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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年厚生委員会) > 2022/02/04 令和4年厚生委員会本文
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2022/02/04 令和4年厚生委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(宍戸治重君)  ただいまから厚生委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 それでは、本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたしました。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 コロナ禍の中、大変御尽力をいただいていることに感謝したいと思います。
 それでは、健康福祉部報告、本件を議題といたします。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  おはようございます。本日、健康福祉部といたしまして、新型コロナウイルスワクチン追加接種実施計画をはじめ、4点御報告を御用意させていただいております。途中、席の変更等をしながら御説明させていただければと考えております。
 まず、1点目、新型コロナウイルスワクチン追加接種実施計画につきまして、特任部長より御説明させていただきます。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。私からは、新型コロナウイルスワクチン追加接種実施計画について、御説明をさせていただきます。
 資料1です。主な変更点を記した一枚紙がありますけれども、適時御覧いただきまして、本冊のほうで御説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。追加接種実施計画ですけれども、令和4年1月25日版とあります。こちらは、1月13日付の国の通知を踏まえまして、1月25日の予約から、全対象者の接種間隔を一律6か月に前倒しをすると。国が示す薬事承認された最短の6か月に一律にするという、これは25日から実施をしておりますので、1月25日版となっております。
 その目的としては、1つは、基礎疾患のある方の接種を早めたいと、こうしたこともありまして、一律の前倒しを考えたところです。
 次のスライドですけれども、まず改訂の履歴を記載しました。11月8日の初版から12月1日、1月25日、この間には幻の1月1日版というのもあったんですけれども、こうした形で改訂を重ねてきました。
 1枚おめくりいただきまして、目的・基本方針に変更はないところですけど、基本事項、対象者、6か月以上経過した18歳以上の者としております。それから、使用するワクチン、こちらはmRNAワクチン──ファイザー社ワクチン、または武田/モデルナ社ワクチンを使用するということです。次に、接種券なんですけれども、2回目接種から6か月のおおむね2週間前を目途に順次発送していくということで、接種が可能となる6か月の少し前に接種券が届くように発送しております。
 次のスライドですけれども、ワクチン接種の特徴というところです。追加したのは3つ目の丸ですが、創意工夫による市民の利便性向上、6番、武田/モデルナ社ワクチンを有効活用した先行予約です。先行予約につきましては、3,744件お申込みをいただきまして、これは対象となる高齢者の約1割に相当します。非常に多くの方からお申込みをいただいたものと考えております。
 次の追加接種スケジュールですけれども、こちらは前倒しによりまして内容を改めたものでございます。
 1枚おめくりいただきまして、次のスライドをお願いいたします。接種券発送及び接種開始等スケジュールです。こちらは、実際に発送する予定日を記載しておりますけれども、1番が医療従事者、高齢者施設の利用者・従事者、それから2番が上記1以外の65歳以上の高齢者、3番が上記1以外の18歳以上64歳以下の方となりますけれども、2の上記1以外の65歳以上の高齢者のところに7月(1月)と──これ、1月が接種可能となる時期ですけれども、基本的には、前回接種の1か月を3分割しまして、1日から10日の方、11日から20日の方、21日から月末と分けるわけですけれども、7月のところを、高齢者と64歳以下を見比べていただきますと、例えば7月1日から10日に接種された65歳以上の方は1月20日の発送、64歳以下ですと1月21日の発送、その次は高齢者は25日、64歳以下は27日というような形で、細分化することによりまして、これでいきますと1月20日から1月31日までの間に、12日間で発送を5回したということになるんですけれども、数日ですけれども、同じ接種日であれば、高齢者のほうが早く接種券が届いて、予約が可能になるという配慮をしたところです。
 次に、ワクチン接種想定数まる1というスライドですけれども、こちらは、月ごとの接種見込み数の3行目になりますけれども、接種者数というところなんですけれども、ピークは3月の5万2,648人ということになります。その前の計画でも3月がピークだったんですが、3月、4月がピークだったものが、当然ながら、接種間隔の前倒しをしましたので、2月、3月辺りがピークになってくるということになります。計画上は3月末で78%の方の接種が終わるというような計画です。
 次のスライドを御覧いただきまして、ワクチンの接種の想定数です。一番上のところに集団接種、ファイザーが2万3,600回、モデルナが5万3,900回、集団接種については、モデルナのほうが倍以上というような形になります。個別接種を見ていただきますと、ファイザーが4万3,600回、モデルナが3,800回というような形で、個別接種のほうではファイザー中心に実施をしておりますので、そうしたところから、最終的にはファイザーを接種される方のほうが多いという想定です。
 ですから、一定期間、予約が先まで取れない状況というのは、どうしてもファイザーがいいという方はなるわけですけれども、少しお待ちいただければ打てる状況にはなっています。
 次に、1枚スライドを飛ばしまして、ワクチン接種体制まる2というところを御覧いただきたいと思います。集団接種につきましては、サブアリーナ(武田/モデルナ社ワクチン)、ここの想定人数は変わっていないんですが、記載はないんですけれども、この実施計画策定後に急遽、ファイザー社ワクチンのより活用ということで、来週からなんですけれども、木曜日についてはサブアリーナのほうの1,000人規模で打てるところをファイザーにしていくということを、1週間のうち1日だけすることとしました。
 それから、軽体操室につきましては、ファイザーとモデルナなんですけれども、接種想定回数、300回から400回としております。従前の計画では、250回から300回となっておりましたけれども、回数を増やしたということになります。
 また、個別接種ですけれども、一部で武田/モデルナ社ワクチンを使用しています。医療機関の中で、武田/モデルナ社のみを接種している医療機関が1、それからモデルナとファイザーを併用して接種されている医療機関は現在5、また、今、医療機関からモデルナをうちでもやりたいというようなお申出もいただいていますので、これから若干増える見込みはあります。実施状況を聞き取りしたところ、やはり、ファイザーのほうが予定数に達して、モデルナを打ちたいという方はやっぱりいらっしゃるようで、市民の方からも何人か聞き取りをしたんですけれども、やはり個別の、ふだんかかりつけの医療機関で接種をしたいと。ワクチンはどちらでもいいので、個別の診療所でもモデルナを接種してほしいというような、そういうふうなニーズも一定程度あるのかなと考えているところです。
 それから、次のワクチン接種体制のまる3なんですけれども、医療従事者の接種の中で集団接種を3回実施しましたので、集団接種を組み合わせるというような記載にしております。
 実施計画の変更内容については以上ですけれども、最後に現在の接種状況について御報告をさせていただきます。ちょっと資料はないんですけれども、今朝の8時半の時点で、3回目接種をされた方、1万872人。これは、18歳以上の対象年齢人口の6.7%に当たります。1日間、昨日からのサブアリーナでの1,000人規模──昨日は900人前後でしたけれども、始めましたので、昨日1日間で1,804回の接種を行っております。
 説明は以上でございます。


◯委員長(宍戸治重君)  説明は終わりました。
 質疑に入りたいと思います。


◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。今の説明で、質問しようかなと思っていたところも幾つかお答えいただいたのですが、やっぱりピークの頃に予約が取りにくくなるような状況が一定想定されると思うんですけれども、1・2回目接種のときには優先接種を受けられたが、3回目はその対象となっていない方というのが──基礎疾患の方もそうだったと思うんですけど、障がい者施設の人とか、保育園、学校のいわゆるエッセンシャルワーカーなんかも、3回目の優先接種の対象にはなっていなかったと思うんですが、6か月に統一されたとはいえ、ピーク時に、例えば優先枠を設定するとか、そういったことは考えられていらっしゃるでしょうか。
 それから、ついでに、予約開放日の意味を確認したいんですけど、これは予約が取れる日、自分が予約を入れられる日という意味の理解でよろしいんでしょうか。ちょっと確認をお願いします。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  初めに、2点目の御質問なんですけれども、予約開放日というのは、新規に予約枠を開放する日というふうにお考えいただければと思います。予約は常にできるような状況でありまして、新たな予約枠を開放するのはこの日ということで、その前、半日程度はシステムメンテナンスで予約を一旦停止します。
 それから1点目の質問なんですけれども、優先対象ということで、基本的な考え方としては、前回優先した方は早く接種をされているので、6か月に一律前倒ししても、早い方から打てるということになる。これは基本的な考え方です。実際に、昨日、ファイザーは初日だったわけですけれども、やはり75歳以上の高齢者の方が多い。当然ながら、先に打った方が予約できているということになっています。
 また、今、当日の余剰ワクチンの活用ということで、御指摘のありましたような、特に今優先しているのは保育所の従事者、それから学校の教職員なんですけれども、そうしたところも、モデルナについては──モデルナは1バイアルから15回から20回分取れるものですから、例えば1人のために1バイアル開ければ、19回分の余剰が生まれる可能性もあるということで、かなりの人数が今接種できています。また、学校の養護教諭なんかは特になんですけれども、予約枠を設けて、あらかじめ予約する形で接種を行っておりますので、今の特に保育所、学校での感染状況を考えれば、そうしたところを所管部と今調整を進めているところです。
 それから、今回、障がい者施設の従事者については、高齢者施設と同様に接種を進めておりまして、もう接種が始まっているところもありますので、そうした中では、今後も状況を見ながら、そうした方が可能な限り早く接種できるよう、対応を考えていきたいと思います。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、質問をいたします。毎回、副反応のことを聞いてきております。先日、1月21日の金曜日に、厚生労働省のワクチン副反応検討部会が開催されました。そこでは、ファイザーとモデルナ、アストラゼネカのワクチンを合わせて1,444名の死亡事例が報告されています。そして、副反応の報告は3万714件、その中で重篤な症状を来している方が6,349名おられるということが、インターネット上でも、また部会の中でも報告されております。
 もう3回目の接種も全国的には始まっていますが、3回目において死亡した事例というのはありますでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  今の御質問、三鷹でということですかね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 特に今の時点、私どものほうでも、追加接種のほうでお亡くなりになったという情報をしっかり把握というのは、ちょっとございません。


◯委員(伊沢けい子さん)  もう既にあるんですね。インターネットでの情報でも見ることができますけど、ファイザーのもので3回目、12月に57歳の女性の方がお一人、死亡事例がもう既に報告されております。これは全国ですから、三鷹かどうかは分かりません。
 それで、12月の報告では、三鷹市内で副反応報告が43件あった。その中で重い方が9件あった、死亡も1件あったという報告がありました。今の時点では、三鷹市はどうなっていますでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  今、委員御指摘の12月時点の数値以降、それ以降、追加の報告というのはこちらに受け取っておりません。現状そのままの実績でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  それは分かりました。報告は受け取っていないということですね。
 それで、12月の時点で、健康被害相談、健康被害救済制度の申請をされた方がお一人、1件あったと。そのときに相談も13件寄せられているというふうにお聞きしましたが、その後、この申請のことはどうなっていますでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  三鷹市のほうへの健康被害の相談はその後も数件、さらに御相談を寄せられています。それから、正式な申請につきましては、今、委員御指摘の1件、その後、もう一件、年末にございまして、今、合計2件、申請を受けているという状況でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  分かりました。新たに1件追加で申請があったということで、三鷹市内でも2件の救済制度での申請があったということですよね。こういうことで、市内でも、今の最新の副反応についての報告は、あれ以降、2か月ほどたっていますけど、それはないということですけれども、やっぱり接種が進めば進むほど、この副反応の被害というのが増えていくと。
 3回目でも、既に厚労省で受け止めているだけでも1件の報告があるということで、その3回目についても、今まで同様に、私は非常にこれは問題があるし、これまでの副反応被害がこれだけあって、死亡者もいるのに、なぜ国は進めようとするのか。そして、それを受けて、三鷹市がこのように推進しているということについては、やはり非常に大きな疑問と、本当に、本来であれば、国はこうした去年からのいろんな実績を踏まえて、考え直して、見直しをすべきだ、中止をすべきだというふうに考えているという私の考えは今も変わっておりません。
 それで、今回特に、この1か月の間に前倒しに、2か月早まったという点ですとか、それから薬品の会社についても、またさらに変更があって、両方、いわゆる交差接種というのを認めるというようなことにもなって、この1か月で本当にばたばたとした急展開があったんですよね。
 こうした今の厚労省の前倒しの件ですとか、交差接種ということについて、三鷹市としては問題ないというふうにお考えなのか、ちょっと確認しておきたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  まず、前倒しにつきましては、三鷹市としても、接種を希望される方に、可能な限り早く接種の機会を提供するという姿勢は国と変わりません。国が前倒ししろと言ったから、したということではなくて、三鷹市の方針としても、希望者には、特に重症化リスクのある方につきましては、早く接種の機会を提供したい、そうした考えの下、前倒しを決定したところです。
 また、交互接種の安全性につきましては、繰り返しになりますけど、国の審議会等でも議論をされ、薬事承認されたワクチンを使用しているところです。先ほどの副反応の疑いの報告につきましても、市の医師会のほうにも、何か気になる事例があれば、そうしたものは挙げてくださいということでお願いをしておりますし、そうした知見をしっかり積み重ねることによって、さらに、ちょっと少ないけれども、こういった事例があるというようなことを、国のほうでもそうしたことを引き続き調査していくというふうにしておりますので、国のほうでしっかりそうした交互接種の安全性についても、引き続き知見を積み重ねてもらいたいと思いますし、市としてもそうした情報を国に求めていきたいと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  3回目の接種については、私の身近でも受けた方がいます。そういった方に直接話を聞く機会がありますけど、既に──一生の中で初めて、朝起きたら立てなくなったと。それで、お勝手に朝立てなかったなんていう話も聞いて、数日間、非常に体調が悪くて寝込んでいたと。非常に異常なことが起こっているというようなお話も聞いたり、直接的に私の耳にも、3回目の接種によってそういったことをお聞きすることがありました。
 ですから、そういう具体的な事例を聞くにつけても、本当に非常に大きな恐怖を私は感じていまして、皆さんに、市民の方にも、身近な方にも、お勧めすることはとてもできないというのが──私自身はもちろん受けませんし、ほかの方にもそういったことはとても勧められない。非常に大きな不安と恐怖を持っているところです。
 また、じゃあ、ワクチンは本当に効果があるのかということで、1回目、2回目の接種を受けて、本当にコロナにかかっていないのかと、こういったことについてはどのように分析されていますでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  ワクチンの安全性と効果については、国でも研究が積み重ねられています。特に効果につきましても、今、委員御指摘のように、感染予防効果だけではなくて、重症化を予防する、防ぐ効果というものも認められています。ですから、そうしたことからすれば、特にオミクロン株では、感染予防効果は従前のデルタ株等と比較しても低いとは言われておりますけれども、単に感染予防効果だけではなくて、やっぱり重症化を防いでいく。
 特に基礎疾患のある方などは、基礎疾患が悪化するような場合も報告されていますので、やはりこれは感染しない効果だけではなくて、重症化リスクを軽減する、予防する、そうした意味からも意義があるものと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  ということは、いわゆる接種したからといって、感染していないということではないというふうに、分析されているということですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  接種したことによって感染リスクが下がるということも、研究の報告がありますので、感染予防効果がないということではないというふうに考えておりますが、接種をしたから必ず感染しないというものではありません。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですよね。いわゆるブレイクスルーと言われて、1回、2回受けたからといって、感染しないという保証は全くないということなんですよね。さらに、今回は第3回目の接種の件ですけど、特にこれから若い世代の接種ということになってきますと、さらにコロナによる死亡事例というのは本当に、子どもや10代、20代というのは少ないですから、それよりも、今やワクチン副反応による死亡事例とか、重篤化して日常生活が普通に営めなくなっている子どもとか、そういった事例も報告が上がってきているわけですよ。ですから、そういったことを考えますと、子どもへのワクチン接種なんていうのは論外であるというふうに考えております。
 それで、今、私が以前から取り上げてきたワクチンではなくということで、治療薬としてもイベルメクチンというものが実はあって、興和創薬が実はオミクロン株に効くということを、先日発表したんですよね。飲み薬で、感染したとしてもそれを抑え込む抑制効果が、あるいは予防効果があると。もう既に日本の国内でも、そういったことが実際には事実として挙がってきているという中において、これだけ──そういった情報についてはヤフーニュースなんかでも出ていましたけれども、なかなかそれが表に出てこなくて、やっぱりワクチンということで、これだけ様々な副反応が出ていても、このような状況が続いていると、接種を続けていく国や地方自治体ということについては、これでいいのかということを、私は非常に考えております。
 だから、そういう考えを持っていますし、厚生労働省からもそういった様々な副反応報告というのは出ているということで、そんなに市がそういったことは見ないがごとく振る舞って、前倒しで、前のめりになっていくというのは、やっぱり大きな問題があるのではないかと思いますが、いかがですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  質問委員さんとは、これまで複数回、同様の議論をさせていただいていますけど、なかなか平行線ではあるんですけれども。市としては、しっかりワクチンの接種を希望される方も多くいらっしゃいますので、そうした方に対しまして、薬事承認されたワクチンを安全かつ迅速に打てるように、今後も努めていきたいと考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  打ちたい方がいるということというより、その中身を、事実をこれだけ──接種が始まって1年たつわけですから、全ていろんな事例も、これだけ本当にまるで実験かのように、いろんな事例も日本国内でも挙がってきている中で、いまだに3回目なんていうことを推進しているというようなことについては、大きな問題があると。将来にも大きな禍根を残すと。また、それが進行形であるということについては、非常に大きな疑問がありますし、こうしたことを続けていくということについては、やはり慎重であるべきだし、きちんと副反応の事例なども、もっと広報でもしていくべきではないか。
 もう既に1年もたっているわけですから、そういったことを、もっと市としても慎重な姿勢というのを示すべきじゃないんでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  広報は毎号御覧いただいていると思いますけれども、副反応につきましては──今お手元にあると思いますけれども、1面に俗に言う引っ張りも入れまして、2面に副反応につきましては記載をしておりますということで、広報は紙面が限られますので、そのくらいの分量になってしまいましたけれども、国のリンクを張るなど、ホームページではしっかりそうした副反応リスクについても広報できるよう、今後も努めてまいります。


◯委員(伊沢けい子さん)  ここに、2面に確かに副反応があったときは、要するにコールセンターに問い合わせてくださいと。市ではなく、0570とか、03とかいう番号のところに相談してくださいということで、こういうのを見ると、すごく当事者性が薄いというか、そういうすごく嫌な気分を持つんですよ。どこか、本当に顔の見えない人が推進しているということを思うんですよね。
 さっき、厚生労働省の副反応のことについてリンクを張るというような御発言がありましたけど、ここにはないと思いますが、今後、そういったことはお考えだということですか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  先ほど、厚生労働省のリンクというのは、ホームページのことですので、広報の紙面は、やはりどうしても紙面が限られますので、市民の皆さんの中でも、より詳しい情報をお知りになりたい方はどうしてもこれ、ホームページ、インターネット上の情報になります。ですから、そうしたところもしっかり御案内できるようにしてまいります。


◯委員(伊沢けい子さん)  最低限のことですけど、ぜひ厚生労働省にリンクをして、そういう情報があるんだということをお伝えいただきたいですよね。私が三鷹でお会いした方でも、私がそういう、このワクチンのことには大きな犠牲が出ていますよということをお伝えして、厚生労働省でもそういうことを言っていると言っても、そんな話は聞いたことがないって言われたことがあるんです。
 本当ですかという言い方で質問されたことがあります。まず、被害が出ているということも知らない方も多いし、あるいは、ましてや厚生労働省でそんなものを発表しているということも聞いたことがないというような方も多いんですよ。
 先日、子どもたちに、低年齢化したときに、駅のデッキのところにたくさん貼り紙をして、三鷹市で、赤と青のすごい派手な、十何枚もべたべた貼って、それを見た人が、あそこのネットワーク大学のところの会場にという誘導をしたんですよ。私は、それについて市長にも抗議をしまして、その広告を半分にすると。まるで不動産屋さんか何かの広告かと思ったら、ワクチンの貼り紙だったんですよ。本当に驚きました。それで、その内容にも、後日、インターネット情報では、厚労省でこういう情報があるということを掲載しているということも、ほんの一文でしたけど入れていただいた経緯がありますよね。
 最低限、そういったことを、両方の情報を皆さんにお知らせするということは、もう1年もたつわけですから。今、しょっぱなじゃないんですよ。ですから、そういったことは必要ではないでしょうか。もう一回確認しておきたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  そうしたワクチン接種におけるリスクについてもしっかり情報提供できるよう、今後努めてまいります。


◯委員(伊沢けい子さん)  ぜひ、厚生労働省が出しているものだけでも──それは本当に最低限ですよ。そういった情報について、ちゃんと市民にお知らせしていくということは、いくら強制しませんとか、自己判断に任せますと言ったって、一方の情報しか、一方的にたくさんの情報、そちら側しか何も知らせないで、打ってくださいというのでは、私は、三鷹市の行政としても非常に問題があると思いますので、そういったことをぜひ実現して、どんどんやっていただきたいということを申し上げておきます。
 終わります。


◯委員(半田伸明君)  よろしくお願いいたします。本冊じゃなくて、この主な変更点のぺらで質問します。
 一番下、市内接種見込み数のところで、3月で集団接種、ファイザー10.8千回、モデルナ23千回となっています。まず、ちょっと基本的なことを教えてほしいんですが、私もちょっと不勉強なんで、2回目接種のときって、3週後ってよく言われたじゃないですか。あれ、4週、5週たったときって、受けても意味がないっていう話でしたっけ。そこを、ちょっとまず確認させてください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  ファイザーであれば、3週間後から接種ができる。正確には19日後から接種が認められているんですけども、それ以上たったら、例えば4週間、5週間たったら接種ができないかという質問に対しては、できます。ただ、国でも可能な限り3週間過ぎたら速やかに接種をしてくださいというような言い方ですので、接種は可能です。


◯委員(半田伸明君)  次に、3回目接種が6か月と今なりましたけど、これが7か月、8か月だったら、受けられる、受けられないの話ではなくて、効果面で意味がなくなるということなんでしょうか。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  6か月というのは薬事承認された最短の期間でありまして、それを過ぎたら、効果が少なくなるのかというところについては、明確な資料はないんですけれども、基本的には6か月過ぎても効果はあるというふうにされておりますので、当初、国は8か月という期間を定めた。これは多分に、自治体の準備状況とか、そういうところを配慮していたとは思っているんですけども、効果はあります。
 ただ、いわゆる前の、むしろ1・2回目の接種の効果の減少が激しくなるのが、6か月ぐらい経過すると減少してくるということで、それで、できるだけ減少しないうちに打っていく、それが6か月だということだというふうに認識しています。


◯委員(半田伸明君)  なぜこういう質問をしているかというと、3月って結構異動が多いですよね。市民の皆さん、お引っ越しとか、転勤とか、進学とか、いろいろあろうかと思います。そこの部分でちょっと危惧しているのが、3月中に打てるのであれば、転居前で問題ないと思うんですが、4月の方、6か月後ですから、10月接種の方。4月の方になると、急にがくんと落ちますよね。例えばその4月の方が、引っ越し前に何とかならないのかみたいな話が出ないとも限らない。
 ちょっとそこ、私、個人的に危惧しています。そこで、さっきの話に戻るんですが、3月でファイザーとモデルナで倍近く違いますよね。実際、私の耳に届いているのは、これはニュースも悪いんでしょうけど、やっぱりモデルナの副反応ということをちょっと恐れて、やっぱりファイザーがいいよというような話はよく聞こえてはくるんです。その状況で、3月のこの10.8千回と23千回を出しちゃっていいのと。なぜそこまでしてモデルナなの、みたいな疑問って当然出てくると思うんですよ。
 これに対して、もし我々サイドが聞かれた場合に、どう答えればいいのか。例えばモデルナの1つの考え方としては、いや、モデルナの在庫が多いからお願いしますよみたいな話なのか、それともたまたま国から示されたワクチン供給量がモデルナはこの2月、3月は多いんだということなのか、この数字の説明をどのようにすればいいのか。ここを教えてください。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  非常に難しいお尋ねなんですけれども、個別接種を含めれば、ファイザー、モデルナ、おおむね1対1になる。ただ、なかなか若い年代の方はかかりつけ医のいらっしゃらない方も多いので、そうすると、やはり集団接種に対する期待があるということになります。
 先ほど、この実施計画にはない中で、ファイザーを1日、大規模な1,000人規模のサブアリーナで接種することにしたということを御報告したんですけれども、これワクチンとの見合いがしっかりしていかないといけないので、そこは前回、1・2回目接種のようなことがないようにしつつ、しっかりファイザーをできる限り活用できるように、そこは最善を尽くしたいと思います。
 また、モデルナにつきまして、やはりモデルナの1・2回目と異なるワクチンを接種する交互接種の安全性、それから効果、そうしたところをしっかりお伝えすることが重要だろうと考えております。例えば神奈川県のホームページでは、ファイザー、ファイザー、モデルナのほうが、ファイザー、ファイザー、ファイザーよりも効果があるというふうに、明確にホームページに掲載しています。東京都ではそこまでできていないんですけれども、市内の幾つかの自治体ではそれに近いような、要するに効果が上がるというようなことも記載しているところがあります。
 その部分について、市が単独ではなくて、例えば国がしっかりそうしたところを、交互接種の安全性、効果をしっかり、より分かりやすい資料で周知していくということが大事だと思っておりまして、これは機会を捉えて、東京都を通じて国にもそうした声を上げていただけるようにお願いしているところです。


◯委員長(宍戸治重君)  休憩いたします。
                  午前10時16分 休憩


                  午前10時18分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。


◯委員(岩見大三君)  すみませんが、1点だけちょっと確認したいと思います。特に若い人向けの接種ということで、第5波のときも、ネット大か何かでそういう接種体制を取られた。要は今後のオミクロン株の状況にもよると思うんですけど、例えば若い方の接種率が非常に低いという場合に、また、この第3回目の接種に関しても、状況によってはそうした対応も検討されるかどうか、ちょっとその辺だけ確認したいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  今、委員御指摘のように、前回予約なし接種を実施した。同様のことを実施する可能性はあると、検討課題ではあるというふうに捉えています。また、前回も同様にしたんですけれども、例えば75歳以上の高齢者の方が、なかなか予約が取れない。どうしたらいいだろうと。しかるべき時期、できる限り早い時期に、そうした方は個別にこちらでサポートする、そういうような体制も、今実施に向けて検討を進めております。


◯委員(後藤貴光君)  まず、今回、前倒しをしたことに伴って、接種体制のことをお伺いしたいんですけども、当然、医療従事者の方の協力等、そうした部分、必要になってこようかと思うんですけども、その辺りはもう既にめどがついているというか、前倒しに伴う体制については、関係者との調整は終わっているのか、あるいはもう既にめどがついているのか、その辺りの体制のことについてお伺いをしたいと思います。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(伊藤幸寛君)  接種体制については、大前提となるものでありまして、幸いなことに、三鷹市では三鷹市医師会の全面的な御協力をいただいておりまして、今1週間当たり3,500回程度は個別の医療機関で接種をしていただいております。また、集団接種につきましても、ワクチンの見合いでしっかりワクチンの保有状況を確認しつつ、例えばファイザーを先ほど来から御説明しているような形でプラスにするなど、接種の体制については十分な体制が確保できたという中で、前倒しを決定したところでございます。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかにございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、アについての質疑を一旦終了いたします。
 休憩します。
                  午前10時20分 休憩


                  午前10時38分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 次に、イ、ウ、エについての説明を求めます。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  引き続き、健康福祉部からは、イの休日診療所・休日調剤薬局等一体化整備事業について、ウ、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業について、エ、新型コロナウイルス感染症自宅療養者相談支援について、順番に御説明させていただきます。
 説明は担当からさせていただきます。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  まず、私のほうからは、イにあります休日診療所・休日調剤薬局等一体化整備事業について、資料2になりますけれども、こちらのほう、説明をさせていただきます。
 この事業につきましては、数年来の市の重要な課題ということで、事あるごとに経過報告をさせていただいておりますけれども、今年度、ちょっとコロナの対応ということも含めて、感染症に対応できる施設に改めて再検証を行うということで、今年度、時間をいただいて、新たな基本設計プランを策定いたしまして、そちらのほうの一定の方向性が見えてきたので、御報告をさせていただきます。
 まず、資料2の1の事業概要は従来から御説明しているとおりの内容でございますけれども、ポイントといたしましては、やはり今後、新たに市が計画する庁舎の建て替え整備等、一定の環境が整うまでの暫定措置ということで、旧総合保健センター跡地にリース方式による施設を整備、活用するということになります。今後の取組といたしましては、今このリース契約のほうの業者との契約が調いましたので、その開設に向けて、今後は管理方法や役割分担に応じた費用負担の在り方等につきましても、事業を担っていただいています三師会の方々とも詳細検討を進めるとともに、感染対策も講じた設計内容に基づいた実施設計からスタートしますけれども、来年度末のオープンを目指した取組ということになっております。
 2番の施設概要につきましては、今御説明したとおりの建設予定地のほうに、軽量鉄骨造の平屋建てという形で施設を整備する予定でおります。
 3の整備スケジュールでございますが、この辺りが当初、今年度の予算の御説明をしたときから、若干やはりスケジュールとしては後ろにずれてはおりますけれども、今年、年明けにリース業者等の入札も決まりましたので、ここに記載のとおり、今月から5月ぐらいまでの間にかけて、実際の実施設計、その後、施設の実際の現地の施工・検査等を踏まえまして、来年度末、令和5年3月をオープンというようなスケジュールの中で、引き続き事業の推進を進めていきたいというふうに考えております。
 また、引き続き、経過につきましては詳細が分かり次第、またこういった機会を通じて御報告を継続してまいります。
 私からは以上です。


◯住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業推進室長(鈴木清一君)  私から、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業について、説明させていただきます。よろしくお願いいたします。
 資料3になります。こちら、事業概要になります。新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けた人たちへの支援策として、住民税非課税世帯等を対象に、1世帯当たり10万円の給付を行うものです。
 2、対象者になります。2つあります。1つ目は、住民税非課税世帯です。条件としましては、令和3年12月10日において、三鷹市の住民基本台帳に記録され、世帯全員の令和3年度分の住民税均等割が非課税である世帯になります。住民税が課税されている方の扶養親族のみから成る世帯に関しては、除かれます。
 2つ目になります、家計急変世帯です。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、(1)の非課税世帯と同様の事情にある世帯が対象になります。具体的には、世帯員それぞれが、令和3年1月から令和4年9月までの任意の1か月について、収入または所得を12倍した金額が、住民税非課税世帯と同じ事情になる世帯の方が対象になります。対象世帯数です。推計ではありますが、非課税世帯が約2万2,000世帯、家計急変世帯が約2,200世帯と推計しております。金額は、1世帯当たり10万円。非課税世帯分と家計急変世帯分の重複受給はできません。
 全体の流れに移ります。(1)の非課税世帯については、対象と思われる世帯に確認書を市から送付します。確認書には、令和2年度に実施した特別定額給付金を支給した口座が印字されています。確認事項2か所のチェックを行い、世帯主の氏名、確認日、電話番号を記入後に、市へ返送していただく流れです。内容確認後、支給させていただきます。口座番号の変更等がない場合には、本人確認資料の添付等は必要ありません。なお、印字された口座番号については、後ろ3桁はアスタリスクで見え消しを行い、個人情報の保護に努めております。
 確認書については、2月2日、おととい、世帯主宛てに発送しております。ただ、令和3年1月2日以降、三鷹市に転入された方に関しては、所得情報が三鷹市にないので、転入元の自治体に課税情報を照会後、2月中旬までに確認書を送付する予定です。
 (2)の家計急変世帯になります。こちらの方に関しては、御自身で申請をいただく必要がございます。申請書及び申立書は、2月2日から市のホームページからダウンロードできるようにしております。申請書類としましては、申請書、申立書、収入の状況を確認できる書類、本人確認書類の写し、受け取り口座の写しの5点になります。
 次、4、全体スケジュールになります。1月16日の広報で概要の案内を行いました。2月6日の広報では、詳細に案内をしております。三鷹市のコールセンターに関しては、1月26日から開設しております。受付は郵送がメインではございますが、第二庁舎4階241会議室に受付窓口も開設しております。業務に関しては、株式会社綜合キャリアオプションに委託をしております。
 支給の予定です。第1回目の支給は、2月24日を予定しております。第2回目は3月1日を予定しております。3月初めは、支給回数を増やしまして、できるだけ早期に支給できるように努めてまいります。支給の進捗状況についてはホームページ等でお知らせしてまいります。
 申請期限になります。(1)の非課税世帯の申請期限は5月10日です。ただ、確定申告などの修正申告をこれから行い、課税から非課税になった方については、9月30日まで申請が可能というふうになっております。(2)の家計急変世帯の申請期限は9月30日です。期間がまだ長くありますので、現在行っている周知を継続して行ってまいります。
 説明は以上になります。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  再び私のほうから、エになります、資料4、新型コロナウイルス感染症自宅療養者相談支援につきまして、御説明をさせていただきます。
 この事業につきましては、昨年、こちらの委員会のほうでも、開始直後になりましたけれども、一度御報告させていただいておりますが、その後のこの今の状況を踏まえての対応を中心に御説明させていただきます。
 まず、1番のほうです。これ、前回の委員会でも御説明した部分なんですが、ちょっとまた重要な部分なので、おさらいをさせていただきます。東京都から感染した方の情報提供を受けるということが昨年10月から始まっておりまして、そちらの情報について、もう一度確認です。
 (1)、まず対象者の方です。こちらが、多摩府中保健所が受理した発生届対象者のうち、届出時点で三鷹市内に所在する療養者で、市へのデータ提供日時点において自宅療養、または入院・療養等調整中に該当する方ということになります。ここで、まず米印の1なんですが、この対象者の方なんですけども、これ住民登録のない方も含まれるということで、要は病院のほうから保健所に発生届が出るんですけども、住所を2つ書ける欄がありまして、要するに御自身の住民票がある住所と、今どこにいらっしゃるかという、その所在地を書く2つの欄があります。
 多くの方は、それは同一なんですけれども、まれに、例えば住民票はどこかのほかの県にあるんだけども、今三鷹に住んでいますというような方、今回のこの対象はそういった方も入りますということです。逆に、三鷹に住民票をお持ちですけども、三鷹に今いらっしゃらないで、発生届が出た方は、このデータには入ってこないと、そういう部分があります。
 それから、米印の2ですけれども、ここでいう自宅療養または入院調整中ということなんですけども、この方々も原則としてそこに載ってくるのが、原則として発生届出受理2日後ということになります。病院で陽性が分かって、病院のほうから保健所のほうに発生届が出ます。それをもって保健所がこのシステムのほうに登録をするんですけども、それが翌日になります。そのデータを市のほうが見れるようになるのがその次の日というような形で、若干時差があるというような、この2つを米印で御説明させていただく部分になります。
 (2)になりますけれども、こういった方々のどういった情報が提供されるかという内容になります。まず1番は、HER−SYS IDといいまして、これは国のほうがつくりました新型コロナウイルス感染症等情報把握・管理支援システムというもの、HER−SYSと言われているんですが、このIDの番号です。それと、あと仮名と漢字の氏名、住所、連絡先、生年月日、性別、発病年月日、自宅療養の有無、自宅療養開始日、所轄保健所と、これだけのデータが毎日送られてくることになっています。
 (3)、このデータの提供実績なんですけども、これ合計ということで、開始以来の累計になりますけれども、1月28日現在ですけれども、1,375人の方のデータが市のほうに送られてきたという実績になります。下のグラフなんですけれども、今申し上げましたデータの直近のところの年明けからの推移になっています。ブルーの折れ線グラフにつきましては、これは今申し上げたデータではなくて、従来から東京都のほうで毎日公表されています、三鷹市の新規の感染者の数の推移の折れ線グラフになっています。
 実際に提供されたデータにつきましては、棒グラフを御覧いただきたいんですが、左に凡例がありますが、緑の棒グラフが実際に提供いただいている方の、その日に提供された件数になります。ですから、療養中の方はこれ、毎日載ってくるので、毎日そこに入ってくるということになりますけども、日々こういった形でリストが送られてくると。茶色の部分につきまして、そのうちの中で新規にその日に新たにそのリストに入った方の数の推移というふうに、御覧いただければと思います。
 これ、28日の時点でちょっと下がった形になっていますが、この後、さらに増えておりまして、昨日辺りも、このグラフから飛び出るぐらいの数になってしまっているので、ちょっとこの情報も多少古くなってしまっていますが、いずれにしてもそういった形で今送られてきております。
 これに対しまして、2番で自宅療養者等への支援状況ということで、自宅療養者相談支援センターのほうでの今の状況です。かなりこの数、増えているということで、架電も、受電も、一定数、これはほとんど年明けからの件数と見ていただいて構わないと思います。10月から支援センターは始まっていますけども、年明けまではほとんど自宅療養の方もいらっしゃいませんでしたので、そこはほとんど実績はなかったんですけれども、本当に成人式以降、急激にそういう方が増えているということで、そこは皆様、御案内のとおりの状況です。
 架電、受電、食料支援ということで、それぞれ数値を挙げておりますけれども、特に最近の状況といたしまして、この架電というのは、こちらの対象の方に、こういった保健所のほうからのリストに応じてお電話をしていこうということで取組を始めているんですけれども、受電のほうが今多くなっています。これにつきまして、同じ電話で、こちらのほうでかけたり、受けたりということなので、ほぼ今かけられないで、受けている状況がメインになっています。
 どういったことが今起きているかといいますと、先ほど申し上げました、このデータの対象の方なんですけれども、既にこちらに送られてくる方というのが、こちらのほうで最初、架電していたんですが、データに載ってきている方は、ほとんど既に保健所と連絡が取れていたり、あとは、今検査が非常に結果が出るまで時間がかかるということで、このデータに載ってきて、私どもが電話したときには、御本人の発症日からかなり時間が経過しちゃっている方がほとんどで、例えば電話しても、もう回復しちゃっていますとか、もう東京都から食料も届いていますというようなことが多くなっています。
 逆に、受電が多くなっているのは、このデータにまだ載らない、実は今日陽性になったんだけどもとか、昨日、発生届が出て、保健所から連絡が来るということを言われて待っているんだけど、何も来ないんだけど、どうしたらいいんだろうかということで、お問合せ、そういう方々への対応が今多くなっています。
 先ほど説明したとおりのデータが毎日送られてくるということなんですけれども、それに応じて対応するための窓口をつくったんですが、実際に今そういう状況を踏まえまして、このデータの方々ということでなく、そういったこのデータに載ってくる前の方の対応にシフトしようということで、そちらの受電に今、対応しているというのが現実です。
 ちょっとここの下の食料支援等の件数、これはまだまだ十分に御要望に対応できていない状況、これ今実際市の職員が直営で対応している状況で、窓口の正規の職員、あと健康推進課の保健師、また事務の職員も、配送を順番に皆で今対応している状況なんです。ちょっと今月、これから事業者さんのほうに配送は委託をしようということで、こういう御時世で、業者さんも御紹介がなかなかいただけなかったんですが、やっと何とかめどが立ちそうな事業者さんが連絡を取れたので、その辺りはこれから事業化をしていきたいなというふうに思っております。
 とにかく今、件数は増えていますが、若い方が多くて、それほど、第5波のときのような、本当に重篤な方が自宅にいらっしゃる方は非常にまれです。ですから、そういう方に、なるべくこちらの支援も早くつなげたいということで、特に若い元気な方からお電話もいただくんですが、そういう方については、できるだけ御自身で健康観察もしていただくんですが、食料等の支援についても、デリバリーであったり、御自身でネットスーパーを御利用いただくようなことも含めて御案内をして、なるべく市のこういった支援、限られた中でやっているので、そういう必要条件の高い方に支援を行いたいということも同時に周知しながら、対応しているという現状でございます。
 簡単ですが、以上になります。


◯委員長(宍戸治重君)  説明は終わりました。
 質疑に入ります。


◯委員(前田まいさん)  順次よろしくお願いします。まず、休日診療所のところなんですが、ちょっと確認したいんですが、資料のほうには感染症対策をより講じた設計内容というふうにありまして、今の御説明だと、感染症対応を想定した設計というふうに、ちょっと意味合いが違うかなと思っていて。5月には、もう設計が決まって、1年後には施設オープンの計画ですけれども、恐らくそれまでにこのコロナ禍が終わっていないであろうという想定の下だと思うんですが、建物自体で感染を広げない対策を講じる見直しを行ったということなのか、休日診療所・休日薬局としてコロナ対応をしっかりやっていくための運用面ですとか、そういったところを三師会と議論されたのかを、まず確認したいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  今、委員のお尋ねでいけば、前者のほうというか、何かソフトの面よりも、実際に、1回、昨年度基本プランをつくったときには、施設に3つの機能を集約するということで、スケールメリットを出そうというようなことで、例えば共用の待合スペースとか、そういったものを建物の中心にかなり大きく配置をするような設計を考えていたんですけども、そのプランができると同時にぐらいのタイミングでコロナの状況になった中で、要は各機能を御利用になる方が怖くて来れなくなっちゃうような──要は診療所に発熱の方が見えて、待合のところで別の歯科に来る方だとか、薬局に来る方が同じスペースを共有するというのは、これは非常にまずいだろうということで、そういったところが今回、この見直しの一番の着目点ということになります。当然そういうことで、それぞれが個別の出入口で、それぞれの機能を、それぞれ単独で御利用いただけるような動線を考えたというのが基本的な中心の部分でございます。
 先ほども御説明したとおり、これは本格的な施設を整備するまでの暫定施設ということになりますので、基本的には当然新しい施設にはなりますが、今現在、それぞれの場所でやっていただいている機能が、そのままここに引っ越しをするというようなイメージになっておりますので、新たに何かそこに感染症に対応する設備だとか、施設ということではなく、今申し上げた、単純にそういった動線をしっかり分けて、それぞれ御利用いただける。
 当然、診療所の中では、感染症対策ということで、診療室を1か所だけ別に動線をつくって、発熱の方と、そうでない方を別々の動線で診療できるような、そういったところの配慮はいたしていますけども、それも今の現行、医師会館で行っているところでも一定のそういった対応を取っておりますので、基本的には、今ある機能を集約する中で、配慮できる動線を考えた施設というふうに御理解いただければと思います。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。だとすると、暫定施設だからこそ、コロナ禍に対応するための役割強化もしやすいというふうにも、私は思うんですが。基本、今の機能を移転するということだという御説明だったんですけれども、この感染症対応を想定した役割や機能強化について三師会との議論は、じゃあ、特に全くないという理解でよろしいでしょうか。例えば検査スペースを設けるとか、そういったことの話合いもないのか。あと、保健所や東京都との議論というのはされているのか、伺いたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  三師会との感染症に対応するということで申し上げますと、この施設整備もそうなんですが、今現状も三師会というか、これは医師会さんがメインだと思うんですけども、現行の医師会館で行っています休日診療所なんですが、今現在、発熱の方の受入れというか、検査とか、そういうのは対応できていないんです。この辺も、医師会の先生方のほうでもかなり課題認識は持たれていて、その辺は今の現行の施設の中でも、何らかこういった検査に対応もできないだろうかというような検討は、今もしていただいています。
 次年度早々からそういった対応ができるかどうかもまだ分からないんですけれども、そういう検討もしておりますので、それはハード面とは別のソフト部分も大きいと思うんですが、そういった協議はさせていただいています。
 また、この施設に関して東京都や国との協議云々ということに関しましては、当然医療施設になりますので、そういった手続的なものは東京都であったり、国のほうの手続というのは必要になりますので、そういうのは必要に応じながら、事業の進捗に合わせて御相談をしながら進めさせていただいております。
 以上です。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。ぜひ、その検討も進めていただければと思います。
 次、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金ですが、12月の補正予算審議の際にも、ある程度お伺いしているところなんですけれども、この世帯数というのが国の資料から算出された数字だということですけれども、2月2日のこの非課税世帯発送数というのは幾つだったんでしょうか。


◯住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業推進室長(鈴木清一君)  2月2日に発送した件数ですが、令和3年1月1日、三鷹市にいなかった人を除いた件数になるんですが、1万7,264件になります。
 以上です。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。あと、これから、その家計急変世帯については申請ということなので、想定している世帯を上回った場合にも、対象となられる方には市として対応するということの御答弁をいただいているんですけど、その後、国からその分の補填があるとかいった動きとかが示されたか、分かりますでしょうか。想定している対象世帯よりも多く申請があって、支給対象となった場合に、財源というのがどうなるのかというのを確認──この間、何か国から補填されるとかということが示されたかどうか、お伺いしたいと思います。


◯住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業推進室長(鈴木清一君)  事業費に関して、給付金に関して、もし想定数を超えた場合には、国は予算の範囲内では対応していただけるということの回答は来ています。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、コールセンターの業務内容についても、補正予算審議の際に一定やり取りがあったので理解しているんですが、対象外となった場合に、ほかの支援制度を案内するところまでやってほしいと思うんですけれども、どの程度それに対応される予定というか、用意されているでしょうか。


◯住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業推進室長(鈴木清一君)  窓口等で御相談があった場合には、既存の制度、今行われている生活支援相談、そういった部署や、場合によっては生活保護、そういった既存の制度につなげていくように努力してまいります。


◯委員(前田まいさん)  それから、生活保護受給世帯も対象かと思いますが、これ収入認定されないということでよかったか、もう一度確認します。
 また、収入認定されない旨は、確認書等に明記してほしいと思うんですが、どうなっているでしょうか。


◯住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業推進室長(鈴木清一君)  生活保護世帯の方は対象になります。収入認定されないことに関しては、当初送った確認書の御案内の中に明記してあります。


◯委員(前田まいさん)  ありがとうございます。それから、家計急変世帯の場合の申請書の入手が、ホームページからだけになってしまうのかなというふうに、先ほどの説明を聞いていて思ったんです。コールセンターで問合せを受けて、書類を郵送してあげるとか、あるいは市役所内の主要な部署に設置するということは考えていらっしゃらないのかということ。
 あと、結構、確認書類というんですか、コピーとはなっていましたけど、住民票とか、収入関係の書類の用意がかなり大変なように見受けられたんですが、そこはいかんともし難いのか、確認したいと思います。


◯住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業推進室長(鈴木清一君)  今、家計急変の方なんですが、申請書はダウンロードしていただく形になっているんですが、ダウンロードできない方がいらっしゃった場合、コールセンターに御連絡いただければ、郵送でお送りします。
 今、市役所の窓口、第二庁舎の4階241会議室なんですが、そこに窓口を設置しております。そちらにお越しいただければ、申請書一式をお渡しするように準備はしてあります。ほかの場所で入手できるかという点に関しては、今後検討してまいります。
 必要書類に関しては、たくさん書類があって、大変申し訳ないんですが、適正に審査をする上では必要なものというふうに判断しております。ただ、給与収入等が激減した方で、例えば給与明細がないとか、そういった方もいらっしゃると思うんです。そういった方に関しては、状況を詳細に申し立てていただければ、その申立てに沿った形で、最終的に審査を行うというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(前田まいさん)  特に申請しないと受けられないものなので、周知と、また案内等も丁寧に、しっかりやっていただきたいなというふうに思います。
 最後、自宅療養者相談支援についてお伺いします。保健所の逼迫がある中で、今御説明いただいたので、大体状況、現状の大変さは分かったのですが、原則2日後にデータが来るということになっていますけど、今も一応2日後には届くようになっているんでしょうか。もっと保健所からの情報提供が遅れているというようなことはないですか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  情報提供に関しましては、これは実際いろいろ案件のやり取りは保健所とやっているんですが、このデータ自体は都庁、本局のほうでデータを扱っているということで、そちらから開始以来、きちんと定時にというか──ただ、更新される時間がかなり遅くなってきたり、そういうことは実際起きていますけれども、毎日原則は守られているということで御理解いただけると思います。
 ただ、先ほど申し上げた、データは毎日来るんですけれども、そのデータの中身、実際の発生届が件数が増えているということも当然あると思うんですけれども、先ほど申し上げました、これは発生届とか、手続の問題ではなく、実際の診療所で起きていることが、要は受診をされて、その方が検査を受けて分かるまで、今は3日、4日かかっちゃっている、下手すると5日間ぐらいかかってしまって、要はもうその方が2日前に発症したとすると、検査結果が分かるのは1週間後みたいな、そういう方のデータが2日遅れでくるというようなことが今起きているので、要するに届いたデータが、そういった方々のがかなり含まれているということが分かってきました。
 ですので、そういう方々にこちらからアプローチをかけても、あしたで療養は終わりますとか、そういう方々になってしまっているようなことが今起きているので、それを待たずに、こちらでやはり、今現在、感染直後のお困りの方になるべくアプローチできないかということで、ちょっとそこを試行錯誤しております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。HER−SYSのIDが情報提供で来るということなんですけれども、これは市がそのHER−SYSの情報も閲覧というか、見られるということになるんでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  先ほど御説明した項目のみがこちらに送られてくるということで、システム自体は、私ども、アクセスできないということになっています。


◯委員(前田まいさん)  ああ、そうなんですか、見られないんですね。なるほど、分かりました。
 それから、宿泊療養につながった方がどれくらいいるのか、また、それをどう分析評価されているのか、お伺いしたいのと、やっぱり家庭内感染を広げないための努力が必要だと思うんですけど、市としてどこまで宿泊療養への案内というのをされているのか、お伺いしたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  宿泊療養を希望される方のつなぎということなんですけども、これ正直申し上げまして、このデータが届いた段階で、その日のデータが自宅療養というフラグが立った方と、あとは調整中の方はそこが空欄で来る。その2種類の種別で、その日その日に送られてくることになります。
 宿泊療養に移られた方というのは、翌日そのデータから消えちゃうということになるんです。調整中でもない、自宅療養でもない方になってしまうので、リストから消えてしまうんです。それが、要は宿泊療養で消えたのか、入院されちゃったのか、はたまた療養が終了しちゃった方なのかということが、発症日で療養終了の方はある程度予測つくんですけれども、ただ、療養中の方が消えてしまうと、それは個別に問合せをしないと、その方が宿泊療養なのか、入院したのかというのはちょっと分からないというのが正直なところです。
 今、東京都のほう、そういう逼迫した状況の中で保健所もやっているんですが、特に多摩府中保健所に関しては、そういった方々、皆さん、携帯の電話番号を発症のときに登録していただくと、そちらのほうにも電話じゃなくて、全てショートメッセージで、保健所から全員の方にメールでいろんな御案内をお送りしています。その中に、最近、宿泊療養を希望される方は直接お電話で申込みもできるような窓口を、都のほうでも開設していますので、そちらのほうにしっかりつなぐように御案内をしたり、私どものほうでも、先ほど発症直後の方からのお問合せに関しては、多摩府中保健所のほうから、そういったショートメッセージが届くはずなので、そちらのほうをよく読んでくださいと。
 実際、ここにあるのがメッセージの全部なんですけど、これだけのメッセージが3通に分かれて東京都から送られてくるので、やはり皆さん、これ全部御覧になっていない方が多くて、ここに貴重ないろんな情報が入っているので、お電話を受けたときには、そういったものが保健所から届いているので、その辺、よく見てくださいというような御案内も、市のほうでもさせていただいています。


◯委員(前田まいさん)  どこに原因があるのか、本当にちょっとよく考えなきゃいけないなと思うんですけど。
 それから、一旦自宅療養ゼロのときもあったりしたのに、本当にまたここに来て急激な感染拡大、かつ、やっぱり市の発表でも、自宅療養の方がかなり多い状況にあって、今このグラフもまた上がっているということでしたので、支援の在り方の見直しについては先ほど御説明があったんですが、職員体制等、新たな課題が出てきているようであれば、教えていただきたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  新たな課題といいますか、現状から本当に毎日対応しているというのが正直なところですが、もともとこの今申し上げました、東京都から個人情報をデータ提供いただくということで、自宅療養支援を市としても積極的にできるんじゃないかということで、取組を開始しておりますけれども、現状、申し上げましたとおり、いただいたデータが、ほとんど今、オミクロン株の発生ということで、あまり有用でない内容になってしまったと。これは、仕組み上、しようがないと思うんですが。ですから、今新たに、本当に市のほうで支援をしたい方というのが、要はやはりまだつかめない状況でございます。ですので、そういった方に市のホームページであったり、広報であったりという形で、いろいろ情報発信はしているんですけれども、東京都の多摩府中保健所さんともその辺の情報共有をしながら、先ほど申し上げた保健所からのメッセージの中にも、市の各種の支援窓口はあるんだよとか、また、リンクを張っていただいたりとか、そういった取組はしております。
 とにかくは、今、こちらとして一番優先順位の高い支援の方々へのアクセスというのが大きな課題というふうに認識しております。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。最後に、つまりは、情報が提供される前の、今陽性になった、保健所から連絡が来ない、どうしたらいいんだというようなお問合せが、ほぼ主になってきているという状況の下で、市として、今どこを改善する必要があるというようなことというのは、考えていらっしゃいますでしょうか。ちょっとそこをお伺いしたい。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  改善といいますか、ちょっと現状に対する対応の話が中心になってしまうんですけども、やはり若い方が多く、軽症の方も多いので、そういった方々は本当に御自身でしっかり健康観察していただきながら療養していただくということで、回復を待っていただくのが一番かなと思っております。
 それから、あと市としては、東京都と違う面でいえば、データがあれば、先ほど言いました家族内感染だとか、そういう防止の観点からも、住民票の住民記録なんかもこちらでは確認が取れますので、御家族がいるのか、いないのかとか、そういったことを踏まえた、個別にきめ細かい御支援だったり、御相談対応ができるのかなという部分もありますので、そういったきめ細かな、情報を基にした支援ができるのが一番いいと思いますし、逆に、なるべく優先順位の高い方に早くアクセスができないと、本当にこの窓口をつくった意味がないのかなという部分がありますので、その辺のトリアージといいますか、優先順位に対応した、しっかりした適切な対応ができないかというのが一番の課題認識です。


◯委員(伊沢けい子さん)  じゃあ、順次質問したいと思います。休日診療所・休日調剤薬局の一体化についてです。場所が以前は市役所の向かい側の市の職員が使っていた駐輪場から、この場所にということで変更があったという経緯があったと思います。その場所の変更については、私はよかったというふうに思っています。
 その1つの理由として、やはり駐車場とか、駐輪場という、病気になった方々が、あるいはその親が子どもを連れてきたりとかというときに、アクセスしやすいということがあるかと思ったんですけど、その駐車場とか、駐輪場ということはどういうふうになっていますでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  計画地のほうでは、前に保健センターがございましたけども、あのときも専用の駐車場・駐輪場というのは一定のものができていたと思うんですが、今回も同じように、こちらの施設用の駐車場、また駐輪スペースは一定程度確保する前提で、今計画しております。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですね、道路からアクセスがしやすいような、それで駐車とか、駐輪がしやすいということが、子どもを連れてきたり、お年寄りの方をお連れしたりとかいうときに重要なことだと思いますので、そこはやはり道路からも入りやすいかどうかということも含めて重要かと思いますが、道路からのアクセスもよいというふうに考えますでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  ちょっと土地が、隣接地と若干の入り繰りは発生はしていますけども、従前の保健センター、その後、教育委員会が一時期使用しておりましたけども、あの建物を使っていたときと原則同じような動線、西側のむらさき橋通り側の都道のほうから入っていただく、ちょっと旗竿地で通路みたいに細くなっていますが、そこから入っていただくのが利用者の方のメインの出入りということです。
 裏側の東側にも道路はあるんですけども、そちらのほうは、一応スタッフなんかが出入りするときは、前回も保健センターのときもありましたけども、出入りは確保しますけども、利用者の方には、今申し上げた西側のエントランスをメインに御案内するという前提で、今計画しております。


◯委員(伊沢けい子さん)  分かりました。それと、建物については、私はここに移転するときに、以前の保健所なり、保健センターをそのまま改修して、耐震補強の状況、耐震度も非常によかったものですから、そういうことを提案していたんですが、残念ながら、あの建物は取り壊してしまったという経緯があります。本当にもったいなかったなと思っているんですが。
 その中で、今回、暫定措置ということになっていて、リース方式であるということですが、暫定って、建物の耐用年数というのはどれくらいと考えていて、リースというのは何年リースで考えているのかということは、お聞きしたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  建物の耐用年数というのは、リースの建物で、軽量鉄骨造のプレハブ住宅みたいな形のものを想定しておりますので、一定程度の年数は当然、使用に耐え得るものというふうに認識しております。
 リース契約なんですが、これも、契約、入札も終わっておりまして、建設が今年からに入ってで、来年3月オープンの前提で、そこから60か月なので、5年間のリースということを想定しております。


◯委員(伊沢けい子さん)  5年間ということですね。ただ、それ以上もたないとか、そういうことではないということですかね。
 それで、管理方法とか、費用負担の在り方とかというのは三師会とも検討中ということですが、それは、基本的には従来と同じというふうに考えてよろしいんでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  今、それぞれの場所で行っていただいている機能をそのまま集約いたしますので、休日診療所と歯科診療所に関しては、平日の夜間と休日の診療のときに、それぞれの医師会のほうからスタッフの方に来ていただいて、診療所を開設していただくということになります。
 調剤薬局に関しましては、それぞれの診療に対応した薬局開設もあるんですけれども、現行の上連雀にあります医薬品管理センター、あの機能がそのまま移っていただく想定ですので、薬剤師会のみ、会の事務所も兼ねた事務所と薬局機能を兼ねた施設がこちらのほうに入るということになるので、日常的には薬剤師会の方がいらっしゃる形を想定しております。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうですね、分かりました。とにかく、休日診療とか、薬局ということについては、やっぱり緊急のときに、非常に市民のよりどころになるというふうに考えますので、今までどおり、やはり緊急なり、あるいはほかの病院なりが閉まっているときの方々を受け入れるという機能を落とさないようにということは、求めておきたいと思います。
 それで、次の質問で、今度は臨時特別給付金について伺います。これは、今日配られましたこの広報の2ページ目の右下のほうに、給付金について案内が載っています。先ほども前田委員から質問がありましたけれども、住民税非課税世帯の場合は封書が送られているので、その方々、対象者というのは、自分がそうであるということが非常に明確で、それに対応できるかどうかという問題はありますけれども、きちっと把握されていると。
 ただ、家計急変世帯については、やはり申請が必要だということになるので、ここについてはもうちょっと周知や広報、内容をきちんと市民の方に広く、しかも親切に伝えるということが必要ではないかと思います。ここ、電話番号は書いてありますけど、窓口の場所、私たちがもらった資料には、市役所第二庁舎4階って書いてありますが、ここには書いていないんですよね。9月までということですから、これからまだ期間もありますので、やはり窓口ということについては、もうちょっと明確に場所を書くべきじゃないんですか、取りに来る方ということを含めて。いかがでしょうか。


◯住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業推進室長(鈴木清一君)  1点目の家計急変世帯への周知なんですけども、御指摘のとおりかと思います。現在、市の生活・就労支援窓口や社会福祉審議会の特例貸付けの窓口、あと障がい者支援課と連携を図りながら、窓口に御案内のチラシを置いてあります。あとは、庁内の話ではあるんですが、市政窓口が集まる連絡会、地域包括支援センターの連絡会で、事業の情報提供を行ってまいりました。
 今後も、民生委員の代表者会議等がありますので、そこで御説明を行って、周知を図ってまいりたいというふうに思っております。
 あと、窓口の御案内に関してなんですが、今現在、コロナ禍ということもありまして、メインは郵送になるかというふうに思っておりました。ただ、やはり窓口で直接話を聞いてほしいという方もいらっしゃるので、今後、窓口に関しては、機会を捉えて周知をしてまいります。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  各いろいろな部署が、就労支援の窓口とかというところからつながっていくということをされているということは分かりましたけれども、やはり、例えばこの広報を見た方が、どういうふうにアクセスするかということを考えたときには、やはり直接の窓口というものが──電話もするかもしれませんけど、そういったものがあるんだということが必要だと思います。特に家計急変の場合は申請しなくてはならないので、やはり自分が該当するのかとか、いろいろ質問はあると思いますので、不安に思っている方も多いと思うので、できるだけ給付につなげていくということが必要だと思いますので、ぜひ広報の仕方も考えていただきたいなと思います。
 あと、この非課税世帯に対する口座番号なんですが、この口座番号は新たに書く必要はないというふうにさっきお答えいただいたと思うんですが、それはどの段階で得た口座番号の情報を、今回使っているんでしょうか。10万円の政府の給付のときなのか、それとも違うのか。


◯住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業推進室長(鈴木清一君)  令和2年度の特別定額給付金を受給した方の口座を印字しております。


◯委員(伊沢けい子さん)  分かりました。口座番号を新たに書く必要がないというのは、やはり、高齢の方とか、障がいがある方とか、特にまたさらにもう一回ということになると、ちょっとハードルが上がったりするので、それはよかったなと思います。また調べて、銀行の口座がどこだったかとかなると、時間がかかって、できないということにもなりかねないので、それは分かりました。
 それと、最後の資料3の5のところに、今回、委託事業者15人というところが職員体制の中に入っていまして、さっき株式会社、ちょっと名前を聞き取れなかったんだけど、その業務を委託するということがあったんですけれども、ここのことで確認しておきたいのは、そういう個人情報ということについてきちんと守られるのか。廃棄も含めて、個人情報の保護と、それから使った後の廃棄ということ、あるいは外に漏らさない、誰がどうとか、その委託の業者から漏れるということがあっては大変に困ることですので、この手続については、市としてはどのように保障していくのかということはお聞きしたいと思います。


◯住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業推進室長(鈴木清一君)  委託会社の方で、働いていただく方に関しては、個人情報を漏えいしないということに関して、全員、誓約書をもらいます。それを市に提出してもらうという手続を取ります。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  あと、個人情報保護委員会にもこの件については諮問をしたと思うんですけれども、そこでの議論とか、注意事項とか、そういったことの提案とか、そういうことはなかったんでしょうか。


◯住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業推進室長(鈴木清一君)  個人情報保護委員会には12月中に諮問をしまして、1月7日に答申いただきました。異議なしということで回答をいただいております。


◯委員(伊沢けい子さん)  異議なしかありかといえば、異議なしだったんだろうというふうには思いますけれども、もう一歩踏み込んだ意見というのもあったかと思うんですが、それはいかがだったでしょうか。


◯住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業推進室長(鈴木清一君)  諮問の中、御意見をいただきました。書類の管理の方法とか、あとは委託事業者が、事務上使った作業のノートとか、そういったものの管理はどうするのかという御質問をいただきました。文書に関しては、キャビネットがある部屋で、部屋の中でもそういう書庫で管理を行いますし、申請書類に関しては、最終的には三鷹市で保管を行います。
 あと、事務作業を行っているときに使われたノート等に関しては、個人が管理するのではなく、会社として管理をし、適正に廃棄をするようにします。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  ここは、十分に気をつけるべき点だと思います。以前であれば、市が直接やってきたところだと思うんですよね。こういった点で、個人情報の取扱いというか、市の手から離れるというときには、やはり細心の注意を払わないと問題が起きかねないというふうに思いますので、そこは十分に気をつけてやっていただきたいというふうに、要望をしておきます。
 それから、最後に、コロナの感染症の自宅療養者の件ですけれども、先ほど齋藤部長から、この電話でやり取りしている中では、若い方とか、軽症の方が多いということがありました。全体として、今回の感染者というのは、若い方とか、子どもということもありますが、学級閉鎖とか、そういうことにつなげるほどのものなのかというのは非常に大きな疑問を私は持っているんですけれど、全体として把握している今回の感染者というのは、若い方、軽症の方が多いというふうに、やっぱり三鷹市としては考えているんでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  こちらのほうで、市として得ている情報というのは、先ほど申し上げたような、東京都から送られてきます基本的な御本人のそういったデータになっておりまして、具体的な症状であったり、どういった経過で感染されたかとか、そういったことは、やはり直接やり取りする中でお聞きすれば把握できる部分はあると思うんですが、今、そういったものを総じてこちらで把握して何か評価をするというようなことまでは当然できておりませんので、先ほど申し上げましたのも、いろいろやり取りする中で、こちらとして経験した中でそういった傾向があるんじゃないかということでお話をさせていただいておりますので、何かデータに基づいて、市のほうでは、こういった形の分析ができているというところまでの評価はできない状況でございます。


◯委員(伊沢けい子さん)  それでは、実際に連絡を取ったり、与えられている中で気づかれたことというふうに受け止めましたけれども。この今回の感染の中身ということについて、やはり市としてもしっかりとした分析、本当にどういう質のものなのかということをちゃんと把握していかないと、その対応を──市民に混乱ばかり呼び起こして、不安とかをあおるような形にもなりかねませんので。
 それから、学級閉鎖とか、あるいは保育園が閉まるとか、そういうことになってくると、実害も非常に大きいので、そこは本当に市としてもきちんとした分析ということが必要だと思います。それによって対応というのが変わってくると思いますので、ぜひとも分析をしっかりと持っていただきたいなというふうに思います。
 以上で終わります。


◯委員(半田伸明君)  最後のほうから行きます。新型コロナウイルス感染症自宅療養者相談支援についての資料4の2、自宅療養者等への支援状況の(3)、食料品等支援について質問をいたします。12月補正だったか、ちょっとはっきり思い出せないんですが、これ当初スタートは持ち出しだったですよね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 そうでしょう、持ち出しだったですよね。持ち出しをしたときに──それが夏だったかな、持ち出しをするってなったときに、後からちゃんと東京都に補填させなさいよと私は言いました。なぜなら、これは都がやって当たり前の話だから。
 デルタのときに大変だったから、市が持ち出しをやりますと決断したことは、それはそれでいいとして、一般財源でやることじゃないですよねという話をしました。その後、都から補填されたでしょう。あれ、井の頭の接種会場の経費とかも含めて、まるっとした形で補填されましたけど、その議決の後にこうなっちゃっているでしょう。
 ちょっと心配しているのは、これ、持ち出しのままで終わっちゃうのということを心配しているんです。いやいや、この件については、先に東京都からお金が来ているんだっていうんだったら話は別ですよ。その実態をちょっと教えてください。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  現実、今、市の財源の中で対応しているというのが正直なところです。今、委員御指摘のそういった都からの補助については、ちょっとまた年度をまたいだところもあるんですけれども、今、東京都から、その後の1回締め切った補助に関しては、こちら、手続をして一定の対応をいただいていると思うんですけど、それ以降のそういった新たな追加の補助の手続については、まだ正直、担当部署として、きちんと把握して、そこに対応している状況ではございません。現時点で、まだそこのところは不透明という認識でおります。


◯委員(半田伸明君)  なぜ予算化されないんですか。これ、持ち出しで、流用でやっているんですか。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  現在、予備費の充当という形にさせていただいています。私どもも、当初、食料支援をしたのが9月だったかと思いますけど、その後、少し落ち着いている状況がございました。そうした形で、今回、急に感染者拡大というところで、今回、機動的な対応をするということで、予備費の充当を企画部とも調整しながらさせていただいたところでございます。
 報告のタイミングってなかなか本当に難しくて、申し訳なかったんですけれども、今日の報告になってしまったわけですけども、そうした形で、今回については予備費の充当ということで対応させていただいています。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  定例会のタイミングの問題もありますからね、予備費充当なら仕方ないと思うんだけど、片や、夏場では予算化をきちっとやって、今回、間に合わないから予備費でやるというのは、議会側からするとやっぱり違和感がある。だから、臨時会を一々開けと言うつもりはありませんよ。これはしようがないと思うんだけど、予備費ってそんな簡単に出しちゃっていいのかなというのがあるんですよ。
 ですから、この報告は、これはこれで構わない。構わないですが、いつも財政財政ってうるさく言っている私からすると、まずそこに頭が行くんです。今回の説明で、議会の定例会のタイミングに間に合わなかったので、予備費を充当させていただくことにしましたって、まず真っ先に言うべきじゃないですか。いかがですか。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  本当に予算のことについては非常に重要なことだというふうに、私自身も認識しています。そうした中で、適宜適切に議会に情報提供すべきであったと思いますし、今回の資料について、そこは明確にすべきだったと思います。そうした中で、我々も今回、休日診療所は別としても、ワクチンとか、住民税非課税世帯臨時特別給付金という、いろいろコロナの対応をしている中で、ちょっと私どもも配慮が足りなかった点があるなというふうに考えています。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  その点は、議会側としては2つ。1つは流用、1つは予備費の活用で、これ、最後に結局見えなくなっちゃうの。いつ見えるか、決算の時点なんですよ。半年空くわけです。ですから、これはほかの所管の部にも言えることなんだけど、流用だの、予備費の活用だのしたっていうことについては、ここはやっぱり意を用いて報告をきちんとしてもらいたいということを言っておきます。
 あと、もう一つは、この食料品等支援について、もう年度末、押し迫っていますから、実際に東京都に補填させるというのはなかなか難しいだろうと思うんだけど、これはやっぱり補填させなきゃ駄目なんです、筋が通らないから。保健所業務って、あくまで都なんですから。だから、補填されないまま年度末を過ぎました、翌年度に補填されました、されませんでしたというのは、大切なところなんです。
 これは、きちんと出させてほしい。いかがですか。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  やはり今回、コロナに関しては、市としての対応も非常に多く迫られる中で、一定程度予算のかかるものもございます。先ほど、委員さんのお話があったように、例えば井の頭の接種会場、後から東京都のほうで認めていただいて、PCR検査センターもそうですけれども、そういったこともあるので、健康福祉部としても、そういう点はしっかりと東京都とも調整していきたいというふうに考えています。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  この件はこのぐらいにしておきます。必ず取りっぱぐれがないように──あえてそういう表現をしておきます。
 資料2の休日診療所・休日調剤薬局等一体化整備事業についての3、整備スケジュールについて、質問します。なぜ、令和4年2月という中途半端な時期に実施設計等が始まるんですか。普通は、予算化されていたら、年度当初から始まるべきじゃないですか。なぜここまで延びたのか、そこから入ります。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  整備スケジュールでございますけれども、当初予算の段階では、昨年の夏くらいから実施設計に入って、今年の1月ぐらいには終えて、年度末から整備工事をするような想定をしていたところです。そちらのほうを今回、昨年の5月の段階でもう一回、しっかり見直しをしようということで、そこからもう一度作業を始めましたので。
 特にこれ、そういった年度を切ったスケジュール感というよりは、最短、最短を目指して事業を進めてきた中で、今この年度末オープンを目指す中で、逆算したスケジュールも含めた検討をした結果で、こういった日程を今のところは、検討の結果、お示しをさせていただいているという段階です。


◯委員(半田伸明君)  昨年5月に見直しをしようという話は、基本設計の在り方を見直ししようということで合っていますか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  はい、昨年、令和2年度末に一旦、基本設計、基本プランというのはできたんですけども、そこに感染症に対応をした内容はちょっと欠けているだろうということで、改めてその設計の見直しをする基本設計業務を追加ということで、業務委託を行ったというところでございます。


◯委員(半田伸明君)  くどいようですが、もう一回聞きます。その5月に見直しをしようと言ったのは、基本設計のことを見直しをしようということで合っていますね。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  当初、私どもは、今回、感染症のことも含めて見直していくことに当たって、私自身としては、基本設計というよりも、実施設計の中で対応できるんじゃないかと当初は考えていました。実際、ただ、そうしたところ、公共施設課等と調整している中で、やはり実施設計の中では見直しは難しいだろうということで、急遽、基本設計の見直しが必要だろうということで、改めて基本設計の見直しをさせていただいたというところでございます。


◯委員(半田伸明君)  そうやって延びていったから、押せ押せになって、令和4年2月に実施設計等ということになったという中身は理解しました。これ、設計の見直しは、私が聞いていた範囲では、実際は入り口の数の問題だったでしょう。1個しか入り口がないから、それじゃ、まずいだろうということで、空気の通り道を作るという意味でいうと、それは私は正しいと思う。ところが、それが5月というのがやっぱり引っかかるんですよ。
 なぜなら、それは予算上では、実はこれ流用で対応しているんです。予算が可決されたたった2か月後に流用が発生しているんですよ。しかも、今、そこから半年以上たっているんです。だったら、当初予算の審議に間に合わせなきゃいけなかったんじゃないのと思うわけです。なぜ5月なのか。もちろん、行政上の都合はあるんでしょうけど、議会側からすると、予算を審議して可決された後のたった2か月後に、すぐこうやって見直しがあって、流用があるとなると、じゃあ、予算書って何なんだってなるんですよ。どうですか。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  やはり、私自身も当初はリース会社に実施設計をお願いする予定でいましたけど、そうした中で当初は対応できるんではないかというふうに考えていました。実際に話を詰める中で、やはり例えば先ほども説明しましたけども、待合室の共有化をやめようとか、トイレもそれぞれ必要だろうというところで、しっかりとハード的に分離して、感染を少しでも防ぐようなほうにすべきだということで、どうしてもやはり基本設計が必要だということになりました。
 本来であれば、改めてそこで補正予算等を出すという選択肢もあったのかもしれませんけども、やはり休日診療所・休日調剤薬局等ということで、実際に市民の方が御利用されていて、非常に今不便な思いをされているということで、大変申し訳なかったんですが、流用ということで基本設計の見直しをさせていただいたところでございます。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  つまり、実施設計でいけるだろうと思っていたのが、基本設計を見直ししないといかんよとなったのが、年度が明けた後に判明したということですか。ここが大事なんです。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  そこは、年度が明けて、ごめんなさい、ちょっと正式な記憶がはっきりしませんけど、4月の終わりとか、そういうタイミングだったと思います。
 やはり、私としては、当初予算のときも当然そうですけれども、実施設計の中でと思っていたんですが、そこは年度を明けて見直しが必要になりまして、急遽やはり対応する必要があるだろうということで、流用で対応させていただいたということでございます。


◯委員(半田伸明君)  ちょっと、あまりこういうことを言いたくないんですけどね、市長が代わってから、流用が多過ぎ。それは、流用がいけないとは言いませんよ、必要な流用は当然あります。大事なのは、予算が可決された直後に変更があったら、報告があって当たり前だと僕は思う。それが、実施設計直前になって、紙っぺら1枚で、こうやってまとまりました。間の経過を知らされないまま、半年過ぎているんですよ。片や流用が数百万円と聞いていますけど、発生しちゃっているんですよ。
 これ、予算を可決した議会側からすると、正直かちんと来る案件なんです。なぜ5月の段階で見直しをするときに──本来は6月の補正予算に出すべきですよ。そんな簡単に流用だの、さっきの予備費活用もそうだけど、やるもんじゃないと、僕はそういう認識があるんですよ。全体が見えなくなっちゃうから。ここは、私は反省してもらいたいと思いますよ。いかがですか。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  流用の扱いとか、予備費の充当の扱い、市としても当然、私ども健康福祉部としても企画部と調整しながら進めています。改めて、そうした流用の在り方、予備費の充当の仕方というのは、企画部とも十分調整しながら、当然予算というのは、議会の皆さんに御説明して議決を受けて可決しているものですから、そういった執行の在り方については、反省すべきところは、十分反省しなきゃいけないなというふうに考えています。
 以上でございます。


◯委員(半田伸明君)  款・項・目・節・事項とありますね。基本設計にしろ、実施設計にしろ、設計委託料って出てくるわけですよ、そうですよね。それが可決された。その直後、設計委託料が足りなくなりました、流用しましたっていうんだったら、はっきり言いますけど、議会側としてはメンツ丸潰れなんです。4月に気づいちゃったということだから、しようがないと思うんだけど、だったら予算が可決されたことの重みと、年度が明けた直後に見直しをせざるを得なかったということの整合性を、部長職として──しかもここは常任委員会です。特別委員会なら話は別なんだけど。だから、報告の在り方としては、私はこれは非常に問題があると思う。できれば、ここに流用は幾ら発生しましたと、私は書くべきだと思う。ここは問題提起をしておきます。予算の議決って、そんな簡単な話じゃない。たった2か月後に数字が変わるなんて、あり得ないですよ。だったら、あり得ないことが起きたら、どうするべきか。補正で出すんですよ、補い正すんだから。流用でやるもんじゃないと、私は思います。そこは問題提起をしておきます。
 あと、もう一つ。実施設計委託料というのが、実は予算書、今回はないんです。よくよく調べてみましたら、業務委託料の中に入っていると。リースだから、そこに含めて云々という理屈はよく分かる。ただ、それは数字を見えにくくしている部分があるんです。このリースの──今回はリースって、ちょっと非常に特殊なケースですから、公共施設を持つという意味では特殊なケースだから仕方なかったのかなと思うんですが、予算書を見る限り、業務委託料の中身に実施設計が含まれているというのは、あの予算書では絶対に読み解けないです。ここ、私は見せ方としてどうなのかなと思うんですが、どうですか。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  今回、整備に当たりましては、基本設計は設計会社に委託しています。そうした中で、今回リースということで対応させていただいていますので、基本的にリースの場合には、リース会社に実施設計を、それも含めてリース料で今支払っていると、三鷹のほかの例もあるということを聞いていますので、今回そういうふうな判断をさせていただいたというところでございます。


◯委員(半田伸明君)  自宅療養者への支援については、取りっぱぐれないように、ここはきちっとやってください。これを予備費で扱ったということの重みは受け止めましたが、私は違和感があります。
 休日診療所・休日調剤薬局等一体化整備事業の過去の経緯は、今やり取りして分かりました。実は、全部知っていました。でも、こういうことは議事録に残さんといかんのです。だから、あえて質問させてもらいました。
 流用の在り方も含めて、予算が可決された、たった2か月後に一気に見直しして、流用で済ませたというのは、私はかなり問題があると思う。そこは庁内横断的に議論していただいて、そんな簡単な話じゃないよという、非常に不快な思いをしているという人間がいたということは、ぜひ言ってください。知らされるのが決算の時点だと、おかしいもん。
 以上です。


◯委員(岩見大三君)  まず、自宅療養者のほうからお願いしたいと思います。東京都からのデータ提供の在り方ということで確認というか、どういう実態があるのかなということで、ちょっと再度お伺いしたいんですが。そもそも、データそのものは東京都のどのセクションから来ているものなんでしょうか。察するに保健所からということであろうかと思いますが、ちょっとまずそれだけ確認させてください。
 それと、短いので、ほかのほうもちょっと行ってみたいと思います。先ほどの休日診療所の件ですけど、リース方式で5年リースということで、これはもう契約も済んでいるということなので、大体リース料、ランニングコストとしてはどのぐらいかかるものなのかということ、ちょっとこれも1点、確認したいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  自宅療養者支援のデータの提供元なんですが、これは東京都の福祉保健局の担当部署のほうから送られてくるというか、共通のソフトというか、そちらのほうに三鷹市のIDをいただいて、見に行くという形になるんですけれども、そういう形のデータ提供を受けております。
 あと、ちょっとリース契約のランニングコストなんですけど、5年間の債務負担を2億9,800万円という形で5年間、予算上、3億弱の予算だったんですが、それがちょっと今回の入札で額が少し安くはなっているので、そちらを基に5年間でお支払いをするという形を想定しております。


◯委員(岩見大三君)  東京都の福祉保健局ということで、保健所の業務がただでさえ多忙化して、さらにこういうデータを各自治体に送らなきゃいけないということになると、忙しい上に、さらにこうした業務も発生しているかなと懸念もあったものですから、ちょっとお伺いしたんですが。そもそもこのデータを昨年の10月頃から提供をして、それ自体はすごいいいことだと思うんですけど、お話を聞いていると、やっぱりちょっとこのデータ供給というのは、非常に形骸化しているなというような印象も受けまして、そもそも何のためにこのデータを東京都が送る、その意味合いということなんですけど。
 私が当初、勝手に想定したのは、つまり、このデータを供給することによって、食料支援とか、医療支援が東京都のほうでは間に合わないから、だから、こういう人がいるので、自治体のほうでそれを肩代わりしてやってくださいよという意味合いがあってこその、データ供給じゃないかなというふうに思うわけです。
 ただ、現実的にはそういうふうになっていないということでありますので、これは市側の責任でも何でもないんですが、東京都の今後のデータの中身、提供の在り方については、しっかりともう少し細かい中身といいますか、迅速性も含めてですけど、そういうことも求めていただきたいというふうに思うんですが、一応いかがでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  まず、東京都からのデータ提供の保健所業務圧迫云々というところも、ちょっとコメントがあったんですが、実際、このデータ提供は、先ほどもちょっと御説明の中で、私はお話ししたつもりだったんですが、多摩府中保健所の方はこのデータ提供には携わっておりません。東京都の本庁部署のそういった、このHER−SYSのデータを統括している部署があると思うので、そちらの担当のほうから作業がされて、こちらで見られるようになっているというふうに認識しております。多分、多摩府中保健所のほうでも、近隣のこの管轄の6市のデータを、こういう形で同じものを見に行けるようにはなっていると思うんですけれども。ですから、当然そういう関係性の中でこの取扱いをしているという認識です。
 あと、このデータ提供の開始の経緯に当たりましては、そもそも第5波の段階で自宅療養の方が多く発生した中で、そういう方が自宅でお困りのことが多いということの実情を踏まえて、三鷹としても東京都のほうにそういったデータをいただければ、こちらとしてもきめ細かい支援ができるんじゃないかということで、近隣の市長と連名でこちらから申し入れて要望したような経緯もございます。
 ただ、結果的に今この現状の中で、保健所業務を手伝わされているような印象になりかかっちゃっているんですけれども、開始の経緯としては、逆に市として独自にこういう支援もしたいので、そのためにはやはりそういう情報が必要なんだということで、やり取りを始めた経緯がございます。
 ですので、これ、同意した市が東京都からデータ提供を受けておりますので、特に市としてそれは要りませんということになると、別にこちらから見に行くもので、送られてくるものではないということなので、ちょっと今この現状を踏まえた対応にはならない──スタートのときの考え方もあったかもしれません、また、データの中身の問題もあったかもしれませんが、この辺は、やはり最近、軽症の方が増えているとか、あと療養期間自体を短くしようとか、いろいろな状況がどんどん変わる中で、この情報がどこまで生かせるのかというのは、当然課題だと思います。
 これは、このままでいいとは思わないんですけれども、よりよい形があれば、ぜひそういったことも東京都と協議していきたいなというふうに考えております。


◯委員(岩見大三君)  ありがとうございます。やっぱり、ちょっと東京都の当事者意識のなさということを指摘したかったものですから、いろいろと丁寧に御答弁いただきまして、ありがとうございます。今の状況がどこまで拡大していくかというのは分からない状況もあろうかと思いますし、日々刻々と情勢も変わるかと思いますけど、引き続き日々の御努力のほう、よろしくお願いをしたいと思います。
 以上です。


◯委員(後藤貴光君)  それでは、休日診療所・休日調剤薬局等一体化整備事業について、お伺いいたします。先ほども、ちょっとスケジュールの遅れ等についての質疑がありましたけれども、これ、もともともっと早い時期に完成する予定だったのが、コロナをはじめとする感染症対策への対応が必要だということで、令和4年10月オープンというふうにずれたという認識だったのが、さらにここで遅れるというふうな認識なんですけれども。
 これも、いろいろな方から、できるだけ速やかに対応してほしい、感染症対策でいろいろ設計変更するのも仕方ない──そういうようなことをするために10月までずれたという認識だったんですけれども、そういう認識で合っているのかどうかというのと、それがさらに遅れるということの理由ということかなと思うんですけれども、それについてお伺いしたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  事業整備のスケジュールの遅れですけれども、先ほどもちょっと、さきの委員と部長とのやり取りにもあったと思うんですが、当初、今年度については実施設計からということで想定をしたスケジュール感を持っていたんですけれども、今年度に入りましてから、やはりこれ基本設計、基本プランから、もう一度しっかり見直さなければいけないんだということでの事業の展開を行ったところが、やはり実質的に──それで内容的には当然、当初想定しているよりもしっかりしたものができたというふうに自負がございますけれども、どうしても時間はそこで要したのかなというのが、今回お示ししたところのスケジュールの実態の一番の説明になると思います。


◯委員(後藤貴光君)  じゃあ、感染症対策をするために遅らせるということで、本来だったら今年の10月オープンの予定だったけれども、そこの部分の判断をした時点では、そのくらいの時期で間に合うと思ったけれども、もう少し遅らせてしっかりとやる必要があったので、改めて今回さらに遅らせたというふうな、その認識で合っているのか、その確認をしたいのと、あと、令和5年2月については、令和5年1月に竣工した後、予定としては、2月中は3月頭からオープンするための準備というような、そういうような感じのスケジュールという認識か。
 以上2点、改めての部分と併せて確認させてください。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  おっしゃるとおり、感染症対策については、先ほども答弁させていただきましたが、当初、実施設計の中で飲み込めるかなと思っていましたが、やはり基本設計が必要だということで、大変申し訳ないんですけれども、10月オープンが3月オープンにずれ込んだというところでございます。その基本設計を見直すという期間が必要だったということでございます。
 また、2月につきましては、やはり今回、三師会の3つの組織が入ってきますので、そうしたところの準備等も含めて、例えば引っ越し1つについても、やはりそれぞれスケジュールを立てながらということで、おおむね1か月間、準備の期間ということで、何とか3月には施設をオープンさせたいというふうに考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(後藤貴光君)  次に、新型コロナウイルス感染症自宅療養者相談支援について、お伺いをいたしたいと思います。ここのところでも、特に年明け、一気に新規感染者数が三鷹市内でも非常に増えているというような状況の中で、本来、これ、相談支援事業を本格的に稼働させたのは昨年の8月頃に、やはりコロナウイルスの感染者数が一気に7月から8月にかけて増えたときに、こうした対応をしようと思って、実際、稼働し始めた頃というか、9月とか、10月くらいには急激に新規感染者数が落ち込んで、実質的には相談件数が、例えば9月、10月はほぼゼロの状態が続いていたかと思います。
 この事業自体は、本来、説明されたときの話では、相談された方の円滑な支援のために、庁内の各課との連絡や連携体制をしっかりと強化をし、また、プッシュ型の電話連絡等もしながら、きめ細やかな対応をするということを想定した事業だったけれども、先ほど、説明の中でもありましたけど、架電することができない、現状では受電だけの対応になっているというくらい、非常にいっぱいいっぱいというか、本事業の職員の方、担当されている方、一生懸命やっていただいていても、逼迫して、プッシュ型で電話できるような余裕もないような状況の中で、一部事業の委託化もされるというようなことだと思うんですけれども。
 逆に、そうすることによって、今回、今後の取組によって、本来目的としているような庁内各課との連携とか、きめ細やかなプッシュ型とかの対応までできるのか。特に、自宅療養者の独居の方だとか、そうした場合の方の病状の悪化とかに、きめ細やかに迅速に、速やかに対応しないと、最悪の場合に体調の悪化の中で、御自宅で万が一なんていうことも懸念される。そうした部分のしっかりと支援、サポートを、市としてやっていく必要性があろうかと思います。
 これだけ一気に増えてきた中で、市としてもそれなりの体制をしっかり取らないといけないという部分が、必要性があろうかと思います。そこまでの、そういうふうな体制が本当に敷けるのか。先ほどの部長の説明の中でお話がありましたけども、本来の自宅療養者支援、相談支援でしっかりと各課との連携をした上でサポートができる、そこまで持っていけるめどが、もう直近でできているのか、その辺りの現状について確認したいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  支援の横連携といいますか、組織間の連携、当初にそういったことを想定して、いろいろ御説明もした経緯は当然認識しております。一定の療養期間の中で、御本人からの御相談、また御家族からの御相談について、関連部署で、例えば陽性者の御家族のショートステイとか、そういった事業に関しては、今現在も対応した経緯はありますけれども。当面、今、とにかく直面している状況は、先ほどから御説明したとおり、発症した直後の方にどういった対応ができるかというところが、今一番クローズアップされている部分だというふうに認識しています。
 先ほども御説明したとおり、これは御本人、発症して陽性が分かったばかりの方ですので、まずは医療にしっかりつながっていただかなければいけない、また健康観察をしっかりしていただかなければいけないということですので、実際に市の担当部署が行えることって、かなり限られてくるというふうに認識しています。
 ですので、あまり三鷹市がやれることって、変な言い方ですけれども、出しゃばっていくより、市のほうに連絡をいただいた方には、しっかり保健所からの連絡が来ているかとか、保健所からこういうメールが来ている中で、こういう医療につながる情報が入っていますだとか、そういった確認をさせていただいたり、必要な情報をしっかりお伝えして、不安なときにはその不安の内容によって、いろいろな相談先を御案内できますよというような、補助的な、先ほどの都の仕事のお手伝いみたいな言い方になってしまうんですけれども。ただ、現実的には今、当事者の方に必要な部分というのは、しっかり健康状態を保っていただくための必要な情報をまずお伝えできれば、したいし、保健所からまだそれが出ていないのであれば、気づいていただく、またそちらにアプローチをしっかりしていただくということが一番必要なことというふうに、当事者としては感じています。


◯委員(後藤貴光君)  分かりました。取りあえず、そうすると当初の想定していた事業内容から、現時点ではマンパワー等の関係もあろうかと思いますけれども、市がプッシュ型でというよりも、電話をかけてきた、データが来る前に市に相談があった方に適切に情報提供する。あとは、そうでない方、電話のない、相談がない方へのプッシュ型については、感染された方から連絡が来たときには丁寧に情報提供ができると思いますけれども、逆に今架電はできないというような状況の中で、一部事業委託等もする中で、電話をしてこられなかった方、だけれどもHER−SYSとかで把握している方には、今後連絡をしていく、そういう体制を取るのか。それを確認させてください。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  先ほどの委員さんの御質問にもお答えした部分にも、ちょっと多少かぶるんですが、いずれにしても、今こちらでプッシュをするための手持ちのデータというのが、先ほど申し上げたような対象の方のデータということなので、そのタイミングでこちらからプッシュをしても、どれだけ適切な効果のあるプッシュの通知ができるのかというところの問題点から、そちらよりも、もっと直近で発症した方への対応にシフトしているというのが実態です。
 それに関しては、やはりどうしてもこちらのほうでも情報を得ていない部分がありますので、先ほども申し上げましたけれども、保健所のほうから発信していただく情報にも、市の支援窓口があるというような情報ですとか、あと、最近では、三鷹の医師会の先生方のクリニックのほうにも、こちらの窓口の活動の内容ですとか、あと東京都の保健所からは、感染した方にこういうメールが届いていて、必要に応じてそういったところでアクセスしてもらうんだよというようなこと、同じようなことを先生方のほうからも患者さんのほうに伝えていただくような取組もちょっとお願いをしたりしています。
 そういった地域の医師会との連携であったり、多摩府中保健所の連携をさらに個別に強化をして、個々の方の支援にうまくつなげられたらなというふうに考えております。


◯委員(後藤貴光君)  現状、今後については分かりましたけども、ただ、プッシュ型でやる必要性がある人というのもいると思うんです。例えば、自宅療養者の中でも、家族が5人も、6人もいるとか、そうした中で自宅療養をされている人とか、独居の方だとか、あるいは高齢者で、持病を持っている独居の方だとか、対象者数が毎日100人とか、200人とか、三鷹市内で新規感染者、場合によっては今後300人とかになるかもしれないような状況の中で、そうした部分でできることって限られてくると思うんです。
 そうした中で、トリアージじゃないですけれども、リスクの高い方──データが三鷹市に来る中で、向こうから新規で電話がかかってくる、今はそれをメインにしているということですけれども、それは単純にかけられるマンパワーが限られているという中で、何を優先するかということだと思うんですけれども。そうした中で、自宅療養者の中でも、リスクが高そうな方、そうした部分については、ピックアップした上でプッシュ型での対応というのも考えていかないと、市としての、全員にやるというのは非常に大変な部分もあろうかと思いますけれども、それでも、そうした部分についてはしっかりと支援をしていただきたいという部分をぜひ検討していただきたいし、そうしたことにちゃんと予算をつけるとか、そういうふうな、これだけ一気に増えたという緊急事態の中での対応をという部分では、しっかりと市の理事者とも、経営会議等々で協議する場はあると思いますので、必要な予算については、きちっと自宅療養者支援、コロナ対策の部分で配分する中で、そうしたリスクの高い方への対応というのもしっかりやっていただくよう、ぜひ検討をしていただきたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員長(宍戸治重君)  ほかにはないですね。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で健康福祉部報告を終了したいと思います。
 お疲れさまでした。お昼を過ぎて長時間になりました。ありがとうございました。
 休憩します。
                  午後0時17分 休憩


                  午後0時19分 再開
◯委員長(宍戸治重君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続きまして、その他でございますが、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後0時20分 散会