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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年まちづくり環境委員会) > 2022/06/22 令和4年まちづくり環境委員会本文
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2022/06/22 令和4年まちづくり環境委員会本文

                   午前9時29分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認したいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩します。
                   午前9時29分 休憩


                   午前9時32分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、管外視察について、3、所管事務の調査について、4、次回委員会の日程について、5、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  市側が入室するまで休憩いたします。
                   午前9時33分 休憩


                   午前9時35分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  生活環境部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  それでは、令和4年度各部の運営方針と目標について、御報告をさせていただきます。
 まず、全庁共通の運営方針と目標でございますが、初めに、令和4年度の主な変更点について御説明をいたします。資料1を1枚おめくりいただきまして、右側のページの各部共通の運営方針を御覧ください。令和4年度の各部の運営方針と目標では、各部に共通する方針を冒頭で定めることといたしました。1の社会情勢の変動を捉えた機動的な対応では、新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナ侵攻、円安などにより日常生活への影響が拡大しています。こうした中、市民の暮らしに寄り添いながら生活への影響を的確に捉え、全庁横断的に機動的な対応を進めていくことを1点目の方針としてございます。
 次に、2の最優先事業の設定でございます。事業推進に当たっては、これまで以上にスピード感を持った取組が必要となることから、各部の運営方針における主要事業の中から、さらに10事業を最優先事業として設定し、徹底した進行管理を行っていくこととしています。最優先事業については、各部の主要事業の表題に星印、最優先と明示してございます。そのほか、主要事業の目的を新たに設定し、事業の実施により、目指すべき将来的な姿や状態、成果を記載することといたしました。
 それでは、生活環境部の「運営方針と目標」でございます。資料15ページをお開きいただきたいと思います。1の部の経営資源につきましては記載のとおりでございますが、正規職員45名で、男性30名、女性15名で構成してございます。5つの課のうち、環境政策課、ごみ対策課、生活経済課、都市農業課の4課がまちづくり環境委員会の所管でございます。
 2の運営方針でございますが、方針まる1は、厚生委員会の所管ということで、方針まる2の環境施策に関することから御説明をいたします。持続的発展が可能なまちを実現するための環境施策の推進を方針といたしました。環境保全、公害防止や地球温暖化対策などの環境施策を推進し、誰もが健康に暮らせる安全で快適な生活環境を確保した、持続的発展が可能なまちの実現を目指してまいります。また、10月22日、23日開催予定の「星空の街・あおぞらの街」全国大会により、大気環境保全に向けた意識の向上を図ってまいります。
 次に、方針まる3、農業施策に関しましては、魅力ある都市農業の育成と農のあるまちづくりの推進を方針といたしまして、様々な施策により農地の保全と利用の推進を図ってまいります。また、市民と農との触れ合いの場の提供などを通して、農のあるまちづくりを目指してまいります。さらに、持続可能な都市農業の施策検討に向けて、研究に取り組んでまいります。
 次に、方針まる4、経済施策に関する方針は、産業と生活が共生する都市の創造でございます。新型コロナウイルス感染症の長期化に加えて、ウクライナ侵攻などにより経済情勢が不安定となっていることから、これらの影響を注視しつつ、業績の回復・向上を図る事業者の経営支援を行うとともに、市民、事業者、関係団体と協働し、SOHO事業やものづくり産業を含めた価値創造都市型産業や商店街の振興を図ってまいります。
 次に、方針まる5、ごみ施策に関する方針は、環境に配慮した資源循環型ごみ処理の推進でございます。市民、事業者と協働でさらにごみの排出抑制や資源化を図るとともに、ごみの安定的かつ適正な処理を推進するなど、環境に配慮した資源循環型のまちづくりを目指します。
 次に、17ページでございます。3の令和4年度の主要事業と目標指標でございますが、それぞれ所管の課長より御報告をさせていただきます。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  私からは、この17ページのまる2、三鷹市地球温暖化対策実行計画(第4期計画)の第1次改定について、御説明をさせていただきます。この三鷹市地球温暖化対策実行計画につきましては、令和元年度から12年間の計画期間と目標を定めており、その第1次改定を行います。計画の改定に当たりましては、国の地球温暖化対策計画の削減目標を踏まえ、三鷹市全域の市民や事業者を対象とした区域施策編と、三鷹市の事務及び事業に伴う温室効果ガス総排出量に関する数量的な目標等について定める事務事業編、こちらに具体的な施策を盛り込みます。
 そして、本改定の目的である温室効果ガス排出量の削減などによる、カーボンニュートラルの達成につなげられるよう、計画に取りまとめます。
 目標指標といたしましては、年度内に本改定を実施することといたします。
 私からは以上です。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  私からは、次の18ページの一番上、まる3、学校給食用農産物の栽培促進に向けた取組について、御説明させていただきます。この取組に関しましては、従前、学校給食における市内産農産物利用のさらなる拡大のため、令和2年度に市立小・中学校の学校給食における市内産農産物購入経費の20%を支援する市内産農産物活用事業補助金と、市内産農産物の調達を担う東京むさし農業協同組合三鷹支店を支援する市内産農産物利用推進事務補助金を制定し、取り組んできたところでございます。
 この結果、令和3年度の学校給食における市内産農産物使用量は6万5,416キロ、使用率は17.0%となり、補助制度導入前に比べて、使用量は2.7倍、使用率は9.1ポイント増の2.15倍に拡大されました。しかしながら、市が当面の目標としている市内産農産物使用率30%にはまだ開きがある現状です。
 一方、市内では肥培管理はされているものの、高齢化等のために十分に活用されていない農地があります。このため、国が平成30年に都市農地の貸借の円滑化に関する法律を制定し、生産緑地地区内の農地の貸し借りが行いやすくなったことにより、市内では現在8件、1万7,450平米の農地が貸借され、有効に利用されております。このため、学校給食への市内産農産物の安定的供給量の確保を図るとともに、特に生産緑地地区内の農地の有効活用をさらに推進するために、この都市農地の貸借の円滑化に関する法律に基づき、学校給食用農産物を栽培するために貸借した農地について支援することにいたしました。
 支援の対象は、学校給食用農産物の供給に良好な実績のある認定農業者及び今年度新設する準認定農業者。補助要件は、事前に市と農業者の間で、貸借都市農地における学校給食用農産物の栽培契約を締結していること。補助金額は1平方メートル当たり100円とし、学校給食用農産物栽培面積分の対象基準額に、栽培品目ごとに設定した補助率を掛けた額。この補助率については、学校給食に使用されている量や現在の市内産農産物の供給の割合から、タマネギは1.5、ジャガイモ・ニンジン・大根は1、そのほかは0.5と設定する予定でございます。
 なお、目標指標は補助要件としている栽培契約の農地面積、50アール──5,000平方メートルといたしました。これは、現在、市内で貸借されている農地のうち、支援対象となる認定農業者等が貸借している農地面積7,263平方メートルの約70%に当たります。
 説明は以上です。


◯生活経済課長(立花省二君)  私からは、引き続き、まる4の商店会の販売促進と活性化に向けた支援の実施について、御説明させていただきます。
 昨年度、三鷹市商店会連合会と商工会が独自に開発しました商店会活性化のためのアプリ「ミィね!mitaka」というのがございまして、こちらを活用した市内一斉セールの取組を支援するものでございます。このアプリ「ミィね!mitaka」はスタンプラリー機能や、位置情報を活用した情報発信機能を備えておりまして、これらを活用したイベントの開催を通じて、参加者の方々、楽しさとか、便利さを実感してもらえるものとなっております。
 これらをきっかけとしまして、これまで商店会を知らなかった方、知っていても利用されてこなかった方を新たに誘引することで、商店会の活性化を図っていくものでございます。今年度は一斉セールに関するアプリの改修費の一部、セールやイベントの広報、景品に関する経費等を市商連に対し補助することで支援していくものでございます。なお、この一斉セール、昨年開発された後すぐに一度行っているんですけども、その際の課題などに対応しながら、今年度取り組んでまいりたいと思っております。
 私からは以上です。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  19ページをお開きください。まる5、粗大ごみ収集処理体制の強化について御説明させていただきます。粗大ごみ処理制度は、品目別ポイント制を見直し、令和3年10月から品目別料金制に変更いたしました。新型コロナウイルス感染症の影響により、外出自粛により自宅の整理をする方が多くなったことに加え、粗大ごみ処理制度の変更による排出利便性の向上などにより、粗大ごみの収集申込件数が増加いたしました。
 粗大ごみを収集するまでの待ち時間が長くなっていることから、令和4年度は収集体制を拡充し、さらなる市民サービスの向上を図るとともに、生活環境の改善につなげてまいります。
 今後のスケジュールになりますが、令和4年4月から9月は、現在の市の直営収集、週3回行っている収集体制を延長して対応していきます。10月からは、委託事業者の車両を1台増車しまして、5台から6台で対応してまいります。このことによって直営収集は終了といたしまして、6台の委託業者の車両により、毎日収集が可能となります。目標指標は、粗大ごみの申込みから回収までの所要日数を、上半期では30日以内、下半期では20日以内としております。
 続きまして、資料1を御覧ください。ごみ減量・資源化の取組について、御報告させていただきます。令和3年度のごみ処理量の実績についてですが、令和3年度の総ごみ量は4万8,558トンで、令和2年度と比較して約1.8%、912トンの減少となりました。内訳といたしまして、可燃ごみは約0.7%、216トンの減少となりました。不燃ごみは約11.1%、193トンの減少となりました。集団回収は約2.1%、48トンの増加となりました。粗大ごみは約4.1%、83トンの減少となりました。資源物は約3.3%、462トンの減少となりました。有害ごみは約10%、6トンの減少となりました。資源物量につきましては、プラスチック、空き瓶・空き缶、古紙等の排出量が減少したことによるものが主な要因となっております。
 また、総ごみ量は4万8,558トンで、総ごみ量から資源物を除いた合計は3万2,571トンで、約1.5%、498トン減少いたしました。
 新型コロナウイルス感染症につきましては、まだ収束には至ってない状況ではございますが、ごみ処理量につきましては落ち着きを取り戻してきており、減少傾向となっております。
 続きまして、裏面を御覧ください。市民1人1日当たりのごみ総排出量についてです。令和3年度の市民1人1日当たりのごみ総排出量は698グラムで、減少となっております。ごみの減量につきましては、これまで新型コロナウイルス感染症の影響により、人を集めた各種キャンペーン等はなかなか難しい状況にありましたが、令和4年度からは、参加者の人数を絞ったり、時間を短縮するなどし、キャンペーンなど、啓発事業を再開して、さらなるごみの減量・資源化に努めてまいりたいと思っております。
 御報告は以上になります。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いします。まず、各部の運営方針なんですけれども、この生活環境部の方針まる4のところで、産業と生活が共生する都市の創造と書いてあります。一番下の行に、価値創造都市型産業というふうに書いてありまして、もう少しイメージですとか教えていただけるとありがたいのですが、お願いします。


◯生活経済課長(立花省二君)  三鷹は、特に工業とか、ものづくりは歴史的に──戦後は大きい大企業があったわけですけども、それらが徐々に転出をする中で、比較的中規模・小規模の事業所が残ってきているところでございます。こういった事業者に、継続して産業として残っていただく、活躍していただくというところで、その際の戦略として、付加価値の高い産業、こういったものを育成していくということを、産業振興計画の中でも位置づけて進めているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ものづくりだけじゃなくて、例えば今、デジタルの商品なんかもすごく勢いがいいですけれども、そういったデジタルのコンテンツだったりとか、サービスだったりとか、そういったことも含めての価値創造都市型産業──ものづくりだけじゃなくて、ということでよろしいですか。


◯生活経済課長(立花省二君)  委員、御指摘のとおり、そういう点では、三鷹市のほう、SOHOという言葉が出始めた頃から取組を進めて、小規模でも事業者として活躍できるもの、そういった方々を側面支援するような施策、あるいはその集積という形で取り組んでまいりましたので、ものづくりに限らず、時代に合わせてそういった産業の振興を行っているところでございます。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  若干補足をさせていただきますと、やはり都市型産業ということでございますので、環境に優しい住宅都市である三鷹と共存ができる産業ということも、視点としてございます。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。では、次の質問に移ります。
 ごみのことなんですけれども、排出抑制、資源化で資源循環型のまちづくりと書いてありますが、ちょっともう一つの報告資料と絡めてお伺いしますけれども、ごみ減量・資源化の取組について、令和2年、コロナでステイホームとかあって、すごくごみの量が増えたと思うんです。そこからすごい下がっているという御報告はそのとおりだと思うんですけれども、じゃあ、その特別な要因があった令和2年度をちょっと外して、令和元年度と令和3年度とを直線でつなぐと、やっぱり──例えば総ごみ量ですとか、総ごみ量から資源物を除いた合計とか、やっぱりちょっと上昇傾向にあるのかなというふうに思っております。
 具体的に排出抑制であったりとか、資源化を図るだとか、どういうふうにされていく方針なのかなというのを、ちょっとお伺いしたくて。資源化というのは、資源ごみの回収量のことなのか、それとも新たに──例えばある一部の市民の中で、使った廃油を集めて資源化しようとか、そういった動きも出てきていますので、そういった新しい取組なのか、ちょっとお伺いしたいなというふうに思っています。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  令和元年度と令和3年度を比較しますと、やはりまだ700トンぐらい、令和3年度のほうが多い状況にあります。ですので、ごみの減量・資源化の施策として特別に何かというものはないんですけども、今の1人当たりのごみの排出量も目標まであと10グラムということですので、特別な施策として何かという大きく減らす方法というのが今はないんですけども、生ごみの水をしっかり絞るだけでも20グラムぐらい減りますので、地道な対策ではありますが、またキャンペーン等を再開させつつ、ごみの減量に皆さんに努めていただけるよう対策していきたいなというふうに考えております。
 それから、資源化についてですが、今のところ特に──廃油をやられている方のお話などは聞いておりますので、西東京市の取組なんかも認識しております。ただ、今のところ廃油とか、新しい資源物の回収という観点は持っていない状況でございます。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。確かに、生ごみをちょっと絞ると10グラムくらいは減るかもしれないです。そういった小さな工夫だったりが、すごい大事で、でも、あまり市民に知られてないところかなとも思いますし。あとは、資源化だとしても、例えばプラスチックごみも、汚れたプラスチックとかを交ぜて出しちゃう人もいたりとか、やっぱり細かいところをいま一度気をつけていただきたいところは、ちょっと積極的に市民に伝わるように啓発をしていただければと思いますが、いかがでしょうか。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  委員おっしゃるように、やはり何と言っても啓発が大切だと思っています。その啓発によって、そういった小さな積み重ねが大きな減量、あるいは温暖化対策などにもつながっていくというふうに思っていますので、そういう形で進めていきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。あと、最後に商店会の販売促進と活性化に向けた支援の実施で、「ミィね!mitaka」、私もダウンロードしていますけれども、市民にやっぱりもう少し周知したほうがいいなと思っています。これはあらゆる手段、媒体で周知すべきと思うんですけれども、使い方も含めて、あと、使ったらどんなメリットがあるのかとか、そういったことも含めて周知していただきたいと思うんですが、その媒体と方法について、周知の内容について教えてください。


◯生活経済課長(立花省二君)  「ミィね!mitaka」の周知、広報の御質問でしたが、こちら、この後、今予定されているところでは太陽系ウォーク等、別のイベントとも連携した活用を今検討しておりまして、そういったイベントをきっかけに、その場面でも、当然ホームページ等でも広報をしてまいりますし、この一斉セールの前には、市の「広報みたか」も含めた広報をしてまいります。
 市の事業以外にも、個別に商店会がやるイベント等も行われていきますので、そういったところを機会を捉えながら、より参加者が増えるように、広報手段、工夫しながら取り組んでいきたいと思っております。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか。


◯委員(小幡和仁君)  3点ほどお聞きしたいと思います。まず1点目は、今、山田委員のほうからもございましたが、粗大ごみ収集処理体制の強化、資源循環型ごみ処理の推進という主要事業に関しまして、最初にお伺いしたいと思うんですが、これ、現在は所要日数はどのぐらいかかっておられるんですか。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  現在は、27日ぐらいの待ち日数になっています。粗大ごみの申込みから収集まで、27日待たないと収集できないという状況になっております。


◯委員(小幡和仁君)  それで、上半期30日以内ということなんですかね。下半期20日にするということなんですが、お話を伺っていると、結構これってやることは決まっていて、稼働台数を増やすとか、そういうことで対応するということなので、これを主要事業に挙げるというのが、これは──もちろん早く、所要日数が少なくなるというのはいいんですけれども、部の主要事業としてこれを挙げられたというところがどうなのかなというふうに、ちょっと正直感じているんですけど。
 先ほど、山田委員から資源循環型ごみ処理ということで、今のごみをどういろいろなエネルギーに変えていくとか、あるいは前からお話ししておりますが、下水の汚物、これをどうエネルギーに転換していくとか、こういったいわゆる資源を循環して新たなものをつくり出していくということに、むしろしっかりと生活環境部さんとしては、こういった方面にむしろしっかりと研究をしていく。そして、新しい三鷹、より資源を活用していく三鷹をつくっていくというところに、主要な事業としては取り組んでいくべきではないかなとちょっと思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  ごみ処理という、廃棄物行政の部分が私の答えになるかもしれないんですけども、確かに委員がおっしゃるとおり、廃棄物行政の方向性も、脱炭素だとか、最近はサーキュラーエコノミーという、今までのリサイクルではなく本当に循環を進めるような状況にヨーロッパとかでは進んできていますので──確かに今の廃棄物行政というのが、ごみの分別、今までのごみ処理場の問題とか、ごみを減量する、資源化するというようなことがメインの行政になっておりますので、それはもちろん市民の生活のために大事なことなので、これは続けつつも、例えばペットボトルを水平リサイクルするとか、ボトル・ツー・ボトルというような動きも出ていますので、私が思う限りでは、今後はごみ行政もごみ収集をきちっとすることに加えて、資源化の質を高めるといいますか、そんなような方向になっていくのかなと。すぐに大きく来年から、再来年からということはないと思いますが、いずれ環境問題を含めた、ごみ処理だけではない方向に進んでいくのではないかなというふうに考えております。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  ごみ処理について、喫緊の課題ということではこの粗大ごみのところを主要にさせていただいたんですけど、エネルギーのお話ですとか、そういったところについては、今年度、地球温暖化対策の実行計画改定を予定しておりますので、そこの中でもしっかりやっていきたいと考えております。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。ありがとうございます。理解しました。
 2点目は、運営方針のほうの方針まる2で、環境施策の推進ということなんですけど、三鷹の場合って、やっぱり緑と水のまちということで、水ということについては前面に押し出して環境づくりというのを言ってきていると思うんです。今回、これを拝見すると、水に関しての記載が抜けていると思うんですけれども──子どもの頃のことを考えると、もう少し水が身近にあったと。だんだん水がかれてきたりとか、それとともに地下水も──三鷹は昔は結構井戸もあったと思うんですけど、それで御存じのとおり、三鷹は地下水が非常においしいということで、市民としては自慢だったわけですよね。
 そういうものが、井戸も枯渇してきて、かれてきて使えなくなったという井戸も多くなってきているというような中で、これからの水ということについて、もう少し考えたほうがいいのではないかというふうにも思うんですが、そこら辺いかがでございましょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  水──今、地下水のお話とかされていましたけれども、そういった意味におきましては、三鷹のほうは井戸がありますし、そういったところ、あまり取り過ぎてしまうと地盤沈下とかが起きてしまいますし、そういった適正な揚水量の中で活用していくということは、当然市民レベルでもありますので、そういったところを保全をしながら、うまく利用しながら、水、緑も含めてですけれども、自然環境と調和した形で進めていきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  三鷹市の水というか、特に地下水、ここはかれているというか、何かそういったような調査とか、研究とかっていうのはされておられるんでしょうか。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  そうですね、井戸の揚水をしているところは、届出があるようなところに関しましては、その揚水量というのを毎年確認をしておりまして、その上で適正に管理しているということを市のほうでも認識はしておる次第です。
 以上です。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  補足させていただきますと、地下水の涵養という部分におきましては、ちょっと、生活環境部の所管ではありませんけれども、都市整備部のほうで浸透施設の設置などを奨励しているということもございます。
 以上でございます。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。先ほど、3つと言いましたけれども、以上で終わりたいと思います。
 ありがとうございます。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、じゃあ、2点ほどちょっとお伺いしたいと思います。
 今、農のあるまちということと、学校の食材の市内産野菜の目標で、大分増えてきて、結果が出てきているかなという気はするんですが、今、それぞれ8件、貸借農地でそういった方、やる気のある方々だと思うんですが、先ほど商品に対して、タマネギが1.5でしたっけ、ニンジンとか、大根とか、根菜、ジャガイモとかいう形で、補助を設けていただけるという方向性だったと思うんです。今ちょっと、やっぱりこの原油関係で、例えば肥料とか、そういう部分も高騰しているような話もちょっと伺うんですが、そうした取組に対して、栽培に取りかかるところでの支援というのは、何か別なメニューというのがあるのかどうかというのを、ちょっとお伺いをしたいなというのが1点。
 あとは、商店会の販売促進の活性化ということで、「ミィね!mitaka」、ダウンロード数が3,000件ということと、先ほどももうちょっと広報したほうがいいんじゃないかというお話がございました。先日も都議会のほうが閉会をして、これからまたデジタルとか、紙媒体の商品券事業にもしっかりと補助をつけていくというような方向性が出ているようではございますけれども。三鷹市の場合、今後、この秋と冬のセールをやって支援していくという方向性であるとは思うんですが、もう来月になるのかな、今、商工まつりとかも開催の方向性で予定を組んでいただいていると思います。
 こうした部分がホップ・ステップ・ジャンプじゃないですけど──取りも直さず、市民の方って今、食材とか、物資の高騰とかで、より安いところに人が流れていくという方向性があるのかなという気がするんですが、そうした部分での──例えば、いわゆる食品とか、本当に生活必需品の何か特化したセールというか、そうした部分の補助とか、商品券事業等も併せた、市民にとってメリットがあるような方向性というのは、今現状どうのように議論がされているのか、ちょっと伺えればと思います。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  栽培に取りかかる部分での支援ということでございますけども、今回、6月の補正予算で、費用の高騰に伴って、肥料の購入の一部を補助するというようなことを予算計上させていただいておりますので、そこで今、対応をしているというふうに思っております。
 ほかの市につきましては、今、既存の優良農地の補助制度などで、資機材等はやっております。今回のこの報告させていただいた契約栽培に基づく補助なんですけども、これが結果というよりも、栽培することによって、一定の面積──学校給食に対する栽培に対して支援をしようというような取組でございますので、まさしくこれらの取りかかりのときの支援に当たるのかなというふうに認識しております。
 なお、補助率、タマネギ、ジャガイモ、ニンジン、大根というふうにありますが、これは令和2年度の学校給食の全体の使用実績と、さらに──それが一番タマネギが多いんですけども、市内産の使用率は15%程度なんです。やはりこれをもっと作っていただければ、もっと使ってもらえるという、このような観点。あと、やはり作ったら、もしかすると、そのとき全部使えなくても、一定程度保管ができるようなものというようなところで、ジャガイモ、ニンジン、大根というようなこと、そういうことを優先的に増産していただきたいということで、こういう補助率を定めております。
 ほかの野菜につきましては、これと比較すると補助率的には低くなりますけども、学校給食で使っていただくものは全て補助の対象にする予定ということでございます。


◯生活経済課長(立花省二君)  商店会の活性──そういう点では生活者の支援の観点という点で御質問をいただいたかなというふうに思っております。今、一応市内の一斉セールというものについては、当初予算で予定をしておりまして、こちらについては、各商店会との調整等もまだこれからですので、セールの内容等ははっきり決まっているところではないんですけども、今、そういう点では国も含めて経済対策の中でも、物価高騰抑制の様々な施策を検討されているようですので、そういったことも勘案しながら、より生活者にプラスになるようなセールというものも念頭に、これから検討していきたいなというふうに思っております。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。本当、市内産農産物の件なんですが、肥料のほうも、今回しっかりあてがっていただけるということで、本当に効果を期待したいというふうに思います。
 やっぱり子どもたちとちょっと話をすると、学校給食では特にカレーなんか、皆さん、子どもは喜んでいて、カレーの日は楽しみにしているというような話も、朝、聞いたりする機会もございますので、本当にその効果をぜひ期待していきたいというふうに思っております。
 あと、商店街、いわゆる商工振興という部分で、市民へのメリットというのももちろん大事でしょうし、商店街の皆さんとか、商工会も含めた体力という部分がやっぱりなかなか大変かなという気がします。今、この御時世というか、人が集まる商店街だったりとか、店舗とかというのは、結構詰め放題とか、イベント的な部分もあったりとかしていて、そうした部分で、人集め的な部分での支援というのが行政としてできたらすばらしいかなという気がちょっとしたりとかもして──まあ、非常に体力的な部分とか、イベントを打つということに対しての、これからの不安材料というのは、もちろんあるかと思うんですけれども。それが多分、この秋と冬のセール、冬なんかはアール・ブリュットを絡めていただけるとか、いろいろな先進的な取組が予定をされているかと思います。せっかくこの夏──もうそろそろ梅雨が明けるのかどうかあれですけど、本当にこの商工まつりって、いつも暑い時期の中で開催されますので、熱中症対策なんかもしていただきながら、市民の方が本当に三鷹で商業活動というか、購買意欲というか、行ってみようかなと思えるようなホップ・ステップ・ジャンプになればいいのかなという気がしますので。また様々な店舗の皆さんとか、商工会への支援という部分も、今後の方向性を探っていっていただきたいというふうに思います。
 あと、すみません、ごみの件なんですが、私も自宅前で町会の資源ごみの回収をずっとやらせていただいているんですが、本当にコロナから缶が──2ケース、カートをお借りして置いているんですけど、それが足りなくなるぐらい増えているなという気がします。中には、町会のごみ回収日のために、地域を回って回収していただいているような方もいらっしゃるんです。それが1つ功を奏しているのかなという気がしますので、一般家庭の方々にも、もっと集団回収の事業というか、町会に入っている入っていないは抜きにしてアピールしたら、さらにもっと町会の元気というか、活力にもつながっていくのかなという気はするんですけど、そうした部分の今後の取組というのは何かお考えなのか、伺いたいと思います。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  集団回収もずっと続けられておりまして、今も207団体ぐらいは継続していただいております。資源化に向けて、より効果を上げていただいているところですので、町会・自治会に入られていない方も含めてということですので、そういったものの活用をしていただいて、今後、より皆さんもそういったところに協力していただいて、資源化がさらに進んで、ごみの減量・資源化に進むような集団回収について、PRを広げていきたいなと思いますので、検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、私も自分のうちの前なんですけど、非常に路地の奥で、目立たなくて、前日から旗を立てたりとかっていうことが──最近ちょっと旗のほうはできていないんですけど、何かもうちょっと目立つようなことをしたいなあというふうには思ってはいるんですけれども。
 そうした部分では、広報とかでタイムリーなというか──うちのほうでいうと最終の土曜日が回収日になっていまして、本当に意識ある方は、その前の日の夜から持ってきていただいて、箱が出ていないよとかってお声かけいただいて、慌てて準備したりとかしているんですけど。ぜひ、町会・自治会に入っていらっしゃらない多くの方々にも、行動に結びつくようなPRをぜひお考えいただければ、さらにこれ、もっと増えるのかなという気がいたしますので、よろしくお願いしたいと思います。
 ありがとうございます。以上で終わります。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(嶋崎英治君)  1点だけ。ごみ減量・資源化の取組についてなんですが、今、粕谷委員からもあったように、町会の高齢化も進んでいて、かなり困難な状況が各町会・自治会に生まれていると。もう一つは、資源回収業者ですね。先日お会いしたんですよ。そうしたら、瓶・缶は音が出るので、苦情が周りから来るので、やめましたと。だから、やるのは紙、段ボール、布だと言うんです。それだけに縮小したんで、親子2人でやれるけど、もう今後、継続がかなり困難になりますと、それまで頑張りますけどということを言っていました。市内業者の状況としても、中原のあるところは廃業というか、大きなあれ、やめちゃいましたね。そういう状況というのは、市側に業者から相談はあるんでしょうか。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  相談としては特に今のところ、私の耳まで入ったもの、件数はありませんが、実態として、確かに古紙とか等は市場の影響が出たりとか、この原油の高騰とか、またどういう影響が出てくるのかっていうのはありますけれども、実態として、今のところ、我々のところに、廃業するとか、補助金を上げてほしいというようなお声はいただいてはおりません。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  こちらの委員会での討議内容とはちょっとずれます──地域のコミュニティの面もございますけれども、やはり地域の方が回収場所まで持っていく体力がなくなったりとか、あと、やっぱり協力してくれる──旗を立てれる場所が減っていくとか、そういったことも含めて、地域力の向上も含めて、今後検討していく内容かなというふうに思っております。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、以上で生活環境部報告を終了いたします。御苦労さまです。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩いたします。
                   午前10時23分 休憩


                   午前10時25分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 本日の都市整備部からの報告は3件となります。1点目は、令和4年度の都市整備部の「運営方針と目標」でございます。2点目は、三鷹台・大沢地区の社会実験についてです。コミュニティバス見直しの社会実験につきましては、3月の本委員会で取組概要を御報告させていただきましたが、本日は、その後の進捗状況について御報告させていただきます。3点目は、汚泥脱水設備等改築工事(第二期)の実施についてでございます。東部水再生センターの改修工事におきまして、1.5億円を超える請負契約を締結いたしまして工事を実施いたしますので、工事概要について、本日御報告させていただきます。
 それでは、引き続き、1点目の令和4年度の都市整備部の「運営方針と目標」につきまして、御説明をさせていただきます。各部の運営方針と目標の35ページをお開きください。1の部の経営資源でございます。都市整備部は、引き続き7課の体制で、職員数は正規職員が117人、うち女性職員が15人、約13%、月額職員は18人、うち女性職員が14人、約78%となっております。予算の規模につきましては、記載のとおりでございます。
 2の令和4年度の運営方針です。大きく5つの項目に分けております。内容につきましては、昨年から大きな変更はございませんが、まず1点目の道路環境・都市交通環境の整備といたしまして、快適な歩行空間の整備やバリアフリー化など、誰もが安全に安心して通行できる道路環境の創出を図るとともに、都市交通環境の整備といたしまして、将来的な交通ネットワークの在り方について検討を進めてまいります。
 2点目は、まちづくり事業の総合的な推進です。地域特性を生かした都市計画制度の活用や景観づくりなどを推進し、緑と水の公園都市の実現に向けて取り組んでまいります。
 3点目といたしまして、老朽化が進む公共施設につきましては、都市再生部や施設管理者と連携いたしまして、効率的な維持・保全・活用等に努め、さらなるファシリティーマネジメントの推進を図ってまいります。
 右側のページ、4点目、下水道事業につきましては、公営企業会計による経営分析を行いながら、健全な下水道経営の継続を図るとともに、下水道施設の長寿命化や地震対策などの課題につきまして、下水道再生計画に基づいて着実に取組を進めてまいります。
 5点目、緑と水の快適空間の創出といたしまして、借地公園の公有地化や特定生産緑地制度への移行など、公園・緑地や農地の保全に向けた取組を推進してまいります。
 次に、本年度の重点事業でございます。37ページから39ページの記載となります。1点目は、みたかバスネットの抜本的な見直しで、最優先事業となります。三鷹台・大沢地区で新たなモビリティーを活用した社会実験を開始するとともに、公共交通ネットワークの全体的な方向性を示した全体構想の検討を行います。なお、社会実験につきましては、この後、報告事項のイで詳細について御説明をさせていただきます。
 2点目は、立地適正化計画の策定に向けた取組です。高齢化のさらなる進行や低成長型社会の中でも、持続可能なまちづくりと市民生活の利便性の向上を目指し、居住機能や商業施設などの都市機能の立地を適切に誘導するため、立地適正化計画の策定に着手いたします。
 3点目は、都市計画制度の活用による良好な都市環境の形成です。三鷹台駅周辺地区について、用途地域等の変更手続を進めるとともに、用途地域等の境界の根拠となる地形地物の不整合を解消する用途地域の一括変更に向けた取組を行います。また、都市農地を保全するため、引き続き指定から30年を迎える生産緑地につきまして、特定生産緑地として指定されるよう取り組んでまいります。
 なお、平成4年に指定された生産緑地につきましては、今年の秋に指定から30年を迎えることとなりますので、平成4年の指定分につきましては、今年が特定生産緑地に移行する最後の年となっております。
 4点目は、地域特性を踏まえた景観づくりです。三鷹市土地利用総合計画2022(第2次改定)でお示ししました、住・商・工調和形成ゾーンの沿道イメージを具現化するため、東八道路沿道を対象とした緑の連続空間の整備等に関するガイドラインの策定に取り組みます。
 5点目は、牟礼地区生活道路緊急安全対策の推進です。39ページとなります。交通量の増加や生活道路への通過車両の流入など、東八道路の延伸に伴う牟礼地区の交通課題に対しまして、今年度は三鷹台団地通り(市道第172号線)の歩道未整備区間、延長約60メートルについて歩道整備を行うとともに、引き続きこれまで実施いたしました交通安全対策の効果の検証や、地域の皆さんと意見交換を行いながら、必要な対策を行ってまいります。
 部の運営方針と目標についての説明は以上となります。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  よろしくお願いします。それでは、私からは、資料1の三鷹台・大沢地区の社会実験について御説明いたします。まず初めに、1の三鷹台地区についてです。(1)の三鷹台・杏林大学病院ルートにつきましては、3月に御報告したルートから一部変更が生じましたので、御報告するものです。変更ルートについては、資料、別紙の1を御覧ください。こちら、吉祥寺通りと人見街道の新川交差点、それと、その南の吉祥寺通りと東八道路の交差点の渋滞回避を行い、定時性を確保して、走行性や利便性を向上させるため、なおかつ運行間隔の短縮を図るため、黄色のルートのように、行きは第一小学校の東側の一方通行の道路を直進し、仙川平和公園を抜けまして、杏林大学病院に行くルートとしまして、帰りは通常の赤いルートで運行するものです。
 資料1にお戻りください。次に(2)、三鷹台・明星学園ルートです。こちらは、小型EVバス(グリーンスローモビリティ)を使用した社会実験です。3月の本委員会でルートについて御説明いたしましたので、本日は降車場所やバス停名称、使用車両について御説明いたします。
 こちらについては、別紙2を御覧ください。まず、降車場所についてです。三鷹台駅折り返し場──三鷹台駅を出発しまして、五小入口交差点を曲がりまして、1つ目が三鷹台地区公会堂付近となります。バス停の名称案としまして、三鷹市の昔の字名から、神田川通り(三鷹台地区公会堂)バス停です。2つ目が第五小学校の東側、井の頭コミュニティ・センターに曲がる交差点付近となることから、井の頭コミュニティ・センター南です。3つ目が、都営住宅内通路で、こちらについても旧字名から、玉川通り(都営住宅)バス停となります。そして、最後に明星学園前です。
 社会実験ルート全体で、ただ交通を通すだけでなく、三鷹の歴史を感じられる路線にしていきたいと、そのように思っております。使用する車両については、この別紙2の下段のイメージ図にありますように、6人乗りの車両となる予定です。なお、運行事業者は京王自動車にお願いする予定となっております。
 それでは、資料1にお戻りください。続きまして、大きな2番目、大沢地区です。こちらは、AIデマンド運行により、ワンボックス車両を使用した社会実験となります。まず(1)、運行方法です。エリア内に乗降ポイントを複数設定し、利用者が選択した乗降ポイント間を運行する方式です。また、タクシーとのすみ分けを考慮しまして、個人宅へのピンポイント輸送は行いません。
 次に、(2)、乗降ポイントの設定基準です。基準のアとしまして、運行エリア内のコンビニや公共施設、公園等のランドマークを乗降ポイントとして設定します。イとして、路線バスへの乗り継ぎの観点から、バス停付近に乗降ポイントを設定します。そのほか、ウのとおり、徒歩での移動を考え、100メートル程度の間隔で乗降ポイントを設定いたします。
 具体的には別紙の3を御覧ください。先ほど御説明しました、ランドマークの予定ポイントを緑の点で示しています。この緑のポイントに青の丸をつけていますが、これは設定基準の100メートル程度の間隔で乗降ポイントを設定するため、参考までに半径100メートルの円を落としたものです。
 また、大沢の運行エリア内で白抜きになっているところ、つまり、青の円や、大学や事業所等のグレーの部分以外のところについては、道路事情などを考慮しつつ、100メートル程度の間隔で乗降ポイントを設定していきます。今後、詳細を確認しながらポイントの調整を図っていきたいと考えております。
 大沢地区でのデマンド交通の運行事業者については、寿交通と境交通にお願いする予定となっております。
 最後に、資料1にお戻りいただきまして、3の今後のスケジュールです。現在、関係機関等との調整を進めるとともに、三鷹台地区での警察実査中となっております。6月、今月、地域公共交通活性化協議会の専門部会で社会実験内容の最終調整を行い、7月に協議会を開催して、10月中のスタートを目指しております。
 最後になりますけれども、この社会実験を進めるに当たりまして、地域との連携は重要な視点であると考えております。今後、井の頭や大沢住民協議会などと連携した、地域での盛り上げ策なども、一緒に検討しながら進めていきたいと考えております。
 私からの説明は以上です。


◯水再生課長(一瀬貴仁君)  このたび、長寿命化工事である東部水再生センターの汚泥脱水設備等改築工事(第二期)の工事契約が整いましたので、工事概要を御報告させていただきます。
 資料の2を御覧ください。工事の目的は、東部水再生センターにおいて、安定した下水道処理機能を確保していくために実施するものです。契約日は令和4年6月2日で、工事期間は、(3)のとおり、契約日の翌日から令和5年2月17日までの工事となります。受注者は、(5)のとおり、東京都中央区に支社がある月島機械株式会社となりました。契約額は(4)のとおり、消費税を含めまして1億8,700万円となりました。対象場所は、東部水再生センターとなります。
 2ページを御覧ください。東部水再生センターの案内図となります。東部水再生センターは、右下、仙川駅近くにあります。
 3ページを御覧ください。主な工事内容としましては、右中央にあります汚泥濃縮設備では、濃縮槽汚泥掻寄機を長寿命化します。また、右下にあります汚泥脱水設備では、遠心脱水機を長寿命化します。
 説明は以上となります。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございます。よろしくお願いします。
 まずは、各部の運営方針についてお伺いします。方針まる5の緑と水の快適空間の創出で、市民ニーズを踏まえた公園についてお伺いします。市民ニーズをどのように把握していくのかという手法についてと、あと、議会でもいろいろと一般質問でもありましたけれども、老朽化していった遊具というのをインクルーシブ遊具に変えていくというような、そういった計画などはありますでしょうか。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  御質問、2点いただきました。まず1つ目、市民ニーズの把握についてでございます。今年度も複合遊具を設置するに当たって、現地でどんな遊具がいいかというようなアンケートを取って、今ちょうど決めている最中でございます。そういった形で、いろいろ市民ニーズを把握させていただいて、対応していきたいというふうに考えを持っております。
 2つ目の老朽化した遊具でございます。老朽化した遊具は、基本的には同じような遊具を設置させていただきたい。そこで、市民の方から御意見なんかをいただいて、遊具を設置させていただきたいというふうに考えております。
 それとは別に、今年度インクルーシブ遊具を設置しておりまして、そこを検証して、今年度も、先進的に取り組んでいる品川区さんと豊島区さんに、インクルーシブ遊具についてヒアリングに行く予定でございます。そういったものを検討して、今後、インクルーシブ遊具の設置について検討してまいりたいと思います。
 私からの説明は以上になります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。複合遊具を設置するときに、市民にアンケートを取られたということで、非常にいい取組だと思うんですけれども、それって何か、インターネットとかで募集しているのか、それとも現地にポスターとかを貼っておいてなのか、人を集めてなのか、ちょっと手法について教えてください。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  現地のほうに、複合遊具の写真を3種類ほど載せさせていただいて、どのタイプがいいでしょうかということで、回答をいただいている。現地で回答をいただいたり、ポスターを見てメールで回答をいただいたり、そういった形で回答を伺っているような形でございます。日にちを設定して、そこに職員が行って、そこで回答を受け付けるので、皆さん、お集まりくださいという形で、回答を受け付けているところでございます。
 私からは説明は以上になります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。職員が直接行って、ニーズを把握してということ、とてもいいと思います。行けない方に対しても、メールで回答をいただいているということで、配慮があっていいなと思いました。
 老朽化した遊具は同じような遊具ということなんですけれども、例えば現状あるものよりも、もう少しみんなが使いやすい遊具であったりとか、そういったものがもしあれば、提案の中に入れていっていただきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
 次に、資料1の三鷹台・大沢地区の社会実験についてお伺いします。この乗降ポイント、100メートル程度となるようと書いてあるんですけれども、別紙3の中の丸い部分がもっともっと増えるということですね。このエリア内で、どこでも100メートル以内であれば、乗降ポイントがあるということでよろしいですか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  御質問ありがとうございます。今この別紙の3に落としている緑のポイントというのは、ランドマークのポイントですので、例えば何とか公園ですとか、コンビニエンスストアですとか、病院とか、公共施設というような、名前のある施設のところに今落としています。そのほか、いわゆる住宅街の中に関しては、個人宅のマルマルさんのおうちの前とかというところにはなかなかできませんので、例えば、今ちょっと調整をしているのは、自動販売機の前ですとか、ポストの前ですとか、そういった目印になるようなところに、住宅街の中での乗降ポイントというものを設定をしていきたいなというふうに考えています。
 ですので、今、この別紙の3に落としてあるランドマークになるところのポイントというのは、これ数えると46か所あるんですけれども、これにおおむね、あと住宅街の中のポイントを20か所程度ぐらい落として、全部で65か所から70か所ぐらいのポイントを、この大沢地域の中で乗降ポイントとして設定していきたいなというふうには考えております。


◯委員(山田さとみさん)  乗降ポイントを増やしていただくということで、市民の利便性につながるので、その方向性はいいと思います。ただ、心配しているのは、2の(1)のイのところで、タクシーとのすみ分けを考慮して、個人宅へのピンポイント輸送は行わないということなんですけれども、例えばすみ分けということでいろいろとあるんでしょうけれども、例えば足の悪い方、御高齢の方とかが不便にならないように、ちょっと御配慮いただきたいなというふうに思っているんですけれども、いかがでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  先ほどお答えした、やっぱり個人宅の前にポイントを置くというのは、やはり周辺の方──ポイントの場所自体はオープンになりますので、そこの場所が個人のおうちの前ですと、やはり影響というものもあると思いますので、そこは避けていきたいなというふうに考えています。
 それを考慮した上で、100メートル程度、歩いても100メートルぐらいは歩くことになるかもしれませんけれども、そういったところでも、ある程度足の悪い方でも移動ができるような範囲設定をするのは、今まで500メートル、600メートル歩かないとバス停に行けませんでしたという方を、この地域の移動の足として、移動距離を可能な範囲で収めるような形でポイント設定をしていきたいと。それで、デマンドで乗り合いをしていくというような形が、今回の大沢での社会実験の取組なのかなというふうには考えています。


◯委員(山田さとみさん)  それを聞いて安心しました。ありがとうございます。このポイントが最終的に決まったときに、どのようにこのポイントについて市民が知ることができるのかについて、お伺いします。
 あと、もしネットでも予約ができるようであれば、アプリ内でここみたいに、乗車ポイント、タクシーアプリみたいに使えたりするんでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  ポイントの周知については、1つは──予約の方法として今回2つありまして、アプリを活用したネットでの予約の方法と、コールセンターを活用した、要は電話での予約の方法になります。ですので、アプリでの予約については、アプリ上で──ちょっとこれからの調整になりますけれども、例えば地図上でのポイント、1番、2番、3番みたいな形で、3番のポイントで乗りたい、で、15番のポイントで降りたいというような予約の方法になっていくんじゃないかなというふうに考えています。
 一方で、コールセンターの予約となると、電話でそのポイントの場所を伝えるというような形になりますので、それは何かしら紙媒体のものを用意をして、周知を図っていきたいなと、そのように考えております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。ぜひ市民に分かりやすくて使いやすいアプリの開発、あと紙媒体、予約方法について、今後とも検討していただければと思います。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  御説明ありがとうございました。非常によく分かりましたが、幾つか御質問します。まず36ページに、緑と水の快適空間の創出ということで、公園づくりを進めるとありますけれども、この市内の公園の配置のバランスについてはどういうふうにお考えなのか。いわゆる三鷹市が管理している公園ですね。こちらはバランス的に今問題ないのか、そこら辺、どうお考えなのか、ちょっとお聞きしたいなと思います。


◯緑と公園課長(奥嶋 亮君)  市内の公園の配置のバランスについて御質問をいただきました。今年度、中原もみじ防災公園を開園させていただいて、なかなか公園がなかったところに開園させていただいたということもございます。市内において、三鷹市が管理する公園はある程度バランスが取れているのかなというふうには考えているところでございます。
 私からの説明は以上になります。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。それならいいんですが、ちょっと大沢地区の市民の方から、公園がないんだよねというお話を聞いたので、私もそうなのかなと、ちょっと不安に思いまして御質問しました。あそこはやっぱり大きな公園もあるので、そういうイメージを私も全く持っていなかったんですけれども、ちょっとそういった御要望をお聞きしたものですから、御質問しました。
 2つ目は、37ページの立地適正化計画なんですけれども、そこはちょっと気になるので御質問します。居住機能を適切に誘導するというのは、ここはちょっと前からも言っていただいていると思うんですけれども、いわゆる土砂災害等、危険のあるところにお住まいの方を適切に立地誘導していくという、そういったところに限定するというふうに考えてよろしいでしょうか。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  まず、防災上危険な箇所については、立地適正化計画の制度の中ではイエローゾーンとレッドゾーン、2つについての考え方がございます。基本的に土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)については、法律上、居住誘導区域に定められないということが決められております。ただ、イエローゾーンについては、居住誘導区域に定めてはいけませんということにはなっていませんが、当然、災害の危険性は多少ございますので、そういったところも含めて防災指針を立地適正化計画の中で策定しなさいということになっておりますので、そういった中で、また、お住まいの方が──もし居住誘導区域に定めるのであれば、そのままお住まいになっても、防災上、安全な対策を考えていくということを併せて取り組んでいって、計画策定していきたいと考えております。


◯委員(小幡和仁君)  そうしますと、この居住機能の立地を適切に誘導するのは、そういった意味でということでよろしいでしょうか。それとも、別の意味がありますか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  三鷹市で今、居住の状況を見ますと、やっぱりこれだけ市街地になっていて、各地域にお住まいの中で、ある一定の箇所にお住まいを集約化するというところまでは考えてはいません。今課長から申し上げましたように、一定程度、災害上危険な箇所、こちらにつきましては、特にレッドゾーンにつきましては法律上も除外するようになっておりますので、そういったところを中心に居住誘導区域については考えていきたいということなので、それ以上のことを何かしら、今現段階で考えているということはございません。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。明確に理解できました。
 それでは、今日御説明いただいた資料のほうなんですけれども、社会実験なんですが、この別紙2に新しい名前の停留所をつくったということなんですけど、これって玉川通りとか、神田川通りって、非常に、何となくいいなと思うんですけど、その下に括弧が付いていて、都営住宅とか、公会堂とあるんですけど、これってやっぱり必要なんですか。玉川通りとか、神田川通りだけじゃまずいのか、ここ、何でこれ括弧を入れたのか、そこら辺の考え方についてお聞かせいただきたいと思います。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  バス停の名称についてです。今回、昔の字名の地図の上に今回のルートを重ねてみて、バス停の場所のポイントで、玉川通りですとか、神田川通りというような地名が重なっておりましたので、そういう地名を付けていくと昔のことが感じられるいい路線になるんじゃないかなというふうには、最初考えたんですけれども、やっぱり現地、今住んでいる方も含めて、昔ここが玉川通りだと呼ばれていた地名が、自分が──バス停の名称にすると、そこがどこなのかというのは何か直感的に分かりづらい。となりますと、現に今、都営住宅があるところにバス停がありますよというような形で、この場所がより分かりやすくなるように、昔の字名と、括弧して今の目印になっている施設名を入れていくというような形で併記しているというような形で表したほうが、より分かりやすいのではないかなというような、そういった考えで設置をしていきたいなというふうに考えています。


◯委員(小幡和仁君)  考え方は分かったんですけど、そこにお住まいの市民の方々が、一般的にはこのスローモビリティーを使われると思うので、この場所が分からないというのは基本的にはないのかなというふうに思うので、むしろ歴史があるというか、情緒がある名前でいってもいいんじゃないかなと、ちょっと思いましたけれども、これ市民の皆さんがそれでいいということであれば、もちろんいいんですけれども、ちょっとそこは思ったところです。
 続きまして、別紙の3に大沢地区のデマンドについてなんですけど、このランドマーク以外のポイントをどこにするかというのは、これはこれから検討するんでしょうかということ。
 あと、具体的に近隣にお住まいの方にどういった説明とか、場合によってはお願いということもあると思うんですけれども、そういったやり方について何か今考えているところがあれば、お聞かせください。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  ランドマーク以外のポイントについてですけれども、先ほど御説明した自動販売機ですとか、ポストとか、あとは、町会の掲示板があるようなところですとか、あとは生産緑地の看板があるところですとか、そういった地域の中で個人宅ではないところでのポイントに、目印になるようなところを設定をしていくということで、これ、1つずつ、今現地を職員が確認をしながら設定をしているような状況ですので、今、候補としては、あらかた挙がっているような状況で、これからさらに、そのお近くの方にもちょっと御説明をしながら、設定をしていきたいなというような段階にはなっております。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。何となく思うのは、行き先は多分ランドマークのポイントに行くんだろうなと。なので、乗るところのポイントっていう問題だと思うんですよね。そう考えたときに、非常にこう──基本的に半径100メートルということなんですが、住んでいる方が自分の一番近くに、どこにあるというのは、それは普通に資料を見れば分かっちゃう話だと思うので、そこをあえて自動販売機の前とか、そういうことに限る必要がどの程度あるのかなと、ちょっと感じるんですけど。
 むしろ坂道が多いという場所とか、いろいろな地形の状況に応じて、場合によっては100メートルじゃなくて、もうちょっと短くするとか、そういった乗られる方の負担を避けるようなことで、ポイントはぜひ考えていただけたらいいんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  今、御指摘がありましたように、坂道ですとか、道路事情、いろいろ変わると思います。その道路事情は乗られる方のポイントの設定の視点もありますし、あと、運行する──今回、運行事業者の方の車のつけ方、そういった視点からの交通事情というのもありますので、そこは無理のないところで設定をせざるを得ないかなというふうには思っております。
 ただ、御指摘いただいたように、坂道があるから、なかなかここは不便だよねというようなところもあろうかと思いますので、そこは一件一件──私も現地確認しに行くことにしていますので、そこのポイントを見ながら、状況に応じて判断していきたいなというふうに思っております。


◯委員(小幡和仁君)  それで、近所の方には了解を取り付けていくという形でやるんですよね。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  例えば、本当に個人の方のおうちの目の前でない限りは、その方のおうちのところにはお話に行く予定にはしてないんですけれども、例えばアパートの軒先に自動販売機があるとか、そういったところについては、アパートの管理者の方にはお話をしていこうかなと。そういった形で、ちょっとその場所によってお話しするところというのを判断していきたいと、そういうふうに考えております。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。自動販売機のあるところは比較的止めやすいんではないかという考え方もあるということですね。
 以上で終わります。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、3点ほどちょっとお伺いをしたいと思います。1つは、ここの運営目標の37ページの2番、立地適正化計画の策定ということなんですが、都市機能の医療、福祉、商業等の立地を適切に誘導しという状況があるんですが、これは例えば半径何メートル以内に医療施設がないとか、商業施設がないとかっていう、その根拠となる部分というのはどういうふうにお考えなのかということ。誘導するという文言があるんですが、例えば医療とかでいうと、いろいろ商売敵というか、地域でそういったことも想像されるのかなという気はするんですが、この部分をちょっと1点、お伺いをしたいと思います。
 あと、38ページの4、地域特性を踏まえた景観づくりということで、東八道路沿道に緑の連続空間を誘導しということで、既にかなり緑はあるのかなっていう気はするんですけれども。あと、これ都道ですよね、東京都との連携。あと、東京都の木であるイチョウがやたら多いと思うのと、やはり葉っぱが落ちるんですよね、あと銀杏がなったりとかっていうことがあると、葉っぱが落ちたときに、意外にあれが滑ったりとかいうことで、市民の目線からすると、何で落葉する木を植えるのかとか、そういったことの都との連携とか、緑というような部分が具体的にどんな感じの緑になっていくのか。
 あと、天文台通りとか、武蔵境通りも、一定の植栽も含めてあるんですが、やはりこの時期だと、手入れという部分が、取りも直さず見通しが悪くなったりとか、バス停や信号を隠すというところまではいかないと思うんですが、こうした管理の部分というのを、東京都と合わせてどのように進めていくのかということをお伺いをしたいと思います。
 あと、バスの件なんですが、様々、今、これは本当にやってみないと──ぜひ成功していただきたいなという気はするんですが、別紙3の大沢地区のデマンド運行イメージということで、境という部分が、例えばこれはかえで通りであれば、キッチンコートのところになっていて、もうちょっと北のほうに延びてもいいのかなっていう気はしたんですが。
 ここの、いわゆる──御承知かと思うんですけど、かえで通りのバス路線が、武蔵境便がなくなったりとかいうことで、この深大寺と野崎──境界ですけれども、ここの部分が、なんか交通が非常に不便だというようなお声をいただく機会がございましたので、この部分の考え方。
 あと、左端に基督教大学があって、ルーテル学院大学、いわゆるルーテル学院の通り、中近東文化センターのところもあのエリアに入っているんですが、ここが行き当たりがどん突きになっていて、ワンボックスでもかなり厳しいのかなという気がするんですが、何かここを回遊する、Uターンするような場所とかって、何かルーテル学院さんなり、中近東文化センターさんなり、そうした部分の御協力をいただけるのかということ。
 あと、根本的な問題として、この車両イメージということで、オレンジのセレナでありますけど、この待機場所を、今現状どのようにお考えなのかということを、ちょっとお伺いできればと思います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  まず最初に、私から道路の街路樹の管理の関係についてお答えをさせていただきます。道路の街路樹の管理につきましては、都道も市道もそうですけども、一定程度、定期的には剪定ですとか、除草、刈り込みなどの作業はさせていただいているところでございます。ただ、どうしても季節──生き物でございますので、伸び方が必ずしも一様ではないということで、場合によっては枝葉が伸びてしまって、いろいろなもの、標識を隠したりとか、そういうようなこともあったりしますので、そういったような状況のときには、市でもパトロールしている中で気づいたところですとか、あと市民の方から、いろいろ御要望が寄せられたときにつきましては、当然市道については市のほうで対応いたします。
 それが都道である場合については、市のほうから、道路管理者である東京都のほうに連絡をいたしまして、対応していただくというようなことで、互いにいろいろその状況については、どちらかというと地元市のほうが状況が分かっている部分もありますし、市民の方からのお声も届きやすいですので、そういったところにつきましては、しっかり都と連携を取りながら迅速に対応できるように努めているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯都市計画担当課長(梶原一郎君)  まず、1点目にいただいた御質問、立地適正化計画の都市機能についてですが、まず都市機能の分布状況については、今年度、調査委託をかけまして、様々な都市機能となり得る施設の現況の分布状況ですとか、あとは、人口分布や、先ほどお話にあった防災上の危険な箇所等、様々な情報について今年度、都市構造の調査をいたします。それに基づきまして、また、来年度、実際、じゃあ、具体的な計画にはどうやって落とし込んでいこうかということを、検討を進めていく予定でございます。
 2点目の誘導する実際の都市機能、特に民間のものについてですが、これについては、調査結果が出て、また検討していきますが、都市機能の単純な──医療ですとか、商業などの種類だけではなくて、規模、例えば5,000平米以上の商業施設とか、そういった規模の設定についてもできますので、そういったところを含めて、どこに拠点を設けて、そこの拠点には、じゃあ、どういった規模のものかということも含めて、どういった都市機能を誘導していけばいいかというところを、皆さんの御意見をお伺いしながら検討していきたいと思います。
 実際、その計画に落とし込んだものに基づいて、この民間施設で都市機能の誘導区域内にそういった施設が立地すれば一番いいんですけども、それ以外に、その都市機能と同規模のものを建てようとするときは、届出をしていただくことになります。この届出の中で、都市機能の実際誘導したい区域の立地をちょっと検討してもらえませんかという、ちょっと軽い誘導をその計画に基づいて、今後していくような制度となっております。
 続きまして、2点目の東八道路の景観的な部分、景観ガイドラインの策定と都道の関係ですけれども、こちら、御指摘のとおり、東京都で管理する道路ですけど、沿道の土地利用については三鷹市のほうで景観ガイドラインを策定して誘導していきますが、このガイドライン策定の段階で、管理者である東京都のほうにも意見交換をしていきながら、例えば街路樹と沿道の緑の関係をうまく保っていけるようなことですとか、そういったところを協議して進めていきたいと考えております。


◯都市整備部調整担当部長(高橋靖和君)  東八道路のちょっと補足をさせていただきます。道路自体は都道なんですが、実際には、いわゆる民地側のほうで例えば建て替えとかをやる場合に、例えば道路から5メートル、ある程度空間をつくってもらう。その中で、緑化したりとか、例えば細い道を造ってとか、ベンチを設置したりとかということで、ただ緑を設置するというのに併せてにぎわい、例えばそこで何かしらイベントを行うとか、そういうのを東八道路沿道でできないかというところも考えた景観づくりをしていきたいと思っています。
 ですから、都道はいわゆる東京都のほうで管理になってしまうんですが、そこも調整、連携を取っていくつもりではありますが、あくまで民地側のほうの、いわゆるこれから建て替えとか、あと地権者さん、事業者さんと連携していく中で、例えばこういうふうな景観づくりで、こういうものを目指していきたい、いわゆる空間をつくって緑化していきたい、また、にぎわいをつくっていきたいということを考えていますので、そういうところの趣旨を踏まえて、今後、景観づくりを進めていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  バスについて何点か御質問をいただきました。まず、大沢地区のデマンド交通なんですけれども、今回この別紙3のエリアの中で、ランドマークの点は落としてあるんですけれども、この右側のほう、青枠の右側の野崎三丁目、四丁目の部分も青枠の範囲に入っているんですけれども、ランドマーク以外の──先ほど申し上げたような、住宅地内でのポイントというものは、あくまでも大沢地区で考えておりますので、野崎の三丁目、四丁目の範囲については、住宅地内でのポイントの予定をしておりません。
 なので、今回は大沢地区でのデマンド運行の社会実験というような形で進めていきたいなというふうに考えております。その上で、先ほど御質問、御指摘ありました交通不便地域の今後の考え方については、運営方針のほうでも、今後、全体構想を考えていくというような形にしております。こちらのほうで、今回、社会実験を行う大沢や井の頭のこういった状況を見ながら、ほかの地域への展開の方法ですとか、市全体のネットワークについて検討をしていきたいと、そのように考えております。
 もう一つ、ICUやルーテルの学園通りのところのポイントについてです。現状、別紙3のところのポイントを見ますと、大沢むつみ児童遊園のところにポイントがあって、ここしかないというような御指摘なのかなというふうに受け取りました。今、この突き当たりのところ、ICUの北門といいますか、そこの点を、交渉できないかということで大学側ともちょっと話をさせていただいておりますし、その手前に中近東文化センターがありますので、そちらも近いところにありますので、そういったところを、もう一、二点、設定ができればなというところで、今、調整をかけているところです。
 最後に、大沢エリアのデマンドの待機場所についてですけれども、こちら、大沢コミセンに車両の待機場所として、今住協さんのほうにも了解を取りながら設定していきたいなというふうに考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  分かりました。ありがとうございます。そうですね、学園通りのところは中近東さんもありますし、ICUの門のほうがどこまで開放していただけるのかというのは分からないですけど、何かそこでうまく転回していけるような環境があるといいなというふうに思ったので、ちょっとお伺いをさせていただきました。
 あと、比較的ポイントであるとは思うんですけど、今、都営住宅の駐車場というのがお馬さんが置いてあって、車が停められないような状況が結構あるんです。都営の方の高齢化によって車両を手放すとか、あと都営住宅によっては、一般的に所有しているところを駐車場として貸し出すとか。あとは、また、市内にあるかどうか分からないんですけど、カーシェアリングのポイントだったりとかというところもあるようなんですが、そうした部分をもうちょっとうまく活用してもいいのかなという気はしますし、そういったところはニーズがすごくあるのかなという気がいたしますので、そういった部分もちょっとまたぜひ検討をいただければと思います。
 あと、街路樹の件なんですが、今、民地側ににぎわいの創出というお話がございました。やっぱりこれ、事業者さんにもっと納得いただいていたほうがいいのかなという気がいたします。取りも直さず、今後、旧電気店の跡地とか、あとホームセンターの2号店というか、職人さん向けのようなお店もオープンして、御協力いただいてセットバックしていただいているなというのは、この間もちょっと見させていただいて分かっているんですけど。
 意外に事業者さんでも、結構緑、たくさんあるよねみたいな、さらに緑を増やすのかと、緑だらけにしてどうするんだというようなお声もあったりとかしたので、やっぱり、そういった方々の御理解をいただけるような部分で、先ほどあったようなベンチとか、にぎわいの創出に資するようなポケットパーク的な部分、広場的な部分なのか、そうした部分も増えていけばいいなという気がいたします。
 あと、イチョウの件なんですが、大沢のほうでも市道の沿道にイチョウが植わっていて、イチョウの特性なのか分からないんですけど、桜と同じで根が浅いのか、アスファルトを盛り上げてしまうような状況があろうかと思いますので──東京都の木がイチョウだというのは分かるんですけど、それを押しつけているようなイメージというか。何かもうちょっと緑があって、葉っぱが落ちないようなというか──多分御承知だと思うんですけど、冬の時期というか、イチョウって一斉にざわざわって落ちますよね。それが、取りも直さず滑りやすかったりとか、雨の日とかっていうことで、自転車とか、歩行者の余計な事故につながらないのかなという気がするんですが、木の選定という部分だけ、もう一回、再度お伺いできればと思います。


◯道路管理課長(山中俊介君)  街路樹の選定については、その時々のやっぱり路線によって、はやり等もあるでしょうけれども、やはりそのときにある程度まとめて設定しているというところがあって、それが数十年たって現在のような形になっていると思います。おっしゃるとおり、イチョウの木についても、やはり一時期そういった路線で設定したものが、今大きくなって、そういった葉っぱが落ちるというような問題が起きています。
 ですので、現時点でまた新たに植えるというときについては、そういった今御指摘の点もありますので、そういったことも十分考慮した上で、樹種のほうは選定しているような形です。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  これから台風シーズンというか、ゲリラ豪雨も怖いんですけど、取りも直さず街路樹の下の排水溝をそういった葉っぱが塞いでいたりとかいう、何か矛盾しているような。もちろん、緑というのはあってしかるべきだとは思うんですけど、適切な街路樹というか、品種という部分がないと、結局は、じゃあ、誰がそれをやるのかっていったら、気づいた地域の方だったりとか、心ある方々がそうした部分──行政的にもこれから台風とか、ゲリラ豪雨のシーズンなので、排水溝の周りをきれいにしてくださいみたいな呼びかけをするわけじゃないですか。
 だけれども、現実的には、我々もそうですけど、その地域の方々のパトロールの折に、何かそういった部分をちょっと手を入れてみたりとかっていう形の善意の上で成り立っていると思うので、極力そういった方々が余計な動きをしないで済むような誘導という部分を、ぜひお願いしたいなというふうに思います。
 あと、バスの件は本当にどの実証実験もぜひ成功していただきたいなというふうに思いますので、また視察等があれば、適正な場所があれば教えていただきたいなというふうに思います。そうですね、とかくそれ以外の、特にこの大沢のやつは、市役所と、元プラと、杏林大学という部分がありました。さっき、かえで通りの件をちょっとお伺いしたのは、かえで通りって1本入ると、意外に眼科があったり、皮膚科があったりという形で、結構大沢の方々がかかっていらっしゃるのかなというお声もちょっといただく機会があって、そこがやっぱり乗降ポイントから離れているとなると──状況によっては回ってくれるのかなという気が、ちょっとほのかな期待もしているんですけど。
 そうした医療機関という部分なんかも、事業をこれから進めていく中で非常にニーズがあるというふうに思いますので、またぜひ御検討いただければというふうに思います。よろしくお願いいたします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(土屋けんいち君)  大沢地区デマンド運行について、まず確認なんですけど、この乗降ポイントには一切印とか、ないということでよろしいですか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  現地にその番号を付すというような形では、今予定はしておりません。


◯委員(土屋けんいち君)  そうしますと、その乗降ポイントがある程度広い、コンビニだとか、公園だとかいうとき、運転手さんは、どの人が頼んだか、どうやって把握するんですか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  まず、駐車場の広いコンビニなどの場合ですと、その乗降のポイントをそれぞれお店の方と調整をして、その敷地の中のどこでもということではなくて、ある程度一定のポイントを確認をさせていただいて、ここで待つというような場所を調整の中で決めていく。ですので、ほかの車両があったりですとか、お客さんが来るような普通の駐車場のところではなくて、駐車場の空いているところの空間を活用するなどして、ポイントを限定をしていきたいというふうには考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。あと、この乗降ポイントに何の印もないということで、前回、説明があったときには──先ほど来、エリアの話が出ていますけど、大沢地区プラス野崎の一部ということで説明を受けたんですけど、今回、グルメシティ神代店だとか、このビッグボーイ調布店だとか、これはちょうど市境のところなんですけど、その地点は三鷹市内なんですか、それとも調布になっちゃっているんですか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  今御指摘のありましたグルメシティですとか、ビッグボーイ、サンドラックのこの点については、調布市の市域になります。


◯委員(土屋けんいち君)  その場合、当然このお店とかには、許可を取っていると思うんですけども、三鷹市の事業として調布のエリアも使うということで、そういう場合は調布市にも承諾というか、そういうこともされる必要があるのか、その点について。印がないから、言わなければ分からないので、黙って調布市のエリアも使っちゃうのか、その点についてちょっとお伺いしたい。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  まず、今回、デマンド運行を行うに当たりまして、道路運送法上の許可を得るというような形になります。その場合は、三鷹の場合ですと、三鷹の地域公共交通活性化協議会で承認を受けて、運輸局に許可申請を出していくというような形になっていくんですけれども、その場合、運行エリアを決めていくというところが運行内容になってきますので、必ずしも調布市さんに許可を得るとか、そういった形ではないんですけれども、調布市地域のこのポイントに、ちょっとポイントを置かせてもらうというのは、おっしゃるように、自治体間の連携という意味では、御連絡をしたほうがいいのかなというふうに思いますので、ちょっとその点、丁寧に進めていきたいなというふうに思っております。


◯委員(土屋けんいち君)  ぜひ、やはり事前に伝えておいたほうがいいと思います。あくまでも三鷹市単独の事業なので、もちろん調布市民も使えるでしょうけど、調布で実際に三鷹市民の乗降ポイントになっている、それが調布市だよと言われるよりも。
 あと、三鷹警察──調布の部分は、もしかしたら調布警察の管轄なのかもしれないので、その辺についても、やはりぜひ近隣仲よく連携してやっていただきたいので、その辺のことはしっかりとやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(山田さとみさん)  すみません、今の土屋委員の質問の中でちょっと疑問に思ったことがあったので、かぶせて質問させていただきたいんですけれども、乗降ポイントに印がないんですね。シールでもいいので、何かつけていただいたほうが混乱がないと思うんですけれども、ぜひつけていただきたいなと思うんですが。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  現状、今考えているのが、紙媒体にしろ、アプリにしろ、現地の写真を載せながら、そのポイントの場所が分かるような形にはしていきたいなというふうに考えています。現地に何かしら目印になるようなものを貼ったり、置いたりとかっていうことについては、それぞれ所有者さんがいらっしゃるので、なかなかそれを全部調整するところまでいくかどうかというところは、まだそこまでは検討はしていない状況ですので、見て分かるような形でお知らせをしていきたいなというふうには考えております。


◯委員(山田さとみさん)  お話は分かるんですけれども、ちょっと不安に思われる方もいらっしゃるんじゃないかと。ここで本当に合っているのかな、写真はここだけどという、そういう不安に思う方もいらっしゃると思うので、意見として伝えておきたいと思います。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で都市整備部報告を終了いたします。御苦労さまです。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩いたします。
                   午前11時30分 休憩


                   午前11時39分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  都市再生部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  都市再生部から、運営方針と目標について報告いたします。都市再生部の組織構成としましては、まちづくり推進課と再開発課の2課で構成されています。職員は20名でやっております。
 今年度の運営方針といたしましては、40ページを御覧になってください。方針のまる2、質の高い防災・減災まちづくりの推進といたしまして、2行目、新都市再生ビジョン(仮称)の策定に取り組むとともに、3行目、都市計画道路等の整備を推進します。最後、4行目からですが、市民の命と暮らしを守る質の高い防災・減災まちづくりに取り組んでまいります。これが方針まる2でございます。
 続いて、方針のまる3としまして、エリアマネジメントの推進でございます。1行目後半、井口特設グラウンド、それから2行目の三鷹台駅前周辺地区、そして3行目の公共施設の最適化や土地の利活用の検討など、地域のまちづくりに資する取組を進めてまいります。
 次のページを御覧ください。41ページ、下のほうです。まる2、新都市再生ビジョン(仮称)の策定でございます。最優先事業の1つとなっております。こちら、今年度は目標指標としまして、この新都市再生ビジョン(仮称)の策定を12月に目標として掲げております。
 次に、42ページ、これも下のほうを御覧ください。最優先事業です。まる4、井口特設グラウンド利活用の検討について。こちら、目標指標としましては、土地利用構想等の策定を3月、年度末に目標として置いております。
 そして、次の43ページ、まる5になります。三鷹台駅前周辺地区のまちづくりの推進でございます。こちら、目標指標としましては、このまちづくりを考える会を立ち上げましたので、こちらと連携した将来的なまちづくりビジョンの検討・共有を行っていきます。また、三鷹台駅の昇降施設の設置に向けた調査・検討を3月──年度末に向けて行ってまいります。そのほか、協同ビル化の検討などの支援を行っていく、そういう予定でございます。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございました。よろしくお願いします。私からは1点、お伺いさせていただきます。井口特設グラウンドの利活用の検討についてですが、一般質問でもお伺いさせていただきましたが、市民の想定と市側の想定とが違ってしまわないように、丁寧な説明が必要であると思います。そこで、早めに市民にこの利活用のプランについてお伝えするべきだと考えています。
 市長の答弁の中で、構想ができ次第、市民にも、議会にもお伝えするというような答弁があったと思うんですけれども、具体的にその時期はいつなのか、この3月なのか、教えていただければと思います。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  土地利用の今後の検討につきましては、これから想定される機能や施設のボリューム、また、配置パターンなど、これから検討に入っていきます。また、一定の広さを想定しながら作業を進めていくんですが、グラウンド、歩道、また誘致、利活用する施設については、お互いの検討の内容に連動して、どれくらいのグラウンド機能が確保できるのか、広さが分かってくると思いますので、その検討の進み具合によると思います。
 ただ、今の予定ですと、年度末には、その配置パターンなんかが示されるような構想を予定しているんですが、それまでには、その土地利用の方針、方向性をこちらのほうで策定をして、市民の方に、また、利用団体の皆様もおりますので、その方にしっかりとこの方向性だとか、主な配置パターンなんかを示していきたいなと思っています。その時期については、3月ではなくて、その前には一度お示しできたらと考えています。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか質疑ございますか。


◯委員(小幡和仁君)  井口特設グラウンド、お聞きします。今まで土壌汚染の件をずっと御報告いただいていたと思います。今回、これからいよいよ利活用の検討ということなんでしょうけども、あの広さのところにどういったものが入っていくのかなというのが、ちょっとにわかに私も想像つき難いところもあるんですけれども、例えばサッカー場とか、こういったものは入る大きさは十分にあるということでよろしいでしょうか。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  グラウンド機能を兼ねた一時避難場所が可能なスペースは確保していくと。また、医療施設等の公共性の高い民間施設を誘致していくということで、広さは、御存じのとおり、あまり敷地としては広くないので、複数の施設が入るかというと、なかなか難しいなというふうに思っています。
 ただ、そのグラウンド機能を兼ねた一時避難場所の確保については、やっぱり誘致する施設との場所の配置で決まってきますので、できるだけグラウンド機能を広く確保したいという前提で検討は進めておりますが、今のところ、具体的にサッカーグラウンド、何面取れるとか、野球がどれくらいの広さが取れるのかというのは、これからの検討になってくると思います。なので、今のところはまだ明確に決まっておりません。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。サッカーグラウンドが少ないという、お父様方のお話で結構聞いておりまして、そういった意味で、幅広く市民の皆さんの意見を聞いていただきまして、この策定に生かしていただければなと思います。グラウンドを広く取るということで、この井口グラウンドの東西の道、ここ、今現在でこういった道を通そうとかっていう考えがございましたら、お聞きしたいんですが。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  土地利用の視点としまして、グラウンド機能を兼ねた避難場所の確保、また医療施設等の公益性の高い民間施設の誘致と、東西通路の確保、この3つを視点に、土地利用を進めていこうと考えております。コミュニティの関係、防災の関係から、東西通路は利便性の件も含めて必ず必要だというふうに考えておりますので、この検討の中で、その位置、大きさ、幅員とかというのはこれからの検討になってきますが、確保する前提で検討は進めてまいります。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。せっかくの土地の広さがあるので、いろいろ、子どもたちがスポーツをするとか、そういった場所の確保をぜひ優先的に考えていただいて、東西の道路のほうもお考えいただければありがたいなと思います。どうぞよろしくお願いします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、1点だけお伺いしたいと思います。都市再生部ということで、この41ページ、42ページを見ると、本当にこれから大変というか、最優先でもなかなか──三鷹台駅もトップに来ていますけど、天文台のことはちょっと特別委員会があるので聞けませんけれども。資源として、職員数が20名ということで、今日は都市整備部長もお見えですけれども、十分なのかなというのがすごく、1点ちょっと個人的に気になっておりまして。
 といいますのも、やっぱり、それぞれいろいろなお声はあると思うんですけど、やっぱり民間の力というか、民間の活力というか、お金の部分なんかもそうだと思うんですけど、非常にこれからそうした連携が必要になってくるのかなという気がいたします。そうした中で、新都市再生ビジョンもつくり上げなければいけない。そして、三鷹の駅、天文台、井口、そして三鷹台と。三鷹台は、ある部分、方向性は見えてきているのかなという気はするんですけど、そうした部分での、いわゆる人的、職員数等も踏まえて、体制的な問題というのはどのようにお考えなのか、それを1点だけちょっとお伺いしたいと思います。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  御指摘のとおり、今この20名でこれだけの最優先事業を抱えているところでございます。現状では、まだ大がかりなプロジェクトが本格的に稼働している状況ではないので、この人数の中で今やっているところです。しかしながら、これから先、全てのプロジェクトがほぼ同時に、大がかりに開始されていきますと、今の状況ではもしかしたら不足してくる可能性も考えられます。
 ただ、私自身はその人事の担当ではありませんけれども、体制についてどう考えるかは今後課題になってくるかもしれませんが、少なくとも全部の業務、全部の仕事を職員で自ら直轄で何もかもやろうというのは難しいかもしれないので、その場合は、おっしゃられたように、民間活力を入れるような方策を考えるですとか、または一部の業務を外部にお願いをするとか、そういった工夫の方法を今後考える必要があるかもしれません。
 ただ、現在では、そういったところについて具体的に検討しているという部分ではないです。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  分かりました。それは、またサインを出していただければ、議会のほうからもしっかりと市側のほうなり、理事者のほうにも言っていかなければいけないかなというふうに思いますし、何よりもやっぱり久野部長が三鷹市役所で頑張っていただいている意義ということがこれから発揮されるということもあろうかと思いますので、またそうした部分は期待をしていきたいというふうに思います。
 本当に今、部長からお話があったとおり、まだ計画の段階だとは思うんですけど、これが一斉に動く可能性というのもあるのかなという気がしますし、それによって事業規模の縮小を迫られたりとかっていうことがあると、ある意味、適正化という部分ではいいのかもしれないですけど、やっぱり市民の利益というか、市民生活の向上という視点で、そうした部分の不都合が生じないように、全て大事な事業だと思いますので、ぜひ進めていっていただきたいというふうに思いますし、お体だけは気をつけていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 ありがとうございます。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか質疑ございますか。


◯委員(土屋けんいち君)  まず、新都市再生ビジョン(仮称)なんですけども、2回も3回も延び延びになっていまして、施政方針ですと令和4年度の策定ということだったんですけども、今回、12月ということで、初めて早まったということで、よろしいでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  これまでも、再生ビジョンにつきましては、庁内連携を図りながら進めてきたところでございますけども、いろいろとちょっと遅れたりしたこともございましたけども、今年度12月を目指して鋭意取り組んでまいりたいと思っております。
 以上です。


◯委員(土屋けんいち君)  ありがとうございます。12月を目指して、年度末にならないように、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。
 あと、井口特設グラウンドなんですけど、施政方針のほうだと、医療施設等の民間施設を誘致するということで、それでグラウンド機能も残すということは、素人考えですと、北側斜線等を考えると、南側に病院棟が建つのかなと考えられるんですけども、そうなりますと、先ほど質問もありましたように、東西通路というのはその施設じゃないほうになる。ある程度、この三鷹市が思い描くことができるというふうに考えてよろしいのかということをお伺いしたい。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  今御質問のありましたように、配置の関係を考えますと、医療施設とグラウンド、もしくは、ほかにも何か来るかもしれませんが、そういったものの配置を考えた場合に、当然建築物として北側の斜線ですとか、日影とか、いろいろなものの影響は当然あるというふうに考えられます。
 そうした場合に、南側の配置のほうがいいのではないかというのは一理あると思います。ただ、配置をどうするかについては、誘致する施設の内容にもよってきますので、ちょっとまだ、それについては、どちらがどちらの方角に位置するとはお答えできませんが、そういった建築条件も含めて、配置を検討していく必要があるというふうに認識しております。
 一方で、東西を抜く通路については、これはその施設というよりも、周辺の方々が、特にグラウンドの西側にお住まいの方々が、例えば何か災害時、緊急時に──このグラウンドを一部残すとした場合に、そこへ逃げ込めるようにとか、そういう避難路の位置づけも含めたルートを考える必要があると思いますので、必ずしもその施設の中を通すというわけでもなくて、どちらかに寄せることになろうかというふうに今考えております。
 ただ、一般の車両を通そうとは思っていませんので、地域の方々が日常的に通行できるような──歩行者の方、あとはせいぜい自転車までというふうに今考えていまして、自動車、一般車両をどんどん通過させてしまうと、西側のほうに車がどんどん入っていってしまいますので、それは避けたいなという考えを持っております。
 その一方で、緊急時は、その場合は緊急車両が通せるようにしてあげるような工夫も必要かなということを思っておりまして、そういったいろいろな条件がうまくクリアできるような計画をここにしたいなというふうに考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。今回の行政報告、この井口特設グラウンド利活用の検討ということなので、それ以外の質問をすると、一般質問みたいになっちゃうのでしませんけども、西側は、このグラウンド自体は道路に接していないわけですよね。ですけど、公有地があると。ほぼ未利用地に近い公有地があるので、ぜひともそこも最大限利活用して、この井口特設グラウンドの利活用を検討していただきたいと思います。
 これは質問はしません。よろしくお願いします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ちなみに、正規職員20人中、女性は4人だそうです。先ほど報告がなかったので、言っておきます。
 以上で都市再生部報告を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩します。御苦労さまです。
                   午前11時58分 休憩


                   午前11時59分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(大城美幸さん)  管外視察について、本件を議題といたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩します。
                   午前11時59分 休憩


                   午後0時04分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  管外視察の日程については、第1候補として、10月3日から10月7日の間、第2候補として、10月11日から10月12日の間ということにいたしたいと思います。
 また、視察候補地、視察項目の申出については、6月24日金曜日、正午までに事務局まで御提出いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(大城美幸さん)  所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 まちづくり、環境に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(大城美幸さん)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程ついては、8月5日午前9時30分といたしたいと思います。その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。お疲れさまです。
                   午後0時06分 散会