なんですけれども、市の職員の方々のここは絶対に必要だとか、そういった御意見等は積極的に言っていただけるのか。また、言っていらっしゃるのか。
 それから、前も私もお話ししましたけれども、この意見の中にも出ていますけれども、植栽に関しても、イチョウの木なんかは雨が降ると滑りやすいですし、その植栽の件とか、落ち葉のことだとかというのは、非常にやっぱり市民の方々から、付近の方たちに関しては要望等が出ています。ですから、そういう御意見等も市の職員として積極的に言っていただきたいですし、全く全部東京都が最終決定するんだということではなくて、御意見等は言っていただけるのかということ。
 それから、やはりこの環境施設帯なんですけれども、三鷹市内の至るところを私も歩いている中で、せっかくきれいに環境の植栽がされているんですけれども、犬のふん尿、要するに犬の飼い主のマナーになってくるんですが、木が枯れてしまっている。本当に残念なんですけれども、せっかくきれいに植栽したのにもかかわらず、やはりこれは犬のふん尿の原因だと。私も犬を飼っていますから、犬のマナーに関しては、犬のしつけは飼い主のマナーに関してですけれども、本当に子供のしつけと同じで、犬もきちんとしつけをすれば、そういうところにはしないんです。ですから、今三鷹市内をせっかくきれいに整備を美しくしているにもかかわらず、飼い主のマナーがなっていない。
 それから、先ほど福島課長の方からも答弁をいただきましたけれども、自転車利用者のマナーがなっていないと。せっかくそういったことを整備しても、整備しても、市民の方々の認知度の低さということも関係してきますので、私たち議員ももちろん各所でそういったことは訴えていく使命がありますけれども、市の方としても、これは要望ですけれども、各所において、せっかく整備しても、きれいに美しいまち並みにしても、この点をしっかり訴えていかないと、また汚いまちになってしまう。各所を見ても、ほとんど植栽がないところもあります、枯れてしまってほとんどないというところもありますので、これでは何にもなりませんから、その点お願いしたいと思います。


◯都市整備部技監・広域まちづくり等担当部長(小俣 崇君)  調布保谷線につきまして、いろいろ課題があるけれども、市の方からも直接要望してはどうかという御質問をいただきました。まずは、市民の皆様の御意見が第一だというふうにとらえております。また、市と都との協議の場というのもございますので、市民の皆様の御要望を主体に、先ほども御意見がありましたとおり、市としても必要のあることは、はっきりそういう協議の場の上において東京都に意見を申し入れていきたいというふうに思います。
 それと、環境施設帯についてでございますけれども、これはいずれにしてもマナーの問題が非常に強くございまして、犬を本当に愛していただけるならば、先ほど委員も御指摘がございましたように、しつけをしっかりしていただくということが重要なのかなというふうに思います。幾ら管理者が整備しても、そういう点で非常に散歩する方も確かに多いですね。東八道路なんか私もよく通るんですが、朝とか、夜とか、健康のために散歩、ジョギングされている方が多いわけでして、幾らきれいな新緑の緑でも、ふんがあったりして不快な思いをしたりすることがございますので、これは都と市とあわせて啓発に努力をしていきたいなというふうに思います。
 それと、もう1つ、自転車道のマナーの点もございまして、これはまだできたばかりということで、皆さん、この自転車道の利用のマナーというのが、まだ今までの自転車の乗り方をそのまま継続している部分がございますので、これから自転車道の延長がますます延びて皆さんの利用が多くなるということになると、自転車道の利用の約束事じゃないですけれども、何かそういうものをしっかりつくって普及していくということが重要かなというふうに思います。
 それと、こういうふうな自転車道の利用で、しっかりしたマナーを身につけていただくと、生活道路での自転車の乗り方も変わってくるのかなということで、その辺から、特に三鷹市は狭隘路が多いわけでして、そこでの事故が非常に多いということもございますので、しっかりとルールを定着していくことによって、全体的にも事故が減っていくということになろうかと思います。
 それと、最後に、まだいろいろな検証があるわけでございますけれども、自転車専用道につきましては、スピード抑止というのが大きな課題にあるかなと思います。スポーツ車なんかは特にそうです。三鷹市は過去においても車道でのハンプでスピード抑止ということをやったんですが、いろいろ住宅が接近していることから振動や騒音で非常に余りいい結果が出てなかったということもございます。
 しかしながら、自転車道というので騒音とか振動というのは余り発生しにくい部分がございますので、逆に路面をスピードの出しにくい構造にすることによって、スピード抑止というのはある程度できるのかなと思いますので。これは、まだ具体的にいつ実施するとかということじゃなしに、1つの検証としてそういうことも考えられるということで、1つの大きな取り組みになろうかと思いますので、研究してまいりたい課題だというふうに思います。以上でございます。


◯委員(川原純子さん)  犬のふん尿に関しても、1回、2回では全然枯れないんです。やはり何回も何回も重ねることによって枯れていってしまっていますので、自転車マナーとともに、犬のマナー、飼い主のマナーということは市を挙げて積極的に、どういうふうにしたら徹底・啓発できるのかということをともどもに真剣に考えていきたいと思います。でないと、せっかくのきれいな美しいまち並みが大変なことになっていくような状況が目に見えてきていますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかに質問ございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでしたら、以上で都市整備部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時22分 休憩



                  午前11時38分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(高畑智一君)  生活環境部からは4点、行政報告をさせていただきます。
 まず1点目は、アの平成21年度環境活動の表彰について、岩崎環境対策課長から、2点目、イの認定農業者の認定につきましては、板橋都市農業担当課長から、ウの三鷹むらさき商品券事業につきましてと、エの三鷹市における都市型産業の誘致につきましては、鈴木生活経済課長から説明をさせていただきます。


◯環境対策課長(岩崎好高君)  アの平成21年度環境活動表彰について御報告いたします。三鷹市では環境基金を活用いたしまして、市民、団体、事業者の方々の先導的な環境活動を広く紹介することを目的としまして環境活動表彰を実施しております。これは、市民の環境への意識の向上や、あるいは行動を促進することを目的として実施しているところです。
 このたび平成21年12月から、平成22年1月にかけまして応募のありました5件につきまして、平成22年2月1日に三鷹市環境基金活用委員会を開催いたしまして審査した結果、団体1件、事業者1件を環境活動表彰として、団体1件、事業者1件を環境活動功労表彰として選定いたしまして、表彰式を平成22年3月4日に行いました。
 2ページをごらんいただければ、その活動内容について御説明したいと思います。環境活動表彰につきましては、エコサイクル・みたかという団体でございます。概要につきましては、家庭ごみの生ごみを減量するために段ボールコンポストを始めております。毎月1回から2回の講習会、あるいはワークショップを開催し、啓発用のパンフレットを独自で作成・配布して活動を広げております。これは市内のごみの減量に非常に貢献しているという評価をしております。
 また、でき上がった堆肥をそのまま、最終的に堆肥というのはどういうふうに使われるかというところまで考えなければならないところなんですが、公園の花壇用のものに使用し、それ自体が非常に大きく育っている、苗が非常に大きく育っているというところで、大沢むつみ児童遊園の花壇に植えられたということです。
 それから、2点目の有限会社鎌田工業所さん。事業者の方ですが、これは、場所とか形状にとらわれない雨水タンクを新たに開発いたしまして、雨水利用の促進に貢献しているということで表彰対象になりました。雨水タンクは、市内外の建物に導入されまして、例えば車の洗車や散水用の水として利用されております。また、雨水利用の普及啓発の活動にも参加されておりまして、市内外でそれらの啓発、あるいは市民講座への参加、また、その開発された雨水タンクを資料提供するなどの情報発信も行っております。これ自体が雨水利用は節水につながるとともに、集中豪雨等がありました際の安全確認というか、そういった面でも貢献できますし、下水管への負荷低減にも役立っているということです。今後は、雨水タンクを利用した壁面緑化についても実施する予定であるというふうに伺っております。
 続きまして、環境活動功労表彰についてでございます。団体でありまして、むさしのネイチャーゲームの会。ネイチャーゲームというのは、自然を通してその気づきを目的としたプログラムでありまして、お子様とか親子の皆様に自然に関する知識を求めて、楽しく活動できるといったようなものなんですが、毎年三鷹市周辺をフィールドとして自主開催を5回、依頼による開催を2、3回実施しております。
 また、自然と触れ合うだけでなくて環境問題を考え、みずから行動を起こすということも目的としております。平成9年以降、約10年以上の実績がありまして、年に2回ほどの研修会も行っておりますし、担い手の育成も行っているところです。また、市内の小学校からの依頼で、保護者を対象とした1日家庭教育学級の実施や、放課後課外授業などを行うなど、学校を含めた環境学習にも貢献をしております。
 続きまして、吉田農園さん、事業者として表彰になりました。昭和57年から開始して、約30年もの間、完全無農薬で野菜づくりを行っております。現在では、材木店や精米店で出される木くずや米ぬかを回収いたしまして利用し、事業所から出るごみの減量にもつながっているということです。また、野菜の試食会を開催し、三鷹産の野菜を紹介することで地産地消の普及にも努めており、フードマイレージといわれる省エネルギー活動にも貢献し、環境負荷の低減を実施しております。また、過去には体験農業を実施したり、あるいは市内の農家と協力して収穫祭を開催するなど、地域住民の交流の場をつくっております。
 以上、4件表彰についての御報告です。


◯都市農業担当課長(板橋久夫君)  イの認定農業者の認定につきまして御報告申し上げます。本件につきましては、平成21年6月に初めて認定農業者の認定状況を報告させていただいたところでございます。2度目といたしまして、平成22年2月5日に農業委員会、JA東京むさし三鷹支店、東京都農業会議、東京都農業振興事務所並びに中央普及センターの協力を得まして、農業経営基盤強化促進法に基づく三鷹市農業経営改善計画認定の申請者を10経営体、共同申請は4経営体なんですが、総勢20名の方を認定したところでございます。
 市におけます取り組みにつきましては、平成21年11月10日から1カ月間の平成21年12月9日までの間、申請の受け付けを行いまして、個別相談会の開設を行うとともに、予備審査を経て平成22年1月7日に三鷹市認定農業者認定審査会を開催を行いまして、申請者のすべてを認定することとしたものでございます。資料の3ページ、4ページ等をごらんいただければ詳細が確認できると思いますので、よろしくお願いいたします。
 なお、認定者の認定の交付式につきましては、平成22年2月15日に行いまして、2月15日現在の総数といたしまして50経営体、74名の認定農業者が現在おられます。それと、平成23年の3月末までに70経営体を目標として今後取り組んでまいりたいと思っております。以上でございます。


◯生活経済課長(鈴木伸若君)  それでは、ウとエについて御説明をさせていただきますが、初めにウのむらさき商品券事業についてでございます。5ページの資料をごらんください。販売の結果など、できるだけ平成20年度と比較できるような形で資料を用意してございます。33カ所の販売箇所を75カ所に広げたわけでありますけれども、駅前の販売所などではやはり同じように30分程度で完売をしています。一方で、駅から遠いところでは少し時間を要して、最終的には完売まで4日間を要したというところでございます。
 2であります使用の状況については、平成21年度は速報値を掲げてございます。大型店以外が、平成21年度も大型店を最終的に少しオーバーしたというところでございます。
 それから、3の商店街の活動につきましては、いわゆるむらさき商品券獲得セールのように、これにあわせて販売促進、あるいは組織力効果というのに取り組まれた商店街では、この効果が大きかったというふうに認識してございます。
 4の市民の反応でございます。とりわけ購入ができなかったという市民からは3点ほど寄せられております。主なものが3点ほど記述をしていますが、駅前の販売箇所が少なかったり、額が駅前に多くしてほしいというようなこと、販売日が仕事で買えないというようなこともあるので、2日ぐらいに分けて販売してほしいと、それから、総額をもっとふやしてほしいという意見が寄せられているところでございます。
 6ページをお開きください。市の支援の体制などについては、従前と同じように取り組んだところでありますけれども、米印に記してありますように、三鷹市の指定金融機関であるみずほ銀行さんが平成21年度より取扱金融機関に加わっていただくことができました。一生懸命、市としても総ぐるみでこの支援をしてきたというところでございます。
 それから6番、効果の検証であります。アンケートをこれからも着実に行いながら検証していきたいというふうに考えているところです。発売期間その他については、参考を四角で囲ってございます。ごらんいただければというふうに思います。
 引き続き、エの三鷹市における都市型産業の誘致について、説明をさせていただきたいと思います。このペーパー、7ページは、経済不況が起きて、2つ目の段落、三鷹市でも平成21年には13社が倒産し、従業員230人がその影響を受けている。中堅の大きな企業ですね。そうしたところが倒産をしたり、上場企業が年末から年初めにかけて市外の方に移転をしたというようなことがございました。こうしたことが起きますと、これまでですと、すぐに工場の跡地がマンション化していくというようなことがございます。マンション化することによって、近隣紛争はもちろんでありますけれども、人口の構成などが変わってきたりするということがございまして、そういうところを含めていろいろ社会的に問題になるということも間々見受けるところでございますけれども。
 そういう対応策として、やはり的確な用途に産業を誘致するというようなことが必要ではないかということを考えているところです。下から2つ目の段落ですが、一方で、第3次三鷹市基本計画(第2次改定)ではもう既に、中ほどにありますけれども、各論においては「企業誘致に関する条例制定の検討」ということに既に示しておりまして、下から3行目、終わりの方では、具体的に「固定資産税・事業所税の減免など一定期間の税の優遇措置」、これを検討するというふうに示しているところでございます。
 そうしたこともございまして、8ページに移りますけれども、基本的な条例の仕組みなどの考える上での考え方というのを整理してお示しするところでございます。その目的、主に3つに分かれておりますけれども、1つは地域経済の活性化、2つ目はこれによる雇用の創出、3つ目、総体として市民生活の質の向上、ひいては産業と生活が共生していく循環型都市を創造するということをねらっているところでございます。
 具体的に、それでは2番でございます。都市型産業誘致促進地域の考え方でございます。(1)では、住居専用地域系を除いた他の地区ですね、他の用途地域について誘致の対象としていこうと。しかしながら(3)で、除かれた住居専用地域系の用途地域でも、ある程度まとまった土地の大きさがあるというところについては、都市計画の変更などを条件に将来その候補となり得るというふうにしてございます。また、(2)でも、特別用途地区の指定をした特別住工共生地区においては、その対象になるというふうに考えているところでございます。
 誘致の対象の企業の考え方などでございますけれども、都市型産業でそれぞれの地域特性、これは駅前であるとか、市役所周辺であるというような特性に応じて、それぞれ事業分野だとか事業の規模、あるいはその規模による常駐の雇用者数、そうしたものを指定をしていきたいと。最も大事なことは、その冒頭に書いてありますけれども、近隣の住居環境を悪化させるおそれがないということを十分配慮しなければならないと思っております。その事業分野は(1)にそれぞれ示してございます。環境配慮型・研究開発型製造業以下、示してございますとおりでございます。
 それから、(2)事業の規模でございますけれども、これは他市などでは投下固定資産の額というようなことで取り組んでいる自治体もございますけれども、今現状の三鷹市では、単に投下した固定資産の額だけではなくて、事業用地の大きさだとか建物の面積、こうしたことで客観的にその事業所が対象となり得るというようなことをわかりやすく説明できるような方策を考えているところでございます。場合によっては、その投下固定資産も反映しながら、併用というようなことも視野に入れながら検討しているというところでございます。事業所における一定の常用の雇用者数、これについては、市内在住者も含めてどのぐらいの割合にしたらいいのかというようなことも検討しているところでございます。
 それから、これらの企業について、どうした企業がいいのかというようなことを決める市長の諮問機関を審査会として設置しようというふうに考えているところでございます。
 5の誘致に関する支援策については、冒頭も申し上げましたとおり、既に前年度納付した固定資産税、都市計画税、場合によっては事業所税などもその範疇の中に加えて検討していきたい。3年から5年程度で検討することで、ペイバック方式といいますか、翌年助成金として交付をする。減免方式ではないという方式をとりたいというふうに思っています。(2)では、土地の所有者についても誘致協働事業者としてその助成金の対象にしていきたいと。これについては、1年だけそうした対象にするのかどうかということを今少し絞り込む協議をしているところでございます。
 それから9ページに移りまして、6の責務については、事業者、商工会を中心とした経済団体、それから市の役割と責務といったものを記述してございます。商工審などの御意見の中であったのは、事業者が商工会や商店会と、そうしたものにしっかり加盟していくような、そういう連携強化が図れるようなものをぜひとも示してほしいという、そういう御意見によってこうしたことを充実したところでございます。
 そのほか既存産業への支援ということも十分あわせて考えなければいけないわけでありますけれども、これはこの条例とは別途、誘導策その他を検討してまいりたいと思っています。具体的には、産業振興計画の見直しの中で十分検討していきたいというふうに考えているところです。
 それから、10ページをごらんください。基本構想、あるいは関連計画との関係などを示してございます。下から2つ目の大きな四角の中の商店街活性化条例というのはもう既にできております。この誘致条例ができ上がりますと、それと並列するような役割を担っていくというふうに考えているところでございます。
 以下、参考資料でございます。参考資料の1については、これまで経たスケジュール、それから、これからのスケジュールというようなことを記述してございまして、中ほどに本日のまちづくり環境委員会を記してございまして、以降、商工審へ諮問させていただいたり、それから、素案の内容を当委員会に6月に報告をさせていただくような機会、パブリックコメントを実施し、9月に議案上程をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。
 それから、参考資料2をごらんください。これについては、先ほどもちょっと紹介をした第3次三鷹市基本計画の2次改定と産業振興計画2010、それから三鷹市土地利用総合計画2010、それぞれ関連する計画を、関連する部分を抜粋してここに記述をして整理したものでございます。御参考までにごらんいただければと思います。説明は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 ここで休憩をいたしたいと思います。
                  午前11時59分 休憩



                  午後0時00分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入りたいと思いますが、質問のある方。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で生活環境部報告を終了いたします。ありがとうございました。
 休憩します。
                  午後0時00分 休憩



                  午後0時02分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 まちづくり、環境について、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次に、次回委員会の日程について、本題を議題といたします。
 休憩します。
                  午後0時03分 休憩



                  午後0時09分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  それでは、委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程については、5月13日木曜日とし、詳細につきましては正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 なお、時間等について正式に決まり次第、委員の皆様に御連絡することといたします。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
                  午後0時10分 散会