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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和6年まちづくり環境委員会) > 2024/08/02 令和6年まちづくり環境委員会本文
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2024/08/02 令和6年まちづくり環境委員会本文

                  午後1時28分 開議
◯委員長(土屋けんいちさん)  ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(土屋けんいちさん)  初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(土屋けんいちさん)  休憩いたします。
                  午後1時28分 休憩


                  午後1時31分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(土屋けんいちさん)  本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(土屋けんいちさん)  市側が入室するまで休憩いたします。
                  午後1時31分 休憩


                  午後1時33分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(土屋けんいちさん)  都市再生部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  都市再生部からの報告事項、3点ございます。1点目は、井口特設グラウンドの土地利用について、2点目が、コミュニティ交通実証運行における評価・検証について、3点目が、西部エリアAIデマンド交通運行内容の見直しについて、以上の3件になります。どうぞよろしくお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  私からは、報告事項のア、井口特設グラウンドの土地利用について御説明させていただきます。これまでの本委員会への報告、また説明の内容と重複する部分がありますけども、改めて現状について御報告させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 資料1になります。1、グラウンド整備工事についてです。対象地約7,000平方メートルにおいて、多目的グラウンド、防災・コミュニティ広場、東西通路等の整備を行い、地域住民の交流の場や災害時の在宅生活を支援する共助の拠点づくりに向けた整備を行っていくものであります。
 初めに、(1)として、契約についてです。本年の6月議会の議案として、工事請負契約の締結について提出させていただき、6月28日付で本契約の締結を行っております。件名は、井口グラウンド(仮称)等整備工事、契約期間は令和6年7月1日から令和7年5月30日まで、請負者は長谷川・三栄建設共同企業体、契約額は4億9,720万円となります。
 次に、(2)、工事説明会についてです。先日、7月20日の土曜日になりますが、近隣の皆様を対象に工事説明会を開催し、34名の出席をいただきました。説明会では、市、また工事請負業者より仮設工事を含む主な工事の内容、また作業手順やその時間帯、全体工事のスケジュール、工事中の問合せ先などについて御説明させていただいたところです。
 別紙1に説明会での主な質問と回答について記載しております。別紙1を御覧ください。回答につきましては、別紙1の右側に記載していますので、御確認いただければと思います。多目的グラウンド整備に関しては、人工芝の敷設工法であったり、またその類似施設について、また夜間の利用について、避難場所としての利用について、御質問をいただいております。
 クラブハウスに関しては、自動販売機の設置、また救護室の有無について、御質問をいただきました。東西通路に関しては、防犯カメラの設置の検討について、通路の開放時間について、御質問をいただいております。
 グラウンドの利用につきましては、グラウンドのオープン時期、医療機関を誘致予定の南側敷地の利用について御質問をいただきました。その他、工事の振動や騒音についての問合せ窓口、また近隣への工事の案内方法について御質問いただいたところであります。
 次に、資料1の(3)に戻りまして、スケジュールの予定になります。今後の予定ですが、今年度、令和6年度は整備工事の継続となります。医療機関誘致を予定している南側敷地につきましては、グラウンドの完成までの間、令和7年6月まで暫定開放を現在予定しております。グラウンド整備は令和7年5月末の完了、そして7月にグラウンドの供用開始を予定しております。
 なお、コミュニティ広場に関してですが、遊具についてはグラウンドの供用開始までに、災害時の在宅生活支援施設としての運用であるとか施設の配置など、地域の方々と確認した後に段階的に設置する予定としております。今後も、工事の進捗によりまして、適宜御報告をさせていただきます。
 次に、資料1の裏面になります。大きな2、医療事業者の誘致選定についてです。医療機関を誘致予定のグランド南側敷地、こちら約5,500平方メートルへの医療事業者の誘致については、これまで選定委員会を設置し、公募型プロポーザルによる事業者募集及び選定の取組を進めてきたところですが、審査等を経て優先交渉権者の選定まで現在至ったところです。今後、優先交渉権者と誘致に向けた協議、交渉を開始してまいります。
 (1)、優先交渉権者についてです。事業者名は医療法人社団永寿会三鷹中央病院さんになります。所在は、三鷹市上連雀五丁目23番10号です。貸付内容につきましては、期間50年の定期借地権、面積は5,500.01平方メートル、貸付料、こちらは月額支払いの提案地代になりますが、416万6,000円であります。最低貸付価格につきましては、以前御説明しましたが、鑑定評価に基づき市が設定したものであります。今後、優先交渉権者と提案内容等に基づきまして、具体的な協議、交渉を進めていきます。
 次に、(2)、プロポーザルの経過についてです。令和5年8月23日に第1回選定委員会を開催し、その後、令和6年1月に公募要項の公表、令和6年2月19日に公募要項の説明会及び現場見学会を開催しております。こちらは、事業者2者の参加があったところです。提案書の受付につきましては、応募期間が令和6年4月15日から5月15日まで、事業者1者から提案書の提出、応募があったところです。その後、選定委員会及び市の事務局において、書類や提案内容等の確認、プレゼンテーション等の審査を経て、優先交渉権者を7月に選定したところであります。
 次に、(3)、選定委員会の構成についてです。これまで本委員会におきましても、選定委員は学識経験者などの4名と市の職員1名の計5名で構成し、病院の経営、また災害時の医療、地域医療、救急救命及び保健医療行政等の観点から審査を行う旨について御説明させていただいてきたところですが、今回、氏名及び役職等について記載させていただきました。
 学識経験者として、上から武藤先生、次に落合先生、地域医療の観点として三鷹市医師会会長の内原先生、主に救急救命の観点から三鷹消防署の警防課長様、そして三鷹市副市長の5名の構成として審査を進めてまいりました。
 最後に、(4)、スケジュールの予定についてです。今後、優先交渉権者の事業者と具体的な協議を進めていく中で、協議事項や事業者側での検討、関係機関との調整などから今後のスケジュールは変わってくることが予想されますけども、現時点では令和6年度中の基本協定の締結を目指し、優先交渉権者と協議が調うように取組を進めていきたいと考えております。
 なお、協議、交渉の開始に当たりまして、相互協力などの基本的な項目を確認する覚書の取り交わしを現在予定しております。この覚書の締結後、おおむね令和7年度にかけて、事業者においては東京都──東京都は病院の開設許可権者となりますけども、そちらとの相談、協議、また手続、具体的な施設計画の設計などの検討に入っていくと考えております。その後、建設工事に着手という予定になっております。
 市としましては、事業者による開設許可等の手続が整った後に、定期借地契約の締結及び土地の引渡しを予定しております。ただ、事前には定期借地権の設定を伴う土地の貸付けに係る議会の議決を得ることが必要でありますので、今後、事業者の事業の進捗を捉えながら、必要な対応をしていきたいというふうに考えております。
 資料の説明は以上になります。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  私からは、資料2、それと資料3について御説明させていただきます。まず、資料2、コミュニティ交通実証運行の評価・検証についてです。この間、定期的に実証運行について御報告させていただいてきておりますけれども、今回もその経過報告になります。
 まず、1番が、井の頭地区のAIデマンド交通です。今年、5月27日に交代──EVバスからAIデマンド交通に移行しまして、6月30日までの約1か月間の実績となります。予約の件数は575件、乗車人数は935人となっています。予約方法については、西部と同様ですけれども、電話とアプリですが、状況としてはアプリが6割弱、電話が4割強というような状況です。左側の表の利用実績にあります相乗りの発生率、下から4段目になりますけれども、こちらは約34%となっております。
 また、下段のまる2の利用者数の推移のグラフについては、1日当たりについてはばらつきはありますが、おおむね20人から30人程度で推移をしておりまして、利用者は増加傾向にあります。
 続いて、2ページ目です。まる3の利用の多い乗降ポイントです。地図の上の段が乗車、下の段が降車の地図になります。乗車、降車ともに、三鷹台駅や井の頭公園駅、また井の頭コミセンとか黒門などの利用が多くあります。このほか、今回AIデマンドを運行することによって、井の頭一丁目の三鷹台児童公園ですとか市政窓口なども行けるようになりまして、利用も多くあるところであります。
 続きまして、隣の3ページ目です。ここからは、西部地区のAIデマンド交通になります。まず、まる1の利用者数については、令和4年10月から約1年半ほど経過しておりますけれども、予約は1万4,824件、乗車は1万8,829人と、多くの利用をいただいております。利用の状況は、右側の円グラフがありますが、アプリが6割、電話が4割となっております。利用区間については、これも同様、エリア内6割、エリア外4割と、身近な地域内での移動で多く利用されていることが分かります。また、利用実績の表の中に乗り合いの発生率、同様に記載がありますけれども、4割台と、こちらも高い乗合率で推移をしているところです。
 そのほか、下の段のまる2では、エリア外の割引利用の状況をお示しをしております。
 続きまして、4ページ目です。まる3のこちらも同様に利用の多い乗降ポイントです。エリア外の市役所、元気創造プラザ、杏林大学病院については利用の多いところですが、地域内の大沢コミセンやスーパー、ホームセンター、そのほかに井口、深大寺エリアに拡大して以降、井口コミセンやかえで通りのクリニックモールなどの利用も多くあるところです。
 最後に、最下段の経過報告の記載にありますように、西部に加えまして、5月から井の頭地区についてもAIデマンド交通を行っております。種々、課題はありますけれども、利用状況が好調なことや、利用者からの評判もよいことなどから、現在、実施中の利用者アンケートなども踏まえまして、本格運行に向けた取組を進めていきたいというふうに考えております。
 資料2の説明は以上となります。
 続きまして、資料3です。資料3は、西部エリアAIデマンド交通運行内容の見直しについてです。1番の課題に整理をしましたように、西部エリアの利用状況については大変好調であります。その一方で、この右のグラフにありますが、配車不成立の件数となりますけれども、利用が集中する朝の時間帯では予約が取りづらいといった状況が発生をしております。
 そこで、2番にありますように、現在、実施中の改善策を明記しております。1つ目は、運行効率化としまして、各ポイント間の所要時間ですとか、乗り合いの許容率に影響を与えるパラメーターを調整をしながら、運行改善を図っているという点です。
 2つ目は、利用の分散化として、予約時に希望時間に予約ができなかった場合については、1時間先まで配車可能な時間を提示しまして、利用者へ案内をしております。ただ、先ほど申し上げたように、朝の予約集中の時間帯ではさらなる改善が見込まれるため、3番に記載のように、今後の改善策として、午前中の時間帯に1台追加で車両を投入することといたしました。
 運行事業者については、(5)に記載のとおり、エスコート交通株式会社にお願いをする予定です。運行の開始は、4のスケジュールに記載のとおり、10月1日を予定をしております。
 資料3及び市からの説明については以上となります。


◯委員長(土屋けんいちさん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 なお、井口特設グラウンドに係る行政報告については、複数の部に所管がまたがることから、質疑が他の部の所管に及ぶことがあるかもしれません。その場合には、所管外のことなので答弁できない旨の発言をお願いします。


◯委員(佐々木かずよさん)  よろしくお願いします。まず、井口グラウンドの土地利用について、資料1の別紙の1のアンケートのところから伺います。(2)のクラブハウスに関することで、救護室に対しての御質問に対しては、救護室は設けないが、常駐する管理人による対応を考えているとありますが、管理する人が常駐するところにAEDの設置というのは御検討がありますでしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  クラブハウスに設置する施設内容については、スポーツと文化部のほうで調整をさせていただきたいというふうに考えておりますので、決まれば、またそちらのほうから御報告をさせていただくと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員(佐々木かずよさん)  分かりました。そちらのほうで確認をよろしくお願いいたします。
 それから、コミュニティ交通の資料2の井の頭エリアのAIデマンドのことについて、バスのときよりも、この1か月間で利用者が多くて非常に歓迎いたしております。一方で、エリアの拡大はないのかというお声も非常に聞かれまして、例えば杏林大学まで行けないのかというようなお声が聞かれるようになってきているんですが、今後、エリアの拡大については御検討があるのかどうか、伺いたいと思います。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  井の頭のAIデマンド交通については、この運行の前にも御説明させていただいたように、デマンドとバスとの組合せというような交通ネットワークを組んでいく、そういった方向性でおりますので、現状では、三鷹台の駅から杏林大学病院経由の元気創造プラザ行きのコミュニティバスがございますので、そちらを御利用していただくというような形で、やはりデマンド交通、地域内交通を充実させていくといったところが一番の目的でありますので、現状では、エリアの拡大とか井の頭地域におけるエリア外の設定というところは今は考えていないところであります。


◯委員(佐々木かずよさん)  分かりました。
 あと、ちょっと伺いたいんですけれども、この申込みが電話とアプリ、ちょうど半々ぐらい。一応、アプリのほうが予約が多いとあるんですが、これは不具合というか、この状態でいいというふうな考えでよろしいですか。例えば、これからデジタル化に対して、アプリをもっと増やしていきたいとかお考えなのか、教えてください。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  今、委員おっしゃったように、アプリを増やしていきたいというのは、私も大変思っております。やはりアプリの予約のほうが、電話と違って24時間予約が可能であるといったことですとか、予約、キャンセルも含めて自分のタイミングでできるといった、すごい便利な点が多くありますので、可能な限りアプリのほうに誘導していきたいとは考えておりますけれども、やはりそこはデジタルディバイドの視点からも、なかなか電話予約といったところをなくすのは、現状ではまだ早いかなというふうには考えております。


◯委員(佐々木かずよさん)  分かりました。このアプリが便利だよという周知の方法というか、よくタクシーに乗ると、座席のところに宣伝みたいなのがあったりしますけど、アプリだとこんなに簡単みたいな、少し便利だなというような、そういう周知の方法は何かお考えでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  周知の方法、いろいろあると思います。車内での周知もそうですし、あと町会ですとか地域での小さな集まりの際に、アプリの使い方も含めた、AIデマンドの利用説明みたいなところも実施させていただいておりますので、地道ではあるとは思いますけれども、そういった手段をいろいろ活用しながら、周知には努めていきたいなというふうには考えております。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いします。
 資料2のコミュニティ交通実証運行における評価・検証についてなんですが、好評で使っていただいているんだなというのがすごく分かる資料になっています。
 以前、令和5年3月9日のまちづくり環境委員会で質問したんですけれども、妊婦さんとか、あと産後1年以内の親御さんに割引とか回数券プレゼントとか、そういう割引について質問したときに、齊藤部長から、今回は高齢の方と障がい者の方への割引サービスというところをまずは実践して、その効果についても検証しながら、次の制度等については検討していきたいと考えているというふうに御答弁いただきました。これから1年以上たっていますけれども、妊婦さんとか子育て世帯の方への割引制度については、何か検証、検討されていることがありますでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  ちょうど1年ぐらい前の御質問だったと思いますけれども、高齢、障がい割引については、現状で2割弱ぐらいの利用ということで、もうちょっと多いかなというふうには考えておりましたけれども、実際、今利用されている割合としては、先ほどの資料の中にあるような数字になっております。
 子育て世帯、妊婦さんも含めての割引の検討については、どういう方法が──実際、子育て世帯、妊婦さんとなりますと、ある程度期間限定かなというふうには思っておりますので、高齢の方のように、70歳以上で一度申請していただければ、そこから資格がなくなるといったところはないと思いますので、そういったところの区分けをどうしていこうかといったところを含めて、今検討をしているところでありますので、どういった形で実施できるかといったところを、まだ今お時間かかっていますけれども、検討中であります。


◯委員(山田さとみさん)  検討してくださっているということはありがとうございます。1年以上前のこの質問では、ほかのところでは、妊婦さんと産後1年以内の産婦さんに限定していたりとか、期間限定になっているんですけれども、この時期、身体の負担も大きかったりとか、赤ちゃんを抱っこして大変だったりとか、お買物に行くのも大変だったりするので、ほかの地域の実施状況などを見ながら検討を進めていっていただければと思います。
 次なんですけれども、資料3なんですが、今後の改善策、特に前の委員会でも取り上げて、質問があったと思うんですけれども、やっぱり朝の時間帯が不成立が多くて、1台増やしていただけるということで、ありがとうございます。3番の(4)で、今後、空車の乗用タクシーを需要に応じて乗り合い運行に切り替えて運行するなどの新たな運行形態に向けて、引き続き調査検討を行うというのは、プラスの1台を確保するための検討なのか、それとも需要に合わせて台数を増やしていくための検討なのか、教えてください。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  この米印に書かせていただいたのは、現状ですと、車の借り上げによって、この車両については、AIデマンド専用として運用していくというのが今回の改善案です。ただ、それですと、運行事業者側にとっても、運転手さんも含めて確保していかないといけない。やはり交通事業者の皆さん、厳しい時代を迎えておりますので、例えばここに記載させていただいたように、空車のタクシーを必要に応じてAIデマンドに切り替えることができれば、それは今回3台目としては、追加導入をいたしますけれども、例えばその3台目については、需要が2台でははみ出ちゃうところについては、空車のタクシーを転換するですとか、そういった事業者側の経営状況にも、ある程度影響を与えないといいますか、軽くできるような、そういう方策をこの運行事業者とも一緒に今後検討していきたいといった部分を記載をさせていただいたような形になります。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。井口グラウンドについて、市民、約6万人が利用されている井口グラウンド、一度は売却されようとしていたこの土地を売却しなかったことについては評価したいと思っています。ただし、やはり半分にしてしまうということについては、利用者に制限が生まれてしまうし、使い勝手が悪くなると思っています。
 病院の必要性は本当に大切で、地域医療、本当に大切だと思うので、病院の建て替えはやるべきだとは思うんですけれども、この場所を使うということに関しては、私たちの会派としては賛成いたしかねます。建て替え時の一時的な利用ならまだしも、この公共施設の整備計画なので、今後、公共施設を減らしていって、公有地に利益を生ませるというような流れが今後加速していくのではないかというふうな不安を私は感じています。
 今回、病院が建つわけですけれども、市内の医療機関、病院以外にも、今後、建て替えや改修などが必要な施設というのはあると思うんです。今後も、同じように市が関わって、この三鷹市の公有地を定期借地で貸していくようなことは今後増えていくというふうに市は考えていらっしゃるのでしょうか。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  今回のように、市の公有地を使って、まちづくりに寄与するような計画というのが今後絶対ないとは思っておりません。病院のためだけにどうこうということを特に考えているわけではありませんけれども、いろんな公有地の中で、あまり有効に使われていないようなところがあったりですとか、また今は現状で使われていても、将来的にはこういう形の使い方がいいのではなかろうかとか、将来の三鷹のまちづくりに向けて、いろんな使い方の可能性があるところについては、定期借地に限らずですけれども、いろんな形で有効活用は考えていきたいと思っています。
 ですから、最初の質問にあった病院の建て替えのために、じゃあ、ほかのところも何か次々と考えるのかというと、そういうことは今考えておりません。


◯委員(紫野あすかさん)  やはり井口グラウンドも含めて、公共施設や公有地は市民の大切な財産であるという観点は大切にしていただきたいなというふうに思います。
 災害時の場合、仮設住宅が必要となったような場合は、このグラウンドの土地を利用するしかないと思うんですけれども、半面になってしまうということで、その辺り、仮設住宅のことに関しては、防災上の立場からどのようにお考えでしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  災害時、有事の際の活用については、仮設住宅等の設置についても可能性はあります。その状況によるとは思うんですが、災害時の緊急輸送道路に面していることから、物資拠点としての活用であるとか、今説明させていただいた仮設住宅としての活用であるとか、その状況に応じて、この一時避難場所の活用については検討がなされるというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。
 井口グラウンドの利用者の活動についてなんですけれども、半面になってしまうということで活動が制限されると思うんですけれども、その受皿などは何か考えておられるのか。また、その利用の仕方の新しいルールや決まりなどは今後どのように決めていかれるのでしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  スポーツ施設としての代替については、スポーツと文化部のほうでの検討となりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。
 今回、三鷹中央病院に決まったということなんですけれども、この中央病院さんの跡地についてはどのようになるのかということは聞いておられるでしょうか。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  今の現状の病院がどうなるかということですね。今の段階では聞いておりませんけれども、こちらに移ってくるということですから、そのままではないだろうというふうに思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  向こうの都合もあるので、分からないと思いますが、例えば中央病院さんが今使っていらっしゃる土地を売却するとかいうことになった場合は、市は何らかの相談に乗るとか、関与はされるんでしょうか。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  相談があれば、別に病院さんに限らず、いろんなまちづくりの案件であれば相談は受けます。ただ、単に売却したいけど、どこか探してくれとか、そういうことでは相談には乗りません。


◯委員(紫野あすかさん)  地区計画なども関わってくると思うので、お尋ねしました。
 次に、コミュニティ交通について、井の頭エリアのほうは、AIデマンド交通に替わって、これまでの井のバス利用者がちゃんとAIデマンドのほうに移行できたのか、利用者は増えているのか減ってしまったのか、その辺はいかがでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  まず、利用者の数については、資料2の1ページ目の下の段にありますように、5月27日、初日に19人といった実績がございます。これ、小型EVバスのグリーンスローモビリティーのときには、平均すると1日10人程度といった状況でありましたので、利用者については増えたというふうに考えております。
 乗り降りする場所も、AIデマンドに替わってから、井の頭地域全体にポイントを置くような形になりましたので、これも2ページ目にございますように、これまでの三鷹台から明星学園前までのルート以外の、先ほど御説明したような一丁目の三鷹台の児童公園ですとか、井の頭公園駅、また黒門、そういったところでも乗り降りができるようになったといったところで、利便性は高まったのではないかというふうには評価をしております。


◯委員(紫野あすかさん)  そうですね、井の頭地域の方もすごく期待されていて、楽しみにされていたので、本当にありがたかったなと、よかったなと思っております。
 西部エリアについては、これまで1万4,824件、乗車できたのは1万8,829人ということなんですが、利用できなかった人がいたというのは、マッチングがうまくできなかったという理由が一番大きかったのでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  利用できなかった理由としましては、予約を入れた際に、予約の時間が希望する時間に入らなかったといったところが多くあると思います。ただ、資料3のほうにも入っちゃいますけど、これまでは予約が入らなかったときに、向こう30分までをお知らせをしていました。例えば、10時に入らなければ、10時半までの時間帯で、それをさらに1時間延ばして、ここだったら予約は入りますよというような形で利便性を高めていく。そういったところで、なるべく予約不成立にならないような、そういった工夫をさせていただいてきておりました。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。特に朝の時間帯は、病院に行かれる方とか東に向かわれる方も大変多くて、なかなか予約が取れないんだという声はたくさんお伺いしていましたので、今回、1台追加導入になったことは大変よかったと思っております。今後もぜひニーズに合わせた運行、運営をお願いしたいと思います。
 終わります。


◯委員(吉田まさとしさん)  よろしくお願いいたします。まず、井口の特設グラウンドの件についてなんですけども、(3)のスケジュールの中で、グラウンド南側敷地の暫定開放、令和7年6月までとありますが、これは病院を誘致するスペース、そのままのスペースを暫定としてグラウンドとして残すということでしょうか。要は、5,500平米が丸々使える状態のままということでよろしいでしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  面積につきましては、もう北側のグラウンドは着手しておりまして、現場に現場事務所ができております。その事務所が若干5,500平米のほうの南側に少し出ているということで、5,500平米そのままではなくて、若干面積としては小さくなる。状況としては、現状のまま使っていただくというふうに考えております。


◯委員(吉田まさとしさん)  ありがとうございます。現状というと、野球のグラウンドスペースが取れるんでしょうか、サッカーのグラウンド1面とか、ニュアンスなんですけど、感覚的にどのぐらいのスペースなのか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  もともと現状であっても、正式な少年サッカー、野球のサイズは取れていないんですが、半分になることによって、さらに野球のほうが少し小さくなってくるというふうに聞いております。サッカーのほうは、これまでどおりの正式な面積は確保できないというふうに聞いております。


◯委員(吉田まさとしさん)  分かりました。ありがとうございます。じゃあ、1面分は予約は今までどおり入れるということで、分かりました。
 それと、20日に行われた説明会、私も傍聴させていただいたんですが、これのアンケートというか、(3)の東西通路側に関することの3番の駐車場に関することだったんですが、質問された方は、恐らく利用者の方が野球なりスポーツの道具を下ろすためのスペースが確保できないかというような質問だったと思うんです。この荷さばき用駐車スペースというのが、利用者が荷物を下ろしたりするためのスペースということでしょうか。よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  そのとおり、利用者が荷物を運び込むための駐車スペースというふうに考えております。


◯委員(吉田まさとしさん)  ありがとうございます。管理人さんもいらっしゃるということなんで、万が一、荷物を下ろしたときに置きっ放しにされちゃう可能性もありますよね。私はちょっとそこを懸念したんですが、そこの部分にパイロンを立てるとか、いろんな柵が、できると思うんですけども。恐らくそこのやり取りを聞いていると、御質問された方は、止めていいんだということで安心された雰囲気だったので、聞かせていただきました。
 あと、これの南側の敷地の、今後、医療機関に云々とありますけども、医療機関に当然、駐車スペースはできると思うんですが、そこにグラウンド利用者が車を止めることをができるような方向性の話をされていくということでしょうか。
 よろしくお願いします。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  市からの公募に当たっての公募要項の条件にも、そちらのほう、協力を求める条項を載せております。今回、公募に当たって、プレゼンテーションの提案の中にも、その旨、北側のグラウンド利用者が利用できる駐車スペースを、まだ台数は変更はあるかもしれませんが、確保していく方向で提案をいただいているところであります。


◯委員(吉田まさとしさん)  分かりました。ありがとうございます。
 それから、もう一点、工事に伴う振動、騒音に関する問合せということで、20日の説明会のときに、施工業者さんの連絡先も含まれていたんですが、基本的には、騒音、振動等に関する問合せは三鷹市役所のほうに、ここにも書いてあります道路管理課のほうにお問合せくださいとなっております。業者さんの連絡先が入っていたというところで懸念されたのは、要は三鷹市のほうに苦情なりの情報が上がってこないのではないかと懸念されている方がいらっしゃった──周りなんですけど、いらっしゃったので、あそこに電話番号を載せてしまっているというのがどうだったのかなということで、今後、現場のほうに騒音に対する問合せ先みたいな掲示とかをされる予定でしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  現場においては、もう既にお問合せ先等の表示を出しているというふうに聞いております。まず、問合せ先については、やはり市のほうが一次的には状況を把握した上で、施工業者さんのほう等に協議、指示出しをするというふうに考えております。
 ただ、現場には施工業者さんは常駐しておりますので、直接、スピーディーに対応すべきような事項については、直接、現場事務所のほうに連絡をいただくこともあろうかと思いますので、はい。


◯委員(吉田まさとしさん)  分かりました。ありがとうございます。
 それから、コミュニティ交通のほうに移らせていただきます。1点だけ、井の頭地区のAIデマンド交通、まだ1か月なんですが、実際、西側のエリアで、今回、朝、不成立が発生しているということで、1か月間、井の頭エリアのほうでも既に不成立が発生していたりするんでしょうか。
 よろしくお願いします。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  井の頭の地区については、予約の不成立というのはそれほど発生はしておりません。やはり、井の頭についてはエリア内だけで、そんなに広くないといったところから、ある程度小回りが利きますので、多少ピンポイントのお時間じゃないとしても、先ほど御説明したように、その先の希望、配車可能時間の提示も含めて、その中で御利用していただくような形で、不成立までには至っていないというような状況にあります。


◯委員(吉田まさとしさん)  ありがとうございました。今後、先ほどの話、バスのときよりもかなり利用者が増えているということでしたので、そういった状況にもなり得ないこともないので、そのときにまた御対応いただければというふうに思います。
 以上になります。ありがとうございました。
             (「休憩をお願いします」と呼ぶ者あり)
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(土屋けんいちさん)  休憩します。
                  午後2時20分 休憩


                  午後2時22分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん)  委員会を再開します。
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◯委員(半田伸明さん)  井口特設グラウンドの土地利用についてのプロポーザルのありようについて、若干質問させていただきます。最低貸付価格、約364万円という記載があり、先方は貸付料約416万円という提示がありました。差がありますが、どう見ても、かなり無理して事業者側のほうが値段を出してきたというふうにこの数字から受けて取れます。約364万円という数字をいつの時点で公開をしたのか、それに対して中央病院側はなぜこのようなちょっと差のある提案をしてきたのか、このプロポーザルのありようについて、いま一度教えていただきたいと思います。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  表記の最低貸付価格につきましては、公募要項の公表において、令和6年1月に公表しております。公募要項に最低価格として、市が設定した価格を表記しております。そこには、貸付要件に提案価格は最低貸付価格以上とする旨を記載して、公募要項に記載をしておりますので、事業者側さんにおいてはこの最低価格以上の金額、また公募要項にはその貸付価格料の配点も出ていますので、その配点割合を考慮して、競争性も勘案して、事業者側については、この価格を提示してきたというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(半田伸明さん)  先方、三鷹中央病院さんが提示した価格は、今後、変動はないと見ていいでしょうか。どういう質問かといいますと、契約自体は令和7年度になっていますよね。まだまだ時間があります。その合間に基本協定の締結があります。まず確認しておきたいことは、基本協定の内容は、416万6,000円という金額は載せるのか否か。2番目に、仮に基本協定を結んだ後に、定期借地契約までの間に、何かしらの事情で先方から提案のあった内容の貸付料を下げたいという話がもしあった場合、市側としてはどのように対応するかについて教えてください。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  まず、基本協定にこの貸付価格を表示するのかという御質問については、基本協定には価格については記載はしない予定です。定期借地権の契約において、その価格を表示して、契約を締結するというふうに考えております。
 ただ、その途中に価格の変更、下げたい、市側としては上げたいというような協議については、まず、今現状はこの価格をもって提案を受けておりますので、この価格をもって、基本協定の内容を決めて、契約のほうに記載していきたいということで、それまでの変更は現状では考えておりません。
 その後、この価格については、市場の変動であるとか、そういった状況を踏まえて協議ができることを公募要項に示しておりますので、その内容についても、契約の条項の中にも出てきますので、今後この市場性だとか景気の状況であるとかを踏まえて、協議の上で、変更が必要であれば変更していくというふうなことになると思います。
 以上です。


◯委員(半田伸明さん)  病院といえども、医療法人という法人の形態ですから、当たり前だけど、決算があるわけですよね。私が気になっているのは、これ、決算をまたいだ次年度になるわけでしょう。そうですよね。だから、考えたくないけど、すごい赤字になっちゃいました。三鷹市さん、すみません、30万円下げてとか、そんなことの余地を与えちゃいけないという趣旨の質問なんです。
 だから、基本協定の締結に金額──しょせん協定ですから金額を載せないというのはしようがないかなと思うんですが、債権債務関係が発生する定期借地契約までの間に、時間がちょっとあり過ぎるのではないか。その間に、この416万6,000円というのが、上がる分にはいいですけど、下げられたら困る。だから、その契約書の中に書いてありますのでというお話がありましたが、我々はそれを知りませんから。だから、どのような変動要因だったら認められるけど、先方の予算、決算の関係で認めるとか、それは駄目よ、地価が下がりました、それはしようがないねみたいな部分が、我々7人には全然知らされてないわけです。
 だから、416万6,000円が本当に守られるのという不安を感じたんです。いかがですか。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  おっしゃるように、時間のタイムラグがあって定期借地の契約までの時間の中で何が起きるかというのは、確かにいろいろ心配なところはあろうかと思います。私どもとしては、公平中立に公募を行って、この数字が先方から出てきましたので、基本的にはこれを守ってもらう、この数字で行くということで考えているところです。
 先方も法人ですので、その中のいろんな会議もあるでしょうし、もしかしたら代表者が例えば替わるとか、いろんな条件もあるかもしれませんが、少なくとも私たちと公募の中で選定するに至ったこの数字については守っていただくという前提の下、とても今考えられないようなことが起きてしまったりとか、例えば災害が起きるとか極端に地価が変わるとか、そういうときは協議の可能性はあるかと思っています。
 向こうも、医療機関としてここに病院を造るに当たって、東京都とのいろんな協議もあろうかと思いますので、その中で施設の計画をする中で、いろいろ条件はもしかしたら変わってくるのかもしれません。そういうところの話を聞きながら、だけれども、定期借地の契約をするまでは、基本的にはこの数字を原則としていきたいという考えで進んでいくつもりでございます。


◯委員(半田伸明さん)  だからこそ、プロポーザルなんだよね。結局、言った数字が違ってきて、20万円下げろ、30万円下げろとなってきたら、これは空想論を言っていると思うかもしれないですけど、私、金融機関にいたので、こういうのは日常茶飯事にあるんですよ。決算をまたいだら、ごめんなさい、なかったことにしてと。こっちは、本社ビルを建てたいと言われているから、それを綿密に予定を組んで、結局どおんと飛んでしまう。普通にありますよ。
 医療法人だから、純粋100%民間とは違うから、そういう特殊性は若干薄まるのかもしれませんけども、もし万が一そういうリスクが発生した場合に、いや、あのときこういうふうに言ったから416万円でやってくださいねと言い続けるのは当たり前なんだが、もしそうなったら、二番手として、プロポーザルやり直しはどこかで考えなきゃいけないと思う。話が違うじゃないのということをきちんと言わなきゃいけない。
 もちろん、そうでないことを祈っていますよ。私は、そういうことが発生した場合に、どういう心積もりを持っているかを聞いているんです。そういう場合は、最低貸付価格についてももう一度やり直して、御法人以外にも考えさせてもらいましょうという強気の姿勢をきちっと出さなきゃいけない。だから、そういう姿勢を出すことによって416万円を遵守させなきゃいけない。いかがですか。
 こういうことって大事だと思う。なぜ私がこれだけしつこく食い下がっているかというと、定期借地権に基づいて歳入を得て物を貸しますというのは、市議会は経験ないんですよ。だから、ここは用心深くなっちゃうんですよね。いかがですか。


◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん)  おっしゃるように、いろんな想定があろうかと思いますので、我々としても、もちろん初めてですので、そういったリスクも含めて、先方には強気といいましょうか強いスタンスで、ちゃんと公募で応募してきたんだから守ってもらいますよという形でやっていくようにいたします。


◯委員(半田伸明さん)  今、副市長の力強い答弁をいただいたので、そこはくれぐれも御留意をお願いをしたいと思います。
 あと、今後の予定についてなんですが、令和6年度の4行目のところに、事業者による設計とありますよね。ちょっと違和感を感じるのは、我々の議決は令和7年度以降でしょう。議決前に設計をしちゃうんですか。ここがすごく不思議。だから、議決に影響しない範囲の設計はあり得るのかなと。私はないと思う。これはどういうふうに論点整理をしますか。
 例えば、基本設計、実施設計で2つ分けていくとした場合に、基本設計だけ令和6年度にやるんですよ、令和7年度は実施設計ですよというんだったら、明らかにおかしいでしょう。議決前の設計なんだから、これはどのように整理されていますか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  事業者における設計については、今おっしゃられたように、予備設計から始まり、基本設計、実施設計というふうに関わってくる。最終決定については、実績の中で、どの段階で、東京都の協議が調って初めて確定作業ができるというふうに考えておりますので、この段階では、東京都との協議における設計を進めていかなければ、協議にならないというふうに考えておりますので、その設計のレベルまでがこの議決前までの設計というふうに今現在考えております。


◯委員(半田伸明さん)  東京都との協議を事業者がする際に、協議そのものに必要な設計業務があるという理解でよろしいですか。ここは重要で、もう一回確認したいと思います。


◯まちづくり推進課長(池田啓起さん)  東京都の開設許可を取る段階で、その施設内容、病床数が幾らで何平米、手術室が必要であるとか、そういった基準に基づいて施設計画が必要になりますので、開設許可の段階では一定の設計の図書が必要というふうに聞いております。


◯委員(半田伸明さん)  分かりました。議決前の設計というのは、どういうことやと思ったんですが、東京都との協議で絶対に必要なものだと。だから、うちの議決云々という話とは違う次元の話で必要だったと、こういう理解でよろしいですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 十分分かりました。
 それと、デマンドなんですが、お尻から行きますか。まず、資料3、1台追加とありますけど、これ補正で対応するんですか。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  10月からの3台目については、当初予算の中で、既に井の頭のAIデマンドの導入の部分も含めて、臨時的な運行、例えば休みの日の運行ですとか、そういったものも含めて、臨時的なものにも対応できるような予算組みをしておりましたので、今回、半年分、10月からなので、その分を経費精査した結果、当初予算の中でどうにかやり繰りができそうだということで、補正はなしで当初予算の中で運行していこうというふうに考えています。


◯委員(半田伸明さん)  分かりました。
 あと、資料2の最後のページなんですが、西部地域、利用の多い乗車地点、利用の多い降車地点ってあるでしょう。これ、杏林が4桁いっているんだよね。1,341件で、ざっくり全体の1割でしょう。1万4,000件対象でしょう。これはどうかね、ちょっと、ここまで多いと思わなかったです。
 だから、この1,341件の内訳は、時間帯で何時に集中しているというのは分かりますか。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  各ポイントごとの時間的なところまでは分析はかけていないです。ただ、全体の時間ごとの乗車数というか乗車の件数については分析はしておりますので、その中で、比例して、朝の8時台、もしくはそこからの9時台については、朝は全体的に利用が多いといったところの分析まではしております。


◯委員(半田伸明さん)  飛行場から三鷹台のルートを廃止したでしょう。僕は、それは別におかしいことじゃないと思っていたんだけど、こういう地域内交通で中継地点まで行って、基幹交通に乗ってくださいという、今の流れはおかしくないと思うんだけど、それにしては多いよね、この1,341件というのは。
 だから、今なぜ時間帯と聞いたかというと、この1,341件が、例えば午前8時台、9時台に集中しています、夕方4時、5時に集中していますということであるならば──これはデータがどうか知りませんよ、そういうことがあるならば、その時間帯だけでもバスを復活させるという方向になってもいいんじゃないか。何が言いたいかというと、地域内交通でAIデマンドというのは、私は流れとしてはおかしくないと思うんだけど、それって範囲を決めた中の問題じゃない。これ、杏林は明らかに外なわけですよね。
 だから、外に行く人がこれだけの比率、10%前後いらっしゃるということを考えて、中で完結しようとしていたのを一旦戻して、時間帯を限定して、軸となる交通を復活させるという方向を考えてもいいんじゃないかなと。予算が幾らかかるとか、そういう話は別ですよ。この数字上の理屈として、1,341件をどう分析するか。だから、時間帯とさっき聞いたのは、私はすごく大事なことだなと思っていて、ひょっとしたら職員さんかもしれない、通院で午前中にしか来ない大学の先生かもしれないみたいな、いろんなケースがあるわけじゃないですか。
 だから、そこの分析をもう少し掘り下げて、これは1本の軸のバスを通さざるを得ないということを考える時期が来ているんじゃないかなと思ったんです。いかがですか。


◯都市再生部調整担当部長(齊藤大輔さん)  まず、確かに杏林病院の利用は多くありますし、時間帯については、これは全体的なところを、個別の分析はかけていませんけれども、通院であれば、朝の時間帯に予約を入れて通われる、こういった方々が多いというふうには想定はしています。
 特に、今回、3台目を投入するに当たって、病院に行く時間がやっぱり決まっているので、それに予約が取りづらいからもっと増やしてもらえないかといった声も聞いたこともあります。そういったところで、じゃあ、杏林に、例えばシャトルバス的なルートを入れる、そこに限定して入れるといったことについては、病院側の運営としてそういったシャトルバスの運営というのはあるかもしれませんけれども、市として大沢と杏林大学を結ぶ朝だけの便を、つなぐといったところについては現状ではあまり考えていません。
 これは、やっぱりバスとして運行するとなると、バス事業者は今なかなか厳しい中で、そこは現実的には難しいのではないかなといったところと、個別の病院と地域を結ぶというためだけの交通というのは、今は市として主体的にやるところではないのかなというふうには考えております。


◯委員(半田伸明さん)  考えはよく分かりました。私が言いたかったのは、地域内交通という、面積を限られた中で完結し、そこから接点まで行き、基幹交通、小田急さんとかに乗ってくださいねという概念が、もう崩れちゃっているんじゃないのと思ったんですよ。
 例えば、これが人見街道の大沢のバス停まで、範囲外は認めませんと。そうしたら、大沢のバス停だけぼこんと数字が浮く。吉01系統とかに乗って、新川まで行ってもらう、それで歩いてもらうだったらまだ分かるんです。それだったら筋が通っている。同じ範囲の中で移動して、そこからバスで移動だから。ところが、同じ範囲の中の移動という軸を明らかに超えて、目的外利用という言い方は言い過ぎかもしれませんが、それが10%を超えるとなると、これは政策の転換を一部考えなければいけないのではないかという問題提起です。
 それをしたほうがいいよとか、しないほうがいいよと言うつもりはありません。大事なのは、地域内交通という、一定の面積だけで完結しようでごり押しすることなく、出てきたデータに基づいて、もっと柔軟にやってもらいたいなというのがあるんですよね。だから、予算的に無理だっていうのは百も承知で言っているわけです。でないと、この10%の数字がここまで──しかも杏林特定ですからね、1,341件というのはね。だから、これを踏まえても、なお軸となる交通を復活させない。デマンドのタクシー、それだけどんどん、4台、5台、6台で増やしていくことで対応します、それならそれでありです。
 ここは数字が明らかにちょっと突出しているなと思ったので、3歩進んで2歩下がるという歌がありましたけど、実際に下がってみて、これはこっちが必要じゃないか、あっちが必要じゃないかという発想の柔軟性を持っていいんじゃないかという観点からの問題提起でした。検討する気がないというのはよく分かりましたので。
 質問を終わります。


◯委員長(土屋けんいちさん)  以上で都市再生部報告を終了いたします。
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◯委員長(土屋けんいちさん)  休憩いたします。
                  午後2時42分 休憩


                  午後2時44分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(土屋けんいちさん)  生活環境部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(垣花 満さん)  本日、生活環境部からは御報告が1件ございます。こちら、当初予算から予定しておりました事業でございますが、地下水の水質調査の実施についてでございます。資料のほうをお開きいただきたいと思います。説明につきましては、担当の茂木課長のほうからさせていただきます。


◯環境政策課長(茂木勝俊さん)  それでは、私のほうから、資料1、地下水の水質調査の実施について、こちらのほうを説明させていただきたいと思います。
 まず、今回、御報告いたしますのは、令和6年度施政方針に地下水の水質調査における調査項目の拡充として掲載されています有機塩素化合物、有機フッ素化合物の環境中における存在状況及び災害時の井戸水の活用を見据えた水質調査についての御報告となります。
 まず、この事業の概要から御説明いたしますので、恐れ入りますが、資料1の裏面のほうを御覧ください。本調査は、新規の事業ということではなくて、5年に一度、120か所の井戸を調査している事業であります。さらに、5年に一度の調査結果に基づきまして、その翌年度以降は環境基準値の超過、あるいは基準値以下であるが高い値を示す井戸、こちらを30か所を選定いたしまして、調査結果の推移を見ています。
 前回の5年に一度の調査は、令和元年度に120か所の調査をしておりまして、令和2年度から令和5年度にかけて、毎年30か所の調査を実施しました。そのため、今年度、令和6年度は5年に一度の120か所の井戸を調査する年となります。
 そして、その下の今年度の実施内容ですけれども、これは、これまで有機塩素化合物等──トリクロロエチレンなどですけれども、こちらを調査の対象としていた地下水の水質調査につきまして、検査項目を拡充して実施いたします。調査は、健康被害が懸念されています有機フッ素化合物、PFASの環境中における存在状況を確認することに加え、あと防災課とも合同いたしまして災害時の井戸水の活用も見据えて実施いたします。
 調査項目は、水道法に基づく水質基準項目、あと有機フッ素化合物3物質──PFOS、PFOA、PFHxS、こちらなど全部で55項目となります。なお、これまで実施してきました有機塩素化合物等につきましては、こちらの水道法に基づく水質基準項目に含まれております。
 それでは、この概要に基づきまして、今年度の取組を説明いたしますので、表面のほうにお戻りください。まず、1の調査日程のところです。こちらは、8月下旬から9月下旬を予定しております。この時期に採水、水を取る作業をします。これは、例年8月下旬に実施している調査のため、今年度も同時期に実施することといたします。
 続きまして、2番の調査地点数ですけれども、こちらは先ほど申し上げたとおり、市内井戸120か所を調査いたします。こちらの表を御覧ください。こちら、下からで恐縮ですけれども、まず合計欄を見ていただきますと、左のほうの数字、こちらが環境政策課のほうで把握している井戸、約150か所ございます。それに対しまして、先ほども申し上げています、今回調査する井戸は120か所となりますので、およそ8割の井戸を調査する、そういった調査となっておりますので、基本的には市内全域をくまなく調査できるものというふうに考えております。
 また、対象となる井戸、こちらは大きく分けて市と市以外と書いてありますが、市が所有する井戸と、市以外が所有する井戸となっております。
 まず、市が所有する井戸の調査につきましては、防災拠点である生活用水給水所、こちらで実施します。こちらが調査対象9と書いてありまして、そのちょっと下のほうに所在地が書いてありますが、所在地としましては、第一小学校、第四小学校、第五小学校、第六小学校、大沢台小学校、第二中学校、上連雀堀合地区公会堂、下連雀児童公園、北野ハピネスセンター、こちらの9か所となっております。なお、生活用水給水所で市が所有する井戸、それはこの9か所で全てとなっております。
 次に、市以外が所有する井戸の調査、こちらは、こちらの備考欄にも書いてありますが、震災用民間井戸の39か所の一部及びそのほかの井戸、合わせて111か所を調査する予定としております。こちらの井戸の所在地等につきましては、基本的に井戸は個人を識別する情報となることから、基本的には非開示で調査を実施いたします。そのことは、また4の調査結果のところでも御説明させていただきたいと思います。
 続きまして、3番、井戸所有者への調査依頼、こちらにつきましては、井戸所有者へ地下水の水質調査を依頼するため、令和6年7月22日付文書を既に発送しております。依頼文書には回答書を添付いたしまして、調査日時の希望を確認するとともに、井戸所有者のお気持ちとか、そういったところにも配慮いたしまして──あと、基本的には、まだ国のリスク評価とか、そういったところも固まっていないというところも考慮いたしまして、基本的には有機フッ素化合物のみ任意の調査項目としております。有機フッ素化合物の調査希望の有無も、併せてこの回答書の中で確認をしていきます。そのとき、有機フッ素化合物の調査希望は、基本的には希望しないときにチェックをしてもらうような、そういう書式でやっております。
 なお、回答書の中で、仮に井戸の故障とか、そういった水質調査ができないと判明したときは、さらに予備の候補の井戸とか、そういったところに変更いたしまして、120か所の調査地点数、こちらは維持するようにしたいと思っております。
 最後に、4の調査結果につきましては、井戸所有者に対しては、令和6年11月中をめどに調査結果通知を送付いたします。
 また、一般的な公表、こちらにつきましては、12月以後、こちらを目安に、まず、まちづくり環境委員会のほうへ行政報告を行いまして、その後、公表するようにしたいと思っております。このときの公表内容につきましては、まず市が所有する井戸、こちらは調査井戸数、井戸所在地及び測定値、こういったものを全て公表していきます。それに対しまして、市以外が所有する井戸、こちらにつきましては、調査井戸数及び基準値等超過井戸数を公表します。つまり、井戸の所在地等とか測定値、こちらについては公表はしないで、調査井戸が何か所ありました、そのうち基準値等超過井戸は何か所あったというような公表内容としていきたいと思っております。
 私からは以上となります。


◯委員長(土屋けんいちさん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いします。まず、調査地点のところで、市以外の井戸なんですけれども、災害用民間井戸39か所に関しては必ずやっていただくということは難しいんでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊さん)  その辺りは非常に取扱いが難しいところがございます。まず、どこの井戸で調査をしているかということは、できればこの段階というか、公表のところについては差し控えたいと思っているんです。といいますのは、そのどこの井戸ということが分かれば、じゃあ、そこの井戸は幾つだったのという話になってしまいますので。そうなってくると、震災用民間井戸を全部やるとなってしまいますと、どこの井戸で調査をしているかということが分かってしまうという間接的なところもございますので、その辺りのところはちょっと配慮しながらやっていかなければいけないなと思っています。
 どうしても私どもの調査というのは、井戸の調査に協力している方がいらっしゃるからできることであって、これまでもやってきましたし、今後も続けていきますので、こういったことで、場合によって自分の井戸を調査していることが分かってしまうことで、今後、協力が得づらい関係になってしまってもいけませんので、そういったところに配慮しながらやっていきたいと思っております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 次に、大きな4番のところの(2)のアとイなんですけれども、これは調査をして、基準値を超えたら、すぐに対応してもらえるんでしょうか。調査とか、何で基準値を超えているのかとか、その後の対策というのはどのようにお考えでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊さん)  基準値を超えた場合は、まず井戸の所有者の方には、通知を差し上げる際に、飲まないようにしてくださいというようなことを一言添えてお送りします。
 対策というところに関していいますと、基本的に今、有機塩素化合物もPFASもそうなんですけれども、基本的に使用が制限されていたり、原則使えなかったりとかするところがありますので、まずはその状況を確認をして、その状況の推移を見ていくことが大事だと思っていますので、私どもの次の段階としては、もし仮にそういったものが超えたら、来年度もそこを調査をして推移を見ていく、そういうようなことで考えております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。
 もし基準値を超えたら、まず飲まないということをお伝えして、推移を見ていって、その後また対策については考えていくということで理解したんですが、よろしいですか。


◯環境政策課長(茂木勝俊さん)  そうですね、対策という言葉がどこまでということはあるかと思うんですけれども、基本的にそういった推移を見て、改善していく方法とか──増えるとか、そういう状況があれば、また対策というものが必要になってくるかもしれませんけれども、横ばいとか減少傾向であれば、やっぱり引き続き監視していくということがまず主なことになるかなと思っております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。
 水って命に関わるすごく大事なことなので、引き続きよろしくお願いします。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。PFASなどの有機フッ素化合物についても、今回、調査することになったということは大変よかったというふうに思います。これまでは5年に一度、120か所の調査をされてきたということだったんですけれども、これは今後、毎年行うとか、せめて2年に一度にするとか、そのような対策は取れないものなんでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊さん)  5年に一度のスパンをもうちょっと短くしてということかと思うんですけれども、有機フッ素化合物、PFASについては今回初めてなので、翌年度以降、何検体になるかというのは想定はできていないんですけれども、今、有機フッ素化合物──ちょっと名前が似ていて紛らわしいんですけども、有機塩素化合物の場合は、例えば令和元年度に調査したときは、120か所調査して、15か所超過しているんです。
 その15か所を含めて、基準値を超えた、もしくは基準値に近い数字のものを集めて30か所やっておりますので、当然基準値を超えたものとか、そういったものは測っていかなければいけないかなと思っておりますので、箇所数というところで調整をする必要はあるかと思いますが、基本的には5年に一度というスパンで考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  この井戸水は地下でつながっているので、その井戸を持っている方が悪いから数値が悪い、変なものが出るということではなくて、何らかの原因があってたまたまその地下水を掘り当てた井戸の持ち主に何か被害が及ぶということは、本当に危険だなというふうに思います。
 やはり数値が出た場合は──先ほど飲まないでほしいと通知したり、推移を見ていくということなんですけれども、何かしら、飲まない以外にも、例えば浄化する装置をつけられるのか、何か対応はしなきゃいけないのかなというふうに思うんですけれども、その辺はどのようにお考えでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊さん)  そういった面で、健康被害の評価とかもまだなかなか国のほうでも定まっていないところがありますので、その辺りのところは、国のリスク評価が定まってきたりとか、今後の国とか都の対応、そういったところを見据えまして、市としても安全面とか健康被害とか、そういったところには気をつけて対応していきたいと思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  本来であれば、国がちゃんとリスク評価や原因究明などにもしっかりと対応していくべきだというふうに思います。でも、市民の中には、自分の健康が不安だから血液検査をやりたいという人も、実際にやっているという方もおられます。
 お水って口に入るもので、日々のことなので、水道水がどのような状況かというのは、所有されている方もその周りの人たちにとってもすごく大切なことだと思うので、ぜひ調査、5年に一度と言わず──初めてのことなのでどういう結果が出るか分からないんですけれども、小まめな検査をして、事実をつかむということが大切ですし、何らかのその原因があるから、有機フッ素化合物、塩素化合物が出るわけなので、その原因究明についても、自治体として東京都や国にもしっかり求めていって、対策の強化をお願いしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊さん)  そうですね、地下水の状況というのは、当然見ていかなければいけないと思っております。今、水道水のお話もありましたので、水道水のほうの話もさせていただきますと、水道水は井戸のところで管理するというのはもちろんなんですけれども、一番大事なのは給水栓、蛇口、飲むところだと思います。こちらに関しましては、年4回、東京都のほうでも定期的に実施しておりまして、給水栓、蛇口において、暫定の目標値、そういったところで検出していないとか、大幅に下回っているところを確認した上で給水しておりますので、まずそういった飲み水のところに関していえば、今安全であるということは言い切って大丈夫かと思っております。
 その上で、今度、地下水の話につきましては、やはりおっしゃるとおり、国とか東京都と連携して、今後、市としましても、こういった問題が把握できるような形で進めていきたいと思っておりますので、その御意見に関しましては今後も進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ぜひよろしくお願いします。先ほど山田委員もおっしゃっていましたけれども、特に震災用の民間の井戸39か所は一部とせず、やはり全てやっていただかないと心配かなと思いますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。
 終わります。


◯委員長(土屋けんいちさん)  以上で生活環境部報告を終了いたします。
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◯委員長(土屋けんいちさん)  休憩いたします。
                  午後3時04分 休憩


                  午後3時18分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(土屋けんいちさん)  都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市計画課長(梶原一郎さん)  まず、資料1を用いまして、(仮称)まちづくり拠点形成計画(立地適正化計画)(検討案)について御説明いたします。この(仮称)まちづくり拠点形成計画については、これまで段階的に取りまとめを行いまして、随時、本委員会で御報告をさせていただきましたが、本日は、前回に報告した以降に整理した内容について御報告させていただきます。
 まず初めに、資料1−2のほうの本冊を御覧いただいてよろしいでしょうか。1枚おめくりいただきますと、目次のような計画の構成案がございます。こちらで、黒枠で囲まれている箇所が前回までに報告した内容で、青で囲まれている箇所が本日報告させていただく部分となってございます。具体的な内容については、資料1−1のほうで概略を取りまとめておりますので、そちらのほうで御報告させていただければと思います。
 それでは、資料1−1の1ページを御覧ください。まず、資料1−1、(1)のまる1の1つ目の黒点で、地域のまちづくりや公共施設の再編、集約化等と連携した都市機能の誘導として、計画事業等の内容や検討の進捗状況を踏まえて、区域や誘導施設を設定するということにしております。これを踏まえまして、下の四角囲いの字のところですが、都市機能誘導区域を設定する拠点の選定としまして、今回の計画では、既に多くの都市機能が集積している中心拠点として、市民センター周辺と三鷹駅周辺、それから地域のまちづくりの計画等において事業等の方向性が一定程度示されている地域拠点、国立天文台周辺と井口特設グラウンド周辺のこの4つの拠点に都市機能誘導区域を設定していきます。
 なお、今回の計画で拠点を設定しない三鷹台とほかの拠点についても、それぞれのまちづくりの検討状況を踏まえまして、今後また計画の見直しの機会を捉えて、本計画で都市機能誘導区域を設定していくということを検討していければと考えております。
 続きまして、まる1の2番目の黒点のところでございます。拠点の位置づけを踏まえた都市機能の誘導として、拠点に立地しているのが望ましい機能を明確にし、誘導施設を設定することとしております。これを踏まえまして、今度、下の2番目の四角囲いの字のところになりますが、都市機能別の立地の考え方の整理として、拠点に立地しているとよいという都市機能の考え方を整理しております。
 こちらについては、行ったり来たりで申し訳ないんですが、資料1−2の方の43ページです。資料1−2の43ページ、44ページを御覧ください。(3)、都市機能別の立地の考え方の整理です。施設の立地状況や特性を踏まえて立地の考え方を整理したもので、この表の中で一番右に拠点という項目がございます。こちらの列が二重丸となっているものが、中心拠点に立地しているとよい都市機能で、一重丸になっているものが、中心拠点及び地域拠点に立地しているとよいという都市機能、さらに横棒、バーで表現しているものが、施設の特性から拠点にこだわらず適切な場所に立地しているとよい、身近に立地しているとよいという都市機能となっております。そのため、本計画では二重丸もしくは丸となっているものが、各都市機能誘導区域で誘導していく誘導施設の候補となってきます。
 また資料1−1にお戻りいただいて、1ページを御覧ください。先ほどの続きの部分でございますが、その他の都市機能誘導区域、誘導施設の設定方針としまして、拠点周辺に立地する都市機能の維持として、現在の立地状況を踏まえて区域や誘導施設を設定することなどを示しております。
 続きまして、下のまる2、都市機能誘導区域、誘導施設を御覧ください。これまで御説明しました設定方針に基づきまして、地域のまちづくりや現在の都市機能の立地状況などを踏まえて、都市機能誘導区域と誘導施設を設定しております。
 続きまして、2ページを御覧ください。2ページの上の表が各拠点の都市機能誘導区域別の誘導施設の一覧となっております。この表の中で、既にそれぞれの拠点の区域内に立地している誘導施設を丸で表現しておりまして、区域内に立地していない誘導施設を四角で表しております。これらの丸と四角が赤色のものは、例えば三鷹駅前であれば「子どもの森」基本プランですとか、それから国立天文台周辺地域であれば土地利用基本構想案などに示されている、事業等と関連する、事業の中で立地を考えていく誘導施設となっております。
 また、表の中で、肌色で着色している部分に関しては、公共施設以外の誘導施設となっておりまして、民間の施設ということですが、昨年12月に御報告させていただいていますが、この計画策定に伴うウェブアンケートの結果も考慮しまして、スーパーマーケットなども誘導施設として位置づけをしております。
 次に、(2)、居住誘導区域についてのまる1、居住誘導区域の設定方針を御覧ください。三鷹市におきましては、居住誘導区域は、居住の集約を現時点で主目的にしているのではなくて、利便性ですとか安全性の向上により、質の高い居住環境を形成していくという考え方の下に位置づけをしていく区域としておりまして、これらをどのように設定していくかという方針を黒ポチで記載をしております。
 まず、1つ目の黒点では、災害リスクに応じた居住の誘導として、災害リスクの高い土砂災害特別警戒区域について、これは都市再生特別措置法でも区域には含めないということになっていることから、三鷹市においても区域から除外することとしております。続きまして、2点目、大規模な公園等の保全として、都立公園は区域から除外すること、それから3点目、産業の維持、保全としまして、工場等のみが一団で立地する地域は区域から除外することとしております。これを受けまして、まる2の居住誘導区域を御覧ください。これまで御説明しました設定方針に基づきまして居住誘導区域を設定しておりまして、図の黄色で着色している区域が居住誘導区域となっております。
 次に、3ページを御覧ください。誘導施策のまる1、拠点の形成に向けた施策です。1つ目の点としまして、事業等と連携した都市機能の誘導として、市街地再開発事業等の推進や公共施設の再編、集約化などを位置づけております。また、3つ目の点では、都市機能の誘導に向けた制度等の活用として、建築物の用途制限等に係る都市計画の適切な見直しや、誘導施設に関する都市再生特別措置法に基づく届出制度の適切な運用を位置づけております。
 都市再生特別措置法に基づく届出制度としては、都市機能誘導区域外において誘導施設を有する建築物を新築しようとする場合や、都市機能誘導区域内において誘導施設を休止または廃止する場合、または居住誘導区域外において3戸以上の住宅を新築しようとする場合などが対象となりまして、行為に着手する30日前までに三鷹市に届出をしてもらうものとなっております。
 続きまして、まる2、質の高い居住環境の形成に向けた施策です。1点目は、生活利便性の向上として、日常生活に必要な施設の立地促進に向けた都市計画の検討や、身近な店舗等の維持、支援などを位置づけています。2点目としまして、安全安心に暮らせるまちづくりとして、この後御説明をいたします防災・減災のハード、ソフトの取組の推進、さらに3点目としましては、低未利用土地の管理と有効活用としまして、空き家等対策の推進などを位置づけております。
 次に、まる3、持続可能な交通ネットワークの形成に向けた施策です。ここでお示ししています施策については、令和6年3月に策定しました交通ネットワーク全体構想に位置づけている取組を本計画においても位置づけるものとなっております。
 続きまして、(4)、防災・減災まちづくりの具体的な取組についてです。ここにお示ししております取組については、三鷹市の地域防災計画ですとか、令和3年3月に策定した防災都市づくり方針を踏まえたものを整理して、記載をさせていただいております。
 続きまして、4ページを御覧ください。(5)、その他の主な修正箇所です。基本計画ですとか、その他、関連計画と整合を図るなど、前回までに御報告した部分について一部修正を行っておりまして、具体的な内容は資料1−2の本冊において修正した箇所を赤字でお示ししておりますので、これは後ほど御確認いただければと思います。
 最後に、2、今後のスケジュールの予定です。計画の内容については、本日、委員会でいただいた意見等を反映しまして、9月のまちづくり環境委員会のほうで再度御報告をさせていただいた後、10月頃に住民説明会を開催し、またパブリックコメントなどもこの後予定をしております。
 まちづくり拠点形成計画についての説明は以上となります。
 続きまして、資料2です。東八道路沿道(野崎三、四丁目地区)のまちづくりについてです。まず、資料2−1を御覧ください。1、東八道路沿道(野崎三、四丁目地区)のまちづくりについての(1)、取組概要です。今回の取組は、東八道路沿道における景観ガイドライン──令和4年度に策定したものですが、を踏まえた景観重点地区と、それから都市計画の特別用途地区の指定、この2つを検討しているものでございます。
 次に、2番目、東八道路沿道(野崎三、四丁目地区)のまちづくりに関する説明会の開催結果です。景観重点地区及び特別用途地区の指定に向けた方向性について、今年の4月4日と、それから6日の2回、説明会を開催しまして、合計27名の方に御参加をいただいております。
 説明会に関するものとしまして、参考資料の1で、説明会でいただいた御意見と御質問、それから市の回答をおつけしております。参考資料2としまして、説明会で配布した資料をおつけしておりますので、こちらも後ほど御確認をいただければと思います。
 資料2−2、景観重点地区の検討案についてです。まず、1ページの1です。景観重点地区の活用ですが、四角の点線で囲っておりますけれども、今回のこの対象地区を特に重点的に景観づくりに取り組むため、今後景観計画において景観重点地区に指定していこうというものでございます。この景観重点地区は、景観法に基づいて景観づくり計画に位置づける必要があるため、今年度、改定を予定しておりますので、その中で計画に位置づけていきます。
 続きまして、2、指定区域(検討案)です。景観重点地区は、この図の中で東八道路の中を赤点線で示している区間に直接面する敷地、東八道路に面する敷地を対象とする予定です。
 内容については2ページを御覧ください。まず、2ページで景観重点地区に指定すると、それに基づきまして、一定規模以上の開発事業が届出の対象になりますので、この届出対象の行為と規模の案をこちらでお示しをさせていただいております。
 大沢全域に指定されている国分寺崖線重点地区というのがあるんですが、こちらで用いている高さですとか延べ面積の届出の規模に加えまして、幹線道路沿道で比較的多く見られる、駐車場等で敷地面積が広いんですが店舗等の建築物の面積はそれほど大きくない商業施設も届出の対象としまして、そういった敷地についても、5メートルの緑化空間等の整備に御協力いただくということを想定しております。
 それから、3ページ以降が、今度、景観づくりの基準になっております。こちらも、三鷹市の全域で景観の届出対象となると、適用される基準を黒字でお示ししておりますが、今回、これに東八道路沿道における景観ガイドラインで誘導している緑化空間の整備等の内容を赤字で追加しておりますので、3ページから5ページまで御参照いただければと思います。
 なお、3ページでは届出の対象が建築物の場合、それから4ページが建築物の続きと工作物、開発行為、それから5ページでは開発行為の続きと、それから土地の開墾等も対象となってきますので、その基準をお示ししております。
 おめくりいただいて、6ページを御覧いただけますでしょうか。色彩基準による使用可能範囲でございます。東八道路沿道野崎三、四丁目地区の色彩の基準は、国分寺崖線などの重点地区と同様に、緑化空間と調和する落ち着きのある建築物の色彩として、これも東八道路沿道における景観ガイドラインで推奨している色彩基準としております。
 なお、7ページには、使用可能範囲を色相ごとに図示したものをおつけさせていただいております。
 以上が景観重点地区に関する内容です。
 続きまして、資料2−3を御覧ください。こちらは、今度、都市計画の特別用途地区の検討案になっております。まず、1ページ、1、特別用途地区の活用の四角い点線の部分です。今回の対象地区では、用途地域を補完する都市計画で、建築用途の制限の強化や緩和が可能である特別用途地区を指定していくものです。緩和する用途や建築物の制限等は条例で定めていくことになりますが、緩和を伴う特別用途地区の条例は、国土交通大臣の承認も必要になってきます。
 なお、三鷹市で別に特別住工共生地区というのを指定しているんですが、工場等を緩和するもので、こちらも同じ制度を使って特別用途地区として指定を既にしております。
 下の2番目に行きまして、指定区域(検討案)を御覧ください。都市計画を一般的に決定する区域は、道路等の地形地物で設定することから、特別用途地区を指定する区域はこの図の青点線で囲まれた範囲で考えております。ただし、この特別用途地区による建物用途の緩和については、東八道路に接する敷地ということを条件にしていきます。
 続きまして、2ページを御覧ください。特別用途地区等の内容の検討案で、まず、まる1、規制する建物用途です。周辺の住環境への影響が特に大きいことと、それから区域内に現状立地がないことから、四角囲いで示していますホテル、旅館、それからマージャンやパチンコ屋等について、この区域内で建築を制限するということを考えております。
 次に、まる2、緩和する建物用途です。東八道路沿道のポテンシャルを生かした商業、工業等を誘導していくため、区域内の現状の立地状況のほか、三鷹市全体で建築できる場所が限定的な、農業用を含む工場の受皿といった観点や、東八道路沿道の別の箇所で、工場等の建物用途を緩和している第一種特別住工共生地区の状況などを踏まえまして、今回の区域で東八道路に接している敷地であれば建築を可能とする建物用途を設定しております。
 具体的な緩和する建物用途としましては、四角囲いでお示ししています、店舗等の部分の床面積が1万平方メートル以下の店舗、飲食店や事務所、作業場部分の床面積が150平方メートル以下で危険性や環境を悪化させるおそれが少ない、用途地域でいいますと近隣商業地域などでも建築できるような工場、それから作業場部分の床面積が1,000平方メートル以下の自動車修理工場などを考えております。
 なお、先ほどお話しした、既に指定されている第一種特別住工共生地区では、工場は作業場の床面積の制限がなくて、業種を限定している形なんですが、準工業地域でも建築できるようなものまで、そちらでは緩和しています。また、自動車修理工場についても、そちらでは作業場部分の床面積の制限はなしで緩和しています。
 ただ、今回の区域は、隣接して住宅が多く立地しているという現状も鑑みまして、工場等については、その第一種特別住工共生地区までの緩和はしないというところで考えています。
 また、2ページの中ほどに、米印からスタートするところで記載しておるんですが、建物用途の緩和については、敷地面積5,000平方メートル以上を条件にして、2段階での緩和を検討しております。例えばなんですけど、先ほどの自動車修理工場であれば、敷地面積が少ないところの1段階では、作業場部分の床面積が300平方メートルまでで、これが広いところに行って、2段階になったら、今回示している作業場部分の床面積は上限の1,000平方メートルまでにするなど、段階的な緩和ということで考えております。
 (2)としまして、周辺環境への配慮事項です。今、御説明した緩和する建物用途に関する建築物を建築等する場合の周辺環境への配慮事項について、これも既指定の特別住工共生地区でも実施している建築制限等のほか、現状の住宅が隣接している状況や、東八道路沿道における景観ガイドラインなども踏まえまして、義務づける制限や手続等を設定しております。
 2ページの一番下のほう、下から2行で、これも米印からスタートする文章で記載しておりますけれども、2段階目まで建物用途を緩和する場合は、制限等の追加または強化をさらに1段階していくということで考えております。
 次に、3ページを御覧ください。主な配慮事項について御説明します。まず、まる1、建築制限、対策の1つ目の四角です。日照、採光、通風、圧迫感を御覧ください。これらの対策としまして、まず1つ目の丸のとおり、隣地境界線と建築物の距離の制限、いわゆる壁面後退を義務づけていきます。こちらは、敷地面積等により後退距離が変わってくるというものですが、これも既存の特別住工共生地区で同じ制限を義務づけております。
 また、2つ目の丸、こちらは道路境界線と建築物の距離の制限も義務づけていきます。特に東八道路側は5メートル以上の壁面後退をしてもらって、緑化空間のためのスペースを取っていただくということで考えております。
 次に、1つ飛んで3番目、騒音、振動を御覧ください。今御説明した壁面後退もこれらの対策とはなりますが、そのほかに、こちらの項目の2つ目の丸と3つ目の丸のとおり、外壁や屋根、それから東八道路以外に面して接する開口部について、遮音上有効な構造を有するものとしてもらうとともに、騒音規制法などにおける規制基準の遵守も義務づけていきます。
 それから、4番目の四角、光害のほうを御覧ください。隣接して住宅が多く立地しているため、光害対策として、隣地境界に遮光壁や緩衝緑地等を設置してもらうことを義務づけていきます。
 続きまして、まる2、まちづくりへの寄与、景観等です。東八道路沿道における幅5メートル以上の緑化空間の整備や、緑化空間等と調和する色彩基準への適合など、東八道路沿道における景観ガイドラインの遵守を義務づけていきます。
 4ページを御覧ください。まる3、その他の手続等です。特別住工共生地区と同様に、三鷹市まちづくり条例に規定する特定開発事業に該当するものとして、特定開発事業の申請手続を遵守してもらうほか、三鷹市環境配慮指針における環境配慮基準などに基づく指導等を行っていきます。規模の大きい店舗などが立地した際、懸念される交通安全や交通量への対策については、この環境配慮基準において必要駐車台数の確保や出入口の位置などを指定していきます。
 特別用途地区については以上となりますが、内容については、現在、国等と協議を進めている段階でございます。
 最後に、資料2−1を御覧いただいてよろしいでしょうか。資料2−1の下のほうの3です。第2回東八道路沿道(野崎三、四丁目地区)のまちづくりに関する説明会の開催です。今回、御説明した景観重点地区及び特別用途地区の検討案などについて、8月29日、それから31日に再度、住民説明会を開催する予定です。会場は、両日とも教育センターで、前回と同様、広報やホームページのほか、土地、建物所有者への案内等の送付により、説明会の開催を周知していく予定です。
 東八道路沿道(野崎三、四丁目地区)のまちづくりについての説明は以上です。


◯水再生課長(一瀬貴仁さん)  資料3を御覧ください。長寿命化工事である新川ポンプ場の機械設備等改築工事の契約が整いましたので、工事概要を御報告させていただきます。また、本工事については契約額が1.5億円を超えていますが、令和2年度より、地方公営企業法の適用により、業務に関する契約の締結については地方自治法の適用が除外され、条例または議会の議決によることを要しないこととされていることから、契約の締結について本委員会で報告するものです。
 工事の目的は、新川ポンプ場において安定した下水処理機能を確保していくために実施するものです。契約日は令和6年6月26日で、工事期間は、(3)のとおり、契約確定日の翌日となります令和6年6月27日から令和8年1月30日までの工事となります。受注者は、(4)のとおり、埼玉県川口市に支店がある株式会社前澤エンジニアリングサービスとなりました。契約額は、(5)のとおり、消費税を含めまして2億8,600万円となりました。対象場所は新川ポンプ場となります。
 2ページを御覧ください。新川ポンプ場の案内図となります。新川ポンプ場は、中央の右下、新川四丁目25番67号となります。UR都市機構新川・島屋敷通り敷地内にあります。
 3ページを御覧ください。主な工事内容としましては、中央にあります汚水ポンプ4台、左下にあります除塵機一式、右下にあります流入ゲート一式を交換します。また、それらの工事に伴います電気設備工事等を実施します。
 説明は以上です。


◯委員長(土屋けんいちさん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(佐々木かずよさん)  よろしくお願いします。東八道路の周辺の景観のことについて伺いたいんですが、読ませていただくと非常に緑、緑というイメージが湧くんですけれども、そうすると、にぎわいも創出ということで商業施設が誘致されたときに、東八道路から5メートル以上下がって、そして緑化してというと、お店の周知というんでしょうか、分かりにくいんじゃないかなと思うんですが、その辺の配慮というものはあるんでしょうか。


◯都市計画課長(梶原一郎さん)  おっしゃるとおり、緑、特に既存、既に街路樹があるんですけど、それに加えて前面に緑を多く配置すると、お店が見にくいというのもあろうかと思います。そういった中で、通常この緑ですとか周辺との景観の調和を特に配慮していただくということで、例えば一般的なチェーン店でもコーポレートカラーを少し焦げ茶色にしていただくみたいな取組もあったりするんですが、この東八道路沿道については、商業空間ということもあって、そこまでをお願いするということは考えておりません。
 逆に、コーポレートカラーを尊重して、お店の主張はしていただきつつ、ただ多少色彩というか色合いを落としていただくとか、そういったバランスを取りながら、お店にとってもお客さんが来てもらえるし、あとは市にとっても景観やにぎわいに配慮したまちづくりができるというところで、うまくバランスを取っていければと考えています。


◯委員(佐々木かずよさん)  分かりました。あと、植栽というか木というのはどんどん育っていくものですけど、また季節によっては落ち葉になったりとか、その辺の維持管理というのは、持っていらっしゃる方々が責任を負ってやるということで、その面している方たちがやるという認識でよろしいでしょうか。


◯都市計画課長(梶原一郎さん)  おっしゃるとおり、まずは商業施設であれば商業施設を管理している方ですとか、そちらの土地をお使いになっている方にやっていただくというのが大原則ですが、ただやはり緑をやっていただくということについて、一定程度そういう負担が出てくるというお声もございますので、それについてはまた今後、どういった形の支援なのか、あるいは地域での取組なのか分かりませんけれども、引き続き、工夫が何かできないかということで検討していければと考えています。


◯委員(佐々木かずよさん)  緑は非常にいいものだと思うんですけども、結構育ってしまって、例えば公園でも、大きく育って近隣のお宅のベランダにまで枝が行ってしまうとか、最初、小さいときはあまり想定していなかったんですが、大きくなって、数年たった後に想定外──あと最近、この暑さでも非常に生育がいいというところもありますので、その辺、負担がないように御検討いただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いします。まず、まちづくり拠点形成計画について伺います。本冊の49ページなんですけれども、この丸の置き方というか、2つ都市機能誘導区域というのがあって、この丸の置き方が、これからこの国立天文台の土地を中心に再開発を行っていくので、上のほうになっているのかもしれないんですけれども、この下のまる2の誘導施設を見ると、コミュニティ・センターを誘導するべきだというふうになっている。でも、丸をこの2つの区域の真ん中のほうに移すと区域内になるんですけれども、すごく意地悪な見方をすると、いろんな市民の方が見るので、わざと外したんじゃないかみたいにも思われちゃうと思うんですよ。
 この丸の置き方がほかの区域は──市民センターは施設が集約してあるところを真ん中にしてあるのかなとかが分かるんですけど、この国立天文台周辺の丸の方の置き方が何か意図しているものがあるのかなという邪推を生んでしまうんじゃないかという心配をしてしまいます。だから、コミュニティ・センター、ここは特別委員会じゃないからどこまで答えられるか分からないですけれども、今後、コミュニティ・センターをわざと外したから、コミュニティ・センターをなくしちゃって、上に持っていこうみたいな議論に持っていこうとしているんじゃないかというような疑念が生まれてしまうような気がして、ちょっと危険かなと。
 もう少し説明が欲しいなと思ったので、この丸の置き方とか、あとコミセンもまだいろいろと地域の方と議論されているところだと思うんですけれども、これについてどう考えているのか、答えられる範囲でお願いします。


◯都市計画課長(梶原一郎さん)  まず、このそれぞれの拠点の図の中でお示ししている丸は、交通の結節点というかアクセスポイントとして、例えば駅ですとかバス停などからの距離を表しているものです。天文台区域については、確かにこの北側ゾーンの天文台通りの入り口辺りから掲示をしておりまして、特にこの天文台の拠点については、2つの都市機能誘導区域を、ちょっと場所が少し離れているんですが、セットで指定しているという特殊な状況なので、そういった分かりづらい状況にあるのかなと思っています。
 一方、コミュニティ・センターについては、この計画の中でどうこうというわけではなくて、あくまで既存にありますし、地域の1つの都市機能でありますから、それをそのまま残していただくということで図の中で記載をしております。この距離の表示につきましては、おっしゃるとおりの指摘もあると思うので、もう少し何か工夫ができるのか検討してみたいと思います。ありがとうございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ちょっと心配になったので、聞かせていただきました。
 あと、すみません、もう一つなんですけれども、本冊の62ページ、空き家対策について、これまでもまちづくり環境委員会でいろいろと御報告はあったんですけれども、利活用についてマッチングを行う制度の創設など考えていらっしゃると思うんです。利活用は利活用ですばらしいと思うので進めていただきたいんですけれども、現実的な方法として、空き家を市場にのせていくということも大事だと思うんです。
 空き家をそのままにしておくと、防犯とか防災、減災の観点から非常に心配な点も多いですので、なので、この市場にのせていくような施策というのは考えていらっしゃるのか、伺います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん)  御指摘のように、空き家につきましては、そういうのは防止したりとか適切な維持管理をしていただくですとか──利活用、そういった意味では、全てを公共的に使えるわけではありませんので、市場にのせていく。特に三鷹辺りですと、それなりに不動産価値もありますので、多くはそういったところに回っていくんだろうなとは思っております。
 具体的な施策につきまして、これは都市再生部のほうが担当しておりますので、具体的にこういう取組を考えているとかこういうことを想定しているというのは、そこまでは申し上げられませんけども、御指摘の点は十分理解をしておりますので、そういったところにつきましては今後、都市整備部としても連携を図っていきたいというふうに思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  お願いいたします。この都市機能誘導区域なんですけれども、(仮称)まちづくり拠点形成計画、これの都市機能誘導区域の考え方についてなんですけれども、これまでは、これ何か所あったんでしたっけ。さっき三鷹台もあったっておっしゃっていたような気もしたんですけど、これまではどことどこだったんでしょうか。


◯都市計画課長(梶原一郎さん)  まず、この都市機能誘導区域の設定の考え方として、本冊、資料1−2の28ページを御覧いただければと思うんですが、こちら、拠点としまして、これが都市機能誘導区域の言ってみれば候補というところなんですが、中心拠点として、三鷹駅周辺、市民センター。それから、地域の拠点として、既存で既に一定程度都市機能があるものが三鷹台駅周辺と井の頭公園駅周辺。それから、さらに公共施設等の整備と合わせたまちづくり、新たに拠点を形成していくということで、国立天文台周辺、井口特設グラウンド周辺、北野の里周辺、環境センター跡地周辺ということで、この8つを、まず都市機能誘導区域の候補として、以前、御報告をさせていただいて、そのうちの中心拠点の2つと、それから地域のまちづくりの方向性が一定程度出ている2つ、こちらについてを今回の計画策定で、まず第1弾として、都市機能誘導区域に設定していくというものでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  何となく、都市機能誘導区域という言葉なのか、この地図を見ても、東側とかが全然ない感じも、この図を見るとそういう印象も受けて、何となくそこを中心に人々の流れとかを誘導していくようなイメージを持つんですけれども、もともと、前はなかったところが増えているかと思うんです。
 再開発を行う計画があるからこの区域に指定しているのか、ここは不便さがあるから市民の暮らしを改善していこうという理由で、この区域に注力して頑張っていこうというふうに指定されているのか、その辺が分かりにくいかなというふうに私は思ったんですけれども。この地図だけ見ると、三鷹台とか北野のほうとかは全然ないじゃないと、そういうふうに思えてしまうんですけども、市民が見たときにそういうふうに印象を与えないかなと危惧するんですが、その辺はいかがでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん)  今回、まず市全体的に拠点をどういうふうに配置していくかというところについては、29ページのほうに基本的な考え方をお示しをしているところでございます。中心となる拠点として、いろんな商業施設等も集まっている駅前、それと行政等のいろんな施設が集まっている市民センター、この辺を中心拠点として、そのほか各地域に──今御指摘のあった三鷹台、そういった東側についても拠点を形成をしていくと。それをまた、この公共交通軸というふうにお示しをしておりますけども、そういったところを使いながら拠点間もネットワークしていくと。
 そして、各地域内でも、その拠点に向けた地域内の交通を確立して利便性を高めていくことによって、地域の拠点へのアクセスも高めていくといったような、基本的にはそういった考え方を持ちつつ、今回、具体的に誘導区域、誘導施設を設定するものにつきましては、今、それぞれの拠点の各事業をやっていく中の進捗状況、そういったものを踏まえまして、今回はそういった方向性が一定程度整理されているものにつきまして、まず第1段階として誘導区域と誘導施設を設定していくと。
 そして、今後、地域のまちづくりの状況、熟度が高まった段階で、段階的にほかのところにつきましても、同様な区域の設定ですとか施設の設定をしていきたいと。そういった形で段階的に取り組んでいく第1弾というふうな形で御理解いただければと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。再開発については、地域住民の様々な意見もあり、本当に必要なまちづくりなのか、慎重に検討する必要もあると思っております。
 あと、何章かに分けて、防災ですとか住協とか、今回あるんですけれども、これは様々な計画、検討が盛り込まれているんですけれども、優先順位などについては何かあるんでしょうか。やはり防災面に関しては、気候の変動や多発する地震対策など、特に力を入れていくべきではないかなというふうに感じたんですが、いかがでしょうか。


◯都市計画課長(梶原一郎さん)  御説明の中でもお話ししたとおり、この本計画は、都市再生特別措置法に基づいた立地適正化計画となっておりまして、都市再生特別措置法に基づいて、これらの区域ですとか防災指針を定めることとなっておるものでございます。なので、特に優先順位というよりは、考え方としまして、まず都市機能誘導区域や誘導施設を定めて拠点の利便性、機能を上げていくと。居住誘導区域をその周りに、もしくはそこに交通でアクセスしやすいところに定めて、生活の利便性を上げていくと。
 あとは、そういったところの誘導施策と防災指針については、そういう居住の誘導をしていくところに、レッドゾーンについては、もう誘導できませんよとなっているんですが、浸水等のイエローゾーンについては、誘導したら駄目ではないけど、やっぱり災害リスクについて考えるべきですよねというところで、防災指針を併せて定めるということになっておりますので、優先順位があるというよりも、これ全てセットになってくる取組ということで考えていただければと思います。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。防災の問題、災害の問題については、もう既に住んでいらっしゃって、長年住み慣れた地域で住んでいらっしゃる市民の方もたくさんおり、例えば83ページ、三鷹駅周辺住区では、四小の付近、平和通りとか、あの辺りは区画が大変長いために、本当に火事が起きたら心配だという声は、長年にわたって住んでいらっしゃる方から聞いている課題だというふうに思っています。
 ただ、何々さんと何々さんが立ち退いたら、ここに道ができるのにみたいな話では済まない、すぐには解決できない、難しい長期的な課題もあると思うんですけれども、今住んでいらっしゃる住民の不安を減らすために、様々なこの市民の声を聞いて、対策をしていくことも必要かと思うんですが、その点はいかがでしょうか。


◯都市計画課長(梶原一郎さん)  おっしゃるとおり、居住を誘導していく以上、一定程度災害リスクがあるところについては、その対策というものは重要になってくるというのは御指摘のとおりだと思います。ただ、居住に直接関連する災害ということで、地震のとき、それから地震とそれに伴う火災、あとは浸水がこの防災指針の中心となってくるわけですが、それぞれ、また防災指針の中で、これは特に何か新しい事業を打ち出しているというわけではないんですが、連動して、地域防災計画ですとか、それから防災都市づくり方針のほうでしっかりと位置づけ、連動しながら対策を取っていければと思います。
 この防災指針のほうでも、なかなかすぐに解決できるというものも少ないので、長期的にしっかり取り組むというところで記載をさせていただいておりますので、御理解いただければと思います。
 以上です。


◯委員(半田伸明さん)  さっきの山田さんの質問とちょっとかぶるんだけど、まず40ページ、都市機能誘導区域、誘導施設の設定方針というところで、公共施設の再編、集約化と連携した云々とありますね。次のページ、41ページの4番目、一般的な徒歩圏(800メートル)または高齢者の徒歩圏(500メートル)を考慮し、都市機能誘導区域を設定とありますね。次、43ページ、市民文化の施設のところのコミュニティ・センターのところ、3行目、また、学校やほかの施設との連携、融合化を検討するとありますよね。
 以上を踏まえて、49ページ、まず、この円の中心はなぜここなんですかと。都市機能、三鷹駅のは、見ればこれは分かるんですわ。そりゃそうだなってなりますよね。天文台は何で信号の辺りなのとなるわけですよね。そこがまず1つ目の質問。
 2つ目は、さっき500メートル、800メートルを考慮し、区域設定という表現がありましたよね。となると、49ページのこの絵は、円の中だけが都市機能誘導区域ではないという理解で合っていますか。つまり、都市機能誘導区域というのは赤で囲まれていますね。そうですよね。赤で囲まれて、円からはみ出ているのは天文台だけなんですよ。そうですよね。となると、なおさら中心点を下げたほうがいいんじゃねえかと思うわけです。そこが、何でこんなことになってんのと。パワーポイント上、しようがなかったという冗談はさておき、実際、これはどういう考えに基づいてこのようなことになったのかがよく分からないということ。
 3つ目、赤い枠が都市機能誘導区域と書いてあるでしょう。となると、これ、どう見ても大沢コミセン、含まれているんですよ。さっきの40ページに戻ると、公共施設の再編、集約化と連携した都市機能云々。もう一回繰り返しましょう、43ページ、コミュニティ・センターについて、学校や他の施設との連携、融合化を検討すると。つまり、これ、コミセンを潰すんだねって見えるんです。だから、山田さんのさっきの質問になったんだよね。
                (「そうそう」と呼ぶ者あり)
 コミセンを潰すなら潰すで、もっと大上段に構えた、例えば都市再生ビジョンの第1次改定とかがあって、より上位の計画でこういうふうになりました。次に、これは正直、個別計画レベルですよね。だから、立地適正化計画はその上の計画を反映して、コミセンを潰すからこういう枠取りになりましたという説明だったら、まだ分かるんです。
 ところが、ここ、都市再生ビジョンは改正されていないでしょう。部が違いますというのは分かって、あえて質問しているんですよ。だから、この立地適正化計画がスタートになって、コミセンを潰すことになりましたって捉えられかねない。そこを言いたかったんでしょう。
                (「そうそう」と呼ぶ者あり)
 そりゃ、これはそう捉えられちゃうよ。だから、いや、そうじゃありません、コミセンは残します。今、すったもんだしているから、取りあえずそこだけ外しておいて、立地適正化の赤枠を囲みます、これだったら分かるの。そこがどうなっているのというのが3つ目。
 4つ目、なぜ大沢台が入っていないの。大沢台と羽沢小、あとこれは七中は入っているのか。七中と羽沢が入っていて、大沢台が入っていなくて。だから、小学校を合併させていくことがいけないみたいなことは、本会議場でいろいろありますよ。そういうレベルの低い話をしているんじゃなくて、実際にやるんだったら、囲んで当然じゃんと思うんです。誤解のないように言っておきますけど、私はこれは反対ですからね。反対の立場なんですが、反対の立場から見てもおかしい。大沢台を含みません、羽沢小を移転するだけですと明言しているように見えるんですよ。
 以上、4つお願いします。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん)  まず、これについて、皆さん、そういった御疑念が出ているということは、我々がちゃんと適切な円の置き方じゃなかったんだなということを改めて認識をしています。まず、基本的にそういったような意図等があるわけではありません。
 今回、先ほど言ったように、この中心点の置き方を、まずこの立地適正化計画の中でどういうふうに置いていたかというところでいきますと、まずは拠点があって、それと交通がきちんとアクセスするというところが、交通が来ている拠点があれば、そこに人が集まると。動線として集まるので、そこにいろんな施設があれば、そこで皆さんが使いやすいだろう、利便性が高まるだろうという観点があると。
 今回、大沢につきましては、まず1つは、天文台のところでのAIデマンドとか、そういった一定程度の拠点となり得るだろうと。バス停とか、そういったところもあって、まず今回そうしていますけども、確かに大沢につきましては、この天文台通りの中で、いろんな交通の路線バスとのアクセスポイントがありますので、今後どこにきちんと適正に置いたらいいのかということにつきましては議論を重ねていきたいなというふうに思っております。
 現状として、何かしら我々としては、まだ各個の事業につきまして、いろいろな議論、検討が進められておりますので、その検討を踏まえた中で、整合を図りながらやっていくということで考えておりますので、現状、大沢台につきましては、まだ十分な方向性、方針が明確に示されていないという中で、今回は一旦外しておこうと。
 具体的にそこに設定をして、じゃあ何を誘導するんだということをお話しになったときに、誘導施設として──こういったものという方向性があるわけではありませんので、そこは今の段階ではなかなか打ち出しづらいなというところで、今回は外しているといったようなことになっております。
 ちゃんと御質問に、4点へのお答えになっているか分かりませんけども、まず基本的にそういったような御疑念があったようなことを意図してこれをやっているわけではありません。ただ、そういった懸念ということについては理解いたしましたので、どういう形が一番適切なのかについては、今後、また中で検討していきたいと思っております。


◯都市計画課長(梶原一郎さん)  まず、既にお話がありましたけど、この500メートル、800メートルは交通のアクセスポイントからの距離を示しておりまして、誘導区域の設定の方針ということでございますので、必ずしも800メートルの範囲に誘導区域が入っているわけではございません。したがいまして、もう御指摘いただいておりますけど、凡例のあるとおり、この赤の少しにじんだような枠で囲まれている区域が実際の都市機能誘導区域になっております。
 したがいまして、既に部長からの答弁があったとおり、それぞれのバス停からの距離で設定するべきなのかなというところもございますので、この図でのお示しの仕方というのは、同様になってしまうんですが、今後、中で検討させていただければと思います。
 以上です。


◯委員(半田伸明さん)  大沢台については分かった。確かに固まっているわけじゃないからね。だからそこを外したというのは、理屈は分かる。なぜ赤枠にコミセンが入っているの。コミセン、結局、公共施設の集約、40ページ、公共施設の再編、集約化ってわざわざ赤字で書いてあって、43ページにコミュニティ・センターについては、学校やほかの施設との連携、融合化を検討するとありますよね。都市機能誘導区域の赤枠で囲んでいるわけですよ。
 大沢台が中途半端というのは、理屈はよく分かりました。コミセンはもっと中途半端じゃないですか、議論、存続するか否かが。だったら、なぜそこが都市機能誘導区域に入れられるんですか。いかがですか。私、ここは解せないです。誤解のないように言っておきますけど、別にコミセンを潰す潰さないでどっちがどうのこうのということを言っているんじゃないです。整合性が取れないと言っているんです。いかがですか。


◯都市計画課長(梶原一郎さん)  答弁漏れていまして、申し訳ございません。まず、この都市機能の誘導施設については、49ページの下のほうの表でまとめてございます。この中で、丸でお示ししているのが区域内に立地している誘導施設で、四角については立地していない誘導施設となっております。さらに、この丸と四角が赤のものについては、地域のまちづくりの計画、すなわち、ここでいうと天文台の計画に示されている事業と関連する誘導施設となっておりますので、コミュニティ・センターについてはその中に含んではございませんので、あくまでもこれは既存のものを維持していくという意味合いで、誘導区域内に入れて、誘導施設としても位置づけているところでございます。
 以上です。


◯委員(半田伸明さん)  今の答弁で理解はしました。ああ、じゃあ残すんだなと。答弁で初めて分かったんです。分かりますか。文字だけ見たら、これ、どう見ても潰すことになっているんですよ。これは表現を少し考えたほうがいいんじゃないかなと思いますね。
 例えば、40ページのところで、さっき赤字で、公共施設の再編、集約化と連携した云々とありますよね。ここが走っちゃうと、さっきの赤枠で囲まれているから、俺たちのは潰されるのかとなっちゃうわけです。今の答弁で私は理解しました。
 49ページの赤丸、要するに誘導施設の表の中の赤と黒で違うんですよと、こういうことを言いたいわけですよね。だから、黒は残すんだよって言いたいわけですよね。じゃあ、黒は残すということを40ページに書いておかないと。どう見てもちぐはぐなんですよ。部長、いかがですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん)  今回、誘導区域設定方針の考え方の中の41ページのところに、片括弧3として、上から3行目、拠点周辺において、現在立地しているところに都市機能を維持していくことが重要ですということで、基本的に、拠点に全てあって、拠点から外れたものは全てなくなっていいのかということではないと思っております。
 これは公共施設だけではなくて、一般的な民間施設も含めて、身近な店舗、そういったものは、現在あるものについては残していきたいという考え方がありますので──基本的にコミュニティ・センターについては、一定の拠点の中でも、地域の中でも拠点にあったほうがコミュニティ・センター自体の性格上、一定のエリア内の方々のための施設でありますので、拠点にあって、アクセスがいいところにあったほうがいいだろうということで、拠点に配置したほうがいいだろうというような考え方で、今回はこういった都市機能別の立地の考え方の整理、施設別の考え方の整理の中でもそういったような方向性を出しております。
 ただ、一定程度、我々が意図していないメッセージを感じられるということにつきましては課題があると思いますので、そういったことについての工夫について考えていきたいと思っております。


◯委員(半田伸明さん)  分かりました。じゃあ、足りないじゃないか、実は43ページにある、41ページにある、理屈がよく分かりました。ばらばらなんですよ。49ページの絵だけ多分飛んでいきますよ。間違いない。勝手に切り取られて、ほら、市は売ろうとしていると。こういうのは、はっきり言いますけど、リスク管理の発想なんですよ。
 だから、例えばこれはまだ検討案ですから、素案でもないわけですから、まだいろいろいじくる余地はあろうかと思うんですけど、例えば49ページの見せ方をもう一筆書くとか。これ、三鷹駅前、48ページとか50ページは全く違和感ないの。天文台だけなんだよね。だから、例えば40ページの公共施設の再編、集約化という文字だけ飛んで、43ページのコミュニティ・センターの学校やほかの施設の連携、融合化を検討するという言葉だけ飛んで、いきなり49ページの絵だけ出てごらんなさい。
 こういうのが大事なんですよ。我々議員サイドは、今の質問があって答弁いただいたから、七中学区の皆さんから私が相談を受けても、いや、そんなことはないですよと言えるわけです。でも、この冊子だけひとり歩きした場合に、半田さん、話が違うじゃないですかと、多分こうなる。これをどう防ぐかが大事だと思うんです。お分かりいただけましたよね。
 だから、49ページをもう少し追加するのか、それとも先ほどお話がありました41ページの3番、現在立地しているこれらの都市機能を維持していくことが重要ですの一筆を、例えば40ページの真ん中に追記するとか、やりようは幾らでもあろうかと思います。
 問題提起はしました。こういうリスク管理の発想で私はどうしても捉える癖があるので、これはどう見てもまずいと思います。修正をお願いしたいと思います。
 終わります。


◯水再生課長(一瀬貴仁さん)  すみません、資料3のほうの一部訂正をお願いします。(4)の契約先で、埼玉県川口仲町となっているところを、埼玉県川口市仲町に訂正をお願いします。どうもすみませんでした。


◯委員(おばた和仁さん)  1点だけ。さっきから御議論されておられます徒歩でアクセス可能な区域設定というところで、41ページにその説明が載っています。一般的な高齢者の徒歩圏を考慮し、都市機能誘導区域を設定するというふうに書いてあるんだけれども、じゃあ、これで三鷹市内全域をオーバーラップできるかというと、そういうわけじゃないじゃないですか。
 だから、この都市機能誘導区域を設定するに当たって、そもそも論、こういった立地適正化計画の中で策定するに当たって、徒歩圏ということを考えてつくっていくというのは一般的なやり方なんですか。そこが一般的なのかどうなのか気になったんですけれども、いかがでしょうか。


◯都市計画課長(梶原一郎さん)  そうですね、この立地適正化計画を策定するに当たっての都市構造の分析の中で、こういった徒歩圏、通常は800メートルが考えられるということで、国のほうのガイドラインでも示されているところです。ただ、三鷹市の場合は、そもそも一定程度市街化して、それなりの都市機能がございますので、一歩踏み込んで、高齢者でも生活しやすいような500メートルというところも考えていきましょうよということで追加しているところです。
 以上です。


◯委員(おばた和仁さん)  これ、立地適正化計画は、どっちかというと地方に行けば地方に行くほど有効な計画だと自分としては考えています。そう考えると、地方って、当然500メートルとか800メートルの中に都市機能が入るということは恐らく考えづらいんですよね。なので、ここにこだわり過ぎていないかなとは、今までの議論を聞いていてちょっと感じたところです。
 さらに言えば、国立天文台については、都市機能誘導区域が2か所に分かれているので、その中でこの500メートル、800メートルというのを位置づけるということは、地図上で位置づけてもかなり無理があるなというふうに思いました。これは意見です。


◯委員長(土屋けんいちさん)  以上で都市整備部報告を終了いたします。
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◯委員長(土屋けんいちさん)  休憩いたします。
                  午後4時31分 休憩


                  午後4時32分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(土屋けんいちさん)  管外視察について、本件を議題といたします。
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◯委員長(土屋けんいちさん)  休憩いたします。
                  午後4時32分 休憩


                  午後4時44分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん)  委員会を再開します。
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◯委員長(土屋けんいちさん)  管外視察については、10月8日、岐阜県岐阜市の自動運転バスについてを視察するという、日帰りということで決定したいと思いますけれども、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(土屋けんいちさん)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(土屋けんいちさん)  その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後4時46分 散会