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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会) > 2021/06/15 令和3年三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会本文
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2021/06/15 令和3年三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(後藤貴光君)  皆さん、おはようございます。ただいまから、三鷹駅前再開発及び市庁舎等調査検討特別委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れについては、1、行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認をいたします。
 市側が入室するまでしばらく休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おはようございます。私からは、行政報告の「運営方針と目標」について報告させていただきます。
 34ページ、35ページをお開きください。都市再生部の経営資源としまして、組織構成を御紹介します。まちづくり推進課と再開発課の2つの課で構成されております。このうち、まちづくり推進課におきましては、まちづくり推進係、外環北の里(仮称)担当、市民センター等担当の3つのグループで構成されております。正規職員は全部で19人でやっております。
 今年度の都市再生部における運営方針についてです。本日は、再開発と市庁舎の委員会でございますので、ほかの委員会に該当するところは除外して御説明させていただきます。方針のまる2を御覧になってください。三鷹駅前地区再開発の推進です。これは、三鷹駅前地区の市街地再開発事業、1.5ヘクタールの中央通り東地区のところでございますが、こちらにおきまして、子どもの森(仮称)を拠点として、「百年の森」構想を見据えた緑あふれる安全で快適な都市空間の創出、それから災害に強いまちづくりを推進して、付加価値の向上や三鷹の魅力の向上に向けた検討に取り組んでまいります。
 次のページを御覧ください。36ページの一番上になります。主要事業と目標指標といたしまして、まる1番、三鷹駅前地区再開発の推進でございます。目標指標といたしましては、三鷹駅前再開発の推進に向けた基礎調査を実施いたします。これは、1.5ヘクタールを含む、もっと広範囲の駅前約17ヘクタールを対象としまして、新三鷹駅前地区再開発基本計画(仮称)の策定に向けて、地区の課題ですとか、要望等を把握するために実施するものでございます。
 もう一つは、三鷹駅前再開発に関する基本プラン(仮称)の策定、これは9月を目標としております。こちらは、子どもの森(仮称)を中心とした三鷹駅南口中央通り東地区の再開発、これは1.5ヘクタールのほうでございます。こちらについて、市の方針を示すものとして策定してまいります。
 私から以上です。


◯委員長(後藤貴光君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(半田伸明君)  御苦労さまです。36ページ、新都市再生ビジョン(仮称)の策定ということで、これ去年もあったんですよね。ところが、去年と1点、違うところがあるんですよ。目標指標のところに、去年は市庁舎・議場棟等整備に係る事業手法の検討(通年)とあったんです。今回、ないですね。ここを一応、時系列的に整理しておきたいと思います。
 今年の3月の委員会でしたか、例のゼロ円庁舎のシミュレーションということで、一生懸命計算なされたものが出てきましたが、あれでもって一旦区切りであり、今回の今年度については、市庁舎は何ら検討することがないということで合っているかどうか、そこから入ります。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  昨年度、事業手法の検討ということで、一定の仮条件を設定の下にシミュレーションをいたしまして、経費を抑えた事業手法について検討を行ったところでございます。
 そういった中で、一定の方向性が見えた一方で、その課題や条件なども確認したところでございます。庁舎の建て替え等につきましては、令和4年度に策定を予定しております新都市再生ビジョンにおきまして、公共施設全体の中でその優先順位を考えていくということにしております。
 また、一方で、昨年、事業手法で出てきた課題、これにつきましては、すぐに解決できる課題ばかりではございませんので、そういった課題につきまして、どういったような対応で検討していけるかということについて、さらに検討を深めてまいりたいというふうに考えております。


◯委員(半田伸明君)  さらに検討を深めるんだったら、なぜここにはないんですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  再生ビジョンの検討の一環の中で取り組むという、そういった考え方から、今回この中で、あえてそういったところでは記載はしていないというところでございます。


◯委員(半田伸明君)  となると、記載はしてないけれども、引き続き市庁舎について検討はしていく。これで合っていますか。つまり、この文面を見ると、市庁舎が去年あって、今年ないじゃないか、こうなるんです。ここはきちっと整理しなきゃいけない。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  まず、再生ビジョンの中で優先順位を明確にしていく、これが第1ステップだというふうに考えております。そして、建て替えの時期、それを見据えて、条件につきまして、課題につきまして、どのようにステップアップしてクリアしていくかということにつながってまいりますので、まずは第一義的には、この公共施設全体の中で優先順位を定めていく、そういったところに取り組んでまいりたいというふうに考えております。


◯委員(半田伸明君)  角度を変えていきますね。じゃあ、去年はなぜわざわざ事業手法の検討って書いたんですか。つまり、同じことを続けるのに、去年ありました、今年なし、これが不思議だと言っているんです。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  昨年度につきましては、委託業務をやりながら、まずは経費を抑えた事業手法の在り方について、第一義的に検討をしたというところでございます。そういった中で、まずは課題や条件などを整理をしたというところが昨年行った取組でございます。
 その次の段階といたしまして、その課題につきましても、すぐに解決できる課題ばかりではございませんので、一定程度、時間をかけて課題解決に向けて取り組んでいくものもございました。そういった中で、まず、事業実施段階の中で進めていくというものもございますので、今後、まずはその実施時期を見定める、そういったところを進めていきたいというふうに考えております。
 昨年度につきましては、先ほど申し上げましたとおり、まず第1ステップとして、どういった課題があるか、そういったものを整理するというような取組を重点的に行いました。なおかつ、委託にも出してやらせていただきましたので、昨年につきましては、そういった取組があるということで記載をさせていただいたところでございます。今年度につきましては、再生ビジョンの中で、庁舎につきましても、まずは建て替え時期、それを明確にしていきたいと考えております。


◯委員(半田伸明君)  ここ、他部のことを言いたくないけど、一応引用というか、参考として言いますけど、30ページ、都市整備部の方針3で、公共施設のファシリティーマネジメントの推進とあるんですよ。ここで市が保有する公共施設について云々かんぬんとある。都市再生部のほうは、市庁舎に関する記述が消えているんですよ。ごちゃごちゃに見えるんですよ。分かりますかね。都市整備部のさっきのページと比較して御覧になってください。私、これを見た瞬間に、正直言いますけど、あれ、都市整備部のほうに移ったのって誤解しました。だって、市庁舎の記述、消えているんだもん。私が不思議に思うのは、こういうところなんですよ。
 どう取られてしまうだろうかということを、ぜひ考えてもらいたいですね。市庁舎の記述をここからなくしたのは、私は個人的にはちょっと疑問を感じます。例えば、目標指標のところで、策定に向けた基本的な考え方の取りまとめ(9月)とありますね。中間まとめ(3月)とありますね。ここの部分に関連する一筆のところで、市庁舎等を含むという言葉があるんだったらまだ分かるけれども、それが見えてこない。
 だから、去年やったのに今年やらないの、何でっていうふうに質問したくもなるんですよ。だから、部長の答弁はよく分かる。今年も引き続き検討していくということはよく分かる。だったら、それ、一筆書いてもらわなきゃ。どうですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  今回の庁舎につきましては、公共施設全体の中で考えていくということですので、我々としては、まず公共施設の一環として捉えていくというところからスタートしているところでしたので、ちょっと今回、そういったところでの公共施設の中に含まれるというふうに、我々としては捉えたものですから、今回はそういった記述を、特にあえてしていないというところでございます。


◯委員(半田伸明君)  嫌らしい質問で申し訳なかったけど、何でこういうことを聞くかというと、見る人から見たら、市庁舎を後回しにするのかってなるんです。こういうところのリスクを事前に防がなければいけない。私が言っているのはその観点なんです。もうこれ以上は言いません。これでお分かりいただけたと思いますので。
 こういうのは、毎年、例年出されるものについては、我々議会が当然、前後軸を見る。見ていないんだったら話は別ですよ。私は必ず見ますから。前後軸を見て、違うところが発生した場合に何なんだって、そこから入るんですよ。そのあたりの質疑が来ることを考えて、市庁舎の文字をどのように、言葉をあえて言いますよ、ぼかして入れておくか。完全削除したら、どういうリスクが発生するだろうか。
 一般的にネットに公開されるわけですから、市庁舎を急げ急げと言う人たちのほうにどう捉えられるだろうかという観点を事前に考えて、文章化をするべきだった。この点はもういいです。
 次、行きます。36ページのまる1番、駅前地区再開発の推進云々で、また基本プランという概念が新たに出てきました。事業をやる以上は、基本計画は当然必要ですね。その数年後に都市計画決定となっていきますが、それらの前の段階で防災都市づくり方針というのが出てきた。防災都市づくり方針とは何ぞやということで、各委員会でも、これ何と、位置づけどうなってんのというやり取りがあったかと記憶をしております。ああ、結局これをつくることによって、上からの補助金がつくって確約があるんですかって、私、ストレートにどばあんと聞いた記憶があります。
 新たに基本プラン(仮称)って出てきた。ここを時系列に整理しておきたいと思います。防災都市づくり方針の中に基本プラン(仮称)はどう位置づけられるのか。それと、基本プラン(仮称)と、新たに予定されている基本計画と、どう連動するのか。それとも、連動しないのか。いかがでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  まず、この基本プランとは何かというところからちょっと説明させていただきたいのですが、冒頭、久野部長からも説明あったように、この米印の2番、基本プランにつきましては、これは駅前の中央通り東地区再開発事業──17ヘクタール、駅前の中の一部であります中央通り東地区の約1.5ヘクタール、この再開発事業に関する基本プランになります。
 昨年度お示しした防災都市づくり方針、また、これから策定する再開発の基本計画、こういったものは、駅前の17ヘクタール、ないしは防災都市づくり方針については、市域全体の防災都市づくりの方針について示したものでありますが、この基本プランというのは、その中でも中央通り東地区に特化した方針を示す、そのようなプランとして位置づけています。
 ですので、今まで示した防災都市づくり方針の考え方、また、これからお示しする再開発基本計画などについても整合性を図れるように関係をするという意味では、子どもの森を中心としたこの1.5ヘクタールの中央通り東地区についても、全く直接的な関係があるとはちょっと言うのもあれですけれども、そういった中身の考え方を踏まえた上で、策定をしていきたいというふうに考えております。


◯委員(半田伸明君)  いろいろなプランをつくるのは構わないんだけど、過去のつくってきたものとの整合性、どうなっているのと、ここなんです。防災都市づくり方針が先に出されたでしょう。私、ちょっと今手元に防災都市づくり方針がないから、ちょっと教えてほしいんだけど、その中にこの17ヘクタールの話が一筆でもありましたか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  防災都市づくり方針の中では、防災の観点からいきますと、やっぱり駅前ってちょっと密集しているところもございますので、そういった中でオープンスペースが不足しているということを防災上の課題というふうに捉えております。そうした中で、この三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業では、歩行空間や広場空間を創出して、防災空間の充実を図っていくということであるとか、また、広場空間等については、災害時における帰宅困難者への対応だとか、スマートフォンの充電設備の整備を図るなど、多くの人が集まる地域特性を踏まえた地域の防災拠点となるよう、検討を進めますというような記載をしているところでございます。


◯委員(半田伸明君)  分かりました。防災都市づくり方針の2ページ目だったと記憶していますが、防災都市づくり方針って横文字があって、その下に個別計画が出ていたよね、矢印というか、上下関係というか、そういう全体のスキームが書いてありました。そのスキームの中に、この基本プラン(仮称)はどう位置づけられるんですか。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  防災都市づくり方針の体系の中では、防災都市づくり方針の中に各個別計画が入ってくるという形になります。そういった意味では、まず、駅前地区につきましては、三鷹駅前地区再開発基本計画、これは17ヘクタールについての計画になりますので、それが個別計画の1つとして位置づけられているという形になります。
 再開発基本計画の中で、その中の事業の1つとして、今回、東口の再開発事業があるという形になりますので、そのまたさらに、全体で個別計画の中の個別事業の1つとして、そのプランが今回の再開発に関する基本プランになるというような形になると御理解いただければと思います。


◯委員(半田伸明君)  大まかなイメージはできました。市庁舎について話を戻しますが、これで最後にしますが、要は、去年、答えを言っちゃうと、委託費を出していたから、書かんといかんかったねと。今年は、施政方針、市庁舎に関しては、まともにそういうのはないですよね。だから、今年は実際に議論、進んでいきようがないと思う。
 議論を進めるのは進めるで、内部の検討がここまで進みました、みたいな報告でしか多分ないんだろうと思うんですよ。予算がないからしようがないよね。だから、市庁舎については、議論が止まったのかなって見られる可能性がある。ここは気をつけてください。今の段階では、この各部の運営方針と目標の中を見ると、市庁舎の文字がない以上、市庁舎について賛成だ、反対だって議論すること自体が、この行政報告でできるわけがないというのは当然の話ですね。
 ですから、私はこれ以上は言わない。言わないけれども、1年間寝たままですよというわけではないんだということは折々に触れて報告をしていかないと、我々はいただいた報告に関して質問するわけで、報告がなければ質問しようがないんですよ。じゃあ、市庁舎はどうなったってなりますよね。ですから、ここは気をつけてください。今後の各定例会で行政報告を御頂戴すると思いますが、どのタイミングで市庁舎の報告をするのか。
 実は、まだ全然進んでいないんだよなというんであれば、3か月ちょっと飛ばしちゃえとか、いろいろ出てくると思うんです。あるときの3か月で、急に煮詰まったとなったら、それはやっぱり報告してもらわないと困りますね。だから、予算にあるなしにかかわらず、進捗については、市庁舎についても──今回は報告対象じゃないのが実態なんだけれども、今後については、どのような報告の姿勢で望んでいかれるおつもりなのか、最後にお伺いしたいと思います。


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  継続して検討を進めてまいりますけども、やっぱり一定程度、市としての考え方が取りまとまった段階でないと、なかなか御説明できないという部分もございますので、しっかりと今後、再生ビジョンの中でも中間報告等もしてまいりますので、そういった中で市庁舎の検討状況も踏まえて、可能な範囲で御説明をさせていただければというふうに考えております。


◯委員(伊沢けい子さん)  じゃあ、質問させていただきます。まず、この「広報みたか」の5月2日号の2面の右上のところに、この市庁舎・議場棟などの建て替え方法の検討状況をお知らせしますという、割合小さい、4分の1面ぐらいの記事なんですけど、市民に向けてあったんですね。この中で、3月に報告されたことの要約が書かれているわけなんですけど、改めてその中身を確認したいんです。
 この4点の基本的な考え方ということを、市庁舎・議場棟についてまとめましたということで、1番として、市庁舎・議場棟などの整備規模の縮減、2番として、法規制の緩和による民間活力の導入、3番、周辺公共施設との一体的整備、そして、4番は資産活用形態というふうになっていまして、この上の文章のところに、なお、この考え方は、今後の他地区での公共施設の建て替えなどにも応用できると考えていますというふうに書いてあるんですね。
 これは、3月の報告の中の1面にも、よく見たら書いてあったんですけど、これは市庁舎など以外にも、こういう手法を検討していくっていう考えを市が持っているということなんでしょうか。
(「本件行政報告の範囲を少し逸脱する部分もあるので、答弁については配慮願う」と呼ぶ者あり)


◯都市整備部長・新都市再生ビジョン担当部長(小泉 徹君)  今回、令和2年度で行った事業手法の検討におきましては、建て替え等における経費を縮減するための手法の検討、どういった手法が考えられるかというところで検討しております。そういった中で、4つの手法、こういったものを組み合わせることによって縮減ができる方向性が見えてきたというところでございます。
 今後、他の公共施設の建て替え等々におきましても、こういった手法を応用することによって、縮減が可能であろうというふうなことで捉えているところでございます。したがいまして、それぞれの特徴、特性、状況に応じて異なりますので、それぞれの条件に合ったところで、それぞれのケースに合わせて検討していく事項になるというふうに理解しております。


◯委員(伊沢けい子さん)  今回の報告の中にはなかったといえば、そうなんですけど、ただ、何もないから、私も前のものに遡ることしかできないんですけどね。


◯委員長(後藤貴光君)  今回、あくまで行政報告につきましては、駅前再開発の推進ということで行政報告がありました。市庁舎・議場棟等につきましては、委員会としてどのような方針で取り扱っていくかとか、考え方的な部分については、一定の理解を示すところではございますけれども、個別具体的な詳細にわたるような質疑につきましては、控えていただければと思います。
 休憩します。
                  午前9時53分 休憩


                  午前10時27分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 引き続き、行政報告、本件を議題といたしたいと思いますが、市側に対する質疑のある方は。


◯委員(伊沢けい子さん)  再開発のことで、ちょっと1問だけ質問したいんですけれども、三鷹駅前地区再開発の1.5ヘクタールの範囲の件ですけども、そのプランをつくっていくんだということで、今年の9月にそういうものをつくるということが書いてあるんですが、その地権者の方々というのは、今どういった状況にあるのか。全ての人たちに対して説明はしているかと思うんですけど、その反応というか、合意というか、その点だけ確認したいと思います。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  地権者の方には、適宜御説明をしているところでありますけれども、例えば前年度末に策定いたしました、「百年の森」の再開発のコンセプトブック、こういったものを使って適宜、再開発の進捗状況については説明をしているところであります。
 大きな反対はいただいておりませんが、まだ具体的な条件などのお話までは踏み込んだところまでは至っておりませんので、この後、9月に策定する予定のこの基本プランを策定する前には、具体的なお話をそれぞれ地権者の方々にも御説明をした上で公表していく形になるかと思っております。それについては、このプランについて準備をしている段階でありますので、地権者との間での具体的な話合いはまだされておりません。
 以上です。


◯委員(伊沢けい子さん)  そうしますと、いわゆる市側との合意っていうのは得ているとは言えない状態ということですね。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  合意というのが、どういう状況をもって合意というのか、なかなか難しいところでありますけれども、再開発について進めてほしいという方、また、再開発についてはこういう条件だったら進められるよと、合意しますよといったように、やっぱりそれぞれ地権者の方々の思いも違うと思っております。
 ただ、この方向で進んでいくよというプランをお示しすることによって、次の一歩が進めるかどうかということについては、先方の地権者の方の御意向なども踏まえた上で、丁寧に進めていきたいと思っておりますので、今、現時点で合意がされているというふうには言い切るような状況ではございません。


◯委員(伊沢けい子さん)  簡単に言うと、具体的なプランがない以上は、当然、相手方も、地権者の方々も、いいも悪いもないということというふうに考えていいんですか。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  今回お示しするこの基本プランというものも、全てこの細かなところまでを確定したようなものではございません。市の方針ということで、この中央通り東地区の再開発事業について、今後のまちづくりの方向性などを示した、そういった市の方針を示したものでございますので、それで全て、地権者の方々のこれからの資産がどうなるかとかいったようなものが分かるようなものではございませんので、これから進めていく中で、段階的に合意形成というのが進められていくのだろうというような認識でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。質問させていただきます。「百年の森」構想の推進に当たって、先日、「百年の森」のまちづくりコンセプトを配られたと思うんですけれども、これからの取組ということで、ホームページに掲載されたりとか、また、皆さんが行く市政窓口とか、協働センターとか、いろいろなところにも置かれているということなんですけれども、実際、駅前の商店街の方とか、また、その関係者の方、また、先ほど話が出た地権者の方とかには、直接配布をされているのか、お伺いしたいと思います。
 その上で、市民の声、いろいろ電話で受け付けたりとか、集約する方法というのはあるかと思うんですけれども、今後、どう集約して、この基本プランに反映される予定なのか、お伺いしたいと思います。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  この「百年の森」のまちづくり、年度を明けてから本格的にホームページにアップしたり、また、これから6月の20日号の予定をしていますけれども、広報などにも掲載をしていきたいと思っておりますが、そこで周知して、地権者の方々には個別に、これを持って説明に行って、意見等をいただいてきたところでございます。
 皆さん、おおむね好意的に受け止めていただいたようで、まちづくりをこういう長い100年のスパンでやっていくというものは非常にいい取組であるということで、意見をいただいたりいたしました。再開発についても、協力をしていきたいというようなこと。ただ、できる限り床価格を低く抑えて進めてほしいといったような、具体的なそういう条件についての御意見などもいただいたところであります。
 また、駅前についても、駅前のまちづくり全般的なものについても意見をいただいておりまして、環境と人に優しい安全・安心のまちづくりということを書かれているので、そういったものはぜひ進めてほしい。地震などの自然災害の備えなどについても、よく考えて進めてほしいといったような御要望などもいただいてきたところでございます。
 この後も、今年度予定をしている基礎調査の中でも、このコンセプトブックを活用いたしまして、これから継続的に、市民の皆様、事業者の皆様から意見をいただいて、それを踏まえた上でのプランの策定、また、来年度予定している再開発基本計画の策定にも、皆さんの意見を反映させて、策定に取り組んでいきたいというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。また、駅前の商店街の方々も、非常に自分たちの御商売にも関係してくると思うので、関心も高く、勉強会もこれまでにも継続して取り組んできたという経緯があったかと思うんですけれども、やはりこの駅前の商店街の方にも、できれば丁寧に個別に説明が必要なのかなとも考えるところなんですが、どのようにお考えかお伺いしたいと思います。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  商店街の皆様方にも、丁寧に御説明をしていかなければいけないという認識でおります。直接的には、この中央通り東区の再開発区域内に入っておりませんけれども、中央通りを挟みまして、西側にある中央通りの商店街の皆様方、また、周辺の駅前の商店会も幾つかございますので、そういった人たちにも、連絡会という形で、そういう組織体もございますので、その中でもこの「百年の森」のコンセプトブックもお配りして、説明をしてきたところでございます。
 商店街の皆様方からの御意見も適宜いただきながら進めていきたいと考えます。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。
 また、もう一点質問させていただきます。再開発事業の今後のスケジュールなんですけれども、都市計画決定は令和5年度を目指して取組を進めて、令和3年度は基本プランを策定して、令和4年度には、新三鷹駅前地区再開発基本計画(仮称)策定と伺っております。
 今、コロナの収束が当初見込んだよりもなかなか長引いているという状況があるかと思うんですけれども、このスケジュールが後ろ倒しになるという、そういった可能性というのはあるのか、お伺いいたします。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  昨年、一昨年のときにも、このスケジュールについては、本委員会でも御説明をいたしまして、そのときには、令和4年度、都市計画決定を目指すというふうに言ってきたところでございます。この令和3年度の施政方針の中では、令和5年度を目指すということで、1年後ろ倒しになってしまったという状況でございます。
 やはり、この新型コロナウイルスの感染症の影響というのが大きな理由であるというふうに認識しておりますけれども、この後どうなるかということについては、やはり市としても、まず、市民の生活、暮らしを守るということ。それを優先すべきというふうに考えておりますので、まず、それを第一優先に考えていきたいと思っております。とはいえ、再開発事業を中止するということは考えておりませんので、引き続き質の高いまちづくりを進めるということを踏まえながら、コロナの動向や今後の経済状況の情勢を見据えながら、しっかり今から準備をして取り組んでいきたいというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ありがとうございます。新都市再生ビジョンも令和4年策定ということで伺っているんですけれども、この新都市再生ビジョンが決まってから、それを踏まえて、三鷹駅前地区再開発基本計画を出される予定なのか、そこをお伺いしたいと思います。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  現在、再開発基本計画については、令和4年度策定を目指して、準備を進めたいと思っております。
 今大倉委員がおっしゃったように、令和4年度に同時期に策定が予定されている新都市再生ビジョン、その中では、三鷹市全体を視野に入れた防災とか、公共施設の考え方、また、今後のまちづくりの方向性などについてもその中に盛り込まれるというふうに考えております。また、この17ヘクタールの区域を対象とした再開発基本計画、三鷹駅前のまちづくりに関する今後の基本的な方向性を示す計画でありますので、それと整合性を図るものとして、同時期、令和4年度に新都市再生ビジョンと併せて再開発基本計画も策定する予定で考えているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ありがとうございます。駅前再開発地区のこれからの開発に関しては防災の観点からも、また、まちや経済の活性化の観点からも、本当に市民が非常に関心もあり、期待をしているところだと思います。三鷹駅前再開発、本当、他の自治体に比べて非常に立ち後れていると言われてしまうところなんですけれども、逆に最先端の、皆さんが注目するようなものができるかなという思いもありますので、本当に大変だと思うんですけれども、楽しみにもしておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(大城美幸さん)  確認します。施政方針、128ページの駅前再開発、令和3年度が駅前再開発に関する基本プラン(仮称)、9月目標ということで、これは1.5ヘクタール、令和4年度の新三鷹駅前地区再開発基本計画(仮称)策定は17ヘクタールの計画ということでいいですよね。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  質問委員さんのおっしゃるとおりです。その考え方で間違いございません。


◯委員(大城美幸さん)  それで、今、質疑の中で1.5ヘクタールのところについて、今年度9月を目標にしている──地権者からは、「百年の森」については個別に意見を聞いてきたと。でも、先ほど伊沢委員の質問には、9月前には地権者に説明をしていくというふうな答弁もありました。スケジュール的に後ろ倒しになる可能性があるのかという問いについて、去年から都市計画決定は1年遅れているわけですが、今年9月の1.5ヘクタールについての基本プラン(仮称)前に、地権者に再度説明をするということはして、基本プラン策定する前に何かやらなければいけないこととか、9月には策定できるのかということをお伺いしたいんですが。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  市から、何かしらのプランとか、コンセプトブックもそうでしたし、これから基本計画や、この9月に予定している基本プランについても、何か対外的に公表する前には、必ず地権者の方には、こういう形で公表していきますよということを御了解をいただくという、そういう段取りというんでしょうか、順番で進めています。
 やはり、この再開発を進める上では、地権者の方々の御協力というのが絶対大切な一面でございますので、事前に確認をするということは必要になってくるというふうに捉えています。ですので、この9月にお示しをする、策定を予定をしている基本プラン、それを策定して公表する前には、これからのスケジュールからすれば夏場、7月から8月ぐらいにかけて、そのプランはこんなようなものになりますよということは、地権者の方に御説明をして、御了解を得た上で、9月に策定という形で公表していきたいというスケジュールで考えております。


◯委員(大城美幸さん)  策定の前の地権者の意見聴取というか、意見はもう聞いたという考え方で、既にもう基本プラン、ある程度出来上がったものを9月前に見せるっていうことですよね。そうすると、この委員会には、仮称プランを9月の委員会で地権者にも説明が終わったものを提案するということでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  その辺のスケジュール、とても難しくて、並行して進んでいくのですけれども、9月に策定をするときには、9月の議会で、やはりこの特別委員会で御報告をする、そういう予定で準備を進めています。その前までには、地権者の方にも御説明をして、こういう形で外にも出していく。議会にも説明していきますからね、よろしくお願いしますということで御了解をいただいた上で、それでお示しをする予定でおりますので、その前には、地権者の方にも概要はこういうような形で考えていますということはお見せするということになるというふうに考えています。


◯委員(大城美幸さん)  確認します。プラン策定の前に、地権者にまずお見せします。それで、こういう地権者からの意見もありましたと言って、ここで説明をする。だから、委員会の意見もまだ反映する余地があるということを確認したいと思いますが、いかがでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  当然、確定版という形で9月のこの特別委員会に臨むというふうには思っておりません。やはりこの委員会で、委員の皆様方の御意見を踏まえた上で、それで、それを反映した上で、9月の末には確定というようなスケジュールで進めたいと考えております。


◯委員(大城美幸さん)  私が心配しているのは、9月までって、もうすぐですよ。7月、8月に住民にプランを説明して、いろいろ意見を聞いて、案をまた再度調整して、9月議会に間に合わなかったときにも、やはりここの委員会を無視しないでほしいし、住民の声を反映させるっていうその前段のことも無視しないでほしいなということがあったので、質問をさせていただきました。
 あと、最後に、この128ページ、施政方針で、基本計画の地区計画、17ヘクタールの策定に向けてアンケートや職員の訪問によるヒアリング、ワークショップ等を行うことで、計画策定の基礎資料としますということが書いてあって、先ほどの答弁で、今年度予定している基礎調査っておっしゃいました。その基礎調査はどのような内容で、いつ、何月に行うのか、どういう対象者かをお答えいただければと思います。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  基礎調査について御質問いただきました。この基礎調査につきましては、6月3日にプロポーザルを実施いたしまして、現在、契約に向けて、プロポーザルの結果、優先交渉者との間での手続を調整しているところであります。契約は恐らく6月の下旬にできるのではないかというように想定をしています。ということで、実際この基礎調査のスタートは、7月以降になるかというふうに考えております。
 まずは、やはりアンケート調査ということで、17ヘクタールにお住まいの方、住人の方、また事業者の方を中心としたアンケートやヒアリングを予定しておりますし、また、ヒアリングでは、特に私たち都市再生部の再開発課の職員が直接やはり事業者の方のところに赴いてヒアリングをするなど、その関係を近しいものにするということというのも狙いとしてありますので、そういったものも踏まえてアンケート、ヒアリングを行いたいと思っています。
 どういった内容を聞くかの内容につきましては、この後、決定した事業者との間で詰めていきたいと思っておりますけれども、あまり質問が多過ぎると、なかなかお答えいただくことも難しくて、敬遠されてしまうという一面もございますので、その辺の効果的な質問、再開発基本計画に反映できるような、基礎資料にできるような内容については、適宜よく事業者と調整をしていきたいというふうに思っております。


◯委員(大城美幸さん)  これ以上は質問はしませんけど、コロナ禍でなかなか思うように進まない部分とかっていうのも出てくるかなとは思うんですが、やはり基礎調査というか、住民の声をきちんと反映したものをつくっていくという姿勢は貫いてほしいということを要望して、質問を終わります。


◯委員(小幡和仁君)  2点ほどお聞きしたいと思います。最初に、17ヘクタールのほうですけれども、こちらは基礎調査をするということですが、例えば学識経験者を含めての検討をしていくとか、そういったことは考えておられますか。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  現時点では、学識者を前提とした基礎調査というのは考えておりませんけれども、得られた結果によって、学識の方の知見なども聞いたほうがいいだろうというような判断になったときには、そういったことも検討したいと思っております。


◯委員(小幡和仁君)  まちづくりに関しては、学識経験者が極めて──今までの考え方ではない、先に進んだ先進的なお考えを持っていて取り組んでいるというケースも多々ありますので、そういった意味では、広くいろいろな方の意見を聞きながら進めていくというのは、駅前のことだけに極めて重要ではないかなと思います。意見として申し上げます。
 それと、すみません、2つ目の質問は1.5ヘクタールのほうですけれども、先ほどから委員の皆さんが御質問しておりますけれども、この地権者さんからの意見をしっかり反映した方針にするというのが、そもそもの施政方針でも掲げられていたことだと認識しているんですが、先ほどからのお話ですと、これから市の方針を説明するというのが、7月、8月ですというようなお話で、意見を反映したような市の方針にきちっとなるのかなというのが、ちょっとお話を聞いていて不安に思ったのと、あと、地権者さんが中心になるのは理解しているんですけれども、三鷹市民の皆様の意見を今後どういうふうにこの方針に反映していくのかということについて、どう考えておられるのかにつきまして、お聞きしたいと思います。


◯都市再生部調整担当部長・エリアマネジメント担当部長(向井研一君)  先ほどの基本プランの策定に向けて、まずは地権者の方の御意見を聞くということでの御説明、答弁をさせていただいたので、そのように受け止められてしまうというところもあるんですけれども、決して地権者の方たちだけではなく、やはり駅前の再開発というのは、三鷹市民にとっても非常にこれからのまちづくりにとって重要な場所というふうに考えておりますので、地権者のことはもとより、市民、市域全体の方々の御意見というのも反映していきたいと考えております。
 まずは、その意味でも基本プランというものを9月以降、お示しをした上で、それを基にまたたくさんの意見をいただくというふうに考えておりますし、その基本プランをつくれば、それで確定ということではありませんので、まちづくりの方向性を示した上で、これからもっと具体的なものが示される中で、段階、段階を通じて地権者の方、市民の方の御意見を踏まえながら再開発を進めていくという姿勢は、きちっと持って進んでいきたいというふうに思っております。


◯委員長(後藤貴光君)  以上で行政報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時53分 休憩


                  午前10時54分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 議会閉会中継続審査の申出について、本件を議題といたします。
 三鷹駅前地区再開発基本計画・事業等に係る諸問題及び今後の市庁舎・議場棟等に関して調査検討し、対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと確認いたします。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと確認いたします。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。皆さん、お疲れさまでした。
                  午前10時55分 散会