午前9時29分 開議
◯委員長(高谷真一朗君) ただいまから調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会を開きます。
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◯委員長(高谷真一朗君) 初めに、本日、吉沼徳人副委員長より、本日の委員会を欠席する旨の連絡がありましたので、御報告いたします。
それでは、副委員長、吉沼委員から副委員長の辞任願が提出されております。
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◯委員長(高谷真一朗君) 調布飛行場周辺利用及び安全対策特別副委員長の辞任について、本件を議題といたします。
まず、その辞任願を事務局から朗読いたさせます。
◯議事係主査(酒井 崇君) それでは、朗読いたします。
令和4年12月5日
委員長 高 谷 真一朗 様
副委員長 吉 沼 徳 人
辞 任 願
今般、都合により、調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会副委員長の職を辞任したいので、委員会条例第13条の規定により許可されるようお願いいたします。
以上でございます。
◯委員長(高谷真一朗君) お諮りいたします。吉沼委員の副委員長の辞任を許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、吉沼委員の副委員長の辞任を許可することに決定いたしました。
ただいま、副委員長が欠員となりました。
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◯委員長(高谷真一朗君) 調布飛行場周辺利用及び安全対策特別副委員長互選について、これより調布飛行場周辺利用及び安全対策特別副委員長の互選を行います。
互選の方法について、指名推選、投票、いずれにいたしますか。
(「指名推選」と呼ぶ者あり)
ただいま指名推選とのお声がございました。
お諮りいたします。互選の方法については、三鷹市議会会議規則第118条第5項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、互選の方法は指名推選によることに決定いたしました。
お諮りいたします。指名の方法については、岩見委員において指名することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、岩見委員において指名することに決定いたしました。
◯委員(岩見大三君) 伊東光則委員を推薦したいと思います。
◯委員長(高谷真一朗君) ありがとうございます。
お諮りいたします。ただいま指名されました伊東光則委員を調布飛行場周辺利用及び安全対策特別副委員長の当選人と定めることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、ただいま指名されました伊東光則委員が調布飛行場周辺利用及び安全対策特別副委員長に当選されました。
この際、副委員長就任の御挨拶をお願いいたします。
◯副委員長(伊東光則君) おはようございます。ただいま皆様に承認していただきました伊東光則であります。高谷委員長を支えて、短い期間ではありますが、この調布基地の特別委員会が順調に推移できるように努力してまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
◯委員長(高谷真一朗君) ありがとうございます。
以上で御挨拶を終わります。
以上で調布飛行場周辺利用及び安全対策特別副委員長互選は終了しました。
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◯委員長(高谷真一朗君) それでは、本日の流れ等について、改めて正副委員長と事務局とで打合せをいたしますので、しばらく休憩をいたします。
午前9時33分 休憩
午前9時40分 再開
◯委員長(高谷真一朗君) 委員会を再開いたします。
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◯委員長(高谷真一朗君) 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
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◯委員長(高谷真一朗君) 休憩いたします。
午前9時40分 休憩
午前9時41分 再開
◯委員長(高谷真一朗君) それでは、委員会を再開いたします。
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◯委員長(高谷真一朗君) 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
それでは、そのように確認いたします。
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◯委員長(高谷真一朗君) 市側が入室するまで休憩いたします。
午前9時41分 休憩
午前9時42分 再開
◯委員長(高谷真一朗君) それでは、委員会を再開いたします。
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◯委員長(高谷真一朗君) 行政報告、本件を議題といたします。
本件に対する市側の説明を求めます。
◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君) それでは、私からは、本日の行政報告2件につきまして、総括的な説明をさせていただきます。
資料のかがみ文を御覧ください。1点目は、令和4年度調布飛行場諸課題検討協議会(第2回)開催結果概要についてです。令和4年度は、前回の5月以来、2回目の開催となりました。大島空港給油施設の入札不調、自家用機分散移転に向けた新たな取組などについて協議がありましたので、その内容を御報告いたします。
2点目は、東京都パラスポーツトレーニングセンター指定管理者候補者の決定についてです。味の素スタジアム内に東京都パラスポーツトレーニングセンターが整備され、令和5年3月の開所が予定されており、東京都の選定委員会の審査を経て候補者が決定されましたので御報告いたします。
引き続き、企画経営課長から詳細を御説明いたします。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) よろしくお願いいたします。それでは、私のほうから資料に基づきまして御報告をさせていただきたいと思います。
初めに、資料1を御覧ください。令和4年11月17日に、令和4年度第2回調布飛行場諸課題検討協議会が開催されましたので、その概要について御報告いたします。当日につきましては、三鷹市、府中市、調布市、東京都から、関連する部長級以下の職員が集まり、協議を行ったところでございます。具体的な協議内容につきましては、2番以降に記載しておりますので、順次御説明いたします。
初めに、2、大島空港給油施設の整備でございます。大島空港給油施設の整備につきましては、令和3年12月に1回目の不調となってございます。令和4年10月に2回目の入札を行った結果、再度不調となったものでございます。今回は2者の参加がございましたが、2者とも辞退ということになったため、不調になったものでございます。
島嶼での工事であり、専門作業員の確保が困難であること、材料費等の高騰により採算性が低いことなどが不調の要因であると、東京都のほうで分析しているところでございます。なお、現在、工事範囲や金額規模が見直され、3回目の入札情報が公表されているところでございます。令和5年1月の開札予定というふうになってございます。
次に、大きい3番、自家用機分散移転に向けた新たな取組についてです。自家用機の分散移転が進まない中、地元3市からの要望を受け、東京都では、(1)に記載のとおり、港湾局技監をトップとした新体制を構築し、組織的な取組を強化することが示されたところでございます。また、(2)に記載のとおり、新たな取組として、移転促進に係る補助制度の創設や大島空港以外の空港を移転先として検討を進めていくことなどが示されたところでございます。
次に、4、墜落事故風化防止の取組です。全ての補償が完了したことなどから、港湾局職員を対象とした悉皆研修の実施や調布飛行場内に安全の誓いの碑を設置するなど、墜落事故の風化防止に向けた取組を進めていくことを確認したところでございます。
5、その他といたしまして、令和5年度にマルチラテレーション方式による航空機の航跡調査を実施するなど、離着陸時における飛行ルートの遵守や騒音軽減に向けた対応を図っていくとの報告を受けたところでございます。
そのほか、調布飛行場運営要綱の改正について確認を行いました。なお、今回の要綱改正は、システム導入による電子化への対応や、運用実態との整合を図ることを理由とした改正で、安全面を低下する内容や周辺住民に影響を与える内容は含まれてないものでございます。
続きまして、資料の2を御覧ください。東京都パラスポーツトレーニングセンター指定管理者候補者の決定についてです。こちらは11月24日の東京都のプレス発表前に、委員の皆様には口頭により情報提供させていただいた内容でございます。このたび、東京都パラスポーツトレーニングセンターの指定管理者の候補者が決定しましたので、御報告いたします。
なお、報告の内容は指定管理者候補者の決定であり、ちょうど本日、都議会定例会での議決をもって正式に指定管理者として決定されることが見込まれているところでございます。同施設につきましては、今回が初めての指定管理者の選定となり、大きい1番に記載のとおり、公益社団法人東京都障害者スポーツ協会と株式会社東京スタジアムで構成された公益社団法人東京都障害者スポーツ協会グループが候補者に決定しているところでございます。
指定期間は、2に記載のとおり、令和5年3月1日から令和10年3月31日までとなってございます。
主な選定理由につきましては、3に記載のとおり、障がい者スポーツ施設について十分な指定管理の実績を有しており、安定的かつ堅実な運営が期待できること、周辺施設と連携したイベント開催、来館者の誘導や施設の維持管理など、構成団体の強みを生かした提案となっていること、障がい者向けパラスポーツ教室や誰もが参加できるパラスポーツ体験会など、多面的な事業の提案がなされていること、これが選定理由となってございます。
2ページを御覧ください。次に、同センターの概要について御説明をさせていただきます。当該施設につきましては、大きい1番に記載のとおり、味の素スタジアム内に所在しておりまして、下線で記載しているとおり、平成30年4月から令和元年5月までは、国立市にある東京都多摩障害者スポーツセンターの改修中の代替施設として活用されてきました。その際に、バリアフリー対応のための一定の改修工事が行われたところでございます。
次に、2の施設運営の基本方針でございます。東京都において、施設運営の基本方針を大きく2つ掲げています。1つ目は、(1)のパラスポーツの競技力向上の拠点、2つ目は、(2)にあるとおり、障がいのある人もない人もパラスポーツに親しむことのできる普及振興の場となってございます。詳細については、資料に記載のとおりでございます。
続きまして、3ページを御覧ください。施設の構成と利用方法について、大きい3番に記載してございます。当該施設には、体育室、トレーニング室、多目的スタジオ等が整備されており、利用方法などの詳細につきましては表のとおりとなってございます。
最後にスケジュールといたしまして、本日、指定管理者が決定し、来年3月の開業を予定しているというスケジュールになってございます。なお、開館時間や利用料金など、施設運営等に係る詳細につきましては、今後、東京都から説明を受ける予定となっておりますので、詳細につきましては改めまして3月の委員会で御報告させていただきたいなというふうに考えているところでございます。
そのほか、資料には記載はありませんけれども、隣接する武蔵野の森総合スポーツプラザにつきましても、令和5年3月31日で指定管理期間が終了することから、令和5年4月以降の指定管理者候補者が同時期に決定されています。こちらの候補者は、現在の指定管理者と同様で、東京スタジアムグループというふうになっているところでございます。
私からの説明は以上になります。
◯委員長(高谷真一朗君) ありがとうございました。市側の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
◯委員(前田まいさん) よろしくお願いします。諸課題検討協議会のほうについて、お伺いしたいと思います。2回目の不調となったということで、昨今の事情もあって、やむを得ない部分もあろうかと思いますが、残念に思うところです。2番の米印で、施行範囲等を見直し再入札予定ということですが、具体的な中身が分かれば簡単にお伺いしたいと思います。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) 今、3回目の入札をしているもので明らかに分かるところは、件名が変わってございます。これまで1回目、2回目の工事件名につきましては、大島空港エプロン改良及びその他工事というような件名でございましたが、今入札に出ている件名が、大島空港給油設備工事ということで、エプロン改良工事等が除かれているのかなというふうに察しているところでございます。
予定価格につきましても、第2回目は7億円余というふうになってございますが、現在の入札情報を見ますと、2億円から3億円の予算規模、工事規模というふうに公表されていますので、そこからも工事範囲が狭まったのかなというふうに見ているところでございます。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。じゃあ、進められるところで進めていこうという考えかと思いますので理解します。ありがとうございます。
それから、今後の新たな取組のところですけれども、アの移転促進補助制度ですが、これは補助内容について、もし決まっていれば教えていただきたいと思います。大島空港に自家用機を止めて戻ってくる移動費用とかへの補助ということになりますでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) 御指摘のとおり、本土から大島までの交通費、それから各種機材の購入費用等を東京都では想定しているということですけども、こちら、新設しました推進委員会で協議を踏まえながら、詳細については今後決めていくというふうに伺っているところです。
◯委員(前田まいさん) それから、移転先の選択肢拡大で、大島以外の空港も検討されているということですが、これも、あくまでまだ検討段階で、具体的な名前が挙がっているということはないでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) 御指摘のとおり、具体的な空港名等はまだ出てないところで、これから模索をしながら陸路で行けるところ、滑走路の長さだとか、格納庫を設置するためのスペース、空港までの距離等を勘案して、これから検討委員会を中心に検討していくという状況でございます。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。それから、安全の誓いの碑を設置とのことですけれども、この取組はいいと思うんですけれども、御遺族や被害者の方の御意向などは確認されているのでしょうか。また、どの辺りに設置予定かお伺いします。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) 御遺族の方へ直接確認したかというと、我々もちょっと確認はできていないんですけども、設置場所といたしましては、大沢グラウンド通りを背にしまして、空港のターミナルビルがあって、その左側に管理事務所、管理棟があると思うんですけども、そのちょうど間ぐらいに緑地帯がございまして、ちょっと通路からは少し見にくい場所になるんですけれども、パイロットさんはその管理事務所に必ず立ち寄りますので、パイロットには目に届くようなところで、御遺族の方だとかにはあまり目立たないところと言ったらおかしいんですが、そういったところを設置場所として今検討しているところでございます。
◯委員(前田まいさん) 分かりました。それから、最後に航空機航跡調査ですけれども、これは全ての航空機に行われるということでしょうか、あるいは自家用機のみになりますでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) 基本的には、日時、時間を指定しまして、そこで飛んでくる飛行機を全てというふうに思っているところでございます。
◯委員長(高谷真一朗君) ほかにございますでしょうか。
◯委員(嶋崎英治君) 3のイ、格納庫(4機)に加え、新たな格納庫を整備ということなんですが、単なる建屋ではないと──私は入ったことないんでね、近年、小型機もかなりいろいろ進化しているというふうに思うので、既存の格納庫に比べて近代化しているのかなというふうに思うんですが、中身、少し分かれば教えていただければと思います。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) ちょっと中身、詳細までは把握してないところで、申し訳ないんですけども、既存の格納庫ができたのが令和3年6月で、10月から供用開始されていますけれども、そこから年数はさほどたっていないという現状があるので、そこまで進化はしていないのかなというふうに思っているところです。
◯委員(嶋崎英治君) これ、1棟ですか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) そうですね、今と同規模のものを整備することを検討するというふうに聞いているところでございます。
◯委員(嶋崎英治君) 次に、4のところの港湾局職員を対象とした悉皆研修の実施ってあるんですけど、これは初めてですかね。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) 悉皆研修については初めてと──これまで研修だとか、こういったことを守ろうねというようなことは取組として、していただいていたと思いますけど、悉皆研修ということでやっていくというのは初めてというふうに認識しています。
◯委員(嶋崎英治君) ということは、パイロットだけじゃなくて空港職員全体で安全の研修を受けるということなんでしょうかね。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) そのとおりでございます。東京都の職員ですので、人事異動で人も替わっていくということがありますから、それも含めまして、毎年、人が替わっても、こういった事故があったことを忘れないといったことを肝に銘じるためにもやっていくというような内容でございます。
◯委員(嶋崎英治君) 分かりました。終わります。
◯委員長(高谷真一朗君) ほかにございますか。
◯委員(半田伸明君) すみません、ちょっと基本的なことをもう一回教えてほしいんですけど、今大島空港って給油施設はないんでしたっけ。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) ないというふうに認識しています。
◯委員(半田伸明君) ないのに、これ、新たに格納庫を造るからそっちに行けという話でしょう。それってどうなんですか。素朴にそこに疑問がいきました。だから、例えば新たな格納庫を整備するのが、年明け令和5年1月に3回目の入札云々というお話がございましたけど、仮にそれがもう一回駄目だった場合、格納庫を造っても意味ないでしょうと思うんですよね。この辺りの議論が、実際に諸課題検討協議会でどういった質疑があったのか、御紹介いただければと思います。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) 御指摘のとおり、給油設備がなければ意味がないというのがあります。なので、2回目の格納庫を整備するより、まずは給油設備を整えていただきたいと。今、既存の格納庫、4機分ございますけども、それと給油設備が整うと、移転していただける方もいると思いますので、まずは確実に給油設備を──3回目の入札になりますけど、確実に行えるように取り組んでくれというような要望は行っています。
◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君) 若干補足させていただきます。大島町とのこれまでの交渉経過でいくと、平成29年度からこれの説明会をやった経過があるんですが、今現在、給油設備がないということが現状あります。今回、この給油設備が整備されると、防災機能が向上するという大島町側のメリットもあるといったところございます。
また、自家用機が常駐することによっての経済的な効果も得られるといったようなところは当初議論があって、では、格納庫を造って、給油設備を造って、分散移転を進めていこうと、そういった議論があったところでございます。
◯委員(半田伸明君) 分かりました。2と3と、項目は別々で、3でぽこんと新たな格納庫整備とあっても、何じゃらほいっていう感じでしたので、今質疑である程度分かったから、それは結構です。
あと、大島空港以外の首都圏の空港を移転先として検討とありますけど、これを令和5年度の新規予算要求で掲げていると、こういうことですよね。つまり、どこに移動しようかの検討に予算を要求しているという理解で合っていますか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) そうですね、この推進委員会を中心に検討していくと思いますので、場合によって視察等も発生するのかなと思います。そういったような予算をこの令和5年度の予算で要求していくというような、現地調査にかかるような調査費用、そういったものを計上していくというところでございます。
◯委員(半田伸明君) だったら、給油施設整備とどっちが先なのってなりますよね。結局、ほかに移転先が決まるのであれば、極論すると給油施設整備要らないじゃんとなりませんか。結局、我々は今回初めて、紙上でこれを見るんですよ。はっきり言います、ばらんばらんなんですよ。1本のだあんとした筋があって──給油施設の整備が不調です、何とかしましょうね。それが何ともならないのに、格納庫、整備しますよ。いや、別に移転先もありまっせと。どれがどうなのって思うんですよ。だから、ここ、ストーリー立てがどうも見えない。諸課題検討委員会でどういうつながりでこの議論があったのかを、いま一度教えてください。
◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君) 分散移転に向けた今までの流れでございますが、せんだって5月に第1回の諸課題検討協議会をさせていただきました。その中で分散移転についても触れられていたんですが、引き継いだときには35機、今は17機あります。率直に言って、この間、検討諸課題もない中で、分散移転が進んでないじゃないかといった議論がありました。
その中でかなり強く主張した結果、東京都においても、やれることを何でもやっていこうと。まずは、じゃあ、これまでの流れでいくと、大島空港に格納庫、給油施設を整備して4機をやると。それだけではなくて、先ほど申し上げたように、やれることは何でもやる。じゃあ、現地調査もやっていこう、補償についても、今まで無理だといったところについてもやっていこうということで、ここでちょっとアクセルを踏んだというか、大島空港だけに限定しないような取組について多角的に進めていく、そういった方向にシフトが変わってきたといった流れで御理解いただければと思います。
◯委員(半田伸明君) 現地っていったって、あとどこがある。今ぱっと頭に浮かぶのは、八尾とか──要するに関東圏以外も含めて移転させるという方向にアクセルを踏んだっていう理解で合っていますか。
◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君) 実は、この事故当時に、一定程度、現地調査と候補に上げた経過があるとは聞いています。それは関東近県でということなんですが、ちょっとこの場では、今、検討中なので、具体的な名前というのは差し控えたほうがいいかなと思うんですが。
先ほど申し上げた延長線になるんですが、あらゆる可能性、関東、関東以外も含めて、そういった可能性を追求していこうと。ただ、やっぱり課題になるのは、先ほど課長が申し上げたように、距離と駐機料。要するに、飛行機を駐機するだけの費用、それが幾らなのかというのが課題だというところになっていますので、そのバランスをきちっと見極めながら、どこが適地なのかというところを令和5年度、加速化するというふうに東京都から報告を受けています。
◯委員(半田伸明君) 分かりました。まさか羽田、成田ってくるのかなと一瞬思ったんだけど、それはちょっと考えにくいことですから。茨城にもたしかあったかな、もう今閉鎖したのかな、ちょっと分かりませんけども、進んでいければいいと思います。
あともう一つ、令和5年1月に3回目の入札ってありますけど、その御報告がありましたけど、それについては、結果は3月の本委員会でいただけるということでよろしいのかどうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) 先ほど申したとおり、令和5年1月に開札予定になっていますので、3月の委員会で御報告させていただきたいと思います。
◯委員長(高谷真一朗君) 他にございますか。
◯委員(粕谷 稔君) すみません、1点だけ、パラスポーツのトレーニングセンターの件でお伺いをしたいんですが。基本的にはどなたでも利用できる施設というふうに、基本方針にはあるんですけれども、競技団体とか、チームとか、アスリートによる安定的な練習活動や指導者養成というふうにあるんですけど、例えば全国的に、パラに取り組んでいらっしゃる方の練習会場がないとかという課題が今まであったと思うんですが、そうした部分に、何かメイン的には使われるのか。
そうなった場合は、例えばイメージではナショナルトレーニングセンターみたいなイメージで、ちょっと勝手に思っているんですけど、合宿というか──宿泊施設が近くにはそれほど大きなものがないので、その辺の位置づけというのは、これはどのように捉えればいいのか、分かる範囲で教えていただければと思います。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) あくまでも、この指定管理者の提案ベースでのお話になってしまう──今後、詳細というところになると思うんですけども、おっしゃるとおり、国際大会とか、全国大会の出場を目指す団体を優先的に施設の予約を受け入れる。というのは、そういった団体については、6か月前から予約を受け付けますよと。ただ、パラスポーツに使いたいという場合は3か月前から、それ以外は2か月前から予約可能ですということで、より国際大会とか、上を目指す団体のほうが施設の利用をしやすいような条件といったところが、今回の指定管理の中の提案というふうになっているところでございます。
宿泊施設につきましては、中にはございませんので、そこは必要に応じて近辺のところを御利用いただくのかなというふうに思っておりますけども。
それ以外に、障がい者施設については、北区にございますけども、同法人が指定管理をしている東京都障害者総合スポーツセンター、それと先ほど少し言った東京都多摩障害者スポーツセンター、国立市、そういったところも指定管理を同法人が請け負っていますので、そういったところと事業も連携しながら、パラスポーツについて向上させていくというふうな提案になっているところでございます。
◯委員(粕谷 稔君) 分かりました。障がいのある人もない人も使えるということなので、いろいろ、スポーツ教室とか、そういった部分も期待できるのかなという気がいたします。せっかく味の素スタジアム近隣にこういう施設ができるということなので、何か三鷹市のさらなる障がい者スポーツの機運の向上とか、そういう部分にも御活用いただけるようなものをぜひお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
◯委員長(高谷真一朗君) ほかにございますか。
◯委員(岩見大三君) すみません、ちょっと御存じの範囲でお伺いしたいんですが、今のパラスポーツトレーニングセンターについて、練習会場がないとか等々のことがあったんですけど、こういう施設というのは──教えていただきたいんですが、例えば東京都でどういう施設があって、今回つくるに当たって、どういった部分をやっぱり補強したいのかというか、この施設の立ち位置といいますか、そういうようなところを改めてちょっとお伺いできればと思います。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) 今回の施設につきましては、味の素スタジアム内の室内施設をパラスポーツの施設として整備をしていくといったところ、もちろん、名がある、もともとある大きなスタジアム内といったところで、駐車場も完備されていますので、広く、使いやすい場所にあるといったところ。
それから、練習の利用だとか、障がい者指導者の育成など、パラスポーツの競技力の向上の拠点としていきたいと、そういう思いが込められていると。それ以外に、障がいの有無にかかわらずパラスポーツに親しむことができるような施設、そういったものを目指していくというふうに聞いています。
あと、ほかの施設につきましては、東京都のスポーツ施設、大きく18施設ありまして、そちらとネットワークを組みましてポテンシャルを最大限に発揮していくと、そういうような大きな提案も当該法人からされているところです。
◯委員(岩見大三君) 分かりました。そうしますと、味の素スタジアム内のスポーツ施設の在り方として、やっぱり障がい者のスポーツ振興ということも施設としてやろうというところと、東京都全体のそういう取組の一環というような、2つの意味合いという理解でよろしいですか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) 御指摘のとおりというふうに私も理解しているところです。
◯委員(宍戸治重君) 1つだけ、検討協議会のほうの1ページの4番、墜落事故風化防止。ここに書いてあるとおり、安全の誓いの碑なんですけど、当初、その目的は誰を対象にしていたのか。自らが安全に心がけて飛行しようと、もしくはそれに関わる環境づくりをしていこうという意味だったのかなとは思いますけど、一番関心を持っているのは、そういう関係者だけじゃなくて市民も、そういうことにどれだけの意欲、もしくは気を遣っているのかがやはり気がかりなわけだよね。そういう点ではどうだったんでしょうか。
◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君) そうですね、碑の設置につきましては、一番には都の職員とか、自家用機を使っているパイロットに対して、毎日通るところにあることによって思っていただくという思いが込められているんですが、御指摘のとおり、地域住民の方へのメッセージというのも非常に必要だと思います。
しかし一方で、被害に遭われた御遺族の方もいらっしゃいますので、あまり目立つところに置くのもどうなのかといったところは、東京都の中でも今検討しているところでございます。で、先ほど申したような場所に設置することを予定しています。一番は、あくまでもパイロットに対する──通るところに置いて、運転する前に心がけていただきたいといったところが、一番強い思いなのかなというふうに思っています。
◯委員(宍戸治重君) 配慮したのは、もちろん重要なことですけど、危機に面する市民は、被害者であった1人だけでなくて、常にそこにいるわけですよね。そういうことからしたら、ある意味では、市民に対してのメッセージ性がもう少しあって、隠れたような場所にあえて置く必要はなかったんじゃないかという気がしますけど、その辺の検討はどうされたんですか。今、答弁にもありましたけど、改めて。
◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君) 先ほど課長が申し上げたとおり、やっぱりメッセージとしてきちっと伝えていきたいという思いはある一方、やっぱり一定の配慮は必要だろうといったところでございます。今回、やはり大事なところは、事故を風化させないというところが一番だなというふうに思っています。
ですので、今回この2点、風化については悉皆研修、安全の誓い等、書かせていただきましたが、そのほかにも、7月を空の安全を守る月間にして様々な取組をするといったような方向性が示されています。他市の例でいきますと、調布市なんかは、例えばホームページに7月、メッセージを出すとか、そういった取組をしています。
そういったところも含めまして、いろんなことを研究して、この事故を風化させない取組、市としてもしっかり取り組んでいきたいというふうに考えています。
◯委員(宍戸治重君) 事故を風化させないというのは、事故を起こした人だけではないし、被害者だけではないし、これから、周りの住民、市民がやっぱり一番願っていることだということから考えると──飛行場まつりがここのところ行われていませんけど、やっぱり市民に向けて、ある程度のメッセージ性を何らかの形で示していく必要があるだろうというふうに思います。そのときに、この碑を十分に活用して市民向けメッセージとしていただけるようにお願いしたいと思います。
以上です。
◯委員長(高谷真一朗君) ありがとうございました。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、以上で行政報告を終了いたします。
──────────────────────────────────────
◯委員長(高谷真一朗君) 休憩いたします。
午前10時14分 休憩
午前10時15分 再開
◯委員長(高谷真一朗君) それでは、委員会を再開いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◯委員長(高谷真一朗君) 議会閉会中継続審査申出について、本件を議題といたします。
調布飛行場周辺の利用及び安全について積極的な対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◯委員長(高谷真一朗君) 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
その他、何かございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
午前10時16分 散会