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令和3年第3回臨時会(第1号)本文

                  午前9時29分 開会
◯議長(土屋けんいちさん)  おはようございます。ただいまから令和3年第3回三鷹市議会臨時会を開会いたします。
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◯議長(土屋けんいちさん)  これより本日の会議を開きます。
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◯議長(土屋けんいちさん)  議事日程はお手元に配付したとおりであります。
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◯議長(土屋けんいちさん)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 4番 粕谷 稔さん、登壇願います。
                〔4番 粕谷 稔さん 登壇〕


◯4番(粕谷 稔さん)  おはようございます。議会運営委員会の協議結果を報告いたします。
 11月10日に開かれました議会運営委員会において、議長より諮問を受けた会期の設定案について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 今次臨時会の会期については、諸種の状況を勘案し、11月11日の1日間と設定することが妥当であるという意見の一致を見ております。
 以上、本委員会に諮問された事項の協議結果を報告いたします。


◯議長(土屋けんいちさん)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほど、よろしくお願いいたします。
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◯議長(土屋けんいちさん)  会期についてお諮りいたします。
 ただいま議会運営委員長より報告がありましたとおり、今次臨時会の会期は、本日11月11日、1日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯議長(土屋けんいちさん)  次に、会議録署名議員を定めます。
 本件は、三鷹市議会会議規則第80条の規定に基づき、議長において指名いたします。
 4番 粕谷 稔さん
 5番 池田有也さん
にお願いいたします。
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◯議長(土屋けんいちさん)  次に、市長の行政報告を求めます。市長 河村 孝さん。
                〔市長 河村 孝さん 登壇〕


◯市長(河村 孝さん)  皆さん、おはようございます。報告事項は、4点でございます。
 1点目は、名誉市民の表彰についてでございます。
 さきの第3回市議会定例会におきまして、議会の御同意をいただきました安田養次郎さんと沼尻竜典さんを、11月3日付で三鷹市名誉市民として表彰いたしましたので、御報告いたします。
 報告事項の2点目は、教育長の任命についてでございます。
 同じく第3回市議会定例会におきまして、議会の御同意をいただきました貝ノ瀬滋さんを、10月1日付で教育長に任命いたしました。
 報告事項の3点目は、総合オンブズマンの委嘱についてでございます。
 同じく第3回市議会定例会におきまして、議会の御同意をいただきました中村一郎さんと片桐朝美さんを、10月1日付で総合オンブズマンに委嘱いたしました。
 報告事項の4点目は、東京都功労者表彰・地域活動功労についてでございます。
 長年にわたり市議会議員として三鷹市政の発展に貢献されている嶋崎英治さんを、東京都功労者表彰・地域活動功労に推薦しておりましたところ、10月1日付で東京都知事から表彰されましたので、御報告いたします。
 報告事項は以上でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。


◯議長(土屋けんいちさん)  以上をもって市長の行政報告を終わります。
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    日程第1 議案第54号 令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第9号)


◯議長(土屋けんいちさん)  これより日程に入ります。
 日程第1 議案第54号 令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第9号)、本件を議題といたします。
                    〔書記朗読〕
 提案理由の説明を求めます。市長 河村 孝さん。
                〔市長 河村 孝さん 登壇〕


◯市長(河村 孝さん)  ただいま上程されました議案第54号につきまして御説明申し上げます。
 議案第54号 令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第9号)
 今回の補正予算は、新型コロナウイルスワクチンの追加接種、3回目接種に係る経費を計上するもので、早急に準備に着手する必要があるため、臨時会での御審議をお願いするものであります。
 歳入歳出予算の総額に、それぞれ3億1,058万4,000円を追加し、総額を762億9,928万6,000円とします。
 歳出予算では、衛生費の新型コロナウイルスワクチン接種事業費を3億1,058万4,000円増額します。国から、2回目接種を終えた方を対象に、3回目の追加接種を行う方針が示されたため、2回目の接種完了後、おおむね8か月以上経過した方に対して、令和3年12月から、順次、追加接種を開始します。
 歳入予算では、国庫支出金の新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金と同接種体制確保事業費補助金を合わせて3億1,058万4,000円増額します。
 提案理由の説明は以上です。
 どうぞよろしく御審議のほど、お願い申し上げます。ありがとうございました。


◯議長(土屋けんいちさん)  提案理由の説明は終わりました。
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◯議長(土屋けんいちさん)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                  午前9時36分 休憩


                  午前10時04分 再開
◯議長(土屋けんいちさん)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
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◯議長(土屋けんいちさん)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 4番 粕谷 稔さん、登壇願います。
                〔4番 粕谷 稔さん 登壇〕


◯4番(粕谷 稔さん)  議会運営委員会の協議結果を報告いたします。
 先ほど開かれました議会運営委員会において、議長より諮問を受けた市長提出議案の取扱いについて協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 本日上程された市長提出議案1件の取扱いについては、本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。
 以上、本委員会に諮問された事項の協議結果を報告いたします。


◯議長(土屋けんいちさん)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほど、よろしくお願いいたします。
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◯議長(土屋けんいちさん)  議案第54号 令和3年度三鷹市一般会計補正予算(第9号)、これより質疑併せて討論を願います。


◯16番(野村羊子さん)  それでは、質問をさせていただきます。
 今回、ワクチン接種事業3回目、3億1,058万4,000円で全額国庫支出金の補正予算です。12月開始予定の3回目接種として14万5,000人分中、2022年3月までの6万1,900人分の接種事業として計上されております。
 質問1です。ワクチンそのものは、既に3回目接種の分全部、日本に確保されているのか。三鷹市に既に納品されているのかということですね。
 質問2は、ファイザー社のワクチンの有効期限は昨年5月30日に、2から8度の低温での保存期間を1か月間に延長し、さらには今年9月10日に、マイナス90からマイナス60度保存のものの保存期間が6か月だったものを9か月、3か月間延長しました。既に出荷したもの、すなわち三鷹に納品されたワクチンの期限も延長したという理解でよろしいでしょうか。安全性の観点から、製造後の保存期間の延長は適切ではないと考えますが、期間延長しても安全であると……。
                (「マスク」と呼ぶ者あり)
 すみません、アクリル板があるのでマスクはなくてもいいかと思いましたが、失礼いたしました。マスクして再度言いますね。安全性の観点から、製造後の保存期間の延長は適切でないと考えますが、期間延長しても安全であるという根拠は何か聞いているでしょうか。
 質問3、一方で、2022年2月までのものは有効期間を3か月プラスして、印刷されているものから3か月プラスだというふうに読み替えるということになります。現場で有効期間内であることの確認がどのようにできていくのか、混乱は起きないのか、どのように運用するのかについて質問します。
 この接種の計画では12月からとなっていますけれども、12月、1月は3、4月に接種した医療関係者、高齢者、一般市民に対しては2月から、これも順次、その接種した時期に合わせて接種券を発送し、それに応じて接種券が届いたら予約開始、接種開始ということになるという計画だというふうに示されています。第6波が来るとしたら、乾燥期の冬である年末から年明けというふうに予想されています。2月からの接種では、ある意味では間に合わないんじゃないでしょうかね。また、長くても3月、普通にインフルエンザのことを考えると、3月中ぐらいには流行が収束していく可能性があります。そうした場合に、ワクチン接種の希望者が減少する可能性があると思います。今回、3回目接種の人数、すごく多くカウントしていますけれども、その場合に、この集団接種会場を縮小するとか、接種券発行事業を縮小するというようなことを検討すべきではないかと思いますが、どのようにシミュレーションされているでしょうか。
 質問5ですね。不要となる可能性があるワクチン、それについては、こちらが予定した数はもう既に届いてしまう、三鷹に配付されてしまうということになるのか、万が一余ったワクチンはどのような扱いになるのか。ワクチンは強制的に接種ができないということは、それは再度確認したいと思います。そのことについて、どのように市民に周知しているかを確認します。
 質問7です。ファイザー社、モデルナ社それぞれのワクチン接種後の副反応の報告数──副反応疑いと言っているでしょうかね、そのうちの重症者数、死亡数について、国全体の数と三鷹市内の数、それぞれについてお伺いいたします。
 また、三鷹市においては、ワクチン副反応被害の相談にはどのような対応をしているでしょうか。どこが窓口となり、どこがどのように対応しているでしょうか。
 国において副反応による健康被害に対して、医療費や障害年金などを給付する予防接種健康被害救済制度に認定された件数、どのような症例が認定されたかについてお伺いします。
 質問10、三鷹市におけるこの健康救済制度の相談件数、申請件数、認定件数及びどのような対応をしているかについてお伺いします。
 質問11、ワクチン接種の副反応被害の死亡報告、または虚血性心疾患、心不全が多く、諸外国では特に若い世代の心筋炎症状の報告が多く出されています。急性心筋炎は原因不明で、胸の痛みや動悸を症状に発症して、ひどいと心不全を起こし、不整脈、突然死もあり得ます。三鷹市の相談において、このような症状の相談はあったでしょうか。また、後遺症があるのか、予後についての状況把握をしているのかについてお伺いします。
 質問12、三鷹市においてコロナ感染そのものの後遺症についての相談はあるでしょうか。この場合はどのように対応しているでしょうか。
 以上についてお願いいたします。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長(伊藤幸寛さん)  私からは、ただいまのお尋ねの6点目まで、前半部分についてお答えをいたします。
 まず初めに、1点目ですけれども、追加接種用のワクチンの確保についてです。追加接種用のワクチン確保ですが、厚生労働省はファイザー社ワクチンにつきまして、来年1月から1億2,000万回分の追加供給を受ける契約を締結したと発表しております。三鷹市の追加接種のワクチン供給といたしましては、まずは12月と1月の接種分となりますが、ファイザー社ワクチン7箱の供給が決まっておりまして、11月下旬に配送される予定です。
 次に2点目、ファイザー社ワクチンの有効期限についてです。ファイザー社ワクチンにつきましては、10月22日付の国の事務連絡により、流通、使用しているワクチンも有効期限が9か月あるものとして差し支えない、このような通知があったところです。三鷹市で現在保有しているファイザー社ワクチンは、ラベルに印字されている有効期限は令和4年1月31日までのものとなりますが、有効期限を3か月延長し、4月30日まで使用できることとなります。有効期限の延長については、ファイザー社の検証を踏まえ、国が了承したものであり、安全性や有効性は確認されているものと認識しております。
 次に、3点目、有効期限が延長されたワクチンの運用についてです。有効期限が延長されたワクチンにつきましては、国から対象となるワクチンのロット番号が通知されておりまして、三鷹市が保有するワクチンも対象となっていることは確認済みです。接種現場におきましては、市民の皆様が不安にならないように、こうしたことをしっかり周知していきたいと考えております。また、運営側の医療従事者及びスタッフにも、しっかりと御理解いただいた上で運用していきたいと考えております。
 次に、4点目、第6波を踏まえたワクチン接種についてです。状況に応じた体制をという御質問だと受け止めました。第6波など、今後の感染状況と三鷹市の接種スケジュール等の関係につきましては、感染状況や接種の進捗を踏まえた国の数値、あるいは市内の接種状況等により、必要な見直しを行うことと、これは実施計画でもこのようにしております。こうした状況の変化に対しましても適切に対応できるよう、既に三鷹市医師会はじめ、関係機関とは協議を行っておりますが、今後も緊密な連携を図りながら、接種体制を確保してまいります。
 次に、5点目、余剰ワクチンの取扱いです。ワクチンにつきましては、有効期限が延長されたことも踏まえ、十分な量の確保に努めつつ、余剰が発生するおそれがある場合は希望量を減らすなど、適切な調整を行うことにより、余剰ワクチンが発生しないよう努めてまいります。なおワクチンの有効期限がファイザー社では9か月、武田/モデルナ社では7か月と比較的長期間であることから、例えば想定よりも希望接種者数が減少した場合でも、中長期的には適切な在庫を維持できるものと考えております。
 私からの最後ですけれども、6点目、接種が強制ではない旨の周知ですけれども、追加接種におきましても接種は強制ではないこと、これは1、2回目と同様です。引き続き接種券発送時の案内通知に、接種は強制ではない旨を記載するとともに、「広報みたか」や市ホームページ等で丁寧な周知に努めてまいります。
 私からは以上です。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司さん)  私からは残りの御質問7点目以降、順次お答えをさせていただきます。
 まず、御質問の7点目です。ワクチン接種後の副反応疑い報告の現状についてでございます。先月10月23日に開催されました国の委員会に報告された、ワクチン接種後の全国の副反応疑い報告数でございますけれども、同月3日時点の数値で合計2万7,276件。このうちファイザー社製が2万3,903件、武田/モデルナ社製が3,373件となっています。また、このうち重篤との報告数が5,214件、この内訳ですが、ファイザー社が4,757件、武田/モデルナ社が457件となっています。また、死亡報告数でございますけれども966件、内訳、ファイザー社が933件、武田/モデルナ社が33件との数値がそれぞれ公表されております。
 同じく三鷹市在住者の報告数でございますけれども、11月1日現在で合計39件、このうちファイザー社が26件、武田/モデルナ社が13件となっております。また、この39件のうち、重篤との報告数が7件ございまして、こちらの内訳がファイザー社が5件、武田/モデルナ社が2件となっており、市内の死亡報告というのは、現時点ではございません。
 続きまして、御質問の8点目、ワクチン接種後の健康被害救済に関する相談対応について、1つ飛びますが御質問の10点目、健康被害救済に関する相談対応状況につきまして、関連いたしますので一括してお答えいたします。
 まず、こういった相談の窓口でございますけれども、ワクチン接種実施本部と健康推進課、職場も並んでおりますが、連携して今、窓口対応に当たっております。三鷹市における市民からの相談対応に当たりましては、国のホームページや手引等に基づきまして、まずは接種日や接種場所、副反応等の状況や経過等、丁寧にヒアリングを行うとともに、特にその症状につきまして、医療機関を受診し、医師の判断を踏まえ申請を御判断するよう、また、手続に必要となる書式や認定を受けるまでの申請後の事務手続等に関しても十分に御理解いただけるよう、丁寧な御案内に努めております。
 なお、市に寄せられている具体的な相談件数は、現在10件程度ありますけれども、その申請状況も含め、ワクチン接種との関係が確認されていない市への相談段階における情報提供につきましては、慎重にすべきであると考えております。なお、現時点で認定を受けた者はございません。
 続きまして、御質問の9点目になります。国における健康被害救済の認定状況についてでございます。こちらは本年10月22日までの累計で147件、請求内容は全て医療費、医療手当となっております。また、その疾病名、障がい名の内訳は、アナフィラキシーが79件、急性アレルギー反応が30件、アナフィラキシー様症状が38件という状況が、国から公表されていると承知しております。
 続きまして、御質問の11点目になります。健康被害に関する具体的な症状に関する相談対応につきましてお答えいたします。心筋炎症状等による健康被害救済に関する相談の有無や件数につきましては、現在も相談継続中の方もいらっしゃいますので、お答えは控えさせていただきます。また、後遺症等予後についての情報把握につきましては、救済申請手続や認定結果後の状況に応じまして、御本人の御要望も踏まえながら、市として適切な対応に努めてまいりたいと思っております。
 最後、12点目になります、感染者からの後遺症に関する相談事例につきましてお答えいたします。新型コロナウイルスに感染した市民から、その後の後遺症に関する御相談が市の窓口に寄せられた事例は、現時点ではございません。
 答弁は以上です。


◯16番(野村羊子さん)  再質問をさせていただきます。
 期間延長の問題なんですけど、現場に周知すると言ってあっても、やはり通常であれば、これいつまで有効というのを確認して使うというのが日常化しているはずじゃないですか。それができてなかったら困るわけで、逆に。それが、じゃあ3か月延びていますよ、いやこれは3か月延びています。この先入ってくるものは、そのとおりですというふうなことが起きるわけじゃないですか、下手したら。そういうことに対して、国は何らかの指針って示してないのか。ただ単に現場で、いや、これはいつまでのだから大丈夫、3か月たつんですね、これはしなくていいんですねみたいなことをやらなくちゃいけないのか。すごく混乱が生じるんじゃないかと思うのですが、その辺をどのように考え、対策を講じるのかということをしっかりやらないとまずいと私は思うんですが、その辺をもう一度ちゃんと確認したいと思います。
 それと今、ワクチンの副反応被害のほうですけれども、今数字がね、すみません──ファイザー社の死亡報告ですけれども、10月3日までは993件で、その後、さらに10月15日まで50件プラスというふうなことになるのではないかと思います。ですから、10月3日までの時点で1,000件超えている。1,026件だったかな、というふうに私は理解していましたが、ちょっと数字を確認していただきたいと思います。結局、10月23日の審議会の資料では、10月15日までの分で考えると、ファイザーが1,268件の、モデルナが44件、合計1,312件になってしまうんです。これはやはり100万人接種当たりが16.1件ということで、やはり非常に多いと私は思います。
 これまでのワクチンの中で、これだけやはり桁違いに多いというものを打ち続けることに対する課題、問題というのは、私はやっぱりいまだにあると思いますけれども、ちょっとその辺の数字も含め、しかもコロナワクチン以外のワクチンにおいて、これだけの死亡数が出ているものというのは、今の認識の中であるかどうかというのをちょっと再確認したいと思います。
 そして、今、副反応被害については、自治体の窓口に申請した後、その自治体で調査委員会を開いて確認をし、さらにそれを添えて東京都に出し、東京都から国というふうに非常に手続に時間がかかるものだというふうに思います。そういう手続の間に、医療費補助であれば、医療機関にかかっている間の医療費というのは全然出てこないわけですよね、補助は。それに対して、きちっとその人が医療を受けられるような対応というのは市として考えられないのか。ちゃんと寄り添った対応をしていけないのかということを、もう一つ確認したいと思います。
 具体的な症状について、答弁できないということは国の様々な姿勢の問題もあるので分かりますけれども、やはりそういうことがあるということをきちっと市民に提示する。つまり、やはり健康被害が出ている。ワクチン後に副反応被害がこれだけの数出ているというふうなことをきちっと市としても広報すべきだと思いますが、その点について再度確認をしたいと思います。
 以上、お願いします。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長(伊藤幸寛さん)  ワクチンの延長になったことについての運用上の対応ですけれども、ワクチンの管理というのはワクチン接種の基本です。現状におきましても、ディープフリーザーでの管理、それから、日々バイアル単位での管理を行っております。ですから、例えば接種会場、あるいは個別の診療所にワクチンを配送する際には、どのワクチンをどの量配送したかというのは、日々配送の際、それから最終的な数、そうしたものをチェックしておりますので、運用面においてワクチンが有効期限内であること、こうしたことがしっかり管理できるものと考えております。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司さん)  私のほうから、残りの御質問に御答弁させていただきます。
 まず、副反応の報告数のデータでございますけれども、一応先ほど私のほうで御報告した数値で、時点のデータということで確認をさせていただいて御報告したものとなっておりますので、現時点で──ちょっと再確認してみたいと思いますが、議員の御指摘の数字との差異については、ちょっと今この時点でデータを持ち得てないのできちんとした御説明ができないのですが、そういったデータとして、私どもとして承知しております。
 それから、副反応の発生頻度というか、そういったものが他のワクチンと比べてというところでございますけれども、それにつきましては、国のほうでもそういった部会の中で一定の数値で公表されているというふうに承知しておりまして、また、国のほうの部会も、一応他のワクチンと分けて、副反応についても組織をつくって審議をされたりということで取り組んでいるということも承知しておりますので、そういった国の動きも踏まえて、適切に市民の方へも必要な情報を提供できるように、市としても取り組んでいきたいというふうに考えております。
 それから、手続に時間がかかって、費用的なことで本人負担が多いんじゃないかという御懸念でございますけれども、今、国の決められた手続で、市としては対応していかなければいけないということで、先ほど申し上げましたとおり、申請いただく方にも、そういった時間がかかることにつきましても丁寧に御説明をして、御理解をいただきながら進めていくということがまずございますけれども、また、実際に認定を受けた場合には、当然治療中であったら、それ以降についても、費用については全て負担になるということもありますので、一時的に御本人負担になったにしても、認定をされた際にはそういった認定された部分の医療費に関しては、しっかり後ほど御本人のほうに手当てをされるというふうに認識しておりますので、そういったことも含めた丁寧な説明に努めてまいりたいと思っております。
 私からは以上です。


◯16番(野村羊子さん)  それでは、議案第54号 2021年度一般会計補正予算(第9号)について討論いたします。
 厚生労働省のアドバイザリーボードの提出資料においては、このワクチンについて、発症予防効果については、臨床試験において95%のワクチン有効率が得られているとしていますが、発症予防効果は95%、感染予防効果については90%とする諸外国の研究を紹介しつつも、これは疫学調査であり、様々なバイアスが含まれていることに留意が必要であり、基本的に感染予防効果については、臨床試験においては十分に示されていないというただし書が添えられています。つまり、感染予防ができるということは、明確には言えないということです。さらに追記として、変異株の流行状況等によっては、感染予防効果を含めたワクチンの効果に影響を及ぼす可能性があるとしています。インフルエンザワクチンも、流行の型によっては感染予防には効果がない場合が多々あるということは、今までの経験則上、私たちも分かっています。
 また、ワクチン有効期限についても、6か月で低下していくというふうなことを今言われていますけど、実は明確に分かっているわけではありません。本来、いまだに治験の期間中であるこのようなワクチンについて、きちんとしたデータを取り続け、その内容についてしっかりと状況、研究、その成果、結果を公表していくべきです。国民の8割もが接種しているのであれば、それらの方々から接種後の感染状況、あるいは副反応の状況等をきちっと調査をしてデータを収集すべきですが、それがなされていません。接種後の発熱、腫れ等は当たり前だというふうなことで、多くの人たちが発熱し、仕事を休むような状況であっても、それは放置されています。
 一方で、スウェーデンでは30歳未満の男子、デンマークでは18歳未満へのワクチン中止をしています。10月8日にフィンランドでは、心筋炎のために30歳未満に対するモデルナ製のワクチン接種を中断するという決定をしました。日本でも、10代、20代の男性に、モデルナではなくファイザーの接種の推奨を始めましたけど、一般については、ほとんど報道されないまま来ています。スポーツ選手が若くして亡くなったりというふうなこともありますけれども、いろんな事態が起こっていることがしっかりと報道されていないということは、大変大きな問題だと思っています。
 この急性心筋炎は原因不明で、胸の痛みや動悸を発症し、ひどいと心不全を起こし、不整脈、突然死もあり得る。一過性で終わる場合もありますが、心臓機能が低下して慢性的になる、心臓移植以外に治す見込みがなくなるというふうなこともあるということで、思春期から青年期に見られる心筋炎というものがワクチンによって誘発されるということは、やはりあってはならないことだと思います。これらについて、やはり小さい子どもたち、若い人たちへのワクチンというものを、もっともっと慎重になるべきだと思います。その辺のところが非常に不十分で曖昧なまま、年齢を下げてのワクチン接種を進める。さらに有効期限が分からないまま、そして感染流行についてまだ見通しがない中で、3回目の接種ということは非常に問題だと思っています。
 また、ワクチン被害、副反応被害に対する対応として、子宮頸がんワクチンと言われたHPVワクチンについては、被害に対して自治体独自で支援するという事例が幾つもあります。そのようなことをしっかりと検討していくべきだと思います。
 このワクチンについて、強制接種につながる集団接種については反対の立場から、本議案に反対をいたします。


◯14番(谷口敏也さん)  一般会計補正予算(第9号)について、三鷹民主緑風会を代表して質問させていただきます。
 まず、質問の1といたしまして、3回目の接種の必要性について丁寧な説明が必要だと考えております。その広報の方法についてお伺いいたします。
 質問2、それぞれの市民の方々について、いつ頃接種券が届くのかという、ある程度のスケジュールの広報も必要だと考えます。頂いた資料がここにありますけど、結構大ざっぱじゃないですか。実際、受けている人もいつ受けたか、残っているのを見れば何月何日って分かるんでしょうけど、それの本当に8か月後に来るのか、ちょっと前に来ちゃったりするのか、そういうこともあると思うので、例えば7月に受けた方であれば何月頃に届きますよとか、そういったような具体的なスケジュール感というのも広報すべきだと思いますけど、その辺はどう考えるのか、お伺いします。
 質問の3といたしまして、今まで職域接種や国や東京都による集団接種などを受けている方も当然いらっしゃいます。現状3回目は、今のところは三鷹市内で、三鷹市民の方は打つということになっていますけど、今回、個別接種もやられますけど、個別接種のところだと診療所、病院なんで、日曜、祭日は休みということも考えられますし、日曜、祭日に接種できる集団接種会場が元気創造プラザということもあって、三鷹駅から遠い状況なんで、市民の利便性を考えると、駅前辺りにも集団接種会場が必要ではないかと考えますが、御所見をお伺いしたいと思います。
 質問の4といたしまして、接種すべきワクチンの種類、先ほども部長のほうから、ファイザー、モデルナそれぞれという話もありましたけど、基本的にはデータとかを照らし合わせて、間違いのないような接種の方法をするのではないかというイメージを持っているのですけど、実際どういった形で、接種のワクチンの種類の間違いを防止するのか、その辺を具体的にお伺いします。
 質問の5、今現在は感染者数も少ない状況で、3回目の接種について積極的ではない方が多いのではないかと推察します。3回目はもうちょっと様子を見ようかなという方も多いことも予想されると、一定の長期戦になることも考えて、ワクチンを無駄にしない方法、より効率的な接種方法を考える必要があると思いますけど、その対策について御所見をお伺いします。
 質問の6といたしまして、これまで2回目までのワクチンの接種において、結構議員の皆さんにもいろんな声が届いていると思うんですけど、私のほうにも結構副反応が強かったんで、もう打ちたくないという人もいますし、2日間寝込んで会社を休んだとかいう人もいます。そんな中での今回3回目の接種になるわけですけど、具体的には自分の抗体価を調べて、それで少ないようであれば打ちたいという声も聞きますし、実際コロナにかかった人なんかだと、まだ1回も受けてない人なんかは、やっぱり自分の子たちを検査したいという。
 ちょうど昨日、テレビでニュースをやっていたんですけど、中和抗体検査というものは結構受けられる。銀座で始まったとかいって、それも5,500円かかるんです。調べたら、病院とかでも8,000円程度でできるらしいんですけど──程度と言っちゃおかしいけど、結構な金額ですよね。みんながみんな打たなくても、抗体価が多ければ基本的には大丈夫なわけではないですか、減るまでは。そういった中和抗体検査を受けたいという人に対しては、今、補助ないですよね。これは国がやることかもしれないんですけど、市独自の抗体検査の費用の助成についての御所見をお伺いします。
 また、市独自というか、国がやるべきことだと思うんで、そういった抗体検査の費用負担、国に求めるべきではないかなと思いますけど、御所見をお伺いします。
 質問の7といたしまして、この数字を見ますと、現在ワクチン未接種の方が3万人程度いるんですよね。そういった方については、当然ワクチン接種券を送らないわけですけど、何かの案内等を送るのかどうか、何もしないのか、その辺をお伺いします。
 質問8といたしまして、今回、予防接種健康被害救済制度への対応のために、既に規則で設置されております予防接種健康被害調査委員会を開催することになりまして、その費用も今回、計上されております。委員会の人数とメンバーの構成をお伺いします。
 質問の9番目に関しましては、先ほど野村議員への答弁がありましたので、割愛をいたします。
 質問の10、最後になりますが、健康被害のことについても、齋藤部長のほうから丁寧な説明に努めていくというような答弁がありましたが、実際、こういった被害がありますよというのを、例えば、接種券を送る中の手紙の中に入れていくのか、あるいはホームページとかで広報する中でもそういう被害がありますと三鷹市の案内の中に入れていくのか、この辺はちょっと確認をしたいと思います。
 以上です。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長(伊藤幸寛さん)  私からは、前半部分についてお答えをいたします。
 初めに1点目ですけれども、追加接種の必要性についての広報ですが、追加接種の必要性や安全性、有効性などにつきましては、厚生労働省の審議会での検討結果などを踏まえまして、正確な情報を市民の皆さんにお伝えできるよう、「広報みたか」や市ホームページなどを通して丁寧に周知をしてまいります。
 また、2点目のスケジュールの広報ですけれども、接種券の発送や接種時期などのスケジュールについては、本日御審議いただいた結果を踏まえて、速やかに「広報みたか」や市ホームページでお知らせしたいと考えております。
 また、今、具体的な時期のことでお尋ねありましたけれども、詳細については、現在、調整中です。決まりましたら、これまで同様多様な広報手段を活用して、適切な時期に分かりやすい情報提供を行うよう努めてまいります。
 次に、3点目の駅前における集団接種会場の必要性です。追加接種の集団接種会場につきましては、現在策定した実施計画におきましては、元気創造プラザの2会場に集約して実施する計画です。これは地理的に市の中心に位置していること、また、バスの利便性がいいことに加えて、市民センターの駐車場が利用できる、こうしたメリットを考慮したものです。様々な接種会場があった一、二回目の接種におきましても、やはり元気創造プラザの接種会場は早く予約が埋まったという状況もございます。駅前についても集団接種の設置ということが必要ではないかというお尋ねですけれども、この点につきましては、追加接種における国や都の大規模接種会場の設置状況、あるいは職域接種がどのような形でどの規模で行われるのか、こうした詳細を把握する中で、また市の集団接種会場2か所の予約状況もしっかり分析しながら、必要に応じて検討していきたいと考えております。
 4点目ですけれども、ワクチンの種類による間違い防止です。一、二回目の接種におきましても、元気創造プラザでファイザーとモデルナを併用して、曜日を変えて打った経験があります。この際にも二重三重の間違い防止策をして、期間中の間違い接種はありませんでした。一、二回目のワクチンを確認していくこと──現状では一、二回目と同じワクチンなので確認していくこと、そうしたこれまでの接種の段階での間違い防止は十分これまでの経験を生かしていきたい。そうしたことを徹底しまして、安全な接種体制を構築していきたいと考えております。
 次に、5点目の、ワクチンを無駄にしない効率的な接種方法なんですが、ワクチンを無駄にしないためには、各接種会場で当日のキャンセル状況も随時把握をしまして、ワクチンを希釈、分注する作業の調整を丁寧に行っております。これ、一、二回目接種と同様だと思っています。そうした経験を重ねてきましたので、追加接種においてもこのノウハウが生かせるものと考えておりまして、予約状況を丁寧に分析しながら、あるいは減ったとき、そういうことも含めて、予約状況等を分析しながら、規模の適正化ということもしっかり図ってまいります。
 1つ飛びまして、私からの最後7点目なんですけれども、未接種者への対応につきましてお答えします。接種を希望しながら一、二回目がお済みでない方、あるいは新たに12歳になられる方もいらっしゃいますので、市内の約20の医療機関で、個別接種を継続していきます。現状もしておりますし、これからも継続していきます。また、医療機関での接種は個別接種ですので、コールセンターで一括予約できるわけではないわけですが、そうした場合にお困りの方もいらっしゃる。そこで、市のほうで予約のサポートを行っておりまして、丁寧に対応しております。現在、直近の状況では2回目接種率が83%になっておりまして、接種は強制ではないということも含めて、例えば全員に送るとか、そういうところは慎重に考えていきたいと思っております。
 以上です。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司さん)  私のほうから、残りの御質問に順次御答弁させていただきます。
 まず、御質問の6点目になります。抗体検査への費用助成につきましてお答えさせていただきます。新型コロナワクチンの追加接種の必要性を判断するため、現在も任意で行われている抗体検査に対しまして、現在、市がその費用助成を行う予定はございません。こうした目的の抗体検査につきましては、現時点におきましては、国に承認された検査方法や検査結果の評価基準も示されていないものと承知しております。ワクチンの追加接種の実施を担う市といたしましては、こうした任意で行われる検査結果を前提に、皆さんが接種の判断を推奨するということになる費用助成の実施は、現時点ではちょっと適切ではないものというふうに、市としては判断しております。
 続きまして、御質問の8点目になります。予防接種健康被害調査委員会につきましてお答えさせていただきます。三鷹市予防接種健康被害調査委員会の委員につきましては、同委員会設置規則に基づきまして、三鷹市医師会の会員の方3名、東京都の保健所職員の方2名及び学識経験者として、市内及び近隣区域の病院勤務の医師の方3名の合計8名で構成された委員会となってございます。
 最後になります。御質問の10点目になります。現在の健康被害救済の市内における申請状況の市民への公表につきまして、お知らせの仕方につきまして御質問いただいています。特にまた今回の接種券送付のお知らせの中で、そういったことも広報したらいかがかというようなお話もあったと思いますが、今回お知らせの中でも、いろんな注意事項と併せて、予防接種健康被害救済制度につきましては、丁寧な案内を予定させていただいておりますけれども、特に実際に今、申請をされている内容ですとか、件数というところにつきましては、先ほども御答弁いたしましたけれども、ワクチン接種との関係がまだ明確に確認されていない、市への相談段階における情報提供となりますので、現時点では慎重にすべきであるというふうに考えております。
 答弁は以上です。


◯14番(谷口敏也さん)  討論をいたします。
 今回の3度目のワクチン接種事業については、新型コロナウイルス感染症の収束、また第3波を防ぐために重要な事業だと考えています。しかし一方で、今行うべき感染拡大防止策としては、2回目のワクチン接種をしたにもかかわらず感染してしまう、いわゆるブレークスルー感染者、特に無症状の感染者をいかに発見し、そこからの感染の拡大を防止することだと考えております。
 今回の補正予算は、あくまで3回目のワクチン接種のための費用になるので質問はいたしませんでしたが、今後も引き続き関係各所と連携を図り、ブレークスルー感染者の対応を含めた感染拡大防止に努めていただくよう要望し、本議案に賛成をいたします。


◯27番(前田まいさん)  順次、質疑させていただきます。さきの質問者と重複する点もあろうかと思いますので、その点は御答弁、省略等御配慮いただければと思います。
 まず、1点目ですけれども、3回目接種をすることについての必要性、また効果について、市としてはどのように考えているのでしょうか。どのような科学的根拠に基づいて、3回目接種を実施するのでしょうか。
 2点目、コロナに罹患した人には免疫があるものと思いますが、免疫はどのくらい続くものと考えていますか。また、抗体がどのくらい下がると効果がないとされているのでしょうか。免疫検査や抗体検査をしてから3回目接種をしたほうがよいと考えますが、市長の見解をお伺いしたいと思います。
 3点目、三鷹市での3回目接種の見込み数でも、来年3月、4月が4万5,000人、3万人と接種者数が多くなりますけれども、それは他の自治体でも同じ状況になるものと思われ、ワクチン供給が追いつかなくなった時期の対応の二の舞にならないか危惧いたします。ワクチンの供給は安定的に供給される見込みなのか、接種対象者が多くなるときでも大丈夫なのか、確認します。
 4点目、ワクチン接種で1回目、2回目、ファイザー社のものを接種した人が、今度はモデルナを打ちたい、また、モデルナを接種した人が3回目はファイザーにしたいという、いわゆる交差接種の希望は対応可能なのでしょうか、お伺いします。
 5点目、予防接種健康被害救済について、調査委員会を市に設置し、市が調査をすることとなっていますが、委員会のメンバーはどういう方々なのか。また、調査内容の詳細を説明いただきたいと思います。さらに、この間の救済申請の件数は何件ですか。
 6点目、ワクチン接種による健康被害の救済給付の可否は、厚労省の疾病・障害認定審査会が行うとのことです。では、不服申立ては直接厚労省にするのでしょうか。認定からどのくらいの期間内に不服申立てをしないといけないのか、お尋ねします。
 7点目、ワクチン接種はあくまでも任意です。市民に3回目接種を受けたほうがいいのか否かを判断できる情報を、きちんと市として伝える必要があると考えます。改めて本ワクチン接種は任意であること、さらに副反応による健康被害の救済の相談支援体制、給付制度があることを知らせるべきと考えます。どのように市民に周知されるのか、広報の時期と併せて確認します。
 8点目、ワクチン接種に関わる職員体制について、この臨時の特別の体制をいつまで継続するのか、今後の通常業務への影響をどう考え、どの段階で見直す予定などあるのか、お伺いしたいと思います。
 最後、9点目、第6波への備えや今後予定されているPCR検査の拡充、また、東京都が設置した酸素・医療提供ステーションへの医師等の派遣、また、今回の3回目の個別接種の対応など、市内医療機関の奮闘が改めて求められる下、医療機関への財政支援などが必要と考えますが、医師会等からの要望は出されていますでしょうか。また、市として何らかの支援を検討しているでしょうか。
 以上、お伺いします。


◯新型コロナウイルスワクチン接種特任部長(伊藤幸寛さん)  私からは、4点目までお答えをいたします。
 初めに1点目、3回目接種の必要性、効果についてですけれども、新型コロナウイルスワクチンの追加接種、3回目接種につきましては、9月17日及び10月28日に開催されました厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で審議されております。三鷹市といたしましては、厚生科学審議会の見解を踏まえた国の事務連絡に基づきまして、追加接種の準備を進めているところです。今後、11月中旬には厚生科学審議会が開催され、追加接種に関する諮問を行うことが予定されている、このように聞いております。追加接種の必要性、安全性、あるいは有効性につきましては、こうした国の審議、議論の中で適切な検討がなされるものと認識をしております。
 2点目です。罹患した方の免疫効果と免疫抗体検査についてですけれども、新型コロナウイルスに罹患され、その後、抗体ができ、免疫効果がどの程度持続するかなどについては、様々な研究機関等で調査が行われていることを承知しております。しかしながら、現時点では国から免疫効果の基準や追加接種に当たっての抗体量等の指標は示されていないというのが現状です。今後、厚生科学審議会など、国において議論がなされるかは承知しておりませんけれども、一定の見解が出された場合には、それに沿って適切な対応をしてまいります。
 次に、3点目です。追加接種のワクチン供給の見込みです。ワクチンの安定的な供給につきましては、接種を円滑に進めるためにも重要な課題であると認識をしております。先ほど答弁させていただいたとおり、1億2,000万回分の追加供給を受ける契約を締結したと国は発表しておりますので、三鷹市にも、12月と1月分の接種としては7箱、供給が決まっているところです。現時点で2月以降の供給量は示されておりませんが、3回目接種におきましても、東京都と連携を図りながら、必要なワクチンの確保に努めてまいります。
 次に、4点目、追加接種でのワクチン交差接種です。現時点におきまして、追加接種で使用するワクチンの種類は一、二回目と同一のワクチンが基本とされておりますが、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会では、引き続き科学的知見を収集し、検討を行うとされております。そこでワクチンの交互接種が可能とされた場合の対応ですが、職域接種が実施される方針であることも含め、ピークとなる時期においても、集団接種及び個別接種の接種枠の拡充などで対応が可能ではないかと考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司さん)  私からは残りの御質問のうち4点、順次お答えをさせていただきます。
 まず、御質問の5点目になります、予防接種健康被害調査委員会及び救済申請件数につきましてお答えいたします。同委員会の構成についての御質問につきましては、さきの議員さんに御答弁したとおりでございます。こちらの委員会の任務、審議内容でございますけれども、予防接種による健康被害が発生した場合に、医学的な見地から調査を行うもので、具体的には疾病の状況及び診療内容に関する資料の収集や必要と考えられる場合の特殊な検査等について、実施の助言を行うといったようなことが想定されているものでございます。なお、これまでに救済申請があった件数は、現時点で1件ということになっております。
 御質問の6点目になります、健康被害救済認定結果に対する不服申立てについてお答えいたします。健康被害救済制度の給付請求について、不支給処分となった場合は、行政不服審査法に基づきまして、審査請求を行うことができるということになっております。この場合、審査請求は同法に基づきまして、処分庁である市長の上級行政庁であります都知事に対して行っていただくということになります。なお、審査請求につきましては、処分があったことを知った日の翌日から起算して3か月以内に行う必要があるというふうに承知しております。
 続きまして、私のほうから、御質問7点目になります、ワクチン接種及び健康被害救済制度の市民への周知につきましてお答えいたします。ワクチンの接種が強制ではなく任意であることや追加接種の安全性、有効性、また、副反応に関する相談支援や健康被害救済制度につきましては、正確な情報を市民の皆さんにお伝えできるよう、接種券発送時に同封いたします案内通知のほか、「広報みたか」や市ホームページなどを通じて丁寧に周知してまいります。なお、健康被害救済制度に関する広報につきましては、市ホームページで詳しく御紹介もさせていただいております。
 続きまして、御質問9点目になります、医療機関へのさらなる支援につきまして御答弁させていただきます。三鷹市ではこれまでも、市内の感染状況や医療機関の対応状況に応じまして、都度定めております緊急対応方針に基づき、医療機関をはじめ、関係機関への支援等を実施、継続してまいりました。医師会等市内の医療関係機関からさらなる具体的な支援要請は現時点ではありませんけれども、今後危惧されます第6波を踏まえた多摩府中保健所との連携強化や予定されるワクチンの追加接種開始も見据えまして、これから関係機関との協働の取組の充実に向け、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
 私からは以上です。


◯総務部長(濱仲純子さん)  私から、最後の御質問、御質問の8番目、ワクチン接種に関わる職員体制についてお答えいたします。
 ワクチン接種に係る臨時組織につきましては、市民の2回目接種がほぼ終了した時点で臨時組織を解消できるというふうに考えておりましたが、3回目接種を実施することとなり、この体制を当面継続せざるを得ない状況となっております。一方で、ワクチン接種にかかわらず、新型コロナウイルス感染症全般に関する業務につきまして、この間、三鷹市としても経験を積んできておりますので、通常業務への落とし込みといったことも視野に入れながら、今後の体制について検討をしてまいりたいと考えております。
 答弁は以上でございます。


◯27番(前田まいさん)  討論します。
 ワクチン接種が先行した欧州の国々での感染拡大を背景に、政府はワクチン効果を取り戻すブースターとして3回目接種を進めるものですが、3回接種することや混合接種についての有効性と安全性の研究、議論は途上にあり、十分に科学的根拠に基づいた計画が示されているとは言えません。接種から時間がたつとウイルスの働きを抑える中和抗体の値が下がり、感染を防ぐ効果が低下してブレークスルー感染が起きるとされていますが、重症化や死亡に関しては、引き続き抑える効果が続いているという報告もあり、考え方はいまだ確立していません。市としても、単に国がやるからやるという姿勢ではなく、市民の命に責任を持つ立場から、今後の研究や方針の更新状況を踏まえながら、世代や重症化リスクに応じて慎重に対応を図っていくよう求めます。
 また、実施に当たっては、市民に対し、3回目接種の目的と効果を科学的に明らかにし、副反応救済制度の内容と、改めて本ワクチン接種が任意であることを周知徹底するよう求めます。
 最後に、引き続くコロナ対応に当たっては、ワクチン頼みとせず、ワクチンと一体に、いつでも誰でも無料でという大規模PCR検査を行い、無症状、軽症感染者の早期発見、保護を進め、感染拡大防止につなげることを求め、本補正予算に賛成します。


◯議長(土屋けんいちさん)  これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第54号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(土屋けんいちさん)  以上をもちまして、本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。
 これをもって、令和3年第3回三鷹市議会臨時会を閉会いたします。お疲れさまでした。
                  午前10時59分 閉会