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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年文教委員会) > 2021/09/10 令和3年文教委員会本文
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2021/09/10 令和3年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時28分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取扱いについて、3、行政報告、4、所管事務の調査について、5、次回委員会の日程について、6、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 議案第37号 三鷹市総合スポーツセンター及び三鷹市生涯学習センターの指定管理者の指定について、議案第38号 三鷹市新川テニスコート及び三鷹市大沢総合グラウンド指定管理者の指定について、以上2件は関連がございますので、一括議題といたします。
 以上、2件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  おはようございます。では、議案第37号及び議案第38号について、一括して御説明をさせていただきます。
 まず、私から全体的なお話をさせていただきます。この2件の議案につきましては、現在、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団が指定管理者として管理運営を行っております4施設、総合スポーツセンター、生涯学習センター、新川テニスコート、大沢総合グラウンドにつきまして、令和4年3月31日で指定期間が終了することから、令和4年4月1日以降について指定管理者を指定するものでございます。
 三鷹中央防災公園・元気創造プラザを構成する各指定管理施設においては、指定管理者が委託業務を行わせる事業者の選定等のために一定の期間を要すること、さらに指定管理者が事業実施計画に基づき管理を行う各市民体育施設においては、同一の指定管理者による一体的かつ効率的な管理を図る必要があることから、いずれも9月のこの時期に御審議をお願いするものとなります。
 選定手続としては、全庁で設置する三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会と各部に設置する分科会での審査により行っておりまして、具体的な手続は公募・非公募の選定方法の決定と指定管理者候補者の選定の2段階で行っております。7月に行われました選定・評価委員会での審議を経まして、これまで5年間の指定期間において、施設の適正な管理運営及び市民満足度の高い事業を実施しており、適正な水準を十分満たしていること、また、今後の事業実施計画、収支計画等も適正であることから、非公募により、引き続き公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団を指定管理者候補者としております。
 なお、指定の期間は、三鷹市指定管理者導入・運用の基本方針に基づき、いずれも令和9年3月31日までの5年間とします。
 施設ごとの内容につきましては、それぞれ担当の課長より御説明いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私からは、議案第37号及び議案第38号に係る三鷹市総合スポーツセンター、新川テニスコート及び大沢総合グラウンドの指定管理者の指定について、御説明をいたします。お手元の議案審査参考資料に沿って御説明させていただきます。
 1ページを御覧ください。1番目の(1)ですけれども、対象施設、総合スポーツセンターでございます。指定の期間でございますけれども、令和4年3月31日をもって指定管理期間が終了することから、今回、御審議いただく指定期間につきましては、令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5年間としております。3、選定方法は非公募です。理由は後ほど御説明をさせていただきます。4、指定管理者候補者は、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団です。5番の指定理由でございますけれども、同財団による総合スポーツセンターの管理運営の実績に加え、民間事業者との効果的・効率的な施設管理及び事業運営、体育協会及び地域スポーツクラブとの協働による市民スポーツの推進など、多彩な事業を展開していくこととしている事業実施計画の内容は、より多くの市民のスポーツ活動への参加が期待できるものであること、また、収支計画及び経営状況についても適正であることから、再指定をするものでございます。
 次に、資料3、5ページの三鷹市総合スポーツセンターにおける指定期間における指定管理者評価シート兼指定管理者候補者選定方法審議結果を御覧ください。指定管理者指定期間でございますけれども、平成29年4月から令和4年3月までの指定期間における評価として、共通項目でございますけれども、団体としての運営状況や施設の維持管理、運営及びサービスの質の向上については、適正な管理運営を行っていることから、いずれもA評価とし、共通項目総合評価はAといたしました。
 数値項目でございますけれども、利用者数、利用者満足度や指定管理料を評価項目としております。利用者数は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で人数は減少していますが、それまでは多くの方に御利用をいただいているところでございます。また、利用者満足度が高い水準を維持していることから、A評価といたしました。
 6ページ、おめくりになります、次のページを御覧ください。全体評価としましては、実績・成果欄にございますとおり、施設の維持管理や運営及びサービスの向上に向けて積極的に取り組んでいること、御意見箱を設けるなど市民の声を取り入れ、民間事業者、地域の各種スポーツ団体と連携し、魅力ある事業に取り組むなど、指定管理者として施設の適正な管理運営を行っているということから、評価はAとしております。
 これらの評価から、下のところの指定管理者候補者選定方法審議結果でございますけれども、総合スポーツセンターは市庁舎機能に加え、生涯学習センター、社会福祉協議会が入居する複合施設の一部であることから、同財団による横断的な施設管理が必須のものとなります。こうした要素に加えまして、民間事業者との連携による効果的・効率的な施設管理、事業運営、さらには体育協会、地域スポーツクラブをはじめとする市民スポーツ団体との協働により、市民スポーツを推進する必要があること、よって引き続きスポーツと文化財団が指定管理者となることが望ましいと考えられますので、選定方法は非公募にすることとしたところでございます。
 5ページに戻りまして、右上のところでございます。以上のことから、分科会総合評価はAとし、選定・評価委員会の評価は分科会における判断に同意するとの評価になっております。
 次に、資料4、13ページを御覧ください。こちら、一覧表になっておりますけれども、こちらの中で、総合スポーツセンターにおきましても指定管理者候補者の選定は非公募とし、引き続き次期5年間指定したい旨の分科会の結果及び選定委員会の分科会における判断に同意するとした審議結果を記載しているところでございます。
 次に、資料5、15ページを御覧ください。施設別の指定管理者候補者の審議結果です。非公募とすることを受けまして、2段階目の審査に入っている資料でございます。1番目、事業実施計画の欄、ございますけれども、事業実施計画については、スポーツ・健康づくりなど魅力的な自主事業を展開し、三鷹中央防災公園・元気創造プラザを一体的に管理し、複合施設としての相乗効果を図ることとしていること、市民の多様なニーズを捉えながら、体育協会、地域スポーツクラブなどの市民スポーツ団体、民間事業者と連携してライフステージ等に応じた教室、健康づくりを支援する事業及び健康・福祉部門と連携した事業に取り組むこととしていることなどを評価しております。
 2の収支計画、3の経営状況については、記載のとおり適切な収支計画、継続的に健全な経営状況を保っております。4番目の審議結果としましては、事業実施計画の内容は、より多くの市民のスポーツ活動への参加が期待できるものであること、また、収支計画、経営状況について適正であることから、引き続き次期5年間を指定管理者として指定したいと考えております。
 資料6、23ページから29ページまでにかけましては、総合スポーツセンターの管理に係る事業実施計画書をおつけしております。
 また、資料7、57ページから62ページまでは、総合スポーツセンターの管理に係る収支計画書となっております。
 次に、資料8、73ページでございます。指定管理者候補者の公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団の概要をつけております。こちら、市民に優れた芸術文化の提供と市民の自主的な芸術文化活動の奨励・援助を行うため、平成7年3月に財団法人三鷹市芸術文化振興財団として設立された後、新たに市民のスポーツ活動の推進・支援と生涯学習活動の推進・支援を行うため、平成28年4月に公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団と名称を変更したものでございます。平成29年4月からは、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの開設とともに、これまでの芸術文化事業と併せてスポーツ事業と生涯学習事業を開催しております。
 名称以下、目的につきましては、お手元のとおりとなっております。
 また、一番下にございます事業の概要については、次のページの74ページにかけまして、スポーツ、芸術文化、生涯学習に分けて事業の記載をしているところです。
 そして、次の項目ですが、管理しております指定管理施設について、お手元のとおりでございます。
 最後に、令和3年4月現在の財団の組織構成を記載しておりますので、御覧いただければと思います。
 続きまして、新川テニスコートの指定管理者の指定について、御説明をさせていただきます。お手元の審査参考資料2、3ページにお戻りください。1の(1)、三鷹市新川テニスコートでございます。2の指定期間、3、選定方法、4、指定管理者候補者は、総合スポーツセンターと同様に、お手元のとおりでございます。5番の指定理由でございますけれども、同財団による新川テニスコート及び大沢総合グラウンドの管理運営の実績に加え、体育協会等との協働による市民スポーツの推進など、事業を展開していくこととしている事業実施計画の内容は、より多くの市民のスポーツ活動への参加が期待できるものであること、また、収支計画及び経営状況についても適正であることから、再指定するものでございます。
 次に、資料3、9ページを御覧ください。こちら、三鷹市新川テニスコートにおける指定期間における指定管理者評価シート兼指定管理者候補者選定方法審議結果でございます。指定管理者の平成29年4月から令和4年3月までの指定期間における評価として、共通項目では、団体としての運営状況や施設の維持管理、運営及びサービスの質の向上については適正な管理運営を行っていることから、いずれもA評価とし、共通項目総合評価はAとしたところでございます。
 数値項目でございますが、利用者は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で人数は減少していますが、期間を通じて2万人弱の方に御利用いただいているところでございます。また、利用者満足度は数値としては、令和2年度のみの記載となっておりますが、日頃利用団体、利用者の皆様からいただく声からも、高い水準にあることからA評価としております。
 おめくりいただきまして、10ページを御覧ください。全体評価でございますけれども、実績・成果欄に記載のとおり、市民満足度の把握に努め、サービスの向上に取り組んでいるところでございます。令和元年度は約75%、令和2年度は約86%と、高い施設利用率が継続し、安定的かつ安全な運用が図られていること、また、市民体育施設全体の一体的な維持管理により業務が効率的に行われており、総合的に適切な水準で管理運営がされていることから、評価はAとしております。
 これらの評価から、一番下のところでございますが、指定管理者候補者選定方法審議結果でございますが、同財団は、生涯学習施設等予約システムなどによる予約受付業務、体育協会をはじめとする市民スポーツ団体との協働による施設運営の実績を積み上げてきたこと、今後、こうした取組をさらに発展させ、スポーツ推進計画や総点検結果を踏まえ、利用者への利便性の向上と効果的・効率的かつ一体的な市民体育施設の管理が期待できること。よって、引き続きスポーツと文化財団が指定管理者となることが望ましいと考えられますので、選定方法は非公募によるものとすることとしたものでございます。
 9ページに戻りますが、以上のことから、右上でございますけれども、分科会の総合評価はAとしました。選定・評価委員会の評価は分科会における判断に同意するとの評価になってございます。
 資料4、13ページを御覧ください。こちら、一覧表でございますけれども、指定管理者候補者の選定は非公募とし、引き続き次期5年間指定したい旨の分科会の結果及び選定委員会の分科会における判断に同意するとした審議結果を記載しているところでございます。
 次に、資料5、19ページを御覧ください。施設別の指定管理者候補者の審議結果でございます。こちら、一番の事業実施計画につきましては、専門的な知識を有する施設管理者により、大沢総合グラウンドと一体的にコンディションの質を向上させ、より安全で使いやすい施設となるよう管理運営することとしていること、市民ニーズの把握と施設の管理運営の改善に、市と連携して計画的に取り組むとしていること、システム・SNSを活用して情報を発信し、利便性の向上を図っていることなどを評価しております。
 2番、収支計画及び3番、経営状況については、記載のとおり適切な収支計画及び継続的に健全な経営状況を保っています。4番の審議結果としましては、事業実施計画の内容は、より多くの市民のスポーツ活動への参加が期待できるものであること、また、収支計画及び経営状況についても適正であることから、引き続き次期5年間を指定管理者として指定したいと考えております。
 資料6の39ページから46ページまでについては、新川テニスコートの管理に係る事業実施計画書をつけているところでございます。
 資料7、69ページから70ページまでは、新川テニスコートの管理に係る収支計画書をつけておりますので、御覧いただければと思います。
 続きまして、大沢総合グラウンドの指定管理者の指定について御説明いたします。審査参考資料の資料2、3ページにお戻りください。こちら、対象施設として1の(2)で、三鷹市大沢総合グラウンドでございます。2の指定の期間、3、選定方法、4、指定管理者候補者は、総合スポーツセンター等と同様にお手元のとおりでございます。5番の指定理由につきましては、同財団による新川テニスコート及び大沢総合グラウンドの管理運営の実績に加え、体育協会等との協働による市民スポーツの推進など事業を展開していくこととしている事業実施計画の内容は、より多くの市民のスポーツ活動への参加が期待できるものであること、また、収支計画及び経営状況についても適正であることから、再指定するものでございます。
 次に、資料3、11ページを御覧ください。三鷹市大沢総合グラウンドにおける指定期間における指定管理者評価シート兼指定管理者候補者選定方法審議結果を御覧ください。指定管理者指定期間でございます平成29年4月から令和4年3月までにおける評価でございますが、共通項目といたしましては、団体としての運営状況や施設の維持管理、運営及びサービスの質の向上については適正な管理運営を行っていることから、いずれもA評価とし、共通項目総合評価はAとしております。
 数値項目では、利用者は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で人数は減少しておりますが、お手元の資料のとおり、多くの方に御利用をいただいているところでございます。また、利用者満足度としては、数値としては令和2年度のみでございますけれども、日頃の利用者、利用団体の皆様からいただく声からも高水準にあることから、評価いたしました。
 おめくりいただきまして、12ページを御覧ください。全体評価としては、実績・成果欄に記載のとおり、市民満足度の把握に努め、サービスの向上に取り組むとともに、安定的かつ安全な運用が図られていること、また、市民体育施設全体の一体的な維持管理により業務が効率的に行われており、総合的に適切な水準で管理運営がされていることから、評価はAとしました。
 これらの評価から、指定管理者候補者選定方法の審議結果でございます。同財団は、生涯学習施設等予約システムなどによる予約受付業務、体育協会をはじめとする市民スポーツ団体との協働による施設運営の実績を積み上げてきたこと、今後こうした取組をさらに発展させ、スポーツ推進計画や総点検結果を踏まえ、利用者への利便性の向上と効果的・効率的かつ一体的な市民体育施設の管理が期待できること。よって、引き続きスポーツと文化財団が指定管理者となることが望ましいと考えられますので、選定方法は非公募によるものとすることとしたところでございます。
 11ページに戻りますが、以上のことから、右上でございますが、分科会総合評価はAといたしまして、選定・評価委員会評価は分科会における判断に同意するとの評価になっております。
 資料4、13ページでございますが、一覧の部分におきまして、指定管理者候補者の選定は非公募とし、引き続き次期5年間指定したい旨の分科会の結果、選定委員会の分科会における判断に同意するとした審議結果を記載しております。
 資料5、21ページを御覧ください。施設別の指定管理者候補者審議結果です。1番の事業実施計画については、専門的な知識を有する施設管理者により、新川テニスコートと一体的にコンディションの質を向上させ、より安全で使いやすい施設となるよう管理運営することとしていること、市民ニーズの把握と施設の管理運営の改善に、市と連携して計画的に取り組むとしていること、システム・SNSを活用して情報発信し、利便性の向上を図っていることなどを評価しております。
 2番の収支計画及び3、経営状況については、記載のとおり適切な収支計画及び継続的に健全な経営状況を保っています。4の審議結果としましては、事業実施計画の内容は、より多くの市民のスポーツ活動への参加が期待できるものであること、また、収支計画及び経営状況についても適正であることから、引き続き次期5年間を指定管理者として指定したいと考えております。
 資料6、47ページから54ページまでは、大沢総合グラウンドの管理に係る事業実施計画書をおつけしております。
 また、資料7、71ページから72ページにつきましては、大沢総合グラウンドの管理に係る収支計画書でございます。
 私からの説明は以上です。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  続きまして、議案第37号 生涯学習センターの指定管理者の指定について、御説明をさせていただきます。
 最初のページ、1ページにお戻りください。生涯学習センターも他の施設と同様に、令和4年3月31日をもって指定期間が終了することから、次期5年間の指定管理者を指定するものでございます。生涯学習センターにおきましても、指定管理者候補者は公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団としております。生涯学習センターは、平成29年4月1日に開設いたしましたが、オープン以来、市民の生涯学習活動の拠点施設として、指定管理者であるスポーツと文化財団による市民の生涯学習活動の推進支援を行ってまいりました。
 今回御審議いただく指定期間につきましても、令和4年4月1日から令和9年3月31日までの5年間としております。選定方法は非公募としております。指定の理由といたしましては、生涯学習センターの管理運営の実績に加え、新たに平日夜間区分の講座の実施や学習室の効率的な貸出方法などを検討することとしている事業計画の内容は、より多くの市民の生涯学習活動への参加が期待できるものであります。また、収支計画及び経営状況についても適正であることから、再指定するものでございます。
 次に、資料3、7ページの生涯学習センターにおける指定期間における指定管理者評価シート兼指定管理者候補者選定方法審査結果を御覧ください。指定管理期間である平成29年4月から令和4年3月までの指定期間における評価として、共通項目では、団体としての運営状況や施設の維持管理、運営及びサービスの質の向上については適正な管理を行っていることから、いずれもA評価とし、共通項目総合評価はAとしました。
 数値項目では、利用者数、利用者満足度や指定管理料を評価項目としており、利用者は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で人数は減少していますが、それまでは多くの方に御利用いただいています。また、事業受講者の利用者満足度は高い水準を維持していることから、A評価といたしました。
 おめくりいただきまして、8ページを御覧ください。全体評価としましては、施設の維持管理や運営及びサービス向上に向けて積極的に取り組んでいること、施設の個人利用の要望に応じて学習スペース開放事業を実施し、利用率の向上に取り組むなど、指定管理者としての施設の適正な管理運営を行っていることから、評価はAとしました。
 これらの評価から、指定管理者候補者選定方法審議結果は、指定管理者として適正な管理運営を行っているとともに、社会教育会館での市直営事業の一部を指定管理事業として引き続き円滑な事業運営を実施していること、今後も多様化、高度化した市民ニーズに対応した講座の開催が期待できます。よって、引き続き、スポーツと文化財団が指定管理者となることが望ましいと考えられますので、選定方法は非公募によることといたしました。
 7ページに戻ります。以上のことから、分科会総合評価はAといたしました。選定・評価委員会評価は、分科会における判断に同意するとの評価になっております。
 資料4、13ページを御覧ください。選定方法及び指定管理者候補者審議結果(一覧)でございます。生涯学習センターは2つ目ですね。指定管理者候補者の選定は非公募とし、引き続き次期5年間指定したい旨の分科会の結果及び選定委員会の分科会における判断に同意するといった審議結果を掲載しております。
 資料5、17ページを御覧ください。施設別の指定管理者候補者審議結果です。1、事業実施計画については、スポーツと文化財団の強みである芸術文化部門のノウハウを生かした講座、コロナ禍を想定したオンラインを活用した講座を計画しています。有料のオンライン講座を実施するために、今年度、電子決済の導入を進めています。また、平日夜間区分の講座の開催を検討するなど、より多くの市民に生涯学習の機会の提供を計画しているところを評価しています。
 2、収支計画及び3、経営状況については、記載のとおり適切な収支計画及び継続的に健全な経営状況を保っています。4、審議結果といたしましては、同財団は良好に運営されており、現在の指定管理者としての実績も良好である。また、今後も市民ニーズを反映させた施設運営及び事業に取り組むことが期待できることから、引き続き次期5年間を指定管理者として指定したいと考えております。
 資料6、31ページから37ページまでは生涯学習センターの管理に係る事業実施計画書です。
 資料7、63ページから68ページまでは、生涯学習センターの管理に係る収支計画となっております。御覧いただければと思います。
 御説明は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。では、まず、提案理由にも、議場でも御説明があったと思うんですけれども、今回、9月に指定管理者の指定の議案が出ています。これについては、議場での一定の説明をいただいているところですが、確認も含めてなんですけれども、一定の時間がかかるということで理解しています。これも確認なんですけれども、総合スポーツセンターと生涯学習センターについては建物も大きいですし、再委託の話とかもあると思うので、時間を要するということは分かるんですけれども、新川テニスコートと大沢総合グラウンドもこの時期に一緒にやったというような理由の説明をお願いいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、大沢総合グラウンドも、新川テニスコートも、施設予約システムやその他優先使用団体の利用受付等を含めまして、市民体育施設として一体的な管理運営を行っているところでございます。こうした中で、個別の事業を1つ挙げさせていただきますと、11月末日までに、通例翌年度の利用者からの優先使用の調整等を始めたりするというようなこと等もございまして、そうした円滑に当たっていく、そういうような一体性を持った運営をしておりますので、この時期に提案させていただき、円滑な対応を図ってまいりたいというふうに考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。利用者の方のためにもというところで、理解いたしました。
 続きまして、指定管理の数値の項目のところとか、細かなところになるんですけれども、確認の質問をしたいと思います。数値項目についての審議結果を拝見しまして、数値項目に利用者数と利用者満足度と指定管理料というふうに書いてあるんですけれども、こちらについては、すみません、実務のことになってしまうと思うんですけれども、市が設定している共通のものなのでしょうか。そこから確認させてください。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  お話ししたとおり、指定管理者制度を所管する総務部において、こうした様式を全庁統一的に定めまして評価を行っているところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。であるならば、利用者満足度というのは固定という認識でよろしいですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  基本的には、アンケート等、方式は各施設ごとに異なる場合がございますけれども、利用者満足度を数値項目、指標として評価を行うということになっております。


◯委員(成田ちひろさん)  今回、4つありまして、やっぱり比較して見るということになりますと、利用者満足度があるところと、記載がないところというのが見受けられるなというふうに見えます。令和2年度については始めたのかなというふうなところですけど、今後はどのような感じになりそうでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  令和2年度に利用者満足度、利用団体へのアンケート調査というものを指定管理者、財団のほうで実施をいたしました。今後は当然、アンケート調査を継続的に毎年実施いたしまして、しっかりと満足度を把握し、それを事業のほうに反映していきたいというふうに考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。利用者満足度が高いとか、低いとかの数字の高い低いの判断がこちらでは分からないなというところではあるんですけれども、低過ぎないような──低かったら何かしらの原因があるというふうに、多分分析されると思うんですけれども、この辺りについては、説明の際にも分かるようにしていただきたいなというふうに思います。
 確認の質問を続けさせていただきます。今の満足度のところなんですけども、これはどのように測っているか。今、施設ごとっておっしゃったんですけれども、紙ベースなのかとか、ウェブなのかとか、電子なのかとかっていうのはお分かりになりますでしょうか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  満足度の調査につきましては、例えばこちら、SUBARU、大沢、新川のスポーツ施設につきましては、実際にお客様にこの施設を御利用されて、最終的にどのように満足、大変満足、評価されるかというところを集計しております。
 そのほかの切り口としても、スタッフ対応とか、施設の満足度とか、それぞれ項目はあるのですけれども、それの最終的な統括としてのまとめ方、紙ベースでお配りをしたというところです。
 それと、生涯学習のほうにつきましても、講座が終わると、必ず紙ベースでアンケート調査を取らせていただきまして、財団のほうで独自で行っている講座等の満足度、それを最終的に、総計したものの評価というふうにお考えいただければと思います。
 以上です。


◯委員(成田ちひろさん)  紙ベースということで、紙ベースにすると、集計が全部手作業になってしまうと思うので、ぜひこの機会にオンラインとかの活用もするような検討もしたほうがいいんじゃないかなというふうに、意見を申し添えておきます。
 すみません、続きまして、効率的な運営というところも重要な評価のポイントだと思うんですけれども、この点については、具体的にどのような点でというところを御説明いただけますでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、総合スポーツセンターでございます。こちら、資料3の5ページにございますように、指定管理料を5年間お示ししております。また、6ページのほう、補助金の状況というところで、こちら、資料のほうに掲載させていただいているところでございます。
 何をもって効率的にというところはいろいろ指標があるかと思いますけれども、1つには、この指定管理料を御覧いただきまして、その変動要因等を御覧いただきますと、必要なものについて適切に対応しているというようなことが理解できるかと思います。補助金につきましては、こちら、補助金の主な内容が財団のスポーツに携わる職員の人件費に充てているものでございます。こちら、平成29年度から令和元年度まで、500万円程度推移しておりますけれども、令和2年度以降、額が多くなっているところでございます。
 この令和2年度につきましては、スポーツ教室のコロナの影響で収入減の影響で、この人件費の補填という形で増しておるところでございますけれども、多くのスポーツ教室を民間事業者のほうで実施することで、利用者の方からの利用料をこちらの人件費のほうに補填してくるというようなことで、多くのスポーツ教室を実施しながら、人件費、補助金で賄って実施してきているというような点は、総合スポーツセンターにおいては、非常に民間事業者に効率的に委託をして、スポーツ教室等を実施し、市民に多く満足していただく中で、その人件費分というものを賄って運営してきているというところは、大きな効率的な運営というところで特徴的なところではないかというふうに評価しているところでございます。
 また、新川テニスコートと大沢総合グラウンドにつきましても、指定管理料のほうをお示ししておりますけれども、ほぼ、変動の主な要因に伴わない部分については、額が一定で運営をしてきているというところを御覧いただけるかというふうに考えておりますので、そうした点から、効率的な適切な運営が図られているというふうに考えているところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ちょっとこれも確認なんですけれども、今御説明いただいてなんですけど、補助金の状況って、その参考のところに書いてあるものが人件費ということって、今御説明あったと思うんですけども。すみません、この補助金というのは、こちらにつけていただいた資料の令和2年度の収支決算書の中の78ページにある記載の補助金等というところの、これと連動しているわけではないという認識でよろしいでしょうか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  今、参考資料についております、資料9の財団のほうの収支決算書、こちらの78ページの6のところに補助金等は記載はありますが、実際にはスポーツの関連について、財団のほうの収支決算としましては、ページ数で言いますと、61ページ等に元気創造プラザ関係のスポーツ事業や生涯学習センター関係などの決算収支が書いてあります。
 また、52ページにあります補助金のものにつきまして、真ん中辺りの自主事業運営費等の補助金というところでスポーツのことがあるのですけれども、人件費だけではなく、市からいただいているこの補助金の内容は、人件費も含め各種財団が自主事業を行っているようなものも補助金としていただいているというのが、実態となっております。
 以上です。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  ちょっと補足をさせていただきます。資料9としておつけしております、令和2年度の財団の事業報告書、収支決算書につきまして、52ページ、53ページというところをお開きいただけますでしょうか。そうしますと、中ほどに補助金等収入という大きな科目がございまして、その1番目に地方公共団体補助金収入というものがございます。
 右側、説明欄を御覧いただきますと、自主事業運営費等補助金収入ということで、各施設区分ごとの令和2年度決算の補助金が出ております。これは、まさに今、担当課長のほうが申し上げましたとおり、プロパー職員の人件費や自主事業の運営に係る補助金というところでございます。
 例えばですが、1の(4)として総合スポーツセンター事業運営費等補助金収入ということで、2,145万4,591円と記載がございます。こちらに対応しますのが、審査参考資料のほうでは6ページを御覧いただけますでしょうか。A4横長になりますが、6ページ、こちらが総合スポーツセンターの選定方法の審議結果の表ですが、上のほうの参考の欄に補助金の状況とございまして、右から2つ目の欄に令和2年度とございます。補助金の状況を御覧いただきますと、2,145万5,000円ということで、今53ページで申し上げた金額とここが対応すると、そういうような内容になっております。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  理解しました。この財団の収支決算書の補助金と違う項目を指していると。この78ページの補助金という話と、そこの御説明いただいた6ページの令和2年度のところが一致しているわけではないということでよろしいですよね。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  78ページにございます、中ほど6番、補助金等の内訳等々の記載の中で、補助金等の名称の1番目に、交付者として三鷹市ということで、公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団補助金とありまして、金額としては、3億7,700万円余の金額が記載されております。
 こちらに対応しますのが、52ページを御覧いただきますと、中ほど、補助金等収入の1番目の地方公共団体補助金収入の決算額というのが右側から2番目の欄にございます。3億7,700万円余、こちらと整合するという内容になっております。


◯委員(成田ちひろさん)  表の見方は分かりました。ありがとうございます。
 続きまして、収支計画書についてちょっと質問させていただきます。それぞれの施設の収支計画書を資料7につけていただいていると思うんですけども、そもそもなんですけど、これっていうのは、令和3年度は予定だと思うんですけれども、A引くBのところなんですけれども、収支が全部ゼロになるというのは、これはどのように認識すればよいのでしょうかというのが1点。
 あと、収支計画書というのは、三鷹市が指定管理をするときに製作を先方に求めているものなのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  後段の求めているものかという点でございますけども、これは指定管理者候補者となるときに申請をいただきますが、その際に事業実施計画書と併せて収支計画等も求めている書面となります。
 今の収入・支出がイコールになっているというお話ですけれども、これは言わば予算というようなものでございまして、令和3年度というところに記載のありますのが、今年度予算で言う、財団から見た場合の指定管理料収入とそれに対応する支出ということで、収入と支出がイコールになるという内容でございます。
 例えば決算時には、支出というのは当然変わってきますので、最終的には決算が終われば、精算ということで、もし残余があれば、指定管理料の残余分については、精算として市にお戻しをいただくというような形で運用しております。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。理解しました。
 最後になります。前の指定期間ですけど、5年だったと思うんですけれども、今回、指定期間内に通常の運営ではない状況、コロナの状況もあったと思うんですけれども、資料とか拝見しまして、前年度の状況というところしか資料がついていないんですけれども、5年間の複数年度にわたって経営状況とか、そういうものを市は確認したのかどうかというのを確認したいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  そういう意味では、資料3にございます指定管理者候補者選定方法の審議結果の評価シートでございますが、これはまさにおっしゃった指定期間における指定管理者評価シートということでございまして、数値項目等も御覧いただきますと、まさに指定管理期間5年間の内容について、運営状況について評価をしたものということでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  御答弁は分かるんですけれども、継続的に健全な経営状況というふうに審議結果は書かれているので、継続的に健全な経営状況なのかどうかが分かるような確認をなさったのかという質問だったんですけれども。この指定管理料は変わっていないというのがそれを示しているという認識なのでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  先ほど質問の中でおっしゃったとおり、この5年間、特に最後の1年少しの間はコロナ禍となりましたので、そういう意味では、いわゆる通常の状態ではないような運営を、市もそうだし、財団も強いられることになったということも含めまして、そのような中にあっても、つまりイレギュラーな状況に対応してもらうという中にあっても、もともと定められている指定管理料の中でいろいろやりくりをして、適正な運営を行ってもらったというふうな評価をしているというふうに御判断をいただければと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。まず、今回、非公募ということで、5年間の実績、またA評価で非公募で行われるということなんですけれども、やはり公共の施設なので、結果的にスポーツと文化財団に選定されたとしても、やっぱり開けた選定方法を取るべきだったのではないかなという印象を持つんですが、その点についてはいかがでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  今回、非公募という形で選定を行っておりますが、先ほど申し上げたような選定方法についても、庁内の手続を経て非公募ということで定めております。これについては、現在の指定管理者である公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団について、5年間の指定期間におきまして、施設の適正な管理運営と市民満足度の高い事業を実施しておりまして、適正な数字を十分満たしているという評価の下に、今後も指定管理者として効果的かつ効率的な三鷹らしい施設管理、また市民満足度の高い事業実施が期待できるということから、三鷹市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例等に基づきまして、公募によらない選定、すなわち選定方法を非公募とすることで決定をしたという内容でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、今後、評価が下がったり、満足度が下がったりした場合は、次のときは公開でまた公募するというような考え方でよろしいでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  そもそも評価が下がらないようにするというのがまず──日頃のお使いいただいている市民の皆様に対してどのような運営を行っていくべきかということから考えても、そもそもより上を目指していくということが大前提でございまして、評価が下がらないというのが前提ではございますけれども、考え方としては、よほどのことがあれば、もちろんそういうことはあると思います。
 ただ一方で、御存じのとおりスポーツと文化財団は三鷹市の外郭団体でございます。市の職員も一定程度派遣をし、あとプロパースタッフもきちんと雇って、中長期的なことも含めて、研修などの人材育成をしながら進めている団体でございます。先ほどの質問委員の御質問にもあった、例えばこのコロナ禍にあって、やはり大変イレギュラーな状況に迫られる中で、財団の施設運営、それは今回、お諮りしている施設だけのことではもちろんございません。市全体のことではもちろんございますけれども、特に三鷹中央防災公園・元気創造プラザに関しては大規模な施設であること、そして、今融合施設を目指してはおりますけれども、様々な機能が入って、指定管理業務以外の施設も含めて全体的な管理運営を行ってもらっていますので、そういうような点からいっても、では代わる団体があるかというような課題ももちろんございます。
 そういうこともあって、今回、通常であれば12月のものを9月にお願いしています、その財団からさらに再委託する先をきちんとセレクションしていくというような、プロポーザルなどで選んでいくというようなこと、そういうところにやはり公平性ですとか、新たな視点できちんと効率的な運営ができるような事業者さんを選んでいくというような考え方がございますので、私どもとしては、今回、特に今までの5年間を評価しつつ、やはり外郭団体である財団にきちんと全体的な管理運営を任せていきたいということから、非公募として、今お諮りをしているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。評価シートにはずらっとAが並んでいます。現在、総点検なども行われているんですけれども、生涯学習センターなどを利用された方からは、いまだに施設の使い勝手が悪いとか、会議室に行くのが迷路のようで、いつも迷子になるとか、様々な声をお伺いしているんですが、指定管理の業者の方から、例えば料金についての御意見とか、改善点などをお互いに出し合ったり、相談したり、意見を交わすようなことはしょっちゅうされているのでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  昨年度、令和2年度に行いました総点検の活動の中でも、市民の皆さんと一緒にやるワークショップのほかに、職員のワークショップも行っています。この場合の職員というのは、市の職員だけではなくて、財団のプロパー職員も含めて、つまり指定管理業務を担ってもらっている職員も含めて、様々な立場、大きな館でございますので、全体的に100人以上の人が働いているんですけども、そんな各職場から代表に出てもらって。
 ですので、いろいろな立場の人がいますけれども、そういういろいろな立場の人を、みんなで課題を共有して意見を出し合おうということで、職員ワークショップを行いました。ですので、今御指摘のありました、指定管理を担っている財団職員も一緒に議論をして、現場からの気づきの声を上げてもらっているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。スポーツ推進事業を進める自主事業として、今の指定管理事業とは別に、スポーツ教室なども行っておられると思いますが、コロナの影響で閉館や夜間の利用ができなくなって、事業費の減収や補填なんかもあったと思いますが、スポーツ教室についてなんですけれども、少し市民のニーズに合ったものとなっているのか。合っているという認識でしょうか。
 利用されている方からは、もう少しお金を足せば民間のスポーツジムに行けるからやめてしまったとか、遠くて高いスポーツジムは敷居が高いけど、三鷹市の身近な施設だから利用してみようかなと思えるような、そんな市民のニーズに合った事業となってほしいと思うんですけれども、委託事業者の方たちとはそのような意見のやり取りなども行われているのでしょうか。


◯三鷹中央防災公園・元気創造プラザ担当課長(小林大祐君)  スポーツ事業者とは3か月に一度、3か月をワンクールで行っているものですから、その報告書もありますし、途中のアンケート結果なども頂いております。それで、教室内容についても打合せをすることもありますし、作られたビラの確認などもしているところです。
 三鷹市民だけではなく、市外からもお申込みがされるぐらい人気はあるというふうに考えておりまして、このコロナ禍であっても新規のお客様もやはりお申込みをされていて、特に若いお子様などの教室については非常に満足度も高く、毎回抽せんを行っていただいているというところです。
 ここで3か月続いていたことによって、運動を続けられそうだということで、1年間別の民間のスポーツ教室に行かれるという方も当然いらっしゃいますし、3か月ワンクールということを利点に、今回はヨガをやったけれども、次はダンスをやるだとか、そのときそのときの興味とか、自分の求めているものを選択できるということで、先ほどのアンケート調査の数字もありましたけれども、スポーツ教室のアンケート調査ですと、スタッフ対応では93%、教室内容については94%満足というような数字もいただいているところです。
 私からの説明は以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。申込みが多くて、市外からの方も来ていらっしゃる。抽せんもあるということなのですが、できるだけ三鷹市民の方たちが利用できるようにしていただきたいという意見を申し述べておきます。
 あと、現在、指定管理者であるスポーツと文化財団がさらに委託をしている事業者があると思うんですが、スポーツセンターなどを管理しているセントラルスポーツさんだと思うんですが、プラザの掃除や設備や受付などもしてくださっている、共同事業体となっていますが、こちらも継続になると考えていいのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちらは今、事業の実施計画等、お手元の資料にもお示ししておりますけれども、市のほうのスポーツ推進計画等々の方針に沿った形で、こちら、事業運営をしていただく業者を適切に選定してまいりたいというふうに思いますので、再度、この段で募集していくというような形になろうかと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、改めて募集をして、選定し直されるということですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  まさに9月のこの時期にお諮りをしている理由の1つということになるかと思いますが、まず指定管理者が委託業務を行わせる事業者として大きく2つございまして、中央防災公園を含む施設全体の維持管理業務等を担う事業者と、先ほどお話がありました、スポーツ活動の推進を図るための教室事業等を運営する事業者の選定を行っていく必要があるだろうと考えております。
 今回、市議会の議決を経て、市において指定管理者の指定を行わせていただく予定でございますので、その後、指定管理者におきまして、プロポーザル方式を含めて市に準じて競争原理とともに、公正性、また客観性も担保しながら、選定等を行ってまいる予定となっております。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ぜひ開かれた選定をしていただければと思います。
 次に、新川テニスコート及び大沢総合グラウンドのほうなんですけれども、大沢グラウンド、今までは夜間21時までの使用区分でしたが、コロナの影響で現在19時までとなっていて、市民の方は夜が利用できないと、せめて1時間だけでもいいから使わせてほしいという声もお聞きをしています。
 また、市民枠での予約が取りづらいという利用者の声も聞いています。市民や市民の団体よりも、スポーツの大きな団体のほうの予約が優先されているのではないかというような、ちょっと不公平感のある不満の声もお聞きしています。評価Aの市民満足度のほうにこれは反映されているのかどうか分からないんですけれども、指定管理者の方たちと、このような意見を市とどのように共有されて、解決など考えていらっしゃるでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  このコロナの対策につきましては、基本的には市のほうで全庁的な方針を決めて対応しているところでございます。具体的には、大沢総合グラウンドについては、ナイター施設がございますので、20時以降外出自粛というような特に強い措置内容を受けまして、利用区分としましては19時から21時の2時間の時間帯という区分がございます。20時といいますと、その半分のところに当たるわけですけれども、条例上、使用料につきましては、2時間で1区分の使用料というような形になりますので、もし20時まで御利用いただくというような形になっても、その使用料というものは2時間分いただくような形にはなるわけです。2時間のうち、やはり半分しか使えないというようなところと、やはり外出は20時以降は控えていただくというようなところの中で、三鷹市におきましては、この区分については20時がかかっているこの区分、2時間の半分しか御利用いただけないというようなことから、今はこの区分については御利用いただけないような対応になっているところです。
 市民の皆様の声からは、やはり利用者の団体の皆様からは、どうしてもやりたいので開けてほしいというようなお声は数件届いております。強い御要望の団体もいらっしゃいますけれども、こちらのコロナ対策の事情を御説明して、御理解を得るようにしているところでございますけれども、なかなか分かりましたというふうに御理解いただける団体だけではございませんので、さらに御要望があるということは承知していますし、私自身もそういった団体の一部の方とは直接メールや電話でお話しさせていただくような状況もございますので、全体のバランスを見ながら対応させていただいているというのが実態でございます。
 あと、特定の団体が利用して、市民の一般登録団体が御利用する機会が少ないのではないかというような御質問もいただきましたけれども、確かに特にサッカー・ラグビー場、そして野球場につきましては、土日について体育協会加盟団体等の連盟の大会等が活発に開かれていると。また、市民大会もお願いしているというようなところもありまして、なかなか取りづらい状況はございます。
 そのほか、大沢野川グラウンドは今利用できないというような、非常にグラウンド状況としては厳しいような状況がコロナの状況と重なってきていて、なかなか御利用する機会が減っているというようなことは承知しておりますので、そうした市民の皆さんの声を聞きながら、もちろん、財団のほうに直接お声があることもありますので、そこは共有して対応を図ってまいりたいというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。やはりそれだけ、スポーツをやりたいという市民がたくさんいらっしゃるんだなというふうに思うんですけれども。大沢グラウンドでいえば、コンディションの質を向上させ、ということを計画書にいろいろ、何回も出てくるんですけれども、確かに雨が降ったら、翌日使えない、水はけが悪いという声も聞いています。
 今後も、そのような市民の声、改善点をたくさん聞いて、改善していただきたいと思いますし、公の市民の施設なので、市民に開かれた情報公開と公平性を持って運営していただきたいということを申し上げて、終わります。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、基本的にはうちも即決なんで、質問しなくてもいいかなと思ったんですけど、こういう資料が出てきちゃうと、聞きたいことが出てきてしまうので、幾つか質問させていただきます。
 まず、総合スポーツセンターの5ページのところなんですけど、先ほど成田委員のほうからも市民満足度の件とかで質問があったんですが、この市民満足度をよく見ると、平成30年度って、前年度から比べると、85%から70%って、いきなり下がっているじゃないですか。先ほどの答弁の中だと、結構利用の方々にアンケートを取っているということだから、そうなると数的にかなりのアンケートを取っているんじゃないかと思うんですけど、どれぐらいの数を取って、この15%も減っているのかというのをどのように分析されているのかも、併せてお伺いしたいんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、利用者満足度につきましては、スポーツ教室を御利用になられた方が、自分がどういった目的でスポーツ教室に参加されて、その目標についてどれだけ達成できましたか、満足ですかというようなところの質問の指標でお示ししているところでございます。ですので、スポーツ教室に参加いただいた方にアンケートに答えていただいたということで、すみません、今ちょっと手元に数量等ございませんけれども。
 特に、このスポーツ教室におきましては、財団が実施しているものですから、スポーツの入り口の部分、あまりふだんスポーツとかに関心のない方に、スポーツ体験してみませんかというような、入り口のスポーツ教室の位置づけで実施しているというようなことがあることから、初年度の平成29年度については、非常に新鮮な形で御参加いただいて、85%というような結果が出たのではないかというふうに思っているんですけども。
 やはり、リピーターの皆様にとっては、同じレベルの教室を基本的には御提供しているので、その1回、2回、例えばスポーツ教室で技術的なところが向上した、さらに上の教室というのは基本的には設けてないんです、数が少ないので。そうしたところから、リピーターの方も多いというふうに聞いておりますので、翌年度には、そのリピーターの方にとっては、やはり満足度が減ったのかなというふうな分析をしております。


◯委員(谷口敏也君)  分析結果がそういう分析結果ということでしたら、元年度は戻っていますから、ここで極端に何かあったのかなということを想像しちゃうんですよ。今の御説明だと、そう言われると、そうかなという気はしますけど。戻ったからいいとしても、しっかりと、こういうところはやっぱり検証していっていただきたいなと思います。
 続きまして、総合グラウンドの件で、紫野委員からも少しありましたけど、うちのほうでもグラウンド、特に野球場の水はけが悪いという声を利用団体から聞いていて、一方で、あの南側にある調布は、次の日でも使えるぐらいの水はけがいいらしいんですよ、その団体の方に言わせると。その辺の認識を市で持っているのかどうかということ。
 21ページ、専門的な知識を有する指定管理者って書いてあるじゃないですか。でもって、なおかつ51ページだと、施設のコンディションの質を向上させ、利用者にとって使いやすい施設を実現しているってなっているじゃないですか。これ、実現しているって言い切っちゃっていいのかなと思うんですけど、市ではどう判断しているのか。指定管理者のほうに利用者の声が行っているのか、それとも市に直接来ているのかということを含めて、市がどう考えているのか、お伺いしたいんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  大沢総合グラウンドの野球場の水はけの件については、やはり調布の野球場に比べて、今委員おっしゃったような御指摘をいろいろな方から受けています。やはり、その1つの原因としては、定期的な土の掘り返しと、整地というんでしょうか、そういうようなグラウンドの整備がやはり必要だというようなところを、三鷹市においては、開設以来、大がかりなものというのは実施できてないというような状況にありますので、そういったものを定期的に実施していくというのが、1つの改善の方策ではないかなというふうに考えております。
 また、やはりちょっとグラウンドの土の下への暗渠というんですか、水はけをよくするための機能を、調布市さんのほうは効率的なものが入っているようなことを聞いておりますので、そうしたハード的な違いというものは当然ありますので、今後、総合的に今、先ほど申し上げましたように大沢野川グラウンドが使えなかったりして、グラウンドの利用機会が減っておりますので、大沢野川グラウンドができた後に、そういう大がかりな整備をどう計画的に、それも予算、財政的な負担をかけない方法で行えるかどうかというところを、しっかりと対応していかなければならないというふうに思っています。
 今回出された資料の中で、財団のほうからは、そういった改善の要望を市に提案しているというようなことも受けておりますので、そこは計画的に、財政的なところも見ながら、市として責任を持って考えていきたいなというふうに思っています。
 ただ一方で、コンディションを調整して、しっかり適切な利用環境が適用できているというふうに評価するのは、1つは、お隣のグラウンドとの比較というものはあるかもしれませんけれども、三鷹市の観点から見まして、翌日に朝から利用できれば、非常にそれにこしたことはないというふうに思いますけれども、市民の皆様に大きな影響があるところまでは至っていないのではないかなというふうなことから、そのような表現で評価して、判断をして記載をしたというようなところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。市としても認識をしていただいているということは分かりましたので、隣が次の日やって、水はけがいいのに、三鷹はこれかよって絶対思われちゃう。その辺は、やっぱり指定管理者のせいじゃないですけど、設置者として、重々改善に向けての取組を進めていただきたいなと思います。
 あと、ちょっと委員長、休憩をお願いしたいんですけど。


◯委員長(渥美典尚君)  休憩します。
                  午前10時47分 休憩


                  午前10時50分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。御答弁ありがとうございます。


◯委員長(渥美典尚君)  それでは、以上で議案第37号及び議案第38号に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時50分 休憩


                  午前11時01分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 議案第37号 三鷹市総合スポーツセンター及び三鷹市生涯学習センターの指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第37号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第38号 三鷹市新川テニスコート及び三鷹市大沢総合グラウンドの指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第38号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午前11時03分 休憩


                  午前11時04分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  行政報告は1件でございます。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取組につきまして、無事にオリンピック・パラリンピック、終了いたしておりますが、その成果につきましてスポーツ推進課長から御報告をさせていただきます。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取組について、資料に基づきまして御説明させていただきます。
 資料1で、1番の三鷹市ゆかりのアスリート、東京2020大会出場選手の状況でございます。トライアスロンの高橋侑子選手につきましては、お手元のとおり競技を終了しておりますけれども、8月16日に急遽表敬訪問をいただきまして、高橋選手から右の記載のとおりのコメントをいただいているところでございます。市民の皆様には「広報みたか」9月1週号、そしてツイッター等でお知らせをしているところです。
 (2)の本橋菜子選手とオコエ桃仁花選手でございますが、バスケットボール女子で8月8日の決勝で見事銀メダルを取られておりました。こちらのお二方、明星学園高等学校のバスケットボール部出身ということについては事前に承知していなかったところなんですが、銀メダルの後、明星学園高校のほうから御案内がありまして、8月27日に本橋選手のみでございましたけれども、学園の関係者の皆様と表敬訪問をいただいたところでございます。また、本橋選手のコメントについても、右側にお知らせをしているところです。こちら、市のホームページのホットニュースやツイッター等で市民の皆様にお伝えしているところでございます。
 (3)でございますけれども、包括協定を結んでおります日本女子体育大学の三鷹市ゆかりの皆様で、熨斗谷選手と竹中選手、お手元のとおりの競技結果というふうになっております。
 (4)でございますが、有安諒平選手については、パラローイングの種目で、次のページにかけまして、3回レースをされております。最終的には、次のページをおめくりいただきまして、総合順位12位というようなところでございました。大健闘でございました。市民から、メッセージを書いた横断幕を有安選手のほうに届けさせていただいて、ブログ上で、有安選手のほうで御紹介された写真を今掲載しているところでございます。
 (5)番でございますけれども、高室冴綺選手でございます。こちら、やはり直前まで承知をしていなかったんですけれども、三鷹市に本社があります株式会社スタートラインという会社に御所属でございました。車椅子テニスでシングルスとダブルスに御出場されております。
 2番でございますが、東京2020パラリンピック聖火フェスティバル採火式、聖火リレー点火セレモニーについてでございます。(1)番、採火式、8月20日、金曜日に皆様にも御出席をいただき、採火式のほうを執り行わせていただいたところでございます。こちら、採火式の動画を市のスポーツと文化部チャンネル、ユーチューブチャンネルのほうで今御紹介しているところでございます。
 (2)のパラリンピック聖火リレー点火セレモニーでございますが、8月23日の月曜日、都立の砧公園のほうで行われた様子の写真を掲載しているところでございます。また、今回、この聖火リレーにつきましては、公道での実施がされた場合に予定されていた2つのイベントがございまして、その2つのイベントを動画にしてアップしているところでございます。1つ目が、三鷹市ゆかりのソプラノ歌手の澤田理絵さんによるミニコンサート、もう一つが、三鷹市ゆかりのブラインドマラソン、ロンドン大会で4位に入られた福原良英さんと、ボッチャ競技の宮原陸人さんのトークショーのほうを動画として公開しているところでございます。
 次のページに参りまして、3番、ホストタウン・事前キャンプ等でございます。チリの事前キャンプにつきましては、(1)のとおり選手団10人ということで実施をさせていただいたところでございます。一番心配しておりました新型コロナウイルス感染症の陽性者に該当する方が出なかったということで、無事に選手村に送り届けることができたことが一番のところでございました。
 そして、(2)でございますが、市民等との交流でございます。そういった感染症の中ではありましたけれども、オンライン交流会と、距離を保った形での練習見学会──卓球のみでございますけれども、開催させていただきました。オンライン交流会は3回、そして練習見学会は2回というような形で、お手元の写真のような様子でございます。
 こちら、オンライン交流会につきましては、今動画編集中でございますので、また、できましたら、特にこの写真のバックにもございますように、絵手紙を400通、小学生や中学生からいただいたものを選手にお渡ししておりますので、その感想等もこのオンライン交流会の中で選手からメッセージをいただいておりますので、しっかりと書いてくれた子どもたちにも伝えられるよう、学校のほうに連絡していきたいなというふうに思っているところです。
 また、写真の下、大きめの写真でございますけれども、それぞれ選手村に向かうとき、バスの車窓からという形になりますけれども、市役所前や国立天文台、星と森と絵本の家でこういった形で見送りを企画いたしまして、選手たちもサプライズに喜んで、三鷹市の非常に温かい対応に感謝しますというような言葉をいただいているところでございます。
 次のページ、4ページ目でございます。チリの選手たちの大会の結果でございます。まず、卓球については、個人、シングルス4人、お手元のとおりでございますけれども、一番メダルに届くかなというふうなところまで行った選手が、4番目に書いてあります男子シングルス、クラス6(立位)のクリスティアン・デトーニ選手でございます。8月27日金曜日に準々決勝敗退というふうに書いておりますけれども、フルセットの末、あと一歩のところで負けてしまいました。勝てば、最低でも銅メダルは獲得というところだったので、ちょっと残念でございました。
 また、イのところで、団体としてダブルスで参加した選手もございます。
 そして、ウ、アーチェリーでございますが、女子コンパウンドオープンという種目で、世界ランキング39位ということで聞いていましたので、うれしい報告があったわけですけれども、19歳のマリアナ・スニガ・バレラ選手が8月30日の決勝で見事銀メダルを獲得してくれまして、非常にうれしい知らせが届いたところでございます。今現在、JR三鷹駅前に横断幕、そして庁舎に懸垂幕を掲げて市民の皆様にお知らせするとともに、9月3週号の「広報みたか」でも市民の皆様にお伝えしていくというような形でございます。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 大丈夫ですか。よろしいですか。本当に準備からいろいろとお疲れさまでございました。
 以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時13分 休憩


                  午前11時22分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  よろしくお願いいたします。本日、教育委員会から御報告させていただきます事項は、日程に記載の4点でございます。報告事項の1点目につきましては私から、2点目以降は各担当から、それぞれ御説明させていただきます。
 初めに、報告事項の1、新型コロナウイルス感染症への対応状況について御説明をいたします。資料1の1ページを御覧ください。昨日、国における緊急事態宣言の期間が9月30日まで延長されることとなりました。宣言期間中の対応といたしましては、これまでの対策を基本に国の基本的対処方針及び東京都の緊急事態措置の内容を踏まえ、対応を継続してまいります。
 こうした中で、三鷹市では8月25日から小・中学校の第2学期の教育活動が始まっておりますので、本日はその対策を中心に御説明いたします。資料1の1の(1)、2学期の開始についてです。2学期の開始に当たりましては、子どもたちの学びを止めないことを第一に、現在の感染状況等を踏まえ、一律に休校や夏季休業の延長は行わず、通常どおり教育活動を実施しています。その際、感染力が強いとされるデルタ株への対応として、文部科学省が示した学校における感染症対策チェックリストを活用するとともに、比較的感染のリスクが低いとされる屋外の活動におきましても十分な感染症対策を講じることや家庭に対しましても、感染症対策のより一層の徹底を依頼するなどの対応を図ってまいりました。
 臨時休校等への対応といたしましては、文部科学省が示したガイドラインを踏まえ、学校で感染者が発生した場合の対応の手順や学級閉鎖、学年閉鎖、また、学校全体の臨時休校を実施する基準等について、学校で児童・生徒や教職員の新型コロナウイルスの感染が確認された場合の対応ガイドラインにまとめ、各市立学校における対応の基本としております。
 ガイドラインでは、学級閉鎖は同一の学級において複数の児童・生徒等の感染が判明した場合や感染者が1人であっても、未診断の風邪等の症状がある児童・生徒等が複数いたり、濃厚接触者が複数いたりするなど、学級内に感染が広がっている可能性が高い場合に実施すること、学級閉鎖の期間は5日から7日程度を目安とし、複数の学級が閉鎖された場合には学年閉鎖、複数の学年が閉鎖された場合には、学校全体の臨時休業を実施することも示しています。
 また、学校への通知では、これに加えまして、濃厚接触者とならない教育活動の徹底、不織布マスク着用の推奨、効果的な換気の徹底等により、校内における感染防止に努めるよう周知をしたところでございます。さらに、準備の関係でこの資料への記載が間に合いませんでしたが、報道にありましたように、文部科学省から有症状者が出た際に活用できる抗原検査キットの提供を受けるとともに、東京都教育委員会からは、9月1日から30日の期間において、学校で感染者が出た際に、陽性者の濃厚接触候補者に該当する無症状の児童・生徒を対象としたPCR検査を実施する旨の通知がありましたので、学校を通じて保護者宛にお知らせをしたところでございます。
 なお、このPCR検査は、東京都が委託する検査機関へ郵送で行うもので、希望する児童・生徒に対して、保護者の同意を得た上で実施するものでございます。そして、感染への不安から登校を控えている児童・生徒に対しましては、(2)のオンラインでの学習指導についてにありますように、タブレット端末を活用した自宅等でのオンライン学習により学びを保障しています。
 具体的には、全ての教室からオンラインによる授業の配信ができるよう、学校に配備されているタブレット端末の設定を変更しまして、オンラインによる授業のリアルタイム配信を可能にするとともに、アプリによる課題の提示や共有、AIドリルの活用などにより、不登校も含めた登校できない児童・生徒に対する学習機会の提供を行っています。
 (3)の学校行事についてですが、小学校の自然教室や中学校の修学旅行など、宿泊を伴う行事につきましては、緊急事態宣言期間での実施は見合わせまして、時期を延期するなどの対応を取っています。また、秋の運動会につきましては、各校で市内の感染状況を踏まえ、感染症対策の徹底と保護者等の理解と協力を前提に実施に向けた検討を行っています。
 次に、2の三鷹教育フォーラム2021の開催についてです。本年、11月6日、土曜日に光のホールなどを会場に開催を予定しておりました、三鷹教育フォーラム2021につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を踏まえ、会場での開催を見送りまして、オンラインによる開催方式に変更することといたしました。会場開催ができなくなったことは大変残念ではありますが、オンラインの利点を生かした効果的な情報発信ができるよう、取組を進めてまいります。
 2ページを御覧ください。最後に、3の三鷹市川上郷自然の村ですが、緊急事態宣言が解除されるまでの期間、引き続き施設を臨時休業しています。4月からの臨時休業の継続により経営への影響が生じているため、当初予算に計上しました運営支援交付金を交付することによりまして、指定管理者による施設運営の継続の支援を行いました。今後もさらに臨時休業期間が延長された場合には、経営に大きな影響が生じることが想定されるため、必要に応じて指定管理者への施設運営支援について対応を検討していきたいと考えております。
 新型コロナウイルス感染症への対応については、以上でございます。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  私からは、教科用図書について御説明をいたします。資料2を御覧ください。令和4年度使用小・中学校の教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書につきましては、8月2日に行われました教育委員会定例会におきまして、資料2のとおり採択されましたので、御報告をいたします。
 まず、資料2の1ページを御覧ください。小学校の教科用図書につきましては、採択替えの年に当たりませんので、今年度と同じ教科書を引き続き教育委員会が採択をいたしました。
 資料2の2ページを御覧ください。こちらは、中学校の教科用図書でございます。中学校につきましては、令和3年度から使用しているもので、法令によって4年間、同一の教科用図書を使用することとなっております。ただし、中学校社会科、歴史的分野につきましては、文部科学大臣の検定を経て新しい教科書が令和4年度から発行されることとなったため、教育委員会で現在使用している教科用図書を引き続き使用するか、新しい教科用図書に採択替えをするかについて協議をいたしました。教育委員会定例会における協議の結果、御覧のとおり、中学校社会科(歴史的分野)につきましては、引き続き今年度と同じ東京書籍の教科用図書を採択することといたしました。
 次に、資料2の3ページを御覧ください。小・中学校の教育支援学級用教科用図書について御説明をいたします。教育支援学級の教科用図書につきましては、全ての教育支援学級設置校におきまして、通常の学級で使用している文部科学省検定済教科用図書を使用することが適切であり、これを使用することに支障はないという回答を踏まえまして、資料2の1・2ページにございます通常の学級と同じ教科用図書を採択することといたしました。
 御報告は以上でございます。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  私からは、3点目、三鷹教育・子育て研究所、三鷹のこれからの教育を考える研究会の最終報告について御説明をさせていただきます。資料3−1、こちらが概要版になります。それから資料3−2、大分分厚いものになっておりますけれども、こちらが本冊となります。本日は概要版のほうを用いて御説明させていただければと思います。
 資料3−1を御覧いただければと思います。昨年度から2年間にわたりまして、12回研究会を開催し、最終報告が提出されたので、内容についての概略を御報告させていただきます。昨年度末の中間報告の提言に加えて、今年度の議論を含めて再構成したものが最終報告となっています。中間報告の際におおよその内容については御説明してきたところですけれども、その部分の中でも、特に重要なキーワードと、それから新たな章を起こしている部分もございますので、その部分を中心に御説明させていただきます。
 基本的には、3−1の1ページ目の左側を御覧いただければと思いますけれども、本御報告における三鷹のこれからの教育に示す目標は、これまでの三鷹の教育のコンセプトであるコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の実績とその基盤を継承した上で、自らの幸せな人生とよりよい社会の創造、すなわち個人と社会のウエルビーイングの実現に向けて、主体的に人間力と社会力を発揮する子どもたちの育成としています。
 これを実現するための具体的な提言が本報告書の内容となっています。端的に申し上げますと、学校では、一人一人を大切にする個別最適な学びを、そしてコミュニティの中では、市民とともに学校を核とした地域づくりを行っていくスクール・コミュニティ、この2つを通してこの目標を実現していくというのがこの報告のコンセプトでございます。
 右側に色でいろいろ書いてあるんですけど、四角の中に様々なキーワードになっているものがあります。主なキーワードとしましては、まずはウエルビーイング、それから個別最適な学び、安全・安心・快適な学校、スクール・コミュニティ、コモンズ、学校3部制、それから融合化した施設などが挙げられます。これらに触れながら概要版に沿ってお話しさせていただければと思います。
 2ページ目を御覧ください。2ページ、左側の下のほうになりますけれども、一人一人を大切にする教育ということで、個別最適な学びの実現ということで、こちらに向けては、個々の学びや成長の見える化、個別の指導計画、学習計画の作成やデータに基づく改善、個別最適な学びと協働的な学び、興味開発と能力開発、オンラインとオフラインなどのベストミックスを追求していくこと、一人一人の教育ニーズに的確に応えるなどのことが提言されています。
 2ページの右側になりますけれども、中ほど、一人一人が大切にされる教育環境のところで、ウエルビーイングという言葉が出てきています。こちらは心身の良好な状態、幸せな人生、よりよい社会というふうに、この本文の中では扱っております。2ページの右側の一人一人が大切な教育環境の中にあるんですけれども、個人と社会のウエルビーイングに向けて、その基盤は安全・安心・快適であり、そのために安全・安心・快適な学びの集団づくりや誰もが安全・安心・快適に学べる学校施設・設備の整備の重要性が指摘されています。
 また、子どもたちのウエルビーイングの実現のためには、教職員のウエルビーイングが必要であり、指導する教員も教育の専門家としての専門性を最大限に発揮し、職業実践を通じてウエルビーイングが達成できるようにしていくことも提言されています。ここで、先ほど出てきた安全・安心・快適なといったところですけれども、安全・安心という言葉は今までも使われてきたんですけれども、ここで所属する集団の一員としての快適さとか、学校施設・設備の学びの場としての快適さ、こういったものがウエルビーイングの実現に向けて重要であるということで、快適という概念が改めて提言されています。
 3ページ目になります。左側、スクール・コミュニティの創造です。スクール・コミュニティですけれども、コミュニティ・スクールの取組の積み重ねによって、これまで学園単位で形成されてきました。そういう学校や子どもたちを縁としたつながりのスクール・コミュニティですけれども、今後は連携の範囲を拡大し、学園を超えた全市、全国、全世界へとネットワークを広げ、多様な主体とつながりのあるコミュニティに拡張していく提言をいただいています。
 また、スクール・コミュニティは、既存のエリアコミュニティやテーマコミュニティと互いに排他的な関係ではなく、重なり合い、互いに影響し合うものとして捉えるべきであるということ、スクール・コミュニティでの学びと活動の循環を実践した市民の皆さんが、重層的・複層的で多様な三鷹のコミュニティの中で、関連する他のコミュニティにおいても参加と協働を実践し、活躍していくということが期待されていること、そのためにも、学校とコミュニティの結節点であるコミュニティ・スクール委員会の充実は不可欠であるということが提言されています。
 次に、右側、スクール・コミュニティの創造を加速する学校の在り方の部分になりますけれども、ここの中に重要な言葉として2つ、特にコモンズという言葉が出てきています。コミュニティ・スクールとして、より地域に開かれた、地域と共にある学校となるように、公でも、私の物でもない、共に使える空間、地域の共有地、コモンズとしての学校に移行していくことが望ましいという提言がされています。
 また、そのための1つの方策でもあるんですけれども、学校3部制です。学校施設を身近なコモンズとして市民の皆さんに認識してもらうためにも、学校施設の時間軸による機能転換を可能にし、第1部の学校教育の場、第2部の学校部活動を含む放課後の場、第3部の社会教育、生涯学習や生涯スポーツ、地域活動など、多様な活動の場という、この学校3部制に対応した、機能転換して利用ができる学校施設としていくべきであるということが提言されています。
 特に第2部につきましては、コミュニティと連携した学校部活動改革の推進や学童保育所、地域子どもクラブ、地域未来塾の連携・一体化などを含め、子どもたちが多様で豊かな価値ある活動が体験できる、新しい放課後の創造に向けた取組を進めるべきであること。
 第3部につきましては、多様な活動の場として、地域のコミュニティや多様な主体が気軽に身近な場所として活用できるように取組を進め、特に音楽室、図工室、美術室、家庭科室、技術科室など、学校施設の有する様々な設備や機材を地域に開放し、最大限活用して多様な世代が学べる場とすることも重要であるなどの提言をいただいています。
 次に、4ページ、三鷹のこれからの学校施設というところです。この部分は、中間報告の提言の中から、今年度より深く掘り下げた部分で、新たな章を起こしているところです。これからの学校施設は、本来の学校教育の機能に加え、地域のコモンズとして学校3部制を前提に、地域のコミュニティ施設の機能、災害時の拠点としての機能の3つの機能を併せ持つものとして、ただ単に施設を合築して複合化したものとして使うのではなく、コモンズとして、施設の機能面、運営面でも、部局を超えて融合化した施設にすることが提言されています。
 その中で、学校教育機能につきましては、小学校35人学級への対応や感染症対策に加え、1人1台のタブレット端末や協働的な学びなど、新たな学びを支える施設・設備であること、それから、子どもたちや教職員のウエルビーイングの観点から、快適な空間であるとともに、くつろぎの空間も必要であるということ、それから、コミュニティ施設機能につきましては、地域の様々なコミュニティが必要とする機能について、それぞれの地域において地域の将来像を描きながら、大人と子どもが語り合い、議論されていくべきであること、避難所となる学校施設につきましては、複合災害を想定した非常時における拠点機能を確保することが必要であること、一部の学校には、風水害などで避難所としての役割を十分果たせない学校があり、早急な対応が求められることなどの提言をいただきました。
 部局を超えて重複する機能を融合した新たな学校施設の全ての機能に対して、学校の責任者である校長先生が責任を負うというのは困難なことでありますので、教育と施設管理を分けて考える必要があること。施設全体の使い方を柔軟に変化させていけるような施設とするべきであると、そういうような提言をいただいたところでございます。
 以上、大まかに説明させていただきましたけれども、今後、この提言を踏まえて、教育委員会、教育委員の間で、具体的な意見を交換する教育委員会、協議会等を設定する中で、ここで議論をしていただくわけですけれども、この報告書の中で、今後の三鷹の教育の方向性について、こちらのものをどういうふうな順番でやっていくのかとか、どこに重点を置いてやっていくのかみたいなことも含めて、教育委員会の中で検討し、新たな教育ビジョンの策定に向けて進めていこうということになっているところです。
 なお、内容的にも教育部内だけで完結するものではございませんので、全庁的な協力体制の中で進めていきたいと考えております。
 説明は以上です。


◯施設・教育センター担当課長・デジタル活用担当課長(田島康義君)  私からは、資料4、新都市再生ビジョン(仮称)における学校施設長寿命化計画(仮称)策定に向けた基本的な考え方につきまして、説明させていただきます。学校施設長寿命化計画(仮称)の策定につきましては、新都市再生ビジョン(仮称)の計画策定の中で実施しております。この新都市再生ビジョン(仮称)の基本的な考え方が取りまとまりましたので、主な内容につきまして御報告をさせていただきます。
 1、計画の位置づけです。新都市再生ビジョン(仮称)は、施設の劣化状況や施設の在り方などを踏まえ、公共施設の建て替え・改修の基本的な方針や優先順位の考え方、中長期的な修繕計画を示すもので、公共施設の維持保全や建て替え等を計画的に進めるための計画になります。学校施設の計画である学校施設長寿命化計画(仮称)についても、学校施設は公共施設の1つの施設であることから、この新都市再生ビジョン(仮称)の計画に含んだ計画として策定することとしております。
 2、計画期間については、次の基本計画の計画期間に合わせまして、令和17年度までとしておりますが、中長期的な取組の方向性等も含めたものとして策定することとしております。また、策定後も必要に応じて弾力的に計画の見直しを行うこととしています。今後のスケジュールにつきましては、今年度末に中間報告を行う予定です。令和4年12月までの計画策定に向けて検討してまいります。
 3、計画策定に当たっての基本的な考え方についてです。2ページの真ん中辺りを御覧ください。視点としましては、1点目、防災都市づくりの推進、2点目、安全安心で快適に利用できる施設の確保、3点目、社会状況の変化等への対応、4点目、維持保全経費の縮減と平準化です。この4つの視点に基づき、総合的に、政策的に評価、判断していくものとしています。
 4の対応方針についてですけども、4つの視点や現状に基づき、三鷹のこれからの教育を考える研究会の検討内容も踏まえまして、課題としております。学校施設におきましては、下から2つ目の項目、地域コミュニティや交流の拠点、生涯学習や市民活動の場など、地域の核となる公共施設として、他の公共施設機能を含め、連携・融合した施設となるよう検討、また、一番下の項目、学校3部制に対応した機能転換が可能な施設としての活用・運営について検討などを検討課題としております。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。最初になんですけれども、資料1の新型コロナウイルス感染症の対応状況についてなんですけれども、2番の三鷹教育フォーラム2021なんですけども、こちら、状況を見てというところで全面オンラインに変更なさるということなんですけども、こちらについては、事業費等は減額とか──会場の代金とか、そういうのが入っていたと思うんですけども、今後そういうふうなことはされる予定はあるのでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  会場は使わないんですけれども、逆に今度、オンラインに切り替えることによって、かなりの費用が生じてきます。そういった意味では、今のところ減額ということではなくて、オンラインに切り替える費用で使われるように手続していこうかなというふうに考えています。


◯委員(成田ちひろさん)  むしろ、増額かもというところなんですね。減額は考えてないというところですね。ありがとうございました。
 続きまして、同じ視点なんですけれども、3番の川上郷自然の村のところで、必要に応じて施設運営の支援について検討していくということなんですけれども、こちらについては、いつ頃を目安に決めていくというようなところなのでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  お答えいたします。今現在、4月25日から8月22日までの期間で減収額を計算しておりまして、それが670万円余ということでございます。そのうち予算に計上した額についてお支払いをするということに現状なっておりまして、それが660万円余ということでございます。ただ、コロナの状況によりまして、まだ減収幅が増えることが当然予想されております。それにつきましては、今額も含めて検討している途中でございます。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。覚悟しておきます。
 続きまして、三鷹のこれからの教育を考える研究会の最終報告、お疲れさまでした。発行は三鷹ネットワーク大学のところになっているんですけども、作成は教育委員会の方がされたのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  教育・子育て研究所は、ネットワーク大学の中に置かれていまして、事務局として機能しているわけですけども、教育委員会の事務局のほうも、そういった事務局の機能が一緒に共同設置されて担っておりますので、研究員さんのいろいろな議論は常に聞いています。それらをまとめる作業については、ネットワーク大学と、それから教育委員会の事務局が、いわゆる研究所の事務局機能として、その部分は担当したと、こういうことでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  まとめということで、拝見しましたけど、大変お疲れさまでした。先ほど少しおっしゃっていたのが、この研究会の最終報告を踏まえての今後の話なんですけども、もう一度確認させていただきたいと思うんですけども、協議会を設定したりして、さらに何かにつなげていくとか、そういう話なのでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  研究会自体は、市のほうが次の第5次基本計画だったり、教育ビジョンだったりといったところに反映するために、これからの三鷹の教育に必要なことはどんなことでしょうかというのを、学識の方々に提言していただくという位置づけです。その提言を踏まえて、教育委員会のほうで計画策定に向けて、どれが重要で、どういう順番でやっていったらいいのかみたいなことをやっていくと。
 ですから、一旦、ここで研究会自体は終了ではありますけれども、この提言を今度、教育委員会の中で、どうビジョンの形に仕立てていくのかという手続ということでの説明です。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  ちょっと補足いたします。教育委員会の教育委員さんの中での協議というのを、先ほど教育委員会の協議会というふうに申し上げたのはそういう内容なんですけれども、現在、これは先ほど担当部長が最後に申し上げましたけれども、この提言を受けて、この後、市が市としてというか、教育委員会としての方向性を出して、施策としてまとめて推進していくに当たっては、他の市長部局との連携は欠かせないことになります。
 現在、制度上、総合教育会議が設けられておりますので、総合教育会議の場でも、市長と教育委員会との間でしっかり協議・調整を図りながら、施策の方向性について議論していきたいと、このように考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  とてもイメージがつきました。ありがとうございます。
 続きまして、新都市再生ビジョン(仮称)における学校施設長寿命化計画(仮称)の策定に向けた基本的な考え方の主な内容のところで、幾つか確認の質問をさせていただきたいと思います。こちらについては、特に今回、まちづくり環境委員会の行政報告にも基本的な考え方が含められていますけども、その中から学校に関することを抽出、ピックアップしたみたいな、まずそういうものでよろしかったでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長・デジタル活用担当課長(田島康義君)  委員さん御指摘のとおりなんですけども、基本的には、連携して計画を策定しておりまして、その中で教育委員会に関わる部分のところについて、今日は主に御説明をしたと。計画全体の御説明となると、やはり我々で全て御報告することが難しい点もございますので、教育委員会関係におきまして、特に学校施設においてトピックスになるような点について御説明していると同時に、そもそも論として、今回、基本的な考え方という形で取りまとめをしていますので、その部分について御説明をしたということになります。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。一応、私が今聞いたのは、学校についてとおっしゃっているんですけども、最後2ページのポチのところで、コミュニティ・センターというのが出てきていて、何かこのコミュニティ・センターと学校施設が連携するようなことっていうのがもう既に決まっているのかなとか、そういう話があるのかなというところがちょっと知りたかったんですけど、この点についてはいかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  ここの記述を見ていただくように、コミュニティ・センター及び学校施設はということなので、コミュニティ・センターとか、学校施設というのは、他の公共施設の機能と連携・融合するっていうような視点でこれから検討していくという、そういう内容ですので、具体的に今これとこれを合わせるとか、そういう方向性ではございませんので、よろしくお願いいたします。


◯委員長(渥美典尚君)  休憩します。
                  午前11時55分 休憩


                  午後0時58分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 質疑を続けます。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。2学期の学校再開については、一般質問でもちょっと取り上げていろいろお伺いしました。ありがとうございました。現在なんですけれども、あれから1週間ぐらいたったかと思うんですが、自主休校をされている児童・生徒は増えているのか、また、減っているのか、どのような状況なのかをお伺いします。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  当初、8月25日の日に比べますと、自主的に感染拡大不安等で休んでいる子は減っているという状況にございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。実際にオンライン授業を受けて、親御さんたちは、ハイブリッド授業は双方向で行われるものというふうに思っていた方も多く、リアルタイムの配信だけだと思っていなかったと、これだったら行かせたほうがいいなというような、かなりオンライン授業に対して期待をされていた面があるかと思うんですね。逆に、今まで不登校だった児童・生徒が、オンラインにしたことによって学校に参加しやすいのかなと思ったら、聞くと、それは逆で、常にグーグルミートでその子の顔が画面に出ているんですか──よく分からないんですが、そのように聞いたんですけど、顔が出ているのが嫌だから、これも参加したくないというような声もあるというふうにお聞きしたんですけれども。
 実際に、リアルタイムのオンライン授業を配信されて、保護者などからは何か御要望とか、御意見などは寄せられていますでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  やはり、いわゆるオンライン授業っていう受け取りを、それぞれの保護者がどういうふうに取っているかというところだと思うんです。ですので、各学校のほうから、三鷹市が考える、いわゆるオンラインによる授業は最低限、定点で発信しますよということをきちんと説明している学校については、そういった苦情等はないというふうに聞いておりますけども、そういうところの理解が進んでいない学校であったりする場合には、オンライン授業というのは、いわゆるリモートで、双方向でできて当たり前じゃないかという認識で、どのようなことなのでしょうかという質問が来ているということも聞いております。
 三鷹市としましては、最低限、定点で発信をする。定点で発信をした理由というのは、担任が手元にある自分のiPadを活用して、双方向でクラスルーム等を使ってできるようにするために、あえて別のものを定点でやっているという状況がありますので、そこはやはり個人の教員のスキル差等もありますので、そこを深めていくように指導していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。今後、よりよいオンラインができるように努力していただければと思います。
 あと、自主休校している児童・生徒は減っているということなんですけれども、給食費の返金については行われるのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  その辺り、ちょっとこの後、取扱い等についての検討をしていきたいと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりましたら、また教えていただければと思います。
 不織布マスクのことも、先日私、質問したんですけれども、ある学校では、クラスの教師に1人1箱の不織布マスクを既に配ってくださったという学校もあるみたいで、喜ばれているんですが、ほかの学校でも、ぜひ不織布マスクの支給、子ども用も含めて、この間もお願いしたんですけど、ぜひさらにお願いしたいと要望をしておきます。
 次に、相変わらずまだ家庭内感染も広がっていて、児童・生徒の感染のお便りも毎日いただいているような状況なんですけれども、4人家族のうち、子ども2人を含む家族3人が陽性となってしまって、陰性だったお母さんが一人で看病をしているという方の声もちょっとお伺いをしたんですけれども、このクラスに陽性者が出た場合、先ほども報告がありましたが、PCR検査キット、スクリーニング検査を任意で行えるということなんですが、期限が9月30日までというふうになっているんですが、どうしてこの期限が設けられているのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  先ほども御説明したとおり、これ、東京都の教育委員会のほうで用意をしていただいた事業なんですけれども、基本的に考え方としては、いわゆる保健所が本来、濃厚接触者の特定等、行動調査を行うんですけども、今、保健所の業務が逼迫している中で、それに時間を要するということで、今非常に感染が拡大をしていて、これ、9月1日からなんですけど、説明会があったのが、たしか31日だったと思うんです。都のほうも、多分8月の中下旬あたりから、ちょうど感染が増えて、学校が始まるという中で、この事業のほうをつくり上げたということもあったので、恐らく1か月程度の中で、一定程度感染が収まってくれば、それは保健所の業務として、保健所が通常に戻るだろうということで設定したんじゃないかなというふうには見ていますけれども、示されたのが1か月ということで、それを御案内したということでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  今、やっぱり子どもたちの感染、不安に思っていらっしゃるお母さんたちも多くて、このキットが配られるのはすごくありがたいとはおっしゃっているんですけれども、例えば1人の生徒の陽性者が出て、クラスが検査したとして、また3日後ぐらいに別の生徒が出た場合に、もう一度、何度でもこの検査は行えるんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  もちろん、全体の数に限りがあるというのもありますけれども、基本的にこの対象になっているのが、陽性者が出て、いわゆる保健所が濃厚接触者を特定するんですけれども、今、保健所のほうから、学校であれば、各学校が濃厚接触者に当たるであろう人──これ、濃厚接触候補者というんですけども、それを学校のほうで調べて、保健所のほうにこういう人がいるんだけれども、濃厚接触者に当たるかどうかというのを照会するんです。
 保健所が濃厚接触者を特定するんですけども、この調査の対象というのは、学校が濃厚接触候補者であろうとした人が対象ということで、全体を調べるとか、そういうPCR検査のキットにはなっていないんです、東京都のこの事業の内容としては。
 なので、御質問の趣旨でいえば、全体がそれに当たるということであれば、当然、検査の対象にはなりますし、それがこの判断になりますけれども。ただ、数には恐らく限りがありますので、それによるのかなと思うんですけども。基本的な流れとしては、希望があった場合は、教育委員会を通じて東京都の教育委員会のほうにそれのキットを送ってくださいというふうに、まずそれを伝達するんです。そうすると、東京都が委託をしている、そういう検査をする事業者のほうからキットが学校に送られてきて、それで検体を取って、送り返して、結果が出ると、またその結果が来るという流れになりますので、翌日に配送するというように聞いているんですが、土日が入ると、それだけ時間がかかりますので、今健康福祉部とか、子ども政策部とも相談をしているんですけれども、もしそういう心配な向きがあった場合は、この間もありましたけど、三鷹市内でも今59か所の医療機関で検査ができますので、そちらと連携をしながら検査を行ったほうが、恐らく迅速にできるんではないかというふうに思っていますので、今それを関係課のほうと調整をしていますので、そういった体制をできればつくっていきたいと考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、学校側が、この子、候補者だと思うんですというふうに見極めなきゃいけないということなんですかね。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  そのとおりで、これには一定の基準というか、要するに感染のおそれがあるような行動がなかったかということなんです。よく言われているように、マスクをしないで、1メートルぐらいの距離で15分会話をするというのが、濃厚接触者の定義になりますけれども、そういったものとか。
 要は、マスクをしないで会話をしていたりということがリスクとして評価されていますので、そういう確認のポイントなども示されておりまして、それに基づいて学校のほうで、これはリスクがある、この子はリスクがある。それが、いわゆる濃厚接触候補者という言い方になるんですけども。濃厚接触者というのは、保健所しかそれを特定できないものですから、最終的には保健所のほうでそれに基づいて判断をされると。
 それに、今要するに保健所の業務が逼迫をしているので、どうしても2日、3日かかってしまう。その間に心配な場合は検査が受けられますよと、そういう制度になっています。


◯委員(紫野あすかさん)  何かすごく、本当にリアルに検査して、つかめるのかなっていう感じがしてしまうんですけど。例えばクラスに1人感染者が出た場合、じゃあ、全員やりましょうとか、足立区なんかはそういう方式を取っていますけど、そういうことを東京都に要望したりとか、もっとリアルにすぐ検査をしないと、分からない間に感染が広がっちゃったりすると思うし。
 学校も、この子が候補者だという、子どもの全ての行動を把握しているわけでもないと思うし、先生だって、この子が候補者ですって言うの、すごく難しいなというふうに思うんですよね。もっと検査をしやすくするような仕組みにはできないのかなって、ちょっと今聞いていて思ったんですけど、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  御指摘の点はよく分かるんですけども、さっき申し上げたように、検査をするのが、例えば地域のそういう医療資源というか、協力は多分欠かせなくなってくると思うので、その辺りが果たして可能かという点もあると思うんです。健康福祉部ともいつも情報交換をしながら検討というか、いろいろな議論をしているんですけれども、そういった点を踏まえて、これについては考えていく必要があろうと思います。
 郵送でやる検査っていうのが、結局スクリーニングの検査になりますので、確定診断には至らないんですよね。結局そこで陽性が出ても、改めて医療機関を受診して、そこで検査をして、そこで陽性になれば確定診断になるということで、二度手間っていう言い方はおかしいですけども、そこでまた時間がかかるので、やはり地域で検査できるのが、多分一番迅速に状況が把握できる方法ではないかと思うんですけども、その辺りはまだ課題も幾つかありますので、関係部局ともよく相談をしていきたいと、このように思います。


◯委員(紫野あすかさん)  そうですね、地域の医療機関で検査されることが多いので、三鷹の独自のPCRセンターは、空いているというふうな話も聞いているので、三鷹のPCRセンターを使って、子どもたちとか、教師とか、もっと検査をできるようなシステムが取れないのかなって感じます。
 杉並なんかは、PCR検査のバスがあって、学校を循環したり、大学の前とか、駅前とか、若い人なんかは特に無料で何度でも検査が受けられるようなことも、ちょっと考えてやっていると聞いていますので、何かもっと子どもたちや先生たちが回りくどくなく、感染が広がらないような検査をやってほしいと、ちょっと要望をしておきます。
 次に、令和4年度の教科用図書について質問します。教育支援学級の図書についての記載が、文部科学大臣の検定を受けた教科用図書を使用するという1行だけなんですけども、先ほど簡単な説明はあったんですけれども、これは何か具体的に、これだっていう表記にはなぜできなかったんでしょうか。これだけだと、ちょっと分かりにくいなというふうに感じたんですが。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  この表記につきましては、これまでも、教科書採択の際にはこのようにずっと表記していたと。教育委員会定例会のほうにも、このような形で議題として出しているということで、同じように報告をしたところでございます。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  ここのところ、教育支援学級用の教科用図書というのは、例えば一般図書を使うというケースはその書名を書きますけれども、基本的には検定教科書を使うんだといったことなので、ここにこう書かせていただくとともに、併せて、現在、通常の学級で使っている教科用図書と全く同じものですよということなので、記載が出ていないという認識でいます。


◯委員(紫野あすかさん)  そうですね。通常の教科書があっても、それを必ずしも使わなければいけないということはなくて、学校でそれを使う、使わないなどは御自由に決めていいという教育法の規則第139条にそういうこともちゃんとと書かれているので、それは分かるんですけど、何か、だったら、検定のこれを基本的には使う予定ですというふうに明記をしたっていいんじゃないかなって思ったんですけど。
 どういうものを使っているのかというのを、私、調べてもちょっと分からなかったので、知りたいなって単純に思ったんです。全く同じなら同じでもいいんですけど、その同じものを載せてもいいんじゃないかなって思ったんですけど。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  教科用図書というのは、各教科によって1つ、これが主たる教材ということで使うもののことを指し示しますので、いわゆる一般図書というのを採択した場合には、それが主たる教材ということで主たる教科用図書ということで使うということになります。ですから、ここの記載に関して言うと、文部科学大臣の検定を経た教科用図書を採択するのか、それとも、文部科学省著作教科用図書、いわゆる星本と言われているものなんですが、星が幾つついているとかっていうものなのか、それとも検定された教科書を使うのかという、その3つの中のどれかというのが、ここでの教科用図書の採択になります。
 1つは、一般図書を採択するのであれば、その書名を、これを採択するということで書くケースになるんですけれども、この教育支援学級用教科用図書というのは、市で採択するものの中で、通常の学級で使うものと違う教科用図書というのを、検定教科書を採択するということは基本的にはありませんので、ここにはこういう書き方をさせていただいて、通常の学級と同じものだということを示しております。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  ちょっと補足しますと、今回こちらにお示ししている資料自体が、教育委員会の議案で出しているものをそのまま資料としてお出ししているんですが、確かに御指摘の点で言うと、じゃあ、具体的に、例えば小学校であれば小学校の教科書と同じものを使っているんであれば、その記述があってしかるべきじゃないかという御意見は確かにごもっともなので、教育委員会で決定するのはこのことを決定しているんですけれども、例えば文教委員会で委員の皆様に御説明する際に、分かりにくいという御指摘はそのとおりだと思いますので、こちら、資料の作り方につきまして、今後少し工夫をしてまいりたいと、このように思います。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。ぜひそのようにお願いしたいと思います。
 次に、教育・子育て研究所の最終報告の概要についてなんですけれども、ちょっと資料がなかなか膨大で、読み進めるのが大変だったんですけれども、まず、すごい個人的に感じたことなんですけれども、ここで使用されている言葉がスモールスケールサクセスとか、パーソナルポートフォリオとか、調べないと意味が全然理解できなかったり、調べてもよく分からなかったりする単語が結構たくさん出てくるんです。
 調べていくと、株価の問題を表すときに使っている言葉だったり、ビジネス用語だったりすることもあるんですけれども、誰が読んでも理解できるような言葉で教育を語ることはできないのかなと、ちょっと単純に思っちゃったんです。ここで引っかかっちゃって、次になかなか進めないので、そういう工夫はできないでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  大変申し訳ありません。やはり、これはいわゆる学識の方々の使われている言葉を、基本的には事務局だったり、教育委員会だったりが、全く同じ日本語に置き換えてということは、相当困難なこともありまして、基本的にはこのまま、議論されたところで使われた言葉をそのまま掲載をさせていただいています。
 これを今度、例えば教育ビジョンとか、そういったものに落とし込んでいく際には、分かる言葉にしながらというふうには考えているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  ぜひそうしていただきたいというふうに思います。
 あと、これを今後、先ほどの答弁でも、市や市教委や総合教育会議などで、協議や調整をしていって、計画を立てていくということだったんですけれども、どの程度の位置づけと考えているのか。結構中身に対して理想はあるけれども、これを目指すというのか、参考程度に心にとどめておくというふうにするのか、ばっちりこれを100%目指していくというのか、どのくらいの重要性として、この研究報告を捉えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  これ、以前、中間報告の御説明をさせていただいたときに、これは全部やるのかみたいな御質問をいただきまして、私としては全部やりたいというか、教育委員会としては、まだあれは議論の途中でしたけれども、そのようにお答えしているところなんですが。
 確かになかなか実現するには難しいような御提言もたくさん入っています。やはり、そこは、今回の研究会が相当いろいろ突っ込んだ議論といいますか、専門家の方々から忌憚のない御意見、非常に自由に議論していただいた結果としてこれが出ていますので、そのことは非常に重く受け止めていますので、今後の議論の中で可能な限り実現していきたいと思います。そこには、やっぱり教育委員会、教育委員さんたちの議論もありますでしょうし、実際、教育で完結しないテーマもたくさん入っていますので、これについては市長部局、市長ともいろいろな議論をしながら政策につなげていきたい、このように考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  そうですね、ぜひこの検討の中にも、実際に先生とか、地域の方とか、保護者の方とか、幅広い意見も取り入れて練り上げていったほうがいいなというふうに思いました。
 あと、新都市再生ビジョン(仮称)の学校施設の対応の方向性なんですけれども、ここの下のほうには、もうこの学校3部制に対応した機能転換が可能な施設としての活用、運営について検討を行いますというふうに入っているんですけれども、この学校の3部制も、この研究の中にもやっと出てきたようなテーマというか、これから検討していくであろう中身であると思うんですけれども、そのことがこっちの新都市再生ビジョンのほうにも盛り込まれているというのは、どういうことなんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  もちろん、おっしゃるとおりで、これはあくまでも研究会が今、市に提言をして、それを受けたと。先ほど担当部長も御説明したとおり、この後、市としての考え方をまとめていくということなんですけれども。当然、この研究会の議論というのは、中間報告が既に出ていますけれども、その中でもこういった議論がされていて、これは庁内でも共有は当然されています。
 ですので、私どもとしても、学校施設長寿命化計画、もしくはそれを含んだというか、新都市再生ビジョンを議論する中でも、やはり当然3部制が、これは学校施設でも大きく関わってくるテーマになりますので、そういったことも視野に入れながら、いろいろ、様々検討していく必要があるということで、このような記述になっています。
 御指摘の点で、何で既にここに入っているんだというのは、そのとおりなんですけれども、議論の過程の中でそういったものは共有をされて、担当部局と様々協議をしていく中で、既にこういう提案があるので、教育委員会としてもその方向で実際に検討していきたいという情報共有の中で、この方向性というのはここで一応出てきていると、そのようなことで御理解いただきたいと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  学校3部制っていきなり聞くと、どのようなものなのか。じゃあ、放課後の個人個人の自由を奪われてまで何かしなきゃいけないのかとか、まだ3部制についてのいろいろな議論とか、検討とかはなされていないし、イメージもつきにくいと思う中で、これから検討して計画をしていくという段階で、もういきなりそれに向けた整備を、検討を始めますと、こっちの新都市再生ビジョンのほうにも組み込まれているのは、ちょっとまだ理解が得られないように、私は思いましたので、述べさせていただきました。
 この3部制については、今後いろいろな意見もあると思うんですけれども、先生や地域の方や保護者の方、全ての人たちの意見も聞きながら進めていくということでよろしいでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  そのとおりなんですけれども、この施設に関して、この3部制のところのポイントというのが、学校の施設を様々な機能に転換していくという、施設の機能転換というのがテーマですね。もちろん、そこで何をやるかというのは、また別の話になるわけですけれども。
 なので、施設の観点からいえば、そういった今までの学校施設を様々な機能に転換できるような視点で、学校施設を今後将来にわたって考えていくときに、そういう視点を入れるということでここに入っていますので、御指摘のとおり、じゃあ、そこで何をやるのかということに関しては、そういった様々なニーズとか、御意見を伺いながら、それはそれでまた中のソフトの部分ですけれども、それは検討していくと、このように考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ぜひ、様々な意見を聞きながら進めていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いします。新型コロナ感染症の対応状況についてという中で、家庭における感染症対策の一層の徹底を依頼するというふうに書いてあるんですけども、最近、家庭内感染が非常に多くて、感染情報を見ると、子どもさんたちの半分以上が家庭内感染なんです。家庭外での感染防止とは違って、家庭内での感染防止については、どのような依頼を家族にしていて、何か三鷹独特の感染防止のための施策をお願いしているようなことがあれば、お聞かせいただきたいと思います。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  これまでも、緊急事態宣言が発出、または延長するに当たっては、家庭内感染についての具体的な注意事項等については学校から周知をしていたところですが、今般、改めて9月1日付でデルタ株対応ということで、保護者の皆様へというチェックリストということを学校を通じて配布したところでございます。
 具体的には、9の項目で書かれているんですけれども、これまでどおりやっていた登校前の検温も含めてですけれども、御家族も一緒に健康観察をしているかとか、それから、具合が悪いときには早めに病院を受診しているか等々、改めてチェックすべき項目をチェックリストとして提示をしたところでございます。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  家庭内感染というと、恐らく御両親のどちらかがお仕事をしていて、外に出ていて、その方が家に持ち帰るとかって、そういうことが多いと思うんですけれども。そういう外出の多い両親、あるいは家族のいる人たちに対して、帰ってきたときにしていただくような感染防止については、何かお願いしているでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  こちらにつきましては、家庭に持ち込まない行動をお願いするということで、これまでも学校からも周知をしているところでございます。基本的な3密の回避ですとか、正しい手洗い、それからせきエチケット、マスクの着用といったことと同時に、極力繁華街等に外出をしない等も含めて、これまでもお願いしているところでございます。
 あとは、家庭内におきましても、学校と同じように十分な換気ですとか、適切な消毒等もお願いしているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  最近、感染者がだんだん低年齢化してきちゃって、子どもさんたちも感染していますので、徹底してそれをチェックすることが、なかなか学校では、教育ではできないと思うんですけれども、再度、何回でもこれをお願いして、子どもたちの感染を防いでいっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、子育て研究所の三鷹のこれからの教育を考える研究会の最終報告書として、これ、いただいちゃったもので、今さら内容のことを言ってもしようがないかとは思うんですけれども、ちょっと21ページのところの報告が令和3年、今年の8月ということになっていますので、上から3行目に体育館空調の整備やトイレの改修というふうに書いてあるんですけれども。体育館の空調整備というのは、学校というのは今年度で終わりますね。これがここに載っているというのは、この後、これを何か必要とするのかどうか、お尋ねいたします。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  そのとおりですね。これ自体は、昨年度の議論の中でも出てきていたことなので、そこの部分、これを削ることがいいことかどうかというのも含めて、ちょっと検討したんですけれども、そのままということになっております。
 これは、今後何かするかということではなくて、基本的には学校の体育館には空調が全てつくということの前提の中でありました。すみません、申し訳ありません。


◯委員(吉沼徳人君)  これは前年度からやっていた議論なので、そこで残ってきたのかなとは思ったんですけど、ただ、報告をいただいたのが8月のものなので、その時点で取れなかったのかなという考えがあったもので。
 すみません、以上でございます。ありがとうございました。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、幾つか質問させていただきます。まず資料1の新型コロナウイルス感染症への対応についてなんですけど、先ほども議論がありましたが、まずオンラインでの学習指導ということで、先ほど紫野委員からも質問がありましたけど、授業のリアルタイム配信ということで、私も双方向でやり取りできるのかなと思っていたけど、そうじゃないということが分かったので。定点カメラを使用して先生を映しているんですよね、基本的には。まずそれの確認なんですけど。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  まず、このオンラインのリアルタイム配信ということについては、実際にその子どもが教室にいて授業を受ける様子が見られるように、黒板全体と教員の指示、そういうものも見えるように、ここは前方ですね、そこを全体的に映しているということです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そうすると、学校の先生って、例えば例題を出して、じゃあ、みんなやってごらんといったときに見て回るじゃないですか。そういうことができないという弊害とかってないんですか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  それだけを配信ですと、そういうことが実際に学校にいない子についてはできないので、そのために教員が持っているタブレットの中にある機能であるクラスルーム、そこで課題を配信して、それを共有できますので、共有はもちろんのこと──教室にいる子どもたちも共有できますし、そういったことを並行しながら、双方向で進めているということです。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。ちょっと安心しました。あと、(1)のところで、ガイドラインを作成したということで、そのガイドラインを見ますと、先ほど来からも御説明がありましたけど、学校の先生が濃厚接触者の候補者リストを作成するというふうになっていて、特定の職員のみに過度な負担がかからないようにすることに配慮しつつ、管理職の指示に基づき組織的に実施することって書いてありますけど。イメージ的には、誰か1人出て、そうすると、担任の先生がそのクラスの濃厚接触候補者を見つけるための聞き取りを行うような感じになりますね。小学校だったら、そこの担任の先生だけということになりますから、ほかの先生とかも協力して聞き取るっていうようなイメージじゃないかなと思うんですけど。
 中学校の場合だと、その子が部活に入っていて、部活動の顧問の先生も協力してとか、そういった形での管理職の指示に基づいた組織運営、組織的に実施することというような理解でいいのかどうか、ちょっと確認したいんですけど。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  おっしゃるとおりでございます。


◯委員(谷口敏也君)  そうなると、全先生方の濃厚接触者候補者という認定の方法というのが、ある程度ガイドラインに基づいて示されているんでしょうけど、共通認識を持ってやらなければいけないということが課題になるということと、あと、やはりそうは言っても、結構現実的に保健所の基準というようなものも、経験からいいますと甘いって思うんですね。その辺で、しっかりとした候補者が見つけられるのかなという不安があって。さっき紫野委員が言ったように、それだったらクラス全員やったほうが手っ取り早いんじゃないかという。
 ただ、その1人、出た子がどこの時点で休んだかというのは非常に重要だと思うんです。発症する2日前からうつすことができるから。だから、2日前に登校しているのであれば、本当にクラス全員PCR検査を受けられるような体制のほうが先生の負担もないし、取りこぼしもないと思うんですけど、その辺は三鷹市教育委員会としてはどうお考えなのか、お伺いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  御指摘の点は本当にそのとおりだと思います。ただ、検査については、今、先ほど申し上げたように健康福祉部とか、これは保育園や幼稚園のほうがもっと。学校はかなり管理をされているという部分もあるんですけども、未就学児の場合は、1人出るとかなりその辺りのリスクというのも高いということもありまして、関係部局のほうで、いろいろ相談はしているところなんですけども。
 先ほど委員さんのお話にあったように、保健所の聞き取りについては、私も保健所のほうとよくやり取りをしているんですけれども、基本的にはさっき申し上げたようにデルタ株に置き換わる前の──前のという言い方はおかしいですけど、今の濃厚接触者の定義というか、その部分というのは変わっていないんです。これは、国立感染症研究所が出している積極的疫学調査実施要綱というものに基づいているようなんですけど、それが改訂されていないからですという説明は受けていています。
 なので、確かに不安な、心配な点があるのは事実かなというふうに思ってはいるんですけれども、今、三鷹市の学校でどういうふうに感染者、陽性者が出たときの対応をしているかというと、陽性の子がクラスで出ましたとなると、基本的には保健所の行動調査と委託調査を待つんですけれども、先ほど申し上げたように、今はどうしても二、三日かかるということでありますので、その間、言ってみれば保健所に代わって聞き取りをやるというのが候補者を特定するというか、候補者をリスト化するっていうのは、保健所の代わりに学校のほうで行うというものなんです。
 それをやった上で、保健所のほうに最終的に濃厚接触者の有無というのを特定してもらうんですけど、その間は授業をオンラインに切り替えるという対応を取っています。なので、陽性の子が出て、保健所の判断が出る前の間は、今までは1学期までは、基本的に三鷹市の学校でよほどのことがなければ、リスクはありませんと言われていたので、もちろん濃厚接触者の定義に当たる子がいないというのを確認した上で授業を継続して、最終的に保健所の調査も濃厚接触者なしというケースがずっと続いていましたので、だから、その間、授業を止めないということをやっていたんですけれども。
 今、我々はタブレットがありますので、基本的に保健所の判断を待つまでの間は、オンラインに切り替えれば学習はできるということで、この2学期からはそういうやり方に切り替えています。そういう意味では、陽性者が出て、もちろん検査ができればいいのかもしれませんけど、その学級内での感染のリスクを回避するためには、登校を止めてオンラインに切り替える。その間、保健所の判断を待つ。そこで、もし濃厚接触者が複数いれば、先ほど申し上げたガイドラインに基づいて、それは学級閉鎖になる。もしいなければ、そのまま授業を再開できるというような形でやっています。
 その間、例えばもしほかに体調がよろしくない子が出れば、それはそこでまた一定の判断というか、そのガイドラインに基づく判断になっていくんですけれども。検査を一遍にできないという事情の中で言うと、保健所の判断を待つまでの間はオンラインに切り替えるということで、今、対応しています。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。そうなると、まず学校のほうで先生たちが濃厚接触者候補者を挙げて、それを保健所が確認して、認定して、その後でないと、今のところは、検査しないということなんですか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  保健所が濃厚接触者に特定すれば、行政検査の対象になります。今、先ほど申し上げた関係部局といろいろ話をしているのは、例えば濃厚接触者候補者だったりした場合に、先ほど申し上げたように、それは都の検査の対象にはなるんですけれども、やはり時間がかかるとか、いろいろなこともあるので、そういう方を対象に、例えばお医者さんが検査の必要ありというふうに判断すれば、それは結局、行政検査のような扱いで、いわゆる公費で検査が受けられるような形になると思います。
 やっぱり、非常に疑わしい場合というのは検査につなげたほうが有効だというのは当然ありますので、今、そういう医療機関と連携をした検査の体制というのをつくりたいということで、関係部局、健康福祉部を中心に調整をしていますので、保健所の判断を待つまでの間であっても、非常にこれは疑わしいというようなことがあれば、あるいは心配だということがあれば、検査ができるようにしたいなというふうには、今考えています。


◯委員(谷口敏也君)  今のところは、したいなというところなんですね。1つ、そこでまた問題になってくるのが、保健所が認定して行政的な検査となると、そこでやったり、基本的には無料じゃないですか。だけど、ちょっと疑わしい、時間がまだ先になるんだったら受けたいなと言って、今いろいろな医療機関で受けられますけど、そうすると検査自体は無料かもしれないですけど、診察料とかで取られるじゃないですか。そこで、何で取られるのかとかいうのが問題になったりしているというのを、ニュース等で聞いた議員が報告してくれましたので。
 そういったことにならないように、本来であれば検査も迅速にできるような体制を求めていくべきじゃないかと思うんですけど、その辺は教育委員会としてどうお考えなのか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  確かに御指摘のように、いわゆる初診料とか、そういうのがかかって、その支払いをめぐって何かもめたとかいうニュースは私も見たんですけれども。その辺の議論も、今、健康福祉部のほうともいろいろしていまして。ただ、医療費助成とかの関係で、子どもだと、小学生とかは比較的安価でできるというのもあるので。ただ、やはり、じゃあ、そこを公で見るかどうかみたいなところの議論まではまだしていないんですけれども、そういう課題があるというのは認識した上で、今いろいろな話をしています。


◯委員(谷口敏也君)  その辺になると、市長部局との話合いとかになってくるんでしょうから、子どもたちの対応として、ちょっと例外的に早く受けられるですとか、行政としての検査として受けられるとかというのを求めていっていただければなと思います。
 続いて、資料3の研究会の報告なんですけれども、今回、初めてこの研究会の最終報告を受けてということで、冒頭、教育長の一文があるんですけど、次期教育ビジョンに反映していきたいというようなお話で締めくくられております。この次期教育ビジョンの改定の時期と、あと、それに併せて、当然、教育委員会のほうでこの検証というか、これを基にいろいろとこれはできない、あれはできないとか、できるとか、どういったスケジュールとかというのは協議していくんでしょうけど。その議論の始まりといいますか、そういったところはいつぐらいから始まるのか。
 最終的に教育ビジョン2022の改定とかと関係あるんでしたっけ。その辺も踏まえて、どういったスケジュール感でこれについての実践的な行動をしていくのかというのを、お伺いしたいんですけれども。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  計画に関しまして、これは昨日、たしか総務委員会のほうに御報告があったんじゃないかと思いますけれども、現行の基本計画の計画期間について、その目標年次を令和5年度まで、1年間延長するというふうに企画部のほうから聞いております。それに伴って、それ以降、令和5年度まで1年間延長して、それ以降が次の第5次基本計画の期間になるということ。併せて、それを踏まえた個別計画の改定ということで、令和7年3月というのがお示しをされていると思います。
 教育ビジョンについては、個別計画の1つというふうな位置づけになっているので、これに沿えばそういう形になってくるんですけれども、この間も一般質問等でも教育長がいろいろお答えしているように、こういった今回の研究会の提言の中で、できるものはどんどんやっていくんだというようなことを教育委員会としては申し上げているので。計画は、もちろん市の計画として、しかるべき時期にそれを盛り込んだものをつくるわけですけれども。
 今回、8月で今、最終報告をいただきましたので、先ほど申し上げたような形で、まず、もちろん教育委員会の中の議論があり、市長部局との協議等がありということで、一定の方向性というのは示していきたいというふうに思っています。これが、今年度中ぐらいには何らかの形で、これを受けた市としての考え方を示したいと思っていますし、併せて、実際にこれらを実現していく、実行していくためには、様々、この制度的な課題であるとか、法的なところがどうクリアできるのかとか、あるいは、日本でどこもやっていないような事業であれば、枠組みをどういうふうにつくるのかとか、様々課題がありますので、こういったものは、来年度はしっかり研究というか、いろいろ調べていく必要もあるかなと思っています。
 それらを踏まえて、基本計画の改定に併せてそういった考え方を出しつつ、教育ビジョンのほうを今後、どの時期にというのはまだ決めていませんけれども、その個別計画等の改定に併せて、それらを盛り込んだものでまとめていきたいと考えています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。いろいろと面白い提言が入っていると思いますので、できるところは早めに。先ほど言った制度とか、そういうところがあれば、今どういったことで、実施に向けて考えるのか、一定のものを示してくれると非常にありがたいので、それに基づいて、この文教委員会とかでも進捗状況等を報告していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時49分 休憩


                  午後1時52分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日である9月30日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後1時52分 散会