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2020/11/09 令和2年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊東光則君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、行政視察、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思います。よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  おはようございます。よろしくお願いいたします。
 文教委員会のスポーツと文化部からの行政報告としましては、今回、3点ほど御報告をさせていただきます。1つ目は、新型コロナウイルス感染症に関する対応についてです。前回委員会後のスポーツと文化部における取組について報告をさせていただきます。
 2つ目は、吉村昭書斎(仮称)の移築についてでございます。このたび井の頭公園駅前の市の駐輪場の統合について検討することとなりまして、あわせて、統合後に空いた駐輪場用地を吉村昭書斎(仮称)の移築の候補予定地として検討を進めていくこととしましたので、その御報告となります。
 最後に3点目は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取組についてでございます。10月30日付で国の内閣官房におきまして、三鷹市がチリのホストタウン、共生社会ホストタウンの登録を受けました。そのほかにも、徐々にではございますが、来年の大会の開催に向けまして、都や組織委員会からも動きが出ておりまして、聖火リレーにつきましても、実施概要が組織委員会から発表されたところです。その報告をさせていただきたいと思っております。
 初めに、新型コロナウイルス感染症に対する取組につきましては、私のほうから説明をさせていただきたいと思います。資料1のほうを御覧ください。初めに、市の緊急対応方針におけますオンラインを活用した講座等の取組につきましてでございます。9月12日に開催した「多摩と三鷹の方言を学ぶ」をオンラインとハイブリッドで、また、9月26日に「古民家でオンラインお月見」は、オンラインのみで開催をしております。
 また、イベント等の中止としましては、ボッチャみたかカップにつきましては、こちらのほうは基礎疾患をお持ちの障がいのある方なんかも参加しますので、感染リスクを考慮しまして、中止とさせていただいております。
 施設の再開や制限の緩和についてでございます。10月12日に小学校の体育館、11月1日から中学校のおのおのの学校開放施設の使用を再開をしております。また、国のイベント等の人数制限の緩和を受けまして、スポーツ施設について、屋内施設の制限緩和及び屋外施設の制限の撤廃を行ったほか、ホールでのイベント等につきましては、クラシックコンサートですとか、演劇、邦楽などの演奏会、式典など、比較的静かに鑑賞できるものにつきましては、定員までの入場を可というような形で緩和をしております。
 私からの報告は以上となります。そのほかにつきましては、各担当の課長より説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  それでは、資料2を御覧ください。吉村昭書斎(仮称)の移築についてでございます。本事業の概要でございます。文化の薫り高い三鷹のまちづくりを目指し、三鷹市ゆかりの文学者顕彰事業の一環といたしまして、吉村昭書斎(仮称)の移築を行い、吉村 昭の執筆活動及び作品を身近に感じることのできる施設といたします。
 2番の吉村昭書斎(仮称)の概要でございます。移築先といたしましては、井の頭公園駅の、現在井の頭第2駐輪場として使われている場所を予定としております。こちらにつきましては、下の地図にございます井の頭第1駐輪場を一つに統合し、井の頭第2駐輪場は廃止されるという予定の下で検討をしているところでございます。所在地は、こちらに書いてあるとおりでございます。
 続きまして、移築先のイメージでございますが、吉村家内にある書斎、大体35平米ほどの平屋の建物なんですが、こちらを移築いたしまして、特に書斎スペースについては、現状保存を行いまして、別部屋については、来館者に吉村 昭の執筆活動や作品について紹介できるようなスペースとして改修を検討しているところでございます。
 また、書斎以外の附帯設備としまして、管理棟、倉庫室、多機能トイレ、障がい者用駐車場、駐輪場、また現在は駐輪場として24時間人の出入りができる状況ですので、門扉などをして人が夜間出入りできないような形を考えているところでございます。
 スケジュールといたしましては、令和2年度に基本プランの策定、令和3年度から4年度にかけて基本設計から実施設計、令和4年度から令和5年度で移設、整備工事、オープンを予定しているところでございます。
 私からの説明は以上になります。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私からは、資料3、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取組について、御説明させていただきます。まず資料3で、チリ共和国のホストタウン、共生社会ホストタウンの登録についてでございます。冒頭、部長から申し上げさせていただきましたとおり、令和2年10月30日に登録されたというところでございます。
 市民への公表等でございますが、「広報みたか」、「みたか“2020”ニュース」で、11月15日の発行号でお知らせをするとともに、市のホームページでは既にお知らせをさせていただいております。また、「タッタカくん!スポーツニュース」ということで、ツイッターを通じてもお知らせをさせていただいております。庁舎の懸垂幕と元気創造プラザの横断幕のほう、掲げさせていただいているところでございます。
 この登録と関連いたしまして、2番のチリとの主な交流事業でございます。今年度、事業ということで準備を進めて、取り組んでいるところでございます。三鷹からチリへの応援動画の作成、動画出演者と在日チリ大使との交流を1つ、予定しているところでございます。
 2の(1)のアでございますけれども、応援メッセージ動画の作成につきましては、現在、撮影を進めているところでございますけれども、御出演いただく主な方でございますが、市長、教育長、そして議長、副議長、パラリンピアンでアイスホッケーの選手、安中選手、それから天文台の台長、ジブリ美術館の館長などに御支援をいただきまして動画を作成し、歓迎のメッセージを送るということでございます。
 次のイでございますが、国旗・国歌の学習、国歌斉唱動画の作成というところで、こちらは、第二中学校の合唱部にお願いをさせていただきました。中学校で唯一、合唱部があるというようなことでございましたので、こちらでお願いをしたところでございます。本日、1回目の国歌の学習会がありまして、2回、国歌の学習会、そして1回、国旗の学習会がございまして、そして、合唱の動画を撮影させていただいて、最後、3番目のウのところにございますとおり、在京チリ大使との交流を1月に予定しておりまして、コロナウイルス対策の関係から、参加できる人数は限られているんですけれども、合唱部の代表の生徒3名と引率の教員の先生に参加していただきまして、チリ大使との交流をさせていただくというような予定をしているところでございます。
 次の(2)でございます。国立天文台と連携して、アルマ望遠鏡関係者と市民とのオンライン交流でございます。こちら、12月に予定しておりまして、先ほどお話ししました「みたか“2020”ニュース」11月15日号で御案内をする予定でございます。オンラインでございまして、30組の方に御参加いただく予定をしているところでございます。国立天文台とアルマ望遠鏡の関係者を中継で結びまして、チリ人の方は、今、国立天文台にいらっしゃっているチリ人の研究者の方に御参加いただいて、オンラインで講座をし、質疑応答という形で交流をしていただくというようなことを考えております。こちらの内容については、小学生でも分かるように御説明いただくようなことで、進めているところでございます。
 (3)のチリ料理と食文化を学べるオンライン講座につきましては、全3回ということで、1回ずつお申込みいただくという形で、各25組を予定しているところでございます。在日チリ人のチリ料理の研究家の方にオンラインで料理教室を開いていただき、そこで、オンライン上で交流をしていただくというようなことを考えているところです。
 (4)でございますけれども、市民の皆様にチリのことを多く知っていただくように、パネル展示等を考えているところでございます。
 次に、2021年東京2020オリンピック聖火リレーの実施概要についてになります。こちら、9月28日に組織委員会のほうから情報提供されたものでございます。概要の1番目のところに、聖火リレーの実施日程というふうにございますけれども、2021年3月25日木曜日を出発日とするというふうにしております。そして、三鷹市を含む東京都の聖火リレーの実施スケジュールでございますけれども、従前のスケジュールの1日前倒し、曜日は同じということで予定されるというところでございます。
 次のページを御覧ください。一番上に聖火ランナーとございます。既に聖火ランナーについては決定しているところでございますけれども、この決定した聖火ランナーに優先して走行していただくということが伝えられております。
 次に、実施市区町村・走行ルート・セレブレーションの実施場所とございますけれども、こちらも従来の走行ルートを維持するということで計画されているところでございます。
 そして、次の準備・実施内容の簡素化というところでございますけれども、様々な簡素化、効率化というところが言われているところですが、まず番号1のところにございますとおり、聖火リレー隊列のスリム化というところが、直接、三鷹市に該当するところかなというふうに思っております。
 そして、最後に新型コロナウイルス感染症対策ということで、項目が挙がっておりますが、まだ具体的な対策案が特に示されているわけではございませんので、今後、情報提供をいただき次第、対応していきたいというふうに考えているところです。
 次のページに、各都道府県別の実施日程が示されております。東京都におきましては、一番最後の日程、右下でございます。7月9日の金曜日から7月23日の金曜日、先ほどの前提でいきますと、三鷹市については、7月16日の金曜日に予定されるのではないかというふうに考えております。
 最後でございますけれども、次の資料でございます。東京2020オリンピック・パラリンピック聖火リレートーチが、都内全62区市町村を巡回しますということで、こちら10月23日に情報提供をされたものでございます。3番のところで、既に都庁のほうでの展示が11月2日から開始されているというところになっております。
 そして、三鷹市でございますけれども、次のページを御覧ください。小さい文字で恐縮でございますけれども、真ん中よりちょっと下のところ、4月5日から4月6日に三鷹市のほうに展示の順番が割り当てられているところでございます。展示場所につきましては、市役所本庁舎の1階市民ホールを予定しているところでございます。
 私のほうからは以上です。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。まず、公共施設の再開状況というところで御報告いただきました。一般団体の開放を再開しているということですけれども、この使用後の消毒ですとか、何か感染症対策はどのように御案内されているのか、教えてください。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、学校の施設につきましては、まずは各利用団体ごとに消毒をしてくださいということをお願いしております。使って共有するような、外でいいますとトンボがけをする、そういう道具ですとか、倉庫の取っ手ですとか、あるいはトイレのドアノブとか、そういったところを消毒いただくようなことをお願いしています。体育館等の中につきましては、電気類のスイッチですとか、同じようにモップがけのモップの部分ですとか、そういうところを具体的に、チェックリストをお渡しして、消毒をいただいているところです。
 さらに、学校の管理受付員さんに、その日のうちに最後の団体が使用した後に、改めて団体にお示ししているところと同じ場所を、同じように念入りに消毒をして終了するというようなことで、消毒をお願いしているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。チェックリストを設けていただいて、念入りにやっていただいている、最後に用務員さんが責任を持って消毒をしているということで、月曜日、学校が開いて、安全な状態で用意していただいているということで、安心いたしました。
 この消毒用品の調達とかはその団体がされるということでよろしいですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちらのほうは、スポーツ推進課のほうで学校開放用の消毒セットを各学校のほうに配置させていただいて、それをお使いいただいているというような状況です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。統一したものがあるということで、分かりました。ありがとうございます。
 次に、スポーツ施設の屋内施設の緩和というのは、もし具体的なことがあれば教えていただきたいのですが。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちらは、まずSUBARU総合スポーツセンターで代表的なところで申し上げますと、メインアリーナの全面がこれまで50人というところの人数定員でございました。これを大体10平米に1人というような基準で緩和をいたしまして、メインアリーナの50人が160人というところに緩和をさせていただいているところでございます。ほかの施設も、今の基準で同様に10平米当たりに1人というところで、規制を緩和させていただいております。


◯委員(山田さとみさん)  その10平米に1人という基準は、どこからか指示されているようなものなのでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、民間のスポーツクラブ等でのガイドラインの中に、激しい運動をする場合に大体そのぐらいの、10平米に1人ぐらいというようなところでガイドラインを定めているものがございまして、そちらを参考にさせていただいて、適用したものでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 次に、ホールは定員ということですので、制限撤廃ということだと思うんですけれども、あまり大きな声を出さない、静かな式典ですとか、コンサートは撤廃ということなんですけれども、ドアをちょっと開けておくとか、そういったような感染症対策などありましたら、教えてください。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  今、御質問いただきました感染症対策等につきましてですが、現在、三鷹市芸術文化センター星のホールにおきまして公演を行わせていただいております落語や演劇につきましては、前面の扉のほうを開放させていただき、空気の流れをつくりながら公演を行っておるところでございます。
 また、演者さん等につきましても、落語の高座等につきましては、通常使用させていただいておる距離よりも後ろのほうに、舞台のほうを設置させていただき、演者さんに演技を行っていただいておるところでございます。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。感染症対策で換気していただいたり、あと飛沫が飛ばないように、ちょっと後ろに下げるなど、工夫をしていただいているということが分かりました。ありがとうございます。
 次に、吉村 昭さんの書斎ですけれども、当初予算で検討とあった事業だったと理解しております。予定地の駐輪場に関しては利用率も低いということで、有効活用にもつながる、駅からも近くて、いい場所であると思います。ちょっと心配なのは、コロナで財源の収入減が予測される中、大規模な工事はちょっと許容し難いかなというふうに思っております。基本設計は令和3年度からとなっておりますけれども、支出に関しては、賢い支出をお願いしたいと思っております。
 もし大体の予算ですとか、出ないかもしれないんですけど、もしあれば教えていただければと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今回、令和2年度内に検討を始めますという御報告をさせていただいております。今、質問委員がおっしゃいましたとおり、予算のことは、基本的には来年度予算に設計を積みますので、3月の予算の委員会できちんと根拠をお示しして、御説明をさせていただければと思いますが、コロナの関係で財政が厳しいということは重々承知しておりますので、きちんとした見積りをというふうには思っているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 次、ホストタウンなんですが、当該事業の財源についてお示しがなかったと思うんですけれども、財源についてお示しいただければと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  本日、御報告させていただいたチリとの主な交流事業というものは、こちら共生社会ホストタウンという、この分野について調査事業というようなものを内閣官房のほうで設けておりまして、これに適合して、10分の10で、補助というよりは内閣官房の事業として実施するというような仕組みになっているものでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。内閣官房の事業ということで、理解いたしました。
 市民への公表などは「広報みたか」などで行うそうですが、ホストタウン交流事業の様子を、例えば三鷹市公式のユーチューブなどで公開することは考えていらっしゃいますでしょうか。コロナで多くの市民の方がチリの方と実際に触れ合う機会とか、イベントとかはちょっと難しいと思います。小学生との交流などもちょっと難しいと思うので、なかなかホストタウンだというような実感も湧かないのではないかと思います。ユーチューブなど、少しでも多くの市民に実感していただける取組を期待いたしますが、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  先ほど、この事業が内閣官房のほうの事業ということでお話しさせていただきましたが、こちら、まずは内閣官房のホームページに特設のホームページが設けられておりまして、今回撮影いたしました動画というのは、まずはそこでアップをされていきます。もちろん、身近に、三鷹市民の方に広く知っていただきたいので、今、交渉しているところでございますけれども、三鷹市のホームページから直接御覧いただくような形ですとか、そういうようなことをぜひともさせてほしいということで、調整しているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。では、ぜひそのまま公表を続けていただければと思います。
 以上です。ありがとうございます。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。オンラインを活用した講座の開催を9月にされましたが、このハイブリッドで開催、具体的にはどのような形で行われましたでしょうか。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  9月12日に「多摩と三鷹の方言を学ぶ」をハイブリッドで行いましたが、まず、通常こちらの講座は大沢の里古民家のほうで実施するような内容なんですが、会場が狭く、感染リスクを抑えながら開催できないということで、教育センターの大研修室のほうで行いました。1つのテーブルに1人という限定をいたしまして、会場には30名の方にお越しいただきました。そして、オンラインで参加される方も募集いたしましたが、13人の方がオンラインで、その講座の様子を視聴していただくという形になりました。
 私からは以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。たくさん参加されたようで、よかったと思います。
 あと、公共施設の再開状況。学校の体育館なども開放が始まりましたが、例年に比べて、利用団体は減っていたりしますでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  おおむね例年どおりということで、再開をしているところでございます。予約受付で御利用いただくケースが多うございますので、その予約段階でも、おおむねの枠のほうは埋まってきているというようなことで、再開してきているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。皆さん、待たれていたと思うので、よかったと思います。何か、コロナ前と比べて利用のルールが変わったりとか、申込方法が変わったりとか、何か変わったことはありますか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  こちら、緊急事態宣言の後に各施設──屋内、屋外とも再開するに当たって、事前の健康チェックですとか、検温ですとか、そういったところを実施した上で御利用いただくというようなことで、これまで実施してきておりますので、ここのところで、特に小学校を再開するというようなところで入念に確認したのは、先ほど御説明させていただいた消毒の部分について、各団体にしっかりと消毒をしていただくというところは、学校施設ですので徹底を図っているというところが特徴でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。分かりました。
 あと、スポーツ施設も人数緩和、ホールのほうも定員緩和ということですけれども、私も、映画館に行ったときは全く緩和されていなくて、劇場に行ったときは、また1個置きという状況で、それぞれその施設によってルールが違うんだなというふうに思ったんですけれども。感染者が再びまた増えたりしたら元に戻すとか、そのような一定の基準──どのようにしたら、またこの緩和を元に戻すとか、そういうルールみたいなものはあるのでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  今回の緩和につきましては、国の方針にのっとって、9月に国のほうがイベントの内容によって緩和をしているということもございます。基本的には、それに準じた形で市のほうも緩和してございますので、今後、例えば国のほうがやはり感染のリスクが高いということで、また何らかの措置がされるという形になれば、市の施設としても、同じような形での制限を行うということは十分考えられると思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。
 あと、吉村 昭さんの書斎の移築ですが、これ、利用者は少ないとはいえ、井の頭第2駐輪場を廃止してしまうということで、市民が不便になるというようなことはないのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  駐輪場の利用につきましては、都市整備部のほうでまちづくり環境委員会さんのほうに実態など、報告をさせていただくかと思います。私どものほうでは、一旦は差し控えさせていただきますが、基本的にはそういうこともきちんと調整した上で、2つのものが1つに統合されるのであれば、市有地でございますし、第2駐輪場のほうは、どちらも駅から至近で、とても便利なところにありますけれども、私どもが今お聞きしていますのは、第2駐輪場を第1駐輪場のほうに集約して、第1駐輪場のほうをもう少し充足させるというふうな話を聞いておりますので、第2駐輪場のほうが空くのであれば、そこをぜひ移築の先にというふうに検討しているというところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。例えば空き家を活用するとか、ほかに駐輪場以外でこれを移築する候補の場所みたいなのは検討はされたのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  この間、市の未利用地ですとか、それから、これぐらいの移築にちょうどいいようなサイズの土地がどこかにないかとか、いろいろ検討してまいりました。やはり、立地条件──もともと井の頭地域で活動していらした先生でございますので、もともとの趣旨に沿った、やはり井の頭公園近辺でということが望ましいという前提条件と、それから、やはり施設を置いて開館をしてまいりますので、やはり交通の便がいいですとか、あと、やはり、今この条件でいいますと、私ども、既に市が持っている土地でございますので、そのような幾つかの条件の中から、この間ずっと探してまいりましたけれども、ここが本当に駐輪場の集約ということがなければ出ない土地でございますので、そういうことを総合的に考えてこちらが適切ではないかと思って、今検討しているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。せっかく造るので、市民の皆さんが何で駐輪場を壊してというふうな感情にならないようにしていただきたいと思います。
 あと、まだ予算、費用がどのくらいかかるかというのは分からないんですけれども、これは有料施設として行われるのでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  有料にするか、しないかというのは、今後のプラン等の策定をしながら、実際にどういう形がいいのかということも含めて、検討はさせていただきたいと思います。どちらにするかということは、まだ決めていない状況でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。本当にコロナで収入が、市の財政も大変になる中で、市民の感情がどうなのかなというのがちょっと心配ではありますけれども、造ること自体はいいことだなというふうには思っております。
 あと、オリンピックのほう、本当にヨーロッパやアメリカでも、コロナの影響がまた大きくなっていまして、ネットではIOC、組織委員会が中止を言っているんじゃないかとか、本当、諦めムードのような雰囲気も漂っている中なんですけれども、本当に大変な状況だとは思うんですけれども、見通し、三鷹市的にはどのようなふうに──難しいと思うんですけれども、大変だなと思いながらいるんですが。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  こればっかりは三鷹市に決定権限が全くないものでございます。当然、東京都、組織委員会のほうは今のところは来年を念頭に準備を進めているということで、今取組をやっておりますので、聖火リレーとか、三鷹のほうは自転車ロードレースも開催が予定されておりますので、私どもについては東京都と組織委員会と共に、指定された内容について粛々と取組の準備をしていくという形での今のスタンスでやっている次第でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  よく分かりました。ありがとうございます。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず初めに、オンラインを活用した講座の開催なんですけれども、先ほど「多摩と三鷹の方言を学ぶ」、ハイブリッドでの開催、古民家での実施が30名で、あとオンラインが13名ということでお伺いしたんですけれども、このオンラインの参加というのは、人数制限があったのかということと、9月26日の「古民家でオンラインお月見」はどのぐらいの参加者がいらっしゃったのか、教えてください。


◯生涯学習課長(加藤直子さん)  まず初めに、ハイブリッドでのオンラインの人数制限ですが、一応100人までは参加可能ですが、控え目にして、70人募集という形で行いました。
 続きまして、古民家でのオンラインですが、こちらも80名ぐらい募集をいたしましたが、実際のところ、これは人数で表すのは難しいですが、御家族で御覧くださいということで、1台で何人御覧になったかまでは確認できていないんですが、24組という表現にさせていただきますが、御参加いただきました。
 私からは以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。このオンラインを活用した講座なんですけれども、私も先日、ネットワーク大の講座を見まして、本当に家にいながら良質なものが見れて、とても得した気分になったんですけれども。今後、コロナ禍で、こういったことが、会場に足を運ばなくてもということで、できるようになったということですけれども、実際、この講座を受けてみると、本当に非常にいいなということを感じたので、ぜひ周知していただいて、かなり枠が多かったので、今後もよろしくお願いしたいと思います。
 それと、続きまして、公共施設の再開状況なんですけれども、先ほど小学校の体育館、チェックリストを作っていただいて、しっかり消毒を徹底してくださっているということだったんですけど、これから冬に向けて、気温も寒くなって、非常に換気が問題になってくるのかなと思うんですけれども、その換気の基準みたいなのも設けていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  換気につきましては、特に基準というものは設けていないです。ですので、小まめな換気をというような表現でお知らせをしているところですので、そういったところも、運用等、今、冬に向けてというところで、閉め切った形で実施することが多いと思いますので、その辺りもきちんと、できる限り分かりやすく利用者の皆さんが安全に使えるような形というのを検討したいと思います。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今朝のニュースでも、北海道で感染が広がっているのは、寒くなってなかなか換気がしにくいということで、北海道とは気温は全然違うと思うんですけれども、やはり冬は寒いので、その辺の換気の基準というのも明確にしていただいたほうがいいのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、吉村昭書斎の移築についてなんですけれども、ずっと移築場所が課題だったと思うので、ゆかりの井の頭の地域に見つかって本当によかったなと思っているところなんですけれども。面積が262平米で、実際この書斎が35平米ということで、かなり大きな面積のところにこれが移設されるということなんですけど、本当にこの三鷹市の文学者ということで、太宰 治さんと吉村 昭さん、もともとも一体にという話もあったと思うんですが、本当は、できれば一緒に集約したほうが、見に来る方にとってもとても便利だったのかなと思うんですけど、今回、三鷹市の美術ギャラリーのほうで太宰 治さんのおうちもそこで常設されるということが決まったんですが、将来的に、一緒に、一体になるっていう、そういう方向性の可能性というのは考えられるのか、お伺いをしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  平成29年度に一体でどうかというようなプランがございましたので、私どもも、このお二人に限らず、三鷹市の文学者、最も有名なほうからいうと、このお二人が当然中心になるかと思いますけれども、ほかにも何人かいらっしゃいますので、全体として文学者の顕彰事業はどうなのかという観点でも見ていく必要があるかなというふうに思っております。
 ただ、いろいろな経過から、やはり1つの場所にまとめて建てるということが現状では非常に難しゅうございますし、そういう意味でいいますと、吉村さんの場合は、やはりこの書斎の実物がございますので、この実物をなるべく今の、もともとの物に近い形で市民の方に見ていただく場を造るというのが、この書斎の移築ということの一番大きなテーマかなというふうに思っております。
 なので、一度こちらに移築をして、ここからまた違う場所へ移すということはなかなか考えにくいですので、また、そこそこの面積がございますけれども、住宅地の中でございますし、周辺環境への配慮も、もしくはバリアフリー対応などもございますので、基本的にはこの中にきちっとした位置づけをして、吉村 昭の顕彰をする場所としては、ここで成り立ちましたら、この場所でというふうに思ってございます。
 太宰さんのほうにつきましては、前回の委員会の中でも申し上げましたけれども、今回の第3展示室での「三鷹の此の小さい家」は、一旦暫定的な扱いということで、当面の間はこちらでということでございます。その後のことにつきましては、また駅前再開発の中で再検討されていくものではないかなというふうに思っております。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ありがとうございます。
 最後に、ホストタウンの件なんですけれども、今回、対象国がチリ共和国ということで、なかなか本当になじみのない国の1つでもあるのかなというのは感じるんですけれども。今回、このホストタウン、やはり広く市民に周知していただいて、本当にチリという国がより身近な国となって、これからの大会以降も、共生社会の実現を目指すということでありますので、本当に周知の在り方というのがこれから課題になってくるのかなと思うんですけれども。
 特に、児童・生徒、子どもたちにこのことを本当に知っていただきたいなということを感じているんですが、今回、中学生の合唱の方たちは、そういったことで物すごく深く縁を感じていけると思うんですけども、広く子どもたちに周知をしていくということについては、どのように考えているのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まずは、今日御報告させていただいたような取組をしていくわけですけれども、やはり、このオリンピック・パラリンピック全体については、子どもたちにいかに印象に、心に残ってもらえる取組をしていくかというようなところが、全体で地域連携会議の中でも言われておりますので、このホストタウン、共生社会ホストタウンということも含めて、どういった形で、やはり子どもたち、小・中学生に、三鷹はチリのホストタウンですというところを、ほぼ全員に知ってもらえるような取組というところを、今後、工夫して取り組んでいきたいなというふうには考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当に一生に一度出会えるかどうかの思い出になると思いますので、ぜひ取組のほう、よろしくお願いいたしたいと思います。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。最初に、コロナウイルスの感染症に対する対応についての一番下の、先ほどから話は出ているんですけど、ホールの定員緩和というところで、50%から定員人数に変えたということなんですけども、先ほどの御説明の中で、静かに鑑賞できるものについてはということがあったんですけども、例えばこういうものは定員人数ではさせられませんよというような、何か市でもって基準みたいなものを持っているのか。あるいは、こういったものはさせられないとかっていうのがあるんでしたら、基準みたいなもの、あるいは条件みたいなものを教えていただきたいと思います。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  私ども財団のほうでございますが、芸術文化センター風のホール、芸術文化センター星のホール、それから公会堂光のホールにつきまして、ガイドラインというものを定めております。その中で、人数の制限というところで、大声での歓声、声援等が想定されるもの、例としましては、ロックコンサート、ポップコンサート、観客に大声でのリアクションや歌うことを求めるイベント等について、定員の50%以内で行っていただきたい旨の方針をお示しさせていただいているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございます。やはり、今第2波、第3波というような話も出ていますので、できるだけその辺のところをしっかりとチェックをしていただいて御使用いただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、吉村 昭さんの書斎の件なんですが、これは施設としては単独でこの駐輪場の跡地に造るということでよろしいんでしょうか。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  こちらに移築するのは、こちらの書斎だけではなくて、管理をする建物も必要と考えておりますので、書斎とは別棟でその管理をする建物も同じ敷地内に置きたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  場所的に、第2駐輪場ですか、ここはあまり人通りのない場所なんですよね。この建物単独で吉村さんの書斎ができるわけなんですけども、これに対して、集客については、まだ今、プランの策定中であると思うんですけども、どのような集客力を持てると思って設計をしていらっしゃるんでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  確かに現状では人通り自体、そんなに多い場所ではないのかなと思っています。ただ、井の頭公園駅から歩いても二、三分程度のところで、なおかつ線路沿いにあるということで、井の頭公園のほうの入り口からもそんなに離れていないということもございますので、分かりやすさという意味では、こちらのほう、かなり分かるのかなと思っています。その辺では、やはり市としても、こういうものがありますよということはちゃんと周知をしながらやっていきたいなと思っています。
 なおかつ、今、山本有三記念館等につきましても、多少、場所的には駅から少し離れた場所で、ただ、あちらのほうはジブリ美術館なんかも近いですから、そういう形である程度集客はあるのかなとは思いますけども、同程度ぐらい入れたらなとは、私どもとしては思っている状況でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  今お話があったように、やっぱりPRが大事だと思うんですよね。場所的に考えても、やはりジブリ──近いといっても、歩いてすっと行ける距離ではないと思いますので、やはりしっかりPRをして、せっかく造るんであるから、多くの方に御覧になっていただきたいと思いますので、その辺よろしくお願いいたします。
 それから、あとオリンピック・パラリンピックのほうの関係のホストタウンなんですけど、これは10月30日が登録日ということなんですけど、このホストタウンというのは、オリンピックが終わるまでという考え方でよろしいんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  このホストタウン、共生社会ホストタウンにつきましては、オリンピックまでというような期限ではなく、オリンピックが終わっても、チリ共和国と関係、交流を続けていってほしいというような制度設計でございますので、ホストタウン、共生社会ホストタウンというのは、基本的には今終わりが示されていない継続的な事業というような形でございます。ただ、補助制度ですとか、そういったものというのが今後どういうふうになっていくのかということは、今の段階では明確に示されてない状況でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  三鷹の場合は、天文台もあって、いろいろな関係もあると思いますので、今現状であるかないか分からないんですけども、市として、このオリンピックの後にもチリとのこういう交流をしてみたいとか、何かそういった計画というのはあるんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今、委員おっしゃられたように、天文台とのつながり、御縁で、このチリ共和国とホストタウン、共生社会ホストタウンということで登録をされておりますので、やはり天文台を通じて市民の皆さんがチリの方と継続的に交流していくような取組というのが、1つ、軸になって、継続していくというようなことを考えているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  天文台には、星と森と絵本の家もありますので、しっかり連携を取りながら、市民がチリを近くに感じられるような事業をしていただきたいと思います。
 私は終わります。


◯委員(谷口敏也君)  簡潔に質問させていただきます。まず、感染症対策についての公共施設の再開状況ということで、小学校の体育館、中学校の体育館についてお伺いしたいんですけど、市民からもこの間──我々議員も、早く開放してくれというのを結構言われていて、待ちに待っていたところなんですけど。一方で、学校のほうとしては、やっぱりあまりこういう時期にいろいろな人に入ってきてもらいたくないというのがあって、こういう時期になったのかと思いますけど。再開に当たって、先ほど来から、消毒ですとか、換気ですとかっていうような話が出ていましたけど、それぞれの団体に対して──例えば地域子どもクラブなんかですと、それぞれの名簿があって、活動日も、曜日も決まっていてというのがあると思うんですけど、一般の方ですと抽せんとかになって、その都度だったりするじゃないですか。そういう方に対しては、例えば使用上のガイドラインみたいなのとかを配布して、そのとおりやってくださいというふうにやっていると思うんですけど、そのガイドラインみたいな資料とかがあれば、配付していただきたいなと思うんですけど、そのことについて、まず可能かどうかお伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  ホームページ上に、ダウンロードしていただいて、お使いいただけるようにしているものですので、資料として配付することは可能です。


◯委員(谷口敏也君)  じゃあ、ダウンロードしたほうがいいですかね。配付していただければ、頂きたいんですけど。何で聞いたかというと、検温とかも、たしか検温して行くという決まりじゃないですか。一方で、地域子どもクラブとかは、その場に来た子どもたちを測っていたりするんですよ。そういう違いがちょっと分からないということ。
 あと、今、症状がなくて、陽性でという人が結構出ているじゃないですか。そのときはいいけど、そこで活動した後に、ほかの人にそれがうつって、その人が発症したというふうになると、一定の期間、参加した人の当日の状況ですとか、誰が──連絡先とか、恐らく多分、保健所が来て、そういうのを調べて、そっちのほうから濃厚接触者かどうかというのを、まず検査とかしていくんではないかと思うんですけど。そういった流れについても、そういう団体はそこまで把握し切れていないと思うんですよね。だから、市として、例えば1週間なり、参加者の名簿を保存しておいてくださいとか、そういうのはどういうふうにしているのかなと思ったんですけど。それも全部、ガイドラインの中に載っていて、そのとおり、地域子どもクラブも、一般の団体も、やってもらっているということなんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  地域子どもクラブと学校の一般開放では、すみません、ちょっと所管課が違うので、地域子どもクラブのほうの詳細は承知していないんですけれども、スポーツ施設の開放については、一律のガイドラインでお願いをしております。団体利用に当たっては、代表者の方が各御利用者の名前と検温結果であるとか、そして、その利用前の2週間の様々な──陽性の方と接触した可能性ですとか、海外渡航ですとか、そういったところを確認してもらうような形になっておりまして、毎回使うごとに、それを事前に作成をいただいて、代表の方で1か月間保管してくださいというふうに書いてございます。
 仮に陽性の方とか、事後に明らかになった場合には、その名簿を基に保健所を中心に御対応を御指導いただくというような流れになっております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。万が一、そういった形で起こった場合には、多分、消毒しなきゃいけないとか、ある程度学校に結構迷惑をかけるんじゃないかと思うので、しっかりと周知していただきたいのと、ガイドラインを守っていただくように言っていただきたいなと思います。
 それと、吉村 昭さんの書斎なんですけど、一定の質疑を聞いていて、この施設はあくまで暫定なのか、それとも、これで吉村 昭さんの書斎は決めておいて、太宰 治さんのほうを考えていくのか、その辺はどうお考えなのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  この施設は、先ほども申し上げましたが、やはり現実のものがございますので、写真にもおつけいたしましたとおり、離れの形もございますので、この形をなるべく移築して、再現をして、きちっと位置づけるということが大事でございます。同じ井の頭地域の中でということもございますので、この施設について暫定だというつもりはございません。ここに置いて、きちんと顕彰をしていくということでございます。
 太宰さん含めて、ほかの方がどうかというのは、またこの書斎の位置づけとは異なる扱いだというふうに思っております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。御遺族の方からもいろいろと言われていたという話は聞きますから、これで一応決まったというような流れですね。ありがとうございます。
 その駐輪場については、第2駐輪場を廃止するわけですけど、第1駐輪場のほうの、例えば台数を増やすための再整備みたいなのは必要あるとお考えなのか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  詳細については、先ほど言ったようにまちづくり環境委員会の所管になりますのであれですけれども、利用率そのものについてはかなり低下していて、両方、効率的に運営するためにも、今回、統合するという話は聞いていますので、台数そのものが全体的に増えるかというのはちょっと、私どもは詳細については把握はしてないと。ただ、都市整備部としては、両方足しても、今の一定程度の台数とか、そういうものは確保できるというような形で、今回統合するというふうに、私どもは伺っています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。
 それと、このスケジュールなんですけど、何か市がいろいろやるときには、一定の近隣への説明とかをなるべく早くやったほうがいいと思うんですよ。例えば今の駐輪場とかも、使っている人もいるわけじゃないですか。それが、第1駐輪場のほうに移動されますということも、なるべく早く告知しなければいけないでしょうし、こういう建物を移築しますというのも、近隣の人に早めに知らせたほうがいいと思いますけど、そういったスケジュール感はどうお考えなのか。
 例えば、ワークショップなり、市民説明会なりをして、市民と一緒につくっていくのか、それとも、ある程度こういう形でいきますという説明だけなのか、その辺についてはどうお考えなのか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  確かに駐輪場はなくなるということもございますので、その辺については、特にまた新たな施設という形になりますので、隣接する方々については、早い段階で説明のほうをさせていただきたいなと思っています。
 ただ、駐輪場そのものにつきましては、当然設計の段階でもまだまだ使えるような状況もございますので、これで例えば今年度中すぐに廃止という形にならないとは聞いていますので、その辺については、やはり廃止までの一定の期間の間の中に周知期間を設けながら、廃止の方向とか、そういうものについては御説明するような形になってくるかなと思っています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。近隣の方には、早めに丁寧に説明していただければと思います。
 最後に、ホストタウンなんですが、私も1回、監査委員のときか何かのときにホストタウンになったらどうですかと聞いたことがあって、そのときには考えていませんということだったんですけど、これってやっぱり市が要求したというよりも、内閣官房からこうしてくださいというような要望だったんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  このホストタウン、共生社会ホストタウン事業は、当然、情報としては、市のほうとしてはつかんでおりましたので、やはり、きちんと継続的にお付き合いをしていける、そして、一方で、一定の取組をするわけですから、一定の予算措置というものも伴ってくるというところから、それは総合的に検討していかなければならない課題であったというふうな思いでした。
 このホストタウン自体は、今御説明しましたように、チリの天文台との御縁というところは、本当に三鷹にとっては継続的に取組を進めていく上で、市民の皆様にとっても有益なものだというふうなところ、タイミングとして、チリ共和国というところが、内閣官房のほうから情報もいただいたところですので、これはというところで非常にいいタイミングで、三鷹市としても積極的に取り組んでいけるというような事業で、これはタイミングというものが双方からあって、情報が一致して、うまく取組としてホストタウン登録に結びついたなというふうに考えているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。
 あと、先ほど予算的に10分の10、内閣官房のほうから出ると言っていましたけど、金額って決まっているんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  他の自治体の事業でどれだけ見てもらえているのかというところは、詳細をつかんでいないんですけども、三鷹市としては、今回、枠としては600万円以内というようなところで組んでいるところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  もうちょっともらえるのかなと思ったけど。国のほうの予算からしてみると、600万円、分かりました。
 先ほど大倉委員とかのほうからも話がありましたけど、やっぱりこういう海外の文化を学ぶとか、海外の生活を──子どもたちが一番いいと思うんですよね。ニュージーランドもなくなっちゃったじゃないですか、中学校の。だから、先ほど答弁もありましたけど、少なくとも小・中学校の子たちみんなに、こういうことになっていて、何かしらの──今だったらインターネットにつながりますから、向こうの子どもたちと交流できるとか、そういうことを教育委員会と連携しながら考えていただければなと思うんですけど、スポーツと文化部として何か今のところ考えているのはありますか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  当然、来年になりますと、本番ということで事前キャンプ等も予定されています。コロナ禍の中でどこまでできるかというのはちょっと疑問な部分もございますけれども、やはり実際にチリの方もいらっしゃるということもございますので、そういう機会を通じまして、やはり小学生・中学生の方々と直接交流できるように──当然その前にも、私どもとしては、教育委員会を通じまして相手先の文化を学ぶような機会、そういうものができるような形で、今後協議していきたいと考えています。


◯委員(谷口敏也君)  期待したいところなんで、本当に教育委員会としっかり連携を取りながら、充実した事業を進めていただければと思います。
 以上です。


◯委員(吉野和之君)  それでは、細かい質問でちょっと確認したいので、1点だけお伺いいたします。新型コロナウイルス感染症に関する対応について、資料1の一番下のホールの定員緩和。先ほど、観客が大声を発するようなロックコンサート等は使用を控えてほしいということなんですけども、今度は演奏をする側なんですけども、例えば合唱とか、多くの人数が声を発する、あるいはオーケストラの人もかなり多い数になるとか、こういう、今度は演奏する側、いわゆる主催者側に対する──例えば合唱にしても、相当大人数がその場でやるということ、これは可能なんでしょうか。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  合唱等につきましては、一応感染症対策に配慮していただきながら開催をしていただいているところです。また、オーケストラ等につきまして、弦楽器であるとか、木管楽器でありますとか、そういったものにつきましては、一応感染症等の対策等については比較的心配がないのかなというところなんですが、一番心配されるのが、いわゆる管楽器等にたまった唾液等を抜く作業というのがございます。唾抜きというふうに言っているところではあるんですけども、そういった作業を行うときに、飛沫が飛び散るというようなことが想定されておりますので、そこの部分につきましては、通常より演者さんの間隔を空けていただくとともに、いわゆるペットシートといったものを持ち込んでいただく、もしくはお貸出しをさせていただき、飛沫が飛ばないような状況の中で、オーケストラ等について、吹奏楽等について公演を行っていただくように、ガイドラインのほうでお願いをしているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯委員(吉野和之君)  すみません、合唱に関してなんですけど、感染症対策に配慮するということなんですけど、具体的にこれ、配慮するというのは、人数を少なくするのか、あるいはマスクをして歌うのか、配慮するっていう、これはどういうふうにすればいいんでしょうか。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  こちらにつきましては、やはり距離間を空けていただく。要するに密にならないような距離を取っていただきながら、演者さんとの間で一定の距離を保っていただきながら、配慮していただきながら、演奏等を行っていただくようにお願いをしているところでございます。
 私から以上でございます。


◯委員長(伊東光則君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時40分 休憩


                  午前10時53分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  本日、教育委員会から御報告させていただきます事項は、日程に記載の2点でございます。報告事項の1点目、新型コロナウイルス感染症への対応状況につきましては私から、2点目の三鷹GIGAスクール構想研究推進事業につきましては指導課長から、それぞれ説明をさせていただきます。
 それでは、初めに新型コロナウイルス感染症緊急対応方針に基づく取組状況について御説明いたします。資料1の1ページを御覧ください。新型コロナウイルス感染症対策につきましては、緊急対応方針に基づきまして、適宜補正予算などを編成し、対応を図っているところでございます。本日は、現在の取組状況について御報告をいたします。
 初めに、1の児童・生徒1人1台タブレット端末の整備です。児童・生徒1人1台タブレット端末等の整備につきましては、プロポーザル方式により選定した事業者との間で細かい仕様や運用について調整を行っているところでございます。タブレット端末につきましては、既に御報告していますとおり、アップル社のiPadを導入することとしていますが、小・中学校の教員から三鷹GIGAスクールマイスター及び三鷹GIGAスクール研究開発委員を選出しまして、来年1月からの稼働に向けて活用方法等についても検討を進めているところでございます。
 なお、これらの取組の詳細につきましては、次の報告事項の中で御説明をさせていただきます。
 また、良好な校内通信環境の確保に向けて、無線LANアクセスポイントの増設工事等を順次各校で進めております。さらに、9月議会でお認めいただきました一般会計補正予算(第7号)に計上いたしました端末導入支援員につきましては、入札により委託事業者を決定いたしましたので、1月からの配置に向けて準備を進めていくところでございます。
 次に、2の1学期中における学校給食費の一部公費負担です。こちらは一般会計補正予算(第6号)に計上しました事業となりますが、10月上旬までに各小・中学校長宛てに補助金を交付し、学校経由で保護者に返還したところでございます。
 次に、3の就学援助の対象者の拡充です。就学援助の認定基準を満たさない場合においても、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入状況が急変した御家庭に対する認定要件の緩和に関しましては、8月末までにお申出をいただきました64人の児童・生徒について、4月に遡って認定をいたしました。就学援助費につきましては10月末までにお支払いを完了しています。今後もこうした御家庭の申請を受け付けていきますが、申請月に応じ順次認定、支給を行っていくこととしています。
 次に、4の宿泊を伴う行事における感染症対策です。小学校の自然教室は、日程を2泊3日に短縮しまして、単独校での実施としていますが、10月5日の井口小学校を皮切りに、現在まで11校が実施をいたしました。移動のためのバスを増車し、宿舎での生活においても、1部屋当たりの人数や入浴時の人数を制限するなど、十分な新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、各校、無事に実施をしているところでございます。なお、残り4校につきましても、11月19日までの予定で実施することとなっています。
 また、中学校の自然教室につきましても、感染症対策の観点から、当初の予定を変更し、1・2年生、2学年での実施は見合わせまして、従前どおりの2年生のみで実施することとし、1月中旬から2月上旬にかけて実施をいたします。なお、修学旅行につきましては、2月から3月にかけて時期を延期した上で実施することとしています。
 次に、2ページ、5の学校再開後の教育活動の支援です。東京都の補助制度を活用した教育活動支援員につきましては、7月から順次、各校への拡充配置を行ってまいりましたが、10月末時点で、全校での配置が完了しまして、児童・生徒の学びを保障するため、教育活動全般への支援を行っています。
 次に、6の小・中学校における感染症防止対策等への支援です。こちらにつきましても、第6号補正予算に計上した事業となりますが、新しい生活様式に対応した感染症防止対策に係る物品の購入などにつきまして、学校現場が必要に応じて購入し、衛生環境の確保に向けた取組を進めています。具体的な取組としましては、網戸の設置や空気清浄機の配備、また衛生環境を確保するため、アクリル板の設置や水道栓をレバー式水道栓に交換するなどの対応を進めているところでございます。
 最後に、7の川上郷自然の村の運営支援です。川上郷自然の村につきましては、春の臨時休業や小学校自然教室の日程短縮などにより経営への影響が生じていることから、一般会計補正予算(第7号)に減収相当分を補填する運営支援交付金を計上したところでございます。現在、指定管理者からの交付申請を受けておりまして、今後、交付に向けた手続を進めるところでございます。なお、今年度の経営状況につきましては、夏季の団体利用の減少なども踏まえまして、引き続き状況把握に努めながら、今後、必要に応じた対応を検討していくこととしています。
 新型コロナウイルス感染症対策に関する説明は以上でございます。
 引き続き、三鷹GIGAスクール構想研究推進事業について、指導課長から御説明いたします。


◯指導課長(長谷川智也君)  それでは、私から三鷹GIGAスクール構想研究推進事業について御説明をさせていただきます。これまでの文教委員会におきましても、この内容については数点、御答弁させていただいておりますが、本日、午後の東台小学校への視察に当たりまして、改めて概要について御説明をさせていただきます。
 A3判の資料2を御覧ください。児童・生徒1人1台タブレット端末の来年1月からの導入に向けまして、どのような利活用方法が考えられるのか、また、教師としてどのような力を身につけていくのかについて研究するために、2つの組織を立ち上げ、検討を図っております。
 初めに、三鷹GIGAスクールマイスターについて御説明をいたします。資料、左側を御覧ください。この組織は、昨年度までICT教育推進委員会として位置づけ、活動をしておりましたが、今般のGIGAスクール構想を進めるに当たりまして、名称を変更したものでございます。メンバーは、各小・中学校の代表1名により構成をされております。内容は、児童・生徒1人1台のタブレット端末活用に向けた年間指導計画の作成等、各校の教員が円滑に活用できるよう、リーダーシップを図ることが職責でございます。
 次に、右側を御覧ください。三鷹GIGAスクール研究開発委員について御説明をいたします。こちらは、今後の三鷹GIGAスクール構想を実現するに当たって、研究開発に意欲的な教員を管理職推薦の下、公募をし、委嘱したものでございます。メンバーは計30名、全校から参加をしております。内容については、オンラインと対面授業を融合した学習形態であるハイブリッド型学習についての研究、また学習動画コンテンツの開発、さらには三鷹市学力テストの結果に基づいた個別指導の在り方等を研究開発する組織でございます。いずれの組織も、学校再開後の7月から、おおむね月に1回程度開催しておるところでございます。
 資料下段には、事業全体のロードマップをお示ししておりますが、現在、マイスターにつきましては、年間指導計画の作成を進める中、1人1台タブレット端末に伴うガイドライン等についても検討しているところでございます。研究開発委員は、学習動画の作成と併せて実践事例集についても作成しているところでございます。
 最後に、本日、御視察いただく東台小学校について御説明をいたします。東台小学校は、令和2年度と令和3年度の2年間、三鷹市教育委員会の教育課題研究協力校といたしまして、ハイブリッド型学習研究開発校に指定しております。今後の本市のGIGAスクール構想に向けた重要なパイロット校として、校長のリーダーシップの下、新たな研究開発に精力的に取り組んでいるところでございます。
 先ほど御説明いたしました2つの組織の発足式につきましても、この7月に、東台小学校で開催をいたしました。当日は、教育長自らが一人一人のマイスターと研究開発委員に委嘱状を手渡しをいたしまして、その後、校長がハイブリッド型学習研究開発校についての研究構想を説明いたしまして、マイスターと研究開発委員の全員で共有をしたところでございます。
 東台小学校の取組詳細につきましては、午後の視察時に資料をお配りいたしまして、校長並びに研究担当から御説明をさせていただくとともに、授業も御覧いただく予定でございます。東台小学校の中間報告に向けた研究開発の一端を御覧いただければと存じます。
 私からは以上でございます。


◯委員長(伊東光則君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。まず、1人1台タブレットについてお伺いいたします。都の補助を活用した端末導入支援員の事業者が決定したそうですが、どのようなポイントで選定されたのか、教えてください。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回はプロポーザルではなくて、入札により業者を選定しているところでございます。入札の仕様につきましては、従来型のICT支援員に並ぶような形で、文科省さんからもガイドラインが出ていますので、それに沿ったような内容にしているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 次に、就学援助の対象者の拡充ということで、10月に1学期分の就学援助費を支給されたということで、安心いたしました。今はコロナによって経済がとても不安定な状況ですので、今後も学校便りですとか、定期的に発行される何かお便りで、継続的な周知をお願いしたいと思います。相談しやすくなるような、困ったなと思ったときにぱっと目につくような周知の仕方がとても大切だと思いますが、いかがでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  就学援助につきましては、年間通じて、状況が変わったら、そのときそのときで御申請ですとか、御相談くださいといったことはしておりますので、こちらのほう、また継続的に、また重点的に取り組んでいきたいというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。周知についても重点的に取り組んでいただけるということで、理解いたしました。
 次、資料2、三鷹GIGAスクールマイスターとGIGAスクール研究開発委員の内容や事業全体のロードマップをまとめてくださり、ありがとうございます。研究開発委員は、令和2年7月から令和2年11月まで動画を作成して、同11月から、教員周知、実証研究とありますが、実証研究というのは、実際の授業で使ってみるという理解でよろしいでしょうか。令和3年5月に報告会があるそうですが、そこで得た知見を生かして、ブラッシュアップしたものを、また研究開発委員が動画を作っていくイメージでしょうか。そこで出た課題を踏まえながら、継続的にブラッシュアップしていくというイメージでよろしいでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  この動画につきましては、おおむね5分から15分程度で、教員がそれぞれの児童・生徒のつまずきに応じてのポイントを解説するようなものを今作っているところでございますが、今現在、研究開発委員がその模範として、モデル的なものを作成しているところでございます。
 今後、それを各学校で授業、補習等で活用しながら、委員おっしゃいますようにブラッシュアップをして、5月の報告会ではさらにまとめたものを報告できればと考えております。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。確認したいんですけれども、この動画の作成をする研究開発委員ですけれども、5月の報告会で終わりというわけではなく、継続的にやっていくものなんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  現在は、この報告会で中間報告をするという想定でおりますので、今後また状況を踏まえながら、この委員等は継続を検討してまいります。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。ぜひ今後の学習のブラッシュアップにつながるような、中心になる組織というのは必要になってくるかと思いますので、ぜひ検討をしていただければと思います。
 次に、ハイブリッド型学習研究開発校の東台小ですけれども、令和2年6月から7月に放課後学習支援、同7月から9月まで夏休み学習支援、同9月から効果・検証、指導法開発とありますが、東台小の経験を踏まえて、具体的などのような点がほかの学校にも応用可能な点とお考えでしょうか。これからの視察できっと明らかになってくると思うんですけれども、何か議事録に残せるものがあれば、教えてください。


◯指導課長(長谷川智也君)  このハイブリッド型学習につきましては、やはり大変注目されている取組で、都内、全国的にも、やっぱり最先端を行くような研究の1つというふうに考えております。ぜひ、今日の午後、様々な充実した報告ができると校長も自信を持っておりますので、それを見ていただいて、そのハイブリッド型学習を今後、順次各学校で推進できるように、マイスターを中心に取り組んでいきたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  じゃあ、具体的な報告は今後の視察でということで、分かりました。大変意欲的な推進事業だと思っております。現場の先生一人一人に、しっかりとICT教育のノウハウを理解、実践してもらうことが大変必要なことになってくると思います。この推進事業を実際に現場の先生方に理解、実践していただくための取組は、具体的にどのようなものを考えていらっしゃいますでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  このハイブリッド型学習の研究開発と東台小学校の研究開発について、それからもう一つの組織である研究開発委員の新たな事業についても、それを各学校で中心になって推進するのはマイスターという教員ですので、このマイスターが今三鷹の中ではどんなことをやっていて、自分の学校でどういうことが活用できるのかということを順次判断しながら、校長のリーダーシップの下、進めていくと、そういうふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ぜひ現場の先生お一人お一人にしっかりと活用していただけるように推進していっていただきたいと思います。
 あと、都立三鷹中等というのがありますけれども、都のICT推進校となっております。何か連携などありましたら、教えてください。


◯指導課長(長谷川智也君)  都立三鷹中等教育学校につきましては、臨時休業期間中に、オンライン授業を全ての教員が通常の時間割どおり教室でやっているという授業をされておりました。それを私も視察させていただきまして、田島課長、それから指導主事も視察させていただきまして、その中で本市として何ができるのかというものを今後検討しながら、研究開発委員とも連携をして取り組んでいきたいと考えております。
 以上でございます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  ちょっと補足をさせていただきますと、三鷹中等教育学校の学校運営連絡協議会という組織があるんですけども、私はちょっとその委員に実はなっていまして、せんだって、先月、10月の末なんですが、会議がございましたので出席をしてまいりました。そのときに、いろいろこの間の新型コロナでの動向の対応等について、お話を伺ったんですけれども、今、指導課長からもありましたように、かなり今回はICTを活用したということで、特に全ての先生がオンラインで授業を行うことができたというのが、非常にやはり大きな成果であったというふうに、校長先生はおっしゃっていました。
 本当に全ての先生ができるというのは、非常にこれ、ハードルが高いといいますか、なかなか難しいんですが、今回は校内が一丸となって、校長先生のリーダーシップの下、それができたということなので、相当効果的にICT、タブレット等を使った授業を行われたということですから、我々としても、ぜひとも同じ市内のそういった先進的な取組を参考にさせていただきたいということで、ちょっと私のほうもそのような発言をさせていただきましたので、今後、三鷹中等の取組についてもしっかりと参考にさせていただきたい。このように考えています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。やはり校長先生のリーダーシップというのがキーワードになってくると思うんですけれども、やっぱりそこだけに任せてしまってはいけないと思うんです。やっぱり校長先生のマネジメントというか、ほかのうまくいっている、東台小ですとか、三鷹中等ですとか、そういった先生がどのように働きかけているのかなども、マイスターとも一緒に、ぜひそういったことも議題に上げていただいて、先生お一人お一人がしっかりとICTを活用した教育ができるようにしていただきたいと思っております。


◯指導課長(長谷川智也君)  1月の導入に向けまして、今後の教員の研修ということで、12月の半ばから全ての教員を対象に、この1人1台タブレットで何ができるのか、操作方法も含めて、学校にとっては学期末の忙しいところなんですが、我々にとっては1月に有効に利活用したいということで、全指導主事で、全ての教員に悉皆で研修を行って、そして、有効に活用できるように考えております。
 以上です。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひしっかりとお一人お一人が使えるように研修をお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。まず、タブレットの端末について、先ほど業者選定、プロポーザルではなく入札というふうにおっしゃっていましたけれども、どのような基準で業者を選定されたのでしょうか。入札って、どういう業者を──最初は、プロポーザルっておっしゃっていて、入札に変わったのか。ごめんなさい、すみません。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  タブレット端末自体の調達についてはプロポーザルで実施をさせていただいていますが、端末導入支援員については、入札で事業者を選定したということでございます。
 先ほどの委員さんにもお答えをしましたが、入札に当たりましては、その仕様については、端末導入支援員ということですけども、学校に入っていただいて、ICT端末等の利活用についてのサポートをするという業務ですので、文科省さんのICT支援員に基づくガイドラインというか、仕様の案みたいなのがございますので、そういうものを参考にしながら、三鷹でできるような仕様の内容に精査させていただいたというところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  すみません、私、ちょっとよく分かっていないんですけれども、何かiPadを使って基本的なソフトか何かがあって、それを新たに開発していくというようなことではなくて──すみません。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  端末導入支援員という名前にはなっていますが、基本的には、学校で──今回、三鷹市でいうと、iPadのタブレット端末を1人1台配置をさせていただくんですけども、それの利用に関して、先生のサポートをするような業務を想定しております。具体的に言いますと、操作方法ですとか、活用方法ですとか、あとトラブルの対応ですとか、そういう様々なものを包括的に、ICT関係の部分をサポートするような業務を想定しております。


◯委員(紫野あすかさん)  すみません、それで、実際にこの学校現場で使うというときに、何かソフトとかがあって、それに基づいて今後授業が行われる予定なのか。すみません、そこをちょっと聞きたかったのですが。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回、iPadのタブレットを導入するに当たりまして、授業支援ソフトウエアとしましては、ジー・スイート・フォー・エデュケーションという、グーグル社が教育活動に基づく、無料で公開しているようなソフトウエアを導入する予定でいます。
 また、アップル社がiPad向けに様々なアプリケーションを公開されておりまして、その中で、今、指導課を中心に、学校教育に有益なもの、例えば無料でですけども、かつ、広告等が出ないようなもので、有益なものというのを今選定中でございます。そういうようなものを今回のiPadの中に入れて、授業で活用していくということを想定しております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。すごく新しいことを始めるにはメリット・デメリット、いろいろあると思うんですけども、タブレット、今、長時間の液晶を見続けている子どもたちが増えていて、目の障がいが起きているという学会からの警告も出されていました。文科省の学校保健統計調査でも、裸眼の視力が1.0未満の子どもが、幼稚園で26.7%、小学校で34.1%、中学校では56%、高校生67.2%と、ちょっと目の悪い子どもが今増えていると報告がされています。
 タブレット、液晶から出るブルーライトがよくなくて、脳に刺激があって眠れないという睡眠障がいを引き起こすということも分かってきました。また、書き取り能力が低下していくのではないかという報告もされているんですけれども、こういうデメリットについては、どういうふうにお考えでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  視力に関わることは、我々もそれは認識をしております。そこで、今、マイスターを中心に、実際に家庭でどういうふうに活用するのか、目を休める時間も含めて、そういったことを、いわゆるタブレット端末活用のルールとして、保護者、それから子どもたちにも分かりやすくできるように、今内容を検討しているということでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。
 ハイブリッド型学習についても研究を行うということですけれども、これは今後、家庭学習でオンラインを使った学習なども視野に入れての研究なのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  そのとおりでございます。家庭学習も含めて、オンライン、オフラインで何ができるかということを今検討しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  じゃあ、その場合には、例えばiPadを自宅に持ち帰って、おうちでも学べるということでよろしいですか。


◯指導課長(長谷川智也君)  タブレットについては、基本、家庭に持ち帰るということで、充電も家庭でしっかりして持ってくるということで、いわゆる文房具として常に学校に持ってきて、家庭でまた学習する、そういうやり取りも含めて、使い方、ガイドライン等も今検討しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。家庭に持ち帰った場合、家庭によってWi−Fi環境がない家庭とかには、授業のできる子との格差が生まれてしまう可能性があるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回のタブレット端末導入に伴いまして、タブレット端末自体、SIM入りという通信回線機能つきのものを調達しております。ただ、SIMの容量というのはやはり制限がありますので、基本的には、学校、今、校内無線LANを強化していますし、御家庭のほうも調査をさせていただきまして、Wi−Fi環境の整備率というのを見ていますけど、Wi−Fiがある御家庭ではWi−Fiをぜひ使っていただきたいというお願いをする予定でいます。ただ、どうしてもWi−Fiがない御家庭につきましては、当然ながら、回線、ついていますので、その回線によるSIMを使って利用ができるというふうに想定しております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。長期休校中も、家庭によって様々な格差が生まれていたと聞いていますので、子どもたちが、どんな家庭の子どもでも等しく教育を受けられるような配慮をしていただきたいというふうに思います。
 あと、先生の負担もかなり増えると思いますので、その点も配慮いただきたいというふうに思います。
 あと、給食費の一部公費負担は行ったということは大変評価をできると思います。今後も、コロナ不況、いつまで続くか分かりませんが、この後も支援は行う予定はあるのでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  今回、給食費の一部の公費負担というのをコロナウイルスの対応ということで行ってまいりましたけれども、基本的には学校給食費を無償化する方向とか、そういった考え方は現時点では持っておりませんので、基本的には今回、特別な措置として行ったと、このように考えているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。今後もまだまだ不況の大変な状況が続くと思いますので、できるだけ支援をしていただきたいと思います。何よりも今、長期休校が終わって、学校が再開されて、子どもたちがすごく心が乱れているというか、やる気がなくなったり、落ち込んでいる子どもたちがいると聞いています。一人一人の子どもの様子をしっかり把握していただきたいと思います。
 以前にも、長期休校が終わって学校が再開されたときに、子どもたちのアンケートを行われたとおっしゃっていたと思うんですけれども、それも公開というか、結果もいつか教えていただきたいなというふうに思うんですけれども、そういう子どもたちの心のケアについて、今後もやっていただきたいというふうに思います。これは要望です。
 それから、これから寒い季節になって、コロナ対策ですけれども、窓を開ける機会も増えるかと思うんですけれども、密を防ぐためにいろいろな整備はされているとは思うんですけれども、寒くなる季節で何か気をつけようという方針みたいなのはあるんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  教育委員会として、こういった形でやりなさいというような形の明示はしておりません。ただ、学校のほうは、やはり学校の実情を踏まえて、自分の学校には何が必要かということは、学校長、よく考えてくださっていますので、今の予算の執行状況を見ていますと、やはり網戸の設置といったところを重点的に急いでいるような状況は見ています。
 それに加えて、学校によっては加湿が気になるということで、その加湿機能があるような機器の整備をしている学校もあるというようには聞いています。ただ、それは全校がやっているわけではないので、各校の判断の中で適切に対応しております。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。網戸は夏、虫対策という意味での網戸ですよね。今までは、夏は網戸はなかったんですね。


◯学務課長(金木 恵さん)  そうですね、学校は一般的に網戸というものがない形で、窓を開けるとそのまま風が入るといったところがありましたので、低い階、1階から順次整備をするというふうに、各校、対応しております。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず三鷹GIGAスクール構想研究推進事業についてなんですけれども、GIGAスクールマイスターで年間の指導計画を作成するとなっているんですが、この指導計画というのは三鷹市一律のものなのか、各学校としてつくるのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  指導計画については、それぞれ最終的には各学校で作成することになりますが、そのモデルとなるような、どういう場面でどういう活用が図られるというようなものを考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。
 続きまして、研究開発委員なんですけれども、先ほど研究開発の意欲的な方ということで30名、各校からということだったんですけれども、担任、副担任の方とか、いろいろお立場もあるかと思うんですけど、またこれもさらにすごく負担になる部分があるのかなと思うんですが、その担任、副担任ということ関係なく推薦されているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  こちらにつきまして、やはり一番重要視しているのは教員のやる気ということで、この新しい構想に対してモチベーションの高い教員、それを第一に、そして今後の人材育成も含めて、校長が推薦するというような形になっておりますので、職責ですとか、主任教諭とか、それから担任、副担任等は特に関係なく、意欲、そして管理職の推薦、これを第1にやっているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ありがとうございます。それと、今回、GIGAスクール構想、本当にコロナ禍で前倒しということで取り組まれているところなんですけど、本来、このICTの活用というのはコロナ以前からあった構想ではあったと思うんですが、誰一人取り残さないという視点も非常に重要になってくるかなと思うんです。
 コロナ禍で自主的にお休みしているお子さんもいるのかなと思いますし、また適応支援教室に足を運べないお子さんですとか、また外国人の方とか、障がいの方とか、いろいろな子がいらっしゃると思うんですけれども、そういった子たちも含めて、その子たちにも本当に有効な形であるような検討をされているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはり誰一人取り残さないというのは根底の大変貴重なところでございます。
 それから、本市といたしましても、個別最適化された学びというのがやはり最終目標です。タブレットを配って終わりではございませんので、個別最適化というのは一人一人が、自分で自立的に計画を立てて、教員の力も借りずに学べるような仕組みが最終的なものというふうに考えております。
 それに向けて、まずは一人一人に合った教育は何が必要かというところから検討して、教員の支援を借りながら、そして最終的には個別最適化ということで、教員の支援を借りずに自分で自立学習できるような子どもを目標に、今考えているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今後、きっと具体的な課題になってくるのかなと思うんですけれども、このオンライン授業、本当にすごい、いろいろな可能性を秘めていて、これまでなかなか学校に通えなかったお子さんをも含めて、個別最適化した学びにつなげていけるものだと思いますので、ぜひそういったお子さんたちにも本当に有効になるような形で御検討いただけたらと思います。
 日本のお子さんは、ネット社会が進展する中、本当に情報を活用する能力が非常に世界的に見ても低いということで、今のお話を聞いて、本当に三鷹市、注目の最先端の研究をされているということで、今後、子どもの吸収ってすごいと思うので、新たな教育が開かれていくのかなということをすごく期待をしております。
 続きまして、就学援助の対象者の拡充なんですけれども、先ほど山田委員もおっしゃっていたんですけれども、8月に周知をされたということで、そのときには経済的に大丈夫だった御家庭がその後急変したということが、今後はまだまだコロナ禍、続きますので、あると思いますので、知らなかったという御家庭がないように、本当に周知の方法は丁寧に、一度行ってということじゃなくて、今後もしていただけたらと思います。
 あとは宿泊を伴う行事なんですけれども、こちら、ホームページも見させていただいて、皆さん、本当に楽しそうにしている様子を見ても、先生方、とても苦労があったかと思うんですけれども、本当によかったなと思っております。ありがとうございました。
 あと、最後に、感染症防止対策の支援なんですけれども、先ほど網戸とか、空気清浄機とか、レバー式水道栓とかあったんですが、これは先ほど網戸は全校ということだったんですが、各学校長の判断で何を入れるかというのは、それぞれということでよろしいんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  そうですね、基本的には全ての物品について学校長で御判断をいただいております。ただ、レバー式水栓については、恐らく多くの学校で御希望があるということが想定されましたので、レバー式水栓の交換については、教育委員会のほうで調達のほうは全て集約をさせていただきましたけれども、その他のものにつきましては、基本的には学校での判断という形で調達を進めております。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ありがとうございます。以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。就学援助の対象者の拡充というところで、先ほどたしか──申込者が66人いたというようなお話があったと思うんです。64人が支給対象になったんですけども、多分申込みの段階で条件があって、それで申込みをしていると思うんですけども、受け付けて、それから審査をして、対象外になったということになると、かなり難しい条件があったんじゃないかと思うんですけども、その条件というのはどのようなことで外された方がいらっしゃるのか、教えていただければと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  前回の文教委員会のときの御報告のときに、六十数名ということで御申請をいただいたというふうに御報告をさせていただいたんですけれども、その後、学校で申請書をお預かりしていた方等がございまして、最終的に申請をいただいたのは小・中合わせて78件ございました。そのうちの64件が認定をされたというような形で、4月に遡った認定の審査状況はそのような形になっております。
 具体的な認定の基準といったところですけれども、こちら8月にお知らせをさせていただいたときには、まず任意の連続する3か月間という形で、令和2年3月以降を想定しておりましたけれども、それで収入状況が分かるものをお出しいただきまして、その内容を、年間の収入ベースに換算したときに、就学援助で現在、掲げている所得の1.15倍に満たない状況にあるかどうかといったところの審査をした項目が1つ。
 または、あとは、実際に失業したとか、解雇をされたとか、そういった状況が分かるものをお出しいただけた場合には、こちらをもって、今後の収入をゼロという形で算定をして、認定をしております。
 また、自営業の方などは給料をもらっているわけではないので、国のほうの持続化給付金であったり、総合支援資金等の御申請をされている状況があるかどうか、そういったことについて確認をさせていただいております。こちら、確認した結果、認定をされたのが64名といった形になってございます。


◯委員(吉沼徳人君)  確認をして64人になったんですけども、申請の段階で、今例えば令和2年3月からの収入とかっていうようなのは、申請できる方は御自分でも計算できるはずですよね。そういった条件があって、多分申し込んだ方というのは支給が受けられるのではないかと思って申し込んでいると思うんですよ。ある程度、そういう条件を満たしているから申請をしたと思われるんですけども、どうも私が納得できないのは、これだったら大丈夫ですよ、これはちょっと無理ですよというような審査を、事前に学校でしないのか。申し込む人は、条件は自分はかなっているから申し込んでくると思うんですよね。
 やはりそういう指導もある程度必要ではないかと思うんです。そういうことはしていないんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  就学援助の申請の審査につきましては、所得状況に関わりますので、学校については、その内容については一切お知らせをしていない状況です。全て内容は密封された形で申請書をお出しいただいたものを、こちらで開封して内容を確認しております。
 例年の就学援助の審査もそうなんですけれども、三鷹の場合は単純に収入の何倍という形での審査ではなく、所得の1.15倍という形で審査をしております。これは、家族構成であったりとか、扶養の状況、そういったところもきめ細かく見た形で、実態にできるだけ近い形の審査をさせていただいております。
 例えば300万円収入といったときに、3人家族と5人家族ではやっぱり苦しさというのは違ってきますので、そういったところを見る上でも、所得に換算するといったところはきめ細かく見ているというのが、三鷹の取組であるというふうに思っています。そうすると、じゃあ、一概にこれだけもらっていたら、私は認定ですかというと、実際に計算してみないと、正直分からないところがあるんです。なので、もしかしたら当たるかもしれないと思うのであれば、ぜひ申請してくださいという形で御案内をさせていただいているところです。


◯委員(吉沼徳人君)  じゃあ、支給をされなかった方は、ある程度納得はされているということでよろしいですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 次に、宿泊を伴う行事における感染症対策なんですけども、現在の段階で小学校11校が済んでいるということなんですけども、この実施に当たって、各家庭から、例えば感染症を心配して、当日参加をしないというような児童・生徒はいたのでしょうか。いれば、どの程度の人数がいたかをちょっと教えていただければと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  今後、まだこれから実施する学校も3校ほどあります。今現在、行っているところも含めると4校ございますが、事前に出欠の確認をしておりますので、我々としては掌握はしています。そういうような中、15校中7校でコロナを理由に欠席をしたいという申出があったところでございます。人数等は学校によってそれぞれになりますけれども、少ないところは1名、それから二、三名と、それぞれ学校の状況によって異なっております。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  そういう子どもさんたちに対しては、例えば行かない期間中に対しては、どのような対処をされているんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  欠席されたお子さんについては、これは出席扱いということで対応しております。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  これは自宅待機ということでよろしいんですか、それとも学校へ出てきているんですか。


◯指導課長(長谷川智也君)  自宅で学習というふうになっております。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。
 それと、最後に、GIGAスクールの研究開発委員さんの人数、30人で、管理職の推薦のあった教員の委嘱ということなんですけども、スクールマイスターについては各校1人というふうにはっきりしているわけですね。こちらは30名ということなんですけども、管理職推薦というのは、こちら、例えば教育委員会のほうで30名を各学校に割り振って推薦してもらったのか、あるいは、管理職から30名以上の方の推薦があって、それを教育委員会のほうで30名にふるったのか、その辺ちょっと教えてください。


◯指導課長(長谷川智也君)  基本は、先ほども御答弁いたしましたように、その教員の意欲ですので、意欲があって、管理職が推薦された者は、こちらでは全て委嘱をしているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  30名以上いるということですか、推進された者全員ということは。


◯指導課長(長谷川智也君)  申込みも30名でしたので、全て委嘱という形になっております。


◯委員(吉沼徳人君)  30名の推薦があったということなんですけども、それっていうのは、教育委員会では一切──例えばどこの学校さんに1名とか、2名とかって、割り振りなくぴったり30名の募集で30名になったということですか。それは偶然になっちゃいますよね。


◯指導課長(長谷川智也君)  募集として何名というのをお示ししておりませんので、結果的に30名になったということです。


◯委員(吉沼徳人君)  結果的に30人だったという──31人いれば、31人になったかもしれないということで。はい、分かりました。理解しました。ありがとうございました。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  まず、タブレットの件なんですけど、先ほど紫野委員の質問の中で、回線つきのっていうお話だったんですけど、これ、確か全員分だと1万6,000台とか、それぐらいだったと思うんですが、全部回線つきなんですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回、調達させていただいているのは1万3,500台になりますが、全てにSIMが入っております。


◯委員(谷口敏也君)  たしか臨時休校だったときに貸し出して、インターネットで授業をやったじゃないですか。そのときに、たしかWi−Fiの環境とかも調査して、数%だったか、何%だったかしかいなかったから、ルーターを貸し出したという話を聞いていたと思うんですよ。私は、基本的には、家庭でWi−Fi環境がある方は回線なしのやつを支給して、ないところにはルーターを貸し出して、全部回線なしだと思っていた。回線つきということは、それだけコスト的には大分かかるわけですよね、一台一台回線つきなんでしょうか。それって、今後もずっとそうなんでしたっけ。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  委員さん、おっしゃるとおり、その考え方もあると思いますが、今回の調達においては、御家庭と学校以外でも使われることを想定しておりまして、例えば校外学習ですとか、グラウンド等を含めて、Wi−Fi環境がない場所でも当然使われるということも含めまして、回線つきという形になっております。
 ただ、先ほど申し上げたように、容量的にはやはり限界がありますので、やはり御家庭でWi−FiがあるところについてはWi−Fiを利用し、学校でもWi−Fiを利用し、そういうシーンのところで、ない御家庭ですとか、もしくはWi−Fiがないところで教育活動をするときには、SIMの回線を使うということを想定しております。


◯委員(谷口敏也君)  ちょっとそれ、考えたほうがいいかもしれないですね。というか、相当その費用だけでもすごいじゃないですか。そもそも財政課長とかから、費用がかかる、費用がかかると、その1人1台入れる前から言われていたことは確かですけど、国のほうで整備して、その後、そんなにかからないんじゃないかなと思っていたんだけど、そこの部分がかなりかかりますよね、実際は。
 今後やってみて、財政負担を考えながら、安くなる方法を考えたほうがいいと思うんですけど、その辺は今後もこれで行くという方針は決まっているんでしたっけ。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回、1万3,500台につきましては、5年間のリースというか、レンタルというか、キャリアさんからお借りする形になりますので、5年間60か月を利用する上でコストを出していただいていますので、現在の調達についてはこの方式と。今後、60か月後に対して調達する上では、また環境も変わってくるでしょうから、その時点で判断をさせていただくというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。そう考えると、やっぱりリースでよかったと思います。
 あと、端末導入支援員について、プロポーザルじゃなくて、入札されたというような話で、懸念されるのが、前の委員会での議論もあったと思うんですが、どの会社も、その支援員になる人を雇っているわけじゃなくて、多分採ってから雇う。そうすると、それぞれのスキルが違うじゃないですか。その辺が、若干不安かなというのを思っていたんですけど。今回、プロポーザルじゃなくて、文部科学省がガイドラインを示しているので、それを基に入札してもらっているから、ある程度業者側も雇う人のスキルを判断して派遣してくれるというようなつもりでいいわけなんですかね。
 ちょっと不安があるのは、スキルのない人が来て、たしか1校に1人じゃないじゃないですか。その人のときに、要はトラブルがあって授業がスタートできなくなっているときとかって、頼るしかないじゃないですか。そういうスキルがない人が来ちゃったら、学校としても非常に困る。こちらは、支援員の平均的なスキル以上のものを求めたいわけじゃないですか。その辺の担保はどう考えているか、お伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  委員さん御指摘のとおり、私も心配しております。ただ、基本的には、事業主さんに対してはしっかりと研修をしていきたいということで、今打合せをしておりますし、当然ながら、ICTの普通の一般的なスキルだけではなくて、三鷹市の環境を理解するということが前提条件になりますので、そこの環境については、しっかりと事業者と連携して検証する予定でおります。
 ただ、基本的にスマホも使ったことない、タブレットも使ったことないというような人が来ると、研修の量も含めて、習得率も含めて非常に懸念がありますけども、一般的にICTが使える方でも、三鷹市の環境を知らないと支援には全くつながりませんので。その辺は、例えばタブレット端末であれば、タブレット端末を導入する事業者さんですし、教育ネットワークを管理しているのでは、教育ネットワークを管理している事業者さんと連携しながら、しっかりと研修体制を組みたいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ということは、この事業者と協議を行っていますというのは、あと2か月ちょっとあるわけですから、そういう研修を含めて事業者にお願いをして、一定以上のスキルになるように研修してもらっているという理解でいいんですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  そういう意味では、今募集をしている段階だというふうに認識をしております。募集をするときでも、どれぐらいのスキルというか、どういう条件の人を、どれぐらいの時間帯で、どんな内容をというところを詰めさせていただいて、事業者さんの募集が必要ですので、そこの部分で募集をしている段階だというふうに考えております。
 1月から、実際、委託契約が開始されますけども、研修については、12月中に行いたいという旨含めて、合意を取っておりますので、12月中には研修ができるであろうというふうに想定しております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。少なくとも田島課長の不安が消えるぐらいまで見守っていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
 最後に、川上郷自然の村なんですけど、小学校6年生がこの3泊4日でやっていて、学園単位でやることによって、中学に行っても、各学校から来たのがもめごとのないような、1つの中1ギャップじゃないですけど、その解消に、この川上村での経験ってすごい生きているんじゃないかなと思っていたんですよ。
 今回、個別じゃないですか。個別の学校で、しかも2泊3日になってしまっているということもあるので、中1に上がったときのちょっとしたトラブルですとか、問題とかが起きないか心配なところなんですけど、その辺の各学園の小学校同士の交流っていうのは、多分、今年度は何もできていないんじゃないかと思うんですが、その辺、教育委員会として何かやっておきたいなというものはないですか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  おっしゃるとおり、小・中一貫教育を進めてく上では、この6年生の自然教室は物すごく重要な位置づけの中でやっていました。今回の判断に関しても、非常に苦渋の決断の中で、本当に1つの柱となるところを、やっぱり子どもたちの健康には代えられないだろうということで、このような形での判断ということになっています。
 確かに今、小・小の交流というのは、実は小・中一貫教育の中で一番大切なところでもあるわけなんですけれども、そこがあまりできていない状況です。学校のほうでも、その辺りはすごく危惧しておりまして、Zoom等による学園をつないでの交流等については計画をしているところもあるやに聞いていますので、そういったことをちょっと力を入れながら、中学で一緒になるよという意識を持たせられるようにしていきたいというふうに考えています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。部長がそういうお考えであれば、ありがたいです。ぜひ、その辺の実行をするに当たっての支援、教育委員会としてもしっかり行っていただきたいなと思います。
 あと、実際に2泊3日を行う中で、夜のキャンプファイアですとか、体育館での行事というのは当然できないんですよね。それに代わる、体育館以外だと、視聴覚室じゃなくて、音楽室的なものとかも、例えば1学年150人とかのところだと、結構厳しいじゃないですか。そういったまとまって何かやる場所がないと思うんですけど、現状、11校終わって、やっていないということなんですか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  まだ体育館、使える状況になっていないといったこともあるんですけれども、外でのキャンドルを使ったりとかっていう形でのものとか、様々工夫をしながら、夜プログラムについては検討をされてやっているようです。学校によって、その辺り、少しずつ違っていますけれども、自然教室のほうの実施の各学校の代表の先生方の中でも、情報を交換しながら、プログラム、どうしていこうかということは相談されながらやっていたようです。
 基本的には、2泊3日ということで、やや短くなってはいるんですけれども、三鷹に関していうと、小学校での宿泊行事が6年生で、最初、初めてということもあって、校長先生に言わせると、大体3日目ぐらいになるとホームシックの子どもが大変な状況になるんだけれども、今回はそれがなかったよという話をされている校長先生もいらっしゃいました。


◯総務課長(高松真也君)  若干補足させていただきますと、令和2年度、川上郷自然の村の体育館、グラウンドを利用できないんですけれども、その間は村のほうの配慮をいただきまして、村営の施設を無料で使用できるよう、許可をいただいておりますので、多くの学校で、そうした申請もいただいて、利用いただいているという状況でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。最後に、中学校のほうは来年、年明け1月、2月に実施する予定なんですけど、その頃には体育館は使えるような見通しですか。


◯総務課長(高松真也君)  今年度、災害復旧事業として進めているところでございますが、各工事とも年末までを契約工期としておりますので、年明けについては、中学校自然教室で利用できるようになる見込みと考えております。
 以上です。


◯委員長(伊東光則君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。ありがとうございました。
                  午前11時57分 休憩
              (鷹南学園三鷹市立東台小学校を視察)

                  午後3時24分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ありがとうございます。御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後3時25分 散会