午前9時28分 開議
◯委員長(加藤こうじさん) おはようございます。ただいまから東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
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◯委員長(加藤こうじさん) 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
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◯委員長(加藤こうじさん) 休憩いたします。
午前9時29分 休憩
午前9時29分 再開
◯委員長(加藤こうじさん) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、そのように確認いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 市側が入室するまで休憩いたします。
午前9時30分 休憩
午前9時31分 再開
◯委員長(加藤こうじさん) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 行政報告、本件を議題といたします。
本件に対する市側の説明を求めます。
◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん) おはようございます。本日、都市再生部からは、外環事業に係る取組状況について御報告いたします。よろしくお願いいたします。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) それでは、次第の1、外環事業に係る取組状況について御説明します。
資料1を御覧ください。1、本線トンネル工事等の掘進状況について(令和5年12月上旬時点)について御説明します。3ページを御覧ください。本線トンネル工事等の掘進状況について(全体概要)になります。令和5年12月1日時点です。全体で11基のシールドマシンが掲載されています。左側から、東名ジャンクションA・Hランプシールドになります。東名ジャンクションAランプシールドマシンは準備工事をしており、まだ掘進しておりません。Hランプシールドマシンは、令和5年1月23日から掘進を開始しており、9月14日より事業地外を掘進していますが、テールシールという備品の清掃において部品の一部変状を確認したことから、現在、交換作業のため掘進を一時停止しております。
その右は、東名本線(北行き・南行き)シールドマシンになります。東名本線の(南行き・北行き)シールドマシンは、令和2年10月18日の陥没の発生により掘進を停止しています。
図面の中央付近には中央ジャンクションがあり、4つのシールドマシンがあります。中央ジャンクション左側のB・Fランプシールドマシンは、令和5年10月に今後の進め方に関するオープンハウスが開かれましたが、まだ掘進はしていません。右側には、A・Hランプシールドマシンがあります。Aランプシールドマシンは、令和5年3月30日に掘進を完了し、Hランプシールドマシンは、令和4年10月13日に掘進を完了しています。
図面の一番右側が大泉ジャンクションになります。こちらには、3つのシールドマシンがあります。オレンジ色の大泉本線(北行き)シールドマシンは、令和4年12月8日から掘進を再開し、現在、事業地外を掘進しています。その右側は大泉本線(南行き)シールドマシンになり、令和5年7月10日より事業地外を掘進しています。一番右側はFランプシールドマシンになります。令和4年3月17日に掘進を完了しています。
4ページを御覧ください。本線トンネル工事等の掘進状況について(詳細)(令和5年12月上旬時点)になります。こちらは、現在掘進中または掘進を完了したシールドマシン等につきまして、現在位置等の詳細内容を記載しています。4ページには、東名側本線シールドマシンと大泉側本線シールドマシンとランプシールドマシンを掲載しています。
また、5ページには、中央ジャンクション北側のA・Hランプシールドマシン、東名ジャンクションのHランプシールドマシンについて記載していますので、御確認いただければと思います。
1ページにお戻りください。2、中央ジャンクション(仮称)地域において現在行われている工事の状況について(令和5年12月上旬時点)を御説明します。
6ページを御覧ください。5つの工事を記載しています。黄色の枠、まる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及びまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事です。シールドトンネル工になり、準備工事として、防音設備工事及びシールドに係る附帯設備工事等を施工中です。紫の枠、まる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路、換気所地下部等の構築に向け、現在、掘削工事及び躯体構築を行っています。赤の枠、まる4、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド(その3)工事及びまる5、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド(その3)工事です。A・Hランプシールドマシンは掘進を完了し、発進坑口及び土砂処理設備等の撤去を行っています。工期が令和6年3月まで延伸されています。青の枠では、中央自動車道北側のランプ工事が竣工したことから、工事ヤード内の状況を写真で掲載しています。
なお、大泉ジャンクションでは、目白通りの橋梁架設、Fランプの開削工事など、また東名ジャンクションでは、シールドから東名ジャンクションへの開削工事、換気施設の構築などが行われていると聞いています。
1ページにお戻りください。3、外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会(令和5年度第1回)についてです。(1)、開催内容。国土交通省及び高速道路株式会社が、東京外郭環状道路整備状況等について、また東京都から周辺都市計画道路の整備状況等について説明し、参加者からの質問等に答えました。(2)、開催日時及び開催場所については記載のとおりです。(3)、主な質問、意見です。中央ジャンクション北側ランプシールド工事について、都市計画道路3・4・12号の施工状況及び供用開始時期について、北野小学校の通学路に係る信号機設置について、質問、御意見がありました。なお、今回、特に都市計画道路の事業進捗に係る内容の質問が多くありました。参考資料1に議事要旨を記載しておりますので、後ほど御確認ください。
続きまして、4、オープンハウス等の開催についてです。(1)、開催内容。事業者は、外環事業中央ジャンクション南側ランプシールドトンネル工事の今後の進め方などに関する情報提供や説明を行い、現場視察会を開催しました。今回公表されたパネルを、抜粋ですが、参考資料2に記載しておりますので、後ほど御確認ください。(2)、開催日時及び開催場所についてです。ア、オープンハウス、イ、意見交換の場、ウ、現場視察会につきまして、それぞれ記載のとおりとなります。(3)、対象者への周知です。ポスティング、「広報みたか」、国土交通省及び三鷹市ホームページにより行いました。(4)、主な質問、意見です。本線シールドマシンに起因する陥没に関すること、中央ジャンクション南側ランプシールドトンネル工事に係る再発防止対策に関すること、外環事業の進捗状況など全般に関することなどについて、質問、御意見がありました。
続きまして、2ページの5、第3回北野まつりの開催についてです。(1)、開催内容。地域の団体により構成される北野まつり実行委員会が主催となり、事業者は中央ジャンクション蓋かけ上部空間の施工ヤードを一部開放し、第3回北野まつりが開催されました。(2)、開催日時及び開催場所については記載のとおりです。(3)、参加者数は約1,500名です。(4)、イベント内容。北野小学校児童の合唱及びリコーダー演奏、第六中学校吹奏楽部の演奏、出店、おみこし展示、キッズコーナーの開設、夜空へランタンのリリースなどになります。参考資料3に、当日のチラシを掲載しておりますので、後ほど御確認ください。
説明は以上になります。
◯委員長(加藤こうじさん) 市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
◯委員(佐々木かずよさん) おはようございます。よろしくお願いいたします。私のほうからは、この参考資料1の外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会の議事録を拝見させていただきまして、やっぱり都道3・4・12号について、信号機の質問があったということで、この参考資料1の2ページ目の真ん中辺りにその内容が記載されているんですけれども、3・4・12号の信号機──細かいことが分からなければいいんですけれども、あの辺の状況というか、あそこはちょうど学校と保育園が2園あるところになりますけれども、そこの通行量などを実際、調査するということなんかはされるんでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 交通量調査等につきましては、警視庁のほうからは、整備の状況を見ながら行うというふうに聞いております。つまり、供用開始された後の交通状況というのを見た上で、信号機の設置を検討するとしているんですけれども、ただ、それだけでは遅いというふうに考えておりますので、事前に信号機の設置というものを求めていきたいと考えているところでございます。
◯委員(佐々木かずよさん) 地域の方も非常にそこは心配されているところで、これ信号機の設置ってなっていますけど、例えば横断歩道はつくという考えでいてよろしいんでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 横断歩道等につきましては、恐らくつくものと推測がされているものです。まだ警視庁のほうと東京都のほうで協議をしている最中なので、確定というところではございませんが、そのような方向であるとは聞いております。ただし、信号機の設置は必須だと考えているところでございます。
◯委員(佐々木かずよさん) 信号機は必須だと思うので、ぜひその声を上げていただきたいと思います。
それから、同じ資料の3ページ目ですが、1つ目の丸の事業者からのお返事で、3・4・12号、3・4・3号について自転車通行帯を整備するってあるんですけど、これっていつ頃なのか、お分かりになりますか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) こちらの自転車通行帯というもの、青色のラインが引かれまして、そこからおよそ1メートル程度のものを両サイドにつける自転車通行帯になるんですけれども、これは供用開始に合わせて設置されるというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(佐々木かずよさん) 承知しました。あと、もう一つ、ちょっと細かいんですけれども、丸3つ目の、3・4・12号に信号機がついていない場合に警備員を用意してくれるのかという質問に対して、事業者の答えが、完成までの工事中は警備員を配置して安全に工事を実施していくという、完成前までは警備員を配置してという記載があって、この質問は、完成後にって聞いているんですけど、この答えがちぐはぐな感じがするんですけど、この辺はどのように理解すればいいのか、教えていただきたいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) こちらの質問の内容と答えがちょっと違うところでございまして、質問者の意図としましては、完成後にもしも信号がついていなかったら、そちらの事業者側で警備員を立てて、ちゃんと子どもたちを渡らせてくれというのが要望内容ではあるんですけれども、例えばこれ、北野中央通りのS字カーブになっているところの横断歩道がありまして、一部そこが通学路となっているところでございます。そこにおきましては、警備員が立って、横断歩道をちゃんと安全に渡らせるようにしていると。それと同じことを求めているんですけども、答えのほうとしまして、工事中はやりますよということですので、ちょっとちぐはぐな答えなのかなと私も認識しているところです。
以上です。
◯委員(佐々木かずよさん) これは、どういうふうになっていくかというのは、分からないということでよろしいでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) こちら、供用開始後に警備員がつくというのは、ちょっと東京都のほうとしては、恐らく現実的ではないのかなというふうに思われるんですけども、地域としては、それぐらいの思いで伝えているということで、やはり信号機の設置というものが必要なのかなと考えるところでございます。
以上です。
◯委員(佐々木かずよさん) 承知しました。信号機が一番いいと思います。
それから、すみません、北野まつりについてなんですが、私も参加させていただきまして、1,500名の方が集われたということで、非常ににぎわっていて、いいお祭りだったと思います。北野地域は、この夏にも北野まつりというのが、北野四丁目にあります北野地区公会堂で開催されました。非常に狭いところでやぐらを組んで、人がすし詰めのような盆踊り大会だったんですが、例えばああいったお祭りを、今回のような場所に、一部でもお借りするですとか、あとは、例えばあのところは工事が終わっていますので、この議事録にもありましたけれども、防護壁が物すごく高いんですが、少し下げていただくとか、地域の方に活用いただける場として提供いただけないのかなというのが思うところなんですけれども。
例えば、お子さんの遊び場だったり、あとは、最近六中のグラウンドが、お母様、保護者の方からのお声で、野球部の練習でボールが飛び出してしまうというようなお声があって、何とか六中の防護ネットを高くしてほしいという要望を受けて、ほかの委員さんもあると思うんですけれども、でも実際そこはなかなか難しいという御返事をいただいていて。
例えば、あそこだったらボールを使っても何も問題ないぐらいの広さがあるなとふと思ったり、例えばドッグランですとか、様々これまで地域の方々が御協力いただいていた場所で、もともとあの地域にはスポーツ広場という大きなグラウンドがあって、その先にはゲートボール場があってと、非常に地域の方が親しみのある場所であった跡地でもありますので、年に1回のこのお祭りだけではなく、やはり何か季節ごとで使っていただくような場を提供して、もっと北野のまちづくりの将来が見えるような提案をしていただきたいと思うんですが、その辺いかがでしょうか。
◯副市長・都市再生部長事務取扱(久野暢彦さん) お答えします。その件については、市としても非常に大きく捉えています。本線シールドがとにかく随分先になるということによって、将来的にあそこの上部空間の活用が先になるだろうという中で、本当は完成形で、安全な形の上部空間を目指したいところですが、それがなかなかうまくいかないだろう、でも指をくわえて見ているだけではなくて、それであれば、工事期間中であっても、暫定的に何かしらかの一時的な利用ができないかということを、協議をしているところでございます。
ただ、それについては非常に難易度が高いんです。なぜなら、工事現場であって、彼らも地下の部分の工事、施工は終わったとはいっても、工事全体の中で、これから資材置場に使いたいとか、または一時的にこういう利用をしたいというところが、工事の中では出てくる可能性があるんです。それを完全に我々が止めてしまうというわけにはいかないし、彼らの事業地区の一部でございますので、そこは当然、安全性のためにも優先してもらうところだと思います。ただ、暫定ということで、今回、先ほどおっしゃられたように、北野まつり、非常に評判がよくて、1日でも1,500人が来ているわけですから、ああいったことを暫定的にでもやっていただきたいというお願いをしつつ、その期間が長くできないかということを今一生懸命協議しているところです。
もちろん、できることなら子どもたちの遊び場とか、ボール遊びも含めて、やれるようにと思っているんですが、いかんせんその工事現場の中の安全管理という問題と、彼らにとっても、いつ何どきでも工事に使えるようにしておきたいという意向の中で、非常にその工程計画の調整と我々の思いというところでは、今難しい調整をしているところです。
ただ、これ難易度が高いといっても、この問題については積極的に取り組んでいます。諦めたくないんですよ。粘り強く、工程の中でどれぐらい開けてもらえそうかとか、または、どういう条件であれば部分的に開放していただけるのかということについては、引き続き積極的に協議を進めていきたいと思っております。同じ気持ちです。子どもたち、ボール遊びだけでなく、お年寄りの方、ゲートボールでも何でもいいんですけれども、地域の方が利用できるような、時間の制限があったにしても、日にちの制限があったにしても、何かできないかということは引き続き協議していきたいと思っております。
以上です。
◯委員(佐々木かずよさん) ありがとうございます。積極的なお声がけ、よろしくお願いいたします。
以上で終わります。
◯委員(原めぐみさん) おはようございます。よろしくお願いいたします。佐々木委員からほとんど聞いていただいたので、私、ほんの少しだけお伺いさせていただきたいんですけれども。信号機のことなんですけれども、今のところ、あれはそもそもなぜつけないことになったのかというところをお伺いしたいです。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) そもそもの協議というのが東京都と警視庁のほうで行っておりまして、東京都のほうとしましては、そこの信号機の設置がやはり必要だろうということで、つけてはいたんですけれども、その上で協議のほうがなされていたというところなんですけども、警視庁のほうが、全体の方針としまして信号機の設置というのをなるべく削減しようという、その過程の中で、あそこの部分について、まずは状況を見てから設置しようというような流れで、今、協議がなされてしまったというふうに聞いているところでございます。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。北野小学校のすぐ横だというふうに伺っているんですけれども、北野小学校の生徒のどのぐらいの割合の子がそこを使うことになるのかというのは分かっていますでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 全体生徒のうち、あちらは北側と南側とあるんですけども、およそ200名から300名の生徒の子たちが、北側、南側、双方で使っているというふうに聞いているところでございます。
以上です。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。分かりました。ぜひ、私からも信号機設置をお願いしたいと思っております。
あと、北野まつり、本当にお疲れさまでございました。本当にすばらしい1日だったと思います。最後のスカイランタンも、すごく地域の方々から、きれいだったし、感動的だったというお声をたくさんいただきました。私も本当に感動したし、子どもたちも本当に楽しませていただきました。ありがとうございました。
あと、その北野まつりなんですけれども、恐らく北野の方々には相当な周知がなされていて、たくさん、1,500名の方がいらっしゃったというふうになっていたんですけれども、私、自分のエリアが新川で、すぐ隣なんですけれども、比較的新川のほうでは知らない人も多くて、私がたまたまお知らせいただいていたので、友達なんかにも、こういうイベントがあるよと。スカイランタンに関しては、練馬のほうでも以前にあって、本当にすごい感動的だったというお話も聞いていたので、私もその気持ちをぜひ共有したいなと思って、友達にも伝えたりしたんですけれども。
どういった周知方法で、北野まつりをなされたのかなというのをお伺いしたいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) まずは、北野町会の全世帯への回覧になります。もう一つは、第六中学校自体と北野小学校への配布、そして、あとはホームページへの掲載という形になってございます。
以上です。
◯委員(原めぐみさん) ありがとうございます。すごく広くて、本当に外環の工事に関しては、割と三鷹市中の人が注目していることかなというふうに感じますので、もちろん限られた、北野のエリアの第六小学校と北野小学校がメインかなというふうには感じるんですけれども、もうちょっと広い地域で周知していただけたら、もっともっと人も集まって、もっとにぎわいが創出できるのではないかなというふうに感じました。
本当に広くて、どんなに人が集まっても大丈夫そうなぐらいのすごくいい空間で、ぜひぜひ本当に今後も活用していっていただきたいなというふうに、本当に同じ気持ちでありますので、また新たな企画等を考えていただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
私からは以上でございます。
◯委員(石井れいこさん) お願いします。資料1なんですけど、その3ページ目で、Hランプシールドマシンが交換作業停止中ということで、口頭では伺いましたが、これ、11月16日に止まって、11月22日に清掃のため停止中になったと思うんです。これ、作成したのが12月1日ということで、ここと、あと5ページにもその状況を記載はされないのか、伺ってもいいですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) ちょっと時点の問題というふうに捉えておりまして、こちらの全体概要のほうは12月1日時点というところでございます。当初、Hランプが止まったのは清掃作業というふうに聞いておりましたので、一時停止なのかなということで。例えば、セグメントの交換などにおきまして、3か月間止まるとか、そういったこともありますので、今回、清掃ということなので、11月21日の停止ということで、口頭で御説明したところです。
そして、実際に12月8日におきまして、こちらのほう、一部破損があったということで、しばらく止まりますということが公表されましたので、それにおきまして、そういった事象があったんだなということを把握したところでございます。
以上になります。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。その破損の件で配られた資料があると思うんですけど、これ、ブラシのやつなんですけど。この質問をしても大丈夫ですか。
(「どうぞ」と呼ぶ者あり)
この写真を見ると、すごく、そりゃあ、すぐ欠損しちゃうんじゃないかという、ちょっとチープに見えちゃうんですけど、材質とか、大きさとか、何個ぐらい欠損しているとかを伺ってもいいですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) こちらの清掃の過程におきまして、事業者のほうからは、ここ、穴があって中が見えることになっているかと思うんですけども、これはセグメントの裏込め剤を入れる注入口というふうに聞いております。そこからのぞいたところ、本来ならばプレートが見えるはずのものが、プレートがなくなっていて、ブラシが見えているということで、ああ、壊れている部分があるということを把握して、今後、調査をしていくというふうには聞いておりますので、この穴から見る限りだと、どの辺までその被害があるのかというのは把握はしていないというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。これ、1個の大きさってどのくらいなんですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 現場で私が見た範囲では、大体10センチ内外の大きさかなというところなんですけど、ちょっと明確な数字は把握はしていないところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。ありがとうございます。
次に、参考資料2の3ページ。これ、この間、気泡が結構あちこちで出ておりますが、多分この陥没地域と土の性質が違うから大丈夫だよということを言っているのかなと思うんですけど、工事中って気泡というのは必ず出てしまうものなんでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 例えば、東名本線シールドにおきましても、当初の説明におきまして、事業者からは、気泡等を出さないよう全て取り込むようにすると言っているところでございますけれども、圧力の関係でやはり空気だけが出てしまうというのは、東名本線のほうであったのかなというふうに感じるところでございます。
また、北側におきまして、大泉ジャンクションの北側の大泉側の本線シールドにおきましても、白子川で多少の漏気が出たということもありましたので、そちらの圧力をなるべく抑えながら、抑制するということは可能なんですけども、100%こうした空気をゼロにするというのはなかなか難しいのかなあというふうに捉えているところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。すると、これ、ぴぴぴと、調布のほうでまた気泡が出たりとか、このB・Fの掘進を始めると陥没があるんじゃないかなという懸念があると思うんですけど、いかがでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 陥没におきましては、例えば漏気とか、また振動とかを生む原因というよりかは、有識者会議において推定メカニズムが公表されたんですけども、土砂を過剰に取り込み過ぎてしまった場合に発生するというふうに聞いておりまして、そちらのほうは、B・Fランプシールドにつきましては、適切な掘削を行うことにより、安全に掘進できるものというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。ありがとうございます。
続いて、参考資料2の7ページなんですけど、塑性流動性があり、なしだと、あるほうがいいのか、ないほうがいいのか、伺ってもいいですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 塑性流動性というのは、ちょうどいい柔らかさかということでございます。例えば、硬過ぎるのもよろしくないし、どろどろ過ぎていても、そちらの隔壁のほうを保つことができなくなりますので、粘土状のちょうどいい柔らかさであると、ちょうど取り込みやすくなるという形で把握しているところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。
続いては、16ページに行きます。これ、振動を測られているということですが、調布のほうで家の中で振動に悩まされているという方のお話を聞いたので、三鷹のほうでも大丈夫かなという懸念はあります。計測地点は、こっちの左下の青いポチポチでも振動を測っているという認識でよろしいのか。
あとは、家の1階で感じる振動と、マンションの高いところとかで感じる振動って、また別であるとは思うんですけど、そういう位置の違いとかもあるのか、伺えればと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 振動、騒音の測定におきましては、こちら、公道上を行うという形で行っているところでございます。そして、質問委員さんおっしゃるように、例えば戸建てなのかマンションなのか、1階なのか2階なのか、建築の古さ等におきましても、振動の伝わり方ってやはり違いますので、それに応じましては、事業者のほうが要望をいただいたら、そちらのほうにお伺いしまして、測定をするというふうに聞いているところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。じゃあ、要望すれば大丈夫、計測していただけるということですね、ありがとうございます。
あと19ページ、B・Fのことについて書いてあります。Bランプシールドの工事は、ちょっとBとFが一緒じゃなくて、時期をずらすのかなと思うんですけど、これの違いを伺えればと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) やはりシールドマシンというのは、相互に影響するものですので、影響範囲が外れたときにもう片方のほうが出るという形になってございます。例えば、中央ジャンクションのHランプとAランプにおきましても、最初にHランプが掘進をして、その後からAランプが出るという形で、ずらして施工をしております。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。あと、20ページです。この気泡が漏出した場合でも、微量だから、空気で希釈されるから影響はないというふうに書かれております。気泡の悪い物質というのは、空気より重いのか重くないのかというのを伺えればと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 漏出した空気というものが重いのか軽いのかということにつきましては、事業者からは回答はないところでございます。
ただ、一般的な空気を使いまして、それが酸化還元作用におきまして酸素がなくなっていく過程が発生しているということは把握しているところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) それは危なくないという、近隣にいても、風が来ても、特に問題はないという認識で大丈夫でしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 漏気した空気は大気に比して微量であり、希釈されるため、周辺環境に影響を与えるものではないというふうに事業者のほうからは聞いているところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。ありがとうございます。
あと、21ページの作業日の作業時間のことなんですけど、トンネルの作業時間が午前6時から午後10時までと、結構早いし、遅い時間帯かなとは思うんですけど、このまま行かれる予定でしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 事業者のほうからは、午前6時から午後10時の掘進というふうに聞いているところでございますけども、実際はもう少し夜間に配慮して短くしているというふうに聞いたところでございます。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) ありがとうございます。
22ページに行くと、相談窓口というのが設けられていると思うんですけど、ここ、外環ができたらすばらしいよというイメージというのはすごく広がっているかなとは思うんですけど、不安な要素、やっぱり陥没があったりとか振動があったりとか、そういう不安要素というのをもうちょっと市民に伝えるというのも必要かなと思うんですけど、そういうどっちもの、プラス面、マイナス面両方をお伝えをされているのかどうかを伺えればと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) こちらの相談窓口におきましては、質問者からの御意見ですとかに対して適切に答えながら、また外環の事業全体についても御説明するというふうには聞いてございますので、その都度御利用いただければと思っております。
ただ、まだこちらのB・Fのほうが掘進開始をしておりませんので、こちらの建物のほうもまだ開設されておりませんので、掘進と合わせて開設するというふうに事業者からは聞いております。
以上です。
◯委員(石井れいこさん) 分かりました。ありがとうございます。
あと、すみません、前に資料が配られたやつで、野川サイクリング道路のほうはどうなったかというのを、その後の経過を伺えればと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) こちらの野川のサイクリング道路につきましては、8月から10月に野川のサイクリング道路におきまして陥没が発生したことに対しまして、事業者が管理者である狛江市のほうに報告もなしに応急復旧をしたというところで、問題になっているところでございます。
こちら、10月13日に狛江市は、迅速に管理者へ連絡すること、丁寧な説明をすること、また発生原因について調査をすることについて、国と事業者側の高速道路株式会社のほうに要請をしました。また、11月30日に、狛江市は実際に、こちらの復旧の協力をしてくださいということと、外環工事の影響を明らかにすることについて、さらに要請をしました。それに応えまして、事業者は12月1日に、連絡体制の徹底と発生原因調査の協力をするという答えを出したところでございます。そこから、今調査をしているというふうに聞いておりまして、それがなされれば、適切に公表されるのかなと捉えているところでございます。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) おはようございます。よろしくお願いいたします。まず、取組状況の報告で、前回──前々回もあったかな、用地取得の状況があったと思います。今回、お示しがないというのは、令和5年3月時点と変わりないということでよろしいでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) その都度報告ということで事業者のほうからは聞いておりませんで、全体の中央ジャンクションとか大泉、そのほかの分を含めた形でまとめて、ある程度の進展があった場合に公表するというような形式となっておりまして、まだ外環事業におきましては、進捗のほうはないというふうに聞いております。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございます。報告がないということは、変更はない、進捗はないということで解釈します。
それから、参考資料2の13ページ、この資料は2021年3月に作られた「地域の安全・安心を高めます」というもので、6月の資料と変わりないんですが、今回、B・Fランプが少しずつ動き出すということで、ちょっと三鷹の区域内、地域内で内容的に細かいところも確認しておきたいかなと思いまして。
まず、騒音、振動対策、これについては、今までAとかHが動いている間に、三鷹の市民から苦情とか相談とかはあったんでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 中央ジャンクションA・Hランプシールドにつきましては、最初、初期掘進の段階で1件、振動があるんだけれどもどうかという話はいただいたところでございます。そのほかには、ちょうどS字カーブがあるところ、北野の中央通りのところ、そこのカーブを曲がるときのダンプとか、そういった大型車が通るときに振動があるので対応できないのかという話は聞いているところでございます。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございます。それから、3番目の一時滞在先の提供というところなんですが、これまたB・Fが動き出すと、万が一やっぱり騒音、振動に悩まされる市民の方がいらっしゃった場合、ちょっとこれ、もう少し具体的なものがあっていいのかなと思うんですが。一時滞在先というのは、滞在対象の市民の方の御要望に沿ったものが御用意されるのかどうかということを、聞いていらっしゃれば、お願いします。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 事業者のほうからは、ホテル等、そういった宿泊施設を用意しまして、そちらのほうを御案内するというふうに聞いているところでございます。実際に、いろんな各種ホテル等ございまして、その一覧を見たことはあるところでございます。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございます。ホテルって、北野とか、この地域にはないんですが、やはり中央線沿線とかのホテルということで、そこの利用者というか、お困りの方がそこじゃあちょっとという場合はどうするのか、聞いていらっしゃればで結構ですけど、あり得るのかなと思いますが、お願いします。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) こちらのホテルじゃなくて、こっちのほうにしたいとか、例えばそういったいろんな御要望ですとか、距離的なものもあるかと思います。その辺の細かいところはちょっと事業者のところの話合いになるかと思いますので、そこで送迎までしてくれるのかどうかとか、そういった話もあるかと思いますので、細かいところは、個々、個別に行うものというふうに認識しております。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございます。御相談があったら、その都度対応ということで解釈します。
それから、まる2番の地表面変状の確認、これの下のところの掘削完了区間における巡回監視の強化というのと、その下のまる3の地域住民の方への情報提供というところに自治体と連携した路面下空洞調査云々とありますが、この2つなんですが、工事の前後に関してはきちんとした調査を巡回で行うということなんですが、実際のところ、これっていつぐらいまでか。開通した後も必要なのではないかというふうに思うんですけども、この辺、いつまでというところでお聞きになっていらっしゃるのか、確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) まず、地表面調査の把握というところで、実際の測量のほうなんですけれども、こちらのほうは地表面の変状が収束した後は完了という形になっておりまして、A・Hランプにつきましては、実際の何ミリという、そういった計測のほうは今年の5月のほうで終了しております。
ただ、毎日の巡回監視というのは、今も毎日行っているというところで聞いております。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) ありがとうございます。それは、その工事の機械が通過したところで終わっちゃうということですかね。お願いします。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 御質問は、じゃあ、いつまでそれが行われるのかというところなんですけども、特に取決めはないところでございますので、市のほうとしては、いつまでもやってくださいということで求めているところでございます。
以上です。
◯委員(吉田まさとしさん) 分かりました。ありがとうございます。
以上です。
◯委員(半田伸明さん) 私、外環、初めての委員で、初めての発言をします。正直よく分かっていなかったんですが、今、資料を見ていて、あれってちょっと思ったので。外環整備に伴う安全・安心のまちづくり連絡協議会の議事要旨ってありますよね。参考資料1になるのかな。すみません、そもそも論が分かってないので、ちょっと教えてください。これ、誰が作っているんですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) これは、市民が主体となって作っているんですけれども、事務局としまして市のほうが行っておりまして、こちらのほうが、こちらの安全・安心のまちづくり連絡協議会の決まりを市民の方と共につくりまして、オブザーバーとして事業者の側を呼んでいくという形でつくっているところでございます。
◯委員(半田伸明さん) つまり、この議事要旨云々というのは、事業者は関係ないわけね。ここ、確認します。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) もちろん、議事要旨につきましては、内容につきまして事業者のほうにも確認は取りまして、ホームページ等で公表している内容になってございます。
以上です。
◯委員(半田伸明さん) ああ、そういうことですね、分かりました。参考資料2のほうは、一方、オープンハウスで、これは事業者がやっているわけでしょう。要は、安全・安心のまちづくり連絡協議会のほうは議事要旨があるのに、オープンハウスに意見、質問の項目の資料がないのは何でっていうところがちょっと不思議だったんですよ。市民が勝手にやっているんだったら、それは放っておけばいい話ですけど、安全・安心のまちづくり連絡協議会が質問とかこういう意見ありましたとやっていて──別にそれはいい悪いは言いません。いい悪いは言いませんが、そのまま残って、片やオープンハウスで寄せられた意見、質問がまとまってないというのは、どうなんだろうかと。
一般論で言うと、それをまとめさせるべきだと言うのは簡単。それは、なかなか難しい事情はあるかと思うんです。ただ、私は外環で賛成、反対とか、そういう政治的な話はちょっと置いておいて、この委員会として資料提供を受ける立場で、市民とやり取りした記録が正式に残っている一方、事業者側が受けた質問とかがないまま素通りしていくというのはどうなんだろうかと思うんですよ。どうですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) こちら、ホームページで公表された資料ではあるんですけれども、事業者側におきましてFAQ、そのときにどういう質問があって、どういう答え方をしたかというのが公表されておりますので、今後はそちらの資料も併せておつけしようと思います。
以上です。
◯委員(半田伸明さん) あるんだったらいいです。それを事業者側が出してないのかってちょっと誤解していたものですから、そこはちょっと謝りますね。ごめんなさい。だったら、両方あったほうがいいのかな。事業者側オンリーで作った、こういう意見とか質問を寄せられましたというのが、それが客観的という言い方はちょっと市民の皆さんに失礼かもしれませんけど、ちょっと補佐的な資料っていう意味合いからすると、それはやっぱりあったほうがいいかなと。これは問題提起で、今後は御検討いただければと思います。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) それでは、よろしくお願いします。初めに、控室に配付された東名ジャンクションのHランプシールドトンネルについての資料で、実際、今、清掃のための器具の点検で止まっていると。これ、原因究明されているんですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) まだ調査をしているところでございまして、今後、セグメント等が外されまして、中の点検が行われるのかなというふうに捉えているところでございます。原因究明についてはまだと聞いております。
◯委員(栗原けんじさん) 原因究明と、その教訓をこれから始まる、計画されているB・Fランプシールドトンネルもありますので、しっかりと反映させていただきたいというふうに、市側からも求めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
これは、資料1の6ページの、現状、今行われている工事の状況についてなんですが、この青色の枠の中央工事のヤードの状況、これは施工が完了して、これからはこの上の敷地自体は工事にならない、完了しているということでいいのでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) こちらの工事ヤードのほうにつきまして、中央道の北側のほうなんですけれども、まだ換気所の地下部の構造であったりとか、また中央道に沿った形で、今下部工といいまして、柱とかはできているんですけど、その上に、実際に中央道に乗っかる橋のほうの整備はまだ発注されていないというふうに聞いているところでございます。
そういった整備が今後なされるのと、あとやはり地中拡幅部の工事におきましては、セグメントとかを置く資材置場というのはかなり広大に使うというふうに聞いておりますので、こちら、全体的に使うというふうに話は聞いているところでございます。
(「この形から変わらないということですか」と呼ぶ者あり)
下の構造物におきましては、変わらないところでございます。地上部におきましては、こちらのほうは、あとは表層をやるだけで完成形ということでございます。
◯委員(栗原けんじさん) これ、ちょっと分かりづらいんですけど、換気所は図の写真(5)と(6)の青い線が延びている上の、囲まれている部分のところが南側の換気所があるところなんですよね。薄っすらと図示があるので、そこのところの工事が地上部分であるということですよね。建物が造られるという、これから進むということですよね。ちょっと確認を。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 実際の換気所の場所は、この写真(5)と(6)の、この道路に囲まれた三角形があるんですけども、三角形の上のところに換気所の地下部の構造がなされるというふうに聞いているところでございます。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) トンネルの煙突の箇所というのはこの図に書いてある──一応、薄っすらとは書いてあるんですよね。南側のほうは紫の敷地内の写真を撮った方向が書いてある黒い丸の左側が換気塔の煙突ですよね。もう一つは、写真(6)と書いてある部分の矢印の先の右側が、これ、場所はこの場所で造られるということですか。そうするとなると、ここの工事が今後、中央部分、あるということですよね。ちょっと、そこの場所が変わったりはしていないのかというのを確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) すみません、私は今、場所を間違えまして、質問委員さんおっしゃいますように、この三角形の青印のところの右側のところ、薄っすらと書いてあるところが換気所となりまして、ここの地下の構造物及び上部の整備、また、ここの近くで別に料金所なんかもできますので、そちらの整備というものは予定されているというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) 分割して、それぞれの地域の今の工事期間と進捗状況が報告されるわけですけど、全体から見るとどのくらい進んでいるのかというのが分からない。見通しが立たないので、すごく不安になっているという部分があります。全体の進捗状況だとか、今のそれぞれの区分けをされているのであれば、それの進捗状況を把握して、市としても提供してもらいたい。事業者も、どういう状況なのかというのを公表してほしい。そのことを申し入れてほしいと思うんですが、いかがでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 質問委員さんおっしゃいますように、市としましても、どれだけの進捗状況なのかとか、それについて把握したい、また、聞きたいというところでございますけれども、いろんな方法があると思います。例えば、全体のスケジュールの中で、今何%なのかとか、こちらの中央ジャンクションにおいて、契約金額について何%ぐらいなのかとか、あと実際に今発注されているコンクリートの中で何%ぐらい使っているから進捗率が何%なのかとか、全体的な──何を物差しにするかによって捉え方は異なると思うんですが、現在、発注をされております工事のコンクリートをどれだけ使っているのかということであれば、大体何%かというのは出せますので、そうしますと、中央ジャンクションの今現在発注されている工事におきましては、83%程度できているというふうに聞いているところでございます。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) もう一度確認。発注されているけれども、取り組まれていない、進んでいないと。もう一度、確認してもいいですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 今発注されている工事におきまして何%できているのかになりますので、つまりまだ未発注のもの、先ほどお答えしました換気所のコンクリート量がどれぐらいなのかとか、上部に橋を造るのにどれぐらいコンクリートを使うのかというところについては除いた分、あくまで今発注された中での進捗率でございます。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) この完成形、全体に対しての進捗率というのは分からないんですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 全体では、そちらのほうは把握はできていないところでございます。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) 事業者に聞くと、答えますか、確認できますか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 幾ら言っても、なかなか言ってくれないというのが現実でございます。
◯委員(栗原けんじさん) 事業は、この工事自体が長期化することが予測される中で、やはり見通しが──心構えというのが違うと思うので、強く要望していただきたいと思うんですけども。この間、市の努力で北野まつりも3回目ができて、御礼を言ってもいいと思うんです。1回でいいのかというと、これをさらに──暫定利用に当分ならざるを得ないので、その進捗状況から、上部空間のどの部分が本当に今利用できる状況なのかというのが、やはり進捗状況によって分かると思うんです。
しっかりとそこのところの確認をして、暫定利用にならざるを得ないわけですけども、先ほど答弁のあった1日、1回というのではなくて、できるだけ利用できる回数を暫定的でも増やしていけるように要望していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
中央ジャンクションのランプシールドトンネルの今後の工事の件なんですけども、仙川の下を通るときに、酸欠空気もあり得ると。それで、添加材も漏出する可能性はあるということを言っているわけですが、これに対しての市の見解として──事業者側は自然環境に影響を及ぼすものではないと、天然由来の鉱物を使っているということですけれども、漏出するのを前提にした工事でいいのかと。環境の問題で本当に影響しないのか。天然由来のものというのは本当に安全なのかという点で確認が必要だと思うんですが、市としてどのように認識しているのか、確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 仙川におきまして、やはり漏気が出たりとか、ベントナイト等が出るというのは好ましいものではないというふうに捉えております。一方で、事業者側のほうからは、環境に影響はないというふうに言っているところでございまして、その程度のところなのかなというふうに思っているところでございます。
ただ、市のスタンスとしましては、やはりそんなものは一切出さずにやってくれというのが本心でございます。また、事業者に対しましては、掘進前、掘進中、掘進後におきまして、上流、施工箇所、下流の各3か所で水質調査を行うというふうにしておりますので、こちらをしっかり行った上で、安全安心な工事にしてもらいたいと考えているところでございます。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) 天然由来の鉱物についてはどのようなものなのか、お聞きします。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) こちら、ベントナイトといいまして、火山灰のほうから作られた粘性土でございます。いわゆる粘土のようなもの、鉱物系のものになりまして、そちらのほうで一応自然由来ということで、ほかにも、A・Hランプですとか、本線シールド、そのほかにも使われているものでございます。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) この鉱物はどのぐらいまで許容できるものなんですか。大量に出れば環境破壊になる、安全なものであったとしても、水質に影響する可能性が当然あると思うんですけども、その基準というのはあるんですか。市としてどうやって状態を確認するんですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) こちら、ベントナイトだけを調べると、自然由来のものですので、環境基準に適しているというふうに把握しているところでございます。ただ、河川にどろどろのものがずっと出続けながらやるというのは、やはりよろしくないのかなと思う一方、例えば東京都なんかが河川管理者になるんですけれども、そちらが河川工事を行う際には、掘削を行うことによって同じように泥水が出ているわけです。
ですので、ある一定程度の許容というものは必要なんですけれども、詳細な内容につきましては、東京都の河川の事業者との協議はどのようなものかというところになるのかなというふうに思っております。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) 薄まっていれば、濃度が低くても、大量に出て堆積するようなこともあるような物質なんでしょうか。実際に、河川の環境基準というのがあるのかどうなのかを確認したいのと、それを確実に下回る対策を取る、監視も含めて求めていただきたいと思うんですが、いかがですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 河川におきましては、水質汚濁に係る環境基準というのがございまして、こちらにおいて適切に水質検査のほうを行うものというふうに聞いております。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) 徹底を求めていただきたいと思います。
あと、振動、騒音の対策なんですが、まだ11月中に始まる準備次第ということで、説明会があったんですけども、準備が整っていないようなので、進まないということだと思います。今後、工事の中で振動、騒音の問題というのは住民生活に影響するので、言ってみれば──振動が気になったり、騒音が気になった場合には、別の場所、ホテルも用意するということで、一定の影響が出ることを想定している事業であるということで、看過できません。
日常生活に影響を与えないように、安全管理した、また極力影響が出ない取組になるよう求めていただきたいと思うんです。その点で、工事の時間なんですけれども、これ、ランプトンネル掘削、最後の21ページ目ですけれども、午前6時から10時というふうになっています。時間的には朝の6時からというのが、シールドマシンが実際に動く時間とラップしていない部分もあるかとは思うんですが、実際にシールドマシンが動く時間というのがすごく重要──振動を起こす、影響を与えるという点で重要だと思っています。シールドマシンが動く時間を市民の生活に影響を与えないようにすることを求める必要があると思うんですが、この時間について、また、その実際の本体が動く時間に対して、市として事業者に要請する必要があるかと思うんですが、どのように考えていますか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) やはり、質問委員さんおっしゃいますように、朝6時から振動があるもの、振動が予想されるものをやってもいいのかというと、それはやはり違うのかなというふうに捉えているところでございます。例えば、中央ジャンクションのA・Hランプシールドにつきましては、国土交通省のほうが所管はしていたんですけれども、朝の7時から夜の8時までで、ほかの近隣からの苦情とか、そういったものがないかというのをかなり注目しながら、注視しながら、安全安心に施工したというふうに聞いております。
やはりこのB・Fランプにつきましても、この時間内とはいえ、できるだけ朝と夜の時間を短くしたような形で、近隣に配慮した対策を行うように求めていきたいと考えております。
◯委員(栗原けんじさん) シールドマシンが動いている時間、何が振動とか騒音の原因になっているのかというのが分からない、因果関係を証明するのはなかなか難しいので、その振動計を設置するのも、自宅で振動があってお願いしたいというふうに思ったときでも、事業者はそれが工事に由来するのかどうなのかということはすぐに判断できないと言っていて、市、住民からの要請に応えるというふうには回答はしていたんですけれども、明確にこのシールドマシンが動く時間というのを限定する必要があるんじゃないかと。
その動かしている時間というのを市民に知らせることによって、振動だとか騒音に対する被害を正確につかんで、対策も取れると思うんですが、シールドマシンの動かし方について、事業者と協議するということはできないですか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 質問委員さんおっしゃいますように、実際のところどうなのか、実際に動いているときに測りに来てくれというのはもっともなことだと捉えております。事業者側には、適切に、そちらを行っている時間で測りに行くことを求めたいと思います。
ただ、何時から何時までというのが、なかなかその日々の工程で管理が難しいということも、一方、事業者から聞いているところでございますので、そちらのほうがどこまで対応できるのかというのは、しっかりと求めていきたいと思います。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) この作業日と作業時間というのを見ると、午前6時から10時までは、原則的にこれ動かせることになるんですね。シールドマシンが動かせる時間を規定しているので、やはり朝の時間、8時、9時以降──午前中でいえば午前9時前、夜であれば6時以降は、やはり市民が家で過ごす時間でもありますので、そこは工事をしないということも振動、騒音対策として重要だと思います。それを求めていただきたいと思うんですけれども。
ICTの時代ですので、リアルに機械が動いているという時間を市民に知らせるようなシステムを求めるということはできないでしょうか。動いているということが、スマホだとか、そういうものでホームページから分かることがあれば、今起こっている振動だとか騒音がそれの影響なのかどうなのかということを予測できると思うんです。何の振動なのか分からないと、道路を大型車が通ったときにも振動が起こったりするわけですから、そこの工事、シールドマシンを動かす時間というのを市民が知れるように情報提供していただけるよう、要望していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) いろいろな方法というのはあろうかと思います。実際の工事の時間というのがどこまで行われるのかというのは、そのときの進捗等にもよるところというふうに聞いているところでございますけれども、何らかの方法で知らせることができないのかということについては求めていきたいと思います。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) 一市民としても、シールドマシンが動いている時間を正確に市民が確認できるようにするように求めたいと思います。動くところが分かれば、気になる方は退避することもできるので、この対策が有効に機能するように、諸条件の情報提供も含めて、していただけるように求めていただきたいというふうに思います。
中央ジャンクションのA・Hランプシールドトンネルはもう終わっています。巡回監視は1日1回はしていると。地表面の変化に対するものは5月に終わっているということで、確認したいと思います。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 地表面の計測につきましてミリ単位で測るというのは、今終わっているというところでございます。巡回監視につきましては、今でも毎日歩きながら監視をしているところでございます。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) HとAのランプの公道での変化を、巡回監視であれば、因果関係は分からないにしても、大きな穴、狛江のサイクリング道路のような陥没は見つけられると思うんですけど、ミリ単位の変化というのはなかなか体感では分からないと思います。期間を置いて、1年後、2年後、3年後、狛江の場合には3年たってから道路のポットホールができているので、地表面の変化というのは、ぜひこれからも継続的に、毎日とは言わなくても、一定の期間、間隔を置いて確認する必要があると思いますが、その点の取組はどのようになっていますか。
◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹さん) 質問委員さんおっしゃいますように、巡回監視だけでは分からないところもあろうかと思います。事業者のほうからは、有識者委員会に確認をした上でこちらのほうは終息、終わっているという形で聞いているところでございますけれども、何らかの機会に、後になってもしっかりと計測するような方法はないのかということは、求めていきたいと思います。
以上です。
◯委員(栗原けんじさん) 終息しているというふうに判断することができるのかというのが疑問なんで、実際に少しずつ地盤が締まったり、通り過ぎた部分が影響を与えて、その1年後、2年後に周辺に影響が出る可能性を心配しているところなので、その点が分かるように調査を求めていただきたいというふうに思います。
市としても、今後の形状変化をちゃんとつかむように、事業所に申し入れてほしいと思います。よろしくお願いします。
最後、都道の整備ですけれども、ぜひ住民の声が反映できるように、市側からも──信号の必要性は認識しているということなので。交通管理者には信号の間隔の問題が、設置するかしないかにおいては絶えず課題になっていると思います。この都道の意味合い、北野小学校を南北に挟んで、細い市道を、言ってみれば横断するというか分ける形で通る場所なので、これは、その場所を知っていれば、皆が求めている──東京都も求めたということなので、交通管理者としてはしっかりと安全の観点で、通学路ということを十分に指摘して、対策を取っていただきたいと、設置を求めていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
終わります。
◯委員長(加藤こうじさん) 以上で行政報告を終了いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 休憩いたします。
午前10時47分 休憩
午前10時49分 再開
◯委員長(加藤こうじさん) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(加藤こうじさん) 議会閉会中継続審査の申出について、本件を議題といたします。
東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(加藤こうじさん) 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
その他、何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。ありがとうございました。
午前10時50分 散会