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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年厚生委員会) > 2022/11/11 令和4年厚生委員会本文
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2022/11/11 令和4年厚生委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから厚生委員会を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  初めに、半田伸明委員より本日の厚生委員会を欠席する旨の連絡がございましたので、御報告をいたします。
 それでは休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  休憩します。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時33分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(宍戸治重君)  子ども政策部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯子ども政策部長(秋山慎一君)  おはようございます。本日、子ども政策部から報告をさせていただきます事項は、日程に記載の1点でございます。令和5年度の学童保育所の入所申込みにつきましては、現在、第一次募集の受付を終了いたしまして、申込内容の集計等を行っているところでございますが、入所希望が多い学童保育所につきましては、待機児童対策として分室の整備を行うなどの必要が生じております。
 そこで、本日は、現時点で今後予定している学童保育所の定員拡充等の取組について御報告をさせていただきます。
 それでは、詳細につきまして児童青少年課長から御説明いたします。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  どうぞよろしくお願いいたします。学童保育所の定員拡充に向けた分室の整備について御説明いたします。令和4年4月におきましては、厚生労働省の定める基準においては待機児童はゼロとなったところですが、学童保育所の利用ニーズは引き続き高い状況が続いております。今後、定員の不足が見込まれる地域につきまして、学校施設の活用により、来年4月の開設に間に合うよう緊急的に学童保育所分室の整備を行うものです。
 具体的な設置の場所ですとか、経費については、最終的な調整を行っているところでございますが、基本的な方向性がまとまってきましたので、その概要を本委員会に御報告いたします。
 資料1を御覧ください。1として、大沢台小学童保育所分室です。大沢台小につきましては、令和4年度に68人の申込みがございました。定員が64人でございますので、4人の定員不足が生じました。
 今後の見込みとしては、資料1の(1)に記載の申込者数の見込み(推計値)のとおり、70人程度の申込みが続くという見込みになっております。こうした状況を踏まえて、教育委員会、それから大沢台小学校と相談をさせていただいた結果、今、学校施設を利用できるという方向になり、大沢台小学童保育所分室を大沢台小学校内に整備をするものです。定員は30人で予定しております。
 続きまして、2番として北野小学童保育所分室です。北野小については、令和4年度に111人の申込みがあり、定員が108人でしたので、3人の定員不足が生じたところです。
 今後の見込みとしては、資料2の(1)に記載の申込者数の見込み(推計値)のとおり、120人から140人程度の申込みがあるという、今、見込みになっております。こちらにつきましても、教育委員会、それから北野小学校と協議を重ねた結果、学校施設を利用できる方向となったところでございまして、北野小学童保育所分室を北野小学校内に整備を行うものです。こちらも定員は30人を予定しています。
 続きまして、3として学童保育所分室の開設時期でございますが、令和5年4月1日を予定しております。
 次に、4、施設の管理運営ですが、各学童保育所との連携、一体的な管理という観点から、現在それぞれの学童保育所を管理運営している指定管理者である三鷹市社会福祉協議会にお願いしたいと考えておるところです。
 次に、5の今後の見込みでございます。今回の分室の整備により、大沢台小、北野小の地域については、待機児童等は生じないと考えているところです。
 続きまして、裏面、6を御覧ください。予算でございます。現在、まだ詳細の調整を行っているところでございますが、関係する経費につきましては、令和4年第4回定例会で補正予算の御審議をお願いしたいと考えております。
 最後に、7のその他でございます。現在、先ほど申しましたように、令和5年4月入所の一次受付の集計や審査を行っているところであり、12月からまた二次受付を予定しているところです。こうした申込み状況によっては、大沢台小、北野小以外の地域についても、定員不足が見込まれるということもあり得ます。その場合は適宜、必要な定員拡充策の検討を実施してまいりたいと考えております。
 説明は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  ありがとうございます。市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。まず、大沢台小学童、北野小学童、それぞれ学校のどの施設を活用するということになりますでしょうか。また、各分室の職員配置、人数を教えてください。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  現在、詳細の調整を行っているので、ちょっと本資料への掲載は見合わせていたところでございますが、予定としましては、大沢台小学校については1階に会議室というところがございまして、そこを利用できる予定になっております。北野小については、現在あまり使用がないという、4階にコンピューター室というところがあるんですが、そこをお借りして設置する予定でございます。
 それから、職員配置についてでございますが、学童保育所は基本的に支援員を2人つけて、その他に臨職さんとか、嘱託さんが入ったりするんですが、分室につきましても本室に準じたものであるというふうに認識しておりまして、基本的には同じような1支援単位としての配置を考えているところで、これにつきましては、今後、指定管理者とも協議をして決めていきたいと思っております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。大沢台のほうは1階だというので、いいかなとも思うんですけど、北野はちょっと4階ということなので、安全面もやや心配かなというふうに思います。緊急対策ということでやむを得ないとは思ってはいるんですが、近隣の物件を探すなど、学校施設以外での整備は検討されたのでしょうか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  もちろん、近隣の物件についても、いろいろな不動産情報ですとか、私たちも地域を見たりして探してはいるところですが、なかなか学童保育所の設置となりますと、安全安心の確保の面ですとか、もちろん賃料等一定の経費もかかったり、整備費などもかかるということもございます。
 そうした中で、学校さんと協議する中で、一時的なのかもしれませんが、分室という形で利用していただいてもいいですよというお話をいただいたものですから、外も検討する中ではありますが、今回、学校内に分室を整備するというふうになったところでございます。


◯委員(前田まいさん)  逆に、学校施設内──北野なんかは校庭の中にあるわけですけど、そういった形での整備についても、それもやっぱりコスト面で実施されないということになるんでしょうか。先ほどちょっと賃料のお話もされましたけれども、基本的にやっぱり子どもたちが安全安心に過ごせる場所を確保することが大前提だと思うんですけど、その点は校庭内での整備ということの増築というか、拡充というのを検討されましたでしょうか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  学校内、同じ敷地内で学童保育所を設置するというのは理想的なことだと思っております。ただ、各学校、建蔽率とか、容積率の関係で、これ以上の増設がなかなか難しい状況もあるというふうに聞いております。先ほどちょっと賃料の話もしましたが、それは次の段階で、やっぱり適地がないかというところをまず優先して考えております。そういったところで、適地が今のところ、なかなか見当たらなかったというところでございます。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。定義を確認したいんですが、現状、運用定員というのはどういう意味合いになりますでしょうか。条例上の定員とは違う形で位置づけられていると思うんですが、これは市独自のものですか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  おっしゃるとおり、定員につきましては、例えば大沢台小では条例上は50人と定めているところです。しかしながら、大沢台小の申込みが60人を超えるような申込みが続いている中で、事業者の方とも御相談して、いわゆる出席率が学童保育所の場合、7割から8割が一般的と言われておりますので、そこも勘案しながら、安全安心が確保できる範囲で定員を増させております。これは、三鷹市のほうの判断でやらせていただいております。


◯委員(前田まいさん)  そうすると、分室のほうの定員も、現状、運用できる定員というふうに捉えてよろしいですか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  大沢台小につきましては、現在、お借りする予定のところが63平米か、64平米ということで、十分30人は余裕があるところで、35人ぐらい、三十五、六人までは大丈夫かなと考えているところです。
 北野小のコンピューター室につきましては、90平米を超える、普通のところよりも広いところですので、30人は十分余裕があるというスペースと考えております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。じゃあ、これは条例上の定員としても満たしているということで理解しました。ありがとうございます。
 それで、来年度──これ、今、様々集計、調整中だと思うんですが、どういう基準で元の学童、あるいは分室への入所というのを振り分けるとかいうことは考えていらっしゃるんでしょうか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  入所の振り分けについては、一般的な、基本的なやり方としては、まず本室に御希望があって、そこに得点上、入所がかなわなかった方に新しい分室ができましたという御案内をするというのが一般的でございますが、今回、例えば大沢台小については、分室の位置が学校の中にあって、本室がちょっと外にあるというケースですので──実は令和4年度、今年度におきましても五小が同じようなケースでございました。ですので、五小については、今年度に限っては皆さんに御希望を取っていただいて、分室ができますので、そちらのほうがいいという方には可能な限り希望にかなうような形で割り振ったところです。基本的には学童保育所については、お住まいの住所地などで複数の学童保育所があるところは割り振りをさせていただいているところですが、今年度、大沢台小についてはその振り分け方法を五小のことも参考にしながら、今後検討していきたいと思っております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。何かイメージとして、例えば高学年なんかが分室なのかなって、3年生とか、学年が上の子のほうを分室にかなと思ったんですけども、そうではなくて、じゃあ、今回はこの情報のない状況での申込みになっていますので、全ての方に希望を取って、分室を希望される場合はそちらにということですね。もう一回確認します。すみません。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  まだ決めてはいませんが、基本的には五小に倣った形を考えておるところです。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、ちょっと定員の話に戻ってしまうんですが、本来の条例上の定員は、北野も、大沢台小も、それぞれ50人ですよね。その基準からすると、北野のほうは、A、Bの分室を合わせて130人の条例上の定員になると思うんですが、そうすると令和7年度には再び条例上は定員オーバーになると思うんですけども、この待機児童は生じないという見込みでいいのかというのはやや疑問なんですけれども、その点はどういうふうに考えていらっしゃいますか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  例えば北野小につきましては、運用定員が108人と書いてあります。さらに今回、分室で30人ですので、138人をお受けすることができると考えておりまして、令和8年度におきましては、141人という予測が出ておりますので、そこを少しオーバーするかなというふうには思っております。この予測につきましても、実はなかなか難しいところがございまして、これは今の伸び率が今後も同じように伸びていくだろうということで、常にプラスの要素で、ちょっと大きめに予測はしているところです。
 仮に令和8年度、140人を超えるような申込みがあった場合ですが、先ほど説明しましたが、分室の定員30人というのはスペース的にはまだ少し余裕があるものですから、その状況によっては少しその分室の定員を増やすなどして対応していきたいと考えているところです。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それで、今はまだ申込みの集計中なので、お答えは難しいかもしれないんですが、この推計で出された数字と来年度の申込み状況、ある程度同じぐらいな状況になっているのか、あるいはこの推計を上回るような申込みになっているのか、そういう乖離が生じたりしていないのか、今の段階で分かれば教えてください。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  まだ、先ほど申しましたように集計作業中でございますが、特にこの大沢台小と北野小については今回御提案していますので、ちょっと先行して数を記入しているところです。今のところ、この見込みの中で十分入るのではないかと思っているところです。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、ごめんなさい、北野のほうも分室入所については希望を取るということでよろしいですか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  北野につきましては、本室がもう学校の敷地内にあるということですので、原則は今までどおり、本室に入れなかった方について御案内するということを今考えているところです。


◯委員(前田まいさん)  じゃあ、A、Bそれぞれで希望して入れなかった方をということですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 分かりました。それから、対象家庭への今後の周知はスケジュール的にはどのようになりますでしょうか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  今現在、一次受付の集計、審査、それから二次受付がこの後始まりますが、審査結果を2月上旬ぐらいにいつもお届けしております。もちろん、この後、補正予算をお認めいただいた後でございますが、そのときにもし入所できなかった方については、入所できなかった旨と、ほかに空いている学童のほか、新設する今回の学童の御案内を差し上げるという予定になっております。


◯委員(前田まいさん)  そうすると、分室が整備されるという情報が市民に伝わるのは、12月の補正予算後ということでよろしいですか。市として何か発表されるとか、保護者に周知される予定というのは──ごめんなさい、結果の通知が2月ですかね。そうすると、できればその間、あまり不安にさせないでほしいというか、せっかく分室が整備されるということが分かった時点で教えてもらえると、あまり過度な期待はよくないと思いますが、少し保護者の不安も和らげられるかなと思うので、その辺いかがでしょうか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  これまでは、審査結果、まず本室に入れるかどうかというのをお伝えするときに、併せて初めて御報告するということでございました。あらかじめそういう情報が欲しいということについては、ちょっと何か少し早めにお伝えすることができないか考えてまいりたいと思います。


◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。待機児童解消に向けて取り組んでいただいていることは、本当に評価しています。ただ、やっぱりこの間、分室整備といっても、学校の教室活用という形が主になっていて、私は緊急対策は応急措置だと思うんです。また、議会での一般質問もありましたけれども、教室での活用ということになると、やっぱり子どもにも、職員にも、我慢を強いている状況があるのではないかと思うんです。そうすると、学童保育のあるべき姿をちゃんと追求する視点がちょっと弱まってしまっているのではないかというふうに感じるんですが、市の今後の学童保育の在り方についてのお考えをお伺いしたいと思います。


◯子ども政策部長(秋山慎一君)  委員御指摘のとおり、今そういう意味では、待機児童対策という中で、緊急的な対応で分室ということで整備をしてきています。先ほどからちょっとあったように、これ、予測というか、推計は非常に難しいところがございまして、児童数については、今、若干、就学児童については上昇傾向にありますけれども、推計値でいえば、この後、一、二年たつと減少に転じていくと。
 一方で、やはり学童保育の需要というか、保護者の就労環境というか、状況がかなり変わってきている中では、需要が高くなってきている。これは、保育園も同じだと思いますけれども。そういう意味でいうと、今後、やはり学童保育の定員をどのように確保するかというのは非常に重要な視点だというふうに思います。
 その中で、もちろん、そういう意味では、供給量を増やして整備をしていくというのは重要だと思いますけれども、一方で、やはり先々の需要予測というのをしっかり持った上で、どういった形で整備をしていくのかということを検討する必要があるかなと思っています。
 もう一つは、やはり放課後の子どもたちの過ごし方についても、学童保育以外の場での過ごし方というのも、やっぱりそこを多様なサービスとして提供していく必要もあるんではないかなと考えています。今、地域子どもクラブを毎日型に切り替える中で連携をしたり、あるいは学校や家庭、それから学童保育所でもない第3、第4の居場所といいますか、そういったものを民間の方々と連携しながら、今後整備をしていきたいな、支援をしていきたいなというようなことも考えていますので、全体的にやはり放課後に子どもたちが安心して、市内の様々な場所で、自分が過ごしたいように、過ごしたい場所で過ごせるような、そういう環境を整備していくということを理念としながら、当面、やはり学童保育の需要に対してしっかりと供給量を確保するということに努めていきたいと、このように考えています。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。分かりました。それで、ただ、この今の現状においては、やっぱりこの学童を求めるニーズにしっかり応えなきゃいけないと思うのと、またこの教室の分室整備が固定化してしまわないように、ぜひ引き続き努力していただきたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、質問いたします。まず、さっき一番最後に部長がお答えになった件ですけれども、やはり学童保育は、保育園と同様、福祉の一環で行われていて、その時々の福祉的なニーズを必要とする子どもたちを市として受け入れていくというのがやはり基本だと思いますので、やはりそこは以前から私たちの会派でも申し上げていますけれども、地域子どもクラブですとか、他の事業と一緒にしないで──やはり、まず学童を必要な子どもたちに確保するというということが第一で、その上で地域子どもクラブですとか、他の事業があるというのは否定はしません。でも、やはりそこの基本を外してしまうと、1つは不公平が生じるということもありますし、じゃあ、何で入れた子がいて、そうじゃない子どもがいるのかということになると思うんですね。何であちらの子は学童に入っていて、うちの子はどうして学童じゃない形でいるのかという話になると思います。
 それから、その子どもの発達ですとか、安全面という意味で問題が生じてくると思います、その2点において。その辺の、最初から大きい質問をしますけど、そこは、私の考えについてはどう思われますでしょうか。


◯子ども政策部長(秋山慎一君)  委員さんがおっしゃっていることは、非常によく分かります。まさに、私が先ほど申し上げたのはそういう趣旨です。つまり、ちょっと誤解がないように申し上げますと、学童保育所の需要が高まるので、その部分をほかに振り向けるとか、そういうことを申し上げているわけではなく、あくまでも需要に対してはしっかり供給していくということがベースです。
 やはり、そういう幾つかの選択肢を御用意できれば、それは利用される方、保護者なり、まさに子どもたち自身が、そういったものを自身が選択をして、サービス等を選んでいって、利用していただくというのが理想ではないかなと思っていますので、基本的には先ほど申し上げたように、学童保育に対する需要というのは非常に高まっている状況でありますので、そこはしっかり供給として量を確保していく、そういう考え方がベースにあるということを申し上げたいと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  選べるといっても、学童保育のほうがきちんと受入れ体制がなければ、選んでいるんじゃなくて、選ばされるということにもなりかねませんのでね。受皿があって、それで例えば定員どおりとか、定員割れしているような状況であれば、それは選択できるということになりますけれども、そうでないと、不本意にも他の事業を選ばざるを得ないというふうになります。
 それは、やっぱり福祉の原点からして外れていきますので、やはり、1年生、2年生、3年生ですから、たった3年プラスアルファ──4年生も少しいますけどね、とはいえ、その子にとっては人生で1度きりのことであって、三鷹市の事業という意味ではなく、その子にとってという意味では人生に1回きりで、そこでどんな体験をしたかとか、それから安全が確保されたのかとか、そういうことが重要ですので、そういう観点からいって、やはり受皿をきちっとつくっていくということがまず第一だと思います。
 そういう意味において、今回、大沢台小学童と北野小の学童において分室をというふうに考えられたんだと思うんです。ただ一方、令和4年10月1日現在の入所状況というのを市が発表されていまして、それを見ますと、北野小学校と大沢台小学校は確かに定員を超えています。それで、大沢台小学校でいうと、50人の定員に対して、今、合計61名が通っている。それで、北野小学校は合計すると、A、Bで100人のところに106人が通っているというのが、令和4年度の今の入所状況というふうに数字上ではなっています。
 一方で、ほかの学童保育所も、じゃあ、定員が足りているのかというと、例えば中原小学校の学童保育は、Aで、いわゆる定員というところからいうと12人オーバーですし、井口小学校においてもやっぱり50人定員からすると、Aで12人オーバー、Bで9人オーバーとか、それからちょっと多いところでいうと、二小が70人定員のところに、保育所Aで10人オーバーというようなことが見られるんですよね。
 これ、受入れは行っているということは承知していますが、それは、ある意味致し方ないんですけど、今後の動向等を考えたとき、あるいは現状を考えたときに、他の学童もやはり受入れを増やしていくということを行っていかないと困ったことになるんじゃないんでしょうかね。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  今おっしゃられましたように、運用定員というのはちょっと苦肉の策というか、やっぱり入所していただきたいというのをちょっと優先している面もございますので、いわゆる学童保育所の質のほうからいくと、問題はあるというふうに思っております。
 例えば今回、大沢台小において分室を整備いたしますが、オーバーする人数としてはそう多くはないのかなと思っているんですが、例えば現在、今の大沢台小の本室のほうが非常に多く入っておりますので、将来的には少しバランスを取って、本室にゆとりを持たせることもできるのではないか、そのようなことも考えてはいるところです。
 すぐに条例定員どおりにゆとりのある運営というのがなかなか難しい状況でありますが、そういった面も考えながら取り組んでいきたいと思っております。


◯委員(伊沢けい子さん)  私がお聞きしたのは、大沢台小学童と北野小学校の学童については定員を30名ずつ増やしていくということで、そのように分散して受入れができていくというのは分かります。
 ただ、中原小学校ですとか、二小、それから井口とか、その辺が多いんですけど、いわゆる弾力的運用ということで、かなり定員がオーバーしていますけど、こういったところの学童もニーズがあるのではないか、そして増やしていくべきではないかということをお聞きしています。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  今ちょっと大沢台小を例にして御説明をしてしまいましたが、もちろんほかの地域についても、ゆとりある定員にするべきだと思っていますので、適地があれば、ほかの地域についても、また今現在、令和5年度の申込受付を行っているところですので、そこの申込み状況によっては、さらに追加の整備が必要になる地域もあるかなと思っておりますので、今後考えてまいりたいと思っております。


◯委員(伊沢けい子さん)  逆に言いますと、定員がオーバーしているという意味では、先ほど私が挙げたような幾つかの学童があるんですよね。それの中で、じゃあ、逆になぜ大沢台と北野だけ。現在、現時点でって、さっき部長、おっしゃいましたけど、でもいずれにしても現時点でなぜこの2つのみを今選んだのかということはどうなりますか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  今回、この大沢台小と北野小を整備させていただくということについては、令和4年度までのこれまでの申込み状況ですとか、申込率、もしくは今後、各小学校で児童数がどのように増えていくかというような予測を現時点で行ったところ、ちょっと運用定員まではなかなか勘案できないんですが、運用定員をもってしても、いわゆる定員をオーバーした申込みがあるだろうと見込まれる地域が現時点ではこの2地区という、今予測したところです。
 それで、この2地区について今回、整備を行うと決めたところでございますが、その他の地域についても、ちょっと繰り返しになりますが、今後の申込み状況によっては対策が必要な地域が出てくるのではと考えているところです。


◯委員(伊沢けい子さん)  やはり、後手後手になってしまうといけませんので、対策を打つのであれば一遍に──ちょこちょこ手を打っていくんじゃなくて、一気に必要なところに場所を確保していくと、それから職員も確保していくというようなやり方のほうがいいと思うんですよね。親御さんや、そして当の子どもたちにとって、そういう形で、やはり必要なところには一気に対応していくというほうがいいと思います。
 それから、今、例えば井口とか、中原とか、定員が10名以上の単位でかなりオーバーしているところについては、令和4年度までは、いわゆる増えてなかったのかもしれませんけれども、ただやはり新しい住宅が建ったりとか、そういった要因によって今後増えていく可能性があるのではないかということ。そして、そういったことを見越して、やはり早く手を打っていくということが必要ではないかと思いますが、どうでしょうか。


◯子ども政策部長(秋山慎一君)  おっしゃっていることは非常によく分かります。先ほどもちょっと何回か申し上げていますけど、この需要の予測というか、どのくらいの方が学童保育所の入所を希望されるかというのを正確に把握するのは非常に難しいと思っています。児童数については、一定程度、教育委員会のほうで、今、ある考え方に基づく推計の方法を用いて推計をしていますので、ある程度それによって、先ほどもおっしゃっていたような、例えば住宅の開発の状況であるとか、そういったものを盛り込みながら出せるんですけれども、一方で学童保育所になりますと、入所を希望されるか否かというところ、つまり保護者の方の就労の状況であるとか、そういったものが要素として入ってきますので、これらを変数として見て推計するのは相当難しいと思っています。
 ただ、これをしっかりやらないと、御指摘のとおり、対応が後手後手になるということもありますので、そこはしっかり見ていきたいんですが。とはいえ、やはり例えば10人単位とか、20人単位で前の年は多かったんだけど、次の年には申込みが少なかったりとか、その逆があったり、そういうことが学童保育所単位で起きたりしているのもまた事実ですので、例えば、じゃあ、どのぐらいその需要が増えるということを見越してあらかじめそういうものを用意して立てておけるかというと、そこは正直申し上げて難しいかなと思っています。
 ですので、一定程度、やはり申込みの状況を確認した中で、非常に時間はない中でありますけれども、次年度に向けた対応はしっかり取っていきたいと思いますし、やはりそこの推計の精度というのをしっかり上げながら、あらかじめ対応が取れるのであれば、それは予算化なども含めて行えるよう、今後、しっかり対応してまいりたいと考えています。


◯委員(伊沢けい子さん)  やはり場所の検討ですとか、職員をちゃんと確保するとかいうことになってくると時間もかかると思うんですよね。やはり、そんなに1か月、2か月でぱぱっと決めるようなことでもないと思いますし、そういう内容じゃないと思うんですよね。やはり、じっくりと場所の選定とか、いい職員を確保していくということが必要ですので、本当に今から次の場所とか、ニーズというのに向けて対応していくということが必要だと思いますので、そこはやっぱり、きちんと子どもや親のニーズに応えて、受入れを三鷹市として行っていけるようにというふうに考えていただきたいというふうに思います。
 だから、今補正予算で対応していますけど、来年度の本予算では、そこはきちっと本当に余裕を持って計画的に対応していくと。ある種余ったっていいわけですから、余らないのは困るんですよね。困りますよね、入れないというのはね。それぐらいのことでやっていかないと、やっぱり対応できないと思いますのでね。結局行けない子が出てきてしまって、他の事業でやってくださいというふうに、私から言えば選ばされるというふうになりかねませんので、そこはちゃんと対応していただきたいなというふうに思います。
 それから、もう少し質問しますけど、職員のことです。今回も社会福祉協議会で2つの場所とも対応されるということで、それについては私は非常にいいことだなというふうに思います。さっき前田委員も質問していましたけれども、職員の人数、大沢台と北野小で各お一人ずつということになるんでしょうかね。それで、そうかといって、やっぱり複数の職員がどうしたって必要だと思いますけれども、そこの対応はどうされるのか、お聞きしたいと思います。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  人数の配置については、社会福祉協議会さんと今後、丁寧に協議していく予定ですが、私たちとしましては今回、分室ではございますが、いわゆる本室と変わらない支援単位というふうに考えて、支援員の方を原則お二人つけるような考えで今いるところです。


◯委員(伊沢けい子さん)  それは、正職員と嘱託員ということでしょうか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  正職員をお二人つけて、さらに必要があれば臨時職員さんとか、嘱託員さんをつけるというようなことを今ちょっと考えているところですが、実際どのような運営が必要かということは、今後また社会福祉協議会さんと検討をしていきたいと思っております。


◯委員(伊沢けい子さん)  職員だって、やっぱりそうなってくると正職員が4名ということになりますけれども、社会福祉協議会のほうでもそれだけの職員さんをそろえていくということも、やはり大変なことだと思いますので、そんな急に決まるのかということもあると思いますし、やっぱりそこは大丈夫なんでしょうかね。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  社会福祉協議会さんには、今回、2つの分室を新たに設置したいということを内々にお話をさせていただいておりまして、その場合、体制的には対応できるだろうということは一応お答えをいただいているところです。ただ、保育士さんとか、なかなか集まりにくいという状況も聞いておりますので、その辺に私たちも注意をしながら、場所だけじゃなくて、人が確保できるかということも考えながら今後進めていきたいと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですよね、やはり場所だけじゃなくて、職員がいかにちゃんと確保できていて、そこにやっぱり質がよい保育ができるかどうかということが決まりますので、そこはやはりきちっとやっていくべきところだと思います。
 それから、私たちの会派の嶋崎議員が職員の休憩室ということについて一般質問で取り上げてきていますが、分室を用意するということですけれども、職員の休憩、労働安全上の待遇っていいますか、職員のそういった側面というのは今回確保されますでしょうか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  今回、分室を設置するに当たって学校さんと相談する中で、育成スペースのほかに、やはり職員さんの休憩スペースですとか、ちょっとした事務スペース、そういったものも可能であれば確保したいという相談をしております。
 まだ調整中でございますが、例えば大沢台小については、会議室のほかにPCルームというところがございまして、そこをちょっと改修したりして、職員の休憩スペースなどとしても使わせていただけるように調整を行っているところです。北野小につきましては、普通の教室よりもちょっと一回り大きい、90平米以上の大きさですので、現状では育成スペースと、それから職員のスペース、その中で確保できるのではないかと考えているところです。


◯委員(伊沢けい子さん)  そこは重要な点だと思いますので、やはりそこも含めて職員の働く環境を整備することが、子どもたちにとっても跳ね返ってきていい保育ができるということにつながりますので、そこはしっかりやっていただきたいというふうに思います。
 それから最後に、この2つの小学校の子どもたちの遊ぶ場所、運動する場所については、この分室の場合はどのように確保されるんでしょうか。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  今回の分室につきましては、学校内に設置ができますので、校庭を使わせていただくというふうに考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですね、やはり室内もそうなんですけれども、外で遊ぶ、やっぱり体を動かしたりという場所が確保されるかどうかということが重要だと思いますので、分かりました。
 ちょっと、最初に基本的な考え方のところを伺いましたけれども、取組として、やはり学童保育を全市的に整備していくと、不足分については整備をしていくと、受入れ体制をやはりつくっていくという視点で、どの学校もそのような状況、受皿を確保するという視点で取り組んでいただきたいというふうに思います。
 学童保育の事業を他の事業で賄うというようなことがないように、ぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、そこだけは確認しておきたいと思います。


◯子ども政策部長(秋山慎一君)  まさにそのとおりで、学童保育を希望される方、そういった需要があることに対してしっかり量を提供していくというのは基本です。その中で、ですから先ほど申し上げたように、それが変動していくわけですよね。年によっても変わるでしょうし。
 だから、今後そこは、その辺が、いわゆる学童保育の需要がどんどん高まっていくような状況が今見てとれますので、それに対してはしっかりと確保していく。その他の選択肢というのももちろん用意していくわけですけれども、それは先ほど委員さんがおっしゃったように、前提としては、やはり学童保育の場合であれば、需要に対して供給をしっかりやった上で、他のサービスといいますか、事業なども展開する中で、御利用される方がその判断で御利用していただくというようなことを今後目指していきたいと思っていますので、学童保育については、先ほど来申し上げているように、今後も相当数、需要は高まっていきますので、非常にこれ難しい仕事ではありますけれども、しっかり先を見通しながら対応が取れるように今後も取り組んでまいります。


◯委員(伊沢けい子さん)  需要が高まっていることは確かだと思います。いろんな経済状況もありますし、それから地域によっては子どもの人数そのものが増えているということがあると思いますので、やはり三鷹市の中でも今、重点的に予算をきちんと取っていくべき事業だと思いますので、ここはなるべく受皿を大きく取っていくという形で取り組んでいただきたいと思います。
 終わります。


◯委員(岩見大三君)  よろしくお願いします。今回、大沢台小学校と北野小学校ということで、今後の推計値ということを見たときに、大沢台のほうは少し増えますけど、令和8年までは横ばいというようなことなんですが、一方で、北野のほうは令和8年では、令和4年からすると30人ぐらい増えていくというようなことで、今るるいろんな御説明があったんですけど、これ、地域的に北野小学校のほうでこういう形で学童の需要が増えていく要因についてはどのように捉えていらっしゃるかということをまずちょっと確認したいと思います。


◯児童青少年課長(梶田秀和君)  今回の予測につきましては、ちょっと先ほど申し上げましたが、過去の申込率、対象の児童のうち何割ぐらいの方が学童を申し込まれるかという率を出して、その伸び率を見たり、それから各学校の児童の推移、こちらを教育委員会のほうで算出しておりますので、それを掛け合わす形で出すというのが基本でございますが、北野小については児童数自体も伸びる傾向もあり、また過去、ここ5年ぐらいは申込率がちょっと伸びている状況があって、伸び率もちょっと高いところがあります。その結果、単純にそのまま伸ばしているという予測になっているのですが、そのまま上げていくと、北野は令和8年までずっと上がっていくというような予測になっているところです。


◯委員(岩見大三君)  分かりました。先ほども大きめの推計というお話もありましたので、その中で、例えば北野のほうでマンションができたりとか、そういうような地域事情等もあったのかなと思いまして、お伺いしたわけです。
 それで、学童ということを通してなんですけど、いわゆる子育て世帯が、例えば三鷹にマンションを造れば集まってくるというような状況というのは、ここ近年ずっと続いていたと思うんですけど、すみません、学童ということを通して、そもそものお話なんですけど、例えばなぜ三鷹にマンションを建てれば子育て世帯が集まってくるか。例えば、そういう状況を、近隣と比べて三鷹が非常にイメージがいいとか、あるいは子育て施策が非常に優れているとかというような、いろんな個々の世帯によって捉え方は違うと思うんですけど、子ども政策部としては、今後の子育て世帯の流入ということも踏まえて、なぜ三鷹にそういう世帯が集まってくるのかという点についてはどのように捉えていらっしゃるか、もともとの話なんですけど、その辺もちょっと確認しておきたいと思います。


◯子ども政策部長(秋山慎一君)  なかなか難しいところではありますけれども、例えばですけれども、マンションであれば、その住戸の価格帯であったりとか、広さというか、いわゆるファミリー層向けと言われているものが、近年、ある程度駅から一定の距離のエリアには相当数供給されたということがあったかなと思います。
 それで、様々な要因があると思うんです。三鷹市の場合は、人口でいうと、10代後半から20代前半のところが流入が多いわけですよね。転出者より転入者が多いのですけども、そのままその方々が三鷹にずっと住んでいらっしゃるかというと、実はそうでもなさそうなところもありまして。
 一方で、子どもが生まれた世帯、あるいはこれから子どもをもうけて生活をしていこうという方々が、先ほど申し上げたような、一定数、三鷹に住居を求めて入ってくるということがあったりするのかなと思っていますので、この辺りは本当に我々もすごく重要なテーマだと思っていまして、今後やはりその辺りをしっかりデータに基づいて分析をする必要があるかなと思っています。
 特にやっぱり地域性というのが大きくて、それによって、今学童のところがまさにそうですけれども、学区によって、エリアによって人口が増えていたり、減っていたり、どういう方々がそこに多く、外から入っていらっしゃったりしているのかとか、そういったことをしっかり分析をしていく必要があるかなと思っています。
 これ、保育園なんかも同じだと思いますけれども、どのエリアに、じゃあ、そういう需要が高まっているのかというのをしっかり見極めていかないといけないので、今少しずつですけれども、そういったデータ分析の手法なども取り入れながら始めているところです。
 ですので、今後は、やはりそういうデータとか、エビデンスに基づいて、しっかりとその辺りを推計していきたいと思いますし、やはりそういう世帯の方々がたくさんいらっしゃった場合に、もっといろんな話でいうと、例えば、じゃあ、税収的にはどういうふうに動いていくのかとか、あるいはそういう世代の方々に御提供するサービスというか、事業というのは何が必要なのかとか、そういったものをしっかり見極めていく必要があると思っていますので。
 逆に言うと、その辺りがしっかりできるようになれば、先ほど来御指摘のあったような将来的な見込みというか、需要予測というのも、もっと正確にできるようになると思いますので、そこは今後の検討課題なんですけれども、少しずつですけれども、そういったデータに基づく分析を今、始めたところだということで御理解いただきたいと思います。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。どうしても子育て世代が集まると、保育所でもそうですけど、待機児童が出てくるとか、ちょっと負の側面に捉えがちなところがあるんですけど、基本的には子育て世代が集まるというのはすごくやっぱりいいことで、税収も増えますし、経済的好循環を生むというようなことで、例えば有名なのは兵庫県の明石市のような例もあったりもしますので、本当に部長がおっしゃったように、その辺、三鷹市にどうしてそういう世帯が集まってくるかということをよく分析していただいて、今後の施策に生かしていただければと思います。
 以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  以上で子ども政策部報告を終了いたします。
 ありがとうございました。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(宍戸治重君)  休憩します。
                  午前10時30分 休憩


                  午前10時43分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(宍戸治重君)  健康福祉部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(小嶋義晃君)  本日、健康福祉部として1件、新型コロナウイルスワクチン接種事業について御報告させていただきます。現在のワクチン接種の実績及びオミクロン株に対応したワクチン接種や小児、乳幼児等に対する接種について御説明させていただきます。
 詳細につきましては、担当課長より御説明させていただきます。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  それでは、お配りした資料で御説明させていただきます。新型コロナウイルスワクチン接種についてという題の資料になります。1つ目、ワクチン接種の実績でございますけれども、1回目から4回目の実績につきましては表のとおりでございます。こちらは、従来株のワクチンと、いわゆるオミクロン株対応の2価ワクチンを合わせた数字になっております。10月31日時点の集計値でございます。
 ちなみに、オミクロン株対応ワクチンの接種の状況でございますけれども、こちら、ちょっと口頭で補足で説明させていただきます。11月9日現在、12歳以上から全年齢対象としました市内のオミクロン株対応ワクチンの接種状況でございますけれども、三鷹市は10.0%、全国平均が8.6%、東京都内の平均が9.2%でございますので、やや進んでいるような状況ですが、おおむね平均と同じような推移で行っているようなところでございます。
 2つ目、オミクロン株対応ワクチン接種についてでございます。こちらは、第3回の定例会の最終日で御審議いただいた内容の実施計画を策定いたしましたので、内容について概要を説明させていただきます。(1)、対象者でございますが、初回接種、1・2回目を完了した12歳以上の方という形になります。
 (2)番、使用するワクチンは、従来株とオミクロン株、BA.1またはBA.4、BA.5に対応した2価ワクチンということになります。BA.1のウイルスというのは今年1月から3月にかけて主流になっていたオミクロン株、BA.5が現在主流となっているオミクロン株という形になります。
 (3)番でございますが、接種間隔は前回接種から3か月以上となっております。こちら、当初5か月の間隔でございましたが、10月21日から3か月に国のほうが短縮しております。
 (4)番、開始時期でございますが、10月3日から開始しておりまして、BA.5対応ワクチンは11月1日より接種を開始しております。
 実施期間につきましては今年度末、令和5年3月31日までとなっておりますけれども、国のほうから年末年始の流行に備えまして、年内に希望者全員が接種できる体制を確保するようにということでございますので、そのような形で接種体制を確保しているところでございます。
 (6)番、実施体制でございますが、集団接種と個別接種の併用、それと高齢者、障がい者の施設等での接種を併せまして接種を進めているところでございます。また、集団接種につきましては、11月の軽体操室は受付時間を今までよりも2時間延長して18時半までという形で平日は運用しております。
 (7)番、予約の指定でございます。高齢者の方の予約の負担の軽減と早期接種完了を目的といたしまして、下の対象、4回目を7月末までに市の集団接種会場で受けた60歳以上の市民の方、約1万5,200名を対象としまして、予約の日時とワクチンを指定しております。日時につきましては、前回接種と同じ曜日の同じ時間帯ということで、なるべくキャンセルが出ないような工夫をしているところでございます。ワクチンにつきましては、モデルナ社のワクチンの供給が少し未定だったこともございまして、全ての対象の方にファイザー社のBA.4・5対応ワクチンを指定しております。
 (8)番、その他でございますけれども、追加接種、3回目から5回目の接種につきましては、原則としましてオミクロン株対応ワクチンを使用するということになりました。また、先ほど申し上げましたように、年内にオミクロン株対応ワクチンを1人1回接種するということで、国のほうから体制の確保を求められておりますので、令和4年9月30日以後の追加接種につきましては、これまでの実施計画から、括弧書きにあります三鷹市新型コロナウイルスオミクロン株対応ワクチン接種実施計画に基づいて実施するということで変更しております。
 続きまして、裏面でございます。大きな3番、小児(5歳から11歳)への追加接種についてでございます。こちらも第3回の定例会の最終日で御審議いただいた内容で実施計画を策定いたしましたので、内容について御説明させていただきます。
 (1)番、対象者は、初回接種(1・2回目)を完了した5歳から11歳の市民。
 (2)番、使用するワクチンは、小児用のファイザー社ワクチン。こちらは、従来型のワクチンになります。小児用のオミクロン株対応ワクチンは薬事承認されていませんので、従来型ワクチンのみが使用可能ということになります。
 (3)番の接種間隔としましては、2回目を打ってから、こちらは5か月以上の経過という形になります。
 (4)番の実施期間としましては、こちらも年度末の3月31日までという形になります。実施体制としましては、集団接種としまして10月15日と16日、土曜日、日曜日になります。11月5日と6日、こちらも土曜日、日曜日になりますが、合計4日間実施しまして、実績としましては300名の方が御来場いただいております。個別接種につきましては、市内の協力医療機関10か所で実施しております。
 続きまして、4、乳幼児(生後6か月から4歳)の初回接種についてでございます。こちらにつきましては、10月の臨時会で御審議をいただいて、実施計画を策定いたしましたので、内容についての御説明になります。
 (1)番の対象としましては、生後6か月から4歳の方。
 (2)番、使用するワクチンは、乳幼児用のファイザー社のワクチン。こちら、従来型のワクチンになります。小児と同じく、オミクロン株対応ワクチンの薬事承認がされていませんので、使えるワクチンというのはこちらの従来型ワクチンのみということになります。
 (3)の接種回数ですが、乳幼児の場合は初回接種として3回接種という形になります。
 (4)番の接種間隔につきましては、1回目を打った後に基本的には3週間空けまして2回目を接種、2回目接種から8週間を空けて3回目接種というのが原則のパターンになります。
 (5)番の実施期間といたしましては、こちらも年度末3月31日までという形になります。
 (6)番の実施体制につきましては、集団接種は実施せず、市内協力医療機関での個別接種になります。箇所数は6か所という形になりますが、こちらにつきましては補正予算の議案説明のときには8か所というふうに御説明を申し上げたところでございますけれども、その後、医療機関の都合により、6か所という形になっております。
 ただ、本会議の中でも、かかりつけ医で打てるようにというお話もございましたので、11月1日付で、こちらは小児科に限らず、ワクチン接種を実施している市内の約70の医療機関に対しまして、通院患者の方、親御さんのほうから接種をしたいというような希望があった場合には、安心して受けていただけるように──ワクチンというのは基本的には1バイアルから取れる数が決まっておりまして、それを原則として予約を取っていただくんですけれども、小児、乳幼児の場合は、お一人からでもワクチンの提供をいたしますので、御希望に沿ったような形でぜひ接種に御協力をいただきたいということで、文書を発出したところでございます。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(宍戸治重君)  市側の説明は終わりました。
 質疑に入ります。


◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。こっちの実施計画にあるんですが、最初のオミクロン株対応ワクチンの今後の接種想定、14万6,000人の算出根拠を教えていただけますか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  算出の方法といたしましては、初回接種の2回目の接種、こちらを90%になったというふうに仮定をいたしまして、その90%の方のうち、オミクロン株を受ける方が95%いた場合でも対応できるような形という形で算出しました結果が、14万6,000人という数字になっております。


◯委員(前田まいさん)  一定、多く見込んでいるということかと思うんですが。それで、先ほどのモデルナ社製のほうのワクチンの供給については、まだ分からないということでよろしいのでしょうか。この接種券同封の書類のほうにも、10月12日現在供給が未定ということになっていて、そっちのモデルナワクチンを希望する場合は日程変更が可能というふうに案内があるんですけれども、現時点でのモデルナ社製ワクチンの供給状況についてお伺いします。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  モデルナ社のワクチン──ファイザー社もそうなんですけども、オミクロン株対応のワクチンというのは2種類ございまして、BA.1に対応したワクチンと、BA.4・5に対応したワクチンというのがございます。モデルナ社のワクチンにつきましても、BA.1の対応のワクチンというのは11月末時点までの入荷の予定というのは六千数百回分ございます。こちらも手元に持っている在庫がございます。
 一方、接種券に書いてある10月12日現在におきましては、モデルナのBA.5のワクチンの具体的な供給スケジュールが国のほうから示されておりませんでしたので、そういったような書き方になっております。ただ、現時点におきましては、11月の最終週に少なくとも4,100回分のモデルナのBA.5のワクチンが入るということになっておりまして、ただその後の供給については今のところは未定というのがモデルナの供給状況になります。


◯委員(前田まいさん)  そうすると、集団接種会場も、これ、いずれはファイザーとモデルナで会場を分けられるのかなと思ったんですが、今のところはこのファイザーのBA.5対応ワクチンで行かれるということなので、今後の接種会場もそうなんですけど、モデルナ社製のBA.5対応ワクチンも今後市としては取り扱っていくということになるんですが、その辺はどのようにして。どこかで希望できるようになるということでよろしいですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  まず、市の集団接種ということでございますけども、こちらについては現在もファイザーの会場とモデルナの会場を御用意しております。ただ、モデルナの場合は、先ほど申し上げたように、BA.5のワクチンがまだ手元にないもので、BA.1のほうを使ってやっております。ただ、会場は、これはBA.1のワクチンですということを明示してやっておりますので、また受付にいらっしゃった方にも念を押しておりますので、その辺は間違いないようにはやっております。
 一方、ファイザーのワクチンについては、BA.5のワクチンが今かなり潤沢に国のほうから供給がありますので、12月いっぱいBA.5を使っても恐らくなくならないような量が来ております。モデルナのBA.5が来た後は、モデルナのBA.5のワクチンに切り替えていきますけれども、先ほど申し上げましたように、量がまだ少ないので、当面は集団接種で計画的に使っていきつつ、個別接種での御希望があれば個別の対応という形で、お客様の希望に沿ったような形で供給できればというふうには思っております。


◯委員(前田まいさん)  なるほど、分かりました。今のところ、4パターンぐらい見ていかなきゃいけないというのはそれはそれで大変だと思うのと、また多分そこまで市民の理解もなかなかちょっと追いつかないかもしれないので、今のモデルナがBA.1だということとかも今ちょっと私も初めて気づかされたので、その辺の周知、案内も、ぜひ今後丁寧にしていただきたいなと思います。
 それから、乳幼児のほうも今接種に御協力いただける医療機関が臨時会のときよりはちょっと減ってしまったということで、小児科以外にも依頼されたということなんですが、やっぱりこれ、専用のワクチンバイアルになっているわけですよね。そうすると、協力しようにも、医療機関側にするとなかなか難しいのかなというふうにも思うのですが。
 そうですね、私、別にワクチン推進派じゃないので、ちょっと質問が難しいんですけど、かえってこれは集団接種にするというお考えはないんでしょうか。この小児のときみたいに、ちゃんと小児科医もいた上であればいいのかなという気もちょっとしたんですが、その辺いかがですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  市の集団接種会場、お子さんへの集団接種なんですけれども、小児の接種が始まった今年の2月のときに1度、医師会のほうで御検討いただきまして、安全性を考えて9歳以上という形で、年齢の下限を設けておりました。
 小児の3回目接種が始まるときにもう一度御検討いただいて、大丈夫そうなら7歳以上にしましょうという形になっております。乳幼児につきましては、そういった小児のときに7歳が下限だという経緯もございましたので、集団接種については一旦やらずに、個別のかかりつけ医で安心して打っていただくということを基本に考えております。今後、医師会との話合いですとか、ニーズもまだどのようになるか分かりませんので、もし市民の方からぜひ集団接種をというニーズがあるようでしたら、医師会とちょっともう一度お話をして、やるかどうかを検討することはできるかと思いますけど、現時点では個別の接種ということで対応させていただくところでございます。
 また、質問委員さんがおっしゃっていたようにワクチンの関係もありますけど、予約を取っていただいて、お一人ですけどという相談をいただいても、こちらとしてはワクチンは個別に配送で出しますのでということで、きめ細かく対応をさせていただきます。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。今の質問を取り消すようなことを言います。ただ、乳児は、特にコロナワクチン以外の様々な予防接種があるので、やっぱりそういう意味ではかかりつけ医が一番いいのだろうなというふうにちょっと思うので、今のその前の質問についてはあまり深く捉えないでいただきたいと思います。
 それで、接種券なんですけれども、拝見しました。特にやっぱり乳幼児のほうですが、臨時会でもかなり強調されていたと思うんですが、強制ではないということをもう少し強めに打ち出す必要があったのではないかというふうに感じています。封筒の窓の宛名のところにも、コロナワクチンを受けられます、費用負担はありませんというふうにだけ書いてあって、やっぱり一番上に任意ですということをもっと打ち出してほしいなと思っています。
 この厚労省の案内もかなり、御検討くださいということで、国としてはそういう方向性なので致し方ないんですけれども、この小児科学会も推奨の立場ということで、私、ちょっと驚いたんですけど、やっぱり受ける方向に誘導されている感じがとてもしたんです。
 この市作成のお知らせのほうでも、強制でないという、裏面なんですよね。そうですね、裏面の一番上で、さらに括弧書きで、接種は強制ではありませんというふうに、色も変えずに書いてあるので、これをもっと前のほうに打ち出してやるべきでなかったかと思いますが、御意見をお伺いしたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  宛名の題字のほうは、説明の文章というよりは様式という形で捉えておりますので、そこには強制ではないというふうには入れてないということになります。
 接種の説明につきましては、先ほど御紹介いただいております市のチラシと国のチラシという形になるんですけども、市のチラシにつきまして、一応表面の中ほど、予約には接種番号と生年月日が必要ですというふうに書いてある下のところに、接種は強制ではありませんと米印で書いてあるところと、裏面の保護者の同意が必要です、接種は強制ではないということ、そこにタイトルをつけまして、その下で説明をしているところです。
 国のチラシにつきましても、過去の12歳以上のパンフレット等に比べますと、かなり柔らかい内容というか、それぞれに合った御検討をして、接種を検討していただけませんでしょうかというような、少しトーンの落ちたような内容かなというふうには市としては捉えております。
 ただ、接種は強制でないということは広報等に毎号載せておりますけれども、今後も引き続きそういった対応を取っていくとともに、ホームページ等でも説明していきたいとは思っております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。この乳児のあれなんですが、2回目まで3週間しか空けないというのは結構大人より短いのかなと思うんですけど、やっぱりそういう意味で安全性も非常に危惧されるので、ぜひ丁寧な説明をお願いしたいと思います。
 最後にちょっと関連して、このワクチン事業もなかなか終わりが見えなくて大変だと思うんですけれども、また次から次に新しいワクチンが来たり、対象が広がったりということで御苦労されていると思うんですけど、正直、これが感染症対応にどれだけ資することになっているのかが、ちょっと今よく分からない状況かなというふうにも思っています。
 市として、ワクチン事業以外のコロナ対応の今の現状──自宅療養者支援も続けられていますけれども、今また第8波に入ってきたというところでの今後の在り方というか、どういう見通しを持っておられるのか。
 あと、このコロナ対応の検証作業の進捗も簡単にお伺いできればと思います。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(小嶋義晃君)  コロナ全般の御質問ということです。今、私ども、まさしく今ワクチンは一生懸命やらせていただいています。一方で、第8波に入ったんではないかと言うような専門家もいらっしゃいます。そうした中で、やはり今年の冬、インフルエンザと同時流行というのが懸念されているところですので、まずは私ども、コロナに関してワクチンをしっかりしていただく、引き続きマスクや換気もしっかりと皆様に感染対策をしていただくようなお願いをしていくということがございます。
 あわせて、現在はワクチン以外にも自宅療養者支援をやっております。最近の傾向といたしまして、やはり重症化する方は以前よりは少なくなっているのかなという印象を持っています。また、市民の方でも、やはり準備、それなりの備えをしている方も多いのかなと思っていますので、それほど食料とか、そういった形の要望は少なくなっているかなというふうに考えています。
 また、給付金のほうも、ここでまた支給の作業を今週に、たしか給付金の確認書をお送りしたかと思いますけども、そういった形で対応させていただいているところでございます。これから、やはり第8波が懸念されますので、多分、これから東京都の制度──東京都もやはり、例えば検査キットの送付というのに力も入れていますので、そういったことをしっかり広報していく中で、医療機関がしっかりと体制が確保できるような形が一番大事かなと思っていますので、そういったところを医師会とも調整しながら進めていきたいと思っています。
 検証作業につきましては、今まさしくやっているところで、当初の予定では12月の厚生委員会にも御報告させていただきたいと思っていますけども、それに向けて今一生懸命取り組んでいるところでございます。
 以上でございます。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。そうですね、我々としてはやっぱり──今その重症化もやや減ってきたということですが、またちょっと日本は世界最多の感染者数ということとか、やっぱりこの第7波、第8波での死亡者も一定数出ているということではちゃんとした対応が必要だと思っています。
 一方で、ある意味かかるのも必然、当然の前提で社会活動が行われなきゃいけない状況にもあって、そうした下ではやっぱりワクチン頼みじゃなくて、検査と速やかな医療へつながれるというところが大事だと思っているので、ぜひ市としても検査の拡充にも取り組んでいただきたいと思っているんですが、抗原検査、市で配っていたのはもう終了したということでよろしいでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  当初始めたときは、都が抗原検査キットを配るのは40歳代まででしたので、50代以上の方に対して配りを始めていたんですけれども、その後、東京都が全年代を対象としまして、市への要望もあまりないので、終了ではなく、一旦停止していますが、この後の感染状況とか、その辺を見て、いつでも再開できるように確保し、準備は整えているところでございます。
 以上です。


◯委員(前田まいさん)  ちょっと前に市民の方が感染されて、御案内しようと思ってホームページを見たときは、市の配っている分と、また東京都の案内と両方あったんですが、じゃあ、それはまた感染状況を見ながら、市のほうも出していくというところですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 なるほど。どうしても、速やかにお昼までに申し込まないと、翌日に届かないということで、その方にも御案内したんですが、結局午後になっちゃっていたので、届いた頃にはもう症状も収まっていて、結局検査しなかったって言われちゃったんです。
 抗原検査なので、どこまで捕捉できるかという課題はあるかと思うんですけど、自宅療養も比較的速やかにお届けされているから、市としても速やかな検査キットの配布というのができるように御検討いただければなと思います。
 終わります。ありがとうございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  本日、10月11日、今、厚労省の予防接種ワクチン分科会副反応検討部会が、また開かれますね。それで、これまでもここで副反応の疑い報告ということが医療機関とか、製造販売業者から報告が出ておりますけれども、現時点での全国の副反応疑い報告のうち、死亡した方、それから重篤になっている方について伺います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  今日のはまだでございますので、その前までで分かっているものでいいますと、医療機関から報告されたものとしましては、死亡報告が1,420件、重篤が7,828件、製造販売会社からの報告が、死亡だけになりますが1,778件、これが全国の数字でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  それだけ──重篤者はもっといたと思いますけどね。男女合わせて──女性が圧倒的に、倍ぐらいありますけどね、3万5,000人とか、私はそのように、重篤者というのは全国で理解しております。
 それで、先日、11月5日に、これから、今対応しようとしているオミクロン対応ワクチン接種後に、全国でニュースが流れております。朝日新聞とか、愛知県の愛西市というところで、集団接種会場で40代の女性がオミクロン対応の2価ワクチンというのを受けて、それで5分後に体調がおかしくなって、要するに休んで15分様子を見ようとしていたところで体調が異変して、それで救急車で運ばれて、その1時間半後にこの40代の女性は亡くなったんです。
 そういう、直接集団接種会場で倒れて運ばれて、そのまま亡くなったということで、因果関係はないと、不明って書いてありますけどね。でも一方で、そういう事実があったんですよ。こういう事件があったんですけど、こういうことについては御存じかということ──御存じだと思いますけどね。それから、こういったことが現状も起きてきていて、今までだって2,000人近い方がもう既に副反応疑いで亡くなったというふうに厚労省でさえ発表しているんですけど、こういう中で、市として接種は続けていくのかということ。
 それから、国にこの事件について、三鷹だって今、集団接種、これからオミクロン株をやろうとしていて、そういう事件が起きないとも限らないわけですよね。そういう場合は市が現場ですから、対応なり、責任を持つということになると思うんですけど。そういった中で、こういうことについて厚労省にきちんと真偽を確認するとか、やめるように、接種の中止を求めるとか、そういうことを考えるべきだと私は思うんですけど、どうでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  先ほど起きました愛知県での接種に関しましては、私どもも報道での内容は存じております。三鷹の接種会場で医師は十分に対応できるように体制を整えているところでございますが、接種を続けていくのかということにつきましては国でも審議され、接種するというふうになっておりますので、三鷹でそれを接種する、しないということを言う立場にはないというふうに思っておりますので、それに従って接種を行う。
 それから、厚生労働省に求めるかということにつきましては、これの件に限ったことではなく、審議等々、それこそ健康被害等で申請されたり、副反応で出されたら審議されることになると思っておりますので、この件について厚労省に求めるというようなことは考えていないところでございます。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  でも、あからさまにこういう事件も起きてきて、新聞もさすがにこういうことについては報道したんですよね。やはり、三鷹市も国のおっしゃるとおりというふうに言っている場合じゃないと思うんですよね。やはり、こういうことについては確認をしていくことが必要ですし、そうでないと──でもやっぱり予算を組んでいるのは三鷹市だし、現場で対応せざるを得ないのも三鷹市だし、そういうときに本当にそんなことで責任を取れるのかという話になってくるのでね。
 少なくとも厚労省にそういう求めるということはできると思うので、それは本当にすべきだろうというふうに私は考えます。
 それから、乳幼児の接種事業について、先日、10月27日に補正予算が提出されたんですけれども、そこでも私たちの会派で、野村議員が質問をしました。その中で、乳幼児に打つワクチンというのは、基本的に5歳から11歳の子どもとか、それから大人に打つワクチンと成分が同じであると、それで希釈濃度は違うというふうに私は理解しております。要するに、中身と言うとちょっと問題があるけど、成分は同じであると。簡単に言うと薄めたものが、乳幼児用であり、それから5歳から11歳というふうに私は理解しておりますが、そういうふうに理解していますでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  ワクチンにつきましては、乳幼児用のワクチン、小児用のワクチン、大人用のワクチンというふうにございますけれども、それぞれについて国のほうで法律に基づいて審査されまして承認されておりますので、それを使って接種をするものだということでは理解しております。


◯委員(伊沢けい子さん)  いや、そういうことを言っているんじゃなくて、成分は同じですよねということを言っているんです。濃さが違うけれども、入っている内容は、有効成分トジナメランって書いてありますけど、それ、一緒ですよね。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  有効成分につきましては、添付文書を見る限りでは同じだろうとは思っておりますけれども、入っている成分について我々のほうで細かく成分がどういうものだとかいうのはなかなか分からないものですから、国のほうの専門的な機関のほうで審査された内容を受けているというところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  これ、接種券の中にも同封されています、最低でも──この中に、本剤には下記の成分が含まれていますということで表が載っています。それ、子どもとか、大人にも同じものが。この用紙を、私は本当にファイザーのほうで出している成分の中身を少なくとも本当は送る、あるいは──ホームページにアップしている自治体もありました、そういうことをすべきだと思うんです、薬の中身。
 これで見る限り同じですよ。要するに希釈しているんですよね。それなんですけれども、三鷹市の乳幼児の接種に関するホームページを見ますと、乳幼児用ファイザーワクチン、ワクチンの種類というところがあって、5歳から11歳は12歳以上とは異なるワクチンですという言い方が、1行ですけどあるんです。確かに濃度が異なりますけどね。だから、違うワクチンという言い方、異なるっていう言い方はできるんですけど、ちょっとこれ誤解を生む言い方でね。やはり、正確なところを書くべきじゃないかと私は思うんですけど、いかがですか。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(小嶋義晃君)  成分量の違いがあるということで、委員さんの御指摘がありました。大人用に比べて、たしか乳幼児は1割だったと思います。小児用は3分の1程度だったと思いますけども、そうした中で、成分量が異なっているということでそういう表現を使わせていただいております。
 もちろん、正確に細かく御説明するということも必要だという面もあるかと思いますけれども、やはり市民の方に分かりやすく説明するという視点も重要かと思いますので、現時点ではそういう表現を使わせていただいているというところでございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  私は、やはりそういう正確なところを書くべきだと思います。要するに、異なるワクチンじゃなくて、同じ成分だけど濃度が違いますよというふうに書いたほうがいいと思います。というのは、先ほど冒頭で聞きましたように、副反応疑い報告というのが、それだけ死亡報告が2,000件近いものがあって、それから重篤になっている方だって万の単位でいるわけですよ。
 だから、そういった意味では、同じことが起こるんじゃないかということを、少なくともいろんな情報もネットなどでは特に流れてきていますから、判断するときに、やはりより正確な情報を提供しないと、安全なんじゃないかというふうに勘違いさせて、誘導させるようなことになると考えるからです。
 それから、分科会のことですけど、副反応検討部会というのがありまして、乳幼児の接種については──先日も議場の質疑で取り上げておりますが、乳幼児は熱性けいれんを起こしやすいということで、厚労省の部会の中でも、3人の委員が乳幼児に関して熱性けいれんを副反応として追加するよう、意見として求めたんです。ということは──私は求めればいいという問題じゃないと思うんですが、でも少なくともそういう事実があるということを3人もの委員が自覚しているというか、だったら私は中止しろというふうに思いますけど、ただそういう指摘はあったんですよ。こういう熱性けいれんということが、大人や小児に比べて、また別の事項としておそれがあるというふうに認識していますけれども、そういうことについて市はどう考えているのか。そして、そういう情報も、市民、保護者に提供すべきじゃないかというふうに考えますが、どうでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  熱性けいれんにつきまして、先日の臨時会でもお答えさせていただいたとおり、確かにおっしゃるように分科会で話されて、その後、報告書の中に熱性けいれんを追加するという旨決定されて、通知も来ております。それを基に私どもも医療機関に対して報告書の様式が変わって熱性けいれんが追加されたということを通知しております。
 これは報告書の内容ですので、補正のときにもお答えさせていただいたとおり、保護者の方に対してこのけいれんが追加されたということを御案内するというふうには考えていない、ただし医療機関に対してこれが追加されたということは既に周知をさせていただいたところでございます。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  医療機関にはというふうにおっしゃいましたけど、でも打つのはその赤ちゃん、子ども、乳幼児ですから、そこに情報提供がないと、医者が打ってしまったら終わりなんですよ。だから、そこはやはり、こういう新たなことが出てきているので、より危険であるというふうに私は思いますし、本当にこれからこのような接種を乳幼児に対して国内で始めて、本当にそんなことで、熱性けいれんなどで亡くなったり、あるいは障がいが残ったりとかというようなことが本当にありはしないかというふうに思っております。
 それも、そういった事実も、厚労省で話していることなんて一般の子育てしているお母さんは知らない人だって多いと思うんですよ。そんなもの見ている暇もないですし、こういう安全だっていって、接種券まで送られてくれば、打ってしまう人もいると思うんですよ。でも、そんなの打ってしまったら、それで気がついたって遅いわけです。だから、やはりそこは市としても、積極的にそういった事実はあるということは知らせていくべきだというふうに思いますが、いかがですか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(近藤さやかさん)  事実というか、ワクチンの有効性、安全性だけでなくて、副反応とか、そういう健康被害があることについても御案内することは大変重要でありますし、そのように対応してまいっておりますし、今後もいたします。
 また、相談があるときの対応だけではなくて、健康被害についても併せて場面場面を捉えて周知をしていきたいというふうには考えております。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  今回の乳幼児の接種についての三鷹市のホームページを見ますと、冒頭のところに効果と安全性を御理解の上、接種を御検討くださいというふうになっています。5歳から11歳のところを見ると、相変わらず第1行目が努力義務ですというところから始まるんですよ。これ、ちょっと大分違うと思うんですけど、やはり5歳から11歳のほうも努力義務であるというのが第1文目に載っているような状況というのは改めるべきじゃないんでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  乳幼児の場合は最初から努力義務が適用されておりましたので、特段に特筆していないんですけれども、小児の場合は9月に適用されましたので、そこで載せているところでございます。
 ただ、一定の周知は終わっただろうとは思っていますので、今週中をめどにそこは変えようと思っておりますので、そのような形でホームページのほうも最新の情報に改めながら、分かりやすいような周知に努めていきたいと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  努力義務という言葉は、やはりすごく強制力を感じる。やらなきゃいけないんじゃないかという、これまで、普通は日本語はそういう意味なんですよ。だから、それで強制じゃないって言われても、それはほぼ、今までの日本語の使い方からすれば通用しませんので、そこは一刻も早くそういう文章は削除していただきたいというふうに思います。やっぱり、言葉というのはすごく大事で、そういうものを見て、より迷っていたとしても──接種は迷う方も多いんですよ、特に子どもの接種については。大人だって、本当に迷い迷って打って、ここまで来たというのもあるんですよ。別に全員がうれしくて打ってきたんじゃないんですよ。だから、そういうことを考えれば、そういうことをよりきちんとしていくべきだろうというふうに思います。本来ならば、これだけの死者が出ていて継続しているということ自体が信じられないことですけど、日本のこれまでの薬害の歴史からいえば。
 それぐらいのことが今行われているわけですよ。継続されているというか、またさらにやるのかという話であって、そこは自治体として本当に真剣に考えるべきところだし、言葉の一つ一つの使い方ということだって本当に真剣に考えて書くべきだと思いますね、私は。本当に今後自治体の責任だって問われますよ。そういう問題なんですよ。そこはやっぱりしっかりと、適当にやるということがないように。
 それから、推進すればいいんだということじゃなくて、やはりこれだけ起きている事実のほうにしっかりと目を向けていくということが必要だと思います。そこはどうお考えですか。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(小嶋義晃君)  まず、接種義務について、努力義務というのは事実ですので、努力義務という形になっているのは間違いない事実だということは確認させていただければと思います。
 また、私たち市といたしましても、ワクチン、ウイルス、いろんな意見の方があるということは十分承知しております。そうしたところで、例えば集団接種会場の体制もしっかり整えるような形で対応していますし、乳幼児の予防接種、小児も含めてですけども、医師会の皆様には接種委託料の加算をつけさせていただいて、丁寧に説明させていただくというところで、市としてしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  やはり、この事業については、本当に私は即刻中止すべきというふうに考えております。それを国がしないというのは本当にどういうことかなというふうに強く思っていますし、それを受けて、市がこれ以上ただただ国の言うことに従って、自分たちで調べもしないで、副反応のこととか、そういう人がいるということ自体が非常に問題だと思っておりますので、つぶさに調査をして、これは市として独自の判断を持つというぐらいの事項だと思います。実際にそういうふうな対応をしている自治体、市長もおります。
 そういう内容だということを申し上げて、終わります。


◯委員(岩見大三君)  よろしくお願いします。4回目接種の12歳以上の接種率ということで、31.7%と。これは過去の1回目、2回目、3回目以降、ずっと下がり続けている傾向だと思うんですけど、年末年始の接種に関する体制についても万全ということだと思うんですが、接種率の31%という数字についてはどのように捉えていらっしゃるでしょうか。
 恐らく近隣も接種率は多分下がっていると思うんですけど、任意ということでこの向上ということはなかなか難しいと思うんですが、やっぱり重症化リスクを減らすためにはワクチン接種ということはどうしても欠かせないのかなというふうにも思いますので、第8波というのはどういう状況になるかちょっと分からないんですが、この接種率ということに関して御見解を伺えればと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  ここの接種率なんですけども、今、10月31日現在の集計値でございます。接種間隔のところで御説明させていただきましたけど、当初5か月が今、10月21日から3か月に短縮されたということと、あとオミクロン株のワクチンなんですけども、BA.5のワクチンを11月1日から接種を開始しているというところでございます。BA.1のワクチンではなくてBA.5を打ちたいという方というのは、報道等でも出ていますけれども、なかなか多いみたいで、三鷹についても10月はなかなか予約が入らない状態が続いておりましたけれども、今月に入りまして、やはり予約のほうは増えているような状況でございます。
 また、増えたところでも、集団接種を中心にこちらのほうで受入れを十分できるような体制は整えておりますので、今後、接種率についてはこれまでの上昇よりも早いスピードでは上がってくるかとは思いますけれども、こちらのほうとしては十分対応できるような体制を個別接種のほうとも連携しながら整えていこうとは思っております。


◯委員(後藤貴光君)  それでは、お伺いしたいと思います。乳幼児の生後6か月から4歳までの初回実施が始まっているわけですけれども、こちらについては今まで成人、12歳以上であったり、5歳から11歳とか、これは今までもやってきたわけですけれども、この乳幼児に関しては今回からということで、6か所の診療所、かかりつけ医等でやっているところだと思うんですけども。
 新しい、低い対象年齢の接種ということで、取組を始めて、今後によっては、ほかの5歳から11歳とか、成人とかもそうだと思いますけど、個別接種とか、箇所数だとか、集団接種とか、先ほどちょっとほかの委員からも質疑ありましたけども、これの見直しというんですか、受けたいと思っている方が受けやすい環境を整える中で、まずは6か所の個別診療所でやっているわけですけれども。
 集団接種のほうがいいよとか、実際はそういうふうなお声があるのか、個別接種がいいよとか、個別接種だけども、もう少し数を増やしてほしいだとか、その辺りの実際に受けた方の御意見というのかな、例えば待っている時間とか、そういうところでアンケートをちょっとしてもらうだとか、何かしらそういった意見というのかな、こういうふうにしてくれたほうが受けやすいだとか、そういうふうな、別にこのワクチンを受けに来た人だけにかかわらず、何らかの形での見直しというか、受けやすい環境整備というのか、受けたいと思う人がきちっと接種できるような、しやすいような環境整備というのは必要かなと思いますので、その辺りについてどう考えているのか、何かしらそういうような調査をやっているのか、その辺りの運用のところをお伺いしたいというのが1つ。
 それと、ワクチン接種の状況について、現状は成人のものに関しても、5歳から11歳にしても、4歳以下にしても、比較的問題なくスムーズにいっていると思うんですけれども、どのタイミングで──これまでの過去の経緯なんかもそうなんですけども、感染者数が激増するようなケースというのか、そういうふうなのがあったときに、スムーズに接種したいという人が急に増えるときに対応できるような、そうした部分も含めて、各世代というか、乳幼児も、子どもの世代も、12歳以上も、その辺りの部分というか、特に乳幼児なんかは、4歳以下に関しては今回から始まったという部分で、そういうような部分で激増するようなケースのときにきちんと対応できるような、そうした想定についての検討というのは何らかされているのかを2つ目の質疑として、2点お伺いしたいと思います。
 よろしくお願いします。


◯新型コロナウイルスワクチン接種担当課長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局主幹(山口和昭君)  1点目ですけれども、接種体制の見直しを含めてというところですが、質問委員さんおっしゃるように、一旦決めてそれで必ず行くということではなくて、御意見等もいただきながら、集団接種が必要でしたら、集団接種の数を増やしたりとか、医療機関にもっと働きかけが必要でしたら、こういったニーズがあるのでぜひお願いしたいということで、改めて医師会のほうと協議をしたりとかということは考えております。
 具体的に市民の皆様の声を拾う方法については今後ちょっと検討していきたいとは思いますけれども、今、丁寧な説明とか、相談体制という形で、医師会のほうにお願いしております。例えばその中で、件数を挙げていただいていますので、それと一緒に皆様の多かったお声をもらうとか、そういった方法が取れるのかなということですけれども、今後の検討の課題とさせていただきたいとは思っております。
 2つ目ですけども、感染者数が激増した場合の対応なんですけれども、こちらにつきましては、1つ目と少し回答が同じようになるかと思いますけど、やはりその状況状況に合わせて、接種の体制というのは変えていく必要があると思いますので、例えばですけれども、乳幼児の接種で集団接種もやらないといけないだろうというふうになりましたら、必要があればそういった体制も取れるような形ではもちろん準備はする予定ではございます。
 状況に合わせて、その都度その都度検討していきたいと思っております。


◯委員長(宍戸治重君)  それでは、以上をもって質疑を終わりたいと思います。
 以上で健康福祉部報告を終了いたします。ありがとうございました。
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◯委員長(宍戸治重君)  休憩いたします。
                  午前11時39分 休憩


                  午前11時40分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(宍戸治重君)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回の委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時40分 散会