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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2022/12/14 令和4年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2022/12/14 令和4年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。ただいまから、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(伊藤俊明君)  初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(伊藤俊明君)  休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(伊藤俊明君)  本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(伊藤俊明君)  市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(伊藤俊明君)  行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おはようございます。外環につきまして、取組状況について報告させていただきます。よろしくお願いいたします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  それでは、資料について御説明させていただきます。
 次第1、長期化が見込まれる外環事業に対する北野の里(仮称)のまちづくりに向けた取組について(要望)及び(回答)を御説明します。資料1を御覧ください。三鷹市は、令和4年9月22日、国土交通省、東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社に対し、まちづくりに係る要望書を提出しました。内容ですが、東京外郭環状道路事業の長期化が見込まれる中、安全安心な工事を最優先するのは当然ながら、中央ジャンクション(仮称)蓋かけ上部空間等を含めた北野の里(仮称)のまちづくりに向けて取り組むことを9項目にわたり要望しました。
 内容について、概略を御説明します。1項目め、蓋かけ上部空間の施工ヤードの地域開放の拡充になります。裏面の2ページを御覧ください。2項目め、中央ジャンクション(仮称)周辺の安全及び良好な環境整備になります。3項目め、渋滞対策や周辺生活道路への流入対策など、交通課題の解決になります。4項目め、将来、上部空間等で利用する北野の樹木や土などについて、地域由来の管理、活用を求めています。5項目め、中央自動車道三鷹料金所周辺の緩衝緑地帯について、中央ジャンクション(仮称)蓋かけ上部空間と一体的な緑地となるよう、先行して取り組むことについてです。6項目め、北野情報コーナーにおいて、本施設におけるまちづくりに支援、協力することについてです。7項目め、北野の都市農地保全への取組について、引き続き支援、協力することについてです。8項目め、学校教育における現場見学について、一般の市民も含めてより拡充することについてです。9項目め、最後になります。中央ジャンクション(仮称)における施工された構造物や、今後予定されている内容と今後のスケジュールについて、提示することについてです。
 要望した内容について、令和4年10月14日付で回答がありました。いずれも、各項目について前向きに取り組むことが回答として示されております。3ページ、4ページに記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 資料1については、以上です。
 次第にお戻りください。2、外環事業に係る取組の状況について御説明します。資料2を御覧ください。1、用地取得の状況について(令和4年10月末時点)です。(1)、中央ジャンクション(仮称)の面積ベースで、ア、用地買収は99%、イ、区分地上権は96%です。(2)、中央ジャンクション(仮称)の件数ベースでは、ア、用地買収は99%、イ、区分地上権は94%で、前回お示しした令和4年1月末時点と変更はありません。参考資料1に記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 2、本線トンネル工事等の進捗状況について(令和4年12月上旬時点)について御説明します。3ページを御覧ください。1、本線トンネル(北行き・南行き)東名北工事の進捗状況です。令和4年12月8日時点になります。北行き(がるるん)、南行き(みどりんぐ)については掘進を停止しており、これまでの内容と変更はありません。2、本線トンネル(北行き・南行き)大泉南工事及びFランプシールドトンネル工事の進捗状況についてです。北行き(カラッキィー)は、令和4年12月8日から掘進作業を再開しており、大泉ジャンクションから1,234メートルと聞いております。南行き(グリルド)も、令和4年11月1日から掘進作業を再開しており、725メートルと聞いています。大泉Fランプシールドは、令和4年3月17日に掘進作業を完了しています。
 4ページを御覧ください。3、中央ジャンクションA・Hランプシールドトンネル工事の進捗状況です。中央ジャンクション北側Aランプシールドは、事業地内で本掘進作業を行っており、Aランプ立て坑から264メートルと聞いています。中央ジャンクション北側Hランプシールドは、10月13日に掘進作業を完了しています。
 1ページにお戻りください。3、中央ジャンクション(仮称)地域において現在行われている工事の状況について(令和4年12月上旬時点)を御説明します。5ページを御覧ください。6つの工事を記載しています。黄色の枠、まる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及びまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事です。シールドトンネル工になり、準備工として防音設備工事及びシールドに係る附帯設備工事等を施工中です。Bランプシールドトンネル工事の工期が、令和7年5月15日まで変更されました。
 紫の枠、まる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路、換気所地下部等の構築に向け、現在、掘削作業及び躯体構築を行っています。
 青の枠、まる4、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠(その2)工事です。ランプ部地下躯体構築等を行うもので、現在、躯体構築工事及び埋め戻し工等を施工中です。
 赤の枠、まる5、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド(その3)工事及びまる6、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド(その3)工事です。Aランプシールドは現在、事業地内において本掘進作業を行っています。Hランプシールドについては、令和4年10月13日に掘進作業を完了し、坑内整備作業を実施しています。
 1ページにお戻りください。4、オープンハウス及び現場視察会の開催についてです。(1)、オープンハウス及び現場視察会の開催。事業者は、外環事業中央ジャンクション北側ランプシールドトンネル工事の工事の状況や今後の進め方などについて情報提供や説明を行い、現場視察会を開催しました。今回公表されたパネルの抜粋につきまして、参考資料2に記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 (2)、開催日時及び開催場所は、記載のとおりとなります。オープンハウス参加者は58名、意見交換の場の参加者は8名、現場視察会の参加者は46名になります。
 (3)、対象者への周知です。ポスティング、「広報みたか」、国土交通省及び三鷹市ホームページにより行われました。
 (4)、主な質問・意見です。外環の事業概要、計画、開通時期に関すること、再発防止対策に関すること、現場視察会に関すること、環境(地下水・振動等)に関することなどになります。
 裏面の2ページになります。5、東京外環トンネル施工等検討委員会の開催についてになります。第26回東京外環トンネル施工等検討委員会が令和4年12月1日に開催され、議事概要とともに事業者が本委員会に報告した資料が公表されました。
 (1)、議題になります。東名ジャンクションランプシールドトンネル工事、中央ジャンクション南側ランプシールドトンネル工事の「再発防止対策及び地域の安全・安心を高める取り組み」についてです。
 (2)、公表資料です。抜粋になりますが、第26回東京外環トンネル施工等検討委員会で示された、中央ジャンクション南側ランプシールドトンネル工事の掘進地盤図を参考資料3に記載しておりますので、後ほど御確認ください。
 資料に係る説明は以上になります。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。最初の要望についての回答ですけども、1番のところで、地域や三鷹市とも連携し引き続き検討してまいりますとありますけども、連携しというところなんですけども、例えば地域の皆さんや三鷹市を交えた協議の場っていいますか、ワークショップですとか、そういうことをやっていただけるのか、そういう可能性があるのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、上部空間につきましては、先般、先日行われましたように、北野まつりなど、地域と一緒に連携をして行ったというものがございます。今回、そのオープンスペース、上部空間につきましては、まずどこの場所を確保できるのかというのを、今、事業者のほうが行っております。そこのスケジュールですとか、また範囲が決まった後には、地域の方々とともに、その内容をどのようにしていくのかということについては、十分ワークショップなどを行う余地はあるものと捉えております。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。ぜひやっていただいて、地域の皆さん、この間もたくさんの方が来て、楽しみにしている場所だと思いますので、また子育ての方とか、高齢者の方、いろいろ意見はあるかと思いますので、ワークショップ等をやっていただいて、広い意見を吸い上げていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
 あと、資料2のほうですけども、用地取得なんですけども、あともう少しというところで足踏みしているのかなというふうに思っているんですが、今後の見通しについて何か聞いているのか、何か課題があるのかどうか、ちょっとお聞かせください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、用地取得のほうなんですけれども、中央ジャンクションはほぼ99%というところで、残り1件というところなんですけども、具体的な箇所はちょっと申し上げられませんが、機能補償道路に角が出ているお宅があるというようなことを、ちょっと伺っております。ただ、事業全体に対して影響があるというものではないと聞いております。
 また、区分地上権のほうにつきましては、ランプシールドトンネル部のほうにつきましては全て買収が終わっておりまして、あと残りは地中拡幅部のところになりますけども、およそ20件あるというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。大きな課題はないのかなあという部分で、早く進めばいいのかなと思います。ありがとうございます。
 あと、5ページのところの、現状ですけども、まる1が延長したということですけど、それ以外は一応、今年度中に終わる予定になっているかと思うんですが、実際また延びる可能性があるのはどこなのか。また、4月以降、新たな事業といいますか、工事が始まるところ、聞いているところがあれば、教えていただきたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、まる4の外環の函渠(その2)工事でございますけれども、令和5年3月31日(予定)となっておりますが、恐らくこれは間に合わないので延伸されるのではないかというふうに聞いているところでございます。
 また、まる5の令和5年3月31日、Aランプシールド、こちらにつきましても延伸がされるものというふうに聞いているところでございます。
 また、新たな工事としましては、現在、発注情報なんですけれども、中央道に上る高架橋のほうが発注をされております。これが4月に開札というふうになるという情報を聞いております。こちらのほうの工事が落札、契約のほうがされましたら、また委員の皆様にお示ししたいと思っております。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。まる5のほうが事業地内から百数十メートルでしたか、出ていく部分なのかなと思います。これ、見通しとしては、この工事、今までの進捗で感じると、市としてはどのぐらいまでかかるというふうに考えていますかね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  Aランプシールドトンネルにつきましては、1月の中旬に掘進が事業地外のほうになされるというふうに示されたところでございます。事業者のほうにおきましては、そちらの進捗状況を丁寧にやっていくので、今は見通せる状況にはないとあるんですけども、ただそれだとお話にならないと思いますので、これまでの掘進スピードなどを勘案しますと、恐らく年度内、3月いっぱいぐらいで掘進作業自体は終わるのではないかというふうに捉えているところでございます。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。3月31日予定は過ぎるかもしれないけど、そのぐらいの見通しで進むんじゃないかということで、分かりました。ありがとうございます。
 今現在で6つの工事をやっていますけど、地域の皆さんから苦情といいますか、振動とか、騒音についての何か苦情というのが入っているかどうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  Hランプシールドのときに1件、振動がというお話はあったんですけれども、Aランプシールドの本掘進におきましては、ほとんどない状態となっております。また、ほかの工事におきましても、そういった振動・騒音について、また周辺環境に影響を及ぼすということでの苦情というのは聞いていないところでございます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  では、幾つか質問させていただきます。まず、資料の1のところからでございますが、現場見学会について、事業者側から前向きに検討していくということで回答があったということで、よかったなと思って見させていただきました。学校教育におけるインフラ整備の重要性を学ぶ場としてということでございますが、この北野以外の地域の市内の小・中学校についても今後検討していただけるということの認識でよいのか、まず確認させてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者のほうからは、現在、三鷹の六中のほうにつきまして、現場見学会ができないのかということを確認をしておりまして、こちら、六中の校長先生などと調整をしている最中でございます。また、今後、北野以外のところにつきましても、できるだけ広範囲にできないのかということはしっかりと要望していきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。やっぱり、こういった地道な取組をしていくことで、また安全性についても知っていただく機会が増えると思いますので、お子さんも見た後、多分御家庭でもいろいろ、御家族で話もされると思いますし、そういった取組がこれから大事だと思いますので、引き続き積極的に行ってもらうように、事業者側のほうにも言っていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あわせまして、やっぱり関心が高いのが、資料2にもございますが、資料2の(4)の再発防止対策でございます。今回、参考資料の2に再発防止対策が載せられておりますけれども、こうした資料につきましては、北野の情報コーナーでも見ることができるのか、その辺りについて確認をさせていただきたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  このような再発防止対策、東京外環トンネル施工等検討委員会の資料につきましては、また有識者委員会の資料も含めまして全部そろえておるところでございます。また先般、特別委員会でも工事説明会の資料などについてはという御意見もいただきましたので、そのような資料も取りそろえているところでございます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。やはり、こうした安全対策についてしっかり取り組んでいるんだということを知っていただくことってすごく大事だと思いますので、引き続きPRも含めて周知していただくように取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 私の質問は以上です。


◯委員(谷口敏也君)  幾つか質問させていただきます。まず、要望書についてなんですけど、回答を読むと、引き続きということで、真新しいというか、あまり回答になっていないような気がするんですけど、市として、この回答を受け取って、希望していたような回答になっているのかどうかということをまずお伺いしたいのと、今後、例えばここはちょっと希望しているところと違うから、次のアクションとしてこうしようとかっていうのはあるのかどうか、併せてお伺いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  回答におきましては、詳細なところはやはり外環国道のほうと検討しますという内容になってはいるんですけれども、実際の事務の中ですとか、地域の方々とは、外環事業のほうと調整を既に始めているところもございます。例えば、1番目の、上部の開放のところにつきましては、実際にどの辺なのかというおおよその場所についても話合いがされているところでございます。具体的には、北野まつりが行われた場所のもう少し情報コーナー側のところにならないのかと聞いているところで、話合いをしているところでございます。
 また、そのほかにも、2番目につきましては、周辺環境というところで、地元の方々と、例えば周辺環境の整備に向けまして、お年寄りが歩くのにベンチをどこかに設置できないのかとか、あと花壇などを作れないのかということを、事業者なんかとも話をさせていただいているところで、それぞれの項目については一個一個確実に行えるような──回答としては、検討しますとかという内容なんですけども、具体策のほうを求めているところでございます。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ということは、一応いい回答をもらえて、市は、少なからず徐々に前に進んでいっているというような受け取り方をしているということでよろしいわけですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 その中で、6の北野情報コーナーのところで、市として、外環事業に伴うまちづくりに支援・協力をいただきたいって要望しているじゃないですか。回答が、北野情報コーナーの掲示板の設置とかというところで、ちょっと市が考えている北野の里のまちづくりへの協力ということに対しての回答になっていないような気がするんですけど、この辺は課長としてはどう捉えられているのか、お伺いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  北野情報コーナーにつきましては、市としましてはそこを拠点に地域の皆様とエリアマネジメント的な取組を通じながら、外環事業をPR、情報を共有しながら、そうしたまちづくりについて進めているところでございます。こちらのほう、担当者のほうではまちづくりということなんですけれども、まちづくりに対して協力しますというところだと、ちょっと不明確なところもありますので、具体的にこういうことをしますよということを外環事業者さんのほうから言っていただいたという内容になっております。
 内容につきましては、北野情報コーナーについてちゃんと支援しますよということなんですけども、それは、裏を返せば外環事業者のほうからまちづくりに対してちゃんと貢献しますということが秘められている言葉でございます。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。いずれにしても、やっぱり、この前私も行かせていただきましたけど、北野まつり──北野の里というのは仮称ですから、まだ決まっていないですけど、やっぱりあれだけの人が来て、あれだけ盛り上がるということは、やっぱりみんな期待していると思うんですよね。だから、工事の前に、あの場所をもうちょっと地域の方々が使えるような整備というのをなるべく早く進めてもらいたいなと。多分、皆さんもそう思っていると思いますので、引き続き市としても協力をお願いしていただきたいと思います。
 それと、資料2で、寺井委員のほうからもありましたけど、用地取得の中で、さっき櫻井課長の説明では、取得の面積とか、件数ベースで令和4年1月末と変わりませんという報告でしたよね。そうですよね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 ということは、1年間というか、10月末時点まで何も進んでいないということになりますね。先ほど寺井委員の質問に対して、さほど問題ないという答弁だったので、問題ないのかなと思いますけど、残りの1%の用地買収については、積極的にこの10か月間行わなくても問題なくて進めている、そのままになっているという理解でよろしいんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  そちら、99%というところで止まっているのは、これ、随分前から止まってはいるところなんですけれども、全体事業として工事が進められないものではない。ただ、こちらの取得というのもいずれ検討していくということは聞いておりまして、ただそちらの部分について、こちらのほうから収容しないのかとか、そういったことを申し上げる段階でも、場でもないのかなというふうに思っておりますので、そちらのほうを静観しているという状況でございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  よろしくお願いします。初めに、要望書に対する事業者側からの回答ということで、中央ジャンクションの工事の埋め戻しがかなり進んでいるということで、北野まつりでも利活用できるということで、先ほどの答弁の中でも、利活用、開放できる可能性がある場所は議論されているというお話だった。もう少し詳しく今の現状を教えていただきたいというふうに思います。どのぐらいのスペースが示されているのか、面積ベースなどでもめどが示されているのか、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  面積につきましては、うちのほうから、市のほうから要請をしているのは2,000平米とか、3,000平米ぐらい。できれば、この前、北野まつりを開いたような6,000平米というところも言ってはいるんですけども、そこはさすがに地中拡幅部の工事などがあるので、なかなかそれはかなわないということで、恐らく2,000平米から3,000平米ぐらいかなというところでございます。
 場所につきましては、北野情報コーナーがありますけれども、そこと都計道の近くのところ、そこの部分が利便性としては一番いいと考えておりますので、そこでできないかという話をしているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  中央ジャンクション、広大な工事ヤードなので、埋め戻しが進んでいる中で、地域の分断を解消する上でも、上部空間の早期利用というのは事業者としっかりと議論して進める課題だと。地域の要求に沿ったものなので、この間の議会でも超党派的に求められていると思いますので、その点では長期の暫定利用であったとしても進めていくことと同時に、北野の里づくりとの関係も──周辺地域のまちづくりに関係する点ですけれども、そのまちづくりにしっかりとつながるような形での開放も検討する課題だと思いますので、この点ではしっかりと地域の声も聞いて、事業を進められるようにしていただきたいというふうに思います。
 この点に関連して、今の進捗の状況ですけれども、資料2の5ページのまる4の東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠の、先ほど市が提示したのは赤い部分のほうに近いですかね、北側に近いほうが対象になるということですよね。それで、全体ですけれども、このまる4の青いところと赤い地域の埋め戻し状況というのは今、どういう状況なのか。今、道路の付け替えで埋め戻しをしていると思うんですけれども、それで埋め戻しの事業というのは終わるのか、その事業の終わる見通しというのはどのような状況かを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  北側ランプ函渠工事について申し上げますと、先日のこちらの特別委員会のほうで資料でお示ししましたが、市道のほうを振り替えてその下を埋め戻しするという工事は、この青いところの大分右側の都計道と重なっているところにおいて現在行われているところでございます。
 そのほかの埋め戻し状況というところが、質問委員さんのところかと思いますけれども、写真の3のほうを御覧いただきますと、左側に躯体があるんですけれども、真ん中のところに大分掘削している箇所があるかと思います。こちらの部分、まだ埋め戻しが終わっていない箇所となっておりまして、いわゆる立ち上げの側面の壁面のところ、コンクリートの打設を行いながら施工しているということを聞いているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  そうすると、埋め戻しの事業というのは、まだもう少し時間がかかるということですか。一定、埋め戻しが進むと、上部空間がどれだけ利用できるのか、工事の事業ヤードとして必要な範囲が確定されると、市が求めている運動広場のような利活用の面積ベースが確保できる見通しが立つと思うんですけども、その点ではどの程度進んでいるのか。できれば、本当に早期の利用ということでいうと、上部空間の市民の利活用ということで、来年度でも本当に進められるような可能性があるのかという点を確認したいと思うんですが。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、施工のほうとしましては、北側ランプ函渠工事につきましてもかなり進捗はしているところでございまして、来年の3月31日から延伸はされるとは聞いておりますが、そんなに長い延伸にはならないのかなと考えているところでございます。ということは、上部空間が広く空くということなんですけれども、今後、地中拡幅部の工事というのが将来的になされるわけです。地中拡幅部の工事におきましては、ほぼこの青に塗られている箇所、また赤く塗られている箇所、全てをNEXCOのほうが施工ヤードとして使いたいと言っていまして、そのような大工事というふうに聞いております。
 そのような中で、市のほうで、できるだけ面積を常時利用できるような形で確保できるように今求めておりまして、そこを空けるような形で事業者側のほうがスケジュールを組めるかどうかというのを調整しているところというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  地中拡幅の工事がかなり大規模になるということで、それ相応の工事ヤードが必要だということが言われているということは分かりました。ただ、かなり広大な地域で、もう埋め戻しが進んでいて、この空間というのは本当に全部が必要なのかなと。これほど使う工事というのは、またその規模が心配ですし、適切な情報をしっかりと確保して、ある面でいうと、地中拡幅部を含めて、いつ終わるかどうかという見通しが立たない現状にある工事ですので、上部空間の利活用ということはこの地域の分断を早期に解消する1つの大きな役割を果たすので、ぜひ引き続き取り組んでいただきたいというふうに思います。
 あと、要望書で、4番、上部空間に対する将来の樹木や土についても、事業者と連携して適切な管理と活用に取り組んでいただきたいという要望ですけれども、これは、北野のこの植生というのをどういうふうに認識しているのかというところはすごい重要で、里山のような、農家でいえば保存樹木のような大きなケヤキの木があって、それがランドマークのようになっている側面もありますし、環境を守ってきた側面もあります。ここに市民の声を反映させるということも重要なんですけども、ケヤキだとか、そういう木を位置づけているのか、市としての土や植栽についての考え方を確認しておきたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  やはり、これまでこの中央ジャンクションにおきましては、ここに緑地であったりとか、畑地などがありまして、かなり広大な面積の緑地が失われたというのがございます。それにおきまして、やはり先般の、平成25年ですとか、平成28年度のワークショップなんかにおきましても、できるだけ北野の緑をそのまま上部空間に持っていきたいとか、あとまた土につきましても、北野の土を持っていきたいというお声も聞いているところでございます。
 それによりまして、現在まだ数は少ないんですけども、買収に伴って100本ほどの木の移植を外環事業地のところにしているところでございます。それを将来的に持っていきたいというのと、あと北野の土につきましても、東京都の都市計画道路の工事ですとか、また周辺で開発した際の農地の畑土なんかがございます。そちらのほうを利用するように要望しまして、今、外環事業のストックヤードのほうにおよそ700立米ほどの北野の畑の土を持ってきている、保管しているというところでございます。
 それを将来的には蓋かけ上部空間で、きちんとこの北野の里の取組の1つとして、それを埋め戻して、北野の里と一体的にしていく、このような取組を検討しているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  北野の今度、中央ジャンクションの地域の用地買収というのは、農地も多く含まれて、ここにも関係者がいらっしゃいますけれども、大切な、先祖代々つくってきた土が、やっぱり都市農業を支えてきた財産なんですよね。それを生かした利活用というのは、北野の里にも将来的にはつながるものなので、その点ではしっかりと確保してつなげていっていただきたいというふうに思います。
 その点で、5番目の要望で、中央道の三鷹料金所周辺の緩衝緑地帯についての回答もあります。三鷹市からの御意見を踏まえて検討してまいりたいということで、緩衝緑地帯の選定の説明会がされるということでは市の働きかけに感謝申し上げます。やはり、事業を進めていく上で、地域住民の理解というのをしっかりと──今まではなかったものなので、大きな前進だと思います。
 その点で、この間、伐採されてきた部分は適正な管理が必要なんですけれども、ケヤキですとか、桜ですとかが、料金所周辺では緩衝緑地帯で根こそぎ切られてしまった部分があります。ぜひ、この市からの意見を踏まえて検討していくという御回答なので、ここについての三鷹料金所付近の緩衝緑地帯に対するこの間の事業者側の取組に対して意見があるので、地域住民の要望を市からも事業者に対してお伝えするということは可能でしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちら、地域の方々からの意見を踏まえて、こちらのほう、できるだけ良好な形で残していくということで考えていきたいというところでございます。ただ、まだそちら、高速道路法がかかっている箇所ですので、法的にそこの部分が自由に、つまり出入りさせてもいい場所なのかどうかとか、出入りできる場所なのかどうかということですとか、じゃあ、管理をどこがやるのかどうかとか、そういった詳細な部分のところがまだ詰め切れていないところでございます。
 そちらのほうも、八王子保全サービスセンターのほうなどと行っているというふうに聞いておりますので、実際の話合いとか、そういったものはまだちょっと先にはなろうかと思いますけれども、先般の意見などを伺った形で、できるだけ良好な形でできないのかという調整はしているというふうに聞いているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  この市側からの要望に対してのこの回答が、三鷹市からの御意見を踏まえて検討していきたいということなので、この三鷹料金所周辺の緩衝緑地帯に対する市民の意見というのがあるんです。それで、この間伐採されていて、伐採されたものはもう元には戻りませんので、以前のような、本当に緩衝緑地帯としての騒音や振動、また大気汚染に対しての対策を充実してほしい。
 実際に振動や騒音が激しくなっているという声があるので、今のままでは課題がある。だから、市民のこの緩衝緑地帯に対する意見を、市側を通じてその事業者に対して伝えることができるのかという、その要望を市として受け止めて、働きかけることができるのかという点を確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  市民の皆様からの意見というのは常にお受けしているところでございますので、それを受けた上で、もちろん調整をするということは可能と思っております。
 ただ、高速道路法というのが、現在調整をしておりましても、結構高い壁になっておりますので、それをどのように調整していくのかが今後の課題かなというふうに捉えているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  高い壁をぜひ切り崩すなり、乗り越えるなり、迂回するなりしていただきたいと思うんですけれども。中央ジャンクションと、中央自動車道の三鷹料金所周辺の緩衝緑地帯の対応というのは、将来の外環、中央ジャンクションの植栽の管理とも密接に関連している、また北野の里ともつながっている側面もあるので、ぜひ市として、水と緑の公園都市を目指している三鷹市としてもコミットしていくんだという姿勢を示して、今回こういう回答があったのはすごく前向きだ、前進だというふうに思います。
 これ、ぜひ生かしていきたいというふうに思うんです。緩衝緑地帯のところでいうと、南側の料金所付近の問題では、やはりケヤキの高木が切られたので、落ち葉の被害というのは歴然になくなっているんですけれども、夏の木陰の問題ではこの夏大きく環境が変わりました。桜も中央道の法面の部分、緩衝緑地帯では敷地内なんですけど、のり面の部分の桜が老木化したことを理由に切られているんですけども、これは中央料金所を造る際に、地域住民の要望にも沿った形で植栽された部分なので、桜は成長も早いですし、将来の桜をぜひ取り戻してほしいという要望があるので、そういう要望などを寄せられることになるかと思うので、今後、市としてもしっかりと受け止めて対応していただきたいというふうに要望させていただきます。
 あと、1点、中央ジャンクションの、5ページ目の赤のAランプシールドトンネル工事とHランプシールドトンネル工事の件で確認したいと思うんですが、市としての認識ですけども、Hランプシールドトンネルは掘進は完了されているということですけども、この完了している、止まっている場所というのが、地中拡幅部分の前なんですよね──前になりますかね。認識は合っていますか。それを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  資料2の4ページ目を御覧いただきたいと思います。そちらの真ん中のところに、Hランプシールドは掘進作業完了と記載がございまして、そこにオレンジ色に塗られている箇所に入っている形でございます。このオレンジ色の部分で土管のような形をしたものが地中拡幅部の場所なんですけども、そこに入った形で掘進作業が完了しているというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  その確認ですけど、ここ、オレンジの部分が地中拡幅部で40メートルよりも浅い、区分地上権が発生する地域になるんです。かかったところというのは、入ったところですかね。実際にはこれ、本道と連結する部分なので、将来的にはこのオレンジの部分の、今左側の頭がかかっているところで止まっている。これ、完了というふうに言えるんですかね。地中拡幅部の部分は別の工期として位置づけられているということを示しているんでしょうか。
 そういうふうに理解すると、Aランプシールドトンネルの掘進というのは、実際には事業地内から終わって、1月の中旬からチラシ、お知らせが行っていますけど、この図では下の2つ目のオレンジの部分の半分しか書いていませんけど、その入り口部分までがこの掘進の作業として位置づけられていて、掘進が完了するというのは、同じように、Hランプシールドのように地中拡幅部の頭に到達するところまでを当てているのかという、その区間も、地中拡幅部の部分は本道と連結するので、ここの部分も実際にはこのシールドマシンでトンネルを掘らないといけないんじゃないかという認識なんですけども、そういう認識でいいですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらのランプシールドが地中拡幅部のほうに入っているところでございますけども、これが地中拡幅部の工事というわけではなくて、本線の隣に並行していかないと、入らないといけませんので、そこのとこまで到達した、それがAランプシールド及びHランプシールドの工事の範囲というふうに認識しております。
 その後、本線が到達した後に、平行となったトンネル同士を1つの地中拡幅部によって一体化させていくという工事が地中拡幅部という工事ですので、現在、Hランプとしましては、ここまで到達したところでその作業のほうは完了したというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  認識を確認したいんですけども、そうするとオレンジの部分は、同じシールドマシンで掘ったとしてもランプシールドトンネルの工事にはならないと。ここのオレンジの部分、地中拡幅部の部分、ここから先の掘進は地中拡幅部の工事として掘進がされるということになるということでよろしいでしょうか。
 そうすると、Aランプシールドトンネルの掘進作業、地中拡幅部は全く違う工事なので、ただ、ここのシールドマシンを延伸するという工事は重なる、その中に含まれるということでよろしいですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  Hランプシールドの現在の状況なんですけれども、こちら、今、解体が始まっているところでございます。これは解体をしまして、シールドの前面のところをセメント、コンクリートで固めまして、完全にトンネルとしてしまうと。それがHランプシールドのいわゆる完了という形の形態でございます。今そちらの作業をしておりまして、今後、地中拡幅によってそこからまたさらにマシンがランプシールドから発進していくというのはございませんで、ランプシールド本線を巻いていくような工事をするというのが地中拡幅部の工事というふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  理解させていただきます。そうすると、地中拡幅部の工事は、本道の工事の、例えば拡張で行われると。ランプシールドマシンで、そこの閉坑している部分をさらに掘るという形ではなくて、本道の部分を拡張してやるという工事になっているということですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 分かりました。その確認をさせていただきました。
 Aランプシールドトンネルは今後市街地に入っていきますので、陥没事故のようなことが起こるのは絶対あってはならないことなので、細心の注意を求められますし、ヤード内で安全にできたということで、工事ヤード外、市街地へのさらなる掘進を始めるということですけども、この安全については市としてはどういうふうに認識しているのか。工事ヤード内だけの安全確認で、市街地の工事を進めても安全だという認識でいるのかという点を確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  Hランプの掘進におきましては、第25回のトンネル施工等検討委員会におきましても再発防止対策が機能していたというのは聞いているところでございます。
 Hランプについては、事業地内におきましてはちゃんと慎重に行ってもらったのかなあと認識しているところなんですけども、何分そこから用地外に出るランプにつきましては、より慎重に、そして市のほうもしっかりと確認をしながら、安全性をより求めていくということが大事だという認識でおります。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  今、調布で陥没事故と空洞をつくり出してきた工事というのは、南側の部分では──東名高速からの本道ですけれども、東京地裁で差止めになっていると。事故を起こした工法では、工事は再開はできない。新しい工法技術、安全を確認したものでなければならないというふうになっている中で、止まっています。
 その教訓というのは生かされているというふうに、第三者検討委員会の中でされているという認識でいいですか。市としても、ここの工事に対して認めれば、もし万が一の場合には責任を負うことになると思うんですけれども、その点での認識、覚悟というのを確認しておきたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  調布の陥没事故等におきましては、やはり工事のほうが騒音・振動がかなり激しかったというところで、先を急ぎ過ぎたのかなという感じも正直しているところでございます。それによりまして、騒音・振動があったことによって、それを朝、次の日になったときに土砂が固まってしまったところを気泡剤などを入れながら入替えをする際に、取り込み過ぎてしまったと。
 そして、さらにその取り込み過ぎてしまったことが、単一の砂層であったことから、それが上部のほうに影響してしまって、表層が薄かったことが陥没を発生してしまったという原因のほうで聞いております。そちらのほうの対策につきましては、トンネル施工等検討委員会の有識者委員会におきましても、そちらの原因と、あと再発防止対策というところで、いかに土砂を取り込まないようにするか、そして万が一そこが固まってしまった場合にはどのように対応していくのかということをしっかり議論したと認識しております。
 また、安全安心、いわゆる皆様が安心できるのかという対策につきましても、騒音・振動計ですとか、地表面の影響などにつきましてもしっかりモニタリングをしていくという、かなりの再発防止対策が取られているのかなと認識しております。ただ、だからといって、安全かと言われると、やはり安全を求める側でありますので、安全性をよりしっかりと求めていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  調布で起こった事故というのは、世田谷から狛江、調布というふうに通過する中で、様々な予兆があるのにもかかわらず、そこを通り過ぎれば大丈夫だという、通り過ぎるまで我慢のように対応してきた結果が事故につながった大きな要因だと指摘されています。本来だったら、このシールドマシン、同様の技術で掘られるランプシールドトンネルも安全の確認がされなければならないものだというふうに思います。
 ランプシールドトンネル工事を本来は中止すべきだというふうに、同じように、調布の工事のように止めるべきだというふうに思いますが、安全の確認という点でもいまだに不安が払拭されていないので、市街地に対しての掘進は私は市としては中止を求めるべきだと思いますけれども、市としてのお考えを確認しておきたいと思います。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おっしゃるように、ここの安全対策については市として非常に重要な関心を持っております。陥没、調布の件以降、対応については、私たちも事業者に対して慎重にヒアリングを行ったりしてきましたし、また先ほど櫻井課長から御説明しましたとおり、トンネル施工等検討委員会ですとか、その内容についても注視してきました。あの陥没が起きた以降の事業者の施工の対応については、確かに安全対策を示してその内容がされているというところをちゃんと見てきました。
 それを実際に実行した結果、この現在のAランプシールドについては安全に掘進が行われている。それから、Hランプシールドについても安全に行われたんだというふうに認識しております。ですが、今後も、これから市街地に出ていく部分もございますので、実際にはここで安心するだけじゃなくて、今後も注意しながら、特に現場に行って排土管理などを見せてもらったりとか──安全対策の具体的な方法です、そういうところも私たちの目で実際に見て、確認をしたりしていきながら進めていきたいと市としては考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  私、中止すべきだと思いますけれども。1点、この陥没事故で空洞をつくった大きな理由に、地質の変化、複雑な特殊性というふうに事業者は言いましたけども、様々な地質がある。この三鷹市のランプシールドの掘進予定となっているところの地質の調査については、事故以降、調査、またそこのところでの把握、検証はされたかどうかというのは市として確認しているでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらのA・Hランプにつきましては、こちらの区間におきまして、13か所のボーリングを行っております。そのうちの8か所が大体均等に並んでいるところなんですけども、その8か所におきまして、大体100メートルから150メートルと、かなり密な形で行っているものというふうに認識しております。
 また、Aランプシールドにおきましては、事業地外のところで5か所やっているというふうに聞いております。こちらも、ボーリング調査をやりながら、さらに微動アレイ探査などを行いまして、しっかりと地盤のほうは捉えているというふうに聞いております。
 ただ、それだけではなくて、より安心の部分も必要になってくるかと思いますので、地表面変状ですとか、あと騒音・振動のモニタリング、これらのこともしっかりと行うことを求めながら、行ってもらいたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  地上部は住宅地なので、地層の調査は、本当にすごく困難で限られていると。実際には直上でやるべきものが、少しずれたところで行われていると。そういう点でも、掘ってみなければ分からないという側面がどうしても地中の工事では、細いシールドマシンンの工事でも教訓として言われている課題なので、一定の検査はされているということですけれども、より詳細な調査が、やはり安全にする上でも重要ですし、これで十分なのかという点では、不安が残る状況にあるということを指摘しておきたいというふうに思います。改めて市街地に対しての進捗に対しては中止すべきだというふうに述べておきたいと思います。
 最後に、工事の見学会ですけれども、地域の人たちの見学会がありました。実際に私ども、外環特別委員会でも見てみたいというふうに思うので、ぜひ委員長にはお取り計らいをしていただきたいというふうに思うんですけども。積極的に今後、計画、工事の状況の見学会というのはされるのか、スケジュール的な点、調整している点を伺いたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらの現場見学会につきましては、要望書のほうでもしっかりと求めておりまして、そちらについても行うと回答があります。今回、現場視察会のほうが開催されたんですが、何分60名とかなり枠が狭かったものに対して、300名ほどの申込みがあったというふうに聞いているところでございます。したがいまして、今後さらに事業者側のほうとしては、こちらの開催を複数回やるというふうに聞いておりますので、しっかりとそちらの調整をしていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  実際に地域の方で抽せんというか、見学会に選ばれなかったという声が寄せられています。そういう状況だったということでいうと、倍率が6倍ぐらいになりますが──簡単に計算しても6倍なので、関心事が高い事業ですので、その点では十分に見学会もさせていただきたいと、補っていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
 終わります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、ちょっと順次質問させていただきたいと思います。まず最初に、要望書についてですけども、先ほど一定質疑がありました。内容的にはもう引き続き検討ということで、それでも具体的にはいろいろ進めているんだという答弁がありました。中央ジャンクションの全体像、項目9で、今後予定されている工事内容を示すとともに、スケジュールをというふうな要望ですけども、スケジュールを提示できるようにするって言っていますけど、現状の施工内容や施工状況の分かるイメージ図というふうなことの内容でしかなくて、全体像が分かるものというふうなことだと、向こうにちゃんと理解されているのか、それについて示されるのかどうかというのをちょっと確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  やはり、こちらの要望書のほうの内容の構造物等なんですけれども、今あるものにおきましても、ワンカット、ツーカットぐらいしかないものでして、非常に分かりづらいと。やはり、現在どこまでできているのかというところと、今後どのようなものがさらに構築されていくのかというところ、いわゆる全体像、そちらのほうが分かるような仕様を求めていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  去年、おととしでしたか、市民の方が立体模型を作って、こうなるのかな、でも本当にどうなんだろうと──やっぱり示された、限られた資料の中で部分的に構築して出したと思うので。でも、あれなんかも本当に1度、北野情報コーナーで展示会とかさせてもらえるといいなと、市民の方から要望があったら、あそこをそうやって市民の方のあれで使うということが可能なのかどうか、そこだけまず確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  あちら、何分スペースがちょっと狭いものですから、工夫をしなければいけないなと思いますけれども、そちらのほう、情報コーナーのほうと調整はできるのかなと思います。ただ、スペースが何分狭いというところを御配慮いただきたいというところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  市民の方のほうからそういう要望があればということで、要望を出して、調整できるかどうかやってみるというふうなことですよね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 分かりました。
 それで、全体的に要望というのも、これは、だから、市として事業者に出した要望としては、今年度はこれだけでしたっけ。毎回、毎年のように出しているんでしたっけ。ちょっとその辺の頻度を確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちら、今年度出したものは今回の要望書になりまして、その前に出した要望書というのは、令和2年10月の陥没が起きた後に出した再発防止対策等に向けた要請という形になっております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  そういう折に触れて出すということはとても重要なことだと思います。今回、実際には改めてランプシールドマシンが動き出したタイミングでもあるので、そういうタイミングを捉えて、市のほうがきちっと具体的に要望していくというのは私も重要かなと思います。
 この時点ではまだジャンクション、ランプシールドマシンが外へ出るというふうな話、具体的になってなかったと思うんですが、その辺も含めて──これは北野の里のまちづくりに向けたですけども、安全安心については、またさらに、本当はもう一言入ってもよかったなと思いますが、状況、タイミング的なことは仕方がないと思います。
 次に行きたいと思います。用地買収の件は、先ほど工事に直接関係がない、支障がないから、取りあえず置いてあるというふうなことで。ということは、今回動き出したことでも、それはまだ関係がないと言えるのか。つまり、今現状、この先これを買収しようとしたら、土地収用委員会にかけるとか、そういう具体的な法的手続というふうな形になっていかざるを得ないのか。事業者のほうはどういうふうにこれを認識しているのかというのを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現在、そちらの土地につきまして、個人の方の情報にもなりますので、事業者側のほうから明確な話等については聞いていないところでございます。ただ、工事に対して影響はありませんということと、ちょっと角が出ているという情報でございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。実際には、調布のほうで土地収用委員会が動いていて、今、そういう本人の同意なく、具体的な区分地上権、地下の土地の使用権を法的に設定してしまうというふうなことが今行われようとしているという実態があるので、それは逆に、将来的に三鷹でも起こり得ることなので、その辺はどう対応、対処するのかというふうなことは、ちょっと慎重に調布の状況、情報をちゃんとキャッチしておいてほしいと思いますが、その辺は把握できているでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  区分地上権、調布の区分地上権について、まだ残っているという情報はございます。ただ、そちらの収用委員会にかける、かけないとか、そういった情報ではございません。また、そのほかに地中拡幅部のほうの区分地上権も残っているというところ、そういった情報はございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  東名ジャンクションのランプシールドマシンが動き出すというところで、そちらのほうも、区分地上権、地中拡幅部とランプ──両方かかっていたかな、そういう課題がまだ残っている場所があって、その辺りで動きがまた出るんじゃないかって話があります。
 東名のランプシールドマシンが動くという情報は受けていますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  東名ジャンクションにおきましては、12月9日から11日の間にオープンハウスが開かれました。それによりまして、東名側のランプシードについての工事についての話があったと聞いております。
 また、1月に東名側のランプシールドのほうが掘進を開始するというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。だから、そういう意味で、工事の進捗に伴って、事業者は作業を進めるというふうなことになっていくんだと思いますけども、そういうことなので、どういう形で動くのかということは、三鷹でまだ収用ということが関わるので、しっかり状況、情報を収集しておいていただきたいと思います。市民が置き去りにされないようにしていただきたいというふうに思います。
 じゃあ、次へ行きますね。なので、今度、本線トンネルの進捗状況というふうなことについては、東名のほうも、今回、大泉が動いています、再開しましたというところで、進捗状況は入っていますけども、東名のほうのランプシールドマシンも次は動き出していると思うので、そこの進捗状況も併せて報告をいただきたいと思いますが、可能でしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  東名側のほうにおきましても、ランプシールドが動きましたら、そちらの進捗状況を併せて御提示したいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  よろしくお願いします。つまり、年明けには大泉の本線も事業地外、住宅地の下へ出ていくし、中央も出ていくし、東名も出ていくというふうなことになると、3か所同時に住宅地の下をやはり掘るというふうな事態が発生するということです。それについて、ちゃんとした報道がないというか、今まで当事者の皆さんたちがどこまで本当に実感していらっしゃるのかというのが非常に不安なんですが、三鷹の今回のAランプシールドマシンの直上に住んでいらっしゃる方々、あるいはその近辺の方々へのお知らせというのは、やはり事業者がまいたこのチラシ、参考資料で配付していただきましたけども、これがぺろっと来てというくらいでしかないという認識でいいですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、こちら、オープンハウスを開きまして、そちらにおきまして、中央道の北側のランプシールドの範囲、そこから100メートル以上のところにチラシなどを3,400枚ほど配布しまして、オープンハウスへの御案内をしたというふうに聞いております。
 そちらのほうにおきまして周知するとともに、また実際にいらした方々に対して、オープンハウスで説明をしたと聞いております。それによりまして、さらにまた、従来ですと1週間前、1か月前に配布するチラシの前に、掘進をしますというチラシをまたまきまして、また今後1か月前、1週間前という形でお知らせをすると。また、不安がある方におきましては、連絡いただければ、事業者のほうが電話等によりましてもちゃんと対応するというふうに確認をしております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  話がこっちの4番のオープンハウスの現地視察会、そちらのほうに入っていってしまいますけども、実際には事業者は説明会をするって言っていたんですよね、工事ヤードから外へ出るときは。でも、オープンハウスと意見交換会だけで、それはやはり一般的に受け止める説明会とは形態が違うと私は思うんです。だから、ちゃんとした説明会、まとまって説明をされる、いろんな人が質疑することによって、中身の知識を深めていくことができる。
 それと、個別に、自分のうちはこうだけど、大丈夫みたいな話ができるって、その両方が本来必要なのに、意見交換と言われるから、もちろん私もこれに参加させていただきましたけども、現地、本当に当事者的な方々が何人も、この8人の中にもいましたけど、もうちょっと幅広い人たちがいろんな影響を受けると私は思うんですが、やはりこれでは不十分じゃないかと思うんですが、その辺、市はどういうふうに受け止めているでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  従来の説明会のやり方というところで、いろんな方々の意見を聞きながら、さらに自分で意見を言うですとか、また知識を深めていく、これも大事なことだと捉えております。ただ、この説明会の場ですと、大勢の中でなかなか手を挙げづらいとか、個別の質問ができないという意見も聞いております。オープンハウス形式ですと、一人一人に担当者などがついて、質問等についてはかなり詳細にやっていくというところでございます。
 ほかの人の意見をどういうふうに聞くのかというところなんですけれども、FAQなどが公表されておりまして、それによりまして、いろんな、ほかの方からどういった意見があったのかというところを認識、御理解いただくようにしているというふうに聞いているところではございますけれども、どれが一番いい説明になるのかというのは非常に難しい問題です。どのような在り方がいいのか、今質問委員さんがおっしゃったような意見もごもっともだなというふうに思いますので、しっかりと事業者のほうに投げまして、対応を考えてもらいたいと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  そういう意味では、ああいう事故が起こった後の、同じような状況をつくるということに対して、ありとあらゆる手段を尽くすべきだという意味では、オープンハウスもやり、意見交換の場もやり、説明会もちゃんとやるというふうな、時間も変えて。たった3回、しかもオープンハウスは今回、2時間ごとに区切っていくんですよね。合間で──23日、祝日という時間帯で、12時から2時の間の合間を休んじゃうというふうな時間設定というのは、やっぱり来れる人を限定することになりかねない。
 やるなら──いつも行くと、むしろあそこにいる職員のほうが多いくらいなんだから、もっとちゃんと人を交代してやればいいじゃないかと私は思うんです。なので、そういうふうなことで、ちゃんともっと時間を取り、もっといろんな人が来れるような場をつくるということが重要だと思います。今回のオープンハウスについては、市の広報に掲載ができたでしょうか。もっとたくさんの場を設定すべきだということと、市のほうでの広報の在り方というのをもう一回確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  広報につきましても、11月の第3週号のほうに掲載をしまして御案内をしているところでございます。また、市のホームページにおきましても御案内しておりまして、外環国道のホームページにおきましても同じくチラシのほうを掲載をしているところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。いろんな形で──今回オープンハウス58人と。23日が雨だったので、土砂降りで、だから現場視察会も申込みは多分60人いらっしゃったんだろうけど、やっぱり来られなかった方がいらっしゃるんだろうなって思います。実際に視察会に参加された方から聞くと、雨で階段が使えないので、エレベーターシャフトで分けて何回も乗り降りして、それを待つのにすごい時間がかかったみたいな話をしていらしていて、雨の影響、結構いろいろあったなと思いますけども。
 そういうこともあるので、やはり時間を変えるとか、日にちを変えるとかって、いろんな機会を増やすことも大事だと思います。広報も、本当にその人たちが当事者意識を持てるかというところが私は重要だなと思っているので、対応というのをもう一回、今後も検討していっていただきたいと思います。
 もう一つ、当事者の方々へのあれですけど、これがここになるのかちょっとあれですけど、家屋調査が対象の人たちが──現実にやったのは結構前ですよね、もちろんここには家屋調査、建て替え、リフォームされた方は御連絡をお願いしますって書いてあるんだけど、実際にそれが周知されていないんじゃないかと思って心配なんです。
 ちゃんと対象者の方々が、本当に今回の事故のようなことがあると、やっぱり事前事後って必要だから、事前の調査ってちゃんと皆さん受けているのかどうか、その辺はどの程度かって把握していますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  Aランプシールドの東八道路よりも北側につきましては、おおよそ200軒程度あると聞いております。そちらのほうの家屋調査は、拒否の方等も含めて一通り終わったとは聞いておりますけれども、まだ受けていない方が2割程度いらっしゃるというふうに聞いているところでございますので、そちらの方も含めて、チラシを全て配布をしまして、また家屋調査をどうでしょうかということの御案内をしているというところと聞いております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  受けていない方々が、その家屋調査の意味をどこまで理解して──いや、拒否する、勝手に人にずかずか踏み込まれて見られたくないというのももちろんあるし、プライバシーだから、それはそれで尊重すべきだし。ただ、そういうふうなことの意味合いというのもとても重要だと思います。
 それで、説明に関して、地元の町会・自治会、ここはあったと思うんですけども、そういうところでさらに細かく説明するとかというふうなことというのはできないんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  各町会におきまして説明会を開催しているというのは、これまで外環事業者はしていないところでございますけども、そのようにできないのか、確認をしていきたいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  町会から呼びかけられたら、また参加する方も違うかもしれないので、ぜひ丁寧に説明の場をつくっていくようにということをお願いしたいと思います。
 工事の状況について、先ほど地上の利活用がどこまでできるか、できないかっていう話がありましたけども、料金所とかで最終的に地上から下まで立て坑というか、穴が空いている場所、それからこの青いところで、道路が地下から上に上がっていくために開削しておかなくちゃいけない場所とかというのはかなりありますよね。
 それについて、分かったような分からないような図しかないわけですよね。その辺を明示してもらう。今、北野の情報コーナーの前辺りのスペースを要望しているっておっしゃったけど、それって料金所と重なるような場所にならないのか私はちょっと心配なんですが、その辺りはどうなっていますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  資料2の5ページを御覧いただきたいと思います。こちら、中央ジャンクションで現在行われている工事の状況についてです。そこの赤い枠のところ、まる5、まる6のところのスペース、こちらの真ん中に線がありまして、これがだんだん開削で車が出てくる場所等になるんですけども、ここの辺りが料金所になっております。
 この左側のところと上下に走っている都計道の間のところ、そこの部分は料金所よりももう少し南側のところで空きスペースがあるところでございまして、このようなところができないのかというのを今調整をしているところです。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  すみません、4ページのほうが分かりやすいかなと思うのですが、4ページの図でいくと、北野小学校の真南、あるいはちょっと西側辺りが北野の情報コーナーになる。その辺りを使いたいと言っていて、料金所はさらにこの図より左側のほうに出ていってしまうのか、右側のほうにあるのかというのをもう一回ちょっと、ごめんなさい。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらの北野小学校からずっと下のほうに降りていきまして、そうすると、2つのこのボックス、四角があります。そこの間のところの大きくなっている黄色いスペースがあるかと思います。ここが料金所になります。こちらの左側のほうにオープンスペースがかなり、北野まつりなどをやった箇所がございますので、そちらのほうを今要望しているところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。とにかく大きな開削部分が残る。高速道路の近くもかなりあるというふうなことになるので、その辺も含めて、もともとの北野の里上部空間の利用のところもそれを避けて、そこは使えないからというふうな計画をしていたと思いますが、やはり埋め戻されていくのを見ると全部が使えそうな気になるのも含め、本当に工事が終わったように見えてきている部分の中でどう説明していくのか、ちょっと大変だと思いますけれども。
 だからこそ、最終的な姿がどうなるのかということを皆さんにも分かるように提示していくということは重要だと思うので、それはそれで、それも含めて使えるようになる、ならないということも含めてですけども、本当に見通しが立たないわけで、生活の見通しも立てられないということになるわけなので、あと何年かかるとか言えるのかというのは、ちょっとその辺は事業者はどういうふうに言っているかというのを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  外環事業者の言葉をそのまま言いますと、スケジュールついては、現段階において示せる状況ではないという形になってしまうんですけれども。ただ、こちらの全体的な、例えばランプシールドの進捗とか、これまでの歴史から見て、この進み具合であるとこれぐらいかなということをお示しはできるんですけども、何分この全体工事になりますと、さすがに市において推測で、このスケジュールはここまで、ここまでというのは、なかなかちょっと示せる状況ではないところでございます。
 ただ、外環事業者のほうにおきましては、今後どういう工事が想定されるのかとか、それはどれぐらいかかるのかというところのちょっとロジックを聞き出した上で、全体像が見えないかなというふうに今画策をしているところです。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  市としてもなかなか難しいところではありますが、努力していただきたいというふうに思います。
 それで、今ここの局面に来て重要なのは、地中拡幅部がどうなるかということですね。先ほども出てきましたけども、本線が来てから地中拡幅部を造るという段階だとしたら、調布の地盤改良工事がいつまでかかり、それで裁判所において掘削再開が認められ、なおかつここまで走ってきて、その先、地中拡幅部ということですよね。取りあえず、その理解でいいですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、順番としましては、来年の春に地盤補修工事を事業者側のほうは行いたいというふうにオープンハウスのほうで示されております。そこからおよそ2年たちましたら、地盤補修のほうができると聞いております。その間に、そちらの審議のほうで再発防止対策ができるのかどうかというところがなされる可能性もあるのかなと。
 そちらの2年後の地盤補修が終わった後に、シールドマシンが仮に発進してきたとしまして、中央ジャンクションまで来るのがおよそ1年程度かかるというふうに考えます。その後に地中拡幅部の工事になるのかなと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  早くて来春から3年ということですね。地中拡幅部の設計というのは、その後、ニュースがないんですが、順調に進んでいるんですかね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  地中拡幅部につきましては、施工等検討委員会によりまして標準化工法のほうは示されたところでございます。その後の動きというのは聞いてはいないところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  3年の間で見通しが立つのかどうかっていうのは私としては非常に疑問です。本当にそこの工事そのものが非常に危ういし、浅いところで行われることで地上への影響も大きくなるんじゃないかということで。その辺りは、それこそ工事方法によって地上にどんな影響が発生する可能性があるのかということ、そこはこの次、何か要望するタイミングがあれば。
 つまり、その工事が終わらなければ、地上の工事ヤードの解消にはならないわけなんだから、そこの辺りをきちっと確認をしていく、情報提供しろというふうに要望していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  先般のシールドマシンの陥没事故等におきましては、やはり調布の方々にとって、大変重大なことが起きたというふうに認識しております。その方の安全安心のためにも、そちらの不安のほうの払拭であったりとか、元の生活の部分をしっかりと安全を取り戻していただくような努力というのを事業者側のほうにおいてしっかりと行うべきだと考えております。
 そちらのシールドマシンの発進云々というのは、まずはそこが終わってからも、安全安心のものというものを確実に行った上で行ってもらうべきと考えておりまして、まだそちらのほうが、いわゆる軽々にこのシールドマシン発進というふうには言えないところではございますけれども、まずはそちらの地盤補修のほう、またその周辺の方々に対する配慮というものをしっかり行ってもらいたいと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  調布のほうの状況は、決して住民の皆さんの思いに沿うような形で動いていないと、本当にそういう状態で、またこの間の地盤補修に関するオープンハウスなどでも、地域の方々、抗議の意を示すというふうなことが続いています。そのことが、やはりどうしてそうなっちゃっているのかというのを、やっぱり市としてちゃんと把握して、三鷹ではそうならないようにみたいなところをちゃんと、それこそ対応を検討していくじゃないけど、あるいは要望していくということが必要だと思います。
 私としては、本当に工事はやめて、こんな無駄なことはやめてということは、本当に心からこれ以上、市民の皆さんたちに不安にさせずに今もう終わりにして、上をさっさと公園にしてほしいということを改めて要望して終わりたいと思います。ありがとうございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で行政報告を終了いたします。
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◯委員長(伊藤俊明君)  休憩いたします。
                  午前11時04分 休憩


                  午前11時04分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
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◯委員長(伊藤俊明君)  議会閉会中継続審査申出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(伊藤俊明君)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時05分 散会