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2009/12/9 平成21年文教委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(緒方一郎君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 休憩をとりまして、審査日程及び本日の流れを確認したいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩



                  午前10時25分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 審議日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取り扱いについて、3、行政報告、4、文教委員会管外視察結果報告書の確認について、5、所管事務の調査について、6、次回委員会の日程について、7、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 また、ただいま撮影・録音等許可申請ということで、申請が1件来ております。申請内容といたしましては、本委員会の撮影、録音ということでございます。
 委員の皆さんにお諮りいたします。本委員会の撮影、録音について、許可することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 休憩いたします。
                  午前10時26分 休憩



                  午前10時27分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  では、皆様、おはようございます。お待たせいたしました。委員会を再開いたします。
 議案第56号 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。本件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長(岡崎安隆君)  おはようございます。
 それでは、お手元の参考資料の議案第56号の内容と、本日お配りしました航空写真がございます。この内容について説明をいたします。それでは、三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例について説明いたします。今年度整備をしております三鷹市の大沢総合グラウンドの整備に伴って設置します野球場、ソフトボール場、練習場、サッカー・ラグビー場、会議室の使用料と、三鷹市大沢野川グラウンド駐車場の使用料を定めるために、体育施設条例の一部を改正するものでございます。
 条例改正の本題に入る前に、参考資料の8ページをごらんください。都立武蔵野の森公園完成予定図でございます。この平面図で、施設の位置関係などについて説明をいたします。この公園は、東京都が都立武蔵野の森公園として、現在整備中です。三鷹市ではこの公園に、平成20年度、平成21年度の2カ年計画でスポーツ施設を整備しております。平面図の中で、施設名の下に括弧書きで三鷹市と書いてありますのが三鷹の施設でございます。今回の条例改正で使用料を定める施設は、サッカー兼ラグビー場、野球場、ソフトボール場、管理棟内にあります会議室でございます。
 それでは、具体的な内容について、新旧対照表(案)で説明いたしますので、参考資料の6ページをごらんください。右側の上段に「旧」と書いてありますのが現行の条例でございまして、左側の「新」が改正案でございます。今回の改正で、この網かけの部分の文言を追加をいたしました。三鷹市大沢総合グラウンドの野球場、ソフトボール場、サッカー・ラグビー場の使用料につきましては、1面2時間以内3,000円、そして練習場の使用料につきましては、1面2時間以内2,000円としておりますが、主な構成員が中学生以下である団体が使用する場合は、それぞれ半額とします。この使用料の設定は、大沢総合グラウンドの近くにあります野川グラウンドの使用料を基準に考えて同額としました。練習場につきましては、3方向がソフトボール場に囲まれておりまして若干狭くなっているということで、2,000円としました。管理棟内に設置する会議室の使用料につきましては、1室2時間以内300円とします。この会議室の広さは、約7坪でございます。
 参考資料の4ページにお戻りください。附則でございますが、「この条例は、平成22年4月1日から施行する。ただし、三鷹市大沢総合グラウンド野球場、ソフトボール場及び練習場に関する部分は、教育委員会規則で定める日から施行する」ということで、野球場、ソフトボール場、練習場につきましては、天然芝を張るためにですね、芝の養生期間を含めて10月1日オープンを予定しております。ただし、芝の発育状況がよければ、前倒ししてオープンしたいと考えておりますので、まだオープン日が決定しておりませんので、教育委員会の規則で別に定めたいと思います。
 参考資料の7ページをごらんください。別表第3(第5条関係)でございます。三鷹市の大沢野川グラウンドの駐車場の使用料につきましては、1日当たり1台1回の使用につき500円とします。本日お配りしました追加資料をちょっとごらんください。航空写真でございます。これは大沢総合グラウンドで、大沢の野川グラウンドの位置関係と、あと今回有料にしたいと考えております野川グラウンドの駐車場の部分、この赤色のマーカーでかいてあるところと、それの進入路、これが緑色で示してございます。この駐車場の収容台数は約50台でございます。野川グラウンドの駐車場は、現在無料で開放しておりますが、大沢総合グラウンドの施設利用者はですね、車で来た場合は東京都が設置しております有料駐車場を使用しなければならないということで、公平性を保つために、野川グラウンドの駐車場も有料にしたいと考えております。使用料の設定は、東京都が設置しております武蔵野の森公園駐車場料金を参考にして、ほぼ同額としました。
 済みません、1ページにお戻りください。第5条、使用料なんですが、第2項、「三鷹市大沢野川グラウンド駐車場を使用する者は、別表第3に定める使用料を納入しなければならない」と、あと第3項の欄に、第1項の項目を明記をしました。以上で説明を終わります。
 練習場の位置関係ということで、8ページの完成予定図、まず、サッカー・ラグビー場につきましては、これはかいてあります。それから、野球場、ソフトボール場につきましては、ちょっと説明しますと、全部で5面あるんですが、左側の上と下が野球場でございます。それと、右側のですね、上と下がソフトボール場になります。それと、その間にあります真ん中のグラウンドが練習場であります。その上に管理棟があるんですが、この中に約7坪ほどの会議室を設けておりますので、使用料を徴収する予定でございます。以上です。


◯委員長(緒方一郎君)  教育委員会側の説明は終わりました。これより質疑に入ります。どなたからいきましょう。


◯委員(野村羊子さん)  総合グラウンドに関しては、野川と同じ、野川グラウンドと同じにしたということですが、その他の調布市とか、その他周辺ともほぼ同額なのでしょうかというのが1点。それと、野川グラウンド駐車場に関して使用料を定めるということですが、グラウンド等と同様に、例えば、中学生以下の者を主な構成団体とする場合に減免するとかというふうなことの可能性というか、措置ということはあり得るんでしょうか。それとも、そういうことはできない、技術上不可能というふうなことでしょうか。それについて、2点お伺いします。


◯大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長(岡崎安隆君)  まず、使用料の他市の状況でございますが、近隣市の施設の状況を調査しましたが、料金の設定につきましては、施設の概要とか、あと内容がまちまちですので、料金も非常にまちまちでございます。あと施設によっては、施設がオープンしたときに料金設定をしておりまして、それが昭和50年代ぐらいの施設につきましてはですね、そのまま料金を改定せずに、定額でそのまま来ているというような施設もございます。そんなこともありまして、とりあえず一番直近でつくった施設というのが、調布市にあります、この地図にもかいてありますが、一番下の西町サッカー場というのがことしの4月にオープンしております。これが今回、三鷹でつくるサッカー・ラグビー場と全く同じ内容でございまして、これが2時間3,000円ということで、そんなこともありまして、うちの方でも平成15年にオープンしました野川グラウンド、これが今、5年ぐらいたっておりますが、その施設の料金を基準に考えております。
 それとあと、野川グラウンドの駐車場の減免措置はあるかというようなことでございますが、現在はそのような考えはないので、今後、もし要望があればということでありますが、今の時点では考えておりません。


◯委員(野村羊子さん)  考えていないということですが、減免する技術的な可能性というのはあるのでしょうか。つまり、料金徴収のあり方とかというふうなことで、とてもそれは難しいとかというふうなことなのか、それとも、やり方によっては減免ということもあり得るというふうに言えるのか。


◯大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長(岡崎安隆君)  まず、今回の、考えておりますのは、人を1人配置して、お金を徴収をするやり方を考えております。本来であれば機械設置がよろしいかと思うんですが、今、市役所のように機械設置で、入る車と出る車の──そういうやり方をしているんですが、その場合は、6.5メートル以上の道幅がないとだめだということで、それで現在、大沢野川グラウンドの道幅は5メートルしかないんです。ですから、両方向の機械を設置するということが現状では難しいので、このところで、とりあえずここ1年はですね、人を配置して取るようにしているんですが、そういう関係で、今度は人がお金を取るということになりますと、いろいろと減免措置になると非常にまた複雑なことになってしまいますので、今のところは人が徴収するということでありますと、減免措置というのはなかなか難しいかなと思っております。


◯委員(野村羊子さん)  考え方としてはわかりました。逆に人がいる方が、私は、例えば、登録証を見せてもらうことで減免可能とするみたいな配慮が可能なのではないかと逆に思うんですが、ちょっとその辺は議論があるところなので、それ以上追及はしません。はい、以上です。


◯委員長(緒方一郎君)  次の方。


◯委員(浦野英樹君)  よろしくお願いします。また野川グラウンド駐車場の件で、私も今、ちょっと聞いてみたいことを野村委員の方から質問していただいたんですが、例えば、体育施設、市にいろいろな施設がありますけれども、例えば、市役所のそこの体育館を使えば、駐車場の料金はかからないで済みますよね、実質。今回、普通に目的、ちゃんとグラウンドを使うという目的を使っても駐車料金が発生してしまうということと、どうしても場所的に、ここは車でないと通いにくい場所なのかなと思うんですが、そのあたりのバランスというか、公平性についてどう考えておられるのか、ちょっと考え方を聞かせてください。


◯スポーツ振興課長(柳川秀夫君)  市役所の施設を御利用になった場合には、市の施設の利用のカードですか、それをされて既定の時間の中では無料になっているという情報も、私たちもいただいているんですが、この野川に関しましては、先ほども担当課長が説明しましたとおり、総合グラウンド側が、今度完成に伴いまして、ほとんどの車はもう有料体制をとられているということで、公平性というのが最大限配慮しなければならないということで、現在の無料化を有料化をしようということのスタートでございますので、ちょっと市役所の方の施設とはスタンスが違うところからスタートをしておりますので、御理解のほどよろしくお願いしたいと思っております。以上でございます。


◯委員(浦野英樹君)  あくまで総合グラウンドとのバランスをとったということで理解してよろしいわけですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 わかりました。ただ、先ほど減免措置のお話がありましたけれども、当初1年、人を配置ということでありますけれども、やはり例えば最初の3時間は無料だとか、そういった形態もちょっと今後考慮、そういったことが可能になるようなシステムを考えていただきたいなと。利用状況に応じてそういったこともとれるように、これは要望ですけれども、よろしくお願いしたいと思います。


◯委員長(緒方一郎君)  はい、次の方。


◯委員(赤松大一君)  済みません、三たび、駐車場のことでございます。大変申しわけございません。先ほど、今回の野川グラウンドの駐車場に関して、人を加配するという御説明でございましたが、これに関しては、基本的にはグラウンド使用時ということで、理解でよろしいんでしょうか。逆にグラウンドを使用していないときは逆にフルオープンか、もしくは施錠するのか、鎖等で入出できないようにするのかということをお聞きしたいと思います。場合によっては、御近所の方がいろんな事情によってとめることも、大沢総合グラウンドの方は、グラウンドを使ってなくても夜中でもとまっている例があるんですが、その辺の公平性という部分に関して、大沢野川グラウンドの方がどのような形でお考えかを御説明いただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯スポーツ振興課長(柳川秀夫君)  大沢総合グラウンドは、たしか24時間営業ということでフルにゲートをあけておりますが、野川グラウンドにつきましては、皆様方の資料のところにお渡ししてございます、グリーンの道路から入るところに門がありまして、野川グラウンドをオープンしていない時間はすべて閉門しておりますので、管理人が閉門してしまいますので、利用時間帯以外ではとまっていないという前提で考えております。
 また同時に、全くフリーにしてしまいますと、あそこは調整池という場所でございまして、残念ながら年に何回か冠水ということもありますので、ですから、管理人の方も、車は閉門以後はとめないということで指示をするようにしておりますので、そういうことも踏まえまして、既定の時間以外はとまらないということを前提に考えております。以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  はい、わかりました。ありがとうございました。以上で終わります。


◯委員長(緒方一郎君)  次の方。


◯委員(森  徹君)  それでは、駐車場のことで質問させていただきたいんですが、先ほど、料金の問題で、都の駐車場とほぼ同額と言われましたね。都の料金というのは幾らなんでしょうかね。これが1つと、それから、周辺の駐車場の利用状況って今、どんな状況なんでしょうか。それから、あと、この施設利用者の車とそうでない車との判断というんでしょうか、どんなふうに。だから、利用しない人も500円だから利用するって当然あるかもしれないんですが、その辺はどんなふうに考えているんでしょうか。以上、お聞きします。


◯スポーツ振興課長(柳川秀夫君)  3点御質問いただきました。都の大沢総合グラウンドの方にある都の駐車場の料金ですが、最初の1時間が300円で、30分ごとに100円という料金体系になっております。
 それと、周辺の利用状況でございますけれども、大沢総合グラウンドの周辺は、調布基地の駐車場もかなりありますが、東京都の駐車場を管理している方なんかの話ですと、かなりやはり満タンといっていいんでしょうか、結構満車の状態でいるという、満車ですね、済みません、失礼しました。満車の状態が多いですということをおっしゃっておりました。
 あと、施設の利用者とその他の人の判断ということでございますけれども、今回、先ほど担当課長が申し上げましたとおり、自動の機械が設置できないという状況がありまして、管理人というか、ゲートの要員ということで1人職員を配置しますので、基本的に野川グラウンドの利用者は、利用者のみ、とめてくださいということで前々から看板等立ててお願いはしております。周知も図っておりますが、そういうこともありますので、野川グラウンドを利用する方のみの駐車場ということで御理解をいただこうとしております。ですから、周辺の調布基地を利用される方たちがとめるんじゃないかという懸念もあるんですが、一人一人に御利用ですねということを確認した上でとめていただこうということで、今後、行っていきたいと思っております。以上でございます。


◯委員(森  徹君)  ありがとうございました。都の料金が最初の1時間300円、30分ごと100円と、かなり安くないですね。安くないですよね。かなり高いと言った方がいいのかな。駅に近いところの料金体系と同じようで、これに倣っていくということは絶対ないですよね。ちょっとそのことをお聞きしたいんですが。


◯スポーツ振興課長(柳川秀夫君)  今回、料金設定させていただいておりますのは、総合グラウンドの料金に大きくかけ離れない方がいいだろうという趣旨だけでございまして、だからといって余りにも低料金を設定しますと、先ほど申し上げましたように、野川グラウンドを利用する方たちがとめられなくなる可能性がありますものですから、それに準ずる形はとりますけれども、大幅に東京都がまた料金改定をしたときに追いつくように、また料金を値上げしようということは、今現在では考えておりません。また、スポーツをやっていらっしゃる団体は、大体2時間を単位にそれぞれグラウンドから去っていかれる方が多いものですから、大体目安としては、総合グラウンドでも500円から600円の方。ですから、野川の方も、その程度の金額での設定が一番不公平がないんじゃないかということで設定させていただいております。以上でございます。


◯委員(白鳥 孝君)  まず、総合グラウンドの方の、例えば、どこかの会が一括で借りるときに、この値段表でいくのか。時間当たり、2時間以内で3,000円とかというのがございますけれども、その点、サッカーにしろテニスにしろ野球にしろ、1日一括でもし借りるような組織があった場合には、どのようにするのか。それは駐車場も含めてですけれども、その点お聞きをします。
 そしてもう一つ、駐車場なんですけれども、例えば、試合があったときに、テニスにしろ野球にしろソフトにしろ、審判の方は1日審判しなきゃならない。そのときに1台で来るときに、1日の料金を、1時間当たり300円、2時間300円でしたっけ。それを1日ずっと100円、100円で払っていくような形になるんですけれども、一括で幾らになるのかちょっとわかりませんけれども、審判の場合はどうするのか。それは野球連盟なり、またソフト連盟、またいろんな連盟の方々が負担するんでしょうけれども、その辺のところというのは、その連盟の方たち、また組織の方々、えらい背負うことになるんではないかなというふうに思って、その辺のところのことはどのようにお考えでやっていくのかということと、それから、野川のグラウンドの方の駐車場なんですけれども、管理人を置くというんですけれども、管理人の費用というのは、大変な費用がかかるんではないかと思うんですけれども、その辺。例えば、中に入って機械を設置できないというんですけれども、じゃあ逆に言ったら、公道に面しているところに設置をすれば、何ら問題はないのではないかなというふうに思うんですけれども、その辺どのようにお考えで、そういった形でやられたんでしょうか。まず、その辺のところを1つ。


◯大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長(岡崎安隆君)  まず初めに1点目の、スポーツ施設を1日丸抱えで借りた場合の料金ということでございますが、うちの方では条例で考えているのは、あくまでも2時間単位、2時間3,000円というふうに考えております。ですから、それが1日借りますと、掛ける何区分となるんですが、ただ、連盟、減免措置がございまして、例えば、市民大会などは使用料が免除と。あと、連盟主催の、例えば春の大会とかそういう場合は2分の1減免と、そういうような減免措置がございますので、それを適用しております。駐車場につきましては、ちょっと柳川課長が答えます。


◯スポーツ振興課長(柳川秀夫君)  大沢総合グラウンドの方の駐車場は東京都の管理でございまして、今、委員さんがおっしゃいましたように、連盟のそれぞれの審判さん、野球連盟さん、ソフトボール連盟さん、まあ、サッカー連盟さんもそうですが、確かに開場する前に、現在でもそのことについてどうするんだという御質問はいただいております。東京都さんの方とも、西部公園緑地事務所とも話しているところなんですが、なかなか東京都さんも他市の例も、減免はないと厳しいお答えをいただいちゃっているところなんですが、そういうことで、なるべくまた東京都ともいろいろ話しながら、連盟の要望を伝えていきたいなというふうには考えております。
 あと、野川グラウンドの方でございますが、こちらは1日1回、1台500円ということですので、そのことについては、まだ連盟さんの方のお話はしておりませんが、総合の方の料金体系とは、若干長時間になっても、連盟の人たちには負担はそれほどかからないかなというふうには考えております。
 あと、管理人を置くことによっての費用という問題でございまして、確かにそのとおりでございますが、先ほど担当課長が申し上げましたとおり、あそこは進入路が5メートルちょっとしかないということもありまして、委員さんおっしゃられるように、もう少し手前にした公道側の設置はどうだろうということで、私たちも業者側と何人か接触をしまして、実際に設置できるかどうかということでいろいろなプランを提案してみたんですが、やはり安全基準上でどうしても無理だろうということで、設置については経費も相当かかるということで、それだったら管理人を常時置かせて、入退出を確認するということの経費の方が低く抑えられるというふうに考えて、今回、管理人制度を導入させていただきました。実際問題、500円の体制で1日1台という形でやっていきますと、土日の収入から考えますと、大体700万円ぐらいの収入があるんじゃないかと見込んでいるんですが、人件費当たりがそれなりの400万円程度でおさまるとすれば、それの方が安全性を考えた上でもよろしいということで判断させていただいたところでございます。以上でございます。


◯委員(白鳥 孝君)  今の野川グラウンドの駐車場なんですけれども、考え方で、ゲートが設置、機械が設置できないという理由が、そういう経費のことであったんですけれども、私もその経費を見ていないからわからないんですけれども、これを要するに、今、5メートルをあと1.5メートル公道上にちょこっと──ちょこっとという言い方はおかしいんですけれども、少し広げたような形でですね、何とかそこにゲートを設置できるような工夫というようなことを考えた方が、確かに今、700万円だから400万円とかというお話が、数字があったんですけれども、もっともっと安くできるのではないかなというふうに思うんですけれども、その辺はきっとお考えだったんでしょうけれども、どの程度考えてやっていらっしゃるのか、ちょっとまた再質をさせていただきます。
 それとですね、今、総合グラウンドの方は一括貸しで、例えば、連盟に入っていれば、それは何らかの処置ができて、また減免というような形ができるんでしょうけれども、例えば、学校単位とか、それから、町会単位とかって今後あるかというふうなこともあるんですけれども、その辺のところというのは、連盟入っていないものですから、減免措置というのはどの辺のところまでやるのか、その辺をお聞きをいたします。


◯スポーツ振興課長(柳川秀夫君)  駐車場の方について、私の方から御答弁させていただきます。確かに野川グラウンドの設定というのは、機械設定というのも確かに検討しまして、それなりの経費がかかるという。まあ、経費は何百万円単位なんですが。それより何よりとにかく一番大優先に考えたのは、安全性の確保が図れないという。どうしても狭いと一方通行形式でしか機械設置ができないものですから、細かく言いますと、機械を設置しますと、右側ハンドルがほとんどですので、右側でおりていかなきゃならなくなると、向こうも右側で上がってくるという形になってしまうと、どうしても狭い道路で、いわゆる外車方式で、国産の車が外車方式で走る形になってしまいますので、安全性の面からすると、非常に業者さんも危ないんじゃないですかという、かなり御指摘は受けました。それで委員さんおっしゃいますように、もっと公道側に行って、市役所みたいな余裕のある状態で機械を設置したらどうかということも考えたんですが、どうしても歩道側まで出てくるようになりますと、東京都との道路の関係もございますので、できることなら民地の中で設置をしたいということもありまして、どうしても無理がきてしまいましたということで、今回のような管理制度で考えました。将来、これをずっと続けていく過程の中で、またいろいろ検討課題が出てきましたら、また新たな視点で考え直していきたいなと思っております。
 あと、総合グラウンドの方の駐車場の問題なんですが、委員さんおっしゃいますとおり、連盟も含めまして、長時間御利用になる方の減免制度は、本当に東京都の方にも何度かお話をしているんですが、どうしても都立公園内では三鷹市だけ独自ということはできないということで、かなり厳しい回答をいただいているというのが現実でございます。連盟さんを含めまして、長時間お借りになる方たちの対応というのを、今後連盟の中と私たちも、ちょっと検討していきたいなというふうに、さらなる要望をまた繰り返し伝えていきたいなと思っております。以上でございます。


◯大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長(岡崎安隆君)  減免措置につきましての御質問でございますが、先ほど私、減免措置があると言いましたのは、これは施行規則で定められておりまして、ちょっとまた詳しくお話ししますと、まず減免というのは、三鷹市の官公署が公用で使用するときはただ。それから、体育協会が主催する、いわゆる市民大会ですね。これが本当に使用料が免除であります。2分の1減免というのは、市が後援する事業で使用するものにつきましては2分の1減免。それから、例えば、野球連盟が主催する春の大会とか、これは2分の1減免です。それと5分の1減免というのがございまして、これは例えば、市の野球連盟に加盟している、例えば市役所のチームとか、これが5分の1減免でございます。それで、先ほど質問されました町会などで使用した場合どうなるかといいますと、これについては、今のところ減免の適用がないんでございますが、ここで市が後援する事業ということであればですね、2分の1減免というようなことも考えられるかなと思っております。以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  ぜひそんな幅でやっていただければと思います。
 それから、あと野川グラウンドの件なんですけれども、ぜひ今後、やはり経費の問題がございますので、拡幅なり、また何ていうんですか、車の対応ができるような、応対がですね、できるような方法を考えて、やはりゲートでやった方がいいんではないかなというふうに思いますので、その辺をぜひ考えていただければなというふうに思っています。以上です。


◯委員(森  徹君)  白鳥委員の質問を聞いていてちょっと思い出してですね、ちょっとお聞きしたいんですが、この大沢の総合グラウンドの管理業務というのが、かなり大がかりになりますね。管理業務を委託するわけですけれども、そこに対する教育委員会の管理というんですか、チェックというんでしょうか、この辺はどんなふうに。予算規模もかなり大きくなるものですから、その辺どんなふうな検討をされているか、この点をちょっとお聞かせいただきたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(岡崎温子さん)  大沢総合グラウンドの管理業務委託に関しては、今回、補正でも出させていただいているところです。新たに来年の平成22年4月1日からオープンをすることによって、現在も大沢総合グラウンドは管理をいたしておりますけれども、新たな施設になるということで、業務委託については考えております。ただ、ここの中身でございますけれども、現在は警備委託を含めての委託をしておりますけれども、ここは東京都の公園としてですね、武蔵野の森公園としてあるわけでございまして、三鷹市が管理するところについては区分が既に指定をされていることによって、警備の関係はなくなります。管理と、それから、新たにつくられました管理棟の、それから、この施設に関する清掃の業務。中身的には、管理委託と清掃業務の委託というふうになっております。以上です。


◯委員(森  徹君)  そうしますと、管理、今までは警備が中心だったということですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 はい。それで、管理と清掃という形ですね。この管理、清掃の委託に対して、教育委員会がどんなような状況把握といいましょうかをされるのか、この辺をちょっとお聞かせいただければと。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(岡崎温子さん)  これについては仕様書に定めておりますけれども、管理業務、清掃業務の毎日の日誌の記載、そして、何かの特別事情があったときには速やかに教育委員会に報告をすること等々、そういう意味では教育委員会がしっかり、業務委託を受託された業者に対しては管理をしてまいりたいというふうに思っております。以上です。


◯委員(森  徹君)  その日誌等の報告は、これはあれですか、月ごとぐらいの状況で把握して検討されるのか、1週間ごとぐらいなのか、その辺はどうなんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部生涯学習担当部長(岡崎温子さん)  毎月報告をさせております。以上です。


◯委員(土屋健一君)  1点だけ。大沢総合グラウンド、野球場とかソフトボール場、10月1日オープン予定という、今、報告がありました。芝生の成長によって早まることもあるということなんですけど、予約となると、さらにさかのぼって予約という形。さらに早めてオープンするとなると、今度、規則も変わるという。教育委員会の規則も変えるということですよね。そうなると、市民への周知が大丈夫なんでしょうか。例えば、9月15日オープンになったとか、9月1日からという場合、それよりもっとさかのぼってになりますけれども、その辺の御答弁をお願いします。


◯大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長(岡崎安隆君)  現在、施設の予約というのは、その月の2カ月前が受け付け期間でございまして、例えば、10月1日オープンと考えますと、7月にはもう受け付けが開始するんでしたっけ、そうですね。8月ですか。8月の1日には受け付けが開始ということで、その前に、うちの方では教育委員会規則を改正しなきゃならないと。教育委員会にかけなきゃいけないと、もう1カ月か2カ月。ですから、6月ごろにはある程度めどをつけないと、10月の場合ですね、というように考えておりまして、これが9月ですと、また1カ月早まって5月ごろにはですね、芝の状況とか、今後の見通しを決めなきゃならないという非常につらい立場がありまして、現在、野川グラウンド、あれも平成15年にオープンしているんですが、このときも、やはり野球場につきましては天然芝でございますので、そういう面で、やっぱり最終的には10月1日オープンというふうになってしまった経過があるんですね。ただうちの方としては、現在、代替施設も余りない状態で、野球連盟とかソフト連盟からもやんや言われておりますのでね、なるべく早くそういう気持ちでですね、事務手続も進めなきゃいけないんですが、まあ、行き先をよく判断して考えたいと思います。以上です。


◯委員(土屋健一君)  ありがとうございました。逆に流動的にすることによって、混乱を招かないのかなという、ちょっと心配がありましたので、その辺十分考慮して、混乱しそうだったら10月1日で、もう決定しちゃうというぐらいのことがあってもいいのかなと思います。


◯委員長(緒方一郎君)  よろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で、本件に対する質疑を一たん終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時06分 休憩



                  午前11時07分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 議案第57号 三鷹市むらさき子どもひろば及び三鷹市四小学童保育所の指定管理者の指定について、あわせて議案第58号 三鷹市六小学童保育所A等の指定管理者の指定について、以上2件は関連がございますので、一括議題といたします。
 以上2件に対する教育委員会側の説明を求めます。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  おはようございます。よろしくお願いをいたします。
 まず、議案第57号の方でございます。むらさき子どもひろばと四小学童保育所の指定管理者の指定でございます。この件から御説明をさせていただきます。四小学童保育所とむらさき子どもひろばにつきましては、平成18年度に指定管理者の公募を行いまして、その結果、平成19年度から21年度までの3年間、株式会社日本保育サービスが指定管理者となりまして、管理運営を行ってきておりますが、指定期間が今年度末で満了となりますので、平成22年度以降の指定管理者の指定に向けた候補者の選定作業をこれまで進めてきたところでございます。
 資料の方でございますが、11ページをお開きください。こちらの方に、これまでの選定経過が載せてございます。この候補者の選定に当たりましては、平成21年10月7日に開催をいたしました、公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の教育部分科会におきまして、これまでの株式会社日本保育サービスの運営実績から、非公募としたい旨の決定をいたしまして、10月13日の公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会におきまして、公募によらない方法で行うと、こういう決定がなされたところでございます。これを受けまして、株式会社日本保育サービスから、平成22年度から今後5年間の事業実施計画及び収支計画書、加えてこの3年間の財務諸表を提出させまして、同委員会の教育部分科会におきまして、その内容について11月の4日に審議を行いました結果、株式会社日本保育サービスを再指定するという結論に達し、その審議内容を踏まえて、11月9日の公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会におきまして候補者の選定を行った結果、これまでどおり株式会社日本保育サービスを指定管理者の候補者として選定をしたものでございます。
 それで、この平成18年度まで、別々に管理運営がなされていましたむらさき子どもひろばと四小学童保育所についてですが、この指定管理者になりまして、平成19年度から平成21年度までの間、館長を中心とした両施設の一体的な管理運営を行い、また、会社の本部からの支援も受けながら、双方の施設の有効活用であるとか、あるいは、利用者のニーズを踏まえた行事、事業、保育、こういったものを実施をしてまいりました。特に学童保育につきましては、学期ごとの保護者のアンケートの実施であるとか、あるいは、年度ごとに第三者評価を実施し、その結果の公表をしている。あるいは、学校長、地域子どもクラブの代表者、それから父母会の代表者、あるいは地域の代表者、そして教育委員会の事務局、こういった者と、あと日本保育サービスの保育員、あるいは本部のスタッフ、こういった者が入りました学童運営のための連絡会を定期的に開催するなど、これまでにない取り組みを実施し、学童保育所の運営に積極的に取り組んできております。また、むらさき子どもひろばについても、乳幼児や児童への保育員の対応に対する利用者の評判が非常に高く、また、利用者の増加もしてございます。また、コミュニティ・センター等へ出向いてのひろば業務の実施など、サービスの利用機会の拡充も行うなど、指定管理者としては市民の期待に十分こたえた運営を行ってきているところでございます。
 資料の方でございますが、12ページをお開きください。これらの実績を踏まえまして、実際に実施をいたしました審議の結果が、こちらの12ページの方の資料でございます。これについて御説明をいたします。まず、大きく、先ほど提出させた資料、事業の実施計画、そして収支計画、そして法人の経営状況といったところに着目をして審議をしてまいりましたが、特に事業実施計画書につきましては、これまでの3年間の指定管理者としての運営実績を踏まえて、四小学童、そしてむらさき子どもひろばの一体的な管理運営をより一層促進をしていると。そして、利用者のニーズにこたえる、先ほど御説明したような質の高いサービスの提供、そして地域に密着した施設を目指した計画というふうになっております。学童保育につきましても、質の高い障がい児保育、それから、先ほど御説明いたしました、保護者、学校、地域との連携、それから、小1プロブレムへの取り組み、こういったもの。つまり、三鷹市子育て支援ビジョンが目指す学童保育所を中心とした子育て環境の充実に向けた計画内容となっております。また、むらさき子どもひろばにつきましても、これまで実施してきた相談事業のニーズの増加や、あるいは、相談内容の多様化に対応するための職員の能力向上、あるいは、土曜日に保育園児や幼稚園児とその家族の利用機会が多いことを踏まえた事業の拡充や、あるいは、土曜日の事業情報の幅広い配信など、これまで指定管理を行ってきた中での課題解決に前向きに取り組む、こういった計画の内容になっておりまして、またそれらを実現させるための職員の研修体制であるとか本部の支援体制、こういったところも充実をしているところから、今後も利用者から信頼される運営保育を行っていくことが可能であるという結論に至ったものでございます。
 また、収支計画でございますが、指定管理料そのものは、これまでの3年間と比べて約6%の増ということで計画が出てきておりますが、これは四小学童保育所の保育条件が、3年前については入所児童数が40名、そして障がい児がゼロということを前提に職員の配置等、あるいは学童保育をお願いをしたのに対し、今回は入所児童が55名、うち障がい児が2名という条件としていることが一因でありまして、株式会社日本保育サービスの指定管理者としての経費削減対策として、学童保育所とむらさき子どもひろばの職員の相互勤務等による人件費削減策や、あるいは、むらさき子どもひろば事業への社内講師の活用による事業費削減にも取り組んでいるようなことから、収支計画としては妥当な金額であるという判断をいたしました。
 また、法人の経営状況でございますが、過去3年間の財務諸表を提出をさせ、専門機関でありますNPO法人三鷹経営コンサルタント協会に財務内容の分析を依頼をいたしまして、その報告をもとに審議をいたしました結果、財務状況そのものは近年増資を行う中で、設備投資による事業拡大を行っているため、未払い金がふえていますが、売上高の成長率であるとか経常利益率は、一般的な企業平均から見ても高く、また、親会社はジャスダックの上場企業でもあり、親会社の経営も安定しており、直近の財務内容も収益性、資本構造とも悪くない。こういったことから、今後長期的に指定管理を行う上で問題はないと判断をしたところでございます。
 以上のことを総合的に判断いたしまして、四小学童保育所、むらさき子どもひろばの指定管理については、株式会社日本保育サービスを指定管理者の候補とすることといたしました。
 それから、この日本保育サービスの概要でございますが、ちょっとお戻りいただいて、9ページをごらんください。株式会社日本保育サービスは、今、申し上げたジャスダック上場のJPホールディングスを親会社とする株式会社でございまして、実質的にはJPホールディングス内の子育て事業部門ともいえる法人でございます。株式会社日本保育サービスの本社は名古屋市でございますが、保育事業本部については新宿区にございまして、保育所の設置・運営、あるいは学童保育所の運営、児童館の運営などを主な業務としておりまして、1ページおめくりいただきまして、資料の10ページでございますが、この三鷹市の四小の学童、むらさき子どもひろばのほかにも、加えて学童保育所26カ所、児童館6カ所、認可保育所29カ所などを運営しておりまして、親会社そのものもこれらの業界のトップであることから、今後の事業拡大とともに会社の成長も期待できる法人でございます。
 四小の学童保育所、それから、むらさき子どもひろばの指定管理者の指定についての説明は以上でございます。
 続けてよろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 続きまして、議案第58号でございます。三鷹市六小学童保育所A等の指定管理者の指定でございます。これについて、御説明をいたします。
 資料の方の13ページをまずお開きください。六小及び南浦小学校の学童保育所の指定管理者による管理運営につきましては、平成20年の第4回市議会の定例会におきまして、現在の指定管理者である三鷹市社会福祉協議会を再指定し、指定期間を平成21年度の1年間と議決されたことを受けまして、平成21年9月11日に開催された公の施設指定管理者候補者の選定・評価委員会におきまして、公募により候補者の選定を行う、こういう決定をいたしたところでございます。これを受けまして、同委員会の教育部の分科会におきまして、9月16日に公募の告示を行いました。それ以降、14ページにまたがりますが、9月の29日に指定管理者の募集要項につきまして、応募を希望する法人対象の説明会を開催をいたしまして、10月の1日から9日までの間を応募期間として公募をいたしましたところ、15ページの方に掲げてございます7法人から応募がありましたので、10月14日の日に第一次審査として書類審査を行い、その結果、7法人すべてについて第二次審査を行うことといたしまして、10月の21日にプロポーザルを含むプレゼンテーションを実施するとともに、22日から26日にかけて、7法人が管理運営する施設の現地訪問調査を行った後、10月の28日に教育部の分科会を開催しまして、分科会としては、株式会社日本保育サービスを指定管理者の候補者とすることとし、その結果を公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会に提出をいたしまして、11月9日の同委員会におきまして、株式会社日本保育サービスを候補者とすることと決定をいたしました。
 また、この選定の経過にもございますとおり、公募を行うに当たりまして、六小、南浦小の学童保育所において、それぞれ3回の保護者への説明会を開催しまして、保護者の皆様には、指定管理者制度、あるいは公募となった場合の選定の基準、それから、スケジュールなどについて説明を申し上げ、一定の理解を得るとともに、保護者からの要望もお聞きした上で、選定にその一部を反映をさせたところでございます。
 続きまして、候補者の選定をするに当たっての基準について御説明を申し上げます。資料の方は17ページとなります。今回の選定に当たりましては、ここに掲げる選定基準に基づき、選定審査を実施をいたしました。審査方法と内容につきましては、事業の実施計画、それから、収支計画、経営状況と、この3区分に分けておりまして、それぞれ5段階評価をしておるところでございます。事業の実施計画につきましては、各法人から提出されました事業計画書、それから、二次審査のプロポーザルの内容、それから、現地調査に基づきまして評価を実施いたしました。事業実施計画につきましては、全部で30項目を項目といたしまして、それぞれ20点満点、トータルの600満点で評価を行いまして、その7法人の合計点の平均点、これを基準といたしました。この基準点を10%以上上回る法人の場合にはAA、5%上回る場合はA、それから、基準点から5%未満上回っている場合にはB、基準点から下、5%未満まで下回る場合にはC、5%以上下回る場合をDと、こういった評価にいたしました。
 この実際の事業実施計画でございますが、30項目ありますが、その中で、1つは団体の運営方針、こういったものについて評価をしてございます。それから、当該学童保育所の具体的な事業の実施計画、事業展開の計画、それから、特にその中で年間の行事であるとか、あるいは、子育て支援ビジョンにもうたっております障がい児対策であるとか、あるいは、小1プロブレムの問題、あるいは、この両学童保育所のA・Bがありますので、A・B間の連携。それから、六小と南浦学童保育所の連携、あるいは地域子どもクラブ、学校との連携、こういったことを盛り込みながら、評価を行ったところでございます。また、こういったものを実施するための職員の配置、それから、法令遵守という意味で、個人情報保護の問題、あるいは、緊急事態への対応。それから、やはり非常に重要になってくるのが業務の引き継ぎ。こういったことに加えて、やはり自主事業としてどういった事業を考えているか、こういったところも評価の対象としたところでございます。
 それから、収支計画でございますが、こちらはですね、指定期間が3年間、当初なりますので、3年間の収支計画につきまして、六小、南浦小学童保育所の平成20年度の概算の支出額、これの3倍の額──3年間ですから3倍の額を基準額といたしまして、平成20年度の支出実績額の3倍の額を基準額といたしまして、その基準額の95%未満の収支計画になっている場合にはAA、それから、95%、100%未満の場合にはA、100%以上105%未満の場合をB、105%以上110%未満の場合はC、110%以上となっている場合にはDと、こういう評価をしたところでございます。
 それから、法人の経営状況でございますが、過去3年間の財務諸表を提出をさせまして、先ほどの四小・むらさきと同様、NPO法人三鷹経営コンサルタント協会に財務内容の分析を依頼をいたしました。特に今後、長期間にわたり安定して法人としての経営が可能かどうかに主眼を置き分析をしていただき、5段階評価を実施をしてもらったところでございます。その結果をもとに協議をいたしました結果、この委託をいたしました協会の評価そのものを、5段階評価をAAからDに置きかえて、5段階評価をそのまま採用するということといたしました。
 これら3つの項目について、AAからDまでの5段階評価につきましては、点数化をいたしまして、AAとついたものについては100点、Aとついたものについては80点、Bとついたものについては70点、Cとついたものには60点、Dとついたものには50点という換算をいたしまして、この3つの評価項目、事業実施計画、収支計画、そして経営状況、この3つの配点割合を、事業実施計画が50%、それから、収支計画を30%、それから、経営状況を20%と、こういうような配点割合で最終的な評点を算出をいたしました。その結果として、指定管理者の候補者となった株式会社日本保育サービスが最も評点が高くなったと、こういうことでございます。
 そこで、資料の16ページをごらんいただきたいと思いますが、その最終的な審議結果がこちらの方に載ってございます。この株式会社日本保育サービスについての評価は、特に事業実施計画については、法人の学童保育所や保育園の経営や、あるいは管理運営実績が極めて豊富であり、運営面においても、利用者のニーズを踏まえた豊富な行事の内容、具体的な学校や地域との連携方策、あるいは、質の高い障がい児保育、小1プロブレムへの具体的な取り組みなどがすぐれておりまして、また、これらを実践するための本部との支援体制が確立されている点。あるいは、第三者評価を実施し、その結果を公表し、保育資質の向上に努めている点、こういったところが評価が高かったところでございます。収支計画につきましては、このような事業を実施していく計画の中で、本部からの人的支援などもありまして、平成20年度、先ほど申し上げた実績、基準額に比べて98.4%というふうな経費に抑えられており、一定の評価ができる内容となっているところでございます。
 法人の経営状況でございますが、先ほど、四小・むらさきなどでも御説明いたしましたが、近年ですね、増資を行っている中で、未払い金は多いですが、やはり親会社がジャスダックの上場企業ということもあり、最終的には長期的に指定管理を行う上では問題ないという判断をしたところでございます。
 以上のことを総合的に判断いたしまして、六小、南浦小学童保育所の指定管理につきましては、株式会社日本保育サービスを指定管理者の候補者とすることといたしました。なお、六小、南浦小学童保育所の保護者の皆様には、保護者会を保育所ごとにそれぞれ3回ずつ、先ほど御説明しましたとおり開催をいたしまして、丁寧に御説明をいたしまして、保護者の皆さんの不安や要望にこたえることにより、一定の理解が得られていると考えているところでございます。
 私の方の説明は以上でございます。


◯委員長(緒方一郎君)  ちょっと休憩します。
                  午前11時29分 休憩



                  午前11時30分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 評価方法等に関します資料を、本委員会として資料要求することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 休憩いたします。
                  午前11時31分 休憩



                  午前11時32分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会側の説明は終わりました。これより質疑に入ります。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、四小とむらさき子どもひろばの方から質問させていただきます。特に学童とほかの子どもひろばの連携というのは、非常に難しいところがあるかと思います。昼間は仲のいい生徒なんですが、放課後になると君は学童、僕はひろばみたいな形で、非常にその辺の連携というのは難しいところでございますが、実際にこの指定管理者になられて3年間の中でさまざまな御苦労があったかと思いますが、その辺の御苦労、またどのような取り組みを、特にこの連携に関してどのような取り組みをされてきたのかということを、1点質問させていただきます。
 また、説明の中でありましたとおり、特に保護者、また父母会等を定期的に開催されていたと聞いておりますが、その際のアンケート等によって、保護者等の御不安とか、また満足度等の進捗を図っていらっしゃったかと思うんですが、今回のさらなる選定において、その辺の満足度というのはどのような形で評点をとってきたのかということをお聞きしたいと思います。
 また、今回の審議結果の中に書いた文面であります障がい児の方のところで、質の高い障がい児保育内容という一文が入っておりますが、具体的にはどのようなことを、今、計画をされておったのかということ、また、今までどのような取り組みをされてきたのかということを、1点お聞きしたいかと思います。
 あわせて、済みません、六小の方にもなりますが、今回、プロポーザルの結果も踏まえて、また日本保育サービスさんの方に六小等の方、お願いすることになると思うんですが、今回、逆に連雀学園全体が1つの業者、指定管理者になりますが、その辺の、それぞれプロポーザルを受けての別々の選定でございましたが、逆に結果的に四小、六小、南浦が同じ管理者になりますけれども、その辺のメリットといいますか、現状、今は六小、南浦は相互乗り入れといいますか、連携とっていらっしゃるかと思うんですが、これに四小が1つ加わることによって、またよりよい厚みが何か効果的なものがあるのであれば、御説明いただければと思います。以上です。
 申しわけありません、もう1点だけ。あと、親会社、先ほど御説明があったとおり、JPホールディングスさんが親会社という御説明で、非常に安定しているという御説明もありましたが、現状、今、この世情でございますので、JPホールディングスさんの株価はどのぐらいかということと、その推移ですね。現状の今、株価単体で判断するのではなくて、現状、今、上がってきて今なのか、下がってきて今なのかとか、その辺のまた過去の推移とか、どのような経緯があっての今、現状なのかということをお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  四小の学童と、それから、むらさき子どもひろばとの連携についてでございますけれども、むらさき子どもひろば、どちらかというと地域子どもクラブというよりも児童館的な役割を果たしている施設でございまして、実際には午前中に結構乳幼児のお子さんが多く来ていると。学童そのものは午後ということでございまして、一番連携の中で、一体運営をしていく中で大きかったのは、やはり両方の施設、午前中はむらさき子どもひろばの施設、スペースが結構使われていると。でも、学童の方はあいているので、そういった意味ではあいている学童の施設を午前中むらさき子どもひろばが使ったり、また逆にむらさきの方はですね、夕方になるとほとんど子どもがいなくなる中で、学童の方が使わせてもらっているとか、施設の相互利用であるとか、こういったところは非常に大きな連携ができております。また、今、学童の場合には、土曜日は2時までということになるわけですが、むらさき子どもひろばが2時以降もあいていますので、学童の子どもたちも、2時ではまだ家に帰ってもだれもいないというケースのときは、むらさき子どもひろば等を使って時間を使っていると。こんなようなですね、実際には一体的な取り組みができているところでございます。
 それから、保護者、父母会につきましては、当初、平成19年度の当時はですね、さまざまな引き継ぎ等で初めてのケースでもありましたから、保護者の方もですね、満足度そのものの中で、やや不満とか、不満というようなアンケート結果もございましたが、平成20年度の最終のアンケートでは、大変満足、それから、満足というところのみの印でですね、やや不満であるとか、不満、要するに、マイナスの評価をする保護者については1名もいないと、こういうようなアンケートの結果も出ているところでございます。そういった中は、私どもとしては非常に高い評価をしているところでございます。
 それから、障がい児の取り組みでございますが、四小はこれまで障がい児の受け入れを行っておらなかったわけですけれども、今後はですね、行って当然いくようになるわけでございます。特に障がい児につきましては、本部の方で障がい児を受け入れるための仕組み、具体的には、臨床心理アドバイザーという専門職の方を含む発達支援チームがありまして、そういったチームがこういう施設を巡回して、子どもたちの、対象の子どもの行動観察であるとか、あるいは、発達検査を行う中で、指導の内容であるとか環境整備について、保育員に指導、助言を行うと、こういうふうなところ。あるいは、通所時、例えば四小には、いわゆる教育支援学級がないわけですから、例えば、六小のお子さんが四小の学童に通うようなケースの場合にはですね、六小の方までお迎えに行って、子どもたちが安全に学童にたどり着くようなサービスを実施をしていくとか、こういったような取り組みを掲げておりまして、こういった部分については非常に評価が高かったところでございます。
 それから、今度、連雀学園全体が保育サービスになることによる、指定管理上のメリットということでございますが、1つとしては、数的な問題として、やはり大きく法人の方にもスケールメリットがあるんだと思うんですが、学園として考えた場合にですね、1つは、こちらの保育サービスの方では、各学童ごとにスポーツトレーニングみたいなプログラムがあって、そういったそれぞれが学園内で同一のスポーツトレーニングを同じ時期にやることによって、その後にスポーツ交流大会を実施をしようとか、あるいは、今度は一中というのが1つありますので、一中の生徒を活用したさまざまな、例えば、一中の子どもたちに職業体験をさせて子どもたちと交流をしようとか、そういったような取り組み。そして、待機児童が出た場合に、先ほどの送迎サービスなんかも実施しながら、それぞれの学園内であれば、保護者の方の了解が得られれば、それぞれ学園内の学童保育所にあきがあれば、待機の子どもたちをそちらの方に一時的に通わせて一体的な運営をしていく。こういったようなこともですね、実際には企画を提案をされているところでございます。
 それから、親会社の件でございますが、ちょっとお待ちください。親会社の件でございますけれども、株価については、ちょっと私の方の資料が12月の2日の終わり値でございますが、1,620円という株価でございまして、ある意味市場からはですね、それ相応の評価を得ているというふうには考えられております。ただ、この1,620円について、ちょっと追いかけておりませんでしたので、この日の株価しか把握はしてございませんけれども、全体として子育て市場も拡大局面にある中で、やはり先ほど申したとおり、全体的に成長戦略をとっているということで、今後の需要拡大とともに成長が見込まれるというふうに判断をしているところでございます。以上でございます。


◯委員(赤松大一君)  ありがとうございました。やはり結果的にでございますが、1つの学園の中の指定管理者が1社になったということは、大きなメリットにも、今、御説明いただいたとおり発展するかと思いますので、その辺はしっかりとまた教育委員会と連携をとっていただいて、また大きく発展いただければと思います。
 あと、済みません、1点だけちょっとまた別の質問、再質問といいますか。お子様が放課後、学童時にけがをしたときには、どのような今、対応をされておるのか。現状、学童は学童、放課後事業は放課後事業という縦割りがあって、非常にその辺の乗り入れが難しかった時期もあったと思うんですが、現状、この四小・むらさき子どもひろばで、例えばそれぞれのお子さんがけがした場合に、どういう形で治療──まあ、最悪の場合というか、重たい場合は救急車等の対応になるかと思うんですが、それよりもっと軽度の部分のときはどういう処置をされているのかお聞きしたいと思います。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  保育員そのものも、軽度のものについては、現場の方でですね、簡単な治療についてはいたしますけれども、基本的には判断、専門家ではございませんので、判断できないことがほとんどですので、本当にちょこっとしたすり傷程度ならともかく、子どもが痛みであるとかを訴える場合、あるいは、ある一定の出血があるような場合には、基本的には受診をすることとしております。この受診をした場合、あるいは、軽度なけがで受診に至らなかった場合でも、必ずその経過については保護者の方に連絡帳という形で、あるいは、特に受診をしたような場合には、直接保護者の緊急連絡先に連絡をとり、保護者の方に即座に報告をしているということでございます。


◯委員(赤松大一君)  はい、わかりました。ありがとうございました。以上で終わります。


◯委員(浦野英樹君)  よろしくお願いいたします。
 先ほど、追加で評価の方法の配点について資料がありましたけれども、これはずばり最終的に評価する段階で、応募の7社、何点だったのかというのは、これは教えていただけないでしょうか。あと、今回指定管理者がかわる、六小、南浦については指定管理者がかわるということなんですが、そういう意味で、同レベルの事業者であれば余りかえる、業者をかえると混乱がふえるだけですのでかえる意味はないのかなと思うんですが、現在の社会福祉協議会と、この日本保育サービス、相対評価で日本保育サービスがすぐれている点について教えてください。あと、引き継ぎに関しまして、社会福祉協議会から日本保育サービスというのは、四小のときに一度引き継ぎを行っているわけですが、過去の引き継ぎの経験を踏まえて、今回、どういった引き継ぎの体制をとられるのか教えてください。以上、よろしくお願いします。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  点数についてはですね、具体的な点数の公表については差し控えたいというふうに思っております。ただ、日本保育サービスが一番トップであったわけですが、一番下の法人とはかなりのといいますか、30点近い、100点満点の中で30点近い差がありました。また、2番目のところとも10点前後の差がありまして、今回については、差はあったというふうに御報告をしておきます。
 2番目の御質問の中で、同レベルの業者であれば、特に混乱を招くことを考えれば、そのままでもというようなお話でしたが、特に社会福祉協議会と比べてすぐれている点ということでございますが、決定的に違っているのは、やはり1つは、収支計画による金額の差が著しく大きかったということはあります。それから、保育の内容については、やはり一番大きかったのは、子育て支援ビジョンにうたっている、特に障がい児保育、これについての考え方については大きく違う。それから、障がい児保育の実際の保育の質の内容です、先ほど申し上げたようなところ。専門家もおる中での障がい児保育を行っていくというようなところは、非常に大きく差がありました。また、自主事業の中での、例えば第三者評価を実施をするような点、あるいは、保護者アンケートを学期ごとに実施し、その中身について、やはり公表をしていく点。こういったところも含めてですね、実際の保育に関する課題をオープンにした中で、解決策を全体で行っていく、こういった点。それから、最後に、地域であるとか、あるいは学校であるとか、保護者との連携の点。学童に関する情報連絡会を定期的に開催をして、そういったところを実際にやっていくという提案がありますけれども、そういったところの情報の共有化を具体的な方策で図ろうとしている点、こういったところは結構差があったなという認識をしております。以上です。
 済みません。それから、引き継ぎの件でございますが、前回の引き継ぎの中で起きた課題、そういったこともありましたので、昨年、前回は3月、1カ月ですべての引き継ぎをやろうということでやってまいりましたが、今回につきましては、議会の方の御議決をいただいて、告示が終わりましたら、その段階で直ちに保育サービスの方の担当する者、そして可能であれば、この施設リーダーとなる実際に現場に保育する者、こういった者とともに1月中には保護者会を開催をして、これからの引き継ぎも含めた保育サービスによる学童保育の運営のあり方、こういったものを保護者の方に御説明をした上で、早い段階から作業を始めていこうかな。ただ、実質的な契約上、引き継ぎの期間というのは3月、1カ月ということで、私どもも1カ月間の契約をしていくわけですが、指定管理者の方では、従前から引き継ぎの準備をしていこうと。それからまた、特に新しく入るお子さんについては、個別に入所前に面談をしてですね、保育サービスの方でも新たな4月からの保育に備えていきたい、このような計画になっております。以上です。


◯委員(浦野英樹君)  ありがとうございました。あと、社会福祉協議会と日本保育サービスの相対的な差で、選考基準の一番重要な危機管理の部分ですね。社会福祉協議会さんは、ある意味地域密着でやってきている事業者なわけですけれども、日本保育サービスはそうではないということで、不安を感じている方もいるんですが、その危機管理の部分について、日本保育サービスはどういったことをして、どういった体制でいくのかということについて、ちょっともう少し詳しく教えてください。
 あと、引き継ぎに関して。ということは、契約上は3月1日からだけれども、実際に日本保育サービスの職員が入るのはそれより前、2月ぐらい。ちょっと具体的な日にちは言えないと思うんですが、それより前に入ることになるのかということについて、ちょっと確認です。よろしくお願いします。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  危機管理の件でございますけれども、大きな災害とか事件、事故が発生したときの、その後の緊急通報体制等については、日本保育サービスも、それから、今までの社会福祉協議会もマニュアルを持っておりますが、そのマニュアルの内容については、差異はないという認識をしております。ただ、危機管理、要するに、事が起きないための備えという意味では、例えば、保育サービスの場合には、学童の子どもが退所するときに、基本的には5時にある一定の時間退所するんですが、それぞれの地域の危険ポイント、危険な交差点があれば、そこのところまでは保育員が送りをすると、見送りをすると、こういったことで、できるだけ危険を回避するための努力、こういったものはなされる計画になっております。障がい児についても、先ほど申しましたとおり、他の学区から来るときには迎えに行くと、こういったようなサービスも含めてでございますので、そういった意味では、予防策としては保育サービスの方がすぐれているというふうに判断をしております。
 それから、引き継ぎの件ですが、正式には3月でございますが、全員というわけにはいきませんが、これは保育サービスの自主的なやり方の中で、2月ぐらいから保育員を一部現場の方に派遣したりして、対応をしていくという計画であると聞いております。保育サービスの場合には、地域で子どもを育てるという視点は非常に大きな目標を持っておりますので、単に学童保育所だけではなく、地域のさまざまな施設についてもきちんと把握をしていきたい、このような計画となっております。以上です。


◯委員長(緒方一郎君)  それでは、ちょっと早いですが休憩をさせていただいて、1時再開ということでお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 休憩いたします。
                  午前11時55分 休憩



                  午後1時00分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  それでは、委員会を再開いたします。
 野村委員の質問から。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、1つずつ質問させていただきます。まず最初に、むらさきと四小の指定管理についてですけれども、まず非公募とするというふうなことがあります。運営実績から非公募とするというふうな話がありましたが、運営実績の具体的な内容というのは資料として示されてありませんが、今、口頭で何かちょこっと言われましたけどね。それについての具体的な資料というのは、事業者から何らかの形で出てきたものを評価したということなんでしょうか。そして、非公募とするという規定、済みません、三鷹の指定管理者についての規定の中で、非公募とする場合の規定というのがあったら、それについて教えてください。お願いします。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  まず、非公募とするに至ったものでございますが、私どもの方では、保育サービスの方の実績というところを評価するに当たりですね、四小学童の保護者からのアンケートの結果であるとか、あるいは、指定管理者の方が独自に実施をしております第三者評価、こういったものの結果から総合的な判断をして、再指定に向けて非公募とするということにしたところでございます。また、非公募とすることができる規定関係でございますけれども、この指定管理者につきましては、三鷹市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例がございまして、その第5条でですね、公募によらない選定ができる旨の規定があるところでございまして、それに基づいて、公募によらない選定としたところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、公募によらない場合はどのような場合と定めているのかというのを、もう1回教えていただけますか。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  公募によらない選定等ということで、条文の方を読みますと、「市長等は、前条各号」──これは候補者の選定に関する条ですが、「に掲げる基準を満たす法人その他の団体で、公の施設の性格、事業の内容、規模等により、その管理を行うものとすることにより設置の目的を効果的かつ効率的に達成することができると認められるものがあるときは、第2条の規定にかかわらず、当該団体を指定管理者の候補者として選定することができる。指定期間が満了した後、再指定しようとする場合も、同様とする」というところでございます。以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  どこで、総合判断というふうに先ほどおっしゃいまして、非公募とする。つまり、基準を満たし、規定に沿って認められる、あるいは、さらには再指定というか、継続が前提としてというふうなことなんだと思いますけれども、それについての総合判断の根拠となったものは、じゃあ、保護者アンケートと第三者評価のほかに、今、この2点。保護者アンケートというのは、市の方でやったアンケートというふうに考えていいんでしょうかね。それ以外に何か根拠となる資料というのはないんでしょうか。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  根拠となる資料そのものはございませんが、実際には、先ほどちょっと御説明いたしましたが、学期ごとに最低ですね、学童の運営連絡会というのを開催している中で、さまざまな学童保育所の運営状況を、私どもは把握をしております。また、その把握をしている状況、それからですね、まだ具体的な評価そのものは始まっていませんが、各年度末の1年間の事業報告書というのを指定管理者の方から提出をさせていますので、それに基づいて、総合的に評価をしたものでございます。


◯委員(野村羊子さん)  実際にですね、つまり、運営連絡会で話を聞いてというふうなことだと、客観的に、あるいは公表されてね、外から見て、これは根拠がある理由に基づいてこう判断したんだなというのをどこで見たらいいのかというのが、非常にわかりにくいと思うんです。事業報告書というのも、基本的には、今、議会にはそれって報告されていないし、そういうことについて、何をもってこれを判断したのかということがね。もちろん口頭でさっき、あと何でしたっけね、利用者がふえているだとか、ひろばサービスをやっているだとか、細かいことを言っていらっしゃいましたけれども、それについても口頭説明だけで、これが根拠で、非公募にふさわしいんだというふうな、それだけの実績があるんだということの判断をしたと。何の根拠もなく判断したように紙ベースではなってしまうわけですけれども、それでそういうような選定のあり方でいいのかどうかという、そういうレベルの話なんですけれども。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  11ページをごらんいただきたいんですが、こちらに、業者の選定までの経過が書いてあります。まず、10月の7日に、教育部の分科会で審査を行って、検討を行っております。この段階で、特記事項にありますように非公募というふうにしております。その次に、10月13日に選定・評価委員会──分科会の上といいましょうかね、そこで同じように分科会の決定について審査をしていただきまして、公募によらない選定方法が確認をされた。さらに教育部分科会を開催いたしまして、むらさき子どもひろば・三鷹市四小学童保育所の指定管理者候補者の選定について。内容的には事業実施計画、収支計画書、法人の経営状況等について書類審査をした上で、株式会社日本保育サービスに決定をした。さらにその決定内容について、選定・評価委員会でも同じように決定をしていただいたという内容になっております。
 それで文書的には、12ページをちょっと見ていただきたいんですけれども、12ページのこれが審査結果です。事業実施計画、収支計画、経営状況、審議結果というふうにありまして、これは資料として添付しているのは、11ページの11月9日の審査内容をペーパーにして、これで確認をしているという手続をとっておりますので、資料としては、10月7日、10月13日、11月4日とあるんですけれども、最終の決定内容であります審議結果を参考資料として見ていただいていると。それを参考に検討していただくために、これを添付しているというふうに御理解していただければありがたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  非公募としない、それまで指定管理をしていたのに非公募としないで公募とするという場合の判断というのと、非公募とする判断の、その基準はどこにありますか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  これは先ほどのですね、指定管理者制度導入の基本方針でありますとか、それから、ガイドラインが出ておりまして、それにのっとりまして、3年間の事業の実施内容を見るということです。評価をする。それがAの場合につきましては、基本的には次の5年間について非公募としても決定ができるというふうになっておりますので、そのような流れとして決めているということでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい。流れはわかりました。そうしたら、六小学童の方に行きます。六小と南浦とですね。これが今回公募となった理由というのは、では、どういったことになりますか。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  この学童保育所の指定管理者の選定につきましては、ことしの3月に制定された子育て支援ビジョンにおきましても、今後ですね、学童保育所については公募という方法を基本に選定を行っていくということを前提にしておりますので、そのようになったわけでございます。ただ、これはその都度指定管理期間が満了するごとに新たに公募とする意味ではございませんので、これから条例にのっとった形で公募をしていくということの趣旨に基づいたものでございます。以上です。


◯委員(野村羊子さん)  済みません、今の話だと、先ほどの四小を非公募とした理由とね、今回、公募とした理由というのが違ってきちゃっていると思うんです。同一基準ではないように聞こえるんですけれども、そういう解釈でいいですか。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  四小の場合にはですね、3年間の指定期間を経た上での、その評価を踏まえて非公募とするということでございまして、この六小・南浦についてはですね、基本的には条例に基づいて公募をした結果として、公募をしていくということで進めているものでございまして、基準そのものは、当初公募をして、その後指定期間の満了に伴ってどうしていくかというところと、それから、新たな公募を行うというところでは、考え方そのものは、そういう意味では条例上の考え方は異なるというふうに考えますが、基準としては違ってはいないというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  六小・南浦小も、今まで指定管理をされていたはずですよね。その指定管理されていたところの運用実績をもとに、公募、非公募ということを考えたのではなく、条例上で、単にそう決まっていたからだというふうな解釈ですか。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  これはですね、子育て支援ビジョンの策定の中で、学童保育所については、今後、指定管理者の選定については公募を取り入れていくというような方向性が示されましたので、それに基づくものだというふうに御理解ください。以上です。


◯委員(野村羊子さん)  まあ、とりあえずそちらの答弁が変わらないということはわかりました。
 それでですね、今回、先ほどの委員の質疑でも、点数は明らかにできないという話がありました。これも先ほどの四小のときと同じなんですけれども、これだけの資料で、どう審議をしろというのかというのが実際の気分でありますが、実際に、例えばほかの自治体、あるいはふじみ衛生組合などでは、具体的な名前は出さないけれども、どの事業者が何点とったかというふうな報告はしています。A、B、Cという会社にして、まあ、実際応募した会社名は出ているけれども、それがどの会社かわからないような形でA、B、Cとして、A社は何点であった、B社は何点であったというふうな形の公表をネット上でもしていると。そのような、どのような今までの審査過程というか根拠があって、結果的にこの最後の審議結果に至ったのかということが見えなければ、それの判断が正しいのかどうか、あるいは、これについて賛同できるのかどうかというふうな判断を、どこで私たちはしたらいいのか。それについて、どのように考えていらっしゃるのか伺いたい。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  指定管理者の公募の場合の審査内容の公開のありようというのは、それぞれの自治体の考え方もあると思います。また、私どもが配慮しなければならないのは、プロポーザルでありますので、特定の企業がそれぞれの企業のすぐれた点──ああ、企業に限りませんが、それぞれの団体のすぐれた点とか経験、そういったものがですね、プロポーザル資料には反映をされております。したがいまして、我々としましては、企業、団体のですね、何といいましょうか、ノウハウ等について、一定の基準について選択はする、順位はつけるわけですけれども、それぞれの企業のノウハウのプライバシーといいましょうか、そういう面もございますので、私どもとしては現状出している資料で、ぜひ御判断をいただきたい。これは教育委員会だけの指定管理者制度ではありませんので、市全体の指定管理者制度のあり方から、資料の内容についても精査をいたしまして、委員会に参考資料として提出をさせていただいておりますので、その点はぜひ御理解をいただきたいと思います。
 ふじみ衛生組合がどういう考えで、どういうふうにしているかというのは、私ども把握しておりませんが、私どもとしましては、今までの3年間たっての再指定の際の資料の提供のあり方、それから、三鷹市全体の指定管理者制度の運用に当たっての考え方に基づく資料の提供の仕方、そういったものを踏まえて提供させていただいております。また、説明に際しましても、委員の皆様方の審議の十分な参考になるようにということで、説明を課長の方も非常に細かく説明をしておりますので、それで御了解をいただきたいというふうに思います。


◯委員(野村羊子さん)  もちろん市としての運用のあり方の問題だということはわかっていますし、そのことを、まあ、そういう意味では問題にしているわけですけれどもね。つまり、例えば、事業実施計画の判定評価がね、AAであるかAであるかというふうなことは、その事業者のノウハウをあらわしているわけではないわけですよね。こちらの判断基準に基づいた判定結果をあらわしているわけですから、そのことが事業者に対するプライバシー侵害に当たるとは、私には到底思えない。そのことをそれぞれの事業者ごとに、少なくともこの事業計画、収支計画、財務状況についての判定結果が一覧表になって出てくるぐらいは、当然なされてしかるべきだろうというふうに私は思っていますし、そのことについては、資料請求みたいなことはさせていただいていたと思います。そのことについて今回考慮していただけなかったということは、大変残念だと思います。
 なので、私自身が今回これについて判断するために、もう少し細かく具体的にさらに伺わせていただきたいと思いますけれども、この選定基準というのがありますよね、14点。これが事業計画に反映している、この項目それぞれについて、事業計画とどのように対比されて判定をされたのかということを、まずお伺いしたい。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  この1から14番目の項目の中でですね、大部分が事業計画に関することに反映をさせておりますけれども、一部につきまして、例えば、3番なんかは財務内容のことを聞いておりますので、こういった部分については、実際には経営状況、あるいは収支の計画、こういったものにも反映をさせる基準となっているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  それぞれの、できればですね、この選定基準に合わせてそれぞれの評価、あるいは、少なくとも日本保育サービスがこの14項目に対してどの程度の評価を得たのかというふうなことを伺いたいと思うんですが、そのようなことで答弁は可能ですか。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  もちろん可能でございます。


◯委員(野村羊子さん)  では、済みません、それでは1番から、今回選定された日本保育サービスがどの程度の、これについて評価を得たのか、あるいは、その他比較がもし可能であれば、その他の事業者で、日本保育サービスに匹敵する、あるいはそれを上回るような評価ができたところがあったのかどうかというふうなことについて、できれば1つずつ説明していただければと思います。


◯委員長(緒方一郎君)  野村委員の質問の途中ですが、ただいま撮影・録音等許可申請ということで、申請がもう1件来ました。申請内容といたしましては、本委員会の撮影、録音ということでございます。
 報道の方ということで、委員の皆さんにお諮りします。本委員会の撮影、録音について許可することに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 途中で失礼いたしました。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  それぞれの項目、それぞれの会社・団体、それぞれの評価を全部言うことは可能なんですが、言ってしまったのでは、私がさっき説明したのと同じですので、これは浦野委員のときに担当課長の方から答えた内容で御了解をいただきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。じゃ、その点については御説明いただけないというふうに御理解いたします。
 そうしたら、先ほど答弁にあったことで、ちょっと補足で1つだけ聞きたいのは、障がい児保育について、日本保育サービスは、本部発達支援チームが巡回指導をしているというふうなことが答弁でありました。今まで指定管理で担っていた社会福祉協議会は、三鷹市における、三鷹市で北野ハピネスセンターが巡回指導をしていると、保育園等についてですね。それについての巡回指導の対象にはなっていなかったのかどうかということをお伺いします。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  私が理解している限りでは、巡回指導ということは対象とはなっていなかったというふうに理解をしております。障がい児保育、特に障がい児が入所の際には、その分入所会議というのを開催して、ハピネスセンターの方からは、それまでの保育園、あるいは、ほかの施設でのお子さんの状況については報告はしてもらっていますが、巡回指導というところまでは、私の方では把握をしていないものでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。本当は細かいことを聞かなければ、話としてはわからないというふうに思いますので、以上で質問を終わります。


◯委員長(緒方一郎君)  次の委員の方。


◯委員(白鳥 孝君)  それでは、総合評価のことでちょっとお伺いをいたします。今回、何社でしたっけ、7団体の方がいらっしゃって、その中でどの程度総合評価の中、そして、次の評価になった団体との、どの程度の差があったんでしょうか。また、僅差かもしれませんけれども、その程度は教えていただけるかなというふうに思うんですけど。それと、この日本保育サービスの団体が、例えば、その中で極端に低かった項目があったのかないのか。例えば、まる2なんかは、「学童保育の場、子ども・親子のふれあいの場、地域住民のふれあいの場として、子どもの育ちを」云々と書いてございますけれども、例えば、一番大事なところも──そのほかも大事なところがあるんですけれども、例えばの話ですけれども、まる2なんかも、そこが極端に低かったりと、評価がですね。そういうところがその団体にあったのかどうか。その点をお聞きをいたします。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  100点満点で評価をいたしましたが、1位である日本保育サービスと、それから、2位である団体との差は、100点満点の点数の中では10点以上の差が、11点の差がありました。それで、保育サービスにつきましては、評価の中で、すぐれていなかった点ということになりますと、これはやむを得ないところではありますが、すぐれていないというよりも、人的、事務の引き継ぎの関係でございます。そこは低いというよりも、現在、当然指定管理をしている団体については点数が相当に高いというのは当然のことでございますので、そういった意味で、ここの部分は若干ほかの団体と同様な、あるいは若干点数が高い程度でございましたが、そのほかの事業計画の中身につきましては、全体的にレベルが高く、問題のあるところについては発見はできておりません。以上です。


◯委員(白鳥 孝君)  わかりました。金額は、先ほど何ていうんですか、2番目の団体よりも高いという、かなり高いという金額がですね──低いんですか、ああ、ごめんなさい、失礼、低いということでございました。今、お聞きした中で、ほかの総合トータルの中で、若干ほかの団体よりも落ちるというか、でも、落ちるといってもそれほどの、甚だ極端な落ち方じゃなくて、そこが一番大事ではないかと思うんですけれども、総合トータルですばらしいいい成績でも、極端なところがあってしまっては欠陥ということになってしまいますので、その点、もう一度、再度どうなんでしょう。ほかの団体に比べて極端なのか、それともまあまあやむを得ずというようなところを、今、もうお聞きしたんですけれども、その辺はもうちょっと詳しくいただければと思うんですけれども。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  現在の指定管理者そのものは、当然三鷹市の中でさまざまなネットワークにかかわっている団体でございますから、さまざまな地域との連携とか、そういったものにつきましては、そういった団体の方が、いわゆる既存のものを生かせているというところで、評価は高くなっているところでございます。ただ、現在の指定管理者を除く他の5団体との比較においては、保育サービスが若干でも見劣りをするといった部分については、この評価の中ではございませんでした。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございました。


◯委員(森  徹君)  それでは、かなり質問が出されてきていますので、私の方、具体的な答弁がなかったことも含めて、再度ちょっと質問する形になるかもしれませんけれども、ひとつよろしくお願いしたいと思うんです。
 この日本保育サービス、設立年月日、平成16年10月1日と、5年間たっておりますね。それでこの各営業内容を見ますと、この5年間の間で、学童から児童館から保育所から、それぞれ性格違いますから、同じ事業所という理解はしていないんですけれども、合わせると84の事業を運営していて、そこの常勤職員が374人ということですと、これはいろいろ保育の中身がありますから、一概に平均化できないんですけれども、4人から5人ぐらいかなと。この四小・むらさきですね、三鷹市がかかわってきた。ここの保育士さんの年齢、それから、この保育士さんの保育経験は、この間、ちょっとその辺の資料があれば示していただきたいのと、この3年間の間、保育士さんの入れかえといいましょうか、継続性の問題との関係で、この辺は状況を何か報告していただけるものがあれば、最初にこの件をお聞きしたいと思います。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  保育経験、保育士のすべての保育経験等については、今、手元に資料がございませんが、施設のリーダーをやっている学童の保育士については、6年の経験を持った保育士だというふうに記憶をしております。また、この3年間で四小の学童の保育員につきましては、1名途中で入れかわりがございました。それ以外については、そのまま勤務をしてございます。以上です。


◯委員(森  徹君)  このリーダーの方、経験6年と。この方はずっといらっしゃるわけですから、ここに来たときには経験が3年だった。保育士の経験が3年だった方がリーダーとして来られている。この方の年齢はお幾つなんでしょうか。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  済みません、今ちょっと保育サービスの方の個々の保育員の個人情報をこちらの方で持ち合わせをしておりませんので、ちょっと把握をしておりませんが、30代後半ぐらいの年齢だというふうに思います。


◯委員(森  徹君)  わかりました。それで、この7社の評価、先ほども質問がありましたけれども、いわゆるもう審査が終わったわけですから、その結果がですね、ふじみとは違うと言われましたけれどもね、やはり子育て、教育に携わる部分、分野での評価ですからね、むしろこの辺はふじみとそれは違いますけれども、やはりこのところはよりオープンにしてですね、例えば、この日本保育サービスは5年の保育分野の経験ですけれども、社協の方が長いわけですよね。そこでのノウハウがあるわけですよね。それをやはりかえてきているというところでは、それなりの三鷹市としての、教育委員会としてのきちっとした評価が、当然その基準も含めてなければいけないので、その辺、このリーダーの方もまだ3年というとまだまだですよね。保育というのは継続性が必要で、若い保育士さんも当然必要だし、それから、ベテランの方も必要なんですよね。
 しかし、ここでは経営状況、ああ、じゃないね、審議結果のところでは、人件費を中心に経費削減が図られているという評価になっておりますよね。そうすると、やはりここに1つの三鷹市の基準がある。保育の中身、学童の中身よりも、やはり経費的なところに重点が置かれている。先ほど、抱負の中でもそのような話がありましたけれども、改めてですね、この7社の具体的に名前は出さなくても、1から7までそういう、この部分ではこういう評価と。経費的にはこうというような、我々、ここの委員会で審議するに当たって、それが最も見やすい部分なんですよね。それがここに出ないでね、これを審議せよというのはね、あとは総合的な評価で判断しましたと言われても、結果的には具体的な中身がわからないままこれを認めてくれよということにもなるんですね。なぜそれが示されないのか。何かそこ、不都合なことがあるのか。それはないと思うんですよね。そのところは今後の教育委員会、それから、この文教委員会との関係でも、最後は信頼してくれとか、総合的な判断をしましたということだけで進んでいくというのはいかがなものかと思うんです。やはりなぜそれが示されないのか。このところをお答えいただきたいと思うんですね。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  我々も、情報公開についてはなるべく努力をしていきたいというふうに思っておりますが、まあ、なぜという、先ほどの御質問者と同じような御質問ですので、それ以上の考えは、今ここで述べることはないんですけれども、私ども、指定管理者制度は始めて3年たって、さらに再指定をしたり、5年間というようなこともやってきましたし、そういう経過の中では、今までのやり方を踏襲すれば、きょうお出しした資料程度で御判断いただいてきているというふうに思っておりますし、それから、三鷹市全体の指定管理者制度に携わるセクションとも協議をした上での提出のあり方でありますので、今、委員さんから質問のあった点については、今後の検討課題にさせていただきたいというふうに思っております。
 その際に、やはり今回、募集要項も企業に配って説明会もしておりますけれども、その際にも、従来と同じ内容での内定結果の通知でありますとか、申請概要でありますとか、その程度しか公表しないというふうになっていますので、募集要項の段階からも、これからもし、そういった方向に一歩踏み出すのであれば工夫が必要かなというのは、今現在思っておりますけれども、今後の検討課題にさせていただきたいと思います。


◯委員(森  徹君)  検討課題もですね、ここの答弁で検討課題で先送りではなくて、やはりこの委員会でしっかりと審議ができる、そういう情報の提供、公開性という点で、やはり突っ込んだ検討を、次のときからはそういうことが明らかになって出てくると。しかし、次の段階では、ここまでしか出せないけれども一応出しましたとか、何かそういう見える形で検討がされるように。そうしませんと、やはりこの文教委員会、我々何を審議しているのか。市民から見たときに、やはりそれで果たして賛成したのか、反対したのかというふうになりますのでね。それで、いわゆる日本保育サービスを最初に選んだときも、私、文教委員会にいたんですけれども、そのときも非常に新しい企業だったんですよね。そこでもそれをいろいろ調べてきたら、これは評価できるということで、一応導入したわけですね。そして、この六小・南浦のところでも、指定期間は最初、平成20年、三鷹市の社会福祉協議会。ここで福祉協議会には1年間、で、ことし、こういう流れですから、やはり保育サービスは、企業側からすればですね、三鷹の中で四小学童1カ所、むらさきの1カ所というふうになりますと、やはりいろいろ企業の運営という点では、ある一定の数がないとやっていけないと思いますね、企業側から見ると。そういうことが既に市の方としては、プレゼンで7社ということですけれども、最初からその流れというのはですね、ここを見ても、最初から日本保育サービスということに、資料は出てこない、検討課題、で、実際としては、今まで長くやってきた社会福祉協議会は1年間で、その後、また新たなプレゼンということでいくと、最初からこういう流れができていたんじゃないかというふうにもですね、うがった見方じゃなくて、まじめに見てもそういうことが、そして、具体的な評価のものは出せないというふうになるんですが、この辺、非常に重たい問題といいましょうか、大きな点だと思うんですけれども、その辺はどうお考えでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  御審査に当たっての参考資料につきましては、我々としては、今までの経過を含めて、また庁内的にも調整をした上で提出をさせていただいておりますので、そのように考えていただきたいということが1つであります。それから、きょうの審議に当たって、担当課長の方からは、もっと詳しい説明をというような御意見もありましたので、相当突っ込んだ議論を、説明をさせていただきました。また、委員長からも資料請求がありまして、AAでありますとかAでありますとか、それぞれの事業計画でありますとか、収支計画に基づいての評価の視点も提出をさせていただいておりますので、ぜひその中で御判断をいただければというふうに思います。
 それから、うがった話をされていますけれども、私どもはそのような考えは一切持っておりませんで、プロポーザルにしましても、7企業・団体がそれぞれ自主的な考え方でプロポーザルに応じていただいたというふうに思っていますので、その中から客観的な審査基準に基づいて、客観的に審査を行い、選定をしたという流れでございます。それから、御説明の中にもありましたけれども、日本保育サービスは、相当広い分野で事業活動を行っておりますので、三鷹で言えば四小とむらさき子どもひろばだけでありますけれども、そのほかを見ますとかなり広範囲にやっておりますので、企業収益とかそういった面も、三鷹のここだけやっていたのではというような発想があったかどうか私はわかりませんけれども、資料を見る限りでは、かなり広範囲の事業活動をやっていらっしゃいますので、そのような考え方に立つこともできるのではないかというふうに思っております。


◯委員(森  徹君)  全都的な展開をやられていますから。しかし、三鷹という中で、効率的にね、例えば、この保育士さんが勤務の都合で休まなくちゃいけないという場合には、六小や南浦があれば、そこをうまく回転させるという点でね、企業はそこまで細かくシビアに見ていくと、当然そういうふうに流れとして見えるし、私は先ほどの質問の中で、素直に見ても、素直に考えてもということで質問させていただいて、別にうがった見方でなくて、うがった見方で質問しているのではなくて、やはり素直に見てても、言葉じりをとらえているわけではないんですけれども、逆にこちらのことを正確に理解していただきたいということで言っていますけれども、やはりそういうことが見えてくるのではないかというふうに考えます。ぜひこういう具体的な資料等も積極的な検討をお願いしたいということを、また1つ要望したいと思います。
 それから、日本保育サービスがですね、経営的にもという話がここで、安定していると。しかし今、何が起こるかわからない時代ですので、この辺、逆に怖いですよね。だから、やはり経費の人件費を削減してきている、こういうところに主眼を置いてきて、保育士さんの経験も少ない人たちがいてですね、新しい企業として参入してきて、かなりこの5年間で企業展開を広げてきていると、ここに参入してきているということで、やはり会社が、親会社がといっても、問題は、そういう点では社会福祉協議会というのは、市との関係では一番しっかりしているわけですから、別にそれは説明理由にならないという点で、やはりこの見えるところは、この審議結果にも出ておりますように、やはり人件費問題、ここが一番大きいのかなというふうに考えられる。
 それで私ども会派で、富田林市、大阪の。この保育のところを視察してきたんですが、やはり民間委託というのは考えられない、市の担当者は。やはりこういう部分というのは、公立でやるのが当たり前だと。東京はかなり進んでいますから、我々はね、特に三鷹市の場合には公設民営、ベネッセということで名が知れてきているんですけれども、やはり考えられないという。職員の方はね、えっというような顔をするんですね。当然これは子どもの教育の部分、保育というのは公設でやるのが当たり前じゃないですかという顔をされていて、ああ、やはり大阪がすべてとは思いませんけれども、こういうこの辺の大切な部分というのは離してないんだなと。やはり民営化が必ずしも、小泉さんのもとで民営化路線が進んできたわけですけれども、やはり新しい政権のもとでどういう方向性が出てくるかわかりませんけれども、改めて保育の分野でも新しい、私どもからすると危険な動きもあるんですけれども、この辺をやはりしっかりと、子育て、教育という分野で行政がそこのところはしっかりと見ていくということが必要ではないだろうかというように思うんです。そういうことを最後に意見として述べてですね、質問を終わります。


◯委員(土屋健一君)  質問がかなり出ましたので、私の方からは1点だけ。評価方法の配点割合なんですけれども、先ほど来、100点満点ということで、50%、30%、20%、5対3対2で100点満点なのかなという理解をしています。まず、この5対3対2の割合をどのような基準で決めたのか。と同時に、なぜ300点満点にしなかったのか、する必要がなかったのかという点を質問させていただきます。というのは、経営状況の20%で、トータル的に1番目と2番目が11点差だとすると、もしここだけで11点差があると、とてつもない差だと理解しますけれども、いかがでしょうか。


◯生涯学習課長(大倉 誠君)  まず、この5対3対2の基準でございますが、3年前に公募をやったときの基準は、7対2対1でございました。それと踏まえて、現在の社会状況を勘案したときに、やはりまず法人の経営状況については、3年前よりもシビアな判定をしなくてはいけない。それから、収支計画についても、やはり財政状況を勘案した場合には、ある一定の評価を上げなくてはいけない。でありますけれども、一番指定管理制度の中でメリットとして私どもが考えているのは、それによる保育の質の向上であります。そういった意味では、これら3つを100、100、100、1対1、同じような基準にすることは考えておりませんで、やはり保育の質、それはこのさまざまな事業の実施計画の中に包括的に含まれているわけでございますから、そういった意味では、最低でもそこを50%という評価にした上で、5対3対2ということを決めたものでございます。以上でございます。


◯委員(土屋健一君)  はい、わかりました。まあ、保育の質を最優先する、もちろん大変重要なことで私もそのように思っておりますけれども、先ほど森委員の方から質問がありました。本当に今、何があるかわからないような経済状況で、埼玉でしたかな、たしか埼玉県の方であったと思うんですけれども、市の方で1,500万円なりのお金があった。渡した後で倒産して、ある意味、計画倒産みたいなものがありまして、それが、市が回収できなくて問題になっているという事件も──事件ですよね、そういうこともありますので、これでもふえたということなんですけれども、これからかなり重用していくという観点からも、どうなんでしょうか。もう一度お願いします。この経営状況等は大変重要ではないかと。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  まさにおっしゃるとおりで、経営状況は非常に重要だというふうに思っております。ただ、全体の配点の基準については、担当課長から申し上げたような視点がございましたので、そのようにさせていただいておりますけれども、毎年実績報告をもらって評価もしていくということもありますし、また、企業、あるいは、社会福祉法人でも最近はいろんな問題がありますので、やはり常日ごろの向こうの団体・企業とも十分なコミュニケーションをとって、経営状況もその都度把握していくというような日ごろの努力も大切だろうというふうに思いますので、御指摘の点を踏まえて、我々も十分に配慮していきたいというふうに考えております。


◯委員(土屋健一君)  はい、わかりました。よろしくお願いします。


◯委員長(緒方一郎君)  皆さんの方でありますか、追加は。一たん終了してよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 以上で、議案第57号及び議案第58号に対する質疑を一たん終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時52分 休憩



                  午後2時15分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 議案第56号 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  今回の条例改正について、野川グラウンド駐車場を有料化することについて、中学生以下の者を主な構成員とする団体につき、何らかの減免措置を今後考慮すること、あるいは、当該団体が地元の学校グラウンドの優先使用等が可能となるようなシステムを今後検討することを求めて、本条例には賛成する。


◯委員長(緒方一郎君)  ほかにありますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第56号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって本件は、原案のとおり可決されました。
 次に、議案第57号 三鷹市むらさき子どもひろば及び三鷹市四小学童保育所の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  今回のむらさき子どもひろば及び四小学童保育所の指定について、なぜ非公募にしたのかについて、総合的判断とするのみで、その根拠が示されなかった。よって、本指定について妥当かどうかの判断をすることはできない。責任を持って賛成することはできないため、本議案に反対する。


◯委員(森  徹君)  この議案第57号 三鷹市むらさき子どもひろば及び三鷹市四小学童保育所の指定管理者の指定についてと、議案第58号ですね、関連性がありますので、あわせて──同じことを言ってもしようがないので、あわせて討論します。
 子育て、教育分野への民間委託には賛成できない。四小学童の保育実績の中に、人件費を中心に経費削減が図られていることを評価している。これは正しくないと。また、7社の評価内容が明らかにされず、十分な審議を深めることができなかった。清原市政は、教育、子育て分野への民間委託を進めているが、市民要望に背を向けたものであり、正しくない。よって、本議案に反対である。


◯委員長(緒方一郎君)  よろしいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第57号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第58号 三鷹市六小学童保育所A等の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  現在の指定が、なぜ1年間の指定であったのか。また、実際には今までの指定管理者の運営実績により非公募と指定することも可能だったにもかかわらず、その判断根拠が示されなかった。
 また、応募した7社についての客観的評価や、匿名での点数、あるいは今回の結果に至った根拠が一切明らかにされなかった。本市における指定管理者選定のあり方の問題であるが、保育、教育という、まさに客観的数値ではあらわせない事柄についての委託であり、また質疑の中で、指定管理に当たっては、保育の質の向上という観点が重要であるということが示されたが、どのようにその質が確保されるかという具体的内容についての判断材料が明らかにされなかった。収支計画では、人件費削減が大きいという答弁もあり、保育の質の確保には一抹の不安を残す内容である。株式会社への委託についても、昨今のさまざまな問題があり、不安を残すものである。
 社会福祉協議会の学童保育指導員については、6時間正規均等待遇を実現している職場である。少なくともこれらの点に対して、他社との比較などが示されるべきであった。
 以上、指定管理者の指定に当たって、議決するだけの判断材料が明らかにされなかったので、本議案について判断することができない。結果に責任を持つという観点から、反対せざるを得ない。


◯委員(浦野英樹君)  討論します。我が会派は、学童保育所の運営に民間活力を導入すること自体には賛成でありますし、今回、株式会社日本保育サービスが指定管理者として選考された経緯、理由についても理解いたしました。一方、指定管理者の変更は、学童保育所を利用する児童にとっては大きな環境の変化となります。現場の児童に混乱がないよう、万全な体制で引き継ぎを行い、今以上に同学童保育所が過ごしやすい場所となるよう、万全のバックアップ体制をとることを要望いたしまして、本議案に賛成とします。


◯委員長(緒方一郎君)  あとはよろしいですね。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第58号について、原案のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午後2時22分 休憩



                  午後2時24分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 これより行政報告、教育委員会の報告に移ります。本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会側の説明を求めます。まず、項目アについての説明を求めます。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  では、三鷹市立南浦小学校前校長の公金等の不適正処理につきましてですね、御報告をさせていただきたいと思います。この件につきましては、文教委員会の皆様方にも大変御心配をおかけいたしまして、申しわけなく思っております。
 それでは、報告をさせていただきます。三鷹市立南浦小学校におきまして、平成20年度に行われた公金を含む事務処理におきまして、不適正な問題がございました。内容といたしましては、人事関係書類の偽造と、公金の不適正処理でございます。本件につきましては、三鷹市教育委員会といたしまして調査を継続しておりまして、東京都教育委員会も本市の教育委員会の報告を受け、調査を進めている段階でございます。したがいまして、現時点では詳細な内容についての御説明は差し控えさせていただきますけれども、これまでの対応につきまして、御報告をさせていただきます。
 まず、人事関係書類の偽造でございます。本件につきましては、平成21年9月11日金曜日でございますが、南浦小学校の教諭から、三鷹市情報公開条例に基づきまして、本人の人事関係文書の情報公開請求がございました。このことを受けまして、本市教育委員会は、関係者から事情聴取を行ったところ、書類に偽造のあることが判明いたしました。10月6日火曜日には、南浦小学校の前校長から、本件の事故報告書が提出されましたので、再度関係者からの事情聴取を行うなど、事実確認を行いました。これらの事実確認に基づきまして、11月10日火曜日でございますが、教育長名で、東京都教育委員会教育長に事故報告書を提出いたしました。
 次に、公金の不適正処理でございます。これにつきまして、御報告いたします。本件につきましては、平成21年10月27日火曜日に、通報者からの通報によりまして、不適正な事務処理の疑いがあるということがわかりまして、11月2日月曜日でございますが、詳細な内容の通報を受けました。このことを受けまして、本市教育委員会は同日、つまり11月2日でございますが、教育長を委員長とする調査委員会、三鷹市立南浦小学校の校務執行に係る調査委員会を設置いたしました。調査委員会は、関係者からの事情聴取を進めるとともに、11月8日日曜日でございますが、南浦小学校において、関係文書等の調査を行いました。11月10日火曜日には、教育委員さんに本件の状況説明を行いまして、今後の対応を協議いたしました。11月13日金曜日には、各学園長、第七小学校副校長及び南浦小学校の校長、副校長に説明を行いました。内容といたしましては、三鷹市立南浦小学校において、平成20年度に行われた公金を含む事務処理において不適切な問題があったこと。平成21年11月16日付で、東京都教育委員会が、三鷹市立第七小学校校長の任を解き、本市教育委員会として研修発令を行うこと、以上の内容でございます。
 この説明内容は、その後に行いました関係者への説明においても同様の内容でございます。11月16日月曜日には、第七小学校のPTA及びコミュニティ・スクール委員会の正副会長にも説明を行いました。また、臨時の校長会を開催し、全校長に説明を行いました。11月18日水曜日でございますが、第七小学校で、臨時の保護者会を開催し、教育長、教育部長、関係課長が出席をして、説明を行いました。保護者の出席は、約半数となる150人の方が出席されました。11月19日木曜日でございますが、南浦小学校のPTA正副会長に説明を行いまして、11月24日火曜日には、南浦小学校PTA運営委員会で教育長が説明を行いました。11月22日日曜日には、南浦小学校の前校長から、本件の事故報告書が提出されました。この報告書等に基づきまして、11月24日火曜日に、本市教育委員会教育長名で、東京都教育委員会教育長に事故報告書を提出いたしました。
 今後、東京都教育委員会は、関係者からの事情聴取など調査を進め、任用等の処分権限に基づく処分措置を行うこととなります。本市教育委員会といたしましては、その結論を受けて、本市教育委員会の調査結果についても適切な対応と、必要な公表をしていきたいというふうに考えております。また、三鷹市立第七小学校には、12月1日付で田邉佳伸校長が着任しましたので、あわせて御報告をいたします。
 次に、本市教育委員会の見解と今後の対応等でございますが、これまでも三鷹市教育委員会では、定例校長会及び副校長会等を通じまして、人事考課制度の趣旨や意義を伝えるとともに、適正な実施に向けて評価者訓練を行うなど、適正な人事考課制度の実施を徹底してまいりました。同様に、公金の事務処理につきましても、適正な執行、それから、報告の義務を伝え、教育管理職としての法令遵守と適正な資質を指導してまいりました。今回の服務事故は極めて遺憾でございまして、東京都教育委員会に対し、厳正な処分、措置をお願いしたところでございます。本市教育委員会といたしましては、今後再発防止に向けて、第三者を含めた委員会を設置し、検証と再発防止に向けた対応に取り組んでまいりたい。現時点では以上の御報告となりますけれども、今後も東京都教育委員会の対応等を踏まえるとともに、本市教育委員会としても適切な対応を行い、適時に御報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。


◯委員長(緒方一郎君)  ありがとうございました。教育委員会側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  1つ──ああ、何点か伺いたいと思うんですけれども、保護者あての説明で、公金不正処理というふうな点の話をなさって、書類の偽造という話が出ていなかったように聞いたのですが、それはなぜでしょうかというのを1つ。つまり、こちらの方が先に事故報告が上がっている、明確になっているものだと、今、お話を聞いてわかったんですが、それについて。つまり、公金不正処理については、事故報告そのものは保護者への説明がさらに後だと思うんですが、より後だと思うんですが、それともそれについては、保護者の、私が話を聞いた方が聞き漏らしたのでしょうか。まずそれについてお伺いします。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  第七小学校の全保護者、それから、南浦小学校のPTAの運営委員会の皆様方、この方たちに対しましては、公金等の不正処理ということで、等ということでですね、それも含んでお話をさせていただきました。


◯委員(野村羊子さん)  はい。等の中にそれが入っているということは、聞いている人には明らかではなかったということでよろしいでしょうか。それはなぜかということについての御説明は、今なかったと思うんですが、どうでしょうか。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  私が説明をしたんですが、私は、この公金を含む事務処理上の不適正な問題があったということ。これにつきまして説明をして、詳しいそういう偽造ということについては、説明は特にしなかったかと思います。


◯委員(野村羊子さん)  それはなぜですか。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  その時点では、その程度のお話しかできなかったということでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。
 あと、ちょっと関連だと思いますが、本を出されているという話がありましたよね。2冊の本を出されていて、これについてちょっと済みません、私、自分の仕事の関係上非常に興味があるものですから。著作権はどなたで、発行手数料というのは、これはどなたが。つまり、1冊は小学校編となっているんですよね。それについて、著作権というのはどなたが、どこにあるのかということと、発行するための費用というのはどなたがお持ちなのかということについて、御存じでしたら教えてください。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(岩下政樹君)  その件につきましては、現在調査中でありますので、御答弁は御勘弁いただきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  わかりました。じゃ、結構です。以上です。


◯委員長(緒方一郎君)  ほかの委員の方。


◯委員(森  徹君)  それでは、何点か質問させていただきます。三鷹市は平成18年、三鷹市教育ビジョンをつくられています。それでこの中で、校長のですね、やはりリーダーシップの問題、自律した学校というところで、教職員に対してリーダーシップを発揮するということ。それから、校長の裁量権を拡大して、学校の予算配分、人事、教育方法、学級編制などについては、校長が立案し、実行できるよう検討しますということがこの中にあるんですが、今回の事件、この背景というのを教育委員会としては、現在調査中という話ですけれども、この背景ですね、どのようにお考えになったのか、お聞かせいただきたいと思います。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  この背景につきましても現在調査中で、明確なお答えはできません。これから都教委の調査結果等を待ちまして、しっかり検証をしていきたいというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  前校長というんでしょうか、この方のこの問題の背景ではなくて、こういうものを生んだ、やはり三鷹市の教育行政といいましょうか、そういうところからどんなふうに見ているのか。一校長先生の問題として考えているのか、その背景にこういうものを生むものが何かなかったのか。こういうことを絶対に二度と起こしてはならないんですが、私もこういう大きなといいましょうか、初めての経験なものですから、教育委員会として、また教育長としてどのように──まだそこまでいっていないと。調査の段階で、まだ自分たちの問題として分析するところまでいっていないのかどうかわかりませんけれども、この辺はどのように、現時点でどのようにお考えでしょうか。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  そのことにつきましても調査中でございまして、推測のお話をするのは不適切だと思いますので、控えさせていただきたいと思っております。


◯委員(森  徹君)  じゃ、調査が終わって、具体的な処分等も含めて、この問題が一応都教委との関係で、まあ、何ていうか処理というんでしょうかが済んだ段階で、当然教育委員会としてこの問題をしっかりと分析し、例えば、この文教委員会の方に報告があるというふうに受けとめていいんでしょうか。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  先ほど、今後の対応等に述べさせていただきましたけれども、結果が出ました後、これを踏まえまして、検証と再発防止のための委員会を設置して、しっかりと検証していきたいというふうに考えていますし、もちろん御報告もさせていただきたいというふうに思っています。


◯委員(森  徹君)  第三者委員会というお話がありましたけれども、これは具体的にどんなようなことを検討されているんでしょうか。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  まだ具体的な人選等はこれからの問題ですけれども、少なくとも第三者の目でですね、客観的にやはり評価していただける方も入っていただいた委員会が適切だろうというふうに思っております。


◯委員(森  徹君)  三鷹市は、既に小・中一貫教育校ということで、学園という形で7つの学園で進めております。その学園長に、今回の校長先生、学園長になられましたが、その学園長に任命するというんでしょうか、それをした何ていうんですか、理由といいましょうか、教育委員会の判断、どういうところで、にしみたか学園の場合には、二中の校長先生が、中学校の校長先生が学園長をやられましたけれども、今回は、まあ、必ずしも中学校の先生が学園長というふうには考えませんけれども、移られてすぐの方が学園長。この辺の判断、どういうところでお決めになったんでしょうか。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  その時点での、やはり総合的な判断によりまして、学園長としてふさわしいというふうに判断したわけでありますけれども、結果的には極めて残念であるというふうに考えております。


◯委員(森  徹君)  南浦小の、当時食育ということで、一生懸命努力されたといいましょうか、頑張ったといいましょうか。この小・中一貫で各学園があって、その学園長さんというのは、何か特色を出さなければならないというところでですね、学園長がそこでのプレッシャーといいましょうか、そこを何か急ぐような、やはり教育というのは、子どもに目を向けるのではなくて、小・中一貫教育校で、こういう実績を上げなくちゃならないというようなですね、そういう背景があるのか、あったのか。これから、その背景、今後の背景としてこれからだと言われていますけれども、そういう心配、ちょっと危惧するわけですけれども、まあ、貝ノ瀬教育長は、四小のときにはコミュニティスクールということで非常に評価もされて、この校長先生は、食育ということで頑張ってこられて、七小に来て、中央学園で学園長ということになったと。ここをやはり教育委員会としても、そういう方を学園長に推したんだけれども、結果として前任校でこういう問題があったということで、ここの責任といいましょうか、このこともまた出てくると思うんですけれども、やはり小・中一貫の中で、学校の先生がリーダーシップを発揮せよというような教育ビジョンの中で、もっとフリーに、自由に、裁量といいましょうか、何かこういうビジョンのもとでこういうことが結果としてはそういうふうにないのかもしれないけれども、こういうものが現場の先生含めて、そういう方向に行かざるを得ないといいましょうか、この辺はどんなふうに考えたらいいんでしょうか。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  その御質問につきましても、先ほどの背景をいかに考えるかということとお答えは同じでございますが、御質問の趣旨、推測の域を出ないかとも思いますが、今、調査中ですのでね、控えさせていただきたいというふうに思います。


◯委員(森  徹君)  調査中ということですから、この範囲を出ないんですが、当然本人の、この先生は、かなり若くして校長先生になられていますね。それだけの力のある方なんだろうと思いますし、教育委員会から見て、校長先生の資質としてリーダーシップをとれるということで評価されたんだろうと思います。しかし、これをこの先生の個人の問題だけで、やはり処理できない。やはりしっかりとその背景、ここに踏み込まないと、このことが三鷹の教育にとっても、何よりも子どもたちですよね。結果として、まだ私どもわかりません、公金がどの額なのかどうなのか。しかし、新聞報道、都教委の報告の中でしか我々わからないわけですけれども、しかし、子どもにとって信頼する先生が、その責任者がこういうことになったということは、小学生だからわからないということじゃなくて、やはりこのことは真剣に教育委員会としても受けとめなくちゃいけませんし、その背景に踏み込むことを、やはり行政側も含めてやらないと、これは一個人としてとんでもない校長だったんだということで済ませてはならないと思います。そういうことを考えます。この点、今までの教育長の御答弁の中でも触れられたと思いますけれども、再度この点、最後に教育長から御答弁いただきたいと思います。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  この件につきましては、私ども、大変重く受けとめておりまして、先ほども繰り返し申し上げておりますけれども、やはり背景等も含めた検証をしっかり踏まえまして、再発防止に努めていきたいというふうに考えております。


◯委員長(緒方一郎君)  次の方。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。この件につきまして、今、御報告の中で、保護者の方、またコミュニティ・スクールの方の説明というお話があったんですが、具体的に生徒さんたちに対しては、どのような形で今回の件を御説明されてというか、どういう形で説明をしているのかお聞きしたいと思います。
               (「児童ですか」と呼ぶ者あり)
 済みません、児童の方にどのような形で説明しているのか、お願いいたします。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  私どもは、子どもへの指導はもちろん学校が本務でありますので、学校の方にお任せしておりますけれども、少なくとも当該校の第七小学校の子どもたちについてはですね、やはり体調を崩されて当分お休みをするというふうなお話をしているというふうに伺っております。


◯委員(赤松大一君)  はい、ありがとうございました。やはり学校側の、体調という件では、確かにその辺もあるかと思うんですが、具体的には保護者の説明から、生徒の耳にも今回の件に関してはいろんな形で、子どもたちの耳にも入るかと思います。その部分に関して、しっかりとまだきちんと子どもたちに説明できる段階ではないのかもしれませんが、その辺の児童と触れている先生たちに、しっかりその辺は教育委員会からも対応を十分丁寧に、あくまでも軽率な発言をしないようにとか、その辺に関して、再度しっかりと、一番傷つきやすいところでもございますので、十分対応を願っていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  本当にその点につきましては、大変大事な点だというふうに私どももしっかり受けとめておりまして、直接、教育委員会が子どもたちに指導するというのは適当ではございませんけれども、学校の方で、やはり子どもたちのための学校でございますので、やはり先生方、子どもたちの気持ちを十分に考えた上での御指導をお願いしていきたいというふうに考えております。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。


◯委員(浦野英樹君)  今、ちょうど質問しようと思ったことを赤松委員が質問していましてね、子どもたち、児童への説明については、基本的には学校にある程度任せて、病気で体調を崩したというふうに教育委員会として把握しているということでよろしいかと思うんですが、やはりこういった問題は、非常に変な情報というかが出回っても、逆に調査にも支障が出るということがありますので、そのあたりはもうちょっと教育委員会の方でリーダーシップをとって、このような説明を児童にしたらどうかというようなこともやってもいいんじゃないかなと思うのですが、ちょっと御意見を聞かせてください。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  小学生は1年生から6年生までおりまして、やはり6年生あたりは相当もう大人と同じような判断力がありますけれども、1年生あたりは、やはりなかなか不正といっても、その言葉も多分わからないだろうし、やはり発達段階に応じた指導が必要だろうと思います。また、伝え方が必要だと思いますが、その辺はやっぱり指導のプロである先生方に、適切にやはり伝えていただくようにお願いをしたいと思っておりますけれども、その辺は教育委員会の方も、学校に任せたからあと知らんではなくて、やはり丁寧に連絡をとり合いながら、対応をしっかりやっていきたいというふうに考えております。


◯委員(浦野英樹君)  わかりました。学校の現場と、教育委員会の方でちょっと言っていることや対応が異なるということがないような形で、今回ないと思いますけれども、お願いしたいと思います。以上です。


◯委員(野村羊子さん)  今の件に関して、ちょっと済みません。子どもたちに、体調を崩して当分休むというふうなことをおっしゃっているというその線で、子どもたちに対して、それ以上説明をしないというふうなことなのかどうか。すなわち、うそではないけれども、正しいこと、あるいはすべてではないというふうに聞こえるわけですね、体調を崩して当分休むというのは。それについてですね、DV被害などでも、表面上大変いい方が家で暴力を振るうということは相当あるわけです。つまり、子どもたちの目にとっても、表と裏が違う人がいる。その場合に、悪いことをしたら罰せられるんだということが、ちゃんと子どもたちに正義ということがわかるようなね、指導も重要だと思うんです。今のお話だと、あいまいに体調を崩したままお休みになって、校長もかわっちゃったというふうなことでね、正しくない情報をそのまま伝わっているように、今のやりとりで聞こえたので、ちょっとその辺確認したいと思います。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  これもですね、先ほど申し上げましたように、今、調査中ということで、明確なことは申し上げられない段階でありますので、きちんと結論が出、また処分内容がはっきりした段階で、やはりこれは当然のことながら、保護者の皆さん方にもお話ししなきゃならないでしょうし、子どもたちにも教育的な配慮を十分した上での伝達ということも考えなきゃならないと思いますが、その辺は、現在のところ、実際、本当に診断書が出ておりまして、体調を崩されて、今、本来は私どものところで研修扱いでございますけれども、体調を崩されていることは事実でございますので、そんなことで今のところお話ししているんだと思いますけれども、きちんと結論が出れば、やはりしかるべき伝え方、教育的な配慮を十分した上での伝え方が、やはり必要になってくるというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、わかりました。隠すということが余計変な憶測を生むわけですから、その辺は子どもたちにわかる言葉遣い、説明方法というのは十分もちろん検討していただいた上でですけれども、きちっとした情報、正しい情報を伝えて、正義があるということを子どもたちが実感できるような形で伝えていただきたいと思います。お願いいたします。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  それはしっかり、やはりきちんとした伝え方が必要だと思っておりますので、そのように学校を指導してまいりたいと考えています。


◯委員(白鳥 孝君)  都教委から何らかの報告等々今まであったのか。そして今後、どのような報告がなされるのか。要するに、その経過等々、期日はいつまでというふうなことは、都教委も言ってないと思うんですけれども、その辺はお聞きになっているのかどうか、ちょっとお伺いいたします。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  私ども、一定の報告書を都に上げておりますけれども、東京都教育委員会の方からはまだお話はございませんが、ただ、事情聴取等はもう始まっているというふうには聞いておりますし、また、ことし中にはこの結論を出すのは難しいのではないかというふうなお話は伺っております。


◯委員(白鳥 孝君)  ありがとうございます。


◯委員長(緒方一郎君)  じゃ、よろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 以上で、項目アについての報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時57分 休憩



                  午後2時59分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 次に、項目イについての報告を求めます。よろしくお願いいたします。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  資料としては、皆さんのお手元にお配りしました青い表紙のものになります。こちら、三鷹市立第三小学校校舎の建てかえについての検討の報告書となります。前回の文教委員会で御報告をした後にですね、11月の17日に第7回目の検討会がございまして、一定の結論を得ることができました。そこまでの経過をまとめまして、委員長から11月26日、教育長に提出をされたものがこちらになります。
 1ページ開いていただいて、目次をごらんいただければというふうに思います。内容としては、これまで何度かこの委員会の場をおかりして報告をしてきた内容をまとめたものとなっております。初めに、2ページ目あたりは、この第三小学校の敷地、建物に対する基本的な条件。それから、前半、7月の25日に行いました保護者、地域の方への説明会までの間が検討経過の1ということで、こちらは新しい校舎をどういった形で建てていこうかという場所等の検討が中心となったもの、こちらをまとめたものとなっております。それから、後半は、19ページにあります、10月31日の説明会に向けて、学校の敷地の南側に校舎を建てるということで、校舎内の平面プラン等を検討していった経過等がまとまっています。22ページからは、これまでの検討の中で使われてきた資料等を整理をしたものという形で構成をされています。
 結論としては、報告書の20ページの第7回の検討委員会の概要をまとめた資料をごらんいただければと思いますが、これまで通称C案と呼んできました、敷地の南側にやや、どう言うんでしょう、四角い形の校舎を建てるということで整理をするということでまとまったものとなっております。その平面図が38ページにあります資料8になります。こちらは前回、御報告をした内容というふうになっています。今後なんですが、このC案に基づきまして、設計会社等を中心に、実施設計に入っていきます。また、この中ではですね、学校にも追加のヒアリングをしながら細部を詰めていくこととなっております。全体のスケジュールとしては、当初予定したスケジュールで何とかできるかなということで、準備を進めているものとなります。また、今後実施設計がある程度まとまってきた段階で、またこの委員会等で御報告をしていきたいというふうに考えています。説明は以上となります。


◯委員長(緒方一郎君)  ありがとうございました。教育委員会側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  最終案は38ページですよね。何だかたくさん図面があって、わけがわからなくなってきた。この前示されたものだと思いますが、1つ確認をしたいのは、3列に教室というかが並ぶ構造ですよね。通気性というのは、これ、つまり、1列であれば、廊下の窓をあけて、教室の窓をあけて通気性がとれるけれども、これはそうはいかないのかなと思って、その辺はどうなのかということと、屋上に出る、屋上の利用可能スペース、これは屋上緑化をするのか、それとも屋上として、何というのかな、使うのか、変な言い方ですけどね──として使う予定なのか。その辺のことをちょっと確認させてください。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  今の通気性の問題です。こちらはこの後、実施設計の中で、空気の流れというんでしょうか、それについても十分考慮した形で間仕切りのあり方であったり、それから、通風のあり方ということを考えていきます。また、前提として、今回は冷暖房ともに、エアコンですよね、エアコンを使っていくという前提で、現在設計をしています。ただ、一定の通風量というのは当然求められてきますので、これは確保していくということになります。
 それから、屋上です。屋上利用スペース、これはあくまでも現段階での検討になりますけれども、芝生化をしようかと。緑化をしていこうということで考えています。このことにより、下のフロアへの熱、暑さを幾らかでも低減できるように、また、環境への負荷というのも低減できるようにということで考えているところです。以上です。


◯委員(野村羊子さん)  ごめんなさい、芝生化って書いていましたね。校庭も芝生化、全面芝生化という計画でしょうかというのと、体育館への通路というのは、屋根のついた渡り廊下みたいなことを検討するんでしょうかというのは、この前聞いたかな。ええと、はい、もう1回聞きます。お願いします。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  校庭です。一応芝生化を前提で、今、検討を進めています。実際にどれだけの面積にするのか。これは植樹等の問題も出てきますので、また状況が変わってくるかもしれませんが、現段階では芝生ということで考えています。また、体育館への渡り廊下のようなもの。こちらも基本的には屋根をかけるような形で検討していこうということで、準備を進めています。


◯委員(野村羊子さん)  はい。もう一つ。記念樹伝統ゾーンというのがありますよね。前、一度だけこの検討会に伺ったときに、木をどうするかという議論をなさっていたと思って、結果的にこれは今、ここにある木がこの形で残るんでしょうか。多分南側にある木は、結局これ、大きい木切っちゃうということになるんだなというふうに思いますけれども。で、検討委員会の中でそれは了承されたから、この形になったんだろうと、Cの1と2を見比べて、ああ、そうだなとは思いますけれども、改めてこれを植えるということでしょうか。お願いします。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  今、お話のあった校庭の南西側ですか、あそこにあります大きな木の扱いだと思います。こちらは検討委員会の中で、移植は難しかろうということで、伐採をする。二次的な利用を考えましょうということになっています。この記念樹ゾーン、こちらは緑化という意味もありまして、学校の伝統を残すような形で木を植えていこうということで考えているものです。当然、樹種等はこれからの検討になります。


◯委員(野村羊子さん)  はい。ありがとうございます。これから実際の設計上で、化学物質過敏症の話がありますよね。それで、やはり二中の体育館で、においが強くて卒業式のときに、あれは入学式、卒業式のときに窓をあけざるを得なかったみたいな話を聞いた気がするんです。ごめんなさい、そういう気がするという言い方で済みませんが。なので、どうしても多分、接着剤等を使わざるを得ない、あるいは使ったものを使わざるを得ないと思うんです。絶対それを排除しろとは、そうしたらちょっと財政どうなるんだという話になるのでね、そこまでは言いませんけれども、建った後にどうやってそのにおいを消していくのかということをちょっと研究していただいて、ここへ通うがためにぐあいが悪くなるというようなことは、やっぱり調布か何かありましたよね、幾つかそういう事例が。もちろん研究なさっていると思いますが、そこを十分気をつけていただきたい。それについての対策というのを、ちょっと最後にお願いいたします。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  今の化学物質への対応です。こちら、10月の説明会の折にも、アレルギーをお持ちのお子さん、アレルギーのお子さんがいる保護者の方からも質問が寄せられました。こちらについては、この後実施設計の中で、素材、内装の材料ですね、こちらを選んでいく中で、十分考慮をしていきたいと思います。また施工上、工事をしていく上でも十分気をつけて作業を進めるということになろうかと思います。


◯委員長(緒方一郎君)  次の方。


◯委員(浦野英樹君)  随時この件につきましては報告を受けていますので、11月17日の検討委員会で出た質疑の中で、ページでいったら20ページですね。非常階段の配置について再検討していただきたいというのがあるんですが、これはちょっと具体的にどういうことでしょうか。教えてください。あと上の方に、その質疑の上に、PTA室の位置について、保健室への音の影響を考慮した配置に再検討してください。これはPTA室の隣に保健室があるということで、音が漏れたりということを懸念をしての意見なのかなと思うんですが、これについても場所を変える可能性があるのかどうか、ちょっと意見を聞かせてください。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  非常階段についてを、まず先にお話しします。38ページの資料8が、当日の検討のもとになったものです。こちらで寄せられたのは、学校で火のもとになりそうなということで、給食調理室の近くが外側の非常階段になっている。こちらについての懸念ということだったんですが、こちら、もちろん今の建築ですので、完全な不燃区画になっていきますので、こちらは実際に学校の使われ方、これは校長先生を中心とした先生方からのヒアリングを中心となると思いますが、その中で、子どもたちの実際の動きということを検討して調整をしていくことになるかなと。ただ法令上ですね、ここのちょうど東側の突き当たり、ここには非常用の出入り口、非常階段ですね、こちらを設置しなければならないという法的な制約もありますので、そこの中での調整になろうかというふうに思います。
 また、PTA室です。これは今、御質問にあったとおり保健室と隣り合わせで、会議等の声が大きくなった場合にちょっと心配だということが、ここの発言の趣旨になります。こちらも大きくは変えていくのは非常に難しい、設備的にかなり難しいところがありますが、ここは再度学校とも協議をしながら、限られた面積の中で、よりよいレイアウトを調整していきたいというふうに考えております。


◯委員(浦野英樹君)  わかりました。可能な限りで、現設計の中で対応できることがありましたら、よろしくお願いしたいと思います。以上です。


◯委員長(緒方一郎君)  次の委員。


◯委員(森  徹君)  この地域、やはり生徒の数が多い地域ですよね。それで敷地は狭いところで、いろいろ苦労されて設計されたと思います。それで実は、東京都の教育委員会の大原教育長さんですか、8日の都議会の答弁で、東京都も来年度から30人以下学級と私どもは言い方をしているんですが、少人数学級をスタートするということを答弁されているんです。私ども、これは非常に大いに歓迎すべきことで、東京都だけでしたから。私も議会で、これは三鷹市だけではいかんともしがたいわけですよね。私もその辺はわかって質問してきたんですが。こういう方向性を東京都が出してくる中で、新しい校舎がつくられるという点での、その辺のキャパとの関係で、何でしょうか、ちょっとその辺をお聞かせください。


◯施設・教育センター担当課長(新藤 豊君)  教室数の問題だと思います。こちらの38ページの資料8が現段階での平面図なんですが、こちらについては、少人数学習室までも含めて、22教室までは特別な改装をせずに対応できるようなことを考慮してございます。ただ、現段階での今後の第三小の学区域の児童の増加、まあ、推移ですね。こちらの予測では、現在19クラスなんですが、最大でも20クラスまでいって、その後は徐々に低減をするという予測が出ていますので、それでも社会的な要素で児童数が変わることもありますので、大きな改装をせずに、そこまでは何とか対応できるようにということで考慮しています。また、その後の動向については、東京都等の動きを見ながら、順次対応するしかないかなというふうに考えているところです。


◯委員(森  徹君)  たしか東京都の方も、六、七年ですか、五、六年先には児童数が減るという、そういう見通しだというふうには聞いているんですが、かなりぎりぎりですね、この辺ね。まあ、大きなマンションは三鷹の北口ですからあれなんですけれども、非常に心配をしておりまして、一応その辺を頭に入れて設計検討されたというふうに理解させていただきました。どうも。終わります。


◯委員長(緒方一郎君)  それでは、項目イについての報告を、質疑を終了いたします。
 以上で、教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。ありがとうございました。
                  午後3時15分 休憩



                  午後3時33分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 文教委員会管外視察結果報告書の確認について、本件を議題といたします。
 文教委員会管外視察結果報告書の正副委員長案を作成いたしましたので、御確認をいただきたいと思います。
 休憩いたします。
                  午後3時34分 休憩



                  午後3時35分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 お手元の報告書案をもって、文教委員会管外視察結果報告書とすることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策について、本件については、引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、次回委員会の日程につきまして。次回の委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後3時36分 休憩



                  午後3時37分 再開
◯委員長(緒方一郎君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日とし、その間、必要があれば、正副委員長に御一任いただきたいと思います。また、その次の閉会中の開催につきまして、2月12日、9時半を予定させていただきますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 そのほか何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございます。
                  午後3時39分 散会