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2019/06/21 令和元年度補正予算審査特別委員会本文

                  午前9時29分 開議
◯委員長(後藤貴光君)  おはようございます。ただいまから、令和元年度補正予算審査特別委員会を開きます。
 初めに、休憩をとって附帯意見について確認いたしたいと思います。
 それでは、休憩いたします。
                  午前9時29分 休憩


                  午前9時35分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 附帯意見の取り扱いにつきましては、お手元に配付したとおりといたしたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと確認いたします。
 それでは、休憩いたします。
                  午前9時35分 休憩


                  午後3時45分 再開
◯委員長(後藤貴光君)  委員会を再開いたします。
 それでは、附帯意見につきましては、これを付したいという意見がありまして、協議をした結果、附帯意見の取り扱いにつきましては、お手元に御配付のとおりといたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと確認をいたしました。
 続いて、議案の取り扱いに入りたいと思います。議案の取り扱いにつきましては質疑を終了いたしまして、直ちに討論・採決に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、議案第13号 令和元年度三鷹市一般会計補正予算(第1号)について、本件を議題といたします。
 これより討論に入ります。


◯委員(谷口敏也君)  それでは、三鷹民主緑風会を代表して討論いたします。
 今回の補正予算の考え方について、河村市長は、ことしの三鷹市議会第1回定例会において市議会で可決した平成31年度の予算が通年予算だったため、市議会の意見を尊重し、補正予算については必要最小限度にとどめたとのことでした。
 しかしながら、この補正予算案では、最重要課題とも言える市庁舎等の建てかえについて我々市議会が可決した市庁舎・議場棟等建替え基本構想関係費192万7,000円と市庁舎・議場棟等建替え基本計画策定関係費1,703万1,000円の減額補正が計上されており、そのかわりとして市庁舎等の劣化診断費として4,341万3,000円が計上されています。
 そもそも我々三鷹民主緑風会は、市庁舎等の建てかえについて、これまで市議会特別委員会の場だけではなく、幾度となく清原前市長や担当職員とも話し合いを重ねてきました。
 確かに耐震強度のIs値は0.6以上と、大規模な地震が襲っても市庁舎は倒壊しないであろうとの予測ですが、今のままでは市役所としての業務が行えなくなる可能性は大きく、劣化したコンクリートの剥離や電気・ガス・上下水道等の配管が破損することが予想されます。このことは、劣化診断をするまでもなく、明らかであるとの判断でした。
 そして、その不安を取り除くためには、大規模な改修工事が必要であり、それには仮庁舎を建設し、移転し、大規模改修工事を行った後にまた戻ると、仮庁舎の建設費だけではなく2度の移転費用も必要となります。また、そうした大規模改修を行ったとしても、20年、30年後には建てかえざるを得ない。そうであれば、敷地内のあいている部分に新しい市庁舎を建設し、一度の移転で業務が再開できれば、費用の面でも耐用年数を考えても、そのほうが得策であろうとの考え方から、市庁舎等の建てかえについて賛成を表明してきた次第です。
 また、よりスムーズな建てかえのためには、三鷹郵便局との連携も、敷地内の空きスペースの確保という観点から得策だと考えました。
 この市庁舎等の建てかえに賛成するということは、我々自身の市議会議員選挙にも、不利な状況だということを承知の上で、覚悟を決めて臨みました。支援者に対しても市庁舎建てかえの必要性を説明し、理解を求めてきました。多くの方々からは理解を得られましたが、そうでない方もいらっしゃいました。まさに十数年前に外郭環状道路についての住民投票の実施を、選挙の争点にされた時と同じ状況のように感じながらの選挙戦でした。
 また、河村市長が言う「市議会の議決を尊重し、補正予算を組んだ」と言うのであれば、市庁舎・議場棟等建替え基本構想関係費と基本計画策定関係費を減額することなく、イレギュラーではありますが、未執行のまま実施しない方法もあるはずです。そこをあえて減額すると言うことは、市議会の議決を重く受けとめているとは言えません。そうしたことを踏まえますと今回の補正予算にある市庁舎・議場棟等建替え基本構想策定関係費及び基本計画策定関係費の減額補正は、我々が年月をかけて議論をし、判断・決断した、市庁舎等の建てかえについて否定するものであり、我々としては看過できるものではありません。
 よって、我々民主緑風会は本補正予算案に反対いたします。


◯委員(土屋けんいち君)  令和元年度一般会計補正予算について、三鷹市議会令和山桜会を代表して討論いたします。
 本年4月の市長選挙に当選された河村新市長のもとで「令和」新時代の三鷹のまちづくりがスタートしました。今回の補正予算では、前市長のもとで組まれた通年予算を基礎に、5つの考え方を示した上で「市民や議会の皆様の御理解と御協力をいただきながら、段階的に取り組みを進めていく」として必要最小限の計上とされております。
 令和元年度は、これからの4年間において、活きいきとした三鷹の未来、「明日のまち・三鷹」の実現をさらに前進させていくとされたリスタートの年度です。また、第4次三鷹市基本計画第2次改定の年度です。
 第4次三鷹市基本計画の第2次改定に当たっては、議会に対して説明や手続を丁寧にするよう努めること。市庁舎等の建てかえ再調整に当たっては、日本郵便との協定も含めたあらゆる可能性を検討すること。三鷹駅南口中央通り東地区再開発の推進に当たっては地権者を初め、多岐にわたる利害関係者との調整、地域住民への丁寧な説明に努め、施設の老朽化という問題がありながら長年にわたり膠着状態が続いてきたこの課題に対してスピード感を持って対応すること。
 以上の点を踏まえ、これまでの高環境・高福祉の取り組みの上にオール三鷹のまちづくりを推進し、引き続き行財政改革を進め、市民の命と暮らしを守る市政運営に努めていただくことを申し添え、賛成討論といたします。


◯委員(伊沢けい子さん)  議案第13号 令和元年度三鷹市一般会計補正予算について、討論をいたします。
 前市長のもとで進められてきた市庁舎・議場棟等の建てかえについて、今回の補正予算の中で本年9月にも策定しようとしていた基本構想及びその後の基本計画に関する当初予算1,895万8,000円を全額削ったことについては、評価をいたします。しかし、令和2年(2020年度)までを含めると1,496万円の予算をかけて民間活力を導入したPFI方式などによる事業手法の検討を行うとしています。市庁舎・議場棟、公会堂ともに平成23年(2011年)度までに耐震補強工事を行い、耐震基準Is値0.6以上をクリアしており、建てかえそのものを凍結・白紙撤回しようとしない河村市長の姿勢には賛同できません。また、ことし3月22日に三鷹市が日本郵便株式会社と締結した市庁舎・議場棟等の建てかえについて連携協力するとした協定も破棄するべきです。
 三鷹中央防災公園・元気創造プラザは、オープンした平成29年度には約1,000件、平成30年度には約450件の市民からの意見や要望、苦情があり、施設が「使いにくい」、「今までと同じことができない」などの声が私どもにも寄せられています。市民からの意見を広く聴取して事業を進めたのでなく、国の補助金交付事業であった防災公園として、三鷹市がURに丸投げして土地買収、設計、建設を行った帰結であることを反省するべきです。また、4階の生涯学習センターは下連雀六丁目にあった社会教育会館が廃止され、部屋が有料化されたことによって利用率が28%にとどまり、社会教育会館の利用率56%の半分に減っています。年間350万円余りの使用料収入しか見込めず、利用率が半減しているのならば、部屋を無料化して市民が誰でも使えるようにするよう求めます。
 三鷹駅南口中央通り東地区再開発は、三鷹市とURが連携して再開発を行うとしていますが、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの問題を反省しなければ、同じ失敗を繰り返すことになることを指摘いたします。
 三小学童保育所の待機児童解消のために四中の空き教室を利用した分室をつくって対応したことは評価をいたします。しかし、四小の待機児は現在26人、市内全体で59人となっています。空き教室など公共施設を利用した待機児解消を早急に進めていくことを求めます。
 下連雀六丁目の社会教育会館跡地の売却については、市民から北側のひまわり児童遊園部分を公園として残し、桜の2本の大木も残してほしいとの要望を聞いています。三鷹中央防災公園・元気創造プラザの市債返還のために1億6,500万円で土地を売却することによって、市民の憩いの場が失われることになることから売却に反対します。
 どんぐり山は、市立特養だからこそ低所得者対策になり、市民のセーフティーネットとして機能します。増加する市民のニーズに応えるため、他の目的に転用するのではなく、市立特養として存続すること、市民から広く意見聴取を行うことを求めます。
 最後に、幼児教育・保育の無償化、プレミアム付商品券は、消費税をことし10月から10%に引き上げようとする政府の方針に伴って出された施策です。しかし、プレミアム付商品券はことし限りの制度であり、地域の消費の喚起や10%引き上げへの影響の緩和とならないことは明白です。また、幼児教育・保育の無償化は、三鷹市にとっては、令和2年度からは市区町村の負担4分の1となることから、市財政に影響が出ることが考えられます。消費を活性化させ、子育て世代、非課税世帯への生活支援を真に行うのであれば、消費税を10%に上げるのではなく、消費税を廃止することが最も有効な景気対策であり、生活支援となります。消費税10%化へのごまかし施策であるプレミアム付商品券、幼児教育・保育の無償化を認めることは消費税増税を認めることになり、消費税そのものに反対している会派として容認できません。本来、幼児教育・保育の無償化を行うならば、所得税及び住民税を財源とするべきです。
 以上の理由から、令和元年度三鷹市一般会計補正予算に反対をします。


◯委員(宍戸治重君)  令和元年6月議会補正予算案討論、三鷹市議会自由民主クラブ。
 市長は、市政を俯瞰的に見た時、施策の優先順位に疑問を感じ、活きいきとした三鷹の未来、「明日のまち・三鷹」実現に取り組む決意のもと、令和元年度補正予算編成にあたっての市政運営の基本的な考え方、5つの課題については市民、市議会、職員の理解と協力を得て段階的に取り組み、これからの施策の方向性については、第4次三鷹市基本計画の第2次改定において明らかにするとしている。5つの課題は、1、防災都市づくりに向けた検討と市庁舎等建てかえの再調整、2、三鷹駅南口中央通り東地区再開発の推進、3、地域で福祉を支えていくための人財づくり、4、待機児童の早期解消に向けた緊急対応、5、三鷹中央防災公園・元気創造プラザの総点検等が示されました。個々の政策について、その目的と実施方法、期限、財源などの指標を明確に明示すべきところであるが、第4次三鷹市基本計画の第2次改定に委ねるとしている。市長としての問題意識、優先順位のあり方等、リーダーシップを問われるところであることを指摘しておく。
 なお、市庁舎・議場棟等の建てかえは、災害発生時、市民の防災・減災の拠点、司令塔として、市民が安全に安心して暮らすことができるよりどころとして、市役所の機能維持を図るために、最優先課題と言える。基本構想、基本計画の策定は推進しつつ、劣化診断の結果を踏まえて、早急に対応すること。三鷹駅南口東地区の再開発のあり方、手法、進捗の加速化、計画に当たっては、最大の地権者であるURの持つ調整力に期待するところである。また、市庁舎等の建てかえは同時進行すべきである。幼児教育・保育の無償化、私立保育園の開設支援は少子化対策、待機児童の解消にとって必要な事業である。本事業は、施設利用者が対象とされているが、在宅子育て等の対象外の子どもへの保護者負担の軽減について、税の公平性の観点より、在宅子育て支援のさらなる充実に努めること。以上を指摘しておく。
 しかしながら、他の補正予算に計上した事業は、緊急性がある事業で、本来本予算に計上すべきものであり、国・都支出金を活用したものであることから、市政の安定と市民へのサービスの低下を招かぬよう申し添え、本補正予算にやむなく賛成する。
 以上。


◯委員(赤松大一君)  令和元年度の三鷹市一般会計補正予算(第1号)について、三鷹市議会公明党を代表して討論します。
 令和元年度の三鷹市一般会計補正予算編成に当たっては、私立認可保育園5園の開設支援による定員拡充やベビーセンサー等導入支援、学童保育所分室の設置、幼児教育・保育の無償化の円滑な推進等、子育て支援に取り組まれました。
 防災都市づくりに向けた検討と市庁舎等の建てかえの再調整においては、市庁舎、学校、コミュニティ・センターなどの役割を市民とともに協議し、明確にするとともに、旧耐震の民間マンションの建てかえや木造住宅密集地域への支援を一層推進していただきたい。
 市庁舎等の建てかえについては、劣化診断を早急に進めるとともに、資産を活用した事業手法については、慎重にも立ちどまることなくスピード感を持って取り組むこと。保育園の待機児童解消に当たっては、特に待機が多いゼロから2歳の解消のために行う調査を受け、有効な整備を早急に図り、学童保育所の待機児童解消に当たっても、早急に空き家、空き店舗を活用し、整備に取り組むことを望みます。
 令和元年度が、活きいきとした三鷹の未来、「明日のまち・三鷹」に向けたよきスタートとなることを祈念し、令和元年度の三鷹市一般会計補正予算(第1号)について、賛成といたします。


◯委員(大城美幸さん)  令和元年度(2019年度)三鷹市一般会計補正予算(第1号)に対する討論をします。
 日本共産党市議団は、今回の補正予算を、市民が主人公の視点から、市民の暮らしへの影響を第一に考えました。
 私どもは庁舎建てかえありきの3月の予算に反対しました。今回は、新しく市長となられた河村市長が組まれた補正予算です。
 第一に市庁舎建てかえを見直し、劣化診断を行い科学的根拠を明らかにして慎重姿勢で望むことを歓迎します。日本共産党は選挙戦の中で「庁舎より古い学校の建てかえを」と訴えてまいりました。学校についても老朽化診断を行い、優先順位を検討するとの答弁が得られました。
 学校体育館へのクーラー設置の取り組みも、本格予算と今回の補正予算で実施される2校の取り組みを早急に検証し、日々成長する子どもたちのために、毎年の猛暑・熱中症対策は喫緊の課題であり、さらなるスピード感を持って市内小・中学校22校全ての学校に空調設備が整備されるよう求めます。
 幼児保育無償化やプレミアム付商品券は消費税増税を財源としているという点では、問題があり、我が党は不公平税制などの是正による財源対策を提案しています。しかし、両事業は、市民にとって利益を得るものと理解しています。
 社会教育会館跡地の売却については、地域の集会所としての要望が近隣から出されており、いま一度見直しを求めます。市長が選挙戦の中で訴えていた駅前再開発やどんぐり山の人財活用については課題があり意見もあります。ゼロから2歳児の待機児童解消の緊急対応の公共施設や空き家の活用での調査研究も、保育士資格のある人を配置し、三鷹市がこれまで培ってきた保育の質の確保を維持向上させることが前提で検討されることを望みます。市民の切実な要望である認可保育園5園の開設支援を初め、学童の増設は、まだまだ待機児童解消には至りませんが、市として女性の就業率やマンション建設の動向等を考慮し、事前の対処に努力されたことは評価し、今後の待機児童解消に期待をします。
 よって、市庁舎建てかえを一旦立ちどまるとしたことと、喫緊の課題である保育園や学童の待機児童解消や体育館へのクーラー設置など市民要求を滞りなく実施することを重視して、補正予算に賛成します。


◯委員長(後藤貴光君)  これをもって討論を終了します。
 これより採決いたします。
 議案第13号について、お手元に御配付の附帯意見を付し、原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。
                   (賛成者挙手)
 挙手多数であります。よって本件は原案のとおり可決されました。
 以上で議案の審査は全て終了いたしました。
 補正予算審査特別委員会審査報告書は、次回に正副委員長案をお示ししたいと思います。なお、先ほど付された附帯意見につきましては、若干の字句の修正等、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
 御異議なしと確認いたします。
 続いて、次回委員会の日程について、本件を議題といたします。
 次回委員会の日程につきましては、6月27日木曜日、午後1時30分より開きます。文書による通知はいたしませんから、さよう御了承願います。
 その他、皆様から何かありますでしょうか。
                 (「なし」と呼ぶ者あり)
 なしということでございますので、本日は、これをもって散会いたします。お疲れさまでした。
                  午後4時10分 散会