午前9時27分 開議
◯委員長(池田有也さん) ちょっと早いですけれども、大分早いですが、ただいまから三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会を開きます。
──────────────────────────────────────
◯委員長(池田有也さん) 初めに休憩を取って、本日の流れを確認したいと思います。
──────────────────────────────────────
◯委員長(池田有也さん) 休憩いたします。
午前9時27分 休憩
午前9時28分 再開
◯委員長(池田有也さん) それでは、委員会を再開いたします。
──────────────────────────────────────
◯委員長(池田有也さん) 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3番、次回委員会の日程について、4番、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ありがとうございます。それでは、そのように確認いたします。
──────────────────────────────────────
◯委員長(池田有也さん) 市側が入室するまで休憩いたします。
午前9時29分 休憩
午前9時30分 再開
◯委員長(池田有也さん) それでは、委員会を再開いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◯委員長(池田有也さん) 行政報告、本件を議題といたします。
本件に対する市側の説明を求めます。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) おはようございます。今日の報告案件は1件、三鷹駅前地区のまちづくりに係る推進状況についてでございます。よろしくお願いいたします。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 私のほうから、資料1のほうの内容について御説明させていただきます。
三鷹駅前地区のまちづくりに係る進捗状況について、1、三鷹駅南口中央通り東地区再開発協議会での活動について御説明させていただきます。
この間、再開発協議会では、「子どもの森」基本プランを基に、ワークショップや意見交換を重ねながら、まちのイメージの具体化、深度化を図り、これを踏まえて事務局にて配置計画案イメージ、別紙1に添付してございますが、こちらを作成し、再開発協議会のメンバーと共有したところでございます。
別紙1につきましては後ほど御説明させていただくこととして、先に資料1のほうで、協議会での活動経過について御説明をさせていただきます。
(1)、再開発協議会での検討経過について、ア、令和5年10月18日に第1回部会としてワークショップを開催し、まちのイメージの具体化を図ったところです。
なお、このアと次のイにつきましては、通常の再開発協議会の勉強会とは区別して、部会と記載させていただいております。これは協議会のメンバーの中で、施設計画案についてメンバー同士で検討したいということの御意見があったことを踏まえて、通常の勉強会とは異なるワークショップ形式で開催をしたことから、協議会の中で勉強会とは区別して部会というふうに呼んだということに対応して、そのように記載させていただいております。
第1回の部会では、まちでの過ごし方、まちの使い方をテーマにワークショップを行い、出された意見等から、緑、自然、季節を感じる、あるいはイベント、体験、情報、またファミリーで過ごす空間、落ち着いた環境というキーワードを抽出して、今後の検討すべき取組などの整理を行ったところでございます。
次に、イの令和6年3月26日開催の第2回では、まちのイメージの深度化として、第1回の部会で整理しました内容を基に、まちを利用する人の行動やまちの景観や空間の在り方などについてワークショップ形式で意見交換を行い、新しいまちがどのようなイメージなのか、協議会のメンバーで共有を図ったところでございます。
以上2回の部会での結果を踏まえまして、事務局にて配置計画案イメージを作成しまして、ウにあります令和6年7月16日に開催した勉強会にて、この配置計画案のイメージについての意見交換を行ったところでございます。
それでは、別紙1のほうを御覧ください。この別紙1の図が7月16日の勉強会で提示しました配置計画案イメージとなります。この配置計画案の考え方について簡単に御説明させていただきます。
まず、図の左側、地区の北側に当たりますが、スクランブル交差点に当たるところには、まちの玄関となる象徴的な空間として広場を配置しております。
図の下側、中央通り沿いですけれども、中央通り沿いは従来からのまちの在り方を継承しまして、にぎわいと商業の流れと位置づけ、低層部に商業施設やイベント等で活用できる屋内広場などを配置しております。
また、さくら通り沿いには、ジブリ美術館に来訪する来街者をまちの中に誘導することを想定しまして、コミュニティバスの発着所を配置しておるところでございます。
それから、地区の北側のスクランブル交差点から地区中央の東西道路、路地空間と記載しておりますところの辺りまでは、建物の高さを抑えることで空が広く感じられ、緑に覆われた空間にしたいというふうに考えております。
さらに、しろがね通り周辺につきましては、ちょっと図中には記載しておらないんですけれども、風の散歩道からしろがね通りへ続く流れを緑と文化の流れと位置づけまして、緑化空間と併せて公益施設や文化施設、ホール等を配置し、文化を中心にした様々な機能が混在する空間をつくりたいというふうに考えておるところでございます。
また、図の右側、路地空間と記載しておるところからの右側、地区の南側に当たるところですけれども、こちらは低層部に商業施設、上層部に住宅を配置します。この部分は中央通りとしろがね通りの両方に面することから利便性もよく、また北側のにぎわい空間との間に路地空間を挟んで距離を取ることで、落ち着きのある良好な住環境を形成することができるというふうに考えているところでございます。
今後につきましては、この配置計画案イメージをベースに、事業計画の具体化に向けた地権者や関係機関等との協議を進めまして、令和8年度の都市計画決定を目指したいと考えておるところでございます。
それでは、資料を1のほうにお戻りいただけますでしょうか。
今御説明しました配置計画案イメージをお示ししまして、協議会のメンバーからは、商業施設の配置の考え方をさらに活発に議論して決めていくべきだと思うという御意見であるとか、事業の進捗を見据え、適切にスケジュール管理をお願いしたいといった御意見をいただいたところでございます。
最後に、(2)、今後の取組ですが、先ほども申しましたとおり、今後はこの配置計画案イメージをベースに、事業計画の具体化に向けた地権者さんや関係機関等との協議をさらに進めまして、令和8年度の都市計画決定を目指したいというふうに考えているところでございます。
説明は以上となります。
◯委員長(池田有也さん) 市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
◯委員(紫野あすかさん) よろしくお願いいたします。協議会での今、検討の話が出されていました。この協議会の構成員は15名ということで、地権者の代理人等関係者も参加しておられるということでした。
この地権者の代理人等の関係者の方たちからは、主にどのような御意見が出されていたでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 関係者の皆様から出た意見の中では、やはりスケジュールの管理をしっかり進めてほしいという話と、それと事業費等の、再開発としての事業バランスをきちんと図れるように検討してほしいといったようなお話がございました。
◯委員(紫野あすかさん) そのスケジュール管理というのは、いついつまでに、このようなことを進めていくということをしてほしいということなのか。早くしてほしいという意味合いなのでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 今回の御説明の中でも申しましたとおり、令和8年度に都市計画決定を目指したいということでお話ししましたので、それに向けてスケジュール管理をきちっとしてほしいという趣旨の御指摘をいただいたところです。
◯委員(紫野あすかさん) 今回、その協議会での検討結果を踏まえて、この別紙1のように配置計画のイメージというのが出されています。当初の案のほうでは、公益のところはイベントホール、URの住宅の左側のところですよね、イベントホールというふうになっていたのが、今回の変更というか、計画案では文化施設というふうに変わっていますが、この文化施設というのはイベントホールという意味でよろしいのでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) そうですね、「子どもの森」基本プランの中では、今日お示しした別紙1の文化施設の辺りにイベントホールというふうにあったと思いますが、これはホールとは別のものであります。ホールは、今この配置計画案イメージでは、中央通り沿いに面した、このピンク色になっているところ、この上層部に配置するということで考えております。文化施設になぜ変わったかといいますと、地権者の方で文化の関係の取組をされている方がいますので、そういった方も、ぜひその文化の発信ということを市と一緒にやりたいというような意向を示されていましたので、この辺りに、この真ん中の辺りに文化施設を置いたということで、「子どもの森」基本プランとはちょっと変わったということでございます。
◯委員(紫野あすかさん) 文化といっても様々なジャンル、種類があるかと思うんですけれども、具体的には、その文化施設というのはどのようなものを想定されているんでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) これまでも文化に関しましては、「百年の森」のまちづくり、また「子どもの森」基本プランの中でもお示ししたとおり、三鷹らしさという中で、やはり三鷹にゆかりのある文学者の1人である太宰 治を顕彰する、そのような施設であったり、またこの地権者の方は日本文化に取り組んでおられる方でありますので、そうした日本の文化などもここから発信できればいいなというふうに考えております。
それ以外にも、多文化共生センターというような、これは仮称でありますけれども、そういった考え方もお示ししたところでありますので、幅広に捉えて、特に三鷹にゆかりのある文学者ということでの、太宰さんを中心とした文化の関係の取組をここから発信していただければと思っております。
◯委員(紫野あすかさん) ちょっとイメージが湧かないというか。様々な協議会のメンバーの方の御意見を取り入れられたということですけれども、ではイベントホールは、この文化施設ではなく、中央通り沿いのホール上層部というところに変わった、計画が変更されたということでよろしいんですね。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 現時点での、この地権者の方にお示しした配置計画案の中では、このような配置で決定ということでございません。あくまでも、この配置案ベースで、これからもうちょっと具体的に。あくまでも、まだこれ平面的な平面図でありますので、立体的な施設構成なども併せて考えていきたいと思っております。
地権者の中では、この文化施設とホールというのがやはり密接に関係したほうがいいんじゃないかという、その動線なんかも注意する必要があるのではないかと、ホールで集まった方が文化施設でまた何か、そこの関連のイベントなどもそこで開催することができるのではないかといったようなお声もありますので、ホール、文化施設というふうに別のように書かれておりますけれども、密接した、連携した取組なども今後検討できるのではないかというふうに考えております。
◯委員(紫野あすかさん) 密接した、直結したものがいいというのであれば、このしろがね通りを挟まなくても、物理的に近いほうが密接したものになるのかなというふうに私は思ったんですけれども。
また、このホールが上層部にあるということなんですけれども、中央通り沿いの。ホールは様々な舞台機構なんかもあると思うんですけれども、荷物を運んだりとかいろんな面においても、あまり上部にホールがあるというのは、使い勝手の面ではどうかなと思うんですが、その辺りはいかがでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 「子どもの森」基本プランのときにも少し御説明したとおり、この公益施設の辺り、この地区の北側の辺りは、建物の上に緑を覆って、緑の中に入っていくと、その奥にホールがあると。ホールと緑の広場の関係などもつくっていきたいということで、ホールを建物の上層部へ配置することを今検討しております。
ただ、御指摘のとおり、やはりそうなってくると、ホールへの荷物の搬入路といったことなどで、建物的にはいろいろ工夫が必要だなというところで、そこは今後、検討を深めていきたいというふうに思っておるところです。
◯委員(紫野あすかさん) 本当にホールの造りって大事で、搬入口とホールがすぐ近くにあるほうがすごく使い勝手がよくて、上層部にホールがあるということは、エレベーターで物を搬入するか、階段で担いで上がるということになってしまうので、大きな物が運べないとかということが出てくると思います。
そもそもこの場所にイベントホールが必要なのかというところ、私は本当に市民の方が求めている施設なのかというのは大変疑問に思っていますが、この協議会の方々は、このイベントホールはやはり必要という御意見が多いのでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 協議会の中でも、やはりにぎわいづくりの1つの機能として、イベントホールというものがあることはいいのではないかというふうに御意見をいただいておるところです。
今回のイベントホール、観劇だとか音楽に限定したというよりは、いろいろな使い方ができるもの、また災害時の帰宅困難者の一時滞在施設などにも活用できるようにということで、地域の防災力の強化にも寄与するということで、ホールというものの整備はいいんじゃないかというふうに協議会でも御意見をいただいているところです。
◯委員(紫野あすかさん) 様々な意見はあると思うんですけれども、本当に公共施設としてのイベントホールが必要なのかというのは私は疑問に思っています。
また、この計画図、仮称の計画案の中に、もともとスクランブル交差点すぐのところに広場があり、子どもの森のほうでは、この真ん中辺り、商業住宅の間のところに広場があったということなんですけども、今回新しい計画案では、この広場自体がなく、室内広場1階というふうになっていますが、これが計画が変わっているのはどういうことでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 「子どもの森」基本プランの際にも、屋根の下にある広場ということで計画を想定していたところなんですけれども、今回、若干この位置が、そういう意味では少し南側にずれている形になっていますが、同じように建物下に雨などの影響が、雨が降ってもイベントなどが開催できるように、建物下に広場を造ろうということで考えておりまして、そう大きく機能が変わった内容になっているというふうには現段階では──大体同じ考え方のものを造りたいと思っているところです。
◯委員(紫野あすかさん) 室内の広場ということで、雨が降ったときにはイベントができると。そのイベントができる広場があるのであれば、イベントホールは必要ないかなというふうに思います。
また、この商業施設、低層部は商業施設、上層部はホールがあるということなんですけれども、こちらの住宅側、下のほうも、南側も低層部は商業施設ということですけれども、これは地元の商店会の皆さんとかも入りたいという方がいれば入れるのか、それとも、よそから来る人がこちらに優先的に入るのか、その辺りはどのような商業施設を考えていらっしゃるのでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 今回こちらで計画している商業施設については、まずは、現在この地区の中で商業を営まれている方で引き続き商業を継続したいという方のための商業施設を整備するということが前提になっておりますが、それ以上の床面積の商業が整備されるだろうというふうに想定していまして、その部分につきましては、地区の外からの商業の、ここでの商業を希望される方にお渡しする床などもできるようになると思います。
◯委員(紫野あすかさん) 私は駅前の商店街は、そこでずっと御商売されていらっしゃる商店会の方々が潤うものでなければならないというふうに思っております。今回この駅前再開発、大規模に行われることで、地元の商店の皆さんの声はどのように、どれくらいお聞きになっているのか。また、その地元の商店の方たちが不利益を被らない、特に西側の方たちにはあまり影響があるのかないのか。やはり地元の商店の方が御商売を今後も続けていけるようなまちづくりでなければならないと思うんですが、その地元の西側の方たちと、その今回新しく、この商業施設が入るということについては、どのように考えておられるでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) この再開発事業によって既存の、今まであったその商業者の方々を追い出すような、そういうことが絶対あってはならないというふうに考えております。やはりこれまでの既存のそういう商業のまとまりというんでしょうか、そういった活動は継続して、やはり続けられるべきものというふうに考えております。さらにプラスして、今までになかった、足りなかった部分も、この再開発によって補えればいいなというような、そういう計画を考えております。
まずは、この中央通り東地区の再開発事業でありますので、毎回申し上げているとおり、この再開発の権利者の方々の意見が、まずはちょっとお聞きしながら進めておりますけれども、やはりこの節目節目で、今回の配置計画案や、またこの後も──この計画をさらにブラッシュアップしていった段階では、西側の中央通りの商店街の皆様ほか、この近隣の駅前の商店街の皆様方にも適宜この状況を報告して、御意見をいただきながら進めていきたいというふうに考えております。
◯委員(紫野あすかさん) ぜひそうしていただきたいと思います。
今後、この協議会の役割というか、この協議会での検討の内容がこの配置の計画のイメージ案にすごく反映されているというふうに思うんですけれども、この協議会の関わり方というか、どれくらい重きを置いてこの計画案に関わってくるのか、今後関わり方をしていくのか、その点はいかがでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 協議会は、こちらの地権者さん等がメンバーになっておりますので、ここでの開発ではやはり地権者さん等の御意見が、まず皆さんに御理解いただく、御納得いただくということが最優先かなというふうに思っておるところです。
◯委員(紫野あすかさん) 構成員は全部で市を含む15人ということなんですけれども、やはりもっともっと広く、様々な市民の意見を反映していただきたいと思いますし、この検討の中身が具体的にこのような配置計画のイメージに反映されているということ、今後もそういうふうになっていくのかなと思うんですけれども、一部の人たちだけで進めていくのではなく、もっと具体的に、広く市民の意見を取り入れていただきたいと要望いたします。
中央通りに新しく置かれたまちづくり推進本部の事務所がありますけれども、置いたことによってどのようなよいことというか、市民の声をこれだけ身近に聞くことができたとかいうような、よかった点みたいなものは今のところあるのでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 私どもの事務所が駅前に移転しまして、やはり地域の方と非常に距離が近くなったということで、地元の商店会の方たちと意見を、日常的に通りで出会って、お話ししたりとか、そういうことを度々させていただいていますので、大分、距離を近づけて、いろんなお声を聞けるようなことになってきたというふうに考えているところです。
◯委員(紫野あすかさん) せっかく広い事務所で、すごく家賃も高い事務所ですので、有効活用していただきたいのと、やはりもっと、場所的にも何かちょっと敷居が高いようなイメージもありますので、気軽に市民が行けるような雰囲気をつくっていただきたいのと、あと、そこに行けば、見た目にも、その計画の中身や、こういうふうなものを市が目指しているというのが分かりやすいような展示とか工夫とかもしていただければいいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 確かにちょっと、階段を上がった2階ですので、何かふらっと中がのぞけないという意味では、少し立ち入りにくいなという立地にはなっているかもしれないんですけども、そういうこともあって、この夏の夏祭りであるとか、阿波踊りの際には、休憩所として開かせていただいて、皆さんに一度立ち寄っていただく機会にしていただいて、だんだんここはこういう場所なんだということを認知していただけるように少し努めたところでございます。
また、一応、「子どもの森」基本プランとか、今、公表させていただいている情報については掲示などもしていますので、その夏祭りで立ち寄られた方は、そういったものを眺めて帰っていただいたりといったシーンもあったところなので、今後さらに、いろいろな情報を出せるタイミングでは、そこで見ていただけるように展示していきたいと思います。
◯委員(紫野あすかさん) それも、もう決まったことのように計画を示すということではなくて、もっと声を拾えるような意見箱を置くとか、市民が気軽に意見を言いに行けやすいような事務所であってほしいと思うんですね。
以前も、この事務所を置かれるときに、市民が突然来て、駅前再開発に関することだったら突然行ってもお話を聞いてもらえますかというふうに聞いたときに、駅前再開発に関することならそこでお答えできますとおっしゃっていたんですけれども、実際に市民の方が来られて、私はこう思うとかこうしてほしいというようなことで来られたりとかということはこれまであったのでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 立ち寄られて、やっぱり「子どもの森」基本プランを見ながら、このまちづくりについて皆さんのお考えなどを少し立ち話的にお話ししていっていただいている方も実際にいらっしゃいます。
◯委員(紫野あすかさん) 分かりました。今後も、その地元住民の方や商店会の方々が不利益となるようなまちづくりの進め方はやめていただきたいと思いますし、広く皆さんの声を聞いた、皆さんが求めるまちづくりを進めていただきたいと思います。
以上です。
◯委員(大倉あき子さん) よろしくお願いいたします。何点か質問させていただきます。
まず、再開発協議会でのワークショップの結果を踏まえて、今回イメージ図をまた作成されたということなんですけれども、令和4年度に作成された「子どもの森」基本プランから大幅に変更になった部分があるなということで──こちらのほうも再開発協議会での地権者の方の御意見とかも聞きながら変えたということでの御答弁があったんですけれども、今、本当に物価も高騰して、資材価格や建築費も高騰しているということもあります。その影響もあってのこのイメージ図の変更だったのかということと、あと三鷹幼稚園の跡地──こちらのほうも子どものための施設として基本プランを策定されているかと思うんですけれども、その関係もあって変更があったのか、そこをまず確認をさせていただきたいと思います。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 物価高騰とか、建設業界で人材不足みたいなことに伴う、やはり労賃のアップとかそういったことで、建設業界では非常に今コストが膨れている方向だなということは認識しておるところです。そういった観点で今回、建物の計画をいじったというよりは、まず、あるべき機能の配置の考え方というところで皆さん側から御意見をいただいたものを反映したというところになってきます。
それから、三鷹幼稚園のほうも今、基本プランの策定に向けて検討を進めているところですけれども、こちらでつくる子どもの森と連携するような形でつくりたいということで考えておりますけども、三鷹幼稚園のほうの計画がこちらに何か、それに伴ってこちらの計画を見直したという点は特に今のところはないんですけれども、こちらでつくる子どもの森よりは先に幼稚園のほうが動き出しますので、それに、子どもの森に先駆けて、ここでつくろうとしている緑の空間みたいなものを発信していけるようなものになるといいなというふうに今、幼稚園のほうは考えているところでございます。
◯委員(大倉あき子さん) 分かりました。以前にも、やはりこの物価高騰、資材価格の高騰等で大幅に計画を見直すこともあるかもしれないというお話もあったので、今後、具体的になっていったときに、また大きくそこの辺も影響してくるのかなと考えるところなんですけれども、よろしくお願いいたします。
また、今回の配置計画案のイメージ図をベースに事業計画の具体化に向けていくということなんですけれども、今回また大幅に変わったということで、この配置図の計画、今回示されたものを基に、またパブコメですとか市民意見を募るということの計画というのはあるのか、お伺いしたいと思います。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 現段階、この配置計画案のまだイメージという段階で、もう少し権利者さんと協議しながら内容を具体化していきたいなと思っておるところですけども、その内容が一定程度、熟度が達してくれば、今後、地域の皆さんに対して、ホームページであるとか広報であるとか、そういったものを活用しながらお示しし、また意見をもらうような機会を設けていきたいというふうに考えておるところです。
◯委員(大倉あき子さん) 分かりました。今回このイメージ図、固まってから市民意見を聞くということなんですけれども、本来であれば、本当に市民のニーズが三鷹駅前に何があるのかということを、そういったことも取り入れて考えていくということが非常に重要かなというふうに考えております。
以前にも三鷹駅前の市民や事業者向けのアンケート調査をされたかと思うんですけれども、近くにお住まいの方は生活の利便性、また遠くにいらっしゃる方は、そこの三鷹の駅に行く目的、これが大事だということでの回答が多かったというお話がありました。
本当に今ここに文化施設、またイベントホール、そこのいろいろ様々な御意見があるかと思うんですけれども、そういったことが駅前に求められているのか、それとも本当にもっと別のところに実は市民のニーズがあるのか、そういったことも本当に市民の意見を聴取して、またまちづくり協議会でその御意見を反映させて、それも一緒に併せて考えていくということが、今後、本当に愛される三鷹のまちになっていく重要なポイントになってくるかなと思いますので、やはりこの少ない──もちろん地権者、一番大事にしていかなきゃいけないかと思うんですけれども、三鷹の駅を使われるのは、もう広く多くの市民でもありますので、その意見も取り入れながら、そういう視点もあったねということ、その意見があったればこそ、逆にまちづくりの協議会の方も、また三鷹の未来の魅力あるまちづくりに向けて、その思いが喚起されるということもあるのかなと思うので、やっぱり市民の意見を取り入れる、そのニーズが本当にどこにあるのかということを再度検討していくということは、もう決まってからでは取り返しがつかないと思いますので、そこは本当に大事にしていっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、もう一つお伺いしたいことなんですけれども、この駅前の駐車場と駐輪場の配置の考え方なんですけども、そこについてお伺いしたいと思います。
◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん) この今回の再開発区域内にあります駐車場、駐輪場については、このUR賃貸住宅を先行整備する関係で、現状配置をしているものを今年、この令和6年、年内いっぱいで一旦閉鎖をして、再配置の整備を行いまして、年度末もしくは年度明けから駐車場、駐輪場を再度活用できるように進めていきたい。
ただ、一部、さくら通り第1駐輪場という一時利用の駐輪場がございますけれども、こちらについては、今回の再配置については手をつけず、再整備期間中も特に中止期間もなく利用できるように、そういった段取りで進めていく予定であります。
◯委員(大倉あき子さん) 分かりました。今、継続的にできるようにということで整備をされるということなんですけれども、実際この駅前のこのプランの中での駐輪場の位置づけというのがここにはなかったので、そこの将来的な考え方をお伺いしたいと思います。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 将来的な再開発事業が完成した後の駐車場、駐輪場の配置につきましては、この図は1階の辺りをイメージしながら描いている絵なんですけれども、地下階のほうに駐車場、駐輪場等を配置することを今想定しております。
◯委員(大倉あき子さん) ということは、この1階のところに駐輪場、駐車場を配置される予定は全くないということでよろしいんでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 駐車場のほう、車のほうは地下のほうにまとめるのかなというふうに思っております。
ただ、駐輪場につきましては、前にも少し御議論あったところですけれども、商業施設へ来訪される方の駐輪場というのは商業施設のそばにあったほうが、利用者としては、1回地下に下りてではなくて、利用しやすいんじゃないかということを御意見としてもいただいているところですので、その辺、商業施設向けの来訪者の駐輪場として一定程度、地上階にも検討すべきではないかということは今検討の俎上にのせて議論しているところです。
◯委員(大倉あき子さん) ありがとうございます。これまでも御高齢者の方とか、やはり自転車をここの中央通り商店街にも止められないということで、なかなかそこから荷物を持って駐輪場まで行くのが難儀だということで、なかなかこちらに買物に来るということをちゅうちょしてしまうというお声もあったので、できれば全て地下に入れるということではなくて、そういう思いやりスペースじゃないですけれども、そういった駐輪場の御配慮をぜひしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
それと、ちょっと確認なんですけれども、このしろがね通りの歩行通路ということで、ここはきちんと歩行通路として残していただけるということは確認しているところなんですけれども、ちょうどこの公益施設の紫色が、しろがね通りをまたいだ位置にあるなというふうに思ったんですけれども、これは2階の通路を造るとか、そういった考え方があるということでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 今、この地区の真ん中の辺り、屋内広場と書いたちょっと上の辺りが、ちょうどその公益施設のところと重なっているというところの御指摘かと思うんですけども、建物の下に通路が通り抜けられるように通したいというふうに今考えておるところです。
◯委員(大倉あき子さん) 分かりました。ということは、やはり2階が通路になって行けるという、そういうイメージでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) もちろん、この2階の部分も人が行く空間にはなるんですけど、1階のところで真っすぐ建物の中を、トンネル状にといっていいのかあれなんですけども、建物の中に入ってそのまま通り抜けられるように、ここには歩行者通路を確保したいというふうに思っております。
◯委員(大倉あき子さん) 分かりました。ありがとうございます。
最後に確認なんですけれども、この文化施設と公益施設とあるんですけれども、多文化共生センターもこの三鷹の駅前に配置するということでの何か案があったかと思うんですけれども、この多文化共生センターはどちらに配置される予定かということと、あと文化施設、先ほど太宰関連のものをという話がありましたけれども、今、三鷹美術ギャラリーに三鷹の此の小さい家とか、太宰治文学サロンとか、それぞれ点在しているところを集約させるという、そういった御意見とか方向性というのもあるのか、お伺いしたいと思います。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 多文化共生センターとか文化施設の具体的な施設をどちらに、どの場所に配置するかというのはまだ決まってはおりません。ただ、やはり文化施設ということでありますので、多文化共生センターの可能性もあるというふうに御理解いただければと思います。
太宰に関しては、確かにギャラリーの中にあるものやサロンにあるもの、既に今取り組まれている太宰の関連の顕彰事業がありますけれども、ここに全てを集約をするかどうかというのもまだ今後の検討だと思っております。
やはりいろんな場所に、太宰が生きたまち三鷹ということを標榜しておりますので、それを集約するのではなくて、点在させて結んでいけるような、回遊してもらうというような考え方もあると思いますので。ただ、それは施設を一本化することによるコストとか、いろんな面があると思いますけれども、その辺を総合的に勘案した上で考えていきたいと思っております。
◯委員(大倉あき子さん) ありがとうございます。
これから、三鷹市民も楽しみに希望を持って待っている三鷹の駅前再開発だと思うんですけれども、私としては、やはり常日頃からにぎわいを持てるような、また三鷹のまちに行きたくなるような、そういった魅力のあるものを造っていっていただきたいなということをすごく要望させていただきたいと思います。それが文化施設なのかイベントホールなのかということも少し、もちろん大事なものではあるんですけれども、疑問も感じるところもありますので、しっかりまずは市民の意見を集約していただいて、それも取り入れながら、まちづくり協議会に反映させていただいて、今後も協議継続して、すばらしいものができることを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
◯委員(太田みつこさん) よろしくお願いします。まず、資料別紙1のほうからお願いします。
まずは、この別紙1は、あくまでもこの1.5ヘクタール、三鷹駅前中央通り東地区の公共施設の配置イメージということでよろしいでしょうか。このお示しいただいたものはそこの配置イメージを示されているという部分で、それ以外の道路のことですとか、西側の商店会のことということではなくて、あくまでも1.5ヘクタールの中の配置ということでよろしいでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) ここでお示しさせていただいているのは、「子どもの森」基本プランと同じ1.5ヘクタールの中をどんなふうに造っていくかといったことをイメージして作成しているものになります。
◯委員(太田みつこさん) そう理解しているんですけども、ただ、やはりこの中央通り、ここは商業エリアとなっていて、西側と隣接している部分になるので、先ほど少しほかの委員さんから出ていました車の荷さばきの件で駐車場の件ですとか、あと西側との商店会との一体感などが一番心配される部分ですので、今回の資料に関しては、あくまでも1.5ヘクタールの公共施設の配置ということで理解はするんですけども、これを出されたときに、商業エリアの方たちのいろいろな御不安も出てくるかと思いますので、お早めにその辺は、この商業空間もどういった形で西と東が一体となって進めていくのかというのをお示しいただくとよいかと思いますが、いかがでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 委員さんがおっしゃられたこと、私どももそのような認識でこれから進めていかなければいけないと考えております。特に、まちづくり基本構想策定時も様々な意見いただきましたけれども、東と西でこの中央通りで分断があってはいけないと。やはりこの再開発事業をきっかけに、この駅前周辺、中央通り周辺の商業者の方、またお住まいの方々が非常に使いやすい、また魅力のある商店街にしていかなければいけないという考え方を持って進めていくということは、私たちもそれを肝に銘じてこれから検討を進めていきたいと思っております。
先ほど、ちょっと駐車場の話もありましたけれども、荷さばきの駐車場の問題も令和5年度の取組の中でいろいろ検証したのですけれども、事業者の方や配送されている事業者の方のお声を聞きますと、やはりこの地上階というかこの道路沿いにあったほうが使いやすい、これ当然ですね。ただ、一方で、やはりその施設の中に置くということも必要ではないかというのもあって、その辺がなかなか、この後どういうふうに進めていくか。市役所だけでは、市だけでは決められないというか考えられないところもありますので、これからも商業者の方、また道路の関係であれば警察とか関係機関との調整も必要になりますので、その辺も並行して検討をしていきたいと思っております。
◯委員(太田みつこさん) よろしくお願いします。もちろん商業者の方の車の荷さばきの件もあるんですけども、あとお買物に来る方も駐車場──今の現状を考えると、駐車場に置き切れない方ですとか、少し路駐している方という方々が地上のところにいるという現状もありますので、駐車場にもちろん止めていただきたいのは当然なんですけども、そういった商店街を利用する方たちへの配慮といいますか、その方たちがどういうふうに商店街を、利用しやすいのかという部分も頭に入れて検討していただければと思いますが、いかがでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) この地区の中でできることと併せて、そういった地域の全体の、駅前のエリアの中で、どういうふうにあるべきかといったところは、併せて並行して検討していきたいと思います。
◯委員(太田みつこさん) よろしくお願いいたします。
次に、前回の令和5年から見ますと、歩行者空間が増えているように思えるんですけども、例えばバス発着所機能の隣の駐車場の隣に歩行者空間というのが、斜めの部分と横の部分と、文化施設とUR賃貸住宅の間に歩行者の空間があったりですとか、公共施設と駐車場入り口の部分で歩行者の空間ができているんですけども、ここがバス発着所、そして駐車場出入口で、この歩行者空間というところで、この辺はかなり車通りも激しい部分になるんですが、安全面の部分でどのように考えられているのかというところと、恐らくこのバス発着所の東側ですかね、駐車場入り口側というのは、これはバス発着所の方がどこで信号を渡るのかなというのが少し心配になるところで、その辺の人の動きの回遊、あと絶対に事故があってはならないと思うんですけども、現状のこのバス発着所のこの歩行者の通りというのは物すごく狭い部分なんですが、その辺の安全面ですとか人の動きというのをどのように想定されていますでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 現状、歩道が非常に狭い状況ですので、現在この計画の中で、その歩道に加えて、敷地の中に一般に開放された部分を道路沿いに取ることで、歩行者の空間がゆったりしたものになるようにということで、今検討をしておるところです。歩行者空間を広げてあげることで安全性も高まるのではないかというふうに考えておるところです。
◯委員(太田みつこさん) 信号は、スクランブル交差点と本町通りのこの角だけですか。何か渡る道みたいなというのを伺います。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) さくら通りの横断歩道については、特に今増設をするということは検討しておらないところです。
◯委員(太田みつこさん) 信号に代わる何か人が渡りやすいような部分というのは何か考えていますでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) さくら通りの横断については、現状の横断歩道を使っていただくということで考えております。
◯委員(太田みつこさん) それで危なくないというか、動きとしては、恐らくこの駐車場があって、バスの発着所があって、見づらくもなると思うんですけども、その辺の安全面の検討とかというのは特になされていかないでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 確かに、このさくら通り沿いは車の軸になってくるということで、ここでの歩行者との関係の安全性というのは非常に留意しなきゃいけないということで、ちょっと今後、その辺は空間を取ったりしつつ、歩行者の安全が確保できるような工夫をしていくということを具体な計画の中で検討していきたいと思います。
◯委員(太田みつこさん) よろしくお願いします。今も、このバスの発着所に関しては、もう信号まで行かずに渡られる方たくさんいらっしゃったりですとか、あと、やはりここも本当に、今は歩道が狭いので、とても危ない場所になっていますので、その辺を含めてしっかりと安全面を確認していただいて、計画を進めてもらえればと思います。
次に、屋内広場に関してなんですけども、令和5年「子どもの森」基本プランだと、屋内広場という部分が広場というふうに書いてあったんですけども、こちら今回、屋内広場となると、子どもを対象にしているのかなというふうに。屋内広場というと、これは多世代に向けた広場で考えられているのか。屋内広場だと子どもの雨の日ですとか、そういったようなことをイメージされているのか、伺います。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 先ほど紫野委員からも、ホールとこの屋内広場について、これが屋内ならばホールは要らないんじゃないかといったような御意見もあったんですけれども、ちょっとこれ、私たちの表記の仕方が、屋内というふうに書いておるのですけれども、イメージは、「子どもの森」基本プランでお示ししたような屋根つきの広場という意味合いで屋内広場というふうに書いております。何か四方が囲まれている屋内ということではなくて、中央通り側はオープンになっている。もちろん使い方、この後、夜はどうするんだとかいう問題はこれから考えていかなければいけませんが、そういう意味での屋内広場というものは、広く多世代の方に楽しんでいただけるような、そういうイベントスペースなどを想定したものとして、ここに記載をしております。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。商店街の中に、こういった屋内広場が設置されるということで、例えば、どこかで食べるものを買って、その広場にちょっと寄って、緑を見ながら食事をするというような少しイメージを前回はしていたんですけども、多世代がそういうふうに商店街を通って何かお店の商業活性につながるような、この広場の使い方というのも、こちらはうまくできるのかなと思いますので、イメージは分かりました。ありがとうございます。
続きまして、令和8年、都市計画決定を目指すということで記載があるんですけども、こういった形で令和8年、あと数年になるんですが、令和8年を目指すのであれば商店会店舗さんへの御案内、やはり商店会店舗さんというのは、いろいろ事前にイベントの計画ですとか、年間通じていろいろ計画をしていたり、お店の都合もありますので、これどのタイミングで、もう令和8年はすぐだと思うんですけども、その辺のスケジュールの提示ですとか、今どのように考えているのか、お伺いします。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 現在、その施設計画案をここの配置計画案をイメージに今後具体化を進めようと思っておるんですけれども、そこで、ある程度具体的になってくると、事業のスケジュールについても一定程度想定をしていくことになると思いますので、その段階で、ある程度情報発信などもしていけたらなと思っておるところです。
◯委員(太田みつこさん) 今回のこの配置イメージというのは、近隣の商店会ですとか近隣の方々への説明などはされますでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) この今回お示しした配置計画案、これをベースに説明をするということは予定はしたいと思っています。
ただ、この今まさに年内、年度内ぐらいまでには、もうちょっとこれを立体的な、フロアごとにどんな施設が入るんだというようなこともまとめていきたいと考えております、施設計画案としてですね。その段階も、この後、年内、年度末まで、地権者の方といろいろと意見交換をしながら進めていきたいと思っておりますので、そのタイミングとどのようにリンクするか分かりませんけれども、節目節目でですね。これで決まりです、決定ですということではない、まだ案の段階でありますけれども、この間も、進捗に応じて、近隣の商店街の皆様、また市民の方にも広くお示しをする段階に来ましたら、意見を聞くような場も考えていきたいというふうに思っております。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。商店会はじめ、町会さんも心配しているところですので、ぜひ説明をしていただければと思います。
今、部長のほうからお話あった令和5年の「子どもの森」基本プランのほうでは、どちらかというと機能の紹介──緑のエントランス、にぎわいの中央通り、まちづくりに寄与する公共施設の整備ということで、機能の紹介がメインだったんですけども、今回お示ししていただけるのは、施設の計画案ということで間違いないでしょうか、お伺いします。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 施設の計画案ということで、今年度末を目途に進めていきたいと思っております。施設の計画となりますと、やはり事業費とかいうのにも非常に関連が出てまいりますので、そのことも並行して検討をしながら案をまとめていきたいと考えております。
◯委員(太田みつこさん) その計画を策定していくに当たっては、資料1のほうにありました再開発協議会のほうで、またいろいろ意見をもらいながらということで進めていくということでよろしいでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) まずは地権者の方々のこの集まりである再開発協議会。もちろん再開発協議会に入っていない地権者の方もいらっしゃいますので、そういった方々にも並行して周知をしていくわけですけれども、まず、こちらでの協議会へのお示しというのが、一緒にまとめていくというところを第一に、その後、段階的に市民の皆様、また地元の町会、商店街の皆様方にも周知をしていきたいと考えております。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。この資料1のほうのウの勉強会のほうでも主な意見で、商業施設の配置の考え方を活発に議論して決めていくべきだと思うというふうに、地権者の方たちからもこのようなお声が上がっていると思いますので、ぜひ広く御意見を聞いていただいて、その策定に当たって検討していただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。
以上です。
◯委員(赤松大一さん) よろしくお願いいたします。まず、資料1のウの意見交換会の中で主な意見を2つほど御紹介いただいておりますが、商業施設の配置の考え方を活発に議論して進めていくべきであるという御意見がありましたが、商業施設の配置のことの御意見だったんですが、ほかの施設、この計画案を見た上での配置の御提案というか、御意見とかがほかにあったのか、お聞かせください。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 意見交換の中、意見交換もさることながら、ワークショップの中でもいろいろ施設については御意見をいただいておりまして、商業施設のお話とともに皆さんが特に興味がお強かったのは、やはり広場をどう配置していくかとか緑の配置であるとかいう辺りの、そういった緑がどういうものであるべきかみたいな御意見が非常に多く出ているところでした。
中では、その緑地をたくさん造るならそこで農業体験みたいなことができるようなことができるといいんじゃないかとか、水のせせらぎがあるといいんじゃないかとか、そういった御意見もあったところですが、ちょっとできることとできないことがあるので、そういったものが入れられるかどうかはあれなんですけれども、その緑の在り方、憩いの場所として、ここの空間はどうなるのか。やはり立ち止まって人がここに滞在していただけるような場所にしなきゃいけないということのベースで、緑地というものをどういうふうに造っていくべきかといったようなお話が多かったというふうに認識しております。
◯委員(赤松大一さん) ありがとうございます。先ほどの意見の中にあった緑に関連するところなんですが、別紙1の中で、スクランブルのところの広場、また屋内広場でのという形で広場を2個ほど表記いただいておりますが、これと同じ色味で、ほかに文化の辻のところとか、中央通りと路地空間、公益施設の真ん中、バス発着所のところに緑が4つもありますが、規模は違うかもしれないんですが、これも同じような形で、屋内広場とか大きな広場と同じような、このような形での使い勝手ができるようなものをイメージしてここに配置をされているのかと併せて、やはり大きなコンセプトであります緑の、要は緑化の進め方というところで、例えば今回のイメージ図は、要は平面というか1階レベルでの表記なんですが、例えば2階でも、今後、例えばブランチ調布のような、ああいう2階に広場を造って緑を広げるとかいうことの可能性というのが今後の計画の中で出てくるのか、お聞かせください。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 先ほどの、まず1点目、図の中の緑の部分、これは屋内広場等やスクランブル交差点の広場よりは規模は少し小さくなるかと思うんですけども、やはり歩行者の方の交わるところ、街角にそういった人だまりができるような小さな広場を設けていきたいなというふうに今考えておるところでございます。それが今のそのほかの少し小さめの緑で記載しているものになります。
それから、緑につきましては、「子どもの森」基本プランのときにもちょっとお話をさせていただいているんですけど、2階、3階と、緑が建物の上を上っていくような、緑で覆われた空間をつくっていきたいなというふうに思っております。
◯委員(赤松大一さん) ありがとうございました。やはり大きなテーマでもありますので、その辺しっかりとまた御配慮いただきながらの拡充を。そうですね、先ほど広場も、この暑さを想定すると、例えばちゃぷちゃぷ池みたいのが駅前にあったりそういうのも、市長もこの前御答弁されていましたけども、そういう形での使い方も可能性あるかなと思いますので、様々御意見を聞いていただきながらの拡充をお願いしたいと思います。
あと併せて、このイメージの中で、先ほども商業空間の配置の御提案をいただいた、意見があったというところなんですが、ただ、先行整備されるこのUR賃貸住宅街区のように、もう動かせないものもあるかと思うんですが、このほかに、今回この計画案の中での、様々御意見があった中でも、ここはもうここしか置けない、例えば住宅のところとか何かあるのか、また、それ以外だったら組合せもまた変えることも可能なのか、お聞かせください。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 現段階では案でありますので、決まったことではないのではありますけれども、例えばバス発着所であるとか、駐車場の出入口などは、やはり道路との関係が非常に強いので、これをいきなり中央通り側とかそういうような移転はちょっとできないのかなと。これはやはり、ちょっと施設の性格上、なかなかこの位置以外の場所に持っていくのは難しいのかなと思っているところです。
それと、今回、この東西通路、路地空間の、地区中央を今、図では縦に走っているこの線より左側に公益施設、商業施設を固め、それより南側のところに住宅系を集めるというような考え方をしております。公益施設であるとか商業施設と住宅は、建物のその構成が違うといいますか、造りが違うので、交ぜて建てるということはちょっと効率性が悪くなるだろうということで、そこはすみ分けたほうが合理的な建物、あるいは合理的な維持管理の考え方などにできるだろうということで、こちらのほうもやはり固めて配置していくほうがいいだろうと今考えているところです。
◯委員(赤松大一さん) 分かりました。その中で、先ほど言った組合せになるかと思います。そのブロックをしっかり守りながらの組合せを今後検討になるのかなということがありますので、よろしくお願いいたします。
あと、最後にバス発着所機能のところなんですが、このイメージかもしれませんが、これバス2台が止まっていますよね、絵でいうと。こんな広いんですか。発着所の字の下のところ、バスですよね、この2台。これ、こんな広い発着所。僕ちょっと荷さばき場も兼ねているのかなって思っちゃったんですが、こんな広く取るんですか、ここは。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) イメージですので、実際よりは少し、確かにちょっと縦に長くなっている感じがします。今、警視庁等と、このバスの発着所の造り方は協議している過程なので、まだ決まりではないんですけれども、現在は、バスは3台止まれるように、3か所、3バースというんですかね、止まれるようなものを造りたいというふうに思っております。
◯委員(赤松大一さん) 分かりました。ありがとうございます。だんだんとイメージができてきていることでございますので、先ほど言った、部長もおっしゃっていた、今後は層のイメージが今度できるような、また市民の皆様に、今回、1階ベースでのイメージ図ですが、次の展開としては、次に2層、3層という形でのイメージができるようにしていきながら、より一層具体的に市民の皆様がイメージできる中で活発な意見が出せていただけるような取組をしていただければと考えますので、よろしくお願いいたします。
以上で終わります。
◯委員(岩見大三さん) じゃあ、すみません。少しだけ確認させていただければと思います。
1つは、先ほどから駐車場のお話が出ているんですけど、駐車場は地下ということで、これは公益施設の地下という理解でよろしいですか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) この北側の東西通路、路地空間より北側、駅寄りの範囲の公益施設、文化施設、あとその商業施設と書いてある部分の地下にも一部、駐車場が入ってくることになるかと思います。
◯委員(岩見大三さん) そうしますと、この団地と文化施設と公益施設の中間というか、その合間に地下の入り口を造るということも想定しているという、ですね。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 駐車場の入り口は、この図のさくら通りにあるところに駐車場入り口と書いてあるんですけども、ここの1か所に集約して出入りするということを今考えたいと思っております。
◯委員(岩見大三さん) 分かりました。
それと、先ほど、今、赤松委員のほうからもいろいろ全体のイメージのお話があったんですけど、いろいろちょっとお話を聞いていると、例えば施設配置はこれでいくというふうにして、広場が点在しているということなんですが、もう少しイメージ、あれしますと、例えば歩行空間が非常に多いので、この歩行空間に関しては、それこそ子どもの森ということでありますから、例えば住居を積極的に建てて緑を歩行空間には全部ちりばめて、その合間にこの施設が点在しているというような、どちらかといえば、全体的にこの緑で覆われているような、そんなイメージをちょっと持ったんですけど、今のところそういう理解でよろしいですか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 1階の歩行者通路の中にも適宜、緑を配置していきたいと思っております。少し地権者さんとのお話の中で出ているのは、中央通り表側はにぎわいの通りで、裏側は路地空間というふうに記載もしていますけども、少し落ち着いた感じの歩行者空間になっているといいんじゃないかというようなことなので、そういったイメージで適宜、緑を配置した通路を整備していくということを考えております。
◯委員(岩見大三さん) 分かりました。ありがとうございます。
それと、少し外れるんですが、南側通路の中央通りから入る道で、これは一応、車動線というようなことに、位置づけになっているんですが、ここに車も一応通せるようなイメージを持っていらっしゃるんですか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) この南側道路と書いている部分かと思いますけど、こちらのほうも車が通れるような道路にする予定になっております。
◯委員(岩見大三さん) 分かりました。じゃあ、ここからしろがね通りにぶつかって、右に行って、いずみ通りにぶつかるというような、そんなイメージですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
分かりました。
じゃあ、ちょっと最後に、今回こういう、より具体的な配置計画案のイメージというのが出てきたんですけど、事務局としては、もちろんこれからも丁寧に地権者の皆様方の御意見を伺っていきながらということもあると思うんですが、要するに配置の在り方としては、できたらこういうイメージでいきたいという、その事務局の意向的なところはいかがでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 事務局としましても、この配置の考え方は、いろいろその周辺の関係との中も説きながら考えた結果として、こういう整理をしていますので、この配置イメージの考え方をぜひとも踏襲していきたいなという考えではおります。ただ、そこも、やはり地権者さんとのお話合いの中で、もう少し議論しながら固めていくことかなとは思っております。
◯委員(岩見大三さん) そうですよね。今まで取り組んでこられたところも、そういうスタンスだと思います。
ただ、一方では丁寧にやっていきながら、やはり一方では、この迅速化ということも課題ではあるかと思いますので、その辺のバランスは難しいと思うんですけど、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
以上です。
◯委員(大城美幸さん) これまでの質疑を聞いていて、今年度末に計画案をまとめたい、市民の方には決定ではない案の段階で説明をするというような御答弁だったんですが、そうなると来年度、市民への説明会かなと思うんですが。もちろん地権者の合意が第一で、それで──三鷹の駅前は三鷹の顔でもあり、市民にとってどういう駅前にするかという点では、市民の声も聞いてほしいなと思っています。
それで、まず、先ほど──協議会に入っている地権者、関係者は限られていますよね。ほかの人たち、ほかの地権者にも並行して説明するとあったんですが、それは、この別紙1の資料等を全員にお配りして、これで説明したとなるのか、地権者を集めて説明し意見を聞くのか、まずお伺いします。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) この間、このワークショップを開いたということの経緯は今日御報告させていただいたとおりでありますが、それは再開発協議会に入会されている方を対象にしております。欠席された方には、事務局のあるURがフォローに行って説明をしています。
それ以外の人たちにも、これは、この案を持って、一度集まって説明ではなくて、こういう形で今進められていますということでポスティングをしたり、必要に応じて、質問があれば答えるというような段階を踏んでいます。
さらに、これまでこの再開発協議会に入っていなかったマンションの住人も、今度はこの中で一緒に検討していくということで進めておりますので、その方々には、せんだって説明会を行いまして、こういう方向で今進んでいますということで周知を進めてきたところでございます。
◯委員(大城美幸さん) 協議会にも入っていなかったマンションにも丁寧に御説明をしているということは分かりました。なるべく地権者、あと、先ほど来話が出ていました、やはり西側の商店街の人たちも、まちづくりを一体に考えるのであれば、そこの人たちも置き去りにしないようにしてほしい。そこの人たちにもやはり意見を聞くべきかなと思います。それは要望です。
今年度末計画案を、だから、まとめる、具体的な施設の中身を決める、案として決めるということだと思うんですが、私は、そこを決めるのも、やはりこの協議会だけじゃなくて、地権者や西側の商店街の人や市民が、本当にこの三鷹の駅前にどんな施設を望んでいるのかということを、どれだけ多く声を聞くかによって、いろんな意見が出るけど、誰もがにぎわいのあるまちに、商店街にしてほしい、駅前にしてほしいとか、根底にある共通するポジティブな部分って共通すると思うんですよね。だから、いろんな意見は出るけど、そこを集約しまとめていくのは大変だけど、それがまちづくりの面白さでもあると思うので、案がこういう案になりました、どうですかって聞くんじゃなくて、今こういうイメージで考えています、皆さんどうですかって、具体的な施設を決める前にやはり地権者、西側の商店街、市民からも聞くべきだと思うんですが、いかがでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) その辺りの進め方が非常に、この再開発事業を進める上で難しいものというふうに認識をしています。地権者の方の、先ほど来、地権者、地権者というふうに、まずそこが第一なんだということを繰り返し申し上げていますけど、それは確かなんですけれども、ただそれだけではない、この三鷹の駅前の顔ともなる場所での再開発、より三鷹にとって魅力のあるまちにするための場所でありますので、市民の声を聞かなきゃいけないという部分も、これ当然、我々事務局としても認識をしているところであります。
ただ、ゼロから、皆さん、この施設の中に何を置きましょうというような進め方を、この再開発事業を進める「百年の森」や子どもの森構想をお示ししたときから御説明をしているのですが、ゼロから皆さんの意見を聞くのではなくて、一定の考え方を三鷹市として、こういうようなことで今イメージで考えていますがいかがでしょうということで、この間、「百年の森」や「子どもの森」基本プランをお示ししてきた進め方をしております。
なので、今回も、年度末までに施設の計画案ということで、例えば公共施設であれば、何とか施設、何とか施設、何とか施設と、具体的にまだ決められないと思います。3階のこの辺りに公共施設が、公益施設が来ますと。ただ、子どもの関係なんだとか、市民の活動をするスペースであるとかというような、ちょっとそこはまだぼやんとしているかもしれませんが、その中でどんなものが必要でしょうかというような聞き方はできると思いますので、この後、大枠を示しながら、だんだんだんだん固めていくというような進め方を、非常に難しいですけれども、バランスを持って、しかも適宜、いつそれをお示しするかということも大事だと思いますので、工夫をして進めていきたいと思います。
◯委員(大城美幸さん) イメージは分かりました。福祉的な施設とか子どもの施設とか、何というのかなもうイベントホールとか、もう体育館とか、こう決まったものではなくて、選択肢が幾つもあるようなもので案を示してほしいと思います。
最後なんですが、令和8年度に都市計画決定を目指すということで、具体的なスケジュールは、やはりこの施設が年度内に具体的にならないとというお話もあったんですが、勉強会と部会は、その間にもやっていかれると思うんです。この令和6年度もまだ続けると思うんですが、そういう具体的な市民への説明会とか部会とか、そういうスケジュール、もうちょっと分からないのかしらと思うんですが、いかがでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 今回、この行政報告に当たって、その辺のスケジュール、まさに令和8年度の都決までのマイルストーンというんでしょうか、この時期にこれ、この時期にこれというようなことをお示しできればそうしたかったのですが、まだちょっと流動的なところがありますので、資料としてはまとめておりません。
ただ、今、質問委員さんがおっしゃったように、この後、施設計画案を今年度末までに決める間も、ちょっと部会というのか勉強会というのか分かりませんが、再開発協議会の中で、繰り返し何度か複数回開催して、まとめていくということは間違いないと思います。
その後、施設計画案がまとまった後も、今度はあくまでも施設の計画でありますけれども、それぞれの地権者の方が具体的に自分の資産がどのぐらい権利変換でお店や住居として持てるのかといったことも、今度はもっと生々しい具体的なお話になっていきますので、その中でまたいろいろ、ちょっと動きもあるかもしれませんけれども、それと並行して固まっていくというのかな、まとまっていく案は、それと並行して地権者の方以外の関係者の方、町会や商店街の人や市民の方々にもお示しをしていくということであります。
ただ、都市計画決定に向けては、所定のどうしてもやらなければいけない手続というのが、東京都に報告をして、そこでいろんな都市計画決定に向けた手続がありますので、それもその中には含まれていきますので、そのような形で令和8年度の都決を目指して進めていきたいと思っております。
──────────────────────────────────────
◯委員長(池田有也さん) 質疑の途中でございますが、ここで一度、休憩を挟みたいと思います。
午前10時54分 休憩
午前11時04分 再開
◯委員長(池田有也さん) 委員会を再開します。
──────────────────────────────────────
◯委員長(池田有也さん) 質疑を続けます。
◯委員(中泉きよしさん) じゃあ、よろしくお願いいたします。別紙1のほうのイメージ図をちょっと見ながら幾つか伺います。
このホール上層部というところをまず最初に伺いたいんですが、これホール上層部というのは、先ほど災害時の避難所といいますか、そういうことにも充てたいというのがありましたけど、例えば災害時というのは想定外のことが起こるもので、エレベーターとか止まったら、じゃあその上下の行き来をどうするのかとかというのもありますけれども、これはホールは、そういう意味では上層部のほうがいいのか、それとも地べたに近いところのほうがいいのかということは御検討はされたんでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) この配置計画案を決める段階では、そういう議論はありませんでした。ただ、やはりそういった視点も必要だというふうに考えておりますので、電気が止まったときにどうするかというのは、自家発電とか、そういうことも考えていかなければいけないと思いますし、ただ、この計画案を協議会の中で検討する中では、そういったことは特に念頭に置いて進めたわけではございません。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。災害時というのは、しかも多くの人が帰れない、電車が止まってしまう云々というのは、それなりの規模の災害だと思います。そのときは、先ほど申し上げましたけど、想定外。これ高層マンションなんかでも、たくさん雨が降ったときにはエレベーターが止まってしまう。何でそれ、そこに自家発電を置いておいたのというのもあれば、もっと深刻なことでいえば、大地震のときの原発のあれも、自家発電があれば大丈夫なんだと言っていたのが止まってしまったというのはありますから、わざわざホール、上に持っていくよりは、先ほど平時の使い勝手でも、荷物の搬出入だとか客の出入りが、エレベーター、エスカレーターで1,000人単位が上下するよりも地べた、平地に近いほうがいいと思いますので、これは検討いただいたほうが、利便性だとか、もっと言うと災害時の緊急時のことを考えればよろしいかと思います。
そういうことでいうと、このもともとあったというか、この今、文化施設になっているところ。文化施設とホールというのは相性がいいと思いますので、この文化施設の中の多層階、例えば1、2、3階が吹き抜けでホールになっていて、その上に文化施設があるというような、この建物の中での役割分担ということというのは検討できない、もしくは検討しなかったものなんでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) この辺、答弁はちょっと注意しながらなんですけれども、やはり先ほど申し上げたように、この文化施設というのは、この地権者の方が、今、文化に取り組んでおられる方がいて、その方との関係の中でこのようにまとめてきたというところもあるのですが、ただ、今、親和性があるというか、ホールとの関係、先ほど私もここと連携を取りながらというような答弁をさせていただきましたけれども、それの配置の在り方については、この周辺の関係の動線なども含めて、これから進めていきたい、考えていきたいというふうに思っております。
◯委員(中泉きよしさん) すみません。その文化施設の地権者の意向はさっき伺って、日本文化をやっている方といえば大体あそこで、どなたがというのは分かるんですが、これ文化施設というのは、もちろん地権者さん、地べたの権利を持っている方というのは分かるんです。これ、上物も、その方の負担で建てるという意味なんでしょうか。それとも、上物は税金を使って建てるけれども、その意向が強く働いて、ホールと分けざるを得ない、そういうことなんでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) その辺りはまだ決まっておりません。これは、この地権者の方だけではなくて、ほかの方々との関係もありますので、一緒にこの再開発を進めていく中では、皆さんで進めていかなければいけない部分がありますので、どのように権利を持つか持たないかということについては、まだこの施設の計画案の段階ではそこまでは具体的に決まってはいない状況でございます。
◯委員(中泉きよしさん) もちろん地権者の方、それぞれの資産、財産をここに拠出するということですから、大変な決断だと思いますが、もう一方で、市がどのくらい関わるのか、その予算規模がどのくらいになるのかということもありますが、それは、この地権者以外の市民、多くの税金が投入されますので、そこは公平性とか公明性とか利便性とかということについては、先ほど来ほかの委員からも意見、声を聞いてほしいということもありましたが、私もそれは同じで、ぜひそこは、駅前ということもありますので、くれぐれもこれからの進め方、お願いしたいと思います。
これ、もう一つ、改めての確認なんですが、この再開発の中のこのエリア内というのは、これ建物は全て建て替わる、建て替えるという認識でよろしいのか。何か今あるものが残るとか、そういうことはなくて、全て、この絵を見ると全部建て替わるんだなということなんですが、そういう認識でよろしいんでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 基本的に、この1.5ヘクタールの中のものは全て新しい建物に置き換わるというふうに考えております。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。そうすると、これも先ほど出たかもしれませんが、中央通りとかさくら通りというのを広くするという検討はあるんでしょうか。ここ、少しそれぞれがセットバックして、特にさくら通りなんかは車道も歩道も狭いというようなことがあったり、中央通りはまさに駅前からの中央通り、メインストリートですから、もう少し幅を広げる、歩道を広げる、バスベイというものができるのかどうか分かりませんが、そうしたものを見据えて広くなる。これは、この絵面で見ると中央通りが広くなっているようには見えないが、既にそうしたものが検討の中に入っているのか、この絵に表されていないだけで検討されているのか、伺います。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 中央通り、さくら通りについて、道路幅員を拡幅するという計画はありません。その一部分、若干、数センチとか10センチとか欠けているのを整えるといったことはあるんですけれども、基本的に道路そのものを、例えば車線を増やすであるとか、そういった計画はありません。
ただ、歩行者空間については、やはり広い空間を取ったほうがいいだろうということで、それは道路ではなくて、敷地を一般の方も立ち入れるように、オープンな空間として使えるようにするということで、歩行者のための空間が広がるというようなことを検討しております。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。
じゃあ、このさくら通りのバス発着所機能というところについて伺いますが、ちょっとさくら通りのその幅員を広げるかどうかというのとも関わってくるんですが、その右斜め上のところに駐車場出入口というのがありますが、割と僕なんかのイメージでいうと、駐車場の出入口、ここの商業施設だとか、じゃあ文化施設、イベントがあるときに、ここに車が入ろうとする場合の行列ができると思うんです、入り切れずに。そこに、その先にバス発着所があって車が来ると、そこにはコミュニティバスが中心になると。どのくらいの頻度で来るか分かりませんが、来ると。そのときに、あのさくら通りの幅員で、入りを待っている駐車場に入りたい車がごうっと並んでいて、バスがそれをよけて反対車線を入って、このバス発着所に入れるのか云々、どのぐらいのバスの本数かというのが分からないので何とも言えないんですが、あの広さだと相当混乱すると思うんです。いや、駐車場、そんなに入るのに待たないよということであれば、いや、その程度の集客力なのかという、逆にこの一帯の再開発、商業施設とか文化施設の魅力というのに疑念を持つんですが、その辺りは、このさくら通りの広さと、この駐車場の出入口、バスの発着所というのは、何か整合的に見据えているのか、ちょっと伺います。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) この駐車場の出入口とバス発着所について、今これから詳細な設計をするので、固まっている、計画として細かいところまで検証できているわけではありませんけれども、駐車場のほうも、いきなり入ってすぐに駐車場というよりは、一定の車路をもって地下階に下りていきますので、そこの中で、ある程度、待ちの車を受け止めることができるかなというふうには考えておるところでございます。
◯委員(中泉きよしさん) いや、それは大概の地下駐車場はそうなっているので、それでも道にあふれているということを申し上げているんです、ほかの施設を見れば。ただ、ここはそうでもないよと、そんなに人が来る施設じゃないんだよということなのか。それは、ここで言ってもあれなんですが、私はそういう懸念を持っていますということ。しかも、このさくら通りの今の幅員、道幅、そしてその数メートル先にバス発着機能があるということで、ここに集中するということで御質問申し上げたんですが、その回答は今のだということで、これ以上ここでこの件はいいです。
じゃあ、その先に行くと、今度、スクランブル交差点というところがあって、先ほど信号はこのスクランブル交差点と本町通りのところ2か所だということだったんですが、多くは駅から来るとなると、このスクランブル交差点を使うことになると思うんですが、このスクランブル交差点、特に駅のほうから来る、しかもこれ東側になるんですかね、喫茶店とかラーメン屋さんの入っているビルのところですが、特にあそこのところが狭いんですが、これから人の通りが、ここ大きく変わる、もしくはにぎわいを創出しようとするときに、あのスクランブル交差点の人が待つスペース──スペースといっていいんですかね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
でいいのか。マクドナルドのほうは随分削ってあるので、一定の人数が置けますが、あそこの角は当然、再開発のエリアには入っていませんし、地権者がいますから、あれを引っ込めてくれというのは、これからできるのか、既にしているのか。それとも、何か別の、ペデストリアンデッキの延伸を計画しているのかとか、何か別の方法を考えないと、このエリア内だけで人のにぎわいをつくるんだと言っている割には、先ほどの駐車場とバス発着所の混乱のところも申し上げましたが、そうした動線のところで少し不安があるんですが、このスクランブル交差点のところの混雑緩和に向けて何か検討はされているでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 今回お示しした配置計画案は、あたかも設計をして、もう道路の幅が何メートルになるかとか、どこからこの入り口がどの辺りに来るのかということは詳細に決まっている段階ではございません。この配置計画案を作るに当たって、まとめるに当たって、ワークショップや意見交換会を地権者の方としたときには、そういった考え方はまだ抜きにして、この配置の計画案を示しているところであります。
ただ、今、質問委員さんが言われたいろいろ御指摘事項というのは非常に大事な視点と捉えていますので、先ほど菅原次長のほうからもあったように、バスの発着所機能については、現在もこの計画を基に、警視庁とも協議をしている段階であります。
また、この後、もうちょっとこの施設の配置計画案というのが決まってきて、図面に落とすような段階になれば、今言ったそのスクランブル交差点の在り方とか、中央通りの例えば荷さばき場を置く場合はどうなるかとか、いろいろこの周辺に関わる道路や通路の考え方というのを関係機関とも協議をしながら進めていくという場面が出てくると思いますので、ただ、いただいた意見は非常に大事な視点でありますので、そういったことを踏まえて今後の検討を進めていきたいと思っております。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。
あともう一つ、ここの中で黄色とオレンジで囲まれた、この商業施設(低層部)、住宅(上層部)、というのがあるんです。この住宅というのは、すみません、ここはURさんではないんですか。ちょっと私、この地権者の関係の詳細を知らない。ここはURさんの建物ではないということですか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) ここの住宅におきましては、現在この地区内に住んでおられる地権者さんの住宅もあるし、UR自身も、この地区の中に、いまだ土地等を持って、権利を持っておりますので、URの賃貸住宅も一部整備が想定されるだろうというふうには考えておりますが、その辺をちょっと最終的にどう考えるかは、それぞれがその財産をどう取り扱うかにもよりますので、決まったことではないんですけれども、地権者さんの住宅、あるいはURの賃貸住宅、あるいはその他の残余住宅として造られる保留床としての住宅も一部入る可能性もあるかなというふうに思っているところです。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。
それと、この再開発の以前にできたパンフレット、ちょっと今手元にないので正確なことはあれなんですが、この再開発地区に将来的には一般車両を通さないことも検討しているというのがあったんですが、それと、この駐車場の出入口だとか、この車の動線といいますか、それというのは──将来的には、このエリアに一般車両を入れないというニュアンスの表現があったと思うんですが、その考えはまだ生きているんですか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) まちづくり基本構想の中で、駅前17ヘクタールのエリアに車を極力入れないようにしたらどうかということを構想としては考えているところでございます。ただ、それぞれの住宅なり商業施設なりの方たちの生活として車の使用等はあるので、完全にゼロにできるということではないのかなと。抑制していくという考え方は今後検討してまいりたいなと思っているところです。
◯委員(中泉きよしさん) すみません。それは、そのエリアの中に生活されている方々は、もちろん自宅の庭に車を置いておくために入らなきゃいけないとかあるけど、エリア外の方々が、じゃあ通常にここに買物に来るだとか施設に来るって、そこまでが入れないものの対象に入っているんですか、今、検討のイメージでは。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) この完全に入れないということが可能かどうかは、ちょっと今後の検討になるかと思います。ただ、来街者が公共交通なんかを使いながらこのまちに来てもらえる、このまちに、なるべく車がこのエリアに入ってこないようにするということができるといいのではないかということを考えているところです。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。
あと、この商業施設と書いてあるところ、ここ、このイメージの中でいうと3か所に商業施設と書いてあるんですが、先ほど周辺の、既に商業、営みをされている方々とのバランスとか云々というのがありましたが、これは、ごめんなさい、もう一回伺いますが、今入っている方々が入りやすい、もしくはほかでやっている方々、個人経営の方なのかナショナルチェーンなのか分かりませんが、入るときに、通常、ただ、これだけ大きなものを再開発してやろうとするとそれなりの保証金だとか家賃だとかになると思いますが、そうしたものも含めて個人経営の方が、ここに地権を持たない、地権者ではない、権利を持たない方々も、ここでやりたいといったときに入れるような何か配慮をする──それは区分けを小さくするだとか、そうした保証金だとか家賃コストの負担を軽減するだとか、そういうことを検討されているということでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 先ほど申したとおり、地区内で商業を営まれている方が継続してここで商売をされたいということであれば、その方たちの商業の床は確保していくということになります。それだけでは、この商業、全部埋まらないので、この地区外の方が商業を営みたいということであれば、その方たちに商業をしていただくこともあるかと思っております。
ただ、現時点では、その商業者の方たちをどのように誘致していくのかとか、その辺はちょっとまだ検討できておりませんので、今後、地区の整備として、大規模な商業施設というよりは、個性的な個店をなるべく多く増やしたいねというような話もありますので、ちょっといろいろな工夫を考えていきたいと思っております。
◯委員(中泉きよしさん) ごめんなさい。私の理解が追いつかないんですが、じゃあ、ここに入る方は、ここでもともとやっていた方は、それは住んでいる方と同じように、新しくなっても、ある程度負担を軽減しながらってあるのかどうか。それと、ほかから来る方も、そうした、いわゆる駅前の新しい商業ビルが取るような保証金や家賃ではなくて、軽減するというようなことなのか。そうすると、この区域内ではない、ほかの、もっと南側とかこの西側、道路を挟んで西側の家賃との整合性だとか競争だとか、そういうことについて含めて今どういう見解とか検討とか現時点でありますでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 三鷹市として言えることは、現在、地区内で店舗を経営されている方が再開発後もそのまま継続して店舗を希望される場合は、必ずその再開発の中でその方の商業床を用意するというところまででございます。この後どういう施設を入れるかということは、市が公募をして、このぐらいの金額で商業床を買いませんか、使いませんかというようなことをするのは三鷹市ではなく、この後、施行予定者であるURが進めていくことになると思いますが、ただ、やはり一方で、我々この間もいろいろ市民の意見を聞いたりアンケートを取ったりして、駅前では日用品が買えないから、こういった業態を入れてほしいというような意見を聞いていますので、そういった市民の意見や考え方などはURと一緒に、お伝えしながら進めていくことになると思いますけれども、具体的にどういう、いわゆる地権者以外の方の店舗で、少し割引して入れるとか、何かそういうことをどうするかということについては、まだそういう時点まで行っていませんので、UR側とは、その辺のところに具体的な話はまだしておりませんので、今、市からお答えすることはできない状況でございます。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。前にも私、申し上げたかもしれません。駅前のこんないい場所に、きれいな建物ができて、そこに入るのが、誰もが知るおしゃれなナショナルチェーンのコーヒー屋さんであったり、おしゃれな洋服屋さんであったり、おしゃれな何とかであったり。でも、それって隣の駅に行けば、まず三鷹がこれからどうやってもかなわないような規模であって、東京中から人が集まってくるような駅が隣にあるもので、それとは違った三鷹の駅前は何なんだろうということ。
それと、この地区内でやっているところが出たいと希望したら必ず用意する。必ず用意するというのはどういう意味なのか。それは、この20坪用意はするけど家賃は上がるよというのか、家賃もこれまでと、築50年のところで今まで、ここ飲み屋さんやっていたけど、同じ20坪で。その用意するという意味は私には分からないんです。ここでこれ以上詰めても、きっとまだ決まっていないというお答えなんでしょうが、そうしたところが。それだけ、じゃあ下げてしまうことによって、さっき申し上げた、このたった道を1本挟んだ西側の家賃との整合性がどうなるのか。駅から、あと50メートル南に行ったところとの整合性はどうなる。そっちのほうが民間のビルを借りていて、ずっと高いよということになる、駅から遠いのに高いよということになってしまうのか。その辺りがちょっと私にも、URさんなのか、市なのかが、どう考えているのかというのが分からないんですが。税金も投入するしということもありますので、そこの公平性、公明性というのは、きちんと明らかにした上でやっていっていただきたいなということを申し上げて、終わりにします。
◯委員(野村羊子さん) それでは、お願いいたします。今いろいろ、かなりいろんなことが出てきて、いろいろ見えてきたこともありますが、まだ、お答えできるかどうか分からないけれどもと思うことがあるので、させていただきます。
資料1のほうで、ワークショップ、メンバーについては先ほども質問がありました。基本15人で協議会は構成されているけど、ワークショップと勉強会に参加した人は、その15人以外のメンバーも入って、でも出席者は11名だったりというふうな。市を除くと協議会の構成員が結局何人で、そうするとプラスアルファで参加した人たちは延べ何人くらいになるのか。もしその辺りが分かれば教えてください。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) このワークショップ、こちらの資料1のほうに当日の出席者ということで、第1回が11名、第2回が8名と書かせていただいておりますけれども、この再開発協議会に入っている方に加えて、中央通りのところの再開発の地区の中で商業施設を借りていらっしゃる方なんかも、お声がけして、よろしければ御一緒にということでお話をしたりしていますので、全てが再開発協議会の加入者の方たちということではありません。
◯委員(野村羊子さん) だから、人数は答えられないということですね。協議会の構成員も、市は何人なのかということも答えられないということでいいですか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 再開発協議会の構成員というのは、まず分かりやすく言うと、三鷹市は市長が代表者となる、これは1です。議決権も1です。この再開発協議会のメンバーの数と、この協議会で何か決めたりするときの議決権を持っている持っていないというのも、またちょっとカウントの仕方が違うので、御夫婦で地権者2人で出てきているけれども、一方、1人が議決権を持っているといったものありますので、何ともその辺のカウントの仕方というのが、そのときそのときに応じて、御説明するのは難しいところでありますが、今回この資料1で示した出席者数、第1回、第2回、勉強会の3つの人数のところに、ここに書いてありますが、市とURを含まない地権者の方々の人数ということでカウントをしているところであります。
◯委員(野村羊子さん) 分かりました。再開発協議会そのものが再開発の動向を決めていくというところで、この協議会のつくり方そのものもいろいろ課題が出る、再開発の地点では非常に問題になるということも多々あります。マンションの人たちが地権者になって、地権者の人数は増えたけど、その人たちはここに入っていないというところで話が進んでいるという。先ほど説明はするような話はしていましたけど。だから、そこの分譲マンションの人たちは、地権者であるけど協議会のメンバーになる資格はないというふうに考えていいのか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 今、新たに、今までこの区域外になっていたマンションの方々の、住人の方のことの御質問というふうに捉えていますけれども、この方々も再開発協議会に入っていただいて御意見を言っていただくとか、自分はこういうふうに考えるというようなものも言っていただけるように、前回、先ほど申し上げた説明会の際には、この協議会のほうの参加も考えていただきたいというようなことでアナウンスをしているところであります。どういう形で入るかというのは、かなりの人数がいらっしゃいますので、一遍にその方、四、五十人の方がばっと訪れてしまうのも、非常に混乱するときもありますので、理事会とかそこを通じて、どのようにメンバーを選出していただくかということは、今現在、先方と調整をしているところでございます。
◯委員(野村羊子さん) 今後、権利変換等になったときに、先ほど来話がありましたけど、広さと、価格での等価交換になるから、広さは絶対狭くなるという辺りの権利、自分の権利がどうなるのか、財産がどうなるのかといったところで、それを確定していくのが最終的に協議会ということになっていくとしたら、よそのところでは1マンション1議決権だといわれて、その人たちの意見が反映できないということが、そのことで結局、訴訟になるみたいなことがあるので、その辺りはすごく慎重にやっていただきたいし、その人たちの声がちゃんと反映できるようなことをやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) おっしゃるとおりだと思います。地権者の方のやはり御意向というのをこれから確認する場というのが、より一層丁寧にしなければいけないと思っております。先ほど申し上げたように、この後、施設の計画案、年度内ぐらいをめどにまとめていった後、事業概要説明会といった今後のスケジュールとかの内容について──さらにモデル権利変換という手続があるというふうにURから聞いておりますけれども、あなたの資産は今度、再開発によってこういうふうになりますよといったような、具体的に個々の地権者に応じた状況をお示しして、それで意見をやり取りをするというような場もあるというふうに聞いておりますので、その中で、より一層その地権者の方々の細かな御要望、御意見を伺いながら進めていくというようなフェーズに入っていくものというふうに考えております。
◯委員(野村羊子さん) 本当にこれからが、これからだって思いますが、その地権者の方々、財産、人生を懸けて、ここでいる方々にとっては、本当にこれからだなと思います。
じゃあ、その別紙、配置計画案のイメージのほうに行きますけど、これも、再開発協議会の再開発ニュースというのがあるんですよね。ネット上に公開されて、これ、いつ公開されたか、ちょっと私も──9月号、9月発行しか書いていないのでね。そこには、先ほど口頭で説明なさったような住宅棟のほう、路地空間と南側通路の間は利便性が高くて、住環境と建築計画上の条件が優れているため高層住宅の配置を想定していますというふうになっていて、北側の部分は低層の建物と親しみを感じる緑の環境化を図りますというふうに書いてあるんですね。口頭でそのようなことを説明くださいましたけど、そういうイメージも含めて、これ、やはり、もうちょっと丁寧に説明いただけるとよかったなと思いつつ、この構想、まずは南側の今の住宅のほうですけど、2棟建てる構想というのは、どれくらいを想定するのかって。超高層ではないから──今のURが14階でしたっけ、先行整備するところがね。それと同等くらいを想定していると考えていいのか。まず、この高層住宅というところを確認したいと思います。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) この地区の南側に、今、黄色で塗っている住宅の2棟の高さにつきましては、まだ現在、これからの検討になるので、高さについてはまだ未定ということになります。
ただ、UR賃貸の現在14階が建っておりますので、それよりは少し高めのものになるのではないかというふうに想像しますが、その辺はやはり全体の事業の事業費の考え方などと関連してきますので、どのくらいのものを建てるのが最も効率的なのかといったことを踏まえた検討になりますので、現段階では何階建てになるかというのは、ちょっとお示しできません。
◯委員(野村羊子さん) 14階以上ね。ここは、すみません、用途地域的に何階まで建てられますか。
◯まちづくり推進課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(池田啓起さん) 用途的には高さ制限がないところですので、ただ、車線、道路つけとか、隣地の日陰の関係とか、そういったことを勘案して、ずっと高さが延々に建つのかというところでは、一定の敷地条件に沿った形の高さの制限がかかっているというふうに考えております。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 市長も超高層はしないんだと明言していらっしゃるので、20階以上ということはないだろうなと思いつつ、あるのかな。20階以上はタワーじゃないのかとか思いますが、ちょっとその辺り、多分答えられないからこれ以上言いませんが、想定としては、それくらいの高さのものだという想定が一定見えるということですよね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
じゃあ、その北側のほうですけども、低層だと。低層ね、低層。商業施設が低層部にある、1、2、3階ぐらいまでが商業施設、通常で考えればね。その上にホールが来るということなのか。今あったように、防災とか、いろんなことを。防災用の場所にするといったら、地下には入れられないし、あまり高いところでも本当は、これ避難所としては指定できなくなるわけだから、それを考えると上層部っていいのかというのは非常に私も疑問なんですけども、これ結局、通常ホールを、どの程度のホールを考えているのか、劇場ね。でも、あの奈落なり、上のあれを考えると、公会堂だって、高さ何メートルあるんだっけ、四、五階建て分くらいあるわけで、それが上に乗るということは結構、これも10階建てから15階建てくらいの、低層といってもそれくらいの高さになっちゃうんじゃないかと思うんですが、どれくらいを想定していますか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) まだ、イベントホールの規模、座席、高さがどのぐらいになるかというのは明確にお答えすることができない状況ではあります。ただ、現時点でのこの中では低層、上層という言い方をしておりますけれども、商業については通常1階、2階ぐらいまでだねといいながらも、この再開発協議会の御意見の中では、何か特別な、例えば医療モールだったら3階ぐらいもいけるんじゃないのとかいうような話はあったという経緯はございます。
ただ、その上にホールということになりますと、3階、4階、5階。ホールというと、やはり高さを取らないと一定のものができませんので、いわゆるこういう普通の施設とは違った造りになりますので、三、四階というふうに言っても、高さは通常よりは高くなるというふうに考えておりますが、この現時点での配置案のイメージの中では、4階ぐらいまでの高さということでホールを検討をしているところでございます。
◯委員(野村羊子さん) 20メートルくらいまでということでしょうかね。ホールだと、もうちょっと高くなるかなとか、それくらい。一種じゃなくて二種くらいか、想定するということで。
それともう一つ、先ほど出てきました公共施設とホール、商業施設が、そのしろがね通りをまたいで一体化する。しろがね通りそのものが建物の中を通る通路。虎ノ門でしたっけ、なんかすごい大きなタワーの下に車道がだあんと走るとか、あれのミニチュア版的なイメージでいいのか、ちょっとそこを確認します。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) ちょっとそんな具体的な絵を描いているわけではないんですけれども、建物の下、やっぱりトンネル状に抜けていくような通路になるのかなというふうに考えております。
◯委員(野村羊子さん) そうすると、地下も一体化して駐車場がずっと続くというふうになると。そうすると、ここの道路の都市計画道路、市道として──都市計画道路じゃないのか、市道としての認定になっている、それはどういうふうにして。そこは市民とのお約束があって、市道としてとにかく残すみたいな話になっていましたが、その辺りはどのようにクリアできていくんでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) このイメージ図で、まさにこのしろがね通り歩行通路と書かれている部分は、道路ではなくて歩行者通路として、しろがね通りからの真っすぐな動線を確保していくという考え方で、いわゆる一般の道路という考え方ではない施設にするつもりでおります。
◯委員(野村羊子さん) ですから、そうすると、市民の方とのお約束で、あのときは車をどこまで言っていらしたか、ちょっと私も記憶が定かではありませんが、道路として残すというふうなことをここは言っていたと思うんですが、それとの関係性はどうなるのかを確認します。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 私も当時の、いろいろ反対運動が前の計画のときにあったというのは、詳細を把握しているわけではありませんけれども、いわゆる廃道という言い方を市側のほうから説明を受けたことが非常に印象として、何も通れなくなってしまうんじゃないかというような経緯があったというふうに思います。やはりここのところ、しろがね通り歩行通路というのは、あえて歩行通路とあるように、これは人及び自転車を引いてとか、その辺りの使い勝手を考えておりますので、車が通ることは考えておりませんが、ただ、一方で、この通りに代わるものとしてというんでしょうか、東西道路が、文化施設やURの先行整備になるところの南側に造られるものがありますので、そちらを踏まえて、全体としての道路としての機能を確保するというような考え方でおります。
◯委員(野村羊子さん) そのときに廃道に反対して請願か、いろいろ議会にも働きかけがあって、私たちもいろいろ議論をしたという記憶がありますので、その辺りの整合性をちゃんと取れるようなことをしていただきたいと同時に、これ、だから都市計画決定する際に、一体の建物としてするということになるんでしょうから、その辺りの計画、道路をそこに残すということの担保をどのように示していくのかということはとても大事なことだと。いや、前言撤回してごめんなさい、変えますというんだったら、それは、その当時の言った方々にも、市民の方にも、ちゃんとそこは説明して御納得いただかなくちゃいけないのではないかと思いますので、その辺りの在り方、ちょっと都市計画、施設計画そのものですよね、建物計画そのものの計画の持ち方というところをちょっとちゃんと検討いただきたいというふうに言っておきます。
問題は、それで、この一体的な建物の中に広場も置いて何とかしていって、ちょっとどういうふうになるのかな。この公共施設の紫が商業施設のオレンジの上にかかってピンク色になっているという、この微妙な色合いをどう読むのかとか、いろいろ悩んでいたんですが、とにかく一体的な施設になるんだろうということで今、だんだん話を聞いてきて、確信的に思っているんですけども、この公益施設そのものが何なのかって。その多文化共生センターを造るんだとかいろいろ言っていますが、それを本当に駅前のこの場所に新たに設置する必要があるのか、公共施設としてというふうなことの市民意見を聞かずに、ここで決定する。公益施設を造るという施設計画で、もうどれくらいの広さの施設を何フロアに造るみたいな形に、子育て支援になるのか何とかっていいながら、でもそれは結局、公共施設をそこに造るんですよ。そのことを、先ほども意見がありましたけど、ちゃんと市民に問わないまま、イメージはこういうものを造ります。でも、どういうのを造るのか、いや、イメージですからって。具体性がないだけで、ないまま、何も市民意見を聞かないまま。本当に駅前に欲しい施設は何なのか、ニーズは何かって話がありましたよね。それが明確でない。明確に市民が意見表明する場がないまま、ここに。
しかも公益施設、結局、これ三鷹市が買いますからね、権利床はないから、少ないんだから。ホールだけでも足りないわけでしょう。今、市が持っている、ささやかなあの駐車場、駐輪場のスペースしかないわけだから、大量に買うわけですよ。新たに公共施設を増やすんです、床を。国は公共施設を小さくしろ、複合、統廃合しろと言っている中で新たに増やす。そのことで本当に市民の理解が得られるのか、得られるような施設になるのか、どうやってやっていくのか、もう一回確認します。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 言われていること、おっしゃるとおりだというふうに思っております。やはり保留床とて市が買わなければいけない。道路については公共施設、いわゆる公管金といわれていますけれども、道路なども含めて、市が負担をする部分がかなり多く占めるものというふうに思われます。だからこそ、税金を投入して、ここで展開する施設については市民の意見を聞かなければいけないというのは、それもそのとおりだと思っております。
これまでも、基本プランとかつくってきた今までの資料などでも、こういった機能のものを想定していますということはお示ししていますが、さらにそれを具体的に決まる前に、今こういう施設を考えておりますが、いかがでしょうというような市民意見の聴取、御意見を伺う場というのは、今日の一連の委員さんの御質問の中からも多々そういう御意見いただいておりますので、その点は念頭に置いて、この後進めていきたいと思っております。
◯委員(野村羊子さん) 駅前、それでなくてもいろんな施設が集中してあると言われてもいます。なので、ここに集めるのであれば、そっちを今度は廃止するのかという議論にもなって、いろいろ利用者、利用している方々の声もいろいろ出てくると思うので、そこは本当に慎重に、本当に必要なのか、今お金を出して、これから30年、50年使う施設、本当に市民ニーズに合った施設になるのか、私は非常に今の状態では危ういと、ただただお金を使うだけになってしまうんじゃないかというふうな疑念を持っています。
先ほどあった施設の維持管理、今後のことに関してですけども、商業施設も住宅棟も基本はURが施行者だからURが維持管理、あるいはその後に管理組合をつくって維持管理する、あるいは地権者として保留床、新たに余分にできる分はURが売却をして建設費用に充てるというのが通常だと思うので、そこはそういう形になる。URの売上げがね。言い方だからね。保留床は、でも、URが売るわけだから。でも、維持管理については、URが責任持って今後も維持管理をするのか。例えば住宅棟が、これ2棟別々に建つんだったら、それぞれが住宅管理の管理組合ができて、そこでやって、この公共施設があるところは商業施設と一体の施設だから、これはセットでどこかがやっぱり管理をして維持管理をする、そういうようなイメージでいいのかというのを確認します。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 例えば分譲権利者さんたちの住宅などのその管理の運営の仕方というのは、建物の計画が定まって、皆さんのここに入居をするのか、地区外へ出るのかと、そういったこともいろいろ定まった後に、じゃあ維持管理どうしていこうかというのを皆さんでお話合いをしながら決めていくというプロセスに入っていくというふうに聞いております。なので、分譲の分を、住宅をURが維持管理をするということは基本的にはないんだというふうに思います。ただ、URの権利として、こちらの中にURの賃貸住宅が造られれば、その部分はURが、ほかのUR賃貸住宅と同じように維持管理していくんだろうというふうに考えます。
市が保有する公益施設の部分の維持管理は市で基本的にはやるという考え方になるかと思います。
◯委員(野村羊子さん) 商業施設とセットで一体的な施設ですよね。ただ、そこをどう切り分けるのか、切り分けないのか。今の中央通りタウンプラザは、あれは階数によって市の所有とそうじゃない所有とがあって、まちづくり三鷹が管理組合、受託をして管理するという形になりますよね。ただ、その共益部分を──エレベーター、どっちがどう修理費を出すのかとか、いろいろありました。そういうようなことも含めて、今後の維持管理は誰がどれだけ負担するのか。しかも、この緑の部分が物すごい多いわけで、この緑の部分も共同で維持管理する対象なのか、これは市の公園として市が維持管理するのか、それはどう考えていますか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) まだ、そこをどのように切り分けるかというところは、みんなこういう答え方で申し訳ないですけど、今後検討しなきゃいけない問題だと思っておりますが、ただ、やはり管理運営について、例えばこれだけ多くの緑を配置、整備するということになった管理運営、維持管理のお金が地権者の方々に負担になるような、そういう構造であってはならないというふうに考えてはいます。
ただ、一緒にそれを育てていこうという、そういう考え方もあるかと思いますけれども、やはりそれが非常に負担になってしまうような、そのような管理運営体制、維持管理ではいけないと思っていますので、その辺りは三鷹市がきちっとそこを運営していくのか、またそのためのいろんなエリアマネジメントといったような考え方で、今からそういった団体というんですかね、そういうものをやっていくような体制というものをつくることも視野に入れながら進めていきたいと思っておりますけれども、やはりそこのところはよくよく考えて、地権者の方に過度な負担にならないような維持管理体制を考えていきたいと思っております。
◯委員(野村羊子さん) だから、その商業施設なんかにしても、基本はURが所有するということになるんでしょうかね。今、URが所有して賃貸している部分と、分譲で地権者さんが持っている部分と、今のあそこのURの所有、基本、UR住宅が上に乗っている3棟についてはありますよね。そうすると、ここの商業施設もそういうような形になってくる。でも、だから、そこの商業施設の多くの部分は、やはりURが持つ、URの所有分になる。だから、そこに入る商業について、商業者についての選定とか、家賃設定とかというのはURがやるということになるというふうな理解でいいでしょうか。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) UR都市機構の権利が商業施設に置き換わるかどうかというのは、今後UR側の判断というか検討によることになると思います。URさんのお持ちの権利が、どのような床の形にするのか全部住宅にしてしまうのか。全部商業ということはないと思うんですけども、そこは地権者としてのURの判断によることになるかと思います。
URが保持する商業施設というものができれば、そこの管理はURが。ただ、一体的な建物の中の一部なので、多分ほかの権利者さんとの応分負担による管理という考え方になるのかなとは思うんですけれども、URの持ち物として管理することになると思います。
◯委員(野村羊子さん) 所有者が決まれば、そこに入る施設の条件が決まるという。実際には所有者が近隣を見ながら、家賃の相場というのが出てくるわけだから。そういう中で、先ほど言ったように、三鷹市ならではのにぎわいを出すために、今、中央通りでは出られなくなっちゃっている、そういう個店、専門店をどうそこに配置できるのかというのは、先ほどちょっとそういうようなことも答弁で言っていたけど、それは単純に一筋縄ではいかない問題だなと今聞いていて思いました。
だって、結局は、月々の維持管理費は、新しい施設はすごく高いじゃないですか。それを払うことすら大変だということになりかねないので。その辺り、でも、本当に三鷹らしいまちをもしつくると考えるのであれば、でも、そこで市の予算を投入するのか、そこにね。それはまた1つの議論が必要だよねという。でも、それは、そういうこともあり得るということも含め、いや、どういうまちにしたいのかというのが、本当にまだまだ難しいところにあるなと改めて思っています。
最後にちょっとだけ、細かいことですけど、事業計画の具体化に向けた地権者、関係機関との協議って、この関係機関は先ほど警視庁という話も出ていましたけど、それ以外に何か協議しなくちゃいけない機関というのは今あるんでしょうか。もしあれば、お願いします。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) ここに書いている関係機関等で想定しているのは、警視庁とかもそうなんですけど、東京都さんと都市計画に関わる協議などもやっていかないといけないので、東京都などもその対象として想定しています。
◯委員(野村羊子さん) そうですね。分かりました。都市計画決定するには東京都との協議と東京都──都市計画決定、これは三鷹市の決定だから、東京都の都市計画審議会にかける必要はないという理解でいいですか。ちょっとそこも確認。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) おっしゃっていただいたとおり、一応、この都市計画は三鷹市として決定するものになりますので、東京都の都計審ではなく、三鷹市の都計審での検討ということになります。
◯委員(野村羊子さん) 分かりました。非常にいろいろ、まだまだ問題が多くて、本当にこの税金を投入、幾ら投入するのかというのが分からない段階で、これが都市計画が決まっていくというのは非常に問題だなと思います。本当に市民の20年、30年、50年後、対応できるのかというのは非常に問題だ、疑問が残るということを意見を述べて終わりたいと思います。ありがとうございます。
◯委員長(池田有也さん) それでは、以上で行政報告を終了します。
──────────────────────────────────────
◯委員長(池田有也さん) 休憩いたします。
午前11時59分 休憩
午後0時00分 再開
◯委員長(池田有也さん) 委員会を再開いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◯委員長(池田有也さん) 続いて、議会閉会中継続審査申出について、本件を議題といたします。
三鷹駅前地区再開発基本計画・事業等に係る諸問題及び今後の市庁舎・議場棟等に関して調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくことで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにしたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ありがとうございます。御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◯委員長(池田有也さん) 続いて、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
ありがとうございます。御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
──────────────────────────────────────
◯委員長(池田有也さん) その他、何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
ありがとうございます。それでは、特にないようでございますので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
午後0時01分 散会