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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年まちづくり環境委員会) > 2022/05/13 令和4年まちづくり環境委員会本文
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2022/05/13 令和4年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開します。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時33分 休憩


                  午前9時34分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  生活環境部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  生活環境部報告といたしまして、令和3年度三鷹市食品ロス削減研究会の報告について、報告書が取りまとまりましたので御報告をさせていただきます。
 それでは、担当より御報告いたします。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  よろしくお願いいたします。1ページ目の資料1を御覧ください。
 令和3年度に、三鷹市食品ロス削減研究会の取りまとめが終わりましたので、報告書について御報告させていただきます。
 まず、1番の概要です。令和2年10月に公益財団法人流通経済研究所と三鷹市食品ロス削減・食品リサイクル推進事業等の共同研究に関する協定書を締結し、令和2年度はアンケート調査の実施をいたしました。令和3年度は、市と流通経済研究所を実施主体とした三鷹市食品ロス削減研究会を設置し、その中で、有識者の方や担当官庁からの各主体の行動変容に結びつくような情報提供のほか、令和2年度のアンケート調査の結果を踏まえた食品ロス削減のための各主体の役割や削減の方法等について、意見交換を行いました。また、行動変容を促す手法等についても検討を行いました。
 2番目の研究会の活動内容についてですが、(1)、概要になります。実施主体は公益財団法人流通経済研究所とごみ対策課、参加者はフードバンクみたかの方が2名、また消費者の方の意見を聞きたいということで、消費者活動センターに御紹介をいただきまして、多摩南生活クラブ生活協同組合まち三鷹の会員の方7名、合計9名の方に参加いただきました。そのほか、外部講師の方としまして、現代社会総合研究所所長の松野先生、または環境省、消費者庁の方に御講演をいただき、計4回の研究会を開催いたしました。
 この研究会の中で参加した市民の方からの御意見を御紹介します。アのところですが、行政が啓発や取組を促すことが大事だが、市民は同じ立場の市民から提案をされたほうが、自分たちと同じ立場の人でもできる、やっていると思い、やる気になる。何か自分たちでグループをつくって市と連携できれば、よりよい形になっていくのではないか、また、普通の市民に広く食品ロス削減に取り組んでもらうには、垣根が低いこと、楽しめること、活動を通じて何か気づきがあることが大事であると。そうした参加の場を、食品ロスをはじめとする既存の様々なエコについての活動やネットワーク同士が連携して提供していくことが重要ではないかという御意見がありました。
 そのほか、市民の方からの具体的な提案としましては、(3)に書かれてありますように、スーパーにおける手前取りのPRや、冷蔵庫クリーンアップデーの周知や実施、サルベージパーティーの開催やエコレシピコンクールの実施、あとはフードバンクみたかと連携したフードドライブの推進などが挙げられました。
 最後に、報告書における今後についてですが、家庭系食品ロスの削減には、市民一人一人の主体的な行動が不可欠であり、市民が市民に行動を促すことで、行政が行う以上の効果が期待できるのではないか。そこで、食品ロス削減問題に取り組む姿勢を有するメンバーが中心となり、既存の様々な活動やネットワークと連携して、より多くの市民が気軽に楽しく参加できる食品ロス削減の活動の場の提供及び支援の手法について検討をしていくことが望ましいといったまとめになっております。なお、流通経済研究所との協定につきましては、令和3年度をもって解除しております。
 この報告書のまとめを受けまして、市としては、従前どおりの市民の方の行動変容を促すための情報提供や、食品ロス削減のための取組の具体的な広報、ホームページを通じた啓発を行っていくことを考えております。
 また、研究会をきっかけに参加された市民の方からは、引き続き市と連携をしていきたいというふうなお声をいただいておりますので、そういったことを、つながりを大事にしながら意見交換をして、食品ロス削減の取組を進めていきたいと考えております。
 それから、報告書及び外部講師の方の内容につきましては、参考資料としてつけておりますので、後ほど御覧いただきたいと思います。
 説明は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございます。こういった市民の方と専門家との研究会というのは非常にいい取組だと思っております。ありがとうございます。それで、こういった参加してくださった方、この御発言から見ても、すごく意識の高い方だと思うんですけれども、引き続き市と連携して取り組んでいくということですが、今後の活動について何か考えていることがあれば、教えていただきたいのと。
 あと、この3の今後についてなんですけれども、支援の手法等について検討を行っていくということなんですが、何か目安になるスケジュールであったりとか、それと、あと今後の施策について教えてください。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  市民の方とのつながりにつきましては、例えば市民の方、具体的なエコマルシェとか、三鷹台のエコフェスタなんか、市民の方が主催でやられていますので、実際にそういったことに関わられている方もいらっしゃいましたので、そういった場面に我々も一緒に参加したり、企画を考える中で、食品ロスのことを啓発できるようなコーナーを設けるだとか、そういうことをしていきたいなと思っています。
 また、市として、そのほかの啓発としましては、できる限りいろいろな場でというか、様々な場で、ごみ対策課でいえば、ゴミゼロキャンペーンとか、あと、様々な市のイベントに参加する機会がありますので、そういった場面で繰り返し食品ロス削減を周知していくことで、動機づけになっていくのかなというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。私もエコマルシェやエコフェスタ、参加させていただきましたが、非常に市民の方が熱心に取り組まれている、いい雰囲気だと思っていますので、引き続きの連携をお願いいたします。
 広く市民に周知するのは、繰り返しが、すごく大事だと思います。あと、やっぱり我が事としてって、この資料の中にも書いてありますし、資料の中の食品ロス対策の現状というところで、スーパーにおいて値引き販売しているものはエコにつながるんだとか、SDGsとかキーワードになっていますけれども、自分も今、そこに参加しているんだというような、我が事として捉えられるような取組をぜひ進めていっていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか質疑ございますか。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、1点だけちょっとお伺いをしたいと思います。資料1、報告についてということで、(3)の参加者等からの提案例ということで、エ、フードバンクみたかと連携したフードドライブの推進などという御提案があったということなんですが、なかなかフードドライブのほうが──例えば市内の商工事業者というか、食品を扱っていらっしゃるお店とか、そういった方々にも、かつてちょっと我々も賞味期限が近づいたものの提供とか、そういうことを呼びかけさせていただいたような、ちょっと実験的な取組をさせていただいたこともあったんですが、なかなかそうしたものがフードドライブのほうにつながりにくかったというような課題があったのかなというふうに思ったんですね。
 もちろん、それ商品ですので、なかなか無償提供とかっていうのは、利益に関わってくることなので難しいかとは思うんですが、私もちょっと──市外ですが、お隣の調布市なんかは、市内の商業施設なんかに、市民に呼びかけをして、市の職員の方が出向いて回収日を設けて何かやっていらっしゃったような取組もありましたし、私の知り合いの方が小平で子ども食堂をやっていらっしゃる方がいるんですが、今もちょっとたまにお手伝いに行ったりとかっていうお付き合いをさせていただいています。そのときに、いわゆるメーカーさんから、スープの素というか、缶のスープの素を大量に箱で御寄贈いただいたということがあったんです。それは、背景を聞きましたら、缶の蓋の印刷、開ける・閉めるの、それがミスプリントをしたという、それだけで商品にならないということで、大量にそれを私も一緒にお手伝いして配ったりとかした経緯があったんですが。そうした可能性という部分もあるのかなという気がいたしまして、今後のこうしたフードドライブの取組の中で、広報とか、呼びかけ等も含めて、市の立場でどういうふうに先導して実施していかれるのかということが1点。
 あと、やっぱり具体的な支援につながっていくっていうことでは、市内には児童養護施設があったりとか、そうした市の傾向性というか、資源というか、地域資源というところも、活用の可能性というのを見いだせるのではないのかなという気がするんですが。そうはいっても市内企業ってそれほどないとは思うんですが、そうした商業関係者との連携とか、呼びかけという部分を、今後どういうふうにされていくのかということ。
 あと、この報告書の中にもあるんですが、10月ですかね、食品ロス削減月間みたいな形になっていると思うんですが、三鷹市として強調して、月間の取組を今年度以降打っていく方向性とか、そうした議論というのは、庁内であるのかどうかというのを、3点ほどちょっとお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  そうですね、市内の商店街の方とのフードバンクとのマッチングとか、あとは市民の方が直接、今日これ売れ残っちゃったんだけど、安く買ってくれないとか、そういった何か取組というのが──実は他の市ではアプリをつくってフードシェアということで、そういうことをやっている自治体がありますので。ただ、そのアプリをつくると、結構お金がかかるところがあります。ただ、そういうのは結構参考になるなと思っていますので、市としては、もしそういうものができるのであれば、立場としてはそういったものをつなぐ役としてやっていけたらなというふうには考えております。
 それから、あとは、すみません、10月の取組のほうですけども、今年度からは今までフードバンクみたかさんとフードドライブの取組とか、広報で10月は食品ロス削減月間ですというようなPRをしてきたんですけども、その取組について、10月は特に力を入れたいなとは思っておりますが、今年のキャンペーンのテーマを食品ロスにしたりとか、先ほど申しましたように、できる限り様々な場所で、どんどん繰り返し、動機づけになるようなPRをしていきたいなというふうに考えております。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  最後の市の方向性でございますけれども、様々な食品ロスの取組を通じてやはり大きく感じましたことは、何といってもやっぱり特効薬みたいなのがなくて、やっぱり大切なことは継続的に、連携して取り組んでいくことかなというふうに思っているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。ちょっとまだ具体的にはなっていないんですが、やはり事例としてという形で、私の知り合った方が、一代で財を築かれた方で、お子さんがいらっしゃらないということで、非常にいろいろな社会貢献をされている方がいらっしゃったんですね。その方と、例えば子ども食堂とか、マッチングをさせていただいて、何かいろいろな御支援をいただくというようなことも、私もちょっと経験をさせていただいたんです。
 これは例えばですけど、やっぱり市内の農家の方とかのいわゆる農業公園に商品を出しても、なかなか売れ残ったら、また回収しなきゃいけなかったりとかっていう、ちょっとそうした部分とかってあると思うんです。そうした部分を何かうまく活用できたりすると──野菜とかだから日持ちの問題とかもあると思うんですけど、何かそんなような発想というか、考えを巡らせてみるのもいいのかなという気がしますので、今、御答弁いただいたように、やっぱり啓発というか、意識を多くの方に変えていっていただくということが重要かなと思います。
 本当にこの流れが昔は考えられなかったんですけど、今、コンビニでお弁当とかも時間がたつと何割引きみたいな、それが当たり前になってきていると思うんです。それを、やっぱり手前取りとかって、この中にも記述がありますけれども、何かそうした市内の事業者の方、比較的市内のコンビニの経営者の方って、市にお住まいで地域に根差して商売されている方がいらっしゃると思いますので、そうした最前線の現場とも何かやり取りができるような仕組みというのも、何かぜひ考えていっていただければなというふうに思います。
 そうしたアイデアが──我々もない脳みそをひねっていろいろ提案をさせていただければというふうに思いますので。で、具体的に、これ難しいとは思うんですけど、市内で、例えばごみとかの見える化というか、食品ロスの削減がこれだけ進みましたみたいな、何かそうした指標的な部分も工夫して出せるような努力も必要なのかなという気がいたしますので、また、共に我々も汗をかいていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 ありがとうございます。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  ありがとうございます。スーパーとの関係とか、農家さんとの関係、農産物の関係というのは、確かに市民の方からも御意見が出ていましたので、この参加された方は生活協同組合の方でもありますので、コープさんとか、そういったところで、最初はちょっと小さいかもしれませんけど、地道にやりながら、その輪を広げていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  生活環境部は、幸い部内に農業もあれば経済もございますので、その部内でもアンテナを張って、工夫できるものはしていきたいというふうに考えてございます。
 以上でございます。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(小幡和仁君)  2つほどお聞きしたいと思います。この研究会報告書によりますと、フードバンクみたかさんとの連携したフードドライブの推進とありますが、フードバンクみたかさんは、結構活動自体、非常に大変だっていう話も漏れ聞いておりますけれども、ここら辺、フードバンクみたかさんと連携して取組を進めていくということであるなら、一定程度、フードバンクみたかさんの屋台骨をしっかりするというか、そういったことも必要なんじゃないかなと思うんですけれども、そこら辺、どういった今課題があって、市として何か考えているところがあるのか、お聞きしたいと思います。
 それと、今後、既存の様々な活動ネットワークと連携してということなんですけれども、ここのところ、何となく、そうなんだなあというのは分かるんですけれども、さはさりながら、この活動ネットワークと連携してという、ここのところって結構、非常に──具体的に言うと難しいんじゃないかなというふうにもちょっと心配するところもあるんですが、今、現実的にどんな考えで連携していくっていうことを進めていこうとしているのか、お聞きしたいと思います。


◯委員長(大城美幸さん)  フードバンクみたかについては、生活環境部に限っての御答弁をお願いします。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  フードバンクみたかさんとの連携につきましては、現在、フードドライブの場所を確保したりという、あとは、まんぷくBOXという、フードバンクさんが置いている、提供する食材を入れるものをリサイクル市民工房に置かせていただいたりとか、そういったところをやっております。
 毎回、代表の方ともお話をさせていただいて、ちょっと今検討しているのは、やはり提供するものが結構多くなってきたので、場所は何かありませんかというようなことを言われたりとか、探してはいるんですが、なかなかそういったところが見つからない状況がありますので、ごみ対策課としては、そういった場所とか、フードバンクさんが取り組む機会を増やすとかいったところでの取組を支援していくような形が、現状の状況でございます。
 あと、ネットワークの具体例というところといいますか、実際にはまだ検討段階ではありますけども、隣に環境政策課というところもありますので、そういったところの活動をされている方とか、先ほどお話ししましたようにエコマルシェに参加している方とか、エコフェスタに参加している方々と、情報共有というか、小さな単位での知り合いというところもありますので、まずはそういった方々の活動をつなげながら──食品ロスそのものをテーマにすることだけではなくて、例えば気候変動の話をしながらも食品ロスとのつながりの話をしたりだとか、そういった意味で、少しずつネットワークとして広げていきたいなというふうに考えております。


◯委員長(大城美幸さん)  小幡委員、いいですか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 そのほか。


◯委員(伊藤俊明君)  それでは、他の委員の方からも意見が出たり、ちょっと重複してしまうこともあろうかと思いますが、参加者からの主な意見ということで、行政が啓発や取組を促すことはもちろん大事だということで、それは当然ある程度やっていることと思いますが、行政が行うべきことと、やはりこの市民の方たちが同じ立場でできる、あるいは、やっているというような、市民の立場と市との連携においてとか、自分たちでグループをつくってやっていかなければとかっていう、その切り分け──それは、それぞれ、なかなか複合的に絡み合っていたり、結局は繰り返しのPRが大事だということ、継続が大事だということも、さっき部長からもお話がありましたけど、それは、市では一定のどのような切り分けというか、認識しているか、ちょっと御答弁いただけますか。
 難しいかと思いますが、それぞれの立場においての取組で、特に市民目線での意見が有効だというような意見がかなり。それは、身近に自分たちがふだんから行っていることだからということで、ある意味、余計説得力があるということだろうかとは思いますが、それの具体的な取組例というか、紹介しながら、御答弁いただければと思います。


◯生活環境部長(川鍋章人君)  継続的な取組がやっぱり何より大切だということを申し上げたんですけど、市民がやるべきこと、我々がやるべきことと、明確に区分するということはなかなか難しいので、市民の皆さんの提案のほうが自分たちにより響いてくるという内容が書いてあるのは、ちょっと市役所としては寂しいんですけども、そこはうまく連携しながら、コーディネート役といいましょうか、一緒にうまくやっていくような形を取っていければよろしいんじゃないかなというふうに思っているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  それぞれがまた一定の取組をなさってくれているということで、効果も徐々に出ているなという思いを、私も実感として感じておりますが。また、それだけやっていても、結局一定のロスというのですか──コンビニだって手前取りで、私もなるべく手前取りをするようにはしていますけど。
 それとか、あと卸の暗黙の了解というか、賞味期限でも、3分の1の一定の期限が切れたら、もう納品しちゃいけないとかっていうのを、僕、この資料の中で初めて知ったんですけど。そういうことの中で、いろんなことのロスが、これだけ取り組んでも、ある一定のロスが出てしまうということは防げないんじゃないかなというのを──この今の商習慣だとか、それもかなり見直すということで書いてもありましたけども、そういった中でも、やっぱり賞味期限が近いとか、過ぎたとかっていうことのコンビニとか、スーパーとの取組。
 また、先ほど農家さんとも取り組んでということで、前には、例えば学校給食なんかでも、残渣で循環型みたいなことで、それをまた堆肥にしてとかっていうような取組があったかと思うんですけど、そういうような──幾ら努力しても防げない場合の一定程度のロスへの取組というか、対策は何かあんまり意見が出ていなかったような気がするんだけど、どのようにお考えでしょうかね。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  おっしゃるとおりで、どうしても出てしまうというのがあることは事実ですので、それにつきまして対策というのは、ちょっと今すぐいいアイデアというのは出ませんが、やはり消費者庁とかは3分の1ルールを2分の1に変えようとか、そういった実証実験をやっている大手のスーパーさんとかもありますので、商習慣というものが徐々にですが変わっていくのではないかというふうに。
 あと、ここにもありますように賞味期限の年月日表示をやめて、年月表示にするとか、そういった取組が少しずつですけど、今、国を挙げて動き始めているということはありますので、ちょっと三鷹市ですぐに全てゼロにするようなところまでは行けないと思いますが、ちょっと地道にその辺の取組も進めていきたいなとは思っております。


◯委員(伊藤俊明君)  それで、具体的に市内の例えばそのスーパーだとか、コンビニとか、小売店の方とかと、そういう取組をお考えというのはありますか。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  現時点では、特にどこのお店というのはありませんが、先ほどお話ししましたように、これからも連携していきたいという方がコープさん──生活協同組合の方だったりするので、そんなところと何か実証実験的な取組ができたりとか、意見交換する中で、それを市内のスーパーに広げられるかとか、そういったことを考えていきたいなと思っております。


◯委員(伊藤俊明君)  とにかく期限が迫っていてもとか、来ていても、まだ十分に食べられるものというのはいっぱいあるんでね、その辺を、やはり幾ら削減に努力しても限界っていうのもあるかと思いますので、その辺の、出てしまった場合でも、やむなくどの形で循環させてというか、それを有効に活用した取組、最終的には堆肥や肥料という形になったとしても、何かの役に立てるような形のほうに持っていけるような取組をぜひともお願いいたします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほかございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、以上で生活環境部報告を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩します。
                  午前10時05分 休憩


                  午前10時06分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(大城美幸さん)  都市再生部報告、本件を議題といたします。
 それでは、項目アに対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おはようございます。本日、都市再生部からは2件報告がございます。1点目は、三鷹台駅周辺地区における新たなまちづくり組織の発足について、2点目は、新都市再生ビジョン(仮称)中間まとめになります。
 よろしくお願いいたします。


◯まちづくり推進担当課長(野崎昭博君)  私からは報告事項のア、三鷹台駅周辺地区における新たなまちづくり組織の発足について御説明いたします。本日は、3月に発足した旨の報告となります。
 資料の1を御覧ください。まず1、これまでの経緯についてです。三鷹台駅周辺のまちづくりにつきましては、これまで三鷹台まちづくり協議会と連携・協力しながら、まちづくり推進地区整備方針の策定をはじめ、三鷹台駅前通りや駅前広場などの整備に向けた取組を進めてきたところです。
 三鷹台駅周辺は、これからさらなる魅力とにぎわいの創出に向けて、多様な団体や多世代にわたる地域の皆様に御参加いただき、今後の取組を検討していく必要があります。しかしながら、同協議会につきましては、近年、参加者の減少や固定化などにより、こうした次のステージへステップアップすることは困難な状況となってきていました。
 そこで、同協議会の代表者をはじめ、地域の町会、商店会、住民協議会の代表の方々とも相談しながら、今後の三鷹台にとっては、ここで新たなまちづくり組織を立ち上げることが必要であることを確認し、同協議会はこの新たなまちづくり組織の活動に合流する形が望ましいと考え、令和3年12月に発展的に解散したところです。
 次に、2、新たなまちづくり組織についてです。今申し上げたような経緯から、新たなまちづくり組織の設置に向けまして、令和3年7月から準備会を開催してきました。準備会には、地域の町会や商店会などの代表の方々に御参加いただき、組織の体制や取組の方向性などについて検討を重ね、令和4年3月に名称を三鷹台駅周辺のまちづくりを考える会として、緩やかにスタートしました。
 下の図は体制のイメージとなります。円の中心──右側に寄っておりますが、こちらが役員会となっていまして、準備会に御参加いただいた地域の代表の方々を役員としています。その外側の円は、地域の課題解決に向けた検討や取組を具体的に進めるための運営委員会と位置づけまして、学校関係団体など、地域の団体の方々にも徐々に加わっていただくことを考えています。そして、その外側の円になりますが、テーマごとの分科会を設置する中で、地域の市民の方々にもまちづくりサポーターとして御参加いただきながら、地域のまちづくりを進めるといった形をイメージしています。なお、こちらはあくまで地域主体の組織となりますので、市は各種の活動において連携・協力するといった位置づけとなっています。
 また、図の左中央のところになりますが、各種イベントの実施に当たりましては、状況により、実行委員会を設置し、様々な取組への展開を図っていきたいと考えています。また、こうした活動の情報発信などにつきましては、まちづくり三鷹を通じて支援することとしています。
 続きまして、裏面を御覧ください。3、新組織におけるにぎわい創出に向けた当面の取組についてです。まず、(1)、様々なイベントを定期的に開催し、楽しいまちづくりを実践します。次に、(2)、こうしたイベントをきっかけに、まちづくりサポーターとして今後のまちづくりに携わっていただけるような人材を発掘します。そして、(3)、集まった地域の皆様とイベントだけではなく、地域の課題解決に向けた検討や取組など、様々なまちづくりを展開することとしています。
 次の4では、具体的に実施しているイベントを紹介しています。詳細は記載のとおりですが、新組織のキックオフイベントとしまして、三鷹台エコフェスタを実施しました。当日は、商店会主催の100円商店街まつりや町会主催の防災スタンプラリーなどを同日開催し、約800名の参加をいただいたところです。また、まちづくりサポーター募集のチラシも併せて配布しまして、現時点で14人の方にまちづくりサポーターとして御登録をいただいているところです。
 最後に5、今後の展開についてです。3で御説明しました当面の取組を実施しながら、新組織が目指す安全安心なまち、いつまでも住み続けたいまち、やりたい人がやりたいことをできるまちなどの実現に向けて、様々な地域課題について市と連携しながら検討を進め、将来的なまちづくりビジョンを整理し、地域内での共有を図っていくこととしています。
 説明は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明が終わりました。
 これより、項目アに対する質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。1点だけ質問させていただきます。こちらの新たなまちづくり組織なんですけれども、ここに書いてあるとおり、エコフェスタでまちづくりサポーターの募集のチラシを配っているのを拝見しました。やっぱり、ここの体制イメージのところで、多様な意見の取り込みであったりとか、情報発信の強化であったりとか、非常にオープンにたくさんの方を取り入れていくんだなという取組が、組織の存続とか、発展に非常に寄与するのではないかなと思っています。
 このサポーターの募集というのは随時行っていくのでしょうか。そういう方向性が望ましいのかなと思うんですが、いかがでしょうか。


◯まちづくり推進担当課長(野崎昭博君)  委員おっしゃるとおり、やはりこういった活動は継続性が非常に重要ですので、いろいろ多世代の方にいつでも入っていただけるような受入れ体制で進めていこうというふうに考えております。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  では、ないようですので、一旦休憩いたします。
                  午前10時14分 休憩


                  午前10時15分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開します。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  次に、項目イに対する市側の説明を求めます。


◯まちづくり推進課長(池田啓起君)  私のほうから報告事項のイ、新都市再生ビジョン(仮称)の中間まとめについて、御説明させていただきます。資料につきましては、資料2−1が概要版になっています。資料2−2が本冊となっています。今回は、概要版に沿って御説明させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 概要版、1、ビジョン(仮称)策定の目的になります。本冊では1ページになります。老朽化が進み、更新時期を迎えている多くの公共施設について、都市経営とまちづくりの観点から総合的・政策的にマネジメントを行い、新たな時代にふさわしい魅力的で質の高い施設づくりを推し進め、もって市民サービスの向上と都市の再生を推進することを目的としております。
 2のビジョン(仮称)の位置づけです。本冊では2ページになります。新都市再生ビジョン(仮称)は、老朽化した公共施設の適切な維持保全や建て替えなどを計画的に進めるための原理原則となる考え方や方向性を示したものとなります。そして、各事業の実施に当たっては、詳細な検討を行いながら、個別的な事情や緊急性などのスピード感にも配慮しつつ、各事業ごとの事業計画、緊急対応方針、各年度予算の調整等において事業内容を整理していくとしていきます。また、国が策定を要請している、例えば学校施設などの個別施設ごとの長寿命化計画にも位置づけられるものとなっております。
 次に、大きな3、ビジョン(仮称)の対象施設です。本冊では3ページになります。新都市再生ビジョン(仮称)で対象とする施設は、小規模な建築物や特殊な建築物を除く、市が管理する公共建築物としております。
 次に、大きな4、ビジョン(仮称)の対象期間です。本冊では4ページになります。公共施設の維持保全については、中長期的な視線で取り組んでいく必要があることから、対象期間をおおむね令和44年度(2062年度)までとしております。ただし、令和17年度までを前期、それ以降を後期として区分し、計画の見直し(ローリング)を行っていくとしております。さらに、策定後の状況等を踏まえ、必要に応じて見直し等を行うなど、弾力的に対応していきます。
 次に、概要版の右側になります。大きな5、ビジョン(仮称)策定の背景と課題になります。本冊では5ページから21ページまでとなります。公共施設の老朽化の進行、市の財政状況、災害リスクの増大、社会・経済状況や市民ニーズの変化、この4つの項目について課題等を整理しております。内容につきましては、昨年9月の本委員会で御報告しました、新都市再生ビジョン(仮称)策定に向けた基本的な考え方で御説明した内容とおおむね同じですので、今回の説明は省略させていただきます。後ほど御確認いただけたらと思います。
 次に、6、公共施設マネジメントの基本的な考え方についてです。本冊では22ページ、23ページになります。引き続き、厳しい財政状況が見込まれる中で、安全安心に暮らせる持続可能なまちづくりや市民サービスの質の向上に向けて、今後どのように公共施設をマネジメントしていくのかについて、基本的な考え方を整理しております。
 1点目は、早急に取り組むべき事態が生じた場合には、迅速に対応するであります。計画的に予防保全工事を実施していきますが、劣化の進行や不具合の発生などが生じた場合、また、事業の要件や熟度が整ったものや緊急に取り組むべき課題が生じたものについては、計画の見直し、緊急対応方針を策定するなどしながら、柔軟に対応していきます。
 2点目は、全ての公共施設の長寿命化を原則としながら、建て替え時期の分散化と平準化を図るです。施設の長寿命化を原則としていきますが、全ての施設を長寿命化した場合に、更新時期が集中してしまうことから、建て替え時期の調整を行い、事業の分散化と平準化を図ることとしております。
 3点目は、建て替え時期に応じて前期と後期にグループ化するであります。これからの公共施設が目指す方向性を踏まえ、優先順位を定めながら、早い段階で建て替えに取り組む施設と、長寿命化等の改修を図った上で中長期的に対応する施設を区分し、施設のグループ化を図り、計画的に改修や建て替えに取り組んでいきます。
 4点目は、都市経営とまちづくりの観点から、総合的・政策的に重点化して取り組む必要がある事業を優先プロジェクトとして設定するであります。限られた資源を有効に活用して、公共施設を効果的、効率的にマネジメントしていくため、公共施設の再編と地域のまちづくりを一体的に取り組む事業、複合的な効果が得られる事業などに、特に都市経営とまちづくりの観点から、総合的・政策的に優先プロジェクトを設定し、取組を推進していきます。
 この4点について、公共施設マネジメントの基本的な考え方を整理しております。
 1枚おめくりいただきまして、概要版の2枚目になります。大きな7、今後の公共施設整備の方向性についてです。本冊は24ページからになります。ここでは社会的な背景や、公共施設の課題、今後のまちづくりの展開等を踏まえまして、これからの公共施設の在り方について整理しています。
 (1)として、基本的な施設整備の方向性です。本冊24ページから28ページになります。昭和40年代から50年代にかけて集中的に建設された公共施設が更新時期を迎えていますが、こうした施設を一斉に建て替えることは、財政面も含め限られた資源の中で困難な状況にあります。また、高度経済成長期に建設された公共施設は、少子高齢化や低成長型の社会経済の時代となった現在では、新たな時代を見据えて大きく見直ししていく転換期にあります。
 そこで、今後のまちづくりにおいては、まちづくりと公共施設の在り方を一体的に捉え、新たな時代にふさわしい魅力的で質の高い施設づくりを目指し、今後の公共施設整備の方向性を整理しております。
 本冊では25ページになります。
 1点目は、ア、総合型・融合型の施設づくりによる魅力の向上と維持保全経費の縮減です。複合化・多機能化する施設の互いの機能が連携し、一体となって機能する融合した施設運営など、総合型・融合型の施設づくりを進め、施設の魅力と利便性の向上を図っていくこと。また、公共施設の保有量や施設面積の最適化、公共施設の量から質へ、造るから使うへの転換を図っていくことなどを、ここでは記載しております。
 2点目は、イ、安全安心で快適に利用でき、長期使用ができる施設整備です。予防保全を推進し、安全に施設利用ができる状態を継続的に維持していくことや、施設の建て替えに当たっては、長期使用に基づく機能水準の確保と、機能転換や施設利用の変更に配慮したフレキシブルな施設整備を行っていくこととしております。
 また、建物の目標使用年数として、構造躯体の耐用年数を踏まえ、大規模改修を行わずに建て替えに取り組む施設については、おおむね60年程度、長寿命化を図った上で建て替える施設については、おおむね80年程度を鉄筋コンクリート造の建物の基本的な目標使用年数としています。
 次に3点目、ウ、質の高い防災・減災のまちづくりに向けた施設整備です。本冊では27ページになります。総合的な防災性の向上と防災拠点間でのリスクの分散化を図っていくことや、地域の防災性の向上に資する整備を進めていくことなどを整理しております。
 次に、4点目は、エとして、分散ネットワーク型公共施設への再編になります。本冊では28ページになります。少子高齢化の進行や新型コロナウィルス感染症によるライフスタイルの変化などを踏まえ、日常生活圏内に市民生活に身近な公共施設の機能が配置されるよう分散ネットワーク型の公共施設に再編していくこととしております。また、施設の複合化・多機能化等とともに、施設の利用や運用管理の連携・融合化を図り、地域での総合型・融合型の施設づくりを行っていくことなどを、ここでは記載しております。
 次に(2)、施設類型ごとの整備の考え方になります。本冊では29ページから31ページになります。施設類型ごとの主な施設につきましては、例えば学校施設においては、学校三部制に対応した機能転換が可能な施設としての活用・運営について検討することや、地域の共有地(コモンズ)として学校施設の有効利用や複合化・多機能化を進め、他の公共施設と連携・融合した施設となるよう取り組むこと、こうしたことなどを基本的な方向性として、施設類型ごとの整備の考え方を整理しております。
 次に、概要版の2枚目の大きな8、公共施設維持保全計画になります。本冊では32ページになります。今回の中間まとめでは、維持保全計画を策定するに当たっての基本的な考え方、原理・原則とする考え方の部分について整理しております。
 (1)、グループ化と維持保全計画です。建て替え時期に応じて、前期、令和17年度までに建て替えを行うものをグループI、後期となる令和18年度以降から令和44年度の間に建て替えるものをグループIIとしております。ただし、事業の実施の要件やその事業の熟度が整ったものについては、適宜見直しをしながら柔軟に対応していくとしております。
 また、後期については、これから先一定の期間があることから、今後の状況の変化や劣化の進行を踏まえた上で、事業の平準化を図っていく必要があるため、計画の見直し(ローリング)に合わせてスケジュール調整をしていくこととしております。そこで、維持保全計画では、前期についてはスケジュール調整を行った工事内容について実施計画として策定していきます。後期につきましては、計画の見直し(ローリング)時期に併せて実施計画を検討していくこととしますが、現時点では、適切に維持・保全するために望ましい工事内容について、長期的なシミュレーションとして提示することとしております。
 次に、(2)、グループごとの維持保全の方針です。本冊では32ページになります。建て替え時期を見据えて、効率的・効果的な施設の維持保全を図っていくため、建て替え時期に応じたグループごとの方針をここでは定めております。前期に建て替えを行うグループIは、あまり経費をかけないよう、劣化が著しい箇所や不具合が発生している箇所などについて、修繕や個別改修を中心に維持保全を行ってまいります。後期となるグループIIにつきましては、建て替え時期が先になることから、大規模改修などによる施設の長寿命化を図るとともに、予防保全や改修周期に基づく整備など、公共施設の再編を図りながら、計画的な対応を図ることとしております。
 次に(3)、優先度評価の考え方です。本冊は33ページ、34ページになります。建て替えの優先度につきましては、今後の公共施設整備の方向性と、その実現に向けた公共施設マネジメントの基本的な考え方に基づきまして、4つの視点から検討を行い、都市経営とまちづくりの観点から総合的・政策的に評価していくこととしております。
 それぞれの評価の視点についてですが、維持保全経費の縮減と平準化の視点では、財源の確保や事業の経済性等の評価とともに、平準化の観点から事業の実施時期を調整することとしております。安全安心で快適に利用できる施設の確保の視点につきましては、建物の安全確保に重要な構造躯体の健全性に重点を置きながら評価するとともに、建物の築年数と目標使用年数を踏まえ、建て替え時期を調整することとしております。防災都市づくり推進の視点では、災害リスクの大きさや施設の重要度(被害が生じた場合の影響度)を踏まえまして、評価していくこととしております。将来を見据えた公共施設の再編の視点では、分散ネットワーク型の公共施設の再編に向けて、集約化・複合化等による事業の効率性や、地域のまちづくりへの効果、市民サービスの向上など、効率性や効果を踏まえての検討をしていくこととしております。
 概要版の3枚目になります。財政見通しを踏まえた維持保全の実施です。財政の見通しについて検証しております。このグラフは、今後の公債費と市債残高の推計になります。平成28年度以降、市債の返済以内での借入れや適宜繰上償還を実施してきた結果、公債費は減少傾向が続く見込みとなっております。国や都の補助金等の有効活用に加え、こうした公債費の減少分などを財源として確保しながら、老朽化した公共施設の建て替えや大規模改修などに着実に取り組んでいくこととしております。
 次に、下になりますが、グループ化の方法です。グループ化の評価の考え方についてになります。本冊では34ページになります。公共施設の維持保全については、施設の長寿命化を行い、目標使用年数まで使用することを原則としていきます。具体的なグループIの施設の考え方としては、下のブルーの枠の上段のほうになりますが、公共施設の再編と地域のまちづくりを一体的に進める事業、総合型・融合型施設づくりにより魅力を高めることができる事業、財源の確保や地域のにぎわいの創出、地域の防災性の向上など、複合的な事業効果の高い優先プロジェクトとして整備する施設、また、防災都市づくりや構造躯体の劣化状況等から早期の対応が必要な施設、こうしたものをグループIとすることとしております。
 また、各事業の実施に当たり詳細な検討を行いながら、事業内容をさらに整理していくこととなりますが、事業の実施要件や事業実施の時期の調整を図りながら事業の推進を図る必要がある事業については、グループIに準じる施設として、事業の熟度が整った段階で、適宜調整を図りながら柔軟に対応していくこととしております。
 最後に、資料に記載はありませんが、今後のスケジュールについてです。本年9月には案を取りまとめ、10月頃にはパブリックコメントを実施し、本年12月にはビジョンを策定していきたいと、現在考えております。
 資料の説明は以上になります。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  一旦休憩します。
                  午前10時35分 休憩


                  午前10時45分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開します。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  これより、項目イに対する質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  私から2つ、お伺いさせていただきます。まず、こちらの御説明、よく分かりまして、基本的にはいいものだなというふうに思っているんですけれども、市民が一番気になるのは、自分たちが関係する施設がいつ新しくなったりとか、使えなくなったりするのかというところが、一番気になっていると思います。
 お伺いしたいのは、グループIとグループIIに分かれるということなんですが、グループIに入るものについて、また、その優先順位であったりとか、いつ頃着手するとか、そういったことについては、新都市再生ビジョン(仮称)に載るのかどうか、お伺いしたいと思います。
 2つ目に、概要版の5ページのところなんですけれども、財政見通しを踏まえた維持保全の実施というところで、このグラフなんですが、こうですって言われても、ああ、そうなんですねというふうにはちょっと思えないというか、1つの考え方で、1つの案なんでしょうけれども、何かちょっと納得がいかないというか、もう少し説明が欲しいなと思うんですけれども、この2点についてお伺いいたします。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  まず1点目の御質問で、グループIのところについて、いつ頃着手するのか、その辺の話ですけども、今回は中間まとめにおきまして、基本的な考え方を中心にまとめさせていただきました。今後、計画案なり、計画に向けまして、じゃあ、具体的にグループIはどういう施設がそれに入ってくるのかというようなところの整理を行う予定でおります。
 そして、また、このグループIにつきましては、実施計画として維持保全計画を策定をするということにしておりますので、どういった施設が入ってくるか分かりませんけども、それぞれの事業の平準化を図るような事業調整を行いながら、ある一定期間のこの期間で、例えば前期の中もさらに前期・中期・後期と分けるような形になるかもしれませんけども、例えばそういった中で、この時期、この期間内で、そういったものに取り組んでいくとか、建て替えに取り組んでいくとか、そういったような形での出し方になるのかなというふうには、今考えているところでございます。
 したがいまして、一定程度、グループIのこの施設については、このぐらいの時期に建て替えが始まるといったような、そういったレベル感の内容にはしていければなというふうには思っております。
 それから、2つ目の公債費のことでございますけども、やはりこういった公共施設の建て替え等々に当たりましては、世代間の負担の公平などを図る関係から、市債をそれなりに充当しながら対応しているというところで、この辺の市債の動向なども、ここの長期的な市の財政を考えると、その影響度というのはかなり影響されるものですから、市債についての現状の見通しはどうなのかというところを、あくまで単純に償還計画についてシミュレーションしたといったところです。
 これについては、第4次基本計画の第2次改定におきましても、財政見通しということで、一定の仮置きをしながら見通しをお示ししているところでございますけども、それと同様な考え方で、年15億円の借入れを、令和5年度以降、毎年行った場合に、どういうふうになるのかといったところをシミュレーションしたものというふうに御理解いただければと思います。
 したがいまして、実際に今後、実施計画等々を定めていくに当たりましては、そういったところのシミュレーションなどもしながら、検討を進めてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。今の1番目の質問で、グループIに関しては、この時期にグループIの事業を実施をしますというようなレベル感で、新都市再生ビジョンには載ってくると。実施計画、細かなものについては、また別途、その後の話になるということでよろしいですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  その事業によってもちょっと変わってくるかと思いますけども、例えば一定程度大きなプロジェクトになってきますと、それぞれのプロジェクトごとの事業方針、事業計画といったものを定めていきますので、そういったところで明確になっていくものもありますし、また、市の基本計画の中ではめ込んでいくようなものもあるかと思いますので、それぞれの事業によりまして、先ほど担当課長のほうから申し上げましたように、概要版でいきますと、1ページの2のところにございますけども、各個別計画や事業ごとの事業計画、緊急対応方針、各年度予算の中の調整において整理をしていくといったところで、その事業のレベル感によってどこにはまってくるのかというのはあるかと思いますけども、そういった中で整理をしながらお示しをしていきたいというふうに考えています。


◯委員(山田さとみさん)  ちょっと考えをまとめたいんですけれども、じゃあ、この新都市再生ビジョン(仮称)の中では、グループIの対象の施設はこれですというのは、明確には示されないということでよろしいですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  まず、この計画策定時点で位置づけるグループIは、こういう施設ですということはお示ししたいと考えています。ただ、各事業によって、さらに詳細な検討を深めていくというものもありますので、当然その中でいろいろな事業内容を調整していく中で、スケジュールもある程度きっちりはまっていくものもありますので、新都市再生ビジョンの中で、一定の期間の枠の中で、この期間を主に計画として位置づけているというような形での取り組み方になってくると思います。
 例えば、一つ一つの事業、全ての事業等々について、再生ビジョンの中でかなり深い検討をして、スケジュールを全てきっちり決めていってというところまでは、全てをやり切ることはちょっと難しいかなと思っておりますので、大枠でのスケジュール感ですとか、そういったものを入れ込んで、あとは詳細のところについては、個別計画や、それぞれの事業計画の中で詳細に詰めていくといったところで、そういう中で調整を図っていくというふうにできればというふうに考えているところでございます。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、ないようですので、以上で都市再生部報告を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(大城美幸さん)  休憩します。
                  午前10時54分 休憩


                  午前11時02分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(大城美幸さん)  都市整備部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  はじめに、4月の人事異動で新たに交通ネットワーク推進担当部長、都市交通課長を兼職として、齊藤部長が参りましたので、よろしくお願いいたします。
 本日、都市整備部からの行政報告は、2件となります。1件目は、三鷹駅南口駅前広場交通対策についてでございます。三鷹駅南口駅前広場の交通環境の改善、交通対策といたしまして、令和2年度にバスの待機場や広場南側へのタクシー降車場などの整備を行いました。その後、交通対策実施後の効果等を検証するために交通状況の実態調査を実施いたしましたので、その結果について御報告をさせていただきます。
 2件目は、シェアサイクル事業についてでございます。3月の本委員会におきまして、民間シェアサイクルの導入についての取組状況を報告させていただきましたが、その後、基本協定を締結するなど、実施に向けて取組が進んでおりますので、現在の状況や今後の予定などについて御報告させていただきます。
 引き続き、詳細につきまして担当部長から御説明させていただきます。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  よろしくお願いします。それでは、私から、まず1点目、三鷹駅南口駅前広場の交通対策について御説明いたします。資料1を御覧ください。令和2年度に実施いたしました三鷹駅前広場の交通対策について、令和3年12月に対策後の調査を行いました。令和2年度の交通対策については、1の令和2年度の実施内容ですけれども、図面を見ていただいたほうが分かりやすいと思いますので、別紙を御覧ください。
 まず、別紙のバスの乗車場の変更といたしまして、左下の(1)、西側タクシー乗り場を1番バス停に変更いたしました。広場内のバスの待機場所を確保するために、(2)と(3)の旧1番乗り場と旧降車場、それから左側の旧4番乗り場の計3台分のスペースをバスの待機場所といたしました。また、(2)の旧1番乗り場を夜間のタクシー乗り場としたところです。次に、右上の(4)、障がい者乗降スペース、こちら2台のうち、1台をタクシーの降車場として整備いたしまして、右下の(5)、(6)にタクシーの降車場とコミュニティバスの降車場を新設いたしました。こちらが、令和2年度の実施内容の状況です。
 これに基づきまして、資料1にお戻りいただきまして、この整備による状況調査をしたのが、資料1の2の交通対策実施後の調査となります。調査の日時は、令和3年12月21日火曜日の7時から19時、実施方法は調査員及びビデオ撮影による調査です。
 (3)に主な検証結果をまとめております。まず、表のナンバー1ですけれども、駅前広場西側降車場におけるバスの二重停車の状況です。対策前と比較しまして、約20%の改善が見られました。ナンバー2は、駅前広場の西側進入路である線路脇の道路の時間平均滞留長です。対策前と比較しまして、約30%の改善が見られたところです。ナンバー3が中央通りのバス待機状況についてです。バスが3台以上連なる状況については、52回から44回に約15%の改善が見られました。また、4台以上連なる状況については半減しています。
 ナンバー4はタクシー降車場の利用についてです。駅前交番前の降車場の利用が28台、東側(サンドラッグ前)に新設しました降車場の利用が110台で、多くのタクシーが、新設した降車場を利用して、お客さんを降ろしてから広場内に入っているというような状況になっています。最後、ナンバー5が、障がい者等乗降場の利用についてです。対策前は荷さばき車両の利用など、目的と異なる利用が7割ほどありましたが、対策後は大幅に減少しまして、約20%となっているところです。
 調査の結果は以上となりますけれども、さらなる交通対策としまして、広場のバスとタクシーの動線を分けるために、現在、中央通りの朝の7時から9時のタクシーの進入規制解除について、交通管理者と最終調整を行っているところでございます。資料1の説明は以上です。
 続きまして、資料2の説明に移らせていただきます。2点目、資料2はシェアサイクルについてです。民間事業者が実施しているシェアサイクルは、コンビニなどの敷地内にステーションを設置して既に展開されておりますが、市の駐輪場を活用した民間シェアサイクル事業との連携については、三鷹市として初めての取組となります。3月の本委員会で御説明しました、民間シェアサイクルについて、具体的な導入時期が決まりましたので、御報告するものでございます。
 シェアサイクル事業を進めるに当たりまして、資料2の1、シェアサイクル事業に関する基本協定を、令和4年4月6日にOpenStreet株式会社と締結いたしました。主な協定内容は、(3)にありますように、三鷹市の協力事項として公共ステーションの確保や市民への周知などとしています。また、締結事業者は、施設または機材の整備、維持管理ですとか、シェアサイクル事業の運営、公共ステーション以外のステーションの確保などを実施しています。
 別紙に、基本協定書を添付させていただいておりますので、御参照いただければと思います。この協定に基づきまして、2の事業開始当初の公共ステーションにありますように、三鷹駅前に3か所、すずかけ駐輪場に10台分、さくら通り第2駐輪場に22台分、電車庫通り駐輪場に10台分、そして三鷹台駅前に1か所、三鷹台第1駐輪場に13台分の公共ステーションを確保したところでございます。
 今後は、(2)にありますように、運営状況に応じて公共駐輪場やコミュニティ・センターなど、公共施設への公共ステーションの設置拡充を検討していきたいというふうに考えております。
 本事業の開始に当たりまして、3にありますように、5月23日にすずかけ駐輪場にて公共ステーション稼働開始式典を実施する予定でございます。同日より、公共ステーションを活用した事業を開始したいと考えております。本委員会の皆様にも、ぜひ御出席をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 質疑のある方。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、じゃあ、齊藤部長、よろしくお願いいたします。1つは、この駅前なんですが、様々なバスの二重待機というか、連なるとかっていう課題が種々あったかと思うんですが、ちょっと私なんかは個人的にタクシーの運転手さんから、高齢者の方がタクシーに乗るときに、荷物を抱えて、今までのタクシー乗り場だと、なかなか使い勝手がよくないんじゃないかというような御意見等があったと思うんです。
 今回の対応で、一定の効果が出ているかと思うんですが、そうした例えばタクシー事業者さんとかからのお声というのがどのように反映されたのか、ちょっと1点、まずお伺いしたいと思うんですが。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  タクシー事業者さんからは──この整備を令和2年度に行って、令和3年度から運用しているところではございますけれども、西側のタクシー乗り場を1個、バスの待機所に変えたところについての、復活の要望書というものが令和3年12月に提出されております。
 ただ、令和2年度の整備をして、令和3年度1年間運用してみた結果が、本日、御説明したとおりなんですけれども。改善という意味では、これをまだまだ続けていかなきゃいけない部分ではありますので、やはりタクシー事業者さんも、ロータリーの中にいるバス事業者さんも、それぞれ団体の垣根を越えてといいますか、団体の幅を越えて、ロータリーの中の安全対策という意味で一緒に進めていきたいというふうに考えておりますので、タクシー事業者さん、労働組合のほうから要望書を出されておりますけれども、そこの部分は、それぞれ御理解をいただいて、引き続き改善に向けて取り組んでいきたいなというふうには考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  分かりました。すみません、異動早々、今までの取組も含めて御説明いただきました。
 例えばなんですが、バスだと固定で使われている方が多いのかなという気はするんですけど、ともすると、やっぱりタクシーって高齢者の足だったりとかすると思うので、高齢者の方の使い勝手とかいう部分も、改善していく中で、何かアンケート調査みたいなことをちょっとやられてみたらいかがなのかなというふうに思うんですが、ちょっとその点を御検討いただければというふうに思います。
 基本的には、どこの駅もそうだと思うんですが、今日みたいな雨の日とか、例えば夜の時間とかって、車でお迎えとか、車で送りとかっていうところがあると思うんですけど、そうした何か、いわゆる家族の送迎という部分のアナウンスっていうのは、これまでちょっと僕は聞いたことはないんですけれども、市としてはどのような見解があるのか、ちょっとお伺いできればと思います。
 基本的には、時間帯によってはロータリーの中には入れない時間帯もあるとは思うんですが、比較的コラルの前とか、あそこに自家用車が止まっているところっていうのはちょっと目にするんですが、そうした部分の注意喚起というか。そんなに、10分も、20分もという形ではないとは思うんですが、その辺の考え方というのは、現時点どうなのか、ちょっと改めてお伺いしたいと思います。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  一般車両の件についてだと思うんですけれども、まず1つ、御質問委員さん、おっしゃっているように、朝の時間帯の中央通りの進入規制というものは、現状であります。こちらが、タクシーについては、今後、進入規制の解除について動きをしているというのは1つあります。
 一方、一般車については──御質問の趣旨、大変よく理解はしているんですけれども、やはり限りあるスペースの中で、安全にバスも、タクシーも、一般車両も運行していかなきゃいけないというようなことを考えますと、やはり場所の──駐停車のところについては、それぞれ皆さん、マナーを守っていただいてやる必要があるのかなというふうには考えています。
 あとは、バス停の付近については、駐停車禁止というのは道路交通法の中でもありますので、その部分は、一般車両の利用者についても、周知という意味では、春と秋に行っています交通安全運動の際にも呼びかけていくような形を、三鷹警察のほうとも連携して取り組む必要があるのかなというふうには考えています。


◯委員(粕谷 稔君)  分かりました。よろしくお願いいたします。
 あと、シェアサイクルなんですが、今回、公共ステーションということで設置をされるということなんですが、我々も、地方都市も含めてなんですが、大都市も含めて、いろいろなシェアサイクル事業の視察というのはしてきたんですが、結構、役所にサイクルポートを持って──いわゆる役所に来る人とかという需要っていうのはあるんじゃないのかなという気はするんですが。そうはいっても、庁舎内、限られた敷地だと思うんですが。
 事業者さんなんかも、市役所に営業に来ることとかもあると思うんですけれども、比較的にやっぱりバスを使われて来る方が多いのかなという気がするんですけど、せっかくすずかけ駐輪場とか、さくら通り駐車場とかということであれば、そうした方々がちらっと役所まで、片道だけでも来るとか、市役所から駅まで、じゃあ、ちょっと時間があるから、シェアサイクルで行こうかなっていうような需要というのはあると思うんですけど、その辺というのはお考えというか、事業者さんからの御要請とかを含めて、何かあったのか、今後の方向性も含めてちょっとお伺いしたいと思います。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  シェアサイクルの市民センター内のポートについては、現状、事業者からは特にまだ要望はないんですけれども、おっしゃるとおり、ニーズがあれば、やはり市民センター内のポートの設置というのも──これはちょっと総務部と調整しなきゃいけない部分ではありますけれども、検討はしていくものなのかなというふうには考えています。
 ただ、やはりそのポートを造るのが、今回は公共ポート以外は事業者が進めていくような事業になりますので、あとは、事業者のほうの経営の状況も相談しながら進めていくことになるのではないかなというふうには考えています。


◯委員(粕谷 稔君)  そうですね、例えばなんですけど、今日みたいな日なんかは、市役所で仕事をしていて、夜から芸文に行く職員の人とかもいると思うんですけど、そういうときって庁内自転車とか、そのまま帰るのでバスで行かれるという方もいらっしゃると思いますし。何か削減効果というか、庁内で保有している自転車の削減とか──自分の自転車で動いている方も多いと思うんですけど、今後、コミュニティ・センター等にも拡充の予定があるということであれば、市の職員の方の移動手段としての活用ということもあるのかなという気はするんですけど、その辺の何かお考えとかっていうのは、現状、庁舎内で何かあるんでしょうか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  利用者の方々を考えると、やっぱり公共施設、いろいろありますので、そういうところへ移動できるということは、1つ、利便性の向上につながるのかなというふうには思っております。ただ、一方で、既存の施設、例えばコミュニティ・センターであれ、市役所であれ、そこを利用する施設利用者の方が自分の自転車で来られる方もいらっしゃいますので、そういった方々と駐輪スペースをどうすみ分けるだとか、そういうところは、やっぱり施設管理者のほうと調整しないと、なかなかすぐにはこのスペースが空いているから、ここに置いていいですよという話には、ちょっとすぐにはならないのかなというふうに思いますので、そういったところは施設管理者のほうとも丁寧に調整しながら進めていきたいと思います。
 実際に使われている状況が目に見えて分かってくれば、施設管理をする部署のほうも少しイメージが湧いてきますので、今後そういったところを、一気に全部というわけにはなかなかいかないかもしれませんけれども、少しずつでも拡充していければなというふうに考えております。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。せっかくいろいろ──例えば今ちょっと仕事的な活用というか、移動手段としてのシェアサイクルということでちょっとお話をさせていただきましたけど、観光都市としての側面というのはやっぱり三鷹市はあると思いますし、もちろんコミュニティ・センター等への拡充というのは重要かと思います。例えばホタルの里とか、古民家とか、やっぱり観光資源があるわけなので、その辺のうまく──人が住んでよし、訪れてよしでしたっけ、なかなか訪れているところが、ちょっと分かりづらい部分もあるとは思うんですけど。そうしたことを活用されると、人の動向というか、人が訪れて三鷹市を観光しているということの見える化にもつながってくるのかなという気がするので、大変だと思いますけれども、齊藤部長には、そうしたすばらしい拡充の方向に向けた知恵を出していただいて、期待をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(小幡和仁君)  幾つかお伺いします。最初に、三鷹駅前広場なんですが、これは二、三割、二重停車、あるいは出入りの改善ということで、幾つか改善されているということなんですけれども。どうなんでしょうね、リスク的に危険度がこれで非常に減少したかというと、そういうわけではないだろうという御認識だと思いますけれども。
 これ、そもそもいつとの比較をされているんでしょうか。20%減ったとかって書かれているんですが、調査したのが令和3年12月21日、この日は天候的にはいかがだったんですか。いつの日と比較をされたのか、教えていただきたいと思います。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  資料に記載がなくて申し訳ございません。これ、比較した日は、平成30年度の調査の結果との比較となっております。


◯委員(小幡和仁君)  天候はいかがでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  平成30年度の調査の際は、天候は曇りです。今回の令和3年度の調査の際の天候は晴れとなっています。曇りと晴れというような形です。


◯委員(小幡和仁君)  一般的には、天気が悪いほど傘を差す人がいたりとかっていうことで、滞留する可能性が、時間が長くなると想定されるんですけれども。そういった意味では、天候の状況というのも、やっぱり見ておく必要があると思いますし、そもそもこれ、平成30年ということは、コロナ前だと思うので、大分バスに乗られる人数というのは相当違うんじゃないかなと思うんです。そういったところはどう見ているのかについて、お伺いしたいと思います。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  まず、平成30年度と令和3年度の交通量の比較なんですけれども、この調査の際に広場の中に進入してきた車両の量、こちらも調査をしておりまして、平成30年度の際に線路脇の道路から侵入してきたバスの台数が、12時間当たり642台だったんです。これが、令和の3年度になりますと、12時間当たり612台となっています。台数的には減ってはいるんですけれども、パーセント的にはそれほど減っているような状況ではない中で、今回の調査では、二重駐車については2割ほど減少したということに対しては、これは一定の効果があったのではないかなというふうには、理解をしています。


◯委員(小幡和仁君)  今は、バスの台数の御説明でしたけれども、一番関わるのは、どのくらいの人数が乗っているかということだと思うんです、バスの台数というよりは。駅前でお仕事させていただいているんですけど、肌感覚でも、やっぱり駅前にいらっしゃる、通過される、通勤されている方というのは極端に減っているという認識を持っておりまして、場合によっては半分ぐらいかなと思うときもあるんですけど、なので、バスの台数はほとんど変わらないという中で、恐らく乗っている人の人数というのは減っているんじゃないかと。だから、そうなってくると、当然バスの動きもよくなるはずなので、そういったところの検証というのがどうだったのかなというのは、ちょっと感じました。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  今、御質問ありました降車人数、これは最初の左側の通常どおり停車した人数については、ちょっと把握していないんですけれども、二重停車をした側の降車の人数というのは、調査をしております。これが、平成30年度の時点で、12時間当たり約7,300人だったのが、令和3年度でこの数字が、12時間当たりが5,100人、2,000人ほど減っている、二重停車の側の降車人数ですね。これが12時間当たり2,000人ほど減っているというようなこともありますので、その降車の時間というのも、それなりに減少しているというのは、ただ事実だと思います。
 これが、二重停車の解消が平成30年度の段階と比べて、降車の人数が下がったから、二重停車の台数が少なくなったのではないかというような御趣旨だと思うんですけれども、ただ、この2,000人が減ったからということに対しては、降車の時間を考えると、それほど変わっていないんです。そうしますと、待機場を活用したもので、二重停車のバスはそこに着かないというような頻度のほうが上回ったのではないかなというふうには、分析はしているところでございます。


◯委員(小幡和仁君)  御説明は分かりました。ここら辺、そういったことも含めて、しっかりと検証をしていただいて、記録にしっかり残していただきたいなと思います。
 続きまして、シェアサイクル事業についてですけれども、これは基本的にはOpenStreetさんがいわゆるコストを出されて、市としての財政的に出るものは基本的にはないという考え方でよろしかったでしょうか。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  御質問のとおり、市からの支出というのは、基本的にはないものでございます。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。そうしますと、一応このOpenStreetさんの企業努力というのが、うまくいくか、いかないかということに、基本的には関わってくるということだと思うんですけれども。
 一方で、こういった駐輪場の一定の場所をお貸しするということになると、そこはそれなりの稼働率といいますか、使われているという実態を精査していかないと、定期的にチェックしていかないといけないと思うんです。そこら辺の取決めとか、また、もしくは今後、残念なことにあまり使われないということであれば、この用地、使用されるところが市に返却されるのか、そこら辺の取決めはどうなっているのか、お聞きしたいと思います。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  稼働率がどこまで低くなったら、公共駐輪場の場所を返却してもらうかについては、まだ特に取決めはしていません。ただ、今回、この三鷹駅前、三鷹台駅前に、それぞれ公共ステーションを設置するということは、各地域の例えばコンビニの前にあるステーションとの、その間の移動ができるということになりますので、利便性が上がる。
 そうしますと、利用者は増えていくのではないかというような期待で、今回のこの事業を進めているわけでございますので、まずはこの状況をしっかりと見ながら、稼働の状況は逐次、事業者のほうからも報告を受けながら、注視していきたいなというふうに考えています。


◯委員(小幡和仁君)  分かりました。そうしますと、粕谷委員のほうからも御質問がありましたけれども、どこからどこに使われたみたいな、そういった履歴みたいなのはちゃんと残って、そういったことを将来的にいろいろ検証しながら、さらに三鷹市の都市観光をどう進めていくかということも含めて、そういった資料になり得るものが提供されるのかどうかについて、お聞きしたいと思います。


◯都市整備部交通ネットワーク推進担当部長(齊藤大輔君)  今回、OpenStreetさんと締結させていただいた基本協定書の中でも、今回のこの事業で得られたデータの集積、整理というのが、事業者のほうの責務となっております。その中に整理されたデータを、三鷹市へ提供するというような形で協定を結ばせていただいていますので、こういったデータを、中身を詳細確認をしながら取り組んでいきたいなというふうに考えております。
 この内容、例えば統計上、個人が特定できないような形になったものについてのデータを受け取ることになろうかと思いますので、その提供範囲の詳細については、今後しっかりと確認していきながら進めていきたいなというふうに考えています。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。いいですか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で都市整備部報告を終了いたします。
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◯委員長(大城美幸さん)  休憩いたします。
                  午前11時32分 休憩


                  午前11時33分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
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◯委員長(大城美幸さん)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時34分 散会