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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和2年文教委員会) > 2020/12/11 令和2年文教委員会本文
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2020/12/11 令和2年文教委員会本文

                  午前9時27分 開議
◯委員長(伊東光則君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時27分 休憩


                  午前9時28分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、所管事務の調査について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  おはようございます。本日、教育委員会から御報告させていただきます事項は、日程に記載の4点でございます。報告事項の1点目は、新型コロナウイルス感染症緊急対応方針に基づく取組状況についてです。このほどまとまりました第4弾を含めた、現在の取組状況を御報告いたします。
 2点目は、令和元年度における小・中学校における体罰等の実態についてです。例年8月の委員会で報告しておりますが、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、都における取りまとめ等が遅れていた関係で、この時期の御報告になります。
 3点目は、同じく令和元年度における小・中学校児童・生徒の問題行動等の実態調査についてです。この年度より長期欠席者の区分について見直しを図りましたので、その内容についても併せて御説明をいたします。
 最後、4点目は、高山小学校給食調理業務の委託についてです。令和3年度からの委託化につきまして、このほど事業者の選定を行いましたので、その内容について御報告をいたします。
 それでは、各担当より順次御説明いたします。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  おはようございます。私からは、報告事項の1点目、新型コロナウイルス感染症緊急対応方針に基づく取組状況について、御説明をさせていただきます。
 こちらは、主に緊急対応方針の第4弾に掲載された事項についてということで御説明をさせていただきます。資料の1を御覧ください。1番目の児童・生徒1人1台タブレット端末の整備についてです。令和3年1月からの学習用タブレット端末の導入に当たり、児童・生徒が安全に活用できるよう、利用のルールを策定し、12月中に学校を通じて保護者に周知をするとともに、タブレット端末の利用に関する教員向けの悉皆研修を実施いたします。
 なお、保護者に周知する際に配布いたします文書につきましては、文教委員の皆様にも、本日参考資料としてお示しをさせていただいておりますので、御参照ください。
 また、教員や児童・生徒がタブレット端末を円滑に利活用できるよう、タブレット端末等の操作や活用等の支援を行うため、東京都の補助制度を活用した端末導入支援員について、研修の実施など、支援体制の準備に取り組んでいるところです。
 あわせて、学校内で多くの学習用タブレット端末のインターネット接続を想定していることから、利用の本格化に向けて、インターネット回線の増強整備を図るため、12月の補正予算に事業費を計上しているところでございます。
 2つ目、宿泊を伴う行事における感染症対策についてです。小学校自然教室については、2泊3日に短縮し、さらに学園単位での合同実施を各学校での実施に変更した上、10月5日から11月19日にかけて全小学校で実施いたしました。1部屋当たりの人数や入浴時の人数の制限、食事の際に向き合わないようにするなどの工夫を行ったことで、感染防止を図りながら有意義な体験活動を行うことができました。
 中学校の自然教室につきましては、本来であれば移行期として中学校1年生、2年生の2学年での実施をする予定でございましたけど、こちらについては見合せをしまして、中学校2年生のみで実施することとしているところです。小学校自然教室での実践を踏まえ、様々な工夫を行いながら、令和3年1月18日から2月10日にかけて実施をする予定でいるところです。
 中学校の修学旅行は、令和2年の夏から秋にかけて実施を予定しておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症防止の観点から、中学校長会からの相談を踏まえ、令和3年2月、3月に延期をしたところでございます。修学旅行に係る経費のうち1割を公費負担、1人上限6,000円ということでしておりますけれども、これに加え、感染拡大のリスク軽減に係るバスの増車を含む、延期による影響額についても、公費負担として実施できるようにしたいと思います。
 こういった修学旅行をはじめとする宿泊行事は教育的意義の非常に大きい学校行事です。感染拡大の懸念がある中ではありますが、現段階で中止という判断をするのではなく、中学校長会と共にリスクを回避し、どのようにしたら実施ができるかという可能性を最後まで探っていきたいと考えているところです。
 続きまして、3点目です。児童・生徒の学習支援と心のケアについてです。この項目に関しましては、さきの市議会の一般質問でも御質問いただいたところです。第4弾に記載されている項目ではありませんが、現状についてこの場で補足的に御説明をさせていただきます。
 学校再開後は、6月の分散登校の期間を活用し、児童・生徒一人一人の学習状況の丁寧な把握に努め、必要に応じ補充のための授業や補習を実施しながら、学習内容の定着を図ってきたところです。また、全校体制で子どもの状況を見守るため、全校の児童・生徒へのアンケートを行い、相談したいことがある児童・生徒を先に面談できるようにした上で、このアンケートの内容について、子どもたち一人一人に、これはどうなのかということを担任のほうから聞けるようにということでのアンケートでございますけれども、担任及びスクールカウンセラーなどによる児童・生徒全員を対象とした面談を実施し、その内容に応じて、校内委員会で取組を協議し、組織的に対応をしてきたところでございます。
 感染症の拡大に伴い、家庭内に高齢者や持病を持つ方がいるなどの理由により、御家庭の判断で登校を控えている児童・生徒に対しましては、国のほうでも示されているとおり、欠席の扱いとはならない、出席停止としてのカウントをしているところです。こういった児童・生徒には担任等が家庭訪問などで連絡を密に取り、学習に遅れが生ずることのないように丁寧に対応をしています。三鷹市立小・中学校では、学校再開後の1学期の段階では5名の児童・生徒がこういったことにより登校を控えておりました。現在は、2名の児童、1名の生徒ということで、3名がこのケースで登校を控えている状況でございます。また、児童・生徒が家族内感染で陽性となったり、陽性と判明した家族の濃厚接触者となったりすることによって、欠席の扱いとはならない、出席停止として登校を控える児童・生徒もぽつぽついる状況がございます。
 いずれにいたしましても、心のケアや人権上の配慮を、学校では徹底して進めているところです。例年ですと、インフルエンザ等での欠席、それから学級閉鎖等につきましては出席停止として扱う事項になっているわけでございますけれども、今年度は昨年度や一昨年度と比較すると、そういった意味での出席停止扱いの児童・生徒は、先ほど申し上げましたように、長期に出席を控える児童・生徒がいたりとか、それから家族内の感染等の影響があった児童・生徒も出席できないという状況があったりするものですから、その数については累積すると大きく増加しています。
 また、欠席や遅刻、早退等については、これと比べると、昨年度、一昨年度との比較ではやや増加傾向は見られるのかなと思いますけれども、顕著な変動については見られないということでございます。
 また、逆に、分散登校を6月に始めた際に、長期欠席傾向であった児童・生徒が、少人数の場であれば登校してみたいということで、そういう気持ちになったケースもありまして、6月の分散登校時にはそれまで長期欠席者の中で20名の子どもが通い始めることができるようになったと。また、現在もそのうち16人の子どもたちは、そのまま通い続けることができるようになったというのは、分散登校時のことというのは多少はやっぱり影響があるのかなというふうに考えています。
 続きまして、4点目、図書館での電子書籍の導入についてです。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための臨時休館を図書館としても経験をしたといったことで、その間のことで図書館の開館を強く求められる市民の皆さんの声も多数いただいたところです。新しい生活様式に対応した図書館の在り方、こういったことへの対応として、また、閉館・休館時においても読書を楽しむことができるサービスの拡充を図ることができるようにということで、電子書籍の貸出サービスについて、令和3年4月からの開始を目指して、12月補正予算に事業費を計上し、システム導入及び選書方針や貸出ルールの作成等に、現在取り組んでいるところでございます。
 私のほうからは以上でございます。


◯指導課長(長谷川智也君)  続きまして、私のほうから、令和元年度の三鷹市立小・中学校で起きた体罰等の実態調査結果について御報告をいたします。資料の2を御覧ください。この調査は、以前発生いたしました大阪市立高等学校での部活動顧問からの体罰により、自ら命を絶つという痛ましい事件を受けまして、平成24年度から都内全公立学校を対象に実施しているものでございます。
 具体的には、全児童・生徒を対象にした質問紙による調査結果に基づく管理職による個々の聞き取り、校長による教職員への面談を行いまして、疑わしきケースも含めて全数調査をしているものでございます。
 三鷹市教育委員会では、各学校から報告された事案を精査いたしまして、東京都教育委員会に3件報告をいたしました。そして、東京都教育委員会で精査した結果、本市におきましては、令和元年度は体罰と認定される服務事故は発生しませんでした。東京都教育委員会で精査した3件の内訳でございますが、資料に記載のとおり、体罰はゼロ件、不適切な行為──不適切な指導、暴言等を含みますが、これもゼロ件、そして、指導の範囲内ということで3件という結果でございました。東京都全体では、体罰が19件ございまして、昨年度比で4件減少をしております。各学校におきましては、年3回の服務事故防止研修等の実施によりまして、体罰は絶対にいけないという認識が教員に強く浸透してきている結果であると考えております。三鷹市におきましても、不適切な行為を含めて減少傾向にはございますが、感情を抑えられずにこういった行為につながる傾向が多いことから、怒りの感情をコントロールすること、すなわちアンガーマネジメントが重要であると考えております。体罰は暴力行為であるとともに重大な人権侵害に当たる行為であると、こういう認識の下、今後も教職員への指導を継続してまいります。
 続きまして、令和元年度三鷹市立小・中学校児童・生徒の問題行動等の実態について御報告をいたします。
 資料3を御覧ください。この調査は、三鷹市教育委員会が実施しております令和元年度問題行動等状況記録シートに基づく調査で、調査対象期間は平成31年4月から令和2年3月まででございます。
 1点目は、不登校児童・生徒の推移についてでございます。まず、上段の表とグラフを御覧ください。今年度より長期欠席者の推移を掲載しております。長期欠席者とは、年度中に連続または断続して30日以上欠席した児童・生徒でございます。この長期欠席者を病気、経済的理由、不登校、その他として分類をしております。分類の内容についてはその下に記載されているところでございますが、不登校の定義として、そちらに記載してありますように、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童・生徒が登校しない、あるいは、したくともできない状況にある者を不登校の定義としております。
 今回からは、病気、その他に分類されておりました児童・生徒を改めて見直しまして、不登校に分類することで、より丁寧に対応できるようにすることを期待しております。先ほどのグラフで長期欠席者の人数の推移が昨年度とあまり変わらないにもかかわらず不登校の人数が増加しているのは、そのためでございます。
 ここで不登校に関する区分の変更について、さらに詳しく御説明をさせていただきます。令和元年10月25日付で、文部科学省初等中等教育局長名の不登校児童生徒への支援の在り方について、通知が発出されました。この通知は、これまでの学校復帰という結果のみを目標とする支援だけでなく、自らの進路を主体的に捉えて社会的に自立することを目標にするという、支援の方向性の転換が図られた通知でございます。
 これまでの方向を示した通知は、この通知をもって廃止されております。これは、学校復帰は不要であるということではございません。不登校の期間が休養や自分を見つめ直すなどの積極的な意味を持つことがある一方で、学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的な自立へのリスクが存在することにも留意することということも盛り込まれておりまして、その点も踏まえた学校復帰を含む支援の目標を設定していくこととなります。
 そういった意味では、不登校を問題行動として捉えるのではなく、リスク回避への支援をしながら、社会的な自立へ向けた、自分と向き合う期間として積極的な意味を持たせていくことが求められております。こうした認識の変化に基づきまして、三鷹市では昨年12月の市議会文教委員会でもお話しいたしましたとおり、長期欠席者の区分について再度見直しを図りまして、A−Roomの開設準備の期間である令和元年度からは、より詳細に個々の状況や背景を丁寧に把握をいたしまして、不登校の積極的な意味合いを評価した上で、不登校の児童・生徒への支援、対応をより充実させていくようにしたところでございます。
 特に、病気やその他に区分してきました長期欠席者につきましては、複合的な要素が複雑に絡み合う中で、要因が複数ある児童・生徒が多いわけでございますが、その区分の中で不登校の定義以外の要素が強く要因として明確な児童・生徒はこれまでどおりの区分といたしましたが、明確でない児童・生徒については、区分上の不登校として捉えていくこととして計上いたしました。
 それでは、それぞれの区分について、例を挙げて説明をさせていただきます。こちらの資料にも記載しておりますが、病気につきましては、本人の心身の故障等(けがを含む)により、入院、通院、自宅療養のため、長期欠席した者でございますが、より具体的に申し上げますと、医療機関による診療を受けた者のうち、自宅療養が必要と医療機関の指示がある場合に加えまして、自宅療養を行うことが適切であると児童・生徒本人や周囲の者が判断するものでございます。朝起きられないなどの状況が病気に起因し、起立性調節障がい等と医療機関から診断されていることを校長が責任を持って確認した者、こういう者もケースとしてこれに当たるものでございます。
 その他については、多くは家庭に関わる状況に起因するものでございますが、例えば家庭生活の急激的な変化、具体的には転校ですとか、保護者の離婚、家族の死別・病気・入院等がございます。そして、親子関係をめぐる問題、家庭内の不和、具体的には親子関係の悪化ですとか、保護者や兄弟関係の不和、家庭内のトラブル等に起因するもの、そういうものがございます。そして、保護者の養育力の弱さ等に起因するもの。例えば保護者自体が朝起きられないですとか、学校への欠席連絡ができない、さらには基本的生活習慣を子どもに身につけられない、通常の登校刺激ができない、保護者自体が精神疾患等を患いまして養育の余裕がないなどが、これらのケースに当たります。
 基本的には、不登校は、長期欠席者のうち病気、経済的な理由、その他に当てはまらないものを示しますが、令和元年度からは複合的な理由のうち、病気やその他の要素が長期欠席の主要因と把握できるものについてはこの区分といたしましたが、主たる要因とまでは言えないレベルで、背景としての状況があるような児童・生徒については不登校として区分をいたしております。そのため、繰り返しになりますが、不登校児童・生徒の数が増加しておりますが、不登校を含む長期欠席者の数、全体は前年度とほぼ変わりありません。
 続いて、資料中段、2点目、暴力行為の状況について御説明をさせていただきます。下段を御覧ください。ここで言う暴力行為とは、児童・生徒が故意に有形力──目に見える物理的な力を加える行為をいいまして、対教師暴力、生徒間暴力、これは何らかの人間関係がある児童・生徒同士に限るものでございます。そして、対人暴力、例えば対教師暴力、生徒間暴力を除くものでございます。そして、器物破損──学校の施設設備等に関するものです。これら4つの形態に分かれるものが暴力行為でございます。なお、家族、同居人に対する暴力行為は除いております。その結果、令和元年度も三鷹市立小・中学校では暴力行為は発生しませんでした。
 資料、裏面を御覧ください。次はいじめについてでございます。資料の中心のところにいじめの定義が記載されておりますが、同じ学校に在籍している児童・生徒など、一定の人間関係のある他の児童・生徒が行う心理的または物理的な影響を与える行為で、行為の対象となった児童・生徒が心身の苦痛を感じているものを指し、いじめの定義としております。なお、いじめの行為はインターネットを通じて行われるものも含まれます。
 特徴について御説明をいたします。まず、認知件数でございます。資料の上段を御覧ください。小学校の認知件数は82件で、昨年度より18件増加をしております。中学校の認知件数は53件で、昨年度より7件減少をしております。また、今回から認知件数を児童・生徒数で割ったいじめの認知率の推移を掲載いたしました。都内全体では小学校のいじめが増えているということが分かりますが、三鷹市におきましては、小学校、中学校ともにほぼ横ばいであると言うことができます。
 次に、いじめの状況でございます。資料の中段を御覧ください。いじめの解消とは、いじめの原因や背景となった事象が改善されることにより、当該いじめ行為がなくなったことについて、複数の教職員による確認と、いじめを受けた児童・生徒と保護者及びいじめを行った児童・生徒並びに両者と一定の人間関係を持つ周囲の児童・生徒からの聞き取りに基づいて、学校いじめ対策委員会が解消として判断するものでございます。
 小学校は認知件数82件中、3月31日現在で解消したものが60件、取組中のものが22件でございました。中学校は認知件数53件中、3月31日現在で解消したものが34件、取組中のものが19件でございました。取組中の件数は、一定の解消が図られているもの、経過観察が必要なものも含まれております。
 次に、いじめ発見の端緒でございます。下段の左側を御覧ください。小学校・中学校ともにアンケートなど、学校の取組で発見した件数が多くなっているところでございます。
 次に、いじめの態様でございます。その右側を御覧ください。小学校・中学校ともに、冷やかし・悪口・脅し文句・嫌なことを言われるなどの言葉によるいじめが最も多くなっております。中学校は、パソコン、携帯電話等で誹謗中傷や嫌なことをされるということが年々増加している現状でございます。
 次に、いじめられた児童・生徒の相談状況でございます。こちらは、小学校・中学校ともに学級担任が最も多くなっております。これは担任と児童・生徒の信頼関係が高い状況にあると考えております。
 最後に、いじめられた児童・生徒への特別な対応についてでございます。こちらは、小学校・中学校ともにスクールカウンセラー等の相談員が継続的にカウンセリングを行ったが多く、三鷹市においてカウンセラーの役割が高いことが分かります。このほかに、中学校では別室の提供や常勤職員が付くなどして心身の安全を確保したが多くなっておりまして、教職員のきめ細やかな対応が行われているということがうかがえます。
 説明は以上でございます。


◯学務課長(金木 恵さん)  私からは、報告事項の4点目、三鷹市立高山小学校給食調理業務の委託につきまして、御報告を申し上げます。
 資料4を御覧ください。本件につきましては、令和2年度当初予算におきまして債務負担行為の設定を行っていたものでございまして、本年度中に契約を行い、来年4月から業務を開始するものでございます。
 まず、選定方法でございますけれども、一般公募型プロポーザル方式にて選定を行っております。恐れ入りますが、資料の裏面を御覧ください。裏面には、参考といたしまして、公募の際の募集要項から選定基準の抜粋を記載させていただいております。こちらに書いてございます選定基準のア、学校給食の充実と食育の推進、イ、安全・衛生管理、ウ、業務遂行能力、こちらの大きく3点の基準に基づきまして企画提案内容を審査するとともに、経営状況、そして見積金額を総合的に判断をして選定を行ったものでございます。
 それでは、資料の表面にお戻りください。募集要項の配付期間、募集に関する説明会、受付期間等につきましては、記載のとおりでございます。選定経過でございますけれども、表の下に記載をさせていただいておりますとおり、審査に当たりましては、教育委員会が設置します学校長、教育委員会事務局職員で構成する候補者選定委員会で、表記載の経過のとおり審査、選定を行ったものでございます。
 こちらのプロポーザル方式により決定いたしましたのが、株式会社ジーエスエフでございます。こちらの事業者さんは、新宿区に本社を置く、資本金9,000万円、従業員が700人弱の学校給食などの給食調理業務を受託している業者でございまして、平成29年度に親会社である株式会社グリーンハウスから学校給食の調理事業を継承した事業者でございます。
 三鷹市では初めて給食調理業務を委託する事業者となりますけれども、近隣地区の小・中学校では既に受託の実績がある事業者でございまして、都内自治体などをはじめ、全国95校の学校給食の調理業務を受託している実績がございます。なお、高山小学校の学校給食調理業務の委託によりまして、小・中学校22校中、20校が委託校という形になります。
 私からは以上です。


◯委員長(伊東光則君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。御説明ありがとうございました。順次、質問させていただきます。
 まず、資料1の2番、宿泊を伴う行事における感染症対策というところで、宿泊を伴う行事に関しては分かったんですけれども、社会科見学とか、その日に帰ってくるような行事についてのバスの増便については、どのようにお考えでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  宿泊を伴う行事のみということで、バスの増台は今しているところでございます。ですので、日帰りのものについては、そういった対応は今しておりません。


◯委員(山田さとみさん)  日帰りにはそのような対応をしないというような理由があれば、教えてください。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはり日帰りですと、乗車時間が短いということです。宿泊行事等は遠距離になりますので、乗車時間が長いということで判断しているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。乗車時間ということで、短い時間だからそのままの対応で大丈夫だというふうにお考えということでよろしいでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  借り上げバスについては、5分で全部の換気ができるというふうに御説明いただいておりますので、換気については対応はできていると考えております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。換気を徹底していただけるように、短い時間でも心配なことは心配ですので、換気の徹底ですとか、御指導していただけるようにお願いしたいと思います。
 次に、3番の児童・生徒の学習支援と心のケア、詳しく御説明いただきましたけれども、アンケート結果で、これ、担任とのヒアリングのために行われた調査だと思いますけれども、もし主なものですとか、特に心配なものがあれば、教えていただきたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  個別のものもありますので、あまり具体的にはお話しはできませんけれども、例えば友達ができるかどうかですとか、それから勉強ができるかどうかですね。友達関係に関する心配がやはり全体的に多いことがあります。あとは、やはりこのコロナ禍で家庭の状況が様々、急激に変化した御家庭がありますので、それによる家庭内の不和のことに関する相談等もございます。
 いずれにしても、本会議でも御答弁いたしましたとおり、まずこのアンケートの中で、誰かに相談したいことがありますかという項目が最後にありますので、これに「ある」というふうに答えた子を優先的に相談をしながら、ケアに努めているというところでございます。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。新学期をまたぐような休校でしたので、友達ができるかというのはすごく特徴的なのかなというふうに思っております。こういったアンケートを取っていただくことで丁寧に対応していただいたことに感謝しております。ありがとうございます。
 次に、家庭の判断で登校を控えている児童・生徒のフォローなんですけれども、今も3名いらっしゃるということで、結構長い登校していない期間というふうになると思うんですね。心のフォローは家庭訪問などでされていると思うんですけれども、学習のフォローってかなり大変なのではないのかなというふうに思っているんですが、どのような学習支援をされているのか、教えてください。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはり、現在、3名の児童・生徒につきましては、長期間に及びますので、御指摘のとおり、そのフォローをするというのが非常に大きな課題だというふうに考えております。現状といたしましては、家庭訪問をしながら、課題を与えたり、中にはZoomを使って対応している学校もございます。
 ただ、通常どおり学校に登校しているお子さんに比べると、やはりそこの部分では重点的にフォローしなければならないというふうに認識しておりますので、引き続き個々に丁寧に対応していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。いろいろとZoomを使ったりですとか、課題を与えたりだとか、工夫が見えて、現場でかなり頑張っていらっしゃるんだなということが分かりました。今後、タブレットも入ってきますので、より細かいケアもしやすくなると思います。ぜひ引き続き、工夫しながらできることをやっていただけるとありがたいなと思います。
 次に、電子書籍の導入なんですけれども、コロナ禍において、私のほうにも電子書籍の貸出しができないのかというような御要望があったので、このような動きは本当に歓迎したいと思います。質問なんですけれども、GIGAスクールで1人1台タブレットになりますが、こちらのタブレットでも対応ができるのでしょうか。


◯三鷹図書館管理・サービス担当課長(大地好行君)  今想定しております電子図書館システムについては、インターネット上にあります電子図書館システムにアクセスしていただく形になりますので、導入されたタブレットでもインターネットに接続できれば対応ができると、私どもとしては考えております。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。コロナ禍でお出かけできなくても、自分で、おうちで貸出しが可能になるということですので、ぜひ児童・生徒のほうにも周知のほう、お願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯三鷹図書館管理・サービス担当課長(大地好行君)  周知につきましては、開始をする前に当然させていただくわけでございますけれども、どういう形でやるかということについては、また教育委員会内部でも調整をした上でやらせていただきたいと思っておりますので、そのときにちょっと決めさせていただきたいと思います。すみません。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
 次に、学習用タブレットの端末の利用について、これ、保護者の方に配布するものだと思うんですけれども、ここに(1)、学習用タブレット端末等の借用書・返却用紙についてなど、いろいろ書いてあるんですけれども、保護者からいろいろな質問が想定されると思うんですが、例えば学校でバッテリーが切れたらどうするのとか。もちろん、ここに充電してきてくださいというのは書いてあると思うんですけれども、夜の間、十分でなくて切れちゃったときにどうするのかとか、モバイルバッテリーは持っていっていいのかとか、ケースは変えていいのとか、フィルムは貼っていいのかとか、いろんな質問が来ると思うんですけど、想定されるQ&Aみたいなものって、御用意されていたりするんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  ある程度は指導課と協議しながら学校への周知を、今ばらばらと図っているところではございますが、全てができるかということについてはなかなか難しいところもありまして、例えばモバイルバッテリー等につきましては、やはり学校ごとの対応になるかなというふうに考えております。あと、ケース等につきましても、現段階においては、ある一定の基準をお示しするところは、影響を含めて、懸念事項を含めて、課題を含めて、学校へ教育委員会から提示はしていますけども、最終的なルール等につきましては、今、学校で定めていただくような方針でおります。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。これから、いろいろ教育委員会で提示しつつも、最後は学校で決めるということで理解いたしました。
 次なんですが、(3)、安心して利用いただくための取組のところで、インターネットの閲覧をフィルタリングをしていただいているということで、安心しております。安心なサイトでも、不適切な広告──ちょっと怖いとか、性的であったりとか、そういったものってすごく目にするんですけれども、そういったものもフィルタリングされるような仕様なんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  フィルタリングの仕組みとしては、委員さん御指摘のとおり、ブロックされます。具体的に言いますと、ヤフーのホームページを見ると、結構広告が多くて、ほとんどブロックされまして、今、まるでテキストの画面のような画面になっております。また、グーグルなんかでも検索エンジンの窓が普通にあるんですけども、実はあれ、毎日、日によってテーマというか、何とかの日みたいに決まっているみたいで、それが上に張りついているんですね。ですので、検索窓をたたくと、貼りついたところに飛んでいってしまうというような、使い勝手がちょっと悪くなっているような気がしないでもないんですけども、基本的には広告含めて、そのサイトの構成の中で一点一点、ブロックする、ブロックしないということが決められていますので、普通のインターネットを見ているような状態っぽくないようなことはありますけども、基本的に御心配要らないのかなというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ここはすごく心配していたところだったので、ありがとうございます。
 次に、無線LANの設定についてということを、親御さんにしっかり周知していただきたいなというお願いをしたいと思います。この下のところに小さな字で書いてあるだけでは、そのままスルーされてしまうような気もしております。やはり3ギガを超えた場合、通信速度が落ちてしまって、学びの質の低下につながると思います。三鷹市では御家庭のWi−Fiの整備って進んでいると思うんですけれども、御協力いただける御家庭にはしっかりと周知をして、できる限り協力いただきたいなと思っております。
 なので、一般的なものでいいんですけれども、Wi−Fiの設定の仕方について詳しく説明したものですとか、あとWi−Fiのお願いのプリントを別途出していただくとか、少し目立つようなお知らせをしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  まず、この後、来週から、学校に先生方が使える端末を導入してまいりますが、そのタイミングに合わせて、指導課のほうで全教員に対して悉皆研修を行う予定でおります。その中で、指導主事のほうからWi−Fiの接続についての注意というか、お願いというかをしっかり徹底したいというふうに考えているところです。
 また、保護者に対しての説明については、タブレットの説明の中でWi−Fiの設定の資料も付けておりますので、そんなに難しいものではないんですけども、操作的には十分やっていただけるという認識をしております。
 Wi−Fiの周知のほうにつきましては、やはり学校ごとにいろいろな事情があると思いますので、学校からしっかりと周知を図っていただければというふうに考えているところです。


◯委員(山田さとみさん)  御用意していただいて、ありがとうございます。周知につきましては、校長先生にもしっかりとお伝えいただいて、御協力いただければと思います。
 次の裏面のジー・スイート・フォー・エデュケーションについて言及があったかと、今までもどういうふうに使うかなど御説明があったかと思うんですが、改めて、どのように御活用されるのかお伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  ジー・スイート・フォー・エデュケーションというのは、グーグル社から提供されている、無料で使える学習支援ソフトウエアになります。今回、ジー・スイート・フォー・エデュケーションを使うことを想定しておりまして、実際、機能的にはクラス編成、クラスルームという機能があって、各学校のクラスを先生が簡単に設定できたり、もしくはグーグルドライブという形で、容量自体の制限がないものになりますけども、そういう中にデータを蓄えながら共有を図ったりすることができます。
 なので、クラスルームにおいて、例えば先生が課題を子どもたちと共有し、それをまた提出を受けるとか、そういうことも可能なようなソフトウエアになっているところでございますので、授業でしっかりと活用できるような形で、指導課のほうと連携しながら取り組んでまいりたいというふうに思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。こういったジー・スイート・フォー・エデュケーションのようなプラットフォームは一般質問の中でもお願いしてきたところですので、非常に大歓迎でございます。ぜひ、このクラスルーム機能を使って、みんなの意見が表明できたりとか、いろいろ学習が深まるような使い方をぜひしていっていただきたいなと思います。
 次に、この学習用タブレットの補償なんですけれども、就学支援の対象者については、これは免除されるものなんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  補償費のほうにつきましては、準要保護者の就学援助の場合には、実費を支給という形で対応させていただく予定です。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。安心しました。ありがとうございます。
 次に、(6)のキーボードについては補償範囲外となっているというところ、これ、幾らかかるんだろうとか、うちの子、壊したらどうしようとか、すごく私も心配しているんですけれども、これ、費用、消耗品、キーボード、ケース、充電器など、壊したら弁償しなきゃいけないものについての金額を教えてください。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  まだちょっと学校に周知をしていないので、ここの場で明言はちょっとできないところはございますが、キーボードにつきましては、大体数千円程度かかるものでございます。ケースは1,000円行かない程度というふうに考えております。また、充電器なんかはアップル純正品のものですので、アップルのサイトで見ていただいても同じ金額なんですけども、2,000円ぐらいというふうに考えております。
 キーボードにつきましては、確かに御家庭で利用するというシーンも当然考えられるんですけども、やはりiPadでタッチ式のもののタブレットということですので、パソコンとはちょっと違っていますので、やはり教育活動の中においてキーボードが必要なシーンというのはあるので、今回、当然整備をしているわけですけども、御家庭に持ち帰って利用するかどうかについては、教育の内容、指導の内容に基づいて学校長が判断をして、それぞれ持ち帰るということになっておりますので、毎日、日々持ち帰って、家ですごく活用されるという──故障の原因が起きるということはあまり想定しておりません。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。数千円ということで、少し安心しました。ありがとうございます。
 ここのところの最後なんですけど、情報リテラシーの教育も図っていただけるということで、安心しております。後のこの資料に出てくるんですけれども、インターネットを介したいじめも増えているということで、やはりここは重要だと思いますので、お願いしたいと思います。
 ごめんなさい、もう一つありました。「すらら」が11月末で終了したんですけれども、1月以降の導入ってどうなっていらっしゃいますでしょうか。AIドリルについて。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  11月末までやっていたのは、休校等の期間におきまして、東京都の補助金を活用しながら、今回、ドリルを利用していただいていたところでございますが、今回タブレット端末を1人1台、1月から配付するということに伴いまして、学校、先生方と協議しながら、今回は、ラインズ社のeライブラリというものを活用していただくような形を考えております。
 このタブレットもそうなんですが、あくまで御自宅で活用していただく教材の一部として利用していただくということを想定しておりますので、このeライブラリにつきましても教材費の一部として御負担をいただきながら、全校で利用していただく環境を整えたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。では、eライブラリということなんですけど、教材費の一部ということで、すごい負担にならなければいいなと思うんですが、どうなんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  学校長とも、今よくよく協議をさせていただいていますが、今まではタブレットが当然子どもたちになかったというところがございまして、1月から1人1台あるという環境において、今まで従来型の紙のドリルですとか、そういうものを学校で適宜適切に購入をし、学習で利用されていたというふうに聞いております。これにつきまして、今後、タブレットがあるということで、紙ドリル自体、教材自体を電子化していくということで、教材費自体の構成を変えていただくということをお願いしているところでございますので、そういう意味では、eライブラリ自体が純増するということではなくて、教材自体の構成を変えていただいて、保護者負担をなるたけ増やさないような形で──一部増えるかどうか学校によって多少違うというふうに考えておりますが、そういう形の中で、今回、全体で全小・中学校全てに同一的なドリルを導入させていただくというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。電子ドリルの導入自体は大賛成しておりますので、紙ドリルの代わりに電子ドリルになるということで、了解いたしました。
 次に、小・中学校タブレット端末活用のルールの裏面のところに、学校からの連絡等を確認できるようにするために午後11時までの設定としていますとあるんですけれども、これは学校からの連絡が電子化されるという理解でよろしいんでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  令和2年度の教育委員会の基本方針と事業実施の計画の中でも一部お示しをしているところですけども、今回タブレット端末を導入するに当たりまして、学習だけではなくて、委員さん御指摘のように、御家庭との連絡手段にも活用したいというふうに考えているところでございます。
 具体的には、今、校務支援システム自体を学校で導入をしておりまして、実際、学籍、成績、保健情報など、個人情報を含めた機密の高い情報を先生方が管理しているところでございますが、その辺の機能をちょっと拡張しまして、タブレット端末等で、今後、例えば出欠席ですとか、あと授業での発言回数ですとか、様々な形での授業支援の部分を一部情報をエビデンス化していきたいというふうに考えているところでございます。
 具体的には、1月に導入される時点では、ちょっとアップル社の認証とか、アプリの関係もありまして、1月上旬ということではなくて、多分下旬ぐらいになるかと思うんですが、子どもたちの、例えば今検温とかを健康観察でしているんですけど、そういうような情報を入れるですとか、心の状態を確認するですとか、あと健康状態、今元気なのか、ちょっと風邪ぎみなのか、おなかが痛いのかというようなのを見るですとか、様々な情報をまず入れていくような形を取りたいというふうに考えております。
 4月以降──4月になるのか、来年度途中になるかもしれないんですが、今後、今、学校が発出しております学級便りですとか、学校便りですとかというようなものも、電子的に見れるようなツールとして活用していきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。とてもありがたいです。お手紙の電子化ですとか、連絡帳の電子化ですとかを訴えてまいりましたので、親としてもすごく楽になりますし、情報の管理もしやすくなりますので、ぜひ進めていっていただければと思います。
 次に、体罰については、研修というところでアンガーマネジメントが大事であるとか、先ほど非常に重要なことをおっしゃられたと思うんですけれども、教育委員会でのこの研修については、ここに書いてあるようなものだけなんでしょうか。日常的にというか、日常じゃなくてもいいんですけど、年に1回やるとか、体罰に対しての啓発に関して、どのくらいの頻度で研修などされているのか、教えてください。


◯指導課長(長谷川智也君)  先ほども少し御説明しましたとおり、いわゆる体罰も含めた服務事故防止研修というものを年間3回、全ての教員悉皆でやっております。
 それから、体罰に限っては、各学校で体罰ゼロに向けたスローガンというものを決めて、ポスターとして掲示をしているというような状況もございます。
 いずれにしても、体罰も含めて様々な服務事故というのは、やはり教員が当事者意識を持って、自分自らの課題だと思って取り組むことが必要ですので、そういった定期的な研修のみならず、日常の管理職の指導助言からも引き続きやっているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。当事者意識というのは本当に大事で、年代によってちょっと上の方とかは、例えば大声でどなったりだとか、あと廊下に出すとか、そういったことが当たり前であったりとか、そういう意識がまだ悪気がなくても残っていたりすると思いますので、そこに気づけるような御指導をぜひいただきたいなというふうに思っております。
 次に、不登校の生徒なんですけれども、先ほど丁寧に御説明いただきまして分かったんですけれども、その他の内容の内訳のところでも説明していただきましたが、この中にヤングケアラーの子で、来れない子というのは三鷹市でそういうケースがあるのか、確認させてください。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  ヤングケアラーについて、昨年度も一般質問の中で御質問いただいた件があったんですけれども、あの時点で把握しているということは、基本的には重篤な形のものはなかったということなんです。過去において、実際にそういう状況に遭った子どもたちというのは私も出会ったことがありますので、三鷹の中でも全然ゼロということではなかったということです。
 現時点で、学校のほうからそのような形で、今ヤングケアラーとして来れていないという形の報告については、今のところ上がっていないかなと考えています。


◯委員(山田さとみさん)  今はいないということで、でも、丁寧にそういった状況について確認をしていただいているということで、ありがとうございます。了解いたしました。
 私からは以上です。ありがとうございます。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。まず、新型コロナウイルス感染症緊急対応方針に基づく取組状況で、今、修学旅行が延期になって、来年2月、3月を予定しているということなんですけれども、本当に今の状況がちょっと先が見えないので、最悪中止ということもあり得るのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはり、リスクをどうしても回避できないということになったときには、そうせざるを得ない場合もございます。ただ、数日前も教員のほうが実踏調査ということで、実際に京都、奈良に行ってきたところですが、今、全体的に数は増えておりますけども、向こうの感染対策等を実踏したところ、きちんとできているので、現段階では問題ないというような報告を受けています。
 それから、様々、修学旅行に向けて、日本旅行業協会で国内修学旅行の手引きというところにも、感染症対策が幾つか書いてあるんですけども、校長会としましても、この示された感染症対策は現段階では全てできるというふうに認識しておりますので、それを踏まえて、今の段階では行けるというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。なるべく行けるほうになるといいなと思います。
 あと、やっぱり学校でも実際に子どもたちの感染が確認されたり、家族で濃厚接触者が子どもだったりということも出ていると思いますけれども、この子は感染していますから休みますとかいうことは、学校では公表はされていないということでよろしいですよね。


◯指導課長(長谷川智也君)  委員、御指摘のとおり、これ、当然のことながら個人が特定できないように最大限の配慮するようにしておりますので、御指摘のとおりでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。理由は分からないけど、でも、1週間、10日休んでいる子がいたら、何となくあの子はうつったんじゃないのみたいなことが、臆測でまたいじめとか、差別を生む可能性もあると思いますので、心のケアなども含めて、ちゃんとやっていただければなというふうに思います。
 あと、アンケートのことに関してもここに入れていただいて、ありがとうございました。今、どんなことにやっぱり困っているのか、何がしんどいのか、小まめに児童・生徒の声が分かることが大事で、後に出てくるいじめが分かった原因も、アンケートで分かったということも、この表で見ると分かりますので、今後とも小まめにアンケートを取って、子どもの声をつかんでいただきたいと思います。
 あと、タブレットのほうなんですけれども、これ、各親御さんに同意書というものを提出してもらうようになっているんですが、そもそもこれは、もしこれ、うちは要りませんとか、拒否しますというような親御さんがいた場合はどうなるのか。そもそもこれは強制になってしまうのか。もしくは、うちにはもうiPadありますから要りませんといううちもあるかもしれないじゃないですか。その辺はどのようにお考えでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  まず、同意書につきましては、様々な保守の関係ですとか、利用のルールですとか、あと個人情報の関係も含めて、やはり本人同意が必要だというふうに考えておりますので、提出が必要だというふうに考えております。
 保護者の方、様々な考え方があると思いますので、そのような御意見があったときには、教育活動で利用する教材の一部ですので、学校から丁寧な御説明をさせていただきながら、御理解をいただくということになるかというふうに思います。


◯委員(紫野あすかさん)  様々な考え方の御家庭があると思いますので、やっぱり子どもがそれで、自分だけタブレットが使えないとかいうことがないように、様々なケースを想定していただきたいというふうに思います。
 これ、補償費の一部として、年間3,960円の負担が家庭にかかって、就学援助の対象にもなるということは、先ほどお聞きしましたが、この3,960円、この費用の内訳というのは何代になるんですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回のタブレットにつきましては、回線つきということで、ドコモさんのSIMの回線がついたiPadの第7世代のタブレットになります。今回のタブレットにつきましては、子どもたちが様々な御家庭でも活用する、学校でも活用するということを考えておりますので、紛失、盗難、破損等々、どんな状態になっても補償は利くようなものを、事業者さんと協議した上で入っているところでございますので、その辺の費用の一部として、一部御負担をいただくというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  保険のお金という考え方でよろしいんですか、保険料というか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  保険という言葉が適切かどうか分からないんですけども、今回キャリアとしてドコモさんが補償を用意されていますけども、その中の費用の一部ということになります。


◯委員(紫野あすかさん)  今回リースということですけれども、じゃあ、特に保険に加入ということはないということでよろしいですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  別に保険会社に入って、そういう今言ったような補償をしているわけではなく、ドコモさんのサービスのソリューションの中で、今言ったような内容のサービスを受けるという形のものになりまして、その補償代の一部として教材費の中で御負担いただくというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。あと、同意書もそうなんですけれども、先ほども、いろいろな様々な御家庭があって、長期欠席者の中には、その他の理由の中で、家庭環境に影響しているものがすごく多かったと思うんです。親子関係とか、家庭トラブルとか、親の養育力の弱さ、なかなか連絡もできないというような、大人の側の原因があったと思うんですけれども、そういう御家庭の場合に、この運用のルールなんかを読んでも、30分に1度は休憩させてください、目を休めてくださいとか、親御さんに頼っている部分も多いと思うんですよね。何時以降は利用させないとか。そういう、子どもの家庭でのタブレットの使い方をきちんと親が指導、もしくは目が行き届かないような家庭の子どもの場合は、利用するのもどんどん難しくなると思うんですけれども、そのような家庭事情の子どもたち、児童にはどのように対応されますか。


◯指導課長(長谷川智也君)  1人1台タブレットをせっかく配ったけれども、そういった家庭の対応によって、それが格差になってしまっては元も子もないので、そうならないようにするために、まずは、やはり教員が、自分の職責として、子どもたちが家庭できちんと使えるように、使い方について指導を徹底したいなと思っております。
 でも、やはり、家庭に御協力いただくことは当然のことながらありますけれども、それだけではなくて、学校の指導で、家庭でも使いこなせるように、家庭でどういったものをやるのかということについても、学校がきちんと指導できるように。そのために、教員がタブレットの使い方も含めて、まずはきちんと理解をさせるという意味でも、今月、全ての対象にしっかり研修をしております。
 それから、こちらにも一番下に書いておりますけれども、子ども向けについての、子ども用のルールというものを、分かりやすく、小学校の低学年、そして、中学年、高学生向けのものも配付をいたします。ですので、子どもが自分で個別最適化と、最終的な目標は、ほかの先生とか、親の力も借りずに、自分で自学自習できるようなことだというふうに考えておりますので、それに向けて、学校として丁寧な指導、支援ができるように努力していきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。休校中も、様々な家庭で、子どもにタブレットやインターネットなどをつなげようとしたけれども、やっぱり子どもだけでは、自宅で、タブレットで人とつながったりとかいうのはなかなかできないって、特に低学年の親は言っていましたし、やっぱり大人の力がまだまだ──小学生、そして初めての取組なので、家庭の協力というのが本当に必要だなと思うんです。例えばこの長期欠席者の子どもたち、また親たちに対しても、どのように今回の説明というか、理解を求めていく努力をされるのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  当然のことながら、長期欠席者の子どもたちにも、学校が渡すべき期間に一人一人確実に届くようにという話をしておりますし、届けて終わりではなく、そういう子どもたちにも、御家庭にも理解できるように個々に対応するようにしております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。誰一人取り残さないで、教育格差が生まれない努力をしていただきたいと思います。
 このタブレット、前回の文教委員会でも文房具と考えるとおっしゃっていましたが、家庭に持ち帰って使う頻度というか、毎日持っていって、毎日持って帰るのか、金曜日に持って帰って、金、土、日、家庭で使って、月曜日、または1回だけ持ってくるとか、いろいろなやり方はあると思うんですけども、家庭で使う頻度はどれぐらいだと考えていらっしゃいますか。


◯指導課長(長谷川智也君)  基本的に毎日持ち帰るということで考えております。今、東台小学校でも、それに向けた家庭学習を含めたハイブリッド型学習の研究をしておりますが、そういうことも踏まえて、いずれにしても各学校で家庭に持ち帰ってどういうふうに使うのかということを明確にして、活用するようにしたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  どうしても3ギガ超えてしまって動かなかったりとか、家庭で動かなくて使えなかったとか、これが動かなかったために課題や宿題ができなかったとかいうような場合もあるということでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  確かに回線容量には制限がありますので、これが3ギガだったら駄目で、10ギガだったらいいかという議論はできないというふうに考えておりまして、一定程度の制限を受けるということはありますけども、このタブレット端末導入に際しまして、実は先々月ぐらいに保護者の方のWi−Fiの環境の状況確認をさせていただいているところでございます。
 多くの御家庭にWi−Fiがあるということもございますので、なるたけ御家庭で御利用になる場合にはWi−Fiの接続をお願いしたいというふうに考えておるところでございます。あと、学校におきましても、議会で多額の予算をお認めいただきまして、Wi−Fiの環境を今整備しつつありますので、教育活動におきましてはなるべくWi−Fiを使いたいと。ただ、様々な御家庭ですとか、もしくは校外学習を含めた、グラウンドで使うというときにWi−Fiは届かないとか、様々ありますので、SIMつきのものを利用しているというところでございます。
 我々的には、そういう御家庭で御協力いただければ、容量が足りなくなることは、今のところ想定をしておりません。あと、3ギガという形になっておりますけども、全体でパケットシェアというプランも選べまして、場合によっては、導入当初ではパケットシェアでいきたいというふうに考えているところですけども、全体の台数掛けることの3ギガで全員で使えると、いっぱいになると全員が使えなくなると、そういうデメリットもあるんですけども。
 容量を超えないという、つまり、どれぐらい御家庭の中でWi−Fi接続を含めて利用されるのか、学校で利用されるのかという実態が分からないところなので、今の御質問については何ともお答えしようがないんですが、ただ、我々的には、制限のある中においてもしっかりと学習の環境を整えていきたいというふうに考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。Wi−Fi以外にも、機械ですから、何か動かないというようなこともあると思いますので、よろしくお願いします。
 あと、ルールのところなんですが、夜間の使用、夜の11時から朝の6時までは使えないというルールなんですが、小学生は9時でもいいんじゃないかとちょっと思ったり、あと、学校からの連絡が、今後、紙ベースではなく、このような電子システムになることもあるということでしたけれども、夜の11時まで先生が仕事をして、もしかしたら何かで急な連絡が来るかもしれないとかなのかなと思うと、やっぱり親のほうも、そんな夜の11時にチェックして、朝もチェックしてとかいうことも小まめにはできないので、その辺、連絡ツールとして使う場合には、ちょっとどうなのかなと思ったんですけど。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  ここで書かれている時間帯っていうのが、今回フィルタリングというソフトウエアを利用するんですけども、その中でウェブでのアクセスを禁止する時間になっております。ちょっと誤解を招くような表現であるんであれば、おわびしたいんですけども、保護者の皆様が今後利用するというところにおいて、11時に利用しなければいけないということを想定しているわけではなくて、働き方含めて、共稼ぎ含めて、様々な生活スタイルがあると思っておりまして、その中において利用できる──今回、ウェブでの提供ということも考えておりますので、そういう閲覧を制限するということにおいて、ある一定の時間の制約が必要だろうというところで、時間を設定しているところでございます。
 これは必ずしも11時にチェックしなさいという意味で記載されているものでもありません。また、緊急の連絡におきましては、今、既に導入させていただいておりますフェアキャスト等を使った連絡網というのが基本になっているというふうに考えておりますので、基本的にここで想定しているタブレットの活用につきましては、緊急連絡等ということではなくて、学校と保護者の方、御家庭の間での情報共有という意味での様々な学校が発出しているようなものの共有の場として、今後、活用を検討していきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。健康状態とか、心のこととか、今後記入したりするということなので、本当に個人情報のことはすごく重要だと考えます。
 次、体罰のところに行きます。指導の範囲内、もしくは行き過ぎた指導とか、ガイドラインがいろいろとあるんですが、これ、すごく微妙というか、曖昧というか、同じ体を揺すられても、すごく怖かったって感じる子もいるだろうし、教育の範囲だって感じる場合もあるだろうし、微妙なんですけど。体罰が明るみになって、世に出るというか、やっぱりそれは子どもからの訴えが多いんだと思うんですけれども、この子どもが嫌だって感じたことが、例えば指導の範囲内だった場合は、それはやっぱり体罰ではない、子どもがどんなに傷ついていても指導の範囲内ですというふうになってしまうのか、その辺のガイドラインが、私、これはすごく微妙な話だなと感じたんですけど、そういうのは誰が判断して行うんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはり、そのときの状況状況がありますので、そういうことを詳細に調査しながら、判断するのは東京都教育委員会でございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  子どもの言い分とそのときの状況の言い分が違うというようなこともあるかもしれないので、これ、適切な指導のガイドラインに、授業中に物を投げた児童を注意し、残りの時間を教室の後ろに立たせた。これが適切な指導というところに、今、入っているんですね。ああ、まだ廊下とか、教室の後ろで立っている子がいるんだって、私、ちょっとびっくりしたんですけれども。こういうのも、やっぱり、昔、昭和の私たちの頃はそういうのはいっぱいあったかもしれないけど、今でもこれ立たせるのは適切な指導とお考えなんでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  これが例えば廊下に立たせたというと、これは体罰系の不適切な指導という形に当たってくるのかなと思いますけれども、いわゆる懲戒行為という部分なんですけれども、そういう状況の中で、一定程度立たせるといったことについては、これは許容の範囲の中なのかなと思います。当然、授業に参加させながらでのことではあるんですけれども。でも、昭和的ですねというところは、正直、理解はするんですけれども、ただ、現実には、今、法解釈的にはこういうふうになっているという状況です。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。
 あと、問題行動のいじめなんですけれども、いじめの認知率、この折れ線グラフで、緑色の都内の小学校がすごく右肩上がりに上っているんですけれども、これは何が理由なのでしょうか。分かる範囲で教えていただきたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  個々の詳細までは、私も把握しておりませんけれども、やはりいじめというのは、まず、それを防ぐための初期対応というのは非常に大事なんですね。初期対応をするためには、それがいじめかどうかというアンテナを立てる、要は認知をするということが非常に大切だと思います。そういった意味では、多くの学校が常にアンテナを張って認知をしているというようなことが1つだというふうに捉えております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。先ほども言いましたけど、やっぱりアンケートの取組で、47%がいじめを発見するという結果も出ていますので、やはりアンテナを高くしていただきたいと思います。
 不登校のことは、これまで不登校の数のほかに、先ほども病気や経済的理由、その他という項目をつけていただいて、すごくリアルな数が目に見えて分かった。これはとてもよかったというふうに思います。別に不登校が多いから駄目ということではなくて、どんな問題を、どんな子どもたちが、どれぐらいの数抱えているのかということを、やっぱり把握することが大事だというふうに思いました。
 あと、これ、長期欠席者の定義として、年間30日以上欠席した児童・生徒とあるんですけれども、これは、じゃあ、例えば29日だった場合は長期欠席者にはならないということでよろしいんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  これ、国としての規定ですので、規定としては長期欠席者とはなりませんけども、やはり休みがちな子に関しては、いろいろアンテナを立てて、それはやっぱり個別対応することというのは非常に重要であると、私は考えてございます。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。あと、半日だけ来られたとか、保健室までは来られたっていう子はどういう分類になるんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  これは、出欠席は校長が判断することなんですけれども、保健室登校で、例えば少しでも来られたということで出席にカウントするという場合が、ほぼ多くの学校では取られています。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。じゃあ、30日は行かないけれども、29日休んじゃったという子とかも含めると、実際には、もしかしたら長期欠席まで行かないけれども、数はもうちょっと変わるかもしれないというイメージでよろしいですかね。すみません、細かくて。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  この30日というのが、どういう捉えなのかというのは結構難しい問題があって、例えばちょっとおなかが痛いとか、ちょっと熱が出やすい子どもたちって、1か月に3日ぐらいって平気で休んじゃったりすることってあり得るんですけど、それで30日に到達してしまって、本当にそういう子どもたちを不登校というふうに定義づけていいのかという問題もあるのかなと考えています。
 一応、これ、国のほうでの定義ということでの30日ということなので、数的にそこに達していない子どもたちがどのぐらいのレベルで、29日の人があと30人いるとか、そういうことがあるかとかっていうのは、ちょっと把握は今のところできていないんですけれども、そう多くはないんだろうなというふうには考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。今後、コロナの影響でますます学校に行きたくないとか、いろいろ問題、様々出るでしょうし、やはりタブレット導入でも、格差が生まれないように心を配っていただきたいと思います。
 あと、すみません、高山小学校給食調理業務の委託について、これ、現在任用されている、会計年度任用職員さんというのは、何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  現在の高山小学校の職員配置は、会計年度任用職員さんは4名というふうに聞いてございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。その4名の職員さん、その後、どうなるというか、仕事、任期満了になってしまわれるのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  給食調理業務の委託化に関しましては、正規職員も含めてなんですけれども、委託校の人員配置については、全体の給食の調理業務とか、正職員に関しては他の業務もございますけれども、その中で配置を工夫するなどしながら移っていただくような対応をしますので、そこで任用を打ち切るとか、そういうことはございません。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。ほかの仕事、次の職もちゃんと紹介してもらってということですね。分かりました。ありがとうございます。
 以上で終わります。


◯委員長(伊東光則君)  今、教育委員会に対しての質疑の途中ですが、ここで15分間、休憩を取らせていただきます。
 休憩いたします。
                  午前10時57分 休憩


                  午前11時13分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 質疑のある方。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、児童・生徒1人1台タブレット端末の整備のところなんですけれども、端末導入支援員のことでお伺いをさせていただきたいと思います。
 今回、端末導入支援員について研修の実施など、支援体制の準備に取り組んでいますということなんですけれども、この端末導入支援員の業務の範囲はどこまでなのか、お伺いをさせていただきたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回、1月から配置をします端末導入支援員ですけども、業務範囲的には、基本的には、今回配置するタブレットを活用するための支援ということに重きを置いております。ただ、学校においてはタブレット以外のもので様々なICT機器が入っておりますので、それを先生方が活用して授業をする上では、いろいろ様々な支援が必要だというふうに考えております。ですので、基本はタブレット端末のところの活用、例えばジー・スイート・フォー・エデュケーションの使い方ですとか、タブレット端末のWi−Fi等を含めたときの支援ですとか、もしくは、故障時のところの事業者への取次ぎですとか、様々なことが想定されますけども、それ以外のところにつきましても、できる範囲の中で支援をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今回、タブレットの導入ということで、本当に先生方の負担も増えていくのかなと思っているところなんですけれども、今回の学習用タブレット端末等の利用について、保護者様のほうに配られたこういったものとかも、その端末導入支援員の業務とすることができるのか、お伺いしたいと思います。
 そういったいろいろな、そこに付随するもの、今後、マニュアルだとか、そういったものも作成するっていうことに当たってもその方に託すことができるのか、お伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  学校では、先生を支援する上で様々、御質問、御対応が発生するというふうに考えておりまして、それについてのFAQですとか、ナレッジ化ですとかというのも業務支援の一部だというふうに思っておりますので、例えば教育委員会のところで初期に用意するような操作説明書以外に、やはり学校現場ならではの説明が必要なものについては、その支援員の中で作成をし、全校に共有をしていくというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。この端末導入支援員の雇用形態と勤務形態、それとか、常時どこにいらっしゃるのかということをお伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回、端末導入支援員につきましては、業務委託ということで事業者さんにお願いしているところでございますので、三鷹市としましては直接雇用していませんので、雇用に関する情報というものはないんですけども、基本的には事業者のほうで支援に必要なこま割りをしていまして、その中で配置をしていくというふうに聞いております。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。よろしくお願いいたします。
 続きまして、児童・生徒の学習支援と心のケアのことでお伺いをしたいんですけれども、私も今年度の6月の代表質問のときにアンケート、また希望のお子さんに面談ということで伺ったのを聞いて、本当にお子様というのは、なかなか自分の気持ちを表現できなかったりとか、文字に起こすことってとても大変だと思うので、ぜひ全員面接をしてほしいということでお願いをさせていただいたんですけれども、今回、全員面接をしていただけたということで。
 この中で、担任及びスクールカウンセラーが全員面接を実施されたということなんですけれども、これは担任とスクールカウンセラーが一緒に業務分担をしてやられたのか、そこの辺のところ、やり方についてお伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  こちらにつきましては、担任は担任で全員と面談をしまして、カウンセラーはカウンセラーでということでやっております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当に、今回長く、長期休校が明けたということで、それぞれお子様、いろいろな思いを抱えられていらっしゃったと思いますし、それぞれの家庭の経済状況とかで本当に苦しい思いをされていた御家庭もあったかと思うんですけれども、今回の面談、またアンケートで、実際虐待が発覚したとか、DVがあったとか、そういった本当に支援につなげざるを得なかったようなケースというのがあったのかどうか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  今回のアンケートに基づく面談で、そのような事案は私どもは聞いておりません。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。面談、アンケートでも聞いていなかったということで、本当に今、虐待とかの件数はすごく伸びている状況であるんですけれども、学校現場のほうでは、そういったことのキャッチがなかったということなんですけれども。今後も、ぜひきめ細かく、まだまだコロナの感染も続いて、今後もさらに御家庭が大変な状況のお子さんもいらっしゃると思いますので、きめ細かく見ていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、図書館での電子書籍の導入ということなんですけれども、本当にコロナ禍でほかの取り入れている自治体も倍に利用者が増えているということで、私も電子書籍、導入できたらいいなということを考えていたので、本当に三鷹市、来年度から取り入れるということで期待をしたいところなんですけれども。
 実際、この導入されるに当たって、やはり費用のことをすごく懸念される自治体が多かったかと思うんですけれども、このシステムの導入した後、維持管理費についてお伺いをしたいと思います。


◯三鷹図書館管理・サービス担当課長(大地好行君)  現在、想定しておりますところでの維持費、年間の電子図書館システムとしての維持費は、月5万5,000円掛けることの12回でございまして、そのほかに、コンテンツ使用料、つまりざっくり言うと本代がかかります。それについては、今回の12月補正のところでは、一応、590万円余、想定しておりまして、これで、できれば1,000点ぐらい入れさせていただきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。本当、図書館に足を運ぶことができない方にも非常に有効だと思います。今回も1,000点考えていらっしゃるということなんですけれども、どんな傾向の本を、この1,000点というふうに考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。


◯三鷹図書館管理・サービス担当課長(大地好行君)  現在、選書については、職員に割り振って続けているところなんでございますけれども、基本的には、既に紙で導入している資料の実績とか、そういうものを確認しつつ、広い目配りでいろいろな層の方に御利用いただけるような形で、本をそろえたいと思っております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当に新しい取組ではあるんですけど、市民の皆様、とても期待をしたいところだと思いますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。
 続きまして、体罰の件なんですけれども、本当に三鷹市、指導の範囲内で体罰、3件だけだったということで、非常に低い現状だなというふうに感じているところなんですけれども。2番の本市の体罰防止に向けた対応というところの2個目の丸で、ヒアリングの際に気になる教員について、管理職と情報を共有し、継続的に指導するとなっているんですけれども、この気になる教員というのは実際いらっしゃったのか、お伺いをしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはり、気になる教員というのはいないとは申し上げられません。います。いますので、ですから、そこの部分を、私ども指導課長と、そして校長と、直接情報共有しながら、きめ細やかに指導を進めているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今、非常にこの体罰に対する目が厳しくなっておりまして、私の子どもは大学生なんですけれども、その子どもが中学校のときに、普通にこれ体罰に当たるなと思うようなことは多々見受けられたという現状があるんですけれども。やはり、先生方の性格とか、そういったこともすごく影響してくるのかなって思うんですが、先ほどアンガーマネジメントがすごく重要になってくるということでおっしゃっていたんですが、そういった先生に対する──怒りをどう抑えるかとか、そういった研修を促すとか、そういったことはあるんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  東京都のほうにもアンガーマネジメント研修というのもございますので、必要に応じて研修を勧めたり、そういうことはしております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。よろしくお願いをいたしたいと思います。
 続きまして、こちら、不登校のことでお伺いをさせていただきたいと思います。今回、昨年の12月に長期欠席の評価の仕方を見直したということで、本当に不登校が非常に少ない三鷹市ではあったんですけれども、これで実態に即した数が本当に見えて分かるようになって、それに即した支援ができるようになると思うので、とてもよかったと思っているところなんですけれども。
 気になったところが、この病気の区分なんです。病気、けがをしたとか、内部疾患を患っていらっしゃるお子さんとかもいると思うんですけれども、一番難しいのは情緒の部分で、なかなか学校に行けない、学校の団体の生活になじめないというお子さんいらっしゃると思うんですけれども、この病気というのは、医師の診断が必要なのか、それとも周囲の判断で病気というくくりに入っていくのか、お伺いをしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  これは、先ほども御説明申し上げたとおりなんですけども、自宅で療養が必要だという医療機関の指示、医師の診断と同時に、自宅療養を行うことが適切であると、本人や周囲の者が判断した場合も、これは病気として扱っております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。非常にメンタルの部分って難しいのかなというのは感じるところなんですけれども、今回、この病気というくくりの中で、先ほど長期欠席、30日の規定っていうのがあったかと思うんですが、なかなか実際教室には足を運べなくても、先ほど紫野委員がおっしゃったように保健室登校ですとか、職員室登校、そういった方も本当に現実的には、欠席の中ではクリアされていても、不登校のくくりになってくるのかなと思うんですけれども、そういう長期欠席のこの30日っていう規定に即さない、頑張って保健室登校されているお子さんとかは、このA−Roomの支援の対象として考えていかれるのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  これも、やはり個々の様々な事情はあるとは思うんですけども、やはりA−Roomに通うことが適切な場合は体験入級等を通じてつなげていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当に病気というくくりの中にも、幅広いお子さんがいらっしゃると思うので、きめ細かく見ていただいて、A−Roomだったら通えるっていうお子さんが、この中にももしかしたらいらっしゃるんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 また、今、A−Roomのほうなんですけれども、先日の定例会の一般質問のところで、50人体験されて、入室されたのが今20人ということで伺っておりまして、実際この20人のお子さんが通えている状況にあるのか、お伺いをしたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  今ちょっと詳細な資料は手元にないのですけれども、毎月月末にA−Roomでの出欠状況につきましては、所属の校長のほうに報告をしております。それを見ている中で、やっぱりばらばら差はあるかなといったところは正直ございますけれども、定期的に通えているお子さんもいれば、来るって言っていたけど、やっぱり来れないといった状況もゼロではございませんので、そのあたりは個別に対応しているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当に今年度はそういったお子さんの受皿となる支援教室ができたということで、本当にその部分では安心しているところなんですけれども、実態としては、なかなか、やはり実際通えるお子さんという人数が、その中で少なくなってしまっているんだなというのを感じるところなんですけれども。
 これは要望ではあるんですけれども、今後、1人1台タブレット、GIGAスクールが始まるということで、そういった本当になかなか通えないお子さん、そういった方にも有効なGIGAスクールの取組になることを要望していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、いじめの件なんですけれども、この特徴なんですが、この表、認知件数を見ると、小学校3年生、4年生で増えて、また中学1年生で数が多いという傾向があるのかなと思うんですけれども、これは全国的に見て同じような傾向になっているのか、お伺いをしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  小学校3年生、4年生の時期というのはギャングエイジというふうに言われる世代でもございますので、やっぱり全国的にこういう傾向はあると思います。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。
 それと、あと先ほどの不登校にもつながるんですけれども、このいじめから不登校につながっていったお子様の数というのは把握をされているのか、お伺いをしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  今現在、手元にその数が何人というのは把握してございませんが、やはりいじめが原因で不登校に行くというケースはございます。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。そういったこともぜひ数としてつかんでいっていただけたらなと思います。
 それと、中学1年生、先ほど認知件数32名ということで、非常に多くなっているなというふうな実感だったんですけれども、中学になるとスマホを大概のお子さんが持ち始めて、そこからスマホとか、SNSによるいじめにつながっていくケースがあるかと思うんですけれども。でも、実際、ここの数を見たら、意外に少ないということに驚いたんですけれども、やっぱりなかなか表には出てこない数字というのもこの中にはあると思います。
 このスマホに対する使い方等の指導なんですけれども、中学1年生のお子さん、なかなかこのマナーとか、ルールとか分からなくて、持って、うれしくなって、いじめと思わずにやってしまうというケースもあるかと思うんですが、このスマホのSNSに対する指導というのはどういうタイミングで行われているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはりこのインターネット上の書き込みによるいじめというのは、非常にこれ、なかなか表に出づらいと同時に、一度書き込まれると、消すことができないということで、非常にこれは大きな課題であるというふうに考えております。
 三鷹市では、三鷹市の小・中一貫教育カリキュラムの中に情報モラル教育カリキュラムというのを──小学校1年生から中学3年生の、いつ、どのように、何をやるのかというカリキュラムがございますので、それを基に適切に行っております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。それは、毎年、各学年で行っているという認識でよろしいんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  カリキュラムの中で、各学年でやることということで位置づけております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。三鷹市の先生方、本当にきめ細かく生徒たちのことを見ていただいて、その後のフォローも本当によくやってくださっているという認識でおりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
 ありがとうございました。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。最初に、児童・生徒1人1台のタブレット端末の整備についてなんですけども、これ、1月から導入が始まるということで、実は残りもあと半月しかないわけですよね、学校、25日でお休みになってしまったりするので。現状であと15日しかないんですけども、この端末の導入支援員もそうなんですけども、学校の先生方も含めて、学校全体22校が1月から一斉に始まるのに、遅滞なく現在準備を進められているのかどうか、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  まず、整備という意味では、物理的な端末の整備と体制を含めた形のものになると思いますけど、端末の整備につきましては順調に進んでおりまして、1月12日の週に児童・生徒に配付を予定しておりますけども、配付できるというふうに考えているところでございます。
 支援というか、先生のほうですけども、これにつきましては、この後、来週から端末、先生用のやつが入ってきますので、そこのタイミングで指導課を中心に悉皆研修を行っていくということになっております。また、端末導入支援員につきましても、必要な研修を、今、12月中に組んでおりますので、ある一定の状態でスタートができるんじゃないかというふうに考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  まず、支援員の方、あるいは先生方がしっかり分からないと、子どもたちができないというか、使えなくなってしまいますので、その辺はしっかりお願いをしたいと思います。
 また、子どもさんたちも、タブレット、得意の方もいれば、不得手の方もいらっしゃると思うんですよ。その不得手の方たちが遅れないように、その子どもたちの面倒を、やっぱり開始した後にしっかり監視をして、御指導を丁寧にいただきたいと思いますので、その辺はひとつよろしくお願いをいたします。
 それと、もう一つ、市立小・中学校のタブレット端末活用のルールについてという資料の中で、管理に関することについて、学校でのルールというところの項目の黒丸が3つあるんですけども──先ほど、真ん中に、登下校のときに、タブレットは毎日持ち歩くと。そして、登下校中はタブレット端末はランドセルやかばんにしまいますと書いてあるんですけども、現実に毎日持ち歩く本体、あるいはケース、キーボード──充電器は持ち歩かないんでしょうけども、そういったものを、小学校1年生がランドセルに入れて歩くというのは非常に負担ではないかと思っているんですけど、その全体を合わせると、大体どのぐらいの目方があって、子どもたちの負担に対しては今どのようにお考えになっているのか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  委員さん御指摘のとおり、毎日持ち帰るという意味では、持ち運ぶものが増えるというふうには想定しておりますけども、キーボード等は持ち運ぶということはあまり想定していなくて、ここで想定しているものについては、タブレット本体とそれに附属しているケースということで、ケース装着時において、大体670グラム程度というふうに考えているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  高学年になれば、それぐらいのものはいいと思うんですけど、やっぱり1年生に入ったばかりのときに、毎日それを教科書以外に持って歩くということになると、ちょっと負担がかかると思うんですよね。その辺、やっぱり子どもさんたち、よく御指導も必要でしょうし、また、持ち歩き方等についても、670グラムって結構ありますからね。その辺は、やっぱり1年生に何かいい方法はないのかなというふうに思っているんですけど。
 持ち歩かないと、家庭では使えないということになってしまうので大変なんでしょうけど、子どもさんたちに負担がかかるなというふうに、ちょっと私、考えていますので、何かいい方法があったら──本当は2台あって、家に1台、学校に1台が一番なんでしょうけど、1年生のときだけでもね、本当はそれが一番なんでしょうけど、それは難しいと思いますけど、何かいい方法があったら考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、あと給食の調理のことなんですけど、直接この高山小学校ではないんですけど、今もう22校中20校ですか、委託になっているのが。あと2校だけなんですけども、2校だけが委託になっていないということだと、直営と委託によってどの程度、何が違うのかということと、それから、あと、この2校については、予定としては、いつ頃委託にしたいというふうに教育委員会ではお考えになっているのか、予定があったら教えていただきたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  直営と委託の差というところですけれども、実際には調理に従事されている方が委託事業者なのか、市の職員なのかといったところの違いがございますけれども、毎日の献立については、各校配置の栄養士が全て作成して、その下に作るものですので、そういったところにおいて提供される給食に差が出るということはございません。
 今後の予定ですけれども、人員配置のこともありますので、そういったところも見据えながら、計画的に22校全校委託化に向けて取り組んでまいります。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。子どもたちの給食に差がないということであれば、それはいいと思います。あと2校ですけども、十分検討されて、またよい、すばらしい業者に委託ができるといいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  幾つか質問をさせていただきます。まず、タブレット関係なんですが、今、吉沼委員のほうからの質問の答弁で、研修のほうは来週からされるということですけど、要は三鷹市内の先生全員ですよね。教える方は限られていると思うんですけど、学校が終わるまで、来週からですとあと1週間ぐらいしかなくなるわけですけど、この研修だけで十分スキルが身につくのかというのがちょっと不安なんですけど、その辺は教育委員会としてどうお考えなのかお伺いしたいんですけど。


◯指導課長(長谷川智也君)  今回は、iPadそのものの使い方、子どもへの指導の仕方と、そういう意味で、iPadを全く使ったこともない教員もおりますので、全ての教員が基本的なことを含めてその使い方をマスターできるように。
 そういった意味で、学校としては、この学期末でいろいろ事務作業は多いところなんですけれども、そのものを使って研修をしたいという意味で、この時期に集中的に指導主事と、それからドコモにも協力をしていただいてやる予定でいるところでございます。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。まず、基本的な操作が使えなきゃしようがないですからね。そこの部分ということは理解したんですけど、それで足りない先生が、今度いろいろなアプリを使っていく技術に差が出ちゃうと、小学校だったら、その先生のクラスの生徒だけがあまり使いこなせないというような差が出るような気もするんで、先生がもうちょっと教えてもらいたいというような要求があれば、教育委員会としては研修をする予定があるのかどうか。あるいは、そういう先生に対しての対応はどういうふうにされるのか、お伺いします。


◯指導課長(長谷川智也君)  まずは、今回の悉皆研修は、教員が一定の技術をつけるのを担保するという意味での研修でございます。今後は、各学校にマイスター、支援員、それから開発委員、おりますので、それらの教員を中心に、各学校で様々な活用について研修を積んでいくと。さらには、必要に応じて、やはりこれは教育委員会として、そして東京都も含めて研修は引き続きやっていくところでございます。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ぜひそのように支援をしていただきたいなと思います。
 続いて、端末の利用についてという形での、こういった保護者宛てのプリントを我々が頂くのは非常にありがたいことで、我々のほうにも──私も娘が卒業してから大分たつんですけど、いろいろつながりがあるので、こういうのが配られたんですけど、ここ、どうなんですかって聞かれるんですよ。非常にありがたいなと思うので、その中でちょっと保護者目線で質問をさせていただくと。
 まず、1人1台のタブレット、無料だと思っていたら、あれ、3,960円払うんだと思ったんですが、今までの質問、答弁を聞いていますと、ある程度、タブレットが壊れたときの補償とかっていうのは確かにそうだよなと思う点があるんですけど、これ、この文章だと、例えば盗難・紛失の際は補償するのかっていうのが書かれていないですし、補償対象外となる修理については実費を負担しますって書いてあるんです。
 この3,960円──一部と書いてあるから、実際もっとかかっているんでしょうけど、3,960円払うことによって、どの部分が補償されて、どの部分が補償されないかっていうのはもうちょっと明確にしておくべきだと思うんですね。その辺についての意見をちょっとお伺いしたい。
 もう一つ、5番、6番だと、ほかのものについては基本的には購入していただくとかなるわけじゃないですか。今回、リースですよね。リースだったら一くくりで補償がならなかったのかどうかっていうのが疑問なんですけど、その辺についても併せてお伺いしたいんですが。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  確かに分かりづらい文章でちょっとあれですけども、申し訳ございません。基本的には、タブレット端末本体がまず補償の対象になります。その補償の対象のところで、まるでちょっと対象外があるような雰囲気の文章の書きぶりになっていますが、これはなぜかといいますと、基本的な利用のシーン、つまり、例えば国内で利用することとか、それを守られなかった場合には対象外になるということを含めております。
 そういう意味では、紛失・盗難含めて補償の対象になりますし、通常使っていただいているところ、もしくは子どもたちが──故意はちょっとあれなんですけど、不注意で落とした、割れた、壊れた、水没した含めて全て対象になります。あわせて、消耗品扱いの部分につきましては、事業者といろいろ会話したところではございますが、基本的にはやはり消耗品だというところもございまして、やはりケースなんかですと安価なものですので、なかなか非常に難しいというところがございますし、キーボードにつきましても、使用の仕方によって、やはり非常に障害の出方が違うというところもございまして、なかなか全てを補償することが難しいと。
 また、機器につきましても、本体はすごく高価なものなんですけども、周辺のキーボード等につきましては安価なものを選定しているというところもございますので、その辺について、逆に言うと補償費をつけることによって、逆に高価な費用負担が強いられるということもございます。その辺を鑑みまして、全体で予算の範囲の中で、このような仕様になっているということは御理解いただきたいです。
 また、キーボードにつきましては、先ほどから申し上げているとおり、基本的に子どもたちが毎日持ち帰ることは想定しておりません。基本は、学校にも周知をしておりますが、活動するときに学校に置いてあったものを使いたいときに利用すると。どうしても家でキーボードが必要な場合には、当然、担任の先生の指示に基づいて持ち帰るわけですけども、家でキーボードを使うというシーンは、今のところ教育委員会としてはあまり考えておりません。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  今の田島課長の説明で結構分かりやすいと思うんですけど、これ、そういう文章にしたほうがいいんじゃないですか。これを基に保護者会とかの説明会をするんですか。このままだと、絶対そういう質問、出ると思いますよ。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  この文章を基に学校が説明するという認識を持っておりますが、今言った言葉を文章化すると、やはりちょっと権利関係もございまして、貸出機であるということ、つまり一定の御負担をしていただく上で条件をしっかりしなければいけないというところの部分と、あと、これを活用するに当たって、セットでソフトウエア、ジー・スイート・フォー・エデュケーションを含めた個人情報の管理も御理解いただいた上で同意が必要であるということを鑑みまして、一応、文章作成に当たりましては、法務監のアドバイスもいただきながら、このような文章になっているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  じゃあ、2学期末の保護者会とかで、一応、学校側から、これを渡して説明するというような予定なんですか。


◯指導課長(長谷川智也君)  小学校については、全てそのような形になっております。中学校については、この時期、全体保護者会をやらずに、面談を取っているところもありますので、その場合は、文書をお配りしてというような対応をしております。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  いろんな質問が出ると思うので、その準備はしておいていただきたいなと思います。
 それと、3,960円を負担いただくわけなんですけど、この徴収方法、支払いの方法は別途と書いてあるから、もしかしたらまだ決まっていないかと思うんですが、どういった方法にするのかということ。
 それと、誰が責任──要は給食費があるじゃないですか、今でも議論になっている。事務局のほうで集めて、責任は副校長だとか、いろいろありますけど、その辺はどうなのかということと、公費扱いにして、年間の歳入歳出に入れていくのかどうかというのも確認したいんですけど。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  学校の児童・生徒分につきましては、先ほどから御説明したように教材費の一部という形で御負担をいただきますので、イコール、学校側が今教材費を集めている中で集金をし、ドコモと学校長が契約した中において支払いを行っていくということになります。直接です。公費扱いしているものにつきましては、事務局側の部分、もしくは先生の部分につきましては、公費として歳出をしていくという形で、教育委員会とドコモが契約するという形になっております。


◯委員(谷口敏也君)  そうなると、例えば払い忘れていたとか、そういった形だと、請求はNTTから行くんですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  先ほど申し上げましたように、あくまで契約の主体者は学校長になりますので、NTTドコモは保護者に請求はいたしません。やはり学校長が責任を持って回収した上で、一定の金額を学校長がドコモにお支払いをするという形になります。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。ありがとうございます。
 続いて、9ページの端末活用のルールについてということ、これも保護者に配るプリントですが、一番下の家庭でのルールを決めて、正しく使わせてくださいということがあるんですが、思ったのは、時間の管理、子どもがずっと使い過ぎるとか、遊べるゲームとか入っているのかどうか分からないですけど、その辺の時間的なルールはある程度家庭内で決めるのかなと思ったんですけど、時間等という等は何を教育委員会が想定しているのか、保護者も分かりづらいと思うんですけど、この辺は、家庭でどういったことを決めろと考えているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  基本は、やはり利用する時間がメインになります。ここで、やはり例えば小学生は何時とか決めなかったのは、それぞれ習い事ですとか、塾等ありますので、それによって使う時間が変わってきますので、一律には決めないほうがいいだろうということで、マイスター等で協議をし、校長会も承認してこのような形で決めたところでございます。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  この辺だって、家庭にお願いするわけですから、これ、きっと質問、出ますよ。時間以外、何を定めればいいのかなっていうような──思いますもん、私自身も。ということで、御注意いただければと思います。
 続いて、宿泊を伴う行事における感染症対策なんですけど、小学校の自然教室、中学校の自然教室、中学校の修学旅行と、本当に実施していただけるのはありがたいと思います。一生に一度ですから、ありがたいことなんですけど。修学旅行については、特に2月、3月に延期ということで、もしかしたら進路先が決まっていない子もいないではない時期ですよね。その辺は、教育委員会としてどう考えているのか、お伺いしたいと思うんですけど。


◯指導課長(長谷川智也君)  この時期に全員進路先が決定するとは限らないというのは、もちろん認識しておりますが、そういう子たちが実際に受験の当日に至ってしまったりとか、そういうふうにならないような形で、各学校で日にちは設定をしております。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  実際、東京都内の学校だと、多分、京都、奈良ですよね。日程も同じで、3学期とか、ほぼこういった対応をしていると思うんですよ。そうなると、そこに集中するわけじゃないですか。新幹線で行く、向こうでバスを借りる、バスもいつもより多く借りるというようなことであると、非常に競争じゃないですけど、果たして本当に取れるのかなという気はするんですが、見通しは教育委員会としてどう見ているのか、お伺いしたいです。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはりこの時期に集まるという傾向はあるんですけれども、以前よりも、やはりここへ来て修学旅行を中止する自治体が、この多摩地区でも非常に増えました。ですので、逆に、今、するほうが少ないぐらいの現状がありますので、それほど集中することはないのかなと思うのと同時に、当然のことながら、バス等も借り上げができるような形で業者と日程調整しておりますので、そこは問題ないと考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。逆に実施するほうが少ないと聞いたのは、ちょっと驚きなんですけど。安全対策で、場所の変更も、例えば近くであれば新幹線に乗る時間も少ないとかってありますけど、あくまでやっぱり三鷹としては、京都、奈良を考えているということなんですか。


◯指導課長(長谷川智也君)  基本は京都、奈良で、もともと学校はそれで計画を進め、学習も進めてきたものですから、その方向でやっておりますが、ただ、京都、奈良の予定していた同じ宿が取れない学校もありましたので、その学校は大阪で宿を取っている学校もございます。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  例えば、今、大阪だと、GoToで除外とかあるじゃないですか。そういうところの対象になっちゃった場合って、修学旅行だから、それは関係ないですとかってあるんですか。


◯指導課長(長谷川智也君)  修学旅行もGoToの割引の対象にある程度なるというような通知が来たんですけれども、これ、個々に業者と学校が調整することになっておりますので、考えられるのはクーポン券なんですけども、これについては、やはりある程度高額になるものですので、それが受けられる学校については、保護者等も含めてよく管理を徹底するようにというお話をしているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。感染防止対策をしっかりと取っていただいて、本当に実施してあげてください。一生の思い出になるのでお願いします。
 続いて、いじめ関係なんですけど、いじめの状況についての表で、いじめられた生徒の相談状況というところを見ると、中学校で担任以外の教員というのが40%、非常に高い、あるいはカウンセラーさんとかも高いと思うんですけど、担任以外の教員だと、中学だと部活をやっているので、部活の先生とかもあるのかなという気はしますが、やっぱり小学校と違って、中学校の先生のほうが、そういった部活動の先生や専科の先生とかがいるから、ある程度相談はしやすいのかな。それを見て、要は、誰にもしていないというのは小学生がすごく多いじゃないですか。
 この辺の分析は、教育委員会としてどうされているのか。それで、相談しないということは、やっぱりあまりよくないことなんで、相談しやすい環境をつくっていくには、こういったデータから教育委員会としてどう分析しているのかというのをお伺いしたいんですけど。


◯指導課長(長谷川智也君)  基本的には、学級担任が一番身近な存在ですので、そこで相談するのが望ましいというふうに思うんですけども、中学校については教科担任制を取っておりますので、やはり自分と話しやすい教員っていると思うんです、部活の顧問も含めて。そういう部分があるので、担任が信用できないということではなくて、自分が話しやすい教員に話をしているという現状があるかと思います。
 逆に、小学校は教科担任制を取っている部分は本当に一部分ですので、基本的に1日中接触の多い学級担任が多いのかなというふうに思っています。やはり、ここに誰にもできないというのは、どうしても担任との関係等を含めて、できないという児童が一定数いるのかなというふうに思いますので、こういう子どもたちの声を聞くには、やはり質問紙調査ですとか、それからスクールカウンセラーですとか、そういったいろいろな方が関わり合いながら、その悩み等を聞き取れるようにしていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  私もそう思います。スクールカウンセラーさんに相談も、若干小学校が少ないというのも、ちょっと何か方法を考えたほうがいいのかなと。中学校って全員面接とか、1年のときにやっているじゃないですか。だから、そういったことで、スクールカウンセラーさんを身近に感じられるというのもありますし、小学校のほうの、やっぱり誰にも相談しないというのを何とか少なくするような方法を、教育委員会としてぜひ考えていただければなと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  スクールカウンセラーによる全員面接は、現在、中学校1年生と小学校5年生を対象にやっております。やはり、カウンセリングルームに行きやすい、場所の配置も含めて相談に行きやすい雰囲気をつくるというのは非常に必要だなあというふうに思います。そういうことをやはり工夫しながら、心理の専門家であるスクールカウンセラー等の活用を引き続きやっていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ぜひお願いいたします。
 それと、最後に給食なんですが、ほぼ学校──これが20校目ということなんで、保護者からのいろいろな意見というのもそんなに出ないのかなという気はするんですが、説明会等はこれ、学校側からやるんですか。


◯学務課長(金木 恵さん)  例年、新規委託校については7月頃を目途に説明をしているのですけれども、今回は、このような感染状況があるので、お知らせの説明文を配るという形で対応させていただきまして、もし御質問等があれば、お寄せくださいというふうに対応させていただきました。


◯委員(谷口敏也君)  反対っぽい意見とかは出ていないですか。


◯学務課長(金木 恵さん)  反対の意見をお寄せいただいたことはございません。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。選定基準の中で、児童・生徒との触れ合いを含めとあるじゃないですか。三鷹の場合は、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育をやっているわけで、そういった点を踏まえると、やっぱり委託業者の方々に対しても、その理念をしっかりと把握していただいて、協力していただきたいと思うんですけど、この点に関して、今回の事業者は三鷹市内で初めてっていうお話でしたね。どのようなプロポーザルで、この部分をPRしてきたのか、そこをお伺いしておきたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  各社さんから御提案をいただく内容の中にこの項目があるのですけれども、現状既に行っているような事業者さんだと、例えばお弁当の形の給食を1食作って、校庭で事業者さんも一緒に食べるというような取組をする学校もございますし、日頃の学校行事の中で御協力をいただくというような対応をしている学校もございます。
 今回の事業者さんについても、そういった形で学校行事には積極的に参加をしていきたいというようなことでの御提案はいただいておりますので、そのあたりは実施校と、また今後協議をしながらといった形で実現していきたいと思っております。


◯委員(谷口敏也君)  やっぱりその辺も重要だと思うんですよね。コミュニティ・スクールということもありますし、特に小学生だと、そういった調理員さんと仲よくなっていくことによって、また給食に興味を持ったりということもありますので、ぜひ教育委員会としても、そのような協力を得られるようなお願いをしていただきたいなと思います。
 それと、基本的なことなんですけど、選定基準に、おいしい給食で、残さないように食べる。その辺が入っていないのは、その辺って栄養士さんの仕事じゃないかなと思うので、あえて入れていないのかどうか、確認したいんですけど。


◯学務課長(金木 恵さん)  そうですね、基本的には献立は栄養士さんのほうで作成をしますのでといったところで、ただ、その作成する中において、こういうメニューを出すと、このぐらい残っちゃう傾向があるとか、そういったことについては事業者さんと栄養士がしっかり確認をしていますので、そういった中で工夫を重ねてまいります。


◯委員(吉野和之君)  それでは、1点だけ質問をさせていただきます。先ほど来、修学旅行に関して質疑が出まして、一定の答弁もいただき、中止するところが多い中でも、三鷹市では、やはり子どもの一生の思い出ですから、リスク回避に全力を挙げて実施を目指すという御答弁をいただきました。中止ということを考えていないのかということに対しても、やはりリスク回避をして実施を目指すという方向性だという御答弁をいただきました。
 これはこれで1つの方向性だと思うんですけども、やはりコロナの感染者数が過去最高を連日更新している。大変に厳しい状況ですね。この状況の中で、恐らく保護者の方にも心配をされている方も非常に多いのではないかなと思うんですね。状況がこういう状況ですから、まず1つには、状況が大きく変わっていますので、保護者の意見も再度、もう一度、何らかの形で問うてみる必要があるんではないかということが1点。
 それから、あとリスク回避も含めて、学校の医療に関わっている先生方の御意見も、やはり聞くことが必要ではないかというふうに思うんですが、ここら辺についてお願いいたします。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  自然教室、小学校のほうでの実施に当たっても、大分その辺のことというのは、保護者、教職員の意見等を聞きながら、最終的に決めるということで動いてまいりました。当然、現在の感染者状況の推移等も踏まえて、何が何でも絶対にやるんだということではなくて、きちっと状況を踏まえた上で、様々な意見を聞きながら判断をしていきたいと考えています。


◯委員(吉野和之君)  様々な意見を聞きながらということで、そうすると保護者の意見も含めて、あるいは、リスク回避ということですから、学校の医療に関わっている先生方の御意見も、これ、非常に重要だと思うんですよ。そこら辺もやはりしっかり聞いて対応していただきたいと思うんですが、これはどうでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  当然、メンバーの中に入っているというふうな認識でおりますので、きちっと意見を聞いた上で判断していきたいと思います。


◯委員長(伊東光則君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時07分 休憩


                  午後0時59分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  本日、スポーツと文化部からは4件の報告をさせていただきます。
 まず1件目は、新型コロナウイルス感染症に関する対応についてでございます。資料1を御覧ください。11月16日にまとめました新型コロナウイルス感染症緊急対応方針(第4弾)でのスポーツと文化部の対応につきまして、事業の内容を御説明申し上げます。
 2件目は、資料2でございますが、三鷹市中央防災公園・元気創造プラザの総点検について、市民向けの講演会開催を中心に御報告をさせていただきます。
 3件目は、オンラインによる市民駅伝大会の開催についてです。11月に予定をしておりました三鷹市民駅伝大会を中止といたしましたが、それに代わる取組として、スマートフォンアプリを活用し、スポーツを通じて仲間同士の絆を深め、三鷹市を元気にするイベントを開催をいたします。具体的な内容が固まってまいりましたので、御報告をさせていただきます。
 4件目は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取組についてです。チリ共和国のホストタウンに正式に認められたところでございますが、ホストタウンとして選手を受け入れる際のマニュアル、また、聖火リレーの際の感染症対策に関するマニュアルなどが国から示されつつございますので、このことについても御報告をさせていただきます。
 最初の2件は私から、あとの2件はスポーツ推進課長から御説明をさせていただきます。
 では、資料1に戻っていただきまして、1件目の新型コロナウイルス感染症に関する対応についてでございます。新型コロナウイルス感染症緊急対応方針(第4弾)では、三鷹市内のプロアーティスト支援事業、生涯学習センターのデジタル環境の整備と講演会の開催、オンラインによる市民駅伝大会の開催の3点を盛り込ませていただきました。
 いずれもスポーツと文化部の所管事項である芸術文化、生涯学習、スポーツのそれぞれの活動について、市民の皆様がこの間、感染症対策のために活動が思うようにできない、また、手法を変えざるを得ないなどの状況におありのことから、支援策を盛り込んだものでございます。
 資料1の1点目、アーティスト支援事業でございますけれども、市内在住のプロアーティストが演奏する動画を公募し、三鷹市のユーチューブで配信をしようと思っております。動画作成に当たっては、一定の基準により謝金、もしくは協力金のようなものをお支払いをし、活動の場を失っているプロアーティストに活動の場を提供し、支援をするものでございます。
 2点目の生涯学習センターのデジタル環境整備につきましては、オンラインでの発信がよりやりやすくなるように、オンライン会議システム──Zoomを想定してございますけれども、Zoomに接続できるパソコン等の貸出用機材を生涯学習センターに設置するとともに、初心者向けのオンライン講座、Zoomの使い方初級講座などを開催する予定でございます。
 なお、今申し上げた2つの点につきましては、先日開催されました総務委員会で、今12月補正予算として御審議をいただいている内容であることを申し添えさせていただきます。
 3点目のオンラインによる市民駅伝大会の開催につきましては、この後、別に資料を御用意しておりますので、あわせてスポーツ推進課長より御説明申し上げます。
 資料2を御覧ください。三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検につきまして、新型コロナウイルス感染症対策のために、本来であれば、令和2年度、本年度の前半に予定しておりました市民向けのワークショップなどの開催を、この間、施設が思うように使えないなどもございましたので、少し見送ってきたところでございます。
 しかし、一方、この間も、指定管理者である財団との打合せや助言者の先生方との打合せ、主にオンラインのZoomを活用して、継続して開催をしてまいりました。実際の場に集まってのワークショップ開催が大変難しいことから、このたびオンラインを活用した2回連続講座を開催をいたしまして、その中で質疑応答や議論の場を設けることとし、公共施設を魅力的な場にするためにと題した内容で開催をすることにしたものでございます。
 ただ、オンラインだけですと、参加できないという方も多く出ることが想定されますので、生涯学習センターホールにリアルでお集まりいただいて、見ていただける、参加していただける場を設定をし、いわゆるハイブリッドでの開催というふうにいたしております。
 1回目は、講師が2人ともオンラインで登場し、生涯学習センターで参加者の方がパブリックビューイングで見るような形で御席を御用意をしております。また、2回目は、ここにありますとおり、中村教授と河村市長がホールでリアルで対談をしつつ、その様子をオンラインに配信をして、また、後半ではオンラインとリアルの二手に分かれて意見交換の場を設けるために、オンラインにも専門のファシリテーターを配置するなど、開催方法を工夫しているところでございます。
 なお、今年度はこの後、2月にリアルの市民ワークショップを予定したいというふうに考えて、今企画中でございますけれども、新型コロナウイルス感染症の蔓延の状況次第では、リアルでお集まりをすることをやはり控えざるを得ない状況も起こるかもしれませんので、その際にはオンラインでのワークショップに切り替える可能性もあるというふうに考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私からは、資料3、オンラインによる市民駅伝大会の開催について、まず御説明申し上げます。本件については、閉会中に情報提供させていただきましたが、改めまして御説明をさせていただきます。
 資料の番号1でございます。事業の目的などについてです。新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、今年11月の三鷹市民駅伝大会を中止としたところですが、スマートフォンアプリを活用した、走ってつながるみたかバーチャル市民駅伝大会(仮称)を令和3年2月頃に開催を予定してまいりたいと考えております。スポーツを通じて仲間同士の絆を深め、健康増進を図りながら、まちの元気回復につなげていきたいと考えております。
 2の事業内容についてでございます。大会名は今申し上げましたような形で、走ってつながるみたかバーチャル市民駅伝大会(仮称)と、今のところしているところでございます。1つ飛びまして、(3)番でございますけれども、主催は市民駅伝大会と同様に三鷹市、三鷹市教育委員会、三鷹市体育協会、三鷹市スポーツと文化財団の4者共催という形を取っております。
 (4)でございますが、実施期間については、令和3年2月頃を予定しているところです。
 (5)、参加者でございますけれども、部門別とした小学生以上のチームといたしまして、1チーム当たり4人としております。指定コースの関係から、今のところ、上限100チームを想定しているところでございます。
 (6)、部門についてです。おおむね市民駅伝大会と同様の部門設定としております。ア、イ、ウ、エ、オまでが、従来の駅伝大会と同様の部門となっているところです。今回、新たに設けました部門が、カのつながる仲間の部でございまして、市民(在勤・在学者を含む)で、小学生以上の仲間で構成するチーム。こちらは、家族で走っていただきたいということをイメージいたしまして、従来の対象に入っていなかった小学生も参加できることとしたところでございます。
 次に、(7)、指定距離でございますけれども、実際の三鷹市民駅伝に倣いまして区間と距離を設定しております。全4区間で合計12.5キロ、第1区が2.9キロ、第2区が2.6キロ、第3区が3.2キロ、第4区が3.8キロといたしております。
 指定コースでございますけれども、(8)のとおり、参加者の安全確保の観点から、公道を走らない指定コースを設定していくことで、今調整をしているところでございます。
 (9)でございますが、参加者全員に参加賞としてタッタカ君のロゴマーク入りのトートバッグを、大会後にお送りさせていただきます。
 市民の皆様へのお知らせについては、3の広報にございますとおり、2月7日発行の「広報みたか」で応募概要を御案内していきたいというふうに考えているところでございます。
 次に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等における取組についてです。資料4を御覧ください。この東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における新型コロナウイルス感染症対策調整会議で配付されております資料に基づきまして、ホストタウン等における対応について御説明をさせていただきます。三鷹市では、チリの事前キャンプを予定しているところですが、事前キャンプを受け入れる際のコロナ対策についての対応案が示されているところでございます。
 1の基本的考え方の中の3つ目の丸に記載してありますとおり、選手等を受け入れるホストタウンが新型コロナウイルス感染症対策を行うことが求められる一方、選手等と住民の交流が十分に行えるようにすることが重要というふうにされております。
 2の具体的な対応についてでございます。1つ目と2つ目の丸にありますように、ホストタウン及び事前キャンプ受入れ自治体が受入れマニュアルというものを作成することになります。そして、5つ目の丸に飛びますけれども、三鷹市とチリ共和国の間でこのマニュアルの遵守について、あらかじめ合意書を取り交わすというようなことが想定されているところでございます。
 次のページを御覧ください。
 マニュアル作成の手引の概要になります。四角囲みの下、1、基本的事項を御覧ください。マニュアルに定める基本的事項が記載されてございます。選手等の行程表、感染防止の基本原則、選手等の滞在先・用務先、移動手段についての制限・行動ルール、パラアスリートについての障がいの度合い・種類に応じた必要な配慮などを定めることとしております。
 2の各場面における主な対策です。(1)の移動につきましては、原則専用車両というふうにされております。(2)の宿泊についてですが、選手等以外との接触を避けるための措置として、部屋については、基本的に個室とすること、食事については宿泊施設内の専用会場、または自室で取ることとされております。次のページに参りまして、(3)の食事については、一般客との接触を避け、個室にすることなどが記載されているところです。(4)の練習でございますけれども、練習会場は原則貸切りとしまして、関係者以外の立入りを禁止されています。1つ飛びまして、3つ目の黒点でございますが、住民等を練習相手とすることを回避するということが言われております。(5)のホストタウン交流でございます。こちらが最も御関心のあることと思いますけれども、今想定されている形態としては、まる2、来日から東京大会出場前(事前合宿時)と書いてございますけれども、このところの期間は選手等との接触が生じない形態を原則というふうにされております。括弧内、公開練習の見学やオンラインを活用して交流を図るようにというふうなことがうたわれているところでございます。
 次に、3以降でございますけれども、選手の健康管理や行動管理以降につきましては、お手元のとおりとなっております。
 次に、4ページ目でございます。聖火リレーにおける感染症対策についての案でございます。(2)の基本的な考え方に記載されておりますとおり、感染症対策を徹底するとしております。(3)の具体的な対策の方向性については、1の共通の対策として、よく言われております3密の回避や手洗い・手指消毒やマスクの着用の徹底などが示されていると。これまで言われているような対策にとどまっているところでございます。そして、一番下の行から2番目、今年度末までに具体的な感染予防策を検討するというふうにされておりますので、詳細な対策については、今後示されてくるというような形になってございます。
 説明は以上です。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  御説明ありがとうございます。よろしくお願いいたします。まず、新型コロナウイルス感染症に関する対応について、三鷹市内のアーティスト支援事業についてお伺いいたします。総務委員会でもかなり議論されていたところでありますが、私も傍聴しておりました。文教委員会としてちょっと聞いていきたいと思います。
 この内容の文章の中に、一定の基準により謝金を支払うというふうに書いてありますけれども、一定の基準というのを教えてください。また、誰が審査するのか、教えてください。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  こちら、いわゆる活動の場を失ったアーティストの方を支援するということですので、例えば過去の公演の──例えば音楽であれば公演会、演奏会とかの実績ですとか、そういうのを考えまして、あとは、内容については、具体的なものというよりも、過去の活動の内容とかを確認した上で、活動がどれぐらい減ってしまったかとか、そういうものを考えながら選んでいきたいと思っております。
 選考という形を取らせていただくんですが、市のスポーツと文化部の管理職と、あとは、スポーツと文化財団の管理職等で当たりたいと考えているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。基準について、演奏会の実績であるとか、内容について、過去の活動からどれくらい減ってしまったのかというような御説明だったんですけれども、ちょっと誰にでも分かるように──定員があると思うんですけれども、定員から落とされてしまったときに、何で自分が落ちてしまったのか、納得のいくような細かい計数みたいなもの、ポイントみたいなものをしっかりと最初から示しておく必要があると思います。
 行政が芸術を評価するということは、自由な表現ですとか、活動を萎縮させてしまうようなメッセージになってしまうと思います。幾ら内容を審査しないというふうに言っていても、そういうような印象というのはどうしてもあると思うんですね。支援するためのこういったいい取組であるのに、そういったメッセージを与えてしまうということはすごく残念だと思いますので、基準を明確にするというのを、ここは大事にしていただきたいなって思います。
 不信感とか、不公平感とか、そういったものを感じさせないように、明確なポイントか、もしくは、実際の判定の際のルールづくりですとか、審査を有識者に委ねるとか、行政、権力側が芸術を審査するという行為自体がとても怖いなというふうに思ってしまったので、そういうふうに受け取られないように気をつけていただきたいと思います。
 それが難しいようでしたら、抽せんにするですとか、そういった不公平感のないような対策を講じるべきだと思いますが、いかがでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今課長が申し上げましたのは、提案の時点で、そのときまでに考えてきたことで今御説明申し上げましたけども、この間、今質問委員おっしゃいましたとおり、また、先日、総務委員会でも様々なお立場からの御意見をいただいたところでございます。
 私どもも、アーティストを支援したい、芸術文化の振興につなげていきたいというのが趣旨でございまして、ただ一方で、確かに基準が明確にならないことであるとか、不公平感が生じるようなこと──今おっしゃいましたとおり、仮に選考をして、受かった方と落ちた方がもし出るような場合に、やはりそれは行政がやるものである以上、落ちた方へも説明がちゃんとつくような形にするというのは非常に重要なことだと思っております。
 改めて、総務委員会、文教委員会、ここで本日も御議論いただきますけれども、この中で頂戴した御意見を大切に、もう一度反すうをして、私どもとして市民の皆様にまず募集要項を出していく時点で、さらにブラッシュアップしたもので検討して、出していきたいというふうに思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。本来の目的──芸術の振興ですとか、火を絶やさないとか、支援をしたいということで始める事業ですので、ぜひともそこはしっかりやっていただきたいなというふうに思います。
 次に、生涯学習センターのデジタル環境の整備と講演会の開催なんですが、初心者講座というところは非常に重要だと思っております。Zoomでの講座がすごく増えてきて、デジタルデバイド対応としても非常に重要な取組だと思いますので、これを契機に今後も続けていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  今回は、補正予算をお認めいただいた後の期間が短いということで、初心者コース1回ということで補正予算を出させていただいておりますが、当然これを受けたいと思う方はたくさんいらっしゃると思いますので、次年度以降にも続けられればいいなと思っております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
 オンラインによる市民駅伝大会の開催、新しい取組で、ちょっとイメージしづらいところがありまして、アプリを活用した駅伝大会ということなんですけれども、これはどこを走るんでしょうか。公道ではないところで、指定されたところを分散した形で走ってもらうのか、もう少し説明いただけるとありがたいのですが。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  このオンラインによる市民駅伝大会、スマートフォンをお持ちの方が対象になってくるというところになります。スマートフォンに、市のほうで今開発を委託していますアプリを無料でダウンロードしていただきまして、そのアプリ上で登録をしていただくと。1チーム4人なので、大体知り合いの方がチームを組んでいただいて、アプリ上でチームを4人ということで結成していただくと。
 開催期間で決められたコースにおいて、基本的には今、市の体育施設、大沢総合グラウンドの中というのが1つは実施できるというふうに考えているんですけども、大沢総合グラウンドのほうにその指定の期間に行っていただいて、走る前にアプリを起動していただいて、スタートボタンを押して、既に登録をいただいております指定の距離を走っていただくと。走っていただくと、指定の距離を走り終えると、自動的にアラームのような音が鳴りまして、走り終わりましたよということをランナーが分かって、その記録が4人、チームまとめてアプリ上で集計されて、参考に全体でランキングが出てくるというような仕組みになっております。
 ちょっと密になる、ならないというところなんですけれども、基本的には、今開催期間については、全体で調整中でございますが、走れる日というのは四、五日ぐらいになるのかなというふうに考えているところです。土日、平日と分散して開催日を設けさせていただこうというふうには考えているんですけども、土曜、日曜については、当然多くの方がいらっしゃるというようなことも想定されます。
 ちょっと人数については、100チームというようなことを今上限で想定しておりますので、1チーム4人ですので、全体で400人というようなところからいきますと、休みの日の早い時間帯に、それなりに100人、200人ですとか、もしかしたら集中してしまうようなことも考えられますので、そうしたときに、トラック上を走るコースでどのぐらいの方を受け入れられるのかというところは、今、最終的に感染症対策のガイドライン等も検討しているところですので、そういったところで目安を設けまして、当日いるスタッフが、うまく密にならないような形で走っていただくというようなことを考えているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。アプリを起動してから走って、指定された距離を走り終わったらアラームが鳴ると。走る場所は、今のところ、大沢総合グラウンドのトラック上を走るというような想定で、この4日間から5日間ほど、土日を織り交ぜた日で、密を避けるような形で行うという理解でよろしいですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  はい、そういったイメージで、よろしくお願いいたします。


◯委員(山田さとみさん)  土日、やはり混み合うと思いますので、そのあたりのガイドラインはしっかりとしていただきたいなというふうに思っております。混乱を避けていただければと思います。
 ちなみに、大沢総合グラウンド以外を走ったら失格なんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今、アプリの関係から申し上げますと、どこを走っても、計測自体はされてしまうようなアプリにはなっております。ただ、要項で指定されたコースをきちんと走ってくださいというようなことで、あくまでこちらはタイムを取るのは参考で、何か順位を1位、2位、3位というのをつけて、そこに表彰状とか、景品・賞品をお出しするというような仕組みは考えておりませんので、なるべくその競争性というところに目が行かないような形で、皆さんで走ることを楽しんでいただくというようなことを重視しておりますので、そういった形の趣旨を御理解いただいた上で、御利用いただくということですので、アプリ上で計測されてしまうというところについては、今失格ですとか、そういうようなことというのは、ちょっと難しいかなというふうには思っております。
 しっかりと注意喚起を徹底して、ルールの下に走っていただくということを、お知らせしていきたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 次に、ハイブリッド型の三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検の講演会ということで、以前からいろいろと考えていらっしゃるのをお伝えいただいていたんですけれども、ここで新たな意見の聴取みたいなもの、元気創造プラザに対する、もっとこうしてほしいというようなお声を取るようなタイミングというのはあるんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  質疑応答、2回あって、1回目は質疑応答、2回目は質疑応答に加えて、少しコミュニケーションというか、ディスカッションの時間を、1時間半なのでなかなか時間がない中なのですけれども、組みたいと思っております。
 ですので、もちろんそこで、もし全く新しい意見が出れば、それは新しい、新しくないにかかわらず、そこに出た意見というのは、総点検に生かしていくべき御意見として、私どものほうできちんと記録を取らせていただいて、生かしていきたいというふうに思っています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
 最後に、聖火リレーに関する感染症対策なんですけれども、三鷹にも聖火リレーが走る予定だということで、出発式、またミニセレブレーションを御予定されていたと思うんですけれども、こちらの方針は今のところ変わっていないという理解でよろしいですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  出発式におきましても、今のところ予定どおり開催をしていくというようなことで進めております。
 感染症対策については、この聖火リレーの案にございますように、なかなか具体的な内容というのがまだ示されてきていないところでございます。出発式につきましては、主に組織委員会の段取りに従って実施するというようなところが、基準が決められておりますので、組織委員会のほうで、そこのところは、今後、特に感染症対策についてしっかりと示されてきて、それの基準にのっとって、市のほうで運営をサポートしていくというような形になると思います。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。少しだけ質問させてください。総務委員会も傍聴していて、このアーティストの支援事業のことは傍聴していたんですけれども、まず、この内容、市内在住のプロアーティストが演奏する動画を公募しとありますが、この時点で音楽の方が対象のような印象を受けてしまうんですけれども、この演奏という表現なんですが、そういうことではないですよね。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  こちら、資料1のほうでは演奏というふうな言葉だけしか書いてございませんが、アーティストということですので、文化芸術に関わる様々な分野を対象にしたいと考えております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。そもそもアーティストという言葉の意味というか、くくりなんですけれども、その道のプロフェッショナルという意味を持つ言葉で、グーグルで調べても、アーティストと聞くと、画家とか、ミュージシャンをイメージする人が多いかもしれないが、職人的な技術を持つ人全般を意味しますと書いてあるんですね。例えば包丁を製作する職人などもアーティストに当たりますというふうに書いてあるので、これをアーティスト支援事業と見た場合に、いろいろな人が、自分もアーティストだ、自分もアーティストではないかというふうになる可能性があるなと、私は思うんですけれども。
 あと、今回はプロでないといけないということですよね。そのプロの定義っていうのも、ほとんどの演劇の人や様々な文化に携わる人って、これだけでは食べていけない人がほとんどで、副業を持っていたり、アルバイトをしながら芸術活動をしている方が多いんですけれども、この場合のプロとアマの違いというのはどういう線引きなのかを教えていただきたいと思います。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  先ほどの文化という部分でいうと、広く出てきますので、それはちょっと応募をされる内容をちょっと拝見してから判断させていただきたいなと思ってはいます。現時点で、何がよくて、これは駄目というのは決まっておりません。
 もう一つ、プロの定義でございますけど、もちろん、いわゆるその活動だけで生計を維持するという方はとても少ないというふうに感じております。今考えているところは、例えばお金を取って演奏会を行っているというような方、ライブハウスとかでも同じようにお金を取ってやっていらっしゃる方というような形で、広い意味でのお金を取って何がしかの活動をされている方というふうに考えているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。では、例えば井の頭公園でお金をもらいながらジャグリングをしている人とか、紙芝居をしている人とかも、プロということで、大道芸人のような方もオーケーということでよろしいでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  今おっしゃったような方の活動も入ってきますけれども、いわゆる過去との実績の部分で、このコロナでどういうふうな形で収入減少があったとか、そういうのが分かるものとか、例えばそういう活動をしたチラシとか、そういうものがあれば、それも参考にしたいと思っておりますので、実際、大道芸をされている例でどういうふうなものが出てくるかちょっと分かりませんが、広い意味では該当すると考えているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、コロナの影響でちょっと困っているということを証明できなければ、駄目ということですかね。公演が減ったとか、収入がこれだけ減って困っていますということを、何か証明できなければ、該当しないということでよろしいですか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  具体的にそこで、いわゆる所得の証明を出してくださいとか、そういうものは求める予定ではございませんので、例えば当然活動する場所が閉めていた期間が多いと思うので、どこそこ公園で、会場でこういうような予定していたが、中止になったとか、どこで活動しようと思ったが、できなかったとか、そういうことを書いていただければ、そういうふうな影響があったというふうに考えることができるかと思っているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。とても細かく規定をしても、なかなか難しいなというふうに思うんですよね。個人では10人、団体20人ということで、やはり選ばれなかった人にとっては、何で俺のは選ばれなかったんだって絶対になると思うんですよね。やっぱりプロからしたら、自分の作品が駄目で、何でこいつがオーケーなんだっていう気持ちにはなると思うし、せっかく気持ちの面でも、三鷹市として文化芸術に対して、せっかくいいことを、支援をしようとしていることが、やり方がちょっとまずくて、この間のプレミアム付商品券のように、いいことをしているのに、やり方の面で反感を買ってしまうというようなことがないようにしていただきたいなというふうに思います。
 あと、動画の提出の仕方なんですけれども、自分で作品を撮りましたら、それをどうやって市に提出すればいいんでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  今考えているのは、何かしらの媒体で提出していただくというふうに考えています。例えばDVD−Rであるとか、ほかの電子的に記録した上で、市のほうに動画を提出いただくというふうに考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。とにかく個人10人、団体20人というのも、私、もっとたくさん来ると思うんですよね。なので、本当にどうやったら──せっかく動画をつくるほうも、すごく手間暇かけて、一生懸命思いを込めてつくると思うんですよね。それが、この駄目だったという明確な理由が、本人がやっぱり納得できるものでないと、すごく腹が立つと思うので、これはやっぱり、総務委員会でも話がいっぱい出て、いろいろ課題があるなというふうには思うので。支援するなら本当にこの予算じゃあ、全く個人の生活を支援するレベルじゃないので、精神的に支援、頑張れっていうあれなんだったら、全員に1万円ずつ──参加賞じゃないですけれども、渡すとか、何か選考のやり方などをやっぱり考えたほうがいいなということを、意見として申し上げておきます。
 あと、市民駅伝なんですけれども、ちょっと何か、このアプリのイメージがいまいち私もつかないんですが、1つの携帯にアプリが入っていて、その携帯を、これがたすきのようになっていて、持ちながら走るというイメージなんですかね。すみません。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  基本的にスマートフォンは、走る方、1人1台お持ちで、自分がお持ちのスマートフォンに、このみたかバーチャル市民駅伝大会のアプリをダウンロードしていただいて、登録は個人で行っていただくと。チームを結成するところだけ、ちょっとチームの代表者が仲間に、ほかの3人に御連絡を差し上げられる仕組みが入っていまして、そこでチームをつくっていただきます。
 走るときは、4人一緒に走るとか、そういうことでは全くありませんので、指定された日、場所で、御自分がその範囲の中で好きなタイミングで、御自分の携帯のアプリを起動させて、走る前に──スタートというボタンがあるんですね。スタートを押して、その指定された距離をスマートフォンを持って走ると、スマートフォンが持っているGPS機能、位置情報を基に、その走った距離、時間が自動的に計測されて、ちょうど自分の走った、指定された登録した距離を走り終えるとアラームが鳴って、自分の指定された区間を走り終わったんだなということが分かるようなシステムなんです。
 タイムについては、自動的にそのアプリ上で、自分以外の仲間のタイムも合算されて、チームとして、基本的には、駅伝ですのでタイムが集計されて、参考で全体の中で何番目ぐらいかなというのが出てくると。走る回数については、その期間であれば、何回走っていただいても構いませんので、それは、1回だけ走る方もいらっしゃるかもしれませんし、何回も可能な限り走られて、その自分の走った中で一番速いタイムが、最終的にはチームの一番速いタイムとして集計されて、ランキングがされるというような仕組みでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。ということは、何度走ってもよくて、一番いいタイムを提出できるというか。これは、じゃあ、例えばこの日は昼間は難しいんだけど、夜だったら参加できるなとか言って、夜、井の頭公園を走るとかは駄目なんですかね。公道は駄目というルールですかね。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  先ほど、1つ具体的な例としまして大沢総合グラウンドということで、指定のコースを考えているところを例として挙げさせていただきました。なので、基本的には、やはり夜間というのも、小学生も対象としているとか、そういうようなこともありますので、中学生もいらっしゃいますので、夜間に走るというよりは、大体9時から日没、5時ぐらいまでの時間帯を設定させていただくことになろうかなというふうに思っています。
 ですので、その時間に大沢総合グラウンドで指定された日に、9時から大体5時ぐらいの間で、お好きなときに走っていただいてという形になりますので、指定コースではない、ほかの公園の中をお走りいただくということは御遠慮くださいといいますか、そういうことで注意喚起をしていくというようなことで実施をしてまいりたいと思っております。


◯委員(紫野あすかさん)  せっかくアプリさえあれば割と融通が利くようなあれなので、だったら大沢総合グラウンドまで行かなくてもいいじゃんと思えちゃったんですけど、それは駄目なんですよね。そこに集まらなきゃいけないんですよね。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  例えば、恐らく今、万歩計機能をスマホに入れてお使いの方とか、今回の私どもが提供するものと同じような、走る時間や歩く時間を記録できるような機能、アプリを使っていらっしゃる方もいらっしゃると思います。個人でお使いになる分には、どこを歩いていただいても、歩いたところをGPSでということなんです。
 今回、市が主催する駅伝大会でございますので、日頃は指定されたコースを同じときに一堂に走っていただく駅伝大会をやっておりまして、ただ、オンラインですけれども、やはり駅伝大会でございますので、三鷹警察にも御相談に行って、どういうふうに実施するべきかというアドバイスをいただいております。やはり、先ほど平山が申し上げましたとおり、やはり夜間を走るというのは──普通に練習でお走りになる分には、個人で走る分には、もちろん阻むものではないんですけれども、やはり駅伝大会として走っていただくときには、日中、ある一定の時間、それから公道ではない、なるべく安全な場所で。なので、今、大沢総合グラウンドは私どもの施設でございますので、今、例に挙げましたけれども、今調整中でございますが、可能であれば、もう少し、1か所ではない、どこか別の場所でもということを、今、スポーツ推進課のほうで交渉中でございます。まだちょっと公表はできませんけれども。なので、可能であれば1か所ではない、2か所くらいのところで、しかし、決められた場所で、決められたお時間の、決められた日付の中で、その場所にはちゃんと安全を管理するスタッフもその場所にいて、先ほど申し上げた密になられないように、それから万が一、何かの事故、トラブルが起きたときにもすぐ対応できるような形で、安全を確保した上で走っていただくというのが、やはり市が主催する駅伝大会としては必要な要件ではないかなと思っております。
 もっと自由に走らせて差し上げるというのも、それはそれでまた違う、駅伝大会でなければ、またあるかもしれませんけれども、今回はやはり、オンラインとはいえ市民駅伝大会だということで、やはり警察の御指導もいただきつつ、そのような設定にしているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。そういう意味では、参加賞という──順位はつけないということですよね。やっぱり、どうしても優勝したいとかいう、勝ちたいっていう気持ちで頑張れていたのが、参加賞なんだったら、まあ、いいかみたいなふうにならなきゃいいなというふうに思いますが、この状況の中で例年どおり開催して、頑張ってやっていただこうとしてくださっているので、事故やけがのないようにやっていただければと思います。
 終わります。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。では、最初に、新型コロナウイルス感染症緊急対応方針の三鷹市内のアーティスト支援事業のことでお尋ねしたいんですけれども、本当にコロナ禍でアーティストの方も大変な思いをされて、東京都の「アートにエールを!」、この事業も本当に大変好評で、すぐに募集が第1回目もいっぱいになってしまったということで、私の知り合いのアーティストの方もここに応募できて、採用されて、喜んでいたという経緯があったんですけれども。
 今回、三鷹市でも、このアーティストに対する支援事業を、限られた予算ではありますけれども、取り入れてくださったということは、本当に芸術家の方、アーティストの方を三鷹市は大事にしているんだという、そういう1つのあかしになるのかなと思うので、非常によかったと思っております。
 その中で、質問なんですけれども、私、総務委員会は傍聴していないので、全く真っさらなところからになってしまうんですが、今回、253万円という予算の中で何組ぐらいを想定されていたのか。先ほど、個人10人、団体20人というお話が出たんですけど、そこのところをもう一度確認をさせていただきたいと思います。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  予算上、個人につきましては、作成に当たる費用で5万円掛ける10人、団体につきましては、10万円掛ける20人で、合わせて250万円。3万円につきましては、事務的な消耗品とかの関係で計上をさせていただいております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。個人が10人、団体20人ということで、実際これがどのぐらいの方がいらっしゃるのかなとは思うんですけれども。本当に、先ほど、この選考基準、非常に難しいと私も感じておりまして、このプロのアーティスト、やっぱり幅広く捉えることができると思います。
 また、この基準なんですけども、実績に基づいてということもあったんですけれども、今年からそれで生計を立てていこうと思った方とかもいらっしゃるでしょうし、やっぱり本当に一人一人、芸術家の方をそういったことではかるのは難しい部分があるのかなとは思うので、できる限りの人たちを採用できたら──実際、どのぐらい来られるのかということもあるかと思うんですけれども、もし、この申込みが本当に多かった場合、ここに入れなかった人たちの基準というのは非常に難しくなってくると思うんですが、そこはどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  今回は、コロナで活躍の場を失ってしまったという方ですので、ある程度実績がある方を対象にしたいというふうに考えておりますので。例えば、今年からそういう活動を始めましたという方については、正直、今の考えている部分でいくと、実績部分がちょっと見えないものですから、若干対象にはなると思うんですけれども、優先的には低くなってしまうかなとは思っております。
 選考のことにつきまして、先ほど来、基準が大切だというふうに言われておりますので、そのあたりは明確にした上で、御納得いただけるような形を示したいと思っております。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。皆様、今必死な思いで生きていらっしゃると思うので、こういった募集があったときには、すごいすがる思いで来られる方もいらっしゃると思うので、その辺のところは配慮していただいて、選考のほうをしていただけたらと思います。
 この募集なんですけれども、このスケジュール、いつから募集されて、いつから配信になる予定なのか、お分かりでしたら教えてください。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  募集から配信までは、今回の補正予算をお認めいただいてからになりますので、かなりタイトなスケジュールになります。今、予定しているのは、1月中旬頃、広報等でお知らせをして、まずは応募しますという、そういう書類を送っていただいて、具体的に私はこういう活動を動画にしたいという、そういうのを受け付けた後に、それをスポーツと文化部と財団の関係者で確認した上で、応募多数の場合はそこから結果を対象にする方に御連絡をして、制作期間は、その後に約1か月程度取っていただくと。
 提出していただくのは、このスケジュールでいきますと、大体3月中旬ぐらいに動画の提出をいただいて、年度内後半、3月いっぱいに順次動画をウェブ上に上げていくというようなスケジュールを考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。本当にタイトなスケジュールだと思うんですけれども、本当に皆様のやる気とかにつながるようなものにしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、オンラインの市民駅伝の件なんですけれども、こちらのスケジュールで、広報が2月7日、応募概要が出て、実際実施されるのが令和3年2月頃となっているんですけれども。例年、いろいろな中学校とか、高校とかの陸上部さんとか、団体の方も、これまで駅伝に参加をされていたかと思うんですけれども、事前にこのことの周知とかはされているのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  先ほど来、御説明している中で、指定コースですとか、時間帯や、また感染対策ガイドライン等、策定を今進めているところでございますので、情報提供として中学校とか、高校さんに、何か先んじてお話ししているということはございません。教育委員会側には、やはり中学校の部というものを、リアルの市民駅伝と同様に設けさせていただきますというようなことは御説明させていただいて、御了解をいただいているというような連携は取っているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。今回も駅伝が中止となったということで、中学校とか、高校生はそのときでしか走れなかったというお子さんもいらっしゃると思うので、ぜひ、このことを明確になったらすぐに周知をして、この2月の広報ではなく、事前に周知していただいて、また皆様が参加して思い出がつくれるような形にしていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
 先ほど、タイムとか、順位は競わないということでお話があったんですけれども、タイムは明確に出てくるとは思うんですけれども、タイムの公表とか、何か形として公にされると、そういう方向はないのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  アプリ上では、アプリ登録した皆さん全員が全体のタイム及びランキングというものは、大会期間中、随時といいますか、日を1日ごとに区切るかというところはありますけども、適時確認できるというような形になりまして、大会終了後、確定した結果というものを、アプリ上で御覧いただくということはできるような内容になっております。
 ちょっと、このアプリはそういうような形でつくったんですけれども、あまりに競争性というところを強調されてしまうと、事故というところにもつながるということで、今言ったアプリの構成ではあるんですけれども、大会の趣旨としては競争性をなるべく緩和して抑えていきたいというふうに考えています。
 最終的な結果をどういうふうに──例えばリアルの駅伝大会ですと、ホームページ等に公表したりというようなことをしてきましたけれども、そういったところを含めて、ちょっと適切なものとして公表できるというような判断ができましたら、公表してまいりたいなと思います。ちょっと、一旦慎重に検討したいなというふうには考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。事故等のことを考えて慎重にということもあるんですけれども、また、もう一方では、少しでもそこのタイムを縮めるということにモチベーションを持っていらっしゃる団体さんもいらっしゃると思うので、その辺のバランスを取って考えていただけたらと思います。
 それと、最後にホストタウンの件なんですけれども、3ページのホストタウン交流のところで、相手国・地域の歴史・文化等の学習、オンライン交流の実施とあるんですけれども、前回の委員会でも、本当に一生に一度出会えるかどうか分からないオリンピック・パラリンピックに、小・中学生が思い出をつくるためにも、このホストタウンの方たちの交流、学校で実施できたらという話が出ていたかと思うんですけれども、そういったことのその後の進捗というのはどのようになっていらっしゃるか、教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  具体的にどういうことを実施できるかというところは、現在お知らせできるようなものは今持ち合わせていないんですけれども、前回の委員会で御指摘をいただいておりますので、やはり小・中学生が広く、三鷹がチリのホストタウンであったというようなことを実感し、思い出としてしっかり残るような事業というものは考えていかなければならないというふうに思っておりますので、何かしらきちんとそういうような事業の姿をお知らせする段になりましたら、きちっとこの文教委員会で事前に御報告をさせていただいて、取り組んでまいりたいというふうに思います。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。この基本的な考え方にも、大会後のレガシーとして末永く交流を実現すると書いてあるので、チリという国が本当に身近なものになるような取組を、ぜひお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いします。ちょっと、最初のコロナの感染症に関する対応についてなんですけど、アーティストの問題が先ほどから委員さんから出ております。これは、個人が10人で、団体が20団体。団体の中は半分以上が市内の人でなくてはいけないというような規制があるんですけども、今、三鷹市内に個人、あるいは団体として把握している数というのはどのぐらいあって、それの何割ぐらいが応募してくるから、この10人と20団体にしたのかという、基本的な基礎はありますでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  個人的に活動されている方が何人、団体で何団体というのは、正直そこまで把握はしていません。例えば、芸術文化センターの風のホールとか、星のホールで利用されている団体数は把握はしているんですけれども、それでも個人的な小さいライブハウスでやっているとか、そういう方とかまで対象にすると、ちょっと現在のところ、把握はしていないというところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  把握はできていないということなんですけども。それで、個人が10人、団体が20団体に謝金を出すということなんですけどね、これはコロナで収入が減ったからそういうことをするわけなんですけども、例えばこれ、20人と50団体が来ちゃったと。そうすると、これ、たしかユーチューブ、たしか未発表のものでなければいけないという規定がありましたね。そうすると、新しくつくらなきゃいけないわけですね。
 そうすると、それ、つくって、入らなかったら、コロナに対する補助じゃなくて、逆に金だけ使っちゃって、何だよ、これ金ばっかり使っちゃって、どうするんだよってなっちゃうと思うんですよ。そうじゃなくて、もしそういうふうにするんだったら、やっぱり企画か何か紙で頂いて、この中で10人、20団体につくっていただくようにしないと。これ、ただただお金を使って選考から落ちてしまった方に対しては、これ補償は一銭もないわけですね。逆にお金を使わせるだけになってしまうんじゃないかと思うんですけど、その辺はどうでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  募集から、いわゆる協力金への制作等の流れですけれども、まずは一旦書類で企画書を出していただきます。その企画書の中で、人数が多い場合は、今該当した予算額の範囲内での方に制作をお願いしますというふうに連絡をします。その連絡があった方が、1か月間ではございますが、その間で動画をつくってもらうということですので、動画が先ではなくて、一旦書類で確認をさせていただいてから、動画をつくっていただくという流れになります。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね。やっぱり、企画書を見てやっていただかないといけないし、多ければ多いで苦労でしょうけども。もし少なかった場合でも、出てきたもの全部なんですか。それも、企画の中で、例えば5つか6つの団体しか来なかったというような場合でも、例えば企画書を見て、これは駄目だといってはじくようなことはあるんですか。それとも、数が少なかったら、それは全部、ものが何であれ、やっていただくんでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  今回、新型コロナウイルス感染症の関係で、活動ができなかった方ということですので、先ほどもちょっと言いましたが、今年からそういう活動を始めましたというような方の場合ですと、ちょっとその対象から──要項の中では、現在では、例えば2年以上そういう活動をしている方とかというふうに明記したいというふうに考えておりますので、その対象から外れてしまう場合は、予算額以下の募集で終わるという可能性もあると思います。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。その辺は、やっぱりきちっと企画書でもって見ていただきたいと思います。私個人としては、本当は謝金を決めたら、出てきたところ全部に平等に分けるのがいいのかなというふうには思っているんですけども、企画書で分けていただいて、やはり無駄な金を使わないで済むようにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、生涯学習センターのデジタル環境の整備と講演会の開催ということで、この貸出用の機材、生涯学習センターに設置しますということで、初心者向けのオンライン講座を開催しますということで。機材で、市の財産ですので、やっぱりある程度講習をきちんと受けて、それから使っていただくようにしないと、機材の使い方がよく分からないで、貸出しをしてしまって、例えば壊れてしまったというようなことになると困るんですけれども。何かそういった貸出しの基準みたいなものは、おつくりになるんでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  今、予定しておりますのは、貸出用備品は無料で、生涯学習センターを御利用になる際に、Zoom等の環境で講演会、講座等を開きたいという場合の貸出しを想定しております。
 備品の扱いについては、特に今のところ、厳格な何か約束事を決めるということは想定しておりませんが、財団の職員が多分この貸出しの際には一緒に設置をしたりとか、そういったことを当然、お手伝いしなければならない状況になりますので、そこでやはり正しく使っていただく、正しく設置していただくということをお守りいただくということで、よろしいんじゃないかと考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  職員の方がついていただければいいと思いますけど、やはり市の財産ですので、丁寧に扱っていただきたいと思いますので、その辺よろしくお願いいたします。
 その次に、オンラインによる市民駅伝なんですけども、先ほどからいろいろ出ているんですけど、4区間あるもので、コースも4つ。1つのコースについて2か所考えるとすると、8か所の走る場所が要るわけですね、これね。そうじゃないんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、登録で4区間設定させていただいているのは、距離ですね。第1区、第2区、第3区、第4区で、それぞれ1人ずつ距離が登録されます。ですので、第1区を走る方については2.9キロですので、その指定されたコースでスタートボタンを押して、2.9キロ走り終えるとアラームが鳴ります。
 第2区に登録をした人は2.6キロですので、同じ指定コースに行って、スタートボタンを押して、2.6キロ走り終えるとアラームが鳴るということですので、こちらは登録の距離というふうに御理解いただければというふうに思います。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。距離で音がするということですね、アラームがね。1つのコースでも取れるということですね。
 ただ、ちょっと心配しているのは、表彰はないんですけども、以前にも三鷹の市民駅伝でも、市外の方が走ったりなんかしてたんですけども。今回、もし、タイムだけ取ろうとしたら、1人で4つできるわけですよね。4台アプリがあれば、例えば家族でスマホを持っていたとか、何かあったら、1人で全部できちゃうわけですね、時間関係ないから。どうですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  スマートフォン、今おっしゃるように、そこを防ぐような手だては機械的に取れていない状況です。また、そういった、いろいろこちらがちょっと想定していない形でお使いいただくと、正規以外の形で、4人1チームというような形にはならないで、アプリ上、チームとして計測されることというのは、ちょっとあり得ます。


◯委員(吉沼徳人君)  ただ、これ、走っているところが映るとか、そういうことは一切ないわけですね。ですから、現実には誰が走っているか分からないけど、登録した方が走っているというだけの格好になる。ただ、私もずっと市民駅伝で走ったんですけども、面白みがちょっとないなというのは、競るというあれがないわけですね。競技というのは、やっぱり勝ち負けがある程度ついてくるものであるので、やっぱり相手が見えて競っていると、もう少し力も出るのに、1人で単走で走っていると力が出ないとか、そういうこともあるんですけど。まあ、健康と触れ合いのためにやるんだということですので、いいと思いますけど。やっぱり、多くの方が楽しくやれる企画にしていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
 あと、ホストタウンのことなんですけども、この基本的な考え方の中で、一番最後のところに、住民の交流が十分行えるようにしていくことが重要ですと書いてあるんですけども、中を見ていくと、選手と接触してはいけない、食事は表へ出るな、練習は自分たちだけでやれ。これ、Zoom以外、会うところはないんですね。Zoom以外に、ほかに何か選手との交流を考えていらっしゃいますでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  なかなか具体的なところは、これからどういう形が、お互いにとってしっかりとした交流できたという実感を持てるのかというところは、しっかりと考えていかなければならないというふうには思っております。相手、チリの代表選手がいらっしゃるわけなので、軽々に言えないことではあるんですけれども、一部、大会後の事後交流については、選手が入国してから2週間を過ぎていれば、普通といいますか、今新しい生活様式というような形で、直接交流するというようなことは可能というふうに、一方で言われていますので。
 タイミング的に、競技後にもう一度、三鷹に例えば1日戻って来ていただいて、交流していただくというようなことが実現可能であれば、そういった選択肢も追求して、やはりできる限り直接交流していただくという場の可能性というのは追求しつつ、もし、そこがかなわない場合には、そういった形でオンラインであったりとか、ちょっと遠いんですけれども、その場を共有して、交流したというような実感をどういう形で得られるかというのは、本当に真剣に考えていかなきゃいけないなというふうに考えております。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今、本当に平山課長を中心に、スポーツ推進課も非常に悩みながらやっておりまして、この内容が出てきたのも、本当につい先日なんですね。昨日もオンラインで説明会のような、ミーティングみたいなものがあって、そこでちょっと詳しいことが分かるとか、そういう、恐らく国や組織委員会もちょっとずつ固めてきているという状況だと思います。
 私ども、今はっきりいらっしゃると分かっているのがパラリンピアンで、チリのパラアスリートの方で、しかも、あまり人数が多くない規模になるであろうと、今の時点では想定されております。選手が数人、選手団を入れても20人とか、多くても30人とか、それぐらいの規模だと思いますので、人数が限定される中で、今分かっていることでいうと、事前のキャンプ中であっても、例えば練習を公開する。だから、直接近くで接触はできないけれども、練習していらっしゃる様子を、あまり長くない時間帯でも、例えばですけれども、メインアリーナの下でやっていていただいて、市民の人が観客席から見るというぐらいの距離が離れていれば、恐らく大丈夫であろうとか。何かそういう工夫をして、やはり大会に出る前に応援しているということを、まず伝える。
 大会で競技をしていらっしゃるのを、現場に行くなり、テレビなりで、三鷹市民がチリのこの人、この間、ちょっと遠かったけど会ったよねといって応援する。お帰りになる前に、もしも寄っていただけるようなら、今、平山が言ったとおり、限定的であっても、直接頑張りましたね、すごかったですねというふうに、応援していましたよというふうにお伝えできるというようなイメージを持っています。
 ただ、そのとき、その時点の感染症対策の状況もあろうかと思いますし、実際にチリの皆様、ましてリスクが高いと言われているパラアスリートの皆さんをお迎えするということですので、交流したいのはやまやまですし、最大限頑張ろうと思っていますが、一方で、やはり安全安心に競技に出ていただくことを最優先にというのが重要なことでございますので、その辺、頑張っていきたいと思っています。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね。やっぱり安全安心が大事なんですけども、本来、今、部長がおっしゃったように、やっぱり試合前に顔を見たり、あるいはZoomでちょっとお話ししたりすると、応援のときにも気合が入ると思うんですよ。そういうこともやっぱり考えていただいて、市民がチリの方を一生懸命応援できるような何か工夫をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  簡単に行きます。新型コロナウイルス感染症の対応についての中で、アーティスト関係については、この委員会でもいろいろとやっぱり意見が出ました。総務委員会でも、傍聴していましたけど、いろいろな意見が出て、うちの会派としては、この部分に対してだけは反対でというような賛成討論をさせていただいたところなんですけど。
 なかなかやっぱり、どうしてアーティストだけなのということと、同じような形だったら司会業をしている人とか、あるいはデザイナーさんとか、そういう人も、例えば個人でやっていて同じ苦労をしているのに、何でアーティストだけなのというような思いは出てくるだろうし。
 先ほど、吉沼委員が質問していましたけど、市内に大体どれぐらいのアーティストさんがいるというのを把握しないで出してくる人数とか、予算。その辺についても、何かぽっと思いついて出してきたというような感がちょっと否めないなという気がしますので、そういったところが問題が出ないように実施していただきたいなと。不公平感がこれ以上──そうでなくても、商品券で不公平感、がんがん出ていますからね。これ以上、不公平感が出ないような形で実施していただくしかないかなと思っていますので、これは意見ですので、よろしくお願いいたします。
 続いて、総点検のほうなんですけど、今回って、予定していた事業なのか、ちょっと分からないんですけど、いろいろ面白そうな講演会じゃないですか。あくまで総点検をして、これでまた勉強をして、何かまとめるというような形じゃないかなとは思っているんですけど、これに参加できる方が会場で40人、オンラインで80人って限られているじゃないですか。そういった中で、この参加できる120人の方々に対しては、これが終わった後に、これからの施設運営の基本的な考え方、これをまとめる上でいろんな意見をもらったり、議論をしてもらったりという場があるんですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  オンラインメインでハイブリッドでという、この手法を今の状況でこうならざるを得なかったという面もございまして、私ども事務局側の考えとしては、ここで参加していただいて、当日も意見を出していただく。それから、一応2月に想定をしているリアルでやるときにも、可能であれば、今度はリアルですので、参加をしていただいて、そこでも、ここで学んだことをベースにしつつ、リアルでのワークショップにも参加していただくというような、そういうふうにステップを踏んでいく1つのプロセスとして参加が深まっていく、意見を出していただくことで、まとめにつなげていくというふうにしたいなと思っています。
 ただ、日程的なこともありますし、今回、今日時点で1日目のほうが、オンラインで約30人、会場がちょっと数人なんですけれども。それから、2日目のほうは、今日時点、先ほどお知らせしたオンラインが36人、40人弱ぐらい、会場も10人前後ということで、まだ余裕があるということでもありますし。オンラインも含めて集まっていただいた方々の中でいろいろな意見を出していただいてというのが、学んでいただくことと情報共有していただくことと、ここで1回、フリーで来ていただいた方にアウトプットしていただくというのは1つの目的でもありますので。まずは、そこを皆さんと1時間半ずつの時間を共有するというふうに考えています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。こういったものに参加していただける方って、やっぱりかなりいろいろ、この元気創造プラザに関して関心をお持ちの方だと思いますし、いろいろな意見をお持ちだと思うので、この講演会を見て、聞いて、勉強した後に基本的な考え方をまとめるには、一番いい意見が出てくるんじゃないかなと思うので、そういう機会をやっぱりしっかり持っていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
 続いて、駅伝はいいですね。
 最後に、ホストタウンなんですけど、これも、吉沼さんが言ったとおり、私も思ったんですけど、最初はちょっといろいろと大会前に交流があって、それを基に三鷹市民が応援してというようなイメージを持っていたんですが、今回のこのマニュアル作成の手引を見ると、正直がっくりですね。課長もがっくりでしょう。だって、形態は原則選手との接触を生じないだよ。今、答弁もありましたが、試合が終わった後に交流を考えるって。試合が終わった後じゃあね、もう勝ち負け決まっているところだし、応援しようがないじゃないですか。
 何とか──だって、これからワクチンも接種しているところもあるし、パラリンピックだったら、たしか9月でしたよね。そう考えると、もうちょっと幅があってもいいんじゃないのかなと思うんですけど。このマニュアルの手引、11月ですが、見直しとかって考えてくれるんですかね。その辺は何も聞いていないですか。このままで行けと、試合前は接触するなということなんですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  前の質問委員のときにも言わせていただきましたが、私どもも、できれば、どんな制限があるにせよ、やはり三鷹に来ていただいたときに、大会出場前に三鷹市民がいかにチリ選手団を応援しているかということを、まずお伝えをすると思っています。先ほども申し上げましたとおり、これが出てきた自体が本当に最近のことでございまして、詳しい説明も昨日あった。しかも、全国のホストタウンの自治体から質問もいっぱい出ていまして、昨日の時間の限られたオンラインでのコミュニケーションの中では、当然全部の質問に答えられませんので、質問に対してはこの後、また回答が来るということになると思います。
 全国的にも、全てのホストタウン該当の自治体が、本当に様々な質問、様々な疑問を持って、ただ、やはり皆さん、積極的に、前向きに捉えようと思って頑張っていますので。もちろん、今ちょうど第3波で非常に深刻な状態になっているときなので、やはりそのときに出るこういうものとしては、やはり堅めで来るというのは、それは当然のことだと思います。この後、8月、9月の状況で、状況がもし劇的に改善していれば、もちろん、少しまた違うものをということはあるかもしれませんけれども、残念ながら今の時点で、誰にも確定的なことは言えませんので、今のような厳しい状況の中で、しかし、オリンピック・パラリンピックが大会としては開催されるということになった暁には、やはり最大限の配慮をして交流も、しかし、やはり感染症対策もやるということの方向性だと思いますので。
 この後の成り行きをきちんと注視しますし、こういう厳しい条件をつけられたとしても、最大限のきちっと何か顔の見える関係での交流をということには、心を砕いていきたいというふうに思っています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。この文章がね、やっぱり──来日から東京大会出場前には、選手との接触が生じない形態って書いてあるから、がっくりですよ、正直。多分、部長、課長もがっくりだと思うんですけど。何か、やっぱり小・中学校の子どもたち、特にそうなんですけど、その子どもたちに世界最高レベルの試合をする人たちと交流できるというのは、やっぱりない機会なので、何とかオンラインで、テレビ越しとかじゃなくて、制限が緩まれば、もうちょっとできるというのを頭に入れながら企画してもらいたいなと。なかなか大変かもしれないですけど、考えておいてもらいたいなと思います。
 以上です。


◯委員長(伊東光則君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後2時26分 休憩


                  午後2時27分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありますか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 休憩いたします。
                  午後2時28分 休憩


                  午後2時30分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、2月8日午前9時30分といたしたいと思います。その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことといたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後2時30分 散会