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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和2年まちづくり環境委員会) > 2020/08/05 令和2年まちづくり環境委員会本文
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2020/08/05 令和2年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時30分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  ただいまから、まちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩を取って本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時31分 休憩


                  午前9時32分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 休憩します。
                  午前9時33分 休憩


                  午前9時35分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 生活環境部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯生活環境部長(岩崎好高君)  おはようございます。よろしくお願いします。
 各部の運営方針と目標の見直しについてでございますが、私から、この御報告を行う前に、これらの見直しを行った経緯等について、まず御説明をさせていただきます。現在、市では、新たな行政評価制度の構築を進めておりまして、その一環として、各部の運営方針と目標の大幅な見直しを行いました。従来、各部の運営方針と目標は市長と各部長との成果契約としていましたが、今回から位置づけを変更し、それぞれの部が当該年度どのような取組に力を入れていくかを、議会の皆様、市民の皆様に分かりやすくお示しするものといたしました。
 こうした観点から、具体的な修正といたしましては、1として、部ごとに組織構成、職員数、予算規模を部の経営資源としてまとめていますが、これは従来どおりでございます。そして、従来の部の使命・目標に関する認識は、2のとおり、運営方針として、当該年度、各部がどのような考え方に基づいて事業を展開していくかを総括的にまとめてございます。
 また、3の主要事業と目標指標は、従来は各年度の市の施策や具体的な取組を施政方針、予算概要で明らかにした上で、改めて予算方針と目標の中で部ごとに主要事業の目標を取りまとめ、事業概要を詳述していましたが、今回からは予算編成と事業評価との関連性をより重視する観点から、施政方針に主要事業の概要として記載した取組の中から、部ごとに5、あるいはプラス・マイナス1事業を重点事業として選択しています。これは、当該年度の市の取組のうち、特に全体調整の中で進行管理を行うものにも位置づけを行っています。
 そのため、重点事業の内容説明は、施政方針、予算概要の記述に委ねる一方、目標指標につきましては、できるだけ具体的なものとするよう努めてございます。なお、この目標指標と基本計画における体系ごとの目標指標との関連性が問われますが、この点の整理については、今後の検討課題とさせていただいております。
 また、今年度はこうした重点事業に加えまして、部ごとのコロナウイルス感染症対策の取組を併せてお示ししています。今般は、以上のような形で施政方針、予算概要と、各部の運営方針と目標のすみ分けを整理いたしました。今後は、さらに新たな行政評価制度の構築に向け、政策会議の在り方や決算概要と自治体経営白書の役割分担などについても、順次検討していくこととしています。
 それでは、生活環境部の運営方針と目標について御報告をさせていただきます。令和2年度の各部の運営方針と目標の10ページをお開きくださいませ。1の部の経営資源につきましては、記載のとおりでございます。
 2以降につきましては、まちづくり環境委員会に関係する所管課の内容について御報告を申し上げます。2の令和2年度の運営方針ですが、2番目に記載の環境施策に関することといたしまして、環境保全・公害防止や地球温暖化対策などの環境施策を推進し、誰もが健康に暮らせる安全で快適な生活環境を確保した持続的発展が可能なまちの実現を目指してまいります。
 次に、ごみ施策に関することといたしまして、市民・事業者と協働でさらなるごみの排出抑制やごみの資源化を図るとともに、し尿等の安定的な処理に向けた取組を推進し、環境に配慮した資源循環型のまちづくりを目指してまいります。
 次に、経済施策に関することといたしまして、産業と生活が共生する都市の創造に向けて、市民・事業者・関係団体と協働し、SOHO事業やものづくり産業を含めた価値創造都市型産業及び商店街の振興を図ってまいります。
 次に、農業政策に関することとしまして、農地の保全と利用の推進、魅力ある都市農業の育成、市民と農との触れ合いの場の提供などを通して、農のあるまちづくりを目指してまいります。
 最後に、新型コロナウイルス感染症対策関連といたしまして、新型コロナウイルス感染症の拡大抑制等による外出及び営業自粛の影響により、厳しい経営を余儀なくされている市内事業者の経営継続を支援するため、小規模事業者経営支援給付金、融資あっせん制度の拡充、三鷹商工会との協働による経営相談窓口の設置、宅配事業による飲食店支援など多様な施策を実施してまいります。
 次に、3の令和2年度の主要事業と目標指標でございますが、コロナ関連につきましては、資料1の新型コロナウイルス感染症緊急対応方針の取組状況にて御報告をさせていただきます。資料1をお開きくださいませ。なお、それぞれの所管課長より御報告をさせていただきます。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  それでは、資料1を御覧いただきたいと思います。まず1、中小企業の経営継続に向けた支援でございます。(1)、三鷹商工会との協働による経営相談でございます。こちら、第1弾及び第3弾で示させていただいたもので、三鷹商工会との協働による経営相談につきましては、令和2年3月23日から実施させていただいている事業でございます。
 第3弾での拡充内容につきましては、まず1つは、期間の延長。6月末までの事業であったものなんですが、実施期間を9月末まで延長させていただきます。また、増員でございます。配置する中小企業診断士を1名から2名に増員し、相談件数への対応、それからオンライン申請等の細かい問合せに対して対応し、寄り添った相談をしていくというものでございます。相談実績でございますが、7月17日時点で電話97件、窓口237件という形になってございます。
 次に、社会保険労務士等の経営アドバイザー派遣でございます。こちら、第1弾でやらせていただいたものでございますが、社会保険労務士の活用は、現在18件となってございます。
 (2)、不況対策緊急資金等の要件緩和による融資のあっせんでございます。こちらも4月1日から第1弾として実施させていただいているものでございます。内容につきましては御説明を何回かさせていただいておりますので、めくっていただいて2ページ目、そちらに実績が載っております。現在、あっせん件数、7月17日時点で235件、想定を500件としてございます。それから、あっせん平均金額が808万円となってきてございます。全体的に、融資の利用数は減少傾向にあるというふうに言えるかと思います。
 次に(3)番、飲食店の経営支援でございます。ア、宅配・テイクアウトリストの作成・配布。これは既に第1弾で実施させていただいて、全戸配布という形で事業が終了しているものでございます。
 イ、新たな宅配サービスによる事業者、高齢者、学生などへの支援でございます。こちら、第2弾のほうで実施をさせていただいておりますが、6月に試行を始めて、7月6日から19日まで、連雀地域に限定して実施をさせていただきました。また、7月20日以降、本格運用を始めているところでございます。市がまちづくり三鷹に委託し、まちづくり三鷹が配送センターを設置、受注、配達、集金、支払いまでをコントロールしています。
 配達は、アルバイト先がなくなったなどの収入が減少した学生等を雇用して、受付業務、配達、集金、また送金等の業務に当たらせているところでございます。試行期間、連雀地域に限った試行の配達は173件でございました。また、20日から8月3日までの注文件数は668件、うち配送人員が足りずにお断りした件数が230件という形になってございます。現在、39名の学生と雇用契約の段階になっておりますが、今後、配送の仕方の工夫や雇用の増なども含めて調整をしていく予定でございます。
 なお、こちらの事業、配達先の方々、市民の方々と学生のやり取り等は大変好評でございまして、地域市民と学生の関係性や丁寧な一軒一軒の配達などを、質を落とさずに継続をしていきたいというふうに考えています。
 次に、ウです。3ページになります。宅配・テイクアウト導入支援補助でございます。こちら、第1弾で、三鷹弁当マップや前述の宅配サービスと一体的に、市内飲食店の業態の転換、もしくは拡大を目指して創設した補助金です。実績を御覧いただきますと、6月下旬の受付開始以降、7月17日現在、11件の申請となっております。飲食店組合さんや商店会などと今後さらに連携して、周知のほうをしていきたいと考えているところでございます。
 (4)番、市内小規模事業者への給付金でございます。こちら、第2弾でお示しをしたものでございます。家賃月額の2分の1の3か月分相当、上限30万円の給付でございます。
 4ページを御覧いただきたいんですが、ウの申請期間、エの実績を御覧いただきますと、申請は9月30日までという形で今、事業展開してございます。想定1,400件のうち、今740件の申請となっております。なお、国の家賃給付との併給が可能である旨、7月の3週号の広報で掲載しており、今、申請の動向なども見ておりますが、そんなに増えてくる感じでもなく、こちらも、もう一回、周知をした上で、そろそろ申請される方もいなくなってくるのかなという状況でございます。
 (5)番、創業後間もない事業者への支援です。こちら、第3弾で新たにお示しをしているものです。コロナ禍の中で創業した事業者に対して、創業支援をする目的で実施するものです。令和2年3月から8月に創業した事業者が、創業日前2か月の準備段階から、創業日後3か月までの5か月間に支出した創業等に要する経費の2分の1、上限20万円を補助するものです。
 なお、市の家賃相当給付が2月の創業者までを対象としていたこと、2月以降はコロナの影響がかなり出始めていたことを踏まえ、3月の創業者からを対象としております。受付は8月17日からの予定でございます。周知については、広報のほか、まちづくり三鷹、ネットワーク大学、商工会の創業支援関係のメーリングリストや情報誌等を活用して周知をしていきたいと考えています。
 (6)、新しい生活様式に対応するための環境整備の支援です。こちらも第3弾で示させていただいたものです。こちらの支援は、ソーシャルディスタンスなど、コロナ禍で安心して利用できる店舗や事務所の環境整備を支援し、クラスター発生を抑制しながら、市民の利用促進と事業所の経営継続を図るものです。
 5ページ目を御覧ください。ウの補助対象期間、エの補助金額ですが、飛沫拡散防止、立ち位置の表示、非接触型決済端末導入、そういった店舗の取組をしているというPR費、それらを施工するための工事費など、それから備品費などに、コロナ禍が始まった令和2年2月から令和3年3月31日の間に契約、支払いを行った経費を対象としています。補助率3分の2、上限10万円です。申請受付開始は8月17日を予定しています。なお、アルコールですとか、マスク、ティッシュ、くぎ、テープなどの汎用性の高い消耗品は対象外としている事業になります。
 また、この制度は東京都の新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン等に基づく対策実行支援制度、こちら対象経費が15万円以上の取組を対象とした補助金が、東京都のほうで御用意されておりますけれども、対象経費とほぼ同様で、私どもといたしましては、15万円以下の比較的取り組みやすい部分を三鷹市のほうで対象として支援をしていくという形になってございます。
 また、議会等でも御質問がございましたけれども、この事業の取組に当たりましては、三鷹商工会の安全対策徹底店舗紹介サイトや都のステッカーの取組と一体的にPRをし、効果的な普及を狙っていきたいと考えているところです。
 (7)、プレミアム付商品券の発行による市内商業の活性化です。こちらも第3弾でお示しをさせていただいたものでございます。議会でも御協議をいただきました。総額15億円、プレミアム率50%の商品券を発行し、落ち込んだ消費を喚起することによる市内経済への支援及び市民生活の支援を行うものです。在住・在勤・在学・在活動者が購入できるデジタル商品券と市内在住者に限って購入できる紙の商品券を7対3の割合で発行いたします。
 経緯につきましては、5ページのイ及びウに記載しております。まちづくり総合研究所でのみたか地域通貨・ボランティアポイント研究会が設置される中で、事務局である三鷹ネットワーク大学と地元金融機関との連携を検討、ネットワーク大学の会員であるみずほ銀行と共同研究の協定を結んだことが始まりとなっている事業でございます。
 このデジタル商品券は、将来のボランティア・ポイント、地域通貨を想定した実験事業としても位置づけております。まちづくり三鷹の市民向けの講座支援、それから商工会の店舗向けの支援、また、それぞれに特化したコールセンターの設置などにより、デジタルを苦手とされる事業者、市民の方にも配慮をしながら進めてまいりたいと考えているところでございます。
 私からの説明は以上になります。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  6ページ目の2、家庭系ごみ指定収集袋減免申請手続の郵送化の推進について、御説明させていただきます。この事業は第1弾の事業になります。例年、特別の窓口を設置しまして、一定の福祉的配慮の必要な方々を対象に家庭系ごみの指定収集袋を交付して、手数料を減免するものです。今年度は、窓口での感染を防止するために、指定収集袋を郵送化対応させていただきます。
 現在の取組状況ですが、指定収集袋の配送方法について郵便局との調整を行ったり、梱包用の段ボールを購入、対象者のリストの抽出を行っております。
 減免申請の今後の流れにつきましては、申請書を対象者全員の方に送らせていただきまして、記入等で返信いただいた内容について審査を行い、随時、指定収集袋を発送する流れになっております。
 今後のスケジュールにつきましては、9月6日の「広報みたか」のほうに掲載させていただくこと、そして9月中旬以降に勧奨通知といいますか、案内の通知を送らせていただきます。郵送対応につきましては、今年度につきましては、令和3年3月31日まで、今年度の終わりまで対応させていただきたいと思っております。
 続きまして、7ページ目の3、ごみ収集委託事業従事職員への応援事業ということで、第3弾の事業になります。この事業の概要になりますが、新型コロナウイルスの感染リスクのある厳しい状況下において、日々の生活に必要不可欠な業務として、家庭系ごみの収集に従事している職員に対して、感謝の意を込めて全国共通の商品券と熱中症対策に活用できる冷却タオルを贈呈するものです。
 事業の内容としまして、対象者は、家庭系ごみ収集委託事業者、10社ありまして、この収集員、また役員、事務員等を含む方々を対象としています。今回の補正の予算計上額は144万円となります。内訳については記載のとおりになります。実施方法といたしましては、ごみ対策課の職員のほうで各事業者を訪問し、この商品券、冷却タオルを贈呈しようと思っています。既に8月上旬になっておりますので、今準備を進めて、なるべく早くお渡ししたいと考えております。
 説明は以上です。


◯生活環境部長(岩崎好高君)  次に、7ページ目の4でございます。公共施設の開館状況等でございますが、8月1日現在、表に記載のとおりでございます。一定程度開館はしてございますが、利用制限等がかかってございます。
 次に、8ページ目の(2)の主なイベント等の中止・延期状況でございますが、これも8月1日現在のそれぞれの所管課で行っているイベント等の中止、あるいは延期状況、記載のものはほとんど中止という形で対応してございます。
 以上が、新型コロナウイルス感染症の緊急対応方針の取組状況でございます。
 それでは、次に、重点事業について、また、各部の運営方針の12ページのほうをお開きいただければと思います。重点事業でございますが、まず簡単に、その事業の内容について御説明の後、目標指標について御報告をさせていただきます。
 では、それぞれの課長より御報告をさせていただきます。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  私のほうからは、13ページのまる2、受動喫煙防止に関する条例の制定に向けた取組のほうを御説明させていただきます。受動喫煙による市民の健康への悪影響を防止するため、必要な環境整備を前提に、喫煙する人としない人の共存を図るとともに、受動喫煙及び喫煙による体への悪影響等に関する啓発や教育等を行っていくことを条例化していきます。
 目標指標としまして、現在は喫煙のマナーアップエリアの設定などを検討して、条例の素案を作成し、6月23日から7月14日までパブリックコメントを実施したところです。今後、10月以降は条例の周知を図っていきます。なお、必要な環境整備としまして、緑の小広場へ公衆喫煙所を設置いたしますが、当初予定していた令和3年度から令和3年1月に設置時期を早めることとしております。
 私からは以上です。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  13ページ、まる3、し尿投入施設等整備に向けた取組について、御説明させていただきます。し尿処理につきましては、平成31年4月1日から多摩川衛生組合のし尿処理施設で処理をお願いしています。市内での安定的なし尿処理を実施するため、令和4年度稼働を目指して、今、市民センターの第二体育館跡地にし尿投入施設を整備することとしています。
 令和2年度につきましては、し尿投入施設の整備に向けた基本設計、実施設計を庁内関係部署と連携を図りながら進めております。目標指標は、基本設計、実施設計の実施としています。
 続きまして、同じく13ページのまる6、環境センター解体後の跡地利活用の検討についてです。環境センターの跡地利活用につきましては、既存施設の解体や将来的な利活用方法が多岐にわたるため、全庁的な内容となることから、環境センター跡地利活用検討推進チームを設置して、検討をこれまで進めてきました。
 令和2年度からは、三鷹市経営本部規則の庁内連携会議に位置づけまして、引き続き近隣の影響等を考慮しながら解体に向けた取組を進めるとともに、資源有効活用の観点から、古着等のストックヤードの整備について検討を進めてまいります。
 また、残りの空き地につきましては、近隣住民等のニーズを的確に捉えつつ、スポーツ施設の整備など、総合的な観点から利活用の検討を進めていきたいと思います。目標指標は、庁内連携会議による跡地利活用に向けた検討としています。
 説明は以上です。


◯都市農業課長(塚本 亮君)  戻りまして、まる4の市内産農産物の活用推進に向けた取組について御説明いたします。昨年度、全市立小・中学校22校と公立保育園及び公私連携型保育園の18園に実施した三鷹産野菜の日事業は、市内産野菜の購入費を公費で負担するなど、市内産農産物の使用率の向上に向けて取り組みました。
 令和2年からは、保育園についてはこの事業を継続し、着実な実施を目標指標といたします。また、小・中学校22校については、年間を通して学校給食で使用する市内産農産物の購入経費及び運搬に要する経費、それぞれの補助制度を創設し、さらなる地産地消の拡充による都市農業の振興を推進することとし、当該年度の目標指標は、これら市内産農産物の学校への供給体制の確立と使用率の向上といたします。
 私からは以上です。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  私からは、まる5番、ものづくり産業等の集積・強化について御説明をいたします。こちらの事業は、減少をしているものづくり産業についての支援をしていくもので、主に相談強化、それから工業系用途地域への移転支援、また、住工混在地域における周辺環境に配慮した改修の支援、さらには、新しいものづくり産業の在り方を模索していくためのネットワークづくり、それから事業者数増加施策の研究といった形のものが含まれています。
 目標指標といたしましては、事業所訪問による経営相談の実施──これは、アウトリーチ支援と呼んでおりますが、今年度中に240社程度を回る予定でございます。また、市内移転事業者への費用の助成、それから周辺環境に配慮した建物改修等への費用助成、ものづくり産業活性化ネットワーク委員会──こちらは商工会の工業部会さんの若手さんで、いろいろな観光との連携やデザイナーさんと連携したものづくりについて、検討していただいておりますが、そちらへの支援、共同開発・新技術開発への費用助成、全体としての事業者数増加施策の研究、こちらはちょっとコロナ禍でまだ会議が持てておりませんが、そういったものにも着手をしていきたいと考えているところでございます。
 私から以上でございます。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 ここで、嶋崎委員より発言を求められていますので、発言を許します。


◯委員(嶋崎英治君)  ちょっと体調──おなかがちょっと痛いので、1回家を出たんですけど、また戻ったりして、大分落ち着いたので。遅参して申し訳ありませんでした。よろしくお願いいたします。


◯委員長(大城美幸さん)  それでは、市側の説明に対する質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(粕谷 稔君)  2点ほど、ちょっとお伺いをしたいと思います。さきの臨時会でも様々話題になったかと思うんですが、1つは、今御説明いただきました商品券の事業でございます。昨日ですか、日経か何かに取り上げられて、23区の行政関係の方からちょっと私のほうにも問合せがあって、かなりのプレミアム率ということと、あと、やっぱり23区でも顕著なのが、市民で買いたい人になかなか行き届かないということでの苦情なり、お叱りっていう部分があって、三鷹市さんではそういう工夫というのはどうなんでしょうかという、ちょっと問合せがございました。デジタルのほうは在勤・在学者も取り入れてっていうことではありましたけれども、その辺の見通しを1つお伺いしたい。
 あと、今の各部の運営方針、御説明いただきまして、重点事業として様々御説明いただきました。施政方針の中で、かつて買物環境の整備ということがございまして、今回、商品券の事業も全市的に市民の利用が図られることが望ましいというふうに思われます。本当に、なかなか高齢者の方々が、コミュニティバスのこれまでのコロナ禍での減便、休日ダイヤでの運行等がございまして、特にここにも記載がございます大沢地域──さっきの商品券のほうでも、大沢の地域の公平性という部分での指摘があったかと思います。
 今回、ものづくり産業の集積・強化という部分は、重点に据え置かれたようですが、この辺のお考えが、どのような議論があったのか、また、現状どのような取組をお考えなのか、お伺いをしたいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  まず、商品券のほうで、買いたい人に行き届かないということへの見通しというところでございます。こちら、商品券事業という事業の性質上、お一人お一人に給付する形とはまた違いますので、どうしてもくまなくという形は、なかなか難しいのかなとは思っておりますけれども、臨時会のほうでも御議論いただきましたが、例えば紙のほうは市民、在住の方専用という形にしてございまして、デジタルのほうも、発売日に少し差をつけて、市内在住の方、優先日を設けようかなというようなことで、市民の方に行き渡らせるということも少し考慮をしていかなきゃいけないかなというところで、検討をしているところでございます。
 あと、買物環境の整備のほうですが、こちら、今年もやらないというわけではございません。ただ、今、御高齢の方にお集まりいただくということがなかなか難しい中で、昨年度、ネットスーパーでの購入講座みたいなものをちょっとしたんですが、大変好評だったので、それをちょっと、今年また続けつつ、他地域にも広めていこうかなという形で、それを取っかかりに、例えば地域の商店やいろいろな福祉法人さんと連携した、いわゆる本当に必要とされる方に物が届くような形で検討を始めていきたいかなと思っています。
 ただ、ちょっとコロナ禍でどこまでそういった取組ができるかというところが、なかなか議論のあるところです。
 あと、例えばこの商品券のデジタルデバイスもそうですが、それから今やっている、いわゆる宅配みたいなものも含めて、あと、市民の方々の中にも自主的にお買物支援をしていただいているような活動がございます。そういった形と、買物支援のほうで御協力をし合いながら、そういったものを広めていきたいというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  御答弁ありがとうございます。商品券に関しましては、またそうしたインセンティブというか、市民の優先日という部分をつけていただくっていうことは、大変に有意義かなというふうに思います。プレミアム率、高いですので、とはいえ、どこまで市民の方々が積極的に市内のこうした商業振興にお力添えをいただけるのかということも、これも周知というか、方法も非常に重要だと思いますので、またその辺の工夫もお願いしたいというふうに思います。
 あと、買物なんですが、確かにコロナ禍で人を集めてっていう部分は、矛盾ということになるかと思うんですが、現実、こうした中で、また、先ほども開会前にございましたけれども、今ちょうど時期的に7月の長雨で、野菜の高騰が続いているという状況がありまして、ともすると、なかなか外に出られない、また、そうした生鮮食品も入りにくいという、今の時節柄の背景というか、状況もあろうかと思います。
 今後、この中にもありますけども、コミュニティ創生という、地域と連携していく中で、様々こうした地域の声っていうか、現状どうなのかという部分。やっぱり市の職員、また市役所がそうした部分に寄り添おうという姿勢を見せていただくということが、非常に市民にとっては力強さであったり、また、ある意味、市民のモチベーションの向上というか、頑張ろうというところにつながっていくのかなという気がいたします。
 ともすると、今コロナ禍で、本当にこのウイルスによって、人と人とのつながりが分断されていることが数か月続いていて、様々、いらいらだったり、ストレスだったりということが市民の方々の中にもたまってきているかと思います。そうした部分では、特におひとり暮らしの高齢者とか、高齢者のみの世帯という部分では、人との接点という部分が、今までの協働のまちの三鷹として、今回、事業は違いますけれども、高齢者の訪問等もまた今回の臨時会でも話題になりましたけど、うたっていただいているようでございます。
 やはり人とつながらないということのストレスというか、不安、また、そうした部分が日々の生活、特に食事とか、栄養のバランスとか、そうした健康維持という部分にも大きな影響があろうかというふうに思いますので、そうしたことを、またしていくような取組という部分も、本当に職員の方、少ない人数ではあるかと思いますけれども、心がけていただいて、コミュニティがしっかりと分断されないような取組を、様々な事業を通じて展開していっていただければというふうに思いますので、その点を強く要請をさせていただきます。よろしくお願いいたします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。


◯委員(半田伸明君)  大沢地域で、買物支援の社会実験をやっていましたよね。あれを、いずれはどんどん広げていくという話が、過去、一般質問か何かであったと記憶しております。なぜここに載っていないのか。重点事業を選抜する段階で、買物支援事業がそれだけちょっと──言葉は悪いですけど、劣後しちゃったのかなと受け止めてしまうんですよ。ここ、文字がないでしょう。
 いや、そうじゃないんだというんであれば、それはそれでいいんだし、そうじゃないんだというんだったら、ここに載せなきゃいけないし、この辺りがどうも温度感がつかめない。いかがでしょうか。


◯生活環境部長(岩崎好高君)  冒頭、ちょっとお話しをしたように、当初はベストテン、10から11、12ぐらいの範囲の中で、各部の運営方針の目標で、それぞれの目標を立てていた経緯がございます。今回、そういう意味では、このやり方自体を大幅に見直すという範囲の中で、5の、あるいはプラス・マイナス1ですから、4から6の事業を重点事業として出すというふうな形にいたしました。
 それの中で、御存じのように、4課、該当する課がございますので──実際にはコミュニティ創生課を含めると5課になるんですけれども、1つずつ挙げていって、それでも5つ。プラス1を何にしようかみたいな形で調整をさせていただいて、現在、こちらの重点6個を載せさせていただいているという状況がございます。
 買物環境も十分大切な事業だという認識がございますが、施政方針等の中でお示ししているものもございますので、今回からそういう選択をさせていただいたという経過がございます。
 以上です。


◯委員(半田伸明君)  それを聞いちゃうと、何も言えないけど。ただ、これ、誤解を招きますよね。だから、例えば一番最後、環境センターのことを書いてありますよね。例えば、その下に米印で、ほかにもこういうのがあるんですけどみたいな、追記みたいなのがあったら若干違うのかなという感じはしたんですが。
 何でこういう質問をしているかというと、商品券事業をいざ本格化する10月以降に、今モデル事業の話もしましたが、実際に買物不便の方、例えば足腰を弱められて外出がなかなかできないとか、いろいろな御事情があろうかと思うんです。商品券事業は、あくまで買いに行くんだというのがどうも前提になり過ぎなような気がする。買物をする権利っていうのは、これは差別があってはならないわけで、そういう意味でいうと、形式的平等のさらに先にある実質的平等をどう担保するか。
 だから、商品券事業と片やどおんと打ち出して、買物環境のモデル実験をここから削除すると、今事情を聞いてよく分かったけど、どうもちぐはぐ感があるんですよね。だから、実際に、買物が不便な方々の商品券事業への参画というか、そういうのをどう担保をしていくか。実際モデル事業やられた、何とかの会でしたね、名前が出てこないけど、大沢一丁目でしたよね──にじの会ね。
 みたいなところにも話をして、それなりの協力を仰がないといけないだろうし、にじの会を当てにして、そこ経由でないと買物ができないという買物弱者が仮にいる場合、どのようにその方を実質的平等の観点から支えていくのか、これ、大事な話だと思うんですね。この辺りどのようにお考えなのか、お聞かせください。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  委員さん御指摘のとおり、今回、いろいろなコロナの関係で出している施策もろもろにつきましても、やはり一体的な考え方の中で進めていく必要があるんだろうなというふうに考えています。今までは、商品券事業は商品券事業、買物支援は買物支援という形で進んできている経緯もございますが、例えば商品券事業とデリバリー三鷹の関係性がどうなのかとか、そういったことも含めて、少し検討していく必要があるのかなと。
 今回の10月の実施の段階で、どこまでできるのかというところは、ちょっとまだここでお話しできるとは思っておりませんけれども、ある程度買物支援事業も動き出す中で、幾つかの可能性を探ってまいりたいというふうには思っています。


◯委員(半田伸明君)  補正予算で、6月でしたか、例の宅配事業の話があったでしょう。あれ、建前としては飲食のお店をね。ところが、さっき申し上げた買物弱者からすると、例えば日用品を商品券事業の商品券で買いました。日用品を買いたいけど、例えば足腰がどうのこうのとなった場合に、1つ考えられるのが、やっぱり宅配を拡大すべきなのかなという感じはしています。買物支援のモデルの在り方を拡充していくとなると、どうしてもやっぱりそこは一定の限界があるんだろうなと。一定の金銭が発生しなければ、逆に私はおかしいと思うし。
 そう考えると、デリバリーという枠から考えた場合に、聞くところによると、例の宅配はもう既に人が足らないような状況であるというのもちょっと小耳にしました。いずれ拡大という話になっていくんでしょうけど、どうせ拡大するんであれば、飲食に限らない──買物支援の観点から、何でもかんでもとなると、これはちょっと違うんだけど、例えばお体を不自由にされている方とか、高齢者とか、この辺りは福祉とも連携してもらって、飲食に限らない宅配の在り方というのは、考えてみてもいいんじゃないかな。
 この辺りは、人が足りないということなので、いずれ補正っていう話になっていくんでしょうけど、少し裾野をね、買物支援の観点から広げるべきじゃないかなというのを考えていたんですが、この辺りのお考え、いかがでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  今おっしゃっていただいたとおり、今後のデリバリーの在り方がどうなっていくのか、コロナがいずれ収束していくとして、じゃあ、いつまでもお弁当を宅配しているのかというようなことも含めて、そういった日用品の配達等についても議論の中には上がってきています。おっしゃるとおり、市内全域のあらゆる人の要望を受けていると、それは無理なので、例えばおっしゃったとおり福祉と連携をして、本当に困っている方たちを対象に、そういったものをしていくと。
 これは今、まだ正式に決まっているお話ではなく、議論の中で出てきているというお話の中でお話しをさせていただいていますけども、そういったことも行く行くは考えていくようかなと。そういった意味では、買物支援事業の枠組みに福祉も入っていただいたり、あと、市民団体でそういうことを頑張ってくれている人たちにも、お声をかけているというようなところです。


◯委員(半田伸明君)  今の答弁でなるほどと思いましたが、そういう足腰が云々というような方が、スマホを持っていて、デジタルで購入できていれば、これは話が違うんだけど、やっぱりどうでしょうね、高齢の方で、いわゆるガラ携のままで、商品券事業の商品券を買いに行きたいんだけど、買いに行くことすら難しいとなった場合、次に問題になってくるのは、その方の代理購入をどのように制度設計していくか。
 真実、代理人かどうかっていうのは、これはなかなか難しいですよね。一定の書面を、例えばフォーマットを作って、そこからダウンロード云々となった場合に、果たしてダウンロードできる環境かどうかっていうことの問題も出てくるし。だから、元本、全体で10億円の中で、ここから先はちょっとなかなか言いづらいことなんですが、全部が全部、競争制で、並んでどうのこうの、先に来た人から買っていくんだよではなくて、例えば災害時要援護者に絞るだとか、いろいろな論点が出てくるかと思うんですが、先ほど申し上げた実質的平等の観点から、ほんの数%でもいいから、そのような方々がきちんと購入できる体制を、私は構築するべきじゃないかなと思います。
 紙ベースが今回4億5,000万円でしたっけ。少ないから、そういう方々がどういう生活実態なのか、デジタル環境をきちんと把握していらっしゃるのか、みたいなことは当然先に調べなきゃいけないんだけど、結果としてそのような方が買物の便利性を味わえないとなると、私、本会議で反対討論で主張させてもらった税の公平性の観点から、やっぱり問題が残るのかなと。
 だから、そういった移動困難な買物弱者の方々の購入の、ある意味での担保、きちんと購入できますというのはどこかで考えなきゃいけないと思うんですが、お考えはどうでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  今おっしゃっていただいた意見、税の公平性というところも含め、今後、どういうふうに検討していくか、今ここではちょっとお約束できませんけれども、ちょっと検討してみるというところでございます。いかにも時間がないというところは当然ございますけれども、今回その検討はさせていただきたいなというふうに思っております。


◯委員(小幡和仁君)  よろしくお願いいたします。先ほど説明はあったと思うんですけど、もう一回ちょっと確認したいんですが、重点事業ということで、今回絞っていると思うんですけど、例えば商工費のところでは、先ほどからちょっとお話があった買物環境の整備、それと都市型産業誘致の推進という項目も、年初の予算概要の中では入っていたわけで、種々議論されてきたところだと思うんですけれども。今回、ちょっとそういったところを絞って出された趣旨につきまして、すみませんけど、もう一回ちょっと教えていただけますか。


◯生活環境部長(岩崎好高君)  実は、この重点事業の決め方、先ほど申し上げたように、部で5プラス・マイナス1事業という1つの制約で、庁内で重点事業の位置づけをするという方向性が出ました。そこで、生活環境部としてどういったものを選定するか。それぞれ所管課で最重点で持っているものを皆様にお示ししましょうということで、一つ一つ、各課で考えて、5つ出していただきました。
 それ以外に、プラス・マイナス1ですから、この中でどういったところ、今後の市民の皆様等にお示ししなければならないこととして、プラス1をちょっと生活環境部では選択させていただいて、環境センターの部分を加えさせていただいたというのが経緯でございます。
 ただ、それ以外のものがないのかといいますと、実はこれはこちらにはお示ししていないんですけど、部の中では推進事業として、それ以外のものをどうやって対応していくかというものも幾つか、部の中では対応させていただいていますので、そこの進捗管理につきましては、しっかりと考えていきたいというふうに思ってはいます。
 ただ、皆様にお示しする約束の中の重点事業としては、5プラス・マイナス1事業という制約の中で、今お示しした内容になってございます。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。あえて今回、5プラス・マイナス1に重点事業を絞ってくださいというふうに言われたのは、すみません、これは全庁的なことなので、ここで御質問するのは申し訳ないというところもあるんですけれども、あえて5プラス1にしたという、このもともとの経緯というか、背景が多分おありだと思うんですけれども、そこは簡単に教えていただけますか。


◯生活環境部長(岩崎好高君)  部の経営資源は、先ほど申し上げたとおり頭のほうにあります。その次の構成として、重点項目、主要事業というふうなつくり込みをしていく中で、以前、先ほど申し上げたように10個とか、12個とかあって、それぞれ施政方針の中にも書いてある事業が大体多いということであるのであれば、この施政方針で一定程度お示しした中のものをさらに絞ってこの数にして、皆様にお示ししていこうというふうに、私は聞いているんですけれども。
 ここに至る政策過程については、申し訳ないんですが、詳細はそれ以上把握していないところもございます。ただ、一定程度、予算編成と事業評価の関連性をより重視するという考え方の中から、そういった意味で予算編成で皆様にお示しした施政方針、それから、今まで行ってきた事業評価、これを一体化して、分かりやすく、また特に重点としてお示しできるものということで、数を絞ったというふうに伺ってはいます。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。ちょっと率直に申し上げると、非常に分かりにくいといいますか、そもそも大切な税金を使っていろいろな予算を立てていただいているし、ただ単に数字だけ見れば、都市型産業誘致の推進のほうが1億円以上の予算をかけて取り組んでいるところがあって、そういった意味では、市民の皆さんから頂いたお金を使っている事業だと思うんですね。
 ただ、もちろん、金額の大小ではなくて、先ほど来あるような買物環境の整備というのも、予算的には少ないですけれども、非常に重要だという観点があるという中で、絞るということによって、一番懸念するのは、こうやっていろいろ予算を使っている事業が、優先順位が低くなる取組に、やはりどうしてもなってしまうのかなというふうになってしまうと、ちょっと逆の意味でのデメリットが出てくるのかなと思うんですね。
 もちろん、メリットもあると思います。これは大事だからしっかり進めましょうということでは、メリットがあると思うんですけれども。やはり全庁的に5プラス1にして、項目のボリュームが、あるいは事業数の多い少ないもある中で、単純に5プラス1にするということについては、やや、ちょっとあまりにも安易な決め方になっているのではないかなということを、ちょっと懸念しますよね。
 逆に言うと、ですから、この5プラス1に載せなかったのであれば、そこはしっかりと御説明いただく必要があるのではないでしょうか。要は、なぜこれを部として重点事業に入れなかったのかということについて、なぜこういう優先順位になっているのか。そこをむしろきちっと御説明していただかないと、説明責任的にはやや不十分かなという気がします。
 やっぱり一番心配するところは、先ほども申し上げたとおり、優先順位が下がってしまうんではないかなというところで、今回、都市型産業誘致の推進ということに関していいますと、三鷹市におけるいわゆる労働人口といいますか、昼間の労働人口を増やすという意味での影響度が高いものは、私はこの都市型産業誘致の推進というのは非常に大きいものだと、効果が高いものだというふうに認識させていただいております。そういった意味で、ここは非常になかなかハードルが高い事業ではあると思うんですけれども、積極的に進めていただきたいところだと。三鷹市の将来ビジョンを考えたときに進めていくべきところではないかなと思うんですが、そこら辺については今どうお考えなんでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  御指摘いただいたとおり、都市型産業誘致条例に基づく誘致施策というのは今まで重要な位置づけをしてきておりますし、今もそう考えてございます。ただ、一方、今委員さんの御趣旨からすると、このものづくり産業等の集積・強化というところも、いわゆる外から工業用途地域に入って来てもらうときの支援であったりとか、あと、今ある工場をなくさずに続けていただくという意味。
 それから、このポチの一番下のところに、今年まだできていないんですということで、ちょっと申し上げた事業者数増加施策、これは、いわゆる土地があるところにインセンティブを使って来てもらうのではなくて、事業所、ものづくりに限らず、商業等も含めて、どうしたら立地が増えていくような土地になっていくのか。要は魅力的な土地づくりができるのか、地域づくりができるのか。
 もっと限定的には、魅力的な商店街とか、魅力的な駅前とか、そういったいろいろなことを考えていこうという、若干取り組む角度を変えた施策です。来てくれたら、お金をバックしますというやり方とは、またちょっと違うアプローチを考えているという意味では、こちらも事業所を増やしていくという意味では、大きな取組としては同じというふうに考えているところです。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。そういうことであれば、方向性は一緒の施策ということでございますので、都市型産業誘致のほうも同じように進めていただければなというふうに、切にお願いしたいなと思います。
 それと、プレミアム付商品券の発行については、これは今までの議論からすると、買いたくても買えない市民の方が出てくるという、そういう可能性もあるという理解でよろしいですか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  今おっしゃっていただいた御趣旨としては、要は先着順という意味合いにおいての、買いたくても買えない人が出てくるというところでは、そうでございます。ただ、例えばデジタル化も含めて、今までちょっと遠くて買いに行けないとか、そういった方も含めて、買える選択肢を増やしているという意味では、いろいろな方が買えるようにと。あと、1,000円から買えるようにするとか、そういった形で、少しでも多くの方にという配慮はさせていただいておりますが、先着順という意味では、そういった形の御理解でいいかと思います。


◯委員(小幡和仁君)  基本的には、全員が3万円買ってしまうと、要は5万人ぐらいしか買えないわけですよね。全員が3万円買わないという、そういった推計値を基に、ほぼ皆さんが満足するような形になるのではないかというふうな試算をしているという、そういうことですか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  全員が3万円、額面4万5,000円ずつ買いますと、たしか3万3,000人分ぐらいになるかと思います。ただ、過去の経験からして、必ずしもみんな満額買うわけではないというところも含めて、あと買える額も少なくすることで、なるべく多くの方に買っていただけるようにという思いは込めて設計はしてございます。


◯委員(小幡和仁君)  そこら辺、きっちりと計算されて、シミュレーションされているんだと思うんですけど、くれぐれも市民の方から不平不満が出ないようにしていただきたいなというふうには思っております。どうぞよろしくお願いいたします。


◯委員(土屋けんいち君)  それでは、4点ほどあるので、1点ずつお願いします。重点事業のまる2の受動喫煙防止に関する条例の制定に向けた取組で、緑の小広場に公衆喫煙所を設置するというのを1月に早めていただいたということは、大変喜ばしいことだと思います。でも、1月ですので、まだ半年ほどあるので、それまでの取組として、デッキ上の喫煙所とさくら通り駐輪場の仮設喫煙所の設置の現状と今後の取組について、ちょっとお伺いしたいと思います。


◯環境政策課長(茂木勝俊君)  御質問いただきました緑の小広場、1月まで半年ほどあるというところで、今後の見通しというところですけれども、デッキ上の喫煙所に関しましては、先月、7月の下旬に撤去されておりますので、現在はございません。
 さくら通りの第2駐輪場内の一部を区切って喫煙所を置くことなんですけれども、当初7月下旬を目指していたところなんですけれども、昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、当面の間、延期をしているという状況です。ですので、新型コロナウイルス感染症の拡大状況等にもよるんですけれども、現状ではなかなか置くということの判断ができる状態ではないと認識しておりますので、そういった昨今の状況も踏まえて、今後は検討していきたいと思っております。
 私からは以上です。


◯委員(土屋けんいち君)  ありがとうございます。デッキ上、撤去済みということで、最近コロナの影響で全然三鷹駅のほうへ行っていないので。撤去済みということですけども、仮設喫煙所なんですけども、やはりこれはあくまでも仮設ですので、代替となるものなので、やっぱり必要だと思うんですよね。デッキ上のは撤去済ということなので、なおさらなんですけども。できれば、なるべく早く設置していただきたいんですけども、この前の設置のときは、いかにもタイミングが悪かったっていうのも重々承知なんですけども。なるべく早く設置していただきたいという声も聞いているんですけども、それに向けてどうでしょうか。
 あと、延期ということなので、延期中の経費というのはどうなるんですか。これ、予算が認められているので、未執行によるそういう額というのも出てくるんですか。その点についてもお伺いしたいと思います。


◯生活環境部長(岩崎好高君)  なるべく早くという声が、私どものほうにも若干届いておりますし、現状としましては、今、旧環境センターの跡地のほうに置かせていただいております。さくら通り駐輪場も、そこに置いてしまうと、駐輪をする方がその分減ってしまうということもありますので、もうすぐ、コロナが一定程度落ち着いて、そういう環境になれば、設置できるような体制を実は整えてはいます。
 ということで、一定程度設置場所はちょっと今、仮置きを旧環境センターのほうにさせていただいていますけれども、そういう意味で契約変更を一部させていただいて、執行は行っているというような状況になっています。
 以上です。


◯委員(土屋けんいち君)  そうしますと、台車はレンタルですよね。そのレンタル料は予定どおり支払いしているということですか。


◯生活環境部長(岩崎好高君)  台車も、そのままついて借りていますので。というのは、代車を取ってしまいますと建築物になってしまいますので、建築確認とか、そういった手続が同時に必要になってしまいます。その観点から、今でもその台車つきという形で保管をしております。
 以上です。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。資料1の2ページ、下のほうの三鷹市敬老お食事クーポン券なんですけど、これ、クーポン券というのは額面があるんですか。あれば、幾らなのか、1人何枚配布するのか、あとクーポン券の期限があるのかどうかについて、お伺いします。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  こちら、高齢者支援課さんのほうで措置している施策でございますが、クーポン券は額面500円で、3,000円分がお一人に配られるというふうに聞いております。
 また、使用期限につきましては、12月の末という形で予定をしているところでございます。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。ありがとうございます。
 4ページの申請及び給付状況で、この7月17日時点で737件で、給付決定が709件ということなんですけど、28件が給付決定が下りていないというんですけど、その理由についてお伺いします。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  これは単純に、申請を受けてから、審査をして、決裁をするのに、大体2日ぐらいかけています。その日時点の件数ですので、今、日々、1日に10件から20件の決裁が回ってきている段階ですので、そのときの時間を止めて見たときにこの差が出ているというだけの話でございます。


◯委員(土屋けんいち君)  そうしますと、その後は給付決定をされたということでよろしいんですか。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  ごめんなさい、厳密に言いますと、要件がそろわずに、不交付決定をしたものが5件程度交じっているかとは思いますが、そのほかのものについては順調に交付決定をして、支払いを行っているところでございます。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。ありがとうございます。
 6ページの家庭系ごみのごみ袋なんですけども、今回、取りに行かなくて、郵送ということで、私は申請件数が例年より増えるのではないかなと思っているんですけども、昨年度の配布数と今回の配送見込み数をお伺いしたいと思います。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  今までの実績と今後の見込みということですが、昨年度は1万1,642世帯が対象になっておりまして、その配布実績としては7,454世帯の方にお渡ししております。約64%ぐらいの方にお渡ししていることになります。
 今回、おっしゃるとおり郵送になりますので、増えるというふうに見込んでおりまして、約9,500世帯ぐらいの方からの申請にお渡しできると考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  ありがとうございます。先日、細かい数値ですので、7,454件というのをお聞きしたんですけども、今年は1万件近くの申請というか、配送を見込まれているということで、この梱包品、それも購入するということで、準備するということでよろしいですか。


◯ごみ対策課長(仲 雅広君)  まだ全対象者数は、今リストは抽出しているところですが、同じように約1万2,000件の方に申請書を送らせていただいて、その申請書に基づく配送用の段ボール等、一応購入を進めているところです。


◯委員(土屋けんいち君)  ありがとうございました。


◯委員(伊藤俊明君)  1点だけ、プレミアム付商品券の発行について、ちょっとお尋ねいたします。先ほども、粕谷委員への御答弁の中で、部長から市内在住者優先というお話がありましたけど、それは紙のほうの商品券については、それでというのは、補正のときに聞いているんですけど、これは今、デジタル商品券についてもそのようなお考えがあるような話だったので、ちょっとその辺の経緯というか、お話を聞かせていただきたいと思います。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  今、御指摘のとおり、紙の商品券につきましては、市内在住を条件とさせていただいているというところは従来どおりでございます。この間の議会でも、いろいろ御協議をいただいて、御意見もいただいたところでございますけれども、デジタルのほうは、基本的には市内在住、在勤、在学、在活者が買えるものというところは変わらないのですが、若干、2日とか、3日──まだこれは決まっていませんけれども、市内在住者が先に買える期間を少し設けようかなという検討をしているというところでございます。
 市民の方が買えないとという、いろいろ御意見もいただきましたので、少しでもその部分が反映できればというところで、検討を始めているというところで御理解いただきたいと思います。


◯委員(伊藤俊明君)  それは本当に、まさに市民の方はある程度優先にしていただけるというのはいい取組かと思うんですが、昨日の日経新聞のプレス発表では、私のほうにも何件か、三鷹市さん、財政的にも余裕あるんだねとか、いろいろ。それで、50%というのはインパクトが強いんでね、非常にそういう、いろいろな意味での反響があったということなんですが。
 ただ、デジタルのことは全面に書いてあるんですけど、紙のことがあまりあれなんで、高齢者の方とか、デジタルに不慣れな方は非常に割を食ってしまうんじゃないかみたいな、あの記事を読むと、ちょっと誤解を。市内在住の方が優先だなんて一言もここには書いていないし、そういうことで、これ、みんな一緒なのとかって。
 じゃあ、市民としてちょっとみたいなことがあるので、ちょっとその辺のプレス発表の仕方というかね。もう少し、要点があれなのかもしれないけど、誤解を招くようなというか。それは、どうですかね、ちゃんとプレス発表はしているのに、ああいう記事の書かれ方をしてしまうのか、その辺をちょっと教えていただければと。


◯生活環境部調整担当部長(垣花 満君)  今までも正式な記者会見ですとか、いろいろな記者発表の場は設定されているかと思いますけれども、やはり記者さんは、電話取材なんかも含めて、そのとき聞いた情報を基にいろいろ書いて、新聞に掲載いただいております。先ほど申し上げた、例えば市民に少し、1日、2日、優先日を設けようかなというようなお話も、私どもも今検討している最中でございますので、やはり新聞社さんのほうで取材をした時点での情報で書いてしまいますので、そういったことが起きます。
 いずれ、しっかり事業が固まった段階で、改めてプレス発表もいたします。あと、広報特集号を全戸配布させていただく予定でございますので、そこでしっかりと周知を図っていきたいと。ちょっと今、いろいろと方針もまだ固まり切れていないところもございますけれども、そこのところはちょっと御了承いただきたいなと思っております。


◯委員(伊藤俊明君)  今の説明なら分かりますけど、せっかくいい取組を考えているのに、何かそういう誤解をね。それで、買えるのも、商店街どこでも買えるようなイメージに。やっぱり商工会の加盟のところであり、また、そういう加入者の促進ということもあるかもしれないし、また、デジタル通貨、地域通貨の布石として行っているところも、いろんなことがあろうかとは思いますが、そういう誤解のなきように。
 それと、税の公平性だとか、本当に困っている方に届くような、いろいろなシステムも必要だと思います。先ほど来、いろいろな意見が他の委員からも出ていますので、その辺もしっかりと考慮しつつ、誤解なきよう、皆さんに周知徹底していただければと思います。よろしくお願いいたします。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、よろしいでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で生活環境部報告を終了いたします。
 休憩します。
                  午前10時54分 休憩


                  午前11時05分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。
 それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市整備部長(小出雅則君)  よろしくお願いいたします。私からは、アの令和2年度の都市整備部の運営方針と目標について御説明いたします。
 各部の運営方針と目標の24ページを御覧ください。1、部の経営資源です。都市整備部の正規職員は113人です。このうち女性職員は13名で、全員が一般職であります。
 続きまして2、令和2年度の運営方針です。大きく6点の方針を記載しております。1点目です。緑と水の公園都市の実現に向け、都市再生部と連携を図りながら、まちづくり事業を総合的に推進します。2点目です。地区計画制度の活用やバリアフリーのまちづくりを推進し、市民、事業者との協働で安全で潤いのある快適空間の整備を進めます。3点目です。生活の基盤となる道路や都市交通環境の整備、緑と水のネットワークや面的な連続空間の整備等、地域特性を生かした魅力と活力のあるまちづくり等を推進します。4点目です。データベースシステムを活用して、道路、下水道等を含む公共施設の効率的な維持・保全・活用や長寿命化に努めます。5点目です。下水道施設について、安定した下水道機能の確保、耐震化の向上及び都市型水害対策を促進します。6点目です。新型コロナウイルス感染症の影響下においても、社会基盤が適切に運営されるよう努めます。
 次に、25ページを御覧ください。3、令和2年度の主要事業と目標指標について御説明いたします。コロナ対策についてです。まる1、利用者減によるコミュニティバス運行への支援です。コミュニティバスの利用状況ですが、例年の利用者数から大幅に減少しております。地域公共交通活性化協議会において協議、報告を行いながら、利用者が特に少ない早朝と夜間を減便した臨時ダイヤで運行を行っております。
 まる2、学生の自転車駐輪場等利用料金の減免です。6月中旬までに、減免対象予定者へ案内通知の発送を完了しております。6月末時点で1,156件中、約40%に当たる460件の減免申請がありました。引き続き、申請手続の受付を進めるとともに、返金または更新料充当の対応を行っていきます。
 まる3、下水道使用料の支払い猶予です。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、下水道使用料の支払いが困難な方に対し、最長4か月の支払い猶予を行ってきました。今もなお深刻な影響を及ぼしている実態があるので、支払い猶予に関し、最長1年まで延長することといたしました。これは、東京都の水道料金の対応と連携して行うものです。6月10日時点における猶予の状況ですが、一般家庭126件、事業者15件となっております。
 まる4、市内公園の巡回による子どもの安全の確保です。6月12日までの間、都市整備部及び都市再生部の職員にて、週1回程度、主要な公園を巡回し、子どもの安全の確保を図ってきました。現在は不定期ではありますが、緑と公園課の職員による公園パトロール等にて、手洗いの徹底や3つの密の回避の声がけを行うなど、公園利用者への感染症予防啓発を行っています。
 次に、重点事業について御説明いたします。まる1、用途地域等の見直しです。新たに定めた住・商・工調和形成ゾーンを踏まえた土地利用を誘導していくため、東八道路沿道等において土地利用現況調査を実施いたします。また、農業委員会や東京むさし農業協同組合と連携し、都市農地を保全するため、指定から30年を迎える生産緑地地区を特定生産緑地として指定します。さらに、防災都市づくりに向けて、災害時の延焼シミュレーション等の基礎調査を行い、災害に強いまちづくりの検討を進めていきます。
 26ページを御覧ください。まる2、雨水貯留施設等の整備です。中原一丁目の水害対策として、地下に雨水貯留施設を設置します。また、上部空間につきましては、防災機能を有した公園として、また、その周辺を緊急時の避難路と緊急車両の通行可能な道路として整備するため、地域住民の意見を聞きながら設計に取り組みます。
 まる3、三鷹駅南口駅前広場の交通環境改善に向けた取組です。三鷹駅南口駅前広場内で車両混雑が生じていることから、地域公共交通活性化協議会での検討結果に基づき、駅前広場の運用ルールを見直すとともに、新たにコミュニティバス用バスベイを設置するなど、タクシー降車場やバス乗り場の配置の見直しを行います。
 まる4、公園・緑地の適切な活用に向けた指針に基づく公園整備です。公園・緑地の適切な活用に向けた指針に基づき、市民と協働で誰もが安全で安心して親しむことができる魅力ある公園づくりを推進します。地域の方々の意見を聞きながら、上連雀くすのき児童遊園をボール遊びができる公園とするため、防球ネットの設置等の整備を行います。
 まる5、牟礼地区生活道路緊急安全対策の実施です。東八道路の延伸に伴い、生活道路への車両流入などの道路環境の変化や市道第183号線と人見街道の交差点部の歩行者等の安全確保が懸念されている牟礼東地区等において、地域住民の意見を聞きながら、緊急対応方針に基づき地区の交通安全対策を推進します。
 まる6、みたかバスネットの抜本的な見直しです。コミュニティバスについて、市民の利便性の向上や地域の活性化を図るため、既存ルートの見直しを行い、再編を検討します。令和2年度は、三鷹台、大沢地区のルートの変更に向けて、社会実験ルートの検討を行います。
 説明は以上です。


◯水再生課長(奥嶋 亮君)  私からは、イ、都市整備部からの行政報告、2番目の三鷹市下水道再生計画の改定について説明させていただきます。
 1、目的及び概要になります。本計画は、長寿命化事業と地震対策事業から構成されており、目的といたしましては、安定した下水道機能を確保する工事を計画的に行うことを目的としております。
 次に、概要になります。(1)、計画期間は平成27年度から令和4年度までになります。(2)、長寿命化事業は、管路、ポンプ場、処理場の長寿命化工事になります。(3)、地震対策事業は、ポンプ場、処理場の耐震化工事と、資料1−2、40ページを御覧ください。こちらの図の3−1、仮設トイレの設置のイメージ図がございます。このように、震災用トイレますが設置され、上水を排出することができると、バキューム車でのくみ取り時間を長くできる効果がございます。
 次に、管路施設の長寿命化工事の実施状況でございます。19ページ、表2−9を御覧ください。一番下段の米印でございます。三鷹市は、古い管路でも良好な状態であるものが多くて、調査延長に対して約1.8%が改築対象となっております。
 資料1−1にお戻りください。2、改定の理由でございます。上位計画である三鷹市下水道経営計画の改定に伴い、アクションプラン(実施計画)である本計画についても、事業の進捗等に応じて時点修正を行うものでございます。
 3、改定のポイントでございます。(1)、新川ポンプ場の長寿命化工事の延期でございます。資料1−2、35ページを御覧ください。表の2−21、赤枠で囲った新川ポンプ場でございますが、当初、平成29年、平成30年度に工事を予定しておりました。昨今、技術の進歩によって、高圧受電方式から低圧受電方式で可能となりました。検討に時間を要するため、令和4年度から工事を行うこととしました。このことにより、工事費約5,000万円の削減を図る予定でございます。表2−21にはございませんが、予定では令和5年度までかかる予定でございます。
 (2)、防災拠点の地震対策です。42ページを御覧ください。当初は、令和4年度までで、表3−6、グループ1の48施設の計画でございましたが、当初計画より順調に進んでいることもあり、表3−7、グループ2の46施設を加えて、94施設を目標に今後事業を進めていきます。
 (3)、事業費でございます。51ページを御覧ください。一番下の右のほうの赤枠、2,450と記載されております。これが100万円単位で、令和2年度から4年度までで24億5,000万円を予定しております。こちらは、上位計画である経営計画の事業費内となっております。また、改定前は23億7,500万円となっており、差額の要因は同ページの上部、横長の赤枠、新川ポンプ場の工事を令和4年度からスタートすることによるものでございます。
 また、パブリックコメントは行わない予定でございます。
 私からの説明は以上になります。


◯都市整備部調整担当部長(田中元次君)  よろしくお願いいたします。私からは、ウの令和元年度三鷹台駅前周辺地区まちづくりワークショップの開催結果について説明をいたします。
 資料2を御覧ください。1、まちづくりワークショップ結果の概要です。本来、テーマ別に2日間に分けて開催をする予定でしたが、第2回については、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して延期といたしました。令和2年度に第2回の開催について検討をしてきましたけれども、感染症の鎮静化の見通しが立たないため、残念ながら開催を中止することといたしました。
 第1回は、「三鷹台駅前のにぎわいとまちなみを考えよう!」と題し、三鷹台駅前広場の整備及び駅前のにぎわいについて、土地利用の側面からワークショップを開催いたしました。開催日時、場所は記載のとおりです。参加者については、町会の協力を得て、現役世代の方にも御参加いただきました。第2回は、「三鷹台で安心して快適に暮らすには?」と題し、防災のまちづくり及びコミバスについて開催をする予定でした。
 2、第1回まちづくりワークショップにおいて出された主な意見と取組への反映についてです。(1)、駅前広場の整備について、主な意見と取組への反映です。三鷹台駅前からの移動のしやすさ、駅前広場の地域イベントへの活用及びコミュニティバスの運行本数などについて御意見をいただきました。駅前広場については、現在のバス折り返し場よりも駅に近くなります。また、駅前広場でのイベントの開催についても関係機関と調整をいたします。なお、コミュニティバスについては、ルートを含む抜本的な見直しを踏まえ、バスバースの配置を検討してまいります。
 (2)、土地利用について、主な意見と取組への反映です。景観や防災に配慮した駅前空間の維持、ルールなどによる統一感のあるまち並みの形成、駅前のにぎわいや駅を中心とした特色ある商店街などの御意見をいただきました。いただいた御意見を踏まえて、三鷹台駅前周辺地区まちづくり協議会及び商店会と協議を進め、土地利用の方針案を作成し、その後、地域の皆様や都市計画審議会の意見を聞きながら土地利用の方針を確定し、都市計画変更の手続を進めてまいります。
 なお、地域の皆様からの御意見については、新型コロナウイルス感染症の動向を踏まえ、例えば、土地利用の方針案を、町会の御協力を得て回覧をして、御意見をメール等でお送りいただくなど、工夫していきたいと考えています。
 説明については、以上になります。


◯都市交通課長(久保田実君)  私のほうからは、報告事項のエ、駐輪場料金改正後フォローアップ調査の結果について、御報告をいたします。資料の3を御覧ください。
 1、料金改定の目的・概要についてでございます。平成31年4月に放置自転車の防止、定期利用料金の明確な体系化、三鷹台駅周辺駐輪場の利用率改善、また、一時利用に長時間駐輪が行われ、買物利用等による一時駐輪がしにくい時間帯があることの解消、それらを目的として、定期利用におきましては利便性に基づく体系的な料金に、一時利用においては全ての駐輪場に2時間の無料時間を設けるなどの料金の改定を行いました。料金改定後の利用状況につきましては、利用率の改善を図りました三鷹台駅周辺駐輪場を除き、おおむね順調に運営をされているところでございます。
 2、定期利用駐輪場についてでございます。定期利用駐輪場は、基準となる駐輪場を定め、最寄り駅や駅からの距離、階層等の利便性に基づく体系的な料金へと改定をいたしました。三鷹駅では、体系に基づき一部の区分で料金の引上げを、残りの区分では料金の据置きを行ったところでございます。改定後の利用状況として、契約率も上昇しており、おおむね順調に運営をされております。
 三鷹台駅では、全ての駐輪場で利用料金の引下げを行いました。改定後の利用状況として、料金の引下げを行いましたが、契約率が下がっているところでございます。井の頭公園駅、つつじヶ丘駅では料金を据置きといたしました。改定後の利用状況として、契約率が減少しているところでございます。
 三鷹台駅、井の頭公園駅の今後の方向性につきましては、後ほど御説明を差し上げます。
 3、一時利用駐輪場についてです。一時利用駐輪場は、全ての駐輪場に2時間の無料時間を設けるとともに、無料時間経過後4時間100円、または8時間100円の料金改定を行いました。4時間100円の駐輪場は、2時間の無料時間内の利用者が多く、受入れにも余裕があり、買物利用や駅前の用事に御利用いただける状況です。無料時間の利用が多いことから、利用料金収入については大きく減少しているところでございます。8時間100円の駐輪場は2時間の無料時間を超えての御利用が多く、日中は比較的満車が多い状況であり、通勤・通学者の利用が多いと考えているところでございます。
 続きまして、4、日ぎめ利用の駐輪場についてです。日ぎめ利用は、三鷹駅周辺では料金の引上げを、三鷹台駅周辺では料金の引下げの改定を行いました。併せて、三鷹駅では収容台数を72台から162台に増やしたところでございます。
 三鷹駅では、収容台数を大きく増やしたことから、利用率が大きく下がっております。現在、受入れに余裕がある状況です。三鷹台駅では、利用率は増加いたしましたが、利用料金を引き下げたことにより、利用料金収入については減少しているところでございます。利用者については順調に伸びていることから、今後、利用の推移を見守っていきたいと考えております。
 井の頭公園駅、つつじヶ丘駅では、利用率は微増しましたが、全体としては低利用率となっているところでございます。
 5、放置自転車についてです。全ての一時利用駐輪場に2時間の無料時間を設けたことなどから、短時間放置に対する警告札、長時間放置に対する撤去数、共に減少しているところでございます。
 6、今後の方向性についてです。契約者が減少しています三鷹台駅の定期利用につきましては、三鷹台第1駐輪場において、一部のラックを撤去し思いやりゾーンを増設し、利用者の利便性を向上させるとともに、学生を対象とした月額ワンコイン(500円)の利用を試験的に実施いたします。井の頭公園駅につきましては、全体的に利用率が低調なことから一時利用の駐輪場と定期利用の駐輪場の統廃合を行ってまいります。三鷹駅日ぎめ利用駐輪場につきましては、利用に余裕があることから、当該駐輪場はラックがなく、係員が日中常駐するとともに、長時間駐輪する場合には割安な駐輪場であることなどを、ホームページ等を使い積極的に周知をしてまいります。
 報告事項のエにつきましては、以上でございます。
 引き続き、報告事項のオ、三鷹駅東側バス降車場の工事実施及びジブリ美術館ルートのルート変更について、御報告をいたします。資料の4を御覧ください。1、バス降車場の工事についてでございます。三鷹駅南口駅前広場における交通混雑解消の取組の1つといたしまして、令和2年8月から三鷹駅南口東側にコミュニティバス降車場の新設工事を行います。工事期間は8月17日から9月上旬を予定しております。工事に当たりましては、近隣住民への工事のお知らせを行うとともに、工事箇所周辺にイメージ図等を掲示して周知を行ってまいります。
 2、ジブリ美術館ルートの一部変更についてでございます。コミュニティバス降車場の工事実施に併せまして、三鷹の森ジブリ美術館ルートの一部変更を行います。変更ルートにつきましては、資料でお示しをしたとおりです。赤が既存のルート、青でお示しした部分が、今回変更で新たに通る新規のルート、赤の破線が廃止とするルートでございます。
 ルートの一部変更に当たりましては、6月17日に、バス事業者、警視庁と共に現場実査を行い、交通上、運行に問題がないことを確認いたしました。また、7月17日に、関係する町会及び商店会への説明を行い、4団体の代表者の方に御参加をいただきました。説明会における主な御意見につきましては、三鷹駅南口駅前広場の混雑解消の目的に御理解をいただく御意見をはじめ、新ルートとなりますむらさき橋通りにバス停を設けると便利であるとの御意見や風の散歩道の違法駐車対策を行ってほしいとの御意見をいただいたところでございます。
 いただいた御意見に対しましては、今後、バス停につきましては、バス事業者と検討を進めるとともに、引き続き三鷹警察と協力しながら、風の散歩道の違法駐車対策を行い、交通の安全確保に努めてまいります。その後、7月28日に開催いたしました地域公共交通活性化協議会にて協議を行い、御承認、決定をいただいたところでございます。新ルートにつきましては、10月1日からの運行を予定しております。
 私からの報告につきましては、以上でございます。


◯道路管理課長(山中俊介君)  私からは、報告事項の6点目、宮下橋架け替え工事の現状についてを報告いたします。資料5を御覧ください。1、現状と課題、(1)、玉川上水敷についてです。東京都水道局は、平成29年から平成30年にかけて、宮下橋付近の法面の工事を実施したところですが、法面から著しい湧水が確認されたため工事を中断いたしました。こうした玉川上水の護岸が危険な状態と判明したことから、宮下橋架け替え工事の実施に当たっては、水道局における施工方法等の確認、また、文化庁など、関係機関との協議に時間を要し、事業の開始に遅れが生じているところです。
 (2)、各企業工事です。下の現状の図にあるとおり、現在、宮下橋に並行して電気、ガス、上下水道等の管路が設置されています。今回の宮下橋の架け替え工事により橋の幅員が広くなることから、各企業者の管路を新しい橋にぶつからない位置に仮移設が必要となっています。これまで、各企業者と移設工事の工程調整を行ってきたところですが、各企業者が詳細検討や設計を進める中で、敷地が狭隘で慎重な施工が必要などの課題が判明しており、工事期間の延長を求められている状況です。
 2、今後の予定です。今年度は、架け替え工事に支障となる企業管を移設するための仮設架台の設置、企業管の移設工事の実施、そして架け替え工事の着手を予定していました。しかし、上記でお示ししたとおり課題等が生じたことから、今年度は仮設架台の設置及び一部の企業管移設工事の実施に変更する予定であります。
 このため、当初予定していました令和4年度の供用開始は困難な状況となっておりますが、全体スケジュールについて現在精査中であり、今後、お示ししていきたいと考えています。
 説明は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  以上で市側の説明は終わりました。
 質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(土屋けんいち君)  それでは、まず1点目、資料2の取組への反映なんですけど、これ、イベント開催時に駅前広場を使いたいという要望に向け、調整するということなんですけど、駅側のほうに、広場を設けようとしたら、恐らくそういうことになると思うんです。そうなると、あそこの踏切の手前の交差点にバスが通過しないルートというのは可能なんでしょうか。その点についてお伺いします。


◯都市整備部調整担当部長(田中元次君)  広場の整備につきましては、今、別途いろいろな案を作成して、また地域の皆様に御意見をいただきながら最終決定をしていきたいというふうに思っているところですので、まだそれが最終的に決定したわけではございません。


◯委員(土屋けんいち君)  もちろん決定していないと思うんですけども、協議する上で、右回りにしても、左回りにしても、交差点を通過することを想定したと思うんですけども、あの交差点を通過しなくても、その手前のところで道路に出られるのか。現実的には、それが出られないんでしたら、検討の余地がないんじゃないかなと思うんですけども、いかがでしょうか。


◯都市整備部調整担当部長(田中元次君)  やはり、今幾つかの案を検討して、それができないということではないんですけれども、イベントとか、ふだんからの様々な使い方がどう利便性があるのかというところを踏まえながら、今検討を進めておりますので、手前から入って、手前から出るという案についても検討はしております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。土地利用の方針案と都市計画変更なんですけど、今現在、今後のスケジュールはどの程度お考えでしょうか。


◯都市整備部調整担当部長(田中元次君)  本来であれば、2回目のワークショップをやって、今年度、早い時期に地域の皆様にお返しして、御意見をお伺いして、令和3年度にはそういったことをやっていきたいなというふうには考えていたんですが、その辺が、今、コロナウイルスの関係で遅れておりますので、まちづくり協議会とか、商店会に、これから、広場の話と土地利用の話とございますので、まずは広場のほうの話を最初にお伺いして──一緒にしてしまうと、やはりちょっと話がごちゃごちゃとするようなこともございますので、別のところで御意見を伺いながら、順番を決めてやっていきたいというふうに思っています。
 今後その進捗状況によりますけれども、早ければ令和4年度くらいに都市計画変更ができたらというようなことでは考えておりますが、今後の動向等を踏まえながら、そこも慎重に対応してまいりたいと思っております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。早ければ令和4年度って、大分先だと思うんですけども、よろしくお願いします。
 駐輪場ですけども、定期利用、一時利用、日ぎめ利用として、それぞれの12月末時点の契約率が書いてあるんですけども、そもそもこの定期、一時、日ぎめの目標契約率というのはどの程度お考えなのでしょうか。お伺いします。


◯都市交通課長(久保田実君)  それぞれ駐輪場ごとの目標台数というものについては設定をしていないんですが、それぞれ三鷹駅周辺、三鷹台駅周辺、また、井の頭公園駅、つつじヶ丘駅、それぞれ放置の禁止エリアというふうになっておりますので、その自転車利用者の方が収容できるだけの駐輪台数を確保していきたいというふうに考えております。ですので、社会状況等によって実際の利用状況が変わってまいりますので、具体的にその駐輪場ごとに何%とか、何台というよりは、利用者の方の御利用を満たせる台数をしっかりと確保していきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。利用者の台数を確保するのは、もちろん第一義的に優先すべきことなんですけども、空きがいっぱいあってもいかがなのかなという点もあるので、理想契約率としては90%ぐらいがいいのかなと、私は思うんですけども、その点いかがでしょうか。


◯都市交通課長(久保田実君)  収支の関係等を鑑みますと、安定的な運営をされるためには、各駐輪場におきまして、おおむね7割から8割というところが1つ──仮にこれが9割から9割5分になってしまいますと、新たな需要が発生したときに、新たに駐輪場を設けなければいけないということで、そうしますと、土地の買収だったり、賃貸から始まって、建てるまでに非常に時間を要しますので、新たな需要にすぐ追いつけないというところもございます。
 そういった、ある程度一定のバッファーといいましょうか、余裕を持たせることを考えますと、7割から8割くらいが1つの目安というふうになるのではないかと考えているところでございます。


◯委員(土屋けんいち君)  ありがとうございます。では、7割か8割が理想ということなんで、そこを目指して御努力をお願いしたいと思います。
 ジブリ美術館ルートの変更なんですけども、町会、商店会への説明の中で、4団体の中から、むらさき橋通りにバス停があったほうがいいのではないかという要望があったという説明がありました。そもそも、このむらさき橋通り等にバス停を増設しなかった理由というのは何かあるのでしょうか。この変更ルートだけを先に決めたということなんでしょうか、その点について確認したいと思います。


◯都市交通課長(久保田実君)  今回のジブリ美術館ルートの一部変更につきましては、ルートを変更することそのものが目的というよりは、結果として三鷹駅南口の駅前広場の交通混雑の解消に向けた取組となっております。その過程の中で、むらさき橋通りのところにバス停の設置ということで、バス事業者と初期の段階での交渉は行っているところですが、今のところ、まだその用地等の確保に至っていないところでございます。
 今回、地元の説明会におきましても、同様にむらさき橋通りにバス停があったら便利だという御意見をいただきましたので、さらにバス事業者のほうとも交渉を重ねて、むらさき橋通りの新ルートのところにバス停が設置できるように事業を進めていきたいというふうに考えております。


◯委員(土屋けんいち君)  分かりました。バス停があと1つ、2つ増えると、時間にも影響してくるので、なるべく早く地元の方の意見を取り入れて検討していただきたいと思います。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  2点ほど、ちょっとお伺いしたいと思います。今回、宮下橋の架け替え、かなり難航しているというふうに御報告をいただいたと思うんですが、今回、この工期の延長等を余儀なくされるということで、今後の橋梁の改修事業、こうした部分に何か影響があるのかどうか、まず、ちょっとそれを伺いたいと思います。


◯道路管理課長(山中俊介君)  今回の橋の架け替え工事に当たりまして、先ほど御説明いたしましたとおり、企業の管を一度移設して、新しい橋を架けて、さらに1回仮設で移した企業の管を、橋の下にまた移し替えるというような工事が出てきます。
 また、今回、護岸のほうがかなり危険な状態ということから、ある程度その辺の護岸工事の、今回の工事で若干影響がある部分について、その辺についても対応を図らなければいけないというふうに考えておりますので、工程は全体的に、やはり数年程度遅れるのではないかというふうに考えておりますが、現在その時期等については、今精査して、さらなる検討をしていきたいというふうに考えているところです。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。様々、自然豊かなゆえにこうした課題も出てくるというふうに思いますので、その他の計画的な橋梁の改修事業になるべく影響がないような予算措置とか、そうした柔軟な対応というのも必要になってくるのかなという気がいたしますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 あと、重点事業のほうで、バスルートのことが出て、今年度は大沢地区、三鷹台、新ルートの調査という話を伺っていたところでございます。従前より、様々御指摘をさせていただいた経緯があるんですが、特に今、大沢のコミュニティバスが巡回している飛行場の通りがあろうかと思うんですが、あそこと飛行場のところにはちょうど調節池がございます。また、もうちょっと北には野川もあったりとかして、大沢ルートという中では、第七中学校の南側──崖の下側、いわゆる大沢二丁目、五丁目界隈がちょっと陸の孤島という状況になっているかと思います。
 もちろん、調節池の東側も、大沢の五丁目、一部入っていますが、なかなか狭隘道路で、車両の通行も、最近住宅地も増えておりまして、通行量がすごく増えているというふうに認識をしております。大沢ルートの中でこうした部分の解消ということが、地域の住民協議会のほうからも、買物等にも絡めて、今既存というか、これは民間ですけれども、長谷川病院のバスが調布と往復運行をされていて、地域の高齢者の方からは、日常の足としてというか、買物の足としてという部分で、例えばすいている時間帯に、全住民とは言わないけれども、高齢者のみに限ってそのバスを利用させていただいたら、より便利ではないのかという声がここ数年上がっていて、皆さん、市側のほうにもそうしたお声が上がっているかと思います。
 これは、民間がお金を払ってやっている部分で、非常に難しい部分はあるかと思うんですが、こうしたこと、ちょっとしたというか、お金もかかることですけれども、取組を進めることによって、地域のある部分の交通不便の解消とか、高齢者の移動という部分には、大きく前進が見込める事業ではないのかなという気がいたします。現状、大沢のルートをどのように考え、調査をされながら、こうした課題についての御所見を伺えればと思います。よろしくお願いします。


◯都市交通課長(久保田実君)  今年度につきましては、コミュニティバスの抜本的な見直しの中で、大沢地区のほうのルートの検討に着手したいというふうに考えております。当初、春に住民協議会や地元の方へのアンケート等を予定していたんですが、コロナの関係から、やはり密を避ける状態ということで、まだ地元のほうに入れていないというのが現在の進捗状況でございます。
 考え方といたしまして、今委員のほうからもお話がありました、例えば大沢であれば、長谷川病院のほうがマイクロバスを使って患者さんの搬送を行っているということについては、私どもも承知をしております。全ての移動の需要について、コミュニティバスだけで全ての需要を担っていくというのは大変に厳しい状況ではないかと私どもも認識をしておりますので、民間が所有しているようなバスについて、空き時間の活用等も含めて、抜本的に検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。今年度、コロナでコミュニティバスの減便もされていて、その補填もしなければいけない。しかも、また今後はウイズコロナの中でコミュニティバスルートの見直しという大きな挑戦になろうかと思います。今、御答弁いただきましたように、民間の御協力という部分もやはり大きな力添え──また、その他の部分では、例えば防災とか、地域のこうした地域資源としての協力関係もあると思うので、そうした視点からも、何か福祉との連携、また都市整備部と福祉の連携とか、図られていっていただければ、大きく課題解消するのかなという気がいたします。
 あと一点、地域の声をまたしっかりとつかんでいただくという姿勢をまた引き続き持っていっていただきたいなと思います。先ほど、民間という部分があって、ここには関係ないんですけれども、やはり交通不便地域の解消という部分では、今、特にこのコロナの中でも、その前から含めてなんですが、高齢者の方が移動するのにタクシーがなかなかつかまらないというお声を、やっぱり地域ではよくいただきます。
 もちろん、この住宅街にタクシーが入ってくるということがなかなか厳しい状況はあるかと思うんですが、こうした都営住宅とかの、今駐車場が引き続き未利用で、車を止めさせないような工夫というか、大きな鉄パイプが置いてあったりとかっていう形で使われていないところもありますので、こうしたところに、より民間の市内のタクシー事業者さんの方が待機できるような工夫っていうのも重要なのかなという気がいたしますので、バスのルートと併せて、全然分野は違うかもしれないんですが、交通不便地域の解消という部分で、併せて御協議というか、御考慮をいただければというふうに思いますので、その点をちょっと強く要請をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、ございますか。


◯委員(小幡和仁君)  よろしくお願いします。24ページに、運営方針ということで、緑と水の公園都市の実現に向けてと書かれております。そこのところを具体的に言うと、質の高い防災・減災のまちづくりということで、今一番、喫緊の課題でここをやっていくんだ、重要性があるんだというところについて、ちょっと改めてお話を伺いたいんですけれども。


◯都市整備部調整担当部長(田中元次君)  重点事業の用途地域の見直しのところで、防災都市づくりに向けた基礎調査の実施というのを、今年度予定しております。平成29年度に東京都が策定しました、地震に関する地域危険度測定調査、こちらのほうで井の頭のほうの地域が非常に危険だというような状況が分かっております。ただ、今年度、本当にそこだけなのかというようなところを、地域全体で一度調査をさせていただいて、全部を一遍にやるということはなかなかできませんので、その上で、危険なところを特定をした上で、防災・減災のまちづくりに今後、集中的に取り組んでいきたいというふうに思っております。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。一応地震に関して一番危惧されているということでございますよね。防災マップっていうのがこの間できましたけれども、非常にすばらしいものだと思うんですが、水害等、地滑りといいますか、傾斜地で崩壊しそうなところについてのマップだと思うんですけれども。そういった意味では、今後、研究していく中で、将来的に地震に関する防災マップを作る予定というか、お考えはありますか。


◯都市整備部調整担当部長(田中元次君)  今現在、すぐに作るというようなところは考えておりませんでしたけれども、今後、この調査をした上で、道路が狭いところとか、当然危険なところはあると思いますので、そういう意味で、今後は防災課ともよく調整しながら、必要があればそういう検討も研究させていただければと思います。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。もう一点だけ。今の話は、そうすると、25ページにあります、用途地域等の見直しの中の防災都市づくりに向けた基礎調査の実施、このところでの地震における延焼シミュレーションとか、そういったものを調査していくという理解でよろしゅうございますか。


◯都市整備部調整担当部長(田中元次君)  そうですね、先ほども説明があったと思うんですが、土地利用現況調査のデータなんかを活用しながら、災害時の延焼シミュレーション等を行いながら、危険な箇所の特定をしていきたいというふうに思っています。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。続きまして、先ほどからちょっと出ておりますコミュニティバスなんですけれども、これは今、井の頭地区と大沢地区で考えているという新ルートについては、一応駅に直結するループということで検討しているということでよろしゅうございますか。


◯都市交通課長(久保田実君)  まだ現在、ルートについては複数案を持っていて、最終案としてまだ絞っていないので、委員会のほうにもまだ御報告を差し上げていないところではございますが、1つの方向性、方針としましては、やはり循環型というところのルート、もしくは、市民の方が日常として使っていただけるような、スーパーだったりとか、そういった商店等も考慮したようなルート、そのような複数のルートを考えつつ、今バス事業者や、あと住民の方の意見の分析等を行いながら、ルートの絞り込みをかけているという状況でございます。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。最後に駐輪場ですけれども、やはり気になるのが三鷹台のところの駐輪場の話になるんですけれども、ここはやはりいろいろと御苦労されていて、いろいろな取組もされているっていうのは重々承知しておりますけれども、やはり、なぜこれだけ利用率が低いのかというところについて、具体的にその原因といいますか、そこら辺を検討すべきときに来ているのではないかと。
 やはり行ってみますと、結構市の駐輪場以外の駐輪場も多いですよね。いわゆる民間の駐輪場も多いとか、そういうところもあると思うんですけれども。いろんな競争をしているという状況も、もしかすると三鷹台はあるのかなというふうに、やや思ったりもしておりますが、そういった原因のところ、なぜこれだけの利用率に下がっているのか。いろいろ安くしても増えない。こういったことでどんどん利用率が下がってくるという、やや危機的な状況もあると思うんですけれども、そこら辺のもともとの原因につきまして、しっかりと調査をする必要もあると思うんですが、もうされていますかね、いかがでしょうか。


◯都市整備部長(小出雅則君)  三鷹台、井の頭地区の駐輪場につきましては、委員おっしゃることは確かにございまして、従来、登録駐輪場の頃は、今の第1駐輪場のところに収容し切れないぐらいの皆さんが御利用されていた。そういうのを前提に駐輪場の配置を進めていった中で、今度は利用料金を頂きながら適切に管理していく形へ、駐輪場の維持管理の在り方も我々も変えてきています。そういった中で大分利用が少ない駐輪場も出てきていますので、全体の再配置も検討していかなきゃいけないと、我々も思っているんですけれども。
 これまで地主さんからお借りしてきた経緯等もございますので、全体の駐輪場をどういうふうにしていくのか。また、今コロナの関係もあって、御利用されている方が控えられているところもあると思うんですけど、そこをしっかり見極めて、再編については取り組んでいきたいというふうに、都市整備部でも考えています。
 ただ、相手の地権者の方とのこれまでの経過も踏まえながら、そこはよく話合いをして進めていきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、ないようですので、都市整備部報告を終了いたします。
 休憩します。
                  午後0時01分 休憩


                  午後0時58分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  それでは、委員会を再開いたします。
 都市再生部報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  今日はよろしくお願いいたします。私から、都市再生部の運営方針と目標について御説明いたします。
 27ページをお開きください。都市再生部におきましては、まちづくり推進課と、それから再開発課の2課で構成されております。職員数は17名となっております。
 令和2年度の運営方針につきましては、こちらに掲載されている5項目について取組を進めてまいります。まず、全体の方針としましては、まちの質的向上と魅力向上を目指して、都市整備部と連携しながら、市民の命と暮らしを守る質の高い防災・減災まちづくりに取り組みます。そして、各事業地区におきましては、付加価値の向上、それから三鷹の魅力向上、市民が主体となった地域のまちづくり、さらには防災性向上と交通環境の向上といった取組をしてまいります。安全で快適な魅力ある都市を目指しまして、都市再生部としての取組を進めてまいります。
 本日は、まちづくり環境委員会ですので、これらのうち特別委員会に該当するものは除外して、次のページから御説明いたします。
 28ページを御覧ください。まず、最初にコロナ対応でございます。市内公園の巡回による子どもの安全の確保。これは都市整備部からも御説明があったかと思いますが、職員が公園に行きまして、手洗いしてねとか、また密にならないようにねと、子どもたちに声がけをする取組でございます。都市整備部とは市内のエリアを分けて行っているものでございます。
 次に、重点事業について御説明いたします。まずは、まる2番、新都市再生ビジョン(仮称)の策定に向けた取組でございます。3つありますが、1つ目のポツのところの防災都市づくり方針の策定について。これは、防災都市の実現に向けた総合的な取組と今後の防災拠点の在り方などを取りまとめた防災都市づくり方針(仮称)、この策定に取り組みます。
 令和2年度施政方針では、令和2年6月頃の策定を予定しておりましたけれども、今般の新型コロナウイルス感染症の対応を踏まえて、そういった内容に見直すということが必要になると考えましたので、現時点では、令和3年の3月に延期するということにしております。
 3つ目のポツ、新都市再生ビジョン(仮称)の策定に向けた取組でございます。先ほどの防災都市づくり方針や現在進めております施設の劣化診断など、基礎的な調査の結果を踏まえて、公共施設の建て替えや改修の基本的な方針、優先順位の考え方、さらには中長期的な修繕計画を示す、この新都市再生ビジョンの策定に向けて取組を進めていきます。
 こちらの策定時期ですが、令和2年6月の着手を予定しておりましたけれども、先ほどの防災都市づくり方針の策定がずれたことに伴いまして、こちらのスケジュールも見直す予定でございます。
 次に、まる4番、三鷹台駅前周辺地区のまちづくりの推進について。本事業は、三鷹台駅前周辺地区のにぎわいや安全で快適な道路環境整備等について、まちづくり協議会等との意見交換や、また、地域のまちづくり活動の支援などを行っていきながら、市民と共にまちづくりを進めていくものでございます。令和2年度は、都市整備部による駅前広場整備のための用地取得や設計等について、互いに連携しながら、協力して進んでいきます。
 続いて、重点事業のまる5番になります。都市計画道路3・4・13号(牟礼)整備の促進についてです。こちらは、牟礼地区におきまして、人見街道から連雀通りまでの466メートルにおきまして、南北道路を整備することによりまして、周辺の生活道路に進入している通過交通、これらを低減させて、渋滞の緩和と安全性を高めることを目的に取り組んでいる都市計画道路事業です。
 引き続き、こちらは土地開発公社と連携しまして、残りの用地取得に取り組んでいきます。また、早期の完成を目指して、既に用地買収済みである連雀通りから市道47号線の区間、1期工区としている180メートルにつきましては、令和2年度から先行的に工事に着手していきたいと、そういうふうに考えている予定です。
 説明は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明が終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方。


◯委員(粕谷 稔君)  すみません、これは施政方針にも関わってくることなんですが、施政方針の60ページで、今御紹介いただきました防災都市づくり方針の策定というところがあるかと思います。これに関しまして、先日、全戸配布で防災マップ、浸水ハザードマップ、市民に御配布いただいたかと思います。昨年の台風第19号、そして、今年もこの7月に九州とか、様々な豪雨災害があったわけでございますけれども。
 1つ、策定に向けて、この中にも課題とかあるかと思うんですが、防災拠点の在り方とか、いろいろあるかと思うんですが、市民の声という部分の地域の課題等も含めて、そうした市民の御不安的な声の集約というのは、今までの蓄積された部分があるかと思うんですが、ここに来てコロナ禍での自然災害という部分で、重複というか、コロナの時代の中でのこうした災害の対策における、そうした視点という部分も、考えなければいけない大きな課題であるかと思うんですが。
 今、私どもも市民の皆さんと接する機会、なかなか減ってはいるんですけど、やっぱり、今こうした豪雨災害とか、コロナ禍におけるこうした自然災害の折への不安というのは、高まりがあるかと思うんですが、その辺の工夫、今後の取組に何かあれば、お伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  おっしゃるように、今、コロナが蔓延している中で、当然これからの防災都市づくりは、工夫、もしくは考え直すところが出てくると思います。おっしゃったように、豪雨災害とか、地震についてはこれまでもある程度経験則がありますけれども、コロナウイルスが蔓延している中で、そういった状況になったときというのは、過去に事例がございませんので、それは考えていきたいと思っています。
 例えば、豪雨で一旦避難しているところに地震が重なって生じたとか、そんな場合は、避難所の在り方などは、今までと違って、もっと間隔を広くするですとか、そういった工夫なども当然盛り込んでいくことが必要になってくるだろうと思っています。今、現状でコロナに対してこうすべきといった防災対策が確立されているわけではありませんので、ある程度手探りになってくると思いますが、そういうことをあえて反映するためにも、少し、今回時期をずらしますけれども、取り組んでいきたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(粕谷 稔君)  ありがとうございます。昨年の台風第19号、本当に初めての避難勧告というか、発令がされまして、そこでやっぱり河川の氾濫等を踏まえた、今、東京都も様々対応し、調整池の掘り返しの工事とか、今まだINGの状況ではあるかと思うんですが、そうした中で、非常にこの浸水ハザードマップのほうも見直しで、結構水没というか、水による被害区域というのも、若干過去のものよりも広がりが出ているのかなという気がいたします。
 当初、予定では、市民の皆様方にこのハザードマップを配布しながら、それぞれの地域での説明とか、そうした部分も──これは款が違うんでしょうけれども、御予定をされていたかと思うんですけれども、本当に今のこのコロナ禍での自然災害、先日も誤報というか、何日か前も携帯電話の地震のアラームが鳴って、大きな揺れがなかったからよかったんですけれども、空振りにこしたことはないとは思うんですけれども。
 そうした部分も、もちろん、款が違うところで、危機管理の部分とか、防災課とかと連携をしていただくということは前提ではあると思うんですけど、やっぱりこのライフラインの部分においては、都市再生の占める割合というか、担う役割というのは大きいものがあるかと思います。本当に地域の、市民の皆さんとは接する時間等も、機会等も限りなく減っている状況ではあるかと思うんですが、そうした部分の課題とか、不安に寄り添った形での、こうした検討を進めていっていただくようにお願いをしたいなというふうに申し上げまして、終わります。ありがとうございます。


◯委員(小幡和仁君)  よろしくお願いします。1点だけお聞きしたいんですけれども、この運営方針の一番下に公共施設の防災性の向上や最適化を図る整備・再配置の検討を推進しますとありますけれども、皆さん、御存じのとおり、三鷹市も低成長都市ということで、ここ30年ぐらい考えても、人口はほかの地方都市に比べましてそんなに減らないと言われているものの、人口は維持か、微減になっていくと、こういうような予想がありますね。
 そういった中で、財政上のところも非常に厳しくなってくるというのも予想されると思うんですけれども。したがって、今までのように都市を新しくつくっていくということでのインフラの整備というのはなくなるのかなと。既存のインフラをどう整備していくか、あるいは集約化していくかっていうのは、今ここに書かれているとおり、非常に重要ではないかなと思うんですけれども。
 そうした中で、整備、再配置の検討というのが、重点事業の中ですと新都市再生ビジョンに若干関わるのかなと思うんですけれども、これについては、先ほどの話ですと、防災都市づくりの方針が来年の3月に延びるということで、そうすると、実際には、今年は結構難しいのかなと思うんですけれども、そこら辺の関係も含めて、どういうスケジュールを考えて検討していくのかということ。
 あと、具体的に今の段階で、こういった、例えばインフラ、公共設備の集約化とか、再配置とか、ある程度考えている構想がありましたら、お聞かせいただければありがたいなと思います。


◯都市再生部理事(小泉 徹君)  今回、新都市再生ビジョンの中でそういったような再配置等につきましても、一定の考え方ですとか、方向性、そういったような大きな方針とか、方向性のほうはお示しはできるのかなと思いますけども、全ての施設について、どこをどういうふうに集約化させるという具体の話になってきますと、やはりそれぞれ施設の特性であるとか、それぞれの施設が担うサービスがありますので、もう少し丁寧に検討していく必要があるのかなというふうには思っております。
 そしてまた、都市再生ビジョンにつきましては、防災の都市づくり、これをどういうふうに進めていくかということの1つのアウトプットでもありますので、まずはこの防災都市づくり方針で、全体的な考え方を整理した上で、それに基づいてビジョンについても整理していくということになりますので、若干、防災都市づくり方針の策定時期が遅れたことによりまして、ちょっとこちらのほうも、策定時期のほうが遅れるというふうな状況でございます。
 当初は、令和2年6月に防災都市づくり方針を策定いたしまして、それを踏まえて、ビジョンについても本格的な検討をスタートさせるというような予定でおりましたけれども、少し策定の着手が遅れますので、やはり令和4年3月に当初予定していたビジョンにつきましても、ちょっとずれ込むということで、令和4年度のほうになっていくのかなというふうなことで、現在は考えているところでございます。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。ちょっとずれ込むということですね。
 防災対策ということでいうと、最近の数々の防災、いろいろな災害が起こっている原因として、地球的な気候変動の問題が言われているところだと思うんですけれども、そうした中で低炭素な都市づくりというのが、一方でやっぱり言われていると思うんですが、そういった部分も含めて、今後検討していくという認識でよろしゅうございますでしょうか。


◯都市再生部長(久野暢彦君)  低炭素の取組は、当然、防災と併せて必要なことだと思っていまして、防災のことだけについてではなくて、ごく一般的に、今後の世の中はエコですとか、低炭素とか、スクラップ・アンド・ビルドするのではなく、既存のものを全て利活用していくとか、そういうことは必要だと思っておりますので、そういった観点もこの中には入ってきます。
 ただ、そういったときに、全てにおいて何よりも環境対策を優先するとか、そういうことにはなりませんが、どちらが得か、もしくはどういったところが経済的に有効かといったことも踏まえて、ある程度、低炭素化の取組についても一緒に考えていきたいとは思っております。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、質疑ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 以上で都市再生部報告を終了いたします。
 休憩いたします。
                  午後1時16分 休憩


                  午後1時17分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。
                  午後1時17分 散会