午前9時29分 開議
◯委員長(大倉あき子さん) ただいまから文教委員会を開きます。
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◯委員長(大倉あき子さん) 本日、伊沢副委員長より欠席の連絡がありましたので、御報告いたします。
初めに休憩を取って、本日の流れを確認したいと思います。
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◯委員長(大倉あき子さん) 休憩します。
午前9時29分 休憩
午前9時30分 再開
◯委員長(大倉あき子さん) 委員会を再開します。
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◯委員長(大倉あき子さん) 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、そのように確認いたします。
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◯委員長(大倉あき子さん) 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
午前9時31分 休憩
午前9時31分 再開
◯委員長(大倉あき子さん) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(大倉あき子さん) 教育委員会報告、本件を議題とします。
本件に対する教育委員会の説明を求めます。
◯教育長・教育部長事務取扱(松永 透さん) 本日の文教委員会の教育部からの報告事項としましては、1点、令和6年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査の結果についての御報告をさせていただきます。詳細について、担当のほうから御説明申し上げます。
◯指導課長(福島健明さん) それでは、御説明いたします。この調査は、小学校第1学年から中学校第3学年までの児童・生徒の調査で、毎年4月から5月末までの期間に実施しています。お手元の資料1は、全ての学年の調査結果をまとめたものです。
1枚目が小学校、2枚目が中学校で、それぞれ上段が男子、下段が女子です。種目ごとに令和4年度から令和6年度までの3か年分の結果を記載しており、前年度と比べて、上回ればオレンジの矢印、下回ればグレーの矢印、同じ場合は横線で表示されています。また、学年ごとに上の段に東京都の平均、下の段に三鷹市の平均を記載しており、東京都の平均を上回ったものは黄色で塗り潰しています。データは小数第2位を四捨五入して、第1位までの数で記載しております。なお、小学校第5学年と中学校第2学年には、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果も参考として記載しております。
全国体力・運動能力、運動習慣等調査は、小学校第5学年と中学校第2学年が対象で、東京都児童・生徒体力・運動能力調査のデータを全国の調査の回答として送付しております。
調査全体を集計した合計点は、一番右の列です。合計点を見ますと、今年度は小学校の男女全ての種目において、東京都の平均を下回る結果となってしまいました。一方、中学校では、第3学年の男子と第2学年及び第3学年の女子において、東京都の平均を上回る結果となりました。
続いて、種目別の結果について、東京都の平均値との比較を御説明いたします。まず、小学校についてです。小学校男子は、20メートルシャトルラン、50メートル走において、東京都の平均値を上回る学年が多くなりました。小学校女子は、50メートル走において東京都の平均値を上回る学年が多くなりました。全体としては、東京都の平均値と比較し、下回っている項目が多くなっています。
次に、中学校についてです。中学校男子は上体起こし、長座体前屈、ハンドボール投げにおいて、東京都の平均値を上回る学年が多く、持久走、50メートル走においては、全ての学年で東京都の平均値を上回るか、同じ値となりました。中学校女子は、上体起こし、立ち幅跳び、ハンドボール投げにおいて、東京都の平均値を上回る学年が多く、長座体前屈、持久走、50メートル走において、全ての学年で東京都の平均値を上回るか、同じ値となりました。中学校全体としては、男子では下回っている項目が多く、女子では上回っている項目が多くなっています。
資料2は、小学校第6学年と中学校第3学年を取り出したグラフです。赤いグラフが三鷹市、青いグラフは東京都です。まず、左側、小6、中3の合計点を御覧ください。こちらは、三鷹市の小学校第6学年の男女及び中学校第3学年の男女それぞれにおける近年3年間の合計点の推移を示すグラフです。実線は本年度、つまり令和6年度から遡り、3年間分の合計点を示しているのに対し、点線では、コロナ禍前の状況と比較できるよう、平成31年度から遡り3年間分の合計点を示しています。
小学校第6学年男子及び中学校第3学年男子では、令和6年度において東京都の平均値とほぼ同じ値で推移しています。一方、小学校6年生女子では、令和6年度において東京都の平均値と比べ微減しています。なお、中学校第3学年女子では、ここ3年間、東京都の平均値は微減していますが、三鷹市においては微増をしています。小学校第6学年男女においては、コロナ禍前の参考値となる平成31年度の水準には戻っておらず、微減傾向にありますが、中学校第3学年男子においては、平成31年度の水準にほぼ戻り、女子も平成31年度の水準に近づいてきております。
次に、右側、同児童・生徒の合計点を御覧ください。ここでいう「同」とは同一集団を意味し、同一集団における合計点の3年間分の推移をまとめております。例えば、上段左側の「小4→小6 男子」のグラフを御覧ください。実線では、令和6年度の小学校6年生の男子の集団の合計点が、第4学年、第5学年のときからどのように推移してきたのかを示しています。それに対して、点線では、コロナ禍前の数値となる平成31年度に小学校6年生だった男子集団の合計点が第5学年、第4学年のときからどのように推移してきたのかを示しています。
下段の2つのグラフは中学校の推移となります。実線では、令和6年度の中学校第3学年男女それぞれの集団の合計点が、第2学年、第1学年のときからどのように推移してきたのかを示しています。点線では、コロナ禍前の参考値となる平成31年度の中学校第3学年だった男女それぞれの集団の合計点が、第2学年、第1学年のときからどのように推移してきたのかを示しています。今年度の状況としましては、小学校男女及び中学校男子は東京都の平均値と同じ推移となっております。中学校女子においては、東京都の平均よりも若干高く推移しております。小学校第6学年男女においては、コロナ禍前の参考値となる平成31年度との差はほぼ横ばいに推移しております。
一方、中学校第3学年男子においては、平成31年度の水準にほぼ戻り、女子も平成31年度の水準に近づいております。
新型コロナウイルス感染症の影響による体力低下の結果を受けて三鷹市では、令和4年度より各校で体力向上に向け、取組の全体計画、年間指導計画を策定し、教科横断的に体力向上の取組に努めております。今年度の結果からは、20メートルシャトルランやソフトボール投げにおいて、各校の取組の成果が少しずつ現れていることが見てとれました。今後も本調査の結果に基づいた各校における課題を明確にし、次年度の教育課程に位置づけながら、体力向上の取組を進めるよう指導してまいります。
以上となります。
◯委員長(大倉あき子さん) 教育委員会の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
◯委員(原めぐみさん) おはようございます。よろしくお願いいたします。まず、2ページから質問させていただきたいと思います。中学校1年生男子が昨年の平均値を全ての種目で下回っているというふうに、中学校の令和5年度との比較のところにありますけれども、女子でも1年生ではハンドボール以外は下回るという結果になっています。中学1年生はどうしたのかなって思っているところなんですけれども。
男子の第1学年は、全ての種目において令和5年度の平均値を下回っている。大丈夫ですか。うち、中1の子どももいるので、どうしたのかなと思ったんですけれども、三鷹市教育委員会としての分析はどういうふうになっているのか、お伺いします。
◯指導課長(福島健明さん) 具体的には、特にこの学年に何か特別な問題があるというふうには捉えておりませんので、委員おっしゃるように減にはなっておりますけれども、今後、体育の授業も含めて部活ですとか、そういったところで確実に向上していくんだというふうには捉えておりますが、現在のところ、その減について具体的な状況についてはつかんでいないのが状況です。
◯委員(原めぐみさん) 分かりました。ありがとうございます。右側の三鷹市における体力向上に向けた取組の中で、学校が主体となる取組の2つ目の1校1取組や、1学級1実践というふうになっているものがあります。こちらは、三鷹市教育委員会から具体的な案とかアイデアとか、そういったものを学校に出しているのか、学校側でそういった取組をオリジナルでつくっているのか、お伺いいたします。
◯指導課長(福島健明さん) 具体的に教育委員会からこれをということは示していませんが、各校の取組については共有をしておりますので、そういったそれぞれの学校の取組に合わせて、工夫して取り組んでいるということで理解しております。
◯委員(原めぐみさん) そうしましたら、例えばどういった取組があるのか、幾つか教えていただけたらと思います。
◯指導課長(福島健明さん) まずは、この季節ですと、持久走タイムとか、あとは縄跳びとか、そういった持久系の体を温める動きを取り入れているところが多いです。先日、校長ヒアリングでも上がってきたのが、持久走が苦手なお子さんも多いので、これは今、教育委員会も強く進めておりますが、子どもたちが自分で決めて企画運営していくというような委員会活動の中で、鬼ごっこタイムということにして、鬼ごっこも単なる高鬼とかだとあまり動きがありませんが、今、非常に様々な種類の鬼ごっこがあって、必然的に子どもたちに多様な動きが生まれるような鬼ごっこを取り入れて、結果的に持久的な動きが多くなる、そんな取組をしている学校もあります。そういったところも改めて横展開をしていければというふうに考えております。
以上です。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。そうですね、持久走というのは私もすごく苦手だったんですけれども。苦手というか嫌いというか。小さいので、苦手なほうではないんですけども、本当みんなすごいつらくて、「今日、持久走だ。嫌だな」とか言っている子どもたちを結構見ているので、その子たちが、本当、今日、学校に行くのは嫌だなみたいになっちゃうのが不登校の原因になったりとか、学校をサボっちゃおうみたいな原因になったりとかしているかもしれないなと思ってしまって。
私の時代なんかはそんなことぐらいで休むなんていうことは考えられなかったんですけれども、鬼ごっことかにすれば、ちょっと自分のタイミングで休みながらということができるから、楽しく体力アップできるのかなと思って、いいなと思いました。
それから、小学校教員と中学校保健体育科教員による小学校へのチームティーチング、こちらは小・中一貫の連携した取組の中の1つとは思うんですけれども、中学校の先生が小学校に入っていくことでのメリットというのをどういうふうに考えていらっしゃるのか。ほかの教科でもあることだとは思うんですけれども、入ったことで一番よかった点をお伺いしたいです。その先には、結局中学校の先生方の負担感というのもあるかなと思うので、よかった点をお伺いします。
◯指導課長(福島健明さん) やはり専門性という意味では、中学校の教員と小学校の全科の教員との違いがありますので、中学校の先生がお持ちの専門性をこのチームティーチング、そして学園研究等の教科部会等で共有することで、小学校のほうにそういった専門性がしっかり示されると。具体的には、技術系の種目、例えば跳び箱ですとかマット運動、または投げる種目においても、やはり投げるポイントだったりを、例えば私が当時教えてもらったのが、つい、こう投げるんだとしか見せられないのを、「みんな、頭をかいてごらん」と言って、「そう、そのままひゅっと手を出してごらん」とかやる、そういう指導を中学校の先生が教えてくれたりとかしました。そういった、専門性といっても、難しいというよりも、一言アドバイスみたいなものですが、さすが専門家だなということがありました。
様々、中学校の先生方の専門性も、もちろんばらつきというか得意な部分があるので、そういったところで、各校においてより生かされているんじゃないかなというふうに考えております。
以上です。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。すごく分かりやすかったです。小学校に入ることで、中学校の先生の負担に極力ならないように、小・中一貫がうまい具合に働くといいなというふうに思っております。
先ほど申し上げたんですけれども、体力向上に向けた取組って、子どもによっては、得意な子、不得意な子ってすごく出てくると思います。それによっての不登校とか、学校に対して嫌な思いをどうしても持ってしまうことがあるかと思いますので、極力無理強いをしないような取組ができる方法を、教育委員会のほうからも学校に示していただいて、今後につなげていっていただけたらなと思います。
以上です。ありがとうございます。
◯委員(前田まいさん) よろしくお願いします。まず、ざっと市の受け止めを伺いたいなというふうに思うんですけど、コロナ禍前も通して、これまでも三鷹は都平均よりも下回ることが多かったのか、どんな傾向があっての今なのか、ちょっとお伺いしたいなと思います。
◯指導課長(福島健明さん) コロナ禍前も含め、三鷹市は都平均より低いというのが現状でした。ただ、著しく低いわけではないです。
◯委員(前田まいさん) ありがとうございます。その前提に立っておいたほうがいいのかなとちょっと思ったので。それで、やっぱりコロナの影響というのが、こういうふうな調査を見ていると、本当に改めてあったんだなというふうに思いました。5類への引下げが2023年5月ですけど、少なくとも1年生はその後に入ってきて、学校生活の中でさほど、ほかの学年よりはコロナの制約がない中で体育なんかも受けてきたというふうには思うんですけど、かといって、特段1年生のこの調査結果がよかったというようなことでもないかなというふうにも思うんです。とすると、未就学の時期を含めて、子どもの発達段階での体を動かすということへの影響があったからだろうなというふうにも思いました。
一方、中学3年間を通して見れば、ようやくコロナ禍前の水準に戻りつつあるということは読み取れて、今しばらくの間は長期戦で回復の努力が求められるようになるだろうなというふうにも思いました。年度ごとの上昇、下降というのは、本当、物によっては0.1ポイント差みたいなところもあって、あまり意味がないのかなというふうにも正直思うんです、この調査結果の見方として。
ただ、東京都の平均との比較は、傾向把握としては一定有効なのかなというふうに思うんですが、その中で、小学校女子は男子に比べて都平均を上回ったものが明らかに少ないかなというふうに思うんです。これについて、何か教育委員会としてどう捉えていらっしゃるのか、感想があればお伺いします。
◯指導課長(福島健明さん) 感想と言っていただいたこともありまして、感想というレベルでお話しさせていただきますと、これはもちろん全都的、全国的なことなので、三鷹市に限ったことではないんですが、ただ三鷹市で私も長く教員をやっていた中で感じるのは、成長の段階で、特に三鷹と言っては言い過ぎですけども、女子のそういった体育という、体を動かすこと、または一緒に関わることとか、そういうことに対する恥じらいも含めたところが芽生えてきている時期なのかなあと思うと、そこを逆に無理してやることが、将来的な生涯スポーツにつなげる意味でも問題があるので、そこはあまり強くもいけないというところもあります。
例えば、先ほど原委員からありました体力づくりに向けた取組についても、みんなで外に出ようと言うと、結構6年生の女子はなかなか外に出ない。そこを上手に出せるケースもあれば、なかなか外に出して一緒にやろうとなれない場合は、そこで担任、またはほかの学年、クラスの教員もついて、何でという悩みを聞きながら。そういった意味では、その場その場に応じて、先ほどの不登校の問題もありますので、こちらも無理強いしないようにしているというところで、この6年生についてもあまり無理強いはせずと。そして、中学校に行きますと、体育の専門性の高い授業も受けられ、また共習が進んでおります。以前は、男子、女子別々に授業をしていましたが、今は共習でしていて、男子と女子が楽しそうに中学校で授業をしているというのも三鷹の子どもたちの関わり合いのすばらしさだなというのを学校訪問で見ていても思うんですけども。そういった意味で、中学校で向上しているというのは、逆にいい面なのかなと。ですので、小6でちょっと落ちていても、中学校でのそういう共習での交流の成果として、野球部の練習みたいに声をかけながら、男女一緒に走っている様子なんかを見ると、ああ、すごく微笑ましいなと捉えているところです。
すみません、感想になりました。
◯委員(前田まいさん) ありがとうございます。私も、女子はこういったことを好きになれないとか、苦手とする部分があるからの結果だろうなというふうに思っていて、1つ、そこをリカバーできるような授業内容にする工夫というのができるのかどうか。私の経験からすると、中学では男女別でやっていた気もするので──全部じゃなかったかもしれませんけど、今は逆に、共習ということで、男女一緒にやっている中ででも伸びている部分もあるということでした。ちょっと難しいかもしれないんですけど、体格とかジェンダーの違いによって、何か体力づくりで工夫できることがあるんじゃないかなというふうには思ったので、お伺いしました。中学では共習というのが分かったので、それもまたよかったです。ありがとうございます。
それで、効果として見えるかというところはあるんですけれども、この間、六小での取組とか、あと朝開放とか──うちの子なんかも本当に持久走を嫌がっていたし、最近、体育朝会というので行き渋ったんです。よくよく聞いたら、体育朝会というのをやっていて、朝、体育着にも着替えさせられるって聞いていて、それは学校に言ったんですけど。やっぱり嫌がるやり方にはしないでほしいなと。あるいは、特に朝の時間なんかはもうちょっと自由度を高めてやってほしいなというふうにも思いましたので、その辺の御感想と、六小で、今年度、令和6年度の取組がどんなものだったのか、御紹介をお願いしたいと思います。
◯指導課長(福島健明さん) まず、第六小学校での取組については、発表会があったときに、各校からも研修ということで多くの教員が参加しました。特にロクスポという名前で、いわゆる遊びの日常化を図って、体を動かすことがまず楽しいという雰囲気づくり、そういったところを、授業もそうですが、休み時間、内容によっては、第2部の放課後でもそういった道具とかを取り入れながら進めているというように把握しております。
また、楽しくやるという部分については、学校も工夫をしながら進めているというふうに。ただ、先ほどの持久走も確かに苦しいんです。でも、そのときに、いわゆる乗り乗りの音楽というんでしょうか、今はやりの音楽とか子どもたちが──先生が決めると、昭和の音楽になったりもしますので、そういう音楽ではなくて、子どもたちが「先生、この音楽だったら、みんなが楽しく走れるよ」とか決めて、そういった音楽が流れると、先ほども話題になった6年生の女子とかも急に外に行ってみて、走るまではいかないんですが、その音楽に合わせて校庭の端っこで踊っていたりとか、そういったこともあるので、その踊っている児童に対して、無理くりに「何を踊っているの」というようなことはしないと。でも、そこに1年生が一緒に関わっていって、1年生が「ねえねえ、一緒に走ろうよ」とか言ったりして、そこで4月にお世話係をやっていたつながりを大事にしながらとか、担任のほうも声かけをしながらとか、そういったあの手この手で、体を動かすことって気持ちいいよ、楽しいよということを学校の雰囲気を大事にしながら進めていると、そんな理解でございます。
以上です。
◯委員(前田まいさん) ありがとうございます。やっぱりコロナも踏まえて、現代社会において、昔より遊ぶ時間もきっとないだろうし、そういう意味で、体力がつかないというのは当然かなというふうにも思う中で、様々努力されているというところは受け止めたいというふうに思いました。
それで最後に、このタイトルに生活・運動習慣等調査結果というふうにもあるんですけど、こっちの調査もなされたのか、なされていれば、結果がどんな感じだったのか、お伺いしたいと思うんですが。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 学校のほうは、体力調査と併せて生活・運動習慣等調査といったところで、子どもたちにアンケート調査を行っております。そのアンケート調査は各学校のほうで、今東京都で集計したものがシステム上で見られるようになって、各学校はその結果を見て、子どもたちの運動習慣、生活習慣といったところ、いわゆる体育の授業が好きですかとか、運動が好きですかとか、運動時間は1日どれぐらいやっていますかとか、そういったものになるんですけど、それらを基に各学校のほうで、また来年度に向けて検討していただいているところでございます。
教育委員会としましては、各学校のものではなく、市全体のものとしてデータのほうを見ていますので、我々も各学校のほうといったところで、来年度に向け、子どもたちをどのように体力向上させていくかというところは、また考えていきたいなというふうには考えております。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。六小でやった発表会は、ちょこっとだけホームページをのぞいてみたんですけど、保健の授業的なことの部分もあって、食育とか病気予防ということも位置づけられていて、ああ、ここの部分はそういう意味では大事だなというふうに思ったんです。
この冬も含めて、インフルエンザとか感染症の拡大もあって、流行の波がそれぞれの年で違うので、なかなか比較はできないかとは思うんですけど、免疫力というか、子どもの体の丈夫さという面も含めて、研究もなかなか難しいかもしれませんが、いろんな観点から研究いただけたらなというふうに思います。
ありがとうございます。
◯委員(池田有也さん) では、少しだけ質問させていただきます。結果を見させてもらう中で、小学生のところなんですけど、総じて都平均を下回るところが多かったという、ただ一方で、項目別に見ると、50メートル走なんかは男女ともに都平均を上回っている学年が多いです。また、中学のほうを見ましても、持久走についてはかなり上回っている学年、男女ともに多いなと思います。走る分野が三鷹は割と強いのかなと思うんですけれども、何か考え得る理由というか、こういうことが理由なのかなというのがもしあれば、教えてほしいなというところです。
◯指導課長(福島健明さん) 感想になってしまうんですけれども、ただ、私も本当、これは何のデータもないんですが、校庭で子どもは非常によく遊んでいるなという印象があります。先生たちも一緒に遊んでいますし、あと中学校でも遊んでいるなという印象はあります。ただ、遊びの中で、もちろん走ることは当然──遊ぶといっても、ほとんど鬼ごっこに近いことなんですけれども。そういった意味で、校庭開放も含めて、第2部の地域子どもクラブの活動がこういったところにも反映されているんではないかなというふうには思っております。
また、あと、今、どんどんなくなっているんですが、私の住んでいるところですと、小学校に野球チーム、サッカーチームがあったりするので、三鷹はそういった意味では──全部かどうかは私は全て把握はしていませんが、かなりの学校で1校1クラブみたいなところもあるので、そういった野球、サッカーとか、また以前、私が三鷹に着任したときよりもバスケのクラブも増えたなという印象がありますが、そういったいわゆる地域でのスポーツクラブが三鷹は充実しているなというところで、こういったところの数値に反映されているんじゃないかなというふうには思っております。
以上です。
◯委員(池田有也さん) ありがとうございます。多分そういった複合的な理由もいろいろ影響しているのかなというふうに思ったところです。
また、私もつくづく思うのが、特に小学生のほうで合計点が低い中で、やっぱりどうしても身近なところに体を動かせる場所が少ないのかなと、そういったことも影響しているのかなと思います。私も土日に公園に子どもを連れていくと、結構地元の子どもたちがたくさん来ていますし、そういった体を動かせる場所がいっぱいあれば、楽しみながら体力を伸ばすこともできてくるんじゃないかなというふうに思っているところでございます。
多分、ボール投げできる場所が少ないというところもあって、小学校だと、ソフトボール投げの結果があまり芳しくない状況というのも見られますので、それによって改善するかどうかというのはまだ分からないところではありますし、私もまだ仮説みたいなものですけれども、今回のデータも含めて、都市整備部さんとも情報共有しながら、身近に体を動かせる場所を──学校教育だけだと改善はなかなか難しいと思うので、日々の、日常の遊びの中で、ぜひそういったところの効果が出せるようにしていってほしいなと思います。
最後に、その辺りの御所見だけお伺いできればと思います。
◯指導課長(福島健明さん) 今、都市整備部との連携についての御指摘もいただきました。このデータも、そういったところで市長部局とも情報共有、連携しながら、可能な範囲という形になってしまいますけれども、しっかりと推進してまいりたいと思います。ありがとうございます。
◯委員(池田有也さん) ありがとうございます。子どもたちも、遊びの中で体を動かすというのは、嫌々ではなく、すごく前向きに、土日も子どもたちはいっぱい遊んでいますので、ぜひそういった体を動かせる場所を増やせるように、市長部局のほうとも連携をぜひお願いをして、私の質問はこれで終わりたいと思います。ありがとうございます。
◯委員(中泉きよしさん) よろしくお願いします。これ、全体を見ると、黄色く塗ってあるところが東京都の平均よりも高いということで、黄色くなっているかどうかということで、ぱっと見てしまうんですが。黄色くなっていたり、青いのは低い、同じということで見ると、黄色が少ないなと思うんです。ただ、それが、さっきもありましたけど、毎年ぎざぎざでいくはずですので、誤差というのがあるので、この黄色いのが誤差の範囲なのか、青くても誤差の範囲で0.1ポイント低いのか、黄色くて上回っていても、誤差の範囲で0.1ポイントなのか、0.2ポイントなのか、いや、0.1ポイントでも誤差じゃないんだよということなのか。その辺、有意な数字として明らかに表れていたり、明確にここの部分が三鷹の特徴として見えるというのは、もう少し細かく説明していただくと、あるものなんでしょうか。
◯指導課長(福島健明さん) 今御指摘いただきました0.1ポイント、0.2ポイントについて、それについては、こちらとして有意というよりは、本当に東京都との比較という形で今回お示しをしております。
また、三鷹市の特徴という意味では、先ほど触れましたが、走る部分については、かなりというか非常に優れている部分というか、安心できる部分でもあるのかなという捉えであります。
以上です。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。これ、私、去年も申し上げたと思うんですけど、もう少し長いスパンでトレンドを見ることができるのか。例えば、同じ要領でこの試験というのか調査というのかが行われているのか、今、分からないんですが、例えばこれを10年とか20年とか30年のスパンで見られて、そのトレンドがどうなのか。そして、そのトレンドは、先ほど、一貫して三鷹市は都より若干低いんだというような話もありましたけど、それが10年、20年、30年の時間軸で見てもそうなのか。
その中で、全体的に子どもたちが上がっているよというのか、それともやっぱり全体的にこの20年、30年のスパンで見ても、子どもたちの体力というのは下がっているんだということが見てとれるのか。もう少し長いスパンで見た場合のトレンドといいますか、見てとれるものというのは、解説、今いただけるものですか。
◯指導課長(福島健明さん) 現在、10年、20年、長いスパンというものでトレンドというものを取り上げられるような状況ではありません。ただ、総じて、繰り返しになりますが、東京都よりはやや低い、またはちょっと上回るというようなところで推移しているというふうに理解をしております。
以上です。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。例えば、都より高い、低い、それは若干の範囲の中でということですけれども、例えばこれ、都市部、23区のほうではどうなんだとか、島嶼部、もしくは広々としたところのほうが運動能力としてはどうなんだとかいう、その辺りのまちの仕組みというか、都市部の、いわゆる23区と26市の違いとか、そういうものも何か見てとれることができるんですか。
◯指導課長(福島健明さん) 現在のところ、そのような比較できるものはございません。
◯委員(中泉きよしさん) ごめんなさい。それは、そういうふうに調べてみたけど見てとれないというか、そういう見方はしていないから分からないんだということなのか、見た上で見てとれないんですか、それともそもそも見ていないよということなんですか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 我々のほうは、三鷹市のデータと、あと東京都のデータしかないので、他地区のデータがどうなっているかというのは見られないので、他市区と比べられないというところでございます。
◯委員(中泉きよしさん) 分かりました。ありがとうございます。
あと、ちょっと気になるのが、よく学力調査なんかでは、秋田はいいね、どこそこがずっといいねというのがありますけど、それは何か試験対策しているよ云々というのがありますけれども。これ、例えば50メートル走、対策して、子どもたちが速くなれば、別にそれはそれでいいと思うんですけれども。例えば、3つ目の長座体前屈、これ、朝、学校に行って、その日だけでも柔軟体操してからやると何センチか増えるとか。別にそれがいいことなのか、悪いことなのかって言っているわけじゃないんですけど。これ、一貫して1年生から6年生まで全部下回っているというのが。だから、普通に朝起きて、学校に行って、じゃあ、午前中やるよといって、こうやると、ううんとなるんですけど、朝、学校に行って、ちょっと体をほぐしてから、みんなストレッチをやってから、お昼御飯を食べて、遊んでから、じゃあ、午後やってみようといったときに、体は朝よりも夕方のほうがほぐれていますから、そうすると、ぐぐっと3センチ行くね、この表が全部黄色になっちゃったとかってあると思うんです。
そういうのも、ほかの自治体、別に意識してやっている、やっていないはいいんですけど、そういう日々、毎日、いわゆるトレーニングしていないと速くならない、さっきの嫌いだよなという持久走と違って、これって、ちょっとほぐしてから、じゃあ、本番行こうかといったときに、ぐぐっと変わると。
1年生から6年生まで、男女含めて1つも黄色のところがないので、何かそういう、三鷹はやっていないけど、杉並はやっているかもしれないねとか、何かそういうことはやっちゃいけないよ、しかも登校したら、朝10時までにこの試験をやらなきゃいけないとか、何かそこまで統一したルールがあるのか。これを見ると、何となくある程度統一してやっているんだなと思うけど、その辺が──見ていると、極端に違うなというところもあるんですけど。
今、一番分かりやすいものとして前屈を伺ったんですが、その辺り、何か思うところがあれば。
◯指導課長(福島健明さん) 思うところと言っていただきましたので、また感想的になるんですが、この数値を上げようと、それだけを目指せば、結構できることはできるんです。某地区では、この調査をやる前の何時間かをこれの練習みたいな感じでやっている。それは、じゃあ、どの時間をといったら、体育の授業の時間を削っているわけなんです。それは本来の目的ではないので、三鷹市としてもそういったことは推奨していませんし、逆に、そういったことは本来のカリキュラムじゃないですねという形にもなるので、そういったことの推奨はしていません。
ただ、今、委員おっしゃっていただいたとおり、目指すものとして、柔軟性という意味では、準備運動も、以前ですといわゆるラジオ体操を1、2、3、4とやっていたのも、運動につながる。当然、運動につながるという意味では、ストレッチになりますので、そういった意味では、ストレッチの準備運動を取り入れている学校がほとんどです。
ただ、この長座体前屈に固執した動きかというと、そうではないので、直接この数字には結びつかないというのが現状です。ですので、ある学校では、課題もあるので、これは別に数字を上げるだけというのではなくて、いわゆる子どもたちの力を最大限発揮するために、いきなりすぐ調査ではなくて、まず1回、形だけでもやってみようとかというぐらいの、いわゆるカリキュラムに影響ない程度ではやりながら、子どもたちが力を発揮できるという、その程度は取り組んでいます。
ただ、自治体によっては、先ほどの学力テストに力を入れているというところもあるように、市を挙げて、そういった準備運動のレベルじゃない、本当に1回、2回ちゃんとやって、数値を確実に上げるようにとかいう自治体もあるというのはちょっと聞いております。
以上です。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。そうだろうなとは思います。そのときに、そういうのをしっかりやっているというのかどうかは分かりませんけれども、しっかりと事前にやっていたところが、都や全国よりも、うちはいいねというふうになるのが、それがげたを履かせていることになるのか、それとも子どもたちの自信になるのか。もしくは、それで実際50メートル、足を高く上げて、膝から下を前に出すんだよということを教えて、実際速くなるんだから、それがいいよねということなのか、そこは考え方次第でしょうから、そこは、これからもいろいろと三鷹の教育委員会の考え方として取り組んでいただければいいと思います。
あと、運動能力じゃないんですけど、一番左の身長、体重、これ、ほかと比べると、そんなに別に0.何センチで、0.何キロでというところの差なのかなと思うんですけど。これ、中学校の1年男子が急に体重が2キロ違っているんです。平均で2キロというと、ちょっと大きいなと思うんです。ほかがみんな1キロ未満の差に見えるんですが、もちろん1.幾つというのもありますが、ここだけぴったり2キロまでずれているので、さっき中学校1年生、何かあったんだという質問もありましたけど。
中学1年女子もそうかな、これ1.8キロぐらい違うのかな。ちょっと大きいなと。同じ年齢帯の子どもと比べて、これだけ変わってくると。これ、次の2年生になると、1キロぐらいになったりとか、女子では0.何グラム。2キロ、中学校1年生だけ、ぽこっと分かれる。何か考えられることってありますか。ちょっと大きいなと思ったので、伺っているんです。別にこれがいいのか、悪いのか、いや、たまたまだよということなのか。大きい、小さい含めて。これも誤差の範囲だよということなのか。私、2キロというのは割とあるのかなあと思った。平均で2キロというのはということで伺っている次第です。
◯指導課長(福島健明さん) 都と比べてということですので、都と比べて三鷹の中学校の給食のカロリーが多いということではありませんし、確かに中学校と小学校のカロリーは変わるんですけども、当然、東京都も同じです。体重という意味では、筋量も含まれますが、もちろん筋量については測ることはできませんので、その辺についてはこちらとしても十分なデータを持っておりませんが。
ただ、委員おっしゃるように、2キロというのは、確かにほかに比べてもあるので、養護教諭とも情報を共有して、何か傾向等があるようでしたらということでは、こちらとしても確認したいというふうに思います。ありがとうございます。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。あと、じゃあ、2ページ目のほうに行って、右下の体力向上に向けた取組というところで、学校が主体となる取組と、小・中連携した取組というのがあります。これ、学校が主体となる取組の1つ目、自校における体力上の課題と、その改善策を明確にし、教育課程に位置づける。課題と改善策を明確にするってできるものなんですか。さっきから、市全体とか都全体でざくっと雑駁な数字をつかんで、今やり取りしていますけど、その原因については分からない。そうだと思うんです。これ、分母が何千人となっていれば。でも、それが学校単位の100人、200人単位になると、これが見えてきて、改善策を明確にすることができるのか。改善策ですから、翌年にきちんと数字につながるのか。
ただ、これ、去年のを見たり、一昨年のを見ると、毎年これが書いてあるんだったら、あまり改善策は出ていないよね、黄色が今年は少ないしとかとなるんですけど、これというのは割と有効な対策って打てるものなんですか。これって、初めて出てきた言葉なのか、いや、今までも書いているけど、やっぱりこういうことなんだよねということなのか、その辺を。
さっきから私、もっと長いスパンでというのを伺っているんですけど、トレンドを伺わないと、毎年の黄色くなった、青いままだということだけでは把握できないので伺っている次第です。
◯指導課長(福島健明さん) 学校のデータで、特にここに来て顕著に数年間の中で、ずっとだだ下がっているようなものがあったときに、特に持久力の部分ですとか、そういったところをどう強化していこうか、向上させていこうかというところについては、各校で捉えて取り組んでいます。そういったところを教育課程の中に位置づけてと、こちらとしても求めているところです。
ただ、微増、微減であると、そこまで顕著な課題ということではないので、どちらかというと、取り組む内容、質というか、先ほどの子どもたちができるだけ楽しくできるようにとか、そういった抜本的な改革というよりも、よりよいマイナーチェンジというところにとどまっていますので、明確というところについては、特に顕著な部分というように、こちらとしても捉えています。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。あとは、この調査のタイトルに、生活・運動習慣等調査結果とあるので、こちらのほうも併せて何か報告していただけると、もう少しこの全体像というのが見やすくなったのかなあということで、タイトルにも入っているので、内容にもそれが反映されているとよかったかなあと思います。
そういう意味では、学校が主体となる取組とか、小・中連携した取組ということもありますけど。これは、家庭でとか、先ほど公園で遊ぶ云々というのがあったり、保護者の意識であったりとかっていうような、何かここでは書いていないけれども、そこから見えてくるということをもう一回、ほかの委員も伺ったかもしれませんけど、生活習慣全体とか学校以外でのということで、何かここで御報告いただけるようなコメントというのはありますか。
◯指導課長(福島健明さん) コミュニティ・スクール委員会とか、場合によっては保護者会等で、今回の体力調査の状況なんていうのを報告して、家庭に協力を求めているという学校、学園もあります。だからといって、じゃあ、何かを具体的にできているかというと、ぜひ御家庭でもそういった機会を創出してくださいというようなお願いベースになっているのが現状かなと思います。
また、これもまた感想になりますが、かなりアウトドアがブームになっていて、外に出る機会は多くなった部分もあるんですけど、運動まではいかないというケースが結構あるんじゃないかなと捉えています。また、インターネットとかゲームがすごく盛んで、大人も随分はまってやっているので、親子で仲よくゲームをやっているケースも多いので、部屋の中で、インドアというのも多くなっているので、そういった意味では、家庭の都合もありますし、社会情勢もあるのかなというところでは、学校も具体的に対策を家庭と組めるというようなところはなかなかないというのは現実かなというふうに捉えております。
以上です。
◯委員(谷口敏也さん) 私も、これを見させていただくと、どうしてもこのオレンジに目が行っちゃいますよね。単純に見て、小学校の女子がオレンジが少ないなと。でも、中学に行くと、結構伸びているじゃないですか。こういうのを見ると、やっぱり受皿じゃないかなと思うんです。中学になると部活があるから、部活を頑張っている子は特に、体力も運動能力も上がってくるでしょうし。
そうなると、小学校は、確かにさっき福島課長が言ったように、少年サッカー、野球とかあるんですけど、女子がやるといったらバスケぐらいしかないんですよね。そこを、じゃあ、どうしていくかということの中で、学校が主体となる取組と小・中連携した取組というのが書いてあるんですけど、実際、地域子どもクラブとかだったりすると、先ほど出たCS委、PTAの協力とかというのが重要になってくるんじゃないかなと思うんです。
その辺は、教育委員会としてCS委に具体的にお願いしているとか、地域の方々を巻き込んだ──それこそ学校、1部、2部、3部制じゃないですか。2部のところに、もうちょっと小学校でも、女子が何かできるようなスポーツを入れられるような、そういったような取組というのはされているんですか。
◯教育長・教育部長事務取扱(松永 透さん) 大きい話なので、私のほうでさせてもらいますけれども。学校3部制の中の2部といったところでいうならば、次年度以降、地域子どもクラブ事業と学童保育の事業が教育部のほうに事務移管されてくるということも含めて、多分やりやすくなることっていうのはいっぱい増えてくるだろうなと思っています。
現実的には、コミュニティ・スクール委員会もそうですし、それから各学園に地域学校協働活動を推進する団体というのを今設置してきましたので、そことも合わせて、今現在は、中学校でこの活動をしたいんだけど、今、部活がなくてといったことについて、例えばダンス部を二中や一中でもつくったりとか、七中で野球部をつくったりとか、そういう形のことを進めてきています。
そこには、学園合同部活動みたいな形のイメージで、小学校の5・6年生も入って一緒にやろうかみたいなことを今進めているところです。そういう意味では、子どもたちがやりたいことをやれるような環境というのを、少しずつですけれども、あまり地域に負荷がかかり過ぎても困るところもありますので、無理をしていくのはできないなと思っておりますけれども、そんな形でぜひセットでいろんなことが進んでいければなと。
今までは子ども政策部との連携の中でやっていましたけども、今度、教育部、それからうちのほうの教育委員会の会議にも出ていただいているスポーツ推進課とか、そういったところと連携しながら、進めていけるようにしていきたいというふうに考えています。
◯委員(谷口敏也さん) 期待していますので、ぜひお願いします。ちなみに、私がまだ高山小学校のPTA時代なんかは、先ほどありましたけど、全国的にも東京は低いと。そして、東京の中でも三鷹が低くて、三鷹の中でも三鷹の森学園が低いとかいうのを何かで聞いて、そこで父親の会が、これじゃいけないというので、ドッジボールだと痛いからといって、ドッチビーってあるじゃないですか。ドッチビーの大会とかやったんですよ。それで結構盛り上がったりしたので、おやじの会とかも全校にあるでしょうから、その辺にも協力を仰ぐのがいいかなと思います。
それと、もう一つは、三鷹の森学園なんかは、ソフトバレーボールというのがCS委から始まったんですよ。今でも続いているんですけど、何で続けられるかというと、三鷹の大会があるんですよ、今週の日曜日になるんですけど。そういうのもスポーツと文化部じゃないですか。スポーツと文化部で、三鷹の大会とかあると、それに向けてチームが結束して、頑張って1年間やっていこうとかいう機運が盛り上がってくるんですよ。スポーツと文化部とも連携をしながら──目標があると、みんな楽しく頑張れるので。さっきも出ましたけど、池田委員からもありましたが、本当に楽しくないと続かないんですよ。
だから、小学校のときって、私もソフトバレーを教えるときに、中学のバレー部の先生に、どこまでの技術を磨かせればいいですかねとかって、アドバイスをもらおうと思ったら、いや、楽しくやって、また次の練習に来たいと、小学生はそういうように思わせてくれれば、それでいいですよ、中学校に来たらしごきますからとか言われたぐらいで。本当に楽しくて、また来たい、また練習したい、また走りたいじゃないですけど──走るのは苦手という雰囲気になっていましたけど、うまくなるには走りたいし、速く走れなきゃいけないかなとかいうのもあれば、ここにも書いてありましたが、お昼休み、自分たちで練習するんですよ、子どもたちって。楽しいと、もうちょっとうまくなりたいからといって。
だから、それがうまい循環で回っていけば、自然とそれぞれの種目を上げようとしなくても上がってくると思うので、そういう受皿を教育委員会として、しっかりと運営してもらいたいなと思うので。
今、松永教育長がおっしゃっていましたけど、それに期待していますので、ぜひよろしくお願いします。
◯委員長(大倉あき子さん) ほかによろしいですかね。
(「なし」と呼ぶ者あり)
以上で教育委員会報告を終了します。
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◯委員長(大倉あき子さん) 休憩します。
午前10時29分 休憩
午前10時29分 再開
◯委員長(大倉あき子さん) 委員会を再開します。
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◯委員長(大倉あき子さん) 次回委員会の日程について、本件を議題とします。
次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定しました。
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◯委員長(大倉あき子さん) そのほか、何かございまでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
午前10時30分 散会