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トップ会議録会議録閲覧 > 会議録閲覧(令和2年まちづくり環境委員会) > 2020/02/06 令和2年まちづくり環境委員会本文
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2020/02/06 令和2年まちづくり環境委員会本文

                  午前9時28分 開議
◯委員長(大城美幸さん)  おはようございます。時間前ですが、ただいまからまちづくり環境委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午前9時28分 休憩


                  午前9時29分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、行政報告、2、次回委員会の日程について、3、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午前9時30分 休憩


                  午前9時31分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 都市整備部報告、本件を議題といたします。それでは、本件に対する市側の説明を求めます。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  よろしくお願いいたします。報告事項のア、「緑確保の総合的な方針」及び「都市計画公園・緑地の整備方針」の改定について御説明いたします。当該方針は、ともに東京都・特別区・市町村が合同で策定しているもので、現在の方針が計画期間の満了時期等を迎えることから、都・区・市町村が一緒に改定作業を進めており、本日はその改定案について御報告させていただきます。
 初めに、それぞれの方針の位置づけ、役割でございますが、都市計画公園・緑地の整備方針は、既に都市計画決定されている公園・緑地について、その計画的な整備促進と取り組みの方針を定めるものとなっています。一方、緑確保の総合的な方針は、都市計画決定されている公園・緑地を除く民有地の既存の緑や都市空間の緑化等の課題に対して、その取り組みの方向性を定めるものとなっております。
 それでは、資料に基づき改定案の概要等について御説明いたします。資料1の1ページをごらんください。1、緑確保の総合的な方針についてです。(1)、策定者は東京都・特別区・市町村になります。(2)、方針の目的及び経過です。計画の10年間に確保することが望ましい緑を明確化及び公表して、民有地の既存の緑をまちづくりの取り組みの中で計画的に確保していくことを目的としております。また、緑を確保する箇所を方針に位置づけることで、国及び東京都の補助金等の制度の活用が可能となります。
 なお、緑を確保する手段といたしまして、都市計画決定した場合は、この後に説明いたします都市計画公園・緑地の整備方針にも位置づけることができます。この方針は、平成22年5月に策定いたしまして、平成28年3月に改定を行っております。なお、その策定及び改定における概要版が参考資料1−3になります。
 続きまして、(3)、方針の主な内容になります。ア、方針における緑確保の位置づけです。既存の丘陵地・崖線・農地など、確保する箇所を各自治体において抽出いたします。イ、緑確保箇所の抽出の分類です。緑確保箇所を抽出するには、計画期間内に緑確保の制度を適用して確保を図る確保地と計画期間に関係なく確保を目指す箇所として抽出する確保候補地があります。また、確保地は確保の手段として、公有地化や協定等の条件により水準1から水準3に分類され、確保地として抽出した箇所は所在等を公表することとなります。
 恐れ入りますが、参考資料1−1をごらんください。緑確保の総合的な方針の改定の概要版になります。左の一番下段部分をごらんください。確保地は、今後10年間に水準1から水準3のいずれかの水準により確保するものです。水準1は、都市公園緑地事業、特別緑地保全地区等、強い規制をかけて確保するものでございます。水準2は、法や条例に基づく許可並びに優遇税制により確保するものでございます。水準3は、届け出制や協定等により確保するものでございます。このように、水準は規制等の強さなどの担保力によって分けたものとなります。
 恐れ入りますが、資料1の1ページにお戻りください。(3)のウ、計画期間内における確保地の追加です。方針の改定後においても、既に抽出しています確保候補地や地権者との合意形成なども踏まえ、新たに緑の確保の位置づけが必要と判断したものについては、随時追加していくことが可能でございます。
 続きまして(4)、改定案の概要です。今回改定するポイントとなります。ア、計画期間は令和2年度から令和11年度までの10年間となります。イ、確保地・確保候補地を見直すとともに、確保地の確保の水準として、水準1から水準3のほかに、農地保全の観点から特定生産緑地の項目を新設します。これは、方針の計画期間内に生産緑地の告示から30年を経過しない地区も含みます。ウ、緑の創出のための諸制度の施策の提示です。前回の改定後に設けられた新たな制度などを追加し、緑のまちづくりをさらに進めていく取り組みの参考といたします。
 続きまして、(5)、改定における三鷹市の取り組みになります。ア、確保地については、今回抽出はございません。また、確保候補地については、市内11カ所、面積約8.6ヘクタールを抽出し、この中には東京外郭環状道路中央ジャンクションのふたかけ上部空間なども含めております。なお、公表はこの数値のみとなります。この確保候補地は、確保の方法が定まっていないことや緑を確保する予定地の関係権利者との調整が整っていないなどのことから、所在については非公表となります。イ、特定生産緑地として、平成30年度末時点の生産緑地(平成4年以降告示)の面積約130.5ヘクタールを抽出しています。これは、計画期間以降に告示から30年になる地区も含まれている面積でございます。公表はこの数値のみとなります。ウ、計画期間の10年に限らず、緑の確保の調整等が整った段階で、該当箇所を確保地として追加することが可能でございます。現行においても、同様に行っております。
 なお、参考資料1−1の緑確保の総合的な方針の改定の概要版には、ただいま御説明した内容も含め、策定経緯、改定の概要(案)、東京都全体としての数値などを記載しております。
 また、参考資料1−3については、1ページから4ページまでが平成22年に策定した概要でございます。5ページ以降が平成28年に改定した概要になります。改定では、主に緑の確保地箇所の見直しや先導的に取り組む施策の提示などを行いました。後ほど御確認いただければと思います。
 恐れ入りますが、資料1の2ページにお戻りください。続きまして、2、都市計画公園・緑地の整備方針についてでございます。(1)、策定者は東京都・特別区・市町になります。(2)、方針の目的及び経過です。都市計画公園・緑地内の未供用区域等について、計画の10年間に優先的に整備する優先整備区域を設定し、事業化計画として定め、公表していくことで、都市計画公園・緑地の計画的な整備促進を図ることを目的としております。事業化計画として定めたものは、国及び東京都補助金等の制度の活用が可能となります。この方針は、平成18年3月に策定し、平成23年12月に改定を行っております。なお、その策定及び改定における概要版が参考資料1−4になります。
 続きまして、(3)、方針の主な内容になります。ア、重点化を図るべき公園・緑地及び優先整備区域です。優先整備区域等の設定に当たっては、防災、環境保全、レクリエーション、景観・魅力、水と緑のネットワークの形成の5つの視点からの評価基準により、各自治体が抽出いたします。イ、計画期間内における優先整備区域の追加です。緑確保の総合的な方針に位置づけられた公園・緑地が都市計画決定した場合、または各自治体において確保する必要性が高いと判断したものについては、改定後においても追加することは可能でございます。なお、抽出した箇所は所在等を公表することとなります。
 続きまして、(4)、改定案の概要になります。ア、計画期間は令和2年度から令和11年度までの10年間となります。イ、優先整備区域設定に当たっての評価基準を一部改定するとともに、優先整備区域について見直しを行います。評価基準については、5つの視点は変わりませんが、小規模公園の活用などを評価基準に追加しております。ウ、優先整備区域内の建築制限の緩和です。既に都市計画道路の優先整備区間については緩和されておりますが、今回、公園・緑地の優先整備区域においても同様に、木造・鉄骨造等で3階建てを建築可能といたします。
 続きまして、3ページの(5)、改定における三鷹市の取り組みをごらんください。ア、既に都市計画決定している新川あおやぎ公園、新川天神山公園、北野中央公園、丸池公園の公有地化を進めるため、優先整備区域として抽出いたします。イ、計画期間内において、緑確保の総合的な方針に示されている確保地、または評価基準を満たした区域を優先整備区域として追加することが可能です。現行においても、同様に行っております。
 なお、参考資料1−2の都市計画公園・緑地の整備方針の改定の概要版には、ただいま御説明した内容も含め、今回の改定検討の経緯、改定の概要(案)、東京都全体としての数値などを記載しております。
 また、参考資料1−4の1ページから11ページまでが、平成18年に策定した方針の概要版になります。12ページ以降が平成23年に改定した概要版となります。改定では、主に都市計画公園等の重点及び優先整備区域の箇所の見直しや、その見直しをする際の視点として、水と緑のネットワークの形成や防災機能の強化などを取り入れるなどを行いました。後ほど御確認いただければと思います。
 恐れ入りますが、資料1の3ページにお戻りください。3、今後の予定になります。令和2年2月に都議会・市議会等に説明した後、令和2年2月13日から3月19日にかけて、東京都を窓口にパブリックコメントを実施いたします。その後、いただいた御意見を反映し、令和2年5月には改定・公表を行う予定でございます。なお、パブリックコメントにおきまして、三鷹市では閲覧場所を緑と公園課とし、ホームページ及び2月の「広報みたか」による周知を行う予定でございます。
 また、改定(案)の本冊につきましては、パブリックコメントに合わせて東京都及び区市町村において、2月13日に一斉に公表する予定で準備を進めております。委員の皆様には、準備が整った段階で情報提供をさせていただきます。
 説明は、以上でございます。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  私のほうからは、行政報告の2点目、コミュニティバスの将来的なあり方の調査について御説明をいたします。資料の2をごらんください。今年度、コミュニティバスの将来的なあり方について調査検討を行っております。1、調査内容についてです。地域住民へのヒアリング等を行い、将来の再開発計画など、市の状況や現状のコミュニティバスの利用実態を整理し、課題の整理、把握を行います。また、商業施設や教育施設等への集客施設のアンケート調査やアンケートボックスの設置、小型車両活用についての整理を行います。
 2、検討内容についてです。これらの調査をもとに、運行間隔や運行本数、料金等の方向性を定め、コミュニティバスルートの変更、改善を検討いたします。具体的には、本年度は三鷹台駅を起終点としたルートについて検討をいたします。また、コミュニティバスの抜本的な見直しに向けて、民間路線バスやタクシーといった公共交通機関だけではなく、集客施設等の各種送迎バスの活用や三鷹市の地域特性や交通環境に応じたオンデマンド交通の可能性も視野に入れ、コミュニティバスのあり方について調査検討をしてまいります。
 3、今後のスケジュール予定です。令和元年度は、三鷹台駅を起終点としたルートの検討を行います。令和2年度には、大沢地区でのルートの検討を行う予定としております。令和3年度には、三鷹台駅、大沢地区での社会実験を実施する予定としているところでございます。
 私からの御説明は以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑のある方は挙手でお願いします。


◯委員(小幡和仁君)  緑のほうですけれども、街路樹をふやしていくっていうのは、この方針の中には含まれるんですかね。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  今回の方針の中では、緑確保の総合的な方針につきましては、民有地のところの緑を確保するというところになりますので、そこが、例えば民有地の中で──街路樹とはちょっと違うかもしれませんが、それに位置づけるようなものがあれば確保していく。だから、樹林地だったりとか、そういうものが確保していく中に入りますが、街路樹という位置づけとしては入らない形になります。
 あと、もう一つの都市計画公園のほうにつきましては、あくまでも都市計画決定したものになりますので、そこはまたちょっとずれる形になりますので、街路樹という位置づけであれば、ちょっと今回の方針の中では外れる形になると思います。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。もう一つ、コミュニティバスのほうですけれども、今回、大沢ルートと三鷹台ルートということなんですが、現状は大沢から三鷹台まで1本横に走っていると思うんですけれども、イメージ的には、これを2つのバスルートに分けるということも含めて考えるということで、この大沢ルートと三鷹台ルートを分けて検討するという形にされているんでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今回のあり方の調査につきましては、コミュニティバスの抜本的な見直しということを踏まえての見直しとなっておりますので、既存ルートを分割するというところも含めた見直しと考えて検討を進めているところでございます。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。一方で、北野ルートと新川・中原ルートについては検討されないような感じなんですけれども、抜本的ということであれば、ここも含めて検討すると。特に武蔵野市のほうのムーバスが循環型ということで、採算的にも、乗客数について、かなりの数の方が利用されているというふうに聞いております。そういった観点からも、この北野と新川・中原も、かなり直線で走っているという感覚のバスでございまして、循環型じゃないというところがございますので、あわせてこの2つについても検討されるのでしょうか。いかがですか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今回のコミュニティバスの抜本的な見直しにつきましては、全てのルートを対象としております。その中で、優先順位をつけた関係の中で、まず三鷹台駅周辺地区及び大沢地区を先行事例として社会実験等を行った上で、その検証を行いつつ、ほかのルートについても検証を進めていきたいと考えているところでございます。


◯委員(小幡和仁君)  社会実験があるからこの2つに絞るということなんだとは思いますが、4つの場所をあわせて一遍にやるというのは難しいんですか。


◯都市整備部長(小出雅則君)  今、三鷹台と大沢ルートのほうから着手していくという考え方の中で、用地取得を始めて、三鷹台の駅前広場の整備を今していこうとしています。こちらの整備にあわせて、三鷹台のところを、まずコミュニティバスの見直しをしていこうということで、今、1つのルートになっていますので、三鷹台、大沢ルートからという形にしております。今、委員おっしゃったように、北野につきましては、これから外郭環状道路の工事も進めておりますので、ジャンクション周辺には機能補償道路とか、都市計画道路が新たに開通したり、いろいろな要素もございますので、そういったところを見ながら、新たなルートも将来的に検討していかなきゃいけない時期に入ってきますので、工事の進捗も踏まえながら検討のほうはしていきたいというふうに考えています。
 順序をどういうふうにしていくのか。当面の方向性はこういう形で進めていきますけど、全体を見ながら進めていきたいというふうに考えています。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。かなり地域性があると思うので、何ていうんでしょうね、三鷹台と、大沢と、それぞれ、大沢の方のニーズと三鷹台の方のニーズと、また北野とか、中原の方のニーズってやや違うような気がするんですね。最寄りの駅も違うということもありますし。そういったことでいうと、それぞれの地域性をしっかりと、早目に調査をするのであれば、一緒にしていくということもありではないかなというふうに思うものですから、こういった調査をする中で、ほかのところも並行して進めていくっていうのもぜひ御検討いただければ、私としてはありがたいなというふうに思っております。よろしくお願いします。


◯委員(粕谷 稔君)  済みません、それじゃあ、バスのほうなんですが、この中にもオンデマンド交通の可能性とか、先ほどもタクシー等のお話も出ました。ちょっと基本的な考え方なんですが、特に大沢地域でっていう今後の流れが予定されておりますので、いわゆる考え方として、小循環というか、大沢のエリアを頻繁にぐるぐる回って、乗り継ぎというか、ハブというような考え方っていうのはまだ生きていたりとか、議論が出たりとかされているのか。それから、例えば料金体系が問題になっていく中で、将来的にはまだ全然ちょっと先が見えないですけど、どうしても駅が市役所の北の端にあって、今、小幡委員もおっしゃっていましたけど、生活圏というか、商業圏単位での動きになって──あと、医療圏というんですかね、というところになってくると、調布のほうにっていう流れが、特に大沢地域はあるかと思うんです。
 そうしたことを考えていったときに、例えば今、既存のバスですと、天文台通りだとか、いわゆる大沢総合グラウンドの通りっていう形で回っていると思うんですが、やはり、地域の課題を考えていったら、さまざま規制はあると思うんですが、もうちょっと住宅地のほう、例えば大沢の長谷川病院等には患者さんのためのバスが、京王バスさんなんですかね、任されて、病院と駅の運行をされていたりとかするとは思うんですが。
 そうしたことが可能なのに、なぜ、なかなか地域のコミュニティバスがあそこまで入ってこれないのかなっていう。規制の問題等もあると思うんですが、そうしたいわゆる生活道路の中への小型バスの循環というか、導入という部分の方向性とかっていうのは、これから地域へのヒアリング等という話だと思うんですが、とかく住民協議会だとか、町会だったりとかっていう声が重立つのかなという気はするんですが、そうした部分のお考えとか、市側の今の現状の理解、状況をどのように把握されているのか、ちょっとあわせてお伺いできればと思います。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今、委員のほうから御意見いただきました、小循環や料金、また住宅街の中をミニバスのほうで通していただく、そのようなことにつきましては、今回、検討の中で取り上げたいというふうに考えております。また、それに向けての内容にも基づいたアンケートも実施しているところでございます。
 ただ、実際の問題としまして、例えば住宅街の中を通しますと、家の前にバス停があって、そこに朝6時台から、下手すれば夜9時台までバスがとまって人が乗りおりするとなると、逆に、自分のうちから離れたところだったらいいんだけど、自分のうちの前はちょっと困るなというような御意見も寄せていただいているような現状ですので、その地域の実態、また民間のバス会社との重複の解消等の視点も含めて、抜本的なコミュニティバスの見直しを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(粕谷 稔君)  本当に御指摘はごもっともなんですけど、例えば、今後の検討課題になっていくと思うんですが、どんぐり山とか、先ほど言いました長谷川病院さんとか、いわゆる公的施設はもちろんなんですが、公的な色合いを持つようなところというのは、比較的駐車場とか、バスの折り返しがあったりとかという形だったので、新たに通すというよりも、地域の方限定で何かそうした部分と連携をして、乗り合いをさせていただくとか、また、例えば高齢者の方限定でというような施策も考えられるでしょうし。何か、そうした視点をまたフレキシブルにやっていただければなというふうに思います。
 今、現状、公共施設ですと、コミュニティ・センター周辺のバス停だったりとか、あと、今後ですけど、例えば大沢地域、井口地域にも特別養護老人ホームができたりとか、保育園もいろいろ毎年2園、3園、開設をしておりまして、まちづくりというか、まちの風景というか、景観という部分も性質が変わってきている気がするので、そうした部分をまた踏まえて、特に交通弱者とされております高齢者の危険運転の問題もありますし、聞くところによると、やっぱり結構高齢者の方は御決断されて、免許を返納されている方も増加傾向にあるように伺います。
 そうした方々がさらに安心して、免許がなくても生活できるよねというところまで、やはり網羅してあげるということが、これからの高齢化に備えたまちづくりの大きな視点なのではないのかなという気がいたしますので、ちょっと幾つかいろいろ事例を挙げさせていただいて、そこにバスが入れるのか、入れないのかっていうような、また大きな議論にはなってくるとは思うんですが。そうした視点での、いわゆる中学校単位、学区の住協の動きっていうのが、その中でコミュニティ・センターに行くのも、高齢者もなかなか大変になっている。
 ましてや、大沢の地域っていうのは高低差があり──先ほどの公園の問題がありましたけれども、崖もございますし、本当に出ることがおっくうになってしまうという、そうした側面もあると思うので、移動の確保という部分においては、どこよりも力を入れて地域格差をなくすような視点も常に持っていただければというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 わかりました。ありがとうございました。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、ございますか。


◯委員(伊藤俊明君)  この緑の確保に関する方針のことで、三鷹市として、今現在、市内に11カ所で、面積が8.6ヘクタールというふうに書いてあるんですが、この改定の時期ごとに何か追加をしているというか、新たに追加したところとか、また今後こういうふうに考えていることっていうのはあるのか。また、国及び東京都の補助金を活用してっていうことで、緑を確保するということは非常に重要な策だと思いますので、今までの流れというか、どういうふうな状況なのか。
 当初に指定したものから、ほとんどふえていない状況なのか、こういう視点で新たに、こういう地域とかからのも必要だと考えているとかあれば、聞かせてください。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  緑確保のほうにつきましては、今回は確保候補地ということになりまして、実際に箇所と面積のみが公表されるという形になります。今までも、ここに載せているのは、その後に例えば地権者さんに、ある程度合意形成が得られたとか、市の方針として固まってきて、それを確保する方法が決まれば確保地ということで、先ほど御説明した水準1から水準3、候補地内によって水準が違うので、そのどれかに当てはめて確保してくるという形になります。
 今回は外環のふたかけ上部を入れましたけども、前回の策定のときには入っていませんでした。途中でも、実際に都市公園、都市計画決定する前の段階の、例えば公園で、これから都市計画決定するという前には、この確保地──これは急遽、今回、確保候補地に入れていなくても、必要になった段階で確保地の方針の中に挙げることが可能ですので、そこに挙げて、それから都市計画決定をしたりとかいう形で進めてきたところです。
 ですから、今回も実際には確保候補地というふうにありますけども、例えば確保候補地に入っていないものにつきまして、今ある公園でも都市計画決定していないところで、急遽、例えば必要になって、地権者さんとも合意形成がある程度得られたという段階になりましたら、こちらの確保候補地のほうに挙げさせていただいて、都市計画決定するのであれば、水準1というふうな規制をかけて、その後、決定した後に、都市計画公園整備方針のほうに位置づけるという、そういうふうな流れになりますので。今まで、そういう形でやってきていることは、今後も同じような流れになっていくかと思います。


◯委員(伊藤俊明君)  わかりました。こういうのは個人のみが対象なんですか、会社とか、そういう法人系も対象になるとか。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  民有地という形になりますので、いわゆる公でなければっていうことになりますから、事業者、法人含めても対象になるかと思います。


◯委員(伊藤俊明君)  わかりました。ですから、基本的には今、生産緑地のところの特定生産緑地をいかにそのまま維持というか、更新できるような取り組みは非常に大事だと思いますので、特定生産緑地への移行を大多数というか、1人でも多くの方に入れてもらえるような取り組みを、まずは積極的にやっていただきたいなと。
 その上で、そういういろいろ必要性が感じられるところを大きく確保してもらえるように、東京都や国の制度を利用しつつ、取り組んでいただきたいということを。何か御答弁があれば。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  今、委員がおっしゃられたように生産緑地というところ、農地が大変今、課題の大きなところであります。今回、新たに特定生産緑地ということの緑確保の中で、追加いたしました。そこは、あくまでも東京都全体で農地を確保していくというところをやっていくという位置づけでもありますので。もちろん、自治体だけではなくて、関係権利者さん、あとJAさんも含めて、三鷹市としても生産緑地から特定生産緑地に移行できるような形で努力していきたいと思います。農地が減少しているところもありますので、何とかそういうふうな工夫をしながら、今後も農地を維持していく、保全していくような形で対応していきたいと思っております。
 以上でございます。


◯委員(伊藤俊明君)  では、その点、よろしくお願いいたします。
 あと、もう一点がコミュニティバスの件なんですが、先ほど他の委員からもありましたように、まず優先的に大沢と三鷹台ルートということで取り組んでいただけるのは、もちろんありがたいんですが、とにかく北野地域の場合には、先ほど御答弁の中にもあったように、外環の開発が進行中だということで、いろんな地域の状況等を鑑みて、大きな形がもう少し見えてから取り組んでいくということも、もちろん大事だと思いますが。
 特に北野の地域とかの場合は、調布市も循環型を出していますね、仙川ルートと。北野とか、東部の南の方っていうのは、つつじヶ丘とか、やっぱり仙川駅を利用される方が非常に多いという現状もありますので、この三鷹台から仙川とか、つつじヶ丘を結ぶというのは非常にもちろん有効なんですが、この駅を結ぶ循環というんですか、片や直線で駅から駅で北から南へというのも重要なんですが。そういう点の認識というんですか、地域のほうで連携して、他市との連携におけるこのコミュニティバスのあり方とかっていうのはどのようにお考えでしょうか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  現在、三鷹市ではコミュニティバスを運行するに当たりまして、武蔵野市との共同運行ルート、さらに新川・中原ルートにおきましては、一部、調布市の市域を走って、つつじヶ丘のほうを起終点としておりますので、調布市との関係の中での運行というのも行っております。今、委員のほうで御指摘がありましたように、それぞれ地域によって利用される駅等が異なるということは私どももまた認識をしておりますし、駅と駅を結ぶ循環型のバスというところの有効性についても認識をしているところですので、他市との連携・協働も視野に入れながら検討を進めたいというふうに考えております。


◯委員(伊藤俊明君)  ぜひ、そういう他市との連携も考えて、市民の利便性の向上に資するようにお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、ございますか。


◯委員(嶋崎英治君)  緑の関係の初歩的なことで、済みません、資料の1−3の2ページ目の左の下に数字の1、2、3が記載されているんですけども、これは東京都の基準ということなのか、それとも国が水準というのを定めているのか、初歩的なことで申しわけありません。それをまず、お願いします。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  こちらの水準1から水準3につきましては、今回策定している東京都を含めた各自治体で、この水準1から水準3を定めてやっています。水準1と水準2、水準3につきましては、強制力の問題なので、その強制力の強い順に1、2、3という形になっています。
 その強制する中身につきましては、各自治体で定めたものになりますので、水準1から水準3については、東京都の今回の策定の中で定めていますが、その中の実際に規制をかけるものにつきましては、各自治体で判断したものになります。


◯委員(嶋崎英治君)  ということは、今回の10年ごとの見直しでは、この水準そのものの見直しは含まれていないということでしょうか。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  委員さんがおっしゃられたように、水準につきましては見直しはされていません。ただ、確保する中で特定生産緑地というのが新たに追加されたということですので、水準については変更はありません。


◯委員(嶋崎英治君)  他の委員からの質問の中でわかったんですが、候補地じゃなくて、確保地にすれば公表ということですよね。それから、候補地にする場合、気になるのは地権者の関係です。勝手にその候補地に指名するわけじゃないというふうに思うんですけども、同意というか、合意形成っていうのは当然されると思うんですが、いかがでしょうか。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  公表ということもありますので、やはり関係権利者さん、地権者さんも含めまして、そういう合意形成がないとなかなかできないというのはあります。そのために、今回の10年間の期間内に策定はするんですが、途中、必要になった段階で、また合意形成が整った段階について追加できるという形になっておりますので、その段階で追加していく形をとりたいと思っております。


◯委員(嶋崎英治君)  バスの関係です。三鷹台と大沢を今回挙げたというのは、市長が一般質問に答えて、人が待てる感覚は15分から20分という答弁があったと思うんです。そのことからいくと、1時間に1本とか、そういうのは最優先していかなきゃならないところだと思いますけれども。30分、40分かかるというのも、市長の答弁からいけば、やっぱり早期に見直していただきたいというのは市民感情だと思うんです。
 先ほど、小出部長からも答弁ありましたけれども、今回、見直しを図るというのは、市長のそういう考え方に基づいて一斉に点検をして、優先して三鷹台、大沢地区を最初にやろうと、こういうふうにしたというふうに理解してよろしいんでしょうか。


◯都市整備部長(小出雅則君)  今回の見直しにつきましては、市長のほうからも、当然コミュニティバスの抜本的な見直しという指示がございましたけれども、そのほかに三鷹台の駅前広場の整備をしていく過程の中で、まちづくり推進地区整備方針を定めたり、都市計画の変更をしていく中でも、広場ができるけれども、バスの本数が1時間に1本か2本、1本もあるかないかで、本当にバス停が必要なのかとか、バスをふやしてほしいとか、そういった御要望もこれまでもいただいていました。
 私どもの中でも、三鷹台のエリアについては、今後、まちづくりを進めていく推進地区でありますので、どういった形でにぎわいを創出していくのか。そこの駅に人を集客して、にぎわいを創出していくという、そういうこともございますので、今、基本計画にもそこは改めてしっかり位置づけしていきながら取り組んでいるところでございます。その中でバスをしっかり見直していこうということでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  ありがとうございました。最後の質問になりますけれども、粕谷委員のほうから、住宅街を走るということも、これからの社会で必要ではないかということの問題提起がありました。本当にそうだと思うんです。もう20年前になりますけど、新・中ルートがなぜあのルートになってしまったのかっていう経緯があるんですよね。中原地区公会堂から左折して、あの京王住宅のところを走るという契約だったと思うんですけども、5軒が物すごい反対をしたんですよね。振動、のぞかれる、泥棒がふえる。この主張があって、市も断念せざるを得なかったという経過があるのでね。先ほど久保田さんのほうからありました、バス停にされたところはそういうふうにお思いになると思いますから、その辺のところの合意形成っていうんでしょうかね、教訓がありますので、ぜひそういうことを乗り越えながら、オンデマンドとか、あるいはタクシーだとかいうようなことも含めて検討していただければと思います。


◯委員長(大城美幸さん)  そのほか、ございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 では、以上で都市整備部報告を終了いたします。御苦労さまです。
 休憩いたします。
                  午前10時17分 休憩


                  午前10時18分 再開
◯委員長(大城美幸さん)  委員会を再開いたします。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会の会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。
                  午前10時19分 散会