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令和3年第1回臨時会(第1号)本文

                  午前9時28分 開会
◯議長(石井良司君)  おはようございます。ただいまから令和3年第1回三鷹市議会臨時会を開会いたします。
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◯議長(石井良司君)  これより本日の会議を開きます。
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◯議長(石井良司君)  議事日程はお手元に配付したとおりであります。
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◯議長(石井良司君)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 2番 赤松大一君、登壇願います。
                〔2番 赤松大一君 登壇〕


◯2番(赤松大一君)  議会運営委員会の協議結果を報告いたします。
 1月22日に開かれました議会運営委員会において、議長より諮問を受けた会期の設定案について協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 今次臨時会の会期については、諸種の状況を勘案し、1月25日の1日間と設定することが妥当であるという意見の一致を見ております。
 以上、本委員会に諮問された事項の協議結果を報告いたします。


◯議長(石井良司君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほど、よろしくお願いいたします。
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◯議長(石井良司君)  会期についてお諮りいたします。
 ただいま議会運営委員長より報告がありましたとおり、今次臨時会の会期は、本日1月25日、1日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
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◯議長(石井良司君)  次に、会議録署名議員を定めます。
 本件は、三鷹市議会会議規則第80条の規定に基づき、議長において指名いたします。
 20番 後藤貴光君
 21番 伊藤俊明君
にお願いいたします。
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    日程第1 議案第1号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第11号)


◯議長(石井良司君)  それでは、これより日程に入ります。
 日程第1 議案第1号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第11号)、本件を議題といたします。
                    〔書記朗読〕
 提案理由の説明を求めます。市長 河村 孝君。
                〔市長 河村 孝君 登壇〕


◯市長(河村 孝君)  ただいま上程されました議案第1号につきまして御説明申し上げます。
 議案第1号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第11号)
 今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症緊急対応方針(第5弾)でお示しした取組のうち、早急に着手する必要がある案件につきまして、臨時会での御審議をお願いするもので、歳入歳出予算の総額に、それぞれ1億4,379万2,000円を追加し、総額を942億4,565万8,000円とするとともに、繰越明許費の補正を行うものです。
 補正の内容について、歳出予算から御説明いたします。
 初めに、民生費は、障がい者施設等自主製品開発・販売ネットワーク事業費100万円の増額で、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、障がい者施設等において、自主製品の販売機会が減少しているため、販路拡大に向けた支援を行うものです。
 次に、衛生費は、新型コロナウイルスワクチン接種事業費1億3,765万7,000円の計上で、年度内に、医療従事者と65歳以上の高齢者のワクチン接種を開始するため、準備経費等を計上するものです。1月末からシステム改修等に着手するとともに、3月上旬にコールセンターを設置し、高齢者の接種券を送付します。また、医療従事者のほか、国からのワクチン提供の状況に応じて高齢者への接種を順次開始するため、年度内に接種を行う見込みの接種費を計上します。今後、国が示す接種方法や三鷹市医師会等との調整を踏まえ、適宜、補正予算を編成しながら、円滑なワクチン接種を実施します。
 次に、教育費は、成人を祝福するつどい関係費513万5,000円の増額で、1月4日に急遽中止としたことに伴い生じた、貸し衣装のキャンセル料について助成を行うことで、新成人等の経済的負担の軽減を図るものです。
 続きまして、歳入予算について申し上げます。
 初めに、国庫支出金についてです。
 1点目は、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金4,572万円、2点目は、同体制確保事業費補助金9,193万7,000千円の計上で、衛生費の接種事業費の財源とします。
 次に、繰入金は、今回の補正予算の財源不足に対応するため、財政調整基金とりくずし収入を613万5,000円増額します。
 続きまして、繰越明許費の補正について申し上げます。
 新型コロナウイルスワクチン接種事業費のうち、高齢者等の接種体制確保に係る事業費は、令和2年度に国から交付決定を受けて、翌年度に繰り越して執行する枠組みとなっており、令和3年度に執行予定の経費等について、繰越明許費を追加します。
 提案理由の説明は以上です。
 どうぞよろしく御審議のほど、お願い申し上げます。ありがとうございました。


◯議長(石井良司君)  提案理由の説明は終わりました。
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◯議長(石井良司君)  この際、議事の都合によりしばらく休憩いたします。
                  午前9時36分 休憩


                  午前10時09分 再開
◯議長(石井良司君)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
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◯議長(石井良司君)  この際、議会運営委員長より報告願います。
 2番 赤松大一君、登壇願います。
                〔2番 赤松大一君 登壇〕


◯2番(赤松大一君)  議会運営委員会の協議結果を報告いたします。
 先ほど開かれました議会運営委員会において、議長より諮問を受けた市長提出議案の取扱いについて協議いたしました結果、次のとおり決定いたしましたので、報告いたします。
 本日上程された市長提出議案1件の取扱いについては、本日結論を出すべきであるとの意見の一致を見ております。
 以上、本委員会に諮問された事項の協議結果を報告いたします。


◯議長(石井良司君)  議会運営委員長の報告は以上のとおりであります。御協力のほど、よろしくお願いいたします。
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◯議長(石井良司君)  議案第1号 令和2年度三鷹市一般会計補正予算(第11号)、これより質疑併せて討論を願います。


◯19番(土屋けんいち君)  それでは、初めに、新型コロナウイルスワクチンの年度内の接種開始に向けた取組についてお伺いします。
 質問の1、ファイザー製のワクチンは、氷点下75度の超低温冷凍庫が必要であり、厚生労働省は全国約1万か所の拠点となる基本型接種施設への配備をするようであります。三鷹市における基本型接種施設についてお伺いします。
 また、接種会場は、基本型接種施設のほか、サテライト型接種施設等に位置づける診療所や体育館などとなるのではと考えております。人口5,000人に1か所程度の接種施設を設けることになると、三鷹市の場合、基本型と合わせ38か所必要となりますが、三鷹市におけるサテライト型接種施設についてお伺いします。
 質問2、医療従事者や高齢者などの接種順位の高い人から接種を開始するようです。医療従事者とはどこまでを指すのかと、その人数についてお伺いします。
 また、高齢者には持病を持っている方もおりますが、高齢者の中の接種順位を設けるのかについてお伺いします。
 質問3、新型コロナウイルスワクチンを積極的に接種したくない人が多くいるようです。ワクチン接種の有効性やリスクの広報について、市側の取組についてお伺いします。
 また、ワクチン接種率向上の取組についてもお伺いします。
 次に、成人を祝福するつどいの中止への対応についてお伺いします。
 質問4、三鷹市では、昨年9月、成人を祝福するつどいを三鷹市公会堂での式典開催を早々にやめ、感染対策を徹底した形で、ジブリ美術館における分散型御招待という形にしました。それなのに今回、急遽取りやめを決断したわけですが、中止に至った経緯についてお伺いします。
 また、中止ではなく延期の選択肢もあったかと思いますが、その議論についてお伺いします。
 質問5、レンタル衣装のキャンセル料の一部を助成するとあります。助成金の補助率や上限額についてお伺いします。
 助成するに当たり、対象者と対象外の方の不公平感を最小限にする必要があると考えますが、どのような点を十分に考慮して補正予算を組んだのか、お伺いします。
 質問6、美容院や写真店など、レンタル衣装以外の議論についてもお伺いします。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  私からは、ワクチン接種関係3点、お答えをいたします。
 まず初めに、三鷹市における基本型接種施設とサテライト型接種施設についてです。ワクチンの接種場所につきましては、基本型接種施設、サテライト型接種施設ともに検討中ですが、三鷹市医師会など、関係団体との意見交換も行いながら、調整を進めております。なお、基本型接種施設にはディープフリーザーの設置が必要であることから、先行される医療従事者等へのワクチン接種の体制も踏まえて決定していきたいと考えております。
 2点目、接種順位の高い医療従事者の範囲と人数について、また、高齢者の中の接種順位についてお答えをいたします。医療従事者等の範囲につきましては、新型コロナウイルス感染症患者に頻繁に接する機会のある病院、診療所の医師、その他の職員のほか、薬剤師でありますとか、救急隊員等とされておりまして、今後、より具体的な範囲が国から示されるものと考えております。また、医療従事者の人数につきましては、国から人口の3%で算出するよう目途が示されておりますけれども、都市部三鷹市の特性を踏まえまして、4%の7,600人程度を想定しております。高齢者の接種順位につきましては、現時点におきまして国から具体的に示されたものはありませんが、例えば、高齢者の中で接種順位が決められるとすれば、国において統一的な基準が示されるものと考えております。
 私からの最後、3点目です。ワクチンの有効性やリスクの広報について、また、接種率向上に向けた取組についてお答えをいたします。ワクチンの安全性や有効性などの情報につきましては、確実に市民の皆様にお伝えできるよう、国から示される最新の情報について、市ホームページや「広報みたか」等で、適時適切な周知に努めてまいります。また、接種率の向上に向けましては、適切な周知とともに、予約から接種まで円滑な運営ができる、これが重要でございますので、しっかりと準備を進めてまいります。
 私からは以上です。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  私から、成人を祝福するつどいの中止への対応について、3点お答えをさせていただきます。
 まず、ジブリ美術館での開催、中止した経緯、延期の議論についてお答えいたします。新型コロナウイルス感染症が拡大する中ではございますが、成人を祝福するつどいは、新成人にとっては一生に一度の大切な式典であり、三鷹市としては何としても実施したいという思いで、ジブリ美術館での開催を決めさせていただきました。3密を避けつつも、新成人の皆様にも喜んでいただけるのではないかと考えたからでございます。しかしながら、年末からの外出自粛要請の効果もなく、想定を超えた感染者の急増があり、特に20代の感染者の割合が、三鷹市においても高い状況が続いていること、また、国に緊急事態宣言の発出を検討する動きが出てきたことなどを踏まえまして、新成人とその御家族をはじめ、市民の皆様の健康と命を守ることを第一に考えて、断腸の思いで中止の決断をさせていただきました。
 新型コロナウイルス感染症の今後の状況が全く見通せない中で延期を言うには、開催時期を特定することも難しく、あまりにも市として曖昧な対応になりかねないという思いもございましたので、延期は困難と判断したところでございます。そうしたこともあり、成人を祝福するつどいを中止するに当たっては、三鷹市から新成人の皆様に、4月から12月の期間に御利用いただけるジブリ美術館のチケットを贈呈させていただいたところでございます。
 御質問の5番目ですけれども、貸し衣装のキャンセル料助成について。成人の日に晴れ着を着るという慣習は、長年の経過の中でつくられてきたものと承知しております。式への参加だけでなく、写真を撮って記念に残す、その成長を御親族に見ていただくなど、幾つもの目的をもって、各自、各御家庭のお考えで判断されるものと認識しております。一方で、成人式に晴れ着を着て出席し、1つの節目としたいという思いで準備を進めていただく方がいらっしゃることも事実であり、三鷹市が急遽中止したことに伴い、晴れ着を着る機会を全く失い、キャンセル料として経済的負担ばかりが発生した方もいらっしゃると考えています。成人式のための貸し衣装に相当の費用がかかるということについては、多くの方が承知していると思われます。また、そのキャンセル料についても一定の額が発生するであろうことも想定できるところであり、こうした方に対し、三鷹市として一定の対応をさせていただきたいというのが、この事業の趣旨でございます。対象者を明確にさせていただき、助成額については2万円とさせていただくことで、市民の皆様に一定の御理解をいただけるのではないかと考えています。
 最後の御質問になります。貸し衣装以外のキャンセル料助成について。今回の助成事業については、キャンセル料の御負担の大きさや実際にキャンセル料が求められることとなるケースの有無などを勘案し、助成の対象を設定させていただきました。このコロナ禍で中止の影響が出ている事業も多々ありますので、助成事業を実施するに当たっては、対象者と助成となる経費について明確にさせていただき、市民の皆様に御理解をいただける事業として実施したいと考えているところでございます。
 以上でございます。


◯19番(土屋けんいち君)  御答弁ありがとうございました。ワクチンの接種会場については検討中、医師会等々と協議中ということで、分かりました。決まりましたら、なるべく早くお伝え願えればと思います。
 大人数の接種施設は、15分以上の経過観察場所も必要という報道等もありまして、やはり体育館などの広い場所を確保しなければならないと思います。三鷹市では、小・中学校22にコミセン7、多世代交流センター2つに、産業プラザ、元気創造プラザ、北野ハピネスなどを合わせても、公共施設だけでは足りない計算なんですけれども、市内にある高校とか、大学にも協力を求める必要があると考えますが、その点について、今どのようにお考えかをお伺いします。
 あと、キャンセル料の一部助成なんですけれども、先ほど市長が、新成人の経済的負担の軽減という提案理由を言われました。考え方によれば、中止でキャンセルすることにより、結果的に経済的負担は軽減されました──やっていたときよりもね。それで、突然の中止に対するおわびというか、迷惑料というか、ちょっと言い方が分からないですけれども、そういう意味なら、新成人全員が対象になってしまいます。この辺についての考え方についてお伺いします。
 あと、コロナで減収が見込まれて、コロナ対策で歳出が増える中、基金を取り崩して補正予算を組むとなると、新成人のみならず、市民の一定程度の、しようがないよね、やむを得ないよねという、そういう理解も必要かと考えますが、そう思っていただけるような今後の市民への説明についてもお伺いしたいと思います。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  私からは、1点目のワクチン接種の関係で、接種施設の確保という点なんですけれども、質問の中でもありました、人口5,000人当たり1か所、38か所必要と、計算上そうなります。これには、例えば個別接種のようなものも含まれているというふうに考えております。いわゆる医療機関での接種。それで一番は、やはり体制の確保。いわゆる医師だけで接種するだけではなくていろいろな準備が必要ですので、そうした体制確保とセットで考えていく必要がありますので、今、三鷹市医師会とも調整を進めているところです。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  ただいまの成人を祝福するつどいに関して再質問をいただきましたのでお答えをしたいと思います。
 確かにもちろんキャンセル料が発生する方、しない方というようなところの違いはあるかと思いますけれども、そういったことを勘案しまして、三鷹市ではこの成人を祝福するつどいを中止したことに伴い、本当に残念な気持ちでいらっしゃる皆様が大勢いらっしゃったと思います。そちらに対しては、やはり延期という、日にちを決めるのもなかなか難しい中で、4月から12月に御利用いただけるジブリ美術館のチケットを贈呈するという形で対応させていただきました。
 また、写真につきましては、写真撮影等で、本当に記念に残された方、お気持ちの中で整理をされた方、多くの方がいらっしゃるかと思いますけれども、やはり多々事業が中止とか、そういった影響を受ける中で、今回、成人を祝福するつどいについては、ここ何十年も天候に、大雪に見舞われても中止したことはございませんでした。これまでの経過を踏まえまして、本当に貸し衣装に袖を通すことなく、ちょっと本当に残念ではございますが、着る機会もなくこの日を終えてしまった皆様を対象として、実施させていただくことで、大方の市民の皆様の御理解をいただけるのではないかというふうに考えているところでございます。


◯議長(石井良司君)  いいですか。次の質問者。


◯16番(野村羊子さん)  それでは、補正予算(第11号)について質疑をさせていただきます。
 まず最初に、障がい者施設等自主製品開発・販売ネットワーク事業費の増についてです。福祉作業所の自主製品の、この間、販売機会を逸することによっての減額に対してというふうなことです。自主製品の売上状況、実際にどれくらいのマイナスということになっているのかということについて、ちゃんと把握をしているのかどうか。その上でのこの金額設定、20か所に5万円でしたかね、というふうなことなのかどうかということ。そして、このコロナの状況が今後も続き、イベントが今後もどの程度開催ができるかどうか不明瞭な中で、どのように販売、販路拡大──コロナ対策緊急対応方針の第5弾ではね、ホームページ等のPR、ポスターというふうなことでしたが、それよりももっと具体的に、例えばデリバリー三鷹で、星と風のカフェでお菓子の詰め合わせセットを登録するとか、あるいはお菓子ボックスという、オフィスにボックスを置いて無人販売をして、月に2回くらい補充、集金に回るというようなシステムとか、具体的なそういう提案を含めた協議、検討というふうなことをしているのかどうかを確認したいと思います。
 次に、成人式、成人を祝福するつどいのことです。今も質疑がありましたけれども、ネットで調べますと、成人式の参加者のうち、女性の8割が着物を着ると。そのうち半分がレンタルだと。2019年、20年の成人式の調査アンケートによると、そういうふうな話になっています。三鷹でいえば、ですから、参加対象者2,000人のうち約半分の1,000人の参加で、着物の着用が半分女性の、そのうち8割が着物を着用すると。そして、さらにその半分がレンタルというふうなことを考えると、200人程度が該当するのかなというふうな計算が成り立ちますが、今回の金額の根拠ですね、妥当性、その辺をきちっと考えたのか、あるいはキャンセル料との兼ね合いで、この金額が妥当なのかどうかというその根拠、検討ということについて確認をしたいと思います。
 今出されました公平性の観点で、一度も着物にね、仮で予約をしたけれども、そのものに一度も触ることないというか、手を通すことなく諦めた方に対して支払うというふうなことで御理解いただけるのではないかというふうなことだったと思いますけれども、その辺、もう一回再度確認したいと思います。
 ワクチン接種についてです。接種支援業務の中に含まれるコールセンターの設置費用があります。ワクチンの安全性などについて、コールセンターで回答が可能なのかどうか。市民の不安に対する相談、問合せはどう対処するのかということを、まず確認したいと思います。
 それから、医療従事者、人口の4%、7,600人というふうなことがありました。65歳以上は三万七千何人というふうなことで聞いていますけれども、実際にね、この対象者の人数、ワクチンを本当に確保できる見通しがあるのか。年度中にどれだけ打てるのか、どれだけ確保できるのかというふうなこと。今、場所や医師の確保、つまり体制確保については調整中だというふうなことでしたけれども、ワクチンそのものの見通しはどうでしょうか。
 それから、今回、経費は10分の10の国庫補助があり、ワクチンそのものは現物支給だと聞いています。しかし、今回の準備と、市は新型コロナウイルスワクチン接種実施本部を立ち上げましたけれども、実際に作業に関わる職員はどの程度充てる予定か、その職員の人件費等は補填されるのかということを確認したいと思います。
 それから、薬事承認。ワクチンの薬事承認、2月中旬の予定です。この臨時会の後です。本当に承認されるのか、安全性についてどのように市民に周知するのかということ。先ほども適時適切、ホームページ等でというふうなことですが、本当にそれで市民に対して周知ができるのか。臨床結果や副反応の情報などは、国からどのように提供され、市はそれをどのように市民に提供するのか。単にホームページ掲載だけで足りるのかということも確認したいと思います。
 それから、2回の接種により、今回、効力が保たれるとしています。ファイザー社のものは21日間、モデルナ社のものは28日間と聞いていますが、このほか政府は3つの製薬会社──ほか1社含めてですね、3つの製薬会社と契約していて3種類のワクチンが混在することになります。1回目と2回目のワクチンを同じ会社のものを打たなければいけない。それについての工夫というのが、今回の体制の中で考えられているのか。違う会社のものを万が一打ってしまった場合の危険性をどの程度把握しているのか、対応策をどのように考えているのか。
 次に、ファイザー社のワクチンは16歳以上、モデルナ社のワクチンは18歳以上を対象に臨床試験が行われております。国内でも20歳以上の治験というふうなことでした。18歳未満、あるいは16歳未満の子どもたちの接種についてはどうなのかを確認します。
 接種はあくまでも任意です。接種しないことの権利をどのように周知するのか。アナフィラキシーショックが幾つも報告されています。特にアレルギー体質の人はリスクが高いのではないかと考えられています。不安を抱えている人もいます。そのことについての、接種しないことに対して、特に差別やいじめが起こらないようにしなければなりません。対応策をどのように考えているのか、これについて、学校、保育園での対応も併せて伺います。
 ワクチンの副反応は、直後に起こるのはアナフィラキシーショックですけれども、数週間後に脳炎とか、自己免疫疾患等を発症する場合があります。また、その後に抗体依存性感染増強(ADE)を引き起こすこともあります。これらの対応、被害の対策、補償、治療体制は整備されているのか、市として対応をどのようにするのか、検討しているのかを確認します。
 それから、今回のコロナウイルスワクチンは、初めて使われるメッセンジャーRNAワクチンという新しい手法です。今までのワクチンの概念とは全く違うものだということにもかかわらず、治験期間が少な過ぎる。長期にわたる影響が確認されていない。知識がほとんどない状態の中の接種推進は安全と言い切れるのかということについて、市の考えをお伺いしたいと思います。
 それからもう一つ、質問の最後ですね。今回、ワクチン接種のために予防接種台帳のシステム改修、システム修正をします。これは住民基本台帳を基に作成されているものであって、全市民対象であっても、コロナウイルスワクチンの項目を追加する、今回はね、それだけでいいというふうに聞いています。ところが、政府はマイナンバーと連動させる、ひもづけをさせるというようなことを発言していますが、ワクチン接種にマイナンバーカードが必要になるということはあり得ないというふうに認識していますが、そのことを確認したいと思います。また、接種に関しての情報をマイナンバーとひもづけするには、特定個人情報の取扱いとして、三鷹市個人情報保護委員会での確認が必要だと思いますが、その辺についての手続がなされているのか確認したいと思います。取りあえずお願いいたします。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  私からは2点、御質問にお答えさせていただきます。
 まず、1点目でございますけれども、障がい者施設等の自主製品開発・販売ネットワーク事業について御質問いただきました。まず、各事業所の売上げの減収等をきちんと把握しているのかという御質問でございますけれども、本事業に参加をしておりますそれぞれの事業所につきましては、昨年と今年の分の売上げにつきまして、アンテナショップであります星と風のカフェを通じましてヒアリングを実施しているところでございます。これによりますと、ほとんどの事業所で売上げの減収となっておりまして、回答いただいた結果、対前年比28%の減ということでございました。また、アンテナショップの星と風のカフェ自体での売上げも34%の減少となってございます。なお、今回の補正によります支援につきましては、事業所のマイナスの直接的な補填をするのではなく、売上方法の支援ということで実施をさせていただきたいと考えております。
 2点目の御質問ですけれども、今回の支援に当たりまして、ホームページ改修、チラシ等の作成だけでなくて、デリバリー三鷹やお菓子ボックスなどの活用ということで御質問いただきました。これら2つにつきまして、現在、直接検討はしてございませんけれども、自主製品の販路拡大に向けました取組に対する助成として、今回、ホームページの改修やネット販売導入のための経費などを想定しているところでございます。質問議員のおっしゃいましたとおり、今後、例えば事業所独自に実施しておりますおやつ便のPR、こういったものを支援していくことができればと考えております。また、三鷹市まちづくり応援寄附金の返礼品において、焼き菓子等の詰め合わせを追加する予定ともなってございます。
 以上でございます。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  私から、成人を祝福するつどい、貸し衣装キャンセル料助成についてお答えをいたします。
 まず、助成額の積算につきましては、今回の助成額については、対象者の把握が難しいということもあり、いろいろな情報を基に積算をしてございます。成人を祝福するつどいへの出席率、例年5割でございますけれども、ジブリ美術館ということで、三鷹市としては7割を想定しておりました。また、三鷹市ではおおむね、ほとんど90%を超える女性、主に女性の方ですけれども、晴れ着をお召しになって参加されるというような状況もございましたので、7割のうちの半数が晴れ着を着ての参加。そのうち約4割が貸し衣装と想定した上で、今回、対象者を250人というふうに見立てたところでございます。それに1人当たり2万円ということで計上させていただきました。成人式の貸し衣装については、20万円から25万円ぐらいが平均的な価格帯ということでございます。貸し衣装の通常のキャンセル料については、1週間前のキャンセル料では40%から50%というのが多いようですけれども、成人式の晴れ着についてはその取扱いもまちまちで、中止の場合は全額返金とする事業者もいるということは承知しているところでございます。キャンセル料がもし40%で発生した場合、20万円の貸し衣装でも8万円かかります。そのうちの幾らかでも三鷹市として助成したいということで、一定の御理解をいただける額として2万円というふうに設定をさせていただいております。
 貸し衣装のキャンセル料助成の公平性の担保ということでございます。助成の対象者につきましては、成人を祝福するつどいに出席するために貸し衣装を予約されたものの、式が中止となり予約をキャンセルされた方、もう少し詳しく説明させていただきますと、全く貸し衣装に袖を通すことがなかったにもかかわらず、キャンセル料等の負担が生じてしまった方を対象としていきたいと考えています。なお、この事業については、今回成人を祝福するつどいの御招待状を出した、三鷹市民の新成人の全ての方にはがきで周知を図っていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  私からはワクチン接種につきまして、順次お答えをさせていただきます。
 まず、コールセンターの対応についてでございます。市が設置するコールセンターにつきましては、接種手続等に関する相談や予約の対応が中心になるというふうに想定しておりますけれども、安全性に関わる基本的な内容につきましても丁寧に回答していきたいというふうに考えております。なお、コールセンターにつきましては、東京都でも設置を予定しておりまして、ワクチンの安全性等専門的な相談は都道府県の役割ともされておりますので、必要に応じて都のコールセンターのほうも御案内をしていきたいというふうに考えております。
 続きまして、ワクチン確保の見通し、医師等の確保など、準備状況と接種の優先順位等につきましてお答えいたします。現在、国からは、ファイザー社製のワクチンは、人口10万人に対して、ピーク時には一月で2万回分程度が供給されることを想定した準備を求められております。これを三鷹市に換算いたしますと、一月に約4万回分のワクチンが供給されることも想定されますので、それに対応した接種体制をしっかりと確保した上で、基本的には接種を希望される方から、できる限り早く対応していきたいというふうに考えております。
 続きまして、ワクチン接種に係る職員体制と国からの人件費の補填についてでございます。ワクチン接種は医療機関との調整、また接種会場の確保、予算、法務、契約など、幅広い分野に業務がわたります。そこで、1月1日付で市長を本部長とし、約60人の職員による実施本部を立ち上げ、準備を進めているところでございます。その中心となる事務局の専任職員は5人程度を考えておりますけれども、実際に接種が始まる段階では、全庁的な協力体制が必要になると想定しております。また、人件費で補助対象となるのは会計年度任用職員のみで、その他は時間外勤務を含め、補助の対象外というふうにされております。
 続きまして、ワクチンの安全性や副反応等の情報がどのように市に提供され、市はどのように市民に周知するのか、この点にお答えさせていただきます。
 新型コロナウイルスワクチンにつきましては、国の薬事承認の過程で安全性や有効性が審査され、承認されたワクチンのみが使用できるものと承知しております。ワクチンの安全性や有効性は、国の責任において判断されるものだと考えておりますけれども、三鷹市といたしましても、ワクチンの有効性や安全性などの情報につきましては、国に迅速な情報開示を求めるとともに、正確な情報を確実に市民の皆様にお伝えできるよう、市ホームページや「広報みたか」等で適宜適切な周知に努めてまいります。
 続きまして、1回目と2回目の接種で同じワクチンを打つための工夫と、間違った場合の危険性と対応策についてお答えをいたします。同じワクチンを打つための工夫でございますけれども、公共施設等で実施する集団接種ではファイザー社製のワクチンを使用して、また、追って薬事承認が見込まれるアストラゼネカ社製とモデルナ社製のワクチンにつきましては、例えば医療機関ごとに接種できるワクチンの種類を1つにするなどの方法を検討しております。また、2回目の接種に当たりましては、1回目の接種済証を確認するなど、これまでも行っております他の予防接種同様に、受付でも細心の注意を図りながら対応していきたいというふうに考えております。
 続きまして、18歳未満の子どもたちへの接種ということでございますけれども、こちらについては、薬事承認前の現段階におきまして、国から接種対象年齢の通知はまだ正式には出されておりませんけれども、国の方針が示された段階で、適切に対応してまいりたいというふうに考えております。
 続きまして、接種はあくまで任意であるため、接種しないことの権利についてどのように周知するのかということについてお答えいたします。ワクチンにつきましては、本人または保護者等の同意に基づき接種を行うため、同意されない方に対して接種が行われることはございません。なお、接種の同意につきましては、予診票への署名を行うことにより確認することが想定されております。
 続きまして、接種しないことによる差別、いじめが起こらないよう、対応、対策をどのように検討しているか。学校、保育園での対応も併せてお答えいたします。予防接種を行う場合には、人権に十分配慮した上で、適切に対応していきたいというふうに考えております。これまでも学校、保育園では、人権尊重の教育・保育を行っておりますけれども、ワクチン接種につきましても、偏見や差別につながらないよう指導してまいりたいというふうに考えております。
 続きまして、ワクチンの副反応について、万が一の場合の被害対策、補償、治療体制は整備されているのかという点にお答えいたします。ワクチン接種後、副反応の有無の確認のため、一般の方で15分程度、アレルギーを有する方は30分程度の経過観察を行うことを想定しております。また、万が一予防接種により健康被害が生じた場合の救済措置等については、医療機関での治療が必要になったり、障がいが残ったりした場合には、現行の予防接種法に基づきまして、医療費や障害年金等の給付が受けられることとなっております。
 続きまして、初めて使われるメッセンジャーRNAワクチンという、こちらのワクチンについて、安全と言い切れるのかという点についてお答えをさせていただきます。ワクチンの安全性や有効性は国の責任において判断されるものであり、新型コロナウイルスワクチンについては、国の薬事承認の過程で安全性や有効性が審査され、承認されたワクチンのみが使用されるものというふうに承知しております。
 最後になります。ワクチン接種におけるマイナンバーのひもづけについてお答えをさせていただきます。現在のところ、ワクチン接種に当たって、マイナンバーを活用するという国からの通知はなく、現時点では、接種の際にマイナンバーの提示を求めることは考えておりません。また、三鷹市個人情報保護委員会に諮問する場合として、特定個人情報保護評価の再実施などの際に行う第三者点検があります。三鷹市では、予防接種を含む健康管理に関する全般の事務につきまして、既に最も詳細な全項目評価を行っておりまして、今回の個別ワクチン接種の開始に当たりまして、改めて三鷹市個人情報保護委員会に諮問する必要はないというふうに考えております。
 私からは以上です。


◯16番(野村羊子さん)  答弁ありがとうございます。
 実際にワクチン、一般に医薬品の研究開発はね、基礎研究、非臨床研究、臨床研究と10年以上の期間が必要だ。ワクチンファクトブックによると、ワクチンの開発には平均10年から15年要すると。やっぱり健康な人に接種するワクチンについては、治療薬より、より高い安全性、有効性が求められています。そういうことを考えたときに、今回1年で開発したものというのは、1年以上の安全性を確認、観察できるわけではないというところで、政府が薬事承認をし、安全だということを前提になっていますけども、危機管理という意味で、実際不安点、リスクというのはどのように具体的に市として把握しているのか。各ワクチンについて、そのことが分かっているのか。本当にそういうときにどういうふうに対応できるのかということを、リスク管理として検討しているのかということを再度確認したいと思います。
 今回、先ほども出たように、ワクチンの保存方法、ディープフリーザーが必要で、ファイザーはマイナス75度、モデルナはマイナス20度ってなっていまして、例えば、ディープフリーザーから出して配分するというふうなときでも、2度から8度の条件下で10分間というふうな中で仕分け、梱包、配送等の作業を保冷室で扱うということが必要だというふうになっています。こういうような体制を市として取れているのか。インフルエンザワクチンも10度以下の保存で、韓国でのインフルエンザ接種後の大量死亡者の場合も、ワクチンの温度管理に問題があったとされています。今回の、温度管理が非常に厳しいものに対して、品質管理の責任というのをどのようにね、責任を果たしていけるのか。国から送られてくるディープフリーザーやドライアイスをどうたらこうたらというふうないろいろな話がありますけれども、あるいは製薬会社から直接配送されるとかっていいますけど、最後の最後は、接種会場に市が責任を持って持っていくというようなことになると思います。あるいは、そこで保存する。そのような責任を果たせるのかということ。
 そして、これが最後の最後になりますけれども、本当にワクチンを接種しないことが、生活する上での支障がないようにするということが必要だと思います。再度その点に関しての市の姿勢を確認したいと思います。
 以上、お願いします。


◯市長(河村 孝君)  答弁者のほうでも何回か述べているように、国がすべき責務の範囲と基礎自治体で行うべき範囲、それは明確に区分して御理解いただけたらというふうに思っています。御承知のことだと思いますけれども、何回も答弁しているように、今、答弁している中身も想定で話していることが大変多いわけです。まだ情報が完全に来ていない中で、本部としてもしっかり幾つかのパターンで対応できるように今考えているわけでありますが、ファイザー製で来るかどうかもまだ確実じゃないんです。1回目がいつになって、幾つ来るかも分かってない、そういう状況の中でありますから、まずそれを御理解いただきたいなというふうに思っているところでございます。
 まさに安全性等は、国のいろいろな仕組みの中でしっかりとされていることを前提に、現在は答弁させていただいているということで、これ以上のなかなか深い御理解は、医師会も含めまして、これからの情報が確定してきた段階での対応になるというふうに思っております。


◯16番(野村羊子さん)  それでは、最後に討論をさせていただきます。
 障がい者自主製品販売・促進ネットワークや新成人の貸し衣装キャンセル料等々については異論はありません。これについてはしっかり取り組んでいただきたいと思います。
 しかし、新型コロナウイルスワクチンについては、そもそも開発時間が短過ぎます。実際の接種開始後、アナフィラキシーショックや死亡例など、今までのワクチンに比べて高い比率で副反応が発生しています。期間が短いため遅延性の副反応は未確認で、今後、報告される例が相次ぐのではないかと危惧しています。人工の遺伝子を体内に取り入れた経験は人類にはほとんどなく、細胞のがん化、がん抑制遺伝子の働きを阻害したりする可能性もあると語る予防医学の先生もいます。SNS上で、医療関係者が自分は打たない、様子を見ると発言しているのを散見します。それだけ安全性が確認し切れていないワクチンだということです。コロナワクチンは、感染を防ぐのではなく発症率を下げる、重症化率を下げるだけとも言われています。ワクチンさえ打てばコロナにかからないというのは正確な情報ではないと言えます。実際に抗体が体内で生成され、感染しない状態になったとしても、その抗体の持続時間等も十分検証されているわけではありません。性急に推進しようとする国の姿勢にも疑念を持たざるを得ません。変異種に対応するという報道もありますが、今後ウイルス自体がさらに変異していく可能性は、過去のインフルエンザ等で容易に察せられます。今回のワクチンを打てば終わりということではないはずです。ワクチン接種が強制されるようなことがあってはなりません。
 また、今回のワクチン開発では、ある会社で第3相試験の最中に結果の骨格が公表され、そのタイミングで自社株を売ることで経営陣が巨万の富を得たとも言われています。巨大な利権が先行しての開発とも言える状態は、安全性への疑念をさらに高めます。長期的な安全性が確認し得ないワクチンであり、医療関係者の何人もが様子を見たいと言っているワクチンの接種を、市民に一律に推進することはできません。
 安全性が確保し切れていないメッセンジャーRNAワクチンを全市民対象に推進するための本予算に反対をいたします。


◯14番(谷口敏也君)  一般会計補正予算(第11号)について質問をさせていただきます。
 まず、今回の補正予算については、メインはワクチン接種についてですが、詳しいお話をお伺いしますと、システムの準備と、あとコールセンターの設置が今回の費用の主なものというところで、詳しい内容については先ほど来から質問がありましたけど、なかなか答弁できないということもありましたので、そちらについてはしっかりと今後やっていただくということで、別の機会に質問させていただきます。
 それ以外について、6点質問させていただきます。
 まず、補正予算の第11号全般について、今回ワクチン接種以外に市独自の予算を使っての事業として、障がい者の施設の自主製品開発・販売ネットワーク事業費、それと成人を祝福するつどいの関係費ということで、2点、独自財源での事業を予定しておりますが、これは緊急対応方針(第5弾)の中に含まれている中から選ばれたというような感じなんですけど、第5弾の中でも今回のこの2つの事業を優先的に補正予算(第11号)として選んだ理由をお示しいただきたいと思います。
 質問の2、障がい者施設等の自主製品開発・販売ネットワーク事業費の補助についてですが、今回この補助に当たる取組として、新たに製品を開発すること、また新たにホームページ等を開設することが条件になるのか、その支給基準についてお伺いしたいと思います。
 質問の3、今回の事業は、説明によりますと、20事業所に各5万円で100万円の予算としています。前回、アーティスト支援ということも市独自で行いました。対象がかなり少ない事業ということに今回もなるわけですが、行政として限られた、人数の少ない市民やこういった団体に補助金を支給するということに対する考え方についてお伺いしたいと思います。
 続いて、質問の4、成人式のレンタル衣装のキャンセル料の補助についてお伺いします。
 今回は、いわゆる記念写真の前撮りなどで、事前に衣装に袖を通して記念写真等を行っている場合には、キャンセル料が発生したとしても対象じゃないということにしています。この事業で一番注意していただきたい点というのは、やはり各申請時に不公平感がないようにというような思いが我々としてはありました。その中で、今回そこに線引きをした理由、支給の考え方についてお伺いいたします。
 続いて5点目、先ほども説明がありましたけど、上限2万円ということでしたが、予算が513万5,000円の、その内訳をちょっとお伺いしたいと思います。あと、上限を2万円とした根拠をお伺いしたいと思います。
 以上です。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(石坂和也君)  私からは質問の1点目、緊急対応方針(第5弾)の中で、今回の補正予算に盛り込んだ理由についてお答えいたします。
 新規・拡充事業の実施に当たりましては、予算の事前議決を原則として予算措置を講じているところでございます。今回の補正予算(第11号)では、早急に準備に着手する必要があり、令和3年の第1回市議会定例会の予算では、時期を逸するものについて盛り込んだところでございます。具体的な2つの事業を挙げての御質問でございました。
 まず、障がい者施設等自主製品開発・販売ネットワーク事業につきましては、こちらは助成制度を創設することで、早期に販路拡大に向けた取組を促進するという狙いがございます。さらに2点目の成人を祝福するつどいにつきましては、1月4日に急遽中止したことに伴いまして、負担が生じた新成人等に対しまして、助成に当たり、1日も早く周知するといった観点から補正予算として計上したものでございます。引き続き市議会の御理解を得ながら、的確な予算措置を講じていきたいというように考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯健康福祉部調整担当部長(古園純一君)  私からは2点、御質問にお答えさせていただきます。
 まず、1点目です。障がい者施設等の自主製品開発・販売ネットワーク事業費の支給基準についてでございます。今回の補助の対象は、障がい者施設等におけます、自主製品の販路拡大に向けた取組について支給をする予定でございます。具体的には、新たな自主製品の開発のための材料費、また自主製品PRのためのチラシやポスターの作成費、そして販売チャンネル拡大を図るためのホームページの更新、ネット販売のための費用などを補助対象として想定をしているところでございます。
 続きまして、限られた市民等に補助金を支出することについてでございます。今回の補助の対象は、自主製品開発・販売ネットワークに参加しています20の事業所となりますけれども、それらの事業所は、500人以上の通所の方が利用している状況でございます。各障がい者施設等で作成し、販売しますと、自主製品の売上げが上がることは、これら多くの通所者の工賃の向上にもなりますし、また、通所者自身の労働意欲の向上にも寄与するものと考えております。今回の補助金によって支援を行うことは、大変意義のあるものと考えているところでございます。
 以上です。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  私から、成人を祝福するつどい中止に伴う貸し衣装キャンセル料についてお答えをいたします。
 今回の助成につきましては、やはり大方の市民の皆様に御理解をいただけるというのが大前提だというふうに考えております。昨今の貸し衣装に関わる契約の中でも、成人式の晴れ着につきましては、事業者の皆様が各種工夫を凝らし、着つけやヘアメイク、写真撮影など、そういったものを全て含めた料金設定や、その後の卒業式であるとか、お友達の結婚式であるとか、そういったところの貸し衣装を借りる際に安く借りられるような、そういった特典をつけて、広く御利用いただけるような契約の形態があるというふうに承知しています。
 そうした中で、市民の皆様に御理解いただける助成事業としては、やはり明らかに、急遽三鷹市が成人を祝福するつどいを中止したことによって、経済的負担が生じたということを明らかにできる方ということを対象者とする必要があるというふうに考えたところでございます。予算額につきましては、内訳といたしましては、助成金を500万円、そして郵送による申請を基本として考えているため、まず、全ての方に御案内をするための郵便料、そして、決定しました、振り込みましたという御案内をするための郵便料ということで見込んでいるところでございます。
 2万円の積算根拠につきましては、先ほどの質問議員さんにもお答えをしましたけれども、やはり貸し衣装が平均20万円から25万円かかるということの中で、通常の貸し衣装における取扱いのキャンセル料の、取扱いがあった場合幾らかかるかということを考えた上で、その中で市として一定の対応をさせていただくというところで、2万円というふうに設定をさせていただいたところでございます。
 以上でございます。


◯14番(谷口敏也君)  御答弁ありがとうございました。民主緑風会を代表いたしまして討論します。
 成人式のレンタルのキャンセル補助についてなんですけど、そもそもがやっぱり中止をしたということに対して、非常にがっかりしているところでございます。それを踏まえて、本事業については、新成人の皆様に、先ほど申しましたけど、極力不公平感を与えないような事業にするべきだと我々は考えているところです。
 今回は、先ほども言いましたけど、いわゆる記念撮影のための前撮りで、事前にレンタル衣装に袖を通している場合には駄目ということになっているじゃないですか。だけど、新成人の人たちの目的の大半は、成人を祝福するつどいに参加をして、小学校、中学校時代の友達に会って話をしたり、写真を撮ったり、毎年そうじゃないですか、この中庭で。それが一番だと思うんですよ。前撮りしたからキャンセル料の負担はなしですよということ自体が、当日着れなくてキャンセル料を払っているんであれば、そこにはやっぱり補助すべきじゃないかなと、我々は考えているところでございます。
 そのほかについては何も異論はございませんので、その意見を申し添えて、本補正予算には賛成させていただきます。
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◯議長(石井良司君)  この際、換気のため、しばらく休憩いたします。
                  午前11時04分 休憩


                  午前11時14分 再開
◯議長(石井良司君)  それでは、休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
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◯議長(石井良司君)  次の質問者。


◯28番(栗原けんじ君)  それでは、質問させていただきます。
 初めに、新型コロナウイルスワクチン接種に当たって、ワクチンの安全性や有効性、免疫の継続性などの詳細な情報は、いまだ不明です。具体的な副反応もこれから明らかになってくると思います。市としてのワクチンの安全性や有効性については、答弁を聞いて理解をしました。市の考え方は分かりました。国において判断されるもの、また、薬事承認によって安全性は確保されているものということで受け止めました。
 その上で、市民の命と健康を守るという点で、市としてできることというのが問われると思います。その点では、今回の新型コロナウイルスワクチンの徹底した情報開示が必要と考えます。広報やホームページを通して知らせていくという答弁がありましたが、実際に接種する、個別接種になれば、医療機関ですとか、より広範な市民、特に高齢者に対しての情報提供は重要となります。この点での徹底をどのように考えているのか、確認しておきたいというふうに思います。
 また、この新型コロナウイルスワクチンの接種に当たって、平井卓也デジタル改革担当相が19日に、新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、打ったことを管理するために唯一の番号であるマイナンバーとひもづけておけば間違いが起きないと発言しています。また、新型コロナウイルス感染症とは関係ないマイナンバーとひもづけてやるということは感染症予防とは関係ないことで、とんでもないことだと考えます。市としての考え方は先ほど答弁がありましたけれども、マイナンバーの制度関係なく、全ての市民が希望すればワクチンが打てるということを確実に行うということを確認したいと思いますが、そのように対応されるのか、確認したいと思います。
 この新型コロナウイルスワクチンの接種の事業ですけれども、集団接種をしなくてはならない。施設を構えてのサテライト型ですとか、対応が想定されることとなると思います。密をつくらないことが対策として求められる点だと思いますが、この点での対策を十分に対応されるのか、確認しておきたいと思います。
 その上で、今回、国の新型コロナウイルスワクチンの接種事業で、詳細が決まらない中で、3月から実施しなければならないという点でも、予算措置はなかなか難しい対応を求められていると思います。先ほど答弁の中で、時間外に対する予算は対象外だということで答弁がありましたけれども、国が進めるワクチン接種事業において、市の持ち出しがないように、明確に予算措置を求める必要があると思いますが、自治体としての独自の自己負担が生まれないのか、その可能性はないのか確認しておきたいと思います。
 あと、成人式のレンタル衣装のキャンセル料助成事業についてですが、助成が受けられる人と受けられない人の不公平感、不満が出ないのかとすごく心配です。成人を迎える全ての対象者への支援ではなく、今回、なぜレンタル衣装のキャンセル料の一部助成をするのか、そもそもの理由を確認しておきたいと思います。よろしくお願いします。


◯健康福祉部長・新型コロナウイルスワクチン接種実施本部事務局理事(小嶋義晃君)  私からは、ワクチン接種に関わる質問に順次お答えさせていただきます。
 ワクチンの有効性、安全性は、先ほど議員さんにお答えしたとおり、国の責任において判断するものと考えておりますけれども、一方で正確な情報等をしっかり、やはり市民の皆様にお伝えしなければならないというふうに、私どもも当然考えているところでございます。それにはやはり国に迅速な情報開示を求めるとともに、市といたしましても、ホームページ、「広報みたか」──「広報みたか」につきましては、場合によっては特集号を発行する等の対応をしながら、適宜適切な周知に努めていきたいというふうに考えているところでございます。
 また、ワクチン接種におけるマイナンバーの利用につきましても、現在、国のほうから、ワクチン接種に当たってのマイナンバーの活用ということは、正式な通知は届いておりません。そのため、現時点で接種の際に、例えばマイナンバーカードの提示を求めるようなことは考えているところではございません。
 また、集団接種についての3密対策でございます。国から示されている予防接種の手引では、時間ごとの予約枠の設定、定期的な換気、被接種者の動線の検討など、3密対策を徹底した上で、接種会場の体制を取ることとされています。三鷹市でもこうした手引を踏まえまして、接種会場の感染防止対策をしっかりと進めていきたいと考えているところでございます。
 私から最後の答弁になりますけれども、ワクチン接種に係る費用の独自の負担についてということでございます。ワクチン接種に当たりましては、システム改修やコールセンターの設置、接種券の発送や集団接種会場の設置・運営など、様々な経費が必要となります。三鷹市におきましては、現在、国が示す上限額の範囲内でワクチン接種を進められるよう、できる限り経費を抑えながら準備、検討を進めているところでございます。しかしながら、今後の状況によっては、市の一般財源の負担が生じる可能性も排除できないことから、現在、全国市長会や東京都市長会を通じまして、早急な支援策の取りまとめを要望しているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  私から、貸し衣装キャンセル料助成についてお答えをさせていただきます。
 一生に一度の成人式が中止となり、残念なお気持ちの新成人の方も多くいらっしゃると思いましたし、市民の方にも同じ思いを抱かれる方が多くいらっしゃったというふうに私どもも思っています。そうしたことから、三鷹市としても、三鷹市としてお祝いの気持ちを新成人の皆様に伝える手法といたしまして、今回中止するに当たり、4月から12月の期間にジブリ美術館を御利用いただけるチケットを贈呈させていただきました。全ての新成人の方にお送りをさせていただいたところでございます。
 その上で、今回この貸し衣装キャンセル料につきましては、様々市内で、市が行う事業が中止される中で、やはりこの助成をさせていただくには、一定の理由づけというものが必要であるというふうに考えております。本当にここ何十年も成人を祝福するつどい、中止したことがございません。想定を、私どももしたくなかったというのが実情でございます。そんな中で、本当に貸し衣装、せっかく予約したけれども中止になり、キャンセルせざるを得なかった。そういった方が、経済的負担のみが残ったということに対して一定の対応をさせていただきたいというのが、この助成事業の趣旨でございます。そういったところで、今回全ての方ではなく、一部の方にはなりますけれども、公費で支援をさせていただくというところで、対象者を明確にさせていただいたというところでございます。
 私からは以上です。


◯28番(栗原けんじ君)  新型コロナウイルスワクチンの接種事業についてですけれども、新型コロナウイルス感染症の急拡大の中での緊急対応ということで、安全性の確認という点では、不安が国民の中にも多くあるワクチン接種になります。この点でも、最新の情報を、国任せではなく市独自でもしっかりと情報を収集して、国の対応待ちではなく、市民の命に関わるという問題、また課題が報道され、確認されたときには、市の独自の対応も、国に先立って行うことも必要になることも想定されると思います。市としての、市民の命を守るという観点に立った緊急対応、国任せではなく市としても独自に判断することも、ぜひ考えていただきたいと思います。この点、そのような対応もあり得るのかということを確認しておきたいと思います。
 マイナンバー等のひもづけは言語道断ですので、しっかりとマイナンバーに関係なく、希望される方については接種ができるように対応していただきたいというふうに思います。
 国が進めるコロナウイルスワクチンの接種事業に対する自治体の持ち出しが、国も今、まだ本当にその作業をする中で大変苦労されていると思いますけれども、適切にできるよう、国に対しても財源を求める努力を引き続き進めていただきたいというふうに思います。答弁よろしくお願いします。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  まず、市の独自の広報といいますか、そうした対応なんですが、やはり冒頭何度か、先ほど市長の答弁にもありましたけれども、これは安全性、有効性等については、しっかりと国が責任を持って、薬事承認の中で審査、判断されるものであり、市独自でここが安全だ、安全でないとか、そういったことを言うことは考えておりません。市の役割としては、やはり国の情報をしっかり把握し、迅速に、適時に適切な情報を市民の皆様にお知らせをしていく、これに尽きるのかなと考えております。
 また、最後の財源については、しっかり国にも、市長会等も、先ほど答弁にもありましたけれども、全国市長会、東京都市長会、そうしたところでも取りまとめをしておりますので、しっかり要望していきたいと考えております。


◯28番(栗原けんじ君)  討論します。
 本補正予算の新型コロナウイルスワクチン接種事業について、ワクチンは、病原体からつくられた抗原を健康な人に接種する点から、通常の医薬品より高い安全性が求められます。今回接種する新型コロナウイルスに対するワクチンにおいて、副反応については、これまで人体に接種されていないタイプのワクチンであり、長期間で見ないと、どういった影響が起こるか分からないと指摘されています。また、日本での審査をせずに承認する特例承認をすべきでないという専門家の意見もあります。深刻な新型コロナウイルス感染症の拡大に対する緊急時の対応であっても、新型コロナウイルスワクチンについての有効性、安全性をしっかり検証する必要があります。市民の命と健康に関わるワクチンの接種は、安全を最優先に、副反応など、ワクチンの情報開示の徹底を政府に求め、市も責任を持って情報開示を行い、市民自らが接種するか否かの自己決定権を十分に行使できるよう保障することを求めます。
 また、ワクチン接種事業の財政負担を国が完全に補償するよう、市の適切な対応と、ワクチン接種に対して、国民に賛否のあるマイナンバー制度を関連づけずに実施することを求めます。
 また、ワクチン接種とともに、PCR検査について同等に拡充することを要望します。
 障がい者福祉施設販路拡大支援と成人を祝福するつどいの中止に伴う対応については、いずれも評価し、本補正予算に賛成します。


◯8番(山田さとみさん)  質疑します。
 成人を祝福するつどいの中止に伴い、貸し衣装のキャンセル料について助成金を出すということです。都内の感染状況が極めて厳しい状況の中で、予定どおりの実施は困難であったという判断は妥当であったと思います。他方で、成人式は一生に一度のものであり、昔からの友人に会える大変貴重な機会でもあります。完全に中止ではなく、感染状況を見ながらとなり、難しい判断にもなりますが、感染状況が落ち着いた後での代替イベントの開催や延期等も選択肢としてあり得るところです。今回、市側が成人を祝福するつどいを中止にした経緯については、さきの質問への答弁で一定の理解をいたしました。また、難しい取組となりますが、今回中止となった成人式を延期して、改めて開催することを含め、代替措置についてはお考えでしょうか。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  成人を祝福するつどいの中止に関して御質問をいただいております。
 今回、本当に新型コロナウイルス感染症──現在、少し落ち着きを見せておりますが、今後の状況が、ワクチン接種等の状況もあり、全く三鷹市としても状況が見通せない中で、開催時期を、ではいつならできるのかという判断は、なかなか難しいというふうに考えました。延期しますと言うのは簡単なんですけれども、そこで本当にできるところがお示しできるのか、それが不誠実な対応にならないのかというのは、非常に三鷹市といたしましても考えて、今回は困難というふうに、延期はしないということで判断をさせていただきました。
 そうは申しましても、一生に一度の成人を祝福するつどい、ここについて何か記念になるものということで、ジブリ美術館のチケットを贈呈させていただくということになりました。代替措置というわけではございませんが、新成人の皆様に、三鷹市のお祝いのお気持ちを伝える1つの手段として、今後お誘い合わせの上とか、いろいろ御家族でとか、御利用いただければ本当に幸いだというふうに考えております。


◯8番(山田さとみさん)  御答弁ありがとうございました。討論します。
 障がい者施設等自主製品開発・販売ネットワーク事業費の増については、新型コロナにより、イベントの開催ができないことなどの影響により、施設で製作された製品の販売が制限され、売上げが減少しているため、販路拡大を目的として、ホームページの改修やチラシの制作費などとして、障がい者施設に5万円を補助するものです。この取組は大変重要だと思っております。さらに効果的に後押しするため、東京都の事業として、コロナ禍において東京の特産品を取り扱う都内中小企業等のECサイトを活用した販路拡大を支援する、ECサイトの活用による東京の特産品販売支援事業という事業もありますので、ぜひそちらも施設の方にPRしていただきたいと考えます。
 新型コロナワクチン接種については、このたび国から自治体に説明があったと聞いていますが、集団接種にすると、国の補助金では賄えない部分が出てくるなど、課題や不確かな部分もまだあると聞いています。市民にとって安心で円滑な接種体制を構築するため、また、市の持ち出し分が極力出ないようにするために、国、都、他自治体と情報交換を図りながら課題を整理し、国や都に対して求めるべきことは、早急に求めていくよう要望します。
 成人を祝福するつどいについては、市は新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、ジブリ美術館で密を避けた形で開催するなど、一生に一度の成人式を開催する方向で、直前まで様々な検討を続けていただいたことに感謝します。年が明け、緊急事態宣言が発出されるということで、市民の命と健康を守るため、断腸の思いで中止を決断されたことは理解いたしました。代替措置として、ジブリ美術館への招待という形で、新成人にお祝いのお気持ちを示された点も理解できるものです。
 貸し衣装のキャンセル料に関しては、不公平感が残らないような制度設計と周知の徹底を求め、賛成といたします。


◯9番(成田ちひろさん)  令和2年度一般会計補正予算(第11号)につき、教育費の成人を祝福するつどい関係費に関して、他会派への御答弁があった部分を除いて質疑をいたします。
 質問1、今回、開催自体は中止しましたが、例年の公会堂ホールでの式典ではなく、ジブリ美術館で時間帯を分けてといった開催の形の変更も行っていました。来年度以降、どのように実施していくかについて、現時点での御所見をお伺いいたします。
 質問2、今回のレンタル衣装キャンセル料の一部を補助する事業の実際の手続の流れをお伺いいたします。


◯子ども政策部長(濱仲純子さん)  ただいまいただいた2つの質問にお答えいたします。
 まず1点目、来年度以降の成人を祝福するつどいの実施方法についてという御質問でございます。これまで三鷹市では、新成人を祝福するとともに、成人としての自覚を持っていただく機会となるよう、成人を祝福するつどいを開催してきたところでございます。このコロナ禍において、これまでとは違う形での実施方法、ジブリ美術館での実施方法としたところでございますが、意図するところは今後も変わることはないというふうに考えております。
 なお、今後の実施方法については、一生に一度の成人式にふさわしい、記憶に残る行事であるよう、社会的な状況の変化等も踏まえまして、新成人の方々の御意見を伺いながら検討していきたいというふうに考えています。
 続きまして、実際の手続についてでございますが、今回の助成事業につきましては、対象者となる方全ての方に通知のはがきを送らせていただき、周知を図る予定でございます。その上で、申請手続詳細については現在調整を進めているところですが、助成の条件に該当することについて、御本人の意思の確認をさせていただくこと、三鷹市の行う一定の調査に同意していただけることを条件といたしまして、必要書類を添えて申請していただき、指定口座のほうに振り込むという流れを考えております。
 以上でございます。


◯9番(成田ちひろさん)  御答弁ありがとうございました。討論します。
 本議案につき、教育費の成人を祝福するつどい関係費に関することに絞り、討論いたします。
 今回の成人式の衣装のキャンセル料の一部補助を、財政調整基金の取崩しを財源として行う点は、御答弁から一定の理解をしたいと思います。その上で、以下2点、意見を申し上げます。
 1点目は、来年度の開催に関する判断の時期についてです。来年度は、ワクチン接種が始まったとしても、まだコロナが完全に収束しているかは分かりません。来年度の開催については、一生に一度の成人式だからという気持ちはもちろん大切にした上で、混乱を避けるため、開催形態の変更や中止などの判断時期は早めにするといった検討や、変更や中止の必要がそもそもない開催の形を検討する必要もあると考えます。
 2点目は、今後の成人を祝福するつどいの在り方についてです。二十歳の新成人の意見には、今後のつどいの在り方に関するヒントが恐らくたくさんあると考えます。ですので、実行委員の方と、今後行う意見交換の際には、今回のことだけではなく、今後の在り方について、ゼロベースで自由にアイデアを出してもらい、それらを今後の在り方を考える際に大いにつなげていただきたいと考えます。
 以上、意見を申し添え、本議案に賛成といたします。


◯議長(石井良司君)  他に質疑、討論ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑、討論を終わります。
 これより採決いたします。本件は表決システムにより採決いたします。
 議案第1号について、原案のとおり決することに賛成の方は青のボタンを、反対の方は赤のボタンをそれぞれ押してください。
               (賛成・反対者ボタンにより表決)
 押し忘れはありませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしと認め、確定いたします。
 賛成多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
    ──────────────────────────────────────


◯議長(石井良司君)  それでは、以上をもちまして本日の日程は全部終わりました。会議を閉じます。
 これをもって、令和3年第1回三鷹市議会臨時会を閉会いたします。御協力ありがとうございました。
                  午前11時38分 閉会