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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2021/09/22 令和3年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2021/09/22 令和3年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。ただいまから、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 行政報告。本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おはようございます。本日、外環につきまして、大きく2つ御報告させていただきます。1点目は、北野情報コーナーについて、2点目は、外環事業に係る取組の状況について、御報告いたします。よろしくお願いいたします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  それでは、資料について御説明いたします。資料の1、北野情報コーナーについて御説明します。資料の1のページ1を御覧ください。1、施設の管理運営及び利用状況、(1)、運営主体についてです。まちづくりに係る団体及び北野町会など、地域の方々の協力の下、施設の管理運営を行っています。(2)、開館日は記載のとおりです。(3)、展示内容です。外環事業及び北野のまちづくりに係る資料を展示しています。資料については、記載のとおりとなりますので、後ほど御確認ください。(4)、利用状況です。令和3年8月末時点において、1日当たり約20名の皆様に御利用いただいています。利用割合としては、平日は大人、子ども、親子連れの利用が同程度、休日は親子連れの利用が最も多くなっています。北野情報コーナー来館者の目的としては、北野の里(仮称)のまちづくりに関することが約6割、外環事業に関することが約4割となっています。
 2、まちづくりの取組についてです。北野情報コーナーを拠点とした地域のまちづくりについては、ホームページ等の活用などで広く情報発信をするとともに、地域団体と連携しながらイベントなどを実施しています。こうした取組を通じて、まちづくりの機運醸成と将来の北野の里(仮称)の担い手の育成を推進しています。
 (1)、これまでの活動内容です。町会など、地域主催のイベントを実施、広場や畑などの緑化に係る効用の検証、地域の団体との取組などを行っています。(2)、今後想定される活動内容です。北野の里(仮称)回遊ルートの検討や地域資源を見つける地域住民とのまち歩きなど、グリーンインフラなどの環境学習の場としての活用、地域の魅力や課題を知り、学ぶことができる発見・発信の場としての活用などを検討しています。
 裏面のページ2、3、主な取組内容を御覧ください。上の平面図についてです。一時開放広場にJA青壮年部の協力の下、日よけを設置し、北野情報コーナー南側には日よけとグリーンカーテンを設置しました。建物北側にはミストを設置し、気化熱での冷却効果を検証しています。
 中段の黄色の枠にそれぞれの写真を掲載しています。下の緑の枠には、7月に北野子ども会育成会とともに、七夕イベントを実施した写真を掲載しています。また、右下青の枠には、コミュニティ農園の取組として、畑土を土壌改良し、野菜を育成している写真を掲載しています。今後、北野町会及び周辺住民の方々などとの取組を検討していきます。
 資料1については、以上となります。
 次第にお戻りください。(2)、外環事業に係る取組状況について御説明します。資料2のページ1を御覧ください。1、本線トンネル工事等の掘進状況について(令和3年9月上旬時点)です。
 ページ2を御覧ください。1、本線トンネル(北行き・南行き)東名北工事の進捗状況です。北行き(がるるん)、南行き(みどりんぐ)については掘進を停止しており、前回委員会で御説明した内容と変更はありません。
 2、本線トンネル(北行き・南行き)大泉南工事及びFランプシールドトンネルの進捗状況についてです。令和3年9月1日時点において、北行き(カラッキィー)は大泉ジャンクションから1,133メートルにあります。令和2年11月3日から掘進を停止していましたが、令和3年7月16日からおおむね3.5か月程度、保全措置のため掘進しています。1日当たりの掘進は約1メートルから2メートルです。南行き(グリルド)は、令和2年10月18日から掘進を停止しています。大泉ジャンクションFランプシールドは、Fランプ立坑から451メートルにあります。令和2年11月4日から掘進を停止していましたが、令和3年7月16日からおおむね5か月程度、保全措置のため掘進しています。1日当たりの掘進は約1メートルです。
 3ページを御覧ください。3、中央ジャンクションA・Hランプシールドトンネルの進捗状況です。中央ジャンクション北側Aランプシールド及びHランプシールドは掘進を停止しており、前回委員会で御説明した内容と変更はありません。
 4ページを御覧ください。中央ジャンクション(仮称)地域において、現在行われている工事の状況について(令和3年9月上旬時点)を御説明します。8つの工事を記載しています。黄色の枠、まる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及びまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事です。シールドトンネル工になり、準備工事として防音設備工事及びシールドに係る附帯設備工事等を施工中です。紫の枠、まる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路、換気所地下部等の構築に向け、現在、掘削工事及び躯体構築を行っています。
 緑の枠、まる4、中央ジャンクションAランプ橋ほか2橋(下部工)工事です。橋脚の構築等を行っており、ランプ躯体構築を施工中です。こちらは工期が延伸され、令和4年2月10日まで変更されています。
 青の枠、まる5、東京外環中央ジャンクション北側ランプ(その2)工事です。ランプ部地下躯体構築工事等を行っています。工期の延伸がされ、令和4年3月31日まで変更されています。まる6、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠(その2)工事です。こちらも、ランプ部地下躯体構築等を行うもので、現在、躯体構築工事及び埋め戻し工事等を施工中です。赤の枠、まる7、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド(その2)工事及びまる8、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド(その2)工事です。現在、掘進を停止し、場内整備を行っています。工期の延伸がされ、令和4年1月17日及び令和4年3月6日まで変更されています。
 資料に係る御説明は以上となります。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。北野情報コーナーですけども、6月23日の開館式にお邪魔させていただいて、拝見させていただきました。2の(1)のところで、7月に北野子ども会育成会主催の七夕イベント開催ということで写真が載っていますが、どのぐらいの方が参加されて、主な内容、なかなか飲食も難しいということだったと思うんですけど、どういう内容でやられたのか教えていただきたいと思います。
 あと、(2)のグリーンインフラなどの環境学習の場としてということで、北野小のそういう見学の児童の方が来たりしているのか、どういうことを環境学習として活用されているのか、教えていただきたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  子ども会育成会との七夕イベントについて御説明いたします。参加者の方は、お子さん方を含め、およそ20名程度で行いました。内容としましては、高さおよそ3メートル以上の地域の大きな竹を切り出しまして、それを設置いたしました。そちらのほうに短冊を子ども会のほうでつけたんですけれども、さらにそこに目安箱みたいのを設けまして、そちらのほうに来訪者の方々、来た方が短冊に書いて、それに入れておくと、それを結んでおくという形で、最終的には120枚ほどの短冊が飾られたという形になってございます。
 また、続きまして、グリーンインフラについてなんですけれども、こちら、今後検討していく内容と考えております。やはり北野の里というのは、大きな公共施設のグリーンの場であるというふうに捉えております。それを北野小ですとか、また、一小の子どもたち、六中の子どもたちとともに、今後、どのように環境学習としていくかということも含めて検討していきたいと考えております。
 以上になります。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。環境学習、せっかくのプランで、コロナ禍でなかなか難しい部分があって、小学校でも結構感染される方が増えているということもありましたので、なかなかできなかったかなと思いますけども、今年度、あと何ができるのか分かりませんが、ぜひお願いしたいと思います。
 あと、広場や畑などの緑化に係る効用の検証ということで、お邪魔したときも結構草が伸びているところもありましたし、いろいろな形の活用もできるのかなというふうに思っていました。あと、エダマメとサツマイモが植えてあって、エダマメはもう時期を終わっているので、どうされたのかなって聞きたくなりますけど、サツマイモはこれからなんだと思うんですが、その活用というのは何か考えているのがあれば、教えてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  エダマメにつきましては、やはりあそこの一時開放広場とこちらの情報コーナー、近隣の方々とうまくやるというのが非常に重要なことだと捉えております。つきましては、近隣の方々に御挨拶も兼ねてお配りをしたという形にさせていただきました。
 また、サツマイモにつきましては、これから収穫なんですけれども、今こちらにつきましても、北野子ども会育成会と相談をしておりまして、焼き芋などのイベントができないかどうかというのを考えてはいるところなんですけども、ちょっとコロナの状況というのもあり、芋掘り体験ぐらいにしようかなというのを地域の方々と相談をしているところでございます。
 以上になります。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。北野ですと、ずっと続いている芋煮会みたいなのがあったりとか、そういう場で使えればいいんだけど、なかなか一緒になって食事するのは難しい時期というのがありますので、有効に使っていただくように考えていただければなと思います。
 あと、短冊が120枚集まったということで、その後その短冊というのはどういうふうに扱うとか、何か考えているのでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  短冊につきましては、最終的には一定程度、皆様がどのようなことを言ったのかというのを書き留めておきまして、その残りにつきましては、農家の方に最後、燃やしていただいたという形で執り行われました。
 以上になります。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。
 じゃあ、次に行きます。資料2のほうの本線トンネル工事等の掘進状況ということで、基本的に1番、3番は変更がないということでありますので、2番のところで、7月16日からおおむね3.5か月程度、保全措置のための掘進と、もう一つのほうも、7月16日から5か月程度、保全措置のための掘進ということで、少しずつ保全のために進めているということがあります。その間、例えば騒音とか、揺れとか、また地域の皆様からの苦情というんですか、動きに対する何かそういうものがあったのかどうか教えていただけますか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、振動等につきましては、再発防止対策に準じた形で行っておりまして、苦情についてはいただいていないというふうに聞いているところでございます。
 また、7月16日から掘進を開始したんですけれども、7月16日に相談窓口というのを設けまして、そちらへ行きまして、住民の方々に丁寧に説明するというような取組をしておりまして、数人程度が毎日来られるという形で、あまり多くの苦情という形ではないものというふうに認識しております。
 以上になります。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。こういう、まだはっきりと今後の取組が決まっていない中で、保全のためとはいえ、こうやって動かすということには、いろいろと声も聞いているところですので、丁寧に対応していただければなと思います。よろしくお願いします。
 あと最後、4ページのところですが、これもずっと継続ということで、新たにまる6番、4月1日から令和4年9月30日までということで、6番が新たに今年度からスタートしているのかなと思うんですが、これに対する影響とか、さっき言いました騒音とか、地域の皆様からの苦情等々、これに対する何かありましたら教えてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  昨年は、3件ほど、これの工事ではないんですけれども、振動という形で話があったところでございます。内容としましては、重機の移動であったりとか、くい打ち等に伴うものだったんですけれども、現在はほぼ掘削も終わっておりまして、コンクリート工のほうを行っているという状況でございます。それにおきましては、振動等の苦情はないものというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。まず、北野情報コーナーについてお伺いします。1日20名の利用ということで、私も見に行かせていただきましたけど、あの規模で1日20名って、私の中では結構多いなと思っていて、七夕のイベントとかは分かったんですけど、ふだんどういうふうに使われているのか、どういう御利用者の方がいらっしゃっているのか、教えてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  施設自体は月曜日と木曜日がお休みとなっておりまして、火曜日、水曜日、金曜日、土日におきまして、午前10時から午後6時という形で開催をさせていただいております。
 時間の流れでいきますと、午前中は大体大人の方とか、お年寄りが多いという形で、来られて休まれていったりとか、あと情報コーナーの中で、外環とか、まちづくりについてお伺いするという形が多く見られます。午後になりますと、保育園の方が多くいらっしゃったり、現在も世田谷も含めて3園ほどいらっしゃっていまして、にぎわいを意外と見せていると。3時以降になりますと、今度は北野小学校の子どもたちがランドセルを置いて、サッカーボールを持って遊びに来る。そして、夕方遅くなりますと、今度はまたお年寄りの方、大人の方がいらっしゃいまして、休まれていくというのが見られます。
 以上になります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。1日中、いろいろな年代の方に日常で使っていただいているということで、すごくよかったなというふうに思っています。ありがとうございます。
 次に、北野情報コーナーのそもそもの設置目的は、北野の里(仮称)のまちづくりを進めるための拠点として設置されたものだと思っております。こちらに、今後想定される活動内容と書かれているんですけれども、どのようにまちづくりを進めていかれるのか、今後の展望について教えてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現在におきましては、地域の方、またまちづくり団体と共に、どちらかというとまちおこしのための、人が集まるようなにぎわいの場という形で、いわゆる楽しいことというのを行っているところでございます。
 今後は、その楽しいことの中から、今度は皆さんで話合いを行いまして、今後のまちづくりについてどのようにしていくのかとか、あと実際に北野町会のほうからは、回遊ルート、景観ルートを探すとか、景観資源を見つけて、そういったのをマップに落としてはどうかという具体的な提案などもいただいているところでございます。つまり、これはだんだんまちづくりのほうに、楽しいところがシフトしていくのかなというふうに考えております。
 それにおきまして、今後の活動の内容としましては、地域も含めたグリーンインフラなどの環境学習の場であったりとか、地域の魅力をもっと学ぶことができる場という形で、どんどんこのまちづくりのほうに今度はシフトしていきたいなというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。視察に行ったときに、やっぱり市民の方と一緒につくり上げていくんだというような、すごくそういう気持ちを感じたので、まずは、じゃあ、愛される場になって、にぎわいの場所になっていて、そこから自然発生的にというか、市が主導するのではなくて、地元の方々が、子どもも一緒になって、町会も一緒になって進めていくんだという、そういうことでよろしいですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  あそこの場所は、最終的にはエリアマネジメントとして、地域が自分の課題を見つけて、地域がそこの場所で活動していくという場にしたいというふうに考えてございます。それにおきましては、市が主導して引っ張っていくのではなくて、どういう形態なのかというのはまだ分かりませんけれども、NPOなのか、それとも社団法人になっていくのかというのはまだ分かりませんけれども、地域の方々が主体的に取り組んでいく方向によりまして、団体としての方向性を決めていきながら活動していただきたいと考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。今後の動き、楽しみにしております。よろしくお願いいたします。
 次、外環事業について伺います。中央ジャンクション(仮称)の地域において、現在行われている工事の状況について伺います。6月の行政報告と比べて、4番と5番と7番と8番の工期が延びているようですけれども、それぞれ工期が延びている理由について教えてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、まる4番の中央ジャンクションAランプ橋ほか2橋(下部工)工事について御説明します。こちらは、工事を施工している最中に不明管が見つかったというところがございまして、その調査等につきまして時間を要したものというふうに聞いております。
 また、まる5番の中央ジャンクション北側ランプ(その2)工事なんですけれども、こちらにつきましては、全体的な工程によりまして遅れが生じたものというふうに聞いております。具体的には、用地買収から始まりまして、そして、遺跡調査などによりましてだんだん時間が押してきたのと、あと雨天等により施工ができなかったということで全体工程の遅れが生じたものと聞いております。
 また、まる7とまる8につきましては、現在、掘進が停止している状況というところでございまして、来年の1月17日でこれが施工が完了するとはとてもちょっと思えない工期ではあるんですけれども、一応事業の延伸をされたというふうに聞いているところでございます。
 以上になります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。様々、細かく理由を教えていただいて、ありがとうございました。7番と8番に関しては、やっぱり私もこの6か月半延びたのと、8か月延びたのでは、やっぱりちょっと計算が合わないなというふうに思っておりまして、前回いただいた外郭環状道路事業連絡調整会議(第9回)の開催結果を見れば、再発防止対策の事業者案を策定するまでには、おおむね3か月から4か月程度要する。有識者への確認については、これまでの実績ではおおむね1か月から2か月程度。地域の要望も踏まえ、地盤の再確認のため追加ボーリングを実施するとあります。
 これらを踏まえても、この話がまとまるまでの期間にしか見えないんですよね。まとまるかどうかも分からないので、地元への説明会とかも必要だと思うんですけれども、この工期に対して、何か三鷹市から、これじゃあ間に合わないんじゃないのとか、そういうことを言う機会とか──この工期を見てとても間に合わないと思われていると思うんですけど、何か意見を言ったりだとか、そういうことはあったんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらの工期につきましては、とても間に合わないでしょうという話をしましたところ、とても間に合いませんという返事をいただいているところではございます。こちら、委員さんのおっしゃったとおり、おおむね3か月から4か月程度、そして有識者への確認については1か月から2か月程度というところで、最短で4か月、最長で6か月なんですけれども、さらに委員さんがおっしゃるとおり、足りないものがあります。それは、地域に対する説明会を開催するというところでございます。やはりそれを含めますと、とても半年では間に合わないというものということで、内々には聞いているところではございます。
 以上になります。


◯委員(山田さとみさん)  そうですよね。この日程を出してきているほうも、これじゃあ間に合わないという認識の中で、この工期を出してきているって、ちょっとどういう見積りなのかなというふうに思いました。三鷹市からもどんどん意見を言っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  よろしくお願いします。北野情報コーナーのところで、2つちょっと伺いたいんですけれども、まず1つは、子どもたちの遊び場としてもすごく有効に活用されているということで、よく分かりました。安全対策の部分、道路がやっぱりすぐ隣にあるので、安全対策のところと、あと熱中症対策、ベンチとかはあるんですけれども、やっぱり屋根がなかったりもしたので、その辺りどうされていたかというのが1つ。
 あと、もう一つが、JAの青壮年部さんとのいろいろやり取りもあったと思うんですけれども、今後、ホップを育てて地ビールを作ったりというのも考えているみたいな話もあったんですが、その後、何か新しい取組があったのかどうかというところ、この2点について教えてください。お願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、ボールとかが飛び出す安全性というところなんですけども、意外とフェンスが囲われていて、大きく飛び出すということはないんですが、ただ大きく蹴り出すと飛んでしまいますので、一定のルールを管理者によりお示しをしておりまして、情報コーナー側のほうにボールを蹴るようにと、そういうルールでサッカー等を行っているという状態になっています。
 また、熱中症対策なんですけれども、現在、資料1の2ページを御覧いただきますと、真ん中のところで情報コーナーの取組としまして、ミストをつけてみました。これによりまして温度が2度ほど下がるという状態がございまして、また、2ページの一番上の3、主な取組のところの緑色の部分が一時開放広場の一部になるんですけども、そこに2か所、日よけを設置しました。写真になりますと、左下の写真になります。こちらのほうによりまして、熱中症の対策をしたという状況でございます。
 あと、JA青壮年部との取組なんですけれども、現在ホップと、あとパッションフルーツなども植えておりまして、それが大分、情報コーナー南側の下の日よけのほうにかなり功を奏しているという状況でございます。また、その他の話としましては、青壮年部のほうからどんぐりプロジェクトをぜひやってみないかという話をいただいておりまして、JA青壮年部のほうでドングリを植えて、芽が出るところを、小学校とかに御説明をしながら回っているというのがございます。じゃあ、植えた後のドングリをどこかに植えられないかという話をいただいております。そちらにつきまして、今後取り組んでいきたいと考えているところでございます。
 以上になります。


◯委員(池田有也君)  よく分かりました。ありがとうございます。せっかくの場所ですので、引き続き有効に活用していただいて、地域の方々に喜んでいただけるような取組、ぜひよろしくお願いいたします。
 外環事業に係る取組状況のほうに移りまして、今のシールドマシンの掘進状況について、先ほどの説明でよく分かりました。この間、情報提供などで連絡調整会議のこととか、いろいろ御報告いただきましたけれども、三鷹市としては今後の掘進について、例えば大泉側などについては、今後、再開のめどとかについてどのように予想していたりするのか、もしあれば教えていただければと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回の9月に開催されました事業連絡調整会議におきましては、あくまでも東京都と国、NEXCOの東日本と中日本のほうで話合いをして、事業者間で今後確認をしようというところで話されたものというふうに認識しております。
 こちらの公表がされる際に、電話などによって説明を受けたんですが、それにおきまして、事業者間で想定した何か月というところは話し合われているんですけども、それがそのまま中央ジャンクションですとか、大泉の本線シールドなどに当てはまるかというと、そうではなく、あくまでも事業者間で、最低でもこれぐらい要する期間だということを確認したものというふうに話されたというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。たしか情報提供を見た限りでは、いろいろな見方ができるなとも思いますので、引き続き注視していただきまして、仮に東名側に先んじて大泉のほうが何か動きがあるときには、多分、今後、東名側が動く場合を想定した先行事例にもなると思いますので、トラブルがないかどうか、また住民への丁寧な説明があるかどうかというのも、引き続き市としても注視しながら、今後に生かしていっていただければというふうに思います。
 あと、最後に1点、中央ジャンクションのほうなんですけれども、こちらはシールドとはちょっとまた別で、工事が今進んでいると思うんですけれども、場合によっては、こちら中央ジャンクション部分のほうが先にできて、あと来るのを待つようなことになることもあるということでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  全体的な工程としましては、中央ジャンクションはそのまま進んでいるという状況でございまして、例えばまる4のAランプ橋ほか2橋(下部工)工事、またまる5の東京外環中央ジャンクション北側ランプ(その2)工事におきましては、こちらはかなり完成が近づいているというふうに聞いているところでございます。つきましては、こちらの中央ジャンクションのほうが早く工事が終わっていくという可能性はあるということを認識しております。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。いろいろ見るところが多いと思いますが、引き続き工事が進んでいることについて、地域の方々も、ずっと見ている方については、ジャンクションとシールドは別ということはよく分かっていると思いますが、気になってくる方もいると思いますので、引き続き安全対策第一で、地域の方の理解を得ながら丁寧に進めていっていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(谷口敏也君)  幾つか質問させていただきます。まず、北野情報コーナーのほうについてなんですが、私は、申し訳ございません、内覧会も都議選の前で行けなくて、それ以降も、横の道は車で走っているんですけど、車が止められないので中をのぞいていなくて、福島さんに会いに行かなきゃいけないなとは思っているんですけど、まだ行っていません。
 それで、この情報コーナーについてということで御説明をいただきました。結構人が来ているということで、大変喜ばしいことです。先ほどの答弁の中で、今後この地域課題を解決していくエリアマネジメントとか、そういうお話がありました。それには、この北野の地域は地元のまとまりが非常に強いので、NPOなりの団体とかをつくるのはそれなりに簡単じゃないかなと予想しているところなんですけど、開発が進んで、新しく引っ越しされてきている方々も結構いらっしゃいますよね。例えば平日は、先ほども御説明がありましたけど、大人の方とか、休日は子ども連れが多くなっているとか、そういったイベントじゃないときに、1人でとか、2人でとか、家族でとか、来てくれている人たちの今後、参画っていうのが非常に重要になってくるのではないかと思うんですけど。先ほども、イベントでいろいろな意見をいただいたというお話がありましたが、そういった、ぽっと来た方々に御意見をいただくという、例えばアンケートを実施するとか、そういうことは今やられているんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  来られた方に直接アンケートを記載していただいてはいないんですけれども、大体対面形式で、福島さんとかがお話しできる形で対応しておりますので、そちらにおきまして、話された内容なんかをきちんとメモなどを取りまして、それをこういった話があったということは、記録として取っているところでございます。
 どちらかというと古い方々が多い地域ではあるんですけれども、新しく来られた方々が外環事業ってどんなものだろうとか、特に新しく住まわれて、家なんか持たれている方におきましては、外環の事業区域から大体どれぐらい離れているのだろうかとか、そういう関心があって聞かれるということでございまして、そこを糸口に新しい地域の方々と北野町会とかを一緒に取り組んでいくような取組を行っていきたいと考えているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。アンケートは、どっちかというと実施したほうがいいなと思いますし、例えば情報発信にしても、そこに1回来た人には登録してもらうとかで、そこに行かなくても、メールマガジンとか、LINEとか、そういうもので、今度こういうイベントがありますとか、1回来て終わりじゃなくて、また来てもらうという方法も積極的に考えたほうがいいと思うんですけど、その辺はどうお考えですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現在、北野情報コーナーの取組については、SNSとか、ホームページのほうで1つのホームページとしてアップをしておりまして、管理者の方がよく写真なんかを撮って、エダマメを収穫しましたとか、いろいろな情報を発信しているところでございます。その中に、今後、御意見とかを入れるのかどうかとかいうのを、地域の方々と共に考えていきたいなと思います。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。引き続き、やはり多くの方々から意見をいただいたほうがいいと思いますので、情報発信に努めていただければと思います。
 続いて、工事に関係して、また意見をいただくということもそうなんですけど、先ほど池田委員のほうからもありましたが、本線工事が進まなくても、こちらの工事は進むわけですよね。例えば、この北野の里を整備していく中で、蓋かけの部分をどうするのかという議論があるわけじゃないですか。実際今まで使っていたスポーツ広場とか、高齢者のゲートボール場とかが今現在使えないわけで、本線工事が進まないから、北野の里が進まないのはやっぱり問題があると思いますけど、実際本線が来なくても、北野の里の整備は問題なくできるものなんですか。それとも、来ないと、つながる部分の工事があって、そこに工事車両とかがあるから、北野の里全体、表面、上の部分の整備ができないっていうのもあるのかどうかを確認したいんですけど。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  今おっしゃった内容、すごく大事なところと思っておりまして、私自身もすごく興味があるというか、大事なところだと思っています。特に本線シールドが今止まっている中で、御存じのとおり、このジャンクションの工事としては進んでいるわけですが、どこまで進めて、本線シールドが来たときにどういう工事になるのか、そこについてこの外環事務所にもヒアリングをしているところでございます。
 現在、聞いている内容によりますと、予定としては、本線シールドが来ることを当然想定していたのが、今来なくなったので、どこまで外環のジャンクションができるかについては、いろいろ工事の施工状況を検討しているというところでした。実際問題、ここのジャンクションの部分のランプシールドと本線シールドが接合するわけですので、本線シールドが来るまで、それに関係する工事は絶対に残るわけです。来なければ接合できませんので。そこの部分に該当する部分の上部の工事は残るだろうというふうに思います。
 そうすると、今後何が考えられるかというと、平面上で考えたときに、将来ジャンクションの蓋かけをすると想定した場合に、どの部分が工事に影響しない部分として考えられるかというところになってくると思いますので、その辺については、今後、外環事務所といろいろ話を聞きながら、何かちょっとでも利用できる可能性がないのか。もしくは、ないならないなりに、いつのときだったら部分的にある短期間だけでも何か開放できないかなとか、そういういろいろ調整できるものはしていきたいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。少し安心しました。やはり止まっている中で、蓋かけ部分で、要は三鷹にとって重要な北野の里全体の整備がしっかりと行われないというのは、やっぱり問題があると思いますし、先ほど部長がおっしゃったように、一部残るというところが、例えば非常にど真ん中とかだと、なかなか全体の整備が進まないじゃないですか。それを見極めながら、北野の里全体の構想と工事の進捗を考えていただきたいなと思っています。
 引き続き交渉して、状況を見守っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員。


◯委員(栗原けんじ君)  それでは、よろしくお願いします。今、谷口委員からも質問があった件で、もう少し詳しく質問したいと思います。北野情報コーナーにおいて、中央ジャンクションの工事の敷地内、上部蓋かけ利用の部分はどのように情報提供がされているのか、またこれを利用している方からの質問の中にそういう件というのはないのか、どのように市が答えているのかということを確認したいと思います。
 実際に、この資料の工事状況の4ページ目の青色の部分と赤色の部分は、かなり上部が更地化されていて、ここはどういうふうになるのか。部長からもお話があったように、将来的に重要な点だということは私も認識をしています。北野の里を考えるときに、このジャンクション部分の活用をどのようにするのかというのはすごく重要な視点なので、この点、影響しない部分、本来は中止して、必要な部分、上部利用ができる部分は開放するような形で利用を考えることが現実的だというふうに私は思うんですけれども、この点、情報提供も含めて、今の上部空間の利用について、もう一度確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  北野情報コーナーにおきましては、上部の利用につきまして、平成29年度に策定をしましたゾーニング等により御説明などをさせていただいているところでございます。ゾーニングと同じように、いきなりこちらの中央ジャンクションの上部が公園になるとはなかなか思えないところで、現在の状況を踏まえると、谷口委員のほうから御質問があったように、空いている部分については、利用できるような方法で、将来の工事等に該当していない箇所について、どこが空けられるのかという交渉を国のほうに求めているところでございます。
 国におきましても、将来管理者であるNEXCOなどと相談をしながら、こちらの上部利用について、どこが空けられるのかという、いわゆる段階的な整備について協議をしているところでございます。
 以上になります。


◯委員(栗原けんじ君)  調布市域での陥没事故や大泉の部分での安全確保のための進捗という状況を見て、陥没事故に対する対策の検討について現状で報告されている状況を見ても、かなりこれが長期化することが予想できるので、ジャンクション部分の半永久的な利用の可能性を追求していくことは、どのような立場であっても、北野の地域の活性化のために検討していただきたいと、そのための情報提供ですから、しっかりと求めていって、可能な限り上部空間の利活用を検討することが、北野の里の検討の中でもすごく重要な点だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 その上で、今の工事の進捗状況に関連して質問をします。私たち、この大深度地下法に基づく大深度地下トンネル工事、シールドマシン工事の問題点が、今明確に抜き差しならない状況にあるというふうに認識しています。大深度地下法は、上部に、またトンネル工事の外には影響を与えないということを前提にして工事を認可されています。上部に影響を与えたということが明確になった今、工事が地盤の緩みをつくったということも──今、施行者が施工の対策と、またそれについて有識者が検討もするということですけれども、明らかになった上で、大深度地下法の受け止めの認識は、三鷹市としては変えるべきだと思うんですけれども、どのような認識でいるのか。引き続き大深度地下法の外部に影響を与えないという当初の前提がそのまま適用できるものだというふうに認識しているのかということを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  大深度地下法の捉え方につきましては、市のほうでなかなか言える立場ではないところではございますけれども、平成13年度に策定をしました大深度地下の公共的使用に関する基本方針におきましても、環境への影響が著しいものとならないようにすることということが示されているところでございます。つきましては、しっかりとそういった方針に基づく対応というものをして行っていただくように求めていきたいと考えているところでございます。
 以上になります。


◯委員(栗原けんじ君)  環境への影響が著しいという、影響を与えるということでいうと、著しい影響を与えているんですよね。調布の陥没地域においては緩みを発生させて、土壌改良も、立ち退きの可能性もある状況の下で、地盤改良しなくちゃならない、対策を取らなくちゃいけないという状況にあります。大深度地下法で、三鷹市の市域でも地下40メートル以下の部分は、上部の地権者の許可なく工事を進めるという前提の下で、今の整備計画というのは立てられていて、これはもう成り立っていないと思うんです。
 大深度地下法が適用されていない部分も、40メートル以内の浅い地域は当然ですけれども、40メートル以深になるところの地権者に対しても、ちゃんと許可を得るように。また、最低でもこの項の不備の部分を正すことが、私は市民の財産を守る上でも重要かと思いますけども、そのような認識で働きかける考えはありませんか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回の調布のほうで起きました陥没につきましては、あくまでも事故ということで、決してあってはならないことと認識しているところでございます。委員さんがおっしゃるように、40メートル以浅を地盤改良する際におきましては、その土地の所有者の許可などが必要であります。つきましては、現在、事業者におきまして、そちらの使用というものについて土地の買取りであったりとか、移転等についてお願いをしているというふうに認識しております。
 繰り返しになりますが、法的には環境に影響を与えてはならないという法律でございますので、そちらに基づいた対応を引き続き、補償も含めて行ってもらいたいと考えているところでございます。
 以上になります。


◯委員(栗原けんじ君)  つつじケ丘の陥没事故は、法の不備、成り立たないということを明確に示したという点でも、これを改めることが必要です。市民の財産を守る立場でも、国がそういう対応を取ることを強く求めていただきたいと思いますが、そういうふうに法律に基づく工事ができる状況じゃなくなっているということを前提とした法整備について国に意見するということを考えていませんか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、工事ということに関しますと、市としましては、確実な安全対策、そして再発の防止対策というのが最も重要なことと考えております。それに基づく法というのは、法にのっとった上で事業者が適切に対応していくものだと認識をしておりまして、きちんと事業者におきまして、今後の安全対策も含めた検討というのをしていっていただきたいというふうに求めているところでございます。
 以上になります。


◯委員(栗原けんじ君)  国に対して求めるという言葉を明確には答えられないんですけれども、現状、大深度地下法に基づく工事っていうのは、事故であったとしても、影響を外に及ぼしているわけですから、これ、法律を見直すことが市民の生命と財産を守る上で必要だという認識に立つことが必要だということを述べておきたいと思います。そのような対応を国にしっかりと言わなければ、今後、財産も、市民の命も守れないということにつながるということを認識していただきたいというふうに思います。
 その上で、ちょっと、もう一つ、大泉のランプシールドトンネルの安全確保のための掘進を再開したことですけれども、これ、工事の再開そのものなんですよね。安全のための措置だって言ってシールドマシンを動かすこと自体が、地域住民からすれば工事の再開として受け止められていますし、各地域で問題になっています。私は強く抗議するものですけれども、この安全確保のためにシールドマシンを動かして一定進めるわけですけども、土壌改良地域にシールドマシンが止まっているからということが理由だったと思います。
 この土壌改良というのは、どういう土壌改良がどのようになされてきていたのか。この土壌改良っていうのは、三鷹の市域で同様の工事が行われる可能性のあるところというのを市として認識しているのか、しっかりと確認する必要があると思いますけども、事業者にそういう確認をされているかどうかということを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  2点、質問をいただいたというふうに認識しております。
 まず、土壌改良についてなんですけれども、こちらの土壌改良、大泉のほうにつきましては、平成30年5月から令和元年12月の間におきまして、こちらの事業自体におきまして高圧噴射攪拌工法により施工を行ったというふうに聞いているところでございます。こちら、行った理由としましては、地中拡幅部のようなもの、いわゆる切り開き工法といって、中央ジャンクションとか、東名ジャンクションの地中拡幅部とは違う施工なんですけども、いわゆる本線とランプが接合するところの箇所におきまして、地盤改良をセメントの固化剤を噴出して行ったというふうに聞いているところでございます。
 また、中央ジャンクションにおきましては、こちらのほう、そこまで地盤が悪くないというところで、特に地盤改良を今後行う予定はないというふうに聞いていることでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  土壌改良をするっていうことで、その土壌改良で改良された地盤というか、その施工場所、地層がシールドマシンを止めておくには問題が起こる可能性があると、固まって動かなくなってしまうかもしれないということでの工事ですけども。これ、話を切り替えると、土壌改良して、その地域にシールドマシンが入れば、そこを突き抜けて工事を進めなくちゃいけないということになって、安全の確保ということも確認することができない。安全の確保を確認することができないからこそ、安全確保のための措置を取らなくちゃいけないということで、工事の進捗につながってしまう。
 これは、安全を確認するために工事をしなければならないという状況というのはすごく矛盾していて、やはり安全を確保する前提の下で、その工事自体が安全なのかというのを確実に確認しなければいけないという教訓がここに含まれていると思います。三鷹の市域における地中拡幅部もそうですけども、その接合部分というのは、本当に今までやられたことのない工事で、開削、掘削でやれるわけではないわけですよね。
 本当に深刻な陥没事故と併せて検証しなければなりませんし、安全の確保の確認ということはすごい重要だと思いますけども。この点での、三鷹市域における地中拡幅部の工事についての情報提供というのを今どのように三鷹市として受けているのか、また確認しようとしているのか。工事の再開を考えて、またいろいろな情報提供の発信がされると思いますけど、その対応をする上でも情報をしっかりと確認する必要があると思いますが、市の状況を確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  2点、御質問と御意見をいただいたというふうに認識をしております。まず1点目は、安全措置というところに対して、そもそもが安全対策というのが考え方が甘かったのではないかという点、もう一点につきましては、今後の地中拡幅部について、どのような状況なのかという点というふうに認識しております。
 まず、1点目の安全対策につきましては、事業者におきましては、このセメント地盤改良期間、およそ30日程度で必要な強度というものが保たれるというふうに確認をしているところでございます。ただ、実際には、そこから1年ぐらいたっても、だんだんセメントの固化というものが進捗していくものというところで、それが予想以上にシールドマシンのほうへの付着が大きかったと。それによりまして、シールドマシンを再開させないとジャッキなどが圧力によって壊れてしまうので、ここの改良区間を脱出しなければならないというふうに説明を受けたところでございます。
 もう一つにつきましては、三鷹市の地中拡幅部の状況なんですけれども、事業連絡調整会議、またはトンネル施工等検討委員会によりまして、こちらの標準的な工法というのは、現在示されたところでございます。ただ、まだ標準的な工法というのが示されただけで、各個々個別の──中央ジャンクションでいうと4か所あるわけなんですけども、それぞれの一個一個についてどのような工法がなされるのかという説明はまだ受けていないところでございます。
 また、それに当たりましては、必ず説明会を開くというふうに事業者のほうから聞いておりますので、そのような認識でまた引き続き情報提供させていただきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  三鷹市域、中央ジャンクション部分ではランプシールドトンネルの発進基地にもなっていますし、三鷹の市域で地中拡幅部が設置されるということで、より慎重な工事が必要だということがあります。当然、その説明は必要ですけれども、この今、調布市域でシールマシンが止まっていて、再開についての検討がされるということの情報提供がありましたけれども、技術的な情報提供がされるということですけれども、地中拡幅部の部分の未確定な状況というのも、ある面ではすごく無責任で、そこまで行ったら、その技術を開発しなければならないというふうに、どんどんと工事を進める方向でそれが回っていく。
 やはりこの安全がちゃんと確保されているのかという点も、今、シールドマシンが止まっていますけれども、その再開することの前提条件に当然なるべきだと。その安全な部分が、地中拡幅部の部分を含めて、安全を確保した工事ができるということが十分に技術的な検証もされた上での公表、また市民に対しての説明があってできることだと思います。
 大深度地下法の前提が崩れて、成り立っていないので、私は中止すべきだと思いますが、工事再開に対する市の明確な姿勢っていうのは、改めて示していくことが必要だと思いますけれども、市としての、今止まっている工事について、再開する、再開しないも含めての認識を最後に確認しておきたいと思います。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  市としましては、今、陥没がきっかけとしてシールドトンネルが止まっているところにつきましては、安全が確保されるまでは動かさないようにということで要望し、そのような対応を取ってもらっているところです。今後につきましては、少なくともこの陥没が起きた本線シールドにつきましては、安全に、確実に、地上部の方に迷惑がかからないような方法について説明を受ける、それは絶対条件だというふうに考えております。その上で、工事をどのようにするかについて、やる場合はちゃんと説明会を開催してもらって、その上でやる場合は、我々も納得した上でやってもらうというふうに考えています。
 中央ジャンクションにつきましては、今、最初に櫻井課長から説明がありましたように、本線シールドとは別の工事を今やっておりますけれども、質問委員さんがおっしゃったように、将来的には本線シールドと接合する地中拡幅部の工事が予定されているわけですので、そちらについても、技術的な内容も含めて、どういった安全対策が行われるかについては、きちんと説明をしてもらった上で、行われる場合については、我々としてもちゃんと見ていきたいというふうに思っております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  この大深度地下トンネルのシールドマシン工事っていうのは、住宅密集地の真下で行って、絶対安全というのは言い切れないというのが今回の陥没事故ではっきりしたと思うんですけども、絶対事故を起こしちゃいけない工事になっているんですよ。なので、そういう点でいうと、今、初めに大深度地下法の質疑をしましたけれども、トンネル外の地上部に影響を及ぼしているということであれば、やっぱりこの法律の前提は崩れていますし、この崩れて成り立たない法律の下で決まった工事をこのまま続けるっていうことは危険ですし、法治国家であってはならないというふうに、私は思います。
 この点でも、市として国に意見を言うことが必要だということ、地権者の財産と生命、権利を守るという観点からも、厳格な態度を地方自治体として示すことが必要だということを述べておきたいと思います。
 終わります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、幾つか、幾つもかな。まず、北野情報コーナーについて質問したいと思います。まず、運営主体は、地域の方々の協力の下、施設の管理運営を行っていますとあります。実際は、市が責任者となっていますか。市がどこかの団体なり、個人なりに委託なりをして、その責任を負っていただいているのでしょうか。まず、確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、市のほうからの業務委託によりまして、株式会社まちづくり三鷹のほうに委託をしています。そちらのほうからの再委託としまして、株式会社三鷹ファームのほうに委託をしております。さらに、まちづくり三鷹のほうから、地域の方々、女性5人の方に有償ボランティアという形で、そちらのほうの管理にも携わっていただいているという状況でございます。
 以上になります。


◯委員(野村羊子さん)  先ほど、ちょっとお名前が出ていた、市の職員、OBの元管理職の方々が多分いらしていると思います。じゃあ、その方々はまち鷹に雇用されて、そこにいるという理解でよろしいですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  そちらの方は、株式会社三鷹ファームのほうからの参加者となってございます。
 以上になります。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。今、女性5人がボランティアって言っていて、そこに名前がなかったので、確認させていただきました。今、利用者の方々の人数というのがありましたけども、実際に広場も自由に出入りできるということですよね。広場だけの利用と、情報コーナーへ来て、情報提供してほしいとか、そういうような利用者というのは、これ、分けて統計を取ったほうがいいと思うんですが、それはいかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、大人の方が1人で来られる場合というのは、情報コーナーを利用される方がほとんどとなっております。親子連れの方は、大体一時開放広場のほうに行かれまして、そちらを利用されます。また、お子さんにとっては、ほとんどが、ほぼ100%、一時開放広場で遊ぶというような形になっておりまして、およそ全体利用者数850名の3割程度が、中の情報コーナーのほうを利用する。そして、外側の6割ぐらいのところが、一時開放広場を利用するというような利用状況となってございます。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。やっぱりそのあれによって、どのようなニーズに応えているのかが分かると思うので、それは、できれば、利用状況を今後もし報告することがあるようであれば、そこの辺、分けていただけるとありがたいなと思います。
 だから、どちらも開館時間は自由に出入りできるということでよろしいですよね。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  一時開放広場と情報コーナーは同日、同じ時刻に開いておりますので、どちらにも来れるという状態になっております。


◯委員(野村羊子さん)  地域の方や市民団体の方がその場所を使いたいというか、貸出し、広場なんかも、一時的にその場所を使いたいみたいなあれがあると思うんですけども。あるいは、中でミーティングをしたいとか、そういうような形で使うことが可能なのかどうかというのを確認します。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  現在、このコロナの状況というのもありまして、占用して使うということはまだしてはいないところではございます。ただ、今後、活用につきまして、その可能性についても地域の方々と共に検討していきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。せっかくの場所をうまく皆さんに使っていただいて、それはそれでと思います。中身的には、いろいろな工夫をなさっているということで、本当に使っていただければいいなと思います。
 次に行きますね。本線トンネル工事の進捗状況についてですけれども、2ページの先ほど来から話になっている大泉のほうですけれども、実際動き出していて、今のところ苦情はないと。現実には、このセメント改良工事のときの振動が結構大変だったというふうな話も聞いています。高圧噴射攪拌って、ボーリングのように何か刺して、そこから土の中をかき混ぜるみたいな、そういう工事だっていうので結構大変で、これ工事ヤードがやっぱり住宅と隣接しているところにあるので、結構大変だったというふうに聞きます。
 だから、今後、三鷹の中央ジャンクションで地盤改良を予定していないと言うけども、現実には、仙川の周辺とか、危うい場所っていっぱいあるわけで、やったほうがいいんじゃないかっていう声もあったりするぐらいですけども。やっぱりこの施工の在り方、実際にどういう施工をして、どういう苦情があって、それの対策が可能なのかみたいな、そういうような情報収集ってしていますでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  やはり質問委員さんおっしゃいますように、今後の施工におきましては、騒音ですとか、振動というのがやっぱり大事なところかなというふうに思っておりまして、今回の中央ジャンクションの下部工の工事におきましても、くいの打設なんかでは、やはり振動があったということがありまして、現地に行きまして、やはり振動というのも確認をさせていただいているところでございます。
 そういったことがないように事業者には求めながら、ゼロというのはなかなか難しいんですけども、できるだけ低減するように求めていきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  下部工の話と地盤改良はやっぱり工事の仕方が違うので、対策も絶対違うと思うので、そこはすり替えないで、ちゃんと確認するようにしていただきたいと思います。
 それで、1番に戻るんですけども、調布の状況で、この前トンネルの中からボーリング調査をして、ここは緩んでいなかったから、対応地域を縮小しようという話になっていますよね、360メートルから220メートルにという。その調査も、実はその大深度のあれよりも浅いところにボーリングを刺しているのに、周辺住民の方には一切説明はなかったわけですよね。直上の地権者の方には当然確認を取ったって言っていますけども、それ、ちゃんとした契約をして、お宅の土地を使いますよみたいな、そういうこともあったのかどうかという辺りも、本当にそこに居住している方の権利が守られたのかというのはすごく問題だと思っています。
 三鷹市は一生懸命説明会を求めるって言っているけど、現実に事業者は大泉でも説明会はしないで、チラシをまくだけ、調布のほうではそういうことすらしないという実態がありますよね。それ、どうやって覆して、ちゃんと三鷹市は説明会を求められるのか。そういう、しなかったよねということの確認と、三鷹市はどうするんだというところをちょっともう一回お願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  調布のトンネル坑内からの18か所のボーリング調査につきましては、事業者のほうにおきましては、今年の4月に行われた説明会において説明をしたというふうに認識しているところでございます。
 ただ、一方で、質問委員さんがおっしゃっているように、実際にその周辺に振動とか、騒音があるのであれば、より丁寧な説明をすべきではないかという意見はごもっともだと思っておりますので、それを引き続き強く求めていくということが、事業者における説明会の開催へとつながっていくものと認識しているところでございます。つきましては、それを繰り返していくことによりまして、説明会の開催をやらないと工事はさせないというような対応で臨んでいきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  説明会をしないと工事はさせないって、すごいいいですね。4月の説明会で言ったのは、こういうことをこれからやりますよという工法の説明だけで、実際にはもうその時点で、4月、5月に工事をするんだって調布に届け出ていて、動き出しているのに、そのことを言わないっていうのは、やっぱりすごく問題だと思うんですよ。
 現実に地域の皆さんは、低周波音とか、あるいは結果的に、地面に埋めてある水道のメーターの蓋がちゃんと閉まらない状態になっているとか、被害が出ているんですよ。そういうようなことを、やっぱりちゃんと受け止め、事前に注意喚起し、チェックする。こちらのほうで地盤に大きな変調はないというようなことも言っていますけども、細かいところでは、地域の住民の方々、暮らしている方々は変異を感じていて、ちゃんと対応してもらっていないという気分でいるんです。
 そこ、市のほうではそういうような苦情があったとか、被害があったとかということの情報提供って受けていますでしょうか。それについて、ちゃんとこちらからも、あったのか、ないのかって、もう一回問いただすっていうことは必要じゃないかと思いますが、いかがでしょう。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  調布の陥没事象のそれぞれの振動とかについては、そんなタイムリーに来るものではないんですけれども、ある程度まとまった段階で事業者側に確認を求めて、向こうからもこのような状況でしたというのは聞いているところでございます。
 中央ジャンクションにおきましては、騒音・振動につきましては、かなりタイムリーにこのような意見が来ました、これからそちらの方にお伺いしますというような形で話をいただいておりまして、かなり緊密な連絡体制というのは取っているところでございます。
 以上になります。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。それはそれで、やっぱり地元市にちゃんと言ってもらわないと、まずそこだよねって思いますので、それはそのままお願いしたいと思います。
 それと、もう一つ、大泉のほうで、カラッキィーはここにいますというのを、地上に三角コーンみたいな、何かよく分からないけど、立て看板みたいなものをちょっと置いているというのを聞いたので、ぜひ、中央ジャンクションのAランプシールドマシン、Hランプシールドマシン、これ、外から見えるようなつい立てですよね、透明な板が間に入っているような塀が建っていると思うので、ここですみたいなことのマーキングをしてもらえると──今は停止中なので、ずっと動かないでしょうけども、将来的なことを考えたときに、そういうことを今から準備していただくということはいいじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  大泉ジャンクションの事業地内におきまして、今ここにいますという看板が立っているというのは、再発防止対策に基づいて行ったものというふうに事業者から聞いているところでございます。中央ジャンクションのAランプ、Hランプシールドトンネル工事におきましても、再発防止対策に基づきまして、今ここにいるというところがしっかりと分かるような対策を求めていきたいと、また事業者も行うというふうに言ってございますので、そちらの対策を求めていきます。


◯委員(野村羊子さん)  じゃあ、ぜひそれが設置されたら、確認に行ってやってください。私も行きたいと思っていますけど。
 それと、工事の状況についてですけれども、先ほど来いろいろ話があって、1つは、北野の里が、地上蓋かけ部分がどこまで使えるかみたいな話になりますけども、地中拡幅部の工事のために必要なヤードがあるだろうということで、実際には地中拡幅部を──私はもうやめろと思っていますが、工事は中止しろと思っていますが、それはそれとして、現実にもし万が一起こったとしたら、あるいは本線シールドマシンが来たとしても、掘り出した土砂を、この中央ジャンクションで全部それを受け止めて搬出するということになりますよね。
 土砂ピットを今、北野中央通りの大きなカーブの北側に白い建物を建てて、そこで対応する。南側は、今シールドマシンが置いてある場所がそれの対応になるような、仙川のすぐ脇のところで対応するというふうになるけども、そこからどういう搬出路で──今、仮設橋で中央高速にダンプが入っていくじゃないですか。あれを残さないと駄目なんじゃないかと思うんだけど、そうするとあの辺の部分もなかなか使えないのかなと、ちょっとそういうふうな状況、現状を考えると、実際使える場所があるのかということも含め、どうなのかを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まだ地中拡幅部の施工におきましては、どこに土砂をためて、何立米ぐらい、それをどこから搬出するのかというのは聞いてはいないところでございますけども、想定されるものとしては、現在の土砂ピットを利用しながら、やはり中央ジャンクションの仮設橋のほうを使いながらやるというのが一番効率のいいやり方なのかなというふうに想定はしているところでございます。
 つきましては、その仮設橋というのが取れるのか、取れないのかというのは、まだちょっと聞いてはいないところではございますけれども、そういった確認を地中拡幅部の施工が行われる状況が分かり次第、そちらについては情報提供をさせていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  今、中央ジャンクションそのものの道路の工事ができていて、それを使って中央高速を上がるって可能かとか、将来的なことを──まだまだ先だろうと思うので、これ、どこまで工事が進むのかとか、いろいろなことを考えてしまいますけどね。私としては、止まってほしいですけどというのを改めて言っておきますが。
 それと、ごめんなさい、戻ります。北野の里でどんぐりプロジェクトの話。ドングリって、植えたら何十年ですよね。シイの実、カシの実、シイの木、カシの木、それ、このヤードの中に植えるんですかっていうのを、ちょっと確認したいです。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  確かにドングリはシラカシですとか、ケヤキ、クヌギ等もございまして、かなり大木になっていく木というのがございます。ただ、10年ぐらいですと、そんなにまだ何十メートルにはなりませんので、例えば情報コーナーなどに植えて、ある一定程度の大きさになったものを、それを中央ジャンクションで使える場所に使っていくというようなことも考えられるのかなと。
 中央ジャンクションは確かに下に構造物があるところはありますけれども、構造物がない箇所につきましては、例えばシンボルツリーとして数本持っていくことは可能かなと思いますので、質問委員さんがおっしゃるように、じゃあ、将来的な大木になったものをどうするのかというところが趣旨なのかなとは思うんですけれども、そういったところも含めた上で、JA青壮年部と検討していきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  木が途中で切られることがないように、長期的な見通しを立てて、やるならちゃんと本当に何十年、その木がその生を全うできるようにという言い方はあれですけども、考えていただきたいなと思います。
 それ、でも、まだ換気塔、南は今下部工事をやっていますけど、北はまだやれていない、全然手がついていないとか、真ん中辺の中央高速の下部橋につながるあれができていないとか、本当に中央ジャンクション、これから発注しなくちゃいけない工事がまだまだあり、まだまだ続く。普通に考えても、あと何年かかるというふうな見通しが立つのかどうかというのは、ちょっとそれをもう一回確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業認可としましては、令和13年までとなっているところでございます。ただ、こちらは、事業再評価におきまして、事故が起こる前の年数としまして、令和13年度ということが検討されていたと認識しております。つきましては、今回の陥没事象というものも、やはり今後、それによってどれだけ影響していくのかというのは、定めなくてはならないのかなと。
 そうした上で、樹木を植えることによりまして、できるだけそれを移植していきたいとは考えているところではありますけれども、そういったプロジェクトのメンバーからは、全てを移植するわけではなくて、それで遊具を作ってもいいじゃないかという話もいただいているところでございます。いろいろな活用について検討していきたいと考えてございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  そうですね、ちゃんと木は木で大事にしていただきたいですし、工事は、だから多分それまでにも終わらないだろうということを、地域の方々にも、それくらいまだまだ長期で、10年、15年はかかるんじゃないかみたいなことを、きちっと地域に住んでいらっしゃる方々にもやはりちゃんと説明するというふうな。中央ジャンクションがどういう構造物で、今何を造っていて、実際にどうなるのか。本当にこの造った構造物の下をまた本線シールドマシンが通るというふうな工事になってきますので、そのときの影響というのもどう出るか、私もそれもそれですごく心配しているんですけども。
 もう一つ、聞き忘れた。今、調布の陥没のところで土壌改良をやると。それで、それをやるのは事故を起こしたみどりんぐの部分で、がるるんが通るほうは、もうやらなくていいですよという話になっている。そうしたら、一定、その土壌改良が終わった段階で、がるるんがみどりんぐを追い越すような形で、そっちだけ再開するみたいな、こっちは大丈夫だからっていって動き出すみたいな、そんなことは想定されないのか、心配なんですけど。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まだ、調布のほうにつきましては、事業者におきましては地盤の補修をする、そしてそれをすることで地域の方々に安心をお届けするということで対応していると聞いておりまして、まだどちらのほうが先になるかということも一切聞いてはいないところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  そちらのほうも大分被害が出ているはずなのに、ちゃんと調査されないということが言われていて、そういう緩み切った状態のまま動かされても本当に困るだろうなと、私は思っています。やっぱりもう無理だよって私は思う。これ、住宅地の真下を掘り続けること自体がやはり無理がある。今まで地下鉄工事は全部道路の下を掘っていて、何かあれば──この間、横浜環状で、やっぱり今シールドマシンが止まっているんです。何かをかんじゃったといって、マシンがずっと7月から止まっていて。それ、やっぱり前から、道路上の敷地、そこの上から掘っていって、また修繕するみたいなアメリカのシアトルでやっていたようなことを日本でもやっているんだけど。
 やっぱりそういうことがなければ、安全に施工はできないんじゃないかと。道路の下を通ったって、周辺のおうちには振動とか、影響はありますけどね。何か事が起こったときに、家をどかさなくちゃ何もできないような事態という意味では、これ、本当にやっぱり住宅街の真下を通そうと思ったこと自体が間違いだったと私は思っています。
 もう一つ、再発防止について、こっちの連絡調整会議の中で、これからあと何か月かかるみたいなことを言っていますけども、先日行われた工事仮処分申請をしていて、そのやり取りの中で、事業者からは、いつ再発防止策がちゃんと出せるかという時期も提示されないんですよね。これは、三鷹市としてはどういうふうに。ここに、こういうふうに書いてあって、今、先ほど4か月から6か月はかかるでしょうみたいな話をされましたけど、そういう目安をきちっと示されていますかというのを確認したいです。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回の事業連絡調整会議につきましては、あくまでも事業者間におきまして、これぐらいかかるだろうなというところを話されたというふうに認識しておりまして、具体的に市側のほうに、いつから、どれぐらいかかるというような説明はいただいていないところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  分かりました。この内容についても、ちゃんと地元市に関わることがたくさんあるので、きちっと情報提供していただき、そういう細かいことをきちっと市が把握できるように、そして市が住民に説明できるようにしていただきたいと思います。
 私はこれで終わります。ありがとうございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時59分 休憩


                  午前11時00分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前11時00分 散会