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令和5年第2回臨時会(第3号)本文

                  午前9時28分 開議
◯議長(伊藤俊明さん)  おはようございます。ただいまから令和5年第2回三鷹市議会臨時会第3日目の会議を開きます。
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◯議長(伊藤俊明さん)  本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。
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◯議長(伊藤俊明さん)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前10時49分 再開
◯議長(伊藤俊明さん)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
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◯議長(伊藤俊明さん)  この際、事務局長より事務報告をいたさせます。


◯議会事務局長(刀祢平秀輝さん)  報告事項は3点でございます。
 1点目は、常任委員会の正副委員長互選結果についてでございます。
 昨日開かれました常任委員会におきまして正副委員長を互選の結果、総務委員長に高谷真一朗委員、同副委員長に加藤こうじ委員、文教委員長に大倉あき子委員、同副委員長に伊沢けい子委員、厚生委員長に大城美幸委員、同副委員長に赤松大一委員、まちづくり環境委員長に土屋けんいち委員、同副委員長におばた和仁委員がそれぞれ選任されました。
 2点目は、議会運営委員会の正副委員長互選結果でございます。
 昨日開かれました議会運営委員会におきまして正副委員長を互選の結果、議会運営委員長に赤松大一委員、同副委員長に池田有也委員がそれぞれ選任されました。
 3点目は、特別委員会の正副委員長互選結果でございます。
 昨日開かれました特別委員会におきまして正副委員長を互選の結果、東京外郭環状道路調査対策特別委員長に加藤こうじ委員、同副委員長に栗原けんじ委員、調布飛行場周辺利用及び国立天文台周辺地域まちづくり特別委員長に粕谷 稔委員、同副委員長に伊沢けい子委員、三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員長に池田有也委員、同副委員長に野村羊子委員がそれぞれ選任されました。
 報告事項は以上でございます。


◯議長(伊藤俊明さん)  以上をもって事務報告を終わります。
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    日程第1 ふじみ衛生組合議会議員の選挙について


◯議長(伊藤俊明さん)  これより日程に入ります。
 日程第1 ふじみ衛生組合議会議員の選挙について。
 これよりふじみ衛生組合議会議員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
 ふじみ衛生組合議会議員に、大倉あき子さん、谷口敏也さん、野村羊子さん、土屋けんいちさん、大城美幸さんを指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました大倉あき子さん、谷口敏也さん、野村羊子さん、土屋けんいちさん、大城美幸さんをふじみ衛生組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました大倉あき子さん、谷口敏也さん、野村羊子さん、土屋けんいちさん、大城美幸さんが当選されました。
 ただいま当選されました大倉あき子さん、谷口敏也さん、野村羊子さん、土屋けんいちさん、大城美幸さんが議場におられますので、本席から三鷹市議会会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
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    日程第2 東京たま広域資源循環組合議会議員の選挙について


◯議長(伊藤俊明さん)  日程第2 東京たま広域資源循環組合議会議員の選挙について。
 これより東京たま広域資源循環組合議会議員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。
 お諮りいたします。指名の方法については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしました。
 東京たま広域資源循環組合議会議員に土屋けんいちさんを指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました土屋けんいちさんを東京たま広域資源循環組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました土屋けんいちさんが当選されました。
 ただいま当選されました土屋けんいちさんが議場におられますので、本席から三鷹市議会会議規則第32条第2項の規定による告知をいたします。
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    日程第3 東京都後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者の推薦について


◯議長(伊藤俊明さん)  日程第3 東京都後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者の推薦について、本件を議題といたします。
 本件については、地方自治法第117条の規定により、赤松大一さんの退席を求めます。
                〔2番 赤松大一さん 退席〕
 本件は、市議会議員中より1人を推薦することとなっております。
 お諮りいたします。東京都後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者の推薦については、赤松大一さんを推薦いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、東京都後期高齢者医療広域連合議会議員選挙候補者については、赤松大一さんを推薦することに決定いたしました。
                〔2番 赤松大一さん 復席〕
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◯議長(伊藤俊明さん)  お諮りいたします。ただいま市長から、議案第26号 副市長の選任についての議案が提出されました。この際、これを日程第5に追加いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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    日程第4 議案第24号 令和5年度三鷹市一般会計補正予算(第2号)の専決処分について
    日程第5 議案第26号 副市長の選任について


◯議長(伊藤俊明さん)  この際、日程第4 議案第24号及び日程第5 議案第26号の2件を一括議題といたします。
                    〔書記朗読〕
 提案理由の説明を求めます。市長 河村 孝さん。
                〔市長 河村 孝さん 登壇〕


◯市長(河村 孝さん)  それでは、ただいま上程されました議案第24号及び議案第26号の2件につきまして、御説明申し上げます。
 議案第24号 令和5年度三鷹市一般会計補正予算(第2号)の専決処分について
 この議案は、国の補助事業として実施する低所得の子育て世帯生活支援特別給付金に係る予算について、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、4月10日に、市長において専決処分を行いましたので、議会に御報告し、その承認を求める内容となります。
 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に、それぞれ1億7,702万8,000円を追加し、総額を790億5,143万7,000円とする内容で、国の物価高騰対策に係る予備費の使用が3月28日付で閣議決定され、早急に給付等の事務に着手する必要があり、特に緊急を要するため議会を招集する時間的な余裕がありませんでしたので、補正予算の専決処分を行いました。
 歳出予算では、民生費の子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費1億7,702万8,000円の計上で、食費等の物価高騰による家計への影響が特に大きい児童扶養手当の受給世帯及び住民税非課税の子育て世帯等に対し、対象児童1人につき5万円を給付します。
 歳入予算では、国庫支出金の新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金を歳出と同額、計上します。
 議案第26号 副市長の選任について
 この議案は、本年5月31日をもって任期満了となります1名の副市長について、引き続き馬男木賢一さんを選任したいので、議会の御同意を求める内容となります。
 馬男木さんは再任となりますので、御紹介は省略させていただきますが、略歴はお手元に差し上げてあるとおりです。
 なお、任期につきましては、令和5年6月1日から令和9年5月31日までとなります。
 提案理由の説明は以上です。
 どうぞよろしく御審議のほど、お願い申し上げます。ありがとうございました。


◯議長(伊藤俊明さん)  提案理由の説明は終わりました。
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◯議長(伊藤俊明さん)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                  午前11時00分 休憩


                  午後0時59分 再開
◯議長(伊藤俊明さん)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
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◯議長(伊藤俊明さん)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 2番 赤松大一さん、登壇願います。
                〔2番 赤松大一さん 登壇〕


◯2番(赤松大一さん)  議会運営委員会の協議結果を報告いたします。
 先ほど開かれました議会運営委員会において、議長より諮問を受けた市長提出議案の取扱いについて協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 本日上程された市長提出議案2件の取扱いについては、いずれも本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。
 以上、本委員会に諮問された事項の協議結果を報告いたします。


◯議長(伊藤俊明さん)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほどよろしくお願いいたします。
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◯議長(伊藤俊明さん)  議案第24号 令和5年度三鷹市一般会計補正予算(第2号)の専決処分について、これより質疑併せて討論を願います。


◯16番(野村羊子さん)  それでは、議案第24号 2023年度三鷹市一般会計補正予算(第2号)について質疑をさせていただきます。
 この議案は、4月10日の専決処分の承認を求めるものです。専決された補正予算(第2号)は、子育て世帯生活支援特別給付金1億7,702万8,000円を追加するもので、全額国の交付金です。3月22日の国の物価・賃金・生活総合対策本部において、生活に影響を受けている低所得の子育て世帯に対し特別給付金を支給することを決定し、3月28日に閣議決定、2022年度の予備費を充てることとされています。
 質問1番、専決処分にした理由を再度確認いたします。厚生労働省の概要では、可能な限り速やかに支給とされているだけです。今回の臨時議会の開催は、当初から予想されていたものです。このタイミングでの議決では間に合わないとした理由は何か、お答えください。
 質問2、国は、昨年度も同様に、子育て世帯生活支援特別給付金事業を行っています。昨年度の事業の評価、どのような効果があったかについて、政府はどのように評価しているのでしょうか。また、基礎自治体として、三鷹市はどのような効果があったと捉えているのでしょうか。
 質問3、昨年度は所得制限なしの市独自の子育て応援給付金を実施しました。今回、基本的には国の制度での実施ですが、市独自で所得制限なし、あるいは児童手当受給者まで、あるいは少なくとも就学援助対象者まで──これは若干にはなるでしょうが、範囲を広げることを検討しなかったのか、お伺いします。
 質問4、一方で、昨年度はコロナ災害における収入減が課題としての生活支援でありました。今回は物価高騰による支出増が問題となっています。課題となっている支出増に対応し切れずに困窮する世帯というのをどのように推し量り、支援することにつなげるのでしょうか。市として何らかの指標を検討し、漏れ落ちる世帯、子どもたちの支援を検討すべきではないのでしょうか。
 質問5、物価高騰に対しては、給食費の無償化、あるいは商品券での給付などの他自治体での事例がありますが、そのような支援策は検討しなかったのでしょうか。
 質問6、今回の対象者は、今年度18歳に達する子ども──障がいのある場合は20歳になるまでの子どもですけれども、実際の受給資格者は、低所得の保護者となるという理解でいいでしょうか。子ども自身を受給資格者とした場合、何が課題となるのでしょうか。子ども自身が資格者となるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
 質問7、補正予算総括表によれば、児童扶養手当受給者、低所得のひとり親世帯が820世帯1,170人、これ以外の住民税非課税の子育て世帯の1,392世帯、2,288人が対象になると、合計3,458人です。これは三鷹市内在住の18歳以下の子どもの何%に当たりますか。
 質問8、家計急変世帯は何人と見込んでいるのでしょうか。昨年度の実績は何人でしたか。
 質問9、養育されていない18歳までの子どもも対象となりますか。前回、これまでの給付金事業の際に実績があったでしょうか。
 質問10、生活保護世帯も対象となるというふうにされています。収入認定がされないという認識でいいでしょうか。
 質問11、それ以外の世帯では、収入として申告する必要があるのでしょうか。
 質問12、万が一滞納がある場合に、収入として差し押さえられてしまう可能性はないのでしょうか。
 児童手当受給世帯には確認書を送付し、市が把握している児童手当の振込口座情報を用いて送金するプッシュ型で行います。
 質問13、個人情報の利用について本人の許諾を得ているのでしょうか。個人情報保護制度運営委員会に報告するということはあるのでしょうか。
 質問14、確認書の発送はいつであり、この返送締切りは何月何日で、給付予定はいつ頃となるのでしょうか。
 質問15、プッシュ型の対象以外の子どもの把握はどのようにして行うのでしょうか。市からの申請書の発送、申請書及び口座情報の返送を経て、給付金振込となる流れでよいでしょうか。日程的にはどのようになっていくというふうになりますでしょうか。
 質問16、給付額、児童1人当たり一律5万円で、この金額は全額国庫負担です。実施に係る事務費についても全額国庫負担であるとされています──それでいいですよね。郵送料、システム開発などで412万8,000円が計上されていますが、これで必要十分な数字となっているのでしょうか。
 質問17、給付事業に関わり、臨時的な職員の活用はあるのでしょうか。あるとしたら、それも経費として計上されているのでしょうか。また、給付事業に係る正規職員の作業時間、残業時間は保障されているのでしょうか。
 以上、お願いいたします。


◯企画部調整担当部長(伊藤恵三さん)  私からは、2点お答えいたします。
 まず、御質問の1番目、専決処分にした理由についてでございます。国の通知では、本給付金につきましては、5月末までの給付開始が求められていました。一方、過去の同様の給付金事業の実績などから、システム開発、対象者のデータ抽出、通知文の封入封緘、発送、受給意思の確認など、給付までの準備におおむね1か月程度の期間が見込まれたことから、臨時会での議決では間に合わないと判断したところでございます。また、事業の趣旨から、可能な限り速やかな給付金の給付が求められていましたので、4月10日付で専決処分を行いました。
 次に、質問の5番目、物価高騰に対する支援策の検討についてでございます。今回の専決処分の内容につきましては、特に緊急を要し、全額国費による全国一律的な給付事業を対象としたものでございます。御質問の物価高騰に対する市の独自施策等につきましては、現在、国や都の状況を踏まえて、別途検討を進めているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯子ども政策部長(秋山慎一さん)  私からは、給付金に関する残る御質問について順次お答えをいたします。
 まず、2番目の御質問です。昨年度の給付事業の評価です。昨年度、給付金の対象となった低所得の子育て世帯は、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響で、失業や収入減少などにより、大きな困難を抱えた状況に加え、食費等の物価高騰がさらに追い打ちをかけるという厳しい状況にあったと認識しています。こうした状況の中、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業を実施いたしましたが、低所得の子育て世帯に加え、申請時点で家計が急変し、収入減少した世帯も給付対象となったことから、現状に即した事業であったと評価をしています。特に物価高騰による値上げの品目は、食品、粉ミルク、紙おむつ、文房具用品など、多岐にわたりまして、家計の負担が大きい子育て世帯の生活を直撃したとされる中、給付金は一時的な支援ではありますが、使いやすい現金による給付を行ったことで、子どもの年齢や各御家庭のニーズに合った支援になったと評価をしているところでございます。
 次に、3番目と4番目の御質問です。市独自の拡充策、あるいは対象外の世帯への検討についてお答えいたします。
 今回の給付金につきましては、国の制度設計に基づく内容を迅速かつ確実に対象者にお届けすることを最優先に実施させていただいたものでありまして、市独自の支援策として対象者を拡充するなどの検討は行いませんでした。
 また、物価高騰による家計の支出増に対する市独自の支援策の検討につきましては、本給付金とは別に考えるべきものであり、今後の社会経済状況や国・東京都等の動向を踏まえ、財源についての課題を整理しつつ、別途その必要性について検討するものであると考えています。
 次に、6番目から9番目、受給対象者、それから実績等について、関連ございますので一括してお答えをいたします。
 今回の給付金は、食費等の物価高騰の影響を大きく受けた子育て世帯を見舞うという観点に立ち、国において制度設計されたものです。給付金は、対象年齢の児童を養育する保護者等に対して給付するもので、自立して独居している児童や婚姻した児童は、親の監護から外れたものとして、給付の対象とはなっていません。昨年度、市が独自に実施をいたしました物価高騰対策子育て応援給付金事業におきましては、ウクライナから単身で避難されてきたお子さんに対し、給付した実績が1件ございましたが、今年度につきましては、5月1日時点で、誰からも養育されず三鷹市に単身でお住まいの対象年齢児童はいらっしゃいません。また、今回の給付金は、令和4年度の生活支援特別給付金を受給した世帯を対象とした再支給と、令和5年1月から令和6年2月末までに家計急変となった世帯を対象としています。令和4年度及び令和5年度それぞれの年度におきまして、18歳未満の児童が対象となりますので、今回の給付金受給対象となる児童の割合というのを正確に算出することは困難ですけれども、昨年度の実績等から、全体の約11.7%と試算いたしまして予算計上いたしました。
 次に、申請による家計急変世帯の見込みですが、今回の給付金と同様の国の制度による低所得の子育て世帯生活支援特別給付金給付事業は令和3年度から実施をしておりまして、家計急変要件での給付実績として、令和3年度は210世帯、児童数322人、令和4年度は159世帯、児童数257人となっています。これらの実績や今回の制度設計における変更点を踏まえまして、家計急変世帯を376世帯、児童数569人と試算したところでございます。
 次に、10番目から12番目の御質問、生活保護における収入認定、それからその他の世帯の収入申告、差押え等に関する御質問です。
 今回の給付金につきましても、過去の給付金と同様に、生活保護制度上の収入として認定しない旨、国から正式に通知を受けておりまして、既に生活保護の担当部署とその情報を共有しています。また、差押え等の禁止につきましても、過去の例と同様に、国会におきまして、令和5年度3月予備費使用及び令和5年度予算に係る子育て関連給付金に係る差押禁止等に関する法律が令和5年5月12日に成立したことにより、差押え等を禁止するとともに、給付金を非課税収入として取り扱うこととされています。
 次に、質問の13番目、個人情報の取扱いについての御質問です。今回の給付金は、公的給付の支給等の迅速かつ確実な実施のための預貯金口座の登録等に関する法律第10条の規定に基づく特定公的給付の指定を受けていることから、市が保有している児童扶養手当受給者や昨年度の給付金受給者の個人情報を利用し、迅速な給付を行うこととしています。さらに、プッシュ型給付対象者に対しましては、市が保有している口座情報の利用について、本人の同意を得た上で振込を行うこととしています。個人情報の取扱いにつきましては、個人情報の保護に関する法律に基づき適切に運用するとともに、後日、三鷹市個人情報保護制度運営委員会への報告を行う予定としています。
 次に、14番目と15番目の御質問、給付のスケジュールに関してです。申請によらないプッシュ型給付対象者1,687世帯、児童数2,676人につきましては、4月28日に通知を発送し、辞退の申出期日を5月10日と設定しまして、対象者には5月17日に口座振込を完了したところでございます。それ以外の対象者につきましては、申請に基づく給付となることから、給付金制度の確実な周知のため、5月1日時点で住民基本台帳に登載されている対象年齢児童を抽出し、その世帯の世帯主宛てに案内通知をお届けすることとしまして、対象となる1万6,352世帯、児童数2万6,081人に対しまして、5月19日に発送をしたところでございます。第1回目の申請締切りを6月15日といたしまして、6月30日には振込を完了する予定で事務を進めています。
 それから、最後になります、16番目と17番目の御質問、経費、人的体制等についての御質問です。
 事業に係る経費につきましては、事務費、事業費ともに、全額が国庫補助金の対象となります。これまでの給付金給付事業の実績に基づきまして、短期間で効果的かつ効率的な事務執行を行うための必要経費を全て計上いたしました。周知文書等の印刷やその折り込みの作業、また封入封緘などにつきましては時間額職員を雇用して行うとともに、事務分担の工夫により、子育て支援課職員全員で、この給付金の事務に現在当たっております。なお、職員の超過勤務手当は補助対象経費に含まれますが、職員給与につきましては対象経費には含まれてございません。
 答弁は以上です。


◯16番(野村羊子さん)  多岐にわたる質問に答弁ありがとうございます。
 1点だけ確認したいと思います。対象の子どもですけれども、いつ生まれた子どもまでが対象になるのか。2023年3月31日までに生まれた子どもが対象となるということでいいのかどうか、そこだけ再度確認したいと思います。


◯子ども政策部長(秋山慎一さん)  御質問にお答えいたします。
 対象につきましては、今お話のあったような形で対応しているというところでございますので、いずれにしましても給付につきましては適切な対応を今後図っていきたいというふうに考えています。


◯16番(野村羊子さん)  すみません。では、補正予算(第2号)について討論させていただきます。
 今回の低所得の子育て世帯生活支援給付金は、統一地方選挙前に、3月に急遽決定されたものです。政府は場当たり的なその場限りの給付金を繰り返していますが、子育て支援策と少子化対策が違うことを認識しながら、子どもが歓迎される社会、子育てが楽しいと思える社会とするための施策、若者が未来に希望の持てる施策を講ずるべきです。今、コロナ災害による経済的な被害から回復しない人々が多くいます。若年単身者、高齢者等も困窮しています。人手不足の業界で、欲しい人材と仕事をしたい人のそごはますます大きくなっています。社会全体の見直しが必要と考え、それを見通した施策を暮らしを支える自治体から発していく必要があります。
 市独自の様々な支援策の検討、実施を今後も求め、本議案には賛成をいたします。


◯議長(伊藤俊明さん)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第24号について、原案を承認することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり承認されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明さん)  議案第26号 副市長の選任について、これについて質疑併せて討論を願います。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第26号について、原案に同意することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案に同意することに決しました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明さん)  この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。
                〔市長 河村 孝さん 登壇〕


◯市長(河村 孝さん)  ただいま副市長の選任につきまして御同意をいただき、誠にありがとうございました。心から御礼を申し上げます。
 この場に、副市長に再任されました馬男木賢一さんがおられますので、一言御挨拶をさせていただきたいと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。


◯議長(伊藤俊明さん)  それでは、ただいま副市長の選任について同意されました馬男木賢一さんの御挨拶をお願いいたします。
               〔副市長 馬男木賢一さん 登壇〕


◯副市長(馬男木賢一さん)  ただいまは私の副市長選任議案につきまして、賛成多数により議決をいただきまして、誠にありがとうございます。改めまして、副市長という職責の重さに身の引き締まる思いでございます。
 河村市長を土屋副市長、貝ノ瀬教育長と共にお支えし、三鷹市役所職員全員と力を合わせて、三鷹市政の一層の発展に尽くす所存でございます。今後も、市議会の皆様への丁寧な情報提供と情報共有に努めてまいります。皆様方におかれましては、引き続き御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)


◯議長(伊藤俊明さん)  以上で御挨拶を終わります。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明さん)  お諮りいたします。この際、日程第6に総務委員会所管事務調査の申出についてを、日程第7に文教委員会所管事務調査の申出についてを、日程第8に厚生委員会所管事務調査の申出についてを、日程第9にまちづくり環境委員会所管事務調査の申出についてを、日程第10に議会運営委員会所管事務調査の申出についてを急施案件と認め、それぞれ追加いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    日程第6 総務委員会所管事務調査の申出について
    日程第7 文教委員会所管事務調査の申出について
    日程第8 厚生委員会所管事務調査の申出について
    日程第9 まちづくり環境委員会所管事務調査の申出について
    日程第10 議会運営委員会所管事務調査の申出について


◯議長(伊藤俊明さん)  この際、日程第6から日程第10までの5件を一括議題といたします。
 以上5件は、各委員長から、三鷹市議会会議規則第97条第1項及び第2項並びに第103条の規定により、所管事務の調査及び議会閉会中の継続審査の申出があります。内容については、お手元に配付のとおりであります。
 お諮りいたします。以上5件については、各委員長から申出のとおり、議会閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(伊藤俊明さん)  以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。
 これをもって令和5年第2回三鷹市議会臨時会を閉会いたします。お疲れさまでした。
                  午後1時23分 閉会