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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年総務委員会) > 2022/03/04 令和4年総務委員会本文
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2022/03/04 令和4年総務委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(高谷真一朗君)  おはようございます。ただいまから総務委員会を開会いたします。
 初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思いますので、よろしくお願いします。
 休憩します。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時28分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取扱いについて、3、行政報告、4、所管事務の調査について、5、次回委員会の日程について、6、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。異義なしと認めます。
 それでは、休憩をいたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
 議案第14号 令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第14号)、議案第15号 令和3年度三鷹市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)、以上2件は関連がございますので、一括議題といたします。
 以上2件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  それでは、一般会計補正予算(第14号)についてまず御説明いたします。補正予算書の1ページをお開きください。
 今回の補正は、第1条のとおり、歳入歳出予算に19億4,333万3,000円を追加し、総額を840億5,136万9,000円とするものです。また、繰越明許費及び債務負担行為の補正を行います。
 補正の内容について、歳出予算から申し上げます。24、25ページを御覧ください。第2款 総務費です。右側説明欄を御覧ください。1点目は、市制施行70周年記念事業関係費1,623万2,000円の減額で、ふるさと三鷹周年祭の中止など、決算見込みを踏まえて減額するものです。
 2点目は、基幹系システム関係費148万5,000円の増額で、マイナンバーカードを活用したオンラインでの転出・転入手続等を進めるため、システム改修を行うものです。
 3点目は、アニメーション美術館管理等関係費3,716万4,000円の増額です。ふるさと納税を活用した支援制度をスタートしましたが、寄附が見込みを上回ったことから、連動して運営支援交付金を増額するものです。
 4点目、財政調整基金積立金7億1,323万3,000円、5点目、まちづくり施設整備基金積立金3億509万円、6点目、平和基金積立金8万円は、いずれも元金の積立てを行うものです。基金の積立てに当たっては、令和3年度の寄附金に加え、今回の補正予算で生じた財源について、財政調整基金とまちづくり施設整備基金、民生費の健康福祉基金、子ども・子育て基金に積み増しを行います。
 26、27ページを御覧ください。第3款 民生費です。右側説明欄を御覧ください。1点目は、社会福祉費の職員人件費その他を4,300万円減額します。これは決算見込みを踏まえて減額するもので、下から3つ目、保育所費で5,700万円、また教育費においても減額を行い、人件費全体では1億5,000万円の減となります。
 上から2点目の旧どんぐり山施設利活用関係費は1,219万6,000円の減額で、令和3年度予算に基本プラン策定に係る経費を計上しましたが、令和2年度に前倒しで策定したため、減額するものです。
 3点目は、介護サービス事業特別会計繰出金1,600万円の増額で、後ほど申し上げます同会計の補正に連動して不足額を繰り出すものです。
 基金については、4点目、健康福祉基金積立金を6億130万4,000円、10点目の子ども・子育て基金積立金を6億360万1,000円、それぞれ増額します。
 5点目は、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業費4,153万3,000円の増額です。12月補正予算では、給付金は総額を、事務費は令和3年度分のみを計上しましたが、事業スケジュールを踏まえ、令和4年度分の事務費を計上するものです。
 次に保育士等の処遇改善としては、6点目の保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業費2,336万1,000円、7点目の保育従事職員等処遇改善事業費398万6,000円、9点目の公設公営保育園運営事業費54万2,000円の計上となります。国や東京都の補助金を活用し、令和4年2月から保育士などの処遇改善を図ります。
 28、29ページを御覧ください。第4款 衛生費です。右側説明欄を御覧ください。1点目は、環境基金積立金を67万6,000円増額します。
 2点目は、ふじみ衛生組合関係費5,503万4,000円の減額で、組合における前年度繰越金の精算により負担金が減となります。
 30、31ページを御覧ください。第7款 商工費です。右側説明欄を御覧ください。1点目は、中心市街地活性化事業費870万5,000円の増額で、産業プラザにおいて新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、株式会社まちづくり三鷹が市の公共施設に準じて利用休止などを行った際のキャンセル料免除分等の補填を行うものです。
 2点目は、飲食事業者支援事業費1,266万5,000円の減額で、令和3年中に終了したデリバリー三鷹の決算見込みを反映して減額を行うものです。
 32、33ページを御覧ください。第8款 土木費は、右側説明欄のとおり、都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業費8,712万円の減額です。令和3年度に整備工事に着手する予定でしたが、設計変更が生じ、令和3年度中の工事着手が困難となったため、減額を行うものです。
 34、35ページを御覧ください。第10款 教育費です。右側説明欄を御覧ください。職員人件費の減額については、1点目の事務局費を2,300万円、4点目、小学校費の学校管理費を2,700万円、それぞれ減額いたします。
 2点目は、川上郷自然の村管理運営費753万9,000円の増額で、新型コロナウイルス感染症の影響により一般利用者等が減少しているため、運営を支援するものです。
 3点目は、川上郷自然の村改修事業費1,084万4,000円の減額で、令和3年度予算に計上し、電気設備の更新を予定していましたが、年度内の調達が困難となり、令和4年度予算に計上することとしたため、減額するものです。
 5点目の市民駅伝大会関係費728万3,000円の減額は、中止に伴うもの、6点目の東京2020オリンピック・パラリンピック等推進事業費6,959万2,000円の減額は、小・中学校の大会観戦の中止など、事業規模の縮小に伴い減額するものです。
 続きまして、歳入予算について申し上げます。12、13ページにお戻りください。第1款 市税です。今回の補正では、決算見込みを踏まえ、1点目の個人市民税を6億円、2点目の法人市民税を2億円、3点目の固定資産税を1億8,000万円増額し、市税全体では9億8,000万円の増額となります。
 14、15ページを御覧ください。第15款 国庫支出金です。右側節欄を御覧ください。1点目は、社会保障・税番号制度システム整備費補助金148万5,000円の計上で、総務費の基幹系システム関係費の財源とするものです。
 2点目は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2億1,065万4,000円の増額です。国の補正予算で増額されたもので、これまで一般財源等で対応してきた新型コロナウイルス関連予算の財源とするものです。
 3点目は、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業費補助金4,153万3,000円の増額で、民生費の同事業費の財源とするものです。
 4点目の保育士等処遇改善臨時特例交付金2,379万4,000円、5点目の社会的養護従事者処遇改善臨時特例交付金10万9,000円の計上は、民生費の保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業費と公設公営保育園運営事業費の財源とするものです。
 16、17ページを御覧ください。第16款 都支出金です。右側節欄を御覧ください。1点目は、保育従事職員等処遇改善事業補助金398万6,000円の計上で、民生費の同事業費の財源とするものです。
 2点目の東京2020大会開催関連事業費補助金395万5,000円、3点目の新型コロナウイルス感染症対策事業費補助金1,466万3,000円は、教育費の東京2020オリンピック・パラリンピック等推進事業費の財源として減額するものです。
 4点目は、第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業委託金5,711万2,000円の減額で、土木費の都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業費の財源として減額するものです。
 18、19ページを御覧ください。第17款 財産収入です。右側節欄のとおり、土地売払収入1億2,900万円の増額で、中原三丁目のほか、旧遺跡調査会の跡地である新川三丁目の公共用地の売払い収入が見込みを上回ったため、増額するものです。
 20、21ページ御覧ください。第18款 寄附金です。右側節欄のとおり、総務費寄附金を4,034万6,000円、民生費寄附金を435万7,000円、衛生費寄附金を297万5,000円、土木費寄附金を509万円、教育費寄附金を54万8,000円、それぞれ増額し、基金への積立てを行います。なお、説明欄の2点目、アニメーション美術館支援寄附金4,026万6,000円の増額は、総務費に計上したアニメーション美術館に対する運営支援交付金の財源とするものです。
 22、23ページを御覧ください。第20款 繰越金は、右側説明欄のとおり、前年度繰越金5億7,518万6,000円の増額で、令和2年度決算で生じた実質収支の残額を増額するものです。
 続きまして、4ページにお戻りください。初めに、繰越明許費補正についてです。第2表の1点目、基幹系システム関係費は、国の補正予算に関連した事業で、翌年度に繰り越して執行するものです。
 2点目の住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業費と3点目の子育て世帯への臨時特別給付事業費は、令和4年度の執行に要する経費を限度額に追加するものです。
 4点目の牟礼研究開発センター関係費は、電気設備の修繕が年度内で完了しない見込みとなったため、繰り越すものです。
 5点目の橋梁架替事業費は、宮下橋の架け替えに当たり、年度内のガス管移設が困難となったため、繰り越すものです。
 次に、第3表の債務負担行為補正です。1点目は、都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業で、令和3年度からの2か年工事を予定していましたが、年度内着手が困難となったため、債務負担行為を廃止するものです。
 2点目の大沢野川グラウンド復旧事業は、12月補正予算で債務負担行為を設定しましたが、年度内の契約が困難となったため、廃止するものです。
 3点目の桜井浜江記念市民ギャラリー指定管理料は、指定管理者の指定に伴い追加するものです。
 続きまして、介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)について御説明いたします。補正予算書の1ページをお開きください。今回の補正は、第1条のとおり、歳入予算のみの補正となります。新型コロナウイルス感染症の影響による利用者の減少により、牟礼老人保健施設はなかいどうの介護給付費収入が減少する見込みであることから、一般会計からの繰入金を増額して対応するものです。
 6、7ページを御覧ください。第1款 介護サービス収入は、右側説明欄のとおり、牟礼老人保健施設介護サービス費収入を1,600万円減額します。
 8、9ページを御覧ください。第3款 繰入金は、右側説明欄のとおり、牟礼老人保健施設運営事業繰入金を1,600万円増額し、本特別会計の収支の均衡を図ります。
 補正予算書の説明は以上ですが、続きまして、別途提出している総務委員会審査参考資料について御説明いたします。資料の1、2ページ、令和3年度基金運用計画を御覧ください。1ページ右側、当該年度元金積立予算額の列の下から2段目の合計欄に14号としてお示ししているとおり、今回の補正では各基金に合計で22億2,398万4,000円の元金積立てを行います。その結果、2ページ中ほどの列、当年度末残高見込の合計欄に14号としてお示ししているとおり、令和3年度末の基金残高は全体で147億5,055万8,000円となります。
 私からの説明は以上です。引き続きその他の資料について順次所管課から御説明いたします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  私からは2件の事業について御説明申し上げます。まず、資料の3ページ、ふるさと納税を活用した三鷹市立アニメーション美術館の運営支援についてでございます。
 1の事業の概要としまして、三鷹市立アニメーション美術館(三鷹の森ジブリ美術館)につきましては、感染症の拡大に伴います臨時休館、また入館人数の制限によりまして、入館料収入の大幅な減、また、大規模修繕を目的としました積立金の取崩しなど、運営に大きな影響が生じております。このことから、ふるさと納税を活用した運営支援の仕組みについて、令和3年度6月補正予算において関係経費を計上させていただき、同年7月15日から寄附の募集を開始しました。
 また、昨年12月からは海外からの寄附の受付も開始をしまして、1月末まで御寄附を受け付けてきたところでございます。
 おかげさまで多くの皆様の御支援をいただきまして、国内外から当初の目標を大きく上回る寄附をいただいておりますことから、寄附金に連動して運営支援交付金を増額しまして、同美術館の持続可能な施設運営を支援するものとなります。
 2の事業内容につきまして、改めて運営支援の枠組みについて御説明を申し上げます。
 (1)、運営支援交付金の対象団体は、指定管理者であります公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団となります。
 (2)、対象経費ですが、この間の減収により臨時の取崩しを行わざるを得なかった財団の建物設備修繕積立金への積立てを基本としまして、感染症の拡大等による減収の影響が生じている間は、交付金の2分の1を限度としまして、各年度の修繕費にも充当できることとしております。
 (3)、交付の流れとしては、当該年度1月末までの寄附金額からふるさと納税の運営等に係る事務経費を控除した額を運営支援交付金として3月に交付するという枠組みとなります。
 3、経費の内訳(補正予算額)でございます。下の表を御覧ください。まず、歳入の寄附金ですけれども、6月補正額のA欄で、当初の目標金額として1,000万円を計上いたしました。多くの御支援をいただきまして、右側決算見込額B欄として、国内が4,204万円、12月から開始をした海外分が822万6,000円で、計5,026万6,000円を見込んでおりまして、この決算見込額と6月補正額の差分として、右側太枠に記載の4,026万6,000円が3の(1)に記載の歳入予算の補正額となっております。
 なお、表の下、米印に記載のとおり、この寄附金の決算見込額は、受付締切り直後の2月1日時点の申込実績による数値となっております。
 次に、表の歳出の事務経費でございます。事務経費の上段、ふるさと納税の運営等に係るシステムサービス利用料等のまちづくり応援寄附推進事業費での決算見込額B欄が407万7,000円、事務経費の下段、寄附をいただいた方へのお礼のカードに係る経費のアニメーション美術館管理等関係費での決算見込額が68万5,000円で、事務経費の決算見込額合計が476万2,000円となります。
 そこで、表の一番下、運営支援交付金でございますが、寄附金額から事務経費を控除して算出をしておりますので、寄附金の決算見込額5,026万6,000円から事務経費の決算見込額476万2,000円を控除した4,550万4,000円が運営支援交付金の決算見込額となっております。この決算見込額と左の6月補正額834万円との差分として、右側太枠に記載の3,716万4,000円が、(2)に記載の歳出予算の補正額となっております。
 なお、事務経費につきましては、例えばお礼のカードを随時お送りするなど、その都度、執行が必要だったことから、企画部とも調整の上、既定予算等による対応を図ってきたところでございます。
 続きまして、4ページ、桜井浜江記念市民ギャラリーの指定管理者の指定に伴う債務負担行為の設定についてでございます。まず、1、内容について、令和4年4月の開設を予定しております桜井浜江記念市民ギャラリーの指定管理者の指定に当たりまして、債務負担行為を設定するものでございます。
 2の桜井浜江記念市民ギャラリーの概要等について記載しております。内容としましては、別に議案として提出をさせていただいております設置条例の制定、また指定管理者の指定の議案と同様の内容となっております。
 (1)、概要でございます。この施設は、三鷹駅前の民間マンション1階店舗部分を区分所有者の方から賃借しまして、市民ギャラリーとして整備するものでございます。現在、三鷹市美術ギャラリーの第3展示室に太宰治展示室を開設しておりますので、このことにより、市民の作品発表の場が限られていることなども踏まえまして、本市民ギャラリーを市民の作品発表の場として活用し、芸術文化の振興を図るものとなります。
 また、この施設が、太宰 治とも親交が深く、作品のモデルにもなった画家、故桜井浜江氏のアトリエ跡であり、絵画作品等も市に寄贈されていることから、同氏の名前を施設名称に冠し、顕彰するものとなります。
 (2)、所在地は、記載のとおり、下連雀三丁目、三鷹駅前の民間マンション1階店舗部分となります。
 (3)、事業内容としまして、1つは、市民の美術作品等の発表の場として市民の利用に供すること、もう一つは、企画展示による桜井浜江氏の顕彰事業について、一、二週間程度の展示を年2回程度実施することを予定しております。
 (4)、管理運営体制でございます。美術ギャラリー等の市の芸術文化施設の管理運営の実績、桜井浜江作品の知見と実績等を踏まえて、三鷹市スポーツと文化財団を指定管理者として施設管理と顕彰事業を一体的に運営することとしております。
 なお、指定の期間としては、既存の芸術文化施設との指定期間を同一にするために、令和6年3月31日までの2年間としております。
 3、補正予算の内容です。冒頭申し上げましたとおり、指定管理者の指定に当たりまして、債務負担行為の設定を行うもので、期間は指定の期間である令和4年度から令和5年度まで、限度額は、本市民ギャラリーの管理運営に要する額としております。
 私からは以上でございます。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  私からは5ページの保育士等の処遇改善の実施について御説明いたします。
 まずは1の事業概要ですが、国の経済対策に基づき、保育士等を対象に令和4年2月からの収入を3%程度(月額9,000円)引き上げる措置を講じた施設に対し、その経費を助成し、処遇改善を図ります。また、国事業の対象外となっている施設等に対し、東京都が独自に助成を実施するため、都補助事業としての処遇改善も併せて実施をする予定です。
 2の事業内容等の(1)、国・都事業の基本的な考え方ですが、今回の措置は令和4年2月から9月までの措置で、施設の地域区分、定員、在籍する児童の年齢によって定められた単価に児童数を乗じた金額を各施設に助成をするという内容です。令和4年10月以降については、国・東京都において方策が決まり次第、別途対応します。
 (2)の対象施設等ですが、国事業が、幼稚園、認定こども園、認可保育園──認可保育園は私立・公設民営・公設公営を対象としますが、公設公営につきましては、近隣自治体との比較の中で改善の必要のある月額・時間額職員を対象に実施します。そのほか、地域型保育施設、学童保育所、母子生活支援施設が対象となります。
 都事業が、認証保育所、病児保育施設が対象となります。
 3、経費(補正予算計上額)ですが、歳出が、国事業費として2,390万3,000円、都事業費として398万6,000円の合計2,788万9,000円。歳入が、10分の10補助として、国・都補助金を歳出と同額計上しております。なお、令和4年4月から9月分につきましては、令和4年度当初予算に計上しております。
 説明は以上です。


◯子育て支援課長(田中通世さん)  6ページを御覧ください。昨年12月より子育て世帯への臨時特別給付金、10万円一括給付事務を実施しているところですが、当初の基準日であります令和3年9月30日以降に、離婚等で世帯状況に変更があり、現にお子さんを養育しているにもかかわらず給付金を受け取れていない方々に対しても、この給付金の給付を実施することができるように見直しをする旨、令和4年2月7日付で内閣府より通知を受けたところでございます。
 これにより、新たな給付対象となる方々への給付事務と、当初から給付金の対象児童となっておりました令和4年3月31日までに出生した新生児への給付事務につきまして、その事務の一部を令和4年度に執行する必要があるため、繰越明許費を設定し、対応するものです。
 お手元資料、1、事業概要を御覧ください。ア、イにつきましては、当初の基準日で給付要件に該当する対象者への実施状況となっておりまして、2月末時点で給付事務がほぼ終了しております。
 ウは、新生児に対するもので、2月生まれまでの新生児に対する給付は令和3年度中に実施できる見込みで考えておりますが、主に3月出生児童を対象とする100件分につきまして繰越明許費を設定するものです。
 エが新たに給付金の対象となる部分で、これまで給付金を受け取っていないが、令和4年2月28日、新たなこの基準の時点で養育者となる方の給付30件分について、繰越明許費を設定するものです。
 繰越額につきましては、2、経費の内訳の記載のとおりですが、新たに給付の対象となる部分につきましても既定予算内での対応が可能であると試算をしております。
 本件内容につきましては、既にホームページに掲載を開始しておりまして、3月20日の広報みたかにも掲載をし、お知らせすることになっております。
 児童手当受給者の情報から、新たに給付の対象となる見込みがある世帯につきましては、既にチラシ、申請書を郵送をさせていただきました。
 引き続き丁寧な周知、適正な給付事務に努めてまいります。
 以上です。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  7ページ、ふじみ衛生組合負担金についてを御覧ください。
 1番の事業概要でございます。補正の内容でございますが、三鷹市、調布市で構成されるふじみ衛生組合の令和2年度決算が確定し、繰越金の精算によりまして分賦金の補正が行われましたので、三鷹市のふじみ衛生組合に対する負担金を減額補正いたします。
 2の経費の内訳でございます。ふじみ衛生組合に対する負担金の減額補正額は5,503万4,000円です。
 続きまして、3の補正要因になりますが、まず最初にふじみ衛生組合の令和3年度補正予算について御説明させていただきます。三鷹市、調布市の分賦金の減額の内訳ですが、分賦金は、ふじみ衛生組合規約第13条の経費の支弁の方法にありますように、ごみ処理場の経費に関する経費については、前年のごみ処理量の割合で負担する処理量割、それ以外の組合の経費については、それぞれ2分の1ずつ負担する均等割となっています。
 この規約にのっとり算出した分賦金減額の内訳は、均等割として、両市とも2,287万8,000円、処理量割は、三鷹市が8,215万6,000円、調布市が8,780万4,000円、合計で三鷹市が1億503万4,000円、調布市が1億1,068万2,000円となります。
 今回この額になりますが、令和4年度からリサイクルセンターの更新事業が本格化してまいりますので、施設整備に係る支出の平準化を図るため、ふじみ衛生組合施設整備基金条例に基づき、ふじみ衛生組合施設整備基金が設置されました。この基金への積立てについては、三鷹市、調布市、ふじみ衛生組合の3者で取り交わしましたふじみ衛生組合施設整備基金に関する覚書の中で、ふじみ衛生組合施設整備基金の原資は前年度繰越金として年間1億円を上限として積み立てることとしています。
 このことから、それぞれ5,000万ずつを施設整備基金に積み立てるため、両市で負担する分賦金の減額は1億1,571万6,000円となります。
 次に、ふじみ衛生組合繰越金の精算の主な要因です。歳入では、可燃ごみのクリーンプラザふじみへの持込み手数料が、当初予算で見込んでおりました持込み量を超える持込み量があったことから、廃棄物手数料の増が1,007万6,000円、また、諸収入として、鉄・アルミ類などの売払い収入の増や容器包装リサイクル制度による有償入札拠出金収入の増などにより、1億3,543万円の増収となりました。
 次に、歳出では、総務費関係事業費の不用額が1,273万円です。主なものとして、一般職職員の人事異動による人件費の全体での減、そのほか、広報作成委託料で差金が出たことなど、各種委託料の減によるものです。
 続きまして、リサイクルセンター関係事業費の不用額が2,839万9,000円です。主なものとして、消耗品や修繕費、光熱水費などの需用費の効率的な執行に努めたことによる需用費の減、そのほか、ごみ組成分析調査委託料など、各種委託料で差金が生じたことによる減になります。
 続きまして、クリーンプラザふじみ関係事業費の不用額が1,830万8,000円です。主な要因としては、全炉停止期間中の節電による光熱費の減、薬剤処理等委託料などによる減によるものです。
 以上のことから、ふじみ衛生組合に対する負担金を減額いたします。
 説明は以上です。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  私からは資料の8ページ、三鷹産業プラザ運営に伴う損失補填について御説明をいたします。本案件は、令和2年度に引き続き、三鷹産業プラザにおいて、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、市の公共施設に準じて施設の利用条件の制限を行った際、使用取りやめに伴い発生するキャンセル料の免除や、コワーキングスペース、サテライトオフィスといった会員施設の時短営業等に伴う会費の返還、相殺等への補填を行うものでございます。
 対象経費及び対象施設につきましては、1番のところの表を御覧いただきたいと思います。7階の会議室、ミタカフェ、サテラ三鷹というふうになっております。なお、1期棟701、702につきましては、市が中小企業基盤整備機構から賃借をし、まちづくり三鷹に使用貸借をした上でまちづくり三鷹が全ての管理運営費用を担い運営していることから、市との案分負担とし、対象経費の2分の1の補填としてございます。
 対象期間につきましては、令和3年4月25日から10月24日の部分、それから令和4年1月21日から3月31日、こちらについては見込額を含んでございます。
 3番の事業費につきましては、表のほうを御覧いただきたいと思います。
 補正予算額につきましては、870万5,000円となってございます。
 次に、9ページ目を御覧ください。牟礼研究開発センター修繕料の繰越しについてでございます。こちら、牟礼研究開発センターにつきまして、積算電力量計の更新に伴う修繕について、新型コロナウイルス感染症の影響による半導体や樹脂材料等の不足によりまして、年度内での材料調達ができず、履行期間内での修繕完了が困難となり、事業者から契約期間の延長を求める旨の申出があったため、繰越明許費を設定するものでございます。
 施設の概要につきましては、1番を御覧ください。
 2番のスケジュールですが、令和4年3月31日までの契約期間であったものを変更いたしまして、令和4年の5月31日まで延ばすという形になってございます。
 3番の補正予算額ですが、220万円を想定してございます。
 私からは以上でございます。


◯道路管理課長(山中俊介君)  私からは資料の10ページ、宮下橋架け替え事業の繰越しについて御説明いたします。
 宮下橋の架け替えに関連いたしまして、令和3年8月より架け替え工事に支障となる企業管を移設するための仮橋設置工事を実施したところです。この仮橋の設置には橋脚が必要となるため、一部樹木の伐根を行ったところですが、樹木根が地中の広範囲に広がっており、大型重機を使用した工事の継続により玉川上水ののり面が崩落するおそれがあったことから、土留め等の対策が必要となりました。このため、仮橋設置工事の全体工期が2か月程度遅れ、仮橋設置工事後に引き続き実施するガス管移設工事について年度内に完了できない見込みとなったことから、繰越明許費の設定を行うものです。
 2、スケジュール(予定)を御覧ください。仮橋設置工事については現在終了しておりまして、ガス管移設工事に着手しているところです。
 (2)、変更スケジュールにあるとおり、令和4年度についても引き続きガス管移設工事を行い、その後、他の企業管の移設工事を実施する予定となっております。
 繰越明許費についてですが、3、補正予算額に記載しております橋梁架替事業費1,660万円となります。
 私からの説明は以上です。


◯まちづくり推進担当課長(野崎昭博君)  私からは審査参考資料11ページの都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業について御説明いたします。
 初めに概要でございます。都市計画道路3・4・7号(連雀通り)の整備につきましては、三鷹市八幡前交差点から下連雀七丁目交差点付近までの約235メートルの区間におきまして、東京都と協定を締結しております第三次みちづくり・まちづくりパートナー事業を活用しながら取組を進めているところでございます。
 令和3年8月にボックスカルバートの撤去工事が完了しまして、その後、北側拡幅部分における電線共同溝及び街路築造工事の着手を予定しておりましたが、隣接する下連雀七丁目交差点付近から狐久保交差点付近までの東京都の施行区間におきまして交差点付近の歩道の幅員を変更するといった内容の設計変更が行われることとなりました。両区間は連続する同一路線であることから、市もこれまで準備を進めてきました設計の内容を東京都の変更内容に合わせて修正するとともに、スケジュールを見直す必要が生じたところです。その結果、令和3年度中に予定しておりました工事の契約ができない見込みとなったことから、令和3年度予算に計上しておりました工事前払い金相当額等につきまして減額補正を行うものでございます。
 次に、今後のスケジュールでございますが、令和4年度当初から工事の発注手続に入りまして、令和4年6月に契約を締結し、令和5年7月に北側拡幅部分の工事を完了させる予定でございます。
 次に、補正予算額でございます。歳入につきましては、東京都が協定に基づき負担する予定でありました電線共同溝の工事に係る分の費用としまして5,711万2,000円、歳出につきましては、電線共同溝及び街路築造工事の前払い金相当額として計上しておりました8,712万円をそれぞれ減額するものでございます。
 なお、最後に、残りの工事費用としまして、令和4年度に債務負担を設定しておりました1億3,068万円につきましても、併せて廃止をするものでございます。
 説明は以上です。


◯総務課長(宮崎 治君)  私のほうからは12ページの川上郷自然の村の運営支援について御説明を申し上げます。
 まず、1の事業概要ですけれども、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、緊急事態宣言、それからまん延防止等重点措置が発布されまして、それに伴い、令和3年4月25日から9月30日までと令和4年1月21日以降の期間につきまして、川上郷自然の村が臨時休業となり、利用者数の減少等により、さらなる影響が生じているため、当初予算に計上していた運営支援交付金を増額して、指定管理者による安定的な施設運営の継続を支援するというものでございます。
 2の内容です。こちらは、本年度末まで休業することを想定して算定しております。(1)にありますように、年間利用者数の見込みにつきましては、一般利用者の大幅減、それから市立学校の自然教室の大幅減となることを見込んでおります。合計8,361人の減を見込んでおります。
 また、年間収支見込みにつきましては、(2)にありますとおり、利用者数の減に伴いまして、利用料金や食事料収入等の収入が減となり、決算見込みの合計につきましては、8,737万1,000円。こちらの数字には、既に支出済みの当初予算で計上されておりました運営支援交付金の662万9,000円を含んでおります。
 一方で、支出につきましても、食材購入費などが減となり、同じく決算見込額が9,491万円となることから、3の経費にありますように、不足分である753万9,000円を運営支援交付金として計上するというものでございます。
 私からは以上です。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  13ページ、大沢野川グラウンドの復旧事業についてでございます。
 1番の内容ですが、当初、余裕期間制度を活用しまして令和3年度中に契約を締結しまして、令和4年4月から復旧工事に着手、そして令和5年1月からの利用開始を予定しておりました。工事手法の変更が必要となったことから、スケジュールを見直しまして、令和5年4月下旬以降の利用開始に向けて令和4年7月から工事に着手することとしたものでございます。これに伴いまして、令和3年度中の契約締結に至らないことから、債務負担行為を廃止するものでございます。
 なお、この工事手法の変更でございますけれども、野球場のネットを設置する工事の方法を、当初三鷹市は野球場のネットの支柱を設置するために大型クレーンによりましてグラウンド面へ重機をつり下ろす工法としておりましたが、突発的な河川水の流入時に、確実に重機等を避難できるよう、仮設用道路を設置する方法に変更するものでございます。
 次の2番の復旧事業の概要、工事対象施設、そして復旧工事の主な内容については、変更等はございません。
 次のページの3番目のスケジュールですが、3か月後ろ倒すようなスケジュールに変更となっております。
 4の補正予算の内容でございますが、欄外米印に記載してございます東京都からの復旧補償費7億円を財源とする枠組みについては、変更はございません。
 以上でございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございました。市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。御丁寧に御説明いただきましたので、大部分は分かったんですが、幾つか質問させていただきたいと思うんですけども、最初のふるさと納税を活用した三鷹市立アニメーション美術館の運営支援ということで、決算見込額は入っているんですけど、寄附金に対するシステムサービス利用料、比率が予算と違うので、これは金額ではなくて、件数によってこれが変わるのかなと思うんですが、まだ確定していないのか、件数が載っていないので、例えば多いとサービス利用料が安くなるとか、少ないと高くなるとか、何かそういうことがあるのかどうか。金額に対する比率からいうと、6月補正は14%ぐらいなのが今回8%ぐらいで済んでいるということだと、多分件数に比例していくのかなと思うんですが、その辺を教えていただきたいと思います。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  2社あるんですが、それぞれパーセンテージは違うんですが、結論から申し上げますと、件数に連動するような形で決まっているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  例えば、件数が多くなると1件当たりの利用料が安くなるとか、そういうことはないんでしょうか。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  あくまで件数でやっています。金額と件数でやっていますので、金額が多くなって安くなるという効果はないところでございます。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  若干補足を申し上げます。今回、システムサービス利用料については、6月補正では一定割合ということで、従量的な利用料を見込んでいたところですけれども、それが基本プランというような形でトラストバンクのほうで用意されているメニューですけれども、今回コロナ対応というようなことで、低廉な応援プラン適用の配慮がなされるというような情報がございましたので、その関係でちょっと決算見込みでは割合が少し減っていると、そんな状況でございます。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。応援プランということで、金額ベースの比率でいうと6%ぐらい安くなったのが──その辺も含んで件数ということでありましたけど、あったのかなということで、それはよかったのかあれですけども、分かりました。
 次が保育士等の処遇改善の実施についてなんですけども、対象施設のところに──企業主導型保育施設というのもこの取組というのが扱われるんだと思っていたんですが、ここにないということは、例えば内閣府と直接やるので、三鷹市を通らないからここに入っていないというような理解でいいんでしょうか。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  企業主導型につきましては、一応国から直接補助するという情報は得ております。ただ、詳細はちょっとまだ聞いておりませんけれども。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。ちょっと調べた中では、内閣府から詳細が示され次第、お示ししますと。以後更新されていないので、まだ示されていないという、じゃあ、これがそのままになっているということで。ただ、あれですかね、3%、9,000円というのは大体そのぐらい、同等額がということでよろしいんでしょうか。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  企業主導型につきましても、国の補正内容と同じような形でやるということで、月額9,000円で実施するかと思っております。


◯委員(寺井 均君)  分かりました。ありがとうございます。
 あとは、都市計画道路3・4・7号(連雀通り)整備事業ということで、今回、隣接する東京都施行区間の設計変更ということで、今の時点でこの交差点付近の歩道の幅員の変更というのは、どういう背景といいますか、どういう理由があったのか、ちょっと教えていただけますか。


◯まちづくり推進担当課長(野崎昭博君)  東京都の施行区間の交差点付近の、交差点部の歩道の幅員につきまして、当初予定した設計の幅員の幅があるんですけれども、商店街ということもございまして、歩行者のより安全な歩行空間の確保ということで、その歩道の幅を少し広げるといったところが設計の内容の変更となっております。
 当初2.5メートルの幅の幅員が3メートルに、50センチ広がるといった内容になっております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。交差点付近でということで、何でこれが当初そういうあれになっていなかったのかということはありますが、分かりました。
 大沢野川グラウンドの復旧事業についての工事手法の変更、これは分かりました。仮設用道路を設置するということなんですが、すいません、13ページに入っている地図といいますか、平面図のどの辺に仮設用道路というのが設置されるのかというのは分かりますでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この図面を御覧いただきますと、サッカー場がございまして、サッカー場の左側に沿うように──一番下にございます通りが大沢グラウンド通りになりまして、ここから、ちょっと分かりにくいんですが、一番左側が斜路になっておりまして、この駐車場、テニスコートのほうに車、自転車、歩行者が下りていける斜路になってございます。ここの駐車場までは通常の施設の斜路を使って下りれるんですけども、その後、この斜路に沿うように、逆にこの駐車場からサッカー場に下りてくるような形で仮設用道路を設置するというようなイメージでございます。


◯委員(寺井 均君)  この図面でいうと、左側のところにこういう形でできるということですね。分かりました。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  次の質問者。


◯委員(池田有也君)  では、幾つか質問させていただきます。まず最初にふるさと納税を活用したアニメーション美術館の運営支援について伺います。今回、予想よりも多くの寄附があったということで、非常によかったなと思っているところですが、この寄附が増えて、ジブリ美術館のほうにまた交付金という形で出すに当たって、先方、美術館側のほうと、今後、例えば美術館の運営支援に限らず、三鷹市自体へのふるさと納税への協力というのも今後検討できないかというふうな交渉とかというのはできているのかどうか教えていただきたいなと思います。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  今回のこのふるさと納税に関しましては、ジブリさんへ運営支援交付金という形で支援をするためのふるさと納税ということで、必要経費を控除した金額をジブリさんへお渡しをするということになっております。
 今質問委員おっしゃいましたとおり、三鷹市そのものへのふるさと納税への協力ということも以前から課題となっておりまして、それが課題となっているということは、スタジオジブリさん、それからジブリ美術館の指定管理者である財団とも共有をしているところでございます。
 以前から例に出させていただいておりますとおり、宮崎 駿監督に描いていただいているPokiをこの間、キャラクターとして大切にはしてまいりましたけれども、やはりここでいま一度Pokiに大活躍をしてもらうというような道筋を今つけようとして、新年度予算にも新たなアイデアを盛り込ませていただいているところでございます。新年度予算に盛り込ませていただいているアイデアにつきましても、財団やスタジオジブリさんの協力の下でないとできないプランでございますので、今後に期待をしていただければと思っております。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。ぜひその方向で進めていっていただければと思います。
 続きまして、保育士等の処遇改善の実施について伺います。この対象事業者さんからの申請、また支給方法というのはどういうふうな形で行われるのか。なるべく事業者の方の負担がないような方法がいいと思いますけれども、その辺りの仕組みがどうなるのか、教えていただきたいと思います。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  申請につきまして、これから実施しますけれども、極力負担の少ないよう、申請書の様式ですとか、そういったところはこちらのほうで作成した上で、しっかり事業周知を図りながら実施していきたいと考えております。


◯委員(池田有也君)  分かりました。これからということでございますね。やはり関係する団体の方とよく要望とか、お話しするときに、できれば電子化された申請方法などでやっていただけるとすごく助かるという話も聞いていますので、そういったことも検討して進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、子育て世帯への臨時特別給付金について伺います。こちら、事業概要のウに当たる方のところで、3月に生まれるであろう方が大体100人ぐらいということでございましたが、このウのところの方々については、アはプッシュ型ですけど、ウは、これはプッシュ型ではない感じですか。


◯子育て支援課長(田中通世さん)  こちらは申請書を御用意しておりましての申請になります。出生届を出していただきますと、児童手当の申請と、あと公務員さんでありましても、マル乳、乳幼児医療証の申請ということで、市役所か市政窓口で御申請いただく。その際に、併せまして御申請をいただく。市政窓口などでその申請がなかった場合でも、こちらのほうから申請書を速やかにお送りして受付ができるように準備しております。


◯委員(池田有也君)  よく分かりました。ありがとうございます。やはり漏れがないように、ちょっとその辺り心配だったんですけれども、先ほどの御説明を聞きましたら、その方法であれば、かなり丁寧な対応だと思いますので、引き続きそういった方向でよろしくお願いいたします。
 次に、ふじみ衛生組合の負担金のところについて伺います。今回の要因について、ページの下のほうになりますけれども、可燃ごみ持込み量が増えていることによる手数料の増がある一方で、歳出のほうで人件費などが減になっているというところで、ごみの量が増えると人件費とかも増えるのかなというふうにも思うんですけれども、その辺りがどうしてこうなるのかなというのがちょっと疑問に思ったんですが、その辺り、どうなのでしょうか、教えていただければと思います。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  そうですね、ごみ量につきましては、令和2年度は、コロナ禍において、持込みごみについては、事業系の一般廃棄物ということで、許可業者による持込みなのですが、こちらについては、事業があまり進まなかったということでごみ量としては少なくなっているところなんですが、こちらの人件費につきましては、職員の異動によるもので、リサイクルセンターや衛生組合での作業をする人たちの人件費ではないものですから、ちょっとごみの量と人件費との関係性についてはつながってこないかなと思っております。


◯委員(池田有也君)  分かりました。そういうことであれば、別のことなんだなということで、分けて考えているということで、分かりました。
 あと、今回のコロナの影響等でごみが増えていっているというふうな話とかもよく報道なんかでありますけれども、そうしたこと、今回影響はあったかどうか教えていただきたいなと思います。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  そうですね、ごみ量につきましては、令和2年度は確かに増えておりまして、これによる影響ということになりますと、ふじみ衛生組合の運営に当たっては、処理等に大きな影響は出ていないというのが現状であります。


◯委員(池田有也君)  分かりました。当初に比べたらもう落ち着いてきているのかなということで理解いたしました。ありがとうございます。
 次に、産業プラザの運営に伴う損失補填について伺います。やはり緊急事態宣言、またまん防の措置がある期間ということでのことですけれども、2番の期間じゃないとき、緊急事態宣言もなく、まん防も行われてない時期もありますが、そういった時期と宣言発令中の時期とでは利用者数については変化が大きくあったのかどうかという点を教えていただきたいなと思います。お願いします。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  時期的な変化等もあるので一概にちょっと比較というのはできないんですけれども、当然宣言等がない時期につきましては、かなり活発に御利用いただいておりまして、宣言等が出ているときには、予約いただいていたものがどんどんキャンセルされていくというような形での推移でございます。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。また、一方で、多くの方に、例えばまん防の期間中であっても安心して御利用いただくためのPRというか、こういうふうにちゃんと対策していますよというのが分かるようなPRであったり、そうした経営努力などについては行われているのかどうか、教えていただきたいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  やはり使われる方で心配される方も多いので、当然その間の利用申請をいただいたときに、マスクの着用ですとか、エチケットの励行ですとか、消毒液のこと、また飲食についての制限等々について、全申請者に対してきちっと説明しているという形になります。
 以上でございます。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。やはりこれからウイズコロナの時代になっていくと思いますので、引き続きそういった感染症対策、丁寧に実施して進めていっていただきたいと思います。お願いします。
 続きまして、川上郷自然の村の運営支援について伺います。この2の内容のところの年間利用者数の見込みなんですけれども、当初計画のこの数字というのは例年平均でしょうか、それとも前年実績とかで出しているのでしょうか、その辺りを教えていただきたいと思います。


◯総務課長(宮崎 治君)  当初計画の一般利用者8,000人というのは、通常ですと1万人を計画にしているんですが、このときはコロナの影響があったということで、8,000人というふうにさせていただいたものでございます。


◯委員(池田有也君)  分かりました。当初から、じゃあ、コロナの影響は多少あるんだなということを織り込んだ上での計画ということで理解をいたしました。
 また、前回も同様の質問をさせていただきましたが、単純に足りなかった分を交付するだけというんじゃなく、さらなるウイズコロナを見込んだ経営努力を求めていくことも大切だと思いますが、その辺りについてどのような取組をされているか教えていただきたいと思います。


◯総務課長(宮崎 治君)  コロナ対策といたしましては、当然一般的な話なんですけども、例えばアクリル板を置くとか、それから食事のときに同じ方向を向くとか、そういったことを徹底しておりまして、独自のガイドラインを設けまして、そちらで対応しているというところでございます。
 そのほかに集客を増やすということも必要だと思いますので、そちらにつきましては、いろんなところにPRをしているんですけども、例えば、閉館が見込まれるような施設の団体に案内文を送ったりもしております。
 以上でございます。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。できることから進めて、なるべく利用いただけるような形を目指していっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 次に、大沢野川グラウンドの復旧事業について伺います。これで今回ちょっとスケジュールが後ろのほうにずれるということで、利用団体の方々も気にされている方も多いと思いますけれども、そういった主な利用団体の方々への周知というものをどういうふうに行っていくのか、その方針について伺いたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  主な利用団体、特に、かつて大沢野川グラウンドで優先利用をしていた団体に対しましては、ここのところで、3月の初旬に3か月遅れる旨の文書での御案内をさせていただきました。幾つかの団体から反応もございまして、おおむね致し方がないというような御理解をいただいているところでございます。
 今回、まん延防止措置期間ということもございまして、説明会等を開催しない形でのお断りもさせていただきましたが、実施設計が済みまして、しっかりとした工事に着手する段階になりましたら、また説明会等を御案内させていただきますというような旨の記載をさせていただいておりますので、丁寧に対応してまいりたいというふうに考えております。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。ぜひ周知のほう、丁寧にされること、方針も分かりましたので、御理解いただけるような形で周知をしていっていただければと思います。お願いいたします。
 最後に、介護サービス事業特別会計で伺います。今回、はなかいどうの介護サービス費の収入の減少について伺いますが、この減少の理由というのは、やはりコロナによる利用控えが続いているのかなというふうに思うんですが、その辺りの確認をさせていただきたいと思います。


◯高齢者支援課長(大高俊彦君)  委員おっしゃるとおり、コロナによる利用者の利用が控えられているというのが主な原因だというふうに、こちらのほうでは分析しております。


◯委員(池田有也君)  やはり続いているということで。また、クラスター対策など、やっぱり心配な方も多いと思いますが、施設のほうでも対策して、安心して御利用いただけるような工夫、また、そうしたことをやっていますよというPRについてどのように行っているか教えていただきたいと思います。


◯高齢者支援課長(大高俊彦君)  一般的なことになるかもしれませんけれども、利用者様に対してはこのようなことをしておりますと、衛生対策ですとか、安全対策。あと、ホームページにも、これから利用されるというような方に対しても、このような対策をしていますというのを掲載しております。そのような形で周知を図っているところです。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。やはり専門家の方とかの話を聞いても、基本的な感染症対策が一番大切という話ですので、引き続きその方向で進めていっていただければと思います。
 以上で質問を終わります。


◯委員長(高谷真一朗君)  CO2濃度も高止まりをしていることですので、この際しばらく休憩をいたします。
                  午前10時38分 休憩


                  午前10時48分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
 委員からの質疑をお願いいたします。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、よろしくお願いいたします。すいません、この補正予算の総括表で順次やらせていただきたいと思います。総括表の4ページですね。ここはね、3ページ、4ページは割と関係が合っているので、それはそのままでやりたいと思いますが、なので、最初にアニメーション美術館ですね。参考資料の3ページですけれども、今、質疑ありましたけども、今回のふるさと納税、全国から、あるいは海外も含めていただきました。これ、寄附元の、つまり、これって結局、寄附されたところの住民税を、市税をうちにいただくというふうな制度ですからね、そちらの寄附されたところの地域って、それなりに何か傾向があるというふうに見えるのか、そういうことは全くシステムとしては分からないのか、海外からの分は円建てでちゃんと入ってきているのかということをまず確認したいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  寄附をいただいた地域というところかと思いますが、国内については、一応どの地域からというのは、お住まいの地区を入れていただきますので、分かります。すいません、ちょっと傾向について、詳細の資料が今、手元にございませんけれども、言わば全国から、日本全国からいただいているものというふうに承知をしているところでございます。
 あと、海外の関係でございますけれども、こちらは円建てで寄附をいただいております。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。ドル建てだと、またそのときで変動したりとか、またそれで費用がかかったりしてしまうので、それはそれでいいと思います。
 今回、これで取りあえずこの事業は終了という理解でいいのか。来年度の継続とか、今後の継続とか、つまり、修繕積立金不足というのはこれでは全然充当できないような金額だったと思うので、そういうようなことの今後の方向性ってあるのかというのと、もう一つ、各年度の修繕費にも充当することができるという、この使い方ですけれども、ハードの、物理的な建物の修繕というだけなのか、ジブリさん、結構展示品を毎年度作り替える展示の費用もかなりかかっていて、でも、それがあるからこそリピーターで来てくださるというふうなことがあったと思います。そういうようなところにも充てられるというふうな、この修繕費の考え方、どうなっているかを確認したいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  おっしゃるとおり、運営状況としては、今後の大規模修繕等のための積立金、多く取り崩している状況もございます。来年度についても同様の枠組みについて継続をして実施をしたいということで美術館のほうと調整をしておりまして、当初予算のほうにその旨の内容の計上をさせていただいているというところでございます。
 後段のほうの修繕費というところでございますけれども、今回の交付金については、建物、設備、また展示も含めた修繕費について充当できるものというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  お金がなくてやりたい展示ができないというふうなことでは、ジブリのよさが損なわれる可能性もあるので、そこは対応してもらえるといいなと思います。継続は継続ということで、今後については、また今後のところで別のところの議論になると思うので、分かりました。
 そしたら、次は中心市街地ですね。中心市街地活性化事業、まち鷹で、これは、だから、参考資料の8ページになりますね。今お話もありましたけども、1つは会議室のキャンセルと。キャンセル、つまり、利用制限をしてこの時間帯使えませんよということが、施設側の責任においてのキャンセルだったのか、利用控え、いやいや、こんな状態だからやっぱり会議できませんよねというふうなことで利用者側のキャンセルというふうなことだったのか、その両方なのかということと、もう一つは、コワーキングスペースとか、サテライトオフィスって、本来仕事に活用していただきたいというふうなことが、施設側が閉鎖をするとふうなことだったのかどうかというのをちょっと確認したいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  会議室のほうは、今回閉鎖というのはしてございませんので、時間が短くなるとか、あと、会食は避けてほしいとか、そういったような理由の中でのキャンセルということ、それから、時期的に利用者の方がやはりこういうときに集まるのはどうかという判断の中でのキャンセルという、両方あるかと思います。
 また、サテライトオフィスとコワーキングスペースのほうですけれども、こちらも利用閉鎖という形にはしておりませんので、例えば時間制限とか、早めに閉めるようなときに、その割合に応じて会費を割り引くとか、次の月に回すとか、そういった形で対応した部分というふうに御理解いただけたらと思います。


◯委員(野村羊子さん)  はい、分かりました。特に仕事に関わることで、飲食に関わらないことは、本来はその時間のね、ちゃんと仕事ができるように保障するというふうなことじゃないと、せっかくやっている意味がないというふうに思います。それは、でも、一応使えなかった部分をちゃんと対応するというふうなことでは、利用者目線で対応していただいたと思うので、それはそれでよかったかなと思います。そこそこの金額、仕方がないのかなと思いました。
 川上郷自然の村ですね。川上郷自然の村、これ、参考資料12ページになりますが、先ほど幾つか話がありましたが、これ、マイナスの金額をある意味で実費で補償しましょうというふうな考え方だと思うので、それはそれでいいんですけども、やはりコロナの対応で利用がされないというふうなことになるということで、コロナ対応の事業者向けの助成金、コロナ雇用調整とか、事業支援とか、そういうようなものというのは、ここで使うとか、補填するというようなことはなかったのかというのは、可能だったか否かも含めて教えていただければと思います。


◯総務課長(宮崎 治君)  雇用調整の助成金は、多分、恐らく該当しないふうに思っておりまして、こちらでは活用しておりません。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  はい、分かりました。該当しないということですね。
 結果的に、自然教室、実績で、当初の見込みより2,600人、これぐらいの人数が使えない、使わないというふうなことになるということですけども、これ、実際に三鷹の小・中学生が行くというふうな話だったと思うんですけども、やっぱり結局、去年、今年、昨年度、今年度と合わせて自然教室に行けなかった子どもたちというのは出てしまっているのかどうかというのは分かるでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  おっしゃるとおり、昨年でいいますと、今年もそうですけど、小学校の自然教室については実施ができましたので、だから、今の中学1年生と小学校6年生は自然教室には行けています。ただ、中学に関しては、昨年度は実施できませんでしたので、ですから、今の中学3年生は行っておりません。で、今の中学2年生、今年度ですけれども、当初は1月の実施予定でしたが、まん延防止措置の関係で、今、3月に延期をしております。ただ、ここで、またそれが21日まで延長されるという報道というか、昨日、政府のほうの方針で、今日も午前中、分科会のほうでそれを了承されたというニュースが出ていますけども、そういう関係でいいますと、恐らくというか、この後ですけれども、施設のほうも恐らく閉めざるを得ない。東京都が人流抑制で都県境をまたぐ人の移動というのは控えなさいということになれば、当然施設のほうも、それから自然教室のほうの実施も困難かなと考えていますので、そうしますと、今の中学2年生も自然教室には行けないということになります。
 加えて、修学旅行も3月のほうに今延期をしておりますけれども、これについても、この後の判断になりますが、恐らく実施は難しいということで、今の中学3年生については、2年生のときの自然教室、3年生の修学旅行についても行けないということで、大変残念な状況になっているというところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  本当に残念──残念というか、やっぱり本当、子どもたちの学ぶタイミングとか、そういうようなことがあるので、もし何らかの形で、それこそ春休みに何かね、川上郷自然の村、例えばまん防が明けて、最後の春休み中の1週間ちょっと使えますよみたいなね、そういうグループで行くとか、何かそういうようなことでも検討ができるといいなと。つまり、一応今3月末まで閉めて──閉めてというか、制限がかかってというふうな予定で決算見込みを出していますけども、やっぱり何らかの形でその子たちが使えるような、何かそういう体験ができるようなことが考えられるといいなと思います。これはちょっと課が替わっちゃうので、これ以上聞きませんけども、やっぱりそこを本当に保障していっていただきたいなというふうに思います。
 それと、川上郷について、併せて、総括表の8ページの教育費の川上郷自然の村改修事業費の減ということで、設備工事の繰越しというふうなことがあります。先ほどちょっと説明があったと思いますが、これは、だから、この分が当初予算にのっているということか、あるいは年度が替わった6月に補正予算になるというふうな、どういう扱いになるのかということを確認したいと思います。


◯総務課長(宮崎 治君)  令和4年度に、また改めて当初予算に計上するということになっております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  はい、分かりました。工事、事業そのものは滞りなく進められると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 じゃあ、次に、ちょっと併せて確認しますけど、介護サービス事業への繰り出しですけども、これ、先ほどの運営費の増とかも合わせてですけども、コロナ対策の臨時創生交付金を財源として充てているのかというのを、このところ全部ですよね、中心市街地の分と川上郷自然の村の分とこの繰り出しの分と合わせて全部、3ページの下の国庫支出金、これが財源として充たっているかどうかというのを確認したいと思います。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  この新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金なんですが、比較的使途が緩やかな交付金なんですが、ただ一定の制約がございまして、実額の損失補填、例えば収支の差額をそのまま補填するような形には充ててはいけないといったような形の制約がございまして、今回の今御指摘のあったところの財源にはなっていないところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。ずるいね、とか言って。やっぱりちゃんと、やっぱり実際の損額をきちっと充てるということはとても日常的な財政としては重要なのにと。残念です。
 次です。4ページ、総務費、基幹システム関係費の増ですね。これ、参考資料がなかったんですが、マイナポータルを活用した引っ越しワンストップサービスの導入っていうふうなことで、なぜ参考資料がないのかなというのが1つありますが、この引っ越しワンストップサービス、国のほうで今進めているもので、三鷹市が手を挙げて、サービス検証の検討会、現地検証に参加したということだと思うんです。それでいいのかどうか。具体的に、昨年8月に検討会をし、11月に現地検証し、12月に第2回の検討会をして、成果を3月末に取りまとめるとされています。三鷹市として具体的に何をやったのか。この手を挙げた分が、だから入ってきたというふうなことの理解でいいかということを確認したいと思います。


◯市民課長(田中博文君)  まず、今回の検討会と現地検証の参加につきましては、全国的に募集がありまして、デジタル庁からの募集があった中で、まず市民課の中で協議をし、市民部で協議した中で、ぜひ、全国的に一斉に導入される引っ越しワンストップサービスについて現場からの意見を、また三鷹市の現状も含めて提案をしていきたいということから、今回手を挙げさせていただきました。
 2回の検討会につきましては、18の現地検証の団体以外に、検討会だけのみ参加する13団体がありまして、31団体で、デジタル庁、総務省を含めて協議をさせていただきながら、現場での意見を言わせていただいております。
 現地検証におきましては、18団体行っている中で、三鷹市におきましては、総務省とデジタル庁、またコンサルの事業者を含めて15人程度が三鷹市役所のほうまで来まして、一定のシミュレーションをした中で、現場での課題──国で考えている運用等について、現場ではこういう課題がある、またこういうデータがないといけないというところも含めて、また市民目線で、これをスタートしたときにどういうようなサービスでなければいけないのか、その辺りのことについて現場のほうから積極的に意見を言わせていただいて、3月にまとめられる意見のところでは三鷹の意見も大いに反映をされているというふうに思っております。
 今回の148万5,000円につきましては、システムの改修の経費になります。三鷹につきましては、人口割で693万円が上限になりますけども、事業者との協議の中で、システム改修の必要な経費として148万5,000円が、見積りが出ましたので、その金額を計上させていただいているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  ありがとうございます。システム改修費ということですけれども、この改修は今回だけのもので、この実証実験というか、この検証が終わると元に戻すものなのか。それとも、この先、今言ったように全国一斉導入というふうな話になりますけども、そのときまで置いといて状況を見ておくとか、あるいは、今後継続してこの検証が続くのかというふうなことを確認したいと思います。


◯市民課長(田中博文君)  まず、今回の予算の計上につきましては、全国全ての自治体がシステム業者と見積り合わせをしながら計上しているところですが、人口割に応じた形での上限額がありますので、その範囲の中での計上となってございます。今回、令和3年度で補正予算を組ませていただいて、実際の改修につきましては令和4年度になりますので、繰越明許という形になってございます。
 令和4年度末までにこの制度がスタートしますので、ここで一度改修をすれば、その改修の結果のシステムの状況で運用していくようになりますので、改めて随時改修をしていくようなということは、国も、また私ども自治体も想定をしているところではございません。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  今回の改修が、だから今後使う引っ越しワンストップサービスの基本的な改修だというふうなことですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 はい、分かりました。この程度の金額でできるというのは大丈夫なのかみたいな、一方で。つまりね、これ、調べました。さっきも言っているように調べまして、いろいろ、いろんなところを見させていただいて、結局、利用する人は一旦民間事業者のポータル事業者に情報登録をし、そこから自治体なり、水光熱費とか、インフラとか、いろんなところに持っていくというふうなことになっているんですよね。自治体のほうはマイナポータルを経由して、その情報を連携するんだというふうな話になっているんですけども、だから、利用者の情報は一旦民間事業者のポータル事業者のところに入るというふうなことで、そういうことで本当に個人情報的に大丈夫なのかというふうなことは、私はとっても心配なんですね。その辺について検討会のほうで、ポータルサイトの事業者が収集した個人情報──現実には、だって、住所、氏名、その世帯全員の年齢も含め、さらにそこに水光熱費や電話なんかの通信インフラなんかの契約番号も入ってひもづけされて、じゃないと手続はいかないわけですからね。年金とか、国民年金とか、健康保険とか、そういうところまで一緒に全部ついたら物すごい情報じゃないですか。それを本当に──個人情報的に大丈夫なのか、いつまでこの情報をそこが持つのか、手続が終わったらちゃんと消去されるのかというふうな、個人情報の流出に関して自治体側としてどこまで市民の皆さんに保障できるのか、担保できるのかというふうなこと、その辺についてはどういうふうな話になっていたかというのは分かりますか。


◯市民課長(田中博文君)  まず、経費のところにつきましては、事業者、東京自治体クラウドのジーシーシーとの協議の中で、事前に確認はしておりませんが、立川、日野市も含めて1つのシステムの改修になりますので、各団体から同じような予算を計上されていると思いますので、単体での140万円というよりも、3市で掛ける3ということで考えれば、一定の人口規模の予算の枠上限近く、改修経費にかかるのかなというふうに思っております。
 今回の引っ越しワンストップサービスの全体像としましては、引っ越しに伴う民間の手続というのは多数ありますので、そこまで将来的に考えているというのは私どもも把握はしておりますが、今回の検証につきましては、あくまでもマイナポータルを通じて、自治体での引っ越し、転出・転居、また転入予約に関連するところの範囲に限っての検証になっておりますので、実際には民間事業者が運営する引っ越しのポータルについては、今回の検証の対象外になっておりますので、その点のところについては、実際には詳しく協議はされておりません。安全性につきまして、これまでの答弁にもありますように、一定のマイナンバーカードの安全性、また三層分離等の考え方から、担保されているというふうに私どもは認識をしているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  今回の検証は、だから、マイナポータルと自治体、だから三鷹でいえば自治体クラウドというかね、のところで対応してというふうなことだというのは分かりましたが、構想は、それだけではなくて、今後どんどん動いていくと。本当に市民の安全をどう確保するかということは、今後とても重要なことだと思います。今の状態で進めていくことで、本当に個人情報が守られるのかというのは、私はとっても心配だと思います。今の検証とはまたちょっとずれてくるので、でも、やっぱりこの制度そのものがすごく安易に、拙速に進められているように私には思うというふうなことを言っときます。非常に危ういと思います。
 では、次に行きます。住民税非課税の臨時特別給付金、受付事務の委託料の増ですけれども、全体でこれ──これもあれがないんですよね。これは6ページだ。違う、6ページは子育て世帯だよね。だから、これ前の──やっぱり12月補正だったかな、でやって、基本的には終わっていて、家計急変だけ残っているんでしたっけね。なので、非課税世帯について、繰越明許で結構な金額を出していますが、これ、既に給付で執行してしまったものはマイナスにはならないんだろうかと。4ページのところで来年度分の事務経費をあれして、それを上乗せして、繰越明許で来年度に持っていくというのは分かりますけども、実際のこの金額、最終的に補正後は25億と843万3,000円になりますけども、もう既に給付して、これ使ってしまっている金額というのは入っていないのかというのをちょっと再度確認したいと思います。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  これ、予算計上の考え方になるのかなというふうに思っています。12月補正のときは、24億6,690万円という限度額を設定しました。これは家計急変世帯も入った給付金の総額でございます。これは年度の分けが定かでないので、あくまで限度額としてお示ししたところです。
 委員お尋ねのとおり、じゃあ、この余った分等をどういう取扱いとするのかというところと今回の補正の関係なんですが、例えば、今回かかる部分から余った分を差し引くと、非常に複雑になるのかなというふうに捉えています。ですので、今回は4月以降にかかる事務経費、これをまず歳出で計上すると。それを限度額と設定すると。実際に繰り越す額については、また3月で締めて、6月の議会で報告する。その金額については、実際に繰り越した額ということなので、予算計上の簡素化というか、分かりやすさの観点から、給付金と4月以降の事務費という形で切り分けて計上したところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  考え方は分かりました。だから、実際にはもう既に動いているお金があるけども、それをやると、またその分の補正も必要になってくるということだよね。事業費として補正が必要になり──というふうなことで、そこは決算見込みというか、ある程度の見込みがきっちり出たところで、6月でやりたいと。それは考え方は分かりました。現実に、本当に丁寧にこれ、対応していっていただきたいと思います。
 じゃあ、次は保育士の処遇改善ですね。保育士の件に関しては、国が言ってきたので、対応します。先ほども何か話がありましたが、1つは、これ、公設公営も対象にするって国は言っているんですけども、それはなぜ今回入らないのかということを再度確認したいと思います。まずそこをお願いします。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  この総括表の4ページの一番下、公設公営保育園運営事業費、月額職員報酬、時間額職員報酬、こちらで計上して、公設公営については計上しております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  だから、正規は入らないということですね。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  正規について、三鷹市の場合、今回の処遇改善ということで引上げは行わないものでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  これ、公務員は公務員の給与表に従っていくのでというふうなことで、全国的にも──ただ、これ入れる、入れないでやっぱり若干自治体によって分かれているところがあるように思うんです。入れないという、つまり、単に公務員として給与表の中で対応しているからというだけの理由だということでいいのかというのをもう一回確認します。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  給料表に入っているから上げないというだけではなくて、総合的に考えまして、保育士の市の職員はいろんな部署でも働いておりますので、保育園に勤務する職員だけを上げるというものではないので、そもそも人事院勧告に基づいて公務員の給料が決まっているということからも踏まえまして、上げないという判断をしております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  近隣の私立保育園等、あるいは、そういうところと比較をして、やっぱり公設は給与が高いというふうに判断できるので上げないと言っている自治体もあって、どう考えるかというのはあるんですけども、いや、低いほうに合わせるのはおかしいだろうと私は思うので。今回、低いんだから上げろと言っている、国はね。そこを考えたときに、ちゃんと保育士の処遇改善をしていかないと、より一層の保育士が不足する、補充できないというふうなことが起こるんじゃないかって、そういう心配をしているんです。近隣保育園とある意味では争奪戦になっているというところもあると思います。そういう件に関して、この処遇改善が公設に対してもきちっとあったほうがいいんじゃないかと思ったんだけども、それについてはどう思いますか。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  今、処遇のことでおっしゃいましたが、いわゆるお給料、給料の面だけでの処遇ではございませんので、働きがいとか、いろんな業務を踏まえての保育士の確保でございますので、そういった面では、今回引上げは考えておりません。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  三鷹市の処遇はそれなりにちゃんとしているんだということを、給与だけじゃないんだということをちゃんとPRして、保育士確保に努めていただきたいと思います。
 それで、もう一つ、保育士だけではなくて、調理とか、事務とか、用務とか、そういうところまでやるんだというふうな、入るんだよって話になっていますけども、それはちゃんと入っていますか。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  今回の処遇改善につきましては、施設で働く職員全てが対象となっておりますので、調理師、栄養士等、全て対象となっております。


◯委員(野村羊子さん)  私立保育園についてもそのようなことでちゃんと対応しているのかということの確認とか、指導というか、何かそういうことはできていますでしょうか。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  国のほうから、基本的にこれは処遇改善を実施した後に、賃金規定、それから賃金台帳とかも確認するというスキームになっておりますので、その辺の処遇改善がしっかり行われたかどうかは、しっかり確認していきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  それなりに事務手続がまた増えますが、ちょっと大変でしょうが、ちゃんとやっていただければと思います。
 それともう一つ、学童保育所指導員とか、社会的養護──だから、それは社会的養護の中にこの人たち、児童福祉施設とかが入っているのか。もう一つ、もともとこの処遇改善は、介護、障がい施設等々の人たちも入っています。その人たちについてはどこかで対応しているんでしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長・旧どんぐり山施設利活用担当部長(馬男木由枝さん)  福祉サービス、介護サービスに従事する職員に対する処遇改善事業につきましては、同じく国のコロナの経済対策のほうで対応しておりますが、国のほうから東京都を窓口にして対応しておりますので、直接事業所が東京都に申請する形を取ってございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  今回、2月から支給することが必要とされていて、2月何日かまでに申請しろというふうな話になっています。市は対応しているだろうと思いますけども、そういうところのね、福祉事業所などがちゃんと対応できているのかどうか、そういうサポートというのちゃんとできているのかというのはちょっと心配ですが、大丈夫でしょうか。


◯健康福祉部調整担当部長・旧どんぐり山施設利活用担当部長(馬男木由枝さん)  全てを把握しているというのはまだ現実できていなかったりはしておりますが、市内の社会福祉法人で幾つか確認をしておりますけれども、対応しているというふうなところでございます。ちょうど時期的に今、理事会とかが開催される時期ですので、手続的にちょうど間に合うかどうかというふうな課題はございますけれども、対応しているというふうには聞いております。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  国の制度設計そのものがね、ちょっと本当に現場を分かっていない、締切りをつくるというふうなことで、私としては、せっかくつくるんだから、ちゃんと対応できるような、丁寧な制度設計をしてほしいなと本当に思っています。
 ということで、次のページ、基幹系システムはやったので、子育て世帯ですね。子育て世帯への臨時特別給付金について確認をしたいと思います。今あったように、新生児、本当にどうなるのかって、これ、最初の補正の設定のときに言っていたので、繰越明許になるということでよかったと思いますし、またDV関係、離婚等でというふうなことも、これも入ったので、これはいろんなお声があって、これ、ちゃんと制度として入ったのはとてもよかったと思います。対応が大変でしょうが、ちょっとしっかりやっていただきたいと思いますが、そのときに問題になったのは、児童扶養手当世帯で世帯主になっていたほうの人に、そのときの申請者に既に払われちゃったときに、その後離婚してももらえないよというふうな話だった。その件はやっぱり駄目なまんまでしょうかね。


◯子育て支援課長(田中通世さん)  そこのやはり問題、課題のところに今回対応するということで、内閣府のほうでも、既に受給した後の今の養育者、そこに対して、2月28日基準日の養育者に対して払うんだよという、大きく広げましたので、そこについて三鷹市が児童手当等で把握できている世帯について、既にチラシ、申請書をお送りさせていただいて、この後、給付をさせていただくようになっております。


◯委員(野村羊子さん)  当事者の声が届いたということで、それは本当によかったと思います。それでもこぼれる人はどうしても出てくるので、それはそれでそれなりの対応、丁寧な対応を考えていっていただきたいと思います。
 じゃあ、次ですね、みち・まち、連雀通りは11ページ。なかなかいろんなことが起こって、なかなか進捗しなくて、私もしょっちゅう通るので、ああ、どこまで行ったんだみたいな見方をしておりますが、今回の設計変更というのは、これね、東京都がこれ──実際に東京都のほうが何か量的にあるというのもありますが、遅れているように見えるというところで、設計変更そのものは、いつ発生しても、東京都もっと早く言ってくれよみたいな気分ではありますが、それ、スケジュール的に実際着手する前だったから間に合ったというのか、あるいはそこの協議の中でこれが見えてきたということなのか、もっと早く分からなかったのかということについて確認したいと思います。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おっしゃるとおり、ここ、ずっと時間がかかっていますので、急いでやりたいというふうに思っていたところですが、今回東京都からは、協議で決まったのではなくて、この道路が都道ですので、本来の主体者である東京都側から幅員、歩道の部分を見直したいと、で、設計変更するというふうに言われたものでございます。
 途中区間から、今我々でやっている歩道区間を元のままというわけにもいきませんので、一連の道路ですので、これは合わせざるを得ないのかなというふうに思ったことと、変更の内容が歩道幅員が広がるということですので、これはこれで歩行者の安全対策にはいいのかなというふうに思ったこともありまして、変更に応じるというふうになった次第です。


◯委員(野村羊子さん)  設計変更するならもっと早く言ってほしいというかね、そこはちょっとそのままを置いときますけども、確かに歩道幅員が広がったほうがいい。ということは、南北50センチずつ広がるということは、車道が合計1メートル減るというふうなことで、車、あるいは自転車があっち行ったりこっち行ったりみたいな、でも、3メートルあれば自転車は歩道を走るようなことに設定がされるのか、ちょっと自転車の安全性はどうなるか、ちょっと確認したいと思います。


◯まちづくり推進担当課長(野崎昭博君)  おっしゃるとおり、歩道が両方合わせて1メートル広がるということで、車道がその分狭くなるわけですが、当初は自転車が通行する幅としまして、それぞれ両側に1メートルずつ確保しておりました。それが50センチずつという形で狭くなりますけれども、そこは警察と協議をする中で、それでも安全であるということで協議が調いまして、このような形になっているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  自転車がちゃんと左側通行かな、守ってくれれば何とかなると思うんだけどといった辺りがちょっと不安かもしれないですね。
 それで、この変更によって、工事の事業者に対して、事業者もやろうとしていたみたいなところで準備していたのにみたいな、そういうことで損害が発生したりとか、それに対する対応とかということは必要ないのか、このまま──これ、契約はまだだったっけ、そういうようなことには当たらないのかというのを確認したいと思います。


◯まちづくり推進担当課長(野崎昭博君)  今回のこの電線共同溝及び街路築造工事につきましては、これから発注するという段階でございますので、そういった問題は起きておりません。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。これ、全体的に、東京都はまだ用地買収が全部終わっていないように見えるので、どうなるかですけども、本当にここの見通し、何年後ぐらいにちゃんとみたいなことの見通しが立つのか、東京都は何かどういうふうに言っているのかというふうな情報があったら、どうでしょうか。


◯まちづくり推進担当課長(野崎昭博君)  東京都のほうからは、ちょっと最終的な全体的なスケジュールというところはまだお聞かせいただけていない状況です。近々では狐久保の交差点付近で次のステップの工事に入るというお話は聞いておりますけれども、全体的なものはまたこれから東京都からもいろいろ情報をいただければと思っているところです。


◯委員(野村羊子さん)  本当に工事そのものは、またその周辺の交通事情にも影響するので、対応していっていただければと思います。
 じゃあ、次行きます。野川グラウンドですね。先ほど斜路は、一番西側のところに、通常下りるところからさらに折り返してサッカーグラウンドに下りるような道を造るというふうな理解でいいのかというのを確認。野球場に支柱を立てるということなので、当初は下に重機を入れるのではなく──いや、やっぱり下に重機を入れて支柱をつり下ろすんですよね。だから重機が出入りできるようにするということだけが重要な変更点だという理解でいいですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、斜路と仮設用道路の位置関係ですけども、委員が今おっしゃられたとおりの構造となっております。
 そして、工法の変更になった部分ですけれども、野球場のネットの支柱を立てるために、その立てるための大型の工事車両というものを、やはりグラウンド面に下ろさなければならないというようなことでございまして、その下ろす方法として、当初は仮設用道路を造らずに、大型のクレーンでネットの支柱を立てる重機をつり下ろすというような手法を考えておりました。しかし、この手法ですと、突発的な河川水が入ってきたときに、やはり──またこの重機自体は、どうも形状のまま重機を下ろすのではなくて、分解して、組み立ててとかというような作業が入ってしまうというようなことから、引き上げたりするのには、1日がかりの時間を要してしまうというようなことになってしまうので、そこに万が一水が入ってきたときに、そういう重機が下に置かれたままの場合に、油等の流出で河川を汚してしまうというようなことを100%避けるために、やはりリスクを回避するためには、仮設用道路での重機の搬入をするということであれば、判断して、水が入るというようなことが、知らせがあったときに、1時間程度で仮設用道路を通って水没しないようなところまで避難ができるというような形で工法の設計の変更が指摘されたということでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、分かりました。だから、重機、やっぱりしばらくの期間、それなりの期間、そこの下にあって作業するというふうなことになるわけだから、本当にいつ大雨が来るか分からない昨今の事態ですからね、それは分かりました。この前、ここの水没というか、ちゃんと水をここに入れて、野川が氾濫しなくて済んだときに見に行きましたけど、やっぱり何台か重機が実際はちょっと水に浸かっている状況を見ているので、ああいうこと、あれは小型のだったからあれかなと思って見ていましたけども、そういう大変な大きなものがというのは分かりました。実際説明会等をするという話ですので、やっぱり一日も早くと思っている人たちもたくさんいるのでね、これね、まあ、しようがないかなと思います。
 じゃあ、次ですね、桜井浜江記念市民ギャラリーですね。4ページかな。新たにギャラリーを設置するということで、これ、今、駅前の美術ギャラリーが市民が使えないような状態になっているのでというふうなことですけども、逆に言えば、そもそも太宰ゆかりのところに建てる、設置するのであれば、こちらを太宰治展示室にして、美術ギャラリーは、駅前で、やっぱり市民に使いやすい場所なので、分かりやすい、市民のグループ団体が展示会をしたときにお知らせしやすい場所なんですよね。だから人気があって、なかなか借りられないという話になっていたんですけど、そういうようなことは考えられなかったのかというのが1つと、市民が今使えないというふうなことで、今回ここでやることで、使える枠、先ほど言ったように年2回程度顕彰事業をするというんですけど、それ以外のところはずっと市民に貸し出すというふうな話になるのか。美術ギャラリー、結構企画展があって、なかなか時期を選べないし、抽せんはなかなか当たらないしというふうな話をさんざん言われていましたけども、その辺のところはどうでしょう。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  今回、この場所に市民ギャラリーを設置するというようなところでございますが、桜井浜江氏の御遺族の方から、ぜひこのアトリエ跡地に建設するマンションの1階店舗スペースを活用してもらえないか、それを市民ギャラリーのような形で活用していただけないかというようなお申出も受けながら、市において検討してきたというような経過がございます。
 その中で、市民ギャラリーというような形で、桜井浜江氏のお名前も冠した形で運営をしていきたいというふうに考えたところでございます。
 後段のほうの基本的に市民の作品発表の場にするのかというところですけども、それはおっしゃるとおりで、顕彰事業を行っている期間以外は、基本的には市民の皆様の作品発表の場として活用していきたいと、このように考えております。


◯委員(野村羊子さん)  そもそもの申出が市民ギャラリーみたいな話だとしたら、そこから検討し出すというのは分かりますけども、やっぱり本来は私は駅前のほうにあったほうがよかったなと。やっぱり市民が使いやすい、市民が行きやすい、分かりやすい。あそこは地図を見ながら行かなくちゃいけないというね。やっぱりグループ展とかやるときには、本当に御家族含めていろんな人に見てほしいと思ってやるわけで、人が行きやすい場所といって駅前は非常に人気があったわけなので、そこはちょっと残念だったかな。太宰 治さんはあちらに行って、そしたら、周遊して、回遊して、案内で見てもらえるのになというふうなことも思ったりもしましたが、そこはもうしようがないのかなと思いますが。太宰 治の今の展示は、建てたり壊したりできるようにつくったといふうになっているので、あれをこっちのほうに移動するということは考えられないのかと、もう一回聞きたい。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  まず、ギャラリーの第3展示室に置かせていただいている三鷹の此の小さい家の展示でございますけれども、津島家から寄贈・寄託を受けている非常に貴重な資料が含まれております。特に紙資料が中心でございますので、以前の委員会でも御説明させていただいたこともあるかと思いますが、温湿度管理がかなりきちんとしていないと展示ができないものも含まれております。御遺族の方から寄贈・寄託を受けた際にも、例えばギャラリーのような、そういうきちんとした温湿度管理ができる環境であれば展示ができるというようなことも確認をしながらお預かりをしたり、頂いたりとかしているものでございますので。
 一方で、今、新たに今回お示しをしております桜井浜江市民ギャラリーは、あくまでもマンションの1階でございますし、大変狭いところ、狭いというか、小さな施設でございます。ということで、例えば風除室のような、温湿度管理をするために必要な前提条件をそろえることができない。一方で、市民の皆さんの発表の場ということであれば、そこまで温湿度管理に注意を払わなくても可能な、むしろロードサイドで外から見えやすいとかですね。先ほど質問委員おっしゃいましたとおり、ギャラリーは人気の高い施設でございますけれども、一方で財団の企画展ですとか、そういうもので長期で実施して美術作品をいろんな方に見ていただくという活動もしておりますので、此の小さい家の設置以前から、大変市民の方の発表の場に供する割合があまり高い施設ではないという課題もございました。そういう意味で、今回、桜井浜江市民ギャラリーができましたら、基本的には年間4週間以外は市民の皆さんの活動の場として使っていただけることになりますので、そのようなことからこういう施設配置をしていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、分かりました。基本的に職員の常駐はないという形だと思いますけども、指定管理者のほうでそれをどのようにうまく管理をしていくのかということについて、これ、その先の話になるので、あんまり深くは言えませんが、どういうふうに。慎重に行っていかなくちゃいけないのかなというふうに思っています。
 それともう一つね、この利用について、市民が利用する──三鷹市民以外の利用というふうな言い方で言えるかどうか分からないけど、というのは可能なのか、利用に制限があるのかというふうなところもちょっと確認したいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  常駐者のいない施設での管理というところの御質問ですが、常駐職員の配置は予定しておりませんけれども、受付等に伴う非常勤職員の任用も含めて、財団の組織全体の体制の中で運営をしていくこととしております。
 一方で、安全管理というのも重要となりますので、利用者の皆様のプライバシーに配慮しながら、防犯カメラや機械警備による体制を構築することも含めて、財団のほうと協議を進めているところでございます。
 それと、市民以外の方の利用というようなところですけれども、もちろん美術ギャラリーと同様に市民以外の方の御利用も可能ですけれども、もし重なったような場合には、市民の方の利用を優先させていただくというような運用は考えられるかと思っております。
 利用の制限というところでございますが、例えば物品の販売などは、美術ギャラリーと同様に行えないというような形を基本と考えています。これは、公共施設でもございまして、その使用料も公益上の目的から一定程度低廉なものということで考えております。また、公の秩序の維持も必要ということから、規定をさせていただいているというような形になります。例えば、ここで一般の画廊のように、絵に値札をつけて販売するような行為は御遠慮いただくというようなことになろうかと思います。
 なお、美術ギャラリーも同様ですけれども、営利を目的としない範囲で、実費相当で販売するような物品、絵はがき、ポストカードみたいなものはございますけれども、そうした販売については、申請をいただきまして、許可をされた範囲で可能としているのが美術ギャラリーでの運用でございまして、こちらでも同様なことを考えていこうかと思っております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、分かりました。公の秩序の維持という、今、何か話がありましたけども、愛知であったようなね、美術展だけど、いろいろな物議を醸すようなことというようなこと、そういうことについて制限をかけるというふうなことになるのか。最終的な判断、指定管理ですけども、判断はどこにあるのかというのをちょっと最後確認したいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  施設の御利用に当たっては、美術ギャラリーと同様に使用計画をまず出していただきまして、そちらを確認させていただいて、使用申請いただくというような流れを想定しております。
 施設の管理の責任というようなお話がございました。今回、指定管理者制度ということで、債務負担行為の設定を指定に当たって行わせていただいておりますけれども、指定管理者制度ですが、公の施設に関する権限を指定管理者に委ねて行わせるものと考えています。指定管理者は、条例の定めるところによりまして、行政処分に該当する使用承認、使用許可というのも行うということとされております。
 ただし、指定管理者が行った使用許可などの処分に関する審査請求については、地方公共団体の長に対して行うということともされておりますし、万一の事故があった場合の損害賠償請求についても、公の施設の設置者である地方公共団体に損害賠償義務が生じるなど、公の施設の設置者としても責任があるものと認識はしております。
 ただ、何よりも施設管理での紛争の未然防止に当たりましては、日常的に迅速できめ細かな、丁寧な対応を行うなど、指定管理者と市が連携をした丁寧な対応が必要であるというふうに認識をしております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。言っていることは分かりましたが、本当に紛争防止というふうなことにならないように、でも、市民の表現の自由を規制しないような方向できちっとやっていただきたいと思います。
 次ですね、牟礼の研究センターのやつですが、積算電力量計というのが、これが、つまり調達できないから繰り越すというふうな話になっているんだと思うんですけども、これそのものは、普通にこれ検索かけるとスマートメーターが出てきちゃうんだけど、実際にはもっと大きいようなものでしょうかね。これ、施設の設置者のほうの責任で設置しているものだというふうな理解でいいですか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  設置者のほうで設置して、子メーターとして使っているものですね。


◯委員(野村羊子さん)  スマートメーターって、本来であれば東電が設置するようなものなんじゃないのかって思うんだけど、それはなぜ施設側でやっているのかというのをもう一回確認します。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  東電さんとの契約は、1本大きなものをつくって、そこにはメーターが当然ついていて、各お部屋ごとのメーターというふうに考えていただければいいかと思います。


◯委員(野村羊子さん)  施設の中で分けていくということですね。はい、分かりました。今後も材料不足とか、過去にもありましたけど、なかなかさらに困難な事態になりそうですねというのは感想です。
 宮下橋ですが、これもなかなかいろんなことが起きて、連雀通りと同じように何かいろんなことが起きて、順次、なかなか大変な状況によく対処していただいているんだなとは思いますけども、木の根っこが邪魔になったという話ですが、木はもう既に伐採していて、伐採した段階でこれを撤去するということになっていなかったのか、事前に対処できていなかったのはなぜかというのをちょっと確認しておきたいと思います。


◯道路管理課長(山中俊介君)  木の伐採については、基本的に全部根っこまで取るというのではなくて、のり面というか、地上面の一番低いところまで切るということで協議をしているところです。必要な場所のみ伐根をするというような形で計画しているところだったんですけれど、今回、橋のくいを打つ場所がどうしても木の伐根が必要な箇所が何か所か出てしまったので、そちらをやるに当たって影響が出てしまったということです。


◯委員(野村羊子さん)  だから、くい打ちの計画を立ててどこにやるかというのが分かるまで、これを伐根しなくちゃいけないかも分からなかったという、そういう理解でいいですか。


◯道路管理課長(山中俊介君)  この本体、仮橋の工事とは別に、伐採については事前にやっていた工事になりますので、その後の設計の中でそこまでは反映できていなかったというのが現状です。


◯委員(野村羊子さん)  本当にいろんなことが次々起こるので大変だと思いますけども、やっぱりこれも大事な橋ではあるので、丁寧に続けていっていただければと思います。
 次ですね、8ページのほうに行って、さっきのふじみ衛生組合の話をちょっと確認をしたいと思います。ふじみは、これ、例年の繰越し、つまり、それぞれ8,000万円ちょっとというふうなことですけども、そのもともとの分を考えて──8,000万円じゃないか、2つ合わせると1億円か、1億円ずつぐらいの繰越しというのはちょっと例年よりも多いのではないかという気がしますが、その辺はどういうふうに捉えているでしょうか。
 それと、先ほどの可燃ごみの持込み手数料の話で、事業者の事業が回復してちょっと持込み量が増えたと言っていますけども、ほかの自治体からの受付というのは、これは増減があったんでしょうかというのが1つ。
 それと、焼却量が増えることによって電気の売電量も増えるのかなと思いますが、それが諸収入にも反映されているのか、それともそういうことではなかったのかというのをちょっと確認したいと思います。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  まず、最初の減額の額ですが、今年度1億円ということですが、前年度も1億2,600万円ぐらいですので、大体同じぐらいの金額だと考えております。
 他市の受入れについてですが、今、ちょっと数字は持っておりませんが、小平、村山、大和からの可燃ごみの受入れをやっております。
 それから、最後に、売電量につきましても、例年どおり4億円から5億円の収入がありますので、それについても歳入の増の見込みには入っております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  他自治体からの持込み、あったりなかったりしますよね。それが増要因になっているのかどうか。諸収入も、有価物の売払いも、本当にその時々の入札で、一昨年ぐらいはすごく低かったのかな。また上がってきているという事態だと思いますけども、増要因として、売電量もそれなりにここに効いてきているのかという、細かい数字がないのでね、あれですけど、そこの確認をしたいんですけど、どうですか。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  売電量については、この増要因に入ってきております。要因の1つになっております。
 あと、他市の持込み量の手数料につきましても、ちょっと款、雑入というところですが、増要因の1つにはなっております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、ありがとうございます。それで今回から整備基金へ振り分けるということで、実際の──三鷹市自体、今年度のあれは、だから、昨年度であれば1億円、あるいは1億2,000万円というものが減で、それは財源として使えたけども、今回から5,000万円はふじみに残して、ふじみのほうで積み立てるという話になるので、5,000万円しか逆にこちらとしては財源として使えないということになったということで、これは今後しばらく継続するということで、毎年5,000万円は基金として向こうに残して、残りの分が減になってくるというふうな考えで大丈夫ですねというのを確認します。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  そのとおりでございます。1億円を、上限を超える場合には5,000万円ずつの積立てを続けていくということになります。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  リサイクルセンターの更新というのは結構大変な事業だと思いますので、それはそれだと思います。
 その次ですね、デリバリー三鷹の分、結構大きな金額が残になりました。見込みと何が一番違ったというふうに捉えているのか、確認したいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  残分は職員、それからアルバイトの方の残です。主に、やはり1日当たりの応答件数がかなり想定よりも低かったというところが原因と考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  つまり、需要が減った。当初のあれよりも需要が減って、そういう意味ではやっぱりお役目は終わってきたというふうに判断できるような状態だったというふうに思っていいんですか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  そのように考えております。


◯委員(野村羊子さん)  はい、分かりました。去年後半には──後半、夏以降、秋以降か、大分人が自分で動き出すというふうになりましたけど、また、今の状態ではね、どうだったかなというふうな、あと、敬老お祝い金の使い方が、デリバリー三鷹、年内しか使えないのかとかをちょっと言われてしまったことがあって、そこはちょっと残念だったなと思っていますけども、まあ、しようがないですね。分かりました。
 オリパラも観戦しなくてよかったと感想だけ言っとこう。本当にそれは。
 歳入にちょっと戻る。基金の積立ては、22億円って多いと思います。決算が、収支が、あれが多かったからね。ですが、やはり今、ここでとにかく積み立てなくちゃいけないというふうなことを考えた。ほかにね、まだコロナの対策で、今、またさらに、今上がってきているからやらなくちゃいけないことって本当あるんじゃないかと思ったりもしますが、今どうしてもやっぱりここでこれだけ積み立てなくちゃというふうに思ったということの大きな理由というのがもしあれば、ちゃんと教えてください。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  ここで財源が生じて、この財源で今年度の事業をやるというのは時期的にも非常に困難なのかなというふうに思っているところでございます。そうした中で、令和4年度予算においても一定のコロナ対策をやっているところでございます。財政状況も厳しい中で、23億円程度、これ、予算の審議になりますが、同程度の取崩しを見込んでいる中で、財源とほぼ同額確保できたといったところで、令和4年度以降の安定的な財政運営を見据えて、ここで基金に積み立てるといったところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。ありがとうございます。やりくりをしながらやらざるを得ないということだと思います。
 それで、土地売払収入の件を。中原三丁目と新川三丁目だったと思いますが、中原三丁目は本当に何年越し──10年か。一番最初はヤフオクに出すとかいう話があって、予定価格を上回るものがなかったからといったような話だったんです。今回、売り払った、それ、実際には、だから、その当時考えていた──時代が違うのでね、もうね、どうなったのかなというのはあるんですけども、実際にその当時売りたかった金額と今回実際売れたものとどう評価していますか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  委員おっしゃるとおり、平成23年度にヤフーオークションで売却を出しまして、ただ、入札がなくて不調に終わったといったことがございます。当時、そのときのこちらのほうの予定価格としては4億9,550万円と。今回は、実際入札で落札いただいた金額が4億7,500万円ということで、かなり近い、ニアリーイコールという状況になっております。
 今回、コロナの影響によりまして、経済状況がどうなるか分からないような見通しの中で、我々もこの辺、かなり、どうなるのかなということで不安に思っていたところがあるんですけども、実際に、経済的といいましょうか、影響のある方とない方でちょっと両極端な状況になっているのかなと。一方でこういった不動産についても、住宅に対する需要というものは結構顕著で、多分家にずっといる方が増えたことによって、やっぱり住宅に対しての新たなニーズというものが出ているのかなという、そういうところを反映した結果なのではないのかなということで分析しているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  ある種塩漬け状態だったのが、ちゃんと──そういう意味ではね、いや、本当にもともとを言えば、図書館にしてくださいみたいなお声があったりなんかしたところだったから、いろんな経過があってここまで来てというふうなことは思いますけども、今、そういう意味で使っていただいて、例えば市民の方がそこに入って、本当に三鷹市でちゃんと暮らしていただけるようなことになるのであればね、それはそれでいいのかなと。しようがないのかなというか、本当に大きなマイナスじゃなくてよかったなというふうに、感想だけ言っておきます。
 最後、じゃあ、介護サービス事業ですけども、先ほどコロナの利用控えというのがありましたけども、はなかいどうは大規模修繕のために場を移すみたいなことをしていたと思うんです。そういうことによる利用者数の減というふうなこともあるんでしょうかというのを確認したいと思います。


◯高齢者支援課長(大高俊彦君)  施設の移設に伴う利用者離れということで御質問いただきましたけれども、これは通所、入所ともに、事前にこういった引っ越しがあるけども、どうなさいますかというのを利用者の方にお尋ねをしております。その結果、ほとんどの方が利用を継続したいという形で申出をされております。1名、2名、継続を断念されたというふうに伺っておりますが、それ以外の方は全員継続を希望されたということで、結果としてはこれが影響しているということはないというふうに見込んでおります。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。場を移動すること自体ね、入所している、利用している方々にとっては負担になるような行為だと思うので、そのことで影響があってもおかしくはないかなと思いましたが、そうやって皆さん、対応してくださっているようで、それはそれだと思います。
 じゃあ、終わります。


◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、ここで一旦休憩をいたします。再開を13時10分といたします。
                  午後0時00分 休憩


                  午後1時07分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、定刻前ですが、委員会を再開させていただきたいと思います。
 委員長よりお願いなんですが、午前中かなり踏み込んだ広範な質疑が出ましたので、午後の委員さんにおかれましては、質問が重複しないようにお願いをいたします。
 それでは、次はどなたから。


◯委員(栗原けんじ君)  よろしくお願いします。できる限り配慮して質問したいと思います。
 総括表の4ページ目で、国の補正予算等への対応という中での基幹系システム関係費について確認したいと思います。マイナポータルを活用した引っ越しワンストップサービスの導入ということで、マイナンバー制度を利用しての事業を進めるシステム改修費の予算だということでの説明を受けました。私どもも、マイナンバー制度については、個人情報の保護や個人情報の利用拡大によるプライバシーの侵害に問題があると思っています。また、市民の中にもそういう不安を感じている方がいます。このシステムを改修するに当たって、個人情報の管理のセキュリティーの効果についてはどのように三鷹市はお考えなのかということを確認しておきたいと思います。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  今回、マイナンバーのシステム改修ということなんですが、そもそも、専用回線の中でつながっているといったようなところで基礎セキュリティーが確保されているといったところでございます。
 従前申し上げているとおり、マイナンバーにひもづいて全ての情報を一元的に管理するということではなくて、それぞれの自治体が情報を管理していくといったようなところでございます。さらに、マイナンバーを使って情報連携をするのではなくて、符号という形を用いて情報の連携をするといったような形の仕組みは従前と変わらないようなところでございます。
 また、先ほど市民課長からありましたとおり、三層分離、インターネットのクラウドの東京セキュリティクラウド、そういったところのセキュリティー対策を講じている中で、きちっとしたセキュリティーを確保した上でのシステム改修に取り組んでいきたいと思っています。


◯委員(栗原けんじ君)  マイナンバー制度を活用するという視点で、システム上の問題ですとか、それを取り扱う民間の事業者の課題ですとか、一番利用する個人、市民一人一人の意識の問題も個人情報保護という点では重要かと思います。システム自体には不備はなくても、いろんな形で個人情報に対するセキュリティーというのはしっかり守らなければならないので、システムを過信することなく、全体を通して、制度の在り方、制度利活用についてはしっかりと検証していっていただきたいと、また取り組んでいただきたいというふうに思います。
 次に、保育士の処遇の問題で、参考資料の5ページ目なんですけれども、事業概要として、収入を3%程度(月額9,000円)引き上げる経費を助成するということで記されています。実際に、現場で働く職員、保育士等、9,000円程度の収入の増につながるんでしょうか、確認したいと思います。実態調査しているのか、把握できるのかという点を確認したいと思います。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  今回の処遇改善につきましては、事業者のほうで給与規程の改定と、基本的には月額9,000円程度の引上げ措置ということで事業主のほうにはお願いする予定です。
 実際に上げたかどうかにつきましては、先ほどの委員さんにもお答えしたように、実績報告等で賃金台帳と、そういったところの提出を求めて、実際処遇改善が行われているかどうかの確認はしていきたいなと思っております。


◯委員(栗原けんじ君)  事業内容で、基本的な考え方として、施設の区分や定員、在籍する児童の年齢によって定められた単価に人数を乗じた金額を各施設に助成するということで、これを助成すれば月額9,000円の収入を引き上げるということができる、十分に足る助成になるんでしょうか。実際に子ども1人見るにしても、保育の多様化ということで、早朝保育から延長保育もあって、8時間勤務というふうに考えれば、1人の職員だけが見れない部分があります。実際にその園でのパートも含めて職員数が多く働いていただいているところでは、9,000円引き上げるのに至らない額になってしまうのではないかという不安、引き上げたくても引き上げるに足る十分な助成が下りてこないのではないかという懸念があるんですが、その点は大丈夫でしょうか。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  一応国の制度設計では、定員区分ごと、それから年齢区分ごとに単価を定めておりまして、基本的には公定価格上は月額9,000円、基準職員等については9,000円上がるような設計をしております。
 実際には、例えば短時間の組合せで短い職員とかもいらっしゃるかと思いますけれども、基本的に常勤換算ということで施設のほうは考えた上で、しっかり9,000円上がることを確保した上で、事業主のほうでしっかり考えてもらって、全体の職員を引き上げるような仕組みにはなっておりますので、その辺は十分確認していきたいと思っております。


◯委員(栗原けんじ君)  これからその実態が分かると思うんですけども、実際には職員の数、また働いている人の数で、助成額との不足分、働いている人たち、それぞれ区別なく引き上げるとなると、9,000円という、この3%ということに足らない引上げ額になるということが心配だという声が寄せられています。社会的な保育士等の給与水準で考えれば、9,000円引き上げる努力というのはすごく重要なんですけれども、桁が1桁違うんじゃないかというふうに思います。コロナ禍で子どもの確かな育成をしている、また親御さんにとってもかけがえのない保育の事業で、それを支えている人の収入を引き上げていく取組というのはしっかりと取り組まなければならないと思います。
 実際に引き上げられていると、実態となって、パートも含めて引き上げられていくのかという点は、確認をして、問題があるのであれば、それに付する、それを補う取組をする必要があると思いますが、実態調査を含めて、それを補うような、不足するような状況の下では、国や都に働きかけるなどの取組をするという考えはないのか、確認しておきたいと思います。


◯子ども政策部調整担当部長(齊藤 真君)  確認するときも、例えば賃金台帳であれば、毎月の給与額の中で、例えば処遇改善にかかる経費が幾らだとか、そういった明細もきちんとつけるような、そういった工夫もあろうかと思いますので、そういったところは事業者さんにしっかり周知していきたいと思っております。


◯委員(栗原けんじ君)  事業者に対して、現場で働いている人が実感できるものとして感じられるように対応することとしてもしっかりとサポートしていただきたいというふうに思います。
 次に、参考資料の13ページで大沢野川グラウンドの復旧事業ですけれども、工事の中身は事業概要で分かります。また、この整備に当たって、利用者が快適に使えるようにする観点で、水場の設置ですとか、飲み場、靴を洗ったりする場所の設置、またトイレなども、広域な範囲なので、設置してほしいという声があると思うんですが、これについてはどのように整備をされる考えなのか。この施設利用、スケジュールの観点で、工事期間にもしやるのであれば、それは含まれて実施されて利用に資するようになるのかという点を確認したいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今御質問いただきました水飲み場やトイレでございます。まず、この復旧事業が東京都の復旧補償費の10分の10の範囲で基本的に行っていくと。従前の施設の機能を復旧させる分については、東京都のほうで費用を見ますよというような構造になってございます。
 そうしたことから、この過程におきまして、熱中症対応等もございますので、水道の設置については、東京都と、この復旧補償の範囲内で見ていただけないかというようなことは協議してきた経過がございますけれども、この協議の過程の中で、そこは対象の範囲外であるというようなことが東京都のほうで判断されたことから、この工事の範囲にはそういったものは入ってございません。
 ただ、課題としましては、水道の設置、そしてトイレというところですね。トイレにつきましては、グラウンド面ではなく、水場もそうですけども、管理棟の横にございますけれども、特に水道等については、熱中症対応等も含めて今後の施設課題として認識をしておりますので、この工事の中には含まれておりませんが、その後の検討課題としてしっかり認識して、市として対応するかどうか検討していきたいというふうに考えています。


◯委員(栗原けんじ君)  利用される方の命の問題と利用しやすい環境づくりという点ではすごく重要な設備の整備なので、市独自で取り組まなければならないということであれば、計画的にそれを設置するということで検討されるということを確認させていただきました。
 実施するのでしたら、この工事が終わらなければその工事に入れないということになるのかということだとは思いますけれども、整備を市として独自にやるということを決められるのであれば、決めた場合には、この工事の範囲で可能な限り含めて、利用開始時期がスケジュールとして明確にされているわけですから、それに合わせた形で取り組めるように努力していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
 あと、介護サービス事業で、今回、サービス利用料、コロナの利用控えがあったということで、実際どのくらいの影響、利用者で、時間ですとか、利用者の数というのは減ってしまったのかという点、確認しておきたいと思います。


◯高齢者支援課長(大高俊彦君)  これ、令和2年度の4月から1月までと令和3年度の4月から1月までということで比較をいたしますと、令和2年度の4月から1月までの延べ利用者数は1万5,431件です。対しまして、令和3年度の4月から1月までの延べ利用者数は1万3,598件でありました。割合でいいますと、令和2年度に対する割合は88%。ですので、前年度より12%減という形になっております。このような事情から、今回このような形で補正予算をお願いすることにさせていただいた次第です。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  コロナ禍なので、利用をしなかった、利用控えの方もいらっしゃったと思います。補正でその分、経営を支えていくという点では必要な措置だと思います。今後も、コロナ禍で、利用者にとっても、また施設運営の側でも苦労はあると思いますけれども、必要なサービスはなくなったわけではないので、できる限りサービスの提供、利用する方が希望された場合での利用できる環境づくりに努めていくことが必要だというふうに思いますので、来年度以降の取組に生かしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、参考資料の基金の運用計画についてお伺いします。22億円ほどの積立てをするということで、内訳は、財政調整基金で7億円、まちづくり施設整備基金で3億円強、健康福祉基金で6億円強、子ども・子育て基金6億円強ということで、この振り分けの比重というのはどのようなお考えの下で進めているのか、残高見込みでどういうバランスをそれぞれの基金の中で考えているのかという点を確認しておきたいと思います。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  まず振り分けの考え方の前提といたしまして、今回、3月補正、令和4年度予算と一体として考えているところがございます。そうした中で、さきの委員にも御説明させていただきましたが、今回、令和4年度ですね、23億円程度の取崩しを見込んでいるところでございます。ほぼ積立額は同等でございますので、取崩しに見合った額、それぞれ各基金ごとの額を積み立てるといったところで、端的に言うと、基金を復元させる的な、そういったところ、積立ての考えを持ったところでございます。
 基金の残高でございますが、財政調整基金については年度末で50億円、健康福祉基金は20億円、子ども・子育て基金は20億円ということでアクションプランにもお示ししているところでございます。一定程度、基金の取崩しの抑制を図る中、年度末の残高については確保できるのかなというふうに想定しているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  これからの活用を考えての比重で割り振ったということだと思います。実際にコロナ禍ということでの特殊事情もあるかと思います。将来的な基金の活用、利活用も含めて、その在り方を精査することが重要だと思いますので、よろしくお願いします。中身は、比重としては分かりました。ありがとうございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  次の質問者。


◯委員(石井良司君)  簡単に2点だけお願いします。ふるさと納税のほうなんですが、大分寄附金も増えて、これを今後も続けていくのかどうか分かりませんが、これ、別途管理費も出ているわけですよね。そうした場合に、今回は確かに運営支援の取組で寄附金を集めたわけだけども、今後これが増えた場合というのは、管理費について減額するような考えがあるのかどうか。今後の考えですね。
 それともう一点は、ちょっとこれ、見ていて気になったところなんだけども、というのは、繰越明許費の補正と、あとは債務負担行為のところなんだけど、これ、1、2、3、4、5、6、7件あるんだけどもね、ちょっと心配なのは、質疑は出たんだけど、宮下橋とか、都市計画道路3・4・7号とか、野川のグラウンド、工事、工法の変更とかあるんだけども、これは結局東京都と協議をして変更になっちゃっているんですね、全て。だから、これは当然のことながら、前もって──質疑にも出ていたけど、しっかりと打合せしておかなくちゃいけないと思うんですよ。確かに急遽変わったような部分はあるんだけども、だけど、そういうところってやっぱり東京都はしっかり最初からやらなくちゃいけない。それと、東京都が言ったから変更したのかどうかは分からないけども、こういう点はしっかりとやっとかないと余分なお金もかかるし、東京都が出すのかもしれないけども、繰越しとか何かになっていくと、結局工事自体が遅れるので、その点の考えというか、取組というか、早い話、東京都との打合せですよね、そこをどういうふうにされているのか、確認しておきたいと思っております。
 以上2点でいいです。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  1点目の御質問に御答弁させていただきます。三鷹の森ジブリ美術館ですけれども、利用料金制による独立採算による運営を基本としておりまして、従来、市としては、御指摘の指定管理料についてですが、経常的な施設管理費等の一部についてのみ指定管理料として負担をしてきたという経過でございます。
 一方で、今回の運営支援の取組でございますが、臨時休館、人数制限等により、年間を通じた大幅な入館料収入の減がある中で、大規模修繕を目的とした積立金の臨時取崩しで対応せざるを得ないという状況を踏まえまして、今後の大規模修繕を見据えた財源確保を図るとともに、コロナ禍での当面の対応ということで、各年度の修繕に対する支援を行いまして持続可能な施設運営を支援するというものとなります。
 こうしたことから、指定管理料については別枠ということで、今後も経常的な施設管理費等の一部についてのみの負担を市として行っていきたいと考えております。
 以上です。


◯副市長・企画部長事務取扱(土屋 宏君)  繰越明許費ですとか、債務負担行為の補正についての御指摘をいただきました。基本的には市のほうとしていろいろな準備、あるいは設計、調整等々、念入りに進めた上で予算を組ませていただいて、でも、結局、東京都等とのやり取りというのは、タイミングがありますので、それによってこういった形のものが起きてしまうことがあり得るということで、これについては今後しっかりとやっていきたいと思います。
 特に大沢野川グランドなんかに関しては、12月の補正予算で債務負担行為を入れさせていただいて、ここでゼロに戻すというような形になってしまいました。これ、本当に我々としても悔しい思いが、悔しいと言っていいのかどうかあれですけど、東京都何やっているんだと言いたいぐらいの気持ちはあるんですけれども、そういったところの東京都との最後の最後での調整ではなくて、そこに至るまでの念入りな打合せ、そういったものに今後努めていくことによってこういった事態をできるだけ避けるということで努力をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


◯委員(石井良司君)  何か23区のほうだと、割と区のほうが強いんですよね、姿勢としては。だけど、ちょっとやっぱり三多摩格差がどうしても見られちゃうんだよね。東八道路もそうなんだけどさ。
 だから、僕が言いたいのは、やはりもうちょっとしっかり東京都とね、前の担当の方々はしっかりとやっていたと思うので──今もやっているんだけどもね、もうちょっとこれうまくやってくれないと、こういうことが繰り返されてしまうのは、私はどうかと思う。ですから、東京都にもそこはしっかりと言って、もっと、部長の段階ではなくてね、市長がもうちょっと頻繁にお願いに行くとか、何かそういう対応をしなくちゃ駄目だよ、はっきり言って。そういう対応が見られないもん。だから、もう少しそういう点での東京都との対応をしっかりやってほしいということを言っておきます。答弁があったら答弁いただきますけども。
 それと、ジブリのほうは分かりました。それで、これ、いろいろ見ていくと、今、何というんですか、これ、都内でも5市1町でジブリの森というか、土地をいろいろ買って、寄附金で買って集めていますよね。それで、隣の埼玉にも手を伸ばしてやっているから、今、何か11万平米の土地を確保したと。だから、そういうようなことでも、こういう寄附の支援だけではなくて、ほかの名目のことを挙げ、もう少しお冠をもう一つつけてやるのも1つの方法かなと思うんだけど、そういうことは考えないの。そうすれば、こういう管理費だって、当然のことながら削減もできるようになるかもしれないし、そういう点での考えというのは、ちょっとずれちゃうけども、お聞きしておきたいと思います。


◯副市長・企画部長事務取扱(土屋 宏君)  例えばなんですけど、具体的にどういうことというのはここで申し上げることはできないんですけれども、つい最近も東京都のほうにかなりの金額の補助金の返還を求められるような事態に陥りそうになったときにもですね、市長、直接向こうの副知事に面会を申し入れるというようなことで動きました。そしたら逆に向こうがびっくりして、焦って、少しこちらに有利な話になるというようなことも実例として実際ありましたので、市長のほうとしては、やはり三鷹市のために最大限そういった努力をしているということだけは御理解いただけるとありがたいなというふうに思います。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  先ほど質問委員がおっしゃったトトロの森の件については、ジブリさん本体、もしくは財団本体とはまた違う取組としておやりになっていますけれども、宮崎 駿監督が一部支援しているということがある、もしくはトトロの森というようなネーミングがあると、やはりああいうふうに活動が盛り上がるというような例なのかなというふうに私どもも拝見しているところでございます。
 やはり質問委員の御質問にもありましたとおり、やはり三鷹市に対しての貢献ということをどういうふうに協力を求めていくのかということはとても大事なことだと思っておりまして、今回のふるさと納税につきましては、やはり大規模修繕の基金を取り崩して当面の運転資金に充てたと。その大規模修繕、いずれはまた10年後、20年後に大規模修繕、当然必要になってまいりますし、やはりジブリ美術館の価値を持続可能なものにしていくということ自体が三鷹にとっては大事なことだと思っておりますけれども、同時に、やっぱりせっかくお付き合いのあるジブリさん──ジブリ美術館、市立の美術館でございますので、その価値が、三鷹市本体の活動のほうにもいろいろ御協力いただけるような、もしくは逆に御支援もいただけるような、そういうような取組というのは非常に重要だというふうに私どもも認識してございますので、着実な活動につなげていきたい。地域貢献が必要だ、地域貢献をしていきたいという認識自体はジブリ美術館側も強く持っていてくれていますので、そのようなことで次への活動へとつなげていきたいなというふうに思っております。


◯委員(石井良司君)  分かりました。分かりましたが、市長のそういう活動は、今後もより一層やっていただかないといけないと思いますので、そうしませんとやっぱり担当も困るからね、やっぱりそこはしっかりとね、やっぱりリーダーが動かなくちゃ駄目だと思いますので、よろしくお願いしたいと思っております。
 ジブリについては分かりました。ただ、心配したのはね、どうしても愛知県のジブリパークなんだよね。取られちゃうといけないと思って、何かそこと──そこよりいろいろな方法、いろいろな方策、またはいろんな発信をしながら、そういうことがないように取り組んでいただきたいなと思う思いで質問させていただきました。今後もしっかりとやっていただきたいと思っております。
 ありがとうございました。終わります。


◯委員長(高谷真一朗君)  以上で議案第14号及び第15号に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時35分 休憩


                  午後1時40分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開をいたします。
 午前中、本日の委員会の流れの確認の中で、議案第14号、15号以外は1件ずつ審議をするという確認をさせていただきましたが、出席説明員と諸般の事情を鑑み、議案第3号 三鷹市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例、議案第4号 三鷹市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例、議案第6号 三鷹市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例を一括して議題とし、説明を求めたいと思います。これに御異議ございませんか。
                (「異義なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 議案第3号 三鷹市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例、議案第4号 三鷹市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例、議案第6号 三鷹市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、以上3件を一括議題といたします。
 以上3件に対する市側の説明を求めます。


◯総務部長(濱仲純子さん)  よろしくお願いいたします。まず、議案第3号 三鷹市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例。この条例は、職員が不妊治療のための通院等に際し取得できる特別休暇といたしまして、出生サポート休暇を新設するための条例改正となります。
 そして、議案第4号 三鷹市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例。この条例は、非常勤職員の育児休業の取得要件を緩和するとともに、育児休業を取得しやすい勤務環境の整備に関する措置を規定するための条例改正となります。
 本件2件につきましては、ともに職員の仕事と子育て、ライフ・ワーク・バランスの実現を、両立を支援する観点から御提出したものでございます。
 そして、議案第6号 三鷹市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例。この条例は、管理職員が災害等への対処、その他の緊急の必要により平日の午前0時から午前5時までの間に勤務した場合に、管理職員特別勤務手当を支給するため、条例改正を行うものでございます。
 詳細につきましては、担当より御説明を申し上げます。御審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  資料を基に説明をさせていただきます。まず1ページを御覧ください。これは全体像でございますが、次の4号の育児休業の条例とも併せてですが、職員の育児休業、職員の妊娠、出産、育児等と仕事との両立を支援するため、必要な制度を新設、また見直しを行うものです。
 まず、出生サポート休暇でございます。こちら、対象の職員は、常勤職員、再任用職員、会計年度任用職員、つまりは全ての職員を対象といたします。
 (2)の概要でございますが、対象となる治療等についてですが、不妊の原因等を調べる検査から、あとはタイミング法といった技術、それから通院ですね。通院も含め、それに必要な通院に関するもの、そして、これらは有給の特別休暇としまして、原則年5日以内、また、体外受精等で頻繁に通院が必要な場合には、年10日以内の取得を可能といたします。
 適用は令和4年1月1日といたします。
 続きまして、議案の第4号についても説明させていただきます。下の2、育児休業、部分休業の取得要件の緩和でございます。まず、対象の職員は、会計年度任用職員につきまして、1年以上の在職期間の要件を撤廃するというものです。
 適用は令和4年4月1日といたします。
 ページでいきますと4ページを御覧ください。新旧対照表でございます。三鷹市職員の育児休業等に関する条例(案)ということで、第2条の第1号のアというところでございますが、旧、改正前につきましては、引き続き在職した期間が1年以上である非常勤職員、これが取得できるという要件でございましたが、この要件を撤廃することで、在職期間が1年以上でなくとも取得することができるというふうになります。
 それから、その下、5ページの第6条を御覧ください。こちらは部分休業についてでございますが、部分休業は同じ条件でございましたので、これにつきましても要件を撤廃すると。
 それから、第10条でございますが、こちらは妊娠または出産等についての申出があった場合の措置を定めております。おめくりいただきまして、6ページ、10条の第2項になりますが、任命権者は、職員が申し出たことを理由として不利益な取扱いを受けることがないようにしなければならないというふうに定めるとともに、その下、第11条になりますが、勤務環境の整備に関する措置というものも定めるものでございます。
 続きまして、職員の給与に関する条例の説明をさせていただきます。ページでいきますと15ページ、まず15ページを御覧ください。一番下のほうになりますが、管理職員特別勤務手当、こちらを第13条の4に定めております。第1項につきましては、これまでもございますが、週休日、休日における勤務に関する規定でございます。
 1ページおめくりいただきまして、第2項、ここに新たに規定を設けるものでございますが、平日の深夜0時から5時の勤務について支給をする規定を定めるものでございます。
 なお、手当の額につきましてですが、第3項、その下です、第3項の第2号に定めておりまして、1回につき6,000円を超えない範囲で支給することといたします。
 すみません。ちょっと資料お戻りいただきまして、資料の1ページにお戻りください。3のその他でございます。今回の条例の規定ではございませんが、その他、育児等と仕事を両立するために、会計年度任用職員について無給の休暇であったものの一部を、母子保健休暇、妊婦通勤時間については有給の休暇へと見直す整備をいたします。
 また、会計年度任用職員の介護休暇、介護時間につきましても、取得要件の1年以上というものを廃止することを予定しております。
 説明は以上でございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございました。
 市側の説明が終わりました。
 これより委員よりの質疑をお願いいたします。


◯委員(池田有也君)  では、幾つか質問させていただきます。まず、出生サポート休暇のところで確認したいんですけれども、やはり受けている内容によっては、日にちがかかるものであったり、いろんなものがあると思うんですけれども、例えば午前中だけとか、午後だけというような部分的な取得も可能なのかどうかという点と、あと、場合によっては女性だけじゃなく、男性のほうも付添いで来てほしいと言われて行かざるを得ないような、そういう場合に、男性の職員でも取ることが可能なのかどうか、その2点について確認させてください。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  日にちにつきましては、1日を単位といたしますが、必要に応じて、時間または半日での取得も可能といたします。
 それから、配偶者、もちろん出生サポート休暇は、男性、女性にかかわらず、不妊の治療に必要な通院等を行う場合には取得できることといたします。ただ、今御質問のように、付添いということでありましたら、その職員の治療ではございませんので、対象外となるものでございます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  はい、分かりました。ありがとうございます。恐らくいろいろ治療内容によっては頻繁な通院が必要ということで、なかなか周りに遠慮をしてしまって取りづらかった方もいたかもしれないので、柔軟な運用で、職員のほうも取得しやすいような運用をやっていっていただければと思います。
 それと、次に、育児休業、部分休業の取得要件緩和のところで確認したいんですけれども、これまでに1年以上の在職要件、これがあるために取れなかったケースがあったかどうかという点と、あと、雇用されてすぐにこれを取得された場合に、欠けた部分の人員の補充というのが速やかにできるものなのかどうか、その2点を確認させてください。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  これまで対象外でありましたので、そもそも取れたか取れなかったかというのは、申し訳ございませんが、把握はしていないところでございます。
 また、1年たたずに取った場合であっても、3年、4年で取った場合であっても、育児休業等を取る場合の補充というか、その後の対応につきましては、迅速に、速やかに人を配置するということで行っておりますし、行ってまいります。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。市民サービスが停滞しないような、そういった速やかな対応、補充についてもしっかり対応されているということなので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
 次に、議案第6号のほうについて確認させていただきます。この規定の時間ですと、やはり公共交通機関がほとんど動いていないような夜中の時間帯だと思うんですけれども、例えば、近い方は多分来やすいと思うんですが、やむを得ず遠方の人に動いてもらわざるを得ないような場合に、もしかしたらその方がタクシーとか使ったりとか、そういうので結構お金かかったりとかもすることもあると思うんですけれども、そういった場合の交通費であったり、そういったところはその後ちゃんと支給はされるのかどうか、確認させてください。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  タクシーにつきましては、これまでもそうですが、どうしても交通機関が止まっていて、できない場合には、利用した場合には、その実費について旅費として支給しているところでございます。


◯委員(池田有也君)  分かりました。どうしても夜中でなかなか公共交通機関が動いていない時間で、遠方の方というのはすごい負担はあると思いますので、その辺り、しっかり後で支給ができるような形の運用でやっていっていただければと思います。
 以上で私の質問は終わります。


◯委員長(高谷真一朗君)  次の質問者。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、よろしくお願いします。まず第3号ですね。出生サポート休暇です。今まで病休とか、有休で対応していたというふうに思いますが、これ、設定されることでどれくらい利用があると見込んでいるか、もしあればと思います。
 これ、1年の間に5日ないしは10日ですけども、例えば秋から治療を開始して、途中で体外受精とかになって、その年は、例えば5日とか、6日取って、それを翌年に繰り越す。要するに、本来だったら10日間取れるかも──有給だったら繰越しって考えられるけど、本当に場合によっては続けて何日も休むということも必要だったりする場合もあるし、物によって治療の過程でいろいろ発生してくると思うんですけども、そうすると、もし繰り越せれば次の年に十何日間取れるみたいなことが可能なのかどうかというのをまず確認したいと思います。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  2点お答えいたします。まず、どれくらいの利用を見込んでいるかということですが、実際には何人が想定ということはございません。ただ、所属長のほうにそういう治療を行っているという相談を実際にしているという声を聞いてはおりますが、それが取得にどれぐらいつながるかというのは明確にはお示しできないところでございます。
 それから、休暇を繰り越せるかということですが、この出生サポート休暇につきましては、必要に応じて5日もしくは10日の範囲内で取得できるということで、あらかじめ付与されている有給休暇のようなものとは違いますので、繰越しはできないというものでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  そうすると、5日ないし10日を超えた場合は、有休なりで対応するしかないということですね。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  5日を超えた場合に、例えば、不妊の原因となっている治療を行うために勤務を休まざるを得ないような診断がされるようなものであれば、病気休暇の範囲も可能でございます。もちろん有給休暇も取得可能でございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。その際は、だから診断書等で確認をしていくという話ですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 あと、これ、事後的に申請して認められるのか。あと、やっぱり相談があるやに聞くというふうな話ですけど、非常にセンシティブで、場合によってはそういうふうなものとして言いにくい。生理休暇なんかもなかなかそうやって言って取れない。取りにくい。でも、朝、だから、具合が悪いから休むみたいなことをしちゃうとかね、連絡入れて休んじゃうみたいなこともあるというふうなことがやっぱりあるんだろうと思うんです。その辺の取扱いというか、後から、いや、実はとか言われたときに、それは適用できるのかというのも含め、ちょっとどういう柔軟な対応ができるのかどうかを。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  頭から、事後であれば全く認めないということはいたしません。状況によりまして、それは差し替えなりで対応するほうがよろしいというような判断があれば、そういうこともあり得るものでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  はい、分かりました。柔軟に。本当に直接の上司に言いにくいけど、じゃあ、こっちに言ったら大丈夫かとかね、いうふうなルートも検討いただいて、人によってはね、なかなか言いにくいことも起こり得ると私は思うので、そこはちょっと慎重に対応していただきたいと思います。
 本当に、こういうのをオープンで、でも、やっぱりね、治療を受けているということを言うこと自体が結構大変だし、それで結局失敗みたいなことは──要するに成功率低いものだからね、これ。受ければ次にってつながるものでは確率的にはやっぱりまだまだないので、そのことをオープンになかなか言いにくいと思います。そこはちゃんと、その辺は逆に管理職のほうで、この休暇の取得に対しての配慮というのがね、うまくできるようにしていただければと思います。
 月額職員は対象で、だから、勤務日が週3日以上または年121日以上あるか、あるいは6か月以上の任期かというふうなのが国のほうの条件になっているようですが、市のほうではどういうふうな条件になっているでしょうかというのを確認したいです。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  市の会計年度任用職員、いろんな区分がございますので、国では、確かにおっしゃるように、そんな定めはございますが、市では、今のところでございますが、特段、勤務時間、日数の定めは想定はしていないところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  幅広く対応していただければありがたいです。
 育児休業も同じですね。だから、結局今の会計年度任用職員であれば、1年以上の在職期間の要件を廃止ということは、時間額の人でもあり得るのか。でも、育児休業は、1年、あるいは1歳半まで取れるのかな。年度はどっちにしろまたぐことになりますよね。そういうときの、だから、ある意味では年間契約をしていないと対応し切れないということになりますよね。来年度の任用も継続していることがある程度前提になっての取得ですよね。復帰は職場復帰することが、現職復帰というのが前提だし、いや、そうじゃなくて、だから休業している間にその期間が切れちゃうというふうな場合って、どういうふうな扱いになるのかという辺りが。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  実態としましては、会計年度任用職員、3月までの任用期間、もしくはどこか一定の期間でございますが、その後更新する可能性がある場合については、認めているものでございます。明らかにその先勤務がないような場合については認めないものでございますが、じゃあ、具体的にどのようなものがあるかということはあまり想定はしておりません。3月までの任期であっても、次の4月に再度の任用の場合には取得を認めるというものでございます。


◯委員(野村羊子さん)  男性も育児休業というふうなことで、これ有給で対応するのかというのをもう一回確認しておきたい。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  育児休業、男女の別なく取得を認めるものでございますが、ただ、育児休業につきましては、常勤の職員も、皆、無給の休業でございます。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。有給になったのはあれですね、産前産後のほうですね。その他のところに書いてあるのはそっちでしたね。
 じゃあ、議案の6号ですね。管理職。これもどういう場合に当てはまるのかというふうなところで、災害等の対処で夜間に出動、出勤した場合というふうなことですけど、継続的に──例えば事が勃発したのが夕方の5時とかで、そのまま継続的にずっと事に当たって明け方までなってしまいましたという場合も、これ、対応するのか、それはまた別の手当なりになるのかというのをまず確認します。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  今の御指摘ですと、勤務した場合でございますので、例えばずっと継続して深夜を超えたものにつきましても、管理職特別勤務手当の対象でございます。


◯委員(野村羊子さん)  今現在は、例えばそういう災害等で出動、出勤した場合、火事の現場に駆けつけるとか、DV対応で呼び出されるとかといった場合の手当というふうなものは何かあったんでしょうか、それとも何もなかったんでしょうかというのを確認したい。管理職に関してね。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  今現在は特殊勤務手当というものがございまして、その中で緊急出動手当がございます。そこで、災害等の非常時により出動した場合には1回1,500円の手当を支給しているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  それはなくなるんですか、それとも、それとこれはセットになるのか。一般職の場合もそれはあって、残業代だっけ、がつくのか、ちょっとその辺、確認したい。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  併給になります。今現在、一般職については、時間外勤務手当と緊急出動手当、管理職につきましては緊急出動手当のみの支給となっているものでございます。


◯委員(野村羊子さん)  夜中にね、対応していただくにはやっぱりちょっとそれなりのというのは、それはそれで思うので、きちっと対応してできるといいなとは思います。
 週末に関しては、週末の手当がありましたね。だから、それはそれであるので、これである意味全部をカバーすることになるというふうなことで大丈夫でしょうか。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  全部ということでいきますと、例えば、新しく設けるのは午前0時から午前5時まででございますので、24時間のうち、その5時間分と勤務時間の間につきましては全部の中には入らないというものでございます。


◯委員(野村羊子さん)  一般職は残業代が出る、管理職はないという理解ですね。分かりました。
 それでも、これも国のほうのね、手当の中で対応がして、三鷹市でも対応するというようなことなので、働いた分に相応してそれなりの処遇があるというのはそれなりだなというふうには思います。
 ありがとうございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますでしょうか。


◯委員(栗原けんじ君)  1点だけ。出生サポート休暇や育児休業、部分休業の取得要件の緩和など、周知徹底を、部長職、上司の理解も重要だと思います。積極的に使っていただけるように取り組む市の姿勢を確認しておきたいと思います。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  今回の出生サポート休暇に限らずですが、それぞれ、育児、出産、妊娠等に伴っての休暇の周知につきましては、ハンドブックも設けまして周知しております。
 また、やっぱり働き方改革の中でも、こういった制度の周知につきましては徹底したいというふうに考えておりますので、一層──管理職について特にですが、職場全体にも併せて徹底していきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  よろしくお願いします。取得してですね、ライフ・ワーク・バランスが取られる、取れるようになるというのは、働きやすい職場をつくっていく上でも重要だと思いますので、よろしくお願いします。
 また、古い、昭和の時代に入った人は、なかなか取得しないというような方もいらっしゃるかなというふうに──そういう時代ではないかとは思いますけれども、全体の理解を深める取組もぜひ進めていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で議案第3号、議案第4号及び議案第6号に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時07分 休憩


                  午後2時14分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開します。
 議案第5号 三鷹市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯総務部長(濱仲純子さん)  議案第5号 三鷹市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例。この条例につきましては、デジタル技術を活用した誰もが暮らしやすいまちづくりの実現に向けて、市のデジタル化施策全般に対し助言や支援を行う非常勤の特別職職員の職を設けますとともに、その報酬額を定めるための条例改正となります。
 詳細につきましては、担当より御説明させていただきます。御審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  資料12ページをお開きください。新旧対照表になりますが、デジタル推進参与の報酬につきましては、月額の報酬とし、月10万4,000円といたします。
 なお、任期につきましては、1年とし、再任を妨げないことといたします。
 説明は以上です。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございます。
 市側の説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(池田有也君)  では、質問させていただきます。まずデジタル推進参与になられる方というのはどういう民間の方なのか、またどんな人材の方を募集するのか、その点について教えていただきたいと思います。
 また、報酬月額がこの金額になっているのは、何か参考のようなものがあったのか、この金額に至った理由についても伺いたいと思います。お願いします。


◯総務部長(濱仲純子さん)  今回、デジタル推進参与につきましては、現在人選を進めているところでございますけれども、基本、行政事務にもしっかり精通をしている方で、かつ一番重要な最新のデジタル技術を活用したデジタルトランスフォーメーションの手法、また国や東京都の動向などもしっかり把握をされていて、三鷹市に対し適切なアドバイスができる方という非常に高いハードルの中で今検討を進めているところでございます。
 そして、基本的にその報酬月額につきましては、その他の非常勤職員の1回当たり1万3,000円というような金額がございますので、それをベースに週2日で1か月、4週間というような算定を用いての金額設定でございます。


◯委員(池田有也君)  分かりました。やはり今まさに政府も一体となってデジタル化を進めていく中で、やはりデジタル人材の確保に困っている自治体ってすごく多いような話も聞いています。その中で、ちょっとこの月額のこの金額で確保できるのかどうかちょっと心配な部分もありまして、今、募集をかけているところというところですが、その辺り、見込みとして確保できそうなのかどうか、ちょっとその辺りを確認したいなと思います。


◯総務部長(濱仲純子さん)  ちょっと私の説明が足らずに申し訳ありません。募集をかけるということではなくて、三鷹市で、適任者がいないかどうか、今調整を進めているところでございます。


◯委員(池田有也君)  となりますと、市内、三鷹市の方とは限らないような形で検討を今されているということで、中には国のほうで地方創生の関係でそういった人材を紹介するような仕組みもあったりしますけれども、そういったものの活用などは検討されていますでしょうか。


◯総務部長(濱仲純子さん)  今のところそういった制度については活用は検討していないところでございます。


◯委員(池田有也君)  あと、すいません、今、三鷹市だと、電通大さんと包括協定を結んでいたりしますけれども、そういったもともとあるネットワークを通じて探すということもあったりするものなんでしょうか。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  ちょっと歯切れの悪い答弁になるかもしれないんですが、そういったことも含めて、今人選を進めているといったところで御理解いただきたいと思います。


◯委員(池田有也君)  分かりました。なかなかこれからデジタル化を進めていく上で、すごく重要な方になると思います。このデジタル推進参与の方の仕事の中には、これから政府のほうで委嘱を始めていくデジタル推進委員を育てていくような、そういうふうなことも期待されているものなのでしょうか。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  直接育てていくとかいうところも1つの視野に入れているところでございますが、全体の方向性ですね。じゃあ、そういった方々たちをどうやって育てていって、どこに活用していこうか。そういったような、専門的な知見をいただきたいなと期待しているところでございます。


◯委員(池田有也君)  分かりました。デジタル人材をなるべく確保して、官民学連携を進めていく上でもかなり要になる方なんだろうなというふうにも思います。そういった意味でも、ちょっと月額報酬がこれで来てくれるのかすごく心配なところではありますが、その辺り、しっかり確保できるように、柔軟な──もちろん議会の理解を得ながら、柔軟な対応をしつつ、確保できるように努力していくことを期待して、質問を終わります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、今一定の答弁がありましたが、今人選を進めているということです。週2日、市役所に来て、そこで執務をするという日程が決まって、特定の日に来ているみたいな、そういうようなことを想定していますか。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  こちら非常勤の特別職になりますので、一般職のように何時から何時の勤務時間というような割り振りではございません。
 ただ、一定程度、定期的にいつでもこのときに行けば相談できるとかいうものも想定しながら、週2日を想定しているというものでございます。


◯委員(野村羊子さん)  そうすると、何だっけ、弁護士さんに来ていただいていたりした、そういう感じで、そこにいて、その時々の相談事に応じるとかというふうなことになるんですか。何か特定のテーマで、研究的な、調査的な、何かそういうようなことを一緒にやるとかというふうなことになるのか、ならないのかというのも確認します。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  今御指摘のあった弁護士というのは、多分特定任期つきの法務監のことかと思います。あちらは一般職で、勤務時間、週38時間45分が私どもと同じように決まっておりますので、形態としてはそういうものではございません。
 ですので、相談だけでなく、いろんな会議の出席だとか、資料、あとは、国や東京都等の情報を収集していただく等々、いろいろ幅広いものもございます。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  そうすると、市役所に来ないで、国とか、東京都に行って、何かそこで情報収集してくるみたいなことも想定していますか。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  場合によりましては、そういうことも想定されるかなというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  中身的なことは非常に抽象的な言葉でしか説明されていませんが、実際に基準、規定、何か特定の規定──資格要件とかね、そういうようなことは考えていないということでいいですか。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  いわゆる資格としては想定はしていないところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  これはほかでも同じような職を置いているようなところがありますか。今、国がこういうことを勧めて、置いたほうがいいとか言っているとか、あるいは、先ほど地方創生のってありましたけども、そういうようなことの枠がどこかであってやっていたりとかというふうなことであるのか、ないのか。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  現時点で把握しているのは、例えば近くだと、調布市さん、狛江市さんといったところにもこういった行政相談のアドバイザーとか、推進員という方を置いていて、場合によっては三鷹市と同じように非常勤の特別職であったり、任用というものではなく、謝礼を払っているということも聞いておりますが、あと、昭島市、八王子市なんかも設置しておりまして、こちらは非常勤の特別職ということで認識しております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  結局のところ、国のデジタル庁の進め方を含めて、私たちは常に情報の在り方、個人情報を含めた情報の扱い方というのは、今の状況では非常に危ういものだと思っています。その辺が、こういう方に来ていただいて、この方のアドバイスに私たち三鷹市が従わなくちゃいけないみたいなことになった場合に、危ういものが出てくるんじゃないかと危惧をしますが、それはどうでしょうか。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  前提といたしますと、きちっと法令の範囲内で事務をやっていくのが大前提かと思います。そこについては、きちっと優良事例を紹介していただくといったようなところが、横展開していくというのが国の狙いでございます。また、その前提は、個人情報をきちっと守ってセキュリティーを確保していくと。市民から託された貴重な財産というふうな位置づけもございますので、そこについてはきちっと対応していきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  法令が今変えられてきているというところがあるじゃないですか。個人情報保護条例もリセットしろって言われているわけでね。そういうようなところで、いや、だから、最先端を行くから早くやれとかいうふうなことでそぎ落とされる。こちらの三鷹市が持っている情報保護の観点とか、そういうことをデジタル優先と言ってそぎ落とされるようなことがあってはならないと思うんですが、どうでしょうか。


◯総務部長(濱仲純子さん)  ただいまの御質問には、個人情報保護制度の見直しが絡んでいるかなというふうに考えておりますけども、当然三鷹市といたしまして、これまで培ってきました三鷹市の個人情報保護制度を大切にしつつ、しかし、この時代の流れというものも把握しながら、より適切な個人情報保護制度への見直しという、十分そこは認識をしているところでございますので、その観点で今後検討をしっかり進めていきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  だから、時代の流れに流されるということが今問題だって言っているわけで、そういう方に来ていただいて、この人の言うことを聞かなくちゃいけないといふうになったときに、歯止めが利くのかという、そこが問題だと言っているんですよ。


◯総務部長(濱仲純子さん)  デジタル推進参与につきましては、当然アドバイスをいただく、助言をいただく方として今回お迎えするわけですけれども、それをもってして三鷹市の考え方が動じるようなことがないように、しっかり現状を把握して、市民のことを第一に検討をしていきたいと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  ですから、立場の在り方、単に非常勤特別職としてあるというふうなことでどういう位置づけをするかということが、やっぱりね、どこまでのアドバイス、どういうふうな役割を持っていただいているのか。そこで、市としての姿勢として、市民を守るという姿勢とね、いや、最先端はこうですからと言われるときとね、そこはやっぱり市がちゃんと姿勢を持ってなくちゃいけないと思いますが、最後もう一回確認したいと思います。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  あくまで今回、やっぱり助言や調査というような位置づけでございます。やはり最終的に決めるのは市で決めて、議会と合意形成を図りながらといったようなところは、これは大前提になるところでございますが、そういった運用をしていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  ちょっとまだね、ちょっと私としては不安が残る、疑念が残るというふうに、だから、どういう人というのも具体的に分からないまま、学識経験者か、民間の研究所なのか、民間企業の人間なのかというのによってもこちらの警戒心も変わってくるし、そういうことが一切明かされないまま、制度がつくられ、任命は市のほうで勝手にやるわけだから、そういうふうなところで、同意を得ながらと言われるけども、同意できる部分って非常に限られているわけだからね、そこは非常に疑問な点は残ると言っておきます。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますか。


◯委員(石井良司君)  今回のこの件はいいと思うんですね、とても。それで特に心配しているのは、今のシステム、レガシーシステムというか、今のシステムを変えていかなくちゃ、今後のデジタル化には対応できない部分も出てくると思うんですよ。特に、代表質疑で言ったけども、ブロックチェーンとか、各課が一本化して情報を共有するようなことになっていくと、やはり今後しっかりとやらなくちゃいけない。特に、今個人情報の件も出たけど、その個人情報というのは、いかに市民のために使うかなんですよ。だから、十分守るのは、これ当然ですよ。守った上で、個人のね、行動計画等もあるけども、そういう情報のために、個人を、または市民を守るためにしっかりと情報を活用しなくちゃいけないと私は思います。
 そういう意味でも、しっかりとこういう方にその流れを見てもらって、また、組立てをしっかりと、システムをしっかりと考えてもらわなくちゃいけない。当然、今、再度言うけども、やはりそういう部分では個人情報大切だけども、その活用が大切。そこをしっかりとやっていただきたいと思うんですけども、それでまた今回はこれ、どっちかというと市民の安全安心とか、幸福というか、そういう部分に活用されるわけだから、もう一方でやっぱり経済面という、そういうシステムも考えなくちゃいけないと思うので、今後ともまたこういう方も増えてくるのかなという気もするんだけども、これ、今後の考え方とか、今言った個人情報の活用についてどう考えているのか、再度お聞きしておきたいと思います。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  そういう意味でいくと、活用の面と個人情報の保護という、非常に難しいバランスを取らなくちゃいけないというところはあると思います。総務部長からも申し上げたとおり、やはりそうなると行政実務を一定程度分かってないと、これ、難しいのかなというふうに思っています。石井委員おっしゃったとおり、デジタル技術を活用したウエルビーイング、そういったところがこれからのテーマになってくると思います。デジタルガバメントクラウドもございます。そういった個人情報をきちっと守りながら、円滑に運用していって市民に還元していくというふうに考えているところでございます。


◯委員(石井良司君)  分かりました。それでシステムをつくる、これからもつくっていくことも当然必要なので、スローペースではなくてね、やはり速いペースで進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員長(高谷真一朗君)  よろしいですか。


◯委員(栗原けんじ君)  すいません。全員が質疑したので、私も同じような懸念を感じるんですけれども、これ、選任したときに、議会に対しての報告というのはどのように考えているんでしょうか、されるのか。お名前、経歴だとか、そういうことも議会に明らかにするものですか。


◯総務部調整担当部長(近藤さやかさん)  この職につきましては、非常勤の特別職でございまして、例えば議会に報告する、こんなこと言ったらあれですが、義務というものはございませんが、ただ、一方でスマートシティーの取組だとかいう報告の中でも入ってくることもあり得るかというふうに思っています。今時点で、必ず任命したらすぐに報告しますというようなことまでは考えていないところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  どんな方が任命されて、どういう──選考の中でいろいろ考えられて、選ぶ、選任するかと思うんですけれども、選んだ理由、どういう出身で、どういう技術を持っていらっしゃって、どういう相談に乗っていけるのかというのは、議会としてもちゃんと確認しておきたいと思いますので、適宜、特別職の職員になるわけですから、議会としての関係性も生まれてくると思いますので、そこは知り得るようにしていただきたいというふうに思います。


◯委員長(高谷真一朗君)  よろしいでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時33分 休憩


                  午後2時35分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
 議案第9号 三鷹市消防団条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯総務部長(濱仲純子さん)  議案第9号 三鷹市消防団条例の一部を改正する条例、この条例は、消防団員の処遇改善に向けた国の方針を踏まえまして、消防団員報酬の見直しを図るため、条例改正を行うものでございます。
 詳細につきましては、担当より御説明を申し上げます。御審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  それでは、参考資料の18ページをお開きください。三鷹市消防団員の団員報酬の見直しについて御説明させていただきます。
 1の件名としましては、三鷹市消防団条例の一部を改正する条例でございます。
 2の概要になりますが、令和3年4月13日付で消防庁長官より通知がありました消防団員の報酬等の基準の策定等について、消防団員の処遇改善のため、新たに出動報酬を創設する等の取組を行うよう取りまとめられ、自治体においてその対応が求められていることから、現行の三鷹市消防団条例を改正し団員報酬の見直しを行うものでございます。
 3の出動報酬につきましては、1日につき8,000円を基本とする国の指標に基づきまして、新たに出動種別に応じた出動報酬を創設するものでございます。
 また、出動報酬を創設することから、(1)、現行の報酬にあります待機報酬、特別出動報酬、機関員報酬をそれぞれ廃止とすることとします。
 (2)、新設する出動報酬につきましては、災害出動として1日につき8,000円を基本としていますが、出動時間による細目に分かれております。
 (ア)として、3時間以内の場合は、1日につき3,000円を支給します。
 (イ)として、災害出動したが、分団詰所での待機までの場合や誤報によるものであった場合、その他これに準ずると団長が認める場合においては、1日の災害出動がその1回の当該出動のみのときは、災害出動の項の規定にかかわらず、報酬額は1,500円とします。
 (ウ)として、台風警戒や大規模災害などの長時間に及ぶ災害出動について、出動時間が8時間を超える場合は、1時間までを増すごとに1,000円を加給します。
 (エ)として、日をまたぐ出動につきましては、出動日としては1日として扱うこととします。
 最後に4、その他としまして、同条例の改正案につきましては、令和3年11月に行われました三鷹市消防委員会に諮問し、実施することに異議のない旨の答申を受けているところでございます。
 資料19ページからは三鷹市消防団条例案の新旧対照表となっておりますので、御参照してください。
 説明は以上となります。


◯委員長(高谷真一朗君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑をお願いいたします。


◯委員(寺井 均君)  それでは、よろしくお願いします。現行の報酬が廃止されて、新設ということで、これまではどっちかというと内容とか、役職である程度この報酬が決まっていたと思うんですね。今回はどっちかというと出動時間とか、日当という形の、あんまり人に限らず出動した形という形になったんですけども、これがどのような背景やどのような協議でこういうふうになったというふうに市として捉えているか、ちょっと教えていただきたい。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  まず、今回改定する部分とは別に、もともと報酬の中には役職に伴う報酬、こちらがございます。参考資料の最後の新旧対照表を見ていただきますと、団長以下、各職名ごとに月額報酬額が定められておりまして、こちらがいわゆる固定報酬と。こちらにつきましては今回見直しは入っておりませんので、御説明は省かせていただきましたが、今回の改正の部分は、消防団員の皆様、もともとボランティア精神や郷土愛護精神に基づいて活動していただいているというところは存じておりますが、一方で、消防団員やその家族から苦労に見合うだけの適切な報酬等が支払われていないというような声もございます。消防団員の苦労に報いるために、適切な処遇の改善、これが消防団員の士気向上、その他家族等の理解を得るためにも必要なものであるというようなことと、今後の消防団員の確保にもつながっていくというような国のほうからの考えもあるところでございます。
 また、近年、風水害を中心とする災害が激甚化、多様化する中で、消防団員に求められている役割、こちらも多様化、複雑化しているところでございます。長時間に及ぶ警戒活動や災害対応が求められておりまして、現行の待機手当等の費用弁償のままでは、一人一人の負担が増加している消防団員の活動や苦労に応じた報酬体系になっていないというような部分もございまして、この部分を見直して、国からの今回指標に基づきまして、出動に応じた報酬制度、こちらを創設するというような背景でございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。やっぱり年々、いろんな災害が増えてきたといいますか、今までなかったような災害に対応していただいているということで、やっぱり処遇という、やっぱり改善しなきゃいけないことだと思いますので、こういうふうになってよかったな、見直しがされてよかったなとは思うんです。市として、見直しによる報酬増といいますか、どのぐらいが上がる、どのぐらいにというふうに思って試算されているのか、教えてください。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  今回の予算規模で試算の中では、全体額としては、令和3年度予算と令和4年度予算の対比の中では500万円程度が増額ということで見ております。
 ただし、今回改正した後は、どちらかというと今改正している部分は実績払いということになりますので、出動の回数に応じて支払っていくと。ですから、火災だったり、災害の出動が多ければ当然支出も増えていく。逆に少なければ支出が出ないというような変動的な部分がございますので、今までみたいなある程度一定的なものと違ってくるというところが確かにございますので、この辺は運用を始めてから、その動向を定めながら、予算の算定等も今後も検討していきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。500万円ということなので、1人当たりにすると、どのような処遇が改善されたのかなかなかあれでありますけども、一歩前進ということでね、よかったのかと思いますので、適正なやっぱり報酬というものがやっぱり今後必要になってくるのかなと思います。よろしくお願いします。


◯委員(池田有也君)  では、質問させていただきます。まず今回の制度設計についてちょっと確認なんですけれども、3時間のところで区切っている理由がまずどこなのかなというところで、確かに感覚としては、誤報じゃなく出動すると大体3時間以上かかるイメージがあって、誤報だと3時間以内で切り上げることがほとんどなので、その辺りの理由なのかなと思いますけれども、その確認と、あと8時間以降が1時間ごとに加給されていくんですけれども、8時間未満もそういうふうに1時間区切りにしなかったところの理由について確認したいと思います。お願いします。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  3時間というのは、今までの火災出動の中のずっと実績等を勘案しまして、出火報から消防団員さんは火災等の出動は覚知するんですが、そちらから実際に現場のほうに行っていただいて、消防活動をして、ある程度一定の段階で、消防団本部がそこで撤収という、命令時間が出るまでの活動時間を今回基準としますと、おおむね通常の──通常の火災という言い方もちょっと失礼なんですけど、ぼやとかではなくて、ある程度火災して消火活動したというものがおおむね3時間以内での時間帯で活動が終了するということを見越しての3時間という基準を定めたところでございます。
 8時間以内の場合はどうなのかということなんですけど、3時間を超えた場合は、もうそれは1日の出動ということで、8時間までは8,000円というような形で今回は対応するということでございます。
 長時間というのは、8時間を超えた場合につきまして、1時間ごとに加算していくということですから、3時間を超えて8時間までは一律8,000円というようなことで運用していきたいというふうに考えております。


◯委員(池田有也君)  分かりました。確かにすごくそうだなと思いながら、実際やっぱり出動して本格的な活動になるとやっぱりどうしても長時間になりますので、非常に妥当なところの線引きなのかなと思いながらお聞きしました。適切な運用、これからもどうかよろしくお願いいたします。
 以上で質問を終わります。


◯委員(野村羊子さん)  今回、去年ですね、総務省の消防庁が消防団員の処遇に関する検討会というのをやって、処遇改善したらどうかという話になってというところから来ている話だと思うんです。全体、先ほど出た固定給なんかでいえば、地方に比べれば三鷹は──東京都はね、平均でとにかくほかより断トツで高い──断トツじゃないかな、神奈川と同じぐらいかな、埼玉か。高くて、地方交付税でいえば3万6,500円のところ、実際東京都の平均で6万1,000円になるし、三鷹市ではもうちょっとなるという事態になっていますよね。でも、それはそれで私も必要なことだと思っているんです。今本当に自分の仕事をうっちゃってね、やらなくちゃいけないということの中で、どうこの活動を支えるかということはね。なので、それは必要なものとしてきちっと維持するということと、だから地方は地方でもうちょっとちゃんとやらないと大変だよねって思うんですけどね。やっぱり人手が足りなくなっているという中で、ちゃんと処遇して、その働きに見合うということは大事だと思います。
 それを前提にして、今回の、だから、そういう意味では、出動するごとに処遇改善というか、やっぱり少し上乗せされたような金額になるという理解でいいんですよねというのと、市の財政については500万円程度と、本当にそんな程度か、そんなんで、本当に1人どれくらい、これ平均してアップみたいになるの、でも、本当に確かに実績払いだからそう簡単には言えないんだろうけどというふうなところで、でも一人一人に、ちゃんと働きに見合ったものがちゃんと届くというふうなところでは、これくらいが妥当なのか。一応7,000円から8,000円というのが国のほうで示された手当なので、これでいくしかないのかなと。
 それを国のほうでは、3時間とかという区切りが、待機とかという区切りはなかったように思いますが、それはやはり今までの待機とかの考え方からこのような細かい区分を三鷹市がこれ独自でつけたのか、あるいはこの近隣、都内のほかの消防団も似たようなことで同じような形で動いているのかというのも確認したいと思います。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  標準額ということのお話の中で、それ以外ということなんですが、国のQ&Aとかのそういったものを確認しまして、火災出動時間なんかにおいても、実際には短時間となるものもありますし、あと、業務の負荷、活動時間等を勘案して、いわゆる標準額と比較して、その結果として8,000円より低額となることは特に差し支えないというようなお示しがあります。
 そういったことを踏まえまして、支給単位を例外的に1回当たりとすることも差し支えないということで、今回、誤報による出動の場合は、1回というような単位を適用しているところもあります。
 これ、日頃から、近年、福祉施設等からの誤報だったり、あと調理中の煙を通報したものなど、火災の事実のない通報というのが散見されているというようなこともありまして、そのものと、実際の火災があって消火活動している、消防活動しているというものは、やはりちょっと同じではなくて、差があってよろしいのではないかというようなことの見解がございます。
 あと、他市の状況ですが、消防団の形態としては同じである多摩地区、こちらの状況ですけど、26市中、今11市が令和4年4月からの改正予定で準備を進めているところでございまして、ほかの市につきましても協議継続中というようなことで聞いております。
 あと近場では、調布市さんや狛江市さんが本市と同様の内容で見直しを進めているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  はい、分かりました。先ほど出火報から始まってという、ある種、時間の起点はそこになって、終点、最後は、団長がこれで終わりと言ったところというふうなことになりますよね。それは、つまり、タイムカードなんかないわけだから、こうやって時間を区切っていくと、より、いつ、何時間みたいなことのカウントはすごく大変になると思うんですけども、その辺はどういうふうに、何かシステムがあるのか、あるいは支払いの計算とかね、みたいなのは、それは市のほうの担当で行っているのかというふうな、間違いがないようにできるのかとかって。これちゃんと個人に三鷹市はお支払い、それぞれしていますよねという確認をしたい。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  出動の時間の確認等については、各分団ごとに火災出動において判断をしていただく。確かに全員が全員一斉にそろって同じ時間帯で出動してというのはなかなか現実的には難しいところありますが、多少の時間の差というのはそんなに細かく、何時何分ということを、一人一人を追っかけていくと、もちろん本当にタイムカード式でなければ、とてもじゃないけど確認ができませんので、出動したものをよほど大きく──本当に最後だけちょこっと来たというのは、ちょっとその分団長さんの判断になるんですが、今回の出動に対して、誰々が来たということになって、分かりやすくしていきたいと。運用の中で、簡素にしてできるようにというようなことで工夫をしていきたいというふうに考えております。
 それと、個人への支払いで間違いございません。今、そういった形で、分団さんのほうでも準備を進めていただいているところでございます。
 分団さんから毎月毎月出動報告を現在もいただいておりますけど、それに基づきまして、事務局のほうで一人一人の試算をしまして、それで振込の手続をさせていただくというところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  あえて聞いたのは、過去に分団にまとめてお支払いをして、出動報酬なり何なりをね、それが分団の運営に使われちゃうみたいなね、個人のところに直接行かないみたいな、過去に地方でそういうのがあってというふうなことがあって、そこはやっぱりちゃんと変えていかないといけないよねみたいな話があったんですよ、三鷹ではなくてね、消防団の処遇の話の中で。なので、ちゃんと三鷹市は一人一人出動したことに対して、その人に対してそれが支払われていますよねって。だから、結構一人一人、細かい話になるんだから、消防団員さんにそれが、負担が行っていたらまずいよなとかというふうなところで確認をさせていただきました。
 もう一つ、最後に、三鷹市の消防団員さんは、一応定数というんですかね、は何とか満たしている、ほぼほぼ何とかなっているというふうなことでいいでしょうか。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  現在は定数204人のところ、204名在職しているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  やはり処遇も含め、大変な中をやっていただいている方たちが、ちゃんとそのとおりね、それに見合った、働きに見合った、それこそリスペクトされるようなことが必要だと思うし、それができるように、必要な負担は三鷹市も負わなければならないと思いますので、ありがとうございました。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時54分 休憩


                  午後3時28分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開をいたします。
 議案第14号 令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第14号)、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異義なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  議案第14号 一般会計補正予算(第14号)について討論します。
 桜井浜江市民ギャラリーの指定管理については、使用承認等について、指定管理者に委ねるものとされている。市民がギャラリーを利用する場合に、事前に使用計画を提出するとするが、公の秩序の維持等との答弁があり、使用承認に際し、恣意的な判断が出され、市民の表現する自由を損なう可能性がある。今後の運営に疑問が残る。
 基幹系システム関係費、マイナポータルを利用した「引越しワンストップサービス」は、全く新しい事業のスタートであるにもかかわらず、参考資料が付されていなかったのは遺憾です。現実の動きとして、トッパン・フォームズとNTTデータが引っ越しポータルサイトを立ち上げ、個人がそこに自分の個人情報を送る。引っ越しポータルサイトからマイナポータルを経て、行政、公的機関、民間事業者にデータを送るというシステムになっている。民間事業者がシステム開発をしているが、中間に民間のポータル事業者を置くことは、様々な種類の個人情報がひもづけされ、蓄積される可能性がある。この情報はいつまで保存されるのか、いつ消去されるのかについての説明が明確になかった。個人情報の民間企業への目的外流用や情報漏えいの危険性が大きい。今回のシステム改修は自治体クラウドで対応するので、3自治体の合算が人口割で来たものを分割しているので、費用負担は小さく見える。しかし、今後継続していく事業である。今後の段階的なシステム改修はないとされたが、過去の例からすると結局改修が必要になる場合がある。今後の費用負担についても、運用面でも危険が大きい。マイナポータルを活用することも問題である。マイナンバーカードを取得して、ネット経由でマイナポータルに登録できた、限られた個人にしか利用できないシステムに多額の税金をつぎ込むことも問題である。
 保育士処遇改善は、公務員正規職員も含め、全体が底上げとなるような処遇改善をすべきだと考える。
 以上を述べて、本補正予算に反対します。


◯委員(栗原けんじ君)  議案第14号 令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第14号)について討論します。
 国の補正予算等への対応として計上された基幹系システム関係費は、社会保障・税番号制度システム整備に関わるもので、マイナンバーを利用した「引越しワンストップサービス」、転入・転出のためのシステム改修のためのものと説明があった。マイナンバー制度の活用については、個人情報保護、個人情報の利用拡大によるプライバシーの侵害の懸念がある。個人情報管理のセキュリティー強化に万全を期す不断の取組を強く求めるものです。
 保育士等の処遇改善の補正予算は、収入の3%程度(月額9,000円)引き上げる経費を助成するものですが、実質の収入増は、目標に及ばないおそれがある。保育士等の処遇改善を社会的に考えれば、助成額を1桁引き上げる必要がある。さらなる処遇改善の拡充のため、国・都に要望することを求めると同時に、市独自の助成を検討、実施することを求める。
 以上、意見を申し上げ、本補正予算に賛成します。


◯委員長(高谷真一朗君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第14号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第15号 令和3年度三鷹市介護サービス事業特別会計補正予算(第1号)、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異義なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第15号について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第3号 三鷹市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異義なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第3号について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第4号 三鷹市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異義なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第4号について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第5号 三鷹市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異義なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(野村羊子さん)  議案第5号 三鷹市非常勤職員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例について討論いたします。
 非常勤特別職としてデジタル推進参与を設置するものです。行政事務にも通じ、最新デジタル技術の知識があり、都や国の意向をつかんで、市にアドバイスできる人という答弁があったが、資格要件はなく、今人選を進めているとされた。学識経験者、大学に籍を置く者か、民間の研究所に籍を置く者か、民間企業に籍を置く者か等について、明らかにされなかった。どのような立場の人材かが明確にされないまま、相談に乗り、助言する者とされるのは問題である。
 さらに、デジタル技術の活用の専門的知見を得るとされるが、技術の活用には思想・哲学が裏打ちされている必要がある。単に行政事務に通じているだけでは不十分である。国はデジタル庁を設置し、個人情報保護法を改悪し、様々な個人情報をビッグデータという衣を使って、企業に売り渡す動きが加速化している。その動きに乗るのは危うい。
 「時代の流れに沿う」というような観念的な言葉の中で、この特別職のアドバイスによって、三鷹市が築いてきた個人情報保護の基準・規制が崩されるようなことがあってはならない。市の職員、公務員として、憲法に従い三鷹市自治基本条例を遵守する三鷹市職員を専門職として対応することを検討すべきであるとし、デジタル推進参与設置に反対する。


◯委員長(高谷真一朗君)  これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第5号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。
 議案第6号 三鷹市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異義なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第6号について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 議案第9号 三鷹市消防団条例の一部を改正する条例、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異義なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第9号について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって本件は原案のとおり可決されました。
 休憩をいたします。
                  午後3時35分 休憩


                  午後3時37分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。
 企画部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯副市長・企画部長事務取扱(土屋 宏君)  企画部からの行政報告は、「ボランティアポイント・地域通貨(仮称)」事業基本方針の策定についてです。
 このボランティアポイント・地域通貨につきましては、三鷹まちづくり総合研究所に設置しました研究会で調査研究を進めました。その成果につきましては、12月の本委員会で御報告をさせていただいたところです。
 このたびは、同研究会の報告書を踏まえながら、コミュニティの活性化を図りつつ、地域経済の活性化をも視野に入れた三鷹らしいボランティアポイント・地域通貨(仮称)の導入に向けて市としての基本方針を策定いたしました。その概要について御説明させていただきます。
 詳細、担当課長から御説明いたします。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(丸山真明君)  よろしくお願いします。私からは報告事項の詳細について御説明させていただきます。資料1及び資料1別紙を御覧ください。
 このたび作成いたしました「ボランティアポイント・地域通貨(仮称)」事業基本方針は、資料1別紙のとおりでございますけれども、20ページにわたりますので、本日は資料1により同基本方針のポイントを御説明させていただきます。
 それでは、資料1を御覧ください。初めに、1、概要です。同基本方針では、ボランティアポイント・地域通貨、以下、地域ポイントといいますが、の導入に向けた調査研究など、これまでのプロセスに加えて、地域ポイント事業の基本的な考え方などをまとめております。また、将来的な事業展開のイメージを示すほか、令和4年度の取組や今後の推進体制、スケジュール等を明確にしております。
 次に、2、地域ポイント事業の基本的な考え方について御説明いたします。地域ポイント事業は、(1)のアに記載のボランティアや地域活動等への参加促進を目指しつつ、イに記載の地域経済の活性化も視野に入れた事業展開を図ってまいります。また、ウに記載のとおり、例えば環境、健康、文化、子育てなどといったテーマを年度ごとに設定し、地域ポイントと連携した事業展開を図ることで、地域課題の解決や地域のにぎわいづくりにつなげていきたいと考えております。
 こうした事業コンセプトをベースに段階的に事業を展開していくことで、三鷹市の魅力を高めるとともに、共に支え合う新しい地域社会の実現を目指してまいります。
 次に、(2)、地域ポイントの仕組みでございます。地域ポイントは、ボランティアポイントが持つコミュニティ性と地域通貨が持つ経済性の両方を兼ね備えたもので、三鷹市が独自に導入するものでございます。
 具体的には、アに記載のとおり、ボランティア活動等の参加者に対して市が地域ポイントの付与を行い、イに記載のとおり、記念品との交換に加えて、公共施設や市内店舗等で決済手段として使用できるようにすることを想定しております。
 さらに、ウに記載のとおり、地域ポイントを利用者間であげたり、もらったりできる仕組みを整備いたします。
 なお、地域ポイントは、エに記載のとおり、スマートフォン等で利用するデジタル形式を基本としつつ、紙やプリペイドカードなどによるアナログ対応の仕組みを設けることで、幅広い層の利用を可能にしたいと考えております。
 また、(3)に記載のとおり、デジタル支援体制の構築、充実した情報発信、キャッシュレス決済の仕組みの整備など、事業を支える基盤もしっかりと構築し、安定した事業運営に努めてまいります。
 裏面を御覧ください。次に、3、令和4年度の取組について御説明いたします。予算の御承認が前提というふうになりますけれども、令和4年度は、地域ポイントの運用や管理の基盤となるシステムや運用ルール等の整備を行った上で、10月からの試行運用開始を目指して取組を進めてまいります。
 具体的な取組の1点目は、(1)の地域ポイントの発行です。アに記載のコミュニティ活動への付与では、企画部とスポーツと文化部が所管する一部のボランティア活動への参加者に対して地域ポイントを付与いたします。活動に対するポイント付与については、公平性の観点を踏まえながら、慎重に今後制度設計を進めてまいりたいと思います。
 また、イに記載の設定テーマに係る取組への付与では、健康増進と環境保全に関する取組への参加者等に対して地域ポイントを付与します。
 詳細につきましては、今後検討を進めてまいりますが、ポイント付与は公費負担となるため、その効果が地域社会に波及するような仕組みとなるよう調整を進めてまいりたいと思います。
 取組の2点目は、(2)の地域ポイントの利用でございます。試行運用では2つの利用方法を実証したいというふうに考えています。
 1つ目は、アに記載の記念品との交換で、設定テーマである健康増進や環境保全に関連した景品と交換できる仕組みを実施をいたします。
 2つ目の利用方法は、公共施設での決済で、SUBARU総合スポーツセンター等のスポーツ施設や三鷹ネットワーク大学で使用料等の支払いに使用できる仕組みについて実施をいたします。
 次に、4、将来的な事業展開のイメージでございます。令和4年度、5年度の2か年で試行運用を行い、十分に評価・検証を行った上で、改善や拡充を図りながら、本格運用へと移行してまいります。
 (1)から(3)に記載のように、地域ポイントの付与対象事業の拡充、市内店舗等でのキャッシュレス決済の導入、累積ポイントを活用した取組など、段階的にさらなる展開を図っていきたいと考えております。
 最後に、当面のスケジュールにつきましては、5の表に記載のとおりでございます。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございます。
 市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。令和4年、5年度は試行運用ということで、テーマを設定してということで、健康増進、環境保全のテーマでやられるということなんですけども、別紙のほうの18ページが将来的展開のイメージで絵がありますので、分かりやすいかなと思うんですが、この2か年に関しては設定テーマでやるということなんですけども、本格稼働になったときも、いわゆる市のテーマに沿ったボランティア活動しかつかないイメージなのか、ある程度ボランティア、何ていうんですかね、三鷹市全体でもいろんなボランティアがあるかと思うんですけども、ある程度そういうボランティア活動しているところの、あれも登録いただければ、将来的にはそういうボランティアに参加することも、付与していくような将来的なイメージなのかどうかということと、もう一つは、商店、事業所で協力いただいたところで、買物でも使うということでありますので、そのお店や事業所で扱っていただいた商品なんかも、そのポイントで、将来的な事業展開のイメージの(2)にありますけども、いわゆるキャッシュレス決済で買うことができるということでいいのかどうか。ちょっとその2点お願いします。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(丸山真明君)  まず、年度テーマについて、来年度は健康増進と環境保全ということですけども、こちらはボランティア活動と直結というよりは、そのテーマに関連したイベント等に参加した方にポイントを付与するということを考えています。ボランティア活動や地域活動への参加というのはまた別で、別のコンセプトとして付与したいというふうに考えています。健康増進や環境保全につながる活動をしてくれたというか、イベントを楽しんでくれた方に付与するといったような形。
 それと将来的には、18ページ、御紹介いただいたとおりですね、イメージ図に示したとおり、市内の店舗でも御参加いただける店舗で地域ポイントを使って買物ができることを想定しているところです。
 それと18ページのちょうど左側が市民というふうに囲っていますけれども、その一番下のほうに、代表者が参加者にあげるという矢印があります。地域活動の代表者、こういった地域の活動者にポイントを付与するということも将来的には考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。市内店舗等でのキャッシュレス決済、これ、システムの構築もあれなので、ちょっと少し先なのかなというふうには思うんですけど、将来的にはこういうことができるというと、ボランティア活動に参加する、また市が設定したテーマのイベントに参加するということも進むのかなというふうに思うんですが、今、この2か年でこのイベント等に参加すればポイントにしたいなというような、今想定しているそういうイベントとか、何かそういうのがあるのかどうか。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(丸山真明君)  例えば、環境に関しては、星空が見える大気を保とうといったところで、みたか太陽系ウォークですかね、それに参加していただいた方だとか、あとは、「タッタカくん!ウオーク&ラン」というスポーツ関係のアプリが今日からスタンプラリー開始されているようですけども、そういったものを一定の使い方をしてくれた方に付与するということを今検討しているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  太陽系ウォーク云々ということで、今までも参加者の多いイベントなので、それに参加してポイントをつけるというのは手始めにやるのにはいいのかなというふうに思います。はい、分かりました。ありがとうございました。


◯委員(池田有也君)  じゃあ、幾つかちょっと質問させていただきます。やはりすごくわくわくするようなものだとよりいい形で広がっていくんだろうなというふうに思いながら、見て、注目していきたいなと思っているんですけれども、健康増進、環境保全というと、商業とか以外にも、例えば都市農業とかというところも関係してくるのかなというところは、将来的な事業展開のイメージとしてそういったところも見据えているのかどうか確認したいと思います。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(丸山真明君)  基本方針を策定するに当たっての議論といいますか、ディスカッションの中では、そういった市が市民の方に訴えたいテーマというのを年度テーマで設定していったらいいんじゃないかなというような議論もしています。そこで来年度は健康増進と環境保全といったところで上がっていますが、今後は農地保全だとか、様々な、市が皆さんに訴えたいテーマみたいのを設定していくのが事業の成功につながるんじゃないかなというふうに思っています。


◯委員(池田有也君)  分かりました。結構外から入ってきた方、割と都市農業に関心持って関わりたいという人も多い声も聞きますので、そうした視点も持ちながらやっていただければと思います。
 また、デジタル支援体制の構築ということで、デジタル形式が基本ということなんですけれども、健康増進というこのテーマの中で、何でしょう、このボランティアポイント・地域通貨を通じた活動する中で、いわゆるスマートヘルスケアを実現していくような、今既に包括提携している電通大さん、NTTさんといったところもこの計画に関わってくるとより面白いものになってくるのかなというふうなところもあるんですけど、その辺りも将来的な事業展開のイメージとしては考えているのかどうか教えてください。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  スマートシティ三鷹の推進、デジタル田園都市構想といろいろございます。健康と医療の関係というのは非常に重要なテーマだということで、そちらのスマートシティーのほうでも重点課題に位置づけているところでございます。これから段階的に進める中で、そういった発展形についても視野に入れて対応していきたいというふうに考えています。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。そういった形で進めていくと、より相乗効果も出ていいと思いますので、ぜひその方向で広げていっていただければと思いますので、期待しております。
 以上で質問を終わります。


◯委員(野村羊子さん)  どこから質問したらいいんだろうとちょっと悩んでおりますが、まず、地域ポイントを付与するということは、公費負担というふうなことを言いました。ポイントに価値がある。そのポイントを将来的に店舗で使う、あるいは施設の使用料に使うということでは、現金と互換性のある価値、価格をつけていくしかないということになると思いますが、そうすると、それは全部市が持ち出しでその分を負担するという、そういうシステムだというふうに理解していいですか。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(丸山真明君)  御指摘のとおり、市が負担をするというふうに考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  将来的にどれくらいの財政負担が発生すると考えていますか。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  これについては、やっぱり2年間の試行運用をしてから、どこまで広げるのかというのをきちっと見定めていきたいというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  地域通貨にしても、どこまで汎用性があるかみたいなこともね、もし継続、持続性を考えるのであれば。やっぱりそこはそれぞれの、それなりに成功しているところは、そういうことも含めた持続可能性、そしてポイントのリアルな価値観というふうなものがあるんだと思うんです。その辺がどこまで市民の感覚に合致して、それをどこまで財政負担として担って、それがどこまで費用対効果じゃないけど、財政負担をすることの価値として認められるかというふうなことになるので、将来的にどの程度になるのか分からない、あるいは、参加すること自体につまりポイントを付与するということは、将来的にはそれは現金換算できる、現金的な価値、貨幣価値に換えられるというものであればね、やっぱり参加することにお駄賃あげますよみたいな話じゃないですか。それを、本当にそういうまちづくりをしたいんですかというのは私は非常に疑問ですが、どうでしょう。


◯副市長・企画部長事務取扱(土屋 宏君)  まず基本は、市のこれからのボランティア活動の持続可能性をしっかりと確保していくという視点で、ボランティア活動に対してポイントを付与するというところが原則です。そのボランティア活動に対するポイントの付与も、例えば1時間500円だとか、そういったことは考えていません。例えば、これは全然これから検討の余地はありますけれども、交通費相当額みたいな形での、いわゆる労働の対価性のような形での金額設定というか、ポイント設定というのは考えていません。あくまでもボランティア活動に参加していただくための、今まで持ち出しでやっていただいた部分について、ポイントとして補完していくというようなところが基本の考え方だというふうに思っています。
 そしてもう一点、地域活動への参加、これ、ボランティア活動というのはどちらかというと協働の担い手として一緒に仕事をしていただくことへのポイントの付与です。先ほど来申し上げている、いろんな、例えば太陽系ウォークだとか、例示して言っておりますけれども、それについては、さっき、テーマ性を持った形、要するに市が今年はやはり健康増進に力を入れていきたいなとか、環境保全に力を入れていきたいな、農地保全に力を入れていきたいな、そういったいろいろなテーマがあると思います。そういったテーマでのイベントをより活性化して市民の皆さんの機運を盛り上げるための手法としてイベントへの参加へのポイントの付与ということも併せて検討するということなので、イベントに参加したから何でもかんでもポイントあげますというような形を考えているわけではないというところは御理解いただきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  参加促進、だから、今のね、イベントに関する参加促進、機運の醸成というふうなことで、ポイントということが本当にいいのかというのは、私はやっぱり疑問だと思います。もちろん来た人に、何だっけ、ゴーヤのあれをあげますよって、おうちでカーテン作ってくださいねみたいなね、そういうようなことは、それはそれで、そのことそのものがさらに環境促進、環境をよくすることにつながるというふうなことにつながるということも含めてのことなので、それはそれであってもいいのかなと思いますけども、そういうようなことと、ポイントがイベント活性化の手法というのは、私はやっぱり違和感があります。
 あと、持続可能性というところで、全然ちょっと今の議論とずれたところで、9ページの絵が私には理解できないんだが、これは両輪の車輪ですか。それとも歯車のようなものですか。矢印の方向性が、これ車輪だとすると、持続可能な事業って向いている矢印と車が走ろうとする方向が逆に見えてしまうんだが、これ、どういうものか、ちょっと、すいません、お願いします。


◯三鷹ネットワーク大学担当課長(丸山真明君)  御指摘の点、ちょっと若干説明がないと分かりづらい絵で大変申し訳ございませんが、一応これまで基本方針をつくる過程で、三鷹まちづくり総合研究所のほうで研究会をつくって有識者等によって議論をしてきたところがあるんですが、そこでのアドバイスでもありましたが、こういった地域通貨事業を行うに当たっては、コミュニティ性だけではなかなか持続可能なものにならないよと。どこかしらで兌換性的な、対価性的な価値がある経済性といったものを持たせて両輪で進んでいかないと持続可能なものにならないと、そういったのを研究会でも御助言いただいています。そういった思いから、この絵にちょっと託したんですけれども、分かりづらいといった──趣旨としては今言ったとおりでございます。


◯委員(野村羊子さん)  だから、これは、真ん中の黒いのは車軸なんだね。車軸で両側に──すいませんね、ちょっと本屋なものですから、印刷されたものに対して非常に、それをどう読み取るかというのは非常に重要なことだと思っているので、そこで矢印がこっち側に向いているということは、これは左方向に進んでいるように見えるんですよ。だけど、上にある矢印は右方向にあるんです。分かります、言っていること。逆じゃないですかと言いたいんですけど。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  御指摘を踏まえて、分かりやすい資料作りに取り組んでいきたいと思います。


◯委員(野村羊子さん)  もう一回どう見えるかをちょっとぜひ検討いただければと思います。それはちょっと──それはそれで置いといて。
 なので、今後の市の財政負担ということと事業との絡みの中で、これがどう市民にとって受け止められるのかというふうなこと。それから、もちろんデジタルデバイス、どうやってやっていくのか、できるのかというのは非常に危ういなと思いながら見ています。スマホを持っている人たくさんいるけども、使いこなしている人は少ない。少ないというか、層が限られるという中で、今回の、この間のあれのときも大騒動しましたよね、プレミアム商品券のデジタルのときに。最初のほうに、それについてどう評価するかみたいな話もありましたけども、やっぱり持っていても限定的な形でしか使えない人が多い中で、本当にこれでやり切れるのかという。そうすると、やれる、やっぱり使える人、限られた人だけの対象のものにならないのか。もう一つ紙のアナログなものというふうに言っていますけど、それはどの程度同等に使えるようなアイテムになるのかというのはどう考えていますか。


◯副市長・企画部長事務取扱(土屋 宏君)  基本はやはりスマートフォンでいきたいというところはあります。ただ、おっしゃるとおり、私もそうですけども、スマホはショートメールと電話しかしません。スマホを持っていてもそういう使い方しかできない人が多数いるということは私自身十分認識しておりますので、そういったことから、今回、プリペイドカード、あるいは紙のスタンプみたいなことまで併せて、アナログも併用してやろうと。さらには、一歩踏み出してみようという方たちには、しっかりと支援をする体制──それは今後恐らくMachikoeのほうの駅前のあそこの拠点のほうでそういったことを担っていくような形になると思いますけれども、そういったことも併せてやらせていただきたいとは思っています。
 ただし、やはり店舗で使うだとか、将来的な話ですけども、そういったフェーズに入ってきたときに、果たしてスタンプを押したカードがお店で使えるかどうかというところについては、慎重な検討が必要なのかなというふうに思います。個人の特定の問題等々含めて、やはりそこはもしかするとデジタルじゃないと駄目ということもあろうかと思いますので、当面この試行期間中は、景品交換、特に環境ということをテーマにしたごみ袋の交換だとか、そういったところを主眼としてやっていきますので、この間はそれでやりますけれども、そのやり方を見つつ、将来的にどうするかというところはまた改めて検討が必要かなというふうに思っています。


◯委員(野村羊子さん)  店舗の側からいえば、スタンプのほうが楽ですよね。スタンプいっぱいなの1枚、はい、じゃあ、これ幾ら分で使います。もらって、それをまた持っていって換金すればいいんだから。プリペイドカードは駄目です、読み取る機械が必要だから。というふうなことで、それは店舗側としては、この間のようにバーコードでやるというふうな話になったら、何とか、この間それなりの店舗が対応したから、それはそれで対応できるかもしれないけども、それはそういうことはちゃんと考えて、そこまで拡大するのであれば。でも、それが本当にそうなった場合の事務手数料を含め、振込手数料を含め、かなりの金額かかりましたよね、この前も。それがそれだけの価値のある事業なのか、それだけかける。幾らになるのかというのが分からないけど。本当にそこにお金をかけて、システムつくって、エネルギーかけてというふうなことで得られる成果は一体何なんだという、どこなんだというところが、私としては非常に、プラス・マイナスどうなんだという疑問が残りますが、それも含めてどうでしょう。


◯副市長・企画部長事務取扱(土屋 宏君)  基本的にいろんな事業を行うときのスタートラインの価値観というか、見方の相違の部分が多分にあるのかなというふうには思います。もともとのこの事業のスタートというのは、やはり市長がよく申しておりますけれども、地域のお祭りをやるときにやぐらを建てる人たちがいなくなっている、あるいは芸術文化の関係でも、そういう芸文協会の加盟団体の方たちがもう高齢化して後継者もいなくなっているというような中で、やはりそういった活動を大切にしていくための呼び水として何が必要かというようなところから、このボランティアポイントというものの発想が出てきているというふうに我々は理解しております。
 ですから、ちょっとこの話が──我々としては、特に若い職員たちは、お金に換金できて、店で使えて、それは私もそうなんですが、そのほうが面白いだろうというふうには思うんですけれども、まずは、あまり店舗での換金、換金、現金化みたいな形よりも、やはり当面は何か楽しいポイントがあって、それが地域で何か景品に交換できて、そういったところの積み重ねの中でより広がってくれば、それはそれで将来的なお店での使用というようなことも考えられるんじゃないかということで、今回のこの試行期間を2年間、実質的にもし10月からスタートしたとしても1年半ですね。これ、何でこんなに長い期間取るかというと、やはりそこら辺の検証をしっかりやりたいということです。その上で次の発展形を考えていきたい。
 ただ、今、ここで試行でスタートする段階で、将来的なイメージが全くないというのも、これもあまりに無責任な話ですので、今考え得る将来像、それを大枠で示させていただいて、こういうことができたらいいねという形を方針として示させていただいております。そういったことを見据えつつ、まずは来年、再来年、しっかりと検証するというようなやり方で進めさせていただきたいというふうに考えているものです。


◯委員(野村羊子さん)  本当に価値観の違いというのはね、しようがないところはあるんだと思いますけども、そこはそれで、こちらはこちらで、私は私でちゃんと言っていくというふうなことはこれからもしていかなくちゃいけないなと思いますけども、今のところで、ボランティアにどう参加していただくのか、あるいは芸術文化の団体にどう参加していただくのかというと、やはり参加の在り方が世代によって違うというふうなところで考えていくしかないんだろうと思うんです。価値観の違いというか、今までやってきた、本当に団塊の世代の方々が主導してずっとつくってくださってきた、そういう活動の在り方、様々なところの在り方が、もう違う状況になってきているのかなと私も思っています。私ははざまのところで、上の世代を見、下の世代を見ながら、どう活動を続けるのかという、本当にやり続けていますけどもね、いろんなことを。だけど、やっぱりそこはもう若い世代、例えば今20代になると全く活動の仕方、考え方が違うわけで、アイテムも何もね、そこはそこの人たちが新たにつくっていくということをどう見ていくのか、サポートするのかということだと思うので、それこそPTAなんかも今やり方を完全に変えるというふうな話になってきている。そういうPTAがたくさん出てきて、そういうところは活性化しているわけですよ。
 そういうようなことを考えていくことが本当は必要なんじゃないんですか。だから、ポイントという問題ではなくて、活動の在り方、活動のつくり方、どうしたら若い人たちに主導権を渡してやってもらうのかみたいなね、そういうようなことが必要なんじゃないかと思うんです。だから、そこは本当にポイントの問題じゃないって私は思うんですが、どうでしょうか。


◯副市長・企画部長事務取扱(土屋 宏君)  参加という観点からいえば、三鷹市としても大きなテーマとして、これからのコミュニティの在り方ということ、そもそもそれを考えようということにしています。これからの市民参加そのもののやり方、これは今回の新たな市民参加の取組であるMachikoeも、今正直言って試行錯誤しながら、どうやったら皆さんと一緒にまちづくりを進めていくかということ、非常に苦労しながら進めています。
 このボランティアポイント・地域通貨というのは、目的ではなくてあくまでも手段です。市民参加、そして元気なまちづくり、そういったところの手段としてこういったものを導入するということで、我々としても決してこれを事業の本当の目的、これをやることが目的というような形で進めようとは思っておりません。


◯委員(野村羊子さん)  はい、分かりました。なので、費用対効果を含めて、あるいはかけるエネルギーを含め、しっかりと検証していただきたいと思います。


◯委員長(高谷真一朗君)  次の質問者。


◯委員(栗原けんじ君)  それでは、これからの事業なので、1点。そしたらですね、この10月に試行するスケジュールということで、実証実験するのにどのくらいお金がかかるというのは予算になっちゃうんですかね。
               (「予算書の内容」と呼ぶ者あり)
 そうですよね。予算書ですよね。金額だけ確認できるの。
             (「金額については予特で」と呼ぶ者あり)
 はい。それでは、そしたらですね、これ全体、そこは予算の特別委員会に諮っていただきたいと思いますが、やっぱりこれからのボランティアとか考えても、人と人とのつながりをどういうふうにつくっていくのかということが重要になると思います。1つの手段として、地域通貨ですか、ポイントを活用すること、またデジタルデバイスを活用することで新しいつながりができていくというのは可能性があるというふうに思います。
 ただ、やはりこれを、重要な点は、やはりこれからの2年間の中でどういうふうに市民の意見を集めて、この事業の問題点の課題を見つけ出していくのかという点にかかるというふうに思います。この間の研究の中身はちょっと読ませていただいたので、今後しっかりと検証していく必要があるなというふうに思います。意見です。


◯委員長(高谷真一朗君)  御意見ありがとうございます。次に、ございますか。


◯委員(石井良司君)  結局これ、デジタル社会をつくろうということでやるわけでしょう。要するに、継続可能な社会の実現というか、そのためにこれをやっていくので、ボランティアと、こういう有償的なボランティアというか、しっかり何か線を引かないといけないかなと思うんだよね。それで、これって結局ボランティアって自主性とか、社会性とか、無償性とかというのが基本的にあるわけだから、それで、これは何のためにやるかというと、やっぱり今言ったように、デジタル社会をつくっていこうという国の方針にのっとってやるわけなんだけど、前に、ここにも書いてあるけども、商品券事業でやったときに、デジタルを使う人、または紙ベースでやる人、カードでやる人とか、いろいろあったけども、その割合ってどうやって考えていくのかということと、あと、これあくまでも検証なんだから、私はこれ、この検証においては健康増進と環境保全って2つに分かれているんだけど、別にこれ2つじゃなくたっていいと思うんだよ。もっとできる範囲で増やしてもいいと思う。そうしたほうが検証としては多くの資料が集められて、よりよい成果が出るんじゃないかなと思う。そうすれば、令和6年度から新しくやろうとする本格運用についても一定の方向が見いだしやすいんじゃないかなと思うんですが、そういう点はどう考えているんですか。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  デジタルが目的ということですが、あくまで私ども、捉え方として、デジタルが基盤になるのかなというふうに思っています。先ほど副市長も申し上げたように、あくまで手段として、こういったツールを活用した形で市民参加が、ボランティア活動がより進んでいくといったような1つのインフラにしていきたいという、まず思いがございます。
 こちらの健康増進、環境保全のテーマについてなんですが、2年間でということで、これ、今の段階では固定というふうには考えてはいないところでございます。ただ、一方でスモールスタートという形を今基本にしています。きちっと成果を見据えた上で、段階的にやっていく。ただ、じゃあ、2年間何もしないのかということではなくて、常にやっぱり検証して、じゃあ、次どうするかという、そういったサイクルをうまくつくり出して進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(石井良司君)  それ、言っているのは分かるんだけど、僕が言うのも分かってほしいんだけど、結局健康とか、環境保全とかというのは割と似ている分野じゃないですか。これ見たって、太陽系ウォークとか、「ウオーク&ラン」ですか、をやっていくということで。だから、そうじゃなくて、もう少し幅を広げないと、いい資料が、検証の終わった段階で得られないんじゃないんですかと言っているの。ですから、もっと増やしたほうがいいんじゃないですかって言っているんですけど、そういう点はどうなんでしょう。


◯副市長・企画部長事務取扱(土屋 宏君)  先ほど部長、答弁させていただいたとおり、スモールスタートでやりたいと。さらに、今回、ポイントを付与するボランティアさんたちもすごく絞ります。具体的には、企画部の関係のボランティア、恐らくMachikoeのボランティア、あるいは国際交流協会のボランティアというような形、あるいはネットワーク大学のボランティア。それから、スポーツと文化部、これは恐らくスポーツボランティアいっぱいいらっしゃいますし、もしかしたら生涯学習の方たちもいるかもしれない。そういったところのまず対象のボランティア、すごく絞りたいんですね。
 これは景品交換もそうなんですけども、もう一つやっぱりやってみたいのは現金との交換なんですよ、試行として。ただ、あまりに現金交換の場を広げるわけにも──これ非常に、やはり、この前の商品券のトラウマ、我々みんな持っていますから、ここは慎重にいきたいんですよ。現金交換の場をどこにするか。これは当然、券売機だとか、そういったものの仕組みにも関わってくることなので、そうすると当面、現金として使用料に使えるのはネットワーク大学の講座と、それからSUBARU総合スポーツセンター、あそこの券売機、そこだろうというようなところを今想定しています。
 そうした中で、まず本体であるボランティア活動をそうやって絞るということが一方であって、イベントの参加者に対しても、ポイントをもし付与するのであれば、やはりそこに関連するところからまずスタートせざるを得ないだろうというところがありました。
 そういったところから、さっき例示した太陽系ウォーク、企画でやっています。それから、タッタカくん、スポーツと文化部でやっています。ですから、割と狭い範囲で循環する形のやり方で、まず令和4年度はスタートさせていただきたい。
 ただ、令和5年度以降にそれをそのまま固定するか、令和5年度、もう少し広げてやっていくか。特にごみ拾いだとか、いろいろあるじゃないですか、活動の幅として。そういったところまで広げるということも十分考えておりますので、おっしゃるようなことを全く考えてはないわけではないですし、サンプルとして多いほうがいいというのは、それはもっともだと思います。ただ、今の段階で、じゃあ、ここまで広げますということはなかなか言い難いということは御理解いただいた上で、御趣旨、十分踏まえて、この1年半の試行、やらせていただければなというふうに思います。


◯委員(石井良司君)  分かりました。分かりましたけど、やっぱり今Machikoeもやっているんだし、ああいうまちづくり関係の部門もあるんだし、先ほど言われたけども、文化とか、芸術の部門もあるんだし、やっぱりそういうところもある程度考えてやったほうが、資料として、私はね、いいものが集まって、その後の事業に結びつけられるのかなという趣旨で言っていますので、何でもいいからどんどん広げろというわけじゃないんですよ。ただ、そうやって広げていかないと、いいものは、いい資料が得られないんじゃないですかということです。そういうことを言っていますので、そういう点で考えられたら考えてくださいということです。
 終わります。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございました。
 以上で企画部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後4時16分 休憩


                  午後4時17分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 ICT・DX(デジタルトランスフォーメーション)・地方分権・危機管理と市民サービスに関すること、本件につきましては引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日である3月28日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。お疲れさまです。
                  午後4時18分 散会