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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年文教委員会) > 2022/06/20 令和4年文教委員会本文
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2022/06/20 令和4年文教委員会本文

                   午前9時32分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩します。
                   午前9時32分 休憩


                   午前9時34分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  審査日程及び本日の流れにつきましては、1、請願の審査について、2、請願の取扱いについて、3、行政報告、4、管外視察について、5、所管事務の調査について、6、次回委員会の日程について、7、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                   午前9時35分 休憩


                   午前9時38分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(渥美典尚君)  まず、三鷹市議会委員会傍聴規則第3条の規定により、協議会室における傍聴人の定員は9人となっておりますが、傍聴希望者が定員を超えましたので、委員長において定員を変更いたしました。御承知おきください。
 それでは、4請願第1号 三鷹市立小中学校の教育現場におけるコロナ感染対策の実施について、本件を議題といたします。
 それでは、本件に係る現状等について教育委員会の説明を求めます。


◯指導課長(長谷川智也君)  5月の文教委員会後の状況について御説明をいたします。令和4年5月24日付で文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課が発出した通知「学校生活における児童生徒等のマスクの着用について」においては、これから夏季を迎える中で、児童・生徒等のマスクの着用に関し、特に注意すべき点をお知らせするものであり、現在の学校衛生管理マニュアルの記載及びその取扱いを変更する趣旨のものではありませんとしています。
 このことを踏まえまして、5月25日付で東京都教育委員会教育長が発出した通知においても、従来から、新型コロナウイルス感染症対策と学校運営に関するガイドライン(都立学校)におきましても、マスク着用に関する基本的な考え方や着用が不要な場面等については示しているとして、その記載や取扱いを変更してはおりません。
 三鷹市教育委員会においては、これら国や都の通知を踏まえまして、5月27日付で各小・中学校長宛てに「夏季における児童・生徒のマスクの着用について」として発出をいたしました。その中で、特にこれから夏季を迎えるに当たり、学校生活における児童・生徒等のマスクの着用について、改めて留意すべき点について確認し、適切に対応するよう通知したところでございます。
 また、ガイドラインについては、東京都教育委員会の通知と同様に、従来から新型コロナウイルス感染症に対応した三鷹市立小・中学校における学校運営ガイドラインにおいても、マスクの着用に関する基本的な考え方や着用が不要な場面等については示しているとし、その記載や取扱いを変更してはおりません。
 5月の文教委員会においても御説明したとおり、マスクの着用については、国や東京都における専門家の知見を踏まえた方針に基づき、三鷹市教育委員会としての指針を定めているものであり、三鷹市教育委員会独自の判断で決定すべきものではないと認識しております。教育委員会といたしましては、今後も引き続き児童・生徒の学びを止めないという方針の下、地域や児童・生徒等の感染状況を踏まえ、感染防止対策を徹底しながら学校運営を継続してまいります。
 御説明は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(紫野あすかさん)  御説明ありがとうございました。専門家の知見を基に三鷹市でもやっているという説明でした。請願者は、請願事項1において、就学時において常時マスクを着用することが長期化した場合の健康及び発達への影響について、現時点では正確なデータはありませんというふうに書かれています。
 また、長期間、常時マスクを着用することで骨格や脳の正常な発達が阻害される可能性があるとも、この請願事項の理由でおっしゃっていますけれども、現在、この時点では科学的なエビデンスが確立されていないものだというふうに思うんですけれども、教育委員会の判断で、この学校ガイドラインに書き込むということは難しいという意味だと解釈してよろしいのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  先ほど現状説明の中でもお話ししたとおり、三鷹市独自の判断で決定すべきものではないと、これが基本です。したがいまして、今御指摘の点についても、三鷹市独自の判断はできないと考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。三鷹市独自の判断ではできないということですけれども、もしこれを三鷹市が独自の判断で、学校運営ガイドラインに書き込んだとした場合、学校内、または教職員の間や児童・生徒の間で混乱が起きたりするというようなことは考えられるでしょうか、現場としては。教育委員会はどんなふうに考えておられますか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  混乱という言葉が適切なのかちょっと分からないところもありますが、やはり学校長の指導において、非常にどうしたらいいんだろうと。これまで、市教委としては独自の判断はしないと言ってきた中で、それに対して独自の判断をするということであれば、御指摘のような点もあろうかと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、混乱が生じることは予測されるということですね。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  学校長の指導において、どうしたらいいんだろうと、結果として混乱が生じるおそれもあると考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ちょっと確認なんですけど、長谷川課長がおっしゃっていた、現在の学校衛生管理マニュアルに示す内容から変更はありませんというのは、文部科学省が出した4月1日のバージョン8のところから変わらないということなんですか。確認なんですけど。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  今ちょっと私の手元にバージョン8というものがないんですけれども、5月24日付の文部科学省初等中等教育局の通知におきまして、現在の学校衛生管理マニュアルの記載及びその取扱いを変更する趣旨のものではないと、こう明確に言い切っております。


◯委員(谷口敏也君)  多分、この請願を審査するに当たって、いろいろ文部科学省と厚生労働省のやつを見てみたら、4月1日付でバージョン8というのが出ているので、多分これだと思うんですけど。それは、じゃあ、そう理解をした上で、先ほど長谷川課長の説明で教育委員会として5月25日に通知を出した。これは、「リバウンド警戒期間の終了後の三鷹市立小・中学校の対応について(依頼)」というやつのことでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  そちらにつきましては、先ほど御説明しましたように5月24日付で、文科省が「学校生活における児童・生徒等のマスクの着用について」というものを発出しました。それを受けて、東京都教育委員会が5月25日付で通知したものを踏まえて、5月27日付で「夏季における児童・生徒のマスクの着用について」ということでお示ししたものです。
 先ほど御指摘があったリバウンド警戒期間終了後のものとは違います。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そして、ホームページを見たんですけど、たしか6月14日付で教育長が出しているのはありますけど、その内容というのは、24日の文部科学省、25日の東京都のを踏まえた上で出したやつだと認識したんですけど、それはそれでよろしいんですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  6月14日付の通知ですけれども、これは6月13日付で東京都教育委員会が、夏季における児童のマスクの着用について、こうした時期ですので熱中症の危険について通知をしたものです。ここでは具体的な場面を例示したほうが分かりやすいということで例示があったところですけど、それを教育委員会としても学校に周知したという内容です。


◯委員長(渥美典尚君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり) それでは、以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                   午前9時48分 休憩


                   午前9時48分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(渥美典尚君)  4請願第1号 三鷹市立小中学校の教育現場におけるコロナ感染対策の実施について、本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(吉沼徳人君)  討論いたします。
 新型コロナウイルス感染予防には、マスクの着用は基本的な感染対策の1つであり、熱中症を考慮した着用に際しての国・東京都からのリーフレット等の配布による周知も行われている。
 教職員、児童・生徒、保護者の混乱を招く可能性がありますので、この請願に反対いたします。


◯委員(谷口敏也君)  4請願第1号 三鷹市立小中学校の教育現場におけるコロナ感染症対策の実施について、討論をいたします。
 本請願は、新型コロナウイルス感染症が長引く中で、長時間のマスクの着用による小・中学生の子ども達の健康や発育、発達への悪影響を心配する保護者の方々からの切実な要望であることは理解しています。一方で、子どもが学校で感染し、家庭内感染してしまった御家庭の方々、あるいはそれを心配している保護者の方々からは、「感染対策をしっかり行ってもらいたい。」という声も伺います。
 そのような中、先般、国においても、子どものマスク着用に関して議論が行われ、厚生労働省より令和4年5月20日付で「マスクの着用の考え方及び就学前児の取扱いについて」、文部科学省より同24日付で「学校生活における児童生徒等のマスクの着用について」、同25日付で「マスクの着用に関するリーフレットについて」が発出されました。
 これらに基づき、三鷹市教育委員会でも5月27日に通知、6月14日付で、三鷹市立小・中学校長宛てに「夏季における児童・生徒のマスクの着用について」という文書を配付いたしました。
 本請願の具体的な請願事項として挙げられている、幾つかの項目については賛同できるものでありますが、請願事項の(5)、学校給食時、昼食時のマスク装着についての項目において、請願代表者からの説明では、「対面で食事を取り、楽しく会話もできるようにしてほしい。」との要望でした。
 このたびの国の議論の中で、この「給食等の食事を取る場面」については、今年の4月1日に発表された「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式(バージョン8)」に記載されている「会食に当たっては、飛沫を飛ばさないよう、例えば、机を向かい合わせにしない、大声での会話を控えるなどの対応が必要です。」との内容に、変更はないと認識しています。
 何より、感染リスクが高い食事の際の感染防止対策は、現時点においても継続し、見直す必要はないと考えることから、本請願に反対いたします。


◯委員(紫野あすかさん)  この数年、市民も児童・生徒も窮屈な生活が続き、コロナ禍以前のように、マスクをしなくてよかった日常生活を早期に求める気持ちは大変理解できるものです。請願者は請願事項(1)において、「就学児において常時マスクを着用することが長期化した場合の健康及び発達への影響について、現時点では正確なデータがありません。」とし、また、「長期間常時マスクを装着することで、骨格や脳の正常な発達が阻害される可能性があります。」とおっしゃっています。請願事項(3)では、「(1)、(2)で求めた事項を学校運営ガイドラインに記載し、小・中学校に通知してください。」とあります。
 特に「骨格や脳の正常な発達が阻害される可能性」については、科学的根拠が明確であると現時点で断定することは厳しく、科学的根拠が確認されないことも含めて、三鷹市が独自に学校のガイドラインにまで書き込むことは難しいと先ほどの教育委員会からの答弁にもあるように、今はまだコロナ感染を心配する児童・生徒や家庭も多数あり、科学的な根拠に乏しい理由をもって緩和することは、かえって学校内での混乱や分断を招くことにつながるのではないかと懸念します。
 現時点でも学校はマスクの着用を強制しているわけではない中、学校内での感染はまだ収束しておらず、児童・生徒から家庭内へ感染している事例も少なくありません。
 請願事項(5)にある「昼食時の黙食徹底及びマスク装着についての見直し」については、残念ながら時期としてはまだ少し早いのではないかと考え、本請願に反対いたします。


◯委員長(渥美典尚君)  それでは、これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 4請願第1号について、採択することに賛成の方の挙手を求めます。
                    (挙手なし)
 挙手なしであります。よって、本件は不採択と決定いたしました。
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◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                   午前9時54分 休憩


                   午前9時57分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(渥美典尚君)  初めに、本日は教育長に御出席いただいておりますので、教育長より御挨拶をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯教育長(貝ノ瀬滋君)  おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。恒例でございますが、教育長から皆様方に御挨拶をさせていただくという機会でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 恐縮ですけど、ペーパーを用意しましたので、それを読ませていただきますが、本来なら私、あまり好きじゃないんですけれども、脱線していつまでもしゃべっている可能性がありますので、ペーパーを用意させていただきましたのですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 文教委員会の皆様には、日頃より教育委員会の取組に御理解と御協力をいただきまして、ありがとうございます。私ども教育委員会事務局といたしましては、子どもたちの学びを止めないを合い言葉に、昨年に引き続き、学校、家庭、地域と、一丸となって新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に取り組んでまいりました。議員の皆様方から、様々な御支援、御協力をいただきましたことに、心から感謝を申し上げます。
 コロナ禍であることに変わりはありませんが、徐々に制限も緩和される中で、学校教育もただ単に元の状態に戻るのではなく、この間の社会や生活の変容、そして、気づきや学びを生かしまして、大きく変革していくときを迎えていると思います。誰一人取り残すことがない、みんなが大切にされる教育を目指して、三鷹の教育改革をさらに一歩前に進めていくことこそが私の使命であると考えておりますので、力を尽くしてまいりたいと思います。
 昨年の夏の三鷹のこれからの教育を考える研究会の最終報告を踏まえまして、三鷹市教育委員会でも、11月に、当面の教育施策の推進に関する基本的な考え方を策定いたしまして、次の教育ビジョン改定まで待つのではなく、取り組めるところから着手して、毎年の事業計画に位置づけて進めてまいります。
 これからの三鷹の教育の方向性を端的に申し上げれば、個人と社会のウエルビーイングを、個別最適な学びの実現とスクール・コミュニティの創造を通して実現するということになろうかと思います。私が第1期目の教育長をさせていただいたときに、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を進めてまいりました。皆様方の御理解と御協力で現在も進めているところでありますが、平成18年ににしみたか学園が最初のモデル校としてスタートをいたしました。そのときに、ゴールのイメージとしては、子どもたちの人間力、社会力を実現するということを目指して、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育、これは両方とも、コミュニティ・スクールも、小・中一貫教育もツール──手段でありますが、これらの充実を図りながら進めてきたわけです。
 このたび、私も2度目、この三鷹で、大変ありがたいことに教育長を務めさせていただいておりますが、やはりコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を三鷹の子どもたちのさらなる発展を目指して、コミュニティ・スクールからスクール・コミュニティへ、そして、一人一人を生かしていくということで、9年間の小・中一貫教育をさらに発展させて、個別最適化の学びを実現するというコンセプトを目指して進めていこうということで、皆様方にも御提示申し上げているところであります。
 これらを、これまで培ってきたコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育を踏まえて、一体的に推進してまいりたいと思います。昨年の11月6日に、全国コミュニティ・スクール研究大会として実施いたしました、三鷹教育フォーラム2021では、7つの全ての学園が実践発表しまして、三鷹の教育を全国に向けて発信することができました。
 あいにく、当日は全面リモートということになりましたけど、基調講演の東京大学、慶応義塾大学教授の鈴木 寛先生から、全国的にもコミュニティ・スクールが全国の3分の1の学校に広がりまして、制度が整い始めてきた今、これからのコミュニティ・スクールの進化の姿であるコミュニティ・スクール2.0に向けて、本市のコンセプトであるコミュニティ・スクールからスクール・コミュニティへについては、これからのコミュニティ・スクールが目指す進化の方向性を示していると、高い評価をいただいているところでございます。
 せんだっても、これから法律的には成立しましたこども家庭庁、ここでのヒアリングがありまして、このスクール・コミュニティの実現に向けて、具体的には三鷹は学校3部制ということを実現していくというお話をさせていただきました。こども家庭庁の仕事の内容はまだはっきりしないところもありますけれども、この三鷹の取組については大変注目していただいて、私は多分、これからの公立学校の学校教育の在り方としては、これは1つのモデルになるのではないかというふうに思っています。
 せんだって、6月11日の土曜日でしたか、神戸でコミュニティ・スクールのフォーラムが開かれました。そこでも壇上で挨拶させていただきましたけれども、末松文科大臣のほうから御挨拶があって、コミュニティ・スクール、今、33.3%、つまり公立学校の3分の1だということでありますが、向こう3年間で2倍にしたいということで、文部科学省もそういう体制をしっかり取って、実現を図っていくということ。そして、やはりこのスクール・コミュニティの理念は、正しい方向にあるというふうな、そういう御挨拶がございましたけれども、三鷹の教育は、これからは別に全国でモデルになるからとか、有名になるからとか、そんなことを目指しているわけではありませんが、三鷹の子どもたちに最適というか、一番いい教育改革を実現するということは、結果的には全国の在り方にも影響していくんだろうと。それはそれで結構なことだと思っておりますが、それだけに、やはり皆様方の御理解と御協力を得ながら、学校側ともしっかりと情報共有して、実現に向けて取り組んでいきたいというふうに考えています。
 ぜひ、これからも御理解と御協力をお願いしたいところでございます。
 この後、事務局より、令和4年度の教育部の「運営方針と目標」について御説明させていただきますが、先ほども申し上げましたけど、研究会の提言の中で、すぐ取り組むべきものは、時を待たずに進めていくという方針の下、既に具体的に織り込んだものもございます。実現に向けて、教育委員会として全力を挙げて取り組んでまいりたいと思いますので、文教委員の皆様には引き続き御理解と御支援、そして、市民を代表した御意見をいただきますよう、よろしくお願いをしたいというふうに思います。
 本日はこのような機会をいただきまして、御礼を申し上げます。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。


◯委員長(渥美典尚君)  教育長、ありがとうございました。
 以上で教育長からの御挨拶を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                   午前10時07分 休憩


                   午前10時08分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  よろしくお願いいたします。本日、教育委員会から御報告をさせていただきますのは2点です。1点目が、教育委員会事務局教育部の「運営方針と目標」(令和4年度)について、2点目が、令和3年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について、以上の2点でございます。
 初めに、私のほうから運営方針と目標の説明をさせていただきます。説明につきましては、いずれも簡潔にさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、企画部から配られております各部の運営方針と目標の冊子を御覧いただきたいと思います。初めに、令和4年度の主な変更点について御説明いたします。1ページをおめくりください。各部の共通の運営方針というものがあります。令和4年度の各部の運営方針と目標では、各部に共通する方針を冒頭で定めることとしました。1の社会情勢の変動を捉えた機動的な対応では、新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナ侵攻、円安などによりまして日常生活への影響が拡大していることを踏まえ、市民の暮らしに寄り添いながら、生活の影響を的確に捉え、全庁横断的に機動的な対応を進めていくことを、1点目の方針としております。
 次に、2の最優先事業の設定です。事業推進に当たりましては、これまで以上にスピード感を持った取組が必要となることから、各部の運営方針における主要事業の中から、さらに全体で10事業を最優先事業として設定し、徹底した進行管理を行っていくこととしております。最優先事業につきましては、教育部にもありますけれども、各部の主要事業の表題に星印、最優先と明示をしております。
 それでは、44ページをお開きください。教育部です。1の部の経営資源につきましては、記載のとおりです。教育部は5つの課相当の組織となります。
 次に、2の令和4年度の運営方針ですが、今年度は6つの項目を挙げていますので、順次御説明いたします。方針の1点目は、スクール・コミュニティの創造に向けた取組の推進です。地域のコモンズとしての学校施設への移行を目指し、学校3部制に対応した学校施設の機能転換による活用について実証や検討を進めます。
 2点目は、小・中一貫教育のさらなる充実による個別最適な学びの実現です。デジタル技術を活用した学びを年間指導計画に位置づけるとともに、市学力テストの効果的な活用を図り、個別最適な学びの実現を図ります。
 3点目は、教育支援の充実です。三鷹市教育支援プラン2022(第2次改定)に基づきまして、障がいのある子も、ない子も、学校、家庭、地域の協力を得て、次代を担う人として心豊かに育てていくことを支援します。
 1ページおめくりください。4点目は、教育の質を向上させるための学校における働き方改革の推進です。三鷹市立学校における働き方改革プランに基づきまして、国や東京都の施策と連動しながら、専門スタッフの配置拡充や学校給食の公会計化に向けた準備、部活動の地域移行を見据えた部活動の在り方の検討など、教員が担うべき業務に専念できる環境を整備するとともに、学校教育の質の向上を図ります。
 5点目は、安全で快適な学校環境の整備です。老朽化への対応や学校トイレの早期洋式化、学校体育館への空調設備の改修整備等を推進します。また、建て替えを見据えた効果的・効率的な改修を進めるため、新都市再生ビジョン(仮称)の中で学校施設長寿命化計画(仮称)を策定いたします。
 6点目は、三鷹市立図書館の基本的運営方針の推進です。目指す図書館像、人と本と情報がつながり、市民に役立つ身近な図書館の実現に向け、電子書籍サービスをはじめとした事業を推進するとともに、点検及び評価を行い、評価結果を公表することによりまして、図書サービスの向上を図ります。
 次に、3、令和4年度の主要事業です。初めに、構成ですけれども、SDGsの17の目標のうち、各主要事業と強い関連がある目標を記載しています。これは、昨年と同様です。また、各項目には施政方針の掲載ページを記載していますので、適宜御参照いただければと思います。さらに、令和4年度から主要事業の目的を新たに設定をしております。事業の実施により目指すべき将来的な姿や状態、成果を記載することとしたものです。
 それでは、具体的な内容に入りますけれども、令和3年度は5つの事業を重点事業に位置づけています。初めに、1、スクール・コミュニティの実現に向けた学校3部制のモデル実施です。冒頭、共通事項として御説明した最優先事業となります。学校を時間帯に応じて機能転換し活用することによりまして、地域の共有地、コモンズとして地域の人材や資源が集う場所とすることを目的としております。今年度は、学校3部制の制度設計に向けまして調査研究を行います。調査研究では、放課後における学校施設の活用事例など、先行事例の調査を行い、管理や事業の運用等について研究していきたいと考えております。
 また、昨年度六小で設置したシャッター付ロッカーですが、地域子どもクラブの活動の際等に有効に活用されていることが確認できましたので、今年度は三小、井口小などにおいて、計6教室の整備を行う予定です。
 2点目は、学校給食費の公会計化と学校徴収金の一括徴収による事務の効率化です。国のガイドラインに基づきまして、学校給食費の管理の透明性の向上を図るとともに、教職員の働き方改革の推進、保護者の利便性の向上を目指すものです。今年度は、徴収管理システムの事業者選定や規則等の整備など、令和5年度からの開始に向けて着実に準備を進めていきたいと考えております。
 1ページおめくりいただきまして、3点目は教員の授業力向上への支援と共同研究の実施です。教員のウエルビーイングの実現に向けて、教職を通じた自己実現を支援し、より一層子どもたちの教育に力を注げる環境を整備します。令和4年度は、民間の教育機関との共同研究による興味開発に特化した探究的な学びの授業研究やデジタル技術の活用等の研究を行います。
 探究的な学びの授業づくりにつきましては、昨年度の研究成果を踏まえまして、今年6月1日に株式会社探究学舎と市教育委員会が連携協定を締結し、共同研究を行うこととしております。目標はいずれも共同研究についての目標ですが、1月には共同研究の成果発表を行うとともに、共同研究の成果が全校・全教員に共有されるよう、動画等によりノウハウをアーカイブ化していくこととしております。
 4点目は、学校施設の大規模改修工事の実施です。安全で快適な学校環境の整備に向けまして、早急に対応が必要な箇所の改修を行うものです。令和4年度は、第五小学校のII期工事として北校舎、体育館の外壁、防水床仕上げ等の改修を行うとともに、第二中学校のI期工事といたしまして、こちらも北校舎・体育館の外壁、防水等の改修を行います。両施設とも、夏休み期間を中心に工事を実施しまして、12月の完了を目指しております。なお、第五小学校の工事については、本定例会に契約議案を提出しているところですので、よろしくお願いいたします。
 最後、5点目です。市立図書館における電子書籍サービスの拡充です。みたか電子書籍サービスの利便性のさらなる向上を図り、市民の利用拡大と満足度の向上を目指すものです。目標指標は記載のとおりですけれども、新規の事業としては電子雑誌サービスの導入があります。また、利用講座の開催(主に高齢者向け)とありますが、こちらは電子書籍サービスの使い方を学ぶ講座です。
 以上が、令和4年度の教育部の「運営方針と目標」となりますが、毎年度、教育委員会が定めている基本方針と事業計画につきまして、黄色のこうした冊子ですけれども、本日、参考資料としてお配りをしておりますので、後ほどお目通しいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 私からの説明は以上です。


◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之君)  続きまして、私から、令和3年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について、御報告いたします。資料はA3判の概要版、資料1−1と、A4判で冊子にいたしました全7学園の評価・検証報告、資料1−2の2種類でございます。こちらは、各学校のコミュニティ・スクール委員会において、各学校による自己評価及びCS委員による関係者評価を実施し、それらに基づいて各学園が評価・検証を行ったものでございます。
 それでは、A3判の概要版、資料1−1を基に令和3年度の特徴的な部分について、御説明いたします。基本的な取組といたしまして、各学園・学校は、令和2年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策を講じ、対面とオンラインとの併用や1人1台学習用タブレット端末の活用をより一層促進するなど、児童・生徒の学びの保障と、学校が安心安全な場となるように創意工夫を行うとともに、令和3年度は児童・生徒の意見の尊重を図り、意見を聞く機会を設けるなどの教育活動を進めてまいりました。
 まる1、コミュニティ・スクールの運営についてでは、三鷹教育フォーラム2021をオンライン開催する中で、各コミュニティ・スクールの取組や各学園の子どもや大人の熟議の取組を発表し、全国から高い評価を得ることができました。まる2、小・中一貫教育校としての教育活動についてでは、児童・生徒の交流活動として、児童・生徒の代表者会をオンラインで実施したこと。まる4、豊かな人間性についてでは、生徒会が中心となり生徒自ら学園の生活指導の決まりを見直し、作成したことなど、児童・生徒の意見を聞く機会を設け、その意見を尊重した取組を進めるとともに、対面とオンラインを活用した教育活動の充実が着実に定着してきております。
 また、まる3、確かな学力についてでは、1人1台学習用タブレット端末を活用した児童・生徒の個々に最適な学びや、探究的、協働的な学びを取り入れた授業改善の推進が図られました。課題と改善方策といたしましては、児童・生徒で行われる熟議のスキルを全ての児童・生徒に広げていくことや、児童・生徒の意見を十分尊重するため、児童・生徒の意見を聞く機会の充実を図ること、各学校、学級等での学習用タブレット端末の活用、実践事例を共有していくことなど、各学園でのこれまでの積み重ねを踏まえながらも、学園間の交流、情報交換等を通した一層の充実を図る必要があると考えております。
 令和3年度の評価・検証を踏まえ、今後の取組として、スクール・コミュニティの創造に向けた取組の推進、個別最適な学びの実現、新型コロナウイルス感染症予防対策を講じた教育活動の充実、働き方改革の取組の推進を令和4年度の教育計画に反映して、より充実した教育活動を実践してまいります。
 報告は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。まず、各部の運営方針と目標のところで、昨年度と違う点を先に説明していただいて、ありがとうございました。1点、参考資料もいただいたので、その中と併せて少し確認させていただきたいことがあるので、質問します。
 図書館のところなんですけど、参考資料の32ページに図書館の開館時間延長等に向けた検討というところが入っているところと、あと、33ページの事業計画のところの3番に、学級文庫の運用方法の検討があるんですけれども、こちらについては、別に主要事業としては上がっていないとは思うんですけれども、令和3年度はなくて、令和4年度にあるようなところだと思いますので、この辺について御説明をお願いいたします。


◯三鷹図書館長(大地好行君)  御質問いただきましたので、お答えをさせていただきたいと思います。
 まず、開館時間の延長等に絡む検討のところでございますけれども、一応この間、市民からの御意見もあり、議会での御質問等もあって、夜間開館の延長について検討をしてきたところでございます。また、ハッピーマンデーの対応等についても御意見をいただいておりまして、検討しておったわけですけど、当然コストとかがかかりますので、今年度、一応試行をさせていただいて、課題の洗い出しをさせていただきたいと思っております。
 具体的には、一応ハッピーマンデーの対応につきましては、7月18日と9月19日の前半2回のハッピーマンデーのところで臨時開館をさせていただいて、翌日、火曜日はちょっと休ませていただくんですけれども、ニーズとか、課題とかの洗い出しを図りたいと思っております。
 また、夜間開館については、現在5時で閉館しております東部、西部、南部、この3館について、一応夏休み期間、7月26日から8月5日にかけて、平日のみですが、一応7時まで開館時間を延長して効果を図りたいというふうに思っております。
 それから、もう一つ、学級文庫のところでございますけれども、こちらは学級文庫というのを私ども図書館でやっておりまして、各学期に各学校のクラスに40冊ずつ本を貸出しするという制度でございます。学校によって制度の運用の仕方がいろいろ違うんですけども、大部分の場合は、一応、PTAの方に本の選定とか、本の運搬とかをしていただいておりまして、それについて負担が大きいという御意見を昨年度末、PTA連合会のほうからいただいております。
 ですので、私どものほうとしては、PTAの方の御負担を減らして、安全に学級文庫の制度を維持できるように、何かいい方策がないかということで、今年度、検討させていただきたいと思っておりまして、項目として挙げさせていただいているところでございます。
 御説明は以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  丁寧な御説明ありがとうございました。開館時間延長のことなんですけど、としますと、これ臨時でとか、期間を決めてということで、長くするということなんですけど、予算的にはちょっと増額しているということなんですか。


◯三鷹図書館長(大地好行君)  こちらのところについては、期間を限定して臨時的にやる関係で、職員の超過勤務で対応させていただこうと思っておりますので、既定予算の中でやることになっております。
 以上です。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。これって、結構私の中では大きい話じゃないかなと思っているので、載っていないのがどうしてなんだろうと。電子書籍というところに特化して載せているのかなと思ったんですけど、ちょっと初めて聞いたことだったので、すみません、ちょっと質問をさせていただきました。
 学級文庫のことについては、分かりました。そういうふうな要望があって、考えていただいているということで、引き続きいい方法を模索していただきたいと思います。
 続きまして、評価・検証報告のところで幾つか確認させていただきたいと思います。こちらについては、前回も確認させていただいたんですけど、これは、各学園から提出されたものを指導課が概要版としてまとめたというものですよね。あと、指導課に出されたものというのは、各学園同士で何かお互いの学園の取組を見たりとか、こういうふうな結果を見たりというような、そういう話したりするような機会はあるのでしょうか。


◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之君)  1点目のまとめの件につきましては、各学園長から出てきたものをこちらのほうでまとめさせていただいております。また、この概要版と冊子にしております評価・検証報告ですけども、こちら、どちらも学園長会議のほうで学園長のほうにお渡しをしているものでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。学園長に渡されているということで、あとは学園長がどういうふうにシェアしているかということですね。分かりました。
 幾つか中身を見せていただいたんですけれども、非常に今話題になっている取組をされている。例えば、学校の決まりを見直したとか、校則の見直しというのもありました。あと、生理用品を学校のトイレに置くようになったというような取組も、こちらで報告されています。こういうものがもっとシェアされたりとかすると、ああ、いい取組だねということでどんどん広がっていったりとか、自分のところで取り組みたいとか、そういう声が上がるような気がするんですけど、その辺りについてはいかがでしょうか。


◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之君)  こちらの冊子のほうにつきましては、各学園ごとで、学園のホームページのほうにもアップをしております。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  非常に重要な御指摘だと思っておりまして、教育委員会では、今の検証報告、その他に限らず、基本方針と事業計画につきましても、校長会でありますとか、様々な場面を捉えて情報共有を図るようにしております。
 よく横展開と言いますけれども、学校間で優れた取組を共有していくということは非常に重要ですので。ただ、先ほどの検証にしましても、コミュニティ・スクール委員会の正副会長の会とか、いろいろな機会がありますので、そうしたところでしっかりよい取組は横展開できるように、今後も努めてまいります。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。何点か質問させていただきます。事業計画の25ページ、デジタル技術を活用した魅力ある教育環境の整備と利活用について、三鷹市では、ほかの市よりも早く1人1台のタブレットが導入され、1年以上も経過しましたけれども、この間の実績や課題などについては、どのように評価されているでしょうか。
 また、1年間で出されている今の課題などについてはあるでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長・デジタル活用担当課長(田島康義君)  委員さん御指摘のとおり、三鷹市では昨年の1月から1人1台の学習用タブレット端末を配付して、利活用を進めているところでございます。一昨年度、昨年度を含めて、学校の支援の在り方を含めて、学校と協議しながら進めてきておりまして、やはり設備としましては、様々な利用の仕方がある反面、様々な課題もあるという認識をしております。
 例えば、ハードウエアのメンテナンス1つにしても、故障を含めたいろんな形の対応が必要になってくるというところもありまして、それを想定以上の台数が故障したり、対応を迫られるシーンもありますので、引き続き学校ともよく連携しながら、しっかりと対応してまいりたいというふうに考えております。


◯指導課長(長谷川智也君)  タブレットの活用についてお答えをいたします。このタブレットの授業での活用につきましては、三鷹市のみならず全国的な課題ということで、そのような中、三鷹市はほかの市よりも先駆けて配付した際に、教員が活用できるようにという形で、我々、指導主事がしっかり使い方の研修等も行い、そして、それぞれの学校の様々な好事例につきましては、各学校で中心的な役割をしているマイスターのマイスター会によって共有をし、様々な学校で活用しております。
 さらに、研究開発委員で、以前も御紹介いたしましたが、実際の事例集も作成いたしました。その事例集を基に、実際の研修事業を昨年度6回開催いたしまして、広く市内の教員がそこに集まって、集まれなかった方はオンラインで、ハイブリッドの形で参加をして、共有しながら、各学校で実践しているところです。
 さらには、各学校におきましても、様々な形で研修会という形で、夕会を活用したりですとか、それから校内の研修会を活用したりして、マイスターが共有したもの、開発委員が共有したものをそれぞれの事業で生かすとともに、自分なりのやり方にどうしたら生かしていけるかということで、試行錯誤しながら取り組んでいるところでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。先ほど、ハードのメンテナンスなどもあるとおっしゃっていましたけれども、新1年生が使っているタブレットが卒業生の6年生のものだったので、結構傷んでいたという御家庭があったんですけれども、細かく台数とかはいいんですけど、結構やっぱりタブレットって、壊れたり、傷がついていたりとか、ハードのメンテナンスが大変というぐらい損傷したりしていたのでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長・デジタル活用担当課長(田島康義君)  そういう意味では、年度末、年度当初の卒業、入学に伴うタブレットの改修、配付という観点においても、委員さん御指摘のような事象は幾つか発生しております。もともと、そういう意味では子どもたちが年度内で使っているときにでも、例えば落下による液晶の破損ですとか、家等でタブレット端末が見当たらないという、俗に言う紛失のような形のものの届けですとか、そういうもの、それから、電源を入れたときになぜかうまいこと起動しないですとか、そういうようなハード的な原因というものが様々発生しております。
 そういうものにつきましては、もともと想定内でして、ヘルプデスクを中心に、学校からのヘルプデスクでの対応ということになりますけども、学校のほうに届けていただければ、先出しセンドバックといいまして、最初に使えるものを学校のほうに出荷した上で、故障機器を改修させていただくという形の対応を取っておりますので、なるだけ子どもたちの手元に障害のあった機械が──使えない期間が短くなるような対応を想定しているところでございます。
 台数等については、そういう意味では、年度末、年度当初のところはちょっと集計をまだしっかり取り切れていないところはありますけども、毎月の故障件数としましては、大体多い月で60件強、少なくとも三、四十件ぐらいはあるかという認識をしております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。やっぱり子どもたちが日常的に教材の1つとして使うものなので、壊しちゃったりとかいうのは想定内だと思います。この場合、保険とかがあるので、何かあったとき、個人が費用を払うということはないということで、よろしいでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長・デジタル活用担当課長(田島康義君)  今回、補償の範囲というのが、学習用タブレット端末本体が対象になっております。ですので、消耗品として考えておりますが、例えばケース、それから充電ケーブル、もしくは充電器については消耗品という形で、例えばタブレット端末本体が紛失でなくなったよとなった場合には、ケースの部分が自己負担が発生するという認識でおります。


◯委員(紫野あすかさん)  そういう事例もありましたか。


◯施設・教育センター担当課長・デジタル活用担当課長(田島康義君)  紛失等については、今ちょっと記憶にないんですけども、届出は月3件から4件ぐらい、紛失、盗難、よく分からないですけど、見つからないというのがありますので、その連絡を受けた時点で、通信、SIMのやつをまずロックをするという対応した後、1日、2日で大体のものは見つかりましたという申請が来ることが多いです。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。次に、スクール・コミュニティの実現に向けた学校3部制のモデル実施という最優先課題で、三小や井口など、計6か所で行うということなんですけれども、シャッター付ロッカーを整備して、具体的にはどういうことをモデル校として進めていくのでしょうか。ちょっと具体的なイメージが湧かないので。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  シャッター付ロッカーを具体的にどのように使う形で今やっているかということなんですけれども、1つは、普通教室を子どもたちが授業をやっている間は、そこはほかの用途で使うことはできませんけれども、授業が終わった後の放課後、時間軸によっての機能転換をして、別の形で使うことができないかといったことで、今、第六小学校のほうで、実験的、モデル的に昨年度やらせていただきました。
 具体的には、学童保育の分室を、1人1台タブレットが入ったということで、今使うことがなくなってきたパソコン教室、そこの部分を整備いたしまして、そこで学童保育をする。そこも、昼間は算数の習熟度別の教室で使っているところを、放課後の時間帯に学童の分室ということで使っている。
 また、地域子どもクラブで昨年度から毎日実施をしようということで、第六小学校のほうで取り組んでいただいておりまして、校庭での開放、それから体育館での遊びだったりということに加えて、室内で子どもたちが過ごすことができるようにしていきたいということで、現在、3教室分の通常の学級で昼間使っている部屋を、シャッターつきのロッカーで、子どもたちの荷物の紛失等をしないよということで安心感を持つということも含めて、そこの部屋を放課後、今そこで習字をしたりとか、実際に自分で宿題をやったりとか、いろんな形で子どもたちが自由に自分のやりたいことをできるような空間として、今運用して使わせていただいているところです。第2部の話ですね。


◯委員(紫野あすかさん)  第2部だということが分かりました。昼間、教室で使っていて、放課後、違う子どもたちが使っているということで、何かそこで起きたりとか、何か壊しちゃったりとか、何かなくなっちゃったりとか、そういう混乱みたいなことは、今のところないということでよろしいですか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  第2部というのは、基本的には同じ学校の子どもたちが使っているということで、今のところ、紛失とか、破損とか、そういった事例については全然聞いていないところです。


◯委員(紫野あすかさん)  それで、その後、3部制に向けて進んでいくわけだと思うんですけれども、昼間の学校を、例えば放課後、夜なんかに別の団体が使ったりとかということが、今後進められて、検討されていくということでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  普通教室って、割と個人情報がいっぱい貼ってあったり、掲示物があったりといったことがあって、なかなか簡単な話ではないというふうには理解しているところです。第3部に関してということでのニーズ、これから調査や基本プラン、それから、いわゆる管理体制も含めたところで、どうしていくのかというのは今年度研究をしていくことになっておりますけれども、恐らく初めの頃というのは、多分、特別教室等を中心に進めていくのかなというふうには考えているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  今、なかなかセキュリティーのこともあって、学校に市民が入れる機会って少なくなっていると思いますので、その辺はどのようになるのかというところが、私も想像がつかなかったので、これからいろいろ研究がなされていくんだということは、理解いたしました。
 次に、学校給食の公会計化と一括徴収のことなんですけれども、これは、保護者の給食費を先生が集めるのではなくて、どういうふうに変わるんでしょうか。


◯学務課長(久保田実君)  現在の給食費の徴収業務につきましては、学校長の口座のほうで管理をいたしまして、教職員等が徴収等を行っているというところが現状でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  それを今後──具体的なやり方は。


◯学務課長(久保田実君)  今回、部の運営方針と目標のほうに掲載をいたしました、公会計化ということに関してですが、この学校で徴収等を行っているものを公会計、いわゆる公のお金として変えていくという形のものになります。公会計化により、学校給食費は市の予算に組み入れられますので、経理的な面の管理や監督体制も充実し、透明性の向上が図られるものだと考えているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  よく学校の先生は、困っている子どもとか、ちょっと家庭に問題がある子どもなんかを見つけたりとか、分かってくださったりすると思うんですけれども、このことで、そういう子どもたちを見つけ出せなくなったりとか、もし見つけた場合、どうやって支援とかにつなげるかというようなことに関しては、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。


◯学務課長(久保田実君)  今学校で集めています学校給食費については、そのほとんどが今口座振替の制度に基づいて引き落としをされている形でございます。また、学校給食費を納めることができないような世帯の方には就学援助という制度もございますので、しっかりとそちらのほうで御案内しながら対応したいと考えております。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  学校のほうでも、未納の御家庭に関してというところでいうならば、いわゆる、お支払いくださいという形のお知らせというのを改めて送るということはしておりますけれども、今回の新たに公会計システムになっていったときも、同じように、これが学校から出るということではなくてということはあるんですけれども、そのリストについては、共有ができるものというふうに認識をしています。
 ですから、そこのところはあまり大きくは変わらないのかなというふうに思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。
 あと、運営方針の47ページ、教員の授業力向上の支援と共同研究の実施ということで、民間の教育機関との授業づくりの共同研究ということが書かれているんですけれども、これ民間の教育機関と、どういうふうな中身になっているのでしょうか。


◯教育施策担当課長・個別最適化担当課長(齋藤将之君)  子どもたちの探究心を育てるといった、興味開発に力点を置いた授業づくりの民間企業のところで、そういった子どもたちの探究心を育てるノウハウの習得を先生たちがしていくとともに、子どもたちが自ら進んで学ぶ姿勢であったり、そういったことを重視する探究的な学びの視点を取り入れた、新しい授業づくりを目指していくところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  教科書とかにはあまり関係のないようなこととかも──その授業の中身というか、どのようなものなのかがちょっと分からないんです。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  学校の授業というのは、基本的に教科書があって、順番が決まっていてというところで進んでいくことになりますので、いわゆるここでいう民間教育機関というのは探究学舎さんということで、この間、昨年度1年間含めて、探究カンファレンスということで、先生方が渾身の授業をするということで、相当教材研究等をしながら、子どもがどうしていったら興味が開発できるのかといったことについて特化した授業をしていました。
 ですから、それはどちらかというと特別なテーマに従って進んでいくということが多かったんですけれども、これが学校の授業で行われることになるということですので、その中の、1時間の中のどの部分で子どもの興味を深めていくというような、いわゆるドライビングクエスチョンという言い方をしていますけれども、子どもたちのところにぐっと深く入っていくような発問、そういったものをどう組み立てていくのかみたいなところの、学校の授業で生かせるいわゆるテクニックだったり、考え方だったりといったことを先生方に学んでいただけることで、子どもたちの1時間、1時間の学びというのが、もっと深く探究して掘り下げていくというようなものになっていくんじゃないかと考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、具体的にこういう企業さんとかいう候補はもうあって、検討の段階にも入っていらっしゃるということですか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  これについて、先ほど最初の説明のところで部長のほうからありましたけれども、6月1日に株式会社探究学舎──三鷹にある会社さんですけれども、そこと協定を結んで、昨年度1年間、実際にやってみた上で、その成果として認められたといったことで、協定を結んで、今年度これで実施していきたいというふうに考えているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  探究学舎さん、結構お子さんとかも利用されている方も多くて、いい評判も聞いていますので、分かりました。ありがとうございます。
 あと一点だけ。全国の体力調査などでも、子どもたちの体力の低下がずっと進んでいる結果が出ています。この資料1−1でも、取組として、1校1取組、1学級1実践の推進というふうにありますけれども、これは縄跳びをやったりとか、ここの学級はこういうことに取り組んでいるとか、それぞれが決めて実施をされて、どんなことをやっていらっしゃるのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  今御指摘のとおり、これ体力向上で、日常的な運動習慣をつけるということを目的に、各学級、もしくは各学校で何を重点的に取り組もうかというところでやっております。一番多いのは、こちらにありますように縄跳びへの取組、それから次に多いのが持久走への取組、その辺が多くの学校で取り組んでいます。いずれにしても、コロナ禍で運動する機会の減少というのがやはり全国的にも問われております。
 三鷹市におきましても、やはり休み時間も含めて子どもたちが積極的に運動する機会を設ける、そして、体育の授業においては、体力向上を視点とした様々な体力づくりに取り組む、そういうことを通じて、今後も体力向上を図っていきたいと考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。今、この基本方針とか、事業計画、それとあと、各学園からの評価・検証報告を見ますと、令和2年度に整備された児童・生徒1人1台のタブレット端末を利用することが、非常にたくさん書いてあります。ちょっと心配なのが、画面を見る時間が非常に子どもも、児童・生徒も、教職員の方も多くなると思うんです。視力検査というのは、恐らく今までは、学校では1年に1回しかやっていなかったと思うんですけども、令和2年度から始まって丸々1年は完全に過ぎたわけなんですけど、その時点において、教育委員会として教職員の方、あるいは児童・生徒の皆さんの視力のことについては、何かお考えがあるでしょうか。


◯学務課長(久保田実君)  今、委員のほうから御指摘がありましたように、小学校・中学校における視力の検診につきましては、年に1回、春の時期に検査を行っているところでございます。ちょうど今、6月の末までに全校そういった検査を行うという形で取り組んでいますので、すみません、今年度分の視力の調査の結果の集計、取りまとめについて、今はまだ手元にないところでございます。
 ただ、一般的に今、特に児童の視力の低下、特に近視というところにつきましては、ニュース等でも話題になっているところでございます。今月行います学校保健総会におきましては、日本医科大学の眼科の先生をオンラインでお招きして、保健の先生に学童の近視についての講義をしていただくというような取組も、今、教育委員会のほうで行っておりますので、引き続き、視力の検査の結果等と併せまして、子どもたちの視力について調査・検討を進めていきたいと考えております。
 以上です。


◯施設・教育センター担当課長・デジタル活用担当課長(田島康義君)  ちょっと補足して申し上げますと、学習用タブレット端末の利活用につきましては、教育委員会でもルールを定めていますし、学校でもルールを定めて、保護者、児童・生徒に周知を図って、利用しているところです。特に視力の件というのは今までになかったものですから、よく見られるということがありますので、利用については一定時間使ったら目を休めることというのは基本ルールに入っておりますし、その他のことも、気を遣いながら、肉体的なものについてはやはり自己管理が大事ですので、その辺のちゃんと注意喚起を、保護者も含めて学校がしているという状況でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  ちょうど丸々1年を過ぎて、児童・生徒たちも初めての視力検査だと思うんです。先生方もそうなんですけども、1年間使用してきたという実績の中で、やっぱり視力が落ちているとか、それは学校から配られたタブレットだけを見ているのであればいいんですけども、子どもたちって今、自分たちで携帯も持っていたり、ほかの機種をのぞいたりもすると思うんですよ。
 だから、学校で使っているものだけが原因ではないんですけども、子どもたちの健康管理という観点からも、ここでお調べいただいた視力検査の結果を見て、やっぱり年に一度ではなくて、例えば、2回にするなり、学期に1回にするなりというようなことはお考えになれないでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  現時点において、直ちに年に2回とか、そういったことは考えてはいないところなんですが、今、質問委員さんも御指摘されたとおり、学校の授業とか、タブレットだけではないけれども、やはり子どもの視力低下──先ほど学務課長の答弁にもありましたとおり、今回、眼科の先生を招いて講座も行う、そうした中で今後もそうした課題といいますか、十分注視をしていきたいと考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね、やっぱりこの結果を見て、何か少し変化があったらお考えをいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、もう一つ、ちょっと細かなことで大変申し訳ないんですけど、この基本方針と事業計画の32ページのところなんですけども、目標6の事業計画というところのまる7に成人を祝福するつどいということが事業計画の中に書いてあるんです。この成人というのは、今年度から18歳から成人になりましたよね。今までは二十歳でした。先日、私、3月の議会でも一般質問で、新しい成人に指導してほしいということを言ったんですけど、この成人というのは18歳を表わしているんですか。
 ただ、この前の市長の答弁では、市では20歳で二十歳の集いを実施しますというふうにお話を伺ったんです、3月の議会答弁では。これはどういうもの。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  ここで記載しているものは、従来、成人を祝福する集いという名称であった、そうしたいわゆる成人式の事業のことを言っておりまして、今、質問委員さん御指摘のとおり、三鷹市では方針も出たんだと思いますけど、二十歳を祝福する集いといいますか、二十歳の方を対象にして実施していくということですので、今後はその表記に合わせていきたいと考えておりますが、項目としては、生涯学習の総合的な推進という中の項目ですので、そのように教育委員会として考えている事業の名称であるということです。


◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、市長部局のほうと打合せしながら、きちっとやっていただけるということで、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◯委員(吉野和之君)  それでは、1点だけお伺いいたします。最優先事業に関してです。教育委員会のほうの最優先事業は、スクール・コミュニティの実現に向けた学校3部制のモデル実施ということです。コミュニティ・スクールからスクール・コミュニティということで、やはり、これはコミュニティ創生とも大きく関わってくる事業ではないかなと。これは、縦割りでいうと、ほかの部署に属するんですけども。これが17ページ、コミュニティ創生基本方針をつくるというふうになっていますけども、やはり当初からこのスクール・コミュニティとコミュニティ創生の関係というのを重視すべきではないかなと思うんです。
 関連事業として、子ども政策部の地域子どもクラブの拡充というふうに書いてありますけども、それ以上に今コミュニティが危機に瀕していると。その中において、スクール・コミュニティの果たす役割というのは非常に多いと思うんですよ。教育長もよく言っております、縦割り行政を乗り越えてスクール・コミュニティを実現していくという、これは大きな方向性は見えているわけなんですけども。やはり例えば生涯学習に関しては、市長部局との連携によりと書いてありますけども、このスクール・コミュニティに関しては、いわゆる市長部局との連携、これは絶対必要だと思うんです。ここら辺が今回の運営方針と目標の中には、市長部局と連携することを書いていないんですよ。
 やはり私は、スクール・コミュニティとコミュニティ創生というのは、これは例えば別の方面からアプローチするんじゃなくて、やはり大きくコミュニティ創生の中におけるスクール・コミュニティという考え方も必要だと思うんですが、やはりそういう意味では、今後、今年はこういう方針でいくかもしれない──コミュニティ創生の基本方針ができたんですよね。
 ただ、このときにこのスクール・コミュニティの考え方というものが取り入れられるかどうか。これは、縦割りでいえば、教育の外の話になると思うんですけども、やはりコミュニティ創生の基本方針ができた今後のコミュニティをどうするかということは、やはり1つの基本方針なんですね。そのときの教育委員会との連携というか、そこら辺、話合いがあったかどうか。
 今後、このスクール・コミュニティとコミュニティ創生との関係について、どのように実現していくのか、考えていくのか、これについての基本的な考え方をお伺いいたします。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  御指摘ありがとうございます。私も、コミュニティ創生とこのスクール・コミュニティの動きというのは、当然連動して動いていかないと、多分困るのは三鷹の市民の皆さんが一番困ってしまうことだなというふうに思っています。これまでも、私のほうで、いわゆるスクール・コミュニティとか、学校3部制とかという形のことで、いわゆる住民協議会の代表の方々に集まっていただくような場面でも御説明をさせていただいたり、御質問を受けたりということをさせていただいてきました。
 これについては、生活環境部といろいろ情報交換をしていく中で、今度のコミュニティの計画等を作成されるという考え方を示すに当たっても、現状、どうしていくのかといったことについては、意見交換をずっとこの間させていただいてきています。新しい動きが出てくることというのは、これまでの組織の中で御活躍されている方々にとってみると、そこの部分、なかなか受け入れ難かったりとか、難しかったりということがあるんですけれども、スクール・コミュニティということ自体は、新しい仕組みをつくるということではなくて、学校を縁とした人たちが、地域の中でこの後もっともっと活躍していただけるようなものになっていくという、いわゆるムーブメントといいますか、そういう動きというふうに考えておりますので、スクール・コミュニティで御活躍いただいた方々が、今度、今までの町会だったりとか、住協だったりという、様々なそういったところも含めて、もっと大きな活躍の場として三鷹の参加と協働という中で御活躍いただけるようにしていきたいというのが、市全体での捉えとして今考えているところです。
 その考え方に基づきながら、ここでは、特に学校3部制ということで出ているので、生涯学習のところとか、児童青少年課のものとかが中心になって出てきているんですけれども、スクール・コミュニティという大きな流れの中では、これは教育部だけでできることだとは思っておりません。
 以上です。


◯委員(吉野和之君)  ありがとうございました。基本的な考え方は分かりました。そういう意味で、今年度の運営方針と目標はこれで──こういうことなんですけども、やはり今後、この市長部局との連携、これもやはりこの中にどんどん組み入れて、より有機的な関係を持って、コミュニティの在り方とスクール・コミュニティ、これは、やっぱり常に有機的関連性を持って推進していくべきではないかなと。
 これも、実はあまり他の自治体の例はないので、そういう意味では、三鷹は先進的にこの辺はぜひとも有機的連携を持って進めていただきたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  簡潔に質問させていただきます。まず図書館の件で、先ほど成田委員の質疑の中で、ハッピーマンデーのうれしい取組の話──田中前館長にずっと言い続けて、嫌がられるほどいろんな場面で言っていて、なかなか実現できなくて、今回、試行で2日間というようなお話でした。まず、1点、メモできなかったんで、いつといつか、もう一回お話をいただきたい。
 これ、ずっと会派要望でも、予算要望でも出していて、人の配置とかでいろいろ課題がある、難しいというようなお話だったんです。でも、我々としては、ほかの公共施設って結構、月曜日が休みだったら開けて、次の火曜日は休みとかってやっているのに、何でそこができないんだというような思いがあって、ずっと言っていたんです。
 開けてもらいたい理由の1つとしては、やっぱり休日に開けることによる、いろんなイベント開催とかできるじゃないですか。特に図書館だったら、日頃はお母さんと一緒なのに、お父さんと一緒に行けるイベントがあるとかいうのが非常にありがたいというようなお話もお伺いしますし。今回やるその2日間については、どういった形で開けるのか、通常どおりの平日の開館と同じことなのか、それとも休日に合わせた開館として、何かイベント等も考えているのかどうかをお伺いいたします。


◯三鷹図書館長(大地好行君)  まず、ハッピーマンデー対応ですが、日程ですけれども、一応7月18日と9月19日を考えております。翌日は休館をさせていただくということで、やらせていただくつもりでおります。
 当日、イベント等について何か考えているかということについていえば、粛々とやらせていただきたいと思っておりますので、特にイベントは考えておりません。まず課題とか、効果とか、人員配置の話がずっとあったかと思うんです。御存じかどうか分からないんですが──夜間開館も同じなんですけど、三鷹市立図書館の祝日開館、また、本館、駅前の夜間開館は職員の超勤で賄っております。館を開けているのに超勤で対応させていただいておりますので、ハッピーマンデーはいわゆる図書館の職員が全員、普通のお父さん、お母さんとして休める日なんです。
 なので、私としてはいろいろ思うところはございますが、ハッピーマンデー、おっしゃられるとおり祝日に開館されると、実際にふだん私どもの館を御利用いただけない方がいらっしゃっていただけるものだろうと思いますので、いろいろこの間、人員配置、コストとか、あるいは選書会の問題とかを考えてきているところなんですけれども、取りあえずまず試行をしてみて、その課題、成果を洗い出して、もうちょっと先に向けて考えてみようということで、ちょっと今回、試行をさせていただくこととなっておりますので、まず純粋に開けさせていただいて、どれくらいの方が御利用いただけるものなのか。
 恐らくハッピーマンデー対応については、そこそこの方がいらっしゃっていただけるものだとは思ってはいるんですけれども、実際に人員の配置の話とかになってきますと、コストが本当にかかりますので、その辺も効果をしっかり図った上で、内部的な調整をさせていただきたいと思ってやらせていただくことになりますので、申し訳ないんですが、特に何事もなく、また、時間帯的にも、本館以下、駅前を除く各館は9時半から開けさせていただく、駅前は10時から、5時で終わらせていただくという、土日の運用と同じ形でやらせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  何となく分かるような、分からないような。できれば、本当に月曜日の対応は期待している人も多いんで、本格的な実施に向けて検討していただければなと思います。
 続いて、評価・検証の話で、先ほど齋藤課長のほうからは、学園長にこの報告書を渡しているということで、伊藤部長のほうからは、よい事例の共有化というようなお話があったんですけど、今現在、いい事例の共有化とかって、実際始まっていたんじゃないかと思うんですけど。学園長だけじゃなくて、CS会長の会議とかで、いい事例の発表とか、横のつながりができているんじゃないかと思うんですけど、その辺、もう一回確認をさせてください。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  おっしゃるとおり、学園、いわゆるコミュニティ・スクールの会長・副会長連絡会というのを年に3回ぐらい実施をしていく中で、これについて悩んでいるんだけどというような形の、それぞれの会長の部会だったり、広報の部会だったり、いろいろあるわけですけれども、そこで出てきたものについては、お互い相互アドバイスができる状況というのがあります。
 また、好事例については、全体でちょっと共有したいということについては、発表していただいたりということで進めています。今、出てきているのは、それぞれの7つのCS委員会、傍聴に行きたいという動きが出ていて、今その日程を公開しながら、会長さんがオーケーを出していただければ傍聴できるという仕組みでやっておりますので、そんな形で共有しています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。その中の1つで、今回も一般質問で、部活動支援員の質問をさせていただいたんですけど、今回はこういういいことがありますとかいうような話がほとんどで、あまり負の話はしなかったんですけど。
 ここに来て、報道でいろいろと言われている中で、部活動の顧問とか、先生であれば、指導方法に対して注意したりというのができやすいんですけど、外部指導員の人とかになると、例えば暴力的というのは言い方がちょっと激し過ぎるかもしれないですけど、いわゆる昭和の体育の先生みたいな、手までは出さないけど、言葉で結構言っちゃうとか、そういう人に対して、教育委員会としてあまりつながりがないじゃないですか、顧問の先生とか、コーチとかと違うから。その辺はしっかりと進めていく中でも考えていかなければいけないんじゃないかなと思うんですけど、教育委員会としてどう考えているのかお伺いします。


◯指導課長(長谷川智也君)  御指摘のとおり、体罰のみならず、いわゆる暴言も含めた体罰関連行為というふうに東京都は定めているんですけども、こちらについては、部活動指導員については、学校の職員ですので、やはり同じ服務の対象になります。ですので、部活動指導員を任用する際は、校長がその服務についてきちんと研修を行っておりますし、東京都教育委員会が主体でやっている体罰防止月間等の取組については、正規の教職員だけじゃなく、部活動指導員も含めて研修をするようにということでやっておりますので、全てそれが徹底されるように取り組んでいるところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。いい指導をする先生──外部指導員もそうですけど、人気があって、そっちに行きたいとかっていう声も聞くんです。そういうことは越境になっちゃうんで、それを理由にというのはなかなか難しいと思うんですけど。やはり、いい指導をしていただく指導員の人たちには、特に中学生ですと、子ども相手ということになるし、その辺の先ほど言っていました体罰関連行為、そういうことがないような形をしっかりと学校側で見ていなければいけないと思いますので、その辺は徹底していただければなと。お願いします。


◯指導課長(長谷川智也君)  基本的に学校管理下で行われるものは全て校長の責任ですので、それも踏まえて管理監督をすべきですし、そのように指導しております。
 それから、今年新たな取組として、教員対象にも、先日の鷹教研と合同研修会で、コーチングということで、いわゆる昔ながらの部活動の指導ではなく、子どもたちの自立を促す指導法、コーチング理論に基づいた研修会を全教員に対して行いました。
 今年は、部活動指導員対象にもそれを計画しておりますので、昔ながらの指導ではなく、いかに子どもたちを自立的にその運動に取り組ませて、そして技能、心も体も向上ができるような、そんな取組ができるように、教育委員会としても新たな研修を位置づけております。


◯委員(谷口敏也君)  期待していますので、よろしくお願います。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                   午前11時16分 休憩


                   午前11時24分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(渥美典尚君)  スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  スポーツと文化部から報告をさせていただきます。今回、スポーツと文化部から行政報告をさせていただく案件は合計5件でございます。1点目のスポーツと文化部の「運営方針と目標」につきまして、私から御説明をさせていただきます。
 以前に配付をしております運営方針と目標の冊子の20ページを御覧をいただければと思います。令和4年度スポーツと文化部の「運営方針と目標」についてでございます。まず初めに、部の経営資源です。正規職員は22名で、前年度から2名の減となっています。オリンピック・パラリンピックの終了に伴う減などによるものでございます。令和4年度の予算規模は24億7,900万円余で、令和3年度と比べて7億円余の増となっております。これは、主に大沢野川グラウンドの復旧工事費が影響しているものでございます。
 続きまして、令和4年度の運営方針の1から順に御説明させていただきます。まず、1点目、三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検による元気創造都市三鷹の推進。令和3年度の実績につきまして、この後、2番目の項目の中で御報告をさせていただきますけれども、この間、コロナ禍の中で実際に参加者を集めてのワークショップなどの実施が難しい時期が続いておりましたが、令和4年度については、感染対策を万全にしつつ、学識参加、市民参加、職員参加の取組を充実させていきたいと思っております。
 2点目は、吉村昭書斎(仮称)整備等の三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業の推進でございます。吉村昭書斎につきましても、本日、3点目の項目で御説明させていただきます。また、吉村昭書斎以外でも、年度当初に開館いたしました桜井浜江記念市民ギャラリー等の運営につきまして、財団と連携しながら進めてまいります。
 3点目は、三鷹まるごと博物館の推進です。大沢の里郷土文化施設や三鷹歴史文化財展示室「みたかえる」を、三鷹まるごと博物館の中核施設として位置づけ、情報発信や市民参加により文化財事業を積極的に推進していくほか、太宰 治にゆかりのある跨線橋について、引き続き調査と記録を行います。
 ページをおめくりいただきまして、21ページです。4点目は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等のレガシー事業の実施と心と体の健康都市づくりの推進でございます。これにつきましても、本日、4番目の項目で御報告をさせていただきますけれども、前回の文教委員会で地域連携会議から出された提言について、御報告をさせていただきました。本日は、三鷹市での方針をまとめましたので、御説明をさせていただくものでございます。
 最後、5点目です。大沢野川グラウンド復旧工事の実施と施設の利用再開に向けた準備。本議会で、先日、総務委員会でも契約議案を提出をしております。こちらも、後ほど説明会などにつきまして、御説明をさせていただきます。
 次の22ページから24ページにつきましては、今年度の私どもの部の主要事業として、5項目を目標指標と併せて記載をしておりますので、御確認いただければと思います。
 私からは以上です。
 それでは、2項目めを高松調整担当部長から、3項目めを芸術文化課長から、そして4項目め、5項目めにつきましては、スポーツ推進課長から御報告をさせていただきます。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  私のほうから資料の1、令和3年度三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検に関する報告書につきまして、御説明申し上げます。この総点検ですけれども、ハード・ソフト両面から多角的な視点で点検を行うことで、施設をよりよく活用いただくことを目的としまして、令和元年度から実施をしておりまして、この報告書につきましては令和3年度の取組をまとめた内容となります。
 表紙の裏面に目次のほうを掲載しております。報告書の構成としましては、1として助言者の立教大学、中村先生の総括、2としまして、令和3年度の取組について、3として、各会議等の記録、そして、4に資料を掲載しています。
 令和3年度の取組の概要ということで、4ページのほうをお開きいただけますでしょうか。2、令和3年度の取組についてというページでございます。当該年度ですけれども、部長のほうからもございましたが、感染症の状況を踏まえて、スケジュール、手法について見直しまして、オンラインを活用しながら、助言者会議、職員ワークショップ等を開催してきました。特に4月末から5月まで、緊急事態宣言に伴い全館休館し、また、6月以降も、ほぼ通年的にワクチン接種会場を運営するという状況もございまして、館内の見学会を兼ねたワークショップなどの開催が難しかったという状況がございました。そうした中で、職員ワークショップでの協議、また出されたアイデア等も踏まえて、3に記載の縦連携情報発信動画の作成を行いました。
 この内容につきまして、12ページをお開きいただけますでしょうか。市民向け縦連携情報発信動画の作成という項でございますが、このプラザについては、多様な機能、スポーツ、生涯学習、健康福祉、公園、そして防災という、各フロア、部署の機能が融合する施設を目指すこととしていますけれども、その一環として、各フロアの専門性を生かしつつ、連携した情報発信を行うということで、3本の動画を作成して、3月末にユーチューブで公開をいたしました。
 3本のうち2本は、(1)、健康掛けるスポーツという掛け合わせテーマとしまして、日本女子体育大学教授の助友裕子先生に御協力いただきまして、各世代の運動習慣の現状と運動がもたらす効果、そしてプラザの施設の利用紹介などの情報をコンパクトにお伝えする内容となっております。
 また、13ページの(2)、防災掛ける全館というような掛け合わせテーマでは、この施設の災害時の機能転換などについてお伝えをする内容となります。当初は、フロア間の縦連携により、講座開催なども計画をしていたところですが、感染症の状況等も踏まえ、いつでも御覧いただける動画による情報発信としたものでございます。
 本報告書には、その他、助言者会議、また職員ワークショップの詳細を記載しておりますので、後ほど御参照いただければと思います。
 また、17ページ以降については、資料としまして、まず18ページから、昨年8月に文教委員会で行政報告させていただきました施設運営の基本的な考え方を掲載しますとともに、21ページ以降には、助言者会議の中で、神戸大学の槻橋先生から話題提供いただきましたプレイスメーキング、魅力的な場づくりの好事例ということで、神戸三宮センター街の取組を掲載させていただいております。
 今後ですけれども、昨年7月にまとめた施設運営の基本的な考え方に基づきまして、感染症の状況を見ながら、魅力的な場づくりのための市民参加ワークショップ等を行うなど、引き続き市民参加、学識参加、職員参加を組み合わせて進めてまいりたいと考えております。
 私からは以上でございます。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  資料2を御覧ください。吉村昭書斎(仮称)移築整備工事についてでございます。今までも何回か文教委員会でも御報告をし、今回、6月の補正予算でも出させていただいております工事の概要の現状を御説明いたします。
 実施内容につきましては、令和5年度の開館を目指して、令和3年度から実施している基本・実施設計に基づき、吉村昭書斎(仮称)の移築整備工事を実施するものでございます。
 2といたしまして、工事の概要でございます。今までも御説明してまいりましたが、三鷹市ゆかりの文学者である、故吉村 昭氏を顕彰するため、執筆活動を行っていた書斎そのものを移築し、再現するとともに、展示機能を付加することで吉村昭顕彰事業の発信の場として整備をいたします。
 整備に当たっては、小規模ながら魅力ある施設となるように、令和3年度に公募型プロポーザル方式により設計事業者を選定し、実施設計を進めているところでございます。故吉村 昭氏が執筆活動の場として大切にしていた書斎棟を移築し、展示や交流ができる展示・交流棟を同一敷地内に新しく設置するものでございます。
 整備の予定地は、三鷹市井の頭三丁目3−17(旧井の頭第2駐輪場)でございます。敷地面積は約258平方メートル、そのうち書斎棟は35平方メートル、展示・交流棟は約60平方メートルでございます。構造はどちらも木造の平屋建てになります。
 整備工事の概要でございますが、今、吉村家にございます書斎を一旦解体いたしまして、移築ができるように丁寧に解体をした後、展示・交流棟及び解体した書斎の移築、また、外構工事といたしましては、現在、駐輪場として使っていたアスファルトと、また隣のお宅の間にある塀が、既存では適格条件になっておりませんので、それを一旦撤去し、新設を含むものでございます。
 (4)といたしまして、クラウドファンディングの活用を行っております。市内外から多くの共感が得られるように、クラウドファンディングを行っているところでございます。第1回クラウドファンディングにつきましては、令和4年2月28日から5月29日に行われまして、目標額150万円のところ、245万7,000円を受け入れました。件数としては72件でございます。第2回のクラウドファンディングにつきましては、令和4年10月から12月を予定しておりまして、目標額は300万円でございます。
 スケジュールといたしましては、現在やっております実施設計は令和4年8月まででございまして、令和4年10月に工事契約を行い、11月から移築整備工事、令和5年11月に開館を予定しているところでございます。
 その他といたしまして、施設の整備後の管理につきましては、様々な文化施設での管理実績のございます公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団と協議を進め、令和4年9月をめどに、吉村昭書斎(仮称)の管理運営の基本的な考え方を策定する予定でございます。
 次のページを御覧ください。こちらが施設の平面図でございます。手前が井の頭線に面した通りでございまして、左側の展示・交流棟からの出入口から入っていただきまして、この図でいいますと、上のほうに向かって進んでいただきます。屋外通路を通って書斎棟の展示室2というところから入っていただきまして、実際に使っていた書斎や──和室につきましては見るような形になりますが、普通に靴のままで入っていただけるというようなことを予定しております。書斎棟の玄関と書いてありますが、基本、こちらは出入りはせずに、また帰るときには屋外通路を使って、展示室1を通り、先ほどの入口から出ていっていただくというような形になっております。
 私からは以上になります。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  資料3、東京2020オリンピック・パラリンピック等三鷹市レガシー創造方針を御覧ください。1ページおめくりいただきますと、目次がございます。目次の章立てとしては、第1章、レガシー創造方針及び位置づけ、第2章、レガシー創造に向けた取組の構成となってございます。
 次のページ、1ページ目、レガシー創造方針及び位置づけを御覧ください。1、レガシー創造方針策定の経過でございます。こちら、2022年、今年2月に東京2020大会等に向けた三鷹地域連携会議大会レガシーに関する提言及び活動報告書を受けまして、三鷹市として東京2020オリンピック・パラリンピック等三鷹市レガシー創造方針を策定するものでございます。
 2のレガシー創造方針とスポーツ推進計画との関係でございますが、図にもございますとおり、次期スポーツ推進計画に向けた方針として位置づけるものとしております。
 3のレガシー創造方針でございます。7点、項目としては挙げております。地域連携会議では、6点でございましたので、(7)が新たに市の創造方針として設けたものでございます。
 一つ一つ、項目を御紹介させていただきます。(1)、スポーツ実施率の向上を通じた健康都市づくりの推進ということで、スポーツ推進計画にも定めてございます目標に沿いまして健康都市づくりを目指すところでございます。
 (2)、子どもの感動体験、オリンピック・パラリンピック精神に関する学びの充実ということで、子どもの感動体験というところを一番重視してまいりましたので、引き続きオリンピアン・パラリンピアンとの体験教室や交流、そしてチリなどとの交流を通しまして、ボランティアマインド、国際感覚の資質を伸ばせる環境を整えてまいりたいというふうに考えております。
 (3)、障がい者スポーツの普及、障がい者理解の推進でございます。パラリンピックで身近になりましたパラスポーツを通じまして、障がい者理解を図るため、具体的な種目としましては、ボッチャ、そしてパラ卓球、パラアーチェリー、車椅子バスケットなどを中心に、こうしたパラスポーツに触れる機会を創出してまいりたいと考えております。
 (4)、チリ共和国ホストタウン事業の積極的な展開でございます。こちら、ホストタウンに三鷹市として登録が認められまして、引き続き将来的にも、三鷹市はチリのホストタウンであることから、積極的な事業の展開をするものでございます。チリの独立記念日が9月にございますので、9月を中心に学校給食におけるチリ料理の提供等を実施するとともに、国際交流フェスティバルが開催されましたら、そちらのほうへのチリブースの出展等も検討してまいりたいというふうに考えております。
 (5)、新型コロナウイルス感染症対策の検証と対策を踏まえたオンライン等を活用したスポーツの普及でございます。
 (6)、大学生がボランティアとして継続的に活躍できる枠組みの創設などスポーツ・健康分野における大学との連携強化、スポーツボランティアの充実。こちら、地域連携会議では大学生のボランティアの活躍の枠組みの創設ということが中心でございましたけれども、少し幅広にスポーツ・健康分野における大学の連携、そしてスポーツボランティアの充実というところを加えさせていただいたところでございます。
 (7)、三鷹ゆかりのトップアスリートやプロスポーツチームの応援と連携の推進でございます。こちらは、三鷹ゆかりのトップアスリートを応援するとともに、ラグビーワールドカップ等で5者協定等も締結してまいりましたので、そういったところも含めまして、プロスポーツチームとの応援、連携というものを推進してまいりたいというふうに考えております。
 3ページ、第2章、レガシー創造に向けた取組でございます。今、御説明しました7項目につきまして、それぞれ1ページを使いまして、どのような方向で取り組むのか、そして令和4年度の主な取組ということで、構成をしております。
 こちら、今後の取組の方向性というところは、御覧のとおり四角囲みで囲いました部分にありまして、その下、米印で令和4年度の主な取組を掲載しております。内容につきましては、ここでは御説明を割愛させていただきますけれども、2以降につきましても同様の構成でなっておりますので、御覧いただければと思います。
 次に資料4、大沢野川グラウンド復旧工事についてでございます。こちら、東京都の野川大沢調節池規模拡大工事のため、利用停止中の大沢野川グラウンドの復旧工事を実施することとしております。工事概要と住民説明会の予定を記載してございます。1番目の工事概要につきましては、議案で送付させていただいております主な内容を列記しているところでございます。2番目の住民説明会でございますけれども、日時といたしましては、7月9日の土曜日、近隣住民を対象とした説明会と、グラウンド利用者を対象とした説明会を開催するというふうに考えております。会場につきましては、大沢コミュニティ・センターで、お申込みについては、当日、会場にお越しいただくという形式でございます。周知方法でございますが、「広報みたか」や市のホームページ、近隣住民の皆様へはポスティングを予定しております。それから、大沢野川グラウンドの利用団体の方へは通知を送らせていただきたいと考えております。
 (5)でございますけれども、主な説明項目につきましては、手順、工事車両の経路ですとか、工事スケジュールになってございます。近隣住民対象とグラウンド利用者対象と分けておりますけれども、あくまで説明会につきましては、工事に関する説明になりますので、同じ内容を説明していくという形を考えているところでございます。
 私からの説明は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  各部の運営方針と目標のところで、1点質問させていただきます。先ほども教育委員会の説明のときに、今年度のこの各部の運営方針と目標のところで、前年度との変更点を挙げていただいた中で、1つ、最優先というマークをつけましたというような御説明があったんですけれども、スポーツと文化部に関してはそのマークがなくて、ちょっとそのことについて、何か御説明がありましたら、お願いいたします。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  御質問ありがとうございます。最優先のマークというのは、部側がつけるのではなくて、全体調整の中でついてくるので、たまたま私どもの今年度やっているものに最優先というのがつかなかったというふうに、私どもも認識しています。ああ、うちの部、つかなかったんだなというふうに、私たちも思いました。
 幾つか理由があるかなと思います。私どもとしては、どれも重要な、優先度の高い内容をやらせていただいていると思っていますし、そういう意味でいうと、例えば今議会にも補正予算とか、契約議案とかを出させていただいているような内容で、議会の皆様の御確認もいただきながら進めている、どれも重要課題なんですけれども。
 そういう意味でいうと、この間、継続的に取り組んできて、話がステップを踏んで進行しているものが多うございますので、そういう意味で、今年度特に最優先というよりは、着実に進めさせていただく中での、たまたまマークがつかなかったというようなことではないかというふうに考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。困らせようと思っている質問ではなくて、全体の中で、ちょっと読んでいる中で気になったのでということでした。経年で取り組んでいるのでというのも、そうかなというふうに思っていたので、御説明ありがとうございました。
 それで、次に質問したいのは、ちょっと確認なんですけど、総点検の報告書なんですけれども、こちらはネット大がまとめてくれているということなんですけど、これってネット大に報告書を委託しているという、そういうことでよろしいでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  お話のとおり、三鷹ネットワーク大学に委託をして、進めるという形態でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。この報告書については、市のホームページではアップされないということなんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  この間、文教委員会のほうに御報告をさせていただいておりました、例えば令和2年度の報告書、その他基本的な考え方と併せて、本報告の後にホームページのほうに掲載をさせていただきたいと考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。続きまして、吉村昭書斎(仮称)の移築整備工事のところで、確認、質問をさせていただきたいと思います。(6)のところで、管理運営の基本的な考え方を策定するよというような報告があるんですけれども、これって文化施設を造る際に、管理運営についてというのは、いつも基本的な考え方をつくっているんでしたっけ。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  最近、具体的に文化施設を造ったというのはないんですけれども、広く、いわゆる文芸関係でいいますと、太宰 治であるとか、山本有三であるとか、吉村 昭、こういう様々な三鷹ゆかりの作家の方、全体を通して市として顕彰していくというので、その中の1つとして、こちらの新しく造る書斎について、全体の中での位置づけ的なものも含めて、考えを示したいなというふうに考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。今の御説明は分かったんですけど、もう一回だけ、すみません。管理運営に関する基本的な考え方というのも結構限定されて、吉村昭書斎についての基本的な考え方ではなくて、管理運営に関しての基本的な考え方を策定するということに関しては、何か運営上の問題があるとか、課題があるとか、そういう話なんでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  具体的なところでいいますと、今、委員御指摘いただきました、指定管理者による管理の人員配置であるとか、開館時間、開館日、開館料の有無、展示計画、あとは管理運営経費等の推計が具体的な内容にはなってまいります。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。施設を造る際に、管理運営の基本的な考え方が必要ということではないということなのでしょうか。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  必ずつくるかどうかというと、今までつくってきた施設で、必ずつくってきたということではないと思います。ただ、今回、やはり移築・再整備という、全部新築するということではないということですとか、それから、やはり今、課長が申し上げましたとおり、ほかの館との連携ですとか、恐らく荒川区さんなどとも連携をしていくという、その展示に関する考え方もございますし。
 あと、やはり重要なのは、来年度に向けて、もちろん指定管理者でやるかどうか、指定管理者を誰にするかどうかというのは、それはまた議会にお諮りをする別件でございますけれども。一方で、準備の兼ね合いもございますので、三鷹市としてこういうふうな考え方で、この後、この館を運営していく想定である、それは経費面も含めてです。経費面ということは、当然、人員配置の規模、それから、それに年間かかるであろう経費、おおむねこのぐらいを想定しているですとか、そういうことを踏まえた上でないと、来年度への準備が橋渡ししていけないものですから、そういうことの考え方を整理して、まとめて文教委員会にも御説明を申し上げて、着実に前へ進めていきたいというような考え方でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  御説明ありがとうございました。全部御説明いただいて、すごくよく分かりました。
 次、続きまして、オリパラのレガシー創造方針のところで、1点だけ質問をさせていただきたいんですけれども。こちらって、オリパラとなると、都の補助金とか、いろいろな補助金が来たと思います。チリのことも国からの指定だったと記憶していますので、やっぱり国庫支出金で賄えたというところもあると思うんですけど、これからのこの事業、いろいろな方向性を示していただいているんですけど、こちらについては補助金を獲得できるとか、そういうような見込みについてはいかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  全体としては規模を当然、大分縮小されておりますけれども、このオリパラのレガシー事業としての補助金もございますし、もともとのスポーツの普及の補助金もございますので、そういったものを組み合わせて、効率的な事業を運営してまいりたいというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  何点かだけ質問させてください。令和3年度以降の方向性として、市民ニーズに対応した施設の改修と機能の改善、総合スポーツセンターに関する項目で、利用料金回数券の導入の検討というのがあるんですけれども、これは、市民のほうからそういうのを検討してほしいという声があって──どのように検討が始まって、この後、どういう計画を立てていかれるのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  この間、総点検で様々な御意見をお伺いする中で、回数券的に10回使ったら1回使えるとか、そうした柔軟な使用料の形態みたいなものが取れないかというような御意見もいただいております。なお、それについて課題として掲げまして、どういうふうに解決をしていくかということを考えていきたいと思っておりますけれども、今年度、キャッシュレス決済の導入に伴って、市民利用者カードを導入していきたいと考えておりますので、そうした中でそうした枠組みも検討ができないかというふうに考えているというところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。なるべく市民が使いやすい方法を考えていただきたいというふうに要望します。
 あと、吉村昭書斎の移転整備工事について、クラウドファンディングの1回目が終わり、目標額を大きく超えて、72件の方が協力をしてくださったということで、2回目、目標額がまたちょっと上がって始まるんですけれども。目標を超えて大きく集まったということは、何か理由としてこれがよかったんじゃないかなというようなことはありますでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  このクラウドファンディングですが、最初、周知がちょっと十分ではなくて、伸び悩んだというところがございます。その後、ホームページのトップ画面で広報をするとか、あとは「広報みたか」で何回か周知をしていただいたところ、クラウドファンディングという形は取ってはいるんですが、市民の方に多く御寄附をいただいております。約7割ぐらいの方が市民の方だったように記憶しているんですが、その周知の効果が出たのではないかと思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  7割が市民の方というのは、ちょっと意外だなと思ったんですけど、それだけ吉村 昭さんが三鷹市民の方に愛されているということなのかなというふうにも思いました。
 2回目の目標は、またちょっと上がって、大好きなファンの人はもう1回目でやっちゃって、もう一回やろうかなという気持ちになれたり、広くもっと目標を達成するためにはどのようなことを検討されていますか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  やはり、1回目から2回目というのはハードルは上がると思いますので、方法についてはまだ決まってはおりませんが、市民の方以外に周知を広げるということで、いろいろな形で、最近はSNS等もございますので、そういうようなものを使って、より多くの方にこの事業を知っていただければと思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  そうですね、ぜひうまくいけばいいなというふうに思っております。今、物価の高騰とか、資材の高騰なんかによって、いろいろな建築資材が入ってこなくて、工期が遅れて、すごい延びたり、お金がかかったりということをよく聞いています。私のところの事務所でも、ちょっと階段の工事をするというので、最初、予算が100万円ぐらいで見積りが来たのに、実施、今になったら、200万円に跳ね上がってしまって、どうしようっていうぐらい今大変みたいなんですけれども。そういうことも今後、検討されながら計画を進めていらっしゃると思うんですけれども、予算については検討を細かくというか、大きな予算なども今後検討されていくのでしょうか。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  今議会の総務委員会でお諮りしたところでございますけれども、工事は来年度にかかりますので、今年度の工事費として、債務負担行為を合わせて、補正予算で今お諮りをしております。総額で今、2年度分を足しますと1億3,000万円少しの金額を補正予算で出させていただいております。
 実際、この金額の見積りをしている間にも、物価高騰、特に建築資材の高騰と人件費の高騰ということがありまして、何回か見積りを見直してもらったりとかもしております。この後、予断を許さない状況でございますけれども、基本的にはお認めいただいた予算の中で対応するということを前提に進めてまいりたいというふうに思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。終わります。


◯委員(谷口敏也君)  まず、先ほどの成田委員の質問による確認なんですけど、最優先、これは、じゃあ、スポーツと文化部が考えたのではなくて、理事者側が考えた最優先ということでよろしいんですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  先ほど、部長が申し上げましたとおり、全庁で調整をされて掲げられているものというふうに認識をしております。その趣旨としましては、今回、運営方針の冊子の冒頭にも掲載をさせていただいているとおりでございまして、計画期間が後半を迎えて、これまで以上にスピード感を持った取組が必要となる中で、今年度、特に徹底した進行管理を行うというような趣旨で最優先というものを全庁で調整をされたというふうに認識をしております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ほかにも、市民部と、あと子ども政策部がないというのはおかしいなと思ったんですけど。ちょっと、何らかの場面で市長に聞こうかなと思います。
 それと、吉村 昭さんの書斎なんですけど、これはちょっといろいろと言いたいこともあるんですけど。1点、先ほど井上課長の説明で、書斎棟のほうの玄関を使わないとおっしゃっていましたね。展示室2の、要はこの表でいうと、上側からこうやって回って、こうやって出入りするということですね。そうすると死角になるじゃないですか、管理人さんというか、事務室からは。何で、あえてそういうことをしているのか聞きたいんですけど。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  幾つか理由があるんですけど、一番大きな理由は、書斎棟はもともと民家でございましたので、今書いてある玄関というところから人を入れようと思うと、どうしても、現状段差があるんです。もともと靴を脱ぐ想定になっているので、靴脱ぎをして、それの段差がありますので、この玄関側からお客様を入れようとすると、私ども、これは公共施設で運営するので、やはり車いす対応ですとか、バリアフリーですとか、そういうことを考えると、玄関を改変しないと、ここから段差なく入っていただくということが難しいので、一番大きな理由はバリアフリー対応です。
 なので、グラウンドレベルを合わせるために、展示室1の奥から屋外通路を通って、展示室2に。なので、少し緩やかなスロープで上げて、展示室2のところから入るようにするということで、バリアフリー対応をしたというのが一番大きい理由です。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。要はこのぐるっと回らせるスペースをつくるがゆえに、展示室がこういった形になって、我々は予算委員会のときからも要望しましたけど、地域の人が集える場所をというスペースには、このL字型が不向きじゃないかというふうに思っていて。総務委員会の中でも、折り畳み式のテーブルとか、椅子を用意するというようなお話がありましたけど、それでも、やっぱりこういうのは使い勝手が悪いんじゃないかなということの意見だけは言わせておいていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
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◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                   午後0時05分 休憩


                   午後0時07分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(渥美典尚君)  続いて、管外視察について、本件を議題といたします。
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◯委員長(渥美典尚君)  一旦休憩します。
                   午後0時07分 休憩


                   午後0時12分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  管外視察の視察日程につきましては、第1候補として、10月4日から10月7日の間で、第2候補として、10月18日から10月21日の間で実施することにいたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 また、視察候補地の申出につきましては、6月24日金曜日の正午までに、資料を添えて事務局まで御連絡いただくことにいたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
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◯委員長(渥美典尚君)  所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については、引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(渥美典尚君)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日である6月30日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。いろいろ御協力ありがとうございました。お疲れさまでした。
                   午後0時13分 散会