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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年まちづくり環境委員会) > 2022/09/13 令和4年まちづくり環境委員会本文
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2022/09/13 令和4年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時27分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開します。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、所管事務の調査について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  都市再生部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おはようございます。都市再生部からは、井口特設グラウンド土地利用構想(案)について御説明させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  私からは、報告事項のア、井口特設グラウンド土地利用構想(案)について御説明させていただきます。初めに、井口特設グラウンドにつきましては、令和3年度に、防災都市づくりの観点から、土地の利活用に向けて、検討の前提となる土地の状況把握のために、土壌調査を行ってきました。そして、今年度は土地のゾーニング、また想定する施設について検討を進め、土地利用構想の策定に向けた取組を現在進めているところであります。
 それでは、資料の1を御覧ください。1、背景・目的についてです。平成3年に用地を取得し、これまで暫定的なスポーツ施設として市民に開放してきたことや、災害時の一時避難場所としての位置づけ、また、令和元年に売却の方針から防災・減災のまちづくりを目的とした土地の利活用へと方針を転換したこと、こうしたことなど、これまでの井口特設グラウンドの経緯について、ここでは記載しております。
 また、昨今の度重なる大規模自然災害であるとか、新型コロナウイルス感染症の拡大などを教訓として、令和3年3月に策定した三鷹市防災都市づくり方針の中で掲げています施策の実現に向けまして、感染症対策と災害時医療の両面から市内医療体制の充実・強化を図っていくことが必要と考えております。
 こうした背景を踏まえ、市域全体及び西部地区の課題解決とさらなる魅力向上を図っていくために、防災・減災のまちづくりの実現、地域の利便性の向上、市民のスポーツ機会の確保を中心とする利活用の基本的な考え方を示すものとして、この土地利用構想(案)を取りまとめているところであります。
 ここで少し土地の概要を説明いたしますと、1ページの右上、位置図にあります赤い場所が今回の対象地、緑の部分は公園、オレンジは主な公共施設を示しております。面積についてですが、西側に張り出している箇所を入れて約1万2,300平米、用途地域につきましては、現在のグラウンド箇所の部分については第二種住居地域、突き出している西側の部分は、グラウンドを囲むように指定されている周辺の用途と同じで、第一種中高層住居専用地域となっております。いずれも、建蔽率60%、容積率200%、高さの最高限度等は周辺と同様の用途となっております。よって、建てられる建物の規模、大きさはおおむね同じとなっております。
 周辺との主な違いとしましては、日影規制、また、そこに建てられる建物の用途、種類が異なっております。例えば用途については、店舗や事務所、倉庫などが建てられるかどうか、また、建てられても、そこの建物の面積はどれぐらい建てられるか、こういったところが違いになっております。
 続きまして、2ページを御覧ください。2、現況・課題についてです。グラウンドやその周辺の現況と課題について、主立ったものを整理しております。長年にわたり暫定的なグラウンドとして、年間約6万8,000人の市民に利用されてきた現状と、その一方で、土ぼこりの飛散や利用における音の問題、ボールの施設外への飛び出しなど、周辺に配慮すべき課題があること、この地区は、東西方向をつなぐ歩行者・自転車の生活動線が不足していること、前面の調布保谷線が一般緊急輸送道路になっていることから、この立地を生かした地域の防災拠点としての機能維持・向上を図っていく必要性、災害時医療と感染症医療の両面からの市内の医療体制の充実が求められていることから、医療機関等との連携強化に取り組む必要があることなどについて、現況と課題を挙げております。
 下段になりますが、大きな3、目標・方向性についてです。目標として、土地利用の相乗効果による西部地区の防災拠点機能の強化を掲げ、地域の防災力と利便性の向上、医療体制の充実を図ることを目指していきます。この立地の特徴を生かし、周辺の既存施設と新たに整備する施設が機能的に連携した一体的な防災拠点を目指すこと。さらには、憩いや交流、スポーツ・健康づくり、交通アクセスの機能向上、東西方向の生活動線を可能にし、地域に資する利活用の検討を進めていくとしております。
 続きまして、3ページを御覧ください。基本的な方向性について、大きく3項目について示しております。1つ目は、地域の防災拠点を形成するで、防災・スポーツの観点になります。平常時にはグラウンド、災害時には一時避難場所としての利用により、地域の防災拠点を形成していきます。
 2つ目は、市内の医療体制の充実を図るで、医療・健康の観点になります。平常時には地域医療、災害時には災害医療、感染症対応を行う医療機関を誘致し、市内の医療体制の充実を図っていきます。
 3つ目は、地域の交通利便性の向上を図るで、暮らし・利便性の観点です。平常時には、歩行者・自転車用通路などとして利用され、災害時の避難経路になる東西方向の通路を確保するとともに、地域交通拠点として、バス乗り継ぎポイントの整備を検討していきます。そして、地域の交通の利便性を図っていきます。
 こうした基本的な方向性を踏まえまして、さらに今後、検討を進めていきたいと考えております。
 下段を御覧ください。ここでは、土地利用により期待できる効果について整理しております。幾つか御説明させていただきます。東西方向のアクセスが可能となり、一時避難場所と近接する井口コミュニティ・センターとの連携が図れる。また、緊急輸送道路である都道と西側地域が結ばれる。災害時には、グラウンドをトリアージや在宅避難者を支援する場所として活用でき、災害時医療の機能拡張と地域の防災性の向上につながる。医療機関と連携した活用によって、平常時の地域医療と災害時医療との両立に加えて、感染症対策が期待できる。地域の交通拠点として、目的地への快適な移動が可能となるなどを効果として記載しております。
 続きまして、4ページを御覧ください。大きな4、土地利用の方針になります。ここでは、項目ごとの取組内容や検討事項等を記載しております。方針の1点目、一時避難場所の確保・グラウンドの整備です。平常時には市民スポーツ施設として、災害時には一時避難場所として、必要となる整備を進め、市民のスポーツ機会と防災拠点機能の強化を図ること。また、避難所となる井口コミュニティ・センターに近接していることから、災害時に井口グラウンドが担う役割、また、位置づけなどを改めて整理し、これらが連携しながら地域の防災性の向上を図っていくこと。医療機関によるトリアージの実施場所としての活用について検討していくこと。これまでの暫定施設から、恒久的な施設としていくこととし、整備に当たっては近隣の住宅地などに配慮して、人工芝の敷設や安全確保のネットの設置、緑化等による緩衝帯の設置などについて検討していくとしております。
 方針の2つ目は、医療機関の誘致についてです。こちらは、4ページから5ページについて記載しております。平常時の地域医療拠点としての機能に加え、今後は感染症対策にも柔軟に対応できる感染症にも強いまちづくりの推進とともに、災害時の医療拠点の確保に向けた病院機能の維持・継続に対する支援を行うため、医療機関の誘致を目指していくこと。また、誘致は東京都や医師会等の協力を得ながら進め、災害時や感染症蔓延時には、市、保健所等と連携協力できる医療機関、事業者の誘致を目指していきます。
 5ページになります。方針の3つ目、東西方向の通路等の整備についてです。地域の利便性やコミュニティ、良好な住環境、災害時の避難などの観点から、東西方向にアクセスできる歩行者・自転車用通路を整備していきます。また、都道側にバス交通ネットワークに資する地域交通拠点としての待合環境の整備など、乗り継ぎポイントの確保についても、今後検討していくとしております。今後、整備の検討段階におきましては、防災拠点としての機能強化に向けまして具体的な防災設備などについても検討していきます。
 次に、6ページを御覧ください。5、土地利用のイメージになります。防災拠点としての連携をイメージしたゾーニングとしております。北側敷地に一時避難場所・グラウンド、南側に医療施設、そして中央に東西通路を通して東西をつなぐ配置としております。
 各施設の具体的な位置や形状、また規模などについては、今後、検討の中で詳細を検討していくこととしております。
 最後に6、今後の予定です。スケジュールはおおむねのイメージとして記載しております。今年度は、土地利用構想の策定や事業者誘致に向けた事前準備を進めていく予定です。令和5年度、グラウンド整備につきましては、現在のグラウンド利用を当面継続しながら、具体的な施設や配置の調整、また設計等の検討を進め、その後、整備等に入っていければと考えております。
 一方、医療施設につきましては、こちらは相手方があることですので、またスケジュールなどは今後変更となっていく可能性はありますが、今後、東京都や医師会等の関係機関との調整を行い、事業者の誘致、また選定等の取組を進めていきたいと考えております。
 今後、地域や現在のグラウンドの利用団体等の皆様への説明を行っていきたいと考えております。今のところ、10月の上旬頃の開催を予定して調整を進めておりまして、また日時など決まりましたら、改めて御連絡させていただければと考えております。
 資料の説明は以上になります。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  説明ありがとうございました。井口特設グラウンド土地利用構想(案)をお示しいただきまして、ありがとうございます。前回の定例会で、早い段階で市側の方針を市民や利用者にお伝えして、一緒に具体的な方策をつくっていくべきだみたいな質問をしました。6ページに書いてあるんですけれども、具体的な検討段階で、適宜、地域の皆様に御説明しながら進めていきますというふうに書いてあるんですけれども、私の質問したイメージと合致しているのかなというふうな印象なんですが、そのようなイメージでよろしいでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  そのように言われたことを踏まえて、この最終ページにイメージを載せさせていただきました。先ほど池田課長から説明がありましたように、来月、地元説明などを行っていきながら、こういった考えに対する地元の方々の意見をお聞きしながら、まさに早めに示して、それに対して意見をいただくという形で進めていきたいと考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。来月上旬に、地元の方と利用団体の方にまずお示しするということで、こちらについては、市民全体にパブコメみたいなものはされる御予定はございますでしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  市民への周知につきましては、今のところ全市的には広報でお知らせをしていきたいというふうに考えております。パブリックコメントについては、現在のところ、この内容について行うかどうかについては、ちょっと今のところは考えておりませんが、今後それについては検討していきたいと思います。
 周知については、先にこの地域の、井口コミュニティ・センターを中心とする町会や自治会さんにも説明した上で、地域の方々、また利用団体の方々に対して──個別にそれは、地域の自治会さん、町会さんには個別の周知はしていきたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。住民とか、利用団体については分かりました。周知についても分かったんですけれども、市民全体の大事な資産でもありますので、広報などでPRしていただきたいんですけれども、御意見などはこちらにお寄せくださいと、ぜひ分かりやすくお示ししていただきたいと思います。
 次に、こちらの土地利用構想については、新都市再生ビジョンがそろそろ出てくるかと思うんですけれども、そちらにも載ってくるという認識でよろしいでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  都市再生ビジョンのほうは、今現在、既存の公共施設についての今後の建て替えなどの優先順位などを決めることがメインとなっておりまして、こちらの場所は、今既存の公共施設、市の施設をここに整備、もしくは機能更新ということでは考えていないので、直接的にビジョンの内容がここに大きく反映してくるということではないです。
 その代わり、こちらにつきましては、今お示ししている医療施設のところは、公的な民間施設として医療の機能を誘致したいと思っていますので、市の施設ではありませんけれども、病院のような医療施設を誘致というふうに考えているところです。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。じゃあ、新都市再生ビジョンにはあまり関係ないということですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 分かりました。示していただいているので、分かりました。
 この6ページの広さのイメージなんですけれども、グラウンドの広さは、大体この敷地の半分くらいなのかなというふうにぼやっと書いてありますけれども、現在利用している部分って、ちょっと茂みとかあって、使っていないところもあるんですけれども、今利用している部分とどれくらい差があるのかなというところ、とても重要なので教えてください。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  今の現況のグラウンド、北側部分が使ってない駐車場であるとか、また使っていない部分ありますが、そこを除いてどれぐらいの対象かというと、ちょっと難しいんですが、全体的に今のグラウンド、使ってない部分を含めて、今後検討していく土地利用のイメージは、おおむね半分程度の面積になろうかと思っています。
 それは想定する病院の機能であるとか、求める、期待する役割等を考えると、やはりそれぐらいの面積が必要であろうと、今現在のところ考えて検討を進めているところです。よってグラウンドも、おおむね全体の半分程度になるのかなというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  イメージとしては、少年野球ができるくらいだったりとか、サッカーが──今は2面ですけれども、2面まではいかないのかなあというイメージなんですけれども、ちょっとそういった市民に具体的なイメージが分かりやすいような表現で、もう一度教えていただけるとうれしいです。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  広さについては、先ほど言いました医療施設等の要件整理などの検討の中で、面積を決定していくということを考えています。できるだけグラウンドを広く取りたいと考えております。既存のグラウンドが、正規のサイズではないんですが少年サッカーが2面入っております。ただ、今後、この約半分程度にグラウンドの活用面積がなってくると、今現在使っている少年サッカーコート2面を取ることは難しいのかなというふうに考えております。
 その設置については、また今後、詳細の中で工夫をしながら、できるだけ広い面積が取れるように検討していきたいと考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。サッカー1面ぐらいは取れたほうがいいし、少年野球ができないとなると、利用できる団体が減ってしまうので。利用団体の方とお話しするということなので、また詳しく説明していただければと思います。
 次、4ページなんですけれども、緑化については人工芝ということが書いてあります。本物の芝だと養生期間などあったりして、ちょっと継続して利用することが難しくなってくるかなあと思うので、人工芝には賛成です。水はけなんかもちょっと留意しながら造っていただければなというふうに考えています。
 医療機関の誘致なんですけれども、何か想定している医療機関、具体的に決まっていないかのような御報告があったんですけれども、何か想定している具体的な医療機関があれば、答えられる範囲で教えていただきたいのと、今後、公募みたいなものがあるんでしたら、どのように募集していくのか、手法が決まっていれば教えてください。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  医療機関の誘致については、今決まっておりません。とはいうものの、こちら、市の土地、公有地を活用して医療機関を誘致するということなので、やはり、ある程度、今現状のある医療機関の中で困っているようなところ、例えば建て替えができないとか、そういうところに寄与するような形であるといいなあとは思っております。
 しかし、今回は、売却となっていたグラウンドをまずは一部、避難広場・グラウンドと医療機関ということに方向転換をするということについて、皆様の御理解をいただければ、今後そういった、どんな医療機関になってくるのか、また、方法ですね、公募なのか何なのか、そういったことについても、次のステップとして、これから検討を始めたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。分かりました。さっき売却する予定だったってお話しされていたんですけれども、この医療機関の部分は売却なのか、それとも貸し出すのか、その点について教えてください。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  現在のところ、決定はしていません。決まっておりませんが、定期借地権の活用を想定して検討を進めていきたいというふうに考えております。よって、売却ではなくて、定期借地権でお貸しするということを想定して、今検討を進めております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。こういった駅近くでこんなに広い土地というのはなかなかないと思うので。定期借地権ということで、分かりました。有効に活用していただけるように、市民の皆様が分かりやすい形で進めていっていただきたいと思います。
 私からは以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか。


◯委員(小幡和仁君)  それでは、よろしくお願いいたします。この6ページの土地利用イメージ図をもって二、三点、御質問します。まず、東西通路なんですけど、これはかなり曲がりくねっていますけれども、これはできるだけ直線のほうが利用者にとっては便利だと思うんですけれども、そこら辺──これですと、グラウンドを横切るのはちょっとよく分かりませんが、いろいろな考え方というのはあるということで考えてよろしいかどうか。現時点で、あえてここを曲げてというのを示されたところも、ちょっと、そこの経緯も、もしあれば教えてください。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  今、こちらにお示ししている黄色のぽちぽちというところの位置が、おおむね今通路としてイメージしているところになります。これ、確かにクランクしているように見えますが、今、私どもとして考えている考え方は、非常時にも避難通路として使えるようにという考えを持っております。グラウンドの部分は一時避難広場ですので、この一時避難広場には当然、接続、接するところ、かつ、医療機関も災害時には当然大きな機能を発揮いたしますので、その両方に接するところが大切だということを考えています。
 一方で、井口コミセンとの連携が大切だと思っています。災害時には、東側に隣接する都道、調布保谷線が緊急輸送道路ですので、こちらから緊急物資が届いたり、いろんな防災時の対応をするところと、井口コミセンをつなぐということが大事だと考えております。そうすると、必然的にある程度──グラウンドの真ん中を横切ってしまうと、グラウンドがなかなか使い勝手もよくなくなってしまいますので、おおむねこれぐらいの位置になってくるのではなかろうかということで、今考えているところです。
 決まっているわけではありませんが、今言ったような、平常時と災害時の両方に、ある程度機能を発揮できる通路、さらには日常的に西側にお住まいの方々が生活動線としても利用できるとなると、東側の都道にもつながる形。それらを考えると、大体おおむねこの位置になってくるんじゃないかなというふうに考えた次第です。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございました。考え方は分かりました。そのとおりだと思うんですが、一方で、東西の平常時の利便性を考えたときに、例えばですけど、このグラウンドの北側に沿って側道を設けるとか、何かそんなところもあってもいいんじゃないかなという気もいたします。そこら辺も含めて御検討いただきたいなと思います。グラウンドの北側です。これ、いかがですか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  東西通路につきましては、こちらの今お示ししている位置がメインの通路として考えています。それは、北側にメインの通路を配置しますと、24時間開放とされて、やはり北側住民の方の防犯の問題であるとか、照明の問題であるとか、声の音の問題であるとか、やはりそういった課題もあります。また、一連のこの一体となった土地利用を考えると、中央にメインの東西通路を設けていきたいと考えております。
 ただ、副道といいますか、もう一方で、これとは別に通路ということであれば、このグラウンド内の、これは24時間開放ではなくて、行き来できるような通路を設けることについては、まだグラウンドの整備の中で検討していく項目であるかなというふうには考えております。まだ設置すると──中については、まだ今のところ何も決まっておりません。


◯委員(小幡和仁君)  ここは24時間通れるような道があったほうが、ここにお住まいの方々にとっては東西の道がちょうどこの中間点辺りはないということだと思いますので、便利じゃないかなと思うんですけれども。当然、グラウンドへの立入りは夜間は禁止するとか、そういうような措置があるとするならば、ここは東西の利便性を向上すると言いながら、結局ふだんはあまり使えなくなってしまう可能性があるんじゃないかなということをちょっと心配いたしますが、いかがでしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  説明が足りなくて申し訳ありませんでした。東西通路につきましては、やはり避難経路だとか、利便性の向上からも、これ24時間開放した通路の設置を今現在考えて、検討を進めているところです。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。
 それでは、2点目は、このバス乗り継ぎポイントというのがどういうものなのか、もう少し詳しく御説明いただけるとありがたいんですが。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  バス乗り継ぎポイントにつきましては、今年度、都市整備部の都市交通課のほうで、市内の交通ネットワークに関して学識経験者等を交えた研究会を開催しながら、市内全体の交通ネットワークの全体構想を今現在まとめている作業を行っているところです。
 具体的な作業としては、今年度中の作業の取りまとめを予定しているということですが、この井口地区でのコミュニティバスであるとか、また、将来的にはデマンドバスなんかの井口地区での乗換えポイントの1つとして、井口グラウンドを候補地の1つとして検討しているというふうに聞いております。今後、実施しているデマンド交通の実証運行などの結果を踏まえて、この位置にバスの乗り継ぎポイントを設置するか否かについては、その検討の中で出てくるかなというふうに考えています。


◯委員(小幡和仁君)  そうしますと、あくまでもコミュニティバスといいますか、今、大沢で計画しておりますオンデマンドバス、これを井口についても将来的には検討していくという流れの中で、基幹的な公共バス、小田急バスとか、こういうところとつなげるポイントとして考えている。ちょっと繰り返しなりますが、そういった理解で正しいですか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  おっしゃるとおりで、地域それぞれのコミュニティ交通と路線バス等が相互にうまく乗り換えられるようになって、交通の利便性が向上していくというようなイメージで、都市レベルの交通、また地域レベルの交通が、ここでネットワークでつながるというようなイメージというふうに聞いております。


◯委員(小幡和仁君)  よく分かりました。ありがとうございます。
 最後に、医療施設なんですけれども、これ、先ほどちょっと部長のほうから、市内の病院の建て替えもというお話もあったかに思うんですけれども、三鷹市内の医療ベッド数をこれによって増やすということを考えているのか、どの程度のベッド数を増やしたいと現時点では考えているのか、お聞きしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  先ほど市内の建て替えということではなくて、一般的に病院の建て替えの誘致の支援に当たっては、そういったことが考えられるだろうということで、先ほど部長が答弁させていただきました。
 また、病院の開設や移転につきましては、今、東京都が北多摩南部医療圏ということで、三鷹市、武蔵野市、府中市、調布市、小金井市、狛江市、この医療圏内で病床数の管理、コントロールをしております。東京都の許可が必要になります。現在のところ、この圏内での病床数は充足しているということで東京都から聞いております。よって、新たにこの病床数を市内に確保、増やしていくというのは、また東京都との協議、相談になってくると思いますが、現状では難しいのかなというふうに考えております。


◯委員(小幡和仁君)  すみません、今の説明がちょっとよく分からなかったんですけれども、基本的にこれ、コロナ禍とか、そういう中で、三鷹市内のベッド数がやっぱり不足しているといいますか、不十分じゃないかというところから、井口においても感染症対策とか、あるいは首都直下型地震においての被害者がたくさん出るというときに備えてということで、これの施設を考えているという理解をしているんですけれども。
 そう考えますと、それ相当の規模のベッド数を持った病院を入れたいという、そういった考え方があるのかなと思ったんですが、そこら辺の考え方が正しいのか、あるいは、もうちょっと違った経緯からこの病院を誘致しようとしているのか、そこら辺の考え方について、もう一度、すみません、お願いいたします。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  市内の病院のベッド数が不足をしているから、ここでそれを補うために整備をするという目的ではありません。あくまで、ここを売却となっていた方向性を変えて、この公有地を有効活用しようと。そのときには、防災都市づくりの観点から、こちらに地域の方々の防災拠点となるようなものにしよう。そのときに必要な機能として、一時避難広場と、もう一つ、医療機関が来るといいと、そういう考え方に基づいております。
 ベッド数をどうするかについては、先ほど池田課長が申し上げたとおり、東京都とか、いろんな考え方があろうかと思いますけども、こちらに医療施設、医療機能が来れば、当然、災害時にトリアージができるとか、先ほどのこの位置関係のように、緊急輸送道路と、それからコミセンとの間に位置している立地性なども生かした、非常にいい防災拠点ができるという考えから、こちらに誘致をしたいという考えになってきております。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。そうしますと、トリアージ、もしくは災害時の対応ということになると、それなりの医療施設、あるいは医療をする方々のキャパシティーと──具体的に言うと働く方々、そういったのが一定程度必要ということになってくると思うんですけれども、あくまでもこれ、いわゆるクリニックとか、そういうことじゃなくて、それ相当の規模、レベルの病院を誘致したいというお考えという理解で正しいですか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  おっしゃるとおりで、誘致する医療施設として市が考える、期待することは、地域医療に加えて、やっぱり災害時の医療体制の確保、また感染症が蔓延時のそういった対応──先ほど、病床のお話がありましたが、感染症蔓延時等については、例えば一般病床を感染症の患者様を受け入れられる病床に転換が可能な病床として整備していただくとか、そういったことを期待しておりますので、いわゆるクリニックとか、診療所というような病院をイメージしているものではないです。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、じゃあ、ちょっと重複しないようにお伺いをしたいと思います。土地の利用という視点ですので、今、池田課長のほうから北多摩南部は、病床数の不足ということは現状ないというお話を御紹介いただきましたけれども、今後それは、例えば東京都からの御指導とかによって、病床数、これぐらいはみたいな指導的な部分が入る予定はあるのか、ちょっとまずお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  東京都からは──事前相談を今、我々も行っているんですが、この圏域においては、その配分の病床数については、充足を現在はしていると。ただ、実情に応じて、そういった一般病床でも回復期であるとか、急性期であるとか、いろいろな病床の種類があります。そういった病床性の内訳の変更等については、恐らく相談した上で、協議した上で、指導ではないですが、そういった実情に合った病院の在り方みたいなところは、話があるのかなと思います。
 ただ、単純に一般病床のベッドを増やすということについては、現時点では東京都もこの圏域においての配分において足りているというような見解を示していますので、今後の検討、相談、協議の中で、その辺は東京都と話をしていきたいなというふうに思っています。


◯委員(粕谷 稔君)  ちょっと私のほうが聞いているというか、以前学ばせていただいた状況では、やはり隣接の市の病院の経営状態とかいうことが時折課題に上がることが多々あると思うんですが、隣接地ですから、特に三鷹市がどうのこうのということではないんですが、たしか福祉保健局の将来病床数の予測という部分では、一定数不足が──そういった背景も踏まえてだと思うんですが、そうした議論があったかに聞いていますので、またその辺はぜひアンテナを張っていただいて。
 例えば、医療施設ですと──ちょっとこうした制度的な詳しい部分は分かりませんけれども、例えば、近隣の病床割当てみたいな形で、少し財源の補填をしていただくとか、いわゆるムーバスとか、近隣のバスの延伸とかいう部分の御協力ということも得られれば、また地域公共交通の課題の解消にもつながっていくのかなという、可能性の部分もあろうかと思います。ちょっと隣接市が独特の行政運営というか、首長さんですので、難しい部分はあろうかと思いますけれども、そうした可能性をこの案の段階で再度調査していただくということを、ぜひ要望していきたいなというふうに思います。特に答弁はいいです。
 あと、別件なんですが、今回、せっかくこの医療施設という形で誘致をという方向性かと思いますが、最近いろいろなこうした開発の中で、地域住民の福祉、医療とかの環境の向上という部分が図られている実態があろうかと思うんです。例えば、先端技術的な──DNAでがんになる可能性を調べられるとか、健康診断の中でオプションとしてそうした部分をつけるというか、そうした研究所みたいな部分も併設で設置していただくと、さらにこの西部地域も含めてですけれども、市全域の市民の健康向上に役立っていくのではないのかなという気がするんですが、そうした部分を、例えば市のほうから要請するとかいうお考えというのは、今後検討していく中でそうした検討材料というのはあるのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  これから新規でこういった医療機関を新しい場所に整備するのであれば、当然これから先、今までのような医療機関よりも優れたものといいましょうか、地域医療、地域の方々に貢献するようなものを目指したいという考えは持っております。そうした中で、今例えば研究所というお話もありましたが、研究機能、研究所そのものを誘致というと、なかなか医療機関側のほうも難しいかもしれませんが、例えば、昨今がんになりにくいような生活はみたいなセミナーをその病院さんにやっていただいて、地域の方に参加していただくような催しができないかとか、そういうようなことをこちらのほうに誘致する医療機関に希望してみたりとか、そんなことは考えたいなと思っております。
 ただ、何せ相手のあることなので、我々が実際に経営するのであれば、そういったことを方針として掲げればいいんですけれども、こちらに誘致する医療機関がそういうことが可能であれば、これまでとは違って、地域の方々の医療、それから生活に資するような、そういった取組に協力してもらいたいということも、検討していきたいなと思っております。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。ちょっと相手方の部分があろうかと思いますが、そうした部分を、せっかくこうした医療施設ができるわけですから、ただ地域に医療施設ができたということではなくて、それによって地域住民がプラスアルファ、健康福祉に増進するような機能という部分も模索していただきたいなという気がいたしますので。
 あと1点、ちょっとこの井口コミュニティ・センターとの連携というお話がございました。先ほども山田委員のほうから、面積が少なくなることによる利用者の不便ということがあろうかと思うんですが、サッカーと野球と、あとグラウンドゴルフも高齢者の方、使っていただいて、喜んでいただいているかと思うんですが、これ、ちょっと私、認識があれなんですが、井口コミセンの横にテニスコートがあったりとかしていますけど、その辺で、テニスだけではなくて、グラウンドゴルフもできるようにしたりとかっていうこと、あれも難しいんでしたっけ。ちょっとそれだけ聞きたいなと思って。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  井口コミュニティ・センター内の隣接するテニスコートの運用については、我々、ちょっとまだ承知していないので、今後、関係する部署とまたヒアリングしたりして、検討できるところについては検討してみたいと考えています。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、ちょっと厚生に突っ込んでしまったのかどうか、ちょっと分からないんですが、そうした部分の場転という部分も有効なんじゃないかなという気が、今説明を伺っていまして感じた次第でございます。
 あと一点、今回、土地利用のイメージということで、グラウンド機能と一時避難場所、医療施設という形のところに落ち着く方向性が示されたわけですけれども、当初この庁舎建て替え等も含めた郵便局との連携とかで、郵便局さんもここの井口グラウンドとか、活用の方向性という部分も模索されていたのではないのかなという気がするんですが、そうした部分のお考えとか、今後の協定の部分というのは、これに付随して何か変更とかっていうのはあるんでしょうか、お伺いしたいと思います。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  日本郵便さんとの協定について、今何か変更するとか、取決めを変えるという考えは特にございません。確かにお隣の三鷹郵便局もある程度老朽化しておりますので、建て替えを現地でされるのか、どこか移転されるのかというのは、当然検討されていると思います。この我々の市民センター地区において、どういった協力の可能性があるかというのは今後も協議をしていくわけですが、今この井口グラウンドについて云々ということは、特段、今の段階ではございません。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。ちょっと付随をして、飛躍をしていますけれども、やっぱり当初、我々が聞いていた話ですと、庁舎の特別委員会を最初につくったときに、やはり郵便局を移転していただくことによる庁舎の建て替えのメリットという部分があったかのように記憶をしておりますので、また今回のこの計画も踏まえて、関係性はちょっとしっかりと継続していっていただきたいなという思いがありますので、この計画には付随する点ということで、ちょっと申し添えたいなというふうに思います。
 あと、最後でございますが、この井口つばき児童遊園、地図にも載せていただいていますけど、ここが市有地になるのか。そこで、今行き止まりの道になっていると思うんですが、そこから井口コミセンまで動線でつなげられることが可能だという御認識かと思うんですが、せっかくですと──お世辞にもやっぱり頻繁に使われている公園というイメージはないんですけれども、一体的なこの整備とか、リニューアル等の可能性というのもあるのかどうか、その辺はまだ御検討されていないのか、あればお伺いしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  この井口つばき児童遊園につきましては、開発行為で開発された際に三鷹市に帰属された公園で、今、三鷹市の市有地となっております。このつばき児童遊園も一体的に活用し、この東西通路を整備していくとして、今現在のところ考えております。委員おっしゃるとおりかなり古い公園で、植栽も、また遊具も古いというか、管理が行き届いていないところも正直あるかと思います。
 今回、一時避難場所の整備に当たっても、グラウンドとして活用できない部分、この東西通路で分断される部分であるとか、そういったところと同じように、一体的にこのつばき児童遊園についても活用できないかどうか、今後検討していきたいというふうに考えております。その際に、リニューアルについても検討していきたいと思っています。


◯委員(粕谷 稔君)  了解しました。ありがとうございます。
 最後に、災害時の場転というか、災害時にはそうした災害の拠点という形になるかと思うんですが、これも検討材料かと思うんですが、整備後の防災訓練の場での活用とか──この辺ですと、いつもコミセンの狭い駐車場とか、体育館とか、中学校とかでの防災訓練になっていると思うんですが、あとは何かイベントでの活用の可能性というのはどうなのか、現状どのようにお考えか、お伺いしたいと思います。
 あと、災害用の備蓄倉庫とかいう部分の可能性についても、ちょっとお伺いをしたいと思います。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  一時避難場所の活用として、当然、防災拠点としての機能強化を図る目的もあります。これまでの利用の実態と、また、加えて、そういった防災であるとか、地域のコミュニティだとか、そういったところにも活用できないかどうか、今後も、関係部署と相談していきながら、そういった活用ができるように検討していきたいというふうに考えています。


◯委員(粕谷 稔君)  分かりました。ありがとうございます。現時点で、ここ数年のこのコロナ対応で、SUBARU総合スポーツセンターの中での会場利用とかっていうことで、いわゆる本来の意味の活用という部分が進まないエリアというのもどうしても──ワクチン接種会場になったりとかいう形があろうかと思いますし、そうした部分で、今後の感染症の継続性という部分を考えると、せっかくグラウンドを造ったけれども、医療の現場になってしまうとかっていうことがないような設計とかいうことも必要ではないのかなという気がいたしますので、本来の市民のスポーツ、日常の健康増進の使命を極力果たせるような場として活用いただけるような工夫ということも必要かと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 ありがとうございました。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、何点か質問させていただきます。今ちょっと粕谷委員のほうからも話が出たことで、関連していて申し訳ないんですけど、とにかくこの井口のグラウンドというのは、いろんな意味で可能性を持った土地だし、大事な、いろんな事業をする上での種地と言ってはあれですけど、しっかりと必要な議論をしつつ、多方面からいろいろな意見を聞きながら──これだけ広い道路に面してまとまった土地でというのはなかなかないので、これは本当にちょっと慎重に進めてもらいたいなと。
 それで、郵便局の話もそうなんですが、郵便局のは庁舎との兼ね合いがあったりということで、あまり踏み込んではあれですが、そういう意味で、一体的に、本庁舎の中に入るとか、いろんな話が、議論をした中で、あと、別館のほうにとかいう話もありますよね、あっちのほうの角にとか。それで、僕も井口グラウンドにもなんていう話も聞いたことがあるので、その辺もしっかりと話を詰めつつ、両者が納得した上で話をしているならいいけど、あまりにもこれが具体化してしまっていると、ああ、何だということで、いろいろ不快に思う人とかが出ちゃうと困るので、しっかりその辺も、根回しと言ってはあれですが、議論しつつ進めてもらいたいなということなので、その辺のお考えもお聞きしたい。
 あと、この医療体制、非常にこの平常時の地域医療だとか、災害時の災害医療という観点で進めてくださるということは、もちろん、それはそれですばらしいことで、特に感染症対応ということで、感染症に特化したようなイメージの病院ってなかなかないですよね。特化というか、感染症にもしっかりと対応できるという病院が三多摩のほうにも特にない。それで、北多摩南部圏でも、先ほど来、病床は足りていても、感染症に対応できるところというのは非常に希有だというような印象があります。
 この辺が、これからさらに感染症等、いろんなことが想定されますので、そういうのに対応できるということで、東京都なんかもかなり関心を示すんじゃないかと思うんです。そういう観点から、やっぱり平時は地域医療でもちろんいいですね、だけど、災害時にとか、感染症が蔓延したときに、特に対応できるような医療施設という視点は僕もすばらしいと思うんで、その辺もしっかり考えつつ、進めるところは進めてもらいたいとは思います。
 ただ、グラウンド確保という点では、先ほど来また意見がいっぱい出ていますように、少年サッカーとか、軟式野球はじめ、グラウンドがなくて困っているという、いろんな団体の声も聞いていますので、このことを進めるに当たって、またちょっと代替のというんじゃないですけど、ほかのグラウンドとかっていうことも考えつつ、こういうことも進めてもらわないと。これは、先ほど来、市民、青少年の健全育成、スポーツ、健康、福祉はじめ、いろんな観点からグラウンド確保というものが大事なので、その辺もちょっとお聞きします。
 あと、先ほどこの東西通路の問題も出ていましたけど、平時のときは自転車や人が通行できるような道路をある程度を確保しておくというんですが、緊急時のときには、緊急自動車はじめ、かなりの重量がかかる車も入ってこれるようなことにするなら、このグラウンド整備に当たってもそういう点も考えて整備をするのか。
 それと、この東西道路、これ真ん中に持っていった場合は、それでも、恒久的なしっかりした道路に造るという意味ではないんですよね。そうではなくて、ふだんはグラウンドみたいにできて、それで緊急のときにはここも含めるというような認識でよろしいんでしょうか。その点もお聞きします。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  1点目の日本郵便との関係でございますが、あくまで日本郵便とは、今、三鷹郵便局、老朽化する建物をどうするかということについての協議相手として、文書も結んで関係がございます。それについては、これまでどおり継続をしていきます。
 こちらの井口特設グラウンドに、例えば移転などがという意味でおっしゃっているんだろうと思うんですが、今現状でこちらをお示ししておりますように、市として災害拠点として必要な一時避難場所、それから日常的にグラウンドとしても必要な機能、そして何より医療機関をこちらに誘致するとした場合には、なかなかここには郵便局までも入るということはちょっと難しいのかなというふうに思っているところです。ですが、いずれにしても、この井口グラウンドでどうするかという問題も含めて、日本郵便さんとは適宜協力関係に今あるわけですから、いろんな情報共有などはしているところでございます。
 2点目の医療体制についてですけれども、感染症が今回──コロナによって、今御存じのとおりの状況にございますが、どういった形が感染症対策に最も適しているかということの方向性がまだはっきりと明確に出たわけではなくて、これから病院を整備するに当たって、どんな形がいいのかというのは今後議論されていくことになろうかと思います。
 感染症に特化してしまった病院にすると、それしか使えなくなりますので、おっしゃったとおり、日常的にはやはり平常の医療を担うことができる病院としながら、感染症が蔓延したときには、何らかの措置ができるような工夫が求められるというふうに考えております。具体的にそれがどういう形がいいのかというのは、ちょっと自分では見えておりませんけれども、そういうことを考える形で、こちらの医療機関を誘致したいなと思っております。どこまでそれが実現できるか、今現在、分かりませんけれども、方向としてはそういうことで考えております。
 一方で、グラウンドの確保も当然したいなと思っています。あれもこれもになってくるので、この限られた面積の中でどこまでできるかということになりますが、少なくとも、売却してゼロになってしまうことはやめようと。グラウンド機能としては残したいという考えを前面に出しながら、そういった中で、防災拠点として一時避難広場を日常的にグラウンドとしてどこまで取れるか、そういう考えで検討していきたいと思っています。
 そして、通路についてですが、おっしゃったとおり、道路として一般車両を通すという気持ちはありません。あくまで、日常的に西側住民の方々が調布保谷線、都道のほうにも徒歩で行けて、場合によっては自転車はありとするかなという考えも持っておりますが、一般の道路ではなくて、通路として、日常的な生活のアクセスができるようなものを考えております。
 その一方で、例えば脱着式の車止めなどをつけておいて、緊急時は緊急車両が通れるように、救急車ですとか、いろんなものが通行できるようなサイズのものにはしたいなと。そのときに、確かに路盤について、ある程度耐圧にしておく設計は必要でなかろうかと、そういう工夫はこれから考えていきたいなというふうに思っております。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  今の都市再生部長にちょっと補足させていただきます。一時避難場所・グラウンド内を緊急車両が通れるかどうかというふうなことで質問をいただいたと認識しています。一時避難場所・グラウンド内についても、災害時には災害対策車両などが通行可能となるように都道側、また、コミュニティ・センター側も開けられて、そこが直線で通行できるような整備を──ただ、グラウンドですのでいろいろ入れますので、そういった緊急車両、物資であるとか、そういった車両がこのグラウンドに入れるように、今、検討していきたいというふうに考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  御答弁ありがとうございます。いずれにしても、民間の病院にしても、どういうところが来るにしても、やはり病院経営という観点もありますので、感染症対策ももちろん重要だけど、いろんな観点から見ると、来てもらえる病院等もかなり限られるのかなという気がしないでもないですけど、やっぱり平時と有事の際の両方を考えつつ、しっかり進めてもらいたいなと思います。
 そして、いずれにしても、どういう施設が来るにしても、この周辺住民の方の意見、特に地元の関係と、あと関係団体やら、利用者の方々の意見をしっかり聞きながら、将来を見据えて、多方面からしっかりと議論して進めてもらいたいなと思います。
 以上です。私は終わります。


◯委員(土屋けんいち君)  よろしくお願いします。これまで、数々質問が出ていますので、それの再質問みたいな形になっちゃうかもしれませんけども、何点かお伺いします。
 まず、全体的な土地利用のイメージなんですけれども、粕谷委員、伊藤委員への答弁を聞いていますと、グラウンドと医療施設で、他の民間施設の誘致はないという、そのような答弁に聞こえております。そういうことでよろしいですか。
 例えば医療施設は、当然病院、先様のあることなので──先ほど来、大体、半分グラウンド、半分医療施設という説明がありますけども、これ、井口グラウンド半分でも相当広いですよ。グラウンドとしては広くないかもしれないんですけども、かなり広い。そうすると、もしかしたら、このブルーの部分、この3分の2ぐらいなら借りたいとか、そういう相手も出てくるかもしれない。もしかしたら、もう少し広く。その場合、もっと広いほうがいいという場合は、グラウンドがその分小さくなっちゃうというイメージなんですかね。
 それと、今度、医療施設がこの3分の2ぐらいでいいよというのを希望された場合、その分は、単純にグラウンドが広くなるのか。その場合でも、他の民間施設の誘致はないのか。それも含めて検討はしていかないということで、2つ、グラウンドと医療施設だけというふうなことでよろしいんでしょうか。まず、その質問。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おっしゃられたとおり、医療施設がもっともっと広くなってくると、グラウンド・一時避難広場が狭くなってくると、そういう関係にあります。一時避難広場はこれ以上小さくしたくないなあと思っていますので、医療施設がさらに小さくなるのかどうかということになるかと思います。
 例えばその3分の2ぐらいの面積になった場合、残りの3分の1の面積を、ほかの民間施設の可能性があるかということですが、今現在のところ、この半分ぐらい、全体で1.2ヘクタールありますので、6,000平米弱を医療機関として、ある程度は必要ではなかろうかなと、今は考えているところです。ほかに民間施設をあえて入れるよりも、せっかくのこの公有地を有効活用するためには、ある程度絞った上で、もしその余計──余計とは言いません、予備、さらにもっと使える土地が出てくるのであれば、グラウンドに使ったほうがいいと思いますので、グラウンドでどこまで使えるか、医療機関として必要な面積がどの程度要るのかというところの、これから検証していきたいなと考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。あと、東西通路の件なんですけども、今までこの井口グラウンドの西側に出っ張っていた土地がやっと有効利用されるというか、日の目を浴びるということで、その点については大変うれしいんですけども。この児童遊園も一体とした整備ということで説明がありました。先ほど答弁で、リニューアルも検討というお話もありましたけども、私、ここ、西側の出入口を防災の観点からかなり広く取るとなると、リニューアルというよりも、この児童遊園、廃止してもよろしいんじゃないかと思う。
 というのは、ここ、井口コミュニティ・センターの北側にあるんですよ、50メートル、100メートル先。もう、すぐ隣というか、すぐそばにそれなりに広い児童遊園があるので、そんな何か中途半端な児童遊園を、お金をかけてここにリニューアルするよりも、ここはもう出入口で大型車両がある程度入れるような、そういう──廃園も視野に検討されることってあるんですか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  現時点では、このつばき児童遊園の廃止については考えておりません。ただ、一時避難場所が土地利用の中で、例えば面積、児童遊園の区域の付け替えであるとか、さらに使われない部分を児童遊園に含んでいくとか、もっと広く公園を取るとか、そういう工夫はできるかなと思っております。
 通路につきましても、園内通路的な整備の仕方とか、緊急車両が通れるような整備の仕方もありますので、そういった工夫をしながら、児童遊園についてはできる限り残して、形は少し変わるかもしれませんが、そういった検討の中で、進めていきたいというふうに現在は考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。中途半端に西側だけ小さく残ったり、この出っ張っているところに移転したり、いろいろ検討はされるのかと思うんですけども、あえてなくてもいいのかなということもありますので、その点も踏まえて検討していただきたいなと思います。
 あと、最後にこの防災拠点としての──5ページの一番下に書いてある2行なんですけど、防災倉庫とか、防災井戸、かまどとか、それなりに三鷹市の市有地としてこれだけ広いところってなかなかないですよね。それで、以前から言っているんですけども、三鷹市には仮設住宅予定地というか、用地、有事のときに仮設住宅を造るところって、私、ここしか思い浮かばないんです。
 農地とか、そういう個人の土地は別ですよ。三鷹市が持っている土地とすれば、仮設住宅を後々造っていくこともできるような整備、下水を中まで入れておくとか、水道なんかも入れておくとか、後々、このグラウンドに仮設住宅がばあっと並んでも、上下水とか、インフラ整備、そういうのも必要かなと思うんですけども、そういうことはもう検討されないということですか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  今言われたような、有事の際の仮設住宅地、住宅の設置の候補地としてはこういった活用はあるかというふうに考えております。今後、その設置に当たってインフラ整備であるとか、そういった整備の中身については、今後、関係する防災課であるとか、そういった関係部署と検討を一緒に進めながら、整備の手法なんかも含めて検討していきたいというふうに考えています。


◯委員(土屋けんいち君)  その点もぜひ検討していただきたい。何か起きてから仮設住宅を造るときに、前々からそういう準備をしておけば──使わなければ無駄だろうという方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんけども、やはり使わなければ使わないほうがいいのであって、ただ、実際災害が起きてから仮設住宅を造るようなときに、恐らくそんな工事はできないと思いますよ、大工事になっちゃうので。やはりそういうことは前もって備えておくということも必要だと思うので、ぜひ関係部署と連携して、検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、6ページの土地利用の関係で2点ほどお伺いしたいと思うんです。
 1つは、赤破線で囲まれているところの、フェンスを設けるんだと思うんですが、どのようなフェンスを検討されているかというのが1つです。
 2つ目は、東西通路ができると、隣接する民家との関係、三鷹市の苦い経験では、当初の新川・中原のコミュニティバス、あそこで、あれは京王住宅のところの通りを通す予定だったんですが、隣接する数軒の人たちからのぞかれるという猛反対があって、頓挫して、しばらくたってから、今のコミュニティルートになったという経過があるんですよね。
 通路ができると、そういうところの懸念も生じるのではないかなというふうに思いますので、隣接する民家の人たちへの説明、理解というのが必須になるんではないかと思うんですが、その点いかがでしょうか。
 2点です。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  グラウンドのフェンスについては、当然必要だと思っております。この赤い破線は、今グラウンドの敷地を示していますので、このままフェンスができるというわけではございません。将来、こちら、一時避難場所・グラウンドとして設置する場所にフェンスを整備をしたいというふうに思っております。
 それから、通路に隣接する民家の方々への配慮、当然必要だと思っております。今、黄色いぽちぽちと想定した位置を示しておりますが、これも先ほど北側に回せばという御意見もあったところですけど、できるだけ、あまり周辺の民家の方々に接しないようなところを通りたいなというふうに考えているのが、1つの考えでございます。
 とはいうものの、少し数軒の方々の近くを通るイメージもありますので、その近隣の方々には御理解をいただくのか、場合によってはもう少し距離を取る位置に通路を設けるとか、そういった工夫は必要になるかもしれません。ただ、いずれにしてもつなぐことが大事だと思っていますので、通路の位置関係はこの点線の位置から多少変わるかもしれませんが、全くもって近隣の方々へ一切配慮しないとか、そういうことでは決してございません。
 以上です。


◯委員(嶋崎英治君)  ぜひ、配慮、丁寧な説明をお願いしたいと思うんです。その形態ですが、例えばネットフェンスというようなことも、1つの例としてあるんでしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  グラウンドに設置するフェンスについては、まず、先ほど説明の中でも、現状の課題、ボールが場外に飛び出してしまうというような課題も承知しています。そういったことからも、できれば防球ネットでしっかり、例えばサッカー、野球等のボールが場外に飛び出していかないような、そういったフェンス、ネットを設置したいなというふうに考えています。
 いずれにしましても、関係部署のスポーツと文化部さんとかとよく相談しながら進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員長(大城美幸さん)  委員長交代します。


◯副委員長(嶋崎英治君)  委員長を交代いたしました。


◯委員(大城美幸さん)  そもそもの質問がちょっと出なかったので、1点と、あと、ちょっと確認の質問をしたいと思います。
 まず初めに、医療施設と避難場所・グラウンドの位置。医療施設が南側で、グラウンドが北側というふうに考えた理由、日照権の問題が大きいのかなとは思うんですが、その理由をお尋ねします。
 もう一つ、確認ですが、先ほど来、東西道路は、北側のフェンスのほうに沿ってということはあり得ないのか。避難場所・グラウンドと医療施設と隣接するほうがいいという御答弁がありましたので、そういうふうに考えていいのかということ。
 もう一つ、先ほど来も質疑がありましたが、医療施設の大きさによって東西道路が動く、グラウンド・一時避難場所の大きさが動くと思うんですが、グラウンドを一定確保したい、広く取りたいという御答弁も何度かありました。この半分は確保するというふうに考えていいんでしょうか。
 最後、スケジュールで、10月上旬に地域住民、利用団体に説明をする。広報はいつ出すのか。
 それと、今年度中に医療施設の誘致に入るのかどうか。令和5年度誘致検討ってありますが、令和5年度からの誘致になるのか、お伺いします。
 以上。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  このグラウンド、医療施設、東西通路のこの配置の、なぜこういう配置になったのかということにつきましては、北側にグラウンドを設けて、一時避難場所も設けて、コミュニティ・センターの防災拠点との連携、また都道の調布保谷線まで一連で、一体的に活用ができるというような視点で、この北側に一時避難場所・グラウンドを設けております。当然、北側に医療施設を設けますと、一方の視点では、やはり北側の住宅地のほうに日照の問題であるとか、圧迫感の問題であるとか、そういった視点もあります。
 そういったところを踏まえて、こういった北側に一時避難場所、南側に医療施設というような配置を考えております。また、中央に東西通路を設置した理由につきましても、北側に──先ほど説明しましたが、24時間の開放となりますので、やはり住宅地の南側、目の前を夜間も通行があるということで、防犯の問題であるとか、音の問題、また照明がずっと夜間つきますので、そういった照明の問題もあろうかと思います。そういったことも踏まえて、東西通路は中央に持っていっております。
 グラウンドの半分確保という御質問につきましては、市が誘致したい医療施設、防災の拠点となるような医療施設、また、感染症にも対応できるような医療施設の規模を考えると、おおむね半分程度の敷地が必要だろうと、今一定の目安をつけております。それを考えると、一時避難場所・グラウンドも半分程度の確保になろうかというふうに考えております。
 広報についてですが、現在、10月の上旬頃に地域の市民向け、また、利用団体向けに説明会、説明する場を設けたいというふうに考えておりまして、その直前の広報に出して周知したいというふうに考えておりますので、今、何月何日号というふうには言えないんですが、事前の広報でしっかり周知していきたいというふうに考えております。
 また、今後のスケジュールで、医療施設の誘致についてなんですが、今年度はその誘致に向けた準備を進めていきたいと思います。まだ、公募方式になるのかという、そういった検討も進めておりますが、そういった要件整理をして、来年度、医療施設──事業者の選定に入っていければなというふうに考えております。


◯委員(大城美幸さん)  おおむね分かりましたが、1点、グラウンド、医療施設がおおむね半分半分ということでしたが、やはり利用している団体、市民からすると、ここを売却じゃなくて残したことはありがたいけれども、先ほど山田委員からも質問がありましたが、野球ができるスペース、サッカーができるコートというか、1面は取れるとか、医療施設が大きいものが来た場合、最低の基準──おおむね半分と言っているけれども、3分の1になっちゃうということはないですよねということを確認したいんです。この最低の基準を、1.2ヘクタールのうちどれくらいまでというふうに、グラウンドの確保として考えているのかを確認したいと思います。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  確かにグラウンドの面積、利用しているスポーツ団体の方々からすれば、広いほうがいいなという気持ちは理解をしております。その一方で、医療施設もここには必要だというふうに思っているので、それがどっちに行けばどっち、一方が広くなれば、もう一方が狭くなるという関係にありますので、そういった形から、今、おおむね半分という目安をつけているところです。
 少なくとも、じゃあ、最低3分の1にはならないようにとか、今そういったことを約束することはできませんが、両方が成り立つようにできるだけ考えたいというのが、今の考えでございます。
 当然、先ほど、土屋委員からもお話がありました、じゃあ、ほかに民間施設もこちらに誘致する考えはというと、それはその面積で使ってしまうのはもったいないと思いますので、それよりはグラウンドを広げたほうがいいかなという考えがあります。したがって、医療施設と、それからグラウンドの2つに絞りながら、一番いい最適の位置を考えたいと思います。最低限、基準として、2分の1までは、3分の1まではというところを、今、この段階で決めることはできませんが、おおむね半分ぐらいというのが今、方向性として考えているところです。
 以上です。


◯委員(大城美幸さん)  分かりました。ぜひ、グラウンドの部分が多く残ることを期待しています。
 以上で終わります。


◯副委員長(嶋崎英治君)  委員長を交代します。


◯委員長(大城美幸さん)  委員長を交代いたしました。
 ほかに質問、ありますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で都市再生部報告を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩します。御苦労さまです。
                  午前10時58分 休憩


                  午前11時06分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  生活環境部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  生活環境部からは1件、三鷹むらさき商品券事業についての経過報告をさせていただきます。
 それでは、御説明申し上げます。


◯生活経済課長(立花省二君)  それでは、むらさき商品券事業につきまして、経過報告をさせていただきます。8月8日の臨時会でお認めをいただきました事業につきまして、現在の進捗状況になります。
 まず1、取扱店の申込み状況でございます。取扱店につきましては、8月16日から申込みを受け付けいたしまして、最終的には12月16日まで受け付ける予定となっておりますが、9月下旬に、取扱店の一覧のチラシ、こちら印刷したものを全戸配布する予定となっておりまして、これの関係で一旦8月31日の時点で締めた件数として、今回、437店ということで御報告をいたします。
 こちらにつきましては、米印2つ目にも書かせていただきましたが、前回の756店というところから見ますと、現段階では57.8%の件数、ただし、令和2年のデジタルのみで参加していただいた店舗が10店舗、紙と併用で参加していただきました店舗が563店舗、合計573店舗ございましたので、仮にこちらと比較しますと、現段階では、76%の参加状況というふうになっております。
 こちら、紙で一覧にしたものを9月下旬に配布をいたしますが、その後、追加で参加がございました店舗につきましては、ホームページで広報をしていく予定となっております。
 続きまして、2の商品券の購入申込みでございます。こちらにつきましては、期間は9月30日から10月14日の2週間を予定しているところでございます。方法としまして、(1)にありますインターネットの申込み、(2)にございます専用はがきの申込み、8月の臨時会のときにはこの2種類でということで御報告をさせていただいたところでございます。今回、(3)としまして、専用のはがきでなくても、同様の内容をきちんと書かれているはがきによる申込みにつきましては、申込者の利便性向上を図る観点から、お受けするということで追加をさせていただく予定にしております。
 続きまして、3の販売期間になります。これの特に土日の販売の関係でございます。こちら、販売期間は11月10日から11月30日の3週間を予定しております。平日につきましては、市内19の郵便局、こちらで販売をしていただくということになっております。この3週間のうち、土日及び祝日が計7日間ございます。(1)に表記している7日間でございます。こちらの期間につきまして、販売体制を組みまして、市内で2か所を組むことといたします。(2)、時間にありますとおり、両方とも9時半から4時半ということで統一をさせていただきまして、(3)の場所にありますとおり、駅前地域の拠点として、三鷹駅前コミュニティ・センターの1階ホール、イにございます市役所第三庁舎、こちらの会議室、この2か所で販売をしたいというふうに考えております。
 主な混雑対策といいますか、先日、多賀城市さんの事例も出てきましたけども、三鷹市としましても、令和2年度のこともございますので、今回は混雑対策として一定の取組を予定しております。事前に、購入の申込みの段階で希望する購入場所を把握することで、一定程度、どの販売所に何件来るのかということを把握させていただいて、しっかりと体制を組みたいというふうに考えております。
 また、購入引換はがきの発送も、段階的に発送することによってタイミングの分散、これも図っていきたいというふうに考えております。また、他市の販売状況、こちらも参考にさせていただきまして、やはり販売期間の最初のほうに集中するということがある程度把握ができておりますので、特に12日、13日の土日、こちらもしっかりとした体制を組んで対応していきたいというふうに考えております。また、今回は先着制ではございませんので、足りなくなるということはありませんので、こういったことも購入引換はがきの中できちんと案内して、焦らなくても大丈夫だということをしっかりとお伝えをしていきたいなというふうに考えております。
 最後に、4の周知方法でございます。こちら、(1)にありますとおり、取扱店舗のポスターの掲示等も含めて、事業をやっているということと、この店舗で使えるということもきちんと明示をしていきたいというふうに考えております。
 (2)が、先ほど御案内いたしました店舗一覧の全戸配布、こちらは、現段階では9月24日から3日間程度で配布をする予定としております。「広報みたか」と同じシルバー人材センターの方にお願いをしまして、併せて市政窓口やコミセン等にもこちらのチラシの配架をする予定となっております。
 続きまして、(3)の「広報みたか」でございます。次の9月3週目号──18日号で、事業の概要を広報いたしまして、その後も、適時のタイミングで御案内をしていきたいというふうに考えております。10月1週目号では、申込みの受付中ですよという御案内、11月1週目号では、これから販売が開始されますという御案内、1月の3週目号では、利用期限のお知らせということで、利用の勧奨、こちらをしていきたいというふうに考えております。
 最後に、商品券の公式サイト、こちらも商工会を通じて発注している事業で、専用のホームページがございますので、こちらでも取扱店の一覧も含めて御案内をしていくということになっております。
 私からは以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございます。質問いたします。
 まずは、商品券の購入申込みなんですけれども、3つ方法があるということで御説明がありましたが、この重複についてはどのように確認されるのでしょうか。


◯生活経済課長(立花省二君)  インターネットではフォームがありますので、そこできちんと項目ごとにデータが入ってまいります。はがきで受けた分につきましても、同じ項目でデータを起こしまして、最後、締め切ったところで、データを並べ替えて重複をチェックするという段取りを予定しております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ここは大事なところなので、しっかりとチェックをお願いします。
 次に、使える店舗です。前回よりもちょっと少ない印象で、懸念しているスーパーについてちょっとお伺いしたいんですけれども、スーパーについては、現在、何店舗使える予定なのでしょうか。


◯生活経済課長(立花省二君)  スーパーについては、今、具体的に8件となっております。ただ、いわゆる大手のスーパーさんは入っている状況でございます。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。思ったより御協力していただけるスーパーさんがあるということで安心しました。具体的には、今度またお伺いしたいと思います。
 次に、ちょっと令和2年度と比べて少ないんですけれども、デジタルに対応されない店舗様の御協力がちょっと難しかったのかという点を、ちょっとお伺いしたいのと、あとは、今後増やしていくための取組についてお伺いします。


◯生活経済課長(立花省二君)  そういう点では、今回まだ、前回参加していただいて、今回参加されなかった店舗のヒアリング、これもやらなきゃいけないなというふうに考えているんですけど、まだちょっとできておりません。
 ただ、大きいところで、例えばタクシーの事業者さんについては、やはり機器の問題と、あと従業員というか、運転士さんの方、たくさんいらっしゃる中で、なかなかそれを統一的な対応を徹底するのが難しいという話は既に聞いております。ちょっと、ここはやはり事業をやる段階から課題というふうに認識しておりますので、この後、次回のためにもきちんと検証していきたいなというふうに考えております。
 さらに店舗の勧奨みたいなことについては、現段階ではちょっと今、考えておりません。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。事業がどんどん始まったり、広報などでこういうのをやるんだということで機運が高まってくると、店舗も増えてくるのかなというような気もしていますので、引き続き店舗が増えていくといいなと思います。
 次に、先ほど、販売期間とか、販売方法についてなんですけれども、焦らなくていいことはぜひ周知していただきたいのと、あとは混雑対策で、どの販売所で買われるかというのも申込時にチェックするということでよろしいのか、確認1点。
 あと、タイミング分散について、ワクチンで市民の方も慣れているかと思うんですけれども、これについては、あの家が届いて、私はまだ届いてないとかあると思うので、これについてもあらかじめ分かりやすく周知していただきたいと思うんですが、教えてください。


◯生活経済課長(立花省二君)  今回、分散については非常に重要だというふうに考えておりまして、周知のほうをしっかりと図っていきたいというふうに考えております。
 到着のタイミングのところですけども、これは郵便局さんの集配の担当の部長さん等とも話をさせていただきまして、やはり同じ家庭の中で、例えば届く、届かないとか、そういったことがないような配慮もきちんとするようにはしております。
 ただ、やはり最大5つぐらいに分割する予定になっていますので、同じ地域の中でも若干のばらつきはちょっと出てしまうかなというところは、私どもとしても懸念しているところですけども、それでもきちんと届くこと、配達記録郵便で配達をしまして、配達されているかどうかも含めて確認ができる状況にはしますので、問合せがあった場合もきちんと対応できるようにしていきたいというふうに考えております。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  ちょっと補足をさせていただきます。焦らなくてもいいよという部分の周知につきましては、事前申込制でという下などに、先着制ではありませんというようなことを申し添えるなどして、念入りに周知していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯生活経済課長(立花省二君)  すみません、最初の質問にちょっと答弁が漏れておりまして、失礼いたしました。購入申込みの段階で、19の郵便局と、この2か所の販売所──土日の販売所、こちらの希望の箇所をきちんと記入をしていただきますので、必ずそこでしか買えないというわけではないんですけども、その情報をいただくことで販売所ごとの数量というのを事前に把握が一定程度はできますので、そういう情報を有効に活用して、体制の準備等もしていきたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。タイミングの分散については、混乱を避ける意味でも重要だと思うんですけれども、例えばですよ、ワクチンの場合は年齢ごとに分けていたりとか、市民に分かりやすい順番だったんですけれども、今回の順番というのはつけにくいと思うんですよね。なので、例えば五十音順なのか分からないですけれども、市民に何で私が後回しにされちゃったんだろうというような、不快な思いをさせないような説明をしていただきたいと思うんですが、順番が決まっていれば、ちょっと今教えていただきたいなと思うのと、分かりやすい周知について求めたいと思うので、その点についてお伺いします。


◯生活経済課長(立花省二君)  こちらについては、郵便局さんの配達の体制との兼ね合いもありまして、細かい順番の仕様みたいなところまでは、現段階でお話しできる状況ではございません。ただ、郵便局さんとしても、届いた方の、今度、窓口で購入につながっていく関係もありますので、基本的には、まず面的にばらばらになるようにという形で配達をさせていただきます。
 ただ、ちょっとその後の、今御例示のありました年齢とか、そういったことでの並び順というか、その順番みたいなことというのは、年齢の情報もない状態ですので、そこは非常に難しいかなと思います。なので、やはり住所とか、どっちかというと、やっぱりお名前とかというところで調整していくということになるかなというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。年齢で分けなくても全然いいんですけれども、市民に、何で私がちょっと後になっちゃったんだろうというのが説明できたりとか、そこはちょっと郵便局さんにお任せしちゃっているからとかなのか、市民にとって分かりやすいように説明できるように用意しておいていただけるといいかなというふうに思います。
 最後に、1人1枚は必ず買えるという立てつけになっていると思うんですけれども、先日、多賀城市さんの例もありましたけれども、余った分に関してはどうされるのかなというのを確認したいと思います。


◯生活経済課長(立花省二君)  最終的に残が出るということは、他市の状況から見ても想定はしているところです。こちらについては、やはり基本的に全部売り切るために、やっぱり先着制とか、結局並んでもらって全部売り切るところまでやるという形が、もし売り切ろうとすると必要になってしまうんですけども、やはり今回、そういった混乱もまた改めて想定されますので、残数についての再販売はしない予定でおります。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか。


◯委員(小幡和仁君)  お疲れさまです。さっきの御説明では、スーパーは取扱店に参加するのはシステム的に難しいんじゃないかというお話があって、それで非常に私も、スーパーが対象にならないと、この商品券の売行きということでは厳しくなることが想定されるので心配していたんですけれども、今回、8店がお取扱いをいただけるというお話でした。これは、具体的に何か努力をされたのか、説明をされてシステム対応されたのか、さらに言えば、このスーパーの対象店がさらに広がる可能性はあるのか、そこら辺をお聞きしたいと思います。


◯生活経済課長(立花省二君)  御指摘のとおり、8月8日の補正予算の審議をいただく段階では、やはり私どもとしても非常に懸念をしていたところでございます。前回の実績も含めて、やはり紙とかでないとなかなか対応してもらえないのかなというふうに思っていたんですが、受付を開始した後に、参加店舗向けの説明会、これは参加を検討している店舗にも御参加いただけるような形で、説明会を8月22日、23日とさせていただいたんですけども、そのときにも質疑がある中で、大きい店舗になればなるほど、やっぱりレジの台数が多かったりとかというところで、レンタルのスマホの確保がどうなのかということのお問合せ、御質問もございました。
 今回、システム的には何も変えてはいないです。変えていない状況で、あくまでもスマホに専用のアプリを入れていただいて読み取るという方法です。規模の大きいところでは、レジの台数に対して、きちんとその読み取りのスマホが用意できるかどうかというところが懸念されておりまして、それは一定の台数、見込みを確認した中で対応できるということで回答したところ、一定のスーパーさんが参加していただけた状況になっております。
 ただ、一方で、かなりレジが先進的といいますか、完全なセルフレジみたいなところでやっているスーパーさんですと、やはりその決済のシステムがクレジットカードとか、大手のペイメントの会社とか、そういったものでないと対応できないというところもございまして、一部、今回は見送られているスーパーさんもあることはあるという状況にございます。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。ありがとうございます。
 次に、この商品券の購入に関してなんですけれども、これは、先ほどちょっと山田委員からもお話がありましたが、基本的には二重に購入できないとか、あるいは、今回はたしか市内在住の方に限られて買われるということだったと思うんですけど、そういった意味で、お一人お一人の名寄せをするのか、そこら辺確認したいのと。
 あと、最低でも1枚は当たります、当選しますということだったんですが、1枚か、あるいは希望する枚数、この二択なのかということと、例えば5枚希望していて3枚とかということを想定しているのか、そのケースは5枚か1枚なのかということ。そもそもその抽せんというのはどうやってやっていくのかということについて、やっぱりここは公平なものというのが非常に要求されると思うんですけれども、そこが担保される仕組みとして、市として導入していただけるのか。
 また、当選された方への通知方法、ここら辺は家族単位でするのか、個別単位でやるのか。ここら辺について、お伺いをしたいと思います。


◯生活経済課長(立花省二君)  商品券の購入について御質問いただきました。重複の確認につきましては、こちらは、先ほど御説明させていただきましたとおり、名寄せを行って重複の排除をいたします。
 あと、抽せんの仕組みのところでございますけども、1人1枚を申し込む方も当然想定されますし、ちょっと多めにという形で申し込まれる方もいらっしゃるかなと思います。まず、申込みを1人1件ずつの単位で1枚ずつ割り当てることとしまして、そこで、合計20万枚に対して残った分、これを2枚目以降、希望している方の中でまた割り振って、もしそこが2枚目の希望者数と残数、これが残数が足りなければ、2枚目以降を希望している中で抽せんをさせていただいてという形になります。
 なので、その場合は、市全体で見れば1枚の方と、一部2枚当選するという方がいらっしゃるという状態になります。なので、まず低い枚数のほうに寄せて割り当てて、残ったら、割り当ててみて足りないようであれば、抽せんするという形になっております。ちょっと分かりますか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  これ、誰が説明しても分かりづらいんですけど、ちょっとトライをいたします。希望枚数、いろいろ出てきますけれども、まず1人1枚ずつ配っていきます。2枚目も配っていきます。どこかの時点で、もう2枚しか要らない人はそこで排除をします。3枚目も配る、4枚目も配るんですが、どこかで20万枚達しちゃった場合、同じ4枚希望している人の中で、途中まで配れている人と、配れてない人が出てきますので、そこは抽せんになります。
 ですから、5枚までの間で、1枚か5枚ということではなくて、配り終わるまで、なるべく希望数に沿った形に近づけていって、どうしても同じ枚数を希望している人の中で配り切れない場合は、そこの部分だけを抽せんするという形になります。分かりづらいかもしれませんが。


◯生活経済課長(立花省二君)  割当てというか、抽せんは今の説明、部長にしていただいたとおりでございます。抽せんにつきましては、システムを使った抽せんを行いまして、公平に抽せんをするところでございます。
 また、通知につきましては、世帯単位ではなく、個別に1人1枚ずつのはがきで行く形になります。
 以上です。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  個人の確認については、例えば住基を使って厳格な確認をするというようなことは行いません。郵便が届くということをもって、一定程度の確認ができるということで考えております。
 以上でございます。


◯委員(小幡和仁君)  先ほどの御説明の確認ですが、結局、そうすると、最初に1枚を全員に割り当てる。2枚以上の方をグループとして集めてきて、2枚以上の方に全員に2枚を割り当てる。さらにまだ口数が余ったら、今度は3枚以上のグループの人を全部集めてきて、その方たちに3枚を割り当てる。だけど、もしそこの段階で口数が全員に割り当てられなければ、そこは抽せんにする。そういうことで、先ほど私、5枚か1枚の二択というお話をしましたけど、そうじゃなくて、全員が1枚、全員が2枚、全員が3枚、ほとんどの人が、そういうケースがあるという、そういう形になるということでございますね。


◯生活経済課長(立花省二君)  委員、御認識のとおりでございます。


◯委員(小幡和仁君)  それから、部長のほうから、お一人お一人に郵送するというお話があったんですが、これは結構経費的に大変かかると思うんですけれども、そこら辺の検討、もう少し経費がかからないようなやり方がなかったのかという点について、そこの検討状況をお聞きしたいのと、あと、郵便が届くということになると、実際に実在していなくても、名前と姓名が一緒だと申し込めるような気もするんですけれども、そこら辺は大丈夫なのかなというちょっと懸念がありますが、そこら辺、いかがお考えでございましょうか。


◯生活経済課長(立花省二君)  まず、1点目、経費の関係の御質問でございました。やはり経費につきましては、8月8日の臨時会のところでも様々、御意見、御議論いただいたところでございますけども、今回やっぱり令和2年度に引き続いて、この事業を実施するということもございまして、市側としましては丁寧に、確実な形でやっていきたいというところもございまして、今回この選択をさせていただいたところでございます。ただ、御指摘のとおり、この事業、最終的なところでも費用対効果とか、そういったことは、やはり課題としては確認していく必要があるだろうというふうには認識しているところでございます。
 あと、郵便の本人確認のところですけども、こちらの本人確認をどこまで厳格にやるかというところも、事業の検討の段階でやはり議論になったところでございます。そもそも令和2年度の事業につきましては、そういったところ、デジタルによっては市外も可能というような枠組みにさせていただいたところを、今回あえて市内在住の方というふうに限定をさせていただいたところです。令和2年度の経過の中で、今回は市内の方ということにまず限定をさせていただきつつ、確認の方法につきまして、やはり厳密には住基とかっていう手法があるにはあるんですけども、やはりそこには膨大な手間ということもございますので、郵便が届くということをもって確認をさせていただくという形にさせていただいたところでございます。
 お届けいただくフォームとしてお名前、あと読みとしての振り仮名もお届けをいただきまして、もちろん住所でも重複を確認しますので、加えて郵便局さんが日頃配達をしているというところ、郵便物は、分からないけど配達するということは基本的にはないというふうに考えておりますので、その2つの組合せの中で、外形的には一定程度の本人確認はできているというふうに考えているところでございます。


◯委員(小幡和仁君)  私の意見ですけど、やっぱり住基でちゃんと名寄せしてチェックしないというのが──それほど大変な労働がかかるのかなというのはちょっと感じました。当然、三鷹市民が対象ということであれば、そこは市民のデータ等をぶつけて、はじくという作業を本来はこういった公のものについては、むしろすべきではないかなというのをちょっと感じます。
 それと、もちろん、市民の方がそういう悪いことをするというのは考えたくもありませんし、基本的にないと思いますけれども、でも、こういったものが極めて厳格に運用されるということをお示しするということは、やはり市の姿勢としても重要ではないかなという観点でいうと、やっぱり郵便物が届くということでいいというやり方はちょっと乱暴といいますか、少しそこら辺の批判を受ける可能性が出てくるなということを心配いたします。
 以上、これは意見でございます。


◯委員(土屋けんいち君)  すみません、1点だけ。先ほど来、答弁ありましたこの抽せん、それから、当選通知はがきの発送、それがこの2と3の間にやっぱりあるべきだと思うんです。そこが飛んでいるような気がするんですけど、申し込んで、いきなり販売ですよね。2と3の間に抽せん、通知はがき、先ほど来、小幡委員からの質問の答弁があるべきだと思うんです。それで、今後、市民に周知するに当たっては、絶対それがないと、訳分からないと思うんですけども、いかがでしょうか。


◯生活経済課長(立花省二君)  ちょっと今回、8月の議会で一定程度お示ししたものからの具体化したこととか、変更したところを中心にちょっと御報告をさせていただいたんですけども、今、御指摘のとおり、全体の流れとしては分かりにくかったのかなというふうに感じます。申し訳ございません。
 こちら、9月16日、9月3週目号の「広報みたか」では、こちらの部分につきまして全体の流れ、分かるような形で広報してまいります。ということで、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。


◯委員(土屋けんいち君)  よろしくお願いします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で生活環境部報告を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩いたします。
                  午前11時44分 休憩


                  午前11時45分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  それでは、資料1の三鷹台・大沢地区のコミュニティ交通実証運行について御説明をいたします。今回の御報告は、三鷹台・大沢地区のコミュニティ交通の実証運行に当たりまして、前回の本委員会で御報告しました車両のネーミング募集の結果や車両デザイン等について御報告をいたします。
 初めに、1番の使用車両ネーミング募集状況です。募集期間は8月5日から25日までの3週間です。募集の状況ですが、総数で144通の応募がありました。ネーミングの件数ベースでの内訳ですけれども、小型EVバスが134件、AIデマンド交通が124件となりました。ネーミングの選定については、(4)の住民協議会での選定にありますように、井の頭住民協議会では選定委員会を開催し、候補作品の選定を行いました。大沢住民協議会ではネーミングの一覧をコミュニティ・センターに貼り出しまして、シール投票により選定を行いました。住民協議会での選定後、市で著作権や商標登録等のチェックを行いまして、市でも検討させていただき、最終的に(5)の最終決定のところですけれども、アの井の頭地区の小型EVバスは、井のバス──イノバスのイは井の頭の井、井戸の井です。井のバス、号はありません、井のバスです。イの大沢地区のAIデマンド交通は2つありますけれども、2台分ですけれども、大沢めぐり号と大沢ほたる号と決まりました。
 次に、2番の使用車両のデザインです。別紙の1をお開きください。別紙1は、三鷹台地区の小型EVバスの車両デザインのイメージです。右側の車体のイメージにありますように、車体の側面と背面にラッピングを行います。側面や背面には、先ほど決まりましたネーミングを明記します。また、運転席、助手席──前方部分の側面、それから背面には第五小学校の交通標語を掲載するなど、地域の交通として親しんでもらいたいと考えています。
 今回、電気バスが運行用で1台、また予備車で1台の計2台ありますので、交通標語は令和3年度と令和2年度のものを、それぞれデザインとしてラッピングをいたします。なお、最終的なデザインについては、今回、ネーミングが井のバスとなりましたので、実際にその名称を入れ込んで、バランスですとか、文言的なものを調整して、最終的に作成に移りたいと思っています。
 次に、別紙2を御覧ください。別紙2は、大沢地区のAIデマンド交通の車両デザインのイメージです。車両については、2台を運行事業者からの借り上げで使用します。車両の色については、運行事業者との協議の結果、借り上げのため運行時間以外は事業者の事業に使用する可能性もあるとのことで、統一することはできませんでしたが、マグネットシートにより統一感を持たせたデザインとしました。マグネットシートは、前方座席と後方座席のサイド部分、それとフロントと背面のリア部分にそれぞれ貼り付けまして、ネーミングやデマンド運行の周知を行います。
 また、マグネットシートについては、背景を青色に統一しつつ、車体の色が異なることから、黒色の車体のほうは、青空を基調としたものとして、白車体のほうは星空を基調としたものとして、より目に留まるような工夫をしていきたいと考えています。
 大沢デマンド交通については、大沢めぐり号と大沢ほたる号ですので、左側の青空を基調としたほうに大沢めぐり号、右側の星空を基調としたものを大沢ほたる号としていきたいと考えています。なお、QRコードは、予約サイトが出来次第、正式なものに対応していきたいと考えています。
 この別紙1、別紙2とも、ネーミングが決まりましたので、全体的なバランスですとか、デザイン等の調整を図りまして、最終的な作成に移りたいと考えています。
 それでは、資料1にお戻りいただきまして、3番、大沢AIデマンド交通乗降ポイントマークです。大沢地区におけるデマンド交通は、乗降ポイントが、ランドマークとなる公共施設や公園、コンビニなどの分かりやすいポイントを設定しているところもありますが、一方で、住宅地内のポイントでは、町会掲示板や生産緑地の看板、また集合住宅の駐輪場前など、より分かりやすく表示するため、(1)のような乗降ポイントマークを現地に設置をする予定です。
 つまり、全てのポイントではなく、(2)にありますように、住宅地内のポイントで分かりやすくするための目印として設置をしていきたいというふうに考えています。なお、現地に設置するマークの大きさなんですけれども、30センチ角ぐらいの大きさを基準にしています。デザインについては、現地で実際に合わせた際の見栄え等も考えながら、最終的に調整していきたいと考えております。
 それでは、裏面に移りまして、4番の実証運行地域利用説明会です。(1)の井の頭地区では、電気バスの検証を行うため、地域の方にモニターになっていただき、一定期間実際に乗車して、より詳細なアンケート調査や意見交換会に参加していただく取組を行います。そのモニター制度に応募いただいた方向けの説明会を実施いたします。
 (2)の大沢地区では、運行開始前に利用手順や予約アプリの利用方法などの説明会を地区公会堂やコミュニティ・センター等で実施いたします。また、運行開始後におきましても、利用をサポートするため、必要に応じてアプリ体験説明会を実施していきたいと考えています。
 続きまして、5番の地域等関係団体周知につきましては、これまでも地域の各団体に説明をしてきたところではございますけれども、開始前にいま一度説明に回っていきたいというふうに考えています。
 最後に6番のスケジュールですけれども、9月24日開催予定の交通安全フェスタにおきまして、実証運行の周知や車両の展示、体験乗車、ネーミングの周知を図りたいと思います。10月6日から、先ほどの4で御説明した説明会を皮切りに順次開始していきます。そして、10月24日の実証運行の開始に合わせまして、11月には地域版の広報紙にも掲載していただき、地域での浸透を図っていきたいというふうに考えております。
 説明は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。1点だけ質問させていただきます。乗降ポイントのマークについて、作っていただきましてありがとうございます。やっぱり私、引っかかるのは、全部につけてほしいなというふうに思っています。確かに公共施設であったり、公園であったり、コンビニであったりは分かりやすいんですけれども、例えば公園の前の、ここにいていいのかなというふうに迷われる方もいらっしゃると思います。私も不安になるタイプなので、本当にここで合っているのかとか、ちょっと悩んじゃう市民がいるんじゃないかなというふうに思います。なので、公共施設、公園、コンビニなどにもつけていただきたいと思うのですが、御所見を伺います。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  今回、このマークを現地に設置しようという取組に当たりまして、全部で65か所程度、ポイントはあるんですけれども、65か所全て回って、そのポイントの周りの状況等も現地、全て確認をしました。その中で、やはり○○公園とか、○○児童公園という看板の前ですとか、コンビニの駐車場みたいなところは、比較的分かりやすいなと。ここの前に立っていれば、車両が来ても分かるかなというところで判断させていただいて、ただ、住宅地の中にありますポイントについては、確かに目印になるような生産緑地の看板等もあるんですけれども、ちょっと分かりにくいなというところもありましたので、そこについては念にはというところで、現地にマークがあると分かりやすいだろうという形で、今回、住宅地の中で15か所程度、このマークをつけていきたいというふうに考えています。
 運用開始した後に、それ以外のところについても、やっぱりマークがないと分かりにくいとかというようなお声をいただきましたら、その都度、必要に応じて検討はしていきたいなというふうには考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  1点だけちょっとお伺いします。この今のマークなんですが、この見本では10って書いてありますけど、今部長がおっしゃったように60──それは通し番号で貼られていくという認識でよろしいですよね。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  委員おっしゃるとおり、このポイントの番号に合わせてマークの番号をつけていきたいというふうに考えています。


◯委員(粕谷 稔君)  であれば、例えば近隣の方への説明会でしっかり説明して、私の一番近いところは、例えば45番だよとか、そんなようなことが分かりやすく捉えられるような──ユーチューブとかでもやっていただく予定だというふうに伝え聞いていますので、工夫をして、大変御苦労されたと思いますけれども、うまくいくように頑張ってください。よろしくお願いいたします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑。


◯委員(小幡和仁君)  ちょっと意見ですけど、このマークの件ですけど、やっぱりいろんな市民の方が乗られると想定します。特に、これからどんどん高齢化社会になっていく中で、例えば軽い程度の認知症の方とか、そういった高齢者の方が特にこういった乗り物に乗るということを考えると、やっぱりその方が分かりやすい乗り方というのを配慮していく必要があると思うんです。
 いわゆるユニバーサルデザインじゃないですけれども、そういった意味で、多分若い方の感覚でいうと、ここにコンビニがあるからとか、多分、ここは公共施設があって非常に分かりやすいというお考えだと思うんですけれども、特に認知症とか入ってきたり、高齢になってくると、番号で認識するというのは極めてシンプルであり、分かりやすい。10番、10番とずっと言っていれば、人に、たしか10番だったと思うと言うことで、それでほかの人に連れていってもらうということも可能になると思います。
 そういった意味で、いろんなことをやっぱり配慮する必要が、私はあると思います。これは意見です。
 それと、今回、大沢地区のこの車の絵を見たんですけれども、これは前回、寿交通さんと境交通さんにする予定ということで、それが決定したということだと思うんですけれども、この2つの車は環境に配慮した車になっているのかということと、あと、今回、これはトヨタさんなんですけれども、やっぱりスバルさんというわけにいかなかったのか、そこら辺、ちょっとお聞きしたいんですけど。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  今回、大沢地区で使用するAIデマンド車両については、あくまでも借り上げの車両になりますので、委員おっしゃるように、境交通さんと寿交通さんの車両を借り上げで、一時的にこの運行時間帯お借りするというような形になりますので、そこはやはりその運行事業者さんの所有する車両がベースになってくるということですので、車種ですとか、性能については、そういった事業者さんのある意味都合というような形にはなってしまうというのは、御理解いただきたいと思います。


◯委員(土屋けんいち君)  1点だけ、大沢地区の利用説明会なんですけど、この10月15日の土曜日、大沢台小学校と羽沢小学校の運動会なんです。そうすると、お子さんやお孫さんが小学校に通っている人も聞きたいなという人もいると思うので、これ、もう一つずつ時間、夕方とかにあってもいいのかなと思うんですけども、その点の御配慮、いかがでしょう。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  その大沢地区の運動会の日程については、こちらもちょっと把握していなかったところでございますので、まずはこの地域での説明会、開催させていただきまして、その他の説明会についても検討はさせていただきたいというふうには考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  雨が降れば関係ないんですけども、一応重なっているので、夕方もう一回ずつやっていただければいいのかなと思いましたので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
では、以上で都市整備部報告を終了いたします。
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◯委員長(大城美幸さん)  休憩します。御苦労さまでした。
                  午後0時03分 休憩


                  午後0時04分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(大城美幸さん)  所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 まちづくり、環境に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(大城美幸さん)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
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◯委員長(大城美幸さん)  休憩いたします。
                  午後0時05分 休憩


                  午後0時05分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(大城美幸さん)  次回委員会の日程については、11月14日午前9時30分といたしたいと思います。その間、必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後0時06分 散会