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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年文教委員会) > 2022/11/10 令和4年文教委員会本文
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2022/11/10 令和4年文教委員会本文

                  午前9時27分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  ただいまから文教委員会を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                  午前9時27分 休憩


                  午前9時28分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 本日、教育委員会から行政報告をさせていただきますのは、お手元の日程にありますとおり2件です。1件目は、令和4年度学力・学習状況調査等の結果について、2件目が、令和3年度三鷹市立小・中学校児童・生徒の問題行動・不登校等の実態について、以上2件となります。
 詳細につきましては、指導課長より御説明をさせていただきます。


◯指導課長(長谷川智也君)  それでは、まず資料1−1、令和4年4月に実施しました令和4年度全国学力・学習状況調査の結果について御報告をいたします。こちらの調査は、全国で小学校6年生と中学校3年生を対象に悉皆で実施している学力調査でございます。実施教科は、小・中学校ともに国語、算数・数学、理科の3教科でございます。なお、理科につきましては、3年に1回実施されているものでございます。
 まず、小学校の結果についてでございます。1ページ目を御覧ください。小学校の国語、算数では、全ての領域等におきまして、全国、東京都の平均を上回りました。また、3ページ目には、理科の結果を載せておりますが、理科につきましても、同様に全国、東京都の平均を上回っております。この傾向は、前回、前々回調査も同様でございます。出題される問題は年度によって異なりますので、単純な経年比較はできませんが、4ページ目に過去3回分の結果の推移を示しておりますので、御覧ください。
 平成31年度、令和3年度、令和4年度の平均正答率の推移を全国、東京都と比較して示しております。なお、令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、実施をしておりません。
 次に、中学校の結果についてでございます。2ページ目を御覧ください。中学校におきましても、小学校と同様に、全ての領域等において全国、東京都の平均を上回りました。また、3ページ目の理科につきましても、同様の結果となっております。この傾向は、前回、前々回とも同様でございます。
 5ページ目の資料につきましては、小学校と同様に過去3回分の結果の推移を示しておりますので、御覧ください。
 続きまして、6ページを御覧ください。こちらは、小・中学校の質問紙調査の結果についてでございます。質問紙調査の目的は、規範意識や自己有用感、地域や社会に関わる活動の状況等について児童・生徒が回答し、学習意欲や学習環境、生活の諸側面等に関する実態を把握するための調査でございます。左側のチャートは、調査の領域別の集計値を全国基準、東京都基準で相対的に表したものでございます。
 上の2つの円グラフが小学校、下の2つの円グラフは中学校の結果でございます。ともに左の円グラフは全国基準、右の円グラフは東京都基準で示したものとなっております。全体的に三鷹市は、全国、東京都の基準値と同等、もしくは上回っております。
 生活習慣、学習習慣につきましては、小・中学校ともに全国、都の基準値よりも高くなっております。チャートの項目に対応した質問が右側のグラフになります。右側の上段の帯グラフを御覧ください。生活習慣、学習習慣の項目に該当する一部がこちらの質問項目となっております。平成31年度、令和3年度、令和4年度の三鷹市のデータと、令和4年度、東京都、全国のデータとの比較を示しております。なお、その他、無回答は除いております。
 反対に、規範意識の数値が、小・中学校ともに全国の基準値よりも若干低い傾向となっております。そこで、右側の下段の帯グラフを御覧ください。規範意識の項目に該当する一部がこちらの質問項目となっております。平均値としては、肯定的な回答の割合が全国と同じ、または若干低い結果となりました。今後も引き続き、特別の教科道徳を柱とした道徳教育や特別活動等の確実な実践と指導力の向上、人権教育のさらなる推進を図り、規範意識の向上について重点的に取り組んでいく必要があると考えております。
 次に、調査結果に見る三鷹市の課題でございます。改めて1ページ目を御覧ください。1ページ目から3ページ目にかかりまして、黒三角のマークの部分にそれぞれの教科の最も正答率の低かった問題を載せております。
 2ページ目の中学校についても同様に載せておりますが、それぞれ共通するところといたしまして、目的や意図に合わせて自分の考えを書いたり、根拠を明確にしながら説明したり、記述したりする設問に課題がございました。小・中学校ともに、学習用タブレット端末を授業で有効に活用しながらも、活動の内容や狙いに応じて、ノートやプリント等に自分の考えを記述するような各活動も計画的に取り入れることが必要と考えられます。なお、それぞれの問題の内容につきましては、別添資料をつけましたので、参考に御覧ください。
 また、先ほどの4ページ目と5ページ目には、教科の領域別や問題形式別に見た正答率の特徴や無回答率の最も高い問題についてまとめております。こちらは、小学校、中学校ともに記述式の問題における無回答率が高いことから、与えられた情報や既有の知識について、問題の条件に合わせて自分でまとめることに課題があると考えられます。課題に対して、自ら考え表現する力を高めることが大切であり、そのような学習活動を意図的、計画的に取り入れることが必要であると考えております。
 また、小学校では短答式の問題における無回答率が高いことから、基礎、基本の定着に課題がございます。学習用タブレット端末にあるeライブラリ等のアプリを効果的に活用することで、確実な定着を図ることができます。GIGAスクール研究開発委員会やマイスター連絡会などで各校の推進を引き続き図ってまいります。今後も、各学校単位の課題分析を踏まえた授業改善の取組が推進されるように指導をしてまいります。
 続きまして、資料1−2を御覧ください。令和4年4月27日に実施をいたしました、令和4年度三鷹市学力テストの結果について御報告をいたします。このテストは、学力の伸びの経年変化などを継続して把握することのできるテストでございまして、令和2年度から実施をしております。今年度が3回目の実施となります。小学校4学年から6学年、中学校1学年から3学年を対象に悉皆で実施しているテストでございます。実施教科は、国語、算数・数学の2教科と、中学校第2学年、第3学年のみ英語を加えました3教科となっております。
 まず、学力レベルの経年変化についてでございます。1ページ目を御覧ください。教科ごとに令和2年度から令和4年度の3年間の学力レベルをまとめた資料でございます。赤字で示したレベルが今年度の結果でございます。学力レベルは全部で36段階で設定されておりまして、各学年に適用したレベルの範囲が決まっております。右下に記載されている表が各学年の学力レベルになっておりまして、例えば小学校4年生では、1から21、小学校5年生では4から24というように設定されております。
 結果としては、中学校第1学年を除く全ての学年、教科で、学年が上がるごとに着実に学力の伸びが見られました。例えば、現小6では、一番左の小4のときレベルが18であったのが、横に進みまして、小5では20、小6では23と、着実に学力が伸びております。特に英語の学力レベルが高く、学力の伸びも、国語、算数・数学と比べて高い傾向にございます。中2から中3では、プラス4ポイントの伸びが見られます。しかしながら、現中1を御覧いただきますと、国語、数学ともにレベルが変わっておらず、小6から中1段階では学力の伸びがあまり見られませんでした。これは昨年度も同様の結果が見られております。
 次に、学力が伸びた児童・生徒の割合でございます。2ページ目を御覧ください。こちらは、昨年度と比べて学力の伸びが見られた児童・生徒数の割合を教科、学年ごとにまとめたものでございます。緑色の棒グラフが今年度の結果、青色の折れ線グラフが昨年度の結果でございます。国語につきましては、約5割から8割弱の児童・生徒の学力が伸びております。令和3年度と比べて小学校第6学年及び中学校第1学年、第2学年で学力の伸びた児童・生徒の割合が多くなっております。算数・数学につきましては、約6割から7割の児童・生徒の学力が伸びております。令和3年度と比べて、中学校第2学年で学力の伸びた生徒の割合が多くなっております。
 英語につきましては、昨年度と比べて学力が伸びた生徒は多く、8割以上の生徒の学力が伸びております。教科に関するテストについてどの教科も一定の割合で継続的に学力の伸びが見られますが、特に英語の学力レベルが高く、学力の伸びも国語、算数・数学と比べて高かったことから、これまでの少人数指導や乗り入れ授業、全校ALT配置等が効果的に活用されていると考えられます。
 また、小学校6年生から中1段階では、学力の伸びがあまり見られないことが分かりました。これにつきましては、市内中学校以外に進学をする生徒も一定数いるため、同集団として単純に比較はできませんが、学習内容がより発展的になる小学校第6学年において、児童のつまずきをより丁寧に見取る必要があることも考えられます。クラウド型学習支援アプリ、eライブラリや学習動画等を活用し、一人一人の課題に応じた個別最適な学びを引き続き推進してまいります。
 続きまして、3ページを御覧ください。こちらは、質問紙調査からの分析についてでございます。まず、自己肯定感に関することを3ページ目にまとめました。左側の設問は、自分にはよいところがあると思いますか、先生たちは、自分のよいところを認めてくれましたかという設問でございます。右側は、学校の友達は自分のよいところを認めてくれましたか、先生たちは、自分のよいところを認めてくれましたかという、クロス集計の結果でございます。
 教師が認めてくれたという実感を持つ児童・生徒ほど、自分自身についてよいところがあると思う、どちらかといえばあると思うと、肯定的に回答する傾向にございました。また、教師が認めてくれたという実感を持つ児童・生徒は、友達もよいところを認めてくれた、どちらかといえば認めてくれたと、肯定的に回答する傾向にあることも分かりました。
 次に、4ページ目を御覧ください。こちらは、三鷹「学び」のスタンダードに関することをまとめたものでございます。左側の設問は、誰に対しても進んで挨拶をすることができていますか、先生の話や友達の発表をしっかりと聞き、自分の考えを伝えることができていますかという設問。右側は、誰に対しても進んで挨拶をすることができていますか、難しいことでも失敗を恐れないで挑戦していますかという設問のクロス集計の結果でございます。
 誰に対しても進んで挨拶をすることができているという実感を持つ児童・生徒ほど、先生の話や友達の発表をしっかり聞き、自分の考えを伝えることができる、どちらかといえばできると、肯定的に回答する傾向にございました。また、誰に対しても進んで挨拶することができているという実感を持つ児童・生徒は、難しいことでも失敗を恐れないで挑戦をしている、どちらかといえばしていると、肯定的に回答する傾向にあることも分かりました。
 質問紙調査につきましては、学校の先生によいところを認められたと感じている児童・生徒ほど、自尊感情が高い傾向にあり、他者に認められたと感じることで、望ましい友達関係を築くことができることが分かりました。そのため、一人一人の児童・生徒に自信を持たせる言葉かけを意図的、計画的に行う必要があります。
 また、挨拶を積極的にできる児童・生徒ほど、他者の話を聞いたり、自分の考えを発表したりすることや、難しいことにも挑戦しようとすることができる傾向にございました。各学園の児童会、生徒会やCS委員会、PTAまたは青少対の方々と連携しながら、三鷹「学び」のスタンダードの定着を図るとともに、今後も効果検証を行いながら、取組の推進または必要に応じて改定を進めてまいります。
 最後に、学力テストの結果の活用についてでございます。5ページ目を御覧ください。下段のところ、1点目に、児童・生徒へのフィードバックでございます。児童・生徒は個人結果票を基に現在の学力の状況や、今後どのような学習をすれば学力が上がるかを把握し、学習改善につなげることができます。図1が個人結果票となっております。
 2点目に、児童・生徒の学力を伸ばした学級や教科等が行っている効果的な取組の共有でございます。学力の伸び、非認知等のデータを基に、顕著な伸びが見られた学級や教科の指導方法を把握し、授業改善推進プランに生かします。今年度は図2に示した分析シートを参考にしながら、各教員が授業改善推進プランの作成を進めました。9月に実施した研究主任会におきましても、各校の取組について情報共有を図っております。今後も、校内研究や学園研究等でもさらに活用が進むよう、指導課訪問等を通して指導を進めてまいります。
 続きまして、令和3年度三鷹市立小・中学校児童・生徒の問題行動・不登校等の実態について御報告いたします。資料2を御覧ください。この調査は、三鷹市教育委員会が実施しております令和3年度問題行動・不登校等状況記録シートに基づく国の調査でございまして、調査対象期間は令和3年4月から令和4年3月までとなっております。
 まず、三鷹市の不登校児童・生徒の状況でございます。資料1ページ、上段を御覧ください。令和2年度から長期欠席者の定義が年度間に連続または断続して30日以上登校しなかった児童・生徒と変更になりまして、欠席だけではなく、出席停止や忌引、コロナウイルス感染回避などのために30日以上登校しなかった児童・生徒も含まれることになりました。そのため、左上の長期欠席者の表には、コロナ感染回避を項目として追加しております。
 また、不登校の定義としては、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくてもできない状況にある者で、小・中学校ともに近年増加傾向にございます。令和3年度の三鷹市立小学校の不登校児童は60人で、令和2年度より21人増加。中学校の不登校生徒は68人で、令和2年度より7人増加をしております。東京都全体の調査結果においても同様に、不登校児童・生徒数は令和2年度比、小学校で約26%増、中学校で約20%増という結果になっております。
 次に、不登校の出現率といたしましては、小学校では、都内公立小学校の出現率が1.33%に比べまして、三鷹市立小学校の出現率が0.64%と少なくなっております。また、中学校では、都内公立中学校の出現率が5.76%に比べまして、三鷹市立中学校の出現率が1.98%となっておりまして、東京都全体の不登校の出現率よりも大幅に少なくなっております。令和3年度の不登校要因の主たるものの特徴といたしましては、全国や東京都の状況と同様で、無気力、不安の増加が挙げられます。これは、コロナ禍による行動制限などで人間関係や生活環境の変化等が影響したためと思われます。
 長期欠席傾向のある児童・生徒は、三鷹市においても増加傾向にあることから、三鷹市独自で取り組んでおります欠席3日ルール、具体的には欠席1日目から電話、連続3日で家庭訪問の周知徹底、そして令和2年度に設置いたしました適応支援教室A−Roomの利用などを進めてまいります。また、児童・生徒一人一人の適切な実態把握を行い、切れ目ない支援を一層充実させるため、令和3年度から各学校で作成しております登校支援シートの活用などを行いながら、不登校児童・生徒一人一人の個別支援に努めてまいります。
 2点目は、暴力行為の状況です。左下を御覧ください。ここでいう暴力行為とは、児童・生徒が故意に有形力──目に見える物理的な力を加える行為をいい、分類としては、対教師暴力、生徒間暴力、対人暴力、器物損壊の4形態に分かれます。なお、家族、同居人に対する暴力行為は除きます。令和3年度は、市内中学校で生徒間暴力は1件ございましたが、既に解決済みとなっております。
 裏面を御覧ください。3点目は、いじめの状況でございます。いじめの定義といたしまして、中ほどに記載しておりますが、同じ学校に在籍している児童・生徒など、一定の人的関係のある他の児童・生徒が行う心理的または物理的な影響を与える行為で、当該行為の対象となった児童・生徒が心身の苦痛を感じているものを指します。なお、いじめにはインターネットを通じて行われるものも含まれております。
 認知件数でございます。左上を御覧ください。令和3年度の三鷹市立小学校のいじめの認知件数は119件で、令和2年度より67件増加、中学校の認知件数は68件で、令和2年度より34件増加をしております。いじめの認知件数につきましては、東京都の認知件数と同様に増加をしておりますが、これはコロナ禍における行動制限の緩和により、交流活動が行われるようになってきたことや、何よりも教職員がいじめを見逃さないように、きめ細やかな発見に努めていることがうかがわれます。
 続いて、いじめの状況でございます。左側、中ほどを御覧ください。いじめの解消とは、いじめの原因や背景となった事象が改善されたことにより、当該いじめ行為がなくなったことについて、複数の教職員による確認と、いじめを受けた児童・生徒と保護者及びいじめを行った児童・生徒、並びに両者と一定の人間関係を持つ周囲の児童・生徒からの聞き取りに基づいて、学校いじめ対策委員会が判断するものでございます。
 令和3年度末、3月31日時点で解消したものにつきましては、小学校は認知件数119件中85件、取組中が34件、中学校は認知件数68件中47件、取組中が21件でございました。なお、ここでいう取組中の件数につきましては、一定の解消が図られているものも、経過観察が必要なものも含まれております。
 続いて、いじめ発見の端緒についてでございます。左下のいじめ発見の端緒につきましては、小学校・中学校ともにアンケートなど、学校の取組で発見した件数が多くなっております。また、小学校では、本人からの訴えが年々増加しておりまして、児童自ら解決に向けて行動している様子がうかがえます。
 いじめの対応につきましては、小学校・中学校ともに、冷やかし、悪口、脅し文句、嫌なことを言われるなどの言葉によるいじめが最も多くなっております。このほか、小学校では「軽くぶつかられる、遊ぶふりをしてたたかれる、蹴られる」件数が年々増加をしております。いじめられた児童・生徒の相談状況といたしましては、小学校・中学校ともに学級担任が最も多くなっております。これは、担任と児童・生徒の信頼関係がとても高い状況にあると考えられます。
 続いて、いじめられた児童・生徒への特別な対応につきましては、スクールカウンセラー等の相談員が継続的にカウンセリングを行った、別室の提供や常時教職員がつくなどして、心身の安全を確保したりした、当該いじめについて、教育委員会と連携して対応したの回答数が多く、いじめに対して教育委員会等、関係諸機関を含めた組織的対応が行われるようになってきたことが見て取れます。今後も、いじめの定義に基づく、教職員による、いじめを見逃さないきめ細やかな認知、また、いじめを認知した際の速やかで確実な組織対応を図るよう、各学校を指導してまいります。
 報告は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  おはようございます。よろしくお願いします。まず、三鷹市の学力テストのところで確認と、ちょっと質問をさせていただきます。こちらなんですけど、先ほど御説明があったように、小6から中1段階では学力の伸びがあまり見られないというところで、いろいろな可能性についても少し触れられていたと思うんですけれども、ここについては、どうやっていこうとか、上げるようにしようとかというところについては具体的にはどういうアプローチをしようというふうに考えていらっしゃるのでしょうか。
 全体的に見させていただくと、上がっているというか、授業改善によってと、先ほど御説明ありましたけれども、ここについてはどのようなアプローチをしていくとか、来年度はもっと上げるように頑張ろうとか、そういうような報告があるのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  この三鷹市学力テストの趣旨は、個々の学力の伸びを把握して、個々に応じた指導、そして教員の授業改善ということが大きな目的でございますので、やはり個別票を基にした具体的な学習方法等の指導と、そして教員の授業改善を引き続き進めたいと考えております。
 先ほども御説明しましたように、集団としては一定数抜けておりますので、結果的にこういうふうになった状況もございますが、大切なのはその後の中1から中2にかけて、そして中2から中3にかけては継続的に伸びておりますので、これはそれぞれ各校の教員による努力の成果、そして一人一人の子どもたちの頑張りの成果だというふうに認識しております。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。引き続きよろしくお願いします。
 1点、質問紙調査からの分析のところで1点ちょっと、来年度以降もされるということだと思うので、お願いがございまして、今回、クロス集計ということでまとめていただいて、ああ、なるほどということで概要のところも理解できるようなグラフを作っていただいているんですけれども、質問項目が何々できていますかというところで、回答で「している」ってなっているところが多分1点あると思うんです。
 具体的には、「学び」のスタンダード(家庭版)に関することの左側のところだと思うんですけれども、こちらについては、もしかしたら回答項目に微修正が必要なのかなというふうに感じておりますので、そこの部分について御確認をお願いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  こちらにつきましては、テストそのものの設問と回答の内容というふうになっておりますので、そのものの文言で記載しております。ただ、出し方として、分かりやすい表現になるように、次年度は工夫したいと思います。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。よろしくお願いいたします。
 続きまして、資料2の問題行動と不登校等の実態についてのところから、少し確認と質問をさせていただきます。今回、臨時休校等がなかった年となりまして、そこで小学校も、中学校も、今回不登校ということで人数が増えているということに対しての見解というか──理由は、確かに不登校要因の主たるものというところで分けられてはいると思うんですけれども、教育委員会としてはどのように考えているのかというところをもう一度確認したいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  令和2年度、学校が臨時休校になったときには段階的な登校等を行いました。それによって、これまで不登校だった子どもたちが、少人数の中、段階的に登校できたことで不登校から解消されたという一定の成果もございました。ただ、通常の学校活動が始まるに当たって、なかなかやっぱり学校に登校することができないということも、交流活動等が元に戻る中で起きているというのが現状でございます。
 いずれにしても、原因についてはそれぞれ個々によって違いますので、その子がどういう要因で不登校になったのかということを様々な観点からアセスメントして、個に応じた支援をするということが何よりも大切だなと思っております。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。確認なんですけれども、長期欠席傾向にある児童・生徒のことも触れられていると思うんですけれども、こちらは連続してとか、断続して30日以上登校しなかったというところの条件からは除外されるけれども、年に結構休んでいる日が多いよとか、そういう子は長期欠席傾向のある児童というふうに表現されるのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  こちらについては、年度内に単発的にお休みしたり、長い間お休みしたり、それぞれだと思うんですが、いずれにしても年度内に合計で30日間以上学校を欠席したという児童・生徒を、いわゆる長期欠席者として分類をしております。その中で要因別に、病気、経済的理由、不登校、コロナ感染、その他というふうに、さらに分類をしているという現状でございます。
 長期欠席傾向というのは──いわゆるここでいう長期欠席者というのは、30日以上断続、連続ですけれども、それ以外にも、30日にはいかなくても、やはりその傾向のある児童・生徒というのは各学校におりますので、そういうことも含めてということでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。では、30日には届かないけど、結構休んでいるなというような生徒というような印象でよろしいんですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 分かりました。ありがとうございます。
 変な話、学校を出席になる定義というのが、保健室とか、登校したりとか、早退してしまったりとか、そういう子も出席とカウントされたりして、何とか学校には来れているけれども、やっぱりちょっと早く帰っちゃうというのも、そういう子どもたち──そういうのを報告を受けるということは教育委員会はされてはないのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  そのような状況も、こちらには定期的に報告をされております。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。そのような子のサポートについては各学校がというような、今、支援はそういうふうな扱いなのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  こちらにつきましても、今般、令和3年度から、それぞれの子の見取りということで、支援シートというものを作って、その子が学校に行けない状況等を精査しながら、その子に応じた支援に結びつけているという状況でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。増加傾向というのはどの程度増えているというようなのがあれば、教えてください。


◯指導課長(長谷川智也君)  増加傾向といいますと、傾向のある子どもについてまでは、この時点で数値をきちんと出しておりませんが、要は規定されている30日以上の子どもたちだけを支援すればいいということではなくて、それに日数が1日、2日少なくても、やはりその子たちもやっぱり同じように支援しなければならないんだと。そういう傾向のある子どもたちも、一緒に支援シートを作りながら、支援体制を構築、そして個別支援をしなければならないと、そういう意図でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  すごくよく分かりました。より丁寧な支援をということで取り組まれているんだなということで理解いたしました。
 続きまして、気になっていることがあって、不登校要因の主たるもののところなんですけれども、学校教職員というのが中学校で4件というふうに出ているんですけれども、これというのはどのように分析していらっしゃるのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  教職員というのは、その教職員の対応の中で、子どもたちが合わなかったというか、そういうような原因で不登校になる場合もございます。そういった分類でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  そういう場合については、もしかしたら配慮に欠けているとか、認識が何か足りなかったとか、そういう教員の方もいらっしゃるということですよね。


◯指導課長(長谷川智也君)  当然のことながら、不適切な指導をしている場合には、校長を通じて教育委員会としても指導はいたしますけども、教員として適切な指導をしていたとしても、子どもの受け取り方によって不適応を起こす場合もございますので、そういったものも含まれます。


◯委員(成田ちひろさん)  合わなかったのは確かに分かるんですけれども、不登校になるぐらいまで合わなかったというのは結構重いことなのかなあというふうに感じていて、すみません、ここで取り上げさせていただいています。
 三鷹では、過去の答弁からも、学校復帰だけを目的にしないというようなことで支援をしているというような心積もりで聞いていますけども、教員と合わなかったとかになると、やはり学校不信感というのが強くなって、なかなか学校に来れないというようなことも──先日、視察も行きましたので、やっぱり感じたところでもあるんですけれども。このようなことを早期に発見して、不登校にならないようなところで何とか止めるというような、そういう取組についてはどのように考えますでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  おっしゃるとおり、様々なところで、いろんな部分で学校の指導観というのが、昭和の時代のものと大分違ってきているところというのは当然あるかなと思っています。そういった意味で、三鷹市教育委員会でも、学校でも子どもたちの意見を聞きながらいろんなことを進めていこうということでやっているわけですけれども、様々なものの中で、学校が管理しなければいけないような、命に関わるようなことは別ですけれども、それ以外の部分でどういうふうにしていくことが、子どもたちが学校生活を送っていく上で、あるいは社会生活を送っていく上でウエルビーイングにつながるのかという観点の中で指導していくことが重要だというふうに考えています。


◯委員(成田ちひろさん)  松永部長がそうやっておっしゃっていただいて、それが三鷹市の全小学校の隅々までに浸透するように、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
 確認なんですけれども、いじめのほうは学年別認知件数というのが出ているんですけれども、不登校については学年別というのは特に出さないということで、理由についてもしあれば、教えていただきたいんですけれども。


◯指導課長(長谷川智也君)  特に出してはいけないというものはございませんので、それは公表することはできます。


◯委員(成田ちひろさん)  やっぱりどの学年から不登校が出現するのか。小学校の低学年ではあまり多くないというような話も聞いたことがあるんですけれども、中学生で、ちょっと勉強が難しくなってきた頃にそういうのが起こるとか、そういう傾向もあると思うんですけど、傾向を探るためにも資料に載せていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  御指摘を踏まえて、次年度はそのようにしたいと思いますが、傾向としては、委員御指摘のとおり、やはり小学校では高学年、そして中学校では1年生に高い傾向が、本市はもとより、国や全国もございます。しかしながら、冒頭に御説明しましたように、不登校出現率、中学校につきましては都全体と比べると大幅に低い現状がございますので、これは本市が進めている小・中一貫教育の系統的な指導の成果だというふうに認識しております。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。三鷹市の学力テストの結果についてです。そもそも、この三鷹市学力テストを行われているのは、これは先生が生徒を指導するためにあるものなんじゃないかなというふうに思うんです。先ほどの御説明も聞いておりましたけれども、これをこの学習レベル1から36段階に分けられていて、子どもたちの学力が個別にそれぞれ上がっていくことはもちろん大切なんですけれども、じゃあ自分が何番、31番から36番の間のこの辺りにいるというのは、本人にフィードバックをしているわけですよね。通知表以外にも自分の評価を子どもたちはされているということですよね。
 それでやる気が出る子ももちろんいるかもしれないんですけれども、後にも出てきますけれども、自己肯定感を上げていくために、もしこの、すごく下のほうにいる子たちは、ますます自分は自己肯定感を持てなくなってしまうという子もいると思うんですけれども、通知表とこの学力テストの結果の整合性というか、伸びている子はいいかもしれないんですけれども、そうじゃない子に対して、この結果を知らせるということはどのように考えておられるのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  そういう御意見も私もよく分かりますけれども、逆に、この学力テストは自分がどれだけ頑張ったのかというのが分かるということも1つであります。これまでの多くのテストでは、例えば点数が上がったとしても、そのテストが易しかったのか、もしくは本人が努力したのかというのが分からないような現状もございました。
 ところが、この三鷹市の学力テストは、同一の尺度で難易度を設定しておりますので、自分のこれまでの学習の成果が、どれくらい学習の段階として目標が上がったのかということが見て取れるものでございますので、子どもたちにとっても、1つの頑張れる指標になるのかなというふうに思っております。
 それから、この学力テスト、イコールそれぞれの子どもたちの通知表、評価・評定に直接つながるということではございませんので、あくまでも子どもたちのこれまでの学力の伸びを把握して、今後どういうところを重点的に頑張っていったらいいのかというフィードバックを子どもたちにすると同時に、教員のほうは、その結果を通じて、どういう指導法をすれば子どもたちの確かな学びにつながるのかという、振り返る機会になるというふうにしております。


◯委員(紫野あすかさん)  それぞれの子どもの学びというのは本当に幅も違いますし、どれだけその子が伸びるかという可能性はそれぞれ個々に違うと思いますし、そのために個別最適化の学習をさせていこうという目的で行われていると思うんです。でも、まるで健康診断の結果のように自分のテストの結果がこのように出てくると、通知表ではそれなりのところにいても、こっちの学力テストの結果のほうだとすごく自分は駄目だとか、子どもたちにとって迷いが出たり、焦りが出たり、いろんなことが出てくるんじゃないかって、私は感じたんです。
 先生が、その子どもを1から36の段階に分けて、個々に見ていくのはいいかと思うんですけれども、これが例えば学力を伸ばした先生のよい取組をまとめて、それを先生が共有していこうとか、これは指導するためにあるものなんだなということをすごく感じました。
 後にも出てくるんですけれども、自己肯定感を高めることで個々の子どもたちのやる気が出てくるということが分かったというふうに書いてあります。eライブラリとかクラウド型動画で足りないところを指導するということで、どのように自己肯定感が上がるような指導ができるんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  今のお尋ねなんですけど、まずこれは学力テストの結果から見た分析ということで、そういう御質問になるのかなと思ったんですけども、自己肯定感というところでは、学力テスト、学習状況だけじゃないわけですよね。自己肯定感のこの質問の中でも、自分にはよいところがあると思いますかって聞いているように、例えば三鷹の目指す教育というのは、やっぱり人間力、社会力ですから、それは単なる学校の勉強だけではなくて、いろいろな社会体験であるとか、体験とかも含めての結果ですので、学力が定着する、伸びるということは非常に重要だというふうには捉えていますけれども、それだけではない教育を目指すというのが三鷹の考え方ということです。


◯委員(紫野あすかさん)  自ら考えて表現する力、また書く力もちょっと足りていないということが分かったという結果も書いてありますけれども、基本的な学びだと思うんです、自分で考えて表現したりする力というのは。今おっしゃったように、人間力や社会力を高めていく三鷹の教育ということなんですけれども、やっぱりそれは数字だけでは測れない部分もあると思いますので、やはり個々の子どもたちが点数だけじゃなくて、もっと人間的に豊かになるような個別最適化の教育ということをしていただきたいなということを求めたいと思います。
 自己肯定感を深めることが大切というふうに書いてありますけれども、これまではそれはどのように行われてきたのか、今後それを高めるためにどのように指導、自己肯定感を高めることを努力されていこうと考えておられるのか、お伺いします。


◯指導課長(長谷川智也君)  これまでも、その子の頑張りを学級担任が認める機会、それから、例えば学校全体として認める機会等、様々そういう認める機会はあったと思います。と同時に、今、協働的な学びというものもございますが、子どもたちが様々な対話、協議をする中で、お互いの意見を尊重させるという教育も、今非常に重要な観点として取り入れております。今後もそういったことを通じて、一人一人がちゃんと認められることがまた、友達を大切にするというようなクロス集計もございますので、そういった機会を学校の授業のみならず、体験的な学習ですとか、行事ですとか、様々ございますので、そういうところを捉えて、引き続き育成していきたいと考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ぜひ、認めてもらえたという経験がたくさんできるようにお願いしたいと思います。
 この書く力や表現する力、自ら考える力を高めるために、タブレット以外にも、先ほどプリントなどということもおっしゃっていましたけれども、具体的には、この力をつけるためにどのようなことに今後力を入れていこうと考えておられますか。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはり、様々な教科の中で自分がどのような考えを持つかということを表現したり、そしてそれを文章に書いたりということがやっぱり非常に重要だなというふうに考えております。それぞれ教科にはその単元の狙いとか、目的がございますので、そういったものを基礎にしながら、いわゆるタブレットの活用というのは大変重要だというふうには考えておるんですけども、タブレットの活用をするのみではなく、その狙いに応じたタブレット等を使った活動、そして実際に書いたり、読んだりする活動、こういったものを適切に組み合わせて、教科の狙いが達成されるような指導を進めてまいりたいというふうに思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  大人もそうなんですけれども、最近はなかなか文字をペンを持って書く機会が少なくなっていて、大人でも読めるけど書けないということがすごく多くなっていると思うので、今後やっぱり子どもたちには、なるべく自分で書くという機会を増やさないと、まずいんじゃないかなと私は思っています。
 言いたいことはいっぱいあるんですけど、次に行きます。コロナの影響もあって、不登校やいじめが増えていると。本当に子どもたち、いっぱい、いろんな問題を抱えながら傷ついてきたんだなということを、ちょっとひしひしと感じたんですけれども。この不登校の児童・生徒が毎年増え続けているんですけれども、やはり原因についてはコロナが一番大きいと考えておられるのか。教育委員会としては、原因は何だというふうに捉えておられるでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  この原因は様々だと思うんですけれども、やはりこれまでになかったコロナ禍という漠然とした不安ですとか、生活様式の変化等も様々ありましたので、要因の1つとしては大きいかなというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  コロナの感染回避のためにお休みをしているという児童・生徒さんも一定数おられると思うんですけれども、その児童・生徒に対しては、現在、勉強とか、授業とか、どのように対応しておられるのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  今現在というお話でしたが、まずデータにつきましては、令和3年度、小学校70人、中学校22人とありますが、これは特に、昨年度、夏休み明けの急激に感染拡大が起きたというときに、回避で学校を遠慮しようという子たちの数字がほとんどでございます。ですので、今現在、コロナ感染回避で休んでいるという子は、本当に特別の事情がある子どもだけで、本当に数名でございます。
 いずれにしても、コロナ感染回避で、保護者の意向で学校に行かせないとか、行くことができないという子たちに対しては、授業のオンライン配信ですとか、それからクラスルームを活用した双方向の連絡等は、引き続き全校でやっております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。基準が変わって、今、三鷹市の市民の感染者数とかもちょっと数が公表されなくなっていて、感染が拡大しているのか、落ち着いているのか、減ってきているのかがちょっと分からない状況で、この間も小学校で学級閉鎖していたところもありましたよね。三鷹市教育委員会としては、このコロナの感染状況をどのように捉えておられて、今後どのような対応をされていこうとしているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  教育委員会としましては、引き続き学級閉鎖等があった場合には公表をしております。ここで、ちまたでも大分増えてきているということで、第8波に入ったんじゃないかというようなお話もありますけども、市内の学校についても、やはり一旦落ち着いているところから増えているような現状は見られます。
 ただ、感染対策としてはこれまでどおり、やはり3密を避けるですとか、基本的な感染症対策、これは引き続き行いますし、やっておりますので、それ以上のクラスターが広がっていないというふうに認識しております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。
 前回の文教委員会で報告がありましたヤングケアラーの実態調査では、市内に511人のヤングケアラーが存在しているということが分かりました。家族のお世話のために寝る時間が足りないとか、勉強がちょっと分からないと答えていた子もいました。いわゆるヤングケアラーと言われる子どもたち、家族の介護やお世話のために遅刻をしてしまったり、学校に来られないという子もいると思うんですけれども、そういう生徒は、この不登校の中、もしくはその他の中には、どれぐらいいるっていうふうに認識されていますか。それとも、全く分からない状況なのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  ヤングケアラーの調査を三鷹市独自でいたしましたので、一定数の子どもたちがいるんだという認識で、各学級担任、そして各学校で様々なケア等に努めているところでございます。
 実際の数については、この中で、例えば内訳は経済的理由というところには入っておりませんけれども、その他等で一定数いるのではないかなというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ヤングケアラーは自分自身であまり自覚がないから、表にも出にくいし、相談もしにくいということも言われているかと思うんですけれども、この不登校の数、それぞれの事情があって、行きたくても行けない子どもたちの数その他というのもあるんですけれども、この分類をもっと細かく分けるようなことはできないのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  これは、それぞれの子どもたちの見取りで、先ほど申し上げたように、支援シートの中で様々な原因を探って個別に支援するというところではできると思うんですけども、ただ、これ、調査と集計としては、国の分け方ですので、こういった分け方になっております。


◯委員(紫野あすかさん)  国の分け方はそうなんでしょうけど、細かく聞く機会があることで、その子の抱えている悩みとか、問題点なんかを知るきっかけには、相談できるきっかけとかにもなるかと思うんですけれども、それぞれ事情があってのことだと思うので、ただ本人の無気力、不安というだけではない理由も個々にあると思いますので、ぜひそこは、これこそ個別最適化の子どもたちの抱えている問題を掌握していただけるような仕組みにしていただきたいなというふうに思いました。
 いじめの件数も増えているということで、特にこのタブレットが1人1台配付されてから、高学年とか、中学生では、SNSや掲示板などを使った、表には出にくいような裏のいじめも起きているというふうにお聞きをしています。昔と違って、このいじめでつらかったときと比べて、学校にいるときだけが──今はうちに帰ってもネットとかがあって、24時間孤独な思いをしたり、つらい、いじめを感じているという、いじめの中身も変わってきていると思うんですけれども。
 このような、SNSとか掲示板を使ったようないじめについての実態はどのように把握されているのか。また、対策、対応についてはどのようにされているのか、お伺いします。


◯指導課長(長谷川智也君)  先ほど御説明した資料2の裏面、いじめの対応の欄の下から2段目、パソコン、携帯電話等で誹謗中傷や嫌なことをされるというところに本市の集計結果が載っております。これを御覧いただきますと、小学校ではゼロ件です。中学校については、令和元年度8件、令和2年度5件、そして、令和3年度は4件ということで、数としては、数字上は減少傾向にあるというふうには思われております。
 しかしながら、いじめ等は見えないところで進行するものでございますので、やはり子どもたちの情報モラル教育ですとか、それから今、子どもも、教員も、大人と一緒に考えているデジタルシチズンシップ、そういった取組を通じて、こういったSNS上でのいじめ等への対策を引き続き進めていきたいなというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。いじめについて相談できる、一番多いのが学校の学級担任ということなんですけれども、この間、ちょっと公園で遊んでいる子どもたちとしゃべっていたら、やっぱりいじめ、日常的にあるんだということを言っていました。どうしたらいいと思うって聞いたら、スクールカウンセラーの数をもっと増やしてほしいってその子は言っていました。
 週に1回、教室を巡回して、いろんな声を聞きに来てほしいということをその子は言っていましたので、一応お伝えしておきたいと思います。
 終わります。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。全国学力調査、あるいは三鷹市のテストなんかにおいても、学力テスト、全国のやつでは東京都、あるいは国の平均値を上回っている。また、学力テストについてもレベルが上がっているという結果報告があるんですけども、やっぱりもっと大切なことは、そこへ届かない、低い成績の子、正答率の低い子、あるいは学力テストの回答の悪かった子どもたちが、やっぱりこれから勉強、あるいは学校へ楽しく通えるような方法を考えないと、これがまた不登校につながってくるんじゃないかと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  おっしゃるとおりのことだというふうに認識しております。先ほどの市の学力テスト結果の2ページを御覧いただきたいと思うんですけれども、学力が伸びた児童・生徒の割合ということで、これはこれだけ伸びていますよという結果です。これは校長会でもお話をさせていただいたんですが、例えばこの数値を見ると、小学校6年生の国語で77.1%の子どもたちが学力が伸びていますという結果になるんですけど、逆に言えば、その残り2割ちょっとの子どもたちの学力が伸びてないんだと。ぜひ、校長先生方にはそういうところを意識していただいて、個別最適な学びの実現に向けて具体的な支援をしていただきたいということを校長会でも指導したところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  私もそれを少し心配していたんです。やっぱり、いいところだけというのはすごく目につくし、学校としてもアピールをしたくなると思うんですよ、教育委員会もそうだと思います。ただ、下のほうにいる正答率の低かった子、あるいは回答の間違っていた子、そういう子どもたちを救ってあげるということが、やっぱり不登校をなくしていく上でもすごい大切なことだと思いますので、その辺はきっちり学校の先生方、あるいは校長先生と相談していただいて、そういう方たちがやっぱり楽しく学校に通えるように。
 物事を理解できないと、授業に出ていて面白くない。そうすると、学校に行きたくないということになってしまいますので、やっぱりその辺のところをしっかり学校側とも話をして、そういう子どもたちをすくい上げるというか、もう少しレベルを上げていただくような努力をお願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 それと、もう一つ、資料2のいじめの状況というところのことなんですけども、一番左の上のところの市内で小学校が119件、中学校が68件、市内で187件。都内の小学校で5万4,210件、中学が5,560件とて書いてあるんですけど、これ、この数字では、はっきり言って対比のしようがないんですよ。もしできるのであれば、例えば児童・生徒100人に対して何件あるとかって言わないと、これは東京都のほうがでかいに決まっているんだから、どんなことをやったって大きい数字が出てきますけど、これは例えば三鷹市の子どもたちと比較するときに、これだと比較のしようがないと思うんですけども。
 例えば児童・生徒100人に対して何件あったとかっていうような表現というのは難しいんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  大変重要な御指摘だと思いますので、次年度、もう少しそういったことも考慮して、見えやすい形に工夫したいと思います。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いしたいと思います。これは、我々だけじゃなくて、市民の方が見ても、やっぱり親御さんたちが見ても……。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  庁舎内で防災訓練があるそうですので、いったん休憩します。
                  午前10時40分 休憩


                  午前10時41分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  お願いします。


◯委員(吉沼徳人君)  そういうことですので、やっぱり誰が見ても分かりやすい表示の仕方でお願いをしたいと思います。
 以上でございます。ありがとうございます。


◯委員(吉野和之君)  それでは、1点だけに絞って質問をさせていただきたいと思います。全国学力・学習状況調査の調査結果について、この中から1点だけ質問いたします。先ほども書くことが極めて低くなっているという質問が出ました。私も、ここは非常に重要なことだと思うんです。三鷹市の場合は、タブレットが全員に行き渡っているということで、ある意味では情報化教育の最先端を行っている市だと思うんです。
 しかし、そうであればあるからこそ、このいわゆるデジタル社会のデメリットというものをしっかりと今、認識することが必要ではないかと思います。つまり、デメリットとしては、まず1つには自分で手を使って文章を書くこと、これはまずなかなかできにくい状況にだんだんなってくるんじゃないかと。
 それから、もう一つ、情報を得るために過程が必要なんです。ところが今、ワンクリックすると、どんな情報でも出てくるんです。これは今後、デジタル教科書が導入されれば、ますますこの傾向は強くなる。私は、情報を得るための苦労、これが重要だと思うんですよ。かつて、玄奘三蔵が経典を得るために大変な苦労をしたという、これ、その過程が1つの物語になっているんです。
 ところが、デジタル社会では、この過程を無視して、ワンクリックでどんな情報も得られるんだと。ということは、人間にとって最も大事な苦労というものがなかなか身につかないというか。例えば1つの単語を調べるにも、我々のときは図書館に行って、いろんな辞書を見て、やっとこれがあったということでその情報が手に入るわけです。ところが、デジタル教科書だと、それをクリックするだけで出てきちゃうんです。
 ですので、ここら辺に大きなデジタルのデメリットがあると思います。つまり、デジタル社会というのは二進法ですから、ゼロと1だけですから、結果があるだけなんですよ。過程は無視されているんです。この辺のデメリットをしっかりと認識をして、教育の中で考えていくべきだと思います。
 ですから、まず1つはこのデジタルのメリット・デメリットについて、やはりぜひともこれは検討をしていただきたい。先進都市であればあるほど、このデメリットというものをしっかり認識して、当然タブレットを活用することは重要ですが、デメリットをしっかり認識しながら、タブレットを活用するという、そこでこの三鷹市においては、やはり書くことにより重点を置いた教育をしていくべきではないかなと思うんです。これは、三鷹だけじゃなくて、全国的な傾向なんですけども、特に最先進都市である三鷹市がこのデメリットをしっかり認識して、書くこと、自分で表現すること、これに重点を置いた教育をやはり今後展開していくべきだと思うんですが、その辺についてお考えをお伺いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(伊藤幸寛君)  まさに御指摘のとおり、私も共感をいたします。やはり、今デジタルシチズンシップの教育を行っていますけど、大人でもインターネットの情報は全て正しいと思っている方って結構いらっしゃるんですよね。やはり、デジタルシチズンシップの中でも、ここの情報の出元はどうなんだとか、そういうところから、やっぱり子どもたちがネットを見れば、全て正解がそこにあると思っていますが、世の中、正解のないことはいっぱいあるわけですよね。
 そうしたところも含めて、デジタル、情報の使い方というところをしっかり子どもたちにも学習をさせていくということは重要です。御指摘のような、特に書くことというのは、先ほどほかの委員さんからも御指摘ありましたけれども、そういったところを学校でも十分意識しながら教育を進めておりますので、一層デジタル化が進むにつれて、そういったことを重視するという考え方を教員もしっかり情報共有していくと、それを進めていきたいと考えております。


◯委員(吉野和之君)  御答弁ありがとうございました。やはり、このデジタル社会におけるデメリットの検討、これを教育委員会内部でしっかりと行っていって、そして、方向性を。他市でもなかなかこれ困っていると思うんですよ。これは恐らく日本だけではなく、全国というか、世界的な問題だと思うんです。ですから、デジタル社会において人間らしく生きるにはどうしたらいいかという、こういう根本問題もありますので。
 特にタブレットが行きわたっている三鷹市ですから、そういう意味ではこのデジタル社会のデメリットをしっかり検討して、やはり人間らしく生きるためにはどうすればいいかという、この方向をしっかり研究していただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  すみません、幾つか質問させていただきます。まず、学習状況、生活・学習習慣についてなんですけど、6ページの家で自分で計画を立てて勉強していますかという中で、中学校のほうは令和4年まで増えているんですけど、小学校のほうがだんだん減っているのはどういった理由なのか。先ほどから出ている、タブレットを支給することによって、こういうのって伸びていっているんじゃないかなと思ったんですけど、小学生が減っているというところを見ると、何か課題があるんじゃないかなと思うんですけど、その辺、教育委員会としてどう捉えているのかお伺いします。


◯指導課長(長谷川智也君)  委員御指摘のとおり、令和3年度と比べると、小学校、どちらかといえば当てはまるというものまで含めると、減っている現状がございます。やはり、これはeライブラリ等、いわゆるタブレットの中に入っているAIドリル、そういったものも活用しているという実態はあるんですけども、現状としてはそれを計画的にほかの学習も含めて、なかなかできていないんじゃないかなという現状も見られますので、やはり、そこは──全国や都と比べると、一定数、三鷹のほうは多い現状はありますけれども、やはり学力をつける基本としては、自ら、自分で計画をして、課題を持って取り組むというのは非常に重要だというふうに思っておりますので、これまでも各学園等で家庭学習の進め方、それからタブレットを使ったハイブリッドの家庭学習等もやっておりますし、それを今共有して実践事例集等も作っている最中でもございますので、そういうことを進めながら、またこの計画的な学習について指導、支援をしていきたいと考えております。


◯委員(谷口敏也君)  個別最適化っていうのがよく言われていて、私は非常にいいと思うんで、あとは、それを子どもたち自身が、中学生はある程度そういった形で計画立ててできているんだけど、小学生ができていないというところは、力を入れて、ちょっと指導というか、支援をしていただきたいなと思います。
 あと、その下の規範意識で、これが先ほどの長谷川課長からの説明も、全国、東京都から比べると低いということで、質問の人の役に立つ人間になりたいと思いますかというので、全国平均より低いというのが何でなのかなと思うんですけど。例えば、地方で地域の人のつながりが濃いところであれば、ボランティアとかをしていて、こういう意識が高まるのかなというイメージでいたんですけど、三鷹って、コミュニティ・スクールで一定のボランティア活動もしているじゃないですか。
 特に中学生なんかは、部活動単位でいろいろな地域のイベントとかを手伝ってくれていて、そうすると、三鷹も高くていいんじゃないかと思うんですけど、やっぱり地方から比べると、この辺の認識というのはまだまだ足りてないのかどうか、その辺は教育委員会としてどう分析しているのか、お伺いしたいと思います。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  私としても、伸びてほしいところだというふうに考えています。やはり、委員御指摘のとおり、コミュニティ・スクールの関係も含めて、三鷹の子どもたちは、特に地域の方々に褒めていただく機会というのはすごくいっぱいあるところなんですよね。そういった中では、そういう機会を増やすということだけではなくて、内容的なことも含めて、もう少ししっかりしていかなきゃいけないのかなというふうには考えています。
 この間、コロナの問題も出てきて、ややそういう機会が減っているっていったこともあるんですけれども、これは、小学校のほうは6年生に限ってのデータになってきているんで、そういった部分も含めて、もしかしたら学校としてもそういう子どもたちにもっとチャンスを準備していく必要があるのかなみたいなことは考えていきたいと思います。


◯委員(谷口敏也君)  引き続きよろしくお願いいたします。
 続いて、三鷹の学力テストなんですけど、現中1だけ伸びていないということで、最初この資料を見たときには中1ギャップかなと思ったんですけど、長谷川課長の説明だと、私立に行っている人は──ああ、そうかという意味もあって、それを聞いて見直すと、中2、中3でまた伸びているから、問題はないのかなという気がするんです。本当にそれだけなのか、ちょっと確認したいと思います。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  本当はあまりここの平均点が伸びている、伸びてないって、実はこのテストの仕組みからすると、すごく重要なところではないと私は考えています。
 実は2ページのほうを御覧いただければと思うんですけれども、ここで中1って書かれている子どもたちがどんなテストをしたかというと、小学校6年生で習っているところがどこまでできているのかというのを4月の段階でしているテストなんです。受験した子どもたちの中の、中1のところ、国語でいうと69.8%の子どもたちが伸びている。
 これっていうのは、例えば小5とか、中2とかと比べると、別に低いわけではないということ。中学校の数学のほうも70.9%ということで、実はここが一番高かったりなんかしているということで、伸びている子どもたちの率は実は高いんです。先ほどおっしゃっていたように、もしかしたら上位層の子どもたちが抜けているっていったことで、平均点的には高くなってきてないということなのかなというふうな認識でいます。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。ありがとうございます。
 それと、最後の5ページのところで、学力テストの結果活用ということで、市内及び校内で共有。やっぱり、いいことも、悪いことも、市の各学校で横に情報を広げてもらいたいんです。実際、共有するということが書いてありまして、今までどういった方法で共有していたのか。それを本当に、各、個々の先生まで共有できているのかということは、検証したほうがいいと思うんですけど、その辺はどうでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  分析シートについては、全教員が分析をします。その分析をした中で、特に、学力を伸ばしている教員の授業方法、指導方法等について、各学校内で共有をしたり、それから全市内で共有したりというようなことをやっております。
 具体的にどういう教員が伸ばしているかといいますと、やはりこれまでも書くことというお話がありましたけども、ノート指導をきっちりやっている教員、これはやっぱり学力を伸ばしております。と同時に、基本的なことになりますけども、狙いをきちんと明確にすること。それから、振り返りをすること。それから、授業中の子どもたちの発言を流すんじゃなくて、どういうふうに意義づけて、その狙いに持っていくかと、そういうようなところを重点的にやっている教員はやはり学力を伸ばしています。
 このようなことを、それぞれの学校、そして全体で共有するとともに、それを基にした、それぞれの教員が授業改善プランを作成して、自分の授業改善に努めていると、そういう流れでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。具体的にはそういった教員の先生の、どうやって伸ばしてきたかという情報を、校長会で共有して、校長が説明するんですか。それとも、何かの機会で研修みたいなのがあって、その先生に発表してもらって、皆が聞くとかというふうになっているのか、あるいは書類でこういう実績がありましたというのを配布するのか。それは、具体的にはどうなんですか。


◯指導課長(長谷川智也君)  まず、校内におきましては、例えば教科部会ですとか、学年会等で共有します。それから、全体としては、研究主任会、それからGIGAスクールの研究開発委員会等と、それぞれの学校でよりすばらしい取組をしたという教員のものを共有して、それをまた学校に持っていって、先ほど申し上げたとおり、学年会だとか、教科部会で共有する、その流れになります。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いいたします。
 最後に、不登校のところなんですけど、先ほども説明がありましたけど、コロナ感染回避というのは分かりましたけど、コロナにかかって、あるいはかからなかったとしても、濃厚接触者で14日間とか、令和3年度はありましたよね。そういう数字はどこに入ってくるんですか。病気とかに入ってくるのか、お伺いします。


◯指導課長(長谷川智也君)  そちらの数字は、その他のほうに計上されています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。分かりました。この前、視察に行ったときも、すごい手厚い補助というか、手厚い支援、あれを三鷹でやるというのはなかなか難しいかもしれないんですけど、引き続き、先ほどおっしゃっていた欠席3日ルールみたいなので、何とか早期発見・早期回復じゃないですけど、目指していただきたいと思います。よろしくお願いします。
 ありがとうございました。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                  午前10時57分 休憩


                  午前11時05分 再開
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  どうぞよろしくお願いいたします。本日、スポーツと文化部から報告をさせていただく案件は2点でございます。1点目は、元気創造プラザ等におけるキャッシュレス決済の導入についてということでございます。また、2点目は、2022みたかスポーツフェスティバル実施報告についてでございます。
 1点目につきましては、高松調整担当部長から、2点目につきましては、平山スポーツ推進課長から御説明を申し上げます。よろしくお願いいたします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  私のほうから、資料1について御説明申し上げます。この件ですけれども、この間実施をしてきました三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検の中でも御要望を多くいただいておりました券売機の機能向上、キャッシュレス決済の導入、そして施設利用の回数券導入について、今後の予定も含めて御報告をするものでございます。
 まず、資料1、元気創造プラザ等におけるキャッシュレス決済の導入についてです。プラザ等に設置をしております券売機の機能更新に伴いまして、当初スケジュールどおり、本年10月から交通系ICカードによるキャッシュレス決済を導入いたしました。
 (1)として、キャッシュレス決済が可能な使用料を記載しております。プラザ内の総合スポーツセンターや生涯学習センター等の使用料、また屋外体育施設の新川テニスコート、大沢総合グラウンド、また学校開放施設の使用料等になっております。
 (2)、利用可能な電子マネーですが、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードとなります。
 (3)、キャッシュレス決済が可能な券売機の設置場所ですけれども、基本的にこれまでと同様でございまして、プラザ内の1階総合受付の横、また地下1階の総合スポーツセンターの受付やプールの受付、さらに新川テニスコートと大沢総合グラウンドの管理棟となります。
 (4)、キャッシュレス決済の取扱いですが、令和4年10月25日から開始しております。
 続きまして、今後の予定として、2、元気創造プラザにおける回数券の導入についてでございます。利用者の利便性の向上を図るために、券売機で市内料金を適用するための現行の市民等カードというプラスチック製のカードがございますけれども、それに替えて多機能の市民等個人利用者カード(仮称)を導入することによりまして、同カードによるキャッシュレス決済を可能とするとともに、総合スポーツセンターの個人使用について、御要望の多かった電子的な回数券を新たに導入しまして、一層の利用促進を図るというものでございます。
 (1)、市民等個人利用者カード(仮称)の交付対象者ですが、現行、市内料金が適用されます三鷹市在住、在勤、在学の方と、調布市在住の方となります。
 (2)、カードの機能ですが、大きく4点ございます。まず、アとして、カードに大人、子ども、高齢者の区分が記録されることによりまして、券売機におきまして市内料金、子ども料金、高齢者の減額料金の適用が可能になるということ、イとして、券売機で現金のチャージ、また使用料のキャッシュレス決済が可能であること。ウとしまして、個人使用の使用料のチケットレス対応、プールやトレーニング室等の各施設の入り口に設置します端末で、駅の自動改札のようなタッチ・アンド・ゴーというチケットレスの対応が可能となるということ。そして、エとして、個人使用に係る使用料の回数券の購入・決済が可能となるというような内容でございます。
 裏面のほうを御覧いただけますでしょうか。(3)、回数券の内容でございます。市民等の総合スポーツセンターの個人使用について、11回分利用できる回数券を10回分の使用料に相当する額で購入できるようにするというものでございます。券売機で購入をして、カードの記憶媒体に記録されるということを考えています。
 (4)、回数券が利用できる施設として、個人使用の内容を記載しております。メインアリーナやサブアリーナ等におけます種目別の個人開放、またプール、トレーニング室、ランニング走路という4区分でございまして、それぞれの区分で利用できる回数券を券売機で購入いただくというものになります。
 (5)、その他としまして、このカードの当初の交付につきましては、従前の市民等カードとの交換を含めて、無料で行う予定でございます。一方、紛失等による再交付に当たりましては、カードの実費をいただくというようなことを今予定をしております。また、チャージの上限額ですが、2万円ということで考えております。また、この回数券は、先ほど御説明しました各区分で2セットまで購入可能というような形にする予定でございます。
 3にスケジュールを記載をしております。10月25日に券売機の更新、キャッシュレス決済の取扱いを開始いたしました。そして、本日、文教委員会に御報告をさせていただいているというところです。12月議会では、回数券の使用料を新設するということについて、市民体育施設条例の一部改正の議案を市議会にお諮りをさせていただきたいと考えております。そして、令和5年2月頃から新たな市民等個人利用者カードの交付開始と回収券の導入ということを予定しているところです。
 4としまして、三鷹市地域ポイント事業との連携を記載しております。企画部が今所管しております三鷹市地域ポイント事業について、本年12月1日から試行運用の開始を予定して、11月の総務委員会で企画部から行政報告を行う予定というふうに聞いております。この試行運用の中では、年度テーマを健康増進、環境保全として、スポーツ関係のボランティア活動やイベント参加もポイント付与の対象とするということを予定していると聞いております。
 券売機の更新もこうした地域ポイントとの連携を見据えて行ったものでございますので、地域ポイントとの連携について元気創造プラザ等の公共施設におけます決済での利用を可能とするなど、事業連携を図っていく予定としております。
 御説明は以上でございます。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  資料2、2022みたかスポーツフェスティバルの実施報告でございます。3番、開催日時でございますが、令和4年10月9日に開催をしたところでございます。開催場所でございますけれども、三鷹中央防災公園の広場とSUBARU総合スポーツセンター。今回、特徴といたしましては、弓道場・アーチェリー場を初めて会場としてスポーツフェスティバルを実施したところでございます。
 5番、当日参加者数でございます。延べ人数、1万4,000人という多くの方に御来場いただきました。
 6番、ひろみちお兄さんの親子体操教室、スポーツフェスティバルの中で唯一、事前申込制というような形で実施をしたところでございます。定員100組のところ、応募数455組、当日参加者数は99組(204人)ということでございました。
 7番目、新型コロナウイルスの感染症対策でございます。スポーツフェスティバルとしては、初めて、コロナ禍におきまして不特定多数の市民の来場を前提とした開催というふうになったところでございます。以下、感染症の対策を取りまして実施をしたところでございます。
 8番の開催当日の救護等でございますけれども、少し額をぶつけたですとか、転んでしまったということの2件ということで、無事開催できたというふうに考えております。
 9番目、主な開催内容を会場別に記載しておりますので、御覧ください。
 次のページでございます。10、当日配布チラシ等ということで、当日の前にスポーツフェスティバルのチラシとして市民の皆様にお配りさせていただいたピンク地のチラシと、当日、外の広場のブースの位置等が分かりにくいので、当日にマップとして配布したものをおつけしております。
 また、資料本体のほうに戻りますが、11番目のフェスティバル当日の様子ということで、写真で様子を掲載しておりますので、御覧いただければと思います。
 私からは以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。元気創造プラザのキャッシュレス決済の導入についてなんですけれども、既に10月25日からスタートされているということですけれども、特に混乱はなくスムーズに行われているのでしょうか。利用者等はどれぐらいおられるのでしょうか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  特に混乱なく行われております。御利用者の方も非常に多く、件数的には10月25日から11月7日まで、これは14日間になりますけれども、券売機を利用した件数が8,670件、うち交通系のこの電子マネーを使われた件数が1,522件、よって利用が18%ほど。つまり、10人に2人ぐらいが交通系を使われているというようなことになっております。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。周知については、行き届いているのでしょうか。反響とか、混乱もなく伝わっているでしょうか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  ホームページや広報などでお知らせした結果、また今、受付さんのほうでも非常に丁寧に御案内をしております。失礼ながら、まごつかれているお客様にはお一人お一人に、券売機の横に立ちながら、このボタンを押してください、こういうふうにお進みくださいということで御説明させていただいておりますので、先ほど申し上げたとおり混乱とかもなく、御利用の方も、広報、ホームページを見られていなかったのか、ああ、使えるんだねと言う方もいらっしゃいますけれども、混乱することなく行われております。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  最近は、いろんなものを自分でやらなきゃいけないことが、スーパーとかでもすごく増えていて、混乱される方もいるかと思いますので、丁寧にしていただければと思います。
 次に、回数券の導入のほうです。ちょっと確認なんですけれども、現行の市民等カードに替えて、市民等個人利用者カード(仮称)を導入されるということなんですけれども、これまでのカードは使えずに、全ての方が新しくカードを作り直すという理解でよろしいでしょうか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  委員おっしゃられるとおり、今まで使われていたカード、今手元にこういうふうにあります黄色いカードと緑のカード。黄色いカードは一般的な市民だよというカード、緑のほうは高齢者、70歳以上ですよというカードで切り分けていたんです。これをこのまま、今もそうですけれども券売機で使うこともできます。市民の方であれば、これをかざすことによって市民ということを確認し、市民料金になります。何も持っていない方は市外料金になります。高齢者カードをかざせば、当然70歳以上ということで4分の1の減額の画面に進むことができます。
 今度、利用しようとします市民等個人利用者カード(仮称)につきましては、これが1枚に統合されまして、カードの中で、かざすことによって、間違いなく市民、間違いなく70歳以上ということを認識した上で適切な画面を出すことができます。それを利用するのか、申請をするのかというのは御自由で、今までのものを使い続けることもできますし、新しいカードに切り替えることもできます。新しいカードですとチャージもすることはできますし、回数券機能を乗せて、僕はプールをよく使うからなとか、トレ室を使うからなという方には、お得なもので利用促進したいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。じゃあ、あんまり来ないから、回数券とかは要らないから、作りたくないわという人は、作らなくても別にいいということですよね。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  はい、そのとおりです。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。じゃあ、この個人利用者カードを新しく作りたいという場合に、発行してもらうための手続はどのような手続になるのか、またカードは即日発行されるのか、お伺いします。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  御利用申請につきましては、今までのこの黄色、緑のカードと同じように、お名前や御住所、生年月日など、また三鷹市民であること、年齢が確認できるものを見させていただきながら、その場で発行するという形になります。交換をさせていただきながら、新しいカードを発行となります。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、例えば何年かたって、子どもが大人に成長したときとか、高齢者の年齢が70歳に変わるようなときは、ぴこんと鳴って、駄目ですみたいな対応もちゃんとなるということですかね。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  おっしゃられるとおり、今度からは機械のほうで判別ができますので、お手数な切替えとか、そういうことがなくなります。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、会員証みたいな感じだったのが、今度はちょっとチャージすればお金が入っているということで、扱いもすごく大変になるかとは思うんですけれども、それを理解された方は使われるということですね。
 この個人情報なんですけれども、それはしっかり守られるような制度設計にはなっているのでしょうか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  個人情報につきましては、今度新しく発行するこちらのカードには、カードのID、番号しか情報としては入っておりません。万が一道で落とされて、どなたかに拾われたとしても、その方がそのカードを解析することがもしできたとしても、番号しか入っていません。その番号はカードをかざすことにより、券売機のほうからLANでつながっているサーバー側からその番号の個人情報を引っ張り出してきて、三鷹市民、年齢等を把握するというような形になっております。こちらの届出等についても、政策法務課や情報推進課、市のほうで問題がないということを確認しているところです。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、例えば誰かが2万円入っているそのカードを落としちゃって、誰かが拾っちゃって、それを誰かに成り済まして使ったり、売り飛ばしたりとか、何かそういうようなことはできてしまうということですか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  拾われたカードを持って来られて、なりすましでこれをチャージされている金額分、返してくださいよというふうに言われたとしても、当然持って来られた方にそのままお金を返すということはできません。原則、今のところ、返却できませんよということを考えてはいますけれども。
 ただ、まず本人確認をしっかり取らせていただいて、先ほどお伝えしたとおり、サーバー側に入っているお名前や御住所、生年月日、基本的な4情報、そういったものをしっかりと確認しながら、また一度は警察のほうに紛失届というものが出されていますかなど、そういう確認も必要になるのかなとは思いますが。今後、そのカードの取扱いについては、要領等を定めながら行っていくというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  これまでより扱いをすごく慎重にしなきゃいけないなということが分かりました。例えば、そういう方はいないかもしれないんですけど、お父さんが持っていて、家族の人がこれを使っちゃえみたいな、年齢は近いし、顔認証とかしないんだったら、これを借りて使っちゃおうみたいなこととかもあるかなと、ちょっと思ったんですが、その辺はいかがでしょうか。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  基本的には、申請したお名前の御当人しか使えませんよですとか、そういうことは当然なことながら、利用規約の中で定めさせていただきます。性別ですとか、年齢ですとかがかなり違えば、判別できないということもないわけではないかもしれませんが、今、委員がおっしゃいましたとおり、基本的には性善説といいますか、三鷹市民の方、市民等カードをお持ちの方が、基本的にはそういうような悪い使い方はなさらないでくださいませというお約束で発行させていただいているのが大前提でございます。
 ですので、悪質な例が何か見つかって、それを私どものほうで判別できるようなことがありましたら、もちろん、これは駄目ですよということをきちんと御説明をし、利用規約にそぐわないような御利用が頻繁に行われるような場合には、それは例えばカードの利用を停止させていただくとか、そういうお取決めもとは思いますけれども、前提としては、利用規約にのっとってお使いをいただけるというふうに考えているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  安心いたしました。なるべく市民の皆さんが気軽にスポーツを楽しめるような場所にしていただきたいと思います。
 終わります。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いします。元気創造プラザのキャッシュレス決済の導入のところで、決済可能な使用料というところで、弓道場とアーチェリー場が個人使用は駄目だということなんですけど、これはどういう理由で。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  弓道場・アーチェリー場は、令和元年度の年度末にオープンいたしましたが、あちらにつきましては券売機を今、設置しておりまして、こちらの資料1の1の(3)、券売機の設置場所というところに、元気創造プラザの中でも、弓道場・アーチェリー場のほうには設置ができておりません。そのような新しい券売機、つまり交通系も使いつつ、今後新しく発行するようなカードも利用できるようなものが置いていないものですから、御利用ができないということになります。
 以上です。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  今担当課長が申し上げましたとおり、現在、弓道場・アーチェリー場に置いてあります券売機が令和6年度末までの契約というような状況でございまして、今回は更新時期に合わせて、総合スポーツセンター等の券売機についてはより多機能なものに機能向上できるような形で更新をさせていただいております。
 今回、弓道場・アーチェリー場については、令和6年度末までの更新の際に、また様々な諸条件もあろうかと思いますので、そうしたものも併せて導入について検討していくのかなというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました、ありがとうございます。
 もう一つ、次、フェスティバルのことなんですけれども、大変盛況で、私もいろいろやらせていただいたんですけれども。この新型コロナウイルス感染症対策のところで、2番目に来場者には各体験コーナーにおいて、検温を実施と書いてあります。今年はいろいろなイベントが3年ぶりぐらいで、あちらこちらで開催されているんですけれども、今回、スポーツフェスティバルで、この37.5度以上の方がお見えになった人数というのは把握できていますか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  報告としては、ゼロ件でございました。各ブースで測っていただいて、リストバンドを着けていただくというような対応の中で、特に混乱が起きてトラブルとなったということもありませんでしたし、この発熱の報告もなかったということでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました、ありがとうございます。


◯委員(谷口敏也君)  キャッシュレス決済の件なんですけど、今回、交通系のICカードということなんですが、最近多いのは、やっぱりペイペイとか使ったスマホ決済とか、手数料はかかりますけど、クレジット決済とかってあるんですけれども、今後もこれだけでいくのか。どうしてこのICカードにしたのかということを踏まえて、お伺いしたいんですけど。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  指定管理者である財団のほうが、今、三鷹市の使用料ということで、体育施設使用料や生涯学習センターの使用料などの収納を指定管理として行っております。
 この指定管理者が市の公金を収納するのに当たって、指定納付受託者制度というものの中で、指定管理者の財団がクレジットカードなどの、いわゆるポストペイ型、後払い方式、こういったものを取り扱うことはできないということを確認しているところです。
 それに対しまして、プリペイド型、つまり前払い方式のもの、このカードの中に間違いなく現金がチャージされていますよというものを取り扱うことは許されております。その許されている中で、委員も今疑問に思われているとおり、例えばnanacoとか、そういったものは既にチャージをしているではないかというお考えもあるかと思います。ただ、nanacoに対してもカードの種類によっては、残金が、チャージ価格がゼロになったと同時に、自分のクレジットカードからお金を自動チャージするというような機能を備えた流通系のカードも世の中には存在しております。万が一、その、つまりポストペイ型と考えられるようなものを財団のほうで扱ってしまうことが今できないものですから、そこは慎重に現時点で確認をしているところです。
 確認の方法としては、クレジットカード等の約款をきちんと確認しながら、つまり代金債務がカードをかざした瞬間に消滅するということがあれば、それはもう前払い方式というふうに読み取れますので、指定管理者の財団に任せることができるのですけれども、例えばクレジット代金が完済するまでは所有権としてはクレジット会社のほうが留保していますよというようなものが約款に書かれているようであれば、それは財団はそのカードを使っての収納を任せることはできませんので、そこをしっかりと確認しているところです。
 以上になります。


◯スポーツと文化部長(大朝摂子さん)  今、具体的に担当課長から御説明させていただいたとおりでございまして、私どもももう少し多種類のもの、最近、皆さんがよくお使いの、いわゆるQRコード決済のようなものもできたらいいなというふうに思って準備を進めてきているのですけれども。なので、機械の仕組みとしては、そういうような仕組みも持っている機械を導入はさせていただいております。
 ただ、今、担当課長が申し上げましたとおり、法律の縛りが今のところまだあって、今の状況の中ではそういうことが判断がつかない、もしくはできないということが、この間いろいろ政策法務課等とも相談する中で分かってきたところです。
 今、先ほどの質問委員もおっしゃいましたとおり、ここのところでキャッシュレス決済ですとか、非接触型のとか、そういうことが非常に世の中に当たり前になってきた、流通してきたということがございます。制度、仕組みも今どんどん変わってきているところでございますので、私どものこの形で決済が可能なものが整いましたら、順次増やしていきたいというふうには思っております。今、suica、PASMOが入ったからこれで終わりというよりは、より皆様に使いやすいようなことがきちんと法にのっとった形でできるのであれば、できれば増やしていきたいと私どもも思っております。もう少しお時間をいただければなというふうに思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございました。分かりました。
 それと、このチャージした金額についてと回数券については、使用期限とかはないということでいいんですか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  チャージ金額には、やはり使用期限というものは設けないつもりでいますし、また回数券についても同様に考えたいと思っています。これにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、まだ要領等をこれから煮詰めていくところで、きちんと法令等に触れないかなとかをいろいろと確認しながら、近隣の状況も確認しながら進めていきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ちょっと聞き忘れたので、もう一度質問させてください。今回、回数券を導入されるということなんですけれども、このカードを持っていなければ、回数券を買えないということなんですか。それとも──現金では買えないということなんでしょうか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  大変申し訳ございませんが、現金での購入ということは、回数券についてはできません。つまり、紙の回数券というものの発行は予定をしておりません。あくまでも新しく発行いたします市民等個人利用者カード(仮称)という機能の中に、このカードでプリペイドでチャージをすれば、全てのいろいろな施設のお支払いもできますし、回数券機能もさらには備わっていますので、もし広くプール等御利用されるのであれば、その中で回数券を買っていただき、タッチ・アンド・ゴーできちんと1件ずつ、1枚ずつ利用者の券を切っていきますよというようなイメージですので、現金で別につづりをくださいということは想定しておりません。
 以上です。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  若干補足をさせていただきます。今回、資料2の(3)にも記載をさせていただきましたけれども、あくまで回数券の購入としては、カードの交付を受けていただいた方が券売機を通じて購入をいただきまして、カードの記憶媒体に電子的な回数券の購入結果ということで記録をされるという内容でございます。
 担当課長が申し上げましたとおりで、カードをお持ちの方がこの回数券機能もお使いいただけるということでございます。
 ただ、購入に当たっては、券売機を通じて、現金でも、チャージのお金でも、購入はいただけるということにはなります。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  購入はできるということですね。どうしても回数券と言われると、ビリビリと、11枚つづりみたいなイメージをどうしても持ってしまうので、そこがちょっとやっぱり分かりにくかったかなと思います。
 すみません、ありがとうございました。


◯委員長(渥美典尚君)  では、以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(渥美典尚君)  休憩いたします。
                  午前11時37分 休憩


                  午前11時40分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(渥美典尚君)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時41分 散会