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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和4年総務委員会) > 2022/11/15 令和4年総務委員会本文
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2022/11/15 令和4年総務委員会本文

                  午後1時12分 開議
◯委員長(高谷真一朗君)  ただいまから総務委員会を開会いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  休憩いたします。
                  午後1時12分 休憩


                  午後1時13分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思います。
 なお、行政報告の途中で休憩を取って、実際にスマートシティ三鷹の実現に向けた取組についての実物のものを皆様方に御覧いただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  休憩いたします。
                  午後1時13分 休憩


                  午後1時15分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◯委員長(高谷真一朗君)  企画部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君)  企画部からの行政報告は、資料のかがみ文に記載のとおり6点でございます。
 まず1点目は、「基本構想」と「基本計画」の改正等におけるスケジュール等についてです。現在、市民参加でまちづくり協議会が多様な市民意見の収集に取り組んでおりまして、改正等におけるスケジュールについて御報告いたします。
 2点目は、三鷹市地域ポイント事業についてです。名称をみたか地域ポイントとし、令和4年12月から、ボランティア活動等へのポイントの付与など、試行運用を開始しますので、その概要を御報告いたします。
 3点目はトヨタモビリティ東京株式会社との包括連携協定の締結についてで、10月26日に協定を締結し、相互に連携したまちづくりを進めていくこととしたので、御報告いたします。
 4点目は、市町村総合交付金の見直しについてです。令和4年度から政策連携枠の算定項目が見直されましたので、御報告いたします。
 5点目は、スマートシティ三鷹の実現に向けた取組についてです。スマートスピーカーを活用した情報伝達とVRを活用したイベント等の開催の2つの実証実験について御報告いたします。
 最後、6点目は市民参加でまちづくり補助金についてです。市民参加でまちづくり協議会のメンバーから提案のあった企画案について、外部有識者等の審査を経て交付決定を行いましたので、その概要を御説明いたします。
 私からの説明は以上です。順次、担当の課長より御説明いたします。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  よろしくお願いいたします。私からは、報告事項の1点目から3点目まで、続けて御説明させていただきます。
 報告事項の1点目、「基本構想」と「基本計画」の改正等におけるスケジュール等についてでございます。資料1を御覧ください。基本構想の改正及び第5次基本計画の策定に当たりましては、市民参加でまちづくり協議会──通称マチコエですけれども、とスケジュールを共有し、意見交換や職員参加など、マチコエとの連携を図りながら取組を進めているところでございます。本日は、マチコエとの連携を中心に、今後の取組について御報告をさせていただきたいと思います。
 初めに1、基本構想改正・基本計画策定の主な流れ(予定)についてです。恐縮です、裏面の2ページのスケジュール表を御覧ください。こちらの表は、今後のマチコエとの連携に向けて作成したスケジュールになります。したがって、議会報告やパブコメの実施等を含めた詳細スケジュールについては、機会を改めまして御提示させていただきたいと考えております。
 それでは、まず右下の凡例を御覧ください。基本構想は青色、基本計画は緑色、マチコエ関係はオレンジ色で示しているところでございます。
 表の青色の囲いを御覧ください。基本構想は、令和5年6月に基本方針を確定し、9月に案の確定、12月の上程を予定しているところでございます。また、基本計画につきましては、基本構想案の確定を受け、令和5年9月に基本方針の確定、その後、1次案、2次案を経まして、令和6年6月に第5次基本計画の確定を予定しているところでございます。
 一方で、マチコエからの政策提案は、令和5年2月に中間報告として第1次提案、7月に最終提案の受領を予定しているところでございます。また、表の下段、オレンジの囲いで記載しているところにつきましては、マチコエの政策提案や基本計画1次案の確定に向けまして、市職員とマチコエとの意見交換や調整など、マチコエとの連携を図ってまいりたいと思っております。
 表面の1ページにお戻りいただきまして、2番のマチコエとの連携を御覧ください。具体的な連携につきまして、記載をしているところでございます。
 1点目といたしましては、令和5年2月のマチコエからの第1次提案に向けて、市職員とマチコエとで意見交換を行い、提案の方向性や課題を共有してまいります。
 2点目として、マチコエからの1次提案後、市職員とマチコエとの意見交換を行いつつ、マチコエの政策提案の基本計画等への反映に向けて、議論を深めてまいります。
 3点目は、基本構想の基本理念等において広く市民から意見を聞くため、資料に記載の4者によるパートナーシップ協定を踏まえ、マチコエと連携しながら、令和5年6月に無作為抽出による市民ワークショップを実施いたします。
 4点目といたしましては、令和5年7月に提出されるマチコエの政策提案と市民ワークショップの意見を反映し、令和5年9月に基本構想案を取りまとめるとともに、第5次基本計画に関する基本方針を確定し、方向性を明らかにしてまいります。
 最後に、5点目といたしまして、第5次基本計画の1次案の確定に向けましては、マチコエの意見交換の場をさらに設け、1次案を取りまとめてまいります。
 1つ目の報告事項の御説明は以上になります。
 続きまして、報告事項の2点目、三鷹市地域ポイント事業について御説明いたします。資料2を御覧ください。三鷹市地域ポイントは、コミュニティと地域経済の活性化を図り、地域課題の解決や地域のにぎわいを創出することを目的といたしまして、三鷹市が独自で発行する、いわゆる地域通貨で、1に記載のとおり、12月1日から試行運用として事業を開始いたします。また、令和4年度、令和5年度の試行運用を経て、令和6年度からの本格運用を目指してまいります。
 次に、2の事業概要でございます。ポイントの名称は、(1)のとおり、みたか地域ポイントとし、令和6年度の本格運用に向けて、令和5年度に愛称を募集していきたいというふうに考えているところでございます。
 みたか地域ポイントは、(2)、ア、イに記載のとおり、2つの機能を有するものといたします。アの地域ポイントは、令和4年度の試行運用から開始するもので、市が指定する活動やイベントに参加した方に市が付与するポイントで、記念品との交換や利用者同士での交換のほか、市が指定する場所で1ポイントを1円相当としまして、キャッシュレス決済に利用することができるものです。
 一方、イの地域マネーについては利用者が現金でチャージし、市が指定する場所でキャッシュレス決済に利用することができるもので、令和6年度からの導入を検討していきたいと考えているところでございます。
 みたか地域ポイントの運用につきましては、(3)のとおり、スマホアプリを使用するデジタル版と、紙のスタンプカードを使用するアナログ版の2つの方法になります。
 続いて、(4)、地域ポイントの付与対象でございます。市が地域ポイントを付与する対象事業の1つは、アに記載のとおり、企画部、生活環境部及びスポーツと文化部の所管する一部のボランティア活動で、詳細は表に記載のとおりでございます。
 2ページを御覧ください。もう一つの付与対象につきましては、イに記載のイベント等の参加になります。年度テーマであります健康増進と環境保全に資するイベントが対象で、主なものにつきましては表に記載のとおりでございます。
 付与ポイントの目安につきまして、(5)の表のとおり、コミュニティ活動については、5時間以上の活動で500ポイント、5時間未満の活動で300ポイント、イベント等への参加は1回100ポイントを基本としたいと考えております。
 地域ポイントの付与方法を(6)に記載しております。デジタル版につきましては、会場に掲示されたQRコードを参加者のスマホで読み込むことを基本としたいと考えております。アナログ版につきましては、会場でのスタンプカードへの押印というふうになります。
 地域ポイントの利用方法は、(7)のア、イ、ウのとおり、記念品との交換、公共施設での決済、利用者間での交換、この3つを考えてございます。アの記念品交換は、市が用意するごみ袋や花の種、エコバッグ、望遠鏡キットなど、年度テーマに関連したものを主な記念品といたします。交換方法につきましては、参加と協働推進室(マチコエ)での交換、またはスマホアプリでの交換手続をしていただくという、2通りを考えてございます。
 イの公共施設における決済につきましては、三鷹ネットワーク大学とSUBARU総合スポーツセンターを中心としたスポーツ施設の使用料等が対象となります。なお、令和5年2月から、元気創造プラザに設置された券売機によって、地域ポイントによるキャッシュレス決済を追加で導入していく予定でございます。
 なお、ウの利用者間での交換につきましては、こちらも令和5年2月から機能を拡充して導入する予定となってございます。
 3ページを御覧ください。3の当面のスケジュール(予定)でございます。令和5年3月に公式ホームページの開設、令和5年度には愛称募集やポイント付与の対象事業の拡充を行ってまいります。また、令和6年度から本格運用として、市内の店舗の参加及びみたか地域ポイントでのキャッシュレス決済の開始を予定してございます。スマホアプリとスタンプカードのイメージについては、記載の図のとおりとなってございます。
 2つ目の報告事項の説明は以上でございます。
 続きまして、報告事項の3点目、トヨタモビリティ東京株式会社との包括連携協定の締結について御説明いたします。資料3を御覧ください。官民連携による協働の取組は、双方の資源や人材の有効活用につながり、もって市民サービスの向上や活力ある地域社会の創造に資するものと考えております。このたび、トヨタモビリティ東京株式会社と連携協定を締結いたしましたので、御報告をさせていただきます。
 同社は、東八道路周辺を中心に市内に複数の営業所等を展開しており、緊密に相互連携し、協働による活動を推進することで、市民サービスの向上や市域の成長、発展を図ることを目的といたしまして、10月26日に包括連携協定を締結したところでございます。
 連携事項につきましては、3、協定書に規定する連携事項に記載のとおり、多岐にわたった内容となってございます。
 今後の具体的な連携事業につきまして、項番の4にまとめております。令和3年1月に災害時における給電車両貸与に関する協定を締結、令和4年2月には非常用保存食を御寄贈いただいております。今年度に入り、9月に開催したみたか防災マルシェにおいて、給電車の展示と給電のデモンストレーションを実施していただきました。また、秋の交通安全フェスタ、9月24日に予定していたものですけども、こちらでも安全性能車両の出展を予定していましたが、残念ながら雨天で中止となってございます。
 今後の予定といたしましては、(4)以降に記載のとおり、講座やセミナーの開催、啓発動画の作成等について検討を進めていきたいと考えております。
 そのほか、項番5に記載のとおり、樹木や植栽の寄贈を受けており、協定締結式と同日に植樹式を開催いたしました。これは、同社がSDGsの取組の一環として紙の削減活動に取り組んでおり、削減相当額分を原資として樹木等を御寄贈いただいたものになります。
 裏面、2ページに記載のとおり、三鷹中央防災公園に3本の樹木、市民センター中庭にプランター10基の植栽を御寄贈いただいたところでございます。
 私からの説明は以上です。


◯財政課長(伊藤恵三君)  私からは、報告事項の4、市町村総合交付金の見直しについて御説明をさせていただきます。
 資料4を御覧ください。市町村総合交付金は、都が市町村の各種施策に必要となる経費の一般財源を補完するものとして、本市の令和4年度予算では現在、12億4,000万円余を計上するなど、毎年度、貴重な財源として有効に活用をしております。平成30年度に行われた見直しの中で、1の見直しの概要の表の太線部分になりますが、都と市町村が連携して取り組む政策課題の取組を支援する政策連携枠が新たに追加され、別枠で予算が配分され、待機児童対策、電気自動車の導入、消防団活動の充実が対象となりました。また、令和3年度には、行政のデジタル化が対象項目に追加をされました。
 そして、今回の見直しでは、この政策連携枠について、変更後に記載のとおり、まる1、待機児童対策の算定方法の見直し、まる2、電気自動車の導入からゼロエミッションの推進への拡充、まる3、消防団活動の充実の対象の拡充、まる4、行政のデジタル化の上限額の引上げ、まる5、働き方改革による地域振興の項目の追加がされ、令和4年度算定から適用されることとなりました。
 次に、2になりますが、各項目の見直し等の内容について順番に説明をさせていただきます。まず(1)、待機児童対策に係る算定方法の見直しについては、保育所の待機児童対策に加えて、学童クラブ、学童保育所の待機児童対策に係る経費についても交付対象とされました。また、交付額の算定方法につきましては、下の図の左側部分の保育サービスの利用児童数、待機児童数、定員の増員数により算定されていたのを、学童クラブ事業の登録児童数、待機児童数、登録児童数の増加数を新たに算定対象に加え、保育所の待機児童対策は全体の4分の3、学童クラブの待機児童対策が4分の1の配分とされたところでございます。
 そして、各市町村への配分は都の当該項目の配分可能額を、市町村のこれらの数値を基に案分して交付されることとなりました。
 次に、(2)、電気自動車の導入からゼロエミッションの推進への拡充でございます。これは、これまでの電気自動車の導入に係る経費に加えて、ゼロエミッションの推進につながる太陽光発電、風力発電、水素ステーション、LED照明等の設備導入に係る経費を新たに対象として拡充するものでございます。ただし、本項目の対象につきましては、国または都などが実施する補助事業の対象に限られるといった制限がございます。
 また、この交付額の算定方法につきましては、これまでは補助率、原則10分の10を上限に交付するとされていたものを、今回の見直しにより、対象経費1,000万円超の事業は900万円、1,000万円以下の事業は対象経費の10分の9とされ、1市町村当たりの上限額が900万円とされました。
 次に、(3)、消防団活動の充実の対象拡充でございます。これは、消防団の装備品・資器材につきまして、これまで対象としてきました未充足の新規分に加え、耐用年数の経過による更新についても対象経費とするものでございます。なお、交付額の算定方法は、(2)の項目と同様に、交付率、上限額が見直しをされております。
 次に、(4)、行政のデジタル化の上限額の見直しでございます。こちらは、当該項目の1市町村当たりの交付額の上限額が1,800万円から2,700万円へと引上げがされました。
 最後に(5)、働き方改革による地域振興の項目追加でございます。こちらは、地方版総合戦略などにおいて、移住・定住対策の方針を掲げる市町村が実施するテレワークや職住近接の環境整備など、関係人口の増加や移住・定住につながる取組を新たに支援するために追加されたものでございます。
 市町村が新たに取り組む働き方改革による地域振興に係る事業にかかる経費を対象とするもので、交付額の算定方法につきましては、先ほどの(2)、(3)と同様に設定をされております。
 私からの説明は以上です。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  それでは、資料5を御覧ください。私からは、スマートシティ三鷹の実現に向けた取組について御説明をさせていただきます。
 1の概要でございます。令和4年6月に策定をしましたスマートシティ三鷹の実現に向けた基本方針に基づきまして、令和4年度、令和5年度には、重点テーマを中心に実証と実装を繰り返しながら、市民サービスの向上や業務効率の向上に取り組むこととしています。
 今回は、5つある重点テーマのうち、「災害に強く、安全安心なまち」及び「子育てしやすい環境」に関して実証を行うものでございます。
 2の実証内容でございます。1点目は、スマートスピーカーを活用した情報伝達です。スマートスピーカーは、音声によってインターネットとつながることができる機器で、スマートフォンを利用しない方でも使いやすいものとなっています。このスマートスピーカーを使って、災害時における円滑な情報伝達や平時における見守りサービスに関して実証を行います。実証内容につきましては、下段の表におまとめをしておりますけれども、水害等の被害が想定される大沢地区を中心に、高齢者など、スマートフォン等で情報を入手しにくい方、約30人で行う予定としています。
 ただし、こうした条件に当てはまる方で、実証に御参加いただけるという方が、現在16名にとどまっているという状況もございますので、対象地域の拡大などもしつつ、引き続き、地域包括支援センターや障がい者支援団体等とも連携をしながら参加者を募ってまいります。
 活用内容としましては、災害時を想定して、市の情報伝達システムと連携し、プッシュ型で配信を行うとともに、平時を想定しまして、決まった時間に食事や服薬状況の確認などの問いかけを行います。利用者が答えることで、遠隔地の家族などが状況を把握することが可能となります。
 スケジュールとしましては、11月に機器設置等を行いまして、12月に実証を行います。実証のイメージとしましては、1枚ページをおめくりいただきまして、2ページ目の上段にあるとおりでございます。
 続いて、(2)を御覧ください。VR(仮想空間)を活用したイベント等の開催です。一定の匿名性が確保できるVRの特性を生かしまして、対面に近い感覚で気軽に相談やコミュニケーションが可能となる環境整備に向けた実証を行います。
 実証内容につきましては、下段の表にお示しをしているとおりですが、子ども発達支援センターの利用者や子どもの発達に不安を抱えている保護者などを対象としまして、一部の事業に関する説明会や相談等に活用いたします。
 スケジュールでございますが、10月には子ども発達支援センターを利用している児童の保護者3名に御協力をいただきまして、試行運用を行ったところです。ここで得られました改善点等を反映しまして、2月に制度説明会等を実施する予定としています。
 私の説明は以上でございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、ここで一旦休憩をいたします。
                  午後1時35分 休憩


                  午後1時47分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開をいたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  説明をお願いいたします。


◯参加と協働推進室長(木村祐介君)  私からは、報告事項6の市民参加でまちづくり補助金について御説明いたします。
 資料6を御覧ください。まず、1の概要についてです。補助金制度につきましては、8月の総務委員会でも報告させていただきましたが、地域課題の解決、地域コミュニティの活性化を推進する自助・共助の取組の支援を目的として、1件当たり20万円を上限として補助を行うものです。こちらの補助金に関して、補助金の申請受付及び選考会を実施し、6件の交付決定を行いましたので、その内容を御報告いたします。
 2の交付決定に向けた取組についてです。まず、補助金の選考会を実施するために、選考委員の選任を行いました。選考委員は、(1)に記載のとおりで、学識経験者2名、市職員2名の合計4名となります。学識経験者は、三鷹ネットワーク大学の特任研究員である立教大学名誉教授の中村陽一先生と亜細亜大学教授の岡村久和先生に選考委員を委嘱しました。
 補助金については、(2)に記載のとおり8件の申請があり、申請書類の内容を確認の上、選考会を実施しました。選考会では、申請者が補助金事業の企画内容を説明した後、選考委員によるヒアリングを実施しました。選考委員が提出された事業計画書等の内容を確認するとともに、よりよい企画内容となるような意見、助言を行いました。選考会実施後は、選考委員からの意見、助言を踏まえ、申請者が企画内容の見直しを行い、修正された事業計画書等を再度選考委員にて確認しました。
 これらの選考作業を経て、申請があった8件のうち6件について10月に交付決定を行いました。交付決定を行った6件の事業の概要につきましては、裏面2ページの表1のとおりです。なお、ほか2件については、選考会後に申請者より申請の取下げの申出がありました。
 最後に、3の今後の予定についてです。交付決定を行った事業につきましては、現在、申請者にて事業実施に向けた準備を進めております。市としましても、これらの事業の状況を定期的に確認するとともに、必要に応じて申請者のサポートを図っていきたいと考えております。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございます。市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。「基本構想」と「基本計画」の改正等におけるスケジュール等についてですけども、2番のマチコエとの連携で、(3)の令和5年6月に無作為抽出市民を対象としたワークショップということなんですけども、マチコエも市民の方──無作為抽出も含めてだと思うんですけども、やっている中で、このワークショップで集まっていただいた市民の方に求めるものっていうんですか、この位置づけというんですか、マチコエで何が足りなくて、この方たちにも入っていただいてっていいますか、ここで何を期待をされているのかなということで、教えていただけますでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  こちらでの市民ワークショップにつきましては、マチコエメンバーさんも各グループに分かれて、今、多岐多様なまちの声を聞くっていう作業をしていただいてはいるんですけれども、ここマチコエのメンバーというのはあくまでも手挙げでといったところがございましたので、このタイミングでは無作為抽出によって市民の方にもお越しいただきまして、基本構想の理念等に反映するような意見を聞き出したいなと思っています。
 マチコエのメンバーさんには、ファシリテーションだとか、その辺のお手伝い、連携をさせていただきたいなというふうに考えているところです。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。マチコエなどでも、何度もこういう形でディスカッションというか、ワークショップ的なことがやられているかと思うんですけど、また新たに入ってくると、何か同じような質問とか、同じようなところで繰り返し、こういうような議論がされていくんじゃないかなあというので、それをどういう形でリードしていくっていいますか、進めていくか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  そうですね、先ほどの答弁のとおり、このマチコエメンバーにファシリテーション等もお願いするといったところもありまして、今マチコエのほうでまとまった意見と重複しないといったところが、連携するところに意味があるのかなというふうに思っています。マチコエでまとめた提案とかぶらないといったところを行うために、マチコエと連携を深めて、市民ワークショップを開催したいというふうに考えています。


◯委員(寺井 均君)  分かりました。マチコエの方のリードの仕方っていいますか、持っていき方というのもちょっと難しいのかなとも思いますけども、その辺は職員の方も含めてリードしていただければなと思います。よろしくお願いします。
 あと、三鷹市地域ポイント事業ですけども、裏の2ページのイの年度テーマということで、都市整備部のコミュニティ交通実証運行というのは、今、大沢と三鷹台でやっている交通実証運行ということでよろしいでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  基本的には、井の頭のほうのEVバスで環境保全にちなんでいるということで、ここでポイント付与したいなというふうに考えております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。EVバスということで、これに乗ったら、利用されたら、これはコミュニティ活動で5時間未満、300ポイントというような取扱いになるんでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  こちらのイの年度テーマにつきましては、イベントというような認識でございまして、イベントの参加、1回100ポイントを想定しています。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。そうしますと、EVバスというか、EV自動車に乗ったのと同じだけ付与されるということなので、EV自動車は──基本的には参加していただくと、無償で乗っているようなイメージでいいんでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  御指摘のとおりで、100円、乗車賃を払って、100ポイントの地域ポイントを獲得できると、そういう仕組みでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。4人乗れるということで、どのぐらい利用される方がいるのかなと思っています。これ、ちょっとぜひ周知していただいて、多くの方に乗っていただいて、乗った感想も含めていろいろな声を聞いていただければなと思います。よろしくお願いします。
 あと、当面のスケジュール、3ページのところで、令和6年度、本格運用ということで、市内店舗の参加ってなっていますけど、これは、希望者は皆さん、なっていただくのか、入る条件といいますか、参加する条件って何かあるんでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  令和5年度から準備が必要かなと思っておりますけども、参加店舗用の規約みたいなものを今後つくらせていただきまして、そちらに御同意いただいた店舗の方といったところで考えているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。よろしくお願いします。
 資料4の市町村総合交付金の見直しなんですけども、見直しがされたということで、(2)のゼロエミッションの推進ということで、太陽光発電、風力発電、水素ステーション、LED照明等の設備導入ということがありますけども、三鷹市としてなかなか進みづらい部分なのかなあとも思いますが、三鷹市として、せっかくこういうゼロエミッションということなので、取り上げたい、取り組んでいきたいというものがあるのかどうか、教えてください。


◯財政課長(伊藤恵三君)  このゼロエミッションの推進につきましては、これまでも電気自動車等の購入に財源の確保を図ってきたところでございます。今回、この拡充に伴いまして、具体的に決まった事業というものは予定しておりませんけれども、本年度、三鷹市地球温暖化対策実行計画(第4期計画)の1次改定を行っておりますので、そうした中で再生可能エネルギーの利用促進などの具体的な施策などの検討も行っていると伺っておりますので、そうしたことと、十分計画上の位置づけなども確認した上で、担当部署と十分に連携を取りながら、今後、効果的な交付金の活用の検討を進めていきたいと考えております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。東京都も太陽光発電、都知事などもこの推進の取組ということでいろいろ出ているようなので、その辺との兼ね合いといいますか、見ていただいて、三鷹市としても進められるものがあれば、ぜひお願いしたいと思います。
 あと、(5)の働き方改革による地域振興ということで、移住・定住対策、なかなか三鷹市というのはちょっとなじまないというか、どうなのかなと思っているんですけど、これに対して三鷹市として何か考えていることはありますか。


◯財政課長(伊藤恵三君)  こちらにつきましては、条件としまして、地方版総合戦略等で移住・定住対策に関わる方針というのを明確に定めていないと、対象にならないということになっております。本市におきまして、東京都にも確認したところ、今の記述ではちょっと不十分というか、移住についての方針は基本的に定めておりませんので、現時点では対象にならないということでございます。


◯委員(寺井 均君)  分かりました。
 あと、スマートシティ三鷹の実現に向けた取組ということで、御準備ありがとうございました。見させていただいて、なかなか分かりやすいところと、分かりづらいところとあるのかなと思うんですけど。1つは、水害等の被害が想定される地区ということで、今年度は野川流域ということなんですけども、三鷹市のハザードマップを見ると、仙川流域のほうが洪水する領域というのが広いんですね。何かというと、2019年度のことがあったので、大沢、大沢という形でなっているんですが、この仙川流域に関する対策ってなかなか取り組まれていないのかなと思う部分があるんですが、今後、野川流域の後、仙川流域の方にも、対象としたものが進められるのかどうか、お聞きしたいと思います。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  本年度は大沢地区を中心にということでございますけど、やはり河川の被害ということがやはり想定されますので、委員御指摘のような仙川の流域等、対象地域の拡大というのを考えているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。よろしくお願いします。
 市民参加でまちづくり補助金ですけども、内容的に面白いなというか、いろいろな部分で考えられて提案されているなというふうに思ったんですけど、ちょっと気になったのが、2件については申請が取り下げられた。この理由というのは何か、もし分かれば教えていただきたい。


◯参加と協働推進室長(木村祐介君)  具体的な理由まではちょっと聞けてはいないんですが、1件につきましては、選考会の中で個人情報の取扱いについて留意したほうがいいという御意見がありまして、そこの部分の対策というのをきっちり講じてほしいというふうにお願いしたところ、なかなかそれを実施するのは難しいというような御意見がありましたので、そういったところで事業の実施を見送ったというような形になっているかと思われます。
 もう一件につきましては、講師を招聘して、講演会みたいなものを実施する予定だったんですけど、講師の謝礼がかなり高額だったので、その辺を見直してほしいって言ったんですが、やはりそこの見直しが難しいということで、その講師ありきといったところの事業でもありましたので、取り下げさせていただくというような御連絡をいただいております。
 以上です。


◯委員長(高谷真一朗君)  次の質問者。


◯委員(池田有也君)  順次質問させていただきたいと思います。まず、資料1の「基本構想」と「基本計画」の改正等におけるスケジュール等についての部分で確認いたします。まず、令和5年7月にマチコエさんのほうから最終提案というのが出るというふうなスケジュールになっているところでございますけれども、マチコエの方々については、その最終提案をもって解散になってしまうのか、それともその後もまちづくりに関わってもらうような形ができていけばいいなとは思うんですけれども、その辺りどのように考えていらっしゃるか教えてください。


◯参加と協働推進室長(木村祐介君)  政策提案は令和5年7月に提出されるんですが、それ以降も基本計画案の策定に向けた市職員との意見交換などを継続して行いますので、今のところ、活動期間としては令和5年12月までを予定しております。その後の、令和6年1月以降の具体的な活動につきましては、協議会自体をどういった形で続けるのか、そういったところを今後検討して固めていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。せっかく前向きに関わってくださっている方々なので、引き続き長く関わってほしいなという思いもあって質問いたしました。ありがとうございます。
 それと、マチコエさんの活動で、よくいろいろな地域のイベントにブースを出していただいて、来ていただいているところでございまして、そこでの意見が今回のこの基本構想、基本計画に結びつくような、意見をヒアリングしてくださっているんだろうなと思って、見させていただいているんですけれども。
 先日、あるイベントのときに、参加しているマチコエのスタッフの方が、もうちょっと市の職員さんも一緒にやってほしいんだけどというような意見もあったところで、それぞれ思いはあるとは思うんですけれども、市側としては、現時点では、なるべく自主性に任せようという感じなのか、それともこれから一緒に、市の職員も深く関わるようにしていこうという思いでいるのか、その辺りの考え方を教えていただければと思います。


◯参加と協働推進室長(木村祐介君)  市の職員の参加につきましては、まず事務局に関してはグループの会合に参加するような形でグループと一緒に活動しておりますし、市の職員参加、若手ワーキングチームによる参加ということで、グループの会合に参加してもらっている職員もおります。それ以外に、今後、具体的なアイデアを政策の形に持っていく段階で、市の職員、関係部署との意見交換を重ねることで、政策の実現可能性みたいなところを一緒に議論しながら進めていければというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。受け止め方、参加されている方のそれぞれ考えもあると思いますので、うまく適切な距離感でやっていっていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、資料2の地域ポイント事業について伺います。今回の地域ポイント、地域通貨について、以前、デジタル商品券事業が社会実験の意味も含めて行われておりましたけれども、たしかあのときはみずほ銀行さんが関わっての事業でしたけれども、そうした過去の実験を通して感じたこと、またそれを今回の事業にどう生かしていこうという思いなのか、その辺りを確認させていただければと思います。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  デジタル商品券事業につきましては、その後の評価といたしまして、デジタルで行ったといったところにつきましては一定の評価ができるかなというふうに思っています。利用勝手がいいといったとか、利便性の問題等も考えましても、今の時代に沿って言うと、利用勝手がいいなんていったところがありますので、今回の地域ポイント事業についても、一応アナログ版のほうも用意しておりますけれども、便利で使いやすいデジタルといったところも用意して、運用を始めたいというふうに考えております。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。そうですね、デジタルを使えない方もいらっしゃると思うので、ハイブリッドで2つ用意されたのはいいなと思って、見させていただきました。
 それと、今後、社会実験を繰り返していく中で、将来的に、例えばコミュニティバスの乗車賃などにも、この地域ポイント、地域通貨が使えるようになると、より利便性も高まってくるんじゃないかなというふうにも思うところなんですけれども、将来の見通し、どのように広げていこうと思っているのか、確認させていただければと思います。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  まずは、令和4年度、令和5年度の試行運用を着実に行って、課題等を洗い出していきたいなというのは考えておりますけども、その中にあって、令和6年度の一般の店舗の参加といったところ、まだ今のところ──検討していくことで考えています。それ以上の拡充につきましては、しっかりと試行運用を経まして、考えていきたいなというふうに考えております。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。確かにコミュニティバスとかにも広げると、ハード面での整備とか、いろいろ課題も多いと思いますので。ただ、将来の利便性向上に向けていろいろ検討していっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、資料5のスマートシティ三鷹の実現に向けた取組について伺いたいと思います。このVRを活用したイベント等の開催というところで、私も今、子育て中の身としては、やっぱり家庭で子どもを見ていると、なかなか外出が難しい状況というのは多々あるところだったので、こうした世帯に対する対応として、こういうVRを使ってやっていただけるというのは、すごくいい取組だなと思って期待を持っているところでございます。
 このVRの中で相談とかできるのは、市の保健師さんとか、保育士さんとかにも質問ができるような仕組みになるんでしょうか。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  本年度につきましては、子ども発達支援センターの中の相談員ということでございますので、そういう職を持っている者もおりますので、そういう中での相談ということはあり得るというふうに思っています。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。うちもよく支援センターとかでいろいろなことを質問したりして、不安を解消できたりしているので、今後、そういうことができるようになるというのはすごくありがたいなと思って質問させていただきました。ぜひ成功することを祈っておりますので、よろしくお願いいたします。
 最後にもう一個、資料6の市民参加でまちづくり補助金についてですけれども、1件当たりの上限金額が20万円ということで、後ろの具体的なプロジェクトを見ていくと、すごく楽しそうな、興味深いものが並んでいるところで見させていただきました。私もよく商工会の青年部とかでいろいろな事業とかに関わらせていただくんですけれども、プロのアスリートを呼んでやる講座もあるんですが、この20万円という予算ではなかなか難しいんじゃないかなというふうにも思うところでして、この各事業について足りない部分が出てきたときには、それはその方々の自己負担という感じになるんでしょうか。


◯参加と協働推進室長(木村祐介君)  基本的には、20万円を上限としていますので、もしそこで、それ以上に金額がかかったということになりましたら、申請者のほうで負担していただく形になるかと思われます。


◯委員(池田有也君)  分かりました。こうしたルールの中での応募だったので、参加者の方も理解はしてくださると思いますが、状況を見ながら、よりいいものができるようであれば、また発展させていくこともありなのかなと思って見させていただきました。引き続き、丁寧な対応をしていっていただければと思います。
 以上で質問を終わります。


◯委員長(高谷真一朗君)  次の質問者。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、順次質問させていただきます。基本構想と基本計画についてです。これからまた順次、マチコエと連携しながら基本構想、基本計画をつくっていくと。基本的には、この基本構想なりというのの文言を考える、実際の中身、具体的な文章を作成するのは市の担当職員だという理解でいいですか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  御指摘のとおりでございます。


◯委員(野村羊子さん)  そうすると、本当に、多分市民プラン21会議のときには、市民の皆さんがあれこれ、文章をこうだああだと思いながら、やっぱりこういう言葉が大事だよねみたいなことをやっていたんだと思うんですけども、そういうふうな関わり方はマチコエのメンバーはしないということですか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  これ、資料1の裏面のスケジュールにありますとおり、マチコエと市の職員で意見交換を政策提案をつくる段階からさせていただきたいと思っております。いただいた提案については、極力反映はさせていきたいといったところで、具体的な文言といったらあれなんですけども、表現とか、言葉のエッセンスみたいなところは、政策提案のほうからも、もちろん拾っていきたいなというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  本当に20年前にもいろいろ言ったけど、結局、市の職員が作文しちゃって、ちょっと何だか分からなくなっちゃったという感想を持っていた人も中にはいるので、その辺をどのようにうまく集約をして、皆さんの思いを集めていくのかというのは非常に重要なところだと思うので、せっかくこれだけのことを。
 それで、しかも、先ほど職員はもっと出てこないのかっていう話がありましたけど、現場にやっぱり皆さん一生懸命出て、この間、いろいろお祭り、催物があるたびに、どこかしらのグループが出ているみたいな感じで、今、シール投票とかやっていますよね。そうやって、自分たちが一生懸命やっているところを──やっぱり慣れていない人たちだと、いろいろ戸惑いながらやり続けたりということがあると思うんです。だから、そういうときにいてくれるといいのになと思ったりするのかなと、私はふと思ったりするんですけど。それは、職員も全部付き合っていたら、それこそ過労死しちゃうので、そこまでは求めませんけども。そういうところのやりくりの在り方とか、あるいは、やっぱり実際にやったことに対する評価とかいう辺りのフィードバックの在り方とか、その辺、もっと、これからまた多分、どういう活動を具体的にしてきたのかという報告は別途あると思いますけども、そういうことをきちっと評価していくという、あるいは広く皆さんに伝えていく、こんなことをやっていますみたいなことは、それはそれでせっかく動いている方々に対して、見える化をしてあげるといいのかなと思います。
 そういうようなことは、つまり、この後──中間報告というか、マチコエの報告会みたいなのは、この間2回ぐらいやっていますけども、でも、あれだと、本当に具体的にそうやって出ていってやったみたいなことがどれだけ伝わるのかなっていう感じがするんだけど、そういうようなことはもうやらなくて、あとは市の職員との意見交換みたいなところで集約していくというスケジュールと見ていいですか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  資料1の裏面のスケジュール表でいきますと、令和4年度の2月の1次提案のところで中間報告会、令和5年度の7月のところで最終報告会というところで、それぞれ1次提案と最終提案が出る予定になっております。それに向けて、市とマチコエとの意見交換、キャッチボールをここでさせていただきまして、なるべく実現できるようなと言ったらおかしいんですけど、例えばこれは法令でできないよだとか、これについては既にこういう事業をやっていますよみたいなところを、きめ細かにキャッチボールしながら政策提案につなげていきたいと、そういうふうに考えてございます。


◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君)  若干補足させていただきますと、今委員おっしゃったように、参加されている方の満足感というか、そこに対して市の職員はどう寄り添っていけるのかなというのがポイントかなというふうに思っています。例えば、今、先ほど課長が申し上げた2月、7月の最終提案も、これはまだ現時点でのアイデアでございますが、例えば発表を聞くだけじゃなくて、報告書の受領といった形で、まとまった形をきちっと市長が受け取るといったようなことも大事なところなのかなというふうに思っています。
 そして、やはりアイデアをどう受け止めて、それを反映していくのか、それを形にしていくプロセスについても、きちっとこの間の意見交換のプロセスの中で対応していきたいと、そのように考えているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  そこは丁寧に進めていただければと。
 6月に行う予定の無作為抽出市民のワークショップ、先ほど出ましたけど、これは市が運営して、マチコエはお手伝いをすると、そういう位置づけでいいですか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  今後、マチコエとはさらに協議をしていく必要があるかなと思っていますが、基本的にはワークショップを行う、無作為抽出だとか、お手紙を送るというような事務的な作業は市のほうでやろうというふうに考えております。
 どう運営していくか、どういう内容をテーマにしてワークを行うかといったところは、マチコエと今後協議で詰めていきたいなというふうに思ってございます。


◯委員(野村羊子さん)  今まで無作為抽出のワークショップは、運営者、それなりに協定を結んでやってもらったりとかというふうなことをしていたと思うんですけど、そういうことではなく、その役割はマチコエのメンバーが行う、市が基本的に主催するという理解でいいですか。それとも、運営者はまた別に事業者、どこかのコンサルなりにお願いするのか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  運営は特に委託等は考えてございません。市のほうが運営をしていくと、マチコエと連携していくと考えております。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。そうすると、結局それをまとめる作業というのが結構大変だと思うので、そこの辺りをどのようにやっていくのかというのは、これから十分しっかりやっていただきたいなと思います。
 では、地域ポイントのほうですが、これも運営者──この前はあそこで、今やっている新たなむらさきはこっちでというのがありますが、これ自体のある種ベースのプラットフォームというのか、これを開発し、運営しているのはどこですか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  フェリカポケットマーケティング株式会社といったところのプラットフォームを利用いたします。


◯委員(野村羊子さん)  たしか聞いた覚えがあると思うので、それなりに実績はあると思いますけども。そこの中でどれだけ三鷹市としてこれをやるのかというのは、1つは、今、ボランティア5時間以上500ポイントとか、これ、どれくらいを想定して──ある意味では、金額換算的にこれを使われたときに、市が予算を使うというふうな発想だと思うんですけども、予算上限額ってありましたでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  令和4年度の予算につきましては、ポイントの付与相当額として400万円の予算措置をしているところでございます。


◯委員(野村羊子さん)  どれくらい使われるだろうね。何かすごく、足りるのか、足りないのか、全然私には分かりません。今ちょっと私は予測はつかないけども、万が一これ、足りないみたいなことになったら、補正を組むみたいな、そういうことを考えるのか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  予算額は400万円なんですけども、ちょっとスタート時期も遅れてしまったというのもあるんですが、今実際に付与しようとして、例示で表のほうに書かせていただきましたけれども、今想定しているのは300万円弱ぐらいをマックスとして想定しておりますので、予算額を上回って出ていくといったことは考えておりません。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。来年度以降どうなるのかというところが、そこが一番の問題だね。実際、それだけの予算を使うだけの価値、意味がある事業になるのかというところが、これからの評価の課題ですよね。私たちは地域ポイント、本当にこれでいいのか、こういうことで、これで本当に市民のボランティア意欲が高まるのかとか、実際に使える場所がこれで、ポイントが欲しいと思う、それだけのインセンティブになるのかとか、非常にいろいろ疑問に思っている点は多々あって、不安に思っている点もあるので、その辺がどうなるのかというのは思います。
 市内店舗の参加というのも、実際の運用の在り方、それによって店舗は考える。今回のむらさきにしても、今回、自分のところでの手間暇が結構かかるので、それの体験から、これをまた考えるんだと思います。その手間暇でやる意味があるか、価値があるかという、そういうことを含めて、この先、どういうふうに運用できるのか、本当に市民にとってこれが意味のある、価値のある事業になるのかというのは、慎重に見ていく必要があるなと思っていますが。
 その先の──このままいくと、コミュニティ交通の実証運行は来年10月までだから、そこが終わったらこの事業は終わりとか、あるいはただ乗りできるようにずっとちゃんとしていこうというふうに考えるのか。その辺の今後のポイントを付与するイベントについての考え方って、どういうふうに考えているんでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  イベントにつきましては、毎年テーマを設定いたしまして、先ほど申した今年度については、健康増進と環境保全といったところ、市からのメッセージ性を利用者というか、参加者に伝えながらイベント等を楽しんでいただきつつ、市の施策に参加していただきたいなというふうに考えています。その都度、来年度、令和5年度もイベントについては拡充して、広く皆さんに使っていただける機会を増やしていく必要があるかなと考えていますので、そういった形で予算計上等も今後させていただきたいなというふうに考えています。


◯委員(野村羊子さん)  あと、アナログでスタンプカードのバージョンを作って、これにスタンプを押す。付与するときにスタンプを押して、使うときにはそれを斜線で消すみたいな、そんなことを考えるんですか。それは、つまり、それを使ったということの証明というのは、どういうふうにうまくできるのかという辺りが、ただ単に誰かが消しちゃったみたいな、そういうことが起きないのかって、それはどういうふうに考えていますか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  アナログのスタンプにつきまして、スタンプカードでの運用ということで、使い道についても、記念品との交換のみといったところを考えてございます。記念品の交換をマチコエの窓口で交換というふうになりますので、そこで職員のほうが交換したポイント数、御指摘のとおり線を引いて、いついつと日付を書くというような形を想定しています。
 自分で線を引いてしまえば、そこはもう証明できませんので、使えないスタンプというふうな認識になるのかなというふうに思っております。


◯委員(野村羊子さん)  いろいろなことが起こるからね、どういうことが起こるか分かりませんけれども。分かりました。じゃあ、それはここにちゃんと書いてあったね、アナログ版の記念品交換はマチコエのみで対応すると。そのことがちゃんと皆さんに分かるような形で宣伝がされないと、こんなはずじゃなかったみたいな、それこそどこかへ行って、ここで使えないのかって押し問答が発生するとかいうふうなことになると、それはかえって申し訳ないことになるかなと思うので、ちょっとその辺の対応をきちっと検討いただければと思います。
 次、行きます。トヨタモビリティとの包括連携協定は、いろいろな形で今市がいろいろな企業と進めていることですけれども、この樹木の寄贈というのは、事業者さんのほうからの提案で受けるということになったのか、樹種、種類というふうなことは、何かやり取りがあったのかどうかというのを確認したいと思います。


◯企画部まちづくり総合調整担当部長(田中元次君)  樹木についての御提案は、トヨタのほうからございました。植える樹種については、三鷹市にやはりふさわしい樹木を寄贈していただきたいということで、庁内のほうで検討をして、お伝えをして、その樹種を寄附いただいたということです。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。実際に三鷹市としてそれが欲しいという、きちっと必要なものをちゃんと頂くみたいな形に、本当にそういう社会貢献としてなっていくといいなとは思いますけれども。
 今後の動き方がどうなるかというのは、ちょっと分かりませんけども、災害時のことをメインとして考えて、基本的には協定が入ってくるんだと思うんですけども、実際に災害時にそれができるかどうかというのは、あちらの被害状況もあるわけだから、その辺を含めて、どこまで実現可能かというのと、災害時のときにどれだけの──今かなりいろいろなところと提携しているわけだから、リスティングというか、それがちゃんと所管課を含め、いろいろなところでそれが認識ができているかどうかというのは、ちょっとそこは気になるんですが、どうでしょうか。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  質問委員さんの御指摘のとおりだと思います。災害が発生した場合にも、その被害の程度に応じても、協力できる、できないというのはあると思いますので、まずは今後、細かいことを決めていくために、ここで包括協定を締結いたしましたので、防災だけに限らず、多面的に、今後詳細については詰めていきたいなというふうに思ってございます。


◯委員(野村羊子さん)  ですから、取りあえず今は、トヨタさんとは既に給電車両貸与というような協定をしている。それは、こういう災害のときには、これがあるはずだということになっているわけですよね。それが、ちゃんと庁内で共有されているか。つまり、ほかにもあるよね、あそこはこれです、これはここですというふうな、いろいろなところの、それがちゃんと一覧表になって、それぞれ、そういうときに、ああ、これ使えるんじゃないかとか、そういうふうにその場でちゃんと使えるような対応というか、今幾つも包括協定、どんどん増えているから、その辺の整理というのは必要なんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。


◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君)  そういった、企画部の中で情報がとどまるんじゃなくて、庁内連携して横断的に情報共有を図るといったところは重要な視点だと思います。なかなかコロナ禍で今できていないと思いますが、総務部の所管になりますが、機関連携訓練なども、関係機関が集まってやっているところでございます。そういった機会を捉えて、こういったところを棚卸するなど、防災部署と連携しながら、災害時に有効に活用できるような取組をきちっと進めていきたいと考えています。


◯委員(野村羊子さん)  それはよろしくお願いします。
 じゃあ、市町村総合交付金ですね。別枠で新たに今年度プラスでできるというのは、学童クラブについては向こうが勝手に案分して算定してくるので、黙っていても来るという理解でいいですか。


◯財政課長(伊藤恵三君)  委員御指摘のとおり、待機児童対策に係る経費につきましては、東京都のほうで市町村の、先ほど御説明しました算定項目に基づいて案分されて交付されるため、交付額は自動的に算出されて出てくるということでございます。


◯委員(野村羊子さん)  分室をつくるとかっていうふうな形で待機児対策を進めていますが、それがそれなりに登録児童数の増加というふうなところに含めてというふうになるのか、そうやって実際やっていることそのものではなくて、これは児童数で見られるということは、やっぱり実際努力していることが、それだけ反映してもらえないということなのかどうか、どんな感じなんでしょう。どういうふうに捉えていますか。


◯財政課長(伊藤恵三君)  この算定項目、かなり複雑になっておりまして、委員からの御意見のとおり、待機児童対策を打てば、その分経費が増額になるというものでもございません。実際、登録児童数と、待機児童数と、3年分の児童数の増加数ということで案分されておりますので、そういった認識でございます。


◯委員(野村羊子さん)  これが続くようであれば、その辺の検討、その辺に反映してもらえるような登録児童数を考えるとか、何かそういうことになるんでしょうか。


◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君)  これ、かねて保育サービスのときもそうだったんですが、やはり全体の相対的な評価なんです。ですので、三鷹市が単独で頑張っても、なかなか難しいところがあります。
 ただ、今回、三鷹市、ゼロ待機を達成しましたが、今後、学童についても、保留児童等いる中で、対策についても一定程度求められているところでございます。きちっとニーズに対応するため、こういった算定された項目とはなりますが、財源を活用して新たに対策を打っていきたいと、そのように考えています。


◯委員(野村羊子さん)  市町村総合交付金だと、中に入っちゃうので、実際に特定財源として見えてこないということが起こるので、そこはきちっと対策をして対応していっていただければと思います。
 それで、この後、結局、今回の拡充で、市があと使えるものとしては、これ、消防団のは使えるの、プラスで追加というふうな話はできるのかしら。デジタル化は、上限が上がれば、その分、それなりに対応するものを当てはめていけるということになるんでしょうかね。先ほど、ゼロエミッションはちょっとまだ具体的なあれがないみたいな話をしていたけども、拡充されても、取りに行けるものが、あまり今のところはすぐには出てこないっていう感じの理解でいいですか。


◯財政課長(伊藤恵三君)  まず、ゼロエミッションにつきましては、今回の拡充部分については、本年度等、対象となるものは想定しておりませんが、1台、ハイブリッド自動車の購入を予定しておりますので、そういったものに充てられるんじゃないかという計画を立てております。
 また、消防団活動の充実につきましては、基本的に今回、未充足の新規分に加えて、耐用年数の経過による更新というのも含まれることになりました。そうしたことも含めて、例えば活動服だとか、防火衣等の制服の更新だとか、消火用ホース等の更新なんかについて、この財源を充てられるんじゃないかと計画しております。
 また、行政のデジタル化につきましては、スマートシティ三鷹の実現に向けた基本方針に基づく実証・実装を行っている各種施策──スマートスピーカーだとか、キャッシュレス決済の導入、あとロボット技術を活用した行政サービスの向上等に活用していければと考えております。
 以上でございます。


◯委員(野村羊子さん)  使えるものはできるだけ使って、ゲットできるといいなと思います。ありがとうございます。
 スマートシティ三鷹、先ほど見せていただきましたが、スマートスピーカー、そうですね、文字情報が出るほうが──難聴の人、補聴器をつけても機械音とか、機械を通した音ってかえって聞きにくいということなので、文字情報があるといいなと思います。もっと文字が大きいと、よりよいのかなと勝手に思いますけども。先ほどもいろいろ意見が出ていましたけど、そういうようなカスタマイズというんですかね、そういうことがもう少しできないかと思うんですが、やっぱり難しいですかね。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  今回、既存にあるパッケージを使うということですので、カスタマイズは難しいというふうには認識しています。


◯委員(野村羊子さん)  利用していただいての状況次第ですかね。確かにカスタマイズしていくと、どんどん費用が上がってしまうので、どこまでやれるかというのはそこはまた、あるいは個人の方で、それこそ個人でそれぞれ使っているようなものと接続できるかどうかみたいなことを考えるということも。
 つまり、御家族でひとり暮らしの親元に置いておくとかいうような家庭もあるんじゃないかと思うんですよ。そういうところに防災無線がつなげるとか、こっちから配付しなくても既にある型のものをうまく使うみたいな、そういう形で連動させていくというようなことは、これは考えられないのかどうか。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  今、一般に民間、日本郵便さんが提供しているサービスとしては、市の情報システムをつなげることができない仕組みになっておりまして、今回は市の情報システムをつなぐというところも実証という形で実施しているところですので、ただいまいただきましたような御意見などを事業者と会話していければというふうには思っています。


◯委員(野村羊子さん)  防災無線をメールで配信するという形でいけば、それを何とかすればやりくりはできるかもしれないよねという、ちょっと私もよく分かっていないので。いろいろな形で情報がちゃんと届くということは大事だと思いますので、お願いします。
 VRについては、ちょっと私はよく理解できないので。ただ、相談は、匿名性を持って相談をしたいという方もいらっしゃるので、そういうふうにこれがうまく使えればいいなと思います。これ、説明会や相談会を開催するって書いてありますが、常にグループでの参加、そういう開催になるんでしょうか。個別で相談というふうな形で使えるんでしょうか。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  今年度の試行事業としましては、複数名に参加いただくものを想定はしておりますけれども、物理的には対面での相談というのも可能な仕組みとなっています。


◯委員(野村羊子さん)  だから、取りあえずこれ、何時から何時で開催しますから、どうぞ入ってくださいみたいな形でやるということですよね。Zoomの代わりにアバターで参加するみたいな、そんなイメージで考えればいいのかなと思いますけども。チャットよりはそうやって──チャットに近いですけども、相談そのものが、どううまくその人の思いとか、個別の状況とかをすくい取った相談というのがちゃんとできるかどうか。あるいは、説明会で本当にこれを活用するなら、もっとちゃんと資料とか、写真とか、その場でどんどん見せられるような対応というのをしたほうがいいと思うんですが、そうすると子ども発達支援センターの業務が増えちゃうということになるのかな。
 ちょっとその辺が大丈夫かというのは思いますけども、そういう活用の職員側の体制と、市民の意見をどう取り込みながらちゃんと展開できるかという今後について。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  先ほど御覧いただきましたVRにつきましても、説明会の資料等を掲示することができます。これは、今まで対面の説明会でも作っていたものですので、そこに関する手間は今までと変わらないのかなというふうには考えています。
 それから、実証をする中でのニーズを踏まえまして、例えば子ども発達支援センターの風景というか、教室が見たいということであれば、そういったものも貼ったりとか、そういうこともあり得るかなと考えています。


◯委員(野村羊子さん)  もう一つ、翻訳ができるソフトがセットだと、外国籍の人たちとか、そういう人たちが逆にここで説明を聞ける、小学校の就学説明とかね。発達障がいじゃなくても、就学に関して全然分からない人たちがいるわけで、そういうような、せっかく使うので、もうちょっと対応できることをいろいろ考えてもらえるといいなと思いますが、いかがでしょうか。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  現在のところ、まだ外国語翻訳とか、そこまでちょっと検討していなかったところでございますが、今後の検討課題として念頭に入れながら事業を進めていきたいなと考えています。


◯委員(野村羊子さん)  外国籍の、あるいは国際結婚のお宅でも、やっぱり発達障がいの方とかいらっしゃったりするので、余計に困難なんですよね。状況を伝えることがなかなかできないとかということもあって、そういうふうなこともぜひ念頭に置いていただければと思います。
 最後に、まちづくり補助金についてですが、先ほど、補助金、これ申請は8件でしたが、もともと何件くらいを想定していたでしょうか。
 それと、先ほど2件取下げということで、一応、具体的にはよく分かっていないけど、こうであろうというふうなお答えがありましたけども、これ、ちゃんと申請取下げについての理由というのをきちっと把握して、何が駄目だったのか、どうだったのかということの実際を把握することも必要だと思うんです。こうだろう、ああだろう、このようだったということではなくて、それをきちっと評価のポイントとして置いておかなくちゃいけないと思うんですよ。ということで、それはいかがでしょうか。


◯参加と協働推進室長(木村祐介君)  まず、補助金につきましては、今年度、予算上は10件を予定しておりました。
 もう一点目の、今回の取下げの理由についての把握ということなんですが、一応こちらからは具体的にどういった理由で今回取下げになったのか、その辺の事情を確認するような連絡はしているんですが、なかなか相手方から、申請者の方から返信がないという状況なので、引き続きそちらの把握には努めたいというふうに考えております。


◯委員(野村羊子さん)  無理強いしてもあれですけど、つまり答えたくないというふうな状況に陥ってしまったということなわけだから、それはそれで1つの事象として、そういうものとして置いておくというか、評価としてね。つまり、コミュニケーションが取り切れなくて、取り下げるっていったときには、もうお返事もしたくない、もういいよみたいな気分になっている可能性があるということですよね。
 そういうところは、せっかく、もったいないので──どこまで追求するかはあれですが、無理にしてもしようがないんだけど。やっぱり、先ほどあったように、例えば想定している事業が高額過ぎるというふうなことであれば、それをどうしたらかなえられるかという検討を一緒にできなかったのかとか。でも、例えば参加者から参加費も取りつつというふうな運営が可能なのか、そうではないのかとかね。あるいは、そういうのは分からないけども──そういうようなことをいろいろ考えるということが、今後の様々な市民活動の支援ということにつながっていくと思うので、それはそれでと思います。
 それと、これ、申請取下げが先なのか、交付の決定が先なのかって、それをちょっともう一回確認したいと思います。


◯参加と協働推進室長(木村祐介君)  交付決定につきましては、事前にその選考会後に、ある程度内容の確認が済んで交付決定ができる段階のものを6件、交付決定しまして、その間、2件については保留という形になっていましたけど、調整の中で取下げという連絡をいただきましたので、交付決定の後に取下げの連絡はいただいております。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。つまり、保留状態になったことで、ああ、無理だねという、じゃあ、やめようみたいな、そういう気分になったのかなと勝手に推測はしますけど。その辺の状況は、やっぱりせっかくなので、今後──来年、再来年やるのかどうか分かりませんが、市民が何かやりたいといったときの、それに対する対応として、市側の対応をどうするかというふうなところの在り方として、丁寧に考えていっていただきたいなと思います。
 内容的には、それぞれで、これ、今年度中に開催をするということでいいですか、いろいろなことがありますが。


◯参加と協働推進室長(木村祐介君)  基本的には年度単位の事業となりますので、3月末までの事業になります。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。じゃあ、それぞれの事業をぜひ、こういうふうにできたとかいう報告があるといいなと思いますので、それは最終的には決算かもしれませんが、よろしくお願いします。
 ありがとうございます。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  休憩いたします。
                  午後2時42分 休憩


                  午後2時57分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  質問をお願いします。


◯委員(栗原けんじ君)  よろしくお願いします。初めに、資料1の「基本構想」と「基本計画」の改正等におけるスケジュール等についてで、市民参加の実践を通して多様な市民意見の収集に取り組んでいると思いますが、スケジュールでマチコエの政策提案、第1次提案が出されて、その後、市職員とマチコエとの意見交換がされるとあります。最終提案に向けての取組ですけれども、この第1次提案に対しての、全市民に対してのお知らせというか、取組はどうなるのか。
 無作為抽出ということで、また積極的に手を挙げた方も参加されていると思うんですけれども、マチコエがつくった政策提案を市民に知らせて、市民の声を反映するという機会、場は──反映することができるのかという点を確認しておきたいと思います。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  第1次提案、最終提案に対しての市民の方からの意見といったところは、今のところは特に聞く予定はないです。これの策定をするに当たって、市民の声を聞きながらやっていくというような取組を取っているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  市民の声の反映という点では、工夫されている部分もあると思うんですけれども、1次提案がされた中で、それを客観的に、全市民的に意見を寄せてもらって、パブリックコメントのような形での意見聴取も最終提案に向けたマチコエの政策提案をする上で、有益ではないかと思うんですけども、そのような考え方を、全市民的な意見の反映というのをこの政策提案の中で、1次、最終提案という形での取組の中でする考えはないですか。


◯参加と協働推進室長(木村祐介君)  今回、マチコエの活動自体が、まちの声を聞いた上での政策提案というふうに活動としてなっておりますので、まちの声を聞いて作成した政策提案に、さらにまたまちの声を聞くといったところについてはどうなのかといったような議論も今出ておりますので。一旦は1次提案を行った中間報告のタイミングで、提案内容を市民の方にも見ていただく、知っていただくという機会は設けたいというふうには考えておりますが、そこで出た意見を改めて最終提案に向けて取り込んでいくのか、その辺については、今後検討していきたいというふうに考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  マチコエ自体が市民の声の反映ということで、取組は充実されてきているというふうに認識しています。その上で、客観視することも重要なので、より市の職員との協議、これから協議をするという中では、自分たちの提案を客観視して議論することはプラスになると思うので、市民に知らせることと併せて、市民のそれに対しての考え方も、市の職員との協議の中で反映できるようにしたらいいのではないかというふうに思います。意見を述べておきます。
 それと、資料2の三鷹市地域ポイント事業についてですけれども、ポイントの概要で、地域ポイントと地域マネーが挙げられています。地域マネーのほうは、令和6年度の本格運用ということですけれども、これは──地域ポイントはみたか地域ポイントという名前で、愛称も募集すると。地域マネーについても、同じように愛称を募集して、また名前をつけるということで考えているのか、確認しておきたいと思います。
 その上で、これとの互換性というか、ポイントが2つになるということになるんでしょうか。地域マネーでも、地域ポイントで得られるような利用方法ができるのか。公共施設における決済というのは、地域マネーでも互換性ができるような事業になるかと思うんですけども、地域ポイントの活用、利用方法と地域マネーの関係性というのは連携させるのか、連携させないのか、今、どのように現時点で考えているのか、確認しておきたいと思います。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  こちら、ポイントの名称につきましては、すみません、ちょっと資料では分かりづらくて申し訳ございませんが、地域ポイントと地域マネー、総称しまして、みたか地域ポイントというふうに試行運用のときには呼びたいなと思っております。その後、令和5年度中に愛称を募集して、例えばPokiポイントとか、そういった形に変わってくるのかなというふうに今、想定してございます。
 使い勝手の違いなんですけども、地域ポイントについては、資料に記載のとおり、3パターンあります。記念品との交換、利用者同士であげたりもらったりすると、それとキャッシュレス決済に指定の場所で使えるといったところ。一方、地域マネーについては、御自身が現金でチャージすることができて、使い道としては店舗での利用のみというような形になりますので、人にあげたり、もらったりといったことは想定してございません。


◯委員(栗原けんじ君)  そうすると、地域マネーと地域ポイントはみたか地域ポイントだけれども、地域マネーは、地域ポイントとは違うということですよね。今、ちょっと正確に──これ、地域マネーは指定されたところでのみ使えるということで、これ明確に区別されるということなんでしょうか。そうすると、分かりにくいかなと。ちょっとはっきり私もイメージができないという状況なんですけれども、分かりやすく説明していただければと思います。


◯企画経営課長・広報メディア政策担当課長(丸山真明君)  地域ポイントについては、まず発行するのが市になります。市が利用者の方に付与するというところからスタートになります。地域マネーについては、令和6年度からの導入予定なんですけども、利用者が自らの現金で買うというようなイメージ。ポイントは市からもらう、マネーは自分で買うといった違いがございます。
 今後の区別につきましては、資料2の3ページに、スマホアプリのイメージをつけさせていただいておりますけれども、左側の図を見ていただきますと、Pokiの絵の右側にポイント5Pというふうに書いてございますけども、試行運用の際にはポイント5Pという、こういった形で開始されるという予定なんですけども、令和6年度、地域マネーが入ったら、このポイントの下に例えばマネーという表記が来て、別の管理ということを想定しているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  分かりました。将来、そのようになるという、そういうイメージだということは分かりました。ちょっと分かりにくい部分もあるかと思うので、市民も誤解しないように、正確に理解できるように広報に努めていただきたいというふうに思います。
 それで、資料5のスマートシティ三鷹の実現に向けた取組について、実証内容なんですけれども、対象地域を水害等の被害が想定される地区ということで選定したのはどういう理由なのか、確認したいと思います。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  過去には、三鷹でも水害の危険があって、初めての避難所開設ということもございましたので、そうしたことも念頭に、やはり水害ということを意識しまして、その地域を選んだということがございます。河川の近辺にお住まいの方という対象地域を選定をしたということでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  分かりました。実証のための取組なので、今回取り組むのは、この件数は30人程度ですか。ちょっと規模的にこれで賄えるのかという点は、なぜ30人を想定したのかという点を確認しておきたいというふうに思います。その上で、将来的かとは思いますけれども、防災無線が聞こえづらい場所もあるということが指摘されている中で、広く防災情報が届きにくいところに対しての取組に拡充する、また将来的にはそういうところを対象にしていくことが必要かと思いますが、この点についての見解を確認しておきたいと思います。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  今回、目的としましては、台風等災害時に高齢者等、スマートフォンなんかをあまりお使いにならない方も対象としまして、より便利なツールを使って情報伝達していこうというものでございます。
 今年度、ほかの部でございますが、例えば大沢地区において個別避難計画をつくるというような事業もございますけども、ここでは100人ということでございます。100人では、今年度試行を行う中で、個別に職員が対応していくのは非常に難しいということで、担当者が個別に対応できる限界の数字ということで、30人というふうな設定をしたところでございます。
 それから、防災無線、例えば難聴地域ということですと、まだ我々のほうでも場所なんかを特定できていない状況ですが、これについては防災課等と連携をしながら、そうした実証についても念頭に事業を進めていければというふうに思っています。


◯委員(栗原けんじ君)  今回、スマートシティ三鷹のスマートスピーカーの活用というのの目的は情報伝達だというところで、全体的に防災情報の届きにくいところはどういうところなのかというのを検証しながら、対策を充実させていただきたいというふうに思います。今後の検討課題として期待したいというふうに思います。
 あと、VRを活用したイベント等の開催なんですけども、実際にこのアバターを通して、匿名性のある形で相談ができるという利点があると思うんです。相談を受ける側、相談員のほうのアバターだというふうに、さっきお話しされていたんですけども、リアルな相談員がいるわけですよね。やはり信頼性も重要なので、リアルな、相談に乗っている相談員の、言ってみれば保証というか、信頼性を確保するという取組は必要かと思うんですが、その点についてはどのようにお考えですか。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  通常、市民の皆様から相談されるとき、我々は職員の名前を名のってやっていますので、やはりVRでも同様な形になるのかなというふうに思っています。


◯委員(栗原けんじ君)  アバターで職員の名前が出てくるのかなというふうに思いますけども、パンダだとか、いろいろな形ではちょっと砕け過ぎて。どういう形で──でも、写真、将来的にはどんどん発達していくと、本当に実写のような立体性があるポリゴン、昔はごつごつしていたものが、今は本当に技術も進んだので、アバターもよりリアルなアバターになる可能性もあるかと思いますけれども、一番の要はやっぱり信頼性で、自分は誰に相談しているのか。
 匿名性を持って、ニュートラルに、ただ相談したいという場合もあるかと思うんですけども、そうでない、やっぱり本当に真剣に相談したいというときに対応できるシステムづくりというのは重要なので、相談員の帰属性を明確に示して、それに対応できるものにしていただきたいというふうに思います。実際に身分は示されるような形になるということですので、その点は理解させていただきました。
 以上で結構です。


◯委員長(高谷真一朗君)  次の質問者。


◯委員(石井良司君)  それでは、何点か確認しておきたいと思います。これ、今日のキーワードはマチコエみたいなんですけど、市とマチコエがスケジュールを共有し云々ということになっているんだけども、マチコエにスケジュールを合わせてもいけないし、三鷹市のほうにスケジュールを合わせてもいけないし、これは難しいところであると思うんだけども、先ほどの質問者も言っていたんだけど、職員にもっと出てきてもらいたいというようなことを言っているメンバーの方も、やはりいらっしゃいます。
 そこで、よく思うんだけども、これ端っこにも書いてあるんだけども、職員の参加、要するに職員の市民参加、それをいかにするかということが、私は重要なキーポイントではないかなと思っているんです。それで、今聞いていると、意見交換が今年度の2月頃には始まっていると。それで、5年の7月頃までに何回か予定をしている、これはどのくらい予定しているのかということ。
 あと、こういうことは、事務局だけに任せても駄目だと思うんですよ。だから、もう少し幅広く、横の連携を取るといつも言っているんだから、こういう部分でも、特に多くの市民と対面しながらやっていく事業でもあるので、やはりその点について、事務局の考え方というか──私は、もっと職員一丸となってやることが本来の市民参加ではないかなと思うんだけども、その点についての考え方をまず聞いておきたい。
 それと、もう一点は、スマートシティ三鷹なんだけども、前の質問者も言っていたんだけども、何でこの地域を選んだのかということなんですよ。大体、お年寄りというのは、地域コミュニティの基本というのは、やっぱりアナログ的なことなんですよね。やっぱりお隣さん、その地域の町会・自治会というのが、私は基本になっていると思うんだけども、それで先ほどの説明で、これ30人に対して、今たしか16人と言ったと思うんだけども、そうですよね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それしかという言い方はよくないけども、16人にとどまっているので、やはり関心としてはどうなのかなという思いがあるんですよ。
 それで、モニターとキーボードがないパソコンかなと、僕はそういう認識でいるんだけども、それで果たしてうまく機能するのかなということ。
 それと、それに付随して、これを使うんだったら、逆に、例えば音楽とか、映像とか、スマホでいえばアプリというようなもの、ストリーミングというんですか、そういうサービスもいろいろしたいという方もいらっしゃると思うけども、そうした場合の、これ、費用とか、場合によっては割と壊れやすいということも聞いているので、修理費なんかもかかると思うんだけども、そういう部分というのは考えていらっしゃるんですか。今回の予算だと、370万円ほどしか考えていないけども、これで十分足りるのかどうかということも確認をしておきたいと思っております。
 VRについては、私も、これ、よく分からないんですよ。ただ、いろいろな使い方はありますので、そこは有効活用してもらえばいいと思う。それで、こういうものを使いながら、あとAIのロボットの設置とかということも予算に入っているけども、よく分からないのは、令和6年にスマートシティ三鷹構想というものを、仮称だけれども、つくるということになっているけども、どういうスマートシティ三鷹を考えているのかというものがよく見えてこないんだけども、その点について、分かる範囲で、今日は理事者は来ていないので、部長が答えるのかなと思うんだけども、そういう点をちょっとお聞きしておきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。


◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君)  まず、マチコエと基本計画のところでございます。2月以降、11月からどの程度、市民と職員との意見交換をするのかというところでございますが、少なくとも2月の今回の1次提案、これまでには少なくとも1回はというふうに考えているところでございます。その中で、やはり職員としても、今どんなことがマチコエで話し合われているのか、きちっと共有して受け止めるというフェーズが大事なのかなというふうに思っています。
 2月以降、具体的な政策提案がまとまってまいりますので、そこがどういうふうに落とし込まれているか。落とし込まれていない場合は、新たな提案であれば、また新たなヒアリングが必要なのかなということで、次の段階ではきちっとそれを受けて、市の内部でどう検討していくのか、どういう可能性があるのか、こういったところを内部で議論を深めて、場合によっては意見交換をして、また次の提案に生かしてもらうといったようなことで、やり方も一様ではないかと思うんですが、そういった段階に応じた形での市民との意見交換、内部での市の職員の議論の深化をやっていきたいといったようなところでございます。
 2点目の、事務局についてでございますが、木村室長を含めて、市の職員は5人います。そこで、全ての──今、各23のグループでやっていますが、そこに入って、全て受け答えするのは実質的に困難だというふうに思っています。ですので、今回の参加と協働推進室はやはり司令塔だというふうに、私は思っています。司令塔の下で各部の部課長、きちっとそこの対話に参加するといったところのコーディネートを事務局でやってもらうと。
 ただ、その一方で、今回のボランティアの方はたくさんの方が参加していただいていますので、アンケートのフォーム1つ作るのもなかなか難しいといったところでございます。そこの現場に寄り添うのは、きちっとマチコエの今のスタッフ5人でやるとともに、きちっと市民とやっぱり責任ある立場で対応していくというところ、私ども部課長が率先してやるとともに、若手の職員にとっても、やはりそういった意思形成過程に参加するというのは非常に貴重な経験になるかと思います。
 そういったところ、事務局が中心、扇の要になって市民参加の裾野をきちっと広げて、次の世代に生かしていくといったところが、まず求められているのかなというふうに思っているところでございます。
 最後、スマートシティー構想というところでございますが、これから検討を深めていくところでございますが、やはりこれまでのデジタル化というのは、仕事をシステム化していく、仕事をどうやってシステムに置き換えていくのかというところでございましたけど、今回、私どものスマートシティー基本方針の中でも、暮らしやすさを実感するといったところでございます。あくまでその手段で、どうやってウエルビーイングを高めていくかといったところでございますが、例えばVRのところ、私も世代的に言うと少し「はてな」がつくような世代ではございまして、果たしてこれを使ってというところでございますが、ただ、若いお母様世代は非常に慣れているといったところでございます。
 VRも非常に技術的な進化が進んでいるといったところでございます。やはり、こういったところの実証の中、どういった特性があるのかを見極めるのが大事だというふうに思っています。例えば、先ほどの委員のお話にありました対面の相談であれば、息遣いとか、顔色が分かると思います。そういったところにつなげるため、少し敷居を低くして、まず入り口の部分、こういったところであれば、VRは非常に有効なのかなというふうに思っています。
 こういったところを実証実験を繰り返す中で深めていって、次の構想につなげていきたい、そのように考えています。


◯情報推進課長(白戸謙一君)  スマートスピーカーの機能でございますけれども、今回、想定しているものにつきましても、音楽なんかも、声で呼びかけることでかけてくれたりとか、あるいは映像なんかも投影することが可能という形になっております。また、カラオケなんかもできますので、そういった御趣味のある方はこれでお楽しみいただけるのかな、日頃使っていただけるかなというふうに思っています。
 それから、費用につきましては、この端末そのものは一番いいものでも数万円程度でございまして、あとは通信回線の費用という形になりますので、これは御自宅にインターネット回線があれば、それで賄えるというような形になっているところでございます。
 以上です。


◯委員(石井良司君)  ありがとうございました。マチコエのほうなんですけど、やっぱり5人で対応はちょっときついなと思いますね。それで、これ、23のグループのものをいろいろ、そういうものを引き出して、それで事務局と共有をして、それを各部なり、または課なりに分配しながら、それについて考え、やっていくということになってくると思うんだけども、やはりそれだと、これ、どうしても事務局がパニック状態になっちゃうんじゃないかな。そういう点は非常に心配があります。
 それで、もう一つ、最近ちょっと面白い本があって、「タクティカル・アーバニズム」とか、「事例から学ぶ・市民協働の成功法則」というのがあって、この2つの本を読んでみると、言っていることはなかなかいいんですよ。まちづくりに失敗はないと。それで、ポジティブシンキング、マイナス思考はよくないということ。それで、もう一つが、2つの本が言っているのは、小さな成功体験、そういうことを増やしなさいと。そして、それが大きなまちづくりにつながるんですよというようなことを言っているんですよ。
 割と似ているようなこと言っている本だったんだけど。ですから、そういうことがあるんだから、やっぱりマイナス思考にならないで、前を向いて考えてもらいたいということなんですよ。それで、なぜこういうことを言うかというと、非常にこれ難しい領域なんですよ。というのは、ここにもあるように、基本構想の基本理念云々については、みたか市民協働ネットワークとか、三鷹ネットワーク大学推進機構とか、まちづくり三鷹、そして市が入って4者のパートナーシップ云々で協定を結んでやっていくと。
 それに、令和5年6月には無作為抽出の市民を対象にワークショップを実施すると。こんなことできないよ、大変で。これを、今言ったように事務局でやれというのは酷だよ。だから、これはもう少し考えて、もっと三鷹市職員全員で取り組むような体制を取らないとできませんよ、これ。そういうことは、もっと慎重にやるべきだよ。こんなことだって言ったってできないよ。
 それで、まして令和5年9月、基本構想案確定、そして第5次基本計画、令和6年6月に確定、できるの、こんなの。だって、この調整だけだって大変じゃない。それをこういうところに反映していくわけだから、やっぱりもうちょっと慎重、かつ気配りをしてやらないと、これでは私は非常に進まないのではないかという感想があるんですけども、そういう部分の組織づくりなり、進め方というのはどう考えているんですかということで聞いておきたいと思います。


◯企画部長・調整担当部長(石坂和也君)  私どもで、今回のこの線表を内部でいろいろ議論しながら進めてきました。率直に言って、委員おっしゃるように、かなり厳しいタイトなスケジュールだという印象はそのとおりでございます。そうした中で、やはり1つの参加と協働推進室に任せるだけではなくて、市の部長職を中心に、新時代まちづくり推進本部という形で本部体制をやっています。
 そうした中で、マチコエとの意見交換も、そこは部長職、課長職で対応するといったもので、やはり基本計画であれば、私ども企画経営課の丸山課長を中心に──企画経営課長も絡んでいます。今回のこの議論に当たっても、じゃあ、例えば来年度の予算の議論を進めていますが、例えばワークショップの経費、どっちがどういうふうに持とうか、どういう役割分担しようかといったようなところも進めているところでございます。
 ですので、ここは、これからの10年、20年の先のまちづくりのグランドデザインとなるような方針、まさに上位計画をつくるところでございます。非常に厳しいところでございますが、よく市長も言っているオール三鷹ではないですが、職員一丸となってやっていくといったところで、まずきちっと企画部のほうで汗を流していく。そういった姿勢を見せながらやっていく必要があるのかなというふうに思っています。
 と同時に、例えば先ほどもちょっとありましたが、最終提案を待ってから考えたのでは遅いなというふうには正直言って思っています。そこから考えたんじゃあ、多分スケジュールアウトしていくようなことになりますので、マチコエの1次提案とか、そういったところのエッセンス、ワークショップも出たアイデアについてどうまとめるかというところをきちっとシミュレーションして、速やかに基本構想、基本計画に反映できるような、そういった用意周到さというのも大事なのかなと思っています。
 職員一丸となって、そういった用意周到な準備を進めていって、このスケジュールを示す中できちっと対応して、三鷹市の上位計画である基本構想、基本計画について定めていきたいと、そのように考えています。


◯委員(石井良司君)  分かりましたが、だから、最終的には、これ、作業分担をどうするかなんだけど、そこはしっかりとやっぱり──結局、ワークショップも進めます、始めました。じゃあ、慣れているところで5人のグループでやってくださいとかになってきたら、また大変なことになっちゃいますよ。だから、そういうことがないように、しっかりと、その5人だけじゃなくて、ほかのメンバーなり──部長、課長さん、当然知っていることだと思うけども、それ以上にそういう知らしめることというか、知っていることを広げないと、やっぱりこの事業もうまく行かないですよ。子どもと一緒になっちゃいますよ。
 だから、そういうことがあるから、そういう点はしっかりと、やっぱりやる以上は、皆さんが作業分担をしっかりして、1つの方向を見てやっていっていただきたいなという思いがありますので、ちょっと言わせていただきました。
 あと、スマートシティーについては分かりましたが、やはり、これ、地域の選定について、ちょっと私もこの地域でよかったのかなというような思いがします。こういうスマートシティーとか、三鷹の方って割と新しいもの好きの人が多いから、割といるのかなと思ったら、30人に対して16人と、やっぱり少ないんだから、関心がそれだけ薄いということであるんだろうと思うので、やっぱりこういう点も、しっかり地域を考えながら。
 確かに暮らしやすさ、ウエルビーイング、そのとおりなんですよ。だから、そういうことも必要としている地域をもう少し吟味して選んだほうがよかったのではないかなという思いがございましたので、質問させていただきました。
 今言ったこと、特にマチコエに関することについては、しっかりと、そしてまた基本構想なり、計画なり、しっかりとやらなくちゃいけないものだから、そこはしっかりとやはり職員一丸となってやっていただきたいということを言いまして、質問を終わります。


◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、以上で企画部報告を終了いたします。
    ──────────────────────────────────────


◯委員長(高谷真一朗君)  休憩いたします。
                  午後3時28分 休憩


                  午後3時29分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
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◯委員長(高谷真一朗君)  次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。お疲れさまでした。
                  午後3時30分 散会