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2020/12/14 令和2年調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会本文

                  午後1時28分 開議
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、ただいまから調布飛行場周辺利用及び安全対策特別委員会を開きます。
 初めに休憩を取って、本日の流れを確認いたしたいと思います。
 休憩いたします。
                  午後1時28分 休憩


                  午後1時29分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  委員会を再開いたします。
 本日の流れにつきましては、1、協議事項及び行政報告、2、議会閉会中継続審査申出について、3、次回委員会の日程について、4、その他ということで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、そのように確認いたします。
 市側が入室するまで休憩いたします。
                  午後1時29分 休憩


                  午後1時31分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
 協議事項及び行政報告、本件を議題といたします。
 本件に対する市側の説明を求めます。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  皆さん、こんにちは。それでは、私のほうから総括的な説明をさせていただきます。資料のかがみ文を御覧ください。
 1件目は、協議事項となります。東京都港湾局長から、10月29日付で新たな機種の調布飛行場の使用についての協議がございました。本件は、東京都調布離着陸場の整備及び管理運営に関する覚書に基づきまして、新たな機種の使用について協議がなされているものです。この後、企画経営課長から詳細を御説明いたしますけれども、本日御協議の上、結論をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 2点目は、調布飛行場誘導路整備工事についての御報告となります。平成27年に発生した自家用機墜落事故後の安全対策の強化として、調布飛行場の滑走路を最大限活用するための改良工事を実施していましたが、10月末に工事が完了いたしましたので、御報告をさせていただきます。
 引き続き、企画経営課長から詳細を御説明させていただきます。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  それでは、お手元の資料に沿って御説明をさせていただきます。1点目は、先ほど企画部長から御説明がありましたとおり協議事項となります。資料1の1ページを御覧ください。調布飛行場では、地元3市との覚書に基づき、従来は飛行していなかった新しい機種の航空機が調布飛行場を使用する際には、地元3市の協議を行うこととなっております。いわゆる新機種協議と呼ばれている手続ですけれども、今回は1機種が協議に付されております。
 対象機種は、レオナルド式AW189型、申請者は東京消防庁で、使用目的は災害訓練と消防業務に関することになります。既に登録済みである機体、東京消防庁2号機ひばりの退役に伴い、更新機体として登録したいという申請でございます。
 2ページを御覧ください。こちらが機体の申請書となっております。資料の上から主な事項について御説明いたします。まず、項目の3、航空機登録番号(定置場)ですけれども、立川飛行場及び東京ヘリポートとなっております。
 次に、項目の4、騒音値についてです。左側、上空通過時の基準値は94.34デシベル以下ですけれども、申請値は95.2デシベルとなっており、基準値を0.86デシベル超えておりますけれども、航空法施行規則では、1つの騒音値が基準を超過している場合でも、進入時、離陸時との騒音申請値の合計が基準値の合計を超えない場合等は基準に適合するとみなされるため、基準に適合するものと都に確認しております。
 また、項目6、換算単車輪荷重についても、東京都営空港条例第5条の基準にある2,900キログラムを超過しておりますが、例外規定として空港施設の状況、使用頻度等を考慮し、空港施設が当該航空機の安全な離着陸に耐え得るかどうかを確認した上で、制限重量を超過した航空機の使用を許可することができるものとなっております。今回の申請機体は、東京消防庁の機体で、事故、災害等の捜索救難に使われる機体であり、臨時的な使用に限られるため、使用頻度は低いと判断できることから、許可を考えているとのことです。なお、実績としまして、平成30年度に当該機体と同じ換算単車輪荷重の機体が1回、より重い機体が1回、それぞれ捜索救難のため調布飛行場を使用しておりますが、特に滑走路には問題はなかったとのことです。
 最後に、項目9、今後の飛来回数(予定)です。項目10の飛来目的にあるとおり、災害訓練や消防活動となりますので、現時点で飛来の予定はないとのことです。
 新機種の説明は以上となります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
 続きまして、2点目は、調布飛行場誘導路整備工事についてです。資料2を御覧ください。先ほど部長からも説明がありましたとおり、平成27年7月の小型航空機墜落事故を受けまして、これまで東京都では、より一層の管理運営の厳格化や安全対策の強化を図ってきました。本改良工事は安全対策の強化の1つとして、滑走路長を最大限活用するため等に実施したものでございます。
 1つ目の四角を御覧ください。ダイヤの印です。令和2年8月にお伝えしたとおり、新型コロナウイルス感染症の影響で、工事期間が当初の予定よりも延伸されておりますが、現場作業は令和2年10月31日に終了いたしていまして、航空局の検査が11月10日に終了しております。
 なお、この2つ目のダイヤの印のところで、延伸後の工事期間が令和3年2月20日までとなっておりますが、これは完了検査後に必要な供用開始の手続を含めた日程となっているためでございます。現在の予定では、所定の手続は、令和3年2月25日に終了し、当日から供用開始となる予定というふうに聞いております。
 3つ目のダイヤの印のところで、整備の概要を御覧ください。本工事により改良した点は2点でございます。1点目は、まる1にありますとおり、滑走路を最大限利用するため、滑走路へアプローチする取付誘導道路の付け替えとなります。調布飛行場では、これまで滑走路の末端部分に取付誘導路が直角に接続していたことにより、滑走路長が最大限利用できませんでしたが、写真の赤い四角部分の過走帯に取付誘導路を付け替えることで、滑走路長を最大限利用することができるようになります。本改良工事により、操縦士の判断にも余裕が生まれるため、安全対策の向上に寄与するものと考えております。
 次に、工事の2点目につきまして、まる2のとおり、滑走路端安全区域、いわゆるRESAと呼ばれる部分の拡幅です。写真の黄色い部分になります。資料の黄色部分になります。調布飛行場には、万が一、航空機がオーバーランした場合に備え、赤い部分の過走帯の延長上にこのRESA、安全区域を60メートルほど設置しておりましたが、平成25年の航空法の規定整備によりまして、この基準の改定に伴い、90メートル以上のRESA、安全区域を設けることが必要となったことから、安全対策の強化の一環として拡張整備をしたものでございます。
 私からの報告は以上でございます。


◯委員長(高谷真一朗君)  ありがとうございました。市側の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。


◯委員(伊東光則君)  新しいヘリコプターということなんですが、事故とか起きるのは、飛行機に不具合がある場合はもちろんそうでしょうけど、操縦される方の技量というか、人の操作がやっぱり大きな原因になるのかなと思うんですが、今回の場合、常時来ない消防庁のヘリコプターということですが、実際に災害があったときとか、訓練のときにだけ飛んでくるのではなくて、できたら普通の下見じゃないんですけど、練習というか、パイロットの方、何人もいらっしゃるかなとは思うんですが、そういう方が何回かは練習のためというか──練習飛行というのは禁止されていますけども、訓練のために飛来してもらったりすることは必要じゃないかなと思いますが、本番で緊張感のある中で飛来するというのは、やはりそれだけ緊張感があるのかなと思いますので、その辺はどうなっているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  消防庁のほうが、このヘリコプター、訓練を含めてどういうふうな運用をするのかという細かいところまで我々も今熟知しているわけではございません。ただ、そういう御意見があったということは、港湾局のほうに私どものほうで伝えさせていただければと思います。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。ぜひ運用のほうも、安全になるようにしていただければなと思います。
 もう一つ、滑走路のほうを質問させていただきます。今回、滑走路の前後というか、端と端を拡充したというか、整備されたということなんですが、その分、特に北側は民家のほうに近づくのかなというふうに思います。飛行場の北側のほうに民家がありますが、飛び立つ瞬間というか、着陸するところも、要するに民家に近づくわけですから、上空を今までよりも低い高度で飛び立つのかなと考えられるんですけど、その辺の配慮というか、地域への説明というのはどうなっているんでしょうか。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  今回の工事なんですけども、あくまでも今ある過走帯のところに取付誘導路を付け替えるということは、出発のとき、離陸の際に800メートルある滑走路の端部のところからスタートできるような取付誘導路の工事ですので、着陸の際は通常の着陸態勢と一緒。なので、離陸の際に、その800メートルの滑走路長を最大限活用できるように、かつ操縦士の方の余裕も、その滑走路長を最大限使えることによる安全性能の向上ということが狙いとなっておりますので、騒音に関しては離陸の際の騒音値というものは変わりませんので、特に周辺への騒音の影響というのは変わらないものなのかなというふうに考えております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございます。ただ、この工事をされたということで、地域への説明、特に近隣の、飛行機が飛ぶ下にいる方たちへの説明というのは、何かされたんでしょうか。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  今回、資料でお付けさせていただいていますのは工事の延伸のお知らせですけれども、工事に入る際の工事に関するお知らせということですが、この工事の内容についての記載は特に変更ないかと思いますので。
 あくまでも、今回の資料は工事の延伸のお知らせで、もともとあった工期が2月まで延びますよということのお知らせなので、この前の工事のお知らせの段階で、工事の概要、滑走路へのアプローチの動線を改善しますとか、そういうことに対しての説明は既に近隣にされているというふうに認識しております。


◯委員(伊東光則君)  ありがとうございました。延伸したというのは、あくまでも飛行機の安全に気を遣って延伸したということだと思います。ぜひ、それだけで油断しないで、安全な運航にもっと努めていただければと思います。ありがとうございました。


◯委員長(高谷真一朗君)  他にございますか。


◯委員(岩見大三君)  新機種ということで、念のためちょっと聞いておきたいんですけど、こういう機種というのはどのぐらいの費用がかかって、また、災害時というのは、どういう災害時に活用するという想定をされているか、分かる範囲で教えていただければと思います。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  購入費用というようなことでしょうか。
                 (「はい」と呼ぶ者あり)
 東京都の財務局の予算上の資料を見ますと、平成31年度の見積りで事業費23億円というような記載がございます。これは航空機単体の費用かどうかちょっと分かりませんけれども、東京都の予算ベースではそういうふうな記載があったということです。
 あと、どのような緊急的なときにということなんですけれども、それは捜索救難、それから、もう一つが訓練ですので、捜索救難のときにどういう形で出るかというのは、ちょっと消防庁のところでどういう指令を受けて飛び立つかというところもありますので、そこは一概にはなかなか答えにくいなというところがあります。


◯委員長(高谷真一朗君)  よろしいですか。ほかにございますでしょうか。


◯委員(嶋崎英治君)  レオナルドAW189型について幾つかお伺いしたいと思います。メーカーはどこなのかということと、所有権は消防庁なのか、それともリースとか、そういうのがあってなのか。それから、もう一つ、進入時に99.1デシベルとなっていますよね。よく、こういう騒音というか、爆音のときに、交差点でのわあっという音だよとか、そういう例が引かれるんですけど、この99.1デシベルというのはどのような程度の音なんでしょうか。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  幾つか御質問いただきましたので、まずメーカーですけれども、これはイタリアの企業のアグスタウエストランド社というところが生産しているヘリコプターでございます。あと、所有者の御質問をいただきまして、所有者が東京消防庁なんですけれども、今回、使用者というのが、ここに記載しております東京消防庁のこの装備部航空隊というのが使用者で、所有者は本庁の東京消防庁というような形になってございます。
 あと、すみません、騒音のこの99.1デシベルがどのぐらいの音量かというのは、ちょっとなかなか表現がしにくいところでございまして、どのくらいの騒音なのかというのはちょっと調べたいと思いますが、基準値以内ということで御容赦いただければと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  音については後で結構ですから、例えばこんな音だよというふうに教えてくれると理解が深まりますので。


◯企画部長・市制施行70周年記念事業担当部長(土屋 宏君)  すみません、同じ音がどのぐらいかって言われても、多分なかなか表現し難いんじゃないかと思うので、ちょっと例えばということで、調べられる範囲で、もし分かったら、後ほど情報提供させていただくということで御理解いただきたいと思います。


◯委員(嶋崎英治君)  結構です。それでお願いします。
 それで、イタリア製ということですよね。メモしそびれたので、購入時のお金が幾らだったかということをもう一度ちょっと。


◯企画経営課長(齊藤大輔君)  平成31年度の東京都の財務局の見積り段階では、事業費として23億円という表記があったというようなことでございます。


◯委員(嶋崎英治君)  終わります。


◯委員長(高谷真一朗君)  次の方、ございませんか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上で協議事項及び行政報告に対する質疑を終了します。
 休憩いたします。
                  午後1時50分 休憩


                  午後1時51分 再開
◯委員長(高谷真一朗君)  それでは、委員会を再開いたします。
 ただいまより、協議事項についてお諮りいたします。
 協議事項、新たな機種の調布飛行場の使用について、本件につきましては、委員の皆様から出されました意見を付して、おおむね了承ということで報告することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 続けます。議会閉会中継続審査の申出について、本件を議題といたします。
 調布飛行場周辺の利用及び安全について積極的な対策を講ずること、本件については引き続き調査を行っていくということで、議会閉会中の継続審査を申し出ることにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
 次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程については、次回定例会会期中とし、その間必要があれば正副委員長に御一任いただくことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 その他、何かございますか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、特にないようですので、本日はこれをもって散会いたします。ありがとうございました。
                  午後1時52分 散会