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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年文教委員会) > 2021/02/08 令和3年文教委員会本文
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2021/02/08 令和3年文教委員会本文

                  午前9時27分 開議
◯委員長(伊東光則君)  ただいまから、文教委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時27分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れについては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  おはようございます。本日、教育委員会から御報告させていただきます事項は、日程に記載の2件でございます。報告事項の1件目、新型コロナウイルス感染症への対応状況につきましては、私から、2件目の三鷹市学力テストの結果につきましては、指導課長から、それぞれ御説明をさせていただきます。
 それでは、初めに新型コロナウイルス感染症緊急対応方針に基づく取組状況について、御説明いたします。資料1の1ページを御覧ください。初めに、1の児童・生徒1人1台学習用タブレット端末の整備です。児童・生徒1人1台学習用タブレット端末につきましては、1月12日から15日にかけて、各市立小・中学校を通じて全児童・生徒に配付をし、利用を開始いたしました。タブレット端末の導入に当たりましては、利用のルールを策定し、昨年12月に保護者の皆様にも周知するとともに、全ての教員を対象とした操作研修も実施をいたしました。
 また、タブレット端末の導入に合わせて、各学園に配置しました端末導入支援員が、教員や児童・生徒が円滑に利活用できるよう支援を行っているところでございます。あわせて、12月補正予算に計上いたしました学校のインターネット回線の増強整備につきましては、利用の本格化に向けて整備を進めることとしており、先月、1月に入札により事業者の選定を行いました。事業者との契約締結の後、順次、回線敷設作業を実施してまいります。
 次に、2の学校教育活動の継続支援です。市立学校における感染防止対策として、国の第3次補正予算による補助制度を活用し、コロナ禍における学校教育活動の継続を支援してまいります。内容としては、2点ございます。
 1点目は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、必要な感染防止対策等を行い、教育活動を継続していくため、消毒液などの保健衛生用品を追加購入することとし、新しい生活様式の実践を継続するものでございます。
 2点目は、児童・生徒1人1台タブレット端末が整備されたことを捉えまして、教員がデジタル技術について学ぶ機会を支援するため、関連図書等の購入や技術的な研修等への参加費を助成するものでございます。なお、これらは国の補助制度を活用するため、必要な経費を3月の補正予算に計上していくことを検討しております。
 次に、学校行事についてです。1月18日から2月10日にかけて実施する予定でした中学校の自然教室につきましては、先月の緊急事態宣言を受けて、日帰りでの実施を検討してまいりましたが、再度の緊急事態宣言により期間が延長されたため、今年度については中止することといたしました。
 また、2月末から3月までの期間に延期を予定しておりました3年生の修学旅行につきましても、緊急事態宣言の延長を踏まえて中止することといたしました。なお、修学旅行が中止されることに伴い、その代替行事を3月末に三鷹の森ジブリ美術館で実施することとしまして、現在、学校関係部がジブリ美術館の指定管理者との調整を行っているところです。
 実施に当たりましては、感染症対策を講じ、密を避けるため、学校ごとに分散して観覧することなどを予定してございます。なお、これらの学校行事の中止に伴い、保護者負担が生じないよう、キャンセル料につきましては全額を市が負担いたします。
 次に、3の川上郷自然の村の運営支援です。昨年春の臨時休業や小学校自然教室の日程短縮、中学校自然教室の実施学年変更に伴う減収につきましては、9月の一般会計補正予算(第7号)で減収相当分を運営支援交付金という形で補填し、指定管理者による施設運営の継続への支援を行いました。その後の夏の期間における団体利用をはじめとする利用者数の減少に加え、緊急事態宣言の再発令を踏まえた臨時休業、中学校自然教室の中止などにより、経営へのさらなる影響が生じていることから、年間を通した収支差額を基にさらなる支援を行うこととしまして、3月の補正予算に計上する方向で検討を進めてまいります。
 最後に、2ページになりますが、4の図書館での電子書籍の導入です。12月の補正予算に計上しました電子書籍の貸出サービスにつきましては、現在、事業者の選定、提供する資料の選定などの必要な作業に入ったところでございます。4月のサービス提供開始に向けて準備を進めてまいります。
 新型コロナウイルス感染症への対応状況については、以上でございます。


◯指導課長(長谷川智也君)  おはようございます。それでは、私から、資料2番、令和2年度三鷹市学力テストの結果について、御報告をいたします。まず、調査の概要について御説明をいたします。資料上段、(1)、調査の概要を御覧ください。本テストの特徴は、児童・生徒一人一人の学力の伸びを経年で把握することができるテストでございます。調査対象学年である小学校第4学年から中学校第3学年まで、一人一人の学力の経年変化を継続して調査することができます。各学校においては、調査結果を基に、子どもの非認知能力や学習方略に着目し、授業改善につなげてまいります。
 令和2年度は、三鷹市として調査に参加する初年度であったため、参加自治体との平均正答率を掲載いたしました。しかしながら、今後は各学校の平均正答率の比較を捉えるのではなく、学校の授業改善等の取組によって、一人一人の子どもたちの学力がいかに伸びたかについて着目してまいります。学力の伸びの測定は令和3年度以降となります。
 この調査は、三鷹市を含めた9つの自治体の小学校4年生から6年生、中学校1年生から3年生を対象に、当初は4月22日を予定しておりましたが、臨時休業中だったことを踏まえまして、7月15日、水曜日に参加自治体が統一をして実施をいたしました。実施教科につきましては、小学校は国語と算数の2教科、中学校1年生は国語と数学の2教科、中学校2・3年生は国語、数学、英語の3教科でございます。そして、学習への意識や生活状況等の質問紙調査も実施しております。
 次に、三鷹市の結果の概要について御説明いたします。資料表面、2、結果の概要を御覧ください。各教科の平均正答率につきましては、小・中学校ともに全ての教科において参加自治体全体の平均を上回っております。特に、中学校英語の平均正答率におきましては、参加自治体全体の平均値を大きく上回っております。
 次に、右側、アクティブラーニング・学習方略についてでございますが、こちらは、児童・生徒への質問紙調査に基づき算出された値でございます。本調査における学習方略とは、学術用語でございますが、簡単に御説明いたしますと、子どもたちがふだんからどのようなやり方、方法で学習に臨んでいるかを示したものでございます。この中で学習の仕方を自分の状況に合わせて柔軟に変更していく活動を示します、柔軟的方略につきましては、参加自治体と比較し、高い割合にありました。
 反対に、友達に質問をしたり、勉強の方法を聞いたりして学習を進める活動を示す人的リソース方略につきましては、全学年において参加自治体よりも低い傾向がございました。この人的リソース方略につきましては、他の自治体の先行研究におきまして、各教科の正答率と負の相関関係にあることが認められております。すなわち、各教科の正答率が高いと、人的リソース方略は低くなる傾向がございます。そのため、人的リソース方略と教科学力の関係につきましては、三鷹市といたしましても、今後データを蓄積し、分析を進めてまいります。
 また、苦手などの感情をコントロールして学習への動機を高める活動を示します、努力調整方略も中学校全学年において、参加自治体よりも低い傾向にございました。
 次に、本テストの活用についてでございます。資料裏面、三鷹市学力テストの活用についてを御覧ください。資料左側の児童・生徒へのフィードバックにつきましては、図1、個人結果票を基に現在の学力の状況や、今後どのような学習をすれば学力が上がるのかが把握できるようになっております。個人結果票からは、各学年の学力レベルと自分の学力レベルを比較したり、過去の結果との比較から自分自身の学力の伸びを把握したりすることができます。
 次に、資料右側、各校での分析についてでございます。各校におきましては、自校における学力や学習方略、非認知能力の状況、学力の伸びを把握したり、領域別の学力の状況、教科の学力と非認知能力の関係を分析したりすることで各校の課題を明らかにし、今後の授業改善に生かすことができます。
 例えば、表2、市内小学校の算数科領域別集計結果を見ると、ある学校の算数科においては、量と測定領域に課題があることが分かります。このことから、算数科では単位の習熟や測定活動の充実を図ることが考えられます。
 また、人的リソース方略、努力調整方略につきましては、ペアグループやグループ活動を機械的にただ取り入れるのではなく、話し合う必要性のある場面の設定等により協働的に学ぶよさについて実感できるようにしたり、学習動画やオンライン教材を使った自立的な学びの時間を設定したりするなど、重点的に強化していくことが考えられます。
 このたびの学力テスト結果を踏まえまして、児童・生徒一人一人の学力向上に向けて、各学校ごとに課題を分析し、授業改善につながるよう、引き続き指導してまいります。
 報告は以上でございます。


◯委員長(伊東光則君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 では、まず新型コロナウイルス感染症緊急対応方針に基づく取組状況について、順次お伺いしていきます。まず、1番の東京都の補助制度を活用した端末導入支援員を1月から各学園に配置とありますが、まだ導入してからそんなに日がたっていないとは思うんですが、実際にどのような取組をされているのか、まずお伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  よろしくお願いします。1月、タブレットを入れたタイミングから各学校に全て回っているところでございますけども、今の段階においては、質問にお答えしているような形のものになっております。実際、操作の説明というよりは機能的な説明の部分でして、このアプリがこういう形なのかとか、あと、これはできるけど、本当にいいのかとか、様々な操作というよりは機能面で、こういう形のものが使えるのかとか、そういうような御質問をいただいているところだというふうに認識しております。


◯委員(山田さとみさん)  操作方法はもう説明してあるから、授業への応用というところでの機能面について聞いているということですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  言葉が足りなくて、すみません。具体的には、例えばアプリケーションごとの操作について、操作の仕方ではなくて、例えばここの部分にアクセスできることがいいのとか、悪いのとか、そういう御意見のところから、様々。例えばユーチューブミュージックというのがあるんですけど、具体的には、それがユーチューブミュージックが実際見えていたみたいなんです。見えていたんですけど、本来であれば、我々は止めていたつもりだったんです。学校からそういう御意見をいただきまして、今は止まっている状態なんですけども。これ、ユーチューブを止めていたんですけども、実際はユーチューブミュージックはミュージックというカテゴリーの中でコントロールができるようなものだったということが後から分かりまして、そういうような様々、タブレット自体を子どもたちがいろんな形で活用、操作を練習をされているわけですけど、先生方も様々触っている中において、カテゴライズですとか、機能ですとか、様々の設定の内容について、お問合せをいただいているというような状況だというふうに認識しております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。1月にタブレットが貸与されてから、子どもたち、毎日いろいろ調べたりですとか、いろいろと活用されている中で、先生に迷いが生じたときに、ちょっと相談できるような存在になっているというふうに理解いたしました。
 では、次に、各市立小・中学校及び教育センターにおいて、順次回線整備していくということなんですけれども、どれくらいの期間を想定しているのか、もう一つ、工事の期間中、学習に影響が出るのか、この2点をお伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  具体的には、今回、12月の補正予算でお認めいただきましたものが、回線使用料としまして3月分からの分を予定しておりますので、2月中に様々な調査をしまして、3月のところで具体的に敷設というか──敷設をした回線を通したタイミング、工事が終わったタイミング、1日で終わるって聞いていますけども、実際引き込んだタイミングから、回線使用料は発生すると聞いていますので、具体的にはルーターですとか、そういう機械を事前に設定をしながら、回線工事の引込みをしたタイミングから利用できるような形で準備を進めているというところでございます。ですから、各学校においては、3月の上旬から中旬にかけて整備がされていくという、今スケジュール感でございます。
 学習への影響なんですけども、実際、1月中、12日から15日の中において、様々なIDの登録とか、子どもたちが一斉に全校で1万3,000台程度使われた環境において、やはりWi−Fiがすごく遅くなりまして利用が非常に困難だったということもございまして、翌週からSIMに全部切り替えているところでございます。1月いっぱいの統計を見たところによりますと、回線容量的には十分余裕があるという状況ですので、Wi−Fiの回線の容量が整備されるまでは、Wi−FiとSIMの両方を使いながら、影響がないような形で学校で利用していただければというふうに考えているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。3月上旬から中旬に工事が行われるということなので、その間、子どもたちっていますよね。その工事が1日かかってしまったときに、そのときは、工事の期間中はSIMに切り替えて学習をするから、大丈夫ということですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  工事というか、その引込み作業自体はWi−Fiの回線が止まるようなものではなくて、切替え自体は放課後か何かで切り替えるタイミングで大丈夫なんですけども、1日Wi−Fiが使えなくなるとか、そういうことではないです。
 ただ、今申し上げたように、やっぱり1万台以上のタブレット端末が、今、従来のWi−Fi環境、インターネット環境にぶら下がっているということもございまして、インターネットの回線容量として非常に逼迫しているというのが1月の時点での状況でございます。そのため、先ほど申し上げたように、1月18日月曜日からは、学校においてもWi−Fiを利用して遅い場合には、SIM回線に切り替えるような形で、学校に今利用をお願いしているところでございます。
 その関係がありまして、容量を含めて、SIMの容量はちょっと心配だったんですけども、今の段階では契約の内容の容量に入っておりますので、3月までの回線が、容量が増えるまでの間はSIMとWi−Fiを並行利用しながら、学習環境をつくっていこうというふうに考えているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  よく分かりました。ありがとうございます。
 次に、修学旅行について、あと中学校の自然教室、中止ということですけれども、保護者と子どもへの周知方法については、もう周知されているのか、その方法について。あと、もし、もうされているようであれば、どのような反応があったか教えていただきたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  まず、保護者等への周知につきましては、もう先週の段階で全ての保護者に対して各学校から通知をしております。この内容につきましても、校長会のほうで文言を統一した内容で各保護者に伝わるようにしておりますが、いずれにつきましても、教育委員会と校長会と様々な意見を協議しまして、校長会の意向を最大限尊重して、今回このような対応をすることにいたしました。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  保護者の反応とかは、特にないですか。


◯指導課長(長谷川智也君)  私どものほうには、特に保護者からの意見というのは伺っておりません。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 次に、学力テストについてお伺いいたします。この学力テストはとてもすばらしい取組だなと思っておりますが、具体的に、学力を伸ばしている学校や学級を見える化し、よい取組を価値づけ、校内及び市内で共有する、データに基づく学校・教員の授業改善、PDCAサイクルを確立するという、ここは本当に意欲的な取組だと思いますが、具体的にどのようなことを想定されているのか教えてください。


◯指導課長(長谷川智也君)  これまでのテストといいますと、どうしても平均正答率だけに着目しがちだったんですが、平均正答率ではなくて、個々の一人一人の児童・生徒がどれだけこの1年間の取組の中で伸びたのかというのを、毎年毎年、経年して探っていく学力調査でございます。そこがやっぱり大きな特徴でございます。
 具体的には、裏面のところ、算数の図がありますけれども、問題のレベルが、レベル1からレベル12まで設定をされています。さらには、このレベルごとにも3つの段階があって、これを調査結果で毎年、それぞれその子どもたちが、どの問題がどれだけレベルが上がったのかというのが分かることになるんです。さらには、どういう学び方をしたか、そして教員たちがどんな指導をしたのか。先ほど学習方略というお話をしましたが、それと関連づけながら、どんなものが効果的だったのかということも分かるようになります。
 そういったことを共有をしながら、今後の授業改善等、そして最終的には子どもたちの学力の向上につなげていくと、そういうことでございます。


◯委員(山田さとみさん)  どんな学びをしてきたか、どんな指導をしてきたかというところを、見える化するということでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  そのとおりでございます。


◯委員(山田さとみさん)  それは、どういった形で見える化をしていくんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  先ほど御説明いたしましたように、どのクラスの子どもたちが、どれだけ伸びたかというのが客観的に分かるデータがありますので、それに対して、教員がどういう学習方略を取ったのかというものも分かるようになります。ですので、それを見ることによって、この学力を伸ばすためには、こういう学習方略が必要だったのかということが見えることになりますので、それを基に授業改善を進めていくということでございます。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。じゃあ、この児童・生徒へのフィードバック、こういう個人のものがありつつ、クラスの取組についても分かるようなものがほかにあって、こういう意欲的な取組、いい取組というのを、市内、学校内で共有していく、こういった取組という整理でよろしいですか。


◯指導課長(長谷川智也君)  ここには、子どもたちに渡す個人結果票を載せておりますが、それ以外に、学校の分析結果、クラスの分析結果とありますので、それを基に授業改善につなげていくということでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。例えば、これ、個人へのフィードバックなんですけれども、タブレットとかで見れるようになっているのか、あとAIドリルとの関連づけみたいなものについてはいかがでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  今現在は、これ紙で配るようになっておりますが、今後はそういったことも視野に入れながら調整をしていくというふうに思ってございます。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。まず、タブレットについて、1月15日から配付が行われたということなんですけれども、やはりWi−Fi環境がまだ整っていなかったということで、現場の先生からはいろいろ問題点があったという声をお伺いしています。具体的には、小学校の先生からは、不慣れな操作をしなければならず、勤務時間が増えた。Wi−Fiがきちんと使えていないため、ほかのパソコンの起動も重たくなっている。基本的な使用の約束事など、現場に丸投げで、そのことを考えて決めるためにかなりの時間と労力が必要になった。
 また、ほかの先生からは、タブレットの使い方に時間をかなり取られる。タブレットをツールとして使うようにという指示のみで、授業内容や計画は私たちに立てろと言われて、働き方改革どころではない、仕事が増える元になっている。また、ルールやマナーについても課題が多いと感じている。休み時間も毎日ずっとタブレットでいいのか。中学校の先生からは、ルールづくりもままならないうちに配付をされ、現場は混乱状態ですというような声もお聞きをしています。
 このルールやマナーについては、各学校ごと、クラスごとに決まっているのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  ルールやマナーについての御質問でございますが、これにつきましては、急に出したということではなく、これまで7月からマイスターの会があります。そこで協議をしながら、各学校の教員の意見を取り入れて、どういうことが望ましいのかということで、全体のものを決め、さらに細かいものについては各学校ごとで決めているという現状でございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。ほかにも、先ほども出ていましたが、まだネットワーク回線が整っていなかったので現場が混乱していたと。1月15日までに設定や指導を終わらせて配付の指示があったようです。これ、中学校の先生ですね。今は何より職員室のパソコンも、パソコン室のタブレットもネットワーク回線が混乱し過ぎて、自分の仕事になりません。本当に厳しい状態です。
 また、別の中学校の先生からは、ネットワークの状態は不安定、クラスルームでは過去の投稿が見えなくなるなどの原因不明の不具合、生徒の端末にアプリがインストールされていないなどの不具合などなど、とても現場で対応するのが困難ですという声もありました。
 先ほどの話では、3月上旬、中旬から回線の工事をやるということなんですけれども、Wi−Fi環境がしっかり整ってから、落ち着いてからスタートとかいうふうにはいかなかったんですかね。1月15日に配られて、Wi−Fi環境が整うまでの先生たちのすごく困惑している声をちょっと聞いているんですが。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  ネットワーク通信環境、それが非常に混乱につながって、場合によって先生方の御負担につながっているということですけれども、今回導入いたしましたタブレットに関しましては、当初、どういう提案が事業者から来るかという中で、最終的には今の提案のものを採用しまして、それが通信回線が3ギガバイトという上限が定められている内容で、基本的には学校では、学校のWi−Fi環境を使うということでスタートしたんですが、やはりその回線容量では最終的には不足が生じるだろうということで、12月の補正予算のときに提案をさせていただいて、今その環境整備に取り組んでいるという状況でございます。
 実際に1万3,000台を超えるタブレット端末がインターネットに接続される場合にどういうことが起きるのかというのは、ある程度は、今のもともとの環境ではかなり厳しい状況ではないかということは想定しておりましたけれども、やはり実際に、特に設定等で同じ時間帯に相当の台数が一斉に接続をされると、回線を逼迫するということがございましたので、先ほど担当課長が申し上げたように、その回線をWi−Fiではなくて、いわゆる事業者が提案している通信回線に切り替えるという形で、今、対応しています。
 その中でも、先ほども答弁いたしましたけれども、現状では、その回線の容量の中で十分に作業ができるようなことになっていますので、現状、例えば教育ネットワークのほうの回線がさほど逼迫をしているということは多分ないとは思うんですが、最終的な解決としては、やはり3月の環境整備といいますか、Wi−Fiの環境をきちんと整えるというところで抜本的な解決を図っていきたいと思っていますので、現状、様々、学校のほうからいろんなお問合せ等もいただきながら、先ほどの端末導入支援員なども入りながら、どうしてもやはり当然いろんなことが起きてしまうことなので、逆に、今、先ほど全部整ってからというお話もございましたけれども、まずはやはり導入をしてどんどん使っていって、そこでいろんな課題を洗い出して、それを1つずつ解決させながら、本格的にはやはり新年度からになろうかなと思いますけれども、その利用のほうにつなげていきたいというふうに考えております。
 現状では、様々な御不便とか、不具合等々は生じているのは事実ですけれども、それをしっかりと解決をしながら、改善を図って、よりよいものにしていきたいと、このように考えているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。また、ほかにもICT支援員は週に3日ほどの日中にしかいないなど、あまり力になりません。ヘルプデスクは聞いたことをすぐ答えられず、後日電話しても、まだ調べ中であったり、現場の負担軽減にICT支援員を活用せよの一言で済まないことぐらいは、もともと現場にいた人ならば理解できるはずですという大変厳しい御意見も伺っています。
 支援員について、現段階で足りないのではないかとか、もっと強化するべきであるというような声は聞かれていらっしゃるでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  学校のほうから、例えばもう少し増やせないのかとか、そういう話を聞いたりはしていますけれども、これ、東京都の補助金等を活用したような形で実施をしていますので、現状では今の体制で対応していきたいということで、学校長とかとは話をしているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。今、現段階で通信回線の問題など、いろいろ課題はあると思うんですけれども、やっぱり新しいことを始めるということは、様々いろんなことが起きると思うんですけれども、通信回線以外のことで、現段階で何かこのようなことがちょっと課題であるとかいうようなことはありますでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  そういう意味では、課題は幾つかございます。例えば、我々がMDMという形でタブレット端末自体の制御をかけられるような仕組みを導入しているわけですけども、その制御がかけられる中において、やはり全てがかけられるわけではございませんので、やはりタブレット端末自体は指紋認証で、指紋は当然ローカルに入っていますし、様々、今までのウインドウズでの仕組みとは全然違います、やはりアップル社のiPadでのiOSでの仕組みというのがございますので、我々もそうですし、事業者では、ドコモさんについても、やはりこれだけの大量のタブレット端末が同時に使われるということは今まで経験がなかったというところで、制御の仕方、それから活用の仕方を含めて、先ほど部長が申し上げたように、課題というのは認識しているところです。
 ただ、我々的には、全てが答えが出ていて、それをこういうふうに使いなさいという形で学校に言っているわけではなくて、子どもたちも含めて、様々どういう形で利用できるのかというところを一緒に考えているところですので、そういう意味では、委員御指摘の内容が混乱という言い方なのか、それとも、今の段階で我々が学習をしている状態なのかというところについては、ちょっと捉え方の違いがあるのかなというふうには考えているところです。
 私から以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。現場の先生たちは、やっぱり混乱しているというようなことを感じていらっしゃるようなので、それはお伝えしておきます。
 あと、次に、修学旅行、自然教室の中止について。本当に今の難しい状況の中で、親御さんたちも様々な意見がある中で苦渋の決断であったとは思います。3月末の代替の行事についてどのようなことを考えておられるのか、分かる範囲でお聞かせいただければと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  先ほども少し分散型でというようなお話をさせていただきましたが、今ジブリ美術館のほうと細かい調整をしているところでございますが、基本的には1日、ジブリ美術館を貸し切るような形で、それぞれの学校が極力重ならないような形で、時差で観覧をすると、そんな方向で考えております。そして、その費用につきましては、こちらの負担で実施をするというふうに想定しております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。本当はこの日に修学旅行に行くはずだったという日程に、何か別の行事をやるとかいうことでよろしいんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  それぞれの修学旅行に行く日に当てることっていうのは、やはりジブリのほうもかなり厳しいですので、全部重なりませんけれども、そこは別日に、1日、館を貸し切って、その日に全ての中学校3年生が時差で入っていくというように考えております。それ以外に、各学校の校長の判断で、修学旅行の代わりになるような行事を、例えば市内巡りをして、タブレットを使って課題を発見しながらとか、そんないろんなことを想定しながら、今計画をしているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。子どもたちも本当に楽しみにしていた行事だと思うので、なるべく楽しんでいただけるような行事にしていただきたいと思います。
 ちなみに、キャンセル料は市が負担ということなんですけども、どれくらいの額になるのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  おおよそで言いますと、1,000万円をちょっと切るぐらいになろうかなというふうに、今試算をしておりまして、これにつきましては全額を市のほうで負担をするということで、今考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。
 次に、学力テストのほうなんですけれども、令和2年度はコロナの影響もあり、全国の学力テストは中止となっています。今回の三鷹市の学力テスト、経年の子どもたちの学力の様子を測るために行われたのだとは思うんですけれども、参加した自治体は9つしかなく、東京でも参加しているのは三鷹市だけなんですけれども、この実施された7月15日というのは、本当に休み明けで、子どもたちも日常の学校生活に戻るのが大変な混乱した時期だったのではないかなと思うんですけれども、やっぱりこれはどうしても今年度やる必要があったというふうにお考えなのでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  6月からということで、学校再開ということなので、1か月、子どもたちにはきちっと学校生活に慣れていただくという期間を持ってやったというふうに思っております。
 また、出題の内容につきましては、全学年で小学校4年生であれば、3年生の範囲までの問題ということでやっていますので、1学期間の学習、新しい学年での学習についてのところは出題されていないということで、この時期に行うことでということで実施をさせていただきました。
 1年目がないと、2年目がないということで、経年の変化ということですので、今年度、できるだけ実施をしたいということで、この時期にということで各自治体と協議の上、7月15日ということで実施をいたしました。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。じゃあ、全国の学力テストとはまた別というふうな考え方でよろしいんでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  コンセプトが全く違うものですので、これは確実に子ども一人一人に返るといったところが狙いのものですので、全く違うものだというふうな認識です。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、来年度、この三鷹市学力テストもあって、全国学力テストも両方行うっていう考え方でしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  そのとおりでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  何か、テストばっかりで気の毒な気もしますが。先ほどアクティブラーニング・学習方略のことが出ましたが、ちょっとこの各教科のテストと別に、こちらのアクティブラーニング・学習方略のほうの、どのように評価をするのかというイメージというか、どういう方法でやっているのかが、ちょっと私、分からないんですけれども、教えていただけますでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  これは質問紙による調査ですので、いわゆるテストではございません。学習の取組について、例えば勉強が楽しいとか、好きだとか、そういうことから始まって、例えば勉強するときには友達と答え合わせをするようにするとか、勉強で分からないところがあったら、友達に勉強のやり方を聞くとか、そのような質問紙形式の調査でございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、本人がどのように答えるか、アンケートみたいな感じですかね。その本人の答え方で、このようなプランニング方略とか、作業方略とか、人的リソース方略とか、全部が判断されるということ。先生が客観的に、この子はこうだって評価するのじゃなくて、自己申告じゃないけど、そういうようなイメージでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  それぞれの学習方略に基づいた、先ほどのような質問があります。児童・生徒がそれに答えると同時に、教員側もそれを答えることになりますので、そういったいわゆる非認知能力と学力調査の結果を関連づけながら、結果が出るということです。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。すみません、まず初めに、1人1台タブレット端末の整備についてお伺いしたいんですけれども、本当に今回も大量の端末が初めてということで、様々やってみての課題が浮き彫りになってくるかと思うんですけれども、先ほど御答弁、いろいろいただきましたが、より環境がよくなるようにぜひお願いをしたいと思います。
 その上で、課題ということでも、本当に低学年のお子様も初めて自分のタブレットをお持ちになったということで、本当に子どもたちの喜ぶ顔が目に浮かぶようなんですけれども、その辺の取扱いとか、そういったこと、低学年の子が精密機械を持つということで課題も出てくるのかなということと、あと家庭における課題もあるのかなと思うんですけれども、そういったことについてお声が上がっているようでしたら、お聞かせいただきたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはり、まずタブレットを配ったときに大事にしなきゃいけないことは、子どもたちが自分で使い方をマスターできるようにするということが大事でございます。家庭に持ち帰っても、家庭で全てが指導できるというわけでもございません。ですので、そこを我々は第一に考えて、子どもたちにきちんとマスターさせるためには、全員の教員がそのやり方をマスターしなければならない。ということで、12月に教員の機器が配られた段階で、一人一人の教員がそれを使いながら、使い方についてマスターできるような研修会を、指導主事が全ての教員悉皆でやったところでございます。
 実際にタブレットを1月15日までに全て配付をしまして、18日の週から、私も全ての小・中学校を見に行ってまいりました。やはり、低学年のお子さんは、委員御指摘のとおり、高学年に比べると使い方をマスターするのになかなか時間がかかるという現状がございます。例えば、小学1年生はアルファベットもなかなかまだ分からないような状況ですので、それについて、キーボードのどこの位置にあるのがこうですよと言いながら、一つ一つ説明しながら設定をして、さらにその場に、支援員が派遣の日は、支援員が巡回をしながらティーム・ティーチングを組んで設定をするようなという場面もございました。
 いずれにしましても、全校を回った中で、全ての子どもたちが使い方をきちんと身につけられるようにするという指導はできているというふうに、私は認識しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。やはり使い方、使えるようにならないと活用もできないと思うんですけれども、低学年の方も含めて、身につけて、本当にしっかりそれが実践として活用できるようになるのはいつ頃と考えられているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  これは、学校のほうでも極力休み時間も通して、まずはいろいろ使ってみましょうということで、多くの学校がそのような取組をしております。実際に活用というふうになりますと、今度は、教員側で授業の中でどういう指導をしていくのか。
 そして、それが効果的に子どもたちに身についているのかというところまで行くことになりますので、今は前段階として、必要最低限の、例えばクラスルームの入り方ですとか、それから、写真の撮り方ですとか、そういった基本的な操作については、全てこの段階でほぼマスターできているというふうに認識しております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。少しずつだと思うんですけれども、よろしくお願いしたいと思います。
 また、今、緊急事態宣言下でも学びは継続しているんですけれども、双方向の授業の可能性というのはどのように考えられているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  これは、早速ハイブリッド型学習の研究開発校であります東台小学校を中心に、鷹南学園として、実際にタブレットが家庭で使えるかどうかという取組をしております。土曜日の授業を使いまして、まず学活でタブレットのリモートのやり方をやった後、家庭に持って帰って、じゃあ、実際に家庭にオンラインでつながるかどうかというのを、全て東台小学校を中心に鷹南学園の小学校はやっているという状況でございます。
 その結果を聞いたところ、少しずつ使い方がうまくいかなくて、つながらなかったというのもありますけれども、現段階で全てつながって、オンラインでできることはもう検証しているというふうに聞いているところでございます。
 それ以外にも、ほかの学校で、例えばコロナ禍の中でどうしても学校に来ることができない子どもたちのために、オンラインで授業をそのまま提供している、オンラインで流してと、そのような取組をしている学校も幾つかございました。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。
 続きまして、学校教育活動の継続の支援についてお伺いしたいんですけれども、今回も補正予算で様々、消毒液とか、衛生用品を追加して環境を整えてくださっている状況なんですけれども、その中で部活動のことなんですが、今回、緊急事態宣言下でも都立高校とかの部活動は一切禁止になっているかと思うんですけれども、三鷹市内の小・中学校は時間を60分間ということで限定してやれるところは可能だということで伺っているんですが、今、三鷹市の小・中学校の部活動の状況について、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  部活動につきましては、このコロナ禍の対策の中で、校長会と協議をいたしまして、中学校長会から、ぜひとも中学生の部活動を認めて欲しいと、そういう御意見がありました。しかしながら、この緊急事態宣言の中で、これまでと同じやり方というのはやはりなかなか周りも心配もございますので、制限をされた中でできる活動をということで、1時間以内ということが決まったところでございます。
 実際のところ、学習活動のほうにも、このコロナ禍の中で制限を今指示しているところでございます。例えば体育における身体接触を伴う活動、そういったものは通常の授業の中でもやらないように制限するということで指導をしております。そういった学習活動の感染症対策も踏まえて、部活動の中で何ができるのかということで考えながら実施しているところでございます。各中学校を見ているところによりますと、本当に子どもたちが工夫をしながら、その時間の中で部活動をやっているという実情がございます。
 また、保護者の方からも、周りの自治体が止める中で、三鷹市はやっていただいて大変ありがたかったと。子どもたちの運動する機会が得られてよかったという御意見も、各学校にも多数寄せられているというところでございます。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  1つ確認なんですけれども、これは、あくまでも各学校長とか、担当の先生方の判断でやっていらっしゃるのか、それとも、全三鷹市の小・中学校がやっていらっしゃるのか、そこをお伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  三鷹市としましては、やはり感染症対策を万全にやる例を示しておりますので、そのものの中でできることをやってくださいということですので、それを見た段階で、各顧問が、いやいや、これだとうちの競技の特性上、できないという部活は、やっていない部活動もありますし、それから各学校の感染の状況によって、うちの学校はちょっと当分見合せようというような学校も中にはございます。
 教育委員会といたしましては、校長会の要望を踏まえて、どんな形だったらできるのかということを提示しながら、それぞれの学校が判断の中で適切に実施していると認識しているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当に三鷹の先生方、また教育委員会の方は、子どもたちにとって何が大事なのかということを考えてくださって、いろんな対策を取って実現してくださっているので、本当に感謝したいと思います。
 また、修学旅行とかも、本当に最後の最後まで御努力いただいたんですけれども、中止になって、子どもたちのことを思うと本当に胸が痛い限りなんですけれども、最後、ジブリのほうでしっかり思い出がつくれるようにお願いをしたいと思います。
 それと、図書館での電子書籍の導入なんですけれども、今、事業者の選定とか、提供する資料の選定をされているということなんですが、1つ確認したいのが、視覚障がい者の方のための音声再生可能な電子書籍もあると伺っているんですが、そういったこともお考えになっているのか、お伺いしたいと思います。


◯三鷹図書館管理・サービス担当課長(大地好行君)  資料の中には、おっしゃられるとおり視覚障がいの方に対応したものもございますので、選定の中でそちらにも配慮して選定を行っております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  それを聞いて安心しました。よろしくお願いいたします。
 それと、この電子書籍なんですけれども、子どもたちが1人1台タブレットを持つようになって、子どもたちも図書館の電子書籍を借りられるという、その可能性というのはどうなのか、お伺いしたいと思います。


◯三鷹図書館管理・サービス担当課長(大地好行君)  お子様たちも普通に、インターネットの環境があればお借りになられることはできますので、借りていただくことは十分できると、私としては思っております。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ありがとうございます。
 それでは、三鷹市の学力テストの結果についてお伺いしたいんですけれども、本当に三鷹市が先駆的、東京の中では三鷹市だけということで、自治体としても、全国的に見ても非常に少ないなと思ったんですが、三鷹市は経年変化を見ていくということで、これは非常に期待する取組なんですけれども。東京都で三鷹市だけということの理由というのがお分かりになるようでしたら、お伺いしたいなと。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  東京都は東京都で調査をやっているんですけれども、ちょっとそれについても、今後どういうふうな取扱いになってくるのか分からないというところもあって、三鷹市としては、一番の課題は、やはり子どもたちの一人一人をどうするのかを見ていきたいといったことでやりましたので、これはOECDのシュライヒャー局長もかなり先駆的な取組であるっていった形で、これからの新しい学びといったことについて、必要なものだという認識があるものですので。
 うちは割と早い段階で、こちらに取り組んでいこうということで、かじを切ったというふうな認識です。よそはまだ知らないかもしれません。


◯委員(大倉あき子さん)  先駆的な取組ということで、三鷹市の成功事例が後につながっていくのかなと思いますので、ぜひ本当に頑張って、先生方、よろしくお願いしたいと思います。
 1つ、また確認なんですけれども、2ページ、裏側、活用についてということで、各学年における学力レベルと自分のレベルを比較するとなっているんですが、この各学年というのは、各学校なのか、三鷹市が母体になっているのか、全国の自治体が母体になっているのか、その基準というのを、お分かりになるようでしたら教えていただきたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  これについては、各学年のレベル、それぞれの問題の到達すべき学力のレベルと自分のレベルをどういうふうに比較するかということでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  各学年で、この平均値というのも、どこを母体にするかでも変わってくるのかなと思うんですけれども、そういったことはどのように考えられているのか、お伺いしたいと思います。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  テストの形が、いわゆる経年変化が取れるということは、難易度の調整がされているということです。そういう意味では、この学年の子どもたちであればという、ある意味での一定の設定通過率といったものが、もともとのこの学力テスト自体に設定がされているという認識でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ありがとうございます。
 それと、昨年の予算委員会で、今回の学力テストから個人ポータルという形で、今後サイトを作っていきたいというような御答弁があったかと思うんですけれども、その現状はどのようになっていらっしゃるのか、お伺いしたいです。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  先ほど指導課長から申し上げたように、今、検討している段階でして、なるだけ早い段階において実現できればというふうに考えているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。それと、もう一つ確認したいのが、この経年変化を追いかけるということなんですけれども、学年が上がったり、また小学校から中学校に進級、進学したりする際に、これは先生方もこの情報を共有していくというようなことで、これは共有されていくって考えてよろしいんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  基本的には、子どもたち1人1ID自体を持っていまして、それで9年間の学びを見ていくという形を考えているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ということは、そのIDを確認すれば、各先生が、担任が替わっても、学校が替わっても、それは確認できるという認識でよろしいですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  御認識のとおりでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。1人1台タブレットでも、様々、これから新しい取組が開始するので、本当に今後も課題がいろいろ出てくるかと思います。また、学力テストも本当に新しい取組なので、今後の三鷹の教育に期待をしていきたいと思います。よろしくお願いします。
 ありがとうございました。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。1人1台タブレットのことなんですけども、1月12日から15日にかけて、児童・生徒に配付をし、利用を開始しましたというふうになっておりまして、導入の支援員のことなんですけど、支援員を1月から各学園に配置しましたになっているんですけど、これ、12日から15日に配付した、その時点で既に支援員さんというのはいらしたんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  いました。その前の週から配置をしております。


◯委員(吉沼徳人君)  配置している。というのは、これ、支援員さんというのは市が募集をされたんですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回は委託費で実施をしておりまして、事業者さんと委託業務として契約しているところでございまして、その委託事業者が募集をかけて配置をしているということでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  委託業者というのは、NPOのシニアSOHOですよね。違いますか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回の端末導入支援員の業務につきましては、株式会社まちづくり三鷹が受託をしております。


◯委員(吉沼徳人君)  まちづくり三鷹。というのは、実はインターネットで三鷹のいきいきプラスというところに、三鷹市学習用タブレット端末支援員の募集というのが出ていたんです。それで、それの募集の期限が1月6日まで募集しているんですよ。そうすると、6日まで募集しているということは、この時点で人が集まっていないということだと思うんですよね。そうすると、6日っていうのは実は水曜日なんですよ。木曜日、金曜日で、2日間しかなくて、土日月で、月曜日が成人の日でお休みで、12日なんですね。
 そうすると、例えばまち鷹にしても、一応6日まで募集しているわけですから、そうすると、研修とか、打合せというのができないで、3連休の後、すぐ始まるわけですね。この間というのは、採用者に通知をしたり、あるいは打合せをしたり、研修をしたりということはできたのでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  まちづくり三鷹からは、端末導入支援員につきましては、もう既に12月から、我々、研修をしておりまして、その募集につきましては、今回でいいますと、必ず週3日入らなければいけないとか、1か月べたで入るとかということではなくて、支援員の方が時間を選んで支援ができると、こまが選べるという形で募集をしているというふうに聞いております。
 その関係で、常に人材を募集しているというふうに聞いておりまして、我々的には12月中に、対象の支援員に対しては研修を実施し、まちづくり三鷹も実際7日から入っていただいているんですけど、この時点ではしっかりと確認をした、研修が終わった段階の人間を配置しているというふうに聞いております。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。私もちょっとこれを見てびっくりして、6日まで募集していて、12日から、そんなに簡単にできることなのかと思ってちょっとびっくりしたんで、お尋ねをいたしました。
 それと、次に学力テストのことなんですけども、今、ほかの委員さんからもお話があったんですけども、自治体が9自治体しか参加をしていないんですけども、これ、府県レベルでやっているところと、市レベルと、両方あるんですけども、府県レベルのところっていうのは、県なら県内全部、京都府なら京都府内の全小・中学校で、これ、実施されているんでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  まちまちですね。福島県、埼玉県は全部です。京都府については、特定の自治体、幾つかというふうに聞いているところです。


◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、参加自治体ってというのは、来年、あるいは再来年になると増えてくるという可能性もあるんでしょうか。それとも、今年やった学校がそのまま来年も同じようなテストしていくのか、継続していくのか、あるいは増えてくるのか、そういったところはどうなんですか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  基本的には、経年変化を取っていくものなので、今やっているところがやめるっていう判断はなかなかないかなと思っています。そういう意味では、これから増えてくるだろうというふうな認識は持っているところです。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。そうすると、増えてきたりすると、今これ、東京は三鷹市しか入っていませんけど、よその区レベルのところが入ってきたりすると、この正答率の回答率が上がるようなことも出てくるんじゃないかと思うんですね。そうすると、やっぱり三鷹が常にこういう上位に、いつもプラスでいられるとは限らないと思うので、これからも状況をよく見ながら教育をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、幾つか質問させていただきます。まずタブレットの件なんですけど、配付している時期に、ちょうど私もSNSでつながっているお父さん、お母さん、やっぱりみんなアップするんですね、子どもたち、持って帰ってきましたとかいって。メッセンジャーとかで送り返して、何かあったら連絡くださいとかいって、おおむね、やっぱりみんな喜んでいる。やっぱりお父さん、お母さんが使いこなせる人っていうのは、子どもたちも、そのお父さん、お母さんに習うのか、どんどんやっているんですね。
 帰って来たら、すぐタブレットを開けて、調べ学習とかしていますとかいうような情報をいただいて、これがどんどん進んでいけばいいんじゃないかなと思ったんですけど。先ほど、紫野委員の質問にもありましたけど、中には、先生たちの中でも結構大変であっぷあっぷしているようなお話。私のほうにはなかったんですけど、そう考えると、クラス担任の先生によって差が出てしまったり、Wi−Fiとかは別にして、家庭の環境、両親がどのぐらい使いこなせるかということによっても格差が生まれてしまうんじゃないかなと思うんですけど、その辺を、そういう差が生まれないように教育委員会としてフォローしていかなければいけないと思うんですが、その辺は教育委員会としてどうお考えなのか、お伺いします。


◯指導課長(長谷川智也君)  委員おっしゃるとおり、これを配ったんだけれども、その使い方で、家庭内で格差で、学力格差が生まれると、これになってしまっては、やっぱり元も子もないので、そうならないようにということで、今まで取組を進めてきているところでございます。
 教員に対する研修につきましても、一般的には代表であるマイスターなりに、こちらで研修をして、マイスターが広めるという形も取れるとは思うんですけれども、あえてそうではなく、やはり一人一人の教員に理解してほしいということで、実物のタブレットが来たときに、そして、しかも悉皆でやらせていただいたところでございます。
 その研修をやっても、やはりなかなか教員の経験等によって、すぐにマスターできる教員もいれば、なかなか覚えられない教員も中にはいると思いますが、基本操作については全て、皆さんも習得していると、私は認識しております。今後、それを授業の中でどういうふうに活用していくのかというところは、開発委員、そしてマイスターを中心にやっていくことだというふうに考えております。
 いずれにしましても、タブレットを使うことがやはり目的にならずに、今までの実践と、そして、タブレットをどのように子どもの実態に即して使っていったらいいのかということを、やはりマイスターを中心に情報収集をしながら検証を進めていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。差が生まれないように、教育委員会としても常に目配りですとか、研修ですとか、実施していただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続いて、川上郷自然の村なんですけど、川上郷自然の村については、常日頃から閉めることのないようにということで、いろいろと話をさせていただいているところなんですけど、もともとは、やはり子どもたちの校外学習の場所であって、我々の頃はなかったわけですから、民間を借りていて、それなりの負担をして校外学習をしていただいていたのですから、それに代わる施設として設置しているわけなんで、今回のコロナによって存続が危うくなるようなことのないように、しっかりと支援をしていただきたいなと思います。
 そういった中で、確認をしておきたいんですけど、去年の豪雨災害によって体育館が使えなくなって、グラウンドも使えなくなったというような状況は、今のところはもう直ったのかどうかをちょっと確認しておきたいんですけど。


◯総務課長(高松真也君)  委員御指摘の体育館、またグラウンドの被災の状況については、年末までの工事で全て復旧対応ができまして、年明けからはそこを使っていただいてという状況でございました。ただ、現状は緊急事態宣言を踏まえた臨時休業というような形を取らせていただいていると、そんな状況でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。安心をいたしました。そして、保険については補正予算で出てくるというんで、そのときに議論をしたいと思います。
 あと、図書館なんですけど、今回、これにもありますように、図書館の閉館・休館時におけるサービスの提供の拡充って書いてあるんですが、私も前から月曜日が祝日だった場合の休館について問題視をしていたんですね。月曜日は、やっぱり祭日だったら開けるべきじゃないかと。その議論がこれによってなくなってしまうのがちょっと寂しい。なくなってしまいそうな気もするんですけど、現状の議論はどの程度まで、月曜日が祝日だった場合に開館するということについての議論はどうなんでしょうか。


◯三鷹図書館管理・サービス担当課長(大地好行君)  ハッピーマンデーの開館については、従前から御意見をいただいておるところで、私どもとしても一応研究をいろいろさせていただいているところなんでございますけれども、やはり休館日をずらすとかっていう話になってきますと、逆に利用者の方のところで混乱も大きいのではないかというような話もあり、まだちょっと内部的に、どういう形でっていうことについては、申し訳ございませんが、依然として調査研究をしておるところでございます。
 一定、おっしゃられるとおり、電子書籍の導入によって、サービスについてはカバーできるところがあるとは考えておりますけれども、これで取りあえず議論自体を収束させてしまおうというつもりはございませんので、少し長い目で見ていただけると大変ありがたいと思っております。よろしくお願いいたします。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。一般的に考えると、やっぱり祭日に当たっている場合には、公的機関とか、ほかの民間のところでも、祝日の場合は開けて、その翌日を休館にするとかっていうところが一般的だと思うんですよね。今までの答弁とあんまり変わっていないんで、ちょっとがっくりなんですけど、ただ、これによってその議論がなくなるということはないというので安心したところですので、やっぱり前向きにちょっと検討していただきたいなと思います。
 最後に、学力テストの件なんですけど、先ほど長谷川課長からありましたが、これ、やっぱり個人も出て、ずっと自分のも追えるっていうことは、やっぱり従来から教育委員会が目標としている個別最適化された学びの実現には、これが──最初は、どういうふうにやっていくのかなというイメージが湧かなかったんですけど、これで個々の弱点とかが分かれば、そこを伸ばしていくっていうやり方、逆に、できる部分はもっとやっていくというのが明確になるんじゃないかなと思うんですけど。
 それは分かったとしても、担任の先生、あるいは中学だったら各教科の先生が、その子その子に合わせたプランをつくるわけじゃないですよね。プランがつくれれば一番いいんですけど、どうやってその先の展開をしていくのかっていうのが非常に重要で、興味があるところなんですけど、教育委員会としてはどうお考えなのか、お伺いします。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  よくぞ聞いていただきましたという感じなんですけれども。これはテストなので、1回のことですから、これだけでその子の全てが分かるということではありません。今、学校のほうでもタブレットに入っていますドリル系の教材等も含めて、何がどうできて、何がどうできていないのか、これについてデータとして追いかけて、蓄積していきながら、各子ども自身も、どこが自分は苦手なのかなといったことを自分で把握できる仕組みをつくっていったりとかするようなことが、一番大切なのかなと思っています。
 また、併せて学級単位であったり、個人単位であったり、それぞれの子どもたちのデータというのは教員のほうでも把握が当然できるようになっていきますので、一番やっていかなければいけないことは、教育支援で行っている個別指導計画、これが通常の学級の子どもたち一人一人、やはり学習の特性とかを含めたところであるはずだといったことを、このいわゆるタブレット等を使いながら、教員のほうもきちっと把握をした上で指導ができる体制を整えていきたいということで、個別最適化に向けて、今いわゆるタブレット端末等を活用しながらの情報を管理、活用といったことについて向かっているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。非常に期待したいところなんですけど、例えばこれで、個々の生徒が弱点としている部分とかが分かったら、その部分に対する、例えば宿題ですとか、課題ですとかを、別に出せるような仕組みとかもできるんですか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  それができるような形で、今、先生方にも、つまずきそうなポイントについての動画を作成していただいたりとか、それからまたドリルに関していうと、そこの部分がうまくできていない場合には、次はこの問題をやってみましょうというような形のものを使ってということで、補強ができるような体制を整えているところです。


◯委員(谷口敏也君)  期待していますので、頑張ってください。お願いします。


◯委員長(伊東光則君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時52分 休憩


                  午前11時09分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  よろしくお願いいたします。本日、スポーツと文化部からは6件の行政報告をさせていただきます。
 1つ目は、新型コロナウイルス感染症に対する対応について、2件目は、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検について、3件目は、民間ビルを活用した市民の美術作品発表の場「桜井浜江記念市民ギャラリー(仮称)」施設概要及び検討経過についてでございます。これは、昨年の12月に建物の所有者側との協議がまとまりましたので、今回の文教委員会で報告をさせていただくような形になります。4件目は、昨年の10月から12月まで行いましたクラウドファンディング、三鷹市大沢の里水車経営農家水輪再生プロジェクトの実績について、5件目は、3月に予定しております、オンラインによります市民駅伝大会の開催について、最後は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の取組の、計6件になります。
 最初に、私のほうから、新型コロナウイルス感染症に関する対応について報告をさせていただきます。資料の1、1ページ目を御覧いただきたいと思います。初めに、三鷹市プロアーティスト等支援事業については、令和3年1月17日から1月31日まで募集を行いまして、個人22件、団体22件の応募をいただきました。2月中旬に動画の計画内容について審査を行いまして、その後、動画の作成を、応募していただいた方にしていただきまして、3月下旬には、作成していただいた動画を三鷹市スポーツと文化部のユーチューブチャンネルにおいて配信をすることとしております。
 応募いただきました内容につきましては、音楽関係が最も多く、ほかに演劇、舞踏などもございました。なお、参考としまして、募集要項もこの後ろのほうに添付しておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、中段の部分になります。オンラインを活用した講座の開催につきましては、記載のとおり、大沢の里古民家イベント「しめ飾りづくり講座」ですとか、考古学体験講座2「石器づくり教室」を実施したほか、その下の下段になります、東京2020大会に係るアスリートのホストタウン交流事業につきまして、記載のとおり、アルマ望遠鏡で知る最新の天文学講座以下、いろいろな事業について行っております。これらについては、オンラインでの配信ですとか、実施したものについては、動画の作成をして、それを配信するような形で行うこととなっております。
 なお、チリとのホストタウン交流事業の取組につきましては、この後の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取組についての中でも詳しく報告をさせていただきますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 私からは以上になります。そのほかにつきましては、各担当のほうから報告をさせますので、よろしくお願いいたします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  では、私から項目の2番目、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検について、御報告させていただきます。資料2を御覧ください。三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検についてというA4、1枚、表裏の資料をまず資料2として御用意してございます。今年度、令和2年度の検討経過につきまして、今までも委員会で御報告した内容も含まれておりますけども、全体をまとめた資料になってございます。
 まず、項目の1番目、令和3年1月までの取組ということで、実施済みの内容でございます。既に御報告した内容も含まれておりますので、簡単にさせていただきますが、助言者として立教大学の中村陽一先生、神戸大学の槻橋 修先生、そしてファシリテーターの青木将幸さんをお願いしております。12月には2回連続講座、「公共施設を魅力的な場にするために」を開催、そして、1月には、職員のワークショップ研修といたしまして、「プラザの未来について考える」これは、プラザを運営する職場の職員の研修として、施設運営の今後について考えるワークショップをオンラインで開催をいたしました。
 2番目でございます。総点検市民会議の開催と市民参加のための論点整理を基にした意見募集の実施ということで、御報告でございます。令和元年度、令和2年度の総点検の取組を令和3年度以降につなげていくために、施設運営の基本的な考え方をまとめるということが今年度の目標でございますけれども、これに向けて市民参加を実施をいたします。
 まず1番目、「総点検市民会議〜プラザをよりよくしていくための市民参加を考える〜」の開催、2月23日火曜日、祝日の午後、開催をする予定でございます。プラザの総点検の一環として、プラザをよりよくしていくための手法や今後の市民参加について、2ページ目へ行っていただきまして、話し合うということを内容としております。
 以前から、総点検市民会議、できればコロナが落ち着けば、リアルで、メインアリーナで、少し広いところで、少し大人数の方に集まっていただく機会をと思って企画をしていたのですが、緊急事態宣言再発出ということもございます。延長もされておりますので、オンライン会議システムを利用したオンラインワークショップを主体とし、なおかつ、オンラインではなかなか参加が難しいという方ももちろんいらっしゃるかと思いますので、会場では、人数制限をしつつ、パブリックビューイング参加ということで、オンラインでやっている様子を見ていただきつつ、その場でも意見を出していただけるというような、そういう2段構えで開催をしたいと思っております。
 オンラインでのワークショップは80人、会場でのパブリックビューイング参加は、今のところ15人の会場を2つ用意をして、30人。こちらのほうは、人数が超過いたしましたら、抽せんをさせていただくというようなことを想定してございます。
 また、これと併せまして、プラザの今後の施設運営に対する市民意見の募集ということで、2月19日から3月12日を予定してございますが、この後、御説明いたします、「三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検「市民参加のための論点整理」〜「施設運営の基本的な考え方」まとめに向けて〜」という資料を基に、これを郵送、ファクス、メール等で広く意見を募集するということと併せて、市民の皆さんの御意見を伺っていくということにしたいと思っております。
 ということで、資料2の別紙でついておりますホチキス2点留めの冊子様のものを御覧をいただければと思います。今申し上げました「施設運営の基本的な考え方」まとめに向けてということで、市民参加のための論点整理を冊子としてまとめてございます。
 1ページおめくりいただきまして、目次の下に、この冊子の目的という四角の囲みがあるかと思います。この冊子の目的は、施設運営の基本的な考え方をまとめるための市民参加のための論点整理といたしまして、その市民の皆さんから御意見を募集するための基礎資料と位置づけてございます。これまで市民の皆さんから寄せられた様々な意見・要望や、プラザ内の各職場からのヒアリング、助言者会議の学識経験者からの御意見等を基に、プラザ内の各機能について、施設運営の論点は何か、どのような意見・要望が多いと把握しているか、これまでに改善した内容は何か、そして、今後の方向性を、それぞれの機能ごとにまとめてございます。
 そして、今、資料2の1番目のほうで申し上げましたけれども、総点検市民会議と、それから期間、3週間ほど取っております御意見募集、これの基礎資料として、市民の皆様から御意見をいただいて、そのいただいた御意見を基に助言者会議の助言もさらに受けて、最終的に施設運営の基本的な考え方として、今年度内でまとめるということを予定してございます。
 1ページおめくりください。3ページです。「はじめに」ということで、今、資料2の1ページ目で申し上げましたような、今までどういうことをしてきたか、そして、今年度、市民参加をどのようにする予定かというのが、3ページのところにまとめられています。
 4ページ目は、昨年まとめました令和元年度の報告書で、1,847件の市民の皆さんの御意見をまとめたものを作りました。それの抜粋が4ページ目でございます。
 駆け足で恐縮でございます。5ページ目を御覧ください。5ページ目以降は、各機能についての論点整理ということで、先ほど申し上げましたとおり、施設のどういう論点があると思っているか、課題をどのように把握しているか、そして、今までどのように改善してきたか、今後どうする予定かということを、その4点について見開きでまとめていっているところが、このページです。
 5ページ、6ページにつきましては、中央防災公園・元気創造プラザ全体に関することということで、例えばこのページで申しますと、論点の整理としては、例えば共有スペースを居心地よくする云々の論点があると思っており、課題の把握については、このような御意見が多かったというふうに把握しており、そして6ページ目の上、これまでに改善した内容、平成29年度から令和2年度まで、おおむねこういうことをやってきましたということを記載させていただいており、そして、今までの市民意見や、あと職員のヒアリングを基に、今後、令和3年度以降、こういうことが課題となると考えているということを列挙しているのが、そういう紙面構成になってございます。
 というわけで、7ページ、8ページについては、総合スポーツセンターのプールに関することについて、9ページ、10ページ目では、総合スポーツセンターのプール以外の諸施設や機能に関することについて、そして、11ページ、12ページでは、生涯学習センターに関することについて、そして、13ページ目は、その他の施設についてまとめた内容になってございます。最後、14ページ目でございますが、これが三鷹中央防災公園・元気創造プラザ施設運営の基本的な考え方というものをまとめるための基礎資料なわけですけれども、基本的な考え方の案といたしまして、大きく4点のことをここにまとめさせていただいております。
 まず1つは、複合施設から融合施設へというタイトルで、プラザは総合スポーツセンター、子ども発達センター等々、大きく7つの機能が含まれる複合施設でございます。平成29年度のオープン以降、多くの市民の皆様に御利用いただいておりますけれども、専門性の高いフロアごとの活動が独立した運営となっていることから、相互連携が薄いことに課題があるというふうに認識してございます。老朽化していた各施設・機能を、市民活動を止めることなく再設置するために造られた多機能複合施設としてのプラザの特性を今後さらに発展させるために、各フロア間の縦連携による融合施設を目指していきますということを、1項目めで書いてございます。
 2点目は、魅力的な場づくりのためのさらなる改善ということで、多くの市民の皆さんがより使いやすい施設というふうにするためには、共有スペースの活用方法が重要なポイントであると考えています。1階エントランスや地下1階のスポーツエントランス、駐輪場や公園など、多くの人が利用する共有スペースについて、魅力的な場づくり(プレイスメーキング)に取り組んでいきます。
 施設のそれぞれの機能に合わせて目的を持って来館・利用する人に加えて、居心地のよい場所、楽しい場所として日常的に立ち寄る人が増えることで、市民に愛される施設として有効活用されることを目指していきます。
 そして3番目、市民参加の推進です。プラザの運営について、市民の皆さんの参加により魅力的な場づくりを目指していくことが重要だというふうに考えています。
 多くの人に利用していただくプラザがより魅力的な場となるために、継続的に行っているアンケート収集に加えて、令和3年度は、施設を知ってアイデアを出していただくためのウオークショップや、具体的な場づくりを図るワークショップなどを開催してまいります。
 そして、学識参加と職員参加ということで、多機能複合施設を融合施設にしていくために、助言者会議の助言を受けながら職員参加による活動に取り組んでいきます。令和3年度は、各フロアの専門性を生かしつつ、フロア間の連携による市民講座等を開催することで、各機能の連携と新たな市民サービスの提供を目指していきます。
 この4点について、施設運営の基本的な考え方の案として市民の皆様にお示しし、このことも含めて様々な御意見を伺って、修正したものを最終的に施設運営の基本的な考え方としてまとめていくということを考えてございます。
 早口で恐縮でございました。以上でございます。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  資料3を御覧ください。民間ビルを活用した市民の美術作品の発表の場、桜井浜江記念市民ギャラリー(仮称)の御説明をさせていただきます。先ほども部長からございましたが、これは昨年12月に関係者との話合いが一定の方向性が出ましたので、今回、文教委員会で報告をさせていただくものでございます。
 まず1番目、施設の概要でございます。所在地は下連雀三丁目。完成してございますが、マンションの1階の店舗部分、30.44平方メートルをギャラリーとしてお借りするようなことを考えているところでございます。
 (2)番目としましては、市が所有者から賃借しましたこの部分を、市民ギャラリーとして整備し、市民の皆様の美術作品等の発表の場として有料で貸し出す予定でございます。
 (3)としましては、1日単位や1週間単位での貸出しを想定しているところでございます。料金につきましては、三鷹市美術ギャラリー第3展示室より低い価格を設定する予定でございます。
 スケジュールといたしましては、実際の販売等につきまして、まだ先になりますので、令和3年11月に賃借の契約をいたしました後、内装工事を行い、12月で設置条例の議案を上程させていただき、令和4年1月にオープン。このオープンの時期は、市でオープン記念のイベント等を行い、実際市民の方に御利用していただくのは令和4年の4月以降を考えているところでございます。
 2番の検討経過でございます。桜井浜江氏という女流画家の方が住んでいた場所なんでございますけれども、御遺族の方から桜井様の使用していたパレットを寄贈していただいたことで、感謝状をお送りいたしました。その経過の中で、アトリエの跡地に建設するマンションの1階店舗スペースについて、市に活用していただけないかという発言があり、検討をしてきたことが今までございました。
 (2)といたしましては、この市民ギャラリーという形で、まる1番としましては、第3展示室を太宰治展示室として設置したことで市民の発表の場が制限されていること、まる2番として、桜井浜江氏が三鷹市ゆかりの洋画家であり、パレット以外にも絵画等を市に寄贈されている文化人であること、まる3といたしまして、太宰 治と親交が深く、同氏とアトリエが太宰が生きたまち・三鷹を顕彰する上で重要な場所になるという位置づけであることから、検討を進めてまいりました。
 繰り返しになりますが、市民の方々の美術作品の発表の場とするととともに、名称を桜井浜江記念市民ギャラリー(仮称)といたしまして、顕彰とさせていただきたいと思っております。
 3番といたしまして、桜井浜江氏の略歴、資料3の裏の参考資料というのも併せて見ていただければと思います。こちら、参考資料のほうは、太宰没後70年のときに作りました冊子の一部でございますが、太宰 治と親交が深く、太宰の小説「饗応夫人」のモデルになった作家として有名でございます。太宰本人も度々アトリエを訪問し、太宰本人は絵筆等は持っていないんですけれども、ここのアトリエで絵を描くとか、いろいろ親交を深めたということがあり、三鷹に居を移した後のものは全てここで描かれたと言われているものでございます。
 資料3の説明につきましては、以上でございます。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  資料4を御覧ください。三鷹市大沢の里水車経営農家水輪再生プロジェクトの実績について御報告いたします。初めに、事業の概要でございます。大沢の里水車経営農家の水輪は、前回の取替えから10年が経過し老朽化が進んでいたことから、市内でアカマツを探していたところ、令和元年度に国際基督教大学からアカマツを譲り受けることができました。その部材を活用して取替え工事を行うこととします。
 実施に当たりましては、クラウドファンディングを活用し、広く財源確保を図るとともに、三鷹の水車を全国に周知したいと考えました。また、2万円以上寄附された方のうち、希望者の氏名を銘板に記し、施設内に掲出することとします。募集期間ですが、令和2年10月1日から12月31日でした。寄附金額及び件数ですが、目標金額は200万円といたしましたが、達成額は268万4,000円でした。件数としましては、全体で100件、市内からは74件、市外からは26件でした。件数としておりますのは、お一人で何回か分けて寄附をされた方がいらっしゃいますので、人数ではなく件数とさせていただいております。銘板の希望者は45人でございました。
 次に、広報活動ですが、「広報みたか」、ホームページ、その他、添付資料としまして、東京都三鷹市クラウドファンディング事業ということで、こちらのリーフレットを作成いたしまして、みたか都市観光協会の案内所のほか、都内の博物館等にも郵送いたしまして、広報活動を行いました。
 続きまして、事業経費でございますが、工事費は498万3,000円でございます。東京都からの補助を受けまして、114万9,000円の補助を受けることとなっております。
 最後に、今後のスケジュールですが、2月8日、本日から水車経営農家のほうは休館しておりまして、水輪の更新工事に入ります。3月13日にリニューアルオープンの式典を、今のところ予定しているんですが、緊急事態宣言も出ている状況なので、今どのような形で実施できるかを検討しているところでございます。一般公開は3月14日を予定しております。
 私からは以上です。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私からは、資料5、オンラインによる市民駅伝大会の開催についてを御説明いたします。前回の委員会で御報告した内容から追加になっている部分を中心に御説明いたします。
 2の(4)の実施期間でございます。資料の中段ですけれども、令和3年3月6日土曜日と、7日日曜日、午前9時から午後5時というふうにしております。場所ですけれども、その下、指定コースというふうに書かれておりますが、三鷹市大沢総合グラウンドの野球場内で、参加チームは80チームということで実施予定でございます。80チームといたしましたのは、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を踏まえまして、当日、大沢総合グラウンドの野球場の中に、参加者40人、スタッフが10人程度として、最大50人程度で実施をしたいというふうに考えたところでございます。
 広報につきましては、一番下のところ、「みたか“2020”ニュース」2月7日発行号で参加者を募集しているところでございます。
 資料の一番最後に「みたか“2020”ニュース」をおつけしております。そちらの裏面を御覧ください。こちら、裏面、2面の一番上に御案内をしておりますけれども、緑の丸で書かれておりますところ、完全事前予約制としております。申込みについてですけれども、この駅伝大会の一番下のところ、申込みというふうに書いておりますけれども、本日、8日午前9時から22日午後5時までの先着ということで募集をさせていただいているところでございます。
 次に、資料6を御覧ください。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取組についてです。令和2年12月に開催された東京都のオリンピック・パラリンピック推進対策特別委員会の資料の抜粋でございます。こちら、東京2020ライブサイト等の実施についての資料でございます。2021年の実施に向けた都の方針、中段の2のところでございます。1つ目の丸のところに、ライブサイトの開催が重要であると。そして、適切な感染拡大防止対策を行った上で実施をするというふうにしているところでございます。
 次に、(1)で、感染症を踏まえた安全安心な環境づくりというふうに記載がございます。その2つ目の黒点のところに、事前申込み制の導入等を検討するというふうな記載がございます。
 そして、次の2ページ目をお開きください。大きい3、今後の会場計画についてというところで、一番上の丸のところに、拠点会場として、井の頭恩賜公園については十分な広さがあり、会場内や周辺で適切な人流コントロールが可能ということで、当初計画を基本として実施とされております。
 今後でございますけれども、3ページ目、次のページ、中段の番号5、今後の進め方にございますとおり、来春をめどに、東京2020ライブサイト等を実施計画に反映をしていくと。実施に向けた準備を着実に進めるというふうに記載されてございます。
 次に、4ページ目を御覧ください。聖火リレーに関する内容でございます。こちらは、令和2年12月15日に発表された内容でございます。ページ変わりまして、5ページ目にございますとおり、表の8日目のところ、三鷹市について、7月16日の金曜日に実施されるということが公表されておりますので、御確認いただければと思います。
 次のページ、6ページ目を御覧ください。チリとの交流事業の実施状況についてでございます。番号1ですけれども、チリ国歌斉唱動画、応援メッセージの動画の作成及びチリ駐日大使との交流というふうにございます。にしみたか学園三鷹市立第二中学校の合唱部9人によりまして、チリ国歌の斉唱動画を作成いたしました。また、市民12人によるチリへの応援メッセージ動画を作成いたしまして、2月5日から市のホームページ、スポーツと文化部ユーチューブチャンネルで公開しているところでございます。
 また、1月28日にフィオル駐日チリ大使と第二中学校合唱部がオンラインで交流を実施したところでございます。オンラインでチリ国歌を斉唱し、チリ大使に3人の生徒から質問をさせていただき、大使からも丁寧な回答をいただいたところでございます。さらに、9月のチリの独立記念日のセレモニーで、再度国歌を斉唱してもらえないかというようなうれしいお誘いもいただいたところでございます。
 次に、番号2でございますけれども、国立天文台と連携して、アルマ望遠鏡関係者と市民とのオンライン交流でございます。国立天文台の阪本教授、平松助教、アンドレス・グスマン氏によるZoomを使ったオンライン講座を開催したところでございます。記載のとおり、12月6日に開催いたしまして、35組、68人の方に御参加をいただいたところでございます。こちらの動画も2月5日に公開しているところでございます。
 次のページ、7ページ目、一番上でございます。3、チリ料理と食文化を学べるオンライン講座でございます。チリ出身の料理家、リカルド・ゴンザレスさんをお招きいたしまして、チリ料理を学べるオンライン講座を全3回開催したところでございます。非常に申込みも多く、各回とも定員いっぱいの30組の御参加をいただいたところでございます。参加者には、チリ料理並びにゴンザレスさんとの会話を楽しんでいただきまして、動画については、第1回目の動画を2月5日に公表しているところでございます。
 最後に、4番目、パネル展示等によるチリの文化、ホストタウン交流事業のPRでございます。ちょうどパラリンピック開催200日前に当たります2月5日から19日まで、元気創造プラザ1階の情報コーナーに、右下の写真にございますとおり、アルマ望遠鏡のトリックアートパネルや、チリ文化及びホストタウン事業を紹介するパネル展示を行っているところでございます。
 私からの説明は以上でございます。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。まずは、新型コロナウイルス感染症に対する対応についてで、三鷹市のプロアーティスト等支援事業、こちらは予算額を超えているような応募の人数だったと思うんですけれども、予算額の範囲内で実施されるというところなんですけれども、これからどのように選考していくのか。対象者として定められていると思うんですけれども、こちらに合致するにもかかわらず選考から落ちてしまった方に対して、芸術的な優劣で決めたのではないというところをきちんと伝えていただきたいと思いますが、その選考の仕方ですとか、お知らせの仕方についてはどのようにお考えでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  今回、予想を超えるような形でかなり多くの方から御応募いただきまして、私どもとしても大変ありがたいかなと思います。
 ただ、今、御指摘のとおり、今回、予算額をかなり超えるような形での応募がございました。できる限り、本来的であれば、応募いただいた方にはユーチューブとか──お金のほうとか、お配りするような形でやりたいなとは考えていますけども、やはりちょっと予算の限度がございますので、その辺については、やり方としては、どうしても、審査そのものについては、先ほどおっしゃったとおり、内容では審査はしませんので。
 あくまで審査というのは、例えば性的な表現があったりとか、ヘイト的なものがあったりとか、そういうものをどうしても市としてユーチューブチャンネルで上げるにはふさわしくないものだけを審査するという形になります。内容でそのものについて優劣をつけるという形での審査はしませんので、どうしても、ちょっとやはり予算の関係でうまくいかないという形であれば、抽せんという形を取らざるを得ないかなとは考えています。
 ただ、今、これは実際にできるかどうかという形では、これから検討をするような形ですけども、たとえ抽せんに外れた場合でも、御希望があれば市のユーチューブチャンネルで、つくっていただければ、アップとか、そういうことも考えられるのかなというふうに考えてございますので、ちょっとこれからそういうことも検討していきたいなと考えています。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。内容で審査はしないということで、それでも予算の額よりも多い場合は抽せんで、外れた場合でも、市のユーチューブで、広報の場として御利用いただけるようなことを考えていらっしゃる、そういうことでよろしいですか。ありがとうございます。
 次に、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検についてお伺いします。助言者会議が3回行われて、専門家からの意見を伺う機会というのはとても大事だと思います。この会でどのような知見が得られて、市民からどのようなお声が寄せられたか、教えてください。それを今後、どのように生かしていくのか、併せて教えてください。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  まず助言者会議という形では、今回、やはりコロナですので、オンラインを主にしてやってございます。先生方、一堂に会していただく会のほかに、逆に言いますと、オンラインですので、割と頻回、いろいろな進め方ですとか、そういうことについての御助言を受けて、今日、御報告いたしました2回の連続講座ですとか、それから職員研修ですとか、そういうものを開催するいろいろなアドバイスをいただいたところです。
 助言者の先生方からは、具体的にやはり場をどのようにつくっていくかという先生方の専門の知見、それから、それを市民の方々にどういうふうな情報提供をして、どういうふうに御意見を集めるべきか。まして、この間ずっとオンラインでやらざるを得ませんでしたので、それをオンラインで、私どももですけれども、市民の皆さんもあまり参加したことのない形式で御参加いただくことになりますので、オンラインでやるにはどのような配慮が必要かとか、そういうような内容を、私どももかなり具体的に御相談をし、先生方も具体的に、自分たちも、例えば学生向けにこういうことをやったことがあって、そういうときはこうだったよとか、割と具体的なアドバイスなどもいただいてきたところです。
 12月の2回開催いたしました連続講座では、1回目は、中村先生と槻橋先生のお話を聞いた上で、市民の皆さんからいろいろ意見をいただく。チャットなどで意見をいただいたものについて、私どものほうで記録を取らせていただいて、そのことを、今回まとめた資料にも一部反映してございます。
 それから、2回目のほうは、中村先生と河村市長との対談を聞いた上で、オンラインとリアルの2会場に分かれて意見を出し合っていただくということにいたしまして、そこで出たコメントなども一部、今回のものにも少し反映をしていますし、まだ反映し切っていないものもございますけど、私どものほうで、主な意見はこういうものがあったということを記録をしています。
 例えば、ウオークショップというような、やはり市民の皆さんから、プラザは広いですし、自分たちが用事のあるフロアには何回も行くけれども、それ以外のフロアというのはエレベーターや何かで通過してしまうだけで、ああ、そういうフロアがあるんだなということしか分からないと。実際、ほとんど入ってみたこともないし、どんな場所なのかもあまりよく知らないということもあるので、そういうような、プラザの中を歩いてみて、自分の日頃行かないところも歩いてみた上で、みんなで意見を出し合うみたいなワークショップ形式のものができたら、面白いじゃないかという御意見をいただいたりですとか。
 それから、オンラインで参加していただいた方の中には、実は今日はオンラインで参加しているけれども、1回もプラザに行ったことがないんだという方も御意見をいただきました。じゃあ、逆にどうしてプラザに行ったことがないのかなとか、どうしたら行きたいとお思いになりますかとか、そういうようなコミュニケーションがあって、例えば何か居心地がいいですとか、そういうことで、用事がないけど行ってみたいというふうに思えるような施設になると、いろんな人に活用してもらえてよいのではないかですとか、そういうような御意見をいただきましたので、今回まとめたものの中にも、少し例示としてそのようなコメントは入れてございます。
 この後、市民参加を経る中で、そのような御意見をたくさんいただけるのではと期待しておりますので、最終的にまとめるものになるべくいろいろな御意見を反映した形で、基本的な考え方をまとめていければというふうに思ってございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。様子がよく分かりました。ありがとうございます。
 あと、(3)の職員ワークショップについては、どのような意見が出たか教えてください。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  職員ワークショップは、これも職員のZoomの体験、オンラインでワークショップをやるということの体験プラス、日頃フロア間をまたいでのコミュニケーションを取ることが少ない。皆さん、館も広いですし、大勢の人が働いていますので、フロアをまたいでのコミュニケーションがなかなか取りにくい面もございますので、若手を中心に20人参加をしてもらいました。
 意見としては、やはりこういうふうに交流をして、自分が日頃一緒に仕事していないほかの人とコミュニケーションを取るということはすごく重要だよねということですとか、あと、やはり市民の皆さんがどういうふうな認識でいらっしゃるかということを、オンラインも含めてどうやって意見を収集していくのか、そういうことはすごく重要だよねというようなことは、職員から素直な気づきとして出されたところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。こういった交流するということが、今後の融合というところにつながっていくと思いまして、すごい重要な取組であったなというふうに思いました。
 次に、大きな2番についてなんですけども、市民会議、これから実際に市民の皆様の声を広く聞いていくというような段階になっていくと思うんですけれども、やっぱり多くの方から、さっきもおっしゃっていましたけれども、使っていない方からも、よく使っている方からも、たくさんの声をいただけたらいいと思うので、やっぱり周知方法についてはかなり意識していただきたくて、どのような周知方法を考えていらっしゃるのか、教えてください。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  おっしゃるとおり、どのような周知方法かというのはすごく重要だと思っております。まずは、2月3週目号の「広報みたか」に掲載をし、ホームページ等でPRをさせていただきます。これは、パブリックコメントという位置づけではないですけれども、ただ、パブリックコメントで一般的にやるような、例えば駅の市政窓口にも冊子を置かせてもらうとか、そういうような準じる形で、市の公共施設などで実際にこの冊子を手に取っていただけるような形で配布をしつつ、もちろん、ホームページからダウンロードもできるようにしますので、そのような形で、なるべく多くの市民の方の目に触れるような形で御意見を寄せていただくような手だてにしていきたいというふうに思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。パブコメに準じるような広報ということだったんですけれども、SNSとかも活用していただいて、ツイッターとか、あとインスタグラムとかもやられていると思うので、連携して広く御意見をいただけるような取組をしていただきたいと思います。
 この件について、最後ですけれども、去年の6月15日の文教委員会でお話ししましたけれども、子どもたちの遊び場、子ども、高齢者の居場所、障がいを持った方にも使いやすい視点という論点についても、今後しっかりと話し合われていくという認識でよろしいでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今質問委員おっしゃったような御意見、例えば子どもたちの遊び場をどのように確保していくか。逆に、館にいらっしゃる、例えば御高齢の方や障がいをお持ちの方が危険じゃないような形で。逆に、子どもたちが走り回っちゃって、ほかの方にぶつかって危ないというような御意見もいただいていますし、一方で、そういう子どもたちがきちんと遊べる場所を確保するということも重要だよねという御意見もいただいています。
 本来でしたら、やはりリアルな場で集まって、もう少しわいわいというふうにするような場所で、子どもたちですとか、そういう人たちから意見をもらいたいなと思っているのですが、今年度については、この後、オンラインの開催が主になりますので、今年度についてなかなかそこまでリーチはできませんけれども、来年度、共有スペースをどのように持っていくかですとか、コロナが落ち着いていれば、そういうテーマ別のリアルで集まってやるような会議を、できれば持ちたいと思っていますので、そのような中でぜひ対応していきたいというふうに思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 では次、桜井浜江さんのことなんですが、予算のことには触れませんので、少しお伺いしたいと思います。このタイミングでギャラリーを整備することに至った検討経過についてですが、この市税収入の減収が見込まれる中、やはり桜井浜江さんのアトリエ跡っていうところがとても貴重な場所であり、また、このタイミングで貸し出しいただけるようなスペースを確保できたというところから、やはり今のタイミングに至ったという理解でよろしいでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  今、委員の御指摘あったとおり、検討経過、こちらに書いてございますけれども、そのとおりでございます。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。この検討経過ってすごく大事だと思っていて、やはりコロナでいろいろと皆様、苦しい思いをされている方も多くらっしゃるので、やっぱりそういったタイミングであったと、しっかりと市民の方に理解していただけるような説明を、今後もお願いしたいと思います。
 最後に、チリとの交流事業の実施についてなんですけれども、ユーチューブ、全部拝見させていただきました。オンラインの2番の国立天文台と連携したアルマ望遠鏡関係者と市民とのオンライン交流で、手話での同時通訳がありました。本当に非常に重要な取組であると思います。今後も、ライブで配信する際には、このような手話での通訳ですとか、同時の文字での通訳ですとか、そういった配慮が今後もされるといいなと思いますが、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  このチリとの交流事業については、ホストタウン事業ということで、特に内閣府のほうから、共生社会の実現をというようなところを目的とした事業ということで、大きくはくくられているところでございます。そうしたところから、今回、この事業についても、手話通訳ですとか、障がい者の方に、より御参加いただけるような枠組み、仕組みということで取り組んできておりますので、この事業については、そういったところを色濃く、しっかり確保して展開していきたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ただ、今後にもこういった取組がもしあれば、そういったことも検討していただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  少しだけ質問させてください。アーティスト支援事業、前回の文教委員会でも様々な意見があったと思うんですけれども、22名、団体・個人22件ということなんですけれども、内容では審査しないとあるんですが、出された計画書だけで、内容まで把握できるのでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  計画書につきましては、皆様、大変工夫されて提出をしていただいております。ちょっと分かりにくいところにつきましては、改めて聞き取り等を行いまして、内容については確認をしているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。抽せんもあり得るということだったんですけれども、やっぱりせっかくこれに応募している方は本当に困っている、その支援のための事業だというふうに受け止めていらっしゃると思うんですよね。募集のときも、実際私のところにも、私、こういうあれなんだけど、これ、応募できるだろうかとか、どこまでアーティストと認められるんだろうかというような質問も結構来ていたんですよね。
 でも、やっぱり、それぞれ皆さん、自分はアーティストだと思っているし、それは皆さん、応募してくださいというふうに私は答えましたけれども。応募したのに、何で自分が落とされたんだろうっていう正当な理由がないと、やっぱりすごく、後でこの人たちはちゃんと受かったというか、動画に載っているのを見て、何でこの人より私は駄目だったんだろうというのを感じてしまうと、本当に余計に傷つかれるのではないかなというふうに、ちょっと懸念しているので、きっちりと、駄目だった方の説明というのをしっかりしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 あと、大沢の里水車の取替え工事なんですけれども、これ、ふるさと納税とも一体化した事業だと思うんですけれども、ふるさと納税の人がどれぐらいで、普通にっていうか、募金してくださった人が何人とかいうのはあるんでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  こちらは、全てふるさと納税になります。ふるさと納税の中の目的がはっきりしているものということで、クラウドファンディングという形になります。ですので、当然、所得税や住民税の控除の対象となっているものです。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。今後、三鷹がいろいろな、様々な事業を行っていく中で、じゃあ、これはクラウドファンディングでやろうとかいうふうに、目標額以上に結構集まっているので、これはクラウドファンディングでやったほうがいいんじゃないかとか、これは市がちゃんと予算を出したほうがいいんじゃないかとかいう、そういうのはどういうふうに考えていくものなのでしょうか、すみません。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  確かに何が適切なのかというのはなかなか難しい部分がございますけども、やはり多くの方々に御支援いただくという形では、やっぱりこういうふるさと納税ですとか、ふるさとチョイスのやり方というのはかなり有効な手段かなと思っています。
 ただ、やはり、目的がはっきりしたものですとか、具体的に物があるものというのは、こういう制度が使いやすいのかなというふうに私どもは考えていますので、そういうものに対しては、なるべく積極的にこういうもので御支援いただくような形、そういう形態は取りたいと考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  今後、税収も下がっていく中で、何でもかんでもクラウドファンティングでやってしまおうみたいな考え方にはならないようにしていただきたいというふうに要望をしたいと思います。
 チリの動画、見ました。中学生も一生懸命歌っていたんですけれども、例えば大会ができなかったとしても、チリの方と今後交流を深めていくというようなことは考えていらっしゃるのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今回、チリ共和国とホストタウンということが成り立ちましたのは、国立天文台のアルマ望遠鏡がチリのアタカマ高地にあるからということで、そのアタカマで観測をしている日本及びアジアの中心地がこの三鷹の天文台にあるからという、その御縁でチリと三鷹が結ばれたというはっきりしたストーリーを持っているホストタウンの提携でございます。
 ですので、もちろん、オリンピック・パラリンピックがあれば、チリの選手団を応援するという意味で一層盛り上がると思いますけれども、オリンピック・パラリンピックが終わった後も、末永くお付き合いを続けていくためには、やはりそういう三鷹の国立天文台の施設がチリにあるという、そのことが。実際、ここで御紹介もいたしました、例えばアンドレスさんという、チリから天文台に派遣をされてきて研究をしているチリ人の天文学者もいらっしゃいますし、阪本先生がそうなんですけれども、三鷹からチリに赴任をして、あちらで活動していらっしゃる日本人の研究者もいますので、日常的にお付き合いがある国だということを大切にして、今回のホストタウンという決断をいたしました。
 質問委員もおっしゃったとおり、オリンピック・パラリンピックが終わった後も、仮になかったとしても、やはり末永いお付き合いができるような国を選んで、そして、今回、このようないろいろな取組をする中で、うまく滑り出したのではないかなというふうに思っているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、三鷹市のプロアーティスト等支援事業なんですけれども、本当に予算を超える応募があったということで、私も知っているプロのアーティストさんに御案内をさせていただいて、ぜひ応募したいという声を聞いていたので、本当にこれだけ応募があって、もし抽せんで外れてしまったら本当心苦しいなと思っているところなんですけど。
 ただ、本当に公平性というところで、内容で判断しないということで、やっぱり抽せんというのが一番納得いくのかなと思うんですけれども。先ほど紫野委員がおっしゃったように、たしかここには、抽せんとなりますという御案内がないんですよね。なので、やっぱりどのように選考されるのかっていうことで、そこに入れなかったということでのその方の心情的な懸念もあるので、そこの通知の仕方に関しては、本当に配慮した通知の在り方をぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
 続きまして、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検についてなんですけれども、先ほど山田委員の質問に一定の答弁をいただいたんですが、1つ確認したいのが、今度、2月19日から3月12日までの意見募集に関して、私も周知の仕方がすごく重要だなと思っていたんですが、先ほど2月の「広報みたか」とか、また、市の公共施設に置かれたりとか、あとダウンロードしたりとか、この意見の基になる論点整理が置かれるということなんですけれども。
 これ、あと、スポーツ連盟の方とか、実際施設を利用されている方、一番利用されているということで、あそこのスポーツ施設のこともよりよく分かっていらっしゃるし、これまでも聞いてきたかもしれないんですけれども、いろんな御意見がさらにあるかなと思うんですが、そこに配布するっていうことはあるのか、お尋ねしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今おっしゃいましたとおり、既に御利用いただいている皆様には、ちょっと冊子をどこまで配れるかということはございますけれども、こういうことをやっているということ、そして御意見をいただきたいなどということをきちんとお伝えをしたいというふうに思っております。ですので、館の中で各フロア、いろいろな利用者さんがいらっしゃいますので、それぞれのフロアでこういう意見募集をしているのだということを、各フロアの職員にもPRにもきちんと協力をしてもらいたいと思っていますし、やっているということの、何かお渡しできるものをきちっと作っていきたいと思います。
 一方で、やはり、日頃は館にはそんなには来ないけれども、意見を言いたいと思ってくださる方というのも、ぜひ募集したいと思っていますので、幅広にいろいろやっていきたいなというふうに思っています。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。最初、あそこの元気創造プラザができたときに、本当に様々な御意見があって、これまでもいろいろと改修とか、改善とかしてきてくださっていると思うんですけれども。さらに、この市民参加のための論点整理、ここまでつけられて取り組んでいるということを広く市民の皆様に知っていただいた上で、参加していただけることがすごく大事かなと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、中の今後の改善の方向性ということで、それぞれ場所別に何点か書かれてあると思うんですけれども、ここに出ているものというのは今後改善ができる可能性があるということで載せていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  改善する可能性がある、もしくは課題があるので、やはりいずれかの機会を捉えてやるべきだと思っている内容と、それから、やはり市民の方からすごく御意見があったので、どのようにしたらできるかを検討すべきだというふうに考えている内容と、両方ございます。
 例示をいたしましたのは、この後、市民参加をする中で、このことについても、ぜひ、これを優先してやってほしいんだとか、ここに書いていないけど、こんなこともしてほしいんだとか、そういうことを言っていただいていくのも、当然のことながらあってもいいなと思っていますので、そういう意味で、方向性と書いてしまうと、これだけやって、ほかのことをやらないみたいに見えちゃうのもちょっと怖いなとは思っていたのですが、やはり例示として見ていただいて、このことに対して御意見を言っていただく。御意見を出しやすいのではないかということも含めて、このような例示をしているということでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ありがとうございます。本当、今後、縦連携をした融合施設を目指すということで、これを改善して、また次の段階でよりよいものにしていくという方向性もここで読んで分かりましたので、よろしくお願いしたいと思います。
 それと、桜井浜江記念市民ギャラリー(仮称)のことで、お伺いをさせていただきたいと思います。先ほど山田委員のほうからの質問に対しても一定の答弁をいただいて、本当にすごく大事な視点だなと思っておりました。その上でお伺いしたいのが、三鷹市では美術ギャラリーの第3展示室に太宰治展示室を設置したことで、市民の発表の場が制限されているとなっているんですけれども、この市民ギャラリーができるまでの間の市民の発表の場というのはどのように考えられているのか、お伺いしたいと思います。
 今現在、太宰治美術ギャラリーで、太宰 治の展示室があるので、市民の発表の場が今現在、制限されている状況で、この市民ギャラリーを造ることによって、それが改善されるという認識なんですけれども、このギャラリーができる間、制限されている間はどうされているのか、お伺いしたい。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  確かに現在のところ、第3展示室については、太宰の「此の小さい家」というのはほぼ常設という形でやっておりますので、場所的なものが減っている部分がございます。今のところで代替的なものはなかなかないんですけれども、例えば芸術文化センターのほうの展示室ですとか、どうしてもお使いになりたい方、あそこも分割してできますので、一定程度の大きさで利用できるような形態にはなっていますので、そちらのほうを御紹介するとか、そういう形で対応はしていきたいと思います。
 ただ、立地的には、やっぱり第3展示室、駅前にございますので、かなり利用の御希望があるということで、なかなかちょっとその辺については、御希望にかなわない部分もどうしても出てきちゃうのかなとは思っていますけども、そういう形での対応を、今のところやっていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。
 それと、もう一つ聞きたいんですけれども、市民ギャラリー、これ、できましたら、桜井浜江さんの絵とかも常設でやる場所っていうのも造られるのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  油絵の作品を何点も御寄贈もいただいていますし、市でも購入して持っているのですが、第3展示室ですと、かなり環境のよい形で展示ができるのですけれども、今回のところも一応配慮した造りにはしようと思っていますが、どうしてもロードサイドで、ドア1枚開けるとすぐ屋外というような立地でございますので、市民の皆さんの発表の場としては適切だと思うのですが、重要物品の作品を長期で展示する施設としては、ちょっとかなり工夫をしないと難しいかなと思っています。
 ただ、パレットですとか、今、アトリエの床の一部ですとか、そういう絵でないものも、数点ですけれども、持ってございますので、例えばそういうようなものを、その名前を冠した由来として長期で展示をさせていただくとか。先ほど課長が申し上げましたが、令和3年度は、いきなりは貸出しはまだできませんので、最初のところでもし許されるのであれば、絵画の展示をぜひしたいと思っていますけれども、常設的なものとしては、絵ではないものを何か飾るようなことができればよいのではないかなと、いろいろ工夫をしようと思っているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。桜井浜江さん、私もあまり認知をしていなかった方なので、このギャラリーの名前なんですけれども、なかなか市民の方も本当に知っていらっしゃる方はどれだけいるのかなということもあるかと思うんですけれども、この今、(仮称)となっているんですが、この桜井浜江さんという方のお名前は、この美術ギャラリーに名前として入れるという方向性は決まっているのか、それとも、今後、仮称となっているので、この名称も検討していくことになっていくのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  まだ最終的にこの名前で決定しているわけではございませんが、ただ、やはり桜井浜江さんのアトリエ跡だったということと、やはり太宰 治との関係性もございますので、できれば名前を冠したような形での施設にはしたいなと考えているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  1点だけ、ちょっと分からないんで。今日からオンラインの市民駅伝が募集になったんですけども、これって当日、市民の方が何かの方法で見るようなことはできるのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  市民の方が当日の様子を見るというような仕組みはございません。参加者だけで、この大沢総合グラウンドで走っていただくというような形になります。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。私もね、市民駅伝の前の火災予防駅伝からずっと若いとき走ったもんですから、市民の方が見て、やっぱり誰か知り合いが出ているとかっていうのが非常に楽しめる方法だと思う。これ、参加者の方は交流できると思うんですけど、市民の方の楽しみも何かできればいいのになとちょっと思ったものですから、何か見れる方法はないのかなと思って、ちょっとお尋ねしました。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員(谷口敏也君)  大きく分けて3点お伺いしたいんですけど、まずは、桜井浜江さんの件で、最初に、私の勘違いなんですけど、記念館みたいなのを造るのかなと思って。企画部長にちょっと聞きまして、あくまで第3展示室の代替の場所で、市民のための作品展示場所ということの位置づけだっていうお話も、ある程度理解はしたんですけど。そうであっても、唐突に出てきたような感じを受けたんです。事前にどの程度こういったことの話合いがなされてたのか。文教委員会では何もなかったじゃないですか。どの程度前からそういったものを探していたのかということを、ちょっとお伺いしたい。
 あと、資料の3の2の(2)の下から3行目のところに、桜井浜江氏の足跡をアトリエ跡に残すとともにって書いてある部分が、先ほど大倉委員の質問の中では、常設展示をするわけじゃなくて、長期的な展示も考えているって言ったんですけど、その辺の、これ、スペース的にはそんなにないじゃないですか、30平米ぐらいでしたっけ。市民のためなんだけど、桜井浜江さんの名前だけじゃなくて、一部、ずっと展示する場所を造るのかどうかというのを確認しておきたいんですけど。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今の2点目のほうの御質問から先にお答えしますと、長期的な展示は基本的にはしない。先ほど和泉部長も申し上げましたとおり、市民の皆さんの発表の場として。ただ、そこの場所は太宰さんにもゆかりのあるアトリエ跡だということ、そして、御遺族の方にもいろいろ御協力もいただいていますので、やはり浜江さんのお名前を冠した、その場所でギャラリーを持つということが、桜井浜江さんの足跡を残すということにつながると思ってございます。なので、あくまでも市民ギャラリーです。
 ただ、絵画ではなくて、何か一部ゆかりのものなどを、小さいものですけど、そういうものを何か浜江さんのアトリエがあった場所だということを示すような、小さなコーナーのようなものが。つまり、桜井浜江という人を紹介しないと、どうしてこの方のお名前がここについているのかということが分かりませんので、どうしてこの館にお名前を冠することになったのかということが分かるような何かというのは、いずれにせよ必要ではないかと思っていますので、そういうような意味です。
 なので、スペースとしては、基本的にはやはり市民の皆さんの発表の場所を確保するということを大前提にしつつ、ゆかりの説明をするということを併せてやりたいというのが趣旨でございます。
 この経過でございますけど、先ほど冒頭で和泉部長から申し上げましたとおり、お借りできて、そして、ここにこのような形でギャラリーが設置し得るということが、交渉の結果まとまりましたのが12月でございましたので、そこまで御遺族の方といろいろ御相談などもしておりましたけれども、実際にやれるということがはっきりしたのが12月も中旬ぐらいでございましたので、文教委員会に御説明をできるようになったのが、まさに今日の委員会でということでございますので、そこは御理解をいただければと思ってございます。


◯委員(谷口敏也君)  報告ができることは、その時期だったと思うんですけど、それよりもっと前に、私も桜井浜江さんって存じ上げなかったんですけど、桜井浜江さんという人がいるから、何とかその名前をメジャーにするために、役所として、このギャラリーじゃないですけど、何か仕掛けられないかなというのを、ずっと前から考えていたということなんですか。
 要は文学者顕彰事業ってあるじゃないですか。それみたいに、こういう芸術家の方々をしのぶと言っちゃおかしいかもしれないですけど、有名じゃない方を有名にしていくための顕彰事業みたいなのを考えていたっていうことなのかどうか、聞きたいんですけど。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  桜井浜江さん個人に対して、今まで何らかの顕彰事業をやってきたとか、そういう形の働きはないです。ただ、どうしても桜井さんの話になりますと、太宰さんとのつながりの中でのお話が主になってきますので、当然今まで、この冊子のほうにもございましたように70周年のときですとか、現在、第3展示室にやっている、「此の小さい家」のほう、そちらのほうにも太宰の描いた絵画のほうは展示しています。そこで、桜井さんとの関わりですとか、絵画を描いた経緯とか、そういうものについては説明をさせていただいておりますので、今までの、そういう形での桜井さんのほうの御紹介という形が主になっているような状況でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。せっかくお金をかけてやるからには、この方のこともしっかりと紹介するべきでしょうし、PRもしていくべきじゃないかなと思いますので、その辺お願いしたいと思います。
 もう一つ、オリンピックのほうで確認なんですけど、これを見ると、ライブサイトを、当初予定どおりやるというような感じで書いてあります。あと、聖火リレーのほうも。今現在、市として、1年前の予定どおり両方とも行うっていうような認識でいるのかどうかということと、もう一つ、ここに来て、森会長の発言でいろいろとボランティアの人からお断りの電話、連絡が入っているというようなことが報道されていますけど、三鷹市でも、たしかロードレースで80人か、100人ぐらいのボランティアを募集したと思うんですけど、それに対する断りの連絡とかがあったかどうかを確認したいんですけど。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  最初の部分、実際にやるかやらないかという話の中だと思いますけども、今のところ、ライブサイトですとか、聖火リレーについては、実際に大会そのものがどうなるかというようなのは、まだ正式に発表、方向性が決まっていない段階です。
 今のところ、東京都も、組織委員会のほうも、やる方向での考えでこういうことをお示しいただいていますので、市といたしましても、今のところは粛々と準備を進めていくという形での取組をやっているところでございます。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今のボランティアの関係ですけれども、特に現段階で自転車ロードレースのボランティアについては、一度、再確認の意向確認をさせていただきました方から、辞退したいというようなお申出はいただいておりません。


◯委員長(伊東光則君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時19分 休憩


                  午後0時20分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後0時21分 散会