午前9時28分 開議
◯委員長(加藤こうじさん) ただいまから令和5年度決算審査特別委員会を開きます。
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◯委員長(加藤こうじさん) まず初めに、報告事項を申し上げます。
報告事項の1、決算審査参考資料の配付について。資料については、9月10日火曜日に各会派控室の席上に配付いたしました。
委員の皆様から何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
以上で報告事項を終わります。
議案の審査につきましては、午前10時に委員会を再開し、市長挨拶、委員長から市側への協力要請の後、三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、企画部調整担当部長の説明を受けた後、質疑を行うこととします。また、次回以降については、審査日程に基づいて順次議題とし、それぞれ企画部調整担当部長の説明を受けた後、質疑を行うということで進めてまいりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(加藤こうじさん) 休憩いたします。
午前9時30分 休憩
午前9時58分 再開
◯委員長(加藤こうじさん) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) この際、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
◯市長(河村 孝さん) おはようございます。本日から、令和5年度の各会計決算につきまして御審査をいただくことになります。どうぞよろしくお願いいたします。
令和5年度は、ウイズコロナがアフターコロナへの転換期ということでございまして、2類から5類へ緩やかに平時への対応に移行してまいりました。その間、感染症対策を一部継続するとともに、長期化する物価高騰の影響を緩和するための支援に柔軟かつ機動的に取り組みました。
そうした対応を図る一方、市民参加でまちづくり協議会による政策提案など、市民の多様な御意見をお聞きしながら、新たな三鷹市基本構想を策定させていただきました。それと併せまして、令和6年度の第5次三鷹市基本計画の策定を見据えました各施策を着実に進めることができました。
財政面におきましては、市税収入が社会経済の緩やかな回復基調の下、過去最高の税収額となったこともありまして、経常収支比率は89.4%と、80%台を維持することができました。しかしながら、今後も社会保障関連経費や物価高騰に伴います経常経費の増加など、さらなる財政構造の硬直化が見込まれることから、市民の皆様の生活状況も配慮しながら、さらなる行財政改革に取り組みまして、持続的な財政運営に努めていきたいと考えております。
本日からの決算審査特別委員会におきまして、理事者をはじめ関係職員一同、簡潔かつ的確な御説明に努めてまいります。また、御審査の中でいただく御意見、御指摘などにつきましては、これを真摯に受け止めまして、年度後半の事務事業の執行や令和7年度の予算編成に反映させていきたいと考えております。
委員の皆様におかれましては、本日から4日間、よろしく御審査のほどお願い申し上げます。ありがとうございました。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で市長の挨拶を終わります。
これより実質審査に入るわけでありますが、その前に私から市側の皆様に一言申し上げます。本委員会の審査日程等につきましては既に御通知したとおりでありますが、本委員会といたしましても、予定された日程に基づき審査を進めてまいりたいと思っております。また、一般会計歳出の各款・ブロックにおいて、関連する歳入の質疑を行うことができるとするとともに、一般会計歳入の説明は、一般会計歳出 第1款 議会費のブロックにおいて行っていただくことが確認されております。各款・ブロックの質疑時間については、原則会派単位で決められ、会派の委員数に基づく比例案分方式によることが確認されております。
時間の表示については、ディスプレーを使用する形式といたします。会派の質疑時間終了の3分前に事務局が操作するタイマーのベルが鳴ることでお知らせしますので、よろしくお願いいたします。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
また、本委員会は録音により会議録を作成いたします関係上、御答弁に当たっては、委員長が指名をした後、職名と氏名をおっしゃってから明確に答弁されるようお願いいたします。
以上、御協力のほどよろしくお願いいたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 議案第36号 令和5年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について、本件を議題といたします。
一般会計歳出 第1款 議会費及び一般会計歳入に入ります。
第1款 議会費及び一般会計歳入に対する市側の説明を求めます。
◯企画部調整担当部長(伊藤恵三さん) それでは、議会費から御説明をさせていただきます。実績報告書の95ページをお開きください。第1款 議会費の決算額は5億258万5,000円で、前年度比1,041万9,000円、2.1%の増となりました。特記事項は、96ページの事項7.市議会情報化関係費で、新たに本会議インターネット中継の字幕配信と議場内傍聴席のモニターでの字幕表示を開始いたしました。
続きまして、一般会計歳入について御説明いたします。23ページにお戻りください。第1款 市税の決算額は406億1,054万円で、前年度比6億6,399万4,000円、1.7%の増となりました。ふるさと納税の影響が拡大したものの、納税義務者数や給与所得の増加、分離譲渡所得分の増加などにより個人市民税が増となったほか、商業地等に係る特例措置の終了や新増築家屋の増加などにより、固定資産税、都市計画税が増となりました。また、収納対策の強化などにより、収納率は0.1ポイント増となりました。
28ページを御覧ください。第5款 株式等譲渡所得割交付金の決算額は4億5,348万9,000円、前年度比1億7,595万1,000円、63.4%の増で、株価が好調に推移したことなどから増となりました。
41ページを御覧ください。第15款 国庫支出金の決算額は152億9,283万7,000円で、前年度比5億2,704万2,000円、3.3%の減となりました。新型コロナウイルスワクチン接種に係る接種対策費負担金及び接種体制確保事業費補助金の減などにより、減となりました。
82ページを御覧ください。第17款 財産収入の決算額は3億3,596万2,000円、前年度比3億1,272万2,000円、1,345.6%の増で、三鷹台駅前広場バス転回場等用地の売却などにより増となりました。
86ページを御覧ください。第21款 諸収入の決算額は14億770万3,000円で、前年度比2億3,823万1,000円、20.4%の増となりました。小・中学校の給食費の公会計化に伴う給食費収入の計上などにより増となりました。
説明は以上です。
◯委員長(加藤こうじさん) 市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。なお、議会費に対する質疑につきましては、第2款 総務費の質疑時間に含まれております。質疑のある方は挙手をお願いします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
以上で第1款 議会費及び一般会計歳入に対する質疑を一旦終了いたします。
市側の入替えのため若干休憩をいたしたいと思いますが、委員の皆様におかれましては、このまま席でお待ちください。
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◯委員長(加藤こうじさん) 休憩いたします。
午前10時06分 休憩
午前10時07分 再開
◯委員長(加藤こうじさん) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 一般会計歳出 第2款 総務費及び一般会計歳入に入ります。
第2款 総務費に対する市側の説明を求めます。
◯企画部調整担当部長(伊藤恵三さん) 総務費について御説明をいたします。実績報告書の97ページをお開きください。第2款 総務費の決算額は93億2,853万4,000円で、前年度比5億6,293万2,000円、5.7%の減となりました。これは、まちづくり施設整備基金の積立金の減のほか、国庫支出金等超過収入額返還金の減や、正規職員の定年延長に伴い退職手当が減となったことなどによるものでございます。
特記事項を申し上げます。100ページを御覧ください。事項26.まちづくり応援寄附推進事業費です。NFT画像の返礼品の導入やデジタル広告を活用したプロプロモーションを実施いたしました。
103ページを御覧ください。事項4.男女平等参画推進関係費です。令和6年4月からの運用開始に向けて、三鷹市パートナーシップ宣誓手続条例を制定いたしました。
104ページを御覧ください。事項12.三鷹まちづくり総合研究所関係費です。寄贈を受けた物件等の利活用に向けて研究会を設置し、地域や居住者同士の交流を創出する拠点の検討を進めました。事項15.参加と協働推進事業費です。市民参加でまちづくり協議会での市民参加の実践を通して、令和5年7月の政策提案につなげました。
右側のページ、事項16.ボランティアポイント・地域通貨事業費です。令和6年度の本格運用に向けて、ポイント付与対象事業の拡充、市内一部店舗での決済の導入、ポイントの愛称募集に取り組んだほか、事業基本方針を策定いたしました。事項17.人権を尊重するまち三鷹条例関係費です。市民会議や審議会での意見聴取など、多様な意見を反映し、人権を尊重するまち三鷹条例を令和6年3月に制定いたしました。事項18.第5次基本計画策定等準備関係費です。市民参加でまちづくり協議会からの政策提案やワークショップの開催など、多様な意見を聞きながら三鷹市基本構想を策定するとともに、第5次三鷹市基本計画の2次案を取りまとめました。事項20.みたかデジタル商品券事業費と事項22.繰越明許費繰越額です。みたか地域ポイントアプリの利用促進や市民生活の支援を図るため、みたかデジタル商品券の発行に向け、参加店舗の募集やコールセンターの開設を行いました。なお、商品券の発行は翌年度になることから、事業費を繰り越しました。
107ページを御覧ください。事項4.スマートシティ推進関係費です。オンライン申請システムの実装、スマートスピーカーやVRの活用に向けた実証、市庁舎におけるフリーアドレス化の検討などに取り組みました。
111ページを御覧ください。事項2.コミュニティ創生研究事業費です。市民参加でまちづくり協議会の政策提案等を踏まえるとともに、外部有識者との意見交換を行いながら、コミュニティ創生基本方針を策定しました。
115ページを御覧ください。事項12.吉村昭書斎整備事業費です。執筆活動を行っていた書斎を移築、再現するとともに、地域の方が交流する場として交流棟を整備し、令和6年3月に開館いたしました。
120ページを御覧ください。事項7.証明書自動交付関係費です。令和5年12月をもって自動交付機の稼働を終了するとともに、マイナンバーカードを活用したコンビニ交付による手数料を時限的に引き下げ、証明書発行手続の円滑な移行を図りました。
説明は以上です。
◯委員長(加藤こうじさん) 市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。総務費の委員1人当たりの持ち時間は、第1款 議会費と合わせて25分になっております。また、本日、監査委員に御出席をいただいております。監査委員に対する質疑につきましては、冒頭で取扱いたいと思います。
それでは、監査委員に対する質疑のある方は挙手を願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
以上で監査委員に対する質疑を一旦終了いたします。
これより総務費の関連の質疑に入ります。
初めに、自民クラブ。
◯委員(吉田まさとしさん) 自民クラブを代表しまして、総務費につきまして質問させていただきます。
まず、決算概要69ページの4、まちづくり応援寄附の推進について。ふるさと納税制度による返礼品を活用した寄附で、NFT画像を導入して拡充したほか、デジタル広告を導入いたしましたが、令和4年度と比較しまして、受入れ実績の件数、金額ともに減少しております。その理由をどのように分析しているか、また、今後の対応についてどのように検討されるのか、お伺いいたします。また、これまでもジブリ美術館に対して、三鷹市のふるさと納税返礼品への協力を働きかけてきたと承知しておりますが、当該年度はどのような話合いが行われましたでしょうか。
続きまして、決算概要72ページの9、それから決算審査参考資料の5ページ、市民参加でまちづくり協議会の活動の推進について。様々な提案された企画への補助金はありますが、具体的にどのようなことに支出をされたのか、お伺いをいたします。
続きまして、決算概要73ページの10、みたか地域ポイントのさらなる充実について。当該年度からは、地域団体が行う主体的な活動に対してボランティアポイントを付与することとなりましたが、活動の規模や内容によって、認否の基準や申請数の上限などはあったのでしょうか、お伺いいたします。また、これまで自主的に行ってきたボランティア活動に対して、地域ポイントの導入によって、ボランティアの市民意識の変化について、御所見をお伺いいたします。
あわせまして、ポイント付与事業について連携の拡充を図りましたけども、デジタルスタンプラリーの中で、みたか太陽系ウォークスタンプラリーについては、本市のスタンプラリーの先駆けとなり、市民の参加率も高いイベントですが、当該年度、デジタルスタンプラリーで実施した効果と参加者の反応についての御所見をお伺いいたします。あわせまして、これまで、市民の健康促進を図る取組として、「タッタカくん!ウオーク&ラン」アプリが活用されましたが、当該年度、みたか地域ポイントとの連携についてどのような相乗効果がありましたでしょうか。
同じく、当該年度、みたか地域ポイントにつきましては、アプリを活用している事業者に対しまして、連携しているものを一気に取り込んだという印象がございますけれども、地域ポイントと連携したことによって市民への認知度や利便性向上につながったと考えます。この件につきまして、市側の御所見をお伺いしたいと思います。
続きまして、当該年度、やはり試行運用の中で見えてきた課題につきまして、本格運用に向けてどのように生かそうと検討されたのか、お伺いいたします。
続きまして、決算概要75ページの13、基本構想及び基本計画の策定に向けた取組について。これは、令和5年、当該年度の予算審査特別委員会の附帯意見として、三鷹市基本構想の改正と第5次三鷹市基本計画の策定に当たっては、市民参加でまちづくり協議会の政策提案──これは最終的な報告の中で、それと住区別ワークショップでの意見等、広範な市民意見の集約に努めること。また、反映されなかった意見につきましても、丁寧に市民に説明することというふうに申入れをさせていただきましたが、この点についてどう考慮されたか、お伺いをいたします。
続きまして、決算概要75ページの14、ウクライナへの人道支援の拡充について。緊急生活支援給付金の積算基準は何だったのか、お伺いいたします。また、その効果の検証についてはどのような方法で行われたのか、お聞きしたいと思います。あわせまして、寄附金支援のほか、生活相談などに寄せられる内容についてはどのようなものがありましたでしょうか、お伺いいたします。ウクライナ難民への支援として、令和4年度は様々な交流イベントがなされましたが、こういったイベントへの招致を本年度はされましたでしょうか、お伺いをいたします。
続きまして、決算概要76ページの15、みたかデジタル商品券事業の実施について。これにつきまして、参加店舗の規定はありましたでしょうか。また、参加店舗の募集はどのように行ったのか、お伺いをいたします。
続きまして、決算概要78ページの20、スマートシティ三鷹の実現に向けた取組について。オンライン申請システム、LoGoフォームの利用促進のためにどのような周知方法を取られたのか、または検討されたのか、お伺いをしたいと思います。申請手続においての利用割合はどれぐらいありましたでしょうか、お伺いをいたします。行政手続を含め、オンライン手続ができることを知らずに来庁された方に対しまして、次回以降、オンライン手続が利用できるというように御案内することの工夫はどんなようなことをされていますでしょうか、お伺いをいたします。同じく、電子申請などオンライン化の実装を通じて、さらなるデジタル化による各種申請手続の簡素化や来庁不要の手続の拡充など、市民サービスの利便性向上に向けて当該年度を踏まえた今後の在り方についてどのように総括されていますでしょうか、お伺いをいたします。
それから、決算概要81ページの24、地域コミュニティにおけるICT支援事業の拡充について。こちらにつきまして、住民協議会が中心となってデジタル相談サロンなどを実施していますが、この相談員の人材不足──高齢化している住民協議会の中で、当該年度はデジタル相談員養成講座を行いましたが、これについて人材確保ができたのか、お伺いをいたします。
続きまして、決算概要81ページの25、コミュニティ創生基本方針の策定について。予算額に対して、決算額はかなりの乖離がありますけども、コミュニティ創生研究事業は予定どおり行われたのか、お伺いをいたします。
続きまして、決算概要85ページの30、防犯カメラの設置及び維持管理などの推進について。これにつきまして、生活安全推進協議会の意見を聞きながら防犯カメラの設置について考えられましたが、当該年度に設置された場所以外にも必要と認められた場所などはあったのか、お伺いをいたします。もしありましたら、設置に至らなかった原因は何だったのか、予算上の関連性なのか、設置場所の問題なのか等をお伺いしたいと思います。同じく、地域団体から防犯カメラの設置支援、保守等に対する支援の希望はあったのか、お伺いをいたします。
続きまして、決算概要86ページの2、市税のクレジットカード決済等の導入について。クレジットカード決済等の導入につきまして、利用実績が2万7,177件となっていますが、導入前からの件数増加はどれぐらいあったのか、お伺いいたします。続きまして、納税者の利便性向上と安定した市税収入の確保として、当該年度、この成果をどのように評価しているのか、お伺いをいたします。同じく、窓口業務の職員の業務効率化などの負担軽減につながったか、お伺いをいたします。
続きまして、決算概要87ページの1、住民票など請求のWeb入力システムと郵送請求に係るクレジットカード決済の導入について。これにつきまして、予算の現額と決算額の乖離は、申請書作成システム費を抑えられたことによることなのでしょうか、お伺いをいたします。同じく、利用者の利便性向上として、当該年度どのような成果を、どのように評価をされているのか、お伺いをいたします。これにつきまして、窓口業務の職員の業務効率化など、負担軽減にもつながったのではないかと思うんですが、その辺の御所見をお伺いいたします。
続きまして、決算概要88ページの3、マイナンバーカードの普及促進について。マイナンバーカードセンターにおいては、曜日ごと、時間帯ごとの受付についてどのような傾向が見られたのか、土曜、夜間受付が多いのかなどをお伺いしたいと思います。続きまして、同じく出張サポート、郵便局窓口での申請受付の効果、申請数がどれぐらいあったのか、お伺いいたします。
以上です。御答弁よろしくお願いいたします。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 私から、何点か御回答させていただきます。初めに、まちづくり応援寄附金でございます。こちら、令和4年度との比較といったところなんですけども、クラウドファンディングとか地震災害募金を除いた寄附金の総額は、昨年度を上回ったというふうになっているところでございます。
一方、返礼品ありの寄附金だけを見ますと、令和4年度よりも令和5年度のほうが件数ベースで4%程度下がっているという状況になっているところでございます。今後も引き続き、寄附金でこちら、減収分を取り戻すということは難しいと考えておりますけど、三鷹の魅力を発信するといったところも視野に入れて、引き続き返礼品等の導入に注力していきたいというふうに思っております。
それから、御質問の寄附金の中のジブリ美術館との協力といったところでございます。こちら、チケット導入につきましては、これまでも議論をしてきたところですけれども、決算年度につきましては、具体的にジブリ美術館の中で販売していますエンブレムがデザインされたクッキーだとか、その他のグッズ、こちらの導入ができないかということで、ジブリ側とも御協議をさせていただいたんですけども、なかなか首を縦に振っていただけないといったところが現状でございました。
それから、大きな2点目、マチコエの取組といったところで、これ総括的なところで一番の工夫といったところなんですが、こちら、一番最後にマチコエから200を超えるアイデアをいただいたところで、そこは職員と意見交換をしながら、これはどう対応していくといったところをきめ細かに対応させていただきました。その部分が、最後に工夫をして、マチコエの皆様にも満足度につながったのではないかなというふうに考えているところでございます。
それから、大きな御質問の3点目、みたか地域ポイントについてでございます。こちら、1点目の御質問、地域にぎわいポイント、地域の自主的な活動にポイントを付与する事業についてのお尋ねだと思いますけども、1点目の人数制限等につきましては、こちらは設けていないところでございます。
それから、2点目として、そちらの活動で市民意識がどう変わったのかといった御質問だったと思います。こちらについては、令和5年度につきましては、地域にぎわいポイント事業、7件の御申請をいただいたところですけれども、令和6年度になりますが、こちら45件の御申請があったといったところで、申請件数から見ても、市民意識の変化、認知度がかなり高まってきているんじゃないかなというふうに評価しているところでございます。
それから、デジタルスタンプラリーの件でございます。こちらについては、本格運用に向けて利用者の拡充を図って事業を行ったところでございますけれども、こちら総勢1,064名の方に14万ポイント程度付与することができました。1,000名では、まだ物足りないなというのが肌感覚ではあるんですけども、こういった取組を通して、ボランティア活動をしていない方にも地域ポイントを知っていただく機会を今後も増やしていきたいなというふうに考えてございます。
それから、地域ポイントの関係で5点目の質問になります。店舗での利用が本格運用に向けて始まったところで、利便性につながったのかといったところでございます。こちら、事前に利用者にアンケートを行ったところで、やはりアプリの使い勝手というか利便性、使える範囲が狭過ぎるというような御意見もありまして、令和5年度、本格運用に向けて30店舗程度、試行的に店舗導入したところでございます。導入後は、店舗でもキャッシュレス決済として積極的に使っていただいているといったところも見られましたので、一定程度利便性の向上につながっているというふうに、我々評価しているところでございます。
最後、6点目で、本格運用に向けて、今後どういったところに気をつけるかといったところです。既に令和6年度、本格運用に入っているところですけども、先般、デジタル商品券事業でこのアプリを使わせていただきましたけれども、そちらのアンケートでも、まだまだアプリの機能がもうちょっと拡充してもいいんじゃないかとかもう少しほかのこともできてもいいんじゃないのかというような御意見もいただいておりますので、商品券事業のアンケートも含めまして、このアプリの機能拡充等、利用者がどういうことを求めているのかといったところを分析していきたいなというふうに思っております。
それから、大きな質問の4点目、基本構想に関するところでございます。こちら、マチコエの声で反映しなかった声はといったところでございますが、一定程度パブリックコメント等でいただいたものについては、ホームページで公表させていただいているのとともに、マチコエから具体的に出ましたアイデアにつきましては、今回、基本構想、5次計に反映できなかったものにつきましては、今年度策定予定の個別計画で策定していくもの、また、そこにもちょっと取り入れられないものについては、次期基本計画を策定する際に、マチコエの皆さんも、これは20年後等を見据えてアイデアを出していただいていますので、そのときの事業進捗を見ながら、次の計画のときにも振り返りをして、参考にしていただくと、そのようにしているところでございます。
大きな質問の5点目、ウクライナ避難者への支援といったところでございます。こちら、給付した7万円の積算根拠といったところですが、こちら、物価高騰等に対応するといったところで取組をしたところでございます。7万円にした根拠といたしましては、当時、民間のリサーチ業者が、物価高騰によって1世帯当たりの負担額といったところを出しておりまして、そういった数字を参考にさせていただきまして、7万円というふうに設定したところでございます。
次に、ウクライナの関係で2点目、生活相談はどういう状況かといったところでございます。令和5年度につきましては、大きく生活にお困りであるというようなお声、MISHOPを通して相談等を積極的に受けているんですが、具体的にこれに困るというようなところはあまりないという、日常生活が落ち着いてきているのかなというふうに、逆に我々は捉えているところでございます。
それから、3点目の交流イベントといったところですけども、令和5年度、三鷹阿波踊り祭りに御招待、それからMISHOPフェスティバル、こちらのほうにも御招待させていただくなど、地域になじんでいただけるような取組に参加いただける機会を、こちらのほうから発信させていただいたところでございます。
それから、私からの最後で、大きな6点目、デジタル商品券事業についてでございます。こちら、店舗での不正といったところでございますが、こちら今、店舗からのアンケートも頂いているところです。一部見ると、最後に確認ボタンをしっかり押せたか、レジで店員さんが確認できなかった事象があったというのは、実際にはお声を、私も見ましたので、今後、詳細な内容を確認しながら、今後の事業にもつなげていきたいというふうに思っております。
こちら、2点目として、店舗の募集についてですけれども、こちらは令和5年度の決算のところでも数値が出ておりますけれども、三鷹商工会に委託をしまして、3,309店舗に対して募集チラシを送付させていただいたほか、ホームページ等で周知をして、店舗募集をしたところでございます。
私からは以上です。
◯企画部長(石坂和也さん) 決算概要72ページのマチコエの補助金の支出内容について、私のほうから御答弁させていただきます。こちらの補助金につきましては、7部会、23のグループでやってきた中で、お声がけをした中で10のグループといった提案がございました。具体的に申し上げると、それぞれのグループの活動に沿った形の申請があったというふうに捉えています。
例えば生涯学習グループでいくと、自分たちで地元の例えば関心事について、講座を開いていくというようなところで、複数回講座をやるといったようなところ。さらには、外国人のグループでいくと、外国人向けのラジオ放送をやってみるといったような提案もございました。さらには、芸術グループに行きますと、美術館に行って、実際そこでワークショップをして、気軽に芸術に触れるといった体験というのがございました。
いずれも、審査員の審査を経て、いろいろ、こういった方向でやったらいいんじゃないかといった条件も含めながら、またさらに成果報告というのを受けまして、次の展開に生かすといったような対応をしたところでございます。
◯スポーツと文化部調整担当部長(平山 寛さん) みたか地域ポイントと「タッタカくん!ウオーク&ラン」アプリの令和5年度の効果というところでございます。2月以降の連携というような形になっておりますが、連携の件数としましては504人というようなところでございます。令和6年度に入りまして、今1,500人あまり登録者の人数が増えているところでございまして、令和5年度に新規登録者が1,300人あまりといったところで、ほぼ倍の登録者数の推移を今見ているかなというところがございますので、これはポイントとの連携といったところも大きな効果が出ているというふうに考えているところでございます。
◯情報推進課長(佐々木健さん) LoGoフォームの周知方法等について御質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。まず、LoGoフォームの周知方法ですけれども、現在、約200件ぐらいのオンラインの申請手続をしておるんですけれども、それぞれの重要度、各課がやっている事業でございますので、各課ごとにそのLoGoフォームを使ってという、そういった周知になるかなというふうに思っております。
続きまして、LoGoフォームを使っている事業の割合についてなんですが、LoGoフォーム自体は、件数としましては、決算年度2万3,628件の申請件数がありました。ですけれども、オンライン申請の事務の利用の割合となりますと、分母となる行政手続の数が出ないと、分子だけでは割合が出ないかと思いますので、数値目標として、件数でなく割合というお考えがあるかなというふうに思うんですけれども、その辺りについては今後の検討課題としていきたいと思っております。
続きまして、来所した人にオンライン手続の周知をということだったと思うんですけれども、こちらにつきましても、各課での事業となりますので、各課の対応、各課で周知を図っていただくということになります。ただ、各課にLoGoフォームの研修というのを定期的にやっておりますので、各課の職員に対しては、なるべく市民の方にもオンラインのLoGoフォームを使っていただけるように周知をしていって、各課の人たちから市民への周知を図っていただきたいというふうに考えております。
最後、各種オンライン手続の今後ということなんですけれども、まずは件数が多く、業務の見直しに対応できる手続から優先順位を設定して、段階的にオンライン化を進めていきたいというふうに考えております。可能な部分から着実に取り組んでいきまして、住民サービスの利便性向上を図っていきたいと考えております。
以上でございます。
◯生活環境部調整担当部長(鎮目 司さん) 私からは、地域コミュニティにおけるICT支援事業における相談員の人材確保について、まずこちらのほうについてお答えをさせていただきます。
こちらの事業につきましては、令和2年度から令和4年度にかけて、市民向けのZoom講座を行っていた際に、ICTサポーターの人材を活用しておりまして、そちらの人材を引き続き活用したことで、こちらの養成講座と合わせて十分な人数を確保できたところです。
質問のもう一点目、コミュニティ創生基本方針の策定におきまして、コミュニティ創生研究事業費の決算金額の件でございます。こちらにつきましては、当初、意見聴取として、有識者等による助言者会議を4回ほど開催することを想定したところですが、マチコエの政策提案を反映し、また三鷹市町会等地域自治組織活性化事業、いわゆるがんばる地域応援プロジェクトに長年関わってこられた有識者のお2人の意見を紹介するなどの方向に変更した結果、謝礼の支出額が想定を下回り、約15%の執行率となったところです。
このほか、意見聴取としましては、マチコエの政策提案に加え、住民協議会や町会・自治会、またテーマ型コミュニティ等へのヒアリングを行いまして、令和6年3月に予定どおり策定を行ったところでございます。
私からは以上です。
◯安全安心課長・防災まちづくり担当課長(竹内 茂さん) 私のほうからは、防犯カメラの御質問2点についてお答えいたします。まず1つ目、防犯カメラの必要な場所がほかにあったのかということですけれども、この防犯カメラの設置につきまして、生活安全推進協議会で御意見をいただいて設置をするんですが、本年度、令和5年度につきましては、特に御意見をいただきませんで、事務局のほうで御提案させていただいた場所を選ばせていただいたというところになっております。
続きまして、2点目、地域団体から設置の要望があったのかということですけれども、もちろん、これは地域の皆さんから御相談いただいております。予算の関係がありますので、補助金を取る必要があるので、令和5年度は、令和6年度の補助金の確保に向けて、各団体の皆さんとどういう形でカメラを更新していきたいのか、何台欲しいのかと、そういった打合せをさせていただいたところです。
以上です。
◯納税課長・国保担当課長(水口典之さん) 市でのクレジットカード決済の導入前との比較というところでございますけれども、こちら、コンビニエンスストアであるとか銀行であるとか、いわゆる窓口納付の件数が減っている傾向にあります。そういうところを比較しますと、市民の方々がいつでもどこでも納付できるこのクレジットカード機能というところで、市民の皆様の利便性の向上につきまして、一定の効果があると認識をしているところでございます。
続きまして、職員の負担に関するところですけれども、先ほど申し上げた、いわゆる窓口納付の収納連絡につきましては、各コンビニの運営会社であるとか、銀行から個々に収納連絡が来るというところで、非常に間口が広いところだったんですけども、クレジットカード決済につきましては、この機能を運営している地方税共同機構というところから一括で取り込むことができますので、そういう意味では、職員の負担も軽減していると評価をしているところでございます。
以上でございます。
◯市民部調整担当部長(金木 恵さん) 私からは、住民票等請求のウェブ入力システムと、郵送請求に係るクレジットカード決済の導入に係る御質問について、お答え申し上げます。
まず、決算との乖離といったところでございますけれども、質問委員さんの御指摘いただいたとおり、当初の予定とは異なる形での導入をするといったところで、経費のほうはかなり抑えられました。住民票請求のほうに関しましては、既存の東京クラウドのシステムを活用するといったところでの費用の低減。そして、後者の郵送請求のほうに関しましては、当初想定していたシステムとは異なるシステムを導入することにいたしました。これが、事業者さんのほうとしても、リリースしたばかりのシステムということで、当該決算年度についてはトライアル参加という位置づけになりましたので、かなり低減されたものというふうに認識をしているところでございます。
そして、市民の利便性向上といったところの評価でございますけれども、様々な手段を選べる選択肢を増やすということは、ライフスタイルが多様化している市民の皆様にとっては、着実に利便性が向上しているものと評価をしているところでございます。
一方、職員の負担軽減といったところでございますけれども、特に郵送請求の場合は、お電話等で内容を確認したり、様々やり取りをすることが多いんですけれども、このシステムを使うとシステム上でメッセージでやり取りができるので、お互いに、担当者が不在であるとか、そういった手戻りがないといったところについては、大きな心理的な負担も軽減されているものと認識してございます。
私からは以上です。
◯年金・番号制度担当課長(佐藤 優さん) 私からは、マイナンバーカードのさらなる普及促進に係る御質問につきまして、答弁させていただきます。
まず、質問の1点目、マイナンバーカードセンターの曜日ごとの来庁者の傾向、あと時間ごとの傾向になります。当該決算年度におきましては、マイナンバーカードセンター、月曜日から金曜日の平日と、土曜日、開設している状況にございます。圧倒的に人気でしたのが、やはり土曜日になります。時間帯につきましては、朝の早い時間のところでまず予約が埋まりまして、その後夕方の時間帯のほうの予約が埋まり、最後に真ん中の時間帯、お昼の時間帯が埋まっていくというふうな傾向がございました。
この時間帯につきましては、平日も同じような傾向があるんですけれども、やはり土曜日が1週間の中でまず一番最初に埋まり、その後、順次平日が埋まっていくというふうな形になっております。ただ、予約以外のところで、予約なしでの来庁対応もさせていただいておりますが、混み合う時間帯というのは朝早い時間帯と夕方ということになっておりました。あわせて、当該決算年度においては、水曜日と金曜日につきましては、夜間の窓口開設も行っておりましたので、この時間帯についても、来庁の方は比較的いらっしゃったのではないかなというふうに感じております。
続きまして、あわせて申請サポート等の申請数、都合利用件数につきましてということですが、まず申請時来庁方式につきましては、こちら72件の御利用がございました。出張申請サポート事業、こちらにつきましては、8か所におきまして合計80件の御利用をいただいております。最後に、郵便局窓口での申請サポートにつきましては、19件の御利用をいただきました。
私からは以上になります。
◯委員(吉田まさとしさん) 様々な御答弁、ありがとうございました。引き続きまして、再質問をさせていただきます。
まず、市民参加でまちづくり協議会の活動の推進についてなんですが、三鷹市基本構想、第5次三鷹市基本計画の策定に向けた政策提案、87件の取りまとめに当たっては、部会ごとの単位でまとめたとか、策定に反映するような基準等を設けて行ったのか、お聞きしたいと思います。
お願いします。
◯企画部長(石坂和也さん) マチコエの政策提案のところでございますが、基本的には23のグループごとにまとめているところでございます。この提案の基準なんですが、自由な発想で、市長のほうもとがった提案という形で申し上げましたが、私たちが発想ができないような形で、思い切った提案をしてほしいといったようなところで受け止めました。
そうした中で、提案を受けた後につきましては、先ほど担当部長も申し上げましたが、職員と意見交換しながら、私たちも、できない理由じゃなくて、どうやったらできるのかというようなところを真剣に議論をいたしまして、それを基本計画等に反映したと、そういったプロセスでございます。
◯委員(吉田まさとしさん) 分かりました。ありがとうございました。特に基準を設けずに、重要なところから取り組んだということで解釈いたします。
続きまして、みたか地域ポイントのところなんですけども、ボランティアポイントの導入に当たって、申請におけるトラブル等や不正、何かありましたでしょうか、なかったのでしょうか、質問させていただきます。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 令和5年度導入しました地域にぎわいポイント事業におきましては、不正の申請だとか、実績を確認させていただいたところでも、そういった行為といったところはありませんでした。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございます。ほっとしております。
続きまして、同じくこの事業において、ICカード化やコミュニティバスにも利用できるような仕組みづくりの検討をということで、昨年度から会派で要望させていただいていましたけれども、当該年度はどの程度、この部分につきまして検討されましたでしょうか。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 当該年度につきましての検討状況ですけども、まずは電子マネー、地域ポイントに加えて、マネー機能を入れていこうといったところの検討をしているところでございます。そういったものを導入した後に、どこで使えるのかといった、さらなる利用、使い勝手の拡充につながってくるかなと思います。決算年度については、まずマネー機能に向けた取組検討を行ったところでございます。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございました。その拡充に努めていただくと、利用者側としても、市民としても使い勝手はもっとよくなるのかなというふうに思いますので、ぜひ引き続き御検討、よろしくお願いいたします。
続きまして、ウクライナへの人道支援についてなんですが、先ほど様々なイベントに御招待して、参加していただいたということなんですが、参加された方々の感想、意見などありましたでしょうか、お聞きしたいと思います。
◯国際交流担当課長(両角 創さん) イベントに参加されたウクライナの方々のお声ということなんですけれども、避難してこられた方々同士がそれぞれ交流を持つということが少なかったりもするので、そういったことがいい機会になったということがあったりですとか、地域のイベントということで、日本でやっている、あるいは三鷹市でやっているお祭りだったりとか、皆さんの交流というのがどういう形で行われているかというのが分かったことは、非常によい機会になった。あるいは、国際交流協会への日々の相談などがしやすくなった。そういったお声をいただいております。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございました。喜びの声が多かったということで、ありがとうございます。
続きまして、これも同じくウクライナの件なんですけども、昨年度、令和4年度は、日本語講座、スーパーマーケット等での買物同行やボランティアのヘアカットサービス、防災の出前講座などを実施されていたんですが、今年度はこれにつきましては行われましたでしょうか。
◯国際交流担当課長(両角 創さん) すみません、令和4年度で行ったようなイベントというか支援については、一部行っていないというか、日常的な生活支援がメインになってきている状況でございます。なので、ヘアカットとか、そういったサービスは行っていないところでございます。
◯委員(吉田まさとしさん) 分かりました。あまり行われなかったということなんですが、逆に、避難民の方からそういった求める声はなかったんでしょうか。よろしくお願いします。
◯国際交流担当課長(両角 創さん) 特別そういったお声は聞いておりませんが、もし機会を通じてそういったお声があった場合には、今後、企画を検討していきたいと思います。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございます。そうですね、避難民の方への支援ということで、継続的に行っていただきたいというふうに思います。
続きまして、みたかデジタル商品券事業についてなんですけども、この事業は物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用したもので、市民生活支援を図るためというふうに理解をしておりますけども、今回これが入ったために市外のお店、チェーン店さんとかなんですが、これも参加店として含まれました。この点について、市内の商業施設、店舗、事業者さん、この方々への配慮なんかはされたのでしょうか。よろしくお願いします。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 御指摘いただきましたとおり、今回実施いたしましたデジタル商品券事業につきましては、これまで行ってきた物価高騰対策が届かない年齢層、世代の方なども対象に支援をしたいといった気持ちと、地域ポイントアプリ、こちらの利用促進といったところを踏まえて実施したところでございます。
一方で、地域経済の活性化といったところは、今回、主たる目的にはしておりませんで、利用者支援といったところを主たる目的にしたところから、近隣の市外のお店、そういったところも参加していただいて、利用者が利用勝手がいいと、そちらのほうに重きを置いて取組を進めたところでございます。
以上でございます。
(「市内店舗への配慮」と呼ぶ者あり)
失礼いたしました。市内の店舗への配慮なんですが、一応こちら、参加店舗の皆さん、募るに当たりまして、一応ルール、規約をつくりまして、その中でこういった店舗が入れるといったところで、特段市内の店舗の方に御配慮といったところは、市外店舗を入れてしまったので具体的な配慮というのはないですが、一応ルールを明確にした上で、市外の店舗にも参加いただいたところでございます。
◯委員(吉田まさとしさん) 分かりました。ありがとうございました。
続きまして、スマートシティ三鷹の実現に向けた取組というところで、このオンライン申請システム自体の操作方法が分からないなど、操作についてのお問合せなんかはあったのでしょうか。よろしくお願いします。
◯情報推進課長(佐々木健さん) LoGoフォームの操作についてなんですけれども、こちらいわゆるローコード、ノーコードといって、非常に操作性がいいツールを使っておりますので、基本的には使い勝手がいいという認識でいていただけたらと思うんですけれども。
それに加えまして、先ほども答弁させていただきましたけども、市の職員がLoGoフォームを使うときには、情報推進課のほうから定期的に研修を行っておりますので、その中で一定程度理解が深まっているんじゃないかなというふうに考えているところでございます。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございます。使い方って、御年配の方とか、特に困られる場合もあるかと思いますので、そういった対応の強化というところを今後も図っていただきたいというふうに思います。
それから、同じくボイスマイニングについては、どのような場面で実証されたのか、お伺いをしたいと思います。
お願いします。
◯情報推進課長(佐々木健さん) ボイスマイニングにつきましてですが、主にお子さんがいらっしゃる相談事業について、実証を行いました。具体的には、相談を受ける際に電話機にボイスマイニングの機械を取り付けまして、通話内容をリアルタイムでテキスト化をして表示をするといった、そんな仕組みでございます。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございました。
同じく、DX推進員の候補者とか、これの育成、研修なんかが行われているということなんですけども、習得度の効果を測るようなテストみたいなことはやっていらっしゃるんでしょうか。
よろしくお願いします。
◯情報推進課長(佐々木健さん) DX推進員の習熟度の検証というところなんですけども、まずDX推進員は、庁内の各部のおおむね若手職員を27人集めているところでございます。そういう意味では、ベテランの職員よりも若手職員のほうが、DXというかデジタルに関する素養が高い人たちも多いということ、そういった観点からも集めて、図っているところでございます。
どの程度効果があったかというところなんですけれども、昨年、決算年度の後半でDX推進員を集めたと、実際には2月にDX推進員の選出を行ったというところで、3月に研修を実施したというところなので、現時点で具体的にどの程度スキルアップが図られたというところの検証はできていないんですけれども、今後、推進員向けの研修実施ですとか、セミナーというのも定期的に開催していきたいと思いますので、そこでのヒアリングとか、効果検証していきたいというふうに考えております。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございました。そうですね、各部署とかで違いが出てきてしまうといけないと思いますので、ぜひ継続的に研修等を行っていただいて、評価をしていただきたいと思います。
続きまして、地域コミュニティにおけるICT支援事業の拡充というところで、定期的に行っているデジタルサロンの実施においては、毎回、人数とか、複数回参加の多く参加されている方がいらっしゃると聞いておりますけども、この辺、参加者の調整なんかはされていらっしゃるのでしょうか。よろしくお願いします。
◯生活環境部調整担当部長(鎮目 司さん) 私からはデジタル相談サロンの再質問についてお答えいたします。デジタル相談サロンにつきまして、当該年度は各回60分、定員2人の3コマというような体制で事業を実施してまいりました。参加者数は82%であり、満席ではないのですがかなり入っていたところです。
ごくまれに、やはり事前申込制ですので、かぶってしまった場合には、適宜、近い日を御案内をして、そちらのほうで受けていただいたというふうな状況でございます。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございました。そうですね、これにつきましてもう一回なんですけども、複数回、何回も受講されている方に対しての対応というか、新規の方を先に優先的にするとか、そういった対策はされていらっしゃるんでしょうか。
◯生活環境部調整担当部長(鎮目 司さん) 特に新規の方を優先にというようなことは、当該年度はしていないんですが、実は当該年度の利用者の声を分析しましたところ、回数を増やしてほしいといった要望が多かったものですから、令和6年度につきましては、回数を各コミュニティ・センター、5回から10回に倍増させまして、よりゆとりを持たせた形で実施をしているところでございます。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございます。回数を増やして対応ということで、そういった調整で、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
続いて、同じコミュニティ創生基本方針の中で──生活安全推進協議会の意見を聞きながら設置したとありましたけども、この設置した場所とか、これの選定というか、過去に事件や事故が起きたとか、そういったものの選択として選んだ場所なのかどうかということ。そういった設置場所の評価、付けるための評価などをされているんでしょうか。よろしくお願いします。
◯安全安心課長・防災まちづくり担当課長(竹内 茂さん) 防犯カメラの設置の場所の効果ということですけれども、基本的に生活安全推進協議会で設置している市のカメラにつきましては、地域団体等が設置しない場所、市境とか、そういったところに設置しております。
実際にそこの効果がどうかと言われるところはなかなか難しいんですが、警察のほうから、画像の提供の依頼というものが、市の独自設置したカメラについてもございましたので、そういったものは、効果としては一定程度あるのかなと。
場所の選定ですけれども、これはあくまでも今申し上げましたような市境とか、そういった場所で人の目がつきにくいような場所とか、あと地域団体の防犯の活動が頼れないというような場所を主に選んで設置をしております。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) 理解いたしました。ありがとうございます。
続きまして、住民票など請求のWeb入力システムと郵送というところについて、もう一度お聞きしたいと思います。申請書作成支援システムになるんですけども、これ、二次元コード、いわゆるQRコードをダウンロードした後、一旦ダウンロードしちゃった後って取消しができるのでしょうか。よろしくお願いいたします。
◯市民部調整担当部長(金木 恵さん) こちら、一般的なQRコードではなくて、セキュリティーのかかるQRコードになっていますので、読み取りができるのは市役所の読み取り機だけという形になるので、そちらのほうの御心配はなくても大丈夫かなとは思います。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございました。ごめんなさい、私もちょっと試しで使ったんですが、スマートフォンでQRコードが出ますよね。そこまで進んじゃった後に、申請手続をやめることができるのか、お伺いしたいと思います。
◯市民部調整担当部長(金木 恵さん) 大変失礼いたしました。実際に窓口にお持ちいただかない限りは、御利用にはならないという形になりますので、大丈夫です。
◯委員(吉田まさとしさん) 分かりました。そこまで行っても、放置しても問題がないということで、ありがとうございます。
そのQRコードを、スマートフォンで利用者の方が、印刷をするかと。印刷についてなんですけども、薄いだとか、変な色が付いてとか、かすれとかいうことで、窓口に来たときに読み取れなかった事例とかはございますでしょうか。
◯市民部調整担当部長(金木 恵さん) 残念ながら申請の実績が1件しかなかったので、そういった事例には当たっていないかなと思います。
◯委員(吉田まさとしさん) 分かりました。ありがとうございました。
そうですね。最後、もう一点、マイナンバーカードの普及促進ということで、申請時来庁方式というところで、これ、郵送での受け取りになっているんですが、これって新規ではなく、更新時でも利用できるのでしょうか。お願いします。
◯年金・番号制度担当課長(佐藤 優さん) 申請時来庁方式の利用についてということで、更新時も利用できるか否かというところでございますが、更新の際に窓口に御来庁いただいて、更新の申請を御本人確認させていただいた上でやらせていただける場合は、郵送でのカード交付は可能になっております。ただ、更新の際、御自宅に申請書が届きまして、それを御自身で郵送もしくはウェブでやられることが多いので、これの御利用をされることはなかなか少ないかなと考えております。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) 分かりました。ありがとうございました。様々な質問させていただきました。ありがとうございます。
これで自民クラブからの質問を終わらせたいと思います。ありがとうございました。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で自民クラブの質疑を一旦終了します。
次に、公明党。
◯委員(赤松大一さん) よろしくお願いいたします。実績報告書97ページ、事項2.職員人事管理費についてお聞きいたします。特に、職員力と組織力向上に向けた取組について、お聞きいたします。変化の激しい昨今の行政課題や市民ニーズに対応できる人材の確保とありますが、課題掌握手法や傾聴する力等の不断の取組が必要と考えます。また、専門的知識やスキルが求められる専門職と、公平な市民サービス提供の窓口となるゼネラリストとしてのコンシェルジュ的な役割の職員も必要と考えます。変化する多様な価値観を持つ世代へは、魅力ある仕事、職場環境、三鷹市で働く意義や働きがいをどこまで示せるのか、採用する側の熱も重要と考えます。
まず初めに、近年の職員採用における課題、例えば他の自治体に行かれてしまうとかいうことに対しての解消へ向けての取組はどのような取組をされているのか、お聞かせください。続きまして、専門職採用における中途採用でのスキル、経験豊かな人材確保の取組について、お聞かせください。
続きまして、介護等の自己都合や自己実現のために中途退庁する職員の方の実態についての現状をお聞きいたします。また、当該年度で職員提案によって市の政策につながった事例があったのか、お聞かせください。
また、職員の働く環境整備について、関連してお伺いいたします。近隣事業者さんの閉店に伴って、お弁当の販売がなくなってしまい、昼食の確保の課題が継続しております。当該年度の議論と検討、今後の方向性についてお聞かせください。
続きまして、99ページ、事項18.庁用自動車等関係費についてお聞きいたします。世界的なEV化へのシフトの流れが大きく変わり、EV車両の販売低迷は、EV走行距離の課題と充電設備の伸び悩み、希少金属を利用するバッテリー製造の高価格化等が課題となり、ハイブリッド車やガソリン車が販売台数を伸ばしている実態があります。そこで、多くの車両を維持管理する行政として、今後の庁用自動車におけるEV車やハイブリッド車両の計画的入替えについての方向性は、今回の高騰化によってどのような影響があるのか、お聞かせください。
続きまして、職員の移動手段として庁用自転車の購入、適切な管理も担っていると考えますが、面積の小さなエリアとはいえ、坂や高低差がある市内を自転車で移動する職員の皆さんが一定数いらっしゃるわけですが、アシスト自転車の利用にシフトすることでの移動の負担軽減を推進する必要があると考えます。庁用自転車利用の現状と、今後のアシスト自転車車両の購入と利用拡大に向けた取組の方向性についてお聞きいたします。
続きまして、100ページ、事項26.まちづくり応援寄附推進事業費についてお聞きいたします。返礼品競争とまで指摘されたふるさと納税制度対策については、これまでも市税収入への影響が増す中で、三鷹らしいメニューの導入、事業化に御苦労されていることと推察いたします。先進的な取組の研究、市独自の応援寄附としての事業化に至る過程について、お伺いいたします。
初めに、当該年度、御当地NFTアート画像の返礼品の導入等で市の魅力発信に取り組まれましたが、実績13件ということでございました。他にも体験型の返礼品として三鷹天命反転住宅ペア宿泊券等がございますが、現状での体験型返礼品の実績等をお聞かせください。また、これまでの体験型の返礼品などの検証と併せて、次年度に向けた新たな体験型返礼品、また魅力ある返礼品の展開については、どのような検討があったのか、合わせてお聞きいたします。
続きまして、クラウドファンディングの手法導入と決定する基準について、これまでの経験を通しての検証はどのようなものと認識されているのか、お聞きいたします。例えば、他自治体の先進的取組事例の調査研究を担う部署、また、有識者や成功している自治体や、関連する外部による助言者等を求める機会などの取組があるのでしょうか、併せてお聞きいたします。
続きまして、103ページ、事項2.非核・平和事業費についてお聞きいたします。戦後80年の節目を前に、世界情勢の変化や戦争体験者の減少等を背景に、世界平和へ向けた足元からの取組が重要性を増しております。戦没者追悼式、平和のつどい参加者数の減少も課題と考え、戦争体験のアーカイブ化、関連資料の収集等のこれまでの市の取組について、成果があるものと考えます。今後の貴重な戦争関連資料の適切な保管とともに、戦争関連資料の常設展示の方向性について、議論があると思いますが、お聞きいたします。
まず、平和のつどいの参加者を増やすために、8月15日の開催にこだわらず開催形態を検討することや、式典の動画配信等、デジタル活用による市民参加の増加に向けた取組についてのお考えをお聞かせください。
また、貴重な歴史的価値を有する市内戦争遺跡、例えば掩体ごうや飛行場門柱等の保全に向けた東京都との連携は、これまでどのような議論があったのか、お聞かせください。
続きまして、103ページ、事項4.男女平等参画推進関係費についてお聞きいたします。この4月から運用された三鷹市パートナーシップ宣誓手続条例に向け、主任、主事職を対象とした研修を実施されましたが、研修による職員の気づきや感想、研修を経ての成果の分析をお伺いいたします。
また、当該年度は主任、主査職を対象とした研修を実施し、正規職員の研修受講が完了いたしましたが、本市の職員の意識の向上、当事者に寄り添った対応力の向上につながるものと歓迎しております。令和6年3月にはパートナーシップ宣誓手続条例を制定し、4月から運用開始されておりますが、運用開始に向けて、当該年度どのような検討がされたのか、お伺いいたします。
また、新入職員や新たに採用した職員の方々にも、研修した内容を継承していくことが重要であると考えます。対応マニュアル等の策定についての検討はされているのか、お聞かせください。
生きづらさを実感しつつ、生活をしてきた当事者の尊厳の回復や、研修や施策の運用による幅広い事業者や市民理解の推進をどのように捉え、さらなる事業周知による一人一人の市民による認め合う社会の構築をどのように推進されていかれるのか、お聞かせください。
続きまして、事項16.ボランティアポイント・地域通貨事業費についてお聞きいたします。令和4年4月から運用された地域ポイントでございますが、試行運用しながら事業を拡充してこられました。ボランティア活動をされる市民を幅広く、どこまでボランティアポイント付与の対象とされるかが課題であったかと考えます。ボランティア活動、地域活動の推進、地域課題解決や地域のにぎわい創出を目的とし運用開始されましたが、地域団体の主体的活動に付与される制度でありますけども、ボランティア活動の中には、地域団体に所属せず取り組んでいる方も多くいらっしゃいます。自主的な清掃、パトロール活動や緑化等、こうした表立っていない活動に報いることにも協働のさらなる推進に重要な側面と考えます。こうした市民を見つけ、育て、顕彰することも今後重要と考えますが、これまでの取組についてと課題をお聞かせください。
続きまして、105ページ、事項19.ウクライナ緊急支援事業費についてお聞きいたします。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から約1年以上が経過し、終結が見えない中、当該年度、生活支援給付金を引き続き支給されたことに対して高く評価いたします。一方、ウクライナ避難民が安心して日本で暮らし、活躍に向けて前に進めるような支援、日本社会になじんでいただき、地域の方と共生していくためのサポートが重要だったと考えます。長期化する避難生活を余儀なくされる当事者の方々への支援、同じ住宅で生活する市民の方々へ、いわゆる地域コミュニティの支援も重要と考えます。
日常的なコミュニティのきめ細かな交流、支援や生活の場面での習慣の違いから来るであろう課題解消の支援など、地域全体を俯瞰した行政の関わりが必要と考えますが、当該年度の取組と課題、また次年度に向けた取組をどのように検討されたのか、お伺いいたします。
121ページ、事項9.おくやみ窓口関係費についてお聞きいたします。御利用された市民の方からは、本当に助かっているというお声をお聞きいたしますけれども、このおくやみ窓口に関わる職員の皆様のグリーフケア研修の状況はどのようになっているのか、お聞かせください。
また、当該年度ではありません、今年度でございますが、例えば相続登記義務化が始まるなど、相続に関する手続がいよいよ複雑化しているところでございますけれども、そのような御相談がおくやみ窓口にあった場合に、どのような形で対応されているのか、併せてお聞かせください。
以上でございます。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 幾つか御質問いただいておりますので、順次答弁をさせていただきます。
まず、質問委員がおっしゃるように、人材の確保また定着、また人材の育成については、昨今の多様化するニーズに、また社会変化に対応するということでは、重大な課題であるというふうに認識をしております。そのために、働きがいのある職場づくりということが私どもの使命であるということを強く認識をしているところですけども、その中で市民サービスの向上また職員力の向上の点では、ゼネラリストの職員の育成と、またスペシャリストとしての職員の育成、両立していくことが重要であると認識をしているところでございます。
その中で、職員採用の現状の課題なんですけども、テストの方式が、会場の方式からウェブの方式、テストセンター方式など、多様な方式が出ております。従前であれば、会場方式でその日程が重なれば、1団体を選んで受験をするところが、現在では会場方式を受けながら、テストセンター方式、またウェブ方式を受けるというようなところでは、幾つもの受験が可能となっているような現状で、より受験者が受けやすく、選ぶ自治体を受験者側が広く持てるような状況になっているところから、私どもも、受験していただく以外には、合格を出した後に選ばれる自治体になっていくということで、現在、取組を進めているところです。そのために、合格者が辞退することの解消の取組としては、採用のパンフレットを作成させていただいたり、あと採用のサイトを令和5年12月に開設をして、より多くの情報を発信していくという取組を進めさせていただいております。
また、福祉職の採用については、令和5年度について、社会福祉士と精神保健福祉士を対象に実施をさせていただきました。多くの受験者がいる中で2名の合格者を出させていただいて、4月の採用を前倒しして1月に採用させていただいて、3か月間の実績ですが、その経験を生かし、また資格を生かして丁寧な相談を受けているというところでは、福祉職の採用については、今後も拡充をしながら、適切なところに、寄り添えるような業務が必要なところに順次配置をしていきたいというふうに考えているところでございます。
また、離職のところでの中途退職については、若干増えている傾向がございます。御本人の体調のことであったり、また故郷に戻って、そこで転職をするとか、また民間企業であれば、役所の経験を生かして、そこのスペシャリストとしてキャリアアップしていくというようなところでは、多様な選択ができるような状況になっているところがありますので、一概に1つの理由でということではないというふうには認識しております。やはり働き続けていただくためには、三鷹市の中でキャリアアップをしていけるような形での方式も、今後検討していくというところでは、令和5年度、人財育成基本方針や人事任用制度のところでの見直しを検討していたところでございます。
最後に、私のほうからは、職員の食堂の関連なんですけども、令和5年度、職員食堂の事業者が撤退していくということから、そこが判明してから、次期の事業者の選定についての準備を始めたところでございます。実際には互助会のほうでの運営になっておりますので、そのための予算の確保とかというところを、職員課のほうを中心に検討しながら準備を進めていたところです。その結果、もうしばらくですけれども、10月または9月末ぐらいになる感じですが、職員食堂の開設ということで、今準備を進めているところでございます。
私からの答弁は以上でございます。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 初めに、大きな質問の1点目の職員提案の関係について、私のほうから御答弁申し上げます。令和5年度に行いました職員提案につきましては、地域ポイントをテーマに特化いたしまして、提案募集を行ったところでございます。そうした中、御質問にあります実現に至ったものなんですけども、今年の9月から、天文・科学情報スペースのほうに、地域ポイントで回せるガチャポン──よくスーパー等にあるおもちゃのやつ、それを導入すると、そういった提案がございましたので、9月から導入したところでございます。
それから、大きな質問の3点目、まちづくり応援寄附金についてでございます。まず、その中の質問の1点目、事業化に向けたプロセスといったところでございます。こちらについては、基本的に返礼品については事業者さんからのお申出を前提としておるんですが、体験型の返礼品だとか、地域資源を生かしたところについては、企画経営課の職員の中で知恵を絞りながら、こういう活用をできないかと、他市の事例等も参考にしながらアイデア出しを行っているところでございます。
それから、2点目のNFTアートや天命反転、現在の体験型の実績といったところですが、NFTについては、御指摘いただいたとおり13件といったところです。こちら、NFT画像を取得した後にもう一度三鷹市に来ていただけると、オリジナルのカメラフレームがもう一度頂けると。訪問型のものなんですが、13件のうち2名の方が三鷹に訪れていただいております。それから、天命反転につきましては、4名宿泊の返礼品が1件、決算年度についてはお申込みいただいたところでございます。
次に、クラウドファンディングの導入の仕方についてでございます。こちらについては、もちろん、他市の事例も参考にさせていただくのと、これまで三鷹市が取り組んできた実績を踏まえて、導入について検討しているところでございます。文学に関するソフト系のクラウドファンディングは過去にもやったんですが、なかなか集まらなかったという実績が。やはり、クラウドファンディングは、愛着を持っていただくハード系の事業に適しているのかなというふうに分析しておりますので、今後も他市の事例等も参考にしながら検討をしていきたいというふうに思っております。
それから、大きな御質問の4点目、平和事業についてでございます。こちらのつどいの参加者と、平和事業への参加者の増加についてといったところです。御指摘のありました日程等につきましては、集客性のあるような日程といったところは、いろいろ検討していく必要があるかなというふうに、我々としても課題として捉えているところでございます。
多く市民を集めるといったところで、令和5年度につきましては、こちら、毎年3月に行っている東京空襲資料展を、決算年度におきましては、東京都と三鷹市、調布市と、3つの自治体での連携事業として実施しております。そういったところで広域連携をすることによって、市民参加につなげていきたいというふうに、今後も考えているところでございます。
都と連携した資源の保存といったところです。こちら、具体的な議論は東京都さんとしていないんですけれども、東京都の学芸員さんが三鷹市で保有している平和関連資料を実際に見に来てくれたということがございます。そういったところの関わり合いを大切にして、今後も連携しながら取組を進めていければなというふうに考えてございます。
それから、大きな御質問の5点目、男女平等参画に関してでございます。こちら、まず初めにLGBT研修の成果といったところです。こちら、決算年度に実施しました受講者アンケートによりますと、96%の方が、研修を通して新しい知識や情報を得ることができたと御回答いただいているところでございます。職場や窓口での対応も考えることができたというような自由意見もいただいておりますので、一定の効果があったというふうに評価をしております。
続きまして、次に2点目ですけれども、男女の関係で、パートナーシップ制度の検討といったところでございます。こちら、東京都をはじめとして先行して導入している自治体が既にございましたので、そちらの導入事例だとか実績といったところを確認させていただきました。三鷹ではどういった運用が適しているのかといったところを議論しながら、制度化に至ったところでございます。
それから、3点目として、マニュアルだとか職員への周知といったところでございますけども、パートナーシップ宣誓制度につきましては、制度の解説を手引書、三鷹市パートナーシップ宣誓制度利用の手引きというものを作成いたしまして、庁内で共有するとともに、市のホームページ等でも共有をさせていただいているところでございます。
それから、今後の事業周知につきましては、こちら男女平等参画事業の中で、啓発誌の発行だとか市民フォーラムの実施、それからパネル展示と、様々な事業を年間を通して行っていますので、そういったところでもパートナーシップ制度についての周知なども図っていきたいというふうに考えてございます。
それから、大きな質問の6点目、みたか地域ポイントについてでございます。こちら、地域にぎわいポイント事業ということで、任意団体への付与ということですが、個人の活動に対しての考え方という御質問でございました。こちら、まずは地域で、団体で行っている任意団体での活動を評価させていただきまして、そういったにぎわい活動の好事例を発掘して、それが地域に広まっていくということを理想として事業展開しております。個人につきましては、やはり公正性、公平性の観点がございますので、しっかりと市の職員が活動実績を確認できて、直接ポイントを付与するというところで現在はとどめておりますけども、今後については少し検討をしていきたいというふうに考えております。
それから、大きな質問の7点目、ウクライナ避難者の支援でございます。こちらについて、地域コミュニティへの支援と、そういった地域を巻き込んだ取組といったところでございます。こちら、東京都のほうも、東京都つながり創生財団を中心といたしまして、避難民の支援連携フォーラム等を開催してございます。三鷹市以外にもたくさんの自治体で避難者の支援をしているといったところございますので、そういった他市の事例だとか横の連携も大切にしながら、避難者の方がお困りにならない、地域になじめるような取組といったところに取り組んでいきたいというふうに考えてございます。
私からは以上です。
◯契約管理課長(立花省二さん) 私から、庁用自動車と庁用自転車につきまして、御質問に答弁申し上げます。
庁用自動車のEVへの入替えの方向性、計画ということでございますが、具体的な計画等は今現在はございません。ただ、今現在、市におきまして、PHVを含めて10台、EVの車両がございます。これらも有効に活用しながら、今後、その他の車両の入替えの際に、例えば補助金の動向とか、そういったこと、それと充電設備の許容範囲なのかどうか等も検討しながら、検討していきたいというふうに考えております。
また、庁用自転車につきましては、市内出張の貴重な足でございますので、こちら、今電動アシスト付自転車、相当数準備をしておりまして、利用も非常に多いところでございます。非常に酷暑の状況も続いておりますので、働きやすさという観点でも、こちらについてもニーズをよく確認しながら整備をしていきたいというふうに考えております。
私からは以上です。
◯市民部調整担当部長(金木 恵さん) 私からは、おくやみ窓口の関係の御質問についてお答え申し上げます。まず先に、職員のグリーフケア研修の関係でございますけれども、令和4年度開設したときのように、外部講師を招聘するような研修は行ってございませんけれども、引き続き、職員の中の心構えとして、日頃のOJTで実践をしながら引き継いでいくといった形で取組を継続しているところでございます。
そして、2点目の相続登記義務化への対応でございますけれども、事前の周知がやはり必要だろうといったところで、おくやみハンドブックのほうにもこのような形で御案内のほうは掲載をさせていただいたり、また、あとは1階の待合のモニターのところに、そういった旨の掲示が出てくるような形で周知もしているところです。また、全員の方に該当があるわけではないので、該当がありそうな方には、窓口のほうでも御案内をさせていただいているのが実情でございます。
私からは以上でございます。
◯委員(赤松大一さん) ありがとうございました。
平和関係でお聞きしたいんですが、今本当に実際にものに触れる、今、様々な資料、デジタルを活用した資料等を展開していただいているんですが、実際のものを見ることが大変重要かと思います。庁舎のほうにも広げていただいたところでありますし、駅前市政窓口のほうにも広げていただいて、少しでも市民の方に触れていただく機会を持つ努力をしていただいているところでございますが、今後、様々な戦争遺産に対しての触れる機会を増やすためにも、今後の拡充等の検討は当該年度されたのか、併せてお聞かせください。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 戦争関連資料につきましては、毎年「広報みたか」のほうにも掲載させていただきまして、貴重な資料等があれば、お貸しいただくか、または御寄贈くださいというお願いをしているところでございます。
当該決算年度につきましては、資料に加えまして、デジタル平和資料館、これは三鷹市に来なくても、オンラインでいつでもどこでも見られるという環境でございますけれども、令和5年度、手記の朗読を含めまして、7名の方による戦争体験談が収められた動画6本をさらに公開をいたしまして、今全部で57本の動画を公開するという状況になっておりますので、引き続き三鷹からこういった平和事業、平和の取組、恒久平和振興に向けた発信を行っていきたいというふうに思っております。
◯委員(赤松大一さん) 様々御答弁ありがとうございました。
以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で公明党の質疑を一旦終了します。
次に、立憲民主緑風会。
◯委員(おばた和仁さん) 一問一答でさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まず、私は、この緑の決算概要で質問させていただきます。
最初に、人事任用制度の見直しにつきまして御質問します。これ、内容的に言うと、より一層職員の業績や能力、勤務態度等の評価を可視化し、公正・公平な人事・給与制度を確立するため、検討を行いましたと書いてあるんですけれども、率直に今どうなっているのかなって、まずちょっと伺いたいなと思います。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 現在の人事任用制度、特に人事考課の制度については、主事、主任は課長補佐職が考課者の対象になっております。部課長については、理事者、市長、副市長、教育長からの評価ということになっておりますが、基本的には、1次考課者は課長補佐、2次考課者は課長、副参事については、課長、部長というような形で、2人で必ず評価をするということで、絶対評価で評価をさせていただいております。
仕事の成果と能力、態度について、各被考課者に対して求めている要素がありますので、それを日常的な業務の記録を基に評価をさせていただいて、期首の面談、期末の面談では人事考課の結果の内容を公表して、どういう観点から評価をしたのかというところを、職員にフィードバックをしております。その中で、フィードバックをした中の問題点があるのであれば、ここを改善していこうと、よかったところ、伸びたところは、こういうところがよかったというところで、職員が納得できるような形の面談を実施する形で、1年間評価をしているところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。そうしますと、期首と期末ということだと、真ん中の中間的なフィードバックは今現在されていないという理解でいいのかということと、上位者が、課長補佐さんが1次考課者ということで担当者の皆さんを考課するということで、次は、2次が課長さんがそれを見て決裁するという形だと思うんですけれども、課長さんクラスとか多面的な観察をしないのか。要は、直属の上司だけが決めるというスタイルになっているのか、そこを確認したいと思います。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 面談については、期首だと、大体6月を予定をしております。期末については、1月に結果の開示のタイミングで。ただ、公式的な面談としては2回ですけども、日常的なところでは、業務の相談を受けている中でどういうふうにこの知識をつけていく必要があるよとか、こういう方向で進めていこうというようなところは、日常的にやっておりますので、公式的な記録を取ってシステムに残していくようなところでは2回ですが、日常的にやっているというふうに認識をしております。
考課につきましては、当然、課長補佐、課長についても、評価をするのは全てが見えているわけではありませんので、特に係長が補助者として、日常的な業務を当然進行管理をしたり観察をしていますので、そこに聞きながら、当然、私ども管理職は職員一人一人を丁寧に見ていくということはありますけども、不足している部分については、補助者、係長職の意見を聞きながら、適正に評価をしているところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。この期首の面談ですけれども、これは、様々、今年度はこういうことをやっていこうということをそれぞれの部なり課なりで決めておられると思うんですけれども、その目標達成について自分はどう関わっていくというような、具体的な話が話し合われるのか、お伺いしたいと思います。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 期首の面談の前には、当該年度につきましては、部の目標、課の目標、係の目標というのを設定をさせていただきました。職員は、その目標を確認をした上で、自分の担当業務についての仕事の方向性であったり成果、またどういう能力、態度を伸ばしていくのか、必要としているのかというところを、自己申告をした形で面談に臨みます。
面談は課長が行うんですけども、その内容を見て、方向性をちょっと確認をしたりとか、逆に、その方向性についてのアドバイスをするような形での面談が期首の面談となっているところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。いろいろとありがとうございました。そういうことであるとすると、中間面談をして、期首でこういうことやるというのが、その後どういうふうに推移しているのかというのがないと、最後の結論だけぽんと言われても、そこら辺は丁寧な取組じゃないのかなという気が、お話を伺っていると、ちょっとしました。
もう一つ、ちょっと気になったのは、この対象者が受験できるように環境整備をということなんですけれども、これは一般的に、受験しないと上に昇格していけないというシステムになるんですか。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 主任、あと係長職、課長補佐職については、受験の申込みをしていただいての選考になります。課長職以上については、手挙げ制ではなく、基本的には理事者の選考だけになっておりますので、課長補佐職以下については、受験を申し込んだ形での選考で、プラス、面接、あと人事考課の総合的な判断で合格を出させていただいているところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) これは、公務員の皆さんのルールなんですか。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 昇任昇格の選考については、各自治体によって異なっておりますので、三鷹のように主任、係長職、課長補佐職まで受験の試験制を入れているところもありますし、試験制を入れていたところが、やめて選考だけにするというところもありますので、それは各自治体の考え方によって差が出てきているところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。今、この質問をさせていただいたのは、やはり男性の昇格のスピードと女性の昇格のスピードとか、あるいは部長さん方の男女の割合とか、何となくそこら辺が大丈夫なのかなというのがちょっと気になるところでございます。平たく、優秀な方をどんどん上に上げていくという、上の方がよく見て指導をして、引き上げていくというようなシステムをつくっていくという中で、今のそこら辺のやり方についても、今回、検討したということなんでしょうか。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 昇任昇格選考につきましては、当該年度、検討する前倒しで、課長補佐職については筆記選考を廃止をさせていただいております。その結果、受験者数も増えて、男性だけではなく、女性の職員も多く受験をしていただいて、昇任をしている結果が出ております。
当該年度についての検討の中では、どういうふうに、いかに受験をしていただくのか、また公正公平に選考ができるのかという観点から、令和6年度の実施に向けて見直しをしたところでございます。
あと、昇任のスピードについてですけども、多少育児休業等は、やはり女性の職員が出産後、体力を回復しながら育児をして、復職をしていくというところでは、1年、2年とか、ちょうど昇任のタイミングでお休みを取られる職員もいますが、その期間も、勤務の実績をした通算としていますので、昇任の受験のタイミングは基本的には平等に付与しているところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。いろいろと検討していただいているということで、さらにいい方向に変わっていくようにお願いをしたいと思います。
そして、会計年度任用職員については、さきの代表質疑でも、私どもの会派で質問させていただきましたが、もう既に50%以上になっているということなんですけれども、これは財政上の問題からも、なかなか難しいというのは一定程度理解はするところでありますけれども、会計年度任用職員自体を少しずつ減らしていくことは考えていないのか。
また、一定の割合で正規職員に登用する、こういったことで、やっぱり会計年度任用職員の皆さんのやる気を引き出す、こういった考え方はないのか、お伺いしたいと思います。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 実際に、会計年度任用職員の人数が増えていっている傾向があったというのは事実でございますが、ここ数年では、会計年度任用職員のポストを改めて正職員に戻すというようなこともさせていただいております。各部のヒアリングの中で、困難性が増してきているとか、職責的に難しくなっているというところでは、会計年度任用職員のポストを正職に変えて、体制を強化をしていくというようなこともありますので、今後も引き続き、各部の丁寧なヒアリングのところで、会計年度任用職員から正規職員に配置を変えていくということも行っていく必要があるかなというふうには認識をしております。
あと、会計年度任用職員から正規職員というところでは、私どものほうは、地公法上でどうしても試験制がありますので、それを受けていただく中では、また経験者採用の年齢の枠とか、いろいろと見直しながら、会計年度任用職員の実績を持って受験をしていただいて、面接を受けていく中では、これまでの勤務の実績もありますので、そういうところも総合的に判断をして採用が進めていければなというふうには考えているところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。そういった実績があるということを知らなかったんですが、そういうふうに取り組んでおられるということで、ありがとうございます。ぜひ、安定的に会計年度任用職員の皆さんが安心してお仕事ができるような、そういった環境に引き続き取り組んでいただきたいなというふうに思います。よろしくお願いしたいと思います。
それから、まちづくり応援寄附金ですけれども、69ページ。今回、NFT画像の返礼品の導入ということをされたということで、非常に新しい取組だと思うんですけれども、これは今後も拡大していくおつもりなのかをお聞きしたいと思います。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) ただいまの御質問に御答弁いたします。NFT画像につきましては、これを導入するに当たりまして、先行する自治体がございまして、そこで大当たりをしているという事例がございました。ただし、当たったのがアニメキャラクターを使ってといったところがあって、今はもうだんだんと件数も減ってきてはいるんですけども。我々、そういった資源、何が適切かといったところで、FC東京さんに行き着いたところでございます。
本来は、選手画像等を使ってファン層に広く魅力的なものをということを考えていたんですけども、選手画像につきましては、権利の関係でなかなか使うことができないということで、マスコットキャラクターにとどまったところでございます。今回の件数を見て、13件と芳しくなかったというのがありますので、費用対効果等も考えながら、今後について検討していきたいというふうに考えております。
◯委員(おばた和仁さん) そういった先進事例にどんどん取り組まれているというのは、すばらしいと思います。
そういった意味では、先ほどジブリのお菓子の件も残念ながらという結果だったということだったんですけれども、引き続き取り組んでいただくとともに、ジブリの様々なキャラクターといいますか、そういったところ、今のお話だと、このNFT画像で可能性を追求をしていってほしいなというふうに思います。
一方では、若干ふるさと納税とは違うかもしれないんですけれども、民間企業においても、寄附をするという、そういった仕組みがあると思うんですけれども、三鷹市においても、この民間企業さんから寄附をいただくということの取組については、いかがでしょうか。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) ただいま御指摘のとおり、企業からの寄附金というのを三鷹市に、年によって出っ込み引っ込みありますけども、頂いているといったところは事実でございます。
また、ふるさと納税の企業版というのもあるんですが、三鷹市は対象になっておりませんので、企業からの寄附を頂けるようなPRというのも含めて取り組みしていきたいなというふうに思います。
◯委員(おばた和仁さん) よろしくお願いいたします。この今回、デジタル広告ということで100万円の予算を使いましたけれども、期間が約2か月。このアクセス件数は増えたんだけれども、実際に購入増にはつながったのか、そこら辺、どのように検討されておられますか。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) こちら、デジタル広告につきましては、インターネット検索サイトのヤフーに、令和5年の11月、12月の2か月間、掲載をいたしました。御指摘のとおり、アクセス件数が、前年度の同月比で1万4,933件と、増加したといったところでございますが、先ほど御答弁申し上げたとおり、返礼品ありの寄附につきましては、全体では減少しているといったところでございます。
寄附金は減っているといったところなんですけども、三鷹をこれで広くPRできたのかなというふうには思っておりますので、ここから、デジタル広告を見た方が三鷹に興味を持っていただいて、足を運んでいただけるといったところにも期待したいというふうに思っています。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。
次に、72ページ、市民参加でまちづくり協議会の活動の推進をちょっとお聞きしたいんですけれども、これ、三鷹市基本構想、第5次三鷹市基本計画、この政策提案数が87件ということなんですけれども、マチコエの提言集、この政策提案のアイデア集、これを見ると大体分かるんですけれども、結構──大項目があって、中項目があって、小項目があって、小項目になると、物すごい数の提案になっています。
これ一つ一つはどうなっているのかというのが、何か分かりにくいというか、市のほうでどのように考えていて、先ほどもっと長期的に市も採用を考えるというふうにおっしゃっていたんですけれども、そこら辺、ぱっと見て分かるような、何かそういったものというのは用意されていますか。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 御指摘のとおり、マチコエからの御意見、政策提案ベースだと87件で、それを砕いていって、アイデアベースですと224件のアイデアをいただいたところでございます。そのうち121件を基本計画に反映したといったところでございます。また、残りの33件については、令和6年度、今年度策定する個別計画の中で検討していくといったところ。それにも入ってこないものについては、次期の基本計画の際に振り返りといったところで、参考にさせていただきたいと思うんですが、この224件のうち何件対応したといったところは、公開は今のところはしておりません。
◯委員(おばた和仁さん) それは、公開しないっていうのは何か理由があるんですか。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) もちろん、マチコエとは、この224件について職員が全28回の意見交換を行いまして、これは基本計画に反映していきましょうとか、個別計画に反映できますというような議論をさせていただいて、マチコエのメンバーとは、今一定の整理を行わせていただいているんですが、細か過ぎるというのもありまして、隠しているわけではないんですが、今のところ、公開できてないというのが現状でございます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。我々議員は当然ですけれども、一般市民の皆さんも気になっていると思うので、せっかくこういった取組をしていくというのは、一過性のものではなくて、継続的なものにする必要があるというふうに考えると、できるだけ情報を開示してほしいなというふうに思います。
続きまして、73ページ、みたか地域ポイント、これは1点だけ。技術に不慣れな高齢者対策というのが、やっぱりちょっと気になるところなんです。例えばですけども、ICカードみたいな、簡単に、ぴっとやったら商品が買えるというか、何かそんな仕組みを高齢者等で望む方には対応できないのかということ。あと、この付与ポイントへの申請というのは年に1回でしたかね。年間を通じて取り組んでいくというほうが、参加される方にとっても便利度が増すと思うんですけれども、そこら辺いかがでしょう。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) こちら、地域ポイントアプリの利用につきましては、御高齢の方は使いにくいといったようなお声も、一定程度届いているところでございます。そうしたことから、制度の開設当初から、アナログ版ということで、スタンプカードにポイントのスタンプを押すというアナログ版も用意して、事業を実施したところでございます。今御意見がありましたICカードの利用といったところは、アプリとICカードと紙のアナログとというような3箇所になりますので、運用も煩雑になると思います。少し検討はしていきたいと思います。
それから、付与ポイントにつきましては、これは年に1回とかではなくて、継続して該当するボランティア活動に参加すれば、もしくは該当のイベントに参加すれば、通年でポイントが取得できるようにはなっているものでございます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。ポイントをもらえるように、団体のほうが申請するという、そちらのほうをお聞きしたんですけれども。やっぱり団体さんによって、この制度を知らないという人はすごく多いと思うんですよね、現実問題としては。そういったPRも含めて、ぜひしっかりやっていってほしいなというふうに思います。
78ページ、79ページ、このスマートシティ三鷹の実現に向けた取組ということで、様々な取組をしていただいているんですけれども、全国的に見るとというか先進事例を見ると、結構、市民の健康の増進の視点というところとか、あるいはエネルギーのマネジメントシステム、地産地消、こういった視点から、このスマートシティーというのを取り組んでいたり、あるいは市民参加を増やすということで、プラットフォームづくりということでのスマートシティー化、あとスマート交通管理、こういったことが代表的な取組なのかなというふうに思っているんですけれども。そこら辺と、今、三鷹の現状というのはかけ離れているのか、それとも一緒なのか、そこら辺のお考えをお聞きしたいと思います。
◯情報推進課長(佐々木健さん) 今、委員おっしゃっていた健康ですとかエネルギーですとか、そういった課題をDXでよりよいものにしていくといった、国としても動きがあるというのは承知しているところです。
ただ、決算年度につきましては、三鷹市においては、まずはニーズのあるところとか、始められるところからという形で実施をスタートしたところでございます。令和6年度になるんですけれども、スマートシティーの計画、そういった計画をつくる中で、今言っていた健康、エネルギー、あとはまちづくりの視点、そういった視点を入れて、DXを進めていきたいと思っています。
以上です。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。期待しております。私どもの会派も、スマートシティたかまつということで、高松市のほうに今度行ってまいりますので、また様々意見交換させていただけたらなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
最後に、この吉村 昭さんの書斎なんですけれども、これについて、地域の方々が交流できる機能ということで取り組んでいただいたというふうに認識をしております。そういった意味で、私どもも期待をしている整備なんですけれども、造っただけではもちろん駄目で、いかに多くのお客さんに来ていただいて、しかも市内を回遊していただくかということが重要だと思うんですが、これをどのように見込んでいるのか、お伺いしたいと思います。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) 幸いなことに、開館直後から想像以上に多くのお客様に来ていただいておりまして、これを通年化、毎年同じようにというふうに思っております。
また、文教委員会、市議会からもいろいろ御意見をいただいていまして、この場所を拠点にして、近隣のまち歩き、そして文学施設同士の連携ということも考えていきたいと思っております。
◯委員(おばた和仁さん) これは三鷹市の観光も含めての大事な取組、商業活性化に向けても大事な取組だと思うので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。
地域の交流という点ではどうですかね。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) 今、やっと歩き出した施設でございまして、今地元の方にもだんだん認知度が上がってきているところでございます。特にこの暑い夏の盛りに、ほぼ毎日のようにお越しいただいて、無料のほうの建物で本を読みながら涼んでいっていただく方などが少しずつ出始めております。また、近隣の商店街の方とも今後連携していきたいと思っております。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございました。
以上で終わります。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で立憲民主緑風会の質疑を一旦終了します。
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◯委員長(加藤こうじさん) 総務費の質疑の途中ですけれども、ここで休憩をいたします。
午前11時53分 休憩
午後0時57分 再開
◯委員長(加藤こうじさん) 委員会を再開いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◯委員長(加藤こうじさん) 総務費の関連の質疑を続けます。
日本共産党。
◯委員(前田まいさん) よろしくお願いします。先に、先ほども議論のありました会計年度任用職員及び職員配置についてお伺いしたいと思います。会計年度が増える中で、一方で、正規職員の割合あるいは配置が適正な状況にあると言えるのかということをまず確認したいと思います。その下で、正規職員の特に職責の偏り、仕事に対する責任が重くなったりというような影響が出ていないのか、お伺いします。一問一答でお願いします。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 正規職員の配置につきましては、毎年度、定数の中でヒアリングを実施をさせていただいて、必要な人員の、事業の増とか業務の増とかであれば、正規職員を配置をするとかということでヒアリングを行っておりますので、現状、欠員はいますけども、定数としては、ヒアリングの結果を踏まえた形での配置になっているというふうなところで認識をしているところでございます。
正規職員と会計年度任用職員につきましては、業務の内容を分析して、補助的な業務は会計年度任用職員、正規職員として判断をし事務を執行していくなどのものについては正規職員というような形で職責を分けておりますので、その部分では適正に行っているのではないかというふうに認識をしているところでございます。
◯委員(前田まいさん) ただ、これは今年度に入ってからいただいた情報なんですけれども、公設公営保育園で深刻な正規職員不足になっているとの情報が寄せられています。担当部からは、会計年度任用職員で埋めるように言われているが、それも間に合わなくて、正規職員が超過勤務で対応したり、複数業務を兼任して対応しているということですが、本当にヒアリングの結果を踏まえて、あるいは年度途中の様々な状況の変化に対応できているのか、もう一度お伺いします。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 保育園の場合、保育士であれば、子どもに対する職員の数というのは決まっておりますので、その配置はちゃんと適正に守っているところでございます。さらに、予備保育士、フリー保育士というようなことで配置をしているので、ある程度弾力的な運用ができるような形で配置はしているんですけども、産前産後休暇、育児休業の取得で、どうしても欠けてしまうところを、本来であれば私どものほうで正規職員を採用して、弾力的な配置というところを目指してはいるんですけども、なかなか昨今、保育士の確保についても難しい現状がある中では、会計年度任用職員の任用で配置をする、また他園のフリーだったり予備保育士を流動的に配置をするなどということで対応しているんですけども、なかなかそこでも長期休業に入っていく職員も多い中では、確かに現場の今の状況は、質問委員のように私どものほうにも耳に入っていて、子ども政策部を含めて、採用のほうも順次、年間を通しながら実施をして、来年度に向けては適正な配置ができるようにというようなところで、当該年度についても実施をしたんですが、結果的には、なかなか今現状、厳しい状況にあるというふうに認識しているところでございます。
◯委員(前田まいさん) もともと、やっぱりちゃんと、当然産休、育休等の事態も想定され得るわけですから、特に女性が多い現場だと思いますので、正規職員がきちんといるという状況をつくっていく努力が必要だというふうに思います。
会計年度任用職員のうち、女性の割合はどれくらいか、もしお分かりになれば、教えてください。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 会計年度任用職員、令和5年度の試験の実施とか、評価のところで更新をした結果ということで、令和6年4月1日現在で答弁をさせていただきます。月額職員につきましては、男性が96人、女性が506人で、女性の比率としては84.1%となってございます。
◯委員(前田まいさん) やはり女性の割合が高いんだというふうに思います。そういう働き方に女性が置かれているということも、本当であれば改善しなきゃいけないと思うんですよ。女性の働き方として、ずっと会計年度任用職員という働き方でいいのかということもあると思うんです。もっと安心して将来設計できるような、正規職員も含めた登用──さっき話もありましたけれども、特にこういう形で女性が、いわゆる非正規雇用に置かれているという状況を、市として改善する考えがあるか。
要は、会計年度任用職員を減らすことを考えているのかというのは、代質でもお伺いしましたけど、明確な答弁もなかったので、もう一度お伺いしたいと思います。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 市政全般の業務の中で、どういうサービスの提供の仕方があるかというところでは、正規職員また会計年度任用職員の人数で割合を決めながら事務執行していくということは、あるべきではないかなとは思っておりますが、会計年度任用職員の処遇につきましても、昨今、勤勉手当も令和6年度から支給するような形になっておりまして、国の動向を見ながらですけども、処遇の改善をしているところではございます。
また、会計年度任用職員の、実際の勤務をしている方たちを雇用しているところでは、一定の時間で勤務をして、一定の収入が得られるというようなセカンドキャリア的な形で捉えていたり、あとは、子育てをしながら、短時間の勤務で一定の安定した処遇が得られるような仕事として、市の会計年度任用職員で働いている方もいらっしゃるというのは認識をしております。
ただ、そこからのまたキャリアアップというところでの御質問で考えると、さっきの質問にも御答弁しましたが、経験者採用で採用できるような形での採用試験の実施をしながら、その方たちのキャリアアップというところの視点も、市政のほうに取り入れていけるようなことは、これまでもやってきましたけども、引き続き実施をしていきたいというふうに考えております。
◯委員(前田まいさん) ぜひよろしくお願いします。
続いて、決算概要の88ページ、3、マイナンバーカードのさらなる普及促進についてお伺いします。私は、このさらなる普及促進には反対です。様々なトラブルが起きている現状を踏まえれば、そういったトラブルが解消されるまでの間は、一旦そういった普及促進をストップして状況を注視すべきだったのではないかと思いますが、そういったトラブル把握等は、三鷹においてトラブルの相談がなかったかも含めて、どういうふうにこの間のトラブルの起き続けている現状を市として考えていたのか、お伺いします。
◯年金・番号制度担当課長(佐藤 優さん) ただいまの御質問について答弁させていただきます。マイナンバーカードの普及促進についてというところで、トラブルが起きている間の対応ということで、回答をさせていただきます。国のほうで、様々なトラブルが報道されているというふうな事実については認識されているところではありましたが、三鷹市においてはそのようなトラブルが特に報告はありませんでしたので、そこについては粛々と対応のほうをさせていただいたところでございます。
あと、あわせてマイナンバーカードを、昨今、報道の中でトラブルがある中でも迅速に取得したいという方もいらっしゃいましたので、そういう方たちについては、こちらのほうも事務を滞らせることなく、迅速に正確に間違いなく対応するということで、市民サービスの向上に努めてきたところでございます。
答弁は以上になります。
◯委員(前田まいさん) 多分それは、トラブルの相談先がないからだと私は思うんです。いろんな薬局なり医療機関でトラブルに見舞われても、そこでは苦情なり言うかもしれないですけど、それが今、市には伝わるという仕組みにはなっていないから。三鷹市で全くトラブルゼロだったわけないじゃないですか、これだけ国が総点検するほどになっていて。三鷹だけトラブルゼロなわけないんですよ。
だから、そこを実績がないからといって、見ないようにはしないでほしいというふうに思います。
出張申請サポート事業で、高齢者施設でも行っていますよね。これは、誰の要望によって行われたんでしょうか。高齢者施設の事業者から要請があったということですか。
◯年金・番号制度担当課長(佐藤 優さん) 出張申請サポートにおける高齢者施設でどのような形で施設を決めたかということで、御答弁させていただきます。今回、当該決算年度におきましては、高齢者施設1件で出張申請サポートをやらせていただきました。ここにつきましては、幾つか高齢者施設にお声がけさせていただいて、その中で手を挙げていただいたところで、今回やらせていただいたというふうな形で実施しております。
以上になります。
◯委員(前田まいさん) じゃあ、市側から高齢者施設に声かけをしたということですね。この施設入所者が適切にマイナンバーを管理できる状況にあるのかの確認はできているんでしょうか。本当に高齢者がマイナンバーカードを持つということのリスクも含めて理解されているのか、ここまでやる必要があったのかというのを、もう一度お尋ねします。
◯年金・番号制度担当課長(佐藤 優さん) ただいまの高齢者施設でのマイナンバーカードの管理についての御質問につきまして、今回お声がけさせていただいた幾つかの高齢者施設の中には、管理ができないという形で辞退されたところもございましたが、今回実施させていただいたところについては、実際入居されている方も、ある程度御自身のことが管理できるというところも含めまして、申請していただいた結果、カードは交付されたとしても大丈夫だろうということで御理解いただいた上での実施になりましたので、確認を取った上での実施となっております。
以上です。
◯委員(前田まいさん) 今後はもうやめていいんじゃないかなというふうに思います。
それから、高谷議員の一般質問への答弁では、市民への交付率75%ということで、引き続き普及促進に努めていくというお答えをされていました。これ、結局マイナ推進のみをやっていて、取得が任意であるということは十分伝えられていないんじゃないかと思いますが、いかがですか。
◯年金・番号制度担当課長(佐藤 優さん) マイナンバーカードの取得については、任意であること自体はおっしゃるとおりでございまして、特に我々のほうから強制的な働きかけのようなものをしているわけではございません。あくまでも、作りたいと言っている方に対して、遅れることなく、正確にきっちりと交付をするということに念頭を置きまして、普及促進を行っているという立場でございます。
以上でございます。
◯委員(前田まいさん) そうすると、例えば窓口等で持っていない人に対して、申請を促すようなことはされてないですね。
◯年金・番号制度担当課長(佐藤 優さん) 質問委員さんおっしゃるとおり、窓口でお勧めするというふうな形でのお声がけはしていないところでございます。ただ、質問があったときには、作り方等、正確で間違いのない御説明をさせていただいた上で、利用者様の御判断にお任せするという形で御案内をしているところです。
以上です。
◯委員(前田まいさん) もう一定普及が進んでしまったので、これからはある意味トラブルへの対応等も自治体としてきちんと注視して、また把握して、本当にこれは見直しを含めて、国に改善を求めてほしいというふうに思います。
それから、決算概要74ページの11、人権条例についてお伺いします。当該年度、この制定にまで至ったわけですけども、何が人権侵害に当たるのかというような事例の調査とか収集というのは行われましたでしょうか。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 人権侵害に当たる事例につきましては、制定前に人権に関係が深いと思われる団体へのヒアリングを通しまして、そこで市としても一定の把握をしたところでございます。
◯委員(前田まいさん) 具体的に幾つか御紹介いただいてもよろしいですか。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 例えばですが、SNSなどインターネットによる人権侵害が顕著であると、あとは災害時における人権への配慮が心配である、また、車椅子が通行できる歩道、電柱があることによって車椅子が通れない道路があると、また外国人は外見で偏見があって、アパートを借りるときとかに不利がある等の御意見を聞いたところでございます。
◯委員(前田まいさん) ありがとうございます。先日、三鷹市人権条例を考える会が主催する学習会に参加させてもらって、太田啓子弁護士のお話を聞いたんですけど、最近あった埼玉県立公園を借りての撮影会ビジネスというか、10代ぐらいの女性が水着を着ている姿をたくさんの人がカメラで写真に収めるというイベントというか、そういうのを公園が許可を出して、そういう撮影会が行われたということがあったそうです。SNSでのニュース等にも出ています。そういったことも人権侵害に当たるんだという問題提起が、この学習会ではされました。
また、昨今、盗撮もすごく増えていて、子どもは被害者にもなり得るし盗撮の加害者にもなり得ると。盗撮という行為が性加害行為、あるいは人権侵害行為なんだという認識が薄かったりもあって、法令に引っかからなくても、そういう人権侵害に当たる事例というのは、今たくさんあるということだったんです。なので、そういうときに、こういう人権条例こそがまさに有効に機能して、人権条例に基づいて、市が行政として自ら動く必要があるというふうに考えますが、そういったことは検討されなかったでしょうか。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) まさに御指摘のとおり、条例を制定して、今年度はその条例の普及啓発に努めていくスタートの年度に当たっているわけでございます。そうした中、これから審議会をつくったりだとか──相談体制を既につくっておりますけども、そういった取組とともに、人権施策、通底となる基本条例になりますが、それに基づいた庁内全体での取組、推進体制連絡会議等もつくって情報共有も行っていますので、そういった中で全庁的な対応を図るとともに、市民の皆様については、今年度ワークショップ的なところではフォーラムの開催を予定しておりますので、そうしたことを通して、人権侵害のない、人権の尊重されるまちといったところを促進していきたいというふうに思っております。
◯委員(前田まいさん) 様々な事例をぜひたくさん収集してもらって、しっかり人権が守られるようにしていただきたいというふうに思っています。
それから、決算概要の74ページの12、多文化共生センター(仮称)についてお伺いします。施設のコンセプトの検討を進めたとあります。多岐にわたる施策の展開が想定されていると思うんですけど、どうもこのセンターが何をするのかがちょっとよく分からなくて、具体的に施策の中身についての検討は行われたんでしょうか。ハード面ではなくて、ソフト面の部分の検討は行われたのか、お伺いします。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) こちら、決算年度におきましては、この多文化共生センター(仮称)開設に向けまして、国際化から多文化共生へと発展をするというのと、男女平等参画をジェンダー平等、多様な性の尊重まで視野を広げていく。全ての人の人権だとか多様性が尊重される平和施策の推進、そうしたものを融合した施設としていきたいということで、まさにコンセプトのところを議論をしたところでございます。
以上でございます。
◯委員(前田まいさん) このセンターはそういう施策をアピールする場、施設ということなんですかね。例えば、今いろいろ挙げられたものの相談体制の一翼を担えるような専門の方がいるとか、そういうことではないんでしょうか。この間、ずっとここがどういうふうな事業になるのかが見えていないのと、しかも、再開発と並行して進めていくってなっているので、今回、基本方針の策定にも至らなかったというふうにあります。
今後、どのくらいのスケジュール感で、どういう事業を見込んで基本方針をまとめる考えなのか、お伺いします。
◯企画部長(石坂和也さん) 多文化共生センターについて、やはり再開発事業の進行というところの中で、熟度をどう高めていくのかというのが1つあるかなというふうに思っています。その中で、1つキーになるのは、やはり国際交流協会が今やっている取組なのかな、理解、交流、支援という形になっています。お互いのことを理解して、交流して、そして支援につなげていく。その支援には、そこで当然、相談体制等も入ってくるのかなというふうには思っているところでございます。
そうした積み重ねをきちっと検証しながら、さらに、先ほど担当部長が申し上げた、今、ジェンダー平等ってかなり広がりを見せていますので、そうした中でどういったことができるのかというのを、またさらに令和6年度、当該年度も検討していかなくちゃいけない課題なのかなというふうに思っています。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。
それから、先に決算概要80ページの22、公共施設のマネジメント体制及び維持保全の在り方の調査・検討ですが、取組方針の策定と民間の技術、活力を活用した仕組みづくりの確定、いずれも当初の予定より遅れたというふうに思います。その理由をお伺いします。
◯ファシリティマネジメント担当課長(石川隆司さん) 本事業におきましては、庁内の関係部署──施設の所管課であるとか、契約、財政の担当とワーキングチームをつくりまして、4回ほど打合せを行ってきました。それの意思決定といいますか、そこに時間を要した関係で、当初よりちょっと遅れたという経過がございます。
以上になります。
◯委員(前田まいさん) この中で、PFI、PPPの活用についても検討されているのか、お伺いします。
◯ファシリティマネジメント担当課長(石川隆司さん) 一応、事業としましては、当然、検討の項目としてはあるんですけども、別建てで要綱をつくるというような話もあった関係で、当該事業においては、具体的にPPP、PFIについて、どうするこうするという話はしておりません。
◯委員(前田まいさん) でも、別建てでは検討しているということですね。つまり、前向きに検討されているということで理解してよろしいですか。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) いろんな民間と連携しながら事業を行っていく、多様な手法があるというのは理解をしております。その選択肢の1つとして、設計施工一括発注方式、DB方式だとか、発注者支援業務、CM方式、そういった方式があります。多様な方式の中の1つとしては捉えているところでございます。
◯委員(前田まいさん) 会計検査院なんかの報告書では、PFI等はあまりよくないというような報告も最近出始めていると。契約不履行になったりとかいう問題もあるので、私は推進してほしくて言っているんじゃなくて、慎重に検討してほしいということで申し上げたいというふうに思います。
指定管理者制度についても検証が必要ではないかというふうに思っていますが、それも別建てでしょうか。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) 今回は、主に公共施設につきましては、実際にその施設を使ってサービスを提供することと、その施設自体を維持管理していく、いわゆる点検したりですとか修繕をしたりですとか、警備をしたり、清掃したり、そういった建物のハード自体のことを維持管理していくという2つがございます。今回、主に後者の部分の建物のハード面を中心にした検討ということでございます。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。
それから、78ページ、79ページの20、スマートシティの取組ですが、幾つか実証終了になったものが書かれています。やってみて駄目だったということはあり得ると思うんですけど、デジタル活用が目的化してしまってはいないかというふうに感じたんですが、もう一度評価をお伺いしたいと思います。
◯情報推進課長(佐々木健さん) 今、委員おっしゃるように、目的とニーズがちゃんと合致しているかと、そういう御指摘だと思うんですけれども、やはり決算年度でも、こちら、決算概要に書かせていただいている4件中3件は終了ということになっておりますので、そういった意味では、市民の方のニーズといったところがきちんとできていなかったのかなというところで、反省しているところでございます。次年度以降、そういったことにならないように、ちゃんとニーズを見極めた上で、最新技術を取り入れていきたいと思っています。
以上です。
◯委員(前田まいさん) 最後に、納税の関係でお伺いします。当該年度、納税の遅れや納税困難については、滞納に至る市民への対応や相談を通じて、特徴として捉えたことがありますでしょうか。例えば少額化しているとかありますか。
◯納税課長・国保担当課長(水口典之さん) そうですね、少額化というよりも、やはり生活困難な世帯が、最近の物価高騰により増えているということは、納税相談の中でも認識しているところでございます。そういう方に関しては、丁寧に納税相談なりの手法に結びつけてございます。
以上です。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で日本共産党の質疑を一旦終了します。
次に、きらりいのち。
◯委員(石井れいこさん) お願いします。決算概要80ページの公共施設のマネジメント体制なんですけど、PPP、PFIは今のところ話はしていないということだったんですけど、公共施設の統廃合をするという意味は、前年度はなかったということの認識で合っていますか。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) 基本的に、三鷹市の中で統廃合ということは考えておりません。あくまで複合化ですとか集約化、そういったものにつきまして、ソフト面を含めた中で、その状況に合わせて今後の施設の在り方を含めて検討していくという形で考えております。当該年度につきましては、特にそういった議論はしているところではございません。
◯委員(石井れいこさん) 保育所とか図書館とか、それぞれ意味合いがありまして、公共施設そのものが人権保障だと思っているので、今後検討していく上でも、公共施設が担ってきた基本的人権を今後もいかに保障するかの観点から検討すべきだと思っております。
次、決算概要の68ページ、職員人事管理費なんですが、先ほど妊娠、出産のことも考慮されているということをおっしゃっていました。産後2年ぐらいとか、産前産後、そして授乳をやめてから2年くらいとか、ホルモンバランスも崩れるというのがあるので、普通と言われる状態とは大分違うと思うんですが、その点も考慮されているのか、伺います。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 育児休業は、地方公務員の場合は子どもが3歳に達するまで取れますので、その間の中で体調の回復と子どもの生育との関係で、職場の復帰というのを、職員それぞれ判断をされております。
復帰後につきましては、体調の面というよりも、子どもの育児と仕事のバランスとを考えた形では部分休業制度がありますので、1日2時間までになりますけども、それを活用しながら、自分の体調と、育児と仕事の両立ができるような形での制度で、それは就学前まで取れるようになっているのが現状でございます。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。あと、女性は生理があると思うんですが、こういうのはなかなか男性には言えないことかと思いまして、そういう点も含めて相談できない──幾らお話合いがあるとはいえ、その点も言えないところはどうなるのか、伺います。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 生理につきましては、生理休暇ということで、1回のところでは2日まで有給で承認をしているところでございます。なかなか、上司が男性であれば相談しにくいとか、そういうところでは周りの女性の職員等の相談の中でどういうふうにサポートしていったりとか、代わりに申請をしていくとか。
あとは、職員健康相談室には保健師がおりますので、その辺りの制度の取り方とか、職場とのコミュニケーションの図り方とか、そういうところも相談をする体制も整っておりますので、そういう全体的なサポートで、制度が利用できるような環境を整えているところでございます。
◯委員(石井れいこさん) あと、他自治体では、ランサムウエアの被害があったそうですが、この人事情報クラウドの情報は安全なのか。絶対はないものと思うので、もしも流出被害に遭った場合の損害補償というのは契約の中にあるのか、伺います。
◯情報推進課長(佐々木健さん) ランサムウエア、そうですね、身代金を要求するというマルウエアのことだと思うんですけども、今回、情報基盤の更改をしたというところでございまして、基本的には相手の事業者に対して、損害賠償を要求されたときに、何かしら求めるといったことは想定していなかったので、そういうことはそのまま想定していないという状況でございます。
◯委員(石井れいこさん) 皆さんの情報が想定されていないということは、不安になるかと思うので、そこは詰めていっていただけたらと思いました。
あと、このシステムを導入することで、私も前の会社でこういうシステムを入れていたんですけど、能力主義のようにならないかというのを懸念しています。職場というのは、一人一人じゃなくてチーム戦だと思っているので、部内の相性というのもありまして、思わぬ部署で自分を発揮できるということもあったりすると思うんですよ。良い点だけではなくて、誰かの良い点とは思われない個性が、誰かの安心にもなったり、支えにもなったりという心の安定にもつながると思っています。そのシステムに乗らない個性が失われるのではないか。そういった面も含めて、懸念をしております。
キャリアアップということも考えている人もいるというふうにおっしゃっていました。枠のようなものがあると邪魔じゃないのかなと、そういう点を危惧しているんですが、いかがでしょうか。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 人事考課システムにつきましては、人事評価だけではなく、さっきもありましたけれども、自己申告のシートの作成で、上司のほうに自分の今の現状とか悩みとか、どういうふうにキャリアを考えているのか。期末については、当該年度で検討した中では、新たにスペシャリストの人材の養成のための制度の検討をして、令和6年度から導入をしていくというような形では、一定程度その枠組みから外れても、自分がどういういろんなキャリアを進んでいきたいのか、そこをちゃんと申告できるようなシステムにもなっておりますので、システムを使いつつ、面談、日常的なコミュニケーションのところで、しっかりと職員の状況把握をしながら、その職員の適正なキャリアを支援していくような制度にはなっているというふうに認識をしているところでございます。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。じゃあ、審査のとき以外にも、ワン・オン・ワンとかあったりするような状況にはなっているんでしょうか。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) やはり管理職として、課長、係長もそうですけども、上司になる者は、職員の悩みの状況、日常的な会話、表情を見ながら、どういう悩みを抱えているのか、仕事の進捗が遅れているようであれば、原因は何かというところを察知をして、コミュニケーションを取るようにしておりますので、面談に限らず、日々のところからコミュニケーションを図っていくことが重要で、そこの組織のマネジメントが上司の役割だというふうに認識しているところでございます。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。
次、決算概要の78ページ、情報基盤等の更新ということで、情報基盤システム、内部情報システム、財務会計システム、職員のPC更新をセットで対応ということで、国が基幹業務システム20業務を統一、標準化することを目指していますが、今回の更新はそれに対応するものか、伺います。
◯情報推進課長(佐々木健さん) 今回、情報基盤システムの入替えを行ったところでございますけれども、今委員おっしゃっていた20業務の入替えというのは、国のガバメントクラウドへの移行のことかと思います。国のガバメントクラウド移行に際しては、昨年度実施した基盤更改とは全く別のシステムでございますので、令和7年度以降も、基盤更改したシステムにつきましては引き続き使えるものでございます。
◯委員(石井れいこさん) ということは、4市で実施している東京クラウドということで、それは標準化に対応しているのか、伺います。
◯情報推進課長(佐々木健さん) 4市の取組でやっている、いわゆる住民情報のシステムでございますけれども、そちらにつきましては、国の標準化法に基づいた標準化に対応する予定でございます。
◯委員(石井れいこさん) 先日、ニュースでも、日本のサイバー能力の低さはマイナーリーグだとアメリカが酷評しているということもあって、今の現政府のマイナンバーカードのトラブルを見ても分かるように、分散型に、もっと細かくしたほうがいいかと思うんですが、その検討はなされておりますでしょうか。
◯情報推進課長(佐々木健さん) 委員おっしゃっているのは、恐らく標準化、共通化といったシステムのことかと思います。市としましては、国のデジタル化政策に対応しながらも、きちんと市の独自性といいますか、地域住民のニーズに基づいたサービスについては、引き続き展開していくことを考えております。また、標準化されたシステムでも、各自治体がカスタマイズですとか、独自性は維持できるものと思っておりますので、国のガバメントクラウドに移行するものではあるんですけれども、引き続き、地方自治、自由度を維持しつつ、住民サービスを提供していきたいと考えております。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) 私はちょっと心配のままおります。
次、行きます。あと、決算概要73ページのボランティアポイントです。255万5,515ポイントの付与、利用は56万887ポイントということで、ポイント利用は歳出、市税で、市の税金ですよねということを確認させてください。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 御指摘のとおり、ポイントを付与して、店舗や公共施設で利用した際、円に返還された際、市の支出として支払いをしているところでございます。
◯委員(石井れいこさん) メディアポイントの扱いになるのか、次年度に繰越明許になるのか、利用されたときに歳出計上されるのか、伺います。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 本事業につきましては、令和6年度から本格運用が始まったところでございます。現時点では、年度間で何ポイント発行して、どのぐらい店舗で使われるだろうという想定をしながら予算を組んでいるところであります。まだ事業も始まったばかりですので、そういった単年度主義の予算編成の中で取組をしているところでございます。
◯企画部長(石坂和也さん) 若干補足させていただきます。委員の質問に端的に答えるとすると、決済されたときに、歳出予算に計上して支出すると、そういうことです。
◯委員(石井れいこさん) 予算5,659万3,495円、決算2,140万5,659円、執行率45%はなぜなのかを伺ってもいいですか。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 主に精算等業務委託料の執行残が大きかったというふうに捉えております。こちら、精算等業務委託料については、公共施設とか店舗で利用されたみたポを現金に換金する際の業務を委託するものでございまして、ポイント付与が当初の見込みを下回ったこと、さらに公共施設や店舗でキャッシュレス決済として利用された額が少なかったことが、執行率が低かった理由でございます。
◯委員(石井れいこさん) 今後、それは改善できそうな点であるかどうかも伺えればと思います。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 今後の付与ポイント、それから利用者が利用されるといったポイント、推計値を見ながら、執行残がなくなっていくような形で取組をしたいと思っております。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。
決算概要の74ページ、人権を尊重するまち三鷹条例関係費。木村草太氏の講演は条例に生かされたのかという点を伺えればと思います。差別を許さない姿勢、差別をなくして、人権を尊重する姿勢の確認をさせていただければと思います。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 条例の制定に当たりましては、様々な市民意見を聞くとともに、この決算概要に記載のとおり、市民フォーラム等の開催を経て、条例を策定しているんだという機運を醸成しながら、周知を図りつつ取組を進めてきたところでございます。そういった中、骨格案に対する御意見やパブコメ、たくさん意見をいただきましたので、効果があったものと評価をしているところでございます。
◯委員(石井れいこさん) 差別に関しては、頭では分かっていてもなかなか理解できないという、形にしていけないというか血肉にしていけないということがあると思うので、その中身をどう理解させていくか、普及させていくかという点については、どのように考えておりますか。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) このたび策定しました条例につきましては、理念を中心にしたもの、人権に関する基本条例というふうになってございます。かといって、条例の制定後、すぐにこの差別がなくなるだとか効果が現れるものではないというふうに認識しております。
やはり、今年度、スタート地点になりますけれども、条例の中身、こういったまちにしたい、皆さんの人権を尊重しながら暮らしていくといったところの、まずは普及啓発に努める必要があるかなと思いますので、そちらに邁進してまいりたいと思っております。
◯委員(石井れいこさん) よろしくお願いします。
あと、決算概要74ページの多文化共生センターなんですけど、国際交流協会を再開発地内に移転させるということであるならば、現在地はどのように活用する予定か、伺います。
◯企画部長(石坂和也さん) まだそこのところについては、再開発のほうのスケジュールも定まってございませんので、具体的に、じゃあその跡地をどうするかという検討には至っていないところでございます。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。包括的な内容を施設コンセプトとするのであれば、そのことが分かるような名称にしていくべきではないかと思うんですが、その点はいかがでしょうか。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 現時点では仮称ということで表現しておりますが、今後、市民会議や審議会等しかるべきところの御意見等も聞きながら取り組んでまいります。
◯委員(石井れいこさん) よろしくお願いします。
あと、決算概要78ページのスマートシティ推進関係費のボイスマイニングのところなんですけど、性能が上がっていると。何に使うかによっても、事前学習させる単語が違うとは思うんですけど、目的に合ったシステムの使い方を適切に選ぶ必要があったのではないのかなと思いますが、いかがでしょうか。
◯情報推進課長(佐々木健さん) そうですね、システム、ソフトの選定という意味では、私たちのほうでも検討がなかなか行き渡らなかったというところはありますけれども、先ほども言いましたけれども、現状での最新技術とニーズの組合せというところは、いま一度心がけるつもりではあります。
あと、今回得られた成果としましては、最新の技術動向は確認できたということは大きな成果だったというふうに考えています。最新技術を実際に試してみることで、これからの市民サービスにどう生かせるのかという視点を得ることができたということで、今後もそういった最新技術の動向を注視しながら、どうやってマッチさせていくかということについては考えていきたいと思っております。
以上です。
◯企画部長(石坂和也さん) なかなか成果に至らなかった点、厳しい御指摘なのかなというふうに思うんですが、私どもの思いとすると、この令和4年6月にこの基本方針を定めたわけです。これは何かというと、次期のスマートシティの構想を待つまでに、あらゆる可能性についてトライしてみると。その中で、いろいろ課題が出た場合について、じゃあどう生かしていくのかというトライ・アンド・エラーで、一定の含みながらも、次の構想に生かすといったような趣旨での先駆的な事業といったようなところでございます。
課長が申し上げたとおり、ニーズとシーズをきちっとマッチさせるということは重要な視点ではございますが、その一方で、じゃあ今できることは何ができるのかと、最先端のことをやってみる実証の取組というのも、やっぱり必要なのかなというふうに思っているところでございます。
◯委員(石井れいこさん) そうですね、トライ・アンド・エラーは大切だと思うので、前向きにお願いします。
あと、決算概要の80ページ、戸籍等への氏名の振り仮名追加のところです。住民基本台帳にある振り仮名を活用して、戸籍にも活用することになるというのは、ミスはないのか。チェックは本人がするわけではないと思うんですが、戸籍を取得したら振り仮名がついてくるということで、後になって間違いが判明した場合、修正方法は検討されているのか、伺います。
◯市民部調整担当部長(金木 恵さん) 当該決算年度におきましては、システム改修という形での対応をさせていただきました。この後、戸籍に振り仮名が振られるというところで、その記録ができるようにするためのシステム改修をするための経費を計上させていただいたのが、当該の決算年度の取組というふうになっております。こちらのほうは、繰越明許をさせていただきましたので、令和6年度、今年度中にシステムの改修が完了する予定になってございます。
今後の対応につきましては、せんだって政府のほうが戸籍法の改正の施行日を来年、令和7年5月26日という形で政令を決定したというふうに聞いてございますので、詳細につきましては、今後明らかになっていくものと認識してございます。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。
あと、決算概要72ページの参加と協働推進事業費に行きます。補助金終了後の市民による自主グループ的な動きはあるのかということと、把握しているのかを伺えればと思います。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) マチコエの皆様から、解散後も活動の場を継続してほしいというような御意見もございましたところから、三鷹ネットワーク大学において、まちづくり研究員での活動やまちづくり補助金事業の継続といったところのメニュー、活動のフィールドを残したところでございます。実際に、まちづくり研究員については6名、補助金事業については3件の御利用があって、有意義に活用いただいているのかなというふうに認識しております。
◯委員(石井れいこさん) せっかく盛り上がってきた中で終わってしまったという声もいただいたので、そういうのも、これからまた活用できていたらというか、御協力いただけたらと思っております。
あと、決算概要の71ページの寄贈物件等を活用した魅力あるまちづくりの検討なんですけど、枠組みをほとんど決めてしまったら、そのアーティストたちのやることというのは面白くないんじゃないかなと思うんですよ。最初につくるところから、どういう形にしていこうかというところから始まっていったほうが、クリエーティブな場所になっていくのかなと思ったんですけど、なぜ部屋とかを分けてしまって決めてしまったのか、伺います。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 当該決算年度につきましては、三鷹まちづくり総合研究所に研究会をつくりまして、研究員の皆様でいろいろな調査研究をしていただきまして、年度内に研究報告書をまとめていただいております。あくまでも、今、この間取り等はこの研究報告書によるものなのかなというふうに思っていますが、今後、市のほうでその研究報告書を参考にしながら、事業スキーム等をこれからつくっていくという段階でございます。
◯委員(石井れいこさん) ということは、これから、間取りはあるけど、またそれも関係なくなっていくということで合っていますか。
◯企画部長(石坂和也さん) 一定程度間取りがあって、今回シェアハウスという機能を入れるという中で、一定程度使い勝手というのは決まってくるのかなというふうには思っているところでございます。1つは、卒業した学生または卒業した直後でなかなか生活が軌道に乗らないアーティストに、シェアハウス機能の中で、そこで活動に専念してもらうようなところがありますが、ともに地域との交流みたいなところに若干参画してもらうとか。また、じゃあ、地域の交流をつくり出すようなプロデューサー的な役割を担う人も出てくるのかなというふうに思っています。
そういった機能とか、今検討も進めていますので、その中で改めて間取りについても確定していきたいというふうには思っていますが、これから検討をまた深めていきます。
◯委員(石井れいこさん) 家賃についてはどうなんですか。お金があまりないというふうにおっしゃっていましたけど、家賃を取るという形になっているんですか。
◯企画部長(石坂和也さん) 基本的には、今家賃を取る方向でということでございますが、具体的な金額等については、これから入居条件も含めて考えていきたいと思っています。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。なるべくクリエーティブな、アーティストの望むような形で、こちらで枠をつくらないような形で進めていければと思います。
あと、すみません、ボランティアポイントのところに戻っていいですか、決算概要73ページなんですけど、100ポイントでごみ袋で、5,000ポイントで望遠鏡に交換なんですけど、交換ポイント数、あと交換件数はどのくらいか、伺います。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 決算年度、令和5年度におけます記念品交換につきましては、328件、ポイント数は34万7,900ポイントでございました。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。終わります。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上できらりいのちの質疑を一旦終了します。
次に、都民ファーストの会。
◯委員(山田さとみさん) よろしくお願いします。まず、一般管理費の職員の健康に関することについて伺います。当該年度、令和5年度の予算要望、意見で、都民ファーストの会から職員のハラスメント対策やメンタルヘルスの対応について要望しました。市からの回答は、ハラスメントに関しては、職員健康相談室を窓口として相談を受け付けていると。メンタルヘルスに関しては、職員健康相談室の保健師が相談を受ける中で、必要に応じ産業医やカウンセラーにつなげ、改善に向けた対応を図りながら、メンタルヘルス不調に陥らぬよう取り組んでいますとあります。
お答えをいただき、ありがたいですけれども、私から見ると、さらなる対応が必要というふうに感じました。日々の業務に追われて忙しかったり、心身ともに疲れていたりして、渦中の方はなかなか相談に行けるような元気がなかったりするのではないかなと思います。上司や同僚に相談内容が漏れてしまって、職場の状況がさらに悪くなってしまうことを懸念して、相談できない状況が続いてしまうと、休職に追い込まれてしまうケースも考えられます。
三鷹市は当該年度、休職に至らないように早めのケアをするために、どのような対応を行ってきたのか、伺います。例えば、早めのケアのために匿名でも相談ができるような相談フォームを開設するだとか、チャットボットを活用するとか、ICTを活用した相談体制の強化について検討しなかったのか、伺います。
こちらも職員に関することなんですが、人事です。先ほども幾つか質問がありましたけれども、女性活躍に関することで、女性の部長さんはじめ管理職の方がまだまだ少ないのではないかなと思います。女性も含めて、不利にならないように様々な対策を講じていただいたと思うんですけれども、心理的なハードルというのもあるのではないかと思います。アンコンシャスバイアスについても企画のほうでも取り組んでいただいていますけれども、女性が自分で挑戦してみたいなというような勇気が持てるような、アンコンシャスバイアスの打破に向けて、例えば女性の部長さん、先輩にどういうふうに対応してきたのかを聞く場を設けるとか、心理的なハードルを超えられるような取組を行ってきたのか、伺います。
次に、実績報告書103ページ、事項4.男女平等参画推進関係費です。先日行われた総務委員会でも報告がありましたけれども、男女平等参画のための三鷹市行動計画2022における後期の実績値、令和5年度で、各分野における男女の地位が平等になっていると思う人の割合が、やはりちょっと低い。目標値になかなか届いていないという状況でした。当該年度も「Shall we?」を発行していただいたり、意欲的に取り組んでいただいていると思うんですけれども、男女平等参画意識の向上のためにどのような取組を行って、どのような成果が出て、今後どのような取組をさらに行っていくべきと考えているのか、伺います。
例えば、パネル展示、三鷹市の下の広場のところで毎年やっていただいていると思うんですけれども、例えば子育て中のママさんが、アンコンシャスバイアスを打破するために行われているパネル展示をそこに見に来るかといったら、なかなかそこまで来れないんじゃないかなというふうに思っています。もう少し、子育てで遊ばせる広場に展示するとか、もう少し当事者に寄り添った場所でパネル展示をやっていただくとか、座談会を開いてもらうとか、講演会などを行っていただきたいなというふうに思うんですけれども、そういうことは考えなかったのか、伺います。
次に、概要71ページの8番、三鷹市パートナーシップ宣誓手続条例、私もこちらは望んでいたもので、つくっていただいてありがとうございます。当事者の方にも、この制定までの間にお声を聞かれたと思いますけれども、そのお声は、この条例で十分に応えられているとお考えなのでしょうか。この条例の制定までの過程を振り返って、今後さらに行っていくべき施策があれば、どのようなことを考えているのか、伺います。
次に、概要71ページ、7番、寄贈物件等を活用した魅力あるまちづくりの検討です。寄贈物件の活用については、寄贈物件等を活用した魅力あるまちづくり研究会において調査研究を行ったということです。そもそも、なぜこの研究会で調査研究を行うことになったのか、伺います。今後、三鷹まちづくり総合研究所に調査を依頼するのはどのような案件になるのか、伺います。
次に、おくやみ窓口です。大切な方が亡くなったとき、この窓口について知らなかったというふうに伺うことがあります。とてもいい取組なので、そういう方に広く届いてほしいなというふうに思っているんですけれども、この窓口の周知について、当該年度どのように取り組まれたのか、伺います。
あと、おくやみハンドブックなんですけれども、例えばこれは私の体験なんですけど、父親が亡くなったときに、病院の地下でどうしようというふうに悩んでしまって、やっぱりこういうハンドブックがあるとすごくよかったなというふうに思うんです。近隣の病院とかと連携して配ることとかは考えられなかったのか、伺います。おくやみハンドブックを手に取られた方へ、メンタルケアについてももう少し、どんなサポートがあるのか書いてあるとありがたかったなというふうに聞きましたので、その辺りについて充実することは考えなかったのか、伺います。
御答弁よろしくお願いします。
◯労働安全衛生課長(長坂愛子さん) 職員の相談について、お答えさせてください。早めのケアが必要ということで御指摘いただきましたが、まさにそのとおりで、やはり現在、メンタル不調での病休者が増えております。その中で、早めのケアというところで、ラインケア研修を通じて各管理職が部下の健康に気を配っていくということが、今とても効果が得られているというふうに感じます。
現在、職員の相談、第二庁舎3階で、まず保健師のほうが相談を伺いまして、カウンセラーや産業医、あと必要に応じて外部の医療機関と連携を図る場合もございます。そんな中で、職員が相手だと相談しづらいなあなんていう懸念点もございまして、実際にほかの自治体で、外部に相談窓口を設けているようなところもございます。その場合、プライバシーが確実に守られますが、一方で、結果が件数としてしか上がってこないというところで、実際職員がどんなことで悩んでどう苦しんでいて、どう対応されたかというところが検証しづらいという懸念点がございます。
あと、御意見をいただきましたチャットボットの活用とか、生成AIを活用した事業展開というところは、まさに今、市で運用が開始し出したところだと思いますので、こちらも職員の健康保持増進にも前向きに考えていければなというふうに思います。職員の相談手段が広がってくることはすごくいいことですので、今後も調査研究してまいります。
私からは以上です。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 女性活躍に関連する御質問をいただきました。確かに、アンコンシャスバイアスではないですけども、女性の職員が職責への不安であったりとかを感じられているところから、昇任のところをとどまっていくというところも実際に声を聞いているところです。あと、育児や生活、仕事との両立、時間外勤務がなかなか難しい中では、昇任するべきではないというようなことを思っている職員もいるということも、私ども、把握をしているところです。
ただ、日常の業務の中で、私ども上司がどういうふうに仕事を進めていくかという模範のスタイルを見せていくということも必要でありますし、当該年度ではないんですけども、女性の部長が、多くはないんですけど女性職員を集めて、現状のキャリアの考え方とか自身の経験を伝えたということが実際にあって、そこからもまたいろいろと意見が聞こえてきました。
質問委員のアドバイスもありますけども、女性管理職の経験とか声を伝えていくようなことも、研修の体系とか人事のところで取組をもう少し推進していくようなこともできればと思いますし、市町村職員研修所でも男女共同参画の研修がありますので、そういうようなところでテーマを取り上げていただいて、広く女性が活躍できるような環境を整えていければというふうに考えているところでございます。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 私から、何点か御質問にお答えします。まず、男女平等参画に関してでございます。委員さん御指摘のとおり、男女平等と思っている人の割合を高めていくということは非常に重要と思っております。毎年、我々のパネル展示だとか市民フォーラム、それから男女平等参画啓発誌「Shall we?」の発行を通して、普及啓発に努めているところでございます。
令和5年度、決算年度においては、パネル展示で、先ほども例示がありましたアンコンシャスバイアスをテーマにして実施させていただいたところでございます。一方、仕事や子育てで会場まで来れない方は多数いらっしゃると思いますので、御指摘のとおり、アーカイブ配信だとか、会場を工夫するなど、少し検討の余地はあるのかなというふうに、課題を通して捉えていきたいというふうに思っております。
また、「Shall we?」につきましては、子育て支援のきっずナビのほうでも配信するような連携も図っていますので、そういった可能性を今後模索していきたいというふうに思っております。
それから、パートナーシップ制度に関する御質問でございます。条例の制定に当たりましては、当事者の御意見もお伺いしてきました。御意見があったのが、制度が三鷹市にあること自体が自分たちが認められていると思うので、非常にうれしいというような前向きな御意見もありまして、制定に至ったところでございます。
制度につきましては、手引やハンドブック等を作成をしていくのとともに、職員のほうでも配慮が必要等もありますので、職員ハンドブックを作って、窓口での配慮等、周知を図っていきたいというふうに思っております。
それから、私からの最後ですが、寄贈物件についてです。こちら、なぜまちづくり総合研究所で研究会をつくって議論をしたのかといったところでございますけども、こちら、まちづくり研究所、三鷹ネットワーク大学の知的資源、それからシンクタンク機能といったところを大いに活用したほうがいいという判断から、寄贈物件の研究についても、こちらの研究会で行いました。関連するネット大の会員大学だとか、美術大学、それから実際のアーティストさんなどを研究員にして、1年間研究に取り組んだところでございます。
今後につきましても、政策課題等多々あると思いますけども、このネット大のよさを生かすといいますのか、知的財産とシンクタンク機能といったところと合致する政策課題については、研究会のほうを活用していきたいというふうに考えているところでございます。
◯市民部調整担当部長(金木 恵さん) おくやみ窓口の関係について、お答えをさせていただきます。確かに、窓口を知らなかったんだというようなお声は、私どものところにもちらほら聞こえてくることはございます。お急ぎの方は、確かに各課の窓口を今までどおり御自身で手続をして回る方も一定数いるということも存じておりますけれども、実はその中に、窓口があると知らなかったんだよという方も一定数交じっているんじゃないかなというようなところは、私どものほうも懸念としてございますので、関係各課のほうには、お亡くなりになった方の手続でいらしたときには、おくやみ窓口、御存じですかと一声かけてもらえませんかということで、各課のほうにも協力をお願いしているようなところです。
あと、ハンドブックの置き場所なんですけれども、現在、例えば包括支援センターだったりとか、できるだけ多くのところで目につくようにということで取組はしているんですけれども、一方で、縁起でもないというようなことをおっしゃる声があるのも確かです。なので、配置場所については、皆様のお声ですとかニーズといったところをもう少しよく勘案しながら、拡充するのであれば、どういったところがいいのかということは考えていきたいかなというふうに思っています。
そしてまた、メンタルケア──グリーフケアに近いのかなと思うんですけれども、ハンドブックのほうにも、例えばお子様を亡くされたときとか自死で亡くされたときというようなときの御相談先というのは記載はしているんですけれども、それ以外でといったところは、なかなかまだ手が届いていないところかなとは思っています。ただ、私どもも過去にグリーフケア研修をした中でいただいたような情報といったものは、おくやみ窓口のほうにお越しいただいた方には御紹介できるかなというふうに思いますので、そういったところをもう少し柔軟にやれるように頑張っていきたいかなというふうに思っています。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。前向きな御答弁をいただいたと思っています。ありがとうございます。
今のおくやみハンドブックのメンタルケアについてなんですけれども、焦り過ぎていて、自死とかお子さんが亡くなった場合、そこのページまでたどり着けなくて、御案内をしたら、ああ、こういうのがあったんだというふうにおっしゃった方もいらっしゃるので、そのページもさりげなく、状況に応じて、ニーズがありそうだったら、ちらっと御紹介してもいいのかなと思うんですけれども、そうした対応をぜひしていただければと思います。
次に、概要72ページの9番、市民参加でまちづくり協議会の活動の推進ということで、本当にこれは三鷹市の誇るべき事業だと思っておりまして、本当にやってよかったなというふうに、私もすごく感動しています。
一方で、様々な立場の市民の意見を取りまとめるというのは大変なスキルが必要だというふうに思っております。中立的な立場でファシリテートを行う人材を、やはり部会ごとに配置すべきだったのではないかなというような声がちらほらと聞こえてきました。今後も、きっと基本計画をつくる際には市民の声を聞いていくことが続いていくんじゃないかなというふうに思っているんですけれども、これからの活動も考えて、こういう市民の意見を伺っていくときに、ファシリテーターの育成とか配置とかについては、もう少し意を用いてほしいなというふうに思ったんですけれども、当該年度そういったお声があったのか、また当該年度の取組について、市民の意見の集約とかについてお伺いします。
◯企画部DX推進担当部長(丸山真明さん) 御指摘のとおり、マチコエメンバー、400人弱ということで、大変多くの方がいらっしゃいますので、様々な方がいらっしゃったということは事実でございます。もちろん、ファシリテーションがお得意な方とそうでない方といった方もいらっしゃったかと思います。そういった中、我々もファシリテート、活躍していただきたいというのと、それを学んでいきたいといったこともありまして、基本構想をつくるための市民ワークショップ、こちらにファシリテーターとしてマチコエメンバー30人弱に参加していただきました。
もちろん、もとから得意な方もいらっしゃいましたし、初めてやるという方もいらっしゃったと思います。そういった取組を通して、まちの声を聞くという活動だけではなくて、ほかの能力も築き上げていくといったところに意を用いながら取組を行ったところでございます。
◯企画部長(石坂和也さん) 御存じかと思うんですが、マチコエの中でも、このファシリテート研修をやったんですね。なかなか個人差もあったのかなと思うんですが、こういった身につけたもので、これからどうまちで活躍していただくのかというのが大事だと思います。体系立てて、今の段階でファシリテート研修等は考えてございませんが、今次期の改定とかでどういうふうにやっていくかということも見据えながら、こういった人の意見を聞き出すような力をどうやって身につけていこうかというところは、重要な視点なのかなというふうに思っています。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。基本計画だけじゃなくて、これからコミュニティの中でも、きっと話合いをしたりとか、そういう場面も増えてくると思いますので、このファシリテーターの存在とか能力というのはすごく必要だと思うので、研修に関してはぜひやっていっていただきたいなと思います。
次に、概要78ページの20番、スマートシティ三鷹の実現に向けた取組の中で、先ほどの御答弁の中で、ボイスマイニングは子どもがいる方の電話での相談に活用したということだったんですけれども、具体的にどのような効果があったのか、伺います。
もう一つ、災害時の地域住民への円滑な情報伝達や平常時の家族等の見守りツールとして、ビデオ通話など双方向のコミュニケーションが可能なスマートスピーカーの活用を図ったが、実装が難しいということです。今後はどのようなものを活用していくのか、伺います。例えば、今朝ニュースで見たんですけれども、品川区ではAIを活用して、対象者、要配慮者に電話をかけて安否確認を行う方針を出したとのことです。実証に向けた取組を経て、今後どのような取組を行っていくべきと考えているのか、伺います。
◯情報推進課長(佐々木健さん) まず、ボイスマイニングにつきましては、どういったことかということなんですけども、先ほど説明した内容と重複するかもしれないんですけれども、まず電話機にボイスマイニングの機械をつけて文字起こしをするということなんですけども、これによって複数の相談員が同時期、一どきに相談の内容が確認ができるということで、この相談業務、相談の記録を残すということが大事なので、それを自動で残すことができるというメリットがあるということで確認ができたのかなと思っております。
あと、もう一点、スマートスピーカーの今後ということなんですけれども、今回やった事業については、当然ニーズはすごくあったんです。市民の方、特に高齢者の単身の方が、見守りをしながら、いざというときの防災への備えということができるので、ニーズもあったし、実際に導入してみて、聞いた話でいうと、全て継続してほしいという声もあったんですけれども。ただ、費用面のところで、1台当たり50万円というコストがかかるということもあったので、費用対効果がなかなか得られなかったということで、断念しているというところでございます。
以上でございます。
◯委員(山田さとみさん) 費用対効果なんですね、分かりました。操作が難しいとか、そういうことではないということなんですね。ニーズがあったということは、ニーズを捉えられていて、すごくいい傾向だと思っているんですけれども、今後に向けてどのように取り組まれていくのか、もしあれば、お伺いできればと思います。
◯企画部長(石坂和也さん) 様々な実証、実装を繰り返しながらというのが、その中でどう課題を捉えて成果につなげていくのかというところがございます。まさに委員おっしゃったように、AIというのが1つの可能性なのかなというふうに思っています。せんだっての総務委員会でのスマートシティの──都市経営アクションプランの中に入りますが、その中でもAIというのは1つの基軸かなというふうに思っています。
今、デジタル技術は急速に進展していますので、そういった中でどういった災害時の可能性があるのかどうかというのを、全庁横断的に検討していきたいというふうに思っています。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございました。終わります。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で都民ファーストの会の質疑を一旦終了します。
以上で第2款 総務費及び一般会計歳入に対する質疑を一旦終了いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 市側の入替えのため、しばらく休憩いたします。
午後2時13分 休憩
午後2時16分 再開
◯委員長(加藤こうじさん) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 議案第36号 令和5年度三鷹市一般会計歳入歳出決算の認定について及び議案第41号 令和5年度三鷹市下水道事業会計利益剰余金の処分及び決算の認定について、以上2件を一括して議題といたします。
一般会計歳出 第4款 衛生費から第9款 消防費、一般会計歳入及び三鷹市下水道事業会計に入ります。
第4款 衛生費から第9款 消防費及び三鷹市下水道事業会計に対する市側の説明を求めます。
◯企画部調整担当部長(伊藤恵三さん) それでは、衛生費から御説明いたします。実績報告書の159ページをお開きください。第4款 衛生費の決算額は48億8,297万8,000円で、前年度比5億8,836万4,000円、10.8%の減となりました。
特記事項を申し上げます。160ページを御覧ください。事項9.新型コロナウイルス感染症医療支援事業費です。病床確保や医療従事者の処遇充実に係る医療機関への支援を9月末まで継続しました。
165ページを御覧ください。事項36.伴走型・経済的支援事業費と事項37.同(繰越明許費執行額)です。保健師等による面談等を通じた妊娠、出産、子育てまでの切れ目のない伴走型相談支援と出産。子育て応援ギフトを支給する経済的支援を一体的に実施しました。
166ページを御覧ください。事項3.高齢者等予防接種事業費です。帯状疱疹任意予防接種費用の一部を公費負担し、自己負担の軽減を図りました。事項8.新型コロナウイルスワクチン接種事業費です。特例臨時接種の接種期間が令和6年3月まで延長されたことから、三鷹市医師会等と連携し、コールセンターをはじめ、丁寧な説明、相談体制の下で円滑な接種に取り組みました。
168ページを御覧ください。事項5.地球温暖化対策関係費です。公共施設への太陽光発電等の設備導入に向けて、各施設への導入可能性の調査検討を実施しました。
続きまして、労働費について御説明いたします。173ページを御覧ください。第5款 労働費の決算額は7,723万円で、前年度比1,102万2,000円、16.6%の増となりました。これは、勤労者福祉サービスセンターの運営費補助金の増などによるものです。
続きまして、農林費について御説明いたします。174ページを御覧ください。第6款 農林費の決算額は2億4,046万2,000円で、前年度比5,305万9,000円、28.3%の増となりました。
特記事項を申し上げます。右側のページ、事項6.市内産農産物利用推進事業費です。学校給食での市内産農産物の使用率向上のため、物価高騰を踏まえ購入経費を増額しました。事項10.農産物栽培用肥料等購入費助成事業費と事項13.農業施設用燃料費助成事業費です。原油価格、物価の高騰に伴い、市内農家に対して肥料等購入費や施設栽培用暖房設備の燃料費を助成しました。
続きまして、商工費について御説明いたします。176ページを御覧ください。第7款 商工費の決算額は6億8,653万4,000円で、前年度比3億2,927万6,000円、32.4%の減となりました。
特記事項を申し上げます。178ページを御覧ください。事項20.三鷹産業プラザ第1期棟取得事業費です。独立行政法人中小企業基盤整備機構が所有する同建物を引き続き産業振興の中核施設として活用していくため、都の補助金を活用して購入いたしました。事項21.理美容事業継続支援事業費です。理美容事業者の事業継続を支援するため、光熱費、仕入価格等の高騰分に対する給付金を給付しました。
続きまして、土木費について御説明いたします。180ページを御覧ください。第8款 土木費の決算額は50億418万円で、前年度比1億3,220万7,000円、2.7%の増となりました。
特記事項を申し上げます。184ページを御覧ください。事項7.三鷹台駅前周辺地区整備事業費です。荷さばきスペースやバスロータリーを整備し、2年計画で進めてきた広場整備が完了しました。
右側のページ、事項9.自転車安全利用推進事業費です。自転車利用者のヘルメット着用の努力義務化に伴い、ヘルメット購入費用の助成を行いました。
186ページを御覧ください。事項13.コミュニティバス関係費です。大沢地区のAIデマンド交通の実証運行について、運行エリアを西部地区まで拡大するとともに、交通ネットワーク全体構想を策定しました。
右側のページ、事項15.タクシー事業者継続支援事業費です。事業継続を支援するため、燃料費の負担軽減のための給付金を支給しました。
189ページを御覧ください。事項20.国立天文台連携まちづくり事業費と事項22.同(繰越明許費執行額)です。自然環境調査及び遺跡試掘調査を実施し、地域の共有地(コモンズ)の創出を中心とする土地利用基本構想の検討を進めました。事項21.井口特設グラウンド周辺まちづくり事業費です。市内医療機関の誘致に向けて、公募による事業者選定の取組を進めました。下段の事項1.三鷹駅前地区再開発事業運営費です。三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業の計画案や三鷹駅前地区の交通課題の改善、にぎわいの創出等の方策につきまして、UR都市機構との協議や地域の各団体との意見交換等を行いながら検討を進めました。
続きまして、消防費について御説明いたします。194ページを御覧ください。第9款 消防費の決算額は22億2,503万円で、前年度比2,159万4,000円、1.0%の減となりました。
特記事項を申し上げます。197ページを御覧ください。事項18.地域防災活動支援組織関係費です。NPO法人Mitakaみんなの防災に対し、運営費の補助を行い、防災意識啓発事業の実施など、地域の防災力向上に向けた活動を支援しました。事項19.地域防災計画改定関係費です。東京都が公表した新たな首都直下地震等による東京の被害想定に基づき、対策等の見直しを反映し、震災編の改定を行いました。
続きまして、下水道事業会計について御説明いたします。333ページを御覧ください。下水道会計は令和2年度より公営企業会計に移行しています。まず、中段の(ア)の収益的収支についてです。下水道事業収益は31億4,906万6,000円、下水道事業費用は29億1,903万9,000円で、当年度純利益は2億3,002万7,000円となりました。
次に、(イ)の資本的収支についてです。資本的収入は8億9,432万3,000円、資本的支出は16億2,544万8,000円で、差引き不足額7億3,112万5,000円は、損益勘定留保資金等で補填しました。なお、未処分利益剰余金のうち資本金への組入れを除いた分は、地方公営企業法に基づき、企業債償還の財源に充てるため、減債積立金に積立てを行います。
特記事項について、歳出から申し上げます。368ページ、369ページを御覧ください。左側のページ、目3 施設改良費です。老朽化した下水道施設について、管更生及びマンホール更生等を実施したほか、東部水再生センターの汚泥脱水設備等の改築及び監視制御設備等の更新など、長寿命化を推進しました。
次に、歳入について申し上げます。366ページ、367ページにお戻りください。第1項 企業債、第2項 国庫補助金、第3項 都補助金は、建設改良費の財源として活用を図りました。
説明は以上です。
◯委員長(加藤こうじさん) 市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。衛生費から消防費、三鷹市下水道事業会計の委員1人当たりの持ち時間は25分になっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
初めに、公明党。
◯委員(赤松大一さん) よろしくお願いいたします。実績報告書でございます。160ページ、事項1.妊婦・乳幼児健康診査等関係費についてでございます。当該年度、本市は住民税非課税世帯の妊婦に対して、妊娠判定に係る初回産科受診料の助成を開始されましたが、助成件数は3件、予算額が78万円に対して、決算額は1万5,500円でございました。助成開始に当たっての課題と、助成件数3件との実績はどのように検証されておるのか、伺います。
同じく健康診査関係費でございますが、妊婦健康診査の超音波検査に係る費用については、東京都に創設された補助制度を活用して、公費負担を1回から4回に拡充したことは大変歓迎いたします。当該年度予算現額が2,200万6,000円に対して決算額は約半分でございました。この執行率をどのように検証されているのか、お伺いいたします。
続きまして、165ページ、事項2.乳幼児等予防接種事業費、HPVワクチン接種の実施でございます。厚生労働省はHPVワクチンに関するリーフレットで、子宮頸がんは若い世代の女性のがんの中で多くを占めるがんです。日本では毎年約1万1,000人の女性がかかる病気で、さらに毎年2,900人の女性が亡くなっておりますという形で、リーフレットには表記されているところでございます。実は、当該年度は平成9年4月2日から平成19年4月1日生まれの方、いわゆるキャッチアップ世代が無料接種できる最終年度でございました。当該年度は接種人数3,004人、接種率7.1%でございましたが、そのうちキャッチアップ世代の接種率をお示しください。また、接種率の実績をどのように検証されておるのか、お聞かせください。
続きまして、166ページ、事項3.高齢者等予防接種事業費についてお聞きいたします。当該年度からスタートしました帯状疱疹ワクチンの一部助成でございますが、大変要望の多かった接種事業であり、会派としても要望させていただいておりましたので、大変に歓迎いたしております。接種実績は7,696人で、見込みからの執行率も高かったものと思いますが、この実績をどのように検証されておられるのか、お聞かせください。また、決算年度において本事業を開始してみて見えてきた課題についても、併せてお聞かせください。
続きまして、農林費に移ります。175ページ、事項9.農作物獣害防止対策事業費についてお聞きいたします。市内では近年、タヌキ、ハクビシン、アライグマ等が生息し、農産物等に被害が発生しております。今年度の夏にも、トウモロコシ、ブドウ、ズッキーニ等で獣害が収穫期直前に立て続けに出ている報告を受けております。農業者にとっては、丹精込めた農作物が被害に遭うことは、精神的にも苦痛を受けることとお声をいただきました。近年増え続けている獣害に対してどのような対策を取られているのか、お聞かせください。
続きまして、商工費に移ります。商工費、176ページ、事項1.商工会助成事業費についてお聞きいたします。三鷹市の商工振興の拠点として商工会館の建て替えの議論が久しく続いている中、市内の商店街の運営継続が難しくなっている課題では、街路灯の撤去により市内の通りが暗くなってしまっている実態があります。今後の商工事業者の経営相談等による事業継続支援、また後継者不足の問題においても、即効性が見えない現状が続いていると考えます。市内商工業者への適時適切な行政としての支援の在り方についてお伺いいたします。
また、商工会館の建て替えについて、市の支援についての検討状況も併せてお聞かせください。
続きまして、176ページ、事項2.商店街助成事業費についてお聞きいたします。「ミィね!mitaka」を活用し、身近な商店の利用や市内周遊を促進された事業でございますが、市内57店舗が参加され、イベント参加数は130人の方でした。店舗参加数、参加者数について、本事業開始に向けて目標達成につながったのか、また分析結果をお示しいただければと思います。また、より一層の参加店、参加者の増加に今後どのように取り組みをされていくか、検討についてもお聞かせください。
続きまして、177ページ、事項11.観光振興推進事業費についてお聞きいたします。国立天文台があるまち三鷹の特徴を生かしたお土産品の開発に取り組まれたところでございますが、商品の広告方法や実際購入された方からのお声や反響がどのようなものがあったのか、お聞かせください。また、これまで観光振興の視点から、施設案内等の多言語表示の取組を推進されてきましたが、コロナウイルス感染拡大を経て、ようやく市への外国人観光客も戻ってきていると考えます。これまでの取組の成果について、どのように検証されておられるのでしょうか。
また、三鷹市観光協会の事務所の立地について、駅からの距離もあり、分かりにくさが指摘される機会が多くあります。より多くの来訪者や三鷹の魅力発信の取組が必要と考えますが、都市観光情報の発信拠点の在り方を改めて検討する時期が来ていると考えますが、これまでの成果を踏まえ、今後の取組について御所見をお伺いいたします。
続きまして、土木費を伺います。実績報告書182ページ、事項8.路面下実態調査事業費についてお聞きいたします。経年や雨水、水道管の漏水等、原因としては全国的に発生している地中空洞化による陥没事故の多発について指摘し、路面下の調査を継続的に実施していただいておりますが、質問でございます。路面下実態調査の事業のこれまでの成果についてお伺いいたします。
また、今夏の猛暑とかつてない豪雨による冠水等に起因するかと思われますが、先日、千葉県の国道16号線が上下の4車線にわたり道路が陥没し通行止めとなったとの報道が見られました。それを受けて、またこの実態についてお聞かせください。
この夏の豪雨を経験した三鷹市においては、千葉の例から、改めてバス路線を再調査する必要や調査の拡充について検討が必要かと思いますが、当該年度どのような対応をするか、どのように検討されておられるのか、お聞かせください。
続きまして、185ページ、事項9.自動車安全利用推進事業費についてお聞きいたします。助成券配布枚数が2,990枚のうち、使用枚数が1,726件で約58%の実績でございました。使われなかった理由として考えられるのは、やはり店舗に欲しいヘルメットがなかったとか、そもそも在庫がなかったり、うっかりして期限が切れたなど、様々な理由が考えられますが、この1,264枚の未使用の検証についてどのようにされているのか、お聞かせください。
また、肝腎なのは、やはりヘルメットの着用率を向上することが大変に重要かと考えます。ヘルメット着用率向上に向けての取組の検討は当該年度どのようにされたのか、お聞かせください。
188ページ、事項7.都市計画事業運営費についてお聞きいたします。良好な都市環境形成や地域特性に合わせた土地利用を誘導とありますが、持続可能な地域社会に向けての生活圏内ごとの医療機関や商業、店舗等の施設の充足、不足といった地域偏差解消の事業効果が必要と考えます。真の意味でのスマートシティー化、コンパクトシティー化がこれからの行政運営に求められるところでございますが、エリアごとの実態調査が急務と考えます。現状の課題認識と展望についてお聞かせください。
続きまして、188ページ、事項14から事項16、外環についてお聞きいたします。令和2年10月に調布市で発生した陥没事故によって、東京外郭環状道路の整備が長期化することが見込まれているところでございますが、地域の交通課題に向けては、学識者の助言を踏まえ検討したということでございます。現段階でどのような助言をいただき、それを地域住民にどのように広報、周知を行われたのか、お聞かせください。
また、当該年度、北野情報コーナーを拠点として、地域住民と取り組まれた実績等がありましたらお聞かせください。
また、外環道路の上部空間の活用実績についてお聞きいたします。当該年度、整備完了までの上部空間の活用について、どのような検討をされたか、お聞かせいただければと思います。
続きまして191ページ、事項7.緑化助成事業費についてお聞きいたします。接道部緑化工事、生け垣造成等、また接道部緑化に伴うブロック塀撤去工事など、災害時にブロック塀の倒壊による事故防止のためにも大変重要な事業であると考えます。当該年度は、この生け垣造成等、またブロック撤去の事業の進捗課題についてどのように認識されているか、お聞かせください。
また、当該年度から屋上、壁面緑化事業も助成となったところでございますが、屋上や壁面緑化をする場合に、新たな建築物の構造計算や壁面の工事等があるために、助成の利用が進まないのではないかと考えます。本事業の課題と今後どのように取り組んでいくのか、検討されたのか、併せてお聞きいたします。
また、このような大きな取組と併せまして、広く市民が参加できるような緑化の取組も必要と考えますが、当該年度どのように検討されたのか、お聞かせください。
よろしくお願いいたします。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) 私からは、最初の御質問、初回の産科受診料についてと、それから2つ目の御質問、超音波検査についての御質問に御答弁申し上げます。
まず、初回の産科受診料の件でございますけれども、実績はそちらにも示させていただいておりますように3人というようなことになっております。1,400人程度の方の妊娠を見込んで、そのうちマル乳、乳幼児医療費の助成を受けていらっしゃる世帯のパーセンテージを掛け合わせまして78人ぐらいの方が対象になろうかというところで、マックスの予算を取ったところでございます。
しかしながら、こちらの事業なんですけれども、単にこの初回の受診をするというのみならず、その条件としては、医療機関等と市が必要に応じて支援に必要な情報を共有するということが条件になっておりますので、その辺が一定の心理的なハードルになった要素もあるのかなというふうに思っているところでございます。
私どもとしましては、件数は少のうございましたけれども、実際に経済的に戸惑っていらっしゃった方が受診をきちんとできて、しかもその後私どものほうでしっかりと継続して相談等の支援ができたということは非常によかったなというふうに思っているところでございます。引き続き、事業の趣旨に沿った適正な運用に努めてまいりたいと考えております。
それから、超音波の検査ですけれども、こちらのほうも妊婦の見込み数、前年度の実績に比較しましても、少し多めに見積もったところでございます。実際に利用される方も、4回丸々全部受けるという方はあまりいらっしゃいませんでしたので、そのような関係で執行率はそれほどでもなかったということでございます。受けた回数としては、前年度と比較しますと、延べで、前年が1,087回であったものが、令和5年度では3,053回というふうに増えておりますので、一定の効果はあったというふうに考えているところでございます。
私からは以上です。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) 私からは、HPVワクチンの関係と帯状疱疹ワクチンの関係について御答弁をさせていただきます。
まずは、HPVワクチンのキャッチアップ接種につきましては、当該決算年度に1,720人の方が接種をされまして5.8%でございました。この数字は、令和4年度の4.5%と比べると少し増えているといった状況でございます。周知等によりまして、このワクチンについて認知がされて、少し増えてきたかなというふうに考えているところでございます。
このワクチンについては、子宮頸がん予防という効果が言われているところでございますが、引き続きこうしたワクチンの有効性、安全性、あるいは副反応に関する情報等を適切に周知してまいりたいというふうに考えています。
それから、帯状疱疹の関係でございます。こちらにつきましては、当初は接種率は5%程度を見込んで実施したところでございますけれども、想定を大きく超えまして、最終的には9.3%の方に接種をいただいたというところでございます。人数につきましては7,696人、回数は1万2,895回ということでございます。
この実績につきましては、周知、広報をさせていただくとともに、社会的にも帯状疱疹ワクチン接種の重要性が認知されてきたのかなというふうに考えているところでございます。
今後の課題としましては、引き続き周知と啓発に努めていくということで、現在、国でも定期化が検討されていますので、国の動向を注視してまいりたいと思います。
私からは以上です。
◯都市農業課長(塚本 亮さん) 農地における獣害対策について御質問がありましたので、お答えいたします。市といたしましては、平成29年のパンフレット作成や講習会開催の啓発事業を皮切りに、平成30年度から農協さんのほうに委託しまして、農地における害獣の捕獲事業を行っております。また、農協におきましても、定期的に害獣の生態や防除方法などの専門家による講習会を開催しているということでございます。
以上です。
◯生活経済課長(黒木誠也さん) 順次、幾つか御答弁申し上げます。まず1つ目、商店会の今後の対応ということですけども、街路灯の撤去も含めてやむを得ない商店会の事情によって撤去が進んでいるという状況のほうは、市のほうも承知しているところでございます。そういった際における財政支援も、都の補助を活用しながら、あるいは東京都の補助制度を活用しながら、商店会の持ち出しが少なくなることというところで、いろいろサポートをしてまいりたいと思っております。
また、商店街自体の存続に関しましては、それぞれの構成する個別の事業者様だと思いますけれども、投資意欲のある事業者様につきましては補助等の支援、また個別の今後の経営状況等につきましては相談体制の充実というところで、その両面からきっちりお支えしたいというふうに考えてございます。
質問の2つ目で、商工会館の建て替えについてでございます。こちらに関しましては、三鷹の商工会の中に、市としては、会館の建て替えの委員会が立ち上がったということで情報を聞いております。まずは、そこでの議論を市のほうでもよくお聞きさせていただいた上で、今後の対応については、市としても検討してまいりたいと思っております。
続きまして、3点目で、「ミィね!mitaka」の関係で、市内の一斉セールということで、まず店舗の登録をいただいたんですけども、結果的に当該年度につきましては54店舗というところで、一斉セールと銘打った割には、ちょっと寂しかったのかなというところで認識しております。個別の事業者様の状況として、そのアプリを導入することに対する事業者としてのメリットのようなところも、今後、必要に応じて検討していきながら、全市展開を図れればいいのかなというところもありますけれども、まずは店舗さんの事情をよく聞き取ってということで考えてございます。
続きまして、観光の観点で2点御質問いただきましたうちの1つ目で、商品開発事業の御質問をいただきました。こちらにつきましては、「みたか宙球ゼリィ」を開発いたしまして、実際、購入していただいた方の感想で、この風船の形状が非常に面白いというお声ですとか、天文台のまちに合っているというところで感想をいただいて、比較的御好評いただいておるところでございます。やはり、食品を開発する、商品化するというところには、衛生管理等々含めて大きな課題も多うございます。そういった観点で、今後も開発事業に取り組んでまいりたいと思いますけれども、慎重にそういったことを重ねてまいりたいというふうに思っております。
最後に、観光案内所の事務所の情報発信の方向性でございます。当該立地は、階段で見えにくい部分はありますが、まずは駅前の一等地にあるというところのメリットを生かすとともに、様々な情報発信媒体が発達してきておりますので、そういったところとの組合せで、観光資源のますます一層の魅力発信に努めてまいりたいと考えてございます。
私から以上でございます。
◯道路管理課長(古賀 豊さん) 私からは、路面下実態調査の結果及びバス路線の拡充についてお答えいたします。
当該年度は、交通量の多い路線、22路線、約11キロを調査いたしました。空洞化の疑いは27か所ございまして、緊急対応する場所は三鷹駅の歩道の一部がございました。こちらについてはすぐ対応を行いました。そのほかについては、順次対応を行っているところでございます。
バス路線の拡充については、本調査においてもバス路線は含まれておりますので、今後も調査を行っていきたいと思っております。
私からは以上です。
◯都市再生部調整担当部長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局次長(齊藤大輔さん) 私からは、自転車ヘルメットについてお答えいたします。ヘルメットの助成券ですけれども、申請に対して約6割という利用率になりました。大半が、約1,700人の方が三鷹市内で自転車ヘルメットの購入につながったと考える一方で、一定数が購入せずに終了したと、これは私も残念であります。ただ、令和6年1月31日までを使用期限と設定しておりましたけれども、その時期的なところで未使用の募集については行いませんでした。ただ、店舗によっては注文することもあるかとは思いますけれども、使用期限を6か月ほど長く設定しておりましたので、そうした取り寄せにも対応できるようにしたところです。
購入後の動向としまして、これは三鷹警察署と連携した独自の調査になりますが、努力義務化の前の令和5年3月の時点では5%ほどでしたけれども、1年後の令和6年3月の時点では15%と上昇をしております。ただ、まだ15%でありますので、ヘルメットの普及啓発、重要な課題であると認識しておりますので、今後もこうして取り組んでいきたいというふうに考えております。
以上です。
◯都市計画課長(梶原一郎さん) 都市計画に関する方針と、それからエリアごとの実態調査ということで御質問をいただきました。当該年度は、土地利用に関する全市的な調査と併せて住戸ごとの調査も行っておりますので、こういった結果を、都市計画マスタープランですとか、現在策定中の立地適正化計画に生かしていければと思います。
以上です。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) まず、地域の交通課題とそれをどのように地域に還元したかというところなんですけども、交通専門の助言者におきまして、交通量推計に向けた打合せを行いまして、現況の交通量について取りまとめました。引き続き、こちらの内容につきましては、地域の方々もかなり懸念をされているところですので、国、東京都等とさらに取りまとめを深めながら、説明のほうに上がりたいと思っております。
続きまして、情報コーナーの取組になります。7月の七夕のプチイベント、またコーヒーキッチンカーの実証実験、ヤギとの触れ合いの実施、北野まつりの協力など、地域のまちづくりに関するイベントをしまして、にぎわいに関する取組を行っております。
最後に、上部空間の活用についてなんですけれども、事業者、国、NEXCO等と共に、現在、工事ヤードを部分的に開放することを早急に進めているところでございます。今、事業者のほうから最後の段階としまして、どこに場所ができるのかとか、いつできるのか等について、間もなく示されるというふうに感じておりますので、それが示されましたら、管理運営について地元のほうに説明に入りたいと思います。
以上です。
◯緑と公園課長(奥嶋 亮さん) 私からは、緑化助成事業費の課題と検討について御説明したいと思います。市内の接道部の緑化を推進し、生け垣等の造成を奨励するために、生け垣等を造る方に必要な経費の一部を助成しております。また、ブロック塀等の倒壊による災害の発生の防止のため、ブロック塀の撤去の方にも助成しているところです。さらに、令和5年度には、屋上、壁面緑化への助成制度も創設したところでございます。
課題といたしましては、生け垣、ブロック塀に関しては、さらに生け垣やブロック塀撤去を推し進めていきたいというふうに考えております。屋上、壁面緑化につきましては、残念ながら申請がないというような状況でした。当該年度は、事業者に課題等、工事費が増えて総事業費が増えるということで、半分しか助成がないとかなり厳しいというお話をいただきました。
最後に、住民の緑の取組といたしまして、ガーデニングフェスタの開催による市民への啓発、NPO花と緑のまち三鷹創造協会の連携で、ボランティア花壇の参加、そういったものをしていただきまして、今後ともそういった市民参加を検討したいと考えております。
私から説明は以上です。
◯委員(赤松大一さん) ありがとうございました。
以上で終わります。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で公明党の質疑を一旦終了します。
次に、立憲民主緑風会。
◯委員(おばた和仁さん) 一問一答でまいりますので、よろしくお願いいたします。
まず、決算概要117ページ、新型コロナウイルス感染症対策の推進。これに関しては、5類感染症への移行ということで、専門家の指導、助言を受けましたということなんですけれども、5類ということでも、引き続き感染症ということで流行があるということ、そして三鷹市内、クリニックによっては、熱のある方は診察を差し控えるというようなクリニックも存在すると思っています。こういったこと、さらにコロナ後遺症というのは引き続き言われております。どのような専門家の御指導、助言を受けたのか、それに対してどういった取組をしたのか、お伺いをしたいと思います。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) コロナの関係の助言者につきまして、当該決算年度につきましては、5類移行ということでございますので、それに関する留意点、あるいはその後のイベント等をどういう形で実施するか、そういったことについてアドバイスをいただいたようなところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) あまり具体的なアドバイスがなかったということなんですかね、さらりとしたお話だったんですけれども。分かりました。ありがとうございます。
続きまして、122ページの新型コロナウイルスワクチン接種事業の継続というところで、接種期間は令和6年3月まで延長されたということで、この内容を見ると、当該年度、接種した実績を見ると、接種率はかなり下がってきていて、多くて24.9%、少ないと1.6%という接種率になっております。こうした中で、コールセンターを引き続き設置して、市民からの問合せや相談に対してきめ細かな対応を行いましたと書かれていますけれども、どういったような問合せが多くて、どういった対応をされたのかをお伺いしたいと思います。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) お問合せとしましては、令和5年度につきましても、接種券に関することであったりとか、あるいは制度全般といったことに対する内容でございまして、多岐にわたるということでございました。
あるいは、接種券再発行とかいうこともございましたし、副反応の状況、そういったこともございましたので、そうした場合には、丁寧な御対応をさせていただきまして、関係医療機関への御案内などもしたところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) やっぱり接種する方が少なかったということで、接種するべきかどうか御不安を抱えた市民の方も多かったというふうに推察をしたんですけれども、そういった質問はそんなに目立ってはなかったという理解でよろしいですか。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) そうですね、多かったのは制度全般であったりとか、予約に関すること、そういったことが多かったということでございます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。健康被害救済の対応というのが124ページに書かれておりますけれども、開催回数4回、調査件数7件、給付額48万1,000円余ということでございます。調査件数7件ということは、それだけの具体的な御相談があったという理解でよろしかったか。そして、給付額48万1,000円の内容についてお伺いします。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) 随時こういう御相談をいただいて、健康被害に当たるような場合には、御相談を受けながら、三鷹市の委員会を経て国へ進達という形になるわけでございますけれども、その認定の内容としましては、例えば医療費、医療手当というのがございますので、当該決算年度につきましては、医療費、医療手当ということでございました。
あと、国からの報告につきましては、決算年度ではないんですが、認定の引継ぎは3月末ということで、この方の認定がされたということもございました。
◯委員(おばた和仁さん) その健康被害を救済対応と書かれているんですけど、今、医療費、医療手当という御説明だったんですが、その内容で正しいんですか。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) こちらにつきましては、本議会の厚生委員会に情報提供させてもらった内容ではございますけれども、医療費、医療手当の内容としましては、例えば食欲低下であったりとか急性心膜、心筋炎といったような内容というのがございました。そうしたものに対する手当、医療費ということでございます。
◯委員(おばた和仁さん) この給付額というのは何ですか。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) 給付額につきましては、国がこの場合には幾らと定めた基準がございますので、それに合わせて、それに沿う形で支給をしているところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) すみません、次の質問に移りたいと思います。125ページの公共施設における太陽光発電導入可能性調査の実施というのがございました。これは、私ども会派、代表質疑でもさせていただいたんですけども、その際、ペロブスカイト太陽電池ということで御質問して、それは商業化の段階に至っていないという御答弁だったと思うんです。
その後、いろいろ調べてみると、昨今ではこの一般的なガラスパネルではなくて、超軽量の太陽光パネル、軽量ソーラーパネルのフィルムタイプとか、それからフレキシブルソーラーパネル、太陽光シート、こういったようなものが順次出てきていて、実用化もされているというようなことがホームページ上では見られたんですけれども。今回、導入可能施設が昨年度の調査では非常に少なかったという中で、こういったところの調査についてはどのようなことが検討されたのか、お伺いをします。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 公共施設の太陽光パネルの件ですけれども、まず調査に当たりましては、一般的なシリコン型の太陽光パネルで調査をしております。これは、通常どういった場合でも一般的に入れられるものということで、調査をしております。その上で、質問委員さんのおっしゃるようにペロブスカイト太陽電池のほかにも──従来のシリコン型のものでも、薄くて、軽くて、曲げられる、そういったものも出てきておりますので、そういった活用できるものは、今後していきたいと思っておりますので、今後の公共施設に入れるに当たりましても、そういったものを検討しながらやっていきたいと思っております。
◯委員(おばた和仁さん) ぜひお願いをしたいと思います。
続きまして、三鷹駅南口ペデストリアンデッキの改修ということで、139ページなんですけれども、これは3,300万円ぐらい決算額としてございまして、修繕が必要だということで、毎年この程度の金額をずっとかけてきているというふうに理解をしております。このペデストリアンデッキを造って、駅前の混雑の解消とか、あるいは事故が起こらないようにというようなこととか、様々な利点を持ってペデストリアンデッキというのが三鷹駅前に造られた経緯があるとは思うんです。
このペデストリアンデッキがある鉄道駅とない駅がありますよね。例えば、お隣の吉祥寺駅はないですし、武蔵境駅もないんですけど、三鷹はペデストリアンデッキがあるということで、そもそもこのペデストリアンデッキは、毎年こういう修理費もかかるという中で、これは本当に必要なのかどうなのかというのについては今どのように考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) それぞれ駅によって特性、状況が違うというのはあると思います。1つは、三鷹駅につきましては、橋上駅舎ということで、それによって自由通路ということで、駅が開いている時間帯については、自由に北と南が行き来できるといったような形での、そういった線路をまたぐことができるといったような形の駅になっております。
そういった中で、三鷹駅前広場の中ではバスもかなり混雑しているという中では、人と車の動線を分離して、そしてなおかつ橋上駅舎ということもありますので、歩行者の安全なルート、そういったものは確保できるということで、三鷹の現状の駅前広場の状況からしますと、そういった駅前地上部とデッキの二重構造、これは交通安全上も、またいろいろな地域の振興からも必要な形であるという認識をしておるところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) そういうことなんだとは思うんですけれども、三鷹は緑と水の公園都市ということで、今回、三鷹駅前の東側の再開発ということも含めて、子どもの森ということも言っているという中で、駅を降りたときに緑があって水があってというのはすごい三鷹らしい風景だなと思うんですけれども、玉川上水もある中で、残念ながらデッキに立つと何も見えない。今回、木も枯れてしまって、植え替えたと思うんですけれども、そういったようないろいろな、もともとあった三鷹の原風景がデッキがあることによって見えなくなっているというのは私は非常に残念だなというふうに思っているし、昨今、勤務形態も変わって、結構家で仕事をする人も増えたのか、私も定期的に三鷹駅前に朝、立っていますけれども、以前に比べるとかなり通勤客も減ってきているなあというふうにも感じています。これは、データを取ったわけじゃないので、全く私の感覚なので申し訳ないですけれども、そういう意味では、いろいろまた状況も変わってきているという中でいうと、デッキがいつまでもつかというのもありますけれども、このデッキについて修理費用も毎年かかっていくという中で、そういったところの検討もぜひしていくべきではないかなというふうに思います。市の考え方はよく分かりましたので、ありがとうございます。
そして、143ページ、みたかバスネットなんですけれども、これは、この中にコミュニティバスの三鷹台・杏林大学病院ルートについては、元気創造プラザまで運行ルートを延伸しと書かれています。こうした中で、小型EV車両を廃止して、AIデマンドを開始したという中においても、AIデマンドでは、杏林大学病院とか、あるいは元気創造プラザまでのルートはつくらないというふうに認識しているんですけれども、そもそもコミバスというのが1時間に1本しかないじゃないですか。
7時37分が始発なんですけれども、17時37分が元気創造プラザの最終になっています。こういった1時間に1本あるということで、大沢と違った形になっているということで、今のある状態というのが非常にどうなのかなというふうにはちょっと思うんですけれども。それはさておき、当該年度の問題でいうと、コミュニティバスについて、もう少しこの運行回数を増やすということが検討できなかったのか、お聞かせください。
◯都市再生部調整担当部長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局次長(齊藤大輔さん) まず、コミュニティバスも含めて、バス事業者の皆さん、昨今の運転手不足等、やはり厳しい経営状況にあります。そうした中で、コミュニティバスを増便するですとか台数を増やすといった検討にはなかなか俎上にのらないというようなこともあります。現に路線バスについては、大幅な減便が三鷹市のみならず全国的に行われているところでありますので、そうした状況も加味しながら、バス事業者、またほかの交通事業者とも連携を取りながら進めていく、こういった考え方が今後必要になってくるのではないかなというふうに思っています。
◯委員(おばた和仁さん) そうだとすると、便数を増やすのはなかなか難しいということなんだと思うんですけれども、この当該年度の後半で、デマンドバスについても検討されていたと思うんですけれども、その中で、大沢地区と同じように、元気創造プラザまで行くルートをデマンドバスでもつくるという発想にはならなかったのか、どうなんでしょうか。
◯都市再生部調整担当部長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局次長(齊藤大輔さん) まず、三鷹台ルートなんですけれども、こちらも年間で約6万人近い方の乗客さんがいらっしゃいます。そうした中で、起終点の三鷹台駅と、あと元気創造プラザ、杏林大学病院だけではなくて、途中の例えば三鷹台団地で乗る方もいらっしゃいますので、そうした方の利便を考えますと、単純にAIデマンドでそれに取って代わるというような、規模感も含めて、そういった検討には至っていないかなというふうに考えております。
◯委員(おばた和仁さん) 分かりました。デマンドバスは、大沢地区を見ると、相当な勢いで元気創造プラザまで、あるいは杏林大学病院まで利用されている方が多いということで、市民の皆さんの利便性向上を考えると、今のままでいいのかなと私は考えております。また引き続きよろしく御検討のほどお願いしたいと思います。
続きまして、148ページ、三鷹市まちづくり拠点形成、立地適正化計画なんですけれども、これは私も何遍も言っているんですが、それで市長からも、この立地適正化計画を計画することによって、逆に国等から財政的な支援効果もあるという御答弁も以前にいただいていると思うんです。一方で、人件費とか職員の繁忙度を考えると、この立地適正化計画というのを三鷹市においてつくるというのは費用対効果という視点でどうなのかということについて、改めてお伺いします。
◯都市計画課長(梶原一郎さん) そうですね、立地適正化計画、内容の検討については、職員中心に、関係者の方の御意見を伺いながら進めていますが、いろいろ図を作ったり、調査が必要なので、一定程度の予算をいただいて取り組んでいるところです。そうした中での費用対効果ですが、これからまた、じゃあ、この計画をつくることによって、市のほうで整備していく公共施設もしくは集約していく公共施設に補助金がついてくるということなんですが、そこをどこまで活用するかというのは、まだ今後の話なので、費用対効果を今時点でつくるのは難しいんです。いずれにしましても、将来的な人口減少ですとか、あるいはそこまで至らなくても、持続可能で住みやすいまちを目指していくという意味では、必要な計画だと考えて取り組んでおります。
以上です。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。井口と市役所周辺、そして天文台周辺のまちづくりというのが──都市機能を誘導するということだと思うんですけど、これは立地適正化計画の中でそれがないと、今おっしゃったような、例えば都市機能を誘致したときに国からお金が出ないということになるんですか。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) 現在、検討中ですけども、当面その誘導区域を設定するというのは今質問委員さんがおっしゃったところで、今後の事業の進捗に応じて、ほかのところの拠点もそういった誘導区域に指定していくというのは考えております。
実際にどういった補助金を使えるかという話につきましては、それぞれの事業スキームが固まってこないと、なかなかこの補助金が活用できるというふうには言えないんですけども。ただ、この立地適正化計画をつくることによって、例えば補助金の横出しがあったり上乗せがあったりとか、補助率もアップしたりとかってございます。
また、国の方針といたしまして、国のほうもいろいろ優先的に、重点的に補助金を配分するという考え方の中に、今後、立地適正化計画をつくっているものについて、優先的に、重点的に配分していくというような形が出ておりますので、同じような事業をやる自治体がいれば、あるなしによってそういったところの配分も変わってくるというふうには考えられますので、今後、市のいろいろな公共施設も老朽化しておりますので、建て替え事業等をする上では、この財政確保の幅が広がるというふうになってくるというふうに理解をしております。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。これ以外にも、様々な個別計画ということで、皆さんが非常にお忙しくなるというのがあって、昨今、個別計画を一つ一つ全部市のほうでつくるのかということについては、いろいろな視点で御検討いただけたらいいなというふうには思っています。立地適正化計画についてはよく分かりました。ありがとうございます。
続きまして、149ページの国立天文台と連携したまちづくり、これは河村市長が従来から防災・減災のまちづくりということをおっしゃっておられます。そうした中で、1,000年に一度にしても、非常に大きな水害が発生する地域が出てくるということで、羽沢小学校は50センチぐらいと言われていますけれども、それ以外の地区は1メートル前後になるというところがあるわけですよね。
こういったところの浸水対策ということについて、もう少し検討すべきではないかというふうに思うんですけれども、そこについてはいかがでしょうか。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) まずは、今回、天文台さんの土地を利活用できるこの機会を捉えて、安全な高台にしっかりと防災拠点をつくるといったところですけども、この取組は、浸水対策だけで学校を移転するというものではなくて、総合的なまちづくりの効果があることから取り組んでいるところでございます。
以上です。
◯委員(おばた和仁さん) すみません、学校の話はしていません。そうじゃなくて、学校の北側とか、1メートルとか浸水がある、家が直接水をかぶるところについて、もうちょっと検討したほうがいいんじゃないかという質問だったんです。また、これは問題提起だけさせていただくということで、次に移ります。
150ページの三鷹駅前地区再開発の推進で、昨年7月1日、副市長が3人体制になられまして、大いにこの取組が進むということを期待してきているわけでございます。この合意形成について、当該年度、どのように1年間進んだのか、お聞かせいただきたいと思います。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) これまでも繰り返し御説明しているとおり、この再開発区域内は、市は僅かな土地しか持っていない、また大半は民間の地権者が所有しているわけです。ですので、その地権者の皆様の御理解、御協力ということで、より丁寧に合意形成に努めております。
やはり、今まで再開発について関心というんでしょうか、こちらのほうになかなか向いてこられなかった方にも、繰り返しの説明の中で、少しずつ手応えというか、前向きになってきているというような、この決算年度はそういうことも見据えることもできましたので、この後、今年度からも引き続き推進に向けて頑張っていきたいと思っております。
◯委員(おばた和仁さん) 分かりました。ありがとうございます。
続きまして、最後の質問、154ページ、空き家等対策の推進でございますけれども、三鷹市空き家活用促進アドバイザー会議を設置したということなんですが、非常に気になるのは、やっぱり空き家ではない、高齢認知症の方が増えるということでのごみ屋敷の問題とか、あるいは高齢者の方が施設に入所するという問題で、荒れるというところがあります。ぜひこの対策についても今後検討していっていただきたいと思います。答弁は要りません。ありがとうございました。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で立憲民主緑風会の質疑を一旦終了します。
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◯委員長(加藤こうじさん) 衛生費等の質疑の途中ですが、休憩をいたします。
午後3時17分 休憩
午後3時43分 再開
◯委員長(加藤こうじさん) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 日本共産党。
◯委員(前田まいさん) よろしくお願いします。衛生費からお伺いします。決算概要117ページの2、新型コロナ感染症対策の推進についてお伺いします。代表質疑でも行いましたが、やはり5類化以降、市独自の支援策が必要だったと私は思っています。検査キットの配布を提案、要望しましたけれども、併せて、先ほども出ましたが、後遺症患者も増えているという下で、退職してしまうとか、あるいは休職する。子どもたちなんかにも広がっていて、学校では長期欠席になって、進級、進学に影響するとか、深刻な人もたくさん出てきています。
東京都の相談窓口にちゃんとつなげられていたのかということを確認したいのと、自宅療養者支援センターを閉じてしまいましたけれども、市として改めてコロナ相談窓口の設置を検討すべきではなかったでしょうか、お伺いします。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) 後遺症等、副反応等があった方については、相談を受けて、適切な医療機関等に御案内をしたというふうなところでございます。
それから、窓口の設置でございますけれども、生活支援のために、5月8日以降につきましては、例えば職員が支援に向かうといったことがございまして、結果としては、2件について日用品等を配付させてもらったという実績がございます。
以上です。
◯委員(前田まいさん) 今のは自宅療養者支援について2件ですよね。じゃなくて、多分コロナ後遺症の相談ニーズというのがこれから市民の中にも増えてくると思うので、コロナ全般の相談窓口の設置を検討していただきたいんですが、いかがですか。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) 5類移行につきましては、健康推進課のほうで丁寧な聞き取りをしまして、適切な対応をしてまいったということでございます。副反応あるいは健康被害ということになれば、国の手続に従って委員会等を開いて、場合によりましては国に進達というのは行ってきたところでございます。
◯委員(前田まいさん) 例えば、学校なんかで相談がある場合もあると思うんです。そういうときにちゃんと適切に健康推進課につなげられるのかということもあると思うので、私としてはやっぱり相談窓口があったほうが、市民も直接言えるし、いいかなというふうに思っています。
それから、決算概要119ページの4、先ほどもありました住民税非課税等の妊婦に対する初回産科受診料の支援です。これ、予算のときにもお伺いしていまして、妊娠したかどうかまだはっきりしない段階、妊娠したかもしれないと思っている段階の人への助成なので、すごく知らせるのが難しかったというふうに思うんですが、実績が3件出ているということで、それについての市としての評価をもう一度お伺いしたいというふうに思います。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) ただいまの御質問にお答えします。件数は少のうございますけれども、この事業の一番大事なところは、単に検診をするのみということでなく、支援が必要な内容をしっかり受け止めて、その方に届けるというところに重きを置きましたので、広くというよりは、本当にそういう相談の必要な方にということで絞らせていただいたところでございます。
以上です。
◯委員(前田まいさん) これ、先に助成を受けないと駄目なんでしょうか。初回受診の際に、医師から案内してもらうとか、初回受診の後でも助成を受けられるような仕組みにはなっていないんでしょうか、確認します。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) これはお受けになった後でも大丈夫です。それから、医師ですとか助産師会ですとか、いろんなところに情報提供して、皆さんに情報を届けるように御協力いただいたところです。
以上です。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。
続いて、125ページの12、公共施設における太陽光発電等導入可能性調査、地球温暖化対策関係費についてお伺いします。これ、風力発電ということは、結局、導入調査の中では可能性がなかったということなんだと思うんですが、どういう風力発電を想定しての調査だったのか、お伺いします。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 風力発電とかは、三鷹の地勢とかそういったものを勘案しまして、一定の風力があるとかそういったところの状況を鑑みまして、最終的には太陽光のポテンシャルが一番大きいという形で、風力発電の可能性というものはあまりないというような認識になりました。
以上です。
◯委員(前田まいさん) 環境保全審のときだったかにも言ったかと思うんですけど、ハイブリッド街路灯というのがあって、小さい太陽光パネルと小さい風車がついている街路灯、自力でも電力を賄えるというようなのもありますけど、例えばそういったものは導入していってほしいというふうに思っているんですけど、その辺のいろんな再生可能エネルギー設備についての調査は行われなかったんでしょうか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 今回の調査につきましては、小規模のそういったものというのは検討課題には入っておりませんですけれども、そういったものが確かにまちなかとかにあることによって、そういった認識が上がったりとか、効果とかはありますので、そういったところは今後の事業の中では考えていく要素であるかと思いますが、調査の中ではそこまでの検討はされておりません。
以上です。
◯委員(前田まいさん) むしろ、だから三鷹市みたいなところで、そういう小型な形でも取り入れていくほうが私は効果的だというふうに思うので、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思うし、ずっと今後の検討課題にしないでほしいなというふうに思っています。
新都市再生ビジョンにおける全ての対象施設と公園設備で調査したということですが、太陽光について5施設だったということで、これは現状の建物において導入できるかの調査だというふうに思いますけれども、今後建て替え等を行う場合には、可能となる施設は十分あると思うんですけど、そこまでの調査検討もこれではしていないということでよろしいですか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 今回の調査は、現状の建物に乗せられるかという形の調査になっております。
以上です。
◯委員(前田まいさん) ぜひ、今後の建て替えも見据えて、必ず温暖化対策を位置づけてほしいというふうに思っているんです。多分所管がまたがるんだと思うんです。なので、現状はこれしかできないかもしれないけど。でも、一方で、先ほどの小型みたいに現状でもできるもの、切り替えていくものはもっとあると思うので、自治体としてもうちょっと本気の取組が必要じゃないかというふうに思っています。
続けて、126ページの14、ゼロエネルギータウン開発奨励事業については、認定の実績がゼロ件でした。何が原因だったのか、お伺いします。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 今回、ゼロエネルギータウンの開発奨励事業のところの申請がなかった理由の部分で、1つは、設備を必須条件にしているのが事業者のほうには負担になっていて、それで申請が進まなかったということがあったかと思います。そういった意味で、令和6年度はその辺りのところを勘案しまして、新たな事業として実施しておりますので、今後はこういった申請がなかったことを基に事業の展開というのを検討していきたいと思っております。
◯委員(前田まいさん) そういうゼロエネルギーに向けての設備を条件にすると、開発業者は乗ってこない。つまり、コストがかかる、あるいは利益があまり生まれないということで、逆に言うと、それによって温暖化対策が進まないということになってしまうと思うんですけど、その辺はどうお考えになりますか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 今回、設備の条件が必須条件であったものを選択条件にしたりして、住宅の性能、断熱効果とか、そういったものは保ちつつ、導入できる設備はある程度自由にできるような形でやったというところがございます。
あと、ちょっと設備の問題とは違いますけれども、令和5年度につきましては開発事業に係るものという形でやっていたところ、もう少し小規模なものも含めてゼロエネルギータウンの事業のほうに加えて今年度は実施しておりますので、そういった意味においては、緩和することによって性能が落ちるというよりは、そういったものが一層推進するような形で進めていきたい、そういうふうに思っております。
(「今後の展開」と呼ぶ者あり)
すみません、そうですね、そういった意味におきましては、令和6年度につきましては、実際こういった条件の緩和によりまして、相談とか、そういったものも来ておりますので、今後の展開という意味におきましては、推移を見極めながら進めていきたいと思っております。
以上です。
◯委員(前田まいさん) 開発というと、ある程度大きな規模の開発についてが、この認定の対象だったということですかね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
分かりました。
私も、特に今後の住宅開発というか、住宅が建てられるときに、市として、例えば助成実績に挙げられているような太陽光発電、蓄電池、高効率給湯器とか、さっきも出ていた断熱とか、いずれか1つでも入れた住宅を建ててくださいねと。建てたら奨励金というんじゃなくて、一定の条件を付すということは難しいでしょうか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 今回のゼロエネルギータウンの事業につきましては、まず建物を建てる段階でつけることが大事だと思っております。出来上がってからつけるというと、それぞれの考え方だったり、そういったところになってきますので、建てる段階で交付金というものを出すことが大事だと思いますので、そのような形でこの事業は進めております。
以上です。
◯委員(前田まいさん) ぜひスピード感を持って、積極的にお願いしたいと思います。
決算概要143ページの10、みたかバスネットの抜本的な見直しをお伺いします。当該年度も市民の要望に応える取組をされたことを評価しています。その上で、やはり財政的な負担増も心配するところです。また、先ほどもありました民間バス路線の減便など、深刻な状況もあります。国分寺市では、コミバス、ぶんバスを担っていた京王バスが運転士不足を理由に撤退を表明する事態になっています。
国や東京都に対し、こうした三鷹も含めた状況を把握させて財政支援の強化や、あるいは多摩地域の都営バスの運行なども含めて、特に東京都に責任ある対応を求めるべきと考えますが、お考えをお伺いします。
◯都市再生部調整担当部長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局次長(齊藤大輔さん) バス事業者の状況については、今おっしゃるとおりだと思いますけれども──国や東京都、広域的な自治体からの支援というのも必要なことだとは思いますが、まず三鷹市内の民間のバス事業者とコミュニティバス、それぞれ補完し合いながら運行しているということもありますので、そういった状況もしっかりと見ながら、必要に応じて国や東京都への働きかけについても検討していきたいというふうには思います。
◯委員(前田まいさん) 財政的な負担増はまだ大丈夫と思ってよろしいですか。
◯都市再生部調整担当部長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局次長(齊藤大輔さん) 財政的な負担については、やはり今、AIデマンド交通も行っていますけれども、コミュニティバスも含めて、バランスよく検討していかないとというふうには思っておりますし、またデマンドの運行に当たっては、コミバスの見直しといったところも併せて行いながら、財政負担に対しての検討も行っていく必要があると思います。また、東京都等の交付金、また補助金の活用も含めて検討していきたいというふうに思っております。
◯委員(前田まいさん) ありがとうございます。
天文台のまちづくりについては総括でと思いますが、先ほどのおばた委員の質問を受けて、これは聞かなければと思ったのは、天文台周辺まちづくりの中では、その周辺の浸水対策は入っていない、やらないという考えですか。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) 周辺地域の浸水対策につきましては、いろいろ各部、皆さんで対策していただくものの周知啓発などを行うとともに、災害対策の基本としては、自助、共助、公助とございますので、そういったところの推進を検討してまいりたいと思っております。
◯委員(前田まいさん) 住宅への止水板とか、そういうのは考えないんですか。
◯水再生課長(一瀬貴仁さん) 止水板については、水再生課のほうで申請に応じて補助を出している状況でございます。
◯委員(前田まいさん) いや、公的にはやってもらえないんですかね。だって、羽沢小より浸水リスク、浸水する深さが、高いところの住宅であるわけですよね。そこの住民の皆さんは、学校を移転したとしたって、自分のところは水浸しになるじゃないかということを訴えていらっしゃるわけです。だから、それをこのまちづくりの要素に全く加えていないということは問題だというふうに思います。
次、行きます。150ページの10、三鷹駅前地区再開発です。これも代質で聞いたんですが、再度確認したいんですけど、この再開発による人口増加をどのように見積もっているのか。あまり影響がないというお考えなんですかね。再開発事業において整備する公共公益施設に関する施設計画の検討において、どのような施設が考えられているのか、お伺いします。
◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん) 確かに、駅前で再開発ができますと、いろんな意味で人が増えることが想定されます。一般的に再開発の場合は、そこに従前にお住まいの方々が住み続けられることが条件と言いましょうか、前提条件になっておりますので、それらの方々が住み続けた上で、さらに新たに分譲住宅などへ来る場合も考えられます。
ただ、今こちらは、どちらかというと市としてこの駅前に子どもの森という公的な分野の施設を造りたいと思っておりますので、極端に物すごくここで居住者が莫大に増えるとか、そういうところまでは想定しておりませんが、将来的に来街者、住む人ではなくて、ここにいらっしゃる方々はある程度増えてくるのではないかというふうに考えております。
以上です。
◯委員(前田まいさん) 私が気にしているのは、やっぱり学校なり保育園なり学童保育所が、今の規模だけで足りるのかということが気になるんですが、検討はされていますか。
◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん) 今現時点で、どれぐらいのファミリー世帯が来るのかについては想定できませんので、それについては具体的な数字を出しているところではございません。ただ、今現状の方々は当然お住まいになるだろうという想定はできます。その上で、新たに居住者として増える方々の分については、今後検討が必要になってくるかと思います。
◯委員(前田まいさん) 決算概要151ページの14、借地公園の公有地化について伺います。当該年度、この公有地化を図った一方で、牟礼ひよどり児童遊園については、地権者の事情により用地返還となって、公園自体は廃止となりました。これを踏まえて、今後、借地公園の管理や公有地化の計画において改善しようと思っていることがあるか、お伺いします。
◯緑と公園課長(奥嶋 亮さん) 牟礼ひよどり児童遊園については、私どもも非常に残念だったなというふうには思っております。そういったことがございまして、借地の所有者の方、そういった方とコミュニケーションを取りながら、いち早く借地地権者の意向というものを素早くキャッチして、対応を図っていきたいというふうに考えているところでございます。
私からの説明は以上になります。
◯委員(前田まいさん) 一旦、今回こういう事態にもなったので、これを教訓として、借地公園の総点検というか、地権者の意向を確認してから大分たっているとかもいろいろあると思うので、あるいは公園として貸しているのをやっぱり返してほしいというようなときに、一定の期間を踏まえて、事前に協議してくださいねみたいな取決めができないかとか、そういったお考えは今後ありますか。
◯緑と公園課長(奥嶋 亮さん) 契約を継続するときですとか年末には御挨拶に伺ったりしていますので、そういったときに、先ほども説明させてもらった意向をキャッチするということと、市が購入する場合に関しては、一定の期間がかかりますので、お早めに御相談くださいということは何度も申し上げさせていただいているところでございます。
説明は以上になります。
◯委員(前田まいさん) 御苦労も察しながら、じゃあ、こういうことがないようには努力してほしいなというふうに思います。
それから、154ページの1、空き家対策です。所有者へのアンケートを実施されていますが、このアンケートを通じて見えてきた特徴や課題は何だったのか、お伺いします。
◯住宅政策課長(山中俊介さん) 今回の空き家所有者さんへの調査の中で、空き家になった要因というところでいいますと、相続による取得がまずありますし、居住者さんがお亡くなりになった、または高齢者施設にですとか病院に入所しているというような状況が見られております。
また、5年前にも意向調査をやっているところなんですけど、長期間空き家になっているというところが少ないんですけれども、売却したいという方も少なくなっているという傾向が見られました。
◯委員(前田まいさん) ごめんなさい、売却したくないという人もいると。
(「はい」と呼ぶ者あり)
なるほど。分かりました。私も、所有者がお亡くなりになっているだけじゃなくて、確かに施設とかに入ってしまって、持ち主さんが本当に長期不在でほぼ空き家同然みたいなところもあって、最近では、やっぱりそこに、さっきも出ていた害獣が入り込んじゃってという、新たな被害にもなっちゃったりもあったので、なかなかそこが。でも、そこで売りたくないというふうになると、また次が難しいのかなというのは重々分かりました。
それから、156ページの4、NPO法人Mitakaみんなの防災の運営支援についてお伺いします。これ、当該年度の実績として、イベントや出前講座の実施が挙げられていますが、当該年度の予算概要には、防災に関する情報の提供、相談事業並びに防災リーダー等人材育成支援というふうに書かれていましたが、それらについては取り組まれたのか、お伺いします。
◯総務部危機管理担当部長(齋藤浩司さん) 防災NPOの当該年度の事業につきまして、今御指摘以外の取組ということで、お答えいたします。一応、NPOのほう、様々な事業を展開する中で、幾つかの項目を立ててそれぞれの事業を進めておりますけども、特に今御指摘のあった以外でいいますと、防災活動に関する情報の収集、提供、相談事業といった中の一環で、各市立の小・中学校で行われております防災授業であったり、防災教育というものが結構学校ごと、また年ごとによってもばらつきがあるんじゃないかということで、これは市の防災課とも協働して行ったんですが、防災教育の実施状況調査というのを行っております。
これに基づいて、また先行的に地域によってはかなり取り組まれている学校がございましたので、そういったところの情報共有をしながら、また今年度になりますけれども、そういった調査に基づいた、今後画一的なマニュアル的な、こういった防災教育の情報提供にできないかということで、今NPOの中でも検討会を立ち上げて行ったような事業も進めております。
主なものは以上です。よろしくお願いいたします。
◯委員(前田まいさん) ありがとうございます。私も防災教育が大事だなと思って、取組状況が気になったので、ありがとうございます。まず調査をされたということですね。
防災リーダー等、人材育成という点ではどうでしたでしょうか。
◯総務部危機管理担当部長(齋藤浩司さん) 防災リーダーにつきましては、事業的には1件になるんですけれども、養成講座ということで、令和6年1月に講座として避難所運営研修会という形で、地域のそういった事業に結構取り組まれているような方々に集まっていただいて、当日43人ほど受講者の方はいらっしゃいましたが、避難所運営研修会ということで、共助の仕組みづくりを目指したということで、講座と、また中で避難所運営ゲーム等を行ったところでございます。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で日本共産党の質疑を一旦終了します。
次に、きらりいのち。
◯委員(石井れいこさん) よろしくお願いします。今の防災のところをちょっと伺えればと思います。その避難所運営の研修会で、女性の避難者に向けた研修というのはなされたのか、伺います。
◯総務部危機管理担当部長(齋藤浩司さん) 今御質問のあった講習会については、特に今委員おっしゃったような女性についてという切り口での内容ではなかったです。ただ、避難所運営の実際のシミュレーション的な内容もございまして、その中で、女性だけではないんですけれども、例えば要配慮者が来たときにどういった対応が必要なのかとか、そういった面では、そういった状況も加味した内容もあったと思います。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。要配慮者と女性に向けたというところが抜け落ちやすいので、そういうのも取り組んでいただけたらと思います。
次は、決算概要の120ページ、若者と女性の健康づくりの推進事業になります。大学の学園祭等において出展するのはすごくいい取組だと思いました。大学の保健室的な部署との連携はどの程度実施しているのか、伺います。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) こちらの取組は、学校のほうというよりは、むしろ学生さんとの連携というようなことで実施をしてきたところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) では、主に学生さんとだけで、保健室的なというところとの連携はないという認識で合っていますか。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) 事業に当たっては、そういった部局とも計画を練った上で実施をしているところでございます。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。あと、ここに書いていないんですけど、ほかにも市では妊娠に戸惑う人に対して電話相談もされたりしています。あと、予期せず子どもを授かった場合の方へ、ゆりかごギフトがあることだったり、出産から保育までの流れだったり、病院の案内だったり、行政の支援体制が伝わることも大切と考えております。電話でのそういう案内や、大学でもそういった御案内はあったのか、伺います。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) 主にはプレコンセプション等の情報等をお伝えしたところでございますけれども、ブースのほうでは相談とかもありましたから、必要な情報も併せてお伝えしたところでございます。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。やっぱりニュース等で、トイレで出産とか、そういうこともあるので、核家族化が進んでいるので、なかなかそういう妊娠した後のことというのは想像できないと思うので、なるべくそういう取組も伝わっていけばいいなと思い、質問させていただきました。
次、121ページです。8のゆりかごギフト、すこやかギフトについてなんですけど、私も経験があるんですけど、全然使えるところがないというか、そんなに高いものにそんなにお金を使えない、幾らもらっても取り替えられないなというのがあります。だったら、もっと安いところで買ったほうがいいかなというふうになると、結局使えないというので、いつまでも使えないままになってしまったりするんです。
ほかに方法はないのか。あそこで選ぶことしかできないのかということと、使えないとか、安いものはほかにあるという、そういった市民からの声はあったのかどうか、伺います。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) お選びいただける商品は、全体では900点を超えるような商品になっていたところでございます。ウェブを通じて、希望する用品をお買い上げいただいています。また、1度にたくさん買わなくてもいいような形ですので、おおむね皆様からは好評なお声をいただいたところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。私のほうには、市民の方から使えないという、出産してそんなに動けないのに、近所で使えないとか、もっと使いやすい方法にしてくれないと困るという意見をいただいていたので、市には届いていないということですね。
あと、商品、利用実績はあるのか。どのくらい利用されているのか、商品ごとの利用率とか、どういうものに多く利用されているのかというのを伺えればと思います。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) 商品ごとの利用の割合みたいなものは、残念ながら出していないところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。そこが知れたら、今度教えてほしいです。
HPVワクチンに行きます。これは122ページ。9価ということで、7種にも対応するようになったということなんですが、これは子宮頸がんにつながる発がん型HPVは約15種類あって、そのうち7種類ということで、ワクチンを打ったからといって子宮頸がんにならないというものではないというふうに認識していますが、そういう情報もしっかり伝えるべきだなとは思っています。
三鷹市内での副反応疑い報告、健康被害救済制度申請はあるのかどうか、伺います。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) HPVワクチン接種に関しまして、効果と副反応等につきましては広報やホームページ等でお知らせをしているところでございますけれども、引き続きそうしたものは続けていきたいというふうに考えています。
それから、副反応報告でございますけれども、当該決算年度においては2件ございました。これにつきましては、いずれも軽症で、しびれあるいは気持ちが悪いといったようなことがあったということでございます。これは報告があった時点で、既に回復をされていたということでございます。
以上でございます。
◯委員(石井れいこさん) そうですね、分かりました。先ほども言いましたけど、ワクチンを打ったからといって子宮頸がんにならないというわけではない、そういう検証結果は出ていないということで、私たち会派はワクチンを推奨すべきじゃないという判断です。国が言っているからやっているんだということもあるかもしれないんですけど、市独自の考え方としてはいかがでしょうか。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) 基本的な考え方としましては、予防接種法ですとか、国の通知あるいは手引等に基づきまして接種を実施していくことというふうに考えているところでございます。
先ほど申し上げましたとおり、ワクチンの有効性、安全性、副反応につきましては、情報が対象者に届くように丁寧に御説明をしながら、引き続き周知に努めていきたいというふうに考えております。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) あと、子宮頸がんの検診の勧奨、機会を増やす検討はしているのか。むしろ、ワクチンというよりも、なるべく検診を推奨したほうがいいのではないかと思っています。欧米先進国に比べて、やっぱり日本は半分くらいということなので、受診率を上げるための検討はされたのか、伺います。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) 子宮頸がんの予防につきましては、ワクチンと、御指摘のように検診というものが大事だというふうに考えているところでございます。実際に、若者世代に向けた勧奨なども行っておりまして、年度末年齢が二十歳の方については、勧奨等を行っているところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。引き続き、周知をお願いできたらと思います。
次、行きます。122ページの11、新型コロナウイルスワクチンの接種事業の継続です。(8)の健康被害救済制度のところで、三鷹市は当該年度で申請が6件、認定件数が7件ということで、2023年度は7件で48万1,130円。国全体では、健康被害救済制度の死亡が762人ということで、認定件数が7,899件以上という数字になっております。こういう被害の多さをきちんと検証しなかったのか。過去45年間のワクチン接種全体の健康被害救済制度での死亡数は151件、762人というのとすごく差があると思うんですが、これについての検証はいかがでしょうか。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) 総数がかなり多いということもございまして、日本全体で4億3,000万回以上の回数の接種があったというふうに認識しているところでございます。そうした中で、国等でも、今御指摘のようなそういった件数の副反応被害といいますか副反応の報告が出ているということでございます。市においても、やはり認定に至るような健康被害もあったところでございますが、これにつきましては、丁寧な説明をしながら、その方お一人お一人の状況に合わせて御対応してきたというところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) 今の答弁だと、命の重さがあまり感じられないというか、一人一人命がけでワクチンを打たなきゃいけないみたいな状況にもなっているので、それをもうちょっと重く受け止めて、このワクチン接種については考えていただけたらと思います。なので、被害の周知というのは徹底的にすべきだと思いますが、いかがでしょうか。
◯健康福祉部長(小嶋義晃さん) 今回、新型コロナウイルス感染症の対策として、ワクチン接種を市としても進めてきたところでございます。安全性につきましては、やはり市が判断するというよりは、国の判断をしっかり市民の方に伝えていくということが大事かなと思っています。
そうした中で、一定程度、三鷹市民の方でも副反応被害が出ていますので、そういう方につきましては、しっかり丁寧に対応させていただいてきていますし、これからも丁寧に対応させていただきたいと考えているところでございます。
以上でございます。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。
次、行きます。126ページの住宅・建築物の脱炭素化の支援のところです。先ほど、太陽光パネルとかの話があったんですけど、今、太陽光パネル、断熱改修工事について、悪徳業者が回っているような話を伺います。三鷹市では被害があるのかないのか、防止策を併せて周知すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 私どものほうに悪徳業者とか、そういったところの相談は来ておりませんが、そういった意味で、消費者活動センターとか、そういったところも含めて対応していくことが大事かなと思っております。
◯生活環境部長(垣花 満さん) 今、課長のほうからも話がありましたが、太陽光パネルだけでなくて、いろいろ屋根に上っていろんなことを言ったり、床下に潜ってとか、いろんなお話が消費者活動センターのほうにも届いております。そういったことにも注意しながら、啓発もしながら、進めてまいりたいと思います。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。よろしくお願いします。
130ページの市内産農産物の活用促進に向けた取組です。契約栽培として、有機への転換を検討しなかったのか。指導者がいれば転換が可能という、そういう自治体もあるということで、そういう先進事例を検討しなかったのか、伺います。
◯都市農業課長(塚本 亮さん) 本事業に当たりまして、特に有機栽培等は日頃から農家さんとかと情報共有をしている中で、行うのはかなりハードルが高いと。というのは、やはり手間がかかるということと、あとコストもかかるということで、それの割には収量が少ないということで、今置かれた三鷹のような現状の中で、そこに取り組んでいくのはなかなか難しいというふうに聞いているところでございます。
◯委員(石井れいこさん) そういう有機という展開が売りになるのかなとは思いました。まずは低農薬でも検討をしなかったのか、そちらも伺えればと思います。
◯都市農業課長(塚本 亮さん) 低農薬につきましては、もともと三鷹の農家さんは基準よりもかなり濃度や回数の低い散布とか施肥とかで行っておりますので、基本的には安全なものを栽培しているというふうに認識しております。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。
土木費、実績報告書183ページです。中高木の街路樹剪定について伺います。毎年、市内を東西に分けて街路樹の剪定を業者に発注しておりますが、1年に一度、市内全ての街路樹を剪定しております。仙台市の街路樹は3年に一度の剪定にしています。木を傷め過ぎないためにも、よりよい街路樹育成のためにも、三鷹市においても3年に1回の剪定になるような剪定方法を検討したのか、伺います。
◯道路管理課長(古賀 豊さん) 質問委員さんのおっしゃるとおり、中高木、低木の剪定は年1回行っております。ただ、1回やるんですが、支障枝、民地に出ている枝ですとか、あとは歩道に垂れ下がっている、車道に垂れ下がっているというふうな形で、1回の剪定で全部切ってしまう、丸坊主にしてしまうということはありませんので、その状況に合わせて剪定を行っているということになります。
私からは以上です。
◯委員(石井れいこさん) その細い枝が出てくるというのも分かるんですけど、上を強く切ると、細い枝が出てきたりとかということもあるので、そういうのも考えた上で剪定をしていくという、長いスパンで見た剪定方法を検討はしたのか、していないからそうなっているのか。じゃあ、一度にしたらコスト削減になるんじゃないのかというふうに思ったんですけど、あるいは必要な部分だけというふうに削減できないかなとは思いましたが、その検討はされたのでしょうか。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) 令和5年度の取組といたしましては、具体的にそういった剪定についての見直し等は行っておりません。
◯委員(石井れいこさん) あと、木を苦しめる植栽升のかぶせてあるコンクリートだったり、鉄の蓋みたいなのがあるんですけど、あれは外す検討はされなかったのか、伺います。
◯道路管理課長(古賀 豊さん) 根上がりが起こって、鉄で覆いかぶさっているものについては、その状況を見て、必要に応じて撤去した事例もございます。
私からは以上です。
◯委員(石井れいこさん) いまだに根とくっついているようなものもあるので、検討しなかったのか伺いました。
あと、剪定方法を、樹木が伸び伸びと高さを出すような、樹木が苦しまないような、そういう剪定方法の仕様書を造園業者に出したのか出していないのか、伺います。樹木は、市民の1人だという考えの下、そういう大切に育てていくという仕様書を出しているのか、伺います。
◯道路管理課長(古賀 豊さん) 当該年度におきましては、樹木管理計画など、そういったマニュアル的なものはございません。今後、そういった適正な管理ができるような形で検討していきたいと思っています。
私からは以上です。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。よろしくお願いします。
決算概要149ページ、国立天文台連携まちづくり事業費です。国立天文台の森の保全、再生を基本理念とするおおさわコモンズということで伺います。もともと北側には推計8,214本の竹がありましたが、試掘調査によって竹を何本切られたのか、伺います。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) 竹につきましては、天文台さんの樹木台帳にも記載されていないことから、今回、切った本数の把握は行っておりません。
◯委員(石井れいこさん) その切った竹はその後どうされたのか、伺います。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) 伐採した竹につきましては、100%リサイクルしておりまして、中間処分業者においてチップ化されて、その後バイオマス燃料として使われているというようにお聞きしております。
◯委員(石井れいこさん) それは、市の予算で処分代を出しているということで、この予算の中に含まれたということで合っていますか。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) 市の発注業務の中でその竹などの処分費というものを当然計上しているわけですけども、そちらにつきましては、処分業者からの見積りを基に計上しているところでございます。
◯委員(石井れいこさん) 竹炭というのは、消臭、湿気取り、水質浄化など、多くの有用な用途がありまして、竹炭が地球環境を保護するために重要な資源であると考えます。もしも保全、再生のためという出発点であるならば、竹炭は必要になってくると考えます。段ボールコンポストにも利用できるということもありますので、処分というのは安易過ぎないかなと考えました。なぜ試掘調査の前にその検討がなされず、切ってしまい、処分してしまったのか、伺います。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) 試掘におけます伐採につきましては、処分とおっしゃいましても、100%リサイクルということで、環境には配慮した対応を行っているところです。今後、具体的に施設を整備する段階におきましても、伐採する木というのは出てくる可能性がございますが、そういったものについては、例えば敷地内での再利用ですとか、そういったことも含めまして、具体的な検討をしてまいりたいと思います。
◯委員(石井れいこさん) そこに生えていたものはそこで活用するというのが、環境再生の中の話にありますが、そもそも最初の出発点が保全ではなかったのか。竹はどうでもいいという考えだったのかというふうに疑いがかかりますが、いかがでしょうか。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) どうでもいいというわけではございませんけれども、一方で、竹やぶに覆われた樹木が枯れたりしているという状況もございます。今回は、天文台さんとも協議をしながら、竹については天文台さんとしても管理をしているものではないので、そういった中間処分をすることに関して御理解をいただいているところでございます。
◯委員(石井れいこさん) なので、保全をするという意味では、竹というのはすごく土を柔らかくしたりとか、給水という意味ではすごく活用できるものなので、その考えが最初はなかったのかと。後づけで保全というのが出てきたのかなというふうにちょっと疑ってしまいました。
そのほか、樹木が6,000本弱ありますが、そっちは減っておりませんか。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) 今回の試掘調査におきまして伐採した樹木につきましては、天文台さんの樹木台帳に管理されている中のうち1本、こちらは枯れている梅の木ですけれども、こちらを伐採しているところでございます。
◯委員(石井れいこさん) あと、樹木には放射能が蓄積しやすいと思いますが、天文台の北側の樹木や土壌の放射線量を測ったのかどうか、伺います。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) 放射能は測定しておりません。
◯委員(石井れいこさん) それはなぜですか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 国立天文台ということではありませんけれども、三鷹市の中で、空間放射線量の測定は実施しております。こちらのほうは、3か月に1回、年4回、3か所、測定をしておりまして、それぞれ自然界に存在する程度の値ぐらいしか検出されていなくて、すごく低い値で安定している、そういう状況がございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) 樹木というのはすごい吸収しやすくて、私、前、積み木が置いてあるところでガイガーカウンターで測ったら、すごい数値が上がったというのがあったんです。なので、樹木は放射線量を測ったほうがいいんじゃないのかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 樹木というよりも、空間放射線量という形で、人に被害がないか、そういったところを調査しております。あと、天文台のそばには、東京都が設置しました調布市の飛行場内にモニタリングポストというのがございますので、そちらの状況を見ましても確認を取れる状況になっております。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) アルファ波とか、ベータ波とか、波によって測れるものがあるので。
終わります。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上できらりいのちの質疑を一旦終了いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 委員の皆さんにお諮りいたします。本委員会の審査要領におきまして、会議は原則として午後5時までと御確認いただいているところですが、しばらくの間、会議を続けたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(加藤こうじさん) 都民ファーストの会。
◯委員(山田さとみさん) よろしくお願いします。まず、衛生費について伺います。実績報告書の160ページ、在宅医療廃棄物適正処理推進事業費について伺います。当該年度の予算要望で、三鷹市薬剤師会使用済注射針回収事業補助金の拡充を求めました。5万円拡充をしていただきまして、ありがとうございます。使用済みの注射針がそのまま捨てられてしまうことになれば、ごみの回収時に回収をしている職員が感染してしまうおそれもあります。なので、この事業はとても大事な事業だと思っているんですけれども、当該年度、薬剤師会の持ち出し分は19万円超だったというふうに聞いています。会費から捻出していると伺っています。そもそも使用済みの注射針の回収は、薬剤師会の会費頼みでよいと考えていらっしゃるのでしょうか。使用済みの注射針の回収については、市が責任を持って行うことも考えられるのではないかなというふうに思っているんですけれども、市の考え方について伺います。
次に、決算概要、117ページの1番、「三鷹市休日・夜間 診療所・薬局」等の運営について伺います。当該年度の3月から運営を開始しましたが、入り口が分かりづらいというお声を伺います。三鷹市は、急な発熱など、焦っている市民が確実にこの施設を認識しやすいような工夫について、どのような取組を行ってきたのか、伺います。私も先日、ちょっと行ったんですけれども、すごく分かりづらくて、ここでいいのかなと。場所を知っているはずなんですけど、夜間だと、やっぱり暗いし、今ついている看板でもちょっと不十分かなというふうに思いました。近くのJAさんにあるような、高いもの、ああいう感じのがいいかなというふうに思った次第です。今後は、例えば向かいのシルバー人材センターのフェンスに看板をつけるとか、様々な工夫が必要だと思うんですけれども、それについてどのようにお考えなのか、伺います。
次に、121ページの8番、伴走型・経済的支援事業費について伺います。ゆりかご面接、体調等に関するアンケートや面接、新生児訪問など、妊娠から出産後まで切れ目のない支援を始められたことは大いに評価します。こうした切れ目のない支援を始められて、様々な、妊娠から出産を経た方のお声を聞いてこられましたが、いただいたお声を受けて、今後の政策にどのように反映をさせていくのか、伺います。
子育て中の悩みで、旦那さんが家事、育児に参加してくれず、悩んでいるママさんの声をよく伺います。こうしたお声がアンケートで拾えたりしたらいいなと思うんですけれども、今後どのような取組を行っていくのか、伺います。
まずはお答えいただけるとありがたいです。お願いします。
◯ごみ対策課長(仲 雅広さん) 注射針の件ですが、一般廃棄物としての御家庭で出たインシュリン等の注射針につきましては、使用したものにつきましては薬剤師会さんにお願いして、できる限り回収していただいているというふうに考えております。未使用のものは、基本的には頂いた医療機関で1度はお願いしていただいて、それでも回収は受けていただけないものについては、一般廃棄物、ごみのほうに、収集員の手に刺さらないような工夫をしていただいて、出していただくというふうな形で、市のほうでは対応しております。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) 休日診療所の関係で御答弁申し上げます。入り口のところが分かりにくいということでございましたけれども、そうした御意見も踏まえまして、目立つような看板を設置しているところでございます。御覧いただいたかと思いますが、朱色といいますかオレンジといいますか、分かりやすい色ということで、できるだけ見やすい位置──隣地との関係性もございますので、できる限り、最大限見やすいような位置に設置をしているところでございます。
以上でございます。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) 伴走型支援について御質問いただきましたので、回答申し上げます。アンケートで出てきた事業を、その都度見直していくときの参考にしていきたいと思います。別の事業の中でも、例えば産後ケアなどは、妊婦、出産した産婦を対象にしておりますけれども、夫ともそこで結束できたというようなお声もあったりして、子育ては夫婦一緒に、家庭でやっていくということをしっかりと伝えていくということを、全ての事業の中で伝えていけるように努めたいというふうに考えます。
以上です。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。
まず、薬剤師会の使用済注射針なんですけれども、薬剤師会に使用済みのものは頼るというふうな言い方をされていました。それであれば、市として、薬剤師会に回収は頼る、だけど、金額に関しては足りていない、19万円超を会費で賄っているということだったので、これに関しては考え直したほうが、さらなる補助金が必要ではないかなというふうに考えますけれども、どのようにお考えでしょうか。
休日診療所、薬局の看板なんですけれども、隣にマンションがあるので、なかなか難しいのかなというふうに今の答弁で思いました。でも、やっぱりちょっと見づらいかなと思っています。もう少し高さとか視認性に関しては少し工夫が必要かなというふうに思うんですが、どのようにお考えでしょうか。
先ほど、清水部長からのもう一つの御答弁で、やはり夫婦で子育てを行っていくために、これから様々な施策を打ち出していくことが大事だというふうにおっしゃったと思うんですけれども、それに関しては、今後どのようにお考えになっているのか、伺います。
◯健康福祉部長(小嶋義晃さん) まず、注射針の関係です。私どもも、薬剤師会さんとは意見交換をさせていただいているところでございます。そうしたところ、現状把握しているところで、補助金等の額も見直しを図っているところでございます。今後も、意見交換をしながら、状況を確認しながら、今後のことについては検討させていただければと考えているところでございます。
あわせて、休日診療所の入り口の看板でございます。私どもも、当初設置した看板が見づらいということで、一度大きくしたところがございます。そうしたこともございますので、現状また、現時点では改善はできているのかなと考えるところでございますけども、夜間等であれば、また違った視点もあるかと思いますので、そういったところは利用者の御意見を聞きながら、考えさせていただければと考えているところでございます。
以上でございます。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) 啓発ということで、両親の学級とか、そういったような講習会もあります。それから、いろいろ届出に来られるとき、御夫婦でお見えになる方もいらっしゃいます。そういうあらゆる機会を捉えて、しっかりと2人一緒になって育てていくんだということをお伝えしていきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。夫婦2人で育てていくというもので、三鷹市でも、当該年度も行っていたと思うんですけれども、妊娠された方に、お父さん向けのガイドブックみたいなのもお配りしているというふうに聞いております。その内容はとてもいいというふうに市民の方もおっしゃっていたんですけれども、パパが読んでくれないと。届けるためにはどうしたらいいのかというところを、また検討していただければと思います。
次に行きます。決算概要125ページ、公共施設における太陽光発電等導入可能性調査の実施についてです。先ほど、ほかの委員からも質問があったと思うんですけれども、やっぱり技術革新で薄いものが出てきているというのを認識されているというふうに思います。薄い──ペロブスカイトだけじゃないというふうにさっき御答弁されていましたけれども、そういうものであれば、もっと多くの施設に取り付けられると思うんですけれども、今後の技術革新が進めば設置できる対象施設をどんどん増やしていくという方針で理解してよろしいのか、伺います。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 確かに、今回の調査は国の調査に基づきまして、現時点では有望5施設という形でまとめております。ただ、今回の調査で施設の特徴とか、そういった基礎的なデータも収集ができたと思っております。その上で、今後の技術革新で、例えば発電量が大きくなったりとか、先ほど申し上げたように、薄いとか、軽いとか、曲げられる、そういったところが性能が実用化されて、それが普及してくる。そういうことがあれば、今回の調査を基にさらなる調査研究も含めまして、設置できる場所が増えていくことは当然想定はしているところでありますので、そういったことは今後、研究していきたいと思っております。
以上です。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。期待しております。よろしくお願いします。
決算概要126ページ、14番、住宅・建築物の脱炭素化の支援について伺います。太陽光発電設備をつけるとか、すごいニーズが高まってきているなというふうに思う一方で、市民の方から、リサイクルをどうするんだとか、感電の危険性はどうなんだというふうに、当該年度もそうなんですけど、いまだに心配のお声を伺うこともあります。
こうしたこと──こちらも技術革新とか、リサイクルとか、様々進んでいると私は思っているんですけれども、市民になかなか伝わっていないなというふうに感じています。当該年度の情報提供について、どのような取組を行ってきたのか、伺います。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) リサイクルとか、そういったところの推進の部分ですけれども、前から設置のほうは進んでいるんですけれども、そういったリサイクルのお声とかというのが、なかなかまだ私どもが拾えていないところもありまして、具体的にそこの市民への周知とか、そういったところはまだまだ進んでいないところであります。
今、東京都のほうで、太陽光パネルの設置をすごく本格的に進めていく、令和7年度にはそういった義務化というところも入ってきますので、そこで、いろいろ情報が発信されていまして、リサイクルについてももう可能で、首都圏にも複数のリサイクル施設があるということもありますので、その辺りのところは我々もこれから周知に努めていきたいと思っております。
以上です。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。よろしくお願いします。
次に、決算概要120ページ、7番、若者と女性の健康づくり推進事業費です。プレコンセプションケアということで、私も求めていたもので、実施していただきましてありがとうございます。様々に取組をされてきましたが、どのような効果があったのか、伺います。
また、当該年度の取組を通じて、今後どのような取組を考えているのか、伺います。通年で相談室みたいなものがあったりしたらいいのかなとか思うんですけれども、いかがでしょうか。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) まず、大学の文化祭等にお邪魔したということで、結婚する前の若い層にしっかりとお伝えするということは、非常に大きな効果があったというふうに考えています。今後、常設の窓口ということですが、基本的には、御相談等があれば健康保健センターのほうでそういったことも受けられますけれども、大学等の外に出た先に常設というのは今のところは考えていないところです。
以上です。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。健康センターのほうに若者からも相談が来るように、ぜひ情報提供、周知に頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
次に、実績報告書171ページ、事項14.喫煙マナーアップキャンペーン関係費について伺います。当該年度の取組とその波及効果について伺いたいと思います。当該年度、市民から歩きたばこについて苦情をいただきました。朝、PTA活動で旗振りをしているときに、子どもたちがたくさん歩いているところで歩きたばこをしている方がいたと。非常に不安を感じていらっしゃいました。子どもたちが登校していても、そして大人が見ていても、構わずに歩きたばこをしている方がいる状況です。市はさらなる受動喫煙防止、喫煙マナーアップに関して取組を強化すべきと考えますが、どのようにお考えでしょうか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 今、歩きたばこのお話がありました。私どもも、そういった歩きたばこであったりとかポイ捨てであったりとか、そういった現状を少しでもなくしていくというふうには努めていきたいと思っております。現在、三鷹の駅前、南口ですけれども、喫煙マナーアップキャンペーンとかでは、指導員とかがポイ捨てのたばこを拾ったりとか、声かけとかをしている状況であります。
エリアは限定されていますけれども、そういったところに取り組むとともに、喫煙マナーアップキャンペーン等も年1回実施しております。こちらも、三鷹駅南口とか三鷹台駅とか、そういった人が集まるようなところでやっておりますので、こういったことを一つ一つ丁寧にやっていくのと、少しでもこういったものがなくなるように、啓発品の配布とかも含めまして、いろいろ周知に努めていく、そういうふうにしていきたいと思っております。
以上です。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。様々できることを考えてやってくださっているのは重々承知しているんですけれども、朝の時間帯に吸っている方が、やっぱり人がすごく集まる時間帯ですので、その時間帯に行っていただいたりとか、ほかの人への受動喫煙が発生しているよというような想像力が湧くような取組をぜひしていっていただければと思います。よろしくお願いします。
決算概要120ページ、6番、子育て力向上に向けた支援プログラムの充実について伺います。プログラムの実施回数を拡充、一部の講座実践プログラムの土曜日開催をしてくださったとのことです。ありがとうございます。拡充をしたことで、これまで来れなかった方が、きっと参加してくださったりしたと思うんですけれども、その効果について伺います。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) 親子で、子どもが生まれれば、親業がすぐできるというものでもなく、親子の愛着形成というのはコツもあろうかと思います。子育てを御存じない方には、周りが教えて差し上げる、一緒にやっていくというようなことを通じて、しっかりと愛着形成を育むことができたというふうに考えているところでございます。
以上です。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。ぜひ今後も拡充して、頑張っていただきたいと思います。
次に、商工費です。実績報告書179ページ、消費者相談関係費について伺います。近年、ネット上での詐欺が増えているというふうに捉えています。市として、ほかの事業でスマホの操作を教えていたりすると思うんですけれども、当該年度の消費者関係の相談状況を踏まえて、高齢者向けにスマホ教室で詐欺を防ぐような対策について行うなど、そうした事業なんかは検討しなかったのか、伺います。
◯生活経済課長(黒木誠也さん) 当課のほうで所管をしている消費者活動センターに専門の消費者相談員がおりまして、地域の地域包括支援センターの相談員の方とも連携を取りながら、日々、事例の共有ですとか、そういった防止について連絡しているところでございます。そうした中で、「広報みたか」等で実際にあった事例で啓発を図ったりですとか、場合によっては高齢者同士の集まりのところに、オーダーに応じて出前講座みたいな形での普及啓発に努めることを検討しているという状況でございます。
以上でございます。
◯生活環境部長(垣花 満さん) 補足をさせていただきますと、デジタル相談サロン等では、指導員の方に1回、いわゆるそういった消費者教育のプロの方に少し講義をしてもらうとか、そういったことも少しずつ試みておりますので、そういったことも広めてまいりたいと思いします。
◯委員(山田さとみさん) もうやっていただいていると、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。すごく巧妙になってきていて、私も一瞬、はっとびっくりすることもあるんですけれども、具体的な例を交えて、消費者被害に遭わないようにぜひお願いしたいというふうに思います。
今度、土木費について伺います。決算概要152ページ、15番、インクルーシブ遊具の整備について伺います。当該年度は、令和4年度にモデル事業として設置したインクルーシブ遊具の利用状況や安全性を検証した上で、次年度のインクルーシブ遊具設置に向けて、設計事務等を行ったとのことです。当該年度、このインクルーシブ遊具の利用状況や安全性について検証した内容について伺います。
◯緑と公園課長(奥嶋 亮さん) 検証を行ったのは、三鷹中央防災公園のインクルーシブ遊具と三鷹台にもう一台ありまして、その2台について検証しているところでございます。中央防災公園に関しましては、指定管理も行っておりまして、管理者へのヒアリング、近くにくるみ幼児園もございますので、そういった親御さんへのヒアリングということをしました。
また、実際に緑と公園課の職員が現地に赴いて、パトロールをしている職員なんかが見ながら確認したところでございます。
説明は以上になります。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。防災公園の遊具、すごく人気があって好評だと思うんですけれども、使えない期間も一定期間あったかと思うんです。あれについては、危険な使い方があったとか、何かそういうことがあったのかなというふうに心配しておりまして、そういうことではないんでしょうか。
◯緑と公園課長(奥嶋 亮さん) 三鷹中央防災公園については、一定の期間、確かに使えないことがございました。これについては、ブランコに小学生の方が何人も乗ってしまって、それで留め具のほうが1つ外れてしまって、それで一定期間使えなくなった状況です。その後、メーカーとも相談しまして、看板の設置がすごく有効だよということでお聞きして、看板を設置させていただきました。そこには、2人までしか乗らないでくださいというような形にしてあります。
その後は、何回見ても2人までしか乗ってなくて、その後は安全に使用しているというような形になっております。
説明は以上になります。
◯委員(山田さとみさん) 対応していただき、ありがとうございます。
最後に、150ページ、10番、三鷹駅前地区再開発の推進について伺います。当該年度、様々な検討や合意形成をされたと思いますが、市民からしてみたら、何もしていないのとか、もう無理なのという心配のお声をいただいたんですけれども、当該年度、市民に対する、進捗状況についてどのような周知をしていたのか、伺います。
私は、現地で今の状況を周知し続けるべきと考えていますが、いかがでしょうか。
◯都市再生部三鷹駅前再開発推進担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長(向井研一さん) 直接的には、当該年度は地権者の合意形成で、先ほども申し上げましたけれども、そちらのほうを中心にやっておりました。具体的な市民への周知ということは、適宜これからも広報やホームページなどを通じてやっていきたいと思っております。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。現地でも、こういうふうに進んでいるよというのをぜひアピールしていただきたいと思います。私のほうには期待の声がすごく寄せられていますので、ぜひ安心していただけるよう、周知のほうをお願いいたします。
私からの質問は以上です。ありがとうございました。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で都民ファーストの会の質疑を一旦終了します。
次に、自民クラブ。
◯委員(吉田まさとしさん) よろしくお願いいたします。衛生費から下水道事業会計まで、よろしくお願いいたします。
まず、決算概要117ページの1番、「三鷹市休日・夜間 診療所・薬局の運営」について。こちら、当該年度移転した施設をまだ知らない方も多かったのではないかと思うんですけども、施設の周知に当たってどのような取組をされたか、お伺いしたいと思います。
また、さらなる周知ということで、先ほど看板の件なんかも出ましたけども、何かそういったことの検討をされることが出てきているのかどうか、お伺いしたいと思います。
また、診療時間に関しまして、これは移転前と同じ時間設定なのかどうか、お伺いをいたします。それぞれの施設において、移転前の受診者数と比べて増減があったのか、お伺いをいたします。
続きまして、決算概要120ページの6番、子育て力向上に向けた支援プログラムの充実についてです。先ほども御質問者がございましたけども、この支援プログラムを通してさらなるフォローが必要と思われるような御家庭に対して、何かそのような対応を考えていらっしゃるのか、お伺いをさせていただきたいと思います。
それから、決算概要120ページの7、若者と女性の健康づくりの推進。若者と女性の健康づくりの推進においては、プレコンセプションケアをはじめとする意識向上の取組が始まりましたが、当該年度の事業を通して見えてきた課題とその成果について御所見をお伺いいたします。
決算概要121ページの8、妊婦・子育て支援の充実。伴走型相談支援でございますけども、ゆりかご面接において、課題がある御家庭などの場合は、新生児訪問においても、引き続き保健師が訪問されることもありますけども、当該年度、保健師と助産師の訪問の割合はどうだったのか、状況についてお伺いをさせていただきたいと思います。
続いて、農林費。決算概要129ページの1、持続可能な都市農業に向けた実証というところで、剪定枝などの肥料化の実験が行われましたけども、得られた成果についてどうだったのか、お伺いをさせていただきたいと思います。
決算概要130ページの2、市内産農産物の活用促進に向けた取組について。年々、使用率も増加率も、傾向的には上向き傾向と認識しておりますけども、令和4年度に比べると、当該年度は少し伸び悩んでいるような感じがございました。これらは、さらに使用量の向上をさせるためにどのような取組を、今後課題としてされているのか、総括してお伺いさせていただきたいと思います。
それから、研究校3校を拡充しなかった場合の使用率──今回6校に増やしたということなんですが、この使用率はどれぐらいだったのか、値があればお示ししていただきたいと思います。
続きまして、決算概要131ページの4、農家への肥料等購入費用の支援ということで、昨年同様の期間と件数ということで推移しておりますけども、予算に対する執行率が今回は低かったんですが、その理由についてお聞きしたいと思います。
決算概要132ページの5、新規就農者へ定着支援についてされたということなんですけども、中身を見ると、ミニトマトの選別機があったんですが、この農家さんはそれ以外にどのようなものを作られるのか、お聞きしたいと思います。
決算概要132ページの6、農家への栽培用の暖房施設の燃料購入費の支援を行いました。助成率が、昨年の10件に対して今回は6件。決算額も少ない要因は何だったのか、お聞きしたいと思います。
決算概要133ページの1、経営相談窓口の開設期間の延長について。昨年度、週3回から当該年度は週2回となりました。その集中する分、多量の待ち時間が発生するなどの不具合はなかったのか、お伺いをさせていただきます。当該年度、電話相談などは行わなかったのか、お伺いさせていただきます。
次に、決算概要134ページの2、中小企業等への新たな支援ということについて。新たな支援事業の中小企業等産業活性化補助金では、様々な補助金対象が分かりやすく分類されておりますけども、どのような業種が申請されたか、お伺いさせていただきます。
決算概要135ページの3、商店会の販売促進と活性化に向けた支援の実施ということで、当該事業では、「ミィね!mitaka」、のアプリでの販売促進、地域活性化につなげたと思います。ということですけども、実際、イベント参加数なんかの状況についてお伺いをしたいと思います。
それから、決算概要135ページの4、不況対策緊急融資あっせん制度の要件緩和の延長について。新型コロナウイルス対策分は9月で終了しましたけども、その後のあっせん数が減ったかどうか、お伺いをしたいと思います。この制度の融資利用中の融資対象の要件を満たさなくなった場合、この場合、補給の停止がされまして、実際、年利のほうが1.975%と変更になるんですが、当該年度、変更になった件数があるのか、お伺いさせていただきたいと思います。
決算概要136ページの5、お土産品の開発と観光多言語音声ガイドの充実について。当観光協会の設立15周年の記念品「みたか宙球ゼリィ」、これは地域の方を含めて開発プロセスを行ったことはとても大変なことだったと思いますが、この商品開発と販売の経緯についてどのような流れで行ったのか、お聞きしたいと思います。
続きまして、土木費。決算概要139ページの1、三鷹駅南口ペデストリアンデッキの改修について。こちらは三鷹駅南口ペデストリアンデッキ長寿命化修繕計画に基づいて、今回修繕を行ったとありますが、当該年度行いました大屋根とスロープの上屋の防水補修、これは大体何年ぐらいもつのか、お伺いをさせていただきたいと思います。
続きまして、決算概要140ページの3、牟礼地区生活道路緊急安全対策の実施。当該年度ハンプの仮設置で実験を行いましたけれども、沿道の住民の方々の反応はどうだったのか、お伺いをさせていただきたいと思います。また、東多世代交流センター周辺の三鷹台団地通りの歩道整備等、設置について安全性を確保するまでの間、歩行者に対する安全対策はどのようなことを実施されたかをお伺いさせていただきたいと思います。
次に、決算概要143ページの10、みたかバスネットの抜本的な見直しについて。これは、交通ネットワークの全体構想取りまとめにありますけども、交通ネットワーク全体構想研究会では、交通不便地域の解消に向けた取組の必要性をどのように分析されていて、今後どのような検討が行われているのか、お聞きしたいと思います。また、当該年度の取組を通じて見えてきた課題などがあれば、どのような総括をされているのかお聞きしたいと思います。
次に、決算概要143ページの11、三鷹駅南口駅前広場等の交通環境改善に向けた取組ということで、JR東日本が所有している線路沿いの駐輪場部分の活用について、現状の確認及び課題整理を行うものとありましたけども、課題はどのようなものがあったか、お伺いしたいと思います。
決算概要147ページの4、東京外郭環状道路の整備に伴うまちづくりの推進について。こちら、生活道路の車の流入をはじめとした交通課題など、学識者の助言はどのようなものがあったのか、お伺いをさせていただきたいと思います。それから、当該年度、地域課題改善、解決に資する取組として北野情報コーナーを活用する中で、地域の方々から市に寄せた意見や要望などがあったのか、お伺いをさせていただきます。
北野情報コーナーは、北野の里(仮称)の中にまちづくりや外環事業の情報を取得する場所として、設置から既に3年経過しております。地域の居場所としても、子どもから高齢者まで気軽に立ち寄れる場所となっておりますが、地域に密着した交流の場としても、北野情報コーナーがそういった意味で根づきつつあります。当該年度において、北野情報コーナーでのまちづくりにおける具体的な取組があれば、お聞きしたいと思います。
決算概要149ページの8、国立天文台と連携したまちづくりの推進。これは、令和5年度、当該年度の予算審査特別委員会の附帯意見として出されまして、国立天文台周辺地域のまちづくりに当たっては、天文台の森という特性を生かすとともに、防災・減災機能の向上、買物環境の整備などについて幅広い市民の方の意見を聞き、財源については民間活力の活用を視野に入れ、土地利用基本構想を策定し、協働のまちづくりを進めることというふうに申入れをさせていただいておりますが、この点についてどう考慮されたか、お聞きしたいと思います。
続きまして、決算概要149ページの9、井口特設グラウンドの利活用の検討について。これも、令和5年度予算審査特別委員会の附帯意見として出させていただいております。井口特設グラウンドの利活用に当たっては、近隣住民への丁寧な説明に努めつつ、防災都市づくりの観点と感染症対策を含む多様な課題を踏まえ、地域医療施設等の誘致に努めるとともに、スポーツ環境の確保によって市民福祉の向上に資する利活用を推進することというふうに申入れをさせていただいております。この点についても、どのような考慮がされたか、お聞きしたいと思います。
同じく、井口特設グラウンド利活用の検討の中でもう一つ。地元説明会などに参加された方々から、医療機関の誘致、グラウンドの整備、東西通路などについて期待の声を多く聞いております。こうした説明会を丁寧に進めることが本事業に対するさらなる理解の浸透につながると思いますけども、説明会開催の手法、どのような実施にしていくかなど検討されているのか、お聞きしたいと思います。
決算概要150ページの10、三鷹駅前地区再開発の推進について。まちづくりの事例研究ではどのようなことを研究されているのか、当該年度においてのことをお聞きしたいと思います。それから、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業において、当該年度では整備する公共公益施設に関する計画の検討、施設機能の考え方など、このような整理をどのように行われたのか、それにより一定の方向性が見えたのか、お聞きしたいと思います。
決算概要151ページの12、都市計画道路3・4・7号線(連雀通り)整備、これの促進について。電線共同溝工事など、あと街路の築造の工事などが完了したということですけども、当該年度の進捗状況を踏まえて、南側の拡幅部分の工事はどの程度の期間を要すると想定されているのか、お聞きしたいと思います。
続きまして、消防費、決算概要156ページの4、NPO法人Mitakaみんなの防災の運営支援について。当該年度、各種の防災活動団体との連携やネットワーク化は、どの程度、どのような形で進められたか、お聞きしたいと思います。
最後になります。下水道事業会計、決算概要204ページの1、老朽化改善で更生工事が必要な箇所の評価基準などはあったのか、これについてお聞きしたいと思います。
以上です。御答弁よろしくお願いいたします。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) 私からは、休日診療の関係でお答えをさせていただきます。この休日診療の周知でございますけれども、「広報みたか」ですとか三鷹くらしのガイド、あるいはホームページ等でやっているところでございます。加えまして、全戸配布をしている健康ガイドみたかに、入り口等も含めまして御案内をしているようなところでございます。
それから、時間のことでございますけれども、移転前と同じかということでございますが、新型コロナ感染症が流行した際には、一部時間を短くしたこともございましたが、今、従前の時間に戻しているというところでございます。
それから、受診者数でございますけれども、コロナ感染症のときにはちょっと減ったということがございましたが、例えば令和元年度の数字と比べますと、1割程度増えてきている、そういった状況でございます。
以上です。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) 私からは、2点目から4点目までの御質問にお答えします。
まず、子育て支援プログラムについてです。そちらでさらに支援が必要な家庭が見つかった場合ということでございますけれども、引き続き母子保健のほうで相談に乗るということ、それから場合によっては子ども発達支援センターのほうに結びつける。それから、このプログラムの後に連動するプログラムとして、2次プログラムというようなものがございます。それは、発達の状況に合わせてそれぞれクラスがございますので、そちらのほうの御案内ですとか、あるいは場合によってはくるみ幼児園のほうの御利用というようなこともお勧めするというような形で、対応しているところでございます。
次に、プレコンセプションケアでございますけれども、見えてきた課題ということで、思春期の方とか小さいお子さんには、やはり親を通じてお伝えするのがまずは有効かなというふうに考えておりますけれども、その親の世代の方がプレコンセプションケアについてあまり慣れ親しんでいないので、抵抗感みたいなものがあって、講座等を実施してもなかなか足を運んでいただけないというようなところが今後の課題かなというふうに思っているところでございます。
それから、新生児訪問ですけれども、こちらは保健師等が一緒に行く場合もありますけれども、基本的に全てのケースについて助産師が訪問する形を取っているところでございます。
以上です。
◯都市農業課長(塚本 亮さん) 農業につきまして、何点か御質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。
まず、剪定枝等の堆肥化の実証についてでございますけども、これにつきましては、現場ではいろんな品目の剪定枝が生じるということで、まず野菜からはアスパラガスの剪定枝、果樹からはキウイフルーツの剪定枝、そして植木からは植木の様々な物を剪定したものを、3か所に分けてそれぞれ今堆肥化をしているところでございます。
ただ、通常は、青壮年部さんにお願いをしてやっているんですけども、青壮年部ではICUの構内等で生じた落ち葉を肥料に使っておりますので、それに比べると、剪定枝、もともと樹木ですから、それを粉砕してはいるんですけども、それに比べて時間がかかっているということで、まだ現在、完成はせず、今は堆肥化されている最中であるということでございます。ただ、中間報告といたしましては、時間はかかるけれども順調に堆肥化されているんじゃないかというふうな形で報告は受けているところでございます。
続きまして、市内産農産物の利用率が令和4年度から令和5年度に伸び悩んでいないかと、その理由等でございますけれども、私どもが取っている統計というかデータによりますと、令和4年度から令和5年度にかけては使用率は1.7ポイントの上昇でありまして、その前の令和3年度から令和4年度については2.9%上昇。また、その前の令和2年度から令和3年度については1.7ポイントの上昇というふうになっておりますので、そう伸び悩んでいるとは。急激ではないとは思いますけれども、ただ、取組を始めた当初はこれに関わる農家の数が10件程度だったのが、今では70件程度にかかってきて、当初、急激に伸びるというような傾向は当然あったんですけども、ここに来て、農家が今度は莫大に増えるわけではないので。あとはいろいろ栽培方法であるとか、そんなものを工夫しながら、今、いろんな工夫で農家さんも頑張っていただいているということです。また、農家のほうも、今この取組がかなり年数を重ねてきて、我々がいろいろなヒアリングをしている中で、これから学校給食に力を入れていきたいという方がかなり多くいらっしゃいますので、今後もそういう方たちが力を入れていただけるんではないかというふうに期待をしているところでございます。
続きまして、研究校が3校から6校になったときの、6校ではなかったときとの違いということなんですけども、現在この研究校というのは教育委員会のほうで選定いたしまして、特に使用率の向上だけではなくて、食育であるとかトータルの食に対することに取り組むというふうな前提で聞いております。ただ、使用率の面でいいますと、この研究校は6校ありますけども、このうち1校がもう既に昨年度30%超えておりまして、残りのほかの4校も20%を超えておりまして、6校のうち5校がかなり使用率は高めになっているというふうに認識しておりますので、そのように頑張って食育を含めて取り組んでいただけるんじゃないかと認識しているところでございます。
次に、肥料の補助についてでございますけども、執行率が低いのではないかというその理由でございますが、もともとこの肥料に対する補助を始めたのが、令和4年に初めて行ったんですが、そのときの予算の見積りのときが、大体農家の方の8割、9割ぐらいの方は申請していただけるんじゃないかということで、220件を想定しておりました。ただ、その考えで見積り等を行ったんですけれども、実際に申請してきた方が令和5年度は67件でございました。いろんな面であまりメリットがないというふうに思われた方がいらっしゃるのかどうか分からないんですけれども。ただ、令和4年度の50件に比べれば、1年間で17件増加しておりますので、それなりにいろいろお役に立っているのではないかというふうには認識をしているところでございます。
続きまして、新規就農の件でございますけども、ミニトマト今回の選別機ということで、お伺いがありました。今回、この農家さんは新規就農ということで、以前、植木農家であったところが野菜農家に転換しようということで、ハウスを新設をして頑張っていこうということです。ハウスでの中では、基本的にトマト栽培を中心にやっていくということで聞いておりまして、そのトマトがかなり多くできるので、選別機が必要だということでした。ただ、ハウスの周りでも、露地の野菜を栽培しておりまして、ハウスのトマトはこれからなんですけども、露地の野菜については、そのほかの野菜販売機とか、そういうので既に販売をしておりまして、ハウスのトマトを中心に、そのほかは露地の周年野菜を作っていくというふうに聞いているところでございます。
次に、燃料の補助について、下がった理由ということでございます。令和4年度のときには10件の申請がございましたが、当該年度、令和5年度は6件となりました。令和4年と令和5年の違いは、対象とする期間を当初令和4年度は3月末までというような、燃料を使用したものを対象としておりましたが、令和5年度はいろいろな補助の要件との関係で、2月末までの使用としたということがございます。
そのために、3月から燃料を使うんだという方もいらっしゃって、申請はしたけども、燃料を使わないで済んだという方がいらっしゃいました。
あと、我々理由は分からないんですけども、申請そのものをされなかったという農家さんもいらっしゃいました。令和4年度に申請された方には、皆さんに我々のほうから直接ダイレクトメールで申請書をお送りをして対応したんですけども、申請自体をされなかったという方も実際にはいらしたので、そういう結果になってしまったということでございます。
説明は以上です。
◯生活経済課長(黒木誠也さん) 私からは、商工費に関連していただきました御質問5点、順次お答え申し上げます。
まず1点目、経営相談窓口でございますが、日数が減ったことによっての待ちというのは、実際はありませんでした。この事業、中小企業診断士の先生に商工会館に常駐していただいている事業なんですが、お問合せいただいたときに空いている状況であれば、今から行くというような柔軟なところにも対応できたところでございます。実績の170件には、電話相談の内数もありまして、1件が実際電話相談で、169件が来所による相談といった実績でございました。また、継続性のある部分については、別事業でアドバイザーを、中小企業診断士以外の専門家を派遣するような制度と組み合わせて、よりきめ細やかな対応をしてきたところでございます。
続きまして、2点目の新しい中小企業への支援というところで、実際に御申請のあった事業者様の業種でございますが、これは実際、何に偏ってということはなくて、飲食業の方から、実際診療所を開設されているような事業者の方ですとか、ありとあらゆる方面の事業者の方からの御申請がありました。その中で、システムをデジタル化したりとかして生産性の向上を図られたりとかいうところで、一定の事業効果があったと認識しているところでございます。
続きまして、3点目、商店会の販売促進と活性化ということで、「ミィね!mitaka」によるイベントでございます。これは、当該年度における期間中にイベント参加者130人というのが、実際にそのアプリを使ってスタンプを1個以上押印、取得された方でございます。その中で54名の方が応募された実績があったりですとか、21名の方が参加賞をもらったりですとか、全部集められた方も実際33名の方がいらっしゃったということで、一部、実際の実績があったというところでございます。
続きまして、4点目でございますが、融資あっせん制度における要件緩和でございます。この要件につきましては、売上げの減少要件を、もともと10%以上というところを売上げの割合を求めないというところで、上半期で終了いたしましたが、一定程度継続して、上半期、下半期、両方とも御利用いただけました。ただ、この10%を外したことによって、該当のこの特定不況メニューを使えなくなった事業者様というのは、残念ながら数件いらっしゃいましたが、これらの方につきましては、通常の小口メニューとかをお勧めすることによって、事業者の方の資金需要にお応えしてきたところでございます。
最後に、私からは5点目のお土産品の開発でございます。この事業は、前年度に星空の街・あおぞらの街全国大会が三鷹で行われたということと、みたか都市観光協会が15周年というところをコンセプトに持ちまして、委員御指摘のいろんな関係者の英知を結集した商品を開発してきたというところでございます。これらを三鷹の名物の1つとなるように、現在は受注販売というようなところで生産体制もなかなか厳しいところがございますが、三鷹の新しいお土産品の1つという成果が生まれたところでございました。
私からの答弁は以上でございます。
◯道路管理課長(古賀 豊さん) 私のほうからは、三鷹駅南口ペデストリアンデッキの改修、牟礼地区生活道路緊急安全対策について、順次御説明させていただきます。
まず1点目、三鷹駅南口のペデストリアンデッキの防水工事を行いましたが、その防水の耐用年数についてお答えします。まず、現場の状況によって状況は違いますが、一般的には10年から15年と言われています。順次、点検等をしながら、状況を確認しながら対応していきたいと思っております。
次に、牟礼地区のハンプの設置について、市民意見の反応になります。令和6年1月から3月にかけて実証したハンプの設置は、国土交通省の支援制度を活用して期限を限定して行ったものになります。結果としては、車両の流入抑制や速度抑制に一定程度効果がありました。また、地域へのアンケートでは、設置について賛成及びやや賛成が72%、反対が7%という結果でした。今後、町会等に報告をしまして、意見交換をしながらハンプの本格設置について検討していきたいと思っております。
また、三鷹台団地通りの整備に当たっての歩行者への安全対策についてです。まず、当該年度、東側に歩行者にとって安全な歩道を確保するために、今回、歩道を設置しております。また、東多世代交流センターの交差点にポストコーンを設置しました。車両と歩行者がぶつからないような形で安全対策をしております。また今後も、地域の皆様の意見を聞きながら安全対策を行っていきたいと思っております。
私からは以上です。
◯都市再生部調整担当部長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局次長(齊藤大輔さん) バスネットの交通ネットワーク全体構想についてです。まず、この全体構想の研究会におきましては、交通不便地域への対応ですとか利用者の減少、また乗務員不足等による交通事業者の課題、そういったところから持続可能な地域公共交通の実現に向けた研究を進めたところであります。
この交通ネットワーク全体構想におきましては、実証運行の状況も見つつ、1つの交通だけではなく役割を分担しながら、それぞれの特徴や強みを生かして交通ネットワークを総合的に構築していくと、そういった整理をしております。
また、ネットワークを形成する上で、まちづくりとの連動ですとか乗換えの円滑化など、そういった視点も盛り込んでおります。そして、大きなもう一つの視点としましては、交通による移動利便性を高める、そういったことで外出を促進して、様々な効果につなげていく。交通と福祉の環境づくりとしまして、交福ネットワークといった考え方を盛り込んでいるところであります。
続いて、三鷹駅南口の交通改善についてです。こちらについては、当該年度、課題整理ということで様々協議を進めたところであります。特に、この線路沿いの道路の降車場の整備に当たりまして、バスが降車するために停車する際の動線ですとか道路の安全対策、またバスから降りたお客さんの歩道の安全確保など、JRさんですとか、交通管理者としての警視庁との協議、こうしたところを進めて、当該年度におきましては大きく前進したものというふうに考えております。
以上です。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 3点伺いました。まずは生活道路への流入における学識の意見、北野情報コーナーに上げられた御意見、要望、また北野情報コーナーの地域に根づいていることの取組についてお答えします。
まず、学識の意見のほうなんですけれども、交通の専門の助言者には実際に現場も見ていただきました。まずは、その中で現況の交通動態について調査し、現況モデルを作ることを勧められました。今後は、国や東京都とともに、例えばETC2.0などの手法を使った現況把握、こちらに努めていきたいと思います。
続きまして、北野情報コーナーに上がった意見、要望なんですけれども、やはり遊びに来る方が多くいらっしゃいますので、外環中央ジャンクションの上部空間の遊び場としての早期整備、また周辺都市計画道路、なかなか進捗が遅いということもありますので、そちらの早期整備について、多くの御意見、要望をいただいているところでございます。そちらにつきましては、事業者のほうに適切に要望してまいりたいと考えております。
また、北野情報コーナーにおける取組なんですけれども、北野情報コーナーは、令和4年度で5,100名、令和5年度では6,500名とかなり増加をしておりまして、特に地域の方々、大人の方だけではなく、子どもの利用も増えております。これは、4年生以上の学童の居場所として、学校からも北野情報コーナーに滞在することを勧められているところもありまして、今後は引き続き、子どもが滞在できる環境づくりを目指していきたいと思います。
以上です。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) 私からは、国立天文台周辺のまちづくりと都市計画道路3・4・7号につきましてお答えいたします。
まず、天文台周辺のまちづくりですが、天文台の森の保全、また防災・減災の向上、買物不便環境の改善といった地域課題の解決に向けまして検討を進めてまいりました。当該決算年度は、9月に土地利用基本構想策定に向けた基本的な考え方の案をお示しさせていただきましたけれども、その中で、羽沢小学校、大沢台小学校、西部図書館を天文台の北側ゾーンに移転しながら、そこに地域の共有地であるおおさわコモンズを創設するということをお示しさせていただいたところです。
その中では、防災機能の充実も当然盛り込んだ形でお示ししております。また、羽沢小学校の跡地利用では、商業環境の誘致などによって地域の課題解決も図るといった形にしております。この内容につきましては、基本構想、9月以降、地域の皆様、また、おおさわ学園の児童・生徒にも、様々な機会を捉えて御説明させていただきながら、引き続き検討を進めているところでございます。
次に、三鷹3・4・7号につきましては、先日、車線を北側に振り替える工事が完了しまして、いよいよこれから南側の工事に移るというところなんですけれども、まず、この後、事業者の工事が入ってまいります。連雀通り、既設の埋設管が非常にふくそうしておりまして、そういったものを整理しながらということになるので、事業者工事が2年以上はかかるというふうに見込まれています。それが終わりまして、ようやく市のほうがまた乗り込んで、電線共同溝と街路築造の工事を進めていくということになりますので、まだこの後、数年間は期間を要するものと捉えております。引き続き、安全第一に取組を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
◯まちづくり推進課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(池田啓起さん) 私からは、井口特設グラウンド利活用の検討についてお答えします。
まず、井口グラウンドの利活用の検討に当たって考慮した点、また取組の考え方についてです。この取組は、日常的な地域医療はもとより、災害時医療、また感染症等の重要性を認識している事業になります。公有財産を活用しまして、公益性の高い市内病院の拡充に向け、市民の命と暮らしを守る今回の取組は、地域にとって大変重要な取組と考えております。この取組によって地域の防災機能が充実し、また避難所である井口コミュニティ・センター、また誘致する病院との連動、また連携によって、井口地区をはじめとする市内の西部地区の防災性の向上を図るものというふうに考えて、取り組んでいるところであります。
次に、市民への丁寧な説明についてです。これまでも、地域や利用団体向けの説明会の開催、また地域の防災対策を担う住民協議会や町会等へも説明を丁寧に繰り返ししてきました。また、その資料や、その内容の報告につきましても、広報やホームページに掲載し、適宜、様々な周知を図ってきたところであります。
その他、オープンハウスの開催において、北側に隣接するグランドの整備プランに加えまして、医療機関の誘致についても、公募内容に関するパネル展示や資料配布を行いながら、来場者の御質問に個別にお答えをしてきたところであります。
引き続き、事業の進捗に合わせまして、地域をはじめとする皆様に説明会などの実施により、これまで以上、一層丁寧に事業を進めていきたいというふうに考えております。
以上です。
◯三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局次長(菅原恒一さん) 御質問いただきました、三鷹駅前地区再開発の推進に関する2点の質問について、私のほうからお答えさせていただきます。
まず、1点目の三鷹駅前地区まちづくり基本構想の実現に向けまして行いました、まちづくりの事例研究についてお答えいたします。地域の商店会や団体の皆様との意見交換の場の中で、全国のいろいろなまちづくりの取組について事例を御提示しながら、意見交換を行ったというところでございます。
提示しました事例につきましては、まちづくり基本構想の中で、まちづくりの視点として挙げております安全安心、にぎわい、緑化、道路、交通、文化、こういったものに沿ったもので、全国での取組などについて事例を挙げて、皆さんと意見交換を行ったというところでございます。
挙げました事例の例示としましては、例えば東京の港区のほうの、ののあおやまという地区に、団地の再生の際に緑地を生かして憩いの空間をつくったというような事例をお示しして、子どもの森の将来像などについて意見交換を行ったというところでございます。
次の御質問で、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業での施設機能の考え方の整理、ゾーニングについての検討の内容について御説明いたします。「子どもの森」基本プランをベースにしながら、改めて商業施設や住宅、公共公益施設、広場空間等について、地区全体における施設機能の配置、ゾーニングの考え方を、立地や周辺環境などを踏まえて整理を行ったところでございます。
例えば、商業施設であれば人通りの多いにぎわいの環境、住宅であれば落ち着きのある利便性の高い環境、公共公益施設、文化施設などであれば多様な機能を持った機能を配置し、それらがつながっていく環境、さらには広場空間等ではまちの玄関口や憩いのある場となる環境などと位置づけまして、それぞれの配置を地区の中でどのように考えるかという大きな枠組みについて検討を行ったところでございます。
回答は以上になります。
◯総務部危機管理担当部長(齋藤浩司さん) 私のほうからは、NPO法人Mitakaみんなの防災の防災への運営支援に関連いたしまして、地域における防災活動団体のネットワーク化支援への取組について御答弁申し上げます。令和4年9月に設立いたしました防災NPO団体Mitakaみんなの防災ですけれども、取組としては、まずは防災・減災活動に関心を持ち、また、大地震など災害が発生したときに自助に成功していただく市民を増やすとともに、防災リーダーの育成と、防災活動団体を増やしていくための活動を行おうということを、取組として行うこととしております。
この次のステップといたしまして、こうした防災活動団体のネットワーク化を図り、防災・減災のまちづくりに寄与する取組を進めることというような形で取組を進めることとしております。この当該年度につきましては、前年度に設立した団体として、本格的な活動を始めた年度といたしまして、決算概要にも記載のとおり、主に裾野を広げる取組ということで、意識啓発事業の実施ということで、市民向けの防災イベント、Mitakaみんなの防災フェスタの開催であったり、市と連携もいたしました防災出前講座等を積極的に進めまして、この後に、今年度以降、また次年度に向けて、こういった裾野を広げた団体のネットワーク化、これからさらに取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
◯水再生課長(一瀬貴仁さん) 下水道の長寿命化の評価基準の御質問について、お答えします。維持管理指針や下水道管路施設のストックマネジメントの手引に示されています個々の施設に関する点検項目及び評価項目を参考に、老朽化の度合いを判定いたしまして、長寿命化工事を実施してきております。
以上になります。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございました。様々な御答弁いただきまして、ありがとうございました。
それでは、幾つか再質問させていただきたいと思います。休日、夜間診療所、薬局についてなんですけれども、こちら、こういった夜間とか休日の時間帯で、利用者層についてはどのような利用者層が多いのか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
◯健康推進課長(白戸謙一さん) 利用される方につきましては、乳幼児から成人までいろいろでございますけれども、年齢別で見ますと、やはり16歳から59歳が一番多いようなところではございます。
それから、ゼロ歳が144人、1歳から5歳が977人、6歳から15歳が1,371人ということになっておりまして、今申し上げたように、16歳から59歳が1,738人、60歳以上は235人という形になっているところでございます。
◯委員(吉田まさとしさん) そうですね、分かりました。ありがとうございます。分かったような。後ほど、また数字をきちんとお聞きしたいと思います。
それから、若者と女性の健康づくりの推進というところで、行政だけではなくて地域との連携とかがとても重要だと思っているんですけども、大人だけじゃなく、小学生、幼稚園児、保育園児などの子どもたちに対する推進、検討はなされなかったのか、お伺いをいたします。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) 先ほど御答弁申し上げましたように、まずは親のところに浸透させて、そこから御家庭で子どもたちに広めたいということで、令和5年度は取り組んだところでございます。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございます。
それから、妊婦、子育て支援の充実というところで、これにつきましては、訪問を担当する方によって、経費の変動、バランスの違いなんかはあったりするんでしょうか。お願いします。
◯子ども政策部調整担当部長(清水利昭さん) 訪問する者は、その者のスケジュール等で合わせて決めております。多く行く場合もありますし、内容によって、より適切な者を赴かせるというようなこともありますので、全員が同じような回数というわけではございません。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございました。
それから、農家への肥料購入費用の支援というところで、この支援事業に当たっては、ほかの支援との併用ができるようになっているんですけども、そういった併用に当たる場合、市として併用されているかどうかというのを捉えることの仕組みというか、その辺をどうされていらっしゃるのか。これ、農家さんからの自己申告で評価されているのかというところをお聞きしたいと思います。
◯都市農業課長(塚本 亮さん) 申請時に、何か併用があるかというようなことを書いていただくというようなこともございますし、また、基本的に農協等を通じた補助の申請等になりますので、その場合、農協からそういう情報を得るという、そういういろんな形でチェックをするような予定をしておりました。ただ、併用される方は、今回、当該年度も含めていらっしゃいませんでした。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございます。
最後になります。中小企業へ新たな支援ということで、本事業に関しては、事業者に対して広く周知をされたと感じておりますが、実際どのような方法で周知されましたでしょうか。お願いいたします。
◯生活経済課長(黒木誠也さん) この事業におきましては、まず受付期間が5月8日から末までだったんですけども、4月に予告記事、それから4月の末に全事業者への配布、そして「広報みたか」でさらに周知、商工会ニュースによる周知、その組合せでしたところでございます。
以上でございます。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で自民クラブの質疑を一旦終了します。
以上で第4款 衛生費から第9款 消防費、一般会計歳入及び三鷹市下水道事業会計に対する質疑を一旦終了いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 本日の決算審査特別委員会はこれをもって散会いたします。
なお、次回は9月17日午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。本日はお疲れさまでした。
午後5時50分 散会