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2020/09/14 令和2年文教委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(伊東光則君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時30分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、所管事務の調査について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時44分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  おはようございます。本日、教育委員会から報告をさせていただく事項は、こちら、日程に記載の2点でございます。報告事項の1点目は、新型コロナウイルス感染症への対応につきましては私から、2点目の令和3年度使用の教科用図書の採択等につきましては指導課長から、それぞれ御説明させていただきます。
 それでは、初めに、新型コロナウイルス感染症緊急対応方針に基づく取組状況について御説明いたします。
 資料1の1ページを御覧ください。新型コロナウイルス感染症対策につきましては、この間、緊急対応方針を第3弾まで策定し、様々対応を図ってまいりました。本日は、主に第3弾に盛り込んだ事業について、現在の取組状況を中心に御説明いたします。
 初めに、1の児童・生徒1人1台タブレット端末の整備です。児童・生徒1人1台タブレット端末等の整備につきましては、プロポーザル方式により事業者の選定を行ったところでございます。事業者からはアップル社のiPadの提案を受けておりますので、今後、詳細を詰めていきながら、来年1月からの稼働に向けて準備を進めてまいります。また、全小・中学校における無線LANのアクセスポイントの増設工事等につきましては、工事請負契約を締結しまして、各校での工事の準備を進めているところでございます。また、タブレット端末等の操作や活用等の支援を行うため、東京都の補助制度を活用して各学園に端末導入支援員を配置することといたしまして、本議会に提出しています一般会計補正予算(第7号)に事業費を計上しています。
 次に、2の1学期中における学校給食費の一部公費負担です。こちらは7月の臨時会でお認めいただきました一般会計補正予算(第6号)に計上しました事業となりますが、2学期に入りましてから各家庭へのお知らせなどを行い、現在、9月末までに各小・中学校の校長口座を経由して保護者に返還できるよう事務を進めているところでございます。
 次に、3の就学援助の対象者の拡充です。こちらも第6号補正予算に計上した事業ですが、給食費の返還同様に、2学期に入りましてすぐに保護者向けにお知らせをしております。8月末までにお申出をいただき、現在、認定等の事務を行っているところです。9月中旬には保護者宛てに認定の可否をお伝えいたしまして、認定された世帯に対しましては10月上旬までに就学援助費を4月分まで遡って支給をいたします。
 次に、4の宿泊を伴う行事における感染症対策です。まず、自然教室についてですが、小学校では日程を2泊3日に短縮し、学園内2校の合同実施を見合わせ、学校ごとの単独実施に変更しています。また、中学校につきましては、移行期として、1・2年生2学年での実施は見合わせ、従前どおりの2年生のみで実施をすることといたしました。現在、10月から11月にかけて実施を予定している小学校の自然教室に向けまして、学校ごとに保護者説明会を開催するなどの準備を進めているところでございます。また、修学旅行につきましては、現在の感染状況を考慮し、感染リスクを回避するために、全7校について、2月から3月にかけての時期に延期をすることとしています。なお、自然教室や修学旅行の実施に当たりましては、3密を回避するために、観光バスの借り上げ台数を増やし、乗車人数を減らすことで、感染拡大の防止に努めることとしています。
 2ページを御覧ください。5の学校再開後の教育活動の支援です。学校再開後の感染症予防対策の実施に当たり、児童・生徒の学びを保障し、教員の負担を軽減するために、東京都の補助制度を活用しまして、7月から順次、教育活動支援員を拡充配置しています。全小・中学校を対象に、各校2名、合計では44名の配置を想定しているところですが、9月1日現在で33名を配置し、教育活動全般の支援を行っています。
 次に、6の小・中学校における感染症防止対策等への支援です。こちらにつきましても第6号補正予算に計上した事業となりますが、新しい生活様式に対応した感染症防止対策に係る物品の購入などにつきまして、学校現場が必要に応じて購入し、衛生環境の確保に向けた取組を進めているところでございます。
 次に、7の教育コンテンツ放映の試行です。ジェイコム東京武蔵野・三鷹局で8月3日から31日まで、三鷹市・武蔵野市の両市の教員が作成した学習動画を試行的に放映するとともに、ユーチューブの三鷹市公式動画チャンネルで配信いたしました。今後、この取組についての検証を行いまして、コロナ禍における学習の在り方を検討する上での参考にしていきたいと考えています。
 最後に、8の川上郷自然の村の運営支援です。川上郷自然の村につきましては、6月19日から施設を再開しておりますが、4月中旬から約2か月間にわたり臨時休業したことや小学校自然教室の日程短縮、中学校自然教室の実施規模の縮小により、経営への影響が生じております。こうした減収相当分を補填し、指定管理者による安定的な施設運営への支援を行うための経費を第7号補正予算に計上しているところでございます。
 新型コロナウイルス感染症対策に関する説明は以上でございます。
 引き続き、令和3年度に使用する教科用図書について、指導課長から御説明申し上げます。


◯指導課長(長谷川智也君)  それでは、私から、令和3年度使用小・中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書について御説明させていただきます。
 初めに、中学校の教科用図書の採択についてでございます。今回の中学校の教科書採択では、令和3年度から使用する教科書を、文部科学省の検定に合格した教科書の中から各教科、種目ごとに採択をいたしました。委員の皆様のお手元にございます資料2−1、令和3年度使用中学校教科用図書採択の手順を御覧ください。まず、資料の左側を御覧ください。教育委員会は、中学校の教科用図書の採択に向けて、本年5月に中学校教科用図書選定資料作成委員会を設置し、各種目の教科書について調査研究を依頼いたしました。教科用図書選定資料作成委員会は、校長、副校長、そして保護者が委員となりまして、教科書採択に向けた資料を作成いたします。まず、資料作成に当たり、同委員会の下部組織として、教科ごとに中学校教科用図書調査研究部を設置し、調査研究を依頼いたしました。調査研究部は10の教科部会に分かれておりまして、部長である校長、または副校長に加え、各教科の教員による委員で構成されております。合計77名の三鷹市立中学校の教員が教科書の調査研究に携わりました。続いて、資料の中ほどを御覧ください。調査研究部の作業は5月8日から6月3日にかけて部会ごとに行いまして、その調査研究結果を各部長が取りまとめ、6月3日に中学校教科用図書選定資料作成委員長に提出いたしました。今回、調査研究を行った教科書は、10教科16種目の教科書でございます。いずれの教科書も文部科学省の検定を経たものでございます。調査研究の観点といたしましては、次の6点でございます。1、内容の選択、2、構成・分量、3、表記・表現、4、使用上の便宜、5、造本、6、地域性でございます。このような観点で調査研究された資料を基に、6月12日及び6月19日の計2回の選定資料作成委員会において最終的に取りまとめ、選定資料が教育委員会に提出されました。資料の右側を御覧ください。7月9日には教育委員会と選定資料作成委員との報告及び協議を設定いたしまして、教育委員会への選定資料の報告として、選定資料作成委員の校長、副校長から各社の教科用図書の具体的な内容の説明を行いました。その後、7月13日に、教育委員会、校長、副校長及び保護者の代表の方による懇談会を経て、8月7日の教育委員会定例会におきまして採択をいたしました。
 教育委員会定例会では、三鷹市の生徒の実態や三鷹の教員が教科書を使って教えやすいのか等の視点から協議をした結果──資料2−2を御覧ください。そちらの裏面にございますように、令和3年度使用中学校教科用図書のとおり採択をしたところでございます。
 なお、表面を御覧いただけますでしょうか。表面の令和3年度使用小学校教科用図書についてでございますが、小学校については、今年度は採択替えの年に当たらないため、現在使用している教科用図書を引き続き教育委員会で採択をいたしました。
 次に、小・中学校の教育支援学級用教科用図書の採択について御説明いたします。教育支援学級の教科用図書につきましては、文部科学省検定済教科用図書、または文部科学省著作教科書を使用することが適当でないときには、一般図書を教科用図書として使用できるということが規定されております。そこで、各固定制教育支援学級設置校に、文部科学省著作教科書の取扱いの検討及び学校教育法附則第9条の規定によります一般図書の使用について検討を依頼し、教育委員会に報告いただきました。その結果、各学校の意向といたしましては、令和3年度に一般図書を使用する学校はなかったため、今年度は教育支援学級用教科用図書選定資料作成委員会の設置も必要がございませんでした。小・中学校教育支援学級用教科用図書につきましては、教育支援学級の児童・生徒の実態や通常の学級との交流学習を実施している現状を十分に踏まえる中で、系統性や段階性がより明確な検定教科書を主たる教材として使用するとともに、個別指導計画によって検定教科書の下の学年のものも児童・生徒の実態に応じて使用することが適切であるという協議の下、資料2−2の2枚目にございますとおり、一般図書の採択はせずに、小・中学校ともに通常の学級で使用する検定教科書が採択されたところでございます。
 私からの説明は以上でございます。


◯委員長(伊東光則君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。まずは、資料1の1から順にお伺いしていきたいんですけれども、まず、端末導入支援員についてです。具体的な取組についてちょっとお伺いしたいんですけれども、授業中のタブレットの端末の操作や活用について御指導されるのか、それとも、指導内容の研究が今、教員の中で行われていると思うんですけれども、そういった中にも入っていかれるのか、お伺いしたいと思います。
 もう一点、これまでICT教育、部分的に取り組んでいらっしゃったと思いますけれども、何が課題と認識されていて、どのようにこの端末導入支援員を活用していきたいのか、お伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  端末導入支援員、まず、これ、業務委託で検討しているところですけども、この業務内容について、私のほうから御説明したいと思います。
 まず、端末を利活用するために、各学校に、特に先生方に対して支援を行うことを想定しております。もちろん学校においては、授業中にその端末を活用するときに支援が必要であれば、それに入っていくということも想定していますが、基本的には、端末を活用するための操作とか、機能とか、そういう部分について端末導入支援員が先生方に支援をしていくというようなことを考えておりまして、具体的には、端末が導入されてから、時期によって内容が多少変わってくるかというふうには考えていますけども、1月からを想定していまして、また4月には人事異動もありますので、その辺を踏まえて、研修も含めて、今回の支援員のところで対応していきたいというふうに考えております。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはり教員全てがこのタブレットを活用した授業を円滑にできるという状況にはまだありませんので、そういった意味で、この専門的な端末導入支援員に様々な授業における活用の仕方等を御指導いただくことで、子どもたちによりよいICTを活用した授業を行えるというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ということは、研究チームとかにも入っていかれるということなんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  GIGAスクールのいわゆる研究開発ということですね。こちらには支援員のほうは入っておりません。割り当てられた日数によって、各学校に配置というふうになります。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  分かりました。ありがとうございます。
 次に、3番の就学援助の対象者の拡充ですが、8月3日付で通知を教育委員会の名前で出されて、各学校に配られていると思うんですけれども、もう締め切っていらっしゃって、選定というか、今、認定に入っていると思うんですけれども、もし今、その人数とか、どれくらい対象になっている方がいらっしゃるのか、教えてください。


◯学務課長(金木 恵さん)  就学援助の関係について御質問いただいた件ですけれども、8月の末で1回締めるというのは、4月に遡って支給をされる方についてということになります。9月以降でも、御申請をいただいた場合には、認定月からということで、9月以降、御申請いただいた月でそれぞれ認定をしていく予定にしてございます。
 8月末時点で申請をいただいたのが、現在76件ございます。想定よりは多かったかなといったところはございますけれども、現在、審査をしている最中でございます。今回いただいた申請の方が全員認定になるわけではございませんので、また追って、その辺りの件数が出てきたら御報告をさせていただきたいと思います。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。結構多かったんだなというふうにちょっと驚いておりますが、拡充していただいて本当によかったなというふうに思っております。もし審査に落ちてしまった方でも、何らかの大変な思いをしていらっしゃる方だと思いますので、アフターフォローもしていただければなというふうに思っております。それについては、いかがでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  審査に関しましては、例年の当初のときも同じなんですけれども、やはり一定の基準といったものを明確にお示しをさせていただいた上で、そこについては厳格に対応させていただかざるを得ないかなというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。審査はそれでいいと思うんですけれども、何かこう、クラスの中でちょっと困ったことがないかなとか、ちょっと注意して見る対象としてしっかり見ていただければなというふうに感じておりますが、いかがでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  申請状況については各学校とも情報は共有してございますので、そのような形で配慮が必要であるかどうかといったところも含めて、引き続き注意深く見守っていくように学校と協力してまいります。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 次に、4番の宿泊を伴う行事における感染症対策です。既に保護者説明会をしている学校もあるかと思うんですけれども、そこで出た主な意見ですとか、教えていただければと思います。
 もう一点、この保護者会、コロナ禍の保護者会についてちょっと御意見をいただいているんですけれども、リモートでの保護者会ですとか、あとは動画で、後でアーカイブで見られるようにとか、そういった工夫が欲しかったというようなお声もいただいておりますが、いかがでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  まず、1点目の自然教室に向けた保護者会についてでございますが、幾つかの学校を私のほうも確認したところ、おおよその、大体の意見として、大変ありがたいという意見が多いというふうに聞いております。このような状況の中で様々な配慮をいただいて、子どもたちが行けるような支援をしていただいていることに大変感謝をしているという意見が大部分で、こんなときに何で行くんだというような反対の意見は、その全体の場で聞くことはなかったというふうに聞いております。なお、その保護者会が終わった後の翌日の連絡帳にも、そのような批判的な意見を学校に寄せるということはなく、おおむね、やはり、ありがとうございますという意見が多かったというふうに聞いております。
 それから、もう一点の保護者会の設定の仕方でございますが、実はこの自然教室の保護者会についても、南浦小学校ではZoomを活用してやったところでございます。なお、今回、三鷹市のほうで出している、コロナウイルス感染症に対応した学校運営ガイドラインのほうの保護者会の開催についてのガイドラインは、このように記載しております。いわゆる3つの密を避け、身体的距離の確保、マスクの着用及び手洗いなどの手指衛生などの十分な感染対策の下に実施するということと同時に、また、状況によりオンラインで開催する等の工夫を図るというふうにガイドラインにも明示しておりますので、それを踏まえて各学校で工夫をしているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。否定的な意見がなかったということで、保護者の方も安心して送り出せるというふうに整えていただいたこと、ありがたいと思っております。私の下には、やっぱりちょっと不安でお休みさせたいというお母様もいらっしゃるので、そういった場合、不利にならないようにしていただきたいと思います。
 あと、Zoomでリモート保護者会をやられているというのは、本当に柔軟に対応していただいてありがたいと思うんですが、断られてしまったケースもあるというふうに聞いておりますので、この先進事例を全校で共有していただいて、どういうふうに開催するのかですとか、そういったことを共有して今後につなげていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  まず、1点目の出欠席に関わることですが、学校のほうで十分説明をしても、保護者の判断で差し控えたいという御家庭がやはり存在しているところは承知しております。これにつきましては、改めて各学校において、感染症対策としてこのような対策ができるということを説明した上で、それでもやはり欠席をしたいという場合には、いわゆる欠席扱いをせずに対応したいというふうに考えております。
 すみません、もう一点、2点目。こちら、Zoomの開催につきましては、今後も模範的な事例ということで校長会等で周知していきたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 次に、5番の学校再開後の教育活動の支援ということで、教育活動支援員を拡充配置しているということなんですけれども、9月1日時点で33名の配置ということで、全員はそろっていないかもしれないんですけれども、先行してやられているところがあるということで、実際配置してみて教員の負担がどの程度軽減しているのか、教えていただきたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  やはりこのコロナを機会に増えた業務分というのがありますので、その部分を支援するという意味では各学校とも大変助かっているというふうに認識しております。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 次に、6番の小・中学校における感染症防止対策等への支援で、具体的にどのようなものを導入して使用しているのか、つまり、どのような感染防止策を取ろうとしているのか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  これにつきましては、各学校それぞれの御判断があるのですけれども、今聞こえてきているのは、飛沫防止のパーティションを特別教室にもつけるといったことであったりとか、あとは低層の階に全て網戸をつけるといった、換気の環境を確保するというようなところですね。あとは水道栓の取替えという形で、ひねる蛇口ではなくて、レバー式のものといったところで今手続を進めているところです。ほかの自治体でも似たような状況にございますので、なかなか、すぐに物品が手に入るものと入らないものといったところはございますけれども、着実に進めさせていただいているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。学校の取組に対してスムーズに支援をしていただいているというところで安心いたしました。よろしくお願いいたします。
 次に、7番の教育コンテンツ放映の試行ということなんですけれども、ユーチューブの公式動画チャンネルと、あと、「ど・ろーかる」というジェイコムさんのアプリでコンテンツ、同じものが見られるんですけれども、「ど・ろーかる」では授業ごとに切ってあるんですね。なので、3年生は3年生のが見やすかったりとかなんですけれども、三鷹市のユーチューブになると、月曜日の分が全て一緒くたに放映されていて、朝の体操、小学校1・2年生で、その後、外国語活動、3・4年生で、その後が図工の5・6年生、算数の5・6年生というふうに続いているので、何か授業ごとに分けられない理由があったのか、ちょっと見づらいかなというふうに思っているんですけれども、何かお考えがあるのでしょうか。教えてください。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  ちょっとその詳細は把握できていないんですが、多分ジェイコムさん側のほうでは、それぞれのコンテンツのパッケージというか、そういうものをお持ちで、それを多分分割して載せていると思うんですけど、私どものほうに提供された番組については、恐らくその1つの30分の番組ということで提供を受けたものをユーチューブに上げているということだと思うので、例えば個々の一つ一つのこまごとにそういうものが提供を受けられるかどうかというのはちょっと確認する必要があると思うんですけども、恐らくそういうことではないかなというふうに思いますので、改めてその辺は確認をしていきたいと思います。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。今後、本放送・配信の効果を検証し、コロナ禍における学習の在り方を検討する上での参考にしていきますということですので、今後、授業の動画を配信されるときに、学年が混ざったりとかしないように工夫をしていただきたいなというふうに思います。
 この放送に関して、何か市民から御意見ですとか、いただいていらっしゃいますでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  市民の御意見ということではなく、学校のほうで児童・生徒の、そして先生方の反応のアンケートを取ったというものはございます。その内容の御紹介で、児童・生徒の反応としては、一番多かったのが体育の授業ですね。生活リズムをやはりなかなか整えることができない、それから、体力が不足しているというような中で、とっても楽しく毎日できたという意見が本当に各校からありました。あとは、実験が楽しくて、自分もこれからやってみたいとか、苦手な教科があったので、改めてそれを機に頑張ってみようと思ったなど、いい反応がやはりありました。ただ、個々にはやはり、その子の習熟の度合いもありますので、簡単過ぎたですとか、逆に難し過ぎたという意見はございますので、それはまた今後検討しなきゃいけないなというふうに思っております。教員の反応としては、今回、指導教諭が授業を行っておりますので、やはり模範となる授業であって、限られた時間の中で、狙いですとか、内容ですとか、しっかりしていて、大変参考になったと。今後、自分がZoomの教材等、オンライン授業をやるときにはぜひ活用したいと、そんな意見が教員のほうからはございました。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。これから先生たちも動画を作っていくと思いますので、その参考になったというのは、すごく大きな取組だったんだなというふうに思っております。引き続き、研究していただければと思います。
 今後の動画の利用ですけれども、スモールステップでもいいですので、できるところから始めていただきたいなというふうに思っております。ある小学校の例なんですけれども、宿題で、QRコードがプリントについていて、それをアイフォンとか、カメラで読み込むと、先生の──体育の授業なんですけれども、体育の授業の振りつけとかが見られるようになっていて、予習にかなり使えているというような事例もあったりしますので、今後とも先生の間でいろいろ先行事例を研究していただければと思います。
 次に、教科書採択なんですけれども、中学校の教科書が半分去年と替わっていて、今年の選考の基準は先ほどいろいろおっしゃっていただいたと思うんですけれども、今年はQRコードの工夫とかがあったりというようなこともお伺いしていますので、何か選考のポイントになった──今年ならではというか、そういったポイントがあれば教えてください。


◯指導課長(長谷川智也君)  委員おっしゃるとおり、やはりQRコードが今回、様々な教科書に載っておりますので、今後、本市が進めている1人1台に向けて大変活用できると、そういう意見がやはり採択の中でもございましたし、それから、実際に教科書センターで教科書を御覧になった方からも、そのような意見もございました。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  じゃあ、それもポイントになったということで、分かりました。ありがとうございます。
 私からは以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。手短に行きます。先ほど1人1台タブレット端末の端末はiPadであるということをおっしゃっていましたけれども、結構お金がかかるなって、すごいなと思ったんですけれども、これはやっぱりiPadがいいということなんでしょうか。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  今回の事業者の選定に当たっては、プロポーザル方式で、提案いただいたものの中から選定をしたということで、今回事業者が持ってきた提案がiPadということですが、もちろん端末云々もあるんですけども、提案された中身といいますか、どういう形でそれを活用するということを考えているかとか、様々な評価ポイントがありましたので、そういった中で選ばれたのがこの事業者だったと。提案していたものが、今回デバイスに関してはiPadということですので、当然、予算については、その範囲の中で選定されていますので、価格等については、事業者のほうが提案した価格が当然その中に収まっていたと、こういうふうな状況でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。あと、工事の請負契約の締結なども、決定するに当たってのポイントというか、基準というかを教えていただければと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  校内LANの無線LANの増強工事なんですけども、これもやはり入札をしておりまして、今回増強するポイントというところは、今現在、全ての学校において無線LANは飛んではいるんですけども、当然ながら、子どもたち1人1台になった場合にアクセス数がもう全然違うというところもございますので、それを鑑みて今回増強工事をしているというところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。
 あとは、4番の宿泊を伴う行事、これ、修学旅行については2月から3月に延期となっているんですけれども、行き先などはもう決まっていて、行き先を変えるとかということはなく、時期だけの延期ということでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  どの学校も基本的に京都・奈良というふうに方向は一緒でございますが、ただ、京都の宿が取れない学校がございましたので、その学校は大阪の宿を取って行くと、そのような内容の変更をしている学校もございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。じゃあ、大阪から電車などで移動していくということですね。私、実家が京都なので、すごく事情は分かります。大変だと思いますが、すごく子どもたちも楽しみにしている行事なので、2月、3月がどのような状況になっているか、ちょっと分からないですけど、できるだけ、できる方向で頑張っていただきたいというふうに思います。
 次に、5番ですけれども、学校再開後の教育活動の支援、各学校2名ずつ、計44名の配置を想定で、9月1日時点で33名ということなんですけれども、残りの11名はなぜ配置ができなかったのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  この募集につきましては随時継続をしているところでございますが、これは考え方として、必ず各学校に2名、計44名入るということではなく、44名分の予算をつけているということですので、学校によっては、3人で2人分の予算でやっているところもございますし、1人でやっているところもございます。いずれにしましても、全ての学校に教育活動支援員は今、配置しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  でもね、多いほうがやっぱりいいのかなと思うので、ぜひ募集を続けていただいて、なるべく予算をちゃんと使って配置できるようにしていただければというふうに思います。
 あと、6番の感染症防止対策等への支援ということで、新しい生活様式。これ、私ちょっと中学生に聞いたんですけれども、教室内のソーシャルディスタンスを取るために、すごく窓際にべったり自分の席が──すごい窓際で、壁際で、角というんですかね、1日そこにいるとすごく圧迫をされてしまうと。換気もしなきゃいけないので、窓も開いていて、夏、ちょっと暑い。恐らく冬になると、このままじゃあ寒いというような声も聞いたんですけれども、やっぱりそういう配慮というか、席の場所によってすごく大変な子がいるのかなと思ったんですけど、そういう席替えとか、頻繁に行うとか、そのような配慮については、どうされているでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  どうしても教室の大きさがございますので、その部分については致し方ない部分もございますので、各クラスで、これは担任、それから学年の意向でやることなんですけれども、学期ごとに席替えをしたりというような工夫をしているところでございます。
 あと、換気のことにつきましては、当初とにかく窓を開けるんだと、2方向開けるんだということで、窓を開けながらエアコンをつけている、かなり大変な状況だったんですが、今回、文部科学省のほうの学校の新しい生活様式、9月3日のバージョン4のほうには、スーパーコンピューターの富岳によるシミュレーションの結果ということで、具体的にどれだけ、何分間やると100%空気を入れ替えますよというデータが示されております。これによりますと、各窓左右20センチ開放かつ廊下間全開ということで、前後の窓を20センチから40センチ開けて100秒程度で空気の入替えが全てできるというようなデータも、今回はこの新しい学校様式に出ておりますので、単純に窓を大きく開けるのでなく、こういった結果に基づいた換気の方法を取り入れながら、各学校で今行っているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。先ほど1階部分には網戸をつけるということもおっしゃっていたので、ぜひ、なるべく環境をよく、気持ちよく過ごせるような整備をお願いしたいと思います。
 あと、7番、教育コンテンツ。私、前回の文教委員会では、ケーブルテレビに入っていないので、これ、放映が見られなくて、ちょっと残念だったという発言をしたんですけれども、ユーチューブで見ました。すごくよくできているなというふうに思って、子どもたちはやっぱり夏休みに、知っている先生が出てきて、話しかけてくれて、すごくうれしいだろうなというふうに思ったんですけれども、バランスとして、何か三鷹の先生が少なかったように思うんですよね。武蔵野の先生ばっかりが出てきて、何かあれは理由があるのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  今回は指導教諭ということで限定をしたものでございます。ですので、現段階で三鷹市は指導教諭、小学校2人しかおりませんので、このような状況になったところでございます。指導教諭の配置につきましては、地区ごとに都の人事も管理をしておりますので──地区ごと、教科ごとにですね。ですので、ある程度、限度があります。今回は、いずれにしても、初めての取組ですので、やはり模範的な授業ができる指導教諭を対象に作成したところでございますが、子どもたちの感想としては、自分の知っている先生が出ていると、やはり意欲を持ってやる。逆に、少なくて寂しかったというような意見も実際ありますので、ここは今後また検討してまいりたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  やっぱりそういう感想ありますよね。また武蔵野だと私も見ながら思っていました。ありがとうございます。
 あと、川上郷。これ、感染で大変だったと思うんですけれども、夏休み期間中の運営状況はやっぱり影響が出ていたのでしょうか。


◯総務課長(高松真也君)  一般利用者の方々の状況ということかと思います。確かに、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、夏季における団体利用をはじめとして、利用者数の一定の減少が見られている状況でございます。今後の経営への影響が見込まれるということで、今回、補正予算にも、4月から6月までの臨時休業、また自然教室の実施方法の変更、その部分について、運営支援の補助金ということで計上させていただいております。今後の一般利用者数など、引き続き影響も見込まれますので、影響の程度ですとか、また、施設での感染症防止対策に係る費用も十分見極めながら、補填の在り方を引き続き検討していきたいと考えているところです。
 以上です。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。
 あと、教科書採択ですが、先ほど選定の理由というか、おっしゃっていたQRコードも大きなポイントかと思うんですけども、そのほかにはどうなんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  基本的に教科書につきましては、全て文部科学省の検定済教科書ですので、どの教科書も新しい指導要領に準拠した内容になっておりますので、究極を言えば、どの教科書を使っても構わないというのが大前提でございますが、そのような中で、やはり一番重点に捉えたのは、先ほどの御説明でも申し上げましたように、三鷹の子どもたちに合っているのかと。地域性も踏まえて、三鷹のことを取り扱っているような教科書等々も1つとして考えられました。それと同時に、やはり実際に指導するのは教員ですので、教員が教えやすいというような内容がやはり重点的にポイントとしてやっていたところでございます。あとは、様々な表記・表現の中では、具体的に申し上げますと、児童・生徒に理解されやすいような、例えば文章ですとか、挿絵ですとか、記号、様々なそのような工夫ですね。それから、読みやすい表現ですとか、そういったものも、実際に使う子どもたちが使いやすいというところで、主な選択の1つとして検討したところでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。教育委員会の建物で教科書を一般に公開していらっしゃいましたよね。私も行きましたけれども、すごく、誰もいなくて、1人ぽつんという感じだったんですけれども、そういう公開をされているということも市民の方は知らない方がすごく多いと思うので、もっといろんな人が教科書に触れて、ああ、この会社はこういう教科書なんだということで、触れる機会をもっと増やしたほうがいいのかなというふうにも思いましたし、やっぱりいろんな教科書があるので、それは全部文部科学省の指導要領、検定に合格しているのはもう当たり前のことなんですけれども、やっぱり教科書、すごく大事なので、ほかの市ではホームページなどに、今回この教科書を選んだ理由という選定の理由もしっかり書いてある自治体もありますので、もっと市民に開けたような教科書選定をできるような工夫を考えられないでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  まず、教科書展示につきましては、ホームページ等々で周知をしているところでございます。そして、期間につきましても、いわゆる必ず展示しなければならない法定展示というものプラス特別展示ということで、本市では長くやっているところでございます。
 それから、採択に至った、いわゆる情報の公表につきましては、国のほうからも努力義務というところで課されているところでございますが、本市については、その文書開示について、三鷹市の教科用図書採択要綱実施細目ということで、文書の開示というものを設けております。具体的には、採択の決定後、採択結果及び採択理由、調査研究資料、報告書、会議の議事録、そして、採択に関わった委員及び選定資料作成委員会、教科別調査部の委員名簿について公開するというふうにしておりまして、もう今現在も相談・情報課のほうで、このような全ての文書について開示しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ホームページに載っているんですか。採択の、これを選んだという理由の文が載っているんでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  現時点でそういうものは載っていません。今までも載せてきていません。採択の結果というか、何をどうして選んだのかといったことにつきましては、基本的には、事務局というよりも、教育委員会の会議の中の合議でなされてきたということなので、その際の議事録、そこに載っていることということが、様々な御意見がある中での総合的な判断ということで合意がなされたといったところになりますので、なかなか、なぜこれなのかといったところを端的に述べるのは非常に難しい部分もあるということで、正しくお伝えするには、議事録を見ていただくしかないのかなというふうに考えているところです。


◯委員(紫野あすかさん)  これが決まりましたと、ばっとこれだけ載っていても、じゃあ、その中身は何なのかというのは伝わらないと思いますので、私は、ほかのところでもやっていらっしゃるように、なぜこの東京書籍を選んだのか、教育出版を選んだのかということも責任を持ってちゃんと言うためにも、これを選んだ理由を私はホームページにも載せていただきたいなというふうに意見として言っておきます。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、児童・生徒1人1台のタブレット端末の整備なんですけれども、先ほどプロポーザル方式で事業者選定、アップルさんのiPadに導入が決まったとおっしゃっていたんですけれども、他のOSがある中でiPadにされたポイントというのはどういうところにあったのか、お伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  まず、調達自体は、文科省が標準仕様書を示しています3OSについて提案を求めているような内容になっておりますので、そういう意味では、iPadに限らず、ほかのOSでも提案が当然できるという中におきまして、OSとか、端末を選定しているわけではなくて、例えばクラウドサービスですとか、運用の保守体制ですとか、保証の内容ですとか、様々な観点の中において、今回、選定事業者の部分が、教育部長が申し上げたiPadになりましたということでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ありがとうございます。今後なんですけれども、私立学校とかで、ペーパーレスということで、保護者への通知ですとか、お手紙ですとか、そういったものも全部その端末でやり取りをされている学校があるんですけれども、三鷹市としては、その辺の活用はどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今後の活用については、様々な研究なり、検討なりが必要だというふうに考えておりますが、今回提案を受けている内容においても、授業支援のクラウドサービス等もありますので、そういうもので情報共有も図れますし、あと、今、実際、今年度から取り組んでいる個別最適化のところの校務支援の拡張においても、様々な機能を盛り込もうとしておりますので、今後どういうものをどういう形で提供していくのかというのを今、研究、検討しているところでございます。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ありがとうございます。
 今後、1人1台タブレット端末を整備されるということで、また保護者の方の理解も非常に必要になってくるのかなと思うんですけれども、保護者の方の理解を得るということに関して、今後の方向性をお伺いしたいと思います。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  基本的には、端末の貸与、配付については、この後、まず、校長会含めて学校側に御説明をする予定でいます。その後、学校側から保護者に対する──説明になるのか、文書になるのか、学校ごとに対応が異なる可能性はありますが、保護者への説明をしていきたいと。それをもって、配付に向けた手続を取っていければというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今、コロナ禍ということもあって、本当に前倒しでこのような整備に至っているとは思うんですけれども、今後、世界的にITの技術の革新がされていく中で、本当に根本的な目的は、ITのスキルを持ったお子さんたちを育てて、将来の人材を育てていくということにあると思います。なので、できれば保護者の方にも、そういった長い目で見た目的みたいなものもお示ししていただけたらいいのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、就学援助の対象者の拡充なんですけれども、先ほどの御答弁でも、8月の申請、76件ということで、思っていた以上の申請があって、本当に厳しい状況に皆さんの御家庭があるんだなということを実感したところなんですけれども、今回、8月の頭に保護者の方に周知したということで、8月といったら夏休み期間中ということで、本当にこの周知、皆さんに行き渡るのが大変だったんじゃないかなと思うんですけれども、どのような周知の仕方をされたのか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  今回の補正予算の議決をいただいたのが7月31日の金曜日だったといったところで、その翌営業日と言うんですかね、月曜日が8月3日でありましたので、この日に、学校のフェアキャストを通じて、こういった制度が新たに拡充されましたのでという形で、市のホームページに誘導するような形のURLを御案内させていただいて、先行してウェブ上では周知を図ったところです。ただ、なかなかそれだけでは情報が行き届かないというような面も考えまして、2学期の始業式の日に改めて紙媒体の御案内文もお配りさせていただいたところです。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。ちょうど最初のが8月31日提出期限ということで、4月に遡っての日程が8月31日だったということなんですけれども、それ、8月31日の締切りというのがすごく、ばんと出ていたような感じがしたんですけれども、それ以降も受付ができるということ、また丁寧に周知をしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最後なんですけれども、学校再開後の教育活動の支援ということで、教育活動支援員が33名、今、全学校に配置されているということなんですが、予算の関係上、合計44名の配置を想定しているということだったんですが、この44名の確保はいつ頃までにできると今考えられているか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  44人がいつまでに必ず確保できますよというお答えを今申し上げるのは大変難しいので、この場でお答えすることはできませんが、随時募集をかけながら、少しでも教員の負担が減るように指導課として支援してまいりたいと思っております。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  今の時期、割とこういう、国や東京都のほうでも補助金をつけていただく中で、支援員というふうな形で、いろいろな種類で今募集をかけていたりとかということがあるわけなんですけれども、なかなか人がいないというような状況もあるのかなといったところで、全校の配置というのは結構大変なことではあるんです。ただ、先ほども長谷川課長のほうからもありましたけれども、44名というのは、時間数掛ける日数ということで見ていったときに、1人当たりこのぐらいの時間といったことを、学校によっては、先ほど申し上げたように、3人で受けていたりとか、逆に1人で期間を延ばしたりとか、そういう学校側の考え方もあったりするので、必ずしも44人というのは、最終的に、これ、延べの人数にも当たらないのかもしれないと──そういう部分があるので、現在33名でということでやっておりますけど、何とか、いろんな地域の方等もお願いをしていきながら、数をそろえていきたいなと思っているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。学校に協力されたい方、また、何か活躍されたい方というのは多くいらっしゃると思います。この募集の在り方というのはどのようにされているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  ホームページで募集をかけております。なおかつ、ハローワークにも募集をかけている、そんな現状でございます。あとは、東京都のほうの人材を派遣するTEPROというものができましたので、そこに各学校が登録して、その中からまた選択していくと、そういうことも1つの手段としてやっているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。先ほども言いましたけれども、学校に貢献したい方、いっぱいいらっしゃると思うので、またこれから確保できることを期待したいと思います。よろしくお願いいたします。
 以上で終わります。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。初めに、タブレットのことなんですけども、端末導入支援員ですね。この方は各学園に配置されるんですけども──もし間違っていたら、ごめんなさい、各学園に1名ずつ配置で、連雀学園だけ2名というふうにちょっと伺ったんですけど、連雀学園だけなぜ2名になったのかをちょっとまず最初に教えてください。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  連雀学園については、中学校1校、小学校3校ということで、全部で4校ということになっており、学校数が多いということで、今回2名という試算をしております。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね。ほかの学園は中学校1つに小学校2つというところが標準になっていて、小学校が1校多いことによって1人加配ということになる。かなりこれは有利じゃないかなというふうに思うんですけども。それとあと、9月補正に今予算がかかっているんですけども、1月には本格実施で子どもたちが使うわけですね。そうすると、9月補正が通った後、どのような計画で、いつから先生方が教わるのか。そして、児童・生徒もそれをまた教わらなければいけないと思うんですね。全員ができるわけではないと思いますので。この前ちょっと新聞で見た、NPO法人の共育の杜というところで調査したら、学力格差が非常に激しくなっているというようなこともあるんで、全員が同じような状態で1月にはスタートできなきゃいけないと思いますけど、先生が教わるときと、それから生徒たちが教わる時期というのは、いつ頃からを計画していらっしゃるんですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  予算的には1月1日からのリースですので、物自体がある程度事前に入るかどうかというのを今調整中でございますので、物が入らないと、当然ながら、触れないということもありますので、授業的には1月からスタートというふうに考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  その前は、そうすると、先生方も教わることはできないということなんでしょうか。1月から、子どもたちと先生方が同時に始まるということでよろしいですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  物自体は今納期を確認しておりまして、具体的に、先生が先なのか、子どもが先なのかはまだ未定でございますが、非常に、全国的に、周辺も含めて、大量のタブレット端末が今導入を計画されているところもございますので、三鷹市としては確実に1月からのスタートをしていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(吉沼徳人君)  すみません。それは、授業として始めるのが1月ということなんですよね。要するに、端末導入支援員さんというのは契約はいつからになる予定ですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  今回、補正予算で計上させていただいておりますが、この後、予算をお認めいただいた後は、事業者の入札をかけまして、多分受託された会社さんが、この後、支援員さんを募集されると。我々の環境含めて、事業者と連携しながら、研修をしていただいて、1月からの配置というふうに考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  子どもさんたちもね、得意な子もいると思うし、また不慣れな子もいると思うんですよ。ですから、やっぱり1月、始まるときには、ある程度同じレベルにみんながついていてスタートできるような体制にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 それと、次に、ちょっと確認を含めてですけど、先ほどからお話が出ています、教育活動支援員ですか、33名ということで、さっきから話題になっているんですけども、お話では、学校に2名という予算の配置みたいな感じだったんですけども、3名いるところもある、それから、また1名のところでもいいという話ですけども、現状において、今33名の配置ができているわけですけども、学校によって、その支援員さんがいる時間がすごくばらつきがあるのかどうかをちょっと伺いたい。3人いてもいいんですよ。1人の人が8時間、3人いるところは2時間と2時間と3時間とかと、そういう支援員さんのいる時間帯のばらつきというのは現状はないんですか。


◯指導課長(長谷川智也君)  予算の積算根拠として、各校当たり4時間で35日間、そして、掛ける2人分というふうに配置をしておりますので、そこは学校によって必要とする時間等もございますので、その状況によって、1人で4時間よりも時間も長くやっている場合もございますし、それを2人なり、3人で分けている場合もありますので、一律、どの学校も何時間ですよというようなお答えはできないと思います。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。じゃあ、ということは、各学校によって、35日間使っていいということで、学校によって、連続してとか、日にちが一緒ではないということで、理解できました。ありがとうございます。
 それと、7番の教育コンテンツ放映の試行というところで、ケーブルテレビとユーチューブ、先ほど紫野委員さんのほうからも、ケーブルテレビに入っていない御家庭もあると。それから、ユーチューブもそうなんですけども、これ、すごく子どもたちに──見る人と見ない人で、物すごく差が出てくるんじゃないかと思うんですよ。これ、強制的に見させるわけじゃないものですから。そうすると、そういうことによって子どもたちの学力の格差が生じたというようなことが2学期が始まってから確認はできていますでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  このM−METを始めたもともとのきっかけは、やはり夏休み中の生活習慣の確立と、それから授業の補習というような観点からやっております。なおかつ、インターネットがそろわない御家庭でも、1つのそれを視聴できる手段としても、これは設定をしているところでございます。これを見たから、見なかったからということで直接、現時点で学力の差があるというようなデータは今お示しすることはできませんけれども、各学校によって、視聴した人数等、差があるところは実情としてございます。多いところは121名ほど見ている学校もございますし、逆に中学校は、やはり内容等のものもあって、見た生徒が少ないというような結果もございます。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。これからタブレットを使った授業なんかも始まりますので、やはり皆さんが同じようなレベルで、同じ時間帯勉強できるような方法にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、幾つか質問させていただきます。
 まず、タブレットの件で、いろいろ質疑をお伺いしている中で、1月からスタートするのはいいんですけど、基本的にタブレットの授業ってもう既に始まっているわけですよね。各学校に1クラス分ぐらいずつ入っているんじゃないかという認識だったんですけど、それをまず確認したいんですけど。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  委員さんおっしゃるとおり、1クラス分、あと、井口、一小については2クラス分の配置をしております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そうであれば、1人1台のタブレットが入る、あるいは、それに併せて端末導入支援員が入る前に、ある程度の研修というのはできると思いますし、ある程度のスキルは先生たちも持っているんじゃないかと思うんですけど、1月までの件は、その辺は教育委員会としてどう判断しているんですか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  委員さん御指摘のとおり、現状のタブレットでのICTの活用については、研修等を含めてしっかりやっているところでございますが、今回、1人1台のタブレットについては、クラウドサービス等を利用するというところで、やはり活用の仕方の幅が広がるというところもございまして、機器の故障も含めて、やはり再度しっかりと支援するための端末導入支援員を導入していきたいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  まずは、今ある現状の端末を使って一定以上のスキルを保ってもらうということが必要だと思います。あと、学園に1人ですから大体3校に1人というような形になるわけですけど、予想されることは、やっぱり1人1台なんで、各授業──要は、どの時間帯も全部の授業に使われる可能性がありますよね。事前にもう田島課長に聞いているんですけど、そういったときのオンラインのトラブルとか、中には、一斉にやりますから、十何クラス、二十何クラスある先生方でもちょっとしたトラブルになるということで、授業を止めるわけにいかないですから、フリーズしたりとか、何か問題があったときにすぐ対応してもらいたいと思うんですよ、当初は。それで、学園に1人だと、その支援員がいない学校については、何も対応、問合せができないというようなことがないような体制を整えてもらいたいんですけど、それは教育委員会としてはどう考えられるのか。


◯施設・教育センター担当課長(田島康義君)  基本的には、まず、トラブらない体制を構築したいというふうに考えておりますが、ただ、委員さん御指摘のとおり、機械物ですので、やはり何らかの、操作を含めて分からないとか、つながっているけど、よく活用できていないとか、そういうところがあると思っております。本来であれば、全ての学校に毎日、常に授業の間、支援員がいるということが理想だというふうには考えておりますが、コストの面も含めて、利活用の面も含めて、やはりそこまではなかなか難しいというところがございますので、まずは、輪番にはなりますけども、支援員が学校にちゃんといるということと同時に、そういうナレッジというんですかね、トラブルを含めた、先生方のお困り事自体のナレッジを蓄えて、支援員がちゃんと研修をしていくと。そのことによって、そういうトラブル対応も含めて、しっかり学校で対応できるような体制づくりをしていきたいというふうに考えております。


◯委員(谷口敏也君)  スタート時は多分大変だと思いますけど、事前の準備をよろしくお願いいたします。
 続きまして、4番目の宿泊を伴う行事なんですけど、まず、川上村の10月、11月の各小学校の自然教室については、まだ実際、グラウンドと体育館は直っていないですから、使えないですよね。夜に体育館に集まっていろいろな催物をしたり、あと、合同のときでしたっけ、キャンプファイアもやっていたと思うんですけど、沢の横──沢がもう駄目になっていますから、そっち側は使えるのかどうか分からないですけど、その辺の、昼間いろんなところに出かけて、夜の行事とかの対応はどうされる予定なのか、お伺いしたいんですけど。


◯総務課長(高松真也君)  現在、体育館、グラウンドについて、原状復旧工事、実施をしているところでございます。その間は、一般の利用者の方もそうなんですけれども、川上村のほうの村営のグラウンド、村営の体育館について無償で利用させていただけるということで、川上村との連携を取っているということでございます。自然教室についても同様でございまして、学校のほうの御希望について施設のほうで聞き取りをしまして、必要なところについて、村のほうにつないで利用ができるようにということで、多くの学校で村営のグラウンド、体育館の御利用希望をいただいているというふうに聞いております。また、施設の中でも、160人程度で通常だと使えるというホールや会議室等も設けておりますので、そうしたものも活用いただきながら、必要な自然教室の運営を工夫いただいているという状況でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。何せやっぱり小学校での一大イベント、行事の1つなんで、その中でもしっかりと思い出に残るいろんな行事を学校もやりたいと思っていると思いますので、支援をしていただければなと思います。
 続いて、5番の先ほど来から議論になっているところで確認なんですけど、予算は先ほど聞きました。44名分の何時間掛ける何日というので。今現在、9月1日現在で33名を配置し、実際、これ以上まだ必要なんですけど、足りないんですけどと言っている学校は、募集をしているということはあるわけなんですか。


◯指導課長(長谷川智也君)  今現在、どうしても足りないから早く配置してくれという要望はございません。ただ、うちの枠としてまだ採れますので、募集はかけていて、また手が挙がったときにはマッチングするというふうに今考えているところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  分かりました。取りあえず安心しました。あんまり学校間でこういう差があるのは申し訳ないですし、足りないと言っているところをなかなか見つけられないというのは問題だと思うんで、ちょっと安心をしたところでございます。
 川上郷自然の村の運営支援で、これについては総務委員会のほうで資料も出てきたんで、ある程度理解はしているんですけど、算出方法が、臨時休業による減収相当分とか、自然教室の日程の変更による減収分というような形で試算をされているんですけど、これについては、全てが対応できているんですか。平均で入る予定だったのが入らなかったというか、年間を通しての収支というのが、これで指定管理者のほうに新たに負担が行かないような試算になっているのかどうかというのを確認したいんですけど。


◯総務課長(高松真也君)  川上郷自然の村の運営支援の関係でございます。川上郷自然の村ですが、指定管理者制度を導入して、利用料金制ということで、指定管理者の収入として運営をしているという状況でございます。そうした関係で、今回について、補正予算に計上させていただいたような運営支援の交付金については、今委員さん御指摘のとおり、4月から6月まで約2か月間、臨時休業を取った部分での、過去3年の延べ利用者数を基に算定をした金額。あわせて、自然教室について、小学校、中学校、それぞれ泊数の減ですとか、実施学年の減ですとか、そうしたもので、もともと想定をしていた利用料金について減額が生じるということで、その部分について、今回、運営支援の交付金として、600万円ほどになりますけれども、計上させていただいているという状況でございます。ただ、夏季における団体利用をはじめとして、そのほかにも一般利用者の減少というのは当然ございますので、今後の経営への影響も見込まれるというふうに考えておりますので、引き続き、経営状況を十分確認をしながら、必要な対応について今後も検討してまいりたいと考えております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。指定管理者に任せているというところはありますけど、やはり三鷹市のものですし、そもそもは小・中学校、子どもたちのための施設という前提がありますので、指定管理者が負担を負って、もう管理を下りるみたいなことにならないような、きちっと支援をしていただければなと思います。
 最後に、教科書採択なんですけど、この資料2−1の図を見ますと、先ほど調査研究部、小・中学校の先生が77名での審査を行ったということの説明がございましたが、それを結局、教育委員会のほうの──作成委員会のほうに答申をしたというような形になるのかなと思いますけど、この調査研究部のほうで推薦というか、いいんじゃないかと言った教科書が、教育委員会のほうでそのまま通らなかった教科書というのはあるのかどうか、お伺いしたいんですけど。
 それと、あと、この展示会のほうのアンケート等でどういった意見が出て、その意見を反映させて変えたとか、そういうことがあるのかどうかも併せてお伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  まず、選定資料作成委員会の報告書に基づいて、教育委員会のほうで最終的に合議で決定するものでございますので、必ずしも、これがいいと推薦したものが全て採択できたという、現状はそれはございません。あくまでも、最終的に採択権者の判断と責任において、静ひつな環境の確保の中で公正かつ適正に行われるように努めるというものがございますので、教育委員会の権限と責任で最終的に判断をしているというところでございます。
 それから、もう一つ、アンケートのところでございますけれども、アンケートで多かった意見としましては、やはり今、教科書自体というのは、自分自身で自学ができるような配慮はどの教科書も張られているんですけれども、特に今回、コロナのような事態もありましたので、ぜひ、教科書だけで自分で学習しやすいような教科書がいいんじゃないかという意見が多数ございました。あと、先ほども別の委員さんのところで御質問にお答えしましたように、やはりQRコードが載っている教科書がよいと。主な意見としては、そのような意見が多数ございました。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。少し前よりは教科書の選定というのはあまり問題になっていないような気もするんですけど、いろんな経緯があった中で今に至っていると思うんですが、選定の透明性といいますか、ある程度多くの専門家の議論とか、多くの人の意見とか、そういったものを集約して最終的に教育委員会で判断したということがやっぱり透明性の担保というような形になると思いますので、今後も続くと思いますけど、そういったことに、透明性ということに注意しながら進めていっていただければなと思います。
 以上です。


◯委員(吉野和之君)  すみません、じゃあ、1点だけ、ちょっと確認の意味も含めて質問させていただきます。本日の新型コロナウイルス感染症緊急対応方針の取組状況についての6番ですね。小・中学校における感染症防止対策等への支援ということで、どういう環境整備を行っているかということは先ほど御答弁で伺いました。やはりこれから怖いのは、インフルエンザとコロナですね。これが、まさにこの両方に対する注意を払っていかなければいけないということで、この感染症防止対策はより強化しなければいけないと思うんですね。その際、生徒さんの体調管理、これをしっかり行うということをもう一度、学校と家庭でしっかり確認しなきゃいけないと思うんですよ。そのことをやはり保護者と学校の方々と話し合って、生徒に例えばこういう症状が出たときにはこういう処置をしてくださいとか、これはやはりコロナとインフルエンザ、若干違うと思うんですけども、そこら辺──まさに初めての状況ですのでね、感染症対策ですから、もう一度、先生と保護者の方が連絡を取り合って、この感染症、特に子どもの健康管理という点に重点を置いた対策をやはり取っていく必要があるんじゃないかと。また、子どもにこういう症状が出たらこういうふうにしてくださいということは、やっぱり学校側から保護者に対して通知をしなければいけないというふうに思うんですよね。そこら辺の話合いをやっぱりこれから行っていく必要がある。もう一度、この感染症防止対策を保護者と学校、特に生徒の体調管理という面を含めて、この辺はしっかりもう一度確認をして、やはり保護者が迷わないように、例えば熱が出たらどうしようとか、これから熱が出たらどうだろう、インフルエンザとコロナとどう違うんだろう、そこら辺、非常にいろいろ疑問を持っていると思うんですよ。これ、初めてのことですので、この辺に対してもう一度、感染症防止対策等の強化を図っていくべきだと思うんですが、この点についての考え方をお伺いします。


◯指導課長(長谷川智也君)  まず、毎日の感染症予防ということで、これまでもこれは実施しているところですが、必ず朝、自宅で熱があるか、ないかというものを測って登校する。それを学校で確認すると。もしそこで測っていない場合には、別室で体温を確認して、大丈夫かどうか確認してから授業のほうに行かせるというようなことをこれまでも徹底しているところでございます。そして、発熱等の症状が見られる場合には、無理をせず、単なる風邪であっても自宅で休養させるということはこれまでも周知しているところでございますが、今回、2学期が始まるに当たって、校長会のほうで冒頭、私の指導事項として改めて、先ほど少し御紹介しました、国のガイドラインに基づいて市の学校運営ガイドラインも9月4日付で改定をいたしましたので、そのガイドラインを改めて再確認をして、まずは感染症予防、そして学びの保障の両立を図るように徹底してくださいということで、校長会で再度、私のほうで指導しているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(吉野和之君)  どうも御答弁ありがとうございました。そんなことで、検温も毎日行って、やはり生徒の体調管理には万全を期しているということなんですけども、特にインフルとコロナの二重の感染症という初めての事態ですので、そこら辺をやはり今後徹底して行っていただきたいと思います。


◯委員長(伊東光則君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時13分 休憩


                  午前11時24分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  スポーツと文化部から2点ほど報告をさせていただきます。
 初めに、新型コロナウイルス感染症に関する対応について、私のほうから説明をさせていただきます。
 資料1の1ページのほうを御覧ください。一番上になります。緊急対応方針に係る対応としまして、三鷹の森ジブリ美術館の運営については、一般向けの販売を再開しまして、9月5日から、開館日や入館人数の制限を行いながら入館できるようになっております。なお、11月、12月につきましては、修繕、メンテナンスのために一旦休館し、来年の1月の中旬より改めて再開する予定としております。
 次に、中段、イベント等の中止・延期状況についてでございます。毎年10月から11月にかけて開催しております三鷹市市民文化祭及び3年に一度、三鷹市管弦楽団が姉妹町であります福島県矢吹町に訪問し実施しております演奏会については、関係団体との協議の結果、今年度については中止することと決定いたしました。
 次に、私からは最後になります、公共施設の再開状況についてでございます。10月から再開する予定としていました学校開放施設につきましては、都内及び三鷹市内の感染状況、近隣自治体の開放状況などの現状を踏まえまして、教育委員会や校長会でも意見を伺い、検討した結果、当面、1か月程度再開を延長することとしました。なお、小学校の校庭での児童を構成団体とします団体への開放につきましては、引き続き継続しております。ただ、しかしながら、9月の10日に開催されました都のモニタリング会議、こちらのほうで感染状況の段階が1段階引き下げられたこと、また、翌日にありましたけど、9月の11日、国のコロナ分科会のほうで、施設の半分ということは維持しつつも、イベント等の人数制限については、これまで5,000人としていたものを9月19日から撤廃というような決定もなされたことから、学校開放施設ですとか、市民体育施設についても人数制限がちょっと厳しいところもございまして、これについての緩和については早急に検討していきたいと私どもも思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 なお、次の「太宰治展示室 三鷹の此の小さい家」の説明につきましては、井上芸術文化課長よりいたしますので、よろしくお願いいたします。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  資料の2を御覧ください。「太宰治展示室 三鷹の此の小さい家」についての説明をさせていただきます。
 概要につきましては、こちらに書いてございます、三鷹に太宰 治が住んでいました家を再現いたしまして、美術ギャラリーの第三展示室に太宰 治の自宅を想定した展示を行うという予定でございます。
 内容につきましては、Aで掲げてございます、等身大の壁面を設置いたしまして、入り口付近に設置をする予定でございます。図面をおつけしていますので、それと併せて御説明したいと思います。まず、太宰の自宅の玄関、こちらの展示から中に入っていただきまして、右側の3畳間及びその上部に当たります4畳半、こちらにつきましては、カーペットにしまして、靴のまま入っていただいて、展示ケースを置きまして、そこで太宰に関する資料等を展示する予定でございます。同じ部屋の中の6畳間、ここが太宰が執筆をしていた部屋になるんですけれども、ここにつきましては、靴を脱いでいただいて入っていただいて、そちらで実際使っていた物のレプリカである座卓であるとか、掛け軸についてはケースに入れて展示をするとか、実際にここに入っていただいて、座っていただいたり、太宰が実際に執筆した様子を体験していくというようなことでございます。縁側につきましては、椅子を幾つか置きまして、実際、これは外側はもう展示室ですので、外の風景等は見られないんですが、縁側部分に置いた椅子に御来館の方が座っていただくようなことを今検討しているところでございます。
 それぞれ、三鷹市に寄贈、または寄託されている作品の展示を行いまして、12月の8日から、一応、今年度につきましては年度いっぱい、その後につきましては、できるだけ常設に近い形で展示をするというような形を今考えているところでございます。予定では12月の7日、開館の前日に内覧会を行う予定でございます。
 私からの説明は以上になります。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。私から、太宰治展示室について1点確認させていただきたいと思います。先ほど、この太宰 治の暮らしていたお部屋の展示のスケジュールに関して言及があったと思うんですけれども、以前の委員会のときに、大規模な展示の際は移動させるというふうにお伺いしていたと思うんですけれども、もし第三展示室を使う場合には、これを畳んで移動するというような仕様になっているんでしょうか。もしその移動する際にかかるコストなどがあれば、教えてください。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  移動につきましてですが、実は年度末に、こちらのギャラリーの内部の工事を予定しておりました。そちらの工事について、工事を行う際に一応移動のほうを考えておりましたが、そちらの工事を今月から来月にかけて前倒しで行うような形で今調整をさせていただいておるところでございます。つきましては、年度末に予定をしておりました展示物の移動というものが現状必要ないような状態になっておるところでございまして、それに係る費用等についても一応発生はしないという予定でおるところでございます。
 以上でございます。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今の芸術文化担当課長の答弁に補足をさせていただきます。年度内については、今申し上げましたとおり、移動せずに済むという調整ができましたので、よろしゅうございますけれども、来年度以降、今質問委員おっしゃったとおり、第一展示室から第三展示室まで全て、3部屋とも使って、主に芸術文化振興財団が主催するような展示は当然想定されますので、その際には、以前に申し上げたとおり、ばらして、1回運び出して、別のところに保管してということを想定してございます。今ちょうど、最初に芸術文化課長が御説明いたしましたとおり、具体的な展示を造り込んでいるところでございまして、当然のことながら、1回ばらばらにできるような仕様で展示を造ってもらっているわけですし、業務用のエレベーターに乗るサイズに調整するとか、そういうことを今行っているところです。移動に伴う経費等は、実際にどういうサイズのどういうものができるかということがはっきりした後の積算となるかと思いますので、現状で具体的な金額を持っているわけではございませんけれども、ばらして移動させてということは想定をした内容になっているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。とても魅力的な展示だと思いますし、ファンの方に来ていただけるような内容なのではないかと思って期待はしているんですけれども、この収支の関係についても分かりました。また聞いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いします。「此の小さい家」、体感もできるし、若い人もきっと足を運びやすい展示になるなと思って、すごく期待をしています。特に、おうちを再現されるということで、又吉さんを呼んだ何かイベントとかできないかなとか、あと、SNSの活用で一部撮影可とするというのもあるので、何かこう、インスタ映えするような、黒いマントを貸して、太宰になって写真を撮れるというコーナーとか、そういうようなものについてはお考えはないでしょうか。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  先ほど芸術文化課長のほうからもお話がございました、太宰の等身大のパネルを設置させていただきまして、そちらで一応写真を一緒に、等身大ということなので、撮っていただくというふうなことは可能な形にしたいというふうに考えておりますが、太宰に関します資料は人気も高く、たとえ写真1枚といえども、中には収益性が高いものもございますため、撮影可能エリアと撮影不可エリアのすみ分けというような形で展示を行うような方向で今考えておるところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。ぜひ楽しい、皆さんが参加しやすい展示になればなと思います。よろしくお願いします。ありがとうございます。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず、三鷹の森ジブリ美術館の運営で、9月から、営業時間とか、人数とか、いろいろ制限されて再開されているということなんですけれども、9月の前半が過ぎまして、今の入館状況、どういった感じなのか、お伺いしたいと思います。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  ようやく一般向けの販売が始まりまして、9月の前半終わりまして、10日から9月の後半を販売しているところです。具体的な枚数につきましては、7月、8月の三鷹市民の限定のを参考にしながら、今までどおりの定員よりは少なめで運営をしているというふうに聞いております。ちょっと具体的な人数は正確には確認をしていないところなんですけれども、現在は週5日の入館で、2日間は休館をするというような形で運営をしております。また、閉館時間も、17時半で閉館をして、その後、適切な消毒等を行うというように聞いているところでございます。
 説明は以上になります。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。また11月、12月とメンテナンスに入られて休館されるということなんですけれども、コロナ禍ということで、このコロナに対応した何か対策というのも立てられるのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  11月、12月のメンテナンス自体は、もともといずれかの時期にやる予定だった、空調等の割と大きなメンテナンスを、本来であれば今年の予定ではなかったのですけれども、このコロナ禍の中で、やはりどうしても少し用心して運営をしなければいけない時期なので、むしろ今のうちにやってしまって、来年以降、落ち着いたところで改めて休館しなくてもいいようにということで前倒しをしてというような趣旨ですので、コロナ対策のために休館するということでは直接的にはないです。ただ、この間、芸術文化課とジブリのスタッフの皆さんとも定期的に連絡を取り合って、やはりかなり丁寧に対策を取った上で、すごく用心深く開館をしていただいています。本当に、消毒をする担当の方、それから、やはり検温ですとか、お客様の誘導をする、密にならないようにするというような誘導、かなり徹底してやっていますので、そういう意味では、休館の間もやはりそういう職員、スタッフの皆さん同士の意識合わせというか、さらなる対策をきちんと練る時間に使っていただけるのではないかと思いますので、時間的には無駄にはならないかなというふうに思います。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。よろしくお願いします。
 最後に、太宰 治の展示室、本当に楽しみで、本当に期待しているところなんですけれども、今回、一部撮影可ということで、レプリカの座卓とかも設けてとか、いろいろ工夫してくださっているんですけれども、今、コロナ禍ということもあるので、感染対策も非常に重要になってくるのかなと思うんですが、その辺のところはどのように考えていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  新型コロナウイルス感染症防止対策についてでございます。こちら、三鷹市美術ギャラリーの中に展示をさせていただく予定でございますので、既にガイドラインのほうがこちらのギャラリーのほう、設置されておるところでございますので、そちらの美術ギャラリーの使用ガイドラインを遵守しながら運営をしてまいりたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。一部撮影可ということで、座卓に座っていろいろ触るということで、本来だと、すごく皆さん楽しんで行けるところを、懸念される方もいらっしゃるのかなというのも感じるので、その辺のところの対策もぜひしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  確認だけさせてください。今、これで第三展示室に展示されて、行く行く常設になるということなんですけど、今あります太宰の文学サロンのほうは、その後、どのような予定になっているんでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  第三展示室のほうが開設したとしましても、文学サロンについては引き続き運営をしていきたいと私どもは考えております。どちらかというと、展示の内容については、第三展示室と文学サロンのほう、区分けというか、そういうのをしながら、内容が異なるような形で、両方が補完し合うような形で太宰のほうの顕彰を行っていきたい。例えば、文学サロンのほうでは、一昨年、神戸の女学院大学の山内先生の資料等も頂いておりますので、そういうものを中心としながら展示をするなど、そういう形ですみ分けは行っていきたいと考えております。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。ありがとうございます。


◯委員(谷口敏也君)  太宰 治の件なんですけど、サロンのほうは、あれは、じゃあ、吉村 昭さんの書斎と併せて造る計画のときには、閉める計画でしたよね。ということは、今現在それが止まっていて、こっちに常設する。そもそもが、サロンでも、賃貸の解約とかのあれが迫っていたのかなと思ったんで、その代わりにこれをやると思ったんですけど、そうじゃなくて、両方とも、サロンのほうも今のところは閉める予定はないということなんですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  質問委員おっしゃいましたとおり、平成28年、平成29年くらいの、井の頭公園の中にとかというような話をしていた際には、やはりあちら、かなり大規模な施設で、吉村さんの書斎の合築というのもありましたけど、太宰 治の展示室としてもきちっとボリュームのある建物でございましたので、あちらをあのような形で設置するのであれば、サロンのほうはそちらに集約する形でよろしいのではないかという議論があったのは事実でございます。ただ、あちらがストップになりまして、今回、一方で、御遺族から寄託していただいた、もしくは寄贈いただいた貴重な資料を展示をするのに、やはりサロンの空調等が、ああいう文学資料を展示するにはちょっとなかなか弱いところのある空調設備でございますので、そういう意味では、今回、ギャラリーの中できちっと──きちっとと言いつつ、1部屋確保して、そちらに貴重なものを展示しつつ、先ほど和泉が申し上げましたとおり、役割分担をして、小さな施設が2か所、駅前を回遊するような形で太宰 治を顕彰するということで、考え方をそのように考え直して、サロンのほうはサロンの位置づけを保ったまま運営をしていくということで、両館補完し合う形でということで今考えてございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そうなると、やっぱり、「此の小さい家」は、SNSを活用して、写真を撮れるとなると、やっぱり日本全国からファンの方が来る可能性が大じゃないですか。そうなると、それでサロンもあるということは、サロンのほうにも誘導するほうがいいですよね。誘導して、駅前を回遊してもらうほうが観光的にはいいわけで、それについて何かこう、今考えていること。それとあと、そうなると、生活環境部の生活経済課とかと連携とかもあるじゃないですか。その辺はどうお考えなのか、お伺いします。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  谷口委員が今おっしゃったように、やはり両方併せて、回遊性を持ってということは大変大事かなと思っています。そういうこともありまして、今ちょっと検討しているのは、リーフレット等につきましては、両方とも施設を併記するような形で掲載したいという形で改訂作業を行っているような状況でございます。また、今現在、コロナ禍においては、ボランティア協会と観光協会でやっているものについてはちょっと今取りやめてはおりますけども、当然、御案内いただくときについては、両方案内するような形とか、そういう形で、全体的に駅前地区の太宰の関係、そういうものを併せて、回遊性を持った上で御覧いただくと、そういう形はいろいろ検討してまいりたいと考えています。


◯委員(谷口敏也君)  駅前の活性化というのもありますので、ぜひいろいろと、商工会とも、観光協会とも連携しながら進めていただければなと思います。
 あと、実際、この中身なんですけど、2ページのほうを見ますと、Dのところで、太宰の自宅4畳半というところで、他館から借用した資料というのが書いてあるんですけど、これは、どこからお借りして、費用的にはどういう形で発生するのか、あるいは逆に、うちが持っている太宰の遺品等を他の自治体に貸し出すことも今までやっていたのかどうか、その場合には費用はどうされているのかというのをお伺いしたいです。


◯芸術文化課長(井上 仁君)  現時点ですので、これは確定ではございませんけれども、三鷹にあるものについては、大分ございますので、例えば表札であるとか、懐中時計ですとか、そういうものについては展示したいというふうに考えております。借りるものについては、どういうものを具体的にというのは今のところは情報としてはないんですけれども、そういうものもあれば、こちらで展示をしたいと思います。また、貸し出したときの費用につきましては、すみません、こちらの手元には資料がございませんので、ちょっとお答えすることができません。申し訳ございません。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  少し答弁に補足をさせていただければと思います。今質問委員が御覧になったDのところ、CとDで展示室が2つあるわけですけれども、Cのほうが常設展、Dのほうが企画展ということで、常設展のほうは──「三鷹の此の小さい家」という施設全体が、まず、三鷹時代の太宰さんの足跡ですとか、業績ですとか、人となりを表現をするということにまず特化した施設、三鷹にある、三鷹ならではの施設だということを意識して構築をするものでございます。ですので、常設展のほうでは、やはり三鷹時代の太宰さんについてきちっと、いつ来てもそこで三鷹時代の太宰さんの内容がはっきり分かるということが、今までもサロンなどでも一生懸命やってくれていたんですけども、やはりここで常設的に業績の顕彰をきちっと行うというのが前提となっています。今質問委員おっしゃったDのほうは、小さいところではございますけれども、企画展示室というふうに銘打ってございますので、その時々に、三鷹時代の太宰さんの足跡を中心としつつ、例えばですけれど、恩師である井伏鱒二さんのことを顕彰するようなことを加えるですとか、この後、企画展ですので、少しずつ展示を変えていきますので、そういうことの際には、場合によっては他館からお借りする場合もある。甲府のほうからお借りをしたり、日本近代文学館からお借りをしたりということは想定できますので、そういうものを展示するのはこちらですよという、その展示室の役割分担を書かせていただいているところかと思います。一般的には、美術品ですとか、こういう文学資料の貸し借りについては、お互いさまなので、基本的には、借りるときも無料、貸すときも無料ということが多うございます。もちろん移動に係る経費とか、保険を掛けるとか、いろいろございますけれども、貸出しに係るお金というのの発生は一般的にはしないものではないかなというふうに思います。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。
 最後に、E・Fで縁側からの眺めと書いてあって、縁側が──段差が生じると書いてありますけど、この場所自体は、例えば玄関と土間のところがありますけど、ここを含めて全部バリアフリーになっているんですか。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  バリアフリー対策についてでございますが、全般的に段差のないバリアフリーな造りを現在考えておるところでございます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  ただ、先ほど言ったように、6畳間につきましては、一応、靴を脱いで上がっていくような形になるので、その辺については多少段差のほうは発生するかなと考えております。ただ、基本的には、玄関から3畳、4畳のほうに向かうところについては、基本的に先ほど申し上げたとおり、カーペット等なので、バリアフリー対策と。仮に6畳間に上がる場合に補助が必要な場合については、受付等もございますので、人的な介助は可能かと考えていますので、そういう形で対応はさせていただきたいと考えております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。分かりました。
 最後、ちょっとこの図の確認なんですけど、人が、お客さんが行けるのは、玄関から入って、3畳、4畳、あと6畳のところで、受付と収納スペースというのは、あくまで係の人が待機する場所なのかな。その確認と、あと、この丸って何なのかな。あと、ここに扉があるので、ここの出窓のあるこの場所って何になるのか、ちょっと確認したいんですけど。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  今、御質問委員さんからございました丸でございますが、ここは柱が入ってくるところでございまして、その柱の横の出窓という部分が、一応、当時の自宅を忠実に再現した部分での出窓がそこにあるということで、一応、出窓をレプリカで造る予定というふうになっております。そして、その柱の横辺りに等身大のパネルのほうを設置させていただく予定になっておるところでございます。
 あと、収納スペースと受付についてでございますが、質問委員おっしゃるように、そこには一応、職員といいましょうか、臨時職員さんを1名配置する予定でございますので、その方が受付・監視業務を行うというようなところで、受付を設置させていただいておるところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。1つ分からないのは、柱の右側の空きスペースというか、ここは入れるんですか。ここの中に等身大ポスターが入るということなんですか。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  そこの部分に人が入れるかどうか、申し訳ございません。ちょっと私のほうでも確認、現状しておりませんので、戻りまして、学芸員のほうに、すみません、確認をさせていただきたいというふうに思います。申し訳ございませんでした。


◯委員(谷口敏也君)  じゃあ、お願いしたいんですけど、これ、壁ですよね。こうなっているからちょっと疑問に感じるんで、これがなければ、柱があって、3畳だけど、この柱の関係でこうやって広くなっているのかなと思うんですけど、その辺も併せてもう一回教えていただければと思います。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  壁になろうかというふうに思いますが、申し訳ありません。その辺りもちょっと現状、私自身、確認ができておりませんところでございますので、担当学芸員のほうにいま一度確認をさせていただければというふうに思います。申し訳ございません。


◯委員(吉野和之君)  それでは、太宰治展示室、1点だけ確認させていただきます。大変魅力的な施設だと思いますね。それで、恐らく、この発表を見て、相当な方が来館される可能性があると思うんですよ。ですから、密の対策、これはどのように行うのか、お伺いいたします。


◯芸術文化担当課長(川島敏彦君)  先ほども申しましたように、三鷹市美術ギャラリーの使用ガイドラインを遵守してまいりたいというふうに考えておりますが、質問委員さんおっしゃりますように、開設当初でありますとか、それから、あと6月の桜桃忌の近辺あたりになりますと、やはり密な状態が、これはもう生じてしまうだろうというふうに私どもも考えておりますので、その辺の対策につきましては、事前に、安全性が十分に確保されるような形で対策を考えてまいりたいというふうに思っておるところでございます。


◯委員(吉野和之君)  すみません。ガイドラインを遵守するということなんですけども、この展示室は相当な人気を呼ぶと思うんで、これはちょっとやってみないと分からないんですけども、多くの人が発表と同時に来られる可能性もあると思うんですよ。行列なんかができたら、これは大変ですから、当然、チケットの枚数制限とか、あるいは行列ができた場合の対応とか、そこら辺はどう考えているんでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  基本的には、こちらのほうは無料でというふうな形での運営になる予定です。当然、ここを畳んで、先ほど話があったように、企画展みたいな形でお金を取るような形でギャラリーでやる場合もございますけども、基本的に、こちらのほうの展示室については無料でというふうに考えています。ただ、確かに、御懸念があるように、開館当初、混むような形、あとは当然、桜桃忌のとき──今後のコロナの状況にもよりますけどもね、場合によっては、やはり人を配置して、入場のほうを制限するとか、整理券を配るとか、そのような対策については検討していきたいなと考えております。


◯委員(吉野和之君)  ありがとうございます。無料ということで、そうすると、なおさら人が大勢押し寄せる可能性というのは、私は、これだけ魅力的な施設ですから、あると思うんですよ。その場合、やっぱり行列なんかされると、これは密の状態になってね、これはコロナ対策上、極めてゆゆしき事態だと思うんで、行列を避けるとか、そこら辺のやはり──何というかな、事前にそこら辺はやはりしっかり対策を講じたほうがいいと思うんですが、そこら辺、どうでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  確かに開館当時の事態はやはり、いろいろ取り上げた場合については、やっぱり遠方の方々も、こういう状況であるとはいっても、来られる方はいらっしゃるかなと思っています。当然、ギャラリーの──こちらは5階ですので、下のほうのエレベーターのところでの周知ですとか、今の混雑状況ですとかね、そういうものについては当面、開館当時については、そのようなもので周知はしていきたいなと、そういうような対策もしていきたいなと考えております。


◯委員(吉野和之君)  それでは、この密を避ける対策をしっかりと講じていただきたいと思います。


◯委員(山田さとみさん)  すみません。なぜ無料にしたのか、ちょっとお伺いしたいなと思うんですけれども。これだけの立派なおうちを再現するということで、料金を取っても人も来るような施設だと思いますし、人を1人配置していますし、経費もかかると思うんですけど、なぜ無料にしたんでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  私どもも非常に悩んでというか、どちらの意見も、考え方も当然あった中でなんですけれども、1つはやはり、今までサロンが──今もですけども、サロンを無料で運営させていただいて、非常に多くの方に来ていただいて、非常に愛される施設に育ってきたということがございます。先ほどの質問委員にもありましたとおり、やはりサロンとの役割分担をして、面的に駅前を回遊して、その2か所に限らず、駅前地域には太宰さんのゆかりの場所がたくさんあるわけなので、拠点が2つあって、その2つだけではなくて、三鷹の市内を巡っていただきたいという思いがございまして、もちろん、この後また別なところにきちっとしたものを建てるということだと、また考え方は別になると思うんですけども、小さな施設を2か所回遊していただくというときに、片方だけ有料だと、やはりどうしてもそちらに足が向かないということが想定されます。近いようでいて、距離もございますので、そういう意味でいうと、確かに、サロンの人気がそのまま──無料であれば、両方ともに行ってほしいという回遊性を意識した展示の仕方をすれば、どちらも見ていただけるということがございます。御遺族から貴重な資料を寄託、寄附して、御寄贈いただいている際に、やはり安全な環境の中で多くの方に見ていただきたいというお気持ちがあって、それをお預かりしていますので、片方を有料にして、そちらに足が遠のくよりも、無料にして、多くの方に楽しんでいただいて、その上でやはり回遊性を持った面的な施設として捉えていただきたいということから、今回、無料というふうにしたところでございます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  内容的なものは今、調整担当部長が言ったような形ですけども、今回、あくまでも暫定的なものであるということもありまして、その辺のことも鑑みながら、将来的にしっかりとできたものについては、当然、ちゃんとした施設になりますので、それはちゃんと有料でというふうには考えておりますけども、現在の場合は、あくまでちょっと暫定的なものという形でもありますので無料にしているということも考え方の1つとして挙げさせていただきます。


◯委員長(伊東光則君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時03分 休憩


                  午後0時03分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後0時04分 休憩


                  午後0時07分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程については、11月9日午前9時30分といたしたいと思います。その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
                  午後0時08分 散会