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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会) > 2022/06/23 令和4年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会本文
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2022/06/23 令和4年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会本文

                   午後1時28分 開議
◯委員長(高谷真一朗君)  ただいまから、調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会を開会いたします。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  休憩いたします。
                   午後1時28分 休憩


                   午後1時29分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査の申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  市側が入室するまで休憩をいたします。
                   午後1時29分 休憩


                   午後1時30分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(高谷真一朗君)  行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君)  それでは、本日の行政報告3件につきまして、総括的な説明を私のほうからさせていただきます。資料のかがみ文を御覧ください。
 1点目は、令和4年度調布飛行場諸課題検討協議会(第1回)の開催結果についてで、コロナ禍もありまして、令和元年7月以来の開催となりました。東京都における安全対策の履行状況の報告、自家用機分散移転の取組などについて協議がありましたので、その内容を御報告いたします。
 2点目は、調布基地跡地福祉施設(仮称)整備に係る基本プラン改定についてです。平成5年10月に東京都と3市で合意した調布基地跡地土地利用計画に基づき、三鷹市が福祉施設を整備するもので、平成29年6月に基本プランについて当特別委員会に御報告させていただきました。その後、公募不調、3市との協議を踏まえましてプランの見直しを行いましたので、その内容について御報告いたします。
 3点目は、大沢野川グラウンド復旧工事についてです。令和4年3月にスケジュールの見直しについて御報告させていただきました。今定例会に契約議案を上程しており、議決後の工事着手に当たり、説明会を開催いたしますので、工事概要と併せて御報告いたします。
 引き続き、順次、所管課長から詳細を御説明いたします。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  よろしくお願いいたします。私からは、報告事項の1点目について御説明させていただきます。資料の1を御覧ください。令和4年5月18日に令和4年度第1回調布飛行場諸課題検討協議会が開催されましたので、その概要について御報告いたします。
 左上の1、諸課題検討協議会の開催概要を御覧ください。地元3市に加えまして、東京都港湾局、部長職以下の職員が出席し、協議事項4件、報告事項1件、その他について協議したところでございます。3つ目の丸印、当日議題の1点目に記載の調布飛行場諸課題検討協議会要綱の改正につきましては、各組織の人事異動等に伴い、協議会の構成を変更したものでございます。当日議題の2点目以降につきましては、資料に沿って御説明いたします。
 左側中段の2、東京都における安全対策及び管理運営に関する履行状況を御覧ください。こちらは報告事項でございました。東京都による取組の履行状況については別紙にまとめられております。お手数ですが、裏面の2ページを御覧ください。左側、項目欄の見出しのとおり、管理運営の一層の適正化、安全対策の強化、万が一の事故発生の際の被害者支援の仕組みの構築、取組の実効性確保に分類し、各項目について履行状況と実施状況がまとめられているところでございます。特に上から4行目のまる4番につきましては、履行が未完了となってございます。こちらは、自家用機の最大限の削減を図るため、移転先として大島空港の施設整備を進めるなどの取組で、令和3年6月に大島空港に最大4機分の格納庫を整備したものの、同空港への給油施設等の整備工事の不調などにより、進捗が遅延しているというものでございます。
 1ページにお戻りください。左側、下段の3、自家用機分散移転の取組につきましては協議事項となりまして、先ほど御説明いたしました、大島空港の給油施設等の整備工事の再発注に向けた予算措置とスケジュールについて、確認したところでございます。
 右側、上段の4、時間外飛行予定等の情報提供の拡充です。こちらも協議事項となります。時間外飛行の厳格な運用の確保にはきめ細かな情報提供が不可欠なものであり、地元3市と引き続き協議・検討していくことを確認したところでございます。
 右側、中段の5、飛行ルートの遵守、騒音軽減です。こちらも協議事項となりまして、飛行ルートについては、地元3市が提案したGPSによる飛行データの把握というのは困難といったことでございますが、電波受信等による客観的データの取得を検討すること、また、騒音軽減については引き続き対策の強化を図ることを確認したところでございます。
 最後に、下段の6、その他でございます。資料に記載のとおり、外部監査の結果報告、定期的な情報共有の場の確保、議会対応について確認したところでございます。
 私からの説明は以上でございます。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局長(小嶋義晃君)  私からは、引き続きまして2点目、調布基地跡地福祉施設(仮称)整備に係る基本プラン改定について、1点だけ御報告させていただきまして、その余につきましては担当課長より御報告させていただきます。
 資料の2を御覧いただけますでしょうか。基本プランにつきましては、先月、厚生委員会に案という形で御報告させていただきました。その後、火曜日ですか、21日になるかと思いますが、確定いたしました。それに沿って御報告させていただきます。
 資料2につきまして、1点だけ変更がございますので、御報告させていただきます。
 2の施設概要にございます(3)、主な実施事業ということで、表になっております、サービス種別、基本プラン改定前、基本プラン改定後というところです。この点につきまして、一番上の生活介護です。その2段目、強度行動障がいにつきまして、案の時点では入浴サービスつきということでしたけども、確定版につきましては入浴サービスを外した状況になっておりますので、御報告させていただきます。
 その余につきましては、担当課より御報告させていただきます。


◯障がい者支援課長(立仙由紀子さん)  資料2について、詳細を御説明させていただきます。資料2の2の施設の概要を御覧ください。まず(1)、対象者についてですが、3市の現状と課題から、医療的ケアの必要な方、重症心身障がい者と重度知的障がい者を対象に考えているところです。
 (2)、整備する機能についてですが、対象となる方々の特別支援学校卒業後の日中の活動の場が不足していることから、日中活動の場、また重度の障がいがあることから、御家族の負担も大きく、負担軽減のためのレスパイトケアの場や、緊急時対応の場の3つの機能が必要と考えています。
 (3)、主な実施事業については表を御覧ください。今回の改定に当たり、重症心身障がい者と重度知的障がい者の生活介護と短期入所の2つを主な事業に考えています。前回ありました児童発達支援、放課後等デイサービスにつきましては、基本プランを作成した当初から民間事業者の参入が進んでいることから、課題が完全に解決したわけではございませんが、当該施設での実施については優先事項ではないという点で、3市で合意をし、今回削除させていただいています。
 (4)の実施方法についてです。基本的には生活介護、短期入所事業、一体的な運用を考えております。対象とする医療的ケアの必要な方を含む重症心身障がい者、重度知的障がい者の支援には、いずれも専門的知識や技術が必要となることから、両方全てを担える事業者が少なく、前回不調だった要因の1つには、一体的な運用での募集があったのではないかと分析しています。さらに、それぞれの障がいの特性から、同一の建物での事業実施の困難さもあり、今回は対象者ごとに建物を分け、別々の公募を考えているところです。ただ、両方の事業に応募することも可能としておりますので、結果として1事業者による一体的な運用となることもあると想定しております。
 続きまして、3の今後のスケジュールについては記載のとおりです。令和4年度に事業者の公募、東京都への推薦、令和5年度に事業者の決定、3市との協定締結、令和6年度に工事着工、令和7年度後半に竣工して開設を予定しているところです。
 説明は以上です。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  資料3を御覧ください。大沢野川グラウンド復旧工事についてです。東京都の野川大沢調節池規模拡大工事のため、利用停止中の大沢野川グラウンドの復旧工事を実施することとしております。工事概要、住民説明会を予定しておりますので、お知らせいたします。
 1番の工事概要でございますけれども、議案でお知らせさせていただいている概要について記載させていただいております。2番目に、住民説明会の開催でございますけれども、日時につきましては令和4年7月9日の土曜日を予定してございます。午後1時からと、午後3時30分からの2回の回に分けて実施を予定しております。1回目につきましては、近隣住民の方を対象に実施をいたしまして、2回目につきましては、グラウンド利用者を対象として、同じ内容で工事の説明会として行うものでございます。
 会場は大沢コミュニティ・センターを予定しておりまして、お申込みにつきましては、当日会場での受付ということで、事前申込みは必要ないということで開催をしたいと思っております。
 周知方法でございますが、「広報みたか」や市ホームページ、近隣住民の皆様へはポスティングを予定しております。また、大沢野川グラウンドの利用団体につきましては、通知をお送りさせていただくことを予定してございます。
 主な説明項目の案でございますけれども、工事手順、工事車両の出入りの経路ですとか、工事スケジュールを予定しているところでございます。
 説明は以上でございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございました。市側の説明は終わりました。
 これより、委員よりの質疑に入ります。


◯委員(前田まいさん)  よろしくお願いします。まず、飛行場諸課題検討協議会についてお伺いします。かなり久しぶりの開催かと思うんですが、これはどの程度定期的に開催されるものなのでしょうか。開催頻度と、また次回日程が決まっていれば教えてください。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  開催については、これまで約1年に1回程度開いてきたんですけれども、冒頭、企画部長からあったとおり、前回は令和元年7月と、このたび5月に開かれたということで、ここの間でかなり空いたというふうになってございます。
 今後につきましては、資料1の右下の6番のその他のところにも記載がありますが、毎年度しっかりと開催していくといったところを確認したところでございます。
 以上です。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。ちょっと年1回だと少ないかなという気はするんですけれども、安全に行われている間はこれでもいいのかなという思いも多少いたしますけれども、分かりました。
 それから、この資料1の4のところの点線で囲んであるところなんですが、時間外飛行に関する提供情報の拡充についてというのは、具体的にどういったことを──今、フェイスブックでの離着陸情報が公開されていると思うんですが、時間外飛行についての例えば目的だとかも記されていたかなと思いますが、具体的に何を拡充しようということになっての協議が行われたんでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  おっしゃるとおり、今フェイスブックで翌日の飛行の予定というのは公開しているところでございますが、ここで確認したところについては、地元3市に対して、こういった会が開かれないと、なかなか情報が下りてこないといったところもありますので、必要な情報についてはメール等でも結構なので、適宜入れてくれといったところを要望をさせていただいて、確認をしたところでございます。


◯委員(前田まいさん)  それは、時間外飛行に関することだけではなく、この飛行場の問題について全般、その情報の提供のもう少し丁寧な対応を求めたという理解でよろしいですか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  御指摘のとおり、全般を通して必要な情報については随時入れてくれということで、要望しているところでございます。


◯委員(前田まいさん)  ちょっとこの点線の中の意味と違うのかなと思うんですけど、もし分かればなんですが、この間の時間外飛行が──本来であれば、あまりないほうがいいんですけれども、やっぱりこの季節は窓を開けていたりもあって、朝7時台にやっぱり、ブオーンとかあるので、結構気になったりもして。
 ちょっと過去のを振り返ってみると、この令和3年度、127回という実績なんですが、ここ数年、時間外飛行の量というのに何か変化があったとか、もしつかんでいらっしゃったら教えていただきたいと思います。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  時間外飛行につきまして、令和3年度につきましては、御指摘のとおり127回、令和2年度については200回、令和元年度については164回、平成30年度については106回というような件数となってございます。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。令和2年度は確かに多いなと思っていたので。ただ、大体100回前半の回数ということですかね。分かりました。自家用機の時間外飛行は認められていないのと、それ以外でも理由のあるものについて認められているものだというものと理解していますので、適切に運用されるよう、これからも求めたいと思っています。
 それから、5番のところですが、飛行ルートの遵守、騒音軽減について協議されたとあります。これ、飛行ルートの遵守に今、課題があるという認識なのか。あるいは、遵守されているかどうかの確認が現状においては十分取れないという状況なのか、その点をお伺いしたいと思います。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  飛行ルートにつきましては、資料にも記載のとおり、地元3市と調整を経て、平成9年に飛行場の航空路誌、AIPと呼んでいるもので位置づけをしているところでございますが、騒音の関係もございまして──うるさい日なんかは飛行ルートがずれているんじゃないかみたいな御指摘といいますか、御連絡が飛行場にも入るみたいです。
 その点も含めまして、飛行ルートについて遵守していますよねというのを操縦者等、パイロット等に周知をして──ここを過ぎてから進路を変えてくれみたいな細かいルールがございますので、そういったところを周知徹底をしているといったところでございます。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。確かにすごい──ふだん飛ばないのに家の上を飛んでいったとかも聞くことはあるので、若干そういうルールから外れた運航があるのかもしれないなというふうにも思っているところです。
 取組のところの1番目にあるんですが、従来よりも早く高度を上げるということで、新中央航空から取組を開始し、他事業者にも取組拡大とありますが、ちょっとこの言葉だけ見てみると、安全性を確認した上でというふうに前置きがあるんですけども、若干心配なのです。やっぱりあの事故を思い起こすというか、なので、この早めに高度を上げるということについての何か、安全性について専門家からの意見とかいうのは出されているんでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  もちろん、操縦についてはマニュアルといいますか、手順というのが決まったものがあるというふうに認識しているところでございます。その手順に従いまして、離陸時に安全に必要な手続、それをしっかりした上で高度を上昇させていこうといったところをお願いしているところであって、高度を上げることを優先じゃないよというのは、もちろん大前提としてございますので、その上で、騒音軽減に向けた気を遣うといいますか、取組をしましょうというような周知をしているといったところで認識いただければと思います。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それから、その次の回転翼機なんですけど、これヘリコプターということでいいと思うんですが、それについて事業者からどういった提案があったのか。事業者からの提案も含めた対応を実施とありますけれども、やっぱり飛行機は結構すぐ飛んでいったりするんですが、ヘリコプターってずっとアイドリングというか、その場でずっとプロペラを回している時間も長い気がするので、その辺での騒音の訴えがあるのかなと思うんですが、もし具体的な事業者からの提案を伺っておれば、教えてください。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  こちらも飛行機と同様なんですけども、進入高度と離陸時の離脱高度、これを高く取ることによって、できるだけ騒音を軽減しようと、そういった提案があって、そういう飛行方式を取っているというふうに聞いているところでございます。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。最後、お伺いします。議会対応ですけれども、各市での議会対応に当たって東京都が協力というふうにありますが、具体的にはどういうことでしょうか。都の方もいらっしゃっていただけるとか、そういうことが確認されたということなんでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  おっしゃるとおり、東京都職員がこの委員会の場に出席をして、発言をさせていただくと。調布市では実際に行っている実績があるみたいなので、そういうような御協力をさせていただきますということを確認しております。


◯委員(前田まいさん)  それは、こちらの委員会で求める形になるのか、ちょっと分かりませんが、この場でも、三鷹でも東京都の方にもぜひ来ていただいて、詳細な情報を教えていただきたいと思うので、その点は要望します。ありがとうございます。
 それから、調布基地跡地の福祉施設の整備については、私も厚生委員で、そちらで質疑させていただいたので、それに代えたいと思うんですが、先ほどの説明で1点、強度行動障がいの方の入浴サービスはなくなったというふうにお伺いしたので、なくなった理由についてだけお伺いしたいと思います。


◯障がい者支援課長(立仙由紀子さん)  強度行動障がいの方の中には、水に対して強いこだわりを持ったり、障がい特性ゆえに水場がないほうが、スムーズな支援だったり、過ごしやすいという方が多くいらっしゃいますので、強度行動障がいの方については、入浴サービスは、生活介護事業については行わないという形にさせていただきました。


◯委員(前田まいさん)  分かりました。それ、現場からの意見でこういうふうに変更になったという理解で、あるいは当事者等からの意見でこうなったということでよろしいですか。


◯障がい者支援課長(立仙由紀子さん)  現在、現場の実務者レベルでの協議を重ねておりまして、その中で合意をしているところでございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  次の質問者。


◯委員(伊東光則君)  すみません、よろしくお願いします。まず、諸課題のところなんですが、今現状で、自家用機は17機、まだあるということだと思うんですが、これは予定では何年頃までになくなるんでしょうか、それともなくならないんでしょうか、まずその辺を。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  御指摘のとおり、今17機、調布飛行場のほうで登録があるといったところです。今、分散移転等の取組をしているところですが、現時点では何年までに何機といったところはちょっとお示しできない状況でございます。
 以上でございます。


◯委員(伊東光則君)  分かりました。なかなか時間がかかっているのかなと思いますので、丁寧に扱っていただければと思います。
 それと、平成27年7月に事故があって、それから調布飛行場の安全性というのがすごい注目されているわけなんですが、平成27年の事故については、民間機の移転以外で何かまだやらなくちゃいけないことというのはあるんでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  事故後、平成30年に飛行場の運営要綱が大幅に改正されまして、安全性の確保等、外部監査の実施等を含めて様々な見直しがされたところでございます。現在は、それに基づいて安全第一と言ったら──今までもそうなんですけども、運用が引き続き行われているといったところです。
 先ほど出ました分散移転のところで、なるべく早く移転できるような交渉を引き続き力を入れてやっていくといったところが、現時点での課題なのかなというふうに捉えております。


◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君)  若干補足させていただきますと、対策としては、裏面の別紙のところ、資料を見ていただきますと、おおむねできているのかなというふうに思います。特に一番右の下のところ、やはりこういった事故を風化させないという取組が大事だということで、その事故当日にはきちっと黙祷を捧げてということで、ヒヤリハットみたいなものを防ぐというようなことが、一番地道なんですけど大事なのかなっていうところで、繰り返しになりますが、やっぱり風化させないような取組というのが一番大事かなということで、飛行場とも協議したところです。


◯委員(伊東光則君)  分かりました。事故の風化というのは──やはり普通にしていたら、みんな忘れてしまうのかなと思いますけど、事故があったということは、やはり何かしらの方法で忘れないようにしていただいて、そのために、以前よりももっと安全にしっかりと考えているんだというような表明も必要かなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、細かい話をお聞きします。5の協議の中の騒音軽減の取組で、先ほども委員から質問がありましたけど、回転翼機、ヘリコプターの騒音についてとかありますが、整備する機体があそこは結構あるのかなと思うんですが、そこから音が結構出ているようなんですけど、それについては、この中での規制の対象にはまずならないのか、取組の対象にはならないのか、お聞かせください。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  そうですね、こちら、資料に記載していて、このときも協議したのは、あくまでも飛行に係るといったところに特化した部分もございます。御指摘のとおり、着陸した後の騒音だとか、整備中の騒音といったところもあると思いますので、その辺も今後は声を上げながら要望していきたいと思います。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。そうですね、御近隣の、音の聞こえる方たちに聞くと、やはり整備中の音というのが時間的に長くあるので、ちょっとうるさいのかなという声を聞いています。機会があったら、ぜひそれにも対応していただければと思います。
 そして、ここに目視以外での飛行ルートの確認において、GPSの設置は困難とか、飛行ルートを客観的に把握するため、航空機から発信される電波を受信する方法など、具体的な検討を開始というのがあるんですが、これは、近い将来、ちゃんと、どこを飛んだかというのが分かるような方法が出てくるということでしょうか。その辺、お願いします。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  記載のとおり、電波を受信してというような──ADSと専門用語で言うところなんですけども、これの活用について検討しているという段階で、それが確実に入るよといったところは、現時点でちょっと言える状態ではないというところを御理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(伊東光則君)  分かりました。本当に、これ飛行ルートの件なんですが、離陸してすぐ、いろいろな飛び方をする航空機があったりとか、風が吹いているとかいう理由とか、いろいろあるんですが、やはり、下に生活している方から見ると、何でこんなところに飛んでくるんだという苦言も結構聞くところですので、本当にちゃんと飛んでいるのか、飛んでいないのかというのが早く分かるような仕組みというのも必要だと思いますので、しっかりと取り組んでいただければと思います。
 それと、すみません、難しい質問になっちゃうのかな、福祉施設の件でお聞きいたします。今、場所はたしか確保されていると思うんですが、その場所、まず、今現状、どんなふうになっているのか。空地で、一時はいろいろな資材置場みたいな活用とかにされていたのかなと思いますが、まず、現状はどうなっているのか。


◯障がい者支援課長(立仙由紀子さん)  現状は空地になっております。先ほど御説明しましたように2棟建てになりますので、今、東京都のほうで分筆の作業をしているところでございます。


◯委員(伊東光則君)  空地で分筆するということで、2棟ということですが、もともとは1棟の予定だったのであの土地があったのかなと思うんですが、2棟にしたときに、土地の広さ的には問題ないんですか。


◯障がい者支援課長(立仙由紀子さん)  問題ないと認識しております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。あそこの施設、早くできてほしいという方も結構いらっしゃるようですので、一生懸命というか、しっかりと取り組んでいただければと思います。
 最後に、野川グラウンドの復旧工事についてお聞きします。説明会を行うということで、いろいろなところで復旧工事の情報が出ていますので、情報そのものは質問しないんですが、整備の途中で、周辺のトラックが入ってきたり、出入りをしたりする。ぜひ丁寧な、安全な取組をぜひ進めていただきたいということと、その辺の安全の確保──あそこはコミュニティ通りというか、飛行場の間の大きな道がありますよね。あそこで、やはりトラックとかの出入りがあるかと思うんですが、ぜひその辺の安全性もちゃんと担保できるというようなお話も、近隣の方にというか、説明会の中でもしていただいて、安全に工事が進むんだよというような説明もぜひしていただきたいなと思いますが、その辺については、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  説明会では──以前、東京都のほうの本体工事もございました。そのときの近隣住民の皆様からも、トラックの出入りの台数ですとか、時間帯、そして出入りのルート、そういったところ、また、警備員がどういう形で安全管理をするのかというようなところは注目される点だというふうに思っておりますので、しっかりと丁寧に御説明したいというふうに思っております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。大沢グラウンドも、みんなが早く使いたいと思っている施設でありますので、ただ、しっかりと安全は確保していただけるよう、お願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございます。次の質問者。


◯委員(嶋崎英治君)  初歩的なことをお伺いしますね。久しぶりに開かれたということですけれども、開かれなかったのはコロナ関係だと思うんですが、その間、東京都港湾局等々からの事務的な連絡とか何かは、市側にあったのでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  その間も飛行実績の資料だとか、あとはイレギュラー飛行みたいなことがあれば、そういった情報はいただいているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  特段、事故後のこととか、裏面にマルとか書かれていることで──マル・バツがありますが、そういうこと以外のことで、あったというふうな理解でいいですか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  主にメインで来ているのは飛行実績の回数です。それが表でまとめられ、先ほどの時間外飛行等を含めて、こういった理由で何回飛んだよといったところを、3か月に1度情報をいただいているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  資料1の1、わざわざ括弧で全て部長以下というふうに書かれているんですけども、これは港湾局ですから、局長とか、部長とか、そういうふうな形になるんでしょうか。この日は全員が部長だったから、わざわざこの括弧付きで書いたというふうな理解なんでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  そうですね、こちら、東京都のほうで作成している資料なんですけれども、四者協だとか、ほかの協議会とかありまして、出席者がまた異なってきますので、諸課題については部長をトップとして、以下でやっていきますよというのを、あえてここで書いたのかなというふうに推測しております。


◯委員(嶋崎英治君)  次に、資料1の右のページの一番下、各市での議会対応に当たっては、東京都が協力することを確認というふうに記述があるんですが、事故があったとき、私、調布市の委員会に傍聴に行ったんですよね。東京都の局長とか、そういう責任ある人が出席されていて、直接やり取りをしていた。非常にリアルで分かりやすかったんですよ。
 この場合、議会側が要請すれば──要請するっていうのは、市側に要請するのか、どこに要請するのか分からないんですけども、あるいは市側が直接東京都に要請をすれば、東京都は出席しますよということなんでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  そうですね、各市からの要請に応じて検討した上で、多分判断といった形になると思うんですけども、事故等、重大な事件等があれば、それについては要望に応えてくれるのかなというふうに思っているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  その場合、市が要請するという、議会側から要請するということはできないんでしょうかね。分からないんで。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  ちょっとそこは明確なルールというのはない、そこは調整しながら、相談しながら、そういった必要が生じたら、やらせていただければなと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、裏面、1つだけ。一番上のところの囲みのまる4だけがバツになって、遅れというふうになっているんですけども、どこをどう読んでも、何で遅れているのかなということも分からないので、どうしてここがバツ印がついていて、遅れなのかという説明していただけますか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  こちら、大島空港への分散移転といったところの内容になってくるんですけれども、令和3年6月に移転するための格納庫を大島空港へ整備したところでございます。それだけでは施設設備が十分じゃないといったところもありまして、給油施設等の整備も行うと。十分な整備を整えた上で、移転をしてくださいというような交渉をしていくといった予定になっておるんですが、給油施設の整備工事につきまして、令和3年12月に入札をかけたところ、不調になってしまったといったところで、1年間スケジュールが先送りになっているという現状がございまして、事業進捗がバツというふうになっているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  思い出しました。それで、これ、見通しはどうなんですか。急がなきゃならないことですよね。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  資料1の1ページ目、表のほうの、左下のほうの四角囲いですけども、3番のところの表がございます。こちらに具体的なスケジュールが書いておるんですけれども、今年5月に予算措置──東京都のほうで予算確保をして、令和4年の10月頃、整備工事の着手、令和5年12月頃に給油施設等の竣工というような、今、予定を組んでいるところでございます。


◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君)  若干補足させていただきますと、なかなかやはり島独特の状況があるというところは承知しています。つまり、やっぱり建設業者が限られているような状況があるようです。ですので、そこについては、建設業者が限られている中で、なおかつ積算基準というのがある中でどう対応できるか、非常に難しいというふうには言っていました。その中で、できる限りの工夫の中で、どうにか速やかにこれが、入札が進むようにといったことで、この間、東京都から説明があったところです。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますでしょうか。


◯委員(宍戸治重君)  よろしくお願いします。このペーパーのマル・バツがついたほうのページで、2ページ、外部監査についてですけど、平成30年からということなんですけど、この報告書とか、それ確認をするとかいうことをされてきているのかどうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  前日の諸課題検討協議会の中で、監査結果報告書、それと、指摘に対して何を行ったといったところを東京都のほうから提供いただいているところでございます。


◯委員(宍戸治重君)  指摘事項については、これまでのところで大きなものはあったでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  大きな指摘というのはないというふうに認識してございます。具体的にあった指摘としましては、整備士の講習状況の確認というのが──確認をするというふうになっておるんですが、確認するその分類というか、チェック表が違うところにその項目があったとか、書類の不備みたいなところの御指摘があったというふうに認識してございます。


◯委員(宍戸治重君)  これからも、私たちは監査に匹敵するような指摘がなかなかできませんけど、そういうシステムがあるとすれば、今後、なおさらに安全対策に向けては、この監査も有効だと思いますので、こちら側もしっかりとチェックをお願いしたいということで、よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますでしょうか。よろしいでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で行政報告を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  休憩いたします。
                   午後2時10分 休憩


                   午後2時11分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(高谷真一朗君)  議会閉会中継続審査申出について、本件を議題といたします。
 調布飛行場周辺の利用及び安全について積極的な対策を講ずること、本件につきましては引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯委員長(高谷真一朗君)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                   午後2時12分 散会