午前9時28分 開議
◯委員長(大倉あき子さん) おはようございます。ただいまから文教委員会を開きます。
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◯委員長(大倉あき子さん) 初めに休憩を取って、本日の流れを確認したいと思います。
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◯委員長(大倉あき子さん) 休憩します。
午前9時28分 休憩
午前9時29分 再開
◯委員長(大倉あき子さん) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(大倉あき子さん) 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、そのように確認をいたします。
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◯委員長(大倉あき子さん) 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
午前9時30分 休憩
午前9時31分 再開
◯委員長(大倉あき子さん) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(大倉あき子さん) 教育委員会報告、本件を議題といたします。
本件に対する教育委員会の説明を求めます。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) よろしくお願いいたします。教育委員会からの本日の報告事項につきましては、2つございます。令和6年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(令和5年度分)報告書について、令和5年度(2023年度)三鷹市立図書館の基本的運営方針に基づく点検・評価についての2件ですが、先ほどの教育委員会のほうの点検・評価のほうに図書館の事業のことも含まれておりますので、一括で御説明をさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
それでは、担当のほうから説明させていただきます。
◯教育部調整担当部長(齊藤 真さん) それでは、令和6年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(令和5年度分)報告書について、説明いたします。資料1を御覧ください。報告書のまずは1ページ、2ページをお開きください。点検・評価につきましては、2ページに参考法令を掲載しておりますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条の規定に基づき実施するもので、教育委員会自らが事務の管理及び執行の状況について、毎年度点検、評価を行うことにより、その課題や取組の方向性を明らかにし、効果的な教育行政の推進を図るものです。実施に当たっては、学識経験者の知見を活用することが求められております。
3ページをお開きください。教育委員会の活動の概要となります。これについては、6ページまで掲載しておりますが、こちらは後ほどお目通しいただければと思います。
続いて、7ページになります。点検・評価の対象事業一覧を掲載しております。令和5年度の主要事業は、こちらに記載の13事業となります。事業評価につきましては、右側8ページ、個別評価表の見方の下のほうに説明がありますが、進捗状況に対する評価は、AからCの3段階、成果に対する評価は、それにSを加えた4段階で評価しております。また、成果に対する評価については、その理由を説明するようにしております。
次に、ページは飛びますが、36ページをお開きください。こちらは、学識経験者の知見の活用です。昨年度に引き続き、嘉悦大学の木幡敬史先生、それから玉川大学の柳瀬 泰先生のお二人にお願いをしております。両先生と事務局との懇談会は5月29日に開催し、質疑を行いました。総括的にはおおむね順調に事業が行われたとの評価をいただいておりますが、個別の改善等での御指摘をいただいた点については、この後、事業説明の中で触れさせていただきます。
それでは、お戻りいただきまして、9ページのほうをお開きください。順次、点検・評価対象事業について、成果に対する評価を中心に、できるだけ簡潔に御説明させていただきます。
まず最初に、ナンバー1、新たな地域クラブ活動の試行実施と中学校部活動における地域人材との連携の推進です。教員の働き方改革と、多様で新しい放課後としての部活動の充実を目指し、部活動指導員の拡充、また新たな地域クラブ活動のモデル実施を行うものですが、実績としては、部活動指導員は1人、モデル実施は1クラブと目標を下回ったもので、進捗についてはB、成果はCとしております。
学識の先生からは、部活動指導員の確保については、現在、大学の教員養成課程において、教育インターンシップの活動時間の一部に部活動指導を認めている大学も多くあることから、そうした大学との連携協力を検討してみてはといった助言をいただいております。
続きまして、11ページ、ナンバー2、コミュニティ・スクールにおける支援や活動の新たな実施体制についての実証です。コミュニティ・スクールにおける支援や活動に関する新たな実施体制として、地域学校協働活動を推進する団体の設置を推進していますが、令和5年度は新たに1団体設置し、自主自律的な予算執行の下、円滑かつ主体的な支援や活動が図られたこと、それから既存3団体についても、学校と地域をつなぐための活動が実践されたことを評価し、進捗、成果ともAとしております。
今後の取組ですが、今年度、さらに3学園で新たな団体を設置し、これにより全学園に設置が完了する予定です。学識の先生からは、各団体に交付された補助金によって実施された取組が市民に向けて分かりやすく公開されることで、幅広い地域人材の参画につながることの期待などが示されたところです。
続いて、13ページ、ナンバー3、教員の授業力向上に向けた支援と共同研究の実施です。授業力の向上については、市学力テストの分析シートを作成し、授業改善につなげたことや、また先進的な授業の取組の知見を学んだ教員の授業動画を各校で共有するなど、授業力の向上を図りました。
また、探究学舎との共同研究では、授業づくりの研究成果発表会を開催し、多くの方が参加し、共有化が図られたこと等を評価し、進捗、成果ともにAとしております。
続いて、15ページです。ナンバー4、個別最適な学びの推進と市学力テストの活用です。デジタル技術を適切に活用しながら、個別最適な学びの推進を図っているところですが、令和5年度においては、家庭学習等におけるAIドリルの活用において目標値を下回ったものの、研究協力校、奨励校において多様な教育方法を取り入れた研究を実施し、研究成果の共有が図られたこと、また全校で実施した市学力テストについて、分析結果や活用方法の共有化が図られたことを評価し、進捗、成果ともAとしております。
続きまして、17ページです。ナンバー5、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に推進するための小・中一貫カリキュラムの改訂です。小・中一貫カリキュラムの改訂については、当初の予定どおり、各教科の教員による専門性を生かした改訂を行ったこと、また子どもの資質、能力を育成するための9年間を見通した系統性のある単元指導計画を作成し、活用が図られたことを評価し、進捗、成果ともにAとしております。
今後の取組ですが、作成したカリキュラムの周知徹底を図るとともに、改訂の趣旨を踏まえた各学園の学園版小・中一貫カリキュラムの見直し等を図っていきます。
続きまして、19ページです。ナンバー6、家庭、地域と連携した食育の推進と市内産野菜の活用です。本事業については、令和5年度において、食育推進校での食育研究や、児童・生徒による市内産野菜を活用した給食メニューの開発、また市内産野菜使用率の実績が前年度を上回ったこと等を評価し、進捗、成果ともにAとしております。今後は、市内産野菜のさらなる活用に向け、JA東京むさし等と連携しながら使用率30%を目指していきます。
続きまして、21ページです。ナンバー7、長期欠席、不登校状況にある児童・生徒への支援の在り方の検討です。増加する長期欠席、不登校状況にある児童・生徒への対応として、支援の在り方に関する研究会を設置し、5回の研究会を開催し、研究のまとめとして中間まとめを作成しました。進捗についてはA、成果については、研究会での意見を踏まえ、令和6年4月から小学校4校に校内別室支援員を配置するとともに、中学校に不登校対応巡回教員を1名配置するなど、迅速に成果につなげることができたことを評価してSとしております。本研究会は、令和6年度においても継続し、必要な取組や施策を引き続き検討しているところです。
学識の先生からは、校内別室支援員や不登校対応巡回教員の配置により、不登校児童・生徒の心情や状況を多面的に把握し、一人一人に合った支援策を講じることができるよう機能することへの期待などが示されています。
続きまして、23ページです。ナンバー8、総合教育相談室の相談機能強化です。児童・生徒を取り巻く諸課題に適切に対応するため、専門性の高い教育相談員を3名、それからスクールソーシャルワークの経験のある教育相談専門員を1名採用し、体制強化を図りました。
達成状況としては、対応件数のところで一部未達成はありますが、これについては学校訪問等を中心に顔の見える関係の構築を優先した結果であり、そのほか面接件数などが大きく目標値を上回っていることなどを評価し、進捗、成果ともにAとしております。
今後の取組としては、相談のツールとしてテレビ通話やネット予約の導入など、より相談しやすい環境構築について検討していきます。
続きまして、25ページです。ナンバー9、学校における働き方改革の推進です。教員の働き方改革については、継続して実施しており、当該年度については、副校長業務支援員及びスクール・サポート・スタッフの継続配置が実施できたこと、また時間外勤務が月80時間を超える教員の割合が2.95%となるなどの目標を達成しましたが、休日の部活動指導員の拡充のところでは、人材確保が困難だったことで、結果として1人の増員にとどまったことを踏まえて、進捗、成果ともにBとしております。
今後の取組として、副校長業務支援員の拡充配置を行うことや、新たにエデュケーション・アシスタントを配置し、小学校低学年の担任業務の支援をするなど、取組を推進していきます。
続きまして、27ページ、ナンバー10、学校施設の改修工事等の推進です。学校施設については、令和4年度に策定した三鷹市新都市再生ビジョンに基づき、老朽化の状況を確認しながら、対策が必要な改修工事を実施するとともに、バリアフリー化に向けた整備や計画的なトイレ改修、空調設備改修に取り組んでおります。
令和5年度においては、28ページに取組内容の達成状況に記載している工事等、ほぼ計画どおりには達成しておりますが、大規模改修に向けた第四小学校の設計業務において、アスベスト除去工事を優先する必要が生じたために、本体工事の設計業務は翌年度送りとなったことから、進捗、成果ともにBとしております。学識の先生からは、学校施設の工事においては、教育活動に及ぼす様々な影響を想定し、工事期間中の教育計画を講じることが大切であるとのコメントをいただいております。
続いて、30ページです。ナンバー11、デジタル技術による変革に対応するための教育環境の充実です。教育環境におけるデジタル技術の活用というところで、令和5年度はデジタル教科書の試行導入、タブレットの有効活用の検討、タブレット端末の増設など、予定どおりに実施できたことを評価し、進捗、成果ともにAとしております。
今後の取組ですが、学習用タブレットについては、令和7年度にリース契約の期間が満了することから、更新に向けた検討を進めていきます。
続いて、32ページ、ナンバー12、学校3部制構想の具体化に向けた検討、取組です。学校3部制の取組については、令和5年度はシャッター付ロッカーを当初予定していた5校10教室に設置できたこと、また夜間、休日の第3部の取組として、学校施設を活用した講座等を4回実施したことを踏まえて、進捗、成果ともにAとしております。
今後の取組ですが、第2部の事業として、地域クラブ活動の立ち上げや、第3部のモデル事業として、スクール・コミュニティに係る人材の養成や交流を図る講座を小・中学校で実施をしていきます。
最後の事業になります。34ページ、ナンバー13、神沢利子氏生誕100年記念事業の実施です。市内在住の児童文学作家の神沢利子氏が令和5年度に100歳を迎えるため、関連事業を実施し、これまでの功績を広く周知しました。達成状況として、展覧会や子ども向けの人形劇の開催や、各施設を巡るスタンプラリーの実施など、予定どおり実施できたことを評価し、進捗、成果ともにAとしております。
点検・評価の説明は以上となります。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) 続きまして、図書館から図書館の基本的運営方針に基づく点検・評価について御説明をさせていただきたいと思います。
資料2、令和5年度(2023年度)三鷹市立図書館の基本的運営方針に基づく点検・評価という冊子を御覧くださいませ。まず、1ページ目をお開きください。私どもで実施しております点検・評価について、その目的、対象、実施方法等を記載させていただいております。図書館では、三鷹市立図書館の基本的運営方針に基づきまして、具体的な数値目標及びその年に実施しました図書館活動について点検、評価を行って、課題や取組の方向性を明確にさせていただいて、私どものほうで目指す図書館像として設定しております、人と本と情報がつながり、市民に役立つ身近な図書館といったものの実現を図るために、点検、評価を行っております。
基本的には、自己評価をさせていただいた上に、三鷹市立図書館協議会の評価、意見を聴取させていただいて、作成をさせていただいているところです。また、作成しました報告書は、三鷹市図書館のホームページのほうで市民に公開をさせていただいております。
一番下段のところに参考法令を記載させていただいております。図書館法第7条の3、第7条の4に基づいて実施をさせていただいております。
2ページをお開きください。こちらでは、まず点検・評価の大きな柱の1つである数値目標に対する点検、評価について記載をさせていただいております。表を御覧いただければと思いますが、それぞれ利用者数、資料数、貸出点数、予約点数、有効登録者数という、この5項目につきまして、目標値として、それぞれ95万人、97万5,000点、175万点、30万7,000点、4万8,000人という目標値を設定させていただいておりまして、令和5年度の実績は記載のとおりでございます。それぞれ、83万2,651人、100万3,342点、186万3,587点、41万7,941点、4万2,426人ということで、それぞれの達成率は一番右端のところに記載させていただいているとおりでございます。利用者数、有効登録者数以外は、一応目標値を達成しております。
4ページをお開きください。ここからは、もう一つの柱でありますところの図書館活動に対する点検・評価ということで、当該年度にそれぞれ、私ども、基本的運用方針のところで4つの柱を設定させていただいておりまして、その柱ごとに実施した事業の実施状況について記載をさせていただいているところです。
まず、4ページには、知る、調べる、学ぶを支える図書館という柱に関連した当該年度の事業について記載をさせていただいております。施設の整備や本館のLED化、あるいは地域資料、行政資料、レファレンス資料をはじめとする資料の充実、三鷹市電子書籍サービスの実績、月曜祝日開館や夜間開館の試行などの実施などについて記載をさせていただいておるところです。詳細については、また御確認いただければ大変ありがたいと思います。
6ページに行かせていただきます。6ページにつきましては、2本目の柱でございます、全ての人に読書の楽しみを広げる図書館ということで、この柱に関連した当該年度の事業について記載をさせていただいております。開館10周年を迎えました、みんなみフェスタでの講演会等の実施ですとか、あるいは先ほどもちょっとお話がありました、市内在住の児童文学作家である神沢利子さんが当該年度内に100歳を迎えられるということに伴って実施しました、神沢利子氏生誕100年記念事業などの実施状況について、こちらでは記載をさせていただいているところです。
次に、8ページに進めさせていただきます。8ページからは、3本目の柱でございます、市民と共に歩み、交流する図書館ということで、こちらの柱に関する事業について記載をさせていただいております。読み聞かせ入門講座の実施や、「みたかとしょかん図書部!」の実績といった図書館での交流ですとか協働とかに絡む事業、あと地域の読書活動を推進される団体であります三鷹市文庫連絡会との共催事業、あるいは本館で実施しました図書館フェスタ等におけるサポーターとの協働の実績について記載させていただいているところでございます。
10ページを御覧ください。10ページからは、4本目の最後の柱でございますが、市民の期待に応える図書館ということで、こちらを記載させていただいているところでございます。こちらについては、井の頭コミュニティ・センター図書室との連携事業の状況ですとか職員の資質の向上等のための研修の実施状況、あるいは学校図書館に対するリサイクル図書の支援、あるいはすくすくひろばで行っております「あかちゃんでまえとしょかんにこにこ」の実施状況、あるいは情報発信活動としての「図書館だより」やメールマガジンの発行等について実績状況を記載させていただいているところです。また、点検・評価の実施についても、ここに記載をさせていただいているところでございます。
13ページをお開きください。ここからは、この私どもの点検・評価に対する三鷹市立図書館協議会の評価、御意見を記載させていただいているところでございます。三鷹市立図書館協議会は、図書館法の第14条を受けて制定されております三鷹市立図書館協議会条例によって設置されている機関でございまして、図書館法上、図書館の運営に関して館長の諮問に応ずるとともに、図書館の行う図書館方針について館長に対して意見を述べるというような立場の機関でございます。
考察が足りていないとか書き方ですとか、厳しい御意見をいろいろいただいておりますので、今年度以降、また見直しをさせていただきたいと考えておるところでございます。
18ページ以降につきましては、この点検・評価を実施するに当たりまして、私どもは毎年、利用者アンケートを実施させていただいておりまして、その回答等について取りまとめをしたものを参考資料としておつけさせていただいております。
こちらは、館に御来館いただいた利用者の方、あるいはまたインターネットで御回答いただいた利用者の方からの回答を集計したものということでございます。一応、この結果からは、図書館を御利用いただいている方については、おおむね施設や図書館サービスについては一定の御了解というか御満足をいただいているんですけれども、資料の数ですとか館の広さですとか、あるいは座席数、あるいは図書館からの情報提供については課題があるという結果になっております。これについても、今年度以降で、また可能なことについては、改善を図っていきたいと考えているところでございます。
私からは以上でございます。
◯委員長(大倉あき子さん) 教育委員会の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
◯委員(前田まいさん) おはようございます。よろしくお願いします。まずは、じゃあ、教育に関する点検・評価のほうから順次お伺いしたいと思います。
初めに、3ページのところですけれども、概要のところで、昨年も問題提起したんですが、原則毎月第1金曜日の定例会開催について、ホームページを確認しましたが、改善されたとは言えない状況かなというふうに思っています。今日は、そもそも開催日を特定する必要性があるのかということをまず確認したいと思います。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) 昨年度の御指摘を受けて、頑張って調整はさせていただいたんですけれども、非常勤の部分、常勤の方ではないという教育委員様のそれぞれの本業がございますので、なかなかうまく合わせることができなかったんですけれども。そもそも、そこに固定する必要があるかということについては、目安というか、基本ここでやるんだといったことについては御了解いただいている上で進めてはいるんですけれども、なかなかそこで決め打ちが完全にはできていないといった状況があるというところです。
大体月初めの金曜日に行うといったところが1つの目安にはなっているので、そのタイミングで行うというのは、基本的には定めておく必要はあるのかなというふうには考えているところです。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。私はいっそ、この原則を外してしまってもいいのかなって、昨日は思ったりもしたものですから。ただ、目安として置いておく必要もあるということであれば、確かにそうだろうとも思いますし。
一方、次回以降の開催案内という部分では、かなり、次々回まで記載されていましたし、改善されたというふうに思って評価したいというふうに思います。やっぱり傍聴を希望されたりとか関心を寄せている市民の皆さんにとっては、第1金曜日で決まっているのであればそれでいいんですけど、そうでないんであれば、前もって余裕を持って案内していただけていれば、別に第1金曜日である必要もないというところもあるかと思うので、引き続き、案内のほうの積極的な発信をぜひお願いしたいというふうに思います。
それから、4ページ目の3の最後のところで、この保護者代表との懇談で、熟議の手法を用いて意見交換を行ったというふうにあるんですが、具体的に熟議の手法というのはどういうことなのか、御説明いただきたいと思います。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) 熟議というのは、コミュニティ・スクールの関係でもかなり浸透してきている方法ではあるんですけれども、原則としてお話しされる方の言っていることについて否定はしない、批判はしないといったところで、それぞれの方の率直なところを安心して出せるような状況の中で話合いを進めていくという手法になります。
やり方としては、付箋にそれぞれの、今回のことで言うならば、朝の過ごし方だったり部活のことだったりということで、それぞれの現状とか課題とかについての認識について。それから、そこをどういうふうにしていったらもっとよくなるのかという改善策について出していただきながら、みんなで、このことについては、こういう方向性でみんなが考えているんだな、じゃあ、こういうことが自分の立場だったらできるかなみたいなことを通じて、皆さんに当事者としての認識を持っていただきながら、今回でいうと教育委員の人と、それから保護者代表という形の方が共通認識を持って、教育委員会での協議も含めて、そういった前提の中で進めていければということで、行わせていただいたものでございます。
◯委員(前田まいさん) ありがとうございます。否定とか批判はしないということで、多様な意見を出してもらうという意味では、大事な取組かなというふうに思います。
それから、各月の活動報告がその後、表で載っているんですけれども、教育長の兼職が5件ほどありますが、これは当該年度から初めて教育長が就かれた職なのか、あるいはこれまでもやられていて、再任等も含んでいるのか、この市教育長としての職務への悪い影響というのがないのか、教育委員会で審議された上でのことだとは思いますが、念のため確認したいと思います。
◯教育部調整担当部長(齊藤 真さん) 教育長の兼職につきましては、各市持ち回りで担当するものもあります。基本的には、三鷹市が担当してということで、順番にということでの兼職が多いかと思います。
◯委員(前田まいさん) なるほど。そうすると、じゃあ、貝ノ瀬教育長だからということで推薦というか要請があったということではないというか──5つ全て、持ち回りで回ってきたものという理解でよろしいですか。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) 今のものについても、いわゆる市の教育長会での役割みたいな形のものと、それからまた個人的に、もともと何年もやられているものであったりとか、あるいは市のほうの職務として、例えばネットワーク大学の理事とか、そういうようなものも合わせてということになっているので、数はそれなりにあるんですけれども、継続のものも結構多いという形で、任期がここで変わるといったところでの、毎回諮らなければならないというところがございますので、そういったものが合わせて5件ということになっているのかなと思います。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。昨年はあまり気にならなかったところ、今回、この兵庫とか三重とか、恐らくここまで行かなきゃいけないお仕事もあるだろうなというふうにも思ったので、三鷹市教育長としての仕事に影響がないのかなというところをちょっと懸念したので、一応確認をさせていただきました。
それから、個別のところでは、15ページ、16ページの市学力テストのところでお伺いします。研究主任会での各学校の結果を示すということは、学校間の競争とか格差を生むことというか、それが明らかになるというようなことにつながりはしないか懸念するんですが、大丈夫でしょうか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) この教務主任会での各校の分析というところは、いい結果が出ている、その取組がどういう状況だったかという、よい取組のところを各学校で持ち寄って、それを共有することで、ああ、こうするといいんだなというのがほかの学校に波及するという視点で共有をしております。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。学校間でのランキングみたいにならないといいなというふうに思っているところです。
それから、課題のところでは、研究協力校及び研究奨励校の研究に位置づけて活用を図っていくというふうにありますけれども、これは、当該年度から活用の変更があるというふうに読み取ったらいいんですかね。これからも研究主任会での活用もするけれども、この課題のところに書かれたことについて、具体的な説明をお願いしたいと思います。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 当該年度におきましては、教務主任会等で分析をしてきたところでありますが、より一層、市の学力テストを使った授業改善等を進めていくといったところで、本市の研究協力校であったり奨励校の研究にも、この市の学力テストの結果を踏まえた分析等を位置づけて、今年度よりそれを進めていくというところでございます。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。ありがとうございます。その次の丸ポチの学習支援クラウドサービスの変更ですが、検討の結果として、今年度、新しいサービスを試行導入ということは、大事なことかなというふうに思います。ただし、そもそものナンバー4で掲げられた個別最適な学びの推進支援として、こういうクラウドサービスというものが役立っているのかという検証もぜひやっていただきたいというふうに思うんです。
タブレットの活用にも関わると思うんですけども、コスト面も含めて、また学力向上に本当に効果があるのかとか、個別最適な学びにつながっているのかというところがちょっと見えにくいというふうに思います。タブレットの支給自体もそうなんですけど、私は小学校1年生からタブレットを持たせたり、あるいはこういうサービスを活用して学ばせる必要性があるのかということも、ぜひもうちょっと真剣に議論していただきたいと思いますが、お考えをお伺いしたいと思います。
◯指導課長(福島健明さん) 新しいクラウドサービスについては、まだこれは我々も試行をしているので、今の委員に御指摘いただいた部分については我々としても課題意識を持って今後も検証して、広めるかどうかについてはしっかりと検証したいと考えています。
先ほど小1からタブレットをという御指摘もありましたが、個別最適という点でいいますと、なかなか従来の、ノートを出して、ドリルを出して、基礎学力の定着を図るよりは、現在取り組んでいるAIドリルのようなものですと、ゆっくりな子も早い子もというのも、様々なそれぞれの子どもたちの個性に個別に対応できるという意味では、課題もしっかり整理しながら推進を図っていきたいなというふうに考えております。
◯委員(前田まいさん) ただ、宿題の出し方としては、ここの部分をやってきてくれというような出され方になっているかなというふうにも思うので、例えば学習のスピードが遅い子というかゆっくりな子に本当に合わせられているのかというところとかもあると思うんですね。すみません、今言っているのというのは、いわゆるeライブラリーのほうということでよろしいですかね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
だとすると、もう一個、今夏休みで東京都のベーシック・ドリルは、一定、自分でどこをやりたいって選べるんだと思うんですけれども。
結局、これまで紙で出していたドリルの代替にしかなっていないんだとすると、この目的からすると、役割としては十分果たせていないというふうにも思うので、私はむしろ紙のほうがいいんじゃないかというふうにも思っていますので、ぜひしっかりとした検証、議論をしていただきたいということは要望します。
それから、17ページに行きまして、学園版の小・中一貫カリキュラムの見直し、更新も今後やられるということなんですけれども、これは各学園のCSでやるんでしたっけ、委員会で。業務負担という面でのスリム化という意味での見直しもぜひしていただきたいと思っているんですが、いかがですか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 学園版カリキュラムにつきましては、教員がつくっていくものではございます。ただ、各教科、いわゆる国語や算数、数学、社会におきましては、国のほうでも学習指導要領が示されており、市の小・中一貫カリキュラムがありますので、各学園版もそこと大きくは変わらないかなというふうに考えております。
その一方で、三鷹地域学であったりICTの活用、そういったところにつきましては、学園によって若干変わってくるところ、特に三鷹地域学はその地域のところのカリキュラムになりますので、いわゆる総合的な学習の時間等の活用になりますので、やはり学園によってもともと変わっているところがあります。そういったところを、市の小・中一貫カリキュラムを基に各学園で学園研究、校内研究をしておりますので、そういったところで見直しを図って、更新をし続けていくといったところで考えております。
◯委員(前田まいさん) だとすると、そこだけに限ってつくってもらうという方法でもいいんじゃないかなと思うんです。前にもちょっと言ったことがあったかなと思うんですけど、ぜひ御検討いただきたいというふうに思います。
それから、25ページで、働き方改革で書いてありますけれども、働き方改革の視点として、教員の確保、未配置の解消という課題設定が必要ではないかと、その記述はないかなというふうに思うんですが。当該年度だったか定かではないんですけれども、中学校の技術科の先生が足りなくて、複数の学校から持ち回りみたいな感じで、交代交代で不足の学校に入られたという声も聞いているので、やっぱり学校ごとに大変な苦労を日頃から、産休代替、育休代替等を含めてやられているというふうに思います。
なので、そういったところに、教育委員会としてどう支援ができるのか、あるいはできたのか。三鷹としての現状を、やっぱり教員がちゃんと確保できているのかという現状を率直に見える化するべきだと思いますが、お考えをお伺いしたいと思います。
◯指導課長(福島健明さん) 教員の確保について教育委員会の対応ということですが、先日、教員の公募の説明会というのがありました。そこで、三鷹市──各市がブースを出すんですが、そこのブースに教員が来て、三鷹の教育に興味のある人が来て、そこで説明をするんですが、そこでも丁寧に三鷹の教育の説明をしました。偶然にも技術・家庭の先生がいらっしゃいまして、三鷹のICTはどうなっていますかということで、いや、短焦点がありタブレットがありと言ったら、その方は技術・家庭の方だから、技術の男性の先生でしたけど、そういったものをいっぱい使って授業をしたいので、ああ、そういった意味では、ぜひ三鷹も希望の1つに入れさせてくださいということで、ぜひぜひと。そういった形で、我々も、売り込みというか、一人一人の教員のニーズに合わせながら、三鷹の教育もアピールしていくというようなところをしております。
また、現時点での未配置については、昨年のようなことは今現在はございません。
以上です。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。でも、私の学校でも、育休代替のほうに入られるので、図工の特別な道具を使った授業ができなくなったりとか、教員自体は足りているのかもしれないけど、やっぱり授業に影響が出るということは起こり得ていると思うので、これは本当に全国的なもので、三鷹だけじゃないと思いますが、引き続き課題だと思うので、その視点での取組の目標なり設定とか、検証課題の明示というのが必要じゃないかなというふうに思います。
それから、30ページですが、あとの学識経験者の方も書かれているんですけど、この英語のデジタル教科書については、まずこれは指導用の教科書として全校に入ったということなのか、子どもたちも英語のデジタル教科書で学んだのかということを先に確認します。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 指導者用のデジタル教科書は従前から入っておりまして、今回、国の試行に乗らせていただいて、学習者用のデジタル教科書を導入しております。
◯委員(前田まいさん) じゃあ、子どもたちは英語のデジタル教科書をタブレットで見て、この間勉強していたということですね、分かりました。そうすると、紙の英語の教科書というのは提供されないということでよろしいですか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 紙のものは、従前どおり全部の児童・生徒に配っており、英語のデジタル教科書が今回、国のほうの予算で全小・中学校で英語に配られているというところです。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。じゃあ、英語については両方あるということですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
分かりました。ありがとうございます。
それで、ユニバーサルデザインの観点からというふうに書いてあったんですけど、取組内容の(1)のところです。これはどういう意味ですか。有効な活用が図られたというのは、ユニバーサルデザインの観点からというのはどういうところを言っているのか、教えてください。
◯指導課長(福島健明さん) このデジタル教科書の試行、そして短焦点プロジェクターを活用しながらということで、まずはユニバーサルデザインの、特に視覚化の部分──音声や、要は教員からの発話だけではなくて、様々な動画や、そういった短焦点を使って画像を見せながら取り組めるという意味では、ユニバーサルの視点というふうに捉えております。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。ちょっと表現として分かりづらいかなと。端的に、視覚的な面で有効だったというふうにしていただけたらよかったかなというふうに思いますけれども。
それで、今後、導入教科の拡大の検討を行うというふうにしています。ということは、英語についてはその両方あると。今後、その拡大をしようとしたときには、紙を減らして、デジタル教科書にするということもあり得るということですかね。デジタル教科書について、メリットを感じたということで、導入教科の拡大の検討に入るんだと思うんですけれども、どういう点をメリットだと感じたのか、お伺いします。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) デジタル教科書につきましては、我々としましても、ここは慎重に考えていきたいというふうに考えております。先ほど指導課長のほうからもありましたように、焦点化するであるとか視覚化する、または個々の子どもたち一人一人が、自分のいわゆるタブレット上で拡大したり縮小したりとか、そういったところでのメリットはあるんですが、やはり紙媒体でのいわゆる教科書といったところでのよさもありますので、ここは慎重に判断をしながら、必要に応じて──今現在は、国のほうで英語の教科書のデジタルを試行導入としておりますが、国のほうの動向を見据えつつ、国のほうで、今一応、算数・数学も半分の学校で、1年間だけなんですけども、昨年度、一昨年とデジタル教科書の活用といったところで、本市からも各学校、手を挙げて導入したところではありますが、そういったところの結果も踏まえ、教員のほうのアンケートでもよかった悪かったの賛否ありましたので、そういったところをしっかりと国の動向を見据えつつ判断していきたいというふうには考えております。
◯委員(前田まいさん) 私もおっしゃるとおりの考えであって、特にデジタルだけになってはまずいだろうなというふうに感じるので、最低限、その両方があって、またタブレットもある中での活用が図られるということにしておいたほうがいいのではないかなと思って、むやみに拡大しないようにしていただきたいなというふうに思っています。重い教科書という問題もありますけど、やっぱり紙ではなくなることのデメリットもちゃんと検証していただきたいというふうに思いますし、紙で捉えることの教育的効果というか学力への影響とかも、きちんと見極めていただきたいなというふうに思っているところです。
それから、32ページの3部制のところで、そもそもシャッター付ロッカーの利用というのは、どういう利用がなされているのか、いま一度確認したいんですけど。放課後に別な機能として転換するので、一部で子どもたちの使っているロッカーにシャッターをかけるという認識ですよね。それは、児童・生徒がシャッターを下ろして、何か鍵なりをかけているということなんでしょうか。小学校低学年でも、それがやられているということなのか、確認したいと思います。
◯教育政策推進室長(越 政樹さん) シャッター付ロッカーにつきましてですけれども、普通教室を機能転換で放課後に活用する場合ということになりますので、現在の用途ですと、地域子どもクラブ事業の教室開放、あるいは地域未来塾等で、ほかに空き教室がなくて、普通教室を活用する場合というような条件がついているところでございます。
その際、問題になりますのは、机の中に個人の私物が入っている場合ということなので、帰りの会等のときに、ランドセルがしまってあった後ろのロッカーに、ランドセルは持って帰る、その代わりに机の中のものをしまうというような形で児童には対応していただいて、その上で担任の先生がシャッターを閉めるというような形での運用をしているところでございます。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。私、実物を見ていないので、ロッカーの1升ごとにシャッターがあるのかと思っているんですけど、すみません、どんな感じなんですか。
◯教育政策推進室長(越 政樹さん) 9区画分で1つのシャッターというふうになっております。なかなか強度等の問題で、9区画ぐらいが限度だということで、メーカーさんのそういうようなことで、9区画で1枚のシャッターということになっていますので、四、五枚のシャッターを最後に先生が下ろしているということでございます。
◯委員(前田まいさん) ありがとうございます。なるほど、1升ごとに子どもたちがシャッターも下ろして、鍵まで閉めているのかなと思って、そうだとすればすごい負担だなと思ったので、今後もすごく拡充する方向にあったので、どうなのかなと思ったんです。
ただ、机の私物をロッカーに移すというのもなかなか大変じゃなかろうかと。うちの子なんかからすると、小学校の頃にちゃんとできるのかなというのは、結構帰りの会の先生の負担も相当になるんじゃないかなと思うんですが、この間、その辺は大丈夫ですか。
◯教育政策推進室長(越 政樹さん) おっしゃるように、もちろん何もしないことに比べれば、御負担が発生しているというのは事実かと思います。一方で、学校教室が飽和状態にある中でも、放課後に学校の中で校舎内に居場所づくりができるというところであったり、学童の分室等として活用している場合も今年度ではありますので、そことのバランスにはなるんですけれども、先生方にも御協力いただきながら、負担もそういうような工夫で少し抑えながら、子どもたちにとっては居場所ができるという、皆さんのちょっとずつの協力でいい居場所が提供できればということでの取組とはなっております。
引き続き、いろんな形でそれぞれの事業者さん──学童であれば学童の事業者さん、地域子どもクラブであれば運営の皆さんの御協力もいただいていることでございますので、その中でいい形になるように話し合っていきたいというふうには思っております。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) すみません、ちょっと補足させてください。実際にシャッター付ロッカーを担任の先生が使っていらして聞いた話なんですけど、配付するプリントがぐしゃぐしゃになる子がいなくなったという、そういう話をしていました。毎日、机の中をきちっとするといったことの習慣化によって、その辺のことがすごくできるようになったのはよかったですというふうに話を聞きました。
負担はあるでしょうけどとは思いますけれども。
◯委員(前田まいさん) 子どもたちの意見もぜひと思いますし、先生方の意見もぜひちゃんと聞いていただきたいなというふうに思います。
今、忘れ物を取りに戻るようなこともあまり推奨されていないというふうに思いますけど、閉まっちゃっていることで困ったということもあるかもしれないので、そこは現場同士の調整をぜひよろしくお願いします。
それから、食育ですが、これはいいかなと思ったんですが、その後、木幡教授も指摘されていたので、私も質問しようと思いますが、やっぱり家庭、地域の連携と書いてある割には、家庭へのアプローチがないかなというふうに感じました。
食育の定義も、私もはっきり分かっているわけじゃないんですけど、この木幡先生も指摘されているような福祉的な側面でも、家庭へのアンケートというか、あるいは家庭へのいろんな案内というか、食育にまつわる情報提供という部分では十分ではないかなというふうに思うんですが、家庭へのアプローチについてどのようにお考えになっているか、お伺いします。
◯指導課長(福島健明さん) 家庭へのアプローチの1つとしては、まず給食だよりの裏に、様々目にされているかなと思うんですが、栄養士が趣向を凝らして、その季節季節のメニュー、そしてまた食が細くなるときにはこういうふうなメニューがいいんじゃないかとか、そういった給食を通したメニュー提供ですとか、特に人気のあるメニューはこういうふうに作るといいですよとか、様々なニュースというか情報を御家庭に配信して、それで家庭にもぜひ参考にしていただいて、食育に協力いただきたいということ。
あと、また給食試食会というのを、コロナ禍ではできていなかったんですが、各校、工夫を凝らして給食試食会を可能な範囲でということでやっていますので、そういった取組をより充実させていきたいというふうに考えております。
◯委員(前田まいさん) 木幡先生も書いているように、家庭でどういう食事になっているかという辺りの調査というか、やっぱり家庭での食事の在り方を見ることで見えてくる課題というか、それが経済的な理由だったりとか、福祉につなげられる部分もあったりするかなというふうにも思うので、そういう意味で、この食育という観点からの取組を生かす視点もあってもいいのかなというふうに思うんです。
予算委員会で言ったのかな、視察先で行ったところでは、給食費を無償化する中で、朝食をちゃんと食べさせてくださいということでの案内もされていたので、何かそういう取組もぜひ今後やっていただきたいなというふうに思います。
それから、教育のほうでは最後になりますが、45ページの(10)で指摘されています空調設備の不具合について、これは確かにそうだなと思います。うちの子どもも、結構エアコンの臭いが臭いとか、今壊れているんだとかいう声も聞いたんです。もちろん、すごく頑張って導入されたことは評価しているんですけど、やっぱりその後の清掃やメンテナンスについても、今後、課題認識として必要ではないかと思いますが、お考えをお伺いします。
◯施設・教育センター担当課長(村部修弘さん) 学校の空調設備については、平成23年頃に普通教室に一斉に導入した頃から10年以上たちまして、その間、あまりフィルター清掃や内部洗浄をしていなかったという状況がありましたので、ここ数年は計画的にするようにはしておるんですが、昨今の暑さの異常性、あとコロナ禍の中で窓を開けながら運用しているというのがありまして、フィルターと内部の汚れ等が非常に発生するという状況を聞いております。対症療法で今やっているところなんですが、これからも引き続き計画的に洗浄等を行っていきたいと考えております。
◯委員(前田まいさん) ぜひよろしくお願いします。
それから、図書館についてお伺いしますが、開館時間の延長についてですけれども、やっぱり要望が高いというふうに思うんです。実現がなかなか難しいとされる課題は何なのか、お伺いしたいと思います。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) 開館時間の延長につきましては、市民の方の御意見もいただきましたので、私ども、令和4年度、令和5年度と試行実施をさせていただきました。結果として、いらっしゃる方があまりいらっしゃらなかったという現実がございました。その際、私ども、図書館を開館するには最低2人は必要だということで、2名ずつ人員を配置しまして試行をさせていただいておりましたので、この体制でやるにはちょっとコストメリット的に問題があるという認識がございました。
結論といたしましては、方法論を含めて考えないと簡単には対応できないかなと私のほうでは思っているところでございます。
以上です。
◯委員(前田まいさん) そうですね、そうだとも思いますが、この2名ずつというのは、特に司書さんということではなく、配置されたということでしょうか。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) 一応、今回は試行でございましたので、職員を配置しました。職員が司書資格を持っているかどうかということについては、それぞれの状況によりますので、そういう感じでございます。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。もし、司書がいなきゃいけないということで課題になっているのであれば、例えば夜間は司書じゃないですよということを案内した上であれば開けられるかなというふうに思ったんですけれども。その試行実施がどういうやり方だったのか、ちょっとあれなんですけど、やっぱり市民への周知とか、あるいは一定期間延長されていないと、やっぱりその日だけとか長くても、なかなか行けないので。
今、駅前は長いんですかね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
そんな形で、本館はもうちょっと長いですかね。どこか1か所だけでも、もしその他の分館で1シーズンぐらい長くしてみるとかってして、統計を取ってみるという方法でもいいのかなというふうに思いますが。私としては、ぜひ時間の延長をお願いしたいなというふうに思っているので、引き続き検討をよろしくお願いします。
意見書のほうでかなり厳しい指摘が相次いでいるなというふうに思って、前回こんなじゃなかったなと思ったんですけど。まず、受け止めもお伺いしましたけれども、お伺いしていてちょっと思ったのは、この協議会と日頃の意見交換というのができているのかなというのが、逆に課題としてあるのかなと思うんですが、いかがですか。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) 図書館協議会そのものは、一応、年に9回開催をさせていただいておりますので、その中でなるべくたくさんのコミュニケーションを取りたいと考えて、努力をしているところでございます。御意見をいただくこと自体は、私どもとしてはつらいんですが、ありがたいことではあります。なので、おっしゃられるとおり、ここまで御意見をいただいたことは今回が初めてでございまして、よく読ませていただいた上で改善を図っていきたいなと思っています。
まず、図書館協議会の皆さんは、接触できる意味では最前線の市民の方だと思っていますので、図書館協議会のところで分からないとか、それはどうなんだとかというふうに言われたことについては、当然その後ろにいらっしゃる──後ろには直接はいらっしゃらないんですけど、市民の方にとっても同じようなことになりますので、今回は、今回の点検・評価についての御意見をいただいてしまったので、次回のところで何とか改善を図っていきたいというふうに考えているところでございます。
◯委員(前田まいさん) 実は、意見書でうなずける部分が多々あって。やっぱり、それって特に潜在的な住民のニーズに応えられていないんじゃないかという部分、本当に図書館をみんなに利用してもらおうと思うのであれば、そういう方々のニーズをもっと反映させる必要があるんじゃないかというような御指摘は本当にごもっともだというふうに思うんです。
なので、ぜひ当協議会とも引き続き、今回こういった形で初めて厳しい意見が出されたというのであれば、もしかしたら一旦そういう意見交換の場を特別に持ったほうがいいのかもしれませんし、時代の変化に伴って、本離れとか、あるいはデジタル媒体の充実とか、違う側面での図書館の充実も、本を置くだけじゃない部分での充実も求められたりとか、図書館の在り方を考える上での考察がすごく必要になってくるかなというふうにも思うんです。
また、視察も行きましたけど、本当ならまちの魅力にもつなげられるポテンシャルのあるところだというふうにも思うので、今回の点検・評価でも、何か総論的に概要としてどう考えたのかという辺りの、教育委員会で言う概要のところ、そういう記述もあってもよかったかなというふうに思うので、ぜひ次回、またいいものが出てくることを期待して、質問を終わります。
◯委員(原めぐみさん) よろしくお願いいたします。まず、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書のほうから、お伺いさせていただきます。
4ページなんですけれども、子どもたちの朝の過ごし方、部活動の地域移行、地域連携についてをテーマに熟議の手法を用いて活発な意見交換を行ったというふうになっています。先ほど、熟議の手法というものを教えていただいて、ああ、なるほどというふうに感じたところではありますけれども、子どもたちの朝の過ごし方というのは、これは学校の始業前のことで間違いないでしょうか。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) この年に、朝開放を小学校で始めたといったこともあって、実際に動き出したときに、保護者の皆様はそれをどういう形で見ていただけているのかといったことについて、ここでは基本的には主に小学校の朝開放のところを中心にという、そんな形ですね。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。朝開放に関しては、非常にありがたいという意見を私も聞いていたところだったんですけれども、ここに来て、暑過ぎるというのがすごく問題視され始めています。保護者の方からではないんですけれども、地域の方が見ていて、子どもたちにとって果たして本当にこの朝開放がいい時間なのかどうかというところももう一度考え直していただきたいという意見もございましたので、その辺り、シェアしていただけたらなと思います。
本当に朝からすごく暑くて、地域の方からしてみれば、これが本当に子どものためなのかどうなのかというところも考えていたみたいなので、私としては、両親が働いている御家庭が多い中で、家で一人にさせて、鍵を閉めて、ちゃんと学校に行ったのかなと思う保護者の気持ちを考えると、朝開放はありがたいものだとは総合的には思ってはいるんですけれども、何かほかに方法はないのかなと考えていたので、熟議の手法でどういう活発な意見が飛び交ったのかなというのが気になりましたので、お伺いしてよろしいですか。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) こういう施策は、やると、もっとこうしてほしいというのが多分いろいろ出てくることだなというふうに思いながら、これを始めてきたところです。そもそも論からいうと、学校の門がなかなか開かないといったところで、門の前で子どもたちが大勢待っているという状況、これを何とかしてあげたいといったところから始めたものだということは、まず我々としてはそういう認識でスタートしてきたということは御理解いただければというふうに思っています。
学校の建物の配置だったり、門を開けて、それから校舎の中に入るといったことになってくると、また多分、教員の負担がすごく増えてくるようなことというのもあったりということもあるので、学校の校舎の配置状況によっても変わるんですけれども、雨なんかのときには体育館を開けて、そこに入ってもらっているとかということもありますので。暑いということであれば、一応、今、全校体育館にも空調系のものが入ってきているということもありますので、そういうことは考えられるのかなというふうには思っているところです。
また、熟議で出てきたこととしては、学校によってまだまだその辺の仕組みづくりだったり対応だったりといったことが異なっているというようなところもあります。ある学校では、柔らかいボールを使ってボール遊びができるようになっているけれども、ある学校では、校庭がなかなか狭い状況があって、ピロティーで待機みたいな形でやっているところもあったりということがある。この辺については、今、学校とも好事例の共有を図りながら、どういうふうにやっていったらそれぞれの学校の環境の中でできるようになってくるのかというようなことについて話はしているところです。
基本、これについては、教育委員会事業ではありますけれども、学校の協力がなければできないことだとは思っておりますので、その辺は合意形成しながらやっていければなというふうには思っているところです。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。本当に暑い中、子どもたち、特に低学年の子たちとかは──高学年もそうですね、自分の体力がどこまでもつのかというのが分からないまま走り回っていたりとかするので、本当にぜひ体育館とかを開放していただけるのであれば、この一定の期間だけでも、雨のときできるのであれば、暑いときもというふうに、臨機応変に対応していただけたらなというふうに感じます。ありがとうございます。
次に、9ページなんですけれども、取組内容のところの休日の部活動を担う部活動指導員の拡充を行ったというふうになっています。こちらの拡充は、地域人材で間違いなかったですかね。それで、どちらの学校でというところもお伺いしたいです。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) こちらは、すみません、今手元の資料で、この人が令和5年度に休日の部活動指導員として拡充された人だといったところが分からないところではありますので、どの学校というのは申し訳ございません、この場では申し上げられないです。後ほどお伝えできればと思います。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。これって、拡充できたのは1人ということですよね。だったら、もちろん1つの学校ですね。どの学校かというのもまだ分からない感じですか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 令和4年から令和5年で継続でやっていただいている方もいれば、その部活動で、令和4年と令和5年で人が替わっている部活動もあるので、今手持ちであるのが令和5年度から任用している部活動指導員がこの人というのはあるんですけども、その人が新たに拡充した人なのか、それとも人が替わっただけなのかというところまで詳細な資料が手元にないので、申し訳ございません。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。分かりました。こちらの一番下のところに、学校の要望する部活動に対応する指導員というふうになっているんですけど、こちらの確保が難航しというふうになっているんですけども、学校側が要望する部活動に対応できる指導員というのは、具体的にどういった指導員になるのかというのをお伺いします。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 学校によって、そこは様々にはなってくるんですけども、今手元の資料であるのは、サッカー部の指導者がちょっと足りないという現状はございます。
市のほうでも公募をしていて、公募の中で多いのが、いわゆるピアノ教室であったりとか音楽教室をされている方が、時間が自由に使えるといったところで、吹奏楽部なんかの部活動指導員としてできますよと登録いただくんですけども、吹奏楽部は、結構音楽の先生が自分でやりたいといったところでやられている先生もいたり、もう既に吹奏楽部のほうには部活動指導員が入っていたり。また、吹奏楽部は部活動指導員ではないんですけども、部活動指導助手、いわゆる外部コーチとして、各楽器ごとの指導者をコーチとして呼んでいたりもするので、そういったところでのマッチングがなかなか難しい状況であります。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。こちらは部活動なので、中学校かなとは思ってはいるんですけど、間違いないですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
これ、学校が要望する部活動に対する指導員というのは、特別にこういう指導員がいいとかではなくて、この部活が足りないんだというのが要望ということになると。
(「はい」と呼ぶ者あり)
なるほど、ありがとうございます。
続きまして、16ページ、個別最適な学びの推進と市学力テストの活用のページなんですけれども、学習支援クラウドサービスについては、令和6年度に新しいクラウドサービスを試行導入し、全市的な活用を含めて検討を始める予定であるというふうになっていますけれども、こちら、新しいクラウドサービスというのはベーシック・ドリルでよかったですか。それとも、e−bookポータルでもないのか、すみません。
◯指導課長(福島健明さん) こちらは、eライブラリとか東京ベーシック・ドリルとかのデジタル版とかそういうものではなく、子どものそういった支援に関わる様々な情報を集約して、デジタルで瞬時に様々見られて、子どもたちの指導にできるようにという形で。ただ、これもあくまでも試行で、どのように動かせるかというのはまだ検証の段階ですというところになります。
◯委員(原めぐみさん) 分かりました。そうしたら、それは子どもたち用ではなくて、先生の指導のためのクラウドサービスというところで間違いないですか。先生が指導するために、子どもたちのデータを集約できるためのクラウドサービスということでしょうか。
◯指導課長(福島健明さん) まずは、教員が集約をして、その内容を指導に生かしていくと。それをどのような形で子どもたちや保護者の方にアウトプットしていくかというのは現在試行中で、まだ保護者の方には届いていないというところだと思います。
◯委員(原めぐみさん) なるほど、分かりました。ありがとうございます。そうしましたら、そのクラウドサービスが試行導入されたのは、要は全市的ではないというところなんですけれども、どの学校というふうにピックアップされてということですか。ここに試行導入をして、全市的な活用を含めて検討するというふうになっているんですけれども、学校によってはクラウドサービスが始まっていない学校があるということですかね。
◯指導課長(福島健明さん) まだ、あくまでも試行段階ですので、始まっていない学校もあります。
◯委員(原めぐみさん) どちらの学校で始まっているのか、お伺いできますでしょうか。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) あまりそういう具体的なことというのは、今試行中ということも含めてなので、保護者の方にすごく不公平感みたいなものを感じてもらっても困ると思っているので、ちょっと差し控えさせていただければというふうに思っています。
実際にそこで使ってみて、先生方の評価もそうだし、子どもたちの評価もそうだし、様々な部分での実績等、それから効果等を検証した上での判断ということなので、いわゆるメインの教材として使っているというわけではございませんので、そういう意味では、1つのやり方としてこういうものをやってみているけれども、それはどういう効果がありますかということで、学校のほうには実際に子どもも含めて試していただいているという、そういう状況だというふうに考えていただければと思います。
◯委員(原めぐみさん) 分かりました。ありがとうございます。このクラウドサービスが充実することによって、先生方の負担が少しでも軽減されるといいなというふうに考えます。
タブレットに関しては、私も前田委員と同じ意見のところもありまして、紙と併用していくことで、子どもたちの学力の面ではいい部分もあると思いますので、タブレットだけに頼らずやっていただきたいなというふうに考えます。
それから、25ページ、26ページなんですけれども、学校における働き方改革の推進。こちらなんですけれども、今後の課題、取組というところで、副校長業務支援員を19人に拡充配置するというふうになっています。私も学校生活、小学校は10年目とかになるんですけれども、PTAとして見ていても、副校長先生の業務が多過ぎないかというふうに感じたことが何度かあります。PTAの活動をしていく上でも、副校長先生に御相談するということが本当に多かったりとか、チェックしてもらう、サインしてもらう、本当に非常に細かいところが多いのではないかなというふうに感じたことがございます。そもそも、支援員を増やすということはもちろん大事だとは思うんですけれども、副校長先生の業務自体の見直しというところは考えられていらっしゃいますでしょうか。
◯指導課長(福島健明さん) 具体的な、抜本的なというよりは、小さなことからということになりますけども、メールの数が何しろ多いんです。ですので、ただ東京都からも多く来るんですけども、こちらから通知しなきゃいけないものは通知しますが、一緒に割愛できるものというか、合体できるものとか、まずはメールの数もそうですが、メールの管理も難しいので、今Teamsというソフトを使って、先生たちがメールがわあっと来る中に大事なメールが入り込まないようにということで、メールがしっかり整理できるようなという意味では、教育委員会もシステムを改修したところです。そういったところで、これは要望もあったものですから、そういったところでそれに対応したというふうになっております。
また、オンラインでの会議なんかも従来よりは増やして、そういった意味では副校長も少しは業務が──どこまで減ったかという数字までは出ていませんけれども、ただ在校時間は年々しっかりと減っておりますので、その数字がよりどんどん減らせるようにというところでは、しっかりと学校と情報共有しながら取り組んでいきたいというふうに考えております。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。副校長先生じゃなくてもできるような業務もあるかもしれないので、その辺りを考えていただけたらなというふうに感じます。
次に、30ページ、デジタル技術による変革に対応するための教育環境の充実、こちらのデジタル教科書は一定の質疑がございましたけれども、現在、英語で行っているということですけれども、比較的、家庭では、子どもたちの中学校の試験前に、試験内容としても、紙の教科書の何ページから何ページというふうになっていて、結局、紙の教科書でやっているのかなというふうに感じるんですけれども。先ほど、視覚的なところとか、そういったところで併用しているというふうにおっしゃってはいるんですけれども、家庭学習では併用することはあまり考えていらっしゃらないというところでしょうか。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) 英語の御質問なので、私のほうで答えさせていただきます。子どもたちにとって、学習者用のデジタル教科書で一番のメリットは何かというと、音声教材なんです。それは間違いなく、紙の教科書でできないことだったし、昔は副教材的な形で、必要な子はCDを買いますかとかという形でお願いしていたものが、全部それでできるというのはすごく大きなメリットかなというふうに思っています。
また、教科書の中に出てくるような、同じようなシチュエーションみたいなものが動画で出てきたりとか、そういった部分についてもメリットかなとは思っています。そういった意味で、家庭学習ではそういったところの活用が、今までできなかったこととしてはできるようになった。
また、指導者用のいわゆるデジタル教科書なんかは、短焦点プロジェクターにつなげていくことで、半分ぐらいはやっぱり子どもたちと同じものがその中で出てくるといったこともありますので、非常に親和性は高いかなと思っています。ただ、紙には紙のよさ、デジタルにはデジタルの優位さ、そういうのがあるのかなとは思っていますので、国の制度の中で教科書の無償という部分の中で、これがどういうふうな形になってくるのかなというふうには思っていますが、基本、紙の教科書はなくさないほうが子どもたちにとってもいいのかなというふうには思っているところです。
◯委員(原めぐみさん) 紙の教科書のよさは私も本当に重々分かっているところではあるんですけれども。こちらの先ほどの質疑のところで、教員からのアンケートで、よかった悪かったというのがありましたというふうにございました。どういったところがよかったのか悪かったのか、デジタル教科書導入に関して教員のどういうアンケートがあったのか、お伺いしたいと思います。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 今、手元にアンケート結果がないので、記憶のところになりますけども、デジタル教科書の使い勝手がいいですか悪いですかというようなアンケートで、いいと思う・どちらかというと良い、どちらかというと悪い・悪いといったところで、両方分かれているという状況でございます。その背景には、教員から話を聞くところでは、先ほど部長のほうからもありましたように、子どもたち一人一人が音声を聞いたりするといったところは、デジタルのメリットかなと。
また、その一方で、教室での、いわゆる授業で行うときには、短焦点で前に提示ができますので、そこまで一人一人が手元のタブレットで教科書を見て何かするということがないので、学習者用のデジタルがなくてもいいんじゃないかといった意見がありました。
◯委員(原めぐみさん) こちら、子どもたちに学習者用のデジタル教科書というふうになったと思うんですけれども、子どもたちからの意見というのはございましたでしょうか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 子どもたちからの意見のほうは聴取しておりません。
◯委員(原めぐみさん) 子どもたちからの意見を今後は聴取する予定はありますでしょうか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) そのことも視野に入れて検討を進めたいと思っております。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
それから、32ページですけれども、事業計画の中の(3)、市長部局と連携した第3部のところなんですけれども、シャッター付ロッカーです。こちら、シャッターをつけていただいたところと、まだつけていないところとあるかと思うんですけれども、シャッターをつけた学校には、何部屋つけていますでしょうか。各学校によって違うかなとは思うんですけれども、例えば1年生の部屋だけですか。
◯教育政策推進室長(越 政樹さん) このシャッター付ロッカーの整備につきましては、一定のモデル的な取組という位置づけで、この3年間、東京都の補助を活用して行ってきたところでございます。その設置の基準としましては、空き教室とかの特別教室とかを含めての活用状況の中で、教室が不足していたり、あるいは機能転換による、先ほど申し上げた放課後の授業の普通教室での実施についてのニーズがある、あるいは既存のロッカーについて、近年しっかりとした形で整備したロッカーではない──シャッター付ロッカーを入れるために壊さなければいけなかったり、古いロッカーを撤去しなければいけないので、そういった観点で現存のロッカーの造りといったようなところを加味しながら、選んできたところでございます。
学校ごとの教室の数につきましては、ここに記載がございますけれども、教室配置の状況とか、先ほど申し上げた放課後の利用のニーズなどを踏まえながら、1校だけ4教室というところもありましたけれども、1から4教室の間で整備をしてきたという状況でございます。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。やはり、先ほど前田委員からもあったように、子どもの荷物を片づけるという負担、作業、その時間というのがあるかなと質問があったときに、松永部長から、先生の意見としては机の中が片づくというようなお話があったかと思うんですけれども、ちなみにロッカーがいっぱいになったりはしないのかというのが、逆にすごく懸念点でございます。
本当に今、私が見ている教室というのは、全然シャッターつきでもないですし、何なら布掛けをする学校なんですけれども、そのロッカーを子どもたち、本当に整理している子もしていない子もいるんですけれども、結構十分いっぱいいっぱいなロッカーが多くて、毎日、机の中の道具箱を出すとかってなると、すごくぎゅうぎゅうになって、ロッカーの中がすごい大変なことになるんではないかなと思ったんですけれども、そこはどうなんでしょうか。
◯教育政策推進室長(越 政樹さん) ランドセルをのけた後ということで、机の物がしまえないとかというところまでの状況は報告は受けておりませんが、委員御指摘のように、そもそものロッカーサイズがどうなのかとかという課題は、教育委員会全体としては捉えております。
一方で、そもそもロッカーの幅というのが教室の横幅を割と踏まえて今できていますから、そもそもの教室サイズとの兼ね合いといったこともあろうかと思いますし、そうした点は、また今後の建て替え等を含めて我々は検討していく必要があるのかなと認識しているところでございます。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。すみません、39ページなんですけれども、先ほどの食育推進のほうで、家庭へのアプローチのお話がございました。食育推進校なんですけれども、こちら、学園単位でやっていますよね。それは間違いないでしょうか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 委員おっしゃるとおり、学園単位で設置しております。
◯委員(原めぐみさん) 私の子どもが通っている学校でも、食育推進校というふうになって、ちょっと前にお手紙を頂いたことがございます。そのお手紙がすごく分かりやすくて、どういった取組をなさってきたのかというところを、学園の学校単位でこういうふうに上げていたカラーのものであったんですけれども、きっとお金をかけてやっているような、すごく立派なものだったんですけれども、家庭へのアプローチとしては、食育推進校であるということが、その1年間終わった後に、何となく分かった──私が知らなかっただけかもしれないんですけれども、アプローチがもうちょっと途中であってもありがたいなというふうに思いました。
そこは全然学園が一緒に作って、非常に分かりやすい、見やすいカラーのものというのではなくても、今月はこういう取組をしましたというのを、推進校ならではのものがあれば、非常に推進校でやってくれているなというふうに家庭も感じて、保護者も三鷹ならではを感じることができるのかなというふうに感じました。ありがとうございます。
それから、図書館のほうで1点だけ。7ページなんですけれども、こちら、ひまわり号のことです。昨日もTAIRAYA前の新川団地のURの前で、非常に暑い中、ひまわり号がいて、やっぱり、ひまわり号がいたら、子どもたちが、ああ、図書館が来ていると言って、すごくうれしくて、走っていくところなんかも見ていて、私も昨日ちょうど見たところではあったんですけれども、どこを増やしたのかな。13ステーションから19ステーションで、どのステーションが増えたのかというのをお伺いしたいです。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) ステーションについては、当該年度に増やしたものではないんですけれども、増えたものとしましては、私の記憶で恐縮なんですが、三鷹げんきさんとか、あとは新川の島屋敷のところとか、あるいはここ何年かにわたって、平成29年度ですから、下六の防災広場とかも増やしてきているところだと思います。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。これって、どんどん増やすことは可能なんでしょうか。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) こちら、基本的には、私ども今、火、金で午前、午後、運行しておりますので、現状の体制のままでステーションを増やすということになりますと、ステーションの滞在時間を削って増やすか、あるいは1つのステーションを廃止させていただいて、新しいステーションを追加するかとかいう形を取らざるを得ないかなと思っております。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。やはり、これの巡回日時がなかなか分からないという意見があったというふうに記載があるんですけれども、そうですね、どこにいつ来るというのが分かっていれば、親としても、図書館が来ているから行っておいでみたいなことができるかなというふうに思いますので。
あと、図書館とかに行けば分かるのかもしれないですけれども、何かほかの方法で周知できたらなというふうに考えます。要望して終わりにします。
──────────────────────────────────────
◯委員長(大倉あき子さん) それでは、質疑の途中なんですけれども、休憩をしたいと思います。
午前11時07分 休憩
午前11時15分 再開
◯委員長(大倉あき子さん) 委員会を再開します。
──────────────────────────────────────
◯委員長(大倉あき子さん) 質疑を続けます。
◯委員(池田有也さん) すみません、じゃあ、ちょっとだけ質問します。最初の資料1のところからで、部活動指導員さんの話は以前から行政報告等で、当該年度は大分苦戦されたというのは聞いておりましたので、それを踏まえてのこういった評価なのかなというふうに思っております。
そこで、有識者の方のほうからの指摘の中で、今後、その確保には、受益者負担を原則に有料とすることも検討されてはいかがかというのが、40ページのところにそういった文言が入っていたんですけれども、部活動の道具とかは御自身でそろえるというのは当然なんですけれども、この部分について、指導員さんの確保に受益者負担の概念を当てはめていくということについてはちょっと違和感というのを、私はこれを見ていて感じた次第です。
やはり、子どもたちのスポーツの機会の確保はすごく重要なことですので、この辺の考え方については、こうした有識者の方からの指摘について市側としてはどのように受け止められているのかというところについて、ぜひお聞かせいただければと思います。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) ドラスティックな、今まで学校の中で全部できているといったことがそうではなくなってくるというようなところも含めて、現在、市内の合同部活動である空手だったりとか、あとこの後、合気道をやってみたいという方もいたりして、そういう活動というのも少しずつ広がってくるのかなと思っています。
いわゆる従来型の部活動の延長線上のところで同じことができるかというと、なかなか難しいかなというふうには考えているところなんですけれども。コストの問題、人の問題、それから部活動指導員だけで生計が成り立つかというと、そういうわけでもないようなところも含めて、バランスは取っていかなければいけないなというふうには考えています。
現在、どういう形でできるのかというようなことについて、東京都とか国の補助金を使いながら、一般財源も入れながらという形で現在進めてはいるところなんですけれども、この先については、もうちょっと国や都の動向を踏まえながら、きちっと子どもたちにとって不利益がないように、また保護者の状況によって不利益がないようにということでの判断はしていきたいというふうには考えているところです。
◯委員(池田有也さん) よく分かりました。ありがとうございます。やはり、子どもたちの体力の低下等々が課題になっている中で、スポーツ環境を確保していくことってすごく重要なことですから、様々な御家庭がありますので、その家庭事情によってスポーツの機会が失われるようなことがくれぐれもないように、その点だけぜひ御配慮いただければと思います。
最後に1点、同じ資料のナンバーの7、長期欠席、不登校状況のところについてでございます。こちらの事業評価が唯一Sがありまして、先ほど説明のところでは、環境の整備が十分進んだということでの評価Sということであるというふうな認識でお聞きいたしました。問題は、環境が整備されたことによって、それがうまく効果が期待されたとおりに出てくるかどうかというところが今後重要であると思いますので、その辺り、今回、環境については十分整備が進んだわけですので、それが結果として効果につながっていくということが重要だと思います。
今回のこの資料を見させていただきまして、当該年度は環境の整備でしたが、その後、効果が期待できるかどうかというところ、現状の取組状況を踏まえて、どのぐらいの手応えがあるかどうかという、そこだけちょっと確認させてください。
◯指導課長(福島健明さん) 今、御指摘いただきましたナンバー7の事業評価のところに書かせていただきましたが、令和6年4月から、小学校4校に別室支援員、そして中学校に不登校対応の巡回教員を1名配置したと。今、1学期間での手応えという意味では、まず小学校のほうですが、なかなか今までは学校に来られなかった子が、令和5年度、支援員の声がけや家庭訪問によって来られるようになった。休み時間をきっかけにして、給食も食べられるようになったとか、そういった本当に好事例。そして、実際今まで来られなかった子が来られるようになっただけじゃなくて、この後、このままずるずるいったら不登校になっちゃうんじゃないかなって子も未然に防ぐようなことができたという報告は聞いていて、これはぜひ今後も拡充していきたいなというふうに考えております。
不登校の巡回教員については、市内7校に対して1名ですので、実際、該当の巡回校という意味では、拠点校の六中以外の4校ですので、週1回程度です。ただ、そもそも三鷹の中学校の不登校対応は、非常に今までも頑張ってやってきました。その強化策として、しっかりとした専門の教員が入ったということでは、非常にきめ細かい対応ができているというふうな報告は聞いております。
◯委員(池田有也さん) 分かりました。ありがとうございます。こちらも非常に委員会としても関心が高い部分の課題でもございますし、1学期での手応え、お聞かせいただきまして、少しずつでも効果が出ているのかなというふうには思いましたので、ぜひ今後もいい効果が出ることを期待して、私の質問は終わりたいと思います。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。私も、今幾つか質問を用意していたんですが、ちょうど池田委員が出した2つとも、私、かぶっていますので、そこをもう少し私なりの視点で聞きたいと思います。
資料1の21ページですが、この長期欠席と不登校状況にある云々とありますが、長期欠席とか不登校状況にある児童・生徒への云々で、この事業とかテーマを掲げるなら、こういう立て方ではなくて、長期欠席、不登校の子どもたちの数を減らすというところにテーマを置くべきであって、事業の立て方とか成果のところで、環境を整えたということでSをつけるのはどうなのかなというのは、読んでいて非常に疑問に感じました。
これは、今、池田委員からもあったように、環境を整えて、その成果が現れる。この後ろの有識者からも、2倍になった、3.5倍になったということのその後の変化というのを見ないといけないなということで、事業の立て方がこれでいいのかなというのは私も疑問に思っていました。
この辺りは、教育委員会の認識というのはどういうものなんでしょうか。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) 御指摘いただいたように、数を減らしていくということは、もちろん現在の事象をどう打破していくのかという意味ですごく大事なことだというふうに認識があります。ただ、今回のこの重点事業として出てきたのは何かというと、長欠、不登校状況にある児童・生徒への支援の在り方の検討といったところがまさにその事業の中身になっているので、その年に何を対応したのかというよりも、今の子どもたちの現状をどういうふうに捉えて、何が必要なのかといったことに、できることはすぐにやるということで、迅速に対応していこうといったことでの、この研究会を立ち上げての動きだったといったことになるので、そういった意味では、この年度に検討したことが、もう次年度の4月から事業化できたというのは、私たちとしてはすごく成果だというふうな認識でいるところです。
ただ、おっしゃるように、じゃあ、その成果をどうやって生かして、今度、減らしていくのかみたいなところにどうつなげていくのかといったことは重要なところかなというのは、もちろん同じ認識でいるところでございます。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。一般質問の別の事業のことで申し上げたんですが、やっぱり単年度の短期目標と3年から5年程度の中期展望、そしてその先の大きな目標というものがあると思うんですが、そういう意味では、ここでこのナンバー7だけではなくて、全体的に見られる、これが目標でいいのかなというのが幾つか見受けられて、これって手段じゃないのと。これを目標に掲げて、それを評価していいのかというのは、例えばこのナンバー7でも、研究会を年間で5回開催し、研究に取り組むというのが目標でいいのかというのがあるんですが。一番最初のナンバー1でもそうなんです。
最初に読んで、頭から驚いたのが、この担当者等連絡協議会を年間5回程度開催し、協議、検討するというのが目標でいいのかというのがあって、これ多分、私、去年もこの場で申し上げたと思うんですが、あくまでも手段であると。5回でやっても3回でやっても、成果を出せばいいんですが、協議、検討した結果、何を目標にするのかというふうにしないと、これは途中経過の手段であって、これを目標に置くと、事業の改善だとか中長期の目標というものになかなか向かっていかないんじゃないかという懸念を、私、これだけじゃなくて、この間の6月の一般質問でも申し上げたいろんな事業についてちょっと懸念しているところなんです。その点、もう一回、部長のほうと共有できているのか、認識が違うのか、お聞かせいただければと思います。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) 確かにこれは単年度のものなので、その年度に何の事業をどうするのかといったことについての目標しか書かれていないという意味では、中長期的な形での結果の出し方にはつながっていないというのは御指摘のとおりかなというふうには思っているところです。
ここでの部活動担当者の連絡協議会というのは、具体的にどんなことなのかと言うと、学校で何が今困っているのかというようなことについて、教育委員会と学校との意識合わせといいますか、そういうようなことをやっていきながら、じゃあ、具体的に何ができるかというようなことについて、当該年度については、部活動指導員の拡充の部分であったりとか、あとは地域クラブ活動のモデル実施といったことを進めていくというようなことについて、実際にできることというのは、ここには目標としては書かせてはいただいております。
具体的に何をやるといったところについて、逆に、ここで教育委員会として明言した形ではなくて、学校の意見をきちっとした形で聴取していきながら進めていきますという姿勢を表しているというふうに私たちは捉えてはいるんですけれども、それではなかなか目標という形にはならないという御指摘だというふうに私は今認識させていただいたところでございます。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。この目標が全部駄目だということではなくて、この目標と手段というのが混じっているなという部分がある懸念を申し上げたので、その点、教育委員会の皆様と共有できて、今後少しずつ認識がそろっていくといいかなということでの今の言及でしたので、その認識をいただければと思います。
それと、もう一つも、池田委員の指摘した40ページのところ、そもそも部活動の実施は無償である前提をなくし、受益者負担を原則に有料とすることも検討されてはいかがかと書いてあります。私、これを読んだとき、はあっというふうに思ったんです。公教育の義務教育として、受益者負担だとか、原則的に有料とするというのに非常に違和感を覚えました。この1つをもって、学識経験者の全てを否定しようとは思わないんですが、あまりこういうことを持ち込んでほしくないなというのが、私の個人的なものです。
それは、その御家庭が地域の何かスポーツクラブにお金を払って通わせるだとか云々ということであれば、それは目標とするところが違うからいいのでしょうが、やはり公の、しかも義務教育の一環としてやっている部分でこういう考えは非常に懸念するところです。
その点について、先ほどの松永部長からのお話はもう少し煮え切らないなあということで、もう少し、そうだよねという、池田委員の懸念にも反応していただきたかったんですが、改めて私も伺います。この部分についての認識を伺います。
よろしくお願いします。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) 先ほども申し上げましたけど、従来型の部活動というのは、学校教育の関連の中でやっていくというようなことなんですけれども、そもそも学校に部活動というのを設置する義務があるのかといったら基本的にはないんです。ただ、そうはいっても、やっぱり今までずっとやってきて、例えば保護者の方も自分が指導していただいたときのような形の部活動を望まれると、昔の指導は結構めちゃくちゃなこともあったので、同じことはしませんけれども、本当にそれでいいのかみたいなことがあるというのは、これが前提だというふうに認識しています。
ただ、その従来型の部活動を今も続けていく中で、指導する側の先生方が今担っていただいているところを、国としてはどういう形で地域に移行していくのかというようなところで話されている中でのことなので、全く今までと同じようなスキームでそれができるかといったら、多分無理だと思います。そういった中での、今、試行錯誤をしていきながら、土日、とにかく部活動指導員を配置していきながら、教員といっても、家族を持っていて、ずっと毎週土曜日、日曜日、必ず部活動をしなきゃいけないという状況から何とかしてあげたいといったところで今動いているわけです。
ここでの、無償とか有償とかという形でここに書かれているところはあるんですけれども、そのコスト負担を市で持つのか、それとも国で持つのか、都で持つのかとかといったところと、あるいはその中で一部保護者が持つのかといったことでの問題提起だというふうな認識では、ここに書かれていることは思っているところです。
検討してはいかがかということなので、検討はしますけれども、それをするとかしないとかというのは、バランスを見ながらやっていかなければいけないことだなというふうには認識しているというふうに、先ほどお答えさせていただいたように思っています。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。検討するということでありますが、私はその検討すらどうなのかなというふうに個人的には思っています。それは、公の部分がすることだということは、私の認識としてはここで申し上げておきますということです。
最初のほうに戻りまして、ナンバー1、9ページのところからでいきますと、子どもたちの多様で豊かな新しい放課後としての部活動の充実というのがあります。例えば、これは目標のところでいうと、2つ目の各中学校2人ずつ拡充する、達成状況でいうと1人となっているというところがあります。今後の課題、取組のところでいうと、国や都からの補助金の獲得が困難であると、予算上の課題があるためと。
獲得が困難であるというのは、獲得できなかったということなんですか。ということは、今は市の予算でやっているということなんでしょうか。この困難であるということと、現状やっているということの内容を教えていただければと思います。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 拡充の側面としましては、予算面と、あとは人材確保という両方の側面がございます。現在、この令和5年度──今年度もそうですけども、今のところは国の補助金の中で拡充を図っているというところでございます。なので、そこの予算以上は拡充が図れない。拡充を図りたくても、逆に今度また人材がいないとか、マッチングができないという課題もあるんですけど、予算と人材確保、両方の側面がございます。
◯委員(中泉きよしさん) では、今やっている部分は国の補助金でという認識でよろしいですか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 国、都の補助金を活用して、一部市の一財も入っております。
◯委員(中泉きよしさん) 分かりました。同じページでいうと、目標の3つ目、5クラブで地域クラブ活動をモデル実施するというのがあって、新たな地域クラブ活動モデル事業が1クラブだったということで、これは5に対して1だったからCということ。これは、数的な部分でいっていますが、では、1クラブ実現したのが地域合同部活動空手道部だと思うんですが、これの成果というか、この1つについてはどういう内容で評価されているんでしょうか。数的に5分の1だからCということはありますが、実現したこの1つ、空手道部について、少し現状とか評価を伺えればと思います。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 地域合同部活動空手道部におきましては、これは全市的な部活としての設置として、学校を問わず、人数はそんなに多くはないんですけども、部員、中学生が集まっているというところと、あと地域の合同部活動ですので、これ中学生に限定したものではなく、小学校5年生以上で入部できるというスキームで、実際に小学生、5・6年生でも一部入部している子がいるといったところでは、新たな地域合同部活動、クラブとして発足できたというところでの一定の評価はしております。
ただ、空手道部を最初にやったといったところ、いろいろありますけども、子どもたちの中で、そういったいわゆる道というやつで、学校にない、そういった何とか道といったものをやってみたいというアンケート結果もあり、三鷹市の空手道連盟さん、また全日本の空手道連盟だとかもちょっと関わってはいるんですけども、そういったところで話が進みまして、昨年度、正式に発足できたといったところでの一定の評価はしております。
ただ、その一方、なかなか子どもたちのニーズを捉えながら、次となる地域クラブといったところが、昨年度、計画していた5団体、5クラブには届かずといったところで、評価のほうはCというふうにしております。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。では、次に11ページなんですが、地域学校協働活動を推進する団体ということで、幾つかここに挙げていただいていますが、ここに対して補助金を交付し、主体的な活動を支援したということですが、主体的な活動とは具体的にはどんなもので、どういう成果が現れたというのを幾つかお伺いできればと思うんですが、少し具体的なものを教えていただけますか。
◯教育政策推進室長(越 政樹さん) 当該団体につきましては、スクール・コミュニティを推進していただくという観点から、学校と地域をつなぐようなイベント等の開催の計画をいただいて、それに対して補助をするというようなことを含めてやっているところでございます。令和5年度、おおさわ学園、おおさぽという団体を立ち上げて活動していただきましたけれども、こちらでは文学をテーマに、「文学する中央線沿線」というような本をお書きになった著者の方を講師に、三鷹ですとか大沢といった地域を題材にした文学を取り上げながら、学校に関わっている方、あるいは地域の方を呼んだ講演会を開催したというような取組をしていただきました。
また、別の学園での御紹介になりますと、連雀学園のほうでは、連雀学園の子どもたちが様々な文化活動とか、あるいは日々音楽とかで取り組んでいるものを、連雀コミュニティ・センターのほうで「笑顔満祭」というような1日イベントとして連雀コミセンの体育館で、絵とかの展示も含めて、その中に地域団体の活動紹介なんかも交えながら、地域と学校をつなぐ、あるいは子どもたちの発表の場をつくっていただくというような取組をしていただいたところでございます。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。次のナンバー3のほうに行きますと、14ページのほうの上段で授業力の向上を図ったというのがありますが、この研究の成果を多くの方に発表することができたと。先ほども、いいところを共有することでほかの学校にも波及というのが、別の部分も含めてありましたが、研究の成果というのはどういうものか、これも具体的に1つ、2つ教えていただけると助かるんですが、ありますでしょうか。
◯指導課長(福島健明さん) やはり、好事例という意味で、教員の短焦点を使った授業展開がこんな形でやると子どもたちが非常に思考が広がって、深まって、よかったよと。その思考をさらに深めるために、実はジャムボード──あれは何というんでしょうか、デジタルで付箋をこうやって、子どもたちが思考を交換するような、そういったアプリも使ったりとかして、より発言しにくい子も発言しやすくなったりだとか、発言しにくい子も表現がしやすくなったりだとか、そういった意味で、様々な手法を使って子どもたちの学力を伸ばしていったという、そういったものを皆で共有したということになります。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。ちょっと飛ばして、先ほどのナンバー7、21ページなんですが、ここに長期欠席・不登校状況にある児童・生徒への支援の在り方に関する研究会の中間まとめというのは、これというのはどこかで読めるものなんでしょうか。この委員会で報告いただきましたか。お願いします。
◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(星野正人さん) 中間まとめ、この研究会の立ち位置が教育委員会について報告するという形になっておりますので、教育委員会の委員さんに中間まとめとしては報告しておりますので、まだ市民の皆様等についてはこちらの報告はいたしておりません。
定例会のほうでは一応その報告をしたので、傍聴されている方は目にしたと思います。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。ちょっとまた、改めてそれは御相談いたします。ありがとうございます。
じゃあ、図書館のほうに行きます。資料2のほうに行きます。いろいろと報告ありがとうございます。2ページのところ、数値目標に対する点検、評価というところなんですが、これを見ますと、令和4年度実績、令和5年度実績、そして令和5年度の目標値というのがあります。例えばこれ、一番上の利用者数でいきますと、令和4年度の実績に対して目標値は増にしていると。
一方で、貸出点数だとか予約点数というのは、令和4年度の実績に対して減の目標を立てていると。通常、これ目標、利用者数の増を見込めば、貸出点数なども増になると思うんですが、この辺りは整合性というか、どういうお考えで、利用者増にするけど、貸出点数や予約点数は減という目標を立てたのか、お伺いできますか。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) こちらの目標値は、比較上、分かりづらいんですけれども、こちらの基になっております基本的運営方針を立てたときに、最終的な目標値として設定したものでございます。ですから、計画期間内に既にこの部分については達成してしまっておりますので、計画年度のお尻でありますところの令和5年度まではそのまま数字を使わせていただいているということになります。
◯委員(中泉きよしさん) 分かりました。じゃあ、この目標値を立てた時点では、この令和4年度の実績は出ていなかったということなんですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
失礼しました。ありがとうございます。
その下の図書館の利用者数のところなんですが、この2ページの最後の2行、利用者数については、平成29年度の利用者をピークに、令和2年度を除くと緩やかに減少傾向にあるというふうになっていますが、これはどういうふうに認識というか分析されているのか、教えていただけますか。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) 図書館の利用者数につきましては、従前から全国的な傾向として、長期にわたって少しずつ減っているという傾向がございます。流れとしては、そこにまた戻ってきた。つまり、コロナの影響で動き方が変わったんですけれども、そこからまた元の状態に戻りつつあるのかなと私としては思っております。忙しい現代生活の中で、ほかにいろいろ興味を引かれることとかもございますので、図書館に使っていただける時間がそういう意味では集約されてきて、その分が減ってきている状況ではないかとは思っています。
ですから、私たちとしては、それでも図書館がここにありますということを主張して、ぜひ館に戻ってきていただけるように努力をしていきたいと考えているところでございます。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。これは、この表の中で見ると平成29年度がピークになっていますが、もっと長い視点で見るともっと昔の──今、長期で減少傾向にあるということでしたが、例えば平成20年度とか平成10年度まで遡ると、当時はそちらのほうが高かったんですか。それとも、それ以前の時系列で見てもこの平成29年度がピークで、そこから下がり始めているということなんでしょうか。
今、館長から長期的に見てというお話があったので、もう少し長期的に見たトレンドを教えていただければと思います。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) 大変申し訳ないんですが、手元にある資料では一番古いのが平成28年度の数なんですけども、平成28年度では95万7,000人余り来ていただいています。ですから、その後がっと減って、何とかそこまで戻したいと思ってつくった目標値がこの95万人ということになります。ですから、それ以前のことについては、正確な数字が全然頭に入っていないものですから何とも言えないんですけれども、そういう感じでございます。
◯委員(中泉きよしさん) ありがとうございます。出版市場でいえば、1996年が2兆6,500億円でピークで、もう25年、30年近く下がり続けていますので、それと図書館が連動しているのか。もう一方で、本は買わなくなったけれども、無償で貸してもらえる図書館のほうに流れているのかというのがあるのかなと思ったので、今、それで30年ぐらいのスパンで見られるのかなと思って、お伺いした次第ですが、そこまで長いのは結構です。
もう一方でいうと、この貸出点数なんかは令和3年度にぐっと伸びたりということで、必ずしも利用者のトレンドとは一致していないという考え。これは、一人一人の一遍に借りられる点数が増えたとか期間が増えたとか、そういうことがあるんでしょうか。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) 貸出点数については、随時見直しをさせていただいておりますので、数が増えております。ですから、その分も影響していると考えております。
◯委員(中泉きよしさん) ということは、やっぱり一人一人の一度の貸出点数が上がっているということですね。ありがとうございます。
じゃあ、その後の個別の話に行きます。今、数字のこと、利用者数のことなどを伺いましたが、必ずしも、私、利用者数の多寡で図書館の価値を測ろうとは思っていませんが、もう一方で、地域図書館の役割というもので、どういった本や資料をそろえて地域に提供するのかということで、この5ページの図書館資料の充実というところで、中ほどに資料収集方針に基づき云々と書いてあります。この三鷹市立図書館の資料収集方針というのは、具体的にこんなものがあるんだというのは、ここで共有できるものなんでしょうか、教えていただけますか。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) こちらの資料収集方針につきましては、図書館でどんな資料を収集しますかというのを基本的に決めさせていただいておるところでございます。ですから、雑誌を買いますとか本を買いますとか、あるいは電子書籍を導入しますとかデータベースを入れますみたいな、そういうことを決めさせていただいているものです。
ですので、一応、私どものホームページ等でも公開をさせていただいておるんですけれども、例えばこういうものは買わないとか、そういう形での決定の仕方ではなく、どんな資料をそろえていきますかというところで決定をさせていただいているところでございます。
◯委員(中泉きよしさん) どんな資料を買っていくかという大方針はあるんですか。買わないというのは、もちろん事前にはないというのは私も理解していますが、逆にこの収集方針について今伺っているんですが、それはありますか。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) 本そのものについては、価値の軽重があるというような認識はしておりませんので、基本的には市民の要望に応じて、一定どのようなものでも、当然予算の上限はございますし、私どももできればたくさんの人に借りていただきたいというのもございますので、そういう意味での選択はさせていただきますけれども、基本的にはどのような資料でも一定買えるような形では考えております。
◯委員(中泉きよしさん) この件はこの辺りでいいです。
9ページの「みたかとしょかん図書部!」の活動の充実ということで、この4行目にある年間の活動をまとめた部誌、これ「BookCloveBook」というんですか。誤字なのかどうか、ちょっと伺えればと思います。これ、どんなものなんでしょうか。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) こちらは、「BookCloveBook」って確かに書いてあるんですけど、参加されている皆さんが決めた、つまりブッククラブにかけているんです。ブッククラブにかけたブックということで、英語の正しさ等については、私どものほうでは担保していない状況でございます。クラブに、おっしゃられるとおりでラブが入っているんですけど、正直申しまして、これは本当に参加されている方のセンスで決めているものでございまして、私どものほうとしては……。
(「誤字とかではないですか」と呼ぶ者あり)
誤字とかではないです。こういう形で発行させていただいています。
◯委員(中泉きよしさん) 分かりました。ありがとうございます。
あとは、最後のほうかな。この終盤の意見書を読んでいて、随分厳しい意見が出ているなあということがありますが、厳しいことも言い合える仲なのはいいとは思います。私も読んでいて課題だと思うのは、14ページの下3分の1ぐらいのところにある、より根本的な原因としては、利用の母体となる有効登録者数が住民人口の20%強にとどまっているということで、やっぱり分母が20%だと、そこでどう増やそう云々といっても、かなり限定的なのかなというのがあるということ。
ただ、ここを広めようとすると、じゃあ、ベストセラーばかりそろえればいいのかということになって、それは私も地域図書館の役割としては違うなというふうに思っていますので、これは恐らく当事者の館の皆様にとってもジレンマなのかなあということを思っています。
もう一つで、16ページの、これも下から3分の1ぐらいのところにXのフォロワー数が402人と極めて限定的と。確かにこれ、Xのフォロワー数が402人というのはかなり寂しいなということがありますので、この辺り、工夫してとしか言いようがないんですが、情報発信に努めていただければということを、私もこの意見書を読みながら同調したり、ほかの部分では、随分厳しいことを言うなあということで同情したりということがあったというのが感想でございます。
以上、終わります。
◯委員(谷口敏也さん) まず、教育に関する事務のほうの資料から質問をさせていただきます。その前に、まず先ほどの原委員の質問への回答で、朝の学校開放について、基本的に雨のときは体育館かなと思っていたんですけど、先ほどの部長の答弁だと、暑いから体育館を開ければいいじゃないかという頭でもいたんですけど、体育館を開ける場合には、先生が開けるんですか。朝の開放は基本的にはシルバーさんですよね。雨になると体育館で、学校の校舎内を開けるとすると先生の負担が増えるという答弁だと、先生がいないと校舎内及び、例えば図書館ですとか体育館は開けられないということなんですか。
◯教育部調整担当部長(齊藤 真さん) 今、シルバーに委託しておりまして、学校によっては鍵をシルバーさんが持って、体育館を開ける場合もございます。
◯委員(谷口敏也さん) それは、持っていない学校のシルバーさんは体育館を開けられないということですか。
◯教育部調整担当部長(齊藤 真さん) 基本的に鍵は用務員室でありますので、そこに入って、シルバーさんが開けるということをやっているところもありますので、全校そこまでやっているかどうかというと、やっていないところもあるという形になっております。
◯委員(谷口敏也さん) それは、やっぱり平等と言っちゃあれかもしれないですけど、雨が降って校舎内を使える。でも、学校によっては、雨が降ったら使えないというんじゃなくて、やっぱり基本的に雨が降ったら校庭じゃなくて体育館を使える、暑かったら体育館を使えるというふうにしたほうがいいと思いますが、それはどうお考えですか。
◯教育部調整担当部長(齊藤 真さん) そうですね、おっしゃるとおりで、学校によってそういう対応がまちまちなところがありますので、今後はそこは共通的な考え方の下で対応していければと思っております。
学校によっては、ひさしがあったりして、体育館に入れないまでも雨をカバーできる学校もありますので、そういったところで違いが出てくるというところです。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。ぜひ、その辺は、私も一般質問等で要望していたほうなので、しっかりと実施をしていただきたいなと。先ほど部長の答弁もありましたけど、学校によっては、校庭を使えなくて、ピロティーのところで集合して待っているというのも、あのことは私も地元としてお叱りを受けていますので、しっかりと実施していただきたいなと思います。
続きまして、まずはナンバー1のところで、先ほど来から議論があったところでございますけど、事業計画として各中学校に2名ずつ部活動指導員ということは、合計14名の予定でいたところが1名だけということでいいのかどうか。各校1名入ったんじゃなくて、全体で1名しか増えていないということなんですか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 委員おっしゃるとおり、14名拡充したいところが、前年度からのところで、やっていた方が辞められてとか、こっちの学校では2人増えたけども、こっちの学校はゼロになっちゃったとかっていう、各部活、いろいろ変動がある中で、最終的な数字でいうと1名しか拡充できなかったといったところではございます。
◯委員長(大倉あき子さん) ただいま谷口委員の質疑の途中ですけれども、休憩したいと思います。
──────────────────────────────────────
◯委員長(大倉あき子さん) 休憩します。
午前11時59分 休憩
午後0時57分 再開
◯委員長(大倉あき子さん) 委員会を再開いたします。
──────────────────────────────────────
◯委員長(大倉あき子さん) 質疑を続けます。
◯委員(谷口敏也さん) 1人ですよねと言ったところでしたよね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
これ、期待している部分なので再度質問させていただきますけど、そうなると、じゃあ、今後どうアプローチしていくのか、どこが問題でどうやって解決していかなきゃいけないのかというのが検討していかないといけないところなんですけど。
まず、そもそもの人がいないのか、例えば種目が合わないのか、土日という曜日が合わないのか、どういったところで、14人募集するところが1人しかならなかったのかというのを教育委員会として分析して、今後そこもどうやって改善して人を増やしていこうかというお考えなのかをお伺いしたいんですけど。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 今、御指摘いただいたところは、言ってしまうと全て問題というところがあるんですけども、マッチング──学校側のほうでは、いわゆる野球、サッカー、バスケ、バドミントンというメジャースポーツのところで、意外とバスケットボールなんかは部活動指導員が入っている部活が多いんですけども、あと野球もそこそこあるかなといったところで、やはりサッカーが一番少ないと。
学校のほうでも、CS委員会とかスクール・コミュニティ推進員とかで人を探していただいたりというのはしているんですけども、教育委員会のほうでも公募をしている中で、意外と公募のほうのマッチングが、先ほどお伝えしたように音楽関係であったり、また公募の中でもなぜかバスケットボールが非常に多いようで、もう既に入っているので、足りていますというところが課題として挙げられます。
そういったところを、人伝えじゃないですけれども、スクール・コミュニティ推進員やCS委員会の方々の人脈のところで人を探していくというのと、あとはこちらの点検・評価の有識者のほうからもありました大学生、そういったところとうまくマッチングができればというふうには考えております。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。私も、柳瀬さんのところが書いてありましたよね、三鷹市内でも杏林も来てくれましたし、ICUもありますし。高山小学校なんかでは、日本女子体育大学の方が来て、うちの娘なんかダンスを教えてもらったんですよ。だから、その辺の大学との連携というのは、特に市内の杏林、ICUだって──ICUなんか、この前、研究発表会があったんですけど、かなりゼミ単位とかで二中だったか、ボランティア活動でかなり数で入ってくれている、英検とかだっけ、ああいうのを拡充していく方法が、まず1つ。
お金がかかりますし、あまりやりたくないんですけど、民間のスポーツクラブ、その辺かなと思っているので、ぜひ学校、大学との連携。もしくは、高校ぐらいまで下げてもいいんじゃないかと思うんですけど、その辺も検討していただきたいなと思います。お願いします。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) 要は、大学というのは非常に大事なところだと思っているし、特に地元の大学の学部学生の方とかを含めて見てもらえると、中学生にとってはすぐ先の未来像ということで、そこでの学ぶことというのもいっぱいあるだろうなというふうには思っています。
今、例えば東三鷹学園なんかだと、日女体の先生にCS委員になっていただいたりとか、ICUの先生も今実際にCS委員になっていただいていたりとか、そういうところで仲間にして、それでお願いをしていこうみたいな、そんなことも。それは、別に目的ではないんですけれども、いろんな形での連携というのをこれからももっと進めていければなというふうに思っています。
今、実際、日女体の学生さんが部活動指導員をやっていただいたりということもございますので、そういったところが増えるというのはすごく大事なことだと思っています。
◯委員(谷口敏也さん) ぜひ拡充していただきたいなと思います。
それと、新たな地域クラブ活動のモデル実施ということで、予定としてはダンスとか剣道とか茶道とか華道とかというのができなかった部分だと思うんですけど、こちらのほうは、基本的に7つの中学にない部活を優先につくろうとしているのか、それとも子どもたちの希望って、その部活をやりたいから越境するという子もいるじゃないですか。そう考えると、例えば全校がなかったのを優先するんじゃなくて、どこか1校とかあれば、そこを拠点に集まってもらう──ちょっと距離的に端のほうだと問題があるのかもしれないですけど、という方法も考えられるのではないかと思うんですけど、その辺、設置基準があるのかどうか分からないですけど、どういう部活動を優先して地域でつくっていこうかと考えているのか、お伺いしたいんですけど。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 新たな地域クラブ活動としまして、子どもたちのニーズで既存にない部活、クラブをまず第一として、全市でこれもできるという環境の整備として考えております。
また、委員からありましたように、ダンスであったりといったところは、こことは離れてしまうんですけども、今年度、各学園のほうで今設置を進めている地域学校協働本部のほうで、その学園の子どもたちのニーズで新たにダンスクラブであったりといったところを設置していますので、そこに合わせた設置基準なんかも、補助金を出していますので、そちらのほうの基準がありますので、そこと整合性を合わせながら、既存の部活もどう持っていくかというところがすごく課題ではあるんですけれども、検討を進めたいと思っております。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。ちなみに、空手のほうは、先ほど小学生もというようなお話でしたけど、場所はSUBARUでやられているんですか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 新たな地域クラブ活動としての地域合同部活動空手道部に関しましては、二中の体育館のホール、またはホールが使えないときには、教室のほうの多目的室を使用しております。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。それは、もともと学校だから学校を使おうという発想なのか。イメージ的に、一応ここら辺って真ん中じゃないですか。そうすると、ここでやる意味もあるんじゃないのかな。しかも、空手、柔道とかの畳というのも完備されていますし、平日は空いていないのかもしれないですけど、基本的に平日は空いているようなイメージがあるので、そっちを優先したほうがいいんじゃないかなと思うんですけど。
二中にしている意味というのは何かあるんですか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) こちらは、やはり1つは、部活動の延長というところでの学校のクラブ活動としてというところで、ただ対象は小学校5年生からなので、できる限り学校施設を活用できればといったところで、できるだけ近いところで、二中の体育館が市内でも大きいほうではあり、使える場所があるというところで、二中のほうでやらせていただいております。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。続いて、7番、これは先ほど来から池田委員からも中泉委員からもあったんですけど、私もなかなかS評価は今まで見ないなと思いながら見ていました。てっきり不登校児童の数が減って云々かんぬんなのかなと思ったら、予定していたよりも、配置まで進んだからと読み取れましたけど、そもそも先ほど中泉委員からもあったように、この7番だけ支援の在り方の検討というのが、そもそも事業の目標というか、お題もこうなっているじゃないですか。
検討は、普通すぐある程度できるんじゃないかなと思うんですけど、もともとこの事業名、例えばこれを中間まとめまでの作成とか、検討だけじゃなくて、その結果までを追うというような題名にしないと、検証することが目標というのが、目標が低過ぎる感じがするんですけど、その辺は教育委員会としてどうお考えなのか、お伺いしたいんですけど。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) おっしゃるとおり、何かしなきゃいけない、すぐに何か手だてを講じなきゃいけないといったところがありますので、スタートの段階で、何をどうするのかというようなことについて、イメージはもちろん持って、我々も望んではいるところですけれども、専門家の方だったり当事者の方だったり、様々な発言の中で、今何を求められてくるのかというようなところについては、一定の検討をしていきながらじゃないと組めないだろうといったところで、こういう形でやらせていただきました。
ただ、何年もかけてとかという話ではなくて、今すぐできることは何か、やれることは何でもやるといったところでスタートしておりますので、やれることを次年度、すぐに4月から予算化して動いたといったところというふうに考えています。基本的には、不登校の子どもたちへの支援ということでいうと、段階性がいろいろあるだろうと思っていて、本当に完全に引き籠もってしまっている子どもには、別室登校とかいっても、なかなかそこにはたどり着かないだろうし。
そういう意味で、今回取り組んだところというのは、割と初期の段階で、この子たちを長期欠席の状況にしないようにするには何ができるかといったところからまずは取り組んだといったところ。また、この後、今年度も今研究を進めているところですので、様々な取組について具体化していきたいというふうには考えているところです。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。そうですよね、検討というのは、その先を見据えて検討するわけだから、児童・生徒への支援の拡充とか、拡充するのは決まっているようなことじゃないですか。であれば、この事業名としては、やっぱり検討よりも、拡充とかも、そういったもっと前のことにしたほうがよかったんじゃないかなという意見だけ言わせていただきたいと思います。
それと、次の8なんですけど、これはいつも私、事業評価のときに評価が甘いんじゃないかというような指摘をさせていただいているところです。特に、今回はないですけど、川上郷自然の村の利用人数が下回っているのにAとかになっていて、それ、違うんじゃないですかというふうに言ってきていた一例で、事業計画で、教育相談員の増員4人となっていて、結果的に3人だったら、これはやっぱりおおむねBじゃないですか。
本当だったら、達成できなかっただと思いますよ。私なんかは大京の営業マンをやっていましたけど、数値目標、何億円売れなかったら目標を達成できなかったんですよ。4人と言っているところが3人で、しかも先ほどの部活動指導員のところなんかは、ちゃんとCになっているじゃないですか。そうしたら、これもせめてBかなという気がするんですけど、Aにした理由をお伺いします。
◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(星野正人さん) 人数で見ると、委員おっしゃるとおり、本来4人拡充できるともっとよかったなというところがあるんですけど、そもそもいろんな理由があって3人しか拡充できなかったというところがあるんですけれども。そもそも、なぜ拡充したかったかというようなところだと、4人のところで、ここに数値目標を出していますけれども、なかなか相談のところの、年間通して後半になると、だんだんぱんぱんになっちゃって、予約をしても2か月、3か月先になっちゃうというようなことになって、結局4月になっても、3月までにやり切れなかったのが4月、5月でやっていくってなるので、毎回毎回、常にぱんぱんな状況になっているというところがあったので、まずはそこをしっかりと回しながら。
そうすると、少し受けられる件数も増えてくるので、当然相談件数も回ってくるというようなところがあったので、そこの目標は達成できたので、人数は達成はできなかったけど、やりたいこととすれば、目標に達したのでAというふうにしました。
◯委員(谷口敏也さん) そうすると、目標は、時間をかけないで相談を受けるというのが目標だったということですよね。それは、そういうふうに書いたほうがいいんじゃないですかね。確かにそうですよね、3人を4人にするのが目標で、4人にしたけど相談件数は少なくて余っちゃったというんだったら、それは4人にするのが目標だったんじゃなくて、違うところで、素早く対応することが目標だったということになるわけじゃないですか。
そうすると、全般的にこういう目標、具体的なお題もそうですけど、事業計画とかの目標について、もうちょっと分かりやすく、明確にしたほうがいいんじゃないかなと思いますので、またこれも来年もあるでしょうから、来年に向けて少し検討いただければなと思います。
9番のほうなんですけど、これも結局、一番最初の部活動指導員のところが入っているので、Bということでしょう。そうすると、同じことを2つの事業で、評価基準が2つにまたがっているというのも、これもすっと来ない部分があります。確かに、部活動支援員を増やすことで働き方改革を拡充していこうという意図は分かるんです。だけど、目標数値が2つの事業にまたがっちゃっていると、その事業自体をきちんと把握できない、評価できないんじゃないかなと思うんですけど、その辺についてはどうお考えでしょうか。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) おっしゃるとおり、分けられたら分けたいというふうに思っているところです。ただ、ナンバー1のほうの見方としては、地域クラブをつくったりとか、地域人材との連携ということで、どちらかというと地域と一緒に、子どもたちの放課後をどうしていくのかという観点から、取り組んでいる事業の位置づけの中で見ている。
こちら、9番のほうは、どちらかというと教員の立場で、働き方改革をどう進めるのかという意味での休日の部活動指導員という話になっているので、おっしゃっていることはよく分かるんですけれども、根本的な目的のところがちょっと違っているところがあって、両方とも、同じ事業が両方の位置づけを担っている部分があるということで、そういう形でやらせていただきましたけど、おっしゃっていることはよく分かりますので、ちょっと検討したいと思います。
◯委員(谷口敏也さん) 少し難しい課題かもしれないんですけど、協議をいただければなと思います。
今回、学識経験者からの知見ということで、去年と同じお二人にお願いをしています。去年は、たまたま都合か何かで別日になったじゃないですか。イメージ的に、みんなで一緒に話をしていると、学識経験者の人も2人いて、向こうの人が自分と違う意見を言ったら、自分の意見を抑えておこうかなというのはなきにしもあらずじゃないですか。そうすると、別日にしたほうがいろんな意見が出ていいのかなと。教育委員会の方々の負担があるかもしれないですけど。
今回はあえて、お二人の御都合も合ったからなんでしょうけど、去年やった感想として、そういうイメージはなかったですか。発言を少し忖度するじゃないですけど、別にしてよかったなという判断にはならなかったということですか。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) あまりそうは思わなかったですね。お二人とも、お二人同士もよく知っていらっしゃる方なので、割と忖度なく言いたいことは言う。逆に、一人の方がおっしゃると、私もそう思うみたいな形のことで、強く出てくるようなところもあったりとかというのはありましたので。
どっちがいいのかなというのは、何とも難しいかなとは思っているところです。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。意見が深まるというのもありますから、いいかもしれないんですけど。そういった中で、いろいろな意見を出していただいています。先ほどの前田委員の中の食育なんか、すごく意見を出していただいていますし、逆に、池田委員と中泉委員が言っていた有料にする受益者負担、いろんな意見を出していただいている中で、去年も聞いたかもしれないんですけど、これに対する回答というのは正式に何か文書とかで回答を出しているのかどうかを確認したいんですけど。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) 正式な形での回答は出しておりません。逆に、いただいた意見というのをどういう形で次年度の計画に生かしていくのかといったところで、また逆にその計画ができた段階で、ここの部分はいただきましたみたいな話というのはしながらということで、やらせてもらっています。
◯委員(谷口敏也さん) そうすると、このお二人がずっと続いているのかどうか分からないんですけど、また来年の段階で、昨年度いただいた御意見についてはこういうような感じで反映させましたみたいな話もしているんですか。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) どちらの方も、今は割と会う機会もそれなりにある方たちなので、そういう形ではやらせてもらっています。でも、今までも何年かに一遍、人が替わってということをやらせてもらっていましたけれども、フィードバック自体はあまり十分にはできていなかったのかなと思いますけど、割とこのお二方については、今できている状況にだんだんなってきたかなと。でも、今後はそういうことをちゃんとやっていかなきゃいけないという認識はすごくあります。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。やはり、こういう意見を出している方というのは、その後どうなったか御本人は覚えていて、気になると思うんですよ。だから、次の年も同じ方であれば、話合いの中でしっかりと、ここはこうやってやらせていただきましたというのは言ってあげたほうが、もっといろんな意見が出てくると思うので、ぜひお願いしたいと思います。
教育のほうの最後で、45ページに、これは柳瀬さんのほうですね。先ほども前田委員からありましたけど、空調が──すぐ連絡が行ったと思うんですけど、高山小で使っていて、すごい水が漏れてきていて、どうしたのかなと思って、次の日に学校に言ったほうがいいですよと言って、CSの人から言ってもらったんですけど、側面にフィルターがあって、5台見てみたら、そんなに汚れているようには見えないなと思ったんですよ。きれいにグレーで。
そうしたら、グレーじゃないの。黒じゃなくちゃいけないんですよ。その下のほうをよく見ると、元の色である黒になっていて、ほこりが全部5台ともかぶっているんです。それで。多分何か詰まっていて、水のところがたまって、落ちちゃったんじゃないかなと思うんですけど。でも、次の日かその次の日かには対応してもらいました。何が言いたいかというと、エアコンとかって、家庭のエアコンでも、毎年業者に頼んだりするじゃないですか。メンテナンスをしっかりとやらなきゃいけないと思うんですけど、先ほどもありましたけど、普通教室やほかの教室も含めて、毎年のメンテナンス費用を予算化して、ちゃんとやっているのかどうか確認したいんですけど。
◯施設・教育センター担当課長(村部修弘さん) 先ほども申し上げたとおり、学校の空調については、導入当初から数年間は全くメンテナンスをしていなかったというふうに聞いております。不具合があちこちから出るようになったと聞きまして、これではまずいということで計画的にやろうというところなんですが。
業者が言うところの推奨は、年に2回フィルター清掃をしてほしい、年に1度は内部洗浄してほしいと、こういうお話なんですが、なかなか今、予算がついていない状況もございまして、今のところ、大変申し訳ないですが、3年に一度フィルター清掃、内部洗浄をしているところです。不具合があったという報告を受けましたら、それは緊急予算ということで、別途積んである部分がございまして、御連絡いただいたところは緊急的に対応させていただいていると、そういう状況でございます。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。多分、来るのに何日かかかるのかなあと思っていたんですけど、本当に次の日かその次の日ぐらいには──日曜日に発見して、水曜日に行ったときには直っていたんですよ。だから、対応が早かったなあと。ありがとうございます。我々としても、予算要望の中で、ちゃんとメンテナンス費用も入れるように言わないと駄目ですよね。改めて、私も反省をしたところでございます。ありがとうございます。
続いて、図書館のほうなんですけど、こちらのほうも──入館者数は先ほど中泉委員が質問したか。じゃあ、1点だけ。アンケート結果と協議会の方からの意見に対しての回答というものは正式に出しているのかどうか。アンケートぐらいはホームページにしっかりと出すべきじゃないかと思うんですけど、どうでしょう。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) まず、アンケートの結果につきましては、こちらの参考資料でまとめさせていただいております。これについては、基本的に文教委員会の皆さんにお見せした後、ホームページで公開をするような形になっておりますので、一応は見ていただけるような形になっています。
ただ、図書館協議会からの御意見については、正式な回答はさせていただいておりませんので、毎回フィードバックが弱いということについて、御指摘、お叱りをいただいているところです。実現したこと等については、当然、その都度お話をさせていただいているわけですけれども、そこまで至らなかったもの等については、なかなか言語化されないままに年度を経過してしまうこともございますので、その辺については反省をさせていただいて、もうちょっとちゃんとお返しをさせていただけるように考えたいと思っております。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。ここのところも、先ほどの有識者の方々との懇談と同じように、また来年、これは毎年出しているんでしたっけ。
(「はい」と呼ぶ者あり)
同じようなことを毎年言っているんだけど、何も改善してくれないということになるのもまた問題だと思いますので、しっかりとやり取りをしていただきたいなと思います。
以上です。
◯委員(伊沢けい子さん) それでは、質問いたします。まず、教育のほうですね。教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価ですけど、9ページから10ページ、部活動指導員のことが書かれております。私も知り合いの人の息子さんがこの事業に関わったということを聞いたことがありますけど、ある意味、非常に短い1日の最後のところを、男性の若い方でしたけど、そこの時間だけ確保して続けるというのはなかなか難しいんだとお母さんが言っておられて、確かにそうだよなと。
ずっとおられる先生とは違って、その時間だけ取れる人ってどれだけいるのと。その割には、中身が結構重要だったり、責任も、けがなどもありますからということで、そういう人がいるのかというふうにも思ってしまうんですけど。
その一方で、国や都からの補助金獲得が困難であるということが10ページに書いてありますよね。公募もされているということですけれども、教員ではないということで、処遇というのはどういう考えでしようとしているのか。
それから、国や都からの補助金が困難であるということですけれども、もし国や都が補充しない場合、それならばどうするのか。市でそれを行うのかという点について、お聞きしたいと思います。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) すごく難しい御質問なんですけど、1つ目は、まずこの部活動指導員という職ですけれども、これは教員が部活動顧問としてやっているのと同じだけの権限を持つことができるといったことなんです。何が言いたいかというと、大会とかを引率するのは誰かといったときに、今までは学校の先生がやっていたといったことなんですけれども、この方々はできるんです。
なぜできるかというと、市の会計年度任用職員という形で任用して、学校に配置して、校長の下に職員として子どもたちの部活動の面倒を見ているという形になっているから、学校職員という位置づけを持っているがゆえに、部活動の大会引率ができたりという、そういうことができると。そういう意味では、時間額の職員なんですけれども、すごく責任もあるし、もっと言ってしまうと、先ほどおっしゃられたように、平日だけだったりなんかすると2時間しかペイがされないという、そういうこともあって、これだけで生活ができるような状況であればやってくれる方もいらっしゃるんだろうけれども、なかなかそういうところが難しいというのが実情としてございます。
ただ、そういった形でのいわゆる学校職員としての任用がないと、この制度自体が成り立たないといったこともあって、ほかの仕事と併せてというのも実はできないということなので──公務員としてという意味ですけど、ということもあって、なかなか難しいところがございます。そういう意味では、そういう条件に合う方、できる方というのを我々は必死に探しているわけですけれども、正直言って、なかなかいないですよねというのが実態だというふうに思っているところです。
そういった意味で、もう一つ、補助金の件なんですけれども、国や東京都的には、スキームとしては平日も土日も部活動を、その部をずっと見るみたいな形のイメージで制度設計されているところがあって、土日だけみたいな形のことというのはレアなケースなんです。そういう意味で、補助金的なところで見ていったときには、今うちで土日を増やしたいということでやってきているんですけれども、うちの申請を認めづらいような状況というか、そういったところも正直あるので、なかなか獲得が困難だというのはそういう意味合いだというふうに私は認識しています。
そういった部分も含めて、今後この部分をどうするのか。今、部活動の指導に関しては、2本立てでやっています。1つは、この部活動指導員の形、もう一つは、いわゆる外部コーチのような形で御指導いただいている──この方々には、時間額で謝金でということでやらせてもらっているので、この方々は引率とかはできないんですけれども、そういったものをどうやって、今、予算でやっているものを一本化していくのかみたいなことも含めて検討しているところです。
ただ、部活動の地域移行全体の大きな絵を今描こうということで我々も努力しているんですが、国のほうが大分トーンダウンしつつあるところも正直ありまして、今どこに落としていくことが正しいのかみたいなことというのは、私も市の人間としては、突出したことでできることとできないことはあるかなというふうに思っておりますので、その辺りは、市長部局ともどういう形でやっていくべきなのかというところを大分詰めて動いているところで、正直言って、まだゴールは見えないところなんです。
ただ、子どもたちが活動できる状況であるとか大会に出られるとか、それから先生方にとっても土日は何とかオフにできるかみたいな形のことというのはやっていかなければいけないということで、今様々な検討を進めているところです。まだ、根本的な解決策までは至っていないです。
◯委員(伊沢けい子さん) ちょっと不勉強で申し訳ないんですけど、今回、目標とされているのは休日、土日の指導員を拡充しようとされているということであって、平日の指導員というのは足りているという認識でよろしいですか。
◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之さん) 平日も休日も問わずの部活動指導員になるんですけども、こちらは一定数はおります。ただ、これは補助金ありきになってしまうんですけども、国、都のほうの補助金の対象が各校3部活までというふうに予算上の上限がありまして、そこに、3部活の予算の中でそれを5部活で人を増やして人で分けることはできるんですけども、そこも上限があります。その上限ぎりぎりまで、平日、休日問わずの部活動指導員は上限に近い分は取ってはいるんですけど、それ以上拡充ができない状況といったところで、休日のほうの部活動指導員の拡充で、少なくとも教員が土日しっかり休みが取れる環境づくりをといったところで、拡充を目指してきたところでございます。
また、予算のところも、本市は結構早くからこの部活動指導員を導入してやってきたんですけども、結構近年、昨年とかもそうなんですけども、他市区もこの部活動指導員を頑張って入れようというところで、都のほうに結構部活動指導員の申請が集まってきてしまって、うちもさらに拡充で予算を、補助金のほうを出しているんですけども、切られてしまったりというところがあるので、そういったところを国や都のほうにも拡充をぜひというところを要望していきたいというふうに考えているところでございます。
◯委員(伊沢けい子さん) 処遇の面でも、働く側からしてみると、私も知っている方から息子さんの話を──愚痴みたいな形でしたので、なかなか難しいなというふうに聞いていて思ったんですよね。子どもたちはもちろん、部活を充実して学校の中でやりたいというのはあるでしょうけど、やっぱり働く側の立場にも立ってやらないと、制度として成立しないというふうに思いますので、もともとは先生が授業が終わった後、体育館に来て、コーチとしてやっていたというのが昔の姿だったと思いますけれども。それが、今は難しいのかなというのも思うんですけど。やっぱり処遇の件はかなり重要な話かなというふうにも思いますので、そこをちゃんと考えないと、人はなかなか集まらないんじゃないかなというふうにも思います。
以上です。
それから、じゃあ、次に行きます。あともう何点かあります。11ページから12ページは、この報告が非常に分かりづらいんですね。さっき具体的に何のことかというのが、おおさわ学園の件とか3学園で地域学校協働活動というのが少し紹介されましたけれども、そういう具体的な事柄というのがここに書かれていないと、何があったのかさっぱり私みたいな立場だと非常によく分からないんですよね。ですから、何ができて何ができていないのかということですとか、何をしようとしているのかさえ、これだけだと分かりづらいんですよね。だから、その内容、中身をちゃんとここに記述していただきたいし、附属のチラシとかがあるんだったら資料で添付していただきたいなというふうに思います。じゃないと、議論のしようもないという状況かなというふうに思います。
中身ですけど、おおさわ学園では新たな実施体制モデルを立ち上げたというんですけれども、ここの中身というのは何なのか。それから、令和4年、3学園における実施体制の検証というのが行われたと書いてありますけど、それは何なのか。
◯教育政策推進室長(越 政樹さん) まず初めに、具体性がなくて分かりにくいという御指摘については受け止めて、来年度以降の記述の改善に向けて検討してまいりたいと思います。
御質問のおおさわ学園での新たな実施体制モデルの立ち上げが何を指しているのかということについて、こちらも分かりにくくて大変申し訳ございませんが、下の取組内容(1)の記述にございます、地域学校協働活動を推進する団体、名称としてはおおさぽという団体を立ち上げたということを指しております。
また、3学園──連雀学園、にしみたか学園、鷹南学園における新たな実施体制の実証という記述が何を指しているかということでございますけれども、これは令和4年度にそれぞれの学園で立ち上げた3つの団体が令和5年度も引き続きその体制の下で活動を行って、それを我々として確認してきたということを指して、実証というふうに記載をさせていただいているところでございます。
◯委員(伊沢けい子さん) ですから、お聞きしたいのは、特に検証ということであれば、もう過去に終わったことですよね。検証という、令和4年のことはね。だとすれば、具体的にこんな活動をしましたということがないと、私たち委員のほうからしてみれば、何があったのかもさっぱり分からないということで、こういうことをやっている活動自体がどういう質のものなのかというのが非常に分かりにくい。
先ほど、少し紹介があったかと思いますけれども、そこは、こうやって評価というふうに書く以上は、内容をちゃんと、外側じゃなくて、皮のほうじゃなくて、中身を書いていただきたいなというふうに思います。
それから、次に行きます。13ページからのこの民間の教育機関との学習づくりは探究学舎のことだと思うんですけど、探究学舎という単語も出てこなくて、何かぼやかされているような感じがするんですよね。全てそうなんですけど、中身を具体に、誰と誰が何をしたのかということについては、きちんと記述するべきじゃないんでしょうか。
◯指導課長(福島健明さん) 具体的な探究学舎、実際の教育機関の名称を載せるか載せないかについては、今御指摘いただきましたので、次年度以降、検討させていただいて改善していきたいというふうに考えております。
◯委員(伊沢けい子さん) やはり、全てが何かベールに包まれているような感覚を受けるんですよね。1枚ベールがあって、その向こうで何をやっているんだろうというふうな感覚に陥るような記述の仕方が多くて、非常に教育内容が見えづらいなと。教育委員会に対しては、それを日頃思っているんですけど、何を教えているのか、何を目指しているのかという中身が本当に見えない。タブレットを使っていますとか、そういう手段のことはいっぱい聞くんだけど、じゃあ、それで何をしようとしているのかというのが分かりづらいんです。
それがこういうところにすごく出ていて、だから多分第三者、全く関わっていない人から見れば非常に分かりにくい内容だと思います。自分たちで、教育委員会で評価しているから、こういうふうな記述の仕方──何をやっているか分かっている前提で書かれているので、それじゃあ、評価とか、そういうことには私はつながらないんじゃないかなというふうに思います。
それから、次ですけど、不登校のことです。21ページから22ページのところで、長期欠席、不登校ということで、小学校は令和4年度には前年度の3倍、中学校は2倍になったという報告が以前ありました。令和5年度は、これからまだ報告があるんでしょうけど、どういった傾向なのかということを教えてください。
◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(星野正人さん) 委員おっしゃるとおり、今現在、令和5年度については集約してまとめているところですので、また後ほど文教委員会等でも御報告をしたいと思います。傾向とすれば、令和5年、令和6年で増えている状況はあるということでお伝えします。
以上です。
◯委員(伊沢けい子さん) それが、どのようにその事象を捉えて、これから子どもたちにどのように向き合っていくかということになるかと思うんですけど。
それで、44ページのところに、評価をした柳瀬先生のコメントがありまして、44ページ、(7)で長期欠席、不登校に関する検討について書かれていて、2段落目のところに、今、全国で過去最多、30万人に迫っている中で、当事者の児童・生徒、子どもたちと、それから保護者とか教員との間で不登校の原因の捉え方に大きなずれがあることが文科省の委託調査で指摘されているということが書いてあるんですよね。そういう指摘がされている。
要するに、子どもたちが自分たちがどう思っているかということと、大人がどう思っているかに乖離がある。これについては、この先生が書かれたことでしょうけども、教育委員会としては、これをどう捉えているんでしょうか。
◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(星野正人さん) 昨年度もその前も、実際に長期欠席、不登校状況にある児童・生徒だったり、その保護者の方に教育委員会がアンケート調査を行っておりまして、今回、研究会においても今現在行っています。学校を通じて、家庭だったりお子さんにアンケート調査を依頼していて、8月20日までが回答期限になっているので、今集めていて、この研究会においても、全国で言われているようなことが三鷹市でも起こっているかどうかというようなところを明らかにしながら、進めていきたいというふうに考えています。
◯委員(伊沢けい子さん) 特にコロナの後、令和元年以降は3倍、3.5倍ということが書かれておりますけど、これは全国的な傾向としてありますよね。私は以前から、コロナのときの対応、ガイドラインのことを毎回言っていますけども、今回もお聞きしたいんですけど、先日、インクルーシブ教育の研修会というのが教育委員会であって、私も参加しました。
そこでも、単に人材を育てるとか、一労働力としてということよりは、学校というのが子どもたちの人権保障としての場にあるべきだというような、かなり本質的な指摘が先生からされたんですよね。その中で、1つの指標として、私も前から聞いていますけど、給食のときの黙食のことも発言の中にあったと思うんですよ。三鷹の小・中学校は黙食をやめていますかというふうに、あの中で質問があったかと思います。それはどのようになっているのか、やめているというふうに教育委員会としては把握しているのかどうか、お聞きしたいと思います。
◯指導課長(福島健明さん) 黙食については、現在行っておりません。
◯委員(伊沢けい子さん) お子さんがいる方からお聞きしたのは、これはちょっと前ですけど、給食の間は、校内放送を放送委員の子どもたちがずっと流していて、子どもたちは黙ってそれを聞きながら食べているんだということを聞いたことがあるんですよね。そこからは時間が経過しています。だから、もうやっていないのではないかと思いますけれども。
ただ、そういうことが非常に子どもたちに、1つのことかもしれないけど、すごく指標としてこういうことを考えているかどうかというのが、子どもたちの人権を保障するという観点からあってはならないし、そういうことがないということが、子どもたちが学校に行きたいとか行ってもいいかなと思えるというふうにつながってくると思います。
逆に言うと、その逆のことをすると、子どもたちはすごく敏感に察知して、やはり行きたくないという話になりますので、そこは今後も、コロナということでそういうことがありましたけど、今後だってまたそういうことにもなりかねないような状況がありますから、ぜひそこは教育委員会として注意をしていただきたいというふうに思うんですけれども、御意見を伺いたいと思います。
◯指導課長(福島健明さん) 現在も、実際にコロナも少しはやり出してきている中で、マスクの着用ももちろん個人の自由ですが、逆にそういったマナーについては、コロナ禍で知見を我々は得ましたので、そういった部分については、はやったときには適切な対応ということは学校自身がするというふうにしていますし、定例の校長会、副校長会でも、そういったはやった時期なんかでは安全対策、コロナが怖くて学校に行けないよということでは、逆の意味で、本当にそれは困りますので、そういった意味では、安全対策、衛生管理も含めたところはしっかりと指導していきたいというふうに考えております。
◯委員(伊沢けい子さん) 私が申し上げているのは、感染対策のことではなくて、子どもの人権をいかに守るかという観点から発言しているんですよね。だから、そこをまず第一に考えると。子どもの人権を侵害しないということから、全てを立てていただきたいなというふうに思って質問しているところなんです。
それから、次に、23ページの総合教育相談室の件ですけれども、ここの23ページの真ん中のところに、達成状況というところに、発達課題見極めのための検査が24%増、それから教育相談員による面接件数も2,599件、前年比70%増、それからスクールソーシャルワーカーによる対応件数も420件、前年比11%増と。特に、教育相談員による面接件数は相当増えていますけれども、これの中身、これは親と学校との関係──子どもも含まれるんでしょうかね、それでどんなことが面接の内容の傾向として多いのか、ソーシャルワーカーのこともそうですけど、どういうことが対応の中身になっているのかということをお聞きしたいと思います。
◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(星野正人さん) まず、相談員の機能強化前と、した後のところの2年間の比較になりますけれども、教育相談員に関しての相談内容については、増やしたとき、増やす前で、内容とすれば、この発達検査のところに関わってきて、要するに学習の困り感というようなものが、令和4年度、令和5年度も、総数の中では半分以上ぐらいを占めている状況です。
スクールソーシャルワーカーになってくると、さらにそこから家庭支援だったり、関係機関との連携のところでの相談があるので、当該年度については、不登校の相談件数がスクールソーシャルワーカーについては多い状況になっております。
◯委員(伊沢けい子さん) 教育相談員に関することというのは、学習の中身に対して追いつけるか追いつけないかとか、そういったことというふうに受け止めてよろしいんですか。
◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(星野正人さん) 委員のおっしゃるとおり、2年間置くと、やはり学校の中で宿題にすごく時間がかかってしまうとか、板書にすごく時間がかかっちゃうとかとなってくると、発達に何か偏りがあるんですかというようなところから、発達検査を取っていきましょうというようなところの件数が、先ほども御答弁しましたとおり半分以上を占めていて、特徴的なことをさらに言うと、令和5年度については、その次に不登校になっているというようなところは特徴的なところなのかなと思います。
◯委員(伊沢けい子さん) 子どもたちが宿題ができないというふうになってしまうんでしょうけど、親が学校の教育相談員、ソーシャルワーカーに相談する中で、親側からそういう相談を持ちかけるということですか。
◯教育支援担当課長・支援教育担当課長(星野正人さん) 双方ありまして、保護者の方から、先ほど言っていた、家庭の学習状況からちょっと心配だというようなところで相談が上がる場合もありますし、当然、学校の先生が日常的な授業の様子だったりというようなところから、保護者の方と面談をして、相談にかかってくださいというようなことが多い状況にあります。
恐らく、多分子どものということになってくると、ここに載っていないんですけども、学校にスクールカウンセラーというのがいるので、子どもたちの困り感とか相談事というのは、まず身近にいるスクールカウンセラーが子どもの悩みとかは聞いています。教育相談員となってくるとさらに、さっき言った、どちらかというと保護者のほうからお子さんの学習の困り感というようなところで相談が上がっているというようなことに現状はなっているところでございます。
◯委員(伊沢けい子さん) ちょっと難しいですね。ただ、本当に学校のいわゆる勉強とかテストができることが究極の目標というふうに私はあまり捉えていないんですけど、人間としての成長ということを考えると。それが唯一の基準になってしまうと、何点取れたとか、それだけを──今までもそういう傾向がありますけど、何でも点数が、テストがいいかどうかとかね。
でも、それだけだと、それが教育なのかなという根本的な、学校のつくった枠に当てはまらないからそれが問題なのだということでいうと、相当当てはまらない子どもが出てくるということになりはしないでしょうか。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) 今のお話の中で、先ほど担当課長のほうからは、学習についていけないとか、宿題が家でなかなかできないというお話をさせていただいたんですけれども、その原因が何なのかといったことについて調べようとしているのが、この発達課題見極めのための検査といったところになります。
つまり、勉強ができないといったことがいけないとかいいとか、そういう話ではなくて、何に起因して今の状態にあるのかなというようなこと、それを明確にしていくことによって──人間ですから、全員に発達の凸凹はあるわけです。その中で、ちょっとくぼんでいる部分に、こういうことをしていったら、そういったところを補えるよみたいなことができるようにしていくというのが、いわゆる今やっている情緒系で課題のある子どもたちへの支援だったりということでやっているわけです。
そういった意味で、保護者の方から見たときに、勉強ができるできないということよりも、今やっていることで、こういったところに何か難しさを感じている子どもがいるといったことをどういうふうな形で支援していってあげることが、この子の十全の能力を伸ばしていくんだといったことにつながるのかというようなことをやっているんだというふうに御理解いただければというふうに思っています。
ですから、勉強ができるとかできないとかといったことは価値とか、そういったことで相談は一切しておりませんので、いずれにしても、これは子どもたちをどういうふうにしていってあげることが、子どもたちの苦手なことをなくしてあげられるのかなといったことで、子どものためにやっていることだというふうに御理解いただければと思います。
◯委員(伊沢けい子さん) 聞いていて、私の価値観とは相入れないものがありますよね。子ども、人間の捉え方として、苦手なものがあったっていいじゃないかと、むしろ長所を伸ばすんじゃないかという考え方もありますしね。人間なんて、大体そんなものだと私は思っていますので、苦手なものも山ほどあるけど、どうもこういうことじゃあ、受け入れられない子どもが相当出てくるんじゃないかなということは思いますけど。
でも、あまりにも、これは三鷹市だけではないでしょうけど、教育の方針に関わる重大な問題が背景にあると思いますので、今ここで議論して済むような内容じゃないかとも思うのでね。ただ、こういう対応だけではなかなか難しいのかなというふうに思うとしか今は言いようがありませんけれども。
あと2点質問します。27ページの給食室の空調設備は、リース方式で全ての学校で終わったということなんですけれども、給食室は相当暑いということを調理員をしている方から聞いていたんですが、その問題は解決されたと考えてよろしいんでしょうか。
◯施設・教育センター担当課長(村部修弘さん) 昨年度の未整備校は、リースが14校、そのほかにも第一小学校の入替えと、第五小学校はもともと入ってなかったのですが、給食室の改修がございましたので、それに併せて工事で導入したと、これで全て22校に導入されました。新たに入れたところの学校にヒアリングしましたところ、大変好評でございまして、涼しくて作業がはかどるというお声をいただいているところでございます。
以上です。
◯委員(伊沢けい子さん) 分かりました。
それから、最後に図書館のほうですけど、図書館のほうに学級文庫のことが15ページの下のところに書いてあります。学級文庫に対する資料搬送方法の見直しに取り組み、大きな効果があったことは評価できる。これはPTA側の業務負担の軽減や学級文庫の利用促進につながる事業でありと書いてありますけれども、これは、学級文庫に対する搬送をどのように見直して、どのように本が管理されるようになったのか、どういったことでしょうか。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) 学級文庫につきましては、従前、PTAの方に選書とか配送とかをおおむねお任せをさせていただいて、各学校の各受持ちクラスのところに本を持っていっていただいて、学期が終わる前のところで回収させていただいて、また次の学期に向けて選書をして、運んでいただくというようなことを繰り返しているような形で、各学級に本を40冊貸出しをしている制度でございました。
一応、選書のところにつきましては、基本的に学校司書さんのほうに集約をさせていただいて、配送のところについて、図書館のほうで費用を負って、学校に配送するという形で事業を整理させていただきまして、昨年度の頭から学級文庫をやらせていただいているところでございます。
◯委員(伊沢けい子さん) それぞれの学校に配属されている司書が選んで、じゃあ、小・中学校、全部の学級に学級文庫があるのか。それで、大体1学期ごとに取り替えるということですけど、何冊ぐらいお貸ししているんですかね。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) 制度的には中学校も対象にできないことはないんですけど、基本的には小学校を中心にさせていただいております。1クラス40冊ずつの貸出しをさせていただいております。従前は、学期ごとに本を返していただいて、貸すという作業をさせていただきましたけれども、今回は、一応年の頭で1回お貸しをさせていただいて、交換をされたいクラスについては、学校でまとめていただいて御連絡をいただいたら、それを回収させていただくというような形をさせていただきました。
準備はしていたんですけれども、基本的には学校内で本を回していただくことについて私どもとしては許容させていただきましたので、年度途中で本を大規模に返還して貸し直しをするというような形では動いていないという認識でおります。
◯委員(伊沢けい子さん) その学級文庫の利用状況というのは、どれくらい利用されているのかというのは把握されておりますでしょうか。
◯三鷹図書館長(大地好行さん) 学級文庫につきましては、一応、今、正確な数字は忘れてしまったんですけども、学校については、小学校1校を除いて、各全小学校に対して昨年度は配置させていただきましたので、たしか20クラスぐらい増えたという認識でおります。
◯教育委員会事務局教育部長(松永 透さん) 今のお話ですけど、1つは、学級文庫ということで、各学級ごとにPTAの方がやられていたといったときは、本当に自転車の籠に40冊というと、ぐらぐらで危ないという状況のこともあって、そういう危険もあるので、こういう仕組みをということで導入をいたしました。ですから、PTAの方にとってはすごくありがたいというふうにお声をいっぱいいただいているところです。
本の冊数については、1クラス40冊ということで配置をさせてもらっていますけれども、先ほど1校を除いてということがあったのは、その学校はもう既に学校単体で学級文庫を地域の方からいろいろな本が集まったりとかいう形で配置ができていたりという、そういう学校もございますので、そんな形になっています。
教室に本があるということは、子どもたちは、休み時間とかで身近にすぐぱっと手に取るところに本があるといったことのよさというのは、子どもたちが本に親しむということからいうと、すごく大事な施策なんだろうなというふうに思っておりまして、図書館としても、学校での若い子どもたちが読書に親しむといったことの習慣づけにつながることとして、支援をさせていただいているものと認識しています。
◯委員(伊沢けい子さん) 今は年度で1回入れて、中で交換はするにしてもっておっしゃっていましたけど、確かに1学期ごとに中身が変わっていたというのは、かなりいいのかなという気はしますよね。学級文庫って、確かに意外と身近に本を取るいい機会だし、共通の本をクラスのみんなで読むというのもすごく意味のあることだなというふうに思いますので、それはぜひ子どもたちが望む形で、手間をかけてやっていただきたい分野だなというふうに思います。
以上で終わります。
◯委員長(大倉あき子さん) 以上で教育委員会報告を終了いたします。
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◯委員長(大倉あき子さん) 休憩いたします。
午後2時07分 休憩
午後2時09分 再開
◯委員長(大倉あき子さん) それでは委員会を再開いたします。
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◯委員長(大倉あき子さん) スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
項目アに対する市側の説明を求めます。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) スポーツと文化部からの行政報告を始めさせていただきます。
まず1点目でございますけれども、井口グラウンド(仮称)等整備工事期間中の施設運営等についてということで、次の項目もそうでございますけれども、いずれもスポーツ推進課の担当でございますので、スポーツ推進課長より説明をさせます。よろしくお願いいたします。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) それでは、お手元の資料1を御覧いただけますでしょうか。まず、井口グラウンド(仮称)等整備工事期間中の施設運営等について御説明させていただきます。
1点目、スケジュールですが、7月から工事が始まりまして、測量ですとかサッカーコートのポイントの移設を行いました。また、7月20日には工事説明会を開催し、現在は万年塀の撤去ですとか、工事業者の仮設事務所の設置などを行っております。
今後、バリケードを設置したり、本格的に工事が始まりまして、人工芝の敷設ですとかグラウンドの整備、クラブハウスの設置などを行って、竣工が来年の5月末の予定となっております。その後、6月末にオープニングセレモニーを行う予定です。内容は、テープカット等の式典ですとかFC東京のサッカー教室、あるいは野球教室などを検討しているところです。その後、7月1日から供用の開始予定となっております。
2点目、グラウンドの暫定開放ですけれども、現在、写真の赤の点線から下のエリアを開放しております。変更点などは黒枠で囲っている箇所になります。まず、管理人の配置は、7月までは8時半から5時半までのフルタイム勤務だったんですけれども、管理棟が撤去されることですとか移設のスペースがなかなか取れないということもありまして、昨日から、朝の1時間と夕方の1時間の勤務形態に変更しております。これは、中原スポーツ児童遊園とか下連雀ゲートボール場、市が直営で管理しているものと同じ勤務形態となっております。
注意事項ですとか連絡事項をグラウンド内に掲示したり、ボードに記入したり、利用団体にはメールで小まめに連絡したり、緊急時には、土日も含めて駆けつけられる体制もありますので、支障のない運営に努めてまいりたいと考えております。
また、トイレや倉庫、自動販売機の移設、物置の新規購入等については、8月20日までに完了する予定です。場所は、青矢印の辺りを予定しております。また、車を2台程度、自転車は30台程度が止められるスペースを確保しております。
裏面を御覧ください。施設使用団体への支援については、まず代替施設使用料補助金制度を新たに設けました。これは、直近約3年間井口特設グラウンドを利用していた40団体が対象で、井の頭公園ですとか国立天文台、市外の東京都施設などを使用した場合、1回当たりの上限を3,000円、月1回までの使用料の相当額を交付するものです。
次に、大沢野川グラウンドの野球場は、今までは小学生の軟式野球は利用できなかったのですけれども、工事期間中のみ、直近約3年間井口特設グラウンドを利用していた40団体のうち少年軟式野球22団体、その22団体に限って利用要件を拡充するものです。
次に、工事説明会ですが、7月20日午前11時からお昼まで、井口コミュニティ・センターで行いまして、34人の近隣の方に御参加いただきました。
主な御質問とかやり取りは、別紙1を御覧いただけますでしょうか。こちら、スポーツに関連したもののみを御説明申し上げます。1点目、多目的グラウンド整備に関することとして、1つ目、人工芝の敷設工法及び類似施設における実績という御質問に対して、FC東京のグラウンドでも採用されている、つなぎ目の接合方法が縫い合わせの縫合方式を採用する予定になっております。次に、ナイター設備の有無及び夜間の使用時間についてということですけれども、ナイター設備は設ける予定はなくて、また夏季限定で時間延長を検討しているところです。
次に、クラブハウスに関することですが、飲物の自販機は設置されるのかということで、クラブハウスの外と中に1か所ずつ設置する予定です。また、救護室については、救護室という名称のものは設けませんが、常駐する管理人による対応を考えております。
次に、東西通路に関することですけれども、防犯カメラの設置については検討していきたいと考えております。
次に、通路の開放時間ですけれども、24時間通行可能ではありますけれども、グラウンドのほうは門扉に施錠して、時間外には通行不可とする予定としております。また、駐車場の台数ですけれども、荷さばき用の駐車スペースは設けますけれども、利用者がずっと止められる駐車場は設置できかねますので、今後の協議となりますけれども、南側敷地で確保できればというふうに考えております。
次に、グラウンドの利用等についてですけれども、利用開始はいつからかとか、南側敷地の利用はいつまで可能かというような御質問をいただきました。
説明は以上になります。
◯委員長(大倉あき子さん) 市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
なお、井口特設グラウンドについては、複数の部に所管がまたがることから、質疑が他の部の所管に及ぶことがあるかもしれませんが、その場合には、所管外のことなので答弁できない旨を御発言いただければ結構ですので、御協力のほどよろしくお願いいたします。
◯委員(前田まいさん) お願いします。裏面の補助金の新設についてお伺いします。今、代替施設として、井の頭公園や国立天文台というお話があったんですけども、それぞれその利用料というのは現在幾らか分かりますでしょうか。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) すみません、ちょっと今、手元にその資料はないので、利用料金は分かりかねます。
◯委員(前田まいさん) 野川グラウンドのほうは、ホームページを見たところ、団体使用1面3,000円ということなので、要は上限3,000円で月1回までしか補助は出ないということですよね。それで十分なのかというところを確認したいんです。井口グラウンド、半分はこれまでどおり使えるとしても、利用機会が単純に言って半分になるとして、しかもこれまで無料だったわけですよね。その残り半分の機会を保障する上で、この補助金新設は大事だと思うんですけど、十分と言えるのか、利用団体への意見聴取を踏まえた上での設定なのか、お伺いしたいと思います。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) 大沢野川グラウンドが6年半利用ができないときにも、同じような制度を設けていたんです。そのときは、年間五、六十件の申請がございました。その辺りも参考にはしておりますけれども、7月から始めていて、まだ実績が上がっていないので、どのぐらいの団体が実際申請されるかというのは、今後、次の月の15日までが締切りになっておりますので、その実績を見てからということになろうかとは思います。
◯委員(前田まいさん) やっぱり距離的にも、井の頭公園までも、天文台、あるいは野川グラウンドまでも結構な距離が井口を拠点にするのであれば大分あるので、やっぱりどうしてもそれは利用が減ることになるんじゃないかなというのは懸念しているんです。
利用機会の減少ということでは、先日も野川の調節池部分のグラウンドがまた冠水しちゃって、今日、さっきXにも上がっていましたけど、また再び使えないということにもなるので、やっぱりこの文教委員会の管轄としては、スポーツ機会の利用減少を極力させないような努力が必要だと思うんですけど、民間との調整も交渉中だというお話でしたけれども、その辺りの進捗も含めてもう一度お伺いします。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) 代替施設ということで、2点ほど御説明申し上げましたけれども、これから来年度に向けて、学校の平日5時以降の利用ですとか、今言われた民間スポーツ施設の利用を検討しているところです。民間スポーツ施設に関しては、昨年の9月から月1回程度話を重ねていって、向こうは前向きにずっと来ていたんですけれども、今、少し時間がかかっている状況ではございます。
◯委員(前田まいさん) 分かりました、整備後は有料になるということは、一定、団体の皆さんも理解されているのかなというふうにも、この間の説明会の様子を見ていると感じるところではあるんですけど、工事中、また工事後も、病院の誘致という方向になれば、当然従前の利用はかなわなくなることになりますので、十分な配慮が必要だと思いますし、市として最大限、その利用機会の支援には努めてほしいなというふうに思っているところです。
それから、説明会のほうの質問、回答の中で、東西通路のところのセキュリティー対策としての防犯カメラの質問があるんですが、これについて検討したいというふうにお答えになっているんですけれども、私としては、逆にむやみな設置には慎重になってもらいたいなという思いもあります。この東西通路における、どういう危険を想定して防犯カメラの設置が要望されたのか、もし分かれば。一定開けた場所の通路なので、そんな犯罪的なことというのは想定しにくい。夜間も開放され、24時間、ここは通れるということなので、そういう心配もあるんでしょうが、照明灯も設置するということなので、この東西通路でのセキュリティー対策というのは、市として具体的にどの程度想定されているのか、お伺いします。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) 御質問された方の趣旨として、通路が、東西通路の件と、それから北側のグラウンドの周回的なところも通路でございますので、どちらについての御懸念だったかというところまでは不明なんですけれども、私どもとしては、北側のグラウンドを囲むようになっている部分の通路については夜間施錠するので、そちらのほうは夜間は通れませんよという御回答をしたところなんです。
東西通路のセキュリティー対策については、都市再生部のほうで回答して、御懸念があるというような御質問者の御発言で、都市再生部のほうも、必要であれば検討していきたいという回答したということを、現場にいた私も聞いておりました。そのような回答をしたということをお伝えさせていただければと思います。
◯委員(原めぐみさん) よろしくお願いいたします。すみません、ちょっと聞き逃していたら申し訳ないんですけれども、代替施設使用料補助金の新設、今まで使っていた団体さんに対して、補助金が新設されるというふうなお話なんですけれども、何団体ぐらいが今のところ挙がっていますでしょうか。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) 7月からスタートしておりますので、まだ申請が出てきていないんです。40団体を想定していて、その半分の月20団体分を予算的には確保しているところです。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。そうですね、今まで使えていた団体さんが、ほかのところに移って使えるのであれば、ぜひ運動の機会を減らすことなくというふうに私も考えています。
それから、ごめんなさい、私が分からないだけなのかもしれないんですけれども、勉強不足ですみません、この別紙1のほうの(1)の3番目なんですけれども、こちら、閉鎖型の一時避難場所というものがどういうものなのか、ちょっと教えていただきたいです。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) すみません、この資料、都市再生部と共有しているので、都市再生部の質問も一緒に載っているので、私どものほうが詳しくて御説明できるわけではないんですけれども、当日説明されていた内容ですと、日頃はグラウンドとして使っていて、例えば夜はセキュリティーの関係で施錠するんですけれども、いざというときには避難場所になるというような説明を現場ではしていたように思います。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。救護室のこともこちらで大丈夫ですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
救護室を設けていないけれども、管理人による対応を考えているというふうになっています。どうやら隣に病院が来るというようなお話でありますので、隣の病院との連携などが取れるといいかなというふうに考えたんですけれども、その辺りはお話があったりとかするのでしょうか。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) 具体的に、そういったときに隣の病院というような話は特にまだしていないんですけれども、当然どちらもオープンすれば、連携を図っていければとは思っております。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。あと、駐車場なんですけれども、以前から委員会でも話題になっていました。隣の敷地の医療機関と話し合って、確保できればというふうになっていると思うんですけれども、本当に、自転車もそうなんですけれども、自転車30台というのはすごく少ないなというふうに感じました。自転車で来られないのであれば、車出しというところもあるので、その辺り、本当に真剣に医療機関のところで使わせていただけるのであれば、進めていただきたいなというふうに要望いたします。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) 今日、御説明した資料の30台というのは、この限定開放エリア南側を工事期間中に限定的に開放していただく際に想定している車2台程度、自転車30台程度、この資料1の表面の赤点線より南側の範囲に限った際のことでございまして、今、自転車30台程度も、この一定のエリアの中で、どういうふうに台数をなるべく確保できるかという方向で検討してもらっているところです。
実際に、オープンした後、別紙1のほうに書いてある内容は工事説明会での質疑応答でございますので、こちらは逆に、出来上がったイメージを市民の方にお見せしながらの質疑応答でございました。こちらのほうは、この委員会でも前から御説明しているとおり、駐車については、南側に病院が誘致されればそちらと交渉していきたいというふうに、私どもとしてお願いをしていきたいと思っているんですが、自転車につきましては、グラウンドの周囲に合計130台の駐輪のスペースを用意しておりますので、駐輪場は基本的に自分たちの敷地の中で賄える。
駐車については、荷さばきプラス、車椅子利用の方向けのものしかないので、保護者の方とかの送り迎えとか、そういう一般の方の駐車については、南側敷地で誘致される想定をしている病院さんが誘致された暁には、そちらの事業者さんと交渉をするということで、こちらとしてはお願いをしていきたいというふうに思っております。
◯委員長(大倉あき子さん) ほかにございますか。
◯委員(池田有也さん) それでは、質問させていただきたいと思います。私も、先日、説明会のほうに地元の町会長さんと地元の少年野球チームの監督さんと一緒に出させていただきました。出来上がった際のことを想定した前向きな質問がいっぱい出てきたので、非常によかったなと思っていたところでした。
質問させていただきたいのが、今回、資料として頂いております、使用団体への支援についてのところでございます。この交付金額の制度設計、そしてこの予算というところは、恐らく今年度予算のこの事業費の中でやられるんだとは思うんですけれども、今後もし非常にニーズが多いという場合に、これはいろいろ調整が必要ですけれども、場合によっては補正予算だったりとか、そういったことも検討し得ることは、もしニーズが多ければ、そういうことも必要になってくるのかなと思いますけれども、その辺りの市側の考え方について一度確認しておきたいなと思います。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) 代替施設の補助金に関しては、大沢野川グラウンドの実績等も勘案して予算化しておりますので、おおむね40団体のうち半分の団体が1か月に1回申請するという想定ですので、範囲内で収まるかなというふうには考えております。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) 今、質問委員の御趣旨は、足りるであろうけれども、もしも大変御希望が多く、足りなかったらどうするのかという御趣旨も含まれていたかなと思います。私どもも、恐らくこれで足りるだろうと、比較的余裕を持って予算化しているところではございますけれども、すごく御要望が多い場合には検討させていただきます。
先ほどの別の質問委員さんからの御質問にもありました、スポーツの機会を狭めるようなことにはならないようにというのは、1つのこのグラウンドを整備するそもそもの趣旨でございますので、どのような対応ができるかというのは、今ここでは確約できませんけれども、何か検討が必要になるのではないかと思います。
それから、また来年度にまたがって行っていく事業でございますので、今年度予算の実績を見て、来年度のときにまた改めて手当てをするということも必要になってくるかもしれませんので、それは市民の方々がこの後提出されるその実績をどのように捉えていくかということをきちんと見てから判断してまいりたいというふうに思います。
◯委員(池田有也さん) 分かりました。ありがとうございます。ぜひそういった視点で、スポーツ環境の確保というところは足りるようにしていっていただきたいなというふうに思います。
それと、民間の代替施設さんとの検討というところで、やや難航していらっしゃるというところなんですけれども、何かいろいろ考えはあるとは思うんですが、ちなみに代替の場所としては、三鷹市内に限らず、近隣周辺市も含めて検討されているという感じですか。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) 言われたとおり、市内に限らず近隣の自治体を含めて、周辺の民間施設を検討しているところです。
◯委員(池田有也さん) 分かりました。ありがとうございます。あらゆるチャンネルにいろいろ交渉してもらって、代替施設についてもしっかり確保できるように、ぜひ今後も取り組んでいただきたいなと思います。
今回、説明会に出席させていただいた野球チームの関係者の人たちからも、地元が要望していたように、すごくいい施設ができるということで非常に喜んでおりますので、ぜひ計画どおり、遅れることなくこの事業が進むことを願っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
私の質問は以上です。
◯委員長(大倉あき子さん) ほかにございますでしょうか。
◯委員(伊沢けい子さん) この間、説明会がありましたけれども、3月にパネル展示があり、その前は、去年8月に井口コミュニティ・センターの体育館で説明会がありましたよね。近隣の方々、あるいは市内というレベルでいうと、この計画についてはすごく反対をしている市民もいると。北側のグラウンドの建設もそうですし、南側に病院を誘致する、この利用自体について反対している市民もいるということは認識していらっしゃいますでしょうか。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) 個別にメールやお手紙を下さる何人かの市民の方がいらっしゃるということは認識をしております。
◯委員(伊沢けい子さん) 去年の説明会ですと、夏の8月でしたけど、たくさんの反対の声もあったというふうに思うんですよ。そういう中で、市はそういう声には耳を傾けずに、今の今まで事業を推し進めてきたという経緯があって、それは市民の納得は得られていないということには変わりないということは、いまだにあるということを私は申し上げたいと思います。私自身も、この事業については今も全く納得しておりません。
この病院についても、病院のことはここではというのはありますけれども、病院の誘致についてはなお、この経緯も含めて、やり方自体も含めて、非常に問題があって、私はとてもこの事業については認められない、このような立場であることは改めて申し上げておきたいと思います。そんなに簡単じゃないよということが市民の感情として残っている上でやっているんだということはよくよく理解したほうがいいと思うんですよね。そういうことなんですよ。
当日は34名ということですけれども、近隣のこの工事地に接している皆さんの顔が見えなかったというふうに私は思ったんですけど。いらした方もいますよ。だけど、結構その際に、接しているような皆さんが説明会には来ていらっしゃらないというふうな感覚を受けたんですけど、特にそういう工事を進める上でも非常に影響を受ける、あるいはこれを建設した場合に、東西通路もでき、工事中のことも含め、いろんな影響が今までと全く違う施設になってしまうということへの近隣者への説明ということは十分に行われたんでしょうか。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) 私どもは、手続をきちんと踏んで、周りの方にもきちんと、都市再生部を中心にお知らせをして当日を迎えておりますし、当日も、近隣にお住まいの方も含めて、割と具体的な御自分のおうちとの間のことについての御質問ですとか個別の質問を含めて、いろいろ御質問が出ていたのではないかなというふうにお見受けしたところでございます。
ここの資料にも書いてありますけれども、その他の一番下、私どものほうからの回答ではなくて、都市再生部からの回答でしたけれども、今後いろいろな工事の進捗などについて、工事予定の掲示板の掲示とともに、ポスティングによる周知も図るというようなことも、当日答弁をしていたのを聞きましたし、当日配付資料にも、具体的に問合せ先、もちろんグラウンドのことについては、私どもスポーツ推進課のほうにというふうな問合せ先を載せさせていただいていますけれども、工事についても、具体的に都市再生部のどこどこ、都市整備部のどこどこというふうに具体的に書いてお知らせをしておりますので、近隣の方への対応はきちんと行われているというふうに認識をしているところでございます。
◯委員(伊沢けい子さん) 私からしてみれば、非常に一方的な物事の進め方だなというふうに本当に捉えております。市民の意見とか、そういったことを取り入れて事業を、近隣の皆さんの御意見をちゃんと聞いてやっているというふうにはとても思えないということなんですよ。
具体的なことを質問しますけども、この資料1のところで、管理人が、昨日からですか、今までは8時半から5時半までで、フルタイムでお一人の方が常駐していたのが、これは、今後は、来年のオープンまでの間は1時間ずつということなんですけど、これでその間の管理人さんがいない時間というのは対応が取れるというふうにお考えなのか。
ここの使用の仕方というのは、2時間ごとにどんどん入れ替わっていくというような、1面になったとはいえ、結構激しい交代が特に土日などはあって、だけどたくさんの方が利用されるという中で、こういった1時間の対応で対応できるんでしょうか。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) 先ほどもちょっと申し上げましたけれども、市の直営の中原児童スポーツ遊園ですとか下連雀ゲートボール場と同じような形態で、朝晩1時間ずつ、鍵の開閉を中心に行っているところではありますけれども、井口グラウンドについても、これプラス利用団体への細かなメールでのやり取りですとか、掲示板ですとかボードですとか、そういった連絡体制をつくっておりますので、何とか円滑な運営ができるというふうには考えております。
◯委員(伊沢けい子さん) 天候による利用状況ですとか雨とか、そういったことも含めて、利用できるのかどうかとか、あるいはけがとか事故があった場合とか、土日も含めてですけれども、市側としてはどのように対応を取られるんでしょうか、疑問点や緊急対応は。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) 何か疑問点がある場合は、利用団体の方、市のほうにお問合せいただく用に電話番号とかを掲示板に張っておりますし、そこで対応できるかなというふうには考えております。
また、緊急事態に関しては、今までもそうですけれども、管理人さんが救急車を呼ぶ場合もあるでしょうけれども、利用団体が呼ぶ場合のほうが多いと思うんですよね。そういった救急車を呼ぶ場合は、今までもそのような形が多かったと思いますけれども、利用団体の方が要請していただいたり、あと本当に緊急の場合ですぐ来てくれというようなときは、市のほうに電話をいただければ、土日含めて駆けつける体制はできておりますので、そこでカバーできるというふうには考えております。
◯委員(伊沢けい子さん) それは、スポーツと文化部のほうで対応されるということですか。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) スポーツと文化部のスポーツ推進課のほうで、学校開放支援員という、延べ3人の者が勤務しているんですけれども、平日の夜ですとか、土日の日中8時半から夜まで、3人でローテーションを組んで体制を取っておりますので、そこで対応できるというふうに考えております。
◯委員(伊沢けい子さん) それで、当該のグラウンドに連絡先が掲示板などで表示されていると、担当課と担当者のお名前が表示されているということですか。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) 担当者の名前までは書いておりませんけれども、スポーツ推進課の連絡先の電話番号は掲示しております。直通の電話番号を掲示しております。
◯委員(伊沢けい子さん) 人が今まで常駐していたものが──朝来る人と夕方来る人は同じ方なんでしょうか、1日のうちで。それで、門の開閉をするということのほかに、この方はどこから派遣されてどんなお仕事をされる予定なんでしょうか。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) 今もそうですけれども、シルバー人材センターの方にお願いしております。朝と夕方、同じ人の場合もあると思いますけれども、違う方が来る場合もあるかと思います。朝来た場合、まず鍵を開けて、グラウンド内を巡回したり、落とし物があったりですとか、あとは日誌の確認ですとか清掃をしたりとか、そういった業務をしていただいております。
◯委員(伊沢けい子さん) この期間、この場所は無料で使えるということでよろしいのかということと、それからさっき国立天文台を利用という話がありましたけれども、それは国立天文台のほうは了解しているのか。了解しているというか、個人的に使うものなのか、それでそれほどの空きがあるのかということは確認したいと思います。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) まず、この工事期間中の南側の利用に関しては、今までどおり無料開放になっております。また、国立天文台の開放については、国立天文台自体が行っている事業になっております。野球場を開放している事業ですので、直接、国立天文台に申請して、お金を払って利用するという形になっております。
空き状況まではちょっと確認はしたことはないんですけれども、土日は抽せんでいっぱいというふうに聞いてはおります。今までも使っている団体はいたんですけれども、確認はしておりませんけれども、土日は抽せんでいっぱいというふうには聞いていないところです。
◯委員(伊沢けい子さん) それが、今そういう場所を挙げられたので、相手方がどのような状況かということで確認で質問したんですけど、果たして本当にそこが使えるのかどうかということが分からなかったので質問したんですけれども、当てがちゃんとあるのかどうか。特に土日はどうなんですか。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) 国立天文台がやっている事業なので、申し訳ないんですけれども、そこまで細かく土日はどのような利用状況かというのは確認していないところです。
◯委員(伊沢けい子さん) いずれにしても、井口特設グラウンドは特にずっと土日がいっぱいだったという中で、この1面が使えなくなるということは、相当な人数が押し出されるということには間違いがないので、やはりある意味どうしようもないんですけれども、その代替地というのも本当にあるのかということも。
ないから、それだけ利用者がいるわけなので、どうしようもないことをやっているんだということを認識いただきたいと思うんですよね。代わりのものがないというような事業を推し進めているんだということをきちんと認識していただきたいですね。そういう性質のものだということですよ。
質問は以上で終わりますけれども、この事業については、病院については今からでも私は中止すべきだというふうに考えているということを述べて、質問を終わります。
◯委員長(大倉あき子さん) 以上で項目アに対する質疑を終了します。
次に、項目イに対する市側の説明を求めます。
◯スポーツ推進課長(二浦孝彦さん) それでは、資料2を御覧いただけますでしょうか。パリ2024オリンピック・パラリンピック及び東京2025デフリンピックについて御報告させていただきます。
まず、現在、開催されておりますオリンピックですけれども、8月11日まで競技、その日に閉会式があって、その後パラリンピックが行われます。三鷹ゆかりの選手もオリパラに出場しております。まず、トライアスロンの女子の高橋侑子選手ですけれども、一昨日にレースがあって、完走されて40位という結果になっております。また、三鷹市の職員で、三鷹市出身の車椅子バスケの石川優衣選手ですけれども、8月30日に初戦のオランダ戦があるという情報を得ているところです。
こちらの一覧表は、オリパラのレガシー創造事業になりますが、高橋侑子選手、石川優衣選手の応援については「広報みたか」でも掲載しておりますけれども、市庁舎に懸垂幕、あるいは三鷹駅前のデッキに横断幕を掲出したりですとか、応援メッセージの募集をして、高橋選手の場合は御本人にメール等でお伝えしているところです。石川優衣選手については、今募集中になっております。
パブリックビューイングなんですけれども、実施する予定で検討していたんですけれども、トライアスロンの場合、放映がされなかったということで、残念ながら中止となっております。車椅子バスケのほうも検討はしているんですけれども、今のところ放映予定はないということで、ちょっと実現は難しい状況になっております。
次に、パラリンピアンによる車椅子バスケットボールの体験会と講演会ですけれども、さきの石川優衣選手と前回の東京2020に出た北間優衣選手、日本生命所属なんですけれども、市と協定を結んでいる日本生命と市の共催で、9月29日にSUBARUで体験会とトークショーを行う予定です。
次に、10月13日、スポーツフェスティバルの中で、昨年に引き続きましてトライアスロンの競技の体験会を開催する予定です。
次に、トップアスリートによるバレーボール教室ということで、狩野美雪さんはじめ、元日本代表の方をお招きして、小学校3年生から6年生を対象に現在実施しているところです。写真等は裏面を御覧ください。
裏面の三鷹市は、チリのホストタウンということで、チリ共和国のホストタウン関連事業を行っております。まず1点目、新しい事業なんですけれども、パリのパラリンピック、チリ共和国代表選手に手紙を送ろうということで、市内の小・中学校の児童・生徒に呼びかけて絵はがきを募集したところ、市内の4校から307通の絵はがきが集まって、大使館経由で7月5日にチリへ送付したところです。また、9月18日はチリの独立記念日ということで、チリのナショナルデーが都内のホテル等で開催されます。二中の合唱部が、今年も国歌斉唱ということで、9月12日、明治記念館で出演する予定です。次に、三鷹国際交流フェスティバル、川越にお住まいのチリの方のグループ、去年に引き続きまして、チリの民族舞踊の出演等ということで、国際交流フェスティバルのほうに出演される予定です。次に、小・中学校の給食でチリ料理を提供しております。9月に、一昨年度、22校全ての学校でチリ料理を提供し、昨年度は工事で調理室が使えない学校を除いて、21校全てでチリ料理を提供したところでございます。
最後に、来年度の事業ですけれども、東京2025デフリンピックの御報告をさせていただきます。聴覚障がいの方を対象とした国際大会で、100年目の節目の年に、日本で初めて東京を中心に開催されます。この中の競技で、女子のバレーボールの日本代表の監督が、さっきのトップアスリートの講師もしていただいております狩野美雪さんが監督を務めておりまして、来年度になりますが、デフリンピックが東京で開催されます。
また、6月下旬には世界選手権が沖縄であって、優勝をされております。それを記念して、横断幕も、現在、駅前のペデストリアンデッキに掲示しているところです。来年度は、デフリンピックが日本で初めて開催される年でもあり、ゆかりの方が監督として出場される予定ですので、子どもたちとの交流ですとかゲームですとか応援バスツアーとか、そんなイベントも開催していきたいというふうに考えております。
報告は以上になります。
◯委員長(大倉あき子さん) 以上で項目イに対する市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
(「なし」と呼ぶ者あり)
以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
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◯委員長(大倉あき子さん) ありがとうございました。休憩いたします。
午後2時54分 休憩
午後2時55分 再開
◯委員長(大倉あき子さん) では、委員会を再開いたします。
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◯委員長(大倉あき子さん) 管外視察について、本件を議題といたします。
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◯委員長(大倉あき子さん) 休憩いたします。
午後2時55分 休憩
午後3時00分 再開
◯委員長(大倉あき子さん) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(大倉あき子さん) 管外視察について、お手元に配付した行程案のとおり進めてまいりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
なお、ダイヤの改正等に伴い、時間につきましては若干前後することがありますが、あらかじめ御了承願います。
また、義務教育学校の視察につきましては、視察先を品川区、視察時期は10月、あるいは11月とし、調布飛行場安全利用及び国立天文台周辺地域まちづくり特別委員会と合同で実施する予定で、引き続き調整してまいります。
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◯委員長(大倉あき子さん) 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(大倉あき子さん) その他、何かありますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
午後3時02分 散会