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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和2年文教委員会) > 2020/02/06 令和2年文教委員会本文
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2020/02/06 令和2年文教委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(伊東光則君)  ただいまから文教委員会を開きます。
 まず、紫野あすか委員より、本日の委員会を欠席する旨の届け出がございましたので、御報告いたします。
 初めに休憩をとって、本日の流れを確認いたしたいと思います。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 教育委員会が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時34分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 教育委員会報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する教育委員会の説明を求めます。


◯教育委員会事務局教育部長・調整担当部長(宮崎 望君)  皆さん、おはようございます。本日の教育委員会の報告は3件ございます。平成31年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」(東京都独自の調査)の結果について、2つ目が、三鷹市立小・中学校におけるインフルエンザによる臨時休業等の状況について、3つ目は、令和2年度学校給食費の改定について、以上3件について、1つ目を指導課長より、2つ目と3つ目を学務課長より説明させますので、よろしくお願いいたします。


◯指導課長(松永 透君)  資料1をお手元に御用意いただければと思うんですけれども、私からは、平成31年度児童・生徒の学力向上を図るための調査の結果について御報告を申し上げます。こちらは、昨年の7月に実施いたしました、東京都教育委員会が実施しております児童・生徒の学力向上を図るための調査の結果です。この調査は、東京都が小学校5年生と中学校2年生を対象に悉皆で実施している学力調査でございます。実施教科は、小学校が国語、社会、算数、理科の4教科、中学校は国語、社会、数学、理科、英語の5教科になります。
 調査問題は、学習指導要領に示されている目標や内容に基づいた事項について、ペーパーテスト形式により調査をしています。昨年度までは、基礎的・基本的な力の定着を見るA問題と、情報を取り出したり、関連づけたり、推論したりする力を見るB問題となっておりましたが、今年度からは、問題の区別をすることなく、両タイプの問題をあわせた一つの調査としての実施となっているところです。
 三鷹市の結果についてですけれども、資料の1、1枚目をごらんください。三鷹市のほうはグラフでいうと青になります。小学校、中学校とも全ての教科、全ての観点で、東京都の平均正答率を上回る結果でありました。この傾向は昨年度、一昨年度も全く同様でございますけれども、出題される問題は年度によって異なりますので、残念ながら、この調査では単純な経年の比較というのはできません。
 2枚目の資料のほうに──同一の問題ではないので、単純な比較はできないんですけれども、3年間の結果の推移を示しましたので、御確認をいただければと思います。なお、東京都と三鷹市の平均正答率の差を見ますと、平成31年度につきましては、小学校が3.7ポイントから5.0ポイント上回ったのに対して、中学校は1.3ポイントから4.6ポイントの上回りとなっているところです。
 三鷹市の課題と今後の授業改善についてということですけれども、2枚目の下のほうに、各教科で三鷹市の正答率が最も低かった問題ということで示させていただきましたけれども、基本的にはこれ、東京都と全く同じ傾向ですので、多分子どもたちが苦手な問題というのは同じなのかなっていうふうに思っているところです。小学校では、特に複数の情報を読み取ったり、関係づけたりする力に課題が見られるのかなというふうに思っています。また、中学校では、基礎的・基本的な知識を具体的な場面に関連づけたり、関係を見出す力に課題があるのではないかというふうに考えております。
 いずれにしましても、授業改善のポイントとしては、新しい学習指導要領でも特に重視されております思考・判断・表現、こういったことを促すような課題や発問を工夫したり、さまざまな事象、あるいは材料を比較したり、まとめた内容を説明する学習活動を充実させる必要があると考えています。まさにこれは新しい学習指導要領で重要なことだというふうに言われている中身でございますので、実際、学校のほうでもこのあたりの指導というのは、力を入れて今やっているところです。
 こうした課題になっているなといったところというのは、三鷹「学び」のスタンダード(学校版)でも、学習するに当たってということで、先生方が気をつける中身であるとか、あるいは家庭での学習も含めて、学習習慣といったところでまとめて掲載してあるので、今後も各学校での取り組みがさらに推進されるように指導していきたいというふうに考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯学務課長(金木 恵さん)  私からは、資料の2番目と3番目、こちらから御説明をさせていただきます。
 まず資料の2をお開きください。小・中学校におけるインフルエンザによる臨時休業等の状況について御報告をさせていただきます。今年度、市内では、昨年の10月16日に第二小学校の1年生2クラスが学級閉鎖になったのが最初でございます。前年の平成30年は初発が11月の6日でございましたので、半月ちょっと早い始まりとなりました。1月30日現在、小学校11校、中学校1校で、延べ38学級の学級閉鎖が行われました。このうち学年閉鎖は、中学校1校、1学年、7学級ございました。インフルエンザと思われる症状での欠席者数は1月30日現在、277人となっております。前年の同時期、平成31年1月末時点ではこの人数が559人でございましたので、今年度は割と少ない数で推移しているかというふうに認識してございます。なお、小・中学校の臨時休業及び学級閉鎖の状況につきましては、市民の皆様に広く情報を把握していただくために、市のホームページのほうでも公表をしております。
 資料2については以上でございます。
 続きまして、資料3、令和2年度学校給食費の改定について御報告を申し上げます。資料3をごらんください。学校給食費につきましては、市の会計ではなく、学校徴収金、私費会計として学校長が決定、徴収することとなっております。これまで、小・中学校の校長会及び栄養士会で現行の給食費の状況について検討を重ねてまいりました結果、やはり改定せざるを得ないという結論に至ったことから、このたび小・中学校の校長会長から教育長宛てに給食費の改定を行いたい旨の依頼をお受けいたしました。市教委の事務局内でも検討いたしました結果、やはり改定はやむを得ないであろうと判断いたしましたので、本日は改定理由やその内容について御報告を申し上げます。
 まず、現在の給食費でございますけれども、こちらは平成26年4月に消費税率が当時5%から8%に改正された時期に、物価上昇分も踏まえて改定をされたものでありまして、前回の改定から5年を経過することになります。これまでの間、各校では、子どもたちの健やかな成長を支えるため、質の高い給食を提供できるよう、各校の栄養士が献立を工夫したり、使用する食材を工夫するなどして対応してまいりましたけれども、やはり現行単価のままではこれを維持することが非常に困難な状況となってまいりました。
 理由といたしましては、裏面に記載がございますとおり、3点挙げられます。1点目は、この5年間の物価上昇相当分の加算が必要であるということ、2点目は、給食費に占める牛乳代の割合が年々増加することによって、相対的に副食に使用できる金額が減少していること、3点目は、平成30年8月に、国が定める学校給食実施基準が改正されたことに伴い、必要な栄養量が引き上げられたことがその理由でございます。
 これらの状況から、給食費を改定させていただくことにより、今後も安全安心でおいしい給食を提供できるように、また、多様な食材、市内産野菜も使用した形での給食の提供ができるように取り組んでまいりたいと考えております。
 具体的な改定額に関しましては、表面に記載のとおり、現在の端数の切り上げ分プラス10円の改定といたします。前回の平成26年の改定のときには、消費税率が8%に変わったことに伴いまして、1食当たりの単価に端数が生じているような状況でございましたけれども、1食当たりの単価に端数があると、給食会計の計算が非常に煩雑になるということ、端数を切り上げるだけでは現在抱えている課題を解消することができないこと、また、逆にこれ以上の値上げは保護者負担が重くなるということを鑑みまして、今回の改定額の設定とさせていただいております。
 具体的な数字で申し上げますと、年間200食を8月を除く11カ月提供することを前提として計算した場合には、小学校低学年で月額約236円、中学年・高学年では月額約218円、中学校では月額200円の増加となります。ただいま年間200食と申し上げましたけれども、これまで三鷹では年間195回という形での給食の提供をしておりましたけれども、夏休みの短縮に伴いまして、これをプラス5食という形で、年間200食の提供ということを可能とさせていただいております。年間200食の学校給食の提供は都内では三鷹のみという形で、大変高い実施回数になろうかなと思います。
 今回の給食費の改定に関しましては、既にPTA連合会の常務理事会の席でも御説明を申し上げ、一定の御理解をいただいているところでございます。なお、保護者の皆様への周知に関しましては、本日の文教委員会での報告終了後、各学校長から速やかに保護者の皆様に通知をさせていただく予定でございます。
 学務課からは以上です。


◯委員長(伊東光則君)  教育委員会の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。まずは、児童・生徒の学力向上を図るための調査なんですけれども、もう全体的に都の平均より上回っていて、よかったなという、ありがたいなという気持ちです。これ、以前、文教委員会で全国の学力調査の報告をいただいたんですけれども、学年は違いますけれども、ちょっと似たような調査なのかなって思っておりまして、これは都と国、どちらでもいいんですけど、差別化を図るような調査を依頼してもいいのではないかなというふうに思います。
 学習指導要領も変わって、主体的な学習みたいなものもクローズアップされていますので、そういったもっと応用的な、ディベートとか、そういったようなものを求めるような──採点も難しくはなりますけれども、そういったものを問うていくような試験を求めてもいいのではないかなとちょっと思ったんですけれども、いかがでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  御質問ありがとうございます。なかなかこれ、一地教委でできることではないといったところもございまして、国の調査は基本的には国語と算数、数学っていう、この2教科プラス、年度によって理科が入ったり、英語が入ったりといったことで、悉皆ではやっているんですけれども、本当に中3、小6の子どもたちしか受けていないので、その子たちがその次どうなったのかっていったところが全く追っかけることができないという、そういう部分ですね。そもそも国も都も政策判断というか、今子どもたちの状況っていうのを見ていったときに、それがどう次の政策につながるのかといったことの調査も含めてやっているところがありますので、それはそういう位置づけなのかなと思います。
 ただ、今後、東京都の学力調査については、いわゆる質問紙調査等については続けるけれども、この4教科、5教科といったものについては解消をしていくっていう、そういうような部分の方向性は示しておりますので、基本、今度、国の調査メーンでということになってくるのかなと思います。あわせて市独自の学力調査についても、今検討して進めていこうかなと思っているところでございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。
 次に、インフルエンザについてなんですけれども、去年よりも早くインフルエンザがはやり始めた、この1月30日時点で去年よりも少ないというようなことになっているんですけれども、何か予防策を強化されたりですとか、そういった対策があったからということなんでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  今御質問いただいた件ですけれども、まず初発が早かったというのは、一般的に言われているのは、ラグビーワールドカップで世界的に人口の移動といいますか、いろんな国の方がお見えになったことも一因であるだろうとは言われてはいるところです。今、少ないのは、やはり暖冬傾向にあるということも多いのかなとは思います。1月、割と雨が降った時期も多かったと思うので、インフルエンザがはやりやすいような湿度といった部分では、割とはやらないような環境が結果としてあったのかなとは思っています。
 なので、またきょうもすごく冷え込んでいますので、今後乾燥が進むと、またそういったところの注意が必要になってくるかなとは思っています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。環境がそうであったということなんですけれども、はやらないために、市でもホームページで周知をされているということなんですけれども、何か学校向けに周知されているとか、教育委員会としてどんな予防策をとられているか、お聞かせください。


◯指導課長(松永 透君)  学校は毎年、こういうインフルエンザ様の疾患というのは当然予想されるわけで、基本的には「保健だより」等の中で、どのようにして予防するかといったことについての指導というのは、全部の児童・生徒に対して行っております。手洗いやうがいの励行であったりとか、そういったこと、それから教室の換気を休み時間にしようとか、そういう中身については、これも基本的に学校では定例的に毎年行っている中身かなと思っているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。次に、学校給食費の改定についてなんですけれども、いろいろ御丁寧に説明していただいて理解が深まったのですが、この学校給食費の改定の理由に、食材料の価格上昇ですとか、牛乳代ですとか、あとは学校給食実施基準の改正ですとか、書いてあるんですけれども、増税の影響もあったりするのかなっていうところと、あと、最後に市内産野菜って書いてあるんですけれども、これは給食費改定の理由にはなっていないっていう理解でよろしいでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  税率の改正に関しましては、基本的には食料品は8%という形で据え置きにはなっておりますけれども、調味料で使うようなお酒だったり、みりんというものは当然10%になっています。また、やっぱり輸送コストは10%で当然計算されていくので、最終的には食料品にそのあたりが転化されてくるということは想定はされるかなとは思っています。ただ、それを除いた部分でも、平成27年比になりますけれども、いわゆる消費者物価指数というのは、食品全体で今3.5%上がっております。特に主食になるようなお米や小麦といったものに関しては、この上昇率が10%を超えるといったところで、やっぱり日々厳しくなっているなといったところがございます。
 また、先ほどの市内産野菜の関係でございますけれども、市内産野菜を使うから給食費を上げるということではございませんので、そこについては御理解いただければと思います。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。あと、低所得者層の方ですとか、生活保護の方への値上げは、今までどおり給食費はないということでよろしいでしょうか。


◯学務課長(金木 恵さん)  いわゆる生活保護の家庭に関しましては、生活保護費、扶助費のほうから全額が支出をされています。また、いわゆる準要保護と言われる就学援助対象になる方に関しても、こちらも全額扶助費からの支出という形になっております。


◯委員(大倉あき子さん)  おはようございます。よろしくお願いいたします。まず、児童・生徒の学力向上を図るための調査についてなんですけれども、出題傾向が変わっても、三鷹市のお子さん、東京都を毎回上回っているということで、本当に優秀なお子さんが多いということをまた改めて実感したんですけれども。この課題が見られる主な問題ということで、この思考力、判断力、表現力と、これからお子さんに問われている非常に重要な力が、三鷹市だけでなく東京都全般も同じ傾向が見られるということで、今の大学の共通テストが今後変わっていくということで、まさにここの力が非常に問われてくるということで、今回のセンター試験も出題傾向が変わって、こういった結びつける、関連づける問題が英語であってもあったということだったんですけれども。これから問われてくる力、今本当に力を入れて、新しく学習指導要領も変わっていかれるということなんですけど、この効果というか、力を入れていくことによって、このお子さんたちのこういった力がアップしていくっていうのは、どのくらいたって効果が見られていくものなのか、そういったことを考えられているのか、もしわかったら教えていただきたいと思います。


◯指導課長(松永 透君)  なかなかちょっと難しい部分があるんですけれども、想定されることとしては、小手先のものではなくて、やっぱり学習の仕方であるとか、問題に直面したときに、これ、どう考えるのかっていったことっていうのを習慣化していく必要があるというふうに考えています。そういった意味では、やはり数年はかかってくるのかなと思っているんですけれども。
 ただ、学習指導要領自体はこうなりますよっていうのはもう既にわかってやってきていることですから、数年前から三鷹の学校でも力を入れてやってきてはおりますけれども、授業改善とか、そういった部分で進めてきてはいるんですけど、まだ完全ではないのかなと思っています。ただ、そういった意味では、最近授業を見ていても、子どもたちに考えさせる、それから自分の考えていることを表現して、発表する。それを受けていろんなやりとりをするっていう授業が圧倒的にふえてきておりますので、授業改善の成果として、来年、再来年には結果は少しずつ出てくるかなというふうには考えているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。本当に今の子どもたちは、グローバル化の中で世界で戦っていかなきゃいけないお子さんたちだと思うので、本当にこれまでの日本の教育のあり方、問われているときだと思いますので、ぜひ力を入れていただけたらと思います。よろしくお願いします。
 それと、あと給食費の件なんですけれども、本当に物価が上がる中、また消費税も上がっていく中、現場でさまざま苦労されてずっと据え置いてこられたということなんですけれども、この値上げに関しては、全国的な流れなのかどうか教えていただきたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  全国的な流れかどうかといったところは、特にこちらのほうでは把握はしておりませんけれども、やはりそれぞれ自治体によって御事情が異なるといったところで、適切な改定のタイミングといったものを図っていらっしゃるのかなというふうに思っておりますので、特に周りが上げるから三鷹も上げるというような、そういった形での対応ではございません。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。では、それぞれの自治体で努力するところは努力して、どうにもならなくなって上げたという、そういう認識でよろしいっていうことですね。ありがとうございました。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  よろしくお願いいたします。初めに、学力向上を図るための調査、これは、ここに出てくる数字というのが、子どもたちの正答率の平均値ですよね。それじゃなくて、僕は、とても大切なことは下と上の差、下のほうの子がどのぐらいいらっしゃるのかと。上のほうの人と平均してしまうと、60%、70%という数字になってしまうんですけども、ここへ出すときに、できれば、私は、三鷹市だけでもいいですから、正答率の何%から何%の範囲の子どもたちがどのぐらいいたか。そうじゃないと、例えばゼロ%の子もいて、80%の子もいて、平均して40%になってしまう。80%が2人いて、ゼロ%が1人だったらどうなっちゃうのか。その下のほうの子どもたちを何とかすることが大切ではないかと思うので、その辺のところの表記というのは何か方法はないでしょうか。


◯指導課長(松永 透君)  グラフ──これの分布図というのはないわけではないんです。つくれるものであるのかなと思っております。ただ、それも市全体で見るのと、各学校ごとに見るのでは全然──市全体でとっても意味のあるものになるかどうかっていうのはちょっとどうかなと思っていて。やはり授業改善が1つ、この調査をやった上での重要なところなので、各学校ごとの分布というのを学校のほうでは全部使いながら、じゃあ、このいわゆるA、B、C、Dと4つに分けたときのD層の子どもたちをどうやってC層、B層に上げていくのかっていったことが、それがいわゆる授業改善の具体的な手だてということではやっているんですけれども、出せないことはないのかなとは思っているところです。


◯委員(吉沼徳人君)  出していただくあれはともかくとして、そういう子どもたちを何とかすくい上げていっていただく方法を、学校としても考えていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それと、ここに正答率が出ていて、東京都よりは三鷹は全て上を行っているんですけど、正答率、いいんですけども、学校、あるいは三鷹市として何%ぐらいの正答率を目標としているのか。ただただ、東京都よりもいいからいいというものではないと思うんですよ。学校として目標を持っているのかどうか、その辺をお知らせください。


◯指導課長(松永 透君)  これはなかなか難しくて、毎年問題が変わっていますので、難易度も変わるんです。ですから、それの獲得が何%できるのかっていうのは、本当に問題に依存してしまうところが多いので、目標値としてはなかなか示すのが難しいところかなと思っています。


◯委員(吉沼徳人君)  済みません、できるだけその幅が少ない範囲内で子どもたちが正答率を上げていくような方法で、お願いをしたいと思います。
 それと、あと、インフルエンザはことし大分少ないみたいなんですけども、ついこの間、ある小学校の校長さんと副校長さんとお話ししたら、また最近はやり出してきたというようなお話を伺ったんですけど、やっぱりここでまたはやってしまうと、蔓延してしまうと、例年になくまたことしもふえてしまうのじゃないかと思うので、先ほどもちょっとありましたけども、できるだけ子どもたちにうがいなり、手洗いなりを徹底していただくような通知を出すなり、御指導をいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それと、給食費のことなんですけど、先ほど御説明の中で、現行においては何円まで出ていまして、現在、何十円という単位にして、その中で煩雑になってしまうのでという説明があったんですけど、煩雑というので、何十円に決めてしまうのはちょっといかがなものかなと。これは、例えばどこどこを幾らにしたらうまくいかないから、幾らか上げたり、下げたりしているのかなと思うんですよ。要するに、今回だけきちっとした数字になっちゃったのか、あるいは前回だけ8%で特殊だったのか、その辺をちょっと教えていただきたいと思います。


◯学務課長(金木 恵さん)  平成26年のときに定めた端数があるものっていうのは、恐らくこのとき限りかと思います。過去も基本的には何十円っていう形で来た経緯はございます。今回、改定する中で、じゃあ、どれだけ上げるのかっていったところを学校のほうとも調整をしていく中で、現場としてはもうちょっと上げたいというような話も当然ございました。ただ、それもなかなか難しいといったところを考えたときに、この金額でいかがですかっていったところの調整があったところです。


◯委員(吉沼徳人君)  わかりました。なるべく保護者の負担も少ないにこしたことはないと思いますので、皆さん、大変努力をしていただいていると思いますけども、これからもひとつよろしくお願いいたします。ありがとうございます。


◯委員(谷口敏也君)  まずは、学力調査の件なんですけど、国にしろ、東京都にしろ、こういった調査をして、教育委員会のほうとしては、さっき吉沼委員から出た、いろんな情報っていうのは全部もらっているんですよね、結果的には。多分、さっき吉沼委員は、点数が低い子と高い子で平均になっているからわからないっていう話が、それもそうですし、あと、地域的な問題って昔から三鷹ってあったじゃないですか。学校によっては学力がちょっとほかから比べると低いとか、そういったところは教育委員会のほうで把握されて、その学校独自でそれに対する対応とかっていうのはされているんですか。


◯指導課長(松永 透君)  学校によってということで、今御指摘がありましたけれども、ランキングとか、そういうことではなくて、例えばその学校の国語の学力に課題があるんじゃないかっていうことについては、校長ヒアリング等の中で、私のほうから全部伝えていますし、また、もちろんデータも学校で持っておりますので、それは校長先生としては自校の課題として認識をしています。
 ただ、これも学年ごとに違っているので、このときはすごくよかったけど、この学年はちょっとどうかなみたいなこととか、さまざまなことがありますので、その辺の要因も含めたところで、学校では子どもたちの学力向上をどう図るのかといったことを、授業改善推進プラン等をつくりながら進めているところです。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。多分そうじゃないかなと思いながら質問させていただいたんです。
 実はきのう、大村市のほうに適応指導教室の件で視察に行って、指導課長の方とかの話を聞いたら、やっぱり2人とも学校の先生だったんです。学校の先生から来ている方々で、こういう調査をやると、いつも全国よりも低いらしいんですよ。我々って、全国よりも、東京都よりも上っていつも聞いているので、余りその辺、心配していなかったんですけど、そういった全国平均よりいつも低いんですよね、どうやって上げていこうか、そこ、非常に課題なんですよと言われると、ああ、そういうところもあるんだなと思いながら、三鷹市として、その部分に関してはそんなに我々が言わなくても、教育委員会のほうでしっかりと把握されて、指導をしていただけているので、逆にほかを見てちょっと安心したところなので、引き続き頑張っていただきたいなと思います。
 あと、給食費のほうなんですけど、先ほどP連のほうにも説明したっていうことのお話がありましたので、多分、運営委員会等で話がそろそろ出て、少しずつ我々のほうにも声が入ってくるんじゃないかなと思いますが、基本的には、給食を出してもらっていることって非常にありがたいんですよね、そういう声が多いんですよ。特に今回は、195食から200食、夏休みの対応──これ夏休みに出なかったときがあって、非常に我々、怒られました。どっちかというと、授業を多くするのは歓迎で、ただ、給食がないんだったらどうしてくれるんだ、みたいな。給食を出してくれって、そういうところの意見が多かったので、どちらかというと、この値上げに関しても、そんなに問題視するほどではないのかなとは思っているんですが。
 1つ、何年か前に問題になった給食費の滞納、これについて三鷹市はどの程度あるのかっていうことと、相変わらず請求は副校長の仕事になっているのかどうかを確認したいんですけど。


◯学務課長(金木 恵さん)  今ちょっと、済みません、収納率、具体的な資料をちょっと持っていないんですけれども、ただ、ここ数年、99%以上という形で、ほぼほぼ回収はできているというふうに認識をしています。なので、未納と言われる方も、本当に特定のところで起きている事象かなというふうには思っております。なので、学校によってその対応の仕方はあろうかとは思いますけれども、管理職がそういった形でお願いをするっていう事例も確かにございます。


◯委員(谷口敏也君)  管理職が対応しないところもあるんですか。私の認識だと、副校長が個々に請求して払ってもらっているっていう認識だったんですけど、それはどうなっているんですか。


◯指導課長(松永 透君)  基本的には、未納の方に関しては通知を出しながらやっていきますけど、そこら辺はずっと事務室マターだったりということでやっています。いよいよといったときには、余り言ったら怒られるかもしれないんですけど、私も家庭訪問をさせていただいたことがございます。


◯委員(谷口敏也君)  前々から余り滞納がないって聞いているので、三鷹の方々はそういう善良な方々が多いんじゃないかなと思っているんですけど、そこでもまた払っていない方がいたりなんかして、周りからそういう声が漏れてくると、また問題になってしまうので、しっかりと取るところは取るという言い方もおかしいかもしれないですけど、基本的に低所得者の人とかの補助があるわけですから、基本的にはこれぐらいの金額を払ってもらうべきだと思うので、その辺はしっかりと行っていただきたいと思います。
 以上です。


◯委員長(伊東光則君)  以上で教育委員会報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前10時11分 休憩


                  午前10時20分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 スポーツと文化部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  よろしくお願いいたします。本日の文教委員会でのスポーツと文化部からの行政報告につきましては、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会等の取り組みとしまして、4点ほど御報告をさせていただきます。
 1つ目は、東京2020組織委員会より、オリンピックのほうの聖火リレーに関しまして、聖火ランナーを初め、何点か発表がございましたので、その報告となります。
 2つ目は、三鷹市では都立井の頭恩賜公園がライブサイト等の多摩地域の拠点会場となっておりますけれども、ライブサイト等の実施計画の案が示されましたので、そちらの報告となります。
 3つ目につきましては、選手入場の際に選手と手をつないで一緒に入場するエスコートキッズの募集について、こちらのほうの募集の開始もされておりますので、その報告となります。
 最後、4点目につきましては、12月の文教委員会で報告をさせていただきました後の三鷹市の取り組みについての報告となります。
 詳細につきましては、平山スポーツ推進課長から報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  では、資料に沿いまして、私のほうから御説明させていただきます。なお、本日のお配りさせていただいている資料の中におきまして、詳細は別紙というような記載をされている資料の中におきまして、別紙がついていない資料もございます。こちらについては、三鷹市関連の事業につきまして中心に御報告させていただくというようなことで、別紙をおつけしていない部分がございますので、御了承いただけたらと思います。
 それでは、説明をさせていただきます。まず資料1でございます。東京2020オリンピック聖火リレー等について、ごらんください。こちら、昨年12月17日にプレスリリースをされました資料で御説明をさせていただきます。東京2020組織委員会がオリンピック聖火リレーの記者発表会ということで、プレスされたものでございます。
 まず1ページ目でございますけれども、聖火ランナーということで、グランドスタートの聖火ランナーとして、こちら、2020年3月26日に福島県のナショナルトレーニングセンターからスタートするわけですけれども、写真にございますように、なでしこジャパンが決まったというような形でございます。
 次のページ、2ページ目をごらんください。東京2020オリンピック聖火リレーの東京都走行予定オリンピック聖火ランナーに、調布リトルリーグ・リトルシニアの中学校1年生が10名決まったというようなところでございます。この調布リトルリーグ・リトルシニアにおきましては、昨年、世界選手権にも出場し、世界第3位というような成績をおさめているところでございます。下のところに10名のお名前がありますけれども、三鷹市の第五中学校の生徒が2人含まれております。左側の上から3番目の川口大志さんと、右側の列の下から2番目の西川立翼さんが三鷹の五中の中学1年生でございます。
 そして、3ページ、東京2020オリンピック聖火リレーのルート詳細ということで、こちらは公式ウエブサイトのほうで詳細が公表されたところでございます。こちら、ルートの詳細につきましては、資料の後ろから2枚目に「みたか“2020”ニュース」ということで、1月31日に発行させていただきました1面でもちまして、この市内のコースの詳細についてお知らせをしたところでございます。この「みたか“2020”ニュース」につきましては、今回からリニューアルいたしまして、全戸配布というような形で市民の皆様にお知らせをさせていただいたところです。こちらのニュースをもって御説明させていただきますけれども、真ん中にルートの詳細ということで、イラストで御紹介をさせていただいております。日にちは7月17日の金曜日でございます。スタート地点につきましては、三鷹中央防災公園・元気創造プラザ中央広場をスタートいたしまして、人見街道に出て市役所の前を通り、三鷹通りを警察署の前を通りまして、連雀通りまで向かいます。そして、連雀コミュニティ・センターのほうへ連雀通りを右折いたしまして、その後、三鷹中央通りに左折して、ゴール地点でございますが、三鷹駅前交差点の手前までというところがリレーのルートとなっております。そして、このニュースの一番下のところに、三鷹市ゆかりの二人が聖火ランナーにということで、三鷹市出身のオリンピアンの狩野舞子さん、そして三鷹市体育協会の会長の吉田 武さんが7月17日に走るというところが公表されているところでございます。その右側でございますが、パラリンピックの聖火リレーも三鷹市で8月24日に開催というようなことで、お知らせをさせていただいているところでございます。裏面につきましては、自転車ロードレースの開催につきましてお知らせをしておりますので、ごらんいただければというふうに思います。
 資料1の3ページのほうにお戻りいただきまして、中段、東京2020オリンピック聖火リレーのリハーサルというものが、この2月15日の土曜日に都内(羽村市、国分寺市、八王子市)で実施されるということが発表されているところでございます。
 次に、資料2、4ページをごらんください。東京2020ライブサイト等実施計画(案)でございます。前回、概要も発表されていたところなんですけれども、今回の大きな変更点といたしましては、上の四角囲みのところに、このたび、昨年4月策定の基本計画で公表した都内及び被災地の各会場における、主な実施内容や会場のゾーニング等を取りまとめた実施計画(案)を策定というところが、新しいところでございます。
 こちら、概要に沿ってですけれども、左側の1、都内会場の概要というところにおきましては、拠点会場となっております代々木公園とともに、都立井の頭恩賜公園が紹介されているところでございます。そして、右側のまる2のところに、都のパブリックビューイングを核とする盛り上げ会場というところで、多摩地域といたしましては、オリンピック期間においては東京都立大学の南大沢キャンパス周辺、そして、パラリンピック期間においては、調布駅前広場周辺ということが予定されているところでございます。
 5ページ目でございますけれども、左側の下のところに各会場のゾーニングというところで、別添「東京2020ライブサイト等実施計画(案)」に記載のとおりというふうになっております。6ページ目、7ページ目のほうに、こちらの資料の抜粋という形で都立井の頭恩賜公園の会場イメージとゾーニングのページをお示ししております。イメージにつきましてはイラストのとおりでございまして、配置につきましては、下の図で御説明させていただきますけれども、まずは西園のトラックの中の部分のみの会場というような形になっております。腰高ぐらいの柵で囲いまして、セキュリティーを確保するというような形になっております。そして、中におきましては、ビジョンとステージが左側のほうに配置されておりまして、観客席が、一部テントつきというような形で今伺っておりますけれども、700席が設けられるというような予定になっております。それから、飲食販売ですとか、主催者の展示エリア、そして競技体験エリア、大会パートナーエリアというような形になっておりますけれども、三鷹市のPRブースにつきましては、主催者展示エリアの一部に設けさせていただく予定になっておりまして、観光PRを中心に実施していく予定でございます。
 次に、資料3をごらんください。8ページになります。東京2020みんなのエスコートキッズプロジェクトでございます。こちら、東京2020大会において、子どもたちが選手と手をつないで入場するエスコートキッズを募集しているところでございます。募集期間におきましては、1番にありますとおり、1月23日から2月17日までとなっております。募集競技でございますけれども、表をごらんいただきますと、近隣の会場というところで申し上げますと、サッカーが東京スタジアムで開催されまして、3つ目のところ、近代五種が武蔵野の森総合スポーツプラザでというふうになってございます。募集人数は、それぞれ22名と36名というような形になってございます。
 9ページの中段より下でございますけれども、6番に参加者の決定というところがございます。その米印のところに、各会場の地元区市にお住まいの方には優先枠ありというふうになってございます。この、今御説明させていただきましたサッカーと近代五種につきましては、それぞれ募集人数の半分が地元枠というような形になっております。地元枠は、この対象としましては、調布市、府中市と三鷹市というような形に、3つの市が割り当てられておりますので、この半分数を3で割った数が三鷹市枠というような形で聞いております。具体的には、サッカーにつきましては3人、近代五種につきましては6人ということで、それぞれ東京都が募集主体となっておりますが、その枠、優先的に三鷹市からの御応募いただいた方を選んでいただけるというふうに聞いているところでございます。
 次に、資料4でございます。11ページ目をごらんください。東京2020大会機運醸成事業の実施状況等についてでございます。簡単に御説明させていただきますけれども、まずは、近代五種と関連のあるふれあい乗馬体験につきまして、東京大学の馬場で実施をしているところでございます。それから、トップアスリートによるバレーボール教室ということで、9月から12月にかけて実施をしてきたところです。
 次のページに参りまして、12ページ、3番です。2019ボッチャみたかカップを初めて開催いたしまして、参加20チームで70名の御参加をいただきました。こちら、30チームを超える御応募がありましたので、非常にたくさんの御応募をいただきましたので、来年度以降、できるだけ応募いただいたチームに御参加いただけるような形で実施をしてまいりたいと思います。ここのボッチャみたかカップで優勝、準優勝の2チームにおきまして、この2月16日に東京都市町村ボッチャ大会というものが武蔵野市で開催されます。26市3町57チームが参加いたしまして、この三鷹からの代表チームの優勝チームの中に、三鷹市在住のけやきの森学園にいらっしゃる宮原陸人選手のチームが出場することになってございます。
 それから、4番目の府中調布三鷹ラグビーフェスティバル2019でございますけれども、ラグビーワールドカップは終了しましたが、7人制ラグビーがオリンピックでも行われるというところもありまして、まずは12月21日に15人制のプレシーズンマッチを行いまして、3,000人に御参加いただきました。翌日、22日は7人制ラグビー男子日本代表によるエキシビションマッチを行いまして、400人の方に御参加いただいたところでございます。
 そして、13ページ、5番でございますが、成人を祝福するつどいではフォトスポットを設けました。また、6番目、TAMAサイクルフェスティバルにおきましては、1月25日、調布駅前広場のほうで実施をいたしまして、自転車競技体験ですとか、8市PRブースや自転車アニメの上映ですとか、アスリートのトークショー等を行ったところでございます。そして、7番目は、先ほど御紹介させていただきました事項でございます。
 14ページ、8番、インスタグラムによる情報発信というような形で、こちら、12月20日から実施をしているところでございます。こちらは、若手職員チームの提案によりまして、インスタグラムを使って三鷹の魅力を発信していくと、より有効ではないかというような提案が職員みずからありまして、実施をしているところでございます。インスタグラムですので、写真や動画を使って三鷹の魅力を発信しているところです。また、英語も同時に掲載して、発信力を高めているところでございます。
 ほかの資料につきましては、現在取り組んでいる事業等を掲載しておりますので、1月19日発行の「広報みたか」を参考におつけしたところでございます。
 説明は以上です。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。まず、聖火リレーについてなんですけれども、こちらの聖火リレー、三鷹市を走る聖火ランナーのお二人の御紹介があると思うんですけれども、2人だけなんでしょうか。ほかに募集はされていないんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  三鷹市を走るランナーにつきましては、もともと聖火リレーのランナーの募集については、東京都の実行委員会が募集するものと、それから、スポンサーである4社が募集するものという形になっております。私どものほうで把握しているものにつきましては、東京都の実行委員会が募集するランナーになっておりまして、こちらのランナーにつきましては、東京都のほうから意見照会というような形に応える形で、4人の方について走るというようなことで、今内定といいますか、公表されているところでございます。
 スポンサー枠については、どういった三鷹ゆかりのランナーが走られるのかということについては、把握できていない状況でございます。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。ちょっとお話を整理させてください。三鷹市が選んだのがこのお二人ということで、都で選んでいるのが4人で、スポンサー枠がまだわからない、人数もわからないっていうことでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  東京都のほうの募集の関係につきましては、さっきの「“2020”ニュース」のお二方含めて4人という形になりますので、そのほかはスポンサー枠ということで御理解いただければなと思います。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。あと、このルートが示されていると思うんですけれども、これは小学生とか、中学生とか、もし授業中だと見に行けないと思うんですけれども、平山課長、教育委員会の会議にも出ていらっしゃると思うんですけれども、そういった連携をして授業中でも、ここに連れてくる可能性があったりとかするのか、ちょっとお伺いしたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  この7月17日という日にちは決まっているんですけれども、詳細な時間についてはまだ決まっていないところでございます。平日ということですので、どのような形で小学生や中学生が観戦できるかというところはあるんですけれども、今、文部科学省のほうから、その聖火リレーを観戦するということも授業の一環として扱ってよいというような文書も来ておりますので、こうした中で時間的な部分、地理的なことを教育委員会のほうで御検討いただいて、それぞれ観戦するというようなところは、これから検討が進むものというふうに考えております。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。次に、「“2020”ニュース」なんですけれども、聖火のセレモニーって何をやるか、もう決まっているんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  聖火のセレモニーというものは、まだこれから検討していくような形になるんですけれども、一般的に走り始める前に、短い時間ではあるんですけれども、一定のセレモニー的なものを実施できることになっておりまして、そこのところは組織委員会と調整をしながら、今後具体的に内容を詰めていくような形になるんですが。ただ、大分、各自治体とも統一的なことをするような内容ということで決められている部分もございますので、そのほか、自治体として独自色をどこまで出せるのかというところは、今現在調整をしているところです。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。次に、ライブサイトについてなんですけれども、詳細な説明が、イメージなども示されています。主催者展示エリアに、三鷹市のブースで観光のPRなどされるということなんですけれども、市内の方にとてもやる気のある方がたくさんいらっしゃるので、そういった代表の会議などもありますので、できること、できないこと、あると思うんですけれども、ぜひ、より積極的に意見を取り入れていっていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  なるべく三鷹のPRになるような形でやりたいなと思っています。ただ、やはりスポンサーの関係とかもあって、制約がこちらのほうもかなり厳しいということでいろいろ聞いておりますので、その中でどういう形でいかにPRができるのか──観光とか、商業関係もありますけども、そういうものについては御意見も聞きながら、また組織委員会とか、東京都のほうとも調整をしながら、今後検討していきたいなと思っています。


◯委員(山田さとみさん)  ありがとうございます。その中で必要があれば、生活経済課ですとか、ほかの部署とも連携しながら、都内でも2カ所しかない拠点会場でございますし、2万人いらっしゃるというような推計もありますので、ぜひこれを生かして三鷹市の魅力発信につなげていただきたいなと思っております。
 私からは以上です。


◯委員(大倉あき子さん)  よろしくお願いいたします。まず最初に、聖火リレーなんですけれども、ここにコースが出ているんですけれども、当日は片側交通規制っていう形で実施されるんでしょうか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  最終的に通過する際についてどういう交通規制をとるかということまで、詳細まではちょっと私どものほうもまだ把握はしていない状況なんですけれども、恐らく今の状況であると、その時間帯については全面、上下とも交通規制になるのではないのかなと。その辺につきましても、今後、警察とか、組織委員会、東京都とも詳細を確認しながら、より具体な情報につきましては、わかり次第、議会のほうにも、また市民の皆さんのほうにも情報は伝えていきたいと考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。それと、こちら、市内コースが決定しましたということで、この聖火リレー、大々的にお知らせが出ているんですけれども、右下のほうは今度、パラリンピックの聖火リレー、8月24日に開催ということで出ているんですが、これはまたパラリンピックはパラリンピックで具体的な詳細が出たときに、この発行自体は2カ月に1回ということなんですけれども、大々的なアピールっていうのはしていただけるのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  三鷹で開催すること自体は決定したということで発表になっておりますけども、コースとか、時間とか、その辺の詳細につきましては、まだ一切私どものほうも把握していない状況でございます。決定次第、私どものほうも「“2020”ニュース」、ホームページ、タイミング等もございますけども、「“2020”ニュース」の場合は2カ月に一遍ということもありますので、市報等も活用しながら、そういう情報は適宜、皆様方にお知らせしたいと考えております。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。パラリンピックも非常に重要ですので、盛り上げていくためにも大々的な広報をぜひお願いをしたいと思います。
 引き続き、ライブサイトなんですけれども、こちら、多摩の拠点会場ということで出ているんですけれども、観覧席が700席と、意外に少ないんだなっていう印象受けたんですが、当日ここにどのぐらいの方が来場するということを見込んでいらっしゃるんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  1日単位で人の入れかわりという前提で2万人というようなことが言われておりまして、このパブリックビューイングをごらんになる方がどれぐらいいらっしゃるかというところは、なかなか難しいところかなというふうに思っています。ただ、それなりに見られる方、十分なスペースが確保されているのではないかなというふうには想定はしているところです。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございました。1日、人の入れかわりで2万人ということで、連日行われるとなると、相当数の方が三鷹のこの井の頭公園に足を運ばれるのかなと思うんですけれども。以前にトイレのことをお話をさせていただいたんですが、この西園でやられるということなんですけど、やはり多くの方が井の頭公園の池のほうとか、全般的に流れていくのかなと思うんですけれども、この井の頭公園全般のトイレの改修とか、そういったことはどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  トイレにつきましては、一部、このオリンピック・パラリンピックの開催というところに限らず、公園の再整備の計画というところで、新しくするものは新しくしていくというようなことで工事が進んでいるというふうに聞いておりますので、このトイレのことについては、公園全体、また会場内含めて、どういった形でこの2万人という来場者を迎えるに当たって適切なのかどうかというのは、いま一度確認をしながら、連携して進めていきたいなというふうに思います。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今、日本全国を見てもトイレ、非常にきれいになっていて、やっぱりそれも1つ、日本の魅力とするアピールにもなってくると思うので、外国人の方もたくさんいらっしゃると思うので、このトイレの整備に関しても、東京都のほうにぜひ要望していっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 最後に、インスタグラムなんですけれども、本当に非常に若い方の発想で、私も見させていただいたんですけど、写真もとてもきれいで、この魅力の発信という意味では、若い方の心を捉えていくのかなと思うんですけれども、フォロワー数は今どのぐらいいらっしゃるのかということをお伺いしたいと思います。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  けさ確認したところ、137人のフォロワーということです。今、資料のほうで120人ということになっていますけども、そういった人数でございます。


◯委員(大倉あき子さん)  ありがとうございます。今回、オリンピックを契機にこれをされるということで、これを機会に三鷹の魅力発信にもつながっていくと思いますので、ぜひ周知していただいて、若い方は本当にこのインスタ、見ていると思いますので、アピールを強化していっていただきたいなと思います。
 以上です。


◯委員(吉沼徳人君)  済みません、ちょっと今の「“2020”ニュース」のところのことなんですけども、これは元気創造プラザから駅前のスクランブル交差点までを1つのコースとして、全員が一緒に走るということでよろしいんですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  コースとしましては、元気創造プラザを出発して、そのまま一連で三鷹の駅前の交差点までという形になりますけども、ランナーそのものについては大体1人200メートル程度ということでつないでいくという形になると思います。だから、そこの200メートルの区間については聖火ランナーは1名ということで、御理解いただければなと思っています。


◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、この三鷹の代表の狩野さんと吉田さんは、どこか途中の200メートルを走るということですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  そうですね。その中の200メートルを走っていくという形になります。


◯委員(吉沼徳人君)  ここの区間というのは200メートルで区切ると、何区間になるんですか。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  三鷹市内ですと、200メートルで換算すると、大体16名か17名程度というふうに御理解いただければなと思います。


◯委員(吉沼徳人君)  そうすると、200メートルの中のどこかを狩野さんと吉田さんが走られるということで、じゃあ、一緒に走るわけではないんですね。


◯スポーツと文化部長・東京2020オリンピック・パラリンピック等担当部長(和泉 敦君)  おのおの1区間、200メートルの区間を1名でということで、一緒に走るということはございません。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございます。私もちょっときのう聞かれたもんですからね、ちょっとそんなことで、ありがとうございます。
 それと、井の頭公園、ライブサイトなんですけど、今2万人ほどの人が来るんではないかという予想ということなんですけど、これ、先ほど腰高ぐらいまでの柵をつくってというような話があったんですけど、入場制限とか、あるいはそのための整理券を出すみたいなことはあるんでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  今現在、入場整理券を発行するというようなことは聞いてございません。ゲートのところで簡単な手荷物検査はチェックをして、お入りいただくということで、2万人ですので相当数の方がいらっしゃるというふうに考えておりますけれども、整理券を発行するような状況としては、今、東京都のほうからは想定はしているということは聞いていないです。


◯委員(吉沼徳人君)  ありがとうございます。以上でございます。どうもありがとうございました。


◯委員(谷口敏也君)  済みません、ライブサイトの件なんですけど、こうやってカラーの配置図とか示されると、かなりやっぱり大規模なライブサイトになるのかなと思うんですけど、まず、夏の暑さ対策、安全対策とか、駅からの誘導員の配置とか、暑さによる医療関係者の配置とか、あと、大倉さんからもありましたけど、仮設トイレ。これ、仮設って、でかい図には描いていないじゃないですか。そういったこととかは、市といろいろ協議しながら進めていくっていう形になるんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  基本的には、東京都が暑さ対策や会場までの誘導というものは考えていくわけですけれども、ただ、状況等を聞く中で、それぞれの暑さ対策ですとか、安全対策というものが、やはり地元に受け入れられるものでなければいけないというふうに考えておりますので、そこは連携して情報共有をしていく中で、市として足りない部分がある部分については、まず第一義的には、東京都のほうの責任で対応をお願いしていくという形になろうかと思います。


◯委員(谷口敏也君)  じゃあ、計画段階で、例えばこの配置の計画とか、先ほど言ったような案内とかっていう、決めていく段階では、市はそこには入っていないんですか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  検討段階においてでございますけれども、今、案の段階ですので、この段階で情報提供いただいているということからすると、入っているというか、連携はとっております。ですので、御心配のところの、例えば誘導の問題ですとかにつきましては、今現在、会場内においてボランティアですとか、それから警備関係の配置は考えているというふうに聞いておりますので、やはり会場外の部分についてどれだけ警備の方を配置していただくのかっていうところは、やはりしっかりと地元市としても検討して、東京都のほうに、混乱が生じないように、そこは、もし連携の過程で警備なりの配置がやはり必要だというところについては、意見を申し上げていきたいなというふうに考えています。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ラグビーワールドカップのときに、結構テレビ報道であったのが、やっぱりトイレの少なさ。その辺でしちゃう人とかがいるっていうのをやっていたんですけど、ちょうど井の頭公園内の駐車場のすぐ横のトイレと歩道橋をおりたところのトイレ、今改修していますよね。多分、そのあれで改修しているのかなと思ったんですけど、それは吉祥寺方面に行く人じゃないですか。今度、三鷹方面に行く人だと、都の公園じゃないから何もないですけど、山本有三記念館あたりがちょうど中間になると、そこに本当だったら仮設トイレとかがあったらいいのかなと思うので、その辺の提案みたいなのをぜひしていただきたいなと思うんですけど、いかがでしょうか。


◯スポーツ推進課長(平山 寛君)  私どもとして、少し参考になる情報としてお伝えしておりますのは、国際交流フェスティバルが、やはり5万人規模で大きなイベントとして、三鷹では井の頭公園を使って実施していますということはお伝えしております。そのときの一番の大きな課題としては、自転車の駐輪のスペースというところでは、かなり私どもも苦慮してきましたっていうようなことはお伝えさせていただいております。
 今現在、トイレの御指摘の部分につきましては、それほどここまでの話の中では大きな議題といいますか、課題としてしっかりと議論をしてきておりませんので、きょう改めましてトイレの課題について御指摘を受けましたので、そういったところも含めて、きちんと確認をして、対応してまいりたいなというふうに思います。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。ラグビーのときは、観戦している前から飲んでいる外国人が多かったっていう報道があったので、オリンピックがそれと同じことになるのかどうかわからないんですけど、やはり外国からのお客さんが多いことは想定されますし、今課長が言ったように、確かに近隣の人とかだと自転車で行くので、自転車置き場は絶対必要ですよね。今回、ここのトラックの中だけでしたら、自転車置き場は新しくできた西側のところとか、昔商工まつりで使った部分とか、あの辺で何とか対応できるかなと思いますので、市として、確かに国際交流フェスティバルとかで経験されていることをどんどん要望していくべきだなと思うので、その辺はお願いしたいと思います。
 以上です。


◯委員長(伊東光則君)  以上でスポーツと文化部報告を終了いたします。
 入れかえのため、休憩いたします。
                  午前11時00分 休憩


                  午前11時10分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 企画部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  おはようございます。企画部からの行政報告は、基本計画の改定に合わせて今年度末に改定を行います、三鷹市の教育に関する大綱についてです。この教育大綱は、総合教育会議における協議を経て地方公共団体の長が策定するということとされておりますので、企画部からの報告とさせていただきます。
 あわせまして、幅広い分野にわたりますので、関連する部課長、いろいろと出席をさせていただいているというような状況です。詳細について、担当部長より御説明させていただきます。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  それでは、資料1、三鷹市の教育に関する大綱(改定案)について説明させていただきます。1ページの第1、改定における基本的な考え方の1、大綱の趣旨にありますように、平成26年6月に改正されました地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づきまして、地方自治体の長は、その地域の実情に応じた教育、学術、文化の振興に関する総合的な施策の方針として、教育に関する大綱を定めることとされています。また、同法では、大綱の策定に際しては、自治体の長と教育委員会で構成する総合教育会議を設置し、協議を行うこととされております。こうした制度に基づきまして、三鷹市では、平成27年7月に総合教育会議を設置し、平成28年3月に三鷹市の教育に関する大綱を策定いたしました。なお、今回の改定におきましても、昨年12月3日に総合教育会議を開催いたしまして、改定の考え方などについて協議を行い、第4次三鷹市基本計画の第2次改定に合わせた見直しを行うことを確認したところでございます。
 続いて、2、大綱の位置づけについて説明をいたします。2ページをお開きいただきまして、上段の図をごらんください。三鷹市の教育に関する大綱は、図の右側にありますように基本理念、基本目標、施策の方向の3つで構成されています。大綱の基本理念は、市の自治基本条例、基本構想、教育ビジョン、生涯学習プラン、スポーツ推進計画、子ども・子育て支援ビジョンなどを踏まえて定めることとしています。また、基本目標と施策の方向につきましては、第4次三鷹市基本計画(第2次改定)において、教育、学術、文化の振興に関する施策を総合的に示している第6部及び第7部の施策内容を反映したものになっています。
 こうしたことから、大綱の位置づけとしましては、三鷹市の教育に関する各個別計画の上位に位置づけられるものであり、かつ、第4次三鷹市基本計画の中に1つの編として組み込む形で策定をされております。今回の改定におきましても、この構成については変更するものではなく、引き続き継続するものとしています。
 次に、右側、3ページをごらんください。第2、基本理念です。大綱の基本理念は、改定前に引き続き、三鷹市自治基本条例に定める学校と地域との連携協力、そして三鷹市基本構想の基本理念である平和の希求、人権の尊重、自治の実現を基調とし、表現など、第4次三鷹市基本計画(第2次改定)と整合を図りつつ、丸印で示しています次の4点としているところでございます。
 まず1点目は、全ての子どもの人権の尊重です。虐待や差別、貧困など、全ての子どもたちがそれぞれの人権を侵害されることなく、生き生きと自立に向けて成長することができるよう、施策の拡充や環境の整備に努めるものとしています。
 2点目は、地域の多様な主体の参加と協働による教育・子ども子育て支援です。市民、住民協議会、NPOなど、地域全体で子どもの成長を支えるとともに、学校を核としたコミュニティづくりとして、スクール・コミュニティの創造を目指すものとしています。
 4ページをお開きください。3点目は、人間力と社会力を兼ね備えた子どもの育成です。自立した1人の人間として、また社会の一員として、役割を果たしながら生きていく力として、人間力と社会力を身につけられるよう、個別最適化された学びの実現に取り組むものとしています。
 4点目は、市民誰もが心豊かな人生を送るための、生涯学習・スポーツ・芸術文化のまちの実現です。市民の多様な学びやスポーツ活動を支援し、その学びを地域に還元する、学びと活動の循環の創出により、地域全体が発展するようなまちづくりを進めるものとしています。
 右側、5ページをごらんください。第3、基本目標と施策の方向です。先ほど大綱の位置づけのところで御説明しましたとおり、基本目標と施策の方向につきましては、第4次三鷹市基本計画(第2次改定)の第6部と第7部に掲げる施策の内容を反映させたものとなっています。基本目標1については、基本計画第6部の生き生きと子どもが輝く教育・子育て支援のまちをつくる、また、基本目標2については、第7部の創造性と豊かさを広げる生涯学習・文化のまちをつくると同じ内容となっています。したがいまして、施策の方向については、基本計画における施策の方向と同じ内容を記述するとともに、主要事業につきましても基本計画と同じ内容を記載しております。
 それぞれの内容につきましては、昨年12月に市議会全員協議会で御説明しました第4次基本計画(第2次改定)2次案のものと同じですので、説明については省略をさせていただきます。
 なお、確定後は基本計画の冊子の中に盛り込むため、この第3、基本目標と施策の方向につきましては、第6部及び第7部を参照し、事業の一覧等を示すような形で掲載することを予定をしております。
 最後に、改定までのスケジュールについて御説明をいたします。本日の本委員会での御報告の後、あす2月7日から16日まで、市ホームページ上などで意見募集を行います。あわせて、2月3日まで行っておりました、基本計画及び個別計画のパブリックコメントでいただいた御意見を反映した最終案を確定させまして、3月2日に開催予定の総合教育会議で再度、協議を行うこととしております。その後、3月の本委員会においてその結果を御報告させていただきまして、基本計画(第2次改定)の確定とあわせて、教育大綱につきましても確定という流れになってございます。
 説明は以上でございます。


◯委員長(伊東光則君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(山田さとみさん)  よろしくお願いいたします。この大綱のつくりについて、理解いたしました。非常に網羅的で、誰も取り残さない姿勢を評価したいと思います。この基本理念のところに、先ほどおっしゃいました虐待ですとか、差別、人権、あとは、新しい考え方として、スクール・コミュニティですとか、あとは個別最適化っていう文言を取り入れたのかなっていうのを感じたんですけれども、今回のこの改定に当たって特に重視したことですとかありましたら、教えてください。


◯企画部調整担当部長・行財政改革担当部長(秋山慎一君)  今回、改定に関しまして、先ほども御説明しましたとおり、基本計画の改定とあわせて改定をしたということになるんですけれども、説明の中でも申し上げましたが、これは法によって、首長がこの大綱をつくるということになっています。
 三鷹市においては、先ほども説明しましたとおり、基本構想、それから自治基本条例の理念に基づいて大綱を策定しているので、基本的には、今回、市長はかわっておりますけれども、そこの基本的な考え方、基調については変わらないという中で、個々の取り組みについては、委員御指摘のとおり、今回の基本計画の改定で新たに盛り込まれた、そういう考え方、あるいは施策などがこの大綱の中に盛り込まれまして、昨年の総合教育会議においても、市長と教育委員の間でそれについての協議を行って、本日お示ししている改定案をまとめたということでございます。


◯委員長(伊東光則君)  以上で企画部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午前11時20分 休憩


                  午前11時20分 再開
◯委員長(伊東光則君)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。
                  午前11時21分 散会