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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年文教委員会) > 2021/08/05 令和3年文教委員会本文
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2021/08/05 令和3年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  おはようございます。ただいまから、文教委員会を開会いたします。
 まず初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩します。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  おはようございます。本日、教育委員会から御報告をさせていただきます事項は、日程に記載の6点でございます。報告事項の1点目、2点目につきましては私から、3点目から6点目は各担当からそれぞれ御説明をさせていただきます。
 初めに、報告事項の1、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の発令に伴う対応状況について、御説明いたします。資料1の1ページを御覧ください。国の緊急事態宣言につきましては、先週、7月12日から8月22日までの期間が8月31日まで延長されることとなりましたが、本日は、現時点におきます教育委員会の対応状況について御報告をいたします。
 初めに1の市立学校です。(1)の学習活動におきましては、これまでと大きな変更はなく、引き続き通常の授業等を実施する中で、感染症対策を講じても、なお飛沫感染の可能性が高い学習活動については行わないことといたしまして、1学期の授業を実施してまいりました。
 (2)の水泳指導です。水泳の授業に関しましては、プールサイドや更衣室などにおいて密集・密接の場面が想定されることから、コロナ禍における安全な水泳指導を実施するためのガイドラインを策定いたしました。十分な身体的距離を保てるよう、1度にプールに入る人数を1クラス分に限定するなどの対策を講じながら、1学期における水泳指導を行ってまいりました。なお、夏季休業期間中のプール指導につきましては、各学校の判断によりガイドラインに沿った対策を講じた上で実施をしているところでございます。
 (3)の部活動につきましては、まん延防止等重点措置の期間と基本的に同じ運用で実施をしています。活動時間等について一定の制限をかけた上で実施するとともに、感染症対策を講じても、なお飛沫感染の可能性が高い活動は禁止としまして、併せて熱中症事故の未然防止を徹底しております。
 (4)の学校行事です。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に伴います学校連携観戦プログラムへの参加につきましては、都内における感染者数の推移や変異株による感染拡大の状況を踏まえ、児童・生徒の安全の確保を第一に考えた結果、安全に実施することは難しいと判断をいたしまして、6月22日にこれを中止することを決定いたしました。
 また、小学校自然教室は、緊急事態宣言の発生に伴いまして、7月12日以降に予定をしていた3校について、9月以降に延期をいたしました。これにより、1学期に予定をしていた全15校の自然教室は、日程を調整の上、2学期に実施することとなりましたが、8月末に予定をしていた2校につきましては、再度、日程を調整の上、実施することとしています。
 次に、三鷹市新型コロナウイルス感染症緊急対応方針(第7弾)に記載をしている取組になります。2点ございます。1点目は、(5)の就学援助対象者の拡充です。新型コロナウイルス感染症の影響により収入状況が急変した世帯につきまして、就学援助の認定基準を満たさない場合においても就学援助の対象となるように、令和2年度に引き続き、要件を緩和して実施をいたします。年度当初に否認定となった世帯に対する個別の申請勧奨も行いながら、丁寧に対応してまいります。
 2点目は、2ページ、(6)の市立小・中学校保健室の感染症対策等についてです。発熱児童への対応に備えまして、ビニールカーテン等により一時的に部屋の分離を可能としている保健室につきまして、三鷹市感染症対策アドバイザーからの指摘を踏まえ、より適切に対応できるよう、分離位置の変更などを行います。第五小学校で先行実施をし、検証を踏まえた上で、今後、他校でも同様の対応を進めてまいります。また、同じく助言を受けましたポンプ式石けんの設置位置の改善についても、全ての学校で対応しているところでございます。
 次に、2の市立図書館です。図書館につきましては、前回の緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に移行した際に、閲覧席の利用や一部のイベント、学校図書館地域開放事業を再開いたしましたが、4回目の緊急事態宣言が発令されたことに伴いまして、資料に記載いたしましたイベント等の事業については期間中の実施を見合わせております。
 なお、継続可能なサービスの提供を引き続き行いまして、閲覧席の利用も継続をしておりますが、今後は館内の消毒液の増設や施設入り口への非接触型検温機器の設置なども進めまして、感染症対策をより一層徹底しながら、安全に御利用いただける図書館を目指してまいります。
 最後に、3の三鷹市川上郷自然の村です。川上郷自然の村につきましては、令和2年4月の緊急事態宣言から、まん延防止等重点措置を経て、今回の緊急事態宣言の期間に至るまで、施設の臨時休業を継続しているところでございます。この間、5月の大型連休、さらには夏休みにつきましても、施設の営業ができなくなったことから、指定管理者による施設運営にも大きな影響が出ているところでございます。このため、当初予算に計上しております運営支援交付金を交付いたしまして、指定管理者による施設運営の支援を行うこととしております。
 なお、休業期間が長期にわたっていることに加えまして、今後も新型コロナウイルスの感染状況がどのように推移していくのか予測できないことなどから、施設の運営に支障が生じないよう、指定管理者と連携を図りながら、必要な対応等について検討を進めてまいります。
 新型コロナウイルスの緊急事態宣言の対応については、以上でございます。
 続きまして、報告事項の2、令和3年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(令和2年度分)報告書について御説明いたします。資料2の報告書の1ページを御覧ください。このいわゆる点検・評価につきましては、地教行法第26条の規定に基づきまして、教育委員会自らが主要な事務事業について、その課題や取組の方向性を明らかにし、効果的な教育行政の一層の推進を図ることを目的に、第三者である学識経験者の知見を活用し、実施するものとなっております。
 内容につきましては、この報告書に記載のとおりでございますが、本日はその評価の概要について御説明をいたします。
 7ページをお開きください。こちらが令和2年度分の点検・評価対象事業の一覧となります。記載の16事業となりますが、ナンバー16の新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、本委員会でも都度、御報告させていただきました、この1年を通して行ったコロナへの対応を取りまとめたものとなっております。当初、目標を設定しない取組であったことから、こちらにつきましては、評価というものは行っておりません。
 残る15の対象事業につきましては、記載のとおり評価をいたしました。成果に対する評価に関して、2つの事業でB評価とした以外は全てA評価としております。なお、B評価とした2事業につきましては、いずれも新型コロナウイルス感染症の影響により、当初の目標が達成できなかったことによるものとなります。それぞれの事業の取組状況や評価は各ページに記載しておりますので、後ほど御覧いただければと思います。
 最後に、学識経験者からの評価に対する御意見等について御説明いたします。42ページをお開きください。第3、学識経験者の知見の活用です。今年度は昨年度に引き続き、嘉悦大学ビジネス創造学部教授の木幡敬史先生と、今年度新たに御依頼をいたしました、日本体育大学教授の後藤 彰先生のお二人に外部評価をお願いいたしまして、6月2日と3日に事務局職員との懇談会を開催して意見交換を行い、点検・評価に関する御意見をいただいております。
 御意見の具体的な内容につきましては、43ページから53ページにかけて記載をしておりますけれども、先生方からは、令和2年度においても、全体を通じておおむね順調に事務事業が執行されているとの評価をいただいたところでございます。
 なお、新型コロナウイルス感染症の影響やその対応等において得られた知見を、次年度以降の事務事業の執行に生かすことを期待するとの御意見も頂戴したところでございます。
 また、事務事業の評価の在り方につきまして、コロナ禍のような非常時、緊急時の取組をどのように評価していくのかという点や対象事業における評価項目の設定の仕方にまだ精査が必要であるといった点についての御指摘をいただいております。今後は、こうした御指摘も踏まえまして、より一層分かりやすく、有効性の高い事務事業評価となるよう改善に努めてまいります。
 私からの説明は以上です。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  それでは、ウの令和2年度に発生した三鷹市立小・中学校における体罰等の実態について御報告をいたします。資料3を御覧ください。この調査は、過去に発生いたしました大阪市立高等学校での部活動顧問からの体罰により、生徒自ら命を絶つという痛ましい事件を受けまして、平成24年度から都内全公立学校を対象に実施しているものでございます。
 具体的には、都内公立学校の全児童・生徒を対象に、各学校における質問紙による調査を実施いたしまして、その調査結果に基づき、各学校の管理職による当該教員への聞き取りを行い、疑わしきケースも含めて、全ての案件について精査した結果を東京都教育委員会に報告しているものでございます。
 左上、1番、本市における体罰等の状況を御覧ください。三鷹市教育委員会では、各学校から報告されました2件の事案を報告をいたしました。その後の東京都教育委員会による精査の結果、令和2年度も、引き続き体罰と認定される服務事故は発生しませんでしたが、不適切な指導が中学校で1件、指導の範囲内が小学校で1件という結果でございました。
 右側2番、本市における体罰等の態様を御覧ください。こちらは、このたび東京都教育委員会から不適切な指導と認定された中学校の1件につきまして、その態様を記載しております。また、2枚目には、この事案の概要を記載しているところでございます。1枚目、中段、参考欄を御覧ください。東京都全体では、令和2年度に体罰と認定された事件は全部で7件で、昨年度比12件減少をしております。なお、本調査を開始した平成24年度は、全都で182件でございまして、令和2年度は調査以来、初めての1桁という結果でございました。したがって、東京都全体におきましても体罰は大幅に減少している実態でございます。
 この理由といたしましては、都内全公立学校における年間3回の服務事故防止研修等の実施によりまして、体罰は絶対にいけないという認識が各教員に浸透している結果であると考えております。特に、この7月1日から8月31日は、体罰防止月間と位置づけまして、全教員を対象といたしました悉皆の研修を実施するとともに、管理職が教員一人一人との個別面談を実施しております。三鷹市におきましても、不適切な行為を含めて減少傾向にはありますが、事故の原因としては、感情を抑えられずにこういった行為に及ぶことが圧倒的に多いことから、怒りの感情をコントロールすることが重要であると考えております。
 今後も引き続き、体罰は暴力行為であるとともに、重大な人権侵害に当たる行為であるという認識の下、研修等の様々な機会を通じて教職員への指導を継続してまいります。
 次に、服務事故の再発防止に向けた取組の徹底について御報告をいたします。資料4を御覧ください。このたびの三鷹市立学校教員による重大な服務事故が発生したことを受けまして、これまで校長会とも、再発防止策について協議を進めてまいりました。今回の事故の状況や再発防止に向けた校長会との協議結果も踏まえ、類似の事故を起こさないという決意の下、御覧の再発防止策を7月2日の定例校長会にて発出をいたしまして、一つ一つ具体例を示しながら校長に説明、指導をしたところでございます。
 再発防止策の柱につきましては、記載のとおり5点でございます。いずれにいたしましても、再発防止策を進める上で重要なことは2つあると考えております。1つは、教員に周知徹底すべきものはすぐに周知をいたしまして、その後の状況を管理職は適宜把握し、指導を継続すること。もう一つは、学校として具体的な対応をすべきものは即、職員会議等で教員と協議をいたしまして、学校の実態に応じた確実かつ組織的な実践につなげることでございます。各学校におけるこれら実効性のある取組を、遅くとも1学期中には確立するよう、定例校長会において各校長に指導をしたところでございます。教育委員会といたしましては、今後も引き続き、三鷹市立学校における服務事故の根絶に向けまして、校長会等と連携を図りながら取り組んでまいります。
 御報告は以上でございます。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  私からは2点、資料の5、資料6について御説明申し上げます。
 初めに、資料5を御覧ください。学園・学校の管理運営における児童及び生徒の意見を聞く機会の確保について、御説明させていただきます。今までも各学園・学校においては、様々な機会を通して、子どもたちの意見を聞く取組というのが行われてきたところですけれども、このたび改めて学校教育を受ける当事者である児童及び生徒の意見を十分に尊重し、これを踏まえた学園・学校づくりを一層推進するために、学園・学校の管理運営における子どもたちの意見を聞く機会の確保について、2つの規則について、改正をさせていただいたところです。
 これは、今、ネットワーク大学の教育・子育て研究所のほうで行っています、三鷹のこれからの教育を考える研究会の中でも提起されていることなんですけれども、子どもたちの安全・安心、そして快適な学習環境をつくるということ、それから、もう一つは、個人と社会のウエルビーイングに向けてということで、子どもたちに様々な場面で主体的な社会参加をさせていこうということで位置づけたものです。
 1つ目は、三鷹市公立学校の管理運営に関する規則、これは各学校ごとのものです。学校単位でのものになります。この中で、校長及び職員は、その学校の管理運営に当たり、児童または生徒の意見を十分尊重するため、児童または生徒の意見を聞く機会を積極的に設けなければならないということを規定いたしました。
 もう一つは、学校の基本方針を承認していくという、そういう立場で、学校に関わっているコミュニティ・スクール委員会の規則です。コミュニティ・スクール委員会は、協議の充実を図るとともに児童及び生徒の意見を十分尊重するため、対象学園の児童及び生徒の意見を聞く機会を積極的に設けなければならないということで、子どもたちの意見をきちっと聞いた上で、様々な学校の基本的な方針について承認をしていただくという、そういうことを担保することということで、規則の改正をしたところでございます。
 こちらについては、令和3年7月8日付で施行されましたけれども、今週の月曜日の日本教育新聞の中で、子どもの声を聞く機会をということで、新聞にもこのことについては載っているところです。
 続きまして、資料の6、三鷹スクール・コミュニティ推進会議の設置についてということでございます。こちら、令和3年度の施政方針にも載っている中身になりますけれども、コミュニティ・スクールを基盤に、学園単位としてこれまで学校や子どもたちを縁としたつながりをつくってきたところです。引き続き学園単位を基礎としながらも、全市を対象に活動する関係団体との連携を図って、全市的なスクール・コミュニティを創造するためということで、スクール・コミュニティ推進会議を、令和3年6月30日に第1回ということで開催をさせていただきました。
 こちら、裏面を見ていただければと思いますけれども、構成員ということで、ここに名前がありますけれども、貝ノ瀬教育長を座長にしながら、土屋副市長、それから市内の様々な関係団体の皆様に入っていただきながら、今までも学校との関わりで様々御協力をいただいている方々なんですけれども、それをより広めていこうと。中でどんな形でのそれぞれの団体の関わりを持っているのかといったことを把握した上で、逆にもっと団体ごとのコラボレーションというのもできるんじゃないかといったことも含めて、皆さんにお集まりいただいて意見交換、それからスクール・コミュニティ、こういうことで目指しているんだといったことについて、御説明をさせていただいたところです。
 表面に戻ります。こちらは年1回程度、具体的にスクール・コミュニティの理念の共有、それから取組の方向性を確認しながら進めていきましょうということでやるもの。それから、その下に幹事会というのを設けまして、具体的には、先ほどの推進会議のほうは、それぞれの組織のトップの方に来ていただくんですけれども、幹事会のほうは、具体的な実務担当者の方々にお集まりいただきまして、教育の立場からすると、スクール・コミュニティ推進員の方々にも出ていただいて、そこで顔の見える関係の中で、連絡を具体的に取り合うことができるようにして、スクール・コミュニティ推進員の方から、こういう分野で専門の方を誰か紹介してくれないかといったときに、それぞれの団体のどの方にアクセスしていけばうまくいくのかといったことを明確にしながら、より強固な連携ができるようにしていこうというものでございます。
 具体的にこれを進めている中で、より強い全市的なネットワークを構築していこうということで考えて、進めているところです。
 以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。まず、資料1の中からですけれども、学校行事のところで、先ほども御説明ございました宿泊を伴う行事のところなんですけれども、8月末に設定されていた自然教室については再延期されたというようなことだったと思うんですけれども、オリ・パラの学校連携観戦のところのときも少し感じたことなんですけれども、延期になりますと、一応やるということが前提で事が進んでいくということになりますので、子どもたちは結構楽しみにしてしまうというか、やれるんだろうなあって。諦めている子もいるかもしれないんですけれども、やっぱりそういう期待の部分を持ち続けるという状態になります。
 一方で、すぐ中止にしてしまうのはどうかというようなところ、最後まで選択肢として残しておくというか、行けたら行くというところは、方針としてはとてもよいとは思うんですけれども、やっぱり子どもたちの心の問題、楽しみ度とか、期待度ということを考えると、できると思っていたけど、なかったというほうが、やっぱり残念さが増すというか、そういうところだと思っております。
 それを踏まえてなんですけれども、これは、延期という判断だと思うんですけれども、この、中止を踏まえたイベントへの切替えということは、各学校では検討されているか御存じでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  学校行事につきましては、やはり特別活動としての教育的意義というものが非常にございます。そういった意味からも、昨年度に引き続き、子どもたちに、どうしたら子どもたちがそういった教育的な意義を得られるような行事にすることができるかということで、教育委員会としては、行事ができるためにどういう支援が必要かということで、様々な取組をしてきたところでございます。
 今回の自然教室につきましても、そういった視点に基づきながら、延期という形にしておりますので、現段階で学校がそれに代わるものを行うとか、もしくは一律に中止するとか、そういうことはございません。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。では、中止の判断はいつなさるのかということについて、今お答えできる範囲でお願いします。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  これは、川上郷自然の村に宿泊の他の自治体との調整ですとか、それから、中学校も3学期に予定されておりますので、そういった実際に延期できる日程があるかどうかという検討も、今後さらに再延期となったときには必要になってくると思いますけれども。そういったことを踏まえまして、いつならできるのかということで模索をしていくと。先ほど申し上げたように、一律に現段階で中止するということは決めておりませんし、それを今の感染状況等も踏まえますと、どの段階で中止するのかということも、申し訳ないんですが、決定することができないという現状でございます。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。
 次に、資料2の令和3年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(令和2年度分)の報告書について、幾つか質問します。まず、7ページ、御紹介いただきました点検の結果と評価というところなんですけれども、確認なんですけれども、この15項目を選んだ基準みたいなものがあったら、御説明いただけますでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  この点検・評価の対象事業につきましては、教育委員会が年度当初に事業計画というのを毎年度策定するんですけれども、その中で、基本的にその年度において重点的に評価・検証を行うものをピックアップいたしまして、教育委員会会議の中でお諮りをして、その内容について確定をしていくというふうになっておりますので、例年、対象としているようなものもある一方で、その年度の特徴的な、特記的な事業について抽出をするということで、特に何の事業というふうに決めているわけではないんですが、この間、おおむね10事業から、今回でいいますと15事業ぐらいの中で、事業のほうは定めて評価を行うという形で運用しているところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございました。この冊子について、もう一問だけ質問します。21ページのところなんですけれども、探求カンファレンスというのがあるんですけれども、こちらは3月の文教委員会で、指導課長から秋に向けて何か文教委員でも見てもらえるならみたいな御発言があったような確認をしているんですけれども、こちらについてはどのような授業になりそうかとか、具体的な御説明ができましたら、今ここでお願いいたします。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  こちらにつきましては、現段階で希望する教員が、本人の自己研さんということを目的に、研修費用をこちらで負担をして、各探求者が主体として、授業づくりの研修を土曜日の夕方にやっている状況です。今、三十数名の教員がこれに参加をしておりまして、11月の本番に向けて興味開発型の授業、子どもたちができた、分かったと思えるような授業に向けて、今準備を進めているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  見学については、いかがでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  今のところ、2種類考えていまして、11月6日の日に、三鷹教育フォーラム2021の中でワンセクション設けて、それについて御披露させていただければなということと、翌日、7日の日曜日になりますけれども、この日に具体的に探求カンファレンスという名称になると思いますけれども、今、そういう形で公開をする予定でいます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。初めての試みということで、注目度も高いと思いますので、楽しみにさせていただこうと思います。
 続きまして、資料2の参考資料のところなんですけれども、こちらについては、2つ質問させていただきます。1つは、教育委員会のものと併せて図書館のものがというふうな位置づけだとは思うんですけれども、こちらについては、議会への提出等の規定がないと思うんですけれども、こちらを作って、こちらに報告していただいている理由みたいなものがあれば、お伝えいただけますでしょうか。


◯三鷹図書館長(大地好行君)  一応基本的には、その資料2のほうにございます教育に関する事務の管理及び執行状況の点検及び評価であります、三鷹市立図書館の基本的運営方針の推進という項目がございまして、こちらの参考資料という形でおつけをさせていただいておりますものでございますので、一応、こちらを見ていただく際に、図書館としては、別途こういう資料を作って判断をしているというふうに考えていただければと思います。


◯委員(成田ちひろさん)  御説明は分かりました。すみません、続きまして、今後の課題や今後の方向性を示すものとしというように、点検・評価の実施方法のところに書いてあるんですけれども、中を読ませていただきますと、取組状況となっていて、令和2年度の様子とかっていうところで止まっているものも幾つか見受けられるような気がするんですけれども、こちらについては、教育委員会のものと比較する必要はないと思うんですけれども、今後の方向性とか、課題とかについて、書かれているものと、書かれていないものがあるという点については、どのようにお考えでしょうか。


◯三鷹図書館長(大地好行君)  書きぶりについて、多少凹凸があるという御指摘かと思うんですけど、それについては申し訳ございません。一応、基本的には、当該年度の点検・評価ということで、利用者の方のアンケートとかもしつつ、その年の図書館の状況について確認をして、評価をしているものでございますので、この中でそれぞれ、将来的な課題を1つずつ入れていくという形にはちょっとなっていないので、書きぶりが少しばらけてしまっているんだと思います。申し訳ございません。


◯委員(成田ちひろさん)  今の説明でよく分かりました。
 続きまして、資料3に移らせていただきます。令和2年度に発生した体罰等の実態についてのところなんですけれども、先ほど指導課長から御説明があったときは、東京都の体罰等の状況のところの御説明で、体罰の意識が浸透してきてというところが理由だというふうにおっしゃられたと思うんですけれども、こちらについては、私はちょっと一定のほかの理由があるんではないかと思っております。それは、令和2年度については、コロナで生徒と教師が触れ合う時間、絶対数が少なかったからではないかというふうに考えたりもするところなんですけれども、この辺についてはどのようにお考えでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  本市が認定された、この2件の案件については、子どもとそういったコミュニケーション不足によることが原因での事故というふうには認識しておりません。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。先ほども御説明いただいたところで、1点確認なんですけれども、こちらの1に本市における体罰等の状況として、不適切な行為として出ているというところについては、何件か事例があって、それが認定されたかどうかというところで、この数字が出てきているというような認識でよろしいのでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  三鷹市教育委員会としては、学校から上げられたものは全て都教委に上げておりますので、これが全てでございます。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  では、学校内で体罰なのかどうかというようなところを判断して、それが教育委員会に上がってくるという仕組みということでよろしいでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  おっしゃるとおりなんですけれども、先ほども御説明しましたように、児童・生徒による質問紙調査を踏まえて、管理職はその該当の教員に聞き取り、または被害があった児童・生徒に聞き取り、そういうことを踏まえて、教育委員会のほうに報告をするというふうになっております。


◯委員(成田ちひろさん)  では、学校で、その調査の結果、報告しないという事例も、もしかしたらそういうこともあるかもしれないということでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  学校のほうには、やはりこれに該当するもの、具体的に2枚目のほうに体罰関連行為のガイドラインというものが示されております。行為の分類によってこのようなものに当てはまりますというものが、これは東京都が定めているものでございますので、こういったものも含めて、軽微なもの、それから、先ほど言ったように疑わしきものも含めて、全てこちらに報告をするというふうに学校には話をしております。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  仕組みは分かりました。ありがとうございました。
 続きまして、資料4の服務事故の再発防止に向けた取組の徹底について、御質問いたします。これ、1番のところに、スマートフォンと携帯電話等の取扱いについてというところがあるんですけれども、これまではこういうようなことはあまり言われていなかったということなのでしょうかというのが1点。
 あと、もう一点、常に持っている必要はないとは思うんですけれども、小さいお子さんがいらっしゃる教師の方とかは、やっぱり御連絡が携帯電話のほうに入ってくるかもしれないとか、そういうようなこととかもあるとは思うので、一律に禁止というのは、もしかしたら先生方の中にはそのようなことだと、ちょっと不都合があるのかなという方もいらっしゃるかもしれないんですけど、その辺については何かありましたでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  まず、このスマホ、携帯電話、私物のものの取扱いについてということで、このように明確に学校に示したものはこれまでございませんでした。それから、校長会と協議をする中で、校内では禁止と、そのような方向性の議論もございました。ただ、今委員おっしゃったように、急な連絡等の確認等もございますので、それは職員室に戻ったときに確認できるような形で、原則、緊急時を除いて職員室から持ち出さないと、このような防止策を策定したところでございます。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。よく分かりました。
 資料5のところに移らせていただきます。学園・学校の管理運営における児童及び生徒の意見を聞く機会の確保についてというところですが、今回、まず規則から児童・生徒の意見を聞く機会をつくるというように明文化していただいたということで、理解しております。ここの三鷹市公立学校の管理運営に関する規則の中に、機会を積極的に設けなければならないというふうに入れたということは、何か具体的にそのような機会をつくるとか、そういうことなのでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  実際は、学校で、様々な形で今までも十分やっているところもあるんですけれども、それを子どもたちも含めて、社会参画という認識の中で発信、意見を言うというようなことについて、学校というのは、やはりこれから本当の社会に出ていく前の小さな社会という位置づけの中で、そういう経験とか、そういうことをよりさせていきましょうといったことを学園長会議等の中でも話をしていく中で、今回の研究会のほうも含めてやっていきたいと。
 特に三鷹の場合はコミュニティ・スクールということもあって、様々な地域の大人の方も入っていただく中で進めておりますので、そういったところでも、子どもたちの意見を風通しよくできるようにしていくということを位置づけたというものでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。明文化していただいて、位置づけたということは大きな一歩だと感じます。
 すみません、実際に、私の子どもは小学生なんですけども、子どもが意見を言えるのかという、その実際のところを思ってみますと、形式とかはもちろん必要で、機会も必要なんですけれども、このようなところに応募しなかったりとか、言わなかったりとかというようなこともあると思うんですけれども、広く児童・生徒の意見を聞くということに関しての、意見を言う場の在り方みたいなことは、何か所見がありましたら、お教えください。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  社会に開かれた教育課程とか、様々なことを新しく、今、学校のほうでも進めているところです。そういった中では、学級活動等の場面、本当に班だったり、クラスだったりという、そういう小さな単位の中から子どもたちが意見を言うということを、場として積極的につくっていくということが、まずは大事なことなんじゃないかなと思います。
 何か公式的な場面で意見を述べるということだけをもって言っているわけではなくて、日常の学校生活の中で、子どもたちが安全安心で、ほかの人から何か言われるんじゃないかっていうことを気にしないで意見が言える環境をつくっていこうといったことが、大事なことなんじゃないかなというふうに考えています。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。
 最後に、資料6の三鷹スクール・コミュニティ推進会議の設置のことで質問いたします。こちらについては、先ほど御説明いただいたとおりだと思うんですけども、コミュニティ・スクール委員関係の方は、このスクール・コミュニティ推進会議の中には入っていないのかというところが、ちょっと個人的に気になったんですけど、その辺については、選ばれる際に何か御検討されたりとかいうことはあるんでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  基本的には、スクール・コミュニティ推進員の方々がコミュニティ・スクール委員を兼ねているということもあって、そこでやっていただくというふうに考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。まず、コロナの対応の資料1なんですけれども、今本当に緊急事態宣言下でもあり、連日たくさんの感染者が出ているという中で、なかなか学校のほうの対応も大変だったかとは思うんですが、水泳の指導でコロナ禍における安全な水泳指導を実施するためのガイドラインを策定したとありました。このガイドラインの中身をちょっと見てみたんですけれども、必要最小限の時数で、この水泳指導を実施するとあるんですけれども、従来どれくらいの時数で行われていて、それが今回どれくらい減っているのかというのが、大体でもし分かれば教えていただきたいと思います。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  申し訳ありません、今ここで具体的な数字まではお答えはできないんですけれども、とにかく昨年度もできなかったということも踏まえて、極力できるような形でということで、そして感染症対策も含めてということで、今回こちらも校長会等と協議をしながら決めたものでございます。
 なお、水泳につきましては、学習指導要領のほうで水泳場が確保できない場合には、必ずしもやらなくてはならないというふうにはなっておりませんので、そういった現状もございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。このガイドラインは、専門家の先生の意見もちゃんと生かされているものだというふうに読みました、現在、音楽の時間では、歌が歌えないとか、楽器が演奏できないとか、調理実習ができていないという状況なんですけれども、私、水泳というものが感染に対してどれだけリスクがあるものかというのは、科学的な根拠がいまいち分かっていないんですけれども、やっぱり歌や音楽は駄目だけれども、水泳は大丈夫だっていう、そういう確信みたいな、決め手みたいなものが何かあったんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  感染症アドバイザーの水野先生といろいろお話をしたときに、学校側のほうも、ちょうど第五小学校でいろいろ点検していただいたのが5月だったと思うんですが、水泳が近いということで、水泳についてどうなんでしょうかということで、お問合せをしました。
 この新型コロナに関しては、基本的には飛沫感染がやはり一番リスクが高いということなので、体育の授業等もそうですけど、マスクをしていなくても、しゃべったりしなければ、基本的に飛沫は飛ばないんですというお話がありました。そうなると、やはり先ほども御説明したとおり、プールサイドでありますとか、更衣室や、あるいはプールの中も、あまり近い位置にいたりすると、例えば声が出たときとかに飛沫が飛ぶということがあるので、やはりプールの中も含めて距離を取るということで、リスクはかなり防げるのではないかというアドバイスをいただいて、このようなガイドラインを定めたということがありますので、基本的には飛沫感染をどのように防ぐかという中で、水泳の授業であっても、そこの距離が保てるんであれば、逆に言うと、距離を保ってやれば、基本的には感染のリスクが少ないという評価の中で、今回このような形で水泳の授業を行ってきたというところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  去年も泳げていないので、なるべく子どもたちにプールを実施させてほしいと思うんですけれども、このガイドラインの中に、更衣室の場所の確保というのがありまして、十分な空間が確保できる更衣場所を準備するというふうにあるんですけれども、これまで、学校の更衣室、比較的狭い学校もあるというふうにも聞いております。空間の規定について、何かガイドラインはあるのでしょうか。この空間をどのように確保するのか、今まである更衣室以外にも何か場所を増やしたり、そのような工夫はされているのでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  こちらには、十分な空間というふうになっておりますが、基本的にはプールサイド等でも示されているように、子どもたちが2メートル以上確保できるような人数で着替えられる場所ということで、各学校で確保しております。具体的には、普通教室を男女別に分けたり、空き教室を活用したりしながら、空間を確保している現状でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。このガイドラインのところにも、保護者への水泳指導の承諾書の提出を求めています。やっぱりどうしても、うちの子は承諾したくないという御家庭もあったのでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  この水泳に関わる承諾書については、コロナ禍だから取ったということではなく、水泳指導の前には必ずこれを取りますし、それから内科健診も行うというのが現状でございます。現状として、今、水泳に入りたくないということは、すみません、今の段階で私どもは認識しておりません。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。プールサイドで見学の子どもたちがあまりにも多い場合に、マスクをつけなければいけないし、熱中症対策とか、その場合の感染症の防止の対策がちゃんと行われるようにお願いしたいというふうに思って、お聞きしました。
 続いて、学校行事なんですけれども、緊急事態宣言が出されて、新型コロナの感染防止策として、今自粛を呼びかけて活動を制限されている状況が今も続いているんですけれども、オリンピック・パラリンピックの開催により、その信憑性と矛盾が今問われている現状があると思います。三鷹市は、オリンピック・パラリンピックの学校連携観戦プログラムへの参加を独自に中止された。結構早い段階、6月22日の段階で、東京都教育委員会の決定、その前に中止を英断されたことは高く評価したいというふうに思います。
 6月の議会での前田議員の一般質問の答弁では、そのような中身にはなっていなかったんですけれども、今回この観戦を中止したことで、楽しみにしていた児童・生徒、また保護者の方たちから何か意見とか、感想とか、そのような声は寄せられているでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  やはり、中止したことによって、オリンピックというのは本当にまたとない機会であるし、大変楽しみにしていたのに残念だというような意見が、こちらにも届いております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  大変残念だという意見、確かにあると思うんです。中には、ほっとしたという方の、先生や保護者の方の声も私は聞いております。今回、一丸となって子どもたちにこのオリンピックでレガシーを残そうと、何年もかけて取り組んでこられたと思うんですけれども、今回、直接は見られなかったけれども、例えばテレビで観戦して、何かそれの感想文を書くとか、絵を描くとか、そのような宿題があるとか、そういうことはあるんでしょうか。観戦できなかったけど、何かそれを授業の中に取り込むようなことはあるのでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  こちらにつきましては、東京オリンピックを実際に観戦しながら、今配っておりますタブレットを活用して、課題として入力をするような取組をしている学校もございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  それは、テレビか何かで観戦をして、その感想か何かを入力するということですか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  これは、観戦した記録、感想等を課題の1つとして出していると、そういう状況でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。やっぱりテレビで観戦しなければできないという課題なわけですよね。様々な事情で見られない子もいるのかなと、その家庭によっていろいろ事情はあるのかなというふうに、ちょっと今思いました。
 続いて、資料2の教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価なんですけれども、様々、目標を立てて、それがどうだったのかという評価をされているんですけれども、例えば5番、学校における働き方改革、評価はAとなっておりますが、本当にそれが現実的なのか、現実とかけ離れている部分もあるのではないかと。現場の先生方の声などは、ちゃんと反映されているのか。
 特に、タブレット導入に伴って、先生方の初年度の本当に負担はすごく大きかったという話も聞いておりますけれども、その辺、この評価が正しく、ちゃんと先生たちの声も取り入れたものに、生きたものになっているとお考えなのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  この点検・評価なんですけれども、基本的に、まず単年度評価という性質を持ってございます。この項目等を見ていただければ分かるとおり、特に8ページのところに、この評価表の見方みたいなことを書いてございますけれども。全体を通じて言うと、当然、これ、働き方改革も過去から将来に向けて取り組んでいかなければいけない課題なんですけども、ここでの評価というのは、あくまでも令和2年度に教育委員会、我々のほうで設定をした目標、それに対する取組、それがどうだったかということで評価をしている。
 それが、ここで言えば、例えばAという評価をしているわけですけれども、そのことと、今委員から御指摘のあったように、全体を通じて教員の働き方改革というのがどのように達成されていくのかというのは、単年度ではなかなか評価できない点もございますので、それはまた別の切り口というか、考え方の下に取り組んでいきたいというふうに考えています。
 特に、今年度から学校におきます、いわゆる労働安全衛生体制を確立いたしまして、現場の先生方にも一緒に入っていただきながら議論して、これらが確保できるような取組も始めたところでございますので、今後、そこでの取組などもしっかり評価の中に加えながら、この項目については、今後もそういう客観性を持った有効性のある評価をできるように取り組んでいきたいと考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  単年度評価で、単年度の目標として掲げられるもの、また達成できるものと、長期的な課題を持って進めていくものと、やはりいろいろなテーマというか、内容があると思いますので、単年度でAだったから、これでオーケーというふうなことにはならないと思うので、ぜひ、長期的な課題もしっかりと見据えたものにしていただきたいと。また、Aだから、もうこれでオーケーということではないと思いますので、さらに上を目指していくというようなものにしていただければというふうに思います。
 次です。この9番で、快適な学校環境の整備ということで、学校のトイレの洋式化が進んでいたり、床のドライ化も進んで、本当に子どもたちからはうれしい、よかったという声もたくさん伺っています。全ての中学校に、昨年度は体育館にエアコンがついて、今年度は小学校の体育館にもエアコンが設置できるということも大変よかったと思って、評価しています。
 全ての中学校の体育館にも、昨年度、エアコンはついたと思うんですけれども、ちょっと先日、市民の方から聞いた話で、六中の体育館のエアコンが落下したという話をちょっと聞いたんですけれども、その件について、文教委員会でも報告がなくて、私、今日何か報告があるのかと思っていたんですけれども、全然、報告がなされていないのは何か理由があるのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  ちょっと報告のほうが遅れているというか、その点についてはまずおわび申し上げたいんですが。今回、事故というか、落下の概要といたしましては、第六中学校に設置していましたエアコンの室内機1機が、これ夜間なんですけれども、いわゆる取付けが外れて落下をするということが生じました。エアコンにはパイプというか、ダクトというのがついていますので、それがちょうど引っかかってというか、それの長さのところでいうと、床への落下はなかったので、ちょうど外れてぶら下がったような形になったという内容でございます。
 教育委員会の職員が、学校から朝に報告を受けて、直ちに取付けした事業者のほうにも確認いたしまして、事故というか、その概要について調査をいたしました。結果としては、いわゆる体育館の躯体部分の上にモルタルの──いわゆる化粧壁というんですかね、モルタルで少しきれいにしている部分があるんですけども、要するにその厚みが躯体との間に入っていたので、本来であれば、もう少し長いアンカーというか、それで留めるというのが適切だったんですけれども、どうもそれが足りていなかったということがありましたので、さっき委員の御指摘にあったように、他の中学校においても同様の設備を同様の方法で設置していましたので、それらについても全てを点検をいたしました。
 結果としては、第六中学校以外の学校においては、十分な強度を持って設置されているということが確認されましたので、その後、体育館のほうの運用は行っているんですけれども、第六中学校につきましては、やはり全部それを一旦取り外して、改めて強度を持ったもので設置し直して、運用を開始しているという内容になってございます。
 今回につきましては、そういう点で、いわゆるGHP方式という、中学校に主につけているようなものだったんですけども、小学校はまた違う方式の空調設備をつけておりますけれども、念のため、小学校につきましても改めて点検をいたしまして、安全性を確認したという内容でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  丁寧な御説明、ありがとうございました。本当に、一歩間違えれば、大事故にもつながっていたかもしれないので、やはり事実は事実として、こういうことがあったということを教えていただきたかったなと。責めるわけでは全然ないんですけれども、なぜそういうことが起きてしまったかという検証は必要だったかなというふうに思います。
 あと、今本当にICTを活用した教育、1人1台タブレットの端末の利用がどんどん進んでいる状況だとは思うんですけれども、今またこのコロナがすごく蔓延しているときに、オンライン授業ができる。どの程度ならオンライン授業ができるとか、そのような見通しが立つところまで、現状、来ているのか。ハイブリッドの授業などもどの程度できるような──例えば、今後、万が一学校がまた緊急にお休みみたいなことになったときに、どの程度対応できるのか、ちょっと知りたいという保護者の方がいらっしゃったので、そういう可能性があるのかということだけ、お伺いしたいと思います。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  実際に具体的に学校から家庭にオンライン授業がどのように配信できるのかと、どのようにつながるのかということについては、1学期中に各学園で、実際に試行といいますか、確認をしている現状でございますので、万が一、学校がもう完全に休業になったというふうになった場合でも、対応できると認識しております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。
 続きまして、資料2の図書館の点検・評価なんですけれども、様々工夫をされていると思うんですけれども、アンケートを取っておられて、とてもいいなと思うんですが、やっぱりリニューアルされた西部のほうはまだ少ないというか、回答が1ですよね。ひまわり号も回答が1ですごく少ないなというふうに思うんですが、これは紙があって、アンケートに御自由にお答えくださいみたいなのが置いてあって、自主的に書いて出されるというような形のアンケートの取り方なんでしょうか。


◯三鷹図書館長(大地好行君)  おっしゃられるとおりでして、従来、このアンケートをやるときには、入ってこられたお客さんにアンケートの御協力をお願いしますという形で、紙とかをお持ちしてお願いしていたところなんですけれども、やはりこのコロナ禍という状況もありまして、対面でお話をするというのはちょっと避けたほうがよかろうということで、今回はアンケートをやっていますということを表示させていただいて、積極的に御記載いただいた方のアンケートを回収させていただいております。
 それだけではちょっと足りないと思いましたので、今回からウェブでアンケートも受け付けるようにさせていただいておるところでございます。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。広く市民の意見を聞くようにしていただければというふうに思います。
 資料3、体罰なんですけれども、先ほど、体罰、市内の不適切な行為も含めて減ってきてはいるという話なんですけれども、やっぱり子どもたちも、職員も、この長引くコロナ禍の中でかなりストレスもたまっているし、コミュニケーションが取りづらいというのは、本当にあると思うんですよね。だから、そこを何とか解消していけるようなことも、もちろん研修も必要なんですけれども、そのような余裕のようなこともすごく大切だなと思うんですけれども。
 減ってきたというこの実績が出てきているのは、先ほどの説明のとおりだというふうな、やっぱり評価なんでしょうか、教育委員会の方としては。少なくなっているこの状況をどのように捉えておられるのか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  主な要因は、先ほど説明したとおりでございます。体罰については、本市はゼロですので、そういったことも1つの結果として捉えてございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  体罰はゼロなんですけれども、これ、調査と書いてあって、ほかの教員からっていうことなんですけども、先生がこういうことをしていたよというような形で、こういうのって分かるものが多いということでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  やはり体罰等については、様々な形で把握できるような工夫を図っております。その1つとして、この定期的な全数調査、アンケート調査もございますし、あとは、やはり教員に対してそういう意識を向上させることで、周りの教員がこれはまずいものなんだというような認識が取れるということもあります。今回のことについては、子どもの申出によって教員から事実が分かったという状況でございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  やはり、大人から見て、これは当然の教育だというふうに思っていても、それが怖かったとか、嫌だったとかというのを受けるのは、やっぱり子どもたち、児童・生徒のほうなので、その辺が児童・生徒のほうからも、もっとこれが嫌だったということを、その後も子どもの声を聞くという資料の取組にもつながるかと思うんですけれども、様々な声を言いやすいような状況をつくっていただければなというふうに思います。
 続いて、資料4なんですけれども、服務事故の再発防止に向けた取組の徹底、これは先ほどもちょっと御説明があったんですけれども、これまでどおりの服務規程にプラスされてこの事象が発生したことによって、中身がかなり増えた、改められたのか、かなり厳しく中身が増やされたのか、その辺はどのように変わったのでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  先ほども御答弁しましたように、スマホの取扱い方については、これまでこういう明確なものを出しておりませんので、その部分では少し重くなったのかなという認識がございます。
 あと、その他の例えば密室状態の回避、それから組織的対応、実態把握の工夫については、改めて再認識、再点検できるような形で提示したところでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。この5番の効果的な研修等の工夫で、児童・生徒自らが危険を回避する能力を高めるロールプレイ研修を実施するとあるんですけれども、これはどのような中身なのでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  こちらの研修の中身については、いわゆるCAP研修というものでございます。そういったワークショップの研修を、これまでも希望する学校がやっておりましたが、今回の事故を踏まえて、まずは該当の学校の児童が実施をすると。今後、来年度以降は、全児童が実施できるような形で、これ、実際に主管課としてやっている企画部と連携をしながら取り組んでいく予定でございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、児童・生徒もそういう研修を行っていこうということなんですね。分かりました。
 次に、資料5の学園・学校の管理運営における児童及び生徒の意見を聞く機会の確保について、これは、児童・生徒が当事者として、自分たちの学校に対して意見を言うことって、とても重要なことだと思います。今回、このように規則に盛り込まれましたが、なぜこのような機会が今までなかったのか、必要でなかったのか、どのような経緯でやろうというふうになったのか、もし分かれば教えてください。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  今までもやっているんですよ。まず、それが前提なんですけれども、改めてこういうことをしていこうということは、先ほども申し上げましたけど、やっぱりこれからの三鷹の教育を考えていく上での個人と社会のウエルビーイングに向けて、子どもたち自身が社会の形成者にやっぱりなっていく。そのためには、今いるこの学校という環境の中で、自分たちがどういうふうにしていったら、よりよい学校教育の環境の中でできるのかといったことの意見をきちっと聞いた上で、それを実現したという経験とか、そういったものを子どもたち自身が持っているということが大切なのではないか。
 ただ、それはやはり社会全体がよりよくなるということですので、自分の身勝手な意見というのが通るとか、そういうことではないんだといったことも含めて、子どもたちが実際に体験するということをきちっと位置づけていきましょうということを、学校も認識した上で進めていきたいということで、これを規則に位置づけたものでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  今までもできていたということなんですけれども、具体的に今まではどういう形で行われていたんですか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  学級会等の活動の中でも、よりよい学級にしていくためにどうしていったらいいのかという話合い活動なんていうのは、これは必ずどこの学級でも行っていることだと思います。併せて、コミュニティ・スクールということで言うならば、子ども熟議みたいな取組を進めておりまして、子どもたちがよりよい学校・学園にしていくためにどうしていったらいいのかというのを、それをCSの委員さんたちがちゃんと受け止めた上でやっていくと。
 そういう意味では、ここに書かれていることが、もう実際に既に行われてはいることなんですけれども、全ての学園・学校でこれができるようにしていきたいということで書いています。また、校長先生によっては、今ちょっとコロナでできないんですけれども、必ず6年生の子どもたちと給食を一緒に食べたりという中で、いろいろ日頃考えていることをどんどん聞いてというようなことをしている学校も多くあるかなというふうに考えています。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。言いにくいこともあると思うんですよね、自分の成績にちょっとマイナスになるんじゃないかとか。そのような率直な、ぶっちゃけた声を聞けるような工夫とかはされるのでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  基本的に信頼関係の問題だと思いますので、そこをまず気づきましょうといったことが前提だと思います。あとは、そこの部分については、当然学校のほうも配慮しながらやっていかなければならないところだと思っております。今までの取組も含めて、各学校でよりよい方法というのはどんなことなのかといったことで工夫しながらやっていこうと。それの、うまくいった事例というのを共有しながら、全市で展開していきたいというふうには、今のところ考えているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  信頼関係を築きつつ、その声を聞いて、それをどうやって協議して、誰が責任を持って、この声は反映できる、これはちょっと難しい、これは次の課題ねというようなことは、どういうふうに運営されていくのでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  意見を聞くといったところで、子どもたちがこう考えているんだといったことを踏まえて、直接的にそこのところだけを変えるということではなくて、学校の運営とか、経営とか、そういった部分の中で、それをどう生かしていくのか。
 例えば、多分一番多いのは、中学校のいわゆる校則と言われているものについてのことだったりということで、実際に今、様々な形で取り組んでいるところもありますけれども、どこがどうというのは、それはケース・バイ・ケースなので何とも言えませんけれども、子どもたちの意見で、これがもっともだという子どもたちの大勢の形で意見が出てくるということでいうならば、上がってきたものについて、児童会であったり、生徒会であったりといったところで協議をした上で、これが本当に必要だということであれば、さらにどうしていくのかといったことは、また話をしていくことになるのかなと思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  確かに校則についても、何でこれが必要なのか、理由が分からないと。納得できれば従えるけれども、分からないというようなものもたくさんあるというふうに聞いておりますので、本当に単なるガス抜きのようなものではなくて、ちゃんと子どもの出した率直な声を真摯に、真剣に受け止めて、対等に話し合っていけるような場を設けて、結果をお互いに納得して、次に生かしていけるような有意義な場をつくっていただきたいというふうに思います。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。初めに、資料の2の令和3年度の教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の報告書の中で、22ページの学校の給食の充実と効率的運営及び市内産野菜の活用ということで、市としては市内産野菜の使用率を30%という目標を持っております。また、農協さんのほうでも、地場産の農産物の地産地消の推進というところで、やっぱり学校給食への地場産の納入率を30%に向けた取組を推進しているということなんですけども、たしか現状、十数%だったんじゃないかと思うんです。
 今後のこの目的、あるいは30%にできない、あるいはその障害となっているものというのは何かあるのであれば、教えていただきたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  市内産野菜の活用につきましては、各校、栄養士のほうがいろいろ献立を工夫しながら、どうやって使っていこうかといったことを積極的に考えているところはあります。今現在抱えている課題の中の1つとしては、学校が欲しいという必要量をしっかり御用意していただけるときと、そうでないときがあるというような現状がございます。
 なので、供給側の事情と、ユーザー側の学校の事情がうまくマッチングしていくようにするために、今そのキャンセルが、本当は使いたいけれども、御用意できないといったところでの結果としてキャンセルになっている部分をどう埋めていくかといったことが、課題の1つにはなっているとは思っています。
 また、昨年度は、やはりコロナで4月、5月、休校だったものですから、特に三鷹の場合、夏野菜を使うというふうになると、6月、7月、早ければ5月の終わりから使っていくという中で、なかなか厳しい状況はあったかなというふうに思っていますので、その辺りも含めて、令和3年度、引き続き使用率の向上に向けて取り組んでまいります。


◯委員(吉沼徳人君)  確かに、三鷹は夏野菜が多いので、なかなか利用できないというのは分かるんですけども、市としても30%という目標を立てたわけですから、それに向かって農協さんともしっかり話をして、給食の中で使える野菜を事前に──これ、野菜ですから、今日やって、あしたつくってくれといったら、それは無理ですから、ある程度、農協さんと計画的な相談をしながら。農協さんのほうも十分協力する体制はできていると思っていますので、農協の方針の中でも30%に向けて推進していくということを言っていますので、しっかり協力をしながら打合せをして、先が見える給食食材の提供を求めていただきたいと思います。これはよろしくお願いをいたします。
 それと、もう一つお尋ねしたいのは、三鷹市立図書館の基本的運営方針に基づく点検・評価という中で、13ページなんですけども、令和2年度三鷹市立図書館の基本的運営方針に基づく点検・評価に対する意見書の中で、14ページの上から10行目ぐらいですかね、今後、中高生の利用促進のために閲覧席の増設を検討してほしいという、1つ、ここに項目がありますね。
 そして、18ページなんですけども、施設に関する利用者のアンケートの中の満足度というところで、座席数というのが、施設の要望の中で、今年度、2.70点ということで一番点数が低いんです。それと、もう一つ、これは、アンケートの中の24ページなんですけども、そこのところに、上の表の中で、全体では47.1%が満足、おおむね満足と回答している。しかし、38.9%、約40%近くの方がやや不満、不満と回答している。やっぱり、これも座席数のことなんですよ。面積を必要とすることなんで、簡単ではないと思うんですけど、あちらこちらでこういうふうに意見が出ているということになると、何らかの対策を講じなければいけないと思うんですけど、その対策について何かあったら教えていただきたいと思います。


◯三鷹図書館長(大地好行君)  今回のアンケート等でいただいている御意見について、確かに閲覧席についての御不満をたくさんいただいているんですけれども、私としましては、今回のこの閲覧席についての不満は、直接的にはコロナ対策のために閲覧席をほぼ半分以上減らしているんです。ですから、実際問題として、従前、本館でも200席近くあった席が100席を切っているぐらいな状況でございまして、その辺のところで、当然御不満をいただいているかと思っています。
 ですから、当然コロナ禍が終わって、一定問題がないということであれば、それを全部戻すということは可能なんですけれども、一応現状では、アドバイザーの御意見もいただいて、方向をそろえたりとか、隙間を空けたりとかっていうのをしている結果として、どうしても席を増やすということが、今難しい状況にあると、私としても思っております。
 この後、やはり、こういう御不満もいただいておりますので、実際、椅子自体も片づけてしまっているだけで、物はございますので、少しずつ、やはり増やしていきたいとは思っているんですけれども、ちょっと状況があまりよろしくなくて。その中でも、一応、まず図書館は基本的には──おしゃべりされる方もいるんですが、おしゃべりをしない施設という前提でございますので、その間についてを少しずつ詰めて、増やしていく方向では考えたいとは思っておりますので、もうちょっとお時間をいただければ大変ありがたいと思っております。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  このような状況なものですから、コロナの中ですから、確かにそういうこともあるかと思うんですけど、やっぱりそれは利用者にも説明をしておけば、それは狭いんだ何だかんだということではなくて、ああ、こういう状況でこうなんだから、しようがないんだという御理解をいただいたほうがいいかと思うんです。そうじゃないと、こうやってアンケートの中にも答えとして出てきたら、これが残ってしまうわけですから。
 やっぱり利用者に対する席数の少ない理由等をしっかりと説明をして、利用していただくというような方法にしていただけたらいいと思うんですけども、いかがでしょう。


◯三鷹図書館長(大地好行君)  御指摘のとおりでございまして、一応私ども、「図書館だより」ですとか、あるいは日々のアナウンスとかで、あるいはホームページとかでも、席を削らせていただいていることについては告知をさせていただいているんですけれども、やはりその辺がまだ足りていないということに、結果として、こういう形でお話をいただいているかと思いますので、今後、また広報活動等については力を入れていきたいと思っております。その結果として、またいい方向に回っていただければいいなと思っておるところでございます。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  利用者さんが納得していただければ、こうやってアンケートの中に出てこないで済むと思いますので、それを丁寧に説明して、利用していただきたいと思います。ありがとうございます。
 以上です。


◯委員(吉野和之君)  それでは、まず最初の新型コロナウイルス感染症についてお伺いいたしますが、特に3番の部活動、あるいは体育の授業に関連すると思うんですが、コロナ対策と熱中症、これは相反する対策のものがあると思うんですよ。コロナ対策では、まずマスクをするということが第一なんですが、ところが、体育の授業において、あるいは部活動でランニングをする際に、マスクをするということが熱中症につながるということもある。
 かといって、離れているから、じゃあ、マスクをしなくていいかということになると、先日、私、テレビで見たんですが、ランニングしていると相当飛沫が飛ぶんです。普通の何倍も飛ぶと。それで10メートルぐらい離れなきゃいけないとか、相当の距離、離れなければ、マスクを着用しないでランニングすることは危険だと、こういう実験結果も出ているんですよ。
 ただ、一方では、熱中症事故、特に今日みたいな35度近い日は、この熱中症事故も大変な心配になると思います。ですから、このコロナ対策と熱中症事故、この両方の対策について、どのように進めていくか、基本的な考えをお伺いしたいと思います。特にこれ、熱中症事故というのは、本当に命に関わる大変な事故になると思うんで、それとコロナ対策、先ほど言ったように相反する部分があるんで、そこら辺はどのように進めていくかという考えをお伺いしたいと思います。
 それから、コロナ対策のもう一点なんですが、家庭内感染への注意。これについては、先ほどの点検及び評価の38ページに、右側の下のほうに、市長部局と連携し、家庭内感染防止キャンペーンとして、消毒液、チラシ等を配ったということなんですけども、確かに消毒液等、これは非常にいい試みだと思うんですけども、この家庭内感染に対する注意とフォローをどのように行ってきたかということ。
 以上、コロナ対策で2件、お伺いいたします。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  感染症対策と熱中症の両立という御質問だったと思うんですけど、これはやはり国や東京都の通知を踏まえまして、まず熱中症事故が起きないように最優先に取り組むということですので、基本的に運動中はマスクを外すと。外した際に、感染が起こらないような活動の工夫、距離の確保等も行いながらやっていると、そういう認識でございます。
 熱中症対策につきましては、やはりここ数日、大変暑い状況も続いておりますが、各学校にはWBGT計がございますので、この基準を超えたときには、まずは原則、運動は中止をするということを踏まえて、熱中症事故というのは防げる事故なんだということで、これまでも校長会で何度も指導を継続してきたところでございます。
 それから、もう一点の家庭に関する啓発につきましては、これまで緊急事態宣言が度重なって出ている中で、やはり家庭内感染というのが大変課題でございますので、具体的に家庭に呼びかける内容ということを学校に示して、協力をしているところでございます。今回、また改めて緊急事態宣言が再延長になったということを踏まえて、東京都からまた新たな注意を喚起するような内容の文書が届いております。これを各子どもたちのタブレットに配信して、それを見て、今学校に来ておりませんけれども、それを通じて家庭での過ごし方についても注意を喚起するという取組を、今現在やっているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(吉野和之君)  ありがとうございました。今御答弁いただいたんですが、このコロナ対策と熱中症対策、マスク、特に熱中症対策のところ、かなり相反する部分があると先ほど申し上げましたけども、例えば距離は離れるといっても、どれくらい離れればいいかとか、これはやはりいろいろな見解があって違うと思うんですけども。
 あるいは、マスクを取って体操したり、そういうことをすることも多いと思うんですけども、これはやっぱりコロナと熱中症の関係について、しっかりともう一度検証していただいて、ここら辺はやはり学校によって対応はまちまちだと思うんですよね。ここら辺、やはりしっかりとコロナと熱中症、このどちらも生徒にとっては大変危険なことですので、この両者を予防対策というか、これはしっかりやっていただきたいと思います。
 それから、もう一点だけお伺いします。今度はスクール・コミュニティの件で1点だけお伺いいたします。これ、一番最後のところで、三鷹スクール・コミュニティ推進会議の設置について、これについての質問です。このスクール・コミュニティの発想自体は、私は学校や子どもたちを縁としたつながりの形成という、こういう意味では、今後のコミュニティづくりに大きな貢献をする事業だということで、大いに期待しているんですが、確かに今、地縁とか、血縁とか、あるいは檀家の縁、こういうものは非常に年々薄くなっておりまして、その中ではこの学校を縁としたつながり、これは非常に大事なものだということを確かに認識して、このスクール・コミュニティは今後発展することを、私としても期待して応援していきたいと思うんですが。
 その中で1つ、具体的な問題なんですが、町会、これが一番市民にとって近いコミュニティだと思うんですよ。この構成員を見ますと、住協は確かに入っていますけれども、町会の方が入っていないんですよね。やはり町会というか、一番住民に近い組織である町会等についてもこの中に入れて、やはり、町会・自治会組織等も考えて、こういうものもこの中に取り入れて考えていくべきだと思うんですが、そこら辺についてお伺いいたします。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  ありがとうございます。住民協議会が入っているけれども、町会はといったところで、いろいろな団体とお話を伺いながら選んでまいりました。やはり、全市的にということでいうと、全部のところに同じような組織があるかというと、そうなっていない地域もあるということもあって、こちらにつきましては、生活環境部の担当の方々とお話をしていきながら、必要に応じて、町会等とのつながりみたいなところについても考えていきたいとは考えているところです。


◯委員(吉野和之君)  ありがとうございました。住協が入っているから、町会はいいという、そういう発想じゃないと思うんですよね。やはりこの町会といってもいろいろあるけども、ただ、町会・自治会は住民にとって一番近い組織ですので、引っ越ししてくると、いろいろな町会に入りませんかということで地域に来ると思うんですよね。だから、そういう意味で、やはり町会並びに自治会の方も取り入れて、やはりより広いコミュニティというものの形成を今後考えていくべきではないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、順番に質問をさせていただきます。まず、コロナ関係の件なんですけど、今、吉野委員が質問したところで、やはり体育の授業と部活動というところで、授業はある程度抑えられると思うんですけど、部活動。ここで見ますと、感染症対策を講じても、なお飛沫感染の可能性が高い活動は中止というふうになっています。教育委員会として、どの部活動を中止して、どの部活動をやっていいというのを指導しているのかどうかというのを、まずお伺いしたいと思います。
 その上で、今現状でデルタ株のほうに移行してきて、かなり感染力が強いというのも、今朝のニュースでもやっていたんですけど、マスクを外して10分ぐらい話をするだけでも、今までよりは感染確率が上がっているという報道もあります。そういった中で、今後、これ、せっかくつくりましたけど、もしかしたら、もうちょっと厳しくしなければいけないというところも出てくるのかなという気もするんですが、その辺を教育委員会としてはどうお考えなのか。
 また、一方で、この時期って中学3年生、部活動最後の大会とかが終わっている部分もありますし、7月、8月、9月ぐらいに最後の大会があるというのもあるわけなんですけど、その辺の教育委員会としての指導の仕方。本来であれば、去年から私も言っているんですけど、ある程度生徒たちの希望に沿った形で大会に出るとか──大会自体がなければしようがないんですけど、大会前の練習をさせてあげるとか、そういったことは自主的に生徒たちに聞いて、実施してもらいたいなと思っていたんですけど、その辺、今現在どうなっているのかお伺いをしたいと思います。
 それと、コロナ関係でもう一点、保健室の工事の件で、臨時会の前に課長にも聞いたんですけど、9月の補正予算を出してくれというような形でしたけど、臨時議会があるんであれば、そこで出して、8月中に工事したほうがいいんじゃないかという話をしたら、先ほどの説明でも、五小の工事の実績を踏まえて、検証して、その結果どうするかということだったんですけど、普通に考えると、どこの保健室も大体カーテンでの仕切りじゃないですか。
 普通に考えたら、工事しなきゃいけないんじゃないかなという認識なんですけど、五小の検証結果も出ていますか。出ていれば、ちょっとその検証結果がどういう内容で、各学校にどういったことの工事を進めていこうかというのがある程度決まっているのであれば、ちょっとお伺いしたいと思います。
 以上、コロナ関係2点、お伺いします。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  部活動関係の御質問にお答えをいたします。まず、教育委員会として、どの部活動はやってよい、どの部活動は駄目だとか、そういうような各部ごとの可否についてはこちらでは指導しておりません。全体的な部活動対策ガイドラインというものを校長会と協議して決めておりますので、それにのっとって活動できるのであれば、活動してもよいと、そのようになっております。
 今、デルタ株に置き換わっている状況ということですけども、これはやはり感染状況を見極めながら、さらに対策を強める必要もあるかなというふうに思っておるのですが、現在のところ、先ほどのガイドラインに基づいて、さらに細かく運動部としての感染対策、文化部としての感染対策、さらには文化部の中でも、吹奏楽、合唱とありますので、さらに踏み込んだ形で細かいガイドラインを各学校で全部共通してできるようにということで、今示して、取り組んでいるところでございます。
 大会につきましては、やはりこれは最後の大会ですので、私どもとしても子どもたちのために参加させたいという強い思いもございます。これにつきましても、大会の参加は禁止ということはしておりませんので、参加者がいる場合には、前の練習も含めて、先ほど言ったガイドラインにのっとって活動できるように、各学校等を指導しているところでございます。
 以上でございます。


◯施設・教育センター担当課長・デジタル活用担当課長(田島康義君)  五小の件につきましては、ここに書かれているように、水野先生からは最小限のところでということで、分離の仕方の御助言をいただいたところでございます。
 その御助言に基づきまして実際設置をしているわけですけども、その設置に伴いまして、例えば部屋を区切るとなると、火災報知機等の消防法の関係ですとか、換気の問題ですとか、様々な考え方がありますので、それも踏まえてどういう設置の在り方がいいのかというところを検証をして、五小に設置をしたところでございます。
 保健室自体の運用も含めて、それで本当にいいのかという、試しに1個作ってみるというところでございまして、検証の結果的には、ベッド周りをカーテンで区切るということで問題なさそうだということで、その方向性で残りの学校に適用していきたいというふうに考えているところです。臨時会につきましては、予算の積算等が臨時会の予算の提出に間に合わなかったということもございまして、臨時会の次は補正予算ということになるわけですけども、財政課と協議しまして、既定予算の中で速やかに対応するという方向性で、今考えているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。部活動については、去年、3年生の保護者の方からもいろいろな御意見をいただいて、非常にかわいそうな結果というふうになってしまったので、なるべくだったらいろいろな経験をさせてあげたいですし、先ほどありました吹奏楽のほうでも、合唱コンクールなんかもそれぞれの中学でやっていて、いろいろと工夫されて、やれるところはやれたみたいですけど、特に3年生のいろいろな思い出がどんどんなくなってしまうというのがありますので、ぜひ教育委員会としていろいろな支援をしていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 体罰の関係なんですけど、毎年少なくなっているということで、非常にいいことなんですけど、1つ懸念するのが、体罰、例えば行為の原因として態度が悪い中学生とか、それに対して感情的になったというのがありますけど、先生方もちょっとかわいそうだなと思うのは、どこまでがというか、生活指導の先生って、ある程度厳しくしないと生活指導が成り立たないというところもあるわけじゃないですか。そういった中で、先生たちのモチベーションというか、もうちょっとここは強く言ったほうがいいのに、やめておこうかなみたいな、そういったことにならないのかどうかという心配があるんですけど、現場をよく見ているお二人として、その辺は問題ないのか。
 問題ないという回答になるんでしょうけど、ちょっと昭和の小・中学生を経験した私としては、心配するところなんですよ。まず、その点、1つお伺いしたいんですけど。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  私、教員になったのが昭和63年で、昭和の一番終わりで、昭和の教育をしてきた人間の1人として言わせていただくと、もう時代が変わったんだと。やっぱり子どもたちの指導というのは、強い指導ということだけではなくて、やはり納得させる、正しいことはどういうことなのかということを考えさせるという、そういう教育に変わってきているんだろうなと思います。
 ただ、きつい指導というか、厳しい指導というのは、何か事故が起きるんじゃないかといったときの制止とか、そういう場面というのは、これは当然のことだと思いますけれども、それ以外の場面では、やはりいわゆる教員の指導というのは形が変わってきているという意識を変えていかなきゃいけないのかなという認識ではいます。モチベーションが下がるかどうかというのは、ちょっと微妙なところはあるかなと思うんですけれども。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。一方で、特に体育の部活動を見ると、うちの娘が中学のときだから、9年ぐらい前なんですけど、暴力とかっていうのはもちろんないですけど、ある程度、言葉で言う──特に大会で、他校の先生たちを見ると、そういう言い方しなくてもいいんじゃないのかなというのを見るんですよ。そこの生徒じゃなくてよかったなみたいなのはありますけど、そういうところを見ると、まだまだ変わってないんじゃないのかなと思うんですよね。
 要は昭和の体育の先生みたいな部活の先生。そこはちょっと変わってないのかなと思うんですけど、そこって、ある程度先生は1人しかいなくて、誰も見ていないような状況じゃないですか。ただ、指導課長がおっしゃっていたように、アンケートとかというような形もあるというふうに聞きました。
 部活だと、やっぱりそういう顧問の先生とかだと、誰にも言えなくて、結局やめていくというのが今までのパターンだったと思うんですよ。だけど、そのスポーツが好きで、その競技が好きでやったんだけど、たまたまそういう先生で、やめるしかないという子がいないようにしてもらいたいなと思うんですね。その辺の工夫、教育委員会としてアンケートを取るのも1つでしょうし、そのアンケートが本当に子どもの声を聞けているのかどうかというのも検証しなければいけないでしょうし。
 たまには、例えば管理者の校長先生、副校長先生なりが指導状況を見に行くとかというのを当然されているのかもしれないですけど、そういうことも必要でしょうから、3年間、子どもたちが自分が好きな部活動、部活によっては違うかもしれないですけど、中学生だったらそんなに厳しくしなくてもいいような状況で、楽しく3年間の部活動を進められるというようなこと。特にここで言うと、暴力じゃなくて、暴言のほう、そういうところにも注意してもらいたいなと思うんですけど、教育委員会としてどうお考えなのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  先ほど、冒頭の説明でしましたとおり、この体罰調査をそもそもやるきっかけとなったのは、大阪での非常に痛ましい体罰事故ということで、これを踏まえて、東京都としても体罰を一切なくすんだという強い意思の下、全数調査をしながら、今現在に至っているという現状でございます。
 その際に、これまでは、いわゆる体罰というものが一くくりで、いわゆるたたくとか、蹴るとか、そういうことだけ認識されていたんですけども、先ほどの資料でも少し触れたように、体罰の関連行為ということで、暴言も含めて、これは体罰等というふうにみなされるんだということを、平成24年から全都で教員に周知徹底しているところでございます。
 ですので、先ほど委員からも御指摘ありました、部活動等でほかの教員がいなくてというようなこともあるんじゃないかということでしたが、これは三鷹市の例ではありませんけれども、例えばどこかの大会でそういう暴言を吐いている教員がいるということを周りの保護者が聞きつけて、それを東京都教育委員会に訴えるというようなこともあります。
 ですので、こういった暴言も体罰関連行為なんだということを、教員自身が今意識を高めているということはあるんですけれども、それと同時に、子どもたちにも、こういうことも含めて全て体罰なんだということを、この調査をする前に、校長が全児童・生徒に話すことになっておりますので、それを踏まえたアンケートというような工夫を取っているところでございます。いずれにしても、本人自身の自覚と同時に、周りもそれはいけないことなんだということを醸成していくということが、非常に重要なことだなと考えております。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。いろいろ工夫が必要かと思いますので、引き続き、特にこの暴言のほうが目立つというか、なかなか見えないところだと思いますので、引き続き取組のほう、よろしくお願いいたします。
 最後に、スクール・コミュニティの推進会議の件なんですけど、メンバーが出てきて、よく市側のほうもそうですし、教育委員会なんかでもそうなんですけど、こういう会議のメンバーを見ると、大学というのは結構入っていて、当然住協とか、そういう地域の人も入っているんですけど、三鷹市内の高校があまり入っていないですよね。公立高校は三鷹高校がありますし、私立も4つ。国学院久我山なんかは、住所は違いますけど、敷地が三鷹だったりしますから。
 そういうことを考えると、かなりの私立高校もあって、内情を調べると、防災か何かだと、やっぱり校庭とか、体育館があるので、防災協定を結んだりしているんですが、教育委員会とか、ほかのいろいろな行政委員とかの中に、私立高校の理事長なり、校長なりというのがなかなか入っていないんですけど、そういうところにも目を向けて、ちょっと、中学生が進んでいく部分があるから、営業活動になってもいけないんですけど、そういうのでも遠慮しているのかなと思いますけど、高校側も、やっぱり地域になじんで、地域の人に認められてという思いが多少なりともあると思うんで、そういうところには協力を求めてもいいんじゃないかなと思いますけど。
 教育委員会として、地元の高校との連携というのはどうお考えなのか、お伺いしたいと思います。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  おっしゃるとおり、地域の防災訓練や何かで、大成高校と一中生が一緒になんていうのをよくやらせていただいていました。そういった意味での身近な、中学生にとってすぐ先の先輩の姿を見ているというのは、子どもたちにとってもすごくいいことなんだろうなというふうに思っているところです。
 今回、まずコミュニティづくりといったところの観点から見ていったときに、学校とどうやってつながっていくのかといったところで、まずは今このメンバーからスタートしていますけれども、多分、関係団体がこの後、より細かく増えていくことになるのかなというふうには思っているところです。その段階では、当然、市内の高等学校等も含めて考えていくことになるんだろうと思うんですけれども、まずは、今既存で、実際に一緒にやっていらっしゃるところと、どう深めていきながら広げていくのかという、2段階でちょっと攻めていきたいなと、今のところ考えているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。高校側も、協力する考えをある程度持っていると思うので、引き続き積極的に活用していただければと思います。
 以上で終わります。


◯委員長(渥美典尚君)  以上で教育委員会報告を終了します。
 休憩します。
                  午前11時20分 休憩


                  午前11時30分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開させていただきます。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  では、本日のスポーツと文化部からの行政報告は5件でございます。
 1点目は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会について、この間の取組などを中心に御報告をいたします。2点目は、大沢野川グラウンドの復旧・整備に向けた基本設計についての内容、それから今後のスケジュールについて、御報告をさせていただきます。3点目は、ふるさと納税を活用した三鷹市立アニメーション美術館の運営支援についてでございます。7月15日から受付を始めまして、今大きな反響をいただいているところでございますが、寄附の受入れ状況等について御報告をするものでございます。4点目は、三鷹中央防災公園・元気創造プラザ施設運営の基本的な考え方についてです。6月の文教委員会で、令和2年度の検討状況をまとめた報告書について御説明をさせていただいたところでございますが、この報告書を受けて、市としての基本的な考え方をまとめましたので、御報告するものでございます。5点目は、三鷹跨線人道橋に関するこれまでの経過についてでございます。3月の予算審査特別委員会で多くの委員の皆様から質疑をいただきました。この間の経過とともに、市長とJR東日本支社長との面談などを受けて、JRから文書の提出などもありましたので、併せて御報告するものでございます。
 それでは、各担当より御説明をさせていただきます。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  資料1、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取組について御説明いたします。(1)番、三鷹市ゆかりのアスリートの東京2020大会出場選手でございます。高橋侑子選手、トライアスロンで競技に出場しております。7月27日に女子のレースが行われまして、こちら全体では18位ということで、アジア勢では最高位ということでの結果でございました。そして、混合リレーのほうは7月31日に行われまして、日本の第1走者として出場されまして、13位というような結果でございました。
 (2)、有安諒平選手は、パラローイングのボートということで、お手元のとおり、これからのパラリンピックの出場を予定しております。写真ですけれども、有安諒平選手と高橋侑子選手について、駅前デッキのほうに横断幕を掲げて、市民の方に周知をしているところでございます。
 (3)、熨斗谷選手と竹中選手、こちら新体操の競技でございますけれども、三鷹市とのゆかりでは、それぞれ包括協定を結んでおります日本女子体育大学の御出身の選手でございます。競技予定については、お手元のとおりでございます。
 次のページを御覧ください。2番、高橋侑子選手のオンライン応援イベントということで実施をいたしました。開催につきましては、7月27日と31日の両日開催したところでございます。御参加いただきましたのは、27日が17組31人、31日が20組28人ということで、オンラインを通じて合同のイベントを行ったところです。
 主な内容につきましては資料に記載のとおりでございますけれども、応援グッズである高橋侑子選手の応援タオルを、あらかじめお申込みいただいた方にはお配りいたしまして、その都度、応援のポイントでタオルを使って一緒にオンライン上で応援したところでございます。
 次の3番、自転車ロードレースでございます。7月24日、25日、男子・女子共に実施されたところでございます。三鷹市からのボランティアとしては、各100人程度ずつ御参加いただき、御活躍いただいたところでございます。こちら、三鷹エリアにおきましては、熱中症、けが人等はなく、無事終了しているところでございまして、沿道については、感染自粛ということと、武蔵野の森公園については無観客で実施をされたところでございますが、人見街道と東八道路沿いにおきましては、観戦自粛ということでございました。
 人見街道については、若干まばらな部分もございましたけれども、やはり観戦ポイントとなる選手を正面から見られるような、公園から直接出てくる出口であるとか、東八道路にちょうど出てくる辺りから東八道路沿いというところは、やはり肩が触れ合う程度の密集具合がございまして、1列ではなく、複数列重なっての観戦の方がいらっしゃったということで、ボランティアは特に声を発するということも、飛沫感染というところもございますので、ディスタンスを確保してくださいというTシャツ等を着て、ソーシャルディスタンスの確保の御案内をしたりしておりました。
 また、ちょっと歩道を塞いでしまいかねないような状況の部分におきましては、警察のほうで、立ち止まらないでください、歩いて御観戦くださいなどと、声かけを行っていただいて、感染防止対策をしての実施でございました。
 4番の東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレーでございます。こちら、オリンピックの聖火リレーについては、公道での実施が中止になりまして、点火セレモニーということで武蔵野陸上競技場で実施されたところでございます。参加者は、聖火ランナーとして選ばれました17人でございまして、観客としては、自治体関係者並びにランナーの御家族の皆様ということで、限定した中での実施でございました。
 (2)のパラリンピック聖火リレー採火式でございますが、8月20日、金曜日に予定しているところでございます。やはりこのコロナの状況下にございますので、関係者限りで実施をする方向で、今現在検討しているところでございます。こちら、採火式につきましては、三鷹市主催の事業というような形でございますが、各自治体の火を東京都に集めるといったことから、各自治体での採火というものが必要になってくるということでございます。
 (3)のパラリンピック聖火リレーにつきましては、8月23日に予定されておりますけれども、現在まだどういった形態でやるのかということについては、連絡が来ていないところでございます。特にパラリンピックの聖火リレーは独自にルールが定められているものではなく、オリンピックの聖火リレーに倣うような形で実施形態を考えているということでございますので、公道で実施しない場合には、恐らくどちらかの会場で点火セレモニーというものが実施されるのではないかなということで、想定しているところでございます。
 次の5番目のホストタウンと事前キャンプ関係でございます。(1)で小・中学校交流ということで、チリと三鷹市の小・中学生がオンライン上で交流を行っております。アの高山小学校とチリの中学校の交流というところでは6月29日に行いまして、高山小学校の4年生に参加していただきました。高山小学校のほうでは、いろいろ日本の文化の紹介ですとか、学校生活の紹介を体育館で演じて、チリの中学生に伝えたところでございます。その様子でございますけれども、次のページ、体育館で行われたときの写真でございます。
 次に、第二中学校と宮城県加美町──こちら宮城県加美町については、三鷹市と、全国の中ではもう一つのチリのホストタウンの自治体ということから、協力して実施しているところでございます。こちら、第二中学校の合唱部の生徒に参加をいただきまして、同じく、チリの中学生と交流をしていただきました。第二中学校の合唱部につきましては、チリの国歌を斉唱していただきましたので、そういった動画の紹介ですとかというようなところで、国歌は、いつ学校の行事で歌うんですかというようなチリ側の質問もありまして、始業式ですとか、卒業式とか、そういったときに歌う機会がありますよというようなやり取りをしたところでございます。
 また、次に、(2)でございます。三鷹市、宮城県加美町、チリとの合同応援プロジェクトということで、女子のサッカーで、日本対チリの試合がございましたので、こちらを通して合同応援のプロジェクトを行いました。三鷹市からは、30組ほどが参加したところでございます。
 (3)、チリへの絵手紙の事業や、(4)、スペイン語講座の動画等の作成も行っているところでございます。
 (5)のチリ事前キャンプでございます。チリの選手団につきましては、あした、8月6日に来日する予定でございます。10人ということで、パラ卓球の選手4人、パラアーチェリーの選手1人ということで、ほか、スタッフの皆さんと一緒に来るという予定になっております。練習会場等につきましては、お手元の資料のとおりでございます。
 競技スケジュールにつきましては、お手元のとおりでございます。
 次に、この事前キャンプ期間中でございますけれども、市民との交流ということで、直接交流はできませんけれども、練習見学会とオンライン交流というものを、今、準備しているところでございます。練習見学会につきましては、選手がメインアリーナのほうで練習をしている様子を、1つ上の階から入る観客席から50人程度に見ていただくというような形で、ディスタンスを取って実施するということで考えております。また、オンライン交流につきましても、選手と御参加いただく方、オンライン上で45分程度を3回実施するということで、計画しております。
 6番のシティードレッシングにつきましては、お手元の写真にございますとおり、花と緑の都市装飾ということで、左側の写真ですけれども、三鷹駅前のデッキ上に設置した花壇の様子と、中央防災公園に設置した花壇の様子を写真で撮影したものでございます。
 また(2)、横断幕、懸垂幕、のぼり旗の掲出につきまして、写真のとおり各所に掲示しているところでございます。
 次に、資料2の説明に移ります。大沢野川グラウンドの復旧・整備に向けた基本設計についてでございます。現在、こちらの野川大沢調節池規模拡大工事を実施しているところでございますけれども、令和2年度に基本設計を実施したところでございまして、今年度、令和3年度実施設計を行っているところでございます。この基本設計の結果につきまして、6月26日に体協加盟団体を中心に説明会を行ったところでございます。令和4年度の整備に向けて取組を進めているところです。
 全体スケジュールとしましては、資料に記載のとおり、現在、東京都の工事のほうが11月まで、主に川側の堰の工事が実施されているところでございます。三鷹市につきましては、令和3年度に実施設計を行いまして、令和4年度復旧工事に入りまして、工事としては令和4年度の12月に完成を目指して準備しているところでございます。
 3番の配置計画図等ということで、2枚、別紙をおつけしているところでございます。パース図があります3ページを御覧ください。こちらで、大きく変わった点につきまして、概略を御説明させていただきます。この野川調節池の工事でございますが、3メートル掘り下げるということで、工事を実施しているところでございます。大きく変化したところでございますけれども、ちょうどこのパース図の左上が野川になります。
 こちら、野川のほうから水が入ってくる形になるわけでございますけれども、これまでも第一貯留池と第二貯留池ということで、2段階に水が入ってくるという形でございました。従来は、テニスコートが第一貯留池で、そのほかが第二貯留池という位置づけでございましたけれども、今回は、この駐車場の部分までが第一貯留池、そこで、テニスコートと駐車場の第一貯留池で受け止め切れなかったものを、さらにサッカー場やラグビー場、野球場のほうに水を流すというような形に、仕組みとしては少し変わっております。
 3メートル掘り下げたことから、このパース図に御覧いただけますとおり、このテニスコートの脇のほうから、サッカーグラウンドに突き当たりまして、この白いコンクリートの建造物が書かれておりますけれども、野球場のほうに水が流れて、水がたまっていくというような形で、導入路が大きくグラウンドのほうにせり出すような形で造られたというところが、大きく異なっているところでございます。
 運動場の施設でございますけれども、基本的にテニスコート、サッカー・ラグビー場、そして野球場については、それぞれの競技場、プレーする広さというのはほとんど前と変わっておりません。若干、そのプレー外のところでの部分が狭くなっているということはございますけども、基本的には同じということで御確認いただければというふうに思っております。
 一部、今調整中でございますけれども、駐車場の部分、駐車台数ですとか、駐輪台数につきましては、若干減るような形の計画をしておりまして、基本設計の段階では、この3ページを今まで御覧いただいておりましたけれども、1ページ戻っていただきまして、2ページにおつけしている配置計画図に数値等が記載されておりますけれども、基本設計の段階では、お手元にありますような形で進んでおりまして、実施設計で若干の微修正等を詰めていくというような形になってございます。
 私からの説明は以上です。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  資料3を御覧ください。ふるさと納税を活用した三鷹市立アニメーション美術館の運営支援についてでございます。取組概要といたしましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、臨時休館や入館人数の制限により入場料収入が大幅に減少しております。大規模修繕を目的とした積立金を臨時に取り崩すなどして、現在、運営を行っているところでございますが、今後の計画的な維持保全に大きな影響が生じるというふうなことが考えられております。
 このため、今後の大規模修繕を見据えた形で、新たに市内外からのふるさと納税を活用した運営支援の交付金を構築し、指定管理者による持続可能な施設運営を支援するものでございます。
 寄附の募集期間としましては、7月15日から来年の1月31日まででございます。ふるさとチョイスのページを活用したりしているところでございます。目標金額は1,000万円でございますが、こちらにつきましては、目標は達成しておりますが、引き続き寄附を募集しているところでございます。
 運営支援交付金の内容でございます。対象としましては、アニメーション美術館を運営しております公益財団法人徳間記念アニメーション文化財団でございます。経費としましては、当該財団の設備修繕積立金といたします。ただし、新型コロナウイルス感染症拡大に伴って入館料が減少していることから、交付金の2分の1を限度として、当該年度の修繕費を対象経費とすることができるということにしているところです。
 交付の流れとしましては、1月31日までの寄附の受入額から、寄附に関わる利用料や決済手数料の事務経費を除いた額について、原則として今年度、令和4年3月に交付をいたします。交付対象団体からは、当該年度の対象経費に充当し、実績報告書を市に提出していただくというふうに、今回の交付金はなっております。
 寄附金の受入れ状況ですが、7月25日までの速報値としましては3,153件、2,497万7,272円でございます。ちょっとこれから時間が若干たっておりましたので、7月31日まで現在、速報値ではございますが、件数及び金額をお伝えいたします。7月31日まで、件数としましては3,209件、金額としまして2,545万1,272円という形になっているところでございます。
 私からは以上になります。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  私からは、資料4について御説明申し上げます。令和元年度から取り組んでおります三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検につきまして、2年目となる令和2年度に実施をしました、市民参加、学識参加、職員参加での御意見等を踏まえまして、このたび施設運営の基本的な考え方をまとめました。今後は、この5点の考え方を基に、よりよい施設運営を目指してまいりたいと考えております。
 なお、令和3年度の市民参加等の取組でございますが、現在、プラザ内にワクチン接種会場が設置されているというような状況もございます。今後の感染者数の動向、またワクチン接種の状況を見ながら、年度の後半に進めていきたいと考えております。
 では、以下5点の考え方について御説明申し上げます。まず1、複合施設から融合施設へという内容です。このプラザですが、総合スポーツセンター、子ども発達支援センター等々、大きく7つの機能が含まれる複合施設でございます。平成29年度のオープン以来、多くの市民の皆様に御利用いただいておりますけれども、多機能複合施設としての特性上、専門性の高いフロアごとの活動が独立した運営となっておりまして、相互連携が薄いということに課題があると認識しております。
 令和2年度の総点検の取組の中でも、各フロア間の交流や多世代交流に関する御意見等が多く出されております。下の囲みのところですが、令和3年度以降の方向性としまして、プラザが多様な機能が融合する元気創造都市みたかの拠点施設として機能するよう、フロア間の縦連携による融合施設としての全館的な取組を推進することとしております。
 続きまして、2の魅力的な場づくりのためのさらなる改善でございます。このプラザがより使いやすい施設となるためには、いわゆる共有スペースの活用方法が重要なポイントであると考えております。令和2年度の取組の中でも、共有スペースの使い方ですとか、飲食・カフェ機能等の設置について、多くのアイデアが出されております。多くの方が利用するこの共有スペースについて、魅力的な場づくりを進めまして、プラザが居心地のよい場所、楽しい場所として日常的に立ち寄る人が増えることで、市民に愛される施設として有効活用されることを目指してまいります。
 めくっていただいて2ページですが、令和3年度以降の方向性として、魅力的な場づくりを進めるために、市民参加によるワークショップを令和3年度後半に実施をするとともに、各施設の具体的な利用方法について、財団とも連携しながら、より使いやすい施設となるよう改善に取り組んでいくこととしております。
 続いて、3の市民参加の推進でございます。プラザの運営につきまして、市民の皆さんの参加により魅力的な場づくりを目指していくことが重要だと考えております。令和2年度は、感染症の影響によりまして、オンライン中心の市民参加となりましたけれども、そこで出されたアイデアも踏まえまして、令和3年度以降の方向性をまとめております。令和3年度では、市民参加の1つの手法として、館内の見学会を兼ねたウオークショップ、見学をして歩きながら、気づきやアイデアを共有するようなワークショップをぜひ実施していきたいと考えております。また、経常的なものとして、施設の点検、改善が継続されるような枠組みについても検討してまいります。
 次に、4、学識参加と職員参加でございます。多機能複合施設を融合施設としていくために、助言者会議の助言を受けながら、職員参加による活動に取り組んでまいります。今後ですけれども、各フロアの専門性を生かしつつ、フロア間の縦連携による市民講座等を開催することで、各機能の連携と新たな市民サービスの提供を目指してまいります。
 続いて、3ページ、最後の項目5ですが、市民ニーズに対応した施設の改修と機能の改善でございます。令和元年度、令和2年度の総点検の取組の中では、施設改修と機能改善について多くの御意見、御要望をいただいております。そうした御意見等を踏まえまして、令和3年度以降の方向性として、プラザ全体、また施設ごとに検討していく項目を具体的に記載をしております。今後はこうした内容について、市民参加を図りながら、施設の改修、また機能改善に取り組んでまいります。
 続いて、めくっていただいて4ページ、5ページにつきましては、参考資料としまして、令和元年度からの総点検の流れについて、6月に御報告をさせていただきました令和2年度の取組の概要を中心に記載をしております。
 また、6ページ以降には、令和2年度の総点検の取組の中で寄せられました主な意見等を掲載しておりますので、後ほど御参照いただければと思います。
 私からは以上でございます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  それでは、資料5を御覧ください。三鷹跨線人道橋に関するこれまでの経過について、私から御説明をいたします。三鷹跨線人道橋につきましては、この間、市議会の皆様、そして市民の皆様からも、様々な御意見をいただいたところでございます。このことを踏まえまして、JR東日本と三鷹市との間で様々な交渉を行ってきたところですが、6月にJR東日本八王子支社長から一定の見解を示す文書が出されましたので、その経過などを併せて御報告するものです。
 なお、この間、JR側としては、道路として、人道橋として市へ移管をすることとしたいというような御趣旨での三鷹市とのやり取りでございましたので、都市整備部が窓口となって相談を進めてまいっております。ですので、この間、市議会には、まちづくり環境委員会で御説明をさせていただいております。明日のまちづくり環境委員会でも、同じ内容の趣旨での御説明を差し上げる予定でございますが、記録や保存ということになりますと、スポーツと文化部の担当となっていくということから、本日の文教委員会でも御説明をさせていただきます。
 後ほどの答弁では、私どもの守備範囲を中心にお答えができればというふうに思っております。
 1ページ目を御覧ください。令和3年3月のまちづくり環境委員会で御説明した行政報告の内容を少し御紹介させていただきます。市としては、跨線人道橋の耐震度等について、JR東日本から資料の提供を受け、譲渡を受けたとしても、改修及びメンテナンスに多額の費用が必要となること、また、現状のままの姿での改修が困難であり、改修(耐震補強)により文化的価値が損なわれる可能性が高いことなどから、やむを得ず譲り受けないという判断を行いました。その旨を3月のまちづくり環境委員会で御説明したところでございます。
 その後、令和3年度予算審査特別委員会において、存続方法・保存形態について検討・工夫を行い、引き続きJR東日本と交渉することというような御趣旨の附帯意見をいただきました。このことがございましたので、再度、JR東日本との協議を進めていくこととし、JR東日本幹部と市長との面談の機会の調整などを行ったところでございます。
 6月9日に、市長とJR東日本八王子支社長さんとの面談がかないました。その面談では、令和3年度予算に対して市議会からの附帯意見がついたこと、また、跨線人道橋に対する市議会や市民の皆様の熱い思いの御意見をいただいていることなどを、市長から支社長に直接御説明をし、何とか現状のまま存続する方法はないかというようなことについて意見交換を行いました。
 JR東日本支社長さんからは、建設後、長期間経過するとともに、耐震性能が現在の基準を満たしていないこと、近くに堀合地下道もあることから、JR東日本が管理する役割としては終えていると考えていること。経営状況がコロナのため悪化しており、維持管理費を抑制する必要に迫られていることなど、これ以上跨線人道橋をJRさんとして維持していくことは非常に困難だという見解が改めて示されたところでございます。
 一方で、撤去を前提としつつ、市が希望するのであれば、跨線人道橋の一部保存などについて協力をしていければというような提案もいただいたところでございます。跨線人道橋については、耐震性能が低く、利用者の安全や鉄道の安全安定輸送に影響を及ぼすおそれがあるため、早期に取扱い方針を定める必要があるということもお話をいただきました。
 3ページ目を御覧ください。市長とJR東日本八王子支社長さんとの面談を行った後、JR東日本からは、跨線人道橋については撤去することで進めることとしたい。また、市が今後検討する跨線人道橋の一部保存などの取組については、可能な範囲で協力するといった内容が記された、三鷹跨線人道橋の今後の取扱いについてとの文書が発出をされまして、収受をしたところでございます。この内容について、文面も御確認をいただければと思います。
 市としては、これまで何とか跨線人道橋を現状のままで存続できないだろうかということで検討して、交渉もしたところでございますが、災害など、万が一の際に利用者や鉄道の安全安定輸送に大きな影響を与えることも考えられますので、JR東日本さんの判断を受け入れざるを得ないというふうに考えております。このため、JR東日本に対しては、今回の考え方を受け入れつつ、今後は、一部保存について協議しながら、協力を仰ぎつつ検討していきたい旨の回答を行っていく予定でございます。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 質疑については、休憩後に行いたいと思います。
 休憩します。
                  午後0時01分 休憩


                  午後0時58分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  1点、おわびと訂正をさせていただきます。先ほど御説明をいたしました資料5の2ページ目を御覧をいただければと思います。上から6行目、跨線人道橋の跨の字がこの2か所だけごんべんになっております。申し訳ございません、御報告させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員長(渥美典尚君)  黒ぽち3つ目。では、文字訂正ということで、よろしくお願いいたします。
 それでは、質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。では、資料3のふるさと納税を活用した三鷹市立アニメーション美術館の運営支援について、確認させていただきます。先ほど速報値も教えていただいたところなんですけれども、もしお分かりになれば、三鷹市内の方から何件なのかとか、そういう内訳とか、今把握していらっしゃる限りで構わないんですけれども、教えていただければと思います。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  7月31日までの速報値で、市内の方からの申込件数は139件、142万円余になります。市外の方は3,070件、2,400万円余になっております。これは重複も含んでおりますので、そのまま人数とは一緒にはならないという形になります。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。ちゃんと周知というか、皆さんに情報が行き渡って、たくさんの寄附が集まっているんだなというふうに推察いたします。
 こちらなんですけれども、目標金額は達成しているものの、期限までまだありますので、続けているということなんですけれども、目標金額を達成した上で、幾らまで集めたいと思っているのかというところについては、何か御所見ありますでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  先ほども御説明しました使用目的が、修繕費用という形になっております。例年、大体五、六千万円程度は毎年経常的にかかっているというのが現状でございますので、それを全部賄えるというところまでは行かないとは思いますが、積立ての部分と経常的な部分の修繕に充てたいということで考えておりますので、特に決まった目標金額というのは設定しているわけではございません。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。その対象経費に交付金の2分の1を限度として、当該年度の修繕費を対象にできるということも、今の御説明からも含まれてくるのかなというふうに理解いたしました。
 次なんですけれども、資料4の三鷹中央防災公園・元気創造プラザ施設運営の基本的な考え方の中で、幾つか質問させていただきます。まず、これ、最初になんですけど、総点検、2年間にわたってということで、大変お疲れさまでした。初めての施設運営の基本的な考え方を、1施設に対してつくるのってなかなかないことじゃないかなと思いましたので、プラス、コロナも追加されて、予定されていたことがなかなかできないような中で、このような形にまとめ上げたというところで、予想以上に大変な作業になったとは思います。大変お疲れさまでした。
 今回、まとめていただいた中で5つの考え方が示されたという中なんですけれども、まず、ちょっと1から5まであるので、幾つか御説明含めて理解を深めたいと思います。まず、一番最初に、複合施設から融合施設へというところなんですけれども、こちらなんですけれども、そもそものところが独立したというか、いろいろな機能が1つの建物に集まったというようなところがあると思います。なので、専門性が高いフロアごとの活動で独立した運営というのは当たり前のことだと思いますし、相互連携はもともとなかったものですから、そのままそれが入ったとしたら、当然のことだと思っているんですけども、こちらを課題と捉えたというふうに、ここに書いてあります。
 融合するということだと思うんですけれども、こちらについての考え方っていうのは、どうして課題なのかと思ったのかとか、融合が大事だというふうな結論になったのかというところ、そこの経緯みたいなものをもし御説明できたら、この場でお願いしたいんですけれども。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  委員さんにお話しいただいたとおり、もともと平成29年度に開館したこのプラザですけれども、それ自体、老朽化してきたそれまでの旧施設というんでしょうか、古くなってきた施設、また機能について、市民活動を止めることなく、再配置をするために整備を行うというコンセプトでの、いわゆる多機能複合施設でございます。
 おっしゃるとおり、特性上、ある程度専門性の高いフロアごとの活動が独立した運営となるというのは、お話のとおりかと思います。ただ、一方で、名称のとおり、元気創造プラザというふうに言っておりますけれども、スポーツや生涯学習、また福祉や健康等の機能が入っておりますので、そうした各機能が融合して、フロア間の縦連携で、名実ともに元気創造都市みたかの拠点施設として機能するようにしていきたいと、こういう考え方が、複合施設から融合施設へという考え方になっております。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。
 続きまして、2番の魅力的な場づくりのためのさらなる改善のところで、方向性のところを書いていただいているところについて質問します。共有スペースの使い方やカフェ機能等については、このワークショップを今年度の後半に──これはコロナの関係でどうなるかというところだと思いますけど、実施するということなんですけれども、具体的には、これは、ワークショップをした後、使い方とか、カフェ機能とかを考えるということなのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  魅力的な場づくりという中での捉え方となっておりますので、それぞれの施設に、御利用のために目的を持って来館、利用する人に加えて、居心地のよい場所、楽しい場所として日常的に立ち寄る人が増えていただければありがたいという中で出てきたようなことが、アイデアとしては、飲食やカフェ機能というようなところでございました。
 共有スペースの使い方、そうした飲食・カフェ機能をどんなふうにすれば、日常的に様々な人が、多世代の人が立ち寄っていただけるような魅力ある場になるのかというような考え方について、これまでも市民参加でるる取り上げてきていただいたところでございますけども、改めて深めて、具体的にどんな実現の方法があるかということも、御意見をいただきながら考えていきたいというような内容でございます。
 一方で、カフェ、飲食という点では、現在、コロナ禍の状況がございますので、そうした状況が落ち着いた後、どんな形にできるのかということもあろうかなと思っております。
 以上です。


◯委員(成田ちひろさん)  そういうことを、ワークショップで話し合うというようなところなのでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  今、担当部長から申し上げましたとおり、いろいろな方が関わっている施設でございます。特に共有スペースについては、先ほど、そもそも専門性の高い施設があるということで、その機能自体も融合していってもらいたいと思ってはいるのですが、かなり多くの人が利用する中で、共有スペースがみんなで使うにはさほど広いわけではございませんので、スペースに限界のある共有スペースについて、例えば去年の市民参加の中で出ましたのは、じゃあ、屋外はどうなんだろうかとか、今あまり使われていないスペース、地下1階のスペースはどうなんだろうかとか、そういうようないろいろなアイデアが出ました。
 そういうものについて、何かだけの目的に決めて使おうとするのではなくて、館を利用するいろいろな方、館に御用のある方、それから、今高松が申し上げましたとおり、ここに立ち寄るためだけに御利用になる方も、恐らく今後コロナが落ち着けば増えてくると思いますので、様々な方に居心地よいスペースであるために、逆に使い方をみんなで相談をしたり、仮に期間限定でやってみたりとか、何かそういうようなワークショップをすることで、決め打ちで、決めて整備してしまうのではなくて、こんなんだったらどうだろうか、じゃあ、こういうふうにしてみたらどうだろうかというような、少し可変的なことで相談をしながら決めていければよいのではないか。
 市民の皆さんの御意見の中で、去年はどうしてもオンラインだったので、フェース・ツー・フェースでやることはなかなかできなかったんですけれども、やっぱりみんなで考えて、そのプロセスが共有されるということが、もう一つ、大切なんじゃないだろうかと。結果的に、居心地のいいスペースが整備されるとき、もちろん、市や財団が皆様の意見を酌み取って、計画して出すということもありますけども、その計画として出していく中に、途中のどうしてそういうふうになったのかというプロセスが共有できるということも大事なんじゃないだろうかという御意見が、参加した方は皆さん、割とそういうようなトーンでお話しされていました。
 コロナ禍ですので、今ちょっと大変難しい──実施の方法は今かなり悩んでおります。コロナ禍の中でそこまでできるかどうかという別の課題はございますけれども、施設の基本的な考え方としては、決めていくプロセスを、利用しようとする方と共有していけるっていうことが1つ、融合施設だったり、三鷹市としては大規模な施設で、しかもいろいろな機能が入っている施設の共有スペースの使い方としては重要なんじゃないかというふうに考えているところです。


◯委員(成田ちひろさん)  丁寧な御説明ありがとうございます。プロセスを大事にというか、共有していくというような方向性ということで、理解いたしました。
 続きまして、これも確認の質問になりますが、3番の市民参加の推進のところの方向性のところについてなんですけれども、令和4年度に立ち上げる施設全体について、市民と学識経験者と職員が意見交換するための枠組みというのは、どのようなものなのかというのを、検討されている内容をお教えください。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  総点検と称して行っている部分については、やはり期間としては区切られていくんだろうと思っております。やっぱりいろいろな公共施設、様々、継続的な、経常的な点検、評価、改善というプロセスは当然重要となってきますので、そうした枠組みをどんな形でつくれるかというような内容になります。
 もちろん、今も総合スポーツセンターや生涯学習センターについては、利用者懇談会というような組織自体もございますし、ここでは、また様々、市民参加、学識の方からの助言もいただきながら、こうした枠組みを令和4年度以降どんな形で立ち上げられるかということを検討していきたいという内容になっております。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。変な話、通常の施設運営としてどうしていくのかというような形というふうなイメージで捉えました。ありがとうございました。
 4番の学識参加と職員参加のところなんですけれども、令和3年度から開催予定の縦連携講座というのは、具体的にはどのようなものをお考えなのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  最初に御質問いただいた融合施設という考え方にも関わってきますけれども、まさにスポーツ、生涯学習、福祉、健康、そうした機能がこのプラザ自体に縦に積まれて入っているという状況でございますので、例えばですけれども、スポーツと健康の関わりというようなこともあろうかと思います。そうした機能ごとの融合した講座、職員参加によってテーマ設定もしながら、市民向けのそうした講座を考えていきたいという内容となっております。


◯委員(成田ちひろさん)  まだ具体的にはどのような講座ということは決まっていないということで、承知しました。
 続きまして、資料5の跨線人道橋に関してなんですけれども、こちらは、先ほど御説明いただく中では、所管の話になるんですけれども、スポーツと文化部の中では、一部保存とか、記録のところについてということで理解をしているところなんですけれども、今回、一部保存についてのJR東日本からの文書の通知を受けて、今後そうなっていきますと、一部保存とかという話になっていくと思いますので、メインの所管はこちらのスポーツと文化部ということになるのでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  JRさんとしても、撤去をしたいというふうな、文書上、この表明がなされましたので、この後、この文書に対して、私ども、撤去やむなし、そして、一部保存、記録をきちんと取らせてほしいというお返事の文書を出させていただこうと思っております。
 その撤去をするにいたしましても、今所管の問題というふうにおっしゃっていただきましたけども、あれだけの構造物を、もちろん今、市民が御利用されている中を、それはJRさんのお仕事ですけども、いつから、どういうふうに、例えば利用を止めて、どういうふうに撤去していくのかとか、そういうようなことにつきましては、引き続き、やはり都市整備部のほうがきちんと専門的な意見交換もして、担っていってもらうものと思っております。
 ただ、質問委員がおっしゃいましたとおり、では、撤去を前提として、どこのどの部分をどういうふうに残していくのかですとか、残し方、活用の仕方ですとか。それから、私ども、今年度も予算をお認めいただいていますけれども、やっぱり記録を取っていくということは非常に重要だと思っていまして、普通に写真や映像の記録を取らせていただくことについても、JRさんにも御協力をいただいて、もちろん鉄道の運行に御迷惑がかからない範囲でということにはなりますけれども、なるべく詳細な記録を取らせていただきたいと思っております。今年、その一部の予算をお認めいただいておりますけれども。
 なので、そのようなことについても、この後きちっとJRと交渉していきたいと思っておりますので、そういう意味で所管といたしましては、一部保存、それから記録をきちっと取るということについては、私どもということになりますし、引き続き、今の跨線橋そのものを、この後どういうふうな段取りでということについては、都市整備部の担当ということになろうかと思っております。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。引き続き、両部が所管になる期間が長くなるのかなというふうに思いました。
 1つ、一部保存というのは、何となくイメージで、何か切って保存するのかなと思ったんですけれども、どういうようなイメージでいたらいいのかというのが1点。
 あと、もう一点、保存の大きさにもよると思うんですけれども、何か記念館とか、太宰だから太宰のところに持っていくとか、そういうような話というのはまだだと思うんですけれども、何か決まっていてお知らせいただけることがあれば、お話しいただきたいと思うんですけれども。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  現時点で決まっているものというのはございません。これからお返事の文書をJRさんにお出しし、御相談する中で、どういうふうにしていけるかということを、これからたどっていくということでございます。
 私どもといたしましては、一部保存ということであれば、三鷹側の電車庫の南側にある、いわゆる太宰さんの写真で有名な階段部分については、やっぱり写真のあの風景を──全部きちっと残すというのはなかなか難しいかなと思いますけども、太宰さんにゆかりのある現物が残っているものというのは意外と少なくなっておりますので、あの階段部分については何とか、現地で今の太宰さんも上ったであろう、あの階段そのものを、ある程度の高さのところまでということになろうかと思いますが、あれの一部保存というのは、できればお願いをしたいと思っております。
 それから、これも今後の交渉事ですので、技術的に可能であればということになりますが、橋桁の一部、渡って歩くところの一部を、それも大きな構造物でございますので、どのように一部とできるかどうかというのは、それは本当に技術的な問題がありますので、JRさんが御協力いただける範囲、ある一定の範囲になればということになると思いますけども、それも一部可能であれば、保存をしたい。ただ、その保存については、じゃあ、保管場所をどうするのかとか、そういう課題もございますので、もちろん都市整備部と連携して十分に議論したいと思っております。
 御質問の後半にありました、記念館でとか、そのような展示はということについては、太宰さんの記念館自体の構想につきまして、私のほうが今何か申し上げられるということはございませんので、それは行く行く何かあればということにはなるかと思いますけども、この後、やはり撤去されることになりましたら、そういうような形である程度の部分をきちっと残して、後世に伝えていきたいというふうな形で考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。何点か質問をさせていただきます。現在、オリンピックが開催中で、選手ももう300人以上の方に感染者が出ていたりという、大変な状況の中なんですけれども、このチリの事前キャンプの方々、あしたからキャンプが始まるかと思うんですけれども、現在どのように受け入れて、どのような状況で過ごしていらっしゃるのかとか、そういうことは、こちらでは把握はされているのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  入国に際しましては、取決めがございまして、チリを出国する前の72時間以内の感染症の陰性証明書を必要としています。それがなければ、日本国内への入国ということがかなわないということで、それをした上で飛行機に搭乗するというような形になっています。
 日本の空港に着きまして、検疫がございまして、そこでは抗原検査というものが行われまして、そこで陽性反応なのか、陰性反応なのかということが振り分けられます。陽性反応が空港で出た人に対しては、組織委員会のほうで、その人に施設のほうに入っていただくというような形になりまして、三鷹には来ないという形です。ただ、一方、陽性の選手、スタッフ、コーチが出た場合に、濃厚接触者の可能性というものがございますので、飛行機の座席の配置を記録するような形でのルールとなっておりまして、その飛行機の座席の位置、陽性の方との配置、前後の列に入っている人というのは、濃厚接触候補者というような形に区分けされまして、その人は陰性ではあるんですけれども、今のルールでは、迎えに行くバスは三鷹市のほうで用意してあるんですけども、そのバスとは違う組織委員会が用意したバスに分けて、成田空港から乗って、三鷹市のほうに来るというような形になっています。
 濃厚接触者と候補者というのは、濃厚接触者の認定については、保健所が行うことになっていますので、もしこの候補者という方が三鷹に来た場合は、多摩府中保健所に確認をしまして、恐らく当日ちょっとその区分けをすることは難しいというふうに思いますので、翌日にその候補者が濃厚接触者かどうかということを判定してという形になるんですけれども、宿泊施設においては、濃厚接触候補者及び濃厚接触者となった人は、個室で隔離という形を取られて、食事等についても個室で取っていただくというような形で、三鷹に着いてからは、毎日抗原検査を実施してというような対応になってくるというところが、入国から三鷹に来る際に、万が一でも陽性者が出た場合の対応というところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、今日現在、その選手の方たちはもういらっしゃっているのか。ごめんなさい、ちょっと分かっていなくて。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  成田に着いて、三鷹に来るのが明日の午後ということでございますので、今、飛行機に乗っているぐらいじゃないかと思いますけど。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。飛行機の並びによってそういうのがあるっていうのを知らなかったので、ありがとうございました。じゃあ、何もなくて、三鷹に入られて、よくテレビ、世間で言っている15分ルールとか、いろいろあるみたいですけれども、それは関係なく。例えば、アーチェリーとかの練習をされていて、この辺をふらふら歩いていらっしゃるとか、サミットに何か飲み物を買いに行っているとかいうようなことは、今後の想定ではないということですかね。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  選手及びスタッフ、コーチの行動範囲というのは、行動制限ということで決まっておりまして、宿泊施設及び練習会場のみに滞在するというような形になっています。この宿泊施設と練習会場の移動についても、専用の車両で移動するというような形でございます。
 練習会場につきましても、基本的には、選手とほかの利用者なり、関係者等は動線を物理的に分離することということが言われていまして、基本的には動線が重ならないというような形で、マニュアルを定めるような形になっております。そういった物理的な動線分離ができない場合には、一般の利用者なりと選手団というのは、違う時間での利用というようなこと、並びにその動線がクロスする部分については、職員が帯同して2メートル以内に互いが接近しないような形での行動というようなことが言われておりますので、先ほどございましたようなコンビニですとか、そういうところにふらっと行くということは禁じられております。
 そういうことが往々に見られた場合には、こちらのほうから組織委員会なりに知らせるということで、場合によってはペナルティーが科されて、競技に参加できないというようなことも想定されているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。パラリンピックの聖火リレーは23日に予定してあって、採火式も含めて三鷹市が主催でやるということなんですけれども、これのパラリンピックの開催がどうなるかというのも含めてなんですが、オリンピックの聖火リレー自体は、東京都の判断で中止になりましたが、パラリンピックの聖火リレーも、今後、中止になる可能性があるのか、どのような状況の場合、中止にするのか、そのような判断の基準みたいなものというのは現段階でありますか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  パラリンピックの聖火リレーにつきましても、オリンピックの聖火リレーと基準については同様なものが適用されるというふうに聞いているところでございます。ですので、この期間、8月23日におきましても、緊急事態宣言が発令されている期間中に該当するというふうなことから考えますと、公道での実施というものは可能性としては極めて低いのかなというふうに捉えているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ちょうど、第二駐車場でワクチンの接種会場も始まるということなので、だから、ちょうど重なってしまったりするのかなと思って、行われるのか、行われないのかというのがちょっと気になったので、質問させていただきました。
 次に、資料2の大沢野川グラウンドについて質問させていただきます。私たちの期が議員になってから、これが文教委員会で出るのは初めてのような気がして。私もこの中身がよく分かってない部分があったんですけれども、この大沢野川グラウンドの計画なんですが、6月26日に説明会が行われたということなんですけれども、具体的にどのような利用団体の方が参加されていて、どういうふうな市民の意見が出てきたのか。また、その出された意見をどういうふうにして反映させていくのか、その中身についてお聞かせください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、東京都のほうの工事が先行して実施されておりまして、この三鷹市の大沢野川グラウンドの復旧ということにつきましては、実は令和2年度に説明会を開催しようというふうに考えていたんですけれども、コロナの影響で説明会を開催することは見合わせまして、この基本設計の段階で、あらかじめこの大沢野川グラウンドの復旧については、現状の機能と同等のものを復帰する場合については、東京都が全ての復旧の工事の経費を──設計も含めてなんですけども、見ますというような覚書を取り交わしていることから、この工事については、そういう前提がある中でではございますけれども、何か御意見はございませんかということを、令和2年度に、1回お聞きして、文書で意見を集約しているところでございます。
 その結果を受けて基本設計をいたしましたので、6月26日に説明会を開催いたしました。お声がけをした体育協会加盟の中心の御利用団体については、テニスコートについてはテニス連盟やソフトテニス連盟、サッカー・ラグビー場についてはサッカー協会、サッカーの少年連盟、それからラグビーフットボール協会でございます。野球場については、野球連盟、少年軟式野球連盟、ソフトボール連盟、還暦野球連盟、三鷹倶楽部、中学校の硬式野球の3団体にお声かけをいたしまして、参加していただきました。
 ただ、出欠については、当日の都合によっていらっしゃらない団体等もございましたので、そういった団体には、後日、資料配付だけをしているというような形になってございます。
 主に出た意見といたしましては、やはり、近年、熱中症への対応というところが求められることから、日陰のスペースですとか、それから直接グラウンドレベルで水道の設置ですとか、そういうところの御要望が多く出たところでございますが、もともと調節池という機能であることから、ここにそういった設備をつけるということについてはちょっと難しい上に、もともとそういったものがついていなかったものですから、原状復帰というところから申し上げると、東京都のほうで、この分については予算は見れませんよというようなやり取りがあったものですから、そういったことを御説明させていただいたというところが、主なところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、この部分は東京都の予算だけれども、ここは三鷹ですとかいうようなことが、今後もやっぱりたくさん出てくるということですかね。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  基本的には、東京都の予算で見ていただける範囲で工事を進めていくということが三鷹市の考え方になっておりますので、この工事と同時に三鷹市の上乗せの部分をやるということは、今現在では検討しておりませんので、この工事後にどうしても必要な設備なり、施設というところを、三鷹市で独自にやったほうがいいのかどうかというところは、工事後に、再度検討していくというような形になろうかと思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。確認なんですが、先ほど、増水時には水が入るっていうお話だったんですけれども、もうこれ全部に入るということ。どの程度というか、私、いま一つ、イメージが分からないんですけど、かなり水が増水時に入るということなんですかね。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  2年ぐらい前だったか、台風第19号のときに、ほぼこの施設の掘り下げが完了していまして、水が満水になったことがございました。このパース図で言いますと、ちょうどこの施設と施設外のところに、分かりにくいですけどフェンスが張り巡らされているんですけれども、ちょうどこのフェンスの基礎部分より若干、1メートルぐらい下回るぐらいまでは水が入ってくるようなイメージでお考えいただければというふうに思います。


◯委員(紫野あすかさん)  そうなんですね。すみません、ちょっと素人考えだと、サッカーコートは土で、テニスコートはオムニコートになっていると思うんですけど、水が入ってきて、その後ぐちゃぐちゃになって掃除が大変とか、ぐちゃぐちゃにならないのかなとか、そういうレベルでしかイメージが湧かないんですけど、水が入ってもそういうのは大丈夫なものなんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  やはり水が入りますと、イメージとしては、そういった状況にどうしても近いものが形になりますので、排水した後、どうしても清掃と消毒というものが必要になってきておりまして、それは前の施設でも同様な形になりますので、運用の段階で、そこは三鷹市が担っていくというような形で運用していく形になります。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。これ、まだイメージ図みたいな感じなんだと思うんですけれども、これは例えば夜間、ナイター利用なんかもできることを想定して造られるのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  もともとナイター施設がない施設でございましたので、同様にナイター設備の設置は予定しておりません。


◯委員(紫野あすかさん)  予定していないということで。これ、例えば市民から夜も利用したいとか、ナイター設備をつけてほしいというような声があったら、今後、三鷹市として何か考えたりする余地はあるのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  大沢総合グラウンドのほうに、平成28年だったかと思いますけれども、サッカー・ラグビー場と野球場、テニスコートにナイター設備をつけた経緯がございます。この利用率等を見ますと、サッカー・ラグビー場については、非常に、ナイターの時間帯も含めて80%程度の利用率というところで、一番利用率が高いということは承知しておりますけれども、やはりグラウンドが実質的にもう一面増えるということでございますので、そういったところでの運用を見てになりますが、恐らくはそういった費用対効果も考えますと、まずはナイター設備を設置するということなく運用していくというような形になろうかとは思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。市民の方たちにとっては、使いやすい、みんなの市民のグラウンドであってほしいという意見はたくさんお伺いしています。体育協会の方たちが加盟している団体の方とかは、割と予約が取りやすいけれども、一般の参加の人がなかなか予約が取りにくいという現状があるという意見もお伺いをしています。例えば夜間練習できる場所が1つでも増えれば、そういう市民の活用が増える、スポーツに携われる機会が増えるということであるならば、例えばナイターも利用することを考えるとか、水害は無理ですけど、何かの災害拠点としての機能を、一時避難場所ぐらいにはなるのではないかということもありますので、様々な市民の意見というのをもっと広く聞いていただきたいなというふうに要望します。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今、体育協会加盟の団体が利用しやすいというような御質問が一部ございましたけれども、体育協会加盟団体が利用する際においては、市民が広く参加する大会であったり、または市民が広く参加できる教室ですとか、そういった場合に利用するときに限って、年間利用調整という形で御利用いただいておりますので、そういった大会に個々に参加してくるチームが練習する際には、特に優先使用とかということはございませんで、一般登録団体の枠で3か月前の抽せんのお申込みをいただいて、グラウンドを取っていただくというような形になりますので、一応、そのような運用をしているということをお伝えさせていただきたいというふうに思います。
 また、今防災上の一時避難場所とかいうようなお話もございました。そもそもが治水対策の防災のための施設でございまして、そこで可能な限り利用できる範囲でスポーツ施設を運用していくというような形になってございますので、どちらが優先かといいますと、この施設におきましては、あくまで水害対応の治水施設だというところを、しっかり利用団体のほうにも説明しつつ、広く市民の皆さんにもそういう御認識を持っていただいて、また一時避難場所としては、地震災害等の避難場所であろうかと思いますけれども、そういったところも、もし利用の範囲として可能であるならば、防災課等とも連携しながら対応をしっかり図っていきたいと思います。
 意見というところでは、繰り返しになりますけども、ここの施設の前提条件をしっかりと説明した上で、そこを御理解いただいた上でのスポーツ施設としての御要望を承っていくというような形の姿勢で臨んでいきたいなというふうに思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。せっかく造るので、できちゃってから、また総点検して、みんなの意見を酌み上げてとかっていうことをまた時間をかけてやるよりも、せっかくこれから造るのであれば、やっぱり先に市民の意見もちゃんと組み入れて、それを生かしてもらえるような施設、建物になればいいなと思いましたので、意見でした。
 次なんですが、アニメーション美術館のふるさと納税、これ、本当に呼びかけて、あっという間に目標が達成されたと思うんですけれども、ちょっと欲が出てきて、もうちょっと目標を高く上げてもよかったのではないかなというふうにも思ったんですけれども、今後も続行していき、また、来年度、再来年度も続けていく予定があるのかどうか、お伺いします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  ジブリ美術館の運営において、コロナ禍で大きな影響が出ていると。その影響の中では、これまで20年間たちますけれども、大規模修繕のために積み立ててきた積立金についても、大きく取崩しも行う状況になっているという中で、美術館側とも協議しながら、今回の枠組みをつくりまして、6月の補正予算でその枠組みもお示しをして始めたという内容でございます。
 まだしばらく運営が厳しい状況は続くと思っておりますので、基本的にはこの枠組みを継続して行っていこうと考えているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ホームページではその辺、結構細かく説明をされているなというふうには感じたんですけれども、ホームページを見ていない全国の人にも広く届けたい、情報を知ってもらいたいなというふうにも思いましたが、何か考えていらっしゃることはありますか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  今回、ふるさとチョイスのガバメントクラウドファンディングのページを活用して呼びかけを行っております。今委員さんも御指摘いただいたとおり、そのページはかなり詳しく経緯というんでしょうか、あと、かなり厳しい運営の状況についても記載をさせていただいていると。また、20年たっての、しっかり維持保全というのが必要だということも書かせていただいているという内容になります。
 そこでは、積立金の取崩しの額についても、細かいことを言っていただいたのはそういうことかなと思うんですけれども、3億5,000万円ほどの取崩しが、昨年度の運営においては発生をしたということも御説明をしながら、寄附の呼びかけを行っているところでございますので、引き続き、そうしたことについてはしっかり情報の発信を行いながら、御支援の呼びかけを行っていきたいと思います。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。続きまして、元気創造プラザ総点検ということで、かなりたくさんの声が寄せられて、課題は何かとか、問題は何かというのがはっきり出てきたと思うんです。やっぱりせっかく出していただいた意見なので、これを早く形に変えるというか、今度はそれを形にしていく作業が必要かなというふうに思うんですが、見ていくと、生涯学習センターに関する項目で利用時間枠の見直しやキャンセル料の設定方法の見直しの検討というふうにも書いてあるんですけれども、結果的に負担が大きくなってしまうとか、利用料金が上がるとかいうことでは、やっぱり市民のためにはならないと思うんですけれども、今後、料金の見直しみたいなことも予定として入ってくるんでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  6月の委員会に、かなりページ数の多い、様々な意見が全部載っかっているものをお示しいたしました。ここに挙げましたものは、そこからのダイジェスト版といいますか、やっぱり複数の方がおっしゃったような意見、もしくは、やはり方向性として非常に重要な視点をまとめたものでございます。
 利用の時間額の設定ですとか、お金のことについては、様々な意見がおありです。他市の施設と比べて、このスペックであれば、この料金は安いぐらいじゃないかとおっしゃる方もいらっしゃいますし、時間枠についても、これぐらいの時間枠で切ってもらったほうが使いやすいという方もいらっしゃいますが、一方で、もうちょっと安く、もうちょっと長い時間枠を確保できるようにしてほしいんだという方も、もちろんいらっしゃいます。
 なので、両論ある中で、ただ、議論の論点としては、やはり皆様がおっしゃっていただいたことですので、どちらかということではなくて、やはり有料の施設でございますので、料金ですとか、それから時間枠についての御議論があるというのは、それはある意味当然のことだと、私どもも思っておりますので、論点として示していただいている以上、やはり論点として把握しているということをここに表明するべきだと思いましたので、書かせていただいております。現状でどっちかに持っていこうというふうに考えて、何か方向性が決まっているということではございません。


◯委員(紫野あすかさん)  ぜひ、市民の方が使いやすい施設として、安く、なるべく料金負担が上がらないように進めていただきたいという意見を申し述べておきます。
 あと跨線橋なんですけれども、もうしようがないのかと、諦めざるを得ないのかなというふうなことを、この報告書を見て感じたんですけれども、やっぱりそれでも存続を求めている市民もまだまだ多くて、何とか残せないかという声はたくさんいただいています。ジブリと同じで、クラウドファンディングをやってもいいんじゃないかとか、金額がそんなにたくさん集まらないとしても、三鷹市としての残したいという姿勢を見せてほしいとか、クラウドファンディングで、たとえ数千万円でも集まって、世論の声がもっと広がればJR側も少しは考え直す可能性もあるんじゃないかとか、残したい人はいろいろなことをおっしゃっているんですけれども、やはり、これはどうJRと交渉しても、もうこの先はないというふうに捉えなきゃしようがないということなんでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  細かな内容をJRさんと交渉する前の段階で、私どもも太宰さんのことに限らず、非常に市民の方から人気のある場所だということは重々承知しておりましたので、そういう意味も含めて、JRさんに何回か御相談をしたり、いろいろなことを伺ったりとかということを重ねてまいりました。
 JRさんの側の姿勢もそうですけれども、やっぱり私ども、市側としても耐震の課題が大きいということ。これはやはり、改修をすればいいじゃないかとか、建て替えればいいじゃないかとか、いろいろなお考えがあると思いますけれども、電車庫の上に立っている、あれだけの長距離の施設だということから考えて──ごめんなさい、私どもは専門的なことはこの場では申し上げられません。私どもで分かる範囲ではございませんが、都市整備部の専門職も、JRの方からもらった資料などを読み解いた結果、やはり非常に難易度が高いというか、ほぼ難しい、無理というようなことを判断せざるを得ないというのが、まず橋の老朽度が非常に高くて、今のままでもたせることが難しいというのが、やっぱり決定的な要因だと思います。
 非常に多額のお金をかけて補修をすることは不可能ではないかもしれませんが、補修をすること自体も、例えば鉄道の安全運行、運行している合間を縫ってやらなければいけない。なので、電車庫の上にある施設だということから考えても、いろいろな影響が大きいので非常に難しい。なので、当然万が一やるとしたら、お金は莫大にかかる。なので、様々な方向から考えて、やっぱり今のものを、今のままの形で残すということは無理だというふうに判断せざるを得ないという考えに至ったということでございます。
 やっぱりあの施設が好きだ、すてきだ、残したいとお思いになる、特に市民の方は、そこまで、私どもはそういうふうにお伝えすれば分かっていただけるのではというふうに思っていますけれども、でも、それでも何とかならないのかなとお思いになるお気持ちがあるということは重々理解いたしますが、同じ気持ちでさんざん検討した結果、やはり無理という結論になったんだということは分かっていただきたいなというふうに思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  それだけ丁寧に説明を分かるようにしていただかないと、まだまだ諦め切れないという方の声は結構多いなというのが、私の印象です。一部保存とかいう話もありますが、やっぱりあそこから見える景色とか、何とも言えないあそこの空気とか、あそこの全てが好きという、あそこが好きな方はここの部分が好きというわけでもないと思いますので、だから、本当にこの問題は難しいなと思うんですけれども、何とかうまく市民の方に理解をしていただけるようにお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  すみません、よろしくお願いいたします。大沢野川グラウンドの復旧・整備に向けた基本設計についてというところで、ちょっとお尋ねをしたいと思います。第一貯留池、第二貯留池が出来上がりますと、今、多分、野川は50ミリ対応になっていると思うんですけども、何ミリ対応までが可能になるのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  65ミリ対応になると聞いております。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。現在よりは対応は大きくなるということは分かるんです。この貯留槽のことなんですけども、第一貯留池と第二貯留池と分かれていますね。テニスコートと、それから駐車場が第一貯留池で、これ、最初は第一貯留池に入れて、第二貯留池はいっぱいになってから入れるという考えですか、それとも一緒に両方入れちゃうということですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まずは、第一貯留池のほうに入りまして、そこで受け止められなくなったものが溢流して、第二貯留池のほうに入っていくというような形でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  それで、例えば第一貯留池に入った水を排出しなければいけませんよね、入った水ですから。第一貯留池にしても、第二貯留池にしてもそうなんですけど、第一貯留池に入った水を排出し、そして、清掃をし、消毒をするということになると、その期間はグラウンドは使えないということになるんですけども、通常の場合に、第一貯留池に水が入って、排出して、再利用できるまでの日数、それから、第二貯留池まで入ってしまったとき、このときの水を排出して使用できない期間というのは、何日ぐらいあるのかということ。
 それと、排水についてなんですけども、入った水は当然ポンプで出すようになると思うんです。そうすると、そのポンプの稼働時間なんですけど、向かい側には病院もあり、また大沢の住民の方も近所に住んでいらっしゃいますけども、深夜にもその排出ポンプは動かすのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  第一貯留池だけに入った場合に、どれぐらいで水がはけるのかということについては、すみません、ちょっと把握してございません。基本的には、第一貯留池に入ったものというのは、自然にポンプを使わずに、川の水位が下がれば、基本的に川のほうに戻っていくというような形になってございます。
 第二貯留池のほうのサッカー・ラグビー場、野球場まで入った場合については、ちょっとこの前提がどれぐらい入ったかということは、しっかりと細かいところまでは聞いておりませんけれども、ポンプで排出するに当たって、二、三日で排出が可能というような想定でいるということでございます。ただ、今現状、雨が降った後の状況等でございますと、そのまま川から水が入ったという状況ではなく、降った雨がそのままたまったというところの中で、今見たところで、水がなくなるというようなところまであまり確認できていないので、今現在においても、二、三日でしっかり排出できる、担保できるような排水の方法というものを、追加で何か東京都のほうで考える必要があるのではないかということで、この土の質ですとか、そのグラウンドの下に入れる暗渠ですとか、そういったところを含めて再調整をしているというふうにしている段階でございます。
 ただ、想定としては、二、三日で水は排水をして、その後、やはり清掃と消毒といったところが入ってこようかと思いますので、1週間弱かかってしまうのではないかというところが、現在把握している段階でございます。
 御質問のございましたポンプの稼働時間については、夜間も排水をするのか、あと騒音、音の問題がどの程度あるかというところは、ちょっと私のほうで今まだ詳細を把握しておりませんので、東京都のほうに確認いたしまして、また情報が得られましたら、お答えさせていただけたらというふうに思っております。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね、夜間のポンプというのは、多分、相当の低周波で重い音が出ると思いますので、深夜、寝る時間帯に稼働すると、付近の方には相当御迷惑がかかると思いますので、その辺はしっかり東京都と打合せをして、使用時間を決めていただきたいと思います。
 それと、あと、1回水が入ったときに使えない期間について、天候によって入ってくるわけですから、申込みをしている団体があるわけですね、その間に。そこには、しっかりと使えない期間について、やはり事前に連絡を取っていただいて、トラブルのないようにしていただきたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(吉野和之君)  それでは、跨線人道橋に関して、最後、これだけについてちょっと1点だけお伺いしたいんですが、確かに予算特別委員会の附帯意見、これはそのまま残すということだけではなくて、保存形態について検討を行い、引き続き交渉することということで。先ほど、市側のほうの御答弁の中で、階段部分を現地である程度残すと、それから橋桁の一部と、大体方向性が見えてきたんですけども。
 やはり文化的、あるいは観光的価値のある資源として、私、市としても、あるいはJRとしても、これは価値あるものだと思うんですよ。JRも具体的な協議を今後進めていただくようお願いしますということで、協力いたす所存であると、こういう回答をいただいたんですね。ですから、今後の方向性として、先ほどの市の答弁からも1つの方向性が見えてきていると思うんです。ですから、これは三鷹市にとってもいい、そしてJRにとっても、観光資源として大いに今後活用できるものではないかということで、ある意味では、三鷹市とJRが協議を重ねて、この存続というか、形態は変わりますけども、協議をしていくべきだと思うんです。
 その際、やはりいかに観光的価値があるかということをJRの方にも知っていただくということがあるんじゃないかと。先ほどの話の中で、三鷹市立アニメーション美術館ですか、ほとんどが市外ですよね。ですから、この恐らく跨線人道橋に関しても市外のファンが相当多いと思うんですよ。ですから、このことを知っていない方が相当いると思うんです、太宰ファンの中にね。ですから、市外に対してどれだけ人気があるか、あるいは観光資源としてどれだけの価値があるかということを、私はJRに対して示す必要があるんじゃないかなと思うんです。
 当然こういう観光施設として残す場合に、相当お金がかかりますから。ですから、ある意味では、ジブリが1つのヒントとなると思うんですけども。そこら辺を絡めて、今後、JRと、あるいはこのクラウドファンディング等も含めて、市の考えというものをJRに提示して、協議をして、両方で──これ、費用もかなりかかることですから、そこら辺も含めて検討を加えていくべきだと思うんですが、この辺についてお伺いいたします。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  今質問委員がおっしゃいましたとおり、一部保存をして、観光資源ですとか、やはり太宰さんゆかりの場所としてのモニュメント的な扱いとして残していくということについて、三鷹市が主体的になりつつ、JRさんに御協力をいただいてという中では、例えばクラウドファンディングですとか、そういうことも可能性はあるのではないかなと思っております。
 ただ、クラウドファンディングもいろいろなやり方があると思うんですけれども、橋を今の形で残すということそのものについてクラウドファンディングをするか、しないかということでいいますと、橋の所有権はJRさんにございますので、JRさん御自身がやはり今存続は難しいと。鉄道の安全運行にとっては撤去やむなしというふうに所有者が御判断になっていますので、橋として残すということについてのクラウドファンディングというのは、やはり実施は難しいと思っております。なので、クラウドファンディングは難しいというふうに今まで申し上げておりますが、今質問委員がおっしゃいましたとおり、モニュメントとして残していく、三鷹市がそれをJRさんの協力を得てどうしていくかという話の中では、可能性はないわけではないと思っております。
 それは、今後、JRさんとの御協議の中で、やっぱりJRさんとして一番優先されるのは、もちろん観光資源にする、後から、そこを目がけてJRに乗って現地まで来ていただくというようなこと。支社長さんと市長との間の協議の中では、御一緒にいろいろなことがあった行く行くは、例えば、この太宰さんのモニュメントを目がけて、JRさんの駅からハイキングみたいなイベントが一緒にできたりするようなことになったらいいですね、みたいなお話も出ましたけれども、現状で、やはりJRさんとしては、鉄道を安全に運行していくためにあの橋をどうするかという御視点ですので、現状、今まだちょっとなかなかそこまではというところはあるかと思います。
 おっしゃいましたとおり、残し方の議論になっていったときには、少し幅広の御相談ができるのではないかと思っておりますので、私どもとしてはそのように考えて、先へ進めてまいりたいというふうに思っております。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、幾つか質問させていただきます。まず、オリンピック・パラリンピックの件なんですけど、チリのホストタウンとして手を挙げているわけですから、やはり選手の方々には、気持ちよく練習していただいて、本番に臨んでいただいて、帰っていただくというのが、ホストタウンの使命じゃないかなと。それが、よく日本のおもてなしと言っていましたが、それが当たり前だと思うんですよね。その中で、宿泊は選手村ですよね。
                (「いいえ」と呼ぶ者あり)
 違うの。それを確認しておくと──選手はみんな選手村だと思っていたんで、そこから来て、練習して、帰っていくのかと思っていたんで、ちょっとまずその辺を確認させていただきたい。
 あと、先ほど平山課長のほうで、動線も一般の使用者と重ならないようにしなければならない規定があるというような。実際に車で来ていただいて、駐車場だったら、向こう側の駐車場を使えばいいから、車の動線とか、問題ないかなと思うんですけど。練習した中で、着替えるとか、トイレに行くとかっていうのは、あのサブアリーナのところって1か所じゃないですか。そこをどうしていくのかということと、あと安全面という中で、結構聖火リレーとかでも、沿道から水をかける人とか、事件があったじゃないですか。
 実際、我々も見に行きましたけど、武蔵野であったタッチのやつも、厳重な警備をしいて、外で反対運動していた人がいましたけど、そういったことに遭わないような、私自身は、要は選手たちを守る必要があると思うんですよ。そういうことについて、スポーツと文化部だけで決められることかどうか分からないんですけど、どうお考えなのかをお伺いしたいんですけど。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  質問委員おっしゃるとおりでございまして、私どももこういうふうに、コロナになるって思っていませんでしたので、例えば練習会場ももっとオープンにして、可能だったら見に来てもらってとか、選手も、もうちょっと自由に日本、三鷹の生活を満喫してもらってとか、当初はもちろん思っていたわけですけれども、先ほど平山が申し上げましたとおり、本当に厳密な行動制限がかかっております。
 それは、もちろん三鷹だけではないです。私どもは、組織委員会ですとか、内閣官房ですとか、そういうところから方向性を示されて、それを三鷹に当てはめたらこういうふうになりますという、非常に綿密なマニュアルをつくって対応しているという状態なんです。文教委員の皆様にも、今まで、例えば宿泊施設についても具体的にここですということを申し上げて、御説明をしてきましたので、皆さんも御存じではないかと思いますけれども、今現状、こちらから積極的に宿泊場所ですとか、練習場所、練習スケジュールについて公表するということは控えております。
 もちろん、過去にこういうふうになると思う前に提供した資料も若干ございますので、よくよく調べれば、表明されているという面もございますけれども、今お問合せがあっても、感染症対策ということもありますので、公表していませんという御返事をさせていただいております。それは選手を守るためということもありますし、やはり質問委員おっしゃっていただいたとおり、私どものミッションの最大のポイントは、三鷹できちっと練習をしていただいて、安全に、安心に、そして健康で選手村に行っていただいて、日程どおり競技に出ていただいて、成績を残していただく、そして無事にチリにお帰りいただくという、その最初のところ、選手村に入る前に三鷹に来ていただくところが事前キャンプでございますので、あした来てから、競技の日程によって三鷹を離れる日がちょっと違いますけれども、約2週間ほどいていただいて、私どものところで練習した後で、選手村に入り、調整をして、本番を迎えるということですので、本当に何はともあれ、まず無事に三鷹に着いていただくこと。
 三鷹に着いていただく間に、陽性が出たり、具合悪くなったりする人が出ないで、きちっと練習ができて、体調管理をして、選手村に入ってというところが、私どもの最大のミッションでございますので、そういう意味で、練習公開をするのも、あそこはメインアリーナで、距離を取って、本当に限られた時間だけ。こういう絵手紙を書いてくれた子どもたちとの交流もオンラインをということで、お互いに市内にいるんだけれども、オンラインでということになります。
 コロナ対策と、それから、やはり様々な意味でのセキュリティーということで、そのようにしておりますので、どうぞ御理解をいただければと思います。


◯委員(谷口敏也君)  サブアリーナの動線は大丈夫なんですか。あと、例えば、アーチェリー場であれば、貸切りというか、ほかの人に使わせないというような形にすると思っていたんですけど、その辺はどうなんですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  そういうことも配慮して計画を立てておりますので、御安心いただければと思います。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。何より選手や大会関係者の方だって、逆に怖いと思うんですよ、日本に来るのが。しかも東京、一番増えているところじゃないですか。それを、来てくれて、試合に出るというのは、やっぱりさっき部長が言ったように、安全で、安心してもらって、練習してもらって、大会に臨んでもらうというのが一番だと思いますので、その辺に対する最大の配慮、おもてなしをしていただきたいなと思います。
 続きまして、大沢野川グラウンドの件なんですけど、先ほどの吉沼委員への説明で、第一貯留池のテニスコート、駐車場については自然に出ていくとおっしゃっていましたけど、これはイメージ的に、両方とも、入って、下水みたいなのを通って、また戻していくって思っていたんですけど、仕組みはどうなっているんですか。第一貯留池のほうが当然、第二貯留池より高いんでしょうけど、まず第一貯留池に入って、たまって、それが自然に戻っていくというのは、基本的に入ったところから戻るわけないですよね。そうすると、やっぱりどこか一番低い場所をつくって、そこから川に戻すんじゃないかと。それが自然に──そんなに勾配があるんですか。その辺の確認をしたいんですけど。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  ちょっとうまく説明できるかですけど、パース図でいきますと、左上の野川がございます。この図の左側から、ちょっと4ブロックほど、長方形に穴が空いているかなというふうに見えるところから水が入ってきます。出ていくところは、さらに右側のこの水の排水路、ちょうど壁の際で、オレンジ色で示されているところの、ちょうど川側に当たるところに、少し小さな四角で示しているところがありますが、こちらはちょうど川のところに戻っていくところになりますので、高さとしては、入ってくるよりも、当然低い位置に位置されておりますので、ここから川の水位が下がれば、ゲートが自然に開いて、自然の力で水が戻っていくというような形になります。
 この第二貯留池まで入ってしまいますと、さすがにこの水をポンプアップしなければいけませんので、ちょうど駐輪場の右側に屋根がついているところがありますけれども、ここのところに水が上がって、ポンプアップされて水が出てくるというような形になりまして、そこに出た水がそこまで上がれば、自然に戻っていくというような仕組みの構造になっております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。分かりました。そういう仕組みであれば、確かに自然に。きっと、川のほうに向かって傾斜なんですよね、というのが分かりました。それで、これ、パース図を見ると、テニスコートが青になっていて、グラウンドが茶色で、野球場が芝っぽい緑になっていますけど、それぞれ、例えば先ほど紫野委員からオムニコートという話がありましたけど、オムニなのか、それともオールウエザーなのか。
 例えば、野球場のほうだったら、人工芝なのか、本当の芝なのか、それとも茶色のままなのか、その辺は決まっているのかどうか、お伺いしたいんですけども。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、テニスコートですけれども、オムニコートではなく、ハードコートの仕様になっております。
 野球場の芝につきましては、以前もそうでしたが、天然芝を植えるような予定をしております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。以前から、たしか年に2回ぐらいは入るって聞いていたんですけど、そうすると、イメージ的に、ハードは掃除しやすいでしょうけど、天然芝のままだと、掃除とか、消毒というのがしづらくなるんじゃないかと思うんですが、それをやっぱり検討した上で、それがベストだというような答えだったのかどうか、お伺いします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、天然芝にいたしましても、特に以前の清掃と変わらず、やはり水が引いた後は、さらにこのグラウンド内に埋設されている水道管から水を出して、やはりごみを流すといいますか、そういった作業が一定程度必要になるというふうに聞いております。そうした清掃等、水没したとしても、それなりに耐久性のある芝で大丈夫だというようなことを、経験知からも得ておりますので、同じような仕様ということで復旧する予定でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。
 続きまして、アニメーション美術館の件で1点だけお伺いしたいんですが、目標を早々と達成したことは喜ばしいことなんですけど、1月31日まで続けるということで、このふるさとチョイスを利用する経費というのは、いっぱい集まっても変わらないんでしたっけ。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  三鷹市のふるさと納税の運営については企画部のほうで所管はしているところなんですけれども、基本的には、いただいた寄附金額による経費というふうに把握をしております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そうすると、集まると、やっぱり高くなるということですね。分かりました。
 元気創造プラザの件なんですが、かなりいろいろな意見をいただいて、いろいろと進めているような状況が分かるんですが、できれば多くの意見に答えていただければなと思うんですけど、いっぱい出た意見の中で、例えば制度的なものとか、あるいは消防法とかで、これはもうできないんですよって分かっていることに関しては、ある程度返事じゃないですけど、市側の考え方というようなもので表明するべきじゃないかなと思うんですけど、その辺は何かあるんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  ちょうど3ページ、令和3年度以降の方向性ということで、様々列挙、明示をさせていただいております。もちろん、私どもとしても、御意見・御要望を受けて、課題があると思い、機会を捉えてしっかり改善すべきと思っている内容もあれば、市民の方から多くの御意見がある中で、じゃあ、どのようにしたらできるのかを検討しなきゃいけないなというような項目もございます。
 ここで列挙しておりますのは、これまでいただいた御意見、御要望に基づいて、今後、検討等を行う項目として明示をするとともに、今後、市民参加についても、優先度、また実施に向けたやり方などについても、市民、また利用者の皆さんの御意見もお聞きをしながら実現等を図っていきたいという考えの中で、一覧性をもって明示をさせていただいております。
 どのようにしたらできるのかというのを検討していきたいと思っていますのと、もし難しいということがあれば、その難しいという内容もしっかり御説明をしながら推進をしていきたいと思っております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  せっかくいろいろアンケートを出しているわけですから、それに対しての回答なりというのは、しっかりと市民に伝えていただければなと思います。
 最後に跨線橋なんですけど、やはり太宰 治さんのということもありますし、保育園の散歩とか、小さい子たちがあそこに上って電車に手を振るとか、そういう場所にもなっているということもありますので、あの場所での一部保存という中でも、階段だけではなくて、少し前へ出るとか、そういったことも考えていただきたいなと思うんですが。
 それも踏まえて、先ほど吉野委員からの質問で、そういった一部保存の中でのクラウドファンディングも考えられるというようなお考えでしたので、それをクラウドファンディングにすることによって、どの程度、市民なり、全国的な規模で一部保存も支援されているというのは分かるじゃないですか。そういうことも、ある程度市として把握しておくべきじゃないかなと思うんで、クラウドファンディングの実施というのは、どういった形で保存するのかというのが決まってからでもいいかもしれないんですけど、やるべきじゃないかなと思うんですけど、その辺はどうお考えですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  クラウドファンディングをやるか、やらないかということを、今既に決めているということではないですので、まずそれは念のため申し上げさせていただきます。
 先ほど、吉野委員の御質問にお答えいたしましたのも、橋の保存についてのクラウドファンディングというのは、やはりJRさんと交渉した結果でも、所有者がJRさんですので、それはやはり難しいということを、まずはお分かりいただきたいという趣旨でございます。一部保存の方法についても、それはそもそもJRさんのものですので、どういう形であれば残していただけるか、また、やはり一部保存をしていく中で、それは橋全体の検討をしたときもそうですけれども、このことだけに非常に多額の経費がかかるような残し方をするというのは、本来の形ではないのではないかと、私どもは思っております。
 思い出をきちっと残す、もしくは、やはり太宰さんの有名な写真の場所をきちんと後世につなげていくということは、芸術文化ですとか、文化財の保存とか、そういうことを所管をしているスポーツと文化部としては非常に重大だと思っておりますけれども、一方で、どんなに大事なものであっても、やっぱりかけられる金額のある程度の妥当性というのはあると思っておりますので。そのような中で、私どもが出せる金額と、それからJRさんにお認めいただける範囲ということをきちんと見据えた上で、その上で、例えば三鷹市として、これはやはりいろいろな方の応援をいただいたほうがいい案件だというふうに思えば、今回のジブリさんと同じようにクラウドファンディングするかもしれませんし、クラウドファンディングをする、しないということ自体についても、JRさんにもいろいろな御事情はございますので、そこはやはり交渉事として、今後きちんと考えていきたいなというふうに思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。一部保存した場合に、権利とか、もともと、たしかJRから三鷹市に寄附するという話があったんですよね。それはお金がかかり過ぎるから難しいということでしたけど、これからの話合いなのかもしれないですけど、例えば一部を保存した場合に、三鷹市がそれを譲り受けて管理をしていくというふうになるのか、その辺というのは今後の話合いなのか。
 今後の話合いだったとしても、JRのほうから6月18日付でこういう撤去の通知が来ているわけですね。そうすると、あまり時間的な余裕がないんじゃないかなという感じがするんですが、おおむねどれぐらいの時期を目安にこうしていこうというのを決めたいと、役所としては思っているのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  6月18日付でこの文書を頂戴をいたしました。実は、この文書を頂戴した直後に、御報告のほうには、先ほどちょっと細かくまでは説明しませんでしたが、2ページのところに、JR東日本の支社長さんが6月に交代されたので、7月に一度御挨拶に来ていただきまして、その新しい支社長さんと市長との間で、前支社長さんと同じような意見の交換、協力していきましょうというようなお話をさせていただいたところです。
 私どもといたしましては、本日の文教委員会、そして、あした都市整備部からまちづくり環境委員会で同様の御報告をさせていただきますので、それぞれの所管の委員会に御説明をした上で、この後、説明した後に、この文書に対する御返事を、なるべく適切な時間、あまり時間を経ずにJRさんにお返しをしていくべきではないかというふうに思っております。
 JRさんとしても、市が撤去やむなし、一部保存や記録の交渉をというふうな御返事をお返ししましたら、当然のことながら、じゃあ、この後どうやって撤去をしていくのかという御検討に入られるものと推察しております。お互い、じゃあ、来年度どのような取組をしていくのかとか、そういう御相談をこれからしていかなくてはいけませんので、来年度に向けた取組をどのようにしていくかというような検討を、この後していくことになるのではないかなというふうに思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。確認なんですけど、その返事というのは、一部保存をしたいんで、御協力をお願いしますという趣旨なんですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  私どもとしては、一部保存、それから記録を取るということです。記録の残し方について、御協力をお願いしたいということを盛り込んでもらいたいというふうに、私どもとしては思っております。


◯委員(谷口敏也君)  そうなると、先ほど質問したように、一部保存したとしても、じゃあ、管理とかは全部市のほうでお願いしますね、市に譲渡しますねという話になるのかどうかというのは、今後の話合いということでよろしいんですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  以前に、JRさんから市へ無償譲渡するかどうかというような照会があったのは、人道橋として、道路として、橋として、人が通る道路として、道路の位置づけである橋として、三鷹市さん、どうですかというお話だったので、それはごめんなさい、非常に難しいので、できませんとお返事をいたしました。
 一部保存となりますと、橋ではなくて物になりますので、その物をどういうふうに残すかということと併せて、どこにどういうふうに設置をするのかとか、そういうことで、じゃあ、JRさんの権利のあるものを、三鷹市がどのように頂戴をして、保存をしていくかとか、そういうことの取決めはこれからということでございます。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。先ほど言ったように、太宰 治ファンにとっては、あの場所にあの階段があるというのが多分いいんでしょうし、本当なら、もうちょっと突き出て、橋の部分であれば、あの橋の部分でも写真を撮っていますし、先ほど言ったように、子どもたちが電車を見る場所にもなるということにもなりますので、できれば、あの場所に一部保存があって、少し電車のほうも見れるようなところまで残せれば、多くの方々が納得までは行かないでしょうけど、喜んでいただけるんじゃないかなと思いますので、その辺の交渉を含めてお願いしたいと思います。
 すみません、あの場所で残して一部保存というのも難しいですか。でも、あの場所で一部保存してもらいたいって言っていましたよね。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  全体的な構造が非常に脆弱でございますので、大きな構造物として残すというのは非常に難しいというふうに、都市整備部から教えてもらっている範囲内では把握をしております。ですので、残しても危険じゃない範囲で、モニュメントとして残すということを、スポーツと文化部としては考えたいと思っております。特に、先ほどから御質問いただいている、あの太宰さんが写真に写っている、あの有名な階段の写真、あれもかなり上のほうまで写っていますので、全体を残すというのは構造上非常に難しいですので、無理だと思いますが、私どもとしては、前に立って、太宰さんと同じような写真が、例えばフォトスポットとして残せるとか、そのような、何か上手な残し方ができればと思っております。
 幸いなことに、階段が建っている場所は市有地でございますので、そういう意味で言うと、そのまま、ある程度のところを切って、モニュメントとして危なくないようなしつらえをして残すということは、恐らく不可能ではないのではないかというふうに今のところ考えておりますが、ここからJRさんといろいろ御相談いたしますので、詳細については今後というふうにお酌み取りいただければと思います。


◯委員長(渥美典尚君)  それでは、以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時34分 休憩


                  午後2時35分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午後2時36分 散会