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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年文教委員会) > 2022/03/08 令和4年文教委員会本文
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2022/03/08 令和4年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取扱いについて、3、行政報告、4、所管事務の調査について、5、次回委員会の日程について、6、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 議案第1号 三鷹市桜井浜江記念市民ギャラリー条例、議案第12号 三鷹市桜井浜江記念市民ギャラリーの指定管理者の指定について、以上2件は関連がございますので一括議題といたします。
 以上2件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  おはようございます。それでは、議案第1号、そして議案第12号について、まずは御説明をさせていただきます。
 こちらの2つの議案は、市民の美術作品等の発表の場を提供することなどにより、市民の芸術文化の振興を図るとともに、桜井浜江の業績を顕彰し、心豊かな地域社会の形成に寄与することを目的として、三鷹市桜井浜江記念市民ギャラリーを設置するために、条例、そして、その管理のための指定管理者の指定についての議案を提案したものでございます。
 お手元に配付の審査参考資料に基づきまして、担当の芸術文化課長より御説明を申し上げます。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  では、お手元の資料に基づいて説明をさせていただきます。
 まず、資料1、概要でございます。この施設は、三鷹駅前の民間マンションの1階店舗部分を区分所有の方から賃借いたしまして、市民ギャラリーとして整備するものです。現在、三鷹市市民ギャラリーの第3展示室に、太宰治展示室を開設したことにより、市民の作品の発表の場が限られていることなどから、本市民ギャラリーを市民の作品発表の場として活用し、芸術文化の振興を図るものでございます。
 また、この施設が太宰 治とも親交が深く、太宰の作品のモデルにもなった画家、故桜井浜江氏のアトリエ跡ということもあり、絵画作品等も市に寄贈されていることから、同氏の名前を施設の名称に冠して顕彰するものでございます。
 位置としましては、三鷹市下連雀三丁目にございます。3番の事業内容でございますが、先ほど御説明しました市民の作品の発表の場と、桜井浜江氏の顕彰を年2回程度実施するものでございます。4の指定管理者による管理でございますが、議案第12号でも詳しく御説明いたしますが、美術ギャラリー等の芸術文化の管理の実績がございます、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団を指定管理者として指定をしたいと考えているところでございます。
 5、指定管理者が行う業務としましては、下記の5点というふうになります。(1)、桜井浜江の業績の顕彰に関する業務、(2)、施設、設備及び器具の維持管理に関する業務、(3)、施設の使用の承認に関する業務、(4)、施設の使用料の徴収に関する業務、(5)、その他市長が定める業務となります。
 裏面の休館日でございます。休館日は月曜日といたしまして、(2)として、12月29日から翌年の1月4日までの日を休館といたします。使用時間は午前10時から午後6時まで、使用期間につきましては、同一人につきましては6日を限度といたします。使用料としましては、美術ギャラリー同様、1日単位、または1週間単位での貸出しをいたしまして、使用料はここに書いてある金額を徴収するというものでございます。スケジュールといたしましては、令和4年4月から市民利用の受付を開始しまして、6月から市民の方の利用の開始。4月、5月につきましては、施設の内覧を兼ねて市で企画の展示を実施する予定でございます。
 続きまして、資料2、条例施行規則の案の説明でございます。まず、第1条といたしましては趣旨、こちらの施設の必要な事項を定めるというものになっております。第2条、使用の申請と使用計画、第3条、使用の承認、第4条、使用の承認の取消し等、第5条、使用の取消し、第6条、使用料の還付、第7条、遵守事項、第8条は委任として、別に定めるというふうにしております。
 続きまして、資料の3、こちらからは指定管理者の指定に関する説明でございます。施設名称は、先ほど申しました、三鷹市桜井浜江記念市民ギャラリーという施設名称になります。指定の期間は、令和4年4月1日から令和6年3月31日まで。これは、スポーツと文化財団が管理している他の施設と同じ期間ということで、令和6年3月31日までとしているところでございます。選定方法は、非公募といたしました。理由といたしましては、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団が芸術文化の提供で今まで行ってきた管理運営の実績を、桜井浜江氏の展示などを行ったようなことも考え、非公募として公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団を指定管理者候補者といたしました。
 資料4でございます。資料4は、指定管理者の選定委員会での審議結果でございます。スポーツと文化部の中で、まず分科会の結果に基づいて審議を行い、指定管理者の候補者を決めたということでございます。
 資料5、こちらも同じく指定管理者候補者の審議結果でございます。施設名称以下、先ほど説明したとおりでございます。事業計画、収支計画、経営状況、審議結果についても、適合性があるという判断をいたしました。
 資料6、これは指定管理者から提出された事業実施計画書でございまして、最初の基本方針の後段の部分でございます。また、桜井浜江の作品についてはというところでございますが、平成18年、平成22年に、桜井浜江氏の作品を美術ギャラリーで展示したというような実績も、こちらには書いているところでございます。その他、管理運営についての説明が記載されているところでございます。
 資料7は、桜井浜江記念市民ギャラリーの管理に係る収支計画書でございます。これは、令和4年度、令和5年度と、2か年にわたって三鷹市からの指定管理料に基づき、どのような業務をするかということで記載がされているところでございます。
 最後、資料8、こちらは、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団の概要でございます。公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団が現在行っている業務や内容について、説明がされているところでございます。
 最後に、貸借対照表がついてございまして、適正に財団として運営がされているということを説明する資料となっております。
 私からの説明は以上になります。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。今、御説明をいただきましたけれども、1日6,000円、6日間で3万円という、この使用料の算定根拠を教えていただきたいのと、今のところ、稼働率などはどのように算定をされているのでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  使用料につきましては、美術ギャラリーや近隣の一般に貸出ししている施設を参考にして定めたところでございます。どれぐらい使われるかということにつきましては、これは施設の認知度にもよってきますが、美術ギャラリーでいきますと、ほぼ空いている日はないような状況でございますので、それに近いようなことを目指していきたいと考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。この施設は市民ギャラリーということですけれども、例えば三鷹市民以外の方は借りられないのでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  特に市民の方、それ以外の方という差はつけてございません。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、どなたでも、市民じゃなくても、同じ料金で借りられるということでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  はい、そのとおりでございます。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  若干補足を申し上げます。もちろん、市内、市外の方には御利用いただけます。ただ、もし重なったような場合に利用の調整というのをさせていただく際には、芸術文化施設同様なんですけれども、市民の方を優先させていただくという形で運用させていただいております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。
 使用するに当たってなんですけれども、その展示する作品の種類とか、中身とか、また特定のこの団体はちょっと受け付けられないなどの、何か一定のルールみたいな、制約みたいなものは設けるのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  御利用に当たりましては、美術ギャラリーも同様ですけれども、使用計画書というのをまずお出しをいただいて、内容の確認等はさせていただくような形になろうかと思います。
 制限というようなお話でございますけれども、作品等の展示というのを基本として考えております。ただ、いろいろなジャンルというんでしょうか、様々な形態はあり得るのかなと思います。ただ、一方で、この市民ギャラリーですけれども、立地として民間マンションの1階の店舗部分にございます。2階以上にはお住まいの方がいらっしゃるというようなこともありますので、そうした住環境というんでしょうか、環境の確保に影響のない範囲というような前提での、ケース・バイ・ケースの審査を行わせていただくような形になろうかなと思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。なるべく表現の自由が守られるように、自由に利用ができるようにしていただきたいと要望します。
 桜井浜江さんの顕彰事業の予定の計画も盛り込まれておりますが、具体的にはどのようなものを想定されていらっしゃるでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  具体的には、市で所蔵しているものの作品、ただ、いわゆる美術ギャラリーほど空調関係がしっかり整うというのは難しいので、限定した期間だけ展示をするというような、そういうものを考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。市民の方に、美術関係の方にとっては、桜井浜江さんって、すごい知られている方なのかもしれないんですが、市民の方にはいまいち、ちょっと知名度がないような気もする。誰だっけという感じがしていると思うんですよね。桜井浜江さんの生きられた当時の時代背景としては、女性は家の中で御飯を作って掃除していればいいというような時代に、女性というだけで画家と認められなかった。
 そんなときに桜井さんが独立美術協会の会員となられ、同じ力量の作品をつくっても、なかなか女性は認められなかったという風潮を打ち破ろうとされたと。仲間たちと1947年、女流画家協会というのをつくられて、11人の発起人にも名を連ねられて、すごく女性として覚悟を持ってこの時代に反抗したということを後に桜井さんがおっしゃっています。
 そういう桜井浜江さんの背景とか、今はジェンダー平等とか、女性の地位向上等にも貢献されてこられたという歴史なども、テーマも含めて、広く市民に知らせていくということも大切かなというふうに感じたんですけれども、そういう告知とか、市民への認知はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  今おっしゃっていただきましたとおり、三鷹にとっては、やはり太宰さんとの親交があった、御友人だったということですとか、それから、太宰が残した絵画が桜井浜江のアトリエで描かれたとか、「饗応夫人」のモデルだったとか、太宰を顕彰する中で桜井浜江が登場するというのは、三鷹にとっては多うございますけれども、今質問委員におっしゃっていただきましたとおり、そもそも桜井浜江さんという方御本人が、画家として大変しっかりとしたスタンスで、しかもすばらしい作品を数多く手がけた方で、時代背景から、今御説明がありましたとおり、画家としてなかなか評価してもらえない。
 女流画家という言い方で、逆に時代の中に御自分たちをアピールしていったというような、そういう時代背景の中でも、一方で、女流かどうかという以前に、やはり画家としてすばらしい人であったということがもっともっと評価されてもよい方だと思います。三鷹も、そういう方が長年駅前のアトリエ、以前から三鷹にお住まいの方は、もしかしたらあそこの通りにササやぶのような小さな平屋建てがあって、このうち何なんだろうというふうに、通ったときにお思いになった御記憶のある市民の方も恐らく多いかと思います。
 そこが画家のアトリエだったということ自体は、もちろんそんなに知られてはいなかったわけですけれども。今回、御縁がありまして、このような形で跡地に、マンションの1階にこのようなスペースを設置することが御遺族の御厚意でできましたので、画家、桜井浜江をきちんと顕彰するということを、改めて三鷹の活動の中に位置づけさせていただくというのは非常に重要なことだと思っております。
 もちろん、太宰ゆかりの場所であり、太宰ゆかりの人であり、なおかつ画家としてすばらしい方、そういう方が三鷹でずっと長いこと画家の活動をされていたんだということを──基本は、市民ギャラリーとして、市民の皆さんの発表の場に供する場でございますけれども、お名前を冠しつつ、年に2週間を2回、4週間程度は桜井浜江さんのことをきちんと打ち出して、こういう方が三鷹にいらしたんだということを。なので、市民の皆さんの中に、桜井浜江って誰だろうなというふうに言われているようでは、やっぱり私どものPRが足りないということだと思っておりますので、今回、この施設を設置させていただく上では、やはり桜井浜江をきちんとアピールしていくということは、必ずさせていただきたいことだと思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。せっかく、こういう方がゆかりの方でいらっしゃったということを、もっと市民の方に知っていただきたいし、たくさんこの施設を使っていただきたいというふうに思います。
 今回のこのギャラリーは、マンション内に開設という点では、近隣の市民の方などからは、何か意見とか、要望みたいなものは出ているのでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  特段、御意見はいただいていないんですが、今、内装の工事等を行う際に、きちんと情報を提供しながら、こちらでこういうふうな展示をさせていただくということで、説明をしているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。
 あと、スポーツと文化財団の事業内容は、スポーツ、文化芸術、生涯学習、施設管理12か所などと、多岐にわたっていると思うんですけれども、今回、新しくギャラリーを開設することで、人員面などでは、無理なく業務は行えると考えていらっしゃるのでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  確かに施設が増えるということで、人的な負担も増えるとは思いますが、その中で、今いる人員をうまく配置して対応していただくということで、協議等はしているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。
 以上で終わります。


◯委員(吉沼徳人君)  すみません、1点だけ教えてください。管理のことなんですけど、実施計画書、資料6の2ページ目になりますけども、施設管理についてということで、別紙のとおりということで、常駐職員は配置しないということになっております。これ、例えば開館をしていない日には、誰も職員さんはいらっしゃらないんですか。ギャラリーだと、受付があって御案内いただける、あるいは、ここへ直接、閉館の日に行ったときには、どこへ申し込んでいいのか、あるいはどんなところへ連絡したらいいのかというような表示はされるのでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  確かに閉館時、誰もいませんので、その辺りの申込みの仕方等については、ちょっと工夫したいと考えています。


◯委員(吉沼徳人君)  多分、直接会場を見て、申し込もうと思っても、どこへ連絡していいか分からないとかっていうようなことがあるといけないので、やっぱりその辺はきちんと表示をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(吉野和之君)  それでは、ちょっと何点か細かい質問をさせていただきたいと思うんですが、まず、資料1の2ページ目の使用料に関してなんですけども、1日6,000円、6日間限度で3万円ということなんですけども、例えばこの絵の展示の場合、販売をする場合もあると思うんですよ。その場合はどうなるかということ。
 あと、駅の近くの1階ということで、かなり立地がいいので、入場料を取りたいと。こういう場合は、この使用料がどうなるんでしょうかということ。
 それから、ちょっと細かいんですけども、同一人について、引き続き6日を限度とするということであれば、6日借りて、例えば1日空けて、もしいなければ、またあと6日借りると、そういうことも可能かどうかということ。ともかく、駅前の1階ということで立地がいいので、従来よりもかなり希望者が多いと思うので、そこら辺をお伺いいたします。
 それから、申し込む人なんですけども、市民でも、市民外でも可ということで、重なった場合は市民を優先するということなんですが、これ、市民以外の人が先に申し込んで、後でまた市民の方が申し込んだ場合、この調整はどうするのかということ。
 あと、市民といっても、つまり代表者は市民じゃなくても、それに展示する作品は市民の方のほうが多いとか、いろんな場合があると思うので、ここら辺はどのように交通整理されるのかということをお伺いしたいと思います。
 それから、賃借ということなんですけれども、契約の期間、これはどういう形で更新されるのかと。契約期間がどれくらいで、どういう形で更新されるのかということ。
 取りあえず、以上伺いたいと思います。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  まず、販売については、美術ギャラリー同様、販売はできないということで定めているところでございます。
 入場料につきましても、こちらは取ることはせずに、どなたでも入れるような形を考えているところでございます。
 あと、連続の日数でございますが、特に定めはございませんが、規則の中で使用開始日の6か月前の初日から受け付けるという形になりますので、いわゆる、その受付初日で重なったというときは調整がつくと思うんですけれども、後からお申込みされた場合は、まずは先に予約された方が優先されてしまうという形になるというふうに考えております。
 あと、契約期間でございますが、これは賃借契約のことかと思うんですが、5年を1つの期間として、持ち主様から契約をさせていただいているところでございます。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  恐れ入ります。少し補足を申し上げます。販売行為については、基本的に禁止というような形でさせていただいておりまして、こちらは美術ギャラリーも同様の考え方になりますけれども、基本的には公の施設、公共施設ということで、一般の画廊のように絵を販売いただくということは御遠慮いただくというような形になっております。
 一方で、許可を得て一部販売をするというようなことで、例えば絵はがきのようなものをお作りになって、実費相当で販売されるというようなことが美術ギャラリーではあるんですけれども、そうしたような場合については、申請をいただいて、許可された範囲で販売をいただくということも可能と、そんな運用を考えております。
 もう一点、入館料の部分でございますけれども、条例の別表の備考に規定をさせていただいておりますが、入館料等を徴収する場合は、5割増しの使用料をいただくということで、こちらも美術ギャラリーと同様の考え方で規定をしているというような内容になっております。
 もう一点、市内・市外の御利用に当たっての調整という部分でございますけれども、今も担当の課長が申し上げましたように、6か月前に、1か月間、まず使用計画の提出という期間を設けておりまして、その1か月の中で、皆様にまず使用計画の申請をいただくと。その中で調整をさせていただいて、翌月に利用が可能かどうかということをお戻しして、具体的な使用申請をいただくと。そんな流れで、美術ギャラリーと同様に──美術ギャラリーでは12か月前の申請にはなるんですけれども、そのような形で調整をしていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(吉野和之君)  御答弁ありがとうございました。まず最初の使用料なんですけども、これは基本的に、今ある美術ギャラリー第3展示室の代替施設ということで、基本的にはそこと同じという形だと思うんです。ただ、場所が駅の近くの1階なんです。そういう意味では、非常に商業的に見ても利用価値の高いところだと思うんですよ。そこで販売できないという、これは分かります。ただ、例えば絵に値段をつけるとか、その場で販売しなくても、後で欲しい方は別途御連絡くださいとか、いろんな形で可能だと思うんです。その場で販売できなくても、後ほど値段をつけて、この絵が気に入った方は御連絡くださいとか、そういうことまでも禁止されているんでしょうか。
 それから、入場料を取る場合には5割増しということ、これは分かりました。
 それから、あと、この利用に当たって、6か月前から、使用する事業計画の中で判断するということなんですけども、この辺、結構難しい問題があるとは思うんですよ。市外から、やはりこれは商業的にも非常に利用価値の高いところなので、市民以外の方が利用されるということも多いと思いますが、それはやはり重なった場合は調整、これが私はある意味では非常に重要な要素になると思うんです。
 例えば、先ほど言ったように、一口に市民じゃないといっても、そこに展示する人はほとんど市民の方が多いとかね、いろんな場合があると思うんですが、そこら辺の判断基準というか、この辺は明確にしておいたほうが、後々またトラブルになる原因にもなるので、これはぜひ細かく、明確に──場合によるでしょうけれども、定めておいたほうがいいのではないかなと思います。
 それから、契約期間は5年なんですけれども、そうすると5年ごとにこの契約は更新のときに見直されるというふうに解釈していいんでしょうか。賃借料も含めて、5年ごとに、例えばその是非も含めて──5年ごとに両方から異議がなければ自動更新ということになると思いますけど、例えば貸している方が何かの御都合でこの契約はこのときに更新しないとか、そういうこともあると思うんですが、そこら辺についてはどのようにお考えでしょうか。
 以上です。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  確かに契約期間5年ということで、一定の期間を定めて、貸主様から借りているわけですが、その際に、当然、賃借料であったり、返却してほしいというようなお申出があれば、その都度対応していきたいというふうには考えております。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  今おっしゃっていただいた利用の調整の部分、部長、課長が申し上げましたとおり、ギャラリーと同じルールでいこうと思っております。やはり第3展示室の代替施設だということもありますし、三鷹市民の皆さんにとっては、割となれ親しんだギャラリーと同じルールでいくというのが、御利用勝手としての利便性もあろうかなというふうに思っておりますし、何より今回、スポーツと文化財団を指定管理者に御提案させていただいているのは、このギャラリー開設以来、長い間のノウハウがスポーツと文化財団にはございますので、そのノウハウを持って、やはり小さい施設ではございますけれども、今質問委員におっしゃっていただいたとおり、割と目立つところにある駅近な施設でございます。
 桜井浜江記念市民ギャラリーについては2つの見方がありまして、私どももこれは実際に運用してみないと分からないなと思っているところですが、美術ギャラリーよりは駅からちょっと離れたところにあって、小さな、その機能1個だけの施設でもあり、目立たないところにあるから、あまり利用勝手がよくないのではないかという見方と、それから、一方で、遠いとはいえ、徒歩5分くらいの、非常に駅に近い場所で、ロードサイドで、あの通りを通ればよく目に入るところ、通りからすぐにすっと入れる。そういう意味で、美術ギャラリーは5階で、ビルの中ですので、逆に目立つので、大変利用価値が高いんじゃないかという、その2つの異なった感想をお持ちになる方が多いなというのは、この間、あそこでオープンしますというふうに準備する中でも、いろんな方から割と真逆のことを言われております。私どもも、両面性があるんじゃないかなというふうに思っております。
 物販のことにつきましても、基本的には、やはり販売は禁止しないと。先ほど高松が申し上げましたとおり、一部ポストカードですとか、そういう絵の展示に付随するもので、許可されたものはオーケーにしますけれども、基本的には物販は禁止とさせていただきます。それは、やはり駅に近いロードサイドで、本来目的とは異なる形での物販の拠点にされてしまうようなことがあっては、それは御提供いただいている桜井浜江さんの御遺族の方の趣旨にもそぐわないですし、公共施設としても不適切でございますので、まずはそういう本来目的にそぐわないような使われ方をしないようなことを、きちんと計画書などで見て、判断していかなくちゃいけない。これがまず一番重要な点だと思っております。
 それから、もちろん、不公平がないようにですとか、それから、やっぱり市内・市外で、やはり市民の方を優先させていただく、市民の方同士でかち合ったときには、じゃあ、抽せんにするのかとか、そういう今質問委員がおっしゃっていただいた細かいルールの設定というのも、ギャラリーのノウハウにのっとって、ここの施設に合わせてきちんと決めて、皆さんに分かりやすいように、そして、間違いがないような形で運営していく。そこを、私ども市と、それからスポーツと文化財団がきちんとタッグを組んで、ノウハウを生かしてやっていくという意味で、今回の指定管理の御提案になっているというふうに御判断いただければと思います。


◯委員(吉野和之君)  御答弁ありがとうございました。大体分かりました。
 ただ、これ、商業ベースで考えた場合、先ほどちょっと具体的に言ったんですけれども、展示だけして値段をつけると。それで、もし欲しい方は別途連絡くださいという、例えばこういうことも考えられるわけですよ。そういう場合にはこれ、販売に当たるんでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  今おっしゃっていただいたことは、私どもも想定はしておりまして、一義的にはやはり、恐らく絵を飾って、絵の横に絵のタイトルなどがあって、そこに値段が付されているということはやはり御遠慮いただきたい。
 ただ、一方で、プロの、もしくは絵の販売もされている作家の方がお使いいただくということはあり得ることですし、グレードの高いものを展示していただくというのは喜ばしいことだと思いますので、例えばその方の実物の絵を、桜井浜江記念市民ギャラリーて御覧になった方が、例えば作家さんのホームページなどを見て、後ほど連絡を取って、販売につながるというようなことは、そこまで禁止をするものではないと思います。
 ただ、やはり現場の絵の横にお値段が貼ってあるということは、それはやはり販売行為に当たりますので、そこは御遠慮いただきたい。その絵が結果的に、後ほど売れるということまでは禁止をしないというようなところが線引きなのではないかなというふうに考えております。


◯委員(吉野和之君)  御答弁ありがとうございました。基本的には、美術ギャラリー第3展示室の代替施設ということなんですけども、ただ、先ほどおっしゃったように、1階にあるということですよね。ですから、駅より若干遠くても、いわゆる全体的な美術ギャラリーの中にあるのとはまた違うんですね、ちょっと離れたところにあるし。そういう意味では、商業ベースで見ていろんな使い方もできるということもありますので、そこら辺、今後、管理の中でいろんな場合を想定して、しっかりとした運営をしていただきたいと思います。
 終わります。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、幾つか質問をさせていただきます。まず、議案の条例のほうなんですが、先ほど来から吉野委員も言っていましたけど、営利目的が不可であれば、第8条のところに営利目的で使用する人はというのを入れておけば基本的に大丈夫だと思うんですけど、なぜこれが入ってないのか、お伺いします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  条例第8条の使用の不承認の規定というところだと思います。この使用の不承認、まず、この条例全体の構成としまして、基本的に美術ギャラリー条例と同様の内容構成というような考え方で規定はしております。第8条についても、使用の不承認ということで、各号列記の形で美術ギャラリー、もしくは他の公共施設同様の使用の不承認の規定というような形で規定をしているというところでございます。
 今おっしゃられた、営利目的という部分については、別に販売行為の禁止という規定も第17条に設けております。そちらのほうで制限というんでしょうか、していくというような形での考え方になっております。


◯委員(谷口敏也君)  そうじゃないかなと思ったんですけど、まずは営利目的は駄目ですよということをうたって、市長の許可を受けた場合はというほうが、流れ的には分かりやすいのかなと思うんですけど。確かに使用の不承認というところの条項の見出しになっているから、ここに入らないのかなという考え方もなきにしもあらずだったんですけど。その辺は、多分借りたい人が来たときに、説明の中でしっかりとしてもらえばいいと思いますが。
 それと、もう一つ、料金のところでも、この条例の別表の10で、1日6,000円で、引き続き6日間で3万円って書いてあるじゃないですか。だけど、備考で、こうやって使用料の5割増しとか、土日は2割増しとかって書いて、表に書いてないと、多分借りに来た人に説明するときにはちゃんと表になっているんでしょうけど、その辺の勘違いをされないように。
 例えばインターネットとかで、ああ、こういう施設があるんだったら借りようかなと思って見たときに、備考になっていたら、そんなに見ないじゃないですか。1日6,000円かと。自分で計算して、土日までも含めて6日間で3万円かと。でも、土日、実際に2割増しですよね。そういう勘違いがないような表示の仕方をしたほうがいいと思うんですけど、その辺はどうお考えなのか、お伺いします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  この本体としての使用料を規定し、なお入館料等を徴収する場合について備考欄で規定するというのは、公共施設として一般的に使用料の規定の仕方としてはあるものといいますか、むしろ一般的な内容にはなっているんです。
 まず、私の認識としましては、使用料自体が公益目的、公の施設として一定程度、低廉な金額として規定をさせていただくということかなと思っています。ただ、一方で、あまり低廉では、いわゆる民業への影響もあるとは考えておりますので、そういう中での、この使用料の設定がまずあると。その上で、もし使用者の方が入館料等を徴収するような場合については割増しがありますということで、規定をしていく。これが公共施設としての使用料の規定の仕方かなと思っています。
 ただ、一方で、御指摘のように、利用者の方が分かりにくいようなことにならないようにということは非常に大切だと思いますので、それは御案内の際にしっかり周知できるように、指定管理者とも連携して、工夫をしてまいりたいと思います。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。条例文はそういった今までの形式というのがあるんでしょうけど、やはり借りる方はネットで探したり、市役所の「広報みたか」、ああいうのを見たりして決めると思うので、そのときにはもうちょっと分かりやすい表示にしていただければなと思います。
 それと、代替施設的なものということで、さっき利用率は紫野委員の質疑のときにほぼ満杯だということで、それ以上に、結構使ってもらえるんじゃないかなと、私も見に行きましたが、ちょっと間口が狭くて、ちょっと通り過ぎちゃうような感じだったんですけど、1階というのは通りすがりの人も入るじゃないですか。そう考えると、わざわざ5階に上がっていくよりも、ここのほうが来客は結構見込めるから、市民の方の利用も多いんじゃないかなと思いますけど。
 確認しておきたいのは、まず第3展示室を借りる金額とこの金額に差はあるんですか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  第3展示室を借りるのと、こちらを借りるのでは差はあります。大きさも違いますし、施設の性能というんですか、そういうのも違うので、価格差はつけてあります。


◯委員(谷口敏也君)  ちなみに第3展示室を借りるのは幾らなんですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  今、担当の課長が申し上げましたとおり、第3展示室が大体51平方メートルというようなところですけども、こちらは30平方メートルというような形です。いわゆる美術館としての設備も若干違うかなとは思っております。今回は、第3展示室の4分の3程度の使用料というようなことで考えておりまして、第3展示室のほうは、1日使用が8,000円、引き続く6日が4万円というような形になっております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。借りる家賃がたしか10万円でしたね。月10万円で、単純計算で、1日6,000円で25日間入ったとしたら、15万円ですか。結構、利回りいいんじゃないかなと思っちゃったんですけど、指定管理料が500万円かかるということで、やっぱりそれなりの支出が伴う施設になってしまうのかなと思ったんですが。
 この参考資料の19ページを見ますと、この事業の内容というのが細かく書かれていて、管理と、あと料金の受け取りとかだけではなくて、この顕彰事業がある程度ウエートを占めているのかなという気もするんですけど、その顕彰事業を除いた、要は必ずかかってしまう管理費というのは幾らぐらいになるのかをお伺いしたいんですけど。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  必ずかかってしまう費用としましては、ここでいうところの電気・水道料金、修繕料、防犯カメラ、それに伴う通信の電話料金の辺り、あと契約の収入印紙は貸出しなので必ずしもかかるわけじゃなかったので、すみません、今言ったような、施設を維持するようなところについては、必ずかかってきてしまうというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そうなると、やはり顕彰事業を行わなかったとしても、それなりに経費的にはかかってしまうということですよね。顕彰事業なんですけど、私も、すみません、正直、桜井浜江さんって存じ上げなかったんですが、いろいろと調べていくと、やはり女流画家協会のほうでは、創設の11人のうちの1人ということで、かなりやはりその世界では有名な方ということが分かってきました。
 ちなみに、この女流画家協会のほうに今回の件でちょっと問合せをしたんですけど、三鷹がこういった桜井浜江さんのギャラリーをつくるのは知りませんでした。実際、顕彰事業的なことを平成18年と平成22年にやっていますよね。そのときに、例えば女流画家協会のほうに連絡を取って協力を仰ぐということとか、しなかったんですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  過去に展覧会をやった際は、三鷹市の財団雇用の美術の学芸員が企画をした企画展でございますので、すみません、いろんなところに周知はさせていただいているんですけれども、そちらの協会さんに直接御連絡を取ってないかもしれないですね。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。話をする中で、この女流画家協会のほうで桜井浜江さんの作品を持っていたりはしないらしいんですけど、創設者の1人ですから、今まで顕彰事業的なこと、どういった作品展をやったかとかっていう記録は持っているらしいんですよ。顕彰事業のノウハウ的なものも持っているらしいんですけど、できればそういったところに、これをつくる前にある程度話をして、例えば、もしかしたら、じゃあ、指定管理もうちでやりますよって言ってくれたかもしれないじゃないですか。
 今後の顕彰事業とかも、もし何か協力依頼する場合に受けてもらえますかって言ったら、やりますって言ってくれたので、そういったところにも協力をお願いして顕彰事業をやって、さっき吉野委員も言っていましたように、市民の皆さんに知ってもらえるような──桜井浜江さんもそうですし、このギャラリーも知ってもらえるような顕彰事業にしたほうがいいと思うんですけど、その辺はどうお考えですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  顕彰事業のやり方について、特にその桜井浜江さんが創設された協会さんと連携してはどうかということにつきましては、大変意義深い御意見として受け止めさせていただければと思います。
 一方で、三鷹に長年勤めました美術の学芸員が、実は自分で言うとちょっと口幅ったいですけれども、日本で指折りの桜井浜江に詳しい学芸員というのが三鷹におりまして、その者が主体となって、例えば女流画家さん同士のコラボの、もう一人、三鷹でもコレクションを幾つか持っている田中田鶴子さんという、三鷹で持っている女流画家のコレクション同士を合わせた形での企画展ですとか、そういうものを企画をいたしましたので。
 一方で、三鷹で、もちろんいろんな幅広い視点での女流画家さんの交流に注目をするというのも1つの考え方でございますけども、桜井浜江に大変詳しい学芸員が三鷹にいるという前提で、いろいろな、三鷹で所蔵している作品を中心にした企画展を今まで企画してきたというような視点もございますので、三鷹が所蔵している作品を市民の方に、より新しい視点で見ていただくというようなことも、スポーツと文化財団、三鷹市美術ギャラリー、そして新しくこの桜井浜江記念市民ギャラリーを含めた、指定管理の中での活動かなというふうに思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。あと、女流画家協会だけではなくて、独立美術協会というところでも、そういったノウハウを持っているんじゃないですかとは言われたんです、女流画家協会の人に。だから、そういったところの──今、学芸員の方がそれだけ桜井浜江さんに詳しい方というのであれば、その方のルートというか、コネクションというか、そういうのもこの独立美術協会とかにもありそうですから、そういったところにも連絡を取って、せっかくつくる施設なので、借りる方もそうですけど、来場される方も、やっぱり多くの方に来てもらえるような、そういった施設にしてもらいたいなという思いがあるんです。ぜひ頑張っていただきたいと思います。
 ありがとうございます。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で、議案第1号及び議案第12号に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時22分 休憩


                  午前10時24分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 議案第1号 三鷹市桜井浜江記念市民ギャラリー条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第1号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続いて、議案第12号 三鷹市桜井浜江記念市民ギャラリーの指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 それでは、これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第12号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午前10時26分 休憩


                  午前10時33分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  スポーツと文化部からの行政報告は、お手元のとおり3点でございます。
 1点目は、スポーツを通した健康都市づくりの基本的な考え方について、概要がまとまりましたので、御説明をするものでございます。
 2点目は、2021みたかスポーツフェスティバル実績報告等についてでございます。この間、コロナ禍ではございますけれども、感染対策を万全にしつつ、幾つかの取組を行ってまいりましたので、そのことについての御報告でございます。
 3点目は、井口特設グラウンド土壌対策についてです。以前の委員会でも御報告申し上げておりますけれども、土壌対策、おおむね終了いたしまして、今後のことについての見通しがつきましたので、その件について御報告するものでございます。
 詳細につきましては、スポーツ推進課長より御説明申し上げます。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私のほうから、資料に基づきまして御説明申し上げます。
 資料1でございます。スポーツを通した健康都市づくりの基本的な考え方について、御説明いたします。1番の目的にございますとおり、三鷹市スポーツ推進計画2022(第1次改定)の基本理念であります、スポーツを通した健康都市づくりを実現するために策定するものでございます。
 基本的な考え方の位置づけでございます。2番目でございますが、第5次基本計画、スポーツ推進計画(第2次改定)に向けて、基本方針として位置づけるものです。イメージは下の図のとおりでございます。
 3番目の目指す姿でございますけれども、スポーツを通した市民の健康増進によりまして、健康寿命を延ばすと。これを目指すためにスポーツ推進計画の目標である、スポーツ実施率の向上を図ることを通して、この目指す姿に到達するというようなことを考えてございます。
 健康都市の基本的な考え方は、この三角の中の下のほうに、まる1からまる3の3つございます。まる1が科学的根拠に基づく、スポーツを通した健康増進事業の展開、まる2が事業評価・点検による事業ターゲット(性別、年齢等)の明確化、まる3が、運動のきっかけづくりから運動習慣の定着を見据えた事業転換ということでございます。
 少し具体的に見ていきますのが4番以降になります。4番の1、科学的根拠に基づく、スポーツを通した健康増進事業の展開でございますが、こちら、スポーツを通じた健康増進に関する調査研究というのが、2019年に東京都から出ております。こちらによりますと、身体活動量を増やすことで、疾患等による死亡リスクや疾患の発症リスクが低下するということが言われております。短時間の軽い運動やながら運動でも、続けることでリスクが低下するということが根拠として挙がっております。
 次のページに移りますけれども、身体活動の量を増やすついでスポーツ、週末・休日のまとめスポーツ、座る時間を減らすための10分だけスポーツといった、そういったことでも効果がありますよということが根拠として言われているところでございます。
 2番目の事業評価・点検による事業ターゲットの性別、年齢等の明確化でございます。こちらは、三鷹市健康都市づくりに向けた「スポーツ推進事業」の健康予測評価調査報告書というのを、今年度、日本女子体育大学に、スポーツ推進課と一緒に、この基本的な考え方を考えるために調査をしていただいたところでございます。こういったところの中で、下記に記しておりますとおり、ターゲットに沿った事業展開が必要だというふうなことが言われておりまして、今記載の対象者に注目いたしまして事業を実施していきます。
 御覧いただきますと、総花的に対象が記載されているように見られると思いますけれども、それぞれの事業によって、しっかりとターゲットを意識して取組を進めていくことが可能だというふうに思いますので、そういった形で事業を進めてまいりたいというふうに考えております。
 次に、3番の運動のきっかけづくりから、運動習慣の定着を見据えた事業転換でございます。事業の方向性につきまして、「タッタカくん!ウオーク&ラン」アプリを活用したウオーキングやランニングの普及、次に、三鷹体操・みたかダンスの普及、健康・体力相談事業を通した健康増進、そして3つ目に「三鷹方式」体育協会や地域スポーツクラブが、やはり継続的な運動をしている場としては、大きなところから、こういったところとさらなる連携をしてまいりたいというふうに考えております。
 次の5番目の施策の方向性ですが、こちらは将来的な課題と方向性ということで御理解いただければと思います。
 1、運動による医療費削減効果を踏まえた健康ポイント導入の検討でございます。スポーツ実施率が向上すれば、医療費が削減されるという直接的な因果関係はありませんけれども、スポーツ活動を含む身体活動のレベルを高めることで、全死因死亡リスクの低減につながることを示すエビデンスが蓄積されつつあります。したがいまして、こうしたPRもしながら取組を進めまして、市が現在検討しております地域通貨の導入との連携といったものも検討してまいりたいというふうに考えております。
 次のページに移りまして、2番目でございますけれども、スポーツを通した健康推進事業への市民参加率の向上でございます。こういった健康都市づくりをどれぐらいの規模感で事業として進めていく必要があるか、どれだけしっかり市民に浸透するかといったところの考え方でございます。市が実施する不特定多数を対象とする事業につきましては、その周知というのが非常に大きな課題でございます。健康都市づくりについても同じであるというふうに考えております。
 そういった中で、あるイノベーション普及モデルというものを当てはめますと、このイノベーションモデルでは三鷹市の総人口の約16%の市民に普及すれば、その後も大きな普及の効果が得られるというようなモデルになってございますので、総人口に占める16%といいますと、非常に多数の市民の方に浸透しなければならないというような数字で、約19万人としますと3万人というようなところになりますけれども。こういった参加率を得ることができれば、事業効果がさらに普及していくというようなことが言われておりますので、そういったこともしっかり念頭に置いて進めていきたいというふうに考えております。
 次に、3番目の庁内連携の拡充と市内事業所等の健康都市づくりへの参加でございます。この健康都市づくりですけれども、現在スポーツ推進課による事業が中心となっていますけれども、将来的には、健康、それから福祉の関係部署と連携いたしまして、子ども、高齢者や障がい者がスポーツに親しむ機会の充実を図っていきたいというふうに考えております。
 まずは、元気創造プラザ内組織と連携して、スポーツの実践を含む健康増進プログラムというものを来年度実施していきたいというふうに考えているところでございます。
 次に、6の目標値の設定でございます。健康都市みたかの実現の指標として、次の4つを設定したいというふうに考えております。既にスポーツ推進計画でスポーツ実施率、令和4年度までに65%という目標を掲げております。次に、まる2、まる3につきましては、年間のウオーキング参加者とランニング参加者を記載のとおりの人数に御参加いただきたいという目標で、取組を進めたいと思います。また、4番目の特定保健指導対象者や予備軍に当たる方をできるだけ少なくしていきたいというふうに考えております。
 7、具体的な取組でございますけれども、スポーツ(運動)の機会の提供ということで、(1)、ウオーキングということで、目的・期待される効果と、次のページに移りまして、主なターゲット、そして主な事業ということで、具体的に記載をさせていただいております。
 同様な構成になっておりまして、ウオーキングのほかに(2)でランニング、そして、(3)で三鷹体操・みたかダンス、そして、ページ移りまして5ページですが、中段ですが、(4)のところで健康・体力相談事業、そして2のスポーツ・健康情報の提供といったところを軸に、事業を展開していきたいというふうに考えているところでございます。
 最終ページの6ページでございますが、ターゲット別の事業展開、星取り表のような形でお示しをしております。
 そして、最後、スケジュールということで、「タッタカくん!ウオーク&ラン」アプリ運用というところ、ウオーキングとランニング、アプリ上のイベントとしまして2か月に1回程度実施をさせていただいて、そのイベントに参加していただいた方が、日頃ウオーキングやランニングで、この「タッタカくん!ウオーク&ラン」アプリを活用して運動していただくというような形を進めていきたいというふうに考えておりまして、三鷹体操・みたかダンス、そのほかについてはスケジュール表にあるとおりでございます。
 次に、資料2でございます。2021みたかスポーツフェスティバル実施報告等についてでございます。1番目のスポーツフェスティバルでございますが、事業概要にございますとおり、令和4年2月20日に実施をいたしました。募集につきましては、全ての体験イベントにつきまして感染症対策ということも含めまして、事前申込制を採用したところでございます。参加者数につきましては、全体で636人、定員960人というところで、申込みは全体としては2,533人のお申込みをいただいたところです。各個別の参加状況につきましては、お手元の資料のとおりでございますが、少し備考欄の、資料の区分の読み方でございますけれども、2段目にありますスポーツ能力測定会で6区分というふうに記載してございます。こちら、定員240人でございますので、6区分に分けて実施しているというふうにお読みいただきまして、1区分当たり40人の定員で実施したというような形になってございます。
 そして、(2)の感染症対策でございますが、こちらは、やはりコロナ禍において最も安全に実施するために必要なことでございまして、事前の完全予約制、そして体験事業ごとに人数を限定したところです。それから参加者、スタッフにつきましては、不織布マスクの着用。直前に、政府の分科会から未就学児についても可能な範囲でマスク着用を推奨ということがございましたので、そういった形で御協力をいただいたところです。
 それから、健康チェックシートの提出及び当日受付で検温いたしまして、37.5度以上の人は参加できませんよということで実施しましたが、こちらに該当した方はいらっしゃらなかったということでございます。また、各体験ブースにアルコール消毒液を配置しまして、体験前後に必ず手指消毒などの徹底を図ったところでございます。
 そうしたこともございまして、現時点まで、このスポーツフェスティバルの後、新型コロナウイルスに感染していましたといったような報告は、参加者及びスタッフから一件も出ていないところでございます。
 2番目の「タッタカくん!ウオーク&ラン」アプリイベントでございますが、イベントとしまして、これまで2つ実施しているところです。(1)に三鷹バーチャル市民駅伝大会ということで、1月14日から2月20日までの期間、市民が4人1チームで、この期間中に100キロを目指すイベントを開催いたしました。参加チームについては、31チームでございます。
 (2)のみたかまるっとスタンプラリーということで、現在開催しているイベントでございますけれども、3月4日から3月31日まで、こちらは市民が個人で市内100か所のスタンプポイントを巡るイベントを開催しております。今、ちょっと資料にはございませんけども、このイベントに御参加いただいている方は、160人を超えているというようなところでございます。アプリ全体の登録者数としましては、2月28日時点で417人というところでございます。
 また、次のページでございますが、参考に「タッタカくん!ウオーク&ラン」アプリの概要について記載しております。ちょっと1か所だけ、真ん中の囲みの主なアプリの機能というところだけ御説明させていただきますけれども、アプリの特徴としまして、まる1で、毎日のウオーキングやランニングの記録を測定できますよという機能と、まる2のところが一番特徴的なところだというふうに考えております。アプリ上でみたかバーチャル市民駅伝やスタンプラリー等のイベントを開催しまして、そこでふだん運動に関心のない方とかというのに、できる限りイベントに御参加いただいて、毎日の運動習慣の定着につなげていただくといったところが特徴と考えております。
 また、まる3のアプリを使うともらえるタッタカくんポイントというものを、このアプリ内だけですけれども設定しておりまして、そのポイントによって、この下にあります、いつものタッタカくんから、ポイントが一番たまりますとキングタッタカくんというところまで、12種類ランクがアップしていくということで、モチベーションを高めていただく工夫をしているところでございます。
 次に、資料3、井口特設グラウンド土壌対策についてでございます。1の土壌調査でございますけれども、土地の利用状況を調査する地歴調査を受けまして、土地の表層を調査する土壌概況調査、最後に表層で汚染やその疑いがあったときに深さ方向や地下水への影響を調査する、土壌詳細調査を実施してきたところです。
 その結果、表及び図にございますとおり、地下水に影響が及ぶことはございませんでしたが、良質土の下の旧工場地盤面には鉛の基準不適合土壌が3か所確認されました。そして、この3か所の基準不適合土壌は、土壌対策として掘削除去をすることとしたところでございます。
 2番の土壌対策につきましては、法や条例に基づき、イメージ図のとおり掘削除去を実施いたしました。その後、健全土等で埋め戻し復旧を行って、グラウンド利用ができる状態に戻したところでございます。
 土壌対策のスケジュールにつきましては、まず1月23日の日曜日に井口コミュニティ・センターで土壌調査結果及び対策に関する説明会を、御近隣にお住まいの方向けと、グラウンド利用団体向けの2回開催したところでございます。そして、2月7日から28日まで、基準不適合土壌の掘削除去と健全土等による埋め戻し復旧を行いました。この時点で、グラウンドは既に全面利用できる状態に戻っていますが、東京都による措置完了届け書の確認が終わらないと全面開放にはなりませんので、現時点では土壌対策工事が始まる前と同じ状態、つまり、土壌対策を行った場所などを囲って立入りできないようにした上で、グラウンドの使用を再開しているところでございます。
 この状態でのグラウンド利用は3月31日までを予定しておりまして、措置完了届け書の確認が終わりましたら、その翌日以降、現時点では4月1日から、グラウンドを全面開放する予定としております。
 説明は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。スポーツを通した健康都市づくりの基本的な考え方の中で、幾つか確認も含めて質問します。よろしくお願いします。基本的な考え方の中で、流れと目指す姿と取組というところで、かなりきちっとしたものがつくられているなというふうな印象を受けました。
 確認なんですけれども、幾つかの施策推進の基本的な考え方のところで、3つの項目に分けて説明していただいているんですけれども、2つ目のところの事業評価・点検による事業ターゲットの明確化というところなんですけれども、こちらの三鷹市と一緒に調査したという日本女子体育大学の調査というのは、どのような委託というか、研究をしてくださいというふうなことでお願いしたのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この日本女子体育大学の研究は、三鷹市が今現在、スポーツ事業で実施しているものについては、スポーツのきっかけづくりを中心とした事業でありますので、これを運動習慣の定着といったところを目指す中で、どういった事業を現在実施していて、その現在実施している事業が基本的にはどういった対象の方をターゲットとしているものなのかというところを分析していただきまして、足りない対象の方ですとか、そういったところというのを明確にしていただくようなアドバイスをいただくというのが1点。
 ちょっと大きくは、そもそもスポーツをすることで、医療費の削減効果がどの程度あるのか、その関係性というものは、日本女子体育大学の研究というよりは、広く社会的にされている研究も含めて、今、どういった現状にあるのかというようなところを御検討いただいたところです。
 先ほど御説明させていただきましたとおり、医療費の削減というのはやはり複合的な要因で決まってまいりますので、どうしてもスポーツ実施率が高まれば医療費が減るといったような、直接的な関係は現時点では導き出せないというようなところを確認させていただいて──ただ、一つ一つ運動している方の効果というものは、やはりその個々人においては医療費の削減に結びついているといったような研究等をしていただいて、今後このスポーツ事業をどういうふうに健康の分野としっかり結びつけて取り組んでいくのかといったところの大枠のところを研究していただいたといったところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。詳細に御説明いただいたので、その後の全部、特徴的なというか、結構具体的に書いていただいて、ぽちがあるなというのが分かりました。ありがとうございます。
 1つ、今足りないところをというところで、ターゲット別の事業展開のところにつながっていくのかなと思ったんですけれども、ここで、ちょっと抜けているんじゃないかなと思ったのが、中高生とか、あと大学生とかのアプローチも必要なんじゃないかなというのもあったんですけど、その調査書にはなかったというところなんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この報告書の2ページの一番最初の黒ぽちのところに、乳幼児・青少年に向けたスポーツ推進事業の普及によりというところで、そこの部分も大くくりでは含まれているというふうには考えているんですけれども、個別に小・中学生や高校生、大学生といったところまで、ちょっと細かくは分析はしていないというようなところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。アプリとかも活用してというところなので、若い世代全体的にアピールしていったりとか、利用していただいたりというので、先ほど普及モデルのところの御説明がありましたけども、結構市民権を得るまでって変ですけれども、そういうふうな雰囲気とか、機運上昇には結構な人数が必要となるというところでいうと、若い方に向けてのアピールがかなりいいんじゃないかなというふうに思いますので、その辺も含めて検討していただきたいなと思います。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。スポーツを通した健康都市づくりの基本的な考え方について、何点か質問します。運動による健康増進、長寿につながるという基本的な考え方は、全くそのとおりだと思うんですけれども、このことによる医療費の削減効果を踏まえた健康ポイント導入の検討というところが、私、どうしても引っかかってしまうんですけれども。
 医療費削減という、そのお金というところが主題となっているような感じがしてしまう。そういうことじゃないんでしょうけれども、何となくお金なのという印象があります。これを読むと、ぱっと1回読んだだけでは、この健康ポイントというものが、個人の医療費を削減することに期待ができることにつながるっていう、何かちょっと分かりにくくて、この健康ポイントというのが一体何なのか。それが地域通貨として医療費に使えるのか、100円引きますとかになるような、何か印象を持ってしまったんですけれども、そういうことではないんですよねという確認と、この地域通貨を使ったポイント、タッタカくんなんかを使ったポイントを、どうやって具体的に行っていくかというイメージが湧かないんですけれども、その辺をちょっとお伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  おっしゃるとおり、こちら、目指す姿に書かせていただいたとおり、市民の方の健康寿命を延ばすというところが、もちろん、この事業の目指す姿ということになっています。医療費の部分なんですけれども、こちらは、やはりどういった健康増進事業、スポーツ推進事業をした結果──今現在、医療費というところは、社会的に一定の注目を集めているところでございますので、事業を展開するに当たって、どういう関係性があるのかということは、1回しっかりと踏まえた上で実施をする必要があるというような課題意識から、そこの部分の検討したというようなことでございまして、必ずしもといいますか、この医療費削減自体が目的ではなくて、当然、市民の健康といったところが目的というふうなことで、この事業については実施をしてまいりたいというふうに考えております。
 そして、例えばタッタカくんのポイントがどういうふうな形で健康ポイントにつながっていくのか、そこが健康ポイントから、さらに地域通貨といったところに、どういうふうな形で変換していくのかといったところは、非常に大きな課題かなというふうに思っています。なので、ここのところはこの運動の効果と健康の関係性から、どの程度運動すると、総じてその方が健康維持なりにつながるのかといったところを、詳細にポイントの換算というところは詰めた上で、そこが実現可能なのかというところをしっかりと検討した上での将来課題かなというふうには思っておりますので、そういったところを検討した上で詰めてまいりたいというふうに考えております。
 また、その際には、関連の市議会のほうにも御報告といった段もあるのかなというふうには、想定しているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  やっぱり大事なのは、市民がどうやってスポーツを生かして健康になっていくかというところなんじゃないかなと思うので、どうしてもこの医療費削減効果を踏まえたというこの考え方が、お金なのかという気がしてしまって、それでなくても高齢者の方は今年の10月から医療費は窓口負担が2倍になるわけで、私はちょっと、この医療費削減効果を踏まえたというところにどうしても引っかかってしまいます。
 例えば、若い方はアプリをどんどん使えると思うんですけれども、高齢者の方たちはせいぜい万歩計とかを使うのが精いっぱいみたいな方も多い中で、高齢者の方がこのアプリを使って何かできるとは、ちょっとすぐにはつながらないとも思えるんですけれども。でも、認知症予防のことも書いてあるので、その辺はアプリを、具体的にはこれを使って何かをどんどんやっていこうというような方針なのかどうかというところを、もう一度お願いします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今御指摘いただいた点については、きちんと課題として認識しなければならないというふうには思っております。現在、実施、運用している中では、今のところですけれども、特に御高齢の方が御参加いただきにくいというようなお声はなく、参加者の中で御高齢の方も多く御参加いただいているなというふうには受け止めております。
 ただ、御高齢の中には、本当は参加したいんだけれども、ちょっとこのスマートフォンを使ったというところではというふうにお思いになっている方は、なかなか私どものほうに声が届いていないというようなことも考えられますので、そういったところは丁寧に御説明なり、御参加いただけるような機会というものを工夫していく必要があるというふうに考えているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  あくまでも市民の皆さんの命、健康づくりのことが最優先になるようなことを目指していただきたいというふうに思います。
 あと、井口グラウンドなんですけれども、このグラウンドの再開についてのスケジュールはどのようになっているでしょうか。4月からは全面開放とありますが、31日までは一部の使用を再開というふうにありますけれども、どのようになっているでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  資料3の井口特設グラウンドの土壌対策についての上の右側に、井口グラウンドの地図が示されております。ここで、まる1、まる2、まる3というふうに示されておりますけれども、現在、一部利用できないエリアというのが、点線で囲った長方形の2か所のエリアになりまして、ここが今現在は使用できないんですけれども、そのほかのところを使って団体利用をしていただいているというのが、今3月の現状でございます。
 そして、4月からはこのエリアも囲いが取り払われまして、全面的に開放するというようなスケジュールでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。じゃあ、予約などの受付などは、いつから。もうやっていらっしゃるのかも含めて、お願いします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  3月、4月につきましては、特に3月については一部利用できない箇所がございますということで、あらかじめお断りした中で、予約受付を通常どおり、3か月前の抽せんから実施をしているような状況でございますので、4月についても既に3か月前の抽せん予約を終了してというような形で、今、御予約をいただいているという状況でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。最初のスポーツを通した健康都市づくりの基本的な考え方の中で、5番の2で、スポーツを通した健康推進事業への市民参加率の向上ということで、16%の市民参加を目標にしているというふうにここに書いてあるんですけど、現在、三鷹市は何%ぐらいの参加率なんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この市民参加率というところでは、健康都市づくりの事業の目標として、今そういった形で御紹介して、御説明させていただきました。なので、現在のスポーツの参加率というのが、スポーツ実施率に置き換えられるのかどうかというところは難しいところだとは思うんですけれども、三鷹市のスポーツ実施率としては、約56%の方がスポーツ実施率の数字としては、アンケート結果から出てきているところでございます。
 ですので、こちら、健康都市づくり、今御説明させていただきました事業の人数が16%、3万人というところに向けて、どういう形で市民の方に浸透することができるかといったところを、将来課題としてはしっかり認識して取り組んでいきたいというようなことでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  目標ということになっているわけですから、そうすると、市としては、いつ頃までにこの数字に到達させたいというふうに考えていらっしゃるんでしょう。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今具体的に、ここのところで何年度までにということは申し上げていないところでございまして、基本的な考え方の、この現段階では、そこを目指してというところで、このスポーツ推進計画が令和6年度、第2次改定というところを迎えますので、そのときに、そこの実施、達成時期というのが明確にできるのかどうかというところを、この現在の基本的な考え方の下に令和4年度、令和5年度に実施いたしまして、そこは検討していきたいなというふうに考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  その目標値、多分、これ達成するのはかなり時間もかかるし、大変な努力が必要かと思うんです。その裏側の2のランニングのところでも、バーチャル駅伝の目標値として500人というふうに書いてありますけど、前年度の実施が31チームで4人だとすると、124人なんですよね。500人という目標値は大変な数字ではないかと思うんですけど、その辺に関してはどうでしょう。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  ちょうどこの資料のところに、三鷹市民駅伝大会、11月、800人というふうに記載させていただいております。このバーチャル市民駅伝大会を、令和4年度10月というふうに置かせていただいています。この三鷹市民駅伝大会の申込みが通常どおり開催できれば、8月に申込受付を開催しておりますので、その方々が市民駅伝大会の練習として、このバーチャル市民駅伝、アプリ上のものを使っていただいて、本番の市民駅伝大会に臨んでいただくというようなことを工夫することで、より多くの方がこのアプリにも御参加いただけるような工夫ということで、このリアルの市民駅伝大会の参加者数ほどは全員が御参加いただけるとは思いませんけれども、半分以上の方に御参加いただけるのではないかということで、今500人ということで、少しやり方を工夫して、こちら延べ人数になるかもしれませんが、そういうようなことで考えているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  大変だと思いますけど、スポーツは体によくて、やっぱりいろいろストレスの解消にもなるので、頑張っていただきたいと思います。
 それから、次に、スポーツフェスティバルの実施報告書をいただいているんですけど、これ、定員に対して当日の参加者が大分少ないんです。応募者がいないのかといえば、応募者は十分いらっしゃるわけですね。そこの当日来なかった分について、例えば確かにコロナのこともあるんですけども、何かその手だてとしてもう少し。せっかく開催して、もったいないような気がするんですよ、定員がこれだけあって、参加者がいないというのはね。何かいい手だてというのは、次回、考えていらっしゃいますでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今回も、今、2月20日開催でございましたけれども、2月15日までにキャンセルをいただいた分については、新たな参加者について繰上げ当選ということで御通知はさせていただきました。
 ただ、今回、新型コロナウイルス感染症のこのコロナ禍の中で、初めてスポーツフェスティバルを開催するといったことでございましたので、安全を第一にといったことから、もともと定員自体も大分絞った形で、実行委員で御議論いただきましたし、そういったことから、無料のイベントでございますので、どうしてもキャンセルというものは、有料よりも多く出るということは想定しておりましたけれども、定員プラスアルファで当選者を出すということをしなかったといったこともございますので、今回の経験を踏まえて、キャンセル率などをどういうふうに評価して、次回、それなりに安全に行えるかといったところは検討してまいりたいなというふうに考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね、できるだけ定員に近い人数が集まっていただけるように御努力をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 それとあと、井口特設グラウンドの土壌対策なんですけども、鉛が3か所で検出されて客土をしたと書いてあって、この客土をした、入れたほうの土なんですけども、これはどこから持ってきたもので。例えばそこの土地が完全に汚染されていないかどうかということを、やっぱり調べないと、ここに戻すということは大変危険だと思うんです。その戻した土については、土壌汚染対策のどんな項目を検査をして、安全ということでこちらに埋めたのかということを、ちょっと検査項目等あったら、教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  ちょっと詳細までは、すみませんが、私のほうで承知しておりませんけれども、当然、安全な土を入れているということで、私は報告書で見たところでは、稲城市の安全な土壌を、土壌の会社から持ってきているというふうに聞いております。


◯委員(吉沼徳人君)  安全な土という表現が、何かを検査したりしないと、安全であるかということは分からないわけですね。人間、目で見て、例えば重金属が入っているとか、汚染物質が入っているということというのは確認できないので、やっぱりそれはある程度の検査をしたなりの結果がないと、やっぱりこれは安全ですよって言えないと思うんですよ。
 やっぱりそれは客土をしてくれた、運んでくれた業者さんなり、その買った業者さんなりに、どんな項目が検査されて、安全であったかをやっぱり確認する必要があると思うんですけど、いかがでしょう。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  本日、文教委員会にこの内容、スポーツ施設のことについて、私どもから御報告をさせていただいております。当然のことながら、土壌対策につきましては、生活環境部の環境政策課が主体となって、私どもと一緒に対応してもらっておりまして、土壌汚染対策法にのっとった対応という面でいいますと、すみません、私どものほう、そこの専門家ではないので、今質問委員がおっしゃったような検査項目等についての知識を持ち合わせていないところではございますけれども、環境政策課のほうで法にのっとった対応を、東京都さん等の確認も得ながらしているかと思いますので、その辺、基本的にはきちんと、安全な土を確認の上で入れているというふうに、私どもとしては思っているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  子どもたちが遊ぶ場所ですので、やっぱりこちらが非常に気をつけてあげないと、後で何かがあってからでは遅いので、客土した、入れた土というのは非常に大切だと思うんですよ。やっぱり、その辺、後日、確認ができるのであれば、相手に確認していただきたいとは思うんですけども。これからまた、どこでそういうことがあるか分かりませんけども、そんなときには、やっぱり安全であるという──相手は安全だと思っていますよね、安全でないものを入れるわけないんですから。そういうところで、やっぱり何か確認の方法をつくっておいたほうがいいんじゃないかと思うんですけども、その辺はお願いをしておいて、終わりにさせていただきます。


◯委員(谷口敏也君)  幾つか質問させていただきます。まず、スポーツを通した健康都市づくりの基本的な考え方の中で、いろいろ議論がありました。まず、医療費削減という文章なんですけど、一般的には、スポーツをやっている人のほうが生活習慣病になりづらいとか、ここにもあるようにフレイル予防とかっていうのがあると思いますけど、実際、これを読んでいて、私も自分に当てはまるなと思ったのは、2ページの2番目の乳幼児・青少年に向けたスポーツ振興により保護者のスポーツ実施率が向上すると。まさに私もそうなんですけど、やったことのないバレーボールを、子どもがやるっていうので、保護者としてついていって、自分ももうそのままずっとやっているんですけど。
 健康にはいいかもしれないですけど、けがをするんですよね。医療費ということだと、病気にはかからないけど、接骨院とか、外科とかに行くみたいな、整形外科とか。医療費が本当に削減になるかどうかというのは、根拠がないという部長、課長の説明もありましたけど、あまり医療費というよりも、やっぱり生活習慣病の予防とか、そういうほうをPRしたほうがいいんじゃないのかなと思うんですけど、あえて医療費にしたことについて、先ほど答弁があったから、そこはいいです。
 その中で、一定の運動に対して、いわゆる健康ポイント。健康ポイント、どうするのかなと思ったら、先ほどの説明の中で、地域通貨に絡めるということで、使い方はそっちのほうになったのかなと分かりましたけど、一定の運動に対してポイントを付加するというのは、どういったことか。例えば市の事業でイベントに参加したらポイントになるのか、自分でやっている分には全然ポイントにならなくてとか。
 だから、この一定の運動に対してというのを、市としてどう考えているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今現在、具体的に考えていますのは、「タッタカくん!ウオーク&ラン」アプリを使って、このポイントが今アプリ内で付与されるような形になっていますので、そのポイントを健康ポイントと連携、そして地域通貨と連携すること、それがどれだけ適切な運動量かというものをポイントに表せて、そこのポイントから適切な地域通貨の変換率といいますか、そういったところを検討していくというところが、今、具体的に検討していく事項というふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。何かそういった目標があると、結構参加率は上がるじゃないですか、太陽系ウォークとか。確かにそういった形で、運動してもらうっていうのは非常にいい取組だと思いますので、うまく進めていただければなと思います。
 その次の2番の市民参加率のところなんですけど、先ほどの吉沼委員への説明の中でも、スポーツ実施率をそのまま市民参加率に当てはめていいのかどうか分からないというような答弁がありました。スポーツ実施率のほうよりも、むしろ16%の市民の参加率というところで、どう測るかということをちょっとお伺いしたいんですけど。
 例えば3万人の方が年に1回何かやったら、それでそっちに入るのか、それとも習慣的に、例えば月に何回かやったら、そっちの16%に加えられるのかというのは、どういう試算の方程式があるのかどうか、ちょっとお伺いしたいんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今、細かいこの16%の積み上げの試算というのはまだ固めているわけではなくて、こちらについては、日本女子体育大学の研究報告の中で御指摘といいますか、掲載いただいたものでございまして、日頃、私たちが事業を実施するときに、では、対象とする方の何%ぐらいに御参加いただければ、例えばこれは16%というのはちょうど分岐点になる、急激に普及を図れるか、それともちょっと伸び悩んでしまうかというところの分岐点の数字ということで紹介されたんですけども。
 そうすると、この健康都市づくりの参加者が、やはりより多くの市民の方に御参加いただく必要がある事業だろうというふうに考えたときに、この16%を何とか事業で達成していくと。今おっしゃったように、年に1回だけ参加すればいいのか、それとも運動習慣をつけて、一定程度、週に1回なり、月1回なりとかっていったところの方の数値を取らなければ、この事業として成功したというようなことが言えないのかどうかといったところは、現時点でちょっと明確な答えを持っておりませんので、今ここのところで、どういったところを具体的に積み上げていくのかというところは、これからしっかり詰めていきたいなというところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。市の健康診断とかでも、1週間に2回以上、30分以上の汗をかく運動習慣ありますかとかってあるじゃないですか。週1回しか練習はないんだよなと思いながら、週2回ってハードル高いよなと。ただ、そこまでやれば、当然入るでしょうけど、1回ぐらいでも入れていいんじゃないのかなという気もするんですよ。
 だから、この16%に入るための運動習慣がどの程度なのかというのは、しっかり市としても、日女体の先生に聞いて、明確な試算方法──課長が言ったように、健康診断じゃないけど、週に1回、30分ぐらいウオーキングしていますと、それでいいのかどうかというのは、やっぱり、その研究しているプロに計算方法とかを聞いて、しっかりとしたのを示さないと、分からないと思うんですよね。その辺は、今後、多分この日女体の先生と話すんでしょう。その辺はどうお考えなのか、お伺いします。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  今回お示ししていますのは、基本的な考え方というタイトルで、先ほど課長も申し上げましたとおり、今まで私ども、いろんな事業を市民の皆さんの運動のきっかけづくり、いろんなきっかけを持てるようにというので数多くの事業をやってきましたけれども、やはりターゲッティングと、それから、それが実際にどういうふうに市民の皆さんの健康増進に役に立っていくのかということを、やっぱり少し論理的にまとめたものが欲しいなということで、先ほど来から出ている、キーワードとして、やはり健康寿命の延伸と、それから、そのための運動習慣の定着というところがやっぱりキーワードなんだろうということを、今後この基本的な考え方で割と明確になってきたということです。
 そして、ターゲッティングをして、運動習慣を定着していただく。その際に、この16%というのが、アンケートを取って、運動していますか、どうですかという結果で、例えば56%の方が、今三鷹市民の方では何がしかの運動はなさっているというのは、アンケートの結果として分かっていて、その数字を65%に上げていくというのが1つの目標ではありますけれども。
 一方で、今、ここの基本的な考え方で申し上げているような、運動習慣が定着したほうが、御高齢の方ではよりフレイル予防になる、認知症予防になる、健康寿命の延伸になるというようなことの知識を持った上で、運動習慣が定着しているということを16%以上の方が知っていれば、三鷹市の中ですごくスポーツの実施が活性化していくと。
 私ども、いろんなイベントをやりますけれども、スポーツに限らずですけど、知っている人は知っているけど、かなりの市民の方はそれをやっていたことをなかなか知らなかったねとか、どういうふうにいいのかということがちゃんと伝わっていないねとかっていうことに、いつもすごく、いろんなことを実施する中で悩んできていますので、3万人、16%以上の方にリーチすれば、その後は、割と市民の方がさらに市民の方に伝えていくというような運動が起こって、波及効果が大きくなるんだというモデルを今回示していただいて、1つの目標となっていくと思います。
 なので、今質問委員がおっしゃったとおり、この目標を実現するためのステップといいますか、まず、こういうことを市民の皆さんに言っていただいたらいいんじゃないかとか、あと、何か取り組みやすい例でモデルが幾つか提示されて、これをチャレンジしてみてくださいというふうに示していくとか、そういうような実施に向けたステップづくりですとか、具体的な目標づくりみたいなものが今後求められてくるのかなというふうに思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。せっかく総合スポーツセンターもできていますし、かなり利用している人も増えてきているんじゃないかと思いますので、市民全体に広まるような広報の仕方も考えていただければなと思います。
 続いて、スポーツフェスティバルのほうなんですけど、ちょうど私も聞きたかったことを吉沼委員が質問していただいたので、これは意見になるんですが、やっぱり、せっかくあんな有名な安藤美姫選手とか呼んでいるのに。ひろみちお兄さんの体操のときには我々もいましたから、ちょっと空いているなと思ったんですけど、こんな3分の1ぐらい欠席だったとは思わなくて、かなり埋まっていたと思ったんですけど、実際この数字を見ると、3分の1の人が当日キャンセルということで、非常にもったいないと思います。
 課長のほうからも、今回は定員ぎりぎりにしか案内していなかったということなので、その定員だって、安全だろうと言われている、あれだけの間隔を取ったやつだったわけじゃないですか。当日のキャンセルを含めると、やっぱり1割ぐらい増やしておいたほうがよかったんじゃないかなと思いますので、今後に生かすということだったんで、これは質問じゃないですけど、今後に生かしてもらいたいなと思います。
 最後に、グラウンドなんですけど、持ってきた土については、先ほど吉沼委員が質問しましたけど、除去した土の処理というのは、やっぱり法律に基づいてどこかへ持っていくんでしょうけど、それは大丈夫ですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  そうです。基準どおりに処理されているというふうに考えておりまして、私が聞いておりますのは、愛知県の処理業者のほうに最終的には持っていって処理をしてございます。


◯委員長(渥美典尚君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時33分 休憩


                  午前11時34分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  よろしくお願いいたします。本日、教育委員会から御報告をさせていただきます事項は、日程に記載の1点、令和4年度教育委員会基本方針についてです。この基本方針は、三鷹市教育ビジョン2022(第2次改定)及び三鷹市生涯学習プラン2022(第2次改定)、さらには、昨年11月に三鷹のこれからの教育を考える研究会の提言を踏まえてまとめました、当面の教育施策の推進に関する基本的な考え方などに基づきまして、教育委員会が実施する令和4年度の基本的な取組やその方向性をまとめたものでございます。
 令和4年度予算案との関連もございますが、こちらにつきましては、予算成立後に基本方針に基づく事業計画としてまとめ、例年、各部の運営方針と目標に併せて本委員会に御報告をさせていただくこととしています。
 それでは、順次御説明をしてまいりますが、お配りしております資料1−2の参考資料には、修正箇所やその説明を示しておりますので、本日はこの参考資料に基づき、修正内容について御説明いたしますので、資料のほうを御覧ください。
 初めに1ページです。冒頭の前書き部分となります。2段落目におきまして、当面の教育施策の推進に関する基本的な考え方で示しましたように、これからの変化の激しい予測困難な時代を生きていくために、個人と社会のウエルビーイング、すなわち自らの幸せな人生とよりよい社会の創造に向かって、主体的にその人間力と社会力を発揮する子どもを育成することに重きを置くこととしまして、記述を改めています。
 また、後段の4段落目では、冒頭申し上げましたように、三鷹のこれからの教育を考える研究会の最終報告を受けて、教育委員会として取りまとめました当面の教育施策の推進に関する基本的な考え方を踏まえることについて、新たに記述をいたしました。
 次に、2ページをお開きください。個別の目標に入る前の基本方針の冒頭部分でございますが、今、1ページのところで御説明をしました考え方に基づきまして、最初の段落の記述を改めています。また、2ページの下段から3ページにかけては、全体的に記述を整理いたしました。具体的には、学校教育に関する部分につきまして、当面の教育施策の推進に関する基本的な考え方を踏まえ、1、個人と社会の幸せ(ウエルビーイング)の実現、2、一人一人を大切にする教育の実現、3、地域の共有地「コモンズ」としての学校、学校三部制の推進の3点を重点的に取り組む項目として掲げ、それぞれの取組内容について基本的な考え方の記載内容に沿って記述をいたしました。
 次に、4ページを御覧ください。ここからが各目標に沿った内容となります。まず、目標1の1、コミュニティ・スクールの機能の充実です。この項目につきましては、記載内容が全体的に古くなっていたことから、表現を改めた記述の整理を行っています。また、児童・生徒の意見の尊重、学園間の交流、連携と情報共有について追記するとともに、学校関係者評価の改善に向けた検討を行うことを記載いたしました。
 次に、2の地域人材の育成と協働の推進です。これまで、目標1の1の箇所に記述をしていました、地域ぐるみで学校を支援し、子どもたちを育む活動の推進については、こちらの項目へ移行するなどの整理を行いました。また、後段部分には、地域部活動への移行に向けた取組についての記述を追加しています。
 次に、その下の3、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備です。変更箇所は、右側5ページの上段となりますが、この項目につきましても、記述内容が少し古くなっているところがあるため、表現を整理するとともに、スクール・コミュニティ推進員の拡充について追記しています。また、いわゆる地域学校協働本部機能に関する新たな体制の検討等に関する記述を追加いたしました。
 次に、目標2の1、小・中一貫教育の充実と発展です。変更箇所は、次の6ページとなります。(3)としまして、多様な教育方法による個別最適化された教育の推進を新たに追加し、個別最適な学びと協働的な学びに関する取組内容を記載いたしました。
 次に、2の知・徳・体の調和の取れた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実です。1段落目におきまして、教育活動の中で、児童・生徒一人一人の意見を尊重することを明記するとともに、次の7ページ上段部分では、子どもたちが1人1台タブレット端末をはじめとしたデジタル技術のよりよい使い手となるために、新たにデジタルシチズンシップ教育に取り組むことを記述しています。また、この項目の最終段落では、東京2020大会の終了に伴う記載内容の修正を行いました。
 続きまして、8ページの5、教育支援の充実です。小学校の校内通級教室について、現在5校に設置している巡回指導の拠点校を、全ての学園に1校ずつ設置することとしまして、よりきめ細かな支援体制を整備することを記載しています。
 次に、9ページの目標3の2、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人材育成です。このページの一番下から次の10ページにかけて、三鷹ネットワーク大学と協働で実施しています教師力養成講座の内容を変更することを記述するとともに、最後の段落では、基本的な考え方を踏まえまして、学校の働き方改革と併せて、教職員のウエルビーイングの実現に向けて取り組んでいくことを記述いたしました。
 その下の3、三鷹教育・子育て研究所の活用です。令和2年度から3年度にかけて研究を進めました、三鷹のこれからの教育を考える研究会の最終報告の提言を踏まえながら、次期教育ビジョンの策定に向けて、各学園・学校における議論を進めていくことを記載いたしました。
 右側11ページ、目標4の1、子どもの安全・安心の確保です。2段落目に、学校給食費の公会計化について、導入に向けた準備を進めるとともに、各校の私費会計である教材費等の学校徴収金との一括徴収についても検討し、体制整備に取り組むことを新たに記載いたしました。
 また、学校給食につきましては、令和5年度をもって全校の委託化が完了することや市内産野菜の活用に向けて食育活動を推進することについても記載をしています。このほか、このページの一番下、5段落目には、新型コロナウイルス感染症への対応としまして、PCR検査の支援や保健用備品の導入についても追記し、引き続き感染症対策に取り組んでいくことを記述しています。
 12ページをお開きください。2の防災都市づくりに向けた安全で快適な学校環境の整備です。学校トイレの洋式化につきまして、事業促進の観点から、工事種別を工夫して、さらなる早期完了を目指すことを明記いたしました。また、浸水予想区域内に位置する羽沢小学校について、国立天文台周辺のまちづくりにおいて、令和3年度中に策定予定の土地利用基本方針を踏まえ、移転に向けた検討を進めることを新たに記載いたしました。
 次に、同じページの4、デジタル技術を活用した魅力ある教育環境の整備と利活用です。右側、13ページの上段部分に、1人1台タブレット端末をより効果的に活用するための環境整備といたしまして、短焦点プロジェクターを全校に導入するとともに、児童・生徒数の増加と35人学級編制に伴う教員数の増加に伴うタブレット端末の増設配備や対面とオンラインのハイブリッド型授業を充実させるための環境整備を全ての普通教室で進めることを新たに記載いたしました。
 このほか、新入生への端末配付や教員研修を業務委託で実施することや、令和5年度で契約期間が満了します教育ネットワークシステムの更新に取り組むことなどを追記しています。
 同じページの6、校外学習施設三鷹市川上郷自然の村の効率的な運営の推進です。令和4年度から新たな指定期間が始まることを明記するとともに、昨年10月に施設がまとめました新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインに基づきまして、感染症対策を徹底し、安全・安心な施設運営を推進することを記述しています。また、コロナ禍における施設運営への財政面での支援についても記載をしています。
 続きまして、14ページ、目標5の1、地域社会の拠点としての学校づくりの推進です。1段落目で、スクール・コミュニティの創造に向けた取組の記述内容を整理するとともに、2段落目では、基本的な考え方を踏まえ、地域の共有地「コモンズ」としての学校への移行や学校三部制構想の具体化に向けた検討や取組を市長部局と連携しながら進めていくことを新たに記述しています。
 同じページの2、学校を拠点とした子どもの安全安心な居場所づくりの推進です。基本的な考え方を踏まえ、学校三部制の第2部の考え方である、多様で豊かな「新しい放課後」の創造について明記するとともに、中学校における第2部の取組として今後の部活動の在り方についても検討し、地域人材との連携や学校以外の主体が実施する部活動である地域部活動への移行等を検討し、放課後の中学生の居場所づくりの拡充にも取り組んでいくことを記述いたしました。
 最後に、1ページ飛びまして、16ページです。目標7の図書館に関する部分となります。ここでは主に新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、図書館サービスの提供を継続することを記載しておりますけれども、右側17ページになりますが、3、図書館サービス向上のための取組の中の(3)、デジタル技術を活用した快適なサービスの提供におきまして、昨年3月から提供を開始した電子書籍サービスの拡充を進めることを追記しています。
 令和4年度の教育委員会基本方針についての説明は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。まず、令和4年度の基本方針ということで、令和4年度の施政方針、予算概要との関連性についての質問、確認をします。こちらに載っている事業概要が細かに反映されているというような印象を受けたんですけれども、あとは、現状と併せての修正というところだと思うんですけども、まず、その点についてはどのように整理されていますでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  先ほどもちょっと冒頭で御説明したんですが、この基本方針につきましては、その年度に教育委員会が実施する事業等の方向性をまとめたものとなります。したがいまして、施政方針、あるいは予算の概要という観点でいうと、先ほどもちょっと御説明しましたけど、具体的な事業については、この後、事業計画というのを教育委員会の中で、この基本方針と関連して定めますので、その中に盛り込むわけですけれども、方向性としては、令和4年度の教育委員会の取組の方向性を示したという点では、当然のことながら、予算案との関連でいえば合致をしていると、そういうものでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。ありがとうございます。各部の運営方針というのもありますし、そういうところで具体的なものはというところだと理解いたしました。
 1点、この中に盛り込まれていなくて、予算のほうに入っているような、ちょっと画期的と私は思う事業があるんですけれども、教員の授業力向上への支援と共同研究の実施というところがあると思うんですけれども、やはりこれ、結構画期的な事業だと思うので、民間の教育機関との共同研究についての方向性というのはここにはないんですけど、その点についてはいかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  個々の具体的な事業については、先ほど申し上げた事業計画のほうには盛り込まれる予定なんです。実は、この基本方針というのは、今日私も御説明する中で、個別の事業のことにかなり触れている部分があるんですけど、本来的には方針なので、もう少しざっくりしたようなイメージのものが本当は方針なのかなと思うんですが、個々の取組を説明する中で、どうしても個別の事業に触れてくるという部分がございますので、表現としてはそうなっているということで、この後まとめます事業計画の中には、今御指摘のありました共同研究についても位置づけをして、お示しをしたいと考えております。


◯委員長(渥美典尚君)  ちょっといいですか。予算に関わるところは、ちょっと避けて。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。具体的な事業はそちらのほうですみ分けということで、理解いたしました。
 この中で、すみません、別の事業の話なんですけれども、確認したいことがございます。学校給食のことなんですけれども、今回、全校で委託化の完了ということで、方向性として今回ここで示されているのは、今後は委託事業者の更新時に学園単位を基本とした選定というところを、これは初めて聞いたかなというふうに認識しているんですが、この点についてはどのようなことなんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  全校の委託化が見えてきたという中で、今後どうやってその事業者の更新というのを考えていくかというのが、今後の課題になるというふうに考えています。これまで順次導入してくる中で見えてきたものとしては、やはり欠員の対応等が、近い学校、学園の中でもしユニットとして組んでいった場合には、割と人のやりくりがすごくやりやすくなるといったメリットもございます。
 また、昨年度の臨時休校期間中にお昼御飯を提供するというような事業もいたしましたけれども、小・中の同じ学園の中で、同じ事業者さんであれば、例えば中学校の場合、提供食数がすごく少ないというような学校もございましたので、同じ受託事業者さんであれば、同じ学園の中の小学校で中学校の分も対応するというような、そういった柔軟な対応ができたといったところも確認をいたしました。
 そういった中で、学園ごとで更新をかけていくということには一定のスケールメリットがあるというふうに認識をしてございますので、その方向で取り組んでいきたいと考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  何点か質問させていただきます。まず6ページの、多様な教育方法による個別最適化された教育の推進というところで、孤独な学びに陥ることなく、地域資源を活用したりというふうにありますが、この地域資源を活用するというのは、具体的には何を指しているのでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  地域資源も様々ございますけれども、三鷹の場合は、学校は単体で行うということではなくて、例えば国立天文台もそうですし、ジブリ美術館だとか、あるいは生涯学習関係で、水車経営農家等も含めて様々ございます。そういったものも含めて、どう使っていくのか、どう活用ができるのかといったことについて、これは学校単体ではなくて、スクール・コミュニティ推進員の皆さんの力もいただきながら、コーディネートして進めていきたいと考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。
 あと、7ページのオリパラ教育について、大会後のレガシーとしていきますとあるんですけれども、東京オリンピックは子どもたちは観戦もできなかったんですけれども、オリパラ教育について、大会後のレガシー、具体的にはどういうふうに教育に生かしていくという考えでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  オリパラ教育のレガシーとは、オリパラの大会そのものもあるとは思うんですが、それだけではなく、様々な取組をこれまでしてきました。国際理解ですとか、日本の伝統文化ですとか、ボランティアですとか、そういった各学校が取り組んできたものを1つのレガシーとして今後も取り組んでいくと、そういうことでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。
 続いて、8ページなんですけれども、教育支援の充実のところで、一般質問でも、私、お伺いしたんですけれども、通級教室の春、新年度からの教員数の削減の変更など、いろいろ変更点などは保護者には既に学校のほうから周知などはされているのでしょうか。


◯教育支援担当課長(香川稚子さん)  教員数が10対1から12対1になるというところの話は、校長会のほうで御説明申し上げているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  それで、春から新しく学級が始まると思うんですけれども、保護者に対しては何らかの説明とかはされているんでしょうか。


◯教育支援担当課長(香川稚子さん)  今ちょうど通級の拠点校で、保護者に対する面談を行っているところで、そこで丁寧に説明していくと、校長からは聞いております。


◯委員(紫野あすかさん)  何か不安の声とか、意見などは聞かれているでしょうか。


◯教育支援担当課長(香川稚子さん)  その点についても想定しておりますので、学校長のほうには、新しく拠点校が移る児童さんもいらっしゃいますので、その点についてはしっかりと引継ぎをやっていきますので、安心してくださいというようにお伝えしてくださいとお話ししております。


◯委員(紫野あすかさん)  三鷹市以外の学校の場合では、この保護者への周知が徹底していなかったり、説明が何かちょっと違ったりとかして、結構保護者の方たちが混乱されたり、すごく憤っていらっしゃるという話も聞いていますので、周知徹底とか、保護者の方たちの不安の声などは丁寧に聞いていただきたいというふうに要望します。
 あと、最後に、13ページなんですけれども、35人学級に伴うタブレットの整備などもされるんですが、タブレットの整備以外に、例えば新しい準備や環境面で新学期から変わることや、変更されるとかいうようなことはあるんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長・デジタル活用担当課長(田島康義君)  少し予算絡みになりますけども、基本的にはハイブリッド型授業のできるような整備をしたいというふうに考えているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  タブレット以外のことのほうも、様々、教室が足りないとか、そういうことがないのかなって、ちょっと思ったんですが。


◯施設・教育センター担当課長・デジタル活用担当課長(田島康義君)  その辺につきましては、三鷹市では子どもたちが増えている状況ではございます──学校によっては、減っている学校もあるんですけども、全般的にそういう状況ですので、増教室というんですか、学校設備自体は、例年のことなんですけども、この時期において、しっかりと子どもの数を確認しながら教室の確保をしていきたいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  すみません、じゃあ、1点だけ手短にさせていただきます。6ページの(3)の多様な教育方法による個別最適化されたというところ、これまでも個別最適化された教育の推進ということで、期待もしているところなんですけど、一方で、企業の採用試験とかで、コミュニケーション能力とか、協調性というのも求められているじゃないですか。探究という授業も──授業じゃなくて、科目でしたっけ、評価でしたっけ、何か入ってくる中で、いろんなことを調べてグループ的にやって、1つの結論を導くとか、1つの考え方を導くという教育も必要じゃないかと思うんですけど、それについては、もしかしたらこの3ページの、2の(1)の個別最適な学びと協働的な学びの推進に入るのかなと思うんですけど、この辺、私の考え方でいいのかどうか。あるいは、グループ、協調性とか、そういうことについてどう教育していくのか、お伺いしたいんですけど。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  6ページのほうにも、(3)の一番最後のところに、協働的な学びの充実という言葉が出てきているんですけれども、主体的、対話的で深い学びを進めていく上では、もちろん個別最適な学びも大事ですし、あわせて、先ほど委員御指摘の様々なコミュニケーションの中から、多様な考えを聞いて自分の考えをまた変えていくみたいなことも含めて、この協働的な学びというものの充実が求められています。
 そういう意味では、個別最適な学びだけではなくて、協働的な学びとのベストミックスがどこなのかといったことを、学校の授業の中でも進めていくという考え方でいるところです。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。ありがとうございました。
 休憩いたします。
                  午後0時01分 休憩


                  午後0時02分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日である3月28日とし、その間必要があれば、正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後0時03分 散会