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2020/06/15 令和2年文教委員会本文

                  午前9時27分 開議
◯委員長(伊東光則君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、審査日程及び本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 審査日程及び本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、所管事務の調査について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  おはようございます。本日、教育委員会からの行政報告は、日程にございますとおり、2点です。1点目は、新型コロナウイルス感染症に伴う、三鷹市立小・中学校における教育活動の再開等についてです。緊急事態宣言の解除後、教育活動を再開しました市立小・中学校の状況や同じくサービスを再開した市立図書館の状況について御報告をいたします。2点目は、令和元年度の学園の評価・検証報告がまとまりましたので、その内容について御報告いたします。
 初めに、小・中学校における教育活動の再開等について、私から御説明をいたします。
 資料1の1ページを御覧ください。1の(1)に記載のとおり、市立小・中学校につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、3月2日から5月31日まで臨時休校としていましたが、5月25日に国の緊急事態宣言が解除されたことに伴い、感染リスクへの対策を講じながら、6月1日から教育活動を段階的に再開しています。
 小・中学校の教育活動の再開については、アに記載のとおり、6月1日月曜日から6月19日金曜日までの期間は、小・中学校とも、クラス2分割による、午前・午後に分かれた分散登校による授業を行うこととしています。午前のグループは、登校し、授業を受けた後に、給食を食べて、下校します。午後のグループは、午前のグループの給食後に登校し、給食を食べてから、授業を受けて、下校します。授業時数は各学年とも、午前・午後、いずれも3時限で、6月1日月曜日からの週は3日間、8日月曜日からの週は4日間、そして、本日、15日からは週5日間の予定で、段階的に進めているところです。
 なお、給食は全学年で6月1日から実施し、中学校の部活動は実施しておりません。
 なお、6月1日月曜日から先週の12日金曜日までの授業日ではない日には、学童保育所に通っていない小学校1年生から3年生で、家庭で独りで過ごすことが難しい児童について、希望する場合には、学校図書館等を利用した見守りを行ったところでございます。
 また、イにありますとおり、来週、6月22日月曜日からは、通常授業に移行し、部活動についても、生徒の体力の状況等を確認しながら、段階的に開始していく予定としています。
 感染拡大防止策につきましては、(2)に記載のとおりですが、児童・生徒の登校時には、非接触型体温計を使った検温を実施するとともに、授業時に教員がフェースシールドを着用するなどの対応も図ることとしています。
 2ページを御覧ください。学習時間の確保につきましては、前回の本委員会でも御報告をいたしましたが、土曜授業や平日授業日において時数を増やすなどの対応を7月以降、図ってまいります。
 次に、2の令和2年度6月補正予算での対応についてです。6月10日の本会議で議決いただきました令和2年度一般会計補正予算(第3号)に計上しております事業につきまして、今後の対応を含めて御説明いたします。
 初めに、(1)の学校給食食材納入業者の支援です。3月2日から春休みまでの臨時休校期間中に、食材のキャンセルにより生じた処分費につきまして、公費により納入業者への支援を行うものです。今後、事業者への支払いを速やかに行ってまいります。
 次に、(2)のオンライン学習の環境整備です。休校等期間中における家庭でのオンライン学習のため、東京都の補助制度を活用して、インターネット環境がない家庭に対して、学校配備のタブレット端末やモバイルルーターの貸出しを行うため、約4,600万円の予算を計上いたしました。6月8日から対象の家庭へ順次お渡しをしているところでございます。なお、台数につきましては、当初、既定予算により、タブレット端末1,000台分、モバイルルーター300台を用意いたしましたが、今後さらに台数を増やして対応していくこととしております。
 次に、(3)の児童・生徒1人1台タブレット端末の整備です。感染症対策としてのオンライン学習の環境整備や個別最適化された学びを実現するために、全ての児童・生徒へのタブレット端末の配備や校内無線LANの増強整備のため、令和2年度分として約2億3,700万円、令和3年度から7年度までの債務負担行為として10億5,500万円余を設定し、全体経費として12億9,000万円余で実施をいたします。なお、利用開始は令和3年1月を予定しております。
 また、市制施行70周年記念事業として11月に開催を予定していました三鷹教育フォーラム2020(仮称)を令和3年度に延期することとしたため、(4)に記載のとおり、開催費用である120万円余の予算を減額いたしました。
 続きまして、3の新型コロナウイルス感染症三鷹市緊急対応方針(第2弾)の取組状況です。
 初めに、(1)の小・中学校の分散登校及び教員による個別面談の実施としましては、各学校において設定した分散登校日に、週単位の学習計画表や健康チェック表を提出させることにより、児童・生徒の学習状況や健康状況の確認などを行いました。また、希望する児童・生徒には、個別の面談を設定するなど、心のケアや学習に関する質問等に対応いたしました。
 次に、3ページの(2)のオンライン学習の環境整備ですが、こちらにつきましては、先ほど御説明したとおりでございます。
 また、図書館に関しましては、(3)から(5)に記載の事業に取り組んだところでございます。5月21日木曜日からは、「三鷹文学散歩」発刊30周年記念展示を図書館ホームページで公開するとともに、電話対応により、音楽配信サービスのIDを、6月1日現在、56件発行しております。また、臨時休館前の3月27日までに予約された利用者1,724人、2,813点の資料につきましては、5月31日までに1,321人分、2,300点の資料の引渡しを終え、残りについては各館において貸出しを行っております。
 最後に、4の公共施設の利用再開についてです。
 三鷹市立図書館につきましては、(1)にありますとおり、6月2日火曜日からサービス提供を再開いたしましたが、今後2週間を目途にサービスを拡充し、明日、16日火曜日から書架を開放した貸出しを再開しまして、次の4ページに記載をしておりますが、7月中旬──現時点の想定では、7月14日火曜日からの通常開館を目指しているところでございます。
 また、三鷹市川上郷自然の村につきましては、国の基本的対処方針に示されている、東京都から他県等への移動が可能となる6月19日金曜日から利用を再開する予定としております。なお、利用再開からおおむね3週間程度は、バイキング形式での食事の提供は中止しまして、1日当たりの宿泊人数を原則40人までとするなど、一部、利用できるサービスなどを縮小して事業を行います。
 なお、いずれの施設につきましても、今後の感染状況や国・東京都の方針変更等によりましては、サービス拡充の開始時期が前後する可能性があることを申し添えます。
 1点目の報告事項について、説明は以上でございます。
 続いて、2点目の報告事項につきまして、担当課長より御説明いたします。


◯教育施策担当課長(鈴木範子さん)  よろしくお願いいたします。それでは、令和元年度三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告について御報告いたします。
 お配りしております資料ですが、本体部分に当たりますのが資料2−2、A4判冊子、令和元年度全7学園の評価・検証報告でございます。こちらの冊子については、学校関係者評価という位置づけで、毎年、各学園のコミュニティ・スクール委員会が中心となって、学校・学園の評価を行っております。そして、各学園から年度末に教育委員会に報告を頂いております。その本体を基に作成した概要版が、資料2−1、A3判のものです。それでは、この概要版を基に、主立った部分について御説明させていただきます。そして最後に、A4判冊子の各学園の課題の改善方策を受けて、令和2年度の教育委員会の主な取組について御説明いたします。
 それでは、概要版をお開きください。まず、左側のページです。まる1、コミュニティ・スクールの運営についてです。左側の囲みを御覧ください。令和元年度は、コミュニティ・スクール委員の任期満了により、委員の大幅な入替えがありました。このことから、囲み内の上から1番目、2番目の丸印のように、各学園で委員会運営の工夫、改善等を行いました。次に、上から3番目の丸印を御覧ください。コミュニティ・スクール委員会の取組に学園生の参加率が低いことが課題でしたが、授業として学園公開時に行うことで、学園生、保護者・地域にもアピールできたという取組です。
 次に、その下のまる2、小・中一貫教育校としての教育活動についてです。令和元年度で7学園全てが開園10周年を迎えました。昨年度、10周年を迎えた3つの学園では、記念事業に向けた取組を通して、学園としての一体感の高まりが見られ、また、地域との協働も図られました。
 囲み内、上から3番目の丸印を御覧ください。小・中教員やコミュニティ・スクール委員会による熟議を行い、学校と地域・保護者が子どもに身につけさせたい資質・能力を共有しました。また、1番目の丸印のとおり、昨年度は、各学園ともに、学園版小・中一貫カリキュラムを作成しました。今後は、この活用と検証が課題となります。
 右側のページに移ります。まる3、確かな学力についてを御覧ください。先ほど申し上げましたように、各学園で学園版カリキュラムを作成しました。また、学園研究、学園版「学び」のスタンダードの活用、地域未来塾の活用等を進めてまいりました。
 その下のまる4、豊かな人間性についてです。囲み内、1番目の丸印を御覧ください。学園研究として道徳の授業に取り組み、考え議論する道徳の授業の実践を行いました。また、上から2番目の丸印のように、地域行事やボランティア活動に多くの児童・生徒が積極的に参加しております。地域社会とともに活動し、多くの大人に認められる経験によって、子どもたちの自己肯定感が育てられています。
 次に、まる5、健康・体力についてです。昨年度は各学園ともに、オリンピック・パラリンピック教育を幅広い分野で実施するなど、運動への興味・関心を高めるとともに、体力の向上等にも継続して取り組みました。
 次に、その下のまる6、特色ある教育活動についてです。地域の特性を生かし、地域と連携したキャリア・アントレプレナーシップ教育や交流活動などを行っております。また、囲み内、上から2番目の丸印のように、防災教育や市防災訓練への参加について、関係諸機関や地域団体等と連携しながら進めました。
 最後に、まる7、学校教育の質の維持向上を目指した学校の働き方改革についてです。各学園ともに、スクール・サポート・スタッフやICTの活用、会議時間の縮小、仕事の取組方の工夫など、具体的な働き方改革を進めております。
 以上、まる1からまる7の項目において主立ったものを取り上げて御説明しました。説明できなかった部分につきましても、学園で工夫や改善をしながら成果を上げております。A4判の冊子についても、後ほど御覧ください。
 最後に、教育委員会の今後の主な取組を4点挙げさせていただきます。右ページの下のゴシック体の部分でございます。
 1番目、人材の掘り起こしと育成、情報共有です。学校支援ボランティア等の充実のために、人材の掘り起こしと育成を継続して進めてまいります。また、学園間の取組実践等の情報共有を進めます。このために、コミュニティ・スクール委員会会長・副会長連絡会や学園長会議等の充実を図ってまいります。
 2番目、情報発信の充実です。各学園ともに、コミュニティ・スクールだよりやホームページなどにより、その活動や成果を周知しておりますが、引き続き、地域や保護者への情報発信の充実が課題となっております。このため、学園と地域の情報を掲載した学園カレンダーをコミュニティ・スクール委員会と協働して全学園で作成し、新たな情報発信の手段としてまいります。カレンダーの作成や活用のプロセス自体を、学校と地域とのつながりづくりの仕組みの1つとしてまいります。
 3番目、スクール・コミュニティ推進員の全学園配置です。今年度、コミュニティ・スクール推進員をスクール・コミュニティ推進員と名称変更し、全学園に配置しております。スクール・コミュニティ推進員は、学校と地域の社会資源をつなぐコーディネーター役を担っていきます。また、昨年秋に配置しております統括スクール・コミュニティ推進員による推進員の活動支援等、支援体制の強化・充実を図ってまいります。
 以上3点を一体的に進め、コミュニティ・スクールの充実とスクール・コミュニティの創造に向けた取組を進めてまいります。
 そして、4番目、学園版小・中一貫カリキュラムの活用と実践です。昨年度、学校と地域・保護者が協働して、学園版小・中一貫カリキュラムを作成しました。今年度は、このカリキュラムの活用や地域人材との関わりを生かした教育実践を推進し、社会に開かれた教育課程の実現を目指します。
 以上が、令和元年度の評価・検証の報告と今後の取組になります。
 なお、今年度につきましては、コロナの関連で、コミュニティ・スクール委員会についても対面での開催を見合わせるなど、影響が出ております。こうした中、各学園で、書面開催や一部リモート開催など、対応を模索しております。一方、学校再開後には、多くの地域の方々が登下校の見守り、学校給食補助等において力を貸してくださっています。私どもとしましても、学園長会議などを活用して、情報の共有を図りつつ、充実した教育活動が実践できるように支援してまいります。
 私からは以上です。


◯委員長(伊東光則君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。では、まず、資料1の三鷹市立小・中学校における教育活動の再開等について、順にお伺いしてまいります。
 まず、(1)のアですが、小・中学校とも、クラス2分割による、午前・午後に分かれた分散登校による授業を行っていらっしゃいますけれども、これはコロナへの対応が理由ですが、少人数での授業を行っていることには、保護者からも好意的な意見を頂いております。様々な要因はあろうかと思いますが、昨年度は授業に参加することが難しかった児童が、座って授業を受けることができているなど、うれしい報告を受けました。分散登校による少人数での授業について、教員による授業の質の確保などにどのような影響があったのか、アンケートなどを取り、三鷹市としても研究していただき、国への提言につなげていただきたいと考えます。大変な時期でございますので、急ぎではありませんが、めったにない少人数の機会でございます。先生方の貴重な御意見をまとめるのは意義があると思いますが、どのようなお考えでいらっしゃいますでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  よろしくお願いいたします。委員御指摘のとおり、やはり教員が、今まで、かつてない分散登校という中で、いかに授業をやったのかということをきちっと振り返って、今後に生かすということは、大変重要であると私も考えております。今現在、教員に対するアンケートというものは想定しておりませんが、今後、それも検討して、考えていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ御検討よろしくお願いいたします。
 次に、感染拡大防止に向けた取組として、だんだんと気温が上がっていって、せきエチケットとしてのマスクの着用と熱中症対策とのバランスを取っていかなくてはならなくなりました。特に、子ども自身は、自身の体調をうまく伝えられないということも心配な点です。水筒を持参させている学校があると思いますが、これは市内全体で実施されていますか。
 続けてお伺いします。小まめな給水も大切です。低学年であればあるほど、小まめな給水の呼びかけが必要であり、喉が渇いたときに、我慢をせず、授業中であっても給水してもよいなど、積極的に呼びかけてほしいと思います。他県で、小学生が課外授業中に熱中症になり、お亡くなりになってしまった事例もあります。特に今年は、密を防ぐために窓を開ける必要もあり、クーラーが十分に効くか、疑問もあります。加えて、マスクもしています。悲しいことを繰り返さないように、熱中症対策の徹底をお願いしたいと思いますが、どのような対策をお考えでしょうか。
 2点、お伺いいたします。


◯指導課長(長谷川智也君)  今現在、水筒の持参につきましては、給食のほうで牛乳も提供できていないという状況もありますので、全ての児童・生徒、水筒を持参するようにという指示をしております。やはり、マスクをすることによっての熱中症のおそれというのは非常に高い状況もございますので、運動を行う際、体育の授業、それから部活動等につきましては、マスクをしなくていい距離を確保しながらできる工夫をするように、改めて学校のほうには指導してまいりたいというふうに思っております。
 それから、授業中の補水に関しましても、やはりこれ、子どもたちの状況を見ながら、適宜対応していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ぜひ、小まめな声がけなども徹底していただくようお願いいたします。
 次に、学校行事についてです。新型コロナの感染状況により、悩ましい部分もあるかと思います。決まり次第、すぐに児童・生徒、保護者に通知していただけるようお願いいたします。また、感染拡大防止のために、保護者が参加せず、児童・生徒だけで行う行事があれば、DVDを販売したり、セキュリティーに十分配慮した形でネット配信するなどの工夫についても検討していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  学校行事につきましては、やはり大変教育的な意義があると私は考えております。ですので、教育委員会といたしまして、一律に、もう中止しなさいとするようなことは全く考えてございません。ですので、あくまでも、学校行事の教育的意義と、それから児童・生徒の心情、これを最大限配慮しながら、なおかつ、感染防止の対策もしながら、学校長の判断の下、実施できる方向で工夫をしていただきたいと考えております。
 なお、各学校の行事について改めて提出──いわゆる教育課程の変更の届出につきましては、6月中を目途に教育委員会のほうに出すことになっております。本日午後、校長会もございますので、改めて、この行事については、再度、先ほどの私の趣旨を伝え、学校でいかに工夫してできるかということを考えていきたいと思っております。
 なお、保護者が参加できない場合のDVD、ネット等のことについては、現段階では、今、想定しておりません。今後の研究材料とさせていただきたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。コロナのことで、急に卒業式とか、入学式がなくなってしまったときに、ネット配信ですとか、DVDの販売ですとか、保護者の方から御希望をお寄せいただいた経緯もございますので、ぜひ検討していただけるとありがたいと思います。
 次に、オンライン学習の環境整備ですが、先日の本会議の御答弁の中では、ルーターとタブレットを貸し出した御家庭が278件、タブレットを貸し出した御家庭が516件ということでした。前回の委員会報告、あと先ほどもありましたけれども、ルーターは300台、タブレットは1,000台を確保していたが、それを上回るお申込みがあったと聞いていましたので、どのような状況になっているのか、どのようなお考えでこの件数になったのか、お伺いしたいと思います。
 改めて、今回はルーターを300台中278台、タブレットは1,000台中、合わせて794台貸出しをしているということになりますが、実際に必要な児童、御家庭に十分に行き渡っているのか、伺います。もし、いまだに足りていないのであれば、ルーターやタブレットは今後どのように手配されるのか、今後の見通しを教えてください。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  ルーター、タブレットの台数についてのお尋ねですけれども、当初、一番最初に、このオンライン学習をするに当たって、どのぐらいの台数が必要かということで、確認というか、各家庭に学校を通じて照会をしたんですが、そのときには、1,675台のタブレットが必要だということでのお話がございました。ただ、先ほども御説明したとおり、学校に今1,000台のタブレットしかございませんので、675台につきましては三鷹市では用意ができないわけですけれども、これについては、その後、東京都のほうでタブレット端末について貸出しをしていただけるという制度ができましたので、それによって手配をしようというふうに考えておりました。それで、要は1,000台を超えるだけの御要望があったことから、再度、例えばスマートフォンが御家庭にあるとか、何らかの形でインターネットが利用できる御家庭に絞ってというか、限定して調査をかけたところ、そのときには全体で794件から必要だというようなお話がございまして、その794件のうち、ルーターを一緒にお配りしたのが278件ということで、したがいまして、タブレットだけお配りしたのが516件ということでございます。ルーターに関しては、当初、300台、先行して──これはなかなか調達が難しかったんですけれども、手配ができましたので、300台の中で、当初お配りできるところを278台と設定したんですが、これについては、小学校1年生と2年生の御家庭を除いてお配りをしたという経過がございます。
 それで、最終的には1,675台、ルーターに関しましても660台を超える御希望がございましたので、それを今、手配を始めたところでございまして、東京都が手配していただきます675台のタブレットについては、近々、市のほうにそれが届くというふうに連絡を受けたところです。それから、300台を超えてなお必要なルーターに関しましては、今後調達していく予定ですけれども、補正予算でルーターは700台、ですから、当初の300台と合わせて1,000台ということでございますので、必要な家庭に行き渡るよう、これにつきましても可能な限り早く手配をしていきたいということなんですが、機器が市のほうに届いてから、そのまますぐ手渡しができるかというと、実はそうでもございませんで、物によっては一定の設定があったり、管理するためのラベルをつけたりとか、それを数百の単位でやっていくということをやった上で、今後配付をしていくというふうに考えています。
 これを可能な限り早く御家庭のほうにお届けをしまして、特に夏休みには家庭でのオンライン学習を、こういった機器を使ってやることを想定しておりますので、整い次第、順次お配りをしたいと、このように考えているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。この調達、本当に大変だったと思うんですけれども、頑張っていただいて、見通しが立っているということで、本当に感謝したいと思います。夏休みにオンライン学習ができるということで、今後、コロナの第2波、第3波、秋頃、冬頃と言われていますけれども、そういったときにしっかり活用できるように準備してくださったこと、本当に感謝したいと思います。ありがとうございます。
 私からは最後なんですが、三鷹市立小・中一貫教育校評価・検証報告も少し絡んできますが、このコロナの対応とも絡めてお伺いしたいと思います。分散登校中にコミュニティ・スクールはどうであったか、先ほども御説明がありましたけれども、書面での開催ですとか、給食を手伝っていただいたりですとか、そういった御報告、聞いておりますが、このコロナ禍において、限定的になってしまうのは仕方ないと思っておりますけれども、コロナ禍において、コミュニティ・スクール委員会やみたかSCサポートネットですとか、学校支援ボランティアなどの地域人材と学校の意思の疎通はどのように行われたのでしょうか。先ほど書面開催ですとか、オンラインですとか、お伺いしましたが、もしほかにあれば教えてください。
 あと、コロナ禍において、消毒や課題の準備など、教員がやることが増えている中、地域人材に何を手伝っていただきたいのか、整理してお伝えすることが必要であると思います。新型コロナウイルスという未知の見えざる敵と闘っている最中ですので、慎重な御意見ですとか、もっと手伝いたいというような積極的な御意見も、人によって様々あると思います。学校と地域人材の意思の疎通をこういうときはしっかりと図っていただきまして、意見をすり合わせて、無理なお願いとならないよう、十分な配慮が必要であると思います。
 また、国の2次補正予算も可決し、教員OBなどの加配の人材の予算も可決されました。三鷹市においても活用することが可能な予算なのであれば、積極的に活用し、地域人材が担うこと、加配の人材が担うことについても、すみ分けなど、検討していただけるよう望みますが、どのようにお考えでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  御質問ありがとうございます。この間、様々なことが止まってしまったという状況があった中で、地域の方々からは、何かできることはないだろうかということで、声はいろいろなところで、学校からも、それから教育委員会のほうにも届いていたところです。学校としても、多くの方に入っていただくということが、保護者の方に御理解が頂けるのかどうかといったこともありますし、また、学校としては、教員だけではちょっと手が足りないといった部分について、どんなふうにしていったらいいんだろうかというようなことで、様々なところで、学校としても逡巡が随分あったというふうに思っています。国のほうからも、学校の役割として、地域と一緒に、協力していただきながら進めていく、そういうところの1つは、保健管理の部分なんかはすごく有効なんじゃないかというような形のこともガイドライン等の中に示されているということもあって、教育委員会といたしましては、校長会の場でも、地域の方ときちっと話をして、学校で今できない、難しいことというのを、どんなことがお願いできるのかといったことについて、ぜひ相談をして進めてくださいということでやってきたところでございます。そういった意味で、特に消毒関係で、今、特に給食の後に、また午後の子たちが来るという、そのタイミングのところで、なかなか教員の手が回らないということもあって、特に今日からは全部の学年の子どもたちが入れ替わるということもあって、各学校では、CSの委員の皆様にもフェアキャストが流れるようなことができますので、そちらのCS委員のメンバーの方にもお願いをしたりしながら、募集をかけたりしているところでございます。
 意思の疎通については、様々な部分で、来ていただいたタイミングで、具体的に何をしていただきたいのかといったことを明確に伝えられるようにということで、打合せしながら進めているところでございます。
 また、加配の教員ということで話が出てきたところなんですけれども、結局、国のほうでの予算と、それから東京都のほうでの考え方というのが若干──基本的には流れは同じなんですけれども、具体的な取扱いが少し違っていたりといったこともあります。三鷹市としては、人をつけていただけることについては、極力お願いをしながらやっていこうという考え方でいるんですけれども、なかなか教員OBの方々がといったところについては、東京都ではTEPROという人材バンクをつくって今やっていただいているところなんですけれども、そちらのほうにも声をかけながら、可能なところでやっていければというふうに考えています。ただ、三鷹だけの問題じゃなくて、全国・全都的な問題もあるので、どこまでその登録されている方が手伝っていただけるかというのは、ちょっとまだ未知数なところがありますけれども、何らかの形で人がつけられるようにということで今準備をしているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  よろしくお願いいたします。22日以降、本格的に学校も再開すると思うんですけれども、親御さんたちが一番心配なのは、今は分散登校でクラスが半分なんだけれども、22日以降、ソーシャルディスタンス、教室の中でみんなが座ったときに取れるのかということを一番心配されていると思うんですけれども、ソーシャルディスタンスに対してはどのような対策を考えていらっしゃるでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  教室のソーシャルディスタンスに関わる御質問だったと思うんですけれども、教室については、やはり子どもたちの人数、そして教室の大きさがありますので、一律に、必ずしも1メートル以上確保するというのは、非常に困難でございます。国のガイドラインにもありますように、間隔だけにとらわれず、適切な換気等を通じて行うことというふうに示されておりますので、エアコンと併用にはなりますけども、30分に1回は極力、2方向の窓を開けて換気をするなどして、子どもたちの感染対策を進めていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。今後、暑くなっていきますが、マスクはやっぱりつけて学校生活を送るということですよね。


◯指導課長(長谷川智也君)  先ほども御答弁申し上げましたように、運動等、その際にはかなりマスクの部分が暑くなり、熱中症の心配も考えられますので、運動する場合については、適切な距離を取って、マスクをしないで活動できるような配慮をするということを基本とさせていただきます。教室につきましては、原則、マスクをして授業を受けるということで指導してまいります。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。
 1のところですけれども、今、1クラスを2分割にして、午前・午後に分かれた分散登校が行われていますが、私が親御さんから聞いたのは、お兄ちゃんと弟がいて、それぞれグループが午前と午後に分かれてしまって、とても大変だと。一緒だったら、一緒に登校させて、一緒に帰ってくるのにというような意見をおっしゃっていましたが、そのような、やっぱり臨機応変な分け方とかはできなかったのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  委員の御指摘、もっともで、御家庭にとっては、そういうふうにしたほうが様々よい面もあるかなというふうに思うんですけども、全てそれをやるとなると、かなり組合せに支障を生じて、困難な場合がございます。ただ、市全体として配慮しているのは、その後、学童に行く子どもたちについては、午後、そのまま学童に行けるようにという形で、学童の子たちは午前の分散登校にすると、そんな配慮をしておりました。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございました。今、午前から行っている子どもは、学校行って、給食食べて、そのまま学童。午後のチームの子は、お昼から行って、給食食べて、授業をやって──そうか、午前に学童はありませんよね。午前の時間の過ごし方が、学校でも見守っていただいたりしている。自主学習をして午前中過ごせているというのも聞いたんですけれども、やっぱり低学年、特に1年生で、まだ学校生活に慣れていないお子さんは、午前中、学童があれば、この時間がちょっと助かったのになというような声も聞いているんですけれども。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  そういうことをよく理解しているつもりです。子ども政策部と協議をした結果、特に1、2、3年生の子どもたちについては、学童のことがやっぱりすごくありましたので、午前中に学童を開いていただけるのは──例えば3日間、4日間、5日間という形で分けて来ているわけなんですけれども、学校に登校しないときには、学童を午前中から開いていただけると。ただ、やはり学童の指導員の方々も大分この間、ずっとフルで御活動いただいているところもあるので、極力、午後からできるようにというふうなこともあって、1、2、3年生の登校が午前中にあるときに関しては、午後からの開園で全部済むようにということにさせていただきました。ただ、1、2、3年生が午前中に授業がない、登校日じゃないときにつきましては、午前中から学童を開いていただいているということで、学童に通っている1、2、3年生は午前中に分散登校で来られるようにというふうなチーム分けの編制はさせていただいたのでということですね。それから、午前中に、学童保育に本来行っていない子どもたちについては、学校での見守りということをさせていただきましたので、何とか臨時休校中とほぼ同じような形で子どもたちのケアはできたかなと考えています。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。やっぱり、この間ずっとお休みが続いていて、子どもによっては本当におうちにいるのがつらかったと、先生におうちでの出来事を話しながら、涙が止まらなくなっちゃった子がいたというふうに現場の先生から聞きました。いろんな子がいたと思いますので、なるべくスムーズに、日常的な学校生活が22日以降も送れるようにしていただきたいというふうに思います。
 あと、実際に授業が少しずつ始まっていますが、中学校の生徒さんから私は聞いたんですけれども、中学校の授業がふだんの五、六倍のスピードで行われていて、ノートはあらかじめもう自分が書いて、ここまで、指定されたところを写しておきなさいと言われて、黒板への板書はなく、全てパワーポイントのスライドをぱんぱんぱんぱん流すのみで、スライドはモニターに映るんですけれども、その子はすごい端っこの前のほうの席で、今、窓を開け放しているので、すごく光が反射して、全然画面が見えない。ソーシャルディスタンスを保つために、席も移動しちゃ駄目と言われて、何回言っても移動させてもらえなくて、全然ついていけなかったという中学生の男の子の話をちょっと聞いたんですけれども、やっぱり現場の授業の進め方は今そういう感じなんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  我々、教育委員会といたしましては、詰め込みにならないようにということで指導をしております。やはり今、指導計画の再編をして取り組んでいるところでございますが、学校でしかできない学び、そして家庭でできる学びと、そういうところをうまく分けながら、適切に指導したいというふうに考えております。
 なお、教室での配慮につきましては、やはりこれは子どもたちの学習権の保障ということで大変大切なことですので、その件については、今日の校長会で改めて周知徹底したいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ぜひ、よろしくお願いします。詰め込みにならないことがやっぱり大事だと思いますので。
 あと、夏休みなんですけれども、三鷹市としては、今年度の夏休みはどれぐらいの期間を取られるのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  夏休みにつきましては、これまでどおり、7月の21日から8月の24日が夏季休業日というふうになっております。ただし、中学3年生につきましては、7月の31日まで午前中授業を行い、午後は三者面談をすると、そのような予定でございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。三鷹市では、極端に夏休みを減らしたりはせず、しっかり確保するということですよね。ほかの市では、三多摩13市が夏休み3週間とか、府中とか、調布、国立なんか、9市は2週間というところもあって、すごく開きがあるなと思うんですけれども、子どもたちの大事な夏休み、しっかり確保することはすごくいいことだと思いますが、その分、詰め込みがぎゅうぎゅう激しくならないようにしていただきたいというふうに、これは意見として申し上げておきます。
 あと、今年は全国の一斉の学力調査はやらないということなんですが、以前、三鷹市独自の学力テストをやるという話をおっしゃっていましたが、それに関しては今年度はどのようになっているのでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  三鷹市独自の学力調査につきましては、7月の15日に実施する予定でございます。
 以上でございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。これも本当に、今年はこういう状況で学校が始まっていますので、その子のいろんな、様々な理由もあると思いますので、テスト、テストにあまりならないで、その子、一人一人を見ていただけるようにお願いしたいというふうに思います。
 あと、学校の先生からは、半分の人数の生徒と今過ごしているけれども、やっぱり一人一人の子どもに向き合える時間があって、少人数学級はすごくいいなという意見も頂いていますので、やはりこれを機に、少人数学級、一人一人の子どもに向き合えるような学校環境、先生たちの環境も整えていただきたいと思いました。
 あと、最後なんですが、給食の納入業者への支援ということで、給食食材のキャンセルにより生じた食材の処分費について支援を行いますとあるんですけれども、これは確認なんですが、食材費についてじゃなくて、処分費について支援するという考え方でよろしいんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  給食の食材費の関係なんですけれども、令和元年度中に、まず、3月の初めに休校が決定したときに、いわゆるキャンセルが利かない食材については、キャンセル料相当という形で、納入事業者さんから御請求いただいたものについては、もう令和元年度中の支払いの中で公費負担でお支払いをさせていただいたところです。今回の6月の補正に載っているものは、これとは別でして、学校にキャンセル費という形での費用の請求はなかったものがあるんですけれども、その中で、事業者さんたちが結局、自分たちでほかに売却することができて、売上げがあったものに関しては、それでいいんですけれども、自分たちで引き取ったけれど、やっぱり売り切れなかったといった部分についての処分費という形で今回計上させていただいたところです。


◯委員(紫野あすかさん)  分かりました。ありがとうございます。以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。学校が再開されて、本当に先生方、感染の予防、またソーシャルディスタンスを図るということで、本当に御苦労されていると思います。今現在、取組として、マスクの着用とか、非接触型の体温計とか、ドアノブの消毒とか、換気とか、いろいろ取り組まれているということだったんですけれども、それ以外に、各学校で独自の工夫をした取組をされている学校があれば、お伺いをしたいと思います。
 また、これから22日から本格的に再開されるということで、休み時間の過ごし方というのもすごく課題になってくるのかなと思うんですけれども、校庭を利用できるのかとか、休み時間の過ごし方について、どのような考えなのか、お伺いをしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  まず、感染予防に向けた独自の取組ということについては、私も何校か見ましたが、ほかの学校と違った取組をしているというところは特にございません。一律に、我々が示しているガイドラインに基づいて感染予防対策を取っているところでございます。
 それから、休み時間の過ごし方につきましては、やはり学校の課題として、教員の目から離れるところ──休み時間、そして登下校、やはりここでどのように子どもたちが感染防止対策をするかということが大きな課題でございます。そのためにも、子どもたちに、新型コロナウイルスのことについての、感染防止を含めた、どのようなことが必要なのかという指導をですね、様々な場面を通じて子どもたちに指導しながら、子どもたちの休み時間や登下校の感染防止に努めていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。これから学校が再開されて、子どもたちがたくさん学校で生活するようになると、多分、先生方も独自の工夫というのが、各学校で出てくる場合もあるのかなと思うんですけれども、他市とかでは、手を洗う蛇口の前にソーシャルディスタンスを保つテープを貼るですとか、あと、蛇口を直接触らないように肘でできるような、そういった工夫をされたりとか、あと、ごみ箱はきちんと蓋をするとか、そういった独自の工夫をされている学校もあると伺っておりますので、今後、先生方がそういうことで取組の工夫をされていった場合には、ぜひ情報を共有して、いいものは取り入れていけたらいいのかなと思っておりますので、よろしくお願いします。


◯指導課長(長谷川智也君)  今御案内のあったような取組は、やはり各学校で工夫をしております。水道の周りにテープを貼って、登校したら、そこで待って、順番に、例えば1年生なんか、副担任、担任が誘導しながら一人一人やったりとか、そのような工夫は様々な学校で取っているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  それでは、これからもぜひよろしくお願いをしたいと思います。
 それと、学習の遅れなんですけれども、文科省のほうでは、再開後は授業時間の20%程度を補習や家庭学習で補うことが可能ということで示されているんですけれども、本市としては、その辺の考え方について、どのように考えられているのか、教えてください。


◯指導課長(長谷川智也君)  先ほども少し触れましたが、まず、授業の指導計画については、鷹教研のほうで指導計画の再編を行っております。具体的には、内容の軽重によって時数を削減したりですとか、それから、観点が同じものは併せて指導するですとか、順序を入れ替えるとか、そのようなことをしながら、限られた時間の中で、いかに子どもたちの学びにつなげるかということを視点に再編をいたしまして、それを基に各学校で工夫を図っているところでございます。さらに、やはり個人でも実施できる、可能な学習は、例えばICTを活用して、「すらら」のドリル等を活用して行うですとか、また、学校の授業でしかできないもの、例えば、児童・生徒の関わり合いですとか、学習の動機づけですとか、共同学習ですとか、そのような学校でしか実施できないようなものを重点化しながら、子どもたちの負担にならないように学習を進めているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。鷹教研のほうで再編してくださっているということで、家庭には負担にならないように、学校でということの理解でよろしいでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  そのとおりでございます。やはり、教えるプロとして教員がおりますから、子どもたちにいかに学びが身についたかということを視点に、子どもたちの現在の学習の定着度を踏まえながら、指導を進めていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当に各御家庭、様々、仕事を抱えながら、負担が大変増えている中で、そのような再編ということで考えてくださって、とてもありがたいと思います。その中でも、やはり学習の遅れがかなりこの自粛の、休校の間に開いた児童・生徒さんもいらっしゃるんではないかと思うんですけれども、今後、学校ボランティアさんとか、地域未来塾の方が、また学校に来て、どのようにそういったサポートをしてくれるようになるのか、その辺の時期についてはどのようにお考えか、教えていただけたらと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  そのような支援につきましては、まずは学校が来週以降、通常どおりになった後から、それぞれ学校で工夫をして行っていきたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 続きまして、部活動なんですけれども、22日以降、本格再開になってから徐々に始まるということなんですけれども、部活動、特に中学校1年生の方、これから仮入部をして決めていくという過程があるかと思うんですけれども、なかなか、徐々に再開ということで、密になってしまう部活もあると思うので、その辺が難しくなってしまうのかなと思うんですけれども、どのようにお考えか、教えていただきたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  これまでも、新型コロナウイルスに関係なく、1年生の生徒については、急激な運動とならないように、徐々に段階的に指導しているところでございますが、特に今回は学校が休校中ということで、2年生、3年生も含めて運動不足の状況がありますので、段階的に進められるように校長会で指導しているところでございますが、一律に、週何回ですとか、何時間とかということは決めることなく、これはそれぞれの運動の特性等もございますので、その特性に応じて段階的に指導できるように、改めてまた校長会でも指導していきたいと思っております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。仮入部して部活を決めるという、その日程的なものもあるかと思うんですけれども、ぜひ、今回はコロナ禍ということで、かなり大変な思いをお子さんもされているので、スケジュールの御配慮もしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、オンライン学習なんですけれども、今後、第2波、第3波が来ることに備えて──今は自学自習、クラウド型の学習ということでやられていると思うんですけれども、今後はZoomのような、双方型のやり取りができるような環境整備というのはお考えなのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  今後のタブレットを活用した授業につきましては、オンライン学習のみならず、対面による学校での授業、いわゆるオフラインの授業ですね。そういったオフライン授業とオンライン学習を組み合わせて、どのような学びができるか。いわゆるハイブリッド型学習というように言われておりますが、それを、研究指定校である東台小学校の取組を参考にしながら、全小・中学校に普及啓発できるように研究開発を進めていきたいと考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  分かりました。よろしくお願いします。
 次に、不登校の生徒なんですけれども、今、A−Roomのほうに来られて、そこで皆さんクラウド型の学習に取り組まれたということを代表質問のときに教育長のほうからお伺いしたんですけれども、A−Roomに来られない、本当にもう不登校で学校に来られないお子さんにとっても、このオンライン授業というのが非常に有効になってくるのかなと思うんですけれども、今回も学校が再開されて来られていないお子さん、もともと来られていないお子さんとかもいらっしゃるかと思うんですけれども、そういう児童・生徒に対して、このオンライン授業の在り方というか、そのようなものはどのようにお考えなのか、教えてください。


◯指導課長(長谷川智也君)  学校に登校している児童・生徒も、様々な理由で登校ができない児童・生徒も、やはり学習権は一緒ですから、同じように学力の定着が図れるように、オンライン学習等を活用しながら、指導を進めていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。
 最後なんですけれども、校内通級もずっとこの間できていなかった状況だったと思うんですけれども、発達に課題を抱えているお子さんにとって、校内通級は大きな場だと思うんですが、今後のスケジュールはどのように考えられているか、お伺いしたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  校内通級教室のほうでございますけれども、基本的には、通常の授業が開始された段階で、できる限り速やかに展開していきたいというふうに考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当、様々、今までになかったことということで、課題もあって、本当に大変だと思うんですけれども、子どもの学びとか、また子どものメンタル面とか、本当に細やかに先生方に対応していただけるように、よろしくお願いしたいと思います。
 以上で終わります。


◯委員(吉沼徳人君)  すみません。よろしくお願いいたします。分散登校のことなんですけども、1日から5日までが週3日、その次が週4日、今週は週5日間ということなんですけども、午前・午後の振り分けなんですけどね、例えば、いつといつが午前中で、いつといつが午後とかという、その分け方というのは、どのようにして分けているんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  これは、一律、こうしなさいという指導はしておりませんけども、各学校で半分に分けられるように、出席番号で割り振ったりですとか、そのような形で2つに分けております。ですので、学校によって、毎回午前中に登校する子どももいれば、午後ばっかりになってしまうこともありますが、極力、午前・午後になるような形で工夫できるようにということで指導しております。


◯委員(吉沼徳人君)  私の年ですとね、小学校3年生まで、1部授業・2部授業といって、午前・午後と授業があったものですから。というのは、例えば週に3日ですとか、5日ですとか、奇数だと、分け方が、学校によってはね、今日午前中、あした午後とかというふうになっちゃうと、子どもさんたちが──僕らもそうだったんですけど、間違えて来ちゃう子がいるわけですよ。現実に今、三鷹では、そういうふうに登校を間違えて、午前の子が午後に来ちゃったとか、午後の子が午前に来ちゃったというような場合には、どのような対処をされるんでしょうか。


◯指導課長(長谷川智也君)  現在、指導課のほうに、間違えて来ちゃった子がいるというような情報は上がってきておりません。


◯委員(吉沼徳人君)  学校のほうでも、教育委員会に、誰が間違えて来ちゃったという報告はしないかとは思うんですけども、そのようなときは柔軟な対応で授業を受けさせてやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、教育課程内での補充のための授業の中で、先ほど答弁の中で、夏休みは中3以外の皆さんは7月21日から8月24日で、中学3年生については7月31日まで午前中授業を行うというようなお話で、小学校、あるいは中学2年生まで、あるいは中学3年生もなんですけど、こういうふうにして、授業時間数というのは足りるのですかね。


◯指導課長(長谷川智也君)  授業時間数のほうは、約9割程度、時間数として今回の計画で補充できるようになっております。


◯委員(吉沼徳人君)  それは分かりました。
 それで、中学生なんですけども、中学3年生は7月いっぱい授業があって、よその教育委員会で──これはちょっと報道で聞いた話ですけども、授業時間数が足らない部分について、今、これ、夏休みだけの話なんですけど、年間を通していくと、冬休みに対しても短くするような教育委員会もあるみたいなんですけども、その辺について三鷹ではどのようにお考えになっておりますか。


◯指導課長(長谷川智也君)  授業時間数につきましては、国の通知にもありますように、その数だけですね、全て100%実施しなさいと、そういうふうには示されておりません。冬休みについても、本市としては、これまでどおり冬休みは実施する予定でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。じゃあ、子どもたちはですね、通常と同じように夏休み、冬休みは取れるということで、分かりました。
 あと、最後になりますけども、川上郷自然の村が今週の週末から利用再開になるわけですけども、もう今週ですので、既にもう利用申込みがあると思うんですけど、現状で利用者の申込みというのはどの程度あるんでしょうか。


◯総務課長(高松真也君)  御指摘のとおり、川上郷自然の村については、県をまたいだ移動について慎重にやるべきというような期間を置いた上で、6月19日から再開をさせていただきたいというふうに考えております。現段階では、ちょっと詳細な数字はございませんけれども、7月については一定の御予約を頂いているというふうに把握をしているところでございます。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  利用する方も、今はまだ県外に出ちゃいけないとか、いろいろなことがあって、出づらいとは思うんですけども、せっかく開始するわけですから、市民の皆様にもしっかり利用していただき、また、学校関係が使うことによって、一般の方も使いやすくなると思いますので、できるだけ学校で利用することを進めていただきたいと思いますけど、その辺はいかがでしょうか。


◯総務課長(高松真也君)  三鷹市の小学校の自然教室については、秋に延期をしながら、現在、実施を予定しているところでございます。
 また、他市の移動教室などについても、多摩地域の小学校などについては、現在、ちょっと予定を調整しながら、御利用いただけるような形で進めているところですので、引き続き、そうした形で、多くの方が御利用いただけるように対応してまいりたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(吉沼徳人君)  市民の方が利用しやすい、安心して使えるような環境をつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、幾つか質問させていただきますが、分散登校で間違えた生徒がいたのを把握していないということなんですけど、うちの前も高山小学校の通学路で、三中の子とかも来ますし。本当に生徒が少ないなという実感があって、私の場合は、戻ってくる子とかはちょっとよく分からなかったんですけど、うちの会派の議員の中には、もうその子が、あれ、さっき行ったのに戻ってくるというのも見かけているんですよ。これ、絶対あると思うんですよね。特に中学校区になると、歩いて20分、30分かかる子とかもいるんですよ。これ、部活の再登校のときに、PTAで問題になったんですけど、そういう子に対して、もう一回戻ってというのはちょっと厳しいと思うんですよね。そういった対応は、教育委員会として把握していないというんであれば、何も指導とか、助言もできないと思うんですけど、そういった子に対してはどうしろとか、言っていないんですか。それぞれの学校に任せているんですか。


◯指導課長(長谷川智也君)  先ほども御答弁さしあげましたとおり、各学校から、誰々が間違って来ていませんというような報告は指導課のほうには来ておりませんが、現実として、今日、間違えちゃったというのはあるんだろうと思います。その際には、もちろん子どもたちに間違えないような指導をするとともに、適切に対応していると思っております。
 それから、再登校については、やはり私も校長として現場にいるときに、今日は例えば職員会議だから再登校ですよと、基本はそういう再登校になっているんですけども、やはり学区が広いと、行って帰ってくるだけで時間がかかってしまうということがありますので、その場合は、例えば、学校図書館を開放して、そこで待機するとか、行って帰ってくるだけというと、やはりこれは単なる負担になってしまいますので、そういうところを含めて、中学校の現状を私も把握をして指導したいというふうに考えております。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。特に今の時期の段階的な再開で、分散登校だと、それは本当にあり得ますし、多くの子──多くという言い方はおかしいかもしれないですけど、実際起きていることなんで、学校のほうに任せるのでいいとは思いますけど、例えば小さい子でね、もう一回、帰りなさいとかいうのは、ちょっと対応としては問題があるんじゃないかなと思うんで、今日校長会があるとおっしゃっていましたが、ちょっとそこで現場の意見を聞いていただいて、教育委員会としては、子どもに負担がかからないように臨機応変にやってくださいとか、何か一言アドバイスをして、何かあった場合に問題にならないように、教育委員会としても話をしてもらいたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、部活動の件で先ほども質問がありました。段階的に実施していくというような話でしたけど、特に3年生にとっては最後になって、1学期の最後から夏、そして9月ぐらいまでにいろんな最後の大会があると思うんですけど、そういった大会が今、実際どうなっているのか。中止と言われれば、しようがないんでしょうけど、それに向けて生徒たちも練習したいでしょうし、3年生なんかは特に最後ということもあって、頑張りたいと思っているんじゃないかなと思うんですけど、そういうところの現状と、あと学校としての対応はどうされているのか、お伺いしたいと思います。


◯指導課長(長谷川智也君)  私も学校現場にいるときに、部活動顧問として子どもたちと共に汗を流してきた教員ですので、やはり、これまで頑張ってきたものを成果として出す場というのは非常に私は重要だというふうに考えております。ちょうど実は今朝ほど、都の中体連から私どものほうに通知が来まして、いわゆる夏の選手権大会ですけれども、これに代わるものとして、都の中体連として大会を実施する旨の通知がありました。それを踏まえて、各区市においてそれぞれ独自の大会をやれるように御配慮いただきたいという旨の内容の文書が今日来ましたので、それを踏まえて、三鷹市としましても、どうするかということを対応していきたいと考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございました。ぜひ、子どもたちの希望に応えられるような形で、部活動の再開、そして、夏の大会に代わるものにも出場できるような配慮をしていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続いて、給食の関係なんですけど、まず、給食の食材納入業者に対しての支援というのは、これで分かったんですけど、調理業務の指定管理の業者に対しては通常どおり払っているのかどうかを確認したいんですけど。


◯学務課長(金木 恵さん)  現時点において、給食の委託の契約内容についての変更は行ってございませんので、当初の年度で契約したときの年額を12等分する形で現在は委託料のほうの支払いをさせていただいております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。業者に対しては、じゃあ、影響が出ていないということですね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それで、代表質問でも質問させていただいたんですけど、給食の無償化についての議論、教育長のほうで一定の、今後、第3弾のほうで議論していくような旨の答弁があったんですが、その後の会派の答弁で市長が、ばらまき合戦には加わらないというような形で、あれ、これ、否定しているのかどうなのか、教育長と市長との見解が違うのかなという気もしたんですけど、実際、教育委員会としては、給食の無償化について、どういうスタンスで臨もうとしているのか、お伺いしたいと思います。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(秋山慎一君)  給食の無償化につきまして、先週の代表質問のときにも議論があったところですけども、やはり財源的に、今回の1学期分で1億円を超えるような食材費を市が負担していくということもありますので、教育委員会として、それをどうしてもというようなところというのはなかなか言い出しにくいところもあるのは事実です。ですから、そういう意味では市全体の政策の中で、答弁にもありましたとおり、この後、第3弾、第4弾ということを検討していく中で、市全体の中でいろいろ議論しながら、それについてはやはりしっかり対応していくことが必要なんじゃないかなというふうに思っていますので、恐らく、もう今月下旬ぐらいから次の議論というのは始まってくると思いますので、その中で市長部局ともよく議論しながら、この件については検討して対応していきたいと、このように思っています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。この給食費に関しては、都議会のほうでも知事に対して要望を出したりしていますので、せめて半分ずつみたいな感じで、例えば、東京都が半分出すんだったら、市も半分出すというのも考えていただければなと思います。
 それと、個別面談とかの件なんですけど、やっぱりあれですか。この間、不登校の児童・生徒は増えちゃってますか。


◯指導課長(長谷川智也君)  現実に何名増えたというところの数字は、今のところは把握はしておりませんけれども、やはり通常と違って、これだけ臨時休校がありましたので、これまで不登校傾向があった子どもに対しても、やっぱり細やかに見て、対応していかなければならないと考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。国の文部科学省のほうでも、そういった子どもたちへの対応をよく把握してくれということがありますので、把握していただきたいのと、あと、自主的に今、保護者が行かせていない部分もたしかありますよね。代表質問でもありましたけど、欠席扱いにはならないですから、感染が心配だったら登校させないというあれもありますから。ただ、そこの線引きというか、保護者が行かせたくない理由が、感染だけだったらいいんですけど、例えば虐待でね、けがとかしている部分とかを見られたくないとかというんであれば、新たな問題の家庭というような位置づけにしないといけないわけじゃないですか。そういったところについて、登校していない子に対しての──たしか代表質問の中でも、電話連絡等を行っているというお話があったんで、ある程度、心配はしていないんですけど、今の答弁でもありましたが、そういったきめ細やかな個々の児童・生徒への対応をしっかりと図っていただければなと思います。
 あと、川上郷自然の村なんですけど、3週間程度は40人までというような形で示されました。それ以降は通常どおりの団体利用が可能になるのかどうかというのを確認したいのと、あと現状、体育館とグラウンドの改修、修理というのは、どの程度まで進んでいるのか、お伺いしたいと思います。


◯総務課長(高松真也君)  まず、6月19日から3週間ほど様子を見させていただいた後のということですけれども、やはり夏休み中心に、多くの団体の方にもお使いいただいておりますので、食事の提供について、やっぱり一定の配慮は必要だと思っております。そうしたものについても、食堂の利用の仕方について、例えば机ごとに大皿をお出しして、そこから取っていただくような方式なども考えられましょうし、いろいろなリスク対策を講じながら、団体の方についても受入れをしていければというふうに考えているところでございます。
 もう一点、災害復旧の事業についてですけれども、現在それぞれ、建築系のもの、また土木系のものもございますけれども、契約を行いまして、順次進めていこうとしているところでございますが、やはり一定程度期間はかかるということで、現在、着手をしたところというようなことで御答弁をさせていただきたいと思います。
 以上でございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。一応は進んでいるということですよね。ありがとうございます。
 もう一点、確認なんですが、ということは、夏休み期間中にいろいろな小学校等の、地域の野球チームやサッカーチームとかが合宿を予定していると思っていて、もう既に予約しているチームなんかもあると思うんですけど、そういうところに関しては、受入れ体制はもう全てオッケーという──でも、グラウンドが使えないのか。その辺のことをちょっとお伺いしたいと思います。


◯総務課長(高松真也君)  現在、被災をして、お話のとおり、体育館、そして施設のグラウンドというのは御利用いただけない状況と──やはりどうしても年内いっぱいは少なくともかかるだろうと見込んでおりますので、現地の川上村のほうとも調整をさせていただきまして、川上村の体育施設、またグラウンド等について、施設にお泊まりの方については無料でお使いいただけるというようなことで御配慮も頂いていますので、そうした施設について御案内をしながら、受入れ体制を整えていくこととしております。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。そういったことも、ホームページとかで分かるように、ちゃんと告知をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 最後に、この評価・検証なんですけど、今後の取組について、先ほども山田委員のほうから質問があったと思うんですけど、前にどこかの場面でも言いましたけど、私もコミュニティ・スクール委員を経験した中でやっぱり実感するのは、次の担い手なんですよね。現状は、やっぱり小学校や中学校でPTAの役員をしていた、あるいは各委員の委員長、副委員長をしていたという方を一本釣りして委員になってもらっているというような現状がどこも多いと思うんですよ。そういった中で、学校のPTAの委員とか、役員はやるけど、その先にCSがあるから、ここはもう嫌だというような意見も聞くんですよね。そういったことについて、今回の人材の掘り起こしと育成というのが役に立つのかなと思うんですけど、実際これを読むと、現場のニーズに沿った教育ボランティア対象講座の企画実施等による人材確保と書いてありますけど、この人材確保は、コミュニティ・スクール委員ではなくて、教育ボランティアの人材の確保だけになるんでしょうか。


◯教育部総合教育政策担当部長(松永 透君)  今、委員御指摘のとおり、人材──どこに出ても、どの会議に出ても同じ方とお会いするというようなことが、やはり三鷹全体の中でもあるのかなというふうに認識しています。ここに書いてある教育ボランティア対象の講座というのは、学校支援者の皆さんに、いろんなレベル感で関わっていただいていると思うんですね。学校の支援活動であったり、それから、もうちょっと先のコーディネートする形で入っていただく方とか、そういう部分で様々な対象の方がいらっしゃいます。もちろん、裾野をどう拡大するのかという意味では、ハードルの低い学校支援に入っていただくといったところからスタートしていかなければならないということで、そういう意味でのボランティアが対象の講座といったこともあるし、また、それに来ていただいた方々をどのような形で学校につないでいくのかと、そういうレベル感も様々あるかなと思っています。そういう部分を──ニーズというのは、それぞれの学校の状況とかも違いますので、どのレベル感の講座を開きながら、今後のCSの活動に、より関心と、それから可能性を感じていただける方々にぜひ参画していただきたいということで進めていくものというふうに認識しております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ぜひ、今おっしゃったような、いろんな機会に参加できるような形の人材確保を進めていただければなと思います。
 それと、この2番目の黒点のところの学園(コミュニティ)カレンダーというのは、これは紙面によるものなのか、それとも、ホームページ上にも載せて、みんなが見られるようになるのか、お伺いしたいんですけれども。


◯教育施策担当課長(鈴木範子さん)  現在のところでは、紙面でのカレンダーを考えております。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。紙面ですと、配付して、手元にずっと置いておければいいんですけど、なくしちゃった場合には見られないということもあるじゃないですか。私も三鷹の森のサポーターは登録しているんですけど、担当の方から、一定の支援が必要な場合にはメールで届いて、予定が合えば、手伝いますよというような返事をしているんですけど、こういうカレンダーが年間を通して、あるいは来月の分がどういったことがあるのかというのが見られれば、自分の予定をそこに入れないようにしておくとかという、事前の手伝える体制を整えることができるんで、そういったことも必要じゃないかなと思うんで、実際ちょっと考えていただければなと思います。
 以上で終わります。


◯委員長(伊東光則君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時00分 休憩


                  午前11時13分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  よろしくお願いいたします。スポーツと文化部からは、新型コロナウイルス感染症に関する対応について、三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検に関する報告書についての2点について行政報告をさせていただきます。
 初めに、資料の1のほうになります。新型コロナウイルス感染症に関する対応については、私のほうから説明をさせていただきます。
 1ページ、公共施設の開館状況についてでございます。6月1日から星と森と絵本の家、水車経営農家などの大沢の里の郷土文化施設、大沢総合グラウンドなどの屋外体育施設を再開しました。また、6月2日からは、山本有三記念館、三鷹市美術ギャラリーを、おのおの人数制限、利用者名簿や来館者カードの記入、また検温などを条件としまして再開しております。星と森と絵本の家は当面、来館者が多い土日、祝日と定休日に当たります火曜日を除く平日のみの開館とさせていただいております。また、本日、6月15日からSUBARU総合スポーツセンター、生涯学習センターが、プールや料理実習室などの一部の施設を除き、再開をしております。今後、芸術文化センター、三鷹市公会堂についても、7月1日から一部施設を除きまして再開する予定としております。なお、三鷹の森ジブリ美術館につきましては、7月以降に市民を招待したプレオープンを実施しまして、キャストの訓練ですとか、感染予防対策の検証をしながら、一般販売の再開に向けて準備を進めてまいりたいと考えております。
 次に、中止・延期が決定しましたイベントについてでございます。2ページのほうになりますけども、こちらの表に記載のとおり、芸術文化関係では、6月14日の市民コンサート、7月7日の星と森と絵本の家の開館記念イベント、また、スポーツ関係では、8月23日のみたかスポーツフェスティバルなど、中止が決定しております。
 スポーツフェスティバルにつきましては、昨年度も台風19号の影響で中止となりました。当初は6月の時期を予定しておりましたけれども、時期を8月に延期して開催を検討してまいりましたが、やはり多くの不特定の方が来場し、感染リスクが高いということから、実行委員会の役員の方々と協議の上で、中止することとなりました。
 また、太宰治賞につきましては、既に議員の皆様には御案内をさせていただいておりますが、記念パーティーにつきましては、取りやめとさせていただき、贈呈式につきましても、3密を避けるために規模を縮小して、明日、6月16日に公会堂のさんさん館多目的会議室で行う予定としております。議会からは議長、副議長、また、文教委員会を代表しまして伊東委員長、吉野副委員長に御同席をお願いしております。ほかの委員の皆様方には、コロナ対策のため、出席者を限定させていただいたこと、大変申し訳なく思っておりますけども、御了承いただきたいと思っております。
 最後に、資料1の3ページになります。緊急対応方針に関するものでございますけども、教育、文化、スポーツ、子育てに関する動画配信の取組についてでございます。5月の本委員会でも準備中と報告させていただきました、池上 悟立正大学教授によります天文台構内古墳の解説に加えまして、三鷹市の文化財保護審議会の委員の小林謙一中央大学教授によります、市内で発掘された縄文式土器の解説など、現在、埋蔵文化財展示室に展示してある内容についての動画のほうを新たに作成しまして、ユーチューブにアップしているところでございます。
 私からの説明は以上になります。
 三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検に関する報告につきましては、大朝担当部長のほうから説明をさせていただきますので、よろしくお願いします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  それでは、私から、資料2の令和元年度三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検に関する報告書につきまして御報告いたします。
 2ページを御覧いただければと思います。本報告書の概要につきまして、この2ページにあります「はじめに」のところで御説明をさせていただければと思います。
 三鷹市では、令和元年から三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検に取り組んでおります。これは、このプラザの開設3年目に当たり、施設のハード・ソフトの両面から多角的な視点で点検を行うことで、この施設をよりよく活用することを目的とし、令和2年度までの2年間で実施をするものでございます。
 総点検初年度である令和元年度では、令和2年度に開催を予定している総点検市民会議(仮称)に向けて、職員参加による課題の整理、同施設内に設置された施設の運営関係者へのヒアリング、施設利用団体への事前ヒアリングを行いました。
 職員参加による課題の整理につきましてですが、3年間に寄せられた意見・要望を再集計することで、総点検市民会議に向けた、現状把握の一端とすることを目的としております。この間、指定管理者である公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団が、施設利用者の方々から日々寄せられる意見・要望の集約と回答の掲示・公表を通じて、日常的な業務改善につなげる努力をしてきてくれていますけれども、今回は、この蓄積されたデータを基にしつつ、プラザ内に勤務する職員の参加により、再集計を試みたところでございます。
 また、各施設の運営関係者へのヒアリングは、プラザへの移転後3年間のこの施設運営の中で生じている課題について、各職場での気づきを共有し、改善につなげることを目的として実施をいたしました。
 施設利用団体への事前ヒアリングですけれども、総点検市民会議の準備の一環というふうに位置づけ、日頃から幅広くこのプラザを御利用いただいているスポーツ関係の3団体に御協力を頂いたところでございます。
 また、本報告書作成につきましては、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授の中村陽一先生から、プラザの現状を踏まえつつ、総点検市民会議開催に向けた論点整理へのアドバイスを頂いたところです。
 なお、本報告書をまとめるに当たり、令和2年2月以降、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、今後、従来型の大勢の人が集まって開催するワークショップや研修会のような手法を取ることが難しくなるということを想定いたしまして、報告書の巻末に、当初予定はしていなかったところでございますが、市民参加手法についての提言を付記することといたしました。
 それでは、それぞれの内容につきまして、簡単にかいつまんで御説明をさせていただきます。3ページを御覧ください。
 施設利用者からの意見・要望についてでございます。3年間に寄せられた1,847件の意見・要望につきまして、再集計と分析を行いました。昨年、文教委員会で御報告をした際には途中経過でございましたので、令和元年8月末までの1,600件余を集計中というふうに御報告をしたかと思いますけれども、令和2年3月末までのデータを含めて集計した結果が3ページの表1でございます。全体の66.2%を総合スポーツセンターへの意見・要望が占めており、また、元気創造プラザ全体に関わる内容が24.6%となっています。総合スポーツセンターへの意見・要望が多いことの理由として、注目度の高い施設であることに加えて、施設規模が最も大きいこと、また、施設利用者数も全体の6割に上ることなどが挙げられるというふうに考えているところでございます。
 4ページのグラフ1では、3年間の意見・要望の数の推移を表しています。初年度である平成29年度が最も多く、全体の55%となっており、平成30年度は24%、令和元年度は20%と、ほぼ横ばいというふうに見ているところでございます。
 また、全体としてどのような意見・要望が多かったか、ジャンル別で見たのがグラフ2になっています。事業・サービスに関すること、設備・備品に関することについてが突出して多いということが見て取れるかと思います。
 5ページをお開きください。先ほど御説明をいたしましたとおり、総合スポーツセンターについての御意見・御要望が大変多かったことから、総合スポーツセンターについてだけを取り出して、さらに分析を試みました。1,223件のうち、プールに関してが約55%、それ以外の施設や機能に関することが44%というふうになっています。
 表3は、プールに対する意見・要望をさらに具体的な内容に切り分けたものでございます。レーンの使い方について、掃除などの衛生面に課題があるということについて、また備品等についての要望が大変多く、この上位3件で50%となっております。
 プール以外の施設に対する意見・要望ですが、6ページ目の表4にまとめてあります。543件のうち、27%が総合スポーツセンター地下1階にあるトレーニング室とランニング走路についての内容になっています。また、スポーツ教室について、アリーナについて、更衣室についてなど、具体的な意見・要望が多くなっているところでございます。
 それぞれの施設への意見・要望について、6ページから7ページ目に箇条書で記載をしているところでございます。
 8ページを御覧ください。職員参加の一環として、プラザ内に設置された各施設の運営関係者にヒアリングを行いました。ヒアリングの内容としては、開館からの3年間で、このプラザの運営をする中での気づきを共有するという視点から、施設・設備面での課題について、運営面での課題についてなど、多岐にわたる内容を聞き取ることができたと考えております。
 その具体的な内容については、8ページから9ページ目にかけて箇条書でまとめたとおりでございますけれども、共有スペースの活用の方法や駐車場・駐輪場、収納などについて、おおむね利用者の方からの御意見の内容ともやはり内容が符合するものが多くなっているのではないかと考えているところでございます。
 10ページを御覧ください。令和元年度は、事前ヒアリングという趣旨で、スポーツ関係団体の皆様に御協力を頂きました。
 10ページから11ページにかけて、施設利用に関する課題や運営面での課題について、幅広い御意見を頂きまして、箇条書でまとめているところでございます。スポーツ施設での検討項目では、倉庫や備品の収納方法、スペースの使い方、また施設の利用方法や時間枠についてなど、本当に多岐にわたる御意見を頂きましたが、特に全館に関することとしては、やはり共有スペースの活用について、物販や災害対応についてなどが挙げられたところでございます。
 最後に、報告書のまとめに当たり、助言者である立教大学の中村教授から、総点検市民会議の開催に向けた御提言を頂きましたので、12ページから13ページにまとめてございます。
 総点検市民会議を開催することによって、利用する市民にとって、これは自分たちの施設だという意識を醸成してもらうこと、また、複合施設の在り方について、複合施設としてのアイデンティティーを創出していくということが重要ではないかという御提言を頂いたところです。
 また、検討内容についてですけれども、各フロアの連携やサードプレイス・居場所としての施設の在り方、また、積極的な市民参加を公共施設運営に生かしていく手法について、共有スペースの活用についてなどが挙げられているところでございます。
 総点検市民会議の開催方法について、13ページに頂いた御提言をまとめてございます。
 まず、(3)では、コンセプトなどを検討する大人数のワークショップや多様な人が参加できる分科会、戦略チームによる検討、若者や子どもの意見を収集する方法など、並行して開催するということが提案されたところでございますが、それに加えて、感染症対策に配慮した新たな市民参加手法についても、市民参加の経験が深い三鷹であればチャレンジする価値があるのではないかという先生からのエールも含めて、例えばオンラインミーティングの活用などについても提言を付記していただいたところでございます。
 私からの説明は以上です。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。私から何点か質問させていただきます。
 コロナ禍において、施設を閉めたりですとか、開けるタイミングの検討ですとか、あとイベントの中止・延期ですとか、様々御対応いただきまして、ありがとうございました。市民から寄せられたお声について、まず質問したいと思います。
 緊急事態宣言解除後の公共施設の開館状況ですが、グラウンドですとか、屋外のスポーツ施設ですね。7月の抽せんにおいては三鷹優先枠がなく、不満であるとお声を頂いています。たしか今日、抽せんだったと思うんですけれども。スケジュール的にタイトである──ふだんは3か月前予約ということなんですけれども、7月の抽せんということで、3か月前に三鷹枠、2か月前にその他の団体の御予約をされていると思うんですけれども、どういった経緯で三鷹枠が7月においてなくなってしまったのか、お聞かせいただきたいと思います。
 また、8月以降の抽せんでは、タイトなスケジュールは変わりませんけれども、ぜひ三鷹優先枠も考えていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  まず、緊急事態宣言が解除された後、できるだけ速やかに御利用いただき、さらに、感染への対策を取った上でオープンしていくというところで、東京都のロードマップや、東京都や国のそれぞれの感染防止のガイドラインに倣いまして三鷹市の順序を決めてきたところでございます。まずは外施設が一番──感染防止というところでは、きちんと対策が取りやすいというところから、6月の利用分から外施設についてオープンをしていくというような形になったところでございます。
 施設を開けるに当たって、この間、新規の予約については中断していた部分がございます。まず、この施設を開けるに当たって、6月については、当然、3か月前の予約というところを1回抽せんで実施をしておりましたので、6月分については、3か月前の抽せんの結果、予約を頂いた団体について御利用いただくということで施設を再開したというところでございます。新規予約については、6月については、やはり施設を慎重に段階的にオープンさせていくということから、6月の予約を実際された団体のみに限らせていただいて、今、いろいろな運用をしっかりした上で、それが十分に機能するかどうかというところを確認するために、予約いただいた団体のみの御利用とさせていただいたところでございます。
 7月、8月につきましては、3か月前の予約自体を中止しておりましたので、ここで開けていくに当たって、御利用者様の利便性も考えつつですけれども、3か月前の予約というものをスケジュール的に盛り込むことというのはちょっと難しいというようなことになりまして。それで、7月、8月につきましては先着予約ということで、7月の上旬利用分、7月の下旬利用分、8月の上旬利用分、8月の下旬利用分というような形で──こちら、先着予約ですので、一遍に7月利用分ですとか、8月利用分を同じ日付で開けてしまうと、たまたまその日に、予約をするときに、先に入った団体が全ての可能な枠を押さえてしまうというようなことが想定されたことから、やはりそこは一定の公平性が担保されるような形で小分けにして、ある1つの団体が優先的に先着順で申し込んでしまうという方法をできる限り緩和するということで、それぞれの7月、8月分についても、2区分──上旬・下旬という利用区分に分けて募集していくというような形で、こちらは事前にホームページのほうでアナウンスをさせていただいて、さらに生涯学習施設予約システムのほうにも御案内をさせていただいて、今、実施していくというような形にいたしました。現在のところ、市のほうにも、財団のほうにも、3か月前の抽せんの市内枠の予約が7月、8月で行われないということについては、苦情等、御意見は頂いていないところですので、一定の御理解は頂いているのかなというふうに思っております。本日、6月15日が7月上旬分の先着の申込みになりますので、もしかしたら今日、何かしら動きがあって、お声等もあるかもしれませんが、現在のところは、そういうような状況で、市民の皆様からは特にお声はないというところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。実際に届いていないかもしれないんですけれども、私のほうに、三鷹で長く少年のチームをやられている方からの切実なお声でございましたので、今日ももしかしたらお声があるかもしれませんけれども、すごくいろいろと考えてやってくださっているのは理解しましたけれども、少し三鷹枠についても考えていただけたらと思います。タイトで大変だとは思うんですけれども、よろしくお願いいたします。
 次に、元気創造プラザの総点検に関する報告書についてお伺いします。本当に分かりやすく分析をしてくださって、分かりやすかったんですけれども、こういったお声がここに入っているのかなという疑問がちょっとありましたので、私に寄せられたお声につきまして発言させていただきます。
 私にお寄せいただく御意見の中で一番多いのは、子どもが球技ができる広場ですとか、子どもがもっと自由に走り回って遊べる公園が欲しいということが一番御要望で寄せられます。元気創造プラザの近隣の下連雀鷹の子児童公園は、いつも大人気で、子どもたちでにぎわっており、時折、定員オーバーな印象も受けます。近くにもう一つ大きい公園が欲しいという御要望も理解できます。元気創造プラザの一番上、頂上部分の広場はあまり十分な広さではないとの声も伺います。また、遊具の設置されている斜面は、斜めであるため、ボール遊びが困難であったり、転ぶリスクも高まり、子どもが安全に遊ぶスペースとして果たして適切か、疑問も頂いております。子どもが遊ぶことを想定していないのかもしれませんけれども。また、防災活動を積極的に行っている市民の方からも、防災公園なのに、斜めで、避難もしづらい、テントなども立てられないと、芝生の傾斜部分についての御不満のお声を幾つか伺っています。さらに、こういった広場部分をもし拡張できるようでしたら、各種イベントも実施されていますので、屋外イベントスペースの確保も期待できます。こういった御意見についても耳を傾けていただきたいと思います。
 また、公園など、整備することがあるならば、障がいを持っている子も、そうでない子も一緒に遊べるインクルーシブ公園についても御検討いただきたいと思います。東京都においてもインクルーシブ公園の整備が進んでおり、技術的支援も受けられます。くるみ幼児園もありますし、園の帰りに遊んでいただけたらいいなとも思います。誰にとっても遊びやすいインクルーシブな公園についても、緑と公園課と一緒に検討していく事案なのかもしれないですけれども、ぜひこの中で検討していただければと考えますが、いかがでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今、質問委員から言っていただいた御意見で、総論的には私どもも同じように、いろんな方に使いやすい施設、いろんな方に使いやすい公園ということを前提にして、この総点検に取り組んでいこうと思っています。一方で、念のため申し上げますけれども、地下に体育館が埋まっていて、上部利用で防災公園にしているという、建物と公園の構造がございますので、その構造そのものに──何か修繕が必要であれば、もちろんいろんな取組はするんですけれども、構造そのものを大きく変えるということを前提にして議論するわけではないということは御理解を頂ければと思います。なので、地下に物が入っているところをそれ以上掘れないとか、そういうことは建物の構造上、難しいということはございます。
 全体的に斜面になっているということについては、中央広場のところに多くの人が全ての方向から上がって行けるようにするために、わざと斜面にしたり、わざとスロープにしたり、わざと階段にしたりしているというような構造になっているという面もございます。なので、日常的に子どもさんが遊ぶということを前提にした利用の部分と、万が一の災害時のときに、あらゆる方向から真ん中の広い公園にリーチできるようにするという防災公園に求められる機能と、両方を賄うためにああいう構造になってきたという面もございますので、もちろん通常時にすごく使いやすいかどうかということは多少議論になるところかなとは思います。逆に、通常時は危険なんじゃないかとか、通常時はもうちょっとここのところは傾斜が緩いほうが本当はいいんじゃないかとか、そういうお声があるということも私どもも把握をしているところです。
 なので、公園の土木的な大きな構造まで変えられるかどうかというと、ちょっといろんな議論があるかなと思いますし、ただ一方で、今回も意見の中で頂いた、すごく細かい御意見まで報告書には記載していませんけれども、やっぱり子どもが伸び伸びと遊べる場所が欲しい、それから、もちろん屋外もそうですし、屋内でも、例えば雨天時にも、真夏のすごく暑いときにも、広いスペースの中で、子どものために使えるスペースがもっとあったらいいと思うとか、助言者の先生からも御意見を頂きました。やっぱり居場所としての──もともとはそういうふうには想定していなかったかもしれないけど、結果的に、例えば子どもですとか、御高齢の方、障がいをお持ちの方の居場所となるような機能というのも、複合施設なので、定着していくに当たって、やっぱり望まれてくるということがあるのではないか。そうだとすれば、複合施設であることを生かして、子どもたちも使いやすいであるとか、御高齢の方にも使いやすいであるとか、障がいを持った方にも使いやすいであるとか、そういうことに、運用の中で、この今使っていく使い方であるとか、スペースの再配分であるとか、そういうことをしていく中で検討していく余地というのは、いろいろ難しいことはありますけれども、可能なんじゃないか。なので、総点検の中でも──この2年間で全部議論が終着するものではないという面もあるかもしれませんけれども、よりいろんな方が使いやすい──特に1階にくるみ幼児園もあるので、子どもたちのためのスペース、それから、いろんな人が共有できるスペースということへの御希望というのは、お声の件数ということだけではなくて、やっぱり望まれていることなんじゃないかなというふうに私たちも思っています。
 なので、そういうことは検討の素材として挙げていきたいと思っているんですが、一方で、後半のほうでも御説明しましたけど、やっぱり新型コロナウイルスの課題が発生したことで、今までのように、いろんな人が共有してというだけではないシェアの仕方というのもやっぱり一方で検討しなくちゃいけないということなのかなというふうに思い始めておりまして、そういう意味で幅広い御意見を集約しながら──既に1,800件も寄せられていますので、それも生かしつつ、総点検をやっていくということを私たちは望まれているかなというふうに思っています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。そういったお声もこちらに届いているということで、ぜひ──土木的なことはちょっと考えていないということですけれども、何か意見を生かしていただいて、居場所づくりについて一緒に考えていっていただけたらいいなと思います。
 最後に、総点検市民会議については、一番後ろに書いてありますけれども、コロナ禍において様々な手法を想定されていると思います。オンラインということも書いてありましたけれども、従来の形にとらわれず、若い方にも御参加いただけるような仕組みをほかにも考えていただければと思います。例えば、先日報道もありましたけれども、LINEアカウントを活用したパブリックコメントみたいなことですとか、広く市民の方、あと、こういった市民参加になかなか参加することが難しい子育て世帯の方ですとか、あと学生さんですとか、そういった方にもリーチできるような手法を考えていただけるとありがたいと思うのですが、いかがでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  総点検を考え始めましたときは、コロナのこういう状況になるということは、もちろん全く思っていませんでしたので、ここにも書いてあるとおり、いろんな方、今おっしゃっていただいたような、日頃はなかなか市民参加に参加なさらない方ですとか、お子さんですとか、例えば御高齢の方とお子さんが意見を共有し合える場ですとか、それを具体的なテーマでやればできるんじゃないかとか、いろんなことを考えていたんですけれども、ちょっと、本当にいろんな方にリアルに集まっていただいて、ミックスで議論を重ねてとかいうことが──やりたいのはやまやまなんですが、ちょっと今年についてはリスクが高いかなというふうに今思っておりまして、リスクを軽減しつつ、やっぱりいろんな方の御意見を頂けるというのをどうしたらいいのかということで、緊急的に最後、提言に加えてもらったということもあります。ですので、手法はまだいろいろ検討中でございますけれども、逆に、デジタルな手法も入れることで、普通にリアルで集まるということだったらできなかった、そういう意見も集めやすければいいなとも思いますし、一方で、デジタル化したことで、リアルだったら意見を言いやすい人たちの意見が落ちてしまうようでもいけないしという、その両方があるかなと思っています。なので、オンライン上のミーティングなんかも多くの市民の皆様にとって比較的当たり前なことに少しずつ近づいているかなとも思いますので、あまり特殊なことではなくなってきたということがありますので、そういう機会を捉えて、いろんな方の御意見を頂く方法、今までとはちょっとやり方を変えなきゃいけないなという面も含めて検討していきたいというふうに思っています。


◯委員(紫野あすかさん)  すみません、短めにいきます。この3年間に寄せられた意見、1,847件の集約ということで、さらに、この2年間で総点検市民会議(仮称)というものもやって、広くもっと聞いていくということなんですけれども、既に出されていて、すぐにでも解決できるような問題というのもあると思うんですね、この1,847件の中には。なので、市民会議を行って、広く意見を聞いて、さらに課題が増えるということも考えられるんですけれども、それをどういうふうに優先的に早く改善していけるかということがすごく大事だと思うんですけれども、どれを優先的に、誰がやっていくかという、そのやり方まで市民会議で決めるのか、それとも意見を出すだけの場が総点検市民会議なのかということをちょっと聞きたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  まさにそこは悩みどころでございまして、コロナがなければ、少し、このデータを基にして、やり方を考えるところから、例えば少人数で始めて大きくしていくとか、いろいろイメージを持っていたのですけれども、今もう既に6月でございますし、上半期にやっぱり大勢の人に集まっていただく会議を私どもが主催して開くというのは非常に困難が伴うと思っておりますので、そういう意味でいうと、この頂いた1,800件の意見を今回再集計もいたしましたので、非常にいろいろな御意見を頂いていて、あと、今質問委員におっしゃっていただいたとおり、既に解決している課題ももちろんあります。この間、3年間、財団も、市も様々な努力をしてまいりましたので、例えば、こういうものが欲しいとか、ここをこうしてほしいというような割と具体的な御意見については、本当に日々の改善の中で解決されている面もあります。なので、やはり私ども、今回こういう形で再集計などもさせていただきましたので、取り組むべき課題をきちっと私どものほうから、こういう課題がまだ残っていて、いろんな御意見があるので、どういうふうに解決しましょうかというような提案をさせていただくような、市が決めるまでのプロセスとして、イメージをきちっと持って提案をしていくような、そのような手法が取れないかなというふうに思っています。ただ、本当にいろんな立場の方が、いろんな使い方をしていらっしゃる方がプラザにはいらっしゃるので、何か1個だけで全部ぱあっと解決するということはなかなか難しいかなというのもあります。なので、やっぱり優先順位であっても、解決方法であっても、市や財団が市民の皆さんに提案をして、それにいろいろまた御意見を頂いてというふうにしていくのが、この1,800件を生かしていくことにもなりますし、なかなか集まってミーティングができない時期にいろいろなやり取りをするには適切な手法かなというふうなイメージを持っているところでございます。


◯委員(紫野あすかさん)  ありがとうございます。そういう意味では、とても民主的なやり方なんだなとは思うんですけれども、やっぱりちょっと時間があまりにもかかり過ぎたりしないように、なるべくスピーディーに、早く解決できるものはすぐやるとかということも考えていただきたいと思いました。
 以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。昨年度の補正で、優先度が高いものということで、プール周辺と、あと駐輪場ということをやられたと思うんですけれども、具体的にどういう改修をされたのかということと、あと今年度も──先ほど紫野委員からもあったと思うんですけれども、優先度が高いもの、今年度として取り組むものがあるのか、まずお伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  ちょうど2月、3月がコロナで閉館してしまいましたので、改修したところをなかなか市民の皆さんに今御覧いただけていないところなのですが、プールサイドで、ちょっと床面の課題の大きかったところについて補修の作業をしてもらいましたのと、それから、駐輪場は、ちょっとやっぱり傾斜があって、自転車がすごく止めにくいということがありましたので──長い間使っていただいていないので、すごく変化があったようにはちょっと残念ながら見えないかもしれないんですが。一度、自転車を止める留め金のところを一旦外して、自転車を止めるところがきちっと平らになるように──一方で水はけの問題もございますので、床面は斜面のままなんですけれども、自転車は真っすぐ、水平に止められるように、金具をかませて、実はかなり工夫をしてもらいました。それから、大きな自転車が止められるところとそうじゃないところをきちっと切り分けて、表示をはっきりさせるですとか、幾つか改善をしましたので、今日から御利用再開していますけども、改めて御利用いただく際には──ぱあっと見、あまり変わったように見えないんですけれども、実はすごく止めやすくなっているというふうになっております。
 今年度のことですけれども、先日の補正予算で、1,000万円積んでいた今年度用の工事費を500万円減額させていただいております。今年度については、検討をきちっとして、優先度の本当に高いものだけ厳選して、500万円の範囲の中で使わせていただくということで、減額補正をしたところでございますけれども、その優先度については、今、ヒアリングもして、現場の職員の声も聞いていますので、ここからまとめていきたいというふうに思っています。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。駐輪場、確かに本当に傾斜が高くて、私でも相当な力が要るので、なかなか、止めたくても、止められない人がいたと思うので、本当によかったと思います。
 また、プールサイドの多分、手すりでバリアフリー的に高齢者の方がつかまれるようにということも要望を頂いていたので、早速取りかかっていただいて、ありがとうございました。
 先ほど御意見が出たんですけれども、居場所としてということで、今後、多世代の方があそこの屋内でもいられるようなところを検討されるということだったんですけれども、私も本当にあそこができたときに、子どもが屋内で遊べるものがなかったのがすごく残念だなと思っていたので、これは、検討できるのであれば、非常に保護者の方が喜ばれるものではないかなと思うんですけれども、じゃあ、場所がどこにこういうのができるのかと考えると、すごく難しい部分があるのかなと思うんですけれども、検討の余地というのはあるのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  プラザ全体としてはすごく広い建物なんですけれども、それぞれに機能がかなりひもづいて、どのフロアにも意味があって、その広さを持たせていただいているものが多うございますので、ああいうふうに見ると、広いんだけれども、いわゆる余剰のスペースとか、そういうのはかなり少ないというのが現状だと思います。その分だけ、いろんな機能がちょっとあの中に詰め込まれているという点もございますので、なかなか、余剰スペースがあるから、ここを何に使おうかというような検討は結構難しいかなと思います。ただ一方で、やはり長期休暇の間ですとか、今の雨天の時期の、通常ですと水曜日の午後は割と小学校が早く終わりますので、そういう時期などに、あまり子どもさんが入ってくることを想定しなかった場所にも、やっぱり遊び場として子どもさんがみんな集まってきているという実情があります。それを、そこは使っちゃ駄目だよと言うのではなくて、ここならいいよというふうに言ってあげられるようじゃないといけないんじゃないかという気づきは職員の中にもありますし、市民の皆さんからも御意見を頂いていますので、それが、じゃあ、具体的にどこで、どういう機能が持てるかというのは、ちょっとなかなか、検討課題としてはすごくあるんですけれども。例えばそういうような検討というのは必要じゃないかなというふうに思っています。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。ぜひ、検討していただけるようお願いいたします。
 それと、あと1つお伺いしたかったのが、地下の駐車場の活用の仕方なんですけれども、今現在、なかなか、障がい者団体の方が来ても止められないという現状があって、立体駐車場のほうに止めて、また戻ってくると、本当御不便をおかけしているということがあるんですけれども、地下の活用の仕方というのは今どういうふうになっているのか、ちょっと教えていただきたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  地下の駐車場は基本的にはやはり業務用の駐車場でございますので、あまり、これも余剰の駐車スペースがあるというわけでは残念ながらないのですね。今、質問委員がおっしゃっていただいたような御要望というのは、財団の窓口のほうにも日々寄せられておりまして、1階のスペースに限らず、例えば、雨が降っているときは地下はどうして使えないのかとか、1階が埋まっているときはどうしたらいいのかとか、そういうことの御意見は幾つか頂いています。1つは、施設の利用のルールですとか、本当にスペースの活用という面で検討していくべき課題だというふうには思っています。課題、御要望があるということは把握をしておりますので、これも一足飛びに解決する方法があるかというと、ちょっとないのですけれども、非常に重要な、解決すべき課題の1つだというふうには把握をしています。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。ぜひ御検討していただいて、常に満車というわけではないのかなといつも何か思っていたんですけれども、そこら辺のところ、何とかうまく解決できたらいいなと思っておりますので、御検討のほう、よろしくお願いしたいと思います。
 あと、最後なんですけれども、総点検市民会議ということで、より多くの人が誰でも参加できる仕組みをつくるということで、10代の若者の意見とか、大人と子どもが話し合う会議とか、すごく新しい視点でも書かれてあるんですけれども、どうやって募っていかれるのか、教えていただきたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  本当でしたら、これを御提案するときに、おおむね今年はこういう予定をというふうに言いたいなと思ってまとめていたんですけれども、残念ながら、今、コロナのおかげで、ちょっと先行きが見えないということがありますので、現状で、具体的にこういうふうにする予定ですということは残念ながら申し上げられません。ただ、先ほどの質問委員にもお答えしましたとおり、ウェブを介して何かするですとか、そういうことが以前よりも割と当たり前になってきているということを生かして、今までだったら意見が言いにくかった人、市民参加をするというのとは少し縁遠かった方にもリーチできればなというふうに思っております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。スポーツ施設は10代の若者も多く御利用されていると思うんですけれども、やっぱりなかなかそういう方たちのお声を反映する、そういう子たちの発信する場というのがどういったところなのか分からないということもあるので、ぜひ幅広くということでお願いしたいと思うのと、あと、その中に障がい者団体の方、また障がい者の方の視点というのも入れていただけたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。3ページ目のところに三鷹中央防災公園・元気創造プラザへの意見・要望というところで、平成29年度が1,017件、その次に平成30年度が459件、令和元年度は371件とだんだん減っているんですけども、これは平成29年度にあった意見にやっぱりそれなりの対応をしたから減ってきたというふうに考えてよろしいのか、あるいは、これは新しく全然違うものが次から、平成30年度、令和元年度に出てきたというふうに考えてよろしいのか、ちょっとその辺を教えてください。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  それぞれ頂いている御意見について、3年間の大まかな増減というか、そういうことも一応分析もしております。それで、今、質問委員おっしゃったとおり、御意見の多いところ──例えば、こういうものが欲しい、備品はこういうものを置いてほしいというような御要望については、例えば時計ですとか、ドライヤーですとか、そういうことへの御意見がやっぱり1年目はすごく多かったんですね。それを順々に使いやすいように整備をしてくれましたので、そういう直接的な御要望について逐次対応してきた結果、2年目、3年目はそういう、これが欲しいとか、あれが欲しいというような御意見がすごく減ってくる、そのようなことは実際にございます。ですので、対応してきた結果というのが、まず大きく数が減ったということでもございます。一方で、コンスタントに頂く御意見というのもあります。それは、年度を追うごとに──例えば、もっと掃除をしてほしいとか、大まかな同じジャンルですけれども、その時々に合わせた御意見、新たな課題についての御意見も頂いていますので、それは、施設を運営しておりますと、御意見・御要望がなくなるということは逆にないと思うのですけれども、新しく頂いた御意見についても、やっぱり未来への課題として、きちんとやっていくべき課題かなというふうには捉えているところです。


◯委員(吉沼徳人君)  分かりました。随分、それなりの対応はしていただいて、こういうふうに意見も減ってきたのではないかと思います。
 それで、次、5ページのところですね。表3で、総合スポーツセンターのプールへの意見・要望というところで、その下にいろいろと、要望についての主なものは次のとおりというふうに書いてあって、一番下の1時間券の設定については、平成30年度に対応というふうに書いてあるんですけども、ほかのことは対応していないのかどうか。というのは、衛生面に課題があるというところがあるんですけど、この下を見ると、床がぬれている、髪の毛が落ちているなどと書いてあるんですけど、これは例えば健康上の問題に関わるような衛生面の問題はあるのか、ないのかということ、それから、プールサイドが滑ると書いてあるんですけども、それに対して何年度に対応したということが書いていないんですけど、それはそのままに今でもなっているのかどうか、その辺をちょっとお願いします。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  全体として、基本的に頂いた御意見で対応できるものは逐次対応しておりますので、そういう意味でいうと、様々対応しているんですけれども、1時間券の設定については、条例事項で、条例を改正して1時間券をつくったということがございましたので、それをつくって以降、当然、その意見はなくなっておりますので、付記をさせていただいているということですね。先ほどの御質問とも兼ね合うのですけれども、時計やドライヤーが欲しいというような具体的な御要望については、整備をすれば意見がなくなるということはありますけれども、代わりに、もっとこういうものが欲しいという新しい御意見が出るというのもありますし、それから、掃除については、やはり掃除をして、きれいなときには御意見は出ませんけれども、やっぱり大勢の方が一遍に使った後にお使いになった方が、今日はべちゃべちゃしているというようなときにはやっぱり御意見が出るとか、そういうこともありますので、日々、やっぱり財団のほうでも、お掃除の方も、混んだらすぐ掃除をしてくださるとか、そういうことは対応はしていますけれども、コンスタントに一定程度御意見があるというのは、それは事実だなというふうに思っております。


◯委員(吉沼徳人君)  健康に関するような衛生面の問題というのはないんですよね。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 それと、これ全体を見たときに、大変プールの利用者、あるいは教室の参加者のマナーが悪いというところがたくさん出てくるんですね。利用者のマナーが悪いというのは、例えば、市のほうの利用規則とか、そういったものが徹底できていないから、それに従って、参加をしている、あるいは利用している人たちからの苦情じゃないかと思うんですけど、その徹底の方法について、何かお考えになっていることはあるのでしょうか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  まさに総点検の中で、例えばマナーが悪いということについて、じゃあ、どうしていくのか。皆さんでルールを共有していただく、それをお伝えする方法を工夫する、幾つかポイントがあると思うんですね。ですので、こういう御意見がありました、それを解決するにはこういうふうにしましょうという対応策を私たちが今年度提示をして、皆さんでどういうふうに共有していこうかという、本当にこういうこと──これだけじゃないですけども、こういうことはやはり利用者の皆さん、市民の皆さんも含めて情報を共有して、それで次のステップに進めることなんじゃないかなというふうに思っていますので、単に、あれは駄目ですよ、これは駄目ですよ、ここに貼ってあるから見てくださいというだけではなくて、どうやってみんなで守っていけるようにするのかということを共有するということが必要かなというふうに思っています。


◯委員(吉沼徳人君)  そうですね。皆さんが守って、楽しく利用できる施設でないといけないと思いますので、ぜひその辺は、しっかり利用者さんの意見を聞きながら、まとめていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員(谷口敏也君)  時間も過ぎているので、簡単に終わらせていただきますけど、まず、感染症対策への対応についてのジブリ美術館なんですけど、ホームページ等で見ると、プレオープンするというのはもう既に広報済みだと思うんですが、具体的な内容がまだ掲載されていなくて、分からないんですが、今のところの決定している部分をちょっとお伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  7月上旬の広報などで市民の皆様にお知らせできればと思って今準備をしているところですけれども、先日、補正予算を議決いただきましたので、そこでも言っている、三鷹市のほうでチケットを買い取る形で市民の皆さんに提供させていただいて、そのチケットは人数をすごく制限した形で、最初は本当に100人とか、小さいサイズから安全安心な形で館を使っていただく。長距離の移動をしてわざわざ来ていただくということを望むものではございませんので、あくまでも三鷹市民の方限定という形で、ちょっとずつの人数から始めさせていただくということです。そういうふうに限定することで、市民の皆さんにも、少人数でのほぼ貸切り状態で、安全安心な形で利用していただけますし、スタッフのほうでも、先ほど和泉部長も申し上げましたとおり、やはり新しいルールで、感染症対策をきちっとしていただいた上で御利用いただくというところのルールをスタッフも学んでいかなくてはいけませんので、そのような形で順々にやれればなというふうに思っています。


◯委員(谷口敏也君)  抽せんにするとか、具体的な──通常だったら、10時、12時とかの入場の時間があるじゃないですか。そういうことに対してとかも、具体的にまだあんまり決まっていないということなんですか。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今、最終調整中でございますけれども、実際には恐らく抽せんをして、小さい枠ですので、多分、最初はもっと多い方が申し込んでいただくので、順々に抽せんをしてということになりますけれども、時間をかけて、かなり多くの方に機会を提供できればと思いますので、私どもとしては、最初のうちは抽せんに漏れちゃう人が出てくると思いますけれども、少し中長期で見ていただけると、行きたいなと思っていらっしゃる、いろんな市民の方が一度はこの機会に行けるとか、そういうふうな設定にできればなというふうに思っています。そのやり方についても今、ジブリ美術館さんと相談しているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。最終的には、通常どおり、今までどおりの開館がもしかしたら難しいかもしれない──プレオープンということで、いろいろ試験的な感染対策とかもやられていくんじゃないかなと思うんですけど。万が一、そういう段階で発生した場合には非常に怖いことになるんで、しっかりと対策をした下に、時間をかけてというお話もありましたし、徐々に、なるべく通常に戻せるように──1日2,400人でしたっけ。そのぐらいに近づけていけるような方法を取っていただければなと思います。
 それと、総点検のほうなんですけど、先ほど来からいろいろと質問がありましたが、最終的に、この総点検市民会議というものをどうやって開催していくかというのが、今のコロナ禍の中で非常に重要なことではないかなと思うんですけど、先ほど答弁の中で、市からの諮問的なことで皆さんに議論してもらうというようなお話もあったわけなんですが、この11ページの中で、扱うべき項目というのが出されているじゃないですか。日々、これまで3年間の間、いろんな意見があって、改善するところは改善しているから、いろんな意見とかも少なくなってきていると認識しているんですけど、この扱うべき項目──逆に言うと、扱わない項目というのが、どういうものを想定されているのか。要は、今までいろいろなことの提案があって、解決されていることは当然やらなくていいと思いますけど、それにしても、こういうことがあって、こういうふうに改善しましたという話は必要だと思うんですよ、市民会議の中で。まるっきり、市としてこれは絶対できないから項目に挙げないという考えなのか、それとも、それも含めて諮問するのか、そういったことについてどうお考えなのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部調整担当部長・三鷹中央防災公園・元気創造プラザ総点検担当部長(大朝摂子さん)  今おっしゃっていただいたとおり、これは、このように解決したので、御意見はいっぱいありましたけれども解決していますとか、それから、ちょっと御意見として頂いているけれども、やっぱり構造上無理なので、ダイレクトにはできませんとか、そういうことはやっぱり具体的に言っていくべきなんだろうなというふうに思っています。すみません、私どもも今、ちょっと従来とやり方を変えなきゃいけないというところで、問題、課題の整理を全部できているわけではないのですけれども、一方で、そういうふうにはっきり具体的にこちらからお示しすることで、今、別の課題を持っているよという方が意見を言いやすいかもしれませんし、自分たちが思っていたことというのは、こういうふうなことでおおむね解決しているんだなとか、解決したと思っているけど、いや、もっと本当はこうなんだとか、そういう意見が出やすくなるということがあるといいなというふうに思っています。そういう形で何かこちらから御提示をして、それに対して意見を頂いて、またそれにアンサーをしてとかというような、そういうことで、一遍に集まったりとかしなくても、いろんな方の意見を出していただきやすいようにするということが、デジタル社会ということも含めて、可能なんじゃないかなと思っているので、できればそういうことをやってみたいというふうに思っています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。なかなかこういう状況で難しいと思いますけど、意見を出されている方──普通だったら、面倒くさいから出さないのが普通じゃないですか。それでもやっぱり、この施設をよくしてもらおう、みんなで使っていこうという思いがある人がアンケートに答えてくれていると思うので、随時貼っていただいていますし、今後の進め方にしても、いろいろな議論をしていますというようなことも広報しながら、よりよい施設になるように進めていただければなと思います。
 終わります。


◯委員長(伊東光則君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後0時10分 休憩


                  午後0時11分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 所管事務の調査について、本件を議題といたします。
 三鷹の教育・文化・スポーツの振興策に関すること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 休憩いたします。
                  午後0時12分 休憩


                  午後0時13分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程については、8月6日午前9時30分といたしたいと思います。この間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
                  午後0時14分 散会