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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年東京外郭環状道路調査対策特別委員会) > 2021/03/22 令和3年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文
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2021/03/22 令和3年東京外郭環状道路調査対策特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊藤俊明君)  おはようございます。ただいまから、東京外郭環状道路調査対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時28分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  では、委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おはようございます。本日、外環事業につきまして、現在の取組状況などについて御報告させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  それでは、資料について御説明させていただきます。今回、御説明する内容は2点になります。最初に、次第の1、外環事業に係る取組状況について御説明します。資料1のページ1を御覧ください。1、中央ジャンクション(仮称)地域において現在行われている工事の状況について(令和3年3月上旬時点)を御説明します。
 ページ2を御覧ください。A3の用紙になります。現在、8つの工事を記載しています。工期は後ほど御確認ください。黄色の枠、まる1、中央ジャンクション南側Bランプシールドトンネル工事及びまる2、中央ジャンクション南側Fランプシールドトンネル工事です。シールドトンネル工になり、現在、準備工として防音設備工事及びシールドに係る附帯設備工事等を施工中です。
 紫の枠、まる3、東京外郭環状道路中央ジャンクション南工事です。連結路、換気所地下部等を構築するもので、現在、南側換気所掘削工事及び開削ボックス躯体工事を行っています。なお、こちらは工期を令和4年12月21日まで延伸しております。
 緑の枠、まる4、中央ジャンクションAランプ橋ほか2橋(下部工)工事です。橋脚の構築等を行うもので、こちらは現在、ランプ躯体構築及び基礎ぐい工事等を施工中です。工期ですが、令和3年8月14日まで延伸しています。
 青の枠、まる5、東京外環中央ジャンクション北側ランプ(その2)工事です。ランプ部地下躯体工事を行っており、工期が令和3年6月30日に延伸されています。
 まる6、東京外環中央ジャンクション北側ランプ函渠工事です。こちらも、ランプ部地下躯体構築等を行うもので、現在、躯体構築工事及び埋め戻し工事を施工中です。
 続きまして、赤の枠、まる7、東京外環中央ジャンクション北側Aランプシールド(その2)工事及びまる8、東京外環中央ジャンクション北側Hランプシールド(その2)工事です。Aランプシールドは令和2年12月18日に、またHランプシールドは令和2年10月28日に掘進を停止し、場内整備を行っています。
 2ページについては、以上となります。
 資料1のページ1にお戻りください。2、本線トンネル工事等の掘進状況について(令和3年3月上旬)時点です。
 3ページを御覧ください。本線トンネル工事の掘進状況を御説明します。本線トンネルは現在、令和2年10月18日に発生した陥没事象により掘進を停止しています。東名北工事の北行き(がるるん)は調布市内において、令和2年11月5日から掘進を停止しています。掘進距離は約3,600メートル、三鷹市域まで約1.3キロになります。南側、みどりんぐは、調布市内において令和2年10月18日から掘進を停止しており、掘進距離は約4,400メートル、三鷹市域まで約0.5キロです。
 また、大泉南工事の北行き(カラッキィー)及び南行き(グリルド)とは、大泉ジャンクション内の事業地内で令和2年11月3日及び10月18日に掘進を停止しており、掘進距離は約1,100メートル、及び約550メートルです。
 4ページを御覧ください。ランプシールドトンネルの掘進状況についてです。中央ジャンクション北側Aランプシールドは、Aランプ立て坑から45メートルの位置にあり、令和2年12月18日に掘進を停止しています。中央ジャンクション北側Hランプシールドは、Hランプ立て坑から37メートルの位置にあり、令和2年10月28日に掘進を停止しています。
 それでは、ページ1にお戻りください。3、その他になります。野川における漏気について、事業者のホームページに公表がありました。また、都市計画法に基づく都市計画事業の変更承認及び認可申請について、事業者が令和3年2月19日に申請を行いました。公表資料を参考資料1及び参考資料2に記載していますので、後ほど御確認ください。
 次第にお戻りください。続きまして、2、東京外郭環状道路(関越から東名)本線トンネル(南行き)の工事現場付近(調布市東つつじケ丘二丁目地内)において発生した陥没事象等の経緯について(令和2年12月中旬以降)を御説明します。
 資料2を御覧ください。1、陥没事象、空洞の発生等に係る経緯の概要について。令和2年10月18日日曜日、調布市東つつじケ丘二丁目地内にて発生した陥没事象に伴い、令和3年1月14日に新たな空洞が判明しました。事業者は東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会を令和2年12月18日及び令和3年2月12日に開催し、調査結果等とともに、陥没・空洞の推定メカニズム、地盤の緩みの状況及び補修について、再発防止対策の基本方針を公表しました。
 (1)、陥没事象、空洞の判明等に係る経緯について、抜粋にて御説明します。令和2年12月18日、第5回東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会が開催されました。また、12月20日、21日、東京外郭環状道路工事現場付近での地表面陥没事象の調査状況の説明会が開催されました。令和3年1月14日、陥没事象箇所北側の約120メートルにて、深度約16メートル、幅約4メートル、長さ約10メートル、厚さ約4メートルの空洞が判明し、1月22日、同空洞の充填作業が完了しました。充填量は約90立米です。2月12日、第6回東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会が開催され、2月14日、15日、東京外郭環状道路工事現場付近での地表面陥没事象の調査結果と補償の方針の説明会が開催されました。
 (2)、公表資料になります。東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会の議事概要、東京外郭環状道路工事現場付近での地表面陥没事象の調査結果と補償の方針についてを、参考資料3に抜粋にて掲載しておりますので、後ほど御確認ください。
 資料は以上となりますが、なお、先ほど第7回東京外環トンネル施工等検討委員会有識者委員会の開催結果の概要と資料をお配りさせていただいておりますので、また御確認いただければと思います。
 説明は以上になります。


◯委員長(伊藤俊明君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(寺井 均君)  よろしくお願いします。工事の状況ですけども、延伸といいますか、延びたということで幾つかありましたけども、まる1、まる2とまる6は、特に工期が延びたという説明もなかったんですが、3月いっぱい、これ予定どおり終わっているという理解でよろしいでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まる1、まる2、まる6等、ほかの工事につきましては、まだ終わるという情報は入っていないところでございます。恐らく延伸が予想されるというふうに捉えております。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  日程は決まっていないけど、延伸する予定だということの理解ということですね。
 あと、全部延伸しちゃうので、多分次に入れないのかもしれないけど、この4月以降に新たに発注される工事っていうのはあるんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  4月以降の工事の予定というのは、まだ公表はされてはいないところです。ただ、今後も幾つかの工事は出ていくものというふうに推測しているところでございます。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。工期が全部、基本的には延びる、または停止しているということなんですけども、調布の陥没事象等の影響、中央ジャンクションにおいてその影響というのはどういうものがあったのか、お聞きします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  中央ジャンクションにおきまして、具体的に影響があったのは、Aランプと、Hランプシールドドトンネル工事、こちらのほうは現在停止をしておりますので、影響が直接的にあったものと捉えております。
 また、陥没事象によりまして、本線トンネルというのが今止まっている状況でございます。そうなりますと、本線トンネルが止まることによって、その先の例えば地中拡幅部の施工とか、そういったものが続けて遅れていくということは予想されるところでございます。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  分かりました。
 あと次に、参考資料のほうで、参考資料の3なんですけども、第5回、第6回の東京外環トンネル施工等検討委員会の議事概要が載っております。3ページのほうで、調査結果があって、地盤の特性があって、陥没・空洞の推定メカニズムがあって、地盤の補修があって、6番で再発防止対策の基本方針が出ていて、この有識者委員会のほうで再発防止対策の基本方針の妥当性は確認されたということで、今後、沿線住民への説明会が順次開かれていくということだと思うんですけども、この再稼働までの、いわゆる再発防止対策の基本方針が出て、これ、まる1、まる2、まる3というものを対応していくということが、ある程度の方針なんだと思うんですが、再稼働まで、今後どういうスケジュールで進むというふうに想定しているか、ちょっとお聞きしたいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  着座にて御説明させていただきます。今後、再開までについては、具体的にはまだ示されていないところでございます。今回、基本方針につきまして、資料として御提供させていただきました。先ほど御配付させていただいた資料のほうが、具体的な安全対策について記載をしたものになります。
 それを、4月7日に三鷹市において、北野小学校において説明会が開催をされます。その安全対策について説明会を開催するというところまでは伺っておりますが、その後、さらに再稼働をすぐにするものではないというふうに聞いておりますので、まだ次のステップがあるかなというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  その先、決まっていないということなので、ちょっとこの後の質問であれなんですけど、例えば三鷹市の地域にあって、今まで、ボーリングを含めてなかなかちょっと測定できていなかったんじゃないかという指摘が多くあるかと思うんですが、今後、そういうものも含めて検討されるという理解でよろしいでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  その点、非常に気になっておりまして、現在のところ、事業者の方々には、NEXCOも、それから国交省も、両方ですけれども、事前の調査はこれまでよりも非常に多く、ほかにやってほしいという要望を既に出しております。具体的にはボーリング調査の追加ということもありますが、ほかの物理探査も含めて複合的にやってほしいと。そういうことをやっていただいた上ででないと、我々三鷹市としても今後の安全が心配なので、それは非常に強い意味で要請しているところでございます。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。やっぱり、今後、三鷹の市民として、これからこういう事象があった後に来るということで、相当心配されて、不安の方も多いと思いますので、ぜひその点は要請していただいているということですけど、引き続き強い要請という形で進めていただければと思います。よろしくお願いします。
 終わります。


◯委員(池田有也君)  よろしくお願いします。先ほどの委員さんの質問にちょっと関係してなんですけれども、今回、参考資料3の6ページの再発防止策のところなんですが、やはり私も見ていて、事前の調査というのがここに載っていなかったので、どうなのかなってちょっと思ったんですけれども。事業者側が出しているいろんな資料の中で、まだ事前の空洞調査等々をやっていきますよというのが明文化されたようなものというのは、今のところまだ出ていないんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事前の空洞調査につきましては、市のほうで要望しているところでございます。それにつきまして、今回、具体的な対策の中で、先ほどお配りした資料の中のほうを確認しましたところ、事前の空洞調査を行うというふうにありましたので、こちらは確認をしているところです。


◯委員(池田有也君)  分かりました。ありがとうございます。やはり、先ほど御答弁にもありましたとおり、これから来る杉並区であったり、練馬区さんであったり、足並みをそろえて、引き続き強く求めていっていただけたらというふうに思います。
 もう一つ、たしか今、この工事に関連して北野小学校の南のところに通学路ができたと思うんですけれども、その場所については、特に今のところ問題があったりとか、また通行量、通り抜けの車が増えたりとかっていうような懸念もありましたけれども、そういった問題は特に今起きていないでしょうか、確認させてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  西側道路につきましては、現在、特段大幅に車が増加したということは確認されていないところでございます。ただ一方で、北野小学校のPTAの方がまち歩きをされた際に、S字カーブのところと交差する箇所について、より注意喚起をするようにしてほしいという話がありましたので、こちらは事業者のほうに伝えているところでございます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  分かりました。本当に子どもたちの安全確保のために、そういった要望がありましたら、引き続き事業者側のほうに伝えるということをぜひよろしくお願いいたします。
 以上で質問を終わります。


◯委員(谷口敏也君)  質問させていただきます。まず、先ほどの御説明の確認なんですけど、この工事の進捗状況の中で、まる3の中央ジャンクション南工事に関して、令和4年と言っていたと思うんですけど、これ令和4年12月なんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらは、令和4年の12月ということで、大分長く延伸した形というふうに聞いております。


◯委員(谷口敏也君)  それは何で、これだけかなり遅れるんですか。本線と関係あるんですか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちら、御覧いただきますと、黄色い枠のところと、紫の枠、今回の南工事の箇所が重なってございます。今、黄色い枠のところは、ランプシールドが、B、Fが発進しないといけないんです。今まさに重なっている箇所に何があるかといいますと、今、シールドの防音ハウスがございます。つまり、シールドトンネルが終わらないと、その防音ハウスをどかすことができないんです。その下を掘削しなくちゃいけないのが、南工事になっております。それによりまして、ランプシールドの影響が出ているなというところで認識しているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。実際、今、本線のほうのシールドマシンが止まっている関係で、いつ動くかというのはまだ決まってないわけですね。一方で、このジャンクションについては、ある程度めどが立っている部分もあるし、最終的に本線とつなぐ部分というのは、本線が来ないと終わらないでしょうから。
 ただ、本線ができないと、北野の里(仮称)の部分というのが、具体的な工事に入れないのかどうかっていうのを確認したいんですけど。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  例えば中央道よりも北側の工事におきましては、恐らく早く終わるものというのはあると思います。ただ一方で、その後に地中拡幅部の工事というのが大々的に始まりますので、部分的に工事ヤードとして、例えば土砂ピットとか使うところがあるのかなというふうに認識をしております。また、換気所などができるというのはあるんですが、空いているところにつきましては、なるべく北野の里の1つの公園的な利用というのをできないかというところを外環事業者に今求めているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。予算委員会でも栗原委員が質問していましたけど、やっぱりうちとしては、ある程度予定どおりにというか、北野の里(仮称)のイメージとかもいろいろ進めているわけじゃないですか。そうすると、工事に直接関係ない部分で整備ができるんであれば、予定どおりというか、なるべく早く進めてもらいたいと思うんですけど、その辺、事業者のほうに。今のお話だと言っているのかなという気はするんですけど、しっかりと求めていただきたいと思います。市の考え方としてはどういう形ですか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  市の考えとしましては、今、委員さんがおっしゃられたように、できる限り、可能なところは明け渡してほしいなと。明け渡すというと、我々が事業者みたいですけど、空くところについては利用させてほしいという思いで協議をしております。
 当然、本線シールドが来なければ、地中拡幅部が接続になりませんので、その工事に必要な部分と、そうでなくてこの部分だけだったら何とかなるというところをあらかじめ区別していただいて、そこについては、何らかの可能性がないかというのは考えたいと思います。
 しかし、全体を見据えた上での工事を部分的に始めることによるデメリットも生じる可能性がありますので、そういった点については、例えば暫定的に何かできないかとか、本格的に整備するまでの間の暫定利用、そういうことも含めて、今後協議していきたいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。安心をいたしました。子どもたちが使っていた球技場とか、高齢者が使っていたゲートボール場とかあったわけですから、できれば早くそういった部分だけでも、ある程度北野の里(仮称)の全体像を決めた中で、この部分だったらできるというのであれば、進めていただきたいなと思います。
 以上です。


◯委員長(伊藤俊明君)  他の委員はございますか。


◯委員(栗原けんじ君)  よろしくお願いします。初めに資料の2ですけど、今の工事の進捗状況なんですけれども、工期の延長は今度の陥没事故からも、安全性が確保できないことで中止を求めるべきだと考えますが、工期が一定延長されるということで、全体からの今のこの進捗状況というのは事業者から報告されているんでしょうか。確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  昨年12月に71%というふうに御報告をさせていただいておりまして、そこからの進捗を確認をしているところですが、同じく71%という形で返ってきたところでございまして、大幅な進捗ではないのかなというふうに認識しております。


◯委員(栗原けんじ君)  そうすると、この71%というのは、あと29%完成すると、供用になるということの認識でいいんですか、それとも現状の工期の進捗状況──今の予定している工事が終わった後に、次の段階の工事があるのかということで、出来上がる、完成までの進捗状況というのは、どういうふうになっているのかということを確認したいと思うんですが。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今申し上げた進捗というのは、コンクリート量で、事業者側でどれだけの立米数の構造物を造ったのか、それとあと何立米使う予定なのかによりまして、進捗状況を出してもらったものとなっております。つまり、やはり高速道路というのはコンクリートでできていくものですから、その構造物から何%ぐらいまで、この全体工事においてできているのかということを確認した数値となってございます。
 すなわち、スケジュールについては、まだ明確にはなっていないというのが、こちらの内容となっております。


◯委員(栗原けんじ君)  まだまだ工事自体は先が見えないという状況だということは認識させてもらいました。
 それで、今回、調布で起こった陥没と空洞ですけれども、原因究明がされて、安全対策が取られて、住民に対しての説明会が行われると。2年間の土壌の改良の対策も取られるということですけれども、今本道のシールドマシンというのは、この2年間の土壌補強改良工事との関係で、どういうふうに認識すればいいのか。改良中でもスタートするということがあり得るのか、確認したいと思います。
 その上で、シールドマシンでいうと、ランプシールドマシントンネルが中央ジャンクションから4本出て、北行きはもう発進して、一定期間で安全を確保するところで止めたという説明もあったかと思うんですけれども。本道の関係とこっちは切り離されるものではないと思います。この関係で、こっちの中央ジャンクションから出るランプシールドマシントンネルの発進については、やはり同様に安全が確認できなければ、事業者として進められない。進める立場から考えたら、絶対そういうふうになってはならないと思うんですけれども、どのように認識しているのか、確認したいと思います。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  その点、市としても非常に注視しているところでございまして、今、事業者側から聞いておりますのは、再開とか、今後いつシールドマシンを動かすかについては全く聞いておりません。今未定ですという答えしか聞いておりません。
 一方で、先ほど委員さんのおっしゃった陥没・空洞の起きたところの補修については、2年程度かけてやると聞いておりますので、それはもう始めていただくと。一方で、我々として事業者側に要請しているのは、安全対策がちゃんと確立されないと、トンネル工事の再開はやってほしくありませんというのをちゃんと言っておりますので、陥没・空洞を2年かけて補修するところがどうのこうのというよりも、シールドマシンの工事が安全かどうか、そこに注目して、その安全対策がされるのかどうかで判断をしたいなというふうに思っております。
 今、その補修に2年かけるところの話と、それから今委員さんのおっしゃった中央ジャンクションとか、そのほかのところがどうなるのかについては特別に聞いておりませんが、補修のところがどうこうよりも、とにかく安全対策がちゃんと行われるのかどうかについて、我々は注目していきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  考え方は分かりました。安全対策がどうなのかっていう点で、やはりしっかりとした検証が必要で、有識者委員会の判断でいいのかと。第三者の検証機関、その原因究明と安全対策をしっかりと検討する機関で見ることが、安全対策上必要じゃないかと考えますが、この点では、市としては、そういう第三者の、今回事故を起こした事業者に関係ないところでの検討というのを求める考えはないのかっていうことを確認したいと思います。
 あと、先ほど安全対策という点で、今後具体的な調査をされるということですけれども、実際に空洞が見つかったのはボーリング調査で、路面からの調査ではなかなか探査域が浅くて、深いところまでは見切れていないということがあるのと、だから現在あるかどうかっていうのを正確に探知できるのかということで疑問があるということと、あとやっぱり地質がどうなのかっていうことを正確に見ることが、安全を確保する上で、安全な工事の手法を考える上でも重要だと思います。
 現状求めていると思いますけれども、一定の強い立場で、さらなる詳細なボーリング調査をするっていったときの調査の中身、ボーリングの徹底調査を、大深度に行くまで深い、40メートルか60メートル以深まで考えた対策、調査を求めていただきたいと思うんですが、そういうお考えはないのかということを確認したいと思います。
 この地域、ランプトンネルを合わせると、本当に本道とランプトンネルを合わせると、中央ジャンクション部分は、南行きと北行きで4本重なって、複合すると6本ぐらいトンネルが密集するという地域になります。そこもすごく心配で。進捗っていうことで考えると、順番ですか、本道が来てからランプシールドが接続するのか、地中拡幅の場合、先にシールドマシン、ランプトンネルを地中拡幅部まで持っていくのか、言ってみれば進捗の順番。先に到達しちゃっていいのか。その順番というのは、施工にすごく重要かと思うんですけれども、本道が通ってからそこに接続するような形で進めるのかという、そういう工事的なスケジュールの状況というのは確認しているんでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  第三者委員会について、市の考えを述べます。今、これまでに行われてきた有識者委員会が中立的な立場で審議されているというふうに認識しております。メンバーも途中から増えて、今回、トンネルの陥没・空洞の事象については、施工に原因があるというふうに、そこの審議会でも出たわけですので、こちらについて、また別途、新たに市のほうで委員会を立ち上げるという気は特にございません。
 一方で、ボーリング調査につきましては、我々からも非常に要請しております。おっしゃるように、安全を確認する上で、ボーリング調査は非常に有効だというふうに思っております。そういう意味でも、これまでのボーリング調査だけではなくて、さらに今後追加をしてほしいというものとか、特に今分かっている地盤の中でも少し、より心配なところについてはぜひやってくださいということを要望しているところでございます。
 そのほか、ボーリングがなかなかどこでもできるというわけでありませんので、ほかの方法として、微動アレイとか、そういった物理探査も併せてやってもらって、そういったことを含めて、今後の安全対策の事前調査としてやっていただきたいというふうに申し上げているところでございます。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  まず、ランプシールドと本線、どちらが先か後かというところなんですけども、事業者におきましては、どちらが前後しても、その後の地中拡幅部の工事は可能であるというふうに聞いているところでございます。したがいまして、ランプシールドが行った後の本線、また本線が行った後のランプシールドでも、同じように施工ができていくものと認識しているところでございます。
 あと、もう一点、微動アレイについて御質問があったかと思います。調布の陥没事象におきましては、微動アレイ調査、あれは地盤の緩みがないかどうかをメインに調べたものとなっておりまして、空洞探査というところではなかったというふうに聞いております。
 また、そこの空洞のところにつきましては、近傍にコンクリート構造物がありまして、跳ね返って振動してしまったことによって測れなかったというふうに聞いているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  安全な工事をするということでいうと、土壌の調査をしっかりとしなければできない。困難なのは上に住宅があるっていうことなんです。道路とか、計画地も買収していれば、上から掘ったりして、地下構造物を造るときに土壌の調査っていうのはするものですよね。この点では、住宅地の真下を造る計画として、根本的に地質を調査することがなかなか難しい事業だということの認識の上で、本当に可能な限りのボーリング調査、地質の調査をしっかりとやる必要があるし、それを調査した上での計画でないと、いつまでも市民の不安の解消ができないというふうに思います。ボーリング調査の徹底を求めていただきたいと思いますし、絶対条件としての、市としての姿勢を示してほしいというふうに思います。そのような対応をされているということで、確認したいと思いますが、お返事をいただきたいというふうに思います。
 1つ、一般質問でも、家屋調査の現状をちょっとお話しさせていただいて、地権者の立場に立って、その期間を超えての調査も、地権者の都合が悪いときには対応するようにっていうことを求めていくというお話があったと思いますが、実際には、昨日お話を伺って、引き続き連絡がされているということを伺いました。年度末ということもあって、コロナ禍のこともあって、なかなかちょっと対応が大変な状況で、返事をどうしようかということで苦慮されている状況が今もありました。確認もさせていただいたところです。
 国会でも、工事再開ありきの家屋調査になっているんじゃないかっていうことで、国交省のほうも、そういう誤解を与えたということに対して謝ったりもしている状況もあります。家屋調査に対しては、市民の財産を守る立場で、事業者に対してより丁寧な対応を求めたいというふうに思います。NEXCOが下請に出しているというか、委託している事業者なんですよね。ですから、ちょっとそこのところにちゃんと市の意向、申入れが届いているのか。確実に届けていただきたいと思うんですが、家屋調査について、現状、市としてどのように考えているのか、取り組んでいるのかを確認したいと思います。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  家屋調査について御質問いただいたと認識しております。現在、家屋調査の対象件数、2,000件、三鷹市にございまして、そのうちの8割、1,600件程度は終わったというふうに聞いているところでございます。現在残っている400件の方々に対して、NEXCOのほうが、家庭訪問しまして、さらにそちらのほうを調査しようとしているところでございます。
 質問委員さんがおっしゃるように、NEXCOが一緒にチラシをまいてはいるんですけれども、その下請の調査会社というのが幾つかあるとは聞いているところでございます。そちらのほうの対応をより丁寧に行うように、事業者のほうには求めていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  丁寧な対応が必要だっていうことで、まだ調布の事故の影響というか、原因究明も、安全の対策も進められない、はっきりしない、住民に対しての説明もまだされていないという状況の中でのいろんな取組になっているので、市民の不安が確実に地域にあるということはお伝えしたいと思います。
 その上で、家屋調査をされていないっていうことで、自分のところは大丈夫なのかっていう声もあります。範囲は限定されているかと思うんですけれども、その周辺、不安だと思っている方に対しての家屋調査の要望というのに対しても、拡大して応えていく必要があるかと思いますが、この点では市として、今の家屋調査の範囲、対象は2,000件ということですけども、これで十分だと考えているんでしょうか。範囲を少し広げて拡大する、希望者に対してそれを実施することを求めていくことが必要かと思いますが、市としてはどのようにお考えなのか、確認したいと思います。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  家屋調査の範囲につきましては、今現在はもともと事前調査のやった範囲に対して、中間の調査をやっているというふうに聞いております。それは、事前調査と今現在でどのように差が出たかというのを比較するためというふうに聞いております。
 今委員さんがおっしゃった、拡大を要望してはということについてですけれども、今の範囲内で明らかにどんどん建物などの毀損がいっぱい出てきたとして、その範囲よりも外に可能性があるとか、そういうことが分かってくればちょっと別ですけれども、今現在のところ、範囲の中での調査で済ませたいというか、そこで大丈夫だというふうに事業者から聞いているところです。
 一方で、離れたところで希望される方がおられた場合はというのは、我々からもお願いしていますので、個別に相談に対応するようにしますというふうに事業者から聞いています。もしその離れたところで何らかのトンネルの工事に起因するような被害が出た場合は、当然手前から出ていくわけですから、その間についても、今後必要になるのかなと、そういう話になると思いますので、離れたところの方々を無視してはいけませんけれども、その離れた方々の希望の方に対して相談を受けるという形の中で、もし今やっている調査範囲よりももっと広げる必要があるというふうなことが分かってきた場合には、また事業者に対して、我々からも協議をしたいというふうに思います。
 今のところ、範囲内で大丈夫ではないかというふうに考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  地質の関係とか、深さだとか、いろいろな要因があって、陥没が地域で起こるので、今回は空洞も、陥没もトンネルの真上で起こっているという状況ですけども、そこの真上でないところで起こっているシールドマシントンネル工事の影響が、他の場所ではあります。これ、因果関係って証明することが難しいんですよね。ましてや、個人がそれを証明しようとするのは不可能というよりも、多大なお金がかかる。離れているから大丈夫だろうっていうのは、やはり今までやったことのない工事の中で、大深度地下トンネル工事の影響が離れて出るケースもあるということを前提にした家屋調査がやはり必要だというふうに私は認識をしています。
 そうでないと、地域の市民の財産や命が守れないんじゃないかというふうに危惧をします。現状、調布の今までやってきたところでは、離れたところでは起こっていないということで、必要じゃないんじゃないかということですけれども、やはり広く、空洞とか、陥没が起こる可能性を広く見て、今回、もともとあったのか、なかったのかという議論になったじゃないですか。陥没が起こったときに、工事の前にもう空洞があったかもしれないということが初めに語られて、その後、空洞が3つ現れて、やはり工事が起因している可能性が高いということで判断されたわけですけれども。
 前もった地域的な、物理的な探査を、地盤の緩みも含めて、その周辺を広く見るという視点で、これから工事が始まる三鷹市の立場で求めることが、より安全な工事をさせるためにも必要なことだというふうに、反対の立場の私からも言えるので、そこのところでは十分だっていう考えではなくて、その可能性があるんだという立場で、市は事業者に求める必要があるんではないかと思うんですが、もう一度確認したいと思います。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  今回の陥没・空洞などを踏まえまして、事前の調査、事前にどういうふうになっているのかを調べていくことはとっても大事だと思います。そういう意味でも、先ほどのボーリングとか、物理探査も含めて、事業者側には非常に強くお願いしているところでございます。
 ただ、家屋調査はそれぞれの個人の方々の建物の毀損などが、その工事によってどういう影響があって、もし壁が剥がれたとか、そういったところにはちゃんと補償しなければならないということのための事前と事後の調査の比較ですので、市としては今後の三鷹市内の工事において、空洞や陥没などが起きないようにするために、むしろボーリングとか、それから物理探査、事前のものをできるだけいろいろやっていただいて、あらかじめどういうふうになっているのか、委員さんおっしゃるように地質がどういう状態なのか、そういうものを事前に丁寧に調査してほしいというふうに考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  広く可能性を認識して、もしものときの、万が一のための調査を徹底して求めていただきたいというふうに思います。
 今度、安全対策について三鷹でも説明会があるということで、4月7日ということですけど、これは、人数とか、やり方、コロナ禍でこの間オープンハウスなどでの説明会など、かなり限定されているという中で、興味関心、不安を感じている方が多数いると思うので、定員だとか、そういう状況、どのようにして行われるのかという詳細を確認できるでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者側のほうにおきまして、定員というのは具体的にはまだ設けてはいないというふうに聞いているところでございます。といいますのも、緊急事態宣言が明けた後でございますので、そこを隣の席の方と、例えば2メートル取るとなりますと、オープンハウスみたいにすごい少ない人数になってしまいますし、もう少し考えられる状況を見ながら、人数、椅子の配置などを決めまして、その当日の状況で判断していきたいというふうに聞いているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  三鷹市と今協議しているということでよろしいですか。北野小の体育館でやるということで計画するかと思うんですけれども、定員がまだ分かってないということで。ソーシャルディスタンスは重要で、安全対策、コロナ対策をしっかりと取ると同時に、最大限希望者を入れてもらいたいと思います。
 当日、これは申込制とかになるんですか。それとも、当日行って、誰でも参加できるようになるということで分かるんでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  事業者側におきましては、できるだけ来た方にはお座りいただくという形で考えるというふうに聞いているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  それでは、今のところは事前申込制という形ではない、そういうふうになっていないということですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 分かりました。事業者には、今分かっていることを、時間をできるだけ多く取って、一方的な説明ではなくて、住民側の声、疑問に対して答える時間を十分に取ってほしいと思うんですが、そういう要望をぜひしていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  説明会におきましては、最初に説明を行った後に、1時間程度は質疑応答の時間を取るというふうに聞いているところでございます。
 以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  会場を提供する三鷹の立場もあって、コロナ禍なので、夜遅くまで無制限にっていうことはなかなか難しいかと思いますけれども、可能な限りの質問の時間を多く取って、十分に応えていくこと、また、その結果を受けて、さらに足りないということであれば、2回、3回という形の説明会をぜひ求めていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
 終わります。


◯委員(野村羊子さん)  それでは、幾つか確認をさせていただきます。工事の延伸については、先ほど質問があったので、まだまだ幾つも幾つもという想定で、結局ジャンクションの完成予想図から考えると、現状ある工事が、これで何割くらいの分の発注が終わっていると考えられるのか。つまり、例えば換気所であれば、地下の部分だけですよね。地上部分がある。もう一個の換気所もある。地上のランプ部分の構築がある。橋脚は下だけ、まだ脚だけで、上の部分がないというふうな形でまだまだたくさんありますよね。
 大まかに今までの倍くらいみたいなことって分かるかしら。あるいは、あとどれくらいの工事があると予測するのかということが幾つか挙げられる、今私が言ったようなことがあるよね、ほかにまだこれがあるかもねみたいなことがあれば、そういう説明でもいいんですが、ちょっとどれくらいありそうなのか、予測がつくのかっていうことをお願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  工事全体の本数については、まだ聞いていないところでございます。ただ一方で、市のほうで確認をしているところにおきましては、例えば横連絡坑であったりとか、トンネルの中の路盤の整備、また東名インターチェンジの整備ですとか、機能補償道路、そして、中には都市計画道路の3・4・12号と3・4・11号も通りますので、そちらの都市計画道路の整備。また、地下のランプがまだ発注されていないものがあるというふうに聞いておりますので、そのような工事もあるというふうに認識しております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  まだまだ続くというところで、先ほど、上の公園用地の使用というふうなことがありましたが、やはり工事ヤードの中に一般市民が入れるようにするのは、かなり難しいのではないかと思うんですけど、実現可能性はどの程度、あるいはいつ頃というのを見越しているでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  工事ヤードの中に近隣の方を入れるのは、これは危険だと思います。明らかに安全な区域が確保できるような状態が施工上整った場合には、そういうことも考える必要があると思いますけれども、今現在は、当然シールドの工事が止まっているわけですし、またどれだけ延びるのか分かりませんので、施工上、その工事ヤードの一部がどの程度、いつ頃開放されるかということについては分からない状態です。
 ただ、やはり安全が大事ですので、できるだけ開放してもらいたいという気持ちはありますが、安全がちゃんと確保できない時期、もしくは場所はちょっと避けたほうがいいなというふうに、市としては考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  だから、まだまだ、まだまだだというふうに、それこそ市のほうから地域の皆さんに、覚悟していただくじゃないけど、私はそれが必要かなと思います。そう簡単に使えるような状況にはならないだろうというふうな。とても残念ですし、周辺の方々に様々な被害が発生している状況の中で、機能補償道路の整備というのもありましたけど、夜中に走り回る子たちが集まるみたいな話もあって、やはりちょっといろんな意味で周辺の方に迷惑がかかっているのかなと思います。
 その辺の交通の安全とか、日中、子どもたちが安全であることが一番大事ですけど、それ以外にも、やっぱり周辺の方の迷惑というのがあるんですけども。その辺の苦情とか、それに対する対応とか、この工事ヤードの周辺に関して何か市のほうで今つかんでいることと対応等があれば、教えてください。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  昨年、ランプシールド工事に伴いまして、振動につきまして3件ほどあったというふうに聞いております。
 また、ほかの橋脚の建て込み、下部工におきまして、1件の相談があったというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  打ち込む作業は、それなりの振動等があるので、本当に我慢していらっしゃる方々がたくさんいるだろうという認識の下、丁寧に対応いただければと思います。
 説明会、有識者委員会があって、前日くらいにいきなり公表されて、資料は夜中に上がってっていう19日金曜日の状況で、今日こうやって資料配付っていう形で対応していただいたのは、ありがたいと思います。私はホームページで見たりはしていましたけども、12月に発表したものと大して変わらないというふうな中身で、これで終わりにするのかっていうのが、私としては非常に不十分だと思うんです。
 ボーリング調査も、やはり途中でやめちゃったようにしか私には見えない。通り過ぎたところはもういいでしょうというふうな形にしてしまって、本当に陥没・空洞のある部分だけをやっているっていう感じがするので、そういう意味では、市のほうの要望の仕方も、調布でやったようなという言い方では十分じゃないんじゃないか。
 つまり、振動、騒音がすごく大変だった地域で、シールドマシンが通り過ぎた場所のほうのところのボーリング調査、ちゃんとやれてないと私は思うんですよ。いや、その途中までは大丈夫だから、そこまでは緩んでなかったから、その後ろも大丈夫ですよって。それって何の根拠もないじゃないですか。実際には、ボーリングして初めて空洞が見つかるということなので、もっとちゃんと後ろの後ろまで、路面下探査だけではなくて、ボーリング調査をするべきだと私は思うんです。路面下探査は全体にやったって書いていますけど、あれは分からない。
 路面下探査で分からなかったことが、ボーリングで分かったというのが空洞発見なわけだから、やはりもっとちゃんとしないと分からないんじゃないかと思うんです。その辺、調布と同じようなという言い方では駄目だと私は思うんですが、どのように思っているか。今まで強く要望しているというふうに言ってくださっていますけども、その辺の表現の仕方というか、要望の中身というか、ちょっとお願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回、第6回の報告書のほう、お配りさせていただきました。そこで1つ分かることが、その報告書のロジックのほうが、今まではNEXCOだったんです。それが、トンネル施工等検討委員会というふうになっております。つまり、検討委員会としては、これが報告書だという形でまとめたものというふうに出されたのかなと認識しているところでございます。
 ただ一方で、それに対して、まだ不十分じゃないかというのもごもっともな御意見だと思っています。それによりまして、市のほうはやはり10月に要請書のほうを出しておりますので、それに基づく対応というのを適切に求めていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  本当にこれで、再発防止策についても、12月に出てきたものとほぼ同じで、参考資料の3の一番後ろに、再発防止対策の基本方針というのがあって、これがベースになって、もうちょっと細かいことを言っているだけにすぎないんですよね。この間、私もちょっと勉強会とかでいろいろ、あるいは資料を見させていただいたりとかしていた中での感想でしかないですけど、シールドマシン工事、シールドトンネル工事としては当たり前のことを言っているにすぎない。
 だから、それができなかったんだっていう反省がしっかりこれにあるのかというと、それがないとしか思えないんです。掘削土砂を分離・沈降させないとか、取り込みを生じさせないとか、切り刃は緩めないとか、当たり前じゃないかって、私はこれを見て、本当にこれしか言えないのかと思って。これ以上の対策がないんであれば、やっぱり同じことが起こっちゃうんじゃないかってすごく心配なんですが、その辺はどのような説明を受けたのか、受けていないのか、どのような感触を持っているのか、あればお願いします。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  今回公表された内容というのは、委員さんおっしゃるところも、ごもっともなところだなというふうにも感じているところでございます。ただ一方で、こういったシールドマシンというのも、技術の積み重ねというものにだんだん寄り添っていくものですので、これまでのいろいろな事例ですとか、実証において構築しているものと認識しております。
 今回、特に管理値というのを──結果的に土砂を取り込み過ぎてしまった、それをより厳密に管理するということで、10%の管理値というのを7.5%に引き下げたということは、かなり厳密に管理をしていくというところの表れというふうに認識しているところでございます。
 したがいまして、見た目では、やはりこれまでと変わらないじゃないかなんですけれども、これまでの実績等をしっかり積み重ねた上で、そういった細かい管理値であったりとか、あと排土量の管理等と切り刃の圧力との状況をちゃんと組み合わせたロジックをつくってきたものかなというふうに認識しているところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  スケールデメリットっておっしゃっていましたけども、本当に大きくなることによる断面積の大きさっていうのをちゃんと考えていないんじゃないかって、私はすごく怒っているんですけども。半径が1メートル増えれば、それだって断面積が1.4倍になるわけです。それだけ取り込む土砂のものって大きくなって、だから10%は10%じゃないっていうふうなことの対応というのは、本当に専門家がやっているのって言いたくなるような気分に陥るというふうに私は思います。
 だから、その辺ですごく難しい。7.5%にしたから、本当に大丈夫なのかっていうと、私的には全然。3倍になっているんだから、3分の1くらいにしろというふうに言いたいんですけども、それはちょっと置いておいて。
 もう一つ、土砂の取り込み過ぎとか、カッターがうまく回らなかったことについて、礫が多過ぎたっていうふうな言い方をしているけど、もともとは砂層じゃないですか、その中でどうして礫ががんと多い状態だったのかっていうことが、この地層図的に見ても全然理解できないんですよね。
 これ、特殊な地盤だから、それ以外の場所、これ以外の場所では大丈夫だというふうなことを非常に安易に言っている。この間、私もずっと言っていますけど、三鷹の地層はもっと複雑で、礫の層にばつんとぶつかるところもいっぱいあるんですよね。それについて、この対応策でできるのかというか。本当にボーリングしながら、もうちょっと細かい地層を見ながら、それこそ1リングごとにちゃんと土砂を管理しながら、何かおかしいと思ったら、すぐ止めるとかいうふうなあたりの──いや、実際は動かしてほしくないですけど、来てほしくないですけど。それは、ここで止まっていてくださいと、私は本当はすごく思っていますけども。でも、実際ランプシールドも動かすだろうから、それも同じようにちゃんと対応してもらわないと、もっと大変なことになると思うんですが、ちょっとその辺はどのように考えていらっしゃるでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  その点は、我々も非常に気になっております。委員さんおっしゃったように、今回、有識者委員会なども通じて発表になった内容というのは、今回の陥没・空洞の原因もそうですけれども、今後の施工方法についても示されています。こういった内容について、当然やるべきじゃないのというのはそのとおりですが、今回の事象によって、陥没・空洞の一応の推定メカニズムが明らかになって、それに対してどうするかという対応になっているものですから、今までそういった事象を想定していなかったことに比べると、現実的かなというふうに思えるのが1つ。
 具体的にいいますと、礫が多かった、今後も多いんじゃないかというところはありますが、今回、陥没・空洞の起きたところは、シールドマシンのところに礫があって、がちがちっと止まって、それがきっかけになったということ。その上は、砂層がずっと続いていて、表層は非常に薄かったということから、土を取り込み過ぎたのが、煙突状にずっと下から上に降りていって陥没となったというふうに聞いておりますので、そういったメカニズムが明らかになった上で、対応策として、先ほどおっしゃったような排土管理を徹底するですとか、またもしカッターが止まって、非常の、これはというときは一旦止めるとか、そういうことも具体的に書いてありますので、まずは今までよりは前進したことは間違いないというふうに思っております。
 いずれにしても、委員さんもおっしゃったように、事前の調査がやっぱり大事だと思いますので、これは先ほどから申し上げているとおり、ボーリング調査などはしっかりやっていただくと。そのほかに、施工上、工事のときの対応については、今回発表になった内容も含めてしっかりやってもらう。特に地層の中でもちょっと心配なところについては、事前調査に加えて、施工のときは非常に丁寧にやってもらうとか、そういうことについても併せて要望していきたいというふうには考えております。


◯委員(野村羊子さん)  本当に私は来ないことを願っています。逆にそれはそれで別途求めていこうとは思っていますけども。本当に仙川の辺り、東部水再生センターの辺り、危ういですからね。あれが壊れたら、あそこの貯水槽が壊れたら、三鷹は大騒動だと思うので、本当にそこは何とかちょっと、それこそ来ないでという気分でいますが、それはこちらの思いなので。
 もう一つ、説明会について確認をしたいと思います。4月7日にということで、これも資料を金曜日に配付していただきました。情報提供いただきまして、ありがとうございます。でも、やっぱり参加者の限定をしていますよね。沿線の7区市にお住まいの方を対象とさせていただきますというふうに限定しているんですね。
 以前、夏にあった説明会で、今回、これは北野で1回だけですけども、2回、3回やっているときに、複数回は駄目よと、席が余っているのに入れてくれなかったとか、あるいは東名であったところに聞かせてくれって行ったら、あれはやっぱり換気所に絡んだ説明会だと思いますが、入れてくれないと。世田谷区民じゃないから駄目だっていうふうに言われたんですけども。今回、本線のところで、例えば三鷹台周辺の方々は本宿小学校が近いですし、中原の方々は調布、第八中のほうが近いです。そういうふうな人たち、当該の自治体以外の方も大丈夫なのか。7区市に限定するのはなぜかっていうのは何か聞いていますかね。
 マスコミは入れないっていうことなんだろうと思うんですけども、そこの確認をされているのか。他地域の方が来たときに、これ、多分ホームページに載っていると思うので、細かい説明は読まずに、入れてくれって来たときに拒否するのかっていうのは、そのあたりの運営は何か聞いていますでしょうか。


◯外環・北野の里(仮称)担当課長(櫻井正樹君)  こちらの表現のほうとしましては、お住まいの方々への説明を優先させていただきますのでとあって、その後に対象としていますとありますが、ここ以外の方が来られても、優先順位はもちろんあるんですけども、空いていれば可能だっていうふうに聞いているところでございます。
 以上です。


◯委員(野村羊子さん)  やはり、そこでどんな説明がされて、どんな質問が出るかっていうのは、私はやはり市民の皆さんの思いとか、不安とかを確認するのに、時間がある限りあちこち行って聞いているっていうふうなことをしていますけども、立地だけじゃなくて、市民の皆さんのいろんな都合もありますからね。そうすると、ほかへ行く。仕事帰りに、例えば狛江まで行って聞こうかとかいうふうなこともあるので、地域外、あるいは実家がこの辺の沿線にあるっていう方もいて、住所って言われると地域外だけど、親の家があるっていうふうな方も結構いらっしゃるので、そこはしっかりと対応していただけるようにしていただきたいと思います。
 本当に言いたいことは山ほどあって、市としては対応し切れないというふうなことで、市としてもちゃんと分析をして、これをどう捉えるのかというふうなことと、三鷹市の状況をしっかりと把握して、対応していけるように協議をしていっていただきたいと思います。
 ありがとうございます。


◯委員長(伊藤俊明君)  よろしいでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で、行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時41分 休憩


                  午前10時42分 再開
◯委員長(伊藤俊明君)  それでは、委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査申出について、本件を議題といたします。
 東京外郭環状道路建設問題について調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午前10時43分 散会