午前9時28分 開議
◯委員長(土屋けんいちさん) ただいまから令和6年度予算審査特別委員会を開きます。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) まず初めに、報告事項を申し上げます。
報告事項の1については、各行政委員長等の出席要請はありませんでした。
報告事項の2、予算審査参考資料の配付について。資料については、3月6日水曜日に各会派控室の席上に配付いたしました。
委員の皆さんから何かございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
以上で報告事項を終わります。
議案の審査につきましては、午前10時に委員会を再開し、市長挨拶、委員長から市側への協力要請の後、三鷹市一般会計予算を議題とし、企画部調整担当部長の説明を受けた後、質疑を行うことといたします。また、次回以降については、審査日程に基づいて順次議題とし、それぞれ企画部調整担当部長の説明を受けた後、質疑を行うということで進めてまいりたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) 休憩いたします。
午前9時30分 休憩
午前9時56分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん) 委員会を再開いたします。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) この際、市長より発言を求められておりますので、これを許します。
◯市長(河村 孝さん) おはようございます。ただいまから、令和6年度の一般会計予算及び特別会計予算の御審査をいただくに当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
実は、昨日、1日前、東京都平和の日の式典がありまして、伊藤議長と同席させていただきました。お隣にいたんですけども、その式典のとき、ちょうど時間がありましたので、思い出話をしていて、要するに13年前の今日、伊藤議長は当時委員長で、今の土屋委員長の席にお座りになっていて、私ももちろん副市長として出席させていただいて、そのときの特別委員会、予特で大地震があったという経験を共にさせていただきました。
本当に、天井を見て、いろんな、何か落ちてくるんじゃないかと心配になるぐらいの大きな地震で、机の下に潜り込まなきゃいけない、そういうことになっていたんだけれども、周りを見ながら、誰も潜らない。でも、ちゃんと当時の清原市長は潜っていましたけど、そういうことはなかなかマニュアルどおりできないという経験もいたしました。すぐに中止になって、そのまま市内の状況を確認しながら対応したことを、本当に昨日のことのように思い出しています。その思い出話をちょっと現在の伊藤議長とさせていただいたということでございます。
そして、今年、皆さんもいろいろな会合で常に言われるように、元日早々、能登半島の大地震がございまして、これもまた大変な状況でございます。改めまして、そうした中で防災対策の重要性、減災対策の重要性ということを肝に銘じて、少しでも前進していくことを決断した次第でございます。
本日から御審査をいただきます令和6年度予算では、こうした点も踏まえまして、市民の命と暮らしを守ることを最優先とし、まちづくりと一体となりました防災・減災のまちづくりへの取組、これを加速化するとともに、物価高騰の負担緩和に向けた対策についても同様に予算に盛り込んでおります。
また、当該年度は約2年半にわたり活動してきました市民参加でまちづくり協議会の政策提案を反映した第5次三鷹市基本計画を策定いたしまして、「まちの声をカタチにして実践する三鷹の新時代!」ということをテーマに、コミュニティの創生と未来への投資を優先課題といたしまして、未来志向のまちづくりを積極的かつスピード感を持って対応していくということをうたっております。
委員の皆様におかれましては、本日から長時間、膨大かつ多岐にわたる内容を御審査いただくことになります。理事者はじめ、部課長一同、できる限り簡潔かつ明瞭な説明に心がけてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。本日はありがとうございます。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上で市長の挨拶を終わります。
これより実質審査に入るわけでありますが、その前に私から市側の皆さんに一言申し上げます。本委員会の審査日程等につきましては既に御通知したとおりでありますが、本委員会といたしましても予定された日程に基づき審査を進めてまいりたいと思っております。また、一般会計歳出の各款・ブロックにおいて、関連する歳入の質疑を行うことができるとするとともに、一般会計歳入の説明は、一般会計歳出 第1款 議会費のブロックにおいて行っていただくことが確認されております。各款・ブロックの質疑時間については、原則会派単位で決められ、会派の委員数に基づく比例案分方式によることが確認されております。
時間の表示については、ディスプレーを使用する形式といたします。会派の質疑時間終了の3分前に事務局が操作するタイマーのベルが鳴ることでお知らせしますので、よろしくお願いします。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるようお願いいたします。
また、本委員会は録音により会議録を作成いたします関係上、御答弁に当たっては、委員長が指名をした後、職名と氏名をおっしゃってから明確に答弁されるようお願いいたします。
以上、御協力のほどよろしくお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◯委員長(土屋けんいちさん) 議案第17号 令和6年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
一般会計歳出 第1款 議会費及び一般会計歳入に入ります。
第1款 議会費及び一般会計歳入に対する市側の説明を求めます。
◯企画部調整担当部長(伊藤恵三さん) それでは、第1款 議会費から御説明をさせていただきます。予算書の118ページをお開きください。議会費の予算額は5億2,910万9,000円で、前年度比1.3%の増となっています。特記事項は、121ページの事項7.市議会情報化関係費で、市議会ネットワークシステムの更新に合わせてペーパーレスシステムを導入します。
続きまして、一般会計歳入について御説明いたします。18ページにお戻りください。第1款 市税です。市税の予算額は398億4,945万7,000円で、前年度比0.9%の減となっています。税目別に見ると、第1項 市民税のうち、第1目 個人市民税は、国の総合経済対策に基づく定額減税の実施などにより、前年度比8億5,064万2,000円、4.4%の減、第2目法人市民税は、企業収益の見込みなどを反映して、前年度比1億4,413万5,000円、9.8%の増、第2項 固定資産税は、土地の評価替えに伴う増や新築家屋の増などにより、前年度比2億1,083万2,000円、1.4%の増を見込んでいます。
40ページを御覧ください。第10款 地方特例交付金です。予算額は10億8,699万8,000円、前年度比494.5%の増で、定額減税の実施に伴う個人市民税の減収分を国が全額補填するため、増となります。
54ページを御覧ください。第15款 国庫支出金です。予算額は149億5,862万3,000円、前年度比19.2%の増で、低所得者支援及び定額減税を補足する給付金の財源である物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の計上などによるものです。
70ページを御覧ください。第16款 都支出金です。予算額は112億6,126万8,000円、前年度比7.6%の増で、学校給食費の無償化の財源である公立学校給食費負担軽減事業補助金の計上などによるものです。
102ページを御覧ください。第17款 財産収入です。予算額は5,281万5,000円で、前年度比81.9%の減で、三鷹台駅前広場バス転回場用地の売却が完了したことなどから減となります。
106ページを御覧ください。第19款 繰入金です。予算額は35億3,897万2,000円、前年度比77.8%の増で、全体の収支不足の補填のため、各種基金の取崩しを増額して対応することから、増となります。
110ページを御覧ください。第21款 諸収入です。予算額は17億5,654万8,000円で、前年度比20.8%の増となっています。牟礼の里農園(仮称)の整備に向けた生産緑地の用地取得に係る公益財団法人東京都農林水産振興財団からの補助金収入の計上などにより、増となります。
説明は以上です。
◯委員長(土屋けんいちさん) 市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。なお、議会費に対する質疑につきましては、第2款 総務費の質疑時間に含まれております。質疑のある方は挙手を願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
以上で第1款 議会費及び一般会計歳入に対する質疑を一旦終了いたします。
市側の入替えのため若干休憩をいたしたいと思いますが、委員の皆さんにおかれましては、このまま席でお待ちください。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) 休憩いたします。
午前10時08分 休憩
午前10時08分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん) 委員会を再開いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◯委員長(土屋けんいちさん) 一般会計歳出 第2款 総務費及び一般会計歳入に入ります。
第2款 総務費に対する市側の説明を求めます。
◯企画部調整担当部長(伊藤恵三さん) 第2款 総務費について御説明いたします。予算書の122ページをお開きください。総務費の予算額は94億6,443万5,000円で、前年度比2.2%の増となっています。これは、定年の段階的引上げに伴い、職員の退職手当が増となることなどによるものです。
特記事項を申し上げます。131ページを御覧ください。事項28.まちづくり応援寄附推進事業費です。FC東京と連携したNFT画像の返礼品を拡充するほか、卒業生等が母校を応援する市内大学応援寄附を開始します。事項32.フリーアドレス化整備事業費です。税3課及び市民課で導入、拡充を行い、窓口機能を拡充することにより、市民の利便性の向上と職員の労務環境の改善を図ります。事項2.広報みたか発行費です。5月1週号から、タイトルロゴや紙面デザイン等の変更、フルカラー化など、「広報みたか」を読みやすくリニューアルします。
135ページを御覧ください。事項5.男女平等参画推進関係費です。男女及び多様な性の平等参画のための三鷹市行動計画2027(仮称)を策定するとともに、パートナーシップ宣誓制度の運用や、LGBTに関する相談窓口を開設します。
139ページを御覧ください。事項16.ボランティアポイント・地域通貨事業費です。令和6年度から本格運用を開始し、付与ポイント数や有効期間を見直すほか、ポイントを寄附できる制度の導入、ポイント決済が可能な店舗の拡充に取り組みます。その下、事項17.人権施策推進関係費です。人権を尊重するまち三鷹条例に基づき、審議会の設置や相談体制の整備を進めるほか、条例の普及啓発に取り組みます。その下、事項18.寄贈物件関係費です。令和5年4月に寄贈を受けた土地及び家屋5棟の利活用に向けて、一部の解体工事を実施するとともに、地域交流事業を試行的に実施いたします。事項19.第5次基本計画策定関係費です。市民参加でまちづくり協議会の政策提案など、多様な意見を反映し、令和6年6月に計画を策定します。
141ページを御覧ください。事項1.住民情報システム関係費です。令和7年度のガバメントクラウドに向けて、東京自治体クラウドを導入している4市と連携し、環境整備等に取り組みます。
143ページを御覧ください。上段の事項4.スマートシティ推進関係費です。スマートシティ三鷹構想2027を策定するとともに、生成AIの導入やSNSを活用したプッシュ型情報発信、市民課での書かない窓口システムの導入などに取り組みます。
149ページを御覧ください。事項2.コミュニティ創生研究事業費です。令和5年度に策定する基本方針を踏まえ、住民協議会の在り方検討委員会などの意見を反映して、三鷹市コミュニティ推進計画(仮称)を策定します。
153ページを御覧ください。事項9.コミュニティ・センター改修等事業費です。公共施設への太陽光発電設備等導入可能性調査の結果を踏まえ、井の頭コミュニティ・センター本館に太陽光発電設備を設置します。
157ページを御覧ください。事項12.アール・ブリュット事業費です。共生社会の推進や多様な芸術文化に触れられる機会を提供するため、実施体制を見直して、アール・ブリュットみたか2024を開催します。
161ページを御覧ください。事項1.市税総合窓口関係費です。フリーアドレス制の導入に併せて、税に係る窓口を1か所に集約した市税総合窓口を開設します。
説明は以上です。
◯委員長(土屋けんいちさん) 市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。総務費の委員1人当たりの持ち時間は、第1款 議会費と合わせて30分になっております。
初めに、自民クラブ。
◯委員(太田みつこさん) おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。それでは、施政方針59ページの4、「広報みたか」のリニューアルについてお伺いいたします。今回の「広報みたか」のリニューアルは、主に見た目のビジュアルを中心としたリニューアルという認識でよいでしょうか。現在、「広報みたか」は広く市民に親しまれる紙媒体であると思いますが、若い世代や市政にあまり関心のない方にどう興味を持っていただくかが課題と考えます。情報発信力強化の点では、もちろん紙媒体は重要でありながらも、よりデジタルに慣れている世代に対し、「広報みたか」を広報するための取組、メディアミックスも必要ではないかと思いますが、御所見をお伺いいたします。
続きまして、また情報発信力強化という点では、「広報みたか」ウェブ版についても改善が必要と考えます。現在、「広報みたか」ウェブ版は、テキスト表示と紙面のPDF表示がなされ、1ページごとの表示になります。デジタルマガジンのように、紙面全体を一気に見ることはできず、ページごとにクリックするという手間がかかります。「広報みたか」ウェブ版についても、仕様の見直しや工夫が必要と考えますが、御所見をお伺いいたします。
続きまして、施政方針59ページ、5、三鷹市ホームページのリニューアルに向けた検討について伺います。システムリニューアルから16年経過しているとのことですが、現在はウェブ機能も管理機能も相当進化していると思われます。現在、ウェブアクセシビリティーの品質は、当然のことながら利便性のよい機能が多くある中で、今までの機能を検証するだけでなく、より最新の機能を活用しながら進化させていく必要があるのではないかと思いますが、御所見を伺います。
また、各広報メディアの役割を見直すとは、それぞれの広報メディアをどのように活用したいと考えているのか、お伺いいたします。リニューアルに向けた全体計画案の作成については、本市の全体事業を分かりやすく精査しながら落とし込む、複雑な作業であると考えます。そういう点では、業者任せにはできない、所管を超えた情報の連携、人員体制が必要と考えますが、どのように推進するとお考えでしょうか、お伺いいたします。
続きまして、施政方針61ページ、8、「民学産公」協働研究事業の拡充についてお伺いいたします。市民参加でまちづくり協議会では、その研究が政策に大きく反映されるなど、事業成果として大変評価するものと考えます。また、以前から行われているネットワーク大学でのまちづくり研究員や、様々な取組に対して、何か大きく政策や課題解決に結びついた事例はありますでしょうか。このたびの参加と協働推進枠を新設することに期待することをお伺いいたします。
続きまして、施政方針61ページ、9、みたか地域ポイントの本格運用についてお伺いいたします。試行期間を経て、これから本格運用となりますが、試行期間の状況として、みたか地域ポイントのアプリダウンロード数や記念品、店舗使用状況などはどのようであったのか、試行期間を通してどのような成果が出たと考えているのか、お伺いいたします。さらに、試行期間を経て見えた課題や改善等はありますでしょうか、お伺いいたします。また、みたか地域ポイントの本格実施に向けては、市民への周知が課題と考えられますが、みたか地域ポイントを積極的に推進する広報戦略をどのように考えられているのか、お伺いいたします。
続きまして、施政方針66ページ、20、がんばる地域応援プロジェクトの拡充についてお伺いいたします。これまで、がんばる地域応援プロジェクトでは、町会・自治会による様々な取組の成果が出ていると思います。今回、連携枠を新設することで期待される効果をお伺いいたします。
続きまして、施政方針67ページ、22、コミュニティ・センターのデジタル化の推進についてお伺いいたします。市内全コミュニティ・センターでWi−Fiが完備され、このデジタル化推進によって、さらなる利便性が向上されると期待するところですが、事業概要にある業務、デジタル機器の環境調査という点では、何か調査が必要な課題があるのでしょうか、お伺いいたします。また、各住民協議会が共通のホームページ管理システムを利用するという点では、今後、ホームページが住民協議会や、様々な活動の広報の役割としても大きな期待を持つところでありますが、そのような検討も可能でしょうか。また、施設管理予約システムの先行導入においては、大沢コミュニティ・センターほか4施設とありますが、こちら、4施設はどちらになりますでしょうか。また、先行される予約管理は事務局が行うのでしょうか、お伺いいたします。
続きまして、施政方針68ページ、24、市民協働センターにおける相談機能の拡充についてお伺いいたします。地域団体間の連携支援員を配置されるとありますが、コーディネートには、その地域性や様々な活動がある中で、求められることも多いと考えます。どのような人材を支援員として配置していくとお考えであるのか、お伺いいたします。
施政方針70ページ、29、防犯カメラの設置及び維持管理等の推進。防犯カメラを設置している商店会等からは、随時、防犯カメラの照会を警察から依頼され、状況確認としても大きく成果が出ると聞いております。本市も、これまで防犯カメラ設置においてどのような成果が出ているのか、お伺いいたします。
続きまして、予算書P131、事項29.ポキ活用促進関係費についてお伺いいたします。Pokiの活用においては、Pokiをどのような基準で本市の事業、広報に役立てているのか、お伺いいたします。
次に、予算書P137、事項6.女性交流室関係費についてお伺いいたします。三鷹国際交流協会内にある女性交流室は、現在、男女平等参画情報提供コーナーとして活用されていますが、実際女性の交流としての利用はあるのでしょうか。また、今後、女性交流室の目的はどのように変化していくとお考えでしょうか、お伺いいたします。
最後になりますが、予算書137ページ、事項14.天文・科学情報スペース関係費についてお伺いいたします。三鷹中央ビル店舗が閉店し、商店会の空き店舗が増えてしまうという状況の中、2015年に天文・科学情報スペースがオープンしました。商店会も地域も、期待とにぎわいが生まれたことを大変覚えています。オープンしてから、天文に関する展示等、たくさんイベントが開催されました。そして、それから10年近く経過し、コロナ禍を経て、現在の来館数はどのような状況でしょうか。人員も常に配置していますが、その費用対効果をどのように捉えているのでしょうか。また、イベントは定期的に行われているものの、集客を上げる取組等はされていますでしょうか。
以上になります。よろしくお願いいたします。
◯企画部渉外部長(和泉 敦さん) 広報に関する質問を幾つかいただきましたので、順次お答えをさせていただきます。
初めに、「広報みたか」の関係でございますけども、今回のリニューアルにつきましては、先ほど冒頭にもちょっと説明がございましたけども、タイトルロゴの変更ですとか、フルカラー化、あとはデザインのレイアウト等を考えている次第でございます。ただ、若者の見る機会というのは、「広報みたか」、どちらかというとデジタル部分が中心なのかなということなので、一応世代的には子育て世代ですとか高齢者の方が中心になりますが、そういう若い人たちにも興味を持ってもらうような形で、例えば1面と2面を連携させて、1面で目を引くような形、そういう形での取組をしてまいりたいなと思っています。
あと、ウェブ版につきましては、現在のところすぐに変える予定というのはございません。ただ、やはり見やすくなるような形にしていかなきゃいけないというふうに私どもも思っておりますので、その辺については全体、広報のあれを検討する中で、どういう形がいいのか、それは検討してまいりたいと思っております。
また、次に、ホームページのリニューアルにつきましては、利便性が──今言ったように、ベースになるのは16年前のものでございますので、かなり古い部分もあります。その間にデザインの変更ですとか、例えばスライダーの導入とか、そういう形で順次見やすいような形では変えてきましたけども、その辺、かなり古くなっている部分もございますので、より今の時代に合ったような形、より閲覧しやすいような形、そういうものにしていきたいなと思っています。
あと、これは全体的な広報の戦略にも関わってくる部分でございますけども、1つ、「広報みたか」とかSNSについては、まず告知の部分、そういう入り口の部分として私どもとしては捉えております。その上で、市のホームページについてはより詳細に見ていただいて、皆様方にいろいろ市政への参加ですとか、イベントの参加ですとか、そういうものを検討していただく部分、そういうものというふうに考えております。そういう形で、各メディアの特性に合ったような形でやっていきたいと。それについては、全体的にまた検討していきたいなと思っております。
また、全体的な広報戦略の中では、先ほども御質問の中にあったように、全庁的にいろいろ考えていく必要がございます。そういう意味では、広報主任の会議等もございますし、今回のホームページのリニューアルの中では、職員ですとか、あるいは、場合によっては利用者、そういう方たちにも御意見を聞きながら、より望ましい方向、見やすい方向、そういう形での広報の在り方、そういうものは検討していきたいなと考えております。
私からは以上となります。
◯企画部三鷹ネットワーク大学担当部長(鎮目 司さん) 私からは、質問の3点目、「民学産公」協働研究事業の拡充について、関連する御質問にお答えいたします。まず、こちらの「民学産公」協働研究事業をはじめ、三鷹ネットワーク大学で実施をしておりますまちづくり研究員制度、こういった制度から課題を解決した事例についてでございますが、こちら、「民学産公」協働研究事業、まちづくり研究員制度ともに、毎年、三鷹ネットワーク大学の紀要にその研究成果を掲載し、市のそれぞれのテーマの関連部署にその紀要をお配りして、施策のほうに順次反映していただくよう、お願いをしているところでございます。
中でも、近年特に目覚ましい成果を上げたものといたしましては、令和2年度にまちづくり研究員制度で研究をされた市内の都市農業の研究につきまして、これを受けて、令和3年度から令和4年度にかけて、三鷹まちづくり総合研究所に、持続可能な都市農業研究会を設置しまして、集中的に市内産野菜の給食への活用を検討した結果、その2年間で、7%ぐらいだった市内産野菜の使用率が17%を超える、約20%近いところまで向上したというような成果がございました。
次に、今回、制度を新たに創設して拡充しました、参加と協働推進枠に寄せる期待ということでございますが、この対象者となる皆様は、市民参加でまちづくり協議会で約2年半ほど市政の研究をされてきた351人に上る皆様方を対象としています。これらの方々がそうした流れの研究を踏まえまして、次のステージとして、実証実験を伴う実践的な研究を行うこの「民学産公」協働研究事業に取り組まれることで、例えば地域特性や産業特性を生かした新たな地域産業の創出をはじめとした豊かな市民生活の実現、こちらに貢献されることを大いに期待しているところでございます。
私からは以上です。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 私から、質問の4番目、地域ポイント、それから質問の10番目、女性交流室、それから11番目の天文・科学情報スペースについてお答えさせていただきます。
まず初めに、地域ポイント試行期間中の実績といったところでございます。こちら、試行期間を捉えまして、令和6年1月末現在でございますけれども、地域ポイントアプリ、デジタル版のアプリの御利用者が3,143人、それからアナログ版の利用者、スタンプカードですけれども、こちらが421人、試行期間中、今年1月末までに付与したポイントは222万1,765ポイント。一方、利用されたポイントが40万5,168ポイントとなっております。そのうち、御質問がありました記念品と交換された方は、31万1,500ポイント分というふうになってございます。85%程度がごみ袋との交換という実績になっているところでございます。
試行運用で捉えました成果ですけれども、こちら、今申したとおり、現在の利用者、現時点では3,500人を超えているということで、大変多くの皆様に御利用していただいたといったところで、一定の評価をしているところでございます。これを機に、さらにボランティア活動に取り組みたいといったようなお声も聞かせていただいておりますので、そういった点、成果として捉えております。
それから、課題、改善点ですけれども、こちら、アンケート調査等も実施しまして、ポイントを利用できる機会が少し少ないなというような御意見等もいただいております。それを踏まえまして、本格運用に向けて、市内店舗を一部、30店舗程度導入する等の拡充を図っているところです。今後、本格運用に向けて、いただいたお声を反映していくよう、事業拡充を図っていきたいというふうに思っております。
それから、市民周知が重要だということで御指摘いただきました。おっしゃるとおりだと思います。こちらにつきましては、ほかのアプリとの連携をすることによって、事業の相乗効果を図りながら、事業周知というのも図っていきたいなというふうに思っているところでございます。
続きまして、女性交流室でございます。女性交流室につきましては、女性の自立と男女平等社会の実現を図るためのスペースとして設置しているものでございまして、交流室の利用ということです。コロナ前は25%から35%前後の利用率ということで推移しておりましたが、令和4年度は19.1%と、コロナ前までの利用に回復していない状況でございます。令和5年度、今年度も同様の推移をたどっているのかなというふうに思っているところでございます。
こちら、女性交流室の登録団体連絡会、毎年開催しております。今後の在り方等につきまして、そういったところの意見交換を踏まえながら、こちら、情報を探したい方が訪れて、交流につながって、地域活動の輪がさらに広がっていくことを目指して、取組を進めていきたいというふうに思っております。
それから、最後の御質問、天文・科学情報スペースでございます。まず初めに、来館者数ということでございました。こちらも、年間の来場者というのは、コロナ禍前ですと、1万5,000人から、多くて2万人程度で推移してまいりました。令和4年度実績が出ております来場者数は1万2,362人と、こちらもコロナ前までには回復していない状況でございます。
費用対効果として、令和4年9月には、来場者10万人を達成するなど、非常に多くの方に訪れていただいて、天文台のあるまち三鷹にふさわしい地域活性化拠点として、事業が展開できているかなというふうに評価をしているところでございます。
集客の取組としましては、こちら、毎月第4日曜日の午後行っていますM−マルシェとの連携によって、望遠鏡の体験イベントなどを実施するなど、こちら、表通りでやっていますので、お声がけをするなどしながら集客を図っていきたい。引き続き、魅力ある事業展開によって人が集まる場所にしていきたいというふうに考えております。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) 私からは、がんばる地域応援プロジェクト、それからコミュニティ・センターのデジタル化、協働センターの相談機能強化についてお答えをいたします。
まず、がんばる地域応援プロジェクトの連携の効果でございます。町会・自治会の皆様、総じて高齢化、それから担い手不足ということが言われて久しくなっておりますけれども、そういった課題について、やはり幾つかのアプローチがあるかと思います。1つは、業務のスリム化というのがございます。もう一つは、得意な人と組んで何か事業をやっていくということです。今回の連携枠は、多様な団体との連携をすることで、各町会さんの負担を軽減したり、もしくは新たな価値を見つけ出して創造していくというようなことの効果が期待できると考えております。
それから、コミュニティ・センターのデジタル化についてです。令和6年度に先行して行うのは井の頭、それから連雀を考えておりまして、令和7年度にそのほかのところを実施するという予定で今調整をしているところでございます。先立って行う調査をなぜやるのかというところですが、今、各住協、業務のやり方が非常にばらつきがあると。それぞれの独自のやり方が先行しておりまして、ごくたまに、例えば業務を属人化してしまったりとか、そういったことがあるのが1つ。
それから、デジタル環境につきましても、それぞれの契約でいろんなことをしているので、今後、例えば共通のプラットフォームのホームページを作っていくとか、あと、予約システムを入れる際に、きちっとそこを平準化しておく必要があるということで、それを調査して、どういう形がいいのかということを考えていこうというのが調査の目的であります。
共通プラットフォームの広報につきましては、今、単純に考えているのは、例えば自主グループの横串検索ですとか、イベントの横串検索のようなことも含めて考えておりますが、この活用の仕方については、今後、住民協議会の職員とも一緒に考えていくという形になっております。予約管理につきましては、住民協議会の職員が行うことになります。
最後に、協働センターの相談機能の強化です。現在、1人増員を考えておりまして、コーディネーターとしては、今まで協働センターで御活躍されてきたノウハウを持っている方というのを考えております。ただ、こういった相談機能という──中間支援機能とも言っていますけれども、そういったものはお一人の力でできるものではなくて、やはり組織を挙げた取組をしていく必要がある。さらには、コミュニティ創生基本方針等の中では、住民協議会等の中でもそういった中間支援機能、相談機能を充実させていこうと考えているところでございます。
また、そういったコーディネートをできる人たちを増やしていくというような取組もしていくということになっております。
以上です。
◯安全安心課長・防災まちづくり担当課長(竹内 茂さん) 私のほうからは、防犯カメラの成果についてということで御質問いただきました。お答えさせていただきます。街頭の防犯カメラにつきましては、3つの役割が期待されています。1つは、犯罪に対する抑止力、それから地域の防犯カメラがあることによる安心感、そして警察への情報提供といったようなことになります。ですので、具体的にこの成果ということでお話し申し上げるのは非常に難しいんですけれども、実際に警察のほうから捜査関係事項照会というようなものも、市の防犯カメラですとか、町会・自治会、地域団体で設置された防犯カメラにつきましてもございますので、そういったことで役割を果たせているんじゃないかというふうに考えております。
以上となります。
◯芸術文化課長(井上 仁さん) Pokiの活用についての御質問にお答えいたします。スタジオジブリの宮崎 駿監督によって描かれた三鷹のキャラクターPokiでございますが、令和4年度から4こま漫画のコンステストを実施して、令和5年度につきましては、前年度より多くの作品の応募があったような状況でございます。また、市の発行物や、小学校新1年生のランドセルカバーなどにそのキャラクターを活用するなど、様々な形でPRを行っているところでございます。また、市内の事業者の方たちにも活用ができるように、著作権を持つスタジオジブリの理解を得ながら、Pokiの活用を進めていきたいと考えております。
以上です。
◯企画部長(石坂和也さん) 地域ポイントに関連して、1点補足をさせていただきます。先ほどの企画経営課長からも課題のところで、やはり地域ポイントの出口といいますか、使われるところが少ないといったような発言をさせていただきました。それに関連いたしまして、さきの令和6年第1回臨時会で、三鷹デジタル商品券、こちらは今回の地域ポイントアプリを活用してやっていくといったところで、今回の一過性のデジタル商品券の活用にとどまらず、こういったことを継続していただくということで、やっぱり広く使える場所がある、それによって、またボランティア活動にも参加してみたい、そういった好循環がつくり出せるのかなというふうに期待しているところでございます。
以上です。
◯委員(太田みつこさん) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。
まず、「広報みたか」のリニューアルについてなんですが、先ほど「広報みたか」ウェブ版というのは、現在では検討していないけども、今後というお話がありましたが、現在、電子書籍公開サイトというもので、みたかe−bookポータルというものがありますが、こちらのほうには「広報みたか」は掲載されてないんですけれども、こちらのほうの活用というのはうまくできるものではないんでしょうか。
◯企画部渉外部長(和泉 敦さん) 「広報みたか」のウェブ版についての再質問をいただきました。どういう形でやるかというのは、いろいろ検討はしていく必要があるのかなと思います。今、冒頭でも質問があったように、ページごとにめくれるほうが便利ではないかとか、いろんなこともございます。それについては、ちょっと今すぐみたかe-bookポータルのほうに載せるとかいうことは考えておりませんけども、どういう形が一番望ましいのかとか、どういうものが使いやすいのか、その辺については、今後、広報戦略をいろいろ考える中で検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◯委員(太田みつこさん) よろしくお願いいたします。
続きまして、三鷹市ホームページのリニューアルに向けた検討についてですが、今回の施政方針のほうに、今までの機能を継承するというような文言があるんですけども、記憶も新しい、本市の子育てポータルサイト、みたかきっずナビのリニューアルがあった際も、今までの機能を継承するということで、改善といいますか、システムのリニューアルがされたんですけども、なかなかやはり、以前の仕様に準じてシステム開発というところですと、業者さんはそのまま移行するような形を取られやすいというのがあります。
デジタル化については日進月歩で変化していますので、仕様のブラッシュアップでしたり、利用者が分かりやすく、必要な情報にたどり着ける構成というのは、システム会社のほうに、最新の情報でしたりデータというのを入れながら、継承するということではなく、最新のデータに進めていくというのが必要かと思いますが、いかがでしょうか。
◯企画部渉外部長(和泉 敦さん) 以前から使っているものについてというのは、やっぱり慣れというのもありますので、その辺では、できる部分については継承してまいりたいなとは考えています。ただ、先ほど申したように、システム的にはかなり以前からのシステムでございます。また、各分野というか、実際に最初に検索していただくようなところとか、ページを順次進んでいく中の分野分けとか、そういうものについては、やはり興味とか関心とか、そういうものによっても大分変わってくるかと思います。
その辺については、今後、いろいろ検討する中で、どういう形の分け方がいいのか、どういう形だったら一番見やすくなるのか、そういうものを併せて、当然業者さんはまだ決まっていませんけども、そういうものの知見を持っている方々でもありますし、そういう意見も取り入れながら、また他市の状況も参考にしながら、どういう形のホームページがいいのか検討させていただきたいと思っております。
以上です。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。ぜひ、動画でしたり、本当に最新のいろいろな機能を使って、市民が使いやすいホームページにしていただけたらと思っております。
続きまして、「民学産公」協働研究事業の拡充について御答弁ありがとうございました。令和2年のまちづくり研究員によって、いろいろと成果が出ているというお話がありましたが、この成果について、何か広報はされていたりはするんでしょうか。
◯企画部三鷹ネットワーク大学担当部長(鎮目 司さん) 再質問にお答えいたします。まちづくり研究員の成果として、先ほど持続可能な都市農業研究会の成果を御紹介いたしました。ただ、この点につきまして、この事業については、もちろん広く知れ渡っているものと思いますが、まちづくり研究員の事業だというように特にお断りした上での広報というのは、これまでした経過はございません。
以上でございます。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。ネットワーク大学は市民の皆様、知っているような機関になると思うんですけど、何を、どういうことをしているのかというのがなかなか分かりづらい部分もあると思いますので、そういった研究成果などもぜひ広く知っていただくようなことをしていただけるとありがたいなと思っております。ありがとうございます。
続きまして、みたか地域ポイントの本格運用についてなんですが、先ほどからも、今後、店舗の拡充でしたり、店舗の参加率を上げるために検討していくというお話があったんですけども、記念品もごみ袋が多く、85%というふうな数字を教えていただいたんですが、今後、こういった記念品というのも増やしていく予定というのはありますでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 記念品の拡充につきましては、今後行うアンケート等で、ニーズ調査等も行っていきたいなというふうに考えております。それ以外に、令和6年度予算事業で、ガチャポンを使った記念品といったところ、職員提案から出てきた事業案件ですけども、そういったところ、記念品のさらなる周知だとか、楽しさというのを取り入れながら、事業の盛り上げにつなげていきたいというふうに考えております。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。続きまして、試行期間として、店舗のほうのキャッシュレス決済など行われたかと思うんですが、店舗さんからの利用した御意見といいますか、試行期間の意見というのはどのようなものがありましたでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 今回は、約30店舗、試行運用ということで、昨年12月から導入させていただいておるんですけれども、全く使われていない店舗さんも実はいらっしゃいます。そういったところについては、ちょっとまだお客さんが来ていないので分からないというのはありますけども、お客さんが来ていただいているところについては、今回は利用者側、お客さん側がスマホでお店にあるQRコードを読むという仕組みになっていますので、店舗負担が軽減されているといったところがありますので、やりやすいというようなお声も一方では聞いているところでございます。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。この店舗のキャッシュレス決済としても、市民生活の利便性向上につながる取組と考えますが、今後の推進体制といいますか、そういったところはどのように進めていきますでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 先ほど企画部長が答弁したとおり、このアプリを使ってデジタル商品券事業を行いますので、そこで一定程度、店舗の方が集まるかなというふうに思っています。商品券事業が終わったら、継続して地域ポイント事業にも参加していただけますかというお問いかけもしておりますので、そこで店舗がかなり広がってくるかなというふうには思っています。
広がれば、情報の周知等も必要になってくると思いますが、そこら辺は徹底した対応をしていきたいなというふうに思います。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。また、対象事業についても、幾つもサイトのほうに掲載されているんですけども、ボランティアが主になってくるとは思うんですが、社会福祉協議会などで行っているボランティア活動という点とも連動をすることで相乗効果を生むと考えますが、このような点の取組も検討はされていますでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 現在、ボランティア活動に対して付与するものに当たりましては、公平性、公正性の観点から、職員等が活動実績が確認できること、それから、職員等が直接QRコード等をお渡ししてポイントの付与ができることなどを要件としております。それを踏まえた上で、昨年12月から外郭団体等、住協さん等の取組については、ちょっと拡充をするということで、試行運用中にやってきておりますけども、先ほど言ったとおり、公正性とか公平性の観点からしっかりと事業をする必要がありますので、まずは市役所を中心、それから外郭団体を中心にしつつ、広げられるものがないかといったところは検討していきたいというふうに思っております。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。
続きまして、がんばる地域応援プロジェクトの拡充について再質問させていただきます。がんばる地域応援プロジェクトでは、地域の様々な工夫や新たな取組を知っていただくよい機会であり、地域に興味を持ってもらうきっかけにもなると思います。これまでの参加団体については、特定の団体が何度も参加しているように見受けられますが、これまで参加していなかった団体への働きかけなどはされていますでしょうか。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) がんばる地域応援プロジェクトについては、全町会・自治会のほうにお知らせを配っております。お知らせを配っただけではなかなか難しい面もあるんですが、機会を捉えて宣伝をしたり、あとがんばる地域の審査会、発表会自体をウェブで見れるようにしたりとか、そういったような形の工夫もさせていただいております。
以上です。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。がんばる地域応援プロジェクトは、どうしてもその発表の場でいろいろ資料を見せたりですとか、そういった発表の場がどうしても町会・自治会の皆さんでも、技術的にできないという方もいらっしゃるかと思うんですが、発表に対しての工夫でしたり、広く町会・自治会さんが参加しやすいような取組というものも何か今後検討はされていきますでしょうか。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) 御指摘のとおり、発表のスキルというのがなかなか大変なのかなというふうに考えております。そんなに長い時間ではないんですけれども、そういったことも、例えば今後考えていく支援事業の中で、例えばアドバイスできるとか、一緒に考えていく人をつけるとか、そういったことも考えられるのかなと思います。
今後、検討させていただきたいと思います。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。また、発表会についてなんですけども、この発表会は、関連団体等だけでなく、地域のNPOさんですとか、いろんな団体も見に来れるようにはなっていると思うんですが、市民の皆様にもより広く知っていただくような広報などはされていますでしょうか。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) ホームページ等での宣伝とか、一般の方にはさせていただいております。あと、例えば町会さんからの地域の方へのPRですとか、あと今年度から、例えば社団法人や地域のNPO、そういった方たちもお呼びしておりますので、そういった方たちの力をお借りしながらPRできたらいいかなと思っているところです。
以上です。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
続きまして、コミュニティ・センターのデジタル化の推進についてですが、今回、ホームページ管理システムと施設予約管理システムというものが主な取り入れる機能だと思うんですが、それ以外に利便性向上における何かシステム等は考えられていますでしょうか。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) 現在のところ、ほかの対市民の方へのいわゆる窓口としてのIT化の部分というのは考えてございません。ただ、例えば内部の事務なんかに関しても、効率化を目指してIT化を進めていこうと考えているところです。
以上です。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。また、今回、ホームページの標準化という点では、住民協議会の広報の役割としても大いに期待ができるところではあると思うんですが、各住民協議会が発行する広報紙との連動、そういったことも可能になると思います。また、各部会での更新でしたり、情報発信としても有効活用ができると思いますが、そういった広報としての活用の可能性というのはどのように考えているか、御所見を伺います。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) 御指摘のとおり、このホームページ、上手に使うと、かなり部会活動とか、住協活動の広報にも効果的かと思います。これについては、住協の委員の皆様の意識というものも、私たちとしてもどんどん盛り上げていかなきゃいけないなというところもございますので、そういったところも含めてやっていきたいなと思っているところでございます。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございました。
続きまして、予算書のほうのポキ活用促進関係費について再質問させていただきます。先ほど、Poki活用についての様々な実績、御紹介いただいたんですが、このPokiを使う基準というのは何か決められていたりはするんでしょうか。
◯芸術文化課長(井上 仁さん) まず、Pokiを使うことについて、私ども芸術文化課にその内容など、案を出していただきまして、まちづくり三鷹経由でスタジオジブリに、この使い方で著作物としてオーケーかどうかというのを確認した後、発行物なり、先ほども紹介しましたランドセルカバーなどに使っているところでございます。
ほかの市内事業者につきましても、私どもではないんですけれども、同じような形で確認をしているところです。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。この案を出すという点では、何か決められた基準というのはあるのでしょうか。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) 商用利用と公共利用というふうに大きく2つに分かれておりまして、庁内用には大まかなマニュアルのようなもの、例えば色はこういうふうな色で使ってくださいとか、例えばひしゃげたような、勝手に角度を変えたりとかしてはいけませんとか、そういう基本的なことですけれども、マニュアルのようなものはございます。
ただ、先ほど課長が申し上げましたとおり、基本的には一つ一つ、そういう基本的なことを踏まえた上で提案してもらって、ただ、使い方について、一つ一つ、やはりジブリの知財の方にきちっと見ていただいた上で御判断いただくということがございますので、マニュアルはあるけれども、判断はジブリにお願いをしているというようなことになっております。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。ジブリの関連のPokiという活用においては期待するところがたくさんあると思いますので、今後も様々検討していただければと思っております。
予算書の女性交流室関係費、こちらについてお伺いいたします。こちら、女性交流室に関しましては、時代の変化等の中で、男女平等参画情報提供コーナーとして現在活用されている理由というのは何かあるんでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちらは、条例に基づく施設でございますけれども、昨今の時代の流れとともに、情報につきましては、最新情報を配架するようなことで情報提供に努めております。男女平等参画に係る市民の自主的な活動と交流を行うための施設として、今後も充実した情報発信をしていきたいというふうに思います。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございました。
最後になりますが、天文・科学情報スペースについて再質問させていただきます。天文・科学情報スペースは、天文台があるまちとして観光資源にもなる場所であると考えますが、今後どのようにこちらの活用というのを考えていますでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 天文・科学情報スペースにつきましては、特に太陽系ウォークスタンプラリーをやる期間につきましては、多くお客さんが来ていただいているというふうに認識しております。引き続き、天文台のあるまちにふさわしい地域拠点として、地域や関係団体と連携をしまして、天文や宇宙、科学に関する様々なイベントを通して、市民の知的好奇心の醸成ができる、地域のにぎわい創出につなげられる施設にしていきたいというふうに思っております。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。天文・科学情報スペースは、イベント時は確かにたくさんの集客があると思うんですが、平日の昼間ですとか、日常的になかなか人が入っているというのが見受けられないんですが、そのようなところについての取組というのは何か考えられていますでしょうか。
◯市長(河村 孝さん) おっしゃるように、ふだんの日、あそこに人がたくさん来ているというのは、あまり見たことないですよね。スタンプラリーのときは大変人がいますし、私も子どもたちと接触した経験がございますが、それはやっぱり、天文学そのものを学問でやっているのが天文台でありますので、その成果が一般向けにそしゃくされて、分かりやすくとか面白くという、そういう視点がまだ足りないんじゃないかと思っています。
ですから、それぞれ、三鷹市として、天文台というのは都市観光からいっても非常に大きな目玉になるところだと思っていますので、再開発等で三鷹の魅力を発信する形にしていかなければいけない。そのためには、天文台の皆さんもいろいろやっていただいていますので、ボランティアの人とも協議しながら、もう少し知恵を絞って展示の工夫をしていくということが我々としても必要だというふうに考えています。
◯委員(太田みつこさん) ありがとうございます。天文の展示ですとか、私もこれまで子どもたちに向けて天文というテーマでイベントなどをさせていただくと、多くの子どもたちですとか、市民の方があちらを利用するというような事例もありますので、平日の人が少ない時間帯も、ここ、駅前ですし、うまく有効活用できるように御検討していただければと思います。
また、今後、駅前再開発にこちらの場所が該当するようになるかと思うんですが、そちらにおいても、ぜひこの天文・科学情報スペースという、貴重な天文があるまちとして活用していただけるように考えていただければと思っております。
以上になります。ありがとうございました。よろしくお願いいたします。
◯委員(加藤こうじさん) 続きまして、どうぞよろしくお願いをいたします。予算概要57ページ、1、職員の人材確保に向けた取組についてお尋ねをいたします。内閣府の2024年2月時点の景気動向調査によりますと、現状判断、先行き判断ともに上昇傾向にあります。景気が上昇傾向のとき、民間企業が人材を多く集めることにより、若者を含む人材が不足いたします。
一方で、少子高齢化の進展による若年層の労働人口の減少や雇用の流動化が進み、人材の獲得競争が激化しています。今年度、令和5年度開設した職員採用特設サイトと、職員採用パンフレットにより、広く発信をしているところですが、今回の拡充は、今年度一定の効果が見られたからとの認識でよろしいでしょうか、お伺いをいたします。
予算概要57ページの2、まちづくり応援寄附の推進でございます。今年度実施したFC東京と市のキャラクターをあしらったNFT画像の返礼品の拡充についてお尋ねをいたします。目標の金額をどのように設定していますでしょうか。また、昨年度の目標額と実際の寄附額についてもお示しをください。また、ジブリ美術館への協力要請は引き続き行われているのでしょうか。これについてもお伺いをさせていただきます。
続きまして、58ページの3、フリーアドレス制の導入、拡充、これは72ページの1、市税総合窓口の開設とも一括として御質問をさせていただきたいと思います。市民税課、資産税課、納税課の税3課を1つのエリアとするフリーアドレス制を導入するものでございます。フリーアドレス制には、メリットもあれば、当然デメリットもあります。業種によっては、向き不向きもあります。執務型のデスクの配置を最小限にすることで、スペースを確保することはメリットです。フリーアドレス制導入検討の経過において、メリット、デメリットをどのように認識し、それをクリアしてきたのか、お尋ねをいたします。
予算概要60ページの7、男女平等参画の推進。平成18年制定の三鷹市男女平等参画条例、今年4月に施行開始となる三鷹市独自のパートナーシップ条例の制定と、個人的にはとてもナーバスな内容が盛り込まれていると感じるところであります。今後、個別の計画として、男女及び多様な性の平等参画のための行動計画2027策定については、広く多くの意見を取り入れることを望みます。策定に当たり、どのように進めていくのか、お尋ねをいたします。
61ページの8、「民学産公」協働研究事業の拡充でございます。先ほど同僚委員から質問もありましたけれども、ちょっと違う質問もありますので、御答弁のほどお願いをいたします。三鷹ネットワーク大学の「民学産公」協働研究事業に参加と協働推進枠を新設し、地域活性化や三鷹のまちづくりに関する研究事業を支援するものです。10件の補助枠を確保していますけれども、応募件数は大体どの程度見込んでいますでしょうか。
また、応募が10件以上となった場合、恐らく審査等により10件に絞るのか、補助限度額までは対象者を広げることは容易と考えますけれども、さらに、補助限度額を超える応募があった場合の対応についてお伺いをいたします。
予算概要61ページの9、みたか地域ポイントの本格運用。これも同僚委員から一定の質問はあったと思いますけれども、この制度において、市にポイントを寄附できる制度について、寄附する側にどのようなメリットが生まれてくるのか、その制度の詳細が固まっていたらお示しください。また、このポイントが寄附できる制度というのはいつ頃からできるようになるのかもお示しいただければと思います。お願いいたします。
続きまして、予算概要62ページの11、寄贈物件等の活用でございます。今年度、令和5年度施政方針で、寄贈物件等を活用した魅力あるまちづくりの検討を行いました。その際、市長は該当する物件については、ないわけではないと否定をせず、三鷹まちづくり総合研究所において調査研究を経て、今回、具体的な案件と利活用に向けた取組を公表しました。施設の利活用の内容については、寄贈者の思いは十分酌んでいる利活用の方針になっているのでしょうか、お尋ねをいたします。また、取得までの経過と、寄贈者との協議について、これはお話しできる範囲で結構ですので、お示しをいただきたいと思います。
続きまして、予算概要67ページの23、公共施設への太陽光発電設備の設置についてお尋ねをいたします。今年度、令和5年度公共施設への太陽光発電設備等導入可能性調査の結果を踏まえ、当該年度は井の頭コミュニティ・センターに設置を行うものであります。調査結果において、導入に有望な施設は5施設ありました。結果だけを見ると、概算発電量が最も多い市民センター弓道場が最初に導入するべき施設かと考えるとこともできるのですが、この設置の順番についてどのような検討がなされたのか、お伺いをいたします。
予算概要68ページの25、荒川修作展(仮称)の開催でございます。三鷹天命反転住宅の宿泊は、三鷹市のふるさと納税の返礼品になるなど、今までも時に触れ、話題を提供していただいております。当時、この地に建設するに当たり、少々関与した私といたしますと、故荒川修作先生の功績を顕彰し、特別展示が行われることは、とてもうれしく思っているところでございます。しかし、今までも何度かこのような機会があったというふうに私は思っているところです。もっともっと早く行うべきであったと思いますが、このタイミングで特別展を行うことになったその経過についてお尋ねをさせていただきます。
お願いいたします。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 職員採用サイトと、あと職員の採用パンフレットについて御質問をいただきました。
先にパンフレットのほうですけども、こちらにつきましては、令和5年の早々に一般事務等の採用試験のところから、三鷹市の情報について──これまでホームページを検索をして知っていただく形で行っておりましたが、今後は積極的に公開し、また情報を提供するというところから、受験者一人一人に配付をさせていただいて、御説明をして、三鷹市の働く環境であったり、市の方向性であったりということを御紹介するもので、活用してきました。この点につきましては、受験者からは、積極的な情報提供で大変ありがたいということの感想もいただいているので、一定の効果を感じているところです。
職員のサイトにつきましては、年度の後半に開設をいたしました。こちらにつきましては、合格者に対しての採用の辞退を防止するということと、あと令和6年の新たな大学4年生、また転職を希望している方への情報発信ということで、サイトを開設したところです。
当然、いろいろな情報の中では、職員のインタビューのページを拡充をしているところが特徴になっております。やはり、実際に働いている職員の生の声を掲載したり、あと、1日のスケジュールを掲載することで、どういう部署で、どういうようなことを、また職員同士の交流がどんな雰囲気なのかというのを知っていただくところでは、合格者の懇談会等でもサイトのことを話をすると、積極的に見ていただいて、雰囲気が分かってよかったというようなところから、令和6年以降もコンテンツを拡充しながら更新をしていきたいというふうに考えているところでございます。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 私からは、御質問4点について御答弁させていただきます。
初めに、2点目の御質問の寄附金についての件でございます。NFT画像を使った寄附金の拡充といったところでございます。こちら、まず最初に令和5年度の実績のほうからですと、御寄附いただいたのが13件、単価が2万円でしたので、26万円の御寄附をいただいたという実績になっているところでございます。令和6年度につきましては、令和5年度、少し募集期間が短かったといった課題がございましたので、そういったところを克服しつつ、FC東京との連携を強化しまして、エンブレムだとか選手画像の利用といったところを、検討をこれからさせていただきまして、強化をしたいといったところ。寄附額を3万円として、200件の御寄附をいただくことを今、想定をして、予算計上をさせていただいております。
それから、ジブリとの連携といったところなんですが、かねてからジブリ美術館のチケット導入を、返礼品にといったところは、御意見をいただいているところでございます。こちら、ジブリとの協議につきましても、昨年度もジブリ美術館の──ジブリのエンブレムをあしらったクッキー等の販売がございまして、そういったものを返礼品にできないのかということで東京都にも協議しまして、返礼品にしていいよということをいただきましたので、ジブリ側と協議したんですが、やはり事務手続、事務が増えてしまうといったところが懸念事項としてあるみたいで、そこはいい返事をいただけなかったという現状がございます。
続きまして、男女平等参画に関連しまして、三鷹市行動計画2027の策定に当たって、市民意見といったところでございます。策定に当たりましては、国や東京都の動向だとか、男女平等参画審議会での御審議、それからマチコエでの政策提案もいただいているもの、今後つなげるものも御意見があると思います。あとは、パブリックコメント等を踏まえまして、顕在化している課題への対応とか、各取組の充実を図るというような計画づくりに努めてまいりたいと思っております。
それから次に、地域ポイントに関連いたしまして、寄附制度の詳細が分かればということですけども、これから制度の詳細については固めていきたいなというふうに思っております。ボランティア活動等をしてポイントをもらったけれども、そういう気持ちじゃないんですというような方も中にはいらっしゃると思いますので、そういった方は市にポイントを寄附していただいて、市の中で循環できる仕組みみたいなのを検討していきたいなといったふうに思っています。詳細については、これから検討をしていきたいと。タイミングにつきましても、同様でございます。
それから、私から最後になります、寄贈物件の利活用といったところでございます。こちら、これまで経緯といたしましては、令和4年12月に三鷹市に物件をお持ちの方から寄贈のお申出をいただきました。その後、令和5年3月に、不動産の寄附に関する覚書を締結した上で、4月になりまして、寄附証書の御提出をいただきましたので、そのまま不動産登記を済ませたというような経緯でございます。
その間、寄附者の御意向といたしましては、この寄贈する物件を売却等をしないで、市のために活用していただきたいといったところで、まちづくり研究会で議論をするといったところ、芸術文化をテーマに今議論をしているところですが、そういったところは寄贈者の方にもお話をさせていただいて、それはいいことですということで、一定のお褒めの言葉をいただいているところでございます。したがいまして、寄贈者の意向に沿った使い方を今研究できているんじゃないかなというふうに捉えているところでございます。
私からは以上です。
◯資産税課長(井落保晶さん) フリーアドレスの検討について、御質問をいただきました。2階の税3課といたしましては、市民税課、納税課、資産税課と3課ございますけれども、現在の3課を有効利用した形で、エリアを維持するような形で検討してまいりまして、窓口を集約することで、来庁者の方にとっては何か所も回らなくてもよいというメリットのある窓口サービスを、ワンストップのところを検討してきたところでございます。
また一方、執務室、執務型の机等を最小限にすることでスペースをつくりまして、集中ブースといったところでありますとか、また打合せ等に使えるコラボレーションエリアといったところを設けるというふうなことで、職員の職場環境の改善というところも検討しているところでございます。
私からは以上でございます。
◯企画部三鷹ネットワーク大学担当部長(鎮目 司さん) 私からは、「民学産公」協働研究事業に関する御質問にお答えいたします。今回、創設を予定しております参加と協働推進枠の申請の見込み件数でございますが、こちらは予算上は10件ということで計上させていただいております。この数字が、申請件数が、例えば大幅に超えてくるような場合の対応ということでございますが、今回、参加と協働推進枠を創設するに当たりまして、令和4年度、令和5年度で市が実施しておりました市民参加でまちづくり補助金という類似の制度がございます。こちらの対象者は、今回の参加と協働推進枠の対象者と同じくマチコエのメンバーの皆様ということでやっていたわけですけれども、こちらの令和4年度の実績が、採択数が6件、令和5年度が10件ということでございました。
こうしたことから、恐らくこの方々の受皿的な役割を果たすであろうこの参加と協働推進枠に、例えばこの何倍もの数の件数があるとはなかなか想定しづらいのではないかと、そのように考えているところでもございます。
また一方で、参加と協働推進枠以外の一般研究枠のほうで、50万円の支援の枠が4件、そして15万円の枠が3件、そしてまちづくり研究員はこの3件、合わせて10件の枠を取ってございますので、こちらのほうとも弾力的な運用を図れるかなという見込みは持っております。加えて、こちら、当然、申請したから全て通るわけではございません。学識の特任研究員の皆様、5名の皆様と審査会を開催いたしまして、そちらの中で、当然全件が必ずということではございませんので、そこの見込みというのも、採択の見込みまでは難しいところではございますが、これまでの実績を勘案しますと、問題なかろうと、そういうように判断しているところでございます。
以上でございます。
◯生活環境部長(川鍋章人さん) 太陽光パネルの設置についてお答えをさせていただきます。弓道場が有利なんじゃないのというお話は、誠にそのとおりで、ごもっともなんですが、今回、令和5年度に調査して、令和6年度の設置ということで、スケジュール的なところですとか、設計にかける期間であるとか、そういったことを考え合わせまして、総合的に判断をいたしまして、井の頭コミュニティ・センターに設置することにしたということでございます。
以上でございます。
◯芸術文化担当課長(天野昌代さん) 荒川修作展、このタイミングでというところの御質問にお答えいたします。三鷹天命反転住宅は、できましてから20年近くがたつところで、世界中から見学者が訪れたり、数多くメディアが取り上げたりと、唯一無二の建築として知られるところであります。三鷹市と、こちらの三鷹天命反転住宅を管理運営いたします株式会社コーデノロジストとの連携協定が、令和3年12月に締結されました。その内容で、返礼品のことに関することとともに、芸術文化のまちづくりの推進に関することというのも連携の内容に入っておりまして、その具体的な取組として、こちらの荒川修作展を行うこととなった次第です。
以上です。
◯市民部長(室谷浩一さん) 先ほど、市税総合窓口の御質問に当たりまして、ちょっと補足をさせていただきたいと思います。先ほど、担当課長からの御答弁は、どちらかというとメリットの部分を中心に御回答差し上げたんですけれども、質問委員さんからデメリット、それをどのようにクリアしたのかという御質問もございましたので、その辺りを補足させていただきます。
やはり、こちらは昨年の夏ぐらいから本格的に、チームをつくって検討を重ねてまいりました。その中で、やっぱりデメリットとしては、先行自治体の例などもちょっと参考にさせていただくと、やはり税3課でそれぞれ税目なり、業種といいますか、役割がちょっと違っている部分がございます。そして、結局は固定化してしまうんじゃないかとか、そういった部分がちょっと考えられました。
そして、今、2階の税3課の部分というのは全体の面積というのは変わらないんですけれども、あと会計年度職員、週4日勤務ですとか、あるいは時期によっては出張したり研修に行ったり、そういった職員もおります。公休日もあります。そういったところでスペースをつくって、やはりそれぞれの課の繁忙期に集中して、ほかの会議室も借りないで、申告の時期ですとか台帳の縦覧の時期ですとか、あるいは特別な納付相談の時期、そういったところを柔軟に、1か所の窓口に入れ替わりつつ、そういったスペースをつくる。そういった形で、何とかクリアをしていきたいなというふうに考えておりまして、日替わりで毎日替わるわけではないと思うんですけれども、やはり繁忙期に合わせて、柔軟にそういったチームで入れ替わりをするようなことはできると思いますので、そういう形でクリアしていきたいなと考えているところです。
以上です。
◯委員(加藤こうじさん) 御答弁ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきたいと思います。職員の人材確保に向けた取組については、そのような形で受験者に喜ばれ、さらに合格者が辞退しないという取組で、非常にいいのかなと思いますので、続けていただければと思います。
三鷹市では、生成AIの活用をはじめ、ボイスマイニングを活用した相談業務の効率化など、人に代わって機械やロボットが担う作業が今後多くなってくるというふうに考えます。このような業務にも順応するデジタル人材の必要性が高まっていると考えますが、このような人材を今回の取組で確保していくこと、そういうことも考えているのか、お尋ねをいたします。
また、その人材について、年齢層とか、具体的に考えていることがあれば、お示しをいただければと思います。お願いします。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) デジタル人材の確保という観点ですけども、今回の採用サイト、パンフレットについては、特段デジタル人材の獲得というところの観点は特に強調するような部分はございませんが、やはり委員おっしゃるように、デジタル人材というのは必要な人材になってきますので、そういうような情報収集しながら、新たなコンテンツの拡充の中で、そういうところのPRができるように考えていきたいというふうに考えているところでございます。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。ぜひ多くの応募があること、そういうことを期待させていただきたいと思います。ありがとうございました。
まちづくり応援寄附金の推進についてお尋ねをいたします。先ほど御答弁をいただきまして、いろんなことをやっていただいている中でも、やっぱり前に進めないんだなというところをちょっと再認識したところでございます。ジブリ美術館は、コロナ禍のときに感染拡大による臨時休館、または入館者数の制限等により収入が激減したため、大幅な赤字経営を余儀なくされました。2021年7月から2022年1月まで、三鷹市のクラウドファンディングで目標額の400%以上を達成し、4,100万円を超える金額の御寄附をいただきました。
また、三鷹市は運営支援を目的とした交付金の交付とクラウドファンディングの成功により、随分ジブリさんにはまた協力をしてきたものだというふうに、私は改めて認識したところでございます。昨年の予算委員会において、ジブリ美術館オリジナルグッズが返礼品になり得るかという検討をしたことがあるが、残念ながらそれは返礼品になり得ないという返答を得ていたりとか、美術館側の協力だけではいかんともし難いとの御答弁がありました。
先ほど、私もグッズが駄目なら、入場券など、手を変え品を変え進めていけばどうかなというふうに考えていたところですけども、これは引き続き協議を続行していただけるということでよろしいでしょうか。
◯市長(河村 孝さん) 続行します。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。ぜひとも続行していただくように、お願いをいたします。
フリーアドレス制について、メリット及びデメリットのお話をいただきました。私がやっているそういうオフィスの中でも、結局はスタッフが同じ場所に座ることによる固定化というものが実は顕在しているということをお聞きしたことがありますので、そういうことの懸念が今後行われないように進めていただければと思います。
また、今回はこの税3課で進めるフリーアドレス制ですけれども、今後これがうまくいくようになれば、庁内、全庁的に進めることはお考えでしょうか。
◯市長(河村 孝さん) 今、御質問委員さんがおっしゃったように、やっぱり現在までの執務慣習といいますか、それが非常に大きいわけでありますから、それは変わるのには一種の生活革命というか執務革命みたいなのが必要だと思っています。つまり、我々は、やっぱり自分の机があって、自分のいろんなこれまでやってきたことの資料をなるべく手元に置きたいというのは、この習性としてあるわけです。
これまで三鷹市の中でも、先ほどのメリットの中に入っていませんでしたけれども、基本的には紙をやめようというふうにしてきたわけですよ。紙の文書であっても、共有できるものは共有する。それが今度、今、デジタル化がここまで進んでくると、実はほとんど紙の所有は要らないような時代になってきている。そうすると、実はスペースがそこでも空くんですよ。でも、紙を、自分が書いたもの、作ったものをやっぱり手元に置きたい、書類として記録していきたいという、そういう願望がすごくあるわけですから、それらの大きな変革を伴う事業なんですよね。
ですから、フリーアドレスって、自分の机がなくなるような印象になるわけですけれども、それだけじゃなくて、ほとんどそういう意味では、これまでの執務経験者にとっては、本当、自分はどうなっちゃうんだろうというような、実は仕事をしていく上ではアイデンティティーともすごく重要に結びついている事業だというふうに思っていますので、私はこれができる職場というのはそんなに幾つもないと思っているんですよ。
しかも、御承知のように、今、場所によってはたくさん人が多くて、なかなか後ろも通れないとか言われたりすることも、私もありますから。ですから、そういうものにどういうふうに応えるかというときに、やっぱり紙をなくしていくということを実はばっさりやっていかなきゃいけないんですけども、それも一気にやると、かなり抵抗もあると思っていますので、御質問に答える形で言いますと、徐々に段階的にやっていきます。できる職場からやっていくということがあります。
それも、でも、実はお金がかかることでありますので、御質問の委員さんを中心に、やっぱりなるべく早く建て替えてくれという話もありますから、そのスピードとどういうふうに兼ね合いながらやっていくのかということが、中長期的には大きな議論になっていくというふうに私どもも思っています。
そして、もう一つ、デメリットのほうであまり語られなかったことですけれども、恐らく実際に今、改革が進んでいるところも含めて、私も理事者としても、様々なそういうフリーアドレス化をした民間の職場を見させていただいています。どういうふうに成功しているかということを、あるいは見えない失敗があるのかもしれないということで、今黙っていろいろ見ているんですけども、そうすると、やっぱり共同で一緒にできる会議室が別にあったりとか、あるいはそれによって生まれた余力のスペースを、新しく建設したりするときには特にできるわけですけれども、もともとそこでコーヒーを飲める空間をつくるとか、雑談できる空間がバックに用意できたりするということも、実はとても重要な要素だというふうに思っています。
ただ、今の限られたスペースの中で、それがどこまでできるかというのはなかなか難しい問題もありますから、本格的には、恐らく新しい庁舎ができたときに対応しなければいけないことだと思っていますが。まさに私たちはその過渡期といいますか、そこで順番をどうするかということも含めて、いろいろ協議しながらやっていきたいと思っています。DX革命に応じたオフィス環境をどのようにつくるかというテーマを、過渡期の段階でどういうふうにある程度実現できるかというのを、大きな課題だというふうに思って対応しています。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。確かにほかの部署の方とかと、隣の課の人たちとの連携がスムーズになったりとか、そういうことのメリットもあります。整備に当たっては、庁内LANも必要になってきますし、いろいろな面でかなり苦慮することはあると思いますので、今市長から段階的にということをいただきましたので、ぜひ段階的に進めていただければと思います。
特に、ずっと庁内にいなくて、外に出る方が多いような部署なんかは非常にメリットがあるような、そういう施策だというふうに思っておりますので、御検討を進めてください。ありがとうございました。
男女平等参画の推進について、マチコエの意見やパブコメをはじめ、多くの意見を取り入れるということで、私が思うように、幅広く多くの意見を取り入れていただきたいというふうに思います。ただ、パブリックコメント等だけに頼ることだけではなくて、やはり専門家の意見も聞きながらいろいろ進めていただきたいというふうに思っておりますので、その辺もどうぞよろしくお願いをいたします。数多くの専門家の意見を聞くということが多分大事だというふうに思いますので、お願いをいたします。
次に、寄贈物件等の活用についてお尋ねをいたします。今お話を聞くと、寄贈者の思いというのは、売却をしないで活用してほしいということだと思います。その後、市内で、市の中でいろんな協議の中で進めていったと思います。そして、この思いで今回の美術等創作に関するテーマが決まったというふうに考えておりますが、そうなのだろうというふうに認識をしているところですけれども、実際、やはりこのテーマを決めるには、環境だとか立地だとか、そういうこともあっての決定だということでよろしいでしょうか。
◯市長(河村 孝さん) 寄贈物件ということで、まさに御質問者が言われたように、売却しないでくれとか、できるだけ今の形を前提にした活用というお話がありました。そしてまた、この施設、寄贈物件の当該の位置がやっぱりジブリ美術館にとても近いところにあって、それが1つの特徴でもあるわけですよね。ですから、それを活用して、三鷹の魅力をより発信できるような仕組みということをイメージしながら議論を進めていただいた過程がございます。
そういう意味で、そういう美術とかデザインとか芸術みたいなところに特化しながら、まちの魅力をさらに高めていこうということは、御指摘のようにあったということでございます。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。ぜひ、立地にすごくふさわしい建物、そして利活用になるように期待を申し上げるところでございます。
最後に、最初の質問で漏れてしまったんですけれども、施政方針61ページの10、人権施策の推進についてお尋ねをさせてください。人権を尊重するまち三鷹条例に定める理念に基づき、審議会の設置や相談体制の整備、条例の普及啓発を行うというということが、この施政方針に書かれているところでございます。相談体制の整備についてと、条例の普及啓発について、具体的にどのような形でやるのかをお聞きいたします。
また、今までこの人権についてどの程度相談があったか、大体この近年、件数とか内容が分かればお示しください。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちら、相談員につきましては、基本的には人権に関する法律的な助言を行うことで、問題の解決につながるといったところを想定しておりますので、そういった人権に詳しく、法律的な助言ができる方といったところを今考えているところです。
まずは職員が相談者の御意見をきめ細かにお伺いしながら、どこに御案内すれば解決につながるのかと、この方は何を解決したくて御相談に来ているのかといったところをまずは職員のほうでしっかりと受け止めながら、相談員につないでいくと、そういうような運用を行いたいというふうに考えてございます。
次に、条例の普及啓発につきましては、こちらのフォーラム、専門家による講演会等を行いながら、条例をつくったといったところを普及啓発しつつ、イベント等でパンフレットの配布だとか、啓発グッズ、そういったものを作りながら、条例の普及啓発に努めていきたいというふうに思っています。
私からは以上です。
◯相談・情報課長(八木 隆さん) 私のほうからは、人権・身の上相談の件についてお答えをさせていただきたいと思います。人権・身の上相談につきましては、まず当年度、令和5年度につきましては、現在のところ4件の相談を受けているというところでございます。また、前年の令和4年度につきましては6件の相談を受けているところでございます。
相談内容につきましては、人権侵害に関すること等、相談を受けているところでございますが、詳細につきましては、個人に関する情報でもありますので、委員からは内容をお聞きしていないというような状況でございます。
以上でございます。
◯委員(加藤こうじさん) どうもありがとうございました。今、この人権を尊重するまち三鷹条例も設置に向けて、いろいろ議会でも話を進めているところでございます。この定める理念に基づいて、しっかりと普及啓発ができるということ、そしてこの理念条例において、改めて今後、具体的な問題について市が提起していくんだということも含めて、普及啓発を進めるべきと考えますが、いかがでしょうか。
◯企画部長(石坂和也さん) 先ほど相談・情報課長のほうからもありました、今例示があったのは人権・身の上相談の件だと思いますが、各それぞれで、例えば障がい、高齢、それぞれの窓口、男女平等参画についても相談員制度を持っているところでございます。やはり、そういったところがきめ細かく連携していくということが一番大事なのかなというふうに思っています。それぞれ縦割りじゃなくて、そこの縦割りの溝じゃないですけど、そういったところをきちっと埋めるような、横軸を差すような形で、人権施策、各施策に通底する内容だというふうに思っています。
これからきちっと連絡会をつくって、相談員、専門的な知見を持った方にお願いしようと思っています。そういった助言も得ながら、きめ細かな対応をしていきたいというふうに考えています。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。先ほどもちょこっとお話をしましたけれども、これから男女及び多様な性の平等参画のための三鷹市行動計画2027等々、今回の人権を尊重するまち三鷹条例から、多岐にわたってこの人権についていろいろ文章が書かれてくるんだろうというふうに思っております。この点を十分に留意しながら進めていくこと、そして、人権をきちっと尊重する、また、不当な差別がどういうことでということも、今まであまり話し合われていなかったように思われます。人権に対する思いや考え方は様々です。
先ほどナーバスなという表現を私もしましたけれども、ぜひそういう人の気持ちに寄り添う形で、この人権に対する思いがしっかりと三鷹市から当事者に伝わるというような形で進めていただきたいと思いますけど、その件についてお願いいたします。
◯市長(河村 孝さん) 人権を尊重するまち三鷹にするという大前提については、すごい反対の人っていないと思うんですよね。おっしゃるように、その中身はそれぞれイメージが違うかもしれない。ただ、まずその大枠のところで、そういうまちにしようじゃないかということ、そして、そのことはあまり考えていなかったけど、とても大事だねと。人権を侵害してもいいという人とか、差別してもいいという人は、ちょっと変わった人ぐらいで、あまりいないですよね。
だから、そういう意味では、まずその基礎をしっかりつくるということが私は大事だと思っています。そのとき、それぞれイメージをしている方が、これはその共通項は、だから、少数者とか当事者の問題じゃなくて、全員が何らかの形で人権の問題について意識をしていて、それはどこかで自分の問題とつながっているということを認識していらっしゃると思うんですよ。ですから、今は差別していないけど、ひょっとしたら差別される側になるかもしれないし、差別する側にもなるかもしれないということを理解してもらう、認識してもらうだけでも、随分変わると思います。
ですから、そういう地域社会をつくっていくことが一番の重要な問題であって、私はこれ、少数者とか当事者とか多数者とかいう区分けではないというふうに思っているんです。ですから、これがまずみんなの問題であるということを、自分の問題であるということを認識してもらう、そのためのPRをしていく、そのための活動をしていくというのは、今の段階ではとても必要だというふうに思っていますので、そういう意味で、この条例の普及啓発に努めていきたいというふうに思っています。
◯委員(加藤こうじさん) ありがとうございます。人権を尊重するまちをつくるわけですから、このまちに住む人、関わる人全てが当事者であり、いつ被害者になったり加害者になったりするかもしれないという認識を持っていただくということで、あまり最初から難しい話にしてしまうと、僕なんかでも読む気がなくなってしまうところもありますので、まず最初は、皆様に広く分かりやすい周知を求めて、この普及啓発に臨んでいただきたいというふうに思います。
若干残りましたが、終わります。ありがとうございました。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上で自民クラブの質疑を一旦終了します。
次に、公明党。
◯委員(大倉あき子さん) どうぞよろしくお願いいたします。まず初めに、予算概要59ページ、広報みたか発行費についてお伺いをいたします。先ほどの質問委員さんに対して一定の答弁がありました。「広報みたか」を令和6年5月1週号からリニューアルされるとのことで、ロゴ、紙面デザイン、レイアウトの変更等、読みやすく目に留まる広報紙を期待をしております。昨年、シニアページのコーナーをつくられ、御高齢者には、これまで自分に必要な情報を見つけるのに大変御苦労されていたということで、好評です。
幅広い年齢層や、様々なバックグラウンドを持った相手に伝わりやすいような手段や工夫が必要と考えます。先ほど、1面の見やすさの工夫とか、そういった御答弁もありましたけれども、次年度に向けて具体的な、あらゆる世代に伝わる工夫をどのように検討されているのか、お伺いをいたします。
続きまして、予算概要59ページの5、ホームページ関係費についてお伺いをいたします。次年度、ホームページもリニューアルに向けた検討をされるということで、先ほどの答弁でも、今の時代に合った閲覧しやすい形を全庁的に考えていかれるということでお話がありました。総務省による2021年度の情報通信機器の世帯保有率は、モバイル端末全体で97.3%、そのうちスマートフォンが88.6%、パソコンは69.8%となっており、インターネットの利用動向では、個人利用率は82.9%で、端末別では、スマートフォンが68.5%、パソコンが48.1%と、スマートフォンが20.4%上回っている実態がありました。メディアの利用時間調査では、特に若い世代では、新聞やテレビから、インターネットにより情報を得る傾向が増加しています。
システムのリニューアルから16年経過しており、世代別にも配慮しつつ、適切な情報の発信と併せて、見やすさ、たどりやすさ、必要な情報の入手しやすさ、特に利用率が向上しているスマートフォンからのアクセスを意識した改善の視点が重要と考えます。検討において考慮した視点や、多世代に向けた情報発信の在り方についてお伺いをいたします。
続きまして、予算概要59ページの6、非核・平和事業についてお伺いをいたします。平和資料コーナーの拡充についてお伺いをいたします。庁舎3階議場棟での展示拡充と、駅前市政窓口での証明書自動発行機跡に平和資料コーナーが設置されるとのことですが、庁舎3階の展示の分かりにくさとたどりにくさの課題が依然としてあると考えます。これまでの市民の利用状況の分析や課題をどのように捉えていますでしょうか。また、駅前市政窓口への開設による効果と、今後の周知についてのお考えをお伺いいたします。
非核・平和事業における、明年に迫った戦後80年の節目を目指し、あらゆる世代が世界平和に向けた意識醸成のための効果的な取組が求められていると考えますが、当該年度の事業検討状況をお伺いをいたします。
続きまして、予算概要60ページの7、男女平等参画審議会関係費、男女平等参画推進関係費についてお伺いいたします。その中の生理用品のディスペンサーの設置についてお伺いします。コロナ禍で課題になった生理の貧困から、本市も子ども家庭支援センターや保健センター等で無料配布から小・中学校への配置、そして次年度の、民間事業者と連携してのディスペンサーの設置と、大きく拡充してくださったこと、公明党もお訴えしてきたことで高く評価をしております。元気創造プラザを中心に3か所となっていますが、具体的な設置場所についてお伺いをいたします。また、保健センター、子ども家庭支援センター等で、経済的に困難な方への支援は継続されるのか、お伺いをいたします。
続きまして、予算概要61ページの9、ボランティアポイント・地域通貨事業費についてお伺いをいたします。みたか地域ポイントは、令和6年度よりいよいよ本格運用されるということです。三鷹地域ポイントの決済が可能な店舗の拡充について、先ほどの答弁で30店舗拡充されたということでしたが、今後利用できる店舗の拡充についてはどのように取り組まれるのか、お伺いをいたします。試行運用の実績等を踏まえて、付与ポイント数及びポイント有効期限の見直しを行うということですが、どのように見直されるのか、お伺いをいたします。
また、地域ポイントの利用できる店舗ですけれども、大沢や中原、上連雀一丁目など、市境の地域の方は利用できる店舗が少ないなど、地域差の課題がありました。次年度、デジタル商品券の事業もありますが、市境の方も利用しやすくなるよう、市外の店舗にも働きかけをお願いしたいと考えますが、どのように検討されているのか、お伺いをいたします。
続きまして、予算概要66ページの20、市民組織活動助成費についてお伺いをいたします。がんばる地域応援プロジェクトの拡充ですが、先ほども一定の答弁がありましたが、今本当に町会・自治会の高齢化、人材不足が深刻な課題です。先ほどの答弁では、業務のスリム化、得意な人とやっていくこと、また負担軽減が大事だということでありました。行政がリーダーシップを取って実施することはとても重要と考えます。当該年度、地域団体同士の連携も大事な視点だと考えます。これまで団体同士の交流や連携も既に取られているところもあったかと思いますが、どうしたらよいか分からない町会・自治会もあるかと思います。今後、自治会同士を結びつける支援も必要と考えますが、どのように取組を進められる予定か、お伺いをいたします。
続きまして、予算概要67ページの21、地区公会堂維持管理費についてお伺いをいたします。当該年度、デジタル技術を活用して管理運営体制の構築に取り組まれるとのことですが、3地区公会堂の効果を検証した上で拡充していく方向なのか、お伺いをいたします。公会堂は、利用される方に御高齢者の方も多く、デジタル技術の活用に対応できない団体の方もいるかと思います。そのような方への対応はどのように考えているのか、お伺いをいたします。
最後に、予算書139ページ、事項20.ウクライナ緊急支援事業費についてお伺いをいたします。ロシアによるウクライナの侵攻から2年がたちました。罪のない民間人が多数犠牲になり、いつ終結するのか先が見えない状況です。避難している方の滞在の長期化により課題も変化しつつあり、市民の皆様の関心も長期化によって薄まっているのではないか懸念をしております。市内に避難されている方々のニーズを伺い、悩みや生活に寄り添った継続的な支援の取組も重要かと考えます。ウクライナの方が孤立して寂しい思いをしないよう、地域とウクライナの方をつなぐ支援も必要と考えます。次年度に向けたウクライナの方への支援についてお伺いいたします。
よろしくお願いいたします。
◯企画部渉外部長(和泉 敦さん) 初めに、「広報みたか」、各世代に向けた、幅広い世代への情報発信の検討ということで、御質問をいただきました。「広報みたか」の主な読者層については、さきの委員さんのほうでもちょっとお答えさせていただきましたけども、子育て世代と高齢者であると私どものほうは考えております。子育て世代に対しましては、現在もQRコードなどを活用しながら、子どもや保護者が対象の制度やイベントを手厚く情報発信をしております。
また、質問委員さんがおっしゃったように、昨年7月から高齢者向けのお知らせにつきましては、1か所にまとめて、他の記事よりも文字を大きくしまして、シニアニュースという形で情報発信をしております。シニアニュースのほうにつきましては、QRコードの使用を控え、なるべく紙面上で完結できるような形で、丁寧な情報発信を心がけているところでございます。
若者に向けての情報発信については、どうしても課題ということで、先ほども申したように、まず1面を御覧いただいて、目を引くような形で取っかかっていただくというような形、そういう形でできないかということで、現在、来年の5月に向けたリニューアル、そういう形でできるような形で検討しているところでございます。
各世代に目に留まるような形で、全ての世代に対して、市の情報が取り込みやすいよう発信していきたいと考えております。
次に、ホームページに関して、こちらについても多世代等についての検討ということで、お話をいただきました。広報メディア課としましては、高齢者世代というだけではなくて、障がいのある方にも配慮しまして、ホームページのアクセシビリティーの向上に現在も努めているところでございます。高齢や障がいのある方、またはホームページには不慣れな方、そういう方につきましては、誰でもが必要な情報が支障なく利用できるよう、ウェブアクセシビリティーの考えに基づいて、文字の拡大表示機能ですとか、音声読み上げ機能を導入して、分かりやすいデザイン、レイアウトを心がけている次第でございます。
こういうことにつきましては、今回のホームページリニューアルにつきましては引き続きやっていきたいと思っています。
また、ホームページの画面、そういうものについても、なるべく情報にたどり着きやすいような形で、分野ごとの表示を見直したりとか、そういうことも検討していきたいと。あと、場合によっては職員ですとか、利用者についても、どういう形が望ましいのか、そういう御意見も聞きながら、来年度に向けて検討していきたいと考えている次第でございます。
以上です。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 私のほうから、平和事業、男女平等参画事業、地域ポイント事業について、順次お答えしたいと思います。
初めに、平和事業でございます。資料コーナーの拡充、3階の場所の分かりにくさという御指摘がありました。まさに我々も、そちらの場所の分かりにくさといったところが課題の1つであるというふうに捉えているところでございます。これまで、新たに看板パネルを作成して壁面に貼り付けたほか、本庁舎の1階市民ホールの階段に平和資料コーナーへの案内表示板を設置するなど、工夫を図ってきたところでございます。
現時点で、資料コーナーにつきましては、常駐の職員がいるわけではないので、利用人数の正確な把握はできておりませんけれども、令和4年度はアンケート12件、現場で頂いております。令和5年度につきましても、これまで6件の御回答を頂いておりまして、特に展示ももちろんですけれども、戦争体験手記、それから戦時中の話を読める資料が特によかったと感じましたという御意見もいただいておりますので、遺品のほかに、こういった読み物も必要なんだなといったところを実感したところでございます。
そういったところ、分かりやすさと展示資料といったところを課題として認識しております。
駅前の平和資料コーナーの設置の効果ということですが、駅前市政窓口には毎日大変多くの方が訪れる場所となっております。市政窓口に入る手前のスペースに平和資料コーナーが設置できますので、こちらについては、平和事業を次世代につないでいくといったところを大いに期待ができる事業でないかというふうに考えているところでございます。周知につきましては、市ホームページ、広報等、あとはSNS等で、広範囲に周知を図ってまいりたいというふうに思っております。
次に、男女平等参画施策の生理用のディスペンサーの設置場所でございます。こちら、施政方針60ページに記載の、3か所を設置予定ということで記載させていただいておりますけれども、設置に当たりましては、電源の確保だとか、スマホの電波受信が可能であることなどの条件がございますので、今後、詳細な調査等を行いながら、実際の設置場所というのは決定していきたいというふうに考えているところでございます。
それから、現在、総合保健センター、子ども家庭支援センターりぼん、生活・就労支援窓口でパックの生理用品を配布してございます。こちらについては、継続してやっていく予定でございます。
それから最後、地域ポイント事業でございます。一番初めに店舗拡充という御質問を、先ほどの質問委員さんにもお答えしたんですけども、デジタル商品券事業を地域ポイントアプリを使って行っていくといったところから、こちらの事業とも連携しながら店舗拡充を図っていきたいというふうに思っております。
それから、具体的なポイントの付与数と利用期間の変更ということでした。付与ポイント数につきましては、現在、1時間以上5時間未満の活動で300ポイント、5時間以上7時間未満の活動で500ポイント、7時間以上の活動で1,000ポイントの付与をしてございますが、本格運用につきましては、それぞれ300ポイントを500ポイントに、500ポイントを1,000ポイントに、1,000ポイントを1,500ポイントに拡充する予定でございます。
それから、期間につきましては、デジタル版のみの期間延長でございまして、こちら、デジタル版で地域ポイントを最後に使ったりもらったりしてから、1年間全く利用しないと消えますよと、期限が来ますよというふうなルールですけども、それを2年間に延長したいというふうに考えているところでございます。
それから、市境の店舗での利用といったところ、まさに課題の1つであると捉えて、今回、このアプリを使うデジタル商品券事業を例示いただきましたけども、こちらについても、利便性の向上を図るため、市境の令和4年度に商品券をしなかった事業者へもお声がけ、アプローチさせていただいて、利用者の方の利便性の向上に努めてまいりたいと考えております。
私からは以上です。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) 私からは、町会への支援と地区公会堂のデジタル化についてお答えをいたします。
御指摘のとおり、今元気にいろんなところと連携したりしている町会さん以外で、やはりちょっとどうしたらいいか分からないということで、市役所にも御相談にいらっしゃるが方いらっしゃいます。私ども市役所のほうに御相談いただいても構いませんし、また、今まさに来年度から強化する協働センター、それからさらに将来的には住民協議会、要はコミュニティ・センター、よろず相談機能のようなものをつくっていきたいと思っておりますので、そういったところで御相談をいただきたいなと思っています。
来年度は、協働センターによる出張協働センターみたいなものをコミセンでやってみようかなという議論を、NPOのほうで今検討を進めてくれておりますので、そういったものが実現すれば、私どもも支援してまいりたい。そういった相談できる場所や交流の場。ただ相談窓口だけを用意しておいてもなかなか来ませんので、セミナーですとかワークショップのような形で出入口をつくってあげたらいいのかなと思っているところです。また、士業の皆様との連携も徐々に進めていって、事務負担の軽減なども併せて御案内できたらいいのかなと思っているところです。
続きまして、地区公会堂のデジタル化ですが、こちら、要は管理をしていただいている町会の皆さんの負担軽減という面も非常に強くございまして、デジタル化につきましては、ぜひ進めてまいりたいと思っているところです。当然、来年に向けて実施しているところも検証しながら、なるべく使いやすいようなシステムもまた新たに考えていきたいなと思っているところです。
デジタルディバイドの問題については、来年度について言えば、開始前に2回、開始後も3回、それぞれの施設で説明会をしたり、またその後はデジタル相談サロン、各住協で月1回やっておりますが、そういった方たちからも教えてもらうようなことができるような形で取り組んでまいりたいと思っております。
私からは以上です。
◯国際交流担当課長(佐々木健さん) 私からは、ウクライナ避難者の支援について御質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。避難者の方の受入れ開始から2年が経過いたしまして、一定程度、生活が安定してきているかなというふうに認識しているところでございますが、長期化する日本での生活の中で、少しでも避難者の生活の質を高める取組をこれからも継続してまいりたいと思います。
例えばなんですけれども、地域のお祭りですとか、あとはMISHOP、国際交流協会で開催しているイベントへの参加の御案内、あと日本語習得の支援、こちらについても引き続き取り組んでいきたいと思いますし、国際交流協会と連携して取り組んでいきたいと思います。
また、昨年の秋頃から、また少しずつ新しい転入者、主に他県から転入されてくる方が10人程度増えてきているところがございますので、これまでやってきた生活に即した支援、ごみの出し方とか防災講座とか、そういったこともしっかりとこれまでどおり取り組んでいきたいと考えています。
以上でございます。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) ただいま公明党の質疑の途中ですが、しばらく休憩します。
午後0時03分 休憩
午後0時58分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん) 委員会を再開いたします。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) 公明党の質疑を続けます。
◯委員(大倉あき子さん) それでは、再質問をさせていただきたいと思います。
まず、59ページ、4の「広報みたか」の発行費なんですけれども、さっきの質問委員さんも動画の活用のお話がありましたけれども、二次元コードから、例えば阿波踊りとかのイベントの模様や、また昨日オープンした吉村昭書斎とか、水車経営農家とか、あとまた古民家とか、本当に三鷹市には魅力のある地域資源がこんなにいっぱいあるんだということを発見してもらうような動画、そういったものに二次元コードを活用していただくということについてはどのように考えているのか、お伺いをしたいと思います。
◯企画部渉外部長(和泉 敦さん) 現状でも、「広報みたか」のほうでなるべく詳しい内容とか、そういうものについては、QRコード等を活用して、あとはホームページのアドレス、そちらのほうを掲載して、より詳しい内容については見ていただくような形で取り組んでいるところでございます。いろいろな部分でそういうものを活用できて、例えば本当に動画ですとか、そういうもののアドレスに飛ぶような形、なるべくそういう形で、皆様方により広く広報できるような形、そういう形でQRコードとか、そういうものについてはより一層活用していきたいと考えております。
以上です。
◯委員(大倉あき子さん) ありがとうございます。先ほどシニアページのところで、QRコードとか、シニアのページに関してはあまり載せないようにという話もありましたけれども、今デジタルディバイドの解消ということで、シニアの方も本当に取り組まれている方が多いので、そこにそういった動画のようなものを入れていただくことで、またより楽しい、親しまれる広報になると思いますので、ぜひ取組の工夫をお願いしたいと思います。
続きまして、予算概要59ページ、5のホームページ関係費についてなんですけれども、三鷹市の公式ホームページ、これを開きますと、リンク切れになっているページが非常に多いかなというふうに思います。アクセスの際に利用されている方が不便を感じるという現状があると思うんですけれども、ホームページのリニューアルでこういった状況も改善していただきたいと考えますが、御所見をお伺いしたいと思います。
◯企画部渉外部長(和泉 敦さん) 現在でも、定期的に業者さんのほうに委託しまして、そういうリンク切れとか、そういうものはチェックしているような状況です。ただ、なかなかやっぱりそれ自体が全体的に解消されていない部分もございますので、その辺については、今後、ホームページのリニューアル等を含めまして、より分かりやすい、そういうことがないような形で、職員のほうにも、なるべくそういうものについてはリンク切れにならないような形、例えば──あと情報量の増大化というのもございますので、終わったとき、特に申込みとか、そういうものについては、もう既に終了したものについては、ホームページから削除というか、検索できないような形、そういう形での取組も周知徹底していきたいと考えております。
以上でございます。
◯委員(大倉あき子さん) ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。せっかくこのようにホームページリニューアルの機会があるということで、やはり職員の意見と、また市民の意見も非常に重要だと思います。この市民の意見のアンケートをされるということなんですけれども、何人くらいを対象に、どのような手法で行われるのか、お伺いしたいと思います。
◯企画部渉外部長(和泉 敦さん) アンケートにつきましては、まだちょっと詳細についてはこれから検討という形になります。ただ、広く、皆さんに今後見やすいような形でしていくためには、市民の皆さんの御意見とか、検索についてもいろいろ言われている部分もございますので、その辺については、どういう形で課題があるのか、そういうものについては広く御意見をいただいた上で、今後に生かしていきたいなと、そういうふうに検討している最中でございます。
◯委員(大倉あき子さん) ホームページと、また市報とかは、本当に市民の皆さんが情報を得るのに非常に大事にしている有効な手段だと思いますので、ぜひ多世代の意見を聴取していただいて、よりよいものになるように期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、予算概要59ページの6、非核・平和事業費についてお伺いをいたします。今後、若い人へのメッセージというか、そういったことも非常に大事だということを代表質疑でもさせていただいたんですが、感じているところでございます。調布市などは、被爆地平和派遣事業ということで、今年度、中学生を被爆地広島に派遣をして、戦争の悲惨さや平和の大切さについて肌で学ぶ機会を設けています。また、日野市とかも、小学生、中学生、また保護者も一緒に広島、長崎、沖縄を訪問して、平和事業への参加や平和関連施設の視察などを通して、親子で恒久平和について学ぶ機会を設けています。
三鷹市も、過去にそういった派遣事業をやられていたことがあるかと思いますが、このような事業を再開することについてはどのようにお考えか、御所見をお伺いしたいと思います。
◯市長(河村 孝さん) 今、御質問ございましたように、以前は海外への視察も含めて、かなり多岐にわたってやっていましたが、そろそろまた再開してもいいのではないかなというふうな気もしますので、しっかりと検討してまいりたいと思います。
◯委員(大倉あき子さん) ありがとうございます。やはり、子どもに向けてはリアルな体験とか、また現地に行ってお話を聞くと、そういったことが生涯の平和への考え方の原点にもなってくると思いますので、そういった事業も取り組んでいただけるようにお願いをしたいと思います。
続きまして、予算概要60ページの7、男女平等参画推進関係費のところの生理用品の配布なんですけれども、次年度もこの困難な女性への配布、継続していただけるということで、ありがとうございます。コロナ禍で経済的に困窮している方への支援から始まっておりますので、継続して支援を行っているということを知らないという市民の方も多くいらっしゃると思います。必要な方に届く周知が今後も必要であると考えますけれども、次年度の周知をどのように考えているのか、お伺いをしたいと思います。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 御指摘いただきました窓口での配布につきましては、これまでも「広報みたか」や市ホームページ等で周知を図ってきたところでございます。今回、ディスペンサーの設置といったところも、次年度、お認めいただきましたら、できることになりますので、それも含めまして、必要な方に情報が届くような形で情報発信をしてまいりたいと思います。
◯委員(大倉あき子さん) ありがとうございます。庁舎のところにも御案内のポスターを貼ってあります。これは所管がもしかして違うのかもしれないんですけど、本当にしっかり届くいろいろな周知、お願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
続きまして、予算概要61ページのボランティアポイントの店舗の拡充のことなんですけれども、先ほど、決済可能な店舗、30店舗拡充されたということで、でも、その中に活用されていない店舗もあったということなんですが、利用者も、この活用の仕方がなかなかまだ行き届いていなくて分からないという中で、店舗の方に聞けば分かるかなと思っても、店舗の方自体もそれがよく理解されていないという、そういった現状があるかと思います。
ここ、自分たちが参加をするといっても、実際その後どのように使われているのか、またお困りのことはないのか、そういったことを丁寧にヒアリングして、これ、本当に使ってよかったなというメリットを感じていただいて、しっかりと口コミでも広がっていくような取組は必要だと思いますけれども、御所見をお伺いします。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 地域ポイント事業につきましては、アプリ上でお問合せできるほか、コールセンターを設けて、きめ細かなお問合せ対応に当たっているところでございます。かといっても、分かりづらいという一定のお声もあると思いますので、今月中にアンケートを実施したいなと思っております。
そこでリアルな声を捉えながら、実際にどういったところにお困りなのかといったところを絞りながら、対応を図ってまいりたいと思います。
◯委員(大倉あき子さん) ありがとうございます。また、今後の拡充についても、なかなか通知とかお知らせが来ていないという小さな個店とか、そういったところもある中で、そういったことがあるんだったら、ぜひ使いたいと言われているようなお店もありますので、いろんな形で拡充して、市民の皆様も楽しく、また地域の経済も活性化していくような取組を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、市民組織活動助成費のがんばる地域応援のプロジェクトなんですけれども、こちらに関しては、災害時を考えても、町会・自治会とかの地域のつながりというのはますます重要になってくると思いますので、ぜひ地域自治組織の強化に向けて行政のサポート、これはよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。
続きまして、地区公会堂維持管理費、予算概要67ページの21なんですけれども、今回、コカ・コーラボトラーズジャパンのWi−Fi(ホームルーター)を設置されるということで、今後デジタルディバイドを解消してデジタル化を促進するために、本当にWi−Fiの設置というのは必要になってくると考えますが、このコカ・コーラボトラーズジャパンとの包括協定の活用によって、他の公会堂にも拡充していけるのか、お伺いをしたいと思います。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) こちらの包括協定は、設置した自動販売機の売上額の中から、コカ・コーラさんが直接Wi−Fiルーターを買って、契約もして、支払いもするという形の、そういった協力関係でやっていく形になっています。どこまで先方が負担できるのかというのは、これは先方次第のところがあるので、台数を増やさなきゃいけないんですけれども、そういったことも含めて検討してまいります。
ただ、今、地区公に設置しているルーターというのはほぼ家庭用のものです。ですから、そんなに大きなものではないということだけは御承知おきください。
以上です。
◯委員(大倉あき子さん) 分かりました。理解しました。
最後に、予算書139ページの事項20のウクライナの緊急支援事業費ということで、本当に2年たっても先の見えないということでまた不安が増大して、新たなニーズというのがそこから生まれてきているのではないかと考えるところです。先ほど、地域のイベントとかに御案内をしたりということで、私もそれはとても大事だなということを考えていたので、再質問させていただこうかななんて思っていたところなんですけれども、先ほど御答弁をいただきました。
国際交流フェスティバルもそうですけれども、地域の避難訓練ですとか、また三鷹ならではの阿波踊りとか、そういった、本当に束の間でも楽しんでいただける、また市民とも交流していただけるようなところに御案内をしてくださるということも大事だと思いますので、今後、よろしくお願いしたいと思います。
また、地域住民との交流ということで、今年度、東京都が直接そういったイベントというか、折り紙だったか、ちょっと忘れてしまったんですけれども、ウクライナの方と、あと地域の自治会の方の交流の場というのを設けてくださいました。ただ、先日聞いたところ、ここに参加された方、ウクライナの方が3名と、あと自治会の役員の方が数名だったということで、すごく寂しかったという話を伺ったところです。
ここは、東京都が直接やられた取組かと思うんですけれども、やはり東京都と連携をして、この基礎自治体である三鷹市が地域住民の方に参加を促すような、そういったことも必要だったんじゃないかなと思うんですけれども、東京都との連携についてお伺いしたいと思います。
◯市長(河村 孝さん) ウクライナに限らず、在住されている海外の方と、東京都も含めて様々な連携をしながらというのは当然のことだと思っています。特にウクライナの方とは──いろんな厳しい状況の中で三鷹に避難されている方も徐々に増えているというふうに聞いています。これは、恐らく今までの様々、在留されている外国人の三鷹での事例でいうと、増えているという傾向は、口コミで増えている可能性がすごくあって、それなりに──目に見えない形ですけども、一定の評価をお受けしているというふうに思っています。
そういう意味で、今後充実していく必要性はありますけれども、分かりやすく言うと、他の三鷹に在住されている外国人の方とのバランス等がいろいろありますし、あまり目立った形でやって、それで成功するということでもないと思いますので、ちゃんとウクライナの方に限らず、寄り添った支援策をこれまでと同様にしっかりと進めていきたいというふうに思っています。
◯委員(大倉あき子さん) ありがとうございます。こちら、ウクライナの方が在住しているところの自治会も、かなりの高齢化が課題となっております。やっぱり行政のサポートなくしては成り立たないところもあるかと思いますので、丁寧にお願いします。また、いずれ戦争が終結して、ウクライナに戻ったときに、三鷹の地域が本当に温かくてよいところだったと思っていただけるように、これからも温かい支援をお願いしたいと思います。
以上です。
◯委員(赤松大一さん) よろしくお願いいたします。まず、131ページ、事項28のまちづくり応援寄附推進事業費についてお聞きします。さきの委員からも質問がございましたけれども、今年度、まちづくり応援寄附における返礼品として、NFTアート作品を追加し、市の魅力を発信されておられましたが、当該年度、予算年度も継続されると判断された背景はどのようなものがあるのか、お聞かせください。
また、今後も返礼品を拡充していかれる際の他市との違いや、また競争力としての三鷹市の魅力づくりへの考え方について、お伺いいたします。
また、新たにふるさと納税を活用して市内大学応援寄附も開始されるところでございますが、今までも各大学では独自で寄附を集めるための取組をされてこられたかと思います。ここで、あえてふるさと納税を活用して市内各大学への支援を始めるに至った経緯をお聞かせください。
続きまして、131ページ、事項29.ポキ活用促進関係費についてお聞きいたします。三鷹市のキャラクターとしての活用が進んでいるものの、依然、制約があるものと考えます。多くの事業で活用することにより効果が期待されると考えますが、先ほども同じく、さきの委員からもございましたけども、やはり色や角度などで使用ができなかったとか、様々御答弁いただいたところでございますが、再度お聞きいたします。そのような御希望があった際に、使用を希望されたけれども、事業者が商用として希望された中で、使用できなかったものがどのようなものがあったのか、ここでお聞かせください。
続きまして、131ページ、事項32.フリーアドレス化整備事業費についてお聞きいたします。フリーアドレスは、オフィス内に決められた席がなく、自由に場所を選んで仕事をする取組でありますが、やはり座席や同僚を探すのにストレスを感じるとか、在席管理が難しくて、誰がどこに座っているかが把握しづらいとか、また先ほど市長の答弁もございましたが、御自身の書類や持ち物の管理、また様々な電話の取次ぎに手間がかかるなどの課題が多く見受けられるとお聞きしております。今回、本市においてこの導入に際して、このような課題をどのように解決され、どのように検討を進められるのか、お聞かせください。
また、他の自治体や民間企業で既にもう導入されている、フリーアドレスで取り組んでいらっしゃることを参考にしながら、よりよいものをつくっていくことが有効かと思いますが、そのような民間企業や、また他の自治体の取組、どのように取り組んでいかれるのか、お聞かせいただければと思います。
続きまして、予算書133ページ、事項10.一般市民相談関係費、事項11.専門相談関係費についてお聞きいたします。行政書士や社会保険労務士等の専門家による市民相談の毎月、もしくは定期的開催の実施の回数については、近隣他市に比べますと遅れている実態があると考えます。市民生活やニーズも多様化してきており、身近に相談できる環境整備が急務であると考えますが、定期的な実施に向けては、市民センター内での実施場所の確保等の課題があるかと思いますが、今後、行政書士や社会保険労務士等の御相談の定期的開催に向けた検討について、お伺いいたします。
続きまして、139ページ、事項18.寄贈物件関係費についてお聞きいたします。令和5年4月に寄贈を受けた土地及び家屋5棟の具体的な利活用を進められますけれども、今後、寄贈を希望されることが多くなるのではないかと考えます。寄贈を受ける際、決定はどのようにされておられるのか、どのような条件等で決定をされていかれるのか、お聞かせください。また、様々な寄贈をいただくときに必要な手続等があるかと思いますが、必要な手続に係る費用等の負担についてはどのようにされていかれるのか、お聞かせください。また、寄贈物件が老朽化してしまった後とか、また寄贈者から要望がない場合に関しては売却をすることなどがあるのか、併せてお聞かせください。
続きまして、予算書139ページ、事項1.三鷹中央防災公園・元気創造プラザ管理運営費でお聞きいたします。子どもや多世代の多くの市民の利用が見られる施設であり、より安全に利用され、少子長寿社会における健康増進拠点としての効果がより期待される施設と考えます。そうであればこそ、多くの市民に向け、近年の課題である熱中症に配慮したミストの設置をされるということに関しましては、大変に感謝いたしております。もはや当たり前で、長期間に及ぶ高温の日々を控えており、可視化できる温度計の設置や熱中症警戒アラートの発令等、多くの市民や利用者に呼びかける環境整備が急務と考えますが、健康増進拠点としての安定的な施設運営におけるこうした環境整備についての御所見をお伺いいたします。
続きまして、151ページ、事項3.市民組織活動助成費についてお聞きいたします。行政書士の方々に御協力をいただき、組織活動を支援されますが、例えば町会等の地縁団体が法人格取得の手続などに対する支援があるかと思いますが、行政書士の皆様等に御協力いただくほかに、どのような御支援がいただけるのか、お聞かせください。
続きまして、すみません、同僚委員も質問させていただいたところでございますが、151ページ、事項4.地区公会堂維持管理費について、違う角度で御質問をさせていただきます。AEDが市内地区公会堂で1か所だけ設置されております。設置されている地区公会堂は管理者が常駐しているという特徴がございますが、多くの市民が利用される公共施設として、地区公会堂に行けばAEDがあることが市民の安全安心につながるかと考えます。現在、設置されていない他の公会堂は、利用者がいないときは施錠されているため、やはり公会堂の外などへの設置も含め検討が必要ではないかと考えますが、お考えをお聞かせください。
続きまして、159ページ、事項4.防犯設備整備事業費についてお聞きいたします。防犯カメラの設置は、犯罪の防止や抑止と併せ、犯罪の早期解決に大変に有効かと考えます。東京都の補助制度を利用しての商店街、町会などへの設置や維持管理の支援を進められておりますが、昨今、残念ながら、町会の解散や商店街の縮小などが見受けられます。防犯カメラ設置後に様々な事情で維持管理ができなくなった防犯カメラの管理などは、取り外してしまうのか、または市が設置者に代わって管理していくのか、お聞きいたします。また、町会や団体がない地域への防犯カメラの設置はどのように進められていかれるのか、お聞かせください。
続きまして、167ページ、事項8.おくやみ窓口関係費についてお聞きします。窓口設置後、様々なお声が寄せられているかと思います。とても分かりやすく、便利になったともお聞きいたします。設置後はどのようなお声が寄せられているのか、お聞かせください。また、利用者の声を参考に、さらに利便性の向上に努められていかれるかと思いますが、予約が取りづらいときがあるともお聞きいたします。当該年度の窓口業務にどのように反映されていかれるのか、お聞かせください。
ちょっと前後いたしますが、すみません、157ページ、事項12.アール・ブリュット事業費でございます。今までは、主催はアール・ブリュットみたか運営協議会と三鷹市商店会連合会で、2023は実施されたところでございますが、逆に、三鷹市は今まで後援という立場でございましたけれども、2024年、予算年度は主催が三鷹市となるのでしょうか。また、実行委員会の委員はどのような方々になるのでしょうか、お聞かせください。
以上でございます。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 私から、大きく2点の御質問について御答弁させていただきます。初めに、寄附金の関係でございます。NFT画像を用いたふるさと納税返礼品、継続する背景はといった御質問でございます。こちら、令和5年度に初めてNFT画像を使ったふるさと納税返礼品にチャレンジしたわけですけども、前半、検討時間に少し費やしたこと、あとは、総務省にこういった返礼品を出していいかという確認をしていたものに時間を取ったといったところで、申込期間が短くなってしまったといったところがあります。そういった課題を踏まえまして、来年度は、先ほども答弁をさせていただきましたが、FC東京との連携をさらに強化して、エンブレムだとか選手の画像といったところを入れたい。令和5年度は、著作権等の問題もありまして、かなわなかったところもありますので、そこをさらに強化してチャレンジしていきたいといった背景がございます。
他市との違い、魅力発信といったところですけども、今回のNFT画像につきましても、NFT画像をふるさと納税返礼品で取得していただいた後、その画像をお持ちの方が三鷹市に足を運んでいただくと、もう一個、画像を頂けると。特殊な画像といいますか、そこに選手の画像を用いたいと思っているんですけども、三鷹を訪れて、さらにもう一枚メリットがあると。そういったところ、三鷹に来ていただく機会を設けることによって魅力を発信をしていきたいなといったところは、ちょっと他市との違いかなというふうに考えているところでございます。
それから、市内大学応援寄附につきましては、市内の大学独自でも寄附というのは行っているところですけども、我々、財源確保をしたいといった中、大学との連携に着目いたしまして、市内大学のお声も聞きながら、こちらの事業、寄附者にとっては寄附金控除を活用して母校の応援等ができる、それから大学にとっては応援金を活用して魅力ある大学運営につなげられる、それから市としても寄附金の一部が確保できるなど、3者がウィン・ウィン・ウィンの関係になれるといったところで期待をしているといったところで、こちらも新たな取組としてチャレンジをしたいという内容でございます。
それから、寄贈物件の関係の御質問でございます。こちら、今後の寄贈を受ける際の決定等についてということですけども、こちらは基本的には事前に御相談をいただけるケースが多いかなというふうに思っています。そういった中でも、物件の地域性だとか、活用の可能性、それから建物等の老朽具合などを総合的に判断して、市の内部で決定していくものかなというふうに捉えているところでございます。
それから、必要な手続の費用負担ということで、今回の寄贈物件につきましては、不動産登記のところで基本的には費用が発生するといったところ。こちらについては、市のほうの負担で、御寄附をいただくといったところで対応したところでございます。
今後、老朽度に合わせて売却の可能性等といったところ、今回の物件につきましては、活用いただきたいということなので、当面は研究会を進めているところで、活用方法といったところを具現化していきたいなと思っておりますが、そういった条件がつかないで寄贈等をいただいた場合については、売却等の可能性もあり得るのかなというふうに考えております。
私からは以上です。
◯芸術文化課長(井上 仁さん) 私からは、Pokiの活用とアール・ブリュットについて御説明いたします。
使用ができなかったケースとしましては、Pokiのキャラクターが、吹き出しでしゃべるとか、指定されたポーズ以外のものがあるとか、そういうものはマニュアルの中では認めないという形になっております。ただし、昨年度と令和5年度にやりました4こま漫画については、ちょっと例外的に、よりPRをしていこうということで、ジブリ側のお認めがあって、開催したものでございます。
アール・ブリュットのことにつきまして、令和6年度については、市の芸術文化活動と──款が違いますけれども、福祉部の両方からの負担で行う予定でございます。アール・ブリュット自体、いわゆる専門的な美術の教育を受けていない方による、独自の発想による表現ということですので、様々な方の作品を行いたいと思います。また、実行委員会につきましては、過去2回の実績、経験がございますので、協力できるところにはお願いしていきたいなと考えております。
◯市民部調整担当部長(金木 恵さん) 私からは、フリーアドレスに関係する御質問と、おくやみ窓口に関する御質問について、答弁をさせていただきます。
まず、フリーアドレスの関係ですけれども、実はもう既に市民課の窓口というか、職員は先行してフリーアドレスのような状況が現状としてございます。確かに慣れないと、誰がどこに座っているのかしらとお思いになるかもしれないんですけれども、私どもの現在の運用の中では、毎日の業務が終わった後に、次の日の体制をどうしていくかということを、必ずホワイトボードに職員の名前をマグネットで全部、座席のフォーメーションどおりに貼り直すというような作業をしています。なので、そちらのほうを見れば、誰が休みなのかとか、誰が窓口を担当しているのかとか、いつ昼休みを取るのかとか、そういったことも記載をしてございます。
なので、そういった先行事例を見ながら、2階のほうでも展開をしていくということを想定してございますし、3課の職員がばらばらに座るというよりも、どちらかというと、グループアドレスというんですか、大体このエリアにこういう担当の人たち、この辺りにいると動線が短くて済むよねというようなところを考えながら、その日その日の業務に応じてフォーメーションを変えていくということを想定しております。
現在、市民課の届出証明の窓口の職員には、既にもう自席がないというような状況にございます。持ち物をどう管理するかといったところなんですけれども、個々人にいわゆる公用のロッカーとは別に、書類をしまうためのロッカーを各自に御用意させていただいています。その中に、自分で使いたい、占有したい文房具だとか、個人持ちのマニュアルだとかといったものはそこに保管をしますけれども、個人情報に関わるものは一切入れないことという形で運用をしております。
逆に、個人情報に関わるものは、業務終了するときに必ず1か所に集約をし、それを耐火金庫の中にしまって帰るというような形で、ある意味、個人情報に関わるものを自分のデスクに入れるという習慣がないので、かえって情報のセキュリティーとしてはしっかりとして、向上していくものというふうに認識をしてございます。なので、電話の取次ぎ等、いろいろあるかとは思うんですけれども、今の電話、いわゆる親機と子機があったりするので、そういったものをうまく使いながらやりくりをしていきたいというふうに考えているところです。
次に、おくやみ窓口の関係でございますけれども、徐々に周知が進んできたといったところがございます。4月から年末ぐらいまでの間に、既にもう400件弱ぐらいの御利用はいただいているところです。お声としましては、やはり何か所も回らなくていいというようなところと、あと詳細な細かい案件のときには、いらっしゃる時間は分かっているので、担当の所属の職員にも来てもらってフォローしてもらうというような、きめ細やかな対応をしていますので、そういったところは御好評をいただいているところかなというふうには思います。
また、予約の方法をおくやみハンドブックに新たに載せてみるなど、そういった形で様々周知をしているところですけれども、それだけニーズが出てくると大変だといったところがございますので、実際にお受けしてみて、実際に窓口に来ないとできないものと、郵送でも済むものといったところのすみ分けをうまくしながら、そういったところをやっていきたいというふうに思っています。
すみません、1個、フリーアドレスのほうで答弁が漏れておりました。先行自治体の視察等ですけれども、私どもの職員のほうでも、実際に近隣の先行している自治体を見に行ったり、あとは企業さんの実践例をショールーム等で確認をさせていただいたりしています。なので、そういった中で、自分たちの組織風土にフィットしそうなものといったものは積極的に取り入れていく方向で、現在検討を進めております。
私からは以上です。
◯相談・情報課長(八木 隆さん) 私のほうからは、社会保険労務士会、行政書士会による無料相談会につきまして、御答弁させていただきます。社会保険労務士会や行政書士会による無料相談会につきましては、社会保険労務士会や行政書士会と連携し、毎年度継続して開催をしているところでございます。今年度の相談件数といたしましては、社会保険労務士につきましては、4回開催をし、17件ございます。また、行政書士会につきましては、3回開催をし、37件あったところでございます。
また、相談内容としては、年金、雇用保険、相続、遺言など、多岐にわたる相談を受けており、相談者の御要望にお答えをしているところでございます。
また、専門相談の1つとして、月1回程度の定期的な相談を実施することにつきましては、市民ニーズを踏まえながら、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
なお、市庁舎1階ホールや、三鷹産業プラザでの無料相談会の実施につきましては、会場の確保、事前の広報等、これまでと同様に、社会保険労務士会や行政書士会と連携し、継続を図ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
◯企画部長(石坂和也さん) 防災公園に関する熱中症対策について、若干款をまたぐようなところもございますので、私のほうから総括的に御答弁させていただきます。実は、この熱中症対策につきましては、予算編成に先立ち、昨年になりますが、庁内の対策会議、設置をいたしました。そうしたところで、横断的にどのような対策が可能なのかということで、令和6年度予算に向けて検討して、その1つがこのミストの設置といったところでございます。これはまだ緒に就いたばかりというふうにも捉えてございます。きちっと効果を検証した上で、令和7年度予算にできるのか、また緊急にどう対応する必要があるかというのを、庁内横断的に対策を進めていきたいというふうに考えているところでございます。
私からは以上です。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) 私からは、町会の法人化等のときの支援のこと、それから地区公会堂へのAEDの設置について、お答えいたします。
町会等が法人化される場合には、行政書士さんによる規約、会則等の改正、整備というのがまず一義的にあるかと思います。それ以外には、私ども、窓口のほうで、現在のところは市の職員が割と一緒になって順序なんかを考えて御案内をしているところですが、将来的には、例えばそういったことを支援するNPOさんですとか、ビジネスとする法人さんなんかとの連携とか、そういったものも考え得るのかもしれないなというふうに思っております。
それから、地区公会堂でのAEDにつきましては、御指摘のとおり、利用者がいるとき以外は施錠しており、無人となってしまいます。また、割と人通りの少ないところが多かったりなんかもする状況です。そういったことを踏まえますと、やはり適切な温度管理ですとか、高温、低温、雷、風雨などから守るための、外の環境に対応した設置ボックス等の設置が考えられますが、ふだん人目のない場所での適切な管理方法ですとか、誰が電源とか、きちっとそういうものが入っているか、毎日のようにきちっと点検できるかといった、幾つかの課題はあるかと思います。
現在進めている地区公会堂の新しい管理体制の在り方みたいなものと併せて検討してまいりたいと思っております。
以上です。
◯安全安心課長・防災まちづくり担当課長(竹内 茂さん) 防犯カメラについて、2点御質問をいただきました。お答えします。
まず初めに、町会等がなくなったような場所について、防犯カメラを取り外すのか、それとも市が持つのかというような御質問だったかと思います。こちらにつきまして、幸いなことに、今のところまだそういった事例はございません。この防犯カメラにつきましては、基本的にその地域の防犯活動の支援ということで、補助制度を活用して地域の皆さん、つけていただいています。そういった意味では、確かに今、町会の活動が非常に厳しくなってきてというようなお話も伺っています。そういったことで、市としては、引き続き防犯カメラの維持管理に係るような補助制度等を拡充して、しっかりと支えていきたいというふうに考えているところです。
それから、地域団体等のないところの防犯カメラはどのように決めているかということですけれども、こちらにつきましては、生活安全推進協議会という協議会の中で、皆さんに御意見をいただきながら、市境ですとか、そういった地域活動が見込めないような場所について、整備を進めているところです。
以上となります。
◯委員(赤松大一さん) 御答弁ありがとうございました。まず最初に、応援寄附の件でお聞きしたいと思います。やはりNFTアートを活用されてということでございます。すみません、僕、知らなかったので、すごいことなんだということが分かったんですけども。
あわせて、本市の新しい取組で、今年度、体験型の返礼品を設置されたとのことでございます。先ほどもありました天命反転住宅のペア宿泊券や、あとボルダリング1日体験などの体験型をされておりますけれども、この2つといいますか、この体験型の返礼品の評価はどのようにされておられるのか、お聞かせください。また、新たな体験型とか、また今後このペア宿泊券とかボルダリング体験型を、このまま継続を今年度されていかれるのか、お聞かせください。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 今御例示いただきましたボルダリングについては、もう既に返礼品として今出ていないという現状でございます。一方で、天命反転住宅につきましては、令和5年度、今年度につきましては申込みが1件と、ちょっとかなり高額になっているといった背景がございますので、申込件数は少ないかなと思いますけども、そういった現状になってございます。
今回のNFTにつきましては、2度、三鷹に訪れていただくという訪問型の返礼品といったところで、新しい試みで拡充していきたいなというのがございます。
あと、体験型としましては、三鷹市には農家もいっぱい残っていますよね。例えば果物狩りだとか、そういったところも、JAさんを通して今検討はしているところですので、実れるように取り組んでいきたいというふうに考えております。
◯委員(赤松大一さん) 分かりました。ありがとうございます。やはり、例えば先ほど課長がおっしゃったイチゴ狩りとか、非常に注目されているところでございますので、マスコミ等にも取り上げられておりますので、ぜひともまたやっていただければと思うところでございます。
すみません、最後、アール・ブリュット、これ、主催を御答弁いただければと。ちょっと聞き漏らしたかもしれませんが。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) 市が主催でございますけれども、実行委員会と共催というような形が取れるのではないかというふうに検討しているところでございます。
◯委員(赤松大一さん) 分かりました。本当に大事な、新しい三鷹の大きな流れをつくるアール・ブリュットでございますので、しっかりと取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上で公明党の質疑を一旦終了します。
次に、立憲民主緑風会。
◯委員(おばた和仁さん) よろしくお願いいたします。私、一問一答でやらせていただきますので、よろしくお願いします。
施政方針の57ページ、職員の人材確保に向けた取組、ここから入らせていただきます。優秀な職員を採用するっていうのは、非常に重要なことだと認識をさせていただきますが、こういった取組とともに、パンフレットとか特設サイトということでございますけれども、やっぱり魅力ある仕事であること、魅力ある職場にすること、これ非常に大事だと思うんです。そのために、どういった三鷹市の職場にしていくかということで、少し御質問したいと思います。
こちらの参考資料を見ますと、この186ページに26市職層別職員表というのがありますけれども、現在の部長職では、女性職員が3人ということでございます。圧倒的に主事職、また主任職という方々が多いという状況になっていて、人数的にはほぼ半数だと思うんですけれども、いわゆる係長職以上の方の割合が非常に少ないという現状があるというふうに思います。
そして、隣の187ページに、職員数調査表というのがありますけれども、これを見ますと、例えば企画部は男女比が2対1になっています。男性が多いということです。そして、生活環境部も2対1ですね。子ども政策部は圧倒的に女性が多い。都市整備部に至っては、ほとんど男性という状況になっている。
こういった、職場によってかなり、男性が働きやすい職場、女性が働きやすい職場といいますか、もちろんそういうのがある程度あるのは理解はしますけれども、昨今、女性の職員の皆さんも性別に関係なく仕事をしていくということが一般的な世の中になってきているのかなというふうに思う中で、こういったような現状があるということが、果たして魅力ある職場というふうに言えるのか。
もし万一、男女の昇格──これ三鷹市に入りたいという人が見ると、この職場配置環境を見たり、この昇格の状況を見ると、どうなんだろうと思う人が少なからずいらっしゃるのではないかなという気がいたします。
そして、2つ目は、デジタル化ということで、三鷹市が今いろいろと進めていただいてはいますけれども、若い方々からすると、やっぱり紙を使わない文化というか、デジタルでいろいろ、さくさくと仕事をしていくということについては、非常に関心の高いところだと思うので、例えばそういった守秘義務の問題もあって、いろいろ難しいところがあると思いますけれども、在宅勤務、こういったところが当市の場合どのくらい進んでいるのか。例えば、1週間に1回ぐらいは在宅勤務ができるのか、こういったところも、日本の一流企業であれば当たり前に今やっているところだと思うので、そういったところ、今どうなっているのか、非常にお聞きしたいと思います。
そして、3つ目が、やっぱり三鷹市の職員といえば、どうしてもドメスティックな仕事であり、本当に一部の地域に特化した仕事というのは、これは行政という特性上当然だとは思いますけれども、一方で、今の若い方々というのは、この職場に入ってどれだけ成長できるかということについて非常に敏感だということもお聞きしております。
そういった意味で、例えば民間企業に出向するような機会があるとか、あるいは、三鷹市の場合は海外に姉妹都市がありませんよね。これ、以前にヨーロッパに姉妹都市を一度検討したことがあるというふうに聞いたことがありますけれども、さすがに遠過ぎて大変だという話があった。今、多様性というこの世の中の動きの中で、日本におきます在留外国人の方々、1位が中国で、2位がベトナム、3位が韓国、4位がフィリピン等々行って、7位ぐらいがインドネシアなんですけれども。
例えば、こういった近隣の国で、これから日本もどんどん人口減少になっていくという中で、やはりこういった様々、海外の方が日本に留学したり、あるいは住んだりということも想定されるということも視野に入れておく必要が三鷹市としてあるとすれば、こういった在外事務所までいかなくても、姉妹都市を持つ、こういったこともこれから、職員の皆さんの成長という意味では必要なのかなというふうに思いますが、ここら辺につきまして御所見をお伺いしたいと思います。
◯市長(河村 孝さん) 一問一答というふうに言われましたが、多問でしたので、今の御質問の中で私から答弁したほうがいいのかなと思うところだけ答弁します。
デジタル化に関しては、どちらかといえば男女差の問題よりも、恐らく年齢差の問題だと思います。世代差といいますかね。ですから、仕事に対する経験値は年齢が高い部課長のほうが多いけれども、恐らくデジタルの取扱いなんかは、一般で入ってくる新人であっても、相当使える人もいるんじゃないかなというふうには思っています。
そういう意味での採用をどうするかという話になってくると、恐らく──まだ全然確定した議論はできていませんけれども、デジタルに物すごく通暁した人を民間と争って採用するのか、あるいは民間で頑張っていらっしゃるかなり中堅のそういう人たちを、アドバイザーとか、委託業務でやったほうがいいのかとか、そういう、いろんなそれに関連する業務形態、あるいは採用形態を考えるべきではないかなというふうに、今の段階では考えています。
基本的に、おっしゃるように、恐らく──これは三鷹に限らないですけども、全国の自治体は、全て傾向として男女比が5対5になっていくというふうに思います。というか、女性の職場に近くなるんじゃないかということを想定しています。想像していますと言ったほうがいいかな。というのは、海外、欧米先進国の自治体なんかは、相当女性の職場化していますから。ですから、それに類似した形態になるんじゃないか。働きやすい環境は、恐らく民間の会社とか、そういうところに比べれば、自治体は今の段階でも相当進んでいると思います。それがより進むとすれば、女性のかなり才能のある人材も含めて、自治体のほうに流れていく傾向というのは今後出てくるんじゃないかなというふうに思っています。
在宅勤務の話ですけども、これは、この新型コロナ禍において、在宅勤務、いろいろ三鷹市でもやっていましたが、基本的に業務の大半はフェース・ツー・フェースの仕事なんです。窓口とか、保育園なんかもそうですけれども、直接人間に対応する人間というのが市の業務の中心でありますから。
ですから、どっちかというと総務とか企画のほうが在宅勤務ができたという状況でございました。ですから、これはそれを普遍化して言うと、これからもそういう傾向だろうというふうに思いますから、かなり特別な職場じゃないと、逆に在宅勤務がしにくい業態だなというふうに思っています。ですから、民間も、でもいろんな業種によって違いますから、一概には全く言えませんけれども、役所の場合にはそういう傾向が強いというふうに思っています。
そういう意味で、今の若い人は成長に敏感だという話で、民間でそういうところを選ぶんじゃないかということも、そういう御質問がありましたが、全く逆な若い方も増えていらっしゃる。そんなに成長とか、そういうところに敏感じゃなくて、公務の仕事のように、全く──成長というよりも、ずっと競争よりも、そういう分野じゃなくて、必要とされる、人間社会の必要なところを補うのが自治体でありますから、そういうことに興味を持たれる、使命感を持っていらっしゃる方が来るんじゃないかなというふうに思っています。これは変わらず、そういう傾向があるんじゃないかなというふうに思っているところです。
それから、海外の姉妹都市の問題ですが、今は別に一定の結論を出しているわけじゃありませんけれども、従来の三鷹市の方針というのは、今の国際交流協会でお分かりのように、全方位なんです。ですから、近くにどこか特定の姉妹都市をつくって交流をするのは、もちろんそれは意味がない話ではありませんし、ひょっとしたら、これからの平和政策として、これまでのこの姉妹都市ができた経緯からいって、割と対立的な国境を接する別な国との間で姉妹都市を結んで、平和をつくっていくんだという発想の下で、最初はつくられたというお話を聞いたことがありますから、そういうことでできるかもしれませんが、以前の御質問に御答弁したことはありますけど、今、かなり危ない国にみんな囲まれていますので、そういう国とみんな姉妹都市を結ぶって、ちょっと難しいかもしれないので、そうすると、なかなか三鷹でここと姉妹都市を結ぶというのは、実際上の問題としても難しいんじゃないかなというふうには思っています。
以上でございます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。いろんな方がいていいと思っていまして、魅力ある職場に三鷹市がなるということで、先ほど市長から使命感のある人が入ってくるのでいいんじゃないかという話があったけれども、逆に使命感はそんなになくても、自分が成長したいというふうに思って、ばりばり意欲的な人が入っても、私はそれはそれで非常にいいと思うので、要はいろんな人に魅力のある職場であってほしいな、そこを目指すべきではないかなというふうに思うんですよね。なので、先ほどの質問をさせていただいております。
基本的には、男性も女性も、そういった意味で魅力ある職場ということであってほしいと思いますが、先ほど申し上げたとおり、女性から見ると、これは三鷹市だけの状況ではなくて、多摩全部同じような傾向ですけれども、男女間での差があるように見えるなというところが、どうしてなのかというところがちょっとある。
そして、デジタル化というのが、やっぱり在宅勤務となるための1つの土俵づくりだと、環境づくりだと思うんですよね。だから、デジタル化をどんどん進めていく、三鷹市が多摩の市役所の中で一番デジタル化が進んでいるというふうに言えれば言えるほど、これは若い方にとっては魅力のある職場というふうに思っていただけるのではないかと、私はちょっとそのように思っております。もちろん、そうではない人もいると思いますよ、今。
今の男女の、男性職員、女性職員のこの差についてはどう思っておられるのか、お聞きしたいと思います。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 確かに女性の管理職の比率が若干減少傾向にございますが、今年度に限ってではないんですけども、女性の職員の昇任・昇格の選考の受験者数が増えております。特に今年度、管理職については、合格者数が16人のところ7人、前年度は8人のところに2人というところでは、かなり女性の職員の昇任者数が増えてきています。
また、底上げという意味では、係長職、主任職についても、係長職では11人、主任職では21人が女性職員で、かなり底上げがされていきますので、ここ数年の中では女性の活躍は一層進んでいくのではないかというふうに考えております。
また、職場によっての男女比というところでは、やはり職種によって、先ほど5階はという、都市整備部というようなところでありましたけども、やはり技術職については男性の申込者数が多いというところ、女性の学生数のところがどうかというのもありますけども、その辺りの比率というところと、子ども政策部では、やはり保育士、保健師という、どちらかというと女性の活躍する職場であったりするところからは、受験者数が逆に言うと男性が少ないというようなところでの職種によっての差があるかというふうな認識でおります。
いずれにしても、昇任・昇格含め、採用を含めても、男女、性別かかわらず、適性を見ながら活躍できる人材を採用し、活躍できる場を提供していきたいというふうに考えております。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。そのための職場の環境、風土をしっかりとリードしていってほしいなというふうに思います。
2つ目に、まちづくり応援寄附の推進。先ほど別の委員の方から、大学応援交付金の件について御質問がございましたけれども、これ、10分の7を大学のほうに交付いたしまして、残りの10分の3は三鷹市役所のほうの取り分になると、こういうふうに理解をしております。私が以前に何回か河村市長のほうに御質問というか提案したのが、実は、要は三鷹市に住んでいない小・中学校のOBの方からこういった寄附金をもらうということをやったらいいんじゃないかということを何度か御質問させていただいております。
その際は、OB会をきちっとつくったほうがいいというということを申し上げて、そこら辺も含めて、なかなか難しいという御答弁だったと思うんです。今回のこの国際基督教大学等の応援交付金ということが、ふるさと納税を活用して可能ということであれば、似たような枠組みの中で、三鷹市の小・中学校を応援するという、こういった取組というのがふるさと納税を活用してできるのではないかと思いますが、その点について御所見をお伺いします。
◯市長(河村 孝さん) あり得るのではないかと思いますので、ちょっと検討してみたいと思います。これ、皆さんも知っていらっしゃると思いますが、各自治体、地方の自治体でふるさと納税をやっているところは物すごく一生懸命です。集まっているところは、カタログも、本当にお中元、お歳暮のカタログぐらい分厚いものでやっていますし、営業活動も相当やっています。その中には、今おっしゃるように、学校、例えばふるさとに1校あるだけかもしれないけど、そこの高校のOB会なんかに一生懸命回って営業していますから。そういう意味で、それを小・中学校で同じようにすればいい話でございますので、それらを含めていろいろ検討してみたいと思います。
要するに、商品を考えるだけじゃなくて、返礼品の商品だけじゃなくて、それの売り込み先も、おっしゃるように細分化して、いろいろ考えることは必要だと思います。
◯委員(おばた和仁さん) 期待しておりますので、お取組をぜひお願いをしたいなというふうに思います。できることならば、本当にそういった意味では、ふるさと納税を専門にやってくださる方のポストもつくるというところまで踏み込む必要も場合によってはあるのかなと思いますが、いかがですか。
◯企画部長(石坂和也さん) 今の段階ですと、目標の3,000万円に届くか届かないかというぐらいのレベルにまでようやく来たかなというふうに思ってございます。いろんな仕組みを考える、今回、NFTアートも含めて、市内の訪問型ということをやっています。そうした中で、どういった体制を整えたら最適なのかというところは検討していきたいというふうに思っています。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。それでは、次に61ページのみたか地域ポイントの本格運用、ここについて少しお伺いをしたいと思います。これ、やっぱり公平公正に運用していくことが非常に必要だと思うんですが、現在、30の店舗にまで地域ポイントの使えるお店が広がっているということで、これからますます広がっていくということを考えますと、多分、それぞれの店舗さんがどういった使い方をするか。
要は、例えば皆さんがそこで1,000円のランチを食べたときに、1,000円分全部地域ポイントで払えるのか、あるいは30%なのか、20%なのかで、お店によって、お店が自由にそこを選んでいいのか、あるいはそこに一定のルールを設けたほうがいいのかというところも、非常に公平公正という観点でいうと、何か重要なところがあるような気がするんですけれども。
つまり、Aという喫茶店に行って、そこでは500円全部地域ポイントでできるけれども、Bというお店に行ったら100ポイントしか使えないとなると、じゃあAのほうに行ったほうが得かなみたいな、単純にすれば。そういったところ──私が言っているのおかしいですか。そこを感じていてというのと。
あと、今、団体にポイントを渡していますよね。団体から、さらに団体さんが一定の基準を持って、そのポイントを、例えば役員さんとか頑張ってくれた方にポイントを渡すという仕組みも今やっておられると思うんですけれども、そういったところも、適切なルールで正しくやらないといけないというのがあると思うんですよね。
3つ目には、市がそういった団体にポイントを渡しているというのを、どれだけ公平公正に渡しているのか、そこも非常に重要なところで、こういったルールを本格運用するに当たっては、やっぱりもっとしっかりとやらないといけないと思うんですが、いかがでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) まず、1点目の店舗でのポイントの利用のルールといったところですけれども、こちらについて、ポイントで商品の何割まで使っていいよとか、そういう制限は今のところ設けていませんので、1,000円の商品を全てポイントで買ってもいいですし、店舗によっては500ポイントと現金500ポイントの併用といった、そこは店舗の判断になりますけども、そういう利用の仕方をしていただいているところでございます。
団体に付与しているものといったところは、地域にぎわいポイント事業と呼んでおりますけども、こちらについては交付要綱をつくりまして、しっかり手続を踏んでやっていると。まずは手挙げをしていただきまして、プロポーザル等によって採択をさせていただきまして、その上で、最後には活動実績報告書等の提出もしていただいて、団体でどれだけの活動をして、何人の方がボランティアとして参加されて、何人の方にポイントを付与したというのを、最後、実績報告書として出していただいて精算をすると、そういう事業スキームでやっております。そちらについては、しっかりとルールを定めた上でやっているところでございます。
(「やっている方へのルールについてはいかがですか」と呼ぶ者あり)
失礼いたしました。団体から個人の方へ差し上げるといったもの、基本的には地域貢献とか、地域にぎわいに関わる事業が対象というふうになっていますので、それに何人参加して、何ポイントずつ差し上げたというのは、実績報告書の中でしっかりと確認していきます。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。非常にこのルールをしっかり持ってやるっていうのは非常に重要だし、それをきちっと市民の皆さんに、こういったルールでやっているということをお伝えするというのは重要だと思うんですけれども、これ、今現在、そこら辺が伝わっているというふうにはちょっと思えないところがあると思うので、ぜひそこら辺、本格運用するということであれば、しっかりやるべきだなというふうに思います。
続きまして、66ページの三鷹市コミュニティ推進計画の策定、それとがんばる地域応援プロジェクトの拡充、次のページ、68ページの市民協働センターにおける相談機能の拡充、これ全て関連していると思うので、この3つについて質問させていただきます。まず、基本的にこの問題というのは、テーマ型コミュニティさんとテーマ型コミュニティさんの連携というよりは、私が一番大事なのは、テーマ型コミュニティさんと地縁型コミュニティさんとの連携をしっかりとリードしていくということが重要だと思うんですが、そこはいかがでしょうか。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) 私どもとしては、地縁型と地縁型、地縁型とテーマ型、テーマ型とテーマ型、テーマ型と地縁型、全て重要と考えております。
◯委員(おばた和仁さん) 分かりました。確かに全て重要ではあるんですが、優先順位をつけると、テーマ型と地縁型であろうと私は思っておりますけれども。そうした中で、この市民協働センターさんが、今回、相談機能に取り組むということで、住協の中にも相談機能を拡充すると先ほどおっしゃっておられましたけれども、ここって結構肝であり、難しいところであると思うので、例えば市民協働センターさんが住協に行って、こういった地縁組織さんとテーマ型組織さんを結びつけるということに取り組むというのは視野に入っておられますか。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) 先ほど少しお話ししましたけれども、いわゆる機能強化した協働センターが、コミュニティ・センターで出張協働センターという形で出向いて、仕掛けをしていきたいという議論をNPOの中でもしていただいていますし、市との間でもしています。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。そうしまして、この66ページのがんばる地域応援プロジェクト、この助成金の連携枠というのは町会・自治会さんだけが対象で、テーマ型コミュニティさんへは出さないというお考えですか。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) 現在検討しているのは、町会と町会、それから町会とテーマ型の取組に対して、町会さんが支出した金額に対して補助をするという段階までというふうに考えています。将来的にはあるかもしれませんが、現状はそこまでの検討としています。
◯委員(おばた和仁さん) これ、テーマ型さんにも、やっぱりそれなりのものを何か提供できる仕組みがやっぱりあったほうがいいと思うんですけれども。やっぱり、先ほど三方よしという話がありましたけども、皆さんがよくないといけないと思うんですが、いかがですか。
◯市長(河村 孝さん) 三鷹市のコミュニティ行政といいますか、それとの歴史でいうと、当然のことですけれども、町会・自治会のほうが一番先なんですよね。その次に、それを補完するようにと言うと語弊がありますけども、住協なんかの新しいコミュニティ行政が生まれてきた。20世紀の最後あたりでNPOとか、そういう新しいテーマ型のコミュニティが出てきたという順番になっています。これが、がんばる地域応援団が出てきた背景というのは、町会・自治会が弱くなっているのをどんなふうに支援するかみたいなことが最初のテーマで、これが出てきたわけです。
ですから、まずこれを充実させなきゃいけないというので、これがあるんです。だから、もちろん将来的に、お話しのように住協もNPOももちろん必要なんでしょうけども、順番からいうと、そういうふうになっちゃっていたということです。それだけでは足りなくて、実質的に町会・自治会支援をするときに、実はそのNPOのテーマ型のところとうまく結びつくと、力が倍加するというのは実例が幾つも出てきまして、そういうところで──割かし中心の世代が違いますから、若い方も入ったりNPOが入って、町会・自治会が元気が出るというのが、幾つか今、事例が出てきているということであります。
ただ、それは同じようなことは住協と町会の関係も今まではありましたし、恐らく住協とNPOもあるということで、ちょっと後追い的ですけども、今そういうところにも目配りをして、充実強化を図りつつあるということです。
◯委員(おばた和仁さん) ありがとうございます。それと、先ほど別の委員さんから法人化の話がありましたけれども、この法人化というのは支援策としては極めて重要なものではないかなと思います。現状、法人化というのは、大きく言うと3つほどあると思うんです。1つは、認可地縁型です。認可地縁型団体にする。2つ目が、一般社団法人にする。3つ目が、NPO法人化する。この3つがあると思いますけれども、この認可地縁型が多分一番簡単にできるのかな、難しいのかな、三鷹にはほとんどないと思いますけれども、幾つかある。
要は、法人化するということで、責任体制がはっきりしますよね。かつ、お金の管理がしっかりできるようになる。この問題は非常に大きいと思うんですが、例えば住民協議会さんは法人じゃないので、そういったところに非常に大きな金額が流れている。こういったことが問題ではないかという議論をやっぱりすべきだと思うんですよね。
それとともに、町会とか自治会のレベルで言えば、全員加入型にできる可能性が──法人化、認可地縁団体にして、そこでお金を一定程度稼げる仕組みをつくって、そうすれば会員料を払わなくてもいいといいますか、そういったことで全員加入が実現する可能性もある。実際そうなっている町会が、三鷹市内にもあります。なので、町会費を払わなくてもいいという仕組みも非常に魅力的なものとして考えると、もちろん人材の育成とか、そういった面でも法人化のほうがいいのではないかという議論があるとは思いますけれども、この法人化を三鷹市が進めていくというのは非常に重要な政策だろうというふうに思いますが、この点について御所見をお伺いします。
◯市長(河村 孝さん) 現在、1つの町会が法人化されました。ただ、これは本当に奇跡的な状況でございまして、全部に一般化できるというふうには、私は直ちに思っていません。どうしてかというと、今御指摘のように、法人化したほうが責任体制がはっきりするじゃないかとか、お金の管理がしっかりするんじゃないかと。これ、そのような言い方もできるけど、逆でもあるんですよね。責任体制をしっかりしないと、法人化ができない。お金の管理の体制がしっかりできないと、法人化できないということでありますから。
ということになると、そこまでする必要性があるのかというのが、各町会の雰囲気といいますか、全体の感じでございます。今回の町会でも、やっぱりある不動産があって、それはみんなの共有であった。それは、昔からの町会だから。それが、財産がしっかりしてあることから、一定程度そういう手続ができたということがありますけれども、やっぱり相続関係とかも含めて、それを遂行するのは普通の町会ではまずできないです。
町会員から、今お話のあったように、町会費が無料であるようになるような、それが1つのなかなか難しい幻想でありまして、町会費をちゃんと持っていて、しかも町会の中の何割かはちゃんと町会員であるという証明がなければ、なかなか前へ進まないということがあって、一時難航しながらも、一生懸命やるということで成立した案件でありました。
逆に、これをもしも支援をするとしても、一定程度やろうとすると、それを契機に解散する町会すらあるんじゃないかと想定するぐらいの難しい課題であります。もちろん、今後も、住協の問題もありましたけれども、恐らく住協でも、法人化するので、全部責任者、しっかりしてくれとか、お金の管理、しっかりしてくれというと、きっと、じゃあやらないという役員の方がたくさん出る可能性があります。
ですから、そういう意味で、我々は慎重に、やる気があるところがあれば、もちろん御支援申し上げますけれども、それを全面的に1つ成功というか、一生懸命やるところがあったからといって、全部に全面展開するというのは、ちょっと今の段階では難しいのではないかと思っています。
◯委員(おばた和仁さん) 町会・自治会に関して、認可地縁団体にするというのは、河村市長のおっしゃるとおりだと思いますよ。そう簡単なことではない。そのとおりだと思います。いずれにしましても、でも法人化というのは非常に難しいことだと私も認識をしておりますが、やっぱりそこに向けて支援をしていくということについては、難しいことだからこそ、支援できるところはしっかり支援していくという姿勢は必要なのではないかなというふうに言わせていただきたいなと思います。
以上で私からは終わります。
◯委員(谷口敏也さん) それでは、私のほうからは9点先に質問させていただいて、時間があれば再質問させていただきます。
まず、125ページの11.賀詞交歓会、今年度の賀詞交歓会を初めて公会堂光のホール、懇親会がさんさん館ということでやったんですけど、公会堂のほうは広くてよかったんですが、さんさん館のほうはやっぱり会場が2つに分かれるということで、結構多くの方から、これじゃあ交流できないよねという声をいただいたんですけど、今回の予算で、来年度はどこでやる予定なのか、お伺いします。
続きまして、予算書の131ページ、先ほど来から出ていますまちづくり応援寄附金の市内の大学の件なんですけど、先ほど丸山課長のほうから、大学、卒業生、三鷹市、3者が全てウィン・ウィン・ウィンというようなお話がありましたが、最初、これどういう意味なのかなと思ったんですけど、大学としては、基本的に寄附してもらえる額の結局7割になっちゃうから、少なくなるわけじゃないですか。だけど、新たな寄附者を募るために三鷹市と協力することによって、増えることを期待しているという認識でいいのかどうか。
それと、要は大学のメリットってどう考えているのかなというところなんですけど、うちとしては、卒業者の情報は分からないですよね。卒業者の情報を分かっているのは大学ですから、大学がその同窓会とかの名簿を使って、三鷹市のふるさと納税を利用していただくと寄附控除がありますから、「新たに」とは付け加えないでしょうけど、寄附をしてくださいという広告を卒業生にやってくれるのかどうか、ここが市としては重要な部分じゃないかなと思うんですけど、その辺の了解を得ているのかどうか、お伺いしたいと思います。
続きまして、ホームページのリニューアルなんですけど、これ事あるごとによく言っているんですけど、検索システムで検索した単語が出てくる場所が分からないんですよ。システム上、ちょっと難しいという答弁はしょっちゅうもらっているんですけど。それともう一つ、我々議員って、各事業の一般質問とかをする前に、各事業がどういう事業なのかなと思って検索して、その事業の詳しい内容を知りたいのに、大体「広報みたか」の何月号とかって出てくるんですよ。それを直してもらいたい。
あと、じゃあ検索じゃなくて追っていこうと思って、「子育て」「子ども」とかってやっていくと、出てこない。あれ、おかしいなって内線で電話をすると、いや、そっちじゃなくてこっちなんですというのもあるんですよ。民間企業だと、どっちからでもそっちに行けるようなリンクの張り方をしているんですよ。そういうことも考えてやってほしいんですけど、その辺はどういうシステムの変更なのかをお伺いしたいと思います。
続きまして、137ページのネットワーク大学の参加と協働の推進枠の件なんですけど、これ、私もこの前、まなむすびさんという団体の講演に2回参加をさせていただきました。多分、こういった形の事業をやるところに補助を出すんじゃないかなという認識でいるんですけど、それが合っているかどうか。
それと、結局マチコエは解散して、一応今、実際に活動されていない状況だと思うんですけど、またこういうので募集するということは、委員会なり、その担当の個別の団体がまだその後も活動しているという前提で、こういう事業を募集するんじゃないかなと思うんです。
そうすると、解散したにもかかわらず、任意団体でその団体がまだ残っていて、日頃の活動もされていると思うんですよね。されてなければ、こういう計画は立案できないでしょうから。そうすると、日頃の活動に対しても何かしらの活動費の予算というのはつけてあげないと、活動自体が自腹になっちゃうと思うんです。その辺の、この事業を行う10分の10に、そういった日頃の活動費まで含められるのかどうかをお伺いしたいと思います。
続きまして、ボランティアポイントの件なんですが、私も今、100ポイント持っているんですけど、6月で切れるんですよ。先ほど丸山課長の説明だと、1年間を2年間にしますというようなお話だったけど、それでも使えばいいんですけど、使い方がよく分からないというのと、あと実際この後デジタル商品券ができるわけじゃないですか。デジタル商品券のデジタルのお金と、このポイントをたしか一緒に合わせて使えるようになるんですよね。そうなると、もっと使いやすくなると思うので、利用者も、さっき3,500人というお話でしたけど、かなり増えると思うんですよ。
そうすると、今よくポイ活とかって言うじゃないですか。ポイントなんかでためようかなと思う人に対して、ボランティアの活動をしただけじゃなくて、例えばパブコメをやるとポイントがつくとか、アンケートを答えるとポイントがつくとか、そのポイントがついてから1年間有効とかだったらいいんだけど、どんどん昔のポイントが有効期限が切れていくシステムにするのか。だから、新たなポイントが得られると、そこから1年間、そこから2年間なんですとかいうほうがいいと思うんですけど、その辺はどうお考えなのか、お伺いしたいと思います。
続いて、66ページのがんばる地域応援プロジェクト、先ほど来も質問がありましたけど、市長もおっしゃっていましたけど、この辺にも書いてある、高齢化や担い手不足により事業が継続できないというのだったらまだしも、町会自体が人手不足で存続できない。牟礼南組共栄会もそうでしたけど、会長に成り手がいないから、町会を解散しましょうと。そういうところの支援については、このシステムで支援ができるのかどうか、甚だ疑問を感じているので。事業を継続していくのではなくて、町会自体の存続についての支援をどうお考えなのか、お伺いしたいと思います。
続いて、その下の地区公会堂の整備で、先ほどWi−Fiのお話で、コカ・コーラボトラーズの売上げの中から設置してもらうというお話でしたが、売上げが──多分、自動販売機を無料で置かせてあげて、その売上げの中からWi−Fiの設備ということになると思うんですけど、売上げが上がらなかったら設置できないのかどうか、お伺いします。
あと、部長の答弁で、今現在あるWi−Fiのルーターが、家庭用のやつみたいな感じだというのをおっしゃっていましたけど、現在、地区公会堂って32か所でしたっけ、33か所でしたっけ。
(「32か所」と呼ぶ者あり)
32か所全体に、今家庭用でも全部入っているのかどうか、一応確認したいと思います。
続きまして、155ページの事項8の美術資料等収集の中の文化財資料電子化委託料というのがちょっとよく分からないんですが、具体的にはどういうものを、どういうふうに電子化していって、それをどうするのか、お伺いします。
最後に、アール・ブリュットなんですけど、これも先ほど来から議論がありましたが、今年度2回やったんでしたっけ。今年度やって、2回目が3か所でやられたので、かなり規模が大きくなったのかなという気もいたしました。ただ、今回、来年度に向けて400万円の予算をかけるわけですから、今までは民生費で69万1,000円だったと思うんですけど、今まで実行委員会形式でどれぐらい費用がかかっていて、今回この400万円プラス、民生費のほうでまた同じぐらい、69万円ぐらいかけると思うんですけど、このイベントはそれを含めて拡充していくのか。どういったことをお考えなのか、お伺いします。
以上です。
◯秘書担当課長(立川磨美子さん) 私からは、賀詞交歓会につきまして御質問いただきましたので、お答えしたいと思います。今年1月に開催いたしました賀詞交歓会ですが、4年ぶりに祝宴会を開催したところでございます。4年ぶりということで、よかったというふうなお声をいただいた一方で、委員さんから先ほど御指摘がありましたとおり、多目的会議室にかなり人が集中して、混雑したというのは実際にあったところでございます。
多目的会議室のほうで乾杯の発声や来賓の御紹介等もしましたので、向かい側の会議室にお入りいただいたお客様には、実際どういうことがなされているのか、音も届かず、状況も見えずというところでしたので、来年、令和6年度の賀詞交歓会開催に当たっては、その辺りも、例えばですが、音声とか映像で状況をお伝えするなり、何か工夫をして対応していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 私から、大きく2点、寄附とボランティアポイントについて御答弁させていただきます。
市内大学応援寄附につきましては、こちらは御指摘のとおり、市内大学自身でも独自の取組としてやっているじゃないかという中で、今回、市が絡むということで、ふるさと納税制度を使うことによって、さらに広く周知ができるんじゃないかなというふうに思っています。というのは、ふるさと納税制度、我々としてもふるさと納税のポータルサイトを利用させていただいていますので、かなりのアクセス数があるといったところ、そちらからのアプローチといいますか、入り口ということで、ああ、ここの大学だということで、もちろん卒業生以外でも応援する方であれば誰でもよろしいんですけども、そういった広い観点から寄附をいただくと。
それで、御指摘ありましたとおり、寄附金の控除を活用することによって、寄附者も2,000円の自己負担だけで寄附ができるといったようなメリットがありますので、そうしたことから地域の盛り上がり、大学運営に寄与するような取組として行いたいなと。卒業生の名簿等の活用といったところまでは、ちょっと大学とは話をしていませんけども、大学としても、こういう市のふるさと納税制度を使った寄附ができませんかというような御質問もいただいたことがございますので、できれば寄附した方がSNSで拡散等をしていただいて、卒業生の中でこういった取組が広まっていけばいいなというふうに考えているところでございます。
次に、ボランティアポイントでございます。こちらについては、御指摘のとおり、今後発行する予定のデジタル商品券との併用した支払い決済が可能ということで考えているところでございます。こうした中、ポイントとデジタル商品券が並行して、同じアプリの中で運用されるということになりますので、丁寧に御説明をしていく必要があるなというふうに思っています。専用のウェブサイトも作っておりますけども、少し未熟な部分があるかなと思っていますので、ポイント事業のほうも含めて、ウェブサイトの専用サイトのさらなる充実に努めていきたいというふうに思っております。
それから、パブコメ、アンケートでポイントを差し上げてもというような御意見がありました。まさに3月に行おうとしていますアンケートの中では、50ポイント差し上げたいなということで、今検討してございます。令和5年3月にやったときも50ポイント差し上げていますので、そういった形でポイントが切れないような仕組もつくっていきたいなと。
有効期限につきましては、最後に地域ポイントを取得または利用したところから、今は1年間、それが2年間になりますので、次、アンケートに答えていただくと、そこから2年間というふうに全体のポイントの期限が延びますので、そういった御活用をしていただきたいなというふうに考えております。
◯企画部渉外部長(和泉 敦さん) ホームページのリニューアルに関して、特に検索の関係、それについての御質問をいただきました。かねてから、検索の仕方については御意見をいただいているところでございます。ただ、来年度につきましては、まずは今のホームページ上でのいろいろな課題、その辺についての解析ですとか、あとは利用者の方々、職員の方々、そういうところに意見を聞いた上で、まずそういう課題とか問題点についての洗い出しを行っていくというような形になるかと思います。
今、御質問委員さんがおっしゃったような検索の絡みも含めまして、まずはそういうものをしっかり把握した上で、その次の年度に向けてホームページのリニューアル、そういうものを検討していきたいなと考えております。
以上でございます。
◯企画部長(石坂和也さん) 「民学産公」協働研究事業に関連して、今のまちづくり補助金、マチコエでやってきたこれについては、目的とすると、まさに委員さん御指摘のとおり、自助、共助によって、地域の課題を解決していくといったようなところでございます。ですので、令和5年度につきましても10団体採択して、それぞれが活動を通しまして、中旬には報告会を予定しているといったところでございます。
そうしたことを引き継いでいただきたいというところで、実はマチコエの12月の解散式におきましても、こういった制度を創設しますよといった御案内をしているところでございます。協働センターでも、一定程度継続している何団体かが集まって、今月末、懇談会をやるとも聞いています。そういった機会を捉えながら、皆様に周知をしていきたいといったようなところでございます。
そうした中で、活動費の補助なんですが、現時点では考えていないところでございます。ただ、12月の解散式でも、例えば協働センターに登録していただいて、場所として使っていくといった間接的な支援ということで考えているところでございます。よろしくお願いいたします。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) 私からは、がんばる地域応援プロジェクト、それからコカ・コーラとの協定、それからルーターの設置について、お答えをいたします。
おっしゃるとおり、がんばる地域応援プロジェクトは、元気な町会さん、先進的な取組を進めていく、そういったところをみんなで応援していくというプロジェクトですので、おっしゃるような、もうそういう元気もないよといった方たちに直接的な支援ができるものではございません。ただ、そういった交流の場に参加してもらうことで、いろいろ考え方を変えていけるんだという気づきだとか、そういったことには十分御活用いただけるのかなと思います。
そういった町会さんを支援していくためには、やはり市の支援制度としては、例えば基礎助成金もございますし、あと転入時に呼びかけたりとか、あと今後、活動の見える化、地域で町会さんがどんなことをやっているのか。それから、行政書士さん等とも連携した、基礎的な事務の負担への支援、そういった市の制度としてのパッケージ。
それから、もう一つは、先ほど来申し上げている中間支援です。特に、ちょっと元気が少しなくなってきてしまった町会さんに対しては、やはりマインドセットをしていかないといけないのかなというところで、これはやはり、例えば地域で今までやってきたことを全部やらなきゃいけないんだとか、そういうすごい責任感のある方が背負っていらっしゃる現状がありますので、いやいや、そこまでやらなくてもいいんじゃないの、違うやり方もありますよというような御紹介だとか気づき、そういったものをトータルで御提供していくことで、何とか組織自体の変化を促していくことも必要かと思います。
それから、2番目のコカ・コーラの関係ですけれども、これは設置した自動販売機の売上げの一部を使った協力関係ということですので、売上げがなければ駄目でございます。
それから、3番目のルーターについて、これは私のほうで少し説明不足でしたが、現在、このコカ・コーラさんと協定を結んで設置しているルーターは、ウェブ予約システムとオートロックシステムを入れたところにだけ入れています。オートロックが自動的に開いたり閉まったりするために必要なルーターなんです。ただ、お部屋の中でいろんなものを見たり、会議をしたりにも使えるチャンネルを持っていますので、それを流用させていただいているという、そういうことになります。32個の地区公会堂のうち、今1つだけ入っていて、来年度3つ入る予定です。
◯芸術文化課長(井上 仁さん) 美術資料の関係ですが、こちらは今までずっと美術資料につきましては、紙ベースで台帳を作っておりました。それをペーパーレス化、電子化するためにつけている予算でございます。
アール・ブリュットにつきましては、過去2回は三鷹市等が助成して、商工会が事務局という形で行っておりました。令和6年度につきましては、経費全体として三鷹市が負担をする形で、内容的に同等になるような予算組みとしまして、このような予算額になったところでございます。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。まず賀詞交歓会なんですけど、結論から言うと、また公会堂でさんさん館というようなお話だと思うんですが、さんさん館の場合に、3階じゃなくて2階だったらまだ壁がなくて、レストランの部分と展示場の部分と通して使えるんじゃないかということを言っていた方もいらっしゃるんですけど、そういうお考えはないんでしょうか。
◯秘書担当課長(立川磨美子さん) できるだけ多くの方に、一番いいのは一堂に会しておそろいいただいて開催することが望ましいと考えております。広さ的なこともありますし、あと動線であるとか、そういったことも含めて、今後検討させていただきたいと思います。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。今回のは、やっぱり西側の部屋と東側の部屋に分かれてしまって、真ん中が通路として空いていたということもあるので、1階下の2階の部分だったら、その廊下のスペースまで飲食で使えるんじゃないかなというような感じで御意見をいただいたので、御検討していただければなと思います。
続いて、大学の応援寄附金なんですけど、私も母校から毎年、会報等が送られてきて、うちの中央大学の場合は、全体の学員会の郵送が来て、経済学部の経友会というのが来るんですよ。その中に当然振込用紙とかも入っているんです。それで今までやっていた人が、例えば市でもできるっていうような案内文が入っていれば、市のふるさと納税を使っちゃうので、多分減額になると思うんですよ。
逆に、税金の控除になるんだったらといって新しくやる人も、その分が増えて、大学もそのウィンの1つに入るんじゃないかなと思うんですけど。やっぱりその辺は市としても大学側に提案したほうがいいと思うんですけど、今、先ほどの課長の答弁だと、その話は全然ないような感じだったので、毎年送っているものにそういう案内を入れるべきだと思うんですけど、その辺はどうでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 市内3大学とは、この事業をやっていこうといったところは内々で合意をいただいているところであります。詳細を詰めていく中で、今御指摘いただいたような大学からの周知、御案内、アプローチといったところも含めて、検討していきたいというふうに思います。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。あわせて、これが成功していけば、多分高校でもうまくいくと思うんですよ。市内の高校、ぜひ、そっちのほうにも広げていただきたいなと思います。
続いて、垣花部長の答弁をいただいた件なんですけど、元気がない町会にとっては、どうしたらいいのかなということで、先ほど部長がおっしゃっていたようなマインドセット、トータルでの支援ということで、コンサルタント的な人から助言をいただけるとそうなっていくのかなと思うんですけど、そういう専門性を持った方はいらっしゃるんですか。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) 専門家というような、プロのなりわいとしてというところでいくとあれなんですが、先ほど来御紹介している協働センターをまず御利用いただけないかなというところで、今センターとも話をしています。行って、すぐ何か特効薬が出るというものではございません。やはり、その町会さんが、どういう地域で、どのように活動していて、どういう状況で困っちゃっているのかというところを一緒に考えると。
もしくは、その周りに元気なNPOさんがいれば御紹介してみるとか、いろんな、そういった考え方を御紹介したり、先ほど申し上げたコミュニティ・センターでイベントをやるときに来てもらって、そこでいろんな方と交流をしてもらうとか、もしくは連携するお手伝いをするとかいったことで、支援をしていかざるを得ないかなというふうに思います。
◯委員(谷口敏也さん) ありがとうございます。もう一つ、確認というか要望なんですけど、32か所の地区公会堂にもWi−Fiは入れたほうがいいと思うんですけど、その予定は全然ないんですか。
◯企画部長(石坂和也さん) 令和2年度から段階的にWi−Fiを整備する中で、まず防災拠点と市民活動が重なるといった視点で捉えてきたところでございます。今後、利用者の状況、さらに皆さんのニーズ等を勘案しながら、対応については検討していきたいというふうに思っています。
◯委員(谷口敏也さん) 先ほどの町会活動もそうですし、町会活動をやっている中でも、そこでインターネットが使えるということが重要になってくると思いますので、ぜひスピーディーに広げていただければなと思います。
以上です。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上で立憲民主緑風会の質疑を一旦終了します。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) 休憩します。
午後2時40分 休憩
午後3時08分 再開
◯委員長(土屋けんいちさん) 委員会を再開いたします。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) 次に、日本共産党。
◯委員(紫野あすかさん) よろしくお願いいたします。私も一問一答でお願いいたします。
まず、予算概要の60ページ、男女及び多様な性の平等参画のための三鷹市行動計画2027ですが、この中のLGBT相談窓口について質問をいたします。これは、例えば月1回の相談とか、何曜日にやっているとか、どれぐらいの頻度で、予約で行うのか、どこで行うのか、その辺りをお聞きしたいと思います。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) LGBT相談について御質問をいただきました。こちら、現在想定しているのが、毎月1回、事前予約制で対面の相談というのを考えてございます。相談場所につきましては三鷹市女性交流室、令和6年7月の開設を目指して取組を進めたいと考えております。
◯委員(紫野あすかさん) 先ほども、その相談員さんはどのような方かという話で、法律的に詳しい方というような御答弁があったと思うんですけれども、具体的には、例えば弁護士のような方とか、そのような想定をされていらっしゃるのでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちらは、法律的な助言というよりは、日常的な生活に係る困り事の相談対応といったところを想定しておりまして、近隣市でも既に設置しているところはございます。そうしたLGBT相談員につきまして、当事者であればできるわけではなくて、個人の経験とか価値観に頼らない、専門的な知識とかスキルが必要かなと思っています。選定に当たりましては、近隣市の自治体の例等を研究しながら、今後決めていきたいなというふうに考えております。
◯委員(紫野あすかさん) やはり、このLGBTの問題は、プライバシーに関わる個人的な悩み、またすごくデリケートな悩みも多いかと思いますので、お互いの信頼関係の構築が必要不可欠かなというふうに思います。出向かないといけないというのも、ちょっとハードルが高いのではないかなと思うんですけれども、その辺りはいかがでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 相談業務につきましては、LGBTだけではなくて、プライバシーに配慮しながら対応することが必要であるというふうに思っているところでございます。LGBT相談につきまして、対面ではなくて、来ないで相談できないかというお声もあると思いますので、そうした場合には、こころの相談ダイヤル、既存のお電話で相談を受けるという事業がありますので、そちらを御案内したり、場合によっては、東京都のほうで専門相談、LINE等で行っているLGBTの相談等ありますので、そういったところの御紹介をさせていただきたいなというふうに考えております。
◯委員(紫野あすかさん) 当事者だけでなく、お友達や御家族や周りの人たちも、このLGBTQに対しての理解も必要だし、悩みも出てくるのかなと思いますので、やはり少しでも相談しやすい、電話でも、またSNSやLINEなんかも活用しながら、なるべくその相談のハードルを低くしていただければなというふうに思います。また、この相談員も、やはり専門的に知識の豊富な方にお願いしたいと思います。スマホや、SNSやLINEなんかを活用したこの相談のやり方などは検討できないでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 現時点では、SNS、LINE等を使った相談というのは考えてございませんが、まずはしっかりと窓口相談、電話での相談をお受けして、ニーズ等を確認しながら今後の取組につなげていきたいというふうに考えております。
◯委員(紫野あすかさん) せっかくパートナーシップ宣言制度もこの後行うという三鷹市なので、東京都に回すのではなく、三鷹市がしっかりと相談体制を築いていただくことを要望します。
次に、生理の貧困対策について質問いたします。ディスペンサーの設置なんですけれども、これは元気創造プラザを中心にというふうに書いてあるんですけれども、なぜ元気創造プラザを中心に設置されるのでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちら、先ほどの質問委員さんの御答弁でも少し触れたんですけども、設置に当たって電源の確保とか、スマホの携帯電話の電波の受信が可能なところでないといけないといったところがあります。そういった中、本庁舎の女性トイレのほう、電波の調査を職員によってしてもらったんですけど、電波がなかなか届かないといったところが多いという現状を把握して、では、どこに置けるのといったところで、記載、例示させていただいたようなところを含めて、今後詳細を調査をした上で、3か所程度というのは具体的に決めていきたいというふうに思います。
◯委員(紫野あすかさん) これは三鷹市が行っている生理の貧困対策の施策ですよね。これ、民間の事業者のPRの広告の表示が出る、そしてスマホを使ってピッとやって、初めて生理用品が出てくるというシステムなんですよね。だから、電源が要るんですよね。普通に生理用品を置いておいて、お使いくださいじゃあ駄目なんですか。この電気を使った、スマホも使ったシステムでないと、三鷹市は生理の貧困対策はできないんですか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちら、生理の貧困対策としては、既存で3か所の窓口で、こちらは30個のセットのパックを窓口での配布というのはしています。それは継続していくというのは先ほど申したとおりでございます。今回、ディスペンサーにつきまして、トイレの個室といったところで、今考えているのが、一応抗菌性の樹脂製でできたもので、軽くて鍵もかかるといったものですので、セキュリティー面だとか衛生面から、こちらが適しているといったような判断をしているところでございます。
◯委員(紫野あすかさん) 確かにほかの自治体、中野区とか豊島区とか港区は、既にオイテルという名前の、民間の広告CMを見て、スマホでピッとやって、2時間に2枚までとか、25日間で7枚までとかいうふうに数まで決まっていて、スマホでアプリをダウンロードして、ピッとかざさなければ生理用品が出ない、そういうシステムのものが設置されています。
やっぱりこれだと、じゃあスマホがなければ、よくデジタル問題で出てくることですけれども、スマホを持っていない人はそれを利用できないわけで、三鷹が今回予定されている機械もオイテルっていうやつなんでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 現在、予算計上に当たりまして参考としているのは、今御例示いただいたものをターゲットにして行っているところでございます。
◯委員(紫野あすかさん) やはり生理の貧困の問題は、貧しくてなかなか生理用品も買うことができないという女性が多いという問題、そして女性の生理というものが、男性にはないかもしれませんけれども、トイレットペーパーと同じように、トイレで使うものの一環としてあってもいいんじゃないかと私は思うので、貧困対策で、今回、三鷹市がこの生理用品をトイレに設置するということなのであれば、スマホがなければ使えないものというのは、貧困対策には私はならないというふうに考えますが、その辺はいかがでしょうか。
◯企画部長(石坂和也さん) 実はこのオイテルは、かなり前から検討した経過がございますが、半導体不足でなかなか入らなかったといった経過がございます。そうした中で、私ども、このディスペンサー1つに頼るんではなくて、要はコロナ禍で見えてきた──令和3年度に総合保健センター、りぼん、就労支援窓口等で配布しているといったところでございます。そういったところを組み合わせながら、きめ細かな対応というふうに考えているところでございます。
なかなか、トイレに置いておくことでは、先ほど課長が答弁しましたセキュリティー面、衛生面という課題がございます。そういったところは、今回で終わりだというふうには考えてございませんので、きちっと効果を検証しながら対応していきたいというふうに考えています。
◯委員(紫野あすかさん) 家庭支援センターなんかで今後も生理用品を配布してくださるのは、継続ということは大変ありがたいと思いますし、生理用ナプキンを公共施設にどんどん広めていただきたいと私は思いますので、置くこと自体は大変いいことだと思うんですけれども、やはりそれと、それは三鷹がしっかりと、広告をスポンサーが出して、スポンサーがお金を出してやるようなやり方ではなく、電源がない場所でもどこでも、三鷹市は公共施設に行けば女性トイレには生理用品が設置されているということを、しっかりとトイレットペーパーと同じように置くことが私は大事だと思いますので、ここはちょっと検討していただきたいなと思います。
トイレの回転も悪くなってしまうと思いますし、公共トイレなので、中でスマホを持って、うまくできない場合もありますよね。生理になって、ああ、よかった、ここだと生理用品をもらえるっていって来たけど、アプリがうまくダウンロードできない、うまく操作できない、駄目だったとなることだってあると思うんです。絶望的な気持ちになると思いますよ。なので、中学生だったらスマホを持っていない子だっていると思うんですよね。なので、誰でも女性が利用できるように、ここは検討していただきたいと要望します。
次、62ページの寄贈物件の活用です。下連雀一丁目で寄贈物件5棟を、美術や芸術、クリエーティブな活動、新しい価値の創造をテーマに、将来有望な若者、クリエーターが暮らし、創造し、地域や居住者同士で交流することにより、文化の薫り高い三鷹の地域拠点を目指すというふうに書かれています。なかなか面白い発想だなとは思うんですけれども、想像がつかないんですが、このクリエーターというのはどのような方を想定しているのか。
これだけ読むと、美術、絵を描く人だけを対象にしているように感じるんですが、この場合のクリエーターはどういう方でしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちら、全般、クリエーティブな活動を行っている方を広く捉えて、クリエーターというふうに表現してございますが、例えば洋服のデザインをするデザイナーさんもそうですし、映像とか音楽をつくる方もクリエーターさんの1人かなというふうに思います。例えば絵本作家さんもそうですし、漫画家さん、広くクリエーティブな活動をする方というふうに捉えていただければと思います。
◯委員(紫野あすかさん) これは、「暮らす」「創作」「交流」ができる施設って書いてあるんですけれども、じゃあ、この5棟のところを建て替えて、何か施設ができるのか、もしくは5棟をそのまま住宅としてクリエーターさんたちに住宅を提供して、そこで何か作品を作っていただくというようなことを想定していらっしゃるんでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちら、取り壊して新しい建物を建てるのではなくて、御寄贈いただいた既存の建物を有効活用させていただきたいと。中、リフォーム等を今後させていただいた上で、活用していきたいというふうに考えております。
◯委員(紫野あすかさん) 何人の方が、もしくは何組とかが、若い人で幾つまでとか、そのようなすごく細かい設定ももう検討されているんでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちら、寄贈物件の利活用につきましては、まちづくり総合研究所につくりました研究所のほうで議論、研究を進めておりまして、今月中に市のほうに研究報告書を御提出いただくというふうな予定になってございます。それを受けてから、市のほうで具体的な基本的な方針等をつくってというような段取りかなと思っていますが、研究会のほうで今議論されているのが、暮らすとか、つなぐとか、つなげるという3つの機能が融合したような施設ができたらいいよねというような、今お話をしております。
以上でございます。
◯委員(紫野あすかさん) 将来有望なということは、今現在、学生さんでも対象となると考えてよろしいんでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 御指摘のとおり、学生をメインターゲットにして、シェアハウスとして活用していきたいというふうに考えております。
◯委員(紫野あすかさん) どうしてもちょっと、はっきり分からないんですけれども、芸術とかクリエーターというのを一口に言っても、いろいろ多岐にわたると思うんですよね。例えば音楽とか絵画もそうですけれども、彫刻とか書道とか舞踊とか演劇とか、様々な芸術があると思うんですけれども、これは美術、もしくはデザイン、洋服のデザインも含め、そういうのだけを対象にしているわけではなくて、もっと多岐にわたった芸術家も応募ができるような仕組みになっているんでしょうか。
◯企画部長(石坂和也さん) 企画経営課長が答弁させていただいたとおり、まだまちづくり総合研究所での研究が取りまとまったというような段階でございます。今の段階から間口を狭めちゃうと、可能性って少なくなるのかなということで、かなり間口は広めにしています。そうした中で、どういった分野のところのクリエーティブな活動というのを選定していくのか。そのためには、どういった選考基準が必要なのか、じゃあ何年だったらいいのかというところ、やっぱり細部をきちっと詰めていくという必要があるかと思います。
予算をお認めいただいた後の令和6年度の執行を、早い段階で詰めていきたいというふうに考えています。
◯委員(紫野あすかさん) こういう芸術家さんたちの世界って、今厳しい状況がすごくたくさんあって、いいものを作っていても、なかなか食べていけないという方がたくさんおられます。ここに住むことを保障して、その後の作品があまりぱっとしないという言い方は悪いけど、うまくいかなかったり、あれ、ちょっと期待していたけど、あんまりだなみたいなこともあると思うんですよね。
だから、芸術文化の世界って本当に分からないし、自由であればあるほどクリエーターの方って自分の力を発揮できると思うので、そこで、この人は有望だとか有望じゃないとかいうことを物差しで測るのってすごく難しいことだって思うんですよね。だから、創造の自由はクリエーターさんたちにしっかりと保障してほしいと思うし、制限がなければないほうがいい作品ができると思うんですけど、でも、いいものを作っても、地域で交流できたり、いろんなつなぐ役割とか交流する役割もその方が担うわけですよね。
すごく難しい計画だなっていうふうに私は思うんですけれども、若い未来あるクリエーターさんが希望を持って、三鷹でちょっと頑張ってみようと思えるような事業になるんでしょうか。すみません、ちょっとそこ、分からないので教えてください。
◯市長(河村 孝さん) 基本的に私たちが考えているのは、先ほどの答弁でもお答えしましたように、ジブリに近いということで、そういう芸術性全体に対して関心を持っていらっしゃる方に特化したほうが、面白いものができるんじゃないかなと思っています。ただ、その範囲は、おっしゃるようにかなり広く考えていて、今のところは、例えばアニメーターだけに限定するとか、デザイナーだけに限定するとかいうことは考えていないんです。
報告書を見て、またいろいろ選定しなきゃいけないと思いますし、基準を設けるのは、確かに質問委員さんが言うように、かなり難しい問題もありますから、そういういろんな分野から審査員を出していただいて、ネットワーク大学を持っているということで、報告書を出してもらっているわけですから、各大学の皆さんのほうにもよく宣伝してもらなきゃいけない。どちらかといえば、本当にそういうので人がたくさん集まってくるのか分かりませんけれども、私どもとしては、そういういろんな分野の方、例えばもっといろんな議論をすれば広がるかもしれませんけれども、その化学変化を楽しみにしているみたいな感じです。
まず、集まってこられるかどうかが、こちら側としては第一のハードルですけども、今度、集まってきた方が、そういうような化学変化をそこで起こしていただけるのか。していただければ面白い。そして、トキワ荘みたいに、そこにいろんな──最初の学生じゃなくても、いろんな人たちが集まってきて、未来の巨匠もいるかもしれないというふうな、そういうことをぜひ挑戦してみたいなというふうに思っています。
ただ、おっしゃるように、何年いてもいいという話じゃないので、一定程度、やっぱり学生さんを中心に、ある一定期間はいいですけども、その後はまた次の人に譲ってもらうみたいな、そういう機会になればいいなということは考えています。これからのことだと思っています。
◯委員(紫野あすかさん) 分かりました。私もトキワ荘みたいな感じをイメージしたんですけど、そうですね、ぜひジブリに近いから美術だけとかではなく、あの辺りは太宰も住んでいたところなので、じゃあ作家もオーケーにするかとか、なるべく芸術家やクリエーターの幅を広くして、若い人たちが希望を持って三鷹で創作活動ができるような事業にしていただきたいというふうに要望します。
次に、概要67ページの地区公会堂の新たな管理運営体制です。地区公会堂、私もよく利用するんですけれども、結構利用されている方も管理されている方も高齢の方が多くて、今回、八丁目地区公会堂を月に2回ほど利用されている方は、スマホがないと、今度からネットがなければ、パソコンがなければ予約できないから集まれない、どうしようと言って、本当に困っていらっしゃいました。
管理運営団体からも相談があった3団体を対象とした、今回、予約管理システムの試験的な試行の導入ということなんですけれども、やはり、さっきの話でもそうですけれども、利用者も高齢者が増えているということで、このスマートロックの導入というのも、やっぱりスマホがなければできないシステムなんですよね。困るんだということをすごくおっしゃっていて、言ってほしいと言われたからここで言っているんですけれども。
そういう、スマホを持っていないから利用できない人がどうしても出てきてしまうというのは、本当にいつも出てくる問題だと思うんです。特にこの地区公会堂は、コミュニティ・センターと同じで、地域の高齢者の人たちが集うコミュニティの場なので、ここ、どういうふうに考えていらっしゃるのか、教えていただきたいと思います。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) おっしゃるとおり、すごく難しい問題だなというふうに認識をしています。私どものほうにも、そういった御相談もあります。このスマートロックの導入については、令和4年7月から井の頭東部で一番最初に試行的に始めさせていただき、そのときも何回も操作説明会とかいろんなことをさせていただきながら、ほとんどマン・ツー・マンで隣に座ってやるような感じですかね。
当初は、いろいろそういったお話もあったんですが、例えばお友達でできる人がいるとか、御家族でやってもらえるとかいったことも含めて、今はそういったお声というのはあまり上がってはきてはいません。だから、全くいらっしゃらないということではないと思いますけれども、私どもとしても、なるべくここは注意深く見ていく必要があるかなあと思っています。
今、試行という形でやらせていただいています。新しい管理体制、どうしたらいいのか。今回、こういったスマートロックを導入した経緯というのは、管理団体さんのほうからの悲鳴だったんです。もう、すぐにでもやめたい、どうしたらいい、ちょっと4月まで待ってということで、何とか考えたやり方で、こういった形が来ています。
そういった形ですので、今の形でずっと行くかどうかも含めて、もちろん試行なので、様子を見ていきます。ただ、時代の流れとして、やはりデジタル化というものは避けて通れないと思いますので、その辺どうしていったらいいか考えてまいりたいと思います。
◯委員(紫野あすかさん) その管理団体さんも高齢化してきて大変だというのはよく分かります。使っていたら電気のブレーカーが落ちちゃって、どうしようってなって、管理人さんのところに聞いてくるってやっぱり行って、毎回見てもらったりとか、そういうこともされているので、やはりどうしても管理というのは人の手がかかるし、手間もかかるものなので、負担が重いのは分かるんですけれども。だからといって、それをスマホがないとできない管理システム、予約システムにしてしまうというのは、余計に利用者の人たちが離れていってしまうのではないかって思うんです。
だからこそ、何かいい支援というか、管理者の人も管理しやすい支援が必要なのかなというふうに思います。水道が壊れているのにずっと壊れたままであったりとか、お掃除ができていなくて汚かったりとか、看板が薄くなっていて、どこの何なのか分からないような木の看板が出ているような地区公会堂もあります。
だから、今のままでは、ますますそこを利用される人は、今でも高齢者が多くて、少ないのに、どんどん少なくなってしまって、このままじゃあ、もう必要ないかというふうな見直しになっていくのではないかというのが一番困ることで、嫌なことなので、何とか──Wi−Fiももちろん整備していただきたいんですけれども、まずは今の運用が、管理者も利用者も利用しやすいような施設にするための、何か市の支援が必要なんじゃないかと思うんですが、その辺りはいかがでしょうか。
◯市長(河村 孝さん) 今、急速に高齢化が進んでいて、今御説明しましたように、利用団体だけではなくて、それを──管理団体って言いましたけど、現実には管理者ですよ、お隣の管理者みたいな感じ。その方に、要するに今、お掃除の話とか、いろいろ出ましたけど、そういうことを含めて過度の負担が来ていて、とても難しいという話は何件も来ていて、1つそういうふうになっていくと、ばたばたっとそういうふうになる可能性がある。
だから、そういう意味で、現在考えているのは、予約のシステムを急に全部変えるとかそういう話じゃなくて、一つ一つ丁寧に、先ほど垣花部長もお話ししたように、説明会等を開いて、あるいはマン・ツー・マンで説明しながら、何回も何回もお話をする。それによって、それを受けた方はもちろん大変かもしれませんけれども、分かりやすく言うと、少し勉強していただいて、やり方をマニュアル化して、理解してもらって、そうすれば次のステップに行ける。
そうすると、今ももちろん、従来型の地域で活動している人だけじゃなくて、私どもの耳に入ってくるのは、先ほどで言うと地縁型かテーマ型かってありましたけども、テーマ型で、例えば駅前の近くだと、そこを使いたいという方はいないわけじゃないわけですよ。そういう方が、何で簡単にできないんだ、何で簡単に予約できないんだということを、やっぱりそれ相当に、私どものところにも、一方で伝わってきていますから、もちろんそういう形で両方を、うまく活用する方法を試行という形で進めさせていただきたいと、そういうことであります。
◯委員(紫野あすかさん) 確かに、それぞれの公会堂ごとにシステムのやり方というか、申込みの仕方とか鍵の受け渡し方も違ったりとかして、戸惑うこともあるんですけれども、それだけその地域で地元の方たちとつながって、もう関係が出来上がっているような管理者さんも利用者さんもいるので、そこがやはり地域のコミュニティとしてすごくつながっている部分だという気もするんです。これが、ネットでの予約管理になると、その管理の人の顔が見えないというか、そういうのも、鍵の受渡しもできなくなるので。
とにかく、利用者さんも管理者さんも、この三鷹でコミュニティ創生のために、この地区公会堂というのはとても大事な建物ですので、ハードもソフトもしっかりと充実させていただくよう要望して、終わります。
◯委員(前田まいさん) よろしくお願いします。予算概要の57ページの2、まちづくり応援寄附推進事業費のうちの市内大学応援寄附の開始について、お伺いします。ふるさと納税による寄附ということですが、この寄附金の使途は大学の法人運営に対する支援になるのか、あるいは奨学金等の学生支援になるのか、お考えを伺いたいと思います。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちら、市内大学応援寄附金につきましては、寄附金のうち諸経費を引いた残りの7割を大学のほうに交付金として市から支出するというようなところでございます。交付金としてお出しするので、一定の使途といったところはルール化しないといけないなというふうに思っています。現時点で、今御例示いただいた奨励金に使うのか、大学運営に使うのかといったところは明確にしていませんけども、今後、大学との協議、議論を深めながら、使途のルールづくりをしていきたいなというふうに思っております。
◯委員(前田まいさん) 今、私学大学も本当に国からのお金も減ってきて、運営も大変だということも聞いていますし、一方、だからその分が高い学費になって学生も大変なので、私としては奨学金等の学生支援にもつながることを期待する面もあるんですが、逆に学生支援とした場合には、この市内大学3つに限定して、ふるさと納税で支援することが適切なのかどうかという疑問もちょっとあったので、お伺いしました。
それから、今、答弁もありました、寄附枠のうち事務経費等で3割ということですけれども、文科省の出している取組事例集というのも見たんですが、他のところでは、先進自治体では、なるべく多く大学に寄附が届くようにということで、9割ほどは大学に届けているというところもあるんですけど、先ほど市にもウィンがあるということでしたけれども、何かちょっと便乗しているんじゃないかなと思ったんですが、この3割が妥当なのか、その根拠を伺いたいと思います。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちら、市内大学を応援する寄附事業につきましては、既にほかの自治体でも導入されているという事例がございます。こちら、市が1で大学が9、市が3で大学が7というような、大きく2パターン、私も調べたところでございました。3対7といったような割合が多かったといったのも参考にして、三鷹市として適切な割合ということで、今回考えているところでございます。
◯委員(前田まいさん) じゃあ、割合については、まだ検討の余地はあるんですか、8対2ってやってみるとか。ちょっと、市に利益が生み出されるというのが、若干よく分からないと思っています。
このふるさと納税のサイト等で目標額って掲げると思うんですけども、寄附の目標額が幾らと今考えていらっしゃるのかということと、この3つの大学のうち、その1つを選択して応援できたりするのか、また返礼品はどのようなものを検討しているのか、お伺いします。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちら、市内大学応援寄附金につきましては、寄附の総額を1,000万円ということで、歳入を見込んでいるところでございます。
それから、大学については、寄附者が選択をして希望の大学に寄附をすると、そういう制度を考えております。
それから、返礼品につきましては、この寄附につきましては、なしという内容でございます。
◯委員(前田まいさん) なしなんですね。一旦、分かりました。
それから、地域と大学との連携を促進するためというふうに予算概要の説明にもあるんですが、具体的にはどういう成果を目指していらっしゃるのか、確認します。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 先ほど質問委員さんからありましたとおり、大学運営、非常に困っている、厳しいといった課題があると思います。それに加えて、もう一つの課題として、人口減少に伴う学生さんの減少といったところがあると思います。こうした取組、魅力ある大学運営をしていただくことによって、学生が増え、地域のにぎわいや活性化につながること、そういったところを目指していきたいなというふうに考えております。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。
では、続いて、概要60ページの7の男女平等参画等の関係費で、お伺いします。行動計画2027なんですが、これ、先ほど職員の男女比の話がありましたけれども、計画策定に携わる女性職員というのはいらっしゃるのか、また、いれば、どのくらいの割合になるのか、お答えいただければと思うんですが。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 現在、当該事業につきましては、4月から平和・人権・国際化推進係というふうになってきますけれども、こちらは今、正職員3人おりまして、1人が女性職員と、そういった割合でございます。それ以外、この行動計画を推進していくに当たりまして、庁内の連携会議等で事業進捗等を共有してございます。それ、ちょっと今、正確な割合は持っておりませんが、女性職員も含めた形で、庁内連携会議等で計画の推進等について話し合っているところでございます。
◯委員(前田まいさん) ぜひ策定段階から、やはり女性職員の意見反映というのをしっかりやっていただきたいなというふうに思いましたので、質問しました。ありがとうございます。
それから、概要61ページの10、人権施策推進関係費で、人権条例についてお伺いします。午前中も質疑がありましたけれども、このパンフレット作成委託料約40万円なんですけれども、中身はどういったものなのか。総務委員会での議論では、逐条解説的なものになるというふうな答弁もあったかと思いますが、どういった中身になるのか、確認します。
また、全市民に対して、市長も先ほど自分の問題だということで意識してもらうような普及啓発をしたいというお答えでしたけれども、全市民、全戸配布等の予定であるのか、確認します。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) こちら、パンフレットの作成につきましては、条例の内容を分かりやすく説明する逐条解説とは別に、もう少し緩やかな形で、1枚のパンフレットを想定しているところでございます。こういった、イベントを通してお配りするような形で、人権条例をつくったこと、それと、大切なところはどこだって、キーポイントをパンフレットの中で表示していきたいというふうに考えております。
◯委員(前田まいさん) そうすると、逐条解説は別途作って、それは全市民に向けて配布されるということでよろしいですか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 逐条解説につきましては、その条文に込められた背景だとか、具体的な事例等、分かりやすく説明をしたいなと思っておりますが、全戸配布するものではなくて、ホームページ等で広く周知をしていきたいなというふうに思って、御希望者の方に差し上げるという形を取りたいなというふうには考えております。
◯委員(前田まいさん) いや、せっかく作るので、イベントにいらっしゃった方だけとか、あるいはホームページを見た方だけが得られる情報だということでは駄目だと思うんですよ。だから、もっと全市民的に、本当の意味で普及して啓発する取組にする必要があると思いますが、もう一度お伺いします。
◯企画部長(石坂和也さん) これから議会の審議がございますが、実行元年というか施行元年になる取組だというふうに思っています。その中で、どういう役割分担があるのかなというところをきちっと見極めていく必要があるかなというふうに思います。あまり分量が多いと、やっぱり伝わりにくいというところもあると思います。逆に、ポイントだけだと中身が分からない。やっぱりバランスだと思うんですよね。
ですので、まずはパンフレットで分かりやすくみたいなところと、深掘りするところ、そういったことを2つ作りながら、じゃあどういったことを組み合わせてやっていったらいいのか。それを、やっぱりきちっと思考しながら、私どもも考えながら対応していきたいというふうに考えています。
◯委員(前田まいさん) 一定、広報にも載せられるとは思うんですけれども、やはり広く市民が認知できるような取組にしていただくよう、要望します。
それから、概要の63ページから65ページにかけて、13から15辺りの住民情報システム関係費、情報系システム関係費、スマートシティ推進関係費辺りをお伺いします。いわゆる自治体行政のデジタル化によって、情報システムの標準化、共通化が進むことになりますけれども、それによって市独自の、自治体独自のサービスが展開しづらくなるという問題があるのではないでしょうか。デジタルのシステムの枠組みに縛られてしまって、自治体独自のシステム改修ができないとか、あるいはその改修にすごい膨大なコストがかかり過ぎてしまうので、独自のサービスを見送らざるを得ないというようなこともあり得るのではないかと思うんですが、御所見を伺います。
◯情報推進課長(白戸謙一さん) まず、行政のデジタル化に関連しまして、システム標準化等のお話で、御質問にお答えをいたします。今回、標準化をいたしますのは、国のいわゆるシステム標準化法に基づいて行うわけでございますが、これは20業務に限ったものでございまして、住民記録や税など、法律で定まっているものということになります。こうしたものは、全国でばらばらにシステムが構築され、例えば証明書なんかもフォーマットが別々であった、こういうものをそろえていこうという趣旨でございますので、住民サービス、三鷹市で仮に独自でやるとすれば、独自施策のシステムがございますので、そういったものはそのままであるということでございます。
◯委員(前田まいさん) じゃあ、影響はないと認識されているというふうに受け止めます。ちょっと、それで大丈夫かというふうには思っているんですけれども。
それから、ガバメントクラウドがいよいよ導入ということですけれども、実際にこれで経費削減につながるものなのか、市として十分な検討をされたのか、お伺いしたいと思います。
◯情報推進課長(白戸謙一さん) 現在、三鷹市におきましては、窓口系の住民情報システムについては、4市で共同のシステムを活用している、東京自治体クラウドで活用というふうな取組をしているところでございますけれども、そうした中でかなりコスト削減を図ってきたということがございます。国のガバメントクラウド利用料につきましては、国の動向、まだ明らかになっていない部分がありますので、そうしたところを見ながら、削減に向けてどうしたことができるかということについて考えていきたい、検討してまいりたいというふうに考えています。
以上です。
◯委員(前田まいさん) デジタル化の推進というのは、ある意味国策なので、自治体としてはやむを得ない部分もあるんだろうと思いますけれども、やっぱりそのことによって地方自治というか、自治体としての自由度が奪われる危険性もあるかなというふうに思っているので、慎重な検討と運用をお願いしたいというふうに思っています。
それから、概要の65ページの17、公共施設維持保全調査・検討事業費ですけれども、これ、ちょっと読んでもよく分からなくて、民間を活用した維持保全の推進とあるんですが、この令和7年3月に策定する民間活力を活用した取組の方針とは一体何でしょうか。
◯ファシリティマネジメント担当課長(石川隆司さん) こちらに記載しておりますのは、令和6年3月に策定する民間活力を活用した取組方針に基づいて、民間活力を活用した取組の1つである包括管理施設を実現するために、市のデータや市場調査に向けて取り組んでいくものでございます。こちら、包括管理をしていくには、来年、市場調査とか、民間のほうの状態をちょっと確認したり、市のデータを整理して、仕様書を作ったりする期間が必要になりますので、そういったものの取組の支援を来年度にかけて行う予定でおります。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) こちらの方針につきまして、3月ということなので、まだ方針が策定しているわけではございません。今後、老朽化が進むことによって、いろんな不具合や故障が発生してくるというようなことが、今後想定されていくということです。ただ一方で、やっぱり施設それぞれの所管部署につきましては、専門の職員がいないと、要は技術職がいないということがあって、そういったようなノウハウがなかなか蓄積できないといった課題があったりだとか。
あと、一方で、公共施設の維持保全につきましては、新都市再生ビジョンに基づきまして、今後、大規模改修、いろんな修繕等が増えていくといった中でいくと、やっぱりマンパワーの不足といったこともございますので、そういったところを民間活力を補いながら、効率的、効果的な維持保全を行おうといったものでございます。
例えば、今この施政方針に出ております包括施設管理というのは、一定程度の施設をまとめて1か所に委託を出しまして、例えばそういった中で、いろんなところで不具合があったときに、どこを優先的に修繕したらいいかとかいったような内容ですとか、先ほどの委員からも出ましたけど、例えば地区公で水道が壊れたままになっているみたいな状況があった場合に、じゃあ、そういったいろんなところの施設の状況を見て、ここは優先的にやらなきゃいけないよねというところを、それぞれ本当に日々の修繕レベルのところにつきまして、一括管理することによりまして、専門家がそういったところを把握しながら取り組んでいくといった、そういったものを今検討をしているというところで、引き続き、来年度もそういった具体的内容については詰めていきたいというところでございます。
◯委員(前田まいさん) 少し分かりました。ごめんなさい。そうすると、この包括施設管理を民間にやってもらう方向性だということで、そのための市場調査やデータ整理を来年度、民間にやってもらうということでよろしいですか。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) まず、実際にどういったレベルのところの施設をまとめて一括で出すか。今、多分個別個別に、それぞれが委託も、点検業務なんかも出していると。それぞれが施設で点検結果をもらっていると。ただ、それを市の施設を全体的に1つの事業者さんがやることによって、いろんな部署の、例えば学校施設系だとか、文化系だとか、福祉系、いろんな施設があるものを一括してデータが来ますので、それを整理した上で、どういったところを優先的に進めていくことができるかと、そういったことがはっきりしてくるということなので、まずは、来年度は実際にどういったレベルのものを範囲でまとめていくか、対象にしていくかといった内容ですとか。
あと、実際に管理していくに当たって、過去にどういった修繕をしてきているのかという修繕履歴のことも整理していかなきゃいけないと。また、具体的にそういったような業務を行うところにつきまして、どういった事業者さんが参入していただけるかというところのサウンディング調査、そういったものをしながら、具体的に三鷹市でどういった形でやっていくのがいいのかということを来年度は調査をかけていくといったところでございます。
◯委員(前田まいさん) そうすると、この約1,386万円の調査等委託料というのは、どういったところに委託することになるんでしょうか。
◯ファシリティマネジメント担当課長(石川隆司さん) こちら、全国的に管理を請けられています管理会社のほうに委託する予定でおります。
以上です。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。それから、これは、結局は都市再生ビジョンの見直しにもつながるものと考えてよろしいですか。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) 都市再生ビジョンにつきましては、一定程度ローリングをかけていくということは、そもそも計画の中で盛り込んでおります。当然、施設につきましては、時間がたつことによって老朽化が進みますけども、施設によってそれは一様ではありませんので、やっぱりそういったローリングが必要だと思っております。当然、こういったいろんな点検業務だとか調査の結果、そういったものを反映しながらローリングしていきたいというふうに考えております。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。一旦分かりましたということにします、すみません。
それから、予算書の139ページの事項20.ウクライナ支援ですけれども、あと参考資料のほうの3ページにもありますが、緊急支援事業費のほうも、今年度、2023年度254万円から、来年度18万円ということで、大幅に減っていることと併せて、ウクライナ生活支援給付金というのが、そもそも予算計上なしになっています。午前中の御答弁でも、一定程度生活が安定してきているというふうに評価されておりましたけれども、本当にそれで大丈夫なのかということをもう一度確認したいと思います。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 御指摘いただきました、今回、令和6年度計上がなくなっているという生活支援給付金につきましては、円安などによります物価高騰に対する生活支援を目的として、令和5年度に時限的に導入したものでございます。避難民の方の転入の数も落ち着いてきたこと、それから経済的にお困りという御相談もあまりないといったことを踏まえて、令和5年度をもって廃止することとしたものでございます。
なお、御指摘いただきました、転入の際にお渡ししています緊急生活支援給付金につきましては──3万円ですけれども、こちらについては継続して行っていくものですけれども、東京都から、都営住宅に入ってくるという情報、人数が少なくなってきているといったところを加味しながら、予算額を減らしたところでございます。
◯委員(前田まいさん) 当初、三鷹の都営住宅への受入れって、都内の中でもすごく多かったというふうにお伺いしましたけれども、そのときにも、本当であれば、この生活保護制度を利用できるようにして、そっちの面での生活支援というほうがいいんじゃないかと市の方もおっしゃっていたかと思うんですが、その辺の制度活用というのは、いまだこのウクライナの方々は利用できない状況にあるのか、お伺いしたいと思います。
◯国際交流担当課長(佐々木健さん) 生活保護とか、生活支援といった観点での市の直接の補助ということについて言うと、やはり生活、2年たって、ある程度、御自身で働いて、就労されている方が多いです。その中で、仮に生活支援、生活保護の申請をしても、多分、収入がたくさんあるので、受けられないという、そんな話も聞いていたりもするので、引き続き就労について、私たちのほうから直接調査みたいなことはしていないんですけれども、聞き取りの中で、そういった御心配がないか、そんな御苦労がないかということは、継続して聞き取り調査みたいなことはしてまいりたいと思います。
以上です。
◯委員(前田まいさん) 生活支援金も廃止になってしまうことによって、ウクライナの方々とのつながりが薄れたりしないようにはしていただきたいなというふうに思います。
それから、ちょっと戻りまして、概要の61ページの9のボランティアポイントのところのみたか地域ポイントですけれども、私もここはよく分からなくて、自分も使っていないのでなんですが、地域団体がボランティアを行う場合でないと、ポイントはもらえないのか。地域団体というのがどういうものに当たるのかということ。
地域ボランティアを推進するための事業であるとすると、市民個人でとか、ちょっとした緩いグループでつながってボランティアを始めたいと思ったときに、ポイント云々のことよりも、ボランティアとしてつながるツールとして、このボランティアポイントのアプリなりが使えたらいいんじゃないかと思うんですが、その辺は想定されているのか、この運用の中で実現可能なのか、お伺いします。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 地域ポイントの付与に当たりましては、現在大きく3つございます。まず、1つが、市が主催するようなボランティア活動への参加者の方に付与するものと、あとは、市のほうで設定テーマを決めております環境保全と健康増進、それに関するイベントに参加した人に市がポイントを付与する。それから、団体へのといったものが地域にぎわいポイント事業というものですけども、こちらは手挙げをしていただいて採択した、令和5年度、7団体さんに委託しておりますけども、町会・自治会やおやじの会の皆様からお手挙げをいただいておりますけども、そういったところに、団体に代表で5万ポイントを差し上げて、参加した皆様にその5万ポイントをそれぞれさらに差し上げると、そういった事業展開をしているところでございます。
これ、利用者同士の交流につながるのかといったところ、アプリにポイントを人にあげるとかもらうという機能がございますので、そういった機能を使って、利用者同士、ポイントを持っている方同士でも、ぜひポイントを感謝の気持ちとしてあげるだとか、そういう使い方につなげていっていただきたいなと、そういうふうに考えているところでございます。
◯委員(前田まいさん) そうすると、地域ポイントを普及、活用するほうがむしろメインで、ボランティアの推進につながるのか、ちょっと疑問なんですけど。例えば、ちょっと家の前の道路とかの落ち葉がすごくいっぱい積もったときに、今だけちょっと手伝ってくれないというような呼びかけで、集まってやるとかというような、そういったツールとしても使われてほしいと思うんですが、これは本格運用までの間に、どの程度この試行運用の実績を踏まえて拡充等を検討されているのか、もう一度お伺いします。
◯副市長(土屋 宏さん) まず、いろんな形で、基本的には、これはボランティア活動をさらに活性化するということが一番の目的です。ですので、様々なボランティア活動に参加してくださった方たちに、できるだけ多くポイントを差し上げていきたいと、それは基本的なスタンスです。
ただ、その一方で、このポイントがお店で使えるということになると、お金と同じになる。そうなった場合に、やっぱり市としての責任、公費を使ってやっていく以上、一定の確認作業というのはどうしても必要になってくるというのはやむを得ないところだと思います。
個人的に家の前を掃除しましたという方に、じゃあ100ポイント差し上げますというルールまで広げていくのは、なかなか困難じゃないかというふうに思います。ただ、その一方で、先ほど課長が申し上げたとおり、そういった活動をグループでやりましょうと、グループでやることによって、それをちゃんとグループ団体として申請していただければ、そのグループにそうした活動での──もちろん、これは実績報告等々を求めるわけですけれども、グループとしてのポイントを差し上げて、それを配分していただくということは可能です。
ですので、一定のやっぱりルールの下で、できる限り多くの方に御利用いただけるという仕組みを、これからまだ様々なやり方があろうかと思いますので、実装させながら、いろいろ検討していくということで、1人でも多くの方たちにこのポイントを利用していただける取組につなげていきたいというふうに思っております。
◯委員(前田まいさん) だから、やっぱりボランティアにポイントを付与するということにするから、市としての認定が必要になってきたりとかして、あるいは実績を求めなきゃいけなくなったりして、かえってその市民の間での日頃のボランティアのスタートの支援にはならないんじゃないかというふうに思うんです。
だから、逆に、ポイントなしでつながるという機能を備えるということは可能ですか。
◯副市長(土屋 宏さん) まず、そのボランティア、市民の皆様同士がつながるという観点からは、今回のこのアプリの中に、あげるともらうという機能を、先ほど説明させていただいいたとおり、つけております。ですので、ちょっとした手伝いをしてくださいという方がいらして、それがいいですよという方がいれば、それはこのポイントをあげるもらうという、このアプリの活用、お互いの利用の中でできるような形を取りますので、市民同士の助け合いという部分でも、今後、十分活用していただけるものというふうに思っております。
◯委員(前田まいさん) いや、だから、そのポイントなしで、あげるからだとかもらえるからじゃなくて、単純にこのことを手伝ってほしい、一緒にやりませんかというだけで、ゼロポイントでつながれる仕組みもぜひ入れてもらいたいなというふうに思います。
それから、概要67ページの23、公共施設への太陽光発電設備ということでありますけれども、先ほども弓道場等より先に進めるところがあるということで、また、これ、太陽光以外の再生可能エネルギーについての検討は行っているか、お伺いして終わります。
◯生活環境部長(川鍋章人さん) それ以外にも、風力ですとか、そういったところは検討したところでございます。
以上でございます。
◯委員(前田まいさん) そういう検討をして、今後、実現可能なところというのがあれば、もし、具体的にお答えできる範囲でお願いします。
◯生活環境部長(川鍋章人さん) 風力につきましては、よく海岸で大きなプロペラが回っているようなのを御覧になったと思いますけど、やはり三鷹市内でああいうものを設置するのは難しいので、ちょっと設置する予定はございません。
◯委員(前田まいさん) 検討したけど、風力はできないということですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
いわゆる、屋根のパネルだけじゃなくて、街灯とかの小さなものもぜひ検討していただいて、そこにも風力がついているのもありますので、よろしくお願いします。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上で日本共産党の質疑を一旦終了します。
次に、きらりいのち。
◯委員(野村羊子さん) それでは、よろしくお願いします。何だか全部に突っ込みたいような、全部に再質問をしたいような気分になってくる。
まず、フリーアドレスの話をしたいと思います。関連で、市政窓口、書かない窓口とか、市税総合窓口とか、住基台帳とか、全部関連してくると思います。1つは、このフリーアドレス化諸備品購入に1億1,847万円。かなりの什器の入替えというふうなことになると思います。それだけのことをする、本当にその最終目標というのは何かというのを一度確認したいと思います。ほかの関連を合わせると2億6,000万円になりますから、本当にこれだけのお金を使って何をやるのかということですね。
書かない窓口の話です。庁舎に来て、職員が聞き取りながら、申請書をタブレットなりに打ち込むというふうな話ですけど、易しい日本語対応、日本語がちゃんと読み書きできない方への対応というのは、これ、ちゃんと対象として検討されているのかということ。
それから、市税総合窓口、3課でつくります。その3課で、結局納税相談、滞納相談ですね。滞納に対する対応というのがきちんとできるのか。今でもある程度やっていると思いますけども、これ滞納についての市のホームページの記載が非常に不親切で、期限を20日過ぎると督促状を発送していますよとか、すぐ払ってくれれば大丈夫なんですよとか、ここに電話してもらえればいいんですよみたいなことがないんです。どうしていいか分からない、市の納税相談を見ても。
見たんだけど、私が探せなかったとしたら、それは誰でも探せないよというぐらい──私も結構検索をしますからね、探せなかった。どこかにあるんだったら、もうちょっと探しやすいところに置いてほしい。
もう一つは、1階の5番、6番、委託化します。委託事業者の従事エリアを可視化するって書いていますけども、本当にそれが必要ですよね。偽装請負にならないように、ちゃんとやらなくちゃいけないということがある。そのためのスペースを空けなくちゃいけない。それは、このフリーアドレスの1つの目的じゃないかと私は思っているんですけども、そういうところも含めて、きちっとその辺がちゃんとなるのかということを確認したいと思います。お願いします。
◯市民部調整担当部長(金木 恵さん) 今の質問を一括してお答えできる部分については私のほうから、個別の案件については各課長のほうからお答えさせていただければというふうに思います。
今回、このフリーアドレス、実施していく中で、私どもが一番目指したいのは、やはり窓口業務の全体最適化というところです。やはり、窓口業務のある職場の特性というのは、フロント業務とバックの業務が性質が全く違うという中で、今この混沌としたというか、固定席でやると、窓口に出ながら、電話も出て、でも計算もしてというのが、なかなか今どきの言葉で言うと無理ゲーな状況になるわけなんですよね。
なので、ここをやはりフロントとバック、しっかり分けていく中で、作業効率を上げていくということは、私ども職員の働き方としても効率化が図られますし、一方で、市民の皆様からしても、窓口に専従する職員が分かりやすくなるといったところでの利便性の向上といったところは一定程度見込まれるというふうに考えています。
また、特に1階、2階、やはり窓口に囲まれていますので、職員はかなり常に緊張状態にございます。やはりここもうまくレイアウトを工夫していく中で、ちょっと手休めができるとか、ちょっと打合せができるというような場所を、わざわざどこか別のところに行かなくても、執務室の中でつくり出していくといったことは必要なことであるというふうに考えてございますので、確かに多額の経費投入していただきますので、ここはしっかり成果が出るようにやっていきたいというふうに考えております。
書かない窓口の関係ですけれども、易しい日本語といったところでの課題認識は既にしてございます。また、先行市もそういったところ、試行錯誤しているというところも聞いてございます。特に三鷹の場合は、市内の大学、留学生等も多くお見えになりますので、特にこれからの時期、繁忙のときにそういった方も多くお見えになりますので、そういった方の対応といったところも含めて、今後、具体のフローを考えていきたいというふうに考えているところでございます。
また、5番、6番の委託につきましても、ここだけが先行して補正予算で出ていったので唐突感があったかとは思うんですけれども、今回見ていただく中で、やはり全体の窓口を最適化をしていく中の手段の1つというふうに捉えていただければというふうに思います。ですので、フリーアドレス化していく中で、一番最前線の窓口にいる方、委託の事業者さんにお願いする入力だったり出力だったりというエリアというものがしっかり分かるように、端から見ても、お椅子の色を変えるとか、床の色を少し変えてみるとか、そういったところでの可視化を図っていきたいというふうに考えてございます。
市税総合窓口の関係につきましては、担当課長のほうより答弁いたします。
◯納税課長・国保担当課長(水口典之さん) 私のほうから、今までどおり納税相談ができるのかどうかということと、あとホームページの見やすさというところですけれども。今、行っている納税課納税相談の窓口ブースは5つ御用意しておりますけれども、総合窓口化に伴い、もう1ブースを増やして6ブースにする予定ですので、今までよりもお待たせしない、きめ細やかな納税相談ができると期待しております。
あと、ホームページにつきましては、やはり私ども納税相談いただく際は、まずは電話連絡ください、まずは窓口に御相談くださいという形でお伝えはしているところですけども、またホームページのほう、見やすくするようにリニューアルをして、皆様に分かりやすい工夫をしてまいりたいと思っております。
以上でございます。
◯市民部長(室谷浩一さん) 若干補足をさせていただきます。先ほど、担当部長からお話がありましたとおり、什器類の予算だけでも多額の予算をおかけしております。これは、カウンターの中だけではなくて、先ほどのプライバシーの確保もございますけれども、これは1階、2階両方とも、やはり戸籍情報ですとか、あるいはDVの情報ですとか、あるいは課税情報、収入、所得、本当に市民部、そういったかなりセンシティブなプライバシー、どうしてもお聞きしなければならない場面がございますので、今まで以上に、カウンターの広さ、プライバシーの確保、あと仕切り、そういった部分、カウンターも含めて、いろいろな工夫をしながら、気持ちよく御相談なり御申請ができるような経費も含まれておるところでございます。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) ありがとうございます。本当に、市税関係は個人情報を持ち歩くということにならないかというのを心配しています。情報そのものは、ちゃんとしまうとかっていう、先ほど来のあれがありますけども、結局フリーアドレスそのものは、交流ができて、いろんな発想の刷新になるというふうなことが本来メリットとして言われるけど、今回、市で今ここで求めているのは、それじゃないというふうなこととして私は受けました。グループ化でやるんだったらやるでいいんですけども、人が落ち着いて仕事をするということが個人情報、センシティブな情報を扱うには重要だと。
だから、固定化しても当たり前だと思うんですよ。人って、いつもと同じって落ち着けるんですよ。そうなるんです、動くんです。だけど、そこで必要なことは何かといったら、ちゃんと仕事ができるだし、必要なときに動くことができるということだしということ。先ほど来出たように、固定化を失敗と見ないということは大事だと、私はここの部署については。ほかの部署は知りませんよ。企画なんかでやるとしたら、また全然違うと思います、求められる仕事の中身が違うからね。そこは言っておきたいと思います。
次、行きます。人権施策、あるいは男女平等施策についてまとめて聞きます。人権施策もずっとずっと議論し続けてきているという感じがしますけども、やはり、先ほど来、相談は法律に係るものって言っていましたけども、人権課題って法律だけではないじゃないですか。その手前のものっていっぱいある。それをちゃんとすくい取れるかということが、人権救済、人権施策、せっかく三鷹市がちゃんとやろうとしているというところにかかってくると思うんですよ。
なので、その辺りを、先ほど相談の手前のところでちゃんと聞くんだというふうに、つなげる前にちゃんと聞くんだって言っていました。そこが本当に重要で、ちゃんとつなげられるのか。法律ということに、法的な問題ということに限定しないで済むのか。人権についてよく分かっていらっしゃる方、弁護士さんだったら、直接いろんな事例を知っていらっしゃったりして、分かっているんですよ、別に法的なことじゃなくたって話を聞ける。そういう人たちがたくさんいますので、そういう方をちゃんと選んでいただきたいというふうに思います。そこについて、本当にその相談の対応について確認をしたい。
それから、もう一つ、行動計画ですけども、先ほど来ありましたけど、実際に配偶者暴力、DV法とか、女性活躍とか、困難女性とかいう計画が入り込むわけですよ。現実の対応は、企画じゃなくて、ほかのところで現場対応しています。そういう人たちの声、実際にやっている人たちの具体的なことがこの計画に入っていくのかということを確認したいと思います。
そして、パートナーシップ条例ですけども、パートナーシップ宣誓制度について、やはり事前予約して、平日日中2人そろって来庁しなくちゃいけないということがハードルになる。そのことをどういうふうに、柔軟な運用で対応できるのかというのをぜひ今後検討いただきたいと思いますが、これについてお願いしたいと思います。
最後に、生理用品ですけども、段ボール製のディスペンサー、大学の先生が開発したもので、中学とかに置いて、生徒がそれを充填する、中身は防災備品でローリングしなくちゃいけないものというふうな形で活用しているところがある。なので、先ほどあったように、スマホも電気も要らない在り方というのがあるので、現実、今試行中ですけども、そういうところにアンテナを張ってちゃんと対応できるようにしてほしいと思いますが、検討いかがでしょうか。
以上、お願いします。
◯企画部長(石坂和也さん) まず、相談でございます。すくい取れるのかということでございますが、この間の条例の審議でもございました。私どもでも、相談については必要な措置を講ずるといったところを規定をしてございます。ここは、きちっと市の職員が責任を持って対応すると、決してたらい回しにならないような形で運用していきたいといったようなところでございます。
そして、計画についてでございます。そういう意味でいきますと、子ども政策部が現場を担っているというところがございます。そうした中で、連絡会を通してきちっと議論もしていますし、今般の基本計画の策定に当たりましても、きちっとコミュニケーションを取りながら対応を図っているところでございます。行動計画、より具体的なものが入ってくるということでございますので、先ほどの委員からもございました、女性の視点や様々な現場の視点、そういったところでつなぎ合わせながら、男女平等参画審議会のほうで議論をしていきたいといったようなところを考えているところでございます。
そして、パートナーシップ制度の予約についてでございますが、まずは他市の事例からいきましても、こういった平日の運用といったところでございます。これは、私どもとしますと、暮らしやすい生活が実現できるようにという趣旨でございますので、そういった視点を持ちながら、きちっと検証して、どういったやり方がいいのか、固定的にならずに、柔軟な発想についても併せ持ちながら対応していきたいというふうに考えているところでございます。
最後、生理用品の段ボール製のところでございますが、恐らく大阪大学等の事例については承知をしているところでございます。先ほどのオイテルの件もございましたが、やはりいろんな検証をしながら、タイミングも合わせながら、どういった多層的な取組をしていくのかというのが大事なのかなというふうに思ってございます。
私どもとしますと、例えば窓口にあるからいい、オイテルがあるからいいといったようなところじゃなくて、やはりコロナ禍で課題になってきた、顕在化してきたこういった生理の貧困という問題、こういったところをきちっとアンテナを張りながら対応していきたいというふうに考えています。
◯委員(野村羊子さん) ありがとうございます。速やかな答弁でうれしいですね。人権条例が実際にこの先できて、来年度施行して、施行元年って話もありましたけど、その中で本当にどうやって運用していくのか。三鷹市が人権を守る、人権を尊重するというよりは、差別をしない、させない、そこが本当に具体的に市民に見せられるのかというところが私は重要だと思っているんです。
本当に何かあったときに、市に駆け込んでちゃんと対応してもらえるのかとか、そういうことを、何かあったときに市は被害を受けた人に対して守りますよと、対応しますよということがちゃんとできるのか、その辺の姿勢が一番問題だと思っていますが、いかがでしょうか。
◯企画部長(石坂和也さん) 差別をしない、させないということで、本当に意識をどうやって徹底させていくのかといったところでございます。そういった必要な措置を講じることで責任を持ってやっていくというところはあるんですが、ただ一方で、この間の議論もありました、やはり司法と行政との境目っていうところは、私ども、限界というか、一定の壁があるかなというふうには思っているところでございますので、そういったところは、今、先進市でもいろんな議論が進められているように承知をしてございます。
そういった壁があるということを認識しながらも、どういった体制が整えられるのか。先ほどもございました各課の相談、縦割りでやってございます。そういったところを横でつないだ連絡会とか、いろいろ議論を通して、そういった体制づくりをこれからもさらに深めていきたいと考えています。
◯委員(野村羊子さん) 相談員の方々が、現場でやっている人たちがつながるっていうのは、とても大事だと思います。その人たち自身が持っているいろいろな課題というのが、別に個別具体を言わなくても、そういう受けている人たちは、お互い分かる。そこで、やっぱりちゃんと検討していく、解決の違う視点を見られるというふうな、見いだせるということもあるので、そういうことはぜひ進めていっていただきたいと思いますけども。
やはり、司法、法的な問題ということに限定しちゃわないという──もちろん、だからこそ、ちゃんと差別を定義してないっていうことが実は問題になってくるんじゃないかと私は危惧しています。そこはもうこれ以上議論しない、今時間ないからね。でも、そこは問題だと私は思っているということは、やっぱり言っておきたいと思います。
次に行きます。先ほど、民間活力が出てきました。維持保全の具体的な──これ民間に具体的に修繕とか含めたところまで委託をするのか、点検だけなのか、どれぐらいのサイズでこれを考えているのか。例えば、他市の事例を見ていると、先ほど言った地区公会堂の修繕を含めた日々の営繕とか、清掃とか、全部一括でというふうなこともあり得るんだろうって思うんです。どれくらいの規模で考えているのか、それもまだこれからだということなのか、ちょっと確認したいと思います。
それから、あわせて、地域ポイントの話です。地域ポイントって、先ほど言ったように公金なんですよね。ポイント全部、税金ですよね。だから、今200万円あるというのは、それ全部、実は市の税金ですよ、それ全部換金されたらね。その辺の自覚を持って、ちゃんと対応しているのかというふうなことが、大丈夫かって思いますけれども。プレミアム付商品券と同時使用が可能になると、今、未利用分が一挙に使われてしまう可能性がある。それだけの予算って大丈夫なのかということをちょっと確認したいと思います。
以上2点、お願いします。
◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹さん) 私から、公共施設の維持保全についてお答えをいたします。包括管理につきましては、まだこれ、今後、来年度、具体的に詰めていくということで、まだ決定しているわけではございません。対象とする施設の範囲をどういうふうにしていくかということと、対象とする業務をどこまでにするかというのはありますけども、ただ、点検と一定程度小規模な修繕については入れていきたいというふうに考えております。
これは、やはり今後、老朽化によっていろんな故障や不具合が増えていく中で、やっぱり早期発見して、早期対応していく、こういったことも大変重要な視点になりますので、各施設所管課でやっているような小規模な修繕、こういったものについては入れていきたいというふうに現在は考えております。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 地域ポイントについて御答弁させていただきます。御指摘のとおり、地域ポイントについては付与して、お店で使って現金化されたときに、市のほうで歳出予算、換金等委託料ということで組んでございます。こちら、積算につきましては、現在流通しているポイントのうち、7割の方が御利用される、お店で使われるといったところと、3割の方はためておくというような積算をした上で予算計上しているところでございます。
◯委員(野村羊子さん) それが当たるといいなと。私、今、本当にかなりこれで使われちゃうんじゃないかと、この機会に。デジタルのプレミアム付商品券、これについては、多分店舗数、まだまだ少ないけど、これから実際には増えていくと思うので、そういうところで使ってしまおうというふうに動いてしまうんじゃないのかなと。それはそれでいいんですけど、その辺はやりくりの仕方を様子を見ていくしかないのかなと思います。
もう一つ、今一緒に言おうと思って忘れていた地区公会堂の話で、予約を例えばコミセンのパソコンでやらせてもらうとか。つまり、生涯学習のときに、やっぱりこういうパソコンでの予約システムを取ったときに、センターにちゃんと予約できるパソコンが置いてあって、そこでやりくりができるというふうな、カードをそこに入れてとかって、社会教育会館のときからやっていました。
やっぱりそうやって、自宅にない人は、そこに行ったらできるというふうな準備があった。それは検討しないのか、確認します。
◯市長(河村 孝さん) さっきの質問にもお答えしますが、地域ポイント、私も同じような懸念を持っていますよ。7割という答弁は、今の状況、条件だからそうなっている。恐らくこれからどんどん便利になれば、もっともっと使われる可能性があるというのは私も心配しています。ですから、国でいえば財務省と日銀が一緒になったようなことができることになるので、すごく大げさに言うと、そういうことになるので、どこまで出していいのかということは、やっぱり懸念しなきゃいけない、慎重じゃなければいけないということで、この間もずっと試行実験をしながら状況を見ているということであります。
今のところ、例えば一遍に1億ポイント出すとか、そういう話は今のところ考えていませんから、そこまでまだ御心配していただかなくても、暴走がちな河村であっても、少し自制心が働いていますので、状況を見ながらしっかりと対応していきたいと思っています。一歩一歩進んでいきます。
それから、地区公会堂の予約でコミセンのパソコンも使ってはどうかというお話、これは私、いいアイデアだなと思って聞きました。ちょっと検討させていただきます。
◯委員(野村羊子さん) よく検討していただいて、本当にうちにない人がちゃんと予約できるようなことを考えてもらえるといいなと思います。
じゃあ、マイナンバーカードの話をしたいと思います。カードセンター運営業務委託料として入っていきます。開館時間を延長するということです。これ、中身、先ほど確認したら、まだ来年度は10年更新というマイナンバーカードの更新の時期ではなくて、当時二十歳未満だった人たちの5年ごとの更新くらいで、そんなに量はないということなんですけども。実際に──ポイント制も、政府がこれからまた何をやるか分からないけど、だから、そんなに拡充しなくても大丈夫なんじゃないかという気もするんだけど、どんな感じでしょうかというのを確認したいと思います。
それから、もう一つ大事なことは、このマイナンバーを記載しなくても、証明書、いろんな申請は受け付けるというふうなことが、政府のほうで確認されています。この間、確定申告なんかでも、マイナンバーを書けって言われるけど、書かなくても、向こうは受け付けるんですよ。受け付けざるを得ない。それは確認されているから。だから、そういう税やその他の窓口で、マイナンバーは書きません、書けません、分かりませんという人を、あえて、じゃあ住民票を取ってこいとか、そういうことじゃなく受け付けなくちゃいけないということだと思うので、その辺の確認をしたいと思います。
◯年金・番号制度担当課長(佐藤 優さん) まず、マイナンバーのカードセンターのほうの拡充についてというところでございますが、今回、来年度につきましては、水曜日と金曜日に夜間開放していた窓口について、火曜日と木曜日も含めて1週間全部、夜間の開庁を行うというふうなことで調整をしております。
というのも、やはり夜間のニーズというものにつきましては、全体的な1日の流れを見ますと、まず午前中に予約の部分が埋まりまして、その後、夕方、夜間というところが埋まって、最後に日中のところの予約が埋まるということになりますので、夜間のニーズは非常に高いというところがありますのと、あとメール等での市民の御要望からも、やはり夜の開庁をやってほしいというところがございましたので、そこも含めて夜間について拡充させていただいたということになっております。
あと、あわせて、マイナンバーの記載がない、手続の際にマイナンバーが必要か否かというところにつきましては、これはすみません、私どものところではマイナンバーを出す側になりますので、受け付ける別部署……。
◯市民部調整担当部長(金木 恵さん) 先ほどのカードセンターのところですけれども、夜間を開けていくといったところの負担、もちろん職員のほうの負担もございますので、総合的に勘案をして、月曜日のほうは休館という形を取らせていただいたということは補足させていただきます。
実際の今の受付の部分ですけれども、それぞれの申請をどのように扱うのかというのは、もちろん各所管課になりますけれども、ただ、一般的には、私どもとしては、では、職権で確認をさせてもらってもいいですかというところの御同意をいただいた上で、職権で確認するということは一般的にあろうかというふうに認識してございます。
◯委員(野村羊子さん) マイナンバーに関しては、記載がない場合でも、記載事項の不備として申請者に補正を求めるが、なお記載しない場合は、マイナンバーの提出を拒むことをもってのみ手続を行わないという取扱いをしないという回答が出ています。なので、職権でもってというのは、それはそれであり得る可能性はありますけども、本人にそれを、ないから駄目ですというふうなことではないということを確認しておきます。
最後に、職員管理のところで、労安の問題。職員の休業、休職について43人という数字が出ています。病気で長期お休みしていらっしゃる方って何人ぐらいいらっしゃるんでしょうか。分かればお願いします。
◯労働安全衛生課長(粟田正道さん) 令和5年度、直近の2月の時点での数字ですけども、休職者17人、病休者7人というふうに労安のほうでは押さえております。それから、身体で3人休職されているというのは。都合大体二十五、六人だというふうに考えております。
以上です。
◯委員(野村羊子さん) その数字は、近年、ここ数年来の増減で言えば、増えているのか、減っているのか、変わらないのか。
◯労働安全衛生課長(粟田正道さん) 近年と比較して、近年、令和3年が非常に休職者が多かったものですから、そこからすると、かなり減っているという状況にあります。
◯委員(野村羊子さん) 令和3年、2021年、やっぱりコロナでいろいろ比較対象に、基準に置きにくい年だと思うんです。そういうことであるなら、やはりもうちょっと長期に見て、本当に今、職員の皆さんの働き方が、病気休職とか、そういうところに当たってないのか、本当に今期、この時期、たくさんの計画を改定して、大騒動しながらやっているという事態があって、結構皆さん、負担がかかっているんじゃないかと私は心配しているんです。
その辺りで、本当にちゃんと皆さんの労働安全衛生って守られているかどうか、ちゃんと医者の対応とかできているのかというふうなことをもう一回確認します。
◯労働安全衛生課長(粟田正道さん) 委員さんおっしゃるとおり、令和3年、コロナとかで比較対象にならないということはあります。そういった意味でいうと、令和2年が若干比較対象になるかなというふうに思っているんですけど、大体令和2年レベルに落ち着いてきたというふうな形、戻ってきたというような形になっております。
◯委員(野村羊子さん) 戻ってきた、微妙な言い方だなと思いますけど。やはり、一定、1,000人いたら、それなりの人数が病気をなさったりというのはあると思いますけども、やはりストレスフルな状況になっていくということが、仕事が忙しいとか、いろいろなことをやらなくちゃいけないってなると、なっていくし、何を求められているか分からないというふうな職場内のコミュニケーションの問題もあるし、いっぱいいろんなことがあると思います。
そういうところを丁寧に丁寧に見ていく。カウンセラーさんなり医者なりにちゃんと相談できているのか、外部にそういう相談ができるのかということをもう一回確認します。
◯副市長(馬男木賢一さん) 労働安全衛生委員会の委員長でございますので、御答弁させていただきます。
ここのところ、今回、条例も出させていただいておりますけれども、職員定数の増の問題でありますとか、あるいはコロナ後の一定の仕事量の減もございまして、そういう意味でのストレスフルなところからは解放されつつあると考えておりますし、職員にとって相談しやすい環境、御存じのとおり、三鷹市の精神衛生関連の産業医さんというのが3人いるというのは、周りに全くないような状況です。昔から非常に厚くやらせていただいたというようなことがございますので、そういった点も含めて、完全とは言いませんけど、必要十分であるとまでは言いませんけれども、そこそこの環境は整えているというふうに判断しております。
◯委員(野村羊子さん) ちょっと時間を残していただいて、ありがとうございます。やっぱり職員の皆さんがちゃんと気持ちよく働けるようにお願いしたいと思います。ありがとうございます。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上できらりいのちの質疑を一旦終了します。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) 委員の皆さんにお諮りいたします。本委員会の審査要領におきまして、会議は原則として午後5時までと御確認いただいているところですが、しばらくの間、会議を続けたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
──────────────────────────────────────
◯委員長(土屋けんいちさん) 次に、都民ファーストの会。
◯委員(山田さとみさん) よろしくお願いします。まず、概要の57ページ、1番、職員の人材確保に向けた取組について伺います。職員の人材確保のためには、魅力的な働きやすい職場であることが重要と考えます。そんな観点から質問いたします。生活と仕事の両立と、あと、仕事を通じて自己実現をしているという実感を得て、モチベーションを維持向上することも、同時に重要であると考えます。
生活と仕事の両立については、私たち三鷹市議会都民ファーストの会は、予算要望で、突発業務や業務の繁閑に応じた柔軟な人員配置、専門性を有する民間人材の活用、病気休職、介護、育休、時短勤務等に対応したライフ・ワーク・バランスの推進など、市職員の機動的かつ柔軟な人員配置、働き方の実現、パワハラ対策、業務のDX化、女性の管理職の大幅増員など、女性のキャリアアップ推進、360度人事評価などを求めました。
市役所で働こうという方は、社会貢献や、人のために何かしたいという気持ちがあるのではないかと思います。自分の仕事がどのような成果につながっているのか、見える化することも1つの方策と考えます。令和5年第3回定例会の一般質問でも触れたロジックモデルの活用は、まさに事業がどのようなアウトカムにつながっているのか、見える化するものです。
ほかの所管ですけれども、都市整備部で作成している交通ネットワーク全体構想の20ページで作成しているので、ぜひ御確認なさってみてください。こういうロジックモデルを使って、アウトカムごとに成果指標を定めて、職員一人一人が日々の業務の中で小さなPDCAを回して、形成的評価を重ねていくことで、御自身の日々の業務がいかに尊いものであるのか、再発見できると思います。
市民のためによりよい成果を出すために、どのように改善していけばいいのか明確になり、よりよい成果につながり、モチベーションの向上につながっていくと考えますが、前段に申し上げた、生活と仕事の両立に向けた取組と、仕事を通じて自己実現をしているという実感を得ることに関する市の取組について伺います。あわせて、ロジックモデルの活用について伺います。
人材が集まる魅力的な職場にするには、業務の効率化も重要です。そのためには、効果的なデジタル化も重要です。概要58ページ、3番、フリーアドレス制の導入、拡充の中で、ペーパーレス化の推進が記載されていますが、フリーアドレスで快適に仕事をするには、資料の閲覧もデジタルで行えたり、資料の作成に当たって、クラウド上で共同編集ができるようにするなど、様々に考えられますが、業務の効率化とペーパーレス化のための取組について伺います。
引き続き、57ページ、1番の人材確保に向けた取組について関連して伺いますが、何のためにこの業務をやっているんだろうと思うような不毛な仕事、意味のない仕事は、仕事のモチベーションを下げます。不毛と思われる仕事には2種類あると考えています。1つ目は、本当は必要なんだけど、その必要性をきちんと共有できていないものです。こちらについては、何のためにやっているのか見える化し、共有することが重要です。2つ目は、本当に不毛な仕事です。こちらについては、徹底的に見直しをすべきです。いずれにしても、不毛と思われる仕事について発見した職員がいたら、率直に話せる同僚や上司との関係構築は不可欠ですが、風通しのよい職場づくりのこれまでとこれからの取組について伺います。
職場の上司も、常に部下に見られている、評価されているという緊張感が必要です。これは一般的な話ですが、時間がないからといって、よく考えないで曖昧な指示を出す。そして、思いつきで方針が変わる、責任を取ろうとしない態度など、そうした一つ一つの姿勢が見られています。要は、若い職員を下に見るのではないということです。三鷹市のことを言っているのではないんですけれども、一般的な話です。職員提案などもしていますし、意欲的な取組も承知しているところです。
市民サービスの向上のために、同じ立場で業務に当たっており、上司と部下は、意思決定を行うのと現場で業務を執行するというように、行う役割が違うだけで、双方とも大事な仕事であるという認識を今いらっしゃる職員の方、特に管理職が持つ、そうした雰囲気の職場になれば、多くの若い人に選んでもらえるようになると考えます。上司が部下を評価するだけでなく、同僚同士や部下が上司を評価する360度評価を行うことについて伺います。
続けます。概要57ページ、2番、まちづくり応援寄附の推進について伺います。ふるさと納税制度は、受益と負担の関係をゆがめるなど、制度自体に疑義がありますが、三鷹市からの市税流出は、多様化、複雑化する市民ニーズに応えるために様々な事業を行っていかなければならない中で、見過ごすことのできない影響を与えていると考えます。国に対しては、あるべき本来の姿について検討を促していただきたいと思います。
しかしながら、現行制度の中で、できる限り多くの魅力的な返礼品を用意することも必要です。NFTアートは、日本経済新聞で取り上げられたのを私は確認しましたが、注目を集めていると思います。令和6年度予算案では、市内大学応援交付金として地域の大学との連携を深める発想は興味深いと考えていますが、得られる成果について、特に市民に与えるよい成果についての所見を伺います。
NFTアートについては、実際に三鷹市に足を運んでいただく──訪問型とおっしゃいましたけれども、仕組みとして非常に興味深い取組です。三鷹駅前の観光協会に来て終わりでは、あまりにもったいないと考えます。FC東京のホームグラウンドである味の素スタジアムと、NFTアートに描写されている国立天文台、そしてキウイワインを楽しむ回遊コースをつくるなど、観光協会ともさらなる連携を図るべきと考えますが、見解を伺います。
概要62ページ、11番、寄贈物件関係費について伺います。予算要望で、新進気鋭のアーティストが市内各施設で活動できる環境の整備を求めました。こうした取組は歓迎しますが、将来有望な若者の選定基準について、少し心配をしています。こういう、官が創作活動を評価するということは、少し慎重に考えています。コロナでアーティスト支援をしたときにも論点になりましたが、例えば地域との交流事業がありますので、そうした提案がよいであるとか、何とか賞を取ったなど、客観的な評価基準であったり、創作活動そのものだけを市が評価しないような基準が必要なのではないかと考えますが、見解を伺います。
あとは、すごく楽しみにしているので、近年、家庭の経済状況などに起因する、子どもの様々な体験の機会に大きな差異が生じてしまう体験格差の問題が指摘されていますが、子ども向けのワークショップなどの催しについても期待するものです。これについての見解を伺います。
次に、公共施設への太陽光発電設備の設置について伺います。脱炭素社会の実現に向け、太陽光発電を公共施設に設置することは、これまでも予算要望していたことであり、歓迎します。公共施設への太陽光発電設備等導入可能性調査の結果では、5か所となっていました。国の手順によって調査したということですが、先日のまちづくり環境委員会でも、技術革新も考慮していくというような旨の答弁がありました。最近、軽くて曲がるペロブスカイト型というものも出てきました。こうした技術革新も含めて、設置に関して柔軟に考えていただきたいと思いますが、現在の検討状況について伺います。
次に、概要66ページ、20番、がんばる地域応援プロジェクトについて伺います。連携枠の拡充、期待しています。このがんばる地域応援プロジェクトは、町会・自治会などのイメージが強いですけれども、この間の発表を見にいらしたある地縁組織の方から、うちでも新しいことをやりたいんだけど、なかなかメンバーに元気がないんだというような御相談を受けました。こうした、何かやりたいけど、ちょっともう少しパワーが足りないんだというような、そういう団体に対しての助っ人みたいな、そういう方々と連携するためにも、ぜひこの連携枠、拡充していただければと思いますが、現在の検討状況について伺います。
概要66ページ、19番、三鷹市コミュニティ推進計画(仮称)の策定で、中間支援機能の強化について、とても期待しております。例えば、子どもの貧困というようなテーマごとの連携というのも考えられますが、団体に足りない部分、例えば子ども食堂をしていて、実はその御家庭の経済状況についても支援をしたいんだけれども、そこについてはちょっと専門知識がなかったりということもあると思います。そうした足りない部分を補うような団体同士の連携について、ぜひ推進していっていただきたいと考えますが、現在の構想、見解について伺います。
概要61ページ、9番、みたか地域ポイントの本格運用で、市へ寄附ができるようになるということです。これは、どのように値段を換算していくのか、伺います。あわせて、例えば子どものために使ってほしいなど、目的は決められるのか、伺います。
概要の60ページ、7番、男女平等参画の推進について伺います。パートナーシップ宣誓制度については、当事者にしっかり届くような周知が必要ですが、周知をどのように行っていくのか、伺います。あとは、やはり平日昼間になかなか行けないという方も、お忙しい方もいらっしゃると思うので、婚姻届と同じように、夜間でも書類を提出していただいて、不備があればまた後日対応するというような、そういった対応は考えていらっしゃるのか、伺います。あわせて、ファミリーシップ制度についても検討していただきたいと以前質問しましたが、検討に当たり障壁になっている部分があれば教えてください。
LGBT相談窓口の設置について伺います。こちら、歓迎するものですけれども、先ほどの答弁で、女性交流室で行うというふうに聞こえたのですが、間違いないでしょうか。ジェンダーアイデンティティーに悩んでいる市民の方が相談する場所の名称としてふさわしいのか、少し疑問が残ります。相談室の名前だけでも、全てのジェンダーを包括するような名称にすべきと考えますが、どのようにお考えになっているでしょうか、伺います。よろしくお願いします。
◯総務部調整担当部長(田中博文さん) 人材確保の観点から幾つか御質問いただきましたので、答弁させていただきます。ちょっとライフ・ワーク・バランス、自己実現、またロジック化の関連については一つにまとめて答弁させていただきますが、今般、定数条例の見直しのところで、私どもの提案の中では弾力的な配置枠を設けております。この中では、働き方改革、仕事と育児の両立の観点からも、弾力枠を設けているところでございます。
その中では、適正な配置を行い、ライフ・ワーク・バランスの実現、また自己実現の実現に向けた人員配置をしていきたいと思っております。
また、今年度、人事考課の見直しを行っております。この中では、アウトカムごとに評価、PDSサイクルを回せるような仕組みづくりを取り入れていこうと思っておりますので、この点でも、実現を本人が確認をする、また、所属長からのアドバイスが得られながら回せていけるような仕組みづくりに発展をさせていきたいというふうに考えております。
続いて、ペーパーレス化の取組についてですけども、今回、フリーアドレス化に向けて重要なのは、ペーパーレス化の取組を推進することがございます。文書管理を所管している総務部としては、関係部署と協議をしながら、フリーアドレス化に向けたルールづくりを進めていこうというふうに取り組んでいるところですので、こちらのほうを一層推進して、ルール化づくりをして、全庁に共有化していきたいというふうに考えております。
また、業務の見直しの観点の点ですけども、やはり見直し、また業務を改善する、また廃止をするようなことは、現場の職員からの提案というものが必要になってきますので、その点については、上司と部下が膝を突き合わせながらコミュニケーションを図って、改善をしていくような職場環境づくりというのは必要ですけども、年間では期首、期末の面談を行っていますが、その中で具体的に、なかなか平場では話せないところを面接の場で提案をするとか、また、上司は具体的にそこをどうやって実現していくかというようなアドバイスをするなど行っておりますので、上司のほうについても、人材活用、育成の観点、部下については、改善、改革、業務の改善をしていく点で、日常的に行われていくような職場環境、また制度がつくられております。
また、360度評価というものは、民間企業で導入されているのは十分承知をしております。また、一部の自治体でも導入しているところもあるかと思いますが、今の時点では、人事考課制度を見直して、自己実現をしっかりと果たせていくような制度づくりをしながら、360度評価の必要性については今後しっかりと研究していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 私のほうから、何点か御答弁させていただきたいと思います。
まず初めに、寄附金でございます。市内大学応援寄附金の、特に市民に対する成果といった御質問でございます。こちらにつきましては、交付金を基に、大学のほうで、例えば学内の緑地保全だとか、地域連携授業を開いていただくとか、今後、用途等を縛りといいますかルール化をしていきたいなと思いますが、そういったことを通して、さらには学生が将来的には増え、地域のにぎわいにつながるといったところに期待しているのと、市民の方へのメリットといったところで還元していきたいなというふうに考えております。
それから、寄贈物件に関しまして、お住まいになる方、若者の選定が十分でないと問題ですと御指摘のとおりだと思います。こちら、選定に当たりましては、創作力だけではなくて、地域の方とうまく打ち解けて交流ができるといった人間性も必要になってきますので、一定程度──審査制度になると思いますけども、そういった審査員の中で、そういったところも評価できる方を入れてということで、審査をしてまいりたいと思っております。
それから、続いて、地域ポイントでございます。寄附制度につきまして、詳細設計につきましては今後詰めていきたいなと思っていますが、基本的には地域ポイントアプリを使って寄附をするというような簡単な作業でできるようなことを想定してございます。その際には、こういった分野で使ってほしいというようなメニューも設けるようなところで検討していきたいというふうに今考えてございます。
それから、パートナーシップ宣誓制度でございます。こちら、制度をつくっても、周知が徹底されていないと不十分といったところはあると思います。こちら、ホームページや広報紙での周知はもちろんですけれども、東京都とも連携して三鷹市が始めたといったところを広く周知を図ってまいりたいと思います。
平日昼間の手続で、来られない人もいるんじゃないかと。先ほどの答弁のところでもございましたが、26市中9市が独自制度を導入しておりまして、電話対応しているのは1市だけという現状もございます。そういった近隣市との調整も図りながら、ニーズ等を踏まえながら、段階的にちょっと検討していきたいなと思っております。
それから、ファミリーシップ制度の導入について支障がといったところでございます。こちらも、まだ導入をしていない自治体のほうが多いという現状でございますので、先行して導入しているところの課題等をよく聞きながら、こちらも段階的に導入に向けた検討に取り組みたいというふうに思ってございます。
それから、私からの最後、LGBT相談窓口でございます。こちら、女性交流室の相談室を使ってやることを想定してございます。今、こころの相談の女性相談と男性相談を行っている場所、ここで日程がかぶらないようにして、LGBT相談も行いたいなと思います。名称につきましては、男性相談を入れたときも一定の議論がございました。分かりにくいとか、配慮が足りないと。我々も課題として捉えておりますので、これを機に窓口の表記等も工夫をしていきたいというふうに考えているところでございます。
私からは以上です。
◯生活環境部長(川鍋章人さん) 私からは、太陽光パネルの選定の検討状況について、お答えをさせていただきます。委員の御質問にありましたペロブスカイトは、フィルム型という太陽光パネルに分類されますけれども、まだ実証実験の段階でございまして、現時点ではあまり製品化が進んでいないような状況でございます。そのため、今回の調査ではフィルム型を想定していませんけれども、従来の技術の延長線上にある薄型軽量の太陽光パネルなども普及し始めていますので、設置に当たっては、より良い製品を経済性を考慮して選択していきたいと考えてございます。
以上でございます。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) がんばる地域応援プロジェクトにつきましては、まさに先日の発表会でも、スポーツで地域おこしをする団体さんですとか、買物支援をする企業さんなどもお呼びしましたが、そういったところと連携していっていただきたいという願いの下、お呼びしています。
連携枠の制度については、町会さんと、一般のそういったNPOさんとか団体さんがついた場合も、適用はする制度を想定しています。ただ、団体さんが出したお金が補助対象経費にならないという部分では、町会さん同士がくっつく場合と少し異なりますが、こういったものもやりながら、今後検討してまいります。
また、中間支援機能につきましては、やはりおっしゃっていただいたとおり、例えば地域課題、何かのテーマについてウィン・ウィンな関係の団体、それからそこに使える制度、そういったものを組み合わせていく。協働センターのほうで今、検討しているのは、そういった解決のためのプラットフォームづくりというのをできる人を増やしていこうということを考えています。そこのウィン・ウィンの関係と、市がつくった支援制度を組み合わせたり、国の制度でもいいんですが、そこの中で課題を解決していける仕組みをつくっていくということを考えています。
以上です。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明さん) 失礼いたしました。一部、ちょっと答弁漏れがございましたので、補足させていただきます。寄附金の事業の関係で、NFTアートを使った返礼品でございます。味スタだとか、天文台等、回遊ルート、そういったような考え方といったところ。御指摘のとおり、味スタに行っていただいて──調布市に所在しますけども、来ていただいて、天文台とか、観光協会以外のところで画像をゲットできるといった取組も面白いと思いますので、システム的な対応を含めて、可能かどうかという検討をしていきたいなというふうに思っております。
それから、寄贈物件のところで、子ども向けワークショップという御指摘がございました。こちら、四小のそばにある住宅ですので、そういったところを含めて、お子さんにも喜ばれるワークショップといったのを6年度、考えていきたいというふうに考えております。
◯委員(山田さとみさん) 御答弁ありがとうございます。では、再質問をさせていただきます。
概要66ページ、19番のコミュニティのところなんですけれども、中間支援機能、解決のためのプラットフォームづくりというふうにおっしゃいました。すごく期待しているところでございます。例えば、さっきお話ししたように、自分たちが支援している分野じゃないけど、こういう支援が必要だよねというのが見えてきたときに、どういう団体さんが、どういうことをしているんだろうみたいな情報が欲しいということもあると思うんです。
なので、このプラットフォームについては、ぜひデータ化というか、ホームページとかで探せるような、そうしたデジタル化みたいなものも進めていってほしいですし、そうした団体を知って交流できるような、リアルでの場づくりみたいなものも、ぜひ推進していっていただきたいと考えていますが、いかがでしょうか。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) そういった、うまくいった事例を周知していくというのは、すごくいいことだと思いますので、させていただきたいと思います。
あとは何でしたっけ……。
(「プラットフォームづくりのデジタル化」と呼ぶ者あり)
デジタル化は進めます。
(「交流」と呼ぶ者あり)
すみません、交流の場づくり、これも中間支援機能の中に位置づけております、盛んにやっていきたいと思っておりますが、支援する側もやはり経験と蓄積が必要ですので、本当に一緒にやっていくような形で、長い目で育てていきたいと思います。
以上です。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。今のに関連してなんですが、代表質疑でも申し上げたんですけれども、まだ協働センターとか市とか、そういうところとつながっていない、そういう団体もあると思うんです。でも、三鷹市で何かやりたいみたいな。そういう方々が、こういう活動をしたいんだけどというふうに、新しい方が相談しやすいような、そうした間口を広げていただくというか。
広げていると思うんですけど、まだちょっと相談しづらいようなところがあると思うので、いつでもそういう相談を受け付けていますとか、そういったメッセージをぜひ発していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) こういった問題はいろんな窓口で起きる問題でございまして、窓口を構えているという形も1つ重要なんですが、先ほど申し上げたとおり、やはり地域に出て、例えばワークショップをやるとか、そういった中で話を聞きながら吸い上げていく、そういった形がいいかと思っております。
以上です。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。
ちょっと新たな視点で、概要67ページ、21番、地区公会堂の新たな管理運営体制の構築、様々な委員が聞かれていましたけれども、私のところにも、スマートロックをぜひ全ての地区公会堂で導入してほしいというような御要望があります。やっぱり公会堂、いろんな予約の仕方があったり、中には自分の名前と住所と電話番号とを書いて、誰もいない地区公会堂に置いていくみたいな、そういう予約方法もあったりするんです。私と同年代の友人なんかは、すごく怖いというふうに言っています。
デジタル化に関する弊害ももちろん、先ほどのデジタルディバイドの問題などもあると思います。そうした課題があるのは承知しているんですけど、そういったことをクリアにしながら、ぜひ全ての公会堂に導入していっていただきたいと思うんですが、今の検討段階で答えられる部分について見解を伺います。
◯生活環境部調整担当部長(垣花 満さん) このスマートロックの導入については、まだ試行ということもあって、幾つかやり方もあります。全く町会が絡まないパターンもあれば、少し見守りをしていただくようなパターンがあったり。いわゆるそのルールがまだ明確になっていないということがあります。そういったことから、全ての地区公にいきなり広げるのは、やはりちょっと厳しいと。
やはり、その町会ごとにいろいろとお話を聞きながら。でも、三鷹市としては、デジタル化は推進していきたいと思っておりますので、将来的にはコミセンとのシステムとどうするのかとか、いろんなことも含めて、試行しながら詰めてまいりたいと思っております。
以上です。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。
次に、概要69ページ、27番、アール・ブリュットみたか2024の開催です。来年度も楽しみにしているんですが、このアール・ブリュットみたか実行委員会のメンバーについて伺います。
三鷹にゆかりのある作家の招聘というふうに書いてありますが、どのような作家を想定していらっしゃるのでしょうか。招聘する狙いについても伺います。
◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん) いろいろな方から、例えば、前、三鷹に住んでいらした方で、今アール・ブリュット作家になっていらっしゃる方がいらっしゃるとか、情報を得ておりますので、そういうような形で、もちろん市民の方も含めていろんな方に見ていただけるような場を創出していきたいと思っております。
(「実行委員会のメンバー」と呼ぶ者あり)
失礼いたしました。実行委員会のメンバー、今回、体制の見直しを行いますので、必ずしも今までどおりということではありませんけれども、従来、福祉の団体さんや駅前の商店街の皆様にも御協力いただいていましたので、幅広な皆様にジョインしていただけるようなものを考えております。
◯委員(山田さとみさん) ありがとうございます。たくさん答えていただきました。ぜひ令和6年度予算、市民生活のためにぜひ有意義なものとなるように祈念しまして、私の質問を終わります。
ありがとうございました。
◯委員長(土屋けんいちさん) 以上で都民ファーストの会の質疑を一旦終了します。
以上で第2款 総務費及び一般会計歳入に対する質疑を一旦終了いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◯委員長(土屋けんいちさん) 本日の予算審査特別委員会はこれをもって散会いたします。
なお、次回は3月12日午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。
本日はお疲れさまでした。
午後5時10分 散会