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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和3年文教委員会) > 2021/12/13 令和3年文教委員会本文
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2021/12/13 令和3年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(渥美典尚君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、議案の審査について、2、議案の取扱いについて、3、行政報告、4、所管事務の調査について、5、次回委員会の日程について、6、その他ということで進めてまいりますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  それでは、委員会を再開いたします。
 議案第60号 三鷹市川上郷自然の村の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯総務課長(宮崎 治君)  それでは、私のほうから、文教委員会の審査参考資料、お手元にあるかと思いますけれども、そちらを基に御説明させていただきます。それでは、まず、1ページからでございますけれども、1ページから5ページまでにつきましては、三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会において作成した資料となります。指定管理者候補者の選定に当たっては、三鷹市公の施設に係る指定管理者の指定の手続に関する条例及び同施行規則によって、初めに川上村振興公社から提出された書類を基に、教育委員会教育部に置かれた三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会分科会において調査・審議しまして、次に、三鷹市公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会において審議して、候補者を選定するというような流れになっております。
 1ページの概要でございますけれども、こちらは議案とほぼ同様でございますけども、現在の三鷹市川上郷自然の村の指定管理者である一般財団法人川上村振興公社において、平成29年4月1日から令和4年3月31日までの指定期間の実績を踏まえまして、利用者数の向上や地域及び関係機関と連携した安全安心な施設管理、それから、サービス向上方策や新たな自主事業の実施などを掲げて計画を策定しておりまして、その内容から、自然教室の実施と効率的な施設運営が期待できることから、令和4年4月1日から令和9年3月31日までを期間として、一般財団法人川上村振興公社を三鷹市川上郷自然の村の指定管理者としたいといった内容でございます。
 詳しくは、順次御説明いたします。
 続きまして、2ページでございます。指定期間における指定管理者評価シート兼指定管理者候補者選定方法審議結果となります。教育部の指定管理者候補者選定・評価委員会の分科会におきまして、現行の指定期間である平成29年度から昨年度までの運営状況を評価したものでございます。
 初めに、中段の共通項目といったものがございます。共通項目でございますけれども、こちらにつきましては、基本事項、施設の維持管理、運営及びサービスの質の向上について、それぞれ評価したものでございます。
 1の基本事項につきましては、新型コロナウイルス感染症対策を講じながらの自然教室の安定的な実施や経費節減等の効率的な管理運営などについて評価したものでございます。次に、2の施設の維持管理につきましては、老朽化に伴う修繕の対応、令和元年の台風第19号による体育館やグラウンドの土砂の流入への対応などにつきまして評価したものでございます。3の運営及びサービスの質の向上につきましては、地元食材の積極的な使用など、食事の質の向上や現在は新型コロナウイルス感染症によりまして実施を控えているところでございますけれども、バスツアーの実施による集客向上、三鷹市内イベントでのPR、他自治体の移動教室誘致に向けた営業活動を評価したものでございます。
 実際、本年度におきまして、他団体の移動教室のお申込みがあったんですけれども、新型コロナウイルスにより中止になったものもございました。
 これらを評価して、共通項目の総合評価としてはAとさせていただいたところでございます。その下の数値項目ですが、利用者数、利用者満足度、指定管理料について評価しております。利用者数につきましては、平成30年度まで一般利用者が1万人以上を維持しておりましたけれども、新型コロナウイルス感染症等により一時的に閉鎖したことや台風第19号による被災により、令和元年度の一般利用者数は9,718人、令和2年度は1,659人となりました。また、今年度は9月末で緊急事態宣言が終了いたしまして、10月1日から施設を再開したところ、10月、11月で830人ほどの利用がありまして、10月、11月を見てみますと、例年と同レベルの利用かなというふうに思っております。
 また、利用者満足度につきましては、施設の利用の際、アンケート用紙に記入をいただいておりましたけれども、75%以上の利用者に満足をいただいているところでございます。令和2年度につきましては77%ということで、令和元年度より3ポイントほど下回っておりますけども、これは新型コロナウイルス感染症の予防策として、例えば受付でビニールシートを覆って飛沫の飛散を防いだり、あるいは例えばカラオケができないといったところで御不便をおかけしたことも原因ではないかなというふうに考えているところでございます。
 指定管理料につきましては、毎年度6,000万円前後で、利用者数の見込みによって変動することとなります。評価といたしましてはAとさせていただいたところでございます。ただし、ちょっと次ページをお開けいただきまして、3ページの上段に記載がありますけれども、令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の予防のために閉館していた時期がありましたので、その指定管理者の原因によらない、努力によらない使用料収入の大幅な減少がありました。そのため、施設の維持の観点から、補助金、運営支援交付金を支出したというところでございます。今年度におきましてもコロナウイルスの影響がございますので、同様な状況となっております。
 その下の全体評価といたしましては、実績・成果、課題と対応状況、総合評価に区分して評価を行っております。実績と成果につきましては、新型コロナウイルス感染症の対策を含めた自然教室の安定的な運営であるとか、台風第19号により体育館やグラウンドが被災した際に、川上村の施設を優先的に利用させていただいたというような対応がありましたので、そこを評価しております。また、休館中を含めまして、他市に自然教室のPRを行うなどの営業努力を評価しております。
 課題と対応策につきましては、やはり集客数の向上が課題となっておりますので、従来の取組を継続していくとともに、他団体に校外学習施設としての安全性をPR──実際、三鷹で既に昨年度実施済みですので、安全性をPRするということを行ったり、またワーケーションなどの新たな需要を掘り起こしていくという必要があるというふうに認識しております。
 総合評価といたしましては、けがや急病などの発生の際、近隣病院へ搬送したり、消防訓練を実施するなどの応急対策や先ほど申しました、他自治体への営業活動などを評価しております。これらのことから、評価としてはAとさせていただいております。
 一番下の指定管理者候補者選定方法審議結果につきましては、総合評価などでの評価と、川上村と協議をしながら、川上村振興公社を設立したといった経緯がございますので、公募によらず候補者を選定することが適当ではないかといったことを記載しております。
 以上のことを、教育委員会教育部におかれました、公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会の分科会において審議いたしまして、その後、市の公の施設指定管理者候補者選定・評価委員会において審議した結果、戻っていただきまして、2ページの上の右上にありますように、分科会と同様の結論であるというふうになったところでございます。
 続きまして、4ページ、5ページにつきましては、次期の指定の期間である令和4年4月1日から令和9年3月31日までの期間におきまして、一般財団法人川上村振興公社を川上郷自然の村の指定管理者の候補者とすることが適当であるかということを、教育部の分科会で審議したものでございます。川上村振興公社からの指定された資料と、今説明いたしました過去の実績や評価を基に審議しております。
 具体的には、5ページをお開きいただけますでしょうか。5ページでございます。指定管理者候補者審議結果(施設別)というものを御覧ください。1の事業実施計画について、それから2の収支計画について、それから3の経営状況についてに区分して審議しております。
 まず、1の事業実施計画につきましては、6ページの川上村振興公社から提出を受けました、三鷹市川上郷自然の村の管理に関する事業実施計画書についての評価となります。ちょっと戻って、5ページには、先ほどの事業実施計画のところですけども、社会的背景の変化に対応した安全安心なサービスの提供、それから利用者本位のサービス向上、それから効率的な施設運営、多様な職員研修による職員育成、個人情報の保護の措置といった記述ですとか、施設の規模を生かした営業の取組、新たな自主事業を提案といったような記載がございます。
 川上村振興公社から提出を受けました、先ほどの実施計画書におきましては、まず7ページをお開きいただけますでしょうか。7ページの上段の3行目辺りなんですけども、こちらに安全安心面からの管理の具体策など特徴的な取組についてというところに、新型コロナウイルス感染症予防策として、先日御覧いただきました、三鷹市川上郷自然の村における新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインを作成して、今後とも職員に徹底していくこととしております。こちらが、先ほど例に挙げました、社会的背景の変化に対応した安全安心なサービスの提供という内容でございます。
 また、同様に8ページの2段目の箱になりますけども、利用者の要望の把握及び実現等におきましては、利用者アンケートを実施し、利用者の意見、要望を把握し、それをサービスの向上に生かしていく取組を継続していくこととしております。
 そういったところで、そちらが利用者本位のサービス向上の内容でございます。
 それから7ページにお戻りいただきまして、上段の2段落目の施設設備の維持保全について、施設の異常、損傷の早期発見、早期対応による事故の防止についての記載がされておりますけども、そういったことが効率的な施設運営の中身となります。
 それから、職員の研修につきましては、その下の段の施設管理についてというところの中の、職員の研修計画に、また個人情報の保護の措置につきましては、その真ん中の四角のところの個人情報の保護のところに、それぞれ定められております。
 また、施設の規模を生かした営業の取組につきましては、前に戻って、6ページの下のほうになりますけれども、課題解決の方法とスケジュールについての中で、施設の収容能力の高さ、これは355人となりますけれども、体育館、グラウンド、キャンプ場などの施設を生かして、継続的にスポーツ団体や大学などにPRするとともに、安全な校外学習施設として他団体にPRをして、その利用者数の増加を図るというふうにしております。
 また、あちこち行って申し訳ございません。8ページの4番目の四角、その他というところにありますけれども、そちらには、新たな自主事業として、例えば釣りざおの貸出しなどを行ってはどうかといったような企画の提案があります。
 以上、御説明した内容を書類の審査だけでなく、今までの実績であるとか、それから現地へ行って確認を行うなどして審査をしたところでございます。
 すみません、5ページにお戻りいただけますでしょうか。2の収支計画でございます。収支計画なんですけれども、台風第19号や新型コロナウイルス感染症の影響により、利用者減となっている現状を踏まえまして、利用者数を回復し、収益の回復を目指す内容となっておりますけれども、今度は11ページをお開きいただけますでしょうか。11ページのこちら、公社で算出した収支計画を作成した三鷹市川上郷自然の村の管理に係る収支計画書に対する評価というふうになります。
 ちょっと分かりにくくて大変申し訳ございません。この収支計画書では、一般利用者につきましては、新型コロナの影響で、令和4年度では8,000人、令和5年度で8,800人、令和6年度で9,500人、令和7年度で9,700人、令和8年度で1万人となることを前提に計算しております。新型コロナウイルスの影響で徐々に客数が増えて、利用者数が増えるといったことを前提に、こちらの収支計画が立てられているということで、令和8年度に今の水準である1万人に戻るという内容でございます。
 利用料金につきましては、利用者の増減により金額も増減いたしますけれども、令和5年度の利用料金が高いのは、中学校の自然教室を、2年生が対象だったものを、1年生を対象として実施するということになっておりまして、令和5年度につきましては、一時的に2学年を同時に実施するためでございます。
 また、収入のその他には、自主事業のほかに、新型コロナウイルスに伴う利用者減を想定いたしまして、運営支援交付金──これは補助金ですが、の交付が含まれております。金額につきましては、令和3年度の予算につきましては662万円ほど、令和4年度につきましては513万円ほど、それから令和5年度につきましては221万円ほど、それから令和6年度につきましては94万円ほど、それから令和7年度につきましては56万円ほどを想定して、その分を含めた金額となっているものでございます。もちろん、補助金は利用者が増えれば額が少なくなるということでございますので、そういったことがあるということを御承知ください。
 それから、支出でございますけれども、人件費は他の公社職員との均衡を図るため、微増ということで計上させていただいております。食材購入費につきましては、利用者の増減に伴い額が増減するというものでございます。事務費・事業費につきましては、消耗品費、通信運搬費、賃借料などの事務費につきましては定額で算出しておりますけれども、事業費につきましては、燃料費、光熱水費、修繕費などにつきましては定額で、寝具使用料や自主事業費は利用者数に応じて算出しております。厨房管理委託は、設備保守点検業務委託費を内容とする管理費につきましては、おおむね定額で計算しているところでございます。
 新型コロナウイルス感染症の影響を受けた内容とはなっておりますけども、積算としては適正なものとして認めております。
 以上のことから、5ページの4の審議結果につきましては、一般財団法人川上村振興公社を指定管理者とすることが適当であるとの結論となっております。市の選定評価委員会も同様の結論となっているということでございます。
 続きまして、別冊になります。別冊の令和2年度三鷹市川上郷自然の村事業報告書になりますけれども、かいつまんで御説明させていただきます。まず、2ページの(5)の利用者拡大のための方策につきましては、コロナ禍において、チラシ等の設置の努力をしているといったような状況であるとか、(6)の経費節減のための方策につきましては、休館の中、節電や暖房用燃料の節減に努めているといった様子が記載してございます。
 続きまして、6ページの利用実績でございますけれども、休館により一般の利用者、これは上から6段目の、一般利用者が1,659人。通常ですと、先ほどお話しいたしましたように、1万人程度ということになっておりましたけども、令和2年度につきましては1,659人となったこと。また、中学校の自然教室の中止や小学校の自然教室の短期化、3泊4日が2泊3日になったといったことによって、自然教室の参加者が3,247人。通常ですと7,000人程度となりますけれども、3,247人となったというところの記載がございます。
 7ページにつきましては、収支計算表でございますけれども、予算に比べて、利用料金収入や食事料収入が大幅な減額となっていること、それから支出につきましては、食材購入費や燃料費など、利用者数に応じて発生する費用が、予算と比較すると大幅減になっているというところでございます。
 それから13ページ以降につきましては、アンケートの結果となります。令和2年度につきましては、利用者が少なかったため、御回答いただいたのが87人となっておりますけども、協力いただいた方から、おおむね好評をいただいているというふうに認識してございます。
 私のほうからは以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。まず、今、直前に説明があったところから質問したいと思います。事業報告書のところなんですけれども、利用者拡大のための方策、つい先ほど説明のあったところなんですけれども、教育委員会と連携して他自治体向けチラシを作成して、担当部署に送ったということなんですけど、具体的にはどこの自治体でしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  お答えいたします。今までも何度か利用していただいている、例えば町田市であるとか、それから蕨市などに資料をお送りしまして、それから、教育委員会といたしましても、事前にそれぞれの団体に連絡いたしまして、こういう資料があるので、送らせていただくというようなことをお話ししております。


◯委員(成田ちひろさん)  周辺地図を見させていただきましたけども、蕨市も、町田市も、川上村のすぐ近くに施設を持っている自治体と思いますけれども、その自治体について営業活動をしたという理解でよろしいでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  実は、規模の問題がありまして、三鷹市の川上郷自然の村につきましては、マックスで355人入るということで、他団体の施設が小規模であるので、なので三鷹を利用するということがございます。


◯委員(成田ちひろさん)  すみません、私が質問したいのは、どのような営業活動を行ったかということです。送付しましたというのを見ますと、例えばですけれども、近隣の武蔵野市とか、調布市とか、23区の自治体とかに対してやったんですかということを聞きたかったんですが、いかがですか。


◯総務課長(宮崎 治君)  ほかにも幾つかの団体にお送りしているんですけども、例えば23区であるとか、そういった意味では、近隣全体にお送りしているわけではなくて、利用が望めるようなところを中心に、現在は営業活動をしております。
 それとは別に、市の関係の、例えば市の団体、共済組合を通じてPRはしたりしておりますので、関係記事を載せていたりはします。ただ、それにつきましては、個人の利用とかを中心に利用を促進するためにPRしているところがございますので、必ずしも学校ということではございません。


◯委員(成田ちひろさん)  川上郷自然の村の一番のPRポイントとしては、たくさんの小学生とか、子どもを招いて自然教室を行えるというところだというふうに私は認識しておりますけれども、そういうような、ちゃんと目的を絞ったPRとか、営業活動をしないと、増えるものではないような印象を受けますが、この点についてはいかがでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  おっしゃるとおり、例えば自然教室ができる施設を閉めるような団体等がございまして、そういったところにも、実はお声がけをしているところは事実でございます。ですので、まさに自然教室の利用を増加させることが、そういった意味で利用者が増えることになりますので、具体的に反応があるところも、ないところもございますけれども、ほかにそういったところもPRの文書を出したり、こちらからお声かけをしているというところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。続きまして、審査参考資料の、指定期間における指定管理者評価シート兼指定管理者候補者選定方法審議結果のところから、質問させていただきます。まず、この資料全体を通してよく出てくる、効率的な管理運営の意味を伺いたいと思います。


◯総務課長(宮崎 治君)  こちらでいう、効率的な管理運営というところでございますけれども、効率的といいましても、先ほどちょっとお話もさせていただきましたが、まず1つは、もちろん予算の削減といいますか、いろんなものの使用量を減らす。例えば燃料費であるとか、そういったものを暖房の工夫で削減するということが1つでございます。
 あと、もう一つは、施設の管理ということで、様々な施設のいろんな機械も含めてありますので、そういったものの点検を職員が頻繁に行って、もし不具合があれば早期に直すというところで、施設の管理をしっかりすることによって、施設の修繕に係る予算を削減する方向で取り組んでいるところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。効率的な管理運営をしているのに、指定管理料が増えているのはというところで、ちょっと今意味を伺ったところです。
 続きまして、次の全体評価のところなんですけれども、今回、補助金の状況のところで、少し補助金を入れなければならない状況になったということなんですけれども、その点については、課題ではないのかというところが気になります。
 あと、収支計画書のところで、指定管理料増になっていくというようなところがあるんですけれども、そこについては、指定管理者候補者審議結果のところに一言も触れられていないんですけれども、その2点についてはいかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  私からは、1点目の運営支援交付金についての考え方についてお答えをいたします。御案内のように、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴いまして、国の緊急事態宣言とか、まん延防止等重点措置期間がございました。この間、国、または東京都より、要するに都県境をまたぐ移動については自粛ということが求められたり、長野県側としても、県外からの来訪を控えてほしいといった事態がございました。
 そういう状況を踏まえまして、市として、指定管理者に対しまして、施設の臨時休業を要請したという形になってございますので、これは指定管理者の責めによるものではないという考え方になりますから、市としてその収支の不足分については、一定の考え方の下に運営支援交付金で補填をするということが、今回取った措置でございます。
 したがいまして、先ほど総務課長から説明がございましたけれども、今年度の運営支援交付金についても、新型コロナウイルスの感染症に伴い、例えば市による臨時休業等の要請を行った場合については、その分については、三鷹市においてしっかり補填するという考え方でありますけれども、当然、将来的な感染の状況とか、コロナが今後どうなるかというのは分かりませんので、そういった中で、一定の数値では見ていますけども、あくまでも運営支援交付金については、コロナの影響ということであれば、一定程度は市のほうで負担するという考えを取っているものでございます。


◯総務課長(宮崎 治君)  指定管理料が増えていくのはどうかというようなことで、その審議についてどうなのかというふうな御質問でございます。今回、指定管理料は確かに増えておりまして、それにつきましても、新型コロナウイルスの影響を勘案してということで、令和7年度までは、指定管理料にも新型コロナウイルスの影響が反映された形になっております。ただ、当然、指定管理料を減らすという努力はしなければいけないので、そちらにつきましては、こちらの収支計画書の表でいきますと、令和8年度から1万人の一般利用者を見込んでおりますので、この表でいいますと、令和8年度以降、当然その数値をなるべく下げる方向、指定管理料をなるべく安くするという方向で検討していくというものでございます。それにかかわらず、指定管理につきましては、そういう利用者数を増やすことによって低減を図るというのは当然でございまして、そちらにつきまして、確かに直接、全体評価なりに記載はございませんけども、それは大前提になっているところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  私は、それはおかしいと思うということで、その他の備考のところに何も書いていないですし、この施設の特徴的なことで、すごい経費の削減、数百万円単位で指定管理料を削減したという過去の報告書でも、それを実績のようにやっぱり書いているという部分からも、指定管理料が増えることについては、やっぱり記載が必要だということをここで申し上げておきます。
 続きまして、収支計画書の中で幾つか質問がありますので、お願いいたします。すみません、もう一点なんですけど、先ほど人数の見込みを教えていただいたんですけれども、増えていくというふうに、一応予定を立てているということなんですけども、それに伴って指定管理料、市の持ち出しが増えるというのはどういう意味なんでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  増えてはいるんですけども、目標が1万人でして、その差額につきまして、一方では運営支援交付金で賄う予定にはなっておりますけれども、それでも一定の数字につきましては必ずしも賄えないと。というのは、人が増えれば支出のほうに反映される部分もあるので、そちらを正直言って差し引いて計算しますと、こちらでいうと指定管理料が増えていくような計算になるというところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  では、受入れ人数が多くなると、指定管理料、市の持ち出しが増えるというような、そういう施設ということでよろしいでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  これにつきましては、新型コロナウイルスの影響も含めてのことですので、一般的に言うと、もちろん利用者が増えれば指定管理料が減っていくという状況になると思います。


◯委員(成田ちひろさん)  そこは経営努力ということにはならないんでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  今回につきましては、新型コロナウイルスの影響もありましたので、こういうような形にさせていただきますけども、もちろん、当然の前提として経営努力はしなければいけないものでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  今回、5年間としていますけれども、やっぱりコロナの影響を受けた後なので、そういう期間も見直す必要があったのではないでしょうか。検討はされたのでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  新型コロナウイルスの影響なんですけども、確かにこちらは4年間、令和4年度から7年度までの期間となっております。指定管理料の削減につきましては、もちろん、今もそうなんですけども、毎回見直しをしておりまして、川上村に行ったときの様子も含めて、先ほどもちょっと説明させていただきましたけれども、例えば暖房の器具を改善することによって、燃料費を削減するといった取組もやっております。細かい話なんですけども、普通に暖房すると、館内全体が暖房されるような施設になっておりますので、それをピンポイントで必要なところだけ暖房するとか、そういった努力をしているところは伺っているところでございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  ちょっと私のほうから補足をいたします。指定管理期間の設定ということですけれども、今回の指定管理の再指定に当たっては、特段、例えば5年間を短くするとかというような議論はございませんでした。これは、指定管理者の選定・評価委員会においてもそういった議論はなされませんで、かつて施設の在り方を検討していた時期には、一定の方向性が出るまでの間ということで、指定管理の期間は3年というふうに設定した時期がございましたけれども、今回、コロナの影響云々に関しては特にございません。
 一定の影響は継続するというふうには想定はしましたけれども、施設がコロナ後に従前のように再び運営できるという前提で考えましたので、指定管理の期間については5年ということで、今回御提案させていただいております。


◯委員(成田ちひろさん)  部長答弁ありがとうございます。では、次の5年の指定管理状況とか、施設の状況を見て、在り方を検討するということでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  この施設の在り方については、平成27年の10月にその在り方についての一定の考え方というのを報告書にまとめております。そのときの議論としては、かつて箱根にあった市民保養所については売却をする一方、校外学習施設である川上郷自然の村につきましては、施設の維持管理、それから指定管理者と一体的になって経営改善等を行って施設を継続するというような考え方で、一旦ここでは整理をしておりますので、その考え方からすれば、次期というか、この次の5年間ということにおいても、現時点では施設は継続していきたいという方向での検討になるかと思います。


◯委員(成田ちひろさん)  一旦、分かりました。この収支計画書の表のところの質問にちょっと戻らせていただきます。今回、収入のその他のところに運営支援交付金というものが入っていますけれども、これは三鷹市がこういうふうなフォーマットを渡して、入力して、指定管理者に提出させているという関係もあるのかもしれないんですけれども、変な話、その他で運営支援交付金と自主事業収入、事業収入と指定管理者等収入って、こちらの収支計算表のほうでは分かれているのに、それをその他のところで違う項目のところを一緒にしているというところについては、市からの補助金と事業収入を混ぜちゃっているというところで、ちょっと違和感を感じるんですけど、この点についてはいかがでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  おっしゃられることはそのとおりだというふうに思うんですけども、これは市全体のフォーマットとして、こういう形で数字を上げているということでしたので、ここではそれに従って、委員会の資料としてお作りいただいたというところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。運営支援交付金が続くようでしたら、新たに欄を設けていただいて、ちゃんと補助金の量、どのぐらいの額が支払われているのかと、やっぱり自主事業の収入が分かれて見えるほうが、審査する側にとって重要なことだと考えますので、その点については、改善を求めます。
 続きまして、先ほど部長のほうから平成27年のお話も伺ったところなんですけれども、前回の指定管理者の選定のときには、料金改定も一緒に行われています。今回については、そのようなことを検討されなかったんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  今回の指定管理の再指定に当たっては、利用料金の改定について、検討は行っておりません。


◯委員(成田ちひろさん)  それは、今回は指定管理料も増えたりしていたりとか、今後も増えていくというようなところが見えるところで、なぜしなかったのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  御指摘の点、経営状況の改善というところにおいては、この施設は非常に安価で提供しているというのが特徴なんですけれども、一方で、確かに料金が安いので、さっき議論にもありましたけれども、利用者が増えても、なかなかそれが収益というか、黒字につながっていかないというような収支構造がございます。この点については、引き続き、課題としては認識をしているんですけれども、今回についてはそこまでの議論を行っていなかったので。
 これは、今後、施設をどうしていくかという議論をいろいろしていく中で、少し考えていかなきゃいけないのではないかなというふうには、私的には思っているんですけども、特に他の自治体の自然教室といいますか、校外学習の受皿というのはこれから非常に需要が高くなってくるだろうと。近隣市がそういった施設をこの間、幾つか廃止をしてきているという経過がございます。そういう意味で、今の料金設定というのは、そういう自治体が、国の施設はかなり安く利用できますけれども、例えば民間の施設を利用するときに負担をするような価格帯というのがあると思いますけれども、それと比較すると、やっぱり三鷹の施設は非常に安価に使えるということで、そういう自治体からすると非常に魅力的だとは思うんですけれども。
 一方で、我々としては、そういう意味では、経営状況の改善、あるいはその収支をしっかり図っていくというところからすると、一定程度、そこを課題として認識しながら、今後、研究してみたいテーマであるなというふうには思っています。


◯委員(成田ちひろさん)  今回についても、やっぱりもうちょっと検討して臨まれるべきだったんじゃないかなというふうなことは感じておりますので、ここで意見を申し上げておきます。
 先ほど部長から、近隣の自治体の状況について、ちょっとお話が出ましたけれども、以前その在り方検討をしっかりされていたときに、近隣の自治体の状況というのが、主な市区町村保有施設・定員一覧みたいなものが掲載されていました。資料名は、平成25年の3月の資料になりますけれども、市保有宿泊施設・校外学習施設の在り方検討チームの報告書というところなんですけれども、24ページなんですけれども、これって状況はどのように変わっているんでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  今までどおりに営業しているところもございますし、施設を閉めたというところもございます。閉めた施設につきまして御説明いたしますと、まず、小平市にありました八ヶ岳山荘、こちらは平成24年度に廃止ということで、今解体をされているようでございます。それから、日野市の八ヶ岳高原大成荘、こちらにつきましては令和3年3月31日をもって廃止をいたしまして、今、譲渡先を募集しているというところでございます。それから、羽村市なんですけども、羽村市の自然休暇村でございますけども、こちらも令和3年3月31日の閉鎖でございますので、こちらも今営業はしていないというところでございます。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。ちょうど令和3年3月31日って、結構最近だなと思うんですけど、何かこの件については、特にどうしてですかというのは伺っていないところでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  直接お問合せはしてはいないんですけども、議会の議事録等を見ますと、日野市につきましては、利用者の減少というところを理由として挙げておりました。それから、3月31日の羽村市につきましては、平成元年に設置した施設であるというふうに資料にございまして、そちらは老朽化と財政状況を挙げております。それから、以前に閉鎖いたしました小平市につきましては、八ヶ岳山荘なんですけども、昭和44年に設置したというところでございまして、こちらは耐用年数の関係で廃止するということでございました。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  議事録までお調べいただき、ありがとうございました。
 続きまして、今回、自然教室がこの設置目的でもあるところで、かなり大きな部分を占める施設だと思うんですけれども、自然教室については、小学校については、今回2泊3日の実施ということでしたが、この点については教育委員会としては何か所見はありますでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  本来、3泊4日、国のほうは5日間程度でやるのが望ましいというふうに学習指導要領上には出ているところなんですけれども、基本的には2泊3日といったところで、今、中学校のほうでもその日数でやっているといったことも含めて、教育的な効果としては、それでもやはり連れていくということに意味があるだろうといったことと、それから、長期にわたるということよりも、1日、1泊でも、短い中で凝縮したところで教育的な価値を高めた活動ができるようにということで組み立ててみました。
 それによって延期ということがあったわけですけれども、その間の1週間、ばっちりその1校の学校でということではなくて、今回、小学校について、単校でやらせていただいていますので、そういうふうにすることによって、期間を確保しながら、施設の有効な利用ができるようにということで、組み立ててやってみたところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  私は2泊3日間で行うことが、今後に自然教室の日数を含めた在り方を検討する機会だと思っておりますが、その点についてはいかがでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  学校のほうとも、実施状況等、聞き取りをしているところではありますけれども、2泊3日というのは、学校サイドの話をさせていただきますと、大体3泊目ぐらいのところで、小学校に関していうと、実は三鷹では初めての宿泊行事が6年生だということがありまして、ホームシックになる子どもが出て、トラブルが起きやすいというような話も、正直伺っているところでございます。
 そういったことも含めて、今行っている、例えば農業に関する体験ですとか、そういった部分がなかなか2泊3日だと、取りづらくなるというようなこともあるので、教育的な価値についてということを重点に置きながら、学校と協議してみたいなと思っています。


◯委員(成田ちひろさん)  ありがとうございます。市内でできる農業については、市内の農業でというところだと思うんですけれども、先ほどおっしゃった御答弁でもありましたけれども、短くすることによって、施設もうまく延期に対応できるとか、そういうメリットもあると思いますので、その点も今後ちゃんと検討事項として含めていただきたいと思います。
 すみません、長々質問しましたけれども、この施設については指定管理の議案ではあると思っているんですけども、指定管理を任せる上で、もともとの施設の在り方を1回、大きく検討しているという状況があると思いましたので、今回ちょっと多岐にわたる質問をさせていただきました。その点、やっぱり重視しながら審査させていただくということが重要じゃないかなと思ったからです。今回は指定管理者の指定についての議案なので、そこは切り分けて審査したいと思います。
 以上です。ありがとうございました。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。コロナ禍の中で、運営には本当に御苦労があったかということが、この数字を見ていても分かります。たしか令和元年度だったかと思うんですけれども、1回、ボイラーの故障などがあり、自然教室で子どもたちがお風呂に入るときに不具合みたいなことがあったかと記憶しているんですが、その後の施設設備管理面などでの改善などはちゃんとできたのでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  まず1つには、突発的な事故もございますけれども、なるべく計画的な修繕を励行しているところでございます。そういったところでは管理はしているのかなと思う一方で、やはり、寒冷地にあったり、そういった理由もありまして、いろいろな不具合が出ているのも事実でございます。ですので、そういった際に早く動いて、早く対応するという、先ほどの施設の管理の面でお答えしましたけれども、そういった努力をしているところではあります。
 最近も、確かに配水管の関係の異常が発見されたところでありまして、今のところ、施設の運営には影響はないんですけども、今後、時期を見て修繕しなければいけないというところもございます。そういったことで、不具合は出てくるのは出てくるんですけども、何とか対応しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  寒い場所でもあるし、今後もこういう建物ってどんどん老朽化もしていくので、維持管理とか、修繕費なんかも時間がたつにつれて増えていくとは思うんですけれども、計画的に、この収支計画書ではそういう修繕費など、積立てとかもないみたいなんですけれども、計画的に、長期的に維持管理などの計画などはどういうふうに考えていらっしゃるでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  修繕工事につきましては、公社のほうは30万円未満のものを工事しておりまして、こちらについては本当に補修みたいな修繕で、大規模なものはもちろんできないものでございます。そのようなものにつきましては、市のほうで予算を組んで大規模な修繕工事を行っておりますので、毎年、毎年、工事費を組んで修繕しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。これを見ていると、食事サービスのところなんですけれども、令和3年度から厨房の業者が代わることで引継ぎを行ったというふうに書いてあるんですけれども、この業者が代わることになった経緯についてお伺いをしたいと思います。


◯総務課長(宮崎 治君)  業者については、振興公社のほうでそれぞれ業者を決めているところでして、具体的にこういうポイントでというのは、私どもちょっと聞いてはいないところなんですけども、川上村振興公社のほうでいろんな情報を得て決めているものだというふうに認識しております。


◯委員(紫野あすかさん)  そういうことは、市のほうでは細かくはあまり関与されてないというか、報告もなくてもいいという感じの運営なんですかね。


◯総務課長(宮崎 治君)  もちろん、報告を受けていないわけではないんですけども、なぜこのポイントで、例えば何か事故があったと、そういうことではなくて、通常の入札なり、見積りなりをもらって、あるいは食事の内容を勘案して決めているものだというふうに認識しております。
 実際に新たな業者につきましても、先だって11月に試食会というのがありまして、そちらのほうに行って、試食をして、いろんな意見も言った中で、それを的確に反映しているものというふうに思っておりまして、選ばれた業者につきましては信頼できるというふうに思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。アンケート調査でも、やっぱり安いから利用したいとか、お食事も2食つきますので、楽しみな部分もあると思いますので、あえて何かあったのかなと思って聞かせていただきました。
 あと、この施設は、やはり民間の施設とは違って商売ではないというか、市として行っている公共サービスも含めての事業の施設であるので、もちろん経営状態はいいにこしたことはないんですけれども、何でも合理的に削減すればいいというものでもないし、譲渡や廃止にもならないように、私は頑張ってこの施設を続けてほしいと思っていますので、もっともっと利用率、稼働率を上げるために、もっと人が集まる工夫をいろいろ考えたいなと思うんですけれども。
 今年度はできなかったと思うんですけれども、ツアーも毎年苦慮しているというふうにも書いてありました。稼働率を上げるための取組は、先ほどの委員がおっしゃっていたのは、学校の自然教室なんかの顧客を増やすみたいなこともありましたけれども、一般の方とか、三鷹市民の人たちにとって、もっと利用しやすくて、行きたくなるような、稼働率を上げるような取組についてはどのようにお考えでしょうか。


◯総務課長(宮崎 治君)  やはり、バスツアーが市役所集合で便利がいいということで、人気がありまして、星空を見るようなツアーであるとか、キノコ狩りみたいな、そういったもののツアーとか、数種類用意して、それを運営しておりました。確かに新型コロナウイルスの影響で、それそのものが運営できなくなったということがありまして、現在、ツアーを今すぐやるという状況ではないんですけども、今後、ツアーも再び行うことによって集客率を上げるという方向であることは、川上村振興公社のほうでも考えておりまして、実際そのような準備をしております。
 なお、ツアーにつきましてもアンケートを取っておりまして、そちらについても御満足いただけたという内容でございますので、満足度が高いツアーについては、できる限りやっていくということが望まれていると思っております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  そうですね、川上村、本当に施設の周りにも魅力的なものもたくさんありますし、レタスの生産が日本一で、野菜がおいしいとか、野辺山の天文台なんかもありますので、星空の観測ツアーとかもやっていらっしゃいますけれども、もっともっと観光資源なんかをフルに活用した魅力を知ってもらうような、広く周知が必要だと思うんですけれども、チラシを置かれたとか、先ほどおっしゃっていましたけれども、SNSを使うとか、何かもっと広く知らせるための工夫なんかは必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  まさに委員おっしゃるとおり、川上村は非常に自然が豊かというか、私も以前、総務課長をやっていた時分に初めて川上村に行ったんですけども、本当に行ってみると、すごくいいところだなというのが実感できる場所ですよね。ただ、村の方々と話をしていますと、村の人たちは、川上村は何もないからみたいな感じで、よくおっしゃるんです。
 なので、ここはやはり我々も一緒になって、以前からそうなんですけども、PRに努めるというのは非常に重要だなというふうに思っています。今、SNSとか、そういう御提案というか、お話もございまして、現時点ではなかなかそこまで公社のほうは対応できておりませんけれども、こういう情報発信、非常に今大事ですし、たまに施設を利用された方がインターネットに書き込まれているものに出会ったりするんですけど、すごくよかったって書いてくださっている書き込みを見たことも、かつてございますので、やはりインターネットを活用してPRするというのは非常に大事なことだなというふうに思いますので、ぜひともやっていきたいなと思います。
 今、SNSのほうはやっているみたいですけども、あまり、多分、効果が出ていないのかもしれませんので、しっかり指定管理者と連携しながら、ホームページのほうもさらに充実させる必要があるかなというふうに認識しておりますので、情報発信のほうを努めてまいりたいと考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  本当にいい場所だと思いますし、魅力をもっと伝えていきたいというふうに思います。
 あと、これを読んでいると、ツアーの選定なんかも、新規開拓も検討していくというふうに書いてあるんですけれども、具体的に何か新規開拓するツアーなんかの候補みたいなのがもしあるんでしたら、教えてください。


◯総務課長(宮崎 治君)  新規のツアーで、今すぐ計画しているものというのは正直言ってないんですけども、先ほど、説明いたしました魚釣り、こういった釣りざおをお貸しするというような企画もあるようですので。こちらもまだ具体的にどうするというところはなくて、まだアイデア段階の話なんですが、例えばそういったものと組み合わせるとか、そういったことも企画できるのではないかなというふうに思っております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。とにかく、市として行っているこの施設を大切に、広く長く市民も利用できて、使っていける施設にしていただけるよう、本当に今年度は特に大変な状況かと思うんですけれども、今後の運営も頑張っていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  まず、ちょっと確認させていただきたいのが、公社の人事なんですけど、参考資料の10ページに指揮命令系統図、あるじゃないですか。理事長って、たしか副村長とかじゃないかと思うんですけど、個人名は結構ですので、理事長及び事務局長とか、主要なところに、たしか川上村の職員の方々が入っていると思うんですけど、その辺をちょっと──公社のホームページを見ても、理事長の名前も何も載っていないんですよ。その辺をまずお伺いしたいと思います。


◯総務課長(宮崎 治君)  確かに理事長につきましては、副村長の方が行っております。支配人等々、専従といいますか、専任の方になっておりまして、特に兼職をしている方はこの中にはいらっしゃらないのかなというふうに思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。評価のところでちょっと不満があるんですけど、実績・成果のところで、令和元年の台風第19号により云々かんぬんで、村営施設を代替地として利用できるように川上村と調整し、というのがあるじゃないですか。これは普通というか、副村長が理事長なんで当たり前なんですけど、やっぱり被害を被ったときにいち早く自衛隊に派遣要請してくれて、あの体育館の土砂とか、全部数日で取ってくれたというのは、非常に、この公社だったからできることなんです。
 それが入っていないのが、見に行った私としては不満なんですけど。あえて自衛隊とか入れなかったのかどうか、ちょっとお伺いしたいんですけど。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  特にそういう意図はございませんで、おっしゃるとおり、本当に災害を乗り越えられたのは、自衛隊もそうですけど、村が県としっかり協力をしていただいた、連携をしていただいたということが非常に大きかったなというふうに思っております。その点、非常に私ども、評価しておりますけれども、ちょっとこの書面上、その辺りの記述が足りなかったということは、今御指摘あったとおりかなと思いますので、評価については非常にしているというところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  この4年間で一番大きな功績だと思うんですよ、公社だったという。次の5年間も、やっぱりこの公社に任せようというふうになるじゃないですか。それは明記しておいたほうがいいなと思ったので、ちょっと言わせていただきました。
 あとは、私自身も利用者で、この施設がいいのは分かっていますし、何よりもまず子どもたちのためですよね。校外学習施設で、さっき松永さんも言いました、うちは学習指導要領に基づいた施設として残したわけなんです。残すという判断をした。これからも残していくためには、やっぱり利用率を上げて、なるべく指定管理料も増えないような形。
 そうすると、秋山部長が言ったように、市民の保養所でもあるし、市の子どもたちのためというのもあるから、そこの部分というのは、金額を抑えて、それ以外のところで稼ぐという方法をどんどん考えていくしかないと思うんですよ。やっぱりこの施設の特徴は、スポーツ、広いグラウンドがあって、見に行っていないんですけど、新しくなった体育館があって──今使えないですけど、テニスコートを何とかしてもらいたいですけど、テニスコートがあってといったら、やっぱりそういうのを売りにして、東京都だけではなくて、ちょっと東京都からは遠いので、例えば山梨の公立学校とか、それこそ地元の長野の公立高校とかの合宿でもいいわけじゃないですか、スポーツ合宿。
 そういうところに営業をかけて、その人たちには民間よりは少し安く、ずっと使って存続できるような形で収益を得るような方法を考えていっていただきたいと。要望なんですけど、何か答弁があればお願いします。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  今の委員の御指摘というか、問題意識というか、私も全く同じように思っています。この施設を担当していて、本当に自然教室でありますとか、市民のレクリエーションの場として非常に活用されているということについては、非常に満足はしているんですけれども、先ほど来から議論がございましたけれども、その余での経営的な状況をいかに改善していくかとか、あとは近隣市がそういった保養所であるとか、校外学習施設を閉めている状況の中で、その受皿というか、その利用先としてあの施設を選んでいただける可能性は非常に高いと思っています。
 なので、本会議のときの答弁でもお答えしましたけども、例年10月、11月とか、秋の頃、あるいは12月の初旬にかけてが利用の少ない時期なんです。ツアーなんか、いろいろ工夫してやるんですけれども、ツアーは大体土日が基本ですから、平日は、あの時期ってなかなかお客さんが入らない。ところが、今回、三鷹市の学校もそうなんですけど、秋に自然教室をやりまして、秋は秋ですごくやっぱりいい季節になりますので、そういうところを、例えば他の自治体の自然教室に売っていきたい。
 そのときに、可能であれば、やはり収益性の高い利用料金を少しでも設定できるのであれば、市としての指定管理の持ち出しも減ってくるだろうということは当然考えるところですので、この辺りについては、本当に少し研究してみたいなとは思っていますので、教育委員会としてどうするというのはなかなかお答えできないんですけれども、私の中での課題意識というのは、委員御指摘の点と全く同じですので、研究してみたいテーマだなとは思っています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ぜひ頑張っていただきたいなと思います。
 あと1つ、松永部長の2泊3日の件で気になったのが、うちの娘なんかが行った10年前は3泊4日で農家さんを手伝って、その後、レタスができたときに送ってもらって、それを近所のスーパーで子どもたちが売るというところまでやっているんですよ。ほとんど保護者が買いに行っちゃうんですけど、それでアントレ事業っぽいやつもやって、自分たちが育てたってわけじゃないけど、植付けなのか、よく分からないですけど、それでやったレタスがこれだけ大きくなって、皆さんに提供しますというような売り方までやる授業ができているので、それはちょっと様子を見ながら戻してもらいたいなと。
 今、2泊3日のはできていないですよね──ああ、秋だからできないんだ。そういうのもありますけど、やっぱり時期というのもありますし、向こうはレタスが有名ですから、6月とか、春、夏前ぐらいに行って、夏に収穫して、夏休みだったと思うんですけど、その辺にスーパーに行って自分たちが売るというような、そういった授業も、秋も何かあればいいんですけど、そういったことも考えて実施していただきたいなと思うんですけど、何かありますか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  いい話ですよね、本当にね。その話は10年ぐらい前、幾つかの学校で取組をしてみようということでやってきたというのは記憶しています。最近、なかなかプログラムをどう組み立てるのかといったところで、割と仲間づくりみたいなプレイングアドベンチャーという形のプログラムを割と主体でやっているので、農業体験をやられている学校自体が少し減っているかなというふうには思っています。
 ちょっとその組立てのことも、アントレプレナーシップ教育の観点からも、見直していけたらいいんじゃないかなというふうに思っているところです。


◯委員(谷口敏也君)  子どもたちの施設で、私なんかのときはなかったですから──小学校6年生のときは山中湖に行ったんですよ。どこに泊まったかって全然覚えていないんですけど、今の子たちは、川上村があるから、大人になってまた行くとか、家族で行くとか、自分が大きくなっても行くとかっていうのがあるから、非常に残してもらいたいんです。持続可能なじゃないですけど、持続できるような仕組みづくりも、先ほどの課題でもありましたけど、利用者数の回復を図っていく必要があるってありましたけど、その辺をしっかりと踏まえて取組を進めていただければなと思います。
 終わります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。近年の台風第19号による影響とか、また、コロナ禍ということで本当に大変だったと思います。その中で様々な経営努力をされてきたということで、本当に評価をさせていただいております。
 その上で1点確認なんですけれども、台風の被害のときに、裏山の復旧工事を長野県のほうに対策していただけたと思うんですけれども、その対策の状況と、先ほど村と県との協力でこの災害を乗り越えられたということがあったと思うんですけれども、今後、この実施計画書、ここの中にも、三鷹市及び川上村内の関係機関との連携を密にし、不測の事態にも対応できる体制を整えていますとあるんですが、これからいつ起こるか分からない災害ということで、この連携というのは非常に大事になってくるかと思います。この連携の状況について、お伺いしたいと思います。


◯総務課長(宮崎 治君)  まず台風第19号の被害につきまして、しっかり対応してはいただいております。その点は心配ないんですけれども、ただ、やはりどうも水脈というか、そういったものが変わっているところもあるみたいで、ちょっと水が出てきて、山のほうが水が流れているような状況もあったり──雨の影響なのかもしれないんですけども。そんな状況がありますので、それは台風19号と関係はないのかなというふうに思っておりますけども。そういったところも出てきておりますので、それは今後もしっかり確認しながら、対応できるところはしていくということになるかと思います。19号につきましては対応しておりますので、そこは心配ないというところでございます。
 それから、地元等との連携の話になりますけれども、もちろん19号のときも自衛隊も含めてしっかり連携しながら、村と、それから振興公社、こちらのほうがしっかり連携して対応している状況がうかがえますし、今後もそれを期待しております。何よりも事故が起こらないのが一番いいわけなんですけども、今後もそういったことが期待できるのと、それから、消防とか、そっちのほうで、やはりその連携も大切で、病人が発生したとか、それから事故が起こったときの対応、そういったところも、公社のほうでしっかりやっているという状況は確認しております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いします。最近は、スーパー台風とか、また地震とかも今後いつ起こるか分からないということで、やはりいざというときに慌てるんじゃなくて、常日頃からの連携が非常に重要になってくると思いますので、今後も引き続きよろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(成田ちひろさん)  すみません、1点、事前にちょっとお願いしていた数値を聞き忘れてしまって、申し訳ございません。全室が埋まった場合の最低の指定管理料について、事前にお願いしていたので、お願いします。


◯総務課長(宮崎 治君)  そうですね、事前に質問いただいておりまして、すみません、いろんな条件があるんですけども、そこはざっくりとということで、お話しさせていただいておりますけども。その前提の1つが、自然教室はやりますよと。自然教室なしに全室を埋めるとか、そういう話ではなくて。
 ただ、自然教室の場合には貸切りになるので、その日にちは除いていますよと。そうすると、仮に一般の方なりが利用できるのが309日になりまして、それで試算しますと収入から支出を引いた額は6,800万円となります。これは純益が6,800万円。つまり、指定管理料なしで6,800万円の収入になるので、仮に自然教室をやりながら、それプラス、その除いた日を全人数ですから355人埋まった前提でいうと、6,000万円以上の収入を上げられるということでございます。


◯委員長(渥美典尚君)  よろしいですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 以上で本件に対する質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時49分 休憩


                  午前10時51分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 議案第60号 三鷹市川上郷自然の村の指定管理者の指定について、本件を議題といたします。
 本件に対する質疑を終了してよろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 これをもって質疑を終了いたします。
 これより討論に入ります。
                 (「省略」と呼ぶ者あり)
 これをもって討論を終了いたします。
 これより採決いたします。
 議案第60号について、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手全員であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。
 休憩いたします。
                  午前10時51分 休憩


                  午前11時02分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 まず、項目アに対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  よろしくお願いいたします。それでは、1番目の報告事項、国立天文台周辺のまちづくりについて、私から御説明をいたします。資料1の1ページを御覧ください。国立天文台周辺のまちづくりにつきましては、平成21年2月4日に締結しました包括連携協定を発展する形で、令和2年12月3日に総合的な人づくりとまちづくりの推進に向けて、相互に連携・協力していくための協定を改めて締結をいたしました。
 別紙1の協定書の写しをお開きください。1の(3)、国立天文台周辺地域の魅力あるまちづくりに関することと、(4)、甲──国立天文台ですが、の敷地の土地利用計画の見直しに関することの2項目を新たに加えた形となってございます。令和3年度は、この協定に基づきまして、国立天文台と連携・協力し、地域の御意見もお聞きしながら、国立天文台の北側敷地における土地利用のイメージやゾーニングなどの案を盛り込みました、土地利用基本方針の策定に取り組んでいるところでございます。
 なお、この土地利用に当たりましては、現時点では国立天文台から市が有償で敷地をお借りすることを想定してございます。
 資料1の1ページにお戻りください。2の土地利用基本方針策定の目的等についてです。こちらは、現在、取組を進めております土地利用基本方針の策定に当たっての概要となります。まず、策定の目的ですが、国立天文台及び三鷹市の課題を解決するとともに、国立天文台の緑地保全、敷地の有効活用を通した魅力あるまちづくりを行うこととしています。国立天文台、市、それぞれの課題につきましては、次の(2)と(3)に記載しています。
 (2)の国立天文台の課題といたしましては、事業・研究を継続して展開していくための財源の確保や都市計画上の課題、具体的にこれは用途地域に関するものとなりますが、これらがございます。(3)の三鷹市の課題。ここでは地域の課題としておりますが、まず1つ目は、野川の浸水予想区域内に羽沢小学校や大沢コミュニティ・センターなどの公共施設が立地しているといった防災性の課題、2つ目は、大沢地域にはスーパーマーケットのような大型商業施設がないため、買物が不便であるといった商業環境の課題、3つ目は、バスルートが限られ、便数も少ないなどの交通ネットワークの課題、そして、4つ目としまして、大沢地域に残されている豊かな自然や文化的な資源などの保全・活用といった課題、これらをそれぞれ整理しているところでございます。次に、(4)の主な取組内容です。まず、今申し上げましたような背景や課題を整理いたしまして、併せて自然条件や社会条件、関連計画等を整理しながら、こうした国立天文台と地域の課題の解決に向けた土地利用の基本的な考え方やゾーニングイメージの案について、市民の皆様の御意見をお聞きしながら検討し、土地利用基本方針をまとめていくこととしています。
 続きまして、3のこれまでの経緯についてですが、この間、こちらに記載のとおり、市議会への報告や地域でのヒアリングを行ってきたところでございます。
 次に、資料1の2ページ、4の第1回地域団体ヒアリングの開催結果についてです。地域団体ヒアリングの開催の概要につきましては記載のとおりですが、大沢地区の住民協議会、町会・自治会、また学校関係団体といたしまして、コミュニティ・スクール委員会など、合計11団体の代表者など、合計23名の方々に対しまして、今回は一部合同で開催したところもございますけれども、基本的には個別にヒアリングを実施いたしました。
 このヒアリングでいただきました具体的な御意見につきましては、別紙2に主な御意見としてまとめてございますので、別紙2をお開きください。こちらでは、いただきました御意見をカテゴリー別に整理をしてございます。1の防災に関することから、4の道路・交通に関することのところでは、一昨年の台風19号の際、羽沢小学校と大沢コミュニティ・センターが風水害時の避難所に指定されていないことを初めて知ったとか、これについてはほとんどの皆さんがおっしゃっていらっしゃいましたが、スーパーマーケットが地域にないことから、買物をするのが不便である。また、天文台の緑は大事にしてほしい、コミュニティバスが使いづらい、小田急バスの便数も減ってしまい、困っているといった御意見などをいただいております。
 そして、下段の最後の5、国立天文台北側敷地の新たな土地利用に関することでは、こちらは今後のまちづくりに期待することなどを御意見としていただいたものを整理してございます。具体的には、天文台の敷地が民間に売却され、宅地開発されるようなことにならなくてよかったですとか、天文台の敷地は高台であるため、公共施設を整備するのであれば、地域の防災拠点としてもらいたい。また、特に学校関係者の方からは、水害時の避難所機能がない羽沢小学校は水没しない地域に移転してほしい。また、移転することで、新たなコミュニティや小・中一貫教育のモデルとなれば、魅力を感じてもらえるのではないかといった御意見などをいただいたところでございます。
 また、羽沢小学校が仮に移転するのであれば、スクールバスを考えるべきですとか、学校の跡地にスーパーマーケットができれば大歓迎であるといった御意見なども頂戴してございます。
 なお、コミュニティ・センターにつきましては、現在の場所のままで避難所として活用できるように考えてほしいとか、仮に天文台敷地内に移転するとしても、分館的機能を今の場所に残すという考え方もあるのではないかといった御意見などをいただいてございます。
 次に、こうした御意見などを踏まえまして、現在、市で検討を進めております基本方針策定に向けた市の基本的な考え方(案)と、それに基づく土地利用基本方針(骨格案)について御説明いたします。別紙3、A3判、横長カラーの資料ですが、こちらを御覧ください。これが市の基本的な考え方の案となります。上段は、先ほど御説明した背景などを記載してございます。現在、市が策定を進めております、新都市再生ビジョン(仮称)との整合を図っていくこと、また、三鷹市教育ビジョン2022(第2次改定)の考え方とも整合を図っていくことも、併せて記載しております。
 中段では、まちづくりの目標としまして、天文台「百年の森」を次世代につなぐ新たな地域づくり、大沢地域、天文台、三鷹市との協働のまちづくりを掲げています。その基本的な視点といたしまして、防災・減災、自然環境・歴史文化、教育・研究・子育て、コミュニティ、日常生活新たなライフスタイルの5つの視点から、地域のあるべき姿を考え、今回の土地利用におきましては、質の高い防災・減災のまちづくり、学校を核としたスクール・コミュニティの創造、日常生活圏を基盤とした商職住近接のまちづくり、この3つを大きな3本の柱としているところでございます。
 下段では、そこからさらに具体的に、地域の課題と国立天文台の課題に対する取組の内容を記載してございます。地域の課題解決に向けた取組といたしましては、左側の黄色の点線で囲んだところになりますけれども、まず、まる1で、新たな防災拠点の創出とスクール・コミュニティを基盤とした地域の拠点化に取り組むこととしています。次のステップとして、まる2では、浸水予想区域内にある羽沢小学校について、国立天文台の敷地への移転について検討すること。また、移転に際しては、国立天文台と連携した学びや安全安心で快適な地域に開かれた学校を目指すとともに、通学距離が遠くなる児童のためにスクールバスの運行についても検討することとしています。さらに、次のステップとしまして、まる3では、羽沢小学校が移転した際の跡地について、地域の大きな課題の1つでもある買物環境の改善に向け、スーパーマーケットなど、商業施設の誘致を検討していくこととしています。
 また、国立天文台の課題解決に向けた取組として、右側の青色の点線で囲われた部分となりますが、敷地の有効活用による財源の確保、また研究教育機能の強化に向けた都市計画の見直しに取り組んでいくこととしています。
 最後に、一番下のところ、ピンク色の点線で囲われたところですが、今後の検討課題といたしまして、浸水予想区域内に立地する大沢コミュニティ・センターや今後、建物の更新時期を迎える大沢台小学校などの公共施設の在り方について、今後も地域の御意見をお聞きしながら、引き続き検討していくこととしています。
 以上が、市の基本的な考え方の案となります。
 次に、この考え方に基づき、まとめました土地利用基本方針(骨格案)について御説明をいたします。次のページ、別紙4、こちらもA3判の横長のカラーの資料ですが、こちらを御覧ください。1ページは、取組の背景といたしまして、土地利用基本方針を策定することになった経緯、当面の進め方、国立天文台周辺の現況をまとめてございます。このうち、今後の進め方といたしましては、資料右上にございますように、令和3年度に土地利用基本方針を策定した後、令和4年度に土地利用基本構想、令和5年度に土地利用整備計画を策定していくといったスケジュールを示してございます。
 また、天文台周辺の現況を6つの視点から整理をしておりますが、基本方針に直結するものといたしましては、真ん中の上段で、地域の商業施設の立地状況や右側の下段では、野川沿いの浸水予想区域内に羽沢小学校や大沢コミュニティ・センターが立地していることなどを示しています。
 次に、2ページを御覧ください。ここでは、国立天文台の敷地を北側、東側、西側の3つのゾーンに分けて検討課題を整理するとともに、周辺地域における共通課題を記載しています。まず、黄色で囲ってあるのが北側ゾーンとなりますが、こちらが今回のまちづくりの中心となる敷地となります。自然環境と調和した新たな土地利用を検討するゾーンとしています。また、国立天文台にとっては、敷地活用による研究教育の充実・強化のための財源確保に向けたゾーンという位置づけにもなっています。
 次に、その下の左側、緑色で囲った西側ゾーンでは、歴史的構造物の保全・継承など、また、右側の青色で囲った東側ゾーンについては、国立天文台の研究教育・公開機能の充実・強化などに取り組むゾーンとしています。なお、資料の左側上部では、周辺地域を1つのゾーンとして捉えまして、共通課題を記載してございます。
 また、この周辺図には、公共施設の配置状況と避難所についても記載しています。左下の凡例のとおり、震災時の避難所は赤色、風水害時の避難所は青色のマークで表しておりますが、羽沢小学校と大沢コミュニティ・センターは、青い避難所マークが外れている状況を示しています。なお、浸水予想区域内にある公共施設は、青枠白抜き文字で表示している4施設となっています。
 次に、3ページをお開きください。こちらが土地利用の基本的な考え方とゾーニングの考え方です。資料左側上部には、主な上位計画、関連計画を示しています。そして、その下の土地利用の基本的な考え方とゾーニングの考え方のところで、今回の土地利用基本方針の中心となる部分をまとめています。
 まず、左側、(1)の土地利用の基本的な考え方につきましては、5つの視点からまちづくりを考えるということを明記しまして、(2)のゾーニングの考え方では、2ページのところで御説明しました各ゾーンの検討課題への対応の方向性について記載をしております。1つ目の新たな土地利用検討ゾーンでは、小学校の移転による防災拠点の整備ということで、浸水予想区域内にある羽沢小学校の国立天文台の北側敷地への移転を検討することを記載しまして、大きな青い矢印で示しています。また、移転に際しましては、緑地を生かした地域をつなぐ防災・教育・コミュニティの拠点形成を検討していくといった内容で整理をしてございます。2つ目の国立天文台の研究教育・公開機能の強化ゾーン、3つ目の歴史的構造物の保全・継承と観測環境及び自然環境保全ゾーン、4つ目の地域の共通課題検討ゾーンにつきましても、対応の方向性について、それぞれの考え方を記載しているところでございます。
 なお、この図の北側エリアでは、大沢台小学校につきましても、国立天文台の北側敷地に向けて、点線の矢印で示しておりますが、今年10月に大沢学園のコミュニティ・スクール委員会から提出された要望書において、羽沢小学校の移転と併せ、大沢台小学校と合併し、新小学校の創設を希望する旨が記されていることから、今後、地域の皆様からの御意見をお聞きしながら検討していくことといたしまして、このような形で記載をしているところでございます。
 以上が、基本方針の骨格案となります。
 また、ページ右側には、参考といたしまして、土地利用のゾーニングイメージの想定として、将来的な大沢地域のイメージを示しています。国立天文台の北側敷地に新たな小学校が設置されることを中心に、今後の検討の中で、地域をつなぐその他の公共施設の設置や既存の自然の活用スペース、開放的な広場空間などの可能性、また羽沢小学校の跡地利用といたしまして、商業施設等の誘致といったところを示してございます。
 恐れ入りますが、再び資料1の2ページ目にお戻りください。5につきましては、今御説明したとおりでございますので、6の国立天文台周辺のまちづくり説明会とパネル展示の開催についてでございます。第1回目の地域ヒアリングに続きまして、年明けの1月に、大沢地区の皆様を広く対象といたしました説明会とパネル展示による意見交換会の場を予定しています。開催の概要につきましては、記載のとおりとなります。平日に2回、日曜日に2回の合計4回の開催を考えてございます。
 この説明会とパネル展示では、本日御説明いたしました土地利用基本方針の骨格案を中心にお示しをいたしまして、いろいろと意見交換をさせていただきながら、その内容を踏まえ、令和4年3月に土地利用基本方針を策定していきたいと考えています。
 最後に、7のところとなりますが、関連事項といたしまして、国立天文台の北側敷地に隣接いたします朝陽学園において、現在建て替えが検討されているため、この件につきまして、国立天文台、朝陽学園、三鷹市の三者で連携しながら調整を進めていることを記載しています。
 報告事項の1点目の説明は以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  2点質問します。よろしくお願いします。
 1点目は、別紙3、基本的な考え方の3ページ目の右側の参考図のところなんですけれども、大沢台小学校については、CS委員会の要望書のことを御紹介いただきましたが、大沢台小学童保育所については、子ども政策部ということになっているんですけれども、どうしても学校と、教育委員会と、子ども政策部で所管が分かれてしまうので、なかなか教育委員会と都市再生部さんでの連携というところは、小学校関係は分かるんですけれども、学童保育所とかの話についてはちょっと置いてけぼりになっているのかなというような印象を受けるんですけども、この辺についてはいかがでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  大沢台小学校もまだ移転が必ずというふうに決まっているわけではないんですけれども、今後のお話合いの中で──当然、大沢台小学校が仮に移転するのであれば、それに付随する学童につきましても、これは併せて検討しなければいけませんので、幅広にそういったところは連携をしながら進めていきたいと考えております。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。同じ、別紙4のところで、1つ気になったところがあったので、質問させていただきます。左の人口のところなんですけれども、大沢住区の人口は増えているというところで、大沢学園の児童・生徒の推移のところなんですけれども、小学校については、2校とも少し増というか、増えているという状況なんですけど、第七中学校については人数が減っているというふうなところで、この点についてはどのようなことなんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  この大沢地域については、今、若干小学生が増えている傾向にございますけれども、それが割かし最近の傾向というか、そういう状況ですので、今後、中学校についても増加に転じるというふうには見ておりまして、ここは、だから、今、小学生が増えている状況で、恐らくいずれ中学生についても増えてくるということを示しているんじゃないかと思います。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。今回のこの基本方針、まだまだぼやっとした計画であり、具体的な中身についてはこれからだとは思うんですけれども、この計画の中で難しいなと思うのは、やっぱり高台の場所に新しい学校を造った場合の子どもたちに対する様々な影響と防災の観点だというふうに思います。
 例えば、今後子どもたちがこの新しい場所へ通学するときに、特に羽沢小学校の子どもたちの通学が大変になると思います。スクールバスなどを利用することも当然検討されると思うんですけれども、大沢地区は消防車が通れないほど道が狭く、崖もあり、車のアプローチが弱いというヒアリングの意見もあります。こういう点で、道路の整備なんかも一体として行っていかなきゃいけないのかなというふうにも思うんですけれども、今の時点ではどのようにお考えでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  大沢に限らず、三鷹市内の道路、生活道路は4メートルぐらいの道路が非常に多いということが課題としてございます。御案内のように、今、消防車が入りづらいようなところもあるということですけれども、スクールバスの検討につきましては、やはり一定程度の幹線道路のところでお子様を乗せるようなことを当然考えながら、仮に天文台に小学校が移転した場合には、アプローチの道路については、しっかりと天文台通り等から入れるようにというようなことで、検討を進めてまいりたいというふうに思います。


◯委員(紫野あすかさん)  スクールバスって、私のイメージだと、いろんな拠点に迎えに、子どもを拾って行くというようなイメージなんですけれども、そのような感じと受け止めてよろしいのでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  まだ詳細についてはこれからになろうかと思いますが、この地域全部を回ってというよりは、やはり大沢の武蔵境通り側の遠いところ、こういったところを中心に、例えば小学校の低学年のお子様をお連れするみたいなこと、帰りについては、学童が仮にあるとすれば、夜ちょっと遅い時間に、またおうちに帰るということもございますので、行きと帰りみたいなものも検討しながら、場所は一定程度限定しながら考えていければというふうに思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  そうですね、やはり坂道がきついということも大きな課題だと思いますので、今後も検討していただきたいと思います。
 また、大沢台小学校が仮に移転をした場合、その跡地についてはどのようにお考えでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  移転がまだ決まっていませんので、跡地について具体的には検討しておりませんが、当然、市の貴重な財産である土地ですので、それについては、それぞれその時代に応じたものを考えていきたいと思っています。
 羽沢小については、話題にも出ていますように、幹線道路沿いで商業施設が不足しているので、できれば商業施設がいいかなとは考えておりますが、大沢台については、今、全く考えておりません。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。まだまだこれからの計画ということですが、大沢台小学校が移転となった場合、住んでいる子どものおうちによって、二小のほうが近いというような子どもも出てくるのかなってちょっと思ったんですけれども、学校の区割りなんかについての変更などは考えられるのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  通学区域を見直す場合というのは、当然その学校の規模でありますとか、もちろん、立地もそうだと思いますけれども、様々な要因に基づいての検討になるかと思います。現時点で大沢台小学校が──仮に羽沢小学校が移転した際には、学校に非常に近い距離になりますので、そういうこともあって、CS委員会からいただいた要望書の中では一緒にしてはどうかという御提案があるわけですけれども。
 実際に、じゃあ、その際に通学距離等についていろいろ整理をして、通学区域を見直すかどうかというのは、現時点ではまだ考えておりませんけれども、そのときの児童・生徒の見込みでありますとか、そういった状況を様々見ながら考えるということかなというふうに思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。先ほど七中の生徒さんの数が減ってきているという話もあったんですけれども、これを機に小・中、七中も一緒にというような考えはないですよね。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  ないか、あるかというのは、これから検討する課題になります。当然、例えば小学校2校と中学校1校を一緒にした場合に、どのぐらいの規模の建物が必要かでありますとか、あるいは、今日この後の行政報告でもさせていただきますけれども、今後の教育の方向性、そういったもので、施設面で課題となっている点をこういった地域で解決していくとした場合に、建物の大きさみたいなものも、現在のものを参考にできるかというと、そうでもないというのもありますので、その辺りを見ていく必要もあるかなと思っておりますし、建物の配置でありますとか、グラウンドの配置でありますとか、そういったことも課題になるとは思います。
 なので、必ずしも一体でやるかどうかというのは、これを機にやるんだというような話ではなくて、様々な諸条件を基に検討する必要があるかなと思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。地域をつなぐ新たな公共施設の避難所機能の移転ということも計画されていると思うんですけれども、災害時の避難所として、坂の上に避難するのは、子どもや高齢者にとっては大変だという課題もあると思うんですが、どのような動線をつくったりですとか、こういうのが一番避難もしやすくて、防災面でもうまくいってというような、そういうのは、専門家の意見なども取り入れて、今後研究し、計画していくというような考えでよろしいのでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  避難につきましては、これから詳細を詰めていくと思うんですけれども、実際に台風19号で避難をされたときも、七中のグラウンドに車で避難された方が非常に多かったというような現状もありますので、例えばやはりお年寄りの方は歩いてというよりは、車を利用するということも考えられますので、そうしたものも一定程度、車での避難なんかも考えられる駐車場みたいなものを用意するですとか、天文台のところで東西道路がない、南北道路がないというようなこともございますので、そういったところも含めて、これからいろいろと考えてまいりたいというふうに思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  本当にいろんな課題があるんだろうなということは、見ていて感じます。防災の観点で開発を行っていくというのであれば、野川の南側の市民のこともやっぱり一体として考えなければ、余計に孤立をしてしまうというような、不安も抱いてしまうことにもなると思うのですが、やっぱり一体として、全部の地域全体として考えなきゃいけないかなと思うんですけど、その点に関してはいかがでしょうか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  確かに野川の右岸側には、公共施設としては、今、大沢のコミュニティ・センターしかないというところがございますので、地元の御意見からも、一定、例えばコミュニティ・センターのプールとか、体育館みたいなものは、学校と一緒に機能してもいいんじゃないかみたいな御意見があったりとか。ただ、避難所としては、やはり一定程度こちらの右岸側にも残してほしいというようなお声もございますので、そういったところも幅広に考えながら、避難所機能をどうしていくかということも検討をしてまいりたいというふうに思います。


◯委員(紫野あすかさん)  ぜひお願いしたいと思います。やっぱり大沢地域にとって、より市民が便利に、有益になるような、一緒に考えていくまちづくりにしていただきたいというふうに思いますので、やっぱりそのためにも市民に早く周知をして、できるだけ多くの声やアイデアなんかもお伺いしながら、一緒に考えて進めていく計画にしてほしいということを要望して、終わります。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いします。ちょっと1点だけお伺いしたいんですけど、別紙3の大沢地域の課題解決に向けた取組というところの、2番の天文台の豊かな森に触れるというところの一番下に、先ほど、今、紫野委員のほうからもお話があったんですけども、スクールバスの運行等について検討しますというふうになっているんですけど、これ、例えば羽沢小学校がこの敷地の中に移転した場合に、市内の小学校の中で通学路として一番遠い地域になるんですかね。
 というのは、にしみたか学園の第二小学校は、井口の市境のところまで、たしか第二小学校の学区域になっていると思うんですよ。距離的なものであると、その辺も含めて相当の距離があると思うんです。あそこは、今から半世紀前、我々が二小に行っているときからずっと二小の学区域です。我が家のところも二小のすぐ裏が南浦の学区域で、二小は学校から1キロ以上あります。
 そうすると、この羽沢小学校が引っ越した場合に、三鷹の二小の学区域よりも距離が遠いのでしょうか。あるいは、もっと近いのにスクールバスを出すと、これを出せば三鷹では初めてスクールバスというシステムができると思うんですけども、その辺の距離的なあれは見ておりますでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  距離については、確かに井口のエリアから二小がたしか一番遠いというのは承知しているんですけれども、今回のスクールバスを検討する議論の1つは、もちろん距離もございますけれども、やはり国分寺崖線の坂が、今の羽沢小学校から──結局今までだったら、あそこで学校に行けたわけですけど、さらにそこからあの坂を上って、天文台の北側のところまで上がっていかなきゃいけないということになると、相当な負担になるというところが議論の出発点になっているのかなと思いますので、そういった中でスクールバスの議論というのが出てまいりました。
 それとは別に、通学距離に応じたスクールバスを導入するかどうかということは、現時点ではちょっとまだ考えておりませんし、あまり検討したということもないんですけれども、今回、この天文台周辺のまちづくりの中で、羽沢小学校を仮に移転した場合には、スクールバスが必要だという議論を踏まえて、その他の地域について、その必要性等については、やはり判断するということになろうかと思いますので、お答えとしては、現時点では、その点についてはまだ考えていないというところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  今は大沢台小学校、羽沢小学校があって、僕らの頃は、あの辺全部、二小に通っていたんですよ。そうすると、今はかなり近い場所に学校が設置されて、通学もしやすくなったと思うんですけども、そういう中から考えて、三鷹で初めてスクールバスを出すことは僕は反対ではないんですけども、やっぱり、じゃあ、ほかの学校の父兄から、うちのところは危険だ、あるいは、大きな道路を渡らなきゃいけないからとか、距離が十分こんなに遠いのに、なぜバスがないのかというような問題が起こってくる可能性もあると思うんですけども、その辺のところは何か検討されていますでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  先ほどのことで言いますと、スクールバスというものを今まで考えたことは、正直言ってなかった。今回、そういう議論が出てきたということで、委員御指摘のとおり、じゃあ、他の地域はどうなんだというのは、当然そういった議論になろうかと思いますので、この地域でのスクールバスの運行云々についての議論もそうなんですけれども、やはりそもそもスクールバス、あるいは子どもたちの通学、それは今御指摘あったように、交通安全というか、安全性の確保とか、そういう観点もあろうかと思いますので、今回スクールバスの運行ということを初めて検討するようになりますので、そういった中で課題を整理していきたいと、このように考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  子どもたちの安全が第一なので、必要かどうかということを十分検討いただいて、通学路の確保ということもあると思いますけども、坂の下からの人たち、そうすると、どこまでにするのとかって、大変難しい状況が出てくるかと思いますけども、子どもたちの安全を第一に考えてお願いしたいと思います。よろしくお願いします。


◯委員(谷口敏也君)  まず、資料1の(2)の天文台の課題の中で、財源確保ってあるじゃないですか。そもそも財源確保のために民間企業に売りますよというような話から入ったって聞いているんですけど、財源確保のためには、一定の期間の縛りというのもあるんじゃないかなと思うんですけど、どれぐらいの時期までに三鷹市として固めて、賃料を払っていくのか。
 賃料については、どこかの委員会でまだ決まっていませんというような答弁があったかなと思うんですけど、財源を渡さなければいけないというような具体的な時期が決まっているのかどうか、確認したいんですけど。


◯都市再生部理事(田中元次君)  当初は、やはりいろいろ御事情があって、かなり大きな額を一遍に欲しいというような思いがあったようなんですが、その後、ちょっと事情が変わって、これからのものについては、財源の確保はしたいという思いはあるようなんですけども、いつまでに幾らというようなところまでの切迫状況が、現段階ではなくなったというふうに確認しておりますので、今回のまちづくりの中で、そういった賃料を含めて確認できれば、天文台さん側も特に問題がないというふうに聞いております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。三鷹市のほうで借りるということが決まれば、天文台も国に対して、ある程度、毎年のめどが立つでしょうから、その辺で余裕が生まれたんじゃないかなと推測します。それであれば、あまり時間をかけるのはあれでしょうけど、一定期間、地域の方々の理解を得ながら進めていただければなと思います。
 それと、もう一つ、別紙4の中の用途地域を見ると、30の60で、第一種低層地域じゃないですか。学校って、大沢台も、羽沢も写真で見ると大体4階建てぐらいかなと思うんですけど、これ、やはり学校を建てていくためには用途の変更、容積率、建蔽率の変更も考えていらっしゃるんですか。


◯都市再生部理事(田中元次君)  学校だけを考えるんであれば、敷地も割と広いというのと、できれば、緑も大切にしたいということで、あまり大きな建物を建てて、緑との景観の調和というのを崩すようなことはしたくないというようなことも考えております。
 ただ、今後どういったものをここに持ってくるかというような議論が進む中で、必要があれば、都市計画の変更についても併せて検討していきたいというふうに思っています。
 実際に変な話なんですけど、天文台さんが三鷹に来て、間もなくあと2年で100年ぐらいたつんですが、天文台さん自体は研究所なんです。今の一低層の用途地域ですと、研究所って既存不適格になっている。もう前からあるのに、後から都市計画の網がかかって、その建物を今後建てちゃ駄目だよみたいな都市計画になってしまっているのはすごく大きな課題で、これ、この話が来る以前から──私、都市計画課長をしておりましたので、ちょうど都市計画の御相談をさせていただいていたので、そういったところも併せて、今回、改善をして、天文台さんがずっとここで研究を続けていただけるようにしていきたいというふうに考えています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。羽沢小と大沢台も一緒になるということになると、ある程度大きな学校になるんじゃないかなと思いますし、あと、この辺の大沢地域とかも、結構畑から一戸建てになっていて、さっきお話がありましたけど、児童数が増えているというのもあって、今後のことを考えると、やっぱり、ある程度教室にも余裕を持たせなければいけないんじゃないかなと思うんで、あんまり小さ過ぎるのもどうかなと思うんです。
 その辺は、よく先を見越して、高山小学校なんかは今すごく困っているんですけど、その辺を考えていただければと思うんですけど、お考えは。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おっしゃること、よく分かります。今、コロナのこともありますので、移す場合ですけれども、これまでの大きさの学校で本当にいいのかですとか、また羽沢小と大沢台が移転するとした場合に、いつのタイミングか。2つ同時という場合と、一方が先行する場合とでは違ってきますし、また、七中も含めて、さっき紫野委員もおっしゃっていた小・中一貫の形になるとすれば、複合した形の設計になってまいりますので、それでも違ってきます。
 したがって、都市計画との関係もありますけれども、おおむね話全体が見えてきた時点で、そのサイズとか、また位置、そういったものも考えていきたいと思っています。例えば七中はまだ今現状あそこにありますので、そこに隣接する形で羽沢小学校を移せれば、比較的一緒の場所として使えることもあるかもしれません。もしくは、その全体を一気に造って、七中の場所を別の用途に変えるという可能性もあるかもしれませんので、その辺は今から議論していく中で計画が見えてきたら、教育委員会とも御相談しながら、最適な形を、一番いい設計の形を考えていきたいと思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。教育長がコミュニティ・スクールからスクール・コミュニティにと言っている中で、ここって1つ目のというか、最初の大きなスクール・コミュニティになり得るんじゃないかなと思うんです、コミセンの移転とかもありますから。そうすると、失敗はできないという言い方はおかしいかもしれないですけど、ほかの地域の見本になるようなスクール・コミュニティであってもらいたいんですよ。
 皆さんも同じ思いでいると思うんですけど、よく検討して、地域の皆さんからも意見をもらいながら進めていただければなと思います。
 以上です。


◯委員(吉野和之君)  非常に大きな計画で、今後どうなるかということなんですけども、地元の意見を聞くとかということは、当然必要なことだと思うんですけども、今、谷口委員から質問があったように、ある意味では、スクール・コミュニティの大きな1つの例になるのではないかなと思うんです。これは、例えば天文台と連携した学びとか、そういう意味では、これは学校だけじゃなくて、いわゆる生涯教育の場にもなり得るというふうに思うんですよね。
 今後どうする、どういうふうにしていくかと検討するに当たっては、様々な立場からの、いろんな学者、あるいは、こういう教育に関係のある方々の意見を聞く、そういう場も必要ではないかなと思うんですが、そこら辺はどのように考えているんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  先ほど来、スクール・コミュニティの見本というか、市内で初めてというお話がございます。三鷹のこれからの教育を考える研究会の報告書を踏まえて、この後の行政報告の中でもちょっと御説明をしたいと思っていますけれども、教育委員会としても、特に学校三部制についてしっかり取り組んでいきたいというのがありまして、それを実現するには、様々課題がございますので、これからの議論になるわけですけれども、やはり施設、例えば新しい学校ができるタイミングというのは、既存の学校でもちろんやるわけですけれども、そこでできなかったことができる可能性が出てくるというのもありますし、先ほども少しありましたけれども、コロナ禍で学校施設の在り方というのも相当変わってくるというふうに今思っています。
 そういったことを、今後の方向性が出てくる中でしっかりと検討するためには、当然専門家の方の御意見などもいただきながら考えていく必要があると思いますので、その点については、時期を見てしっかり考えていきたいと、このように考えております。


◯委員(吉野和之君)  ありがとうございました。これは、当然三鷹で地域の方の意見を聞くことも必要でしょうけども、ただ、これは天文台と、あるいは学校との結びつき、あるいは生涯教育、それからスクール・コミュニティということで、かなり大きなプロジェクトになると思うんです。そういう場合、広く、様々な、いろんな考え方があるかと思うので、専門家の意見を聞きながら、この計画を進めていっていただきたいと思います。
 そんなことでよろしくお願いします。


◯委員長(渥美典尚君)  では、項目アについての質疑を一旦終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時51分 休憩


                  午後0時58分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 次に、項目イからカに対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  では、引き続きよろしくお願いいたします。
 残る報告事項、5点ございます。2点目の報告事項については私から、以降については担当より、それぞれ御説明をいたします。
 それでは、資料2の1ページを御覧ください。昨年度から研究を進めてまいりました、三鷹教育・子育て研究所の三鷹のこれからの教育を考える研究会が、この8月に取りまとめました最終報告書に盛り込みました様々な提言を、今後、三鷹市の教育施策としてどのように取り組んでいくのかにつきましては、この間、教育委員会会議におきまして教育長と教育委員による議論を行いまして、10月19日に開かれた総合教育会議では、市長とも協議をいたしました。
 こうした議論を経て、研究会の最終報告を踏まえ、当面の教育施策をどのような点に留意しつつ推進していくのかに関しまして、先月の教育委員会定例会において本資料に記載の内容を確認いたしましたので、この内容について御説明をいたします。
 まず、第1の背景ですが、これは今申し上げましたように、研究会の提言に対する考え方を整理し、来年度以降の教育委員会の基本方針や次期の教育ビジョンへ反映することを記しています。そして、第2の当面の教育施策の推進において考慮すべき事項は、この間の議論を踏まえ整理をしたものですが、大きく3つの論点について記載をしています。
 1つ目は、個人と社会のウエルビーイングの実現として、自らの幸せな人生と個人と社会のウエルビーイングを実現するための大切な条件として、人間力と社会力を主体的に発揮できるよう、子どもたちを育むこととしています。
 2つ目は、一人一人を大切にする教育の実現として3点記しています。まず、(1)の個別最適な学びと協働的な学びの推進では、デジタル技術を適切に活用しながら、個別最適な学びと協働的な学びを推進し、誰一人取り残さない一人一人を大切にする教育の実現を目指すとしています。
 次に、2ページの(2)の一人一人が大切にされる環境整備では、安全・安心、そして快適な学校施設の環境整備はもちろんのこと、子どもたちの心理面も含めた学びの環境整備を進め、一人一人を大切にする教育の実現を目指すとしています。
 さらに、(3)の教職員の幸せ(ウエルビーイング)の実現では、学校における働き方改革を含め、教員が教職を通じて自己実現が図れるよう支援する取組を進め、子どもたちを導く教職員のウエルビーイングの実現を目指すとしています。
 考慮すべき事項の3つ目として、地域のコモンズとしての学校、学校三部制の推進を挙げています。公の施設である学校を、地域の共有地であるコモンズとしての学校へ移行することを目指し、学校教育の場である第1部、学校部活動を含む放課後の場である第2部、社会教育・生涯学習や生涯スポーツ、地域活動などの多様な活動の場である第3部といったように、学校施設を機能転換させ、学校を多様な人たちの多様な活動の場とする、学校三部制の実現に向けて市長部局と連携を図りながら、学校の新しい公共性の実現を目指し、スクール・コミュニティの創造に向けて取り組むことを記しています。
 最後に、第3の次期教育ビジョンの策定に向けてでは、令和5年度から策定作業が始まります、第5次三鷹市基本計画や次期の教育大綱との整合を図りながら、今御説明してきた基本的な考え方を踏まえて、児童・生徒、教職員、コミュニティ・スクール委員、スクール・コミュニティ推進員をはじめとする関係者や市民の皆様などとの幅広い議論を行っていくことを記載しています。
 なお、この間、研究会の提言につきましては、取り入れられるもの、実現できるものにつきましては、可能な限り早期に取り組むこととしてまいりましたが、中長期的に取り組んでいくものにつきましては、今後、計画策定などのプロセスの中で、市議会の皆様や保護者、児童・生徒をはじめとする市民の皆様、また教職員などからも様々な御意見を伺いながら進めてまいりたいと考えております。
 私からの説明は以上です。


◯学務課長(金木 恵さん)  続きまして、学務課からは資料3及び資料4の内容につきまして、御報告を申し上げます。
 まず最初に、資料3、通学路における合同点検の実施状況につきまして御覧ください。令和3年6月に千葉県八街市で発生いたしました交通事故を踏まえ、文科省、国交省、警察庁の3省庁が連携をし、対応策を検討した経過を踏まえ、全国的に合同点検を実施する流れとなりました。三鷹市では、今回の事故の発生の有無にかかわらず、毎年度、各学校ではPTAや交通対、青少対など、地域の皆様の御協力をいただきながら、通学路の安全状況の点検を実施しております。
 今年度は、例年実施している通学路点検を合同点検の候補地選定に位置づけて実施をさせていただきました。危険箇所のリストアップに際しましては、資料3の1ページの中ほど、1の(2)に記載のある観点を踏まえて行い、7月末までに小学校13校から62か所の候補地が挙がってきました。62か所の候補地につきましては、8月の上旬に教育委員会事務局で全て現地を確認した上で、お盆、学校閉庁日が明けた8月下旬に、市の道路管理者及び三鷹警察署と内容の情報共有を行いました。
 候補地として挙がってきた危険箇所の特徴といたしましては、車の通行量が多いところだけれども、歩行のスペースが比較的狭いところ、もしくは生活道路の交差点で比較的見通しのあまりよくないところといったものが多く挙げられたところです。62か所のうち32か所につきましては、道路管理者、もしくは交通管理者の御判断により、独自に対応策を検討できるというふうに御判断をいただきましたので、残りの30か所について9月に合同点検を実施いたしました。
 合同点検は、9月の下旬に11校、30か所について実施をいたしました。都道につきましては、東京都の北多摩南部建設事務所の方にもお立会いをいただきまして、学校、PTAをはじめとする地域の方々、道路管理者、交通管理者が一堂に会して現地を確認いたしました。
 具体的に合同点検を実施した箇所につきましては、資料3の2ページ及び後ろについている4ページの地図のほうに場所を示してございます。なお、合同点検を実施しなかった32か所のうち、17か所につきましては、各管理者──道路管理者、もしくは交通管理者が点検実施前に全て対応いただきましたので、残りの15か所について、独自に今後対応策を実施することとしております。
 こちらの詳細につきましては、資料3の3ページ及び5ページの地図上に青い丸囲みの数字で示した箇所となります。
 合同点検を実施した30か所と各管理者が独自に対応する15か所の合計45か所のうち、今後、具体的な対応策の検討、作成が必要となった箇所は13校、44か所となりました。1か所につきましては、既に都道の管理者である北多摩南部建設事務所のほうで対応策が実施済みとなっておりましたので、合同点検の際に現地の確認をいたしました。
 今後の対応策でございますけれども、対応を実施する担当を、それぞれ道路管理者、交通管理者、学校及び市教育委員会、その他の4区分で表記をしてございます。このその他の内容でございますけれども、大きく2つございまして、都道だけれども、三鷹市で対応する場所、もしくは市が管理している道路だけれども、道路管理者以外の市の担当部署が対応を実施することとしています。具体的な例といたしましては、緑と公園課が剪定を行う、都市計画課で空き家の対応を行う等の内容がございます。
 道路管理者の対応といたしましては、注意喚起の看板やステッカーを貼っていただく、もしくはカーブミラーを新たに設置する、あとは現行の角度を見やすいように調節していただく、もしくは、ガードパイプやポールのようなものを設置していただくというような対応がございます。
 交通管理者──警察のほうの対応といたしましては、歩行者信号をゆとりシグナルという、だんだん目盛りが減っていって、だんだん赤になるタイミングが推測できるような信号に変更していただくですとか、あとは歩行者の信号が青になっている時間を数秒延ばしていただく、もしくはスクールゾーンの実施時間帯の巡回を強化していただくというような内容が予定されてございます。
 学校及び教育委員会の対応の具体的な内容といたしましては、通学路の変更、ボランティア等の見守り、安全教育の実施が挙げられます。こちらは、現時点において道路の拡幅等を行わない限りは、これ以上はなかなか物理的な対応が難しい場所であったり、もしくは学校のほうから信号をつけてほしいんだけれどもという形でオーダーをいただいたけれども、現在の設置基準では設置が難しいというような場所が、これらの学校及び教育委員会での対応というような形で整理をされております。
 こちらにつきましては、合同点検を実施したときに、道路管理者、もしくは交通管理者のほうから、どうしてこれ以上の対応が難しいのかといったところの具体的な説明を直接していただいた上で、これらの今後どういったところに気をつけて歩行していけばいいのか、そういったところの技術的な助言を具体的に得ながら、こちらの内容を子どもたちにフィードバックしていくという形での安全教育を実施しているところです。
 なお、第一小学校と南浦小学校に関しましては、通学路の一部変更という形で対応することとしております。基本的には、通学路の指定は年に1度ですので、令和4年度からの指定を変更いたしますけれども、現時点において当該の学校では、当該箇所を極力通らないような指導を先行して行っております。なお、安全教育につきましては、年内中に各学校で実施完了予定となっております。
 続きまして、資料4、三鷹市立第三中学校における給食調理業務の委託につきまして、御報告申し上げます。資料4をお開きください。こちらは、令和4年4月から学校給食調理業務委託を開始する予定の第三中学校の受託事業者を決定いたしましたので、このたび御報告をさせていただくものです。本件につきましては、令和3年度当初予算におきまして債務負担行為の設定を行っていたもので、本年度中に契約を行い、来年4月から業務を開始するものでございます。
 まず、選定方法でございますが、一般公募型プロポーザル方式によりまして選定を行っております。恐れ入りますが、資料の裏面を御覧ください。こちらには、公募の際の募集要項の中から選定基準を抜粋して記載をさせていただいております。こちらに記載のあるア、イ、ウ、こちらの3点、大きく3つの基準に基づきまして、企画提案内容を審査するとともに、経営状況、そして見積金額を総合的に判断して選定を行ったものでございます。
 それでは、資料の表面にお戻りください。募集要項の配付期間、募集に関する説明会、受付期間等につきましては、記載のとおりでございます。選定経過でございますけれども、表の下に付記させていただいているとおり、審査に当たりましては、教育委員会が設置する学校長、教育委員会事務局職員で構成する候補者選定委員会を設けまして、こちらに記載の経過のとおり、審査、選定を行っております。
 まず、応募事業者ですけれども、全部で11事業者がございました。第1次選考の書類審査では、参加資格、見積要件、企画提案書の内容について審査を行い、この中から6事業者を選定いたしました。
 次に、第2次選考では、この6事業者からプレゼンテーションを受けましてヒアリングを実施し、提案内容について審査を行ったところでございます。
 最終選考では、企画提案内容、経営状況、見積金額の評価点を総合して事業候補者を決定し、さきに三鷹市競争入札等審査委員会で御承認をいただいたところでございます。
 このプロポーザル方式によりまして、委託事業者として決定いたしましたのが、株式会社ジーエスエフでございます。こちらの事業者は、前回の高山小学校に続き2校目を本市において受託することになります。また、第三中学校の学校給食調理業務の委託に伴いまして、小・中学校22校中、21校が委託実施校となります。
 私からの報告は、以上でございます。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  私からは、オのタブレット端末についての児童・生徒アンケートのまとめについて、御報告をいたします。
 お手元の資料5を御覧ください。本年9月の報道によりますと、タブレット端末によるチャット上において、いじめと捉えられるやり取りにより、都内の小学生が自らの命を絶つという大変痛ましい報道がございました。この児童・生徒アンケートは、このたびの件を踏まえ、本市が配付した児童・生徒の1人1台学習用タブレット端末の活用実態を把握するために、国や東京都の通知を待たずに、三鷹市教育委員会として9月15日に早急に実施したものでございます。
 本市が配付している1人1台のタブレット端末にはチャット機能が制限されておりますが、このたびのアンケート結果によりますと、いじめの重大事態につながるような深刻な状況はございませんでしたが、自分のタブレットを勝手に使われたり、勝手に写真や動画を撮られたりするなど、嫌なことをされたということが僅かながらございました。このことにつきましては、すぐに各学校と情報を共有し、対応を図っております。
 特に、IDとパスワードの管理につきましては、資料の下段に調査結果を記載しているとおり、パスワードを友達やほかの人に教えてしまったり、友達やほかの人に知られてしまっても、パスワードを変更していない児童・生徒の割合が多いという課題が分かりました。IDとパスワードの重要性と、その取扱い方につきましては、改めて各学校において児童・生徒に指導を徹底しております。
 今後も引き続き、各学校における情報モラル教育の徹底を図るとともに、次年度からは、新たに学習者の自立と課題完結を促すデジタルシチズンシップ教育といたしまして、令和4年度の教育課程の重点に位置づけ、児童・生徒がよりよい使い手となれるよう、取組の推進を図ってまいります。
 また、タブレット端末の活用状況につきましては、資料上段に示しているとおり、学年を追うごとに増加していることが分かりました。このように、児童・生徒の学習への活用が進んでいる実態が分かりましたが、eライブラリーの活用状況については中学校で低くなっている実態もございました。現在も中学校におけるeライブラリーの積極的な活用を推進しております。教育委員会といたしましては、今後も引き続き児童・生徒が学習用タブレット端末を学習道具として安全安心に活用し、実りある学習ができるよう進めてまいります。
 御報告は、以上でございます。


◯三鷹図書館長(大地好行君)  私からは、移動図書館のステーションの増設について御説明をさせていただきます。お手元の資料6のほうを御覧ください。
 図書館では、現在2週間に1度、市内18か所のステーションを移動図書館ひまわり号で巡回して、図書館から遠い地域にお住まいの方に図書館サービスを提供しております。1に記載させていただきましたとおり、今回、まちづくり推進課の協力を得て、新たに北野三丁目にあります北野情報コーナーにステーションを新設することになりました。巡回の開始は、1月7日金曜日を予定しております。
 また、巡回に伴う変更でございますけれども、北野情報コーナーステーションの新設に伴って、従来、1時半から4時まで巡回時間としておりました、三鷹台団地ステーションの巡回時間を2時45分までに短縮させていただいて、その時間を北野情報コーナーの巡回に当てております。
 市民への周知については、「広報みたか」、「みたかの教育」で実施するほか、市や図書館のホームページ、「図書館だより」、三鷹市立図書館メールマガジン及び館内掲示などで行います。併せて、巡回時間が短縮される三鷹台団地ステーションについては、11月19日から巡回日に利用者に対して直接お知らせをさせていただいているところです。
 私からは以上でございます。


◯委員長(渥美典尚君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  よろしくお願いします。私から1つ質問します。資料5のタブレット端末についてのアンケートなんですけれども、こちらは口頭での御説明で、今回、どのような意図でこのアンケートを行ったかということは分かったんですけれども、もう少し聞かせてください。
 目的としては、タブレット端末を利用してのいじめのようなことはないのかというところを重点的にやったのでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  重点的な目的としては、そのとおりでございます。同時に、1月に配付して半年以上たった今、現状としてはどんな活用状況があるのかということも含めて、アンケート調査をしたところでございます。


◯委員(成田ちひろさん)  何回もアンケートを求めるのではなく、効果的に、その肝を捉えてというところで、現状の活用の度合いも一緒に調べたということで理解しました。
 先ほど、少しあったんですけれども、やっぱりパスワードの対応というところで、変更していないがためにお友達が知っていたりとかいうことで、写真とか、動画のところで少しそういうのがあったというような報告がありましたけれども、これは、先ほど深刻な状況はないというふうな御説明がありましたけども、そうなのでしょうかという確認をしたいと思います。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  今回の都内の報道によりますと、報道の状況からしか我々も把握していないので、そこはどこまで真実かどうかは承知しておりませんけれども、報道の1つによると、やはりID、パスワードが誰にでも分かるような数値があったということで、そこでなりすましていじめ等につながったという報道が一部にございました。
 そういったことも含めて、本市では、そのIDとパスワードの管理がどういうふうになっているのかということを、まず把握をするということを第一にやった結果、やはりこのような課題がございましたので、改めて指導を進めているところでございます。
 それから、深刻な状況ではないということにつきましては、実際これはなりすましじゃないんですけれども、例えば意見を集約したりとか、共同編集をしたりするようなソフトがあります。その中にふざけて悪口を書いたりとか、そういうことがございました。これについては、継続的に何回も書かれたという状況はほとんどありませんので、そういったことも含めて、深刻な状況にはないというふうに判断しています。同時に、別途、学校に相談をしたいというものに関しては、これは基本、アンケートは無記名ですけれども、記名をして相談するという対応を取りましたので、それについて全て学校のほうで一つ一つ確認をして、そのような状況はないというふうに判断しております。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  丁寧な対応もしていただいたということで、分かりました。
 あと、この資料でもう一点なんですけども、eライブラリーの活用の状況のところなんですけれども、タブレットでeライブラリーで活用してドリルでやるというのは、効果的な勉強方法としてよいと思うんですけど、必ずしもそれを使わなければいけないというようなところでもないのかなとも思うんですけれども。でも、中学校においては、活用していないというところは顕著であるということで、多分こういう御報告なんだと思うんです。
 1点、確認したいのは、難易度とかに関係なくというか、そもそも先生が紙から移行したくなくて使っていないという状況なのか、御判断でこのeライブラリーを使うよりも、もっと難易度が高い問題を出したいから、そういう別のプリントを出していますとか、そういう状況なのかという詳細把握はしていらっしゃいますでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  このeライブラリーについては、これは、まず設問の聞き方の関係で学校のほうから意見があったんですけれども、子どもが答える際に、家庭学習においてなのか、授業においてなのかという文言を入れなかったので、ちょっと判断がしづらかったという点もあったと聞いております。そのようなところで、若干の数値のそごがあったのかなというふうに認識しておりますけれども。
 いずれも、このeライブラリーは授業でも活用できますし、例えば朝学習ですとか、放課後の補習ですとか、さらには家庭学習等でも活用し、その学習状況を基に、また教員が様々な支援ができるというような取組をしておりますので、実際のところ、中学校におきましても家庭学習等で宿題として出しているところもありますので。ただ、現状としてこういう結果が出ましたので、改めて推進を図っていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(成田ちひろさん)  分かりました。設問のことも影響しているかもしれないということですね。分かりました。このようなアンケートを、タブレット端末を配付したことによって取りやすくなっていると思いますので、保護者の意見とか、子どもの意見とか、そういうものを収集することを、これからも引き続きやっていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。まず、資料2の教育施策の推進に関する基本的な考え方で、1点だけ。次期教育ビジョンの策定に向けて、幅広く議論を行いながら検討し、策定を進めるとありますが、具体的にはどのようなことを予定されているでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  これまでも、基本計画、それから個別計画策定・改定時には、市民参加だとか、学識経験者の方を交えた検討会とか、いろいろあると思います。もちろん、教育委員会ですので、また教育委員さんとも様々議論をしていきたいと思っていますし、市全体の市民参加の在り方がどういうふうになっていくのか。
 例えばMachikoeなどを中心に行うのか等ございますので、この辺りは企画部ともよく相談をしながら、幅広に御意見を聞きながら進めていきたいというふうに思っています。今回お示ししているのは、それの基本的な緊急会の議論を踏まえた現時点での論点の整理ということになりますので、また計画策定に当たっては、素案等をまとめていくと思いますので、そういったものを基に御意見を伺っていきたいと考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。中身がもう何回も何回も読んでいるような内容だったので、何でこれが出されたのかなというのが分からなかったので、策定に向けてという報告だったのかなって認識したんですが。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  この間、この研究会の報告の内容というか、提言の内容については、逐次御報告、御説明をさせていただいているんですけれども、それらは時点、時点でいろいろ情報提供という形もありましたけれども、あくまでも研究会で出された提言というものになります。
 8月にこれを正式に市のほうで受け取りまして、今度、市の考えとしてまとめていくに当たっての、その方向性を確認するということを、この間してきたということになります。したがいまして、先ほどもちょっと御説明しましたけれども、教育委員会会議で教育委員さん、それから教育長を交えた議論でありますとか、あるいは市長との間でも、総合教育会議でこの研究会の最終報告をテーマにいろいろ議論させてもらいまして。
 その中で、方向性として、ここで書かれていることを、基本的にはこの方向でやっていこうじゃないかということがございましたので、先月の教育委員会の会議の場で、改めてそれを議論した内容を整理をして、教育委員さんに確認をしていただいたというのが、この資料になります。
 したがいまして、これをベースにはなるんですけれども、計画策定はまた計画策定のプロセスがございますので、現時点で研究会の報告を受けた市の考え方として、本日お示しをしているというところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  丁寧な御説明をありがとうございました。
 次に、通学路の点検なんですけれども、表にもしていただいて、地図にも落としていただいているんですが、結構たくさんあるんだなという印象と、そして場所は分かるんですけれども、何がどのように危ないのかがちょっと分からなくて、どのように改善していくかというのも、何かちょっと分かりにくいなというふうに感じたんですけれども。
 それぞれ管轄している道路管理者、交通管理者、学校・市教委、その他とありますけれども、どこが責任を持って、どういうふうに優先順位をつけて、いつまでに、どれをやるみたいなのは、どういうふうに進めていく予定なんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  なかなかうまく集約するというのが難しくて、ちょっと分かりづらかったところは、申し訳ないと思っています。説明の中でも少しお話しさせていただいたのは、やはり交通量が多い箇所、恐らく幹線道路沿いが多いかと思うんですけれども、そういったところでの歩行スペースがなかなか確保できていない現状があるというような視点から上がってきた箇所と、もう一つは、いわゆる生活道路と言われるような、幅員がそんなに広くないけれども、ちょっと車通りが多かったり、もしくは交差点でなかなか見通しがよろしくない場所といったところが、大体そういったところが上がってきたかなというふうに思っているところです。
 道路管理者と書いてあるもので、点検箇所のところに(都道)と書いていないものについては、全て市の道路管理者、都市整備部の道路管理課、もしくは都市交通課のほうで御対応をいただくということで、確認をしています。また、交通管理者というふうになっているのは、三鷹警察署のほうになりますけれども、こちらのほうも、例えば資料の2ページに書いてある26番の南浦の交差点のように、こういう大きいところだと、信号のついているものを少し変えてもらうということもございますし、あとは、29番の東台小でいうと、青の時間を3秒延ばしてもらうとか、そういった形で様々、現場に応じた形での御対応をいただくということになっています。
 道路管理者のほうも、もちろん予算的な、財源の関係もあるので、今年度中に執行できるものもあれば、しっかり予算をつけた上で、次年度やるというふうに整理をしているものもあるというふうには伺ってはいますけれども、基本的にやれることからどんどんやっていく。既にもう対策済みというふうになっているところも何か所かあるというふうに聞いているところです。
 学校でどんな対応をしていくのかといったところにつきましては、基本的には学校で対応する箇所は全箇所、安全指導、安全教育をお願いしますというふうに学校には言っています。その具体的な内容も、例えば一例を挙げると、今iPadがありますので、教員が子どもの目線で当該箇所の動画を撮る形で子どもと共有をする。具体的にこういうところが危ないんだよとか、こういう標識を見て、渡って行かないと駄目だよねというような、具体的な安全教育、通り一遍の信号を見て、右見てというようなことではなく、割とリアルなケーススタディーをしていただけているというふうに認識をしてございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。じゃあ、学校とか、市教委が担当するところは、指導的とか、教育の観点で、道路管理者はやっぱり道の工事が必要で、すぐには解決できそうもないとか、様々な問題が分けられているという認識でいいんですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 これは、長期的に、例えば道路の拡張なんかは時間がかかったりする課題もあると思うので、急に幅を広げたりはできないと思うので、変えていこうとか、改善していこうっていうのを継続するのと、すぐに解決できたところは、また新たな、今年度はこういう課題があった、来年度はこういうのがまた出てきたというふうに積み重なってやっていかれる、問題点をまたそれぞれ毎年出していくような形なんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  基本的に今回、対策実施担当というところで、道路管理者に丸がついているものは、今年度、もしくは来年度中に何らかの対応をするということで整理をしてございます。それ以上、例えば先ほどおっしゃっているような、道路の拡幅等は将来的な課題といったところで、中長期的に取り組んでいくものについては、今回は一義的には道路管理者の対応といったところからは除いています。
 また、三鷹市の道路管理者としてのそれぞれの取組もあるかとは思いますけれども、私どもも毎年毎年、学校には安全点検をお願いして、改善が必要だといったところは、要望として上げていただいていますので、それをまた都度都度、道路管理者のほうに投げかけて、改善をお願いしていくというような取組を、毎年度毎年度、地道に続けていくしかないかなというふうに思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ぜひ、地域の方とか、自転車を運転していらっしゃる方、車の方、よく往来で使われる方なんか、それぞれにここの場所はこういうヒヤリハットがあるとか、児童が危ない思いをしているんだという情報も共有──みんながここは気をつけなきゃというふうに分かるような、何か対策が必要なのかなというふうにちょっと思いました。
 最近、本当に自転車が飛び出してきたりとか、そっちの教育も必要かなとか思ったり、いろいろな課題があると思うので、みんなで子どもたちの通学を安全にできるようにお願いしたいというふうに思います。ありがとうございます。
 あと、給食調理業務委託についてなんですけれども、高山と同じ選定の委託事業者ということで、株式会社ジーエスエフというのは、株式会社グリーンハウスという会社のグループ企業だと思うんですけれども、結構そこをインターネットで調べてみると、働いている人の感想があまりによくなくて、人手が不足しているとか、配属先によっては古い体質があるとか、募集内容と賃金が違っていたので、すぐ辞めたとか、社長がワンマンだとか、社員は消耗品のように扱われている、セクハラ、パワハラがあったとか、実際に辞めた人の理由を書いているところで、結構評判がよくないなという印象を持ったんですけれども、面接とかでは出てこない部分だと思うんですけれども、この辺りの評価についてはどういうふうに総合的に考えて判断をされているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  具体的なそういった、いわゆる口コミという部分についての審査の何か基準があるかといったら、そういうわけではないのですけれども、審査の提案の中でいただくのは、職員の人材育成であったり、あとは研修の体制であったり、そういったことについても、御提案書の中にきちんと記載をいただいております。
 また、委託料の多くは人件費ということになりますので、いわゆるその見積金額がお安いところにするというわけではなくて、それなりに人件費も確保しながら一定程度の水準を維持できる事業者を選定するという形で、今回のプロポーザルをさせていただいています。
 その選定基準の中で、相対的に一番というふうになったところが、今回はこちらの事業者だったという形で認識をしてございます。なので、今後、またそういった具体的なお声が市内の学校の中から聞こえてくるようなことがあったときには、早急に対応させていただきたいというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。なかなか現場でそういう声って上がりにくかったりするから、辞めていっちゃって、そういうネットのアンケートに答えたりとかしているのかなとも思うんですけれども、ちょっと気になったので、あえて質問させていただきました。ありがとうございます。
 タブレットについてのアンケート、さっき勝手に使われてしまった子がいたとかいう、いじめまでは行かなくても、ちょっとしたことがあったということが、今回のパスワード変更とかについても原因だったと思うんですけれども。こういうことは、子どもたちから声を聞いて、アンケートとかで上がってきたから、話を聞いてみようという感じになったという流れなんですかね。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  勝手に使われたというので、一番多かったというか、複数あったのが、人のタブレットを使って勝手にパスワードを何回も入れて、それで使えなくしてしまうというような悪ふざけをした、これは小学校がほとんどなんですけれども、そんなことがありました。
 あとは、例えば誰か使っているのを勝手に借りて検索しちゃったりとか、そういうような状況があったんですね。でも、こちらのことについても、何回も何回もやられているというような現状が多いというよりも、一、二回やられたとか、そういうことのほうが、特に小学校のほうに多かったということで。こちらの状況については、もちろん担任等も状況を把握しておりますので、そういった指導等もあるので、何度も繰り返しやるようなことではなかったというふうに認識しています。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  何か、すごいデリケートな話だったんだなってちょっと思って、一歩間違ったらいじめにもつながるのかなと。でも、あまり何度もパスワードを変えると、本当に分からなくなっちゃったり、親も全然分からなくなっちゃったり、対応が大変だと思うんですけれども。パスワードは、本当に分からなくなっちゃっても、学校側でリセットして元に戻せたりはするんですか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  それはできるというふうに認識しております。いずれにしても、パスワードは、とにかくほかの人に分からないようにするということを、改めて家の鍵をかけるようなものだということも含めて、きちんと各学校で指導を進めております。


◯委員(紫野あすかさん)  本当に低学年の子どもたちがパスワードの管理をするっていうことが、すごい難しいんだろうなというのを、今お話を聞いていて思って。簡単に人のあれで、ぱぱっと、やりやすいじゃないですか、違うパスワードをいたずらで入れちゃうというのも。何かいい方法がないのかなと、ちょっと思いました。
 学年が上がるごとに、学習として活用している。さっき、アンケートの取り方がちょっといまいちというあれでしたよね。また、ぜひ家庭学習と学校でも分けて聞いてみていただければと思います。
 eライブラリーの活用が中学校で低いというのは、何かやっぱりこれっていう理由がはっきり分かっているんでしょうか。


◯指導課長・個別最適化担当課長(長谷川智也君)  これだということは、特に特定はできないと思うんですけれども、もともとこのeライブラリーを入れるに当たっても、教員が活用したいということを踏まえて、教員が選んで入れたものですので、そういうことも含めてうまく活用できるように推進していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、やっぱりアプリを入れたけれども、使いにくかったとか、これはあんまりというような評価みたいなものをしていく必要も、今後あるのかなと。もっと使いやすいものを検討していくとか、いろいろこれから検討もされていくのかなと、ちょっと思ったんですけれども。せっかく入れたのに、あまり活用が少ないと、もったいないなという気もしたりしますので、また御検討いただければと思います。
 次に、ひまわり号なんですけれども。ひまわり号、すごく好評で、市民の方はよく活用していらっしゃるんですけれども。ステーションが増えるということで、利用時間が減るということなんですけれども、短いとちょっと利用しにくくなるとか、1時間ちょっとじゃ、すぐに行っちゃうとか、不便になっちゃうということも予想されますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。


◯三鷹図書館長(大地好行君)  おっしゃられるとおりで、短縮しますと、その分、使う時間が短くなりますので、御利用いただいていた方には御迷惑をおかけするところなんですけれども。私どもとしては、市内のいろいろなところで図書館サービスを展開したいということもございまして、もともと北野ではステーションを構えていたということもございまして、今回は北野小も近くにありますし、施設としても結構人が来ているということもありますので、こちらでの展開で、市全体としての読書活動の推進を進めていきたいと思っておりますので、御了解いただければ大変ありがたいなと思っているところでございます。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  そうですね。本当に利用時間も、行く場所も増えることはいいなというふうに思ったんですけれども。せっかく行ったのに、いつものように行ったら、終わっちゃっていて、いなかったということのないように、市民への周知もしっかり行って、継続して頑張って続けていただきたいと申し上げて、終わります。


◯委員(吉沼徳人君)  三中の学校給食の話で、これ、応募事業者が11事業者あったというふうに書いてありまして、その中から1次選考で6事業者に選定されたわけですけれども。これは、6というのは、1次選考から2次選考に行くには、6者というふうに決まっているんですね。


◯学務課長(金木 恵さん)  基本的には、2次選考に進むのは6事業者という形で枠を決めております。というのも、経営状況の確認をするために、委託料を私どもは積算しているんですけれども、こちらは6事業者分という形で予算計上しておりますので、そこも含めて6事業者にという形で、1次選考が通るのは6事業者というふうに規定してございます。


◯委員(吉沼徳人君)  続けてお尋ねしますけれども、応募者11事業者の中に、ここの当該事業者は、高山小学校を現在もやっているということなんですけども、ほかの市内の学校でやっている業者さんが、この中に何者ぐらいあったんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  いわゆるほかの学校で受託している事業者さんからも、お申込みはいただいてはおりました。ただ、こちらの選定基準の中にも掲げているのですけれども、新規校を受託する事業者については、その他の区分、いわゆる更新の学校について、ダブルで取ることはできないという形で規定をさせていただいております。
 これは、できるだけ広く、幅広い事業者さんの受託をお願いしたいというところで、そういった選定の要項を設けているのですけれども。そうすると、どうしてもなかなか、更新の学校がある場合には、当該の事業者さんが最終的にお選びになるのは、やはり当該の既にもう受託されている学校の更新を選ばれるということのほうが多いかなとは思います。


◯委員(吉沼徳人君)  そうしますと、例えば市内の事業者で、資格があって、申込みをしてきて、その事業者が第1次選考を通って、全部、6事業者になったのでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  そうですね、結果として1次選考を通った6事業者の中には、更新校の受託事業者も含め、全てこの中に入っていたという形になります。


◯委員(吉沼徳人君)  なぜお聞きしたかというと、そこに入らないような業者が、現在その学校で給食をしていたら、それはあまりよくないなと。だから、やっぱり第1次選考は最低限通って、2次選考に入っていないと、今現在、給食をやっているということはちょっと疑問かなと思ったもので、お尋ねしました。ありがとうございます。


◯委員(吉野和之君)  それでは、学校給食調理業務委託について。先ほどの確認になるんですけど、22校のうち21校までということで、最後の1校、この見通しを、まずお伺いします。


◯学務課長(金木 恵さん)  これまでも第4次基本計画の間に22校、全校委託化するという形の目標を掲げてございますので、こちらに基づいて進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(吉野和之君)  分かりました。では、間もなく行われるというふうに考えていいですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それから、通学路における合同点検の実施状況、これ、相当な箇所が挙がっているので。ただ、その中で、今絞って聞きます。ちょっと私の近くで非常に危険だと思われる箇所、これ1つだけ聞きます。9番の五小前道路、これは恐らくこの中で一番危険な部類に入るのではないかなと。ということは、五小だけではなくて、私立の学校の通学路にも指定されていますね。ですから、通学時間帯になるとストップされる時間もあるんですけれども、基本的に常に相当多くの生徒さんたちがその道を通る。
 しかも、その道は結構通行量も多い、物すごく狭いということで、非常に私はこのいろいろ挙げられた中でも、特に危険な1位、2位ぐらいに入るんじゃないかと思うんですが。ちょっと絞って聞いて申し訳ないんですが、この五小前道路についてどのような対策を考えられているか、お伺いします。


◯学務課長(金木 恵さん)  当該箇所につきましては、既に道路管理者のほうでも、相当課題意識をお持ちになっていた箇所だというふうに聞いてございます。現地を見たときにも、そのようなことは学校のほうとも共有をしておりまして、今回の通学路の点検を実施しても、しなくても、改善を予定していたというふうに聞いております。
 具体的には、カーブミラーが1か所しかついていないところに、もう少し補完をしたいというようなことも聞いていますし、路面のほう、こちらのほうも塗装をしていきたいというふうに聞いてございます。ただ、塗装するのには、それなりの財源が必要になるといったところで、少しお時間をくださいというような趣旨で、お話を聞いているところです。


◯委員(吉野和之君)  対策は講じられるということなんですが、ともかくここの道を通ると分かると思うんですが、ともかく車の通りが激しいのと、生徒さんの往来が非常に激しいのと、しかも道が極端に狭いということで。ですから、ここはカーブミラーを増やす、あるいは路面塗装をということにプラスして、やはり何らかの対策を至急講じていただきたいというふうに思います。
 終わります。


◯委員(谷口敏也君)  まず、資料2の当面の教育施策の推進に関する基本的な考え方、これは、取りまとめられて、公開されると思うんですけど、例えばウエルビーイングという単語で、裏面の(3)の教員の幸せ(ウエルビーイング)という、注釈じゃないですけれども、ここに書いてあって、前のほうに書いていないのは、何か意味があるんですか。普通は、読んでいってウエルビーイングって出たら、そこに幸せって書いてあるほうが意味が通りやすいと思うんですけど。お伺いします。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  最初に出ているのが適切かなというふうに私も思いますので、修正したいと思います。申し訳ございません。


◯委員(谷口敏也君)  特に教員のところに入れるという意図はなかったわけですね。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  教職員の幸せという言葉がいきなり出てくると、何だろうと思うかなというのは正直ありますので、大抵この場合は、幸せという言葉をつけながら、ウエルビーイングという言葉をあえてつけている状況ではあるのは事実なんですけれども、いわゆる教員に関していうと、教職を通じた自己実現を通して、やっぱりウエルビーイングを感じていただきたいというようなところでということで、改めてここでは括弧の中に入れさせていただいているところです。


◯委員(谷口敏也君)  よく行政用語で片仮名が多いと言われますから、まず出てきたところにその意味があったほうがいいと思いますので、御検討いただければと思います。
 あと、もう一つ質問させていただきます。通学路の件です。これは重要だと思って、一般質問させていただいたんですけれども、当然、八街市の事故があって、国のほうも動いていて、三鷹市のほうはいち早く動いていただいて、ありがとうございます。これもやっぱり、三鷹市はこういうことをしましたというのは、当然ホームページ上とかで公開しますよね、そこをまず確認。


◯学務課長(金木 恵さん)  こちらの内容なんですけれども、まだ現在進行形の形で、東京都に逐次報告をしているような状況にございます。私どもは教育委員会なので、教育委員会のほうに報告をするのですけれども、教育委員会の報告は、年末の状況を年明けに最終報告するということになっています。
 また、それぞれが道路管理者は国交省のほうへ、交通管理者は警察庁のほうへという形で、それぞれ報告をするというふうに聞いていますので、こちらの内容、三鷹の場合は既に全部中身が調整されているのですけれども、地域によってはまだその調整が完了していないというところもあるというふうに聞いていますので、それぞれの報告状況が確定した時点で公表といった形にしていきたいというふうには思っています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。やはり多くの人が注目していると思うんです、事故が大きかっただけに。今の時点でも、ある程度こういう活動をしましたという報告が必要だと思います。あと、先ほど紫野委員も言っていましたけど、私も見て、ここってどこなのかなとか、ここの何が問題なのかなというのが、いまいち分からない。
 公開する際には、やはりこの部分、点検箇所というのは分かりますけど、その点検箇所がどういうふうに危険なのかということと、まだ改善していなかったとすれば、こういう改善を考えているとか、改善したなら、そこをこういうふうに改善されましたとか、そういうような詳しい説明を添えて公開するべきだと思うんですけど、その辺についてはどうお考えなのか。


◯学務課長(金木 恵さん)  御指摘の点はごもっともだと思いますので、道路管理者ともよく調整をした上で、対応させていただきたいというふうに考えております。


◯委員長(渥美典尚君)  それでは、以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時55分 休憩


                  午後2時05分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  では、本日御報告をする内容は、お手元の資料のとおり4点でございます。
 1点目は、民間ビルを活用した市民の美術作品等の発表の場、桜井浜江記念市民ギャラリー(仮称)の開設についてです。開設に向けた現在の進捗状況等について御報告を申し上げます。2点目は、三鷹市立アニメーション美術館の運営支援に係る海外からの寄附の受付についてでございます。三鷹の森ジブリ美術館に向けた運営支援として、国内向けのふるさと納税に加えて、海外からの寄附受付を開始いたしましたので、御報告させていただきます。3点目は、大沢野川グラウンドの復旧工事の実施について、また4点目は、井口特設グラウンド土壌調査及び対策についてでございます。いずれも本議会に補正予算をお諮りしている内容でございますが、スポーツ施設運営の視点から文教委員会にも御報告をさせていただきます。
 詳細につきましては、1点目、2点目については、高松調整担当部長から、3点目、4点目については、平山スポーツ推進課長から、いずれも御説明をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  私から、資料の1と2について御説明申し上げます。まず、資料の1、民間ビルを活用した市民の美術作品等発表の場、桜井浜江記念市民ギャラリー(仮称)の開設について、現在の取組状況等を御報告申し上げます。
 まず、1の概要でございます。現在、太宰治展示室を設置しております美術ギャラリーの第3展示室の代替施設としまして、三鷹駅前の民間マンション1階のスペースを賃借しまして、市民の美術作品等の発表の場を開設するものでございます。当該施設が太宰とも親交が深く、作品のモデルにもなった洋画家、桜井浜江氏のアトリエ跡でありまして、絵画作品等も市に寄贈されておりますことから、名称を桜井浜江記念市民ギャラリー(仮称)として、同氏の足跡を残し、顕彰するものとなります。
 2の位置等は記載のとおりでございまして、禅林寺通り沿いの民間マンション1階の店舗部分を、市が御遺族でもある区分所有者から賃借をいたします。
 3の事業内容として2点掲げております。まず1つは、市民の美術作品等の発表の場としまして、市民利用に供すること。もう一つが、施設名称の由来を看板等で掲示するとともに、企画展示による当氏の顕彰事業につきまして、一、二週間程度の展示を年2回程度実施したいと考えております。
 4の使用料等につきまして、現状想定している内容となります。(1)、使用料としましては、美術ギャラリーと同様に、1日または6日間単位の使用区分につきまして、美術ギャラリー第3展示室の4分の3程度の使用料を設定したいと考えております。下に第3展示室の内容を記載しておりますので、御参照いただければと思います。(2)、休館日につきましても、美術ギャラリーと同様に、月曜日と年末年始を基本としております。(3)、使用時間ですが、こちらも美術ギャラリーの市民利用の実態を踏まえまして、原則、午前10時から午後6時までを想定しております。
 続きまして、5の管理運営体制についてでございます。美術ギャラリー第3展示室の代替施設としまして、同ギャラリーと同様の使用形態、手続を想定しておりますことから、美術ギャラリー等の施設運営に係る実績と、収蔵作品展をはじめとした桜井浜江作品の知見、実績等を踏まえまして、三鷹市スポーツと文化財団が指定管理者として施設管理、顕彰事業を一体的に運営することとしたいと考えております。
 裏面のほうを御覧ください。6のスケジュールでございます。本年10月末に建物賃貸借契約を締結しております。契約期間が11月1日から令和9年3月31日までと、基本的に5年間としまして、当初は5年と5か月となっております。また、11月以降、現在、内装工事に向けた仕様調整を行っておりまして、今後、契約手続、工事と進めてまいります。
 そして、令和4年3月の市議会におきまして、施設の設置条例、また指定管理者の指定と債務負担行為を設定する補正予算につきまして、御審議をお願いしたいと考えております。関連議案の議決をいただいた後に、4月から市民利用に係る受付を始めまして、6月から市民利用を開始したいと考えております。また、4月、5月につきましては、市民の皆様に本ギャラリーを御覧いただく意味も含めまして、市のほうで企画展示等を行う予定としております。
 続きまして、資料の2です。三鷹市立アニメーション美術館の運営支援に係る海外からの寄附の受付開始について御説明申し上げます。資料2のほうを御覧ください。まず1の概要でございます。このふるさと納税を活用した三鷹の森ジブリ美術館の運営支援の取組では、7月に開始をしまして以来、多くの御支援をいただきまして、当初設定した目標金額を大きく上回る寄附をいただいているところでございます。
 一方で、コロナ感染拡大の影響は大きく、大規模修繕用の積立金を大きく取り崩している状況があることから、寄附の受付を継続させていただいているところでございます。このジブリ美術館につきましては世界的にも認知度が高く、また、外国の方から寄附のお問合せを受けることもあったことから、このたび、ふるさとチョイスのジブリ美術館支援のページに英語による説明文と、また受付ページへのリンクを掲載をしまして、海外からの寄附の受付を開始したものとなります。
 2の開始時期等でございますが、まず、(1)、開始時期は12月1日で、受付の期間は当初の枠組みと合わせまして、令和4年1月31日までとしております。また、(2)のとおり、ふるさとチョイスの外国語寄附のページですが、中国とヨーロッパ36か国を除く国の方から寄附を受け付けることができるという内容となっております。(3)、海外からの寄附につきましても、御礼のカードを発送することを予定をしておりまして、市からメールで連絡を取りまして、送付先住所等を確認して発送することとしております。(4)、運営支援交付金の枠組みにつきましては、これまでの枠組みと同様となります。
 参考としまして、ジブリ美術館の運営支援に係る11月末現在の寄附金額──これは国内分となりますけれども、につきまして4,099件、3,278万171円となっております。
 私からは以上でございます。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私からは、まず資料3、大沢野川グラウンドの復旧事業の実施について御説明いたします。1番の事業概要でございますが、東京都による野川大沢調節池規模拡大工事完了後、大沢野川グラウンドの復旧工事を早急に実施するため、債務負担行為を設定し、余裕期間制度の活用により、令和4年4月から復旧工事に着手するものでございます。
 2番目の工事対象施設でございますけれども、お手元に記載のとおり、テニスコート4面、サッカー兼ラグビー場、野球場については1面ずつ、駐車場・駐輪場、そして防球ネット・防球フェンス等を予定しているところでございます。
 3の復旧工事の主な内容でございますけれども、運動場工事、そして駐車場・駐輪場工事、そして、この運動場や駐車場・駐輪場を除くスペースであります園路や通路工事、そして駐車場発券機の交通系電子マネー機能の追加を予定しているところでございます。
 この本事業につきましては、東京都の復旧補償費で賄われるものでございます。従前の施設と同様の機能を復旧するものについては、10分の10の東京都の予算で賄われるものでございます。一方で、機能上グレードアップされる部分につきましては、三鷹市の予算での施工を予定しております。資料にございます駐車場発券機の交通系電子マネー機能の追加、こちらについてはグレードアップ分として、三鷹市の予算で行うものでございます。
 4、経費(債務負担行為補正額)です。お手元のとおり、限度額7億100万円、今議会で補正予算の御審議をいただいているところでございます。このうちの7億円が東京都の復旧補償費で三鷹市への歳入を見込むものとなります。残りの100万円につきましては、三鷹市の単独予算で東京都の復旧補償費の適用外ということになります。
 次のページを御覧ください。5、スケジュールでございます。表の上段でございますけれども、東京都のその4工事につきましては、11月29日で終了しておりますが、追加工事が見込まれております。この追加工事につきましては、令和3年度内に終了予定というふうに聞いておりますので、三鷹市の実施する工事への影響はございません。
 三鷹市の設計工事の予定でございますけれども、3月に契約議案を提出させていただき、議決いただいた後に契約をしまして、4月から復旧工事に着手してまいります。
 次に、資料4、井口特設グラウンド土壌調査及び対策についてでございます。1番の経緯でございますけれども、井口特設グラウンドにつきましては、防災都市づくり及び都市経営の視点に立った土地の売却から利活用への方針転換により、土地の状況を把握するため土壌調査等を実施いたしました。そして、当該調査にて土壌汚染が判明したため、令和3年度に掘削除去工事を実施することといたしました。
 2番目でございます。土壌調査及び対策等の概要です。2のこれまでの土壌調査及び対策等の概要について説明いたします。まず、今後、土地の利活用を検討するに当たって、土地の状況を把握するため、今年度、法令等に基づく自主的な調査を実施したところでございます。調査としましては、令和3年4月から5月にかけて、(1)の土地利用履歴調査を実施いたしました。この調査は、これまでの土地の利用状況を調査するもので、平成29年度にも実施した調査です。今回は、平成29年度以降の土地の利用状況の調査を追加で実施いたしました。
 その結果、井口特設グラウンドの土壌は改めて汚染の可能性を確認しましたが、グラウンド造成時に旧工場地盤面の上に盛土をした土は、全て安全な良質土であることが判明いたしました。しかし、盛土の下には調査を要する区画が確認されたため、引き続き土壌調査を実施することになりました。それが令和3年7月から10月にかけて実施した、(2)の土壌概況調査及び土壌詳細調査です。この調査は、まず敷地全体で土地利用履歴調査によって判明した利用状況に応じた土地の表層調査を実施いたしました。
 表層調査の実施後には、8月に井口コミュニティ・センターで井口特設グラウンド土壌調査に関する説明会を開催いたしました。説明会は、近隣にお住まいの方々や市民の皆様に向けた説明会とグラウンドの利用団体に向けた説明会を1回ずつ、計2回開催し、これまでの調査結果や今後の調査について説明を行いました。そして、表層調査において汚染が判明した場所については、さらに深さ方向と地下水への影響調査を実施しました。
 そして、最終的な結果は、(3)の調査結果を御覧ください。表と図にあるとおり、3地点で鉛の基準不適合が確認されました。濃度や深さは表に記載のとおりで、グラウンド表面の範囲は、まる2とまる3の地点が10メートル掛ける10メートルの100平方メートルで、まる1は10メートル掛ける6.3メートルの63平方メートルです。地下水については影響が及んでいないことが確認できました。
 次に、ページをおめくりいただき、(4)の土壌対策を御覧ください。先ほどの結果を受け、鉛が基準不適合となった3地点については、汚染土壌を掘削除去いたします。今後、掘削除去するに当たっては、東京都へ適宜報告や対策方法などの調整を行っていきます。
 3、今後のスケジュールです。本対策については、12月の補正予算で計上している案件のため、予算が成立しましたら、1月に説明会を開催いたします。説明会では、土壌調査の結果と今後の対策について説明いたします。また、開催方法としては、8月に開催したときと同様に、近隣にお住まいの方々や市民の皆様に向けた説明会とグラウンドの利用団体に向けた説明会を開催する予定です。
 そして、掘削除去については、2月からを予定しております。掘削除去をしている期間中はグラウンドへの立入りはできませんので、グラウンド利用はできないこととなります。基本的には、今年度中に終了する予定ですが、できる限り早く対策を済ませ、利用する方々への影響を最小限にとどめたいと思います。
 説明は以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(成田ちひろさん)  私から、1点だけ質問させていただきます。資料1の桜井浜江記念市民ギャラリー(仮称)のことで、最後にスケジュールを書いていただいていますが、先ほど指定管理者の指定議案と設置条例と、あと債務負担行為の補正ということだったんですけれども、指定管理者については管理運営体制のところで、ここを想定していますよってスポーツと文化財団ということで示していただいているんですけども、期間については、初回なので3年かなというふうに思っているんですけど、その辺りについては何かありますでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  指定管理期間の考え方というところかと思います。まず、スポーツと文化財団が担っております芸術文化施設については、美術ギャラリー、山本有三記念館などございますけれども、平成31年から令和6年3月31日までということで、5年間という形で運用しております。
 お話にありましたとおり、三鷹市の指定管理者導入運用の基本方針では、初めて指定する場合は3年間から5年間の範囲内ということで定めております。ただし、特別の理由があるときは、指定期間を短縮することができるということで、現状の考え方でございますけれども、令和4年4月からの指定管理期間を定めることになろうかと思いますが、先ほど申し上げた美術ギャラリー等、他の芸術文化施設と合わせた形の期間ということで調整をしていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  お願いします。ジブリ美術館の寄附についてなんですけれども、日本に住む外国人の方は、税金の控除などとかがあるんですけれども、純粋に海外に住んでいて日本には住んでいないという方は、お礼のはがきのみの特典ということでよろしいでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  ふるさと納税という部分では、日本国内に住所を有する方のみということになりますので、今回、始めております海外からの寄附というのは、いわゆる一般寄附、募金のような形になろうかと思います。ただ、お礼のカードについてはお送りをさせていただきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ということでしたら、本当にたくさん集めたいですよね──ということでしたらっていうわけでもないんですけれども。このクラウドファンディングのページ、私も英語になっているところを見たんですけど、これをどうやって一般の海外の人の目に触れるようにするか。例えばジブリのホームページのどこかにリンクを貼らせてもらえるとか、ジブリとか、アニメファンの海外の人たちの、何かインターネットのどこかにそれを告知できるようなとか、広く知ってもらうためにはどのようなことができると考えていらっしゃいますか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  確かに三鷹市の広報についても、現在多言語化の取組は行っておりますが、市のほうでツイートした内容についても、ジブリ側のほうでも、いわゆるリツイートしていただいたり、そこで展開していただいたりということもございまして、実は先週末現在でございますが、既に800件を超える御寄附をいただいておりまして、金額にして500万円を超えてきているというような状況でございます。
 引き続きジブリ美術館ともよく連携をしながら、寄附のお願いをしていきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  800件を超えている、500万円を超えていると。結構すごいなと思ったんですが。これ、中国及びヨーロッパ36か国を除く国しか寄附を受けることができないというのは、このクラウドファンディングのページのシステム上の問題なのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  寄附ができない国の仕組みのところなんですけれども、まず、ヨーロッパ36か国、こちらの国から寄附をいただけないという理由ですが、このふるさとチョイスを運営します株式会社トラストバンクにおきまして、EUの一般データ保護規則という個人情報を管理する規定がございまして、それを踏まえると、なかなか個人情報の収集のハードルが高いということで、外国寄附サービスというこのサービスにおいては、それらの国については対応しないという判断をしたということで聞いております。そういう意味でシステム上のことというふうに理解をしております。


◯委員(紫野あすかさん)  なるほど、いろいろな事情があるんですね。ぜひ広く、海外の方からも寄附をいただいて、カードをエアメールで送って、喜んでいただきたいなと思います、ありがとうございます。
 あと、大沢野川グラウンド復旧工事で、交通系電子マネー機能の追加というふうに書いてあるんですけれども、これ具体的にはSuicaで支払いができるということでよろしいでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  代表的には、よく知られているところではSuicaですとか、PASMOですとかといったもので、お支払いをいただけるということでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  それは、先ほどおっしゃっていたグレードアップの枠でやられたということですよね。ありがとうございます。
 あと、利用者からは、やっぱり水場を造ってほしいとか、トイレが欲しいとか、様々な要求をいただいているんですけども、最低でも水場を何とかこのグレードアップの部分で、市としてこの次の工事で予定はできないものなんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私どもも、昨今の熱中症を考えますと、これはやはり必須のものではないかということで、グラウンド面への水道の設置であったりとか、日よけ的なものの設置等を考えまして、機能復旧の範囲内で認めてほしいということを再三、東京都のほうに要望はしてきたんですけれども、最終的にはそこは東京都の機能復旧の範囲外であるというふうなことで、東京都から判断が出たものですから、やむを得ず今回の工事には盛り込むことができないというところになっております。
 ただ、今おっしゃるように、熱中症の対応というところでは、きちんと対応をしていきたいというふうに思いますので、この工事後になろうかと思いますけれども、もう一度、利用団体等とも意見交換を持つなどの機会を捉えまして、市としても検討する方向で考えていきたいというふうに思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  ぜひ、お手洗いとか、日よけとか、水場の整備を、コロナの観点から、衛生面の観点からも──熱中症の観点ももちろんそうなんですけども、設置をいただけるように前向きに検討いただきたいと思います。
 次に、井口特設グラウンドのほうなんですけれども、掘削除去工事は、今年度中というふうにあるんですけれども、すごく早くて4月にはもう施設利用が再開できるかなというような見通しなのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今、こちらのスケジュールにもお示ししておりますとおり、2月以降に、そして3月末までに土壌対策の掘削除去工事を終了する方向で計画をしておりますので、順調にいけば、工事が終了した後、一定の東京都の検査といいますか、そういった手続の期間を経まして開放していくというふうになろうかと思っておりますので、4月当初から通常通りの全面的なグラウンド利用というところに向けて取り組んでいきたいというふうには考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。もともとは、今後の井口特設グラウンドの利活用、利用用途などの調査のために土壌調査もやって、出てきた鉛だったように思うんですけれども、本題のほうの利活用の方針とか、利用用途などの調査なんかは、現時点では何か進んでいる、予定されているような、発表できるようなことは何かあるのでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(大朝摂子さん)  私どものほうで検討をしているということではございませんので、先日、総務委員会のほうでも同様の御質問がありまして、企画部長でもある土屋副市長が一定の答弁をさせていただいたかと思います。現時点では、特に内容が何かとか、そういうことが具体的に決まっているということではなくて、今回この調査をして、今後の検討に行けるステップを今つくっているというところだと思いますので、恐らく来年度以降ということになろうかというふうに思います。


◯委員(吉沼徳人君)  井口特設グラウンドのことで、ちょっとお尋ねをいたします。ここの土壌利用履歴調査の中で、平成29年度に調査をして、今回、追加調査をされたということなんですけども、土壌汚染防止法の中では、特定物質として26物質が指定されているんですけども、平成29年度のときはどのような調査をされて、そのときにも鉛はオーバーをしていたのか、あるいは、今回、鉛だけは基準値を超えているということでここで説明されていますけども、それ以外の25物質のうちの何物質を調査をされて、鉛だけが超えていたのかということをちょっと教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  調査自体は、環境政策課のほうで所管して実施しておりますので、私どもでお聞きしている範囲での御説明になりますけれども、まず平成29年度までの履歴調査と、それから、それ以降の履歴調査というのは、基本的にどういう土地利用をその年度までされてきたのかということになりますので、平成29年度までの調査で、例えば平成29年度まで工場が立地されたのが何年度までであって、それ以降はグラウンドとして利用されていて、そういう汚染物質に関わるような物が土地の中に置かれていたとか、そういうことがあるかどうかというようなことを調査したことが、平成29年度までの土地の履歴調査になります。
 平成29年度以降、どういった形の土地利用をされてきたのかというところを実施したのが履歴調査になりまして、そこの履歴調査の中では、工場跡地というようなところから土壌汚染の可能性というようなところについて、報告書のほうでうたわれておりまして、その後、御指摘の26の物質の関係について、概況調査で、表層について調査をして、3地点で鉛汚染が出たということで、さらに詳細な調査が必要だということで、その3地点について、深さ方向の詳細調査を実施したというような形になってございます。


◯委員(吉沼徳人君)  ちょっと、申し訳ないんですけど、ここの土地には、東邦製作所というのと、東邦計器製作所というのと、2社が入っていましたよね、グラウンドになる前は。その中で、26物質のうちの何物質数調査をされたか、はっきり──東邦計器製作所というのは水銀を扱っていた工場なんですよ。その水銀調査みたいなことは現実にされているのか、ちょっとお尋ねをしたいんですが。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  御指摘のように、その土地利用の履歴調査の中で、水銀につきましても、事業所で含有製品を管理・利用していたという記載がございますので、それに基づきまして、この概況調査のほうでも調査をした結果、基準値以上のものが出なかったというふうに理解しております。


◯委員(吉沼徳人君)  ほかのものは基準値以下で、鉛だけが超えていたと。26物質もあるんですけども、使っていないものもたくさんありますので、多分その中の使っているものは一応表になっていますよね。土壌汚染防止法の中の26物質のうち、こういうものは、こういう工場で使っていたとかいう、そういうところから調査をしていただけていると思いますので、分かりました。ありがとうございます。


◯委員(谷口敏也君)  桜井浜江記念市民ギャラリー(仮称)のほうからなんですけど、これ、基本的には美術ギャラリーの第3展示室の代替施設ということなので、多分、そういった美術品とかを展示する個人や団体しか借りられないんじゃないかなと思うんですけど、今までの美術ギャラリー第3展示室の使用規定や使用規約みたいなのと同じ扱いになるんですか。
 例えば1階じゃないですか、道路に面するところで。商売やりたいじゃないですけど、何か売りたいみたいな。例えば催眠商法みたいな、そういったところが借りて、ちょっとの期間やりたいというようなことがありかねないじゃないですか。そういうのを防止するべきだと思うんですけど、何か考えていますか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  使用の計画についても出していただいて、内容の審査を行っていくということが1つと、あと、美術ギャラリー同様に、物品の販売については認めないという運用としていきたいと考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。
 もう一つ、ジブリ美術館の寄附なんですけど、先ほどの質問で、ヨーロッパ36か国が使えないということですけど、そもそも中国って結構来館者数は多いじゃないですか。台湾、韓国とかって多いんですけど、多分、中国の方も多いんじゃないかと思うんですが、これ、海外に住んでいる日本人の方向けの寄附なのか、海外に住んでいる外国人のジブリファン向けなのか、その辺はどういう設定なんですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  基本的には、海外にお住まいの外国の方というのを想定した形の設定になります。


◯委員(谷口敏也君)  そうすると、やっぱりヨーロッパ36か国って、もったいないなという気もしますし、中国もたしか多かったような気がするんです。中国はなぜ駄目なんですか。中国も同じような感じで、つなげられないということなんですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(高松真也君)  この中国からの寄附につきましては、ふるさとチョイスを運営する株式会社トラストバンクの社内の検討結果として、寄附を受け付けない方針ということを決定したというふうに聞いております。
 以上です。


◯委員長(渥美典尚君)  では、以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時40分 休憩


                  午後2時46分 再開
◯委員長(渥美典尚君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、本定例会最終日である12月21日とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後2時47分 散会