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2020/03/13 令和2年度予算審査特別委員会本文

                  午前9時27分 開議
◯委員長(土屋けんいち君)  おはようございます。ただいまから令和2年度予算審査特別委員会を開きます。
 議案第13号 令和2年度三鷹市一般会計予算、本件を議題といたします。
 一般会計歳出第4款 衛生費から第9款 消防費に入ります。本件に対する市側の説明を求めます。


◯財政課長(石坂和也君)  それでは、第4款 衛生費から御説明させていただきます。予算書の228ページをお開きください。衛生費の予算額は42億9,163万4,000円で、前年度比5.4%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。231ページをごらんください。事項7.休日診療所・休日調剤薬局等一体的整備事業費です。令和3年度のオープンに向け、旧総合保健センター跡地に、リース方式により暫定施設を整備いたします。
 233ページをごらんください。事項9.産後ケア事業費です。家族等から十分な支援を受けられない方の心身の安定や回復を促すゆりかごプラスを拡充し、デイサービス型に宿泊型を追加して実施します。
 239ページをごらんください。事項29.受動喫煙防止条例(仮称)制定関係費と、245ページをごらんください。事項16.公衆喫煙所整備事業費です。市民の健康増進や喫煙する人としない人との共存に向けて、条例化に取り組みます。また、構造上、三鷹駅前デッキに閉鎖型喫煙所を設置できないため、令和3年度の緑の小ひろばへの設置に向けて設計を行います。
 251ページをごらんください。事項3.し尿投入施設等整備事業費です。旧第二体育館跡地にし尿投入施設を整備するため、旧第二体育館の解体工事と並行して、し尿投入施設等の整備に向けた設計を行います。
 252ページをごらんください。第5款 労働費です。予算額は6,661万9,000円で、前年度比6.6%の減となっています。
 特記事項は右側のページ、事項8.女性のための就労支援事業費です。東京都の人材確保総合支援事業補助金を活用し、子育て後の女性の復職、再就職等を推進するための就労支援事業を実施します。
 254ページをごらんください。第6款 農林費です。予算額は1億6,238万円で、前年度比18.7%の減となっています。
 特記事項を申し上げます。257ページをごらんください。事項6.市内産農産物利用推進事業費です。新たに学校給食に使用する、市内産農産物の購入に係る経費等への助成制度を創設し、さらなる地産地消の拡充と都市農業の振興を図ります。
 258ページをごらんください。第7款 商工費です。予算額は4億7,901万1,000円で、前年度比11.2%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。261ページをごらんください。事項10.ものづくり産業集積推進事業費です。ものづくり産業の全事業所を訪問し、ニーズ調査及び操業継続、事業承継などの経営に関する相談を実施するなど、ものづくり産業等の集積強化を図ります。
 266ページをごらんください。第8款 土木費です。予算額は61億5,116万6,000円で、前年度比9.6%の増となっています。
 特記事項を申し上げます。275ページをごらんください。事項7.三鷹台駅前周辺地区整備事業費です。三鷹台駅前周辺地区まちづくり推進地区整備方針に基づき、駅前広場の整備に向けて、用地取得と詳細設計等を行います。
 上から2段目の事項3.橋梁架替事業費です。宮下橋について、令和4年度の供用開始に向けて、企業管の移設後、かけかえ工事に着手いたします。
 277ページをごらんください。事項9.自転車安全利用推進事業費です。東京都の補助制度を活用しながら、点検を条件として加入することができる、TSマーク附帯保険の加入助成を拡充し、交通安全意識の向上を図ります。
 279ページをごらんください。事項13.コミュニティバス関係費です。運行距離、運行間隔等の課題を解決し、利便性向上と地域の活性化を図るため、三鷹台・大沢地区のルートの変更に向けて見直しを行います。
 事項14.三鷹駅南口駅前広場交通対策関係費です。コミュニティバスの降車場となるバスベイの設置、タクシーの乗降場やバス乗り場の見直しとバリアフリー化など、改修工事等に取り組みます。
 283ページをごらんください。事項7.都市計画事業運営費です。三鷹台駅前周辺地区の用途地域等の変更、特定生産緑地の指定など、地域特性に合わせた土地利用の誘導を図ります。
 事項15.東京外かく環状道路計画調査研究関係費と、次のページの事項17.北野情報コーナー(仮称)関係費です。北野の里(仮称)まちづくり整備計画の策定に向けた段階的な取り組みを進めるほか、北野情報コーナー(仮称)を設置します。
 中段の事項3.三鷹駅南口中央通り東地区市街地再開発事業費です。子どもの森(仮称)のイメージコンセプトを基礎に、地権者等の合意形成を図りながら、都市計画決定に向けた取り組みを進めるとともに、新三鷹駅前地区再開発基本計画(仮称)の策定に取り組みます。
 294ページをごらんください。第9款 消防費です。予算額は22億1,057万1,000円で、前年度比0.2%の減となっています。
 特記事項を申し上げます。297ページをごらんください。下段の事項5.地域防災意識啓発事業費です。浸水ハザードマップを更新し、全戸配布するとともに、土砂災害警戒区域等を記載した土砂災害ハザードマップを作成いたします。
 301ページをごらんください。事項17.防災・減災対策モデル事業費です。IoTなどを活用し、災害時の安全安心な避難行動を支援するため、モデル地区での実証実験を行います。
 事項18.地域防災計画改定関係費です。東京都地域防災計画や防災都市づくり方針と整合を図りながら、三鷹市地域防災計画の改定を行います。
 衛生費から消防費までの説明は以上です。


◯委員長(土屋けんいち君)  市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。衛生費から消防費の委員1人当たりの持ち時間は30分になっております。なお、市側の答弁時間についてもその時間に含まれておりますので、答弁につきましては簡潔かつ明瞭にされるよう、お願いいたします。
 初めに、公明党。


◯委員(赤松大一君)  よろしくお願いいたします。まず、衛生費から伺います。
 229ページ、事項3.健康ガイド作成関係費についてお伺いいたします。各種検診や健康診査、妊婦、乳幼児向けの健診や催しなどを紹介している健康ガイドみたかは、毎年4月上旬に市内全世帯に配布されておりますけれども、年間の健診スケジュールなど、一覧で確認することができ、保存し、それぞれが御自身の健康スケジュール管理に大変に有意義であるものであると考えます。年度初めの配布時に自宅に掲示や保管をしていただければよいのですが、破棄や紛失してしまうなどと、さまざま市民の方からお聞きいたします。健康ガイドも、本市で既に取り組まれているごみ分別、ゆりかご・スマイルのような市独自のアプリを作成し、健診等のスケジュール管理ができる取り組みも市民の健康増進に有効と考えますが、有効性を考慮し、アプリの活用についてのお考えを聞かせいただければと思います。
 続きまして、239ページ、事項2.乳幼児等予防接種事業費についてお聞きいたします。法定接種化されるロタウイルスワクチン接種については、近隣市区での相互乗り入れを可能にし、令和2年10月から接種開始となりますが、低年齢で接種する必要があるため、期限を越えて接種できないため、期限が限定されております。里帰り出産などで三鷹市に戻れない場合は接種ができないことも考えられますが、里帰り先でも接種できる取り組みについて御検討されたのか、お聞かせください。
 次に、同じく乳幼児等予防接種事業費でございますが、免疫喪失者への予防接種費用の助成についてお伺いいたします。小児がんの抗がん剤治療や骨髄移植手術を受けた後は、治療前に接種済みの予防接種の抗体が全て失われてしまうことがわかっております。そのために、治療後に再び予防接種を再接種しなければならない現状もお聞きした上で、再接種費用の公費助成が必要と要望させていただき、当該年度、予算化していただいたことは大いに評価させていただきます。当該年度予算で何人の方が接種費用の助成を受けることができるのか、お聞かせください。また、この助成事業についてどのように広報されるのか、あわせてお聞きいたします。
 続きまして、241ページ、事項3.高齢者等予防接種事業費についてお聞きいたします。高齢者肺炎球菌ワクチン接種についてお聞きいたします。肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌を原因とする肺炎等の感染症を予防するワクチンでありますけれども、肺炎球菌による肺炎は成人の肺炎の25%から40%を占め、特に高齢者の方は重篤化する恐れがあるため、対象の高齢者には可能な限り予防接種をしていくことが重要と考えます。接種対象者には、広報とあわせて個別通知をしていただいておりますけれども、個別通知を実施して接種率向上に取り組んでいただいております。市からの通知が年度当初のために、接種を忘れてしまうというお声もお聞きいたします。年度末や年度末前や年明けくらいに個別再通知を実施することが、接種率向上に有効と考えます。接種率向上の取り組みとしての再通知についてのお考えをお聞かせください。
 続きまして、農林費を伺います。農林費、257ページ、事項5.「三鷹産野菜の日」関係費、事項6.市内産農産物利用推進事業費についてお聞きいたします。使用率30%を目標としての給食食材の購入に係る経費の一部助成とのことで、大いに評価するところであります。三鷹産野菜の日、春夏と秋冬の2回の実施予定とされております。使用する品目の選定、栽培や収穫に向けての市内農家の方々との調整や御意見聴取の機会と、最大の費用対効果とするための体制、仕組みづくりが大切と考えますが、どのように取り組まれていくのか、お聞かせください。また、JA東京むさし様、三鷹市の役割についてもお伺いいたします。
 続きまして、257ページ、事項8.市民農園管理運営費についてお聞きいたします。市民から大変に人気と拡充の要望が多い市民農園ですが、今回の区画拡充に当たり、面積が5平米ほど小さくなることにより、現在の利用市民からの御意見、理解や周知についてどのように進められたのか、お聞かせください。また、年々減少傾向の都市農地の保全の視点から、さらなる市民農園の拡充、農地からの転用しやすい仕組みづくりが必要と考えます。見通しと、市内農家との連携についてお伺いいたします。
 続きまして、商工費、伺います。259ページ、事項4.買物環境整備事業費についてお伺いいたします。まず、これまでの取り組みの成果についてお伺いいたします。今後の方向性の記載については、さほど変化が見られないと考えます。具体的に、アクセスが悪い等の交通不便と買い物の不便解消に向けての個別対応と早急な成果が求められていると考えます。移動販売等の事業者とのマッチングや助成等の制度に向けた検討を始めるべきと考えますが、御所見をお伺いいたします。
 続きまして、259ページ、事項1.商工会助成事業費、261ページ、事項10.ものづくり産業集積推進事業費についてお聞きいたします。産業集積推進事業により、市内工業地域等への移転等に対して一部助成されるとのことでありますけれども、限られた市内工業地域エリアとなるため、積極的な事業広報の周知とマッチングが鍵になるかと考えます。どのような手法で効果を見込まれているのでしょうか、お伺いいたします。また、ものづくり産業相談機能強化事業については、市内全てのものづくり産業事業所を訪問して、ニーズ調査、操業継続、事業継承などの経営に関する相談、支援制度の案内等されるとのことでありますが、これまで制度があってもよくわからない、制度そのものを知らないというお声が多かった中、大変に評価させていただきます。特に新型コロナウイルス感染症の影響を受ける事業者も多いのではないかと推察されます。商工会とも連携して、より丁寧な寄り添った支援をお願いしたいと思っているところでございます。今回の訪問支援はどのような体制で、どのように行っていくのか、お伺いいたします。また、今回の訪問支援で市内事業者とのつながりを深くし、この機会に相談しやすい環境、継続した支援も望まれますが、どのような効果を本市としては期待されているのか、お伺いいたします。
 続きまして、土木費を伺います。271ページ、事項9.路面下実態調査事業費について伺います。これまでの事業によって見えたインフラの課題と、今後の市内道路への拡充についての御所見をお伺いいたします。
 続きまして、279ページ、事項13.コミュニティバス関係費についてお伺いいたします。大沢地区新ルート検討とのことですが、今回バス停等設置工事費が222万8,000円の計上がされておりますけれども、これまでの既存バス停を大幅に見直し、設置されるのでしょうか。また、抜本的な見直しに当たって調査委託料が846万1,000円とありますけれども、市民ニーズ、要望等の反映はどのような形で新ルートに向けての取り組みをされていくのか、お聞かせください。
 続きまして、281ページ、事項3.雨水貯留施設整備事業費についてお聞きいたします。中原一丁目地区の水害対策の雨水貯留施設と防災機能を有した公園の整備を進められます。地域の方は、一日も早い完成を待ち望んでおられます。公園整備については、ワークショップで住民の意見を反映し、設計を進められますが、貯留施設、公園の完成までのスケジュールと当該年度に予定されているワークショップの時期についてお聞かせください。
 続きまして、287ページ、事項5.野川流域自然環境保全事業費についてお聞きいたします。基本的な考え方について、まずお聞きいたします。近年の頻発する台風等による増水時に、土手沿いに大きく育った樹木にごみや流木がひっかかり、その後の自然の景観が損なわれているとの御指摘があります。また、危機管理の視点からも、平常時から河川沿いの樹木は伐採しておくべきだとのお声もいただいておるところでございます。適正な自然環境保護という観点での、三鷹市としてのお考えをお聞かせください。こうした環境の視点での、東京都や近隣市との連携や協議はあったのでしょうか、お聞かせください。
 続きまして、消防費、伺います。297ページ、事項6.三鷹防火防災協会関係費についてお聞きいたします。ことしの冬は、三鷹市内で火災が多く発生した印象がございます。平成18年の新築住宅における火災報知機の設置義務化と平成23年度の既存住宅における設置義務化が始まりました。平成21年に、市内に工場を構える、防災機器大手の会社が地域貢献の一環として、火災予防に最も有効とされる住宅用火災警報器5万5,000個を市に寄贈していただき、消防団詰所10カ所に3個ずつで30個、このほか市営住宅に122個を設置し、地区公会堂に224個、コミュニティ・センターに70個設置し、さらに5,000個を高齢者や障がい者の方の世帯に無料で設置されました。また、消防署員の皆様のローラー作戦や駅前でのチラシ配布などの啓発活動で、多くの家庭に設置が進んだものと記憶しております。火災警報器メーカーの推奨では10年が寿命とされ、制度開始から交換の時期に差しかかっていると考えます。市に寄贈していただいた火災警報器を初め、市内各施設の火災警報器の交換の進捗状況と交換の計画についてお聞きいたします。また、東日本大震災から9年を経て、いま一度の市民への警報器交換と設置に関しての周知が必要と考えますが、市としての取り組みについてお伺いいたします。
 続きまして、299ページ事項11.災害対策備蓄等整備事業費についてお聞きいたします。災害時の備蓄についてでございますけれども、お湯で沸かす必要のない乳幼児液体ミルクを、災害時の備蓄物資に採用する動きが全国で広がっております。乳幼児用液体ミルクは常温で保存でき、ふたをあけて吸い口を装着すれば、すぐに飲めるのが特徴で、夜間や外出時の授乳が手軽になるだけではなく、水や燃料が確保できない災害時に大変に有効であります。昨年から店頭でも販売され、売り上げはメーカーの予想を上回り好調でありますけれども、これまでにも液体ミルクの備蓄を要望してまいりましたが、当該年度は備蓄する検討をされたのか、お伺いいたします。
 続きまして、301ページ、事項13.AED関係費についてお聞きいたします。市内AED設置に関しては、一貫してコンビニエンスストアでの活用が進まない状況があります。地元のオーナーさん等への依頼状況はどのように推進されているのか、お聞かせください。また、他の自治体消防団のポンプ車にAEDを搭載している例が多く見受けられます。今後の市内消防団ポンプ車両搭載についての御所見をお伺いいたします。
 現在、公用車にはドライブレコーダーと救命用具が常備されております。緊急時の救命率向上のために、比較的市内を多く回る機会が多い、例えば、ごみ巡回パトロール車や道路交通課の公用車へのAEDの設置が有効と考えますが、公用車へのAED搭載についての御所見をお伺いいたします。
 続きまして、297ページ、事項5.地域防災意識啓発事業費、301ページ、事項17.防災・減災対策モデル事業費にかかわる質問をさせていただきます。大沢地区でのモデル事業でありますけれども、昨年の台風第19号の教訓から、地域における河川の水位管理及び監視体制の強化が急がれます。有効な監視カメラの設置が必要と考えますが、設置する場所は調節池付近か、水位がふえる相曽浦橋付近か、設置場所の検討はどのようにされるのか、お聞かせください。また、IoTの活用により、市民との情報共有可能なシステムづくりが重要と考えますが、どのような仕組みで情報の共有が図られるのか、お聞かせください。
 次に、ハザードマップの地域や市民への周知についてお聞きいたします。浸水ハザードマップ作成後に、市主導で防災出前講座等を積極的に行うなどし、住民への周知が必要と考えます。住民への周知はどのように推進されるのか、お聞かせください。また、大型台風で明らかになった重要な防災・減災の取り組みが、大沢地域の地形の特徴を考慮した避難所設置です。大沢地域の地形の特徴を考慮した避難所設置の考え方もあわせてお聞きいたします。また、ペット防災講演会の実施について、専門家講師はどのような方を予定されているのか、また、開催規模、市民参加の手法についてどのように検討されたのか、お伺いいたします。
 続きまして、301ページ、事項18.地域防災計画改定関係費についてお聞きいたします。令和元年7月に改定された東京都地域防災計画との整合性を図るために、三鷹市地域防災計画を改定されるとのことでありますが、その中の1つ、女性の視点での防災対策の推進についてお伺いいたします。東京都が女性のための防災ハンドブックを作成し、女性の視点での防災対策に力を入れておりますが、本市の改定には、女性の視点をどのように捉え、改定に反映されたのか、お伺いいたします。また、防災都市づくり方針(仮称)の防災拠点の配置の検討は、どのような協議の結果、配置を決定されるのか、お伺いいたします。
 元気創造プラザの災害時機能の見直しでありますが、総合スポーツセンターのメーンアリーナ、サブアリーナは、支援物資のストックヤード、配送拠点に、武道場は遺体安置所、遺体収容所となっております。これまで、空調が効いて広々とした場所は、市民の避難所とすべきではないかとの意見もあったかと思いますが、災害時機能の見直しはどのように考えておられるのか、お伺いいたします。
 以上です。よろしくお願いいたします。


◯市長(河村 孝君)  おはようございます。幾つか私のほうから答弁させていただきまして、足りない部分は担当が補足いたします。
 まず1点目に、コミュニティバスの路線の変更を検討するということでございますが、まず、三鷹台の駅と井の頭地域といいますかね、ということと、そこから大沢までコミュニティバスがあるわけでございますが、時間的な問題とか、さまざまな問題から、そのあり方がいいのかどうかということを、しっかりとまず検証していきたいというふうに思っています。コミュニティバスのルート全体の見直しにつきましては、将来的にはもちろん考えていますが、まずそこから始めないといけないのではないかというふうに思っていますので、現状課題になっておりまして、なおかつ広場が整備されました、コミュニティバスの発着場ができる方向で進めている三鷹台駅から、まず口火を切っていきたいなというふうに思っています。
 見直しの基準というのは、今、最終的にどうなるのかは調査研究をしていただきたいと思っていますが、私のほうから申し上げているのは、1時間に1本とか、1時間半に1本とか、そういうコミュニティバスであると便利なところもあったというふうに仮定しても、利用する人が少なくなるのは当然でありますので、その時間の、まず15分とか、20分で1本という形で、市民の人に使いやすくすることが重要じゃないかと。それから、やっぱり行きたくなる場所とか、行かざるを得ない場所というのをきちんとルートの中で押さえていかないと、やっぱり利用者が1年に1回使うとかそういうふうなことになってしまいますので、福祉の視点でひきこもり防止ということから考えても、買い物であれ、ほかの問題であれ、ちゃんと必要なところはどこなのかということを精査する必要があると。予算に限りがありますので、時間的にどうしても1時間に1本とかいうふうになってしまうのを避けるとすれば、三鷹の地理的な特性からいって、一定の小循環にならざるを得ない。そうすると、また乗りかえという需要がどうしても出てくる。
 そうすると、乗りかえの扱いをどういうふうに考えるかというところで、料金問題等も発生しながら、幾つかの視点でまた見直していくことが必要になるだろうということで、これまでもいろいろ議論を内部では重ねてきておりますが、一定の方向性を今回の調査研究を通して見通していきたいというのが、私の考えであります。福祉の点でも大きな意義を見出すことになるのではないかというふうに、今のところ推測しておりますが、これは市民の意向調査をするというのも大変難しい課題でありますので、私も、これまでも幾つも変更とか、改革に携わってきておりますけれども、難しい課題であることは正直理解しておりますので、これからの展開に期待していきたいなというふうに思っているところでございます。
 それから、次に、大沢住区における避難場所の設置等について、どういうふうに考えているのかというふうな御質問がございました。まず、大沢に関して言うと、今回のといいますか、昨年の台風第19号の視点からいいますと、羽沢小は全く避難場所としてオープンしなかったんですよね。御存じだと思いますが。それは野川に比べて非常に低い位置にありましたので、そこは避けました。大沢のコミセンは大体同様のところであったのですけれども、和室がかなり高いところに──3階でしたっけね、ありますので、最初はそこに避難してもらいまして、そして少し人が多くなったときに体育館ということで、最終的には七中とか、大沢台小にも対応していただいたので、そこは高台にありましたので、無事にたくさんの人たちを収容できたという経過がございます。
 そういう意味で、今後避難場所として、今まで地震を中心に考えていたものですからね、あんまりそういう意識がなかったんですけれども、今回のことで、やっぱり高台である七中とか、大沢台小学校とか、そういうところの活用を重点的に考えざるを得ないので、そういう意味では、そういう問題をやっぱり意識しながら、避難場所の設定もしていかなければいけないし、充実もしていかなければいけないということは、深く感じたところでございます。
 これまで、今も劣化調査とか、いろんな長寿命化調査とかやっていますが、そういう視点と同時に、仮に劣化していなくても、崖崩れとか、あるいは河川の氾濫とか、そういうことも意識しながら、充実、補強を考えていかなければいけないというのは、今回考えている視点でございますので、今までの視点にプラス、そういうところを強化しながら見直していく必要があるだろうなというふうに思っているところでございます。
 それから、元気創造プラザの件で御質問がございました。空調の関係からいっても、避難場所として考えるべき優先事項ではないかという御指摘です。私も物品の問題とか、それから、御遺体の安置所の問題、両方ともすごく重要なことでありますけれども、元気創造プラザでなければいけないのかということは、御指摘のような疑問も感じているところでございますので、今回、地域防災計画の見直しの中で、そういう視点も含めてしっかりと協議していきたいというふうに思っています。ただ、これまでね、あそこの元気創造プラザの構造上の問題も含めてそれなりに対応してきて、それを前提として考えてきた向きもあったようですので、それを含めまして、かなり抜本的に変えていく上で、どういうふうにしたらいいのかということは議論がかなりあると思います。私としては、御指摘の御質問等を踏まえて、しっかりと議論をしていきたいというふうに考えています。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  大きな項目で4点御質問いただきました。順次お答えさせていただきます。まず1点目、健康ガイド作成関係費の、こちらはアプリの活用についてということでお答えいたします。委員御指摘のように、ゆりかご・スマイルというアプリ、こちらのほうは乳幼児の方対象ということですが、採用しておりまして、こちらの中で既に予防接種ですとか、健診については、一定のそういったアプリの活用というのは図られているというふうに認識しておりますけれども、健康ガイドのほうには、それ以外の成人の方の健診等もありますので、そちらのほうにつきまして、こういったものの活用も非常に今、有効であるという認識もあります。今後の研究課題というか、その分野については、今後また新しい技術の活用も検討していきたいというふうに考えております。
 それから、2点目です。ロタウイルスワクチンの定期接種化の対応について、里帰り先でも接種できる取り組みということで御質問いただきました。こちらに関しては、他の既に先行しています予防接種について、全て里帰り先での接種についても、事前に依頼書というのをこちらで発行させていただいて、副反応のほうの対応も市で行うという前提で、里帰り接種いただいたものについては、お帰りいただいてからの償還払いということで、他の予防接種と同様の対応ができるものというふうに理解しております。
 続きまして、3点目は免疫を失った方への予防接種再接種の費用の助成につきまして、何人の方を想定しているのかということなんですけれども、こちらのほうはあくまで想定というか、どの時点でそういう方がそういう状態になるかによって、当然接種の内容も種類も変わってくるとは思いますけれども、今の予算の上では、乳幼児の方が受けるであろう約10種類の予防接種23回分の接種費用を全て助成するという前提で、お二人分というような内容を計上させていただいています。また、これについての広報につきましては、4月当初の「広報みたか」、またホームページ等でも周知を図っていきたいというふうに考えております。
 最後、4点目になります。高齢者肺炎球菌につきまして、接種率向上の取り組みとしての再通知について、御質問いただいています。今年度から、高齢者肺炎球菌、5歳刻み、2周目に入りまして、70歳以上の方については以前に1回お知らせをしているということなんですが、65歳の方は今回初めてということなので、65歳の方については、また年度末に、再接種の通知を差し上げるということで予定をしております。また、そういった形で個別の通知も行うんですが、年度末については、また「広報みたか」等でもお知らせをして、注意喚起を図っていきたいというふうに考えております。
 私からは以上です。


◯都市農業担当課長(塚本 亮君)  私のほうからは、三鷹産野菜の日及び市内産農産物利用推進事業と、市民農園の2点についてお答えいたします。
 三鷹産野菜の日につきましては、令和2年度は、保育園に対して年2回実施することといたしまして、小・中学校につきましては、年間を通した補助を創設して拡充することとしております。これまでも農家、農協及び学校の栄養士や教育委員会とともに、供給する野菜の品目や栽培の収穫に向けての調整というのは、かなり以前からやっていたというふうに聞いておりますので、今後、年間を通した供給を拡充するということになりますので、そういう回数をふやすとか、内容を充実して、今後も実施していくというように思っております。また、農協はこれまでも学校のニーズと、またどういうものを栽培して生産するかというのを生産者へ情報提供を行っておりますが、今後も調整とかを行うとともに、拡充した農産物の、農家からの調達であるとか、学校への搬入などを、今後も新たな役割として拡充していくということになると思います。市は、そういうような拡充した農協の取り組みに対して、また新たに補助制度を導入して、そういうことの支援をしていくとともに、学校とともに昨年度から、保育園に対してのそのような市内産野菜の日ということで取り組んでおりますので、そのような調整役を農協、農家、教育委員会とともに、中に入って、もっと充実させていくというようなことを予定しております。
 次に、市民農園でございますけれども、今回、かなり委員御指摘のとおり、市民農園の利用を希望する方が多いということで、区画をふやすためにいろいろ考えまして、ただ、今まで25平米1区画あったものというのも、結構大きいんじゃないかというような声も一部ありましたので、そこで思い切って20平米というふうに、5平米減らして区画を22区画ふやして、今回新たに募集したところでございます。この面積の変更につきましては、募集時にそのように変わるということを明記するとともに、今回対象となった井口と大沢の市民農園には、そういう旨をポスター掲示をして皆様に周知をしたところでございます。これについては、特に苦情といったものはなく、皆様御理解していただいたというふうに認識しております。
 今後、また市民農園の拡充につきましては、平成30年に都市農地の貸借の円滑化に関する法律が施行されまして、これまで生産緑地や納税猶予適用農地には、市民農園用に開設しづらかったんですが、それが開設しやすくなったというふうな制度が創設されました。これまでも何件か、農協であるとか、我々農業委員会にそのような問い合わせもありましたが、そこで市民農園にお貸しするというふうには至っておりませんが、今後も興味ある方はふえてくるのかなと思っております。また、農業委員会が行う農地パトロールのときにも、栽培が今後難しそうな高齢者の農業者の方たちについては、今後そういう制度もありますので活用したらどうですかということをその都度通知をして、皆さんに理解を求めているところでございます。
 以上です。


◯生活経済課長(垣花 満君)  私からは、買物環境整備事業と産業集積推進事業について御質問いただきましたので、そちらのほうに御答弁いたします。まず買物環境整備事業のほうですが、これまでの取り組みの成果といたしましては、こちらの事業は、1つは商店街さんがみずから取り組んでいただく事業を支援するもの。それから、買物支援事業本部が地域に入り込んで、地域の買い物環境の向上を目指すもの、2つ実施しております。まず商店街さんのほうからいくと、やはりいろいろ定期市ですとか、宅配事業ですとか、非常に頑張っていただいている部分は多々ございます。また、私どものほうも商店会さん同士のワークショップ、勉強会なども開きまして、どういった形の事業が商店会さんにとっても地域の消費者にとってもプラスになるか、そういったものの勉強会などもさせていただいてきました。ただ、やはり、正直に言ってなかなか御商売と地域の利便性の向上というのは、うまいアイデアがなかなか出てこないというのも事実でございます。一方、今、大沢地区をモデルに取り組んでいる事業といたしましては、これまでも移動販売車の導入、それから宅配事業者を集めた説明会やネットスーパー利用の説明会や実践といったものを主に高齢者向けに取り組んできたところです。そうした地域の取り組みの中では、令和元年度地域包括支援センターのほうから一緒に共催をさせてくれないかとか、そういう地域熱が少しずつ上がってきているというところが見てとれるかと思います。今後の方向性につきましては、やはり地域との連携を進めながら、逆に地域住民や団体から、商店会や商店を巻き込んでいくような形で展開していけるといいのかなというふうに考えています。
 それから今後、移動販売車等のマッチングのお話でございますが、やはりそうした店舗誘致にいたしましても、移動販売車の導入にいたしましても、地域の住民の方が使わないと、これはなくなってしまいますので、できるだけ地域熱を上げながら、同時に進めていきたいと思っております。
 それから、産業集積推進事業でございますが、こちらは後ほど御説明します相談機能を使ったりとか、あと商業環境も同じなんですが、不動産業界との連携というのも欠かせないだろうと。それから今回、来年度から、こちらの補助金の中で、工場改修に係る再利用促進の補助のほうも入れてございます。今あるものを再利用しながら、なおかつ、いろいろと調査の手を伸ばしまして、マッチング等しながら、限られた工業地域の中での事業展開を考えていきたいと思っています。
 また、相談機能の強化事業につきましては、体制としましては商工会と連携して実施します。専門に1人、まず初年度は、人をつけて市内全てのものづくり産業を巡回いたします。市とも1回定期的に交流会をし、また、できれば市職員も一緒に回る機会も設けたいと思っております。期待する効果といたしましては、支援メニューの周知、それから経営向上、それから移転、それから事業承継への支援といったものを考えてございます。
 以上でございます。


◯道路交通課長(池田啓起君)  私からは、路面下実態調査についてお答えさせていただきます。事業につきましては、平成30年度からの新規事業で、市内のバス路線や主要幹線道路約30キロ、3カ年計画で行っているところであります。平成30年度は、空洞化が疑われる箇所25カ所が確認され、今年度につきましても、約8.8キロの調査により、21カ所の空洞化が疑われる箇所が確認されたところであります。事業により見えた課題としましては、空洞化の多くが古い埋設管が原因ということが確認されてきましたので、今後、こうした老朽化した埋設管について、各企業さんとの連携で、計画的に定期的に更新していくことが必要かなというふうに考えております。また、埋設管による陥没等を未然に防ぐ、防止するために、パトロール等の路面状況の把握などの強化が必要だというふうに考えております。
 今後の他の道路についての拡充につきましては、来年までの調査結果を踏まえまして、しっかりと結果を検証しまして、生活道路を行っていくのか、また主要幹線道路を継続していくのか等について検討していきたいというふうに考えております。
 私からは以上です。


◯水再生課長(奥嶋 亮君)  私からは、中原一丁目の雨水貯留施設のスケジュールについて答弁させていただきます。工事の進捗については、順調に進んでいるところでございます。今年度は、予定どおり15%進捗いたしました。当該年度は、令和元年度を含めて45%の進捗予定で、令和3年度に完成する見込みでございます。近隣住民からは、早い完成の要望もいただいておりますので、御期待に沿えるよう安全に工事を行い、少しでも早く完成するように努めていきたいと考えております。
 私からは以上です。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  私からは、中原一丁目の公園整備のスケジュールについてお答えいたします。ことしの3月に、全体説明会を開催する予定で、来年度早々に月1回程度のワークショップを開催しながら、遅くとも年内には整備内容を定めるような予定を考えていましたが、今般、新型コロナウイルス感染症の影響の関係で、ことし3月については、ちょっと説明会の開催については見送っている状況です。ただ、感染症の状況も見ながら、説明会の開催時期を確認しながら、その後、月1回程度のワークショップ等を開催しながら、年内に整備内容について詰めたいと思っています。その後、設計等を行った上で、令和3年度に整備工事を行う予定と考えております。
 続きまして、野川について、適正な自然環境保護という観点での三鷹市の考え方と、あと都との連携ということでございますが、こちらにつきましては、三鷹市も適正な危機管理の観点、または自然の景観ということで、非常に重要だと思っています。三鷹市のほうでは、遊歩道につきましては三鷹市が維持管理、また、河道、河川沿いにつきましては東京都が維持管理を行っています。市のほうではパトロールを行ったり、また、市民からの要望がありましたら、必要に応じて市が整備、また東京都が整備等を行っております。また、協議会等につきましては、野川流域連絡会とか、また野川流域環境保全協議会等がありまして、この中で東京都、また近隣区市との協議、また市民団体等も入った話し合い等を行っていますので、その中でいろいろと連携とりながら協議を進めていっておりますので、引き続き行っていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  まず最初に、住宅用火災報知機、こちらの件についてお答えさせていただきます。当初、確かに市内で5,500個、市に寄贈されたものが各施設に設置されているという現状があります。こちらの交換の進捗状況ということですが、こちらについては防災課のほうでとか、市のほうで一括してというよりは、それぞれの施設管理者のほうで、順次電池の交換または機器の交換というような形で取り組みをしていただいているところでございます。また、そういった10年が寿命ということで、交換の時期だということに対しての周知・啓発につきましては、質問委員さんから御指摘もありますとおり、こういった形でちょうど交換する、一般の住宅も含めて多くなっていることが当然推測されているところでございまして、そこで市では、昨年の12月の第1週号の「広報みたか」におきまして、第1面において火災予防の特集を組みまして、その中においても住宅用火災報知器の交換についての記事、こちらを掲載させていただきました。また、三鷹市の自主防災組織連絡会でも、防火・防災用品等購入事業といたしまして、住宅用火災報知器の取りつけ費用も含めて廉価であっせんを行っているところでございます。今後も引き続き、三鷹防火防災協会含めた三鷹消防署等、自主防災組織などと連携を図りながら、市においても、防災訓練や防災出前講座の機会を捉えて、周知・啓発に取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
 続きまして、液体ミルクの件でございます。こちらの備蓄につきましても、私のほうでも、今年度においても検討ということでさせていただきました。最終的にはやはり備蓄するには賞味期限が短いというところが大きなネックでございまして、そこのローリングストック、そういった形で、保育園の部署と相談しながらということで検討させていただきましたが、今のところ、価格の問題と賞味期限が短いところ、あと先行の自治体の例もちょっと聞いているんですけど、やはり嗜好の問題で、皆さんから全員が全員、液体ミルクを飲めるかという現状があるんだという声も聞いているので、引き続き、今後また新たな商品が出たりとか、開発されることを踏まえた中で検討していきたいというふうに考えているところでございます。
 続きまして、デジタル技術を活用した防災・減災対策モデルにつきましてです。ライブカメラの設置場所とか、情報共有、どういった手段でということでございますが、IoTなどの新たな技術を活用しまして、そういった情報収集したものを、その情報を可視化して関係機関、または市のホームページ等で活用して、市民の皆様が、災害時に安全安心な避難行動ができるような支援をするような形で、環境整備を目標としていくことを考えております。カメラの設置場所等につきましては、現在、東京都の水防災総合情報システム、こちらのほうで都建設局河川部で管理しているものもございますし、それと別な場所で設置が可能なところを、相曽浦橋から大沢橋のあたりを含めまして、検討を重ねていきたいというふうに考えているところでございます。
 続きまして、浸水ハザードマップの周知方法についてでございます。こちらのほうは今現在、まだ最終的な校正の最中でございまして、年度内ぎりぎりで作成を目指しているところでございます。それで印刷をかけまして、次年度の6月の第1週号の「広報みたか」の配布に合わせまして、市内全戸配布、こちらを予定しているところでございます。市民の皆様にも、大雨に対する日ごろからの備え、防災意識の向上を図る契機としていただくとともに、引き続き防災訓練、防災出前講座などでの周知・啓発、こういったものに努めていきたいというふうに考えております。
 続きまして、ペットの防災講演会についてでございます。講師につきましては、今のところのNPO法人アナイス理事長で、こちらの方は東京都獣医師会の事務局長でいらっしゃいます方を、一応考えているところでございます。単発でやるものでございますが、できれば防災のイベント等含めて、そういった方たちとタイアップして、なるだけ人が多く集まる機会に、この催しもあわせて行いたいというふうに考えているところでございます。
 それと、地域防災計画の女性の視点ということでございますが、こちらは、三鷹市のほうでは、例えば避難所マニュアルの中で、避難所の中で女性の専用室、それと乳幼児の専用室、女性専用の洗濯室とか、そういった形で既に先行してそういった視点を取り入れているところでございます。東京都が今回そういったものを、東京都の地域防災計画の中で明記したところがございまして、そういった中身を、今回の三鷹の改定の中でも、文言等について、すり合わせしていくというところで考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  私からはAEDです。まず、コンビニについて設置が進んでないのは承知をしているところですけれども、相談には丁寧に対応しているところです。
 それから、公用車のAEDなんですが、これまでも当然検討したことはあるんですけれども、やはり限られた財源の中の費用対効果を考えた場合に、ちょっと見送っております。なお、救命用具を整備した際に、AEDというのは、マップになったものがホームページ上で更新されているサイトがありまして、それのアドレスがしっかりわかるようにしておりまして、それを救命用具とあわせて公用車にはセットしているところでございます。
 以上です。


◯委員(赤松大一君)  多岐にわたっての御質問をさせていただきました。御答弁ありがとうございました。以上で終わります。


◯委員(寺井 均君)  それでは、引き続き済みません、よろしくお願いします。時間もありませんので、1つずつやりたいと思いますので、よろしくお願いします。
 最初にページ237、事項24.がん検診関係費ですけれども、医師会からも指摘のあるがん検診については、胃がんリスク検診を対象年齢75歳に拡充し、中学生も含む若年層に対するピロリ菌検診の導入を図っていただきたいと思っているんですが、対象年齢の拡充の必要性についてどのようにお考えでしょうか。また、検診後の除菌状況を把握しているのかどうか、お聞きしたいと思います。
 また、増加している、治療しながら日常生活を送るがん患者の生活の支援のためにも、医療用ウイッグやリンパ浮腫予防のためのタイツや外科手術後の補正下着等の高額製品の助成制度や、希少がんや難治がん患者のQOL、一人一人の人生の内容の質や社会的に見た生活の質、その他の相談等についても必要な支援が行われるべきだというふうに思っていますが、がん患者の個別の支援については、重要な支援として、国や都の動向、先行自治体の事例について把握するということでありますが、進んでいますでしょうか。当該年度を含めた今後の取り組みについてお聞きしたいと思います。まずはよろしくお願いします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  順次お答えいたします。胃がんリスク検診について、年齢拡充についての考え方ということなんですが、今現在、胃がん検診については、今年度から内視鏡検診等を拡充させていただいております。この胃がんリスクの検査なんですけれども、こちらのほうは国のがん検診のガイドラインにもちょっと含まれていない検査ということで、一定の市の独自の取り組みということになっておりますので、そういった年齢の拡充についても、引き続きちょっと医師会の担当先生方とも意見交換しながら、その方向性につきましても、ちょっと今検討しているというところでございますので、その中で、そういった部分についても検討していきたいと思っております。
 また、この検査の再検査ですね、要精密検査の方への対応ということなんですが、一定の御報告いただいているケースはあるんですけれども、全てが把握できているわけではございません。また、この検査自体が胃がんそのものを発見するための検診ではありませんので、それは他のがん検診とはちょっと異なる視点もあるところがありますので、再検査の把握についても先生方とも意見交換しながら、検討を進めたいと思っております。
 また、手術を受けた方とか、そういった方への個別の支援というところについては、委員御指摘のとおり、先行している自治体とか、国や都の制度等もありますけれども、今、三鷹としてはちょっとまだそこまで取り組めていないというのは現実でございます。引き続きその辺につきましては情報収集しながら、どういった方、また実態で三鷹の市民にどの程度そういう方がいらっしゃるのかというところも、なかなかちょっと実態把握がつかめてない状況もございますので、そういったことも踏まえて、そういった状況がわかれば、また個別の支援についても検討していかなければいけないのかなというふうに認識しているところでございます。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。実態把握ということは、前々から我が会派としても要望させていただいていたところなんで、ぜひ進めていただきたいなと思いますのでよろしくお願いします。
 胃がんリスク検診なんですけども、日本胃がん予知・診断・治療研究機構というところから出ているデータで、三鷹市は平成30年度での受診者が3,055人で、B群からC、Eということで853人ということで27.9%の罹患率、非常に高い──検診の中では罹患がすぐわかる検診だと思っているんですけれども、E群に関しては、除菌後3年以内に48%、5年以降には34%胃がんが発見されるということで、非常にE群の対応のする方というのは胃がんになる可能性が非常に高い、この検診ということもありますので、ぜひ医師会との連携。今後するというふうには今お聞きしましたが、今まで胃がんリスクのこういう除菌された方を含めた形の、何かこういう協議って今まであったんでしょうか。ちょっとお聞きしたいと思います。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  胃がんリスク検査の医師会との協議ということなんですが、これはがん検診とあわせて協議をさせていただいている項目になっております。こちらのほうは、平成26年度からこの検査の導入をしておりまして、40歳以上の方は5歳刻みで毎年御案内をして対象の方に受けていただいているということで、30年度で一応5年間ということで、一応1周、全ての方が対象になったということで、今年度6年目ということで、また2周目の年度に入ってきているというようなところで、この検査自体を継続するかということも含めて、医師会の先生方と協議をした経過がございますが、一応まだお受けになっていない方もいらっしゃるだろうということで、今年度以降も継続したという経緯ございますので、そういった中でも、そういった検証についても協議はさせていただいております。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。E群の方がやっぱり3年以内5年以降、先ほど80%ぐらいの方で胃がんが発見される。確実になると言ったら申しわけないんですが、そういう危険性があるということなので、その方のサポートといいますか、フォローといいますか、やっていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
 じゃあ次に、ページ245、事項12.動物愛護事業関係費について質問をさせていただきます。現在、公益社団法人東京都獣医師会武蔵野三鷹支部と三鷹市は、飼い主のいない猫との共生を目指すため、飼い主のいない猫に避妊・去勢手術を行う場合、その費用の一部を減額しているということで、事前の申し込みが必要で、獣医師が行う通常の手術費用から、雄雌とも一律7,000円を減額し、年度ごとに実施期間中において、手術実施頭数が予算額に達したときには助成が終了されているという事業であります。このときは環境政策課での確認が済んでいても助成が受けられなくなり、減額できる頭数が30ということになっていますので、そういう案件も多く見られていると思うんですけれども、申し込むときにおける写真の添付やその後の各動物病院での確認、捕獲、避妊・去勢手術の手続の簡素化が求められているというふうに思うんですけれども、市としてどのように意見を受け、対応策を検討されているのか、お伺いしたいと思います。
 また今回、さくらねこ無料不妊手術事業の行政枠を活用しての事業でありますけど、利用可能なチケット枚数というんですかね、どのぐらいになるんでしょうか。また、手続方法は同じと考えていいのか、お聞きしたいと思います。また、飼い主のいない猫の不必要な繁殖の抑制、周囲への危害防止を図るための地域猫活動等に関する啓発、どういうスケジュールでどのように行うのか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。


◯環境政策課長(井上 仁君)  質問の順番にお答えいたします。不妊・去勢手術につきましての手続については、市民の方に御説明して御了解をいただいているところでございまして、簡素化等について御意見があれば、それについては検討していきたいと考えているところでございます。
 さくらねこの無料不妊手術事業でございますが、行政枠につきましては、基本的には、年間何件というのはないというふうに聞いているところです。ただ、期限があるということですので、何頭かずつに区切って申請をして、市民の方に使っていただくような形を考えているところです。また、PRにつきましては、チラシの作成・配布と、地域猫活動についての講演会を予定しているところでございます。
 以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。手続なんですけども、書類があり、簡単な書類ですけど、申込書があります。申込書に記入して、これを環境政策課のほうで確認するということで、写真も添付しなければいけないということで、飼い主がいないということなので、なかなかその猫を捕まえてっていいますかね、猫の写真を撮って添付してやる。その後、申請をする。申請が通れば、申請をして、またここで捕獲をする。捕獲をして動物病院に連れてって手術をするということで、なかなか1日っていいますか、1回の作業でできない。やはり三、四日かけて1頭のですかね、猫をやらなきゃいけないという、非常に手間があって、簡素化の御意見があればってということですが、今まで相当あったんじゃないかと思っているんですが、把握していないのかというのはちょっと心配なんですけど、非常にこれは大変だということで。近隣市では、捕獲して、そのまま動物病院へ連れていって、そこで申請書をやって先生の印鑑をもらって、そのまま市役所に行ってやるということで、1日というか数時間、一、二時間で作業的にやれている自治体もあるんですね。ちょっと何というんですかね、同じ制度だと思うんですけど、そういうことができているところと、三鷹市は非常に手間がかかっているというところがあるんですけれども、そういう声って聞いてないのかどうか、それについて調査研究できてないのか、ちょっとお聞きしたいと思います。


◯環境政策課長(井上 仁君)  手続につきましては、飼い主がいないということですので、例えば三鷹市内のどこのあたりにいる猫とか、その部分が確認が必要なので、三鷹市はそういう形で、写真とかさせていただいております。簡素化につきましては、簡単にすれば、確かに手続は楽になるかもしれませんが、そのあたり三鷹市内の猫なのか、三鷹市外の猫なのかというのを確認するためで、今のやり方にしております。今後については、御意見等があれば検討していきたいと考えております。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。そうしますと、市外から持ち込まれると困るということなのかなと思いますが、逆に三鷹市が厳しいだけに、ほかでそれをやられているというふうにお聞きしていますので、それらの持ちつ持たれつの部分ありますので、ちょっとその辺はよく近隣市と相談していただいて、やっぱり三鷹市は市境がたくさんありますので、三鷹市だけの、いわゆる閉鎖的なあれというのはなかなか難しい。近隣市だと、三鷹市へ行ったり、当然調布へ行ったり、世田谷行ったりという猫もたくさんいらっしゃると思うので、どっちだよという問題ではないのかなと思います。特に近隣市との協議、しっかりやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 それでは、次に、済みません、土木費のほうをさせていただきます。ページ275、事項7.三鷹台駅前周辺地区整備事業費についてです。市の東部地区の玄関口にふさわしい都市空間の創出に向けて、駅前広場ですが、地域の声を集約した整備を進めていただきたいと思います。用地取得に向けた取り組み、事前調査はどのように捉えていますでしょうか。
 土地所有者はもちろんでありますけれども、商店会やまちづくり協議会、地域住民、駅も含めた周辺利用者の意見集約、どういうふうに取り組まれているのでしょうか、お聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。


◯道路交通課長(池田啓起君)  三鷹台駅前の周辺地区のまちづくりの推進におきましては、現在、駅前広場の用地取得に取り組んでおります。予定では令和2年度に用地取得を完了し、その後、整備工事を予定しているところです。また市民意見、また市民ニーズ等の把握につきましては、まちづくりワークショップ等を開催いたしまして、実績としましては、2月2日、井の頭コミュニティ・センターにおきまして18名の市民、また町会、商店会、まちづくり協議会さんの参加を得まして、さまざまな御意見をいただいています。その御意見を踏まえまして、今現在もプランの作成を行っているところですが、来年度につきましても、その意見を反映した形で、設計等に取り組んでいく予定としております。
 私からは以上です。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。令和2年度に用地取得を終了してということでありますけれども、この見通しとしてはどうでしょうか、いけそうだというふうに捉えているんでしょうか。


◯道路交通課長(池田啓起君)  現在の予定、見通しとしましては、令和2年度に、地権者の御協力を得まして、取得できる見込みというふうな予定で今、取り組んでいます。


◯委員(寺井 均君)  予定ということでありまして、見通しはある程度立っているというふうに理解をいたしました。
 今、駅前広場ということで、いわゆる駅側に入るのか、道路側から入るのかということでありました。2月2日のときにそういう声があったのかわかりませんが、今、どうなんでしょう、見通しとして、駅側から入るのか、道路側なのかって、何か見通しは立ってますでしょうか。


◯都市整備部長(小出雅則君)  現在、駅側から当初入るという想定で皆さんに御説明していたんですけれど、手前側から入ったほうが、交通安全上いいんじゃないかという御意見もいただいています。両方とも警察と対応できるような協議を今進めていますけれども、安全第一で進めていきたいと考えていますので、皆さんとお話ししながら、これから決めていきたいというふうに考えています。


◯委員(寺井 均君)  ありがとうございます。駅前は信号もない、鋭角だということもあるので、どなたに聞いても、いやそっち側からは無理だよというふうなお声を聞いているので、道路側から入るのは右折になりますので、大変は大変なのかなと思いますが、市長が今後検討していくということなんで、本数ふえるというふうには思っているんですが、それでもそんなには多くないので、朝の時間帯はちょっと心配ですが、そのときだけでも警察の御協力をいただくとか、やっていただければそちらのほうがいいのかなと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。質問を終わります。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上で公明党の質疑を一旦終了します。
 質疑の途中ですが、しばらく休憩します。
                  午前10時38分 休憩


                  午前10時53分 再開
◯委員長(土屋けんいち君)  委員会を再開します。
 次に、民主緑風会。


◯委員(小幡和仁君)  どうぞよろしくお願いいたします。一問一答でまいりたいと思っておりまして、よろしくどうぞお願いをいたします。
 まず、最初の質問でございます。予算概要の85ページです。成人歯科健康診査の拡充についてお伺いをいたします。この成人歯科健康診査に関しては、御高承のとおり、40歳から70歳まで5歳刻みでやるという健診で、市民を対象としております。健診以外の検査や治療、医療行為があった場合は自己負担になるというものであると理解をしております。今回、40歳からというのを35歳に引き下げをしていただいたのは大変ありがたいと思っております。その上でお聞きいたしますけれども、そもそも歯科健康診断は、俗にいう5年に1回でいいのかというところの問題があると思いまして、できれば毎年1回、それももう少し若いときからしっかりやっていくということが重要なものではないかなと思っております。
 現状、小・中では学校における歯科健康診断があるというふうに思いますけれども、高校以降になるとなかなかこういったものがないという現状にあるのではないかなと思います。したがいまして、15歳ぐらいまではこういった健診を受けるけれども、35歳まで受けないという、はざまの期間が発生するというふうになります。結構この期間は長くて20年ですか、ということになると思うんですけれども、できれば若いうちからということにしようと思うんですが、可能であれば20歳のときに1回やって、毎年1回診断を受けるべきだということをしっかりと啓蒙していく。小・中学校においても、できればこういったことは大人になったら年1回はやるんだよということを啓蒙していく、こういったことが非常に重要で、逆に言えば市民の皆様がそういう年に1回は歯医者さんに見てもらうんだということが定着すれば、御高齢者から順次こういった診断を廃止してもいいくらいではないかなと思います。要は施策のゴールをどこに置くかということだと思うんですけれども、市の御所見をお伺いいたします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  成人歯科健診につきましてお答えさせていただきます。今回、前から歯科医師会の先生方からも御要望いただいておりまして、年齢の拡充ということで、こちらは今回40歳を下に5歳下げて35歳からということで、約1万3,000人ぐらいの方に対象拡充して実施することにいたしました。拡充についても、35歳まででいいのかというのは当然今、委員御指摘のとおり、広ければそれは広いほど受けていただける方多いですから、当然広げることに関して反対ということは決してないと思うんですけれども、実際に受けていただく医療機関の体制の問題もありますし、また、一方では高齢の方についても、今の70歳までは御案内しているんですが、その上にもそういった御案内もしたほうがいいんじゃないかという御意見もいただくところでございます。そういったさまざまな拡充についてもお考え、御指摘もあるので、そういったものも含めて今後も検討していく必要があると認識しています。
 ただ今回、5歳引き下げましたので、その方々がどういった形できちんと受けていただけるかということは、今後しっかりPRをして、またその検証を踏まえて、その後の展開についても先生方と協議を進めたいというふうに考えております。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  よくわかりました。まずは予算の問題もあると思いますので、できれば年1回は歯医者に行くというような、そういった市民共通のルールといいますか、考えが持てるような啓発の推進も、お金のかからない範囲でしっかりやっていただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
 2つ目は施政方針の88ページ、公衆喫煙所の設置に向けた設計というところなんですけれども、ちょっとこの内容だけお読みしますと、駅デッキは構造上難しいから、三鷹駅南口緑の小ひろばに設置を検討するということなんですけれども、ここに関係機関との協議・調整を進めながら設計するというふうに書かれているんですが、これは何というんでしょう、しっかりと打ち合わせが済んでからというか、緑の小ひろばにできるということがわかってから設計をするというふうにしないと、この250万円がもったいないことになると思うんですが、そういう順序ということで考えてよろしいでしょうか。


◯生活環境部調整担当部長(岩崎好高君)  関係機関と申しますのは、例えば警察とか、消防署とか、あるいは建築確認をする必要がありますので建築審査会等、多岐にわたる機関と調整を図らなければならないというような形で考えております。その上で、必要な事項をその設計の中に盛り込んで、そういった交渉についても、事前に図面を引いて確認をするとか、そういう形になりますので、そういう形で進めていくというようなことで、こういう記載をさせていただきました。


◯委員(小幡和仁君)  そういう形で進めていかれて、間違いなくここにつくるのは問題ないというのがわかってから設計をされるということでよろしいですか。というのは、そもそもこのデッキに関していうと、そこにしっかりした喫煙所がつくれるかどうかということでの調査もされて、その調査費用も結構な額がかかっておりますよね。またさらに、結果的に、それは無駄になったと言いませんけれども、結果的にはその調査費用というのが、本来、初めからここにつくるということであれば要らなかったものであると言えば、それはそういう形になると思うんですよ。今回、この250万が、先走ってと言ったら申しわけないですけれども、始められて、結果的にいろいろ確認されて、だめだったということになったときには無駄になるというところをちょっと危惧しているんですけれども、そこら辺は大丈夫なんですか。


◯生活環境部調整担当部長(岩崎好高君)  当然事前に警察、消防等々と打ち合わせはさせていただきたいと思いますが、市としては、他市区の事例等も検討しまして、一定程度できるのではないかという判断のもとに考えを進めておりますので、そういった危惧は今の段階では100%とは申し上げられませんけど、ほぼほぼ大丈夫だというふうな認識を持っています。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  私は正直言うと、駅デッキの調査をされるといったときに、基本的に事前にそれなりの専門家の方に聞いて大丈夫だという観測のもと、念には念を入れてしっかりと調査をしていただくということを進められたのかなと思っていたので、それがそうじゃないという形になったのは正直ちょっと、私の個人的な意見としてですけれども、びっくりしたところではあったんですね。なので、ぜひそこら辺の手順といいますか、しっかりと進めていただければありがたいなというふうに思います。
 続きまして、101ページのTSマーク附帯保険加入助成の拡充につきまして御質問いたします。この件は非常に担当者の方も悩まれているというか、難しい問題ではないかというふうに思うんですけれども、ここに書かれているのを素直に読むと、点検の条件として加入することができるTSマーク附帯保険加入助成を拡充し、自動車安全講習会への参加促進による交通安全意識の向上を図りますということでございまして、保険の加入助成の拡充と書かれているんですが、実際は、自転車安全講習会を促進するということではないかと思うんですけれども、その点まずお伺いいたします。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  TSマーク附帯保険加入助成の拡充の狙いにつきまして御質問いただきましたので御回答いたします。今回の拡充の狙いにつきましては、委員御指摘のとおり、自転車安全講習会への参加の促進、また、安全な自転車を運用するための点検整備の促進といったような面もあわせて意図しているところでございます。
 私からは以上です。


◯委員(小幡和仁君)  はい、そうですね。今2つ言っていただいたところが主な目的であるというふうに理解いたします。このTSマーク附帯保険は、そもそも点検をしたということで、自転車屋さんの御好意でつけていただける保険だと、こういう認識でよろしいですか。ですので、この附帯保険には、いわゆる掛金はないという理解でよろしいですか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  TSマーク附帯保険につきましては、自転車の安全点検整備、これは資格を持った有資格者による点検整備をして、それに合格した場合、TSマークが張られる仕組みになっております。TSマークが張られたものにつきましては、保険のものが自動附帯というふうになる制度というふうに理解をしております。
 以上です。


◯委員(小幡和仁君)  つまり掛金はゼロ、市民がお支払いする掛金はゼロということでよろしいですよね。今回そういった中で、ここの部分の助成金を、具体的に言うと1,500円から2,000円にされたと思うんですけれども、その意味合いはどこにございますか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  今回のTSマーク附帯保険加入助成の拡充の狙いでございますけれども、まず1点目としまして、東京都のほうの条例が改正され、自転車の利用時に対人賠償保険に備える保険の加入が義務化されたということが1点ございます。また、助成券を配付しております自転車安全講習会への参加促進、自転車の点検整備の促進の面もございます。さらに、自転車の運転に伴う安全意識や責任が向上し、事故の減少や運転マナーの向上、交通安全意識の向上を図りたいというような狙いも考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯委員(小幡和仁君)  今3つ言われましたけれども、都条例の4月1日改正による義務化に応えて、言うなれば保険を進めたいということで、1,500円から2,000円に上げましたという御答弁だと思います。ですけれども、この保険自体は、整備を自転車屋さんに行ってしていただくということで、このマークをつけていただく。整備が終わりました、間違いないということで、このTSマークをつけていただくことによって、自動的にその補償がくっついてくるというものなんですよね。なので、今おっしゃった理由は当てはまらないというふうに考えますけれども、いかがでございますか。


◯都市整備部長(小出雅則君)  三鷹市の市内の事故の状況ですけれど、自転車にかかわる事故が半数を占めると、そういった実態がございます。私どもとして、まず安全に自転車に乗っていただきたいというのが一番でございます。この保険については、自転車の整備が前提になりますので、委員御承知のとおりですが、この保険に入ることによって、安全な自転車で、運用といいますか、使えますよね。さらに交通安全講習会を受講することによりまして、ここの助成金が出てきます。助成させていただく券が配布できると。非常にマナーの啓発、これも安全な自転車とともに大切ですので、私どもとしては、まず自転車を安全に運行してもらう、この点が一番です。それと、保険が義務化になりましたので、保険というのは人それぞれで求めるものが、やはり何を一番重要視するかという問題は変わってくると思いますので、市としては、皆さんにいろんな保険を御紹介していきながら、TSマークも1つの手段と言いますか、1つの御案内になりますけれども、TSマークとともにいろんな保険を御案内しながら、その保険に対する助成というよりも、安全な自転車の運行、そういった環境への助成、そういうふうにお受けとめいただければと思っております。


◯委員(小幡和仁君)  御説明いただきましてありがとうございます。今の御説明で、やはりよくわからないのは、なぜ都が義務化したということで、1,500円を2,000円の助成に上げられたのかというところがわからないんですよ。るるおっしゃられて、非常に整備の重要性とか、安全運転は大事だとか、これはもうおっしゃるとおりなんですけど、助成を1,500円から2,000円に上げられた理由がよくわからないので、そこを教えていただきたいという質問をさせていただいております。


◯都市整備部長(小出雅則君)  今、交通安全教室の受講率も6割程度の状況で、いろいろとお知らせしながらPRしていますけれども、我々としては、受講率を上げたいというのが1つございます。東京都の補助金は、私どもにも半分入ってきますので、私どもが全体を上げれば、東京都も一緒に補助金を上げていただくような制度になっておりますので、少しでもそういった交通安全教室の参加促進を図っていきたい。8割、9割の定員に達するぐらいのものを我々もPRしながら、また、1つ保険に入らなければいけないという状況がここでも出てきていますので、御自身の御負担はなく──自転車整備によって、もし整備が必要になってくればそういった負担出てくるかもしれませんけれども、安全な自転車と啓発と両方兼ねて、今回拡充をさせていただきたいというふうに考えております。


◯委員(小幡和仁君)  大変申しわけないんですが、今の御答弁だとよくわからないんですよ。なぜ1,500円から2,000円に上げたのか理由がよくわからない。このお金は、保険の掛金ではないというのは御理解いただきたいと思うんですけれども、要はこの助成金は、自転車屋さんが整備する整備料金を助成するという話ですよね。ですので、受講率を上げるところとか、それは受講率を上げていただくのはしっかりと取り組まなきゃいけない取り組みだと思いますけれども、自転車屋さんに整備しに行くことによって整備代がかかるというお金を上げたことによって受講率が上がるというのが、おっしゃっている意味がよくわからないというところがございます。もし現状、今まで整備をすることによって1,500円じゃ足りないと、そういった声がたくさんあるんだということで2,000円に上げられたということであれば、それに対応して上げたんだなということだと思うんですけど、今はそういった御答弁がないので、なぜ上げられたのか、よくわからないということでございます。


◯都市整備部調整担当部長(小泉 徹君)  先ほど来から御説明しておりますTSマーク保険につきましては、整備をしていただいた上で、TSマークを張られて保険も附帯されるということなんですけれども、TSマークの附帯する保険に対して、やっぱり2,000円の負担が必要になります。したがいまして、それを今まで1,500円という形で助成金をお渡しをしていて、500円は自己負担という形でございました。それ以外に、例えば整備点検していただいて故障があった場合とかいったものについての整備の、交換ですとか、その整備、悪いところは直すという費用はまた別途、その内容によりまして自己負担ということですので、今回点検をしていただいて、それで特に問題がなければ、費用負担なしで、保険にもそのまま附帯してして加入できるというものがつくということで、今回の負担金を2,000円にしたことによりまして、整備と点検とですね、点検と保険が無償で費用負担なく入っていただけるという形になったということでございます。


◯委員(小幡和仁君)  今のお話ですと、自転車屋に行って点検すると、必ず2,000円取られるというように聞こえるんですけれども、それは事実ですか。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  TSマーク附帯保険、また、それに伴う点検整備につきましては、金額が実は店舗ごとに異なっております。ただ、三鷹市内の自転車商に加入している自転車店におきましては、定額2,000円でTSマークの点検整備を受けられるということで確認をとっているところでございます。
 私からは以上です。


◯委員(小幡和仁君)  今の説明でよくわかりました。要は、点検をしに行くという行為自体で、逆にどこも悪くなくても、とにかく2,000円取るんだと、自転車屋さんが。そういう仕組みになっているということですよね。そういうことですね。それならわかりました。


◯市長(河村 孝君)  点検をするという行為で、結果的に異常がないということになったとしても、その時間に対して一定の費用が発生するわけですよね。ですから、そういう意味での2,000円ということでございますから、何もしないことに対して対価があるんじゃなくて、やはり見てもらうこと自体に対しても対価を払ってきているわけですよね。それが一定額、補助としてやることによって、加入の促進を図るということでございます。


◯委員(小幡和仁君)  加入促進を図るということではなくて、この事業自体は、そもそも点検をしていただくということをふやしていこうと。それで今までは、500円自己負担にさせていましたと。そうじゃなくって、それは全額市のほうで持つんだということでそうしたんですというふうに言っていただければわかる話だと思うんですけれども。問題は、そもそも拠点をね、4月1日から、都条例で義務化したというところからスタートしていると思うんですけれども、保険が絡んでいるので、恐らく皆さんがちょっとわかりづらいところだと思うんですけれども、そもそも都条例における自転車保険の義務化というのは、自転車を自動車と同じ運行供用物とみなして、自賠責保険と同趣旨の保険の加入を義務づけるものであると理解するわけなんですよ。自賠責保険というのは、皆さん御存じのとおり、国土交通省のホームページを例えば見ますとね、交通事故による被害者を救済するため、加害者が負うべき経済的な負担を補填することにより、基本的な対人賠償を確保することを目的としていると。で、全ての自動車に加入が義務づけられているとしています。これは自動車損害賠償保障法に基づきまして、自賠責保険に入っていなければ運転できないというところまで行っておりまして、自賠責保険に入っていなければ違法になるわけです。
 この自賠責保険なんですけど、どんな保険かというと、まず、対物賠償は補償されないと。今回のこのTSマーク保険も対物賠償は補償されない。ここは同じなんです。ですので、問題ないんですよね。ただ、自賠責保険に関して言うと、被害者救済ということで、死亡のときは3,000万で、後遺障がいのときは1級から14級まで──14級というのは非常に一番下の後遺障がい認定になるんですけれども、払われる。それ以外に治療費等、入院費用、120万までですかね、払われるという形になります。ただ、このTS保険は、一番の問題は、後遺障がいが1級から7級までしか払われないという、重度後遺障がいしか払われない附帯保険だということなんですよ。重度後遺障がいしか払われないというところが一番問題です。
 7級しか払われないということはどういうことかというと、例えば、自転車に乗っていて、おじさんをひいちゃって、おじさんがひっくり返って頭をがんと打ったとか、それで片一方の目が見えなくなっちゃった、失明しました。こういったケースは、保険の対象になりません。なぜかと言えば、このケースは8級なんです。後遺障がいが8級なんですよ。なので、対象にならない。要は、8級から一番下の14級までの後遺障がいは、この保険の対象にならないんです。非常にそういった意味では、本当にもう両目失明とか、厳しいものしか出ない。しかも、先ほど申し上げましたが入院したときに、自賠責保険は120万円まで出ますけれども、このTSマーク保険は見舞金10万円しか出ないんです。ですので、ちょっと足を骨折して入院して戻ってきて、その間、大変な思いになって、でも骨折が治りましたといった場合に、10万円しか出ないんです。なので、しっかりした補償ができないというものでございます。
 現状、確かに今回、市のほうでも考えていただいていて、ホームページにいろいろなね、TSマーク保険だけじゃなくて、それ以外の民間の保険もあるからそちらへ入ってくださいねというふうに丁寧に書いていただいているんですけれども、書かれている内容を見ると、対物賠償保険がついてないからお気をつけくださいって書いていまして、重度後遺障がいしか出ないというところの肝心かなめの根本のところが書かれてないというところが非常に問題だと思っております。そこを含めてちょっとこの助成金、ここの部分の拡充をするということで、先ほど来から1,000円から1,500円、1,500円から2,000円に上げるということも含めて、自動的にこの保険が附帯するということの中で、現状1,000名以上の方が年間で入っておられると思うんですけれども、市としてこの辺を拡充していくという、こういう書きぶりなり、あるいはホームページの中の書きぶりというのは、私は前から問題があるんではないかということで御指摘させていただいているところでございますので、改めて御検討いただければ大変ありがたいというふうに思います。
 時間もなくなりましたので、ここまでにさせていただきます。済みません、もう本当に時間がなくなってきたので、あと9問、きょうは予定しておりましたけれども、ちょっともうなくなってしまいまして。
 みたかバスネットにつきまして、101ページでございます。先ほどもちょっと御質問がありましたが、抜本的見直しって言っている中で、大沢地区、三鷹台地区から始められるということなんですけれども、できましたらね、これ、ほかの地区についても、同時並行的に調査研究は進めていただけないかと思うところなんですが、いかがでございましょうか。


◯市長(河村 孝君)  先ほどお答えしたように、実際、バスのミニ広場といいますかね、そういうものを三鷹台につくるという関係から先行して調査をいたしますが、当然ここだけで終わる話ではないですから、並行してできるところがあれば、一緒に検討していきたいなというふうに思います。1つ動かすと全体がやっぱり動きますからね。そういう意味で、こうあるべきだという構想については、一定程度議論をしていきたいと思いますが、今回の報告にそのまま反映できるかどうかはちょっとまた置いといたとしても、しっかり内部での議論は積み重ねていきたいというふうに思っています。


◯委員(小幡和仁君)  抜本的見直しということで、広く市民の皆さんも、ここのところは期待されているところだと思いますので、許せる範囲で進めていただければありがたいなと思います。
 続きまして105ページ、三鷹駅南口中央通り東地区市街地再開発事業費につきまして御質問します。2つございまして、調査委託料200万円ですが、これはどちらに委託する予定でございますでしょうか。また、どのような内容の委託をされるのか、お示しいただければありがたいと思います。
 2つ目としまして、URですけれども、URは独立行政法人都市再生機構法に照らしまして、結論から言うと、マンション建設及び分譲はできないのではないかというふうにちょっと思うところでもあるんですけれども、そこについてお教えいただければありがたいなというふうに思っております。なぜかといいますと、この法律の11条の第1項に機構は次の業務を行うというところがありまして、既に市街地を形成している区域において、市街地の整備改善を図るための建築物の敷地の整備または宅地の造成並びに整備した敷地または造成した宅地の管理及び譲渡を行うとなっておりまして、整備した後、しかるべきディベロッパーさんのほうに譲渡するというのが、URさんのお仕事ではないかと。かつてよりちょっといろんな委員会なりの中で、URさんが分譲マンションを建てるというような議論もあったと理解しているんですけれども、そこはないのではないかとちょっと思ったところがありまして、お聞きしたいところでございます。
 以上2つお願いいたします。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一君)  再開発の関係で、初めの質問にお答えいたします。委託料についてでございますが、これについては令和2年度の調査委託料につきましては、令和2年度に予定をしております新再開発基本計画(仮称)策定に充てることや、また地権者との合意形成、また先進事例の調査など、そういったものの経費に充てるということで考えております。なので、今どこの業者にどういう委託をするかということは、今のところは決まっておりません。


◯企画部まちづくり総合調整担当部長(久野暢彦君)  2つ目のほうの御質問にお答えします。委員さんおっしゃったとおり、分譲マンションをUR都市機構が直接建設をして、それを分譲するということはございません。おっしゃったとおり敷地整備まででございますので、市街地再開発事業をここで行った場合は、民間事業者の公募などを行いまして、そのパートナーシップと一緒に事業をすることになります。別の場合としましては、URの賃貸住宅の場合は、建設して管理をするというのがありますが、それは今別の話ですので、分譲マンションを行う場合は、URはやれないということになっております。


◯委員(小幡和仁君)  ありがとうございます。私の質問は以上で終わります。


◯委員(谷口敏也君)  まずTSマークの今の小幡委員のやりとりで、私も知らなかったんで、いろいろ聞いて、うちの場合は娘の通学の関係でそういう保険に入っていたので、ただ、それだと年間1万5,000円ぐらい払うんですよ。そうじゃなくて、今、自分が入っている自動車保険や火災保険などに、何でしたっけ、特約をつければすごい安く済むということも聞いて、うちの娘、学生終わったらそっちに入ろうかなと思うんですけど。そういうことを事細かくまでは言わないまでも、さっき小幡委員が言ったように、ホームページ上である程度そういうことがわかるような広報というのは必要だと思うんですけど、それについてどうお考えなのか、お伺いします。


◯市長(河村 孝君)  本当に保険の専門家ですからね、先ほどの御指摘は大体当たっているんじゃないかと思っていますが、今回のTSマークで全てを終えるということはもともと私どもも思っているわけではないので、先ほどの部長等の答弁の中でも、ある程度そういう部分については、ほかの保険も御紹介するというふうに申し上げているわけではございます。東京都の問題意識が、条例があってこれが考えられたというよりも、先ほど小出部長が答弁したように、自転車事故が三鷹にまだ──交通事故自体は、少ないんですよ。少ないんですけれども、まだ半分以上は自転車事故であるということで、これを撲滅したいという──全部なくすことはできませんけれどもね、少なくすることを目的にしたときに、やっぱり所有者の人に、自転車の補修も含めてね、問題意識を持ってもらうことが、自転車の運転に当たっても、やっぱりそういう交通安全意識が高まるんじゃないかということで、講習会の受講をふやすということと、やっぱり、ちょっとでもそういう意識を持ってもらいたい。仮に事故が起きたときに、最低限の補償はこれである程度はいくけれども、これを契機に、それは対物も含めてね、いろんな面での保険の補償を受けられたほうがいいわけですから、そういう問題意識を持って始めたということでございます。
 そういう意味で、都の条例とか、補助金とか、そういうものがきっかけになったのは事実でありますけれども、問題意識は、交通事故を少しでもなくすということでございますから、そこで当然御指摘のような、ほかの保険のプラスアルファでどこまで行くのか──それは個人でやっていただきますけれども、そういう説明は、御指摘を受けて、もっともっと、より明確にしていく必要があるんだなというふうに思いましたので、それはそういうふうに運用を図るように指示いたします。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。損害賠償請求も9,000万円とか、弁護士費用入れたら1億超えるといういうのが出ていますので、そういったことにも対応できるように、皆さんが備えられるという意識を高めるためにも、ホームページ等でも詳しく掲載していただければと思います。
 それでは、私の質問に入らせていただきまして、まず幾つか質問した後に、時間があれば再質問をさせていただくような形をとらせていただきたいと思います。
 まず、説明書の231ページの7番、休日診療所の件です。ここはやはり言っておかなければいけないところなのかなと思っているんですけど、代表質疑のときにも質疑をさせていただきました。議会への説明が、私は先だと今でも思っています。平行線なんで、この件については言いませんけど。実際これ、リース方式で、暫定施設というような形で考えていらっしゃるわけですけど、今までであれば市庁舎を踏まえて、この敷地に入れるという構想も考えられるのかと思いますけど、ある程度市庁舎の建てかえが先になるということであれば、暫定といってもかなり長い間の暫定施設なのではないかと思いますけど、市長として、この施設の暫定で使用する期間はどのぐらいで考えているのかをお伺いしたいと思います。
 続きまして、239ページの事項29.受動喫煙防止条例と、245ページの公衆喫煙所、これも言っておかなければならない1つじゃないかと思いますけど、概要だと88ページ、デッキ上に閉鎖型の喫煙所が構造上設置できないというのは、これはもう去年も私、聞いています。やむなく撤去というので去年の7月に撤去するというような計画だったと思うんですけど、やっぱり市民の方からしてみると、デッキ上を歩いていると、あそこで煙がもくもくと上がっていると。中には灰を下に落とす人がいるらしくて、運転手さんからそういう苦情があったというのも聞いています。そう考えると、早急に撤去すべきではないかなと。それにかわる場所を今回、緑の小ひろばのほうに移すという計画でいろいろと進めてきていただいているのはわかるんですけど、それについても迅速に行っていただきたいところなんですが、実際のところの目安としては、どれぐらいの時期にこれを設置できるのかということをお伺いしたいと思います。
 それと同じページで、1番の感染症予防関係費となるんでしょうか、やはり新型コロナウイルスの問題でも、一般質問、代表質疑もさせていただきましたが、現在の備蓄、これだとやっぱり消耗品費というところに当たるんでしょうか、我々も議会事務局からいただいて、使い回しで何日か使っていますけど、マスクも、各小学校、中学校とかも足りるかどうか、あとあいている保育園や学童保育所、そういうところの備蓄とかも心配になってくるんですけど、この備蓄状況、あと消毒液ですね、その辺についてはどういった状況なのかをお伺いしたいと思います。
 続きまして、245ページの動物愛護のところです。特に、先ほども寺井委員との議論がありました。そういった地域猫に対しての意見があれば検討したいということでしたけど、意見が我々には届いているんですよ。正直に言って我々に届いている意見を我々が言っても、その意見にしてもらいたいなと思うんですよね。それは要望として。
 まず、地域猫の問題については、その世話をしている人もいたりするじゃないですか。世話をしている人がいる、逆に猫が嫌いで、そういう人にやらないでくれって直接は言えないから、市にはそういう情報がないのかもしれないですけど、何とかしてくれというようなことで、市民間の対立というのもあるやに聞きます。そういった対立の状況とかも、どのように把握されていて、どのように解消しようとしているのか、この地域猫については、うちの高谷議員が政策の目玉として常々訴えているところなので、ぜひお伺いしたいと思います。
 続きまして、259ページの中小企業者の支援ということに当てはまると思うんですけど、やはりこちらも今回の新型コロナウイルスの件で、経済産業省のほうで、きょう中小企業支援策として危機関連保証の発動及びセーフティネット保証、5号の業種追加を告示されますが、ウイルス被害救済のための売り上げが大幅に減少した市内の中小零細企業に対して、市でも何らかの経済的な支援策は検討されないでしょうか、お伺いします。
 また、経営安定化資金の保証割合は100%というようなことを言っていても、結局借金を抱えることに間違いはありませんので、例えば借入金の利率を幾らかでも補填するなど、市独自の支援策の必要性を感じますがいかがでしょうか、御所見をお伺いいたします。
 続きまして、275ページの事項の9番の牟礼地区生活道路緊急安全対策事業費、東八道路の延伸によって、人見街道と東八道路がつながっていないことによりまして、迂回するなり、御獄神社ですが、今なくなっちゃいましたけど、あそこを通る車が多くなっていて、そのための緊急安全対策だと思うんですけど、実際恵比寿苑から出てきたところで大きな事故があったというのも聞いております。私、開通式に参加させていただいたんですけど、市長もその中の挨拶で、今後のことについても少し要望的なこともされていたんで同じ思いでいたんですけど、安全対策としてとられることで、全てが解決するとは思わないんですけど、やはりあそこの当初の計画だと、人見街道と東八道路がやっぱり行き来できるようになっていたじゃないですか。東京都の関係、警察のほうでオーケーしなかったというようなこともありますけど。恵比寿苑から出てくるところ、信号ができましたから、多少安全になったと思いますけど、そこですとか、そこでUターンするですとかということが、要は考えられますね。人見街道から来てUターンしてみてとか。そういうことを考えると、やっぱりつなぐべきだと思うんですけど、そういうことについての市としての考え方、要望していくかどうかということについてお伺いしたいと思います。
 続きまして、同じページの下の橋梁のところなんですけど、宮下橋のことで、宮下橋のかけかえの件で、先日も高谷議員が質問いたしました。やはり橋を広げてもらうのは、新橋でしたっけ、同じように歩道があって車道の部分があって、橋が広くなることによって、歩行者が車道には出ないでUターンできるようなスペースがあるというのは非常にいいことなんですけど、やはりどうしても、今、玉川上水でウオーキングとか、ランニングしている方が多いんで、私もそうですが、横断歩道、あるいは信号機の設置というのが要望されるところなんですけど、この件について、せっかく整備するのであれば、一緒につけるということが必要だと思うんですけど、市としての考え方をお伺いしたいと思います。
 続きまして、コミュニティバスの件で、抜本的な見直しをされるという市長の御答弁があったのでそれに期待をしたいところなんですけど、特に井の頭地域には、吉祥寺に行くルートも早急に改善してほしいというような要望があります。市の回答は、対応は困難ですというあっさりの回答だったらしいんですが、要は行政区をまたいでいくというのは厳しいというようなものもわからないわけではないんですが、実際つつじヶ丘では、三鷹のコミュニティバスがつつじヶ丘駅まで行っているんで、やはり不可能ではないと思います。行政区をまたいでの運行も視野に入れ、具体的には吉祥寺行きとかも必要だと思いますけど、御所見をお伺いしたいと思います。
 続きまして、消防費の消防団の件なんですけど、消防団の防災無線。今回、東京都の市町村総合交付金、政策連携枠で、今回は排水ポンプと携帯キャリアの電波対応、利用できるMCA無線を整備されるということなんですけど、やはり現場としては、各3台配置している5ワットの、活動用無線って私のころは言っていたんですけど、3台では足りないという声も聞きます。うちの第5分団では、自分たちで3台買いました。火災現場では持っているのが3人しかいないというのは、非常に連絡体制が整えられないんで、せっかく東京都の政策連携枠でこれだけ消防団にいろいろ配備できるのであれば、この活動用無線の配置もぜひ考えていただきたいんですけど、御所見をお伺いしたいと思います。
 同じく、同じページの消防設備維持管理費になるんじゃないかと思いますけど、昨年、三鷹消防署が新しくなりました。旧消防署は、今閉鎖しています。この土地・建物をどうするかというのが、今回の予算書にも見られないと思うんですけど、具体的にどうされるのか、そして、土地の所有が複雑だということも聞いているんですけど、あのままにしておくというのは当然あり得ないでしょうし、早急に何らかしないと、また資産的にももったいない。建物を壊すのであれば、私が常々旧環境センター跡地のことで言っている資産除却債務として、財政上でも上げておかないと、何億かかかるわけですよね。そういうことについて市としてどうお考えになるのか、お伺いしたいと思います。とりあえずお願いします。


◯市長(河村 孝君)  私からは、幾つか御答弁させていただきます。まず、休日診療所の件で、暫定的というのはいつまでかというお話ですが、それをはっきりさせるために、今6月に補正予算を組んで調査をしているわけでありますから、まさにその中で、この建てかえはいつかということが明確になれば、それと連動してくる話だというふうに思っています。私はかなり長い暫定になると思っていますが、従前の駐輪場のところよりは全くいい場所だというふうに思っているので、周辺も含めて、それなりの対応をしていきたいと思っていますから、できるだけ早くしたいというふうには思っていますが、その調査結果を皆さんで議論しながら、結論を出すのを早くしていきたいなというふうに思っているところでございます。
 それから、続きまして、私からの答弁でいうと地域猫の話でございますが、私のところにももちろん来ています、そういう御要望含めてですね。地域猫というのは、猫という言葉に引かれて、猫好きな人がやる対策だというふうに思われていますが、やはり本質的には、猫嫌いの人と、端的に言えば野良猫が嫌だという人と、それから、それをかわいがっている人たちも今、地域の中ではいらっしゃるので、それのすき間をちょうど埋める作業だというふうに思っています。つまり、不妊手術をすることによって、最終的には野良猫自体がなくなっていくわけですから、そういう意味では、調和的な方法だというふうに思っていますし、対立を抑制するものというふうに思っていますので、その歩み寄りをより地域の中で促進していくためにも必要なことだというふうに思っています。
 ただ、これは以前はずっと生活環境部のほうでも特に対応していなかった事柄でありますから、これからの今、入り口の扉といいますかね、そういうものをこじあけてきたというふうに思っていますので、もう少し待っていただきたい。さきの質問者の中にも、手続が煩瑣であるというふうなこともありましたけれども、周辺の自治体に学びながら、より簡素になる方法を現場でも習得してもらいたいというふうに思っています。
 続きまして、牟礼地域の交通問題に関して──これを最後にしますが、現在、担当部局の努力もありまして、警察で全体をゾーン30という、そういう指定でもって、そんなにスピード出さずに、地域内の交通安全を高めていく方法を考えて、警察のほうでも今、地元警察のほうがそういうことで警視庁のほうに問題提起をしてくれているということでございますから、割と問題意識は地元市としては似ているというふうに思っています。道路づくりがそのまままちづくりにつながっていくような、そういう方向性を私としてはしっかりとしていきたいというふうに思っていますから、これから今、地元とも協議しながら、そういう地域内の交通安全になるように、しっかりと頑張っていきたいというふうに思っています。
 問題の放射5号線と周辺のこれまでの道路網との関係では、私もつなぐべきだというふうに思っていますが、東京都が今の形でもう整備してしまいましたので、しばらく検証のための時間が、東京都にとっても──やるとも何とも言ってませんが、今後、我々はそういう要望を出していきますから、その前提となる警視庁の方向性も含めて、検証していくとすれば、やや時間がかかるものだというふうに思っています。一定期間、現状が続くとは思いますけれども、しっかりと粘り強く、私どもは要望を出していきたいというふうに思っています。


◯副市長(馬男木賢一君)  私からは、コロナ感染症に関する、マスク、アルコール消毒液の備蓄状況ということについてお答えさせていただきます。現在、日常的にやっております、例えば健康推進課、あるいは契約管理課にありました備蓄物については、ほとんどもうはけているという状態といいましょうか、ルーチンのものについては、ほとんど関係団体や医師会、あるいは歯科医師会も含めました関係団体等にお配りをしているという状況でございます。そこで、この事態それ自体は災害であるというふうな認識でございますので、災害用の備蓄倉庫にありますそういったマスク、アルコール消毒液も含めまして、一定の備蓄状況といいましょうか、量を確保しておるところでございます。今後も子ども関係の施設、あるいは高齢者の施設、市の所管課を通じましてニーズを把握しながら、適切に一定の量は確保しつつ、お配りをしていきたいという状況でございます。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  喫煙所についてお答えさせていただきます。現在の予定、今回御提案させていただいている予算上の考え方では、令和2年度に設計を行いまして、令和3年の7月くらいには設置ができるのではないかということを想定しているところです。しかしながら一方で、先般の予算代表質疑の中でも複数の会派の皆様から、この喫煙所については問題提起をいただいております。したがいまして、設計をできるだけ急いで、年度中の補正予算等々で工事費を計上するというような、設置を早めるというようなことも考えていきたいと思っておりますし、また、問題提起いただきましたデッキ上の現在の喫煙所、これについては、現在予算の中で撤去費用は組んでおりません。もし撤去するとなった場合、例えば仮設の喫煙所が必要なのかどうかというようなこともあわせて検討していかなくてはいけないんですけれども、それについて現在の予算の中にはございませんが、場合によっては、予備費を使う等々の方向もあり得るかもしれませんので、その辺については、慎重に検討させていただければと思います。
 ただ一方で、予備費については、コロナ対策の関係があります。ここで財政出動が必要になるかもしれない。あるいは、オリンピックそのものがちょっと開かれるのかどうかというようなところもありますので、そういったもろもろの状況をしっかりと見させていただきながら、具体的な対応、市議会の皆様の御理解をいただきながら進めていければというふうに思っております。


◯生活経済課長(垣花 満君)  コロナの感染拡大に対する市内経済への支援でございますが、現在、商工会や関係金融機関等と相談いたしまして、まずはセーフティーネット、融資あっせん、経営相談含めて、特にどこに相談したらいいかわからない方のために、統一窓口をつくろうということで計画しております。
 もう一つ、融資につきましては、現在運営しております不況対策緊急資金、こちらは本人負担の利子、0.35と大変低いものになっておりますので、こちらの利用基準、どういう条件なら使えるかという経営の状況の部分を緩和して、すぐにでも使えるような形で運営していきたいと思っております。


◯道路交通課長(池田啓起君)  私からは、宮下橋への信号機及び横断歩道への設置につきましてお答えいたします。玉川上水を散策される方、また、通勤・通学で利用される方、御要望がたくさんあるということは、我々の実態調査からも認識しているところであります。現時点での答えとしましては、繰り返しになりますが、道路勾配があること、カーブであることで、警察のほうでは設置は難しいと判断されています。ただ、引き続き車両、歩行者、自転車等の全ての安全確保ができるように、警察と引き続き協議していきたいと思っております。
 以上です。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  私は、コミュニティバスについての御質問に御回答いたします。コミュニティバスの行き先等につきましては、市民の方のさまざまな移動需要に、コミュニティバスだけでの対応というのは非常に難しいと思っております。ですので、ほかの路線バスや鉄道、そういったものとあわせた、公共交通のネットワークという視点から、対応を考えていきたいというふうに考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  5ワットの活動用無線につきましては、今回、令和2年度予算につきましては、最終年次となっています市町村総合交付金、こちらの政策連携枠を活用してということを優先させていただきましたので、排水ポンプ用の発電機、それとMCA無線の装備の拡充ということにさせていただきました。なお、省電力の無線機につきましては、令和4年11月30日までということでの周波数の使用が制限されていますので、そこまでに間に、拡充の分も含めて、今後検討していきたいというふうに考えております。
 それとあと、旧消防署本署の跡地の件につきましては、今、これから東京都において、建物のほうの解体、こちらのほうは都においてこれから入るということで聞いておるところでございます。


◯委員(谷口敏也君)  ありがとうございます。1点だけ、マスク、消毒液の在庫の件なんですけど、通常の在庫がもうなくなって、災害時用を使っているというようなお話がございました。マスクだけではないでしょうけど、消毒液もそうでしょうけど、国のほうで買い上げて、必要なところに配布するというような報道もあったんですけど、それとの絡みというのはどうなっているんですか。三鷹市で全部負担しなければいけないのか。
 それでもう1点、そういうところが優先して、例えば、保育園とかまで配られるのか、三鷹市としてどこまで、国がどこまでで、三鷹はその残りの分、どこをやらなきゃいけないのかというのをちょっとお伺いしたいんですけど。


◯副市長(馬男木賢一君)  今の御質問にお答えするとすると、全てではないんですけれども、例えば、東京都の外郭団体の東京マラソンの団体から一定数のマスクが、学童保育所という限定つきで来たというようなケースはあります。それから、国が買い上げて、どのようなルートで来るかということについての通知はまだありません。ただ必要なのは、今、マスクを、あるいはアルコール消毒液を届けるということでございますので、先ほど申し上げました方法というのは、この観点からの対応でございます。


◯委員(谷口敏也君)  困っているところもあると思うんで、迅速な対応をお願いします。
 以上で終わります。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上で民主緑風会の質疑を一旦終了します。
 休憩します。再開は1時にします。
                  午前11時56分 休憩


                  午後0時59分 再開
◯委員長(土屋けんいち君)  委員会を再開いたします。
 日本共産党。


◯委員(栗原けんじ君)  よろしくお願いいたします。初めに、施政方針、予算概要の104ページ、東京外郭環状道路整備に伴うまちづくりの推進等に関連して質問をします。予算書では283ページになります。今、外郭環状線道路計画は大深度地下トンネルによって、宇奈根の世田谷地域から大深度地下トンネルが三鷹に向かって延伸をしています。本年度中に三鷹市域にも入ってくる状況にありますけれども、大深度地下トンネルからの酸欠ガスの地上に対する漏気の問題があります。酸欠ガスの漏気による危険性の認識は、市民に周知徹底しているのか、お尋ねをします。市として、外郭環状道路整備の大深度地下トンネルや地中拡幅部の工事の影響から、市民の生命と財産を守る上でどのような役割を果たすのか、そのかかわり方、取り組みをまず初めにお尋ねします。お願いします。


◯都市再生部長(田口久男君)  外環の本線シールド工事に伴う漏気の発生ということで、東名側からの掘進に伴いまして野川等に発生したということで、その状況につきましては、国土交通省、事業者のほうで、随時その内容と安全確認等の内容はホームページ等に掲載しまして、市民等の方に周知するとともに、先日行われました外環のオープンハウスの中でも、漏気が発生するスキームというか、メカニズムについても説明をしているところでございます。ただ、なかなかそういった機会に参加されない方も多いということもありますので、今後いろいろな説明の場の中で、さらに安全性を周知するように、国のほうに求めていきたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  この大深度地下トンネルの工事の周辺環境に対する影響について、漏気の問題はちょっと深刻だというふうに思っています。問題だと感じていること、心配していることですけれども、今御紹介あったオープンハウスでの市民に対する説明が、漏気している酸欠ガスの危険性について、漏気はしているけれども、安全が確認されている、問題はないというふうに伝えていて、なぜこういう報告がされるのかということが市民からも質問が出されるような状況がありました。この酸欠ガスの漏気ですけれども、大深度地下トンネルのシールドトンネルの外に気体が出て、それで土壌を通る間に化学反応を起こして酸欠になると。そのメカニズムも明確にはされてませんけれども、そのように説明がされています。その気体が、地下室や密閉空間に滞留するようなことになれば、人命にもかかわる事態を引き起こすものです。今、建物の気密性が高まっている中で、もしものことがあっては絶対ならないと。その危険性をしっかりと伝えていかなければ、その危険性を市民が対応することもできないというふうに思います。
 この点で、市として安全対策をしていくことが重要かと思いますけれども、まず市民に対しての気体の問題点をしっかりと伝えて、注意喚起をしていく。これから三鷹市域に入ってくる中で、どういうところにガスが出るのかという点でいうと、市井井戸ですとか、人工的な構造物に沿って出てくるというのが検証されていて、危険だということがわかれば、昔の市井井戸がどこにあっただとか、自分の地下室の状況だとかというのをやっぱり確認して、安全かどうかというのを明らかにすることができる。安全だという立場に立つと、どうしてもやり過ごしてしまう危険性があるというふうに思います。この点で、これから大深度地下トンネルがシールドマシンで延伸してきた中で、三鷹市に到着するわけですけれども、三鷹市域に入る前に、三鷹市独自に情報の提供、オープンハウスで明確に示されたことで危険性、その中身の実態を伝えることをぜひしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


◯都市再生部長(田口久男君)  漏気に伴う安全の、市民の方への周知ということでございますが、事業者のほうで、先ほど申し上げたような取り組みをするとともに、本線トンネル工事が、だんだん三鷹市に近づいてくるわけですが、約1カ月前ほどに外環本線が通る周辺の住民の方には、事業者のほうからお知らせを配布することになっております。その中でも、地下室、井戸の酸素濃度調査や人工的な物の情報に関することを、あれば教えていただきたいということと、そういったことを徹底して周知をするということを考えて進めてくるようですので、市としてもその取り組みをさらにしっかり進めていただくように要請するとともに、市民の方から問い合わせ等あれば、しっかり情報として伝えていきたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  この酸欠ガスですけど、地下室ですとか、滞留すると危険なものです。希釈されると安全だということでいえば、過度に恐れることはないという側面もあると思います。実際に、構造上問題が起こる危険性があるということをしっかりと伝えていくことで適切な対応ができるので、この点では、今度、この予算書でも、北野情報コーナーが設置されると、外環道路の事業の中身についても含まれるということですから、漏気の危険性と、それに対する対策をしっかりやることを、情報提供していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。また、改めてシールドトンネルが三鷹市域に入る時期について、今、三鷹市として認識している時期を確認しておきたいと思います。


◯都市再生部長(田口久男君)  来年度、この予算で提案させていただいています情報コーナーでございますが、基本的には外環事業にかかわるまちづくりの取り組み、そういった情報提供を行うことが第1の目的として設置するものでございます。ただ、外環事業の情報は、今、質問委員さん言ったように、なかなか市民の方、わからない部分もございますので、当然情報コーナーの中でも、そういう市としてお伝えできることはお伝えしていきますし、事業者として説明してもらうものについては、しっかりそれをつないでいくというようなことを役割として進めていきたいと考えております。
 いつ三鷹市内にシールドマシンが入ってくるかという年数でございますが、約1年ほど後ということになっております。


◯委員(栗原けんじ君)  1年ほどというと、シールドマシンの先端部分が三鷹市に入ってくるということが来年の今ごろということですか。ことしの夏ごろかなと。三鷹市、中央高速に接続するところと、通過する時点との調布境のところでは時間の差があると思いますけれども、そこのところを確認しておきたいというふうに思います。
 危険性を、問い合わせがあればそれを対応するということも重要なんですが、条件が重なると本当に危険なものだというふうに思います。今、シールドマシンの中だけで工事が完結しているのではなく、外に影響を及ぼしているという点では、工事の現場に市民の住宅地が巻き込まれているというふうに言うこともできると思います。この点では、酸欠ガスがたまれば危険があるということを、シールドトンネルの真上だけではなく、その周辺ですね、しっかりと声かけをして、その危険性がないのかというのをしっかりと市民と確認する場をね、市としてつくることが必要だと思います。その点では、今のオープンハウスでの情報提供では不十分だと思います。実際にシールドマシンがこちらに延伸して来る前に、市として外環事業者に対して説明をするような場を、市としてつくっていただきたいと思うんですが、シールドマシンが来るときとあわせて答弁をお願いします。


◯都市再生部長(田口久男君)  三鷹市域に入る、1年ほど後ということは、中原地域、一番行政境のところに入ってくる地点ということで、ただ今後、工事の捗状況等で、ぴったり1年後になるかどうかというのは、まだ現段階では見通しははっきりしないところでございます。
 2点目の御質問ですが、オープンハウス等での説明ということで、基本的に外環事業は、国の事業ということで、事業者がそういった説明をする責任があるというふうに考えておりますので、基本的には事業者に、しっかり市民の方に説明をしていただくということを重ねて要請していきたいと思います。市としても、そういう説明の機会とか、十分でないというようなことを、いろいろ市民の方からそういうお話があればそういう調整はしながら、しっかり国、事業者が説明ができるように、調整はしていきたいと考えております。


◯委員(栗原けんじ君)  要望ですけれども、市としても、事業者を呼んでの、その危険性の芽を摘む、確実に芽を摘む取り組みを情報提供していただきたい、また、その場を持っていただきたいと提起しておきたいと思います。
 次に、施政方針の101ページのみたかバスネットの抜本的な見直しについて質問します。運行距離や運行間隔等の課題の解決とあります。今回、新ルートということで、三鷹台地区と大沢地区を検討すると。抜本的に他のルートも検討されるという答弁がありましたので、ぜひ全体も視野に入れてほしいと。コミュニティバスの改善という点では、新川・中原ルートでは、30分間隔だったものを40分間隔に広げたことで、利便性が損なわれたことを改善する、朝夕の時間体で30分間隔を元に戻して喜ばれたという側面もあります。その一方で、元気創造プラザまで伸ばした結果の変更だったもので、朝夕行けなくなったと。また夕方、昼間利用した方から帰ってこれなくなっているという要望もあります。これ、抜本的に改善していく手だてというのは、バスの台数をふやすことだと思います。新川・中原ルートは30分間隔で、1時間で2本というのは最低レベル、3本確保すると利便性が高まって、利用者もふえていく要素となると思います。この点で、新川・中原ルートを考えたときには、元気創造プラザまでルートを伸ばした、つつじヶ丘駅からの延伸の結果で、2台のバスでやると40分間隔になってしまうという問題が出たものを、今の2台体制で改善を進めたものですけれども、コミュニティバスの拡充、台数をふやすということも検討されるのか、確認したいと思います。


◯市長(河村 孝君)  これから調査して議論を深めていくわけでありますから、今、この施政方針によっている項目がまず最初でありまして、新・中ルートまで私は考えていませんでしたが、一つ一つ丁寧にやっていきます。ただ方針として、予算に限りがあるわけですから、そういう意味で台数を格段にふやしてどうするというようなことは、今考えてはいません。大きな枠組みの中でどのぐらい改善できるか、まずそれを最初に検証するしかないというふうに思っています。ですから、予算をふやして台数をふやすと、一番簡単ですけれどもね。その分予算の枠は決まっているわけですから、福祉の予算も減らされちゃうかもしれませんよ。ですから、それはきちんと慎重に対応していかないと、これからその研究の成果をしっかりと見据えた上で、考えていきたいというふうに思っています。


◯委員(栗原けんじ君)  コミュニティバスの改善と福祉の分野を一緒の予算で、行って来いの関係のように言うのは、施策の展開として寂しい話だと思います。三鷹のバスネットの問題として、改善していく方向性をぜひしっかりと検討していただきたいと思いますが、100円、ワンコインの要求もあります。また、乗り継ぎ制度の改善も重要だと思います。拠点の施設、杏林大学病院ですとか、市役所前はバスが要所の地で、ハブ化することによって利便性を高める手だてもあると思います。この点、大いに検討して進めていっていただきたいと思います。
 次に、施政方針の113ページ、三鷹市地域防災計画の改定について御質問をします。これから本格的な議論になると、東京都地域防災計画の反映や防災都市づくり方針(仮称)の反映をするということだということで、防災に対する市民の声で改善点、また具体的な点をちょっと確認したいというふうに思います。女性の視点の防災対策の推進という点で、一次避難所の設置に当たって、トイレの設置場所やプライベートな部分を確保する、パーソナルスペースの確保などの要望があります。地域の自主防災組織や市民の意見をどういうふうに酌み上げて反映させていくのか、確認したいと思います。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  御質問いただきました女性の視点ということで、先ほどの委員さんからの質問にもありましたが、三鷹市地域防災計画の中では、既にそういった避難所の活用の時点で記載がされていることも明記されている状況であります。今回は東京都の地域防災計画改定との内容の表現とかについてのすり合わせといったものを兼ねているところでございます。プライベート部分のそういった配慮につきましては、今回の予算の中でも計上を一応させていただいていますが、各小・中学校の避難所、こちらのほうに装備してありますプライベートルーム、3人ぐらいが入れるテント型のものですね。それとワンタッチテントというのは三角錐の形のものですね。そういったものを各コミュニティ・センターのほうにも配備して、例えばそこを授乳室でのスペースに使っていただいたりとか、あと着がえのスペースとして使っていただきたいというようなことで考えているところでございます。もちろん避難所の備品ということでございますが、この活用によっては、地域でそういった施設で行う各種のイベント時においても、そういったものを使って、そういったプライベートルーム、女性のために配慮したスペースという形の活用も有効にしていただきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  女性の声ということで、避難所の安全性を確保するということも、長期の避難、一時避難においても重要だと思います。地域の防災訓練の中で、第五中学校における防災訓練に対する市民の声で、設置されているマンホールトイレが体育館の北側に設置されていて、実際に避難生活をしたときに、とても使える場所じゃないんじゃないかと、安全性の問題の指摘だと思います。各避難所のレイアウトですね、この点も検討していくことが必要だと思います。女性の視点、また子どもの視点というのを反映させる取り組みとして、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。
 その上で、建築物の倒壊、損壊におけるアスベスト対策については、どのようにこれは盛り込まれるのか、確認したいと思います。また、防災訓練で実際に市民が体験している、実施練習もされているスタンドパイプがあります。自主的に災害、延焼の消火活動に当たれるという道具としてもあるんですが、給水活動、独自にできる設備だということでも紹介されていて、町会単位に自主避難所が想定される甚大災害においては、給水所をみずから町会でつくることができるというのは、上水が生きていれば大変大きな効果を得るので、このスタンドパイプの普及、またはその助成、町会単位に対する取り組みなど、どのように盛り込まれるのか、確認したいと思います。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  まず、五中のマンホールトイレの件につきましては、現在、現状である配管設備の中で、マンホールトイレとして活用できるところというのを優先にして、実際には訓練の中で使っているのかということで想定していますが、実際にそういった配慮の面から見ますと適切じゃないんじゃないかという御意見等をいただきながら、今後また、配管等の関係があるので、マンホールの位置ということで、都市整備部等と確認をしながら、今後の再配置については検討していきたいと思います。
 それと建築物が倒壊した場合のスペース等につきましては、道路啓開等含めて、今後具体的にどこということを示していくのは、防災都市づくり方針とあわせて、地域防災計画の中でも、それを踏まえて記載ができるところについては──ただ、一定の場所という、オープンスペースのところが限られていますので、そういった視点もちょっと捉えて、検討していきたいというふうに考えております。
 それとスタンドパイプにつきましては、現在地域、公立の小・中学校、それと災害時の在宅生活支援施設、そういったところで配備をして、日々訓練等で活用しているところでございます。町会単位というようなことになりますと、またこれが今後の災害時在宅生活支援施設の拡充、これとあわせて、そういった使い方の指導もあわせて、今後、こういったものを市内全域に拡充していきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(栗原けんじ君)  首都直下型の大地震においては、建物の損壊、倒壊が想定される中で、アスベストの飛散というのも大きな問題だというふうに思います。アスベストが使われている建物であるかどうかというのを知っているか知らないかでも、対応策が違うので、そういう点では、この点での対応も重要な課題だと思いますので、検討していただきたいというふうに思います。
 あわせて、次の質問に移ります。施政方針の98ページの道路橋梁費に関連して、街路樹の安全対策について質問をします。比較的道路、都道も市内を走っているわけですけれども、特に大木となりつつある桜の木の安全確認についてどのようにされているのか、点検と対策についてお伺いします。


◯道路交通課長(池田啓起君)  街路樹につきましての管理について御質問いただきました。市内の道路につきましては、街路樹の定期的な剪定、また管理を東西2地区に分けまして、常に巡回、また点検作業を行っております。今般の台風であるとか、急な豪雨等により、桜の倒木が昨年もありましたが、そういった桜が老木として、市内には各所に設置されているケースがあります。三鷹市におきましては、昨年度も今年度も、あるいは来年度も予定をしているんですが、街路樹の中でも、老木として倒木の可能性の高い桜等につきまして、外観診断、あと精密診断を定期的、順次ローテーションを組んで、今実施をしているところであります。
 私からは以上です。


◯委員(栗原けんじ君)  ちょっとぜひ安全確認をしていただきたいと思うんですが、今後の課題だと思いますが、天神通りなど、桜並木としてはすばらしい、これからの季節になるんですが、道路に沿っては根が張れる状況にあるんですが、垂直方向、道路側、歩道側には根が張れない状況が見受けられて、これ、どういうふうに、強風のときに倒れるのかというと、道路側に交差して、塞ぐような形で倒れる以外にないんじゃないかと。そういう倒れる危険性が高まるような状況にあると思います。どういう対策がとれるのかというのはありますけれども、安全点検と、都道においては、東京都ともしっかりと連携した安全対策をしていただきたいというふうに思います。
 次に、最後になるかと思いますが、予算書230ページで保健事業費について、若年・一般健康診査関係費など、特定健診、またそれに合わせた三鷹市民健診の拡充で、三鷹の中原地域では、健康診断を受ける場所がないと。越境して、医療にかかるときにも、調布側で医療を受けて、主治医もそちらにいるという場合もあります。広域連携を深め、取り組むということで健診も大きく広がると思いますけれども、この点での取り組みをお伺いします。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  若年・一般健診、そういった健康診断の調布市との乗り入れということで御質問いただきました。確かに中原地域、もともとの医療機関、こちらはかなり少ないということで、市の中でも不足をしているというのは、私どもも十分認識しているところでございます。この相互乗り入れにつきましては、今、当然御承知のとおり、予防接種に関しては、かなり法定の予防接種ということで近隣との乗り入れを進めさせていただいているんですが、健康診断に関しては、なかなかちょっとハードルが高いということで、調布市とも何回かお話はさせていただいているんですけれども、でもお相手の意向もありまして、なかなかちょっと実質的には進められていないというのが実態です。健診を実際お願いしています三鷹の医師会のほうでも、地域でそういった御不便をかけているというのは会としても認識されているところなんですけれども、ちょっとやはり先方の医師会との関係であったり、自治体同士の情報の中でも、なかなか条件が折り合わない部分もありまして、今実際にはなかなか進められていないというのが実態でございます。


◯委員(栗原けんじ君)  健康診断においても広域連携が実現すれば、両市の市民にとっても利便性が高まるという点がありますので、大いに調整機能を発揮していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。


◯委員(大城美幸さん)  それでは、予算書239ページ、衛生費、感染症予防関係費です。予算そのものは前年度と比べて増額になっていますが、今回の新型コロナウイルスの問題は、予算編成後に起きたことなので含まれていないのではないかと考えます。事前に中身もお聞きをしましたが、先ほども現在、マスクやアルコール消毒液が足りない部分は災害用の備蓄を使っているとの答弁もありました。新型コロナの対応が、この3月で収束、終わるとは思えないし、またいつ新たなウイルスや感染症の対応が発生するかはかり知れないことを考えると、この予算でいいのかということを心配していますが、いかがでしょうか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  確かに、おっしゃるとおり、この新型コロナウイルスの話はこの予算編成後に起こった問題で、内容的にそれが盛り込まれているかといえば盛り込まれておりません。しかしながら、この予算の中でも1億円の予備費をとらさせていただいております。そういったところ、緊急で何か必要であればこの予備費での対応、あるいは、これはたしか予算審査の代表質疑のところでもお答えさせていただきましたけれども、既存の事業について執行をかけた上で適切な対応をとるということで、この点については、予算執行の中で適切な対応を図らせていただきたいと思いますし、その上で例えば、備蓄品を今、放出するということになれば備蓄品がなくなります。それを補充するための補正予算だとか、そういったことも含めて、年間を通じて、皆さんと御協力いただきながら、適切な対応を努めていきたいというふうに思っております。


◯副市長(馬男木賢一君)  若干、御質問の前段部分につきまして補足させていただきます。先ほどの委員さんの質問にも補足するという形になろうかと思います。現時点で、確かに災害用の備蓄品も使っておりますけれども、一方で、この新型コロナウイルスの騒動といいましょうか、起こった段階でかなり少なくなるだろうということで、市としてもいろんなルートを通じまして、一定の新しい買い置きをしております。それで全部が備蓄品に頼っているという状況ではございません。これはマスクもアルコール消毒液も同様でございます。


◯委員(大城美幸さん)  わかりました。では、またいつ起こるかわからない問題ですよね、感染症、新しいウイルスが出るかもしれないって。そういうことに対しても1億円の予備費があるということでしたが、それは臨機応変に柔軟な対応をしていただきたいということを要望しておきます。
 次、施政方針の88ページの12、公衆喫煙所の設置に向けた設計。先ほども質疑がありましたが、早くて令和3年7月設置、それより前倒しできればというようなお話でした。お隣、武蔵野市は、この4月から三鷹駅の北口の駐車場の一角を借りて、トレーラーの喫煙所を設置するとのこと。武蔵野市のような簡易なトレーラーの設置ということは検討しなかったのか。緑の小ひろばにコンテナ型のトレーラーなら簡単にできると思うんですが、いかがでしょうか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  もともとこの予算上の考え方は、一定の期間をとらせていただいて設計をさせていただいて、その上で周りの景観ともそぐうようなものを入れるということの前提での計上をさせていただいております。ただ当然、そのプロセスにおいて、トレーラー方式はどうかとか、いろいろと検討はさせていただきました。ただトレーラーの場合というのは非常に座高が高いというか、タイヤが下に入っているんで、相当長いスロープが必要だとか、いろいろな課題がございます。そういったことも含めた総合的な判断として、今現在は予算で組ませていただいているような内容にしておりますけれども、先ほど申し上げたとおり、臨機応変な対応が必要かどうかということについては、これは議会の皆様の御意見をお伺いしながら、予算執行の段階でしっかりと考えていきたいと思います。


◯委員(大城美幸さん)  武蔵野市のトレーラーは、設置費用1,100万円、年間でですね。駐車場代が400万円で、清掃とか、維持管理で、全部含めて1,100万円なんです。そのうち東京都からの補助が960万円あるとのことで、差し引くと、市の負担は140万円なんですよ。三鷹市の小ひろばは賃料がかかりますか。かからないとすれば、今回の設計費用の250万円で、今すぐにでもトレーラーの喫煙所はできるんじゃないかと思うんです。先ほどスロープが必要だとか、そういうふうなことをおっしゃっていましたが、いろいろ調べたんですが、千代田区とか、結構こんな簡易なものでできるということを考えれば、景観も別に壊すものではないと考えますが、いかがでしょうか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  先ほど来申し上げているとおり、今現在こういった形で予算の提案をさせていただいている内容はこういう内容だということを申し上げさせていただいております。今、この予算の議決をいただく前の段階で、違うことをここでやりますというふうに私として宣言することはできませんので、御意見としてお伺いさせていただくということにとどめさせていただければと思います。


◯委員(大城美幸さん)  御意見としてということなのでもう一言言いますと、施政方針86ページで、受動喫煙防止に関する条例制定の予算が組まれています。条例で受動喫煙をだめ、悪いことだということで規制するぐらいのことを考えているわけで、できるだけ前倒しっていう、先ほどの答弁もあることを考えると、やはり簡易にできるコンテナ型トレーラーの喫煙所を、ぜひ前向きに検討していただきたいということを要望いたします。
 次ですが、予算書259ページ、中小企業者支援事業費。さまざまな貸し付けや緊急融資などありますが、今回のコロナウイルスの問題で、これも先ほど御答弁ありましたけれども、緊急不況対策の融資を使うというようなことと、統一した相談窓口を設置するということでした。今回のコロナウイルスの問題では、経済への影響は相当なものがあると推測されます。統一した相談窓口というのはどこに設置し、そしてどういうふうに広報されるんでしょうか。


◯生活経済課長(垣花 満君)  今、商工会さん、それから日本政策金融公庫さんとも相談を進めておりますけれども、基本的には商工会の事務所に、専用の中小企業者の方に来てもらって、窓口対応をお願いしたいと思っております。


◯委員(大城美幸さん)  商工会の窓口ということで、相談窓口がそこ1カ所だけというふうに考えていいんでしょうか。そうなると、商工会に入っていない商店とか、そういう人が行きにくいんじゃないかと考えるんですが、その辺はいかがでしょうか。


◯生活経済課長(垣花 満君)  今回、商工会さんに置かしてもらいますけれども、市役所、それから政策金融公庫さんも含めた連携事業ですので、どこに相談されるかわからない方、どなたでもということで、専用の電話番号もとらせていただいて対応していくという形を考えています。


◯委員(大城美幸さん)  国や都と連携して、事業者が必要とする支援策を検討するということで、代表質疑では答弁がありました。先ほどの質問者に対する答弁でも、融資、不況対策の0.35ですかね、それを緩和して利用もしやすいようにするという御答弁ありましたけれども、その辺の周知と、コロナ対策を含めた予算として、中小企業者支援事業費を、さらに増額して支援を強化するというふうなことはお考えではないでしょうか。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  コロナウイルスの関連に関しましては、先ほど来申し上げているように予備費を使う、あるいは必要に応じて補正予算を組む、この補正予算についても、通常であれば6月の補正予算が第1号補正になりますけれども、場合によっては臨時会を開いていただいて補正予算を組むということもあろうかと思います。この辺については、我々としても臨機応変にしっかりと対応していきたいというふうに思います。


◯委員(大城美幸さん)  わかりました。ぜひ商工費のところでも、財政的支援を必要とする事態が今後生まれてくると思うので、その辺もぜひ臨機応変にお願いします。
 続いて、商店街助成事業費、予算書259ページですが、商店街の振興費を組む場合に、商店街に対して補助を出していると思います。大手チェーン店が街路灯とか、イベントのときは人がいっぱい来て、大手のチェーン店とかにもお客さんは行くわけで、大手は負担がなくて利益を得ている場合がままあります。商店会に入らないで、そういうふうなことになっていて、商店会に入るように働きかけは行っていると思いますが、イベント事業を商店会ではなく商店街として、商店会の加入の有無にかかわらず負担を負うような仕組みづくりというのでしょうか、大手チェーン店にもそのイベントに対する応分の負担を求めるようなことというのは検討できないものか、お伺いします。


◯生活経済課長(垣花 満君)  今の国や東京都の補助体系が、やはり商店会を対象としたもの、もしくは個店を対象にしたものがほとんどです。大型店さんも商店会のほうに加入されているところもそこそこございます。そういうところは応分の会費を払ったり等もしてございます。また、三鷹市には商店街活性化のための条例というのがございますけれども、それに基づいて、大型店さんのほうにも加入促進の連絡をしたり、あと、実は3月に、このコロナの騒ぎがなければ、商工会さんと歩く予定だったんですが、ちょっと今できなくなっておりますが、そういったことを通して、やはりぜひ商店会に入ってもらいながら、応分の負担もしてもらいながら支援をしていけたらと思っております。


◯委員(大城美幸さん)  商店会に入ることが当然のことで、その努力をしているのはわかるんですが、やはり入る意義とか、意味とか、街路灯とか、共有で受けているものに対する応分の負担という観点での話し合いということは強調していただきたいなと要望します。
 次、土木費、施政方針の105ページ、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業の推進についてです。先ほどの質問を聞いて、確認したいと思います。施行者はURで、今、住都公団に入っている住民は、賃貸の家主であるURと話し合いをして、市街地再開発の中の賃貸部分に入るか入らないかということを話し合うということを確認するのが1つと、先ほど分譲については、URがマンションをつくって、その後、ディベロッパーであるマンション業者と協定を結ぶということでよろしいでしょうか。認識を確認したいんですか、間違ってないでしょうか。


◯企画部まちづくり総合調整担当部長(久野暢彦君)  最初のほうの御質問につきまして、基本的に今、UR賃貸住宅に居住している方々は、大家であるURと協議をすることになります。そして、市街地再開発事業の施行者である、予定しているURとしては、全体のほかの地権者の方々と、再開発の調整、協議などを行って施行者として担うことになります。
 それから、2つ目のほうの御質問でございますが、分譲マンション、先ほど言いましたのは、いわゆる住宅をつくって、エンドユーザーの方に、住宅を販売する分譲住宅事業というのは、基本的に行えないということで御説明したところですが、今回話題になっているのは市街地再開発事業ですので、市街地再開発事業の中でつくる施設、建築物についてはURがつくって、その中で、従前権利者の方々が移転するところ、権利変換によって移転するところがございます。それ以外に、新たにほかのところの方々が住宅を求める部分の住宅の販売などにつきましては、民間事業者さんを公募して、そちらの方に仕事をやっていただく、そういう形になります。


◯委員(大城美幸さん)  もう一度、最後の部分ですが、分譲の部分の販売だけをディベロッパーのマンション業者がやるというふうに考えていいんですか。市街地再開発の中の住宅部分、販売する部分については、建設するところを公募でURが選ぶということですか。


◯企画部まちづくり総合調整担当部長(久野暢彦君)  建設は、再開発施行者であるURになりますけれども、住宅を販売するところは確かに、民間事業者さんに担っていただく、そういう形になります。


◯委員(大城美幸さん)  はい、わかりました。それでは、この問題で、次の質問。今は確認でしたけど、進捗状況についてです。具体的な施設計画、事業計画については検討しているところということで、先ほどの答弁では、計画を令和2年度につくるっておっしゃっていたでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一君)  新しい再開発基本計画は、令和2年度に策定する予定です。


◯委員(大城美幸さん)  そうであるなら、現況調査というのをやっていないと、もう基本計画ってできないんじゃないかと思うんですが、現況調査というのは、施行者であるURがやっているということの理解でいいんでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一君)  この事業については、市とUR、密接に連携しながら事業を進めております。今言われたいろんな現況調査、これについては、物件とか、権利とか、居住・営業などのいろいろな内容について調査をしているのは、URが今、継続して検討に必要な調査を行っておりますけれども、市については、今、合意形成に向けたいろんな調整などを主に行っているような状況でございます。


◯委員(大城美幸さん)  市は合意形成に向けた調整ということで、URが現況調査を行っている。連携してと言っていますが、現況調査を行って、URが行っている現況調査した資料というのは、市も共有して持っているというふうに考えていいんでしょうか。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一君)  これらの現況調査の内容については、現時点で全て市に、それが報告があるという状況ではございません。非常に個人情報に該当するものもございますから、そこは慎重な対応をする必要があると思っております。ただやはり、これから都市計画決定に向けたさまざまな手続を行う中で、基礎資料となるような、例えば地権者の数が何人いるのかとか、世帯数がどのぐらいあるのかとか、また、既存物件の全体面積がどのぐらいなんだといったようないろいろな基礎情報については、当然市のほうも、今後の基本計画の策定に向けて必要な情報となりますので、そういったものは適宜いただきながら、私どももそれを共有して、計画の策定に努めていきたいというふうに考えております。


◯委員(大城美幸さん)  スケジュール的にいうと、新基本計画を令和2年度中につくるとすると、その次は令和3年度、都市計画決定のほうに、もう進んじゃうのかなというふうに思うんですね。計画を策定してしまってから、市民がいろいろ意見を言っても、計画変更ってなかなか難しいと思うんです。地権者の合意はもちろんですけど、三鷹の駅前は、三鷹の玄関口でもあり、三鷹市民にとっても、市民の税金を一部使うわけですよね。そう考えると、地権者も市民も意見を言うことができるというか、意見を言う権利はあると思うんです。基礎資料となる現況調査の、地権者が何人いるかとか、面積はどれくらいとか、そういうものの資料は共有してもらいたいっておっしゃっていましたが、基本計画をつくるに当たって、じゃあ本年度の何月ごろにはそういう基礎資料が出て、URとの話し合いがどこで行われて、地権者の合意をどう図っていくのか、そういう見通しというのか、もうちょっとスケジュールを細かくお示しできないでしょうか。


◯市長(河村 孝君)  一生懸命それをやっていますから、もうちょっと待っていただくといいと思っているんですが、要するに、普通の市の公共的な事業の計画と違いまして、もう御承知のことだと思いますが、地権者がいろいろいる。改めて、私も新しい構想も出していく中で理解を得ている、大半は理解していただいているというふうに思っていますが、もっと早く具体的にやってほしいという方もいらっしゃれば、その構想全体が非常におもしろくていいんじゃないかという方たちもいて、そういう意味では両極ですよね。反対を明確に言われている方は、今のところまださほどたくさんいらっしゃるというふうには思っていません。特にコアな部分といいますかね、従前の再開発計画の地権者の方々は、大体おおよそ賛成していただいているというふうに思っています。ただ今回の場合、さらにそのもっと前のときの再開発エリアを想定して、地権者がふえていますので、そこの説得で、今、100%オーケーというのはちょっと言い過ぎだな、まだまだ問題があるなというふうに思っていますから、これからしっかり御説明しながらいきたいというふうに思っています。
 今回の場合、まさに大城委員さんが御質問されているようなことは、1つの課題だというふうに理解しています。つまり、地権者の方にまず御理解いただいて、賛成していただかない限り、やっぱり全市民的な、もちろん税金を使う部分があるわけですから、御理解を得るためにPRするというのはなかなか難しいわけですよね。同時並行的に全部できちゃえばいいわけですけれども、地権者の方たちのお立場に立つと、わかりやすく言えば、自分たちの家の設計を、何で周り近所の人に意見を聞かなきゃいけないんだというふうになるわけですよ。でも、こういう補助金をもらうし、まさに言われたように、三鷹の正面玄関みたいなところですから、皆の意見も聞いてやりたいという、一般的にはわからない話じゃないんですけれども、なかなかやっぱり賛成していても、そのことについてはちょっと待ってくれという方も正直いらっしゃいます。
 ですから、それは私どもの構想の中で、こういうまちをつくりたい。そして、地権者の皆さんも、私有財産権をちゃんと守られてというか、その再開発でウイン・ウインの利益を見込むんだということを理解していただく中で進めるしかないので、私としては、本年度中に新しい再開発基本計画をつくっていくためには、まさにそういう市民の方の御意見も聞きながら、そういうふうにしていきたいということを目標にしているということでございます。
 市民の方の御意見を聞かないなんていうことは、それはあり得ない話ですから、この議会の皆さんの御理解も得ながら、しっかりと丁寧に前へ進んでいく。ですから、そのためのイメージ図から始めているということも含めて、従前とちょっと違う方法も含めてやっていますけれども、それはやっぱり今言われたようなことを早く実現したいからであります。


◯委員(大城美幸さん)  再開発基本計画策定は目標ということでしたが、基礎資料となる資料等はきっちりと情報公開して、市民もその議会も、市と同じように情報共有ができるようにしていただきたい。同じような話ができる土壌をつくる上でも、そういう努力はお願いしたいと思います。
 最後の質問です。施政方針の110ページ、空き家等の問題ですが、私ども1月の末に会派で各務原市に視察に行きました。空き家リノベーション事業というものをしていて、借り主が修繕義務を負わないかわりに貸し主が安く貸し出し、借り主が自分で修繕を行って、退去するときは原状回復の義務がないという契約するもので、双方にとってメリットがあるというお話を聞いてきました。移住してわざわざ来る人もいるわけですが、なかなか空き家の利活用ということが進んでいない三鷹市で、このような取り組みはどうかなと思うんですが、いかがでしょうか。


◯市長(河村 孝君)  空き家対策は、かなり前から三鷹市ももちろん取り組んでいるわけでございますが、基本的に各務原市がどうなのか、イコールじゃないと思うんですよね、都市の状況が。つまり、資産価値が非常に三鷹の場合は高いものですから、今の税制の関係からいっても、更地にするのもかえって税金がかかってしまうということで、そういう意味で、なかなか動かない状況で苦しんでいて、どちらかといえば空き家対策でいうと、重点を原で置いているのは、まさに危険な空き家、そちらのほうに重点を置いています。一つ一つそういう形で解決しながら前へ進みたいというふうに思っています。


◯委員(大城美幸さん)  危険な空き家の解消も必要ですが、利活用もぜひお願いします。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上で日本共産党の質疑を一旦終了します。
 次に、いのちが大事。


◯委員(嶋崎英治君)  それでは、まず、衛生費からお願いします。予算書の249ページから251ページにわたります。集団回収助成事業費3,400万円余組まれているわけですが、再生資源集団回収団体補助金は参加している町会等の貴重な財源になっているんですよね。ところが、回収事業者の廃業、あるいは回収資源物の限定などにより、瓶、缶を回収してもらえないと。新たな事業者が持って来れば扱いますというようなことで、町会としては大変困った状態。もろに運営費にかかわってきますから、何とかならないかと、町会関係者の要請があります。事業者にも補助金出していますから、市からの要請で、遠いけれどもそちらに回るというようなこともやってもらえないんでしょうかね。
 次に、概要86ページ、受動喫煙防止に関する条例の制定に向けた取り組みについてです。東京都受動喫煙防止条例は本年4月1日に施行となりますが、受動喫煙防止に関する条例を制定する目的は、都条例が定めていない事項を市条例で定めると、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。
 次に、市内学校、児童福祉施設等に隣接する路上等において、子どもに受動喫煙を生じさせないよう配慮する等の努力義務を設定するとあります。努力義務ではなく、罰則つきの禁止規定にすべきだと思います。また、条例制定前に、その機運を盛り上げるために、ポスターを児童・生徒から募集し、周知のため、看板等に利用するお考えはないでしょうか。
 次に、予算書の243ページ、6.地球温暖化対策関係費についてお尋ねします。地球温暖化対策実行計画調査委託料として146万円ほど計上されています。委託先はどのような機関で、調査報告書の発行予定はいつごろでしょうか。
 概要88ページ、動物愛護事業の拡充についてお尋ねします。待ち望んでいた市民は、ようやくさくらねこ無料不妊手術をやってくれるんだと喜びの声を上げています。さくらねこの無料不妊手術を始めるんだと思いますが、獣医師会への不妊手術助成は従来どおりでしょうか。また三鷹市として、地域猫事業を実施すると理解してよろしいでしょうか。市民はですね、調布市の資料を持ってきて、調布市はこうやっているから三鷹でもやってよということを言っています。調布市は講習会を実施し、地域猫ボランティア届け出制度を実施しています。この問題に取り組んでいる自治体はふえていますが、三鷹市も他市のようにきちんと取り組むと理解してよろしいでしょうか。
 次に、農業費、概要の91ページです。市内産農産物の活用促進に向けた取り組みについてお尋ねします。韓国の話ですが、小・中学校の給食無償化と同時に100%有機農産物にする方針を出しました。子どもの健康と安全と同時に、農家の再生を目的にしています。各地の生産者と直接結びついて食材調達をするため、生産者は有機農産物を確実に給食で購入してもらえる。同時に、オーガニック農産物は欧米で需要があるため、輸出にも対応できています。一石三鳥の効果を上げていると言えます。農家の再生につながっていると聞きます。三鷹市が助成金を出して農産物を給食に活用することは大賛成ですし、30%の目標を掲げていますが、何しろ予算がこれ、950万円ですよね。ですから、限界は見えると思います。毎日市内産野菜が活用されるような献立、野菜調達が可能となるよう、今後もこの事業は継続するというふうに理解してよろしいでしょうか。
 次に、土木費、概要99ページ、6、安全安心な橋梁の改修についてお尋ねします。有害物質の使用が判明したことから、三鷹市橋梁長寿命化修繕計画を改定するとあります。ほかにも有害物質が使用されている可能性があるということでしょうか。また、同計画書改定の方向性はどのような内容でしょうか。
 予算書271ページから273ページ、道路維持管理関係費、街路樹維持管理費についてお尋ねします。三鷹自由労働者組合の皆さんからは、仕事内容が変わったり、延べ人員が減らされるのではないかと相談が寄せられました。どちらも前年度と変わりはないと思うんですが、確認をしたいと思います。また、道路清掃業務等の仕事は、当時の国の緊急雇用対策事業から始まり、NHKテレビでも報道され、全国的に注目されました。今日まで失業者、野宿生活者と言われる人たちの救済、自立事業として、大いに貢献し、継続されている三鷹市の保護事業の1つだと思います。市民から、草取りが丁寧でよいとのお褒めをいただいて、現場作業をしている人もやりがい、生きがいを持って働いています。河村市長にお尋ねします。今後も継続していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 街路樹維持管理費についてお尋ねします。樹木の剪定依頼は、毎年どこを優先すべきか苦慮されていると思います。前年度比で約560万円増額されて4,755万9,000円の予算になっています。増額する理由は何でしょうか。
 概要101ページ、みたかバスネットの抜本的な見直しについてお尋ねします。調査委託料846万1,000円、バス停等設置工事費222万8,000円と聞きます。井の頭地域の住民の皆さんから、コミバスの要望が強くあると思いますが、どのようなルートを現時点で検討されているのでしょうか。
 概要104ページの1、用途地域等の見直しについてお尋ねします。災害時の延焼シミュレーションはどのようなことを考えているのでしょうか。そのモデルはあるのでしょうか。それをお尋ねいたします。
 次に、概要の104ページ、東京外郭環状道路整備に伴うまちづくりの推進についてお尋ねいたします。先ほど、シールドマシンが中原地区に入ってくるのは約1年後というようなことがありました。そこで現在、地中にシェービングクリームのような気泡の薬剤を地中に注入して、土を吸い込みやすくする気泡シールド工法を採用していますが、隣接する野川に昨年同様何カ所から気泡が発生しています。これはホームページから。きょう、市民が撮った動画が流れてきて、すごいですね。明らかにシェービングクリーム状のものが出ているというのがわかる動画です。ぜひ見ていただきたいと思うんですが。北側の大泉工事現場でも同様で、何カ所からも気泡が発生している状態です。これは酸欠で水のないところでは噴出しても、目に見えないものです。御承知のように、酸欠ガスを吸い込むと、その場で死んでしまうということもあるわけですよね。無酸素空気を吸うと大変な事態になるということですから、どこから出てもおかしくないと事業者も認めている事態です。三鷹市域を掘削する際にも、気泡シールド工法で行う予定だと聞いていますが、その場合、三鷹市としても、地表に異常がないか、しっかりと監視していく必要があると思います。具体の対策を検討しているのでしょうか。世田谷区では、地盤面が沈下して家が浮き上がっていると訴える住民がいます。三鷹市においても、同様な被害が発生するかどうか、現時点では不明ですが、住民への注意喚起と三鷹市による異常発生監視が絶対必要です。三鷹市はどのように対応なさるのでしょうか。
 次に、住民対象の工事現場見学会を年間数回開催するように、私たちは執拗に三鷹市を通じて、事業者に求めています。事業者の対応はどのようになっているのでしょうか。また、事業者が実施しないのなら、三鷹市が主催して工事現場見学会を実施していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 次に、概要105ページ、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業の推進についてお尋ねいたします。子どもの森(仮称)のイメージコンセプトを基礎に、UR都市機構と連携し、地権者の合意形成を図りながら、都市計画決定に向けた取り組みを進めますとありますね。地権者との合意形成が完結する前に、都市計画決定を進めるということでしょうか。そんなことないと思いますけれども、確認をしたいと思います。基本的な考えを取りまとめた上で、新三鷹駅前地区再開発基本計画(仮称)の策定に取り組みますとあります。広場や公共施設の規模等を決定するものなのでしょうか。
 概要110ページ、空き家等の管理不適切な建築物に関する適正管理の推進についてお尋ねいたします。市外地主、家主対策として、ふるさと納税の返礼品として空き家管理代行サービス、こういうのが全国的にあるようです。先ほど三鷹市は、とにかく危険なものに重点を置くと。だから、その次になるかと思いますけれども、そういうことであれば双方にとって利益があるのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
 次に、消防費です。113ページの8、三鷹市地域防災計画の改定についてお尋ねをいたします。NHKのクローズアップ現代の性暴力を考えるシリーズの中で、見過ごされてきた災害時の性被害が放映されました。大きな反響があったようです。女性視点の防災対策の推進に、性暴力防止の視点から計画を策定すると思いますが、いかがでしょうか。また、昨年、台風被害の際に、上田市は体育館につい立てを立てました。難民キャンプの国際基準、スフィア基準を遵守できるような計画に組み込んでいただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
 以上です。


◯市長(河村 孝君)  主要な点について、まずお答えします。まず、受動喫煙の関係で、条例制定の問題が御指摘されました。まず、都条例で定めのない事項を定めるのかということですが、条例の構成自体はこれから詳しく検討されていくと思いますので、詳細にわたっては、これからの議論になってくると思いますが、まず私の考えで言えば、都条例で定めのない事項を定めるというような市の条例は考えていないです。実質的に重複する部分があったとしても、市は市の立場で独自で考えていきたいというふうに思っています。罰則等については、今、ここで決定するものではないというか、決定的なことを言うことではないとは思っていますが、1つは時間との関係がありまして、罰則を決めるとなると、関係機関も含めまして、調整に大変時間がかかる。ゆっくりやるわけではないとしても、それなりの時間がかかってしまいますので、理念的な条例にするかどうかも含めまして、これからの協議に委ねたいというふうに思っています。
 子どもたちのポスターによる周知のお話は、非常に前向きな話でいいんじゃないかというふうに思っていますので、そのように受けとめさせていただきます。
 それから、2番目に動物愛護の問題で、地域猫というふうに考えていいのかというふうな御質問がございました。地域猫として取り組んでいきたいというふうに私は考えています。ただ、来年度はね、実質的に初年度になりますので、そういう意味では、先ほど御質問の委員さんもありましたけれども、若干のそれに至る手続等も含めまして紆余曲折があるかもしれませんが、方向性としてはそういうことだというふうに、原局も含めて認識しているものだというふうに思います。
 続きまして、市内産野菜の御質問がございました。現況、学校給食で30%を目標にするということで、取り組みをしようというふうに考えております。私としては、まさにそれが50%、60%というふうにふえていくことを最終的な目標に掲げていきたいと思いますが、今まだJA東京むさしの管内だけで考えても──順番を争っているわけじゃありませんけどね、かなり下位のほうでございますので、この30%であっても、恐らく5市の中では一番上のほうにいくのではないかというふうに想定しています。それを頑張って指示しておりますが、問題はこれから実際の農家の方にも御協力いただきながら、作付の方法から全部変えていかなければいけないわけですよね。今まで市場優先の作付とか、あるいは、自動販売機での販売を前提としたものであったりとか、学校給食が前提じゃなかったものですから、しっかり学校の現場とも話し合いながら、作付の方法、時期等も含めて現場とも調整していけば、しっかりどんどんふえていくものだというふうに私は理解しています。
 そういう意味で、市場とは違う学校、あるいは、市内の高齢者施設、それから保育園等々、公共関係でもいろいろなところにありますから、そこで安定した出荷ができることが、農家の皆さんのやる気も向上させていくんだというふうに思っています。ですから、市場の論理とは違うものになっていく。御指摘のように、外国の場合には、オーガニック野菜のほうが注目されているんですね。なおかつ、それを求めることがまさに社会的な風潮にもなっているということでもありますから、それも目指したいなと思っていますが、一遍に全てはできませんので、まず、きちんと農家の皆さんとの信頼関係をつくって、安定的な出荷先としての公共的な、あるいは子どもたちの食の安全につながっていくというふうなことを、まず目指していくというふうに考えていますから、オーガニック自体を今目指しているわけじゃないです。三鷹の農家の方も低農薬で頑張っていらっしゃいますから、それとの信頼関係を地域の皆さんとの間でつなげていくことが、実は回り回って三鷹の緑を守ることにつながるというふうに私自身は確信しております。
 それから、バスネットの関係で言いますと、コミュニティバスのルートの設定、井の頭の地域の皆さんもいろいろ注目をされていると思いますが、幾つかの腹案で調整していますが、これからのことだというふうに御理解いただきたいというふうに思います。
 それから、外環の関係で、しっかりと監視すべきだというふうなことがございましたが、私もそう思っています。恐らく事業者の国や施工されている工事関係者の方も、大変そういう意味での努力はされているというふうに思っていますが、それでもなおかつ、市民の皆さんに協力していただいてここまで大きな工事になっていますので、それが不安につながらないように、しっかりと監視し、安全を確認しながら進めていくために、まさにそういう意味での情報コーナーの設置であると。三鷹市としても、しっかり現地にそういう体制をつくっていくんだという、そういう指摘だというふうに御理解いただきたいと思います。
 それから、ふるさと納税の関係で、空き家が活用できるんではないかということがございました。他の委員さんの質問にもございましたが、実際の公共施設としての協力というのは、アンケート調査をした結果では、地権者の関係の中では誰もいなかったということでございます。ただ、私も同じような意見を持っていますので、こちらが何に使いたいのか、どういうふうに考えているのかということをお示しながら御理解を得ていく、そういうことが必要ではないかというふうに思っています。
 私からは以上です。


◯生活環境部調整担当部長(岩崎好高君)  集団回収事業の瓶・缶の回収事業者についてでございますが、集団回収事業は、町会・自治会の皆様の御協力により、ごみの減量・資源化に寄与していただいております。委員御指摘の集団回収の回収事業者の1社が、瓶・缶の回収を中止することになったことは承知しています。一方、これらの事業者は登録制となってございまして、現在20社ございます。瓶・缶を回収している事業者も複数社ございますので、その中から選択いただくようお願いしています。実は事業者により、回収時の単価、あるいは回収日の日程、あるいはサービスが異なりますので、私どもがどこの事業者をということは申し上げることはなかなかできない状況になってございます。そのため、町会・自治会等で実際に交渉していただくようお願いしていただいております。
 以上です。


◯環境政策課長(井上 仁君)  地球温暖化対策の委託料の関係でございますが、昨年度制定いたしました地球温暖化対策実行計画の中で、三鷹市全域における地球温暖化効果ガスの算出であるとか、三鷹市の施設から出る温室効果ガスの算出を委託しているものでございます。
 あと1点、猫の不妊・去勢手術でございますが、獣医師会に取り組んでいただいていることは、来年度も引き続きお願いする予定でございます。
 以上です。


◯道路交通課長(池田啓起君)  私から、橋梁の長寿命化修繕計画の改定の関係費についてお答えいたします。市が管理する全市内の54橋について、国からの事務連絡等を受けまして、平成30年から過年度の橋梁調査時の塗膜調査を行った結果、有害物質を含む塗料に鉛が使用されていたことが判明いたしました。調査では、54橋のうち、鋼材でできた橋、いわゆる鉄の橋のさびどめ塗料に、鉛の含有が確認されたところであります。そのため、国及び都からの通知に基づきまして、これらの作業を行う場合は安全対策を行う必要があることから、今回、長寿命化修繕計画の見直しを予定していまして、修繕費用の再算出、また平準化を図るための年度別の修繕計画、また概算設計などを、この改定の中で行う予定としております。
 続きまして、街路樹維持管理費、また道路維持管理関係費についてです。道路の清掃等に係る維持管理費は、主に道路清掃、雨水ます清掃、道路、街路樹維持管理により取り組んでいるところであります。必要によっては、この3つの業務の比重、バランスをとりながら、その中で適切な維持管理を執行しているところであります。道路の清掃も街路樹の維持管理費におきましても、機械で迅速にスピーディーに、かつ広範囲に行うことが必要な場所、また機械ではなく、人力で丁寧に手作業で除草を行う箇所と、多種多様にわたる作業を各事業者さんで役割分担をしながらお願いをしているところです。来年度につきましても、同様の規模、内容を、今現在は予定しております。ただ予算額としましては、その多種にわたる業務の総額を計上していますので、個々の各事業者さんへのお願いは、ここには内訳となっております。
 続きまして、それにかかわる就労支援等に係る予算につきましては、令和元年度の実績等を踏まえまして、継続して同様の規模内容の業務委託を、現在予定をしているところであります。
 最後に、街路樹の維持管理の増額部分につきましてお答えいたします。街路樹の維持管理につきましては、街路樹の管理事業を、西地区、東地区に分けて業務を行っているんですが、それに加え、遊歩道の除草作業なども実施しているところであります。令和2年度の増額分につきましては、当該年度の特殊要因として、現在のところ、大沢グラウンド通り、また大沢コミュニティ通りの剪定作業を予定しています。また、樹木、桜等の精密診断も予定しているため、その業務に係る経費を増額させていただいているところです。
 私からは以上です。


◯都市計画課長(田中元次君)  防災都市づくりに向けた基礎調査の件で御質問いただきました。こちらは東京都で地震に関する危険度判定測定調査を行っているんですけれども、相対的な危険度調査であるため、三鷹市で改めて地区ごとの詳細調査を実施し、三鷹市の中で、危険の高い地域を抽出します。その上で、地域で建物の不燃化や防災区画道路などを整備した場合の効果をシミュレーションし、検証をするものです。モデルといたしましては幾つかあると思いますけれども、三鷹市が求めている主要なもので、入札をして業者を決定していきたいと考えています。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  外環事業に関して、現場見学会の御質問をいただきましたのでお答えいたします。外環事業地につきましては、市の事業地ではありませんので、国の承諾なしで三鷹市主催の見学会実施というのは困難と考えております。しかし、国としてこれまで北野小の児童を対象とした見学会であったり、地域の代表で構成する協議会の見学会もやっております。市として地域の方向けの見学会も必要と考えておりますので、引き続き国へは要望していきたいと考えております。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一君)  私からは再開発についての御質問にお答えいたします。まず初めに、市民の合意形成の前に都市計画決定があるのかということであります。国の通知などによりますと、必ずしも地権者の同意は、都市計画決定の要件とはされていないというような通知もありますけれども、やはり事業化の見通しを持った上で、都市計画決定をするということが非常に大事だと思っておりますので、現時点では、多くの皆さんに丁寧に説明することによって、この再開発事業について御理解いただけるような努力を続けていきたいと思っております。
 また、この令和2年度に策定予定の再開発基本計画についてでありますけれども、この計画は、約17ヘクタールの駅前のまちづくりについての基本的な方向性を示したものであります。東地区の事業については、その中の重要な事業の1つでありますけれども、その中では具体的な施設はこういうものかというよりは、基本的な考え方、広場や公共施設はどんな機能を持っているといったような基本的な考え方をその中に示していきたいと考えております。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  地域防災計画の改定の中で、女性への配慮、性的被害等の防止等についてということで御質問いただきました。質問委員さんおっしゃるとおり、そういったところを十分に配慮し、例えば避難所の中の運営の中で、そういったものを配慮したことを明記していきたいと思います。実際に昨年の台風第19号のときに、避難所として大沢台小、第七中学校の体育館、こちらは大勢の方が一時的に避難されましたが、そこの運用の中で、夜間一晩巡回をするというような形で施設内の風紀の維持、こういったものを実際に行っているところでございます。プライバシーの確保につきましては、今後災害対策用の備蓄品の拡充の中で、先ほど言ったようなものを拡充していきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  最後のほうからいきますけれども、その際、難民キャンプの国際基準ということで、スフィア基準をぜひ参考にして、参考になるものはかなりあると思いますので、策定をしていただければと思います。
 次に、外環の工事現場ですね。工事現場の住民対象の見学会、北野小学校の児童がやられたのは知っています。だけど、大人のをどうして国はね、やろうとしないのか。ほかの地域ではやっているんですよね。ですから、やはり現場を見てもらうことがすごく必要だというふうに思いますので、強い意志を持って要望してください。市が主催するのは国の事業なんでというのはよくわかります。ぜひ19万人近い市民の声も反映していただきながら、よろしくお願いいたします。
 それから、ごめんなさい、コミバスの件、井の頭地区、今いろいろ検討しているということのようです。あわせて他の委員からもありましたけれども、新・中ルートの時間短縮も大きな課題だと思いますから、次ということはよくわかります。まず、大沢と三鷹台というね。時間短縮という観点から、全ルートを洗い直していただいて、どこからやっていくかということの優先順位づけを一緒に考えてやっていきたいなと思います。よろしくお願いします。
 以上です。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上でいのちが大事の質疑を一旦終了します。
 次に、令和山桜会。


◯委員(池田有也君)  それでは、順次それぞれの款について質問をさせていただきます。まず、衛生費のほうから入らせていただきますが、衛生費の予算概要の84ページの1の休日診療所・休日調剤薬局等一体的整備事業費についてお伺いさせていただきます。こちらはこれまでの答弁などでも、本格的な施設の整備までには当面時間がかかるということが、説明を聞いていてわかりました。こちらは暫定施設について、債務負担行為が令和8年度までに設定されておりますけれども、一応これが1つの目安となるのでしょうか。それで令和9年度から本格的な施設へというふうなスケジュール感で考えているのか、その辺について確認をさせていただきたいと思います。
 また、この施設の構造に当たって、医師会や歯科医師会、また薬剤師会など、かかわる方々の利便性を第一に考えることが、利用される市民にとって重要になると考えております。施設の設定についての関係団体からの意見を聞く場所をどのように設けていらっしゃるか、それについてもあわせて確認をさせていただきたいと思います。
 続きまして、予算概要の84ページの2の産後ケア事業について伺わせていただきます。こちらは今行われているデイサービス型の利用状況というのがどういった状況かを確認したいと思います。また、キャンセル待ちなどというようなことは起きているかどうか、今回の拡充でニーズを満たすことができるかどうかについてもお聞きしたいと思います。
 続きまして、予算概要の85ページの3の成人歯科健康診査の拡充についてお伺いいたします。こちらの現在の成人歯科健診の受診率について、改めて確認をしたいと思います。また、今後の告知と広報のやり方についても具体的に教えていただきたいと思います。そして、歯科医師会さんによると、在学時には歯科健診があるので、早期の発見と早期の治療ができるんですけれども、社会人になるとどうしても健診の機会が失われてしまって、症状が重篤になってから歯科を受けるようなことになりまして、治療の期間であったり、治療費であったり、多くかかってしまう部分が多いというふうにお聞きをしております。そういったことから、20歳から行う自治体というのがふえているわけでございますが、午前中の質疑の中でも似たようなお話が出てきましたが、若い世代の5歳ごとの節目健診についても、充実していくことが必要と考えますが、御所見についてお伺いしたいと思います。
 また、高齢化が進んでおりまして、在宅訪問歯科診療を希望する方がふえておりますが、歯科医師会と連携をしまして、在宅訪問歯科診療を充実させていくようなお考えはございますでしょうか。それについてもお聞きしたいと思います。
 では、続きまして、予算概要の86ページの6の受動喫煙防止条例(仮称)制定関係費についてお伺いいたします。こちら、受動喫煙防止条例を既に制定していらっしゃる多摩市などでは、禁煙治療費の助成もセットで行っているとお聞きしております。そういったことも、三鷹でも今後取り組むことというのは検討されているかどうか、お聞きしたいと思います。
 続きまして、予算概要の88ページの12の公衆喫煙所整備事業費についてお伺いします。まず、先ほども御指摘ありましたけれども、武蔵野市さんが、ことしの4月からトレーラーハウス型の喫煙所を設置するというふうにはお聞きをしております。それで、このことによって多少は喫煙者の分散ができると思うんですけれども、現状では、三鷹のほうの南口デッキ上の喫煙所を利用されている方というのが1日どのぐらいいらっしゃるのかなというのが、もし数字を把握されていればで結構なんですけれども、わかりましたらお答えいただきたいと思います。あわせて、喫煙所の設置に当たりまして、国や東京都からの補助というのがどのぐらい出るものなのか、その辺の仕組みについてお伺いしたいと思います。
 また、駅前地区において受動喫煙防止条例が施行されますと、喫煙者の方々が緑の小ひろばの駅前喫煙所以外で喫煙をする場所がなくなってしまうという、そういった懸念がございます。商店街の買い物客の方々などが利用できるような小規模の喫煙施設を、商店街と協力をして設置をするようなことなどは検討をされておりますでしょうか。その点についてもお聞かせいただきたいと思います。
 続きまして、予算概要の89ページの1のし尿投入施設等整備事業費についてお伺いしたいと思います。基本設計、実施設計に600万円ほど計上されておりますけれども、600万円もかかるのがなぜなのかなというところを、まず確認させていただきたいと思います。あわせてこちら、旧第二体育館跡地のどのあたりに整備するのかというのも、具体的にわかりましたら教えていただきたいと思います。
 続きまして、農林費のほうに移らせていただきたいと思います。農林費の予算概要91ページの1の市内産農産物利用推進事業費についてお伺いいたします。市内産農産物の使用率30%の達成に向けて、重要な食材の配送体制の構築について、今回400万円近く計上されておりますが、どのような仕組みを考えていらっしゃるのか、具体的なものがわかりましたら教えていただきたいと思います。また、使用率向上には現場の栄養士さんたちの理解が重要であると思いますが、この取り組みを理解してもらうための働きかけについてどのように行う予定か、お聞かせいただきたいと思います。
 そしてまた、この市内産農産物についての市内の各飲食店でも活用いただけるような取り組みについて、商工会さんや飲食業組合などを通じて、市内産農産物使用店に看板をかけるなどして、広く市民の方々にも楽しんでもらえるような工夫も、都市農業振興に有効と考えますが、そういった取り組みについての市の御所見をお伺いしたいと思います。
 続きまして、予算概要の92ページの2、市民農園管理運営費についてお伺いいたします。まず、今ある大沢と井口の市民農園以外に、新たに一般向けの市民農園を開設する予定はありますでしょうか。確認したいと思います。
 また、予算概要の表を見ますと、期間が2年弱で記載をされておりますが、年間の利用料が1万2,000円となっているので、表のとおりだと2万4,000円になるのではないかと思いますが、こちらについても確認をさせてください。
 そして、御高齢者向けの市民農園だと、10平方メートルで年間4,000円、これについて、基準を一本化して高齢者優先にすべきと考えますが、その点について御所見を伺いたいと思います。どうしても御高齢者の方で、空き待ちの方がたくさんいらっしゃる、結構待っていらっしゃる話をお聞きしますので、その点について確認したいと思います。
 続きまして、予算書のほうですが、予算書の254ページの3の農業振興費について確認いたします。今回、都市農業活性化支援事業費が盛り込まれておりませんが、その理由をお聞かせいただきたいと思います。
 続きまして、予算書の255ページの農業振興支援事業費の三鷹市優良農地育成事業補助金について伺いたいと思います。こちらはJA東京むさしさんからの要望として、面積要件の緩和と補助額のさらなる引き上げについて、具体的に申しますと、今ある700万円から800万円の増額などを求められておりますけれども、据え置きとなったことについての理由と、今後の検討について、方向性について御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 では、続いて商工費のほうに移らせていただきます。商工費の予算概要、94ページの1、買い物環境の整備についてお伺いいたします。地域における商店街や個人商店が少なくなっておりますが、御高齢者の買い物難民化を防ぐために、地区公会堂やコミュニティ・センターなどを活用した日用品や食料品を購入できる仕組みについて、商工会さんや商店会連合会さんと連携して構築していくことについて、状況と今後の方向について、市の御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 続きまして、予算概要の95ページの2、都市型産業誘致促進事業費について伺います。こちらは実際の誘致に結びつけるために、実効性の観点から、三鷹市都市型産業誘致条例の内容の再検討が必要というふうに考えますが、その点について御所見をお聞かせください。
 続きまして、予算概要の95ページの3、商工会助成事業費、ものづくり産業集積推進事業費について伺いたいと思います。ものづくり産業相談機能強化事業について、手術用顕微鏡などを手がけていらっしゃる、ある市内のメーカーさんに伺ったところ、施設拡張のために増築したいという希望があったそうなんですが、現行の制度では厳しいということで、なかなか実行できないという話を聞いております。既存の支援制度だけではなく、制度の柔軟な運用が必要と考えますが、その点についての御所見をお聞かせください。また、事業承継支援の強化についてですが、マッチング支援により、黒字廃業を防ぐ取り組みなども必要と考えます。ノウハウであったり、情報であったり、そういったものを有している市内の金融機関との連携についてどのようにお考えか、御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 続きまして、予算書のほうに移りますが、予算書の258ページの2、商工振興費についてお伺いいたします。今回、3市交流連携及び地域資源魅力向上事業費というのが盛り込まれておりませんが、その理由について確認をさせていただきたいと思います。
 続きまして、予算書の259ページの6の中小企業者支援事業費についてお伺いいたします。不況対策緊急資金融資あっせん制度がありますが、こちらの制度については、今回のコロナウイルスの対策にも有効に使うことができるのかどうか、改めて確認をさせていただきたいと思います。
 では、続きまして、土木費のほうに移らせていただきます。土木費の予算概要の98ページの1の交通安全施設維持管理費についてお伺いいたします。まず、通学ルートで幹線道路などを渡らざるを得ない箇所についてですが、例えば井口小学校の場合ですと、井口の一丁目から三丁目を結ぶかえで通りの中にある信号なんですが、薬局とか、スポーツクラブのある場所なんですけれども、毎朝かなりたくさんの子どもたちが渡ります。こちらは渡り切った場所にちょうど自転車専用レーンが通っておりまして、通勤時などは特に猛スピードで通過していく自転車が多くございますが、このような危険な箇所についての確認を重点的に検証を行っていく必要があるのかなと思いますが、そういったことについての御所見をお聞かせいただきたいと思います。また、調査に今回2年かかるように記載がされておりますが、2年かかるのがちょっと長くないかなというふうにも感じます。もうちょっとスピード感を持って行うべきというふうに思いますが、その点についての御所見をお聞かせください。
 また、広い通りで見通しのよい場所であっても、速度が出ているために事故が起きやすいというふうに考えます。東八道路であったり、調布保谷線であったり、広い通りですと、右直事故が多いと想定できます。また、自動車の右折や左折の際には、曲がった先の横断歩道上で歩行者の方と交差することが多くございまして、青信号での横断歩道の通過中にもかかわらず、歩行者の方や自転車の方に対しての事故が多く起きております。これらの防止について、普通の信号だけではなく、矢印信号の箇所をふやすべきと考えますが、その点についての御所見をお聞かせください。
 続きまして、予算概要の98ページの3、三鷹台駅前周辺地区整備事業費についてお伺いいたします。こちら、地元の商店会や地権者さん、地元住民の意見についてはワークショップを行っているということで、状況については先ほどの御答弁などから承知をいたしました。そこでですが、地元の方々の駅前広場への要望についてどのようなものがあったか、具体的にありましたら教えていただけたらと思います。また、市ではそれに対してどのように検討されているかについても、御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 では、また続きまして予算概要の99ページの5、牟礼地区生活道路緊急安全対策事業費についてお伺いいたします。こちら、交差点の改良に当たっては、地元の環境に熟知している町会など、地域組織の方々の意見を取り入れることが重要と考えますが、地域住民の方々との意見交換はどのように行われているか、またどのように行っていく予定か、確認をさせていただきます。また、信号機の設置や標識の設置など、非常に制約も多いことがありますが、所管である警察との協議において、地元の意見が伝わるように、どのように配慮されていく予定でしょうか。またその結果、検討した上で、やはりできないということがあった場合にも、地元への回答が丁寧に行われるべきと考えますが、その点についての御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 続きまして、予算概要の101ページの9、地域公共交通活性化協議会関係費、コミュニティバス関係費についてお伺いをいたします。こちらの交通不便地域の中には、コミュニティバスのような小型の車両でも通行できない細い道路ばかりの地域もありますが、そのような地域への対応はどのように考えておりますでしょうか、御所見をお聞かせください。
 また、明星学園ルートについてなんですが、通勤時や雨天時に、混雑のために利用者が乗れないことがよくあるとお聞きをしております。本来の主な利用対象である交通弱者の方々が乗れるようなルートの見直しやダイヤの見直しなどをするお考えがありますでしょうか、確認をさせていただきたいと思います。
 続きまして、予算概要の102ページの10、三鷹駅南口駅前広場交通対策関係費についてお伺いいたします。こちら、通勤時のバス渋滞についてなんですが、降車場所のロータリーまであと数十メートルの線路沿いのところで、何分も待たされる状態が毎朝発生しておりますが、こちら、時間帯限定でもいいので、降車可能エリアを前倒しすることができないかどうか、その点についての御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 また、駅前広場の運用ルールを見直す際に、スクランブル交差点から駅前広場までの間を、駅への一方通行にすることも検討できると考えます。当該道路はバスが駅に向かう途中、コラルビルの横で時間調整のために停車をしていることが多くございまして、駅に向かう車がバスの右側を通過しないといけないことが多くございます。非常にこれが危険だなというふうに感じておりますが、この点についての市の課題認識と改善策についてございましたら、御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 続きまして、予算概要の102ページの1、雨水貯留施設整備事業費について伺わせていただきます。近年の集中豪雨では、記録的短時間大雨情報が発表されるような、1時間で100ミリを超える大雨が発生するケースが各地で起きておりますが、今回の施設では、このような規模の豪雨でも対応できるものなのかどうか、それだけの容量が確保されているのかどうかを確認をさせてください。お願いいたします。
 続きまして、予算概要の104ページの2、東京外かく環状道路計画調査研究関係費についてお伺いいたします。こちら、整備計画の策定に向けた検討の段階には、JAさんを初めとする地域の関係団体や、また農協の青年部さんや商工会青年部さんなど、若い世代の意見やアイデアも確認できる協議体が必要と考えますが、そういった協議体は設置されますでしょうか、確認をさせていただきます。
 続きまして、予算概要の105ページの3、三鷹駅南口中央通り東地区市街地再開発事業費についてお伺いいたします。整備に当たっては、災害時の帰宅困難者対策など、防災の視点も重要であると考えますが、今の時点で何か構想がございましたら、お聞かせいただきたいと思います。
 続いて、河村市長の御就任以来、再開発計画が非常に注目が集まっておりますけれども、将来の進出を検討している民間の事業者さんなどから、いろいろ問い合わせは来ておりますでしょうか。そういう状況について、わかりましたら教えていただきたいと思います。
 続きまして、子どもの森(仮称)が象徴するように、子どもや子育て世代に優しい空間が期待されますけれども、一時預かりなど、子育て世代の支援の拡充のための整備の方向性について、お聞かせいただきたいと思います。
 続きまして、予算概要の107ページの7、児童遊園整備事業費についてお伺いいたします。まず、上連雀くすのき児童遊園をボール遊びができる公園とするとありますが、どのようなボール遊びができる公園にするのか、教えていただきたいと思います。続いて、現在市内にボール遊びができる公園が幾つあるかについて教えていただきたいと思います。また、市内全域でボール遊びができる公園のバランスについて偏りがないように配慮されるべきと思いますが、その点についての考え方をお聞かせください。また、ボール遊びができる公園について、市民から苦情などが来ているかどうか、ございましたら教えていただきたいと思います。また、夏場の熱中症対策についても、木陰や水飲み場など、全ての公園に備わっているんでしょうか、その点についても確認をしたいと思います。
 続きまして、予算概要の110ページの1、民間建築物等管理適正化関係費ですが、こちらの現在市内にある空き家の数について、どのぐらいあるかについて教えていただきたいと思います。また、空き家が犯罪グループなどに悪用されるケースもあると聞いておりますが、市で把握している空き家の情報については、警察などと情報共有などをして、見回りに生かすなどの取り組みは行っておりますでしょうか、確認をしたいと思います。
 続きまして、消防費に移ります。まず消防費、予算書の294ページの2、非常備消防費についてお伺いします。今回、装備品の充実が行われますが、装備品の充実ももちろん大切ではございますが、不足する団員の確保について、今後どのように広報を行っていくかについて、方針についてございましたらお聞かせください。また、団員確保のための費用は予算書の何費に計上されているか、こちらについても確認をさせていただきたいと思います。
 また、消防費の予算概要に移りますが、予算概要112ページの3、地域防災意識啓発事業費についてお伺いいたします。こちら、浸水ハザードマップの作成に当たって、昨年の台風第19号の際に避難をされた方々の実際の動き、避難された方々の行動の傾向についての検証、また、今回発見した課題などがございましたら、そういったことを踏まえたものにする必要があると思います。昨年の経験をどのように生かしていらっしゃるかについてお聞かせください。
 また、昨年の台風第19号の際には、避難所に駆けつけた自主防災組織の方々が、活躍の場所がなかったというふうにお聞きをしております。自主防災組織の方々の想定される活躍の場所や役割なども、そういった計画、ハザードマップなどに盛り込んでいくようなことはございますでしょうか、確認をしたいと思います。
 続きまして、予算概要の112ページの4、防災通信体制整備事業費についてお伺いいたします。こちら、八王子市では難聴地域解消に向けて、防災行政無線の放送内容を音声で確認できるスマートフォンアプリの導入をすることの方針を決めたということがありまして、新しい取り組みについてニュースでも紹介がされました。本市でもこのような仕組みを検討してもよいのではないかと考えますが、その点のお考えをお聞かせください。
 続きまして、予算概要の112ページの5、災害対策備蓄等整備事業費についてお伺いいたします。災害発生時の避難所における感染防止のためのマスクなどの備蓄も必要と考えておりますが、これについては、先ほどの答弁で備蓄をされていらっしゃることを確認をさせていただきました。それを踏まえてですが、こちら、災害発生時に避難所で感染が広がるようなことを防止するための方策など、市では考えておりますでしょうか。ございましたらお聞かせいただきたいと思います。
 続きまして、予算概要の113ページの6、災害時在宅生活支援施設整備事業費について伺います。芸術文化センターの受け入れ可能人数と対応可能日数について、どのくらいか教えてください。また、外国人対応はどのように想定していらっしゃるかについて確認をしたいと思います。
 続いて、予算概要の113ページの7、防災・減災対策モデル事業費についてですが、可視化された情報が速やかに公表され、要配慮者の避難所への移動にスムーズに結びつくようになればと思いますが、想定されるマニュアルなど、行動計画は策定されておりますでしょうか。また、策定される場合に、それをどのように地域に知ってもらうか、方策について教えていただきたいと思います。
 最後の質問になりますが、予算概要の113ページの8、三鷹地域防災計画の改定についてですが、元気創造プラザの災害時機能の見直しとは具体的にどのようなものか、教えていただきたいと思います。
 以上の点について御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。


◯委員長(土屋けんいち君)  ただいま令和山桜会の質疑の途中ですが、この際休憩します。
                  午後3時01分 休憩


                  午後3時27分 再開
◯委員長(土屋けんいち君)  委員会を再開します。
 それでは、答弁をお願いします。


◯市長(河村 孝君)  たくさん御質問いただいたので、順次お答えしますが、なるべく主要な点を簡潔にお答えしたいというふうに思っています。
 まず、三鷹台駅前の整備事業で、細かいことがありましたら担当からも説明すると思いますが、駅広への要望というよりも、私は今回のワークショップを通して、三鷹台駅の周辺の商店街含めて、どういう全体イメージをつくるべきなのかというのは、三鷹駅の再開発と同じで、やっぱりその将来イメージを皆さんで共有することが一番大切かなというふうに思っています。まだバスのミニターミナルができたと言っても、まだそれは本当にしょっぱなでしかないんですよね。ようやく道路の整備が進みましたので、その後の広場のイメージ、そして商店街のイメージ等を皆さんで詰めていく過程が大事だというふうに思っていますので、ある時期になりましたら、私どものほうからも、そのイメージをこういうふうにしたいということを、皆さんの御意見をもとに提示していく段階が来るのではないかなというふうに思っています。
 次の質問で、牟礼地区の地元の説明を丁寧にしていってほしいという御要望も含めてございました。御指摘の委員さんもおわかりのように、東八道路、そして放射5号線というのは、まさに東京都が整備の主体でございますので、しかも、もう既に東京都自体は整備済みだというふうに思っていますから、私どもの問題意識とはまだ差があるわけでございます。しっかりと、先ほどの質問委員さんにもお答えしましたけれども、地域内の生活道路の交通問題も含めまして、まちづくりという視点でしっかりと受けとめて、地元の方とも丁寧に協議していきたいというふうに思っています。そのためには、地元警察も含めて、東京都に要求をするというよりも、ある段階に来たら一緒に検証して次のステップに歩む主体として考えておりますので、私ども、市が間に入って、地元と東京都を結ぶしっかりとしたパイプ役になって、まちづくりを進行させていきたいというふうに思っております。
 それから、コミュニティバスの関係で、井の頭地域は、御指摘のように狭いんですよね。ですから、コミュニティのバスのルートをどういうふうに設定するかというときに、今のコミュニティバスの形態でいくと、通れる場所が限定されてきますから、その中で御利用される方の回るべきといいますかね、そういうルートの選定の中で、しっかりとそこら辺を、今回の調査の中でも見きわめていかなければいけない。道路がもしも狭くて難しいというところがあれば、つつじヶ丘ルートでもやりましたけれども、車がすれ違う場所を、蛇玉道路とよく俗に言うんですけれども、ところどころ膨らますような用地を確保しなければいけないかもしれないし、あるいは車両のほうを小さくして細かく回れるような、そういう井の頭地域独自のコミュニティバスの形態もあるのではないかとか、そういうさまざまな意見交換をしていますので、今回の調査の中でしっかりとそこら辺を見きわめてまいりたいというふうに思っております。
 それから、続きまして、再開発の関連で、帰宅困難者支援等のお話もございました。災害時に何を想定するかということで、これもまだこれからの議論ではありますけれども、私どもとしては、この再開発の地域の中で、地域全体で、やはりそういう災害が起きたときの、例えば、避難場所としての空間として、活用するとすればこういう方法があるのではないかとか、あるいは、停電時の電気の問題もありますから、そういう自家発電的な機能が、ビル内だけではなくて周辺にも活用できるような方法があるかないかとか、あるいは備蓄倉庫的な役割はあり得るんではないかとか、そういう視点でのことは考えてはいます。ただ、先ほどからの議論でもありますように、それはまさに新しくできる再開発の地域の中のことを、やっぱり地域の中だけで完結するのではなくて、駅前全体で活用できる、そういう平時のにぎわいの維持と、災害時のそういう避難場所等の対応という表裏一体の関係でございますから、それはそういう形で考えていきたいなというふうには思っていますが、何度も申し上げていますように、再開発地域というのは、市が持っている用地というのは非常に少なくしかありませんので、補助金等も含めましても、公的なことで活用したいということは、要するにお願いになるわけですよね、そういう意味ではね。ですから、うちは絶対これがなきゃだめだ、これを絶対つくれというふうな、そういう関係では今、UR施行で考えている再開発地域はそういう関係ではないんです。これを絶対つくれということで、もしも、民間の方にお願いをするんであれば、それはにぎわいの部分でのリスクも含めて、うちで引き受ける気があるのかどうか、つまり、市の施行の再開発にする、そういうリスクを負うのかどうかという話になっていますから、それはとても今の段階では難しいだろうというふうに思いますので、それぞれの財産をお持ちの方も含めて、三鷹市もウイン・ウインの、周辺の商店街の方も含めてウイン・ウインの関係をつくっていく、そういう仕組みが必要ではないかというふうに思っているわけでございます。
 私からは以上でございます。


◯健康福祉部長(小嶋義晃君)  私からは休日診療所・休日調剤薬局等の一体的整備についてお答えいたします。1点目、スケジュールについてでございます。現在、私ども、令和8年度までのリース契約を考えておりますけれども、本格的な整備につきましては、市庁舎・議場棟等の整備の再調整の中で検討したいと考えておりますので、場合によっては、その後も再リース等によって対応することになるということで考えているところでございます。また、関係機関との連携でございますけれども、現在、基本協定を三師会とは結んでいます。それに基づきまして検討会議を設置して、既に協議もしているところでございます。今後も引き続き協議を行っていきたいと考えているところでございます。
 私からは以上でございます。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  私から大きな項目、3項目お答えさせていただきます。まず、産後ケア事業費でございます。現在行われているデイサービス型の利用状況でございますけれども、おかげさまでこれは1日2組ということになるんですけれども、毎月約20日開設しておりまして、ほぼ毎月100%の利用状況ということになっております。キャンセル待ちということなんですが、これはお一人が7日まで御利用いただけるので、複数申し込まれていると思うんですけれども、毎月100件前後のキャンセル待ちも出ているという状況でございます。今回の拡充で、こういったニーズを全部受けとめきれるかというところですが、今回、1日2組を倍増させようということで、今計画しておりますけれども、また、今回宿泊型というのも新たに取り入れて、新たなニーズもちょっと対応していこうということになりますので、この辺はちょっと導入してみて、どこまで解消できるかということになりますが、今のキャンセル待ちを見ると、全部を受けとめるのはちょっと難しいのかもしれないですが、拡充に努めてまいります。
 続きまして、成人歯科健康診査事業でございますけれども、現在の受診率でございますけれども、対象人口からいたしますと、受診者数、30年度の実績で3.3%ということになっております。また、こちらの事業の告知・広報でございますけれども、これは他の健診同様、年度頭に健康ガイドみたかというものを全戸配布をいたします。これで周知しております。また、市のホームページ等でも、広報には努めているところでございます。
 それから、次の御質問で、若い世代の5歳ごとの節目健診を充実させるべきではないかということで御質問いただいておりますが、まさに今回、40歳からというところを5歳切り下げて、35歳からの方ということで対象を広げておりますので、こういったことで拡充を、今年度は図ってまいります。
 それから、続きまして、在宅訪問歯科診療の充実について御質問いただいております。こちらのほうは、現在も在宅訪問歯科診療という制度、事業を行っておりますけれども、年間やはり数件の御利用ということにとどまっております。こちらの一般の介護サービスのほうからつながって、こういったものも事業を御利用いただけるんでないかということで、そういった周知はしているんですけれども、さらにそういった関係の機関とも情報共有しながら、制度周知を図っていきたいと思っております。
 それから、最後になります、受動喫煙防止条例の関連で、禁煙治療費の助成もセットで行えないかということなんですが、確かに委員御指摘のように、一部の自治体でこういった助成を行っておりますけれども、今現在三鷹市のほうでは、市内で治療ができる医療機関の御紹介は、積極的にマップ等もつくって配布をしたりして周知しておるんですけれども、現時点ではちょっとこの助成までは検討はしておりません。まず今回、この受動喫煙防止条例の制定の取り組みの中で、その次の段階でまたこういったこともできないかということは、先行自治体の例も参考にしながら検討していかなければいけないかなという認識でおります。
 私からは以上です。


◯生活環境部調整担当部長(岩崎好高君)  南口デッキ上の喫煙所の利用についてですが、現在集計はしてございませんけれども、日中は常時15人から20人ぐらいが利用していると認識してございます。また、国・東京都からの補助についてでございますけれども、東京都の補助金で10分の10、1,000万円が上限となってございます。
 次に、し尿についてでございますけれども、基本設計、実施設計につきましては、臭気対策とか、騒音・振動対策などの技術的な対応が必要になってまいります。また、解体後の緑化、あるいは通路の設計も含んでおりますので、これらが費用がかかるという点になってございます。
 次に、設置場所でございますけれども、現在駐輪場のある東側に近い場所に設置することで検討を進めていますが、設計を行う中で定めていきたいと考えてございます。
 以上です。


◯生活経済課長(垣花 満君)  受動喫煙防止条例の提出の際、まち中での喫煙所についてですけれども、オーナーさんや周辺環境への配慮等、いろいろと調整事が多いと思います。商店街さんが取り組む場合、市のほうもいろいろ相談に乗りながら考えていくということはできるかと思います。
 買い物環境支援ですが、地区公会堂等を使った仕組みということですが、こちらにつきましては、やはり先ほど申し上げたとおり、地域の市民の方とともに、そういったことも含めて検討をしていけたらというふうに考えております。
 それから、誘致条例の実効性、条例の再検討ということでございますが、こちらの条例はですね、2021年3月末をもって廃止となります。市内の事業所をふやしていく仕組みということで、大規模な事業所にこだわらず、さまざまな事業所がふえていくような商業環境も含めたトータルな問題として捉え、考えていきたいと思っております。
 それから、事業承継支援に絡みまして、金融機関との連携について御質問いただきました。こちらは相談機能強化事業のほうでさまざまな情報を入れながら、事業承継支援を求めている事業者さんに提供してまいりたいと思います。ただし、M&Aが絡みますと、やはりこれはかなり秘密裏に事が運ばないとうまくいかないということもありますので、その辺のあたりはまた改めて検討してまいりたいと思います。
 それから、3市交流の事業の500万円が計上されていないということでございますが、こちらの事業は、市長会の補助金のほうを使わせてもらった5年間の事業です。これは武蔵野市と三鷹市、小金井市、順番に1年ずつ予算措置をしていくという事業でございますので、そのために今回は、私どものほうでは予算措置がございません。
 それから、中小企業への支援ということで、コロナ対策で不況対策緊急資金のほうをうまく使えないかという御質問がございましたけれども、こちら、負担割合0.35%の低利の融資でございますので、要件緩和などをしながら上手に使っていけたらと思っております。
 以上でございます。


◯都市農業担当課長(塚本 亮君)  私のほうからは、農林費の御質問についてお答えをいたします。まず、市内産野菜の使用率30%に向けた取り組みですけれども、まず配送体制ですが、具体的には、学校の発注、要望などをJA、農協のほうが取りまとめ、それを農家のほうに割り振り、それができるかどうかなどの調整をするとともに、実際にできた農産物につきまして、学校からの発注をさらに取りまとめ、それを農家から調達し、学校に配送するというような大ざっぱな仕組みとなっております。これに伴いまして、学校では給食に使うために、朝の早い時間帯に集中して配送しなければいけませんので、それに伴う自動車のリース料とか、燃料費、またはそれを運搬する人員的なものの経費について見込んでおります。大体そのために計上して、農協のほうと見積もりを合わせて、この額を計上しているということでございます。
 次に、この事業における栄養士さんの意見、理解ですけれども、この仕組みをつくるまでに、教育委員会の担当者とともに栄養士さんにも参加していただいて、このスキームをつくってきたことで、理解をいただいております。今後も補助の内容が決まりましたので、栄養士会に出向いてこの説明なんかをしていきたいと思っております。
 次に、市内産野菜の各飲食店などの活用ですけれども、現在、三鷹野菜ごちそうさまフェスタというのが、商工会や農協の連携で実施しております。こういう取り組みを参考にしまして、飲食店での利用なども向上させていきたいというふうに考えております。
 次に、市民農園についてです。まず、井口、大沢以外の一般市民農園の開設ですけれども、現時点では候補地というのがありませんので、具体的には考えておりません。ただ今後、そういうような候補地があれば積極的に考えていきたいと思います。
 次に、予算概要の表記方法ですが、当該予算年度の利用料金を記載しておりますので1万2,000円となっておりますが、利用期間が2年となっているので、そこら辺がちょっとわかりづらいということが御指摘の要点だと思いますが、今後、誤解のないような表記方法を検討していきたいと思います。
 続きまして、高齢者向けの市民農園についてですが、現在高齢者については、5園で446区画、一般は2園で163区画あって、高齢者の区画が非常に多くなっております。また現在、高齢者につきましては、2園で4人が待機、3園合わせて36区画があきとなっている状況で、高齢者のほうがかなりあいているという状況がありますので、今後、高齢者をふやすということは考えておりません。
 次に、活性化支援事業につきましてですが、これにつきましては例年、五、六月に要望調査があって、7月に市のヒアリングがあって、それから東京都から採択の内示があるというような流れとなっております。今年度は、そういう要望というのがまず農家からありませんでしたので、令和2年度については計上していないというようなことでございます。
 続きまして、優良農地育成事業でございますが、これにつきましては、予算編成の前に農協の担当と市のほうで、一応、翌年度についての要望はどうかということをヒアリングしております。今回はそういうヒアリングをしたところ、特に700万を超える、確実に超えるというようなことはないようなことでありましたので、増額ということはやっておりません。また、JA東京むさしオリジナル助成金というものを昨年度から新設をして、農協のほうでも同様な事業を開始しておりますので、そういうほうでも、農業者が使っているというふうに聞いております。
 私からは以上です。


◯都市計画課長(田中元次君)  ものづくり産業にかかわる容積率の緩和について御質問をいただきました。地区計画や特別用途地区など、緩和の手法は幾つかありますけれども、建蔽率、容積率については、用途地域の変更が必要となります。該当地のみの緩和ということは非常に難しいものと考えているところでございます。
 続きまして、管理不全の空き家の件数について御質問をいただきました。この3年間、90件程度で苦情、要望をいただいておりますので、大体そのくらいの数があるというふうに考えているところでございます。また、三鷹警察署との連携についてでございますが、空き家の協議会には、三鷹警察も入っています。三鷹警察署から、空き家のパトロールについて行いたいということで、情報共有の依頼がありました。令和2年2月に個人情報保護委員会に諮り、了承が得られましたので、令和2年4月より、情報共有を図る予定です。
 以上です。


◯道路交通課長(池田啓起君)  交通安全の現況調査についてお答えいたします。今回の調査は、昨年5月の大津市における園児等が巻き込まれる痛ましい事故を受けまして、改めて交通安全施設等の点検や対策の検討を進め、事故を未然に防ぐための対策、施設の基礎データを整理して、維持管理方法等を確認していくものであります。御指摘のとおり、今後同じような事故を未然に防いでいくということを目的に取り組むものですので、危険箇所の特定を含めまして、こうした御指摘の箇所等については優先的に調査、対応策の検討を行っていきたいと考えております。
 調査が2カ年にわたったことについてですが、調査距離が長いことであるとか、調査時間、経費などを勘案して2カ年計画を予定しています。緊急性の視点からは、交差点につきましては、昨年、事故の直後に直営での緊急点検を実施し、交通安全施設の設置状況等を、緊急的に一時的に確認したところであります。また、主要な幹線道路につきましても、日常の道路パトロールであるとか、東京都の情報共有によって、状況を常に確認しております。目視による巡回により、一定の把握はできているということであります。維持管理のより一層の強化・拡充を図り、こうした事故を未然に防ぐ意味での調査を進めていくことでありますので、これまでの取り組みも含め、2カ年の調査と考えているところです。
 次に、右直事故防止のための矢印信号の設置につきまして、私からお答えさせていただきます。歩行者と車両の通行を分離する、いわゆる右折専用信号の設置につきましては、交通安全対策に有効な手段だと考えております。しかし一方で、交差点の交通量や地形などの形状によって、また、信号抑制の複雑化によって、見間違いなどの誤りによる重大事故になる場合があるなど、警察とも、相談して、今現状というふうになっております。今後も市民の御意見等を踏まえまして、交通管理者と相談していきたいと考えております。
 以上です。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  私のほうからは、コミュニティバスのほうの御質問でいただきました2点目、明星学園ルートの見直しに関しまして、バス事業者のほうに混雑する時間帯や乗車できない利用人数等を確認し、地域公共交通活性化協議会の中で議論を進めたいと考えております。
 続きまして、三鷹駅南口駅前広場の交通対策に関しまして、降車エリアの拡大と中央通りのバス待機の危険性について、2点御質問をいただきました。南口駅前広場の交通環境の改善に向けましては、地域公共交通活性化協議会で御承認をいただきました方向性に基づき、令和2年度に工事に着手をいたします。改修工事では、バスの待機空間を確保し、中央通りでのバス待機の混雑解消を図ってまいります。また、降車場のエリアの拡充につきましては、改修工事後の状況を分析し、必要に応じて、広場の周辺の利活用について研究をしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。


◯水再生課長(奥嶋 亮君)  私からは、雨水貯留施設整備について御説明します。今回整備する雨水貯留施設の規模は約1,260立米の容量であり、25メートルプール3杯分に相当します。かなり大きい施設ではございますが、残念ながら1時間に100ミリを超える降雨に耐えられるものではございません。ただ、浸水被害を軽減する効果は間違いなくあるところでございます。
 私からは以上です。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  北野の里(仮称)まちづくり整備計画策定に向けた関係団体等の協議体設置の件ですけれども、ゾーニング等を庁内で議論し、地域での今後の取り組みなどを整備する中で、設置の検討を行っていきたいというふうに考えております。


◯都市再生部調整担当部長(向井研一君)  再開発についての2番目の質問、将来の進出についての民間事業者などからの問い合わせは、現時点では特にございません。
 3つ目の質問、子どもの森(仮称)の象徴するような施設については、子どもたちが楽しいと思える空間を目指しておりますので、その中で一時預かりの施設なども検討をしていきたいと思っております。
 以上です。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  上連雀くすのき児童遊園の中のボール遊びができる公園とはどういう公園かということですけれども、遊具で遊ぶ方や散歩で来られる方、いろんな方が公園に来られますので、安全で安心して利用できるように、公園内に5メートルの高さの防球ネットを設置しまして、その中でキャッチボールやボール蹴りなどができるような仕組みにしたいと考えております。
 続きまして、現在ボール遊びができる公園は幾つかということですが、基本的に公園内でボール遊びをすることは禁止しておりません。利用者や地域の方に御迷惑がかかる場合などにつきましては御遠慮いただいていますが、防球ネットを設置するような箇所につきましては、現在下連雀こでまり児童遊園、中原スポーツ児童遊園、新川暫定広場の3カ所であります。今年度に深大寺公園を整備していますので、1カ所ふえることとなります。
 次ですが、地域によってバランスの偏りがないように配慮ということですけれども、こちらは公園・緑地の適切な活用に向けた指針では、各公園の機能、役割を整理するとともに、住区を単位としてバランスよく配置するとしております。先ほど申しましたように、ボール遊びができる公園、下連雀こでまり公園は東側、深大寺公園は西側、また、当該年度は上連雀くすのき公園ということで、連雀住区ということで予定していますので、今後引き続き、住区ごとに配慮できるような形でいきたいと思っております。
 続きまして、ボール遊びができる公園についての市民からの苦情ですけれども、おおむねネットの設置については好評いただいていますが、ネットを越えてボールが飛んでくるとか、ネットにお子さんがよじ登るという、そういう危険な行為があるということで、そういうことは苦情をいただいています。市としましては注意喚起をして、また、市のパトロールで回りながら声かけをしているところでございます。引き続き、そういう対応を行っていきたいと思っております。
 続きまして、夏場の熱中症対策ですが、市が管理している公園は約240カ所ありますけれども、水飲み場が約90カ所、また、トイレのみとか、散水栓で水が使える箇所を含めまして約140カ所あります。また木陰につきましては、小さい公園もありますので、高木がないようなところもありますので、低木でという空間だけの公園もありますので、ちょっと日陰がないというところもあるのが現状でございます。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  消防団員の確保についてでございます。質問委員さん、不足する団員の確保ということでおっしゃいましたが、現在ずっと定数204名を維持している状況でございます。ただ、任期の入れかえにつきましては、そのたびに団員の確保という面では、各地域によっては、人材に苦労するということは、状況は把握しているところでございます。行政が主体で人員を確保するということでなく、地域内で横連携により確保することに、現在努めているところでございます。
 また、予算の中で反映されているかということなんですが、そういった意味では出初め式、こちらのときのパンフレットの作成の中で、そういった啓発等をしているところがございますので、消耗品などに計上されているところでございます。
 それと、浸水ハザードマップの更新につきましては、昨年の台風第19号のこういった検証を踏まえまして、今回浸水エリアの表示も変わりましたので、場所によっては避難所としていたところが浸水エリア内にある場合は、そういった指定の変更をしていくとか、あと避難方向をある程度マップ上に表示をしていくとか、そういったようなことで工夫をしているところでございます。それと、自主防災組織の活躍の場ということでございますが、前回の台風第19号では、土曜日の夜間から日曜日の朝にかけてということで、一番態勢を強くするところでございましたので、こちらは市のほうでも市長指示のもとで、今回は行政、市のほうで全面的に避難所運営の対策ということで実際はさせていただきましたが、今後、もちろん今の実際の地域防災計画の中でも、コミセンの避難所の運営のかなめとしては、自主防災組織というのは盛り込み済みでございますので、状況によって、もちろん連携してやっていくというところでございます。
 八王子市のスマートフォンアプリの導入ということでございます。こちらのほうは先行市のそういった事例の効果性を確認しながら、今後研究を進めていきたいというふうに考えております。
 それと、避難所における感染防止ということでございます。もともともちろん避難所ということで、マスク、アルコール消毒液、それと保健所から配られています食中毒予防ハンドブック等の配備ということは一応今までも考えておりました。今回、コロナの対応ということで、そういったものもそちらのほうに回している状況でございます。今後、引き続き必要だということは考えております。
 それと芸術文化センターの受け入れ人数、対応可能日数でございますが、想定では約1,000人、対応可能日数としては3日間ということで想定をしております。外国人の対応につきましては、MISHOPと外国人の通訳応援協定を結んでいますので、そういった形で連携して対応していきたいというふうに考えております。
 それと、要配慮者の避難所への移動ということでございますが、こちらも再三質問等いただいておりますが、やはり地域内における共助の取り組み、こちらの強化、支援をしていきたいというふうな形で、町会・自治会、自主防災組織等踏まえて、地域の中でそういった形の共助の取り組みを進めていきたいというふうに考えております。そういったことを今後も、地域のミニ防災訓練や出前講座等で周知を図っていきたいというふうに考えております。
 最後に、地域防災計画の改定の中で、元気創造プラザの災害機能見直しですが、今後新たな指定公共施設と防災機能の再編、拡充等の中で機会を捉えまして、そういったものと中の調整をしながら、現行の機能転換マニュアルの見直しというのは今後も図っていきたいというふうに考えているところでございます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  御答弁のほど、どうもありがとうございました。大体聞いている限りでは、非常に細かい部分までケアされていらっしゃるなというところを確認できたところでございます。
 時間も限られているので少しだけ確認したいんですが、し尿投入施設のところで、場所について駐輪場近くというふうなことでございましたが、今後、庁舎の建てかえ等にもし着手するようなことが将来あった場合に、余り影響がないところにしたほうがいいかなと思うんですが、その点の御所見をお聞かせください。


◯生活環境部調整担当部長(岩崎好高君)  建てかえの予定というのがまだはっきりしてない部分もございますので、私どもといたしましては、なるべく地下に構造物をつくらないで、将来的に移設も可能なようなイメージを持って、設計等も進めていきたいというふうに考えてございます。
 以上です。


◯委員(池田有也君)  ありがとうございました。買い物環境の整備で、例えば京王ストアさんとかですと、京王ストアさんが車両を出して、買い物環境の困難なところに行くようなサービスもあるような話を聞いております。そういった事例についての検討はされておりますでしょうか。


◯市長(河村 孝君)  現在、これは本当に市民の皆さんと、まさに福祉施設と、それから商店街が連携して市はそんなにかかわってないんですけれども、住民協議会で大沢の地域でそういう事例もございますので、まさにそういうものをモデルにしながら、民民ではありますけれども、そういう買い物支援も考えられると思って、検討をするところでございます。


◯委員(池田有也君)  どうもありがとうございました。最後に駅前の喫煙所ですが、こちらにもぜひ早く対応してほしいという市民からの声は非常に多いので、ぜひ前倒しにできればと思いますが、先ほども御答弁ございましたので、御要望にとどめます。
 以上で終わります。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上で令和山桜会の質疑を一旦終了します。
 次に、自由民主クラブ。


◯委員(伊藤俊明君)  皆様こんにちは、お疲れさまでございます。自由民主クラブ、会派として最後の質問ですので、どうぞよろしくお願いいたします。議論も出尽くしの感がありますが、重複する点も多々あるかとは思いますが、改めて新鮮な気持ちで質問させていただきますので、御答弁のほどよろしくお願いいたします。
 施政方針84ページ、1、休日診療所・休日調剤薬局等の一体的整備についてお尋ねをいたします。今回の計画は、一体化整備を進めるまでの間、リース方式により暫定施設を整備するとされています。ここでいう一体化整備はどのような整備を想定しているのでしょうか。市庁舎の建てかえの中で行うものでしょうか、お聞きします。また、リース期間は6年となっていますが、リース期間終了後はどのようにされるのでしょうか、お聞きをいたします。
 続いて、施政方針86ページの6、受動喫煙防止に関する条例の制定に向けた取り組みと、施政方針88ページの12、公衆喫煙所の設置に向けた設計は、関連しますのでお尋ねをいたします。主な検討内容として、三鷹駅周辺などにおける喫煙禁止エリアの設定と、学校、児童福祉施設等に隣接する路上等において受動喫煙を創出させないよう配慮する等の努力義務の設定がされています。都内でも、受動喫煙防止に関する条例を整備している市区がありますが、条例制定の意義と基本的な項目について、また罰則・罰金は想定しているのでしょうか。現状の駅前デッキ喫煙所から、何かと事情があると聞いております緑の小ひろばへ移動するスケジュールについてお示しください。
 施政方針89ページ、1、し尿投入施設等の整備。軽量鉄骨の平屋建てで、施設面積は100から150平米程度とされています。これから基本設計を行うとのことですが、施設の建設経費についてはどの程度の経費を見込んでいるのでしょうか。また、週3日程度の搬入とのことですが、周辺近隣対策と搬入の経路はどのように想定されているのでしょうか、お尋ねをいたします。
 施政方針91ページの1、市内産農産物の活用促進に向けた取り組みについてお尋ねをいたします。市内産農産物の使用促進については、一般質問でも取り上げたところでございますが、大きな前進を期待しております。使用率の目標を30%としています。現在の協力農家だけではとても供給できない量ですが、野菜生産組合の全面的な協力も必要かと思います。30%の目標達成に向けた具体的な取り組み内容をお聞かせください。また、食材の配送が大きな課題でした。具体的な配送方法についてもお尋ねをいたします。
 施政方針93ページの3、農地の創出支援事業についてお尋ねをいたします。三鷹市の農業を守るためには絶対に必要な施策だと考えています。補助に上限金額はあるのでしょうか。現在の予算額は、何件程度を見込んだものなのでしょうか。当然ながらJAとの連携が必要ですが、農家への周知の方法についてもお聞かせください。
 施政方針98ページの1、交通安全施設の現況調査の実施についてお尋ねをいたします。主要幹線道路や交差点の安全対策は、三鷹市にとって重要な取り組みです。交通安全施設の設置状況や歩行環境等の点検・調査を行うとのことですが、どのような条件の道路を調査対象とするのでしょうか。また、都道についても調査の対象になるのでしょうか。整備は東京都になると思いますが、事前に認識を共有し、調査後の整備につなげることが重要です。東京都も共通認識を持っているのでしょうか、お聞きをいたします。
 施政方針101ページ、8、TSマーク附帯保険加入助成についてお尋ねをいたします。先ほど来、大変な議論が出たところですので、もう一定の答弁をいただいてはおりますが、一応都条例の一部改正を踏まえた対応だと考えますが、令和2年度から3年度の時限的な対応とした意図は何でしょうか。4年度以降は1,500円に戻すことを想定しているのでしょうか。また、TSマーク附帯保険は、対物補償はありませんと記載していますが、TSマーク附帯保険の加入にのみ助成を行う意義、目的をお聞かせください。
 施政方針101ページの9、みたかバスネットの抜本的な見直しについてお尋ねをいたします。コミュニティバスについては、これまでも継続的な見直しが行われてきましたが、抜本的な解決に至っていないという認識です。施政方針には見直しの考え方が4点示されていますが、これまでと大きく変更された点はないように見えます。三鷹台、大沢の両地区において、現状の課題と見直しの方向性についてお尋ねをいたします。また、利用料金の検討とは、料金の引き下げの検討という理解でよろしいのでしょうか。お聞きします。
 施政方針104ページ、1、用途地域等の見直しについてお尋ねをいたします。用途地域の見直しは将来に向けた三鷹のまちづくりの根幹をなすもので、今後の検討に注目しています。記載された三鷹台駅前周辺、東八道路沿道の2地区について、これから調査やワークショップを行うとのことですが、現時点で見直しの方向性をどのように捉えているのでしょうか、お尋ねをいたします。
 施政方針104ページの2、東京外郭環状道路整備に伴うまちづくりの推進。北野の里(仮称)については、一般質問でも取り上げましたが、いよいよ北野情報コーナー(仮称)の設置が予算計上されました。名称についてはもう少し工夫してほしいなという思いもしますが、情報コーナーの運営はどのように考えているのでしょうか。市の職員が常駐するのでしょうか、お聞きします。また、エリアマネジメントを含めた管理、運営の検討とありますが、エリアマネジメントとはどのようなイメージなのか、お尋ねをいたします。
 施政方針107ページの7、公園・緑地の適切な活用に向けた指針に基づく公園整備についてお尋ねをいたします。令和2年度は、上連雀くすのき児童遊園をボール遊びができる公園とするため、防球ネットフェンスの設置等の整備を行うとされています。ボール遊びができる公園の整備について、市内での配置のあり方など、今後の基本的な整備の考え方をお尋ねいたします。
 続いて、施政方針112ページの3、浸水ハザードマップの更新についてお尋ねをいたします。時間最大雨量の想定が大幅に引き上げられました。危険エリアがかなりふえたのではないかと思います。ハザードマップの周知と啓発の取り組みについてお聞かせください。
 施政方針112ページの4、防災行政無線の更新、防災行政無線のパンザマストの劣化度調査を行うとのことです。計画的な更新と難聴地域の解消に向けてとありますが、調査後の更新工事において、難聴地域の解消に向けてどのような対応を想定しているのでしょうか、お聞かせください。
 施政方針113ページの7、デジタル技術を活用した防災・減災対策モデル事業についてお尋ねをいたします。大沢地区を対象としてモデル事業を実施するとのことですが、水害対策をメーンにしたモデル事業だと思います。野川の水位計を設置するなどの実施内容が記載されていますが、野川の水位をリアルタイムでホームページにアップするなど、市民の皆さんへの情報提供はされるのでしょうか。また、事業の検証の先だとは思いますが、全市的な展開も考えているのでしょうか、お尋ねをいたします。
 最後に、施政方針113ページ、8、三鷹市地域防災計画の改定についてお尋ねをいたします。改定された東京都地域防災計画の反映と、市の防災都市づくり方針(仮称)の反映の視点が記載されています。東京都地域防災計画の反映の内容について、防災都市づくり方針における元気創造プラザの災害機能の見直しについて、現時点での方向性をお聞かせください。
 以上です。御答弁よろしくお願いします。


◯市長(河村 孝君)  まず私のほうから、主要な面について御答弁申し上げます。まず、休日診療所につきまして、一体的な整備というのは庁舎の建てかえと一体という意味なのかという御質問がございましたが、そうではなくて、ここに文面で書いてありますように、休日診療所、あるいは休日調剤薬局、あるいは休日歯科応急診療所等の、それが一体的に整備されるという意味でございまして、これは従前と変わらないと思っております。リースの期間が終わりましたらどうなるかということでございますが、その時点といいますか、直前にまた考えることになると思いますが、それまでに本格的なものがまた整備されるということであれば、そこに移行することになりますが、その終了の恐らく直前ぐらいでそのあたりがわかってくると思いますので、リースの延伸、あるいはリース後の買い取りということが出てくるかもしれないというふうに思っているところでございます。
 それから、続きまして、受動喫煙の防止に関する条例の関係で、罰則等のことがございましたが、これは先ほども申し上げましたとおり、基本的に罰則を設けて悪いことはないというふうに私は思っていますが、そのときの状況によると思います。早急につくったほうがいいということであれば、そこまで踏み込まないかもしれませんが、調整に結構時間がかかるという話を聞いておりますので、その辺はこれからの検討の中で絞り込んでいきたいというふうに考えているところでございます。
 続きまして、バスネットの関係で御質問がございました。抜本的な解決方法、100点満点の答えがなかなかバスネットに関してはないということは私も以前から経験しておりますが、せっかくつくっても利用者が少ない。アンケートによると、かなり乗るというふうに予測してつくるんですけれども、実際には年1回か2回ぐらいしか使わないということの事例が結構ありまして、さまざまな方法をやってみましたけれども、今現状のような形で市民の方に利用していただいているということでございますけれども、私はやっぱり根本的に、15分とか、20分程度を基準にするというのは、これはもう必須だというふうに思っています。それでお金をかけて、それも非常に福祉的な観点もございますので、利用を多くするには、お金をかけて本数をふやせばいいというのは、それは福祉の需要でもありますから、健康づくりとか、医療費の抑制とか、そういうことにつながれば、一定程度は許されるんではないかということは一方で思っていますが、やっぱり経費には可能限度がありますし、そういう調査結果を客観的につくっていくというのが難しい課題でもありますから、現行の予算の中で、プラスアルファは若干あるとしても、どういうふうにすれば工夫ができるのかということを追求してもらいたいなというふうに思っています。
 その中で、15分基準でやるとすると、ルートは小循環にならざるを得ない。そうすると、それは乗り継ぎをせざるを得ないのではないか。そのときどういうふうに利便性を確保して市民の方に乗っていただくかというようなこととか、そのためのミニバスターミナル的なものをどこに考えればいいのかとか、あと根本的な問題なんですけれども、今、バス協会のほうからは、シルバーパスについては補助金をもらいながら運営しているわけでありますけれども、バス協会のほうは、そういう新規ルートで料金設定をする場合には、シルバーパスは使えないという、そういう制約があるということも一方では言われておりますので、それなら100円バスということで、武蔵野のムーバス的なような展開を考えるのかどうかとか、あるいは、一部でいろいろな御意見もあるようですけれども、カードの仕組みで、マイナンバーカードと連動して使えるかどうかとか、さまざまなことを検討しながら前へ進んでいくしかない。その中のごく一部の部分を、検討の材料として新しく、先ほどから申し上げている三鷹台ルートとか、大沢のルートでどこまでできるか、実験的なことも含めて考えてみたいというふうに思っている次第でございます。
 私からは以上でございます。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  喫煙所についてです。現在の予算上のスケジュールでいいますと、令和2年度に喫煙所の設計を行いまして、令和3年度予算で工事費を計上させていただきたいと。そして令和3年7月くらいに新たな喫煙所ということで想定はしておりましたけれども、この間の予算の代表質疑ですとか、この予算審査特別委員会等の御意見等々も通じまして、議会からの強い御意見等々もあります。そういったことにも十分配慮させていただきながら、例えば、新設の工事について年度中の補正予算で前倒しをして予算計上する、あるいは、現在ある喫煙所の撤去、そして必要であれば仮設の喫煙所の設置等々について、例えば予備費を使わせていただくなどを含めまして、早期の対応といったことも、ある程度図る必要があるかもしれません。予算執行のプロセスの中で、適切に対応させていただければというふうに思っております。


◯生活環境部調整担当部長(岩崎好高君)  し尿投入施設のことでございますけれども、一応建設の経費についてでございますが、主なものといたしまして、投入施設の建設、それから緑化工事、搬入路の工事等がございます。設計にもよりますが、こちらとしては1億円を超えるのではないかと想定してございます。
 次に、近隣対策でございますが、特に脱臭装置を設置し、外ににおいが漏れないような対応をしていきたいというふうに考えております。さらに騒音・振動対策についてもしっかり対応いたします。また、周囲には植栽を行い、周りからはなるべく見えにくいような対応を考えてございます。また、市の周辺の方々には、工事説明会などで丁寧に説明を行ってまいります。そして経路につきましては、第二庁舎と第三庁舎の間のところから侵入しまして、雑木林の南側、駐輪場の北側を通ってし尿投入施設に入るルートを考えてございます。出庫する際にも、同様なルートで出ることを想定しています。また、市民センター内では、安全確保のため、作業員がある一定車両等を搬送するようなことを検討しております。
 以上です。


◯都市農業担当課長(塚本 亮君)  市内産農産物の活用促進に向けた取り組みについて回答いたします。まず、協力農家だけでは提供する農産物が足りないということで、まさしくそのとおりで、そのために農協が間に入って、協力農家以外の農家からも農産物を調達するというような仕組みを考えております。まず、この協力農家というのは、これまで学校と直接相対でやりとりをしていたというところで、それ以外の農家は直接やりとりはせず、特に搬送ができないという大きな理由もございましたので、今度その搬送について、農協がそれを担うことによって、協力農家以外の農家からも農産物を調達するというようなことで、そういうことで農産物をなるべく多くの方から調達するというようなことでございます。
 その搬送方法の具体的な取り組みでございますけれども、まず、協力農家以外の農家にも、学校がどのようなものを必要としているかというような情報提供をするとともに、実際の給食の開始をしたときは、学校からの発注を取りまとめて、そういう農家のほうに提供が可能かどうかというような確認、情報提供をして、その調整をするというようなことがございます。さらに今度、学校からの具体的な給食発注があったときには、それを取りまとめて各農家に確認をし、実際に給食を行うときには、それを各農家のところに農協が取りに行き、調達して、それを取りまとめて学校に配送するというようなことが配送業務となります。ただ、この配送業務、給食はどこの学校も、朝の早い時間帯の短時間に、搬入しなければいけないというルールがございまして、22校一遍にそれが動くとなるとかなりの忙しい時間帯でありますので、現在、農協のほうでは4チームを組んで4台の車を考えて、そういう配送に備えようというようなことで考えているということでございます。
 次に、創出事業でございますけれども、この創出事業、補助金の補助率については、東京都が2分の1、市と当該農家が2分の1というようなシステムになっております。当該年度は、予定件数は野崎のほうで1件という形になっておりまして、その周知方法ですけれども、ほかの東京都の補助金などとあわせまして、農協と協力して、そういうような要望のある農家に対して、情報を提供しているというようなことで取り組んでおります。
 以上です。


◯道路交通課長(池田啓起君)  交通安全施設の現況調査についてお答えいたします。調査では、園児等の園外での移動等も踏まえまして、交通安全施設の状況点検・調査、通行の安全性や快適を確保していくと。また、管理システムで、適切な管理を行っていくための基礎データを整理していくこと、そして、東京都への情報提供、また改善要望に向けた実態把握などを目的とした調査です。ですので、調査結果につきましては、東京都とも共有していきたいというふうに考えております。市内には約265キロ、都道では29キロの道路がありまして、今回は、そのうち交差点の80カ所の巻き込み部、そして主要幹線道路の30カ所を対象に、都道も含めまして調査を予定しております。交差点部では、施設の劣化や損傷等の確認であるとか、人だまり空間の有無、そしてその安全性など、主要幹線道路では、横断抑止の設置状況であるとか、歩車分離の可能性の検討、また沿道の敷地での歩道状空地等の状況などの調査を予定しているところです。
 私からは以上です。


◯都市交通担当課長(久保田実君)  TSマークの助成拡充について御質問をいただきました。自転車安全講習会の参加促進、また、自転車の点検整備の促進のために、まずは令和2年度から2年間、拡充を行いたいと考えております。令和4年度以降の助成額につきましては、今後、助成拡充の状況を分析しながら検討してまいりたいと考えているところでございます。
 また、TSマークにのみ助成する理由といたしましては、自転車の安全利用の推進には、交通安全ルールの周知やマナーの向上とともに、自転車自体の安全整備が必要だというふうに考えております。そのような自転車安全整備の促進を図る意味からも、TSマークについて助成を行いたいというふうに考えております。
 私からは以上です。


◯都市計画課長(田中元次君)  用途地域等の見直しについて御質問をいただきました。まず、三鷹台駅前周辺地区の用途地域等の変更ですけれども、今年度、まちづくりワークショップを2回予定しておりましたが、残念ながら1回はちょっと延期というような形になっております。ただ、1回目に18名の方の御参加をいただいて、駅前のにぎわいとなるまち並みについて議論をいただきました。これについては御意見いただいておりますので、市の内部で検討して、また皆さんのほうに返していきたいというふうに考えております。その上で、用途地域等の変更等も担っていきたいというふうに思います。
 また、東八道路延伸に伴う沿道用途の検討でございますけれども、こちらにつきましては、ただ単に東八道路沿道の用途地域を変更するというだけではなくて、例えば地区計画とか、特別用途地区ですとか、そういった都市計画制度を活用しながら、緑の創出や壁面の後退のイメージ、こういったものも地域の皆様と検討しながら、用途地域の変更等についてワークショップ等で検討していければというふうに考えておるところでございます。


◯まちづくり推進課長(山中俊介君)  外環の情報コーナーの運営主体と市職員が常駐するのかという件についてお答えいたします。北野の里(仮称)の整備や取り組みにつきましては、地域に根づいたものが望ましいと考えておりますので、まちづくりにかかわる団体での運営を想定しているところです。なお、その運営として軌道に乗るまでについては、市職員が適宜常駐するなど、まちづくりにかかわる団体を支援する形で考えております。
 次に、エリアマネジメントについての御質問をいただきました。三鷹市内では、これまでも地域住民などが主体的に地域にかかわるエリアマネジメントの取り組みを進めているところです。北野のふたかけ上部空間などの施設の完了後、適切かつ有効な運営や活用を行うことによって、地域のまちづくりは活性化するものと考えております。このため、施設整備の検討段階から、十分な組み立てを行っていきたいと考えております。
 以上です。


◯緑と公園課長(高橋靖和君)  私からは、ボール遊び等の公園整備において、今後の基本的な考え方ということでございますが、まずボール遊びができる公園として、市内1住区に最低1カ所設けるようなことで、バランスよく配置することを目標として整備していきます。また現在、公園の規模や機能、周辺環境の状況等について、整理、分類を行っております。今後は市民ニーズへの対応や、またボール遊びのできる公園も踏まえまして、また防災・減災などを踏まえた公園ごとの役割分担、また適切な管理活用等について、市民参画等を図りながら、具体的な現有化に向けた取り組みを進めていきたいと考えております。
 以上でございます。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  まず、浸水ハザードマップの更新についてでございます。今回、更新の内容が今までの想定雨量の1時間当たり114ミリから、想定最大降雨量が1時間当たり153ミリ、こちらに引き上げられました。総雨量につきましても、589ミリから690ミリへと引き上げられました。また、表示する浸水深、深さですね、こちらはマップ上では今まで20センチ以上のところから色がついてたんですが、今回の更新のものは10センチ以上という形で表示をしております。こういったことによりまして、現行のハザードマップで、マップ上、表示がついていなかったところ、かなりのところが浸水エリアというふうな形に想定されたものです。そういったことを踏まえまして、こちらのほうには、先ほども言いましたけど、来年度、早期の段階で準備をしまして、出水期の前、6月の第1週号の「広報みたか」の配布に合わせて、市内全戸配布を予定をしております。
 特にこちらから大きな会場での説明会ということは、今想定しておりませんが、皆さんそちらの状況を見ていただいて、日ごろからの大雨に対する備え、防災意識の向上を図る契機としていただきまして、御要望があれば、もちろん防災訓練や出前講座などで周知・啓発に努めていくというふうに考えているところでございます。
 それと防災無線のパンザマストにつきましてですが、こちらも実際の機器自体はアナログからデジタルに変えたということで更新しておりますが、パンザマストの支柱自体は実際建柱後38年、こちらは経過している状況でございます。国が作成しました減価償却期間というのが30年ということから鑑みますと、更新の必要な時期というのを迎えているというのが現状でございます。そこで来年度につきましては、劣化度調査を行いまして、工事の優先順位等の更新計画を策定しまして、令和3年度から年次計画により、順次更新工事に取り組みたいと考えております。また、現行のパンザマストですが、高さが14.7メートル、15メートル弱のもの、こちらのものにつきましては、その更新の工事の工法が可能な場所に限りますが、高さ20メートルのものに更新することで、スピーカーの位置が必然的に高くなりまして音声の届く範囲が広がる、こういったことで、難聴地域の解消に向けた効果が期待できるというふうに考えているところでございます。
 それと、デジタル技術を活用した防災・減災対策モデル事業でございます。実証実験の内容としましては、通信機能を備えた機器を設置しまして、クラウドシステム、こういったものを活用して情報収集を図るということです。あと、野川に水位計を設置する。それと土砂災害警戒区域の指定も受けましたので、急傾斜地の崩壊対策として、土砂災害警戒区域にセンサーつきの杭、こういったものも設置しまして、そういったものの情報を収集して、その一部をホームページ上で公開していこうというようなことを考えております。
 また、策定に取り組んでいます防災都市づくり方針とともに、実証実験の結果を踏まえまして、今後、他地区での展開についても検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。
 私からは以上です。


◯総務部長(伊藤幸寛君)  私からは、最後のお尋ねの地域防災計画の見直しの関係です。まず、東京都の反映という中では、この予算概要にも記載をしておりますけれども、東京都も地域防災計画の見直しを令和元年に行いまして、こうした中で、近年の地震の教訓を具体化する、これは、例えば非常用の電源設備でありますとか、あるいはブロック塀の対策の関係でありますとか、そうしたことを三鷹市におきましてもしっかり反映をしていきたい。また、都の計画の中では、公立学校の屋内体育施設の整備とか、空調整備とかも入っておりまして、そうしたものも東京都の計画との整合を図り、見直しを行っていきたいという視点が1つ。
 それから、元気創造プラザの災害機能の見直しということがありまして、この点につきましては、きょうの長い1日の頭で、赤松委員からも、避難所の関係としてはどうかというところで、市長からの御答弁の中でもしっかり議論をしていきたいということがありまして、こうした中で、元気創造プラザ・中央防災公園につきましては、市の災害対策本部機能という、災害対策の基本となるところではありますけれども、こうした機能分担、各防災機能の施設の機能分担、面的な整備のあり方、そうしたところも含めまして、しっかりゼロベースといいますか、ゼロから見直しをしっかり進めていきたいと、議論をしていきたいと考えているところでございます。


◯委員(伊藤俊明君)  御丁寧に本当に、皆さんも新鮮な気持ちで何かお答えいただいたというような形で、ありがとうございました。
 時間はないんですが1点、1点というか、休日診療ので、今これだけコロナとかはやってますよね。そういうのに備えて隔離室だとか、そういうことは考えているんでしょうか。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  感染者の感染症の対応の施設ということでの整備はどのようになっているかというお尋ねに回答させていただきます。今現在、基本プランを策定している段階ですので、詳細な内容はお伝えできないんですけれども、一応医師会の先生方との検討の中でも、設備的に陰圧室とか、そういったものまではちょっと暫定施設なんで難しいと思っていますが、幾つかの部屋を、動線を別に確保して、複数の感染症の方が来ても対応できるような部屋を何とか確保しようということで、今検討を進めておる最中です。
 以上です。


◯委員(伊藤俊明君)  はい、わかりました。皆さんにはしっかり御答弁いただきまして、また皆さんにはしっかりとこれに向かって取り組んでいただければということで、私の質問を終わります。


◯委員(宍戸治重君)  それでは、きょうの最後だね。端的に終わらせたいと思いますのでよろしくお願いします。
 まず、説明書243ページ、8、環境マネジメントシステム運用事業費ということで計上されておりますが、継続的に行われているものと思いますが、職員の日ごろの環境負荷低減、環境保全活動についての意識やその成果、そしてことしの目標についてお伺いをさせていただきたいと思います。
 続いて、概要の85ページ、がん検診の精度管理向上に向けた取り組みということで、そこに記載されているとおりでありますが、先ほどもお話がありましたが、5年間を過ぎるということで、国立がん研究センターでは、死亡率を下げるための大きな意味合いを持った検診であるという、また科学的根拠がある検診に取り組む必要があるということで指導があるわけですけど、そのことはがんの検診は早期発見につながる一方で、誤診断やエックス線での被曝の関係からがんの発症リスクが高まると、そういう問題もあるわけでございますが、そういう点について、6年目からのこれからの診療の検診のあり方について、または集団による検診では、税金が投入されることから、果たして集団で行われることがいいのかどうかということで、これからどう考えられるのか。その点についてお伺いをさせていただきたいと思います。
 それから、農業振興につきましては、大方どこの会派も質問がございました。私たちの農地は──昔から私も農地を守ろうという運動をしてまいりましたが、その中で、農地はいろいろな機能を持つ三鷹市の財産であり、資源であるということを申し上げてまいりました。そういう中で、これからはその財産や資源を活用していくことが必要だというふうに考えているところであります。また、新しく都市農業が認められたことによって、いろいろな面で、経済的にも補助金等についても、大変多くのものが支給されるようになっております。そういうような環境の中で、さらに三鷹市としても経済効果を上げるためにも、財政出動をお願いしたいところですが、無尽蔵に生産性を上げるというわけにはいきませんけれども、他の産業に負けないくらいの底力はあるものと思っております。今後の農業振興に対する考え方を市長に、また、今まで団体指導体制をとってまいりましたJAとの関係をどのようにつくっていくのかも、改めて再確認をさせていただきたいと思います。
 次に、商工費でありますけれども、説明の261ページ、15、中心市街地活性化事業費ということで、三鷹市では、TMOとして株式会社まちづくり三鷹が事業主体になっております。また、その株式会社まちづくり三鷹の仕事内容についても規定がされているところであります。今までを見ておりますと、なかなか市街地活性化エリア内での活動が果たしてよかったのかどうか。もっとしっかりと商店街の活性化や何かに取り組む、また、新しいまちづくりについて取り組んできてもよかったのではないのかなという思いでおります。また、株式会社まちづくり三鷹の経営状態について、これからどうしていくのかと。それについてもお尋ねをしてまいりたいと思います。
 日本国中のTMOといいますか、中心市街地活性化の施策をやっているところは、大方成功しているところはないように、物の本にも書いてある。その多くが、お金をかけ過ぎちゃって、もともといた人が元に戻れないということが1つの大きな課題だと。三鷹におきましても、某ビルのところにも、なかなか戻ってこれない、そんな現象があることも事実であります。そういう点から、商店街のさらなる活性化を求める、または市街地活性化に対して希望を持っている私からの質問でありますから、よろしくお願いします。
 それと土木費につきまして、みたかバスネット、その中で、既存のバス路線の重複を解消するというような項目がございます。実際にどういうことを想定しているのか。場合によれば、私は西のほうですから、三鷹市の施設が一番ない小金井境、交番もありません、あそこは。そういうところに小金井街道といいますか、連雀通りからICUを抜けてICUの裏門、それから、飛行場のほうへ抜けるようなルートができるとすれば、こんなすばらしいことはないなというふうに思っているところですが、そのことを聞くわけにもいきませんから、既存の路線バスとの重複を解消する方法をお聞きしたい。
 次に、三鷹駅南口中央通り東地区再開発事業についてでありますが、代表質疑でもお話をさせていただきましたが、何年先に実現するかは定かではありません。実現したときには、新しい再開発ビルの商店街では、最新の情報を元に、チェーン店や最先端の商店が立ち並ぶことになるという想定ができます。ここにも先ほども申し上げましたが、周りの商店街を食っていってしまったらどうするんだというような心配もしております。また、そこにできる新しいものと古いものとのアンバランス、どう解消していくのか。そして、再開発も、そのものだけではなくて、場合によると不動産業界では、三鷹の駅南口の何というんですかね、商店街のエリアは、さくら通りまでだとよく言われます。それから、南口は駅前じゃない、そのような評価も聞いているところでもあります。そういうことからすると、南口のエリアを広げるためにも、ぜひとも成功させていただきたいし、希望しているところでもあります。
 最近と申しますか、来年1月にはUR都市機構が施工するコモレ四谷がオープンします。また、南町田グランベリーパークがオープンします。そういうことも大いに参考になるのかなと。全く三鷹とは環境が違いますけど、果たして今の状況の中で、上に高くすればいいのかと。また、マンションでいいのかということも、考えなければいけないのかなという気がします。
 次に、1月にトヨタ自動車が富士山の麓に、実証実験として、AIや何かの最先端の技術を盛り込んだコネクテッド・シティをつくるということを表明しました。私たちは鉄腕アトムの持っていた時計が携帯になるのと一緒に、これが全て10年後完成するときに実現するかもしれません。そういうことを考えると、新しい都市計画づくりには、少なくとも実証実験で行われるようなものも、ある程度考えておかなければいけないのかなというふうに思っております。そういう思いから、市長は三鷹市の未来像、三鷹駅前地区の再開発の基本計画をどのように描いているのか、お伺いをしたいと思います。
 次に、これは単純な質問でありますけど、概要の113ページ、同僚からも質問がたくさん出ておりましたけれども、端的に申し上げますと、台風第19号から得られた教訓、または課題をどういうふうに捉えているのか。また、これからの計画の中にどう反映していくのか。また、そのときに大いに話題となりましたのが、避難勧告、避難指示という言葉に市民がなれていないと。そういうようなことがしっかりと理解されないと、幾らスピーカーでがなっても意味がありません。こういうことが理解できるようにすることが必要だと思いますが、どのように取り組んでいくのか。
 それと今ひとつ、三鷹市でも緊急用のと申しますか、発電機が地下にあります。そういうものがコミセンにはないかもしれませんけど、地下にあるということで、果たしていいのかどうか。そんなことが気になっているところですが、また携帯等の、今進んでいる時代でありますから、それを充電するものを、やはりどこかに設備しておかなければいけないと思いますが、いかがでしょうか。
 以上で質問を一旦終わります。よろしくお願いします。


◯委員長(土屋けんいち君)  委員の皆さんにお諮りいたします。本委員会の審査要領におきましては、会議は原則として午後5時までと確認していただいているところですが、しばらくの間会議を続けたいと思います。これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 それでは、答弁をお願いします。


◯市長(河村 孝君)  私のほうから逐次御答弁申し上げまして、その余は担当のほうから申し上げます。
 まず、農業振興についてということで、まさに宍戸委員さん、お若いころから農地のさまざまな可能性について私もいろいろ御意見をいただいてきました。その中で、多面的な性格といいますかね、農業の持つ緑地、それから災害のときの避難場所とか、もちろん生産物が都市農業として近隣で味わえる、そういう魅力。そしてまた、これは余り指摘されていないかもしれませんが、農業の文化といいますかね、持っている文化というのが、実は日々の生活だけではなくて、三鷹の魅力の1つである協働の問題、一緒に地域をつくり上げていく、そういう意識というのは、三鷹のさまざまな各地域にまさに浸透しておりまして、それが大きな三鷹の原動力になっているというふうに、基本的には認識しております。恐らくそこは、私も宍戸委員さんからいろいろ教わってきた身でございますから、そういう意味で共通項があるものだというふうに認識しております。
 今回、農産物の問題で力を入れていこうというふうに思ったのは、その発想のお題にして考えていくときに、やはり農家の方々が、農業が今、三鷹は若い世代がかなり戻ってきていらっしゃいますが、魅力のあるものとして、まさに農業の経営を通して、それなりの収益が上がっていく、安定して上がっていく、やっぱりそういうものにしていかないと、もちろん農家の方たちはしっかりと、まさに何ていいますかね、農地も通して、また、いろんな附帯的な事業を通して利益を上げていらっしゃるんですけれども、農業だけでもしっかりと利益が上がる、そういうものがあって初めて緑が守られる。畑の仕事を通して、農家の方はいつも言われますが、農産物の価格というのは全然上がっていないんだ。そういうことでありますけれども、先祖伝来の農地を守るために一生懸命働いていらっしゃるということでございますが、相続を通してどんどん減っていく。それを少しでも歯どめをかけるためには、農業が1つの産業として、御指摘のあったように、それなりのものがなければ、若い人も含めて、継続していかないのではないかという、そういう問題意識があったからであります。
 そのためには、やっぱり子どもたちにまず──もちろん御老人もいらっしゃいますけど、でもまず子どもたちに、三鷹の農地ででき上がったものを味わってもらう、そういうものを舌を通して、まさに肌感覚で農業が近くであることがすごく幸せだなという、三鷹の魅力を発信していきたいというふうに思ったからでございます。特定生産緑地の登録が今、盛んに行われていますが、やっぱり三鷹の中で愛される農地であり続けるためには、その近辺にいる方も、それから働いている方も誇りに思えるような、そういう仕組みにしていきたいということでございまして、学校給食の自給率を上げるというのはその第一歩でありまして、30%というのは通過点であるというふうに私は思っています。
 それから、商工費の関係で、中心市街地の活性化の問題、TMOの問題がございました。まち鷹の問題について申し上げますと、今後、まちづくり三鷹というのが、事業承継も含めまして、今、商工会等で問題になっていることを含めて、一定の役割が担える存在になってもらいたいというふうに思っていますので、そのように考えております。駅前の再開発でも一定の役割を果たしていきますし、まさに三鷹の産業の中で、なくてはならない存在として位置づけているところでございます。
 続きまして、コミュニティバスの関係で、もちろん路線バスとの重複を避けながら、どういうルートが可能かというのは、まさにこれからの議論でございますが、しっかりとルートのイメージをつくっていかなければ話が先に進みませんから、ただ1つのルートで全部を解決しようとすると、無理がやっぱりあったんだと思います。だから、利用者の方にとって、三鷹市内狭いですからね、どうしても乗り継ぎをしたくないという気持ちはわかりますけれども、諸外国の例を見ても、成功しているところは全部乗り継ぎの空間がしっかり整備されていて、手間がかかって、時間がかかって、また待たされるというふうな、そういうふうにしないための仕組みづくりをしっかりと考えていかなければいけないと思っていますので、ここは知恵の出しどころだというふうに思っているところでございます。
 駅前の再開発のイメージですけれども、まさに自民クラブの会派の皆さんのほうから一般質問でもございましたが、SDGs未来都市みたいな、そういうことを私としては考えています。まさに三鷹というのは下水道100%と言われて、そこが一種のDNAだというふうに言っていますが、それは今のこの時代で言えば、環境都市なんですよ。環境都市の一番の先陣を、まさに環境衛生都市として下水道100%を真っ先に達成した三鷹市としては、やはりSDGsで言われている、環境の問題だけじゃありませんけれども、基本構想で掲げている平和、人権、自治ですね、その問題もそうですが、まさにそういうテーマについて最先端でやってきた三鷹市としては、そういうもののモデル都市といいますか、ショーウインドーとしての駅前再開発というふうなことを考えていきたいというふうに思っているところでございます。
 私も質問委員さんと同じように、さくら通りまでが商業地域として考えられるところだというふうに、民間の人から言われたことがあります。あるいは、現在の再開発のところでも、3階以上は商業は来ないよということを言われたこともあります。そんなことは全くないというふうに思っていますが、ただその問題と、マンション等の住宅地の問題というのは、やはり三鷹市の地域としての特性からいうと、避けられない状況でもあると思いますし、一番安定した、そういう意味では、再開発の関係者からすれば、マンションにすれば絶対に三鷹は売れるということも、またこれも言われているわけであります。そういう中で、どういうものを選んでいくのかというのは、やはり複合的にならざるを得ない。マンション等の住宅の人たちは、当然商店街等にお店ができれば、そこでお客様になるわけなんで、どういうお客さんを今回のマンションで想定していくのかということも含めて、しっかりと調整してまいりたいというふうに思っています。
 それから、そういう意味で、高くすればいいのか、マンションでいいのかということについては、やっぱり今現在の地権者の人たちに対して、もちろんオフィスでもいいよと思っている人もいるかもしれませんが、基本的にそれで、じゃあ企業が来なかったらどうするんだということについて、我々が責任を持つのか、そこの部分についてリスクを負うのか。そういう決意があれば別ですけれども、実際にそういうビルをつくって、誰も来ない、企業が来ないときのリスクを負えないんだとすれば、それは民民で判断してもらって、それぞれが、地権者の人も市民の人も我々もウイン・ウインになる関係を追求すべきではないかと、そういうふうに考えているわけでございます。
 周りの商店街の関係というのは、これはもう既に中央通りの若手の商店主だけではなくて、やっぱり子どもの森(仮称)に合わせた、商店街がどういうふうにやるべきかということも、既に勉強会をいろいろ始めています。ですから、我々はそれを今度は支援していく側として、ここだけで終わらせない。再開発地域だけが完結すればいい、そういう普通の都心のほうで開発されているような再開発にはしたくないんです。これが起爆剤になる。17ヘクタールの再開発地域全体の起爆剤になると同時に、三鷹市全体の起爆剤になっていく。そういうことを考えていかなければいけない。だからこそ、私は再開発が、まず第一歩であるというふうに申し上げていますけれども、そこから始めたいというふうに考えている次第でございます。
 以上、とりあえずよろしくお願いします。


◯環境政策課長(井上 仁君)  環境マネジメントシステムの関係で、三鷹市は令和元年12月より、国際的な環境マネジメントシステムから、市独自の環境マネジメントシステム(みたかE−Smart)というものに移行しています。こちら、大きく変わったところというのは、職員の成果を日常業務と一体化するような形で、日ごろの業務の中から環境について考えていくというようなことをやっていただいています。例えば、紙で保管しているものをデータ化して情報を整理することで、物を消費しないようにするとか、そのような形でやっております。また、目標につきましては、各課において目標を設定しておりまして、先ほど市長も言いましたが、SDGsの視点を持って目標を設定する、各職場における職員の意識を向上するために、それぞれ目標を設定してもらっています。2月ですと、省エネルギーに対する取り組みなどを目標に設定しているところが多くございました。
 私からは以上になります。


◯健康福祉部保健医療担当部長(齋藤浩司君)  がん検診全般につきましてお答えさせていただきます。委員御指摘のとおり、がん検診にはメリット・デメリットがございます。一応今、市町村が行うがん検診につきましては、国の定めるガイドラインに基づく5がん検診ですね、乳がん、子宮がん、大腸がん、胃がん、肺がんと、こういった5がん検診を中心に実施をしておりますけれども、これはあくまで死亡率を下げるという、国が定めたガイドラインに沿った検診を行っているものでございます。当然検診にはメリット・デメリット、委員御指摘のようにございますけれども、こういったものも地元の三鷹の医師会とあり方検討委員会も通じまして、これからも検討してまいります。また、委員の先ほどの発言の中で、集団検診のデメリット等もありましたけれども、今、三鷹市では集団検診、胃がんのエックス線検査だけ、まだ集団検診が残っておりますけれども、こちらのほうも国のガイドライン、まだ今、継続して載っているということで継続はしておりますけれども、この辺のどこまでこれを続けるかというようなことにつきましても、今後、あり方検討委員会等も通じて議論していきたいというふうに考えております。
 私からは以上です。


◯総務部危機管理担当部長(田中二郎君)  地域防災計画の改定の教訓、課題、どのように精査し、対策するかということでございます。総括的な御質問でございましたが、今回の令和2年度の予算の消防費の関係、それと予算概要に載せているような部分というのは、まさにほとんどのものが令和元年の台風第19号、こちらの教訓を踏まえて対策をとっているというような形で載せているものが主なものでございます。その中で、災害発生パターンに応じた対策等取り入れながら、市民感覚、こちらも重視して、実現可能な対策などに抜本的な再検証を行っていくということを考えております。地域防災計画の改定と同時に、事業継続計画の震災編、こちらのほうの改定も行うこととしておりますので、さらなる危機管理体制の強化に向けた取り組みを進めていきたいというふうに考えているところでございます。


◯委員(宍戸治重君)  もう再質問の時間もありませんからこれで終わりたいと思いますが、しっかりとことしも取り組んでいただきますようにお願いいたします。ありがとうございました。


◯委員長(土屋けんいち君)  以上で自由民主クラブの質疑を一旦終了します。
 以上で第4款 衛生費から第9款 消防費に対する質疑を一旦終了いたします。
 本日の予算審査特別委員会はこれをもって散会いたします。なお、次回は3月16日、午前9時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。
 本日はお疲れさまでした。
                  午後5時01分 散会