午前9時28分 開議
◯委員長(土屋けんいちさん) ただいまから令和6年度予算審査特別委員会を開きます。
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◯委員長(土屋けんいちさん) 議案第17号 令和6年度三鷹市一般会計予算及び議案第22号 令和6年度三鷹市下水道事業会計予算、以上2件を一括して議題といたします。
一般会計歳出 第4款 衛生費から第9款 消防費、一般会計歳入及び三鷹市下水道事業会計に入ります。
第4款 衛生費から第9款 消防費及び三鷹市下水道事業会計に対する市側の説明を求めます。
◯企画部調整担当部長(伊藤恵三さん) それでは、第4款 衛生費から御説明させていただきます。予算書の242ページをお開きください。衛生費の予算額は54億940万5,000円で、前年度比7.8%の増となっています。
特記事項を申し上げます。247ページを御覧ください。事項9 産後ケア事業費です。デイサービス型の対象施設の拡充や、訪問型の事業を新たに実施するとともに、課税世帯に対しても利用料減免制度を導入します。
257ページを御覧ください。事項3.高齢者等予防接種事業費です。新型コロナウイルスワクチン接種について、国の方針に基づき、B類疾病の定期接種として65歳以上の高齢者と、60歳から64歳で重症化リスクの高い方を対象に実施します。
259ページを御覧ください。事項5.環境調査・測定関係費です。市内の井戸を対象とした水質調査について、有機フッ素化合物、PFASも対象に加えるとともに、災害時の井戸水の活用も見据えた調査を実施いたします。
261ページを御覧ください。事項11.カーボンオフセット事業費です。森林環境譲与税を活用して、福島県矢吹町及び山形県白鷹町と連携したカーボンオフセット事業を実施いたします。
270ページを御覧ください。第5款 労働費です。予算額は8,624万4,000円で、前年度比4.1%の増となっています。これは、職員人件費の増などによるものです。
272ページを御覧ください。第6款 農林費です。予算額は17億1,600万8,000円で、前年度比555.7%の増となっています。
特記事項を申し上げます。275ページを御覧ください。事項10.牟礼の里農園(仮称)整備事業費です。牟礼の里公園と玉川上水のアクセス確保とともに、農空間の保全を図るため、生産緑地を買い取り、令和8年度の利用開始に向けて設計に取り組みます。
276ページを御覧ください。第7款 商工費です。予算額は5億9,600万2,000円で、前年度比21.6%の減となっています。
特記事項を申し上げます。279ページを御覧ください。事項11.三鷹産業プラザ運営等関係費です。1期棟1階のリニューアル工事を実施し、起業、創業支援機能の強化や、災害時における事業継続支援等の環境を整備します。
284ページを御覧ください。第8款 土木費です。予算額は57億8,149万9,000円で、前年度比1.3%の増となっています。
特記事項を申し上げます。297ページを御覧ください。事項11.自転車等駐車場管理運営費です。さくら通り駐車場、駐輪場の敷地の一部に、UR都市機構が老朽化した賃貸住宅の建築工事に着手することに伴い、レイアウト変更を行うための整備工事を実施いたします。事項13.コミュニティバス関係費です。井の頭及び西部地区でのAIデマンド交通の本格運行に向けて取り組むとともに、交福ネットワークを目指し、三鷹市交通総合協働計画を策定します。その下、事項14.三鷹駅南口駅前広場交通対策関係費です。JR東日本が所有する線路沿い駐輪場の敷地を活用したバス降車場の整備工事を実施し、二重降車による交通混雑の解消を図ります。
303ページを御覧ください。事項22.国立天文台連携まちづくり事業費です。土地利用基本構想を策定するとともに、具体的な配置計画を盛り込んだ土地利用整備計画(仮称)の策定に着手します。事項23.井口特設グラウンド周辺まちづくり事業費です。公募により医療従事者の選定を行い、基本協定及び定期借地契約の締結に向けて取組を進めます。事項26.上連雀三丁目暫定集会施設用地利活用関係費です。施設の老朽化が進んでおり、広場機能を生かしながら、土地交換や官民連携事業の利活用など、まちづくりの相乗効果が生じるような事業スキームの調査研究を行います。事項27.三鷹幼稚園跡地利活用関係費です。令和6年3月に閉園する跡地について、子どもたちの居場所づくりとしての利活用に向けて、基本プランを策定します。
305ページを御覧ください。上段の事項1.三鷹駅前地区再開発事業運営費です。緑化推進、中央通り商業空間、道路環境の整備の具体的な取組や、新たなコミュニティバスのルートについて検討を進めます。その下、事項3.三鷹駅南口中央通り東地区市街地再開発事業費です。本事業で整備を予定する公共施設について、施設の内容や規模、建物内での配置上の考え方等の整理を行います。
313ページを御覧ください。事項11.民間賃貸住宅供給促進事業費です。不動産関係団体や福祉団体等と共に、居住支援のプラットフォームとなる三鷹市居住支援協議会(仮称)の設立に向けて取り組みます。
314ページを御覧ください。第9款 消防費です。予算額は、22億7,486万1,000円で、前年度比0.04%の減となっています。
特記事項を申し上げます。321ページを御覧ください。事項18.地域防災活動支援組織関係費です。防災NPO団体Mitakaみんなの防災に運営費の補助を行い、防災意識の啓発や、地域で共助の核となる人材の育成など、地域の防災力向上に向けた活動を支援します。
続きまして、下水道事業会計について御説明いたします。563ページを御覧ください。第3条の収益的収入及び支出のうち、収入の第1款 下水道事業収益は35億2,358万3,000円、支出の第1款 下水道事業費用は33億3,315万3,000円で、収支差引き1億9,043万円の純利益を見込んでいます。
次に、第4条の資本的収入及び支出については、564ページを御覧ください。収入の第1款 資本的収入は16億8,339万2,000円。支出の第1款 資本的支出は23億2,792万4,000円で、収支差引き6億4,453万2,000円の不足額については、1行目に記載のとおり、減価償却費など、企業内部に留保される損益勘定留保資金等で補填することとしています。
特記事項について申し上げます。598ページを御覧ください。支出の第3目 施設改良費の予算額は7億1,994万8,000円、前年度比29.9%の減で、下水道管路及び東部水再生センター等の長寿命化のほか、下水道地震対策等に取り組みます。
596ページにお戻りください。第1項 企業債の予算額は11億9,660万円、前年度比7.7%の減。第2項 国庫補助金の予算額は3億1,842万6,000円、前年度比15.3%の増で、資本的支出における施設建設費や施設改良費の財源として活用を図ります。
説明は以上です。
◯委員長(土屋けんいちさん) 市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。衛生費から消防費、三鷹市下水道事業会計の委員1人当たりの持ち時間は30分になっております。なお、市側の答弁時間についても、その時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるよう、お願いいたします。
初めに、公明党。
◯委員(大倉あき子さん) おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
まず初めに、予算概要96ページ、産後ケア事業費についてお伺いいたします。産前産後のケア体制の拡充については、公明党も力を入れて前に進めてきたものなので、今年度、デイサービス型の対象施設の拡充と訪問型を導入されたことを大変歓迎をいたしております。子育て環境が大きく変化し、親の助けを得られない妊産婦が増えてくる中で、お母さんたちの大きな一助となるものと考えます。これまでの利用実績、拡充するに至った経緯についてお伺いをいたします。
また、次年度、デイサービス、宿泊型、訪問型のサービス利用をそれぞれどのぐらい見込んでいるのか、お伺いをいたします。次年度に施設拡充されるということですが、場所はどの施設になるのか、地域をお伺いをいたします。
続きまして、予算書249ページ、事項18.伴走型経済的支援事業費についてお伺いいたします。その中の伴走型相談支援についてお伺いします。一昨年から、妊婦や子育て家庭の支援のため、経済的支援と一体的に伴走型相談支援が始まりました。相談の時期が、妊娠届時、妊娠8か月頃、出産後に3回面談を行うことになっており、実施方法は自治体の創意工夫となっております。本市では、妊娠が分かったときにゆりかご面接、出産後に新生児訪問時の支援となっていますが、8か月頃の出産前の相談支援について、次年度どのように実施される予定か、お伺いをいたします。
続きまして、予算概要97ページの3、がん検診関係費、アピアランスケア事業費についてお伺いします。次年度、公明党が要望していたアピアランスケアをしていただき、心から感謝いたします。私の大親友が乳がんになり、かつらを購入するのに同行したことがあるのですが、本当にその価格の高さに驚いたことを覚えております。次年度、助成が始まることで、がんと戦われている方や家族に届く周知がこれから重要になってくると思いますが、どのように取り組まれるのか、お伺いをいたします。また、助成対象を何人と想定しているのか、またその根拠についてもお伺いいたします。
続きまして、予算書255ページ、事項2.乳幼児等予防接種事業費の中のHPVワクチン接種についてお伺いいたします。令和6年度は、平成9年度から平成18年度生まれのキャッチアップ世代が公費で接種できる最終年度となっており、期間内に3回接種を完了するには、令和6年9月までには1回目の接種を開始する必要があります。当該年度の周知の取組についてお伺いをいたします。
続きまして、商工費、予算概要107ページの1、商店街支援事業費についてお伺いいたします。代表質問でもさせていただきましたが、商店街を応援し、にぎわいをつくる支援を強化することは、まちの活力、地域経済の活性化にもつながり、歓迎するものです。次年度、商店街活動に対する相談、補助制度等の情報提供等を担われる方はどのような方なのか、お伺いをします。商店会が地域団体等と連携して実施するにぎわいと交流の場の創出ですが、どのような地域団体を想定しているのか、お伺いをいたします。
続きまして、土木費、予算概要122ページの11、三鷹幼稚園跡地利活用関係費についてお伺いをいたします。三鷹幼稚園跡地に緑豊かな環境を生かした遊び場、子どもたちの居場所づくりとしての利活用についてですが、学研教育総合研究所が公開している2023年度10月の小学生の日常生活、学習に関する調査によると、小学生が放課後どこで遊ぶ、過ごすことが多いのかの質問に対して、70%近くの子どもが自宅と答えているのに驚きました。理由として、塾や習い事などで放課後が過密にスケジュール化されて、自由な遊び時間が少ない、また、子どもを狙った犯罪が後を絶たない中で、安心して遊べる居場所の確保が難しい。また、公園での事故やトラブルなどの懸念から、禁止事項、規制が増加し、子どもが自由に遊べる時間が減っている。時間と空間がなくなる中で、遊ぶ仲間の存在を見つけることが難しくなっているという理由が挙げられました。また、共働き家庭が増え、未就学児や保育園、また、幼稚園でも預かり保育を利用する方が増え、小学生も学童を利用する児童が増えています。三鷹幼稚園の近辺にはすくすく広場、また比較的広い敷地のきたうら児童公園もある中で、平日にどれだけの子どもたちが利用するのかと心配するお声もあります。代表質問でも質問しましたが、今若者の居場所を求める声や、高齢者の居場所も少ない中で、これだけの敷地を子どものみに限定していいものかと考えます。
次年度、効果的なスキームを検討されるとのことですが、将来的に駅前再開発で子どもの森プランもある中、市民ニーズを吸い上げて、この先、未来のまちの在り方を考え、広く市民が納得する活用を考えていただきたいと考えますが、御所見をお伺いをいたします。
続きまして、予算概要112ページ、三鷹駅前デッキ等維持管理費についてお伺いをいたします。緑の小ひろばへのミストの設置は大変歓迎をいたします。今後も温暖化の進展により、暑い日々の増加が懸念されます。駅前デッキにおいて、市民や来訪者向け、気温や熱中症警戒アラートの状況を認識し、注意喚起することで、有効な対策が進むものと考えます。また、デジタルサイネージ等によって、災害時には有効な情報発信が可能になると考えます。三鷹駅は、2022年度で1日平均7.9万人を超える利用者があり、市政情報の発信でも大きな効果が期待されると考えます。駅前デッキの環境整備促進に向けた御所見をお伺いいたします。
続きまして、予算概要129ページの3、住宅確保要配慮者への居住支援についてお伺いいたします。当該年度、住宅の確保が困難な方への支援として、居住支援のプラットフォームとして居住支援協議会が立ち上げられること、大変歓迎をしております。居住支援の体制ですが、市の住宅福祉部門、不動産関係団体、居住支援団体及び福祉団体等で組織されるとありますが、家主が安心して貸出しできるようにするためには、納得のいく見守り支援を構築することが重要になってくると考えます。これからの協議になると思いますが、見守り支援についてどのように考えているか、お伺いします。設立に当たっては、三鷹市の特性に応じた居住支援協議会の在り方を検討されるとありましたが、三鷹市の特性をどのように捉えているのか、お伺いをいたします。
続きまして、予算概要122ページの12、三鷹駅前地区再開発事業運営費、三鷹駅南口中央通り東地区市街地再開発事業費についてお伺いいたします。その中の(2)の新たなコミュニティバスのルートについての検討ですが、以前から三鷹中央通り南側に南銀座商店街がありますが、駅から少し距離があり、御高齢者が足を延ばせず、コミュニティバスを走らせてほしいとのお声がありました。以前から御要望いただいており、市にも声が届いているかと思います。ぜひ御検討いただきたいと考えますが、御所見をお伺いいたします。
次に、(3)の三鷹駅前地区のまちの将来像を共有するためにまちづくりの先進事例を視察されるとのことですが、どのようなことを基準に視察先を選ぶのでしょうか、お伺いをいたします。
最後に、予算概要131ページの3、災害時在宅生活支援施設整備事業費、予算概要131ページの4、地域防災活動支援組織関係費、こちら2つ併せて、関連して質問させていただきます。災害時在宅施設の備蓄品の拡充ですが、地域特性に応じてとありますが、町会・自治会のニーズのすくい上げはどのように実施されるのでしょうか。災害時在宅生活支援施設は、地域の共助の取組の拠点として位置づけられており、町会・自治会と地域の御協力を得られるところに整備してこられたかと思いますが、防災訓練の実施と、地域のコミュニティを強めているところと、コロナ以降、訓練も未実施で、トイレの組立てや、かまどベンチの使い方等、いざというときにできるのか不安を抱えている自治会もあります。次年度、備蓄品の拡充と併せ、防災訓練等、災害があっても安心の体制が取れるように、相談に乗っていただける体制も必要だと考えますが、御所見をお伺いいたします。
また、Mitakaみんなの防災の活動に共助の核となる人材を育成する事業と、防災活動団体活動支援事業とありますが、災害時在宅支援施設を中心とした地域コミュニティの防災訓練に、NPO法人Mitakaみんなの防災がバックアップをしていただけるような仕組みについてはどのように考えるか、お伺いをいたします。
よろしくお願いいたします。
◯市長(河村 孝さん) おはようございます。私のほうから、まず、1点だけ御答弁させていただきます。三鷹幼稚園の跡地の活用について、まだ大まかな方向性、全て決まっていないんですよね。あえて言うとすれば、子どもの関係で考えているということが大きな柱の1つですけれども、それだけにするかどうか。乳児とか幼児もありますけれども、学童とか、あるいは御質問にありましたような高齢者の問題とか、どこに絞るかということはまだ確定していません。今後、検討して進めてまいりたいと思っています。
貴重な緑の用地でありますから、私としては、現在の物価高騰で、要するに今現在のところに再開発の構造物を全部造り込むと、物すごい費用負担になりますから、できる限りまち全体を──「百年の森」の構想もありますけれども、広げて考えていく。今活用できるものは活用しながら、リーズナブルに再開発を考えていくということを今検討してもらっています。ですから、そういう意味で、子どもの森の構想の一部は三鷹幼稚園の跡地に持ってくるということも考えられますし、ほかのところについても、現存あるものを生かしながら、再開発の柱自体は変えずに、駅前の周辺を、全体をつくっていく、再開発プラスまちづくりで、今後対応していくのが現段階では現実的なんじゃないかというふうに思っていますから、今、そういう視点で見直しを進めているところでございます。
◯保健サービス担当課長(小島美保さん) 産後ケアについて、3点御質問をいただきました。あと、伴走型支援についての質問を1ついただいております。
産後ケアの事業の拡充につきまして、経緯について御質問いただきました。産後ケア事業につきましては、令和元年度に母子保健法が改正されまして、市町村が産後ケア事業をすることを努力義務というふうに課せられております。また、全世代型の社会保障構築会議の場でも、産前産後の心身の負担の軽減のために、希望する全ての方が産後ケア事業が受けられるようにという体制を整えるべきだというふうな意見が述べられております。
三鷹市におきましては、平成30年度から産後ケア事業を始めておりますが、幾つかの課題が今までございました。施設自体が三鷹駅前周辺に集中しておりまして、利用しにくい地域があるということ。それから、希望者が大変多くて、キャンセル待ちが多いことや、利用されている方が出生数の19%程度にとどまっているというようなことがございました。
また、法的には1歳未満を対象にしなさいというふうになっているんですけども、現時点では4か月未満という形になっておりまして、その辺のことの拡充をしていく必要があるというふうに考えました。利用の見込みについての御質問でございますが、出生数を1,320人と想定いたしまして、30%の人が平均5日間利用することを想定して、枠を決めていきました。ステイ型につきましては404人、それからデイサービスについては905人、アウトリーチについては641人程度を想定しております。
それから、どの地域に施設を増設するのかということでございますけれども、武蔵野市、それから調布市を今検討しております。
それから、伴走型支援のことについて御質問をいただきました。伴走型支援につきましては、妊娠8か月の時点で面接が受けられるように、妊娠7か月の時点でアンケートを送付しまして、面接の勧奨を行っています。アンケートでは、体調や心の状態、赤ちゃんを迎える施設が整っているか、分娩施設がちゃんと決まっているかだとか、出産に向けて気になっていることはないかといったようなことについてのアンケートを行っております。
はがきは令和5年度911人の方に送らせていただいて勧奨しておりますが、アンケートの回答があったのは597人というふうになっております。そのうち、電話や2回目面接に来ていただいた方は145人というふうになっております。併せて、産後ケアの申込みを8か月時点でやっていただけるように勧奨しておりまして、こちらのほうの面接に来ていただいている方は、407人という形になっております。
私からは以上です。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) 私からは、2点、アピアランスケアとHPVワクチン接種について答弁をさせていただきます。
まず、アピアランスケアの周知をどのようにするかということでございますが、市ホームページ、広報みたかと医師会等を通じまして、医療機関への通知、それから杏林大学ががんの診療連携拠点病院にも指定されており、がん相談室もございますので、杏林大学には個別で。それから、東京都ががんポータルサイトというサイトを開設しておりますので、そちらにがん支援の自治体の一覧に載せていただくということを考えております。助成といたしましては、40人の方を想定しておりまして、こちらは先行して実施されている自治体を参考にしながら設定をしております。
続きまして、HPVのワクチン接種でございます。キャッチアップについては、御指摘のとおり来年度で終了となりますが、このワクチンについては、必要な期間を空けまして、2回、または3回接種しなければならないということもございますので、接種履歴を確認しまして、今年の4月に、来年度、6年度でキャッチアップが終了することについて、個別で郵送の御案内をする予定としております。
私からは以上です。
◯生活経済課長(立花省二さん) 私のほうで、商店街の支援についての御質問、2点を伺いました。答弁させていただきます。
1つ目が、商店街のにぎわい創出への支援ということで、この相談、情報提供等はどういったものを行うのかということで、御質問をいただきました。こちらについては、今現在、まちづくり三鷹への委託を想定しているところでございます。これまでの、いわゆるまちづくり条例に基づく協議会への支援、あるいは町会、商業者等への支援を行ってきた実績等を踏まえて、まちづくり三鷹に委託をしつつ、専門家等が必要な場面については、順次謝礼、委託等でできるような形で対応していきたいというふうに考えております。
続いて、2つ目の商店街が行う地域団体等との連携事業への支援でございます。どういった団体を想定しているかというところでございますが、やはり商店会にとって身近な存在である町会等も想定しているところですけども、プラス、今学校の関係で、おやじの会等、活発に活動できている団体もございますので、学校に関する団体、PTA等も想定しているところでございます。それと、先ほど申し上げたような、まちづくり協議会のようなものも想定しているところでございます。
私からは以上です。
◯道路管理課長(山中俊介さん) 私からは、デッキ上の環境整備に向けた考え方についてお答えしたいと思います。これまでも、三鷹駅前のデッキにつきましては、多元化に取り組むとともに、分かりやすい表示、以前も御指摘受けましたけれども、分かりやすい表示に努めてきたところです。今後、三鷹の駅前地区については、再開発事業等で大きくまちの環境が変わるものと想定しているところです。このことから、この状況を踏まえまして、三鷹を訪れます市民が観光しやすい環境整備に取り組んでいきたいというふうに考えております。
◯都市整備部調整担当部長・住宅政策担当部長(高橋靖和さん) 私からは、住宅確保要配慮者への居住支援というところで、借主の見守り支援をどのようにということと、三鷹の特性、どのように捉えているのかというところで、お答えいたします。どちらも、居住支援協議会の設立に向けてはとても重要なものだと考えております。市の住宅部門や福祉部門で連携するだけでなく、先ほど委員おっしゃられたように、不動産団体や宅建業界団体、また居住支援団体等を含めて、当該年度は準備会を立ち上げて、セミナーや勉強会を通じてさらに連携を深めていくことを考えております。
また、運用する際の、今おっしゃられた見守り支援についても検討していきますし、またその過程におきまして、三鷹市の現状、いわゆる居住支援をどういうふうにやっているか──福祉のほうで主にやっているとこもありますけども、そういうところを捉えながら、居住支援の状況を確認したり、また貸主側のほうも、実際に登録していただくという課題もありますので、その借主の支援ニーズというところも捉えながら、どう支援していくかというところを含めて検討していきたいと考えております。
以上でございます。
◯再開発課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(菅原恒一さん) 私からは、三鷹駅前地区再開発の推進に係ります新しいコミュニティバスルートの検討についてと先進事例の視察に関する質問について、お答えさせていただきます。
新しいコミュニティバスルートの検討につきましては、現在計画しております三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業におきまして、駅前広場にありますコミュニティバスの発着場を再開発事業地区内の北側に移設しようということに伴う検討でございます。この検討につきましては、再開発事業を契機にしまして、駅前の交通課題の改善等に寄与しようということで計画しているところでございますけれども、検討に際しましては、駅前地区全体の交通課題の現況であるとか、道路状況等などを踏まえて、効果的なコミュニティバスルートについて検討してまいりたいと思っております。
先進事例の視察先の選定につきましては、現在、三鷹駅前地区まちづくりに関する連絡会と申します、三鷹駅前地区の商店会や消費者団体連合会、住民協議会等から推薦された方の委員で構成されます連絡会がございまして、そちらで三鷹駅前まちづくり基本構想の実現に向けたいろいろなまちづくりについて意見交換などをさせていただいているところなんですけれども、次年度、このまちづくりに関する連絡会の皆さんと、さらに検討を深めたいということで、具体的なまちづくりの事例について一緒に視察に行きたいというふうに考えておるところでございます。この視察先につきましては、その連絡会の中の委員の皆さんと御相談しながら決めていきたいと思っておるところでございます。
私からの説明は以上です。
◯総務部危機管理担当部長(齋藤浩司さん) 私のほうからは、災害時在宅生活支援の推進につきまして、御答弁申し上げます。こちらの施設拡充を続けておりますけれども、今年度、令和5年度につきましても、北野いこい児童遊園のほうの設備を今年度中に配備をして、市内に今16か所整備を進めているという状況です。こちらの施設等を使いました地域の方の訓練であったり、ニーズを把握したりということで取組を進めていきたいと思っておりますが、特に今年度、そういった備蓄品の拡充について、今回も予算を計上させていただいております。
これまで、16か所、約20団体ほどの町会・自治会に担っていただくということでお願いしているんですが、今まで個別にそういった個々の町会さんとお話をしていたんですが、来年度につきましては、ぜひ連絡会みたいなものを1回立ち上げようということで、お集まりをいただいた上で、そちらで共通認識、課題認識を持っていただいて、地域の取組にもつなげていただき、またこちらも各地域のニーズを把握するという中で、こういった資機材の拡充にもつなげていきたいというふうに考えております。
来年度につきましても、いろいろ地域によって相談いただいておりますので、さらに施設拡充に向けても取り組んでまいりたいというふうに考えております。
私からは以上です。
◯Mitakaみんなの防災担当課長(大倉 誠さん) 私のほうからは、こういった災害、在宅支援施設の運営に対して、我々も積極的に関わってほしい、そんな話ですけれども。おっしゃるとおりで、例えばもう既に開設されている、我々が関わった中で中原もみじ防災公園なんかは、もうある程度骨格ができてから地元の人たちにお話をしたんじゃなくて、最初からです。最初から、どういうふうな広さのものがあって、ここにどんなことをやろうか、そのためにはどんなものが必要かということを、最初から地域の町会の皆さんと、それからもちろん自主防災組織の人たちも交えながら話をしてきた。こういったことをやっていかないと、施設を整備しても、それの運営がうまくできないというのは、これは今までの実績という言い方はあれですけども、明らかなので、そういった取組を我々のほうとしては積極的に取り組んでいくと。
もう一つは、防災活動団体支援ということで、委員さんも活動できている団体、できていない団体とおっしゃっていましたけれども、今、齋藤部長も申しましたけれども、これ、個々にできていない団体に対して当たるんじゃなくて、横のつながりを持って、できている団体も複数あるわけですから、そういった先進事例、先行事例なんかを共有しながら一生懸命やってもらうと、こういったことを市と連携しながら進めていきたい、このように考えています。
以上です。
◯委員(大倉あき子さん) ありがとうございました。それでは、再質問させていただきます。
まず、産後ケア事業なんですけれども、こちら、本当に地域偏差がない場所ということで、今回、三鷹市外で整備されるということで、受け入れてくださった地元、御協力いただけることに感謝いたします。こちらなんですけれども、三鷹市枠として、利用の確保、どのぐらいの人数を受け入れてくださるのか、また本当に地元の受入れ妊婦もいる中で、御協力をどのような交渉で受け入れていただけたのか、お伺いをしたいと思います。
また、これまで利用できる方の条件として、家族から家事、育児の援助が受けられない方、休息が必要な方となっておりましたが、このように条件が明示されることで、利用をためらわれる方もいたかと推察します。拡充に当たって利用条件の見直しをされるのか、お伺いしたいと思います。
◯保健サービス担当課長(小島美保さん) 利用枠につきましては、こちらのほうで何件というふうに枠を押さえているわけではございません。ただ、現状といたしましては、2か月先の予約が取れる状況であるということを確認をしております。また、その施設のある自治体のほうにも、状況については確認している状況でございます。
それから、産後ケアを使う条件につきまして明記することにつきましては、条件は現在も外しているんですけれども、いろいろな案内に条件をつけているところがございますので、それについては、全ての方が利用できる産後ケアサービスであるということについて、案内をしていきたいというふうに考えております。
◯委員(大倉あき子さん) ありがとうございます。ホームページを見ると、このような条件が記載されているので、ぜひ安心して皆さん、希望される方は使えるようにお願いをしたいと思います。
続きまして、先ほどの伴走型の相談支援なんですけれども、この8か月のアンケート、配布されているのが911人、回答が597人ということで、回答されてない方、ちょっと心配なのかなと考えるところなんですが、この辺についてはどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。
◯保健サービス担当課長(小島美保さん) 確かに回答のなかった方へのアプローチというところは、本年度、実際のところ行われていないのが現状ですので、来年度に向けましては、未回答の方へのアプローチを強化していきたいというふうに思っております。
私から以上です。
◯委員(大倉あき子さん) もうぜひ、そういった方こそ、リスクのある妊婦さんがいるかと思いますので、丁寧な対応をよろしくお願いしたいと思います。
また、アピアランスケアについては、必要とされる方に届く周知を、本当にすばらしい支援だと思いますので、ぜひお願いをしたいと思います。
HPVワクチンなんですけれども、こちら、本当にこの年代の方のお子さん、キャッチアップ世代、大変忙しくて、うっかり忘れてしまうという方もいると思います。うちの娘もその対象の年代なんですけれども、接種をしたいと思った方が公費を受けられる機会を逃さない周知、4月、言ってもまた忘れちゃうかもしれないので、広報等でお願いをしたいと思います。
また、男性向けのHPVワクチンの助成ですけれども、近隣市で次年度から武蔵野市、小金井市、調布市も実施の方向と伺っております。今後、ぜひ本市においても接種のほう、よろしくお願いしたいと思います。
それと、三鷹幼稚園跡地の活用ということで、先ほど市長のほうからも、駅前の再開発等も全体的なバランスを見てということを御答弁いただきました。学生、若い勤労する方から、三鷹で勉強しようと思っても場所がなくて、カフェに行くけどお金がかかるという声もいただきました。東西には多世代交流センターのような機能もあるかと思いますが、長く市民が納得して愛される施設にしていただくということで、市民のニーズ、声をとにかく聞いていただく、そういう機会が必要と思いますけれども、再度、よろしくお願いします。
◯市長(河村 孝さん) 今の時点で多世代交流センター的な活用をするかどうかということはちょっと明言できませんけれども、検討の中では課題として受け止めておきます。
◯委員(大倉あき子さん) 市民のニーズが大事だと思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。
それと、最後に、災害時の在宅支援施設ですけれども、先ほど大倉さんのほうから御答弁をいただきまして、本当、Mitakaみんなの防災があることで、地域防災が拡充していくということはとても期待をさせていただきます。下連雀の六丁目、八丁目の地域、行かせていただいたんですけれども、ここ、本当にこの災害時施設を中心に地域のコミュニティがつくられていて、本当に活発にこの関連するイベントとかも行われながらやられているということ、本当すばらしいなと思ったところです。
こういったことは、やはりぜひ情報共有していただいて、高齢化で、なかなかやりたくてもどうやっていいか分からない、そういう自治体さん、多いと思いますので、御協力のほど今後もよろしくお願いします。
以上です。
◯委員(赤松大一さん) よろしくお願いいたします。まず、251ページの事項22.成人歯科健康診査事業費についてお聞きいたします。成人歯科健康診査については、歯科医師会からも切れ目のない歯科医療の必要性の声をいただいているかと思いますけれども、健康状態を調べる歯科健診でございますが、生涯にわたって健康な歯を維持するためには、定期的に受けることが望ましいと思います。20代以上の働く世代は仕事で忙しい、わざわざ歯科医に通うのが面倒といった理由で後回しにする人が多く、この世代などに歯科健診を促し、歯周病の早期発見や治療につなげるために、歯科健診は乳幼児や小中高校生までが法律で義務化されているのに対し、18歳以降、受ける機会が多くございません。
現在、本市は35歳から70歳までの5歳刻みでの年齢に行う成人歯科健康診査を実施させていただいておりますが、対象年齢を18歳からとし、さらに、認知症にも多く影響を及ぼすとされていることから、75歳以降にも拡充すべきと考えますが、拡充についてお聞きいたします。
また、歯周病と糖尿病は相互に悪影響を及ぼすことが分かっております。厚生省のモデル事業で、レセプトの情報から糖尿病の患者らに歯科健診の受診を勧奨する取組も行われております。歯周病は全身病であります。口腔ケアだけではなく、糖尿病を含む全身の健康に関心を持つきっかけにしてもらうためにも、本市もプッシュ型で糖尿病やその疑いのある方々に受診を促す通知を郵送することも有効と考えますが、取組についてお聞きいたします。
また、中学校を卒業すると、歯の痛みや虫歯が見つからないと、歯医者さんに行くことがなかなかないと考えます。成人の8割が歯槽膿漏とのことであり、健診の周知をさらに進め、治療に結びつけるべきと考えますが、どのように取組が必要とお考えでしょうか、お聞かせください。
続きまして、257ページの事項3.高齢者等予防接種事業費についてお聞きいたします。新型コロナウイルスワクチン接種の定期接種化の対応についてお聞きいたします。定期接種化される前は、近隣市では、市外での接種希望者が接種できない自治体も見受けられました。定期接種化により、他の諸予防接種と同様に、近隣市の相互乗り入れが可能なのかお聞きいたします。また、入院や施設入所等の理由により、三鷹市及び近隣市区の指定医療機関以外で、高齢者の方が希望する場合はどのように接種できるのか、お聞きいたします。
また、コロナウイルスに感染しないための取組の徹底が大切だと感じます。コロナが消滅したわけではありません。大切なのは感染リスクを避けるための行動の徹底で、それが医療提供体制への負担軽減にもつながると考えます。やはり小まめな手洗い、うがい、必要時マスク着用、換気などが感染症予防の上で特に重要ですが、高齢者や重症化リスクの高い方をはじめ、市民への周知が必要と考えますが、予算年度、どのように取り組まれていかれるのか、お聞きいたします。
続きまして、261ページ、事項11.カーボンオフセット事業費についてお聞きいたします。姉妹町等々と連携したカーボンオフセット事業に取り組まれますが、本事業における姉妹町と三鷹市で期待される効果をそれぞれどのように捉えて、連携や交流を深めていかれるのでしょうか、お聞かせください。
また、2050年ゼロカーボンシティーを目指し、着実な成果を上げるためには市民理解が不可欠であり、具体的な市民の脱炭素社会への行動や運動とならなければ効果が期待できないと考えます。今後の周知、啓発についてお聞きいたします。また、市民や市内事業者の行動の支援として、例えばEVやPHEV、FCV等への車の買換えの事業者、そして市民の購入支援の導入を実施している近隣自治体もあります。支援導入に向けた検討について、お伺いいたします。
続きまして、265ページ、事項1.ごみ減量啓発関係費についてお聞きいたします。プラスチックごみ等や、ペットボトルの排出抑制や、資源化に向けた啓発に取り組まれますが、夏などは熱中症予防のために飲料水を購入しておられる方が多く見受けられます。マイボトルなどで対策している方もおられますが、飲み切ってしまうと、やはり購入しなければなりません。ペットボトルの排出抑制の面からも、ペットボトルの利活用や、マイボトルの推進が有効と考えます。今後、マイボトル携行を呼びかけつつも、いかにペットボトルの排出を抑制するかが施策の鍵となるものと考えます。具体的な効果のためにも、例えば市独自でのマイボトルを作成し販売することで、市民周知と効果が期待できます。Pokiの活用等で付加価値を持たせ、活用を市民の間に広げる等で、熱中症対策としての効果が期待されるところでございますが、御所見をお伺いいたします。
また、持参の水を飲み切ってしまうと、ペットボトルの飲料水を買うことがあるということがよく見受けられますが、飲み切ってしまっても水を補給するために、公園や公共施設等に給水機設置を進めることも、ペットボトル排出抑制に有効と考えますが、給水機の設置や活用について、お伺いいたします。
続きまして、265ページ、事項4.家庭系ごみ減量・資源化関係費についてお聞きいたします。平成21年10月1日から開始した家庭系ごみの有料化により、燃やせるごみと燃やせないごみは、市が指定する有料ごみ袋に入れて出していただくことになりました。しかし、紙おむつは、汚物を取り除いて、指定収集袋ではなく、透明または半透明の袋に入れて出すことができ、中身が見えることが気になる方は、袋の中にチラシなどで覆って中が見えないようにして出すことができるのが本市の取組でございます。
2020年7月より、全国一律でレジ袋の有料化がスタートいたしました。レジ袋などを使用して、おむつを出していただいておりましたが、レジ袋の有料化により、御自分で袋を購入しておむつを出されるとお聞きしております。調布市、八王子市、町田市などは、紙おむつを使用している乳幼児、高齢者、障がい者、病人のいる世帯向けにおむつ専用収集袋を作成し配布しております。本市も、紙おむつ専用収集袋を作り、支援していくことが必要と考えますが、紙おむつ専用袋の作成についてのお考えをお聞かせください。
続きまして、273ページ、下段の事項2.農業振興支援事業費についてお聞きいたします。農産物残渣や果樹、植木等の剪定枝の処分については御苦労されているとお聞きしております。近隣自治体の取組状況は把握していますでしょうか。また、回収の量や剪定枝の処分費用の支援などについて、ぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
続きまして、311ページ、事項4.木造住宅耐震助成事業費についてお聞きいたします。29年前に発生した阪神・淡路大震災を教訓に設けられた三鷹市木造住宅耐震診断等助成金交付制度実施要綱に基づき、費用を一部助成しておられる事業でございます。診断については、令和2年度4件、令和3年度5件と低調でありましたが、令和4年度は11件、令和5年度は7件見込みで、当該年度は15件の予算でございます。現状の市民の耐震改修における関心度、必要度はどのように捉えられているのか、お伺いいたします。
また、改修については、令和4年度が4件、令和5年度が3件見込みで、当該年度5件と、少しずつ改修件数が伸びてきているところでございますが、診断が改修に結びついていない状況をどのように分析されているのか、お伺いいたします。
続きまして、313ページ、事項8.民間建築物等管理適正化関係費についてお聞きいたします。空き家所有者や、活用を希望されている方からの相談を受けるワンストップ相談窓口を設置されるということでございますが、空き家について様々な御相談があることが想定されます。空き家の処分、相続、または譲渡や賃貸など、多岐にわたるため、士業、サムライ業の方々にも御協力をいただくことが必要かと考えますが、士業の方々との連携や参加については、どのようにされていかれるのか、お聞かせください。
また、特に我々議員にも、空き家の近隣の方から様々な御相談が寄せられます。枝などの伸び放題や不審者の侵入、野生鳥獣などの住みつきなどがございますが、どこに連絡をしてよいか分からないとのお声もお聞きいたします。空き家相談の総合窓口としての取り組むことが重要と考えますが、総合窓口としての機能についてお聞きいたします。
最後に、消防費でございます。これは費目というよりも、大きく避難所運営についてお聞きしたいと思います。特に福祉避難所についてお聞きいたします。災害時に通常の避難所での避難生活が困難な医療や介護を要する高齢者、障がい者などの要配慮者の方々を受け入れるための施設として、現在28か所指定されておられます。平時に使用されている施設を利用されていない障がい者や高齢者の方々の避難先の案内や、避難所の受入れを想定した体制の準備などは、当該年度どのように進めていかれるのか、お聞かせください。
以上でございます。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) 私から2点、成人歯科健診と感染症予防についてお答えいたします。
まず、成人歯科健診につきましては、三鷹市では令和2年度に、対象年齢を40歳以上から35歳以上に拡充をしております。35歳以上全ての方を対象といたしまして、35歳、40歳というふうに、節目の方には予診票をお送りいたしまして、勧奨を行っているところでございます。国では、来年度以降、20歳、30歳の方にも拡充をするというような方向性が示されておりますので、現在、歯科医師会と共に対象年齢の拡充、それから高齢者のオーラルフレイル健診につきまして、今年度、検討会を開催しまして、協議を行っているところでございます。
また、レセプト情報等を活用したプッシュ型の御案内でございますが、口腔衛生については全身の健康とも大変関係が深く、歯周病などの検査、治療、予防に努めていく必要がございます。現在のフレイル予防といたしまして、健康診査の結果、もしくは問診票を活用しまして、フレイルのリスクがある方にはプッシュ型での御案内もしておりますので、歯科につきましても、今後どのようにするか検討していきたいというふうに考えております。
それから、若者への周知啓発でございますが、若者に対しては、大学での学園祭とかいろんなイベントで健康全体についての啓発を行っておりますので、その中でも口腔衛生についての大切さを伝えていきたいというふうに考えております。
続きまして、感染症予防でございます。今年度もそうですが、コロナ、インフル以外にも、様々な感染症の拡大というのがございます。感染症が増えていることにつきまして、ホームページでの御案内、手洗い、うがい、基本的な感染症対策の予防をお願いしておりますが、今後も引き続きイベント事業に参加される場合には、手洗い、うがい、必要な場合のマスクについてもお願いするというようなことの周知を図っていきたいと考えております。
私からは以上です。
◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭さん) 私からは、質問の2点目の新型コロナ感染症の対策のうち、ワクチン接種についてお答えさせていただきます。三鷹市以外での接種を御希望の方の相互乗り入れと、入院先または入所施設での接種を御希望される方への対応ということで、お答えさせていただきます。
新型コロナワクチンの定期接種につきましては、接種時期は秋冬の接種になりますので、相互乗り入れ等につきましては、今後検討を始めることになるんですけれども、東京都内の自治体間が相互乗り入れを引き続きできないかということについて、東京都のほうに調整を要望しているところでございます。
入院先、入所施設での接種につきましても、そのことと併せまして、なるべく利便性が高くなるように、しっかりと近隣の自治体等とも連携して検討していきたいと思っております。
私からは以上です。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 私からは、カーボンオフセット事業につきまして御答弁させていただきます。まず、姉妹町との効果というところですけれども、こういったものがまず森林整備に使われるといったところで、そちらの効果と、あと二酸化炭素の吸収価値、こういったものを創出することによって、温暖化対策につながるという形になっております。
また、こちらのほう、今後、課題でもありますけれども、交流を相互を通じまして、相互の友好親善に加えまして、環境意識の啓発、そういったところを盛り上げていくということが、効果かと思っております。
続きまして、2050年ゼロカーボンシティー、関連するところで、市民の運動、行動につながるようなものというところですけれども、こちらにつきましては、これまで私ども環境講座とか、そういったものを実施してきました。それに加えまして、優れた活動をやった方々に関しましては、環境活動表彰であったり、助成であったりとか、そういったところをしてきております。そういったところを今後も引き続き周知、継続して皆様に1人でも多く取り組んでいただけるようなことを続けていきたいと思っております。
また、車の買換え等、そういった直接的な支援というところですけれども、車につきましては、直接的なそれはないんですけれども、例えば電気自動車の給電の設備とか、そういったところの助成というのは一部やっているところがございます。そういったところは、脱炭素化の支援という形で、事業者等が設置する場合、やってきておりますし、あと市民の方々が新エネルギーとか省エネルギー、そういったことを助成する場合は、そういったところの支援もこれまで継続してきておりますので、今後も続けていきたいと思っております。
私からは以上です。
◯ごみ対策課長(仲 雅広さん) マイボトルの活用ということで、ペットボトルの削減のためにマイボトルが効果があると認識しておりますが、市のほうでマイボトルを作って配るという提案がありましたが、ちょっと費用対効果としてどのようなことになるか研究をさせていただきたいなというふうに考えております。
マイボトルの活用に向けて、東京都が給水機を設置する、ホームページというかインターネットで紹介するようなのがありますので、そういうものを使って、市民の方には給水場所の紹介などをしていきたいと思っております。
それから、給水機の設置につきましては、熱中症対策として公共施設の置いていない場所に、来年度設置をする予定でおります。リサイクル市民工房にも1機置く予定としております。
それから、おむつの袋の件ですが、現在は、御存じのように、おむつにつきましては、ごみ処理手数料を減免として、レジ袋等で処理をしている状況でございます。調布市、多摩市等で導入されていることは認識しておりますので、ちょっと調布市のほう、多摩市のほうに、どういう取扱いをしているのかとか、費用の面でどのぐらいかかるのかとか、調査、確認して検討していきたいと思います。
私からは以上です。
◯緑と公園課長(奥嶋 亮さん) 公園に給水機の設置という御質問をいただいております。飲み切った後に──マイボトルを飲み切ってしまっても、給水ができれば、新しいペットボトルを買わないで済むので、ごみの削減にはつながると思います。近年の新規に整備する公園なんかでは、水飲み場を整備しております。整備されてないところも必要に応じて整備していき、ごみの削減に努めたいと思います。
◯都市農業課長(塚本 亮さん) 植木や果樹の剪定枝についての御質問を2点いただきましたので、お答えいたします。
まず、植木、果樹の剪定枝などの処分の近隣市の状況でございますけれども、隣接している市と、あとJA東京むさし管内の市では、これらの処分に対する支援というのは行っているとは聞いておりません。ただ、市内全域で見ますと、三鷹のような全域市街区域ではなくて、市街化調整区域を含む市部では、剪定枝の堆肥化センターなどを設置しているところもございますが、かなり規模が大きく、費用もコストもかかるというふうには聞いているところでございます。
次に、その剪定枝等の処分等の費用の支援についてということでございますけれども、三鷹におきましては、循環型農業の観点から、今年度、JAの青壮年部に協力していただいて、剪定枝等の堆肥化の実証を行っているところでございます。このような形で、処分費用の支援ということではなくて、それを有資源化して活用するような取組を今後も研究してまいりたいと思っております。
以上です。
◯都市整備部調整担当部長・住宅政策担当部長(高橋靖和さん) 私からは、木造耐震と空き家のワンストップ窓口について、2点お答えいたします。
まず、木造耐震の最近の関心度ですけども、1月に入って、やはり窓口のほうに約10件ぐらいのお問合せ、相談が来ています。ですから、皆さん、今後どうやられるかということもありますけども、実際、今後、耐震等を含めた診断と、また、改修等に誘導するような形になるかと思います。
それから、耐震診断をした後に改修に結びつかない状況ということですけども、やはり費用がかかるというところがあると思います。いわゆる新耐震でやる耐震改修と、簡易改修──今よりかはちょっと耐震がよくなる簡易改修があります。どちらも、話を説明しながら誘導する形になると思いますけども、今後は耐震改修、新耐震でやられるのがいいんですが、簡易改修でもできるような形でちょっとPR等を進めていきたいと思っております。
それから、空き家のワンストップ窓口のほうですけども、こちらにつきましては、空き家の利活用のほうの協議会のほうに、専門家団体さん、建築、不動産等団体さんを入れて、構成員として進めていきたいと思っていますので、その中で専門的な内容等を含めたアドバイスをいただきたいと思っております。
また、空き家の苦情、相談等につきましては、今も市のほうで、御連絡いただきましたら、現地に行って確認等をしているんですが、今回のこのワンストップ窓口につきましては利活用というところを含めた話ですけども、ただ、そういうふうな案内をして、なるべく皆さんのほうからそういうふうな連絡先が分からないような形じゃなくて、もうちょっときめ細やかな、そういう対応ができるような形でちょっと検討していきたいと思っております。
以上でございます。
◯総務部危機管理担当部長(齋藤浩司さん) 福祉避難所の受入れ体制についてということで、お尋ねいただきました。御答弁いたします。
委員のほうから、一応、今、福祉避難所、28か所ということで御指摘があったと思うんですが、1か所、現在増えておりまして、29か所になっております。内訳といたしましては、障がい者施設が15か所、高齢者施設が12か所、就学児施設が2か所ということで、そういった形の施設、これは民間施設が中心になっておりますけれども、お願いしております。
特に、受入れ体制につきましては、地域防災計画の見直しに伴いまして、一次避難所化したということで、ふだんお使いの施設に関しては、直接開設ができれば、利用者の方は直接避難していただけるような形になろうかと思うんですが、ふだんこういう施設とつながってない方につきましては、やはり、発災時にどういった対応ができるかというのは、市としても課題認識として持っております。そういったことも含めまして、最近ようやく市の内部でも、健康福祉部の担当部署とも連携を取り始めまして、話合いも行う中で情報共有、課題共有も進めております。また、せんだっても、こういった対象の協定施設の方々に初めて集まっていただいて、連絡会を開催いたしました。今後、やはり同じような、情報共有でそういった課題についても取組を進めていこうということで取組を始めたところですので、特にこういった受入れ体制については、今後も課題認識を持って積極的に取り組んでまいりたいと思っております。
以上です。
◯委員(赤松大一さん) ありがとうございました。まず、成人歯科健診の再質問をさせていただきたいと思います。部長に御答弁いただいたとおり、今回、若い世代も対象にという動きが見受けられると伺っているところでございますが、その中で考えているのが、もうちょっと簡易的な方向に行くんじゃないかという話も聞いております。
本市の成人歯科健診、本当に内容が充実しておりますので、受けた方に関しましては、非常に効果的な結果というか、本当に早期発見等ができるということで、医師会の皆様も、やはり対象が広がることは非常に歓迎することだけども、そのことによって検査項目が少なくなってしまうんじゃないかという懸念をされているところでございます。東京都指定、その辺の情報等は市としてキャッチされているのか。また、その辺、もし検査項目、東京都指定が簡易的なものになった場合の市の対応等どのように捉えていかれるのか、お聞かせください。
また、同じく、歯科に関する健診でございますが、口腔がん検診も、本市は愛歯のつどいで機会を捉えてやっていただいているところでございますが、やはり口腔がん、非常に発見が難しいということと、ある意味でがんになるまでが5年から10年という、長期にわたってかかるがんでございますので、やはり早期発見が非常に有効になるがんだということは伺っているところでございます。このがん検診に関して、しっかりとまた今後も、医師会の皆様と共に愛歯のつどいでの共催事業として取り組む中で、市の事業として今後どのような位置づけとして取り組んでいかれるのか、併せてお聞かせください。
お願いします。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) 再質問に答弁させていただきます。成人歯科の若い世代の簡易的なものとして、唾液による検査というのも一部検討されているとは聞いておりますが、まだそれは先のことであって、今の段階で20歳、30歳には、現在の健診でというふうなことを想定しております。
ただ、マニュアルが来年度改定されるとも聞いておりますが、今御指摘のような簡易的なものではないのではないかというふうに捉えております。
また、口腔がんの検診につきましては、歯科医師会の方ともお話はさせていただいておりますが、口腔がんの検診ができる歯科の先生にも限られるということもあるというふうに伺っておりますので、引き続き検討していきたいというふうに考えております。
答弁、以上でございます。
◯委員(赤松大一さん) ありがとうございました。東京都の動き等をしっかりキャッチしていただきながら、より充実した歯科健診に取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
併せて、農林費の剪定枝の件でございますが、今現状、剪定枝の回収に関しての、たまたま支援という形があるかと思いますけれども、やはり、今持込み等、2束超えると、たしか持込みでしたっけ。例えばもう少しその辺、広く回収ができるようなとか、またパッカー車等の許容範囲があるので、その辺なかなか難しいかと思いますけれども、その辺の1回の回収量を増やすとかという御検討はされないのか、お聞かせください。
◯都市農業課長(塚本 亮さん) 今委員おっしゃられた、家庭系ごみとして、一般家庭と同様に、農家もその範囲内で剪定枝等の回収というのは出しているというところでございまして、ほかの市も同様な方法で行ってはいますけれども、事業系のものとして出す支援というのは、やはり他市も同様です。三鷹も、今現在時点では農業部署としては考えているところでございます。
◯委員(赤松大一さん) 分かりました。農業従事者の皆様等々、様々なお声をしっかり聞いていただいて、御対応いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
すみません、空き家のことをお聞きしたいと思います。協議会のほうで、様々な関係団体と連携を取りながら、この対応をされていくということでございますが、その協議会の中には、現状の中で、要は、先ほど申し上げた士業と言われている侍業の皆様というのは御参加いただいているのか、お聞かせください。
◯都市整備部調整担当部長・住宅政策担当部長(高橋靖和さん) その協議会の中の団体ですけども、不動産団体さんと、建築士業界さんと──ちょっと今、5団体です。今12団体、専門家団体さんと協定を結んでいるんですが、その中の5団体さんと専門家の方が協議会のメンバーをしています。東京都建築士事務所協会、全日本不動産協会、東京都宅地建物取引業協会、東京司法書士会です。
◯委員(赤松大一さん) 分かりました。できれば、ちょっと士業の皆様にも何か御協力いただけるようなネットワークをつくっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上で公明党の質疑を一旦終了します。
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◯委員長(土屋けんいちさん) ここで休憩します。
午前10時40分 休憩
午前10時54分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん) 委員会を再開します。
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◯委員長(土屋けんいちさん) 次に、立憲民主緑風会。
◯委員(おばた和仁さん) それでは、よろしくお願いいたします。今日も、一問一答でやらせていただきますので、よろしくお願いいたします。本日は、主にこの説明書のほうを使わせていただきたいと思います。
最初に、説明書253ページ、がん検診関係費です。これ、今回の予算額として1億2,500万円ということですけれども、これは非常にもっと大きな予算をここでかけられないのかなというふうに率直に思います。今、国民の2人に1人ががんになると言われている時代で、1年当たりでも1%近い方々ががんの告知を受けるという時代だと聞いておりますので、そうしますと、三鷹市民約19万人、相当な皆さんが、実際、このがんの告知を1年間に受けるという状況なのではないかなということも推察できます。
そうした中で、このがん検診というのは非常に重要な取組になるはずのもので、そう考えると、そこに1億円という金額になっておりますけれども、ここにもう少しかけていく必要があるのではないかという視点を市は持つべきではないかなというふうに思います。
さらに言えば、御存じのとおり、この大腸がんが女性の死亡1位になっていますし、男性も2位ということで、この大腸がんというのがかなり、最近はこれによってお亡くなりになる方が非常に増えていると、こういった現状もございます。そうした中での、この大腸がん検診委託料が僅か151万円ということになっている。これは、便潜血ということが始まったということで、そこは評価できるところだと思うんですけれども、ただやっぱり大腸がんということでの対策ということを、これ国の指針はないというのは理解していますけれども、もう少ししっかりとやっていくべきではないかなというふうに思います。
そこら辺を含めまして、もう少し国民健康保険もかなり治療費が圧迫してきているという状況もあるので、このがんによる治療費を抑えるという意味も含めまして、ここにもう少しお金をかける必要があるのではないかということについて、御所見をお伺いしたいと思います。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) がん検診について、お答えさせていただきます。がん検診は、国で自治体が実施するがん検診としまして、がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針というふうに定めておりまして、それに基づいて市で実施しております。
がん検診の費用につきましては、受診の実績を基に算出しておりますが、おっしゃるように、がんにかかられる方は大変多くいらっしゃいますので、勧奨についてはいろいろと工夫が必要だと思っております。
また、今回、この大腸がんということでいきますと、市で実施いただく方については300人強の予算を組んでおりますが、それ以外に職域、職場で検査を受けられる方であったり、人間ドックで受けられる方の費用についてはこちらには載っておりませんので、これはあくまで市で実施するものというふうに捉えております。
がん検診について、医師会と検診の在り方検討会というものを開催しておりまして、実施の方法、あとは制度管理、がんと検査結果が出ていた方への精密検査、この辺を受けていただくというような方法をどうやって勧奨していくのかというのも、一緒に検討しているところですので、その辺、力を入れていきたいというふうに考えております。
以上です。
◯委員(おばた和仁さん) そうですね、本当にこれだけがんで亡くなる方が多いし、かかる方も多いという状況になっているので、今はがんは治る病気と言われていますから、そういった意味で、早期発見、早期治療は非常に重要だというふうに認識をしております。
改めて、数年前から本市でも、一度こういったことでがん検診したところで、がんが疑われるときに、再検査をということで、この再検査率は非常に悪いということを聞いておりましたが、その後、ここら辺が改善できているのか、お伺いをします。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) 市では、精密検査となられた方に対しまして、まずは検査を実施した医療機関から結果をお伝えさせていただいて、精密検査を受けるようにというふうに御案内しております。その精密検査を受けられたかどうかというのは、市のほうへ報告が参りますので、ほとんど受けられているがん検査もあれば、やっぱり何名か、精密検査を受けたかどうか把握できないという状況もございます。
ただ、この検査の結果で、お一人お一人、いろいろ捉え方もありますし、なかなかデリケートな問題でもありますので、その辺の勧奨の仕方については丁寧にしていきたいと思いますが、精密検査について、受けているかどうか分からない方も一定程度いるというのは確かでございます。
以上です。
◯委員(おばた和仁さん) 国からの指針があると思うんですけれども、指針というのは、一定程度の数値レベル、これ以上を再検査するようにと、そういったもので指摘されているのか。そういった改善のほう、そこら辺が今図られているのか、お聞きします。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) 国から、精密検査をどの程度受けるようにという数値的な目標はないというふうに捉えております。
以上です。
◯委員(おばた和仁さん) 改善はここ数年されていますか。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) すみません、今手元に何パーセント、どれぐらい改善したという数値はございませんが、なかなか改善はしていないというような状況でございます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。非常にここ、要精密になった方に再度受診していただくというのは非常に重要なポイントなので、そこはぜひしっかりやっていただきたいと思います。私も恥ずかしながらというか、民間企業におりましたときに、部下の女性が大腸がんになって、40代前半で亡くなっています。その方は、便潜血で3回、3年に当たりまして、要精密になっていたんですが、残念ながら、その方は要精密ということでの検査をされなかったんですよね。少しお母様にお話を伺ったときにも、若いということもあって油断をしたんじゃないかとおっしゃっていましたけれども、非常にそういったことで、特に大腸がんは早くやれば必ず治る病気でございますので、ぜひそういったところで、市のほうでもその取組の強化をお願いをしたいと思います。
続きまして、受動喫煙防止関係費ということで、263ページでございます。この緑の小ひろばのところに、受動喫煙のための設備が設置されています。設置当初から、なぜここにあるのかということで一部市民の皆さんからの御指摘もあったと記憶をしております。私も、ここをよく通りますけれども、今も、お二人だと思うんですけれども、受動喫煙防止指導員さんがいらっしゃいます。これ、コロナのときということで、この指導員さんがいらっしゃったというふうに理解はしていたんですが、今、コロナも5類になったということで、この指導員さん、ここに2人張りついて整理するということが、今現在必要なのかどうなのかということについてやや疑問なので、お伺いをしたいと思います。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 受動喫煙の指導員ですけれども、こちらのほうは、条例等にも規定しておりまして、そういった形で、コロナだからという特別な対応ではありません。その上で、現在配置している、当初から配置している理由ですけれども、基本的には喫煙マナーの向上、そういったところに寄与するというところと、あと新しく喫煙所ができたというところもありますので、そういった喫煙所の案内とか、受動喫煙、そういった全体の防止に向けた取組の一環との位置づけで配置をしております。
◯委員(おばた和仁さん) 実態を見ますと、整理整頓をされている要員というふうにちょっと感じまして、まさに今おっしゃったように、受動喫煙の防止指導員さんのお仕事というよりは、ちょっと今の喫煙所のところでの人数制限をするためにいらっしゃるというイメージを非常に感じるんですけれども、これ、私どもの会派でも話していて、みんなそのように感じていたので、今回御質問させていただいております。やっぱり、もし、そういう指導ということであれば、三鷹駅前全般で、たばこのほうの、立ってのまないというか、吸わないというか、そういったことの指導するというほうが、むしろやっていただけることじゃないかなと思うんですが、いかがかでしょうか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 指導員のほうは、現在、駅前の喫煙のマナーアップエリアのところを巡回する形で、たばこを吸っている方とかいらっしゃったら、喫煙所に案内するとか指導とか、そういったことをさせていただいております。
そのほかにも、あと路上に落ちているたばこのポイ捨てであるとか、そういったところも、回るついでに美化という意味も含めてやっておりますので、今、指導と、そういったところも総合的に運用している状況でございます。
◯委員(おばた和仁さん) 分かりました。そういうことであればよろしいんですけれども、じゃあ、ぜひそこをもっともっと進めていっていただきたいなというふうに思います。ありがとうございます。
もう一つ、この喫煙所がここにあるということについて、もう少し目立たないところに置くというか、そういうことというのは今後考えていないのか、ちょっとお伺いしたいと思います。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 喫煙所の整備の関係かと思いますけれども、基本的には多くの方が御利用されて、なおかつ受動喫煙が生じるような場所というところをイメージして配置をしております。特に三鷹駅前の場合は、もともとデッキ上にあったという、しかも開放型であったというところで、そこからできるだけ近いところでもあり、なおかつ、皆さんのほうが御利用いただけるような、そういった場所で受動喫煙を防止したいというところでやっておりますので、今後の整備につきましてはまだちょっと予定はございませんけれども、そのような観点であそこに設置しております。
◯委員(おばた和仁さん) 分かりました。そうだとは思うんですけれども、ぜひ、もう少し目立たない場所ということも、今後検討していただきたいなというふうに思います。非常にいい場所、玉川上水があって、公園、広場ということで、そういった場所にどかんとあるということについて、もう少し違う場所ということもぜひ検討していただければと思います。
続きまして、牟礼の里農園の整備。これは、今年度予算の中では非常に大きな金額を投入しているというふうに理解しているんですけれども、私自身は、これは市長の御英断だろうと思っておりまして、玉川上水からつながる農園地を確保したというのは非常によかったなというふうに思っております。
これ、坪単価100万円ぐらいと想定するんですが、ここら辺、この金額で買えたというのはどのように評価しているのかということを含めまして、今後もこういった農地を買い増していくということについての市の見解についてお伺いしたいと思います。
◯市長(河村 孝さん) 当該地は、私の英断というよりも、もともと緑と水の回遊計画があったときに、玉川上水側から牟礼の里に向かうルートを買収して、整備していくというのが、もともとの計画でありました。それは、あそこが実は三鷹のまちの場合、大体どこもそうなんですけれども、奥まったというところで畑があったりして、開発が遅れたところでもあるんですけども、同時にそれは緑がたくさん残っていたり、畑がいっぱい残っているというのが、大沢とか牟礼とか北野とか、そういうところの特徴だというふうに思っています。
里づくりということで、牟礼の里の中の1つで、ぜひそこを充実させたいというのは、もともと悲願でありましたので、その計画と、相続が発生するそのタイミングというのは、そんなにチャンスがいっぱいあるわけじゃないんです。ですから、大体、時期がちょっと遅れると、見逃し三振みたいになっちゃいますので、そういうことがあれば、もちろん財源があればということもありますけれども、ぜひそのチャンスを逃したくないなということでございます。
今回、いわゆる公園の用地というよりも、畑とか、そういうものを残しながらどういうふうに保全するかというところで、東京都のほうの補助金もありましたから、それを生かさせていただいたということです。いずれにしても、そういうことは、これからチャンスがあれば、そういうような用意もあってできるということであれば、なるべく対応していきたいというふうには思っています。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。まさに三鷹の価値を高めるということで、様々自治体、東京都、国の予算も利用しながら、こういった農地を、今どんどん減ってきているので、原風景を残していくということに引き続き取り組んでいただきたいなというふうに思います。
一方で、309ページに、花と緑の広場関係費というのがあるんですけれども、今回、賃借料700万円というのが発生しています。場所も4分の1ぐらいになって、引き続き借りて、この事業を継続していくということなんですけれども、これは今の牟礼の里農園に一括してできなかったのか。私どもとしては、ここはこのまま残す必要がなかったのではないかと考えますけれども、いかがでしょうか。
◯市長(河村 孝さん) これは、今の話と全く逆のパターンですけども、やっぱり地権者の方が、もともとほかに貸したいという御要望が、契約の期限が切れたときに出てきまして、全面的に戻してほしいという話がまずあったところで、原局が頑張って、今のような規模に少しでも残そうということでやったわけです。
ただ、これはもともと外環の蓋かけ上部利用ができるまでの間、ここをその前段といいますか、花と緑でまず埋めるような。もちろん、それは地権者のほうからもそういう御要望があって、使っていただけないかという話があったので、その当時、タイムリーにそれに対応したということでございますが、外環自体が御承知のように今延びていますから、そういう中で、向こうからすれば一定の期限が来たので、別な形にしたい、開発したいというお話を、今、予算案のような形で対応させてもらっているということで、苦肉の策ということで考えているところでございます。
◯委員(おばた和仁さん) 御答弁いただきましたけれども、ここはやっぱり、あえて無理して、借りてまで残す必要はなかったのではないかと。また、別の場所で牟礼の里農園で展開をするということもあったのではないかということを申し上げたいと思います。
続きまして、295ページ。これは、自転車の関連の幾つか事業がございまして、上連雀交通公園運営費と自転車安全利用推進事業費、放置自転車等対策関係費、295ページにございます。これも、今まさに、今回、三鷹市基本計画の中に出ています道路に関してのKGI指標で、運行しやすいと感じていない市民の割合が38.8%、非常によくない市民評価になっていますよね。
しかも、前から私が申し上げているとおり、自転車の事故が非常に多いという三鷹市の特性がある中で、これだけのお金しか使わないということについてはいかがなものかなと。もうちょっと予算を振り向けてもいいのではないかというふうに思うんですけれども。特に小さなお子さんを持っている、小学生の登下校に関して御心配されるお母様方、御父兄の方々、非常に多いんですけれども、例えばですけれども、登下校中の見守り活動をしていただける──いわゆる交通指導員さんというんですかね、そういう方を配置するとか、15校ありますから、各校3人ぐらい、二、三人配置しても、そんなに大きな予算にならないと思うんです。そういうことも含めまして、もうちょっとここ、自転車安全対策ということで実効性のある取組ができないのか。
この自転車安全利用推進事業、安全利用推進事業ということで、この安全利用ということで、もう少しいろいろ考えるべきじゃないか。ここら辺について、御所見をお伺いしたいと思います。
◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔さん) 市内の交通事故、これ、御指摘のように自転車の事故が半分ほど占めているんですけれども、もうちょっと長い目でこの10年を見ますと、令和5年で、交通事故の件数、301件だったんですけれども、平成24年の段階ですと、558件、半分近く減少しています。
自転車の事故も同じように減少していますけれども、関与率については、この50%程度というところが横ばいで推移しているというようなところがあります。ですので、その関与率だけを見てしまうとそうなんですけども、件数自体は減少傾向にあります。これはやっぱり、これまでの市役所もそうですけれども、交通対ですとか警察署、また地域の登下校時、特に登校時ですけれども、スクールゾーン等の交差点でのPTAさんですとか、そういった方々の見守り活動も、こういった地道な活動が続けられた成果なのではないかなというふうに思いますので、そのコストのところ、ボランティアさんが活動されているというところもありますので、費用としてはかからない部分はありますけれども、効果として、じっくりと地道な活動ではありますけれども、こういったものは継続していきたいなというふうに考えております。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。自転車の事故がやっぱり全体的にはそんなに減ってきていない傾向にあるのではないかなと私は思っているんですけれども、そうではないという御指摘でしたね。もう一回よく見てみます。
続きまして、297ページ、コミュニティバス関係費で、こちらを見ますと、デマンド交通の運行補助金というのが4,800万円余計上されていますけれども、令和6年度は3台でやるということなので、1台当たり1,600万円ぐらいの予算を組んでいるのかなというイメージだと思うんですけれども、こんなにかかるのかなという感じもするし、このぐらいかかっちゃうのかなという気も正直します。
そこのところで、やっぱり、でも、コストセーブということについては非常に重要なポイントとして考えるべきではないかなと思うんですけれども、そこら辺についてどう考えておるのかお聞きします。
◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔さん) 実証運行、特にデマンド、令和6年度については、井の頭についてもデマンドを導入していこうという計画を持っておりますけれども、このデマンド事業、乗り合いの車両になりますので、1台当たりの運行が、1人乗っていただくよりも、乗り合いで3人、4人乗っていただいたほうが、コストが運賃収入としては上がっていくというようなこともございますので、今後、これ、今西部で行っているものの中の課題の1つではありますけれども、この乗り合いの発生率を高めていく、こういったことで運賃収入も少しはアップしていくというようなところを目指して、取り組んでいきたいなというふうに考えております。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。できるだけ多くの方が一緒に乗っていくということによって効率を上げていく、これは非常に重要な視点だと思いますので、そこも含めてよろしくお願いいたします。
続きまして、三鷹幼稚園の件は、さきの質問者からも御質問がありました。私どもからも御要望させていただいていた予算が組み込まれていることについては、評価させていただきたいと思います。
続きまして、305ページの三鷹駅前地区再開発事業運営費につきまして、お伺いをいたします。今回、コロナ禍に支援業務委託料1,200万円、そして賃借料1,300万円というのがありますけれども、この1,300万円が、ここに基地を造るといいますか、事務所を造るということの費用ということで理解してよろしいでしょうか。
◯再開発課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(菅原恒一さん) 来年度の4月1日から再開発課のほうを駅前地区の中に移転して、地域により近いところでまちづくりに取り組んでいこうという、この移転費に伴う移転先の賃料が、おっしゃるとおりの費用になってございます。
◯委員(おばた和仁さん) 一生懸命取り組むということでは、もちろん理解するところではあるんですけれども、そこに事務所がなければできないというのが、いささか、非常に腑に落ちない。これだけ、この市役所からあの場所まで行くのに、自転車で行けば10分もかからないところで、毎日行けばいいじゃないですか。あそこに造るということが、それで何か前に進むという考え方というのが非常に理解できないところなんですけれども、いかがですか。
◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん) 確かに距離はそんなにありませんけれども、現地の事務所に行くと、職員がそこにいるということで、地域の方が話しに来るというメリットが大きいんです。しかも、その場所が、そこにある程度落ち着いた期間、事務所を構えるとなれば、その場で意見交換をしたりとか、また一緒にその場で現地を見たりという、そういうこともできますので、そんなに遠くはないけれども、行ったら行っただけのことはあるというふうに考えております。
◯委員(おばた和仁さん) 期待しています。
続きまして、この三鷹駅南口中央通り東地区市街地再開発事業で、今回、設計条件等整理支援業務委託料980万円何がしとあります。この市庁舎建て替えのときは、市長からも何パターンかの、こうすればゼロ円でできますよみたいな幾つかのシミュレーションをされたと思うんですけれども、この設計条件等整理の中で幾つかの複数のパターンを出していただけるのかどうなのか、そこをお伺いしたいと思います。
◯都市再生部調整担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長・事務局次長(向井研一さん) 現時点では、この中央通り東地区の再開発の中での全体の施設計画、これを今まさに検討しているところであります。複数のパターンということをお示しできるかどうかということは、まだはっきりは申し上げることはできませんけれども、やはりこの全体の中で、今回この施政方針にも書かれている公共施設や公益施設以外にも、地権者の方が持つ床、また商業の施設、またその他再開発に絡む道路とか広場とか、そういったものの全体のバランスの中で、どういう施設が必要なのかという、そういう検討が必要と思っておりますので、その中でどういうバランスでできるのかということは、様々検証した上で、必要に応じては皆さんにお示ししながら進めていきたいと考えております。
◯委員(おばた和仁さん) この問題は非常に譲れないところといいますか、やっぱり市民の皆さんができるだけ早い段階から、様々まちづくりに関わっていくということは非常に重要だというふうに認識をしております。市長のほうで、常々こういったプランニングを出されて、それに対して、なかなか一応出てくると、それを変えるということは難しいというようなことがあるというふうにも認識をしていますので、できるだけ早い段階から、かつ、いろんな複数のものを、市長をはじめとする皆さん方の御意見とかを出していただいて、それに対していろいろな議論ができるという、そういった考え方を取り入れてほしいなというふうに思います。
最後に、私からは最後となります。
(市長挙手)
◯市長(河村 孝さん) これは、私、毎回いろいろ御質問があるたびにお答えさせていただいていますが、基本的に複数の案を出して、それを調整するような余裕は今ないです。どうしてかというと、土台になるところについてというふうに限定したほうがいいのかもしれませんが、やっぱり今、地権者の方が様々な意向を持っていますから、そこのまず利害調整がすごく大変です。それをまず調整して、1つの土台を決めて、その上で市民の皆さんが意見を言える部分というのは、恐らく市が持っている床の部分とか、保留床の部分になると思いますが、基本的な考え方として、この再開発は市が施行する再開発じゃないんです。
つまり、市が全部取り仕切るとか、あるいはほかのところでもたまにありますけれども、市がたくさん土地を持っているとか、学校の跡地にやるとか、そういう場合には、市の意見というのは相当ありますから、そこについて市民の皆さんのお話を聞いてということは割と余裕を持ってできるんですけれども、御存じのように、市はほとんど土地を持っていませんから、市がほとんど土地を持っていないのに何でこんな図々しくやっているかというと、やっぱりそれはそうしないと、地権者が複雑で、それをまとめるのが難しいので、今ぎりぎり頑張っている。
要するに、そうすると、1つの、一定の方向が今出始めているという、そういう状況ですので、もちろん私も市民の皆さんの御意見を聞いたり、その要望を市側の意見として反映するべくやりたいと思っていますが、今の段階でそれはすごく難しい。それをすると、空中分解しちゃうということでございますので、本当に申し訳ないんですけれども、ある一定の段階に来ないと、ここは大丈夫ですよ、市民の皆さん、御意見を言ってくださいみたいな形にならないと思っています。
そういう意味で、そしてまた、そういう意見を言えば言うほど、この保留床はこういうふうにしたいというと、お金がかかりますから、なるべくそれも抑えなきゃいけないというふうなことが、やっぱり、そのバランスの中でいろいろ御相談しながら、皆さんといいものにしていきたいという考えは同じです。よろしくお願いします。
◯委員(おばた和仁さん) 今のお話の中、一定程度理解させていただきますけれども、公共施設については、これは市民の意見を聞いて決めるということは、そこら辺は大丈夫でしょうか。
◯市長(河村 孝さん) 市がやろうとしている公共施設で、もちろん市民の皆さんの御意見を聞くというのは可能です。ただ、全体の調整の状況がいろいろ固まって、ここは大丈夫だ、ここは大丈夫じゃないとか、そういうことはあると思いますよね。全体のコンセプトをこういうふうにしていて、ようやく納得してもらったものを全部ひっくり返すとか、そういうことはなかなか難しいということは再度申し上げておきます。
◯委員(おばた和仁さん) そこは承知しております。全体の配置のイメージというのは、頭の中にあるつもりですけれども、その中で、公会堂、そういった施設とか、太宰関連の文化施設とか、そこら辺のところの内容、そこら辺について、市民の方の考え方も様々あるのではないかというふうにちょっと思っておりまして、そこら辺、ぜひ議論ができるようにしていただけるとありがたいなと思います。
最後に、熱中症対策で、これは非常に重要だとは思うんですけれども、予算概要112ページにありますミスト設備を設置するということなんですが、これは熱中症対策は重要ですけど、ミストの設置をするということがどれだけ効果があるのかということについては、素人目で見ると、全くないのではないかと思ってしまうんですけれども、これはいかがですか。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) 今回、熱中症対策について全庁的な中で検討してきて、まずは不特定多数の人が利用する場所ということで、駅前と中央防災公園のほうに設置するということで、まずこの効果を検証するというのが必要だろうとは思っております。
あと、実際に、これ、ずっと吹き出ているというよりは、自分が涼みたいとかいったときにボタンを押して浴びるという形になりますので、そういった意味では、やっぱり少しミストを浴びたいという、そういった方がやるということですので、そういった意味では、いろんな気分的な効果もあるかと思いますけども、そういったところも含めて、今後、その結果については全庁的な中で検証しながら取り組んでいきたいと思っております。
◯委員(おばた和仁さん) そうはおっしゃっても、これだけのお金がかかるので、どんどんお金をかけるところはかけてほしいと思うんですけれども、逆に費用対効果ってどうなのかなというのについては、やっぱりセーブしてほしいなと思うし、今おっしゃっている説明でいくと、実証研究的な話で、効果を見るということで、まず2つつけますというんだったら、それはどこかに視察に行ってくださいと思いますけれども、いかがですか。
◯企画部長(石坂和也さん) 地球温暖化で気候の変動、そういったところにどう対策するかという法も施行されたというふうに認識をされてございます。先ほど、都市整備部長も答弁申し上げましたが、やはり全庁的な連絡体制を構築したばかりではございます。そうした中で何ができるかという中で、近隣市では、調布市にも駅前の広場にこういったミスト設備がございます。まず、そういったトライアルというか評価検証をきちっとやっていきたいといったところでございます。
そして、こういった温暖化対策はこのミストだけではなくて、先ほどもございました、冷水機を公共施設に置いたりとか、クールスポットを設置したりとか、そういったところを組み合わせながら効果的に対策したいといった中で、きちっと評価検証した上で、じゃあ、令和6年度、何ができるのか、そういったことを考えていきたいと思います。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。私からは以上としますけれども、この熱中症対策、もっとやることがほかにあるのではないかということを申し上げて終わります。
◯委員(谷口敏也さん) 私のほうは、一気に全部質問してから、時間があれば再質問させていただきます。
まずは、予算書の254ページの予防費。事あるごとに要望しているんですけど、子どもたちへのインフルエンザ予防接種の補助事業を実施してないですけど、今回も高齢者のみということになっています。今年度は、新型コロナウイルス、プラス、インフルエンザ、実は私も何年振りかでかかったんですけれども、インフルエンザも、小・中学校でも保育園でも蔓延しているということで、やっぱり、その広がりを防ぐには子どもたちのほうが有効じゃないかと思うんですけど、それについての御所見をお伺いするとともに──答弁は国のほうでやるべきだというような答弁だと思うんですけど、今までもらっていたので。じゃあ、例えば東京都で、給食のように東京都が半額出すということであれば、三鷹もその辺は考えていただけるのか、お伺いしたいと思います。
続いて、259ページの環境調査、概要でいきますと99ページ、PFAS、地下水の調査ということで、今回は災害時用の井戸の120か所の調査ということで、主に個人宅ではないかと推察できるんですけど、これについての検査結果の公表をすべきだと思います。「広報みたか」やホームページなどで公表すべきだと思いますけど、それについての御所見をお伺いします。
また、重要なのは市内の飲み水だと思うんですけど、たしか4割ぐらいがまだ地下水を使っているかと思いますが、そちらのほうは委員会等で安全だという報告は受けていますけど、改めてその安全性についてお伺いしたいと思います。
続きまして、261ページのカーボンオフセット、先ほど赤松委員のほうからもありましたが、まずなぜこの事業を行おうと考えたのかをお伺いします。それと、900万円をかけてどの程度のことができるのか。これは概要の100ページでしたね。矢吹町と白鷹町に森林を整備ということですけど、この900万円を使って三鷹市が新たに木を植えるということになるのか。そして、二酸化炭素を吸うほう、その数値といいますか、どの程度の削減を見込んでいるのか。
また、報告することの中で、ダブルカウントにしないということが非常に重要だと思うんですけど、監査なり、あるいは専門機関の評価をしていただくべきじゃないかなと思いますけど、その辺はどうお考えなのか、お伺いします。
また、このこともそうですし、それ以外についても、カーボンニュートラルを目指すに当たって、取組が必要だと思うんですけど、どのように市民と一緒に取り組んでいくのか、また、市民の協力を得る方法などについてお伺いをいたします。
続いて、275ページの牟礼の里農園、先ほどおばた委員からも質問がありましたが、15億円程度の費用を使うということで、やはりしっかりと市民への説明が必要だと思います。この前、12月議会の中でも、すぐ隣の牟礼四丁目の公園を買ってほしいというような市民からの要望がありましたけど、公園を買うのと違って、生産緑地のほうだと補助が出るからとか、我々もいろいろ説明してきました。より丁寧な説明が必要だと思うんですけど、この説明の機会を設けるのかどうかについてお伺いします。
また、この補助金の中でも、諸収入で9,800万円ありますけど、この諸収入が、国だったっけ、生産緑地を購入する際の補助ということで考えていいのかどうか、お伺いします。
あと、代表質疑で質問しましたけど、体験農園的なこともできるようにするって書いてありましたけど、通常の市民農園ではなく、どういったものを想定しているのか。あるいは、すぐそこの農業公園との関係などについて、どういった形になるのか、お伺いします。
続いて、301ページの外環に関することで、東八道路、外環についても、これも事あるごとに言っているんですけど、まずは東八インターチェンジじゃなくて、三鷹インターチェンジにしてもらうことについて、まだ先になるのかもしれないですけど、相変わらず東八インターチェンジということになっていますので、その辺はどうなのか。それと、我々としては、やはり地域の活性化ということを考えると、道の駅の誘致がいいんじゃないかと思うんですけど、その辺についてのお考えをお伺いします。取りあえず、外環については、その辺です。
続いて、303ページの三鷹台駅前周辺のまちづくりということで、このたびきれいなバスロータリーができて、非常に広くて、使いやすくていいなという感じはするんですが、一方で、あのロータリーのところを入っていくと、バスの停留所のほうはのり面の壁で、西側のほうも駐車場からの崖といいますか壁。西側のほうは、道路側にある店舗の裏玄関、せっかく広い道があるから、そこを通り抜けていこうかなと思ったら、柵があって通り抜けられないんです。
そうすると、ふだん使われてない広い場所は、その店舗の所有者の方々の出入口にしかなってない。人もまばら。そうなると、せっかく広く使ったスペースがイベントのときしかにぎわいがないような空間になっているような気がするんですけど、三鷹市として、三鷹台駅前をどうしていきたいのか。聞いたところによると、空き店舗も増えて、オーナーさんが貸してくれないということも聞くんです。
店舗も減ってきている。新しいのも徐々にできているのかなという気がするんですけど、三鷹市としては、三鷹台駅前をどうしていきたいかというのがあまり見えてこないんですけど、あれで終わりなのか。あの広い空間、店舗がないところはあのままなのか、御所見をお伺いしたいと思います。
先ほど、おばた委員の質問で、副市長が、物件を借りて市民の方々が出入りできるようなっておっしゃっていましたけど、それはどこかの1階の店舗部分になるのか、どこになるのか、お伺いしたいと思います。
続いて、313ページの民間賃貸住宅の件なんですが、これについては非常に期待しています。私も不動産業界にいた人間として、三鷹のライオンズのオーナーさんから賃貸をつけてもらいたいといったときに、たまたま障がいをお持ちの方で、借りたいという話があって、だけど、車椅子なので、玄関のところのスロープをつけたいとか、いろいろ要望があって。ただ、オーナーさんは最初は渋っていたんです。やっぱり障がいをお持ちの方だからちょっとということだったんですけど、いろいろと説得して、親御さんも近くに住んでいますからとかいって、何とか借りることができたという経験を持っています。
そういうことを考えると、やはり障がいを持ちの方、高齢者の方々の住宅確保というのは、行政として非常に課題と思っているので、これには期待しているんですけど。実際は、やっぱりオーナーさんの安心をどうやって得るのかということが非常に重要になると思います。代表質疑でも、見守り支援とかいう話もありましたけど、具体的にオーナーさんに、障がい者や高齢者の方々に貸すに当たって、どういった安心感が得られるような取組を行っていくのか、お伺いしたいと思います。
最後に、319ページの災害時在宅生活支援施設整備なんですけど、昨日も質問させていただいた、垣花部長が、元気のない町会がということがあるというお話もあって、牟礼のほうでは南組共栄会のほうがなくなって、今、防災という観点で組織を立ち上げようって頑張っている人がいます。そういった町会をつくるということは、法律的な行政の関わりは問題があるということで、駄目だというのは分かりますけど、こういった災害時の在宅支援施設を造ることによって、その地域をまとめるという言い方はおかしいですけど、地域の輪をつくる、組織をつくるというのが、やはりコミュニティの再生の中でも非常に重要になってくるんじゃないかなと思うんですけど、これも代表質疑で質問させていただきましたが、もっと在宅支援施設の拡充に力を入れるべきだと思いますけど、その辺について市はどうお考えなのか、お伺いします。
以上、よろしくお願いします。
◯市長(河村 孝さん) 私から2つ、部分的ですけども、御答弁させていただきます。
まず、外環の道の駅の話ですが、道の駅は、現在の市民の皆さんの御意見をまとめても出ていません。今後、ちょっともう随分時間がたちましたから、もう一度市民参加しなければいけないと思いますが、道の駅という御意見は、前も若干は出ていましたね。ただ、どうしてそれが市民の意見として、前回まとまらなかったかというと、やっぱり御承知のように、道の駅は駐車場がかなりの部分を占めます。そうすると、今、せっかく蓋かけを了解してもらったのに、その大半が駐車場になって、そしてまた、それはいろいろ、皆さんが広域的に御利用されるかもしれませんが、車の流入が多くなって、そして緑になる部分が野菜とか、そういうものの店舗になるということでありますから、ちょっと使い勝手が悪いんじゃないかと。また、いろんな交通問題も起きるんじゃないかということで、選ばれませんでした。私は、恐らく次にもう一度見直すとしても、市も含めて、それは多数の意見にならないんじゃないかなというふうに思っています。三鷹インターの名称の話は私も賛成ですけれども、このことに関しては以上です。
あと、三鷹台の駅の周りについては、おっしゃるような部分、たくさんありますよね。ただ、道をただ単純に広げて、商店街を全く削っちゃうよりはよかったなと、今の状況が比較的よかったという話と、広場については、まだもちろん途中なんですよね。今ようやくあそこまで、確かにちょっとお店があって、裏に広場があるというのはちょっと難しいなと。これが、全部買収したかったんだと思いますよね、私の以前にも。
それがなかなかできなくて、あそこで終わったということでありまして、ただ、それで終わりだということは地権者の方も考えていないはずなので、息長く、ちゃんとやりたいと思っています。そして、私としては、担当の久野副市長とも相談しながらですけれども、いろいろ聞いてみると、やっぱり本当はあそこにエスカレーターをまず造りたいんですよ、通勤通学の皆さんに寄与するように。
ところが、今の駅舎の形ではエスカレーターが造れないということが分かってきた。そうすると、どうするかっていうと、本当に再開発をしなければいけないような状況、しかも道の反対側にというようなことで、かなり大がかりになる可能性があるので、それも含めて、ただでさえいろんなことを、ハードのことがいっぱいありますので、どういうふうにすればいいのかということを今現在ちょっと事務的に検討していますという状況です。
◯副市長(土屋 宏さん) 子どもたちへのインフルエンザの予防接種についてなんですけども、実は今年度の当初予算の案をまとめて、ほぼこの案がまとまった段階で、東京都が補助制度を導入するということを明らかにいたしました。ですので、この予算編成の段階での議論というのがなされていないので、当初予算には計上させていただいておりません。
これから先、東京都の補助制度の具体的な内容が明らかになってくると思いますので、それを踏まえて、財源等の問題もございますけれども、可能であれば、適切な時期に補正予算等で提案させていただく可能性はあるということで御理解いただければと思います。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 私からは、地下水の調査の件と、カーボンオフセットの件について御質問いただきましたので、御答弁させていただきたいと思います。まず、地下水の調査につきましては、こちらはもともと5年に1回、120か所調査をするというのが、基本的な私どもの流れになっておりまして、今回、その120か所調査にこういったPFASとかも加えて実施するもので、必ずしも飲み水を意識したものではございません。その上で公表の仕方ですけれども、公表の仕方は、今回、防災関連の井戸とかも含めた上で検査をする形にしていますので、市所有の施設につきましては公表の方向でいきたいとは思っておりますけれども、いわゆる民間の井戸とか、そういったところになりますと、なかなか風評被害であったり、個人のプライバシーという部分もありますので、公表の仕方自体はちょっと今後検討していきたいと思っております。
また、あと、飲み水のことで、地下水3割というような、そういうお話もあったかと思いますが、こちら、水道の話かと思うんですけれども、水道につきましては、基本的に井戸でも測定はしているんですけれども、一番大事なのがやっぱり給水栓水、蛇口だと思うんです。こちらのほうは、原則、年4回測定して、いわゆるPFOS、PFOAの暫定目標値を大幅に下回るような状況ですので、安全であるというふうに認識をしております。
続きまして、カーボンオフセットのほうですけれども、こちらのほうはまずどの程度できるのかというところになってきます。こちら、それぞれ矢吹町、白鷹町でやることが決まっている部分、決まっていない部分、あるかと思います。例えば矢吹町で言うと、ある程度年輪を重ねた樹木等を伐採して、それを萌芽、芽が出て、育って、林、森を若返らせるとか、そういった、木から種子が飛散して、そういうのが自然に着床して、また成長していくというような、天然更新であるとか、そういったところとか、それ以降はまた植栽とかを令和7年度以降に計画したりとか、そういったこともございます。
白鷹町のほうも植林事業に充てたいという意向があるというようなことを聞いていますが、具体的なところというのは、まだまだこれから詰めていかなければいけないことかなと思っております。
数値に関しましても、これカーボンオフセットの事業は、やはり何をやるかによって大分数値が変わってくるんです。そういった意味で、なかなか具体的な数字というのが難しいところはあるんですけれども、当初、矢吹町ですと二酸化炭素の吸収量10トンぐらい、そういったところを目安になるものというものを考えていますけれども、今後また変更とか、そういったこともあるかと思います。
それと、あと報告というところでしたけれども、基本的にはこういったものは、二酸化炭素の吸収量というのはそこの当該の県のほうで認証して、認証書を交付するというような流れになっておりますので、そういった形で数字が明確化したものが交付されるという形になります。
あと、今後、市民の協力を得て、全体のゼロカーボンシティーを進めていくというところに関しましては、先ほどの委員さんのほうにも申し上げたとおり、環境講座であったりとか検証活動とか、そういったところをやっていきたいと思っております。
私からは以上です。
◯企画部調整担当部長(伊藤恵三さん) 私からは、カーボンオフセット事業に関して、実施することとなった経過について御説明をさせていただきます。まず、カーボンオフセット事業、森林環境譲与税を活用した取組でございまして、本市においても、これまで木材の利用促進としまして、保育園だとか幼稚園、あと小学校の木製ロッカー、木製の机、椅子等の配備に活用してまいりました。
この森林環境譲与税につきましては、都市部では非常に使途が乏しく、貯金に回す自治体も多く、本市でも一定額基金に積立てを行っている状況となっております。そうした状況などを踏まえまして、譲与税の趣旨に合った使途を新たに検討しまして、ほかの都市部の自治体でも実施しております、自治体間連携による森林保全と、それを通した二酸化炭素の排出削減などの取組として、姉妹町等と連携したカーボンオフセット事業を新たに実施することとしたものでございます。
◯緑と公園課長(奥嶋 亮さん) 私からは、牟礼の里農園について御説明させていただきます。市民への説明は、非常に重要というふうに捉えております。来年度、全体の配置や利用計画等を検討していきますので、適切な時期、ある程度固まった時期に市民への説明をしたいと考えております。大きな事業ですので、農に触れ合いたい方も多いと思います。御意見等も伺いながら、市民の声を反映していきたいというふうに考えております。
すみません、諸収入でございますが、9億8,163万2,000円というふうになっております。場所については、どういったものを想定しているかというんですけど、農作業体験イベント、収穫等の体験等を考えているところでございます。
私からは以上になります。
◯都市農業課長(塚本 亮さん) 牟礼の里農園(仮称)のうち、農業公園との関係についてお答えさせていただきます。御案内のとおり、農業公園につきましては、指定管理でJA東京むさしさんのほうに委託をして運営しておりまして、農業体験などについても行っているところでございますが、農業公園では近隣の農家の方の御指導をいただいて、そこの圃場でそういうような指導を行っておりまして、やれることが限られているという状況でございますが、今考えている牟礼の里農園(仮称)の中では、既存の果樹や植木や、また野菜畑もあることから、大きな取組ができるものと考えているところでございます。
例えば、植付け、栽培から、収穫までだけではなくて、その後の利活用の方法であるとか、また先ほど別に質問がありましたけども、剪定枝等、農業残渣についてのことも考えられるような機会になるんじゃないかと、そのようなことを踏まえながら、より大きな体験ができればいいというふうに考えているところでございます。
◯再開発課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(菅原恒一さん) 再開発課の4月からの移転先ですけれども、こちらは昨年まで市民参加でまちづくり協議会、マチコエで使っていました事務所を引き継ぎまして、そこを執務室とさせていただきます。
以上です。
◯都市整備部調整担当部長・住宅政策担当部長(高橋靖和さん) 居住支援協議会の中で、貸主側のほうの安心感というところですけども、今後、不動産関係団体さんとも協議していきますので、その中で具体的な内容について検討していきたいと思います。
以上です。
◯総務部危機管理担当部長(齋藤浩司さん) 災害時在宅生活支援施設の施設拡充と、それに伴う地域の方の組織化についてでございます。防災課で日々行う地域の防災訓練であるとか、出前講座の機会を通じて、やはりこれは地域の共助の取組の拠点として整備しておりますので、そういった機会を通じて周知、普及を図っていきたいと思っております。
以上です。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上で立憲民主緑風会の質疑を一旦終了します。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) 休憩します。
午前11時55分 休憩
午後0時58分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん) 委員会を再開します。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) 次に、日本共産党。
◯委員(紫野あすかさん) よろしくお願いいたします。一問一答で質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
まず、商工費、109ページの中小企業者支援事業費ですけれども、売上げは維持しつつも、物価高騰の影響から利益率が減少し、経営状況が厳しい事業者を支援するための融資あっせん制度の対象要件の拡充というふうに書いてございます。コロナの影響を受けた事業者も利用しやすい制度にしているということは理解できますが、これはあくまでも融資へのあっせんだというふうに思います。借金がさらに増えることで、中小事業者の支援につながるのかと疑問を持つんですが、その辺はいかがでしょうか。
◯生活経済課長(立花省二さん) 令和6年度の中小企業、事業者向けの施策の中で、特に今、コロナの影響の後、物価高騰もあるような不況対策の関連での施策ということで、御質問いただいたところでございます。
確かに今回、こちら109ページにありますような形で、融資あっせん制度についても、物価高騰の影響で、額面上は売上高が増えても、融資の利用ができない方も利用できるように、利益率も要件に加えて、この物価高騰の局面でもより利用しやすい制度のほうに変更するという対応を予定しているところでございます。
それ以外の不況対策の関係ですけども、これまでコロナ以降、商工会のほうに設置してまいりました経営相談窓口、こちらについても商工会の補助金の中に入ってしまっていて、少し見えにくいですけども、こちらの窓口についても継続して設置をする予定になっております。こちらで様々な個別の経営の課題の相談事に対応していく予定になっております。
また、併せましてアドバイザー派遣、専門家、税理士さんや中小企業診断士さん等の派遣、この事業につきましても、引き続き不況対策の一環として行う予定になっております。
また、給付助成関係の補助金の関係の事業になりますけども、令和5年度も経営状況改善のための生産性向上等の事業者さんの設備投資等の取組について、一定の補助をする制度を行ってまいりました。これにつきましても、令和6年度、継続しつつ、令和5年度、全体で1,000万円の規模感の補助事業でしたが、東京都の補助も活用しながら、2,000万円の補助に拡充する予定となっております。
事業者さんの経営課題、様々ございますので、相談の対応、その後、商工会を通じた市の補助の制度もありますし、国や東京都による補助の制度もございますので、そういったものを丁寧に御案内しながら、この不況下の事業者の支援につなげていきたいというふうに考えております。
私からは以上です。
◯委員(紫野あすかさん) 先日も、まちづくり環境委員会で中小事業者に対する物価高騰支援を求める陳情が行われていました。様々なエネルギー、ガソリン代高騰の支援などを受けられる事業所と受けられない事業所が出てきたという課題もあったと思います。やはり、今必要なのは直接支援だというふうに思いますし、特に昨年からインボイス制度が導入されて、中小事業者の方、本当に大変なんだと。それも、それぞれの個別の事情や、仕事の中身など、事情もそれぞれ違います。
やはり多くの中小事業者──今、確定申告の季節でもありますけれども、三鷹市として何らかのこの物価高騰に対する支援というのは、講じる必要があるというふうに思うんですけれども、その辺りはいかがでしょうか。
◯生活経済課長(立花省二さん) 経済情勢としては、令和5年の5月にコロナについては5類に引下げをされまして、一定の経済活動については制限がない、自由な形でできるような状況になりつつございます。そうした中でも、消費のスタイルが変わったりとか、この数年の間にインターネットの普及ですとか、様々な社会経済情勢の変化があって、事業者さんにとってはそれらへの対応も非常に課題であるというふうに認識しているところでございますが、個別に物価高騰、あるいはガソリン代等の高騰に着目した支援というのは、なかなか長続きしないところもございますので、経営の安定化を図る観点からも、こういった設備投資等の改善にぜひ取り組んでいただいて、それらを支援する形で事業者支援をしていきたいというふうに考えております。経済情勢、まだまだ不安定でございますので、物価についても上がったり下がったりというのは世の常でございますので、経済情勢はきちんと見極めをしていきながら、適切なタイミングでの支援策、それは場合によっては国等の経済対策等もまた今後あるかもしれませんけども、そういったタイミングを見ながら、対応していきたいというふうに考えております。
◯委員(紫野あすかさん) やはり設備に対する支援などでは恩恵が受けられない事業者もいらっしゃると思いますので、ぜひ三鷹の市内の中小事業者全ての困っている方に支援が行き届くような、何かしらの手だてを考えてほしいと要望します。
次に、予算概要118ページ、東京外かく環状道路計画調査研究関係費のところで質問をいたします。先々週、3月2日に、私は調布市の東つつじケ丘の陥没現場に行ってきました。この予算概要にも、この陥没事故により整備が長期化することが見込まれていますというふうに書いてありますが、直接陥没現場に行き、住民の方からお話を聞いてきました。地盤の補強工事のために、ちょうど三鷹市中原一丁目の市境の辺りにセメントのプラントのようなものがありまして、そこから400メートルにわたって水やセメントが通る管が入間川沿いにずっと張り巡らされていて、住民の住宅の間を通っていました。
このセメントを送る音がすごく大きくて、騒音で毎日頭が痛くなると住民の方もおっしゃっていました。陥没事故現場付近の住宅は今NEXCOがどんどん買い上げて、更地か工事現場みたいなふうになっていて、もう地価も下がっているんでしょうが、どんどん買い取られて、人も歩いていない、建物は残っているけど、人は住んでいないというような、本当に住宅が壊されてしまったという風景が広がっていました。
これまでこの外環道路の工事で騒音や、また工事のせいでいろんな日常生活が奪われたという住民が、さらにこの陥没事故によって苦しめられている。また、軟弱地盤の地下40メートルを掘削するシールドマシンは本当に危険なんだということも分かりました。三鷹でもさらなる事故を起こさないという──100%起こさないということはあり得ないと思いますので、陥没事故から3年がたち、三鷹市は、このことをどのように受け止めておられるのか、いま一度確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 外環の陥没事故から──令和2年10月18日に発生をしまして、そこからおよそ3年以上たっているところでございます。地域の方におかれましては、やはり地盤補修というところで御苦労をされているところは、かなり懸念されているところでございます。
質問委員さんおっしゃいましたように、三鷹市におきましては、隣接する箇所におきましてプラントヤードの設置がされております。したがいまして、そちらのほうの防音対策等については、やはり御懸念があるということを、今いただいたお話でありますので、しっかりと事業者のほうに対応を求めていきまして──防音設備というのは届いてはいるんですけれども、さらなる拡充というのを求めていきたいと思います。
以上です。
◯委員(紫野あすかさん) 既に10軒以上のおうちがNEXCO東日本が買い上げて更地になっていて、今後30棟ほどがなくなるんだというふうにおっしゃっていて、本当に地元の住民はここで一生住まい続けたかったのに、外環道路のせいでもう全てをなくしてしまったというふうに悲しんでおられました。
さらに、この地元の住民を悲しませる事件が起こってしまいました。トンネル工事を行っている鹿島建設の共同企業体、鹿島JV関係者がこの地域住民を監視し、盗撮まで行っていたこと。また、このしんぶん赤旗のスクープ、今週号でこの記事は載っておりますけれども、地元の住民の方の自宅の中まで監視をし、それぞれの住民の方に中傷するあだ名までつけて侮辱をして、その監視の様子をチャットで複数のNEXCO東日本も含めた工事関係者がその情報を共有しながら、監視を続けていたということが報道されております。
陥没事故を起こした謝罪の気持ちなどまるで感じられなくて、住民を侮辱し、また、プライバシー侵害、人権侵害まで行っているような、このような施工業者がこの工事に携わっていることを市は御存じでしたでしょうか。どのように受け止めていらっしゃるでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 当該内容につきまして、市のほうにおきましては、事前に、1週間ぐらい前に国交省のほうから何らかの報道があるようだという話は聞いているところでございます。3月10日におきまして、しんぶん赤旗のほうで内容について確認をしたところでございます。ただ、まだちょっとその事実関係等が確認されてございませんので、そちらの対応というのを、どうなっていくのかというところを確認していきたいと思っております。
以上です。
◯委員(紫野あすかさん) でも、本当に中身はひどいものです。住んでいらっしゃる住民の方のおうちの中を盗撮して、若い娘さんがこの時期は暑いから、家の中では薄着で過ごしているとか、本当にちょっと震えるぐらいひどい中身です。人のことを呼び捨てにしたりですとか、みんなで笑いって書いてばかにしているような、本当にひどい内容となっています。
一度、皆さん、関係者の方、読んでいただきたいんですけれども、やはりこういうような体質の会社がしっかりとした施工を行えるのか。この陥没した事故への責任や謝罪の気持ちがまるで感じられません。私はこのような施工会社が携わっているというだけでも、この問題は、工事を続けていってはならないというふうに思いますし、今後も三鷹も人ごとではないと思います。市民の生命や人権もしっかりと守る、住環境も含めて。三鷹としては、今後、外環工事のことは、どのように住民の命や人権を守っていこうとされているのか、どのようにお考えなのか、お伺いしたいと思います。
◯市長(河村 孝さん) 私も、そのニュースといいますか記事を読ませていただきましたけれども、事実関係をしっかり国交省から聞いた上で判断をしたいと思います。もしも、それが事実だったら大変なことだというふうに私も思っております。
以上です。
◯委員(紫野あすかさん) 事実であろうと思うんですよ。これだけ証拠もしっかりあって、そのチャットの中身や、盗撮している現場の写真まであります。これは事実だと思うんです。これを受けて、三鷹市はどのようにプライバシーや住民の人権を守っていけるのか。どのように受け止めていらっしゃるのかをもう一度お伺いしたいと思います。
◯市長(河村 孝さん) ですから、まず事実の確認をした上で、その上でちゃんとしたことをしていきたいというふうに思っています。
◯委員(紫野あすかさん) 国交省の方も同じようなことをおっしゃっておりました。これは、やはり国も含んだ、国策で行われている事業ですし、本来であれば住民の命や暮らしをしっかりと守った上での工事でなければ意味がないのに、既にもう、このようなひどい事故が起こった上に、住民の方たちがこのような不利益を受けているということ自体、この工事はあり得ないというふうに私は思います。
外環工事、この工事は中止をしていただきたいと強く三鷹からも求めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん) 今おっしゃったような、モラルが守られてないというのは、もしそれが事実だとしたらよくないと思います。市長が申し上げましたとおり、事実は確認するようにいたします。
一方で、だからといって外環事業そのものが間違っているとか、そういうふうには今のところ考えておりませんので、工事を止めるとか、そういうことを三鷹市として今考えているところはございません。
◯委員(紫野あすかさん) この事故から3年、地元の住民の方たちの思いをぜひ知っていただきたいなと思いますので、この記事も、関係者の方はぜひ一度お読みいただければと思います。
次に、115ページ、さくら通り駐車場・駐輪場一部返還に伴う整備工事の実施について、質問します。再開発事業運営費です。都市計画原案を作成するというふうにあるんですけれども、当該地にお住まいの住民も、再開発のことは……。
(「ページが違う」と呼ぶ者あり)
122ページ、駅前再開発です、すみません。都市計画原案を作成するとありましたけれども、当該地にお住まいの方も、再開発のことは知らなかったという方もおられます。副市長も、去年でしたか、URの住宅で住民への説明会が行われましたけれども、そこには、URの人たちだけがおられて、副市長も市の担当者も出席はできませんでした。この説明会に参加された方のお話では、ほかのURに引っ越すのであれば、どこそこにすぐ入れますよとか、引っ越し代は幾らぐらい、その他のお金は幾らぐらい出ますよといったような中身で、まるで早く引っ越せと言われているみたいだったというふうに住民の方はおっしゃっていました。
駅前再開発はUR主体で行われているのではないかと、住民の方が思っても仕方がない状況なのではないかと思います。先ほども、市長は市が施行する再開発ではないということをおっしゃっていたんですけれども、じゃあ、一体誰が施行する再開発で、誰が責任を持って行う事業なのでしょうか。その辺はすごく疑問に感じるんですが、何かお考えがあればお聞かせいただければと思います。
◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん) 当時のURの説明会は、大家であるURの賃貸住宅を管理している者と、それから居住者の方に対しての説明というふうに伺いましたので、まちづくり全体の説明会というふうには認識しておりませんでしたから、当然、大家さんと住んでいる方々、どこの賃貸のアパートでもそうだろうと思うんですけど、それぞれの2者での話合いといいましょうか、そういう会話になるんだろうというふうに考えます。
一方で、市街地再開発事業の施行者については、今のところURというふうに、施行者として想定しているところでございます。
◯委員(紫野あすかさん) やはり、住民の方々が疑問に思っていらっしゃること、それぞれありますし、またそれに対して、URだけでなく市も、住民の居住者、住んでいらっしゃる方の疑問をしっかり聞くためにも、答えるためにも、やはり市を抜きにしたそのような説明会というのはおかしいと思いますので、今後はしっかりと三鷹市としても出席をして、市民の声を聞いていくふうにしないといけないなというふうに思います。
また、この計画も、市民の声を反映すべきだと思いますし、先ほど市長は何案もあるわけじゃなくて、いろいろな話を聞いているうちに空中分解するかもしれないみたいなことをおっしゃっていましたけれども、やはり市民の声も聞いて、市民参加のまちづくりを行うことが一番大事だと思います。このURは、古いURを建て替えればいいだけの話ではないかと住民の方もおっしゃっています。それに付随して、大規模な再開発をすることについて、どうなのか。また、当初はお子様向けの図書館なんかも造るって言っていたのが、いつの間にかそれがなくなって、コンベンションホールを造る計画に変わってしまいました。
やっぱり公共施設の在り方、公共事業について、この計画の原案を作成するに当たり、もう一度、この公共施設の在り方については、都市再生ビジョンも含めて検討するべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◯市長(河村 孝さん) 一般的に言って、例えば市内のマンションの建て替えとか、ビルの建て替えで、全てに三鷹市が間に入って、必ず三鷹のまちづくりと整合性を持たせるっていうことはないですよ、よほどのことがないと。紛争していて、それで市にどうしても同席してほしいということで、私も何回も何回も出たことはありますけれども、それで市が何か責任持って何ができるっていう話じゃなくて、基本的には当事者同士の話です。
今回のパターンの中では、要するにURの賃貸住宅の建物が老朽化していて、それが三鷹で一番古い建物になっていて、今回、防災・減災の視点で市ももちろん大きく関わっていますし、そしてそこに市としてもいろんな考えを申し上げて、再開発という形で三鷹で唯一残っている土地、大きな土地でありますから、1つ大きなことを考えていこうじゃないかという話で皆さんと一緒に、今ようやく話が少しずつ固まりつつある段階なわけです。
だから、公共施設をどういうふうにするかというのは、皆さんをそういうふうにまとめていく上でも、そしてまた大変重要なことでありますから、市民の皆さんの御意見を聞くというのは当然あると思いますけども、今その段階に至っていないということは再三申し上げているとおりであります。今の段階で、図書館がいいのかとか、子どもの絵本館みたいなのがいいんじゃないかとか、ホールがいいんじゃないかとか、様々な意見がありますよ。
その中で、まず、どれが一番再開発に適しているかということで、市はいろんな関係を持ちながら、地権者とお話合いをしているということであります。それぞれ、どういうふうに公共施設を考えていくかということで、もちろん市民の方の御意見も聞いていきますけれども、これまでホールの話というのは、かなり昔からあった話です。この公会堂をやめて、向こうに持っていったらどうかという話は、机上の論理でみたいな感じでもありましたけれども、最初の頃たくさん出ました。
それらの中で、今、じゃあ、具体的に何が可能か。そしてまた、この市民センターの建て替えもその次に控えているわけですから、こちらとの関係の中で、どういうふうにすれば、それもやりやすくなるのかどうかということを、私としても、皆さんと一緒に考えていきたいというふうに思っています。図書館がいいのか、あるいはホールがいいのかということは、今の地権者、駅前の人たちだけじゃなくて、こちらとも連動している話だというふうに私は思っています。
そういう中で、最適解をこれから皆さんと共に進めながら、次のステップに行きたいということは、そこのところはほとんど変わらないと思っていますので。ただ、そのタイミング、時期を間違えると、全て雲散霧消してしまうという、非常に難しい隘路を今歩いているというふうに思ってください。
◯委員(紫野あすかさん) 市民の声をしっかりと取り入れたまちづくりをしていただきたいんですが、再開発課の執務室を三鷹駅前地区のマチコエのところに設置するというふうに先ほどおっしゃっておりましたが、ここには何人くらいの方が詰めて働かれる予定なんでしょうか。
◯再開発課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(菅原恒一さん) 移転では、今の再開発課の課長以下5名が、駅前のその事務所で執務する予定になっております。
◯委員(紫野あすかさん) 先ほども、ここに置くことの意味について、市民が話しに来てくれるというふうにおっしゃっておりましたけれども、やはり自分から話を聞きに行くという姿勢でなければ、勝手に市民が話しに来てくれるとはちょっと私は思えないので、ぜひもっともっと市民が話しやすくなるような執務室であってほしいなというふうに思いました。
あと、この事業に向けて、ごめんなさい、115ページのさくら通りの駐車場・駐輪場のことに戻りますが、この整備が行われる計画で、止められる台数、駐輪場、かなり自転車の数が減ってしまいます。特に定期利用の駐輪場が832台が半分の400台になってしまいますが、利用者の方はこれで大丈夫なのでしょうか。対応はどのように行う予定なのか、お伺いします。
◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔さん) このさくら通りの特に定期利用の第2駐輪場のほうですけれども、現状832台が400台程度ということで、半減するんですけれども、現状、三鷹駅周辺の駐輪場の中での定期利用の契約率が約80%です。三鷹駅のこの定期利用の駐輪場の全部の台数が5,000台弱ございまして、残りを20%の空きの部分を計算しますと、約1,000台ほどあります。
したがいまして、この半減した400台の部分については、周辺の駐輪場に移動していただくというような形で対応をさせていただくとともに、整備中については、安全確保の面もありますので、一旦800台、今、契約自体には700台以上の御利用の方がいらっしゃいますので、そういった方の対応も含めて、周辺駐輪場で対応していきたいというふうに考えております。
◯委員(紫野あすかさん) 特に朝の時間、通勤通学の方の利用者が多い駐輪場なので、対応をぜひしっかりとしていただきたいというふうに思います。
次、125ページ、花と緑の広場用地の一部返還です。3,700万円の新規の予算ですけれども、原状復帰工事には幾らぐらいかかる見込みでしょうか。
◯緑と公園課長(奥嶋 亮さん) 撤去工事等になりまして、フェンスとか、そういったものを撤去したり、設置したり、駐車場のところなんかも撤去したりする予定で、そういったものを含めまして、2,952万円というふうな形になっております。
説明は以上になります。
◯委員(紫野あすかさん) ありがとうございます。もともと無償で提供されていた土地で、このような広場の用途の活用があったと。今回、返してほしいという方のお話で、全部は返さないけれども、半分はこちらがお金を出して借りましょうというふうになったかという経緯だと思うんですが。先日、まちづくり環境委員会でもこの報告はあったんですけれども、やはり、同じように牟礼のひよどり公園のときは、多くの保育園や市民から存続の声があったにもかかわらず、土地は返還してしまって、公園は廃止されてしまいました。
しかし、今回は、一部返却はするけれども、一部を有償で借りることになりました。やはり、こっちのひよどり公園は閉鎖するけど、こっちはやっぱりお金を出してでもここは借りるというふうになった。このことは、やはり市民にとっては、理解を得られるのかなと。ひよどり公園を存続してほしかった人たちにとっては、何でこっちはお金を出してもらえないんだとか、様々な理由はあったかと思うんですけれども、この点についてはいかがでしょうか。
◯市長(河村 孝さん) 基本的に土地を持っている地権者の方の意向というのがすごくあって、前のひよどり公園のときは、もう既に売却して、そして次に建てる事業者まで決まっている中での話でありますから。
今回の場合には、まだまだ交渉の余地があったということですよ。様々な土地によって、そのときそのときの相手側がいるわけですから、相手側の気持ちを考え、計画、その進捗状況等、全て兼ね合いがあります。何もこれだけどうだという話ではないので、それはぜひ御理解いただきたいと思います。
◯委員(紫野あすかさん) 時間なので、終わります。ありがとうございます。
◯委員(前田まいさん) よろしくお願いします。予算概要98ページの5、高齢者等予防接種事業費と、コロナワクチンの定期接種への助成についてお伺いします。これは市として助成するとしたということかと思うんですが、その理由と、助成額を2分の1とした理由をお伺いします。
また、今回この65歳以上の高齢者と、60歳から64歳の重症化リスクの高い方ということですが、エッセンシャルワーカーへの助成も必要ではないかと思いますが、検討されたのか、お伺いします。
◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭さん) 新型コロナワクチンの定期接種に伴う市の公費の助成についてのお答えをいたします。公費助成についての2分の1額程度という額なんですけれども、こちらはほかのB類疾病の定期予防接種、高齢者のインフルエンザ等、こちらの金額に合わせた形で2分の1という助成額というふうにしたところでございます。
エッセンシャルワーカーの方等への助成につきましては、これもほかのB類接種の定期予防接種に合わせまして、今回のこのコロナのところでは助成の対象からは外しているという形になります。
◯委員(前田まいさん) ぜひ現場の声というか要望も聞いて、再度検討していただきたいなというふうに要望します。
それから、治療薬の公費負担を求める声も医療機関側からはあろうかと思うんですが──先ほども質疑がありましたけれども、やはり目的としては、コロナの感染拡大を防いで医療逼迫を起こさないことだと思うんです。この間、医師会や薬剤師会等、医療関係者とどのような課題を共有されてきたのか、お伺いします。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) 治療薬の公費負担につきましては、特段医師会、薬剤師会等から御要望というのは伺っておりません。ただ、ワクチンの接種を希望される方はできる体制を整えていこうというお話にはしているところでございます。
以上です。
◯委員(前田まいさん) 参考資料の47ページ、5類への引き下げに伴って、コロナ関連の補助金等の減によって、この間取り組んできた取組は、来年度はほぼなくなるということだと思うんですけれども、やはりコロナは収束したという状況ではないと思いますし、今本当にはっきりした数字が見えなくなってしまっているので、分かりづらいですけれども、感染の波も繰り返されているというふうに思います。
例えば、抗原検査キットを一応家庭で常備しておくようにということを一時言われたりもしましたけれども、そういった市民への抗原検査キットの配布とか、いざというときへの備えみたいな形で、市としても一定の感染拡大防止のための取組をまた改めて検討する必要があるのではないかと思いますが、御所見をお伺いします。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) コロナの補助につきましては、東京都、国等の補助を活用しまして、いろんな支援はしてきたところでございます。今回、5類にもなっておりますので、独自での対応は考えていないところでございます。また、そういったいろんな補助等ございましたら、検討もしていきたいと思います。
以上です。
◯委員(前田まいさん) あまり自己責任でコロナ対応を市民がしなきゃいけないという状況にはしてほしくないなというふうに思っています。
それから、概要の99ページの6、PFASの地下水調査についてお伺いします。東京都のほうでも、来年度予算で区市町村と連携したPFOS等地下水調査促進事業1,000万円で新規に立ち上がっていますが、これ、市としても活用できるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) そうですね、こちら、東京都のほうで、私もホームページで確認いたしまして、地域の状況を機動的かつ丁寧に把握するため、区市町村と連携し、追加調査等を実施というような形で計上されているものですけれども、ただちょっと中身のことが私どものほうは把握できていなくて、東京都にも確認したんですけれども、その辺りのところは順次、確定したら公表しますということを言っていますので、それを見て、当然使えれば使っていきたいと思っております。
◯委員(前田まいさん) 確かに私も昨日見て、やっぱりまだ詳細は確認できなかったので、東京都の用意の遅さには皆さんも御苦労されているんだと思うんですけれども、ぜひ活用できる方向で、むしろ市からも働きかけていただきたいなというふうに思います。
それから、概要115ページの11、三鷹バスネットの抜本的な見直しについてお伺いします。この間の実証期間中に、着実に実績を上げてこられたということは評価しております。本当に地元の皆さんも使っていらっしゃって、便利だというお声もいただくし、また一方で、この間ニーズも増えて、待ち時間が長くなって、1時間待ちだったとかということとか、新たな課題も出てきたというふうにも思いますし、また、既存のコミバスの復活を求める方とか、いろんな意見があります。
来年度からこの本格運用になっていくわけですけれども、それまでの間にもさらなる見直しもあり得るかと思うんですが、それまでは現状の継続というお考えなのか。先ほど、台数、3台になるんですか、確認をします。
それから、乗合率を高めていって、コスト抑制につなげていきたいというお答えもありましたけれども、例えば、車両、今あれはお客さんは6人乗れるのかな、その車両をもうちょい大きくする。小金井なんかも、マイクロバスというのかな、もう少し、10人前後乗れるような車両に変更するとかいうことも考えられるかと思うんですが、御所見をお伺いしたいと思います。
◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔さん) まず、AIデマンド交通の運行につきましては、先ほど台数、3台のところについては、西部地区で2台と、あと井の頭で1台というような形での3台というような形だったかと思います。
車両の大きさについては、今、お客さんが6人乗りの車両で、運転さんを入れて7人乗りのワンボックスタイプですけれども、マイクロバス等、車両を大きくしていくと、それになればなるほど、今度、生活道路の中に入っていけなくなるというような形もございます。今回、AIデマンド交通については、やはり交通不便地域を面的にカバーをしていく、生活道路の中に入っていって、身近な交通手段として手軽に使っていただくというような趣旨がございますので、そうしたところを踏まえながら取り組んでいっているところでございます。
また、改善についても、この間も、例えば高齢者、障がい者の割引サービスですとか、日曜日、祝日の臨時運行ですとか、できるところから取り組んでいっているところでございますので、今後、運用面も含めて、比較的、時間的に、短期的に対応できるところは速やかに行いつつも、やはり中長期的に必要なところもございますので、そうした部分を整理しながら、適切に取り組んでいきたいなというふうに考えております。
◯委員(前田まいさん) ぜひよろしくお願いします。それから、路線バスの運行減少の課題も、この地域交通を考える上で新たな課題になってきているというふうに思います。私も先日乗ったら、もう今週末からかなりのダイヤ改正で、夜の便もすごく減って、終バスも22時台に繰り上がるというような状況で書いてありまして、びっくりしたんですけど。
バスの運行減少、運転手不足への対応として、この三鷹バスネットの中で何か役割を担う気持ちがあるかというか、その辺はどこまで地域交通の中でカバーできるかとか辺りのお考えをお伺いしたいなと思います。
◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔さん) まず、今、委員おっしゃったように、交通事業者の運転手不足、これは深刻な状況だと思います。そうした中、公共機関の利用者の減少ですとか、今ありました乗務員不足、また、今度の4月から施行されます改善基準告示とか、いろいろ要因はございますので、現在のバス路線を維持していくのが、バス事業者としてもなかなか難しい時代になってきているのかなというふうに思います。
こうした社会情勢の中、やはり路線バスですとかコミュニティバス、またAIデマンド交通、こういった新たな交通手段導入についても取り組みながら、持続可能な公共交通を多面的な視点から考えていく、そうしたことが重要なのかなと思いますので、そういうような役割分担を担いながら、交通ネットワークを形成していくというような形での取組を進めていきたいというふうに考えています。
◯委員(前田まいさん) 参考資料65ページにこのAIデマンドの予算の経過が書いてありますけれども、コミバスのほうも、またデマンドのほうも当然増加傾向にあって、今おっしゃられたような現状見えている課題に対応する上では、さらなる増加は必至だと思うんです。
都の支出金が来年度は600万円ということなんですけど、やはり路線バスとか、民間が担っていたところも公共でやらなきゃいけないとなると、本当に大変な財源確保になると思うんですが、より一層の補助金等の活用とか、東京都、国への要望が必要ではないかと思うんですが、財源確保についてのお考えをお伺いしたいと思います。
◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔さん) まず、国、東京都の補助金の中で、今活用しているのが東京都の補助金です。東京都の補助金の性格上、やはり導入支援の部分が高くて、今AIデマンド交通、コミュニティ交通の実証運行におきましても、この都の2分の1補助金を活用させていただいていますけれども、これもやはり期限が決まっているものでございます。そうした活用できる補助金がありましたら、積極的に活用はしていきたいとは考えておりますし、また、今後の本格運行に向けても、そうした補助金の活用についても取り組みながら進めていきたいというふうに思います。
◯委員(前田まいさん) さっきのPFASもそうなんですけど、むしろ、この基礎自治体のニーズに沿う補助金になるようにも、中身についても、ぜひ東京都や国にも言っていってもらいたいなというふうに、使い勝手のいい補助金の創設を求めてほしいというふうに思います。
それから、少し飛んで、概要の121ページの10、上連雀三丁目暫定集会施設の建て替え検討についてお伺いします。過去に私も一般質問しまして、また四ツ葉自治会さんも重ねて要望してこられた件だと思っていますので、建て替えの検討になったということは、一定、ようやくここまで来たかなということで評価しています。そこの中で、土地交換や官民連携事業の利活用というふうにありますけれども、具体的にはどういうことを想定していらっしゃるのか、お伺いします。
◯再開発課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(菅原恒一さん) この上連雀の暫定集会施設の建て替えにつきましては、民間の活力を活用して計画を進められているということで、民間誘導の方策として、土地交換であるとかの官民連携の事業スキームを次年度検討していきたいというふうに考えておるところです。
◯委員(前田まいさん) ここの土地は市のものという理解でよろしいですか。そうすると、この土地とどこかを交換する。そうすると、集会施設をどこか別に移ってもらうということでしょうか。
◯再開発課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(菅原恒一さん) 集会施設の整備そのものは、現在の位置でやるつもりでおります。民間さんを誘導する方策として、例えば民間さんがお持ちの土地と、この土地を交換しながら、民間さんのほうに整備をお願いするであるとか、あるいは交換の残った土地を市で整備するのか、ちょっとその辺のやり方は次年度の検討になるんですけれども、広い土地ですので、そういったいろいろな使い方を併せて考えていきたいというふうに考えているところです。
◯委員(前田まいさん) 民間を活用すると検討される理由というのは何なんでしょうか。
◯再開発課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(菅原恒一さん) 民間さんによる土地活用と一緒にやることによって、市のやりたい施策と、合わせて相乗効果を、効率的にやられるのではないかというようなことを検討したいと思っておるところです。
◯委員(前田まいさん) 要は、PFIやPPPも想定されていますか。
◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん) 今、現時点でPPP、PFIということに限定していることはございませんが、あの場所の同じ位置で集会施設を新しいものにしたいという考えの中で、いろんな方策を、市が直接単純に建て替えるというよりも、民間を誘導しながら何か手はないかというのを検討したいというふうに考えているところでございます。
◯委員(前田まいさん) それは市側の意向であって、自治会からの要望ではないんじゃないかと思うんですけど、そういう要望が自治会からあったんですか。
◯市長(河村 孝さん) 自治会からは集会室を造ってほしいという話があるだけですよ。だから、それに対してどういう手法でやってくれとか、そういう注文があったわけじゃないし、また、それを市が聞かなきゃいけないという話でもないと思っています。できる限りお金をかけずに、そういう施設がどういうふうにすれば確保できるかということの調査研究を来年度したいということです。
◯委員(前田まいさん) ほかのところでもそうなんですが、結局その公共財産を民間に提供したりすることによって、企業は利益を上げられていいかもしれませんが、その分、公の財産としての価値が減るというふうにも思うんですよ。自治会からの要望というわけではないんだと思いますし、自治会や地域住民が望む形ですることが最優先だと思います。自治会、地域との意見交換会の機会もしっかりつくるべきではないかと思います。特にここは防災拠点でもあるので、安易な民間活用というのには疑問がありますが、もう一度お願いします。
◯市長(河村 孝さん) 今あの施設がどういう経緯で造られているかということは御存じだと思いますけれども、民間の工事現場のプレハブの建物をただでもらって、あそこに造っている。つまり、民間活用なんですよ。その民間活用でやっているものが相当老朽化して、私も直接何回も頼まれましたが、ぜひ何でもいいから造ってくれという、そういう御要望ですよ。それ以外、特にないということでありましたから、いろいろな方法を検討しているということでございます。
今言った方法も1つの例示としてあるだけであって、それも含めてしっかりと検討してまいりたいというふうに思います。
◯委員(前田まいさん) いや、本当なら、公でちゃんとお金を出して建てるべきものを、そうしてこなかっただけのことで、ここに来て、それに対してやっぱり何とかしてほしいというのが地元の声だったはずなんですよ。そこはちゃんと公としての責任を果たしてもらいたいというふうに思います。ちゃんと地元との話合いを重ねた上で進めていただくよう要望します。
概要120ページの7、井口グラウンドについてお伺いします。公募にすると言って、公平性を保つというふうにおっしゃいますけれども、条件面ではやはり相当な優遇が図られているというふうに私は思います。そういう観点から、これも公の、市民の財産である土地を特定の民間に優遇して提供する──貸すという形にはなっていますが、というやり方が本当に適正なのかということは、やはり改めて問いたいというふうに思います。その点について、ちょっともう一度考えをお伺いしたいと思います。
◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん) 公平かということについては、とにかく公募をして、事業者さんに公平に手を挙げていただくということでやりたいと思っております。公の土地をというところにつきましてですけども、ここに防災拠点を整備をしたいという中で一時避難広場の横に病院をというふうに考えたときに、なかなか市が直接、市立病院をというわけにもいきませんので、ここは民間の力を借りながら、むしろ民間と、それから公共、土地の公有地を使って、公民連携という考えの中で実現していきたいというふうに考えた次第でございます。
◯委員(前田まいさん) 以前にもお尋ねしましたが、じゃあ、仮に移転してきた場合の跡地について、そこを公共の土地として残すという考えはないですか。
◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん) どういった事業者さんが今出てくるのか、どの土地をお持ちの方なのか分かりませんので、そこまでは今の現時点では分かりませんけれども、少なくとも井口グラウンドに出てもらう医療事業者さんについては、公募条件の中でいろんな協力をしていただくということについて条件づけをしているところでございます。
◯委員(前田まいさん) やはりグラウンドが半分残ったからいいということでもないと思うし、避難場所としては半分にもなるので、そういった点の対応も併せて考えていただきたいというふうに思います。
それから、概要の120ページの6、国立天文台と連携したまちづくりについてお伺いします。市長は、先ほどリーズナブルに開発、まちづくりをしていくというふうにおっしゃいました。そうであるならば、学校の移転は必要ないというふうに思います。今ある既存の学校を今しばらくは維持することのほうがリーズナブルだというふうに思います。学校統廃合には反対の立場から質疑します。
来年度、構想の確定を目指しておられますが、市民への事前の説明等、意見聴取の機会を設けるべきと考えますが、やる予定があるのか、いつなのかお伺いします。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) 天文台の土地利用基本構想につきましては、この後、構想の案を一旦お示ししまして、その後策定というステップを踏もうと思っております。まだスケジュールについては、詳細はこれからですけれども、構想の案をお示しした後には、やり方はまだこれからの検討ですが、地域の皆様にもそれを御説明する機会を持ちたいと思っております。
以上です。
◯委員(前田まいさん) ぜひ、きちんと説明してください。この間、市民から出されている疑問について、市は改めてきちんと答えるべきではないかというふうに思っていることが幾つかあります。1つ、本当にスーパーを誘致できるのか。それから、2つ目、じゃあ、スーパーができたとして、震災時の避難所となり得るのか。3番目、スクールバスを十分に運行できるのか。この辺は、特に賛成、反対問わず、地元の方々にとってはかなりの関心事であり、また、このまちづくりを判断する上でも、重要な要素となっていますが、恐らく来るだろうとか、どこかのお店が手を挙げてくれるだとか、スクールバスも出すつもりだということはおっしゃいますけど、じゃあ、具体的に今でも、羽沢小、300人前後いらっしゃる児童をどうやって運ぶんですか。
50人乗りのバスだって6台要りますよね。あるいは、ピストンでやるのか知りませんけれども、そういった具体的なプランも示さないで、進めるべきではないと思います。改めて、そういった説明資料も作って説明すべきだと思いますが、お考えをお伺いします。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) スーパーの可能性につきましては、これからそういう商業事業者などへのヒアリングもしながら、詳細を詰めてまいりますけれども、一定程度興味を示されている方もいるというところでございます。
あと、震災時の避難所につきましては、今、基本的な考え方の案でお示ししているのは、一時避難場所機能は継続して確保していきたいというところをお示ししております。避難所機能としましては、今後の検討とさせていただきます。
また、スクールバスにつきましては、いろいろピストン方式とか、そういったことも考えながら、また、日中の学校で子どもたちが使わない時間帯の地域の交通利便性に資するものとしても、検討を関係部署とも進めてまいりたいと思っております。
以上です。
◯委員(前田まいさん) やはり、今の御答弁のとおり、確定していないというか、あまりにも漠然としていて検討中だとかいうような情報のみで、このまままちづくりを進めていくべきではないというふうに思います。市民の方が情報公開請求されたときには、そういうスーパーに関する検討の資料はないというふうな開示結果が出ていますし、手を挙げているところがあるというんだったら、ちゃんとそれも情報として委員会等にも報告してもらいたいと思います。
スクールバスについては、何かの資料には、低学年だけをやるというふうなこととか、じゃあ、高学年は歩いて行かせるのかというようなこととかも、非常に不透明な状況でありますので、きちんと説明責任を果たしていただくように求めます。
それから、策定に際して専門家から適宜アドバイスを受けながら進めるというふうに書いてありますが、どういう専門家からアドバイスをもらうんでしょうか。結局、このまちづくりを推進する立場からの助言をもらうだけで、出来レースと言っては失礼ですが、逆にこのまちづくりにデメリットがあるというふうに指摘されているような専門家からもきちんと意見を聞いて、両論併記でちゃんと検討してもらいたいと思いますが、いかがですか。
◯市長(河村 孝さん) これは、私、何回も言っているんですけども、全ての構想が、これで全部採算性、あるいは相手方も決まっているっていう話で原案を示したら、もう私たち、なかなか変更しませんよ。これまで、2年前ぐらいから、柔らかいといいますか、ふわふわしている段階から、まさに皆さんに方針を示しながら、どうでしょうというふうにお聞きして、そして少しずつ変更して、今に至っているわけです。
ですから、何もかも全て詰まっていたら、このような、今までのような、各部門の市民参加の説明会とかを入れたら、30回ぐらいやっているんじゃないかな、そういうふうな形をするわけがないじゃないですか。その中でいろいろ出ている御意見を加えて、2つの学校を一緒にするとか、じゃあ、コミュニティ・センターを持っていくのはやめようかとか、そういう話を1つずつ、反応を見ながら、御意見を聞きながら今に至っているわけですよ。
だから、コミュニティバスをどうする、あるいはスーパーをどうするかとか、そんなの今の段階で全て決まっているはずがないじゃないですか。実際に商業店舗を誘致するときの交渉したことがないから、そういうこと言うんですよ、大体半年とか1年前ぐらいですよ、具体的な話で乗ってくるのは。我々が考えている公共施設のまちづくりのスケジュールと、それぞれの個別のお店とか、そういうところが反応を示して乗ってくるか、こないかというのは、全然スピード感が違うんですよ。
我々はそういう中で、様々なスケジュールを統一しながら、今一生懸命まちづくりという方向で、そしてまた教育の改革も並行しながらやってきているわけですよ。今の時点でカリキュラムから何からみんな決まっていたら、そのほうがおかしいでしょう。だから、これは5年、10年かかる大規模なまちづくりの事業なんですよ。それをぜひ御理解いただきたいというふうにまず私からは思います。
漠然としているからこそ、市民参加の成果が得られるというふうに私どもは考えています。そして、恐らく来年度からは、どこにどういうものを、どういう形でやるかということも、さらに詰めて、そして最終的には建築計画とか、教育の状況も足並みをそろえて前へ進むという形で、さらに市民参加を進めていくことになるというふうに思っています。
◯委員(前田まいさん) いや、だから、決まってないことでも、それをやるんだとして進めようとしているじゃないですか。この間、出されている市民意見をちゃんと受け止めていると言えるんですか。
◯市長(河村 孝さん) いや、だから、何十回とやっている中で、反対の意見ばかりじゃない、賛成の意見が大半であるから、前へ進んでいるんですよ。
◯委員(前田まいさん) 賛成の意見が大半ではありません。
(「以上です」と呼ぶ者あり)
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上で日本共産党の質疑を一旦終了します。
次に、きらりいのち。
◯委員(野村羊子さん) 最初に、衛生費のほうで行きます。産後ケアからバースデーサポートまで、いろいろ子育て、乳幼児に対する様々な支援というのがあります。それが、ワクチン接種のように、できれば一覧して、いつ何があって、どういう支援があるのか、どういう経済的支援も含めてあるのか、何をどこでやればいいのかというふうなことが一覧できるようなものがあってほしいなと。そういうのがあって、もちろん最初のゆりかご面接のときにそういうものを渡しているかもしれないんですけども、やっぱり一覧で、いついつ、これ、次、これ、ああ、面接、問合せが来たねというふうに分かるような、そういうことは考えられないのか。切れ目のないと言っているんだったら、ずっと切れ目のないようなリスト、表が作れるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうかということで、まずお願いします。
◯保健サービス担当課長(小島美保さん) 委員さんの御意見ですけれども、子育てガイドのほうに一覧表のほうは載せておりまして、それを使って様々な場面で市民の方に御説明している状況でございます。
私からは以上です。
◯委員(野村羊子さん) ホームページに掲載していますか。
◯保健サービス担当課長(小島美保さん) ホームページには、一覧表という形では載せておりませんけども、子育てガイドe−bookのほうで掲載させてもらっております。
◯委員(野村羊子さん) スマホでぱっと見たときに、その一覧表が分かるようになっていると、うれしいなと思います。
ワクチンの話をしたいと思います。1つは、新型コロナのほうで、健康被害救済制度の交付金、今回、予算化はされていません。進達はされていると思います。今後、必要になったらそれを補正予算を組んで対応するようになるのかどうかということを確認したいと思います。
それから、HPVワクチンですけども、実際に被害が出ているということを、本当に市の担当で分かっていて、ちゃんと伝えられるのか。この人たち、三鷹市には幸いにしていません。やっぱり、それでも新規接種の積極的勧奨を再開したこの2年間で、指定医療機関に新規に受診している方、262人いるんですよ。その事実というのは大きいと思います。それまでなかったんです。ほとんどなかった、1桁だった。それが262人になる。この事実はとても重たいものだと思います。その件に関して、きちっと情報提供できているのか、市の担当職員が把握しているのかということを確認します。
◯副市長(土屋 宏さん) コロナワクチンの被害の補償の関係ですけれども、やはり金額によっていろいろとあろうかと思いますので、その都度その都度、予備費あるいは補正予算で適宜対応していきたいというふうに考えております。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) HPVワクチンについて、答弁させていただきます。HPVワクチンの副反応につきましては、市で個別に御案内している送付分などについて副反応があること、またパンフレットにつきましても、割合とか、副反応の詳細な内容についても御案内をしております。担当職員につきまして、確実に厚生労働省のホームページ等で、毎回確認できているかとまではいきませんけど、かなりの内容については把握をしているところでございます。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 今、薬害訴訟をやっています。今、原告さんたちが陳述をしています。12歳のときにワクチンを3回接種して、その後、地震で倒れるような目まいや、物忘れをしやすくなり、高校進学できなくなったというふうな方々、特進にいたけど、それもできなくなった。本当に記憶がなくなるとか、何人もの方がそういう証言をしています。そういう実態を、市内にいないからといって、それはよそ事ではないというふうなことをしっかり対応していただきたい。
ワクチン接種したからって、これは絶対子宮頸がんにならないというものじゃないわけですよ。そうですよね、厚生労働省もそう言っていますよね。そこの部分をしっかり対応して、むしろ検診が必要だと、そっちをちゃんと推進していくということが必要だと思います。いかがでしょうか。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) 決して私どもは、市内で被害がなかったからといって、関係ないというふうには全く捉えておりません。御指摘のように、子宮頸がんの検診もしっかり受けていただくことも大事でございますので、HPVワクチンの接種の御案内の中にも、子宮頸がんについても受けていただくように御案内しております。また、がんの検診全体の中でも、勧奨について取り組んでいきたいというふうに考えております。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 本当にワクチンって、どこまで必要か。本当にこれに頼り切るということは実はよくないんじゃないかと思います。日常的に免疫を高めていくということ──先ほど、子どもたちへのインフルエンザってありましたけども、昔インフルエンザ、集団接種しても、結局社会的防衛には意味がないということで、ちゃんと医学的な医師会のところでの研究結果が出ているわけだから、子どもたちがむしろワクチン接種しなくても、自然感染して、元気になっていくという、そういう感染予防ということを進めることのほうが重要だと思いますが、何かあったらお願いします。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) ワクチンにつきましては、私ども、決してワクチンを専門に扱っている自治体ではございませんので、国のほうで一定の検討がされた上で、定期接種については定められておりますので、その定期接種について、希望される方が受けられる体制を取りながら、副反応等、それから効果、それぞれについて確実に御案内することがまず大事であるというふうに考えております。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 言えることはそんなところだと思うので。
次、行きます、都市計画のほうにちょっと飛びます。間に言いたいこともあるけど、ちょっと時間が分からないので、そっちへ行きますね。外環の話を先にしようか。先ほど話がありました。実は、私も体験しました。中央ジャンクションの南側の仙川の住宅地、何人かで見に行きました。その中に、実は陥没地域の住民がいました。そうしたら、ちゃんとあちらの事業者の方が3人ぐらいついていらっしゃいまして、私たちが動いた後もずっとついていらっしゃいまして、南側から川を渡って東側まで行ったときに。なので、私は自分がそうやって、本当に物陰に隠れてこちらを伺っていらしたというのも実際見ていますので、そういう実体験があるというところから、事業者にちゃんと確認していただきたいんですが、それはいかがでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 質問委員さんおっしゃいましたように、事業者側のほうがそういった市民活動をされる方に対してどういう行為を行っているかという内容につきましては、ちゃんと事実確認をしたいと思います。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) あちらが何をしているか知りたいだろうということは、そういう気持ちは分かりますけど、その対応の在り方、盗撮したり、住民を蔑むような態度でいるということそのものが、今後の解決に向かないだろうということは、事業者に対してちゃんと申し入れておいていただきたいと思います。
次に行きます。天文台ですけれども、今、一定、話がありましたけども、オオタカの調査をする前に──来年度、オオタカ調査をします。それで少し延びていますが、それが結果が出る前に基本構想を策定するというスケジュールになるんでしょうか。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) オオタカの追加調査につきましては、現地の調査は2月から9月頃まで予定しておりますけれども、営巣をするかどうかにつきましては、この2月、3月の調査でほぼ見えてくることになります。その辺の調査結果を踏まえながら、構想のほうも案をお示ししていきたいと考えております。
◯委員(野村羊子さん) 去年も、結局その時期に遺跡調査、試掘調査、同時に始めちゃって、やっぱりそれが影響したんじゃないかと私は思うんですよ。そうやって人が入っていくということで、営巣するかどうか、オオタカもかなり、やっぱり周辺を見て考えるじゃないけども、そういう事態なので、やはりそこは静かな環境で、この2月、3月、見ていられるのかというのを確認します。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) この2月、3月につきましては、静かな状況で調査をさせていただいているところでございます。
◯委員(野村羊子さん) 全体として緑が、天文台を含めて、ICUから武蔵野の森、あの辺一帯がオオタカにとっては生育圏ですよね。そういうところの環境を壊していくという自覚を持って考えていく必要があると私は思います。営巣しなかったからいいということではないというふうなことも、大事だと思います。
そして、今順番に考えながらやり続けているんだって言っていますけれども、やっぱり一定の方向性があるから、いろんな声があっても。この間の説明会は、私はやはり運営がひどいというふうにしか思えなかった。声をちゃんと聞くということが受け止められていないということが、やはりその後の事業理解は全然進まない、無理でしょうっていう話になっていく。そういうところをちゃんと考えているんでしょうか、自覚しているんでしょうかということを確認したいと思います。
◯まちづくり推進担当課長・国立天文台周辺地区まちづくり推進本部事務局担当課長(野崎昭博さん) 11月に行いました一般市民向け説明会では、その後、運営に関する御意見もいろいろいただいております。その中には、当然、質問を途中で打ち切られてしまったというお声もありました。一方で、もっと建設的な意見を出したかったんだけれども、ちょっとそういう雰囲気ではなかったといった御意見もいただいたところです。
そういった御意見を踏まえまして、今後の市民の皆様への説明の機会の手法については、検討を進めてまいりたいと思っております。
◯委員(野村羊子さん) 本当に説明会って難しいですよね。でも、オープンハウス的にやっちゃうと、本当にほかの人が何を考えているのか分からない。やはり、説明会として、みんなの意見をそれぞれ聞ける場というのも、私は非常に重要だと思います。問題点が分からないというふうな、何を聞いていいか分からないけど、何が起こっているのか、市の説明だけじゃ何だかよく分からないよというふうなこともあるので、それを補う形で市民意見って、様々な意見が出てくるということもあるので、単にオープンハウス的なことではなく、きちっと住民が集って、それぞれの声が出る、それこそ声が出せるような運営というのは、司会者の運営というのはあると思うので、そこはしっかりとやっていただきたいと思います。
学校に関しては教育のほうでやりたいと思います。
それから、井口グラウンドの利活用については、医療事業者、現在公募中ですと。本当に、先ほどちょっと一定あったので、そこに関してはあれですけども、50年間貸してしまうということのデメリットがどういうふうに跳ね返ってくるのかって、どういう検討しているのか、確認したいと思います。
◯まちづくり推進課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(池田啓起さん) 定期借地権による50年間の借用につきましては、やはりこうした用途を見ながら定めていく必要があると思います。やはり長期的に安定した医療機関、また、医療体制を確保して、この西部地区の防災拠点となるような用途としていくことから、そういった検討をしてきており、今回50年間というような設定をさせていただきました。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) うちはグラウンドを縮小することそのものに反対をしていますけども、例えば南側半分、病院が建て替えたいと言っているんだったら、その建て替えの暫定、仮移転場所みたいな。特養は、今建て替えに大変だと言って、23区のどこかでは土地を用意して、そこを暫定でやって、建て替えてっていうふうなことを支援するというような、そういうスキームを考えている。
そういうふうに、短期貸しじゃないけど、数年ごと貸すみたいな、そういうことだって考えられたんじゃないんですか、そんなことは考えなかったのか。
◯まちづくり推進課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(池田啓起さん) 当該地を例えば仮設場所としての提供などという考え方の検討は行っております。ただ、病院敷地については、例えば市内病院については敷地が狭いということから、現地建て替えがかなり難しいということ、また仮に暫定的に医療を仮設場所として提供したとしても、暫定的に医療を展開するに当たっては、現在と同じ設備、施設を、仮移転だとしても、必ず必要な施設が伴ってきます。
それを考えると、暫定的な施設ではなくて、移転先として、こういった土地を提供することのほうが好ましいというような検討をしたところであります。
◯委員(野村羊子さん) 考え方としては分かりました。医療対応というふうに考えるからそういうふうになるんだということも、うちとしてはなかなか認めがたいことだなというふうに、相変わらず言っておきます。
三鷹駅前ですけれども、施行者はURです。URがやります。三鷹市は、市長が再三言っているように、ちょっぴりしか土地がない。だから、公共施設を造るには、保留床をいっぱい買わなくちゃいけないですよね。どれだけ買うのか。そのことによって、結局この再開発を支えるわけだから。そうですよね。タワーを諦めたときに、広い公共施設を造らなきゃ、これは成り立たないんだとおっしゃいましたよね。それがどれだけ三鷹市の本当に必要な公共施設であり、それだけのお金をかける価値があるのか、それを市民はどうやって判断したらいいですか、今の段階でそれは判断できないですよ。
ちゃんとそのことを説明していただかなければ、これから幾らかかるかも分からない、何を建てるか分からない。でも、公共施設、再開発のためにこれだけのお金、これからこれだけかかりますってぼおんと言われて、もう決まりましたからって言われちゃう。だって、それが決まらなければ、地権者の人の説得だってできないんですよ、権利変換のことの話がその先あるからね。だから、曖昧にしているけども、実際には具体的に決まっていて、市が支出する予算も決まっていっちゃうというふうなことになることが、非常に問題じゃないかと思います。その点についてお願いします。
◯市長(河村 孝さん) 皆さん、お忘れかもしれませんけど、私、立候補するときに、駅前再開発が一丁目一番地と言って当選させていただきました。これは1期目から2期目では全然変わってない、私自身の信念でもありますし、公約であります。
それは、公約というのは、市民の皆さんに対して結んでいる約束でありますから、これを絶対達成するのが私の使命であるというふうに思っています。これを言い続けることが自分の首を絞めることだということはよく分かりながら、でも、本当にどこかの新聞で、また清水の舞台から飛び上がるという表現がありましたけど、本当に飛び上がるつもりで飛び降ります。そのつもりでやっているわけです。ですから、私から言わないほうがおかしい。
お話しのように、よく分かっていらっしゃるなと思うけど、超高層を選択しないということは、公共施設が多くなるわけですから、一定程度、それはもちろん、どういう公共施設を造るべきかということは、補助金の関係もあるわけですから、市民の皆さんと協議したりしていく必要があります。
ただ、何度も申し上げているのは、その段階にまだ来ていないという話なんですよ。あともう少しなんです。あともう少しのところまで来ていますが、恐らく地権者の多くの方も、どういう公共施設が来るかということ自体にさほど興味があるわけじゃない。全体のイメージがどうかとか、あるいは自分のところが3階に行くのか、4階に行くとかいうことはかなりシビアに考えていらっしゃると思いますけれども、総合的にどういう再開発になるかとか、どういうイメージになるかということについては、まださほど興味があるわけではない。興味がないと言うと、失礼ですけど、一番の関心ではないというふうに言ったほうがいいんですかね。
ですから、そういう意味で、どういう公共施設を持ってこれるか、これだったらいいんじゃないかという漠然としたイメージの中で、全体が、じゃあ、これなら行こうという雰囲気になっているわけなので、それがもう少したてば、具体的な絵が出てきますよ。そうすると、市民参加ができる。今こちらで、先ほどあったように、何も決まっていない市民参加をするのか。いろんな方法があるんですよ。でも、いろんな関係者がいて、そこを固めなきゃいけない方法でいったら、それはおっしゃるように、いろんなことが決まっていって市民参加になるんですよ。
でも、そうじゃないときには、いろんな構想を固めていく段階で、市民参加をしながら今になっているのが天文台、ある程度固まったら、市民参加でいろんな御意見を聞く、次の段階に入るということを思っていますから、野村委員さんの御指摘は、恐らくそういう方向で議論が進んでいくというふうに思っています。
◯委員(野村羊子さん) 再開発の中でどれだけ市が出すかということが、再開発、今あちこちの事例では、実態では本当に市が支えなければいけない状態になっている。最終的に、市のお金でディベロッパーなりゼネコンなりがもうけるみたいなことになるので、そこで造られたものが、結局市民のためになってないという実例もいっぱいありますよ、今、そういうことを危惧しているわけだし。
でも、あの本当に老朽化したURの今の建物は建て替えなくちゃいけない。そこはちゃんとやっていただかなくちゃいけないということは私は思っていますけど、そこに本当に市のお金をどれだけつぎ込むというのが、本当に駅前のにぎわいなり、市民の暮らしにプラスになるのかというのは、今の状態では本当に何とも言い難い状態だよなって。だから、そういう意味ではしっかり、税金を使い過ぎるなじゃないけども、そういうことを言い続けるしかないのかなと私は思っています。再開発については、いろいろ、まだまだこれからとは思いますけども。
ということで、もう一つ、先ほどのかみさん広場のところもありましたけども、三鷹幼稚園跡地についても、民間活用的な事業スキームを見るというふうな話がありました。民間活用というのが本当に市民のためになるのかというと、結局、例えばこういうものを造ってくださいって言うだけで、事業者のほうが、民間のほうが勝手に造っちゃうものが本当に市民の使い勝手が悪いという実例が私は元気創造プラザだったと思っているんです。本当に使いづらい。同じ面積の会議室でも、横長、長方形だから、見えにくいとか、いろんな話がありますよ。そこの在り方の問題、どうやって本当に市民が使い勝手のいいものを造るかというところに、民間に投げて本当にちゃんとできるのかというところの疑問があります。その辺りの民間活用の在り方というの、どうやって手綱をかけて、本当に市民が使いやすいものを造れると思っているのかということを確認したいと思います。
◯市長(河村 孝さん) 三鷹幼稚園跡地の問題、かみさん広場の問題、元気創造プラザの問題って、それぞれ全然性格が違うので一律に言えませんけれども、一方で、公共で考えるよりも、民間活用のほうがいいんだというお話はたくさん、いろいろなところから聞きますよ。だから、それはケース・バイ・ケースなんでしょうね。
だから、元気創造プラザも、今、総点検運動なんかも、野村委員さんも言われたから、我々も一生懸命やりましたけれども、一生懸命やって、いろいろ改善しながら今に至っていますよ。まだまだ不満の方もいらっしゃるでしょう。でも、じゃあ、前の第二体育館とか第一体育館がよかったのかといったら、全然そんなことないですよ、私、そこにいたからよく分かるけど。何度も言いますけど、夏は暑く、冬は寒いところでした。本当にある意味、季節感のある冷暖房がよく効いたところです。
それに比べたら、今、利用者の人で昔から知っている方は、みんな天国のようだって言いますよ。どこもすばらしいと言いますよ、今は。だから、そういうことをやっぱり理解していただかないと、何も全部が市民参加がいいはずがないじゃないですか。でも、逆に言うと、全部が民間の活用がいいというわけでもないんですよ。だから、やっぱり、いろいろ修正しながら、いいところ取りをして進むしかないじゃないですか。だから、私はそれはそういうふうに考えてほしい。
◯委員(野村羊子さん) 市長が言っていることは分かりますが、私も全てを市民参加でしろと言っているわけじゃないけど、やっぱり市民の声をちゃんと聞くということは大事だということを改めて言っておきたいと思います。
それで、先ほどもあった借地公園の公有化の話ですけども、この間、今回いろいろ重なりました。ひよどりの話もあるし、花と緑の話もあるし、牟礼の話もあるし、買ったり、買わなかったり、どうするんだっていう話になる。ひよどり公園はタイミングが悪かった、そういう話をされていました。いやいや、本当に、じゃあ、最初から、全ての借地公園、一気に買ったら、買えないですよね。だけど、そういうようなことも含め、この借地公園の用地購入ということについて、今は都市公園とか、大きいところを優先してとしかなっていない。
そうしたら、小さい公園、全部なくなっちゃってもいいのかというところは、違うだろうと思うんですよ。その辺の基準とかやり方とか、公園の持ち主さんに対してどう情報提供していくのかという辺りをもう一回ちゃんと見直す必要があると思いますが、いかがでしょうか。
◯市長(河村 孝さん) これもケース・バイ・ケースなんですよ。私ども、いろんな土地を、ここを使ってくれとか、また返してくれとかということをしょっちゅう聞きますよ。優先順位で、普通でいったら、これもこの間御答弁申し上げたように、学校施設が一番借地が多いんですよ。一々情報提供したら、刺激しちゃって、返してくれとか、お金くれとか、そういう話になりますよ。だから、そういう意味でいうと、じっと待って見ているということも必要な場合もあるんです。場合もある。
買わなきゃいけないという局面はなるべく避けながら、人間関係をつくって、もしもそういう申出があったら、少しずつ先延ばしして、しようがないときには買うんですよ。だって、そういうふうになるじゃないですか。単純に、それは優先順位じゃなくて、やっぱりそういう逼迫度みたいなこともあるんです。両方あるんです。
◯委員(野村羊子さん) ありがとうございます。基本的にそういうところがちゃんと、やっぱり、でも、ケース・バイ・ケースであっても、どうするかということが一定程度見えていないと、担当も困るだろうし、市民も困惑するということはあるということは言っておきたいと思います。
それで、住居確保要配慮者の支援というふうなところで、先ほど、大家さんの支援、当然です。大家さんを支援しなければ、大家さんは貸してくれません。でも、それは結局、利用者、入居者の支援でもあるわけですよ。ちゃんとそこが、福祉と連携した寄り添い支援と終活支援みたいなところも含めて対応が可能なのかというところの、そこの居住支援団体そのもののきちっとした設立なり運営なりというところが、今は三鷹に1つできたと思いますけども、ちゃんとそこを活用していくなり、そういうことが必要だと思いますが、いかがでしょうか。
◯都市整備部調整担当部長・住宅政策担当部長(高橋靖和さん) これから、居住支援協議会の設立に向けて、今委員おっしゃるとおり、貸主側のほうの支援、それから入居者側の支援というところで、これは両方セットで考えていかなきゃいけないと思っています。その中で、今年度もそうなんですが、庁内の横連携、住宅部門、福祉部門等を含めまして、また、不動産団体と、あと福祉団体と、これから今、2月に意見交換もしたところです。これから、次年度に向けては準備会等を含めて、そういう関係団体と話合いしながら進めていきます。
また、居住支援団体につきましても、これから三鷹市内でできるかどうかというところもありますし、今、1者ありますけども、その活用も含めながら、いろいろ協力しながら進めていければと思っております。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 戻ります。あと、森林環境譲与税について、ちゃんと本当に植林なり何なり、交流事業なり、本当に森林が回復されるように。地方でも、使い切れなくて、うまく計画ができなかったり、私林が多くて対応できなかったりして、使い切れてないというところがあるんです。ただ、三鷹はやっぱり人口が多いんですよ。矢吹や白鷹よりもずっと三鷹のほうが多い。この森林環境譲与税は、確実に森林回復に使うということが重要だと思うので、そこの考え方が1つ。
それと、やはり、カーボンオフセットと同じところで、街路樹をちゃんと樹冠を広げて、緑陰、緑の陰をつくることが重要だと思うんです。三鷹市内での緑を保全するっていう意味で、強剪定、剪定し過ぎないということも方針として考えてほしいですが、その2点、お願いします。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 私からは、カーボンオフセットの、まず使途のところで御説明させていただきます。これから、カーボンオフセットをやるのは白鷹町と矢吹町というところです。まず、白鷹町につきましては、令和4年度ですと、経常的なものであったり、災害に対応した林道整備をしたりとか。あとは、森林と親しむ機会の創出に向けて、森林総合利用施設の整備、管理を実施して、ほとんど森林環境譲与税は活用されている状況です。
矢吹町のほうにつきましては、令和4年度、森林所有者へ森林経営に関する意向調査を実施して、残りの部分につきましては、令和5年度以降の森林整備とか、各種計画策定に活用するために基金へ積み立てているという状況になっております。三鷹との連携事業以外にも森林整備をする予定があるというところですので、余らせて使い道がないということはないので、それぞれの自治体において適正に使われている上で、さらに三鷹のほうでもこういった形で協力しながら、温室効果ガス削減に努めていきたいと考えております。
以上です。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) 樹木の剪定についてお答えいたします。樹木も生き物ですので、将来的に育っていって、そういう中で時間を確保していって、健全な育成を図っていくというのが重要だというふうに思っております。
また、一方では、大きく伸びることによって隣地等への影響もございますので、そういった都市の緑として適切に維持できるような形での剪定、維持管理に努めていきたいと思っております。
◯委員(野村羊子さん) 本当に強剪定しちゃうので、そこはちゃんと緑が残る、木としてちゃんと緑の樹形が残るというふうな選定の方法をきちっとやっていっていただきたいと思います。
最後にちょっと、可能性があるかな。下水道の管渠の耐震化率だけちょっと教えてほしいです。
◯水再生課長(一瀬貴仁さん) 地震などの災害時において、ライフラインとしての下水道施設を確保するため耐震化事業を、今、防災拠点施設で考えると、110分の102で、約93%を想定しています。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) 市内全域ではないの。
◯水再生課長(一瀬貴仁さん) 市内全域ですと、約400。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上できらりいのちの質疑を一旦終了します。
次に、都民ファーストの会。
◯委員(山田さとみさん) よろしくお願いします。まず、衛生費からお伺いします。概要96ページ、1番、産後ケア事業の拡充です、産後ケアの拡充は都民ファーストの会で求めていたものです。ありがとうございます。産後ケア事業に関しては、心身ともに追い込まれてしまう前にサポートする事前予防の趣旨を踏まえて、利用促進のための情報提供を積極的に推進していただきたいと考えます。デイサービス型、宿泊型、短時間、長時間、そして訪問型とありますが、それぞれのサービスにどのような特徴があって、どのようなニーズに対応できるのか、具体的な例も交えて「広報みたか」、ホームページやきっずナビ、SNSなど、必要な方に届くような周知を求めますが、見解を伺います。
産後の母親は一人で育児を抱え込んでしまうケースも少なくないと考えます。自分が疲れたからといって、産後ケアに家計からお金を出すことに後ろめたさや抵抗を感じる母親も少なくないと考えます。概要97ページ、2番、バースデーサポート事業に係る支援の充実とありますが、こうしたギフトの中に、産後ケアで使用できるギフトがあるのであれば、少しでも産後ケアを利用するハードルが減るように、併せて案内や周知をしていただきたいと考えますが、見解を伺います。
続けます。予算説明書247ページ、事項10.妊産婦及び新生児訪問指導等関係費の訪問指導委託料は、令和5年度から半減していますが、半減の理由を伺います。
予算説明書251ページ、事項20.子育て支援プログラム事業費について伺います。令和5年度から90万円ほど増額しています。事業のさらなる充実を期待しますが、当該年度の取組について伺います。
予算説明書247ページ、事項11.要支援学級関係費について伺います。市ホームページによると、要支援学級では、沐浴、おむつ交換などの実習、妊婦体験、三鷹市母子サービスの案内をしているということです。その取組自体はこれからも取り組んでいっていただきたいと思いますが、子育て中の市民、母親から、実際の父親の育児スキルにつながっていないと指摘されます。これは、三鷹市だけで起きている課題ではないと考えますが、父親が実際に育児に関わるようなスキル向上のために、さらなる取組が必要と考えますが、見解を伺います。
予算説明書255ページ、事項35.若者と女性の健康づくり推進事業費について伺います。プレコンセプションケアについて、一般質問でも求めていたもので、引き続きの取組、ありがとうございます。当該年度は、令和5年度と比べると、時間額職員報酬、共済費、協力者謝礼が新しく入りました。令和5年度実施して、当該年度どのような事業を考えていらっしゃるのか、伺います。
概要97ページ、3番、がん検診等の充実による市民の健康増進の取組について伺います。胃がんリスク廃止に伴うメリットとデメリットについて伺います。
概要97ページ、3番、アピアランスケアについては予算要望していたもので、歓迎します。ありがとうございます。市民の中には、アピアランスケアについて知らず、悩みながら生活していらっしゃる方もいらっしゃると思います。先ほど周知についての御質問がありましたが、それに加えまして、市内でアピアランスケアの用品を扱っている事業所もありますので、イベントなどで協力しながら周知するなど、協力を仰いでみることも必要かと思いますが、見解を伺います。
概要99ページ、6番、地下水の水質調査における調査項目の拡充について伺います。予算要望で求めておりました市内の有機フッ素化合物の検出、汚染実態の把握と、市民に対する適切な情報提供を求めました。不安な市民に分かりやすく周知していただきたいと考えますが、調査結果の周知方法について伺います。併せて、市民が災害時に井戸を安心して使用できるよう、どのような取組を行っていくのか、伺います。
予算説明書、263ページ、事項17.受動喫煙防止関係費について伺います。屋内原則禁煙化などを柱とする東京都受動喫煙防止条例及び東京都子どもを受動喫煙から守る条例の内容を市内で普及啓発し、条例の実効性を高めるための施策を実行していただきたいと思います。併せて、市独自の条例に関して、路上等喫煙マナーアップ区域において受動喫煙を生じさせることがないよう、その内容の周知徹底を求めるとともに、喫煙可能な施設の周知も併せて行うなど、状況を注視しながら実効性を強化する取組を検討するなど、たばこを吸う方、吸わない方の双方が快適な環境の確保に努めていただきたいと考えます。マナーアップ区域外における路上喫煙事例に対する職員による積極的な声かけ、注意喚起や、集中的な普及啓発キャンペーンの実施など、受動喫煙防止のさらなる推進を強化していただきたいと思います。
駅前のマナーアップ区域において、指導員が喫煙者に対して声がけをし、喫煙をやめていただいているところを拝見しました。ありがとうございます。指導員の御活動は効果が高いと考えますが、同じ場所でやはり喫煙者を見かけます。さらなる啓発の取組が必要と考えますが、見解を伺います。
路上喫煙に関する市民の声から、重点的に対応すべきエリアを特定し、そのエリアでの重点的な受動喫煙防止、受動喫煙対策を実施していただきたいと考えますが、そうした市民の声を集める仕組みについて御検討されているか、伺います。市内での路上喫煙が多いエリアは、愛煙家の方の喫煙ニーズが高いと考えられることから、そのエリアにおいて、さらなるマナーアップ区域の指定とともに、さらなる閉鎖型の喫煙所の設置について見解を伺います。たばこのポイ捨てに関しては、市条例に基づき対応、取締りが実効的なものとなるよう取組を強化すべきと考えますが、見解を伺います。
子どもの通学の時間帯に歩きたばこをしている方も見かけます。私も旗振りをしていると、よく見かけます。保護者や子どもたちからも、歩きたばこをどうにかしてと言われます。実効的な受動喫煙対策について、さらなる取組が必要と考えますが、見解を伺います。
市内産農作物を活用した六次産業化の研究について伺います。こちら、予算要望でお願いしたもので、ありがとうございます。この取組ではどのような調査研究が行われるのか、伺います。
予算説明書275ページ、事項6.市内産農産物利用推進事業費について伺います。三鷹産の農産物の利用促進を図り、食育の推進や市民理解の醸成につなげるために、引き続き学校給食への市内産農産物の導入を推進していただきたいと考えます。学校給食に関し、規格外の野菜が使用できるようにしていただけるよう、学校における新たな機械の導入による規格の緩和、規格外の小さいジャガイモなど、素揚げメニューなどの柔軟化など、規格外の野菜をできるだけ少なくする取組について、見解を伺います。
市内農業者による学校給食への納入に適した農産物の生産を支援するための、ニンジンの洗浄機などの各種機器の購入補助の実施について、見解を伺います。併せて、学校への冷蔵庫設置など、農産物を長期間にわたって保存できれば、市内産野菜の活用はよりしやすくなると考えますが、見解を伺います。
商工費です。概要110ページ、阿波踊り振興会への支援について伺います。暑さ対策は具体的にどのようなことを考えているのか、伺います。商工会からの間接支援から、直接支援にした経緯について伺います。
概要110ページ、6、三鷹産業プラザ新創業支援施設の整備について伺います。予算要望でチャレンジショップを求めておりました。産業プラザで取り組まれるということ、ありがとうございます。開設時期は令和7年10月ということですが、具体的な募集要項など決まっているようでしたら、伺います。
次に、土木費です。概要116ページ、12番、三鷹駅南口駅前広場等の交通改善に向けた取組について伺います。現在、大変な混雑になっていますが、どの程度の解消の見込みを想定されているのか、伺います。
かみさん広場、概要121ページ、10番、上連雀三丁目暫定集会施設用地の利活用の検討について伺います。かみさん広場は、災害時在宅生活支援施設になっています。また、集会施設は、町会の活動拠点にもなっています。防災とコミュニティが密接に関わり合っている施設でありますが、今後の建て替え後もこうした機能は継続されるのか、伺います。また、公会堂のような開かれた施設になるのか、今の構想について伺います。
概要122ページ、11番、三鷹幼稚園跡地の利活用について伺います。子どもたちの居場所づくりとあります。先ほどいろいろ御答弁がありましたけれども、プレーパークについて、こちらでの実施は検討しているのか伺います。このエリア、児童館が遠いので、子どもの居場所として整備されることをとても期待するものです。中学生の居場所ですとか、今後、いろいろ審議されると思いますけれども、子どもの権利擁護機関の設置なども期待されますが、見解を伺います。
あとは、子どもたちの意見、ニーズなども捉えながら、ゲームができたりですとか、eスポーツができたりだとか、コンピュータークラブハウスなど、様々なことが考えられます。今の検討状況について伺います。
次に、概要122ページ、12番、三鷹駅前地区再開発の推進について伺います。本当に早急に進めてほしいというようなお声がすごくあるので、地権者との交渉をぜひぜひ進めていただきたいと思います。それで、(3)番の視察なんですけれども、市民に単なるバスツアーと受け取られないように、もう少し説明が必要だと思うんですが、狙いについて伺います。6番の執務室を三鷹地区に移すことで、合意形成について促進するのは期待するものなんですけれども、この場所が適切ということに対して、もう少し説明が必要だと思うんですが、さらなる説明を求めます。
概要124ページ、16番、インクルーシブ遊具の整備について伺います。今後も設置可能なところに設置を進めてほしいと考えていますが、見解を伺います。併せて、インクルーシブ遊具のある公園を活用したソーシャルインクルージョンの観点からの理解促進についての見解を伺います。
下水道事業会計です。耐震化率なんですけれども、私も聞きたかったので、市内全体の下水道管の耐震化率について伺います。
以上、お願いします。
◯委員長(土屋けんいちさん) 簡潔に御答弁をお願いします。
◯保健サービス担当課長(小島美保さん) 産後ケアの特徴についてでございますが、大きく違うところにつきまして、御説明させていただきます。デイサービスの場合は、1と3の施設につきましては時間が午前10時から午後4時まで、2の施設につきましては9時半から午後4時までというふうになっております。短時間型の宿泊型というのはナイト型になっておりまして、午後5時から午後9時、ステイ型は午前9時から午後5時までの利用というふうになっております。
どんな方が、どんなふうに使えばいいかということの事例でございますけども、ナイト型につきましては、旦那様が出張等で不在にした場合に、一人で子どもを見るのが不安だとかいう方が主に使われているかと思います。ナイト型はデイサービス型と一緒に使うことができまして、夜から午前にかけて、つなげて使うこともできるものとなっております。それから、ゆっくりと時間をかけて休みたいという方については、指定の長時間型を利用される方が多いかと思われます。そうした使い方についての周知についてでございますが、これから始まるチラシだとかホームページだとか、それからゆりかご面接、産後ケア児の申請時に、あるいは新生児訪問時に丁寧に説明をしていきたいと思います。
それから、産後ケア施設が高くてなかなか使えなくてというお話がございました。来年度からは、減免制度を非課税世帯から課税世帯にも広げて行うこととしていまして、減免のメリットを使っていただければなというふうに思っております。
また、子ども商品券につきましては、この電子ギフトからも購入することができるようにしたいなというふうに考えておりまして、子ども商品券につきましては、産後ケア施設の施設型では利用可能となっております。
それから、新生児訪問の委託料が減っているということについてのお尋ねをいただきました。これにつきましては、実績による減となっております。新生児訪問、令和3年度から申込制でやっていたところを、こちらからアプローチをして、積極的に予約を取るという形を取らせていただいておりまして、市の会計年度の助産師が訪問に伺うような取組を進めております。その結果、令和2年度69%だった新生児訪問率が、現在は95%を超える状況となっております。
あと、子育て支援プログラムにつきましては、予算が上がっている要因は、報償費の単価がアップしたことが大きな要因となっています。取組については引き続きしていきたいというふうに考えております。
プレコンセプションケアにつきまして御質問いただきました。男女ともに性や妊娠に関する正しい知識を身につけて、健康管理を行うということの取組を進めているところです。今年度は、大学等に出向いて、若い方たちが出会うことと私たちが接点を持てるように、いろいろな場に出ていきまして、プレコンセプションケアについての啓発を行ってきたところです。主なところでは、国立成育医療研究センターの三戸麻子先生に、思春期前の「自分のこころとからだを大切にできる子どもに育てるために」ということで、オンデマンドを使って講座をさせてもらいました。来年度も引き続きこうした取組を進めていきたいというふうに思っております。
私からは以上です。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) 私から、がん検診の胃がんリスクABC検査の廃止のメリット、デメリットについて、またアピアランスケアの周知について、答弁をさせていただきます。
まず、胃がんリスク検診につきましては、ピロリ菌が胃に住みついているかの検査でございまして、どのぐらい胃がんにかかりやすい状態かどうかを判定するものでございます。これを廃止することによって、リスクを検査する機会が減少してしまうというデメリットはございます。ただ、逆にこの検査を受けたことで、御自身はもう胃がんにはならないというような誤解を与えるということはなくなります。今回の内視鏡の胃がんの検査の期間を長くしておりますように、体制を整えていきたいというふうに考えております。
アピアランスケアにつきましては、がんとの共生という視点は重要でございますので、御提案いただいたような事業者との協力については、検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
(「両親学級」と呼ぶ者あり)
◯市長(河村 孝さん) ちょっと私のほうから、再開発事務所のオフィスの件のお話をさせていただきます。昨年まで、ずっとマチコエで使っていた事務所の跡地を使うんですけれども、あそこを整備するに当たって4,000万円ぐらいかかっているんです、もちろん補助金や何かも入れて。やっぱり駅前ということの利便性があって、市民の方も多く利用していただきました。それをそのまま使うわけです。
そういう意味で、投資が十分回収されるといいますか、もう既に整備されて、きれいな事務所になっていますので、そういう意味で、繰り返しになりますが、大変リーズナブルというふうに思っています。これまでも、駅前再開発に当たっては、今の交通広場の整備をするに当たっても、覚えていらっしゃる方がいるかどうか分かりませんが、再開発の事務所を駅前で何か所も借りたりしながらやってきています。それを通して、やっぱり市側の本気度は地域の方にも伝わる、そういう効果があると思います。
お話、先ほどあったように、いろんな市民の方が相談に来ることも、あるいは数分でも、市役所よりは近いですから、そういう意味で出動する拠点にもなりますし、議論の拠点にもなると、そういう意味で、私としては、とても必要だというふうに思っています。
◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん) 両親学級の御質問についての答弁をさせていただきます。父親がスキルがなかなか身についていないというような御指摘があるということでございます。確かにお父様によっては、初めてだということで大変びっくりされる方もいらっしゃるかと思いますので、内容については検討していきたいというふうに考えます。
以上です。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 私からは、地下水の水質調査における検査項目の拡充と、受動喫煙防止のことにつきまして答弁させていただきます。
まず、PFASの公表のほうですけれども、こちらのほうは基本的には、先ほどもちょっと申し上げましたが、市所有の施設につきましては、原則調査結果を公表する方向でおりますけれども、どうしても民間で協力されている井戸の方がいらっしゃいますので、そういった方に関しましては一定の配慮をしながら考えていきたいと思いますので、まだちょっと公表の仕方というのは未定となっております。それに伴いまして、あと、周知とかでも、やはり出た検査結果というのは、公表できる部分は公表していきますので、そういったところで、東京都とも連携しながら情報提供をしていくと考えております。
それと、あと災害時の井戸使用の取組ですけれども、こちらにつきましては、まずは状況がどうであるかということを調査することがありますので、そういった結果を見まして、また関係部署と連携しながら考えていきたいと思っております。
続きまして、受動喫煙のほうですけれども、幾つかいただきました。基本的には、条例のほうの実効性を高めるという意味では、これまでも指導員の配置もそうですけれども、喫煙マナーアップキャンペーンであったり、それに伴いまして、三鷹駅と三鷹台駅、あとコミュニティ・センターのほうには啓発物を配布したりとか、そういったところをやっておりますので、そういったところの強化を進めていきたいと思っています。
市民の声を集めるという部分におきましては、まさに指導員が現場にいて、市民の皆様のお声をいただくというところを、我々もちょっと拾いながら、今後の取組のほうに移らせていただきたいと思っております。
それとあと、さらなる喫煙所の強化、設置というところですけれども、現状では新たに設置することは考えていませんけれども、そういったニーズとか、そういったものは常に把握していくように努めていきたいと思っております。
私からは以上です。
◯都市農業課長(塚本 亮さん) 学校給食における市内産農産物の利用促進について何点か御質問いただきましたので、順次お答えいたします。一昨年、市のほうでネットワーク大学内の研究所を活用しまして、永続可能な都市農業に向けた研究会活動をしたところでございます。その中で幾つか提案がございまして、今、質問委員も御質問していただきました市内産農産物の供給力拡充であるとか、学校における需要力の拡大、もう一つ、生鮮で使用できない農産物の活用推進というようなことを、提案の一部としてございます。
その中で、まず1つ目が、学校給食における六次化のことですけれども、これの活動内容につきましては、まず、その提案の中で、生鮮で使用できない農産物利用促進というのがございました。また、学校給食に供給する農産物の供給力を拡充するとございました。供給力を拡充するということは、農家で生産量を増やしていただくということなんですが、生産量を増やすと、学校給食に入れられる物も増えるんですけども、当然、工業製品ではありませんので、規格、学校給食では使えないような大きさや形のものも、それだけまた多く出てきます。
通常は、各農家の直売所でそういうのも販売するんですが、それでも利用できない物がございますと、やはり生産量を増やせば増やすほどそういう物が出てくると。そういう物を捨てるのではなくて、有価値化をしていただくためには、やはり何かしら加工をしていく必要があるんじゃないかということで、この六次化の研究会というものを来年度行うということでございます。
その中で、まず現在の三鷹の課題といたしましては、加工をする場合は、その加工する工場などを設置する場所がまずないという問題がございまして、研究会におきましては、都市整備部の担当の職員なども一緒に入っていただきまして、検討をするという予定となっております。また、実際にそのような場所ができて、そうなったときにも、それを採算が取れるかどうかということがございますので、研究会の中に中小企業診断士の方とかも入れていただいて、採算性の確認をしていただこうということもございます。
次に、利用促進で規格外の利用の減少なんですけども、現在、JAのほうで重点作品目を計画をつくっていただきまして、学校給食に応じるような品種を重点的に作付をしていただいております。
また、次に、野菜を洗浄する機械の補助なんですけども、東京都とか、市内でも、そのような補助は一応用意しておりますので、相談がございましたら、適宜御案内、御紹介をしております。
最後に、学校における冷蔵庫等ですけども、先ほど話した研究会の中でも議論になりましたが、現在、学校ではなかなか設置する場所、そういうスペースがないというようなお話がありました。
以上です。
◯生活経済課長(立花省二さん) 私のほうから、阿波踊り振興会の支援、まず、こちらですけども、暑さ対策としては──特に連に出場する方々、体力的に夏、厳しいところがありますので、水場等の増設が主なところとなっております。こちらが暑さ対策です。
直接、振興会に支援するというところでございますが、これまで商工会を通じまして、支援額等が見えにくかったところを、きちんと明確化するというところが一番の趣旨でございます。
それと、産業プラザのチャレンジスペースについて御質問いただきました。整備がまだ少し先になりますので、募集の要項等の詳細はまだ決まっておりません。利用しやすさを念頭にと思います。
◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔さん) 私からは、三鷹駅前の交通環境改善についてですけれども、線路沿いのバスの降車場の二重降車、これが課題となっております。そこで、このバスの降車場の整備が進むことで、この二重降車の解消ですとか、利用者の安全確保が進みまして、交通課題が大きく改善できるものと考えております。
以上です。
◯再開発課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(菅原恒一さん) 上連雀三丁目暫定集会施設用地の利活用の検討についての御質問にお答えします。当該検討は次年度になりますので、詳細はこれからの検討ということになるんですけれども、現在、この地区にあります暫定集会施設、あるいはその施設が災害時在宅生活支援施設に指定されていることに伴って、担っている機能、こういったものは継続して配置していきたいという方向で検討したいと考えています。
以上です。
◯都市再生部調整担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長・事務局次長(向井研一さん) 私からは、まず三鷹幼稚園跡地、プレーパークの検討についてであります。プレーパークにつきましては、運営の在り方、また地域の方々の御理解などが、様々な課題整理が必要と認識しておりますので、慎重に検討していきたいと思っております。
さらに、子どものニーズを踏まえた利活用の在り方ですが、あれやこれやといろいろ取り込むことは難しいというふうに認識しておりますけれども、周辺施設、子どもの関連施設がありますので、そことの連携とか機能の分担とか、役割分担を考えて決めていきたいというふうに思っております。
あと、再開発に関連した先進事例の視察についてです。単なるバスツアーにならないようにということは、私どももそのような認識でおります。この間、これからまちづくり連絡会の皆様と場所を決めていくことになりますけれども、駅前のまちづくりに資するために、三鷹の課題、よさを把握した上で場所を決めていきたいというふうに思っております。
◯緑と公園課長(奥嶋 亮さん) 私からは、インクルーシブ遊具についてお答えさせていただきます。R4年度に設置したインクルーシブ遊具の利用者、さらに障がいの団体の方からアンケートを取っておりまして、98件ございました。その中で、ほかの公園にもインクルーシブ遊具を設置してほしいという方は85%にも上りましたので、金額とか広さなど、いろいろ条件がございますが、チャンスがあればインクルーシブ遊具を設置していきたいと思います。
インクルーシブ遊具を通じたいろんなつながり、そういったものができるといいなというふうに思っております。答えの中にも、子どもと、障がいとは何かとか、そういったことを話すきっかけになったというようなお答えがございましたので、そういった社会ができればというふうに考えております。
私からは以上です。
◯水再生課長(一瀬貴仁さん) 市内全体の管路施設についての耐震化状況については、約7%の管路の耐震化が完了しています。
以上です。
◯委員(山田さとみさん) 皆さん、本当に答えていただいてありがとうございました。耐震化率7%ということで、ぜひ進めていっていただきたいと思いますが、今後の予定などについてはいかがでしょうか。
◯水再生課長(一瀬貴仁さん) 今まで二次被害を誘発する恐れのある軌道及び河川下横断部防災拠点等について、耐震化をしてきました。今後、あと約33キロを重要な幹線と想定していますので、今後それについて確認をしていきたいと考えています。
説明は以上です。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上で都民ファーストの会の質疑を一旦終了します。
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◯委員長(土屋けんいちさん) ここで休憩します。
午後3時01分 休憩
午後3時28分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん) 委員会を再開します。
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◯委員長(土屋けんいちさん) 次に、自民クラブ。
◯委員(太田みつこさん) それでは、よろしくお願いいたします。施政方針96ページ、1、産後ケア事業の拡充についてお伺いいたします。産後、不安を抱える母にとって、産後ケアの拡充は大変にありがたいものです。この実施方法として、産後訪問型は当事者からの申請により訪問をするという流れになりますでしょうか。
続きまして、施政方針97ページ、2、バースデーサポート事業に係る支援の充実。1歳を迎える子どもに対し、大きな支援の拡充となる本事業ですが、子育てアンケートではどのような内容を伺い、そのアンケート結果をどのように生かしているのか、お伺いいたします。また、今回、バースデーサポート事業は、その具体的な対象、また支援に期待するところでありますが、これまでの子ども商品券から電子ギフトに変更した理由をお聞かせください。
続きまして、予算書247ページ、事項8.ゆりかご面接関係費及び関連しますので、予算書249ページ、事項17.ふたご家庭等応援事業についてお伺いいたします。この事業については、三鷹市独自の支援策として子ども商品券が配布されています。子ども商品券においては、市内で取り扱える店舗が限られておりますが、現在取り扱われている市内の事業者、店舗はどのくらいありますでしょうか。
続きまして、予算書247ページ、事項10.妊産婦及び新生児訪問指導等関係費、現在新生児訪問では、助産師が訪問する場合と、保健師が訪問する場合とがありますが、その訪問の選定はどのように決められているのでしょうか。
続きまして、施政方針107ページ、1、商店街の維持・活性化に向けた支援の充実。これまでも行われてきた商店街にぎわい創出事業ですが、今回、予算を拡充し、重点を置く内容は何になりますでしょうか。
次に、商店街の街路灯については、安全上の観点からも商店街への設置は効果的と思いますが、市として商店街の街路灯の設置状況などをどのように把握しているのか、お伺いいたします。
続きまして、商店会が行う地域団体の連携支援についてですが、連携するということは、そのつなぎ役となる人材が重要であると考えます。現在、商店会はどこも人材不足であり、にぎわいの創出といっても、商店会自ら行うというのが難しくなっております。今後、商店会支援としては、そのような事務処理や連携を推進する人材や仕組みも必要であると考えますが、そのような人件費についても、今回の支援は対象になりますでしょうか。
続きまして、施政方針110ページの5、三鷹阿波踊り振興会への支援。三鷹阿波おどりは夏の風物詩として、また駅前のにぎわいづくりとしても大変貢献されるものだと考えております。今回、予算を84万円から200万円に拡充されるに当たっては、その運営方法や運営費も精査した上で拡充されたのでしょうか、お伺いいたします。
続きまして、施政方針110ページ、6、三鷹産業プラザ新創業支援施設の整備。これまで、ファブスペースでは、様々な取組を通してものづくりの可能性や楽しみなどを知るきっかけになったと感じております。今回、ファブスペースはなくなるというふうに認識してよろしいでしょうか。これまでのファブスペースの成果をどのように捉え、また、今回、ファブスペースがなくなるのであれば、理由について教えてください。
また、ミタカフェについては、これまで起業や創業支援、個人事業主の交流の場として、大きく成果が出ているものだと考えます。これまでのミタカフェの取組をどう評価し、今回の拡充に当たり期待することを教えてください。また、コンシェルジュを配置するとのことですが、このコンシェルジュにはどのようなことを期待されるのでしょうか。また、以前、産業プラザ内にチャレンジスペースがありましたが、一度なくなり、再度設置する理由は何でしょうか。
続きまして、予算概要120ページ、7、井口特設グラウンドの利活用の推進についてお伺いいたします。地元町会を中心に早期実現への期待が高まっていますが、医療事業者の選定は、令和5年度の予定が令和6年度に延期となりました。今後は変更した予定どおり、今年の夏には事業者が決まることを期待しますが、見通しについて市の御所見を伺います。
次に、災害時医療拠点がこれまで存在しなかった西部地区としては、病院の誘致は地域の方々にとって長年の悲願であると聞いております。能登半島地震を踏まえて、ますます当該事業への期待が高まっているとの認識でおりますが、地域の安心安全を確保するための当該事業の狙いについて、改めて市の御所見を伺います。
続きまして、施政方針122ページ、11、三鷹幼稚園跡地の利活用についてお伺いいたします。事業スキームを盛り込んだ基本プラン策定においては、どのような推進体制で取り組むとお考えでしょうか、お伺いいたします。
続きまして、施政方針122ページ、12、三鷹駅前再開発の推進、(1)、具体的な取組について検討を行いますとありますが、この検討結果は、当該年度で一定の報告はされるのでしょうか。
(3)についてお伺いします。三鷹駅前地区まちづくり連絡会について、先日、私も参加させていただきましたが、駅前の商店会や町会の方々が一堂に集まる、とても貴重な会であると思いました。当該年度でまちづくり先進事例を視察する必要性は何でしょうか。
(4)についてお伺いします。整備する公共施設というのは、既存の施設及び駅前に必要と思われる施設を検討していくという認識でよろしいでしょうか。また、早期の都市計画決定に向け、都市計画原案を作成するとあり、いよいよ着手されていくと理解しますが、当該年度の予算の中でどの辺りまで進めていきたいとお考えでしょうか。
以上、よろしくお願いいたします。
◯保健サービス担当課長(小島美保さん) 産後ケアについて御質問をいただきました。アウトリーチ型の産後ケア事業についてですが、申請につきましては、市民のほうから行っていただくことを想定しております。
2点目、バースデーサポート事業についてですけれども、この事業は1歳という、歩行が始まったり、行動範囲が広がるとともに、子育てが非常に難しくなる時期を対象に行っている相談支援事業になります。アンケートを行って、家庭の状況だとか、お子様の発達の状況などを確認することをやっております。9〜10か月健診から1歳半健診までの間に健診事業がございませんので、その間にこの1歳という節目についての相談をすることにしております。
アンケートからいろいろな相談が寄せられておりまして、それに子どもさんの発達だとか子育てだとか、それから夫婦関係のこと、多岐にわたる相談が寄せられておりまして、それにつきまして、電話や家庭訪問で相談に応じております。
もう一点、バースデーサポート事業の電子ギフトに変えた経過でございますけれども、国及び東京都の補助金の制度の再構築によりまして、ギフト券の額が増額になったことと、それから育児支援パッケージとしていたギフトの内容に家事支援が加わったことをきっかけに、この見直しを行ったところです。
それから3点目、ゆりかご面接についてです。ゆりかご面接で配っています1万円のこども商品券が利用できる市内の商店街の店舗数ですけども、38軒ございます。
それから、4点目、新生児訪問のときに保健師と助産師はどのように担当を分けているのかという御質問をいただきました。基本的には、新生児訪問は助産師を中心に訪問しております。訪問のときに、保健師も同行させてもらうということもありますし、またもう既にゆりかご面接から関係ができていて、第2子、第3子というような場合には、保健師が単独で訪問するということもございます。
私からは以上です。
◯生活経済課長(立花省二さん) 私からは、商店会支援と阿波踊り振興会の関係、それと産プラの関係で、3点お答えをいたします。
まず、1つ目、商店会支援の観点で拡充、重点を置くポイントはどこかというところで、御質問をいただきました。これまでは、定例的に行われているセール等のイベントの財政的な支援というのが、ここずっと続いていたところなんですが、商店会の会員のメンバー等も同じような状況で、イベントも同じことを繰り返すというような、新味がないようなところが続いていたところでございます。やはり、会員さんの固定化とか、役員の固定化しているところを打破していくことが、今回、これが一番重要なポイントだというふうに考えております。
そういう点では、商店会の活動に関わる方、新しく関わる方を増やしていくというところが一番のポイントというふうに考えています。そういう点では、会員さんとして入っていただける方、これも増やしていきたいですし、イベントだけでも新たに関わって担い手になっていただける方、当然、そういうイベントへの参加する側としても、新しい方、これまでと違う方々にも関わってもらう、参加してもらうというようなところが、商店会の活性化の一歩目として必要だというふうに考えているところでございます。
次に、商店街における街路灯の設置の状況ですけども、こちらは街路灯の要綱の中で、商店会のほうから、こちらの申請をしてもらうことによって、電気料等の補助も行っておりますので、そういう点では台帳で管理をしているというところでございます。これについても、設置、廃止については、道路の安全という交通安全の関係もありますので、道路の所管とも情報を提供しているところでございます。
続きまして、地域団体との連携、つなぎ役、重要ではないかというところで、御指摘をいただいたところです。御指摘のとおり、商店会の活動の中でも、なかなか今、外向きに新しい関係をつくるというのが難しくなってきているところで、今回の地域団体との連携を促進する観点での補助事業というのが、ひとつ、起爆剤になればいいなというふうに考えているところです。
具体的なつなぎ役のところですけども、固定的なメンバーの方をつくっていくというのは、なかなか今難しいかなというふうには思っておりますが、まずは今回、1つ目のポツのところで出てくる委託で、まちづくり三鷹のほうに委託をする中で、市内、あるいは市外も含めて、商店街活性化の好事例等の情報提供等を行いながら、また先ほども午前中の答弁でもちょっとさせていただきましたが、まちづくり三鷹でも関係をしている町会、あるいはまちづくり協議会等々の方も巻き込みながら、つなぎ役を担っていくというところかなというふうに考えております。
続いて、商店会が受け取る補助の対象の中で、事務処理に係る経費とか人件費が補助対象になるのかという御質問がございました。商店会の中で、経常的な業務の中の事務処理、あるいはそれを行えるスキルがある人がいるか、いないかみたいなところも非常に負担になっているというのが課題になっているというのは承知しているところです。ただ、今回の連携型に関する補助については、基本的にはイベント等の事業に関する経費という形で想定しておりますので、経常的な業務というところは現段階ではちょっと想定をしていないところです。ただ、効率的な事務処理の方法等は、先ほどちょっと御説明させていただきましたが、まちづくり三鷹のほうでも新たに相談等に乗るところで、可能な限り好事例等の情報提供をしながら、そういう点では課題を抽出する年度という形になるかなとは思うんですけども、そういうところで上がってきたものは、さらにその先のところでの解消につなげていきたいなというふうに考えております。
続いて、阿波踊りの関係で御質問をいただきました。今回、拡充に当たっての精査がどうだったかというところでの御質問です。まちづくり振興会、あるいは事務処理を事実上担っている商工会のほうからもこちらの要望がある中で、やはり物価高騰の中で設営に関する経費も相当程度上がっておりますし、先ほどもちょっと答弁させていただきましたが、暑さ対策の中でも、水場の設置箇所を増やす必要があったりとか、そういったもろもろの経費の増の要因があるところです。これについては、決算の書類等も見させてもらいながら、精査をさせていただいたところです。この出るほうの支出側の経費もそうですし、やはり今回、支援をする補助金を拡充するに当たっては、協賛金や広告料収入などの振興会の自主財源の確保の取組、こちらについても要請をしていきたいというふうに考えているところです。
続きまして、産プラの関係の御質問をいただきました。1つ目が、ファブスペースみたかの廃止の理由、成果等で御質問をいただきました。1期棟の1階に設置しておりますファブスペースみたかですけども、こちらについては平成26年から設置がされて、活動をしてきたところです。3Dプリンター等、デジタルの機器等の貸出しも行いまして、ものづくりに関して手軽に関わりが持てる、あるいはこういった中では、女性の方の起業につながったケース等もあったというふうに承知しておりますので、そういう点では非常に成果もあったというふうに考えております。
ただ、一方で、これの運営の方法ですけども、こちらのまちづくり三鷹が運営事業者に事業を委託しつつ、市のほうでも一定程度それに関する財政的な支援として負担金を負担して運営してきたところでございますが、最終的に自立型の運営を目指してきたところでございましたが、コロナの影響等もあったところではありますけども、やっぱり市の負担がなくならないという形はできないということになりましたので、こういったことも踏まえて、今回ファブスペースみたかについては廃止をすることとさせていただいたところです。
ただ、この後、新しく造る起業、創業支援の施設の中で、このファブスペースみたかで行われてきた創業の──特にプレのような、その前段階の活動のようなものも、きちんと引き継いで支援をしていきたいというふうに考えております。
続きまして、ミタカフェについての御質問をいただきました。ミタカフェは2期棟の3階のほうで今事業を行っているところですが、これについては、当初、平成18年からコミュニティビジネスを中心にスタートして、地域で抱える課題を市民がビジネスで解決できるような場ということで、そういった起業につながる場所として設置がされて、事業運営を行ってきたところでございます。
ただ、施設としては、コワーキングとして使えるようなしつらえにはなっておるんですけども、逆に言うと、非常にオープンな仕組みになっておりました。ここについて、昨今のコワーキングスペースの使われ方としては、集中型のコワーキングスペースというのもかなりニーズがあるというようなところもございまして、新たに産業プラザの1期棟の1階にこちらを引っ越しつつ、そういった什器類も含めて、交流型もできますし、集中型のコワーキングとしても使えるという施設に、補助金を活用しながらリニューアルをしたいというふうに考えております。
ハード的には、今言ったような拡充を行うところでございますが、さらにコンシュルジュとして、起業、創業支援のアドバイザーのような存在をきちんとそこにも常駐をすることによって、昨今求められております様々な起業相談の中でも、伴走型で支援もできる、相談に乗れるというような体制をつくって、起業、創業するだけではなく、その後のそれぞれの事業の拡充、継続につなげていきたいというふうに考えております。
最後に、チャレンジショップの関係で御質問をいただきました。チャレンジショップにつきましては、2期棟のほうでも、一番最初だと、平成15年に一度造って、その後、1回なかなか店舗の利用がないというところで、平成20年から1日貸しのパターンでの形態と、その後、平成25年度から長期型で貸し出すというような形で、何度かチャレンジスペース、チャレンジショップについては、あそこで事業を行ってきた実績があるというふうに承知しております。
それぞれ、ちょっと場所が2期棟のエントランスから入った奥だったりとか、場所の問題もあったかもしれませんし、あと固定した形でショップを構えるというのが、実はニーズとなかなか合っていなかったところがあるということがありますので、そういったことも新たに勘案しながら、今回は少し軽微な形の施設で、起業の際に必要とされるようなマーケティングにつながる、テストマーケティング等ができるような施設で、今検討をしているところでございます。
これも、固定する什器ではなくて、可変型にさせていただいて、利用がないときには、別の起業、創業支援の機能として果たせるように検討しているところでございます。
私からは以上です。
◯まちづくり推進課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(池田啓起さん) 井口特設グラウンドの利活用の推進について御質問いただきました。事業の見直し、今後のスケジュールについて、また事業の狙いについてです。
スケジュールについてですが、昨年11月になります公募要項や審査基準を作成する中で、内容を精査する時間をもう少し取って丁寧に精査すること、また応募事業者が具体的に検討する準備期間を当初より長期に確保していくこと、また提案書を受け付けた後に、事務局や選定委員において書類等の内容精査を行う日程確保などから、おおむね3か月程度、スケジュールを後ろに見直しをさせていただいております。
現在はこの変更スケジュールに沿って、令和6年1月30日には公募要項等を公表し、2月19日には事業者向けの説明会を開催するところです。今後、提案書の受付を4月15日から5月15日で予定しております。その後、5月の下旬頃に資格の審査、6月中旬頃にはプレゼンテーションの審査等を予定しているところです。相手があることですので、スケジュールに変更等が生じる場合はありますが、現在はこのスケジュール沿って取組を進めております。
次に、事業の狙いについてです。改めてになりますが、この土地の利活用により、土地利用の総合効果による西部地区の防災拠点機能の強化、そして地域の防災力と利便性の向上、医療体制の充実を目指していくこととしております。当該地は、緊急輸送道路である都道に近接しており、近くには避難所となるコミュニティ・センターがあります。こうした立地を生かして、各施設が機能的に、また連動して、一体的な防災拠点としていくことを目指していくとしております。
また、防災設備を備えた一時避難場所の確保と医療機関の誘致について検討を進めて、地域の防災力向上と医療体制の充実を図るとしております。さらに、地域に資する利活用の検討においては、憩いや交流、またスポーツや健康づくり、そして東西通路の確保により、交通アクセス等の利便性を確保して、地域に資する事業としていきたいというふうに考えているところであります。
私からは以上です。
◯都市再生部調整担当部長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局長・事務局次長(向井研一さん) 私からは、三鷹幼稚園の跡地について、どのような推進体制で検討していくかという御質問にお答えいたします。本件に関しましては、まずは土地の所有者の御理解が前提になりますけれども、やはりこの利活用に向けては効果的なスキームの検討に当たって、ハード、ソフトの両面から多岐にわたる分野での調整が必要というふうに捉えております。
そういう意味で、昨年10月1日に設置いたしました三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局、その中の本部員である子ども政策部、都市整備部、スポーツと文化部、企画部、そして都市再生部、こうした横断的な部間調整によって進めていくものと考えております。既にこの跡地の利用の検討チームを立ち上げて、検討し始めているところですので、引き続き令和6年度もその体制をベースに検討を進めていきたいと考えております。
◯再開発課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(菅原恒一さん) 私からは、三鷹駅前地区再開発の推進でいただきました御質問3点についてお答えさせていただきます。
まず、1つ目は、事業概要の(1)で書いてございます基本構想の重点事業に位置づけられる各事業の具体的な取組の検討についてです。基本構想の重点事業に位置づけております緑化推進整備事業、中央通り商業空間整備事業、それと回遊性を生む道路環境整備事業、これらはまちづくり基本方針の中で17ヘクタール、駅前地区の中でも緑化の推進であるとか、商店街の景観形成、あるいは楽しく歩けるようなウオーカブルなまちづくり、こういったことを進めていくということで考えている事業なんですけれども、これら各事業につきまして、現状の三鷹駅前の状況の課題等の把握とともに、具体的にどのような方策を取っていくかといった辺りの検討を今年度進めていきたいと考えているところでございます。
それから、その次の御質問にありました、連絡会の視察の狙いという点につきまして。連絡会の視察につきましては、まちづくり連絡会のメンバーと共に、まずいきなり視察という前に、三鷹の駅前での三鷹のよさであるとか、課題みたいなところを共有しつつ、どのようなものを視察先として視察するべきか一緒に検討した上で、現地で連絡会のメンバーと市の職員が一緒になって、取組を現地で見るということで、三鷹で進めていくまちづくりをどのように進めるべきか、そういったことを共有化する、イメージを共有化していくというところを目指したいと思っておるところでございます。
それから、3点目、都市計画原案の作成というところで御質問いただきました件ですけれども、三鷹駅前地区の再開発につきましては、現在、地権者の皆様と具体的な事業計画案の検討、「子どもの森」基本プランをベースに議論を進めておるところなんですけれども、これが一定程度まとまった段階で、都市計画決定に向けた手続に入るための都市計画原案を策定することを目指して、今年度、まずは地権者さんとの事業計画案の合意形成を目指して事業を進めたいと思っておるところでございます。
以上です。
◯委員(太田みつこさん) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次、再質問させていただきます。
まず、産後ケアについてなんですけども、産後ケアの対象は生後1歳未満までになるという、産後一番大変な時期でありますが、必要な方が支援を利用しやすいようにするべきという点から、支援の情報の周知や申請方法と、何か考慮など考えられているものはありますでしょうか。
◯保健サービス担当課長(小島美保さん) 産後ケア事業、来年度からは全ての方が対象ということになりますので、ゆりかご面接をはじめ、初期から周知には努めていきたいというふうに思っております。また、申請を8か月のときにしていただきますので、そこについてもまた周知をしていくということを重ねて行っていくのと、子育てガイドやホームページなども活用しながら周知を図っていきたいと思っております。
◯委員(太田みつこさん) よろしくお願いいたします。
もう一点、産後ケアなんですけども、今後、こういった産後ケアの包括的な取組というのがいろいろ出てきていると思うんですけども、先ほど課長からもありましたゆりかご面接から新生児訪問に保健師さんが連動して、お話を聞いていくというような形で、新生児訪問からこの産後ケア訪問に連携させるということがより効果的になるかと思うんですが、そういったような取組はこれまでもあったのか、また今後どういうふうな形で進めていきたいと思われているか、お伺いします。
◯保健サービス担当課長(小島美保さん) 今年度から始まりました出産・子育て応援給付金の活用もございまして、妊娠期から新生児訪問──ゆりかご面接、妊娠期の8か月面接、新生児訪問、産後ケアと、切れ目のない支援がサービスとして提供できるようになりました。細かい妊娠初期からのいろいろな悩みを抱えながら出産を迎えられて、そして赤ちゃんを迎えた生活が始まるというところにつきましては、しっかりと専門職として支援をしていきたいというふうに考えております。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。
続きまして、バースデーサポート事業について再質問させていただきます。今回、こども商品券から電子ギフトに変更したという点では、家事支援が加わったということで、当事者に向けてより使用しやすい支援が増えたということが分かりました。予算書247ページのゆりかご面接と、ふたご家庭についての支援で、こども商品券が取り扱われているという点についてなんですけども、子育て世代にとっては、子育て支援策でもある先ほどの電子ギフトも商品券も、日々の暮らしの子育てに生かされるものでなければならないと考えます。
特に、こども商品券の特性としては、市内の商品券取扱店舗が増えることで、こども商品券を通して地域でお買物ができる、地域を知れるきっかけになると思いますが、こども商品券を取扱いできる市内事業者についての拡充要望は、事業者さんにされていますでしょうか。
◯保健サービス担当課長(小島美保さん) 取扱店舗の拡充につきまして、この事業が始まったときには積極的に行ったところではありますけども、現時点では積極的にしているという状況ではございません。
◯委員(太田みつこさん) ぜひ拡充のほうも検討していただければと思います。また、このこども商品券というのが、市内で取扱店舗さんで商品券を使えるようになっているんですけども、このスキームというのが、今後力を入れていく、みたか地域ポイントとの連携というのもできるかなと思いますので、こういった地域に還元できる仕組みというのも、今後、庁内連携して取り組んでいただければと考えます。
続きまして、商店会の維持、活性化に向けた支援の充実について、再質問いたします。にぎわいの創出事業については、関係人口を増やしていく、会員も増やすとありましたが、こちらの会員というのは商店会の会員さんという認識でよろしいでしょうか。
◯生活経済課長(立花省二さん) 会員については、商店会の会員を増やしていく、これが第一の目標になっております。
◯委員(太田みつこさん) ということは、新規で店舗を増やしていくということでよろしいでしょうか。
◯生活経済課長(立花省二さん) そうですね、新規の出店だけではなくて、今既にそこで活動している方にも入っていただけるような商店会の活動自体の魅力を上げることも必要で、現在会員じゃない方に入っていただく必要もあるというふうに考えておりますが、併せて新規の出店についても支援をする事業を今回立ち上げますので、そういった形で新たに外から入ってくる事業者についても、商店会に入っていただくという流れをつくっていきたいというふうに考えております。
◯委員(太田みつこさん) よろしくお願いいたします。
続きまして、商店街の街路灯についてなんですが、街路灯の設置状況の把握というのは、申請されていることでリスト化をしているというふうな御答弁がありましたが、商店街の明るさというのはまちや地域の元気にもつながると思いますので、市として商店街の街路灯というところをもう少し推進してもいいのではないかなと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。
◯生活経済課長(立花省二さん) 商店街の街路灯につきましては、商店会が独自に、ある意味個性を出したような特徴的なデザインのものを、商店街のアピールのポイントとして、商店会が独自に取り組む事業というふうに考えております。市としましては、それらの設置等を行う場合は、東京都の補助等も一緒に合わせながら、商店会の活動を支援するというような考え方でおります。
その点では、商店会の体力とか、そういったところも非常に重要になってくるところかなというふうに考えております。今の様々な情勢を考えると、新たな取組として、商店会設置の街路灯という形で進めていくのはなかなか厳しいかなというのは、現状としては認識しているところでございます。
◯委員(太田みつこさん) 分かりました。続きまして、商店会の地域団体連携支援についてなんですが、今後、まちづくり三鷹のほうでバックアップしていただけるということで、大変期待するところであります。昨年、会派で視察した愛媛県で、まちづくり会社が商店会の人材不足やにぎわいの創造のバックアップをする仕組みとして、まちづくり会社が間に入って事務作業でしたり、様々な支援をしているんですが、今後このような形を検討しているという認識でよろしいでしょうか。
◯生活経済課長(立花省二さん) 現段階では、今御指摘のようなことを具体的に検討しているというところではございません。相談等には乗れるところはあるかなと思いますけども、具体的な事務処理を例えば市内全域で共通化して対応するとか、そういったところまでは今現在は検討はしておりません。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。今のまちづくり──松山の会社の事例ですと、そういった商店会の事務作業もそうなんですが、今後、三鷹市が力を入れていく地域ポイントなども、相談体制なども、まちづくり会社がしておりましたので、そのようなことも今後検討していっていただけたらいいなと思っております。
続きまして、三鷹阿波踊り振興会への支援についてなんですが、決算処理をきちんと確認して、今回拡充されたということではあるのですが、これまで三鷹阿波おどりは50年以上の歴史がある中で、コロナも経て様々変わってきている点がありますので、ぜひここは改めてしっかり見ていただきたいなというところがあるのと、先ほど課長の答弁で、ほかの委員さんから拡充についてという点で、水場の増設がありましたが、現在、商工会女性部の方や企業支援によって行われたりしているところが多く見受けられるので、どのように水場の設置を今検討しているのかなということをお伺いしたいと思います。
◯生活経済課長(立花省二さん) 令和6年度の細かい水場の設置数等までは把握はしておりませんけども、水場関係費でも、令和5年度は恐らくボランティアとか、経費がかからない形でやってきたものについても、かかる見込みとして、今、予算としては把握をしているところでございますが、ちょっとこれはごめんなさい、振興会として確定しているものではないと思われますので、今詳細の金額については控えさせていただければなと思います。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。イベントを運営するに当たって、予算というのは必ず多くかかるものなんですけども、先ほども申し上げましたとおり、この50年の歴史の中で削減できるものがいろいろあるのではないかなというふうな視点がありますので、そちらのほうもぜひ検討していただいて、必要なものに予算がかけられるように、阿波踊りの中で振興するために必要なものにかけていただけるようにしていただければと思います。
続きまして、三鷹産業プラザの件について再質問いたします。先ほどファブスペースはなくなりますというお話がありましたが、ファブスペースには本当にとても貴重な機材でしたり、高価な設備がたくさんありました。この点については、ファブスペースがなくなることによってその設備はどうなるのかという点についてお伺いします。
◯生活経済課長(立花省二さん) ファブスペースには、御指摘のとおり、貸出用の機器として、UVプリンターや3Dプリンター、モデリングマシン等の機器がございます。これらの中には、一部故障中のものもあって稼働しないものもあるんですけども、モデリングマシン等は現在も比較的使用頻度、貸出しの頻度は高いというふうに承知しているところでございます。これらにつきましては、単なる機器の廃棄処分という形ではなくて、オークションのような形でなるべく有価の処分を検討したいというふうに考えております。
◯委員(太田みつこさん) よろしくお願いいたします。
続きまして、チャレンジスペースなんですけども、こちらはシェア販売であったり、店舗であったり、いろいろな形が検討されるとは思うんですが、どのような形で行う予定でしょうか。
◯生活経済課長(立花省二さん) チャレンジショップとは、かなり形態は様々な形態があるというふうに認識しております。先ほどもちょっと御紹介させていただきました、過去にやってきたような形で、結構しっかりした商品棚を置いて、固定してという形のものもございますが、今回は比較的簡易なもので、起業のテストマーケティング等に使えるようなもの、そういう点では最小限の窓口のような形で、レジが置けるとか、商品の受渡しができる棚があるとか、在庫を一定程度後ろに置けるもの、そういったものを今想定をしているところでございます。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。
産業プラザ、最後になりますが、三鷹コワーキングスペースが新たになるということで、大変期待するところなんですけれども、在宅支援でしたり、また三鷹駅前ではカフェ等でお仕事をしている方も多く見られまして、市民の方に広くコワーキングスペース、この交流型を知ってもらう必要もあるかと思いますが、今後、広報等もこれまで以上にされる予定でしょうか。
◯生活経済課長(立花省二さん) 施設を整備して、オープンは令和7年度に入ってしまう予定になっておりますが、その際は、やはり会員等もぜひ多く獲得したいところもありますので、民間の関係の施設等も、場合によっては協力できるところ、協力してもらえるところ等も検討しながら、広報のほうを進めていきたいというふうに考えております。
◯委員(太田みつこさん) よろしくお願いいたします。
続きまして、井口特設グラウンドの利活用について再質問させていただきます。昨年は、地元の複数の町会から早期実現を求める要望書が市長宛てに出されていると認識しています。このような地元地域の要望を踏まえて、当該事業の早期実現に向けた市長の御所見を改めてお伺いします。
◯市長(河村 孝さん) この予算委員会の冒頭に述べましたように、正月早々に大地震がありまして、改めて災害に対してどういう気構えでいかなければいけないかという覚悟を再認識した次第でございます。そういう意味で、いろいろ今までも御質問がありましたけれども、建て替えのときに使うというわけじゃなくて、仮の病院として使うという、そういう考え方というよりも、あそこ自体がまさに説明者からもありましたけれども、調布保谷線に面していて、まさに輸送の要であり、そしてそこでグラウンドがあり、病院があり、そしてその奥にコミュニティ・センターがあるというのは、本当に絶好の防災の総合拠点というふうに言ってもいいぐらいで、機能が二倍、三倍というぐらいの価値のある拠点だというふうに思っています。
その意味で、井口グラウンドをばらばらな形で整備したり、遠距離を結ぶというよりも、そこに凝縮していることの価値を我々は再認識して、一刻も早くこの整備をしていくことが私たちに課せられた使命であるというふうに思います。災害はいつ何どき起きるか分かりませんので、少しでも早く実現したいというふうに思っています。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。
最後になりますが、三鷹幼稚園の跡地についてなんですが、三鷹幼稚園の跡地の利活用については、私も一般質問で要望させていただいたところになります。近隣の町会や幼稚園関係者から、長年幼稚園、子どもの施設として地域になじまれてきたこともあり、子どものための施設として利活用してほしいとの要望書も市長のほうに提出させていただいたところです。
近隣にのびのびひろばや、すくすくひろば等もありますが、安心安全に駅前で外遊びができる場所は、ほかのエリアに比べても少ない状況です。また、今回、子どもの森構想の位置づけとして考えていただけたのも、三鷹幼稚園にある長年の緑やその自然環境にもあると思います。その環境を生かす形で、跡地でできることも限られると思いますが、ぜひ三鷹駅前のまちづくりの位置づけからも、よりよい場所になっていただくことを期待して、終わります。
ありがとうございました。
◯委員(加藤こうじさん) よろしくお願いします。早速質問に入ります。予算概要99ページの7、環境基金を活用した住宅、建築物の脱炭素化の支援について、お尋ねをいたします。2050年ゼロカーボンシティーの実現を目指して、住宅、建物の脱炭素化のまちづくりを進め、再生可能エネルギーの利用を促進するため、環境基金を活用してゼロエネルギー事業の拡充を図るものです。個人的にも、とてもすばらしい事業だというふうに思っております。
今年度、令和5年度の交付見込額は540万円、本年度は840万円と、一気に55%増額いたしました。当該年度は、三鷹市まちづくり条例で定める開発事業に加え、個人の新築住宅、小規模建売分譲住宅についても対象となりました。補助額について、私もちょっと試算をしてみました。個人の新築住宅で、おおよそ30万円から40万円程度になると思っておりますが、これが正しいかどうかと予算額に対する見込みをどのように積算したのか、お伺いをいたします。
予算概要100ページの8、姉妹町と連携したカーボンオフセット事業の実施についてお伺いをいたします。さきの委員さんからも同様の質問がございましたが、もう少しお聞きしたいので、よろしくお願いいたします。こちらも、2050年ゼロカーボンシティーの実現を目指し、脱炭素社会に向けて地球温暖化対策を進める目的で、姉妹町の福島県矢吹町と、友好都市の山形県白鷹町と連携したカーボンオフセット事業を実施するものです。
カーボンオフセットとは、文字どおり排出した炭素を埋め合わせるということで、三鷹市が主体的にこれを削減する努力を行うとともに、削減が困難な部分の排出量について、ほかの場所で実現した温室効果ガスの排出削減、吸収量等を購入すること、またはほかの場所で排出削減、吸収を実現する活動を実施すること等により、その排出量の全部または一部を埋め合わせるという考え方です。
今回、森林環境譲与税について、先ほど使い勝手が悪く、基金に積み立てることが多いとの答弁がありました。この森林環境譲与税についての算定に関する基準など、お伺いをさせていただきます。
続きまして、予算概要104ページの2、牟礼の里公園(仮称)整備に向けた取組についてお伺いします。牟礼の里や玉川上水と、そして多くの農地に囲まれたエリアです。設計に当たっては、三鷹の原風景を限りなく残すことが重要と考えますが、牟礼の里公園(仮称)整備のコンセプトについてお伺いをいたします。
次に、予算概要105ページの6、農業公園開園20周年事業の実施による都市農業の魅力増進への取組についてお伺いをいたします。事業実施に当たり、次世代の都市農業を担う農業後継者の意見はどのように反映されましたでしょうか。記念事業として、三鷹の都市農業の魅力を発信する具体的な取組についてお伺いをいたします。
続きまして、予算概要108ページの2、公衆浴場への支援の充実についてお伺いします。公衆浴場は浴槽のお湯を温めるほか、多くの燃料を使用するため、燃料費の高騰で、ガソリンなどを多量に使用する運送業やタクシー業などの方々と同様に大きなダメージを受けているところです。そこで、我が会派も公衆浴場事業者をはじめ、燃料高騰の影響を受けた業種に対する支援を三鷹市に求めてきました。今年度、令和5年度についても、これにお応えいただいたことに感謝しているところであります。
今回の公衆浴場への支援は、現行のボイラー施設等の改修に加えて、洗い場や脱衣所の維持補修に拡充されています。燃料高騰に対する支援は東京都が行うため、三鷹市は行わないという理解でよろしいでしょうか。東京都の支援の内容について詳細が分かれば、お伺いをいたします。
続きまして、予算概要113ページの3、牟礼地区生活道路緊急安全対策の実施についてお伺いをいたします。東八道路の延伸に伴う生活道路への車両の抑制、防止策は、当該地域の喫緊の課題であります。御承知のとおり、静かな住宅街は、居住車両以外は通らない、高齢者からお子さんまで安心して通行できる道でした。このエリアには、保育園も、市民農園も、地区公会堂もあります。今回の緊急安全対策は、三鷹台団地通りの安全対策の一環として、昨年度、今年度に引き続き、歩道の整備を行うものです。こちらも重要な整備事業であることは認識しているところですが、前述した地域の車両の抑制防止策についてお伺いをいたします。
続きまして、予算概要113ページの6、市道第56号線の整備についてお伺いをいたします。井の頭地区における第五小学校の通学路の安全と、緊急車両の運行経路を確保するための拡幅整備事業です。この交差点は道が屈曲しているため、見通しが悪いだけではなく、車同士の擦れ違いができません。今回の拡幅により、部分的に危険を回避するという意味では大きな効果があると思いますが、この交差点の危険性を完全に排除できたわけではありません。この交差点を含む市道56号線の拡幅の方針についてお伺いをいたします。
予算概要115ページの11、三鷹バスネットの抜本的な見直しについてお伺いをいたします。井の頭地区の小型EV車両の実証運行は、AIデマンド交通実証運行へ移行し、本格運行に向けて取り組むとともに、西部地区AIデマンド交通実証運行は本格運行に移行するものであります。スケジュールについて少し確認をさせてください。今行っている小型EV車両は今年の令和6年5月に終了する。そして、令和6年5月の下旬から、AIデマンド交通の実証運行を始める──これ井の頭の件です。来年の1月、およそ半年ほど実証運行をして、令和7年、来年の1月からAIデマンドの本格運行するということでよろしいでしょうか。
併せて、西部地区のほうですけれども、AIデマンド交通の実証運行は、今年の12月まで行い、井の頭のAIデマンドと同じく、令和7年1月から本格運行を開始するという理解でよろしいでしょうか、確認をさせていただきます。
2番目の質問です。三鷹市交通ネットワーク全体構想の最終案を拝見させていただきました。これまでの地域公共交通について、また今後の地域公共交通について、すごくまとまっているものだというふうに感じました。作成に当たり、市民意見はどのように反映されたのか、お伺いをさせていただきます。
予算概要118ページの1、用途地域の見直しについてお伺いをいたします。今回は、国立天文台周辺地区の地区計画、東八道路沿道の都市計画の検討のほか、最後のところに三鷹駅南口周辺地区や、三鷹台駅周辺地区など、その他の地区においても、地域のまちづくりと連動しながら、地区計画の策定や用途地域の見直し等の都市計画制度の活用について検討しますとあります。検討の中身について、お伺いをさせていただきます。
予算概要118ページの2、東京外かく環状道路整備に伴うまちづくりの推進についてお伺いをさせていただきます。北野の里(仮称)まちづくり方針は、平成28年に作成されましたが、それから7年が経過をいたしました。その後、外環事業は東つつじケ丘二丁目の陥没事故が発生するなど、外環事業の長期化が見込まれ、地域に大きな影響を与えております。長期化する外環事業を踏まえた課題整理が必要と思われます。
1つ目として、中央ジャンクション周辺の用途地域の在り方、2つ目として、周辺道路整備を見据えた通過車両の生活道路への流入対策など、改めて検討が必要と思われます。先ほど、道の駅などの声は当時なかったと答弁もあったところですが、検討に当たり、関係者や市民意見をどのように反映していくのか、お伺いをさせていただきます。
予算概要120ページの5、三鷹台駅前周辺のまちづくりの推進についてお伺いをいたします。三鷹台駅前周辺まちづくりは、商店会や地域住民、駅を利用する方々を含め、どういうまちにしたいのかということで、市が直接的に行うものではないというふうに考えております。したがいまして、このような議論が熟したところで、三鷹市としてどのような支援ができるのかを考えていただきたいというふうに思っております。三鷹台駅前周辺まちづくり協議会での検討について、検討段階で三鷹市が支援できることについてお伺いをいたします。
よろしくお願いします。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) 私からは、環境基金を活用した住宅建築物の脱炭素化の支援、こちらの予算の算定の根拠について、御説明させていただきたいと思います。もともとゼロエネルギータウン開発事業といたしまして実施していたものに対しまして、今回は、委員の御指摘のとおり、新たに開発事業によらないものを加えることによりまして、その部分が300万円上積みされております。
こちらのほう、開発事業等は単年度で終わらないケースとかもありますので、残念ながら今年度はまだそういった申請はないんですけれども、もしそういった大きなものとかがあれば、翌年度の予算とか、そういったところにも計上で計算ができる部分もありますので、まずは現状ではそういった形でつけている状況です。
以上です。
◯企画部調整担当部長(伊藤恵三さん) 私からは、カーボンオフセット事業の財源の森林環境譲与税の算定に関する基準についてお答えをさせていただきたいと思います。まず、令和6年度の国の森林環境譲与税の配分予算は600億円ございまして、そのうち市町村への譲渡分というのが90%、都道府県に対しては10%となっております。その市町村の譲渡に当たりましては、一応3つ、私有林人工林面積と人口割と林業就業者の割合から算定することとされておりまして、私有林人工林面積については、令和6年度においては5.5割、人口の譲与割合については2.5割、林業就業者の割合については2割という形で算定をされております。
私からは以上です。
◯緑と公園課長(奥嶋 亮さん) 私からは、牟礼の里の件について御説明させていただきます。今回の当該地は緑と水の基本計画において、緑と水の拠点となるふれあいの里の1つである牟礼の里の区域内にあり、当該地を含むまとまりのある農空間については、玉川上水との連続一体的な農空間として確保し、質問委員さんおっしゃっていたように、三鷹の原風景を感じることができる空間として保全するエリアとしております。
また、市民と農業の触れ合いということもございまして、現在の農空間を活用して、市民の農体験の場づくりを進め、土を通じて農空間を体験し、自然環境を学ぶ場としていきますという計画がありますので、そういったものをコンセプトに進めてまいりたいと思います。
私からの説明は以上です。
◯都市農業課長(塚本 亮さん) 私からは、農業公園の20周年記念事業についてお答えをいたします。農業公園は、市民が農業と緑について身近に学び、触れ、親しみ、相互に交流する場を提供するとともに、三鷹市における農業振興及び緑化推進の拠点とするために設置されたものでございます。そこで、20周年を迎えるに当たって、この考え方ですけども、まず都市農業振興基本法にうたわれております都市農業が果たしてきました農産物の供給機能に加えまして、防災、景観形成、環境保全、農業体験、学習の場、農業や農業施策に対する理解醸成等、このような機能を持っているところでございまして、これらを市民の皆様にPRしていく場としたいと考えております。具体的には、それぞれ今申しました機能について、引き続き各イベント的なものを用意しまして、それを皆様に体験しながら学んでいただこうと。例えば、防災については炊き出しであるとか、農業体験としては農業体験、子ども遊び、あと農産物の供給についてはマルシェとか、あと景観形成は樹名板作り、このようなこと今、現時点で考えているところでございます。
そこで、これらを踏まえて、若手の農業者の方にどういうふうに関わっていただいたかということですが、このような内容を検討するに当たりまして、当該年度、今年度から準備会的なものを設置しまして、その中に、JAの青壮年部長に参画していただきまして、検討を進めてきたところでございます。
以上です。
◯生活経済課長(立花省二さん) 私からは、公衆浴場の燃料費の補助の制度の関係で御答弁を申し上げます。令和6年度、東京都が予算を公表した後、東京都の担当のほうにも確認をしておりますが、東京都においても、令和6年度は燃料費の補助制度については行わないというふうに聞いております。
以上です。
◯道路管理課長(山中俊介さん) 私からは、牟礼地区の生活道路緊急安全対策の関係と、市道56号線についてお答えいたします。
まず、牟礼地区の生活道路の安全対策についてですけれども、これまで東八道路が開通したことによりまして、生活道路に車両の流入があるということから、町会の皆様と意見交換を行ってきまして、生活道路内においてボラードの設置であったりとか、今年度においては仮設のハンプを設置したりなどの安全対策や、また交通量調査なども実施してきております。引き続き、市道内における生活道路の安全対策については、町会の皆様と意見交換を行いながら必要な対策を行っていきたいと思っています。
また、一方で、もともとの生活道路内の安全対策というところにも、やはり限界がありまして、東八道路からの車両の流入というところがやっぱり大きな問題になっております。こちらについては、東京都と町会の皆様が話合いを行っている段階でありまして、一応、東八道路内において、生活道路に入らないようにUターン路の設置を今検討しているというようなことを聞いております。
また、町会の皆様の御意見もいろいろありますので、そちらをよく聞いた上で、必要に応じて、市からも東京都に要望していきたいというふうに考えているところです。
続きまして、市道56号線についてですけれども、市道56号線の整備については、古くは昭和30年代から事業に着手しておりまして、一時中断期間があった後に、昭和63年に改めて事業計画を市民の皆様に周知して、建物の建て替え時に土地所有者の皆様に御協力をいただき、拡幅を行っている事業です。このため、劇的に整備が進むということはなかなか難しいところではあるんですけれども、例えば建て替えの段階とか、土地利用転換等の情報をキャッチした段階で、そういったところを改めて買わせていただけないかということは御説明した上で、事業を進めていきたいというふうに考えております。
以上です。
◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔さん) 私からは、バスネットについて2点お答えいたします。
まず、井の頭と西部地区の本格運行に向けたスケジュールですけれども、委員の御質問にありましたとおり、5月の下旬、25日の土曜日まで、小型のEVバスを運行いたしまして、その後、翌週の5月27日の月曜日から、AIデマンド交通に移行するといったスケジュール感でおります。また、令和7年1月からの本格運行に向けては、西部も井の頭も同時に進めていきたいというふうに考えております。
2つ目の交通ネットワーク全体構想についてです。こちらについては、この間、学識経験者との研究会の議論をベースに検討してまいりました。途中の案がまとまった段階で、地域公共交通活性化協議会で共有をさせていただいたりですとか、その場で、交通事業者の皆さんや地域の皆さん、委員でいらっしゃいますので、そういったところでの意見、今年になりましてですけれども、1月19日から2月8日までの間で、交通ネットワーク全体構想の案について、広く市民の皆さんへの募集というものを行いまして、今回、最終案にまとめていったといった経過でございます。
以上でございます。
◯都市計画担当課長(梶原一郎さん) 私のほうでは、地域のまちづくりと連携しながら、都市計画制度の活用について検討するという点について御質問をいただきました。ここには三鷹駅前や三鷹台周辺と書いてありますが、それ以外を含めて、現在、様々な地域でまちづくりが実際進んでいったり、検討を行われているところでございます。地域ごとに進捗状況は違いますし、あとそれぞれの地域によってもまた特性というのは変わってきますが、地域の皆様と意見交換をしながら、その将来像の実現に必要な制度の活用を検討していきたいと考えています。
以上です。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) まちづくり方針におきましては、平成28年度に、その当時、外環国道におきましては、オリンピックまでの供用開始の可能性を検討するという中で、市民意見をいただきながら策定をしたものというふうに認識しております。それが、陥没、空洞などによりまして、やはり長期化をしているところでございます。そこで、今後、長期化に伴うまちづくりを進めていく上での課題というものと、まちづくりの方向性をしっかりと示すような内容を検討しながら、策定の各段階におきましては、市民の方々の御意見を伺いながら策定をしていきたいと思っております。
また、その中に記載している内容につきましても、例えば用途地域ですとか景観重点地区などにつきましても、その各段階におきまして、ちゃんと市民意見を反映しながら策定していきたいと考えております。
以上でございます。
◯再開発課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(菅原恒一さん) 御質問いただきましたまちづくり連絡会等での議論について、市として支援していけることという御質問について回答したいと思っております。今年度も進めてきているところですけど、まちづくり連絡会、地域の商店街であるとか、住民協議会であるとか、消費者協議会等の皆様とまちづくりを議論していくに当たって、ここの駅前地区でのまちづくりの推進に……。
(「場所が違う」と呼ぶ者あり)
失礼しました。
◯まちづくり推進課長・三鷹駅前地区まちづくり推進本部事務局担当課長(池田啓起さん) 三鷹台駅前周辺地区のまちづくりの推進について、御質問いただきました。市として、地域への支援内容についてですが、今年度も地域の皆さんと目指すまちの将来像、また今後のまちづくり活動の方向性を検討し、現在、三鷹台駅前周辺のまちづくりの将来像、これ、どういったまちにしたいのかというビジョンを地域の皆さんと共有する取りまとめを今現在一緒に進めております。
来年度、令和6年度は、駅前地区の将来像の実現に向けて、より具体的にどのような活動を次に実践していくのか、また、まちのゾーニングの考え方について共有していきたいというふうに考えており、地域の皆さんと令和6年度も引き続き検討をしていく予定としております。
また、まちづくりを考える会の設立3年目ということで、まだ初動期ということからも、検討段階から、例えば三鷹市からワークショップ等の企画運営、また活動の支援であるとか、その運営について、また多様な団体、サポーター等の人材が参加できる体制づくりについて、コーディネーターによる相談、助言などについて、こうしたまちづくり活動の本格化を見据えた考える会への支援を引き続き継続していきたいというふうに考えています。
私からは以上です。
◯市長(河村 孝さん) 私のほうから、1点だけ補足しておきます。牟礼東町会の関係で、放射5号線の問題、そこから流入する通過交通の問題が六、七年続いているんですよね。なかなか解決案が出てこないということで、先般、私、山中課長と一緒に警視庁の担当の部長と会ってきました。いろいろこんがらがっている部分を、警察のほうの指示じゃないかというような話も現場ではあったりするものですから、そうじゃないことが判明して、一つ解決に近づいたというふうに思っています。
東京都の北南建の所長とも先般お会いさせていただいて、この路線だけの話じゃないんですけれども、かなり前向きな形でお話ができましたので、すぐにこれで解決に向かうことではないと思いますけれども、なるべく早く、予算の3月議会ですから、難しい時期でありますけれども、なるべく早く会って、少しでも現実的な解決につながるように私としては努力していきたいというふうに思っております。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございました。幾つか再質問をさせていただきます。カーボンオフセットの事業ですけれども、ちょっとさっきいろいろな質問の中で、僕も混同しているんですが、決まっている部分や決まっていない部分があるという御答弁があったりとか、令和4年度から進めているという答弁があったりとか、ちょっとこの辺、もう一回整理して御答弁いただけますでしょうか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) まず、令和4年度から進めているというところなんですけれども、こちらは、先ほど三鷹市の取組というよりは、矢吹町、白鷹町の森林環境譲与税の使い道のところをちょっと御説明させていただきました。ですので、三鷹のほうで進めているというところではまだないというところです。事業自体としては、森林環境譲与税はこれまでも使っていますけれども、カーボンオフセットという意味においては、令和6年度からという形になります。それで、決まっている部分、決まってない部分というのは、令和6年度から実施する事業で、例えば矢吹町のほうでは、そういった樹木の天然更新であったりとか、そういったことを考えているというところで聞いている状況です。白鷹町のほうは、まだ具体的にそこまでは行っていませんけど、植林事業に充てていきたいという形で、未来の形のことを確認を取れているという状況です。
以上です。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。新規事業なので、ちょっと整理が必要かと思って、もう一度質問させていただきました。失礼いたしました。
この事業に対して、三鷹市がいろいろ提案することというのはできるんでしょうか。
◯環境政策課長(茂木勝俊さん) そうですね、基本的には、まずどういったニーズがあるか。森林整備ということですので、先方の自治体のほうの要望等を確認していくということはありますけれども、ただ同時に私どものほうでも、交流事業とか、そういったとことも絡めたりする必要もありますので、そういったところでいろいろ要望していくことということはあるかと思っております。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。実際のカーボンオフセットの部分ではなく、付加価値の部分である友好、親交という部分には、そういうことで御提案ができるということで、分かりました。ありがとうございます。
次に、公衆浴場への支援です。これ、東京都の支援は令和6年度はないということですね。分かりました。ちょっと私のほうの勘違いでした。そのように聞いていたと思ったので、質問をしました。
我々は、この公衆浴場の大切さというのを非常に思っておりまして、昨年のこの予算委員会でも、支援については時限的でなく継続して行う必要があるということを求めてまいりました。今後の公衆浴場に対する支援の在り方についてお伺いをいたします。
◯生活経済課長(立花省二さん) 公衆浴場への支援の考え方ですけども、私どもとしても、経常的な経費についての支援というのは、一定程度必要だというふうに考えております。これまでも、大規模に係る改修事業費については、一定の予算を計上してきたところですけども、令和2年度の厚生労働省がレジオネラ菌等の問題に対応するために、公衆浴場事業者に機器等の衛生管理等についても、かなり基準が厳しくなって、そういう点では、事業者さんにとって経常的に衛生管理にかかる経費というのは、新たに出てきたところです。
ついては、燃料費の補助という考え方ではありませんけども、事業者のそういった経費について、きちんと今回拡充して、補助していくという考え方で取り組んでいく、こういう考え方でございます。
以上です。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします。
続いて、牟礼地区生活道路緊急安全対策の実施については、市長の御答弁までいただきまして、ありがとうございます。今後、あのエリアがまた静かなまちになることを期待をしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
市道第56号線の整備につきまして、随分長いことやっていただいているということ、僕、こんなに長いことやっているというのを思っていなかったので、ぜひ粘り強くお願いをしたいと思います。
また、一部、今コインパーキングと言えばいいのか、最近、砂利の駐車場になりました。そこは手前のところが少し空いているので、もし何らかのこちらからのアプローチがあれば、どうにかなるのかなと思いますので、ここで情報提供させていただきます。よろしくお願いします。
AIデマンドについてお伺いをいたします。井の頭AIデマンドについて、実証運行から本格運行と、スケジュールが示されました。実証運行後、本格運行に向け見直しはするのでしょうか、できるのでしょうか。
◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔さん) まず、AIデマンド交通実証運行に向けて、その改善項目、これからもまた整理をしながら、取り組めるところは速やかに、また中長期的に検討が必要な部分は、本格運行が始まってからでも、改善策を検討しながら取り組んでいきたいというふうに考えております。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。西部地区のAIデマンドは、実証運行の中で市民の声を基にエリアの拡大や、エリア外の乗降ポイントを追加いたしました。井の頭AIデマンドについても、実証運行の状況によっては、前倒しで対象エリアの拡大や、エリア外、エリア内の乗降ポイントの追加などを検討していただきますよう要望して、この質問は終わります。
続いて、三鷹台駅前のまちづくりについては、ぜひこの検討段階から加わっていただいて、その未来像、将来像という架空なものじゃなくて、実効的になるような誘導をぜひしていただきたいと思います。市長から、エスカレーターの設置──本当に去年の選挙のときにも多く訴えていただいていたことで、物理的にちょっと難しいということも、私も京王電鉄のほうからもお伺いしているところでございます。
三鷹台駅は、三鷹駅や井の頭公園駅に先立ち、今ホームドアも工事が進んでおります。そういった面でも、三鷹台駅のこの周辺をどういうふうに進めていくかというのは大きな課題になってくると思いますので、今年度、どうぞよろしくお願いいたします。
ちょっと新しい案件を2つほど質問をさせていただきます。ちょっと細かいんですけれども、参考資料の100ページでございます。可燃ごみ、不燃ごみの収集事業についてお伺いします。令和6年度予算は、可燃ごみ、不燃ごみ収集事業においては、これまでに対して1億円以上、古紙等収集業務は2,787万円余と、約20%増額されています。また、空き瓶、空き缶、ペットボトル、プラスチック類、有害ごみ収集事業においても、同様に大体おおよそ一律で20%ほど増額をされています。以前より増額の要望があるということは認識していますが、このたび踏み切った理由をお伺いいたします。
また、2つ目の質問、事業者は祝日も収集事業を行っていることから、従業員へ休日手当を支払っていますが、その分の加算額分についてお伺いをいたします。
もう一点、予算書の295ページの9、自転車安全利用推進事業についてお伺いします。これは、主にヘルメット購入費の助成金として、令和5年度、今年度に続けて進めていただけるものでございます。この中に、計画策定支援業務委託料というものがございます。自転車安全利用について、何の計画を策定するのか、お尋ねいたします。お願いいたします。
◯ごみ対策課長(仲 雅広さん) 今回の収集業務委託料の増額の理由ですが、三鷹清掃事業防災協会という、10社の委託事業者の団体から要望がありまして、人件費の高騰、燃料費の高騰等を鑑みまして増加させていただいたものです。中には、休日出勤も含め、夜間収集の分も含めた算出となっております。
以上です。
◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔さん) 自転車安全利用推進事業費の中のこの計画策定の部分なんですけれども、次年度、公共交通の分野等も交通計画の改定を予定しております。その中で、さっきの御質問の中にもありましたけども、三鷹の自転車の交通安全、とても重要な課題であると認識しておりますので、こうした自転車の推進計画についても、この公共交通の計画と一緒に策定をしていきたいなということで、こちらのほうに委託料を計上させていただいております。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。次年度というのが当該年度のことをおっしゃっておりましたか。分かりました。じゃあ、この当該年度でも、自転車安全利用の推進について計画が盛り込まれるということでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
分かりました。ありがとうございます。
ほかの2027計画等々に関しては、ここに一覧表になって、1から23までの計画が列挙されておりましたりとか、施政方針には必ず計画については含まれているところがありましたので、この部分だけ、計画のことについてうたわれていなくて、予算書の中には計画の委託料が入っていたので、ちょっとお尋ねをさせていただきました。できましたら、こういったものもきちっとうたわれるといいと思うんですけども、最後にお願いいたします。
◯企画部長(石坂和也さん) 今回、6月確定を目指して第5次基本計画また個別計画、これからの取組の中で、できる範囲の中でまとめたといったところでございます。ただ、こういった形でちょっと漏れもあったようなところもございます。個別計画を始める段階で改めて整理して、議会等にお示ししながら取組を進めていきたいと考えています。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。いろいろ包含されたりとか、何とかということで、一筋縄ではいかない、いろいろな個別計画だと思いますが、できる限り分かりやすく御提示いただければと思いますので、よろしくお願いします。終わります。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上で自民クラブの質疑を一旦終了します。
以上で第4款 衛生費から第9款 消防費、一般会計歳入及び三鷹市下水道事業会計に対する質疑を一旦終了いたします。
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◯委員長(土屋けんいちさん) 本日の予算審査特別委員会はこれをもって散会いたします。
なお、次回は3月13日午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。
本日はお疲れさまでした。
午後4時54分 散会